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≪第86号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2016/4/5〜






4/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AVANTI CLASSIC


5414706 10462
(SACD HYBRID)
\2800
マニュ・コンテとその仲間たちによるピアソラの魅惑的な世界
 (1)ピアソラ:バンドネオン協奏曲「アコンカグア」
 ヘレス・ル・カム(1963-):
  (2) Los Pibes、(3)Jugada Intima
 トマス・グビッチ(1957-):
  (4)Sea Como Fuere、(5)Despedida y Andar
 (6)エグベルト・ジスモンチ(1947-):Agua e Vinho
 マニュ・コンテ:(7)Alma、(8)Homilia
(1)-(7)(8)
 マニュ・コンテ(バンドネオン)
(1)-(4)(7)(8)
 B’ストリングス・クインテット
(4)(5)(8)
 トマス・グビッチ(ギター)
 バンドネオンの鬼才、マニュ・コンテとその仲間たちによるピアソラの魅惑的な世界。

 セッション録音:2015年7月29-31日/ワーテルロー/62’03”、ディジパック仕様

 SACD ハイブリッド盤。
 天才バンドネオン奏者マニュ・コンテがピアソラのバンドネオン協奏曲を主軸に“ピアソラ魂” に熱い作曲家による作品を収録しました。
 ピアソラ弾きとして知られるコンテは、1995 年にピアソラの音楽に感銘を受けた5 人のアーティストによって結成した「ソレダッド」のバンドネオン奏者として活動し、ピアソラの作品を世界へと発信し、来日公演でも熱狂的な演奏で聴衆を沸かせてきました。
 コンテといえば男の色気ムンムンの演奏スタイルが特徴の一つですが、近年はピアソラのヌエーヴォ・タンゴの伝い手として、一層豊かになった表現力を武器に魅惑的なバンドネオン協奏曲を奏でております。
 その他の収録作品は全てピアソラの音楽に大きな影響を受けた作曲家によるものです。
 ブエノスアイレス出身のギタリスト、トマス・グビッチは19 歳でアストル・ピアソラ楽団の一員として活躍し、その後は現代のタンゴ・ギターの革命児として名声を博しました。
 ここに収録された2 篇はいずれもピアソラを感じる熱い音楽です。エグベルト・ジスモンチはリオデジャネイロ州のカルモ出身。音楽家としてマルチな才能を発揮し、ここに収録された「Agua eVinho」は哀愁に満ちた作品です。ピアソラの情熱を受け継いだ音楽をご堪能ください。




BIS



BIS 9056
\2600→\2390
パリ音楽院声楽科教授エティッシュが大作曲家たちに作曲依頼した初見試験用小品
 それら難曲をサクソフォンで
ヴォカリーズ・エチュード(全23曲)

 デュカス「ジプシー風に」(1909)/オーリック (1926)/
 プーランク (1927)/ジョンゲン「セレナード」(1928)/
 メシアン (1935)/オネゲル (1929)/
 ルーセル「アリア」(1928)/
 カントルーブ「ブーレの形式で」(1927)/
 ミヨー「エール」(1928)/ブレヴィユ「マネ」(1907)/
 ラヴェル「ハバネラ形式で」(1907)/
 ヴィエルヌ (1907)/ユレ (1922)/
 イベール「アリア」(1927)/ライタ (1930)/
 ラビンスキー「情熱」(1931)/グレチャニノフ (1929)/
 ニコライ・チェレプニン(1927)/マルティヌー (1930)/
 マリピエロ (1928)/ニールセン (1927)/
 ヴィラ=ロボス (1929)
ハリー・ホワイト
 (アルト・サクソフォン)
エドワード・ラシュトン(ピアノ)
 名のみ知られていた「ヴォカリーズ・エチュード」を一挙公開

 録音:2014年7 月/SRFスタジオ(チューリヒ、スイス)/67’ 40”

 パリ音楽院声楽科教授のエティッシュは、1906 年に初見試験用の歌詞のない小品をフォーレに委嘱しました。以後約30 年間錚々たる作曲家たちに委嘱し続け、150 曲以上が作られましたが、ラヴェルの「ハバネラ形式による小品」以外は顧みられぬ状態です。しかし各作曲家の個性が明瞭に表われ、各自のお国ぶりが香るなど、さすが大作曲家とうならされる点も多く、放置されているのは惜しい限りでした。
 アメリカ出身で、ラシェル・サクソフォン四重奏団のメンバーを務めていたハリー・ホワイトが、そのうち23 曲をサクソフォンで演奏。声楽ではとりづらい音程もサクソフォンなら正確。この楽器ならではの肉声的な感覚で、知られざる作品の魅力を堪能できます。
 .
BIS SA 2193
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イギリスの美人ピアニスト、クレア・ハモンド(ピアノ)
 雪女や分福茶釜も登場するケネス・ヘスケスのピアノの世界

 ケネス・ヘスケス:
  (1)魔法の扉を通して (2008)
  (2)ホーラ(クララのために)(2011/2)
  (3)暗い夜 (2002)
  (4)3つの日本小品 (2002)
   【寺の音楽/揺籠(雪女より)/ぶんぶく】
クレア・ハモンド(ピアノ)
 雪女や分福茶釜も登場するケネス・ヘスケスのピアノの世界

 録音:2015年8月/カーディフ大学コンサートホール/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、66’ 37”

 SACD ハイブリッド盤。ケネス・ヘスケスは1968 年リバプール生まれの作曲家。少年時代はリバプール大聖堂の聖歌隊を務め、87 年から92 年までロンドン王立音楽大学でジョゼフ・ホロヴィッツやサイモン・ベインブリッジに作曲を師事しました。さらにアンリ・デュティユーにも学んでいます。作品は多域に及びますが、劇音楽とブラス作品が世界中で愛奏されています。作風はいわゆる「ゲンダイオンガク」で、日本やロシアの題材を扱っていても、民族的な色彩は感じられません。
 ヘスケスのピアノ曲を集めた当アルバム。圧巻はクレア・ハモンドに捧げられた「ホーラ(クララのために)」で、全12 曲42 分の大作。「魔法の扉を通して」はキーツの詩「ナイチンゲール寄す」、「暗い夜」は2002 年のオペラ「外套」(ゴーゴリ原作)の間奏曲のピアノ用編曲など、文学との結びつきも興味津々。さらに「3 つの日本小品」は人形劇バレエの素材に基づき、「揺籠」は雪女、「ぶんぶく」分福茶釜を題材としています。


 クレア・ハモンドはこれまでパヌフニク作品集やシマノフスキなどで鋭敏な感覚を聴かせてくれていますが、今回は母国イギリスの現代作品。貴重なイギリス・ピアニズムを聴かせてくれます。



 クレア・ハモンド、ただのカワイコちゃんと思ったら大間違い。かなり個性的で自己主張強い。しかも超絶技巧の持ち主。
 ここではショパンとシベリウスをご紹介しましょうね。シベリウスがとくにすごいです。

ショパンと
https://youtu.be/Yzrb2Cjpmig

シベリウス
https://youtu.be/Ckma1fD_CZ0


 そして下記アルバムでも登場するパヌフニク:12の小練習曲 Nos. 7-12 ウィグモア・ホールでのライヴ
 暗譜なんですね・・・あんまり早くてときどき手が見えなくなります。
https://vimeo.com/25982259



ということでハモンドの個性的なアルバム2枚
BIS SA 2003
(SACD HYBRID)
\2700
パヌフニク父娘
 (1)アンジェイ・パヌフニク:12の小練習曲
 (2)アンジェイ・パヌフニク(ロクサンナ・パヌフニク編):ショパン讃歌 (3曲)
 (3)アンジェイ・パヌフニク:ペンタソナタ (1984)
 (4)アンジェイ&ロクサンナ・パヌフニク:祈り
 (5)ロクサンナ・パヌフニク:第2の故郷
 (6)ロクサンナ・パヌフニク:Glo (2002)
 (7)アンジェイ・パヌフニク:リフレクションズ (1968)
クレア・ハモンド(ピアノ)
 パヌフニク父娘のピアノ曲をイギリス期待の若手が見事に披露

 録音:2013 年9 月/ポットン・ホール、イギリス/DDD、5.0 Surround Sound、71’29”

 SACD ハイブリッド盤。今年生誕百年を迎えるアンジェイ・パヌフニク(1914-1991) は、ルトスワフスキ、セロツキと並ぶ20 世紀ポーランド音楽史の巨星。1954 年に英国へ亡命し、この地で音楽活動を行なったものの、終生故国とその文化への愛着を断ち切らずにいました。近年では美人作曲家ロクサンナ・パヌフニクの父としても知られています。パヌフニクのピアノ・アルバムは初登場で大歓迎。
 パヌフニクはピアニストとして、ルトスワフスキの2 台のピアノのための「パガニーニの主題による変奏曲」を作曲者とともに世界初演したほどですが、ピアノ曲は意外に少なく、1947 年の「12 の小練習曲」、1968 年の「リフレクションズ」、1984 年の「ペンタソナタ」3 作しかありません。いずれも技巧的でダイナミック。
 このアルバムでは、愛娘ロクサンナが、父の作品の編曲もしくは父の精神を受け継いで作ったピアノ曲も収められています。興味深いのは、パヌフニク初期1949 年の作で、もともと女声ヴォカリーズとピアノのために書かれ、後にフルートと弦楽オーケストラ用に編曲された「ショパン讃歌」全5 曲中3曲のピアノ独奏用編曲。ポーランド民謡に基づき、きびきびとしたマズルカの第4 曲などピアノ曲としても非常に魅力的。「祈り」はパヌフニクが未完で残した歌曲をロクサンナが完成させ、ピアノ曲にしたもの。死を前にしたパヌフニクの望郷の念と透明な思いが感動的。
 さらに興味深いのは、ロクサンナが2003 年に作曲し、2006 年に改訂した彼女最初のピアノ曲「第2 の故郷」。タイトルはもちろんポーランドのことで、ポーランド民謡「森のすみれよ」を主題にした変奏曲となっています。
 演奏は若きイギリスの女性ピアニスト、クレア・ハモンド。イギリスには独特なピアニズムの伝統があるにもかかわらず、若いピアニストがほとんど現れないので非常に貴重。高度な技巧を駆使したフレッシュな演奏を繰り広げています。要注目の逸材と申せましょう。


BIS SA 2004
(SACD HYBRID)
\2700
イギリス・ピアニズムの貴重な継承者ハモンドの超絶技巧に驚愕!
 エチュード
  (1)リャプノフ:超絶技巧練習曲集〜テレク川/夏の夜/嵐
  (2)チン・ウンスク(陳銀淑):6つの練習曲 (1995-2003)
  (3)シマノフスキ:12の練習曲Op.33
  (4)カプースチン:異なる音程による5つの練習曲Op.68
クレア・ハモンド(ピアノ)
 録音:2013 年9 月/ポットン・ホール(イギリス)/5.0 Surround sound、67’ 22”

 SACD ハイブリッド盤。
 イギリス若手ピアニストを代表するクレア・ハモンドのBIS 第2 弾は、超絶技巧ぶりに唖然とさせられます。「エチュード」と題されたアルバムで、文字通り練習曲を集めていますが、創作は古今東西120 年にわたり、性別も多様なプログラミングは非常に計算されていて感心させられます。ピアノのための練習曲は、指の独立や運動性、難しい奏法の習熟を目的とし、ほとんどが難曲ですが、ここに収められた作曲家たちはそこに芸術性や個性を盛り込み、魅力的な世界を作り出しています。
 リャプノフの3 曲は「超絶技巧練習曲」からのもので、師匠バラキレフ譲りのボルテージの高いダイナミックな世界。国民楽派らしいロシア色とメロディに魅かれます。現代韓国の女性作曲家チン・ウンスクの練習曲は大井浩明氏が日本で披露し、「(第3 曲は)アジアで最も難しいピアノ曲」と評しています。このハモンドの演奏には作曲者の絶賛の一文を寄せていて、とにかく凄いの一言に尽きます。続くポーランド近代のシマノフスキ作品は、彼が独自の美意識に目覚めた時期のもので、やたらと難しい技巧を要求しながらも、交響曲第3 番やヴァイオリン曲「神話」と共通するBL 趣味を示しています。
 さらに日本にもファンの多いカプースチン。彼のピアノ曲はジャズ語法によるカッコ良さに満ちていますが、技巧的にはどれも難しく、とりわけ練習曲はその頂点に位置します。しかしハモンドは余裕の技術に加え、若さあふれるジャズの乗りで最高。要注目の若手ピアニストと申せましょう。




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CLAVES

50 1602
\2700→\2490
クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者
 クリスティアン・ブードゥによるショパンとベートーヴェン

 (1)ショパン:24の前奏曲 Op.28
 (2)ベートーヴェン:7つのバガテル Op.33
クリスティアン・ブードゥ
 (ピアノ;Steinway & Sons)
 煌めくような美しいタッチ。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者クリスティアン・ブードゥによるショパンとベートーヴェン

 セッション録音:2015 年7月22-24日/スイス/DDD、59’46”

 2 年に一度開催されているクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール。このアルバムには2013 年の覇者、クリスティアン・ブードゥが演奏した、ショパンの24 の前奏曲とベートーヴェンの7 つのバガテルが収録されております。
 ハスキル国際ピアノ・コンクールといえば世界的演奏家への登竜門として知られ、クリストフ・エッシェンバッハ(1965 年優勝)、ミシェル・ダルベルト(1975 年優勝)、ティル・フェルナー(1993 年優勝)、マルティン・ヘルムヒェン(2001 年優勝)、キム・ソヌク(2005 年優勝)、河村尚子(2007年優勝)、アダム・ラルーム(2009 年優勝)など、過去の優勝者はいずれも錚々たるメンバーです。
 クリスティアン・ブードゥはルーマニア系のブラジル人。幼少より才能を開花させたブードゥは、ネルソン・フレイレ主催のコンクールで優勝し、その後も出場したコンクールで優秀な成績をおさめてきました。2013 年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールでの優勝をきっかけに、ヨーロッパをはじめその名が知られるようになり、世界的ピアニストとしてのキャリアを着実に積んでおります。煌めくようなタッチで繊細なニュアンスを表現するブードゥのショパンとベートーヴェンは絶品の一言に尽きます。大器を予感させるピアニスト、ブードゥの演奏をお楽しみください。


70年代のアメリカ映画みたい。



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HMF

HMU 807668
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ハース=ベドーヤ、オーケストレーションの極限に挑戦
 (1)ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
 (2)ブラームス(シェーンベルク編):
     ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)
フォートワース管弦楽団
 注目の指揮者ハース=ベドーヤ、オーケストレーションの極限に挑戦

 録音:2015 年10月2-4日(1)、23-25日(2)/ベース・パフォーマンス・ホール(フォートワース、テキサス)(ライヴ)/71’ 42”

 SACD ハイブリッド盤。
 ホロデンコとのプロコフィエフの協奏曲録音で注目された指揮者ミゲル・ハース=ベドーヤ。1968 年ペルー出身、オットー=ヴェルナー・ミュラー、小澤征爾、グスタフ・マイヤーらに師事。現在はノルウェー放送管弦楽団の首席指揮者とフォートワース管弦楽団の芸術監督を務める実力派です。
 このアルバムでは、オーケストラの機能を追求した2 篇で真価を発揮。ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」は初期作品で彼の出世作。ポーランド民謡を素材としながら、現代的な和声と凝りに凝った作曲技法を示しています。
 協奏曲の名の通り、各楽器のソリスティックな妙技に満ちていて聴き応え満点。シェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ四重奏曲第1 番は、近年の人気作。シェーンベルクはブラームス流のオーケストレーションを墨守したと言いつつ、多種打楽器が近代的な音色を示し興味津々。フォートワース管弦楽団の熱演が光ります。


**************

 ベドーヤは1968年、ペルー出身の指揮者。
 ペルーのリマ市立歌劇場でアシスタントとして働きながら本格的に指揮者を目指すようになり、その後カーティス音楽学校、ジュリアード音楽院で学んだ。(作曲家のオスバルド・ゴリホフは同期の親しい友人らしい。)
 それからニューヨーク・フィルの副指揮者となりスラットキンの代役でデビューも果たし、さらにペルーでリマ・フィルハーモニー管弦楽団を組織。1998年から2004年まではロサンゼルス・フィルの準指揮者を務める一方で、1996年から2001年までオレゴン州のユージン交響楽団、2000年から2005年までニュージーランドのオークランド・フィルハーモニー管弦楽団、そして2000年から今回紹介しているフォートワース交響楽団の音楽監督を務めている。
 アメリカの主要なオーケストラはもちろん、ヨーロッパでもミュンヘン・フィル、北ドイツ放送響、ロンドン・フィルと共演しているというから、この人に関してはもう立派な大家といっていい。実はヨー・ヨー・マがグラミー賞を取った「シルクロード・シカゴ」のアルバムで指揮をしていたのがこの人だった。フォートワースのオーケストラの歴史を見ても、この人が音楽監督に就いてから急速に活動が活発になっている感がある。
 なかなかの人物とみた。




グラミー賞アルバム
やはり才能ある人はどこかで登場する
ミゲル・ハース=ベドーヤが指揮していた
ヨーヨー・マ(Vc)/シルクロード・プロジェクト

シカゴ響自主制作盤
CSOR 901801
\2700
シカゴ響自主制作盤 CSO RESOUND
 ヨーヨー・マ(Vc)/シルクロード・プロジェクト

  (1)ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
  (2)シャラフ:ケルレンの伝説(2000)
  (3)ルー・ハリソン:琵琶協奏曲(1997)
  (4)プロコフィエフ:スキタイ組曲(アラとロリー)Op.20
ヨーヨー・マ(Vc)
ウー・マン[危蛮](中国琵琶)
シルクロード・アンサンブル
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指)、
アラン・ギルバート((4)のみ指)
シカゴ交響楽団


 録音:(1)(2)(3)2007年4月12、13 & 17日(4)5月17、18、19 & 22日 シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ) プロデューサー:デイヴィッド・フロスト / エンジニア:クリストファー・ウィリス






LSO



LSO 5070
\1300
グザヴィエ・ロト(指揮)&ロンドン響
 パヌフニクの遺産 II
〜 パヌフニクの主題による現代作曲家の連作変奏曲
 (1)パヌフニク変奏曲
  (「宇宙の祈り」の主題による10人の作曲家の共作)
 (2)ダンカン・ワード:P-p-パラノイア
 (3)アラステア・パット:スパイラル
 (4)アーロン・パーカー:魅了された
 (5)キム・B・アシュトン:波しぶき
 (6)ジェームズ・モリアーティ:顆粒状の断片
 (7)エリザベス・オゴネク:鳥のように
 (8)レオ・チャドバーン:茶色のレザー・ソファ
 (9)ブシュラ・エル=トゥルク:切断
 (10)マシュー・カーナー:書道家の自筆
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
ロンドン交響楽団
 ルトスワフスキの親友パヌフニクの主題による現代作曲家の連作変奏曲

 録音:2015年6月3、4日/聖ルカ教会(ロンドン)

 ポーランド出身のアンジェイ・パヌフニクは、半世紀にわたる後半生をイギリスで送りました。ロンドン響とも縁の深い作曲家であっただけでなく、現在もカミラ未亡人の協力のもと「LSO パヌフニク・スキーム」を通じ毎年有望な若手作曲家6名を選出して作品発表の機会を設け、彼の偉大さを特別に讃えていることで知られます。
 その第2 弾にはパヌフニクが1968-9 年に作曲した4 人の独唱と合唱、3 台のハープとオルガンのための「宇宙の祈り」の主題を、現代イギリスの10 人の作曲家が変奏曲にした興味津々の作品が登場。ホルストの「惑星」に「冥王星」を付け足したことで知られる作曲家コリン・マシューズが中心となり、マックス・デ・ワードナー、エーヴィス・サムーティス、クリストファー・マヨ、トビー・ヤング、エリザベス・ウィンターズ、ラリー・ゴーヴス、レイモンド・ユー、アンジュラ・セマンズ、エドムンド・フィニスが変奏を共作。
 指揮を務めるのは、この趣旨に賛同して第1 弾から引き受けるフランソワ=グザヴィエ・ロト。ロトならではの推進力とバランス感覚であっという間に聴き通してしまいます。


LSO 5061
¥1300
ロト&LSO
  パヌフニクの遺産 1
    次世代を担う10 名の新進作曲家たちの作品集

「The Panufnik Legacies」
 ・アンドルー・マコーマック:インセンティヴIncentive
 ・クリスティアン・メイソン:
  …照りつける日差しからの逃避…… from bursting suns escaping …
 ・チャーリー・パイパー:浮遊Fleotan
 ・エロイーズ・ジン:サクラSakura
 ・エドワード・ネズビット:類似 I Parallels I
 ・エドワード・ネズビット:類似 I Parallels II
 ・ジェイソン・ヤード:ひどい幻滅!Rude Awakening!
 ・マーティン・サックリング:
  新生児のためのファンファーレFanfare for a Newborn Child
 ・クリストファー・メイヨー:サーマTherma
 ・エリザベス・ウィンターズ:
  突然の豪雨、突然の曇りSudden Squall, Sudden Shadow
 ・ヴラド・マイストロヴィチ:ハロHalo
ロンドン交響楽団
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 超優秀録音。ロト&LSO、次世代を担う10 名の新進作曲家たちがLSOのために書き下した作品集

 録音:2012 年10 月/ロンドン、LSO セント・ルークス/プロデューサー:ジョナサン・ストークス
 DSD5.0、マルチチャンネル、ステレオ

 LSO Live の新シリーズLSO Discovery 第1 弾。
 10 名の若き新進作曲家たちの新作を収めた内容はすべて、もともと「LSO パヌフニク・スキーム」の一環として委嘱された作品で、ロンドン交響楽団(LSO)がその音楽を世界中で分かち合い、プロモートできるように、あらたにレコーディングされたものです。
 ポーランドが生んだ20 世紀を代表する作曲家サー・アンジェイ・パヌフニク(1914 − 1991)は、生前にLSO が3 つの作品を委嘱して、その交響作品の多くをレコーディングしたことから楽団とのゆかりの深かったことで知られています。
 「作曲家で私の夫は、今日ではどうしたら若い作曲家たちが最高水準のオーケストラとの絶対不可欠な経験を得ることができるのかを気にかけていました。このプロジェクトこそが彼の夢をかなえるのです。」
 このように語るカミラ・パヌフニク夫人の協力のもとLSO によって、LSO パヌフニク・スキーム(The LSO Panufnik Scheme)は、今は亡き作曲家パヌフニクを追悼する目的で、創設されました。2005 年にスタートしたスキームでは、著名な作曲家コリン・マシューズの指導を受けて、毎年6 名の作曲家たちにLSO のための演奏時間3 分間の曲を書く機会を提供しています。スキームの開始以降、この作曲家たちの多くが、引き続きLSO よりさらなる作品の委嘱を受けるようになっています。
 このアルバムでは、このプロジェクトの最初の5 年間から厳選された作曲家たちの作品の数々を紹介していますが、その経歴や作風はじつにさまざま。
 グラスゴーの生まれで、作曲家への転向以前の青春期を、スコットランド中を演奏して廻るフォークバンドのヴァイオリン弾きとして過ごしたサックリング。
 クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」とのサントラの一部の譜面起こし、オーケストレーションおよび演奏を手掛けたマコーマック。作曲家、アレンジャー、プロデューサーそしてジャズ・サックス奏者としてすでに名高いヤードは、2013 年3 月のLSO セント・ルークス10 周年記念式典の一環として、2013 年4 月のワークショップで演奏予定の、LSO ブラスとパーカッション・セクションのための新作も委嘱さ ここで選ばれた10 名を含め、このアルバムはいま現在もこのスキームを通じてオーケストラと共同作業をする過去総勢45 名の作曲家たちによる多岐に亘るスタイルと影響の範囲の一端を示すものといえるでしょう。
 なお、指揮を手掛けるロトは、LSO が1990 年より2 年おきに行うドナテッラ・フリックLSO 指揮コンクール(The Donatella Flick LSOConducting Competition)で2000 年に優勝を果たし、最長1 年間LSO のアシスタント・コンダクターを務めるチャンスを得てキャリアの足掛かりを築き、世界の舞台へと羽ばたいていった指揮者でもあります。
 2003 年のオープンから10 周年を迎えるLSO セント・ルークスは、LSO のリハーサルや演奏会およびレコーディングのためのホール。もとは18 世紀にニコラス・ホークスムーアが設計した教会で、第一級指定建造物にも登録されており、外観が当時の様子を留めているのとは対照的に、内部には録音機材など最新鋭の設備が整えられています。
 公開リハーサルや、年間を通して毎週木曜日に開催される、BBC ラジオ3 放送番組用のクラシック・ランチタイムコンサートの会場として活用されると同時に、クラシックのほか、ワールドミュージックやポピュラーを取り入れた音楽教育プログラムLSO Discovery も実施しています。






PENTATONE


PTC 5186577
(SACD HYBRID)
\2700
デューク大学内、チャペルのエオリアン・オルガンが鳴り響く!
 (1)シベリウス(フリッカー編曲):フィンランディア
 (2)ヘルベルト・ハウエルズ(1892-1983):ラプソディ 変ロ長調 Op.17
 (3)アンドレ・フリュリ(1903-1995):
  交響曲第2番より「VIf」(1946/1947)
 (4)エドウィン・ルメア(1865-1934):デリー地方のアイルランド民謡
 (5)マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガ Op.7(1912)
 (6)ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  ウェールズの賛美歌による3つの前奏曲より「詩篇」(1920)
 (7)ヘルベルト・ブリューワー(1865-1928): 英雄的行進曲
 (8)ウィリアム・ボルコム(1938-):「主、われを愛す」
 (9)ジグー(1844-1925)(S.マッキントッシュ編曲):
  大合奏のデアローグ(オルガンとブラス六重奏版)
クリストファー・ヤコブソン
 (オルガン;エオリアン製作
  (1932年))
(9)アマルガム・ブラス・
 アンサンブル
 ものすごい音響効果。デューク大学内のチャペルに据え付けられたエオリアン・オルガンが鳴り響く!!!

 セッション録音:2015 年4月/デューク大学内チャペル(ノースカロライナ州)/DSD マルチチャンネル、5.0 Surround sound、65’56”

 SACD ハイブリッド盤。
 アメリカ、ノースカロライナ州のデューク大学内のチャペルに据え付けられた1932 年制作のエオリアン・オルガン(作品番号1785)を使用して様々な作曲家の作品を収録しました。
 このチャペル、外観は見るものを圧倒する存在感で、さらに礼拝堂には3 つのパイプオルガンを擁する巨大な建造物です。
 今回録音に使用したエオリアン・オルガンは祭壇の左右にパイプを配する後期ロマン派様式によるオルガンで、なんとパイプ6900 の4 段鍵盤の巨大オルガンです。
 この録音では当オルガンの魅力を余すところなく発揮した選曲となっております。
 冒頭のシベリウスのフィンランディアはオルガンでオーケストラを見事に表現しております。また、ヴィエルヌ、デュプレに師事したアンドレ・フリュリの交響曲第2 番はフランス・オルガンの響きを追求した美しい作品です。
 この他、ルメア、ヴォーン・ウィリアムズといったイギリス人作曲家の作品も様々なストップを組み合わせることにより非常に魅力的な作品となっております。
 最後のジグー作曲の大合奏のデアローグではスコット・マッキントッシュ編曲によるオルガンとブラス六重奏版を披露しており、チャペルに響き渡る音色をお楽しみいただけます。



 

PTC 5186580
(SACD HYBRID)
\2700
ワールドブラス・オリジナルス〜吹奏楽と打楽器のための作品集
 (1)ブワジェヴィチ:コンツェルトシュテュック(1998)
 (2)ラーブ:NO STRINGS ATTACHED(2013)
 (3)ハロルド:SKIRLL(2010/2015)
 (4)ブラントミュラー:
  DANSES CONCHERTANTES MIT CHORAL(1997)
 (5)ケッラ(グルーネヴァルト編曲):
  TSUUMI SOUND SYSTEM SUITE(2012)
 (6)ラーブ:LITTLE STORY(2013)
ワールドブラス
 これぞ世界最高峰の吹奏楽!!結成20周年を祝し録音されたワールドブラスへの委嘱&編曲作品集

 セッション録音:2015年7月&8月/ヒルフェルスム(オランダ)/DSD マルチチャンネル、5.0 Surround sound、59’50”

 SACD ハイブリッド盤。
 1995 年に創立された吹奏楽団“ワールドブラス” は欧米を中心とした若手の名手により構成され、東南アジアのツアー後世界的にその名が知られるようになりました。結成後20 年が経った現在でも積極的な演奏活動により活躍の場を拡げております。
 非常に水準の高いテクニックと表現力をあわせもった当団は、吹奏楽の新たな世界を開拓し、これまでに19 の委嘱と33 の編曲をワールドブラスのオリジナル作品として演奏しており、ここに収録された作品は全て彼らのために書かれた作品です。
 トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、そしてパーカッションによって非常に豊かな響きを奏でます。録音はPENTATONE が誇る技術チーム、ポリヒムニア・インターナショナルが担当。ブラス・ファンはcもちろんのことオーディオ・ファンにもおすすめのディスクと言えましょう。






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ONYX

ONYX 4150
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
ワシリーだってがんばっている
 チャイコフスキー第1巻は、第1番、第2番&第5番!

