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≪第86号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2016/2/16〜









2/19(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HMF

HMU 907669
\2700
ロシアからまた新しい才能が出現
 エレーナ・ランゲル:
  (1)三人のいる風景(全8曲)
   (リー・ハーウッド詩 英語)(2013)
  (2)雪〜ヴァイオリンとピアノ (2009)
  (3)雷雲(ロシア民俗詩 ロシア語)(2012)
  (4)2つの猫の歌(ダニール・ハルムス詩 ロシア語)(2006)
  (5)アリアドネ(グリン・マックスウェル詩 英語)(2002)
  (6)おお愛しい人(ジョン・ダン詩 英語)(2013)
アンナ・デニス(ソプラノ)
(1)ウィリアム・タワーズ(カウンターテナー)
(1)(5)(6)ニコラス・ダニエル(Ob)
(1)(2)(5)(6)ロマン・ミンツ(ヴァイオリン)
(1)(5)(6)メーガン・キャシディ(ヴァイオリン)
(1)(4)(5)(6)クリスティナ・ブラウマネ(Vc)
(1)(6)ロバート・ハワーズ(Cem)
(2)(3)(4)カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)
 録音:2014年11月3-5日/ブリテン・スタジオ(サフォーク、イギリス)/DDD、59’ 57”

 エレーナ・ランゲルは1974 年モスクワ生まれの女性作曲家。モスクワ音楽院で学び、当初はピアニストを目指していましたが作曲に転向、1999 年にはロンドンの王立音楽アカデミーに留学し、そのままこの地に住み活動を行っています。
 作風はロシア的でショスタコーヴィチとリムスキー=コルサコフの影響が明瞭、とにかく飽きさせない点がさすが。
 2013 年にはジュネーヴ大劇場のためにキュイの児童オペラ「長靴をはいた猫」をオーケストレーションして高く評価されました。このアルバムに収められた作品は、いずれもイギリスで作曲されたもので、「三人のいる風景」と「おお愛しい人」は目下最新作。ロシア音楽ファン要注目の逸材と申せましょう。



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CORO



COR 16142
\2500→\2290
ザ・シックスティーンのモンテヴェルディ!
 モンテヴェルディ:4声のミサ曲と詩篇曲集 Vol.1

 モンテヴェルディ:
  主は言われたI SV.191/われ主に感謝せんII SV.194/
  イェルサレムよ、主を讃めたたえよ SV.202/
  われ喜びに満てりII SV.199/主が家を建てたまわずばI SV.200/
  僕らよ、主を讃めたたえよ SV.196/聖母のための連祷 SV.204/
  主を畏るるものは幸いなり SV.195/
 カヴァッリ:マニフィカト
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンのモンテヴェルディ!"4声のミサ曲と詩篇曲集"第1巻が登場!

 名演の誉れが高い「倫理的、宗教的な森」、「聖母マリアの夕べの祈り」に続く、ザ・シックスティーン&ハリー・クリストファーズのモンテヴェルディは、「4声のミサ曲と詩篇曲集」の第1巻!
 モンテヴェルディがヴェネツィア、サン・マルコ寺院の楽長として活躍していた時代の代表作を含み、死後の1950年に出版された「4声のミサ曲と詩篇曲集」は、まさにその芸術の最高峰の1つ。
 エリン・マナハン・トーマスとグレース・デイヴィッドソンが名を連ねるソプラノを筆頭に、ザ・シックスティーンの各パートの充実振りも目覚ましい。至上のハーモニーが創り上げるモンテヴェルディの宗教音楽の傑作。乞うご期待!

 ※録音:2015年11月5日−12日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)







CAPRICCIO



C5247
(2CD)
\2700→\2490
コルネリウス・マイスター(指揮)&ORFウィーン放送響
 アントン・ブルックナー:交響曲 第9番&ミサ曲第3番


<CD1.交響曲 第9番 ニ短調 WAB109>
<CD2.ミサ曲 第3番 ヘ短調 WAB28>
ルート・ツィーザク(ソプラノ)/
ヤニナ・ベヒレ(アルト)/
ベンジャミン・ブルーンス(テノール)/
ギュンター・グロイスベック(バス)/
ウィーン・ジンクアカデミー/
ORFウィーン放送交響楽団/
コルネリウス・マイスター(指揮)
録音 2013年4月26日…CD1, 2015年6月23日 ライヴ収録…CD2 ウィーン コンチェルトハウス
 ブルックナー(1824-1896)の最高傑作の一つ「交響曲第9番」は彼が取り組んだ最後の交響曲です。1887年、第8番を完成させた直後に作曲に取り掛かったものの、なかなか筆が進まず、気持ちがのりはじめたのはその5年後、1892年に第8番が初演した後からでした。しかし、その頃には病が進行し、結局1894年に3楽章までが完成、第4楽章も進めていたのですが、結局は未完のまま残されてしまったのです。
 ブルックナーとしては、「未完に終わった場合は、終楽章の替わりにテ・デウムを演奏して欲しい」と語っていたといい、彼自身、この作品の終楽章については完成を望んでいなかったのかもしれません。
 最近は補筆完成版で演奏されることも多いこの作品ですが、コルネリウス・マイスターは3楽章のみでゆったりと曲を締めくくっています。変わりに置かれているのは、1867年頃に作曲されたミサ曲第3番。厚みのある響きと敬虔な精神に満たされたある意味「歌つきの交響曲」のような構造を持った大作です。
 コルネリウスが紡ぎ出す流麗な音楽はもちろんのこと、ソリストたちの素晴らしさも特筆すべき点でしょう。
 


C5270
\2700→\2490
キャリアの始めの頃のヨナス・カウフマン
 1-7.マルシュナー(1795-1861):歌劇「吸血鬼」
 8-12.アーベルト(1832-1915):歌劇「エッケハルド」
ヨナス・カウフマン(テノール)
「吸血鬼」
 レジーナ・クレッパー(ソプラノ)/
 マルクス・マルカルト(バス)/
 フランツ・ハヴラータ(バス)/
 ケルンWDR放送管弦楽団&合唱団/
 ヘルムート・フロシャウアー(指揮)/
「エッケハルド」
 ナイラ・ファン・インゲン(ソプラノ)/
 スザンネ・ケリング(メゾ・ソプラノ)/
 藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)/
 ヘンリク・ベーム(バリトン)/
 イェルク・ヘンペル(バリトン)/
 アルフレッド・ライター(バス)/
 シュトゥットガルト・コリステン/
 南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団 /
 ペーター・ファルク(指揮)
録音 1999年8月 ドイツ…「吸血鬼」, 1998年10月 ドイツ 「エッケハルド」
 今や、世界中で押しも押されもせぬ人気を誇るテノール、ヨナス・カウフマンが、そのキャリアの始めの頃に手掛けた「あまり有名でないオペラ」が今になっては、音楽的にも彼の歌唱を聴くためにも、とても貴重なものとなっていることは間違いありません。そのため、今回、2つの「知られざる歌劇」の聴き所(もちろん彼のアリアを中心に)をセレクトし1枚のアルバムにまとめたものがリリースされます。
 どちらも15年以上前の録音ですが、当時からいかにカウフマンの歌唱が抜きん出ていたものであるかがわかるのではないでしょうか。もちろんドイツ・オペラ好きにもたまらない1枚となることは間違いありません。
 【歌劇「吸血鬼」全曲盤…C5184】
 


C5137
\2700→\2490
ヴィンフリート・ラーデマッハー(ヴァイオリン)
 マックス・レーガー:
  ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101

  (ルドルフ・コーリッシュによる室内オーケストラ伴奏版)
ヴィンフリート・ラーデマッハー(ヴァイオリン)/
リノス・アンサンブル
録音 ケルン 室内楽ホール
 若い頃から音楽的な才能を発揮していたレーガー(1873-1916)ですが、荒れた生活のおかげで一時は創作活動すらも危ぶまれる状態、しかし、ミュンヘンに行き、1902年に伴侶を得たおかげで(この時も一悶着あった)積極的に活動できるようになったのは彼にとっても幸いなことでした。
 そして1907年にはライプツィヒ音楽院の教授に選任されたレーガー。このヴァイオリン協奏曲はそんな時期の作品です。いかにもドイツ音楽らしい堅固な形式と、ブラームスの向こうを張る重厚な管弦楽パートを持つ難解な作品ですが、演奏されることはあまりありません。
 しかしシェーンベルクはこの作品を高く評価し、「もっとこの作品は演奏されるべきだ」と彼が主宰していた「私的演奏協会」のレパートリーに組み込むため、弟子のコーリッシュに編曲を依頼。伴奏部を室内オーケストラ版にしたものが、ここで演奏されている作品です。リノス・アンサンブルの確固たる演奏にのって、ラーデマッハーのヴァイオリンが歌います。
  

C5202
\2700
Round Midnight-ラウンド・ミッドナイト
 1.パーセル(1659-1695):妖精の女王-序曲(D.マーラット編)/
 2.ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):サチュロスの踊り-序曲(H.ケーブル編)/
 3-4.オスカー・べーム(1870-1938):夜曲 Op.44(N.ダウム編)/
 5.サン=サーンス(1835-1921):死の舞踏 Op.40(D.マーラット編)/
 6-7.ロバート・ビーサー(1954-):金管五重奏曲/
 8-11.J.マーク・シアース(1960-):「魔法の森」組曲/
 12.セロニアス・モンク(1917-1982)&
  クーティ・ウィリアム(1911-1985):
   ラウンド・ミッドナイト(I.ルイス編)/
 13.ブルトン・レーン(1912-1997):
  フィニアンの虹:年取った悪魔の月(I.ルイス編)/
 14.フォーレ(1845-1924):レクイエム Op.48-ピエ・イェズス(R.メンツェン編)
ベルリン・ブラス・クィンテット
<メンバー:
ファルク・メルテンス(トランペット)/
ラファエル・メンツェン(トランペット)/
パオロ・メンデス(ホルン)/
アンドレアス・クライン(トロンボーン)/
ヨハネス・リップ(テューバ)>
録音 2011年11月11-14日 ベルリン RBB 第3ホール
 セロニアス・モンクが書いた「ラウンド・ミッドナイト」は、現在ジャズのスタンダード・ナンバーの一つとして知られています。
 “最も数多く録音された曲”とも言われ、すでに1000枚以上のアルバムで取り上げられているといい、このアルバムもそのコレクションの中に加えられることでしょう。
 ポリフォニックでロマンティックなこの作品を始め、パーセルやフォーレなど、多彩なスタイルの曲が散りばめられたこのアルバムは、ベルリン・ブラス・クィンテットの実力をとにかくじっくりと楽しむことができるものです。
  

C5209
\2700
バスクの歌
 1.ホセ・ゴンサロ・スライカ(1886-1956):Lua lua/
 2.Atzo tun tun/3.スライカ:Nik Baditut/
 4.スライカ:Goizean goiz jeikirik/
 5.スライカ:Urrundik ikusten dut/
 6.スライカ:Nundik ator, Astoa?/7.スライカ:Axuri beltxa/
 8.スライカ:Baratzeko pikuak/9.スライカ:Onazez/
 10.スライカ:Artaiz Gaztearen Oiuak/
 11.スライカ:Mutillen Karrika-Eresiak/
 12.フランシスコ・デ・マディナ(1907-1972):Agur/
 13.デ・マディナ:Krixkitin Kraxkitin/
 14.デ・マディナ:Madalen/15.デ・マディナ:Ama ezkondu/
 16.デ・マディナ:Udaberri/17.デ・マディナ:Poz pozez/
 18.デ・マディナ:Basatxoritxo/
 19.デ・マディナ:Aitonaren esana/
 20.デ・マディナ:Seaska utsa/
 21.デ・マディナ:Aingeru zurieder/
 22-25.デ・マディナ:トッカティーナ 第1番/
 26-29.デ・マディナ:トッカティーナ 第2番
アランツァ・エツェナーロ(ヴォーカル)/
フアン・カルロス・ロドリゲス(ピアノ)
録音 2013年3月 ウィーン 4TUNEスタジオ
 フランス国境に近い、バスク地方「サン・セバスチャン」に生まれたホセ・ゴンサロ・スライカは、神職にありながら、バスクの民俗音楽の研究をライフワークとし、グラナドスやペドレルと親交を持った人です。フランシスコ・デ・マディナも同じく聖職者。彼は聖アウグスチノ修道会の神父でしたが、バスク民謡の影響を受けた合唱曲を多く作曲しています。
 この2人の作品はどちらも優雅な雰囲気の中に、バスクの熱い心が宿ったもの。エツェナーロの情熱的な歌唱が、バスクの風景を鮮やかに描き出します。
  


C5250
\2700→\2490
フルトヴェングラーによって初演された作品
 ワルター・ブラウンフェルス:作品集

  1-8.ドン・ファン Op.34/
  9.古いフランスの子供の歌による交響的変奏曲 Op.15
アルテンブルク・ゲラ歌劇場管弦楽団/
マルクス・L・フランク(指揮)
録音 2013年3月19日 ドイツ ブーネン・デア・シャット・ゲラ コンツェルト・ザール
 フランクフルト出身の作曲家、ピアニスト、ブラウンフェルス(1882-1954)は、現在いくつかの室内楽、声楽曲、とりわけ歌劇「鳥たち」のロマンティックな作風が知られています。
 彼の父は文学者、翻訳者として知られ、また母方の係累にはヴァイオリン音楽で有名なルイ・シュポアがいるという文化的な家庭に育ち、ウィーンで作曲とピアノを学び、プロイセン芸術アカデミーの会員にえらばれるなど作曲活動をしながら音楽の発展に寄与していましたが、ナチスが台頭してくるとユダヤの血を引いていた彼は公職から追放され、その作品も上演禁止となってしまったのです。
 しかし幸いなことに、大戦を生き延び、戦後はまた公職に復帰、ドイツ音楽の再建に尽力したという波乱万丈の生涯を送った人です。この「ドン・ファン」はモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」からモティーフを取った変奏曲で1924年にフルトヴェングラーによって初演された作品です。
  

C5251
\2700
ワルター・ブラウンフェルス:歌曲集
 1-6. 6つの歌曲 Op.1(1902)
 <第1番:夜風に乗って/第2番:ブロンデル/
  第3番:静かなカーン/第4番:「魂の年」から/
  第5番:すばらしい/第6番:内なる風景>/
 7-14.歌曲集「羽音の断片」Op.7(1904)
 <第1番:セキレイ/第2番:ウソ/第3番:みつばち/
  第4番:キクイタダキ/第5番:ナイチンゲール/
  第6番:ツバメ/第7番:ヤツガシラ/第8番:マヒワ>/
 15-20. 6つの歌曲 Op.4(1905)
 <第1番:償い/第2番:離婚して一人/第3番:若い娘/
  第4番:少年が歌う/第5番:最後のばらの愛/第6番:川を渡る>/
 21-29.新しいフェーダースピール Op.7(1904)
 <第1番:入り口/第2番:タイリクハクセキレイ/
  第3番:フィンチ/第4番:ウソ/第5番:シジュウカラ/
  第6番:ゴシキヒワ/第7番:ひばり/第8番:タートルトーブ/
  第9番:マヒワ>/
 30-34.歌曲集「あなたは何が欲しいの」Op.11(1908)
 <序章/ナーレンの最初の歌/長い道のり/
  ナーレンの第2の歌/ナーレンの最後の歌>/
 35-36. 3つのゲーテの歌 Op.29より(1916)
 <第1番:悲しみ、喜び/第2番:太鼓をうならせよ>/
 37.ベートーヴェンの音楽への共鳴 Op.13(1910)/
 38.秋への思い(1917)/
 39.2つの歌曲集 Op.27-第1番:運命の女神たちに/
 40-41. 2つの歌曲 Op.44(1932)<第1番:星の歌/第2番:青白い月>
マルリス・ペテルソン(ソプラノ)…
 7-14.21-29.35-36.38.40-41/
コンラード・ヤルノット(バリトン)…
 1-6.15-20.30-34.37.39/
エリック・シュナイダー(ピアノ)
録音 2011年3月9-11日…1-6.15-20.30-34.37.39, 2011年4月1-3日…7-14.21-29.35-36.38.40-41 ドイツ スタジオ・ゲルトナーシュトラーセ
 ブラウンフェルス(1882-1954)の音楽は、2回衰退の危機に見舞われています。一度は、ナチスによって「頽廃音楽」に分類された際、全ての彼の音楽の演奏機会が奪われました。そして戦後、大戦を生き延びた彼がもう一度音楽界に復帰した際には、今度は彼の音楽のようなロマンティックな調性音楽は、聴衆の好みからは外れてしまい、演奏されることがなくなってしまいました。
 しかし、20世紀の終わりになって、これらの忘れられた音楽に復興の兆しが見え始めた時、彼の作品にも改めて光が当たり始めたのです。
 このアルバムに収録されている歌曲のほとんどは、彼の初期の作品で、まるでリヒャルト・シュトラウスを思わせる美しい旋律を持っています。ペテルソンとヤルノットの2人が丁寧に歌っています。
  

C5255
(2枚組)\2700
ハイドン:オペラ・ガラ
<CD1.歌劇「裏切られた誠実」Hob.XXVIII:5(抜粋)>
 1.序曲/2-7.第1幕/8-12.第2幕/
<CD2.歌劇「変わらぬまこと」Hob. XXVIII:8(抜粋)>
 1.シンフォニア/2-7.第1幕/8-17.第2幕
ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)/
チェン・リース(ソプラノ)/
ジュアニータ・ラスカッロ(ソプラノ)/
ライナー・トロスト(テノール)/
トーマス・マイケル・アレン(テノール)/
ヴォルフガンク・ホルツマイアー(バリトン)/
パウル・アルミン・エーデルマン(バリトン)/
イヴァン・パーリー(バス) 他/
ケルン西ドイツ放送交響楽団/
マルクス・ポシュナー(指揮)…CD1/
マヌエル・ヘルナンデス=シルヴァ(指揮)…CD2
録音 2009年1月17日 ライヴ収録…CD1, 2011年2月7-19日…CD2 ケルン WDR クラウス=フォン=ビスマルク=ザール
 ハイドン(1732-1809)はその生涯に数多くのオペラを書きました。しかしそのほとんどは彼が仕えていたエステルハーツィ公の館で演奏されるためのものであり、通常の舞台で上演されることはありませんでした。
 彼の死後、これらの歌劇は忘れられていましたが、ようやく最近になって少しずつ復興の兆しが見えています。
 このアルバムに収録されている2つのオペラのハイライトは、そんな作品の中でもとりわけ珍しいもの。どちらも主人公の女性が生き生きと描かれています。この演奏はジモーネ・ケルメスや、ライナー・トロストなど名歌手を揃え、血の通ったリアルな人間模様を見せてくれています。ハイドンの音楽の素晴らしさを感じることもできるでしょう。
 

C5261
\2700
ツィーラー:喜歌劇「放浪者たち」プロローグと2幕 ローランド…ダニエル・ベーレ(テノール)/
アウグスト・フリーダーブッシュ…
 トーマス・デヴァルト(テノール)/
ベルタ・フリーダーブッシュ…マリア・レイアー(ソプラノ)/
グラトヴォール…カール・フェス(バス)/
アンナ・グラトヴォール…・アネリ・プフェーファー(ソプラノ)/
ルディ・フォン・ムッゲンハイム…ボリス・ライゼンハイマー(テノール)/
ムッキ・フォン・ローデンスタイン…
 ドミニク・ヴォルティク(テノール) 他/
ケルン西ドイツ放送交響楽団&合唱団/
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)
録音 2008年2月20-28日 WDR クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
 オーストリア生まれのツィーラー(1843-1922)は、オペレッタの黄金時代を築いた作曲家として知られます。
 最盛期にはヨハン・シュトラウス2世のライバルの一人として活躍していましたが、第一次世界大戦時に財産のほとんどと職を失い、失意のまま世を去り、その作品も一部のワルツ、ポルカ以外は忘れられてしまいました。
 しかし当時はこの「放浪者たち」こそが彼の代表作であり、笑いと涙を程よく散りばめた軽妙な音楽は人々の心を捉えていたことは間違いありません。
 この演奏は、主役のローランドを名歌手ベーレが担当。他の歌手たちも親密なアンサンブルを聞かせます。
  


C5263
\2700→\2490
鬼才エールハルト指揮&ラルテ・デル・モント
 東洋風のカーニヴァル

 1.リュリ(1632-1687):歌劇「アルミーデ」から「パッサカリア」/
 2.カンプラ(1660-1774):バレ=オペラ「ヴェニスの謝肉祭」から「第1エア」/
 3.リュリ:歌劇「町人貴族」から「カナリー」/
 4-8.カンプラ:バレ=オペラ「ヴェニスの謝肉祭」から/
 9.チェスティ(1623-1669):歌劇「アルギア」から「アルマ・ミア」/
 10.サルトリオ(1620-1681):歌劇「ジュリオ・チェザーレ」から「私の欲しいもの」/
 11.アレグリ(1567-1648):音楽の最初の本:カナーリオ/
 12.伝承:インターリュード/
 13.サルトリオ:歌劇「ジュリオ・チェザーレ」から「美しいもの」/
 14.ウッチェリーニ(1603/1610-1680):ソナタ,アリアとコレンティ 第3巻から「ラ・ベルガマスカ」/
 15.モンテヴェルディ(1567-1643):リディアは心の棘 SV244/
 16.コレッリ(1653-1713)&ヴィヴァルディ(1678-1741):ラ・フォリア/
 17-18.チェスティ:オロンテア/
 19.A.スカルラッティ(1660-1725):
  歌劇「グリセルダ」から「わが痛みはあなたを怒らせる」/
 20.ヘンデル(1660-1725):歌劇「ラダミスト」から「彼はあなたの心に生きるなら」
フランチェスカ・ロンバルディ・マッツーリ(ソプラノ)…
 4.6.8.9.10.15.17.18.19.20/
シャルロッテ・クヴァード(メゾ・ソプラノ)…4.6.8.13.15.20/
ペーラ・アンサンブル(メーメット.C.イェシルチャイ…音楽監督)/
ラルテ・デル・モンド/
ワーナー・エールハルト(指揮)
録音 2015年9月2-4日 レヴェルクーゼン,アーホルングスハウス・デア・バイヤー AG
 ラルテ・デル・モンドとエールハルトと言えば、いくつかの「ヨーロッパ伝統のバロックとイスラムの伝統音楽を融合したアルバム」が知られています。Capriccioレーベルからもヘンデルのオラトリオ「エジプトのイスラエル人」に民俗音楽を挟み込んだユニークな演奏がリリースされています(C5151)。この新しい録音も、そんな1枚です。16世紀から17世紀にかけてのトルコ風のエッセンスを持った作品が一堂に会しているという圧巻の選曲。ひたすら賑やかで楽しいアルバムです。


ヴェルナー・エールハルト指揮ラルテ・デル・モントによる古典派交響曲

独HM
8884303752-2
\2600
ヴェルナー・エールハルト指揮ラルテ・デル・モント/
 シュテルケル:交響曲第1&2番

  ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817):
   『交響曲第1番ニ長調Op.35-1』
   『交響曲第2番変ロ長調Op.35-2』
   『大オーケストラのための序曲』
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モント(ピリオド楽器オーケストラ)

 グルック「皇帝ティートの慈悲」、アンフォッシ「にせの女庭師」など、バロック〜古典派時代の知られざるオペラ全曲盤を立て続けに発表し、ドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルのメイン・アーティストとなった感があるヴェルナー・エールハルトとラルテ・デル・モント。その最新録音は、ドイツ古典派の作曲家シュテルケルの交響曲集です。
 ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817)は、1768年から神学を学びながらノイミュンスターのオルガニストを務めました。その後マインツの選帝侯フリードリッヒ・カール・ヨーゼフ・フライエル・フォン・エーアタールの宮廷音楽家に任命されています。モーツァルト、クレメンティ、コジェルフといった当時最も人気のあった作曲家のひとりでもあり、またピアニストとしても活躍し、パリではハイドンよりも人気が高くもてはやされたとも言われています。シュテルケルは、全てのジャンルにおいて膨大な作曲をし、マンハイム楽派の音楽に則りながら叙情的なメロディを織り込んでいきました。この作曲法は、後のベートーヴェン、シューベルト、ウェーバーらに大きく影響を与えました。
 ここに収録された交響曲も、ベートーヴェンの交響曲第1番や第2番の作曲に大きく影響与えた作品といわれ、明るく、さわやかなエネルギーにあふれており、ヴェルナー・エールハルト&ラルテ・デル・モントはみごとに、当時先進的だったシュテルケルの音楽を現代に蘇らせています。

 【録音】2013年12月, ドイツ、レーファークーゼン・クルターハウス (デジタル:セッション)

独HM
8887505617-2
\2600
ラルテ・デル・モンド/
 ヨハン・マティーアス・シュペルガー:交響曲集

  ヨハン・マティーアス・シュペルガー(1750-1812):
   1) 『交響曲第26番 ハ短調』
   2) 『交響曲第21番 ト短調』,
   3) 『交響曲第34番 ニ長調』
ヴェルナー・エールハルト(指揮),
ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器オーケストラ)

 ヨハン・マティーアス・シュペルガーは、1767年からウィーンでコントラバス奏者や作曲家としての教育を受け、1778年からウィーン音楽家協会に入会。その演奏会ごとに自作の作品をヴィルトゥオーソ独奏者として出演。1783年から1786年までルートヴィヒ・フォン・エルデーディ伯爵の宮廷礼拝堂楽団員として、そして1789年にメクレンブルク宮廷楽団の首席コントラバス奏者として着任しました。
 シュペルガーは、多作家でもあり、44以上の交響曲、18曲のコントラバス協奏曲、その他多数の作品を作曲しています。
 これまで彼の交響曲は、典型的初期古典派の交響曲形式のシンプルで優美な音楽といわれていましたが、ヴェルナー・エールハルト&ラルテ・デル・モンドが、ダイナミックな感情をたっぷりに吹き込むことによって、作曲家の優れた資質を表現しています。

 《録音》2014年9月, ドイツ、レバークーゼン、バイエル=クルターハウス(デジタル:セッション)

  


C5268
\2700→\2490
ツィモン・バルト(ピアノ)
チャールズ・アイヴズ:
 ピアノ・ソナタ 第2番「マサチューセッツ州コンコード 1840-60年」

  1.第1楽章:エマーソン(ラルフ・ワルド・エマーソンに因む)/
  2.第2楽章:ホーソーン(ナサニエル・ホーソーンに因む)/
  3.第3楽章:オルコッツ
    (エイモス・ブロンソン・オルコットとルイーザ・メイ・オルコットに因む)/
  4.第4楽章:ソロー(ヘンリー・デイヴィッド・ソローに因む)
ツィモン・バルト(ピアノ)/
クリスティアーネ・パルメン(フルート…4)/
ジャック・マイエンクート(ヴィオラ…1)
 録音 2015年9月19-20日 ルートヴィヒシャーフェン,フィルハーモニー

 アメリカ現代音楽のパイオニアとして知られるチャールズ・アイヴズ(1874-1954)。彼の作品は常に独創的であり、また実験的でもありました。
 本業は保険会社の経営者であり、作曲はその合間に行っていたのですが、それにしては膨大な作品を書きあげていて、とても「趣味の作曲」と呼べるレベルではないことは誰もがご存知の通りです。
 前述の通り、彼の作品はあまりにも前衛的で、例えば「交響曲第2番」は様々なアメリカ民謡がコラージュされていたり、交響曲第4番では2人の指揮者が登場したりと、議論が常に耐えないものなのです。
 このピアノ・ソナタ第2番もそんな曲で、各々の楽章には19世紀のはじめにコンコードで起こった「超越主義運動」に関わった人の名前が付されています。楽譜には小説線がほとんどなく、また時にはトーン・クラスターが用いられていたり、任意でヴィオラやフルートが参加したりと、謎めいているというか、食えない曲であることは間違いありません。そしてこの曲の第2楽章の一部は、は前述の交響曲第4番にも使われています。

 そんな曲を演奏するのは、このうえなく独特な音楽観を抱いているピアニスト、ツィモン・バルトです。曲とピアニストの個性が融合し、化学変化を起こしたかのようなステキなアイヴズに魅了されるのも一興です。






DIVINE ARTS


DDA-21226
(2枚組)
\2400
ルナリス 〜ジョナサン・エストルンド:作品集
<CD1>
 1.ルナリス/2.オプス・ポクス・ファンティエンヌ/
 3.ファンタシオン/4.エール・ドン・レール/
 5-6.リュミエール・デトワール/
 7.「スカボロー・フェア」による幻想曲/8.ルコントル/
 9.ウィザード/10-13.夢-雨の戯れ/
<CD2>
 1-3.ナイト・ストラック/4.ウィンター・ヴァージル/
 5.夢と月/6-11.幻影の鏡/12-14.フェリークとピエロ/
 15-16.カエルの池/17.月の出の音楽/18.ルナリス
ルクサンドラ・イブリック・チョーラヌ(ソプラノ)…
 CD1:1,CD2:5.12-14.17-18/
エレオノーレ・パメイエル(フルート)…CD1:2-4.7-9/
リディア・ヒルラド(チェロ)…CD1:7.9/
アレクサンドル・ザゴリンスキー(チェロ)…CD2:1-3/
アリエル・ヤコブ・ラング(ヴァイオリン)CD1:9,CD2:17-18/
ウルズラ・ルボー(ファゴット)…CD2:15-16/
ブランディーヌ・ウォルドマン(ピアノ)…CD1:1.5-6.9,CD2:4-18/
ヨアナ・カレモヴァ(ピアノ)…CD1:2-3.7-8/
アイナル・ステーン=ノックレベルク(ピアノ)…CD2:1-3/
チェリーニ四重奏団…CD1:10-13
録音 205年6月19日 モスクワ放送 第1スタジオ
 スウェーデン出身で、最近はロンドンで活躍している作曲家、ジョナサン・エストルンド(1975-)の作品集です。
 彼はサンドストレームに作曲を学び、これまでに管弦楽作品やピアノ協奏曲など80作品以上を完成させ、多くの賞を獲得しています。このアルバムには、大いなる自然からインスピレーションを受けたという室内楽、声楽、器楽曲が収録されています。どの作品も甘やかな雰囲気を湛えており、神秘的な夜の香りを仄かに感じさせるものです。
 この録音のために、北欧を中心にヨーロッパ中から名手たちが集結。素晴らしい演奏を繰り広げています。
 

DDA-25134
\2400
メルセンヌのクラヴィコード 16-17世紀の鍵盤音楽
 1.アントワーヌ・ド・フェヴァン(1470-1512):サンクタ・トリニタス/
 2.作者不詳:各旋法上の前奏曲(16世紀)/
 3.作者不詳:私はエスポワールに以前長く住んでいた(16世紀)/
 4.ピエール・アテニャン(1495-1552):ラ・マグダレーナ/
 5.作者不詳:前奏曲ー幻想曲 Hors envieulx /
 6.作者不詳:マリナー写本‐ラ・ブネット/
 7.アントニオ・ガルダーネ(1509-1569):ガンバ・ガリアルダ - モネギーナ・ガリアルダ/
 8.ピエール・マグニエ/ジャック・セリエ(-1620):前奏曲‐パヴァーヌ/
 9.作者不詳:カナリー‐ボレ…(17世紀)/
 10.シャルル・ラケ(1597-1664):ファンタジー/
 11.ピエール・ド・ラ・パール(1592-1656):なんて素晴らしい太陽なのだ/
 12.ドルレアン:前奏曲‐ヴォルテ/
 13.作者不詳:4つの前奏曲(17世紀)/
 14.スウェーリンク(1562-1621):トッカータ ハ長調/
 15.作者不詳:ベルガマスカ‐ガヴォット…/
 16.スクロンクス:エコー ヘ長調/
 17.ダングルベール(1629-1691):組曲 第3番 ニ短調/
 18.ルイ・クープラン(-1661):二重奏曲/
 19.シャンポニエール(1601-1672):組曲 第1番 イ短調/
 20.ニコラ・ジゴー(1627-1707):レシ・ア・トロワ/
 21.ニコラ・ルベーク(1631-1702):Laissez paistre vos bestes
テレンス・チャールストン(クラヴィコード)
録音 2014年8月28-29日 UK ロンドン,王立音楽院 スタジオ
 16世紀から17世紀にかけての、鍵盤のために書かれた小さな曲を集めた1枚です。
 ここでは14世紀頃に発明された「クラヴィコード」が用いられています。これは小型の楽器で、基本的にテーブルの上に載せて奏されます。
 音色は繊細で、チェンバロなどに比べても小さいのですが、良く耳を澄ますことで多彩な表現力を楽しむことができる素晴らしい楽器です。
 テレンス・チャールストンはヨーロッパでも有数のルネサンス時代の音楽の専門家であり、このフランス製のクラヴィコードについても、詳細な論文を書いています。まずは、この典雅な響きをお楽しみください。
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DDC-25752
(SACD-Hybrid 3枚組)
\5600→\5190

この重厚で練り上げられたショパン!
 ブルクハルト・シュリースマン
  ショパン:ピアノ作品集


<CD1>
 1.スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20/
 2.バラード 第1番 ト短調 Op.23/
 3-26.24の前奏曲 Op.28/
<CD2>
 1.スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31/
 2.バラード 第2番 ヘ長調 Op.38/
 3.スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39/
 4.前奏曲 第25番 嬰ハ短調 Op.45/
 5.バラード 第3番 変イ長調 Op.47/
 6.幻想曲 ヘ短調 Op.49/
<CD3>
 1.バラード 第4番 ヘ短調 Op.52/
 2.スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54/
 3.子守歌 変ニ長調 Op.57/4.舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/
 5.ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」Op.61
ブルクハルト・シュリースマン(ピアノ)

 ドイツの中堅ピアニスト、シュリースマンによるショパンの名作集。
 作品の奥深くまで分け入り、一つ一つの曲の質感や形、そして詩情を浮かび上がらせた「味のある」演奏をしています。
 最近の若手ピアニストのように、技巧を重んじるよりも、曲の性格と表現を大切にするシュリースマンの演奏は、濃いショパンを聴きたい人にぴったりのものと言えるでしょう。



Liszt-Schubert

http://schliessmann.com/video-1.htm


 重厚で温かく優しい。
 深い知性、練りこまれた熟練の技、そして長年の経験から来る落ち着き。
 しかも聴いていてほっとできるような抱擁感・安心感があるのに、その解釈は誰にも似ていない。

 これがヨーロッパの紳士か・・・。


 先日のボリス・ブロッホといい、このシュリースマンといい、すごい人がまだまだいるのだ。



あわてず騒がず。
これが大人のバッハ

DDC25751
\2800
J.S. バッハ:
 パルティータ第2番 BWV 826
 イタリア協奏曲
 幻想曲とフーガ BWV 904
 半音階的幻想曲とフーガ BWV 904
ブルクハルト・シュリースマン(ピアノ)
2012-2013年






DIVERSIONS


DDV-24161
\2100
LUMINAL カーソン・クーマン作品集
 1.海岸線のルーン/
 2.交響曲第4番 「リミナル」/
 3.プリズム
スロヴァキア・ナショナル交響楽団…1.2/
カーク・トレヴァー(指揮)…1.2/
エリック・シモンズ(オルガン)…3
録音 2014年8月22日…1.2, 2014年10月6日…3 スロヴァキア放送 スタジオ
 2008年の時点、当時26歳にして、すでに800曲を越える作品を書いていたという恐るべし作曲家、カーソン・クーマン(1982-)。現在も順当に作品を増やしています。
 この「海岸線のルーン」と「リミナル」は2014年の作品ですが(オルガンのための「プリズム」は2003年)、中心となるのは交響曲第4番「リミナル」でしょう。
 彼は、肥大傾向にある「交響曲の形式」を見直すために、規模を小さくし、その上で前奏曲にあたる、ゆったりとした「海岸線のルーン」と後奏曲にあたる「プリズム」を添えたと言います。
 最近の著しい気候変動に危機感を抱いたという作曲家の心が描き出された30分ほどのアルバム、聴き手の心に静かな衝撃を与えることは間違いありません。




ICA CLASSICS



ICAC-5137
\2100→\1890
イングリット・ヤコビ(ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第17番・第20番・第1番

  1.ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K453/
  2.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466/
  3.ピアノ協奏曲 第1番 ヘ長調 K37
イングリット・ヤコビ(ピアノ)/
アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ/
ネヴィル・マリナー(指揮)
録音 2014年11月26-28日 ロンドン アビーロードスタジオ

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集で、好評を博したイングリット・ヤコビが手掛けるモーツァルト(1756-1791)のピアノ協奏曲シリーズ。
 今回の第3集は素朴な明るさで知られる第17番と、全曲の中でもとりわけ人気の高い第20番、そして幼いモーツァルトが学習用のために書いたとされる(実際は他の作曲家の作品の編曲)第1番の3曲です。
 彼女のタッチは比較的重めであり、モーツァルトの精神を鑑みながら曲を丁寧に進めていくところが特徴です。そのため、第1楽章やフィナーレはもちろんのこと、ゆったりとした第2楽章に彼女の美質が強く表れているようです。
 マリナーの悠然たる指揮の素晴らしさも特筆すべき点でしょう。



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OEHMS



OC029
(13CD)
\9600→\8990

ボックス登場
 マルクス・シュテンツ(指揮)&ケルン・ギュルツェニヒ管
  グスタフ・マーラー:交響曲全集


CD1.交響曲 第1番 ニ長調
 録音 2011年7月3-5日
CD2&3.交響曲 第2番 ハ短調
  クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)/
  ミヒャエラ・シュースター(メゾ・ソプラノ)/
  ケルン・カルタウザー・カントライ/ケルン・バッハ合唱団 他
   録音 2010年10月23-27日
CD4.交響曲 第3番 ニ短調
CD5.交響曲 第3番 ニ短調(続き)
 ミヒャエラ・シュースター(アルト)/ケルン大聖堂児童合唱団/ケルン・オペラ合唱団
  録音 2010年7月4-6日
CD6.交響曲 第4番 ト長調
 クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
  録音 2009年8月23-26日.12月28-29日
CD7.交響曲 第5番 嬰ハ短調
 録音 2009年1月26-29日
CD8&9.交響曲 第6番 イ短調
 録音 2013年11月10-12日
CD10.交響曲 第7番 ホ短調
 録音 2012年6月23-27日
CD11.交響曲 第8番 変ホ長調
 バーバラ・ハーフェマン(ソプラノ…罪深き女)/
 オーラ・ボイラン(ソプラノ)/
 クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ…懺悔する女)/
 アンナ・パリミナ(ソプラノ…栄光の聖母)/
 ペトラ・ラング(メゾ・ソプラノ…サマリアの女)/
 マリア・ラドナー (アルト…エジプトのマリア)/
 ブランドン・ヨヴァノヴィッチ(テノール…マリア崇敬の博士)/
 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バリトン…法悦の教父)/
 ギュンター・グロイスベック(バス…瞑想する教父)/
 ケルン大聖堂児童合唱団/
 ケルン・バッハ・ヴォーカル・アンサンブル/
 ケルン大聖堂合唱団/
 ケルン・カントライ/
 ボン市フィルハーモニー合唱団/
 ケルン大聖堂声楽アンサンブル
  録音 2011年9月23-27日
CD12.交響曲 第9番 ニ長調
 録音 2014年1月
CD13.交響曲 第10番 嬰ヘ長調
 アダージョ
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
マルクス・シュテンツ(指揮)
 2010年の来日時は、N響とマーラー(1860-1911)の「復活」を演奏。そのドラマティックな解釈と、N響から極めて精緻な響きを引き出したことで大絶賛された指揮者マルクス・シュテンツと、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団による記念碑的なマーラーの交響曲全集です。
 2009年から2014年にかけて進行したこの録音、どの曲にからもシュテンツの拘り(異稿版なども含めたスコアを徹底的に研究)が感じられるもので、もちろん全体の構築だけでなく、細部の至るところにまで気を配った完成度の高いものです。
 録音も素晴らしく、第6番や第3番で際立つキレのよさや、合唱が含まれる第2番、第8番での透明度の高い響きも特筆すべき点といえるでしょう。
 全てのマーラー好きが納得する全集です(「大地の歌」と「子供の不思議な角笛」が入っていないのだけが残念です…)。
 
