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≪第87号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2016/5/31〜






6/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AUDITE



AU 97539
\2600→\2390
カペッラ・ムレンシス&レ・コルネ・ノワール
 四方から降り注ぐ音楽が感動的!壮麗なミサ曲
  第1 ヴァイオリンはアマンディーヌ・ベイエ

 ムファット(1653-1704):
  ミサ・イン・ラボーレ・レクイエス(24声)
 アントニオ・ベルターリ(1605-1704):ソナタ(13声)
 ビーバー(1644-1704):ソナタ第6番(5声)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680):
  ソナタ第12番(7声)
 ビーバー:ソナタ第8番(5声)
 ベルターリ:ソナタ「聖プラテーディ」(14声)
カペッラ・ムレンシス
レ・コルネ・ノワール
 (第1 ヴァイオリン/アマンディーヌ・ベイエ)
ヨハンヌス・シュトロープル(指揮)
 教会の四方から降り注ぐ音楽が感動的!独特の音響効果で壮麗なミサ曲を

 録音:2015年8月2-5日/ムーリ修道院所属教会/71’36’’

 メインとなるムファットのミサは、ザルツブルク大聖堂での演奏を想定して作曲された大規模なもの。トランペット5、コルネット2、トロンボーン3、ティンパニ、ヴァイオリン2、ガンバ3、通奏低音、2 群の4 部合唱を要します。当時の演奏に倣い、この録音では教会の1 階正面のほか、4 隅にあるバルコニーにそれぞれ演奏者を配置しており、四方から降り注ぐ音楽が感動的。レ・コルネ・ノワールの第1 ヴァイオリンは近年名をあげている名手アマンディーヌ・ベイエで、カップリングのソナタも秀逸な演奏です。
 


AU 97540
\2600→\2390
カペッラ・ムレンシス&レ・コルネ・ノワール
 神聖ローマ皇帝レオポルト1世作曲
  悲しみに満ちた宗教曲

 レオポルト1世(1640-1705):
  スターバト・マーテル
  聖母マリアの7つの悲しみのモテット
  死者のためのミサ曲
  3つのレッスン 第1番
カペッラ・ムレンシス
レ・コルネ・ノワール
 (第1 ヴァイオリン/アマンディーヌ・ベイエ)
ヨハンヌス・シュトロープル(指揮)
 録音:2015年8月6-8日/ムーリ修道院所属教会/75’37’’

 神聖ローマ皇帝レオポルト1 世は音楽にも非常に造詣が深く、教会音楽やオペラの作曲家としても名を残しています。1 人目と2 人目の妻に若くして先立たれた人生でもあり、音楽から悲しみと、平穏な美しさを求める思いが伝わってきます。
 「スターバト・マーテル」は四部合唱とガンバ3、ヴィオローネ、コルネット、トロンボーン2、ファゴットのための作品で、深い悲しみに満ちたロ短調が支配し、冒頭は弦楽のみの短いソナタでしめやかに始まります。「死者のためのミサ曲」(レクイエム)は、最初の妻のために書かれたもので、声楽、弦楽、管楽それぞれが5 声のグループに分かれています。また「3 つのレッスン」は2 人目の妻のために書かれたもので、こちらもレクイエムの雰囲気を持っています。







AU 92652
(SACD HYBRID)
\2600
カペッラ・ムレンシス&レ・コルネ・ノワール
 ムーリ修道院の美しい音響空間をSACDの高音質で!
  G.ガブリエッリ& シュッツ

   異才のイタリア人と天才ドイツ人。奇跡的師弟関係二人の声楽作品を聴く
(1)シュッツ(1585-1672):
 ダヴィデの詩篇歌集より「何故荒れ狂う異教徒」SWV 23
(2)G.ガブリエッリ(ca.1555-1612):
 サクラ・シンフォニア第1集より
  第1旋法による8声のカンツォーナC 170
(3)シュッツ:
 シンフォニア・サクラ第3集より
  「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」SWV 415
(4)G.ガブリエッリ:
 サクラ・シンフォニア第1集より
  第4旋法による15声のカンツォーナC 185
(5)シュッツ:
 シンフォニア・サクラ第3集より「来たれ聖霊」SWV 417
(6)ガブリエッリ:8声のカンツォーナC 202
(7)シュッツ:
 ダヴィデの詩篇歌集より「全霊もて、われ主に感謝す」SVW 34
(8)ガブリエッリ:1声のソナタC 211
(9)シュッツ:
 シンフォニア・サクラ第3集より
 「天にまします我らの父よ」SWV 411
ヨハンネス・シュトロープル(指揮)
カペッラ・ムレンシス
レ・コルネ・ノワール
録音:2011 年7 月25-28 日、ムーリ修道院所属教会

 素晴らしい音響を持つスイスのムーリ修道院所属教会でルネサンス〜バロック時代の声楽・器楽作品を収録するシリーズ。
 今回は、16 世紀イタリアを代表する大音楽家ジョヴァンニ・ガブリエッリと、その弟子でありドイツ初期バロックの大家としても知られるハインリヒ・シュッツの作品集!
 「シンフォニア・サクラ」「サクラ・シンフォニア」「ダヴィデの詩篇歌集」といった代表的声楽作品集から、珠玉の楽曲の数々が収録されています。
 G. ガブリエッリとシュッツの作品が交互に収録されており、ルネサンスとバロック、イタリアとドイツそれぞれを結ぶ橋渡し的存在といわれる師弟の作品を聞き比べることが出来る1 枚ともいえましょう。

 演奏を担当するのは、器楽団体レ・コルネ・ノワールです。
 シリーズ最大の魅力とも言える、ムーリ修道院の音響空間を最大限に活かした録音は今回も健在!
 8 角形の広間の4 隅に合唱隊席を配し、サラウンド効果あふれる美しい響きをSACD Hybrid の高音質でたっぷりと堪能できます!


ここで少し試聴ができます。

http://www.lescornetsnoirs.com/de/audio.html





CLAVES

50 1605
\2700
「ミサと聖歌集」
 カッツァーティの作品の一端を知ることができる貴重な一枚!

  マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):
   ミサ・コンチェルタータ、グローリア、クレド、ビータス
  セバスティアン・アントン・シェーラー(1631-1712):
   イントナティオ・セクンダ・セクスティ・トーニ
  カッツァーティ:ラウダーテ・ドミヌ
  シェーラー:
   イントナティオ・セクンダ・セクスティ・トーニ
  カッツァーティ:マニフィカト
プラメナ・ニキタッソーヴァ(ヴァイオリン)
エリザヴェータ・コズロヴァ(ヴァイオリン)
ロラ・フェルナンデス(ヴィオラ)
ダニエル・ロザン(チェロ)
パスクワール・マッサロ(ヴィオローネ)
ジュリア・ジェニーニ(バスーン)
ミゲル・リンコン(テオルボ)
アドリアン・ピエス(オルガン)
フランチェスコ・サヴェリオ・ペドリーニ(指揮)
アンサンブル・ヴォーチェス・スアーヴェ
 世界初演!カッツァーティの「ミサと聖歌集」カッツァーティの作品の一端を知ることができる貴重な一枚!

 録音:2015年4月6-11日 聖ミカエル・ブロミュンスター/61’55

 イタリアのルッザーラに生まれたマウリツィオ・カッツァーティは、1641 年に初の作品集を出版し、才能を開花させました。あらゆるジャンルで作曲をしますが、本作は当時の明確な上演形式がわかっておらず、ボローニャの重要な祭典、街の聖職者聖ペトロニウスの式典で上演された、と推測されています。カッツァーティにとってこの作品は前衛的な作品であり、ミサと六つの聖歌、マニフィカトで構成されています。
 演奏するアンサンブル・ヴォーチェス・スアーヴェは、スイスのバーゼルで、9 人のプロ歌手が中心となって2012 年に発足し、活躍する合唱団です。ルネッサンスとバロックの上演に特化し、この録音でも技術の高い演奏を聴かせます。
 1692 年に作られた、聖ミカエル・ブロミュンスターのオルガン演奏も注目の一つ。ペドリーニの指揮で、世界初演の歴史的上演をお楽しみください。




HUNGAROTON


HCD 10342
\2400
「カフェ・カーライ」
 (1)Ugye, hogy nem felejtesz el? (2)Song Medley
 (3)Operetta Songs (4)Songs
 (5)Famous Melodies (6)Fejem folott kerek eg
 (7)Mar megettem a kenyerem javat
 (8)Hungarian Songs (9)Mihaly Erdelyi's Hits
 (10)Szirba in C major (11)Hova tunik el a csillag?
 (12)Songs (13)Azt az egy nyarejszakat
 (14)Sose nyiljon kiskertedben (15)Old Hits
 (16)Pista Danko's Songs (17)Old Hits of Pest
 (18)A papai dimbes-dombos (19)Hungarian Movie Hits
エルネ・カーライ・キシュJr&
 ヒズ・ジプシー・バンド
エルネ・カーライ・キシュ
 (クラリネット)
 エルネ・カーライ・キシュJr&ヒズ・ジプシー・バンドが送る本場ハンガリーのロマ音楽

 録音:2014年10月13-17日/フンガロトン・スタジオ/76’03’’

 エルネ・カーライ・キシュJr&ヒズ・ジプシー・バンドはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ツィンバロン、ダブルベースからなるグループ。クラリネットのエルネ・カーライ・キシュによる本場ハンガリーのロマ音楽の調べをお楽しみください。
 


HCD 32743
(2CD)
\4800→\4390
リヴカ・ゴラニ(ヴィオラ)
 「ロシアン・コンサート」

 CD1
  プロコフィエフ:ロメオとジュリエット
  ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
 CD2
  ラフマニノフ:ソナタ ト短調 Op.19
  プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(続き)
リヴカ・ゴラニ(ヴィオラ)
ジョン・レネハン(ピアノ)
ダグラス・ペリー(ヴィオラ)
 イスラエルの名ヴィオリスト、ゴラニによるロシアン・コンサート!

 録音:2006年3月28 日/CBCグレン・グールド・スタジオ(ライヴ)/Disc 1 54’55’’、Disc 2 57’23’’

 リヴカ・ゴラニは1946 年生まれのイスラエル人ヴィオラ奏者で、世界各国のオーケストラと共演している大御所ソリストです。新曲の発表にも力を注いでおり、これまで約70 曲の協奏曲を含む300 曲もの作品が彼女のために書かれています。
 ヴィオラ奏者にとって特別な作品であるショスタコーヴィチの名品ソナタと、ラフマニノフのチェロ・ソナタ(ヴィオラ版)をプロコフィエフの「ロミジュリ」(ヴィオラとピアノ版)で挟んだコンサートの録音です。
 ラフマニノフとプロコフィエフはヴィオラ奏者ワディム・ボリソフスキーによる編曲。プロコフィエフの最後には2 台目のヴィオラが加わります。



 

IDIS(VERMEER)



VERMEER 40008
\2000→\1890
ベートーヴェン:3つのフルート・ソナタ 作品12 (原曲ヴァイオリン・ソナタ)
 ソナタNo.1 ニ長調
 ソナタNo.2 イ長調
 ソナタNo.3 変ホ長調
フランチェスカ・パニーニ(フルート)
ステファノ・マルフェッラーリ(ピアノ)
 ベートーヴェンの初期の器楽作品を、ピアノとフルートによるアレンジで演奏

 録音:2015年9月28−30日 イタリアのブドリオ、トレ・デッラクア/58’17

 ベートーヴェンのヴァイオリンソナタは、9 番と10 番をのぞけば「初期」といわれる時期に集中しています。
 本盤に収録されているのは、初期の室内楽作品において特に重要な「Op.12」として括られる1 番から3 番までの3 曲のソナタです。
 1799 年に作曲され、同年にウィーンで出版されました。宮廷楽長で、ベートーヴェンの歌曲作曲の師でもあった、アントニオ・サリエリに献呈されました。ヴァイオリンとピアノのためのソナタを、本盤ではルイ・フランソワ・ドゥーエの編曲により、フルートとピアノで演奏されています。フランチェスカ・パニーニの透明感ある音色とマルフェッラーリの活き活きとしたピアノとともに、楽曲の新たな魅力に出会えるアルバムに仕上がっています。




PARATY


PARATY 195147
\2600
ステファン・オルランド:Seuls
 1. Doubles
 2. Troubles
 3. D edoubles
 4. Yalniz
サラ・ピカヴェ(ピアノ)
セバスティアン・ワルニエ(チェロ)
ダニエレ・カップッチ(ダブルベース)
アントニオ・フスコ(ドラム)
 アヴァンギャルドで示唆的な室内楽作品

 46’32’’

 「Seuls」は英語で「Alone」。2 人のクラシック演奏家と2 人のジャズ演奏家のために書かれた、多重人格をテーマとして始まる全4 楽章からなる作品です。
 2 人の打楽器奏者(ピアノ、ドラム)と2 人の弦楽器奏者(チェロ、ダブルベース)という別の組み合わせも浮かび上がり、現代音楽ともジャズともつかぬアヴァンギャルドな世界が描かれています。第4 楽章「Yalniz」(「Alone」のトルコ語)は、実験的な映像作品(モノクロ静止画の連続)の付随音楽として書かれたもの。
 

PARATY 215149
\2600
「タンゴ・コンティヌオ」
 (1)アストゥール・ピアソラ(1921-1992):タンゴの歴史
 (2)ルイス・ナオン(1961-):アルト・ヴォルタンゴ
 (3)アストゥール・ピアソラ:タンゴ組曲
 (4)マシュー・ボニラ(1979-):サラバンド
 (5)アストゥール・ピアソラ:リベルタンゴ
カール・エマニュエル・フィスバッハ(サクソフォン)
ダビット・クリストファー・パンツル
 (マリンバ(1)、ヴィブラフォン(2)-(5))
 サックスとヴィブラフォンによる「リベルタンゴ」などを収録

 録音:2014年4月/ドイツ、バート・ライヒェンハル/63’02’’

 パリを拠点とするカール・エマニュエル・フィスバッハと、ウィーンを拠点とするダビット・クリストファー・パンツルは、共に幼い頃から南米音楽の影響を受けていたといいます。2011 年、東日本大震災を受けて日本で行われたイベントで出会い意気投合し、今回の初共演アルバムに至りました。もともとフルートとギターのために書かれた①はソプラノサックスとマリンバのためにアレンジされ、自然かつ絶妙に奏でられています。④は世界初録音となる2014 年の作品で、舞曲のイメージはほとんど解体され、ロングトーンと特殊奏法で構成された静謐な音楽。有名な⑤はテナーサックスとヴィブラフォンでの演奏。ヴィブラフォン奏者ティム・コリンズがこの録音のために編曲した版です。ライナーノートは日本語解説つき。



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GLOSSA


GLOSSA CABINETシリーズ
2016



GCD C80021
\2100→\1890
イザベル・ファウスト
 ロッラ:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集

 二重奏曲変ロ長調 Op.13/二重奏曲ハ短調 Op.4-2/
 二重奏曲変ホ長調 Op.7-2/二重奏曲ハ長調 Op.9/
 二重奏曲ハ長調 Op.7-1より アダージョ
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
トーマス・ライプル(ヴィオラ)
 Glossa Cabinet 2016!〜 スペインから届く古楽の愉しみ 〜
 イザベル・ファウストの「ロッラ」がCabinetシリーズより登場!

 イザベル・ファウストとウィーンの名手トーマス・ライプルが共演したロッラの二重奏曲集が、Glossa Cabinetシリーズより登場!
 アレッサンドロ・ロッラ(1757−1841)は、イタリアのパヴィーアに生まれ、パルマ公の宮殿で首席ヴィオラ奏者、首席ヴァイオリン奏者、指揮者を務め、ミラノ・スカラ座では首席ヴァイオリン奏者&指揮者、ミラノ音楽院ではヴァイオリンとヴィオラの主任などを歴任した名手。作曲家としても多作で、多くの交響曲、協奏曲、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲、2本のヴィオラのための二重奏曲、ヴィオラ・ソナタなどを残しており、ここで取り上げられる4つのデュエットも、伝統的な様式に美しい旋律や豊かな表情を湛えた初期ロマン派の知られざる佳作です。

 録音:2002年



 


GCD C81111
\2100→\1890
ブリュッヘンの超名盤、"モツレク"の1998年東京ライヴ!
 モーツァルト:
  レクイエム ニ短調K.626
  フリーメイソンのための葬送音楽ハ短調K.477
  2つのクラリネットと3つのバセット・ホルンのための
   アダージョ変ロ長調K.411
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
オランダ室内合唱団
モーナ・ユルスルー(ソプラノ)
ヴィルケ・テ・ブルンメルストルテ(アルト)
ゼーハー・ヴァンデルステイネ(テノール)
イェレ・ドレイエル(バス)
ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド
 (グレゴリオ聖歌指揮)
 ブリュッヘンの超名盤、"モツレク"の1998年東京ライヴ!

 ブリュッヘン&18世紀オーケストラの名盤の不朽の名演モーツァルトの「レクイエム」がGlossa Cabinetから新装登場!
 1998年3月9日、48回目のツアーのためにアムステルダムではなく東京に集まった18世紀オーケストラのメンバーたち。
 オランダ室内合唱団、4人のソリストたち、グレゴリオ聖歌の権威ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド、そしてブリュッヘンが用意したプログラムはモーツァルトの「レクイエム」。この1998年3月20日に行われた日本ツアーの最終公演、東京芸術劇場でのライヴ録音は、数あるモーツァルトの「レクイエム」の名演の中でも最高峰の1つに位置づけられる奇跡の記録です。

 録音:1998年3月20日、東京芸術劇場でのライヴ
 


GCD C80603
\2100→\1890
モーツァルトと同時代の作曲家たちによるバセットホルンの音楽
 モーツァルト:ディヴェルティメント第2番 K.439b
 サリエリ:オペラ 《ラクダの行進》より
 シュタードラー:アルマンド、マズルカ、アレグレット
 ドルシェツキー:
  アレグロ・モデラート、メヌエット(アレグレット)、
  アンダンテ、アレグレット(スケルツァンド)、アレグロ
 イ・ソレル:オペラ 《珍事》 より
 モーツァルト:
  クラリネットと3つのバセットホルンのための
   アダージョ K.580a
 ヌデラ:ディヴェルティメント
シュタードラー・トリオ
 〔エリック・ホープリッチ
   (バセットホルン&クラリネット)、
  カルレス・リエラ(バセットホルン)、
  アルベルト・グミ(バセットホルン)〕
 ホープリッチ率いるバセットホルン・トリオ!

 18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者であり、ピリオド管楽アンサンブル「ナハトムジーク」の主宰者でもある、ピリオド・クラリネットの世界的名手エリック・ホープリッチと、その仲間たちによるバセットホルン・トリオ「シュタードラー・トリオ」。モーツァルトのクラリネット協奏曲やクラリネット五重奏曲、グラン・パルティータ、ディヴェルティメント集など、数々の名盤を録音してきたホープリッチによる、「モーツァルトと同世代の作曲家」による作品集。モーツァルトのディヴェルティメントはもちろん、アントニオ・サリエリや、アントン・シュタードラーなどモーツァルトと親交のあった作曲家による「バセットホルンのための音楽」を集めた好企画盤。

 録音:1993年9月
 


GCD C80803
\2100→\1890
ウィルベルト・ハーツェルツェット(トラヴェルソ)
 テレマン:フルートのための室内楽作品集

 フルートと通奏低音のためのカプリッチョ ト長調
 チェンバロとフルート、チェロ、リュートのための
  協奏曲第2番ト短調
 フルートとチェロのためのドルチェ ト長調
 フルートとチェロのための拍子に沿ったラルゴ ホ短調
 チェンバロとフルート、チェロ、リュートのための
  協奏曲第6番イ短調
 無伴奏フルートのためのファンタジア第3番ロ短調
 フルートと通奏低音のためのソロ ロ短調
 無伴奏フルートのためのファンタジア第10番嬰ヘ短調
 フルートと通奏低音のためのフランス風シンフォニア ロ短調
 フルートと通奏低音のためのギャラント ロ短調
 チェンバロとフルート、チェロのための協奏曲第5番ロ短調
ウィルベルト・ハーツェルツェット(トラヴェルソ)
ヤープ・テル・リンデン(チェロ)
ジャック・オッホ(チェンバロ)
コンラート・ユングヘーネル(リュート)
 古楽大国オランダの名手ハーツェルツェットのテレマン!