  チャイコフスキー:
   交響曲第1番ト短調 Op.13《冬の日の幻想》
   交響曲第2番ハ短調 Op.17《小ロシア》
   交響曲第5番ホ短調 Op.64
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
 ワシリー・ペトレンコのタクトが冴える!チャイコフスキー・チクルスがスタート!ペトレンコのチャイコフスキー!第1巻は、第1番、第2番&第5番!

 2006年9月にワシリー・ペトレンコを首席指揮者(Principal Conductor。2009年9月からはChief Conductor)に迎え、世界を舞台に快進撃を続ける英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団。
 マケドニアの名ピアニスト、シモン・トルプチェスキとの共演「ピアノ協奏曲第1番&第2番」に続くペトレンコ&RLPOのチャイコフスキーは待望の「交響曲」!
 第1巻には「第1番」、「第2番」、そして「第5番」を一挙収録!
 オスロ・フィルとのスクリャービンが絶好のスタートを切り、定評あるロシア音楽の演奏の評価をさらに確固たるものとしたペトレンコ。
 RLPOの創立175年周年アニヴァーサリー・シーズンを祝う、大注目新譜の登場です!




トルプチェスキとのチャイコフスキー「ピアノ協奏曲」
近頃嬉しい超重量級!だから第2楽章の抒情が胸にしみる・・・

ONYX 4135
\2500
チャイコフスキーの協奏曲第1番&第2番!
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
  ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 ペトレンコ&トルプチェスキ登場!最近の演奏にはなかった超重量級演奏。

 ロシアの若獅子ワシリー・ペトレンコと創立175年を迎える名門ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)がONYX初登場! 共演するのは、旧ユーゴスラビア、マケドニアが輩出したワールドクラスのピアニスト、シモン・トルプチェスキ。Avieに録音したラフマニノフ(AV 2290、AV 2291)が高い評価を得てきた同コンビの協奏曲新録音は、ロシアの大家チャイコフスキーというペトレンコ十八番のプログラム!
 オーギュスタン・デュメイ、五嶋みどり、マリア・ジョアン・ピリスなど、錚々たるアーティストが加わり充実期を迎えるイギリスのONYX(オニックス)。ペトレンコ&RLPOも今後ONYXでの録音が予定されており、この特大リリースも最盛期のONYXを形作る1枚となるだろう。




ワシリー・ペトレンコの輝かしい出世作
ショスタコーヴィチ:交響曲全集

8.501111
(11CD)
\7700→\6990
すでに入手困難がささやかれている。
海外から直輸入
ワシリーだってすごい。
 ワシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル/ 
  ショスタコーヴィチ:交響曲全集

《CD1…8.572396》
 1-4.交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10(1924-1925)/
 5-10.交響曲 第3番 変ホ長調「メーデー」Op.20(1929)/
《CD2…8.572708》
 1-3.交響曲 第2番 ロ長調「十月革命に捧ぐ」Op.14/
 4-7.交響曲 第15番 イ長調 Op.141/
《CD3…8.573188》
 1-3.交響曲 第4番 ハ短調 Op.43/
《CD4…8.572167》
 1-4.交響曲 第5番 ニ短調 Op.47/
 5-9.交響曲 第9番 変ホ長調 Op.70/
《CD5…8.572658》
 1-3.交響曲 第6番 ロ短調 Op.54/
 4-7.交響曲 第12番 ニ短調「1917年」Op.112/
《CD6…8.573057》
 1-4.交響曲 第7番 ハ長調「レニングラード」Op.60/
《CD7…8.572392》
 1-5.交響曲 第8番 ハ短調 Op.65/
《CD8…8.572461》
 1-4.交響曲 第10番 ホ短調 Op.93/
《CD9…8.572082》
 1-4.交響曲 第11番 ト短調「1905年」Op.103/
《CD10…8.573218》
 1-5.交響曲 第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」Op.113/
《CD11…8.573132》
 1-11.交響曲 第14番 ト短調「死者の歌」Op.135
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(バス)…CD10.11/
ガル・ジェイムズ(ソプラノ)…CD11/
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団…CD2.1-3/
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団男声セクション…CD10/
ハダースフィールド合唱協会…CD10/
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管/
ワシリー・ペトレンコ(指揮)

 すっかり「もうひとりのペトレンコ」になってしまったワシーリーだが、みなさんもご存知のようについこのあいだまではペトレンコといえばこの人だった。
 そしてこのNAXOSのショスタコーヴィチで名を成したのである。
 
 録音 2009年7月28-29日…CD1.1-4, 2008年6月22-23日…CD1.5-10, 2011年6月14日…CD2.1-3, 2010年10月26-27日…CD2.4-7, 2013年2月9-10日…CD3, 2008年7月7-8日…CD4.1-4, 2008年7月29-30日…CD4.5-9, 2010年6月23-24日…CD5.1-3, 2009年7月28-29日…CD5.4-7, 2012年6月1-3日…CD6, 2009年4月6-7日…CD7, 2009年9月11-12日…CD8, 2008年4月22-23日…CD9, 2013年9月27-29日…CD10, 2013年5月4-5日…CD11 UK リヴァプール フィルハーモニック・ホール

 1976年、サンクトペテルブルクに生まれたワシリー・ペトレンコは、その地の音楽院でイリヤ・ムーシンをはじめ、ヤンソンス、テミルカーノフ、サロネンら錚々たる指揮者たちに指導を受け、その才能を伸び伸びと開花させました。
 もちろんいくつものコンクール受賞歴を持ち、世界中のオーケストラを指揮し、喝采を浴びています。
 そのペトレンコによるショスタコーヴィチ(1906-1975)の交響曲全集の登場です。
 分売時から「多くの人がこれまで抱いていたショスタコーヴィチのイメージを覆す革新的な演奏」として高く評価されていた。

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ONYX 4151
\2500→\2290
パヴェル・ゴムツィアコフ
 武装警官に守られた1725年製門外不出ストラディヴァリウスで奏でる
  ハイドン:チェロ協奏曲集


   チェロ協奏曲ハ長調
   チェロ協奏曲ニ長調
   交響曲第13番ニ長調より アダージョ
   ヴァイオリン協奏曲ハ長調より アダージョ
    (ゴムツィアコフ編)
パヴェル・ゴムツィアコフ
 (チェロ/ストラディヴァリウス
  1725年製"Chevillard")
グルベンキアン管弦楽団
エーリク・ヘイデ(コンサートマスター)
 名手ゴムツィアコフのハイドン!門外不出のストラディヴァリウスの響き!

 デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価した、ロシア系チェリストの新世代を代表する名手、パヴェル・ゴムツィアコフ。

 ポルトガル王ルイス1世が所有していたと伝わる銘器、1725年製のストラディヴァリウスで奏でるハイドンのチェロ協奏曲集!
 ポルトガル、リスボン音楽博物館からの持ち出しが厳しく禁じられていた1725年製のストラディヴァリウス。
 レコーディングでの使用は困難と思われたが、グルベンキアン財団とリスボン音楽博物館の尽力により、武装警官の警護により録音会場へと運ばれ、レコーディングが実現したというのだから、この銘器の音色に期待せずにはいられない!
 ゴムツィアコフが門外不出の銘器で奏でるハイドンのコンチェルト。話題必至!


店主絶賛のピリスのショパン超名盤
このチェロがパヴェル・ゴムツィアコフだった。

あれから8年、ようやく表舞台に!
Maria Joao Pires - The Voice of Late Chopin
DG
477 7483
(2CD)
\3400
それはショパンの死
 ピリスのショパン後期ピアノ作品集

ショパン:後期ピアノ作品集

 ピアノ・ソナタ第3番 作品58 1844
 2つのノクターン 作品62 1846
 3つのマズルカ 作品59 1845
 ポロネーズ第7番 《幻想ポロネーズ》 作品61 1846
 3つのマズルカ 作品63 1846
 3つのワルツ 作品64 1846-47
 マズルカ 作品67-2&4 1849, 1846
 チェロ・ソナタ 作品65 1845-46
 マズルカ 作品68-4 1849
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
録音:2008年5月(ソナタ)、2008年7月 ヒルヴェルサム  

 店主の予想が外れてくれることを願っているが、これはピリスにとって最期のショパンになるかもしれない。
 なぜならこのアルバムでピリスはショパンの「死」を描いてしまったから。

 今回は彼女は作曲者の晩年の作品をセレクトしている(ちなみにノクターン作品62、ワルツ作品64以外は初録音である)。
 曲は若干の前後はあるものの、ショパンの死に向かっているかのように選ばれ、演奏されていく。
 晩年最期のピアノ大作であるソナタ第3番に始まり、死の影が宿り始めるノクターン作品62、サンドとの決別は目の前、破滅に向かって突き進み始めたころの最高傑作「幻想ポロネーズ」、そして生前のショパンの最後の出版となったマズルカ作品63、この時期に書かれたことが悲劇的にすら思える「子犬のワルツ」を含むワルツ作品64、そして遺作として発表されるマズルカ作品67の2曲。とくに作品67-2は死の直前、一年のブランクの後に突然残された2つの作品のうちの一つ。
 さらにショパン最晩年を語るに忘れてはならないチェロ・ソナタ。
 店主はショパンの最高傑作は?と尋ねられれば、迷わずチェロ・ソナタの第3楽章と答える。寡黙で自分のことを語りたがらなかった男が、この曲でだけはこちらに何かを語りかけてくるような気がしてならないから。
 ショパンとしては珍しい室内楽としてしか認識されていないチェロ・ソナタだが、この第3楽章の短いラルゴほど、この時代のショパンの人生に対する諦めと死に対する焦燥の念を表わした曲はない。
 サンドと別れ絶望の淵にいるショパンが、自らの心をピアノにたとえ、サンドをチェロにたとえ、そこに寄り添わせるように書いた曲。
 美しく甘く切なく穏やか・・しかしそこに秘められたショパンのさまざまな思い。
 だからショパンの「死」を描こうとするピリスがこのアルバムにこの曲を持ってこなければならなかったのも当然なのである。
 

 そして・・・。

 最後に登場するのはあの曲。ショパンが死の床で書いたマズルカ作品68-4 。正真正銘ショパンの最後の作品。
 しかし聴いたことがある人は知っていると思う。
 変な曲なのである。
 かつて金持ちの飼い犬だった野良犬がボロボロになりながらも昔の幸せだった頃を想い出し、そのあとなんとか立ち上がってゴミ箱をあさりに行こうとするが、どうしても立ち上がれないでそのまま水溜りの中で野垂れ死んでしまうような、そんな曲。
 そこには美しさも切なさも哀しさもない。あるのははかない敗者のため息。ショパンの作品で、これほど異様な、しかしおそるべき潜在能力を秘めた曲はない。実際いろいろ聴いてきたが、なかなかこの曲で感動することは難しい。だからこそ店主はこの曲の決定的名演を見つけることが人生の命題の一つだった。たとえばマズルカ集の最後に入れられても、そこでいきなり圧倒的な存在感や悲劇性を表現することは難しい。小品集の最後にぽろんと入れられても、そう。
 この曲のもつ天国と地獄の性格を描くには、方法はひとつしかない。
 アルバム全体でショパンの「死」に向かい、その「死」と一体化するような演奏をする。
 そのためにはショパンの最晩年の作品を集め、この曲にたどり着く前に死を迎える緊張感と悲劇性を体感させ、そうして最後に、あたかもショパンと心中するように、作品68-4を持ってくる・・・・。

 そう・・・このアルバムでピリスがしたように。 


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ONYX 4160
\2500→\2290
東欧の若き天才ヤン・ムラーチェク。
 ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲でデビュー!

  ドヴォルザーク:
   ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.33
   ロマンス ヘ長調 Op.11
   マズレック ホ短調 Op.49
   4つのロマンティックな小品 Op.75
ヤン・ムラーチェク(ヴァイオリン)
ジェームズ・ジャッド(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
ルーカス・クランスキー(ピアノ)
 東欧チェコの天才ヤン・ムラーチェク。ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲でデビュー!

 東欧チェコの若き天才ヴァイオリニスト、ヤン・ムラーチェクのデビュー・レコーディングがオニックス(ONYX)から登場!
 2011年にプラハ放送交響楽団のコンサートマスターに史上最年少で就任し、2014年にはフリッツ・クライスラー国際コンクールで第1位を受賞。
 プラハ響、チェコ・ナショナル響、ヤナーチェク・フィルやボフスラフ・マルティヌー・フィルなど、チェコ国内のオーケストラとの共演を重ね、同国を代表するヴァイオリニストの1人としての名声を確立した次代の巨匠候補である。
 ムラーチェクがチェコ・ナショナル響との共演で取り上げるのは、母国の傑作、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。
 チェコから世界へと羽ばたくヤン・ムラーチェクの秀演に乞うご期待!

いいじゃないですか、このふてぶてしさ。


シベリウスのヴァイオリン協奏曲の第3楽章が聴けます。逸材。
https://youtu.be/Qgl-5di3x74

 

ONYX 4149
\2500
シューベルト:リート・リサイタル
 漁師 D.225/トゥーレの王 D.367/小人 D.771/
 春に D.882/夜のすみれ D.752/月に寄す D.259/
 わが心に D.860/春の思い D.686/野ばら D.257/
 鳥 D.691/漁師の歌 D.881/ひめごと D.719/
 笑いと涙 D.777/最初の喪失 D.226/
 音楽に寄すD.547(第2稿)/君こそは憩い D.776/
 タルタロスの群れ D.583/神と踊り子 D.254/
 死と乙女 D.531/夕べの星 D.806/
 愛はあざむいた D.751/万霊節のための連祷 D.343/
 白鳥の歌 D.744/勝利 D.805
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
 現代有数のシューベルト歌手。フローリアン・ベッシュのリート・リサイタル!

 「冬の旅」(ONYX 4077)、「美しき水車小屋の娘」(ONYX 4112)、「白鳥の歌」(ONYX 4131)での名唱が記憶に新しい、オーストリアのバリトン、フローリアン・ベッシュと、イギリスの名ピアニスト、マルコム・マルティヌー。
 4作目となるフローリアン・ベッシュとマルコム・マルティヌーのシューベルトは、2人の卓越したセンスが光る"リート・リサイタル"。
 ロベルト・ホルの愛弟子であり、2010年にはハイドンの「天地創造」でアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共演を果たし、オペラ、声楽、古楽など様々な分野で目覚ましい活躍を見せるベッシュが、3大歌曲集の先で見つけたシューベルトの世界を、マルティヌーのピアノと共にじっくりと。




OPERA RARA



ORC55
(2CD)
\5000→\4590
タイトルはよく聞くが実際にはなかなか聴けない。
 ガーディアン、オペラ・トゥディ誌絶賛!
  レオンカヴァッロ:歌劇「ザザ」(1919年版)
エルモネラ・ヤオ(ザザ:S)
リッカルド・マッシ(ミーリオ:T)
ステファン・ガートナー(カスカール:Br)
ニッキー・スペンス(クールトワ:Br) 
デイヴィッド・スタウト(ビュッシー:Br) 
パトリシア・バードン(アナーイデ:ザザの母:Ms) 
キャスリン・ラッジ(ナタリーア:S)
フフルール・ウィン(フロリアーナ:S) 
マウリツィオ・ベニーニ指揮 
BBC交響楽団、
BBCシンガーズ
2015年11月 イギリスBBCスタジオ"Maida Vale"での録音

※使用楽譜
 今回、良く知られたレンツォ・ビアンキ(Renzo Bianchi)1947年の短縮版では無く、この演奏の指揮者であり、イタリア・オペラの専門家でもあるマウリツィオ・ベニーニの慎重な研究と共に初版版に比べてカットが多く、そのため音楽的変更も多いレオンカヴァッロ自身によるものとされる1919年の改訂版を基に演奏されています。

※物語
 「人気女優ザザが愛した男ミーリオには家庭があった。
 妻や彼らの可愛い子供の存在を知り、引き下がるが最後にザザはミーリオに自分の存在を妻にばらしたと嘘をつげ怒るミーリオに”あなたを試したかっただけ”と言い部屋を追い出す。
 そして泣き崩れるザザ」
 とても現実的な不倫話ゆえ、上演が敬遠されがちとの話がまことしやかにささやかれる作品ですが、レオンカヴァッロ独特の甘美なメロディがふんだんに盛り込まれた魅力的な歌劇です。

※全曲を通して歌い続ける注目のソプラノ、エルモネラ・ヤオのエネルギッシュな歌声。良く通り、力のある声が魅力的なテノールのリッカルド・マッシ。
 ベニーニが紡ぎだす見通しの良い音楽が、残念ながら今ではあまり上演される事の無い、この歌劇の魅力を最大限に引き出しています。

※同月イギリス、バービカンで行われたコンサート形式の演奏会で大喝采を浴びガーディアンやオペラ・トゥディ誌などでも高い評価を得た演目のCD化。

※デジパックに紙箱仕様、OPERA RARAレーベルならではの160ページに及ぶ詳しい解説書(英語)と成っています。


ピアノによる練習風景。ヤオがアリアを歌ってます。
https://youtu.be/QMfT0-YmN74



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MEMBRAN



MEMBRAN 234184
(10CD)
\2300→\2090

ドニゼッティ:歌劇集

Disc. 1、Disc. 2
歌劇「ゴルコンダの女王、アリーナ」
 ダニエラ・デッシ(Sop)
 アデリサ・タビアドン(Sop)
 ロックウェル・ブレイク(Ten)
 パオロ・コーニ(Br)
 アンドレア・マーティン(Br)
 セルジオ・ベルトッキ(Ten)
 アントネッロ・アレマンディ指揮、
 アルトゥーロ・トスカニーニ交響楽団、他


Disc. 3、Disc. 4
歌劇「ロアンのマリア」
 マリアーナ・ニコレスコ(Sop)
 ジュゼッペ・モリーノ(Ten)
 パオロ・コーニ(Br)
 フランチェスカ・フランチ(MSop)
 ヴィンチェンツォ・アライモ(バス)
 マッシモ・デ・ベルナルト指揮、イタリア国際管弦楽団、他
  ライヴ録音


Disc. 5、Disc. 6
歌劇「パリのジャンニ」
 ルチアーナ・セッラ(Sop)
 アンヘル・ロメロ(Bs)
 ジュゼッペ・モリーノ(Ten)
 エレーナ・ツィオリオ(MSop)
 エンリコ・フィッソーレ(Bs)
 シルヴァーナ・マンガ(MSop)
 カルロ・フェニーチェ・チラーリオ指揮、ミラノRAI交響楽団、他
  録音:1988年9月


Disc. 7、Disc. 8
歌劇「ランベルタッツィのイメルダ」
 フロリアーナ・ソヴィッラ(Sop)
 ディエゴ・ダウリア(Ten)
 ファウスト・テンツィ(Ten)
 アンドレア・マーティン(Br)
 ガストーネ・サルティ(Bs)
 マルク・アンドレーエ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団、他


Disc. 9
ドニゼッティ:歌劇「リタ」
 アデリーナ・スカラベッリ(Sop)
 ピエトロ・バッロ(Ten)
 アレッサンドロ・コルベッリ(Br)
 フェデリコ・アメンドーラ指揮、オルケスタ・ダ・カメラ・シチリアーナ、他
  録音:1991年6月21日、22日(ライヴ)


Disc. 10
歌劇「カーニヴァルの木曜日」
 ジェイムズ・ルーミス(Bs)
 ブルーナ・リッツォーリ(Sop)
 ロドルフォ・マラカルネ(Ten)
 ネストーレ・カタラーニ(Br)
 マリア・ミネット(MSop)
 イレーネ・バッシ=フェラーリ(Sop)
 フアン・オンシーナ(Ten)
 テオドーロ・ロヴェッタ(Bs)
 エドウィン・レーラー指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団、他
  録音:1961年2月


 ドニゼッティのマイナー・オペラを6作品集めてこの価格!
 よくみたら高名な歌手も。
 こんなセットが売れるのか、と訝しがる人もいるかもしれないが、こういうセットこそ結構早めに完売したりする。
 ドニゼッティのあの甘美なメロディーを愛する人はどうかお早めに。



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TROUBADISC



TRO-CD 01449
\2600→\2390

マデルナ、ブール、メータも登場!

 アナトール・ヴィエル(1926-1998):作品集 Vol.2
  
エクラン [Ecran] Op.56
 (管弦楽のための;1969-1970)(*)
フランス国立放送管弦楽団 
ブルーノ・マデルナ(指揮)
   録音:1971年4月14日、ライヴ、
   第8回ロワイヤン音楽祭、ロワイヤン、フランス
チェロ協奏曲第1番 Op.29(1962) ヴラディーミル・オルロフ(チェロ)
ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団 
ズービン・メータ(指揮)
    録音:1964年
日時計 I [Sonnenuhr I / Clepsidra I] Op.52
 (管弦楽のための;1968-1969)(*)
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団 
エルネスト・ブール(指揮)
    録音:1969年1月4日
遊戯 [Jocuri (Spiele)] Op.36(ピアノと管弦楽のための;1963)   レムス・マノレアヌ(ピアノ) 
クルジュ=ナポカ・フィルハーモニー管弦楽団
エミール・シモン(指揮)
    録音:データ不詳
交響曲第1番「沈黙へのオード」 Op.47(1967) ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団
   コルネリウ・ドゥンブラヴェアヌ(指揮)
    録音:データ不詳

   

 すべてステレオ
 アナトール・ヴィエルはルーマニアの作曲家・音楽理論家・音楽教育者。
 ルーマニア北東部モルダヴィア地方の中心都市ヤシに生まれ、1941年のユダヤ人大虐殺(ヤシで犠牲者推定8,000〜13,000人)を生き延び、ブカレスト音楽院でレオン・クレッペル(1900-1991)、パウル・コンスタンティネスク(1909-1963)、コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)に、モスクワ音楽院でアラム・ハチャトゥリアン(1903-1978)に師事。1962年にチェロ協奏曲第1番がマリー=ジョゼ王妃国際作曲賞(スイスのジュネーヴ)受賞。これは第二次大戦後初めてルーマニア人作曲家が獲得した国際賞でした。
 ブカレスト音楽院教授を務め、数多くの著作を発表。あらゆるクラシカル音楽ジャンルに120を超える作品を書き上げました。

 ヴェエルの作品集第2巻となる当盤はエルネスト・ブール(1913-2001)、ブルーノ・マデルナ(1920-1973)、そして20代のスービン・メータ(1936-)も登場する秘蔵音源集。(*)は世界初演時の録音。

 メータと共演しているヴラディーミル・オルロフは1928年ウクライナのオデッサに生まれ、ルーマニアのブカレスト音楽院で学んだチェリスト。
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員、ウィーン国立音楽院教員を経て1971年から1991年までカナダのトロント大学でチェロ科主任教授を務め、1977年にはカナダ国籍を取得しました。



アナトール・ヴィエル:作品集 Vol.1

TRO-CD 01446
\2600
2曲とも世界初録音
 アナトール・ヴィエル(1926-1998):

  交響曲第6番「エクソダス」Op.112(1988-1989)(*)
   I. タンゴチャッコーナ II. エクソダス III. サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ
   IV. 蒼白の太陽
  メモリアル Op.118(1990)(+)
ルーマニア放送交響楽団(*)
ホリア・アンドレースク(指揮(*))
ルーマニア放送室内管弦楽団(+)
ルドヴィク・バーチ(指揮(+))
 アナトール・ヴィエルはルーマニアの作曲家・音楽理論家・音楽教育者。
 ルーマニア北東部モルダヴィア地方の中心都市ヤシに生まれ、1941年のユダヤ人大虐殺(ヤシで犠牲者推定8,000〜13,000人)を生き延び、ブカレスト音楽院でレオン・クレッペル(1900-1991)、パウル・コンスタンティネスク(1909-1963)、コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)に、モスクワ音楽院でアラム・ハチャトゥリアン(1903-1978)に師事。1962年にチェロ協奏曲第1番がマリー=ジョゼ王妃国際作曲賞(スイスのジュネーヴ)受賞。これは第二次大戦後初めてルーマニア人作曲家が獲得した国際賞でした。ブカレスト音楽院教授を務め、数多くの著作を発表。あらゆるクラシカル音楽ジャンルに120を超える作品を書き上げました。
 アナトール・ヴィエルの交響曲は7つ。第6番はチャウシェスク独裁政権崩壊前に書かれた最後の交響曲で、ソヴィエト(当時)の指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーに献呈されました。ユダヤ系の出自を表に出すことを避け、また共産党員であり政権との軋轢も表向き無かった彼ですが、政情不安定な中、「エクソダス(移民等の大規模な出国)」というタイトルに何らかの思いを込めていたかもしれません。
 チャウシェスク政権崩壊後に書かれ1991年にイスラエルで初演された「メモリアル」はユダヤ人大虐殺の犠牲者に捧げられています。
 2曲とも世界初録音です。





WEITBLICK(再プレス)



SSS0060
\2300→\2090
※再プレス
ファンからの熱いご要望に応えて再プレス!
 ケーゲル(指揮) &ライプツィヒ放送交響
ヨハン・セバスチャン・バッハ:音楽の捧げ物

 ・「王の主題による5つのカノン」はデッサウによる編曲版
 ・「6声のリチェルカーレ」はヴェーベルンによる編曲版
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ライプツィヒ放送交響楽団
アマデウス・ヴェーバージンケ
 (フリューゲル・ピアノフォルテ、通奏低音)
ジェルジ・ガライ(Vn)
ヘルガ・ロッチャー(Vn)
ペーター・クリュグ(Vc)
ハインツ・フグナー(Fl)
フリッツ・シュナイダー(Ob ダモーレ)
エルヴィン・クレツマー(Fg)
トーマス・ヴュンシュ(Va ダモーレ)
エルノ・クレポク(Va ダモーレ)
ハイニ・フォーグラー(Gamb)
ベルトラム・バルト(Gamb)
ウォルフガング・ウェーバー(Vc)
ハンス・ヴェルナー(Vc)
ディーター・ツァーン(Bs)
 ケーゲルの「音楽の捧げ物」現代楽器演奏による超刺激的なバッハ!

