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≪第85号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2016/1/5〜




1/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE


ACD2 2683
(CD)
\2100
サティ&プーランク/ ピアノ作品集
 プーランク:ナゼールの夜会
 サティ:3つのジムノペディ
 プーランク:3つの常動曲
 プーランク:即興曲より
  12番「シューベルトへのオマージュ」
  15番「エディット・ピアフへのオマージュ」
 サティ:嫌な気取り屋への3つのワルツ
 サティ:ジュ・トゥ・ヴ (ピアノ編曲:フランシス・プーランク)
 プーランク:8つの夜想曲
デイヴィット・ジャルバート(ピアノ)
 パリのエスプリ薫る作曲家サティとプーランクのピアノ小品集

 録音:2014年10 月

 「音楽界の異端児」エリック・サティと、彼の精神を引き継ぎつつフランス音楽界に新たな風をもたらしたフランシス・プーランク。フランスのエスプリ薫る2 人の作曲家のピアノ曲を集めたCD です。
当時の音楽の慣習やアカデミズムを嫌ったサティは、酒場のピアニストとして生計を立てながら反骨精神あふれる型破りな作品を発表し続けます。風変わりなタイトルも彼の大きな特徴で、このCD におさめられている「嫌な気取り屋への3 つのワルツ」もその1 つ。この「気取り屋」とはなんとサティ自身のことで、この曲はエキセントリックなダンディだった彼自身を、ユーモアとアイロニーが効いた音楽でパロディにしたものです。他にもサティの代名詞のような「ジムノペディ」や「ジュ・トゥ・ヴ」など、風変わりながらもおしゃれな「サティワールド」を堪能できます。
 サティと同時代を生きたフランスの作曲家プーランクは「フランス六人組」として知られる作曲家たちの一人。ラヴェルやドビュッシーらの霧がたゆたうような印象主義や、爛熟した後期ロマン派の濃厚な和声とは一線を画し、明晰でクリアな響きや、日常に根差した音楽の在り方を目指した「六人組」は、サティの音楽を一種のモデルとしてフランス音楽の新しい道を模索しました。
 このCD では「今世紀最大のメロディーライター」と称されるプーランクの洗練された小品の数々がおさめられています。シャンソンを思わせるような旋律や、明快さの中にのぞくプーランクならではの垢抜けた響きなど、プーランクの魅力が満載です。
20 世紀前半フランスのエスプリ溢れる響きをどうぞお楽しみください。
 

ACD2 2718
(CD)
\2100
ヴィエルヌ& ヴィドール: 合唱と2台のオルガンのためのミサ、モテット
 ヴィエルヌ:
  荘厳ミサ嬰へ短調 op.16、
  モテットop.18「このように大いなる奇跡を前にして」、
  モテットop.18「アヴェ・マリア」
 ヴィドール:
  ミサop.36、
  モテット「このように大いなる奇跡を前にして」op.18-1、
  モテット「詩編」83 op.23-1、
  モテット「汝はペテロなり」 op.23-2、
  モテット「死から蘇れリ」 op.23-3
ル・プティ・シャンテール・
 ドゥ・モン・ロワイヤル合唱団
ギルバート・パテナウデ(指揮)
レ・シャントレ・ミュジシャン
ヴァンサン・ブーシェ(グランドオルガン)
ジョナサン・オルデンガーム(オルガン)
 2 台オルガンの荘厳な響きヴィエルヌとヴィドールの2台オルガンと合唱のための作品集

 19 世紀後半から20 世紀前半にかけてフランスで作曲家、オルガニストとして活躍したルイ・ヴィエルヌとシャルル=マリー・ヴィドール。彼らの2 台のオルガンと合唱のための合唱作品集です。
 ヴィドールとヴィエルヌは師弟関係にあり、共に超絶技巧のオルガニストとして、また即興演奏の大家として名声を意のままにしました。ヴィドールの音楽が宗教儀式の荘厳さを重視していたのに対し、弟子であったヴィエルヌは感情、印象の表現に重きを置いていたと伝えられています。どちらの作品でも、小オルガンが合唱を支え、音楽が高まった時に大オルガンが参加したり、大オルガンが小オルガンと合唱と対話するように使われたりと、2 つのオルガンが様々に使い分けられることで、圧倒されるような厳かな響きから温もりのある優しい音まで幅広い表情が味わえます。
 このCD 収録曲の中には、1台のオルガンの版で演奏されることが多い曲もありますが、1 台では到底実現できない作曲者の意図した荘厳さが、このCD の2 台オルガンによる演奏ではしっかりと伝わります。
 演奏を手掛けるのは世界で活躍中のオルガニストであるヴァンサン・ブーシェとジョナサン・オルデンガーム、ヨーロッパの伝統的な少年合唱団をモデルに設立されたル・プティ・シャンテール・ドゥ・モン・ロワイヤル合唱団とその卒業生からなるレ・シャントレ・ミュジシャン。教会の中で育まれたヨーロッパ音楽の伝統を引き継ぐ豊かな世界が広がります。




CUGATE CLASSICS


CGC 012
(SACD HYBRID)
【再発売】
\2700
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラによるピアソラ&バルトーク!
 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
 バルトーク:
  弦楽のためのディヴェルティメント、ルーマニア民族舞曲
ベルリン・コンツェルトハウス
 室内オーケストラ
日下紗矢子(コンサートマスター)
 SACDハイブリッドで再発売!日下紗矢子がコンサートマスターを務めるベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラによるピアソラ&バルトーク!

 セッション録音:2013 年9 月19 日(バルトーク)、2014 年2 月20 日(ピアソラ)/ベルリン・コンツェルトハウス/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、日本語解説・帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 b-sharp レーベルより発売されていたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのピアソラ&バルトークがCUGATECLASSICS レーベルよりSACD ハイブリッド盤で再発売します。
 ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの芸術監督は、日下紗矢子( ベルリン・コンツェルトハウス管第1 コンサートマスター&読響兼任)。彼女のもと伝統を踏まえつつもフレッシュな新時代のアンサンブルとしてメキメキと成長を遂げています。
 バルトークの「弦楽のためのディヴェルティメント」は1939 年の夏にわずか2 週間で書き上げられた作品。交響的な響きを持ち、3 楽章構成となっており、タイトルとは裏腹に、第2 次世界大戦の直前であったためか、戦争の脅威を予感させ、高い技巧が要求される弦楽合奏は極めて厳粛な曲調となっています。
 「ルーマニア民族舞曲」はピアノ版が発表された後、オーケストラ版が作成されています。トランシルヴァニア地方の民謡を元に高揚感に満ちた作品です。いずれも、ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラは、バルトークの民族的な響きを巧みに表現し、密度の高いアンサンブルを鮮やかに披露しています。
 クラシック音楽、アルゼンチンの民俗音楽、ジャズを融合した「タンゴ・ヌエボ」を確立したピアソラ。アルゼンチン人の生活模様を描きだした「ブエノスアイレスの四季」はピアソラの代表作。様々な編曲版が存在しますが、ここではホセ・ブラガートによるピアノと弦楽オーケストラ版を使用しています。(旧品番:BS 0004(廃盤)/ レコード芸術特選盤)
 

CGC 011
(SACD HYBRID)
【再発売】
\2700
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのデビュー盤
 シューベルト&ショスタコーヴィチ

  シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調《死と乙女》 D.810
   (グスタフ・マーラーによる弦楽オーケストラ版)
  ショスタコーヴィチ:室内交響曲op.110a
   (ルドルフ・バルシャイによる弦楽四重奏曲第8番ハ短調の編曲)
ベルリン・コンツェルトハウス
 室内オーケストラ
ミヒャエル・エルクスレーベン
 (指揮・ヴァイオリン)
 SACDハイブリッドで再発売!ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのデビュー盤シューベルト&ショスタコーヴィチ

 セッション録音:2013 年3 月14 日/ベルリン・コンツェルトハウス(小ホール)/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、日本語解説・帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 b-sharp レーベルより発売されていたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのシューベルト&ショスタコーヴィチがCUGATE CLASSICS レーベルよりSACD ハイブリッド盤で再発売します。
 ベルリン・コンツェルトハウスは、東ベルリンの中心に位置するコンサートホールです。ここに所属するベルリン・コンツェルトハウス管(旧称ベルリン交響楽団)は、クルト・ザンデルリングのもと黄金時代を迎えた名門オーケストラ。2009 年には、室内アンサンブル「ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団」が発足しています。
 当ディスクは、彼らのデビュー盤。ここでは、シューベルト「弦楽四重奏第14 番《死と乙女》」(マーラーによる弦楽オーケストラ版)とショスタコーヴィチ「室内交響曲」(「弦楽四重奏曲第8 番のルドルフ・バルシャイによる編曲)という、ふたつのカルテットの弦楽合奏版が演奏されています。
 本盤の魅力は、シューベルトとショスタコーヴィチの鋭利な弦楽四重奏が、後期ロマン的な豊かな響きに読み替えられ、新たな側面を描き出していることでしょう。
 シューベルトがマーラーに霊感を与え、またマーラーがショスタコーヴィチに強い影響を及ぼしている事実も、このプログラムに知的な一貫性を与えています。
 ベルリン・コンツェルトハウス管は、ここ5 年ほどで団員の若返りを経験し、伝統を踏まえつつもフレッシュな新時代のオケに変貌しました。ドイツの新しい室内オーケストラの清新な演奏にご期待ください。(旧品番:BS 0003(廃盤))




LSO LIVE



LSO 0786
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
シューベルト=マーラー編「死と乙女」
 ショスタコーヴィチ=バルシャイ編「室内交響曲」

  ・シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
   (マーラー編曲による弦楽オーケストラ版)
  ・ショスタコーヴィチ:室内交響曲ハ短調 op.110a
   (バルシャイによる弦楽四重奏曲第8 番の編曲)
LSO弦楽アンサンブル
ロマン・シモヴィチ(リーダー)
 精鋭LSO弦楽アンサンブルの第2弾、シューベルト=マーラー編「死と乙女」ショスタコーヴィチ=バルシャイ編「室内交響曲」

 録音:2015年4月26日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD5.1 マルチチャンネル、ステレオ、60’
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニアリング、エディティング、ミキシング&マスタリング:Classic Sound Ltd

 SACD ハイブリッド盤。
 ロンドン響のコンサートマスター、ロマン・シモヴィチ率いるLSO 弦楽アンサンブルによる第2 弾アルバムでは、ふたつの傑作カルテットの弦楽合奏版が取り上げられています。
 弦楽合奏版編曲によるシューベルトの「死と乙女」は、すぐれた指揮者であったマーラーのたしかなセンスを証明するもので、変奏曲での慟哭表現、死神に追い立てられるかのような切迫した終楽章など、凄みと深みが一段と増した内容です。
 ショスタコーヴィチのお墨付きを得たバルシャイ編曲による弦楽四重奏曲第8 番もまた、オリジナルの性格を際立たせるもの。1960 年にわずか三日間で書き上げられたこの曲は、自身の名前のイニシャルをもじった音型を全曲の中心主題に扱うとともに、共通の音型主題を用いた交響曲第10 番といった自作の数々や、チャイコフスキーの「悲愴」の主題引用でも知られるいわくつきの作品で、当時のひどく落ち込んでいた精神状態を反映しているといわれます。
 その陰鬱なムードと緊迫感がそのまま投影された第1、第4、第5 楽章のラルゴを聴くと、ヴァイオリニスト、ヴィオリストとして弦楽四重奏に精通し、指揮者としてモスクワ室内管を組織したバルシャイによるアレンジの意味が強く理解されます。
 さらにここでは首席指揮者ゲルギエフを通じてショスタコーヴィチの語法を体得したことが、当アンサンブルの演奏に説得力を与えているようにおもわれます。
 鋭い切れ味を聴かせたデビュー盤「チャイコフスキー&バルトーク」とともに、柔軟で表現レンジの広いロンドン響弦楽セクションの魅力を味わえる一枚です。




GB RECORDS



BCGBCD 22
\2600→\2390
ギャヴィン・ブライヤーズ 「アーカイヴ・シリーズ」
 1975年録音の2つの名盤

  ギャヴィン・ブライヤーズ:
   イエスの血は決して私を見捨てたことはない
   タイタニック号の沈没
ギャヴィン・ブライヤーズ(指揮)
ハワード・リーズ&ハワード・デイヴィッドソン(ディレクター)
ザ・コックピット・アンサンブル
デレク・ベイリー(ギター)
マイケル・ナイマン(オルガン)
ジョン・ナッシュ(ヴァイオリン)
ジョン・ホワイト(テューバ)
クリストファー・ホブス(ファゴット)
サンドラ・ヒル(コントラバス)
ジョン・アダムズ(指揮)
サンフランシスコ音楽院ニュー・ミュージック・アンサンサンブル
ギャヴィン・ブライヤーズ(ピアノ)
アンジェラ・ブライヤーズ(ミュージック・ボックス)
エヴァ・ハート(スポークン・ヴォイス)
 ギャヴィン・ブライヤーズ 「アーカイヴ・シリーズ」1975年録音の2つの名盤が復刻!

 1975年に録音され、ブライアン・イーノのプロデュースによりObscure Recordsから発売、熱狂的な大ヒットとなったギャヴィン・ブライヤーズのアルバムが、ギャヴィン・ブライヤーズの自主レーベル "GB Records" から登場!
 リマスターを施されて蘇るのは「イエスの血は決して私を見捨てたことはない(Jesus' Blood Never Failed Me Yet)」と「タイタニック号の沈没(The Sinking of the Titanic)」のギャヴィン・ブライヤーズを代表する2つの傑作。ブライヤーズ・ファンやニューエイジ、ミニマル・ファンは大注目となる伝説的名盤の復刻です!

 録音:1975年、ベイシング・ストリート・スタジオ(ロンドン)
 

BCGBCD 23
\2600
ギャヴィン・ブライヤーズ&クリストファー・ホブス:
 アンサンブル・ピース

  クリストファー・ホブス:アラン
  ギャヴィン・ブライヤーズ:《1, 2, 1-2-3-4》
  ホブス:McCrimmon will never return
  ブライヤーズ:
   The Squirrel and the Ricketty Racketty Bridge
クリストファー・ホブス
 (チューブラー・ベル、トライアングル、
  ピアノ、他)
ジョン・ホワイト(リード・オルガン
トライアングル、ドラムス、他)
ギャヴィン・ブライヤーズ
 (リード・オルガン、トライアングル、
  コントラバス、ギター、他)
デレク・ベイリー(ギター)
フレッド・フリース(ギター)
ブライアン・イーノ(ギター)、他
 同じく、ブライアン・イーノ・プロデュースでObscure Recordsから発売されていたアルバム「アンサンブル・ピース」もGB Recordsからリマスターを施され登場!
 今回のリリースでは、オリジナルの「Obscure No.2」に収録されていたジョン・アダムズの「アメリカン・スタンダード」の代わりに、「Obscure No.8 Machine Music」に収録されていたブライヤーズの「The Squirrel and the Ricketty Racketty Bridge」がカップリングされている。

 録音:1975年&1976年、ベイシング・ストリート・スタジオ(ロンドン)
 

BCGBCD 12
\2600
ギャヴィン・ブライヤーズ:
 I have heard it said that a spirit enters

  3つのカナダの歌/
  I have heard it said that a spirit enters/
  Planet Earth/The Apple/ヴァイオリン協奏曲/
  The Porazzi Fragment/By the Vaar
ホリー・コール(ヴォイス)
ギャヴィン・ブライヤーズ(コントラバス)
グウェン・ホービグ(ヴァイオリン)
オーウェン・アンダーヒル(指揮)
CBC放送管弦楽団
 ギャヴィン・ブライヤーズがカナダのシンガー、ホリー・コールと共演し、CBC Recordsから発売されていたアルバムのリマスター盤。

 録音:2002年7月、CBCスタジオ1(バンクーバー)
 

BCGBCD 11
\2600
シルヴァ・カレドニア
 ギャヴィン・ブライヤーズ:
  コントラバス協奏曲《サンクトペテルブルグへの別れ》、
  メメント、シルヴァ・カレドニア
 トイヴォ・トゥレヴ: O Oriens
 ブライヤーズ:ザ・サモンズ、 Ian in the Broch
ダニエル・ニックス(コントラバス)
バイバ・ベルケ(メゾ・ソプラノ)
マレクス・ローベ(バリトン)
カスパルス・プトニンシュ(指揮)
エストニア国立男声合唱団
パルヌ・タウン・オーケストラ
 エストニア国立男声合唱団が歌うギャヴィン・ブライヤーズの合唱作品集。コントラバス協奏曲は、独奏コントラバス、バス合唱団、室内管弦楽団の編成による協奏曲。
 メゾ・ソプラノ、合唱と管楽器のための「O Oriens」は、エストニアの作曲家、トイヴォ・トゥレヴによる作品。

 録音:2007年11月、2008年2月、タリン




GLOBE


GLO 5260
\2500
オランダのダウランド 〜
 黄金時代のオランダにおける
  イギリスの旋律によるオランダの歌曲
カメラータ・トラジェクティナ
 中世とオランダ黄金時代の音楽を専門とするオランダの古楽アンサンブル、カメラータ・トラジェクティナ。イギリスのジョン・ダウランドの旋律をベースとした「オランダ語版」というユニークで貴重な好企画。

 2015年6月の録音。
 

GLO 5261
\2500
ワンデル・ファン・ニーウカーク:カダンツァ アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団
フランダース・リコーダー四重奏団
ラ・フォンテガーラ
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテット
ユーリ・ファン・ニーウカーク(ピアノ)
 1955年生まれのオランダ人作曲家、ヴィレム・ワンデル・ファン・ニーウカークのポートレート・アルバムは、世界一流のリコーダー・アンサンブルたちがそろい踏み。

 1985年から2015年にかけて作曲された作品を収録。




LABEL−HERISSON



LH 12
\2500→\2290
尹伊桑:室内楽作品集
 八重奏曲
 チェロのための《グリッセ》
 クラリネット、ホルンとバスーンのための《三重奏曲》
 バスーンのための《モノローグ》
 クラリネットと弦楽四重奏のための《五重奏曲第2番》
オクトゥール・ミレー
 激動の生涯を過ごした尹伊桑(1917−1995)の没後20周年を記念して製作されたフランスのアンサンブルによる室内楽作品集。
 オクトゥール・ミレーは、フランス放送フィル、フランス国立管、パリ室内管のメンバーによって結成された八重奏団。「ラベル・ヘリソン(Label-Herisson)」らしく、演奏、パッケージともにハイ・クォリティ。

 2012年−2013年の録音。




NIFC



NIFCCD 105
\2500→\2290

ショパンの時代の音楽 〜
 ノヴァコフスキ&クログルスキ:ピアノ室内楽作品集

  ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800−1865):
   ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.17
  ユゼフ・クログルスキ(1815−1842):
   ピアノ八重奏曲ニ短調 Op.6*

ネルソン・ゲルナー(ピアノ/スタインウェイ)
レナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)
エルジャン・クリバエフ(ヴァイオリン)*
カタジナ・ブドニク=ガウォンスカ(ヴィオラ)
マルチン・ズドゥニク(チェロ)
スワヴォミール・ロズラフ(コントラバス)
ヤン・クシェショヴィエツ(フルート)*
ラドスワフ・ソロカ(クラリネット)*

 ネルソン・ゲルナー率いるアンサンブル、知られざる19世紀ポーランドの室内楽!

 ショパンが生きた時代の音楽を世界に発信する、NIFC(ショパン・インスティテュート)の『ショパンの時代の音楽』シリーズ。ショパンと同時代のポーランドに生まれ、同じワルシャワ音楽院で学び、作曲家、ピアニスト、教師として活躍した二人の知られざる音楽家、ユゼフ・ノヴァコフスキとユゼフ・クログルスキの室内楽作品集が登場。
 ノヴァコフスキのピアノ五重奏曲は、シューベルトの「ます」と同じように、コントラバスを加えた形の五重奏。クログルスキのピアノ八重奏曲は、更にヴァイオリン1本とフルート、クラリネットが加わり多彩な表情を描いていく。
 アルゼンチン出身の世界的ショパン弾き、ネルソン・ゲルナーが牽引するのは、ポーランドを中心とした20代〜30代の若手有力奏者たちが集ったアンサンブル。
 ショパンだけではない、ポーランドの豊かな音楽文化を世に広める注目シリーズの最新作です!

 ※録音:2014年6月17日−18日&22日−23日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)






ノイダウアーの旧譜もご紹介しておきましょうね
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集
HAENSSLER
93 316
(2CD)
\4400


ノイダウアー, 満を持してモーツァルトの協奏曲
 指揮はヴァイル!

 モーツァルト:
  [CD1]
   ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 KV.207
   ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 KV.211
   ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 KV.219「トルコ風」
  [CD2]
   ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 KV.216
   ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 KV.218
   アダージョ ホ長調 KV.261
   ロンド ロ長調 KV.269
   ロンド ハ長調 KV.373

レナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・
 ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

 レオポルト・モーツァルト国際コンクールの覇者、麗しきヴァイオリニスト、ノイダウアー満を持してモーツァルトの協奏曲をリリース!