 当代きってのトラヴェルソ奏者、ウィルベルト・ハーツェルツェットによるテレマン! 生前は大バッハをも凌ぐ名声と人気を誇ったテレマンのフルート協奏曲や「音楽の忠実な師」、「食卓の音楽」からの小品、そして無伴奏フルートのためのファンタジア(幻想曲)などを収録した作品集。トラヴェルソのメカニックのハンデを感じさせない、ハーツェルツェットの妙技が話題となった名盤です。ヤープ・テル・リンデン、ジャック・オッホ、そしてコンラート・ユングヘーネルといった古楽界の名手たちの参加もポイント。

 録音:1997年
 


GCD C80412
(2CD/特別価格)
\3200→\2890
パオロ・パンドルフォ
 アントワーヌ・フォルクレ&ジャン=バティスト・フォルクレ:
  ヴィオールと通奏低音のための曲集

   ヴィオールと通奏低音のための曲集
    第1組曲/第2組曲/第4組曲/
    第3組曲/第5組曲
パオロ・パンドルフォ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
グイド・バレストラッチ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロルフ・リスレヴァン
 (テオルボ&バロック・ギター)
エドゥアルド・エグエス
 (テオルボ&バロック・ギター)
グイド・モリーニ(チェンバロ)
 "悪魔のフォルクレ"と称された傑作。

 イタリアが生んだヴィオラ・ダ・ガンバの革命家、パオロ・パンドルフォが繰り広げる壮絶な名演「フォルクレ親子のヴィオール曲集」もGlossa Cabinetシリーズより登場!
 太陽王ルイ14世に認められ17歳でヴェルサイユの宮廷音楽家となったアントワーヌ・フォルクレ(1671−1745)と、不遇の青年時代を過ごしながらも43歳で宮廷音楽家に任命されたジャン=バティスト・フォルクレ(1699−1782)の親子。
 父アントワーヌの29曲と、息子ジャン=バティスト自作の3曲を組み合わせて1747年にパリで出版された「ヴィオール曲集」は、"悪魔のフォルクレ"とも呼ばれるヴィオラ・ダ・ガンバ技法の頂点を極めた大作。古楽界に旋風を巻き起こし続けるパオロ・パンドルフォ渾身のフォルクレ、堂々の復活です!

 ※録音:1994年2月&1995年4月、モンテヴァルキ・ディ・アレッツォ(イタリア)
 


GCD C82506
\2100→\1890
ブレシャネッロ:協奏曲、シンフォニアと序曲
 シンフォニア ヘ長調/協奏曲ト短調/
 協奏曲ホ短調/序曲ト短調/シンフォニア ニ長調/
 協奏曲変ロ長調/シャコンヌ イ長調
ダヴィド・プランティエ
 (ヴァイオリン&指揮)
ヴァーツラフ・ルクス
 (チェンバロ&指揮)
ラ・チェトラ・
 バロックオーケストラ・バーゼル
 18世紀前半のドイツでエーベルハルト・ルートヴィヒ大公、カール・オイゲン公に重用されたイタリア生まれの音楽家ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(1690−1758)。
 ブレシャネッロの生い立ちや音楽は失われてしまっている部分が多いものの、当時のドイツの権力者たちを魅了したその作品には、ヴィヴァルディの模倣、ドイツの伝統的手法、ギャラント様式からの影響などが見られる。
 ヴァイオリニストとしても高名だったブレシャネッロの音楽。ラ・チェトラのコンサートマスター、ダヴィド・プランティエの妙技と牽引力に注目!

 録音:2002年9月、ゼーヴェン・カトリック教会(スイス)



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DUX



DUX 1270
(2CD)
\4000→\3690
ピオトル・パレチニ(pf)、
 入手困難だったショパン・アルバム2枚がセットに
 ショパン:
  ピアノ協奏曲第1番、第2番(室内楽版)、

  ポロネーズ第6番「英雄」、幻想即興曲、ノクターン第5番、
  スケルツォ第2番、演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14

ピオトル・パレチニ(pf)
プリマ・ヴィスタ四重奏団、
ヤヌシュ・マイノウスキ(Cb)

 入りにくくなっていたDUXレーベルのパレチニの名盤2つをまとめたもの。
 持っておいたほうがよい。


「 ポーランド人の弾くショパンは、われわれが普段耳にする演奏とちょっと違う。
 なんとなくたどたどしく、無骨で、ぶっきらぼう。
 男性的で、無口な人が無理やり口を開いたかのような不器用さがある。
 巷でよく聴かれる女性的でサロン的で優美なショパン演奏とは何か違うのである。

 そうした独特の演奏スタイルは、ロシアへの抵抗を作品に投影したショパンと、ドイツへの抵抗を演奏に投影したポーランドのピアニストたちの、無意識の共感が生みだしたような気がする。
 日本のピアニストたちは、ポーランドに留学してどうしても超えられない壁を感じるというが、その壁はただの演奏技術や感性の違いではない、長い間引き継がれてきた祖国への思い、彼らのからだに流れる血の違いではないかと思う。

 このパレチニ。

 風貌からすると50代後半の厳格そうなピアニスト。
 あまり名前は聞かないがポーランドでは非常に高名な人らしい。
 そしてこの演奏が、誰もが一聴してわかるほど、個性的。
 頑固で不器用で(間違っても下手ではない!それどころか無茶苦茶うまい)、人にすりよらない。
 なのにその違和感が次第に深い説得力をもって響くようになる。

 もっともっとこの人の演奏を聴いてみたい、と久々に思わせてくれた。
 ちなみにこれらのアルバム、本来は弦楽五重奏伴奏版のピアノ・コンチェルトということで聴き始めたのだが(もちろんそれもひなびた高雅さをもっていて素晴らしい)、なにせパレチニの「これこそが本当のショパンじゃないのか」、と思わせてくれる強烈なピアノに圧倒されてしまった。

 どこの誰も気づかずに埋もれてしまうには惜しい。絶対お薦めのアルバム。」(昔のコメントから)



この強烈な「英雄ポロネーズ」にノックアウトされてください。
https://youtu.be/8YjY9zwVtrw




 20世紀〜21世紀初頭におけるショパンの演奏と研究の世界的権威ヤン・エキエル(1913−2014)の高弟の1人、ピオトル・パレチニ(1946−)。

 ピオトル・パレチニ、1946年5月10日、ポーランド生まれ。
 ワルシャワ音楽院でヤン・エキエルに学ぶ。
 1970年のショパン国際コンクール第3位。

 ドゥシニキ・ズドゥルイ国際ショパン音楽祭、国際パデレフスキ・ピアノコンクールの芸術監督としても活躍し、第17回ショパン国際ピアノコンクールで審査員を務める。



そしてようやく昨年リリースされたショパン協会のアルバム
これももちろんすごい。
NIFCCD 212
\2500→\2290
NIFCに登場、巨匠ピオトル・パレチニ
 ショパン:4つのスケルツォ

  スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/前奏曲第6番ロ短調 Op.28-6/
  スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/
  前奏曲第15番変ニ長調 Op.28-15《雨だれ》/
  幻想曲ヘ短調 Op.49/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39/
  夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2/
  夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》/
  スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
ピオトル・パレチニ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 偏屈者といわれようと、店主がショパンで聴きたいと思わせられるピアニストはモートン・エストリンとヴァルド・ルメッセン、そしてこのピョトル・パレチニ。

 そのパレチニの新録音が「ポーランド国立フレデリック・ショパン協会/NIFC」から出てきた。個人的には実はアルゲリッチよりもピリスよりも嬉しかったりする。
 もっと早くこのレーベルから出てきても良かったと思うが、満を持して、ということか。

 そろそろこの人がただの先生、ただの審査員でないことを、多くのピアノ・ファン、多くのショパン・ファンに知らしめてほしい。

 ※録音:2014年3月4日−7日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


IDIS



IDIS 6713
\2000→\1890
ギター・デュオ作品集!プレスティとラゴヤの共演第4弾!
 1. ヘンデル:「シャコンヌ ト長調」HWV435
 2. ヘンデル:「フーガ ト長調」 HWV606
 3. ヘンデル:「アレグロ ニ短調 HWV475
 4-6. ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):「トナディーリャ」
 7.アレッサンドロ・マルチェッロ:「アンダンテ ニ短調」
 8. ベルナルド・パスクィーニ:「カンツォーネ ホ短調」
 9.ドメニコ・スカルラッティ:「ソナタ ニ短調」K87
 10.トマソ・ジョヴァンニ・アルビノーニ:「アダージョ ト短調」
 11-17. ヨハン・セヴァスティアン・バッハ:
  「フランス組曲第5番 ト長調」BWV816
   11.「アルマンド」 12.「クーラント」
   13.「サラバンド」 14.「ガヴォット」
   15.「ブーレ」 16.「ルーレ」 17.「ジーグ」
イダ・プレスティ(ギター)
アレクサンドル・ラゴヤ(ギター)
 ヘンデル、スカルラッティ、バッハ他作曲、ギター・デュオ作品集!プレスティとラゴヤの共演第4 弾!

 録音:1965年スタジオ録音(1-10)、1965年ライヴ録音(11-17)/71’51

 IDIS からリリースされた、プレスティとラゴヤによるデュオ第4 弾。ヘンデルやバッハ作品も収録しています。
 注目は、スペインの作曲家ロドリーゴ(1901-1999)が作曲した「トナディーリャ」。3 曲からなるこの作品は、時代の違いもありますが、他の収録曲とは雰囲気が特に異なっています。1 曲目冒頭は不安に駆られる音色で開始しますが、2 曲目では二人がユニゾンで奏でるリズムと和音が印象的で心地がよく、そして3 曲目はとめどなく披露されるギターの技巧に圧倒されます。要所要所にギターの様々な奏法を駆使していながらも、現代音楽作品の難しさを感じない、とても興味をそそられる曲です。演奏全体からは、二人の音楽の一体感を感じることができます。ギターの魅力が十分に詰まった演奏を、どうぞお聞きください。



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 016
(2CD)
\4000→\3690
フランス国立視聴覚研究所提供
  オークレールの貴重音源登場!
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
Disc 1
 ・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
   ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ)/録音:1958年11月25 日
 ・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75
   ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ)/録音:1958年10月11日
 ・J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
   ピエール・カプドヴィーユ(指揮)、RTF室内管弦楽団
   ライヴ録音:1959年1月8日/パリ
Disc 2
 ・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
   フェルナン・ウーブラドゥ(指揮)、ロジェ・ルパウ(ヴィオラ)、パリ室内管弦楽団
   ライヴ録音:1961年3 月5 日/パリ
 ・テレマン:組曲 ト長調
 ・ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
 ・シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934
   ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)/ライヴ録音:1967年4 月10 日/ボルドー
 フランス国立視聴覚研究所音源提供。
 目の覚めるような技巧の冴え、独特の妖艶さと粋な表情!オークレールの名演集(1958-1967)。平林直哉氏による日本語解説書付

 24bit/192kHz Digital Restoration & 24bit Remastering from the original master tapes/日本語解説付、モノラル

 驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“ベルアーム” の最新盤は、ミシェル・オークレールの1958 年から1967 年かけて録音された名演集で、プロコフィエフ、バルトークのソナタ、バッハの協奏曲第2 番、モーツァルトの協奏交響曲、そしてテレマン、ストラヴィンスキー、シューベルトの作品が収録されております。
 オークレールの全盛期の演奏がスペクトラムサウンドの丁寧な復刻で見事によみがえりました。

 「今回ディスク化された録音はいずれもモノラルながら音質は非常に鮮明であり、オークレールのファンにはまたとない贈り物である。目の覚めるような技巧の冴えと、独特の妖艶さと粋な表情が交錯し、全く独自の世界を切り開いている。(平林直哉)」


<国内盤> 

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日本コロムビア



COGQ-92
(2SACD Hybrid)
\3800+税
まだまだ若い
 92歳、スクロヴァチェフスキ
  ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
スクロヴァチェフスキ指揮
読売日本交響楽団
2016年1月、東京でのライヴ 

 《究極のブルックナー》と銘打って今年1月に東京で行われた特別演奏会のライヴ録音。
 現役最長老92歳の指揮者によるブルックナー。



2009-2010年のブルックナー後期3大交響曲

COCQ84933
(3CD)
\3800+税

スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団
 ブルックナー:後期3大交響曲(3CD)


 交響曲第7番ホ長調 2010年10月16日
 交響曲第8番ハ短調 2010年3月25日
 交響曲第9番ニ短調 2009年9月23日
読売日本交響楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)

 1923年生まれの現役最長老指揮者スクロヴァチェフスキが、第8代常任指揮者を経て桂冠名誉指揮者となっている読売日本交響楽団と完成させたブルックナーの後期交響曲をセット化。
 演奏はどれも絶品。SACD初出時は、いずれも演奏・録音ともに最高の評価を得ていました。
 「レコード芸術」誌では、第8番と第9番が特選盤に、第7番が準特選盤に選ばれています。
 第8番はSACDでは2枚組でしたが、今回はCD1枚に収めています。




こちらもご紹介しておきましょう
2012年のベートーヴェン

COGQ-90-1
(2SACD Hybrid)
\3800+税
スクロヴァチェフスキ 指揮&読売日本交響楽団
 ベートーヴェン:交響曲集

 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
 「レオノーレ」序曲 第3番 作品72b
 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
スクロヴァチェフスキ 指揮
読売日本交響楽団

 いよいよ満を持してのベートーヴェンの登場。
 交響曲全9曲の中核をなす3曲をまとめて味わえる豪華カップリングのこの2枚組で、この齢に達した巨匠にして初めてとらえ得たベートーヴェンの貴き姿をご覧ください。

 ライヴ録音(96kHz / 24bit):
  2012年9月29日 横浜みなとみらいホール [第3番]
  2012年3月13日 サントリーホール [第4&5番、序曲]




そして先日紹介した、ロンドン・フィルとのブルックナーの5番


LPO-90
\2100→\1890
スクロヴァチェフスキ&LPO
 ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調(1878年 ノーヴァク版)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
録音 2015年10月31日 ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ライヴ収録

 現役最長老の指揮者、スタニスワフ・スクロヴァチェフスキによる2015年10月のブルックナー(1824-1896)。
 先頃日本に来日した際も、堂々たる8番を読売日響と共に演奏し、全ての聴衆を唸らせたのは記憶に新しいところですが、この「第5番」でも円熟の極みといえる音楽を紡ぎだしています。
 いつものようにスコアの隅々までに目を光らせ、楽譜に書かれた音をことごとく洗い出した上でムダのない響きを構築するやり方を取る彼。テンポは若干遅めで、徳に第2楽章のアダージョは悠然たる音楽であり聴き手も安心してこの流れに身を委ねることができます。
 至高のブルックナーという言葉がふさわしい演奏です。





<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10363BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
ゲルハーヘルのヴォツェック
 チューリッヒ歌劇場/アンドレアス・ホモキ/ファビオ・ルイージ
  アルバン・ベルク:オペラ「ヴォツェック」
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン:ヴォツェック)
ブランドン・ヨヴァノヴィッチ(テノール:鼓手長)
マウロ・ペーター(テノール:アンドレース)
ヴォルフガング・アプリンガー= シュペルハッケ(テノール:大尉)
ラルス・ヴォルト(バス:医者)
グン= ブリット・バークミン(ソプラノ:マリー)
ファビオ・ルイージ(指揮)
フィルハーモニア・チューリッヒ
チューリッヒ歌劇場合唱団
 (合唱指揮:イュルク・ヘンメリー)

ACC 20363DVD
(DVD)
\3100→\2890
 アンドレアス・ホモキ演出による「ヴォツェック」
 ゲルハーヘルの迫力の演技!ルイージの手腕にも脱帽!

 演出:アンドレアス・ホモキ/舞台、衣装:マイケル・レヴィン/衣装アシスタント:メタ・ブロンスキ/照明:フランク・エヴィン
 収録:2015 年9 月チューリッヒ歌劇場、ライヴ
 (Blu-ray)画面:Full HD 16:9、音声:DTS-HD Master Audio,PCM ステレオ、字幕:仏英韓日、原語:ドイツ語、リージョン:All、100’ 58'
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:DTS5.1,DD5.1,PCM ステレオ、字幕:仏英韓日、原語:ドイツ語、リージョン:All、100’ 58''

 2012 年よりチューリッヒ歌劇場のインテンダントとして采配をとる演出家のアンドレアス・ホモキによるアルバン・ベルクが唯一完成させたオペラ「ヴォツェック」。
 2015/16 年シーズンの幕開けに発表されたプロダクションです。
 「ヴォツェック」は、19 世紀初め、ドイツのライプツィヒで実際に起きた殺人事件をもとに書かれたカール・ゲオルク・ビューヒナーの戯曲。元理髪師の下級兵士ヴォツェックが、幻覚の世界で奇矯な声に誘われながら精神に異常をきたし、ついには内縁の妻マリーを刺殺します。
 アンドレアス・ホモキの演出は、黄色と黒を背景に用い、幻想、幻覚、狂気の世界を彷徨い、貧困と暴力という負の連鎖から生まれる心理的なドラマを鋭く描いています。
 ヴォツェックを演じるのは、クリスチャン・ゲルハーヘル。ストーリーが進むにつれて、狂気の世界にのまれていくヴォツェックの苦悩ともがきを見事に表現しています。
 ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒも鬼気迫る演奏で、救いのないストーリーを見事な表現力で描き出しています。




C MAJOR(映像)



75 0504
(Blu-ray)
\5800→\5390
バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン、
 マーラーの第9交響曲、ブルーレイ初登場&新装丁で登場!

  マーラー:交響曲第9番
  ボーナス:マーラー・プロジェクト/
   バレンボイムとブーレーズが見た「マーラーの音楽世界」
   
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン

75 0408
(DVD)
\4000→\3690
 ド迫力の内容を映像で体感!バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン、マーラーの第9交響曲2009年ライヴブルーレイ初登場&新装丁で登場!

 収録:2009 年4 月ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)/映像監督:アンドレアス・モレル
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM ステレオ、ボーナス字幕:英独、101分(コンサート79分+ボーナス22分)
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、ボーナス字幕:英独、101分(コンサート79分+ボーナス22分)

 2011 年に発売されたDVD バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンによるマーラーの第9 交響曲2009 年ライヴの映像がブルーレイとなって再登場。DVD もジャケット・デザインが変更され再発売されます。
 バレンボイムが手兵シュターツカペレ・ベルリンを指揮したマーラーの第9 交響曲は、2009 年4 月にベルリンのフィルハーモニーで行われました。本公演は、バレンボイムがブーレーズとともにシュターツカペレ・ベルリンを指揮して取り組んでいた「マーラーの交響曲連続演奏会」の一環としておこなわれたもの。
 バレンボイムは長いキャリアのなかで、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナー、シューマンなどの主要な交響曲全集を完成させていますが、マーラーの交響曲についてはわずかに4 曲を録音しているのみというのは少々意外。これまでにバレンボイムは、1991 年にシカゴ響と『大地の歌』をライヴ録音、1997 年にシカゴ響と交響曲第5 番をライヴ録音しているほか、2005 年にシュターツカペレ・ベルリンと交響曲第7 番をライヴ録音、2006 年にはシュターツカペレ・ベルリンと交響曲第9 番をライヴ録音しています。いずれ劣らずゆたかなオーケストラ・サウンドの醍醐味を心ゆくまで実感させてくれるもので、この指揮者の持ち味というべきドラマティックでパワフルな方向性が特徴的でした。なかでも、2006 年11 月に収録された第9番のライヴは、バレンボイムがこの作品を集中的に取り上げていた時期に行われ、ひときわ熱く濃厚で激情型の演奏がすでに知られているので、それからおよそ2 年半後、手兵と同一のロケーションで行ったここでの映像でも、同様に、またそれ以上にハイテンションで劇的な音楽が展開されています。
 「マーラー・プロジェクト」と題するボーナス・トラックには、バレンボイムとブーレーズとのマーラー談義と並行して、シリーズのメイキングともいうべきリハーサルの模様がふんだんに収録されています。今となってはブーレーズの貴重な姿となっております。
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73 7704
(Blu-ray)
\5800→\5390
カラヤン、チェンバロを弾く
 ドキュメンタリーと自らチェンバロを弾くバッハのコンサート映像

  ドキュメンタリー「ヘルベルト・フォン・カラヤン/スクリーン上のマエストロ」

   日本語字幕アリ

   監督:ゲオルク・ヴューボルト/
   プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
 コンサート
  J.S.バッハ:
   ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048、
   管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
    ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
      映像監督:フランソワ・レシャンバック
      収録:1967 年、1968 年、サル・プレイエル、パリ

73 7608
(DVD)
\4000→\3690
 映像美を追求したカラヤンの姿が映し出されたドキュメンタリーと自らチェンバロを弾くバッハのコンサート映像がブルーレイで再登場!