 録音:1972 年5 月24 日、6 月5 日(ステレオ)、ライプツィヒ・ベタニア教会におけるスタジオ録音

 鬼才ケーゲルによるまさかのバッハ演奏!隅々までケーゲルの厳しい眼が光った出色の蔵出し音源。日本語解説付き。許光俊氏も絶賛。以下、ライナーノートからの抜粋です。
 冒頭、鍵盤楽器の音色にまずは驚かされる。通常は、チェンバロによってフリードリヒ大王の主題が提示されるはずなのだが、これはチェンバロではない。かといって、1950年頃までのバロック演奏では常識であったようにピアノで弾かれているわけでもない。現代のプリペアド・ピアノのようにも聞こえるが、録音データによれば、フリューゲル・ピアノフォルテと記されている。あとを聴けばわかるように、実はこの演奏では通奏低音としてチェンバロも用いられている。
 チェンバロがなかったわけではないし、弾く奏者がいなかったわけでもない。推測するなら、ソロで重要な主題を提示するためには、チェンバロでは弱すぎると判断されたのではないか。あるいは、バッハがフリードリヒ大王の目前ではそうしたと思われるように、フォルテピアノが用いられたのか。王は、鍵盤楽器作りの名人ジルバーマンによる楽器を所有していた。
 それ以後、ひとつひとつの楽曲が丁寧に奏されていく。ケーゲルらしい、くそまじめな演奏である。普通はこの作品のためにはあまり用いられないオルガンも登場する。いずれにしても、ここには宮廷で奏されることを期待するような雅な雰囲気は皆無だ。それぞれの楽器の音色のぶつかりあいは、まるで20世紀音楽みたいなのである。さらに、なんと終わりから2つめの『4声のカノン』では、思いがけず合唱の声が聞こえてくるのに驚かされる。
 が、それより何よりこの演奏が異色なのは、『王の主題による5つのカノン』がデッサウによる編曲版、『6声のリチェルカーレ』がウェーベルンによる編曲版によって演奏されていることだ。
 管楽器、ことに金管楽器の響きを主体にしたデッサウの編曲からは、くすんだ工業都市の夕焼けが連想される。ここからキャバレー音楽まではすぐそこだ。他方、ウェーベルンのほうは、繊細で微妙に音色がうつろうロマンティックな音楽である。また、それ以外の曲、ことに後半の曲においても20世紀的と呼ぶほかないような響きが作り出されているのも明らかである。
 こうした音楽が混ぜ合わされた結果、この50分ほどの『音楽の捧げ物』は、いにしえと20世紀が並立し、あるいは交錯する不思議な時間的経験となった。これを一種のコラージュと呼んでもいいかもしれない。





<国内盤> 


GRAMOLA


GRML99085
(国内仕様盤)
\2900+税
アッパショナート
 〜情熱的な愛の音物語〜

 クララ・シューマン (1819-1896):
  1. 「ロマンス」変ロ長調、作品22-3
 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
  2. 「ヴァイオリン・ソナタ第3番」作品45より第2楽章
 “アレグレット・エスプレッシーヴォ・アラ・ロマンツァ”
 ヨセフ・スク(1874-1935):
  3. 「愛の歌」作品7-1
 パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):
  4. 「アンダルシアのロマンス」作品22-1
 エドワード・エルガー(1857-1934)
  5. 「愛の挨拶」作品12
 イェネー・タカーチュ(1902-2005):
  6. 「ハンガリー狂詩曲」作品49
 カロル・シマノフスキ(1882-1937):
  7. 「アレトゥーザの泉」作品30-1
 セルゲイ・プロコフィエフ(1981-1953):
  8. 「ヴァイオリンソナタ第1番」作品80第2楽章
   “アンダンティーノ”
 ミロスラフ・スコリク (1938-):
  9. 「メロディ」
 フリッツ・クライスラー(1875-1962):
  10. 「愛の悲しみ」
  11. 「美しきロスマリン」
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  12. 「ヴァイオリンソナタ」第2楽章“ブルース”
アルカディ・ウィノクロフ (ヴァイオリン)
エリ-ザベト・エシュヴェ (ピアノ)
 ”アパッショナート”というタイトルに、愛の喜び、苦しみ、悲しみといった、様々な時代と国の作曲家が音で語った様々な愛の物語を込めたアルバム。
 色々なテーマをもとに長年デュオとして演奏を重ねてきたのウクライナ出身のウィノクロフ(ヴァイオリン)とエシュヴェ(ピアノ)が“時代を超えたヨーロッパの情熱”を奏でます。
 特に東欧作品の味わいは絶品です
 

GRML99073
(国内仕様盤)
\2900+税
ディスタンス
 〜ソプラノサックスとアコーディオン編〜

 テオドール・ブルカリ(1975-):
  「サックサコールディア」
   1. 陽気に
   2. 悲しく
   3. 明瞭に
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
  4. セクエンツァ7b
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1985-1750):
  「フルートとチャンバロのためのソナタ」ト短調、BWV1020
  5. 第1楽章 アレグロ
  6. 第2楽章 アダージョ
  7. 第3楽章 アレグロ
 武満徹(1930-1996):
  8. ディスタンス
 アレッサンドロ・マルチェッロ(1673-1747):
  「オーボエ協奏曲ハ短調」
   9. 第1楽章 アレグロ・モデラート
   10. 第2楽章 アダージョ
   11. 第3楽章 アレグロ
 クシシュトフ・ペンデレツキ (1933):
  「3つの小品」
  12. アレグロ
  13. アンダンテ・カンタービレ
  14. アレグロ・マ・ノン・トロッポ
 アストル・ピアソラ(1921-1992):
  15. オブリビオン
デュオ・ファガルト
 ミヒャエル・クレン(ソプラノ・サックス)
 ユエミン・シュー(アコーディオン)
 ソプラノサクスフォンとアコーディオンの異なる音色が溶け合って新たな音楽を導き出します。
 バロック音楽のバッハ、マルチェッロから現代音楽の武満、ペンデレツキ、ブルカリまで。時にやわらかく、時に明瞭な音色は様々な時代の音楽に幅広くマッチしており、その音の拡がりを楽しめること間違いなしです。
 サックスのクレンは様々なコンクールの受賞歴多数、これからの活躍が期待される奏者です。バッハの繊細な演奏は意外な収穫です。




Molto fine


MF 25902
\2800+税
須田祥子/ビオラはうたう2〜
 星は光りぬ/ルイーザ

  ① プッチーニ: 私のお父さん ? 歌劇「ジャンニスキッキ」
  ② プッチーニ:星は光りぬ ? 歌劇「トスカ」
  ③ ジョビン:ルイーザ
  ④ ニーノ・ロータ:インテルメッツォ
  ⑤ シューマン:おとぎの絵本 作品113
  ⑥ ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ ハ調(1939)
  ⑦ シューマン:ミルテよりハスの花
須田祥子 (ヴィオラ)
松本 望 (ピアノ)
 さらなる進化!
 ボサノバの創始者ジョビンの「ルイーザ」、映画音楽の名匠ロータの作品を含む意欲作!
 
 報道ステーションでの生中継ライブで「星は光りぬ」を演奏した須田祥子、注目の第2弾です。
 ヴィオラを歌わせたら日本屈指の実力を持ち、多種で色彩感ある音色を持つ稀有なヴィオリスト 須田祥子。今回も「うた」をテーマに掲げる一方で、ヒンデミットのソナタも収録しています。
 プッチーニのオペラ・アリア「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)と「星は光りぬ」(トスカ)からスタートし、映画音楽「黒いオルフェ」で知られるジョビンの「ルイーザ」とうたに由来する曲が3曲つづきます。
 そのあとはヴィオラのために書かれたオリジナル作で構成されており、映画音楽の名匠ニーノ・ロータの「インテルメッツォ」、4曲からなるシューマンの「おとぎの絵本」、そしてヒンデミットのヴィオラ・ソナタ(1939)がつづきます。
 ヒンデミットは生涯に3曲のヴィオラ・ソナタを作曲しており、デビューCD「ビオラは歌う」(MF25901)には、1919年に作曲された最初のヴィオラ・ソナタ へ長が収録されていましたが、このアルバムには実質第3番にあたるヴィオラ・ソナタハ調(1939)が収録されています。
 ヒンデミットは、シューマンやブラームスなどのロマン派の音楽を否定するかのように、独自の調整理論を展開し、新古典派主義や新古典主義といわれる作曲技法を確立していますが、このアルバムではシューマンにつづいてヒンデミットを置いているのも興味深いところです。
 しかしヒンデミットの作風はヒトラーからきらわれ、ドイツ人であるにもかかわらず「退廃音楽」の烙印を押されて、フルトヴェングラーの必死の擁護の甲斐なく、1938年にスイスに亡命しています(ヒンデミット事件)。亡命の翌年に完成されたこの作品は、ヴィオラの機能を大胆に生かしながら、時代の様相も反映した、まさにヒンデミットならではの密度の濃い作品となっています。
 ヒンデミットのあとは、アンコールとしてシューマンの歌曲集ミルテよりハスの花を収録しています。
 2度のレコーディングを経てさらに進化した、須田祥子の今をお聴きください。
 ヒンデミットが実際に使っていたヴィオラと弓を使用しています。
  録音:2015年7月6、7、8日 神奈川県立相模湖交流センター


須田祥子(すだ さちこ) 
6歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向し98年同大学を首席で卒業。
これまでにヴァイオリンを室谷高廣、室内楽を名倉淑子、ヴィオラと室内楽を岡田伸夫らに師事。
 97年、第7回日本室内楽コンクール、99年、第7回多摩フレッシュ音楽コンクール、99年、第23回プレミオ・ヴィットリオ・グイ賞国際コンクール、2000年、第2回淡路島しづかホールヴィオラコンクールの全てのコンクールで第1位受賞。
 皇居内御前演奏会、トッパンホール ランチタイム コンサート、日本演奏連盟リサイタルシリーズ、FMリサイタル、B→ C、ヴィオラスペース等数多くの演奏活動や、ソリストとしても多くのオーケストラと共演している。特に、「日本の作曲家2001」及びアンサンブル金沢との共演(世界初演)など、NHK-FMでも紹介され高い評価を得た。国内の数多くのオーケストラに首席として客演している他、宮崎国際音楽祭、鎌倉芸術館ゾリスデン、サイトウ・キネン・オーケストラ等
に度々出演。
 室内楽ではこれまでにチョン・ミョンフン(pf)、樫本大進、ロバート・チェン、スヴェトリン・ルセヴ(以上vn)、ルイジ・ピオヴァーノ(以上vc)等と共演。
 2015年5月の「題名のない音楽会」のヴィオラ特集に出演、また2016年1月には「報道ステーション」で白川氷柱群からヴィオラのソロ演奏が生中継された。
 2014年にファーストアルバム「ビオラは歌う」をリリース。それに伴い、全国でリサイタルを行った。
 現在、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、洗足学園大学非常勤講師。




Studio N.A.T


NAT15311
\2700+税
まほうのふえ
 組曲《どうぶつの謝肉祭》 
  序奏とメガネイルカの冒険/カメガネ/
  怒りのメガネマングース/森の奥の
  メガネ/メガネカイマン/象眼鏡/眼鏡白鳥/メガーネ
 組曲《わく星》
  キラキラ・ファンタジック・スター/フルート星/
  土星/火星/木星/落花星
 オペレッタ《邪笛》より
  序曲/おいらは馬刺し/なんとひどいブサイクな姿/
  なんかわからんけど/いい人っぽい/
  でへへ、ねえちゃん/レ・レ・レ/馬法の笛/フィナーレ
アンサンブル・リュネット
アンサンブル・リュネット Ensemble Lunettes
 2008年に結成された4名の男性フルート奏者によるパフォーマンス・グループ。「リュネット」はフランス語で「メガネ」を意味し、メンバー全員がメガネを着用している。フルートの演奏はもちろんのこと、歌や多彩な楽器を駆使し、さらにはお芝居やコントまでなんでも飛び出す笑い溢れる多彩なステージが好評を博している。
 2013年、第16回日本フルートコンヴェンションコンクール・アンサンブルアワード部門において第1位を受賞。アンサンブル・リュネットのメンバーは眼鏡の生産地として世界的に知られる福井県鯖江市より「さばえブランド大使」に認定されている。
 アンサンブル・リュネット ホームページ http://www.ensemblelunettes.com/

森本英希 Hideki Morimoto
 和歌山県橋本市出身。京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。大阪シンフォニカー交響楽団(現・大阪交響楽団)フルート奏者を経て、現在、テレマン室内オーケストラのフルート奏者。テレマン室内管弦楽団のソリストとしてバッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどの、数多くの協奏曲を共演。また、ピリオド楽器奏者として、CD録音(日本コロムビア、ナミレコード)、ライプツィヒ・バッハフェスティバル2003、ベートーヴェン交響曲チクルスなどをはじめとする多数の演奏会に参加した。丹波の森国際音楽祭2006(シューベルティアーデ丹波)のシンボルアーティストを務め好評を博した。
 また、京都バロック楽器アンサンブルを主宰し、数多くの演奏会をプロデュースしている。ムラマツフルートレッスンセンター講師。

谷風佳孝 Yoshitaka Tanikaze
 奈良県奈良市出身。3歳からピアノを始める。京都市立芸術大学音楽学部をフルートで卒業後、ウィーンに渡りプライナー音楽院で声楽を学ぶ。帰国後、桐朋オーケストラ・アカデミーの研修課程を修了。第5回KOBE国際学生音楽コンクールの管楽器部門を鍵盤ハーモニカにて審査委員長賞を受賞。同コンクールを室内楽で奨励賞を受賞。第10回日本フルートコンベンション・コンクール・ソロ部門第3位。第8回びわ湖国際フルートコンクール入選。ミュージカル『星の王子様』にて[うぬぼれや]役を熱演。バレエ『ジゼル』にて[街の貴族C]として、存在感を消した脇役を好演。これまでにフルートを大江浩志、伊藤公一、大嶋義実、ヴェルナー・トリップの各氏に、声楽を北村敏則、マルティン・フュアの各氏に、舞台演芸を森本英希氏にそれぞれ師事。天理楽器フルート講師。

江戸聖一郎 Seiichiro Edo
 京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科博士(後期)課程を修了し、フランソワ・ドゥヴィエンヌに関する研究で博士号を取得。大学卒業後に渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽学校において、パトリック・ガロワ氏に師事する。同校を審査員満場一致の一等賞を得て卒業。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団フルート奏者。パールフルートギャラリー〈大阪〉教室講師。タンスマン国際コンクールファイナリスト(ポーランド)、ピカルディー音楽コンクール(フランス)1等賞、ル・パルナス・フルートコンクール第1位(パリ)、UFAM国際音楽コンクール1等賞(パリ)など、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめる。これまでに、フルートを赤穂由美子、待永望、大嶋義実、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、リコーダーを秋山滋氏に師事。

小山真之輔 Shin’nosuke Koyama
 沖縄県沖縄市出身。京都市立芸術大学音楽学部卒業。2006年「第五回笛祭り沖縄フルートフェスタ2006」ではフルートと指揮の両方でゲストとして招かれる。これまでフルートを山田はじめ、大嶋義実、瀬尾和紀の各氏に師事。大学在学中より指揮者としての活動を開始し、交響曲、協奏曲、ミュージカル、新曲初演など様々な作品を指揮。現在はフルートと指揮の両方で演奏活動を行っている。ドルチェ音楽教室フルート講師。

<映像>


C MAJOR(映像)



73 5204
(Blu-ray)
\5800→\5390
2015 年6 月, ステファノ・ポーダの未来的演出
 ノセダ&トリノ王立歌劇場によるグノーの「ファウスト」

  グノー:歌劇「ファウスト」
チャールズ・カストロノーヴォ
 (ファウスト:テノール)
イルダール・アブドラザコフ
 (メフィストフェレス/ 悪魔:バス)
イリーナ・ルング
 (マルグリート:ソプラノ)
ワシリー・ラデュク
 (ヴァランタン:バリトン)
ケテワン・ケモクリーゼ
 (ジーベル:メゾソプラノ)
サマンサ・コルベイ
 (マルト:メゾソプラノ)
パオロ・マリア・オレッキア
 (ワーグナー:バリトン)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
トリノ王立歌劇場管弦楽団・合唱団

73 5108
(2DVD)
\5600→\5190
 ノセダ&トリノ王立歌劇場によるグノーの「ファウスト」。ステファノ・ポーダの未来的な演出、カストロノーヴォ、アブドラザコフ、ルングと現在の実力派歌手陣が集結!

 演出、装置、衣装、照明:ステファノ・ポーダ/演出助手:パオロ・ジアニ・セイ/
 テクニカル・ディレクター:サヴェリオ・サントリクイード/合唱指揮:クラウディオ・フェノグリオ/
 映像監督:ティツィアーノ・マンシーニ/
 収録:2015 年6 月トリノ王立歌劇場
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、字幕:英独伊西中韓日(原語:仏)、180分
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1、PCM ステレオ、字幕:英独伊西中韓日(原語:仏)、180分

 音楽監督ジャナンドレア・ノセダ率いるトリノ王立歌劇場によるグノーの「ファウスト」。トリノ王立歌劇場はノセダが2007 年に音楽監督就任以来大きな成果をあげ、巨匠トスカニーニに次ぐ第2 期黄金時代を迎えたと世界中から注目を集めています。
 「ファウスト」は、ジュール・バルビエとミッシェル・カレの台本により、グノーが作曲した全5 幕のオペラで、ドイツの文豪ゲーテの戯曲「ファウスト」第1 部を題材にしています。
 初演は1859 年パリのリリック座で行われ、それほど好評を得ることはできませんでしたが、初演を見たベルリオーズはこの作品を高く評価していたようです。その後、上演毎に人気が高まり徐々に成功を収めていき、現代では最も人気のあるフランス・オペラのひとつとなっています。
 今回の演出は演出から照明まで全てを手がけ、時代の先を行く鬼才ステファノ・ポーダ。歌手の頭上である舞台中央に不吉な影を落とす巨大な黒いリングのオブジェや近未来的で抽象的な装置を配置することにより、オペラで最も魅力的な瞬間は洗練された照明によるものではないと本演出で証明しています。
 さらに素晴らしい歌手陣もこの舞台の成功に欠かせません。
 若きアメリカのテノール、チャールズ・カストロノーヴォがファウスト役を演じ、華麗な演技と甘美な歌声は説得力があります。
 世界一流劇場が注目するロシア出身のバス、イルダール・アブドラザコフは、迫力があり洗練された歌声と豊かな技巧で圧倒的な存在感を放つメフィストフェレスを演じています。
 ロシア人若手ソプラノのイリーナ・ルングの透き通った声で演じるマルグリートは、無邪気な少女のよう。悪魔に魂を売り若さを手に入れたファウストと、純真無垢なマルグリートとの悲劇の恋物語を、ポーダの巧みなストーリー展開、グノーの甘美な音楽、そして繊細かつ大胆なノセダの指揮により見事な舞台に仕上げています。


















4/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



WERGO



WER 7330
\2500→\2290
音に託した祈りと愛
 ラトビアの作曲家ヴァスクスの弦楽四重奏曲集

 ペトリス・ヴァスクス(1946-):
  (1)弦楽四重奏第4番
  (2)弦楽四重奏第1番
  (3)弦楽四重奏第3番
スピーツェル弦楽四重奏団
 スピーツェル弦楽四重奏団による、ラトビアの作曲家ヴァスクスの弦楽四重奏曲集。厳しい時代の中で、作曲者が音に託した祈りと愛

 録音:(1)2014年5 月、(2)(3)2014 年7 月/レーゼクネ市コンサート・ホールGORS(ラトヴィア)/77’19”

 ラトビア生まれの作曲家ペトリス・ヴァスクスの弦楽四重奏曲集。ソビエト占領下時代から独立後の混乱期まで、祖国ラトビアとそこに生きる人々の苦難を間近に見てきたヴァスクスにとって、音楽を書くことは人々にとっての「魂の楽園」を求めることでした。
 彼の創作の中で重要な位置を占めている5 曲の弦楽四重奏曲には、どんな厳しい環境でも失われない彼の祈り、愛、希望が一貫して描かれています。
 弦楽四重奏第1 番は、ソビエト占領下時代に書かれた作品。ラトビアを取り巻く厳しい状況と混乱、絶望に満ちた感情や、突き上げるような抵抗が描かれたのち、最終楽章では理想の世界を希求する静かで穏やかな楽想が広がります。
 弦楽四重奏第3 番は、ラトビア独立後間もない頃に書かれた作品。クリスマスキャロルを引用した第1 楽章、ラトビアのフォークダンスのリズムを用いた第2 楽章の後に続く第3 楽章では、それまでと一変し鋭くシビアな表情が現れ「地球上で平和は可能か?」という問いを聴衆に突きつけます。最終楽章で再び現れる希望の光は、そんな自問自答を繰り返した作曲者の答えなのかもしれません。
 21 世紀を目前にした1999 年に書かれた弦楽四重奏第4 番は、90 歳を迎えたヴァスクスの母に捧げられた作品。彼女の生涯と20 世紀が歩んだ歴史に想いを馳せて作曲されたといいます。最終楽章「瞑想」は、高音域で透明感のある歌を奏でるヴァイオリンソロが特徴的。「空高く飛ぶ天使が下界の状況を悼みつつ、かすかな癒しと慰めを与える」と作曲者が説明しています。この最終楽章「瞑想」は、2006 年にヴァイオリンと弦楽合奏版が作られ、その版には「孤独な天使」というタイトルがつけられています。
 既にWERGO からリリースされている弦楽四重奏第2 番&5 番(WER 7329)に引き続き今回も演奏を手がけるスピーツェル弦楽四重奏団は、シンフォニエッタ・リガ・オーケストラとリエパーヤ交響楽団のメンバーからなるラトビアの弦楽四重奏団。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、ラトビア人作曲家の作品の演奏に力を入れて活動しています。
 そっと人々に寄り添うような曲を書き続けるヴァスクス。痛みに満ちた時代だからこそ必要とされる希望や信仰が、作曲者の肉声として伝わってくるような作品集です。




TOCCATA



TOCC-230
\2700→\2490
フェレンツ・ファルカシュ:管弦楽作品集 第4集
 1.ビハールのルーマニア民俗舞曲(1988)/
 2-5.カンティーネス・オプティメ(1969)
  <第1番:死の前の激励/第2番:祈り/
   第3番:マリアの歌/第4番:おお、イエス>/
 6-13. 17世紀の古いハンガリー舞曲集(フルートと弦楽版)(1990)
  <イントラーダ/ゆっくりとした踊り/肩-刀の踊り/
   トランシルヴァニアの王子の踊り/舞踏病/
   メヌエットのように/ラザール・アポルの踊り/飛び跳ねる踊り>/
 14-16.チェンバロ協奏曲(1949)/
 17-20.喜びの音楽(1982)/
 21-23.セデナード・コンチェルタンテ(1967)
   ※1.2-6.17-20.21-23…初録音
アンドラーシュ・アドリヤン(フルート)…1.6-13.21-23/
イングリット・ケルテシ(ソプラノ)…2-5/
ミクローシュ・シュパーニ(チェンバロ)…14-16/
フランツ・リスト室内管弦楽団/
ヤーノシュ・ローラ(指揮)
録音 2015年1月15-21日 ブダペスト,イタリア文化会館

 ハンガリーの作曲家フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000)の管弦楽作品集の第4集です。
 中心に収録されているのはフルートを用いた曲集で、どれも比較的耳当たりが良く、また民族的なメロディをもつ親しみやすい音楽です。
 ここでフルートを吹いているのは1944年、ブダペスト生まれのフルーティスト、アンドラーシュ・アドリヤン。
 彼はストックホルム、ケルン、バーデン・バーデン、ミュンヘンなどの主要都市のオーケストラでソリストを務め、また数々の忘れられた作品の復興に寄与しています。
 録音も数多く、このファルカシュをはじめ、グンナー・ベルイ、ホルンボー、ノレル・リー、シュニトケなど80作以上のリリースがあります。
 また静謐な美しさを持つ「カンティーネス・オプティメ」ではNAXOSでも人気の高いソプラノ、イングリット・ケルテシがソロを担当、現代の祈りを静かに歌い上げています。
 チェンバロ協奏曲は古典的な佇まいの中に斬新な響きを溶け込ませた興味深い作品です。
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TOCC-263
\2700→\2490
一度触れてみて・・・エスニック&ノスタルジック
 チャールズ・オブライエン:管弦楽作品集 第2集

 1.序曲「春へ」Op.4(1906)/
 2.序曲「吟遊詩人の呪い」 Op.7(1905)/
 3.マズルカ(1898) /4.子守歌(1898)/
 5-7.スコットランドの情景 Op.17(管弦楽版)(1915/1929)
  <第1番:ムーアランド/第2番:グレンの声/
   第3番:収穫祝いの歌>
    ※全て初録音
リエパーヤ交響楽団/
ポール・マン(指揮)
録音 2014年12月12日…3, 2015年2月2-6日…1.2.4-7 ラトヴィア,リエパーヤ・ラトヴィア・ソサエティ・ハウス

 第1集(TOCC0262)も好評だった、エジンバラの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)の管弦楽作品集の第2集。
 このアルバムに収録されているのは、数々の交響詩と序曲です。シューマン風の趣きを持つ演奏会用序曲「春へ」と、リスト風の荒々しさを持つ「吟遊詩人の呪い」、これらは交響詩と呼んでも差し支えないほどの充実した内容を持っています。
 そして軽妙な2つの小品「マズルカ」と「子守歌」をはさみ、オブライエンの本領発揮とも言える組曲「スコットランドの情景」が続きます。
 哀歌に始まり、色彩豊かな舞踏のコントラストのはっきりしたこの作品は、時折エルガーを思わせる雄大な雰囲気を持っています。


なぜか懐かしい、オブライエンの管弦楽曲集

TOCC-262
\2700
チャールズ・オブライエン:管弦楽作品集 第1集
 1.「エランゴワン」演奏会用序曲 Op.12/
 2-5.交響曲 ヘ短調 Op.23
リエパーヤ交響楽団/
ポール・マン(指揮)
録音 2014年8月4-8日 ラトヴィア リエパーヤ,ラトヴィア・ソサエティ・ハウス
 エディンバラの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)。以前、TOCCATAレーベルからリリースされたピアノ曲集(TOCC-256)での明快な作風で、この知られざる作曲家に対して親密な感情を抱いた人も多かったのですが、今回の管弦楽作品集は、一層聴き手に歓びを与えることでしょう。
 明るさが爆発するような「エランワゴン」序曲は、至るところにスコットランド民謡の香りがします(ちなみにエランゴワンとは、ウォルター・スコットの小説「ガイ・マナリング」に登場する家の名前です)。
 「交響曲 ヘ短調」も勇壮な楽想を持つ聴き応えのある作品です。古典的な作風を用いているため、第2楽章にはメヌエットが置かれていますが、こちらもどことなく憂愁に満ちた渋めの音楽です。抒情的な第3楽章を経て、最後はノリノリの終楽章が待っています。パワフルなリエパーヤ交響楽団の演奏もGOODです。

 

TOCC-285
\2700
ウィリアム・ハンプリーズ・ディアス:オルガン作品全集
 1-4.オルガン・ソナタ 第1集 ヘ長調 Op.5(1886)/
 5-13.アーサー・バード(1856-1923):主題と変奏 ハ短調 Op.27
  (W.H.ディアスによるオルガン編)(1889)/
 14-17.オルガン・ソナタ 第2番 ハ短調 Op.7(1888)
ヤン・レヘトラ(オルガン)
録音 2013年9月19-20日…1-4.14-17, 2015年3月5日…5-13 ヘルシンキ 聖ジョン教会
 20世紀のはじめ、マンチェスターの王立音楽大学でピアノの教師を務めていたアメリカ人、ウィリアム・ハンプリーズ・ディアス(1863-1903)のオルガン作品集。
 リストに師事し、またブゾーニとは友人だった彼は、マンチェスターに来る前にもヘルシンキ、ヴィーズバーデン、ケルンで教育者として活躍していましたが、書いていた作品はほんのわずかで、作曲家としてはそのまま忘れられてしまいました。
 ここでは彼のオルガン作品を全て収録するとともに、同じく忘れられてしまった作曲家、アーサー・バードのピアノのための作品「主題と変奏」をディアスがオルガンのために編曲したものも併せて録音することで、ディアスの作品の復興を試みています。
 演奏しているレヘトラはフィンランドの傑出したオルガニスト。国内外のオーケストラと共演し、また多くの現代作曲家から新作の演奏を委嘱される素晴らしい才能の持ち主です。
 .