 録音:CD-1:2013 年7 月24-28 日、CD-2:2013 年10 月14-18 日、SWR スタジオ、カイザースラウテルン(セッション)/DDD、2h 11’03”

 麗しき女流ヴァイオリニスト、レナ・ノイダウアーが満を持してモーツァルトの協奏曲をリリース致します!デビュー盤となったシューマンのヴァイオリンと管弦楽のための作品全集(93 258)でもその実力と独特の濃厚な歌い回しで一躍人気ヴァイオリニストとなりましたが、今回のリリースは自身が長年あたためてきたモーツァルトです。というのもノイダウアーは2006 年にアウグスブルクのレオポルト・モーツァルト国際コンクールで第1 位を受賞しており、その演奏は言わずもがなの名演です(当コンクールの優勝者にはイザベル・ファウスト(1987 年)、ベンジャミン・シュミット(1991 年)など著名なヴァイオリニストを輩出しています)。ブルーノ・ヴァイルの好サポートのもと、瑞々しいこの上なく美しいモーツァルトを聴かせてくれます。名教師チュマチェンコの秘蔵っ子としてドイツをはじめヨーロッパ各地で活躍しているノイダウアーの決定的名盤の登場と言えましょう。

 レナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)
 1984 年ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト。3 歳でヴァイオリンを弾き始め、10 歳でオーケストラと初共演を果たす。ユリア・フィッシャーやアラベラ・美歩・シュタインバッハーと同世代のヴァイオリニストで、名教師アナ・チュマチェンコに師事。2006 年にアウグスブルクのレオポルト・モーツァルト国際コンクールで第1 位を獲得すると同時に、モーツァルト賞、R.シュトラウスのヴァイオリン協奏曲のベスト・パフォーマンスによりR. シュトラウス賞と聴衆賞も獲得。以降、クリストフ・ポッペンのほか、マリス・ヤンソンス、デニス・ラッセル・デイヴィスといった指揮者のもと、MDR 響、ミュンヘン室内管、ノイス・ドイツ・カンマーアカデミー、ベルギー国立管といったオーケストラと共演を果たす。出演コンサートの模様はドイツ国内外で幾度も放送される。近年、ノイダウアーはまた現代作品の演奏にも専念しており、アンサンブル・アンテルコンタンポランや、ピエール・ブーレーズ、新しい音楽のためのオーストリアのアンサンブル(OENM) などとも共演。ソロ活動とともに室内楽での活動も重要な位置を占めており、ザルツブルクのモーツァルト週間、メックレンブルク=フォアポンメルン、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン、ブラウンシュヴァイク・クラシックス、ホーエンシュタウフェン室内楽、トゥン・ガイア室内楽などの数々の音楽祭にも出演。使用楽器は1743 年製ロレンツォ・グァダニーニ。









PAVANE



ADW 7574
\2600→\2390
"新世界"と"モルダウ"の4手ピアノ版!ベルギーの新鋭デュオ・ソロ
 スメタナ:連作交響詩《わが祖国》より
  モルダウ(4手ピアノ版)、シャールカ(4手ピアノ版)
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95《新世界より》
  (4手ピアノ版)
デュオ・ソロ
 〔ステファニ・サルミン(ピアノ)&
  ピエール・ソロ(ピアノ)〕
 "新世界"と"モルダウ"の4手ピアノ版!ベルギーの新鋭デュオ・ソロが大活躍!

 大編成オーケストラからピアノ4手連弾へ。チェコ国民楽派の大作曲家ドヴォルザークとスメタナの名作中の名作、「新世界」と「モルダウ」の作曲者自身の編曲による"4手ピアノ版"!
 2010年にフランスのヴァルベール国際ピアノ・コンクール(4手ピアノのためのコンクール)で入賞するなど、近年評価を高めているベルギーのデュオ・ソロの絶妙のコンビネーションが、チェコの傑作たちの知られざる魅力を存分に聴かせてくれる。ピアノ・ファン、編曲ファン必聴!

 2015年2月の録音。




VANITAS


VA-07
\2600
カベソン:私の最後のため息 〜
 鍵盤楽器、ハープとビウエラのための作品集より
ラウラ・プエルト(チェンバロ、アルパ、オルガン)
ラファエル・ムニョス(ビウエラ)
ロス・アフェクトス・ディヴェルソス
 スペイン、バルセロナの古楽アンサンブル、ラ・フォリアなどで活躍する古楽系鍵盤奏者、ラウラ・プエルトと、同じくスペインの声楽アンサンブル、ロス・アフェクトス・ディヴェルソスのコラボレーションが創り出すスペイン・ルネサンス、アントニオ・デ・カベソンの世界。

 2014年の録音。



 

CPO



777819
\2700→\2490
カール・オルフ:歌劇「犠牲」Op.20
 菅原伝授手習鑑の「寺子屋」の段より
  カール・オルフ台本
キャスリン・レヴェク(ソプラノ)/
ライアン・マックニー(バス・バリトン)/
ウルリケ・ヘルツェル(メゾ・ソプラノ)/
マルクル・ブリュック(バリトン)/
エレナ・ツィトコーワ(メゾ・ソプラノ)/
ヤーナ・クルコーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ブルクハルト・ウルリヒ(テノール)/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団/
ジャック・ラコンブ(指揮)
録音 2012年5月18-19日 ベルリン・ドイツ・オペラ ライヴ収録
 文楽や歌舞伎でお馴染み、菅原道真の生涯を描いた「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)の中の一つの段である「寺子屋」は、宮仕えの身とは言え、道真の子供を守るために、わが子を身代わりにしなくてはならなかった松王丸とその妻千代の物語。
 この物語のドイツ語訳に感銘を受けたのが18歳のカール・オルフ(1895-1982)でした。彼は登場人物の名前はほとんどそのままに、内容も変えることなくこの物語をオペラにしたのです。
 オルフはこの日本の悲劇にギリシャ悲劇を重ね合わることで独自の見解を加え、日本という枠を超えた独創的な作品へと仕立て上げたのです。
 またこの作品に影響を受けた、あのワインガルトナーも同じ素材でオペラを書いています(cpo 777813)。
 

777233
(SACD-Hybrid)
\3100
オットリーノ・レスピーギ:管弦楽作品集
 1-4.リュートのための古風な舞曲とアリア 組曲 第1番/
 5-8.リュートのための古風な舞曲とアリア 組曲 第2番/
 9-12.リュートのための古風な舞曲とアリア 組曲 第3番/
 13.バレエ組曲「鳥」
ミュンヘン放送管弦楽団/
ヘンリー・ラウダレス(指揮)
録音 2009年4月28-30日,7月6-7日,9月17-18日 BR放送 第1スタジオ
 レスピーギ(1879-1936)の「リュートのための古風な舞曲とアリア」の3つの組曲は、なんと言っても第3組曲の「シチリアーノ」が有名で、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 タイトルに「リュートのための」とありますが、これは原曲が16世紀から17世紀のリュートのための曲であり、それをレスピーギが管弦楽曲として編曲したもので、彼らしい多彩な響きに満ちた興味深い曲となっています。
 「鳥」も同じく17世紀の曲を華やかな管弦楽曲に編曲したもので、極彩色の鳥たちが鳴き交わす様子が描かれた壮麗な作品になっています。この2つの組曲をSACDの高音質で収録した素晴らしい1枚です。
 

777947
(2CD)
\5400
ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス:「メサイア」HoWVI.6 マイケ・レルシュコ(ソプラノ)/
フリーデリケ・ベイキルヒ(ソプラノ)/
アンカトリン・ラーブス(メゾ・ソプラノ)/
パトリック・グラール(テノール)/
トビアス・ベルント(バス)/
セバスティアン・ヴァリティヒ(バス)/
ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル/
バツドルファー・ホーフカペレ/
マティアス・ユング(指揮)
録音 2014年6月5日 ドレスデン 聖アン教会 ライヴ収録
 ザクセン出身の教会作曲家ホミリウス(1714-1785)の生誕300年を記念して、彼縁りの地ドレスデンで行われた「メサイア」のライヴ収録です。J.S.バッハの弟子であり、またドレスデンの教会オルガニストとして活躍したホミリウスは、その生涯に10曲以上の受難曲を始め、150曲以上のカンタータ、60曲以上のモテットなど夥しい数の宗教曲を書いています。
 近年になって研究が進み、そのどれもがバロックから古典派への移行時期の重要な作品として評価されるようになってきました。この「メサイア」はそのタイトルにも拘わらずヘンデルのような「キリストの生涯」を描いたものではありません。
 18世紀当時のドイツの多くの場所で使われていた受難曲のテキストで、聖金曜日の礼拝のための作品と考えられています。
 


777961
\2100→\1890
マリオ・カステルヌオーヴォ・テデスコ:ピアノ五重奏曲集
 1.ピアノ五重奏曲 第1番/
 2.ピアノ五重奏曲 第2番 Op.155
マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(ピアノ)/
アーロン四重奏団
<メンバー:
 ルードヴィヒ・ミューラー(ヴァイオリン)/
 バルナ・コボリ(ヴァイオリン)/
 ゲオルク・ホフマン(ヴィオラ)/
 クリストフ・パンティロン(チェロ)>
録音 2014年2月14-16日 ウィーン ヤマハ・コンサート・ホール
 現代では「ギター曲の作曲家」として名前が知られているカステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)。彼は幼いころから音楽の才能に溢れ、9歳で最初のピアノ曲を作曲し19歳でフィレンツェ音楽院のピアノ科を終了、その後作曲科でピツェッティに師事し4年後に卒業資格を得ます。そしてイタリア気鋭の作曲家として次々と作品を発表することとなるのです。
 この2曲のピアノ五重奏のうち、第1番はイタリアのピアニスト、エルンスト・コンソーロの思い出のために書かれたもので、1932年に作品番号なしで出版されています。第2番は1951年、彼がビバリーヒルズで映画音楽を盛んに作曲していた頃のもので、トスカーナの田舎の思い出が反映された「陽気さと瞑想的な静けさ」を併せ持つ、表情豊かな作品となっています。
 


777998
\2700→\2490
ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト公2世:
 ヴァイオリン協奏曲全集 第1番‐第8番
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
 ヨハン・エルンスト公2世の協奏曲からの編曲集 BWV592a,982,987
アン・シューマン(ヴァイオリン)/
セバスチャン・クネーベル(ハープシコード)/
アンサンブル“フュルステン・ムジーク”
 音楽好きで知られたザクセン=ヴァイマール公国の君主、ヨハン=エルンスト公(1696-1715)は当時この地の実権を握っていたヴィルヘルム公の弟で、J.S.バッハも私設オーケストラに半年間務めたという経緯があります。
 このヨハン=エルンスト公の息子エルンスト公2世も少年時代から非凡な楽才を発揮し、天才貴公子として知られていました。
 バッハは彼のヴァイオリン協奏曲の中から2曲をオルガン用(BWV592、595)に、3曲をチェンバロ用(BWV982、984、987)に編曲し、オルガン独奏用に編曲されたBWV592を、さらにチェンバロ版したものが592aとなります。
 このアルバムでは、原曲である公子のヴァイオリン協奏曲を6曲全て収録、18歳という若さでこの世を去ってしまった知られざる天才の作品が完全な形でお聞きいただけます。
  


777911
\2700→\2490
魂の曲作り
 ドロテー・ミールズ(ソプラノ)も

 1-3.カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):四重奏曲 イ長調/
 4.ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  アリア「L’Augelletto in lacci stretto」/
 5-6.アーベル:
  チェンバロと2台のヴァイオリン、通奏低音のためのコンチェルト ニ長調/
 7-9.アーベル:四重奏曲 変ロ長調/
 10.アーベル:アリア「Frena le belle lagrime」
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)/
ハンブルク・ラーツムジーク/
シモーネ・エッケルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮)
録音 2014年1月19-22日 エッケルンフェルデ 聖ニコライ教会
 ヴィオラ・ダ・ガンバの名手として知られたカール・フリードリヒ・アーベルは、1748年J.S.バッハの推薦でヨハン・アドルフ・ハッセの宮廷楽団に入団、ここに10年間在籍したと言われます。
 そしてそのアーベルの友人が未完の長編小説「紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」の作者として知られる作家ローレンス・スターン(1713-1768)です。スターンは巧みにガンバを弾き、またアーベル作品の良き聴き手でもありました。
 スターンは繰り返しアーベルを優れたガンバ奏者として人々に紹介していたということです。
 このアルバムはそんなアーベルの室内楽曲を中心に、ソプラノのためのアリアを1曲と、ハッセのアリアを1曲収録、2曲のアリアを歌うのは古楽界を代表する歌姫ドロテー・ミールズという素晴らしい1枚となっています。
 シモーネ・エッケルトの見事なガンバに耳を奪われます。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DOREMI



DHR 8044
(3CD)
\7200→\6590

ディノ・チアーニ Vol.2

 CD1
  ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
    フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
    アルド・チェッカート(指揮)
    録音:1971 年11 月26 日/サル・プレイエル(パリ)、ライヴ
  ショパン:2つの夜想曲Op.27 第1番嬰ハ短調
  チャイコフスキー:6つの小品Op.19 より第4番 夜想曲嬰ハ短調
  メンデルスゾーン:
   無言歌集 第6巻Op.67第4番 ハ長調「紡ぎ歌」、「ミツバチの結婚」
    録音:1965年
  ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58
    録音:1973年
 CD2
  ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126
  バルトーク:野外にて
    録音:1970 年2 月14 日/フィレンツェ、ライヴ
  リスト:バッハの動機による変奏曲S.180
    録音:1961 年10 月/ブダペスト、ライヴ
  シューマン:
   森の情景Op.82 より第7番「予言鳥」、
   幻想小曲集Op.12 より第3番「なぜ」
  シューベルト:4つの即興曲集Op.90 より
   第2番変ホ長調、第3番変ト長調
  リスト:
   愛の夢、超絶技巧練習曲集 第12番「雪あらし」、ラ・カンパネラ
    録音:1965年
 CD3
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ 第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
   ピアノ・ソナタ 第31番変イ長調Op.110
   ピアノ・ソナタ 第4番変ホ長調Op.7
   ピアノ・ソナタ 第10番ト長調Op.14-2 第3楽章
    録音:1973 年11 月14 日/ヴェローナ、ライヴ
ディノ・チアーニ(ピアノ)
 夭折の天才、ディノ・チアーニ

  1974 年33 歳の若さで交通事故のために夭折した天才、ディノ・チアーニ(1941-1974)。ポリーニと同世代のチアーニは、20 歳の時フランツ・リスト・ピアノ・コンクール(ブダペスト)で準優勝に輝き、その後破竹の勢いで活躍し、幅広いレパートリーを情熱的な演奏で人々を魅了しました。
 このディスクは、1965 年から1973 年までの演奏を集めた3 枚組。健在であれば、現在のピアノ界に大きな影響を与えたであろう伝説のピアニストの演奏をじっくりと聴くことができます。


 
NIFC


NIFCCD 045
\2500→\2290
アンジェイ・チャイコフスキ 〜
 第5回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/即興曲第3番変ト長調 Op.51/
   練習曲第16番イ短調 Op.25-4/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/
   前奏曲嬰ハ短調 Op.45/練習曲第10番変イ長調 Op.10-10/
   マズルカ第35番ハ短調 Op.56-3/マズルカ第40番ヘ短調 Op.63-2/
   マズルカ第33番ロ長調 Op.56-1/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/
   ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
アンジェイ・チャイコフスキ(ピアノ)
ズジスワフ・ゴルジンスキ(指揮)*
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団*
 アンジェイ・チャイコフスキ、1955年ショパン・コンクール・ライヴが登場!

 NIFC(ショパン・インスティテュート)から、1955年に行われた第5回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴという貴重な録音が登場。
 アンジェイ・チャイコフスキ(アンドレ・チャイコフスキー/1935−1982)は、この第8回ショパン・コンクールで第8位に入賞し、ベルギーに留学、1956年のエリザベート王妃国際コンクールでは第3位に輝き、コンサート・ピアニストとして活躍。また、作曲家としての活動でも知られ、アンジェイ作曲のピアノ作品集や歌劇なども録音されているポーランドの音楽家。
 ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト&作曲家として大きな期待を抱かれながら、47歳で早世してしまったアンジェイ・チャイコフスキの勇姿が刻み込まれている。

 ※録音:1955年2月23日、3月11日、3月18日、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール





 

VAI(CD)



VAIA 1280
(CD)
\2100→\1890
ティート・スキーパ/ イン・コンサート(1939-1959)
 ・1939年第1回ベルリン公演
  トスティ:マレキアーレ、理想の人/スカルラッティ:フロリンドが誠実なら/
  ソデーロ:ニーナが床に臥して三日になる/
  ペルゴレージ:ニーナが床に就いて3日/
  デ・クルティス:帰れソレントへ/バルテルミ:誰があなたを忘れようか
 ・1939年第2回ベルリン公演
  トスティ:理想の人、かわいい口もと/スカルラッティ:フロリンドが誠実なら/
  ペルゴレージ:ニーナが床に就いて3日、あなたが私を愛しているなら/
  ソデーロ:おやすみ、赤ちゃん
   ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
 ・1942 年ベルリン公演
  チレア:「アルルの女」より いつもの羊飼いの物語
  ヴェルディ:「リゴレット」よりアリア「彼女の涙が見えるようだ」
   ベルリン放送交響楽団、フランツ・マルシャレク(指揮)
 ・1959 年オランダ公演
  トスティ:マレキアーレ/バルテルミ:誰があなたを忘れようか/
  ビクシオ:生きる、帰っておいで、いとしい人/
  ラカジェ:アマポーラ/パラシオス:グラナダ「アンダルシアの歌」
   フランス・ベールツネイデル(ピアノ)
   58’03
ティート・スキーパ(テノール)
 


VAIA 1281
(CD)
\2100→\1890
ティート・スキーパ/ 歌曲&アリア集(1955-1964)
 ・1955 年ミラノ
  ピサーノ:5月の一夜/バルテルミ:誰があなたを忘れようか/
  デンツァ:フニクリ・フニクラ/ヴァレンテ:情熱/
  カスラール:君を待つ/ジャンテ:太陽への憧れ/
  オリヴィエ—ロ:お聞きよ、ロバ公/
  スキーパ/ディ・ジャコモ:ピアノと夜
   カンツォーネ・ナポリ・オーケストラ
   ムーノ・カンピーノ(指揮)
 ・1957年モスクワ
  スカルペッリ:モノリータ/バルテルミ:誰があなたを忘れようか/
  トスティ:マレキアーレ/クルティス:帰れソレントへ/
  オリヴィエーロ:お聞きよ、ロバ公/
  パラシオス:グラナダ「アンダルシアの歌」
   アレクサンドル・エロヒン(ピアノ)
 ・1962年ワシントン公演
  ヘンデル:オラトリオ「セメレ」〜
   そなたの赴くところ、何処にも〜オラトリオ「セメレ」
  ドニゼッティ:
   歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」、
   歌劇「ドン・パスクアーレ」より「遥かなる土地を求めて」
  フロートー:歌劇「マルタ」より
   ライオネルのアリア「ああ、かくもすなおで愛らしい」
    カルロ・アマート(ピアノ)
 ・1964年ニューヨーク
  スカルラッティ:歌劇「ポンぺオ」より「私を苦しめないで」
  グルック:歌劇「パリーデとエレーナ」より「おお、私のいとしい人よ」
  プッチーニ:歌劇「つばめ」より
   「僕の家に来ると言ってくれ」
   「まさか!私をひとりにしないで」、歌曲「ディアナ賛歌」
  マスカーニ:歌劇「イリス」より「窓を開けよ」
  ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」より「愛さずにはいられぬこの思い」
 ・ボーナストラック:
  ティート・スキーパ インタビュー(1962年)
   70’27
ティート・スキーパ(テノール)
 イタリアの名テノール、ティート・スキーパ

 イタリアの名テノール、ティート・スキーパ。20 世紀前半に活躍し、甘い歌声で一世を風靡しました。
 この2 つのアルバムは、50 歳から最晩年にかけての歌声を収録しています。オペラ・アリアはもちろんスキーパの美声を生かしたカンツォーネや歌曲が集められており、亡くなる直前までリサイタルを行っていたスキーパの歌声を楽しむことができます。

<メジャー・レーベル>

DG



4795305
\2300→\2090
《ユーディ・メニューインに捧ぐ》
 1) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調MVW.03,
 2) ビシャーラ・アル=フーリー:アンフィニッシュド・ジャーニー,
 3) スティーヴ・ライヒ:デュエット,
 4) ヴィヴァルディ:2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.522,
 5) ジョン・タヴナー:天使の歌,
 6) ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:アダージョ・アダージョ,
 7) エルガー:愛の挨拶Op.12,
 8) バルトーク:「44のヴァイオリン二重奏曲Sz.98」より第35, 28, 36番,
 9) ジョルジュ・エネスコ:Hora Unirii,
 10) ジョー・クネマン:ルーマニア風,
 11) ラヴェル:カディッシュ
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)/
バーゼル室内管弦楽団(1,2,3,4,5),
ベルリン・ドイツ室内アンサンブル(7,10),
シモス・パパナス(ヴァイオリン:3,4),
アヴィ・アヴィタル(マンドリン:10),
ジャック・アモン(ピアノ:6,7,9,10,11),
ダニエル・ロザコヴィッチ(ヴァイオリン:8),
チェン・レイス(ソプラノ:5), 他
 ダニエル・ホープによるメニューインとの思い出の曲集
 ダニエル・ホープは1974年南アフリカのダーバンに生まれ、母がユーディ・メニューインの秘書を務めていた縁もあって11歳でメニューインの招きによりドイツのテレビでバルトークのデュオを共演しました。
 これを契機にメニューインとは60回を越す共演を重ね、彼の最後のコンサートでも出演するなど、メニューインの最も身近でその芸術に接することができた弟子の一人でした。
 2016年のメニューイン生誕100年を記念して組み立てられたプログラムは、いずれもメニューインとの思い出が詰まった作品。「バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲」からの曲は、2015年メニューイン・コンクール、ジュニア部門で優勝した素晴しい14歳のヴァイオリニスト、ダニエル・ロザコヴィッチとのデュエット。
 ジプシー音楽にも深い愛情を注いだメニューインらしく、ジプシー・スタイルの作品も選ばれ、ゲストとしてマンドリンのアヴィ・アヴィタルも参加。様々なスタイルの作品が巧みに選ばれ、ダニエル・ホープの磨き抜かれたヴァイオリン・トーンが聴き手を魅了します。
 《録音》2015年9月, ミュールハイム、マルティンズ教会, ベルリン、テルデックス・スタジオ
 .