 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:PCM ステレオ、字幕:英仏西韓日、言語:ドイツ語、84分(ドキュメンタリー52分、コンサート32分)
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英仏西韓日、言語:ドイツ語、84分(ドキュメンタリー52分、コンサート32分)

 カラヤン生誕100 周年を記念して製作されたドキュメンタリー「スクリーン上のマエストロ」。以前、他レーベルからDVD が発売されていましたが、この度C-Major レーベルよりブルーレイとDVD で再発売されます。

 このドキュメンタリーは、カラヤンの「映像作品制作」を中心とした内容で、徹底的に映像美を追求するカラヤンに加え、個人秘書、カメラマン、ベルリン・フィルの団員、大賀典雄( ソニー創業者) などの証言、1957 年の日本公演から1988 年のブルックナーの交響曲第8 番までのカラヤンのさまざまな映像作品の抜粋によって構成されています。

 最新メディアの先進的な採用を積極的に行っていたカラヤンが特にこだわりを見せたのが「映像」。
 ゲオルク・ヴューボルトによるこのドキュメンタリーは、1957 年のベルリン・フィルとの初来日公演で行われた映像収録に触発され、クラシック音楽にとって映像がもつ大きな可能性に気付き、その後一貫して映像収録にこだわり続けたカラヤンの姿を克明に描いています。
 ボーナス映像は、ベルリン・フィルとカラヤンによるブランデンブルク協奏曲第3 番(1967 年)と管弦楽組曲第2 番(1968 年)の映像。
 カラヤン自らチェンバロを受け持ち、管弦楽組曲ではカールハインツ・ツェラーがフルート・ソロを担当しています。今から半世紀前の映像ですが、いまなお新鮮な輝きと響きに満ちた演奏を聴かせてくれます。














6/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AMBRONAY



AMY 046
\2700→\2490
1721年発表、デトゥーシュ&ドラランド

 アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ&ミシェル=リシャール・ドラランド:
  オペラ=バレ「四大元素」
エロディ・フォンナール(ソプラノ)
ウジェニー・ルフェーヴル(ソプラノ)
エティエンヌ・バゾラ(バリトン)
アンサンブル・レ・シュルプリーズ
 ルベルの同名曲に劣らぬ魅力。色彩豊かで大規模なオペラ

 録音:2015年11月8-12日/フランス、ジュジュリュー礼拝堂/75’47’’

 ここに収録された「四大元素」はデトゥーシュとドラランドの共作で、1721 年に発表されました(冒頭の不協和音で有名なルベルの同名作品は1737年完成)。「カオス」「水」「空気」「火」「土」の5 部分からなる、美しいアリアや舞曲が並んだ大規模なオペラです。
 「水」はフルート、「空気」はリコーダーなど楽器の特性と色彩を生かしたオーケストレーションが魅力的。「土」はゆったりとしたテンポの音楽で息の長いメロディが流れます。そしてフィナーレには器楽による大規模なシャコンヌが置かれ、壮大なエンドロールとなります。
 ライナーノートにはフランス語の歌詞と英語・ドイツ語による対訳がついています。




CHALLENGE CLASSICS


CC 72733
(SACD HYBRID)
\2600
プロ・コントラ!
 (1)フランセ:
  ディヴェルティスマン〜
   ファゴットと弦楽四重奏のための
 (2)シュルホフ:
  低音のナイチンゲール〜
   無伴奏コントラファゴットのための
 (3)モーツァルト:
  ファゴットとチェロのためのソナタK.292
 (4)クロンマー:ファゴット四重奏曲Op.46の1
 (5)ケース・オルトゥイス:コンチェルティーノ
シモン・ヴァン・ホーレン(コントラファゴット)
シルヴィア・ファン、
ミレリース・モーガン・ベルデシア(ヴァイオリン)
フレデリク・ボイツ、
マルティナ・フォルニ(ヴィオラ)
ホノリーネ・シェーファー(チェロ)
ピエール=エムアニュエル・ド・メートル(コントラバス)
 コントラファゴットがこんなに歌う楽器とは!

 録音:2015年9月3-6日/ギャラクシー・スタジオ(ベルギー、モル)/5.1 Surround、57’ 42”

 SACD ハイブリッド盤。
 珍しいコントラファゴットのアルバム。シモン・ヴァン・ホーレンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でコントラファゴット奏者を務めるかたわら、ソリスト、室内楽でも活躍しています。
 1985 年ベルギー生まれ。8 歳からファゴットを始め、ハーグ王立音楽院とデュッセルドルフなどでクラウス・トゥーネマン、ダーグ・イェンセン、シュテファン・シュヴァイゲルト、セルジオ・アッツィリーニ、マリオン・ラインハルトなど錚々たる名手に師事。
 無伴奏からチェロとの二重奏、ファゴットと弦楽のための四重奏や五重奏までさまざまなアンサンブルでコントラファゴットの機能と魅力を披露。
 いずれもオリジナル作品で魅力満点。「退廃音楽」のシュルホフは無伴奏のソナタを作り、あえて「ナイチンゲール」と名付けています。
 またモーツァルトやクロマーの古典派作品ではドスの利いた歌を繰り広げます。アルバム・タイトルの「プロ・コントラ」はプロのコントラファゴット奏者ということと、「賛否」を意味する「プロとコントラ」を掛け、コントラファゴットの概念を覆しています。




COVIELLO CLASSICS


COV 91601
\2600
新発見のガンバ・ソロのための幻想曲!
  テレマン:
  ヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲 TWV 40:26-37
トーマス・フリッチェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 世界初録音!新発見のガンバ・ソロのための幻想曲!

 録音:2015年10月12-14日、11月16-18日/ドイツ、チャイプリッツ修道院教会/84’46’’

 「幻想曲」と名の付いたテレマンの無伴奏作品は、ヴァイオリン(12 曲)、フルート(12 曲)、チェンバロ(36 曲) のためのものがそれぞれ知られています。今作はそのどれでもない、近年再発見された「ヴィオラ・ダ・ガンバ」のための幻想曲。存在は伝わっていたものの消失したと思われていた作品で、楽譜校訂はフリッチェ自身。もちろん世界初録音となります!歴史的にもたいへん重要な、注目のリリースです。
 演奏者のフリッチェは、忘れられた作品を再発見し世に問うガンバ奏者。これまでにJ.C. バッハやアーベルの珍しい作品をリリースしています(COV91411、COV21205)。とは言え演奏に学究臭さはありません。実に深い呼吸で、心の底から歌うように演奏しています。
 短調による悲痛な半音階、効果的な陰影を描く重音技法、軽やかなレガートで紡ぐ舞曲など、あらゆる楽器の使い方に長けたテレマンならではの巧みな音楽に魅せられます。作品の内容と規模からして、J.S. バッハの「無伴奏チェロ組曲」と共に鑑賞し味わってみたくなる曲集です。
 

COV 91603
\2600
「Towards Heaven」
 ムファット:「調和のささげもの」より ソナタ第2番 ト短調
 ジャケ・ド・ラ・ゲール:
  歌劇「セファールとプロクリ」管弦楽組曲
 テレマン:管弦楽組曲 ト短調「風変り」
 カール・ロジエ:
  オーボエ、弦楽と通奏低音のためのソナタ ハ長調
 ムファット:合奏協奏曲第12番「幸運の星」
ケルン・バロックオーケストラ
 崇高さと愉悦感の同居。天上の音楽を奏でるデビュー・アルバム

 録音:2015年10月5-8日/ドイツ、ホンラート福音教会/65’03’’

 ケルン音楽大学の卒業生による若手古楽オーケストラのデビュー・アルバム。
 「天の音楽」をテーマにムファット、ジャケ・ド・ラ・ゲール、テレマン、ロジエの器楽作品を収録しています。
 軽快なスピード感と、通奏低音まで一体となった細やかなアンサンブルが見事で、明るく澄みきった響きが好印象。「セファールとプロクリ」ではタンバリンが痛快に響き、ロジエのソナタではオーボエの美しい歌が楽しめます。
 ムファットの合奏協奏曲に出てくるシャコンヌは変奏のたびに音楽が「天への階段」を上っていくイメージ!
 

COV 91604
\2600
「sweet melancholy」
 〜バードからパーセルまでのヴィオール・コンソート集

  トマス・ルポ(1571-1627):ファンタジア
  ヘンリー・パーセル(1659-1695):ファンタジア3
  ジョン・ヒングストン(ca.1606-1683):
   ファンタジア、アルマンド、アルマンド
  オルランド・ギボンズ(1583-1625):
   ファンタジア、2声のファンタジア、ファンタジア
  ジョヴァンニ・コペラリオ(ca.1570-1626):ファンタジア
  トマス・トムキンズ(1572-1656):イン・ノミネ
  ジョヴァンニ・コペラリオ:ファンタジア
  マシュー・ロック(1621-167):
   2声のファンタジア、2声のファンタジア、2声のサラバンド
  ヘンリー・パーセル:ファンタジア1
  マシュー・ロック:
   「組曲第2番」ファンタジア、クーラント、
    サラバンド、ファンタジア、ジーグ‐終曲
  ウィリアム・バード(1540-1623):ファンタジア3
  トマス・トムキンズ:ファンタジア
  ウィリアム・バード:ファンタジア2、ファンタジア1
  ジョヴァンニ・コペラリオ:2声のファンタジア
  ヘンリー・パーセル:ファンタジア2
  トマス・ルポ:ファンタジア
チェッリーニ・コンソート
 「甘き憂鬱」に魅せられた3 本のヴィオール

 録音:2015年4月24-26日/チューリッヒ、SRFラジオスタジオ/59’13’’

 アメリカ生まれのブライアン・フランクリン、スイス生まれのトマス・ゲッチェル、スウェーデン生まれのトーレ・エケトープ、3 人のガンバ奏者によって2012 年に結成された「チェッリーニ・コンソート」のデビュー・アルバムです。
 対位法を駆使した通模倣様式の楽曲を通して、甘く心を惑わすメランコリーが立ちこめる風情。ガンバ合奏「ヴィオール・コンソート」を書いた最初期の作曲家でもあるバードから、伝統の書法を学び完成度の高い作品を残したパーセルまで、さまざまなファンタジアを収録しています。
 
COV 91606
\2600
「A Crush On You」 ガーシュウィン:歌曲集
 (1)I've Got A Crush On You/(2)Isn't It A Pity?/
 (3)Blah, Blah, Blah/(4)But Not For Me/
 (5)They All Laughed/(6)A Foggy Day/
 (7)How Long Has This Been Going On?/(8)Do It Again/
 (9)The Man I Love/(10)Love Walked In/
 (11)For You, For Me, For Evermore/
 (12)Embraceable You/(13)He Loves And She Loves/
 (14)Nice Work If You Can Get It/
 (15)I've Got A Crush On You (Reprise)/(16)By Strauss
メアリー・カレウェ(歌)
フィリップ・メイヤーズ
 (編曲、ピアノ、指揮)
スワンダフル・オーケストラ
 君に首ったけ!洒落たアレンジ、表情豊かなヴォーカル

 録音:2015年1月20-24日/ベルリン、b-sharpスタジオ、2015年5月2-4日/ロンドン、リドルサウンド・スタジオ/62’07’’

 パワフルな表現にあふれたイギリスのヴォーカル、メアリー・カレウェによるガーシュウィン・アルバム。彼女はキャバレーソング、現代音楽のほか、カール・ジェンキンスやボンドのCD などにも参加しているアーティストです。
 伴奏はストリングス。曲によってピアノがプラスされます。編曲も洒落たもので、簡素なチェロのソロで歌を引き立てたり、細かいパート分けをしてゴージャスな分厚い和音を奏でたりと、手法が幅広いです。パロディ的なアレンジもあり、⑦はモーツァルトのピアノ・ソナタのように始まり、⑧ではバッハの「平均律」のフーガが聞こえてきます。
 


COV 91607
(SACD HYBRID)
\2600
美しく楽しい、弦楽四重奏の「秘曲」ふたつ
 ラドゥ・パラディ(1927-2013):
  弦楽四重奏曲第1番ハ短調
 ズデニェク・フィビヒ(1850-1900):
  弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.8
マルトフェルト四重奏団
 録音:2015年6月28-29日、10月10-11日/ヴッパータール、インマヌエル教会/51’17’’

 マルトフェルト四重奏団は、ヴッパータール交響楽団のメンバーによって1980 年に設立されたカルテット。現在のメンバーはヴッパータール交響楽団とケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団のメンバーで構成されていて、2010 年から一緒に演奏しています。
 パラディはウクライナ、ルーマニアの作曲家で、ピアニスト、指揮者としても活躍。年代を見ると現代ですが、1956 年に書かれたこの弦楽四重奏曲はそのタイトル通り明確な調性を持ち、ソナタ形式の第1 楽章で始まり、ロンド・ソナタの第3 楽章で締めくくられる古典的な佇まい(最後はハ長調!)。ゆったりとした第2 楽章はバーバーのアダージョを思わせる絶品の美しさで一聴の価値あり。
 チェコの作曲家フィビヒの弦楽四重奏曲はスケルツォを含む4 楽章構成。同郷のドヴォルザークを連想せずにはいられない民謡性を持っています。ハイライトは終楽章。次々繰り出されるメロディとリズムがとにかく楽しく、かつ緊張感の解けない構築力にうならされます。




TYXART


TXA 16074
\2600
「神に恵まれたピアニスト」19歳ヨーヨーの第4弾。
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 (2)ヨーヨー・クリステン:イリニ
 (3)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
 (4)同:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
 (5)ヨーヨー・クリステン:ラリー
ヨーヨー・クリステン(ピアノ)
 64’ 50”、日本語解説付き

 1996 年生まれのピアニスト、ヨーヨー・クリステンの第4 弾。
 ドイツ期待の若手ながら、重厚なドイツ・ピアニズムの伝統と一線を画するモダンで颯爽とした演奏が魅力。ベートーヴェンの「熱情」も若々しくスピード感満点。
 車のショールーム用に作った自作「ラリー」も19 歳の若者らしいカッコ良さです。




WAON RECORDS


WAONCD 320
\2400
La Voix〜ラ・ヴォア
 1. ステーファノ・ランディ(1587-1639):小さなセミが歌ってる
 2. ステーファノ・ランディ:子鳥よ
 3. ステーファノ・ランディ:なぜお前はまだ矢を放つのだ
 4. ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600頃-1679):
  嘆きの調べをそよ風に乗せて
 5. ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):今やシリウスは
 6. ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス:悲しみの聖母
 7. タルクィーニオ・メールラ(1594/95-1665):
  今は眠りの時だから、おやすみ、わが子よ
 8-11. ベネデット・フェッラーリ(1603/04-1681):
  宗教的カンタータ「この茨のとげが」
   第1部/第2部/第3部/最終第4部
 12. タルクィーニオ・メールラ:
  それはとんでもない思い違いというものだ
小林木綿(ソプラノ)
高本一郎
 (リュート/アーリーギター)
宇田川貞夫
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 溢れ出る歌う喜び小林木綿による17世紀イタリアの作品集

 リュート/アーリーギター【使用楽器:アーチリュート/Carlos Gonzalez 2002、キタラ・バロッカ/Sakae Ishii 2011】
 ヴィオラ・ダ・ガンバ/Andrea Castagneri 1720-1730, Paris
 録音:2015年11月20日/日本福音ルーテル東京教会(ライヴ録音)/ライナーノート解説:今谷和徳/5.6448MHz DSD 録音、192kHz 24bit編集
 マイク:改良型金田式DCマイク(ショップスMK2H無指向性カプセル付き)2013 年毛利忠晴製作(2015年改良)

 17 世紀に活躍したイタリアの5 人の作曲家たちがのこしたソプラノのための独唱曲の数々。プログラムの前半に世俗的な愛の歌、後半に宗教的な性格を持つ歌が並べられています。

 小林木綿(こばやし・ゆう)は、第三十三回ブルージュ国際古楽コンクール第二位受賞(声楽で歴代最高位)。古楽 コンクール<山梨>でも審査員奨励賞受賞。その演奏はヴィーラント・クイケン氏からも絶賛されました。2005 年にスタートしたリサイタルシリーズ“La Voix” はいずれも高い評価で支持され、これは2015 年に開催されたその第5 回“La Voix Ⅴ” のライヴ録音。アンコール曲を含めた全曲を収録しています。通奏低音の名手二人とともに繊細絶美のバロック歌唱が展開されています。ワオンレコードならではの高品質のレコーディングで、はっとさせられるような美しい歌声が見事にとらえられています。

 高本一郎(たかもと・いちろう)
 5 歳からギターを始め「読売ギターコンクール銀賞」受賞。フランス国立ストラスブール音楽院にてリュートを学ぶ。ルーヴル美術館でのソロコンサート、フランスおよび国内のTV・ラジオ出演、タイ・マレーシアなどアジア公演、クルーズ船「飛鳥」のショー音楽、市川海老蔵「源氏物語」公演、江原啓之「ヒーリングタイム」公演などに多数参加。さらに、オペラ、演劇、バレエ、能狂言、落語の舞台、国内外の音楽祭への出演、CM 音楽制作、多数のCD 録音に参加するなど多彩な演奏活動を展開しながら、作曲活動にも専心している。

 宇田川貞夫(うだがわ・さだお)
 横浜生れ。ヴィオラ・ダ・ガンバを大橋敏成氏に師事。1974 年、ベルギー・ブリュッセル王立音楽院に留学。ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケン、室内楽をパウル・ドンブレヒトの両氏に師事。在学中、ヨーロッパ各地でコンサート、テレビ、ラジオ等に出演。1978 年同音楽院をディプロマを得て卒業。帰国後は、リサイタルを始め、シリーズ演奏会、音楽祭などを企画するなどし、各地で多彩な演奏活動を展開している。現在、東京古楽集団主宰、東京モンテヴェルディ合唱団指揮者、セシル・レコード・プロデューサー。






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI

DHR 8048
\2400→\2190
若きアルゲリッチの初出ライヴ!
 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第2番ニ短調 K.466
 (2)バッハ:トッカータ ハ短調 BWV 911、
  シューマン:幻想曲ハ長調 Op. 17、
  ショパン:3つのマズルカ Op. 59
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
(1)ラインハルト・ペータース(指揮)
 ハンブルク放送交響楽団
 録音:(1)1966年6月16日/ハンブルク (2)1966年3月14日/ミラノライヴ録音

 ソリスト・アルゲリッチの貴重なライヴ録音を次々とリリースするDOREMI、シリーズ第5 弾です。ショパン国際ピアノコンクール優勝の翌年、アルゲリッチ25 歳の時の演奏を収録しています。
 モーツァルトの20 番は彼女が9 歳の時すでに弾きこなしていた、というエピソードがあり、近年でもアバドとの共演盤や2014 年のルガーノ音楽祭での録音が話題となった重要なレパートリーです。
 NHK 交響楽団、新星日本交響楽団などの指揮でも知られるペータースがバックを固め、アルゲリッチの若き情熱を支えています。
 ミラノでのリサイタルはこれまたアルゲリッチお得意の作品が並んでいます。特にシューマンとショパンは、同年1 月のニューヨーク・デビュー・ライヴでも取り上げたプログラム。自信にあふれた表現が聴きものです。






DOREMIのアルゲリッチ・アルバム
入手困難の可能性がある第1〜3巻は海外直輸入で確保します。


DHR 8024
\2500
海外直輸入
アルゲリッチのデビューの年のモーツァルト!
 マルタ・アルゲリッチVol.1

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
   (2)ピアノ・ソナタ第8番イ短調K310
   (3)ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K333
   (4)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K576
マルタ・アルゲリッチ(P)
(1)ペーター・マーグ(指)
 ケルン放送交響楽団
 アルゲリッチのデビューの年に収録されたモーツァルト、珍しいピアノ・ソナタも収録

 録音:(1)1960 年9 月5 日、ケルン (2)(3)1960 年4 月26 日、ミュンヘン (4)1960 年7 月23 日、ケルン

 歴史的に偉大な演奏家の貴重な録音をリリースしているカナダのDOREMI レーベルが、「生ける伝説」現代最高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチのシリーズをスタートさせました。
 第1弾は1960年にケルンとミュンヘンの放送局スタジオで録音された音源。どの曲も正規盤ではリリースはなく、貴重な音源です。1960年といえばドイツ・グラモフォンからデビューレコードをリリースした年。アルゲリッチ19 歳、ショパン・コンクールで優勝する前の演奏で、若いアルゲリッチの瑞々しい感覚が発揮され、輝く才能に溢れた生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第21 番。前作20 番とは対極的で、調性もハ長調という明るく伸びやかな歌心溢れた作品。美しい旋律で有名な第2 楽章では、アルゲリッチの感性に訴えかけてくる演奏に心を動かされます。
 またアルゲリッチのモーツァルトのピアノ・ソナタは、2 台ピアノや4 手のためのソナタの録音はありますが、通常のピアノ・ソナタの録音は正規盤ではありませんでしたし、アルゲリッチはモーツァルトの録音自体多くありません。それは師であったグルダが最も得意としていた作曲家でもあり、アルゲリッチは以前「彼の演奏がある限り私は弾かない」と語ったほど。ここに収録されている3 曲のソナタは、モーツァルトの純粋な音楽世界を、アルゲリッチのインスピレーションが赴くまま自由奔放な演奏で聴くことができます。


DHR 8029
\2500
海外直輸入
マルタ・アルゲリッチ Vol.2
 (1)リスト:練習曲ヘ短調「軽やかさ」
   [1957年8月ブゾーニ国際コンクール・ライヴ]
 (2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
   [1960年3月16日NDR ハンブルク(放送用セッション)]
 (3)同:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
   [1960年3 月16 日NDRハンブルク(放送用セッション)]
 (4)同:トッカータOp.11 [1960年3月16日NDRハンブルク(放送用セッション)]
 (5)ラヴェル:夜のガスパール
   [1960年3月16日NDRハンブルク(放送用セッション)]
 (6)同:ソナチネ [1960年9月8日WDRケルン(放送用セッション)]
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
 この指さばきと集中力はまさに神。アルゲリッチ19歳の貴重な放送用セッション、初めて日の目を見る