TOCC-323
\2700→\2490
世界初録音含む
 エルンスト・クシェネク:ピアノ協奏曲全集 第1集

 1-4.ピアノ協奏曲 第1番 嬰へ短調 Op.18(1923)/
 5-9.ピアノ協奏曲 第2番 Op.81(1937)/
 10-14.ピアノ協奏曲 第3番 Op.107(1946)
ミハイル・コルジェフ(ピアノ)/
イギリス交響楽団/
ケネス・ウッズ(指揮)
録音 2015年9月12.13日 ウェールズ モンマス,ウィアストン・コンサートホール

 ジャズから十二音を駆使した作品まで、多彩な作風を持つクシェネク(1900-1991)のピアノ協奏曲集がTOCCATAレーベルに登場。
 バルトーク、プロコフィエフ、シェーンベルク、ショスタコーヴィチ作品にも匹敵する作品でありながら、これまでにほとんど演奏されることがなく、このアルバムに収録された3曲も、内2曲が世界初録音というレアなレパートリーです。
 これらの作品はどれも十二音の技法で書かれていますが、どの作品も技巧的で、ウィットに富んでいます。
 1920年代から1940年代は多彩な作風が世の中を席巻していましたが、クシェネク作品からもそんな雰囲気が存分に感じられます。
 ピアノを演奏しているのはロシア=アメリカ系ピアニスト、ミハイル・コルジェフで、今回は名指揮者ケネス・ウッズとの初共演となります。




DUX


DUX 0927/0928
(2CD)
\4000
ショパン(1810-1849):ポロネーズ集
  [CD 1]
  ポロネーズ 変ロ長調 WN.1/ト短調 WN.2(1817)/変イ長調 WN.3/嬰ト短調 WN.4
   変ロ短調 WN.10/ニ短調 WN.11/ヘ短調 WN.12/変ロ短調 WN.17
   変ト長調 WN.35
  [CD 2]
  ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26 No.1/変ホ短調 Op.26 No.2
   イ長調 Op.40 No.1/ハ短調 Op.40 No.2/嬰ヘ短調 Op.44/変イ長調 Op.53
  幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
アンジェイ・ピクル(ピアノ)
 アンジェイ・ピクルは1954年ポーランドのクロスノに生まれたピアニスト。クラクフ音楽アカデミーでタデウシュ・ジムジンスキ(1924-1992)に、ウィーン音楽大学でパウル・バドゥラ=スコダに師事。2002-2003年神戸女学院大学音楽学部客員教授。
 2016年現在クラクフ音楽アカデミー・ピアノ科主任教授およびクラクフ夏期国際音楽アカデミー芸術監督。
 

DUX 1225
\2400
フランスの魅惑 ヴァイオリンとピアノのための音楽
 イェジ・バウエル(1936-):祈り [Invocazioni]
 マリアン・ボルコフスキ(1934-):イメージ II
 ロムアルト・トファルドフスキ(1930-):
  ニッグニム、ユダヤのハシディズムの歌 [Niggunim]
 ヴィトルト・ルジンスキ(1913-2004):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・パストラーレ
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ロマン・ラソツキ(ヴァイオリン)
ウルシュラ・ボジェク=ムシャルスカ(ピアノ)
 ロマン・ラソツキは1948年ポーランドのウーチに生まれたヴァイオリニスト。
 1970年代から教職に携わり、1996年から2002年までワルシャワのフリデリク・ショパン音楽アカデミー教授、2005年から2012年まで同アカデミー(2008年大学に改称)副院長を務めました。
 

DUX 1239
\2400
リアル・ライフ・ソング ソプラノのための現代ポーランド音楽
 ミウォシュ・ベンビノフ(1978-):夜想曲(1997)
  (Fl/Vc1/Hp/Cm/Pc/JB)
 アンジェイ・ボジム・Jr.(1979-):磁器人形(2015)
  (Vc1/Hp/Pc/AB)
 カタジナ・シュヴェト:寒い国の子守歌(2015)
  (Vc1/Pc/JB)
 ラファウ・ヤニャク(1986-):裏切られた者たちの5つの歌(2015)
  (Vn1/Vc1/Hp/Pc/RJ)
 アレクサンデル・コシチュフ(1974-):Slykialan eavvat(2013)
  (Vo)
 スワヴォミル・ザムシュコ(1973-):Nasha Shkhapa(2009)
  (Pf1)
 アガタ・ズベル(1978-):そのとおり(2012)
  (Fl/Vn2/Vc2/Pf2/MK)
 ヤゴダ・シュミトカ(1982-):
  リアル・ライフ・ソング(2014/2015)
   (Fl/Cl/Vn2/Vc2/Pf2/Pc/El/MK)
ヨアンナ・フレシェル(ソプラノ)
アガタ・イグラス=サヴィツカ(フルート(Fl))
ピョトル・ザヴァツキ(クラリネット(Cl))
カミラ・ヴォンシク=ヤニャク(ヴァイオリン(Vn1))
マクシミリアン・グジェシャク(ヴァイオリン(Vn2))
カタジナ・グリギェル(ヴィオラ(Va))
ドミニク・プウォチンスキ(チェロ(Vc1))
ヤン・カリノフスキ(チェロ(Vc2))
ズザンナ・エルステル(ハープ(Hp))
クシシュトフ・ガルストカ(チェンバロ(Cm))
マリュシュ・ルトコフスキ(ピアノ(Pf1))
マレク・シュレゼル(ピアノ(Pf))
ウーカシュ・ピョトロフスキ(打楽器(Pe))
アンジェイ・コペチ(アレクトロアコースティック・レイヤー(El))
プロモデルン(声楽アンサンブル(Vo))
ヤロスラフ・プラシュチャウェク(指揮(JB))
アンジェイ・ボジム・Jr.(指揮(AB))
ラファウ・ヤニャク(指揮(RJ))
マルタ・クルチンスカ(指揮(MK))
 ヨアンナ・フレシェルは1983年ポーランドに生まれたソプラノ。2006年ワルシャワ生命科学大学で環境保護の修士号を取得後、フリデリク・ショパン音楽大学でヤドヴィガ・ラッペに師事し2012年卒業、2013年同大学歌曲研究所を卒業。
 当盤にてCDデビュー。
 

DUX 1245
\2400
テレマン(1681-1767):リコーダー協奏曲集
  リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲ト短調 TWV43:g3(#)
  リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽と通奏低音のための二重協奏曲イ短調
   TWV52:a1(*)
  リコーダー、弦楽と通奏低音のための組曲イ短調 TWV55:a3
  リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための二重協奏曲ホ短調
   TWV52:e1(+)
ボレット・ロード(リコーダー)
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
アレクシス・コセンコ(フラウト・トラヴェルソ(+))
アルテ・デイ・スオナトーリ
エヴァ・ゴリンスカ、
アウレリュシュ・ゴリンスキ(ヴァイオリン(#)) 他
 ボレット・ロードは1979年デンマークに生まれたリコーダー奏者。
 2004年コペンハーゲン王立音楽アカデミー上級ソリスト・クラスを卒業後すぐにデンマーク国営ラジオ放送のアーティスト・イン・レジデンスに迎えられました。あのミカラ・ペトリのような、デンマーク音楽界の「顔」になっていきそうなアーティストです。
 

DUX 1276
\2400
パヴェウ・ウーカシェフスキ(1968-):ムジカ・プロファーナ 1
  2つの前奏曲(ピアノのための;1992)
  段階(ピアノのための;2002)
  俳句(ソプラノとピアノのための;2002)(*)
  2つの歌(バリトンとピアノのための;2000)(+)
  2つの宗教的な歌(バリトンとピアノのための;1997)(+)
  2つの死後のソネット(バリトンとピアノのための;2010)(+)
  3つの歌(メゾソプラノとピアノのための;1992)(#)
  ソナタ風(クラリネットとピアノのための;1991)(**)
  ピアノ三重奏曲(++)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(ソプラノ(*))
アンナ・ルバンスカ(メゾソプラノ(#))
ロベルト・ギェルラフ(バリトン(+))
ロムアルト・ゴウェンビョフスキ(クラリネット(**))
カミラ・ヴォンシク=ヤニャク(ヴァイオリン(++))
ピョトル・ハウセンプラス(チェロ(++))
エヴァ・グス=セロカ(ピアノ)
 

DUX 1278
\2400
ピアソラ&シュメレク
 アストル・ピアソラ(1921-1992):
  リエージュに捧ぐ
   (バンドネオン、ギターと弦楽合奏のための協奏曲)(*/+)
 アダム・シュメレク:アコーディオンと室内管弦楽のための幻想曲(+)
 アストル・ピアソラ:エスクアロ(鮫)(#)/タンゲディア(#)
 アダム・シュメレク:アコーディオンと室内管弦楽のための協奏曲(+)
エルヴィラ・シリフキェヴィチ=チサク(アコーディオン)
ヤクプ・ニェドボレク(ギター(*))
ルブリン室内管弦楽団(+)
ピョトル・ヴィヤトコフスキ(指揮(+))
タンギリョ五重奏団(#)
 

DUX 1279
\2400
マリアン・ボルコフスキ(1934-):独奏作品集
  トッカータ(ピアノのための;1960)
   マルチン・タデウシュ・ウーカシェフスキ(ピアノ)
  イメージ II(任意の独奏弦楽器のための;1975)
   パトリツィア・ピェクトフスカ(ヴァイオリン)
  詩篇(オルガンのための;1975)
   アンジェイ・ホロシンスキ(オルガン)
  ロマンティックな間奏曲(ピアノのための;1976)
   マリアン・ボルコフスキ(ピアノ)
  声 [Vox] (任意の独奏管楽器のための;1977)
   ズジスワフ・ピェルニク(テューバ)
  ヴィジョン I(チェロのための;1962)
   トマシュ・ストラフル(チェロ)
  断章(ピアノのための;1962)
   アンジェイ・ドゥトキェヴィチ(ピアノ)
  スペクトラ(独奏打楽器のための;1980)
   スタニスワフ・スコチンスキ(打楽器)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SARX

レア盤!

SXAM 2021-2
(2CD)
\4200
(旧譜)
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「劇場的都合と不都合」(1827) ダニエラ・デッシー(ソプラノ:コリッラ・スコルティキーニ)
フランコ・シオッリ(バリトン:プロコロ・コルナッキャ)
シモーネ・アライモ(バスバリトン:アガータ・スカンナガッリ)
ラウレッタ・ペラッソ(ソプラノ:ルイージャ・スカンナガッリ)
ウィリアム・マテウッツィ(テノール:G・アントルストイノロノフ)
ジュゼッパ・ラマッツァ(バス:ビスクロマ・ストラッパヴィスチェレ)
アルマンド・アリョスティーニ(バリトン:プロスペロ・サルサパリーリャ)
グリエルモ・ガッツァーニ(カウンターテナー:ネオクレ・フレスコパーネ)
オペラ・ジョコーザ劇場合唱団
マウリツィオ・サルヴィ(合唱指揮)
エステンセ交響楽団
カルロ・リッツィ(ピアノ)
アントネッロ・アッレマンディ(指揮)
録音:1981年11月1日、ライヴ、キャブレーラ劇場、サヴォーナ、イタリア、ADD (P)1995
 
レア盤!

ANG 97013-2
(3CD)
\6300
(旧譜)
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ集
  第1番ニ長調 Op.12 No.1/第2番イ長調 Op.12 No.2
  第3番変ホ長調 Op.12 No.3/第4番イ短調 Op.23
  第5番ヘ長調「春」Op.24/第7番ハ長調 Op.30 No.2
  第10番ト長調 Op.96/第6番イ長調 Op.30 No.1
  第9番イ長調「クロイツェル」Op.47/第8番ト長調 Op.30 No.3

フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
エンリカ・カヴァッロ(ピアノ)

録音:1967年10-11月
場所の記載なし、ADD (C)(P)1997年

SX 2030-2(SXAM 2030-2) と同一内容。

 
レア盤!

ANG 97020-2
\2200
(旧譜)
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):マルコ受難曲
 (声楽と管弦楽のための聖三部作)
レナート・カペッキ(バリトン:キリスト)
ジョルジョ・ターデオ(バス:第一福音史家)
ジュゼッペ・ゼッキッロ(バリトン:第二福音史家)
アルフレード・ノビーレ(テノール:ユダヤ人)
トリノ・ポリフォニー合唱団
ルッジェーロ・マギーニ(合唱指揮)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
エンニオ・ジェレッリ(指揮)
録音:1959年10月、場所の記載なし (C)(P)1997




<メジャー・レーベル>

オーストラリアELOQUENCE



482 3438
(2CD)
\1800
プレヴィンによるコルンゴルトの魅力が満載!
 《コルンゴルト:交響曲、ヴァイオリン協奏曲、映画音楽集》

 コルンゴルト:
  1) 交響曲 嬰ヘ長調Op.40,
  2) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35,
  3) 「シー・ホーク」組曲
   (ヒューゴー・フリードホーファー、レイ・ハインドルフと
    ミラン・ローダーによる管弦楽編曲),
  4) 「女王エリザベス」組曲
   (ミラン・ローダーとヒューゴー・フリードホーファーによる管弦楽編曲),
  5) 「海賊ブラッド」組曲
   (ヒューゴー・フリードホーファー、ミラン・ローダーと
    ハインツ・レームヘルトによる管弦楽編曲),
  6) 「放浪の王子」組曲
   (ヒューゴー・フリードホーファーとミラン・ローダーによる管弦楽編曲),
  7) 組曲「空騒ぎ」Op.11より
    「花嫁の部屋の乙女」「ドグベリーとヴァージェス (夜警の行進)」
    「間奏曲」「仮面舞踏会 (ホーンパイプ)」
ギル・シャハム(ヴァイオリン:2),
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ロンドン交響楽団、
 プレヴィンによるコルンゴルトの魅力が満載!
 ギル・シャハムとのヴァイオリン協奏曲も収録。
 米国へ亡命後ハリウッドで活躍したコルンゴルトの晩年の交響曲、ヴァイオリン協奏曲、劇付随音楽。
 プレヴィン&ロンドン響がDGに1996年に録音した「交響曲」と、2001年録音の「映画音楽作品」、ギル・シャハムとの「協奏曲」を収録したセットです。
 ユダヤ人だったが故に戦争中はハリウッドで映画音楽を作曲していたコルンゴルトが、戦後再び純粋なクラシック音楽として作曲したのがヴァイオリン協奏曲でした。
 全編にわたって奏でられる美しい旋律と後期ロマン派風のシンフォニックな響きを特徴とするこの曲は、ハイフェッツにより初演され、数々の再演を受けて世に広まりました。
 オーケストラによる映画音楽の作曲技法は、後の多くの映画音楽に影響を及ぼしました。コルンゴルトの魅力満載のアルバムです。

 【録音】1996年6月(1, 7), 1993年6月(2), 2001年6月(3〜6)
 

482 0262
\1200
《ヒルデ・ギューデン〜デッカ初期録音集》
 1) ミレッカー:喜歌劇『デュバリー』より「わたしが心を捧げる人」,
 2) レハール:喜歌劇『ジュディッタ』より「青き夏の夜のごとく美しい」,
 3) レハール:喜歌劇『ほほえみの国』より「誰が愛を吹き込んだのか?」,
 4) レハール:喜歌劇『ほほえみの国』より「君はわが心の全て」,
 5) レハール:喜歌劇『ジュディッタ』より「私の唇は熱いキスをする」,
 6) カールマン:喜歌劇『伯爵夫人マリツァ』よりメドレー,
 7) カールマン:喜歌劇『チャールダーシュ侯爵夫人』よりメドレー,
 8) カールマン:喜歌劇『パガニーニ』よりメドレー,
 9) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「慕わしき御名」,
 10) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「祭りの日にはいつも」,
 11) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「ああ、そはかの人」,
 12) ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』より「季節風の息にのって」,
 13) プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」,
 14) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「ご主人様、お聞きください!」,
 15) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷の心もやがて溶けて」,
 16) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「私の名はミミ」,
 17) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「わたしが街を歩くと」,
 18) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「あなたの愛の呼ぶ声に」,
 19) プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」,
 20) R.シュトラウス:歌劇『アラベラ』より
  「あの男は、私にふさわしい人じゃない!」
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)/
ヴィルヘルム・ロイブナー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1〜8)/
クレメンス・クラウス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(9〜10)/
アルベルト・エレーデ(指揮)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(11〜15)/
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
ロンドン交響楽団(16〜19)/
ルドルフ・モラルト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(20)
 伝統的スタイルに則ったオペレッタと清楚で見事なイタリア・オペラ
 元々はオペレッタ歌手として活動を始めたヒルデ・ギューデン。その存在感と美しさはウィーンの歌劇場でも認められ、瞬く間にオペラ界でもスターとなり、数多くの録音が残されています。
 ロッテ・レーマンやエリザベート・シューマンの後継者として多くのオペラに出演し、銀の光を思わせる柔らかな声で聴衆を魅了しました。
 アルバム前半は、「伝統のスタイル」に則ったオペレッタのアリアの数々を収録。
 多彩な役を演じ、ワルツ、ダンス、そしてチャールダッシュまでを歌いこなし「オペレッタのエヴァーグリーン」と呼ばれた彼女の素晴しい歌唱がお楽しみいただけます。
 後半のイタリア・オペラでは清楚な役柄の美しい歌声をお聴きください。
 【録音】1949〜1954年
 

482 1645
(2CD)
\1800
マルケヴィッチ&ベルリン・フィル
 ハイドン:オラトリオ『天地創造』(全曲)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ),
リヒャルト・ホルム(テノール),
キム・ボルイ(バス),
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊,
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
イーゴル・マルケヴィッチ(指揮),
 マルケヴィッチによるシンフォニックかつ神聖な名演
 マルケヴィッチの数少ない声楽曲(宗教曲)録音の名盤。旧約聖書の「創世記」とミルトンの「失楽園」をもとにした台本によるハイドン傑作のオラトリオ「天地創造」。
 マルケヴィッチは名歌手らを起用し、内容の理解と同様に音声的な響きをよりシンフォニックに演奏し、ベルリンフィルの劇的な演奏を神聖に感じさせる名演です。
 【録音】1955年5月、ベルリン、イエス=キリスト教会
 

480 6872
(2CD)
\1800
ゲオルク・ショルティ
《バルトーク:管弦楽作品集》

 バルトーク:
  1) 管弦楽のための協奏曲 Sz.116,
  2) 舞踏組曲 Sz.77, 3) 組曲「中国の不思議な役人」Op.19, Sz.73,
  4) 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106,
  5) ディヴェルティメント Sz.113,
  6) ハンガリーの風景 Sz.97,
  7) ルーマニア民俗舞曲 Sz.68
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
ロンドン交響楽団(1〜4),
シカゴ交響楽団(5〜7)、
 バルトークの本質に鋭く迫るショルティの名演奏。「弦、チェレ」の1963年録音も収録
 オーケストラの機能性と各楽器群の音色の魅力を最大限に引き出した「管弦楽のための協奏曲」や、民族色が強く打ち出された「舞踊組曲」、大胆な不協和音が全体を支配する「中国の不思議な役人」などバルトークの色彩感豊かな作品を収録。
 ショルティは徹底的に音楽を整理し、完璧なオーケストレーション・バランスで演奏しています。この盤に収録された「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」は、1963年12月録音のもの。
 【録音】1965年2月(1), 1965年5月(2), 1963年12月(3), 1963年12月10&14日:キングズウェイ・ホール(4), 1990年1〜2月(5), 1993年11月(6), 1993年11月(7)



<映像>


EURO ARTS(映像)

20 50538
(5DVD)
\8000
クルト・マズア〜音楽と平和のための人生
DVD1(120分) :
 ドキュメンタリー「平和革命とドイツ統一」(1999年制作/オリヴァー・ベッカー監督)
 ドキュメンタリー「二つの都市、一人のマエストロ」(1992年制作/アラン・ミラー監督)
 ドキュメンタリー「名曲発見〜メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲」
  (2007年制作/アンゲリカ・シュティーラー監督)
DVD2(71分):
 メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90『イタリア』
 ムソルグスキー/ゴルチャコフ編:組曲『展覧会の絵』
   ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団  クルト・マズア(指揮)
   収録:1993年9月15,16日 ライプツィヒ(ライヴ)
   監督:エリザベス・ビルケ=メルツァー
DVD3(82分):
 メンデルスゾーン:ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのガラ・コンサート
  序曲「夏の夜の夢」Op.21/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.64/
  交響曲 第3番 イ短調「スコットランド」Op.56/「真夏の夜の夢」Op.61より結婚行進曲
   フランク=ミハエル・エルベン(ヴァイオリン)
   ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団  クルト・マズア(指揮)
   収録:1997年,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス/監督:ボブ・コールス
DVD4(90分):
 クルト・マズア/ライフ・イン・ミュージック〜 アニヴァーサリー・ガラ・フロム・ライプツィヒ
  ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲/モニューシュコ:『ハールカ』〜マズルカ/
  ブラームス:愛の歌−ワルツ op.52より/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調 op.72-2/
  チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45/バーンスタイン:『ウェスト・サイド物語』〜マンボ/
  ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より/デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』/
  ビゼー:『カルメン』前奏曲/ジョピン:イパネマの娘/
   ハラルト・シュミット(司会) MDR放送合唱団
   ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団  クルト・マズア(指揮)
   収録:2007年6月15,16日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
   監督:ゲオルク・ヴューボルト
DVD5(89分+11分):
 メンデルスゾーン・イン・ヴェルビエ
  メンデルスゾーン:
   ピアノ六重奏曲ニ長調Op.110、ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25、
   交響曲第3番イ短調Op.56『スコットランド』
  ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章
    ユジャ・ワン(ピアノ) キリル・トルソフ(ヴァイオリン)
    デイヴィット・アーロン・カーペンター(ヴィオラ) マクシム・リサノフ(ヴィオラ)
    ソル・ガベッタ(チェロ)  レイ・メッシュ(コントラバス)
    ヴェルビエ祝祭管弦楽団  クルト・マズア(指揮)
    収録時期:2009年7月29日(Op.110)、7月30日(Op.25、Op.56)、
     8月1日(ボーナス)、スイス、ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)
    監督:フランソワ=ルネ・マルタン、フィリップ・ベジア、ピエール=マルタン・ジュバン
 クルト・マズア追悼DVD セット、マズアの音楽と平和のメッセージ

 画面:DVD1 & DVD3: NTSC 4:3、DVD2,4,5:NTSC 16:9、音声:PC M ステレオ(全て)、、DTS5.1(DVD3,4,5)、リージョン:All、字幕:英、独、465 分

 ドイツを代表する指揮者、クルト・マズア(享年88 歳)。マズアは、旧東独の指揮者としてドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団(1967-1972 年)、ライプツィヒ・ヴァントハウス管弦楽団(1970-1996 年)などドイツの名門オーケストラを牽引、特にライプツィヒ・ヴァントハウス管とのコンビでは数々の名録音が残されています。
 社会活動にも積極的で、東西ドイツ統一の際も平和的解決に向けて奔走し、彼の発言や行動は注目を集めました。
 1991 年からニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督、2000 年にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2002 年〜 2008 年までフランス国立管弦楽団の音楽監督も務めた実績もあり、客演指揮者も含め多くの仕事をこなしていましたが、晩年はパーキンソン病をわずらい、2015 年12 月19日にコネチカット州グリニッチの自宅で亡くなられました。
 このDVD セットは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との演奏を中心に、彼の平和活動を追ったドキュメンタリー映像を含むもの。マズアの功績をたたえる充実の内容です。
 

20 72962
(2DVD)
\4100

ニコラウス・アーノンクール/ザルツブルク音楽祭〜オーバーチュア・スピリチュエル
DVD1(90分)
 モーツァルト:聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 K.243、ミサ・ロンガ K.262
   シルヴィア・シュヴァルツ(ソプラノ) エリーザベト・フォン・マグヌス(メゾ・ソプラノ)
   ジェレミー・オヴェンデン(テノール) フローリアン・ベッシュ(バリトン)
   アルノルト・シェーンベルク合唱団
   ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス ニコラウス・アーノンクール(指揮)
   収録:2012年7 月29 日ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD2(150分)
 ハイドン:オラトリオ『四季』全曲
   ドロテア・レシュマン(ソプラノ)  ミヒャエル・シャーデ(テノール)  
   フローリアン・ベッシュ(バス) ウィーン国立歌劇場合唱団
   エルンスト・ラッフェルスベルガー(合唱指揮)
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  ニコラウス・アーノンクール(指揮)
   収録:2013年7 月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)/監督:ミヒャエル・ベイヤー
特典映像
 『ドキュメンタリー:ニコラウス・アーノンクールのハイドン「四季」リハーサル』(25分)
   監督:エリック・シュルツ
 アーノンクール追悼2012 & 2013ザルツブルク音楽祭ライヴ!

 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:All、223分、言語:独、字幕:英独仏

 現代のクラシック音楽界に大きな影響を与え、古楽演奏の先駆者として活躍したニコラウス・アーノンクール、2015 年12 月には演奏活動からの引退を表明し、その後2016 年3 月5 日、86 歳で亡くなりました。
 このDVD は、2012 年と2013 年のザルツブルク音楽祭に登場した際の映像を2 枚組セットにしたもの。カトリックやプロテスタントの宗教音楽を特集するザルツブルク音楽祭の新しいコンサート・シリーズ「オーバーチュア・スピリチュエル」での演奏です。
 2012 年、アーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによるモーツァルトの初期の宗教曲2 作品と、2013 年ウィーン・フィルと行ったハイドンのオラトリオ『四季』。アーノンクールの長年の経験と研究から培われた深い解釈がもたらす充実の音楽を聴かせてくれます。














4/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



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BIS



BIS SA 2211
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
まさかの鈴木雅明&タピオラ・シンフォニエッタ!
 ストラヴィンスキーの新古典主義時代の作品

 ストラヴィンスキー:
  (1)プルチネルラ組曲(1924/1949)
  (2)バレエ音楽「ミューズをつかさどるアポロ」(1928/1947)
  (3)弦楽のための協奏曲 ニ調(1946)
鈴木雅明(指揮)
タピオラ・シンフォニエッタ
 これは驚き!鈴木雅明がタピオラ・シンフォニエッタと共演。なんとストラヴィンスキーの新古典主義時代の作品を録音!!

 セッション録音:2015 年4月/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、64’55”

 SACDハイブリッド盤。
 1990 年にバッハ・コレギウム・ジャパンを創設して以来、音楽監督として名声を博した鈴木雅明がなんとタピオラ・シンフォニエッタと共演し、ストラヴィンスキーを録音!!
 収録作品はプルチネルラ組曲、バレエ音楽「ミューズをつかさどるアポロ」、そして弦楽のための協奏曲 ニ調の3 篇です。
 J.S. バッハ演奏の第一人者として活躍する鈴木雅明ですが、近年はBCJ 以外との共演で様々なレパートリーを披露しており、2010 年10 月の東京シティ・フィルの定期演奏会ではマーラーの巨人を演奏し、ノンビブラートによる透明度の高い演奏で話題となりました。また2016 年6 月には東京交響楽団との共演でサン=サーンスの交響曲第3 番「オルガン付き」(オルガンは鈴木優人)を演奏予定。期待の高まる公演をひかえております。
 ロシア・バレエ団の主催者であったセルゲイ・ディアギレフからの委嘱により作曲されたバレエ音楽「プルチネルラ」。原曲となったのはペルゴレージのチェンバロ曲で、ストラヴィンスキーが新古典主義を明確にした最初の作品です。このプルチネルラ組曲はバレエ音楽を1949 年に改訂した室内管楽用の作品です。バレエ音楽「ミューズをつかさどるアポロ」は、ワシントンの米国国会図書館主催の現代音楽祭のための委嘱作品で新古典主義に徹底した代表的な作品です。弦楽のための協奏曲 ニ調は、バーゼル室内管弦楽団の創立20 周年を祝して作曲された委嘱作でニ長調からニ短調への浮遊が印象的な作品です。鈴木雅明の研ぎ澄まされたアプローチにより雄弁かつ透明なサウンドを聴かせてくれます。新感覚のストラヴィンスキーがここに誕生しました。



 


BIS SA 2210
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ジョン・ネシリング(指揮)
 レスピーギの劇的交響曲と歌劇「ベルファゴール」序曲

 レスピーギ:
  (1)劇的交響曲(1913-14)
  (2)歌劇「ベルファゴール」序曲(1924)
ジョン・ネシリング(指揮)
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
 ネシリングによるエネルギー大爆発の演奏!レスピーギの劇的交響曲と歌劇「ベルファゴール」序曲

 セッション録音:2015年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、70’03”

 SACD ハイブリッド盤。
 ジョン・ネシリング指揮リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集。最新盤は劇的交響曲と歌劇「ベルファゴール」序曲が収録されました。1914 年に完成した劇的交響曲は演奏時間1 時間ほどの3 楽章構成の大曲。
 冒頭のティンパニの連打から強烈なインパクトをあたえ、そのテーマがリズムのパターンとして幾度も登場する重厚なオーケストレーションが魅力的な作品です。
 歌劇「ベルファゴール」序曲も冒頭からエネルギーが大爆発。レスピーギらしいキャッチーな旋律が印象的です。
 ベルギーのオーケストラでありながらフランスを思わせる華やかなサウンドが魅力のリエージュ・フィルですが、ネシリングの熱いタクトで一層華々しい演奏を展開しております。
 


BIS SA 1983
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
天才フォルテピアノ奏者ブラウティハム
 メンデルスゾーン:無言歌Vol.2

  (1)無言歌集 第5巻Op.62/(2)無言歌集 第6巻Op.67/
  (3)無言歌集 第7巻Op.85/(4)無言歌集 第8巻Op.102/
  (5)5つの「無言歌」/(6)6つの子供の小品Op.72/
  (7)2つの小品〜E.べネッケへの献呈作品集より
ロナルド・ブラウティハム
 (フォルテピアノ)
 薫り高き究極のタッチ。天才フォルテピアノ奏者ブラウティハムによるメンデルスゾーンの無言歌集第2 弾

 セッション録音:2014年8月/エステローケル教会(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、73’33”

 SACD ハイブリッド盤。
 モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドンのピアノ独奏曲全曲録音など幾多の偉業を成し遂げているフォルテピアノ界の鬼才、ロナルド・ブラウティハム。期待の新譜はメンデルスゾーンの無言歌集第2 弾です。
 メンデルスゾーンのピアニズムはリストやショパンに比べると古典派風ですが、厳格な指の訓練上に成立しているためごまかしのきかない難しさと恐ろしさがありますが、その点ブラウティハムは完璧です。全体を通してニュアンスに富んだ愛らしい演奏を披露しており、ことに第5 巻第6 曲《春の歌》Op.62-6 はブラウティハムでしか表現することのできない繊細なタッチとペダリングで聴き手を魅了します。
 好評発売中の第1 弾(BIS SA 1982)とあわせてお楽しみください。
 楽器は1830 年プレイエル製のレプリカで2010 年ポール・マクナルティ製作によるフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏、録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でもなんか新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。
 


BIS SA 2155
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ダン・ラウリン(リコーダー)
 ユーハン・ヘルミヒ・ルーマン(1694-1758):
  フルートと通奏低音のためのソナタ集Vol.2

  (1)ソナタ第6番 ロ短調 BeRI 206
  (2)ソナタ第7番 ト長調BeRI 207
  (3)ソナタ第8番 イ長調BeRI 208
  (4)ソナタ第9番 ハ長調BeRI 209
  (5)ソナタ第10番 ホ短調BeRI 210
  (6)ソナタ第11番 ト短調BeRI 211
  (7)ソナタ第12番 ニ長調BeRI 212
ダン・ラウリン(リコーダー)
パラディソ・ムジカーレ
 【アンナ・パラディソ(チェンバロ)、
  マッツ・オロフソン(チェロ)、
  ヨナス・ノルドベルグ
   (バロック・ギター)】
 ダン・ラウリンによる快演!スウェーデン音楽の父、ルーマンのフルートと通奏低音のためのソナタ集第2 弾

 セッション録音:(1)2013年10月、(2)-(7)2014年12月/ストックスンド(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、82’12”

 SACD ハイブリッド盤。
 パラディソ・ムジカーレによるユーハン・ヘルミヒ・ルーマンの室内楽作品集。ダン・ラウリンをソロに迎えてのフルート(リコーダー)・ソナタ集第2 弾は、ソナタ第6 番から第12 番が収録されました。
 ルーマンは1694 年ストックホルム生まれの作曲家。宮廷楽長を務め北欧では「スウェーデン音楽の父」や「スウェーデンのヘンデル」とも呼ばれ、18 世紀スウェーデンの音楽界における重鎮でした。
 ロンドンに留学したルーマンはヘンデルにイタリア・バロック音楽の様式について薫陶を受けた記録も残されております。ダン・ラウリンの卓越した技術によりルーマンの作品の奥深さがより伝わる演奏を披露しております。
 


BIS 2083
\2600→\2390
セレブリエール&ロイヤル・フィル
 イェ・シャオガンの交響曲第3番と「最後の楽園」

 イェ・シャオガン(1955-):
  1.-7. 交響曲第3番“楚”Op.46(2004/2007)
  8.-11. 「最後の楽園」〜
   ヴァイオリンと管弦楽のための(1993)
ホセ・セレブリエール(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
3.&7.ヒラ・プリットマン(ソプラノ)
8.-11.チョーリャン・リン(ヴァイオリン)
 チョーリャン・リンも演奏!中国を代表する作曲家イェ・シャオガンの交響曲第3番と「最後の楽園」をセレブリエールが振る!