4795563
\2300→\2090
《アルゲリッチ&バレンボイム/ライヴ・イン・ブエノスアイレス》
 シューマン/ドビュッシー編曲:カノン形式による6つの小品 (作品56から)
 ドビュッシー:白と黒で
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz110
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ペドロ・マヌエル・トレホン・ゴンザレス(打楽器)、
レフ・ロフトス(打楽器)

 ブエノスアイレス出身の巨匠2人が故郷で行ったピアノ・デュオ・ライヴ。
 現代を代表する巨匠ピアニスト2人、アルゲリッチとバレンボイムは共にアルゼンチンに生まれ、互いの成長に刺激されつつ育った幼馴染。
 15年ぶりに共演した2014年4月のベルリンでのライヴ盤CD(479-3922)が反響を呼び、さらに2014年8月のブエノスアイレスでの共演はダウンロードのみで発売されて話題となりました。
 当盤は第3弾となる昨夏行われた共演ライヴ。二人にとってなつかしき土地、ブエノスアイレスで繰り広げられた刺激的な演奏が、聴き手を興奮の坩堝に誘います。

録音:2015年7月
 


4795566
(CD)
\2300→\2090
「ポスト・クラシカル」
《マックス・リヒター:Songs from Before》

 1) Song, 2) Flowers for Yulia, 3) Fragment,
 4) Harmonium, 5) Ionosphere, 6) Autumn Music 1,
 7) Time Passing, 8) Sunlight, 9) Lullaby,
 10) Autumn Music 2, 11) Verses, 12) From the Rue Vilin
マックス・リヒター(ピアノ、エレクトロニクス), 他
4795552
(LP)
\3900
 ポスト・クラシカルの融合美サウンド
 睡眠中の人の心に向けた音楽「SLEEP」で、注目されているドイツ出身のポスト・クラシカル・コンポーザー、マックス・リヒター。
 この「Songs From Before」は彼が2006年に発表した3枚目のフルアルバムです。その前年に「ポスト・クラシカル」という用語を初めて使ったというリヒターの音楽は、チェロ、ヴァイオリンなどのストリングスと、エレクトロニクス、そしてミニマル(小さなフレーズから構成されるパターン・ミュージック)が融合した美しいサウンドが特徴。
 
また村上春樹の小説からのテキストの朗読が挿入されることで、音楽が瞬時中断され、ふと物思いにふけるような感傷を伴うのも印象的です。 《録音》2005〜2006年
  
限定盤

4795553
(64CD)
\26000→\23990
《レナード・バーンスタイン・コレクション Vol.2》
【CD1】
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」〜
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1987年)/
【CD2-3】
 マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」〜
  バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ), クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ),
  ウェストミンスター合唱団, ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1987年)/
【CD4-5】
 マーラー:交響曲第3番ニ短調〜
  クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ), ブルックリン少年合唱団,
  ニューヨーク・コラール・アーティスツ, ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1987年)/
【CD6】
 マーラー:交響曲第4番ト長調〜
  ヘルムート・ヴィテク(ボーイ・ソプラノ),
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1987年)/
【CD7】
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調〜
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1988年)/
【CD8-9】
 マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」〜
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1988年)/
【CD10-11】
 マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1985年)/
【CD12-13】
 マーラー:交響曲第10番嬰ヘ短調よりアダージョ〜
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1974年),
 マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」〜
  マーガレット・プライス, ジュディス・ブレゲン, ゲルティ・ツィオマー(ソプラノ),
  トゥルデリーゼ・シュミット, アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ), ケネス・リーゲル(テノール),
  ヘルマン・プライ(バリトン), ジョゼ・ヴァン・ダム(バス),
  ウィーン少年合唱団, ウィーン国立歌劇場合唱団, ウィーン楽友協会合唱団,
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1975年)/
【CD14-15】
 マーラー:交響曲第9番ニ長調〜
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1985年)/
【CD16】
 マーラー:交響曲第9番ニ長調〜
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1979年)/
【CD17】
 マーラー:大地の歌〜
  ジェームス・キング(テノール),
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1966年)/
【CD18】
 マーラー:子供の不思議な角笛〜
  ルチア・ポップ(ソプラノ),
  アンドレアス・シュミット(バリトン), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1987年)/
【CD19】
 マーラー:さすらう若人の歌, 亡き子を偲ぶ歌, リュッケルトの詩による5つの歌曲〜
  トーマス・ハンプソン(バリトン), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1988, 1990年)/
【CD20】
 メンデルスゾーン:
  序曲「フィンガルの洞窟」Op.26, 交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」〜
   イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1979年)/
【CD21】
 メンデルスゾーン:
  交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」,
  交響曲第5番ニ短調Op.107「宗教改革」〜
   イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1978年)/
【CD22】
 モーツァルト:
  交響曲第29番イ長調 K.201, 交響曲第25番ト短調 K.183,
  クラリネット協奏曲イ長調 K.622〜
   ペーター・シュミードル(クラリネット), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1987, 1988年)/
【CD23】
 モーツァルト:
  交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」,
  交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1984年)/
【CD24】
 モーツァルト:
  交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」,
  交響曲第38番ニ長調 K.504「プラハ」〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1984, 1985年)/
【CD25】
 モーツァルト:
  交響曲第39番変ホ長調 K.543, 交響曲第40番ト短調 K.550〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1981, 1984年)/
【CD26】
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450, 交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1966年)/
【CD27】
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.457,
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜
  レナード・バーンスタイン(ピアノ&指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1981, 1971年)/
【CD28】
 モーツァルト:
  アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618,
  エクスルターテ・ユビラーテK.165, ミサ曲ハ短調 K.427〜
   アーリーン・オジェー(ソプラノ), フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ),
   フランク・ロパード(テノール), コルネリウス・ハウプトマン(バス),
   バイエルン放送交響楽団&合唱団(録音:1990年)/
【CD29】
 モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626〜
  マリー・マクローリン(ソプラノ), マリア・ユーイング(メゾ・ソプラノ),
  ジェリー・ハドレー(テノール), コルネリウス・ハウプトマン(バス),
  バイエルン放送交響楽団&合唱団(録音:1988年)/
【CD30-31】
 プッチーニ:歌劇「ボエーム」(全曲)〜
  ジェリー・ハドリー(テノール:ロドルフォ), アンジェリーナ・レオー(ソプラノ:ミミ),
  トーマス・ハンプソン(バリトン:マルチェッロ),
  バーバラ・ダニエルズ(ソプラノ:ムゼッタ),
  ジェイムズ・バスタレード(バリトン:ショナール), ポール・プリシュカ(バス:コルリーネ), 他,
  ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団(録音:1987年)/
【CD32】
 シューベルト:
  交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」,
  交響曲第5番変ロ長調D.485〜アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1987年)/
【CD33】
 シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「グレート」〜
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1987年)/
【CD34】
 シューマン:
  交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」,
  交響曲第4番ニ短調 Op.120〜ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1984年)/
【CD35】
 シューマン:
  交響曲第2番ハ長調 Op.61,
  チェロ協奏曲イ短調Op.129〜
   ミッシャ・マイスキー(チェロ), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1985年)/
【CD36】
 シューマン:
  交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」,
  ピアノ協奏曲イ短調Op.54〜
   ユストゥス・フランツ(ピアノ), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1984年)/
【CD37-38】
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第1番ヘ短調 Op.10,
  交響曲第7番ハ長調 Op.60「レニングラード」〜シカゴ交響楽団(録音:1988年)/
【CD39】
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第6番Op.54, 交響曲第9番Op.90〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1986, 1985年)/
【CD40】
 シベリウス:交響曲第1番 ホ短調Op.39〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1990年)/
【CD41】
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調Op.43〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1986年)/
【CD42】
 シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調Op.82, 交響曲第7番 ハ長調Op.105〜
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1987, 1988年)/
【CD43】
 R.シュトラウス:
  歌劇「サロメ」Op.54から終曲のモノローグ,
  歌劇「サロメ」Op.54から7つのヴェールの踊り, ツェツィーリエ Op.27-2,
  子守歌Op.41-1, 君を愛す Op.37-2, あした Op.27-4, 献呈 Op.10-1〜
   モンセラート・カバリエ(ソプラノ), フランス国立管弦楽団(録音:1977年)/
【CD44】
 ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲 , 「プルチネッラ」組曲〜
  イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1984年)/
【CD45】
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ, バレエの情景〜
  イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1982, 1984年)/
【CD46】
 ストラヴィンスキー:春の祭典〜
  イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1982年)/
【CD47】
 ストラヴィンスキー:交響曲ハ調, 3楽章の交響曲(録音:1984, 1982年)/
【CD48】
 ストラヴィンスキー:結婚〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ), クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ),
  イギリス・バッハ祝祭合唱団, イギリス・バッハ祝祭打楽器アンサンブル, ミサ曲〜
  イギリス・バッハ祝祭合唱団, イギリス・バッハ祝祭管弦楽団(録音:1977年)/
【CD49】
 チャイコフスキー:
  交響曲第5番へ短調Op.36,
  幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32〜
   ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1989年)/
【CD50】
 チャイコフスキー:
  交響曲第5番ホ短調Op.64,
  幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1988, 1989年)/
【CD51】
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.76「悲愴」〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1986年)/
【CD52】
 チャイコフスキー:
  幻想序曲「ロメオとジュリエット」,
  幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32〜
   イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1978年)/
【CD53】
 チャイコフスキー:
  幻想序曲「ハムレット」Op.67, スラヴ行進曲Op.31,
  イタリア奇想曲Op.45, 序曲「1812年」Op.49〜
   イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1984年)/
【CD54】
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104,
 ブロッホ:シェロモ〜
  ミッシャ・マイスキー(チェロ), イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1988年)/
【CD55-58】
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)〜
  ペーター・ホフマン(トリスタン), ヒルデガルト・ベーレンス(イゾルデ),
  イヴォンヌ・ミントン(ブランゲーネ), ベルント・ヴァイクル(クルヴェナール),
  ハンス・ゾーティン(マルケ王), ヘリベルト・シュタインバッハ(メロート),
  ハインツ・ツェドニク(牧童), トマス・モーザー(水夫),
  ライムント・グルムバッハ(舵手),
  バイエルン放送交響楽団&合唱団(録音:1981年)/
【CD59】
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」と解説(Musical Analysis)付き〜
   ニューヨーク・スタジアム交響楽団(録音:1953年)/
【CD60】
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」と解説(Musical Analysis)付き〜
   ニューヨーク・スタジアム交響楽団(録音:1953年)/
【CD61】
 シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61と解説(Musical Analysis)付き〜
  ニューヨーク・スタジアム交響楽団(録音:1953年)/
【CD62】
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98と解説(Musical Analysis)付き〜
  ニューヨーク・スタジアム交響楽団(録音:1953年)/
【CD63】
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」と解説(Musical Analysis)付き〜
  ニューヨーク・スタジアム交響楽団(録音:1953年)/
【CD64(ボーナスディスク)】
 バーンスタイン:ファンシー・フリー(抜粋), オン・ザ・タウン(抜粋)〜
  オリジナル・キャスト・レコーディング(録音:1945, 1946年)
 大変おまたせしました!
 2018年の生誕100年に向けての特別セット第二弾発売
 偉大なる作曲家、指揮者、ピアニストであったバーンスタインの、グラモフォン録音を集大成したボックス第二弾です。
 どのレパートリーでも各オーケストラの伝統的な演奏様式とバーンスタインの迸るような情熱が見事なまでに一体化した、密度の濃い演奏が繰り広げられています。
 今回のボックスではDGだけでなく、Decca, 旧Philipps, 旧MCAの音源も含まれております。ボックスの仕様はVol.1と同様で、コレクター心を刺激するLPサイズ(30cm×30cm)で、LPサイズ・ブックレットには、作家のナイジェル・メシオネによるバーンスタインの手紙、バーンスタインの娘であるジェイミー・バーンスタインによる特別寄稿、「Bernstein Talking About Music」の復刻編集者であるマイケル・グレイによるエッセイなどが収録される予定です(英・独・仏のみ)。
 ボーナスディスクとして、「ファンシー・フリー」「オン・ザ・タウン」(抜粋)の、1945&1946年のオリジナル・キャストによる録音音源が収録されています。




ARCHIV



4794595
\2300→\2090
《マグダレーナ・コジェナー/モンテヴェルディに寄す》
 1) モンテヴェルディ:春風戻りて SV.251,
 2) モンテヴェルディ:ニンファの嘆き SV.163,
 3) あの高慢なまなざし SV.247,
 4) ウッチェリーニ:ラ・ベルガマスカのアリア,
 5) モンテヴェルディ:恥辱を受ける后(「ポッペアの戴冠」より),
 6) モンテヴェルディ:かぐわしき唇よ、なんという甘美さで SV.139,
 7) ウッチェリーニ:ポリチーオの踊り,
 8) モンテヴェルディ:さらばローマよ(「ポッペアの戴冠」より),
 9) 美しいお嬢さん SV.235,
 10) マリーニ:4声のパッサカリア,
 11) モンテヴェルディ:タンクレディとクロリンダの戦い SV.153,
 12) モンテヴェルディ:ただあなたを見つめ(「ポッペアの戴冠」より)
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ),
アンドレア・マルコン(指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル/
アンナ・プロハスカ(ソプラノ:1,12),
デイヴィッド・フェルドマン(カウンターテナー:9),
ヤーコプ・ピグラム(テノール:2),
ミヒャエル・フェイファー(テノール:2),
ルーカ・ティトット(バス:2,9),
 コジェナー、イタリア初期バロックへの冒険
 マグダレーナ・コジェナーの新作はイタリア初期バロックの大家、モンテヴェルディのマドリガーレやオペラからの歌曲を収録。
 モンテヴェルディだけでなく彼の同時代に活躍した作曲家たちの器楽曲をはさみながらバランスよくプログラミングされたアルバムといえましょう。
 コジェナーの自然な即興的表現による見事な歌唱、アンドレア・マルコンの歌を引き立てた器楽統率も見事。アルバム冒頭と最後に配置されたアンナ・プロハスカとのデュエットも絶品です。
 モンテヴェルディによる作曲技法上の様々な試みも堪能できる素晴らしいアルバムです。
 《録音》2014年11月, フランス、オセール、ゲールマン教会



 

DECCA



4788764
(2CD)
\4600→\4190
ヘンデル:歌劇「アルミニオ」(全曲) マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー:アルミニオ),
レイラ・クレア(ソプラノ:トゥスネルダ),
ルクサンドラ・ドノーセ(メゾ・ソプラノ:ラミーゼ),
ヴィンス・イ(カウンターテナー:シギスモンド)、
フアン・サンチョ(テノール:ヴァロ),
シャヴィエ・サバータ(カウンターテナー:トゥリオ)、
ペトロス・マゴウラス(バス:セジェスタ),
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア(ピリオド楽器オーケストラ)
 ツェンチッチを筆頭に、見事な表現力が光る名盤
 歌劇「アルミニオ」はヘンデルが1737年に作曲した後期のオペラ作品。録音される機会も稀な作品の為、ヘンデル・オペラ・ファン待望の新盤登場といえましょう。
 ツェンチッチがタイトル・ロールのアルミニオを歌い、技巧的な曲から広域で美しい旋律をゆったりと歌い上げる曲まで、安定した歌唱で聴き手を魅します。そして美声の持ち主のサバータ、新人ながら声量と美声で圧倒的な存在感のあるヴィンス・イといった欧州で人気のカウンターテナーも名唱を聴かせています。
 人気バロック歌手というだけでなく、表現力に長けた歌手らが脇を固め、ペトルー指揮による説得力の高い緊密なアンサンブルが、このオペラに新しい生命を吹き込んでいます。
 


4788837
\2300→\2090
全集(36枚組)の発売は2016年内を予定
 ダントーネ(指揮)& アカデミア・ビザンティーナ
  《ハイドン:交響曲第78〜81番》

 ハイドン:
  交響曲第78番ハ短調, 交響曲第79番ヘ長調,
  交響曲第80番ニ短調, 交響曲第81番ト長調,
   (H.C.ロビンス・ランドン校訂版使用)
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)
 アカデミア・ビザンティーナ

 完成間近!前人未踏のピリオド楽器によるハイドン交響曲全集予告篇
 ダントーネはミラノのヴェルディ国立音楽院でオルガンとチェンバロを学んだ後、チェンバロにとって重要なパリ(1985年)とブルージュ(1986年)の国際コンクールにて入賞。若くしてコンサートのキャリアを積み、聴衆と批評家の注目を集めました。
 1996年よりラヴェンナの「アカデミア・ビザンティーナ」の音楽監督やミラノ・スカラ座をはじめ、様々な歌劇場やフェスティヴァルでのバロック・オペラの指揮を務めてきています。
 これまで録音としてはバロックのチェンバリストと指揮というイメージが強いダントーネですが、今回はハイドンの交響曲に着手。
 かつてホグウッドがロビンス・ランドンとの徹底的な研究の上で進めていた全集計画は8割の録音をした段階で残念ながら中止となってしまいました。
 ダントーネ&アカデミア・ビザンティーナは、短期間で集中的に録音を行うことによって、完成度の高い演奏が期待できます。全集(36枚組)の発売は2016年内を予定しており、ピリオド楽器による初のハイドン交響曲全集となります。
 今回そのプロモーション盤として、後期の作品としてはあまり演奏されない第78〜81番を収録したものを特別価格で発売。まずはこちらをお聴きいただき、最先端のバッハの交響曲全集にご期待下さい。

 《録音》2015年7月, イタリア、ラヴェンナ、ゴルドーニ劇場
 
4824615
\2300
《クラシカル・パラダイス》
 シューベルト:アヴェ・マリア,
 フォーレ:ピエ・イエズ,
 J.S.バッハ:主よ,人の望みの喜びよ,
 カッチーニ:アヴェ・マリア,
 シューベルト:君こそわが憩い,
 ロイド・ウェバー:ピエ・イエズ,
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス,
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ,
 グノー:悔悟,
 フランク:天使の糧,
 シューベルト:子守歌,
 ワーグナー:天使,
 モーツァルト:涙の日,
 ラフマニノフ:生神童貞女や慶べよ,
 J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア,
 フォーレ:ラシーヌの雅歌,
 バーンスタイン:シンプル・ソング,
 ラフマニノフ:すべてのものの主,
 マスカーニ:聖なるマリアよ,
 ラミレス:キリエ,
 メンデルスゾーン:歌の翼に,
 ブルックナー:正しき人の口は,
 ヴィヴァルディ:まことの安らぎはこの世にはなく,
 フォーレ:イン・パラディスム,
 ラフマニノフ:美しい場所,
 Guida:おお、我が甘美なキリスト,
 モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム,
 J.S.バッハ:主は、いやしきおとめをも顧みたもう,
 ウィテカー:黄金の光
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール),
ルネ・フレミング(ソプラノ),
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団,
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ),
ブリン・ターフェル(バリトン),
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ),
アノドレアス・ショル(カウンターテナー),
キリ・テ・カナワ(ソプラノ),
アンドレア・ボチェッリ(テノール),
ヨナス・カウフマン(テノール),
ライプツィヒ放送合唱団,
ホセ・カレーラス(テノール),
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ),
エマ・カークビー(ソプラノ),
Voices8, 他
 穏やかな情緒となんとも美しい旋律・・・
 優しいクラシック音楽は、ゆったりとくつろぎたいときに効果的。この2枚組は歌や合唱作品を中心に選曲がなされ、あたかも天国への階段を祝福されつつ昇っていくかのよう。楽園の音楽をお届けします。
 

4812172
\2300
《トラフィック・クインテット〜プレイズ・アレクサンドル・デスプラ》
 アレクサンドル・デスプラ:
  1) 英国王のスピーチ, 2) 真珠の耳飾りの少女,
  3) ラブetc, 4) いちばん美しい年齢,
  5) 目立たないヒーロー, 6) ゴーストライター,
  7) ツリー・オブ・ライフ, 8) 預言者,
  9) ものすごくうるさくて、ありえないほど近い,
  10) ラスト、コーション, 11) わたしの可愛い人シェリ、
  12) リード・マイ・リップス, 13) ココ・アヴァン・シャネル
トラフィック・クインテット
[Dominique Lemonnier(Vn),
Anne Villette(Vn),
Estelle Villotte(Va),
Raphael Perraud(Vc),
Philippe Noharet(Cb)],
アラン・プラネス(ピアノ),
アレクサンドル・デスプラ(フルート、グロッケンシュピール、チェレスタ)
 人気映画音楽作曲家デスプラの曲を、弦楽五重奏での画期的な編曲演奏
 アレクサンドル・デスプラは、1961年パリ生まれ。ギリシャ人の母親とフランス人の父親のもとで、多様な文化を吸収して育ちました。クラシックやジャズだけでなく、ブラジルやアフリカ音楽にも親しみ音楽の中に取り入れた、全世界で最も人気のある映画作曲家の一人です。
 「真夜中のピアニスト」「英国王のスピーチ」「ハリー・ポッター」「GODZILLA」などを手がけ、2014年の「ランド・ブダペスト・ホテル」でアカデミー賞も受賞しています。
 当盤で演奏しているのは、フランスの映画監督ジャック・タチ作の「トラフィック」をアンサンブル名にした「トラフィック・クインテット」。室内楽のための彼らのユニークな編曲は、スクリーンとの親密な関係を保持しながら、映画音楽から脱却し、新鮮な息吹が感じられる作品に生まれ変わっています。
 ゲストとして、作曲者アレクサンドル・デスプラ、フランスのピアノ界の巨匠アラン・プラネスが参加しています。
 《録音》2014年12月, Studio du Palais
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4789458
\2300→\2090
ビエロフラーヴェク&チェコ・フィル/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集
 ドヴォルザーク:
  スラヴ舞曲集作品46
  スラヴ舞曲集作品72
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク

 伝統あるビロード・サウンドを極めた、チェコ・フィルによる最新録音!
 2015年来日公演で高い評価を得たビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルによるスラヴ舞曲集
 ビロードのような音色と形容されるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団。2012年にチェコ出身のビエロフラーヴェクが首席指揮者に返り咲き、2015年の来日公演では新時代にふさわしい充実ぶりを日本の聴衆にも示してくれました。
 チェコ・フィルといえばドヴォルザーク。すでに交響曲全集&協奏曲集(478-6757)をリリースした彼らが次に録音したのが、コンサートのアンコールでもよく演奏される「スラヴ舞曲集」。
 第1集作品46、第2集作品72の全16曲を収録しています。今もなお伝統のサウンドを継承しつづけるチェコ・フィル。新たな決定盤の誕生です。