 MONO

 ファンを狂喜させたDoremi のアルゲリッチ・シリーズ、第2 弾の登場です。今回は彼女が1960 年3 月16 日にハンブルクのNDR で放送用に行ったセッション録音で、初CD 化。さらに同年9 月8 日にケルンのWDR で行った放送用セッション録音も含まれているのが嬉しい限り。いずれも初出音源。
 プロコフィエフとラヴェルは難曲として名高いですが、当時19 歳だったアルゲリッチの若さと才気ほとばしる演奏で完全に征服、ゾクゾクさせられる凄さ。技巧の冴えはもちろんながら、しっとりと潤いのある美音、圧倒的な集中力がまさに神業、アルゲリッチにしかできぬ至芸です。
 プロコフィエフの名作「ピアノ・ソナタ第7 番」も初めて聴くような新鮮さに満ちています。また「ピアノ・ソナタ第3 番」はアルゲリッチとしては他に録音のないレパートリーのため超貴重。これも予想以上のすさまじさ。
 ラヴェルも驚くべき名演。リズム感の良さ、輝く音色で釘づけにさせられます。ことに「夜のガスパール」のすさまじさは驚異的で、19 歳の少女の芸とは信じ難い成熟度。ますますアルゲリッチに魅かれてしまう、必携の一枚と申せましょう。


DHR 8030
\2500
海外直輸入

マルタ・アルゲリッチ Vol.3
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10 の3
  [ 録音:1960年9月8日WDRケルン(放送用セッション)]
 (2)シューマン:子供の情景Op.15
  [ 録音:1965年1月27日WDR ケルン(放送用セッション)]
 (3)同:トッカータOp.7
  [ 録音:1960年9月8日WDRケルン(放送用セッション)]
 (4)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
  [ 録音:1957年9月ジュネーヴ国際コンクール(ライヴ)MONO]
 (5)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
  [ 録音:1965年12月10日WDR ケルン(放送用セッション)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
 (5)カール・メレス(指揮)
 ケルン放送交響楽団
 信じ難い素晴らしさ、アルゲリッチのベートーヴェン

 STEREO、MONO

 ファンを狂喜させたDoremi のアルゲリッチ・シリーズ、第3 弾の登場です。第2 弾にも登場した1960 年9 月8 日ケルンWDR の放送用セッション録音から、残りのベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第7 番」とシューマンの「トッカータ」を初CD 化。前者はDG 盤に第4 楽章のみ収録されているものの全曲盤で、ついに全貌が明らかとなります。
 アルゲリッチのベートーヴェンのピアノ・ソナタは非常に珍しく、正規なものはひとつもありませんが、これが予想以上の素晴らしさ。推進力と情熱、感興に富んでいて時を忘れて聴き惚れます。
 また、「子供の情景」も名盤の誉れ高い1983 年のDG 盤より18 年も前の録音ながら、聖母のような慈愛に満ちた優しいピアノの音色に酔わされます。一方「トッカータ」では切れ味抜群のテクニックを示し、ひたすら興奮させられます。
 プロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番は、往年の指揮者カール・メレスとの共演。アルゲリッチの十八番ですが、若さ発散のエネルギーはこの時期の魅力。いずれも初出音源。ピアノ音楽史の宝と申せましょう。
 


DHR 8036
\2400
マルタ・アルゲリッチ Vol.4
 ショパン:1965年第7回ショパン国際コンクールより(ライヴ)
  (1)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58 [3月10日第3次予選]
  (2)ノクターン変ホ長調Op.55の2 [3月10日第3次予選]
  (3)エチュード変イ長調Op.10の10 [3月5日第2次予選]
  (4)舟歌Op.60 [3月5日第2次予選]
  (5)エチュードハ長調Op.10の1 [2月22日第1次予選]
  (6)エチュード嬰ハ短調Op.10の4 [2月22日第1次予選]
  (7)前奏曲(6曲)Op.28の19-24 [2月22日第1次予選]
  (8)ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」[2月22日第1次予選]
  (9)ノクターン ヘ長調Op.15の1 [2月22日第1次予選]
  (10)バラード第4 番ヘ短調Op.52
   [1960年1月23日WDRケルン(放送用セッション)STEREO 初出]
  (11)エチュードハ長調Op.10の1 [1955年ブエノスアイレス]
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
 絶句。アルゲリッチのショパン・バラード第4 番が残っていた!

 MONO
 アルゲリッチは1965 年に行われた第7 回ショパン国際コンクールで女性初の優勝に輝きました。ここではその際の第1 次予選から第3 次予選までの演奏ライヴが納められています。これを聴けば、彼女がどれほど飛び抜けた存在であったか驚かされます。
 それ以上に貴重なのが「バラード第4 番」。アルゲリッチのショパンのバラードは第1 番しか録音が存在せず、まさか第4 番が出現するとは前代未聞の慶事と申せましょう。1960 年1 月23 日WDR ケルンの放送用セッション録音で、何とステレオ。演奏はニュアンスと感興に富むまさにアルゲリッチの天才性輝くもので、これ1曲のためにアルバムを持っている価値があるお宝中のお宝です。


DHR 8040
\2400
初出。アルゲリッチとリッチのレニングラード・ライヴ
  (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12 の3
  (2)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.115
  (3)バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(ジェルトレル編)
  (4)同:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  (5)サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
  (6)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
(1)-(5)ルッジェーロ・リッチ
(6)エルネスト・ブール(指揮)
 南西ドイツ放送交響楽団
 
 (1)-(5)録音:1961年4月21 日 レニングラード・フィル大ホール(ライヴ) (6)録音:1960年2月4 日 バーデン・バーデン(放送用セッション)/MONO

 ファン狂喜のDoremi アルゲリッチ・シリーズ、番外編の登場。今回はすべて初出音源なうえ、アルゲリッチ唯一の演奏作品も多いのが驚きです。
 注目は1961 年4 月21 日に旧ソ連レニングラードのフィルハーモニー大ホールで行なわれたルッジェーロ・リッチとのリサイタル。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3 番が予想以上の素晴らしさ。この作品は主役がピアノと言っても過言でありませんが、若きアルゲリッチの天衣無縫なピアノを存分に堪能できます。典型的な乗った時のアルゲリッチで、その推進力、緊張感は息をつく暇もない凄さ。43 歳のリッチも触発され、エネルギーを発散しています。
 プロコフィエフとバルトークのソナタは、彼ひとりの演奏ですが、当時絶頂期だったリッチの録音もメチャメチャ貴重。本当に凄いです。
 さらに嬉しいがサラサーテの「序奏とタランテラ」。伴奏とはいえ、アルゲリッチのサラサーテはこれしか聴くことができませんが、自然なスペイン色の表出が見事。あらためてサラサーテがスペインの作曲家であったことを認識させてくれます。
 ラヴェルのピアノ協奏曲は、往年の指揮者エルネスト・ブールとの共演。アルゲリッチの十八番ですが、当時19 歳の若さはこの時期の魅力ですが、ピアノの音色が七色なアルゲリッチ・マジックに驚嘆。ピアノ音楽史の宝と申せましょう。





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MEMBRAN



600317
(8CD)
\2300→\1990

ミシェル・オークレール(Vln)名演奏集


Disc. 1
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番K.218
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番K.219
  マルセル・クーロー指揮、
  シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
   1961年録音
Disc. 2
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
  ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮、ウィーン交響楽団
   1958年録音
Disc. 3
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
  クルト・ヴェス指揮、オーストリア交響楽団
   1950年録音

 ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番
  ジャック・ティボー指揮、パリ音楽院管弦楽団
   1938年録音

Disc. 4、Disc. 5
 J.S.バッハ:ヴァイオリンソナタBWV.1014〜BWV.1019
  マリー=クレール・アラン(Org)
   1956年録音
Disc. 6
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
       コル・ニドライOp.47
  ヴィルヘルム・ロイブナー指揮、オーストリア交響楽団
   1952年録音
Disc. 7
 ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ ト短調
 ラヴェル:ヴァイオリンソナタ第2番
  ジャクリーヌ・ボノー(pf)
   1943年録音
Disc. 8
 クライスラー:
  愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン、ウィーン奇想曲、中国の太鼓
 ブランドル(クライスラー編):オールド・リフレイン
 プニャーニ(クライスラー編):前奏曲とアレグロ
 グルック(クライスラー編):メロディ
 クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
 ドヴォルザーク(クライスラー編):わが母の教えたまいし歌
 シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
 ファリャ(クライスラー編):はかなき人生より「スペイン舞曲」
  オットー・シュルホフ(pf)
   1953年録音

 ARDMOREなどが少しずつ復刻をしてきたオークレール。日本にもファンは多い。
 そのオークレールの8枚組ボックス。すべて他レーベルで出ていたが、この価格でこれだけまとまっているというのはありがたい。
 例によってMEMBRANはすぐに廃盤になるのでお気をつけて。
 
 ヴァイオリニストの中でこんなにも美しくもたおやかな演奏をする人はほかにいないだろう。ミシェル・オークレール。
 ブーシュリ、ティボー、メニューインにその傑出した才能を愛されながら腕を痛めて早くして引退してしまった美貌の天才ヴァイオリニスト。技巧はあるが線が細いだけ、とかいうのとは全然違う。このもって生まれた才能。・・・いや、資質というべきか。誰かが「処女の恥じらい」と呼んでいたがそんな気恥ずかしい呼び方もしたくなる、この清楚であえかで瑞々しい演奏。朝露にさえ折れてしまいそうなのに、必死で花を咲かせるスミレのような。(昔のコメントから)

 ブルッフはまさにその雰囲気。第1,2楽章はちょっとかたいが、終楽章でオークレールらしさが全開満開となる。

 ただチャイコフスキーのコンチェルトは50年代のRemingtonのほうの録音。PHILIPSじゃない。なので熱く激しい演奏。グギグギグギとかなり個性的に強引に強烈に迫ってくる。

 バッハのヴァイオリンソナタは高額のために手に入れられなかった録音。先日SPECTRUMからようやく復刻された。




PRAGA DIGITALS


PRD 250340
\2900
ボストンのストラスブール人
 (1)ベルリオーズ:
  劇的交響曲「ロミオとジュリエット」Op.17〜
   スケルツォ「マブの女王」
 (2)フランク:交響詩「のろわれた狩人」
 (3)サン=サーンス:歌劇「黄色い姫君」序曲Op.30
 (4)同:交響詩「オンファールの糸車」Op.31
 (5)ドビュッシー:「夜想曲」〜祭
 (6)フォーレ:歌劇「ペネロープ」序曲
 (7)ラヴェル:ラ・ヴァルス
 (8)ルーセル:組曲ヘ長調Op.33
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団
 ミュンシュ最良時の音源が新マスタリングで登場

 録音:1961年4月23日(1)、1958 年2 月19日(2)、1951年1月15日(ライヴ)(3)、1957年11月4日(4)、1962 年(5)、1959 年12 月12日(ライヴ)(6)、1961 年4 月23日(7)、1958 年3 月8 日(ライヴ)(8)】/純正Stereo、80’ 17”

 ミュンシュが1951 年から61 年までボストン交響楽団を指揮したフランス作品集。
 「純正ステレオ」と銘打っていますが、さすがに1951 年録音は違うと思われます。
 ほとんどがRCA 原盤で、アレクンサンドラ・エヴラールがリマスタリング。フォーレの美しい「ペネロープ」序曲、日本を題材としたサン=サーンスのオペラ「黄色い姫君」の序曲など、フランス音楽の魅力を満喫させてくれます。

<メジャー・レーベル>
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ERATO



9029599067
\2500→\2290
ニコラ・アンゲリッシュ/ラ・ロンド
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
 ショパン:練習曲 Op10-10
 ショパン:練習曲 Op.10-12「革命」
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
2016年1月、ドイツ、バイエルン州、エルマウ城

 シューマンがショパンに捧げた「クライスレリアーナ」他、リストのソナタとショパンのエチュードをカップリングした最高のロマンティック・レパートリー。
 ピアノの女王、マルタ・アルゲリッチやフランスのカピュソン兄弟らの信頼もあつい天才ピアニスト、アンゲリッシュ最新作。繊細な音楽性炸裂のリリカルなロマン派作品。
 このアルバムは、シューマン、リスト、ショパンという3人の作曲家の関係性を見事に音楽で描き出す、コンセプチュアルな選曲で、アルバム・タイトルの「ラ・ロンド」(輪舞)がそれを表している。



ヴェルビエ音楽祭での「革命」。
http://www.dailymotion.com/video/xk1hi6_nicholas-angelich-chopin-etude-op-10-no-12_music
Excerpt from a concert recorded at the Verbier Festival (2010) - Verbier, Switzerland.


アンゲリッシュ旧譜
なぜ話題にならないのか、と憤りさえ覚えた。
ニコラ・アンゲリッシュ&パ−ヴォ・ヤルヴィ
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
アンゲリッシュ&ブラレイ/ハンガリー舞曲集
ERATO 5189982 1CD¥2500

 
 なぜ話題にならないのか、と憤りさえ覚えた。

 国内盤が出ればおそらくレコ芸では断然「特選」となり、年末のレコード・アカデミーでも誌上をにぎわしていたはず(その後国内盤は出た。レコ芸はもちろん特選。しかしその年のアカデミー賞は取らなかった・・・)
 話題の指揮者と人気&実力急上昇のピアニスト(加えて、すでに幻となりつつある憂愁の天才ピアニストとのデュオ!)による、まさに今が旬のブラームスだった。

 豪腕でありながら繊細。
 大胆不敵でありながらどこかはかなげ。
 正確無比でありながら感性豊か。

 アンゲリッシュのピアノは大家を思わせる。

 そしてパーヴォについては今更語る必要もない。今最も上り調子の指揮者がその才能と技量を発揮した万全のバック。
 重厚正統派演奏のように見せながら、いたるところに天才たちの個性豊かな即興的感性を感じさせてくれる。
 決して前世紀演奏の焼き直しではないのが何よりすごい。嬉しい。こんな立派且つ面白い演奏を繰り広げる連中がどんどん現れてきているのだ。

 また天才ブラレイとの絶妙のハンガリー舞曲がこれまたすごい。個性と個性、感性と感性が火花を散らし、高度な形で融合する。
 ああ、なんて素敵なアルバムなんだろう。


ERATO
5189982
\2500
ブラームス:
 ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
 ハンガリー舞曲集(4手のための)(9曲)*
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
フランクフルト放送交響楽団、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
*ニコラ・アンゲリッシュ、
フランク・ブラレイ(ピアノ)
録音:2007年2月5-9日、10月17日








WARNER



2564648695
\2500→\2290
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(ヴィオラ、指揮)
 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
 ショー:マンハッタンの四季
 ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」 Op.8/1-4
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(ヴィオラ、指揮)
サロメ室内管
2015年1月、ニューヨーク、ディメンナ・センター


 ヴィオラの新星デイヴィット・アーロン・カーペンター。
 1986年ニューヨーク生まれ。2006年ナウムブルク・ヴィオラ・コンクールで優勝、アメリカの名だたるコンサート・ホールで演奏会を行うなど、今最も注目されている若手のヴィオラ奏者です。

 ピンカス・ズッカーマン、ユーリ・バシュメットに師事。エッシェンバッハからも「あっと言わせる説得力と、高いカリスマ性を持った演奏家」と称賛され、彼との演奏も世界的に高い評価を得ています。

 これまで「Ondine」レーベルより4枚のアルバムを発売してきていますが、今回はワーナー移籍第1弾アルバム。
 アストル・ピアソラ[1921-1992]の『ブエノスアイレスの四季』はこれまでヴァイオリンやチェロ版はありましたが、ヴィオラの中音域を生かした独特の音色とリズムに取りつかれます。
 2曲目のアレクセイ・ショー[1970-]による『マンハッタンの四季』は現代音楽ではなく、まるでグリーグの『ホルベルク組曲』風の美しい作品。ヴィオラと弦楽合奏の清々しい風が吹いているようです。
 そしてアントニオ・ヴィヴァルディ[1678-1741]の『四季』では、まるでヴァイオリンとも思わせるような超絶技巧の驚くべきテクニック。ヴィオラの様々な音色を堪能できる演奏です。



 


2564649373
\2500→\2290
ジョン・ウィルソン・オーケストラの最新作
 ガーシュウィン・イン・ハリウッド


 ガーシュウィン:
  序曲(ラプソディ・イン・ブルーより)
  Treat Me Rough
  But Not For Me
  Slap That Bass
  They Can't Take That Away From Me(誰にも奪えぬこの想い)
  Strike Up The Band
  Funny Face(パリの恋人)
  How Long Has This Been Going On?(いつの頃からか)
  Let's Kiss and Make Up
  Aren't You Kind Of Glad We Did?
  Oh Lady, Be Good
  The Man I Love(私の彼氏)
  ‘S Wonderful
  For You, For Me, For Evermore
  Shall We Dance
  Someone To Watch Over Me
  Clap Yo' Hands
ルイーズ・ディアマン(ヴォーカル),
マシュー・フォード(ヴォーカル)、他
ジョン・ウィルソン・オーケストラ
ジョン・ウィルソン指揮
2015年11月、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール

 映画音楽の黄金時代の名曲をゴージャスなオーケストラ・サウンドでお届けするジョン・ウィルソン・オーケストラの最新作。
 彼らは、もはやプロムスには欠かせない存在となっています。イギリスでのコンサートではチケットはあっという間に売り切れ、発売するタイトルはどれもUKチャート上位に食い込むほど話題沸騰のオーケストラです。
 今回も昨年2015年のプロムスが大好評だったため、急遽ロイヤル・アルバート・ホールで行ったライヴ録音です。ガーシュウィンの名曲『ラプソディ・イン・ブルー』からはじまり、ミュージカルなどからの名曲が次々と演奏されます。
 歌手も、UKで大人気のミュージカル歌手らが参加。ロンドンのえり抜きのミュージシャンから編成されたオーケストラ、そして指揮、編曲、作曲と多彩に活躍するジョン・ウィルソンが束ねた豪華なサウンドです。
 


2564603939
\2500→\2290
ペンデレツキ:
 「怒りの日」 (2014)
 「聖ダニール讃歌」 (1997)
 「聖アーダルベルト讃歌」 (1997)
 「ダヴィデの詩篇」 (1958)
ヨハンナ・ルサネン(ソプラノ)
アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
ニコライ・ディデンコ(バス)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管&合唱団
クシシュトフ・ペンデレツキ指揮
2015年6月、ワルシャワ、フィルハーモニック・コンサート・ホール

 ペンデレツキはクラクフ音楽院でマラフスキらに学んだ後そこで教え、1972年より同音楽院長、1961年「広島の犠牲者に捧げる哀歌」の初演によって世界的評価を得るようになりました。
 微分音の集積からなるトーン・クラスターなどによる動的な音響構成と深い表現力を持った作品を作曲し続けています。
 彼の「怒りの日」は1967年作曲の名作もありますが、ここに収録されたものは第一次世界大戦開戦100年にあわせて2014年に作曲された新作です。「20世紀の大変動によって粉々になった人間の形而上学的な空間を、復元することを目指しています。現実の神聖な次元を復元し保存することができる唯一の方法」とペンデレツキ自身、自分の芸術について語っています。
 今回自分の芸術の再現のために、自らタクトをとりセッション録音を行っています。
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9029598772
\2500→\2290
アリソン・バルサム(トランペット)
 レジェンド〜トランペットとピアノのための作品集

  フランセ:ソナチネ
  エネスコ:伝説
  ゲディケ:演奏会用練習曲
  マクスウェル・デイヴィス:さらばストロムネス
  ヒンデミット:トランペット・ソナタ
  ラヴェル:ソナチネ
  ポスター&バルサム:「The Thoughts of Dr. May」
  マルチヌー:ソナチネ
  バーンスタイン:ライフィのためのロンド
  ガーシュウィン:「Someone to Watch Over Me」
  ジェローム・カーン:「今宵の君は」
アリソン・バルサム(トランペット)
トム・ポスター(ピアノ)
2015年10月12,13日、イギリス、セント・ジョージ・ブリストル

 UK出身の美しき女性トランぺッター、アリソン・バルサム。
 クラシック・ブリット・アワード<女性アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、英国人女性初となるグラモフォン賞<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、その他エコー・クラシック賞など名だたる賞を総なめにし、完璧なテクニックとともにクラシックの演奏家として確固たる地位を確立した彼女。
 その待望の新譜は、近代のトランペットのための作品を、ライヴで収録したものです。
 驚異的なテクニックと呼吸法。単なる音符通りに完璧に吹くのではなく、楽譜に隠された遊び心とウィットに富んだものを導き出し、見事な表現力を生み出すことに成功しています。
 「この演奏家を本当の意味で魅力的に、そして際立たせているもの、それは、彼女が手にどんなトランペットを握ろうとも、彼女がどんな音楽を演奏しようとも、そこから楽々と出てくる音のクオリティである」— 英タイムズ紙と彼女を評しています。



アリソン・バルサム
ベストセラーとなった名曲アルバム
Alison Balsom - Caprice
EMI
CDC 3532552
¥2500
アリソン・バルサム/カプリース
 〜トランペットによるクラシカル・メロディーズ