 セッション録音:2015年6月/カドガン・ホール(ロンドン)/54’13”

 このディスクには1955 年生まれの中国を代表する作曲家イェ・シャオガン(葉小鋼)の交響曲第3 番“楚”とヴァイオリンと管弦楽のための「最後の楽園」が収録されております。
 イェ・シャオガンは中央音楽院で学んだのち、1987 年からはニューヨークに留学し研鑽を積みました。イェ・シャオガンが世界に知られることとなったのは2008 年の北京オリンピック開会式に使用されたピアノ協奏曲「Starring Sky」で、ラン・ランが演奏したことにより一躍話題となりました。
 交響曲第3 番“楚” Op.46 は武漢管弦楽団の創設10 周年を祝うための委嘱作品で、春秋時代に存在した王国“楚” から名づけられました。7 楽章構成のこの作品には随所に中国らしさが散りばめられており民族的旋律が魅力的です。またソプラノによる声も非常に効果的です。
 1993 年に作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための「最後の楽園」。ヴァイオリン独奏はチョーリャン・リンです。ヴァイオリン独奏の微分音からはじまるこの作品は、ヴァイオリンの旋律にあわせてダイナミックなオーケストレーションが魅力的です。セレブリエール率いるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のキレのある演奏でお楽しみください。



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CHANNEL CLASSICS



CCSSA 37016
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
フィッシャー&ブダペスト祝祭管の「悲愴」!!
  チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74《悲愴》
  ボロディン:だったん人の踊り
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
 イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管、「悲愴」&「だったん人の踊り」!

 ハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャーと、奇跡のオーケストラ、ブダペスト祝祭管弦楽団。2004年に発売された「交響曲第4番」以来となる、チャイコフスキーの新録音は、最後の完成された交響曲にして傑作、交響曲第6番「悲愴」が登場!
 カップリングは、ボロディンの歌劇 《イーゴリ公》 より 合唱付きの「だったん人の踊り(ポロヴェツ人の踊り)」を収録。
 ハンガリーが世界に誇る稀代の鬼才、イヴァン・フィッシャーの大胆な解釈とアイディアによるロシアン・プログラムにご期待あれ!
 


CCS 37716
\2500→\2290
秋の歌 〜
 ハルトマン、フォン・グルネリウス、
  ヒンデミット、I.フィッシャー

  カール・アマデウス・ハルトマン:
   トランペットと7つの独奏楽器のためのコンチェルティーノ
  ヴィルヘルム・フォン・グルネリウス:
   フリューゲル・ホルンとティンパニ、
    弦楽オーケストラのための 《秋の歌》(世界初録音)
  パウル・ヒンデミット:トランペット・ソナタ
  イヴァン・フィッシャー:
   ソプラノとトランペット、弦楽オーケストラのための
    《ドイツ=イディッシュのカンタータ》(世界初録音)
ヴィム・ファン・ハッセルト(トランペット)
ルーカス・マシアス・ナバーロ(指揮)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ノラ・フィッシャー(ソプラノ)
ブダペスト祝祭管弦楽団(弦楽)、他
 ヴィム・ファン・ハッセルト第3弾!

 2009年から2014年までロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)のトランペット奏者として活躍したベルギーの世界的名手ヴィム・ファン・ハッセルト。
 Channel Classicsから発売されるハッセルトのアルバム第3弾は、ヒンデミットのソナタやハルトマンのコンチェルティーノに加え、ベルリン芸術大学教授でピアニスト、作曲家のヴィルヘルム・フォン・グルネリウス作曲による「秋の歌」、そしてハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャー作曲による「カンタータ」、2つの世界初録音作品をフィーチャー。
 フィッシャーの作品では作曲者自身が指揮を振り、イヴァンの娘であるソプラノ歌手、ノラ・フィッシャーと共演。ヴィム・ファン・ハッセルトの艶やかな音色と高い技巧で様々な編成によるトランペットの魅力を堪能できる、管楽器関係者大注目のアルバムです。
 
CCS 37816
\2500→\2290
ラガッツェ弦楽四重奏団 〜 フォー・フォー・スリー 〜
 テリー・ライリーの音楽

  in C *
  サンライズ・オブ・ザ・プラネタリー・
   ドリーム・コレクター†
ラガッツェ弦楽四重奏団
 〔ローザ・アルノルト(ヴァイオリン)、
  ユアニタ・フリエンス(ヴァイオリン)、
  アンネミン・ベルフコッテ(ヴィオラ)、
  カーステン・ジェンソン(チェロ)〕
シュラグヴェルク・デン・ハーグ*、KAPOK†
 麗しの「ラガッツェ弦楽四重奏団」第3弾は、"テリー・ライリー"の音楽!
 ☆第3弾は、アメリカン・ミニマルの大御所、テリー・ライリー!

 オランダの高音質レーベル、チャンネル・クラシックス(Channel Classics)が世界へ発信するニュー・アーティストたちの1つ、オランダの女流奏者たちによる"ラガッツェ四重奏団"。
 イタリア語で"女の子たち"という意味を持つ単語「ラガッツェ(Ragazze)」をアンサンブル名に冠するラガッツェ弦楽四重奏団のアルバム第3弾は、アメリカのミニマル・ミュージックを代表する作曲家、テリー・ライリーの作品集。
 ライリーの代表作「in C」では、オランダのパーカッション・アンサンブル、"シュラグヴェルク・デン・ハーグ" と。そして、弦楽四重奏のために作曲された「サンライズ・オブ・ザ・プラネタリー・ドリーム・コレクター」では、ホルン、エレキ・ギター、ドラムスというユニークな編成のトリオ、"KAPOK" を加えた新たなアレンジで。オランダの新世代アーティスト達が共同して生み出す新たなテリー・ライリーの世界。

 ミニマル・ファン、ニューエイジ・ファン注目のリリースです!




ラガッツェ弦楽四重奏団
旧譜/第1弾・第2弾

CCSSA 34613
(SACD HYBRID)
\2800
ラガッツェ弦楽四重奏団 〜 ヴィヴェーレ
 ハイドン:弦楽四重奏曲第76番ニ短調Op.76-2, Hob.III-76《五度》
 シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810《死と乙女》
 ヴィトマン:弦楽四重奏曲第3番《狩りの四重奏曲》
ラガッツェ弦楽四重奏団
 〔ローザ・アルノルト(ヴァイオリン)、
  ユアニタ・フリエンス(ヴァイオリン)、
  アンネミン・ベルフコッテ(ヴィオラ)、
  ジュヌヴィエーヴ・フェルハーヘ(チェロ)〕
 女流奏者4人のオランダのアンサンブルが登場!ラガッツェ弦楽四重奏団のデビュー・アルバム!

 オランダの高音質レーベル、チャンネル・クラシック(Channel Classics)に加わったニュー・ヤング・アーティスト、ラガッツェ四重奏団のデビュー・レコーディング!
 イタリア語で"女の子たち"という意味を持つ単語「ラガッツェ(Ragazze)」をアンサンブル名に冠するオランダのラガッツェ弦楽四重奏団。
 オランダの若き4人の女流奏者たちが創設したラガッツェ弦楽四重奏団は、オランダ弦楽四重奏アカデミー(NSKA)で研鑽を積み、チェロのシュテファン・メッツ、ヴァイオリンのマルク・ダネル、イザイ四重奏団のリュク=マリー・アグエラの指導を受け、急速に頭角を現してきた要注目のアンサンブルである。
 デビュー・プログラムは、古典派のハイドン、ロマン派のシューベルト、そして現代のヴィトマン。チャンネル・クラシックスが期待を寄せる若きアンサンブル、華麗にそして堂々のデビューです。

CCSSA 36815
(SACD HYBRID)
\2800
ラガッツェ弦楽四重奏団 〜 チェコ
 シュルホフ:
  弦楽四重奏曲第1番、
  6つのジャズ風のスケッチ(エヴァーズ編/弦楽四重奏版)
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106,B.192
ラガッツェ弦楽四重奏団
 〔ローザ・アルノルト(ヴァイオリン)、
  ユアニタ・フリエンス(ヴァイオリン)、
  アンネミン・ベルフコッテ(ヴィオラ)、
  カーステン・ジェンソン(チェロ)〕
 女流奏者4人のラガッツェ弦楽四重奏団!第二弾は、シュルホフとドヴォルザーク!

 オランダの高音質レーベル、チャンネル・クラシックス(Channel Classics)が大推薦するニュー・ヤング・アーティスト、ラガッツェ四重奏団の第二弾!
 イタリア語で"女の子たち"という意味を持つ単語「ラガッツェ(Ragazze)」をアンサンブル名に冠するオランダのラガッツェ弦楽四重奏団。2014年には大阪国際室内楽コンクール&フェスタに参加するなど、今後の活動に要注目のアンサンブル。
 第二弾となる今作は、チェコの作曲家であるドヴォルザークとシュルホフの弦楽四重奏曲を演奏。
 シュルホフの「6つのジャズ風のスケッチ」は、原曲のピアノ作品から、ラガッツェ弦楽四重奏団のために、若手作編曲家のレナード・エヴァーズが編曲を行った。






PALADINO


PMR-65
\2100→\1890
ステファン・ヘラー:変奏曲集
 1.ベートーヴェンの主題による21の変奏曲 Op.133(1872)/
 2.ポーランドの主題による華麗なる変奏曲 Op.5(1829)/
 3.パガニーニの主題による変奏曲 Op.1(1829)
ビリアーナ・ツィンリコーヴァ(ピアノ)
録音 2015年9月29日-10月1日 オーストリア ケフェルマルクト、ヴァインベルク城

 ロマン派時代のハンガリーのピアニスト、ステファン・ヘラー(1813-1888)の作品集。彼は9歳の時に師ブラウアーとともにドゥシェクの2台ピアノのための協奏曲をブダペストの劇場で演奏し、大絶賛されたため、ウィーンに赴きツェルニーの指導を仰ぐこととなりました。しかし授業料があまりにも高かったため弟子入りを諦め、アントン・ハルムの弟子となります。
 その後、順調に才能を開花させ、25歳の時にパリに旅行し、当時の第一線で活躍していた音楽家たち、ベルリオーズ、ショパン、シューマン、リストらと親交を深め、演奏家、教師としての足がかりを作ります。
 彼は生涯のほとんどをピアノ曲の作曲に捧げ、シューマンは彼のことを「新音楽時報」で「気の効いた才能」と呼ぶほどに評価しています。
 このアルバムに収録された3つの変奏曲は、初期に書かれた2曲と、円熟期の1曲で構成されており、作風の変化と熟成を目の当たりにできるでしょう。ブルガリア、ソフィア生まれのピアニスト、ツィンリコーヴァの演奏で。



孤独な詩人     ステファン・ヘラー
STEPHAN HELLER 1813年(ペスト)〜1888年(パリ)


 皆さんは疑問に思ったことはないだろうか。
 フランス音楽のロマン派、近代、そして印象派の、あの個性的で独特の音楽がどのように誕生したのか。
 とても特定の天才によって突然変異的に作り上げられたとは思えない。
 また教科書が言うようにワグナーに影響を受けたのはまちがいないとしても、それではあの特異なフランスのピアノ曲は何故生まれたのか。

 ここにひとりの歴史に埋もれた一人の作曲家がいる。

 彼は繊細で内向的であったために決して音楽界の表舞台に立たず、当然大きな名声を欲することも無かった。そのため現在でも彼の名前が聞かれることは滅多にない。しかし当時、その才能に間近で接した者は、次々とその音楽に魅了され、啓蒙されていった。
 その男の名はステファン・ヘラー。
 1813年、ハンガリーのペスト生まれ。
 ベルリオーズの10歳下、ショパン、シューマン、リストらとほぼ同世代。
 少年時代、チェルニーやアントン・ハルムに師事し、その交友関係によってベートーヴェン、シューベルトとも知己にあったという。
 1828年15歳でピアニストとしてデビュー。その大成功により、父親にドイツ、東ヨーロッパを演奏旅行で引っ張りまわされるが、病的なほど繊細であった彼の神経は2年後に破綻、その後8年間アウグスブルグで療養生活を送ることになる。
 しかしそのとき作った曲がシューマンによって激賞され、それをきっかけにパリでピアノを教えたり、評論を書いたり、作曲したという。ただ自作の曲でも決して人前で弾くことはなかった。

 生涯で160ものピアノ曲を作り、演奏会用練習曲「狩り」はヨーロッパ中の巨匠に取り上げられ、シューベルトの歌曲の編曲を行うことでフランス人にシューベルトを知らしめた。
 ドイツ・ロマン派の血統を引きながら後年パリで生活したヘラー。繊細で牧歌的、内面的でアンニュイな彼の音楽は、フランスの若い作曲家に強い刺激を与えた。ビゼー、マスネらに敬愛され、その影響はサン・サーンス、シャブリエ、フォーレ、ドビュッシーらにまで及んだという。
 ドイツ・ロマン派のなみいる天才の影響を受けつつも、最後まで自然体で自らのスタイルを保ち続けたヘラー。そんな彼の存在が、フランスの輝けるピアノ音楽の歴史の礎のひとつになったのは間違いない。



HUNGAROTON
HCD 32400
¥2800
海外直輸入
在庫限り
ヘラー(ヘレル、エレ):ピアノ作品集
 ポロネーズ Op.132-1,Op.132-2,
 即興曲 Op.129-1,Op.129-2,
 バラード Op.121-1,Op.121-2,物語 Op.121-2,
 ゴンドラの夢 Op.121-3,
 協奏的間奏曲 Op.135-1,Op.135-2,
 舟歌 Op.141-1,Op.141-2,セレナード Op.56
イローナ・プルーニ(P)

録音:2005年8月22-25日



 
PMR-76
\2100
ブラームス&ブリッジ:ピアノ三重奏曲集
 1-4.ブラームス(1833-1897):
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 ロ長調 Op.8(1889年改編版)
 5.フランク・ブリッジ(1879-1941):
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための幻想曲 Op.1(1907)
ヨー・ヒュンキ(ピアノ)/
ラファル・ザンブリツキ(ヴァイオリン)/
トーマス・キャロル(チェロ)
録音 2007年 UK ロンドン、イェフディ・メニューイン・リサイタル・ホール, モスクワ チャイコフスキー音楽院,大ホール
 ブラームスの数ある室内楽曲の中でも、めずらしく初稿と改定稿が存在する「ピアノ三重奏曲第1番」。20歳代に書かれた初稿に比べ、改定稿は格段の熟成度を誇るため、現在ではこちらの版を使って演奏することが通例となっています。
 このアルバムでも改定稿が使用されており、晩年のブラームス作品の持つ重厚な響きを味わうことができるでしょう。
 もう一つのブリッジの作品は、無調に傾倒していく以前の1907年頃の作品で、後期ロマン派風の響きを持つ美しい作品です。
 ピアニスト、作曲家として名高いヨー・ヒュンキを中心としたザンブリツキとキャロルの3人によるアンサンブルは、各々の個性を生かしながらも、密度の濃い演奏を聴かせています。



 

Steinway & Sons


STNS-30042
\2100
pictures
 1-15.イベール(1890-1962):15のイマージュによる小組曲
  <前奏曲/ロンド/陽気なぶどう作り/星たちへの子守歌/
   のんきな騎手/閲兵式/そりに乗って一回り/ロマンス/
   カドリーユ/水上のセレナード/ミシン/別れ/クロッカス/
   初めての舞踏会/御者のダンス>/
 16-31.ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」/
 32-37.ババジャニアン(1921-1983):ピアノのための6つの絵画
  <インプロヴィゼーション/民謡/
   小さなトッカータ/間奏曲/コラール/サスーン・ダンス>
アンドレイ・ググニン(ピアノ)
録音 2016年3月16-18日 ヴァージニア,ボイス ソノ・ルミナス・スタジオ
 ロシアのピアニスト、アンドレイ・ググニンのSteinwayレーベルへのデビューアルバム。
 7歳から音楽を学び、モスクワのチャイコフスキー音楽院でヴェラ・ゴルノステーヴァ教授に師事し、2010年に卒業。2013年にはウィーンで開催されたベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第2位を獲得したのを皮切りに、数多くのコンクールに参加、2014年にはジーナ・バッカウアー国際コンクールで金賞及び聴衆賞を獲得しています。
 2016年10月には来日も予定されているググニン、このアルバムでは「展覧会の絵」を中心に、高い表現力を要求される作品が選択されており、類い稀なるテクニックと音楽性を存分に見せています。
 

STNS-30057
\2100→\1890
ズィル・ベイリー:プロコフィエフを弾く
 1-3.交響的協奏曲 ホ短調 Op.125/
 4-6.チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
ズィル・ベイリー(チェロ)/
ノース・キャロライナ交響楽団…1-3/
グラント・ルウェリン(指揮)…1-3/
ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)…4-6

 世界的に知られる名チェリスト、ズィル・ベイリーのSteinwayレーベルへの3枚目のアルバム。
 今作に選ばれたのはプロコフィエフ(1891-1953)の2つのチェロのための作品で、とりわけ難曲として知られる「交響的協奏曲」でのチェロとオーケストラの対話が聴きものです。
 この作品はもともと「チェロ協奏曲第1番」の改作ですが、原曲が書かれてから20年ほどの年月を経ての改編であり、ロストロポーヴィチの助言によって増強された伴奏部の充実など、原曲とは大きく異なる仕上がりを見せています。
 チェロ・ソナタも同じくロストローポヴィチの助言を得て書かれた作品で、冒頭の幅広く歌うチェロのメロディからすっかり引き込まれてしまう叙情性に満ちた音楽です。ベイリーの美しい音色でお楽しみください。



ズィル・ベイリーの美しく優雅な名盤
洒落てます・・・オススメ

STNS-30025
\2100
Some Other Time
 1.バーンスタイン(1918-1990):
  ピーターパン-ドリーム・ウィズ・ミー(チェロとピアノ編)/
 2.バーンスタイン:オン・ザ・タウン-サム・アザー・タイム(チェロとピアノ編)/
 3.バーンスタイン:イン・アウア・タイム(チェロとピアノ編)/
 4-6.バーバー(1910-1981):チェロ・ソナタ Op.6/
 7.バーバー:4つの歌 Op.13 第3番「この輝ける夜に」(チェロとピアノ編)/
 8.ルーカス・フォス(1922-2009):
   レニーのために-「ニューヨーク・ニューヨーク」による変奏曲/
 9.フォス:カプリッチョ/
 10.バーンスタイン:5つの記念-第2番 ルーカス・フォスのために/
 11-12.バーンスタイン:クラリネット・ソナタ(Z.ベイリーによるチェロとピアノ編)/
 13.バーンスタイン:7つの記念-第1番 アーロン・コープランドのために/
 14-15.コープランド(1900-1990):古いアメリカの歌 第1集より(チェロとピアノ編)
ズィル・ベイリー(チェロ)/
ララ・ダウンズ(ピアノ)
録音 2013年9月26-28日 ヴァージニア ソノ・ルミナス・スタジオ

 このアルバムに収録されているのは、どこか懐かしいアメリカ音楽の数々です。

 バーンスタインを始めとした、バーバーやルーカス・フォスが紡ぎ出す美しいメロディは、人間の根底にある何かをくすぐり、聴き手の遊び心や冒険心を引き出すことでしょう。

 ここでチェロを演奏しているズィル・ベイリーは、以前ピアニストのディナースタインとの共演でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集で高い評価を受けた人。バッハの無伴奏を始め、サン=サーンスやドホナーニなどのロマン派の作品でも的確な解釈による演奏をする人ですが、このような、ちょっとゆるやかな音楽でも、抜群の冴えを見せています。それがまた愛おしいです。

 

STNS-30060
\2100
IMAGO
 1.ルイ・クープラン:前奏曲 ニ長調/
 2-4.犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲/
 5.デニス/コバイン(ロー・ビアンコ編曲):トキシック/ありのままのあなたで/
 6-8.ロー・ビアンコ:ダンシング・キャット/
 9.ロー・ビアンコ:グノシエンヌ第4番のリ・イマジネーション/
 10-15.ロー・ビアンコ:スケッチブック/
 16.ロー・ビアンコ:Bloom, Orange Tie/
 17-19.ロー・ビアンコ:「犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲」による即興/
 20.ロー・ビアンコ:Gregorian Effects/
 21.ジェルモッタ/ハヤット(ロー・ビアンコ編曲):レディ・ガガ・ダダ/バッド・ロマンス/
 22.アルヴォ・ペルト:アリーナに
モイラ・ロー・ビアンコ(ピアノ)
 「IMAGO」とは画像や肖像画を意味するラテン語です。その言葉をタイトルにしたアルバム「IMAGO」では、イタリアのピアニスト、作曲家モイラ・ロー・ビアンコの創造的な世界が表現されています。
 冒頭のクープランから、まるで現代音楽のような雰囲気をかもし出し、サティのオリジナルの作品には自由な即興を付け加えつつ、オリジナル作品やアレンジものを並べるという手法は、確かに彼女の個性を際立たせるものでしょう。
 即興を得意とするピアニストは数多く存在しますが、彼女が創り出す音楽には、時代と地域を越えた不思議な魅力が漂っています。
 
STNS-30061
\2100
flow
 1-2. JOYA VARIATIONS/3-9. CHAUVET/
 10. SEMI/11. SPIRIT DANCE/12. EPILOGUE
デイヴィッド・ブレイド(ピアノ)/
エポック・ストリング・カルテット
 カナダのジャズ・ピアニスト、デイヴィッド・ブレイドの最新作。
 西洋文化に根をおきながらも、東洋の哲学的思想にインスパイアされたというこれらの楽曲には、世界中のあらゆる「気の流れ」が宿っています。ヒーリング系が好きな人にピッタリの1枚です。




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AMADEUS


 レア・レーベルAMADEUS。
 先日紹介の新譜はすごかったが、今回は別レーベルからの音源など。安いですが。

レア盤!

AM 184-2
\1600
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集

  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調「グロッソ・モグール」RV208
  4つのヴァイオリンとチェロのオブリガートのための協奏曲 Op.3 No.10 RV580
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV187
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調「不安」RV234
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調「お気に入り」Op.11 No.2 RV277
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
録音:2005年6月6-9日、教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、イタリア
後出:Onyx, ONYX 4001
 
レア盤!

AM 190-2
\1600
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
 テレマン(1681-1767):

  水上の音楽「ハンブルクの潮の干満」ハ長調 TWV33:C3
  リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調 TWV52:ei
  リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 TWV51:C1
  弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ニ長調 TWV44:1
  2つのリコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調 TWV52:B1
コレギウム・プロ・ムジカ
 フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン、コンサートマスター)
 ステファノ・バリアーノ(リコーダー)
 マヌエル・スタロポリ(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ) 
 パオロ・ポッラストリ、グイード・カンパーナ(オーボエ)
 フランソワ・ド・リュッデル(ファゴット)
 アルベルト・マルティーニ、
 ヴァレーリオ・ジャンナレッリ、
 ステファノ・ザンケッタ、
 ロベルタ・ピエトロパオロ、
 アンナマリア・ビアンコーニ(ヴァイオリン)
 マウロ・リギーニ(ヴィオラ)
 アルベルト・ピザーニ(チェロ)
 フェデリコ・バニャスコ(ヴィオローネ)
 ジャンルーカ・カプアーノ(チェンバロ)
ステファノ・バリアーノ(指揮)
録音:2005年6月12-14日、サン・ロレンツォ・ディ・プレマニコ教会、ジェノヴァ、イタリア
後出:Stradivarius, STR 33783
 
レア盤!

AM 0194-2
\1600
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
 J・S・バッハ(1685-1750):チェンバロ協奏曲集

  チェンバロと弦楽のための協奏曲第1番ニ短調 BWV1052
  チェンバロと弦楽のための協奏曲第3番ニ長調 BWV1054
  フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 BWV1044(*)
  チェンバロと弦楽のための協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056
フランチェスコ・チェーラ(チェンバロ)
イ・バロッキスティ
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
録音:2005年7月10-13日、ステリオ・モーロ・ホール、スイス・イタリア語放送、ルガーノ、スイス
後出:Arts, 477295 (SACD Hybrid) (*以外)
 
レア盤!