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4788449
\2300→\2090
《ネルソン・フレイレ〜J.S.バッハを弾く》
 J.S.バッハ:
  パルティータ第4番ニ長調BWV.828,
  トッカータ ハ短調BWV.911,
  イギリス組曲第3番ト短調BWV.808,
  半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903,
  協奏曲ニ短調BWV.974(原曲:マルチェッロ)より第2楽章/
 J.S.バッハ=ブゾーニ編:
  主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわるBWV.639,
  来ませ、造り主なる聖霊の神よBWV.667,
  来たれ、異教徒の救い主よBWV.659/
 J.S.バッハ=ジロティ編:前奏曲ト短調BWV.535/
 J.S.バッハ=ヘス編:主よ、人の望みの喜びよ
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
 70歳のフレイレにとって初となるバッハ・アルバム
 ショパンやブラームス、そしてベートーヴェンの作品の深い解釈で知られているブラジル出身のネルソン・フレイレ。
 そんなフレイレが70歳の誕生日を迎えて手掛けたのがJ.S.バッハの作品集です。彼にとっては初のリリースとなるこの「バッハ・アルバム」ですが、ここには、まさに「機が熟した」完璧な技巧と熟成された音色、そして深い共感が香り立ちます。
 オリジナル作品と編曲物をバランスよく配しているところも「好きなときに好きな曲を弾きたい」と語るフレイレらしさがうかがえます。驚異的な興奮を内奥に秘めた見事なバッハをお楽しみください。
 《録音》2015年8月, ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
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4789386
\2300→\2090
《ピンカス・ズカーマン・プレイズ・V.ウィリアムズ&エルガー》
 V.ウィリアムズ:
  1) 揚げひばり, 2) トマス・タリスの主題による幻想曲/
 エルガー:
  3〜5) 弦楽のためのセレナーデ ホ短調Op.20,
  6) 愛の挨拶Op.12, 7) 朝の歌Op.15-2,
  8) 夜の歌Op.15-1, 9) 月明かりで(ジュリアン・ミローネ編),
  10) 序奏とアレグロOp.47
ピンカス・ズカーマン[指揮, ヴァイオリン(1,6), ヴィオラ(9)],
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ズカーマンによる「揚げひばり」の初録音!
 イスラエル、テル・アヴィヴ出身の世界的ヴァイオリニスト(ヴィオリストでもある)ピンカス・ズカーマンは、1974年にニュー・フィルハーモニア管を振って指揮者デビューを果たし、その後は指揮者としても広く活動しています。
 40年以上もの長きに渡って演奏活動を行っている彼ですが、「揚げひばり」の録音がなかったことは意外です。
 このロイヤル・フィルでの弾き振りは「なぜもっと早く録音しなかったのだろう」と不思議に思えるほどに、この作品への共感と愛が感じられます。
 このアルバムでは他に、「トマス・タリスの主題による幻想曲」をはじめ、エルガーの名作を6曲演奏しています。弦楽器の美しさが際立つ選曲で、指揮者としての姿を実証すると同時に、ヴァイオリン、ヴィオラへを弾いても人気実力ともに衰えぬその実力のほどを見事に示しています。
 《録音》2015年9月, ロンドン、カドガン・ホール
 
限定盤

4789311
(32CD)
\16000→\14990

《バルトーク作品全集》
【CD1】
 交響曲変ホ長調よりスケルツォ〜
  ジェルジ・レーヘル(指揮)ブダペスト交響楽団(録音:1970年),
 交響詩「コシュート」〜
  イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1997年),
 2つの映像〜アンタル・ドラティ(指揮)デトロイト交響楽団(録音:1978年),
 ルーマニア舞曲〜イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1996年),
 4つの管弦楽曲〜ピエール・ブーレーズ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1992年)/
【CD2】
 組曲第1番〜アンタル・ドラティ(指揮)デトロイト交響楽団(録音:1976年),
 組曲第2番〜アンタル・ドラティ(指揮)ミネアポリス交響楽団(録音:1955年)/
【CD3】
 ルーマニア民俗舞曲〜
  イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1996年),
 舞踏組曲, 中国の不思議な役人〜ゲオルク・ショルティ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1981年),
 トランシルヴァニア舞曲〜イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1996年),
 ハンガリーの風景〜ピエール・ブーレーズ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1993年),
 ハンガリー農民の歌〜イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1996年)/
【CD4】
 ディヴェルティメント〜ゲオルク・ショルティ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1990年),
 管弦楽のための協奏曲〜
  イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1997年)/
【CD5】
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調〜
  チョン・キョンファ(ヴァイオリン)ゲオルク・ショルティ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1983年),
 2つの肖像〜
  クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1979年),
 ヴァイオリン協奏曲第2番〜
  ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
  エサ=ペッカ・サロネン(指揮)ロサンゼルス・フィルハーモニック(録音:1997年)/
【CD6】
 ラプソディ第1&2番〜
  ギル・シャハム(ヴァイオリン)
  ピエール・ブーレーズ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1998年),
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽〜
  イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1985年),
 ヴィオラ協奏曲(シェルイ補筆完成版)〜
  ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
  ピエール・ブーレーズ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:2004年)/
【CD7】
 スケルツォ, ピアノと管弦楽のためのラプソディ〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1985, 1986年),
 2台のピアノと打楽器のための協奏曲〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)ネルソン・フレイレ(ピアノ)
  ヤン・ラボルダス(パーカッション)ヤン・パストヤンス(パーカッション)
  デイヴィッド・ジンマン(指揮)ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団(録音:1985年)/
【CD8】
 ピアノ協奏曲第1番イ長調, ピアノ協奏曲第2番ト長調.
 ピアノ協奏曲第3番ホ長調〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)
  イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1984〜1987年)/
【CD9】
 歌劇「青ひげ公の城」(全曲)〜
  ヴァルター・ベリー(バリトン), クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ), 他,
  イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団(録音:1965年)/
【CD10】
 バレエ音楽「木製の王子」, 中国の不思議な役人〜
  イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1996年)/
【CD11-12】
 弦楽四重奏曲全曲(全6曲)〜
  タカーチ弦楽四重奏団(録音:1996年)/
【CD13】
 ピアノ五重奏曲〜
  スザンヌ・ブラッドバリー, シルヴェストリ弦楽四重奏団(録音:1996年),
 2台のピアノと打楽器のためのソナタ〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ), ネルソン・フレイレ(ピアノ),
  ペーター・ザードロ(パーカッション), エドガー・ガッジーズ(パーカッション)(録音:1993年)/
【CD14】
 アルバムの一葉(アンダンテ),
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調〜
  スザンネ・スタンツェライト(ヴァイオリン)グスターフ・フェニェー(ピアノ)(録音:1995年),
 シク地方の3つの民謡〜カーッライ・ガボール(リコーダ−) エメシェ・ヴィラーグ(ピアノ)(録音:1998年),
 ラプソディ第1番〜
  ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
  シェベーク・ジェルジ(ピアノ)(録音:1963年),
 コントラスツ〜
  アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン) エルマー・シュミット(クラリネット)
  アンドラーシュ・シフ(ピアノ)(録音:1993年)/
【CD15】
 ヴァイオリン・ソナタ第1番〜リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)ジョン・ノヴァチェク(ピアノ)(録音:1997年),
 ヴァイオリン・ソナタ第2番〜アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)ランバート・オーキス(ピアノ)(録音:1995年),
 ラプソディ第1&2番〜レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)ペーテル・ナジ(ピアノ)(録音:2013年)/
【CD16】
 44のヴァイオリン二重奏曲〜 サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン) デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)(録音:2015年),
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)(録音:1987年)/
【CD17】
 4つの古いハンガリー民謡の編曲, セーケイの歌, 過ぎ去った時より〜
  ゾルターン・ヴァーシャールヘイ(指揮)ハンガリー軍男声合唱団(録音:1966年),
 2声または3声の合唱曲集〜
  ミクローシュ・サボー(指揮)ジュール少女合唱団(録音:1983, 1966年)/
【CD18】
 夕暮れ〜
  アンドレアス・トート(指揮)ホンヴェード・アンサンブル男声合唱団(録音:1998年),
 2つのルーマニア民謡〜
  ラーズロー・ドブジャイ(指揮)エトヴェシュ・ロラーンド大学合唱団(録音:2008年),
 4つのスロヴァキア民謡〜
  ミクローシュ・サボー(指揮)スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(録音:1966年),
 5つのスロヴァキア民謡(兵士の歌)〜
  ゾルターン・ヴァーシャールヘイ(指揮)ハンガリー軍男声合唱団(録音:1966年),
 田舎の情景〜
  イヴァン・フィッシャー(指揮)SLUKスロヴァキア民俗アンサンブル合唱団
  ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1997年),
 4つのハンガリー民謡〜
  ミクローシュ・サボー(指揮)スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(録音:1966年),
 カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」〜
  ゲオルク・ショルティ(指揮)
  ハンガリー放送合唱団 ブダペスト祝祭管弦楽団(録音:1977年),
 5つのハンガリー民謡〜
  ユリア・ハマリ(メゾ・ソプラノ)
  ヤーノシュ・コバーチュ(指揮)ハンガリー国立管弦楽団(録音:1972年),
 7つの合唱曲〜
  アンタル・ドラティ(指揮)リスト音楽大学室内合唱団 ブダペスト交響楽団(録音:1970年)/
【CD19】
 10のハンガリー民謡第1集, 8つのハンガリー民謡〜
  エステル・コヴァーチ(ソプラノ)アーダーム・フェレギ(ピアノ)(録音:1972年),
 10のハンガリー民謡第2集〜
  テレジア・エルツルム(ソプラノ)ローラント・スジュクス(ピアノ)(録音:1974年),
 20のハンガリー民謡〜
  エリカ・シクレイ(ソプラノ)イシュトヴァーン・ラントシュ(ピアノ)(録音:1979年)/
【CD20】
 私が摘んだこのバラ, あなたの息に触れて,
 ハンガリー民謡, 4つのスロヴァキア民謡,
 スロヴァキア民謡「トニは紡ぎ車を回す」, ハンガリー民謡〜
  マリア・チェレン(ソプラノ)サイモン・レッパー(ピアノ)(録音:2015年),
 4つの歌, 夕暮れ, セーケイ民謡, 2つのハンガリー民謡〜
  アンドレア・メラース(ソプラノ)エメシェ・ヴィラーグ(ピアノ)(録音:1998年),
 5つの歌Op.15&16, 村の情景〜
  ユリア・ハマリ(メゾ・ソプラノ)コンラート・リヒター(ピアノ)(録音:1973年),
 デブレツェンには川がある〜
  エルジェーベト・タラク(ソプラノ)イシュトヴァーン・ハイデュ(ピアノ)(録音年不明),
 ウクライナ民謡「天の嘆き」〜
  ギュラ・ナジ(バリトン) サイモン・レッパー(ピアノ)(録音:2015年)/
【CD21】
 14のピアノ小品(バガテル), 2つのエレジー, ルーマニア民俗舞曲,
 トランシルヴァニアの民謡によるソナチネ, 3つのハンガリー民謡〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1991年)/
【CD22】
 2つのルーマニア舞曲, シク地方の3つの民謡, アレグロ・バルバロ, 4つの哀歌,
 ピアノのための組曲, ルーマニアのクリスマスの子供の歌, 3つの練習曲,
 民謡の旋律による3つのロンド, ピアノの初歩〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1993年)/
【CD23】
 子供のために〜ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1994年)/
【CD24】
 ピアノ・ソナタ, 戸外にて, 9つのピアノ小品, 小組曲〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1996年)/
【CD25-26】
 ミクロコスモス〜ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1997年)/
【CD27】
 3つのブルレスケ, 7つのスケッチ, 15のハンガリー農民歌,
 ハンガリー農民歌による8つの即興曲, 10のやさしいピアノ小品〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1996年)/
【CD28】
 舞踏組曲, ラプソディ(ロング・ヴァージョン),
 4つのピアノ曲, 「コッシュート」の葬送行進曲, ラプソディ(ショート・ヴァージョン)〜
  ゾルターン・コチシュ(ピアノ)(録音:1999年)/
【CD29】
 ファンタジア, ポルカ「ガビ」, レントラー第2番, ワルツ「ラヨシュ」,
 私を忘れないで, 3つの小品, レショフスキー・ピアノ教本より,
 スロヴァキア舞曲〜ダニエル・レブハート(ピアノ)(録音:2015年),
 スケルツォと幻想曲, ハンガリー民謡〜
  イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ)(録音:1998年),
 F.F.の主題による変奏曲〜ジュゼッペ・アルバネーゼ(ピアノ)(録音:2000年),
 ミクロコスモスより6曲〜チック・コリア&ニコラス・エコノム(ピアノ)/
【CD30】
 ピアノ協奏曲第1, 2, 3番〜
  ゲザ・アンダ(ピアノ)フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団(録音:1960, 1959年)/
【CD31】
 2つのエレジー, ピアノのための組曲, ピアノ・ソナタ〜
  フォルデシュ・アンドール(ピアノ)(録音:1955年),
 ミクロコスモスより8曲〜ジュリアス・カッチェン(ピアノ)(録音:1952年),
 トランシルヴァニアの民謡によるソナチネ, 戸外にて〜
  スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)(録音:1969年),
 3つのブルレスク〜スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)(録音:1989年)/
【CD32】
 ヴァイオリン協奏曲第2番〜
  セーケイ・ゾルターン(ヴァイオリン)
  ウィレム・メンゲルベルク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音:1939年),
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽〜
  フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリンRIAS交響楽団(録音:1953年),
 中国の不思議な役人〜
  アンタル・ドラティ(指揮)シカゴ交響楽団(録音:1954年)
 20世紀を代表する作曲家バルトークの記念碑的全集
 バルトークは後期ロマン派の影響下で作曲をスタートさせますが、ハンガリーや東欧諸国の農民音楽の収集・研究をおこない、民謡の語法をもとに印象主義音楽以降の同時代の手法を取り入れて独自の様式を確立しました。
 このボックスでは、バルトークの記念碑的管弦楽や舞台作品、民族音楽からの編曲、数多くのピアノのための作品だけでなく、室内楽作品、歌曲、合唱作品など彼にとって重要な作品、初期の大変珍しい作品、新発見の作品まで、全ての作品を収録。
 Decca, DG, 旧フィリップスだけでなく、ASVやフンガロトンなどの音源も含まれています。
 これまでなかった音源(初期ピアノ作品や声楽作品)に関しては、新しく録音も行っています。ブックレットには、バルトークの伝記執筆者として知られるケネス・チャルマースによる新規ライナーノーツ(欧文のみ)、声楽作品の歌詞と英語対訳が収録される予定です。
 Disc30〜32はボーナスディスクとなっており、演奏史上重要な演奏録音が収録されています。
 ボックスの大きさは、13.5cm x 12.5cm x 8.5cm です。(重量は1.2Kg)


<LP>


DG(LP) 


4795693
(3LP)
\7000
《グリゴリー・ソコロフ/ワルシャワ&ザルツブルク・ライヴ》
 1) シューベルト:4つの即興曲Op.90,
 2) 同:3つのピアノ曲D.946 ,
 3) ベートーヴェン:
    ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」,
 4) ラモー:「クラヴサン曲集」より
   やさしい訴え、つむじ風、
   一つ目の巨人、いたずら好き、未開人,
 5) ブラームス:即興曲変ロ短調Op.117-2
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)
 幻のピアニスト、ソコロフのDGリリース第2弾がLPでも登場
 1950年レニングラード生まれのピアニスト、グリゴリー・ソコロフ。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクール優勝、審査委員長ギレリス以下審査員全員一致で金メダルを授与されるも、ソ連国外で演奏を行うことが滅多に許されなかったため西側諸国では名前のみ知られる幻のピアニストでした。
 慎重に活動を続けているため録音も非常に少なく、知る人ぞ知る最後の大物と絶賛されるソコロフのDGリリース第2弾は、2013年ワルシャワ&ザルツブルクでのライヴ録音。
 ベートーヴェン:「ワルトシュタイン」ソナタとシューベルトの即興曲を中心とした録音がアナログ重量級LPでもリリースとなりました。
 《録音》[1&2]2013年5月12日 ワルシャワ・フィルハーモニーでのライヴ/[3〜5]2013年8月23日 ザルツブルク音楽祭でのライヴ
 

4795872
(LP)
\3500
《マックス・リヒター/Sleep Remixes》
 1) Path 5 (Mogwai Remix), 2) Path 5 (Clark Remix),
 3) Path 5 (Digitonal’s Theo In Dreamland Mix),
 4) Dream 3 (J?rgen M?ller Remix),
 5) Dream 13 (Marconi Union Remix)
マックス・リヒター(ピアノ、オルガン、モーグ, エレクトロニクス),
Grace Davidson(Sp),
Ben Russell(Vn),
Yuki Numata Resnick(Vn),
Clarice Jensen(Vc)
 催眠効果をもたらす音楽・・・さらにリミックス・ヴァージョンで
 睡眠中の人の心に働きかける音楽「SLEEP」。この衝撃的なコンセプトは多くのアーティストを刺激しました。
 そしていくつかのRemixが生まれ、ここから新たな「SLEEP」が派生していくのを目の当たりにすることになります。このLPにはモグアイをはじめとした5つのRemixの1部が収録されていますが、今後は各々のヴァージョンが時期をずらしながらリリースされていく予定です。
 なかでもMarconi UnionのRemixヴァージョンは「心と脳を同期させるために最も効果的である」とサウンド・セラビストに太鼓判を押されたというものです。
 《録音》2015年3月, ニューヨーク、アヴァター・スタジオ



<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 61474
(Blu-ray)
\5000→\4590
ジルヴェスターコンサート2015
 ラトル、ムター、ベルリン・フィル

 シャブリエ:「エトワール」序曲
 サン= サーンス:
  ヴァイオリンと管弦楽のための序奏とロンド・カプリチオーソ
   イ短調op.28*
 マスネ:オペラ「ル・シッド」より管弦楽小品
 ラヴェル:ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲「ツィガーヌ」*
 プーランク:バレエ組曲「牝鹿」
 ラヴェル:管弦楽のための舞踏詩「ラ・ヴァルス」
 (アンコール)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1 番
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)*

20 61478
(DVD)
\3100→\2790

 緊急発売。毎年恒例のベルリン・フィルのジルヴェスターコンサート2015、ソリストにはアンネ・ゾフィー・ムターが登場!

 収録:2015 年12 月31 日 ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、リージョン:All、90分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、90分

 毎年大晦日恒例のベルリン・フィルのジルヴェスターコンサートは、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートと並んで、クラシック音楽ファンが一度は生で聴きたいコンサートとして名前が挙がる人気の公演です。
 2015 年のテーマは「フレンチ・エスプリ」。シャブリエ、サン=サーンス、ラヴェル、プーランクとフランス的精神が前面に打ち出されたプログラムが選ばれました。シャブリエのオペレッタ「エトワール」の機知に富んだ序曲、マスネのオペラ「ル・シッド」はスペインの若き勇者が主人公のストーリーで人生の喜びに溢れた華麗な音楽、そしてラヴェルの豪華で煌びやかな作品「ラ・ヴァルス」と一年の締めくくりに相応しい華やかな舞踏の音楽が次々に演奏されます。
 そしてゲストには、ヴァイオリン界の女王アンネ・ゾフィー・ムターを迎え、サン= サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」とラヴェルの「ツィガーヌ」を演奏。両演目とも彼女の魅力を最大限に味わうことのできる内容です。
 ベルリン・フィルとムターといえば帝王カラヤンとの関係でしょう。ムターは13歳の時その才能をカラヤンに見込まれ、1977 年ザルツブルク・イースター・フェスティバルでカラヤン&ベルリン・フィルと共演、そして弱冠14 歳で同コンビとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲でレコード・デビューを果たします。その後の活躍は知っての通り世界中を魅了するヴァイオリニストとして、女王の名に相応しい高い芸術性と情感豊かな音楽を聴かせてくれています。




VAI(映像)


VAIDVD 4582
(DVD)
\4700
《春のパリ》 出演:
 ダン・デイリー
 ゲイル・シャーウッド
 ヘレン・ギャラガー
 ジャック・ホワイティング
 カールトン・カーペンター
音楽:
 ジョージ・ガーシュウィン
 コール・ポーター
 リチャード・ロジャース
 ロレンツ・ハート
 ハロルド・アーレン、ほか
 カリスマ・プロデューサー,リーブマンのオリジナル・ミュージカル

 制作・監督:マックス・リーブマン
 画面:モノクロ 4:3、NTSC、音声:モノラル、リージョン:All、86分

 テレビ黎明期のカリスマ・プロデューサーだったマックス・リーブマンのオリジナル・ミュージカル《春のパリ》。
 1955 年12 月24 日に《猫と提琴》(ジェローム・カーンとオットー・ハーバックの1931 年のミュージカル)を1956 年1 月21 日にテレビ放映すると発表されました。しかし著作権問題が発生し、急いで別の音楽を見つけなければならない自体になり、リーブマンが台本を依頼していた脚本家のニール・サイモンとウィリアム・フリードバーグが本作のストーリーを思いついきました。
 そして<メリー・ポピンズ>や<サウンド・オブ・ミュージック>の音楽で知られているアーウィン・コスタル音楽監督として、ガーシュウィン、ロジャーズ、ポーターなどの音楽を再編成し、ダン・デイリー、ゲイル・シャーウッド、ヘレン・ギャラガー、ジャック・ホワイティングら魅力的なキャストを配置し、見事なショーに仕上げました。

















1/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



RESONUS



RES 10151
\2500→\2290
ベートーヴェンの"4手ピアノ版"交響曲第1番&第5番!
 ツェルニーのアレンジをギリシャのデュオが弾く!

  ベートーヴェン(ツェルニー編):
   交響曲第1番ハ長調 Op.21(4手ピアノ版)
   交響曲第5番ハ短調 Op.67《運命》(4手ピアノ版)
ヴィッキー・ヤヌーラ&
 ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス
  (ピアノ・デュオ/スタインウェイ・モデルD)
  ベートーヴェンの"4手ピアノ版"交響曲第1番&第5番!ツェルニーのアレンジをギリシャのデュオが弾く!
 日本語曲目表記オビ付き!
 ツェルニー編曲!"4手ピアノ版"ベートーヴェンの交響曲!