 モーツァルト:トルコ行進曲(ミローン編)
 ピアソラ:リベルタンゴ(ミローン編)
 O.リンドバーグ:Gammal fabodspsalm(ミローン編)
 B.J.アーバン:ベッリーニのノルマによる変奏曲(ミローン編)
 パガニーニ:カプリース第24番(バルサム/ミローン編)
 ファリァ:7つのスペイン民謡(ベリオ編)
 ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-14(バルサム編)
 モーツァルト:
  復讐の心は地獄のように(夜の女王のアリア)〜
   「魔笛」(バルサム編)
 バッハ:
  アンダンテ(ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041)(バルサム編)
 ドビュッシー:シランクス(バルサム編)
 トマジ:夜想曲〜トランペット協奏曲
 ピアソラ:Escualo(鮫)(ミローン編)
アリソン・バルサム(Tp)
エドワード・ガードナー指揮
イエテボリ交響楽団

 天才美人トランペッターによる名曲のトランスクリプション。
 驚異的なテクニックときらめきに満ちた表現力で本国イギリスを中心に人気となり、05年にはNHK交響楽団のサマー・コンサートに出演して各地で評判となったバルサム。

CDCW-4403292
\2500
バルサム/キングス&クイーンズ
  ザ・ミュージック・オブ・パーセル&ヘンデル

1 ヘンデル:「ガウラのアマディージ」〜Sento la gioa
  パーセル:アーサー王組曲
2  第1幕 序曲
3  第1幕 来られるものならかかってこい
4  第5幕 シンフォニー
5  第2幕 羊飼いよ、羊飼いよ、誘惑はやめなさい
6  第5幕 美しいブリテンのニンフよ
7  第5幕 トランペット・チューン
8  第5幕 すべての島にまさる、最も美しい島
9 ヘンデル:「アタランタ」序曲
10 ヘンデル:永遠の源よ〜アン王女の誕生日のためのオード
  パーセル:妖精の女王 組曲
11  シンフォニー
12  ロンドー
13  第1幕の音楽ージグ
14  第5幕 プレリュード
15  シャコンヌと合唱
16 パーセル:来たれ汝ら、芸術の子よ〜トランペットを吹きならせ
   ヘンデル:組曲ニ長調 (ウォーター・ピース)
17  序曲
18  ジーグ(アレグロ)
19 ミヌエット(アリア)
20  ブーレ
21  行進曲第2番
22 パーセル:妖精の女王〜嘆き
23−26 ヘンデル:オーボエ協奏曲第1番
アリソン・バルサム(トランペット)
トレヴァー・ピノック&
イングリッシュ・コンサート

 世界の女流トランペット奏者の中でも最高峰の実力と人気を誇るバルサムの最新作は、イギリス・バロックを代表する作曲家の作品を、その分野のエキスパートであるトレヴァー・ピノックとイングリッシュ・コンサートとの共演で録音。カウンターテナーのレスティン・デイヴィーズとソプラノのルーシー・クロウも参加して華をそえる。


 


2564686830
\2500→\2290
ヒナステラ:声楽作品集〜生誕100年記念
 ジゼル・ベン=ドール、プラシド・ドミンゴ

  ヒナステラ:
  5つのアルゼンチン民謡集 Op.10
  歌劇「ドン・ロドリーゴ」 Op.31〜愛のデュオ(第2幕第5場)
  歌劇「ドン・ロドリーゴ」 Op.31」〜Aria da Chiesa(第3幕第9場)
  ミレーナ Op.37(ソプラノと管弦楽のためのドラマティック・カンタータ)
プラシド・ドミンゴ(T)
アナ・マリア・マルティネス(S)
ヴァージニア・トーラ(S)
サンタバーバラ交響楽団
ジゼル・ベン=ドール指揮
2008年、2002年

 オペラ界の重鎮ドミンゴが参加、2016年に生誕100年を迎えるアルゼンチンを代表する作曲家ヒナステラの声楽作品集。
 ヒナステラの初演を数多く行っている女性指揮者、ジゼル・ベン=ドールと、プエルトリコ出身のソプラノ、アナ・マリア・マルティネスも参加。
 ラテン・アメリカを代表する作曲家ヒナステラは、2016年1月に75歳を迎えるオペラ界の重鎮ドミンゴが1966年に舞台で歌い、国際的地位を獲得しました。
 共演する女性指揮者ジゼル・ベン=ドールはウルグアイ出身で、ヒナステラの解釈者として著名であり、ヒナステラ作品の初演を多く手掛けるエキスパート。
 ナステラの歌の録音は希少で、資料としての価値も極めて高いものです。
 

2564600897
\2500
ベンジャミン・ベイルマン(ヴァイオリン)

スペクトラム〜
 シューベルト、ヤナーチェク、ストラヴィンスキー、クライスラー作品集

  シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
  ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW.7-7
  ストラヴィンスキー:「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント
  クライスラー:ウィーン風狂想的幻想曲
ベンジャミン・ベイルマン(ヴァイオリン)
ソヌ・イェゴン(ピアノ)
2015年8月、ボストン、フレイザー・パフォーマンス・スタジオ

 ヴァイオリニストのベンジャミン・ベイルマンは、2012年エイブリー・フィッシャー・キャリア・グラント、2012年ロンドン・ミュージック・マスターズ・アウォードを受賞。2010年モントリオール国際音楽コンクールでヴァイオリン部門一等賞およびピープルズ・チョイス賞、2010年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール銅メダル、ベスト・バッハ賞、ベスト・モーツァルト賞など、数々の賞を獲得。こうした数々の栄誉を受け、ヨーロッパや北米各地でリサイタルを開催しています。
 2010年YCA国際オーディションで優勝し、ニューヨークとワシントンのケネディ・センターで開催されたYCAシリーズにおけるデビューリサイタルでの演奏は高い評価を受け、YCAヘレン・アームストロング・ヴァイオリン・フェローシップを受賞しています。

 今回、ワーナークラシックスとの第1弾となるこのアルバムについて「シューベルトの自然な叙情性とヤナーチェクの狂気的瞬間の対比。ストラヴィンスキーのダンス・リズムと鼓動。最高の技術的なニュアンスで作品を想起させる、色や表情豊かな可能性の多くを探ったもの』とベイルマン自身語っています。
 

2564603935
(2CD)
\3000
イェジー・マクシミウク指揮
アート・オブ・マクシミウク

CD1
 ドビュッシー:牧神の午後
  (原曲:牧神の午後への前奏曲)
 プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25「古典」
 タデウシュ・バイルト:エレジー
 ストラヴィンスキー:火の鳥組曲(1919年版)
 イェジー・マクシミウク:弦楽のためのワルツ
  2015年3月、ワルシャワ
CD2
 アダム・ヤジェンプスキ:タンブレッタ
 グラジナ・バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ニ長調BWV.1048
 ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第3番ハ長調
 モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
 バルトーク:ディヴェルティメント Sz.113
  1977、1979年
イェジー・マクシミウク指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア(CD1)
ポーランド室内管(CD2)

 まさかのポーランドの指揮者、イェジー・マクシミウクのベスト盤。
 1936年ベラルーシのグロードナに生まれ、ワルシャワ音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮、作曲を学びました。
 指揮としての活動がメインとなり、ワルシャワ大劇場に勤めながら、ポーランド室内管弦楽団を結成。現在も演奏活動を続けています。
 Dics1は、昨年2015年の録音で、近現代の作品と自作の作品を収録。
 Disc2は、彼が結成したポーランド室内管弦楽団とMuzaレーベルに録音した初期のもので、ポーランドの作曲家と、弦楽合奏による作品の録音が収録されています。

 まさかこのひとのベスト盤が出るとは。
  

2564648040
(15CD)
\6200

ラトル&バーミンガム市響/協奏曲録音集


CD1
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
 リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
  セシル・ウーセ(ピアノ)
CD2
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲
  セシル・ウーセ(ピアノ)
CD3
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
  ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
 ウォルトン:チェロ協奏曲
  リン・ハレル(チェロ)
CD4
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のための協奏曲
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
  カティア・ ラベック(ピアノ)
  マリエル・ラベック(ピアノ)
  シルヴィオ・グァルダ(打楽器)
  ジャン=ピエール・ドゥルーエ(打楽器)
CD5
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
 ラヴェル:クープランの墓
 ラヴェル:左手のためピアノ協奏曲ニ長調
  セシル・ウーセ(ピアノ)
CD6
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
  (オリジナル版、オーケストレーション:グローフェ)
   ピーター・ドノホー(ピアノ) ロンドン・シンフォニエッタ
 ガーシュウィン:ピアノ協奏曲へ調
 ガーシュウィン:ソングブック
  ピーター・ドノホー(ピアノ)
CD7
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 武満徹:夢の縁へ
 アーノルド:ギター協奏曲
  ジュリアン・ブリーム(ギター)
CD8
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
 グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
  ラルス・フォークト(ピアノ)
CD9
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調
 バルトーク:ラプソディ第1番
 バルトーク:ラプソディ第2番(1944年版)
  チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
CD10
 バルトーク:ピアノ協奏曲第1番
 バルトーク:ピアノ協奏曲第2番
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
  ピーター・ドノホー(ピアノ)
CD11
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
  ラルス・フォークト(ピアノ)
CD12
 シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
 シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.61
 シマノフスキ:3つのパガニーニの奇想曲Op.40
 シマノフスキ:ロマンス ニ長調Op.23
  トマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)
  ジルケ・アヴェンハウス(ピアノ:Op.40&23)
CD13
 エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
 ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
  ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
CD14
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
 ブラームス:間奏曲Op.117
  レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
CD15
 エルガー:チェロ協奏曲Op.85
 ブリテン:チェロ交響曲Op.68
  トゥルルス・モルク(チェロ)
ラトル指揮
バーミンガム市響

 サイモン・ラトルは、バーミンガム市交響楽団音楽監督時代に、彼自身の芸術の発展を追求しながら、オーケストラ、観客とともに、レパートリー拡大していきました。
 ソリストたちとラトルは演奏作品を議論し、オーケストラと寛大なリハーサルの時間を費やし、より音楽づくりに開放的なアプローチを行いました。彼が選ばれたソリストたちとの長期的なパートナーシップを育成するための、意識的な努力を行ったのでした。「彼は意図的に、我々がすべてを一緒に学ぶことということから始めます。誰からも信頼でき、オーケストラと共有できる特定の経験をしたアーティストでもあっても、彼の意図を持ち込みました。リハーサルやコンサート前には、少なくとも二週間を費やし、徹底的な完璧な演奏をめざしたのです」と、ラトル時代からバーミンガム市交響楽団コンサートマスターを務めるデビッド・グレゴリーは、こう語っています。
 そうした彼と共演したソリストとの、芸術的成果が記録された録音集です。



<国内盤>


LIVE NOTES


WWCC-7806
\2500+税
斎藤雅広と仲間たち
 ホルスト:「ジュピター」(惑星より)
 ドリーブ=ドホナーニ:コッペリアのワルツ
 ムソルグスキー:「ババヤーガの小屋」「キエフの大門」
  (「展覧会の絵」より)
 リスト=ホロヴィッツ:
  ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」
 ベルリオーズ:幻想交響曲より「断頭台への行進」
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
 ビゼー:アルルの女より「ファランドール」
 アントニオ・カルロス・ジョビン:
  メドレー「ワンノートサンバ」「思いあふれて」「ジャズサンバ」
 リスト:愛の夢 第3番
 サン=サーンス:死の舞踏
 レスピーギ:ローマの松より「アッピア街道の松」
 J.ウィリアムス:スターウォーズのテーマ
斎藤雅広
近藤嘉宏
熊本マリ
松本和将
三舩優子
関本昌平
須藤千晴
高橋多佳子
冨永愛子
 これほどの豪華メンバーの競演アルバムがあっただろうか?
 杉並公会堂10周年を記念し、「スタンウェイ」「ベーゼンドルファー」「ベヒシュタイン」の銘器で弾く”華麗なるピアノ3重弾!”
 

WWCC-7810
\2500+税
遥かなるロシア
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調Op.83
 バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ ホ短調 Op.34-14
宮澤尚子(P)
 桐朋音楽大学卒業。2010年横浜国際音楽コンクール ストラヴィンスキー賞、第1回ヨーロッパ国際ピアノコンクール審査員特別賞受賞など各方面に活躍の幅を広げる若手ピアニスト宮澤尚子のデビュー盤 登場!
 

WWCC-7811
\2500+税
新倉瞳(チェロ)&佐藤卓史(ピアノ)
 シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
新倉瞳(チェロ)
佐藤卓史(ピアノ)
 今、最も目の離せない女流チェリスト新倉瞳の迫真のライヴ。
 ピアニスト佐藤卓史の競演が、チェロとピアノの響きに一層の輝きを与えている。2015年12月11日、浜離宮朝日ホールでのライヴ













6/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


LSO LIVE



LSO 5073
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ロンドン交響楽団の打楽器奏者たちによるライヒ!
 スティーヴ・ライヒ(b 1936):
  (1)クラッピング・ミュージック(1972)
  (2)木片のための音楽(1973)
  (3)六重奏曲(1985)
LSO パーカッション・アンサンブル
 録音:2015 年10 月30 日/ロンドン、LSO セント・ルークス(ライヴ)/DSD 128fs録音/レコーディング・サポート/Bowers&Wilkins/DSD 128fs、Audio 2.0 Stereo、Multi-channel 5.1、43’06’’

 卓越した演奏が素晴らしい音質で楽しめる人気のLSO 自主制作レーベルより、ライヒのパーカッション作品が登場。演奏者はもちろんロンドン交響楽団のメンバーです。様々なコンサートやリハーサル、ワークショップなどのイベントを開催しているLSO セント・ルークスでのライヴ録音。
 「クラッピング・ミュージック」は2 人の演奏者の手拍子による作品。12/8 拍子の基本リズムを1 人が叩き続け、もう1 人が同じリズムを1 拍ずつずらしていきます。3 分半ほどの小品ですが、ライヒ音楽の基礎というべき構成原理を持っています。
 「木片のための音楽」は5 つのウッドブロック(あるいはクラベス)で演奏され、A、B、C#、D#、D#(オクターブ上)の5 音が指定されています。最高音のウッドブロックがメトロノームのように終始テンポを刻み続ける中、他の奏者が順次新しいリズムで加わり、サウンドが変化していきます。「クラッピング・ミュージック」のリズムも使われています。
 「六重奏曲」はマリンバ3、ヴィブラフォン2、バスドラム2、アンティークシンバル、タムタム、ピアノ2、シンセサイザー2 という編成の作品。鍵盤打楽器が多いため音色は一層多彩、使われる和音も非常にカラフルです。ヴィブラフォンは通常のマレット奏法の他に弓を使った奏法もあり、ハーモニクスのような独特の効果を上げています。曲全体は切れ目のない5 つの楽章に分かれ、中央に行くほど速度の遅いABCBA のアーチ状構成になっています。2 つ目のB ではシンセサイザーが日本の陰旋法を思わせるメロディを奏で、旋律に意識が行ったところで再度リズムの饗宴となるA で明確なクライマックスを築いて幕を閉じます。
 スティーヴ・ライヒは2016 年に80 歳を迎えます。2017 年3 月には東京オペラシティで80 歳記念コンサートが開催予定で、ライヒ自ら参加する「クラッピング・ミュージック」などが演奏されます。



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CPO

限定盤

555023
(10CD+ボーナスDVD(PAL))
\14400→\13590
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
 アントン・ブルックナー:交響曲全集

<CD1…777617>
 1-4.交響曲 第0番 ニ短調 WAB100(1869年 第2稿)
<CD2…777617>
 1-4.交響曲 第1番 ハ短調 WAB101(1866年 リンツ第1稿)
<CD3…777735>
 1-4.交響曲 第2番 ハ短調 WAB102(1877年 ハース版)
<CD4…777690>
 1-4.交響曲 第3番 ニ短調 WAB103(1889年 第3稿)
<CD5…777615>
 1-4.交響曲 第4番 変ホ長調 WAB104(1879/80年 第1稿)
<CD6…777616>
 1-4.交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105(1878)
<CD7…777690>
 1-4.交響曲 第6番 イ長調 WAB106(1881年 ノヴァーク版)
<CD8…777615>
 1-4.交響曲 第7番 ホ長調 WAB107(1881/1883年)
<CD9…777691>
 1-4.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108(1890年)
<CD10…777787
 >1-3.交響曲 第9番 ニ短調 WAB109(1894年初稿)

<ボーナスDVD> →PALですのでご注意ください。
 「ヴェンツァーゴのブルックナー」ローラン・ジャケによるメイキング映像
タピオラ・シンフォニエッタ…CD1.2.6/
ノーザン・シンフォニア…CD3/
ベルン交響楽団…CD4.7/
バーゼル交響楽団…CD5.8/
ベルリン・コンチェルトハウス管弦楽団…CD9/
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)

 分売時から評判を得ていた、ヴェンツァーゴ指揮による「ブルックナー:交響曲全集」が満を持してのBOX化となります。

 ブルックナー(1824-1896)の交響曲を演奏する際、必ず問題となるのが「使用する版について」ですが、ヴェンツァーゴはいくつかの異稿版を慎重に精査し、曲によって最もふさわしい版を用い、それだけでなく、オーケストラのサイズまでも、曲に沿って変えるという興味深い試みを行いました。
 結果、初期の交響曲と晩年の交響曲の響きの違いや、ブルックナーが曲に込めた思いを明らかにすることに成功、このツィクルスが高く評価される要因となったのです。
 今回、彼がどのような意図を持って、このツィクルスに対峙したのかを克明に描いたドキュメンタリーを収録したDVDも付されており、ヴェンツァーゴの先見の明と洞察力を目の当たりにすることができます。
 ブルックナー・ファン必携のBOXです。


 特典映像として付属しておりますDVDの仕様はPALでした。通常のDVDプレイヤーでは再生できません(パソコンでの視聴は可能です)。

 


777981
(2CD)
\5400→\4990
キンボー・イシイ(指揮)
 ズデニェク・フィビヒ:歌劇「メッシーナの花嫁」Op.18
ルチア・セルヴォーニ(メゾ・ソプラノ)/
トーマス・フローリオ(バリトン)/
リヒャルト・ゼメク(テノール)/
ノア・ダノン(ソプラノ)/
ヨハネス・シュテルマン(バス)/
マルティン・ヤン・ネイホフ(バス・バリトン)/
マンフレード・ヴュルフェルト(テノール)/
ハレ・ゾナー(ソプラノ) 他/
マグデブルク歌劇場合唱団/
マグデブルク・フィルハーモニー管弦楽団/
キンボー・イシイ(指揮)

 ベートーヴェンの“合唱”の歌詞で知られるドイツの戯曲作家フリードリヒ・フォン・シラー。彼が1803年に著した「メッシーナの花嫁」はいわゆるギリシャ悲劇風に書かれた戯曲で、舞台をシチリアのメッシーナに置き、先代大公の死後未亡人となった大公妃イザベラと、争いの絶えない2人の息子マヌエルとツェザールの心理的葛藤を描いたものです。一度は和解した兄弟でしたが、彼らは同じ少女に魅せられてしまったことで、話は混迷の一途を辿ります。そしてやがて明かされる真実…。この戯曲には、もともと合唱が付けられており、物語の背景などは合唱によって語られるようになっていますが、フィビヒ(1850-1900)はこれを上手く取り入れながら3幕のオペラに仕立て上げました。
 1884年の初演時には聴衆の理解は得られたものの、批評家たちから「ワーグナーに似ている」と批判され、その後はプラハで細々と上演されていたのみでしたが、今回マグデブルク劇場によってドイツでの初演が敢行されたというものです。


 そして指揮がじわじわと知名度が上がりつつあるキンボー・イシイ。まず名前が覚えやすい。^^

 マグデブルク・フィルとのホフマンの「舟歌」。全曲からのライヴ。
https://youtu.be/y1pVIh885w0


キンボー・イシイ、結構ダンディ。

 現在、ドイツ・マグデブルク劇場音楽総監督。欧米を中心に日本でも活躍している。
 これまでに、ニューヨーク州カユーガ室内管弦楽団音楽監督、ベルリン・コミッシェ・オーパー(KOB)首席カペルマイスター、テキサス州アマリロ交響楽団音楽監督、大阪交響楽団首席客演指揮者を歴任。
 幼少期を日本で過ごし12歳で渡欧。ウィーン市立音楽院、ジュリアード音楽院でヴァイオリンの研鑽を積んだが、左手の故障のためヴァイオリンを断念、指揮に転向する。
 その後、小松長生、マイケル・チャーリー、小澤征爾、サイモン・ラトル等の各氏に師事。1995年、デンマークで開催されたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで4位に入賞。
 1996〜1998年 には、ボストン交響楽団とニューヨーク・フィルの定期演奏会、及びタングルウッド音楽祭にて小澤征爾、サイモン・ラトル、ベルナルド・ハイティンク、アンドレ・プレヴィン、ヤコフ・クライツベルク各氏の副指揮者を務めた。
 2010年、「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門受賞。
 