AM 205-2
(2CD)
\2600
リッカルド・ミナージの「ロザリオ」
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  ロザリオのソナタ(ヴァイオリンと通奏低音のための)
リッカルド・ミナージ(ヴァイオリン)
ビッツァーリエ・アルモニケ
エレーナ・ルッソ(チェロ) 
ロドニー・プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
デイヴィッド・ヤーカス(バストロンボーン)
マルグレート・ケル(ハープ)
ガブリエーレ・パロンバ(テオルボ)
ダヴィデ・ポッツィ(チェンバロ)
マッテオ・リヴォルディ(オルガン)
ルドヴィーコ・ミナージ(バッセット)
録音:2005年9月27-29日、2006年1月12-15日、グスタフ・マーラー・ホール、
     コンヴェンション・センター、グランド・ホテル、ドッビアーコ、イタリア
後出:Arts, 477358 (SACD Hybrid)

 ARTS盤を散々紹介してきた、ミナージの「ロザリオ」。
 ARTSはSACDだったとはいえ、こちらのほうがかなり安い・・・




一応ARTS盤もご紹介しておきます・・・

こういう「ロザリオ」だってあるかもしれない
リッカルド・ミナーシ
ビーバー:ロザリオのソナタ

 リッカルド・ミナーシによる男性っぽく、ときに荒々しいほどのストレートな演奏。
 これまで女性しかこの曲の名演はないといっていたが、これを聴いていろいろなことを考えた。
 こういう「ロザリオ」だってあるかもしれないのだ。

ARTS
47735-8
(2SACD Hybrid)
\5600
ビーバー:ロザリオのソナタ(ソナタ第1〜15番、パッサカリア) リッカルド・ミナーシ(Vn)
ビッツァリエ・アルモニケ
録音:2005年9月、2006年1月、SACDハイブリッド(5.1サラウンド、SACDステレオ、通常CD)、125:00


 
レア盤!

AM 209-2
\1600
マイケル・ナイマン(1944-):ヴァイオリン協奏曲
マイケル・ドアティ(1954-):炎と血(ヴァイオリンと管弦楽のための)
フランチェスコ・ドラツィオ(ヴァイオリン)
RAI国立交響楽団
ティート・チェッケリーニ(指揮)
録音:2006年11月28-30日、12月1日、RAIホール、トリノ、イタリア
 
レア盤!

AM 213-2
\1600
ベートーヴェン(1770-1827):
  弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18 No.1(ピアノ三重奏版)
  弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18 No.2(ピアノ三重奏版)
  弦楽四重奏曲第3番ハ短調 Op.18 No.3(ピアノ三重奏版)
パラディウム三重奏団
 ダヴィデ・アモーディオ(ヴァイオリン)
 フランク・ベルネード(チェロ)
 エドアルド・トルビアネッリ(ピアノ)
録音:2006年7月27-29日、チーニ財団、サンジョルジョ・マッジョーレ島、ヴェネツィア、イタリア
 
レア盤!

AM 216-2
\1600
ヴィオッティ(1753-1825):
  祈りの瞑想/ヴァイオリン協奏曲第24番ロ短調
  ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための二重協奏曲第3番(*)
  無伴奏ヴァイオリンのための32の「ヴァイオリンの思い出」から 第4,13,20曲(+)
グイード・リモンダ(ヴァイオリン、指揮(+以外))
クリスティーナ・カンツィアーニ(ピアノ)
カメラータ・ドゥカーレ管弦楽団(+以外)
録音:2007年1月4-5日、市民劇場、ヴェルチェッリ、イタリア
 
レア盤!

AM 221-2
\1600
アンサンブル・ゼフィロ
 ヘンデル(1685-1759):
  王宮の花火の音楽 HWV351

  二重合奏体のための協奏曲第3番ヘ長調 HWV334
  二重合奏体のための協奏曲第1番変ロ長調 HWV332
  二重合奏体のための協奏曲第2番ヘ長調 HWV333
ゼフィロ・バロック管弦楽団
 [アンサンブル・ゼフィロ]
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮)
録音:2006年8月15-16日、イエズス会神学校身廊、カターニア、イタリア
後出:DHM Deutsche Harmonia Mundi, 88697367912
 
レア盤!

AM 227-2
\1600
鬼才エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン&指揮)
 J・S・バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ:ソプラノのための教会音楽

 J・S・バッハ:
  カンタータ「全地よ、神に向かいて歓呼せよ」 [Jauchzet Gott in allen Landen]
   (ソプラノ、トランペット、弦楽と通奏低音のための)BWV51
 ヘンデル(1685-1759):
  高みには神に栄光あれ [Gloria in excelsis Deo]
   (ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)HWV deest
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  主をたたえよ、僕(しもべ)らよ [Laudate pueri]
   (詩篇112;ソプラノ、フラウト・トラヴェルソ、任意の2つのオーボエ、
   弦楽と通奏低音のための)RV601
ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)
ステファノ・バルネスキ(ヴァイオリン)
マリア・クリスティーナ・ヴァージ(ヴィオラ)
アレッサンドロ・パルメリ(チェロ)
パオロ・ズッケリ(コントラバス)
ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー)
ガブリエーレ・カッソーネ(ナチュラルトランペット)
アルフレード・ベルナルディーニ、
エミリアーノ・ルドルフィ(オーボエ)
フランチェスコ・ロマーノ(テイルボ)
エレーナ・ボルゴーニョ(オルガン)
クラウディオ・アストロニオ(オルガン、チェンバロ)
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン、指揮)
録音:2007年11月、ムーリ・グリース・ベネディクト会修道院礼拝堂、ボルツァーノ、イタリア
 
レア盤!

AM 237-2
\1600
メンデルスゾーン(1809-1847):
  弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20
  ピアノと弦楽のための六重奏曲ニ長調 Op.110

イ・ソリスティ・フィラルモニチ・イタリアーニ

録音:2009年3月18-20日、カルチェリ・デステ修道院図書館ホール、カルチェリ、イタリア
後出:CPO, 7775242
 
レア盤!

AM 257-2
\1600
アンドレア・バッケッティ(ピアノ)
 モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413
  ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
  ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
アンドレア・バッケッティ(ピアノ)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
カルロ・ゴルドステイン(指揮)
録音:2010年7月13-16日、C・ポッリーニ音楽院ホール、パドヴァ、イタリア
後出:Dymanic, CDS 713

天才アンドレア・バッケッティ。DYNAMICの音源。こちらのほうが安い。
 
レア盤!

AM 263-2
\1600
18世紀ヨーロッパのイタリア人ヴィルトゥオーゾたち
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調「悪魔のトリル」(*)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):チェンバロ・ソナタ ハ長調 K.159
 フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.4 No.1(*)
 ドメニコ・スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ ニ短調 K.18
 ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 Op.6 No.12(*)
 ドメニコ・スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ イ短調 K.532
 フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(アカデミック・ソナタ)ト短調 Op.2 No.5(*)
マルコ・セリーノ(ヴァイオリン)
フランチェスコ・チェーラ(チェンバロ)
録音:2010年11月8-10日、聖ペトローニオ&福音史家ヨハネ教会、ローマ、イタリア
 
レア盤!

AM 289-2
\1600
ブゾーニ(1866-1924):教会声楽作品集
  聖母マリアを称えるミサ(無伴奏混声6部合唱のための)Op.51 (Kind.169)
  アヴェ・マリア(独唱と弦楽四重奏のためのアンティフォナ)Op.1 (Kind.67)
  サルヴェ・レジナ(メゾソプラノと弦楽四重奏のためのアンティフォナ)Op.4 (Kind.68a)
  スターバト・マーテル(混声6部合唱と弦楽五重奏のための)Op.55 (Kind.119)
トレンティーノ・フィルハーモニー合唱団
 (独唱も団員が担当)
バルバラ・ブロズ(第1ヴァイオリン)
マッテオ・ボーヴォ(第2ヴァイオリン)
ジアーダ・ブロズ(ヴィオラ)
クラウス・ブロズ(チェロ)
アントニオ・カーザグランデ(コントラバス)
サンドロ・フィリッピ(指揮)

録音:2013年6月1-2日、9月13-14日、洗礼者聖ヨハネ教区教会、マドラーノ、イタリア

 
レア盤!

AM 292-2
\1600
ボッケリーニ(1743-1805):
  ギターと弦楽のための五重奏曲第7番ホ短調 G.451
  フルートと弦楽のためのディヴェルティメント第3番イ長調 Op.16 G.463
  チェロと弦楽合奏のための協奏曲ト長調 G.480
  フルートと弦楽のための五重奏曲第6番ニ短調 Op.55 G.436

アマンディーネ・ベイエル(ヴァイオリン)
マルコ・チェッカート(チェロ)
マヌエル・グラナティエロ(フルート)
フランチェスコ・ロマーノ(ギター)
アッカデーミア・オットボーニ

録音:2012年9月8-11日、コーリ、イタリア
 
レア盤!

AM 293-2
\1600
ブラームス(1833-1897):ピアノ作品集
  2つの狂詩曲 Op.79/3つの間奏曲 Op.117
  6つのピアノ小品 Op.118/4つのピアノ小品 Op.119
アルベルト・ミオディーニ(ピアノ)
録音:2013年11月24-26日、バルトークスタジオ、ベルナレッジョ、イタリア
 
レア盤!

AM 296-2
\1600
フェデリゴ・フィオリッロ(1755-1823以後):
  ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ長調(*)
  2つのオーボエと管弦楽のための協奏交響曲ヘ長調(#)
  2つのヴァイオリンと管弦楽のための協奏交響曲第2番ニ長調(+)
  2つのヴァイオリンと管弦楽のための協奏交響曲第3番ホ長調(+)
ラウラ・ボルトロット(ヴァイオリン(*/+))
レア・ビリンガー(ヴァイオリン(+))
ルーカ・ヴィニャーリ、
セウテファノ・ラーヴァ(オーボエ(#))
アッリゴーニ弦楽アカデミー
ドメニコ・マゾン(指揮)
録音:2014年4月14-15日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア

フェデリゴ・フィオリッロはイタリア系ドイツの作曲家・マンドリン奏者。

 
レア盤!

AM 297-2
\1600
18世紀ミラノ〜トリノ地域の音楽
 フランチェスコ・ザッパ(1717-1803):シンフォニア第4番ハ長調
 ガエターノ・プニャーニ(1731-1798):シンフォニア変ホ長調 Op.4 No.1
 モーツァルト(1756-1791):ポントの王ミトリダーテ」K.87 序曲
 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):シンフォニア変ロ長調 Op.3 No.4
 ニコロ・ジンガレッリ(1752-1837):シンフォニア第5番ト短調
アタランタ・フギエンス
ヴァンニ・モレット(指揮)
録音:2012年10月9日、ライヴ、聖ウベルト教会、レッジャ・ディ・ヴェナリーア・レアーレ、イタリア

DHM Deutsche Harmonia Mundiレーベルへの録音でおなじみのヴァンニ・モレットとアタランタ・フギエンス。

 
レア盤!

AM 298-2
\1600
レスピーギ(1879-1936):
  ヴァイオリンと管弦楽のための古風な協奏曲イ短調 P.075(*)
  ヴァイオリンとピアノのための6つの小品 P.031(+)
  ヴァイオリンとピアノのための5つの小品 P.062(#)
ダヴィデ・アローニャ(ヴァイオリン)
イレーネ・ヴェネツィアーノ(ピアノ(+/#))
サンレーモ交響楽団(*)
ロベルト・ジャノーラ(指揮(*))
録音:2014年3月13日、カジノ・オペラ劇場、サンレーモ、イタリア(*)
    2014年5月23日(+)、6月23日(#)、バルトークスタジオ、ベルナレッジョ、イタリア(+/#)
 
レア盤!

AM 299-2
\1600
タファネル、レスピーギ、ニルセン:管楽五重奏曲集
 タファネル(1844-1809):管楽五重奏曲ト短調 Op.3
 レスピーギ(1879-1936):管楽五重奏曲ト短調 P.021
 ニルセン(1865-1931):管楽五重奏曲 Op.43 FS.100
パパゲーノ五重奏団
 マッティア・ペトレッリ(フルート) 
 ニコラ・コック=ヴァシリウ(オーボエ)
 ダリオ・マリニョ・バレラ(クラリネット)
 ジュゼッペ・ルッソ(ホルン)
 ルーカ・フレンチェスケッリ(ファゴット)
録音:2014年4月19-22日、テアトロ・デラ・ローザ、アルバヴィッラ、イタリア
  
レア盤!

AM 301-2
\1600
ヘンデル(1685-1759):主は言われた(*/+)
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):主を畏れる者は幸いなり(*)
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):主は言われた から 主は言われた(第1節)
レイチェル・レッドモンド(ソプラノ(*))
マルタ・フマガッリ(アルト(+))
ギスリエーリ合唱団&コンソート
ジュリオ・プランディ(指揮)

録音:2014年9月27日、ライヴ、アンブロネ音楽祭、アンブロネ、フランス

DHM Deutsche Harmonia Mundiレーベルへの録音でおなじみのジュリオ・プランディとギスリエーリ合唱団&コンソート。

 

レア盤!

AMO 021-026
(6CD)
\5700

18世紀と弦の芸術

[AMO 021-022]
コレッリ(1653-1713):ヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ Op.5

ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン)
アッカデーミア・ビザンティナ
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)

録音:2002年4月6-10日、10月13-16日、サン・ヴィターレ国立博物館食堂、ラヴェンナ、イタリア
前出:Arts, 477248 (SACD Hybrid)


[AMO 023]
アルビノーニ(1671-1751):5声の協奏曲集 Op.10 から
   第4番ト長調/第11番ハ短調/第9番ハ長調/第8番ト短調
   第5番イ長調/第7番ヘ長調/第2番ト短調/第1番変ロ長調

ハルモニチェス・ムンディ
クラウディオ・アストロニオ(指揮)

録音:2004年9月6-8日、グスタフ・マーラー・ホール、コンヴェンション・センター、
     グランド・ホテル、ドッビアーコ、イタリア
前出:Arts, 477478 (SACD Hybrid)


[AMO 024]
ヴェラチーニ(1690-1768):
  組曲(序曲)第6番ト短調/ソナタ第6番イ短調/ヴァイオリン協奏曲イ長調
  ソナタ第7番イ長調/組曲(序曲)第2番ヘ長調

ラルテ・デラルコ
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン、指揮)

録音:2004年10月8-11日、聖マリア被昇天教会、ソヴィッツォ、イタリア
前出:AM 196-2 / CPO, 7773022 (SACD Hybrid)


[AMO 025]
ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調「グロッソ・モグール」RV208
  4つのヴァイオリンとチェロのオブリガートのための協奏曲 Op.3 No.10 RV580
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV187
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調「不安」RV234
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調「お気に入り」Op.11 No.2 RV277

ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

録音:2005年6月6-9日、教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、イタリア
前出:AM 184-2 / 後出:Onyx, ONYX 4001


[AMO 026]
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.6 から
   第1番変ロ長調 RV383a/第2番ホ短調 RV279/第4番イ短調 RV357
   第7番ハ長調 RV185/第8番ニ短調 RV249/第9番ヘ長調 RV284
   第11番ニ長調 RV204

アグライア管弦楽団
チンツィア・バルバジェラータ(ヴァイオリン、指揮)

録音:1995年11月12-15日、25-28日、音楽の間、ヴィッラ・メディチ・ジュリーニ、ブリオスコ、イタリア
前出:AMS 29-30


 ラルテ・デラルコやムローヴァなどが登場する6枚組のセット。ONYXやCPO、ARTSなどさまざまなレーベルからの集積。



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DIGRESSIONE MUSIC



DCTT 60
\2500→\2290
1777年ヴェネツィア生まれ、波乱万丈の作曲家
 フィリッポ・トラエッタ(1777-1854):

  弦楽四重奏曲第1番変ホ長調
  弦楽四重奏曲第2番ヘ長調
  弦楽四重奏曲第3番ハ長調
  ブラウン将軍大行進曲/大統領行進曲/ディケーター准将トルコ行進曲
モードゥス弦楽四重奏団
 セレーナ・ソッコイア、
 パンタレーオ・ガダレータ(ヴァイオリン)
 テレーザ・ラエータ(ヴィオラ)
 ガエターノ・シモーネ(チェロ)

 録音:2016年1月、ディクレッシオーネ・スタジオ、モルフェッタ、イタリア
 フィリッポ・トラエッタはイタリア生まれのアメリカ合衆国の作曲家・音楽教育者。オペラ作曲家トンマーゾ・トラエッタ(1727-1779)の息子としてヴェネツィアに生まれ、ナポリでニコロ・ピッチンニ(1728-1800)に師事。1799年政争に巻き込まれ投獄された後アメリカ合衆国に亡命。Philip Trajettaに改名し作曲家として成功を収め、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアの音楽院創設にも尽力しました。
 イタリアのビトント(プーリア州バーリ県)のトラエッタ劇場に所属するモードゥス弦楽四重奏団による演奏。モダーン楽器使用。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AMADEUS

レア盤!

AMD 003-2
\1600
ミトロプーロス
 ボロディン:交響曲第2番ロ短調 Op.43(*)
 マーラー:交響曲第1番ニ長調(+)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ミネアポリス交響楽団(+)
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
録音:1940年



<国内盤>

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FONTEC



FOCD9716
¥2800+税
80歳になるライプツィヒの巨匠
 マックス・ポンマー&札幌交響楽団
  ブルックナー:交響曲 第4番変ホ長調 「ロマンティック」ハース版
マックス・ポンマー(指揮)
札幌交響楽団

 2015年の首席指揮者就任以来、札響の清新な音色へさらなる厚みと演奏の幅をもたらすマックス・ポンマー。就任公演でのシューマン、メンデルスゾーンの演奏、そしてライヴCDメンデルスゾーン「讃歌」は、朝日新聞 for your Collection 推薦盤、レコード芸術 特選盤、日経新聞「ディスクレビュー」推薦盤他 多数紙誌で絶賛され、熱烈な支持をもって迎えられました。

 CD第2弾は、同年12月定期でのブルックナー「ロマンティック」です。

 ブルックナー演奏の神秘性を纏いながら、記された楽譜から極めて忠実に導かれたテンポ設定、慣習に流されない表現で、ポンマー/札響は、作曲家が意図したであろうRomantischeの世界へ聴く者を誘います。

収録:2015年12月11・12日 札幌コンサートホールKitara ライヴ録音



マックス・ポンマー&札幌交響楽団
第1弾
アリアCDでは初紹介


FOCD9699
¥2800+税
マックス・ポンマー&札幌交響楽団
  メンデルスゾーン:交響曲 第2番 op.52「讃歌」
マックス・ポンマー(指揮)
札幌交響楽団

収録:2015年7月10・11日 札幌コンサートホールKitara

 ドイツの名匠 マックス・ポンマーの首席指揮者就任を記念する 札幌交響楽団(札響)の第579回定期演奏会のライヴ録音が早くも登場です。

 ポンマーは1936年ライプツィヒ生まれ。少年時代はアーベントロートに、その後カラヤンに師事しました。レパートリーは広範囲に及び、またドビュッシー作品の校訂でも知られ、音楽家としての奥行きは敬意を持って称讃されています。

 就任披露に選ばれた作品は、生地ライプツィヒ市が175年前にメンデルスゾーンへ委嘱した「讃歌」。この演奏当日、初演の地ではシャイー/ゲヴァントハウス管が同曲を演奏しており、洋の東西で〈ライプツィヒ1000年祭〉が祝われました。

 いまや日本のオーケストラ界をリードする札幌交響楽団。新時代の開幕です。





マックス・ポンマー

 1936年、ライプツィヒ生まれのドイツの指揮者。

 ライプツィヒ音楽大学で指揮とピアノ、ライプツィヒ大学で音楽学を学び、博士号を修得。少年時代にヘルマン・アーベントロートに、その後1959年から1961年にはヘルベルト・フォン・カラヤンのもとで学んだ。ライプツィヒ大学音楽監督(1974-87)、ライプツィヒ新バッハ合奏団芸術監督(1978-87)、ライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者(1987-91)、ハンブルク・カメラータ音楽監督(2001-11)などを務める。

 その他スコットランド室内管弦楽団、セントポール室内管弦楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団などの優れた楽団に度々登場、中でもモーツァルテウム管弦楽団とはザルツブルク音楽祭やスペイン、アメリカへの演奏旅行を行い、成功させた。2009年にはインスブルック・チロル州立劇場でブリギッテ・ファスベンダーによる新演出のワーグナー「ラインの黄金」を指揮した。

 日本へは2008年、名古屋フィルハーモニー交響楽団を指揮して以来、定期的に訪れるようになった。これまでに札幌交響楽団、山形交響楽団、群馬交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団を指揮。

 2015年4月、札幌交響楽団の首席指揮者に就任した。


  


FOCD9708
¥2500+税

イタリアン・アリア/ジョン・健・ヌッツォ


 清く美しい天使よ 歌劇『アルバ公爵』より(ドニゼッティ—サルヴィ)
 空と海 歌劇『ラ・ジョコンダ』より(ポンキエッリ)
 私の歓びを分け与えたい 歌劇『十字軍のロンバルディア人』より(ヴェルディ)
 あの女にせよこの女にせよ 歌劇『リゴレット』より(ヴェルディ)
 愛の化身がすっかり姿をあらわして 歌劇『マルタ』より(フロトー)
 女心の歌 歌劇『リゴレット』より(ヴェルディ)
 ひそやかな調和 歌劇『トスカ』より(プッチーニ)
 星は光りぬ 歌劇『トスカ』より(プッチーニ)
 彼女がさらわれた〜目に浮かぶようだ、涙が 歌劇『リゴレット』より(ヴェルディ)
 フェデリーコの嘆き 歌劇『アルルの女』より(チレア)
 わが先祖の墓よ〜まもなく私に隠れ処が 歌劇『ルチア』より(ドニゼッティ)
ジョン・健・ヌッツォ(テノール)
園田隆一郎(ピアノ)
 魂の歌が、聴く者の心を震わせる。待望のニュー・アルバムの登場

 「天から授けられた」とも称される、その輝かしく情熱的な声で聴く者すべてを魅了するジョン・健・ヌッツォ。包み込むような大きな愛にあふれたイタリアン・アリアをお届けします。
 定番の曲から隠れた名曲まで、ヌッツォ本人が精魂込めて選曲した珠玉のアリア—イタリアの空気をその身にまとい、時には甘く、時には力強く、心の奥底まで響く魂の歌をお聴きください。

 収録:2015年9月29・30日 所沢市民文化センターミューズ マーキーホール


 逮捕劇から8年。
 ジョン・健・ヌッツォ、まだまだ埋もれるわけにはいかない!


ジョン・健・ヌッツォ ニューアルバム発売記念リサイタルツアーを開催!
 5月13日(金) 和光大学ポプリホール鶴川(東京)
 6月5日(日) りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール(新潟)
 7月10日(日) 福島市音楽堂大ホール(福島)
 7月18日(月・祝)名古屋電気文化会館(愛知)
 7月22日(金) いずみホール(大阪)
 7月29日(金) 紀尾井ホール(東京)
 9月3日(土) 所沢市民文化センターミューズ アークホール(埼玉)
 9月10日(土) 八ヶ岳高原音楽堂(長野)
 9月16日(金) 盛岡市民文化ホール 小ホール(岩手)
 10月7日(金) 札幌コンサートホール Kitara 小ホール(北海道)
  詳細はジョン・健・ヌッツォオフィシャルサイトにて! http://www.jkn-tenorissimo.com/
 

FOCD9705
¥2700+税
<Blu-spec CD>
西江辰郎(ヴァイオリン)&ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ)
 ベートーヴェン:
  ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 第9番イ長調 作品47「クロイツェル」
 メシアン:主題と変奏
 タランティーノ:聖杯への路にて <世界初演>
 シモネッティ:マドリガル
 サン=サーンス(西江辰郎 編曲):
  歌劇「サムソンとデリラ」より “春は目覚めて”
西江辰郎(ヴァイオリン)
ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ)
 光り輝くふたつの才能。スーパー・デュオCD第5弾です。

 <ヴァイオリン・ソナタの王>と称すべき「クロイツェル」、そして近現代。

 「これがデュオ。洗練されたメカニック、テクニックは申すに及ばず、友情も信頼も響く。

 西江辰郎とジュゼッペ・アンダローロが杜の都仙台の国際音楽コンクール(ピアノ部門)で出逢ったのは、確か2001年のこと。当時仙台フィルのコンサートマスターだった西江。優勝したアンダローロ。客席の拍手、喜びようも尋常ではなかったことを思い出す。

 以来二人は、ここぞという場面で顔を逢わせ、ライヴ、ディスクを通じ、聴き手を喜ばせている。コンクールやフェスティヴァルで意気投合し、ある場面で熱き演奏を奏でたとしても、音楽的な蜜月が長く続くことは、実は少ない。コンビはいつのまにか解消してしまう。

 いつだって音楽に寄り添う、この二人は違った。もちろん今どきのアーティストたちである。ステージでは自在に交歓、ドラマを紡ぐ西江とアンダローロだが、彼らは表層的に叫ばない。喝采を博しやすい大見えを切らない。勿論小細工も呈さない。叙情も激情も、すべては音楽の求めに応じて。これが二人の美学である。

 褒め言葉が音楽評論家的過ぎるだろうか。

 ベートーヴェンの二重奏ソナタに頼もしい演奏を披露し、メシアンでは文字通り「主題と変奏」の展開に旨味を発揮する。ヴィオリストでもあったアンドレア・タランティーノ(シチリア生まれ、アンダローロの親友)の「聖杯への道にて」は、作品も演奏も喜ばしいサプライズ。そして古き良き時代を映し出す小品には、その調べにはこれしかないでしょうという、甘美な歌心を添える。優しく、妖しく。
 これぞ大人のデュオ。満喫したいものである。」(奥田佳道 ライナーノーツより)

  収録:2010年9月28・29日 杜のホールはしもと ライヴ録音
 

FOCD9712
¥2400+税
Granados on Guitar グラナドス没後100年によせて
 ギター版による12のスペイン舞曲(全曲)/

 グラナドス:
  12のスペイン舞曲 作品37(全12曲)
  (第1番、第3番〜第12番 益田正洋 編、第2番 藤井眞吾 編)
  詩的ワルツ集(福田進一 編)
益田正洋(ギター)
 卓越した音楽で聴衆を常に魅了し続けるギタリスト・益田正洋。2016年に没後100年を迎えるスペインの国民的作曲家、エンリケ・グラナドス(1867-1916)の作品集をリリースします!
 表題の〈12のスペイン舞曲〉は藤井眞吾の編曲による第2番をのぞいて、全て益田本人による編曲。ギターによる12曲全曲録音は他に類を見ず、まさに益田正洋にしか成し得ない快挙です。
 グラナドスの出世作となった〈12のスペイン舞曲〉は生涯の伴侶となったアンパロ・ガル嬢に捧げられました。乗り合わせた汽船がドイツ潜航艇に撃沈されその短い生涯を閉じたグラナドスですが、一説には波間に浮かぶ妻を助けるために海に飛び込み、帰らぬ人となったとも伝えられています。最愛の妻への愛にあふれた12曲を、益田はひとつひとつ、慈しむように奏でます。
 同録の〈詩的ワルツ集〉は長年にわたって国際的な活躍を続けるギタリスト、福田進一の編曲によるもの。当代きってのギタリストによる行き届いた名編曲に、随所に光る益田の歌ごころが応えます。
偉大なる音楽家に捧げられた、新たなる名盤の誕生です。
 収録:2010年2月、2012年3月、2013年4月、2015年3月 秩父ミューズパーク音楽堂
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FOCD9713
¥1800+税
新たな注目音源発見!近衞秀麿
ベートーヴェン:
 交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」〈近衞秀麿 版〉
近衞秀麿(指揮)
近衞交響楽団
 近衞秀麿、渾身の「運命」
 近年新たな情報も次々と公開され、注目の機運が高まっている近衞秀麿(1898-1973)。また新たな注目音源が発見されました。
 本音源は筑摩書房から1962年に発刊された『世界音楽全集』に添付されたフォノシートのために録音されたもので、LPのような形では一切販売されませんでした。
 オリジナルのマスターテープは既に喪失したため、録音時期、場所を含む詳細データも見つかっていない、まさに幻の音源です。そのため今作では現存する数少ない未使用のフォノシートから慎重に採取し、あえてノイズリダクションはあまり施さず、原盤のエネルギーを損なわないよう細心の注意を払いました。
 フォノシート5枚分、30分以内という制約のなか、一発撮りでの録音は大変な集中力が要求されますが、決して窮屈になる事なく軽快さすら感じられる演奏で、近衞の統率力がひしひしと感じられます。
 近年の研究成果を踏まえた海外での活動年表付で、資料的価値も高い必聴の一枚です。
















4/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



AD VITAM



AV 160215
\2600→\2390
プーランク晩年の2作、
 モノオペラ「人間の声」
 歌曲「モンテカルロの女」ソプラノとピアノ版

  プーランク:オペラ「人間の声」(台本:ジャン・コクトー)
  プーランク:モンテカルロの女(詩:ジャン・コクトー)
カロリーヌ・カサドシュ(ソプラノ)
ジャン‐クリストフ・リゴー(ピアノ)
 プーランクが晩年ジャン・コクトーのテキストで書いた2 作、モノオペラ「人間の声」と歌曲「モンテカルロの女」ソプラノとピアノ版(「人間の声」はピアノ版世界初録音)。プーランクの繊細な音が綴る、近代人の精神のあやうさをカサドシュ&リゴーの緊密なアンサンブルが送る!