 ベートーヴェンの弟子であり、リストの師であるカール・ツェルニー(1791−1857)。
 英国の新興レーベル「リゾナス(Resonus)」からスタートする、ツェルニーの編曲によるベートーヴェンの交響曲"4手ピアノ版"シリーズ第1弾は、「交響曲第1番」と「交響曲第5番《運命》」!
 ベートーヴェンからリストへと続く系譜の橋渡し的役割も担ったツェルニーが完成させた「4手ピアノ版」を繰り広げるのは、ギリシャの名手デュオ、ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディスとヴィッキー・ヤヌーラ。
 リストの「ピアノ・ソナタ ロ短調(Linn)」が大絶賛を受けたラザリディス、2台ピアノ&4手連弾のスペシャリストであるヤヌーラが、ツェルニーがベートーヴェンの音楽に施したアレンジという名の魔法の効果を存分に披露してくれる。

 ※録音:2015年2月11日−12日、セント・ジョン・ザ・エヴァンジェリスト教会(オックスフォード、イギリス)







NAXOS


8.573415
\1100
リスト:ピアノ曲全集 第41集 オペラからの編曲集
 1.ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 S574/R288/
 2.ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による幻想曲 S393/R132/
 3.エルケル:歌劇「フニャディ・ラースロー」から
  白鳥の歌, 行進曲 S405/R160/
 4.エルンスト2世:歌劇「トニー、または報復」から
  おーい、ヤークトコールとシュタイラー S404/R159/
 5.ベッリーニ:歌劇「清教徒」 序奏とポロネーズ S391/R130/
 6.ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」幻想曲 S451/R284/
 7.E.H.z.S.-C.-G.のモティーフによる祝典行進曲 S522/R51
チェン・ハン(ピアノ)
録音 2014年10月10-12日 カナダ オンタリオ,キング・シティ,カントリー・デイ・スクール,パフォーミング・アーツ・センター
 着々と進行するNAXOSのリストピアノ曲全集の第41集は、ウェーバー、ベッリーニの名オペラに基づくパラフレーズと、リスト(1811-1886)の親友であった作曲家フェレンツ・エルケルの歌劇「フニャディ・ラースロー」からの編曲、そしてビクトリア女王の義理の兄弟でザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト2世のオペラ「トニー、または報復」からのメロディのパラフレーズです。
 ウェーバーとベッリーニについては説明不要でしょう。原曲がどれほど見事にピアノ曲に変貌しているのかを楽しんでみてください。
 エルケルが歌劇の題材とした「フニャディ・ラースロー」とは15世紀ハンガリーの貴族、政治的指導者です。陰謀に巻き込まれ24歳の若さで処刑されたという波乱万丈な生涯を描いたという歌劇、ぜひ全曲を見てみたいものです。
 エルンスト2世は音楽好きの領主として知られ、1887年にはヨハン・シュトラウス2世をゴータ公国の国民として迎え入れたというエピソードを持っています。
 トラック7の「 E.H.z. S.-C.-G」とは Ernst, Herzog zu Sachsen-Coburg und Gotha(ザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト)の略です。
 華麗なピアノを演奏しているチェン・ハンは2013年、第6回中国国際ピアノ・コンクールの覇者です。確かなテクニックと音楽性は輝かしい将来を予感させます。
 

8.573436
\1100
シューマン:子供のためのピアノ・ソナタ集 Op. 118/暁の歌
 1-5.暁の歌 Op.133(1853)
  <第1曲:落ち着いたテンポで ニ長調/
   第2曲:元気に速すぎないように ニ長調/
   第3曲:生き生きと イ長調/
   第4曲:動きをもって 嬰へ短調/
   第5曲:始めは静かに、それから動きのあるテンポで ニ長調>/
 6-9. 3つの子供のためのピアノ・ソナタ集(1853) 第1番 ト長調 Op.118-1
  <アレグロ/主題と変奏/お人形の子守歌/ロンドレット>/
 10-13. 3つの子供のためのピアノ・ソナタ集 第2番 ニ長調 Op.118-2
  <アレグロ/カノン/夕べの歌/子供たちの集い>/
 14-17. 3つの子供のためのピアノ・ソナタ集 第3番 ハ長調 Op.118-3
  <アレグロ/アンダンテ/ジプシーの踊り/子供の夢>/
 18.ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14-第4楽章(1853/2010)
  (P.E.グリーン、F.モイヤーによる原典版の改訂版)/
 19.ピアノ・ソナタ第4番 - 第4楽章 アジタート(1837/2009)
  (K.A.ラスムッセンによる復元版)/
 20.ピアノ・ソナタ第4番 - 第1楽章 アレグロ・モルト(1837/2009)
  (P.E. グリーン、F.モイヤーによる未完のスケッチの改訂版)/
 21.ピアノ・ソナタ第4番 - 第4楽章 アジタート(1837/2009)
  (P.E.グリーン、F.モイヤーによる未完のスケッチの改訂版)
イ・ジンサン(ピアノ)
録音 2014年10月31日,11月1.2日 UK モンマス,ウィアストン・コンサート・ホール
 シューマン(1810-1856)の劇的な生涯については、すでに多くの言葉で語りつくされているように思います。
 クララとの結婚、音楽家、評論家としての活躍、そして晩年の精神の破綻・・・など数多くのエピソードが積み重なって構成された一生。その時計の針が振り切れる直前の1853年に書かれた作品がこの「暁の歌」なのです。
 第1曲目の冒頭のレ・ラ・シ・ミ・ソ・ファ#のユニゾンの空虚な響きから、すでにこの世のものではない幽玄な雰囲気が立ち込めています。
 全5曲、少しだけ意識が戻るときがあるものの、すべての音は薄明の中で揺らめいているかのよう。神秘的かつ難解な世界を見ることができます。同年の「子供のためのソナタ」はかれの大切な子供たちのための作品で、素朴でありながらも愛に溢れた音楽となっています。興味深いソナタの断章も収録されています。
 

8.573500
\1100
クシシュトフ・メイエル:器楽作品集 カンツォーナ/架空の変奏曲 他
 1.チェロとピアノのための「カンツォーナ」 Op.56(1981)/
 2.ヴァイオリンとピアノのための「架空の変奏曲」Op.114(2010)/
 3.独奏チェロのための「楽興の時」(1976)/
 4.ヴァイオリンとピアノのための「ミステリオーソ」Op.83(1994)/
 5-9.ピアノ三重奏曲 Op.50(1980)
  <Impetuoso/Adagio inquieto/
   Allegretto capriccioso/
   Cantabile e furioso/Con moto>
   ※2.3…世界初録音
ポズナンピアノ三重奏団
 <メンバー:
  ローラ・クルヴァク=ソボレフスカ(ピアノ)…1.2.4.5-9/
  アンナ・ジオフコウスカ(ヴァイオリン)…2.4.5-9/
  モニカ・バラノフスカ(チェロ)…1.3.5-9>
録音 2014年6月30日-7月2日,10月8.9日 ポーランド ワルシャワ,ポーランド放送 ヴィトルト・ルトスワフスキー 第1スタジオ
 ポーランドの作曲家、ピアニスト、作家クシシュトフ・メイエル(1943-)の作品集です。一連の弦楽四重奏曲でその独自の音楽性を存分に見せつけた人ですが、この「器楽作品集」でも独特の雰囲気と質感が漂う、劇的な作品を聴くことができます。
 5つの作品は1976年から2010年に渡ってピアノ、ヴァイオリン、チェロの様々な組み合わせで書かれたものです。時にはソロ、緊密な二重奏、そして音がぶつかりあう三重奏と、どれも伝統的な響きの中に型破りな語法が隠されています。
 神秘的な面持ちで始まる「カンツォーナ」はチェリスト、ゲリンガスによって初演されています。どこか抒情的でありながら、やはり恐ろしいまでの緊張感に支えられた音楽です。
 演奏会のアンコールピースとして書かれた「楽興の時」はチェロがゴリゴリ鳴る気持ちの良い曲。ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクールの課題曲として書かれた「ミステリオーソ」、綿密に計算された整った形式を持つ「ピアノ三重奏曲」、そしてアルバム中、最も新しい作品である「架空の変奏曲」。
 古典的な技法を用いながらも、極めて主張の強い音楽がここにはあります。
 

8.573520
\1100
パーカッションの世界
 1.ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
  パーカッションとエレクトロニクスのためのル・グランジュ(1999)/
 2.マルコ・ストロッパ(1959-):巨大な部屋‐アウラス(1995/2004改編)/
 3.ペーター・エトヴェシュ(1944-):バス・ティンパニのための「サンダー」/
 4-6.ルネ・レイボヴィッツ(1913-1972):
  ヴァイブラフォンのための「3つのカプリース」 Op.70(1966)
  <第1番:Allegro con fantasia /第2番:Piu tosto lento /第3番:Con moto>
 7-9.フィリップ・エルサン(1948-):3つの小練習曲(2010)
  <トゥーレの王/糸を紡ぐグレートヒェン/我らの祖先の不滅の栄光>/
 10-13.ジャン・クロード・リセ(1938-):
  4つのリズム練習曲「自然に対する自然」(1996-2005) ※世界初録音
ティエリー・ミローリオ(ソロ・パーカッション)
録音 2014年2月10-11日…1, 2014年2月12-13日…2, 2014年2月14日…3, 2014年2月17日…4-6, 2014年2月18日…7-9, 2014年2月19-20日…10-13 フランス パリ,スタジオGRM(Groupe de Recherches Musicales)
 このアルバムに収録された6つの作品はどれも世界初演であり、当然、これまで誰も聴いたことのない音を聴くことができるというものです。
 本来はリズムが主体となるパーカッションではありますが、例えばヴァイブラフォンのように音の高低を表現できるものや、エレクトロニクスと組み合わせることで夢幻的な響きを齎すものもあり、想像以上に多彩な音を聴くことができるのです。
 ブルーノ・マントヴァーニの劇的にファンキーな作品、金属的な響きがミステリアスなストロッパの作品、パーカッションの可能性を追求したエトヴェシュの「サンダー」、指揮者としても知られるレイボヴィッツのカプリース、古典の3つの作品からインスパイアされたエルサンの練習曲、自然音への憧れともいえる「コンピューターで生成された音とパーカッションの対話」から生まれたリセの練習曲、など無限の可能性が感じられる興味深い1枚です。
 

8.573544
\1100
ソレール:ピアノ・ソナタ集 第5集 第57番-第62番
 1.ピアノ・ソナタ 第57番 ト短調/
 2.ソナタ‐ロンド 第58番 ト長調/
 3.ソナタ‐ロンド 第59番 ヘ長調/
 4-5.ピアノ・ソナタ 第60番 ハ長調
  <アンダンティーノ/アレグロ・ヴィーヴォ>/
 6-9.ピアノ・ソナタ 第61番 ハ長調
  <アレグロ/アレグレット/
   メヌエット・ディ・リヴォルティ:テンポ・スオ/アレグロ>/
 10-13.ピアノ・ソナタ 第62番 変ロ長調
  <アンダンティーノ・コン・モート/アレグレット・エスプレッシーヴォ/
  メヌエット・ディ・リヴォルティ:テンポ・スオ/アレグロ・スピリトーソ>
ムラデン・コーリック(ピアノ)
録音 2014年2月15-17日 スペイン ジローナ,パラウ・デ・コングレソス講堂
 カタルーニャのウロトに生まれたアントニオ・ソレール(1729-1783)は、6歳でオルガンと作曲の勉強をはじめ、モンセラート修道院の聖歌隊員に加わります。わずか15歳でセオ・デ・ウルゲル大聖堂のオルガニストと副助祭に任命されるほどの才能を持ち、その後は23歳で叙階を受け聖職者となり、亡くなるまでの31年間はずっと禁欲的な生活を送った人です。
 彼の生活は確かに常人から見ると単調なものだったかも知れませんが、彼の書いたソナタを聴くと、本当はものすごく実り豊かな暮らしをしていたのではないかと思わせるだけの強い魅力があるものです。
 彼はドメニコ・スカルラッティに師事したと言われていて、どのソナタも端正な書法で書かれていますが、60番以降になるとかなり自由な形式も使われていて、例えば61番では特有のリズムが使われるなど、面白いものとなっています。
 アルバムごとに異なるピアニストで演奏されているこのソレールのシリーズですが、ここでピアノを演奏しているのは2007年にバルセロナで開催された第53回マリア・カナルス国際音楽コンクールで1位を獲得したムラデン・コーリック。1982年セルビア生まれの彼は、4歳から天才として賞賛され、数多くのコンクール入賞歴を持っています。すっきりとした表現が魅力的です。
【ソレール:ソナタ集】
 8.572515…第1集 第1番-第15番(フィリャク) 8.572516…第2集 第16番-第27番(シムクス)
 8.573084…第3集 第28番-第41番(ジダノフ) 8.573281…第4週 第42番-第56番(ボロヴィアク)
 

8.660367
(2CD)
\2200
ジモン・マイール:歌劇「サッフォー」2幕(1794)
<CD1>1.シンフォニア/2-25.第1幕/
<CD2>1-28.第2幕 ※世界初録音
 
サッフォー…アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)/
ファオン…ユン・ジェウォン(ソプラノ)/
アルチェオ…マルクス・シェーファー(テノール)/
アムフィツィオーネ…
 マリー・ザンデ・パーペンマイヤー(メゾ・ソプラノ)/
ラオダミア…カタリーナ・ルックゲイバー(ソプラノ)/
エウリクレオ…ダニエル・プライス(テノール)/
バイエルン州立歌劇場合唱団のメンバー/
ジモン・マイール合唱団/
コンチェルト・デ・バッスス/
フランツ・ハウク(ハープシコード&指揮)
録音 2014年8月25-31日 ドイツ ノイブルク,コングレゲーションザール
 ドイツで生まれ、イタリアで活躍した作曲家ジモン・マイール(1763-1845)。彼は生涯に70曲ほどのオペラを残しましたが、この「サッフォー」は彼の記念すべき最初の歌劇とされています。
 1787年に生まれ故郷のバイエルンを離れ、ベルガモからヴェネツィアに移った彼は、この地でオペラが生活の一部に溶け込んでいることに驚いたようです。
 その頃、火災で焼失(1773年)したサン・ベネデット劇場の後継として建設されたフェニーチェ劇場が1792年に完成し、マイールもここでヴァイオリンを弾いていたという伝説もあります。
 この歌劇「サッフォー」は1794年に完成、初演はこのフェニーチェ歌劇場で行われ、熱狂的な成功を収めました。以降マイールはこの劇場のために数多くの作品を書くことになるのです。この「サッフォー」。曲には幾分モーツァルト風な趣きもありますが、テキストと音楽の力強い結びつきや木管の使い方などが印象的で、また不幸な愛を描きつつも最後はハッピーエンドを迎えるなど、かなり独創的な部分もあり、とても興味深い作品となっています。
 マイール作品の普及に尽力するハウクの的確な演奏で。
 

8.573442
\1100
南からの印象 アマデウス・ギター・デュオ
 1-3.マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ソナティナ・カノニカ Op.196
  <第1楽章:Mosso, grazioso e leggero/
   第2楽章:Tempo di Siciliane/
   第3楽章:Fandango en Rondeau>/
 4-5.カステルヌオーヴォ=テデスコ:エレジー風フーガ<前奏曲/フーガ>/
 6-9.フェルディナント・カルッリ(1770-1841):セレナード イ長調 Op.96-1
  <第1楽章:Largo maestoso/
   第2楽章:Allegro moderato/
   第3楽章:Larghetto sostenuto/
   第4楽章:Finale: Poco allegretto>/
 10-14.アルフォンソ・モンテス(1955-):スラマ
  <第1番:踊り/第2番:チャチャ/第3番:ラウド/
   第4番:歌/第5番:スレナ>/
 15.ジェラルド・ガルシア(1949-):ロルカ幻想曲/
 16.エクトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ブラジル風バッハ第4番 - 第1曲 前奏曲(2つのギター編)/
 17-19.ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):マドリガル協奏曲より
  <第1楽章:ファンファーレ/第7楽章:ファンダンゴ/
  第8楽章:アリエッタ>/
 20.ジェームズ.M.セナモン(1953-):
  カサブランカ「A Story, A Place and A Kiss」 Op.77/
 21.フランシスコ・タルレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出
  (J.サグレーラスによる2つのギター編)
アマデウス・ギター・デュオ
録音 2007年3月16-19日 録音場所不明
 このアルバム、タイトルの「Images from the South-南からの印象」の南とは一体どこの辺りなのでしょうか。
 「南」と言っても南ヨーロッパ?それとも南アメリカ?南極ではないだろうな…と思いながら聴いてみると、そこにはなんとも色鮮やかで蒸し暑い世界が広がっていました。
 イタリア、フィレンツェで生まれカリフォルニアに移住したカステルヌオーヴォ・テデスコの古典的な面持ちを持つソナティナとフーガ、イタリアからパリに移ったカルッリの麗しいセレナード、アマデウス・ギター・デュオのために書かれたベネズエラの作曲家モンテスのスラマ、香港で生まれイギリスで活躍する東洋系ギタリスト、ジェラルド・ガルシアの詩人ロルカへの賛美、おなじみヴィラ=ロボスのピアノのための曲を2台ギターに編曲した前奏曲、ロドリーゴの「マドリガル協奏曲」からの3つの楽章、ボリビア生まれのセナモンによる映画「カサブランカ」にインスパイアされたノスタルジックな曲、そして誰もが知っている「アルハンブラの思い出」の2台ギター版。
 この多彩な作品を演奏するのは、こちらもおなじみアマデウス・ギター・デュオ。結成25周年を迎え、一層そのアンサンブルも緊密になっています。




ENCHIRIADIS



EN 2044
\2600→\2390
ムジカ・フィクタ
ビクトリア アリオ・モード

 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
  天において喜び [Gaudent in caelis]
  おお、大いなる神秘よ [O magnum mysterium]
  アヴェ・マリア [Ave Maria](*)
  博士たちは星を見て [Magi viderunt stellam]
 フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):
  澄んだ冷たい川 [Claros y frescos r&iactute;os](ハープ独奏)
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:
  おお、なんと栄光に満ちた [O quam gloriosum]
  何と美しいことか [Quam pulchri sunt]
  おお、使徒の偉業よ [O decus apostolicum]
 アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
  ご婦人の望み [La dama le demanda](ハープ独奏)
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:恐れるな、マリアよ [Ne timeas Maria]
 ウィリアム・バード(1540頃-1623):めでたし、まことのお体よ [Ave verum corpus]
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:
  聖なる三位一体に祝福あれ [Benedicta sit sancta Trinitas]
  アヴェ・マリア [Ave Maria](ハープ独奏)(*)
 グレゴリオ聖歌:戦では雄々しくあれ [Estote fortes in bello]
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:戦では雄々しくあれ [Estote fortes in bello]
  [ボーナス・トラック]
 不詳(16世紀)/ラウル・マリャビバレナ(1970-)編曲:
  喜べ、キリストは生まれたもう [Gaudete Christus est natus]
ムジカ・フィクタ
 ロレ・アグスティ(ソプラノ)
 ベアトリス・オレアガ(アルト)
 ガブリエル・ディアス(カウンターテナー)
 ハビエル・M・カルメナ、
 イニゴ・カサリ(テノール)
 シモン・ミリャン(バス)
ラウル・マリャビバレナ(指揮)
サラ・アグエダ(ハープ)
 「ミサ・ガウデアームス」(EN 2003)、「レクイエム」(EN 2006)、「18のテネブレ・レスポンソリウム」(EN 2029)に続くラウル・マリャビバレナ&ムジカ・フィクタのビクトリア第4作。
 「アリオ・モード」とは「別の形」、「他の方向」というような意味です。(*)は「ビクトリアのアヴェ・マリア」として知られてきた名曲ですが、近年ビクトリアの真作ではないと見なされるようになっています。
 

EN 2043
\2600
見えざる国境 スペイン&ポルトガル黄金時代の音楽
 エステヴァン・デ・ブリト(1575頃-1641):ああ、主よ [Heu, Domine]
 フアン・バスケス(1500頃-1560以後):
  われは汝より離れ独り [Soledad tengo de ti]
  われを癒したまえ、主よ [Sana me Domine]
 クリストバル・デ・モラレス(1500-1533):
  何と多くの雇われ人が [Quanti mercenarii]
  あなたを見ていなかったならば [Si no os hubiera mirado]
 マノエル・メンデス(1547頃-1605):われを清めたまえ [Asperges me]
 フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):
  おお、輝ける十字架よ [O Crux splendidior]
  二人の若者が賭ける [Apuestan zagales]
 エステヴァン・ロペス・モラゴ(1575頃-1630):
  主を称えよ、僕(しもべ)らよ II [Laudate pueri II]
 フアン・エスキベル(1560頃-1625頃):
  おお、汝ら道を行くすべての者よ [O vos omnes]
 ドゥアルテ・ロボ(1565頃-1646):キリエ [Kyrie]/われは声を聞きぬ [Audivi vocem]
 ディオゴ・ディアス・メルガス(1638-1700):めでたし、元后 [Salve Regina]
 マヌエル・マシャド(1590頃-1646):山々は暗くなり [Oscurece las montanas]
 マヌエル・カルドゾ(1566-1650):死せるにあらず [Non mortui]
 エステヴァン・デ・ブリト:おお、栄光の王よ [O Rex gloriae]
カペリャ・イベリカ
 ロレ・アグスティ、
 サンドラ・コタレロ(ソプラノ)
 アドリアナ・マイェル、
 エリア・マルティネス(アルト)
 アリエル・エルナンデス、
 ビクトル・サルド(テノール)
 アレサンデル・ペレス(バス)
 マルタ・カルボ(ファゴット)
マヌエル・トラド(指揮)

録音:2015年6月、聖マリア小聖堂、セルセディリャ、マドリード県、スペイン
 1580〜1640年のスペイン・ポルトガル国境地域における両国の音楽的関係をテーマとしたアルバム。当時は両国の音楽家が国境を越えて役職を得たり、ポルトガルの作曲家がスペイン語の詩に曲を付けるというようなことが珍しくありませんでした。
 バスケス、モラレス、ゲレロ、エスキベルはスペイン、他はポルトガルの作曲家。スペインのマドリードに本拠を置く古楽声楽アンサンブル、カペリャ・イベリカのデビューCDです。





OBS PROMETEO


OBS 009
\2600
アントニオ・リパ(1718-1795):セビリャ大聖堂の音楽
  わが魂は萎え [Taedet animam mean]
   (ソプラノ、2つのフルート、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
  永遠の記念に [In memoria aeterna]
   (ソプラノ、アルト、テノール、弦楽と通奏低音のための)
  われをして [Fiat mihi]
   (ソプラノ、アルト、テノール、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
  ラーメド [Lamed]
   (ソプラノ、2つのオーボエまたはフルート、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
  われを見逃したまえ [Parce mihi]
   (テノール、2つのフルート、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
マリア・イヌジョザ(ソプラノ)
ルチアーナ・マンチーニ(メゾソプラノ)
ミゲル・メディアノ(テノール)
セビリャ・バロック管弦楽団
エンリコ・オノフリ(指揮)
 アントニオ・リパはスペインのタラソナ(サラゴサ県、アラゴン州)に生まれ、1768年から1790年まで、つまりモーツァルトが活躍した時代にセビリャ大聖堂楽長を務めた作曲家。
 ペドロ・ラバッサ(OBS 006)、フアン・マヌエル・デ・ラ・プエンテ(OBS 007)に続くエンリコ・オノフリの当レーベル第3作。





DUX


DUX1146
\2400
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
マスネ:タイスの瞑想曲
アレクサンドラ・クルス(Vln)
ユスティナ・ダンチョフスカ(pf)
 

DUX1261
(2CD)
\4000
エウゲニウシュ・ルドニク、ペンデレツキ:作品集
 エウゲニウシュ・ルドニク:Birds and people/
 ペンデレツキ:
  Basilisk Encounter、Glass Enemy、Left Home、
  Painters of Gda?sk、Polish Ballad、Homo Ludens/
 エウゲニウシュ・ルドニク:Homo Ludens
 

DUX1198
\2400
シモン・ネーリング(pf)/リサイタル
 ショパン:12の練習曲Op.25、幻想曲Op.49/
 シマノフスキ:変奏曲Op.3/
 パヴェウ・ムウィキェティン(1971-):ピアノのための4つの前奏曲
シモン・ネーリング(pf)
2015年ショパン国際ピアノコンクール聴衆賞受賞者
 

DUX1232
\2400
室内楽曲集
 プーランク:六重奏曲Op.100/
 イベール:木管五重奏のための3つの小品/
 ミヨー:ルネ王の暖炉Op.205/
 フランセ:ビヤホールの音楽「恋人たちの時間」
グルッポ・ディ・テンペラ
 

DUX1256
\2400
エネスコ:ピアノソナタ第1番
バルトーク:戸外にてSz.81/
トゥール:ピアノソナタ、4つの小品/
トヌ・コルヴィッツ(1969-):Hymn to Invisible Wind Harp
ミーケル・ポール(pf)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR 6018
(2CD/特別価格)
\2500→\2290
ヴィルヘルム・ケンプ 〜
 ベートーヴェン:後期ソナタ集〜78回転盤録音集1925−1936
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
 ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78《テレーゼ》
  (1932年録音/原盤:Polydor 90193)
 ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a《告別》
  (1928年録音/原盤:Polydor 66687/8)
 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
  (1928年録音/原盤:Polydor 62639&66712)
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
  (1936年1月7日&25日録音/Polydor 67077/81)
 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
  (1925年アコースティック録音/原盤:Polydor 66178/9)
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
  (1936年7月29日録音/原盤:Polydor 67091/2)
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
  (1936年7月29日録音/原盤:Polydor 67088/90)
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
  (1936年7月31日録音/原盤:Polydor 67093/5)
 ヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェン!78回転時代の後期ピアノ・ソナタ集!