777968
\2100
ゲオルク・フィリップ・テレマン:トレブル・ヴィオールを伴うトリオ集
 1.トリオ ニ短調 TWV42:d7/2.トリオ ト長調 TWV42:G8/
 3.トリオ ト短調 TWV42:g6/4.トリオ ヘ長調 TWV42:F6/
 5.トリオ ハ短調 TWV42:c3/6.トリオ ハ長調 TWV42:C2/
 7.トリオ イ長調 TWV42:A10/8.トリオ ホ短調 TWV42:e5/
 9.トリオ ト短調 TWV42:g9
ハンブルク・ラーツムジーク/
ジモーネ・エッケルト(指揮)
 「Dessus de Viole=デュシュ・ド・ヴィオール」とはヴィオラ・ダ・ガンバなどが属するヴィオール属の中でも、音域の高い(トレブル)小さ目の楽器のことで、見た目はヴァイオリンと似ていますが、弦の数も演奏方法も違います。
 このアルバムは、現存している9曲の「トレブル・ヴィオールとリコーダー、もしくはオーボエ、通奏低音によるソナタ」を完全収録したものです。
 残念なことに自筆譜は存在しませんが、1720年代の複製原稿はダルムシュタットの州立図書館に保存されており(恐らくグラウプナーや彼の同僚によるコピーと考えられています)テレマン財団や専門家たちによって研究が続けられています。
 エスプリとユーモアに富むこれらの作品をぜひお楽しみください。
  

777762
\2100
マックス・レーガー:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.42
 1.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調/
 2.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調/
 3.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ロ短調/
 4.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ト短調
ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)
 数多くの優れたオルガン作品で知られるドイツの作曲家レーガー(1873-1916)。2016年は彼の没後100年に当たりますが、これを記念してcpoレーベルでは、彼の「無伴奏ヴァイオリン作品全集」をリリースします。
 レーガーの無伴奏ヴァイオリン作品は、このOp.42と、Op.91のソナタ(全7曲)、そしてOp.117の「前奏曲とフーガ」(全8曲)、Op.131aの「前奏曲とフーガ」(全6曲)があり、それらが書かれた年代は、ほぼ彼の作曲期間の全てをカバーしています。
 これはレーガーがヴァイオリンに対して高い関心を有していたことの証明とも言えるでしょう。
 このOp.42は1900年頃に書かれた作品で、もちろん巧みな対位法が用いられているのと同時に、J.S.バッハへの尊敬の念も強く感じられます。
 演奏しているのは、すでにレーガーの「ピアノとヴァイオリン作品全集」と「ヴァオリン協奏曲」をリリースしている名手ウルフ・ヴァリーンです。
  

555034
\2100
カルロ・ファリーナ:コンソート・ミュージック ドレスデン 1627年
舞曲集 第3巻より /

 ◎パヴァーヌ/◎ガイヤルド/◎ブランド/◎マスク/
 ◎アリエ・フランゼーセ/◎ヴォルテ/◎クーラント/◎シンフォニー
アカデミア・デル・リチェルカーレ/
ピエトロ・ブスカ(指揮)
 イタリア、マントヴァ出身の作曲家、カルロ・ファリーナ(1600頃-1639)は、ヴィオラ奏者であった父親から手ほどきを受け、サラモーネ・ロッシに師事。一時期ドレスデンの宮廷でハインリヒ・シュッツとともに働いていたことでも知られています。
 その後はボンの宮廷を経て、イタリアに戻り、各地で活動、ポーランドやウィーンにも出かけますが、ペストに罹り40歳になる前にこの世を去りました。
 ヴァイオリンの名手であった彼は、数々の演奏技法を開発し各地に広めたことでも知られています。
 このコンソート・ミュージック集は、彼がドレスデンに滞在していた時期に出版された5巻の舞曲集の中の第3巻に収録された舞曲集で、各楽器の妙技と洒落た感覚に溢れたユニークな響きを味わえます。
  .


777084
(2CD)
\4200→\3890
ようやく完結!
 ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク:弦楽四重奏曲集 第3集

<CD1>
 1.弦楽四重奏曲 ト短調 Op.42-1/
 2.弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.42-2/
<CD2>
 1.弦楽四重奏曲 ト長調 Op.42-3/
 2.ブラームス(1833-1897):弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.51-1
ミンケ弦楽四重奏団

 ブラームスの親友であり、また熱心な崇拝者として知られるヘルツォーゲンベルク(1843-1900)の弦楽四重奏曲集。ミンケ弦楽四重奏団による全集の完結盤となります。
 第1集では後期の作品である「第5番」とピアノ五重奏曲(777082)、第2集では初期の作品である「ニ短調」と「弦楽五重奏曲」(777083)と、どちらも周辺の作品も含め収録することで、この作曲家の多彩な面を紹介してきましたが、この第3集では、彼と師であるブラームスの作品を収録することで、この2人の作品の関連性を伺わせます。
 Op.42の3曲は1884年に出版され、ブラームスに献呈されています。第1番の冒頭の劇的な表情は確かに影響も感じられますが、やはりブラームス自身の作品と比べてみると、メロディや和声には独自の作風も見受けられ、彼が師の強い影響から脱しようとした痕があるようです。



 第2巻からはやくも5年。頓挫したかと思ったが無事完結!!


第1巻&第2巻

777082-2
\2100
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):弦楽四重奏曲全集第1巻
 1.ピアノ五重奏曲ハ長調 Op.17/
 2.弦楽四重奏曲へ短調 Op.63
ミンゲ四重奏団/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)

 CPO が積極的にリリースしているヘルツォーゲンベルクの作品集。
 このアルバムは弦楽四重奏曲全集(全3 巻)の最初を飾るものです。ミンゲ四重奏団による素晴らしい演奏は、この作曲家についての誤った認識(どうしてもブラームスっぽさが拭えない…)を根底から覆すものではないでしょうか。弦楽四重奏の精力的な音楽の中に幽かに感じられるユーモア、ピアノが加わることで、また一層華やかさを増すピアノ五重奏、新たな名曲を発掘する喜びに胸躍る1 枚となること間違いありません。

777083-2
\2100
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):弦楽四重奏曲全集第2巻
 1.弦楽五重奏曲 Op.77/
 2.弦楽四重奏曲 Op.18
ミンゲ弦楽四重奏団/
ペーター・ランガートナー(ヴィオラ)…2

 ミンゲ弦楽四重奏団によるヘルツォーゲンベルク室内楽作品集の第 2 集です。
 ここに収録された2 曲は、どちらも彼の対位法の技術が存分に発揮された興味深い作品です。1893 年に作曲された弦楽五重奏曲は当時の評論家に「最も重要な室内楽作品が書かれた」とまで高く評価されたもの。これを作曲したとき、彼は愛妻エリザベスの死に直面、一時的に仕事への意欲を失ってしまいましたが、見事に復帰。その悲しみと妻への限りない愛情を曲に込めたのだそうです。。かたや弦楽四重奏曲は若きヘルツォーゲンベルクの意欲的な作品で、とりわけアンダンテ楽章は素晴らしいメロディで満たされています。

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777848
\2700→\2490
フリードリヒ・ゲルンスハイム:交響曲集 第2集
 1.交響曲 第2番 ホ長調 Op.46/
 2.交響曲 第4番 変ロ長調 Op.62
マインツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルマン・バウマー(指揮)
 第1集(777758)に続くヘルマン・バウマーとマインツ州立フィルによるドイツの作曲家ゲルンスハイム(1839-1916)の交響曲集。今作は第2番と第4番のカップリングとなります。
 1882年3月16日に作曲家自身によってロッテルダムで初演された「交響曲第2番」は、特徴的なホルンの音色がブラームスの交響曲第2番を彷彿させます。
 また1895年にベルリンで初演された彼の最後の交響曲である「第4番」は強烈な個性というよりも、当時の音楽の風景(ブラームスやブルックナー、ワーグナーの影響など)を如実に表した音楽で、特に終楽章での歓喜の爆発には、卓越した作曲技法を感じさせます。
 ドイツ・ロマン派の潮流を汲む知られざる作品です。



CPO フリードリヒ・ゲルンスハイム旧譜


777758
\2700
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):交響曲集
 1.交響曲 第1番 ト短調 Op.32/
 2.交響曲 第3番 ハ短調「ミリアム」 Op.54
マインツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルマン・ボイマー(指揮)

 ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者ゲルンスハイム(1839-1916)。医師の父親を持ち7歳で音楽を学び始めます。
13歳の時にライプツィヒ音楽院の最年少の学生となり、やがて18歳からピアノをモシェレスに師事、1855年から1860年まではパリに留学、リスト、ロッシーニ、ラロ、サン=サーンスらと親交を持ったことで知られます。その後はザールブリュッケンの音楽監督をはじめ、様々なオーケストラを指揮、友人であったブラームスや同時代の作曲家の作品も演奏しています。そんなゲルンスハイムの作品、やはりブラームスの影響は強く、若干暗めで渋い第1番、ヘンデルの作品からインスピレーションを得て、女性預言者の名を副題に持つ第3番と、まさに「ドイツ・ロマン派の鑑」と言える風貌を有しています。ラインラント・プファルツ・フィルの演奏が現在入手困難な中、この新録の登場は嬉しい限りです。
 

777861
\2700
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):ヴァイオリン協奏曲集 他
 1.ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ短調 Op.42/
 2.ヴァイオリンと管弦楽のための幻想的小品集 Op.33/
 3.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.86
ライナス・ロート(ヴァイオリン)/
ハンブルク交響楽団/
ヨハネス・ズール(指揮)

 最近、復興が進むドイツの作曲家ゲルンスハイム(1839-1916)の作品は、cpoレーベルを筆頭に少しずつ録音も増えています。
 今回は名手ライナス・ロートをソリストに迎えての2曲のヴァイオリン協奏曲と幻想曲集の登場です。これらはずっと忘れ去られていた作品ですが、今回の新発見とも言えるリリースは嬉しい限りです。
 ゲルンスハイムはライプツィヒとパリで多くの音楽家たちと親交を結び、多くのものを吸収し、また影響を受けたことで知られています。
 このヴァイオリン協奏曲にも、メンデルスゾーンやシューマン、そしてブルッフ、ブラームス風の雰囲気が感じられ、メロディの美しさにはチャイコフスキーの面影もあります。音楽を美しいものとして味わいたい人には、ゲルンスハイムの作品はうってつけと言えるのではないでしょうか?





STRADIVARIUS


STR 37045
\2400
モーツァルト:チェンバロ四手連弾のための作品集
  ソナタ ニ長調 K.381(123a)/アンダンテと変奏曲ト長調 K.501
  ソナタ ハ長調 K.19d/幻想曲ヘ短調 K.608/ソナタ変ロ長調 K.358(186c)
バジーリオ・ティンパナーロ、
ロセッラ・ポリカルド(チェンバロ)
 バジーリオ・ティンパナーロはロッテルダム音楽院でDavid Collyerに、ユトレヒト音楽院でシーベ・ヘンストラに師事したイタリアのチェンバロ奏者で、アンサンブル・レゼレマンおよびアントニオ・イル・ヴェルソの創設メンバーの一人。
 アンサンブル・エリマのモンテヴェルディ・シリーズの録音にも参加していました。ロセッラ・ポリカルド(1990年生まれ)はティンパナーロに師事したイタリアのチェンバロ奏者。
 

STR 37043
\2400
夜明けの十分 ジョルジョ・ガスリーニへのオマージュ ギターのための音楽
 ジョルジョ・ガスリーニ(1929-):夜明けの十分 [Dieci minuti all'alba] (2013)
 ルイス・バカロフ(1933-):様相 [Aspectos] (1978)
 ジェフリー・レヴァイン(1942-):即興変奏曲 [Impromptu variations] (2014)
 ジルベルト・ボスコ(1946-):幻想曲(パッサカリア風)(2014)
 ジョルジョ・コロンボ・タッカーニ(1961-):エルマ [Erma] (2013)
 アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956-):
  ギター練習曲第1番 [Studio per chitarra n.1] (1997)
 ルイス・デ・パブロ(1930-):象牙の塔 [Turris eburnea] (2013)
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2004):セクエンツィア XI [Sequenza XI] (1988)
アンドレア・モナルダ(ギター)
 

STR 37026
\2400
ファンタスティック・イン・バンド 吹奏楽のための音楽
 エンニオ・モリコーネ(1928-)/ヨハン・デ・メイ編曲:モーメント・フォー・モリコーネ
 エリック・ウィテカー(1970-):黄金の光(ルクス・アウルムケ)
 ヨハン・デ・メイ(1953-)/ポール・ラヴェンダー編曲:指輪物語
 アンドレ・ウェニャン(1942-):エアー・フォ・ウインズ
 ヤコブ・デ・ハーン(1959-):コンチェルト・ダモーレ
 フランコ・マルゴーラ(1908-1992):管楽のためのトリオ
 フランク・ティケリ(1958-):シェナンドー
 ゲイリー・フェイガン(1951-):ネメシス
 ジャンカルロ・ロカテッリ(1961-):前奏曲とイタリア風フーガ
 ローラン・カルドン(1920-2001):ハロー!
 ハーディ・メルテンス(1960-):テイク・ア・ウォーク
アソシアツィオーネ・バンダ・ムジカーレ・チッタ・ディ・オルツィヌオヴィ(吹奏楽)
ジャンカルロ・ロカテッリ(指揮)




VELUT−LUNA


CVLD 273
\2600
ロス・インポシブレス(有り得ないこと)
 バロックギターとタブラの共演によるスペインとイタリアの古楽
 アントニオ・デ・サンタ・クルス(確認された活躍期:1700頃):ハカラス
 ガスパル・サンス、アントニオ・デ・サンタ・クルス、サンティアゴ・デ・ムルシア:
  ガリャルダス(*)
 アントニオ・デ・サンタ・クルス、
  ジローラモ・モンテサルド(確認された活躍期:1606-1620頃)、
  ジョヴァンニ・バッティスタ・アバテッサ(?-1651以後):
  Cによるカナリオ
 サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1735):
  ファンダンゴ、インドのファンダンゴ (E-Mn Ms. 811)
 フェルディナンド・ヴァルダンブリーニ(1623-1690):カポーナ第4番
 サンティアゴ・デ・ムルシア:別のカナリオス/カナリオス(*)
 ガスパル・サンス(1640-1710):前奏曲
 サンティアゴ・デ・ムルシア:
  ガリシアのフォリア/
  ロス・インポシブレス 【試聴】
 ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニ(確認された活躍期:1600-1647)、
  アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):チャコナ
 サンティアゴ・デ・ムルシア:ラ・ホタ  (E-Mn Ms. 811)
ルーカ・タランティーノ(バロックギター)
ヴィート・デ・ロレンツィ(タブラ、打楽器)
マルコ・バルドシア(コントラバス(*))
イタリアのベーシスト・作曲家マルコ・バルドシアが2011年、芸術監督を務めるサウンドメーカーズ・フェスティヴァルのためジャンルの異なる二人のミュージシャンにデュオを打診したとから生まれたディスク。
  

CVLD 278
\2600
イン・ヴォーロ(飛行中) 無伴奏サクソフォンのための音楽
 ロベルト・ファヴォロ:飛行中 [In Volo] (2007)(S)
 エラクリオ・サルスティオ(1922-1998):
  協奏的独奏練習曲(1988)(T)
 ジョヴァンニ・マンクーゾ(1970-):燃えろ!(2004)(T)
 カルロ=アレッサンドロ・ランディーニ(1954-):呪文 (1980)(A)
 ステファノ・マリア・リカッティ:鳥のように [Comme l'oiseau] (2003)(T)
 ロベルト・ファヴォロ:青塩 [Sale Blu] (2012)(A)
 ステファノ・マリア・リカッティ:濃霧 [Brume] (2016)(T)
 ロベルト・ファヴォロ:突然... 何もなく... (2015)(A)
ロベルト・ファヴォロ
 (ソプラノサクソフォン(S)、
  アルトサクソフォン(A)、
  テナーサクソフォン(T))
録音:2016年1月29-30日、マジステル・アレア・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア
 クラシックとジャズの両ジャンルで活躍するイタリアのサクソフォン奏者ロベルト・ファヴォロによるサックス・サウンドの万華鏡。




PIANO CLASSICS


PCL0106
\1400
リスト:オペラファンタジー集
 ドニゼッティのドン・セバスティアンの葬送行進曲S.402、
 ドニゼッティの「ルクレツィア・ボルジア」の回想S.400、
 ドニゼッティの
  「ルチア」と「パリジーナ」の2つのモティーフによる奇想的ワルツS.401、
 ベルリーニの「ノルマ」の回想S.394、
 演奏会用小品
 ベルリーニの「清教徒」の行進曲による華麗な大変奏曲S.392
マーク・ヴァイナー(pf)
  

PCL0107
\1400
ヤナーチェク&コダーイ:ピアノ作品集
 ヤナーチェク:霧の中で、組曲「草かげの小径にて」第1集
 コダーイ:
  7つの小品Op.11より第2曲「セーケイ族の民謡1」、
  第3曲「巷に雨が降るように」、
  第6曲「セーケイ族の民謡2」、
  クロード・ドビュッシーの主題による瞑想曲、
  マロシュセーク舞曲
クララ・ヴュルツ(pf)



<国内盤> 


カメラータ・トウキョウ


CMCD-28327
\2800+税
一柳慧:
 交響曲第8番「リヴェレーション 2011」[オーケストラ版]&
 交響曲第9番「ディアスポラ」

  一柳慧:
   交響曲 第8番「リヴェレーション 2011」[オーケストラ版](2012)
    予兆/無常/祈り/再生
   交響曲 第9番「ディアスポラ」(2014)
下野竜也(指揮)a
ハンヌ・リントゥ(指揮)s
東京都交響楽団
3.11の大震災・大津波そして原発事故、少年時代に経験した戦争の記憶……1945Hiroshimaから2011Fukushimaへ——作曲家・一柳慧の意識を投影した2つの大作、交響曲第8番「リヴェレーション2011」(オーケストラ版)と、交響曲第9番「ディアスポラ」を収録。
 日本とフィンランドの俊英指揮者、下野竜也とハンヌ・リントゥが、東京都交響楽団の定期演奏会で繰り広げた2つの世界初演の名演を収めたライヴ・アルバム。
 録音:2015年1月 ほか/東京(ライヴ録音)
 

CAMP-8021
\2800+税
シューベルト:ハープによる即興曲全集 D.899 & D.935
 [ハープ版:世界初録音]/マルギット=アナ・シュース

  F.シューベルト:
   4つの即興曲 作品90 D. 899[ハープ版]
   4つの即興曲集 作品142 D. 935[ハープ版]
マルギット=アナ・シュース(ハープ)
 リサイタルや室内楽の演奏はもちろん、カラヤンやアバド指揮のベルリン・フィルなど著名オーケストラとの長年に渡る共演でも知られるハープの第一人者、マルギット=アナ・シュース。
 多数のCDでも数々の称賛を得ている彼女が、満を持してレコーディングした最新盤は、なんとシューベルトのピアノ名曲「即興曲」全曲。
 ハープ版はもちろん、世界初録音です。
 シューベルトの繊細な響きのパレットを、ハープだからこそ表現できる可能性を追求しながら、見事に演奏しています。
 録音:2015年2月 ほか/オーストリア

 ●マルギット=アナ・シュース(ハープ)
  ミュンヘン生まれ。ランヒルド・コップにハープの手ほどきを受ける。ウルスラ・レントロート教授のマスタークラスで国家演奏家資格を取得。その後、パリのピエール・ジャメのマスター・クラスで学ぶ。20歳で北ドイツ放送交響楽団の首席ハープ奏者就任。ホルスト・シュタイン指揮バンベルク交響楽団で客演ハープ奏者を5年間務める。その後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で常勤の客演ハープ奏者を10年間務める。
 ザルツブルク復活祭音楽祭にベルリン・フィルとともに21年間にわたり客演。ソリストとして、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、エマニュエル・クリヴィヌ指揮・国立リヨン管弦楽団、デイヴィッド・シャローン指揮・エルサレム交響楽団と共演。さらにジェームス・ゴールウェイとハイルブロン室内管弦楽団、エマニュエル・パユとフランツ・リスト管弦楽団、ハンスイェルク・シェレンベルガーとテネリフェ交響楽団など多数出演。
 シベリウス音楽院や東京藝術大学ほかでマスタークラスを開催。2010年よりスロヴェニアのマリボル大学で教授を務め、2015年の夏学期より、グラーツ芸術大学の客員教授を務める。
 ドイツ・グラモフォン、ソニー・クラシカル、デンオン、カンパネラの各レーベルで多数のCDを録音。アンサンブル・ウィーン=ベルリンならびに女優のカトリーヌ・ドヌーヴと共演しドイツ・グラモフォンに録音したフランスの室内楽曲集で「グランプリ・ドゥ・ディスク」を、カンパネラ・ムジカに録音したW.ルトスワフスキとフランク・マルタンの二重協奏曲で「1999年ドイツ・シャルプラッテン賞」を受賞。




CHANDOS(国内仕様盤)


