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≪第88号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2016/7/12〜








7/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



HMF

HMU 907625
\2700→\2490
ウィリアム・ロウズ(1602-1645):
 リラ・ヴィオールのための独奏作品全集
リチャード・ブースビー(リラ・ヴィオール)
 前奏曲 Prelude(VdGS No. 435)/
 カントリー・コール Country Co(ll VdGS No. 421)/
 ジーグ A Jigge(VdGS No. 422)/アルメインAlmain(VdGS No. 491)/
 コラント Coranto(VdGS No. 512)/アルメイン Almain(VdGS No. 461)/
 コラント Coranto(VdGS No. 423)/エアー Air (VdGS No. 596)/
 アルメインAlmain(VdGS No. 462)/コラント Coranto(VdGS No. 424)/
 アルメイン Almaine(VdGS No. 511)/コラント Coranto(VdGS No. 513)/
 サラバンド Saraband(VdGS No. 514)/アルメイン Almain(VdGS No. 463)/
 コラント Coranto(VdGS No. 465)/サラバンド Saraband(VdGS No. 467)/
 アルメイン Almain(VdGS No. 543)/コラント Coranto( VdGS No. 541)/
 アルメイン Almaine(VdGS No. 464)/コラント Corrant (VdGS No. 425)/
 サラバンド Saraband(VdGS No. 434)/アルメイン Almain(VdGS No. 542)/
 コラント Coranto(VdGS No. 544)/アルメイン Almain(VdGS No. 430)/
 コラント Corant (VdGS No. 426)/サラバンド Sarabrand(VdGS No. 433)/
 コラント Corant (VdGS No. 427)/サラバンド Saraband(VdGS No. 591)/
 コラント Corant (VdGS No. 428)/サラバンド Saraband(VdGS No. 466)/
 コラント Coranto(VdGS No. 545)/コラント Coranto(VdGS No. 546)/
 コラント Corant (VdGS No. 429)/コラント Corant (VdGS No. 431)/
 サラバンド Sarabrand(VdGS No. 432)
 貴重なリラ・ヴィオールを用いての珠玉のロウズ作品集

 リラ・ヴィオール(リチャード・メアーズ製作、1690年頃)〔王立音楽院ケスラー・コレクション所蔵〕
 録音:2015年1, 3, 6, 9月/王立音楽大学(ロンドン)

 リュートと声楽のための常勤の音楽家としてチャールズ1 世の宮廷で勤めていたイギリスの作曲家、ウィリアム・ロウズ。ヴィオール・コンソート(3 〜6 名の奏者で演奏される)のための組曲で名をのこしていますが、リラ・ヴィオールの楽器のために、ソロ作品を34、トリオ作品を59 作曲しています(完全なかたちでのこっているトリオ作品は6 曲のみ)。
 ほぼすべてが1630 年頃に集中的に書かれたとされていますが、どの作品も固有の気分をもつ珠玉の曲ばかり。このたび、王立音楽大学の博物館のケスラー・コレクションに所蔵されているリチャード・メアーズ(c.1647-1725)制作のリラ・ヴィオールを実際に用いて、ロウズのリラ・ヴィオールのためのソロ作品全曲が録音、リリースのはこびとなりました。
 演奏しているのはフレットワークの創設メンバーにして、アーノンクールに師事し、パーセル四重奏団を創設した人物でもあるリチャード・ブースビー。17 世紀の音色に思いを馳せる1 枚です。

リラ・ヴィオール!!





MUSO



MU 010
\2600→\2390
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
 ・ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 KV478(1785)
 ・ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 KV493(1786)
ラ・プティット・サンフォニー
 〔ダニエル・イゾワール(フォルテピアノ)、
  ステファニー・ポーレ(Vn)、
  ディアーヌ・シュメラ(Vla)、
  マトゥリン・マタレル(Vc)
 まるでピアノ協奏曲のようなピアノ四重奏曲

 録音:2015年9月1-3日

 ラ・プティット・サンフォニーは、結成10 年を迎えるアンサンブルで、交響曲の演奏習慣と、室内楽の親密な雰囲気を融合させることをめざしています。
 ここに収録されたピアノ四重奏曲も、4 名のみで奏でられているのに、ピアノ協奏曲のようなスケールの大きな世界が広がります。



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HYPERION



CDA 68146
(輸入盤)
\2400→\2190
アンジェラ・ヒューイット
 J.S.バッハ:
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(2015年新録音)