 20世紀ドイツの大ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895−1991)が、第2次世界大戦前の78回転時代に録音を行った、24曲のベートーヴェンのピアノ・ソナタの中から、後期8作品が名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングで復活!
 1950年代と60年代に全集録音を完成させ、20世紀を代表するベートーヴェン弾きの1人として、今もなおその遺産が輝き続けるケンプ。アコースティック録音の「Op.101」を含むこのAPRからの復刻リリースは、ケンプ・ファン、ヒストリカル・コレクター要注目!

 ※録音:1925年−1936年
 ※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン



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WEITBLICK



SSS 0183
\2300→\2090
誰がこの日を予想できたことでしょう。
 マルツィの「スプリング・ソナタ」完全初出!


WEITBLICK 室内楽の至宝シリーズ始動!
 1957 年5 月18 日スタジオ録音!

 (1)シューベルト:華麗なるロンドD.895
 (2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
 (3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番
ヨアンナ・マルツィ(Vn)
ジャン・アントニエッティ(P)
 これこそ聴きたかったレパートリー!マルツィの「スプリング・ソナタ」!
 完全初出1957 年5 月18 日スタジオ録音!

 WEITBLICK 室内楽の至宝シリーズ始動!

 録音:1957 年5 月18 日ケルン放送第2 ホール、スタジオ録音(モノラル)

 誰がこの日を予想できたことでしょう。録音が少ない幻の名女流ヨアンナ・マルツィの初出レパートリー、ベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」の登場です。
 マルツィとベートーヴェンの相性の良さは広く知られるところですが、一般的に聞かれるのは第8 番(DGの超高額中古LPでも有名)と「クロイツェル」だけでしょうか。
 「スプリング・ソナタ」は弦楽器愛好家が熱望したレパートリーであり、この愉悦に満ちた、そして繊細な抒情には抗しがたい魅力がございます。新春早々の注目盤です。
 シューベルトの「華麗なるロンド」は18 番、ベートーヴェンの第8 番のソナタもまるで人の声のような痛切な名演。伴奏のアントニエッティとも見事なコンビネーションを見せます。
 ケルン放送による放送用スタジオ録音で音質も万全。これは必携盤です。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付


















1/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ICSM RECORDS



ICSM 006
\2500→\2290
春の祭典&ペトルーシュカの4手ピアノ版!
 ストラヴィンスキー:
  バレエ音楽《ペトルーシュカ》(4手ピアノ版)
  バレエ音楽《春の祭典》(4手ピアノ版)
フィアンメッタ・タルリ&
 イーヴォ・ヴァルバノフ(ピアノ)
 ロンドンのハイ・クォリティ・レーベル"ICSM"!春の祭典&ペトルーシュカの4手ピアノ版!
 日本語曲目表記オビ付き!

 ピアノ/シュタイングレーバー&ゼーネ・コンサート・グランドE-272

 2014年にイギリス、ロンドンで設立されたハイ・クォリティ・レーベル「ICSM(Independent Creative Sound and Music)」の最新盤は、「ブラームス・オン・ザ・ピアノVol.1」(ICSM 001)以来となるデュオ・アルバム、ストラヴィンスキーの"4手ピアノ版"「ペトルーシュカ」&「春の祭典」!
 ブルガリアの名ピアニスト、イーヴォ・ヴァルバノフと、イタリアの名女流奏者フィアンメッタ・タルリが、確かなテクニックと絶妙のアンサンブルで繰り広げる"4手ピアノ版"のストラヴィンスキーの完成度の高さは特筆もの。
 イギリスの名エンジニア、トニー・フォークナーの手による優秀録音、ドイツの銘器シュタイングレーバー&ゼーネのサウンドなど、注目度満点の"4手ピアノ版"ストラヴィンスキーが登場です!

 ※録音:2014年4月17日−18日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)






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TRITO



TD 0111
\2200→\1990
ジャナンドレア・ノセダのシューマン!
 シューマン(1810-1856):
  交響曲第2番ハ長調 Op.61(*)
  交響曲第3番変ホ長調「ライン」Op.97(+)
カダケス管弦楽団
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)

録音:2010年4月30日、ライヴ、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン(*)
    2015年2月25日、ライヴ、アウディトリ、バルセロナ、スペイン(+)
前出:TD 0087(*)

 1988年、バルセロナ近郊の町カダケスで開かれる音楽祭のために創設されたカダケス管弦楽団は、スペイン国内の主要オーケストラのコンサートマスターや首席奏者、またヨーロッパ各国の著名なオーケストラで活躍する奏者たちによって構成されるオーケストラ。
 ジャナンドレア・ノセダ(1964年ミラノ生まれ)は同楽団が開催するカダケス国際指揮者コンクールの第1回(1994年)優勝者で、直後に首席指揮者に就任し現在に至っています。
 その後のノセダの快進撃は周知のとおり。当盤は初出の(+)と既出の(*)との組み合わせとなります。

 

TD 0053/54
(2CD)
\4000→\3690
【旧譜 再入荷】
ジャナンドレア・ノセダのブラームス交響曲全集
 ブラームス:
  交響曲第1番ハ短調 Op.68/交響曲第2番ニ長調 Op.73
  交響曲第3番ヘ長調 Op.90/交響曲第4番ホ短調 Op.98
カダケス管弦楽団
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
録音:2008年1月、ライヴ、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
 ノセダが手兵を率いライヴ録音で臨んだブラームスの交響曲全集。当レーベルのベストセラーです。




PIANO CLASSICS


PCL0103
\1400
スクリャービン、リスト:ピアノ曲集
 スクリャービン:
  24の前奏曲Op.11、詩曲「焔に向かって」、ピアノソナタ第10番/
 リスト:
  メフィスト・ワルツ第3番、暗い雲、ノクターン「夢の中に」、無調のバガテル
フィリップ・コパチェフスキー(pf)
 

PCL0102
\1400
ラフマニノフ(アール・ワイルド編):トランスクリプション集第2集
 歌曲からの編曲集:
  夢Op.38-5、ここはすばらしい場所Op.21-7、
  小さな島Op.14-2、何という苦しさOp.21-12、
  乙女よ私のために歌わないでOp.4-4、
  子供たちにOp.26-7、おお悲しまないでOp.14-8、
  この夏の夜Op.14-5、ミューズOp.34-1、
  神秘の夜のしじまの中でOp.4-3、ああ私の畑よOp.4-5、
  べにすずめの死に寄せてOp.21-8、
  ヴォカリーズOp.34-14、春の奔流Op.14-11
ジョバンニ・ドリア・ミリエッタ(pf)





<メジャー・レーベル>
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ERATO



2564698276
\2500→\2290
ルノー・カプソン
 パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管
ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
ルノー・カプソン(Vn)
パリ管
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
2015年5月27、28日(ブルッフ)、9月1、2日(ラロ、サラサーテ)、フィルハーモニー・ド・パリ
 


2564697458
\2500→\2290
ジャン・ロンドー(クラヴサン)
 めまい〜ラモー、ロワイエ:クラヴサン作品集

 ラモー:クラヴサン曲集第1巻 (1706)〜プレリュード
 ロワイエ:クラヴサン曲集第1巻 (1746)〜アルマンド
 ラモー:クラヴサン曲集と運指法−組曲ニ長調〜
  やさしい訴え、ソローニュのひなどり、
  ミューズたちの対話
 ロワイエ:クラヴサン曲集第1巻 (1746)〜
  船乗り、タンバリン、めまい、
  ツァイーデ/スキタイ人の行進
 ラモー:
  新クラヴサン組曲集第1番 (1728)〜サラバンド
  クラヴサン曲集第2巻 (1724)〜ミュゼットとロンドー/タンバリン
  新クラヴサン組曲集第2番 (1728)〜メヌエット/未開人
 ロワイエ:クラヴサン曲集第1巻 (1746)〜レマーブル
ジャン・ロンドー(クラヴサン)
2015年、アサス城(フランス)

 にわかに注目を浴びつつあるパンクラス・ロワイエとラモーを組み合わせたジャン・ロンドーの粋なクラヴサン・アルバム。



パンクラス・ロワイエといえばこのアルバム
そろそろメジャーになってきた

PARADIZO
PA 0007
\3200
在庫僅少
A French Collection〜フレンチ・コレクション
 ルイ・マルシャン:
  プレリュード(Livre1)、シャコンヌ(LivreI)
 ジャック・デュフリ:
  ラ・ドゥ・ベロンブル(LivreⅢ)、愛(LivreⅢ)、
  ラ・フェリックス(LivreⅡ)、ロンドー(LivreⅠ)、
  シャコンヌ(LivreⅢ)、ロンドー(LivreⅣ)
 A.L.クープラン:ロンドー(1751)
 クロード・バニニュ・バルバストル:
  ジーグ、ラ・スザンヌ、エリクール、ラ・デュ・カーズ
 ミシェル・コレット:エトワール
 パンクラス・ロワイエ:
  アルマンド(LivreⅠ)、スキタイ人の行進(LivreⅠ)
スキップ・センペ(チェンバロ)
センペのチェンバロの魅力はじゃらんじゃらんとゴージャスな音、そして鮮烈なリズム感、ものすごい推進感。チェンバロという楽器をここまで鳴らせる奏者はなかなかありません。このディスクの最後のトラックに収められている「スキタイ人の行進」(トラック17)ではまさにゴージャス・センペ節が爆発します。もちろん、静かでゆったりとした作品では、ため息が出るようなセンシティブな歌を聴かせてくれます。フランス・バロックの熱くゴージャスな世界を心行くまで堪能できる、素晴らしいディスクです。録音:2006年

 フランス・バロックの鍵盤楽器作品は、流麗に流れすぎて店主のようにガツガツした貧乏根性の人間にはどうも上品過ぎる。
 なのであまり好き好んで聴かない。
 で、今回のセンペのPARADIZO新譜。前作のラモーの続きか、またもやフランス・バロック一色できた。ラモーは悪くはなかったが、今言ったように店主のような男には上品過ぎた。
 ということで今回の「フレンチ・コレクション」というアルバムにもそれほど過大な期待はかけていなかった。
 ところが始まるや、なんとも情熱的な音楽があふれ出した。
 魅力的なのはデュフリ(1715年 - 1789年)の作品。ヴェルサイユ宮廷クラヴサン楽派の最後の巨匠といわれている人だが、革命前夜のヴェルサイユ宮殿は仕事探し中のモーツァルトにさえ「あんなとこ行くかい」と言われるほど落ち目だったはずだが、そうは言ってもこういう粋で洒脱な音楽家がたくさん生き残っていたのだ。
 その後は穏健な作品がいくつか並ぶが、ふと気づくとまた素敵な曲が流れてくる。クロード・バニニュ・バルバストル(1724年 - 1799年)の作品もそう。非常にアグレッシヴで情熱的。上品なだけと思っていたフランス・バロックの鍵盤音楽のイメージをガラリと変えてくれる。
 しかしそれらは序章に過ぎなかった。とてつもない曲が最後に待っていたのである。

 パンクラス・ロワイエの「スキタイ人の行進」。


 後でわかったが、知る人ぞ知る名曲らしい。実際名曲。まったくもって名曲。とんでもない名曲。あまたあるバロックの鍵盤音楽の中でも、間違いなくそのカッコよさでいったらトップ・クラスの名曲。バッハの「イタリア協奏曲」と比べても全然見劣りしない。いやもっともっと過激。いきなり始まった瞬間からその壮絶な雰囲気に身を乗り出して聴いてしまうこと間違いなし。しかもその最初の勢いだけで終わらず、途中からフランス風のかっこいい展開になる。これがまたしびれる。センペも水を得た魚のように、嬉々と弾きまくっている。こんな名曲を与えられたらそりゃあチャンバロ奏者として身震いするだろう。
 パンクラス・ロワイエは1705年トリノ生まれで、20歳のときにフランスに移りルイ15世の子供の音楽教師となり、そこから這い上がって晩年には王室音楽監督、王立歌劇場管弦楽団の監督に任命されたという。すでにフランス王国自体は斜陽の兆しを見せ始めている時代だが、ロワイエの音楽はまさしく彼が生まれ育ったイタリアの太陽の光のようにまぶしく熱く劇的。フランス・バロックの鍵盤音楽は上品に過ぎる、なんて今後二度と口にしません。
 それにしてもこんなすごい曲がまだまだあるのだなあ・・・。食わず嫌いはいかんね。もしよかったらだまされたと思って聴いてみて。

  


2564605204
(2CD)
\2700→\2490
リッカルド・マサヒデ・ミナージ〜ハイドン:協奏曲集
イル・ポモ・ドーロ〜ハイドン:
交響曲第83番
CD1
 1.ヴァイオリン協奏曲ト長調 Hob. VIIa:4
 2.ホルン協奏曲ニ長調 Hob.VIId:3
 3.チェンバロ協奏曲ト長調 Hob.XVIII:4
CD2
 4.交響曲第83番ト短調 Hob.I:83
 5.幻想曲ハ長調 Hob.XVII:4
 6.チェンバロ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11
 7.ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:6
リッカルド・ミナーシ(Vn:1,7、指揮:CD1)
マクシム・エメリャニチェフ(チェンバロ:3,5,6,7、指揮:CD2)
ヨハネス・ヒンターホルツァー(Hr:2)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器オーケストラ:1-4,6,7)
2014年2月、イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ

 ハイドンの協奏曲を中心とした作品を、若手ピリオド楽器奏者たちで演奏したアルバム。

 前半は、バロック・ヴァイオリン奏者リッカルド・ミナーシ指揮による演奏。
 リッカルド・ミナーシは1978年イタリア生まれ。イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーを務め、ビッツァーリエ・アルモニケやアカデミア・ビザンティーナやサヴァールのオーケストラでも活躍。
 最近ではムジカ・アンティクヮ・ローマやイル・ポモ・ドーロの指揮&リーダーを務めるだけでなく、様々な歌劇場でオペラの指揮もてがけています。

 ちなみにリッカルド・ミナーシは母親が静岡出身の日本人というハーフ。リッカルド・マサヒデ・ミナージとも呼ばれる。

 ミナージのARTSからのビーバーの「ロザリオ・ソナタ」は非常に男性的な演奏で、こういう演奏もあるのかとちょっと感心したのも事実である。
 ボヘミアから流れ流れてやってきたビーバーの演奏は案外こういう「流し」の荒っぽいものだったかもしれない・・・と。
 異端的演奏だが興味ある方はどうぞ。





こういう「ロザリオ」だってあるかもしれない
リッカルド・ミナーシ
ビーバー:ロザリオのソナタ

 リッカルド・ミナーシによる男性っぽく、ときに荒々しいほどのストレートな演奏。
 これまで女性しかこの曲の名演はないといっていたが、これを聴いていろいろなことを考えた。
 こういう「ロザリオ」だってあるかもしれないのだ。



ARTS
47735-8
(2SACD Hybrid)
\5600
ビーバー:ロザリオのソナタ(ソナタ第1〜15番、パッサカリア) リッカルド・ミナーシ(Vn)
ビッツァリエ・アルモニケ
録音:2005年9月、2006年1月、SACDハイブリッド(5.1サラウンド、SACDステレオ、通常CD)、125:00




 そしてハイドンの交響曲第83番の新録音が久しぶりに出た。
 この曲については・・・このアルバムのコメントを・・・



その名で呼ばないで・・・
ハイドン:パリ交響曲集第83番ト短調Hob.Ⅰ‐83
アンセルメ/スイス・ロマンド管
ELOQUENCE 480 1942 (2CD)\1800


 今回紹介するのは、豪ユニバーサルからリリースされたアンセルメのハイドン「パリ交響曲集」。

 「パリ交響曲集」・・・。

 みなさんはきっと何度も聴かれていると思うんですが・・・店主はこれまであまり聴いた覚えがなかったんです・・・。恥ずかしながら。
 フィッシャーやドラティで過去に何回か聴いたことはあったはずだけれど、ほとんど印象に残ってない。
 このあたりの作品は、ハイドン中期の嵐のような激動の交響曲に比べるとちょっと穏健すぎるし、晩年の充実した貫禄十分のシンフォニーに比べるとちょっと軽い。

 ・・・と思っていた。

 ところがどっこいどすこい。むっちゃかっこいい曲があったのである。
 第1楽章の冒頭のかっこよさはハイドン疾風怒濤の中期シンフォニーにも勝り、マルティン・クラウスにも肉薄し、モーツァルトの25番をも脅かす。そのドラマティックな展開と、胸を切り裂くような切ないメロディー。とにかくむちゃくちゃかっこいいのである。
 こんなかっこいいシンフォニー、どうして今まで隠してたんだ!・・・って、まあ誰も隠していないんだろうけど、ああ!ハイドンの80番台にこんな素敵な曲があったとは。

 で、何番かというと・・・第83番。
 お持ちの全集があったらさっそく聴いてみて。

 しかしこんな名曲、どうして今まで気づかなかったんだろう。
 大体ニックネームはついてないのか?これだけの名曲に。
 いや、えっと・・・なんかついてるな・・・「THE HEN」。「ヘン」?「ヘン」ってなんだ。
 で、作品事典でみてみたら。

 「めんどり」

 おい。
 「めんどり」ってなんだ。
 おんどりめんどりのめんどりか?コッコッコのめんどりか?
 それはないだろ。
 何でこんなかっこいい素敵な曲に「めんどり」なんだ。
 カルロス・クライバーがもしもし取り上げていたとして、大ベストセラーになったとして、曲は!!「めんどり」。
 ユロフスキが颯爽と今晩のコンサートのメインにもってきたとして、曲は!!「めんどり」。
 それはいかんぞ。
 誰がつけたんだ、このタイトル。もちろんハイドン自身ではない。第1楽章の第2主題がめんどりの鳴き声に似ているってつけたらしいけど・・・一体どんな耳をしてるんだ(いや、確かにそういわれてみればそう聴こえなくもないが・・・いや、いかんいかん!)!?
 ひどい。ひどすぎる。
 そしてそれを後生大事に守り続けてきた後世の音楽ファンもあんまりだ。こんなムチャな名づけを許してたらなんでもありじゃないか。この曲で重要なのはその第2主題じゃなくて、やはり核である第1主題だろう!?