RCHSA 5137
(SACD HYBRID)
\3238+税
ネーメ・ヤルヴィ・コンダクツ・フレンチ・レパートリー 〜
 マスネ:管弦楽作品集

  歌劇《ル・シッド》より バレエ組曲
  オラトリオ 《聖処女》より 聖処女の最後の眠り*
  歌劇《ラオールの王》への序曲
  チェロと管弦楽のための幻想曲*
  序曲《フェードル》
  劇音楽《復讐の三女神》より 宗教的な場面*
  歌劇《バザンのドン・セザール》より間奏曲 セビリャーナ
  絵のような風景
トルルス・モルク(チェロ)*
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
 スイス・ロマンド管弦楽団、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、ヨーテボリ交響楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団を振り、世界でも類を見ない驚異的なペースで新録音を世に送り出しているエストニアの巨人ネーメ・ヤルヴィ。
 「フレンチ・レパートリー」シリーズ、ジュール・マスネ(1842−1912)の管弦楽作品集!
 「タイスの瞑想曲」で知られる歌劇「タイス」や「マノン」、「ウェルテル」など、数多くのオペラを作曲したことで知られるマスネは、オペラ以外にも管弦楽曲、歌曲など、多くの作品を残している。オペラ以外にスポットの当たることの少ないマスネの知られざる管弦楽作品を、ネーメ・ヤルヴィの鋭いタクトで紹介する。
 ヤルヴィが2012年に音楽監督に就任したスイスの名門、スイス・ロマンド管弦楽団、スヴェンセンのチェロ協奏曲で好演を聴かせてくれたノルウェーの名チェリスト、トルルス・モルクの共演もポイント。

 ※録音:2013年7月11日−12日、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ、スイス)














5/31(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CHRISTOPHORUS


CHR 77401
\2600
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ 〜
 シュトゥットガルト宮廷の音楽
エッコ・ラ・ムジカ
ガーリンデ・サマン(ソプラノ)
カイ・ヴェッセル(アルト)
ヨハネス・カレシュケ(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)
 17世紀にザクセン=ラウエンブルク公の宮廷楽団、シュトゥットガルトの宮廷楽団の一員として活動したヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629−1685)の作品集。
 トロンボーンやヴィオローネを伴ったヴァイオリン・ソナタや宗教音楽など、ほとんどが世界初録音となるもの。

 録音2015年8月28日−31日、シュトゥットガルト
 

CHR 77402
\2600
ロシア正教会の隠された音楽 〜
 1917ロシア革命後の聖なる歌
イリヤ・トルカチェフ(指揮)
モスクワ大司教座合唱団
 「ロシア正教会の新しい典礼の歌」(CHR 77384)に続く、救世主ハリストス(キリスト)大聖堂のモスクワ大司教座合唱団のアルバム。1917年のロシア革命後にソビエト政権による弾圧から隠れて伝えられてきた、アレクサンドル・アレクサンドロフ、ニコライ・ゴロヴァノフ、アレクアサンドル・ニコルスキー、パーヴェル・チェスノコフ、アレクサンドル・カスタルスキーらの宗教音楽。

 録音:2015年2月、モスクワ救世主ハリストス大聖堂(ロシア)




DAPHNE


DAPHNE 1055
\2600

リコーダー作品集
 伝承曲(フリーセル編):モクフィエードの羊飼いの調べ
 ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲ハ短調
 バルサンティ:古いスコットランド民謡集
 J.S.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV.1013
 伝承曲(ハッレク編):ペッコス・ペールの結婚行進曲
 オルセン(ハッレク編):父の歌
 ヤコブ・ファン・エイク:詩篇第9篇
 J.S.バッハ(?):フルート・ソナタ ハ長調
 佐藤聰明:風の曲
 ザーンハウゼン:トッカータ

クリスティーネ・ウェスト(ソプラノ)
エリアス・ガメルゴー(ヴァイオリン)
カタリーナ・ラングボーン(ヴァイオリン)
アンドレア・ラヴァンドーニ(ヴィオラ)
スティーナ・ペーターソン(チェロ)
サラ・ニグレン(コントラバス)
マルクス・モーリン(チェンバロ、ヴァイオリン)
ユーナス・ヌードベリ(テオルボ、バロック・ギター)
ヨエル・ナイマン(ヴァイオリン)
ニーナ・セーデルベリ(ヴィオラ)
フリーダ・ブロマンダー(チェロ)
 鮮烈なるリコーダー、クリスティーネ・ウェスト・デビュー!

 ストックホルム王立音楽院を修了したスウェーデンのリコーダー奏者、クリスティーネ・ウェストのデビュー・アルバム。
 ヴィヴァルディやJ.S.バッハなどのバロック音楽の名作から、民族音楽、現代音楽まで、鮮烈でスリリングなリコーダーの妙技をご覧あれ。




DREYER GAIDO


CD 21097
\2500
ペーター・ガーン:Meinten Sie: RED アンサンブル・リフレクションK
ゲラルト・エッケルト(指揮、チェロ)
 1970年ドイツ生まれの作曲家、ペーター・ガーンの作品集。
 ペーター・ガーンは、東京芸術大学の大学院修了後、東京芸大や洗足学園音大で講師を務めるなど日本との関わりも深く、「一角獣の頭骨を読む - 街(刻みこまれている夢)」は琴、4本の拍子木、クラリネット、ヴァイオリンと打楽器のための作品。

 録音:2014年、2015年




FOOTPRINT

FRCD 085
\2600
ウィンター・サウンズ 〜 クリスマス合唱作品集
 伝承曲(リンドベリ編):祝福された日/
 伝承曲(カイザー編):マリアは茨の森を歩む/
 ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの詩による3つの歌より Yver/
 ウィールクス:冬のかなしみのりこえて/
 伝承曲(ラッター編):ひいらぎかざろう/
 チルコット:羊飼いのキャロル/
 レーガー:マリアの子守歌/
 ウィテカー:黄金の光/伝承曲(エーベリ編):もろびと声あげ/
 グルーバー(ピュアリング編):きよしこの夜/
 エリントン:T.G.T.T/ヘヴン/
 ヨハンセン:またたく間に嵐が私たちの歳月を追い立てる/
 メンデルスゾーン:主があなたのために御使いたちに命じたのです/
 テグネール:ベツレヘムの星/
 プーランク:巨大な雪のスプーンが、良い雪/
 コッホ:秋の田園詩/
 アンデション:雪の中の聖典
ウプサラ大学室内合唱団
ステファン・パークマン(指揮)
カーリン・ダーリベリ(ソプラノ)
アンドルー・カニング(オルガン)
 エリック・エリクソンが初代芸術監督を務めたウプサラ大学の室内合唱団。伝統的なキャロルやロマン派の作品、現代の人気合唱作家、ジョン・ラッター、ボブ・チルコット、エリック・ウィテカーらの作品、ジャズの巨人、デューク・エリントンの作品などを歌ったクリスマス作品集。
 

FRCD 087
\2600
ローザ・ミスティカ 〜 魂のための合唱音楽
 アウグスティナス:聖マーティン賛歌/
 サンドストレム:私のところへ/
 ニューストレム:あなたはなんと美しく楽しいおとめか/
 ラーション:アニュス・デイ/
 イェイロ:ウビ・カリタス/
 ラインベルガー:キリエ/
 ヤルネフェルト:祈り/
 スタンフォード:いかに幸いなことでしょう/
 ブリテン:奇しきバラ/
 ウィテカー:黄金の光/
 パーセル:思い出したもうことなかれ/
 タヴナー:聖母被昇天賛歌/
 マンテュヤルヴィ:来たれ, 死よ/
 アルヴェーン:夕べ/
 レーンクヴィスト:この地をおおう夜/
 伝承曲(マッツ・ニルソン編):夕暮れは近い/
 エードルンド:子守歌
マリア・マグダレーナ室内合唱団
マッツ・ニルソン(指揮)
 ストックホルムのマリア・マグダレーナ教会で設立された合唱団が歌う讃歌集。ジョン・タヴナーやパーセルから、スタンフォード、ブリテンらの作品、そしてスカンジナビアの諸作曲家による音楽を歌う。

 録音:2015年1月−2月




FRA BERNARDO



FB 1603777
\2500→\2290
カプスペルガー:インタヴォラトゥーラ 〜
 テオルボのための作品集

  前奏曲第1番&第2番/
  5声のパッセジャート《Com'esser puo》/
  前奏曲第10番&第9番/
  トッカータ・セコンダ・アルペジャータ/
  ガリアルダ、パルティータ第1番&第2番/
  前奏曲第3番&第4番/トッカータ第2番/コレンテ第2番/
  バッロ第1番 〜 ウシータ、バッロ、ガリアルダ、コレンテ/
  前奏曲第11番&第12番/
  4声のパッセジャータ《Ancidetemi pur》/
  パッサカリア/前奏曲第5番&第6番/
  トッカータ第3番/トッカータ第5番/バッタリア/
  バッロ第3番 〜 ウシータ、バッロ、ガリアルダ、コレンテ/
  トッカータ第4番/コレンテ第1番/トッカータ第1番
ステファーノ・マイオラーナ(テオルボ)  
 カプスペルガーの独奏テオルボ作品集!

 サンタ・チェチーリア音楽院でクラシック・ギターを学び、キジアーナ音楽院ではポール・オデットとオスカー・ギリアに学んだ、リュート、アーチリュート、テオルボ、バロック・ギター奏者、ステファーノ・マイオラーナ。ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(カプスベルガー)が書いたソロ・テオルボ(キタローネ)のための作品を、リズムや表情も豊かに描いていく。

 録音:2014年4月12日−15日、ローマ




NOSAG



nosagCD 227
\2600→\2390
約50分の演奏時間と超絶技巧、規格外のスケール
 「独奏ピアノのための協奏曲」

  アルカン:
   独奏ピアノのための協奏曲 Op.39,Nos.8-10
    (短調による12の練習曲集Op.39より)
   ソナチネ Op.61
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
 ショパンやリストに匹敵するヴィルトゥオーソとして活躍し、歴史上で最も偉大なコンポーザー=ピアニストの1人として位置づけられているロマン派のフランス人音楽家アルカン。なかでも、約50分の演奏時間と超絶技巧を要する規格外のスケールを持った作品が「独奏ピアノのための協奏曲」です。
 ストックホルムの音楽アカデミーで学び、アメリカの名門ジュリアード音楽院でも優秀な成績を収めたスウェーデンのコンポーザー=ピアニスト、ステファン・リンドグレンが弾いたアルカンのライヴが、nosagから登場。

 録音:2000年11月11日、1992年12月14日、スウェーデン
 .
nosagCD 225
\2600→\2390
高名な数学者としても知られるペール・エンフルー
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
  ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28《田園》
  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2《テンペスト》
ペール・エンフルー(ピアノ)

 高名な数学者としても活動するスウェーデンのピアニスト、ペール・エンフルーによるベートーヴェン。前作モーツァルト(nosagCD 2212)に続き、知的で堂々たる演奏を聴かせてくれる。

 録音:2014年、スウェーデン


nosagCD 2212
(2CD)
\5200→\4790
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
 ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
 ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
 ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
ペール・エンフルー(ピアノ)
スヴィレン・シメオノフ(指揮)
ソフィア・シンフォニエッタ

 シュナーベルの孫弟子にあたるスウェーデンのピアニスト、ペール・エンフルー(1944−)がソリストを務めるモーツァルトのピアノ協奏曲集。
 第21番と第22番では、エンフルー自身のカデンツァを採用。
 使用ピアノはベーゼンドルファーとスタインウェイ(第17番)。

 2012年−2013年の録音。


モーツァルトの8番のソナタ弾いてます(最初の1分くらいずっと喋ってます)。
わりと陽気なおじさんです。
https://youtu.be/_ZxDGUmvOa0


エストニア タルトゥの大学の講義の模様です。すごいです。

 

nosagCD 224
\2600
ロルフ・ブロンメ、
 ヴォーン・ウィリアムズの「旅の歌」を歌う

  ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌、きじばと
  グリフィス:3つの歌
  シベリウス:死よ, 近づくな、鬼蜘蛛、フィンランディア
  ニルセン:鋤で耕しながら歌う/他
ロルフ・ブロンメ(バス・バリトン)
アヌーシュカ・ムカジー(ピアノ)
 ストックホルムのフィルハーモニック合唱団をはじめ多くの合唱団で歌った後、独唱者として活動するロルフ・ブロンメ。
 R.L.スティーヴンソンの詩に曲を付けたヴォーン・ウィリアムズの連絡歌曲集「旅の歌」を歌う。

 録音:2015年



<国内盤> 

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ALPHA



Alpha239
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ネルソン・ゲルナー〜「ハンマークラヴィーア」
 ベートーヴェン:

  1.ピアノ・ソナタ第29番 変ホ長調 Op.109
               「ハンマークラヴィーア」
  2.6つのバガテル Op.126
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
 世界の注目を集めるアルゼンチンの異才、なんとベートーヴェン後期、雄大さと「ちいさきもの」の世界へ!

 かつてポーランドのショパン協会が主催するレーベルで、古楽器演奏の巨匠ブリュッヘン率いる18世紀オーケストラと19世紀のピアノで共演したアルバムによって世に出、新時代のショパン奏者は古楽器も弾きこなすものなのか!と世界を驚かせた名手ネルソン・ゲルナー。

 アルゼンチン出身のこの俊才、その後のZig-Zag Territoriesレーベルでの現代ピアノ初録音にはドビュッシーを選択、かねてから愛してやまなかった音響世界を絶妙の解釈へと結実させてみせました。

 その後シューマン、ショパン...と時代を遡るようにロマン派音楽の世界を探訪してきたこの異才が、古楽器やドビュッシー録音でみせた音響へのこだわりそのまま、なんとベートーヴェンでも「あえて」現代ピアノを選んだことの意義を、あらためて考えたいと思います。

 スケール感に頼り切らず、細部まで作品構造の面白さをさぐりあててみせた『ハンマークラヴィーア』、そして作品ひとつひとつの雄大さゆえに、短さを忘れる時間感覚で私たちの心の奥を刺激する『六つのバガテル』...後期ベートーヴェンの雄大さと精緻さを解き明かす好対照なこれら2作品、過去の名盤世界と思わず聴き比べたくなる充実度...さすがAlphaの新譜です!



ネルソン・ゲルナー、ショパン!

Alpha224
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ネルソン・ゲルナー、スタインウェイ!
  ショパン:24の前奏曲・子守唄・舟唄・ポロネーズ

 1. ポロネーズ 第5番 嬰へ短調 op.44
 2. 子守唄 op.57
 3. 舟唄 op.60
 4. 24の前奏曲 op.28
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)

 繊細なるフォルテピアノ奏者は、現代楽器でも——絶美のドビュッシー奏者、ショパンの粋の中核へ…!

 Alphaへの新規参入アーティストが相次ぐなか、すでに欧州では人気沸騰の新世代ピアニスト、ネルソン・ゲルナーが登場!

 ここ数年のあいだにZig-Zag Territoiresで発表したドビュッシー盤は息をのむような美しさで、このピアニストが音盤界にあらわれた当初、ポーランド・ショパン協会のレーベルから「ショパン生前の」古楽器を使って協奏曲録音でデビューしたことも思い起こされたところ...

 しかしそれから数年、このアルゼンチン出身の思いがけない逸材があらためてショパンの神髄ともいうべき「24の前奏曲」と向き合うにあたり、選んだ楽器はショパンの愛したプレイエルでもエラールでもなく、スタインウェイの現代楽器だったのです!

 演目はごらんのとおり、「ピアニズム」という要素が最も敏感に出てくる前奏曲集の面白さはまず間違いなく、明敏な日本のピアノ・ファンたちの心を捉えるに違いありません。
 そのうえゲルナーはこれまで、解説に自らの言葉での説明も寄せてきた人——どういう仕掛けでその演奏解釈に至ったのか、興味深いコメントが詠めそうではありませんか。どうぞお見逃しなく!




ネルソン・ゲルナー
そのZIGZAGのドビュッシー

ZIGZAG
ZZT326
\2800
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
 ドビュッシー(1862〜1918):

 1. 版画(パゴダ/グラナダの夕暮れ/雨の庭)
 2. 練習曲集 第2集
 3. 映像 第1集
 (水の反映/ラモーを讃えて/動き)
 4. 喜びの島
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
 
 アルゲリッチ、バレンボイム、ゲルバー...と数々の世界的ピアニストを生んだアルゼンチン出身、1969 年生まれ——若くしてアルゲリッチに見出されてヨーロッパに向かい、ジュネーヴではチッコリーニと並ぶナポリ派の大御所マリア・ティーポの薫陶を受け、ジュネーヴ音楽院卒業の年にあたる1990 年には難関ジュネーヴ国際コンクールでみごと優勝。このあたりから折々、明敏なリスナーたちをドキドキさせるような活躍をみせはじめ、EMI やCascavelleなどで名盤を連発。故郷ブエノスアイレスでもリスト・コンクールで優勝しただけあって、磨き抜かれた技巧がくりだすリスト解釈も素晴しければ、上述のとおり歴史的ピアノもあざやかに操り、ショパンの玄妙さを表現してみせる——

 そんな彼が、実は若い頃からずっとドビュッシーの音響世界にふかく心を惹かれつづけていて、数多くの名教師たちのもとでじっくり解釈を練り上げていた...と聞いて、ピアノ音楽ファンがどうして黙っていられるでしょう?

 圧巻の超絶技巧を大前提とするリストのピアニズムにも、そしてもちろんショパンの玄妙な響きにも、彼の解釈は確かに「この人がドビュッシーを弾いたらどうなってしまうのだろう?」と思わせる詩情が漂っているところ、満を持して我らがZig-Zag Territoiresレーベルで世に問うてくれたのが、「映像」や「版画」といった、まさしくドビュッシーの詩情そのものの名品であり、また新時代のピアニズムと音響芸術のはざまをゆく晩年の異色作「練習曲集」の後半であります。



ネルソン・ゲルナー
そしてショパン協会の2枚のアルバム

NIFCD 009
¥2600
1849年エラール
 ブリュッヘンとの共演

ショパン:
 ①「奥様お手をどうぞ」による変奏曲 Op.2
 ②ポーランドの歌による幻想曲 Op.13
 ③ロンド・クラコヴィアク Op.14
 ④アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ Op.22
 ⑤ポーランド国歌(オーケストラ演奏)
ネルソン・ゲルナー(フォルテピアノ:1849年エラール)、
フランス・ブリュッヘン(指)
18世紀オーケストラ
録音:②⑤2006年8月30日、テアトル・ヴィエルキでのライヴ ①③④2007年11月11日、ポーランド放送コンサート・スタジオでのライヴ

NIFCD 003
¥2600
1848年プレイエル
 ショパン:
  バラード ト短調 作品23夜想曲 嬰ヘ短調 作品48の2
  バラード ヘ長調 作品38夜想曲 嬰ハ短調 作品27の1
  バラード 変イ長調 作品47夜想曲 変ニ長調 作品27の2
  バラード ヘ短調 作品52
ネルソン・ゲルナー
(フォルテピアノ、プレイエル1848年製使用)
録音:2005年12月1−4&14日、ポーランド放送・ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ 



  .


Alpha240
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ベルギーの生んだ至宝的存在
 ロレンツォ・ガット(ヴァイオリン)
  ベートーヴェン:
   ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2・4・9番「クロイツェル」

   1.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
      (ヴァイオリン・ソナタ)第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
   2.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
      (ヴァイオリン・ソナタ)第4番 イ短調 Op.23
   3.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
      (ヴァイオリン・ソナタ)第2番 イ長調 Op.12-2
ロレンツォ・ガット(ヴァイオリン)
ジュリアン・リベール(ピアノ)

 ピリオド・アプローチ寄りの協奏曲録音も痛快だった隠れ異才ガット+ピリス門下の俊才。注目、注目…!

 ベートーヴェンの室内楽曲やピアノ曲は、どうしたものか、これほど古楽器録音がさかんになってきた今でも(上のゲルナーの例のように、たとえ古楽器使いであっても!)現代楽器をあえて選び、じっくり録音する演奏家が多い。
 そして「あなたでも現代楽器?」と思うような人の演奏ほど、録音物を聴いてみると強く頷かされずにおかない、現代楽器ならではの表現力を縦横無尽に駆使してみせた名演になっていることが多い気がします。

 Alphaではカントロフ指揮リエージュ・フィルのラロ協奏曲全集にも参加、ゾクゾクするような『スペイン交響曲』を聴かせ、かつてFuga Liberaではバルカン半島の20世紀初頭のさまざまな作曲家のソナタで民俗情緒ただようセンス抜群の音使いをみせてくれたベルギーの異才ロレンツォ・ガット。
 下記ベートーヴェンの協奏曲(ZZT354)ではピリオド・アプローチ寄りの演奏をふまえていたが、「クロイツェル」などベートーヴェンのソナタ群では一転、ピリス門下の才人リベールとじっくり現代楽器で録音。

 とはいえ、なにしろ古楽器大国ベルギーで活躍するふたりだけに、19世紀初頭の楽器のありようを意識しながらの精巧な音使いは古楽器ファンにも愛されそう。
 それでいて、現代楽器ならではの迫力は玄人ファンも唸らせるはず!
 Alphaの見逃せない新展開!


 かっこよすぎる。


ロレンツォ・ガットのベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
な、なんとアリアCD初紹介・・・!