限定盤

OC071
\1400
※サンプラー付CDき

2015OEHMSサンプラー付CDき
 フランツ・アントン・ホフマイスター:ヴィオラ作品全集

 1-3.ヴィオラ協奏曲 変ロ長調/
 4-6.ヴィオラ協奏曲 ニ長調/
 7-18. 12の練習曲
  <第1番 ハ長調/第2番 イ長調/第3番 ヘ長調/
   第4番 ニ長調/第5番 ト長調/第6番 イ短調/
   第7番:変ホ長調/弟8番:ロ長調/第9番:ヘ短調/
   第10番:変ロ短調/第11番:嬰ヘ長調/第12番:ホ長調>


《サンプラーCD》

【OEHMSクラシック】2015年秋までの名演より


 1.チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」より−
  オレシャ・ゴロヴネヴァ(ソプラノ)/
 2.リヒャルト・シュトラウス:明日に‐
  ミヒャエラ・シュースター(ソプラノ)/
 3.リヒャルト・シュトラウス:歌劇「影のない女」より‐第1幕の終景/
 4.シューマン:月夜‐アドリアン・ボワソー(ヴィオラ)/
 5.ドヴォルザーク:ドゥムキー‐セバスチャン・クリンガー(チェロ)/
 6.メンデルスゾーン:無言歌より‐ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)/
 7.ドップラー:デュエッティーノ‐ルーデンス・トゥルク&フレンズ/
 8.ケクラン:遠い憧れ‐シュテファン・シッリ(オーボエ)/
 9.ラフマニノフ:交響曲 第3番 2楽章‐
   ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/ドミトリー・キタエンコ(指揮)/
 10.マッテゾン:フーガ I ト長調‐アンドレア・ベネッケ(ピアノ)/
 11.モーツァルト:トルコ行進曲‐ウィリアム・ユン(ピアノ)/
 12.ヴィヴァルディ:四季より春/
 13.J.S.バッハ:カンタータ BWV58から
   トーマス・E・バウアー(バス・バリトン)/
 14.主を待ち望むアドヴェント:ジンガー・プア
アシャン・ピライ(ヴィオラ)/
グルベンキアン管弦楽団…1-4/
クリストファー・ホグウッド(指揮)…1-4
録音 2003年9月3-5日 リスボン ファンダシオ・カロウステ・グルベンキアン,グルベンキアン・ホール OC334と同内容

 ドイツの作曲家、フルーティストとして活躍したホフマイスター(1754-1812)。しかし、現在彼の名が知られているのは音楽出版者としての業績の方が大きいかもしれません。
 当時の作曲家たち…ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴァンハル、クレメンティなど…の作品を積極的に出版し、広めたのは彼に他ならないからです(彼の出版社はその後様々な経緯を経て、ペータース社に買収され現在に至ってます)。そんなホフマイスターの作品は、実はモーツァルトと比較されるほどの素晴らしいもので、とりわけヴィオラ作品に関しては、当時の最先端の技巧を駆使した演奏困難なものとして評価されていたようです。
 ここでヴィオラを演奏しているアシャン・ピライはコロンボ生まれ。ジュリアード音楽院でズーカーマンに師事し、様々なコンクールでも優勝しています。古楽に強いホグウッドの指揮も万全です。
 今回はこのアルバムに、2015年までのOEHMSの名演を集めたコンピレーションCDが付いています。
 

OC1836
\2400
何と快く輝くこの日 〜マクシミリアン・シュミット:アリア集
 1.フロトー(1812-1883):歌劇「マルタ」-ああ、かくも素直で愛らしい/
 2.フロトー:歌劇「アレクサンドロ・ストラデッラ」-何と快く輝くこの日/
 3.ロルツィング(1801-1851):歌劇「ロシア皇帝と船大工」-さようなら、私の浮気な娘よ/
 4.マルシュナー(1795-1861):歌劇「吸血鬼」-美しい春の朝のような/
 5.ニコライ(1810-1849):
  歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」-聞け、ひばりは森に歌う/
 6.シューベルト(1797-1828):歌劇「フィエラブラス」‐どのような苦しみがあなたを/
 7.ワーグナー(1813-1883):歌劇「さまよえるオランダ人」‐雷と嵐と/
 8.ワーグナー:歌劇「タンホイザー」-ヴォルフラムが示した泉の姿は/
 9.ウェーバー(1786-1826):歌劇「魔弾の射手」‐
   嫌だ、こんな苦しみにはもう耐えられない/
 10.ウェーバー:歌劇「オイリュアンテ」‐アーモンドの花の下で/
 11.ワーグナー:歌劇「リエンツィ」‐全能の父よ
マクシミリアン・シュミット(テノール)/
ケルンWDR交響楽団/
パトリック・ランゲ(指揮)
録音 2015年1月5-10日 ケルン フィルハーモニー
 レーゲンスブルク少年合唱団で少年時代を過ごし、1999年にベルリン芸術大学に入学、その後はバイエルン国立歌劇場のメンバーになり、同時に古楽歌手としても期待されているテノール、マクシミリアン・シュミット。
 OEHMSレーベルには「詩人の恋」(OC819)、「水車屋の娘」(OC882)に続く3枚目の録音となります。
 今回は歌曲ではなく、更に劇的な表現が求められるオペラのアリア集です。もともとタミーノなどをはじめとするモーツァルトのアリアでは高く評価されていましたが、ここでの彼は愛が溢れる見事な表現力と、輝かしい高音を披露、彼のレパートリーが幅広いものであることを確信させてくれることは間違いありません。
 ランゲの指揮によるケルンWDR交響楽団が万全のサポートで、彼の歌唱を引き立てています。
 

OC1839
\2400
ゲーテの詩による歌曲集 〜ゲーテとギター
 1.フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):
  ズライカ:私がユーフラテスで舟遊びをしたおり/
 2.ヴォルフ:コフタの歌 I/
 3.ヴォルフ:コフタの歌 II/
 4.ヴォルフ:羊飼い/
 5.ヴォルフ:Erschaffen und Beleben/
 6.ヴォルフ:気がかり/
 7.ヴォルフ:お似合いどうし/
 8.ヴォルフ:花のあいさつ/
 9.ヴォルフ:エピファニアス/
 10.フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):恋する女の手紙/
 11.メンデルスゾーン:友人の歌/
 12.メンデルスゾーン:ズライカ:このそよぎは何を告げようとしているの/
 13.メンデルスゾーン:ズライカ:ああ、お前の湿りを帯びた翼/
 14.メンデルスゾーン:最初の喪失/
 15.ヨゼフィーネ・カロリン・ラング(1815-1880):幸せな旅/
 16.ラング:恋人への手紙/
 17.ラング:愛しい子/
 18.ファニー・ヘンゼル(1805-1847):たそがれが上方から降りてきて/
 19.ヨハンナ・キンケル(1810-1858):月に寄せて/
 20.ローベルト・シューマン(1810-1856):ズライカ:どんなにか心満ち足りて/
 21.シューマン:きままな思い/
 22.シューマン:悲しい響きで歌ったりしないで/
 23.シューマン:愛の歌/
 24.シューマン:さすらい人の夜の歌
  ※11.12.13.20…マリアンネ・フォン・ヴィレマー詩
カタリーナ・マギエラ(アルト)/
クリストファー・ブラント(ギター)
録音 2015年5月 ケーニヒスタイン タウヌス
 若手アルト歌手カタリーナ・マギエラは、フランクフルト歌劇場のメンバーとして、これまでもこの歌劇場のオペラ録音のいくつかに参加し、その将来を嘱望されています。
 もともとピアノと音楽教育学を学んでいた彼女ですが、声楽に転向してからは、2009年のメンデルスゾーン国際コンクールに入賞、以降宗教曲を中心に数多くの指揮者と共演、その才能を認められています。
 今回、彼女の初のソロアルバムとしてリリースされたのは、ゲーテの詩による歌曲集。これはフランクフルトのゲーテハウスの協力の下、企画されたコンサートです。
 ピアノではなくギターの伴奏で奏されるこれらの歌は、実に素朴で暖かい感触を持つもので、彼女のしっとりとした歌声にぴったりマッチしています。

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FIRST HAND

FHR 44
\2100→\1890
幻の未発表音源
 夭折の天才ユーリ・エゴロフ1980年カリフォルニア・ライヴ

 (1)モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475
 (2)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
 (3)ショパン:12のエチュードOp.25
 (4)ドビュッシー:水の反映
 (5)リスト:ラ・カンパネラ
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
 夭折の天才ユーリ・エゴロフ幻の未発表音源が発見された!

 録音:1980年4月3日/パサディナ・アンバサダー・オーディトリウム(カリフォルニア)/81’ 44”、STEREO

 ユーリ・エゴロフは1954 年カザン生まれのピアニスト。モスクワ音楽院でヤコフ・ザークに師事し、1974 年の第5 回チャイコフスキー国際コンクール、翌年のエリザベート王妃国際コンクールともに3 位入賞。
 76 年にオランダへ亡命、EMI で録音したドビュッシーやシューマンが世界的なセンセーションを巻き起こしました。異常な繊細さと鋭敏な感性で将来を嘱望されましたが、相方から伝染した後天性免疫不全症候群のため1988 年に33 歳の若さで急逝しました。
 短い活動期のため、新たな録音は期待できませんでしたが、何と1980 年のライヴが発見されました。すべて初出ですが、それもドビュッシーとリスト以外は他に録音のないレパートリーのため大歓迎。モーツァルトの幻想曲で見せる狂気、シューマンの深すぎる共感ぶり、ショパンの異常な繊細さなど、まさに天才の芸。早すぎる死が惜しまれる凄さです。超オススメ。




旧譜
2つのユーリ・エゴロフ・ボックス


 ユーリ・エゴロフ。
 1954年タタール共和国のカザンに生まれ、ロン・ティボー・コンクール第4位、チャイコフスキー・コンクール第3位、エリーザベト・コンクール第3位入賞。(クライバーン・コンクールでは予選通過を果たせなかったが、それが許せない聴衆が暴れて大変な騒ぎになったらしい)ヨーロッパ演奏旅行中に亡命、その後も着実にキャリアを積み、若さあふれるダイナミックで鋭利な表現でファンを魅了した。その後活動拠点をオランダに移してからは、独特の繊細なスタイルを築き、進化を遂げていた。
 しかしその研ぎ澄まされた感性は、あるいは自分が同性愛者であるという特別な意識の中で育まれたのかもしれない。彼はエイズによって、わずか33歳の生涯を閉じる。

CZS 2065312
(7CD)
\4500
ユーリ・エゴロフ/ザ・マスター・ピアニスト(限定盤)
CD1 ドビュッシー:前奏曲集第1巻
ドビュッシー:映像第1集第1曲 水の反映(以上1983年録音)
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23(以上1981年、1982年録音)
CD2 ドビュッシー:前奏曲集第2巻
ドビュッシー:版画(以上1983年録音)
CD3 シューマン:謝肉祭Op.9
シューマン:トッカータOp.7(以上1981年録音)
シューマン:アラベスク
シューマン:「色とりどりの小品」Op.99 より4曲(以上1985年録音)
CD4 シューマン:クライスレリアーナOp.16
シューマン:ノヴェレッテOp.21 より第1曲、第8曲(以上1978年録音)
シューマン:蝶々Op.2(1981年録音)
CD5 ショパン:夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2
ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2
ショパン:夜想曲ホ短調(遺作)Op.72-1
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31 (以上1981年、1982年録音)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」(1982年録音)
フィルハーモニア管弦楽団、
サヴァリッシュ指揮
CD6 (新リマスター)
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
  ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453(カデンツァ:モーツァルト)
   (1985年録音)
CD7 (新リマスター)
 バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
 モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475
 ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
 ショパン:練習曲変ト長調Op.10-5
 ショパン:練習曲ホ長調Op.10-3「別れの曲」(以上1978年録音)
36Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

 30代中ばで夭折した天才エゴロフのEMIへの遺産。
 EMIへのセッション録音と、1978年におこなわれたカーネギー・ホールでの伝説的な公演のライヴ録音をまとめたものである。
KTC 1469
(10CD+DVD-
Video/PAL/
特別価格)
\6500

夭折の奇才ユーリ・エゴロフ
 〜 ア・ライフ・イン・ミュージック 貴重な初出音源含む!
  ジンマンやオッテルロー、フォンクなど、共演者たちも強力!
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
  CD1
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、録音:1979年3月17日〕
  シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667《ます》
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、オルランド弦楽四重奏団、録音:1987年11月27日〕

 CD2
  シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.162, D.574、ソナチネ第3番ト短調 D.408
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、録音:1977年8月22日〕


 CD3
  ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、デイヴィッド・ジンマン(指揮)、ユトレヒト交響楽団、録音:1982年9月26日〕
  バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76, BB85
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、録音:1982年2月4日〕


 CD4
  ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、オルランド弦楽四重奏団、録音:1977年8月8日〕


 CD5
  ベートーヴェン:
   ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、ハンス・フォンク(指揮)、
     アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団、録音:1978年1月19日〕
   幻想曲ハ短調 Op.80
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮)、
     オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、オランダ放送合唱団、録音:1978年3月10日〕


 CD6
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮)、
     オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、録音:1978年3月10日〕
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.75/79
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、
     ロベルト・ベンツィ(指揮)、
     オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、録音:1974年11月2日〕


 CD7
  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、
     ロエロフ・ヴァン・ドリーステン(指揮)、
     アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団、録音:1981年8月25日〕


 CD8
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、アダム・ゲートハウス(指揮)、
     オランダ・ユース・シンフォニー・オーケストラ、録音:1986年1月3日〕


 CD9
  ショパン:12の練習曲 Op.10、12の練習曲 Op.25
   〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1979年12月〕


 CD10
  シューベルト:ピアノ・ソナタ ハ短調 D.958
   〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1984年9月22日〕
  6つの楽興の時 D.780
   〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1987年11月27日〕


 DVD/PAL
  シューマン:謝肉祭 Op.9〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1984年9月22日〕
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音年月日不詳〕
  リスト:ラ・カンパネラ〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音年月日不詳〕

 夭折の天才ユーリ・エゴロフの至芸。オランダに遺されていた貴重な音源が蘇る!

 旧ソ連のカザン(現タタールスタン共和国の首都)で生を受けた夭折の天才ピアニスト、ユーリ・エゴロフ(1954−1988)。
 抑圧から逃れるためにオランダへと亡命したエゴロフが、AVROやVARA、TROSなどのオランダの放送局に残した数多くの未発表音源を含むボックス・セットが、エトセトラ(Et'cetera)から登場!
 モスクワ音楽院ではヤコフ・ザークにピアノを師事し、1974年のチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで第3位、翌年の1975年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも第3位入賞を果たすなど、将来を嘱望されながらも、エイズのため1988年に33歳という若さでこの世を去ったエゴロフ。
 亡命先のオランダに遺されていた1970年代から死の前年となる1987年にかけてのエゴロフのピアニズム、そしてその人生の記録がここに蘇ります。

 ※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーでのみ視聴可能です。予めご了承下さい。







GRAND SLAM



GS 2145
\2500→\2290
ワルター&コロンビア響のブルックナー「ロマンティック」
 ブルックナー:
  交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(原典版)
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ワルター&コロンビア響のブルックナー「ロマンティック」2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻登場!

 セッション録音:1960 年2 月13、15、17、25 日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)/ステレオ
 使用音源:Private archive (2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 ワルター指揮、コロンビア交響楽団によるステレオ録音のブルックナーは第4 番、第7 番、第9 番の3 曲が残されました。その中でワルターの音楽性と最も相性が良いのがこの第4 番「ロマンティック」だと言われています。演奏内容については今さら述べるまでもないでしょう。今回入手したテープはマスター・テープのストレートなコピーらしく、内声部がくっきりと見通しよく響き、ワルターの細やかな表情がより明確に捉えられます。(平林 直哉)


<メジャー・レーベル>

DG

限定盤

4795805
(17CD)
\8000→\7590

《バンベルク交響楽団、創立70周年記念名演奏集》


【CD1】
 スメタナ:『わが祖国』より「モルダウ」「ボヘミアの森と草原から」〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1961年6月, 1962年6月],
 ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88〜
  フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1953年3月]/
【CD2】
 モーツァルト:ハフナー・セレナード K.250〜
  フェルディナント・ライトナー(指揮)デネス・ジグモンディ(ヴァイオリン)
   [録音:1951年12月],
 ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1958年7月]/
【CD3】
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491〜
  ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)フェルディナント・ライトナー(指揮)[録音:1960年4月],
 モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調K.386〜
  カール・ゼーマン(ピアノ)〜フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1952年10月],
 モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550〜ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
  [録音:1959年7月]/
【CD4】
 R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』より「ワルツ」〜
  クレメンス・クラウス(指揮)[録音:1953年1月],
 グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲Op.46〜
  オトマール・スィトナー(指揮)[録音:1952年8月],
 チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』〜
  フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1952年2月],
 J.シュトラウスII:ワルツ『芸術家の生活』Op. 316〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1956年10月],
 J.シュトラウスII:ワルツ『春の声』Op.410〜
  フェルディナント・ライトナー(指揮)[録音:1952年8月]/
【CD5】
 ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲〜
  ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1963年6月],
 メンデルスゾーン:劇付随音楽『夏の夜の夢』序曲〜
  ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)[録音:1989年2月:初出],
 ベートーヴェン:『コリオラン』序曲〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1954年8月],
 シューマン:劇音楽『マンフレッド』序曲Op.115〜
  フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1952年2月],
 ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲〜
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)[録音:1953年10月],
 ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲」〜
  クレメンス・クラウス(指揮)[録音:1953年1月:初出],
 ベートーヴェン:『エグモント』序曲〜
  オイゲン・ヨッフム(指揮)[録音:1985年10月]/
【CD6】
 スメタナ:歌劇『売られた花嫁』(抜粋)〜
  ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1962年12月]/
【CD7】
 マーラー:交響曲第4番〜
  イシュトヴァン・ケルテス(指揮)エディット・ガブリー(ソプラノ)
   [録音:1971年1月8日ライヴ:初出]/
 マーラー:さすらう若者の歌〜
  ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)ノーマン・フォスター(バリトン)[録音:1953年9月]/
【CD8】
 ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」〜
  クルト・ザンデルリンク(指揮)[録音:1998年4月23日ライヴ:初出],
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46-8, 4, 2, 5、Op.72-8, 1〜
  アンタル・ドラティ(指揮)[録音:1974年3月]/
【CD9】
 モーツァルト:
  フリーメイソンのための葬送音楽K.477,
  交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜オイゲン・ヨッフム(指揮)
   [録音:1982年3月],
 R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』『ドン・ファン』〜
  オイゲン・ヨッフム(指揮)[録音:1984年3月]/
【CD10】
 R.シュトラウス:
  メタモルフォーゼン〜ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
   [録音:1995年12月9日ライヴ:初出],
  アルプス交響曲〜ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1988年5月]/
【CD11】
 シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」〜
  ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1963年6月],
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68〜
  ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1997年9月]/
【CD12】
 ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲〜
  ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1986年12月],
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」〜
  ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1987年10月]/
【CD13】
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調〜
  ギュンター・ヴァント(指揮)[録音:1995年7月7日ライヴ:初出]/
【CD14】
 シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120〜
  クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)[録音:1991年6月],
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.93〜
  ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)[録音:1995年10月9日ライヴ:初出]/
【CD15】
 ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲〜
  ジョナサン・ノット(指揮)[録音:2012年9月8日ライヴ:初出],
 マーラー:交響曲第1番ニ長調〜ジョナサン・ノット(指揮)[録音:2006年2月]/
【CD16】
 R.シュトラウス:4つの最後の歌〜
  ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ)ジョナサン・ノット(指揮)
   [録音:2014年9月8日ライヴ:初出],
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』〜
  ジョナサン・ノット(指揮)[録音:2006年2月]/
【CD17】
 モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1940年10月9〜10日:初出],
 プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』より前奏曲〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1943年3月21日:初出],
 シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」〜
  ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1944年7月10日:初出]
バンベルク交響楽団(CD1〜16),
プラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(CD17)

 ドイツの伝統を守りながら独自のサウンドを磨き上げたオーケストラの歴史

 1946年3月、第二次大戦後避難民としてプラハやカールスバード、シュレジアからバイエルン州・バンベルクに移り住んだ音楽家たちによって結成されたバンベルク・トーンキュンストラー管弦楽団。
 古き良き音楽伝統の発祥地であるボヘミア気質を受け継ぎ、行き届いた訓練、卓越した技術と感性、洗練された響きで成功を収め、同年6月に「バンベルク交響楽団」に改称しました。
 カイルベルト、ケンペ、クナッパーツブッシュ、クレメンス・クラウス、ヨッフム、ホルスト・シュタインらの名指揮者たちが独自のサウンドを磨き上げました。
 2000年には首席指揮者にジョナサン・ノットを迎え、数々の名演を重ねています。

 バンベルク交響楽団創立70周年を記念するこのボックスには、ドイツ・グラモンフォンのみならず、オイロディスク、ワーナー、オルフェオ、Tudor等の音源の他、貴重な未発表ライヴ音源も多数含まれています。

 CD17は、同楽団の前身となる「プラハ・ドイツ・フィルハーモニー」の首席指揮者カイルベルトによる音源が収録されています。
 

4795459
\2300
シタール
 《アヌーシュカ・シャンカール:Land of Gold》

 1) Boat To Nowhere, 2) Secret Heart,
 3) Jump In (Cross The Line), 4) Dissolving Boundaries,
 5) Land Of Gold, 6) Last Chance, 7) Remain The Sea,
 8) Crossing The Rubicon, 9) Say Your Prayers, 10) Reunion
アヌーシュカ・シャンカール(シタール),
サンジーブ・シャンカール(シェーナイ)、
ミッチ・ジョーンズ(ピアノ), 他 
アヌーシュカ・シャンカールの現代世界への祈り
 1981年ロンドン生まれの美貌のシタール奏者。父親はビートルズにも影響を与えた20世紀最大のインド古典音楽家、シタール奏者のラヴィ・シャンカール。ノラ・ジョーンズは異母姉。
 2005年にはインド古典〜ニュー・エイジ〜エイジアン・マッシヴを融合した初のコンテンポラリー・アルバム「ライズ」をリリースし、過去5回グラミー賞にノミネート歴をもつアヌーシュカ。
 《トラヴェラー》、《トレース・オブ・ユー》《ホーム》に続くDG録音第4弾となるこのアルバムは、現代世界に溢れる対立と貧困に直面する難民問題に対する熱烈な彼女の反応を音にしたもの。
 「古典的なミニマリズム、ジャズ、エレクトロニクスやインド古典様式の要素を取り入れながら、侵略と怒り、そして優しさもプラス。私の楽器は、私は感情表現の探求そのものなのです」と彼女自身述べています。
 

4822967
\1800
《アリア〜美しきバッハのアリアの世界》
 J.S.バッハ:
  1)カンタータ第51番より, 2) カンタータ第170番より,
  3) クリスマス・オラトリオより, 4) カンタータ第147番より,
  5) ミサ曲ロ短調より, 6) ヨハネ受難曲より, 7&8) マタイ受難曲より,
  9) カンタータ第34番より, 10) カンタータ第82番より,
  11) カンタータ第74番より, 12) 復活祭オラトリオより,
  13) カンタータ第57番より,
  14&15) われらにまかせて見張りをさせよ BWV 213より,
  16) コーヒー・カンタータより, 17&18) 農民カンタータより
クリスティーナ・シェーファー(ソプラノ),
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ),
トーマス・クヴァストホフ(バリトン),
ルネ・フレミング(ソプラノ),
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ),
アンネ=ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ),
ベルナルダ・フィンク(コントラルト),
アンドレア・ショル(カウンターテナー),
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール),
ドロテア・レシュマン(ソプラノ),
ラルフ・ポプケン(カウンターテナー),
バーバラ・ボニー(ソプラノ),
エマ・カークビー(ソプラノ),
ニール・アーチャー(テノール)
 歌とメロディーが融合した極美の世界
 バッハは毎週のミサのために約200ものカンタータや、受難のための作品を書きました。それは単なる仕事というよりも、神に祈るためにバッハが書いた捧げもの。
 ここには多くの作品の中から遠近感ある美しいアリアをばかりが選ばれています。究極のバッハの祈りが感じとれるアルバムです。
 .


4795524
(4CD)
\6000→\5490
若きチューリヒ・トーンハレ管音楽監督
 ブランギエのライヴ録音

《ラヴェル:管弦楽作品全集》

モーリス・ラヴェル(1875-1937):
【CD1】
 『シェヘラザード』序曲, ツィガーヌ, 組曲『クープランの墓』, ボレロ/
【CD2】
 ピアノ協奏曲ト長調, 高雅で感傷的なワルツ,
 バレエ音楽『マ・メール・ロワ』/
【CD3】
 バレエ『ジャンヌの扇』より「ファンファーレ」,
 亡き王女のためのパヴァーヌ, 古風なメヌエット, 鏡,
 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調,
 スペイン狂詩曲, ラ・ヴァルス/
【CD4】
 バレエ音楽『ダフニスとクロエ』
リオネル・ブランギエ(指揮)
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団,
ユジャ・ワン(ピアノ),
レイ・チェン(ヴァイオリン)
 
 2012年に26歳の若さで名門チューリヒ・トーンハレ管の音楽監督兼首席指揮者に指名された注目の天才指揮者ブランギエ。新時代のフレッシュな名盤の誕生!2016年2月、ブランギエはNHK交響楽団を指揮するために来日します。彼が2014〜2015年にかけての行ったコンサートのライヴを収録したこの4枚組は、「オーケストレーションの天才」と絶賛されるラヴェルの管弦楽作品を集めたもの。
 ユジャ・ワンとのピアノ協奏曲(既発)と、レイ・チェンをソリストに迎えたツィガーヌも収録しています。

  《録音》2014〜2015年, チューリヒ、トーンハレでのライヴ収録

■スイス最大の都市、チューリヒに本拠を置くトーンハレ管弦楽団はワーグナーがその創設のきっかけとなった名門。
■リオネル・ブランギエは1986年、フランスのニースに生まれた指揮者。2005年のブザンソン指揮者コンクールに優勝、2007年に20歳でサロネンによりロス・フィルの副指揮者に任命された。2014年よりチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督を務める。

 リオネル・ブランギエ、わ、若い・・・



 

ARCHIV

限定盤

4795384
(13CD)
\6000
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
 《J.S.バッハ:管弦楽&室内楽作品集》

【CD1】
 ブランデンブルク協奏曲第1-5番BWV.1046-1050[録音:1986年]/
【CD2】
 ブランデンブルク協奏曲第6番BWV.1051[録音:1986年],
 フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための三重協奏曲イ短調BWV.1044
  [録音:1987年],
 管弦楽組曲第1番ハ長調BWV.1066[録音:1985年],
 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067[録音:1982年]/
【CD3】
 管弦楽組曲第3&4番ニ長調BWV.1068-1069[録音:1985年],
 管弦楽組曲第5番ト短調BWV.10670(偽作)[録音:1982年]/
【CD4】
 音楽の捧げものBWV.1079[録音:1979年]/
【CD5-6】
 フーガの技法BWV.1080, 3和音によるカノン(8声)BWV.1072,
 4声の無限カノンBWV.1073, 4声のカノンBWV.1074,
 2声の無限カノンBWV.1075, 6声の三重カノンBWV.1076,
 主題上二重カノン(4声) BWV.1077,
 不協和の協和のカノン(反行カノン:2声)BWV.1086,
 ファ・ミに基づく7声のカノンBWV.1078,
 ゴルトベルク変奏曲の主題に基づく14のカノンBWV.1087
  [録音:1984年]/
【CD7】
 トリオ・ソナタ集BWV.1036-1039 [録音:1980年]/
【CD8】
 ヴァイオリン・ソナタBWV.1014-1018[録音:1982年]/
【CD9】
 ヴァイオリン・ソナタBWV.1019, 1020, 1022, 1025, 1021,
 フーガ ト短調BWV1026[録音:1981〜1983年]/
【CD10】
 ヴァイオリン・ソナタBWV.1023, 1024, Anh.153、
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタBWV1027-1028
  [録音:1981〜1982年]/
【CD11】
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタBWV1029.
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV1019a,
 フルート・ソナタBWV1033-1035[録音:1982年]/
【CD12】
 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013,
 フルート・ソナタBWV1030-1032[録音:1982〜1983年]/
【CD13】
 ラインハルト・ゲーベル、古楽器での作品へのアプローチを語る(ドイツ語)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
[ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン),
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェロ),
ヴィルバート・ハーツェルツェット(フラウト・トラヴェルソ)、他]
 ゲーベル&ムジカ・アンティクヮ・ケルンらしい画期的解釈によるバッハ録音集
 ムジカ・アンティクヮ・ケルンの大きな成果のひとつである、J.S.バッハの録音集。
 録音当時の最新研究結果を取り入れるだけでなく、ゲーベルが全て自筆譜などを新たに読み込むと共に奏法研究を行い、それまでにはなかった独自解釈が光る演奏が展開されています。
 驚くべき速いテンポときびきびしたリズムを土台に、楽器の特性が巧みに生かされた生命力あふれるバッハ像を描き出した名演揃いです。《録音》1979〜1983年



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DECCA

限定盤

4789604
(35CD)
\14000→\12990
ホグウッド, ブリュッヘン, ダントーネ
 オリジナル楽器による初の全集
  《ハイドン:交響曲全集》


ハイドン:
 【CD1】交響曲第1〜5番/
 【CD2】交響曲第6, 7, 8番/
 【CD3】交響曲第9〜11, 107, 108番/
 【CD4】交響曲第12〜15番/
 【CD5】交響曲第16〜20番/
 【CD6】交響曲第25, 27, 32, 33番/
 【CD7】交響曲第36, 37, 40番/
 【CD8】交響曲第21〜24番/
 【CD9】交響曲第30, 34, 72番/
 【CD10】交響曲第28, 29, 31番/
 【CD11】交響曲第51, 41, 39, 35番/
 【CD12】交響曲第50, 43, 58, 59番/
 【CD13】交響曲第47, 46, 26, 49番/
 【CD14】交響曲第48, 44, 42番/
 【CD15】交響曲第52, 38, 65, 45番/
 【CD16】交響曲第54番(第1稿、第2稿、代替えヴァージョン)/
 【CD17】交響曲第55, 56番/
 【CD18】交響曲第57, 60, 64番/
 【CD19】交響曲第61, 66, 69番/
 【CD20】交響曲第67, 68, 70番/
 【CD21】交響曲第53, 62, 63番/
 【CD22】交響曲第71, 74, 75番/
 【CD23】交響曲第73, 76, 77番/
 【CD24】交響曲第78, 79番/
 【CD25】交響曲第80, 81番/
 【CD26】交響曲第82, 83, 84番/
 【CD27】交響曲第85, 86, 87番/
 【CD28】交響曲第89, 88, 105番/
 【CD29】交響曲第90, 91, 92番/
 【CD30】交響曲第93, 102, 103番/
 【CD31】交響曲第94, 97, 99番/
 【CD32】交響曲第95, 98, 101番/
 【CD33】交響曲第96, 100, 104番/
 【CD34】交響曲第100, 104番/
 【CD35】交響曲第94. 100, 104番(ザロモンによる室内楽編曲版)
クリストファー・ホグウッド(指揮)
エンシェント室内管弦楽団[CD:1〜10, 16〜23, 34]/
フランス・ブリュッヘン(指揮)
エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団[CD:11〜15]/
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ[CD:26〜33]/
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)
アカデミア・ビザンティーナ[CD:24〜25]/
クリストファー・ホグウッド(フォルテピアノ)&
エンシェント室内管弦楽団員[CD:35],
 3人の指揮者たちの演奏で完成した初のピリオド楽器による全集
 膨大なハイドンの交響曲を比較的短期間のうちにドラティが全集にまとめあげた歴史的力作が1970年頃に録音され(Decca)、その後アダム・フィッシャー(Brilliant Classics)、デニス・ラッセル・デイヴィス(Sony)らが、モダン楽器によって全集録音を成し遂げています。
 ホグウッドが全集制作を進めていましたが、8割を録音したところで録音計画が中座してしまい、オリジナル楽器による全集は未だ達成されずにいました。
 そこで、ホグウッド指揮による演奏、ブリュッヘン指揮による2つの団体の演奏、そしてダントーネ指揮による最新演奏を含めて、オリジナル楽器による初の全集がここに完成しました。
 《録音》ホグウッド:1983〜1995年, ブリュッヘン:1984〜1997年, ダントーネ:2015年
 .
限定盤

4807898
(32CD)
\13000→\11990

《アンセルメ/フランス音楽デッカ録音集》

【CD1】
 ドビュッシー:交響組曲「春」(ビュッセル編),
 牧神の午後への前奏曲,
 夜想曲, 交響詩「海」〜管弦楽のための3つの交響的素描,
 クラリネットと管弦楽のための狂詩曲〜ロベルト・グークホルツ(クラリネット)/
【CD2】
 ドビュッシー:
  管弦楽のための「映像」, バレエ音楽「遊戯」,
  バレエ音楽「カンマ」(ケックラン編), 舞曲(ラヴェル編)/
【CD3】
 ドビュッシー:
  聖セバスティアンの殉教,
  6つの古代のエピグラフ(アンセルメ編),
  スコットランド風行進曲〜
   シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ), ナンシー・ウー(コントラルト),
   マリー=リーズ・モンモラン(メゾ・ソプラノ), トゥール・ド・ペイルス合唱団/
【CD4】
 ドビュッシー:バレエ音楽「おもちゃ箱」(カプレ編), 小組曲,
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ, 高雅で感傷的なワルツ, 道化師の朝の歌/
【CD5-6】
 ドビュッシー:歌劇『ペレアスとメリザンド』〜
  シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ), ピエール・モレ(テノール),
  ハインツ・レーフス(バリトン), アンドレ・ヴェジエーリ(バス),
  エレーヌ・ブーヴィエ(アルト), フローラ・ウェンド(ソプラノ), デリック・オルセン(バス)
   [1952年録音]/
【CD7-8】
 ドビュッシー:歌劇『ペレアスとメリザンド』〜
  カミーユ・モラーヌ(バリトン), エレナ・スポーレンベルク(ソプラノ),
  ジョージ・ロンドン(バス), グース・ヘクマン(バス),
  ジョセフィン・ヴィージー(メッゾ・ソプラノ),
  ロジーヌ・ブレディ(ソプラノ), ジョン・シャーリー=カーク(バス),
  グレゴル・クブラック(バス)[1964年録音]/
【CD9】
 ラヴェル:
  スペイン狂詩曲, ラ・ヴァルス, クープランの墓,
  ツィガーヌ*, ボレロ, ドビュッシー:月の光(カプレ編)〜
   ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン*)/
【CD10】
 ラヴェル:
  バレエ音楽『ダフニスとクロエ』(全曲),『マ・メール・ロワ』組曲/
【CD11】
 ラヴェル:
  左手のためのピアノ協奏曲ニ長調, ピアノ協奏曲ト長調,
  『ダフニスとクロエ』第2組曲,
 サン=サーンス:死の舞踏Op.40〜
   ジャクリーン・ブランカード(ピアノ)
【CD12】
 ラヴェル:歌劇『子供と魔法』〜
  フローラ・ウェンド(ソプラノ), マリー=リーズ・ド・モンモラン(メゾ・ソプラノ),
  ジュヌヴィエーヌ・トゥレーヌ(ソプラノ), アンドリエンヌ・ミリエット(ソプラノ),
  シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ), ユーグ・キュエノー(テノール),
  ピエール・モレ(バリトン), ルシアン・ロヴァノ(バス), 他,
 ラヴェル:
  シェエラザード〜
   アンドレ・ペパン(フルート),
  2つのヘブライの歌, ステファヌ・マラルメの3つの詩〜
   シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)/
【CD13】
 ラヴェル:歌劇『スペインの時』〜
  シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ), ポール・ドゥレンヌ(テノール),
  ミシェル・アメル(テノール), ハインツ・レーフス(バリトン),
  アンドレ・ヴェシエール(バス), スイス・ロマンド管弦楽団,
 ラヴェル:ボレロ, ラ・ヴァルス〜パリ音楽院管弦楽団/
【CD14】
 ベルリオーズ:
  幻想交響曲Op.14, 序曲『海賊』Op.21, 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9,
  『ベアトリスとベネディクト』序曲/
【CD15】
 サン=サーンス:
  交響曲第3番ハ短調Op.78, オンファールの糸車Op.31,
 ベルリオーズ:
  『ファウストの劫罰』Op.24より「妖精の踊り」,
  序曲『ベンヴェヌート・チェッリーニ』Op.23/
【CD16】
 ベルリオーズ:歌曲集『夏の夜』Op.7*,
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14(リハーサル風景)〜
  レジーヌ・クレスパン(ソプラノ*)/
【CD17】
 フランク:
  交響曲ニ短調, 呪われた狩人, 交響詩『アイオリスの人々』/
【CD18】
 ビゼー:『カルメン』組曲, 『アルルの女』第1&2組曲, 序曲『祖国』/
【CD19】
 ビゼー:交響曲ハ長調, 子供の遊びOp.22, 『美しきパースの娘』組曲,
 オッフェンバック:序曲『天国と地獄』, 序曲『美しきエレーヌ』,
 エロルド:序曲『ザンパ』/
【CD20-21】
 ドリーブ:バレエ音楽『コッペリア』,『シルヴィア』組曲/
【CD22】
 ラロ:
  バレエ音楽『ナム—ナ』, 『ディヴェルティスマン』より「アンダンティーノ」,
  ノルウェー狂詩曲, 管弦楽のためのスケルツォ, 序曲『イスの王様』/
【CD23】
 ラロ:スペイン交響曲Op.21,
 シャブリエ:ハバネラ,
 フォーレ:レクィエムOp.48〜
  ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン), シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ),
  ジェラール・スゼー(バリトン),トゥール・ド・ペイルス合唱団/
【CD24】
 シャブリエ:
  狂詩曲『スペイン』, 田園組曲, 楽しい行進曲,
  歌劇『いやいやながらの王様』より「スラヴ舞曲」「ポーランドの祭り」,
 トマ:序曲『ミニョン』, 序曲『レーモン』,
 オーベール:序曲『黒いドミノ』, 序曲『フラ・ディアボロ』/
【CD25】
 ショーソン:交響曲変ロ長調, 組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80,
 フォーレ:前奏曲『ペネロペ』, 組曲『マスクとベルガマスク』Op.112/
【CD26】
 ルーセル:交響曲第3番ト短調Op.42, 交響曲第4番イ長調Op.53, くもの饗宴/
【CD27】
 オネゲル:クリスマス・カンタータ*, 交響曲第2番,
 ルーセル:管弦楽のための小組曲Op.39〜ピエール・モレ(バリトン*)/
【CD28】
 オネゲル:交響曲第3番『典礼風』, 交響曲第4番『バーゼルの喜び』/
【CD29】
 オネゲル:交響的楽章第1番「パシフィック231」,
 デュカス:魔法使いの弟子,
 デュカス:『ラ・ペリ』より「ファンファーレ」「ラ・ペリ(舞踏詩)」,
 マニャール:交響曲第3番変ロ短調/
【CD30】
 オネゲル:劇付随音楽『ダヴィデ王』〜
  シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ),マリー=リーズ・ド・モンモラン(メゾ・ソプラノ),
  ポーリーヌ・マルタン(メゾ・ソプラノ), ミシェル・アメル(テノール),
  ステファーヌ・オデル(語り)/
【CD31】
 マルタン:
  7つの管楽器, ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲,
  弦楽合奏のための練習曲, 小協奏交響曲〜
   ピエール・ジャメ(ハープ),
   ジェルメーヌ・ヴォーシャー=クラーク(チェンバロ), ドリス・ロシオー(ピアノ)/
【CD32】
 マルタン:ヴァイオリ協奏曲*, オラトリオ『地には平和を』〜
  ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン), ウルスラ・ブッケル(ソプラノ),
  マルガ・ヘフゲン(コントラルト), エルンスト・へフリガー(テノール),
  ピエール・モレ(バリトン), ヤーコブ・シュテンプフリ(バス)
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団