 録音:2015年8月19日-21日

 ジャン・コクトーのテキストによるプーランクのモノオペラ「人間の声」と歌曲「モンテカルロの女」。どちらも極限の心理状態の女性のモノローグで進んでいく、プーランクの2 作品が収められたCD です。
 元はソプラノと管弦楽によるこれら2 曲がここではソプラノとピアノ版で収録されていますが、「人間の声」のピアノ版は世界初録音となります。
 「人間の声」は、捨てられた女が元の恋人に電話をかけて自殺するまでの、1 人の登場人物のみで演じられる1 幕のモノオペラ。すでに自殺未遂を試みた女性が錯乱状態で恋人に電話をかける哀しさと狂気に満ちたこの作品は、歌い手に並ならぬ技術と表現力を求めます。カサドシュの緊迫感溢れる迫真の歌唱と、絶妙な間合いで流れを作るリゴーのピアノが描く狂気の世界は、聴く人の耳を捕らえて放しません。
 「モンテカルロの女」は、元は歌手が歌わずに語る作品「話す歌(シャンソン・パルレ)」として書かれたものを、プーランクが「歌曲」として作曲したもの。地中海に身投げする前にギャンブルに興じる女のモノローグです。
 「この『モンテカルロの女』は『トスカ』のように歌われなければならない」というプーランクの言葉通り、求められる演技力、表現力は歌劇に通じるものがあります。カサドシュの歌唱はシャンソンを思わせるような物憂げさに満ち、表現過多にならないプーランクの音楽と相まってやるせなさを滲ませ、聴き手の胸を締め付けます。
 プーランクが晩年にコクトーのテキストで作曲した2 つ作品。プーランクの繊細な音符で綴られる近代人の精神世界のあやうさ、それが醸し出す妖しい美しさを、カサドシュ&リゴーの緊密なアンサンブルで堪能できます。




CAVI MUSIC


4260085532452
\2700
シューベルト、ブリテン、ショスタコーヴィチの
 ヴィオラ作品集

  シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD821
  ブリテン:ラクリメ - ダウランドの歌曲の投影 Op.48
  ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)
ラルス・フォークト(ピアノ)
 レイチェル・ロバーツの澄んだ響き、ラルス・フォークトの好サポートを得て録音したシューベルト、ブリテン、ショスタコーヴィチのヴィオラ作品集

 録音:2013年6、7月ケルン/69’33

 室内楽を中心に活動している女性ヴィオラ奏者レイチェル・ロバーツとドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトによるヴィオラ作品集。
 アルペジョーネ・ソナタはシューベルトが27 歳のときに、アルペジョーネ(6 弦の弦楽器)のために作曲した作品。現在は、チェロやヴィオラ、コントラバスで演奏されることが多いですが、本来のアルペジョーネは小型のチェロのような本体をもち弓で演奏し、ギターの特徴も併せ持っている楽器です。
 シューベルトらしい哀愁あふれる美しい旋律はシューベルトの最後のピアノソナタやカルテットに双肩するくらいの傑作。レイチェル・ロバーツの明るく澄んだ音色と安定した技巧で充実した演奏を聴かせてくれます。
 続いてブリテンの「クリメ - ダウランドの歌曲の投影 」。ブリテンはヴィオラの名手でもありヴィオラのための作品をいくつか書いています。
 本作はジョン・ダウランドの歌曲「もし、僕の嘆きが」に基づく変奏曲で、レイチェル・ロバーツの透明感溢れる音と知的な表現、そしてフォークトの包容力あるピアノが聴くものを無心にさせてくれる演奏です。
 ショスタコーヴィチ最後の作品であるヴィオラ・ソナタ。確かな技術と豊かな表現力をもつフォークトの好サポートを得て、レイチェル・ロバーツは想像力に富み生き生きとしたパワフルな演奏を聴かせます。そして時折みせる静謐さが音楽に深みを与えています。



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HUNGAROTON



HCD 32757
(3CD)
\4800→\4390
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 Disc 1
  (1)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
  (2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
 Disc 2
  (3)ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
  (4)ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
 Disc 3
  (5)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
アンドラーシュ・ケラー(指揮)
コンチェルト・ブダペスト
 細やかなタッチが魅力、ハンガリーを代表するピアニスト、ヴァーリョンによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲をリリース!!

 録音:2014 年9月10&11日、11月30日-12 月1日、2015 年6月19-24日/ハンガリー/Disc 1 65’08”、Disc 2 71’38”、Disc 3 39’04”

 1968 年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンがベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音しました。
 シューマン、モーツァルト、ベートーヴェンのピアノ独奏曲の録音で正統的な解釈により高評価を得ているヴァーリョン。
 近年リリースされたハインツ・ホリガー指揮ケルンWDR 交響楽団とのシューマンのピアノ協奏曲の録音(AU 97717)ではシューマンの作品への造詣の深さを感じられる演奏を披露しました。
 今回満を持して録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲は長いキャリアの中で頻繁に演奏してきた重要な作品。これらの傑作をヴァーリョンは繊細なタッチで表現力に富んだベートーヴェンを描いております。アンドラーシュ・ケラー率いるコンチェルト・ブダペストの好サポートも光ります。




 大ベストセラーとなっているコパチンスカヤのシューマンのヴァイオリン協奏曲(AUDITE AU 97717)。
 そのカップリングはピアノ協奏曲だったが、そこでピアノを弾いていたのがヴァーリョン。
 ホリガーがソリストに指名した1968 年ハンガリーが生まれのピアニストである。コパチンスカヤを目当てに聴いたのに、ヴァーリョンの演奏を聴いて、なんと才能あるピアニストだろうと感心した人も多いはず。
 しかしすでにヴァーリョンはそれ以前からカプリッチョやHungarotonなどで地道に活動を続けていた実力派。
 そのヴァーリョンが今回HUNGAROTONからベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリースしてきたのだが、これがやはり彼の実力を示す繊細且つ個性あふれる演奏。一音一音さまざまな機知に彩られた魅力的な演奏になっていて飽きさせない。
 新生HUNGAROTONが放つ久々の大作。期待していいです。




シューマン・シリーズ第4弾
コパチンスカヤのヴァイオリン協奏曲
そしてヴァーリョンのピアノ協奏曲

audite
AU 97717
\2600
コパチンスカヤが登場!
ホリガー&ケルンWDR響、シューマン・シリーズ第4弾
 ヴァイオリン&ピアノ協奏曲

  シューマン:
   (1)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO1
   (2)ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
(1)パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
(2)デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
ハインツ・ホリガー(指揮)
ケルンWDR交響楽団
 ホリガー&ケルンWDR 響によるシューマン・シリーズの第4弾はヴァイオリン&ピアノ協奏曲。なんと鬼才コパチンスカヤが登場!!!

 収録:(1)2015年2月9-11日、I.16’04”+II.7’01” + 10’35”=33’40” (2)2015年3月4-7日I.13’54”+II.5’17” + 11’04”=30’15”/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)/64’00”

 ドイツ、アウディーテ・レーベルより進行中のハインツ・ホリガー指揮、ケルンWDR 響によるシューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲録音するシリーズ。
 注目の第4 弾は鬼才パトリツィア・コパチンスカヤを迎えてのヴァイオリン協奏曲とハンガリーを代表する名手デーネシュ・ヴァーリョンによるピアノ協奏曲です!
 世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。
 ヴァイオリンおよび作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000 年にシェリング国際コンクール優勝、2002 年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。
 マリス・ヤンソンス、ロジャー・ノリントン、パーヴォ・ヤルヴィ、アンドリス・ネルソンスなど世界的指揮者のもと世界の名門オーケストラとの共演歴を誇ります。
 また室内楽への造詣も深く、とりわけファジル・サイとのデュオでは二人の強烈な個性からうまれる音楽は聴衆を魅了させます。唯一無二の個性的なアプローチはクラシック界にとどまらず音楽ファンを虜にさせる稀有な存在です。
 シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調は晩年にあたる1853 年の作品で、ヨアヒムからの要請によりわずか二週間で書き上げました。しかし完成の翌年にシューマンが療養所に入り、さらにヨアヒムが演奏会で取り上げることなく自筆譜は封印されてしまったために日の目を見ずにおりましたが、1907年にヨアヒムが所蔵していた楽譜がベルリン図書館に売却されたことにより1937 年にはクーレンカンプによる初演されました。
 ただしクーレンカンプ自身が演奏不可能とした箇所を修正し演奏したため、翌1938 年12 月にセントルイスでアメリカ初演を行ったユーディ・メニューインが「自分こそが真の初演者」と宣言したというエピソードもあります。
 その後メニューインやシェリングなどの巨匠が愛奏したことにより演奏される機会も着実に増えてきました。
 ホリガー率いるケルンWDR 響とともに一期一会が生み出すコパチンスカヤのスリリングな演奏で、新たな魅力を見つけることができるでしょう。

 カップリングはシューマンの代表作ピアノ協奏曲でホリガーがソリストに指名したのは1968 年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンです。
 これまでにホリガーとの共演も多く厚い信頼のもと協奏曲録音が実現しました。母国ハンガリーの作曲家はもちろんのこと、シューマンの作品にも造詣が深いヴァーリョンはピアノ独奏曲をはじめ、室内楽作品の演奏・録音も積極的に行ってきました。まさに適役のヴァーリョンが当シリーズに登場したのは非常に喜ばしいことと言えましょう。

 ホリガー&ケルンWDR 響による当シリーズはこれまでに第1 弾【交響曲第1 番「春」、第4 番(1841 年版)、序曲、スケルツォとフィナーレ(AU97677)】、第2 弾【交響曲第2 番、第3 番「ライン」(AU 97678)】、第3 弾【チェロ協奏曲、交響曲第4 番(1851 年改訂版)(AU 97679)】がリリースされ好評を博しております。



録音風景・・・でもあまりピアノが出てこない。
https://www.youtube.com/watch?v=DIFzqb65Usc&feature=player_detailpage


ということでショパンのマズルカをご用意しました。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=h98lzN6aUfk
 


HCD 32786
(2CD)
\4800→\4390
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
 Disc 1(38”25”)
  (1)ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調BWV1046
  (2)ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV1047
  (3)ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調BWV1048
 Disc 2(49’36”)
  (4)ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調BWV1049
  (5)ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV1050
  (6)ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調BWV1051
ジョルト・カッロー
 (指揮、ヴァイオリン)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a' =415Hz)
 古楽団体カペラ・サヴァリアによる快活なブランデンブルク!

 セッション録音:2015年6月14-19日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。前作のバッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)に続く最新アルバムはバッハのブランデンブルク協奏曲全曲です。当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。1999 年より当団の指揮も務めるジョルト・カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控えたアンサンブルを奏でます。全体的に速めのテンポ設定で非常に見通しのよいクリアな演奏を披露しております。




GPR RECORDS


GPR 10013
\2500
ディーヴァ・オン・デトゥール —— メドレー
 アイ・ガット・リズム、ゲット・ハッピー/
 ヒアズ・ザット・レイニー・デイ/
 ノット・ア・ケア・イン・ザ・ワールド/
 エンジェル・アイズ/アイム・カーム/ミロード/
 パダム/ラ・ヴィ・アン・ローズ/
 ザ・マン・ザット・ガット・アウェイ/
 トゥ・キープ・マイ・ラヴ・アライヴ/
 カム・レイン・オア・カム・シャイン/
 ホエア・オア・ホエン/ユーヴ・チェンジド/
 ゲス・フー・アイ・ソウ・トゥデイ/
 ホエア・ドゥ・ユー・スタート/ソー・イン・ラヴ/
 私の神様/ノット・ア・デイ・ゴーズ・バイ
パトリシア・ラセット(ヴォーカル)
クレイグ・テリー(ピアノ)
 オペラ歌手とともに、アメリカ各地のキャバレー・ショーでもキャリアを築くソプラノ、パトリシア・ラセットのファースト・キャバレー・アルバム。ガーシュウィン、コール・ポーター、エディット・ピアフらの名曲を歌った2012年ライヴ。

 録音:2012年4月4日−5日、サウンド・アソシエイツ(ニューヨーク)
 


GPR 11012
\2500→\2290
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、マイケル・ダグラスがナレーター
 ぼくにげちゃうよ

  ローヴェン:ぼくにげちゃうよ
  プーランク:ぞうのババール
  ローヴェン:おやすみなさいおつきさま
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(朗読)
マイケル・ダグラス(朗読)
トリオ21
マーク・ストーン(バリトン)
GPR祝祭合唱団
 マーガレット・ワイズ・ブラウンによる人気絵本、「ぼくにげちゃうよ(原題:The Runaway Bunny)」や「おやすみなさいおつきさま(原題:Goodnight Moon)」、ジャン・ド・ブリュノフの「ぞうのババール」を題材にした子ども向けアルバム。
 M.W.ブラウンの2作は、GPR Recordsの共同設立者であり、Roven RecordsのCEO兼芸術監督も務める作曲家、グレン・ローヴェンが作曲。名俳優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズやマイケル・ダグラスがナレーターを担当し、「おやすみなさいおつきさま」では、イギリスの若手名バリトン、マーク・ストーンが歌声を披露している。



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ROVEN RECORDS



RR 90015
(2CD/特別価格)
\2500→\2290
天才デビュー・・・・ジェイコブ・ショウ 〜
 ブラームス&ブリテン:チェロ作品集

  CD1 〜
   ブラームス:
    チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38、
    チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
  CD2 〜
   ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
   伝承曲(ショウ編):ア・ブリット・イン・デンマーク
   ブロッホ(ショウ編):祈り
   ヴァレンスブルク:ペルシャのサマ
   伝承曲(ショウ&カザルス編):鳥の歌
   ワン・リピン(ヘンダーソン編):葬花吟
ジェイコブ・ショウ(チェロ)
ホセ・ガヤルド(ピアノ)
ミュージック・コンフューシャス・
 インスティテュートのミュージシャン

 次代の天才チェリスト、ジェイコブ・ショウがデビュー!

 次代の天才チェリスト、ジェイコブ・ショウが、ニューヨークのRoven Recordsからデビュー!
 ジェイコブ・ショウは、1988年ロンドン生まれ、19歳でパリのエコール・ノルマル音楽院を最年少チェリストとして卒業、現在はデンマークのコペンハーゲンをベースに活動する音楽家。様々な文化、ジャンルとのコラボレーションにも情熱を燃やしており、デビュー・アルバムでも、ブラームスのソナタ、ブリテンの無伴奏組曲に、デンマーク、スコットランド、ユダヤ、ペルシャ、カタルーニャ、中国などのメロディーをカップリング。
 情熱がほとばしる濃密なブラームスはもちろん、ショウ編曲によるチェロ独奏版の「祈り」や「鳥の歌」にも注目。

 録音:2009年−2015年、アウグスブルグ&コペンハーゲン




カッコいいプロモーション・ビデオ。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=6QJThoDK7hk

これはどこかのサロンで弾いた「鳥の歌」
https://www.youtube.com/watch?v=RT7bgAxsTDE&feature=player_detailpage

 でもCD本編のほうは「伝承曲(ショウ&カザルス編)」とあるようにもっといろいろ手が込んでいる。そして当然のことながらCDのほうがむちゃくちゃうまい。そして1枚目のブラームスの音の豊かなこと!正統派の曲をやらせてもものすごいのである。
 普通のクラシック・チェロ・アルバムの範疇では収まりきらない規格外のアルバム。おすすめ。


 
RR 10015
\2500

ヨータム・ハーベル:室内楽作品集 2007-2014
 ウィー・ワー・オール/
 オン・リーヴィング・ブルックリン/
 ラスト・スキン/トーラス/
 フロム・ザ・ブック・オヴ・メンテナンス・アンド・サステナンス

コンテンポラネオウス
ミヴォス弦楽四重奏団
 2005年にグッゲンハイム奨励金を、2007年にローマ賞を受賞した作曲家、ヨータム・ハーベル(b.1976)の室内楽作品集。
 ハーベルは、フィリップ・グラスが設立した若い作曲家を支援する組織 "MATA"の芸術監督も務めている。



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GRAND PIANO



GP703
(2CD)
\2700→\2490
アレクサンドル・モソロフ:ピアノ作品全集
<CD1>
 1.ピアノ・ソナタ 第1番 ハ短調 Op.3(1924)/
 2-3.2つの夜想曲 Op.15(1925-1926)/
 4-6.3つの小品 Op.23a(1927)/
 7-8.2つの舞曲 Op.23b(1927)/
 9-11.ピアノ・ソナタ 第2番 ロ短調 Op.4「古い手帳から」(1923-1924)/
<CD2>
 1.ピアノ・ソナタ 第4番 Op.11(1925)/
 2-4.トルクメニスタンの夜-ピアノのための幻想曲(1929)/
 5-8.ピアノ・ソナタ 第5番 ニ短調 Op.12
オルガ・アンドリュシチェンコ(ピアノ)
 録音 2015年2月19-22日 ロシア モスクワ,CMSスタジオ
 破壊的な音楽の象徴とも言える「鉄工場」で知られる20世紀ソビエトの作曲家、アレクサンドル・モソロフ(1900-1973)のピアノ作品集です。
 活動の初期はソビエト音楽界の中心的人物であったモソロフですが、やがてロシア・プロレタリア音楽家同盟から攻撃を受け、いつのまにか中央から追放され、結局は反逆者として逮捕され、8年間もの間「白海運河建設現場」で強制労働を強いられるなど、様々な悲運に見舞われてしまいます。
 生還後も彼の作品の上演許可は下りることなく、彼の名誉が復権するのは死後になってからだったのです。
 このアルバムにはそんな彼が遺した全てのピアノ作品が収録されています。これらの作品は全て抑圧前の1920年代に作曲されており、どれも、幾分スクリャービンの影響も感じられる、自由な楽想と攻撃的なフレーズが漲る独創的な音楽となっています。モスクワ生まれのピアニスト、アンドリュシチェンコの力強い演奏で。



ようやく新録音が出たモソロフの「鉄工場」
何はともあれこれ

CAPRICCIO
C5241
\2700
来た!「鉄工場」新録音!ピアノ協奏曲も!
 アレクサンドル・モソロフ:作品集

 1.鉄工場 Op.19/
 2-4.ピアノ協奏曲 第1番 Op.14/
 5.コルホーズにトラクターが到着/
 6.チェロとピアノのための「伝説」Op.5/
 7.ピアノ・ソナタ 第1番 Op.3/
 8.4つの新聞記事 Op.21
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)/
リンゲラ・リームケ(チェロ…6)/
ナターリヤ・プシェニチニコワ(ソプラノ…8)/
ベルリン放送交響楽団/
ヨハネス・カリツケ(指揮)
録音 2014年2月 ベルリン ベルリン放送局

 クラシックを愛好する人ならば、一度は聴いておきたいといわれる名作「鉄工場」。3分程度の短い曲ですが、その歌劇な内容が当時のソ連当局の目に留まり、演奏されなくなるなどいくつものエピソードを持ち、それ故一層興味が高まったという逸品です。
 全曲を通じて力強い音の応酬に終始し、いかにも「社会主義リアリズム」を具現化したような力強い音楽です。
 作曲家のアレクサンドル・モソロフ(1900-1973)は現代音楽協会の室内楽部長を経て、放送局の音楽編成を務めた人ですが、様々な理由をつけてロシア音楽界から追放され、最終的には「反ソビエトのプロバガンダ」を理由に逮捕され、強制労働に送り込まれてしまい、生還後も厳しい生活を強いられました。
 彼の名誉が復権するのは、死後まもなくでした。また彼の作品の一部は破棄を強いられたとも言われ、現存する作品はあまり多くありません。
 そんなモソロフの作品を演奏するのは、奇才ピアニスト、シュライエルマッハー。また当時の新聞記事をそのまま歌にしたという「4つの新聞記事」も含め、実に興味深いアルバムとなっています。

 

GP709
\2100
ホセ・アントニオ・レセンデ・デ・アルメイダ・プラド:カルタス・セレステス 第1集
 1.カルタス・セレステス 第1番(1974)/
 2.カルタス・セレステス 第2番(1981)/
 3.カルタス・セレステス 第3番(1981)/
 4.カルタス・セレステス 第15番(2009)
   ※世界初録音…4
アレイソン・スコペル(ピアノ)
 録音 2015年2月2-3日 ブラジル リオデジャネイロ,サラ・セシリア・メイレレス
 「カルタス・セレステス」とは日本語で「天体の図表」と言った意味を持ちます。その言葉通り、ここに収録された4つの作品は、各々1分程度の短い曲の集まりで、神話や天空、闇、色、宇宙へのアプローチなど多彩な要素が詰まった「音による星座」なのです。
 デ・アルメイダ・プラド(1943-2010)はブラジルの作曲家で、カマルゴ・グァルニエリとともに、ナディア・ブーランジェとオリヴィエ・メシアンに師事、やがてブラジルの「国民楽派」を形成しました。
 メシアンに影響された彼は新しい和声の仕組み「トランストーナリティ」を作り、これを用いて18の「カルタス・セレステス」を書き上げました。
 そのうち15はピアノのために書かれており、恐らく彼の概念…光や星の煌き、天の川やアンドロメダ星雲を音で描くこと…はピアノの響きがもっともふさわしいものであったに違いありません。
 まばゆいばかりの音の戯れを描き出すのは、ブラジルの若手ピアニスト、アレイソン・スコペル。現代作品に強い関心があるという彼ならではの斬新な演奏です。
 


GP711
\2100→\1890
イグナーツ・フリードマン:オリジナル・ピアノ作品集
 1-5.エドゥアルド・ゲルトナーのモティーフによる6つのウィーン風舞曲(1916)
  <第1番:テンポ・ディ・ワルツレンテ/
   第2番:生き生きとゆるやかに/第3番:アレグレット/
   第4番:ゆったりとしたワルツ/第5番:エピローグ…モデラート>/
 7-10. 4つの小品 Op.27(1908)
  <第1番:プロローグ…アンダンテ,きわめて静かに/
   第2番:告白…アンダンティーノ,きわめて表情豊かに/
   第3番:マズルカ…生き生きと、優雅に/
   第4番:民謡風に…モデラート,ポコ・マルシアーレ>/
 11-15.詩 Op.71(1917)
  <第1番:はなはだしくなく動いて/第2番:情熱的に、激しく/
   第3番:アンダンティーノ/第4番:アンダンテ,悲しげに/
   第5番:クァジ・アレグロ,優雅に>/
 16-24.シュティムンゲン Op.79(1918)
  <第1番:ポコ・モッソ/第2番:ヴィヴァーチェ・エ・ヴォランテ/
   第3番:モデラート,常に豊かに/第4番:アンダンテ/
   第5番:コモド,レントラーのテンポで/
   第6番:アンダンテ,物思いにふけって/
   第7番:優雅に,そしてあまり速くなく/第8番:情熱的に/
   第9番:アンダンテ・コン・トリステッツァ>/
 25-28. 4つの前奏曲 Op.61(1915)
  <第1番:物思いにふけって/第2番:ヴィーヴォ,そして軽やかに/
   第3番:感情のおもむくままに/第4番:非常に情熱的に、活発に>
    ※世界初録音…7-15,16-23,25-28
ヨーゼフ・バノヴェツ(ピアノ)
録音 2012年1月16-20日 USA ニューヨーク,バッファロー ホーリー・トリニティ・ルター教会

 20世紀を代表する名ピアニストの一人、イグナーツ・フリードマン(1882-1948)。当時「至高のヴィルトゥオーゾ」と評された彼は、また素晴らしい作曲家でもありました。
 当時の優れたピアニストのほとんどは、自身で作曲したアンコールピースをレパートリーに持っている場合が多く、彼もその例に漏れず、90曲以上のサロン風作品を作曲しています。
 もちろんピアノ曲だけでなく、何曲かの室内楽作品も遺されましたが、残念ながら現在では、それらのほとんどが忘れられてしまっています。
 彼の作品はどれも後期ロマン派の作風に属し、優美なメロディを持っています。時には彼の故郷であるポーランドの民俗舞踊のエッセンスが取り入れられていたり、ウィーン風の雰囲気をまとっていたりと、その作品の表情は様々です。
 またOp.79の「シュティムンゲン」が彼の友人ラフマニノフに献呈された情熱的な作品で、短いなかにも多彩な感情が盛られた興味深い小品集となっています。


貴重なフリードマンの録音
ピアノ・ロールで

DAL SEGNO
DSPRCD 054
\2500
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール
 偉大なるピアニストVol.14 〜 イグナーツ・フリードマン

  ショパン:
   ワルツ変ホ長調Op.18(1928)、即興曲変イ長調Op.29(1921)、
   ワルツ変ニ長調Op.64-1(1924)、ポロネーズ変ロ長調op.71-2(1921)/
  シューマン:夕べにOp.12-1(1922)、なぜにOp.12-3(1922)/
  モシュコフスキ:セレナーデOp.15(1929)/
  リスト:ラ・カンパネラ(1923)/
  ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》より 魔の炎の音楽(1922)/
  ルビンシテイン:ロマンス変ホ長調Op.44(1926)/
  J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(1924)/
  フリードマン:
   彼女は踊るOp.10-5(1922)、古い時代のメヌエットOp.10-5(1922)、
   ウィーン舞曲第1番(1921)/
  ウィーン舞曲第2番(1921)/ウィーン舞曲第3番(1922)/
  ウィーン舞曲第4番(1926)/
  リスト:ハンガリー狂詩曲第14番ヘ短調(1924)
イグナーツ・フリードマン
(ピアノロール)
「マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール」の第14集.
ポーランドのユダヤ系ピアニスト、イグナーツ・フリードマン(1882−1948)。
名ピアニストであり、名アレンジャーでもあったフリードマンのヴィルトゥオージティ、トランスクリプション、自作の凄さ、魅力を伝える最高のお手本となることだろう。
1921年〜1929年の演奏のピアノ・ロール復刻。

  

GP717
\2100
現代デンマークのピアノ作品集
 1-3.ペア・ノアゴー(1932-):ピアノ・ソナタ(1949)
  <無題/牧歌…アンダンテ-/終曲…アレグロ>/
 4-6.ペア・ノアゴー:トッカータ(1949)
  <トッカータ(第1部)/フーガ/トッカータ(第2部)>/
 7.ペア・ノアゴー:ソナタ Op.6(1953/1956-57改編)/
 8-12.フィン・リッケボ(1937-1984):ピアノのための絵画(1969/1978改編)
  <Couleurs et valses: Alla cadenza. Allegretto. Lento a la valse/
   Les enfants: Andante/Sons d’hiver - Poco allegro attacca/
   et les oiseaux chauds: Lento/Parfums attrapes: Allegro>/
 13-16.ラルス・アクセル・ビスゴー(1947-):スタジアム Op.1(1973-74)
  <イントロダクション/
   スタジアム I:Doppio movimento -/
   スタジアム II:Quasi tempo primo -/
   スタジアム III:Un poco meno vivo - Quasi tempo primo>/
 17.ビスゴー:舟歌(1986-87)/
 18.ビスゴー:ウォーキング(ソローへのオマージュ)-センプリーチェ
   ※世界初録音…7を除く
カール・ペテルソン(ピアノ)
録音 2014年6月28日,12月6日,2015年2月21日 コペンハーゲン,王立音楽大学
 デンマークの現代作品と言えば、Dacapoレーベルによって積極的に録音、リリースされていますが、この1枚にもなかなか面白い作品が収録されています。
 ペア・ノアゴーは現代の北欧を代表する作曲家ですが、このピアノ・ソナタとトッカータは極初期、17歳の時の作品で、未成熟でありながらも独特の雰囲気を持っています。
 この頃のノアゴーは高名な作曲家ホルンボーからプライヴェートに指導を受けていましたが、師であるホルンボーはノアゴーの類い稀なる才能を大切に育て、大きく開花させたことでも知られています。1953年のソナタでは完成された様式を見ることができます。
 リッケボはノアゴーと同時期の人ですが、作曲のスタイルは全く違い、無調を中心にした無機質な音を用いた性格的な作品を書いています。
 ビスゴーは、少しあとの時代の人ですが、彼はノアゴー作品に魅了され、その後続とも言える作品を書いています。
 ただし、ここに収録された「スタジアム」はフランツ・リストのロ短調ソナタから強い影響を受けたもので、音の使い方や場面転換など、数多くの物語性を秘めた面白い作品です。
 演奏は1981年、スウェーデン生まれのペテルソンで、彼は以前グリーグとエブユのピアノ協奏曲でソリストを務め(GP689)、その華麗な演奏が高く評価されてます。
 