Zig-Zag Territoires
ZZT354
\2800
ロレンツォ・ガット (Vn)
ベートーヴェン:
 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」 序曲
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
 ロマンス第1番 ト長調 Op. 40
 ロマンス第2番 ヘ長調 Op. 50
ロレンツォ・ガット (Vn)
ペレアス室内管弦楽団
ベンジャミン・レヴィ指揮

22-25 February 2014

 

 2009年のエリザベート王妃国際音楽コンクール第2位&聴衆賞に輝いた ロレンツォ・ガット。
 まさにベルギーの生んだ至宝的存在。
 「技巧超完璧」はもはや新世代奏者の常識として、その魔術的ともいえるカンタービレの「くゆらせ方」(まさに煙のような、あるいは強い蒸留酒の陶酔のような...)にちょっと桁外れな、あらがいようのない魅力が...。



同アルバムのプロモーション・ビデオ。
https://youtu.be/FPSB5Q_vccI


 こちらはコンセルトヘボウでのベートーヴェン「ロマンス」のライヴ。
 ちょっとヴァイオリンの音が遠いですがけど、ガットの立ち姿に惚れる。
 B・レヴィの指揮も注目。かなりの逸材です。
https://youtu.be/Od52Kk3Je_c





このベストセラー・アルバム
「スペイン交響曲」がロレンツォ・ガットでした。


Alpha233
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4500+税
ラロ:協奏曲全集・協奏的作品集
 ①スペイン交響曲 作品21
 ②ギター 作品28
 ③ノルウェー幻想曲
 ④ロマンス=セレナーデ
 ⑤バレエ幻想曲
 ⑥序奏とスケルツォ(『ナムーナ』より)
 ⑦ヴァイオリン協奏曲 第1番 ヘ長調 作品20
 ⑧チェロ協奏曲 ニ短調
 ⑨ロシア協奏曲 作品29
 ⑩ピアノ協奏曲 ヘ短調
ジャン=ジャック・カントロフ指揮
ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管
①ロレンツォ・ガット
⑨エレナ・ブクシャ
②⑦キム・ウヒョン、
③④⑤⑥ヴラディスラヴァ・ルチェンコ(vn)
⑧オリ・エプスタイン(チェロ)
⑩ナタナエル・グアン(ピアノ)

 圧巻の「スペイン交響曲」だけでも聴く価値が…なんてもったいないこと言わず!な、名手・名匠の至芸凝縮。

 ラロといえばフランス19世紀のスペイン趣味、サラサーテに捧げられた「スペイン交響曲」の作曲家…で、そのほかは?と言われて、チェロ協奏曲に「ナムーナ」や「イスの王様」、数々の歌曲や秘曲3編のピアノ三重奏曲…とつらつら出てくる人は、19世紀末のフランスではいざ知らず、そういるものではないかもしれません。
 しかしラロの才覚は実のところ、すでに当人の生前から「協奏曲こそ彼の本分」と認識されていたようです。
 事実、サラサーテとの知遇でようやく名声をものにした50台以降の彼の作品には、協奏的作品がCD3枚分もあり、しかもそのどれもが見過ごしがたい傑作…!過去のソリストたちのなかにも、ロシア協奏曲やノルウェー幻想曲など地方色をにじませた絶品ヴァイオリン作品を録音する人はまれにいましたが、やはりこうして小品までも含め(ほぼ)全曲集めてみると、あらためてオーケストラさばきの色彩感、躍動感あふれるリズムの妙など、この作曲家のセンスを強く実感せずにはおれません。
 フランス語圏ベルギーの名門リエージュpo.を指揮するのは、フランス随一のヴァイオリン奏者でもあるカントロフ御大!弦奏者の心を知るそのタクトのもと、最前線で活躍する若手たちはいずれ劣らぬ芸達者ぞろい!すでに欧州最前線にいるL.ガットも痛快、貴重なピアノ協奏曲(!)も絶妙、見過せない3枚組!




そしてクラシック・ファンの度肝を抜いたのが
このルーマニア、チェコ、セルビア近代音楽のアルバム

Deconstructing the Wall
FUGA LIBERA
FUG565
¥2800
近代ヴァイオリン芸術、中欧からバルカンへ
 〜マルティヌー、エネスク、モクラニャチ〜

エネスク(1881〜1955)
 1. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
  第3番「ルーマニア民俗風に」op.25
マルティヌー(1890〜1959):
 2. 五つのマドリガル詩節
  〜ヴァイオリンとピアノのための
ヴァシリエ・モクラニャツ(1923〜84):
 3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調
ロレンツォ・ガット(ヴァイオリン)
ミロシュ・ポポヴィチ(ピアノ)

 
 「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島のほうへ、三つの意外な傑作にひそむ“民俗情緒”をえぐり出す!
 シェーンベルクの十二音技法やらストラヴィンスキーのバーバリズムやら、突出して理解しがたい芸術表現が早くから登場してしまうせいで、「20世紀の音楽=現代音楽=わけのわからないものを聴かされる恐怖」みたいな図式ってあるかもしれません。でも実際には、それらはあまりに強烈だから目立っているだけで、当時としてはごく少数の例外——たとえばクライスラーのヴァイオリン音楽や、ラフマニノフのピアノ音楽やハリウッド映画の音楽などのように、ヨーロッパ芸術音楽は20 世紀も半ば過ぎまで、最新の音楽さえ、まったくもって晩期ロマン派的な「誰にもわかる美しさ」の魅力・魔力から逃れはしませんでした。むずかしいことなんて、何もないんです。音楽=音の快楽...この根本事実を、20 世紀前半のゾクゾクするような美しさをたたえた三つのヴァイオリン室内楽を通じて教えてくれるのは、ベルギーを拠点に21 世紀の楽壇を騒然とさせはじめている、ふたりの気鋭奏者!

 ピアノのミロシュ・ポポヴィチはセルビア出身、シューマン作品を集めたデビュー盤(MFUG528)が『レコード芸術』特選に輝いたのもまだ記憶に新しい俊英——本盤でも自発性たっぷり、ヴァイオリンに押されぬ迫真の立ち回りで、鮮烈な急速楽節から神がかり的にうつくしい静謐の瞬間まで、室内楽のうまみをあざやかに盛り上げてやみません。

 しかし圧巻は、ロレンツォ・ガットなるイタリア系ベルギー人ヴァイオリニスト!
 エリザベート国際コンクール2位&聴衆賞に輝いたのがついこのあいだのことだそうですが、「技巧超完璧」はもはや新世代奏者の常識として、その魔術的ともいえるカンタービレの「くゆらせ方」(まさに煙のような、あるいは強い蒸留酒の陶酔のような...)にちょっと桁外れな、あらがいようのない魅力が...何者かは知りませんが、この感性こそが本盤収録作品3曲に、ほんとうにぴたりと合致しているんです!

 というのも、本盤に収録されている3曲はそれぞれルーマニア、チェコ、セルビア...という「中東欧」の出身者で、20世紀前半の、近代でありかつ「後期国民楽派」とでも呼びたくなる風潮のなかで活躍した作曲家たちの曲。どこか東洋的でもある、玄妙で蠢惑的、民俗音楽的な曲調の味わいを、このロレンツォ・ガットのヴァイオリンは幾倍にもふくらませ、ストレートな快楽として私たちの心に突き刺さる響きを描き出し続けるのですから!
 エネスクの第3ソナタは数多の名盤を軽やかに凌駕しかねない求心力、マルティヌーではピアニスト共々、瀟洒な立ち回りやフランス風のオトナな響きがたまらなく綺麗、そしてセルビア20世紀の巨星モクラニャチの掘出物的傑作ソナタでは、同郷人ポポヴィチの民族楽器的なピアノの鳴らし方にも興奮させられる...






ALM/コジマ録音

ALCD-3111
¥2800+税
■スーパー・バスクラ Vol. 4
  東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】

 [1] B.ウィーラン:ファイヤーダンス〜「リバーダンス」より(編曲 : 加藤和宏)
 [2] P.マスカーニ:前奏曲〜
   歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より(編曲:古川邦彦)
 [3] - [5] F.プーランク:トリオ
 [6] L.アンダーソン:忘れられた夢(編曲 : 渡邊一毅)
 [7] L.アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク(編曲 : 池田めぐみ)
 [8] - [10] F.メンデルスゾーン:演奏会用小品 第2番ニ短調 作品114
 [11] A.リード:アルメニアンダンス パート1(編曲 : 渡邊一毅)
 [12] 久石 譲:あの夏へ〜「千と千尋の神隠し」より(編曲 : 古川邦彦)
 [13] 岡田久常:オリエンタルムード(編曲 : 古川邦彦)
 [14] C.ドビュッシー:ゴリウォーグのケーク・ウォーク(編曲 : 渡邊一毅)
 [15] M.ルグラン:キャラバンの到着(編曲 : 古川邦彦)
 [16] E.ガーナー:ミスティ (編曲 : Gareth Brady)
 [17] 日本唱歌/日本の海めぐり(編曲 : 古川邦彦)
 [18] 和泉宏隆:宝島(編曲 : 加藤和宏)
東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】
古川邦彦 加藤和宏
野沢和弘 渡邊一毅 池田めぐみ
[2] [6] [11] - [15] [17]
【木炭】
[1] [7] [16] [18]
【木炭】+野崎めぐみ(パーカッション)
[3] - [5]
坪池泉美(オーボエ)
古川邦彦(バスクラリネット)
藤井裕子(ピアノ)
[8] - [10]
池田めぐみ(クラリネット)
古川邦彦(バスクラリネット)
藤井裕子(ピアノ)
〈録音〉三芳町文化会館(コピスみよし) 2016年1月13~14日
 藤井一男プロデュース★大ヒット・シリーズ第4弾! バスクラ独自の魅惑の音色による名曲の数々。クラシック音楽だけでなく、唱歌、映画音楽、吹奏楽などの名作も。

東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】
 バスクラリネットのソロ・アンサンブル楽器としての魅力と可能性を追求し、確立をめざすため東京セレーノクラリネットオーケストラのメンバーで結成。全国各地での独特のハートフル低音ライヴパフォーマンスや様々なジャンルを超えたオリジナルアレンジで好評を得ている。バスクラリネットにスポットを当てたバスクラキャンプやワークショップ、CD「スーパー・バスクラ」(コジマ録音)シリーズ発表を通し普及啓蒙活動にも取り組む。世界でも珍しいプロのバスクラリネットのみのアンサンブル。
 新世界を切り開く期待の低音ユニットとして注目を集めている。



【古川邦彦】
 鹿児島県出身。洗足学園音楽大学を優秀賞を得て卒業。クラリネットを中島暢宏、濱中浩一、高橋知己、バスクラリネットを藤井一男の各氏に師事。F.フェネル、A.リード、J.バーンズ各氏の指揮でシカゴ開催 Mid West Clinicに参加したことをきっかけにバスクラリネットをライフワークに据える。ソロリサイタル、室内楽、吹奏楽、在京オーケストラ等と各分野における全国各地での演奏活動の傍ら、編曲活動や「音楽を一生の友に」を掲げた後進指導にあたる。バスクラリネットの魅力と可能性を追求するCD「スーパー・バスクラVol.1〜3」好評発売中(コジマ録音)。2014年から被災地応援演奏活動として木管5重奏団《旅の縁》参加、宮城、愛媛、千葉、東京公演を成功させる。日本国内初の日本バスクラリネットコンクール審査員、実行委員を務める。バスクラリネットアンサンブル【木炭】リーダー、東京セレーノクラリネットオーケストラ、NSO各メンバー、山野楽器クラリネット講師。

【加藤和宏】
 東京都出身。八王子高校普通科芸術コースを経て、国立音楽大学を卒業。6歳よりピアノを、11歳よりクラリネットを始める。クラリネットを小俣静香、藤井一男、四戸世紀、横川晴児、エマニュエル・ヌブーの各氏に、室内楽を横川晴児、ジェラール・プーレの各氏に師事。現在はフリー奏者として、吹奏楽やオーケストラなど多方面で活動している。また独学でクラリネットアンサンブルやクワイヤーを中心にアレンジ活動も行っており、好評を得ている。東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】、NSO各メンバー、J-brass講師。
*Buffet Crampon Prestige low C

【野沢和弘】
 香川県出身。高松第一高校音楽科、武蔵野音楽大学器楽科卒業。クラリネットを石川孝司、藤井一男、兼氏康雄の各氏に師事。現在、東京セレーノクラリネットオーケストラ及び東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】、木管アンサンブル・クラルテなどのメンバー。バスクラリネットでは「スーパー・バスクラvol.1?3」(コジマ録音)を発表。ソロ、室内楽、オーケストラなどの演奏活動の他、吹奏楽のトレーナー、音楽教室講師など後進の指導にもあたっている。
*Buffet Crampon Prestige low C GL

【渡邊一毅】
 兵庫県立神戸高等学校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。室内楽、吹奏楽、オーケストラ、スタジオワークなど多岐に渡り活動する一方で、指揮活動も含め、後進への指導にも積極的に取り組み、指導した中学高校等吹奏楽部は吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテストで全国大会出場多数。編曲活動も多く、下記団体において数多くの編曲を手がける。オブロークラリネットアンサンブルE♭クラリネット奏者。ブリッツ・フィルハーモニックウィンズコンサートマスター。オーケストラアンサンブル響首席クラリネット奏者。Haloclineメンバー。主宰するトリオユニット「Trymulty」では、ジャンルにとらわれず多種多様な音楽に挑戦している。木管五重奏団小江戸クインテット主宰。東京藝術大学管打楽研究室助手、指揮科助手を経て現在、相愛大学講師。音楽教室「黒笛音楽塾。」主宰。
公式サイト「黒笛危機一髪。」http://homepage2.nifty.com/kurobue/
*Selmer Paris Privilege low C

【池田めぐみ】
 東京都目黒区出身。東京藝術大学音楽学部卒業。1997年第3回ベストプレイヤーズコンテスト管打楽器部門優秀賞。第2回JIRA音楽コンクール第2位。2005年ルーマニアコンクールにて室内楽部門第1位およびルーマニア大使館賞受賞。2008年大阪国際室内楽フェスタ、セミファイナリスト。2008年4月、バスクラソロとバスクラアンサンブルのCD「スーパー・バスクラ Vol.2」、11年に同じく「Vol.3」をリリース。これまでにクラリネットを三界秀実、藤井一男、鈴木良昭の各氏に、室内楽を村井祐児、海鋒正毅の両氏に師事。現在、室内楽を中心に、ソロ、吹奏楽、オーケストラなど、様々なジャンルの音楽の演奏活動中。東京セレーノクラリネットオーケストラ、TADウィンドシンフォニー、SPICY4、東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】の各メンバー。

【藤井裕子(ピアノ)】
 東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学器楽科卒業。ピアノを神野明、堀江孝子、田村宏、ソルフェージュを茂木眞理子の各氏に師事。これまでに国内主要オーケストラ、モラヴィア弦楽四重奏団、ベルリン・フィル首席オーボエ奏者アルブレヒト・マイヤーほか様々なアーティストと共演。藤井香織とは数々のステージで共演し、姉妹ならではの息の合った感覚と絶妙なアンサンブルが国内外で高く評価されている。第10回クーラウ国際フルートコンクール・デュオ部門で藤井香織と共に第2位入賞。2003、2005年には、中南米10カ国にてコンサートツアーを行い、大成功をおさめる。2014年夏に、藤井香織と共演でCD「ヴォヤージュ」(ALCD-3101)をコジマ録音よりリリース。各誌で好評を得る。音色の多彩さと抜群のリズム感を持ち合わせ、深い人間性に裏付けられた温かい音楽作りができる室内楽ピアニストとして、古典からクロスオーバーに至る幅広いジャンルで活躍している。

【野崎めぐみ(パーカッション)】
 千葉県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。12歳より打楽器を始める。打楽器を藤本隆文、藤田浩司、野中美千代、松倉利之、高田みどり、の各氏に師事。高校卒業後、キューバに短期滞在し、キューバ音楽と打楽器演奏の習得に努める。現在はテレビCM、アニメ劇中音楽などのレコーディング参加の他、千葉県吹奏楽連盟主催アンサンブルコンテストや個人コンクールの審査員などを務めるなど、中高生の吹奏楽指導にも力を入れている。パーカッションカルテットNaNoHaNaメンバー。

【坪池泉美(オーボエ)】
 神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部卒業。ドイツ・カールスルーエ音楽大学大学院修了。第22回日本管打楽器コンクール入賞。第79回日本音楽コンクールオーボエ部門入選。これまでにオーボエを和久井仁、小畑善昭、松山敦子、O.ヴィンター、T.インデアミューレの各氏に師事。日本フィルハーモニー交響楽団オーボエ奏者を務めたのち、2014年よりNHK交響楽団団員。



 
ALCD-7201/7202
¥3600+税
■第9回浜松国際ピアノコンクール2015

《Disc 1》
 第1位/聴衆賞/札幌市長賞  アレクサンデル・ガジェヴ(イタリア)
 [1] バッハ / F. ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調 BWV1004
 [2]-[4] S. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
  東京交響楽団 高関健(指揮)
 第3位  ダニエル・シュー(アメリカ)
  [5]-[7] L. v. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 第4位/室内楽賞  フロリアン・ミトレア(ルーマニア)
  [8] W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493 第1楽章
    豊嶋 泰嗣(ヴァイオリン) 磯村 和英(ヴィオラ) 上村 昇(チェロ)
 [9] C. ドビュッシー:前奏曲集 第2集より 花火
日本人作品最優秀演奏賞  イーゴリ・アンドレエフ(ロシア)
 [10] 山根明季子:イルミネイテッドベイビー

《Disc 2》
 第2位  ロマーン・ロパティンスキー(ウクライナ)
  [1] P. チャイコフスキー/S. フェインベルグ:
   交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」より スケルツォ
  [2]-[4] I. ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3つの断章
 第3位  アレクセイ・メリニコフ(ロシア)
   [5] -[7] L. v. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
奨励賞  三浦 謙司(日本)
 [8] S. ラフマニノフ:前奏曲ニ長調 Op.23-4
 [9] S. ラフマニノフ:前奏曲ト短調 Op.23-5
 [10] S.ラフマニノフ:前奏曲ト長調 Op.32-5
第3位  アレクシーア・ムーサ(ギリシャ/ベネズエラ)
 [11]-[13] S. ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
第1位・聴衆賞/
 アレクサンデル・ガジェヴ(イタリア)、
第2位/
 ロマーン・ロパティンスキー(ウクライナ)、
第3位/
 アレクセイ・メリニコフ(ロシア)、
 ダニエル・シュー(アメリカ)、
  アレクシーア・ムーサ(ギリシャ/ベネズエラ) 
第4位・室内楽賞/
 フロリアン・ミトレア(ルーマニア)
   ほか全入賞者の演奏収録
〈録音〉アクトシティ浜松中ホール&大ホール 2015年11月22-12月6日(ライヴ録音)
 
第9回を迎え国際的な認知度と信頼を着実に高めてきた浜松国際ピアノコンクール。予想を大きく上回る42カ国1地域より449名の応募者から選抜された新進気鋭の若手ピアニストたちによる真剣勝負は、非常に高水準な闘いとなった。1位に輝いたのは、色彩感溢れる熱演で審査員と聴衆を驚かせたイタリアのガジェヴ。3位の3名同位授与や満場一致の室内楽賞など、数々の名演と物語に溢れた躍動の2週間の軌跡をハイライト収録。
 
ALCD-9160
 ¥2800+税
■新納洋介(ピアノ)〜ラインの歌
 J. S. バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ ニ短調 BWV1004
 ビゼー:ラインの歌
 ショパン:4つのマズルカ 作品68
 シューベルト:幻想曲 ハ長調「さすらい人幻想曲」D 760
新納洋介(ピアノ)
〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場 2015年8月27?28日

 まるで物語が紡がれるかのような、純朴な音色。新納が長年培ってきた、音楽への誠実で真っ直ぐな姿勢が滲み出た魂の演奏ですべての人に贈る、心あたたまるピアノアルバム。


【新納洋介(ピアノ)】
 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京藝術大学を卒業。その後、パリ地方国立音楽院上級コースに入学。2000年、審査員満場一致の一等賞で卒業し、フランス国家演奏家資格を得る。引き続き、同音楽院ソリストコースに進み2002年に卒業。
 第49回マリア・カナルス国際コンクール第2位、ヨーロッパ音楽コンクール第1位、パリ・マドレーヌ・ドゥ・ヴァルマルトゥピアノコンクール第1位、フランス国際音楽コンクール室内楽部門第1位、など様々な国際コンクールで上位入賞を果たし、モナコ、エビアン、ノアンなどヨーロッパ各地の国際音楽祭にも出演した。帰国後の2004年1月、05年8月、06年12月、08年7月、11年3月に東京文化会館小ホールに於いて連続開催したリサイタルは、いずれも好評を博している。関西フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団など国内外のオーケストラと共演。東京藝術大学ピアノ科教育研究助手を経て、2008年から2013年まで東京藝術大学ピアノ科で後進の指導にあたる。
 2011年1月、CDデビューアルバム「ブラームス/新納洋介」を㈱ハーモニーより全国発売。
 これまでに、ピアノを青木礼子、高良芳枝、迫昭嘉、外山準、園田高弘、ピエール・レアック、ジェルメーヌ・ムニエ、パウル・バドゥラ=スコダの各氏に師事。
 現在、国立音楽大学、常葉大学短期大学部、小諸高校音楽科及び甲斐清和高校音楽科非常勤講師。




















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