 フランス音楽の魅力を現代に伝えるアンセルメ極め付けの録音集大成
 1950〜1960年代に数多くの録音をDeccaに残した指揮者エルネスト・アンセルメ。音楽における印象主義と呼ばれたドビュッシーとも親交があり、演奏に関しても様々な助言を受けたエルネスト・アンセルメの演奏は、古典的なドビュッシー解釈のひとつの規範とも言えるもの。
 ラヴェルがギリシャ神話時代の牧歌的なストーリーをもとに作曲した大曲「ダフニスとクロエ」など、巧妙で精緻なオーケストレーションの魅力も鮮やかに描き出しています。
 その他、エレガントで洒落たメロディ、機知に富んだ明るく洗練された感覚、管楽器が華やかに活躍するサウンド等々、フランス音楽の魅力を堪能できる管弦楽曲を収録。フランス音楽に定評の高いアンセルメならではの名演を集大成したセットです。

 《録音》1952〜1967年
 

4789394
\2300
《アミューズブーシュ〜1950年代のフランス音楽》
 1) プーランク:ホテル,
 2) フランセ:美食家のオード,
 3) サティ:グノシェンヌ第4番,
 5) ジャン・イヴ・ダニエル=ルシュール:雅歌,
 6) サティ:グノシェンヌ第5番,
 7) プーランク:7つの歌 FP81,
 8) サティ:グノシェンヌ第6番,
 9) ミヨー:2つの歌,
 10) プーランク:小カンタータ『ある雪の夕暮れ』FP126,
 11) ラヴェル(ロデリック・ウィリアムズ編):アダージョ(ピアノ協奏曲ト長調より)
イ・ファジョリーニ(混声合唱団)、
アンナ・マークランド(ピアノ),
 美しき一口サイズのフランス歌曲
 フランス料理でアミューズブーシュ(amuse bouche)とは、「ひとくちのお楽しみ」という意味です。
 本格的なフルコースの場合、前菜の前にこうしたものを出すことによって、より食べる側の気持ちを高揚させてくれるのです。
 そんなコンセプトで、フランス作曲家による歌曲と合唱曲、途中にピアノ独奏(グノシェンヌ)を挟み込みながら、フルコースの前の楽しいひと時を演出するというプログラム。
 これまでルネッサンス音楽を中心として歌ってきた合唱団「イ・ファジョリーニ」が美しく澄んだハーモニーで楽しませてくれます。
  《録音》2015年7月, ロンドン、オールセインツ教会(デジタル:セッション)
  

4788689
\2300
《オラ・イェイロ:合唱作品集》
 オラ・イェイロ(1978〜):
  1) Ubi Caritas, 2) The Spheres, 3) The Ground,
  4) Sanctus (London), 5) The Crossing, 6) Northern Lights,
  7) The Lake Isle, 8) Serenity (O Magnum Mysterium),
  9) Tundra, 10) Reflections, 11) Sacred Heart
ヴォーチェス8(混声合唱団),
テネブレ(混声合唱団),
オラ・イェイロ(ピアノ),
チェンバー・オーケストラ・オブ・ロンドン, 他 
 これぞ現代人を心を癒す神秘の声
 作曲家及びピアニストであるオラ・イェイロは、1978年ノルウェー生まれ。ノルウェー国立音楽学院、イギリス王立音楽大学で学び、ジュリアード音楽院で作曲の修士号を取得しています。
 彼の音楽は、民謡、クラシックからジャズやポピュラー音楽まで幅広いジャンルをカバーし、ハリウッドでの映画音楽の分野にも進出しています。
 特に無伴奏の宗教作品を中心に創作活動が行われており、透明感あふれるメロディーとハーモニーは、世界各地で演奏され、多くの人を魅了しています。
 特に最初に収録されている「Ubi Caritas」は、彼の作品の中でも最も演奏される機会の多い作品で、デュリュフレやグレゴリオ聖歌の影響も感じられます。
 2003年にウェストミンスター寺院聖歌隊出身者たちで結成され、奇蹟のアカペラとも評される合唱団「ヴォーチェス8」、そしてコリン・デイヴィスとロンドン交響楽団との演奏で絶賛を浴びた合唱団「テネブレ」が、見事な表現力とバランスのとれたプログラムで、聴き手をイェイロの神秘の世界に誘います。
 《録音》2015年4月, ロンドン、オールハロウズ教会(デジタル:セッション)


<国内盤> 


GRAMOLA


GRML99043
(国内仕様盤)
\2900+税
ただ憧れを知る者だけが
 〜チャイコフスキー歌曲集〜

 1. 語るな、おお友よ Op.6-2
 2. なぜ?Op.6-5
 3. ただ憧れを知る者だけが Op.6-6
 4. 和解 Op.25-1
 5. 恐ろしい瞬間 Op.25-1
 6. 早春のことだった Op.28-6
 7. 騒がしい舞踏会の中で Op.38-2
 8. 夕闇が地上を覆い Op.38-3
 9. 森よ、私は祝福する Op.47-5
 10. 昼の光が満ちようと Op.47-6
 11. 私は小さな草の葉ではなかったか Op.47-7
 12. 黄金の野原で Op.57-2
 13. ただ君だけが Op.57-6
 14. 狂おしい夜 Op.60-6
 15. ジプシーの歌 Op.60-7
 16. 星はやさしく私たちを照らし Op.60-12
 17. 私たちは一緒に座っていた OP.73-1
 18. 夜 Op.73-2
 19. 日は沈み Op.73-4
ナディア・クラステヴァ(メゾ・ソプラノ)
ドラ・デリィスカ(ピアノ)
 ロシアにおけるロマン派の分野で幅広く世界で愛される作曲家チャイコフスキー。交響曲、バレエ、オペラと並んで人気の歌曲ですが、残念ながら実際に舞台にのせられる機会は多いとはいえません。
 世界的に活躍するブルガリア出身メゾソプラノのクラステヴァと、ソリストとしても活躍のデリィスカが、その叙情的で感傷的な哀しみや喜びを深い表現で聴かせます。憂いをもった厚みのあるメゾソプラノの声質はこれぞチャコフスキーというところ。
  

GRML99065
(国内仕様盤)
\2900+税
フランツ・シューベルト:
 美しき水車小屋の娘 〜ギター伴奏版〜D795 op.25

  1.さすらい /2. どこへ?/ 3. 止まれ!
  4. 小川への感謝の言葉 /5. 仕事を終えた宵の集いで
  6. 知りたがる男 /7. 苛立ち /8. 朝の挨拶
  9. 水車職人の花 / 10. 涙の雨 / 11. 僕のもの!
  12. 休息 / 13. 緑色のリュートのリボンを手に
  14. 狩人 / 15. 嫉妬と誇り / 16. 好きな色
  17. 邪悪な色 / 18. 枯れた花
  19. 水車職人と小川 /20. 小川の子守歌
マティアス・ヘルム(バリトン)
ドゥオ・ハザート
 シュテファン・ブッヘガー(ギター)
 グントラム・ツァウナー(ギター)
 シューベルトの時代には歌の伴奏として人気だったギター。シューベルト自身も歌の伴奏や、室内楽曲の編成の中に好んでギターを使っていました。
 オーストリア出身のバリトン、マティアス・ヘルムとギターデュオのドゥオ・ハザートが音楽史上最も有名な連作歌曲「美しき水車小屋の娘」に新たな光をあてたアルバム。
 ギターデュオによる繊細で多様な音色は、不思議なことに当時のフォルテピアノの音色をも彷彿させます。
 オーストリア出身のバリトンマティアス・ヘルムはその幅広いレパートリーで様々なコンサートやフェスティバルで演奏。
 特にシューベルトをはじめとするドイツ・リートを専門とし、その軽やかな声質はまさにギターとの共演にぴったりです。
 1994年に結成されたドゥオ・ハザート(ギター)は歌曲の伴奏をギター編曲にして多数演奏。このアルバムでつくりだす素朴な味わいの音はまるでフォルテピアノのようであり、シューベルトの当時に奏でられていた音のように耳に心地よく響きます。




PAN CLASSICS


PC10320
(国内仕様盤)
\2900+税
セバスティアン・ドゥロン
 涙と、愛と〜ソプラノのためのアリア〜

セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):
 1 Vaya pues rompiendo el ayre (クリスマスのハカラ)
 2 Auras Suaves
  (サルスエラ “Las nuevas armas de Amor” より)
 3 Ondas, riscos, peces, mares
  (サルスエラ “Veneno es de Amor la envidia”より)
 4 Espanoleta .作者不詳 (器楽)
 5 El marido que sufrido
  (サルスエラ“Coronis”より)
 6 Dioses piedad
  (サルスエラ “Coronis”より)
 7 Yo no puedo
  (サルスエラ “El imposible mayor en amor le vence Amor”より)
 8 Chacona . 作者不詳 (器楽)
 9 La borrachita de amor
 10 Llorad infaustos zagales
  (サルスエラ “Veneno es de Amor la envidia”より)
 11 Passacalles de primer tono . 作者不詳 (器楽)
 12 Se hacemos treguas
  (サルスエラ “El imposible mayor en amor le vence Amor”より)
エバ・フアレス(ソプラノ)
ア・コルテ・ムジカル(古楽アンサンブル)
ロヘリオ・ゴンサルベス(指揮)
現代ではあまり演奏されることのない、17世紀のスペインの宮廷で人気を誇ったデュランの作品。打楽器を効果的に使ったスペイン独特のリズムとスペイン語の響きを古楽器にのせて。
 バロック・サルスエラをスペインのソプラノが情熱的に、叙情的に歌い上げます。
  

PC10350
(国内仕様盤)
\2900+税
ルッツァスコ・ルッツァスキ:
 (マドリガーレ、モテット、器楽曲作品)

 1 Ecco il bel Lauro verde
 2 Cor mio, deh, non languire
ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネーリオ(1567?-1630):
  3 Gagliarde in d (器楽)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:
 4 Quivi sospiri
 5 Deus tu scis insipientiam meam
 6 Ricercar quarto
 7 Dolci sospiri ardenti
 8 Deh, non cantar, donna gentil
 9 Filli al partir del suo caro Pastore
 10 In tribulatione mea
 11 Aura soave
 12 Stral pungente d’Amore
 13 Lucenti e chiare stelle
 14 Canzona X
 15 Ricercar terzo
 16 Toccata del quarto tono
 17 Io veggio pur pietate
ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネーリオ(1567?-1630):
  18 Gagliarde in e (器楽)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:
 19 Morir non puo’l mio core
プロフェティ・デッラ・クインタ
 (古楽アンサンブル)
エラム・ロテム(指揮)
野田亜希(オルガン)
坂本龍右(リュート)
 ルネサンス末期に活躍し、フレスコテバルディ等たくさんの弟子を輩出。
 バロックへの橋渡し役を担ったルッツァスキ。オルガニストとしてはもちろん、当時は珍しかった女性だけの声楽アンサンブル“コンチェルト・デッレ・ダーメ”の作曲家としても有名でした。
 当時の空気と響きをそのままにマドリガーレを。ほとんどの曲が世界初録音!アネーリオ作曲の器楽曲も2曲収録しています。




ナクソス・ジャパン



NYCC-27299
\2500+税
吉田恭子 待望の新録音!
R o m a n z a —ロマンツァ—

 1.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏(クライスラー編曲)
 2.シューマン:ミルテの花より「献呈」(アウアー編曲、吉村龍太補作)
 3.コルンゴルト:歌劇「死の都」Op.12より ピエロの踊り歌
 4.マスネ:タイスの瞑想曲
 5.ワックスマン:トリスタンとイゾルデ幻想曲
 6.リスト:ワルツ・カプリース 第6番「ウィーンの夜会」(オイストラフ編曲)
 7.ワーグナー:アルバムの綴り(ウィルヘルミ編曲)
 8.ドビュッシー:月の光
 9.シューベルト:アヴェ・マリア(ウィルヘルミ編曲)
 10.モンティ:チャールダッシュ
 11.ショスタコーヴィチ:ロマンス(映画「馬あぶ」より)
 12.ガルデル:タンゴ(ウィリアムズ編曲)
吉田恭子(ヴァイオリン)
白石光隆(ピアノ)
 
 グァルネリ・デル・ジェスの芳醇な響きが奏でるロマン溢れる小品の数々……。

 日本を代表する名ヴァイオリニスト、吉田恭子の待望の新アルバムです。
 彼女はこれまでにも、「祈り」や「ノスタルジア」など様々なコンセプトに基づいた珠玉のようなアルバムをリリースし、そのどれもが高く絶賛されていますが、今回のアルバムでは、これまでとは少し趣向を替え、彼女が敬愛する往年の名手たちの編曲を再現し、それを継承するということに主眼が置かれています。
 収録されている作品は、一見、どれもお馴染みの小品に見えますが、その曲ひとつひとつに、オイストラフやウィルヘルミなど巨匠たちの息遣いが感じられるのことでしょう。そして、これらを慈しむかのような彼女の演奏からも、深い愛情と類い稀なる香気が立ち上ります。時代を越えて継承されていく音楽を体感してください。
  2015年12月2、3日 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール

 古き佳き時代を知る江藤俊哉、アーロン・ロザンドに導かれた吉田恭子さんは、リサイタルであれコンチェルトであれ、あるいはサロンでの演奏であれ、音に「語り」や「物語」を添える。レオポルド・アウアーからエフレム・ジンバリストに。
 ジンバリストからロザンドヘ。そしてロザンドから恭子さんに。流儀ばかりでなく、ロマンの息吹も受け継がれた。 ワーグナーの「秘曲」に酔いしれる。タンゴやチャールダッシュに喝采を贈り、世紀転換期のウィーンで喝采を博したコルンゴルトの夢幻のワルツに涙する。
 名曲の大河、山脈を愛してやまない吉田恭子さんと、やはり広範な楽の音、楽譜に通じた白石光隆さんの交歓がここに。満喫したい。(奥田佳道ライナーノートより)

Romanza ─アルバムによせて─
 デビューアルバムの録音から一貫して私の中にある「大切」なことは、往年のヴィルトゥオーソ達の声を後世に残すということです。
 巨匠達が、自ら演奏するために書いたヴァイオリンの小品には、彼らのひらめき、鮮やかな名人芸、メロディーの美しさ、どこをとってもヴァイオリンへの情熱が感じられます。数年前より廃盤、絶版になってしまい埋もれそうになっているロマン溢れる作品を掘り起こして参りました。
 レオポルド・アウアー、アウグスト・ウィルヘルミ、ダヴィッド・オイストラフ、フリッツ・クライスラー等、優れたヴァイオリニスト達の綴った作品をここに録音出来たことを、心から感謝しております。
 想像を越える驚き、静寂、柔らかなゆらぎの中から生まれた本作品を、是非多くの方に愛聴頂ければ幸いです。ヴィルトゥオーゾ達への尊敬と憧れを込めて。〈ヴァイオリニスト 吉田恭子〉
  


NYCC-27301
\2000+税
御喜美江(アコーディオン)
 Accordion J.S.Bach — アコーディオン・バッハ —

 1-7.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV.816
 8-15.フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV.817
 16-23.フランス風序曲(パルティータ)ロ短調 BWV.831
 アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳[1725]から
  24.ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
  25.ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119
  26.メヌエット I (ト長調) BWV Anh.114
  27.メヌエット II(ト長調) BWV Anh.116
  28.メヌエット III(ト短調) BWV Anh.115
  29.マーチ(ニ長調) BWV Anh.122
御喜美江(アコーディオン)
 1997年の発売時より、演奏と録音の素晴らしさで絶大なる人気を誇ってきた御喜美江の「アコーディオン・バッハ」。
 楽器の限界に挑戦しながら、偉大なるバッハの世界を模索、アコーディオンの音色と表現力に細心の注意を払いつつ、生き生きとしたバッハが生み出されています。
 精緻な音が交錯するフランス組曲、荘厳かつ深遠なフランス風序曲、そしてバッハの作品ではないものの、当時バッハも愛奏したであろう、優しさあふれる「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」からの6曲。これらが、アコーディオンという小さな楽器から自由に飛翔していくのです。
 こんな名盤がずっと廃盤となっていたのはなんと残念なことでしょう。今回は、もともと優秀録音として知られていたこの音に、更に入念なリマスタリングを施し、新鮮な響きを甦らせることに成功しました。
 時代を超えて愛されるべき素晴らしい名盤です。

アコーディオンは風の楽器だ。自ら呼吸する蛇腹を持つ身体に密着した楽器だ。そして御喜美江さんはこの楽器を扱うことにかけては世界最高の音楽家のひとりである。そんな彼女が愛してやまないバッハを1996年に録音した名盤がついに復刻された。20年ぶりに蘇ったこの演奏を聴いて、そのみずみずしさ、優しさ、深い呼吸と歌、そして何よりも真実であることに強く心を打たれた。ピアノやチェンバロやオルガンとも違う、これは永遠に新しい、聴き継がれるべきバッハである。
〈林田直樹〉

 録音:1996年9月19-21日、長野県 松本市 ハーモニー・ホール
 原盤 AELOUSレーベルACCDS117より移行盤(新マスタリング)




<映像>

 .

DG(映像)



73 5250
\3900→\3690
《ソコロフ待望のリサイタル映像
 ライヴ・アット・ベルリン・フィルハーモニー》

 1) シューベルト:4つの即興曲D.899,
 2) シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲)D.946,
 3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」,
 4) ラモー:やさしい訴え,
 5) ラモー:つむじ風,
 6) ラモー:一つ目の巨人,
 7) ラモー:いたずら好き,
 8) ラモー:未開人,
 9) ブラームス:3つの間奏曲第2番変ロ長調Op.117-2
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ),
 幻のピアニスト、ソコロフ、待望のリサイタル映像

 DGとの契約が決まり、遂に檜舞台に出た「幻のピアニスト」グリゴリー・ソコロフ。ピアノファンの崇拝の的である彼の2時間半に及ぶ演奏会を撮影する特権を与えられたのは、ブルノ・モンサンジョン。 モンサンジョンは音楽界において重要な人物の一人であり、グールド、リヒテル、メニューインなど数多くのクラシック音楽についてのドキュメンタリー映画を撮影しています。その彼がソコロフの素晴らしいライヴ映像を制作しました。もちろんその演奏は、最初から最後まで息もつけないほどの緊張感あるもの。繊細なピアニッシモから迫力溢れたフォルテッシモまで、そのダイナミックさは絶品以上のもの。貴重なライヴを体感してください。今年1月に発売されたCDと同じ曲目になりますが、この映像はCD録音と同年にベルリンで行われたコンサートをライヴ収録したものです。

《収録》2013年6月5日、ベルリン、フィルハーモニーでのライヴ
Picture format: 16:9 / colour / NTSC/ Audio format: PCM Stereo & DTS 5.1/ Region Code: All regions/ Menu Language: English/ Subtitles: without/ Total time: 144'



ソコロフ、DGアルバム

DG
479 4342
(2CD)
\4000


幻のピアニスト、ソコロフ、DGデビュー!
 ザルツブルク・リサイタル2008

 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K.280(189e)、
  ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332(300k)
 ショパン:24の前奏曲 作品28
 アンコール:
  スクリャービン:詩曲 作品69の1/
  ショパン:マズルカ ヘ短調 作品68の2/
  スクリャービン:詩曲 作品69の2/
  ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品63の3/
  ラモー: 新クラヴサン組曲から 未開人/
  バッハ(ソコロフ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639(オルガン小曲集から)
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)


 あの伝説のピアニスト、ソコロフの新譜がDGから。
 2008年のザルツブルク音楽祭のライヴ音源です。。

 まさに伝説と化しつつあるピアニスト、ソコロフ・・・。
 誰でしょうね?


 弱冠16歳でチャイコフスキーコンクール1位を獲得。

 しかしその輝かしい経歴にも関わらず彼の録音は極めて少なく、コンサート活動にもあまり積極的でなかったためにその音楽活動は長くヴェールに包まれていた。

 そんなときフランスのマイナー・レーベル「OPUS111」から次々と新譜が登場。
 それらのCDはリリースされるたびにレコ芸で特選を獲得。
 あっという間にソコロフはメジャーのアーティストを尻目に時代の寵児となっていった。

 ・・・だがOPUS111の斜陽とともにCDは次々と廃盤。
 気づくと入手できるCDはわずかになり、いつしかその名を聞かなくなっていた。

 ただもちろん彼の名を覚えているファンは多く、OPUS111を吸収したNAIVEから復活した音源は当然ながらまたまた大ヒットとなり、大型ボックスはクラシックCD業界でもまれに見るベストセラーとなった

 でも新録音CDは出ないまま今に至る・・・



 そのソコロフの2008年のライヴが天下のDGから登場するというわけです。
 20年ほど前に彼が最後のCD録音を許可して以来初めてのCDリリース。

 しかも曲はモーツァルトとショパン・・・!

 これは要チェックです。
 ソコロフ、これからいろいろなところで名前を聞くことになるでしょう。

.(当時のメルマガより)


 録音:2008年、ザルツブルク音楽祭〈ライヴ〉


4795426
(2CD)
\3000
グリゴリー・ソコロフ/ワルシャワ&ザルツブルク・ライヴ
【CD1】
 シューベルト:①4つの即興曲作品90、②3つのピアノ曲D946
  ライヴ録音:2013年5月12日 ワルシャワ・フィルハーモニー
【CD2】
 ③ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106《ハンマークラヴィーア》
 [アンコール] 
  ラモー:クラヴサン曲集から
   ④やさしい訴え、⑤つむじ風、
   ⑥一つ目の巨人、⑦いたずら好き、⑧未開人
  ⑨ブラームス:即興曲変ロ短調作品117の2
   ライヴ録音:2013年8月23日 ザルツブルク音楽祭
グリゴリー・ソコロフ(P)

 幻のピアニスト、ソコロフによるDG第2弾!
 現代最高のピアニストと絶賛されるソコロフのワルシャワ&ザルツブルクでのライヴ録音。
 1950年レニングラード生まれ。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールで優勝、審査委員長ギレリス以下審査員全員一致で金メダルを授与された。ソ連国外で演奏を行うことが滅多に許されなかったため西側諸国では名前のみ知られる幻のピアニストであった。慎重に活動を続けているため録音も非常に少なく、知る人ぞ知る最後の大物。








ARTHAUS(映像)


LEGENDARY PERFORMANCESシリーズ



109198
(DVD 2枚組)
\2400→\2190
ビオンディ(指揮)&エウロパ・ガランテ
 ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
ノルマ…ジューン・アンダーソン(ソプラノ)/
アダルジーザ…ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)/
ポリオーネ…シン・ヨン・フン(テノール)/
オロヴェーゾ…イルダール・アブドラザコフ(バス) 他/
ヴェルディ・フェスティバル合唱団/
エウロパ・ガランテ/
ファビオ・ビオンディ(指揮)/
ロベルト・アンド(演出)
109199
(BD)
\2400→\2190
2001年 パルマ王立劇場(テアトロ・レージョ)ライヴ収録/収録時間:163分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1 イタリア語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊, 中/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×1,片面単層ディスク×1 <BD>二層50GB 1080i High Definition(Upscale)

 ビオンディとエウロパ・ガランテのオリジナル楽器による演奏が評判となった「ノルマ」です。
 ベテラン、ジューン・アンダーソンと、当時彗星のごとく現れ、国際的名声を一気に獲得したダニエラ・バルチェローナの白熱した戦いが、柔らかい弦の響きに乗って描き出されます。一味違う「ノルマ」を楽しみたい方に。
 

109200
(DVD)
\2400
マリリン・ホーン
 ヴィヴァルディ:歌劇「狂えるオルランド」
オルランド/マリリン・ホーン(アルト)/
アンジェリカ/スーザン・パターソン(ソプラノ)/
アルチーナ/キャスリーン・クールマン(メゾ・ソプラノ)/
ブラダマンテ/サンドラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)/
ルッジェーロ/ジェフリー・ガル(カウンターテナー)/
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ランダル・ベーア(指揮)/
ピエール・ルイージ・ピッチ(演出)
109201
(BD)
\2400
1989年 サンフランシスコ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:147分/音声:ステレオ2.0 イタリア語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 イタリア、ルネサンス期の詩人、ルドヴィーコ・アリオストによる長編叙事詩「狂えるオルランド」はサラセン人の侵攻と戦うシャルルマーニュとパラディンの活躍を背景にオルランドの失恋と発狂、エステ家の起源が語られています。
 こう書くと、なんとなく歴史の勉強になってしまいますが、この波乱万丈の物語はバロック時代の作曲家たちがこぞって題材にして、バラエティ豊かなオペラを書き上げたことでも知られています。
 ヴィヴァルディの作品は、若干粗筋を端折っている部分もありますが、そこは音楽の素晴らしさで全てをカバーしていると言ってもよいでしょう。
 1980年代はまだヴィヴァルディ(1678-1741)の作品の上演自体が少なかった頃で、このサンフランシスコ歌劇場のプロジェクトは、マリリン・ホーンの凄絶な歌唱とともに、バロック・オペラ上演の先駆けとして大きな話題となったものです。
  

109202
(DVD)
\2400
ミヒャエル・ハンペ(演出)
 ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」
ファブリッツィオ(豪農)…カルロス・フェレール(バス)/
ルチーア(ファブリッツィオの妻)…ヌッチ・コンドー(メゾソプラノ)/
ジャンネット(ファブリッツィオの息子)…
 デイヴィッド・キューブラー(テノール)/
ニネッタ…イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ)/
フェルナンド(ニネッタの父親)…ブレント・エリス(バス)/
代官…アルベルト・リナルディ(バス)/
ピッポ(若い農夫)…エレーナ・ツィーリオ(メゾソプラノ)他/
ケルン・オペラ合唱団/
ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団/
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)/
ミヒャエル・ハンペ(演出)
109203
(BD)
\2400
ケルン歌劇場 ライヴ収録/収録時間:182分/音声:ステレオ2.0 イタリア語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 25歳のロッシーニがミラノ・スカラ座のために3か月という短期間で書き上げたこの「どろぼうかささぎ」は、当時流行していた「救出オペラ」の流れに則ったもので、絶体絶命のピンチに陥ったヒロインが、持前の機転と、庇護者によってハッピーエンドを勝ち取るという痛快な物語です。
 この演奏、主役のニネッタを歌っているのは、あのクライバーが指揮する「椿姫」でヒロインを演じたイレアナ・コトルバシュ。誰もが守ってあげたくなるような独特の声は彼女ならではのものです。
 ハンペのオーソドックスな演出、バルトレッティの生き生きした音楽、どれもが最上です。*パイオニアLDCより発売されていたレーザーディスクと同じ映像です。
  

109204
(DVD)
\2400
ムーティ(指揮)/ミラノ・スカラ座
 プーランク:歌劇「カルメル派修道女の対話」
ブランシェ…ダグマー・シェレンベルガー(ソプラノ)/
ド・ラ・フォルス侯爵…
 クリストファー・ロバートソン(バリトン)/
騎士フォルス…ゴードン・ギーツ(テノール)/
クロワシー夫人…アニヤ・シリヤ(アルト)/
バーバラ・ディヴァー(メゾ・ソプラノ)/
リドワーヌ夫人…グヴィン・ゲイヤー(ソプラノ)/
修道女長マリー…バーバラ・ディヴァー(メゾ・ソプラノ)/
コンスタンス…ローラ・エイキン(ソプラノ) 他/
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/
リッカルド・ムーティ(指揮)/
ロバート・カーセン(演出)/
マイケル・レヴァイン(装置)/
ファルク・バウアー(衣装)
109205
(BD)
\2400
2004年 ミラノ・スカラ座 アルチンボルディ劇場 ライヴ収録/収録時間:149分/音声:ステレオ2.0/DD5.1 フランス語(オリジナル言語)/字幕:独, 仏, 西, 伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 18世紀のフランス革命の時代、それまで特権階級とされていたキリスト教聖職者たちが革命派によって次々と弾圧されていきます。
 そんな中、進行を貫いた主人公ブランシェを始めとした修道女たちが心の葛藤と戦いながら、最期は断頭台で命を落とします。
 これは1794年、パリの広場で16人(実際には15人)の修道女が処刑されたという史実に基づく物語で、プーランク(1899-1963)の音楽は淡々とした美しいものですが、最後の場面はあまりにも静謐で、またリアルであるがために、却って陰惨な事実を突きつけられる思いがすることでしょう。
 ムーティはプーランクの音楽の美しさを引き立て、また、歌手たちの歌を優しく包み込むようにオーケストラをコントロールしています。普段、読み替えの演出が多いカーセンも、ここでは物語を丹念に描いていきます。ショッキングな作品ですが、一度は見ておきたい名作です。
  


109206
(DVD)
\2400→\2190
マッケラス&パリ管
 ヤナーチェク:歌劇「利口な女狐の物語」
森番…トーマス・アレン(バリトン)/
ビシュトローシュカ(女狐)…エヴァ・ジェニス(ソプラノ)/
雄狐…アナ・ミニュティヨ(ソプラノ)/
森番の女房/ふくろう…リブシェ・マーロヴァー(アルト)/
ハラシュタ:行商人…イヴァン・クスニエル(バス)/
神父/あなぐま…リハルド・ノヴァーク(バス)/
校長/蚊…ヨセフ・ハイナ(テノール) 他/
セーヌ県合唱隊/
パリ・シャトレ座合唱団/
パリ管弦楽団/
チャールズ・マッケラス(指揮)/
ニコラス・ハイトナー(演出)/
ジャン・カルマン(照明)/
ボブ・クローリー(衣装)
109207
(BD)
\2400→\2190
1995年 パリ・シャトレ座 ライヴ収録/収録時間:98分/音声:ステレオ2.0 チェコ語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 ヤナーチェク(1854-1928)の代表作の一つである、この「利口な女狐の物語」は、ルドルフ・エスノフリーデクの物語に基づき、ヤナーチェク自身が台本を書いたという力作です。
 まるで童話のような外観を持つものの、実は深い死生観と自然への畏敬の念が込められた大人向きの物語は、観る者を感動させずにはおれません。
 このシャトレ座の上演は、ヤナーチェクの世界的権威であるマッケラスの指揮と、新進気鋭の演出家ハイトナーの新演出によって話題となった舞台。実力派の歌手たちによる歌唱も交え、実に幻想的な世界が繰り広げられています。














2/18(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


EDITION ABSEITS


EDA 41
(2CD)
\3400
ヨーク・ヘラー:ピアノ曲集
 CD1
  (1)5つの小品 (1964)
  (2)2台のピアノのためのディアフォニー (1965)
  (3)ピアノ・ソナタ第1番 (1968)
  (4)ピアノ・ソナタ第2番 (1986)
  (5)2台のピアノのためのパルティータ (1996)
 CD2
  (1)ピアノ・ソナタ第3番 (2010/11)
  (2)2台のピアノのためのドッペルシュピール (2009/12)
  (3)モノグラム(全14曲)(1988/2003)
  ボーナス・トラック:
   トッカータ〜 5つの小品より
クリスティ・ベッカー(CD1-(1)(2)(3)(5))
ピーシェン・チェン(CD1-(2)(4)(5))
ファビオ・マルティーノ(CD2-(1)")
タマーラ・ステファノヴィチ(CD2-(2)(3))
ファビアン・ミュラー(CD2-(2))
ボーナス・トラック:
 ヨーク・へラー(ピアノ)
 ドイツ前衛派のヘラーのピアノ作品をほぼ網羅

 66’ 49”、62’ 03”

 現代ドイツを代表する作曲家ヨーク・ヘラーのピアノ曲を集めたアルバム。とは言っても新録音ではなく、CD1 はCPO レーベルからリリースされていたもの。CD2 もピアノ・ソナタ第3 番はOehms Classics、残りはルール・ピアノ音楽祭のシリーズからリリースされていました。それらがまとまって聴くことができるのは朗報。
 またオマケとして、ヘラー自身の妙技にふれることもできます。




EVIDENCE


EVCD 016
\2600
21世紀の新たな響きを探求するチェロ作品集
 アリレザ・ファルハング:ザミャート(2015)
 アントニオ・フアン・マルコス:エル・アフィラドール(2013)
 オレリアン・マエストラッチ:
  Je t'attendrai la ou je sais que tu ne seras pas
   (et m'effondrai de ne pas te voir venir)(2012)
 ヴィットリオ・モンタルティ:マッキーナ・クルデーレ(2012)
 ヌリア・ヒメネス= コマス:言葉の誕生(2015)
 ジャン=フランソワ・デュッシェ:ナラダ(2013)
マリー・イティエ(チェロ&エレクトロニクス)
 録音:2015年4月、パリ/48’42

 20 世紀そして21 世紀の作曲は、電子楽器の登場により表現の方法が大幅に広がりました。
 このアルバムは、現代の6 人の作曲家によるチェロとエレクトロニクスのための作品を収録しています。フランスの若手チェロ奏者マリー・イティエが、新たなる音響世界を探求した内容となっています。

 [ マリー・イティエ]
  同時代の作曲家の作品を積極的に初演している注目の若手チェリスト。パリとリヨンの音楽院で学び、メシアン音楽祭、ルツェルン音楽祭、クフモ音楽祭など権威ある音楽祭にゲストとして出演。
 フランス国内はもちろん、イギリス、ドイツ、イタリアのアンサンブルと共演、ピエール・ブーレーズ、ペーテル・チャバなど著名な指揮者のもとでソリストとして演奏。2015 年にはフランシス&ミカ・サラベール財団賞を受賞している。




LIGIA DIGITAL

LIDI 0105299
\2500→\2290
「ベル・エポック」の音楽
 レオ・ドリーブ:ヴェールの踊り( バレエ「泉」より)
 エリック・サティ:エンパイア劇場の歌姫
 エリック・サティ:マリエンバード
 エリック・サティ:鳥たち
 エリック・サティ:ランブイエ
 フランツ・レハール:メリーウィドウ
 アンリ・シャトー:フルフル
 ジュール・マスネ:エレジー
 ジョルジュ・ヴァン・パリス:いつの日か
 シャルル・トレネ:ポプリ
 アンリ・クリスティネ:人生、心配ご無用
 アンドレ・メサジェ:ボーケール氏
 フェルモ・ダンテ・マルケッティ:魅惑のワルツ
 エンリコ・トセッリ:セレナーデ
 アントワーヌ・ルナール:さくらんぼの実る頃
 ジャン・ルノワール:聞かせてよ愛の言葉を
 ジョセフ・コスマ:枯葉
 エリック・サティ:グノシエンヌ1番
ギィ・トゥーブロン(トランペット)
ミシェル・グラスコ(アコーディオン)
ブルーノ・モンブレイ(ピアノ)
 パリの大衆文化が花開いた、享楽の時代「ベル・エポック」の音楽、トランペットとアコーディオンとピアノによるパリの調べ

 録音:2014年3月/65’45

 19 世紀末から第一次世界大戦勃発まで、パリが華やいだ時代「ベル・エポック」。芸術が円熟し、大衆文化が花開き、万博が開かれた当時のパリは「芸術の都」「ファッションのメッカ」「享楽の首都」と呼ばれていました。
 そんなベル・エポックを偲ばせるオペレッタ、シャンソン、バレエ音楽が、トランペット、アコーディオン、ピアノによって華やかに奏でられます。
 バレエ「コッペリア」で有名なドリーブのバレエ曲や、「音楽界の異端児」と呼ばれたエリック・サティの歌曲とキャバレーソング、有名なオペレッタ「メリーウィドウ」、そして「枯葉」をはじめとするシャンソンの名曲の数々。
 シャンソン歌手シャルル・トレネの代表作「喜びあり」を含む盛り沢山なトレネ・メドレーも収録されています。
ベル・エポックの頃のパリで流れていたであろう享楽的で華やかな音楽に、身も心も浮き立つよう。茶目っ気たっぷりなトリオの演奏にも惹きつけられます。「ベル・エポック」の薫りが詰まったCD です。




PROFIL



PH 15028
(2CD)
\5000→\4590
収容所内でバッハを思い作曲された「24の前奏曲とフーガ」
 ザデラツキー:24の前奏曲とフーガ (1937/8)
ヤシャ・ネムツォフ(ピアノ)
 ステレオ

 フセヴォロド・ザデラツキー(1891-1953) はプロコフィエフと生没年が同じ作曲家。生涯は正反対に不幸で、最後のロシア皇帝ニコライ二世の子供の音楽教師だったというだけで、悪い成分に区分けされ、作品は焚書、逮捕、収容所送りの連続でした。
 彼は1937 年に突然逮捕され、オホーツク海沿岸コリマの労働収容所へ送られ、6年間非人道的な扱いを受けました。
 そこで電報用紙の裏紙に書き続けたのが「24の前奏曲とフーガ」。ショスタコーヴィチの名作の14 年前にこれほどバッハ的な熟達した対位法を示す作品がソ連で生まれていたことは驚嘆に値します。
 近年ようやく日の目を見た作品、ついに録音が登場します。




ANALEKTA 

AN 29880
\2500

オルビス 〜 ハープのための作品集
 モゼティチ:エル・ドラド
 ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント
 ケージ:ある風景のなかで
 バライル:カスティーユ1382
 ジェントル・ジャイアント(ミロ&バライル編):
  アズ・オールド・アズ・ユアー・ヤング
 ザッパ(バライル編):G−スポット・トルネード

ヴァレリー・ミロ(ハープ)
ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワ
マテュー・ルシエ(指揮)
マリアンヌ・ランベール(ソプラノ)
アントワーヌ・バライル(ヴァイオリン)
アン=ジュリー・キャロン(マリンバ)
ドミニク・ギラール(コントラバス)
ジヤ・タバシアン(打楽器)
ラファエル・デュベ(チェロ)
フランソワ・ヴァリエール(ヴィオラ)
 カナダ、ケベックの華麗なるハーピスト。ヴァレリー・ミロが奏でるライヒやケージの音楽!
 日本語曲目表記オビ付き!
 ハープ版、エレクトリック・カウンターポイントを収録!