 第一このタイトルでは誰も取り上げない!誰も聴こうとしない!
 「今度何の曲にしようか。」「めんどり。」「いや、それはやめとこう。」
 「今日のコンサート曲はなに?」「めんどり。」「じゃあ、やめて焼き鳥で一杯行くか。」
 とんでもない被害だ。
 ハイドンはその名づけ人を呼び出して文句を言うべきだ。

 この曲を作ったのは、あの有名なモーツァルトの「ハイドン四重奏曲」のコンサートがウィーンであった年。つまりモーツァルトとレオポルドとハイドンがウィーンに会した記念すべき年。だったら、どうせ「めんどり」とかいうとんでもない名前にするくらいなら、その劇的な年にちなんで何かかっこいい曲名をつけられなかったもんだろうか。「邂逅」とか?いまいち?
 じゃあ、この頃ハイドンはモーツァルトに勧誘されてフリーメイソンに入っているからいっそのこと「フリーメイソン」とか。
 ・・・・・。
 まあ、どうやら名前つけの才能は店主にはないようなので、お願いだから誰かこの曲にふさわしいタイトルをもう一度つけてあげて。
 で、店主は二度とこの第83番を「めんどり」というニックネームでは呼びません。書きません。
 一生涯。


ELOQUENCE
480 1942
(2CD)
\2200
ハイドン:パリ交響曲集(第82〜87番)
 1.交響曲第82番Hob.Ⅰ‐82《熊》
 2. 同 第83番ト短調Hob.Ⅰ‐83
 3. 同 第84番変ホ長調Hob.Ⅰ‐84
 4. 同 第85番変ロ長調Hob.Ⅰ‐85《王妃》
 5. 同 第86番ニ長調Hob.Ⅰ‐86
 6. 同 第87番イ長調Hob.Ⅰ‐87       
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮エルネスト・アンセルメ
録音:1962年 <ステレオ録音>










WARNER


2564601136
\2500
ヴィジョンズ〜ピアノ・デュオ作品集
 メシアン:アーメンの幻影
 J.S.バッハ:
  カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」より第1曲ソナティーナ
 ジョン・アダムズ:ハレルヤ・ジャンクション
クリスティナ&
ミシェル・ノートン(ピアノ・デュオ)
2015年6月、ボストン、フレザー・パフォーマンス・スタジオ
  .


2564600921
\2500→\2290
妖精から淑女へ、ヴィルデ・フラング新譜
 ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 Op.15
 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
ヴィルデ・フラング(Vn)
フランクフルト放送響(hr響)
ジェイムズ・ガフィガン指揮
2015年6〜8月、フランクフルト、ヘッセン放送


ヴィルデ・フラング

 ノルウェーの首都オスロ生まれ。はじめはオスロのバラット=デューエ音楽院で学び、その後ハンブルク音楽演劇大学でコーリャ・ブラッハーに、クロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチェンコにヴァイオリンを師事。

 10歳でノルウェー放送交響楽団と共演しデビュー。12歳の時にマリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィルハーモニー管弦楽団と共演し国際的な注目を集めるようになる。以後、フィルハーモニア管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、hr交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団等と共演。

 2011年3月に初来日しアレクサンダー・リープライヒ指揮のNHK交響楽団とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を共演し日本デビュー。2012年5月にはサンットゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮の東京交響楽団とニールセンのヴァイオリン協奏曲を共演したほか、リサイタルも行った。

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ヴィルデ・フラング旧譜

EMI
CDC 6844132
\2500→¥2290
ヴィルデ・フラング/デビュー!プロコフィエフ&シベリウス
 シベリウス:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
  ユモレスク(3曲)
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
    (ライヴ録音)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
ケルンWDR交響楽団
トーマス・ゼンダーガルド指揮
 16Pブックレット ジュエル・ケース
 国内盤でも発売され、レコ芸でも「可憐な外見を侮ることなかれ」と特大1ページの特集が組まれ、辛口の満津岡育信氏からも褒められてた。
 まだソロのCDは出ていなかったヴィルデ・フラング。ここへきてようやくEMIから本格デビュー。曲はシベリウスをメインとする新人登竜門的内容だが、まあ最初だからこのあたりからでいいかも。「音楽がとても優しく、とても親密に、とても抒情的」(フィナンシャル・タイムズ)と評された。
 ちなみにルックスのほうは、ちょっとシャルロット・ゲーンズブールにも似た雰囲気の美少女(だった)。今はもう20代前半。きっと美女に成長していることでしょう。

EMI
CDCW-9476392
\2500→¥2290
ヴィルデ・フラング/グリーグ&バルトーク
グリーグ:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 作品8
バルトーク:
 ソナタ(ソロ・ヴァリオリンのための) BB124,Sz.117
リヒャルト・シュトラウス:
 ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 作品18 
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
ミハイル・リフィッツ(ピアノ)
 北欧出身、急速に注目度を高めるフラングの、シベリウス:協奏曲に続く第2作。ムターの秘蔵っ子、ノウルェー出身のヴィルデ・フラング。その傑出した音楽表現力は鍛え抜かれた名技性や音楽性とともに注目されています。

EMI
CDCW-6025702
\2500→¥2290
ヴィルデ・フラング/チャイコフスキー&ニールセン
 1−3 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
 4−7 ニールセン:ヴァイオリン協奏曲作品33
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
エイヴィン・グルベルグ・イェンセン指揮
デンマーク国立交響楽団
 ノルウェー出身の”北欧の妖精”とうたわれる美貌の実力派ヴァイオリニストが王道のチャイコフスキーと,デンマークの作曲家ニールセンの協奏曲を録音!
 2011年3月の初来日でN響との共演で好評を得た彼女は2012年、クレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞したり、9月には早くもルツェルン音楽際にて、ウィーン・フィルとの共演も決定している期待の新進ヴァイオリニスト!
 録音:2011年8月29−31日 DR Koncerthuset, Copenhagen, Denmark

WARNER
2564627677
\2500→¥2290
ヴィルデ・フラング/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
  ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』
  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
ヴィルデ・フラング(Vn)
マキシム・リザノフ(Va3)
ジョナサン・コーエン指揮
アルカンジェロ
録音:2014年4月、ロンドン

 ’妖精’ヴィルデ・フラング、WARNERから新譜。モーツァルト!
 気合の入ったプロモーション映像はこちら。 大人になってもポヨヨンとした雰囲気が変わってないのが嬉しい。

 https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zTICZLpAU6M
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<国内盤>


マイスター・ミュージック


MM-3067
¥3000+税
カフェ・ジェゴッグ/タンブッコ(パーカッション・アンサンブル)
 G. フィトキン:フック
 S. ライヒ:ナゴヤ・マリンバ2台マリンバのための
 J.S. バッハ:フーガの技法より コントラプンクトゥス I
 J.S. バッハ:フーガの技法より コントラプンクトゥス IX
 武満 徹:雨の樹
 三木 稔:マリンバ・スピリチュアル
 R. ガヤルド:カフェ・ジェゴッグ* (世界初録音)
タンブッコ
 リカルド・ガヤルド
 アルフレド・ブリンガス
 ラウル・トゥドン
 ミゲル・ゴンザレス
 ジェゴッグ( スカル サクラ)
世界が驚く!
 スピリチュアルなパーカッション・アンサンブル
 タンブッコは、1993年に結成。グラミー賞への4回のノミネートの他、数多くの栄誉を授与され、世界の打楽器アンサンブルのフロントランナーとして高い注目を集めています。
 2015年に公開された映画、007シリーズ「スペクター」には、サウンドトラックだけでなく映像でも参加するなど、話題も尽きない彼らの、エキサイティングな最新アルバムです。
  


MM-3068
¥3000+税
ザ・ベスト・オブ・ギター 〜福田 進一60thアニバーサリー〜
 J. ダウランド:涙のパヴァーヌ
 J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番よりプレリュード
 J.S. バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
 J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番より
  ロンド風のガヴォット
 F. ソル:12のメヌエット第3番
 F. ソル:幻想曲
 F. ショパン(F. タレガ編):夜想曲 第2番
 H. ベルリオーズ(F. タレガ編):ワルツ
 F. タレガ:グラン・ワルツ
 F. モレノ・トローバ:マドローニョス
 ファリャ:粉屋の踊り
 V. アセンシオ:不実な女のタンゴ
 J.W. デュアート:イギリス組曲より民謡
 H. ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲 第5番
 D. レイス:魔法のショーロ
福田 進一(ギター)
ギターの重要作品がずらりと並ぶ、特別な1枚
 歳月を重ね、ますます冴えるテクニック、瑞々しさを増す音楽。最高峰の奏者として歩み続ける、福田進一が大きな節目となる60周年を迎え、記念アルバムをリリース。
 自らセレクトの豪華なプログラムはもとより、ラコート(1840)、ホセ・ルビオ(1966)、桜井RFマエストロ(2013)を始めとする10種類の名器の響きが楽しめる、特別な1枚です。














1/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



MUSIEPOCA


MEPCD 008
\2600
アンナ・マリア・ストラーダ ヘンデルお気に入りのソプラノ
 ヘンデル(1685-1759):オペラ・アリア集
  「アタランタ」HWV35(1736) から 序曲,Se nasce un rivoletto
  「ロターリオ」HWV26(1729)から Scherza in mar la navicella
  「クレタのアリアンナ」HWV32(1733)から So che non e piu mio
  「メディアの王ソザルメ」HWV30(1731-1732) から Vola l'augello del caro nido
  「インドの王ポーロ」(1730-1731)HWV28 から 序曲,Se il ciel mi divide
  「アリオダンテ」HWV33(1734)から Volati amore
  「オルランド」HWV31(1732)から Verdi Piante
  「アルチーナ」HWV34(1735)から
   ガヴォット,サラバンド,ガヴォット・ダ・カーポ,メヌエット
  「エツィオ」HWV29(1731)から Finche un zeffiro soave
マリア・エスパダ(ソプラノ)
ヴェスプラス・ダルナディ(管弦楽)
ダニ・エスパダ(指揮)
 アンナ・マリア・ストラーダは1719頃から1741年まで活躍したイタリアのソプラノ。ヴェネツィアでヴィヴァルディのオペラ等に出演。その後ロンドンに活躍の場を移した彼女はヘンデルに賞賛され、1729年から1937年までの間に少なくとも24の彼のオペラに出演しました。
 マリア・エスパダはスペインのバダホスに生まれたソプラノ。メリダ音楽院で学んだ後マドリード王立音楽院でペドロ・ラビリニャンに、ソフィア王妃高等音楽学校でアルフレド・クラウスに師事。1996年にソロ・デビュー以来世界的に活躍しており、ピリオド楽器オーケストラとの共演も数多く行っています。




OPUS

レア盤! 限定盤

910179-2
(2CD)
\3600
ボフダン・ヴァルハル&スロヴァキア室内管弦楽団
  [CD 1] 「夜の音楽」(*)
 モーツァルト(1756-1791):
  弦楽のためのセレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  劇付随音楽「アブデラザール」Z.570 から 弦楽のための組曲
   序曲/ロンド/エア/エア/メヌエット/エア/ジグ/ホーンパイプ/エア
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):弦楽のための組曲
   サラバンド/ジグ/バディネリ
  [CD 2] (+)
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4 RV269,315,293,287
スロヴァキア室内管弦楽団
ボフダン・ヴァルハル(指揮)

録音:1973年、帝国劇場、フロホヴェツ、チェコスロヴァキア(*)
    1975年、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール、ブラチスラヴァ、
     チェコスロヴァキア(+)
前出:9111 0198(LP (C)1973年)(*/+)/91110399(LP (C)1984年)

名盤LP2枚をそのままCD2枚組として再発売するオール・ジャンル企画「OPUS100」シリーズの第79巻。

 
レア盤! 限定盤

910181-2
(2CD)
\3600
ユライ・アレクサンデル&スロヴァキア室内管弦楽団
  [CD 1]
 ハイドン(1732-1809):
  ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットと室内管弦楽のための協奏交響曲
   変ロ長調 Hob.I:105(*)
 プレイエル(1757-1831):
  フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンと室内管弦楽のための協奏交響曲第5番
   ヘ長調(+)
  [CD 2](#)
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調 RV415
  チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV420
  チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV391
  チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV40
ユライ・アレクサンデル(チェロ(*/#))
ヨゼフ・コペルマン(ヴァイオリン(*))
ミロシュ・ユルコヴィチ(フルート(+))
ローター・コッホ(オーボエ(*/+))
クラウス・トゥーネマン(ファゴット(*/+))
ズデニェク・ティルシャル(ホルン(+))
スロヴァキア室内管弦楽団
ボフダン・ヴァルハル(指揮)

録音:1980年10月、チェコスロヴァキア放送コンサートホール、ブラチスラヴァ、チェコスロヴァキア(*/+)
    1982年1-9月、スタジオ・コリバ、ブラチスラヴァ、チェコスロヴァキア(#)
前出:91111096(LP (C)1981年)(*/+)/91111330(LP (C)1984年)

名盤LP2枚をそのままCD2枚組として再発売するオール・ジャンル企画「OPUS100」シリーズの第81巻。

  
レア盤! 限定盤

910167-2
(2CD)
\3600
【旧譜 再入荷】
スロヴァキア弦楽四重奏団/モイゼス弦楽四重奏団
  [CD 1](*)
 バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲第4番
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108
 ストラヴィンスキー(1882-1971):弦楽四重奏のための3つの小品
 ヴェーベルン(1883-1945):弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
  [CD 2](+)
 ヴェルディ(1813-1901):弦楽四重奏曲ホ短調
 グリーグ(1843-1907):弦楽四重奏曲ト短調 Op.27


スロヴァキア弦楽四重奏団(*)
 アラダール・モージ(第1ヴァイオリン) アロイス・ネメツ(第2ヴァイオリン)
 ミラン・テレツキー(ヴィオラ)
 フランチシェク・タンネンベルゲル(チェロ)
モイゼス弦楽四重奏団(+)
 スタニスラフ・ムハ(第1ヴァイオリン)
 フランチシェク・テレク(第2ヴァイオリン)
 アレクサンデル・ラカトシュ(ヴィオラ)
 ヤーン・スラーヴィク(チェロ)

録音:データ記載なし (C)1965(*)/1992(+)

名盤LP2枚をそのままCD2枚組として再発売するオール・ジャンル企画「OPUS100」シリーズの第67巻。

  
レア盤! 限定盤

912896-2
 \2500
【旧譜 再入荷】
クリスマス、ペテル・ドヴォルスキーとともに
 ルドルフ・ゲリ(1956-)/ペテル・シュチリハ(1947-)作詩:希望
 スロヴァキア伝承/ユライ・タタール(1969-)編曲:あなたに知らせがある
 J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
 ヨハン・リッター・フォン・ヘルベック(1831-1877):神の御子は今宵しも(*)
 スロヴァキア伝承/ドゥシャン・ビル編曲:祝福された御子(+/H)
 アダン(1803-1856):クリスマス頌歌(オー・ホーリー・ナイト)(#)
 ビクシオ(1896-1978):マリウ、愛の言葉を
 ビゼー(1838-1875):アニュス・デイ(*)
 バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
 スロヴァキア伝承/ユライ・タタール編曲:クリスマス・ソング・メドレー
 トスティ(1846-1916):安らぎを返させたまえ(*)
 不詳/ユライ・タタール編曲:おお、何と楽しい−オー・サンクティッシマ
 フランク(1822-1890):天使の糧(#/C)
 J・S・バッハ/グノー:アヴェ・マリア(*)
 グルーバー(1787-1863)/ドゥシャン・ビル編曲:きよしこの夜(+/G)
 パヴォル・ハベラ(1962-)/ダニエル・ヘヴィエル(1955-)作詩:世界は愛を得た(**)
ペテル・ドヴォルスキー(テノール(*以外))
ヨゼフ・マリーク(オルガン(*))
コシツェ国立フィルハーモニー管弦楽団(無印)
ルドルフ・ゲリ(指揮(無印))
ブラチスラヴァ教会音楽院合唱団(+)
タチアナ・スタノヴァー(ハープ(H))
マテイ・シャーレク(ギター(G))
ドゥシャン・ビル(指揮(+))
バンビーニ・ディ・プラーガ児童合唱団(C)
プラハ交響楽団(#)
ドゥシャン・シュテファーネク(指揮(#))
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(**)
オンドレイ・レナールト(指揮(**))
他レーベルからのライセンス音源を含むコンピレーション。




PROPRIUS


PRSACD 2075
(SACD Hybrid)
\2700
ブリテン:声とギターのための作品集
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  中国の歌 [Songs from the Chinese] Op.58(*)
   大型馬車 [The Big Chariot]/琵琶 [The Old Lute]/秋風 [The Autumn Wind]
   牛飼いの少年 [The Herd-boy]/落胆 [Depression]/踊り歌 [Dance Song]
  民謡編曲集第6巻 イングランド [Folksong Arrangements Volume 6 England](*)
   恋しい人にリンゴをあげよう [I will give my love an apple]
   船乗りの少年 [Sailor-boy]/キルビー若さま [Master Kilby]
   兵隊さんと船乗り [The Soldier and the Sailor]/すがすがしい朝 [Bonny at Morn]
   愛しい人を撃ってしまった [The Shooting of His Dear]
  民謡編曲集第3巻 [Folksong Arrangements Volume 3] から
   霧の露 [The Foggy, Foggy Dew](*)
 ジョン・ダウランド(1563-1626):来たれ、深き眠りよ [Come, Heavy Sleep](*)
 ベンジャミン・ブリテン:
  ノクターナル(ジョン・ダウランドの「来たれ、深き眠りよ」による夜想曲)Op.70

イヴォンヌ・フックス(メゾソプラノ(*))
イェオリ・グリヤス(ギター)

録音:2013年2月8日、2014年3月19-20日、聖ペトルス教会、ダンデリード、スウェーデン




SYRIUS



SYR 141470
\2600→\2390
フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):7つのナポリのソナタ
  12のソナタ(1724)から
   第8番ト短調/第1番ニ短調/第2番ホ短調/第5番ニ長調
   第4番イ短調/第12番ト長調/第7番ハ長調
ジャック・ヴァンドヴィル(オーボエ)
ジャン=ミシェル・ルシャール(オルガン)

録音:2015年7月、サン=シプリアン修道院、サン=シプリアン、ペリゴール、ドルドーニュ県、フランス
使用楽器(オルガン):17世紀、不詳作者(トゥールーズ派と推定)製(1982年、ゲルハルト・グレンツィング修復)
 フランチェスコ・マンチーニはイタリアのナポリに生まれた作曲家・オルガン奏者。ナポリのピエタ・デイ・トゥルキーニ音楽院でフランチェスコ・プロヴェンツァーレ(1624-1704)他に師事し、ナポリ王宮の礼拝堂オルガニストおよび宮廷楽長、サンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院長等を務めました。
 生涯に29のオペラ、200を超えるカンカータを書いたマンチーニですが、現在では主に器楽作品で知られており、特にリコーダー、チェロと通奏低音のための12のソナタ(ロンドンで出版)が頻繁に演奏されています。
 当盤ではその中から7曲が選ばれ、オーボエとオルガンで演奏されています。
 ジャック・ヴァンドヴィルは1930年パリに生まれたフランスのオーボエ界の大御所。録音時点で84歳! 長年のデュオ・パートナーであるフランスのオルガン奏者ジャン=ミシェル・ルシャールとの息もぴったりです。





PAN CLASSICS



PC10337
(4CD)
\6000→\5590
こんな美しくも華麗なコンチェルタンテ様式が
 グレトレ:独唱のためのモテット集 op.5『音楽通信 第4巻』
   〜アウクスブルクの偉大なスイス人〜

 グレトレ:ラテン語による独唱モテット集op.5
   (1677年アウクスブルク刊/全36曲)
 フェッロ:4声のソナタ 第10番
 ベルターリ:5声のソナタ 第6番/第4番
 リッター:6声のソナタ
ダニエラ・ドルチ(cmb, org, 指揮)
Ens.ムジカ・フィオリータ(古楽器使用)
ジャン・=フランソワ・マドゥーフ、
フィリップ・タール(tp)
ウィリアム・ドンゴワ他(zk)
今村泰典 他(theo)
エンリーコ・・パリッツィ、
エレーヌ・シュミット他(vn)
 スイス出身、南ドイツで活躍。ドイツ語圏の古楽勢が全曲録音せずにはおれなかった傑作曲集、絶品!
 グレトレは17世紀中期スイス出身の作曲家。その知名度の低さにもかかわらず、曲集全体を15年の歳月をかけて録音しきったダニエラ・ドルチの熱意が、この不当に見逃されていた作曲家の真価を保証してくれます。
 作風は、あの巨匠モンテヴェルディ最晩年の傑作「倫理的・宗教的なる森」や、彼の追従者たちが書いた、声と楽器が競い合うイタリア・バロック流儀を受け継いだ声楽曲。それらがアルプスを越えたドイツ語圏でいっそう、精緻に磨き上げられたかのよう——オーストリアでビーバーやケルルがイタリア流儀の音楽を織り上げていたころ、ドイツ語圏南部にはこんな美しくも華麗なコンチェルタンテ様式が花ひらいていたのか!と驚かされずにおれません。
 大聖堂に響く澄み切った独唱、声に応えて呼び交わされる輝かしいコルネットやトランペット。弦楽器はもちろん、多彩な通奏低音楽器群(ハンマーダルシマーやバロックハープの音色は特筆に値します)、時には打楽器まで加わっての完全見事な調和ぶり、しかもさりげなく名手が続々!
 全36曲のモテットならびに同時代人たちの器楽ソナタを、次々聴き通したくなるに違いありません。既存録音も点在はしていたものの、ここまで本格的にグレトレと向き合った録音は初!
 