  アリア/第1変奏/第2変奏/第3変奏/第4変奏/
  第5変奏/第6変奏/第7変奏/第8変奏/第9変奏/
  第10変奏/第11変奏/第12変奏/第13変奏/
  第14変奏/第15変奏/第16変奏/第17変奏/
  第18変奏/第19変奏/第20変奏/第21変奏/
  第22変奏/第23変奏/第24変奏/第25変奏/
  第26変奏/第27変奏/第28変奏/第29変奏/
  第30変奏(クォドリベット)/アリア・ダ・カーポ
アンジェラ・ヒューイット
 (ピアノ/ファツィオーリ)
PCDA 68146
(国内仕様盤)
\2857+税
 "鍵盤の女神" アンジェラ・ヒューイット。J.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」2015年ファツィオーリによる新録音!!
 国内仕様盤&輸入盤同時発売!(9月14日発売予定)

 ピアノ王国ハイぺリオンの中核をなす1人、"鍵盤の女神"アンジェラ・ヒューイットによるバッハ。J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の16年ぶりとなる新録音が登場!
 CD15枚組に及ぶバッハのピアノ作品集(CDS 44421/35)は“現代のレコード界における栄光のひとつ”と評され、「当代最高のバッハ弾き」として君臨するアンジェラ・ヒューイット。
 中でも、1999年録音の「ゴルトベルク変奏曲(CDA 67305)」は名盤として君臨してきただけに、イタリアの銘器"ファツィオーリ"による新たな「ゴルトベルク変奏曲」(総タイム82分超)は待望の新録音となります。
 バッハ・ワールド・ツアーを受けて再録音された「平均律クラヴィーア曲集(CDA 67741/4)」、第52回レコード・アカデミー賞を受賞した「フーガの技法(CDA 67980)」など、"ファツィオーリによるバッハ録音"でも伝説を作ってきたヒューイットの新たなるバッハにご期待ください。録音:2015年12月14日−17日、キリスト教会(オーバシェーネヴァイデ、ベルリン)



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CDA 68092
(2CD/特別価格)
\2400→\2190
イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集第2弾!
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2

 ヴァイオリン・ソナタ第24番ヘ長調 K.376
 ヴァイオリン・ソナタ第10番変ロ長調 K.15
 ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調 K.402
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調 K.6
 ヴァイオリン・ソナタ第14番ニ長調 K.29
 ヴァイオリン・ソナタ第4番ト長調 K.9
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 K.7
 ヴァイオリン・ソナタ第22番イ長調 K.305
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
PCDA 68092
(2CD/特別価格)
(国内仕様盤)
\2857+税
 アリーナ・イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集第2弾!
 国内仕様盤&輸入盤同時発売!(9月14日発売予定)

 音楽の神ミューズに愛されたヴァオリニスト、21世紀ロシアの名手、アリーナ・イブラギモヴァ。2015年から2016年にかけての来日公演でも全曲演奏会が行われたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集、第2集がさっそくの登場!
 よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトで選ばれている8つのソナタ(2015年10月2日の王子ホール「全曲演奏会第2回」で演奏されたプログラム)を、愛器アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンを携えたアリーナ・イブラギモヴァが奏でます。

 録音:2015年1月29日−31日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)





イブラギモヴァ&ティベルギアン
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1

CDA 68091
(2CD/特別価格)
\2400→\2190

イブラギモヴァ&ティベルギアン
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1

  ヴァイオリン・ソナタ
   第18番ト長調 K.301/第5番変ロ長調 K.10/
   第33番変ホ長調 K.481/第27番ト長調 K.379/
   第15番ヘ長調 K.30/第9番ハ長調 K.14/
   第21番ホ短調 K.304

アリーナ・イヴラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 アリーナ・イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集始動!

 音楽の神ミューズに愛されたヴァオリニスト、21世紀ロシアの名手、アリーナ・イブラギモヴァ。2015年から2016年にかけての来日公演で全曲演奏会が行われるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。レコード芸術2015年5月号に掲載されたインタビューでも録音の予定が語られていたモーツァルトのソナタ集が、Hyperionよりついに登場!
 第1弾は、K.10からK.481まで7曲のソナタを収録した2枚組。よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトは演奏会を踏襲。アリーナ・イブラギモヴァが愛器アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンを携え、朋友セドリック・ティベルギアンとともに描く極上のモーツァルトです。

 ※録音:2014年9月29日−10月1日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)


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CDA 68073
\2400→\2190
スティーヴン・オズボーン
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vo.2

 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106
  《ハンマークラヴィーア》
 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
スティーヴン・オズボーン
 (ピアノ/スタインウェイ)
 オズボーンのベートーヴェン!ソナタ集第2弾は「ハンマークラヴィーア」!