 カナダ、ケベックの華麗なるハーピスト、ヴァレリー・ミロの最新作「オルビス」は、ライヒやケージ、ザッパなどの6作品を"ハープ"の音色で繋いだ画期的なプログラム!
 ライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」など、全てのハープ・パートを1人で奏でたミロの演奏は、圧巻の完成度。ハープ関係者必聴です!
 カナダ、ケベック州のトロワリヴィエール音楽院で学び、ニューヨークではリタ・コスタンツィに師事したヴァレリー・ミロ。
 2008年のプリ・デューロップ(ヨーロッパ賞)受賞、パリ国際芸術都市ハープ・国際コンクール特別賞受賞、2009年のフランス公共放送ネットワークのヤング・ソロイストへの選出など、フランス語圏を中心として、急速に存在感を高めているハープ界期待の女流奏者である。

 ※録音:2015年4月&6月&8月、2010年10月(ザッパ)、ケベック(カナダ)
 

AN 29128
\2500
バロック・セッション・オン・ピアノ
 スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.1、ソナタ ハ長調 K.159
 J.S.バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974
 パーセル:グラウンド ハ短調 ZD.221
 ラモー:《優雅なインドの国々》より
 ベーム:前奏曲、フーガとポストリュード ト短調
 フレスコバルディ:コレンティ
 J.S.バッハ:トッカータ ホ短調 BWV.914
 クープラン:パヴァーヌ 嬰へ短調
 ヘンデル:組曲ニ短調 HWV.437
リュック・ボーセジュール(ピアノ)
 カナダの名チェンバリスト、ボーセジュール!"モダン・ピアノ"で奏でるバロック・プログラム!
 日本語曲目表記オビ付き!
 カナダの名チェンバリストが"モダン・ピアノ"で奏でるバロック作品集!

 カナダのピリオド・アンサンブル、クラヴサン・アン・コンセールの創設者兼音楽監督であり、同国の古楽界を代表するチェンバリスト、オルガニストとして知られるリュック・ボーセジュール。
 「ペダル・チェンバロによるJ.S.バッハ」(AN 29970)など、数々の独創的なアイディアを実現させてきたカナダの名手が奏でるバロック・プログラムは、意外にも"モダン・ピアノ"でのレコーディング!
 チェンバロでの演奏のために作曲されたバロック時代のドイツ、フランス、イタリア、そしてイギリスの作品を、チェンバロの名手が敢えて"モダン・ピアノ"で弾くというユニークかつ意欲あふれるプロジェクト。ボーセジュールの閃きの成果に要注目!

 ※録音:2015年7月、サン=トーギュスタン教会(ケベック、カナダ)




MELODIYA



MELCD 1002365
\2200→\1990
ヴァディム・ホロデンコ 〜
 チャイコフスキー、バラキレフ、チャプリギン、クルバトフ

  バラキレフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
  チャイコフスキー:同一主題による6つの小品 Op.21
  チャプリギン:小さなキプロスの音楽 Op.37
  クルバトフ:ピアノのための7つの小品《闇の中で》Op.34
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
 ヴァディム・ホロデンコ登場!19世紀&現代のロシアン・プログラム!

 2013年の第14回ヴァン・クライバーン国際コンクールではゴールド・メダル(グランプリ)、室内楽賞、新作演奏賞に輝き、2010年の第4回仙台国際音楽コンクールでの優勝経験も持つウクライナ、キエフ出身の若き名ピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ(1986−)。
 モスクワ音楽院大ホールで収録が行われたホロデンコのメロディア・デビュー・タイトルは、バラキレフ、チャイコフスキーの「19世紀」、チャプリギン、クルバトフの「現代」を融合させたロシアン・プログラム。
 ネイガウス門下の名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事した、ロシアン・ピアニズムの系譜を受け継ぐホロデンコ。その進化したピアニズムは要注目。ディジパック仕様。

 ※録音:2014年11月&2015年8月、モスクワ音楽院大ホール(ロシア)


先日案内が来たばかりの
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲
仏HM
HMU 807631
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ホロデンコの才気煥発、若さあふれるプロコフィエフ
 指揮はハースーベドヤ!

 プロコフィエフ:
  (1)ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16
  (2)ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)
フォートワース管弦楽団
 録音:2014年10月(1)、2015年3月/ベース・パフォーマンス・ホール(フォートワース、テキサス)(ライヴ)/57’ 03”

 SACD ハイブリッド盤。
 1986 年ウクライナ出身のヴァディム・ホロデンコ、待望のプロコフィエフの登場です。モスクワ音楽院でゴルノスタエヴァ(ルーカス・ゲニューシャスの祖母)に師事し、2010 年第4 回仙台国際コンクール第1 位、2013 年ヴァン・クライバーン・コンクール優勝したことで注目を集めています。
 プロコフィエフのピアノ協奏曲はいずれも難曲ですが、ことに第2 番と第5 番は曲芸ばり。ホロデンコはホロヴィッツを思わすタッチで、奔放なヴィルトゥオーゾ風演奏を繰り広げます。
 しかしプロコフィエフならではの叙情的な歌に満ちた個所では、情感たっぷりで内省的なピアニズムを堪能させてくれます。プロコフィエフのピアノ協奏曲はこれくらい指のまわる演奏だと、聴いていて爽快な興奮を沸かせてくれます。
 指揮は1968 年ペルー出身のミゲル・ハース=ベドーヤ。プロコフィエフの5 番は1932 年に作曲者自身の独奏とフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルで初演されましたが、ハース=ベドーヤは往年の大巨匠を彷彿させる大きな演奏でソロを支えています。





BR KLASSIK



900909
(3CD)
\3100→\2790
ペーター・ダイクストラ(指揮)コンチェルト・ケルン
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245(1749年稿)


<CD1>1-20.第1部/
<CD2>1-48.第2部/
<CD3 音楽への道-ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:ヨハネ受難曲>
 1-5.第1章:質問と断片/
 6-9.第2章:模範と義務/
 10-14.第3章:イメージとシンボル
<CD1><CD2>
ユリアン・プレガルディエン(テノール)/
タレク・ナズミ(バリトン)/
クリスティーナ・ランツハーマー(ソプラノ)/
ウルリケ・マロッタ(アルト)/
ティルマン・リヒディ(テノール)/
クレジミール・ストラザナツ(バス・バリトン)/
ジモーナ・ブルニングハウス(ソプラノ)/
アンドレアス・ブルクハルト(バス)/
アンドレアス・ヒルトライター(テノール)/
オウ・ムーヤン(テノール)/
バイエルン放送合唱団/
コンチェルト・ケルン/
ペーター・ダイクストラ(指揮)/
<CD3>
クリスティアン・バウマン(朗読)/
ゲルト・ハルデンライヒ(朗読)/
ハンス・ユルゲン・シュトカール(朗読)
 録音 <CD1><CD2>2015年3月4-7日 ドイツ ミュンヘン ヘルクレスザール・デア・レジデンツ ライヴ収録, <CD3>2015年9月16-20日 ドイツ ミュンヘン バイエルン放送第10スタジオ

 BR KLASSIKレーベルにおけるペーター・ダイクストラとコンチェルト・ケルンによる演奏は、このバッハ(1685-1750)の「ヨハネ受難曲」が第3作目となります。
 以前の「マタイ受難曲」(900508)と、ヘンデルの「エジプトのイスラエル人」(900501)、同じくヘンデルの「ディキシット・ドミヌス」他(900504)は、どれも古楽器オーケストラの渋い音色と、完璧な合唱、そしてなにより隙のない堅固な音楽の流れと驚異的な完成度が高く評価されていますが、この「ヨハネ受難曲」はそれを上回る素晴らしさを感じることができるでしょう。
 何より若い歌手たちのまろやかで伸びのある声と表現力も、この完成度を押し上げているのは間違いありません。会場を包む興奮も含めた受難の風景をお届けいたします。最も演奏頻度の高いといわれる1749年稿を採用した演奏です。

 ボーナスCDには、ドイツ語による「ヨハネ受難曲」のレクチャーが収録されています。
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900143
\2400→\2190
ネゼ=セガン(指揮)&バイエルン放送響
 マーラー:交響曲 第1番 ニ長調
バイエルン放送交響楽団/
ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)
 録音 2014年6月26-27日 ミュンヘン ヘラクレスザール ライヴ収録

 1949年に設立されたバイエルン放送交響楽団、この楽団におけるマーラー演奏の伝統の礎は、1960年に首席指揮者に就任したラファエル・クーベリックが作ったものです。
 彼はマーラー(1860-1911)やドヴォルザークといったチェコに由来する作曲家の作品を積極的に取り上げ、オーケストラの固定レパートリーにしました。以降、ヤンソンスをはじめとした多くの指揮者たちがマーラーを取り上げ、独自の演奏を披露しています。
 2011年にバイエルン放送交響楽団にデビューを飾ったネゼ=セガンも果敢にマーラーに挑み、最良の響きと彼ならではの表現で、新しいマーラー像を描き出しました。
 オーケストラの自主性を重んじた極めてオーソドックスな解釈の中に、ジュリーニに教えを受けたというネゼ=セガンの独自性が時折顔を覗かせる印象的なマーラーです。




CANARY CLASSICS



CC-16
\2700→\2490
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
 ステファン・ドヌーヴ(指揮)&シュトゥットガルト放送響
1930年代のヴァイオリン協奏曲集 第2集

 1-3.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 Op.63
 4-6.バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番 BB117
ギル・シャハム(ヴァイオリン)/
シュトゥットガルト放送交響楽団/
ステファン・ドヌーヴ(指揮)
録音 2014年9月22-23日 ニューヨーク…1-3, 2015年6月15-17日 ドイツ…4-6

 2014年にリリースされた第1集(CC-12)ではバーバー、ハルトマン、ベルク、ストラヴィンスキー、ブリテンと、同じ1930年代の作品でもなかなか渋いレパートリーを演奏していたシャハム。
 今作第2集では、プロコフィエフ、バルトークの第2番という名作で勝負します。どちらも抒情的で奇妙な明るさを湛えた作品で、プロコフィエフの曲は伝統的なロシア民謡に関連性を持つ美しいメロディで始まる第1楽章、優美な第2楽章、スペイン風味を持つ第3楽章という古典的な形式を持ち、またバルト−クの曲も、やはりハンガリーの民俗舞曲の様式が用いられた古典的な3楽章形式という、どことなく共通点が観られるものです。
 シャハムは、いつものように究極の美音とエレガンスを追求した素晴らしい演奏で、この不安定な時代に咲いた大輪の花のような作品を完璧に描きだしています。





CANARYのギル・シャハムといえばこれ・・・
フォーレ:ヴァイオリン曲集


 美しいのである。
 もちろんフォーレの作品も美しいのだが、シャハムのヴァイオリンが。
 店主は商売柄、ヴァイオリン関係のアルバムを週に5,6枚は聴く。でも心の底からそのヴァイオリンの音色に酔いしれるというようなことはあまりない。
 その優しい解釈とか、そのぬくもりのある音楽性とか、そのほとばしる情熱とかそういったものに惹かれることはよくある・・・

 が、そのヴァイオリンの音色自体に目を見張る、ということは、ありそうであまりない。
 世界にあまたいる美音の持ち主のアルバムを散々聴いていても、「これは、すごい・・・」とまで思うことは、実はあまりない。

 でもここでのシャハムはすごい。
 こんな音色は聴いたことがない。ここまで透き通って、なおかつ張り詰めたようなヴァイオリン。まだ人が訪れたことのない山奥の冷たい泉のような。
 ちょっと人間離れしたこのアルバム。そこに自分を浸しつつ、自身を外から眺める・・・そんなことを可能にさせる音楽。


G. Faure-The Faur  Album
CANARY
CC03
\2700
フォーレ:ヴァイオリン曲集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番、
 トスカナのセレナード、
 月の光、
 シチリアーノ、
 糸を紡ぐ女、
 子守歌、
 ロマンス、
 アンダンテ、
 夢のあとに、
 ピアノ三重奏曲
ギル・シャハム(Vn)
江口玲(P)
ブリントン・スミス(VC)
 魅力的でありながら十分に知られているとはいえない音楽を紹介するために、シャハム自身が設立したCanary Classicsレーベルからのリリース。
 “ひねりのきいた、甘いメランコリーを感じさせる演奏。江口玲の的確な詩的ピアノ演奏” (ワシントン・ポスト コンサート評より)








DYNAMIC


CDS-7676
(2CD)
\3100
ヴェルディ:歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」
 プロローグと3幕
ジョヴァンナ…ジェシカ・プラット(ソプラノ)/
カルロ7世…ジャン=フランソワ・ボラス(テノール)/
ジャコモ…ジュリアン・キム(バリトン)/
デリル…ロベルト・ケルヴェレッラ(バス)/
タルボット…(バス) 他/
イタリア国際管弦楽団/
バーリ・ペトゥルッツェッリ劇場合唱団/
リッカルド・フリッツァ(指揮)/
ファビオ・チェレサ(演出&装置)/
マッシモ・カルロット(衣装デザイン)/
ジュゼッペ・カラブロ(照明デザイン)/
ルチアーナ・フマローラ(振り付け)
収録 2013年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ ドゥカーレ イトリア谷音楽祭/収録時間:117分/音声:伊語歌唱 ステレオ2.0/DD5.1/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 「ジョヴァンナ・ダルコ」とは誰もが知っている「ジャンヌ・ダルク」のイタリア読みの名前。神から啓示を受けた少女がフランスのために戦い、最後は命を落とす物語です。
 ヴェルディ(1813-1901)は彼の7作目の歌劇に、この題材を用いましたが、そのストーリーは、ヴェルディが好んだ強烈な愛国心に、王とダルコとの間の愛情、父ジャコモとの確執を絡めたもので、ダルコは最後に火あぶりになることはなく戦死するという、かなり人間くさい物語となっています。
 物語で重要な役割を演じるのが王カルロ7世。ここでは2014年にカウフマンの代役としてメトでデビューを飾った新進気鋭のテノール、ジャン=フランソワ・ボラスが見事な歌唱を聞かせています。
 題名役を歌うプラットも2007年にデビューして以来、着々とキャリアを重ね、ここでも表現力溢れるダルコを演じています。
   

CDS-7715
(3CD)
\4800
アドルフ・ハッセ:歌劇「アルタセルセ」3幕 (1730年ヴェニス初演版)
 ※世界初収録
アルタセルセ…アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニャーニ(テノール)/
マンダーネ…マリア・グラツィア・スキアーヴォ(ソプラノ)/
アルタバーノ…ソニア・プリナ(ソプラノ)/
アルバーチェ…フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー)/
セミラ…ローザ・ボーヴェ(メゾ・ソプラノ)/
メガビーセ…アントニオ・ジョヴァンニーニ(カウンターテナー)/
アンサンブル・バロッコ・オブ・
 オーケストラ・インターナツィオナーレ・イタリア/
コッラード・ロヴァリス(指揮)/
ガブリエーレ・レヴィア(演出)/
アレッサンドロ・カメラ(装置)/
アンドレア・ヴィオッティ(衣装デザイン)/
アントニオ・マッキテッラ(照明デザイン)
2012年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ ドゥカーレ イトリア谷音楽祭 /収録時間:189分/音声:伊語歌唱 ステレオ2.0/字幕:字幕:伊, 英, 仏, 独, 日, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク×2
 2012年、マルティナ・フランカ音楽祭で最も注目されたのが、このハッセ(1699-1783)の「アルタセルセ」です。メスタージオのこの台本は当時とても人気があり、ハッセだけでなく、グルック、ヴィンチ、グラウン、ガルッピ、J.C.バッハなど多くの作曲家が曲を付けていることでも知られています。
 1730年の初演時にはファリネッリがアルバーチェ、クッツォーニがマンダーネ、ニコリーノがアルタバーノと、当時最高の歌手たち(カストラートを含む)によって演じられ、聴衆たちが熱狂したというものです。
 ハッセはこの作品に1740年、1760年の2つの異なる改訂版を作っていますが、この収録では、1730年のヴェニス初演版が用いられているところも興味深いものです。
 名カウンターデナー、ファジョーリは3オクターヴの広い声域を生かし、伝説の歌手ファリネッリを彷彿させる印象的な歌唱を披露しています。もともと俳優であるレヴィアの現代的な演出にも注目です。



 

ONDINE



ODE-1272
\2400→\2190
ストゥールゴールズ指揮&ラップランド室内管
 ツェムリンスキー:夜と夢の7つの歌/室内交響曲

 1-7.夜と夢の7つの歌
  (2013/リヒャルト・デュンサーによるオーケストラ伴奏編)
  <夢 Op.2-3/棄てられた少女 Op.2-4/
   真夜中に Op.2-6/ひたすらに眠れ Op.5-1/
   5.昼はすべての苦しみを Op.8-2/
   私は夜にそぞろ歩く Op.6-4/憂鬱な小鳥 Op.10-3>/
 8-12.室内交響曲 原曲:弦楽四重奏曲 第2番
   (2013/リヒャルト・デュンサー編) ※世界初録音
ジェニー・カールステット(メゾ・ソプラノ)…1-7/
ラップランド室内管弦楽団/
ジョン・ストゥールゴールズ(指揮)
録音 2015年1月23-24日 フィンランド ロヴァニエミ,クルンディ・ハウス・オブ・カルチャー
 現在、注目度の高い作曲家ツェムリンスキー(1871-1942)。彼はマーラーやシェーンベルクと同世代の作曲家で、出版された作品は少ないものの、どれもが20世紀の傑作として再認識され始めています。
 このアルバムは彼ののいくつかの歌曲と、弦楽四重奏曲第2番を、現代の作曲家リヒャルト・デュンサーがアレンジしたものです。
 デュンサーはフランシス・ブルトとハンス・ヴェルナー・ヘンツェの弟子であり、そのオーケストレーションの腕前は確かなもの。歌曲はピアノ伴奏を管弦楽に、弦楽四重奏曲は室内交響曲に、と拡大され、それぞれが一層の色彩感を持ち、かつ濃厚な香りを漂わせています。
 ストゥールゴールズは現在ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、及びBBCフィルハーモニックの首席客演指揮者を務める俊英。
 ONDINEへのツェムリンスキー作品録音は「人魚姫」(ODE1237)に続く2枚目となります。
 


ODE-1279
(SACD-Hybrid)
\2400→\2190
テツラフ(ヴァイオリン)
 ストゥールゴールズ指揮&ヘルシンキ・フィル
スーク&ドヴォルザーク:ヴァイオリン作品集

 1.ヨゼフ・スーク(1874-1935):幻想曲 ト短調 Op.24/
 2-4.ドヴォルザーク(1841-1904):
  ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
  <第1 楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ/
   第2 楽章:アダージョ・マ・ノン・トロッポ/
   第3 楽章:アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ>/
 5.ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調 Op.11
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・ストゥールゴールズ(指揮)
 録音 2015 年9 月29 日-10 月2 日 フィンランド ヘルシンキ・ミュージック・センター
 名手クリスティアン・テツラフのONDINE レーベルへの7 枚目となるこのアルバムは、東欧の2 人の作曲家の作品集です。メインとなるのはドヴォルザークの協奏曲。冒頭の印象的な旋律が特徴的なこの作品ですが、ヴァイオリンパートの熱い旋律は聴きもの。
 第2 楽章の訴えかけるような切なさ、舞曲である第3 楽章の優美さなど、上手い演奏家の手で奏されると、例えようもない魅力を放つ作品なのです。
 スークの幻想曲は、まさに「スラブ舞曲」そのもののフレーズが様々な形で展開されていく緊迫感に満ちた作品で、変幻自在な楽想に驚かされるのではないでしょうか。
 最後に置かれたドヴォルザークの「ロマンス」はもともと弦楽四重奏曲第5 番の第2 楽章で、憂鬱でやるせない雰囲気がなんとも美しい作品です。
 テツラフとストロゥールゴーズはこれらの作品の東欧的情緒を余すことなく汲み上げ、見事な絵画のように目の前にみせてくれるのです。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

MELODIYA


MELCD 1002373
\2200
ズラブ・アンジャパリゼ 〜 オペラからのアリアと情景
 プッチーニ:
  歌劇《トスカ》より カヴァラドッシのアリア、
  歌劇《マノン・レスコー》より デ・グリューのアリア
 ヴェルディ:
  歌劇《アイーダ》より ラダメスのロマンス、
  歌劇《イル・トロヴァトーレ》より マンリーコのストレッタ、
  歌劇《オテロ》より 情景
 レオンカヴァッロ:
  歌劇《道化師》より カニオのレチタティーヴォとアリオーソ
 ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より ネモリーノのロマンス
 チャイコフスキー:
  歌劇《スペードの女王》より ゲルマンのアリオーソ
ズラブ・アンジャパリゼ(テノール)
マルク・エルムレル(指揮)
ボリス・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
 ソヴィエトのフランコ・コレッリ。ズラブ・アンジャパリゼ!

 ビゼーの「カルメン」でボリショイ劇場デビューを果たし、60〜70年代の同劇場で活躍したグルジア出身のテノール歌手ズラブ・アンジャパリゼ(1928−1997)
 。ソヴィエトのフランコ・コレッリとも称された歌声を、メロディアの復刻で存分に。

 1967年〜1973年の録音。ディジパック仕様。




PRAGA DIGITALS



PRDDSD 350119
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
発売中止

人気のプラハSACD復刻シリーズ、
 フルトヴェングラー第5弾はシューマンの交響曲

  シューマン:
   (1)交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
   (2)マンフレッド序曲Op.115
   (3)交響曲第4番ニ短調Op.120

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)ウィーン・フィル
(2)(3)ベルリン・フィル
 (1)1951 年10 月29 日/ミュンヘン、ドイツ博物館コングレスザール(ライヴ) (2)1949 年12 月18 日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ) (3)1953 年5 月14 日/ベルリン、イエス・キリスト教会(セッション)/MONO、Bi-Channel Stereo、79’ 19”
 


PRD 250322
\2900→\2690

オイストラフの自由闊達な演奏が魅力、幻のチェコ音源
 ベートーヴェン:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30 の1
  (3)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
(2)スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
(1)(3)フリーダ・バウエル(ピアノ)
 録音:(1)1969 年5 月19 日/プラハ(ライヴ) (2)1967 年10 月29 日/モスクワ(ライヴ) (3)1967 年1 月1 日/モスクワ(ライヴ)/純正Stereo、78’ 17”

 オイストラフのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタといえば、オボーリンとの名演が有名ですが、こちらはプラハ・ライヴ及び、モスクワ放送からチェコ放送にへ提供されたテープをマスターにリマスタリング。
 リヒテルとの共演は第6 番ですが、ピアノの雄弁さに聴き惚れます。フリーダ・バウエルとの「春」と「クロイツェル」は、オボーリンとの共演盤以上にオイストラフの自由な演奏が魅力的。説得力満点です。
 


PRD 250325
\2900→\2690
オイストラフ生誕60年記念コンサート、奇跡の巨匠芸
 (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 (2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
 (3)同:2 つのユモレスクOp.87
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
(1)モスクワ放送交響楽団
(2)(3)モスクワ・フィル
 録音:(1)1968年9月27日 (2)(3)1965年7月23日/モスクワ/純正Stereo、71’ 48”

 2004 年にメロディアからリリースされたCD と同内容。チャイコフスキーはオイストラフの生誕60 年を記念して行われたコンサートのライヴで、余裕の巨匠芸を満喫できます。
 若きロジェストヴェンスキーの伴奏もほれぼれするような巧さ。シベリウスの冷たいヴァイオリンの響きも独特です。


<メジャー・レーベル>
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RCA



8887519854-2
(6CD)
\4000→\3690

ユーディ・メニューイン/
 ザ・コンプリート・アメリカ・ビクター・レコーディングズ


【CD1】
 ラロ:『スペイン交響曲 ニ短調Op.21』〜
  ピエール・モントゥー(指揮)サンフランシスコ交響楽団 [録音:1945年1月26-27]
 ブルッフ:『ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調Op.26』〜
  ピエール・モントゥー(指揮)サンフランシスコ交響楽団[録音:1945年1月27日]
【CD2】
 ブルッフ:『ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調Op.26』〜
  シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団[録音:1951年1月18日]
 メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲 ニ短調MWV.O3』〜
  ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン&指揮)ビクター弦楽オーケストラ
   [録音:1952年2月6日]
【CD3】
 バルトーク:『ヴァイオリン協奏曲第2番』〜
  アンタル・ドラティ(指揮)ダラス交響楽団[録音:1946年1月15-16日]
 バルトーク:『ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.21』〜
  アドルフ・バラー(ピアノ)[録音:1947年12月29日]
【CD4】
 J.S.バッハ:『ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調BWV.1016』〜
  ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)[録音:1944年12月28日]
 エルガー(エルガー編):『愛の挨拶』[録音:1944年12月26日](初出)
 J.S.バッハ:『G線上のアリア』[録音:1945年4月6日](初出)
 シューベルト(ヴィルヘルミ編):『アヴェ・マリア』[録音:1945年4月6日](初出)
 シューベルト:『ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)ニ長調D.384』
  [録音:1949年11月11日](第1&3楽章は初出)
 シューベルト:『ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)イ長調D.574』
  [録音:1949年11月11日]
 ラフマニノフ:『夜のしじまの中で Op.4-3』
  with ロバート・メリル(バリトン)
 ヘンデル:『オンブラ・マイ・フ』
  with ロバート・メリル(バリトン)[録音:1952年頃]
【CD5】
 ベートーヴェン:『ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調Op.24「春」』〜
  ヘプシバ・メニューイン(ピアノ)[録音:1949年12月30日](初出)
 ベートーヴェン:『ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調Op.47「クロイツェル」』〜
  ヘプシバ・メニューイン(ピアノ)[録音:1949年12月31日]
 ブラームス(ヨアヒム編):『ハンガリー舞曲第4番』〜
  ヘプシバ・メニューイン(ピアノ)[録音:1949年12月30日]
【CD6】
 リース:『ラ・カプリチオーサ』[録音:1928年3月15日]
 フィオッコ:『アレグロ』[録音:1928年3月15日]
 作者不詳(アクロン編):『ラ・ロマネスカ』[録音:1928年3月15日]
 モナステリオ:『シエラ・モレナ』[録音:1928年3月15日]
 ゼンガー:『スコットランドの田園風景』[録音:1929年2月12日]
 ヘンデル(フレッシュ編)『デッティンゲン・テ・デウム〜祈り』[録音:1929年2月12日]
 ブロッホ:『ニグン』[録音:1929年2月12日]
 モーツァルト:『ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216〜第2楽章』
  [録音:1929年2月12日]
 ルクレール(サラサーテ編):『ソナタ第3番ニ長調〜
  サラバンドとタンブーラン』[録音:1929年2月12日]
 サマズイユ:『スペインの歌』[録音:1929年2月12日]
 サラーノ(パーシンガー編):『マリネッラの歌』[録音:1929年2月12日]
 シュポア(パーシンガー編):『デュエットOp.39-1〜ロンド』[録音:1929年2月12日]
 ヴィエニャフスキ:『スケルツォ・タランテラOp.16』[録音:1929年2月19日](初出)
 ドヴォルザーク(クライスラー編):『スラヴ舞曲Op.46-6&8』
  [録音:1929年2月19日](初出)
 20世紀最大のヴァイオリニストの一人、ユーディ・メニューインの生誕100年を記念して、メニューインが1928〜29年と1945〜52年にかけてアメリカのビクター・レーベル(RCA)に残した全録音を6枚のCDに集大成したボックス・セットが登場します。
 1949年に妹ヘプシバと共演したベートーヴェンの「春」と「クロイツェル」の未発表録音のほか、メニューインが復活初演したメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ニ短調の世界初録音(1952年、初演の2日前のセッション録音)、1944年にワンダ・ランドフスカと共演したバッハのヴァイオリン・ソナタ第3番、当時のメニューインが最も頻繁に共演したアドルフ・バラーとの白熱的なバルトークのヴァイオリン・ソナタ第1番(1947年)、ミュンシュ指揮ボストン響との唯一の共演録音となったブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番(1951年)モントゥー指揮サンフランシスコ響との同じブルッフの旧録音(1945年)、ドラティ/ダラス響とのバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番(1946年)、そしてメトロポリタン歌劇場のスターだったロバート・メリルの伴奏をつとめたラフマニノフの歌曲とヘンデル「オンブラ・マイ・フ」など、世紀音源から始めてCD化される貴重な録音が目白押しです。
 それらに加えて、11歳のメニューインが1928年にアメリカで行なった初録音による小品集(彼のメンターであったルイス・パーシンガーとの共演)、1929年に録音されたクライスラーとヴィエニャフスキの未発表録音まで網羅されています。
 すべてソニー・クラシカルの保有する貴重なアナログ・マスターテープおよびマスターディスクより新たに24ビット/96kHzテクノロジーによって復刻され(トランスファーおよびリマスターはグールドやホロヴィッツの復刻で知られる名手アンドレアス・K・マイヤー)、音質も現在望み得る最高の状態でお届けいたします。 各ディスクは初期LPのデザインによる紙ジャケットに封入され、厚紙製クラムシェルボックスに収容されています。詳細な録音データを含むトラックリスティング、録音日順のディスコグラフィ(マトリックス番号と詳細なセッション時間も掲載)、未発表写真などを掲載したオールカラーの別冊解説書付きです。

<ユーディ・メニューイン>
 20世紀ヴァイオリン演奏史に名を残す巨人。1916年4月22日にニューヨークでロシア移民の息子として生まれ、1924年にサンフランシスコで、「華麗なる神童」コンサート・デビューを果たして以来、20世紀の最高のヴァイオリニストというだけでなく、平和運動家、公民権活動家など様々分野で尊敬されました。
 また、世界的コンクールや音楽祭、青少年のためへの音楽活動を最も積極的に行なったことでも知られています。







<国内盤> 


ARCO DIVA


UP0174
(国内仕様盤)
\2900+税
イントロダクション〜無伴奏ヴィオラ作品集〜
 M. ロジャ: Introduction and Allegro, Op. 44
 V. ゴダール: O Crux - Meditaton
 K. ペンデレツキ: Cadenza, Sarabande
 A. ハチャトリアン: Sonata - Song
 I. ストラヴィンスキー: Elegy
 S. ボドロヴァー: Dzha More
 (ボーナストラック)
  K.ペンデレツキ: Serabande
クリスティナ・フィアロヴァー(ヴィオラ)
 ヴィオラとはとても面白い楽器で、協奏曲やソロのような華々しい役割を担うと同時に、作曲家は自身の円熟期にその人生を振り返るような深い作品にあてがいます。
 深く憂いを帯びた音色は時に力強く優しく、まるで語りかけるように心の中の波を揺らしてくれます。
 コペンハーゲン、ドレスデンで学んだチェコ出身のヴィオラ奏者フィアロヴァー。
 20世紀〜21世紀にかけての中東欧の作曲家の作品を通じて、ヴィオラという楽器の新たな可能性をヴィオラ1本のみでじっくり聴かせてくれるアルバムです。




CALLIOPE


CAL1527
(3CD)
(国内仕様盤)
\4000+税
メシアン:オルガン作品集
CD1:
 栄光に輝く体 (1939)
 キリストの昇天(1933)
CD2:
 聖霊降臨祭のミサ (1950)
 オルガンの書 (1951)
CD3:
 主の降誕 (1935)
ルイ・ティリー (オルガン)
ルイ・ティリーは比類なき実力の素晴らしいオルガニストです…    (メシアン談)
作曲家も認め、ともに活動したオルガニスト・ティリーのメシアン作品録音の必聴盤です!
 ルイ・ティリー:
  パリ高等音楽院でシモーヌ・プレ=コサードとロランド・ファルシネリに師事し、1951年〜1972年メスのサンマルタン教会のオルガニストをつとめる。1971年から2000年ルーアン地方音楽院でオルガンの教授として教鞭をとる。作曲家オリヴィエ・メシアンとともに活動し、その作品のほとんどを録音した。伝統的な作品にも興味を示し、そのレパートリーは幅広い。
 ジュネーブ・聖ピエール大聖堂メッツラー製オルガン(1965)




COO



COO-042
〔国内仕様盤〕
\2900+税
チェ・ヨンジン(ファゴット)/ライブ・イン・ハノーファー
 〜 Desir ardent et interference 〜
  カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
   ファゴット・ソナタ ト長調 作品168
  アンリ・デュティユー(1916-2013):
   サラバンドとコルテージュ
  アメデー・ラゼッティ(1759-1799):
   三重奏曲集 作品13 第1番 へ長調
  イサン・ユン(1917-1995):
   ファゴットのためのモノローグ
  アストル・ピアソラ(1921-1992):
   チェロとピアノのためのグランタンゴ
  ロジェ・ブトリ(1932-):
   ファゴットとピアノためのアンテルフェランスⅠ
チェ・ヨンジン(ファゴット)
ムン・チョンジェ(ピアノ)
チェ・チョンユン(フルート)
まさかのライブ録音!
 韓国とハノーファーで学び、現在は東京フィルハーモニー交響楽団で主席ファゴット奏者を務めるチェ・ヨンジンのデビューアルバム。息のあったフルートとピアノとのトリオやファゴットソロで、バロックから現代を奏でます。サン=サーンスやデュティユーのフランスものを中心に、ピアソラの「グランタンゴ」、そして超絶技巧を要し難曲として名高いイサン・ユン「ファゴットのためのモノローグ」のまさかの世界初ライブ録音は、必聴です。
 そのルックスのみならず、コンクール受賞歴も多数、ファゴットという楽器をここまで自在にあやつり音楽的に演奏する実力派であり韓国と日本をまたにかけ飛び回るファゴット奏者チェ・ヨンジン。日本にも数多いファン待望のデビュー・アルバムです。

 チェ・ヨンジン(Young-Jin Choe):
 1995・1997・1999年、韓国国内で最も権威のある東亜日報音楽コンクールにおいて、同コンクール史上初の3回連続優勝を果たす。
 1999年に、同コンクール優勝の成績により、兵役免除の名誉を受ける。1999年、釜山市立交響楽団で副首席奏者を経て、2000年に渡独。ドイツ・ハノーファー音楽大学でソリストコースを最優秀の成績で修了、ドイツ国家演奏家資格を取得。
 2001年のバイロイト国際音楽コンクール“Pacem in terries”では、ファゴット奏者として唯一の入賞者となる。
 2004年よりノルウェー・トロンハイム交響楽団で首席ファゴット奏者をつとめ、2005年には東京フィルハーモニー交響楽団の首席奏者に就任、現在に至る。




<映像>


SONY(映像)



8887516065-9
(Blu-ray)
\5200→\4790
バイエルン州立歌劇場
 ヨナス・カウフマン/ヴェルディ:歌劇『運命の力』

  ヴェルディ:歌劇『運命の力』(全曲)
ヨナス・カウフマン(ドン・アルヴァーロ),
アニヤ・ハルテロス(レオノーラ)、
ルドヴィック・テジエ(ドン・カルロ)、
ナディア・クラスティーヴァ(プレツィオシッラ)、
ヴィタリ・コワリョフ
(カラトラーヴァ侯爵/グルディアーノ神父)、
レナート・ジローラミ(メリトーネ)、他/
アッシャー・フィッシュ(指揮)
バイエルン州立歌劇場管&合唱団/
マルティン・クシェイ(演出)
8887516064-9
(DVD)
\4700→\4290
 ソニー・クラシカルは、2016年3月から7月にかけて、ヨナス・カウフマン出演の最新オペラ映像を連続リリースいたします。
 その第1弾は、2013年12月バイエルン州立歌劇場で新演出上演されたヴェルディの歌劇「運命の力」です。ヴェルディの歌劇「運命の力」は、1862年にマリインスキー劇場で初演され、1869年にミラノ・スカラ座で改訂版が初演されました。ヴェルディ生誕200年を記念して制作されたこのバイエルン州立歌劇場での新演出は、その2つを組み合わせたヴェルフル版を採用しています。
 オーストリア出身のブルク劇場などで演劇の演出手掛けてきた気鋭のマルティン・クシェイによる演出は現代的なコスチュームとセッティングで、ヴェルディのやや古風なオペラを現代に鮮烈に蘇らせています。
 歌手は美しい舞台姿と力強い歌声で活躍中のソプラノ、アニヤ・ハルテロス、世界的な人気を不動のものとするテノール、ヨナス・カウフマンというが「夢の組み合わせ」が起用されているのが話題で、「ミュンヘン・オペラはヴェルディのアニヴァーサリー・イヤーに大いに貢献した。カウフマンとハルテロスの二人の主役はともに最上の出来」(タイムズ紙)、「これ以上素晴らしく、グランド・オペラらしいオペラ上演は考えられない」(ディ・ヴェルト紙)などと絶賛されました。
 この2人の世界を、指揮者アッシャー・フィッシュが見事にまとめ上げています。現代的で部分的に過激な殺人場面なども含まれていますが、それがサスペンス・ドラマ風な集中力の高い舞台は、作品の持つシリアスさが強調されているのが特徴の上演です。
 カウフマン出演の最新オペラ映像はこの「運命の力」の後、「カヴァレリア・ルウティカーナ」と「道化師」(2015年ザルツブルク復活祭音楽祭、ティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレ)、「フィデリオ」(2015年ザルツブルク音楽祭、ウェルザー=メスト指揮)のリリースが予定されています。
 なおヨナス・カウフマンは2016年11月〜12月にかけて再来日、待望のオーケストラとのオペラ・アリアを歌う予定です。

  《収録》2013年12月22日、ミュンヘン、バイエルン州立歌劇場でのライヴ

 [公演日程]
   2016年11月28日(月)19時開演 大阪 フェスティバルホール
   2016年11月30日(水)19時開演 東京 Bunkamuraオーチャードホール
   2016年12月3日 (土)15時開演 大宮 ソニックシティ




DYNAMIC


DYNDVD37676
(DVD)
\3100
ヴェルディ:歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」
 プロローグと3幕
ジョヴァンナ…ジェシカ・プラット(ソプラノ)/
カルロ7世…ジャン=フランソワ・ボラス(テノール)/
ジャコモ…ジュリアン・キム(バリトン)/
デリル…ロベルト・ケルヴェレッラ(バス)/
タルボット…(バス) 他/
イタリア国際管弦楽団/
バーリ・ペトゥルッツェッリ劇場合唱団/
リッカルド・フリッツァ(指揮)/
ファビオ・チェレサ(演出&装置)/
マッシモ・カルロット(衣装デザイン)/
ジュゼッペ・カラブロ(照明デザイン)/
ルチアーナ・フマローラ(振り付け)
収録 2013年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ ドゥカーレ イトリア谷音楽祭/収録時間:117分/音声:伊語歌唱 ステレオ2.0/DD5.1/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 「ジョヴァンナ・ダルコ」とは誰もが知っている「ジャンヌ・ダルク」のイタリア読みの名前。神から啓示を受けた少女がフランスのために戦い、最後は命を落とす物語です。ヴェルディ(1813-1901)は彼の7作目の歌劇に、この題材を用いましたが、そのストーリーは、ヴェルディが好んだ強烈な愛国心に、王とダルコとの間の愛情、父ジャコモとの確執を絡めたもので、ダルコは最後に火あぶりになることはなく戦死するという、かなり人間くさい物語となっています。
 物語で重要な役割を演じるのが王カルロ7世。ここでは2014年にカウフマンの代役としてメトでデビューを飾った新進気鋭のテノール、ジャン=フランソワ・ボラスが見事な歌唱を聞かせています。
 題名役を歌うプラットも2007年にデビューして以来、着々とキャリアを重ね、ここでも表現力溢れるダルコを演じています。
  