GP723
\2100
エルヴィン・シュールホフ:ピアノ作品集 第3集
 1-6.ジャズ風舞踏組曲(1931)
  <ストンプ/シュトライト/ワルツ/タンゴ/スロー/フォックス=トロット>/
 7-15. 9つの小さな輪舞 Op.13(1913)
  <Leicht bewegt‐容易に動いて/Massig bewegt‐適度に動いて/
   Schnell‐すばやく/
   Feurig, aber sehr rhythmisch‐
    燃えるように、しかし非常にリズミカルに/
   Walzertempo, ausserst kokett vorzutragen‐
    ワルツのテンポで,軽やかに前方に/
   Ruhig fliessend/Ruhiges Walzertempo/
   Leicht bewegt/Ruhiges Walzertempo>/
 16-21.オスティナート(1925)
  <パパ/ママ/ダ…ダ…/ホップ…ホップ/ア…ア/トララ>/
 22-26. 5つのジャズ練習曲(1926)
  <チャールストン/ブルース/シャンソン/タンゴ/
   シミー上のトッカータ 第5番「ゼズ・コンフリーの鍵盤の上の子猫」>/
 27.ゼズ・コンフリー:鍵盤上の子猫
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
 録音 2012年9月2日,2014年5月3-4日 ハンブルク音楽・演劇高等学校
 チェコの作曲家、ピアニスト、指揮者エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)のピアノ作品集もこのアルバムで第3集となります。
 ダダイズムの先鋒として活躍し、また自作にジャズや実験音楽の要素も取り入れるなど、様々な作風を見せたシュルホフの作品がナチス・ドイツによって「退廃音楽」のカテゴリーに入れられてしまったのはなんとも残念なことでした。
 この第3集に収録されているのは1910年代から1930年代までの、およそ20年間にわたる時代の作品で、ほとんど耳にする機会のないOp.13の「小さな輪舞」をはじめ、ジャズや軽音楽にも通じる楽しい雰囲気を持ったものばかりです。
 興味深いのはアメリカのジャズ・ピアニスト、ゼズ・コンフリーの「鍵盤上の子猫」にインスパイアされたトッカータで、こちらは原曲も収録されていて、聴き比べ(シュルホフがどのように変貌させたか)も楽しい趣向になっています。
 


GP725
\2100→\1890
ポルトガルの珍しいピアノ作品集
 1.ジョアン・ギリェルメ・ダディ(1813-1887):アンダンテ・カンタービレ/
 2.ダディ:舟歌/
 3.ダディ:甘い幻想/
 4.ダディ:悲歌/
 5-7.ジョセ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):ポルトガルの情景 Op.9
  <第1番:愛の歌/第2番:チュラ/気まぐれなワルツ>/
 8-10.モッタ:ポルトガルの情景 Op.18
  <フィゲイラルの歌-旅/O Malhao - アヴェイロの歌/
   ダ・ベイラの歌-ドゥルロの歌>/
 11.モッタ:セレナータ Op.8/
 12.モッタ:バラダ Op.12
   ※世界初録音…1.2.3.4.11.12
ソフィア・ルーレンコ(ピアノ)
 録音 2014年10月15-16日 ポルトガル リスボン Estudios Namouche
 ポルトガルの2人の作曲家によるピアノ曲集です。
 ダディは神童として幼い頃からコンサートで活躍するほどのピアニストで、1845年にポルトガルを訪れたリストも彼の才能に惚れ込み、タルベルクの2台ピアノのための「ノルマ幻想曲」を一緒に演奏したという記録も残っています。
 そんな彼の作品はどれも名技を要するもので、演奏効果のあがる華麗な曲です。また、最近、アルバムのリリースが増えてきたヴィアナ・ダ・モッタはもともとポルトガルの海外領土であったサントメ島生まれ。幼い頃に本土に帰国してから音楽の才能を見せ、作曲を始めた人です。
 リスボンでピアノと作曲を学び、ベルリンからヴァイマールに渡り、リストの最後の高弟となりました。ピアニストとして活動した後はリスボン国立音楽院の院長も務めています。
 彼の作品はロマン派の様式の中に、ポルトガル民謡の要素を組み込み、新鮮な効果が得られるよう工夫が凝らされています。



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KLANGLOGO


KL-1514
\2100→\1890
ハワード・グリフィス&フランクフルト・ブランデンブルク州立管
 ブラームス:交響曲 第3番&第4番
  1-4.交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
  5-8.交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
 録音 2015年6月22-25日 フランクフルト,「カール・フォリップ・エマヌエル・バッハ」コンサート・ホール

 イギリス、ヘイスティングスに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、1981年からスイスに住む指揮者ハワード・グリフィス。
 彼は2007/8年からブランデンブルク州立管弦楽団の音楽総監督を務めていて、2013年には第3回目の契約更新(任期は2018年まで)をするなど、その活躍が更に期待されています。
 彼の演奏は堅実でありながらも、常に柔軟であることで知られています。また多くのポップス・アーティストのコラボレーションや、クロスオーヴァー・プロジェクトを開催したり、若手の演奏家を支援したりとその活動は多岐に渡ります。
 もちろん、このブラームス(1833-1897)のような正統派の作品は文句なしの素晴らしさで、スコアを徹底的に研究し練り上げた上で導き出される「これまでにない斬新なテンポ設定」は、既に発売された第1番、第2番の演奏とともに、優れた解釈として評価されるべきものです。



マニアの間で密かに愛されているらしい
第1弾〜第1番、第2番

KL-1513
\2100
ハワード・グリフィス&フランクフルト・ブランデンブルク州立管
 ブラームス:交響曲 第1番&第2番

  1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68/
  5-8.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
録音 2014年10月2日 フランクフルト,「カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ」コンチェルト・ホール

 世界中のオーケストラと聴衆から愛されているブラームス(1833-1897)の4つの交響曲。もちろん、このフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団でもこれらの曲は重要なレパートリーです。
 名指揮者ハワード・グリフィスはこのオーケストラを大変高く評価しており、今回のブラームスの録音にあたっては、ドイツのロマン主義の源流を辿りつつ、この曲を新たな観点から演奏することを試みたのだそうです。
 グリフィスは19世紀の指揮者フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)の生涯を紐解き、彼がいかにブラームス作品を愛し、演奏したかを理解し、彼の解釈を検討し再構築することで、新鮮でエネルギッシュな演奏ができたと言います。様々な解釈が存在する現在において、この演奏はどのように受け入れられるのでしょうか。

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この知られざる名盤の指揮がグリフィスだった。
隠れた古典派の大家
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:交響曲集


 ウィーンで活躍した古典派の作曲家ヴァンハル(1739-1813 チェコ名はヴァニュハル)。
 彼は、少なくとも77曲の交響曲と60曲のソロのための協奏曲、100曲の弦楽四重奏曲と、95の宗教曲、さらに膨大な数の器楽曲や声楽曲を書いたことで知られる。
 しかも数が多いだけではない。
 彼が交響曲を作曲すると、わずか数年でヨーロッパばかりか遥かアメリカでも演奏されたという人気ぶり。ヴァンハルは作曲だけで生計を立てることのできたおそらく最初の作曲家だったといわれる。またその一方でハイドンやディッタースドルフ、モーツァルトと弦楽四重奏を演奏したということでも有名。

 本来もっと多くの人に知られるべき存在なのである。

 そんなふうに早いうちに才能を開花させ、多くの作品を創り上げて順風満帆の人生を送るかに見えたヴァンハルだが、40歳近くの時に生じた金銭トラブルが元で作曲を止めてしまい、その際自筆譜をほとんど破棄。そのため現在に至るまで彼の作品の全貌を知ることはできない。

 しかし残された作品は、古典派の端正な作風を持つものから、疾風怒濤の精神を反映したベートーヴェンばりの激しいものまで、実に多彩でユニーク。
 今回ご紹介するのは、そんなヴァンハルの特筆を前面に押し出した好選曲アルバム。
 とくに「ホ短調交響曲」は、ハイドンの中期の劇的な表現に、若きモーツァルトの繊細さを合わせたようななかなかの傑作。聴いておいて損はない。
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cpo
777612-2
\2700
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:交響曲集
 1.交響曲ハ長調 Bryan C9/
 2.チェロ協奏曲ハ長調 Weinmann IId:C1/
 3.交響曲ホ短調 Bryan e2
イストヴァン・ヴァルダイ(チェロ)/
カメラータ・シュヴァイツ/
ハワード・グリフィス(指揮)
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ORFEO


C898151
\2800
フランツ・シューベルト:8 つの即興曲
 1.即興曲 ハ短調 D899-1/2.即興曲 変ホ長調 D899-2/
 3.即興曲 変ト長調 D899-3/4.即興曲 変イ長調 D899-4/
 5.即興曲 ヘ短調 D935-1/6.即興曲 変イ長調D935-2/
 7.即興曲 変ロ長調 D935-3/8.即興曲 ヘ短調 D935-4
アミール・カッツ(ピアノ)
 ピアニスト、アミール・カッツはシューベルト(1797-1828)、ショパン作品のユニークな解釈で知られていますが、今回の「即興曲集」も彼の個性が存分に発揮された聞き応えのある演奏となっています。
 カッツによるorfeo レーベルへの録音は、2014 年の「水車屋の娘」(テノールはパーヴォル・ブレスリク)があり、こちらの極めて雄弁で主張の強いピアノ伴奏は、彼のシューベルトに対する愛情が透けて見えるようなものでした。
 今回の即興曲集も、シューベルトの内面に深く切り込み、細やかな息遣いに彩られた歌を紡ぎだしています。この巨大な建造物のような即興曲には、聴き手の知的好奇心が刺激されることでしょう。
  


C897151
\2800→\2590
モーツァルト/ウェーバー/ヴィトマン:クラリネット協奏曲集
 1-3.モーツァルト(1756-1791):クラリネット協奏曲 イ長調 K622/
 4-6.イェルク・ヴィトマン(1973-):3 つの影の踊り
  <エコーの踊り/水の踊り/アフリカの踊り>/
 7-9.ウェーバー(1786-1826):クラリネット協奏曲 ヘ短調 Op.73
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)/
ベルリン・ドイツ交響楽団…1-3.7-9/
ペーター・ルジツカ(指揮)…1-3.7-9
 録音 2013 年5 月4 日 ベルリン フィルハーモニー…1-3, 2015 年3 月9 日 クライナー・ゼンデザール…4-6, 2014 年6 月10-11 日 ナレパシュトラーセ,大ホール…7-9
 著名なクラリネット奏者として、また作曲家として知られるミュンヘン生まれのイェルク・ヴィトマンによる、自作を含む3 つの作品集です。ミュンヘン音楽・演劇大学で学び、その後ジュリアード音楽院でチャールズ・ナイディックに師事、以降、多くの指揮者、オーケストラと共演を重ねています。また11 歳から作曲をはじめ、こちらはヘンツェやリームらに指導を仰ぎ、斬新な作品を次々と発表、高い評価を得ています。このアルバムに収録されたクラリネット・ソロの「3 つの影の踊り」は、即興性を生かしつつも、彼の様式が完全に確立された作品です。そして、このアルバムに収録されたモーツァルトとウェーバーの2 つの協奏曲を繋ぐカデンツァのような役割も与えられています。見事に考え抜かれたプログラミングといえるでしょう。




RONDEAU


ROP-6085
(2CD)
\2700
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ 第1番-第6番
<CD1>
 1-3.トリオ・ソナタ 第2番 ハ短調 BWV526/
 4-6.トリオ・ソナタ 第3番 ニ短調 BWV527/
 7-9.トリオ・ソナタ 第4番 ホ短調 BWV528/
<CD2>
 1-3.トリオ・ソナタ 第5番 ハ長調 BWV529/
 4-6.トリオ・ソナタ 第1番 変ホ長調 BWV525/
 7-9.トリオ・ソナタ 第6番 ト長調 BWV530
ウルリッヒ・ベーメ(オルガン)
 録音 2014年8月28日 ドイツ ライプツィヒ,聖トーマス教会
 聖トーマス教会のオルガニストであるウルリッヒ・ベーメは、ザクセンのフォークトランドで生まれ、ドレスデンとライプツィヒで学び、ケムニッツの聖十字架教会カントール兼オルガニストとして1986年まで活動します。
 その前年、ライプツィヒの聖トーマス教会のオルガニストに選出された彼は、就任してから礼拝、コンサートでオルガンを弾き、数多くの録音と演奏旅行にも出かけています。
 また国際オルガンコンクールの審査員としても重要な役割を担い、ライプツィヒの音楽・演劇アカデミーでは教鞭も執っています。
 そんなベーメはこれまでもバッハ(1685-1750)作品の録音がありますが、この2枚組では大作である「トリオ・ソナタ」全曲に取り組みました。
 聖トーマス教会オルガンの特性を存分に活かした入念な演奏は、当時のバッハが好んだであろう音色を完璧に再現しています。
 

ROP-6102
\2100
死と生の歌
 1.ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):そして死は覇者にあらず/
 2.マールテン・ファン・インゲルゲム(1976-):モクレン/
 3.シューベルト(1797-1828):水上の聖霊の歌 D714/
 4-8.ニコデムス・ゴルナウ(1985-):(Aus) Sieben letzte(n) Worte(n)-7つの最後の言葉/
 9.ジルヒャー(1789-1860):私は春をみてきた/
 10.シューベルト:安らい、地上の最も美しい幸せ D657/
 11-13.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):3つの男声合唱曲 TrV270
  <戸口で/夢の中の光/五月の喜び>/
 14.ベルント・エンゲルブレヒト(1968-):炎の騎士/
 15.マリ・エサベル・バルベルデ(1987-):Darest, O Soul/
 16.マテュー・ノイマン(1867-1928):Es fiel ein Reif/
 17.アルヴィン・ミヒャエル・シュローネン(1965-):階段/
 18.ミシュキニス:時には考えて/
 19.シューベルト:墓と月 D893/
 20.マウエスベルガー(1889-1971):主よ、しらしめたまえ
※1.2.4-8.14.15.17.18…世界初録音
アンサンブル・ヴォーカペラ・リンブルク/
アンサンブル・インプロンタ/
トリスタン・マイスター(指揮)
録音 2015年8月21-23日 ドイツ ルンケル,デールン 聖ニコラウス教会
 季節の移り変わりは、命ある全ての物に「最期」があることを告げています。
 このアルバムはそんな日常の一こまから香りたつ「生と死」の概念を歌い上げた曲を収録、収録された20作品のどれもが、清冽で力強い男声合唱で、限りある命の大切さを真摯に訴えかけています。
 アンサンブル・ヴォーカペラ・リンブルクは2007年に創立されたアンサンブルで、2014年のドイツ合唱コンクールに入賞するなどの高い実績とレパートリーの広さで、これからが期待されています。
 シューベルトやシュトラウスといった良く耳にする曲だけでなく、ほとんど知られていない作曲家たちの作品からも、素晴らしい音楽の息吹を感じることができるでしょう。
 
ROP-6112
\2100
デューク・エリントン:聖なるコンサート
 1.In The Beginning God/2.Will You Be There/
 3.Ain't But The One/4.Come Sunday/5.David Danced/
 6.Something ’Bout Believing/7.The Lord's Prayer/
 8.Father Forgive/9.The Shepherd/10.It's Freedom
クラウディア・ブルクハルト(メゾ・ソプラノ)/
ヨアヒム・ルスト(バリトン)/
フェリックス・ペトリ(タップ・ダンス)/
ギャリー・ヴィンターズ(朗読)/
ユンゲス・ヴォカーレアンサンブル・ハノーヴァー(クラウス・ユルゲン)/
フェッテ・フーペ(ビッグバンド)/
イェルン・マルクセン=ヴルフ(芸術監督)
 録音 2015年9月19日 リューネブルク,グート・ヴィーネビュッテル

 2016年はデューク・エリントン(1899-1974)がワシントンD.C.で生まれて117年目にあたります。
 素晴らしいジャズ・ピアニストとして知られる彼ですが、その生涯の最後の30年間に3回「Sacred Concerts=聖なるコンサート」を開催しています。
 彼はここで神へのゆるぎない信仰の心と、個人的な感情を激白し、ジャズと宗教の融合を諮ったことで、数多くの聴衆たちの心を掴みました。
 第1回目の開催であった1965年のコンサートはローカルテレビ局の番組に記録され、公式アルバムとしてリリースされるなど、大反響を巻き起こしたのです。
 このアルバムの演奏は、その第1回目のコンサート開催50周年記念にあたるもので、当時を思い起こすとともに全ての人々の音楽への変わらぬ愛を歌い上げた感動的な演奏となっています。
 


 ROP-7019
(2CD)
\2700→\2490
旅人が思わずオルガンの前で立ち尽くしていた
 ヨハン・ローゼンミュラー:聖母マリアの夕べの祈り

<CD1>
 1.導入/2-4.Dixit Dominus-主は言われた/
 5-7.Laudate Pueri-主をほめたたえよ/
 8.5声のソナタ 第12番 ニ短調/
 9-11.Laetatus sum-閉ざされた園 - われ喜びに満てり/
<CD2>
 1-3.Nisi Dominus-主が建てたもうのでなければ/
 4.5声のソナタ 第9番 ニ長調/
 5-7.Lauda Ierusalem-イェルサレムよ、栄光あれ/
 8.Hymnus Ave maris stella-讃歌:めでたし、海の星よ/
 9-10.マニフィカート
ヤコブ・ハーゲナー(テノール)/
ハノーヴァー少年合唱団/
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル/
ラルコ・バロック管弦楽団/
イェルク・ブランディング(指揮)
 録音 2015年7月20-24日 ドイツ ハノーヴァー,聖シュテファン教会

 バロック時代のオルガニスト、トロンボーン奏者として名を馳せたローゼンミュラー(1619-1684)。もともとドイツの聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍、1653年に聖トマス教会のカントル職に内定したところ、1655年に当時は重罪であった「同性愛」の容疑をかけられ逮捕、投獄。職も含め全てを失った彼は脱獄、イタリアのヴェネツィアに逃亡し、名を変えて活動し、サン・マルコ聖堂のトロンボーン奏者の職を得ます。
 再び作曲もはじめ、1678年にはピエタ養育員の音楽長に就任、名声を高め、1682年になってようやくドイツに帰国、その2年後に没するという波乱万丈の生涯を送った人でした。
 彼の「聖母マリアの夕べの祈り」は、当時としては大規模な編成を必要とする豪華なもので、17世紀にこの作品の演奏を目の当たりにした旅人が、「溢れた演奏家がオルガンの前で立ち尽くしていた」と記すほどでした。
 そんな大作を、今回最高の演奏家たちを揃えて完璧に再現、この荘厳な雰囲気をお楽しみください。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ORFEO D’OR



C901162
(2CD)
\2400→\2190
バックハウスとの第4番も
 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルとのベートーヴェン

<CD1>
 1-3.ピアノ協奏曲 第4 番 ト長調 Op.58/
 4-7.交響曲 第7 番 イ長調 Op.92
<CD2>
 1.コリオラン序曲 Op.62/
 2-5.交響曲 第3 番 変ホ長調 Op.55
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)…CD1:1-3/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
録音 1954 年1 月17 日…CD1,CD2:1, 1962 年2 月17 日…CD2:2-5 ウィーン・ムジークフェライン ライブ収録 MONO

 1929 年のザルツブルク音楽祭で、ウィーンフィルと初顔合わせを行ったクナッツパーツブッシュ。以降、彼は1965 年に亡くなるまでにこのオーケストラと210 回以上のコンサートを行い、強烈なパフォーマンスを行いました。
 練習嫌いで知られたクナですが、彼が生み出す音楽は常に賞賛の的であり、またスタジオ録音よりもライブ・コンサートの方が個性が強く出ていることでも知られています。
 この2 枚組には、1954 年1 月17 日のウィーン・ムジークフェラインで開催されたコンサートの全てと、後の1962 年2 月17日の同じ場所での「英雄」が収録されています。
 バックハウスとの共演は、何種類かの録音、及びアン・デア・ウィーンでの1962 年の映像もリリースされていますが、どれを聴いても、熱を帯びた重くうねる演奏であり「指揮者とピアニストのお互いの息があうことの重要さ」に思い至る素晴らしい演奏です。
 また、1962 年の「英雄」は4 種類ある同曲の演奏の中でも最晩年の演奏で、ゆったりとしたテンポに載せて悠々と歌われていくベートーヴェン(1770-1827)はとりわけ味わい深いものです。



バックハウス(Pf)&クナッパーツブッシュといえば・・・
この世紀の迷演

ORFEOR 385961
¥2400
冒頭でずっこける
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
  交響曲第8番
バックハウス(Pf)
クナッパーツブッシュ(指)
バイエルン国立歌劇場O.

 ことあるごとに話題になる珍演。冒頭からおもいっきりずれまくってずっこける。爆笑必至。
 ORFEO、よくこれを発売した。
 しかし道楽指揮者と求道ピアニストが、大喧嘩して何度かぶちきれながらも、どこかでリスペクトしあっている、そんな雰囲気もなくはない。実際二人は何度か共演しているのだから。ちなみにそのあとのベートーヴェンの8番もすごい。

1959年12月14日ライヴ。モノラル。


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C907162
(2CD)
\4200→\3790
パヴァロッティの「仮面舞踏会」
  アバド&ウィーン国立歌劇場
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」全曲

<CD1>1.前奏曲/2-13.第1 幕/14-15.第2 幕/
<CD2>1-3.第2 幕(続き)/4-12.第3幕
グスタフ3 世…ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)/
レナート…ピエロ・カップッチッリ(バリトン)/
アメリア…ガブリエーレ・レヒナー(ソプラノ)/
ウルリカ…ルドミラ・シェムチュク(メゾ・ソプラノ)/
オスカル…マグダ・ナドール(ソプラノ)/
クリスティアーノ…ゲオルク・ティッヒ(バリトン)/
ホーン伯爵…フランコ・デ・グランディス(バス)/
リッビング伯爵…イェラン・シミック(バス)/
判事…アレクサンダー・マリ(テノール)/
アメリアの召使…フランス・ケーゼマン(テノール)/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
クラウディオ・アバド(指揮)
 録音 1986 年10 月26 日 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録

 1963 年、27 歳でウィーン・デビューをしたパヴァロッティは「愛の妙薬」のネモリーノから「トスカ」のカヴァラドッシまで幅広いレパートリーで聴衆を魅了しています。パヴァロッティの「仮面舞踏会」といえば、1983 年にショルティが指揮するナショナル・フィルハーモニー管弦楽団をバックに、マーガレット・プライス、レナート・ブルゾンらと共演したスタジオ録音が広く知られています。このライヴ録音は、その3 年後の演奏で、この年にウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任したばかりのアバドの流麗な指揮とともに、実の劇的な歌唱を聞かせるものです。共演者にも注目。この公演の初日は、ショルティの時と同じく、アメリアをマーガレット・プライスが歌ったのですが、2 日目の公演では当時25 歳のガブリエーレ・レヒナーが代役として登場、様々な重圧にもめげず、堂々たる歌唱を披露しました。また占い師ウルリカ役のシェムチュクの迫力ある声、そしてなんと言ってもレナート役のカップッチッリの嫉妬深さを全面に出した濃い歌唱は、他の追随を許しません。この演奏は当時のウィーンでテレビ放送もされ、多くの視聴者を魅了したことでも知られています。



<メジャー・レーベル>

SONY


8887519781-2
(2CD)
\3200
ジョン・ウィリアムス/ザ・ギター・マスター
【CD1】
 1) スタンリー・マイヤーズ:『カヴァティーナ』(「ディア・ハンター」より),
 2) Trad(J.ウィリアムズ編):『ギターと弦楽のためのロマンス』,
 3) ロドリーゴ:『アランフェス協奏曲』より「アダージョ」,
 4) モリコーネ:『ガブリエルのオーボエ』(「ミッション」より),
 5) タレガ:『アルハンブラの思い出』,
 6) アルベニス(J.ウィリアムズ編):『アストゥーリアス』,
 7) ニーノ・ロータ:『「ゴットファーザー」愛のテーマ』,
 8) J.ウィリアムズ(J.ウィリアムズ編):『シンドラーのリスト』,
 9) ジョプリン(J.ウィリアムズ編):『ジ・エンターテイナー』(映画「スティング」より),
 10) ヴィヴァルディ:『ギター協奏曲ニ長調R.93』より第1楽章,
 11) J.S.バッハ(J.ウィリアムズ編):『組曲ホ長調BWV.1006a』より「プレリュード」,
 12) サティ(J.ウィリアムズ編):『グノシェンヌ第1番』/
【CD2】
 1) サティ(J.ウィリアムズ編):『ジムノペディ第3番』,
 2) バリオス:『最後のトレモロ』,
 3) フォーレ:(J.ウィリアムズ編):『パヴァーヌ』,
 4) アルベニス(J.ウィリアムズ編):『セビーリャ』,
 5) ヴァスコ・マルティンス(J.ウィリアムズ編):『トライアンギュラー・シチュエーションズ』,
 6) ファリャ(プジョル編):『はかなき人生』より舞曲,
 7) エルガー(J.ウィリアムズ編):『愛の挨拶』,
 8) ヘンデル(J.ウィリアムズ編):『クーラント』,
 9) グラナドス(J.ウィリアムズ編):『スペイン舞曲第5番』,
 10) アルベニス(セゴビア編):『タンゴ』,
 11) V=ロボス:(J.ウィリアムズ編):『前奏曲第1番』,
 12) アンドリュー・ヨーク:『サンバースト』
ジョン・ウィリアムス(ギター)
 クラシック・ギターの世界的第一人者、「キング・オブ・ギター」とも評されるジョン・ウィリアムス。1963年にCBSと契約して以来、膨大な録音を残しており、今年3月には75歳を記念してその全貌が59枚組のボックスにまとめられたばかりです。
 今回発売される2枚組はその中から彼の代表的な楽曲の演奏を集め、59枚ボックスのハイライトともいえる、ジョン・ウィリアムスの新たなベスト盤です。
 クラシックにとどまらなず幅広いジャンルで優れた音楽性を披露してきたジョンならではの多彩なレパートリーのエッセンスがこの2枚に凝縮されていると言えるでしょう。
 彼の輝きと強さに満ち、澄み渡った音色は、ギターの魅力を存分に伝えてくれます。

 【録音】1964〜2000年




DHM

8898531169-2
\2600
ムジカ・セクエンザ/サンプリング・バロック・ヘンデル
 1) オズデミール:『序曲』,
 2) ヘンデル:『もし私に憐れみを感じてくださらないのなら』,
 3) ヘンデル:『不実な女よ』,
 4) ヘンデル:『来て、来て、いとしい人よ』,
 5) オズデミール:『Midimelt』,
 6) ヘンデル:『私を泣かせてください』,
 7) ヘンデル:『音楽が惹起し鎮静することのできない情念があるだろうか』,
 8) ヘンデル:『愛しい花嫁』,
 9) オズデミール:『End Credits』,
 10) ヘンデル:『Nel passar』,
 11) ヘンデル:『From This Unhappy Day』,
 12) ヘンデル:『ああ!我が心よ』,
 13) ヘンデル:『この胸に息のある限り』,
 14) ヘンデル:『ラルゲット』,
 オズデミール:『ハレルヤ』
ブーラク・オズデミール(ファゴット&指揮, 編曲)、
ムジカ・セクエンザ

 ニューヨークのピリオド楽器だけでなくモダン楽器も扱うアンサンブル「ムジカ・セクンツァ」の、独特なプログラムによる『ヴィヴァルディ』『バッハ』に続く、DHMへの3枚目のアルバムが登場します。
 この団体の音楽監督を務めるのは、ジュリアード音楽院を2010年にトップで卒業したファゴット奏者、ブーラク・オズデミール。
 彼はモダン・ファゴット、バロック・ファゴットも手掛けるのみならず、ロックやトランス・ミュージックをシンセサイザーとファゴットのコラボレーションで行うなどして話題になっています。『サンプリング・バロック・ヘンデル』と題された今回のアルバムは、そうしたオズミデールの音楽性を反映し、バロック音楽と電子音楽によるリミックスで再構成されています。
 アフリカ音楽のようなパーカッションの上に美しいヘンデルの器楽によるアリアのメロディが流れるなど、これまでにない即興的な実験音楽も取り入られています。
 クラシックいうより、全体的にトランス系音楽のように仕上げられる演奏は、既に世界中の若い世代から、より高く支持されています。



















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