PC10345
(4CD)
\6000→\5590
フッペルツ「ニーベルンゲン」(1924)
  〜フリッツ・ラング映画のための音楽〜

《CD I&II》ジークフリート
《CD III&IV》クリームヒルトの復讐
フランク・シュトローベル指揮
フランクフルト放送交響楽団
 (hr交響楽団)
 1920年代——R.シュトラウスやラヴェルらの時代。ドイツ本格管弦楽の粋は、実は映画音楽の世界に…!
 コルンゴールトの映画音楽の魅力をご存知なら釈迦に説法が、1930年代の欧州政情悪化で亡命した映画音楽作曲家たちには、驚くほど多くのドイツ=オーストリア正統音楽教育を受けてきた異才たちがいたもの…そして彼らが本格的な管弦楽作品を映画の世界に持ち込んだことで、19世紀におけるオペラ全盛の盛り上がりに似た、晩期ロマン派の高雅な響きを保ちつつ近代音楽の語法も使いこなした、聴き手(映画観賞者)が誰であっても強くアピールする音楽というものが、この世界で確立されていったのです。
 本盤はその前史を築いたといっても過言ではない名匠フッペルツの傑作!ナチス台頭以前のドイツで、偉大な映画監督フリッツ・ラングの1924年作品につけた音楽は極度なまでにロマンティック、いわば舞踏なきバレエ音楽、歌唱なきオペラのごとく壮麗なその響きは、19世紀末の巨匠たちのそれにも比しうるオーケストラ・サウンド!
 無声映画の流れをわかりやすく演出するための音楽に長けた人物の作だけに、CDという媒体でシンフォニックな作品として鑑賞するのがむしろ最高...との発想からでしょう、名匠シュトローベルは超一流オーケストラのプロジェクトでこれを実現させたのでした。おそらく、想像以上にインパクトのある内容だと思います。



<国内盤> 


RICERCAR



MRIC360
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
絶美のガット弦合奏
 「ドイツ三大S」のひとり
   シャイト:合奏曲集「音楽の楽しみ」(1621年出版)

 ①カンツォン第29番"ガリアの歌"
 ②パドゥヴァン(パヴァーン)第6番
 ③ガイヤルド第8番 ④クラント第11番
 ⑤アルマンド第16番 ⑥パドゥヴァン第5番
 ⑦クラント第13番 ⑧ガイヤルド第7番
 ⑨カンツォン第26番「英国のベルガマスコを模して」
 ⑩ガイヤルド第15番 ⑪クラント第19番
 ⑫ガイヤルド第21番"戦いのガイヤルド"
 ⑬パドゥヴァン第4番"悲しみのパドゥヴァン"
 ⑭クーラント10番 ⑮クラント第9番"悲しみのクラント"
 ⑯カンツォン第28番"おお、隣のローランド"
フランソワ・ジュベール=カイエ
   (ディスカント・ガンバ&総指揮)
アンサンブル・ラシェロン
         (古楽器使用)
 時に愉快に、時にしっとり——絶美のガット弦合奏で、
 17世紀ドイツ初期バロック舞曲の楽しいひとときを。

 「音楽 」はまず「楽しい」ものであってほしいところ——イタリアでモンテヴェルディやフレスコバルディらが活躍していた1620年代初頭、巨匠シュッツ、シャインらと並び「ドイツ三大S」のひとりに数えられるドイツの大家シャイトが世に送り出した器楽合奏曲集のタイトルには、そうした思いが込められているようです。
 曰く「音楽の楽しみ」。その中身はまさしく看板に偽りなし、古楽ファンにも人気の高い後期ルネサンス舞曲を土台として、イタリアで生まれたばかりのバロック音楽のレシピもすでにさまざまなかたちで応用されているのです。
 しっとりしたパドゥヴァン(パヴァーヌ)に快活なガイヤルドなど、新旧音楽の旨味だけを上手く選りすぐった音の料理に、当時の聴き手と同じく現代の私たちも、思わず手を止めて聞き入ってしまうでしょう——なにしろ演奏陣アンサンブル・ラシェロンは古楽先進地フランス語圏随一の精鋭が集まるガンバ合奏団!その演奏は、高音から低音までをガンバ族の弦楽器で揃えて滋味満点、ハープ、リュート、チェンバロ、オルガンなどの通奏低音楽器もきらびやかな音色で全体を支えます。 聴き終わった瞬間また繰り返したくなる、理屈ぬきの美しいガット弦の交錯...英国系ガンバ合奏にも通じる古雅なセンス!
 


MRIC347
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700+税
大バッハの三人の祖先たち
 J.バッハ:
  ①満ち足りてあれ、わが魂 ②我らが人の生は影のごとく
  ③わたしの死について嘆くなかれ
 J.C.バッハ:
  ④正しき者は、たとえ死すとも ⑤女の腹から生まれた者は
  ⑥みじめな人の世は、涙とともに始まり ⑦恐れることはない
  ⑧いとしき主なる神、我らを ⑨見よ、わが心
  ⑩主よ、今こそあなたのしもべを ⑪我らの心の喜びには終わりが
  ⑫今、わたしの命に
 J.M.バッハ:
  ⑬信仰を保ってあれ、死にさいしても
  ⑭持っているものを大切にせよ
  ⑮知っています、わたしの贖い主は ⑯主よ、わたしにはあなたしか
  ⑰主よ、わたしはあなたの救いを
  ⑱我らのいのちは70年ほど続くとも
  ⑲主よ、あなたはわたしに多くの恐怖と苦難を
  ⑳人はひとたび死すさだめ
  (21)神の子、救世主イエスの血が
  (22)わたしは今や乗り越えた
  (23)恐れるな、見よ (24)栄光あれ、いと高きにおられる神に
  (25)歓待されよ、愛すべき今日という日
  (26)今や我らは新たな年を迎え
 J.S..バッハ(1685〜1750):
  (27)わたしはあなたから離れませんBWV Anh.159(伝J.C.バッハ)
リオネル・ムニエ指揮
Ens.ヴォクス・ルミニス、
スコルピオ・コレクティーフ
       (古楽器使用)
 大バッハに連なる伝統を、じっくりたどってゆく3人の"祖先”の世界を、ベルギー随一の精鋭陣が!

 「音楽の父」バッハが、実生活においても素晴しい作曲家たちの「父」だった傍ら、その一族が昔から音楽家を数多く輩出していたことは有名。
 しかし実際に過去どのような名匠たちがいたのか知る機会は、彼の息子たちに比してあまりに少ないのが実情。シュッツやシャイトなど、17世紀ドイツの多声音楽で名盤を刻んできた古楽大国ベルギー随一の精鋭集団ヴォクス・リュミニスが、その実情を比類なくすばらしい歌唱とともに伝えてくれる決定的な名演2枚組を録音してくれました!

 ポイントは3人の重要人物に注目、作品を多声モテットだけにしぼったこと——大バッハも常々尊敬していた(そして彼の作品の真の作者とも混同されたことがある)アイゼナハのヨハン・クリストフ、その兄弟で大バッハの最初の妻マリア・バルバラの父親たるアルンシュタットの名匠ヨハン・ミヒャエル、そして彼らとは遠い縁ながらエアフルトを拠点に活躍した謎の先人ヨハン・バッハ...大バッハの場合と同じく葬送系のモテットが多数ですが、それだけに胸打つ傑作がいたるところ、しかも小難しい理屈ぬきに耳を喜ばせてやまない名旋律・コード進行も多々。
 北御門はる・鈴木優人ら日本勢の通奏低音も絶妙、BCJ周辺でも大活躍の欧州最前線のソリストは個人プレイも巧みなら、アンサンブルでの声の融けあいも息をのむほど——圧倒的技量あればこその好企画、もちろん日本語解説付。どうぞお見逃しなく!




ALM/コジマ録音



ALCD-1153
¥2800+税
鬼才天才小倉貴久子、新譜
 星の冠(シュテルンビルト)〜ロベルト&クララ シューマン


 クララ・シューマン:前奏曲とフーガ 変ロ長調 作品16-2
 ロベルト・シューマン:クライスレリアーナ 作品16
 クララ・シューマン: ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 作品20
 ロベルト・シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
小倉貴久子(フォルテピアノ)
Seiji Sagawa, clarinet
フォルテピアノ:J.B.シュトライヒャー制作(1845年 ウィーン) 〈録音〉プラザウエスト さくらホール 2014年11月26-28日

 シューマン夫妻が多くのピアノ作品を書いた当時のフォルテピアノ、1845年のJ.B.シュトライヒャーを使用した演奏。シューマン夫妻の互いの愛から生まれ出た作品が、深い情感と共感をもって演奏される。豊かな温かさを持つ強奏、繊細きわまりない最弱音などこのフォルテピアノならではの音色により、シューマン夫妻の音楽が新鮮に生まれ変わる。

【小倉貴久子(おぐら・きくこ)(フォルテピアノ)】
 東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞”Cum Laude”を得て首席卒業。1988年第3回日本モーツァルト音楽コンクール、ピアノ部門第1位。1993年ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門第1位。1995年には同コンクール、フォルテピアノ部門で9年ぶり史上3人目の第1位と聴衆賞を受賞し話題を呼んだ。
 『音楽の玉手箱』や『ベートーヴェンをめぐる女性たち』、『モーツァルトの生きた時代』『モーツァルトのクラヴィーアのある部屋』などのユニークなコンサートシリーズを展開する一方、ソロ、室内楽、協奏曲などバロックから近現代まで幅広いレパートリーで活躍。また各ホール主催演奏会や音楽祭、ラジオ、TVの出演や録音も多い。浜松市楽器博物館でのレクチャーコンサートやコレクションシリーズでも高い評価を得ている。
 これまでにCDを40点以上リリース。それらの多くが読売新聞、朝日新聞、毎日新聞での推薦盤や「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれている。
 CD《イギリス・ソナタ》は平成24年度文化庁芸術祭レコード部門〈大賞〉受賞。著書にカラー図解『ピアノの歴史(CD付き)』(河出書房新社)。校訂楽譜『ジュスティーニ:12のソナタ集 第1、2巻』(カワイ出版)。東京藝術大学古楽科非常勤講師。
 

ALCD-1155
\2800 +税
バルダッサーレ・ガルッピ:6つのトリオ・ソナタ
 [ウプサラ大学図書館イーム・コレクションによる]
 トリオ・ソナタ第1番 イ長調
  [1] Allegretto
  [2] Adagio
  [3] Allegro
 トリオ・ソナタ第2番 ヘ長調
  [4] Allegro
  [5] Larghetto
  [6] Allegro
 トリオ・ソナタ第3番 ニ長調
  [7] Largo
  [8] Allegro
  [9] Andantino
 トリオ・ソナタ第4番 ト長調
  [10] Allegro non Presto
  [11] Largo
  [12] Allegro
 トリオ・ソナタ第5番 変ロ長調
  [13] Allegro
  [14] Largo
  [15] Allegro
 トリオ・ソナタ第6番 ホ長調「パスクィーノとマルフォーリオの対話」
  [16] Allegro moderato
  [17] Retitativo Istromentato “Dialogo tra Pasquino, e Marforio”
  [18] Ritornelle. Larghetto
アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
松永綾子(バロック・ヴァイオリン)
山口幸恵 (バロック・ヴァイオリン)
懸田貴嗣 (バロック・チェロ)
渡邊孝(チェンバロ)
〈使用楽器〉
 松永綾子 Ayako Matsunaga Violino Sebastian Klotz, Mittenwald, 18th century
 山口幸恵 Yukie Yamaguchi Violino Jacques Boquay (Paris, 1723)
 懸田貴嗣 Takashi Kaketa Violoncello Francois Le Jeune (Paris, 1755)
 渡邊孝  Takashi Watanabe Clavicembalo Takahito Shimaguchi (Saitama, 2003), Italian harpsichord after Anonymous harpsichord
〈録音〉秩父ミューズパーク 2015年1月10?12日

 ヴェネツィアのブラーノ島出身でオペラや教会音楽の作曲家として名を馳せたバルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)。生前に出版された器楽曲は数曲しかなく、その他は筆写譜のみが現存する。
 スウェーデンのウプサラ大学図書館所蔵のコレクションに伝えられる「6つのトリオ・ソナタ」は、器楽によるレチタティーヴォが導入されるなど、オペラ作曲家ならではの趣向が凝らされている。
 アレグロ楽章の清澄な快活さと、静謐さにみちた緩徐楽章の鮮やかなる対比を、4人の名手たちが描き出す。


【アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア】
 2001年モンテヴェルディの作品をテーマとしたコンサートをきっかけに出会い、2004年から活動を始めた。4人のメンバーは現在ヨーロッパを拠点とし、「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」「アンサンブル・ゼフィロ」「アンサンブル・ゼフィロ」「B’Rock」「ラ・ヴェネシアーナ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」など、日本のみならずヨーロッパの古楽グループのメンバーとしてもそれぞれ活躍している。
 2004年秋、イタリア、ロヴェレートでの第8回ボンポルティ国際古楽コンクールのアンサンブル部門で第1位、聴衆賞、ORF(オーストリア国営放送)録音賞を受賞。本選の模様はイタリアRAI とORFラジオで放送された。2005年夏から秋にかけてイタリアとスロヴェニアでの11の音楽祭へ出演、大成功を収めた。その後、オーストリアのメルク国際バロック音楽祭、インテーネ・バロックフェスティヴァル、エッカルツァウ城でのコンサートシリーズ、ザンクト・フローリアン・フィオリ・ムジカーリ、ブルンネンタール音楽祭、イタリアでは、メラーノ、ブレッサノーネの音楽祭などに出演、いずれも圧倒的な支持を得た。
 国内では、2006-08年目白バ・ロック音楽祭に参加、グナール・レツボール、エンリコ・ガッティ、ラ・ヴェネシアーナらと共演し、大きな話題となった。(ラ・ヴェネシアーナとのライブはNHK/BSで録画・放送された)また、2011年にはNHK-FMの名曲リサイタルにも出演した。
 2009年から東京オペラシティ・近江楽堂で定期的に行われるコンサートシリーズは、ナポリの知られざる作曲家に焦点を当てた「ヴィヴァ、ナポリ!!」や、バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏会と並んで企画された「ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクとドレスデン宮廷の音楽家たち」、「モーツァルトとバッハ一族 ? 偉大なパトロンとしての G. van スヴィーテン男爵」など毎回意欲的なプログラミングと、演奏の質が各方面より高く評価されており、識者からも大きな注目を集めている。
 レパートリーは1600年から1800年のバロック・古典派初期の主にトリオ・ソナタをメインとした室内楽作品で、ヴィヴァルディ、コレッリ、J.S. バッハ、モーツァルトといった有名作曲家のみならず、ヨーロッパの図書館に所蔵されるバロック期の作曲家の未出版作品まで広くカバーしている。
http://ricrearca.exblog.jp
http://darcadia.blogspot.com

【松永綾子(まつなが・あやこ)(バロック・ヴァイオリン)】
 桐朋女子高等学校音楽科及び、桐朋学園大学卒業。在学中よりバロック・ヴァイオリンを若松夏美氏に師事する。アムステダム音楽院、ミラノ市立音楽院でルーシー・ファン・ダール、ステファノ・モンタナーリの各氏に師事する。現在はイル・ジャルディーノ・アルモニコ(G. アントニーニ)、アンサンブル・ゼフィロ(A. ベルナルディーニ)、アンサンブル・コルディア(S. ヴェッジェッティ)、ラ・リゾナンツァ(F. ボニッツォーニ)、Le Cercle de l’Harmonie などのヨーロッパ各地のバロック・オーケストラで演奏・録音活動を行っている。それらの録音は、アルファ、アルカナ、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、ラメー、オワゾリール、アンブロネ・レーベル、ブリリアント・クラシックスなどからリリースされている。

【山口幸恵(やまぐち・ゆきえ)(バロック・ヴァイオリン)】
 桐朋学園にて故江藤俊哉氏に師事したのちバロック奏法を本格的に学ぶ。文化庁派遣芸術家研修員としてアムステルダム音楽院に留学、ルーシー・ファン・ダール氏に師事し、演奏では栄誉賞付き最高得点を、修士論文ではヴィオリーノ・ピッコロについて言及し、「Publishable」の高い評価を得て修了する。積極的かつ柔軟なアンサンブルが持ち味で、創設した、リクレアツィオン・ダルカディア(イタリア、ボンポルティ古楽コンクール第1位)、デュオ音の恵(ベルギー、ブルージュ古楽コンクール第1位)また現代音楽と古楽を組み合わせたライブを行う鈴木優人とのアンサンブル・ジェネシスで国内外の古楽音楽祭にて演奏、TV収録(NHK)、録音(WDR、NDR、ORF、NHK)をこれまでに多数行っている。七條恵子との デュオCD(浜松市楽器博物館、コレクションシリーズ40「シューベルティアーデⅡ」)は古楽雑誌アントレに紹介され、レコード芸術準特選に選ばれるなど好評を得ている。2002年よりバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして活動、近年は鈴木雅明との室内楽の共演、Bach Collegium Japan Euroの首席奏者としてますます活動の幅を拡げている。

【懸田貴嗣(かけた・たかし)(バロック・チェロ)】
 東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。チェロを鈴木秀美、藤森亮一の各氏に師事。ミラノ市立音楽院ではガエタノ・ナジッロ氏に師事した。ラ・ヴェネシアーナ、イル・コンプレッソ・バロッコ、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカなど、イタリア・日本の主要な古楽アンサンブルのメンバーとして、国内外の主要な音楽祭での演奏やレコーディング活動を行っている。関わったCD録音はEMI/Virgin、Glossa、BIS、ORF、ALM、DENONなど多くのレーベルに渡る。2012年ソロCD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」(ALM)をリリース、音楽誌上などで高い評価を受け、平成24年度(第67回)文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。 エンリコ・オノフリ、エンリコ・ガッティ、グナール・レツボール、ロベルタ・マメリなど海外の著名な演奏家との共演も数多い。2007年度文化庁在外派遣研修員。日本イタリア古楽協会運営委員。
http://lanzetti.exblog.jp/

【渡邊 孝(わたなべ・たかし)(バロック・ヴァイオリン)】
 東京音楽大学ピアノ専攻卒業。在学中にチェンバロを始め、渡邊順生氏に師事。桐朋学園大学研究科(チェン バロ専攻)修了後、2002年より拠点をヨーロッパに移し、アムステルダム音楽院にてボブ・ファン・アスペレン氏に師事。現在はイタリアに在住 し、ミラノ市立音楽院にてロレンツォ・ギエルミ氏にオルガンを師事し、2010年にディプロマを取得。ヨーロッパ各地でも、アンサンブル・ゼフィロ(A. ベルナルディーニ)、アンサンブル・コルディア(S.ヴェッジェッティ)、イマジナリウム・アンサンブル(E. オノフリ)などと演奏し、ソリスト、通奏低音奏者として活躍している。2012年に、 J.S.バッハ 『ゴルトベルク変奏曲』をリリースし、レコード芸術誌上において特選を獲得したほか、翌年リリースした『スヴェーリンク鍵盤作品集』もレコード芸術特選を 始めレコード・アカデミー賞古楽部門にノミネートされるなど各方面から高い評価を得た。平成20年度、文化庁芸術家在外研修生。2011年のプレミオ・ボンポルティ国際古楽コンクールにおいて審査員を務めた。ブルーニコ(イタリア)の古楽講習会にて定 期的にチェンバロのマスタークラスを受け持つ。2013年9月よりスイス、ベルン音楽院の客員教授を務め歴史的演奏法、通奏低音、チェンバロを教えている。


《好評発売中》 アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディアのCD
 ALCD-1134 ジャン=マリー・ルクレールの肖像  税抜価格¥2,800 JAN 4530835 110002
 

ALCD-7196
¥2800+税
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
 〜作曲者自身によるピアノ連弾版〜

ベドジフ・スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
 [1] 高い城
 [2] ヴルタヴァ
 [3] シャールカ
 [4] ボヘミアの森と草原から
 [5] ターボル
 [6] ブラニーク
稲島早織・大石真裕(ピアノ)
〈録音〉東大和ハミングホール 2015年8月12?14日
 「モルダウ」の名で親しまれる人気曲を含む連作交響詩「わが祖国」は、オーケストラ版でよく知られるものの、作曲者スメタナ自身によるピアノ連弾版は実はあまり知られていない。プラハ音楽院で学んだ大石と、活発な演奏活動を続ける稲島により、1台のピアノと4つの手から新たに生み出されるこの名曲の斬新な響きを、ぜひ味わっていただきたい。

【稲島 早織 (いなじま・さおり)(ピアノ)】
 千葉市出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部、同大学研究科修了後、同大学嘱託演奏員を務める。在学中オーディションにより選抜され、桐朋オーケストラ・アカデミーとピアノ協奏曲を共演する他、学内選抜演奏会、高校・大学卒業演奏会、日本ピアノ調律師協会主催「第12回新人演奏会」に出演。全日本学生音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA、ピティナ・ピアノコンペティションなど、数々のコンクールで入賞、入選。近年は国内外で演奏活動を行い、ソロリサイタルの開催、フランスやチェコにて音楽祭・コンサートに出演する他、「NHK交響楽団メンバーによる室内楽シリーズ定期演奏会」、文化庁主催「子供の育成事業」で東京フィルハーモニー交響楽団の巡回公演にピアニストとして同行する等、数多くのコンサートに出演。
 その他、国際コンクールの公式伴奏員、テレビ番組での伴奏、オペラ公演のコレペティトゥールなど、ソロ・室内楽・伴奏・コレペティトゥールで幅広く活動している。日本作曲家協議会主催「アジア音楽祭2014」に出演するなど、現代作曲家の初演・再演も多数行う。音楽を通じた社会活動にも精力的に取り組んでいる。これまでに飯田春美、楠原祥子、玉置善己の各氏、国内外のマスタークラスにおいて、数多くの著名なピアニストの指導を受ける。現在、NPOギャラクシーアートジャパン理事、花まるメソッド音の森ピアノ講師、池田エコール音楽院ピアノ講師。

【大石 真裕(おおいし・まさひろ)(ピアノ)】
 桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を経て2011年秋から15年はじめにかけて渡欧、プラハ音楽院を修了。在学中より室内楽、主にピアノ・デュオの研究に力を入れ、横浜国際音楽コンクール、かやぶき音楽堂デュオコンクール(京都)、岐阜国際音楽祭コンクール、大阪国際音楽コンクール、日本ピアノ研究会オーディション、国際ピアノデュオコンクール(東京)などで優秀な成績を収める。リスト編曲によるベートーヴェン「第九」交響曲(2台ピアノ版)、ドヴォルザーク博物館、スメタナ博物館など、各地でピアノ・アンサンブルに特化した様々な企画公演を開催。また、サントリーホール主催「レインボウ21 デビューコンサート」、「レインボウ21・15周年記念公演“百花響乱”」、愛知県文化振興事業団主催「若き音楽家による企画コンサート」などの主要な企画公募審査での選定経験を持ち、企画と演奏の双方の実績を重ねている。合わせて、絶版となってしまった19〜20世紀はじめにかけて出版された、貴重なピアノ・アンサンブル作品の楽譜の収集および発表も行っている。
 これまでに、糸川玲子、秦はるひ、川島伸達、村上弦一郎、斉木隆、田中麗子、T.バイノフ、M.レゼック、M.ランゲルの各氏に師事。
 また、公益社団法人 日本広告写真家協会員(APA)として、プロカメラマンとしても活動しており、欧州方面を中心に撮影した写真が各誌に掲載、発表されている。






















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