DYNDVD37715
(2DVD)
\3100
アドルフ・ハッセ:歌劇「アルタセルセ」3幕 (1730年ヴェニス初演版)
 ※世界初収録
アルタセルセ…アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニャーニ(テノール)/
マンダーネ…マリア・グラツィア・スキアーヴォ(ソプラノ)/
アルタバーノ…ソニア・プリナ(ソプラノ)/
アルバーチェ…フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー)/
セミラ…ローザ・ボーヴェ(メゾ・ソプラノ)/
メガビーセ…アントニオ・ジョヴァンニーニ(カウンターテナー)/
アンサンブル・バロッコ・オブ・オーケストラ・インターナツィオナーレ・イタリア/
コッラード・ロヴァリス(指揮)/
ガブリエーレ・レヴィア(演出)/
アレッサンドロ・カメラ(装置)/
アンドレア・ヴィオッティ(衣装デザイン)/
アントニオ・マッキテッラ(照明デザイン)
2012年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ ドゥカーレ イトリア谷音楽祭 /収録時間:189分/音声:伊語歌唱 ステレオ2.0/字幕:字幕:伊, 英, 仏, 独, 日, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク×2
 2012年、マルティナ・フランカ音楽祭で最も注目されたのが、このハッセ(1699-1783)の「アルタセルセ」です。メスタージオのこの台本は当時とても人気があり、ハッセだけでなく、グルック、ヴィンチ、グラウン、ガルッピ、J.C.バッハなど多くの作曲家が曲を付けていることでも知られています。
 1730年の初演時にはファリネッリがアルバーチェ、クッツォーニがマンダーネ、ニコリーノがアルタバーノと、当時最高の歌手たち(カストラートを含む)によって演じられ、聴衆たちが熱狂したというものです。
 ハッセはこの作品に1740年、1760年の2つの異なる改訂版を作っていますが、この収録では、1730年のヴェニス初演版が用いられているところも興味深いものです。
 名カウンターデナー、ファジョーリは3オクターヴの広い声域を生かし、伝説の歌手ファリネッリを彷彿させる印象的な歌唱を披露しています。もともと俳優であるレヴィアの現代的な演出にも注目です。




OPUS ARTE(映像)


OA1197D
(DVD)
\4000
ビゼー:歌劇《カルメン》
 《特典映像》
  キャスト・ギャラリー カルメン、そのオペラ
カルメン…クリスティーネ・ライス(メゾ・ソプラノ)/
ドン・ホセ…ブライアン・イメル(テノール)/
エスカミーリョ…アリス・アルギリス(バリトン)/
ミカエラ…マイヤ・コヴァレフスカ(ソプラノ) /
スニガ…ニコラス・クルジャル(バス)/
モラレス…ダーウィッド・キンベルク(バリトン) /
フラスキータ…エレナ・クサントウダキス(ソプラノ)/
メルセデス…パウラ・マリヒー(メゾ・ソプラノ) 他/
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮…レナート・バルサドンナ)/
コンスタンティノス・カリーディス(指揮)/
フランチェスカ・ザンベッロ(演出)/
ダンカン・マックファルランド(再演演出)/
ターニャ・マッカリン(デザイン)/
パウレ・コンスタブル(照明)/
アルトゥール・パイタ(コレオグラフィ)/
ジュリアン・ナピエ(映像ディレクター)
OABD7188D
(BD)
\4800
 2010年 コヴェントガーデン王立劇場 ライヴ収録/収録時間:155分+3分(特典映像)/音声:フランス語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英, 仏, 独, 韓, 日/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2 層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 以前、3D 映像のBlu-ray(OA3D7096D)のみが発売されていた、ロイヤル・オペラ・ハウスの《カルメン》が通常版として発売となります。ザンベッロの官能的な演出が話題となったこの公演、どこもかしこも扇情的で情熱的。カルメン役のクリスティーネ・ライスは歌唱はオーソドックスですが、とにかく演技が妖艶で、何時いかなるときでも、そのむせ返るような色気を発散させています。これは確かに全ての男が魅了されるであろうし、彼女を巡って死闘が繰り広げられるのも納得できるものでしょう。ドン・ホセ役のイメルはアメリカ出身のテノールで、これがロイヤル・オペラへのデビューです。2010 年当時はまだ知名度はそれほどでもなかったのですが、2012 年にカウフマンの代役として歌った「トロイアの人々」が大絶賛され、一気に人気歌手の仲間入りをしています。
 ミカエラ役のコヴァレフスカも、これがロイヤル・オペラへのデビュー。フレーニに師事したという将来性豊かなソプラノです。
 そしてエスカミーリョ役のアリギリスの素晴らしさ。ギリシア生まれの彼は、その彫りの深い顔立ちをいかし、なんとも男前の闘牛士を演じてみせてくれます。映像の美しさとともに、実にまとまりのよい舞 台を堪能できるものです。
 

OA1021D
(DVD)
\4000
カデル・ベラルビ:バレエ《死せる女王》2幕
 トゥールーズ・キャピトル・バレエ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
《特典映像》
 キャスト・ギャラリー
フェランテ王…アートム・マクサコフ/
イネス・デ・カストロ…マリア・グティエレス/
ドン・ペドロ…ダヴィット・ガルスティアン/
子供…ジュリエッテ・テリン/
カデル・ベラルビ(振付&演出)/
ブルーノ・デ・ラヴェネレ(デザイン)/
オリヴィエ・ベリオ(衣装)/
シルヴァイン・シェヴァロット(照明デザイン)/
キャピトル国立管弦楽団/
コーエン・ケッセルス(指揮)/
ルク・リオロン(映像ディレクター)/
ファビエンヌ・セルヴァン・シュライバー&
ローレンス・ミラー(プロデュース)
OABD7191D
(BD)
\4800
2010年 コヴェントガーデン王立劇場 ライヴ収録/収録時間:110分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:なし/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。
 フランスの小説家アンリ・ミロン・ド・モンテルランの同名の戯曲が元になっており、ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロの悲恋が描かれたものです。
 彼女はドン・ペドロから寵愛を受け、すでに子供もいるのですが、ドン・ペドロの父であるフェランテ王は2人の仲を決してゆるすことはありません。一度は子供(王の孫にあたる)の顔を見て彼女の処刑を思い留まる王ですが、側近たちにそそのかされ、結局は彼女の処刑を執行してしまいます。その処遇に対して怒りを爆発させたドン・ペドロは王に対して反乱を起こすこととなります。
 最終的にペドロが王位についた際、イネスの名誉を復権させ彼女は正式に王妃として認められるのですが、このバレエは、鬼才ベラルビ(1962-)によって、ここに至るまでの2人の夢や幻影を現実と絡めながら美しく描かれていきます。
 チャイコフスキーの音楽とともに、夢幻的な世界をお楽しみください。















2/17(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



EVIDENCE



EVCD 020
(2CD)
\4000→\3690
4 種類の楽器を弾きわける
 明暗〜シリル・ギヨタン
シリル・ギヨタン(ピアノ)
CD1
 モーツァルト:
  フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調(きらきら星変奏曲)K.265、
  幻想曲 ハ短調K.475
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2
 シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17
 ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作
   使用楽器:シュタイングレーバー&ゼーネE272
   録音:2015 年10 月16 ‐ 19 日、バイロイト
CD2
 モーツァルト:
  フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調(きらきら星変奏曲)K.265、
  幻想曲 ハ短調K.475(使用楽器:カルロ・デ・メリオ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2(使用楽器:エラール)
 シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17(使用楽器:エラール)
 ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作(使用楽器:プレイエル)
 4 種類の楽器を弾きわけるシリル・ギヨタン

 録音:2015 年7 月12 ‐ 19 日ジュリナック、フランス/156’69

 1980 年フランス出身のピアニスト、シリル・ギヨタン。「HELLDUNKEL/CLAIR OBSCUR(明暗)」と題された当アルバムは、同一曲を異なるピアノで演奏した2 枚組のディスク。
 1 枚目は、1852 年バイロイトで創業されたピアノ・メーカー、「シュタイングレーバー&ゼーネ」のコンサート・グランドE272 を使って収録しています。ワーグナーやリスト、そして最近ではダニエル・バレンボイムも愛用しているピアノ・メーカーで、重厚な音色が魅力と言われています。
 2 枚目は、カルロ・デ・メリオ、エラール、プレイエルの3 つの楽器を使用しています。カルロ・デ・メリオは、19 世紀のイタリア、ナポリで最も技術とデザイン性のあるピアノ・メーカーとして、当時は楽器メーカーに贈られる賞も何度か受賞しています。機能はフランスのエラールやプレイエルをモデルに製造されていました。そして、その積極的な改良により音量の増幅や表現の幅を広げベートーヴェンの音楽をも満足させたエラールとショパンに愛された繊細なタッチと伸びやかな音を持つプレイエル。時代とともに改良され、作曲家や奏者の音楽の幅を拡大していったピアノの変遷を感じることのできる内容です。




EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 019
\2500→\2290
エルヴェ・ニケ(指揮)
ブラームス:ドイツ・レクイエム

 第1曲「幸いなるかな、悲しみを抱くものは」(7 39”)
 第2曲「肉はみな、草のごとく」(10’49”)
 第3曲「主よ、知らしめたまえ」(7’11”)
 第4曲「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」(4’13”)
 第5曲「汝らも今は憂いあり」(4’40”)
 第6曲「われらここには、とこしえの地なくして」(9’21”)
 第7曲「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」(7’05”)
エルヴェ・ニケ(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニック
フランダース放送合唱団
ローレ・バイノン(ソプラノ)
タシス・クリストヤニス(バリトン)
 鬼才エルヴェ・ニケによるレクイエム・シリーズ、第2 弾はドイツ・レクイエム

 50’58”

 鬼才エルヴェ・ニケが、フランダース放送合唱団を率いてのレクイエム・シリーズ。第2 弾はブラームスのドイツ・レクエイムです。ロベルト・シューマンの追悼が作曲の動機であったとされるドイツ・レクイエムは、ルターのドイツ語訳聖書を台本にしたオーケストラと合唱、およびソプラノ・バリトンの独唱による作品です。研究熱心でありながら柔軟な発想を持つエルヴェ・ニケはこの作品でも親密な空気もあわせもった演奏を披露しております。当シリーズでは既に発売されているフォーレ(EPRC 015)のほかに今後モーツァルト、デザンクロらの作品がリリースされる予定です。




LIMEN


CDE13 C014
\2400
G.コスピート、A. Di スキピオ、A. ドーロ、F. ガランテ、L. マストランドレア、
 G.ノットーリ、W. プラティ、L. ガラウ:電子音楽作品集

  (1)ジョヴァンニ・コスピート:釘づけにされる
  (2)アゴスティーノ・ディ・スキピオ:記憶
  (3)アントニオ・ドーロ:形
  (4)フランチェスコ・ガランテ:メタフォニー
  (5)ルイジ・マストランドレア:鍬
  (6)ジョルジョ・ノットーリ:エレニカ
  (7)ウォルター・プラティ:記憶
  (8)ルチオ・ガラウ:2分
 8 人の作曲家による電子音楽作品集、聴き手を不思議な聴覚世界に誘う曲の数々

 芸術監督:ルイジ・ペスタロッツァ
 録音:2013年12月13日/プッチーニホール(ミラノ音楽院)/62’03”

 イタリアの電子音楽界を牽引する8 人の作曲家、コスピート、スキピオ、ドーロ、ガランテ、マストランドレア、ノットーリ、プラティ、ガラウの電子音楽作品集。
 2013 年12 月13 日にミラノ音楽院のプッチーニホールで行われた協議会とコンサート「電子音響の形」に出品された作品がおさめられています。20 世紀から起こった音楽史の新参者「電子音楽」は、開拓される可能性をたくさん秘めた世界。従来の音楽、音楽様式から解き放たれた電子音楽はどこへ向かうのか、8 人の作曲家がそれぞれに向き合った答えがこれらの曲です。
 生の楽器では再現できない音響や音色、録音され加工された人声などを素材として作られたこれら8 つの作品は、それぞれ違った佇まいを持ち、その不思議な音響世界は、聴き手をまるで現代アートのギャラリーを歩いているような気分に誘います。音楽史を現在進行形で綴る電子音楽への熱い探求が詰まった1 枚です。




NAIVE


V 5426
\2600
マリンバでバッハ
 J.S.バッハ:
  1. 音楽の捧げものBWV1079
  2. 無伴奏チェロ組曲BWV1011 〜プレリュード
  3.トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV526
  4. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタBWV1003 〜グラーヴェ
  5. フランス組曲第4番変ホ長調BWV815 〜アルマンド、クーラント
  6. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータBWV1002 〜サラバンド
  7. フランス組曲第3番ロ短調BWV814 〜メヌエット
  8. イギリス組曲第2番イ短調BWC807 〜ブレー
  9. イギリス組曲第6番ニ短調BWV811 〜ジーグ
  10. 平均律クラヴィーア曲集第1巻第3番BWV848 〜プレリュードとフーガ
  11.トリオ・ソナタ第4番BWV528
Trio SR9
 (マリンンバ・アンサンブル)
ポール・シャンガルニエ
ニコラス・クーザン
アレクサンドル・エスペレ
 3台のマリンバで繰り広げるバッハの音楽世界

 録音:2015年6月15-19日イゼール、フランス/51’00

 マリンバ3 台によるアンサンブルTrio SR9。2010 年にリヨン国立高等音楽・舞踏学校の同窓生で結成されました。当初からJ.S. バッハの全作品を研究し、独自の方法でマリンバ用にアレンジを進めてきました。2012 年ルクセンブルク国際打楽器コンクールで優勝し、キャリアがスタートしました。
 中南米で生まれた大型の木琴楽器マリンバ。1910 年代にはアメリカで製造が開始され、1935 年にはマリンバ奏者であり後のマリンバ・メーカー「マッサー」の創業者クレア・オマール・マッサーがカーネギー・ホールでコンサートを開催し、その後パリをはじめとするヨーロッパ各地で公演し世界的な楽器として普及しました。
 楽器の歴史は浅いですが、カラフルで叙情的、そして力強い音楽を作り出すことのできる楽器として人々を魅了しています。
 Trio SR9 の魅力は、バッハの神秘的な「カノン進行」をマリンバ特有の音響や演奏技術を駆使して、見事な編曲を行っている点です。バッハ自身はマリンバという楽器は知りませんが、彼らがバッハの音楽を熟知しているので、自然な音楽の流れでバッハの時代のアーティキュレーションなどを処理しています。マリンバの多様な表現力に脱帽する1 枚です。
 


V 5380
(5CD)
\8500→\7990
新ウィーン楽派弦楽四重奏曲集/ ディオティマ四重奏団
 アーノルド・シェーンベルク(1874-1951):
  CD1
   弦楽四重奏のためのプレスト ハ長調
   弦楽四重奏のためのスケルツォ ヘ長調
   弦楽四重奏曲 ニ長調(1897)
  CD2
   弦楽四重奏曲第1番ニ短調Op.7
   弦楽四重奏曲第2番嬰ヘ短調Op.10(歌唱付)*
  CD3
   弦楽四重奏曲第3番Op.30/弦楽四重奏曲第4番Op.37
 アルバン・ベルク(1885-1935):
  CD4
   弦楽四重奏曲Op.3
   抒情組曲(第6楽章「奈落よりわれは叫びぬ」収録)**
 アントン・ヴェーベルン(1883-1945):
  CD5
   弦楽四重奏のための《緩徐楽章》(1905)/
   弦楽四重奏曲(1905)/弦楽四重奏のためのロンド/
   弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5/
   弦楽四重奏のための6つのバガテルOp.9/弦楽四重奏曲Op.28
ディオティマ四重奏団
ユン・ペン・チャオ(ヴァイオリンI)
コンスタンツェ・ロンザッティ(ヴァイオリンII)
フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)
ピエール・モルレ(チェロ)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)*
マリー=ニコル・ルミュウ(アルト)**
 結成20 周年記念ボックス、ディオティマ四重奏団による新ウィーン楽派

 1996年、パリとリヨンの国立高等音楽院において一等賞を得て卒業したメンバーで結成されたディオティマ四重奏団は今年20周年を迎えます。このボックス・セットは、彼らのアニバーサリー・イヤーのために企画され、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクの新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲を15 曲集めています。
 シェーンベルクは番号付きの弦楽四重奏曲を4 曲残しており、1905 年から1936 年まで、彼が後期ロマン派から合衆国に亡命して独自の作風を完成させるまでの変貌を如実にみてとることができます。弦楽四重奏第2 番は、ソプラノ独唱を含む作品で、調と無調の狭間を官能的に行き来する器楽パートに、夢見るような透明な声で絡むピオーによるソプラノ・パートがなんともいえない高貴さを漂わせます。さらにこのボックスには1890 年代後半に書かれた若き日の3 曲も収録されています。
 ベルクの弦楽四重奏曲は、シェーンベルクのもとで学んでいた最後の時期に書かれた作品。2 楽章構成の品で「わが妻へ」と献辞付で出版されました。一方ベルクの全6楽章からなる十二音技法を用いた大曲『抒情組曲』。愛人であったハンナ・フックス=ロベッティン夫人との関係がテーマ。第6楽章の「奈落よりわれは叫びぬ」付版での演奏。こちらはアルトのマリー=ニコル・ルミュウが魅惑的な声で聴かせます。ボードレールの「悪の華」に含まれる詩の一部をうたったこの詩は、ボードレールのジャンヌ・デュヴァルへの思いを歌ったもの。無調ながら感情の起伏に富み、熱と官能を見事に描き出しています。
 ヴェーベルンもベルク同様シェーンベルクの教え子で、調性から離れ、無調と12 音による作曲を展開しました。弦楽四重奏のための《緩徐楽章》と弦楽四重奏曲は、前衛的ではありませんが、1906 年以降の作品は緊張感が楽曲を支配し、演奏者、聴く側にも集中力を要します。ディオティマ四重奏団の充実した力強い演奏は、聴き応えがあります。
 
【ディオティマ四重奏団】
 1996 年結成。リヨンとパリの音楽院出身のメンバーからなる弦楽四重奏団。幅広いレパートリーを有しているが、とりわけベートーヴェンの後期作品、フランス音楽、20 世紀初期の作品などに造詣が深い。ピエール・ブーレーズ、細川俊夫らの作品の演奏にも積極的で、現代音楽界の活躍も著しい実力派として注目されている。ヨーロッパの著名なフェスティヴァルに招待されているほか、日本を含め、世界をまたにかけた演奏活動に取り組んでいる。
 

V 5433
\2600
チェコの気鋭作曲家ミロスラフ・スルンカ
 ミロスラフ・スルンカ(1975-):
  ピアノ五重奏曲〜単なる波動(2008)
  弦楽四重奏曲〜エングラム(2011)
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための〜 3つの天国(2010)
  チェロとピアノのための〜シンプル・スペース(2010)
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
ディオティマ四重奏団
ユン・ペン・チャオ(ヴァイオリンI)
コンスタンツェ・ロンザッティ(ヴァイオリンII)
フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)
ピエール・モルレ(チェロ)
 67'00

 チェコの若手作曲家ミロスラフ・スルンカの室内楽作品集。ピアノには、マルチニック出身の両親のものに生まれフランスで育ったウィレム・ラチュウミアが参加。リヨンのコンセルヴァトワールで学び、卒業後は同世代の現代作曲家の作品を多く初演しています。




RFP



RFP 010
\2500→\2290
マーティン・ブラビンス(指揮)&ロイヤル・フランダース・フィル
 ルク・ヴァン・ホーヴの協奏曲アルバム
 ルクヴァンホーヴ:
  (1)ピアノ協奏曲第1番 Op.32
  (2)ピアノ協奏曲第2番 Op.48[世界初録音]
  (3)オーボエとオーケストラのためのトリプティク Op.29
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管
(1)(2)レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
(3)ピート・ヴァン・ボックスタル(オーボエ)
 ベルギーを代表する作曲家ルク・ヴァンホーヴの協奏曲アルバム

 セッション録音:2014年7月15-18日デ・シンゲル(アントワープ)/79’02”

 1957 年ベルギー生まれの作曲家ルクヴァンホーヴの協奏曲アルバム。アントワープ王立音楽院を首席で卒業したヴァンホーヴは、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団に献呈した作品も多く、厚い信頼関係で結ばれております。
 ピアノをはじめ様々な楽器を演奏してきたファン・ホーヴにとって「演奏するように作曲を楽しむ」ことを主眼に作曲します。ここにおさめられた作品でもそうした彼の作曲への意欲を感じる力作が集められました。




GLOSSA



GCD 922609
\2500→\2290
バッハが生まれた年に作られた幻の作品、いま長年の眠りから覚める
 フローリオ&カペラ・ナポリターナ!

  ヴェネツィアーノ:ヨハネ受難曲
カペラ・ナポリターナ、
アントニオ・フローリオ(指揮)
ラファエレ・ペ(カウンターテナー)
ルカ・チェルヴォーニ(テノール)
マルコ・ブッシ(バス)
ギスリエーリ合唱団
 日本語曲目表記オビ付き!
 1685年頃、ナポリのヨハネ受難曲!

 新名称"カペラ・ナポリターナ"へと生まれ変わり、新たな歴史を歩み始めた知られざるイタリア、ナポリのバロックの音楽の伝道師たち、アントニオ・フローリオ率いる"イ・トゥルキーニ"。
 "カペラ・ナポリターナ"として初となるレコーディングは、バロック時代のナポリを代表する音楽家でありアントニオ・フローリオが研究を続けてきたガエターノ・ヴェネツィアーノ(1656−1716)の「ヨハネ受難曲」!
 奇しくもJ.S.バッハが生まれた年、1685年(頃)にイタリアのナポリで誕生し、アントニオ・フローリオが発見、校訂を行ったことにより、演奏が可能となった、ヴェネツィアーノの「ヨハネ受難曲」は、当時の伝統と斬新な手法がブレンドした知られざる傑作。
 この作品の最大の特徴でもある技巧的なエヴァンゲリストを歌うのは、ラ・ヴェネクシアーナのメンバーとして来日を果たしたイタリア古楽界期待の星、ラファエレ・ペ。
 フローリオ率いるカペラ・ナポリターナの洗練されたサウンドはもちろんのこと、ラファエレ・ペの美声と見事なテクニックにも乞うご期待!

 ※録音:2015年4月12日−15日、コレジオ・ギスリエーリ(パヴィア、イタリア)






アントニオ・フローリオによる 18世紀初期ナポリの宗教音楽


GCD 922605
\2500
サン・ジェンナーロの宝 〜 18世紀初期ナポリの宗教音楽
 スカルラッティ:5声のシンフォニア ハ長調
 カレザーナ:4声のカンツォーナ《聖ジェンナーロのために》
 ファーゴ:3声の《主をほめまつる》、4声の《スターバト・マーテル》
 スカルラッティ:
  4声のシンフォニア ニ長調、5声のモテット《アントラ・ヴァレス》
 ヴェネツィアーノ:Jam sol recedit、主の証聖者
 スカルラッティ:4声のシンフォニア ト長調
 ヴェネツィアーノ:めでたし、海の星
イ・トゥルキーニ、
アントニオ・フローリオ(指揮)
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(ソプラノ)
レスリー・ヴィスコ(ソプラノ)
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)
ロザリオ・トターロ(テノール)
ピノ・デ・ヴィットーリオ(テノール)
ジュゼッペ・ナヴィリオ(バス)
 イ・トゥルキーニのナポリ・バロック探究!18世紀初期のナポリに響いた宗教音楽集!

 知られざるイタリア、ナポリのバロック音楽の伝道師たち、アントニオ・フローリオ&イ・トゥルキーニ。
 ジョヴァンニ・ソッリマをソリストに迎えた「ナポリのチェロ協奏曲集」(GCD 922604)に続くグロッサ(Glossa)第5弾は、「18世紀初期のナポリの宗教音楽集」!
 ヴェスヴィオ火山の噴火を止め、疫病で荒廃した街を救ったと伝わるナポリの守護聖人サン・ジェンナーロ(聖ヤヌアリウス)が祀られているナポリ大聖堂。
 フローリオ&トゥルキーニは、ナポリ大聖堂に仕えていたクリストファロ・カレザーナ(1640−1709)やニコラ・ファーゴ(1677−1745)、ガエターノ・ヴェネツィアーノ(1665−1716)の秘曲を発掘。
 若き日のドメニコ・スカルラッティのモテット(Antra Velles)を収録するなど、ナポリ・バロックの新たな発見も。
 フローリオ&トゥルキーニ。そのナポリのバロック音楽への飽くなき探求心に改めて感服!

 ※録音:2012年3月、セルヴィ・ディ・マリア教会(ソレント、イタリア)





 

GCD 923508
(2CD/特別価格)
\4000
モンドンヴィル:グラン・モテ集
 深き淵より
 大いなる主
 ニシ・ドミヌス
 カンターテ・ドミノ
オルフェオ管弦楽団
パーセル合唱団
ジェルジュ・ヴァシェジ(指揮)
シャンタル・サントン=ジェフェリー(ソプラノ)
ダニエラ・スコルカ(ソプラノ)
マティアス・ヴィダル(テノール)
ジェフェリー・トンプソン(テノール)
アラン・ビュエ(バス)
 モンドンヴィル!華麗なるフランス・バロック!ハンガリー古楽界の奇才ヴァシェジの才気渙発!
 日本語曲目表記オビ付き!

 ラモーのオペラ・バレ「詩神ポリムニーの祭典」(GCD 923502)で鮮烈なグロッサ・デビューを果たした、東欧ハンガリー古楽界の奇才ジェルジュ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
 ラモーに続くフランス・バロック第2弾は、18世紀のコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジャン=ジョゼフ・ド・モンドンヴィル(1711−1772)のグラン・モテ集!
 ラモーの次の世代にあたり、「コンセール・スピリチュエル」や「宮廷礼拝堂」、「王の寝室」のヴァイオリニストとして華々しい活躍を繰り広げ、当時のパリにおける最も重要な音楽家の1人として絶大な支持を得ていたモンドンヴィル。
 グラン・モテにおけるリュリやラランドの後継者的存在であり、当時はラモーを凌ぐ人気を誇ったとされるモンドンヴィルの卓越した作曲技法が、ヴェルサイユ・バロック音楽センターのサポートを得たブダペストのピリオド・オーケストラ&合唱団の秀演で華麗に蘇る。

 ※録音:2015年11月2日−4日、バルトーク・ナショナル・コンサートホール(ブダペスト、ハンガリー)





GLOSSA PLATINUM



GCD P32110
\2500→\2290

マショー:ノートルダム・ミサ
 傷の無い/幸いな処女は/わたしたちはあなたを慕い/
 めでたし聖なる産みの母/キリエ/グローリア/
 祝福され、尊ばれし聖母マリア/御身が生まれてより/
 善き甘き御言葉/クレド/嘆け、王国の/あなたは支配者の群れを/
 大盾と盾を取って立ち上がってください/サンクトゥス/
 アニュス・デイ/幸いな御胎/イテ・ミサ・エスト

グランドラヴォア
ビョルン・シュメルツァー(指揮)
 多国籍古楽精鋭集団グランドラヴォアの快挙!マショーの傑作"ノートルダム・ミサ"!
 日本語曲目表記オビ付き!

 古楽大国ベルギーの音楽学者であり、民族音楽の権威としても高名なビョルン・シュメルツァーが率いる、アントワープの多国籍古楽精鋭集団グランドラヴォア。
 フランドル楽派の音楽や「オヌクール三部作」など、新たなアプローチによる中世、ルネサンスのレパートリーで、古楽界に一石を投じてきた精鋭たちがギョーム・ド・マショー(c.1300−1370)の傑作「ノートルダム・ミサ」を歌う!
 1人の作曲家による通作ミサ曲としては史上最初の作品として知られ、長き音楽史の中で輝き続けるマショーの「ノートルダム・ミサ」。
 シャープなテノールの高声部、驚異的な存在感を放つバスの低声部、そして分厚く神秘的なハーモニーと表現力、シュメルツァーの時代考証と楽曲研究が、14世紀当時、極めて例外的で革新的だった「ノートルダム・ミサ」の未知なる魅力を紐解いてゆく。まさに圧巻。「ノートルダム・ミサ」の新定盤、此処にあり!

 ※録音:2015年3月25日−31日、聖アウグスティヌス教会(アントワープ、ベルギー)








<メジャー・レーベル>
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SONY


SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET 第13弾


このシリーズは初回生産数が少なく、早い時期に完売することがあります。どうかどうかお早めに。

ソニー・クラシカルによる新たなバジェット・シリーズ「MASTERS BOX SET」。
100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、
SONY CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファンならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、
定評あるアーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プライスにて続々リリース中の好評シリーズです。今回の第13弾も強力なラインナップによる10タイトルがリリースされます。
※初回生産限定盤
※白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
※ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット / 88.2KHzリマスタリングを行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
※このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。
限定盤

8887516800-2
(5CD)
\3200
カルロ・マリア・ジュリーニ/ベートーヴェン:交響曲集
 (第1番〜第8番・コリオラン・エグモント序曲)
ベートーヴェン:
【CD1】
 『交響曲第1番ハ長調 Op.21』
 『交響曲第7番イ長調 Op.92』、
【CD2】
 『交響曲第2番ニ長調 Op.36』
 『交響曲第8番ヘ長調 Op.93』、
【CD3】
 『交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」』、
【CD4】
 『交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」』
 『交響曲第4番変ロ長調 Op.60』、
【CD5】
 『コリオラン序曲Op.62』
 『交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」』
 『エグモント序曲Op.84』
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
 ジュリーニが、1991〜1993年にミラノ・スカラ座フィルと録音したベートーヴェンの交響曲8曲をまとめたボックスです。1989年に、ジュリーニは、1970年代から長年録音してきたドイツ・グラモフォンを離れ、盟友だったギュンター・ブレーストの招きでソニー・クラシカルに移籍。その音楽の最後の輝きを22枚分のディスクに刻み込みました。
 ちょうど病気でイタリアを離れられない夫人のそばに出来るだけ長くいるために、ジュリーニは指揮活動をヨーロッパ内に限定し、1回1回の演奏会の重要性が増していた時期に当たります。
 遅めのテンポによる極大のスケールで作品を描き出すその高貴で真摯な音楽づくりはますます深まりを見せ、しなやかで厚みのあるオーケストラ・サウンドは、まさにジュリーニにしかできない法悦境を描き出していました。
 ミラノ・スカラ座フィルとは、第1番&第7番のディスクを皮切りにベートーヴェンの交響曲全曲録音を開始。残念ながら第9番の録音がなされず、全集完成はなりませんでしたが、慎重派で知られるジュリーニの長い盤暦の中で、ベートーヴェンの交響曲がこれだけまとまって録音されたことはなく、非常に貴重なディスクということができます。いずれもジュリーニならではの隙のない解釈、イタリアのオーケストラの歌謡性あふれる演奏、いずれをとってもユニークかつ正統的なベートーヴェンとなっています。
 ジュリーニのソニー・クラシカル録音の白眉の一つといえるでしょう。
  《録音》 1991〜1993年、 ミラノ、アバネラ劇場(デジタル:セッション)
 
限定盤

8887516676-2
(4CD)
\2600
ズービン・メータ&イスラエル・フィル/ブラームス:交響曲全集
ブラームス:
【CD1】
 『交響曲第1番 ハ短調 Op.68』、
【CD2】
 『交響曲第2番 ニ長調 Op.73』『悲劇的序曲Op.81』、
【CD3】
 『交響曲第3番 ヘ長調 Op.90』
 『ハイドンの主題による変奏曲Op.56a』
【CD4】
 『交響曲第4番 ホ短調 Op.98』
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィル
 2016年4月に80歳を迎える指揮者ズービン・メータ。先日ニューヨーク・フィルとのブラームス全集をご案内しましたが、時をおかず今度はMASTERS BOXで、メータにとって2度目の「ブラームス:交響曲全集」がリイッシューされます。
 1977年から音楽監督、1981年からは終身音楽監督をつとめ、文字通り一心同体となっている名コンビが1990年代にソニー・クラシカルに残した録音は、いずれも彼らの充実ぶりを刻み込んだ名演ぞろい。
 このブラームスは、1992年10月にイスラエル・フィルとも一挙に交響曲全曲をセッション録音したもので、イスラエル・フィルの芳醇な弦の響きと明澄で艶やかな管の響きによって、確信に満ちた表現で深遠なるブラームスの世界を描き尽くしています。
 ニューヨーク・フィル盤との聴き比べも興味深いところです。
 《録音》 1992年、テル・アヴィヴ(デジタル:セッション)
  
限定盤

8887512695-2
(6CD)
\3300
アンドレ・プレヴィン/ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集
ヴォーン・ウィリアムズ:
【CD1】
 『海の交響曲』(交響曲第1番)〜
  ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、 ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)、
【CD2】
 『ロンドン交響曲』(交響曲第2番)、
 『ヴァイオリン協奏曲』(コンチェルト・アカデミコ)〜
  ジェームズ・オリヴァー・バスウェル(ヴァイオリン)、
 『すずめばち』序曲、
【CD3】
 『田園交響曲』(交響曲第3番)〜
  ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、
  アンソニー・ハルステッド(ホルン)、 ウィリアム・ベネット(フルート)、
  ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット)、
  オシアン・エリス(ハープ)、
  アンソニー・カムデン(イングリッシュ・ホルン)、 他、
 『交響曲第4番 ヘ短調』、
【CD4】
 『交響曲第5番 ニ長調』、
 『エリザベス朝のイングランド』より「3つのポートレイト」、
 『バス・テューバと管弦楽のための協奏曲 ヘ短調』〜
  ジョン・フレッチャー(バス・テューバ)、
【CD5】
 『交響曲第6番 ホ短調』、 『交響曲第9番 ホ短調』、
【CD6】
 『南極交響曲』(交響曲第7番)〜
  ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、 ラルフ・リチャードソン(語り)、
 『交響曲第8番 ニ短調』
アンドレ・プレヴィン(指揮) 
ロンドン交響楽団
 1968年にロンドン交響楽団の首席指揮者に就任したプレヴィンは、1979年までその地位にあり、同響の黄金時代を築き上げただけでなく、自らの指揮者としての名声をも不動のものとしました。
 ロンドン響とのRCAへの録音は1965年から1972年までで、ちょうどこのロンドン響時代初期の蜜月時代にあたり、後期ロマン派から今世紀にかけての名作交響曲・管弦楽曲を立て続けに録音し、その若々しく新鮮な解釈で若いクラシック・ファンを魅了しました。
 その中でも最大の金字塔というべき録音が、1967年9月の「南極交響曲」に始まり、1972年1月の「ロンドン交響曲」で完結したヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集(+管弦楽曲、協奏曲)です。
 ロンドン・フィルとニュー・フィルハーモニア管を使い分けて1971年に完成されたボールト指揮のEMIへの全集に次ぐ、史上2度目の全曲録音であり、プレヴィンならではの若々しく情熱的で、しかも語り口の上手い音楽づくりと、ロンドン響の献身的な演奏によって、20世紀イギリスの生んだ最大のシンフォニスト、ヴォーン・ウィリアムズの9つの交響曲の多彩な魅力が解き明かされています。
 名エンジニア、ケネス・ウィルキンソンとジェームズ・ロックをはじめとする英デッカ・スタッフによる録音も見事。有名なバス・テューバ協奏曲は、ロンドン交響楽団首席奏者であった名手ジョン・フレッチャーがソロをとっており、いまだこれを凌ぐものはないとされるほどの優れた名演です。
 名ソプラノのヘザー・ハーパーや、「田園交響曲」ではイギリスの名奏者たちがソリストに起用されているのも見逃せないところでしょう。
 《録音》 1968〜1972年、ロンドン(ステレオ:セッション)
 
限定盤

8887517008-2
(7CD)
\3600
マイケル・ティルソン・トーマス/コンダクツ・ガーシュウィン
ガーシュウィン:
【CD1】
 『パリのアメリカ人』『ピアノ協奏曲ヘ調』〜
  ギャリック・オールソン(ピアノ)
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮) サンフランシスコ交響楽団
  [録音:1998年]、
【CD2】
 オペラ『ポーギーとベス』より「キャットフィッシュ・ロウ組曲」、
 『ラプソディ第2番』(オリジナル版)〜
  オードラ・マクドナルド(ソプラノ)
  ブライアン・ストークス・ミッチェル(バリトン)
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
  サンフランシスコ交響楽団[録音:1997年]、
【CD3】
 『ラプソディ・イン・ブルー』(オリジナル版)〜
  ジョージ・ガーシュウィン(1925年製ピアノ・ロール)
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
  コロンビア・ジャズ・バンド[録音:1976年]、
 『パリのアメリカ人』〜
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
  ニューヨーク・フィルハーモニック[録音:1974年]、
 『オー・ケイ!』序曲、『ファニー・フェイス』序曲、
 『ガール・クレイジー』序曲、 『ストライク・アップ・ザ・バンド』序曲、
 『オブ・ジーアイ・シング』序曲、
 『レット・エム・イート・ケーク』序曲〜
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
  バッファロー・フィルハーモニック[録音:1976年]、
【CD4】
 『ラプソディ・イン・ブルー』(オリジナル版)
 『ピアノのためのプレリュード』『ショート・ストーリー』
 『ヴァイオリン・ピース(ガーシュウィン・メロディ第40番)』
 『セカンド・ラプソディ』『フォー・リリー・ポンス (ガーシュウィン・メロディ第79番)』
 『スリープレス・ナイト(ガーシュウィン・メロディ第17番)』
 『プロムナード(ウォーキング・ザ・ドッグ)』〜
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮&ピアノ)
  ロサンジェルス・フィルハーモニック[録音:1982〜1984年]、
【CD5-6】
 ミュージカル『オブ・ジー・アイ・シング』〜
  モーリーン・マガバーン(ヴォーカル)ラリー・カート(ヴォーカル)
  ジャック・ギルフォード(ヴォーカル)
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
  セント・ルークス管弦楽団[録音:1987年]、
【CD7】
 『「ポーギーとベス」〜メドレー:
  序曲〜サマー・タイム〜イット・エイント・ネセサリリー・ソー〜
  アイ・ラヴ・ユー、 ポーギー』
 『メドレー:バット・ノット・フォー・ミー〜
  ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ〜エンブレイサブル・ユー〜
  サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー』
 『スウィート・アンド・ロウ・ダウン』『魅惑のリズム』
 『ドゥ・イット・アゲイン』『マイ・マンズ・ゴーン・ナウ』『私の彼氏』
 『メドレー:ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット〜
  ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー〜
  スワンダフル〜スワニー〜ストライク・アップ・ザ・バンド』
 『アンコール:アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー〜ア・フォギー・デイ』〜
  サラ・ヴォーン(ヴォーカル)
  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮&ピアノ)
  ジョージ・ギャフニー(ピアノ) アンディ・シンプキンス(ベース)
  ハロルド・ジョーンズ(ドラム) ロサンジェルス・フィルハーモニック
  [録音:1982年2月、
  ロサンジェルス、ドロシー・チャンドラー・オーディトリアムでのライヴ]
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
 ハリウッドで生まれ育ったマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)はガーシュウィンとは関係が深く、祖父と父はガーシュウィンにピアノを習い、叔父がガーシュウィンの親友でした。
 この7枚組のボックスは、MTTが1974年から1998年にかかけて、CBS/ソニー・クラシカルとRCA RedSealに録音したガーシュウィン演奏を集成したものです。
 初演時にホワイトマン楽団が演奏したジャズ・バンド版を採用した「ラプソディ・イン・ブルー」では、ガーシュウィンのピアノ・ロールとの共演で一世を風靡した76年盤のほか、ピアニストとしても卓越した腕前のMTTらしく自らピアノを弾きロス・フィルと共演した82年盤の2種類を収録するなど、様々な角度からガーシュウィンを切れ味鋭く再現した録音ばかり。
 名歌手サラ・ヴォーンとのライヴも収録されており、マイケルは全曲のアレンジを担当、いくつかの曲ではピアノも演奏、一部はオーケストラにかわりジャズ・トリオがバックを担当。
 これらのディスクを聴かずして、ガーシュウィンについて語ることなかれ!
  
限定盤

8887516836-2
(6CD)
\3300
ラザール・ベルマン/コンプリート・ソニー・クラシカル・レコーディングズ
【CD1】
 ラフマニノフ:『ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30』〜
  クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団[録音:1976年]、
【CD2】
 ブラームス:『ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15』〜
  エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)シカゴ交響楽団[録音:1979年]、
【CD3】
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」』
  『ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3』[録音:1976年]、
【CD4】
 ラフマニノフ:
  『前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2』『前奏曲 ト長調 Op.32-5』
  『前奏曲 ト短調 Op.23-5』、
 スクリャービン:『練習曲 変ロ短調 Op.8-11』『練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12』、
 ハチャトゥリアン:『トッカータ』、
 プロコフィエフ:『「3つのオレンジへの恋」より「行進曲」』、
 ベートーヴェン:
  『トルコ行進曲』
  『ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2よりメヌエット』、
 ショパン:『練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7』、
 シューベルト(リスト編):『グレートヒェン』『魔王』、
 ファリャ:『火祭りの踊り』[録音:1976年]、
【CD5-6】
 クレメンティ:『ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2』、
 モーツァルト:『ロンド イ短調 K.511』、
 ベートーヴェン:『ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」』、
 ショパン:『ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」』、
 リスト:『葬送前奏曲と葬送行進曲 S.206』『スペイン狂詩曲 S.254』、
 ショパン:『夜想曲第19番ホ短調 Op.72-1』、
 ガーシュウィン:『プレリュード第2番』
  [録音:1979年3月11&12、カーネギー・ホールでのライヴ]
ラザール・ベルマン(ピアノ)
 20世紀ピアノ界最高のヴィルトゥオーゾの一人と言われているロシアの巨匠ラザール・ベルマン(1930-2005)がCBSに残した全録音をCD6枚に集成したもの。
 1976年にロンドンとニューヨークで収録されたセッション録音に始まり、1979年のカーネギー・ホールでのリサイタルのライヴ・レコーディングに至る、LP6枚分の旧CBSレコーディングを全て集めたもの。
 アバド指揮ロンドン交響楽団とのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、ラインスドルフ指揮シカゴ交響楽団とのブラームスのピアノ協奏曲第1番、ベートーヴェンの熱情ソナタ&第18番、トルコ行進曲や火祭りの踊りなどの小品集など、東西陣営の対立の中で、ソ連から彗星のように登場したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして、アメリカやヨーロッパにデビューしセンセーションを巻き起こした当時の熱い興奮を閉じ込めた録音です。
 ベルマンの正規録音は非常に少なく、彼の偉大なる芸術性が詰め込まれた貴重な記録といえましょう。
 《録音》 1976、 1979年、(ステレオ:セッション)
 
限定盤

8887516835-2
(5CD)
\3200
ルース・ラレード/ラフマニノフ:ソロ・ピアノ作品全集
ラフマニノフ:
【CD1】
 『幻想的小品集Op.3』『サロン的小品集 Op.10』『楽興の時 Op.16』、
【CD2】
 『ショパンの主題による変奏曲 Op.22』
 『J.S.バッハ:「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ホ長調BWV.1066」より
  プレリュード、 ガヴォット、ジーグ』
 『ビゼー:「アルルの女」第1組曲より「メヌエット」』
 『R=コルサコフ:「熊蜂の飛行」』
 『シューベルト:「美しき水車小屋の娘」より「どこへ?」』
 『メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」より「スケルツォ」』
 『チャイコフスキー:「子守唄」』
 『ムソルグスキー:「ソロチンスクの市」より「ホパーク」』
 『クライスラー:「愛の喜び」』『V.R.のポルカ』、
【CD3】
 『ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調Op.28』
 『ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36』
 『コレルリの主題による変奏曲Op.42』、
【CD4】
 『10の前奏曲集Op.23』『13の前奏曲集 Op.32』、
【CD5】
 『練習曲集「音の絵」Op.33』『練習曲集「音の絵」Op.39』
 『断章』『前奏曲』『リラの花 Op.21-5』『ひなぎく Op.38-3』
 『オリエンタル・スケッチ』『幻想的小品 ト短調』『幻想的小品 ニ短調』
ルース・ラレード(ピアノ)
 「アメリカ・ピアノ界のファーストレディ」と称賛されたルース・ラレード(1937-2005)によるラフマニノフのピアノ・ソロ作品全集の久々の復活です。
 デトロイトに生まれたラレードは、幼い時期より母親よりピアノを学び、カーティス音楽院でルドルフ・ゼルキンに師事。名ヴァイオリニスト、ハイメ・ラレードと結婚した時期もあります。
 ラレードの録音は、1960年代にマールボロ音楽祭に参加した時期から、1999年の上海カルテットとのブラームス:ピアノ五重奏曲まで数多く残されていますが、何と言っても1970年録音のスクリャービンのピアノ・ソナタ全集(コニサー・ソサイエティ)とこのラフマニノフのソロ・ピアノ作品全集(もともとCBSへのLP7枚分の録音)は、最も高い評価を得ているものです。
 このラフマニノフ全集は、単独のピアニストによる初の全曲録音でもありました。ロマンティックな質感、ダイナミック色彩感など、ラフマニノフのピアノ曲の魅力を余すところなく伝えてくれる名演奏です。
《録音》1974〜1978年、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(ステレオ:セッション)
  
限定盤

8887516575-2
(6CD)
\3300
アン・アキコ・マイヤース/コンプリートRCAレコーディングズ
【CD1】
 メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64』、
 ヴォーン・ウィリアムズ:『揚げひばり』、
 ドヴォルザーク:『ロマンス ヘ短調Op.11』、
 マスネ:『タイスの瞑想曲』〜
  アンドリュー・リットン(指揮) フィルハーモニア管弦楽団、
【CD2】
 プロコフィエフ:
  『ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19』
  『ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63』〜
   ドミートリ・キタエンコ(指揮) フランクフルト放送交響楽団、
【CD3】
 ラロ:『スペイン交響曲Op.21』、
 ブルッフ:『スコットランド幻想曲Op.46』〜
  ヘスス・ロペス=コボス(指揮) ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
【CD4】
 R.シュトラウス:『ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18』、
 フランク:『ヴァイオリン・ソナタ イ長調』〜ロハン・デ・シルヴァ(ヴァイオリン)、
【CD5】
 ピストン:『ソナチネ』、
 コープランド:『ヴァイオリン・ソナタ』、
 アイヴズ:『ヴァイオリン・ソナタ「キャンプの集いの子どもの日」』、
 コープランド:『ノクターン』、
 ベイカー:『ブルース』〜
  アンドレ=ミシェル・シュブ(ピアノ)、
【CD6】
 エルガー:『愛の挨拶Op.12』、
 滝廉太郎(三枝成彰編):『荒城の月』、
 ファリャ(コハンスキ編):『スペイン民謡組曲』、
 ドビュッシー(ロック編):『レントよりおそく』、
 クライスラー:『レチタティーヴォとスケルツォop.6』『愛の悲しみ』『愛の喜び』、
 ラフマニノフ(クライスラー&プレス編):『ヴォカリーズ』、
 パラディス:『シチリアーノ』、
 ヴァルレ(ハイフェッツ編):『前奏曲第15番「たき火のそばで」』、
 山田耕筰(三枝成彰編):『赤とんぼ』、
 ドビュッシー(ハルトマン編):『亜麻色の髪の乙女』、
 ガーシュウィン(ハイフェッツ):『そんなことはどうでもいいさ』、
 ラヴェル:『ハバネラ形式の小品』〜サンドラ・リヴァース(ピアノ)、
アン・アキコ・マイヤース(ヴァイオリン)
 1990年代に一世を風靡したアメリカのヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースのRCA RedSealへの全録音をまとめたボックス・セットです。
 マイヤースはドイツ系アメリカ人の父と日本人の母にサンディエゴで生まれ、4歳からヴァイオリンを始め、1981年、11歳の時にロサンジェルス・フィルハーモニックと初共演し、「ザ・トゥナイト・ショー」に2度出演。1982年、12歳の時にズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと初共演。1983年、インディアナ大学でジョーゼフ・ギンゴールドに師事。1984年、ジュリアード音楽院で全額奨学金を受け、川崎雅夫、ドロシー・ディレイ、フェリックス・ガリミアに師事。以後、ソリスト、室内楽奏者、録音アーティスト、教育者として世界中で演奏活動を行っています。
 また1998年には、アン・クラインのファッション・キャンペーン、“Women of Substance”のモデルにも選ばれています。彼女は21歳にしてRCA専属ヴァイオリニストとして契約し6枚のアルバムを発売。いずれもマイヤースならではのロマンティックな表現が見ことで、美しいメロディーラインがくっきりと浮かびあがる演奏をお楽しみください。
 《録音》 1991〜1995年(デジタル:セッション)
 
限定盤

8887516838-2
(9CD)
\3900
ユーリ・バシュメット/コンプリートRCAレコーディング
【CD1】
 ウォルトン:『ヴィオラ協奏曲』〜
  アンドレ・プレヴィン(指揮)ロンドン交響楽団[録音:1994年]、
 ブルッフ:
  『ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲Op.88』
  『ロマンツェOp.85』『コル・ニドライOp.47』〜
  ネーメ・ヤルヴィ(指揮)ロンドン交響楽団[録音:1996年]、
【CD2】
 シュニトケ(バシュメット編):『トリオ・ソナタ』〜
  ユーリ・バシュメット(指揮&ヴィオラ)モスクワ・ソロイスツ[録音:1990年]、
 シュニトケ:『ヴィオラ協奏曲』〜
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮) ロンドン交響楽団[録音:1988年]、
【CD3】
 チャイコフスキー:『弦楽セレナード ハ長調Op.48』、
 グリーグ:『ホルベルク組曲Op.40』『2つのノルウェー舞曲Op.63』〜
  モスクワ・ソロイスツ[録音:1989年]、
【CD4】
 レーガー:『組曲ト短調』、
 ブリテン:『ヴィオラと弦楽のためのラクリメOp.48a』(ダウランドの歌曲の投影)、
 ヒンデミット:『ヴィオラと弦楽のための葬送音楽』、
 シュニトケ:『ヴィオラと弦楽のためのモノローグ』〜
  モスクワ・ソロイスツ[録音:1990年]、
【CD5】
 シューベルト(マーラー編):
  『弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」』、
 ベートーヴェン(マーラー編):『弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95「セリオーソ」』〜
  モスクワ・ソロイスツ[録音:1991年]、
【CD6】
 ブラームス(バシュメット編):
  『ヴィオラと弦楽のための五重奏曲ロ短調Op.115』
   (原曲:クラリネット五重奏曲)、
 ショスタコーヴィチ(A.チャイコフスキー編):
  『ヴィオラと弦楽のためのシンフォニア』
   (原曲:弦楽四重奏曲第13番変ロ短調Op.138)〜
   ユーリ・バシュメット(指揮&ヴィオラ)
   モスクワ・ソロイスツ[録音:1998年、 原盤:Sony Classical]、
【CD7】
 ブラームス:
  『ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1』
  『ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2』
  『2つの歌Op.91(コントラルト、ヴィオラとピアノのための)』〜
   ミハイル・ムンチャン(ピアノ)、 ラリッサ・ディアトゥコーヴァ(メゾ・ソプラノ)[録音:1995年]、
【CD8】
 シューベルト:『アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821』、
 シューマン:『おとぎの絵本Op.113』『アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70』、
 ブルッフ:『コル・ニドライOp.47』、
 エネスコ:『演奏会用小品』〜ミハイル・ムンチャン(ピアノ)[録音:1990年]、
【CD9】
 グリンカ(ボリゾフスキー版):『ヴィオラ・ソナタ ニ短調』、
 ロスラヴェッツ:『ヴィオラ・ソナタ』、
 ショスタコーヴィチ:『ヴィオラ・ソナタ ハ長調Op.147』[録音:1991年]
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ&指揮)
 「ヴィオラ界のパガニーニ」と称され、現代世界で最も重要なヴィオラ奏者であるユーリ・バシュメットが、1988年から1996年にかけてRCA Red Sealに残したCD8枚分の録音に加えて、1998年のソニー・クラシカルへの1枚を合わせた9枚組のボックスです。
 ウォルトンやシュニトケなどの協奏曲、ブラームスやショスタコーヴィチのソナタなどヴィオラのレパートリーにはかかせない作品におけるヴィオラ独奏者としての真骨頂を発揮した名演のみならず、チャイコフスキーの弦楽セレナードやシューベルト〜マーラー編の「死と乙女」などでは、自らが結成したモスクワ・ソロイスツのリーダー/指揮者としての手腕をも伺い知ることが出来ます。
 バシュメットのヴィオラの特徴は、その美しく深みをたたえた音色、そして卓越したテクニックにあります。ここではそうしたバシュメットの魅力を多彩な角度で味わうことのできるボックスです。
 《録音》 1988〜1998年(デジタル:セッション)
  
限定盤

8887518170-2
(11CD)
\4300
マルコム・アーノルド・コンプリート・コニファー・レコーディングズ
 マルコム・アーノルド:
【CD1】
 『交響曲第1番Op.22』『交響曲第5番Op.74』〜
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
【CD2】
 『大大序曲Op.57』『動物の謝肉祭Op.72』
 『3手ピアノのための協奏曲Op.104*』
 『交響曲第2番Op.40』〜
  デイヴィッド・ネッテル&リチャード・マークハム(ピアノ*)、
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
【CD3】
 『交響曲第3番Op.63』『交響曲第4番Op.71』〜
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
【CD4】
 『交響曲第6番Op.95』『ジョン・フィールドの主題による幻想曲Op.116』
 『スゥイーニー・トッド〜コンサート用組曲Op.68a』
 『タム・オ・シャンター序曲Op.51』〜
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
【CD5】
 『交響曲第7番Op.113』『交響曲第8番Op.124』〜
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
【CD6】
 『オーボエと弦楽のためのコンチェルティーノ*』
 『オーボエのための幻想曲Op.90*』『交響曲第9番Op.128』〜
  ニコラス・ダニエル(オーボエ*) ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ボーンマス交響楽団、
【CD7】
 『ベッカス・ザ・ダンディプラット序曲Op.5』『水の音楽Op.82b』
 『アニバーサリー序曲Op.99』『フィルハーモニック協奏曲Op.120』
 『ピータールー序曲Op.97』
 『管弦楽のためのフローリッシュOp.112』『弦楽のための交響曲Op.13』〜
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)BBCコンサート管弦楽団、
【CD8】
 『小管弦楽のためのセレナードOp.26』『カラマツの木Op.3』
 『ヴィオラ協奏曲Op.108*』『28人の奏者のための協奏曲Op.105』〜
  リヴカ・ゴラーニ(ヴィオラ*)
  マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ、
【CD9】
 『2つのヴァイオリンのための協奏曲Op.77*』
 『クラリネット協奏曲第1番Op.20』
 『フルート協奏曲第1番Op.45』『ホルン協奏曲第2番Op.58』〜
  ケネス・シリトー&リーン・フレッチャー(ヴァイオリン)、
  マイケル・コリンズ(クラリネット)、 カレン・ジョーンズ(フルート)、
  リチャード・ワトキンズ(ホルン)、
  マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ、
【CD10】
 『クラリネット協奏曲第2番Op.115』『ホルン協奏曲第1番Op.11』
 『フルート協奏曲第2番Op.111』『2台のピアノのための協奏曲Op.32』〜
  デイヴィッド・ネッテル&リチャード・マークハム(ピアノ)、
  マイケル・コリンズ(クラリネット)、 カレン・ジョーンズ(フルート)、
  リチャード・ワトキンズ(ホルン)、
  マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ、
【CD11】
 『4つのスコットランド舞曲Op.59』
 『ブラスバンドのための小組曲第2番Op.93』
 『イギリス舞曲集第1番Op.27』『イギリス舞曲集第2番Op.33』
 『ブラスバンドのための幻想曲Op.114』
 『ブラスバンドのための小組曲第1番Op.80』
 『4つのスコットランド舞曲Op.91』『パドストウの救命ボートOp. 94』〜
  エドガー・ハワーズ(指揮)
  グライムソープ・コリアリー・RJB・バンド
 イギリスの作曲家マルコム・アーノルド(1921-2006)は、ロンドン王立音楽院で作曲とトランペットを学んだ後ロンドン・フィルに入団、首席トランペット奏者を務めていました。戦後は作曲と指揮に専念。明快で親しみやすい作風で、アカデミー賞を受けた「戦場にかける橋」(クワイ河マーチ)をはじめ多数の映画音楽でその名を知られています。
 この11枚組のボックスは、1988年から1997年にかけて、イギリスのコニファー・レーベルがアーノルド自身の監修のもと制作・録音した演奏を集大成したもので、9曲の交響曲や11曲の協奏曲など、クラシック音楽作曲家としてのアーノルドの真髄を聴くことが出来ます。
 録音に当たっては、交響曲全曲を指揮したイギリスの巨匠ヴァーノン・ハンドリーら、アーノルド作品を理解し積極的に取り上げた名手が集められているのがポイント。
 これらの音源は、2006年にアーノルド85歳記念として音源をDeccaに貸し出され限定発売されていましたが、今回これらの音源を保有するソニー・クラシカル から、生誕95年没10年記念としてまとまった形での発売となります。
  《録音》1988〜1997年(デジタル:セッション)
  
限定盤

8887517804-2
(4CD)
\2600
コンラート・ルーラント/グレゴリオ聖歌録音集
グレゴリオ聖歌:
【CD1】
 『わが口は御身への賛美で満たされる』
 『王の中の王たる主〜来ませ、われら主に向かいて賛美の声をあげ』
 『見よ、すでに夜のとばりがあけ』『キリエ〜永遠の王』
 『暁の光は赤く輝き』『御身は全能』『ようこそ、祝いの日』
 『来たれ、聖霊よ』『いと高きところには神に栄光』
 『平安を汝らのために〜すべての国々よ、主をたたえよ』
 『マリアよ、あなたは汚れなく、罪なく、貞潔なり』『マニフィカト』
 『ようこそ女王、あわれみ深き御母』『天の宮の御使いは』『御身のしもべたちがのどを開いて』『偉大な導き手の喜びの平安』『キリエ・エレイソン』『主よ、われらの日々に平安を与えたまえ』
【CD2】
 『あなたに賛美はふさわしい』
 『いと高きところでは神に栄光が』『事物のとこしえなる創り主よ』
 『あかねの光をつくりだした方よ』『真夜中の時のこと』
 『日の出ずる東の極から』『栄光と賛美とほまれが』
 『来てください、キリストの聖なる御からだ』
 『わたしたちをひとつに集めている』『舌よ、うたえ』
 『これぞ神のまことの日』『よき喜びがわたしたちに』
 『幸あれ、海の星』『解かれた舌で』『黄金の光と』
 『幸いなる都エルサレム』『ああ、なんと、いかに』『「アレルヤ」、心地よい歌』
【CD3】
 『Sequence for Christmas、
  Midnight Mass: Grates nunc omnes reddamus Domino Deo』
 『Sequence for Christmas、
 Third Mass: Laetabundusexsultetfidelis chorus』
 『Antiphon、
  Sequence of the Publican -
  10th Sunday after Pentecost: Stans a longe publicanus』
 『Sequence for CorpusChristi: Lauda、 Sion、 Salvatorem』
 『Easter Sequence: Victimae Paschali laudes』
 『Easter Sequence: Zima vetus expurgetur』
 『Sequence for theAscension: Summitriumphum regis』
 『Sequence for the Ascension: Omnes gentes、 plaudite』
 『Sequence for Pentecost: Veni、 Sancte Spiritus』
 『Sequence from theMass for the Dead -
  Requiem: Diers irae、 dies illa』
 『Musicha Enchiriadis: Rex caeli、 Domine maris』
 『Sequence for the Feastsof Saints: Mundi aetateoctava』
【CD4】
 『されどわれら誇るべし』
 『天使と子供らに声を合わせ+詩篇第24(23)篇』
 『めでたし、われらの王』『これは、汝らのためのわが身体』
 『いつくしみと愛情のあるところ』
 『われらを一つに集め給えり+ 詩篇第133(132)篇』
 『ヨハネによるわれらの主イエス・キリストの受難』『みよ、十字架を』
 『インプロペリア:わが民よ+汝の十字架を』
 『予言者エレミアの嘆きが始まる』
 『われらが牧者は去り給えり』『予言者エレミアの祈り』
 『主よ憐れみ給え〜主よ、願わくば顧りみ給え』
 『この日〜賛句:主なるキリストはよみがえり給えり』
 『アレルヤ+詩篇117(116)篇 + 栄誦』
コンラート・ルーラント(指揮)/
ニーダーアルタイヒ・スコラーレン(CD1)、
ミュンヘン・カペラ・アンティクヮ・コラールスコラ(CD2)
 コンラート・ルーラント(1932-2010)がセオンとヴィヴァルテに録音したグレゴリオ聖歌を集成した4枚組のボックス・セット。
 ルーラントは最初パッサウ大聖堂での聖歌隊員として、そして音楽学を学び、歴史、神学、教会の歴史の中で音楽学の研究を行ってきました。
 1956年に結成した、ミュンヘンの古楽アンサンブルであるミュンヘン・カペラ・アンティクヮと数々の宗教的合唱作品を見出し、演奏・録音を行いました。
 グレゴリオ聖歌を当時歌われていたかたちに復元したことは、ルーラントの最も重要な業績といえるでしょう。
 瞑想的なメロディによるシンプルな明確さは、純粋で洗練されたものというよりも、人間の祈りや感情が直接声として表現されたものといえるでしょう。《録音》1976〜1992年


SONY

限定盤

8887517749-2
(13CD)
\6000
[エリック・サティ生誕150年記念リリース]
エリック・サティ&フレンズ

【CD1】
 プーランク:『3つの無窮動』『8つのノクターン〜第1番ハ長調』『フランス組曲』,
 サティ:
  『自動記述法』『3つのジムノペディ』『最後から2番目の思想』
  『太った木の人形のスケッチとからかい』〜フランシス・プーランク(ピアノ)[録音:1950年2月]/
【CD2】
 プーランク:
  『ギョーム・アポリネールの4つの詩』『君は夕暮れの火を見る』
  『手は心の意のまま』『カリグラム』, シャブリエ:『幸福の島』『小さい鴨(あひる)の詩』,
 ドビュッシー:
  『美しき夕暮れ』『羊の群れと立ち並ぶ生垣は』『愛し合う二人の散歩道』,
 サティ:『ブロンズの銅像』『ダフェネオ(伊達男)』『帽子屋』〜
  ピエール・ベルナック(バリトン), フランシス・プーランク(ピアノ)
   [録音:1950年1&3月, ニューヨーク]/
【CD3】
 ミヨー:『秋のコンチェルティーノ』,
 サティ:『馬の装具で』,
 ドビュッシー:『古代のエピグラフ』,
 プーランク:『4手のためのピアノ・ソナタ』〜
  アーサー・ゴールド&ロバート・フィッツデール(ピアノ・デュオ)
   [録音:1953年1月, ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ]/
【CD4】
 ドビュッシー:『小組曲(ピアノ連弾のための)』,
 サティ:『梨の形をした3つの小品』,
 シャブリエ:『3つのロマンティックなワルツ』,
 フォーレ:『組曲「ドリー」』〜
  アーサー・ゴールド&ロバート・フィッツデール(ピアノ・デュオ)
   [録音:1959年1月]/
【CD5】
 フランセ:『オーボエと管弦楽のための「花時計」』,
 サティ(ドビュッシー編):『ジムノペディ第1&2番』,
 イベール:『協奏交響曲』〜
  ジョン・デ・ランシー(オーボエ) アンドレ・プレヴィン(指揮)ロンドン交響楽団
   [録音:1966年8&9月]/
【CD6】
 サティ:
  『スポーツと気晴らし』『3つのジムノペディ』『おしゃべり女』
  『ノクターン第3番』『鎧をつけた踊り』『メデューサの罠』『最初のメヌエット』
  『3つのグノシエンヌ』『犬のための本当にぶよぶよした前奏曲』
  『エスパニャーニャ』『ひからびた胎児』〜
   ウィリアム・マッセロス(ピアノ)
    [録音:1968年12月, ニューヨーク、ウェブスター・ホール]/
【CD7】
 サティ:
  『パラード』『赤い幕の前奏曲』『ジムノペディ第1&2番(ドビュッシー編)』『本日休演』〜
   フィリップ・アントルモン(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1970年5月, ロンドン]/
【CD8】
 ラヴェル:
  『「クープランの墓」〜ロンドー』『亡き王女のためのパヴァーヌ』
  『道化師の朝の歌』,
 ドビュッシー:『亜麻色の髪の乙女』『夢』,
 シャブリエ:『スケルツォ=ヴァルス』,
 サティ:『3つのジムノペディ』,
 フォーレ:『夜想曲第6番』『即興曲第3番』,
 プーランク:『「3つの小品」〜トッカータ』〜
  フィリップ・アントルモン(ピアノ)[録音:1972年2月, ロンドン]/
【CD9】
 ラヴェル:『博物誌』,
 サティ:
  『帽子屋』『優しく』『ダフェネオ(伊達男)』『乗り合いバス』
  『ブロンズの彫像』『ジュ・トゥ・ヴ』『猫のシャンソン』『エンパイア劇場の歌』〜
   レジーヌ・クレスパン(ソプラノ) フィリップ・アントルモン(ピアノ)
   [録音:1979年11月, パリのノートルダム・デュ・リバン教会]/
【CD10】
 サティ:
  『グノシエンヌ 第1番』『嫌な気取り屋への3つのワルツ』
  『グノシエンヌ第2番』『最後から2番目の思想』『グノシエンヌ 第3番』
  『サラバンド第1&3番』『ノクターン第1番』『グノシエンヌ第4番』
  『ジムノペディ第1番』『ひからびた胎児』『ジムノペディ第2番』
  『官僚的なソナチネ.』『ジムノペディ第3番』『グノシエンヌ 第5番』〜
   ダニエル・ヴァルサーノ(ピアノ)
    [録音:1979年1月, パリのノートルダム・デュ・リバン教会]/
【CD11】
 サティ:
  『ジュ・トゥ・ヴ』『金粉』『3つのジムノペディ』『自動的な描写』
  『嫌な気取り屋への3つのワルツ』『3つのグノシエンヌ』
  『太った木の人形のスケッチとからかい』『臨終前の思索』『ノクターン第1番』〜
   フィリップ・アントルモン(ピアノ)
    [録音:1979年11月, パリのノートルダム・デュ・リバン教会]/
【CD12】
 サティ:『ジムノペディ第1&2番』,
 フォーレ:『パヴァーヌ』,
 ラヴェル:『序奏とアレグロ』『クープランの墓』『亡き王女のためのパヴァーヌ』〜
  チャールズ・ゲルハルト(指揮&アレンジ)ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音:1978年頃]/
【CD13】
 サン=サーンス:『ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44』〜
  ロベール・カサドシュ(ピアノ)
  アルトゥール・ロジンスキ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
  [録音:1945年2月, ニューヨーク、カーネギー・ホール],
 サティ:『梨の形をした3つの小品』〜
 ギャビー・カサドシュ&ロベール・カサドシュ(ピアノ・デュオ)
  [録音:1946年4月, ニューヨーク、リーダークランツ・ホール],
 サティ:『帽子屋』『ジュ・トゥ・ヴ』〜
   ジェニー・トゥーレル(メゾ・ソプラノ)ジョージ・リーヴス(ピアノ)[録音:1947年10月],
 サティ:『ジムノペディ第1番』〜
  セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)ボストン交響楽団[録音:1930年4月],
 サティ:『パラード』〜エフレム・クルツ(指揮)ヒューストン交響楽団
  [録音:1949年12月、ヒューストン],
 サティ:『ジムノペディ第1&2番』〜
  セルゲイ・クーセヴィツキー(ピアノ)
   [録音:1949年4月、ボストン、シンフォニーホール]
 「音楽の異端児」エリック・サティ。彼が生み出した数々の「妙な」音楽は同時代だけでなく、後世にも多大なる影響を与えたことはご存知の通りです。その音楽と同じく、彼の生涯も風変わりではありましたが、同時に究極の“愛されキャラ”であったことも忘れてはなりません。
 生涯を通じて親友であったドビュッシーはもちろんのこと、彼なくしては成立しなかった「6人組・・・デュレ、オネゲル、ミヨー、タイユフェール、プーランク、オーリックの6人」、ジャン・コクトー、「バレエ・リュス」との関わりから発展したピカソとの友情、そしてダダイズムとのかかわりから生まれた交友関係・・・など、生涯に渡ってパリの芸術家たちと交流を持ちながら、あの独自の曲を生み出していったのです。
 この13枚組には、サティの作品のみならず、ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンス、シャブリエなどサティと交流のあった作曲家たちの作品がコロンビア〜CBSとRCA Red Sealからは発売された歴史的演奏で収録されています。諧謔性、描写性、そしてエスプリと皮肉。これらの感情を音楽に持ち込むことの難しさと楽しさを身を持って示したサティ。プーランクやミヨー、サン=サーンスやフォーレらの夥しい作品の中から、サティの強い影響力とカリスマ性が透けて見えてくるのではないでしょうか。当時のパリの空気が感じられる好企画です。
 CD1〜12までは、プーランクのピアノ独奏によるサティの作品と自作自演(CD1)、プーランクと盟友ピエール・ベルナックとのフランス歌曲集(CD2)、ステレオ時代の名盤として知られるカザドシュ夫妻による4手のためのピアノ作品集(CD4)、ジョン・デ・ランシーとアンドレ・プレヴィンのフランセ「花時計」を含むオーボエ作品集、サティ演奏家として一家をなすフィリップ・アントルモンによるオーケストラ曲集(CD7)、フランスピアノ曲(CD8)、クレスパンとのフランス歌曲集(CD9)、サティ作品集(CD11)、1970年後半に録音されその音質の良さで評価の高いゲルハルト指揮ナショナル・フィルの名演によるフランス音楽作品集(CD12)テューレック、タリアフェロ、サンカンらに師事し33歳の若さでエイズで亡くなったモロッコ生まれのピアニスト、ダニエル・ヴァルサーノのサティ名演集(CD10)など、オリジナルLPのカップリングとジャケットデザインでそのままCD化。
 CD13は「初期録音」と題したコンピレーションで、カザドシュ、クーセヴィツキー、クルツ、トゥーレルなど1930年代〜40年代にアメリカで録音されたサティとサン=サーンスの歴史的録音の復刻です。
 CD1〜12の各ディスクはLP発売時のオリジナル・カップリング、オリジナル・ジャケット・デザインの紙ジャケットに封入され(レーベル・デザインも当時のデザインを再現)、厚紙製クラムシェルボックス( 幅12.7 cm x 厚みW 3.4 cm x 高さ 12.8 cm)に収納されています。
 オールカラー別冊解説書には詳細なデータを記したトラックリスンティング、貴重なアーティスト写真、ライナーノーツが掲載されており、「オリジナル・ジャケット・コレクション」のクオリティを踏襲しています。



■Sony Classical Operaシリーズ 第4弾

いずれもオリジナル・アナログ・マスターからの最新リマスター。
ブックレットに歌詞対訳はついておりません。

8887519476-2
(2CD)
\2400
マルチェロ・ヴィオッティ/ドニゼッティ:歌劇「ラ・ファヴォリータ」
 ドニゼッティ:歌劇『ラ・ファヴォリータ』(フランス語版:全曲)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ),
ラモン・ヴァルガス(テノール),
カルロ・コロンバーラ(バス),
アンソニー・マイケルズ=ムーア(バリトン),
フランチェスコ・ピッコーリ(テノール),
アビー・フルマンスキー(ソプラノ)、
マルチェロ・ヴィオッティ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団,
バイエルン放送合唱団
 『ファヴォリータ』とはお気に入りの意味。ここでは国王アルフォンゾの「お気に入り」の寵姫であるレオノーラと、彼女に恋してしまった修道士フェルナンドの物語(実はフェルナンドの姉は国王の正妻というのが悲劇を生む要因の一つ)。自分勝手な王、保身に走るフェルナンドの父に翻弄されるフェルナンド、そして正妻になれないレオンーラの悲しみ。これらが一体となった理不尽な物語を救うのが、ドニゼッティの美しいメロディです。
 意志の強いカサロヴァと、朴訥なヴァルガスのコントラストが素晴らしい演奏です。
 《録音》1999年4月, ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー(デジタル:セッション)[原盤:RCA]
   

8887519477-2
(2CD)
\2400
ジェイムズ・レヴァイン /ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」
 ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』(全曲)
アプリーレ・ミッロ(ソプラノ),
フローレンス・クイヴァー(メゾ・ソプラノ),
ウェンディ・ホワイト(メゾ・ソプラノ),
プラシド・ドミンゴ(テノール),
ジョン・ビルス(テノール),
ウラディーミル・チェルノフ(バリトン),
ヤン=ヘンドリク・ローテリング(バス),
ポール・プリシュカ(バス),
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,
メトロポリタン歌劇場合唱団
 領主の息子カルロと村娘ルイザの恋。もちろんカルロの父は大反対。身分の高い未亡人との結婚を命じます。ルイザと彼女の父は捉えられてしまいますが、カルロの父も実は後ろ暗い過去を抱えているのです。人々の思惑は入り乱れ、ついに誤解は解けることなく悲劇は幕を下ろします。
 ヴェルディ自身もプライヴェートで悩んでいた時期の作品でもあり、複雑な人間ドラマが良く描かれていることでも知られています。
 この演奏、やはりドミンゴの存在感が素晴らしく、全てを圧倒します。レヴァインの指揮も流麗でヴェルディの求める音を完璧に表出しています。
 《録音》1991年5月, ニューヨーク、マンハッタン・センター(デジタル:セッション)
  

8887519478-2
(3CD)
\2600
ヘンリー・ルイス/マイアベーア:歌劇「預言者」
 マイアベーア:歌劇『預言者』(全曲)
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ),
ジェイムズ・マクラッケン(テノール),
レナータ・スコット(ソプラノ),
ジュール・バスタン(バス),
ヘンリー・ルイス(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・オペラ・コーラス
 マイアベーアのオペラ「預言者」。16世紀の宗教戦争を舞台に書かれた作品ですが、現在は「戴冠式行進曲」などの一部の曲が演奏されるのみ。
 全曲盤としては、何枚かのライヴ録音も存在しますが、やはりこのスタジオ録音が他を圧する完成度を誇ります。フィデス役を得意とするマリリン・ホーンの圧倒的名唱が光ります。
 《録音》1976年6〜7月, ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(ステレオ:セッション)
  

8887519480-2
(3CD)
\2600
ラファエル・クーベリック/モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
 モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』(全曲)
アラン・タイタス(バリトン),
ユリア・ヴァラディ(メゾ・ソプラノ),
トマス・モーザー(テノール),
ヤン=ヘンドリック・ローテリング(バス),
アリーン・オジェー(ソプラノ),
エディス・マティス(ソプラノ),
ロランド・パネライ(バリトン), 他,
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団 & 合唱団
 クーベリックとバイエルン放送響との良い関係が伺われる素晴らしいモーツァルト。
 オーケストラの重厚な響きは、現代の軽めの音とは一線を画すものと言えるでしょう。歌手たちのアンサンブルもよく、全体がぴったりと調和した極上の「ドン・ジョヴァンニ」となっています。
 《録音》1985年5月, ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(デジタル:セッション)[原盤:オイロディスク]
 

8887519482-2
(2CD)
\2400
クルト・マズア/ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
 ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』(全曲)
ジャニーヌ・アルトマイヤー(ソプラノ),
ジークフリート・イェルザレム(テノール),
ジークムント・ニムスゲルン(バス),
テオ・アダム(バリトン),
ペーター・メーフェン(バス), 他,
クルト・マズア(指揮),
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管絃楽団,
ライプツィヒ放送合唱団、
ベルリン放送男声合唱団
1970年代初頭にベートーヴェンの交響曲全集を録音したマズアとゲヴァントハウス管。それから10年近くを経て、両者の結び付きはより堅固になり、この「フィデリオ」もまさに“いぶし銀”の輝きを持つ見事な仕上がりになっています。当時の最高のキャストを揃えた歌手たちの顔ぶれも素晴らしく、このオペラの理想的な演奏の一つと言えるものです。
 《録音》1980〜1981年、ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会(デジタル:セッション)[原盤:オイロディスク]
 

8887519487-2
(2CD)
\2400
ピンカス・スタインバーグ/カタラーニ:歌劇「ワリー」
 カタラーニ:歌劇『ワリー』(全曲)
エヴァ・マルトン(ソプラノ),
フランシスコ・アライサ(テノール),
アラン・タイタス(バリトン),
フランチェスコ・エッレーロ・ダルティーニャ(バス)、他,
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団,
バイエルン放送合唱団
 主役を歌うマルトンの強烈な声が際立つこの「ワリー」。あの有名なアリア「さようなら故郷の家よ」の1曲だけでも聴き手の涙を誘う魅力を持っています。
 あらすじ自体はかなり荒唐無稽なものですが、各々の歌手たちはこのお話を説得力あるものとして、生き生きと描き出しています。スタインバーグの振るオーケストラの響きも美しいものです。
《録音》1989年10月, バイエルン放送第1スタジオ(デジタル:セッション)[原盤:オイロディスク]
 

8887519636-2
(2CD)
\2400
トゥリオ・セラフィン/ヴェルディ:歌劇「オテロ」
 ヴェルディ:歌劇『オテロ』(全曲)
レオニー・リザネック(ソプラノ),
ミリアム・ピラッツィーニ(メゾ・ソプラノ),
ジョン・ヴィッカース(テノール),
フロリンド・アンドレオーリ(テノール),
マリオ・カルリン(テノール),
ティト・ゴッビ(バリトン),
ロバート・カーンズ(バリトン),
フェルッチョ・マッツォーリ(バス),
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
 20世紀有数のイタリア歌劇指揮者と称されたセラフィンの円熟の「オテロ」。一瞬たりとも音楽が弛緩することなく、歌手たちの歌も丁寧に引き立てていきます。
 リザネックとヴィッカーズの歌は、まるでワーグナーを思わせる濃厚さもありますが、これが却って迫真のドラマを生み出します。バランスの良い全曲名演盤です。
 《録音》1960年7〜8月, ローマ歌劇場(ステレオ:セッション)[原盤:RCA]
 

8887519638-2
(3CD)
\2600
エーリヒ・ラインスドルフ/モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
 モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588(全曲)
レオンタイン・プライス(ソプラノ),
タチアナ・トロヤノス(メゾ・ソプラノ),
シェリル・ミルンズ(バリトン),
ジュディス・ラスキン(ソプラノ),
エツィオ・フラジェッロ(バス)、他
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
アンブロジアン・オペラ・コーラス
 実直なラインスドルフの持ち味が生かされたモーツァルト。ブッファにしては重めですが、何よりレオンタイン・プライス、タチアナ・トロヤノスと言った当時のメトのスターを揃えたキャストは非常に魅力的です。
 軽快さよりも、じっくりとドラマを楽しみたい方にふさわしい全曲盤です。
 《録音》1967年8〜9月, ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール(ステレオ:セッション)[原盤:RCA]

8887519644-2
(4CD)
\3200
マレク・ヤノフスキ/ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
 ワーグナー:楽劇『ジークフリート』(全曲)
ジャニーヌ・アルトマイヤー(ソプラノ),
ノーマ・シャープ(ソプラノ),
オルトルン・ヴェンケル(アルト),
ルネ・コロ(テノール),
ペーター・シュライヤー(テノール),
テオ・アダム(バリトン),
ジークムント・ニムスゲルン(バリトン),
マッティ・サルミネン(バス),
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ドレスデン・シュターツカペレ
 最近、ワーグナー指揮者としても評価が著しく高いヤノフスキですが、この1982年の録音こそ、その「原点」と言えるものです。
 以前は「オーケストラの弱さ」も指摘されていましたが、それは当時最高の歌手たちの歌唱を最大に生かしているためであり、改めて聴いてみるとヤノフスキのまとめ方に感服するほかありません。流麗で精緻な演奏です。
 《録音》1982年2〜3月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)[原盤:オイロディスク]

8887519645-2
(4CD)
\3200
マレク・ヤノフスキ/ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
 ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』(全曲)
ジェシー・ノーマン(ソプラノ),
ジャニーヌ・アルトマイヤー(ソプラノ),
エーファ=マリア・ブントシュー(ソプラノ),
シェリル・シュトゥーダー(ソプラノ),
ルート・ファルコン(ソプラノ),
イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ),
クリステル・ボルヒャース(メゾ・ソプラノ),
ウタ・プリーブ(メゾ・ソプラノ),
オルトルン・ヴァンケル(アルト),
アンネ・ギェファンク(アルト),
カトレーン・クールマン(アルト),
ジークフリート・イェルザレム(テノール),
テオ・アダム(バリトン),
クルト・モル(バス),
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ドレスデン・シュターツカペレ
 第1幕でのイェルザレムとノーマンのから引き込まれる演奏。
 ヴォータン役のテオ・アダム、フリッカ役のイヴォンヌ・ミントン、など70年代から80年代最高の歌手たちを揃え、ヤノフスキが手堅くまとめています。改めてじっくり聴いてみたい隠れた名演です。
 《録音》1981年8月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)[原盤:オイロディスク]


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DHM


8887517839-2
\2600→\2390
リッカルド・ミナーシ&マクシム・エメリャニチェフ/
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集

 モーツァルト:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第32番 変ロ長調K.454,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第24番 ヘ長調K.376
  3) ヴァイオリン・ソナタ第23番 ニ長調K.306
リッカルド・ミナーシ(ヴァイオリン),
マクシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)

 リッカルド・ミナーシとマクシム・エメリャニチェフという、ピリオド楽器演奏の最先端を行く二人のヴィルトゥオーゾによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集がドイツ・ハルモニア・ムンディより発売されます。
 指揮者そしてバロック・ヴァイオリン奏者のリッカルド・ミナーシは1978年イタリア生まれ。イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーを務め、アル・アイレ・エスパノールやアカデミア・ビザンティーナやサヴァールのオーケストラでも活躍。最近ではムジカ・アンティクヮ・ローマやイル・ポモ・ドーロの指揮&リーダーを務めるだけでなく、様々な歌劇場でオペラの指揮もてがけています。
 ドイツ・ハルモニア・ムンディにはすでにヴェラチーニとヘンデルのソナタの名盤を残しています。
 フォルテピアノは、クルレンツィス指揮によるモーツァルト:ダ・ポンテ・オペラのレコーディングで表情ある通奏低音を担っていた話題のマクシム・エメリャニチェフ。1988年ロシアのジェルジンスクに生まれ、鍵盤楽器演奏だけでなく、指揮をロジェストヴェンスキーに師事。その後様々な歴史的鍵盤楽器コンクールで高い評価を得ており、繊細なタッチと絶妙な呼吸によって磨き上げられた演奏で知られます。2016年からはミナーシの後任としてイル・ポモ・ドーロの首席指揮者に就任しています。
 モーツァルトの多くのヴァイオリン・ソナタの中から選ばれた3曲は、ポピュラーということだけでなく、最も洗練された室内楽作品であります。歌心と情熱を伴ったミナーシのヴァイオリン、天才的オリジナリティをもつエメリャニチェフによって、もっともエキサイティングに仕上がったデュオをお聴きください。

 《録音》2012年11月, イタリア、アカデミア・モンティス・レガリス(デジタル:セッション)




 リッカルド・ミナーシは1978年イタリア生まれ。イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーを務め、ビッツァーリエ・アルモニケやアカデミア・ビザンティーナやサヴァールのオーケストラでも活躍。
 最近ではムジカ・アンティクヮ・ローマやイル・ポモ・ドーロの指揮&リーダーを務めるだけでなく、様々な歌劇場でオペラの指揮もてがけています。

 ちなみにリッカルド・ミナーシは母親が静岡出身の日本人というハーフ。リッカルド・マサヒデ・ミナージとも呼ばれる。

 ミナージのARTSからのビーバーの「ロザリオ・ソナタ」は非常に男性的な演奏で、こういう演奏もあるのかとちょっと感心したのも事実である。
 ボヘミアから流れ流れてやってきたビーバーの演奏は案外こういう「流し」の荒っぽいものだったかもしれない・・・と。
 異端的演奏だが興味ある方はどうぞ。




こういう「ロザリオ」だってあるかもしれない
リッカルド・ミナーシ
ビーバー:ロザリオのソナタ

 リッカルド・ミナーシによる男性っぽく、ときに荒々しいほどのストレートな演奏。
 これまで女性しかこの曲の名演はないといっていたが、これを聴いていろいろなことを考えた。
 こういう「ロザリオ」だってあるかもしれないのだ。



ARTS
47735-8
(2SACD Hybrid)
\5600
ビーバー:ロザリオのソナタ(ソナタ第1〜15番、パッサカリア) リッカルド・ミナーシ(Vn)
ビッツァリエ・アルモニケ
録音:2005年9月、2006年1月、SACDハイブリッド(5.1サラウンド、SACDステレオ、通常CD)、125:00



  


8887516362-2
\2600→\2390
小糸 恵/バロック・オルガン独奏のためのコンチェルト集
 1) ヘンデル(小糸 恵 編曲):
  『オルガンのための組曲(コンチェルト)』,
 2) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 ロ短調LV.133』
  (ヴィヴァルディの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 275」による),
 3) J.S.バッハ:『協奏曲 ト短調BWV.985』
  (テレマンの「ヴァイオリン協奏曲 TWV 51:g1」による),
 4) J.S.バッハ:『協奏曲 ニ長調 BWV 972
  (ヴィヴァルディの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230」による)
   より第2楽章ラルゲット,
 5) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 ヘ長調LV.126』
  (アルビノーニの協奏曲による),
 6) ヘンデル(小糸 恵 編曲):『組曲第2番ヘ長調HWV.427』より
  第1楽章アダージョ,
 7) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 イ短調LV.140』
  (トレッリの協奏曲による),
 8)ヴィヴァルディ(フランチェスコ・タシーニ編曲):『ラルゴ ニ短調』
  (「ヴァイオリン協奏曲 イ短調RV.356」の第2楽章),
 9) ヘンデル(ジョン・ウォルシュ編):『オルガン協奏曲 ヘ長調HWV.293』,
 10) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 ハ短調LV.136』
  (テレマンの「協奏曲 TWV.52」による)
小糸 恵(1720年製シュニットガー・オルガン)

 世界の名匠と敬われる大オルガニスト、Kei Koito(小糸恵)。のドイツ・ハルモニア・ムンディへの2枚目の録音です。小糸恵は京都に生まれ、スイス在住でローザンヌ音楽院の教授も務める世界的オルガニストです。数々の国際オルガンコンクールの審査員としても招待されており、1997年にはスイスのローザンヌにて、バッハ音楽祭(バロック・アカデミー)を創立し、初年度から芸術監督として音楽文化の普及に広く寄与してきています。
 彼女はバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っていますが(最初のころは作曲も行っていた)、とりわけバッハとバッハ以前の歴史的オルガン作品には定評があり、どの演奏も高い評価を得てきています。
 ここ数年はスイスのクラーヴェス・レーベルからバッハ名オルガン作品集やブクステフーデなど作品集をリリースしています。来日公演は少ないですが、最近では2013年と2015年に来日演奏を行っており高い評価を得ました。
 今回のアルバムは、バッハが、ヴィヴァルディやマルチェッロ等のイタリアの音楽家らのヴァイオリン等の独奏楽器と弦楽のための協奏曲を、エルンスト王子の求めに応じて鍵盤楽器ソロ用に編曲したように、J.S.バッハによる編曲した2曲、バッハの従兄でもあったヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)が編曲したものを中心に録音したものです。様々なバッハ文献に必ず書いてある「イタリア体験」では、バッハが23〜32歳頃にこれらの編曲を通じてイタリア形式を習得したとされており、また編曲を通してバッハの作曲技法が確立されたとも伝えられています。
 エルンスト王子はヴァルターにもバッハと同様に依頼をしていたと考えられています。また小糸はヘンデルのチェンバロ・ソロの作品も同様に行って組曲風に仕上げたものも収録しています。
 イタリアやフランスの音楽を、バッハやヴァルターに伝えたのが、王子の留学先だったオランダのユトレヒトだということを考え、オランダの教会に残る歴史的オルガンを使用しているのも彼女らしいところでしょう。

 《録音》 2015年7月, オランダ、フローニンゲン、デル・アー教会
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8887505617-2
\2600→\2390
ラルテ・デル・モンド/
 ヨハン・マティーアス・シュペルガー:交響曲集

  ヨハン・マティーアス・シュペルガー(1750-1812):
   1) 『交響曲第26番 ハ短調』
   2) 『交響曲第21番 ト短調』,
   3) 『交響曲第34番 ニ長調』
ヴェルナー・エールハルト(指揮),
ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器オーケストラ)

 ヨハン・マティーアス・シュペルガーは、1767年からウィーンでコントラバス奏者や作曲家としての教育を受け、1778年からウィーン音楽家協会に入会。その演奏会ごとに自作の作品をヴィルトゥオーソ独奏者として出演。1783年から1786年までルートヴィヒ・フォン・エルデーディ伯爵の宮廷礼拝堂楽団員として、そして1789年にメクレンブルク宮廷楽団の首席コントラバス奏者として着任しました。
 シュペルガーは、多作家でもあり、44以上の交響曲、18曲のコントラバス協奏曲、その他多数の作品を作曲しています。
 これまで彼の交響曲は、典型的初期古典派の交響曲形式のシンプルで優美な音楽といわれていましたが、ヴェルナー・エールハルト&ラルテ・デル・モンドが、ダイナミックな感情をたっぷりに吹き込むことによって、作曲家の優れた資質を表現しています。

 《録音》2014年9月, ドイツ、レバークーゼン、バイエル=クルターハウス(デジタル:セッション)


ヴェルナー・エールハルト指揮ラルテ・デル・モントによる古典派交響曲前作
 シュテルケル:交響曲第1&2番

8884303752-2
\2600
ヴェルナー・エールハルト指揮ラルテ・デル・モント/
 シュテルケル:交響曲第1&2番

  ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817):
   『交響曲第1番ニ長調Op.35-1』
   『交響曲第2番変ロ長調Op.35-2』
   『大オーケストラのための序曲』
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モント(ピリオド楽器オーケストラ)

 グルック「皇帝ティートの慈悲」、アンフォッシ「にせの女庭師」など、バロック〜古典派時代の知られざるオペラ全曲盤を立て続けに発表し、ドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルのメイン・アーティストとなった感があるヴェルナー・エールハルトとラルテ・デル・モント。その最新録音は、ドイツ古典派の作曲家シュテルケルの交響曲集です。
 ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817)は、1768年から神学を学びながらノイミュンスターのオルガニストを務めました。その後マインツの選帝侯フリードリッヒ・カール・ヨーゼフ・フライエル・フォン・エーアタールの宮廷音楽家に任命されています。モーツァルト、クレメンティ、コジェルフといった当時最も人気のあった作曲家のひとりでもあり、またピアニストとしても活躍し、パリではハイドンよりも人気が高くもてはやされたとも言われています。シュテルケルは、全てのジャンルにおいて膨大な作曲をし、マンハイム楽派の音楽に則りながら叙情的なメロディを織り込んでいきました。この作曲法は、後のベートーヴェン、シューベルト、ウェーバーらに大きく影響を与えました。
 ここに収録された交響曲も、ベートーヴェンの交響曲第1番や第2番の作曲に大きく影響与えた作品といわれ、明るく、さわやかなエネルギーにあふれており、ヴェルナー・エールハルト&ラルテ・デル・モントはみごとに、当時先進的だったシュテルケルの音楽を現代に蘇らせています。

 【録音】2013年12月, ドイツ、レーファークーゼン・クルターハウス (デジタル:セッション)

リットナーが注目されたこのアルバムも、実は
エールハルト& ラルテ・デル・モント

MD+G
904 16996
(SACD Hybrid)

\3300
リットナー/ブラームス:ピアノ協奏曲第1番他
 1.ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
 2.間奏曲Op.119‐1
ハーディ・リットナー(1854年製エラール・ピアノ) 
ラルテ・デル・モンド
指揮:ヴェルナー・エルハルト
ヒストリカル・ピアノの響きをいかした数々の成功により、若くして世界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナー。これまでに発表したブラームスのピアノ作品集も好評を博していますが、今回の最新盤には、若書きの傑作ピアノ協奏曲第1番と、最晩年に残した間奏曲をカップリング。ブラームスがちょうどこの協奏曲を書き始めた1854年製エラール・ピアノの美しい響きは必聴です!録音:2011年2月11〜12日 レヴァークーゼン

  


8887514345-2
\2600→\2390
コンパニア・ディ・プント/ロセッティ:シンフォニアと協奏曲集
 アントニオ・ロセッティ(1750-1792):
  1) 『シンフォニア ハ長調 Murray A3』,
  2) 『フルート協奏曲 ト長調 Murray C24』,
  3) 『シンフォニア ト短調 Murray A41』,
  4) 『ホルン協奏曲 ニ短調Murray C39』,
  5) 『シンフォニア ヘ長調 Murray A35』
アニー・ラフラム(フラウト・トラヴェルソ),
クリスティアン・ビンデ(ナチュラル・ホルン&指揮),
コンパニア・ディ・プント(ピリオド楽器オーケストラ)
 18世紀ボヘミアで活躍したホルン奏者・作曲家のジョヴァンニ・プントの名を冠して2010年にケルンで結成された気鋭のピリオド楽器オーケストラ「コンパニア・ディ・プント」のデビュー・アルバムです。
 結成者にして、指揮者・ホルン奏者のクリスティアン・ビンデは、様々なピリオド楽器オーケストラのナチュラル・ホルン奏者を務め、2010年にヨーロッパの優秀な演奏家や音楽学校の講師らによって「コンパニア・ディ・プント」を結成。メンバーは時期や編成によって変化しますが、日本でも評価の高い新鋭ヴァイオリニストの平崎真弓や佐藤俊介らも常連メンバーに名を連ねています(当アルバムに参加しているかどうかは未確認)。とくに近年はロセッティの知られざる作品の再演(および一部作品の楽譜の編纂と出版)を行っており、高い評価を得ているグループです。
 アントニオ・ロセッティは、イタリア風の名で知られていますが、本名はフランチシェク・アントニーン・レスレルといいボヘミア生まれの作曲家です。
 1773年ボヘミアを去り、6年の間エッティンゲン=ヴァラーシュタイン侯爵の宮廷楽団に加入。その際に名前をアントニオ・ロセッティに改名したのでした。その後活躍の場を広げ、多くの作品を出版、彼自身も自らを『洗練された音楽家』と呼び、幸せな生涯を送りました。彼が残した多くの曲の中でもとりわけホルン協奏曲が有名で、モーツァルト研究者のH.C.ロビンス・ランドンによると、モーツァルトのホルン協奏曲のお手本にもなったのではないかとも言われています。そのためか、比較的演奏される曲も管楽器のための協奏曲や管楽アンサンブルのものが多いようです。当アルバムでも管楽器のための協奏曲とシンフォニア(交響曲)が収録されています。しばしば、これらの曲は「柔らかく美しい音色によって・・・」という表現がとられますが、コンパニア・ディ・プントらは、楽譜と当時の奏法を新たに見直し、ナチュラル・ホルンでしかなし得ない音色の変化と野趣あふれる響きを利用し、楽譜に隠され情熱的な激しさを見出しています。

 《録音》2015年6月, ケルン、ドイチュランド放送カンマーザール(デジタル:セッション)




MASTERWORKS


8887519298-2
\2600→\2390
“独学”のピアニスト
 チャイコフスキー・コンクール第4位
  そのとき自分のピアノは持っていなかったという


ルカ・ドゥバルグ、驚愕の才能デビュー

 1. スカルラッティ:ソナタ
    (イ長調 K. 208/ イ長調 K. 24/ハ長調 K.132/ニ短調 K.141)
 2. ショパン:バラード第4番
 3. リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
 4. ラヴェル:夜のガスパール
 5. グリーグ:抒情小曲集III Op.47-3 メロディ
 6. シューベルト: 楽興の時 第3番  Op.94 D780
ルカ・ドゥバルグ(P)

 コンクールで話題沸騰のフランス人ピアニスト
 ルカ・ドゥバルグ、驚愕の才能デビュー。 来日決定!
 2015年6月に開催された第15回チャイコフスキー国際コンクール<ピアノ部門>で第4位入賞の新鋭ピアニスト、ルカ・ドゥバルグ。世界が注目する権威あるコンクール入賞を夢見て、幼少時から完璧な英才教育を受けた名門校出身の応募者がほとんどの中、ルカの経歴は異色をはなつ。
 11歳からピアノを習い、3年間ピアノをやめベースに転向。再び20歳でピアノの勉強を始めている。ジャズを演奏して生計をたてながら、大家の演奏を「耳」で聴いて勉強した“独学”のピアニストなのだ。コンクールを受けた時点で自分のピアノは持っていなかったという。
 第1次審査からファイナルまで、豊かな感性と強烈な個性に彩られた演奏を披露し聴衆から熱狂的な支持を得る。最終審査では初めてのオーケストラとの共演で、緊張のあまり第4位入賞におわるが特別に「モスクワ音楽批評家協会賞」をただ1人受賞。その才能に巨匠指揮者ゲルギーエフ、ギドン・クレーメルも注目し賛辞を惜しまない。

 6月にはクレーメルとの初来日が決定した。今、驚異の才能が花開こうとしている。2015年11月パリ エコール・ノルマルでのライヴ録音

 (来日公演:2016/6/5 兵庫 芸術文化センター、2016/6/6-7 サントリーホール 招聘:ミュージックプラント)







<国内盤> 

 

GRAMOLA



GRML99071
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ブルックナー:青年期の歌曲と合唱作品
 ①主よ、私はあなたに従いますWAB 12
 ②おお、わが愛しき幼児イエス WAB 145**
 ③「イエスはわが心」の歌 WAB 144
 ④最後の晩、わたしはオリーヴ山で WAB 17**
 ⑤最後の晩、わたしはオリーヴ山で(合唱による)
 ⑥めでたし、マリアさま(アヴェ・マリア)WAB 7**
 ⑦死の歌(第1版)WAB 47 ⑧死の歌(第2版)WAB 48
 ⑨春の歌 WAB 68* ⑩アマランサスの森の歌 WAB58*
 ⑪四月に WAB 75*
 ⑫デカント・ヨドック・シュテュルツに捧ぐカンタータWAB 15
 ⑬悩ましき秋 WAB 72* ⑭わたしの心、きみの声 WAB 79*
 ⑮マニフィカト WAB 24 ⑯夕暮れに月 WAB deest 29*
  無印: 合唱曲(⑮のみ管弦楽伴奏付)
  * : 歌曲(ピアノ伴奏)
  ** : 歌曲(オルガン伴奏)
ローベルト・ホルツァー(バス)
トーマス・ケルブル(p/指揮)
クリスティアン・シュミットバウアー指揮
ブルックナー合唱協会(合唱団)
フィリップ・ゾンターク(org)
リンツ・ブルックナー私立音楽大学 室内管
 オーストリアにこの作曲家あり。地元の俊才たちが愛をもって綴る声楽曲シリーズ、第3弾も絶好調!
 モーツァルト、ビーバー、ベートーヴェン、シューベルト、シュトラウス…オーストリアの大作曲家たちをオーストリアの音楽家たちが演奏すると、ああこれらの音楽はやはり「あの場所」で生まれたのだ...と、その本来の味わいに迫る演奏解釈に惚れ惚れすることがあります。
 諸外国のオーケストラによる名演も少なくないブルックナーでも、それは同じこと——とくに、この作曲家が交響曲で名をあげるようになる晩年ではなく、そのアイデンティティが静かに形成されつつあった若き日の、教会オルガニストとして活躍していた時期の合唱曲や歌曲などは、純然たるオーストリアの風土で演奏を続けてきた地元の音楽家たちならではの味わいが出やすい演目といえるかもしれません。
 実際、オーストリアGramolaレーベルで制作されてきたリンツの合唱団による2枚のアルバムは、明敏な合唱ファンの少なくない日本でも絶大な人気作となり、発売から何年も過ぎた今でも安定して売れ続けているヒット作となっています。その最新作は、過去2作で指揮をしてきたケルブルのピアノ伴奏で、名歌手ホルツァーによる若書きの歌曲まで聴ける充実内容!
 バロック以前の音楽を彷彿とさせるところのある「マニフィカト」など、合唱作品も聖・俗どちらも注目に値する逸品ぞろい。歌詞日本語訳・各曲解説訳付で、今回も充実のリリース!
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GRML99070
(6CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6000+税
まだこんな大物がいたのか・・・
 ボリス・ブロッホ(ピアノ)
  リスト:「ピアノのための中・後期傑作選」いきなりの6枚組

《CD I》
 『巡礼の年 第1年:スイス』S160
《CD II》
 『同第2年:イタリア』S161
《CD III》
 『巡礼の年 第2年補遺:ヴェネツィアとナポリ』S162
 『巡礼の年 第3年』S163
《CD IV》
 ヘンデルとワーグナーの作品によるパラフレーズ、ショパンのポーランド歌曲編曲
 ◆ヘンデル作品からの編曲
  ①サラバンド〜『アルミーラ』より S.181
 ◆ワーグナー作品からの編曲
  ②巡礼の歌〜『タンホイザー』より S443
  ③『リエンツィ』による幻想的小品 S.439
  ④静かなる炉辺に 〜『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より S.448
  ⑤イゾルデの愛の死 〜『トリスタンとイゾルデ』より S.447
  ⑥紡ぎ歌 〜『さまよえるオランダ人』より S.440
  ⑦バラード 〜『さまよえるオランダ人』より S.441
 ◆ショパン作品からの編曲
  ⑧フレデリク・ショパンのポーランド語歌曲6編 S.480
《CD V》
 詩的で宗教的な調べ S173
《CD VI》さまざまな小品
 ①二つのポロネーズ S.228
 ②慰め 〜六つの詩的な想念 S.172
 ③二つの演奏会用練習曲 S.145
  (森のざわめき/子鬼たちの円舞)
 ④四つのピアノ小品 S.192
ボリス・ブロッホ(ピアノ)

 入手しやすい録音に恵まれないロシア・ピアニズムの大器…あえてリストの難曲で揃えたBOXで、その偉容を

 ウィーンの中心部に拠点をもつGramolaは、この楽都に出入りする世界各地の名演奏家とのつながりを活かし、昨今はバドゥラ=スコダの最新ライヴやレミ・バローによるザンクトフローリアン・ブルックナー音楽祭ライヴなど、音盤制作ベースでの企画では聴こえてきにくい「ステージ直送」の音楽の感動を届けてくれるレーベルにもなってきました。

 そこで今回ご紹介したいのが、この思わぬBOX!
 ロシア・ピアニズムの隠れ名匠、オデッサ生まれのボリス・ブロッホはとにかくマイナーレーベル中心で入手しやすい盤がなかったのですが、あのハーゼルベックの古楽器オーケストラによるリスト管弦楽全集の録音場所としても注目されてきたヴァイマールのリスト・センターで堂々、中期以降の作品を中心とした6枚組アルバムをライヴ収録!
 これが、実に磨き抜かれた豪胆かつ繊細(というほかありません...)な演奏解釈に仕上がっており、ぜひとも日本語解説付でご紹介したくなってしまう充実度なのです!
 『巡礼の年』全編を軸に、指が回るだけでなく音楽性がなくてはカタチにもならない『詩的で宗教的な調べ』をはじめとする難曲群を、じっくり体系的に聴き確かめられる絶好の選曲…めったに聴けない超絶技巧系の小品を集めた6枚目のCDも絶品です!





 まだこんな大物がいたのか・・・きっとそう思うに違いない。

 ボリス・ブロッホ。

 だがARS PRODUKTIONからリリースされていたシリーズの第2弾のベートーヴェンの「悲愴」の最初の一音を聴いただけでこの人がただものでないと分かるはず。
 そしてショパンではその男くささに辟易するかもしれない。
 岩を叩き潰すような破壊的打鍵、ミスを恐れぬ荒業、縦横無尽の個性的解釈。
 どこか別の時代にタイムスリップしたかのような豪腕ヴィルトゥオーゾ。

 好き嫌いは分かれよう。
 だが世界にはまだこんな化け物がいるのだ。





ショパンのワルツ。
https://www.youtube.com/watch?v=XN8vdGJGx9A&feature=player_detailpage

画質は悪いですが「ラ・カンパネッラ」。こんな弾き方していいのか!?
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=NwBMhbtCJXA



ボリス・ブロッホ
ARS PRODUKTIONのシリーズ


ARS 38501
\2200
ボリス・ブロッホ〜ピアノ・ワークス Vol.1
  ヘンデルのオペラ「アルミーラ」からのサラバンドとシャコンヌ S.181(**)
  パガニーニによる大練習曲 S.141(ブゾーニ版)(+)
  ダルゴムイシスキーのラタンテッラ S.483(#)
  モーツァルトの「フィガロの結婚」の2つの主題による幻想曲(*)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
 ボリス・ブロッホ(ブロフ)は1951年ウクライナのオデッサに生まれ、モスクワ音楽院でドミートリー・バシキーロフに師事したピアニスト。
 音楽院卒業の翌年、1974年にニューヨークに移住し、1978年にはブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝、1985年にエッセンのフォルクヴァング大学教授に就任以降ドイツに定住しています。

録音:1979年1月、ミュンヘン(ドイツ)、レジデンツ、ヘルクレスザール(*)、2004年6月、デュッセルドルフ(ドイツ)、ローベルト・シューマン・ザール(+)、2005年10月、ドゥイスブルク(ドイツ)、ヴィルヘルム・レーンブルック美術館(#)、 2007年10月、エッセン(ドイツ)、フォルクヴァング大学、新講堂(**)、ライヴ(全収録曲)

ARS 38502
(2CD)
\2800

ボリス・ブロッホ〜ピアノ・ワークス Vol.2

 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.18
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
  ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53
  幻想曲 Op.77(*)/創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80(+)
  ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10 No.2(#)

ボリス・ブロッホ(ピアノ)

録音:2008年12月、ドゥイスブルク(ドイツ)、ヴィルヘルム・レーンブルック博物館、ライヴ(無印) 2001年1月、デュッセルドルフ(ドイツ)、ローベルト・シューマン大学パルティカ=ザール、ライヴ(*) 2004年3月、エッセン(ドイツ)、フォルクヴァング音楽大学、新講堂(+) 1979年1月、ミュンヘン(ドイツ)、レジデンツ、ヘルクレスザール、ライヴ(#)


ARS 38503
\2200
ボリス・ブロッホ ピアノ・ワークス Vol.3
 ショパン(1810-1849):
  マズルカ ホ短調 Op.17 No.2/マズルカ変イ長調 Op.17 No.3
  マズルカ イ短調 Op.17 No.4/マズルカ ハ長調 Op.24 No.2
  マズルカ変ロ短調 Op.24 No.4/マズルカ変ニ長調 Op.30 No.3
  ポロネーズ イ長調「軍隊」 Op.40 No.1/夜想曲嬰ヘ短調 Op.48 No.2
  スケルツォ ロ短調 Op.20/即興曲嬰ヘ長調 Op.36
  練習曲変ト長調「黒鍵」Op.10 No.5/大ワルツ変イ長調 Op.42
  ワルツ変ニ長調「メヌエット・ワルツ」Op.64 No.1
  アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ボリス・ブロッホ(ピアノ)

録音:2010年2月14日、生誕200年記念ショパン・マチネ、ライヴ、アルフリート・クルップ・ホール、エッセン・フィルハーモニー、ドイツ


ARS 38504
\2200
ボリス・ブロッホ ピアノ・ワークス Vol.4
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ作品集
  幻想曲ハ短調 K.396/ソナタ第12番ヘ長調 K.332(*)
  ソナタ断章変ロ長調 K.332/ソナタ第2番ヘ長調 K.280
  ソナタ ヘ長調 K.547a/幻想曲ハ短調 K.475(+)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)

録音:2004年3月(*)、2008年6月(+)、2007年1月(無印)、ライヴ、
     フォルクヴァング大学新講堂、エッセン、ドイツ


ARS 38505
(2CD)
\2800
ボリス・ブロッホ ピアノ・ワークス Vol.5
 ラフマニノフ(1873-1943):
  10の前奏曲 Op.23(1901-1902)(*)
  絵画的練習曲集 Op.33(1910-1911)(+)
  幻想的小品集 Op.3(1893)(#)
  ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(1909)(++)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
フォルクヴァング大学管弦楽団(++)
デイヴィッド・デ・ヴィリアー(指揮(++))
録音:2005年3月、ライヴ、ヴィルヘルム・レーンブルック博物館、ドゥイスブルク、ドイツ(*)
    1988年5月18日、ライヴ、大劇場、ブレシア、イタリア(+)
    2007年5月、フォルクヴァング芸術大学音響スタジオ、エッセン、ドイツ(#)
    2001年1月31日、ライヴ、フォルクヴァング芸術大学新講堂、エッセン、ドイツ(**)
 

ARS 38506
\2200
ボリス・ブロッホ ピアノ・ワークス Vol.6
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
  ハ長調 K.514/ヘ短調 K.19/嬰ヘ長調 K.319/ト長調 K.146/ト長調 K.470
  ト長調 K.547/ロ短調 K.27/ニ長調 K.491/ニ長調 K.492/ニ短調 K.1
  ホ長調 K.380/ホ長調 K.381/ホ長調 K.20/イ短調 K.54/イ短調 K.3
  ホ短調 K.394/ト長調 K.454
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
録音:2010年3月5日、オーケストラ・センターNRW、ドルトムント、ドイツ






 

INDESENS!



INDE077
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
ティエリー・カンス、越境するトランペット
 〜第三の息吹〜
    ミシェル・プラッソン指揮&リヨン国立管弦楽団も

 ◆シェラー:①トランペットと管弦楽のための協奏曲
 ◆ガリアーノ:②トランペット、アコーディオンと管弦楽のための協奏曲
 ◆コロンビエ:③夜と孤独〜
    トランペットと管弦楽のための
 ◆カラティーニ:④オレンジの実のようにブルー
   〜トランペットとジャズ・アンサンブルのための
ティエリー・カンス(tp)
ミシェル・プラッソン指揮
リヨン国立管弦楽団

リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)
カラティーニ・ジャズ・アンサンブル
 「管の国」の多くのプレイヤーが「心の師」と仰ぐ名匠カンスのセンスはやはり、クラシックにとどまらなかった!
 19世紀いらい、世界中で活躍するすぐれた管楽器プレイヤーを輩出してきた「管楽器の王国」フランス。
 そこで名教師とあがめられてきた演奏家のなかでも、トランペットやトロンボーンなど金管系の名手たちのなかには、ジャンルを越えて柔軟な活躍をみせ、音楽をやるとはどういうことか?を、フランスにやってきた世界中の名手たちに伝えてきた多芸な才人も少なくありません。
 ティエリー・カンスもまさにそうした才人のひとり——やはり多芸派として知られたモーリス・アンドレに師事、トロンボーンのミシェル・ベッケやベルギー出身のアンドレ・カザレとともに、パリ管弦楽団ソリストとしてトリオでも活躍、タンゴやジャズの領域でやはり越境型の活躍をみせるアコーディオン奏者リシャール・ガリアーノとも親しく、そうした「多彩さ」こそがフランス現代の音楽のありかたなのだ...と強く印象づけずにはおかない、音楽愛にみちた「非・前衛の現代作品」を集めた協奏曲集を刻んでみせています。
 しなやかで瀟洒、それでいて本格派——彼がいかに音楽家たちに信頼されているか、高い評価を得ているかについては、このアルバムの協力者たちの顔ぶれからもわかるところ。なにしろオーケストラは、ほかでもない同国屈指の巨匠プラッソン指揮する名門リヨン国立管!
 六人組やサン=サーンスの時代からつづく、フランスならではの音楽伝統を感じられる上質な1枚なのです



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RICERCAR



MRIC 354
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
オルフェウスはリラを奏でる
 〜イタリア16世紀の弦楽器、
     リラ・ダ・ブラッチョとリローネの世界〜
 ソプラノはマリア=クリスティナ・キール!


 ◆作者不詳
  ①聞いてくれ、森よ
  ②ならば泣くしかない、おお慰め得ぬリラよ
  ③ロマネスカ/リラによるパッサメッツォ(器楽)
 ◆デモフォンテ
  ④わたしは見た、薔薇を、ユリを
 ◆トロンボンチーノ
  ⑤わが痛みは増すばかり
 ◆ラッツィ:⑥ああ、やさしきイエス
 ◆ダモニス:
  ⑦ああ、早朝の星よ
  ⑧泣くがよい、キリスト教徒たちよ(器楽)
 ◆フォリアーノ:
  ⑨あなたのもとにまいりました、母なるマリア様
 ◆アルフォンソ:⑩やあ、天をにらむ角をもつ者よ
 ◆コルテッチア:⑪ああ、うるわしき黄金の年月
 ◆ディンディア:
  ⑫なんと甘美なことか ⑬わが両目よ
 ◆サラチーニ:⑭聞いてほしい、おおニンファたちよ
 ◆ストリッジョ:⑮いとしき婦人よ、あなたの胸は
 ◆カッチーニ:⑯残酷な岸辺よ
 ◆アルカデルト:⑰緑の衣はお捨てなさい
  ※曲順は①④②⑤③⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑭⑮⑬⑯⑰

Ens.ミロワール・ド・ミュジーク(古楽器使用)

ブリジッテ・ガセール (lirone) (バス・ヴィオール)
ユリアン・ベーア (キタローネ) (リュート)
バティスト・ロマン (lira da braccio) (vielle) (ヴァイオリン)

ジョヴァンニ・カンタリーニ (テノール)
マリア・クリスティーナ・キール (ソプラノ)

 ヴァイオリンよりも重宝された、共鳴弦つき古代風楽器。
 ルネサンス期の思わぬ音楽世界、気鋭集団が…!

 ヴィオラ・ダモーレ、低音弦楽器バリトン…バロック前後の弦楽器には、直接弓で弾く弦とは別に、その振動に共振して響きを増幅させ、えもいわれぬ甘美な音色をつくりだす「共鳴弦」をそなえた楽器がいくつかありました。
 その歴史はかなり古く、実はルネサンス期にまで遡ります。
 弦の振動が他の弦にも空気を経て伝わるという現象に当時の人々は興味をしめし、これぞ人間や動物たちのみならず、岩や木々まで感動させたという古代神話の詩人歌手、オルフェウスの楽器そのものではないか...と、その「復元」を試みたのです。
 オルフェウスの「竪琴=リラ」の名を冠した高音楽器リラ・ダ・ブラッチョと、低音弦楽器リローネは、ともに共鳴弦をもつ典雅な古楽器——その起源どおり、オルフェウスにかかわる歌も集めながら、ヴァイオリン普及以前のルネサンス期にどんな弦楽器の演奏がなされていたのか、巧みな演奏で伝えてくれるのは...数年前、16世紀のヴァイオリン発明当初の音楽を「いま」に復元してみせた欧州随一の古楽集団、ミロワール・ド・ミュジーク!

 丁寧な解説(全訳付)で楽器そのものの歴史にも迫る1枚。
 古楽器についての詳細な説明を含むアルバムは古楽ファンも注目するところ、Ricercarの他の楽器紹介シリーズ同様、お見逃しなく!
















2/16(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHRISTOPHORUS


CHR 77398
\2600
パスクィーニ:オラトリオ 《キリストの渇き》 コンチェルト・ロマーノ
アレッサンドロ・クァルタ(指揮)
フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
フランチスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール)
ルカ・チェルヴォーニ(テノール)
マウロ・ボルジョーニ(バリトン)
 2006年に結成されたコンチェルト・ロマーノは、フランチェスコ・フォッジャ(1604−1688)の忘れられた音楽を再興に導くなど、17世紀ローマの音楽のスペシャリストたち。
 現在ではイタリア・バロックの鍵盤楽曲の作曲家として知られる、ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710)が書いた受難オラトリオ「キリストの渇き(La Sete di Christo)」。

 録音:2015年2月7日−10日、イタリア




COBRA


COBRA 0049
\2600

モーツァルトの歌劇からのハルモニームジーク
 モーツァルト(ザルトリウス編ハルモニームジーク版):
  歌劇《フィガロの結婚》
  歌劇《皇帝ティートの慈悲》(世界初録音)
  歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(世界初録音)

ウィンズ・アンリミテッド
 古楽器アンサンブルによるモーツァルトのオペラ!

 クラリネット奏者ヒェン・ハレヴィによって2009年に設立された古楽器による管楽六重奏団、ウィンズ・アンリミテッド。
 ゲオルク・カスパー・ザルトリウス(1754−1809)によってハルモニームジーク(管楽アンサンブル)版へと編曲されたモーツァルトのもっとも愛されるオペラたち。「皇帝ティートの慈悲」と「ドン・ジョヴァンニ」は世界初録音。

 録音:2015年6月3日−5日、オランダ
 
COBRA 0047
\2600
春の夢
 シューベルト:すみれ D.786/
 デ・ラングJr:とうひの樹がひっそりとたたずんでいる Op.26-5/
 グリーグ:
  ノルウェーのあらわな山に Op.59-2、早咲きの桜草もて Op.26-4/
 メンデルスゾーン:はつすみれ Op.19-2/
 ヴォルフ:4月の黄色い蝶/
 フォーレ:冬は終わった Op.61-9/
 シューベルト:春に D.882/
 グリーグ:春のにわか雨 Op.49-6/
 デ・ラングJr:春の夜 Op.84-3/
 メンデルスゾーン:春の歌 Op.47-3/
 ヴォルフ:春に、春だ/
 フォーレ:歌う妖精 OP.26-2
ニーンケ・オーステンレイク(ソプラノ)
ローラ・デ・ラング(ピアノ)
 オランダのソプラノ、ニーンケ・オーステンレイクが歌うのは、シューベルト、グリーグ、メンデルスゾーン、フォーレ、ヴォルフなど様々な作曲家の「春」をテーマにした歌曲集。ローラ・デ・ラングは、オランダの作曲家サミュエル・デ・ラングJr.の血筋を引くピアニスト。オーステンレイクの柔らかな歌声からは、爽やかな春の香りが漂ってくる。

 録音:2014年11月19日−21日、オランダ




DREYER GAIDO



CD 21056
(2枚組/特別価格)
【旧譜】
\3800→\3490
マーカス・ポシュナーによるブラームス・ライヴ!
 ブラームス:
  交響曲第1番 ハ短調 Op.68
  交響曲第2番 ニ長調 Op.73
マーカス・ポシュナー(指揮)
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団

 指揮者マーカス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。2004年にドイツ音楽協会、ドイツオーケストラ連盟よりドイツ指揮者賞を授与された。
 クナッパーツブッシュ、クレメンス・クラウスと縁の深いブレーメン・フィルを率いてのブラームス交響曲全集。グローバル化の昨今、オーケストラも均質化の方向に向かっていく中、久々にドイツのオーケストラらしい音を聴いた、という気持ちにさせられる。
 ブラームスの交響曲第1番は冒頭から尋常ならざるハイテンションで始まり、金管はバリバリと、弦は弓いっぱいに弾かせてオケを存分に鳴らしまくる。
 第2番は一転して繊細で室内楽的なアプローチ。ブレーメン・フィルの精妙なアンサンブルにはうっとり。

 録音:2009年2月、ドイツ


マーカス・ポシュナーによるブラームス!
第3番・第4番

CD21064
(2CD)
\3800→\3490
マーカス・ポシュナーによるブラームス!
 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
マーカス・ポシュナー指揮
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年2月23、26日ブレーメン ※日本語解説付き

マーカス・ポシュナー指揮ブレーメン・フィルハーモニーによるブラームス交響曲全集の完結編。指揮者ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。2004年にドイツ音楽協会、ドイツオーケストラ連盟よりドイツ指揮者賞を授与された。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントン、ファビオ・ルイジのアシスタントとして研鑽を積み、2007年9月からはブレーメン歌劇場の音楽総監督を務め、客演指揮者としてミュンヘン・フィル、バンベルク響、ケルンWDR交響楽団、リンツ・ブルックナー管弦楽団、シュトゥットガルト放送響と共演。2010年4月には東京都交響楽団、2009年には広島交響楽団の指揮台にも立っている若き巨匠。



 

CD 21031
【旧譜】
\2500
ソプラノとピアノ、弦楽四重奏のための作品集
 ショーソン:果てしない歌 Op.37
 ルクー:夜想曲
 ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
 フォーレ:やさしき歌 Op.61
フェレーナ・ライン(ソプラノ)
チョルリョーニス弦楽四重奏団
セルゲイ・オクルシュコ(ピアノ)
  録音:2005年11月、ヴィリニュス(リトアニア)
 
CD 21033
【旧譜】
\2500
フリートヘルム・デール・エディションVol.7 〜
 レクイエム 2000 《アテムヴェンデ》
ハンス・ダルムシュタット(指揮)
カッセル声楽アンサンブル
カッセル・ザンクト・マリエン聖歌隊
メヒティルト・ザイツ(アルト)
エッケハルト・アベレ(バリトン)
 録音:2004年、ドイツ
 
CD 21037
【旧譜】
\2500
フリートヘルム・デール・エディションVol.8 〜
 メランコリア/暁の歌(シューマンとの対話)
エディト・ガブリー(ソプラノ)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ケルン放送交響楽団&合唱団
ロマン・ブローリ=ザッハー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1968年&2006年、ドイツ




FRA BERNARDO



FB 1601729
\2500→\2290
ヴィヴィカ・ジュノーが歌うベルトーニの「オルフェオ」!
 ベルトーニ:歌劇 《オルフェオとエウリディーチェ》
ヴィヴィカ・ジュノー(オルフェオ/メゾ・ソプラノ)
フランチェスカ・ロンバルディ=マッツッリ
 (エウリディーチェ/ソプラノ)
ヤン・ペトリカ(イメネーオ/テノール)
ロベルト・ザルペロン(指揮)
フェッラーラ・サント・スピリト・アカデミア合唱団
アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ
 アラスカ出身の名メゾ・ソプラノ、ヴィヴィカ・ジュノーが歌うのは、フェルディナンド・ベルトーニ(1725−1813)の唯一知られている歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」。
 グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」と同じカルツァビージの台本に基づく3幕のオペラ。18世紀イタリアの名カストラート、ガエターノ・グアダーニのために書かれ、グアダーニが務めたオルフェオ役を、現代の名歌手が再現する。

 録音:2014年2月15日、フェッラーラ市立劇場(ライヴ)

ヴィヴィカ・ジュノー




GLOBE


GLO 5262
\2500

ブリスク・プレイズ・バッハ 〜
 J.S.バッハ、G.ヤンセン、T.ニューマンの音楽
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団
  J.S.バッハ:
   協奏曲ハ長調 BWV.595(原曲:ザクセン=ヴァイマール公)
   コラール前奏曲《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.659
  ニューマン:前奏曲
  J.S.バッハ:
   コラール前奏曲《バビロン川のほとりで》BWV.653
   コラール《主なるイエス・キリストよ、われらを顧みたまえ》BWV.332
   コラール前奏曲《主なるイエス・キリストよ、われらを顧みたまえ》BWV.709
   協奏曲ハ短調 BWV.981(原曲:マルチェッロ)
  ヤンセン:レリュード・トゥ・C
  J.S.バッハ:
   コレッリの主題によるフーガ BWV.579
   協奏曲ハ短調 BWV.985より アレグロ (原曲:テレマン)
   カンツォーナ ニ短調 BWV.588
   コラール前奏曲《われらの救い主なるイエス・キリスト》BWV.666
  ニューマン:カッシオ
  J.S.バッハ:
   レグレンツィの主題によるフーガ BWV.574
   コラール前奏曲《最愛のイエスよ、われらここに集いて》BWV.731
   協奏曲ニ短調 BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ)
 創立30周年を迎える"BRISK"バッハの協奏曲とコラールを吹く!

 1986年結成、2016年には30周年を迎えるオランダのリコーダー・アンサンブル、アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団の新録音。
 古楽に現代音楽を組み合わせる大胆なプログラムで国際的に活躍してきたブリスクの次なるテーマは、大バッハの協奏曲とコラール。ヴィヴァルディやテレマン、マルチェッロらの作品をバッハが編曲した鍵盤楽器協奏曲とコラール前奏曲を、ブリスクがリコーダー四重奏版にアレンジ。そしてこの録音のために書かれた、現代オランダの作曲家トゥック・ニューマン(b.1971)、フース・ヤンセン(b.1951)の作品を組み込んだ魅惑のプログラム。

 録音:2015年9月24日−26日、オランダ




LE CHANTA DE LINOS


CL 14108
【旧譜】
\2500
セザール・キュイのヴァイオリンとピアノのための作品集
 セザール・キュイ:
  ヴァイオリンとピアノのための万華鏡 Op.50
  ヴァイオリン・ソナタ Op.84
  憂鬱なワルツ
ソフィー・ルモニエ=ヴァレーズ(ヴァイオリン)
フィリッパ・ノイテボーム(ピアノ)
 「長靴を履いた猫」、「カフカスの囚人」などで有名なロシア5人組の1人、セザール・キュイのヴァイオリンとピアノのための作品集。
 
CL 14111
【旧譜】
\2500
バッラービレ
 プーランク:チェロ・ソナタ
 メル・ボニ:
  瞑想曲 Op.33、セレナーデ Op.46、チェロ・ソナタ
 デュパルク:チェロ・ソナタ
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
カミーユ・ゼーガース(チェロ)
オリヴィエ・ラヴィーユ(ピアノ)
 魅惑的なチェロと暖かみのあるピアノの息の合ったフランスのチェロ・ソナタ集。
 

CL 14110
【旧譜】
\2500
ジャジー・チェンバー・ミュージック
 アルマンド・ギドーニ:
  フルートとピアノのための《ジャジー・フルート・チャレンジ》
  クラリネット四重奏のための《イエロー・グリーン》
  木管四重奏のための《スウィンギング・カウンターポイント》
  ソロ・サクソフォンのための《スウィート・アンド・ゴー》
  フルートとピアノのための《ミュージック・ワンダーランド》
  フルートとハープのための《アダージョ》
  ソロ・クラリネットのための《ヴィルトゥオーゾ・スウィング・ソロ》
  フルートとクラリネットのための《リリコ・ジャジー・デュオ》
  フルートとクラリネット、ピアノのための
   《クラシカル・フーガ・ゴーズ・ジャズ》
シベル・ペンセル(フルート)
フェリペ・ブラズ(フルート)
ステファノス・トモプーロス (ピアノ)
トリオ・ジオコーソ
オメガ・クラリネット四重奏団、他
 イタリア生まれ、フランスで活躍する作曲家、アルマンド・ギドーニによる、ジャズ・テイストなアンサンブル作品集。モンテカルロフィルの首席ホルン、ファゴット奏者やイスタンブール国立交響楽団のクラリネット奏者など、参加アーティストたちも強力!
 

CL 1498
【旧譜】
\2500
フルート、クラリネットとピアノのための作品集
 ブロッホ:
  フルート、クラリネットとピアノのためのコンチェルティーノ
 ケクラン:パストラーレ Op.75
 フローラン・シュミット:トリオによるソナティネ Op.85
 ドビュッシー:「牧神の午後」への前奏曲
 ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガン:
  フルート、クラリネットとピアノのための三重奏曲
 アルマンド・ギドーニ:クラシカル・フーガ・ゴーズ・ジャズ
 ミシェル・ライサイト:リップル・マーク、de part et d'autre
 ギヨーム・コネソン:テクノ‐パレード
トリオ・ジオコーソ
 〔シベル・クムル=ペンセル
   (フルート)、
  アイシェギュル・キルマノール
   (クラリネット)、
  ヨハン・シュミット(ピアノ)〕
 音楽院教授などを務める人気三人組が奏でるトリオ作品集。
 

CL 1397
(2CD/特別価格)
【旧譜】
\3800
フルートとピアノのための4つの偉大なるソナタ
 プーランク:フルート・ソナタ
 フランク:フルート・ソナタ
 マルティヌー:フルート・ソナタ
 プロコフィエフ:フルート・ソナタ
ジャン=ミシェル・タンギー(フルート)
ルドルフ・マイスター(ピアノ)
 ロッテルダム・フィルハーモニーやベルギー国立管弦楽団の首席奏者を務めた名フルーティスト、ジャン=ミシェル・タンギーによる、不朽の名フルート・ソナタ集。




PAVANE


ADW 7577
\2600
ステファン・デ・メイが弾く、
 シューマンのピアノ五重奏曲&四重奏曲

  シューマン:
   ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44*
   ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
ステファン・デ・メイ(ピアノ)
ダミアン・パルドン(ヴァイオリン)
フィリップ・コッホ(ヴァイオリン)*
ピエール=アンリ・ゼレブ(ヴィオラ)
ルク・トーテン(チェロ)
 リエージュ王立音楽院の音楽学部のダイレクターを務め、ロッテルダム音楽院やローザンヌ音楽院でも教鞭を執るベルギーのピアニスト、ステファン・デ・メイが弾く、シューマンのピアノ五重奏曲&四重奏曲。
 デ・メイとともに「トリオ・ポルティチ」として活動してきたダミアン・パルドンやルク・トーテンらと仲間たちによるベルギーのトップ・アンサンブルが、芳醇で上質なシューマンの室内楽を届けてくれる。

 録音:2015年9月、ブリュッセル王立音楽院




SYRIUS


SYR 141470
\2600
マンチーニ:ナポリの7つのソナタ ジャック・ヴァンドヴィーユ(オーボエ)
ジャン=ミシェル・ルシャール(オルガン)
 ジャック・ヴァンドヴィーユは、ジュネーヴ国際音楽コンクールを始めとする、5つの国際的なコンクール(1954年ミュンヘン、1957年モスクワ、1959年ウィーン、プラハ、ジュネーヴ)で賞を獲得しているフランスを代表するオーボイスト。
 フランス、ペリゴールのサン=シプリアン教会のオルガンを伴奏にした、フランチェスコ・マンチーニの7つのオーボエ・ソナタ。



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トーンキュンストラー管弦楽団自主制作盤



TON-1001
\2700→\2490
《佐渡裕 音楽監督就任記念》
 トーンキュンストラー管弦楽団

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」/「ばらの騎士」組曲
 交響詩「英雄の生涯」Op.40
  1.英雄
  2.英雄の敵
  3.英雄の伴侶
  4.英雄の戦場
  5.英雄の業績
  6.英雄の隠遁と完成
 7.歌劇「ばらの騎士」より組曲 Op.59
トーンキュンストラー管弦楽団
佐渡裕(指揮)
 2015年秋、ウィーンの名門オーケストラ[トーンキュンストラー管弦楽団]音楽監督に就任した佐渡裕。
 記念すべき、初の共同制作となるこのアルバムで選ばれたのは、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の「英雄の生涯」と「ばらの騎士」組曲。「英雄の生涯」は、シュトラウスの音楽的自伝ともいえる大編成のオーケストラ楽曲で、その管弦楽法は精緻極まるものです。
 この作品を完璧に演奏するためには、オーケストラの「高いアンサンブル能力」が必須であることはもちろん、指揮者とオーケストラの良好な関係も求められることは間違いありません。まさにそのいずれかが不足するだけで、シュトラウスが思い描いた理想の英雄の姿は表出されることはないのです。
 この演奏、第1部の「英雄」冒頭を聴いてみてください。うなる低音を身に纏わせ、ゆったりめのテンポで堂々たる歩みを進める英雄の姿が目前に現れることでしょう。もうこれだけで、マエストロ佐渡とオーケストラの結びつきがどれほど素晴らしいものであるかを実感できるのではないでしょうか。
 波乱万丈のエピソードを経て、曲が終結するまで、一瞬たりとも気を抜くことはできません。そして、センス良く配された「ばらの騎士」組曲で、この素晴らしいアルバムが完結します。ぜひ究極のマリアージュをお楽しみください。

 録音 2015年10月16-20日 オーストリア Auditorium Grafenegg


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

DREYER GAIDO


CD 21032
【旧譜】
\2500
ルドルフ・ヒンデミット・エディションVol.3
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 ドヴォルザーク:
  ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90《ドゥムキー》
 マルチェルロ:チェロ・ソナタ ヘ長調
 ベートーヴェン:
  ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変ホ長調 WoO 32
 ストラヴィンスキー:弦楽四重奏曲のためのコンチェルティーノ
ルドルフ・ヒンデミット
 (チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パウル・ヒンデミット(ヴィオラ)
アマール弦楽四重奏団
アリス・エーラース(チェンバロ)
マリアンゲラ・グラナタ(ピアノ)
 録音:1922〜1960年



<メジャー・レーベル>


 オーストラリアELOQUENCE



4820681
\1200
《ヒルデ・ギューデン・シングズ・モーツァルト》
モーツァルト:
 1) 歌劇『フィガロの結婚』より「自分で自分がわからないの」,
 2) 歌劇『フィガロの結婚』より「恋人よ、早くここへ」,
 3) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「ぶってよ、マゼット」,
 4) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「恋人よ、さあこの薬で」,
 5) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「男の人たちに、兵隊さんたちに」,
 6) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「女は15にもなれば」,
 7-10) モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』K.165,
 11) 歌劇『羊飼いの王様』より「あの人を僕は愛そう、心変わりはすまい」,
 12) 歌劇『魔笛』より「ああ、私には わかる、消え失せてしまったことが」,
 13) 歌劇『フィガロの結婚』より「おいで下さい、膝をついて」,
 14) 歌劇『フィガロの結婚』より「とうとう嬉しい時がきた 恋人よここに」,
 15) 歌劇『イドメネオ』より「たとえ父上をうしなっても」,
 16) アリア『恐れないで、愛する人よ』K.490,
 17) 歌劇『フィガロの結婚』より「恋とはどんなものかしら」,
 18) 歌劇『フィガロの結婚』より「私に話して頂戴」
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ:1-18)/
ヨゼフ・クリップス(指揮)
ロンドン交響楽団(1-6)/
アルベルト・エレーデ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(7-13)/
クレメンス・クラウス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(14-17)/
エーリヒ・クライバー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
withリーザ・デラ・カーザ(18)
 銀の光のような柔らかい声で魅了!
 元々はオペレッタ歌手として活動を始めたヒルデ・ギューデン。その存在感と美しさはウィーンの歌劇場でも認められ、瞬く間にオペラ界でもスターになりました。
 銀の光を思わせる彼女の柔らかい声は聴衆を魅了し、録音も多く残されています。ロッテ・レーマンやエリザベート・シューマンの後継者として多くのオペラに出演しました。
 ここに収録されたモーツァルトのアリアのほとんどは、彼女の初のスタジオ録音となったもので、1947年のクリップスとの共演など素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。
 どれもが78回転SP盤のために録音されたものですが、CD時代になって初めてリリースされた貴重な音源も何曲か含まれています。
 《録音》1947年(1-2), 1949年(3-6), 1951年(14-17), 1952年(7-13), 1955年(18)
 


4820292
\1200
《ブルーノ・プレヴェーディ、ジャンニ・ライモンディ、ジーノ・ペンノ/
 グレート・テナー・アリアVol.1》
 ジョルダーノ:
  1) 歌劇『アンドレア・シェニエ』より
    「あなたは、私が最も純粋な感情のときめきを」,
  2) 歌劇『アンドレア・シェニエ』より
    「確かに、私は兵士でした」,
  3) 歌劇『アンドレア・シェニエ』より
    「五月の美しいある日のように」/
 ヴェルディ:
  4) 歌劇『トロヴァトーレ』より「ああ、美しい人」,
  5) 歌劇『運命の力』より
    「不幸な者にとって生きていることは地獄だ」/
 6) ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』より「愛さずにはいられないこの想い」/
 7) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
    「お母さん、あの酒は強いね」/
 プッチーニ:
  8) 歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
  9) 歌劇『蝶々夫人』より「さらば愛の巣」,
  10) 歌劇『西部の娘』より「やがて来る自由の日」,
  11) 歌劇『トゥーランドット』より「泣くなリューよ」,
  12) 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」.
  13) 歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
  14) 歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」,
  15) 歌劇『西部の娘』より「やがて来る自由の日」/
 ベッリーニ:
  16) 歌劇『ノルマ』より「やっと、声が聞こえなくなった」,
  17) 歌劇『ノルマ』より「純白の衣装をまとい」/
 ヴェルディ:
  18) 歌劇『シモン・ボッカネグラ』より「何たることだ」,
  19) 歌劇『シモン・ボッカネグラ』より
    「僕の心は激しい嫉妬の炎で燃え上がっている」,
  20) 歌劇『トロヴァトーレ』より「見よ、恐ろしい炎を」
ブルーノ・プレヴェーディ(テノール)
エドワード・ダウンズ(指揮)
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団(1-12)/
ジャンニ・ライモンディ(テノール)
ブルーノ・マルティノッティ(指揮)
ヴェローナ野外劇場管弦楽団(13-15)/
ジーノ・ペンノ(テノール)
アントニオ・ナルドゥッチ(指揮)
管弦楽団と合唱団(16-20)
 よき時代の素晴しきテノールの世界
 Deccaは1950年代〜70年代にかけて、実力はあっても無名だった歌手たちのリサイタルも積極的に録音していました。このアルバムはその第1集です。
 ブルーノ・プレヴェーディはバリトン的な声質で知られ、ノルマのポリオーネなどを当たり役にしていました。カラスとの「椿姫」の共演で知られるリリックな声の持ち主ライモンディの若い頃の美声、そして活躍した時期こそ短かったものの1950年代に伸びやかな声と表現力溢れる歌で聴衆を魅了したペンノの歌声も収録。
 これらが全て最新のリマスタリング技術で鮮やかに蘇っています。
 《録音》1954年(16-20), 1964年(1-12), 1980年(13-15)
 


4820290
\1200
《フラヴィアーノ・ラボー、 ジュゼッペ・カンポーラ、 ジャンニ・ポッジ/
 グレート・テナー・アリアVol.2》
 1) ヴェルディ:歌劇『運命の力』より「君は天使の腕に抱かれて」,
 2) ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』より「空と海」,
 プッチーニ:
  3) 歌劇『ボエーム』より「冷たい手を」,
  4) 歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
  5) 歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」,
  6) 歌劇『トゥーランドット』より「泣くなリューよ」,
  7) 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」,
  8) ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』より
    「愛さずにはいられないこの想い」,
 9) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」,
 10) ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』より
    「喜びの歌はいとしい人の唇から出て」,
 11) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より
    「五月の晴れた日のように」,
 12) ボイート:歌劇『メフィストーフェレ』より「野原から、牧場から」,
 13) ボイート:歌劇『メフィストーフェレ』より「最後の時がやってきた」,
 14) チレア:歌劇『アルルの女』より「フェデリコの嘆き」,
 15) マスカーニ:歌劇『ロドレッタ』より
    「もし、フランツの言うことが本当なら」,
 ヴェルディ:
  16) 歌劇『ルイザ・ミラー』より
    「ああ!この目が見たものを信じないことができたなら」,
  17) 歌劇『トロヴァトーレ』より「ああ、美しい人」,
  18) 歌劇『トロヴァトーレ』より「見よ、恐ろしい炎を」,
 19) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「なんと素晴らしい美人」,
 20) プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より
    「フィレンツェは花咲く木のような」,
 21) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より
    「五月の晴れた日のように」,
 22) ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』より
    「愛さずにはいられないこの想い」
フラヴィアーノ・ラボー(テノール)
フェルナンド・プレヴィターリ(指揮)
ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団(1-8)/
ジュゼッペ・カンポーラ(テノール)
アルベルト・エレーデ(指揮)
ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団(9-15)/
ジャンニ・ポッジ(テノール)
アルベルト・エレーデ(指揮)
ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団(16-22)
 往年のイタリアン・テナーの醍醐味
 1950年代から70年代にかけての若手テノールのリサイタル集第2弾です。この第2集に収録されているのは、フラヴィアーノ・ラボー, ジュゼッペ・カンポーラ, ジャンニ・ポッジの3人で、リリコ・スピントのラボーは主にヴェルディ、プッチーニで力強い声を聞かせます。
 カンポーラはピンカートン役で知られ、映画でも吹き替えを行ないました。華やかな高音で知られたポッジは、1940年代イタリアを代表するテノールとして絶大な人気を博しました。
 全てに細心のリマスタリングが施されています。
  《録音》1953年(16-22), 1955年(9-15), 1956年(1-8)
  


4820278
\1200
《リーザ・デラ・カーザ・シングズ・ヘンデル&モーツァルト》
 ヘンデル:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』(ドイツ語歌唱)より
  1)「Hast du mich ganz berauscht?」,
  2)「Es blaut die Nacht」,  3)「Breite aus, die gn?d’gen H?nde」,
  4)「Weine nur, klage nur」,  5)「Heil und sicher kam mein Nachen」/
 モーツァルト:
  6) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「ああ、立ち去れ、裏切り者よ」,
  7) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「あの恩知らずが私を裏切った」K540c,
  8) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「残酷?・・・私に言わないで 素晴らしきわが恋人よ」,
  9) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「風にも嵐にも」,
  10) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より
    「お願いですから、愛しいあなた、許してください」,
  11) 歌劇『フィガロの結婚』より
    「愛の神よ、安らぎをお与え下さい」,
  12) 歌劇『フィガロの結婚』より「私に話して頂戴」,
  13) 歌劇『フィガロの結婚』より「スザンナは来てないのね」,
  14) 歌劇『魔笛』より「愛の喜びは消え」,
  15) 歌劇『フィガロの結婚』より「恋とはどんなものかしら」
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ1-15)/
ハインリヒ・ホルライザー(指揮:1-5, 8)/
ヨゼフ・クリップス(指揮:6-7)/
カール・ベーム(指揮:9-10)/
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮:11-12)/
エーリヒ・クライバー(指揮:13)/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-13)/
ロバータ・ピーターズ(ソプラノ:12)/
ヴィクトル・ラインシャーゲン(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団(14-15)
 ウィーンの名花〜デラ・カーザの理想的歌唱
 スイス生まれのソプラノ歌手、リーザ・デラ・カーザは、1947年ベームの指揮する「アラベラ」でズデンカを歌ったことで、世界的な評価を受けました。
 以降、モーツァルトとリヒャルト・シュトラウス歌手としてウィーン国立歌劇場を中心に活躍しました。彼女の録音はあまり多くありませんが、この一連のモーツァルトは作曲家の生誕200年を記念するためにウィーンで録音されたものです。
 またヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」のアリアは当時の慣習によりドイツ語で歌われています。《録音》1949年(14-15), 1955年(6-7, 9-10, 13), 1956年(1-5, 8), 1958年(11-12) 
  


4808903
\1200
ピエール・モントゥー(指揮)&パリ音楽院管
《ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ、春の祭典》

 ストラヴィンスキー:
  1) バレエ『ペトルーシュカ』(1911年版),
  2) バレエ『春の祭典』
ピエール・モントゥー(指揮)
パリ音楽院管弦楽団,
ジュリアス・カッチェン(ピアノ:1)
 モントゥーのストラヴィンスキー作品へかける深い愛情と解釈
 ピエール・モントゥーは「ペトルーシュカ」を3回録音しています。その全てが1911年版を使用しており、彼がこの版に対して強い愛情を抱いていたことがわかります。
 彼がこの作品を初演したこともあり、格別な作品であったことは間違いありません。「春の祭典」も同じように1913年、モントゥーによって初演されており、この2つの作品に関して、愛情、解釈ともに彼を凌ぐ演奏者はいないのかもしれません。
 曲の細部は若干緩めな部分もありますが、何より勢いの良い「熱い音楽」として永遠の評価を受ける名盤です。
 《録音》1956年11月6、7、9、10日(1) / 1956年11月2、5、6、11日(2), パリ、サル・ワグラム
 


4808907
\1200
《チャイコフスキー:白鳥の湖(抜粋)》
 チャイコフスキー: バレエ音楽『白鳥の湖』(抜粋)
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
 モントゥーの劇的で豊かなバレエ音楽演奏
 1911年からバレエ・リュスで指揮を担当していたモントゥーは、ストラヴィンスキーの「春の祭典」をはじめ多くの20世紀バレエ音楽の初演を行いました。
 その後1917年から1919年には、メトロポリタン歌劇場でリムスキー=コルサコフの「金鶏」のアメリカ初演を行うなど、当時のバレエ音楽の第一人者として広く知られています。
 そんなモントゥーが指揮するこの1962年のチャイコフスキーは、こてこてのロマン的な解釈ではなく、実に壮大で筋肉質。単なる舞踊音楽ではなく劇的で豊かな演奏を聴かせてくれます。
 《録音》1962年6月28-29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール


<国内盤> 

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東武レコーディングズ



TBRCD 0040
(4CD)
\3300+税
長らく廃盤だった名盤復活!
 ペーター・マーク指揮&パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
 「モーツァルト:10大交響曲 + ミサ曲ハ短調」

 (1)交響曲第31番 ニ長調 K.297「パリ」
 (2)交響曲第32番 ト長調 K.318
 (3)交響曲第33番 変ロ長調 K.319
 (4)交響曲第34番 ハ長調 K.338
 (5)交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
 (6)交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」
 (7)交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
 (8)交響曲第39番 変ホ長調 K.543
 (9)交響曲第40番 ト短調 K.550
 (10)交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
 (11)大ミサハ短調K.427
ペーター・マーク指揮
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
(11)リンダ・ラッセル(ソプラノ)
 ミラ・ヴィォティエヴィッチ(ソプラノ)
 ジェイムズ・マックリーン(テノール)
 エルダー・アリエフ(バス)
 フィリッポ・マリア・ブレッサン(指揮)
 アテスティ合唱団
 長らく廃盤だったペーター・マークのモーツァルト名演集、音に迫力を増し、新リマスタリングで復活!!

 録音:(1)(3)(4)1997 年2 月パドヴァ・ポリーニ音楽堂、(2)(5)(8)1996 年3 月、パドヴァ・モディリアニ音楽堂、(6)(7)(9)(10)1996 年2 月パドヴァ・モディリアニ音楽堂、(11)1997 年4 月27 日、パドヴァ・ポリーニ音楽堂

 鬼才ペーター・マークの不滅の名盤。モーツァルト名演集が新マスタリングで復活!
 ベートーヴェン全集の好評に続いて放たれた不朽の名盤。都響との名コンビを知る日本の聴衆はマークの真価を世界中で最も知っていたとも言えるでしょう。
 誤解を承知で言えばマークのモーツァルトは自然体などという単純な言葉で片付けられない、フルトヴェングラー以来最もデモーニッシュな演奏と言えるでしょう。随所にクセのある表現が散見されます。
 パドヴァ・ヴェネト管は編成こそ小さいものの、楽曲によってはマークの指示によって分厚い響きも聴かせます。
 録音条件はベートーヴェンよりもこなれており、元来が良好なものではありますが、この度マスターに遡って改めてマスタリングしました。音色に輝きと迫力を増しております。
 かつてCD5 枚に渡ったシリーズが4 枚に収録されました。完全限定発売です。日本語解説付。




旧譜
先日案内のベートーヴェン交響曲全集

TBRCD 0039
(5CD)
\3300+税
新リマスタリングで復活!!
 ペーター・マークのベートーヴェン全集
ベートーヴェン:交響曲全集

 (1)交響曲第2番、第4番
 (2)交響曲第7番、第8番
 (3)交響曲第3番「英雄」、第1番
 (4)交響曲第5番「運命」,第6番「田園」
 (5)交響曲第9番「合唱」
ペーター・マーク指揮
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
(5)アマンダ・ハルムグリンソン(ソプラノ)
 ルートヒルド・エンゲスト(メゾ・ソプラノ)
 ツェーガー・ヴァンデルステーネ(テノール)
 フリードマン・クンダー(バス)
 フィリッポ・マリア・ブレッサン指揮
 アテスティ合唱団

 長らく廃盤だったペーター・マークのベートーヴェン全集が新リマスタリングで復活!!

 録音:(1)1994 年2 月ロニーゴ・ヴィセンツィア (2)1994 年6 月パドヴァ・モディリアニ音楽堂 (3)1994 年7 月パドヴァ・モディリアニ音楽堂 (4)1995 年2 月パドヴァ・ポリーニ音楽堂 (5)1994 年12 月20 日パドヴァ聖アントニオ・バジリカ教会

 鬼才ペーター・マークの不滅の名盤。ARTS レーベルで出ていたベートーヴェン全集が新マスタリングで復活!
 1990 年代後半に、ポツポツと1 枚ずつ単売され、ついに全集に至った名演。当時久々のマークの新譜として大好評でした。都響との名コンビを知る日本の聴衆はマークの真価を世界中で最も知っていたとも言えるでしょう。
 パドヴァ・ヴェネト管は編成も小さく、マークのベートーヴェン解釈も壮大なスケールや英雄的な妄想からは無縁のものです。スイスイと軽やかに進んで、時にはドキッとするような悪魔的表現も散見されます。
 スタイルはキリリと結晶化した独自にして、見事なものです。録音会場もマチマチであり、ライヴ・スタジオも混ざっており、CD初期の編集センスも未だに色濃かった90 年代故に音量の小ささや前に出る迫力に欠けることの多かった音質をこの度マスターに遡って改めてマスタリングしました。完全限定発売です。




<映像>


ARTHAUS(映像)


LEGENDARY PERFORMANCES シリーズ


109155
(DVD)
\2400
アルバン・ベルク:歌劇「ヴォツェック」 ヴォツエック…フランツ・グルントヘーバー(バリトン)/
マリー…ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)/
鼓手長…ワルター・ラファイナー(テノール)/
アンドレス…フィリップ・ラングリッジ(テノール)/
大尉…ハインツ・ツェドニック(テノール)/
医師…オーゲ・ハウグランド(バス) 他/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
クラウディオ・アバド(指揮)/
アドルフ・ドレーゼン(演出)/
ヘルベルト・カップルミュラー(装置&衣装)/
ブライアン・ラージ(映像ディレクター)
109156
(BD)
\2400
 1987年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:97分/音声:ステレオ2.0 ドイツ語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 1821年に実際に起こった元兵士ヴォイツェックによる情婦殺人事件をもとにベルク(1885-1935)自身が台本を書いた「ヴォツェック」。
 貧しい床屋あがりの兵士ヴォツェックは、大尉からのパワハラに耐え、また、お金のために妙な実験の被験者となっています。精神が崩壊を始めた彼を襲うのは、妻マリーの不貞の事実という救いのない物語です。
 この狂気に満たされた作品に、ベルクは実に精緻な音楽を付けているのですが、アバドが指揮するウィーン国立歌劇場管弦楽団は緊張感を失うことなく、完璧に、そして鮮明にこの響きを描き出しています。
 グルントヘーバーを始めとした歌手たちも素晴らしく、とりわけマリーを歌うベーレンスは、まさに「狂気の引き金」たる存在感を示しています。堅実なドレーゼンの演出も含め、20世紀作品の入門編としても最適の映像です。
   

109190
(DVD 2枚組)
\2400
モーツァルト:歌劇「魔笛」 タミーノ…ペーター・シュライヤー(テノール)/
パミーナ…イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ)/
夜の女王…エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)/
パパゲーノ…クリスティアン・ベッシュ(バリトン)/
パパゲーナ…グドルン・ジーバー(メゾ・ソプラノ)/
ザラストロ…マルッティ・タルヴェラ(バス)/
弁者…ワルター・ベリー 他/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
ウィーン歌劇場合唱団/
ジェームズ・レヴァイン(指揮)/
ジャン=ピエール・ポネル(演出)
109191
(BD)
\2400
 1982年 ザルツブルク音楽祭 ライヴ収録/収録時間:189分/音声:ステレオ2.0 ドイツ語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×1,片面単層ディスク×1 <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 8年間に渡って、ザルツブルク音楽祭を代表する名舞台として名を馳せた野外劇場フェルゼンライトシューレでの「魔笛」は、当時最高の歌手たちと、鬼才ジャン=ピエール・ポネルによる周到な演出、そしてウィーン・フィルとレヴァイン、と言った素晴らしいキャストが実現したものです。
 タミーノを歌うシュライヤー、タミーナ役のコトルバシュはもちろんのこと、何と言っても当時、破竹の勢いでオペラ界を席巻したグルベローヴァの「夜の女王」の完璧なコロラトゥーラが素晴らしいの一言です。
 物語をきっちりと纏めるタルヴェラのザラストロ、コミカルな味付けを施すベッシュのパパゲーノと、全てにおいて練り上げられています。
 最近、様々な演出が試みられているこの作品ですが、やはり一度はオーソドックスな映像をみておくのも良いのではないでしょうか。
   

109192
(DVD)
\2400
グルック:歌劇「トーリードのイフィジェニー」 女大司祭イフィジェニー…
 ジュリエッテ・ガルスティアン(メゾ・ソプラノ)/
イフィジェニーの弟オレスト…ロドニー・ギルフリー(バリトン)/
オレストの友人ピュラード…デオン・ヴァン・デア・ヴァルト(テノール)/
トーリード王トアス…アントン・シャリンガー(バス)/
狩りの女神ディアーヌ…マルティナ・ヤンコヴァ(ソプラノ)、他/
チューリヒ歌劇場「ラ・シンティッラ」オーケストラ(オリジナル楽器使用)/
ウィリアム・クリスティ(指揮)/
クラウス・グート(演出)/
クリスティアン・シュミット(装置&衣装)
109193
(BD)
\2400
 2001年 チューリッヒ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:108分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1 フランス語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 女神ディアーヌを祭る神殿に仕える、アガメムノンとクリテムネストラの娘、イフィジェニー。彼女はある日、弟オレストを殺さなくてはいけない夢を見ます。また、スキタイ人の王からは「島に入ってくる人間は全て犠牲にするように」という命令も受けます。懊悩するイフィジェニーに前に現れた2人の外国人。彼女は王の命を受け、彼らを犠牲に捧げなくてはいけません。しかし、そのうちの一人は彼女の弟オレストなのです。予言に逆らうこと、そして長年の悪しき慣習を破ること。それをしない限り彼女は運命から逃れられないのです…。
 グルック(1714-1787)の創作活動の絶頂期に書かれたこの作品。ギリシャ神話をモティーフにしながらも、複雑な人間模様が描かれています。不気味な被り物を多用した演出は若干奇異に映るかもしれませんが、非現実的な要素をよりどころにする作品だけに、これはこれでありかも。と思わせてくれます。なんといってもクリスティの指揮が素晴らしいものです。
 

109194
(DVD 2枚組)
\2400
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 マックス…ペーター・ザイフェルト(テノール)/
アガーテ…インガ・ニールセン(ソプラノ)/
カスパール…マッティ・サルミネン(バス)/
オットカール…チェイン・デヴィッドソン(バリトン)/
エンヒェン…マリン・ハルテリウス(ソプラノ)/
クーノ…ヴェルナー・グレシェル(バリトン) 他/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
ルート・ベルクハウス(演出)
109195
(BD)
\2400
1999年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:159分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1 ドイツ語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊, 中/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×1,片面単層ディスク×1 <BD>二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 ウェーバー(1786-1826)の傑作「魔弾の射手」を、伝説の名ディレクター、ルート・ベルクハウスが現代的な世界に甦られた不思議、かつ少々不気味な映像です。
 全体的に歌手たちの年齢が高めな分、落ち着いた雰囲気を醸していますが、各々の性格描写がなかなか思わせぶりで、ついつい物語を深読みしてしまうのが面白いところでしょう。
 ザイフェルトのマックスが少しずつ魔に魅せられていく過程には思わず背筋がぞくぞくするのではないでしょうか。
 対して、アーノンクールが指揮するチューリヒ歌劇場管弦楽団の演奏が実に折り目正しく、まさにドイツの精神を表出するもの。ウェーバーの音楽が持つロマン性よりも、ドイツ音楽の伝統を重視した硬質の響きに耳を奪われます。
  

109196
(DVD)
\2400
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」 蝶々さん(蝶々夫人)…フィオレンツァ・チェドリンス(ソプラノ)/
スズキ…フランチェスカ・フランチ(メゾ・ソプラノ)/
ケイト・ピンカートン…ミナ・ブルム(メゾ・ソプラノ)/
ピンカートン…・マルチェッロ・ジョルダーニ(テノール)/
シャープレス…フアン・ポンス(バリトン)/
ゴロー…カルロ・ボージ(テノール)/
ヤマドリ公爵…アレッサンドロ・バッティアート(バリトン)/
ボンゾ…カルロ・ストリウーリ(バス) 他/
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団/
ダニエル・オーレン(指揮)/
フランコ・ゼッフィレッリ(演出)/
ワダ・エミ(衣装)
109197
(BD)
\2400
2004年 アレーナ・ディ・ヴェローナ ライヴ収録/収録時間:142分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1 イタリア語(オリジナル言語)/字幕:英, 独, 仏, 西, 伊, 中/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 世界中で愛されている「蝶々夫人」ですが、どうも日本人の目から見ると、色々な部分に違和感を覚えることも多い作品でもあります。
 しかし、このヴェローナ音楽祭の公演は、そんな厳しいファンの目も耳も満足される素晴らしい演奏として評判の高いものとして知られています。
 蝶々さんを歌うのは名プリマドンナ、チェドンリンス。彼女の迫真の演技と演技に目を奪われない人はいないでしょう。マルチェロ・ジョルダーノが歌う、若干優柔不断なピンカートンも説得力たっぷり。アレーナ・ディ・ヴェローナの広大な空間を生かしたゼッフィレッリの演出、オーレンの闊達たる指揮。そして何よりワダ・エミの鮮やかな衣装が物語を引き立てます。このオペラのファースト・チョイスとしてもオススメの演奏です。


















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