 1991年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝、1997年のニューヨーク・ナウンバーグ国際ピアノ・コンクール優勝を果たし、ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)を代表するピアニストの一人として活躍する、スティーヴン・オズボーン。
 レコード芸術特選盤や英インターナショナル・レコード・レビューの"アウトスタンディング"アウォードに選ばれた、ピアノ・ソナタ集「月光」、「悲愴」、「ワルトシュタイン」(CDA 67662)に続くベートーヴェンのソナタ集第2弾は、「ハンマークラヴィーア」を含む、Op.90からOp.106までの後期の3作品。
 スタインウェイのきらめく音色で、オズボーンが知的に、時には情熱的に描く楽聖の姿をお届けします。

 録音:2015年3月31日−4月2日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)






スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
Beethoven - Piano Sonatas
CDA 67662
\2400→\2190

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
 ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
 ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》

スティーヴン・オズボーン(ピアノ)


スコットランドの風雲児オズボーン見参!ハイペリオンの威信をかけたベートーヴェン!

 1991年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝、1997年のニューヨーク・ナウンバーグ国際ピアノ・コンクール優勝、2009年度の英グラモフォン賞協奏曲部門賞受賞(ブリテンの「ピアノと管弦楽のための作品全集」/CDA 67625)など、数々の栄誉に輝いてきたスコットランドの風雲児スティーヴン・オズボーン。
 これまでカプースチンやアルカン、ティペットなどのレア・レパートリー、ドビュッシー、ラフマニノフの前奏曲を弾いてきたオズボーンの新録音は、なんとベートーヴェン!
 ハイペリオンのベートーヴェンで真っ先に思い浮かぶのは、ヒューイットがファツィオーリを弾いてのピアノ・ソナタ全集。ヒューイットの全集録音が進行中という状況の中で意外とも思えるこのオズボーンの録音の登場にはワケがある。イギリスでのオズボーンの人気、評価はハイペリオンの三本柱、ヒューイットやアムラン、ハフを凌ぐとさえ言われており、このベートーヴェンのピアノ・ソナタ集の存在自体が、ハイペリオン、メディア、リスナーがオズボーンを新世代のベートーヴェン弾きとして認めたという証しなのである!
 また、NHK交響楽団や東京都交響楽団との共演、レコーディングの高評価によって日本でのオズボーンの知名度も急上昇中。ピアノ王国ハイペリオンが威信をかけて送り出すオズボーンのベートーヴェン。

※2008年9月13日−15日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)での録音。



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CDA 68165
\2400→\2190
ナッシュ・アンサンブルのローレンス・パワー(ヴィオラ)
 ファン・ド・シエクル 〜 ヴィオラとピアノのための作品集


 アンリ・ビュッセル(Henri Busser ):アパッシオナート Op.34(世界初録音)
 ジョルジュ・ユー (Georges Hue):主題と変奏(世界初録音)
 レイナルド・アーン:独白とフォルラーヌ
 クロード・ドビュッシー:美しき夕暮れ
 エルネスト・ショーソン:小品 Op.39
 レオン・オノーレ(Leon Honnore):演奏会用小品(世界初録音)
 ルイ・ヴィエルヌ:2つの小品:
 リュシアン・デュロゾワール(Lucien Durosoir):ヴィトライユ
 ジョルジュ・エネスク:演奏会用小品
 モーリス・ラヴェル:
  カディッシュ(2つのヘブライの旋律より 第1番)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
 ナッシュ・アンサンブルやレオポルド弦楽三重奏団のメンバーとして活躍し、ソリストとしても30を超えるアルバムを送り出している現代最高峰のヴィオリスト、ローレンス・パワー。久しぶりとなるソロ・レコーディングは、「ファン・ド・シエクル(Fin de siecle)」と題した、19世紀末フランスのヴィオラ作品集。
 ラヴェルやドビュッシーの作品とともに、いくつかの世界初録音を含む知られざる作品を加えた魅惑のリサイタル・プログラムは、ヴィオラ・ファン必聴!

 録音:2015年10月21日−23日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)


 世界トップ・レベルのヴィオラ奏者でもあるローレンス・パワーローレンス。
 そのパワーが「ファン・ド・シエクル」というタイトルの ヴィオラ小品集をリリース。
 大家の珍しい作品、そしてまったく無名の作曲家の世界初録音作品を収録。
 こういうばあい、やみくもに選曲しているはずがない。いろいろなところで資料や楽譜をあさりまくって、自分が本当に気に入った作品をまとめてきたはずなのである。
 とすると隠れた名曲に出会う公算が高いと見た・・・

 ということでレーベルの紹介ページを。
 それぞれのトラックが少しずつ聞けます!

http://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDA68165






OEHMS


OEHMS レーベルに堂々登場!日本のマリンバ奏者「布谷史人」同時2 タイトル発売


 秋田県大館市に生まれ、現在はドイツに在住しているマリンバ奏者、布谷史人(ぬのやふみと)。
 オランダの楽器メーカー「Adams Mallet Instruments-アダムス・マリンバ」の専属アーティストとして、ドイツを拠点にヨーロッパ各国、アメリカ、日本で演奏活動を行っています。
 数多くのコンクール受賞歴を持ち、その演奏は海外の音楽誌や新聞紙上で絶賛されており、日本国内でも秋田を中心に(2015 年からは秋田の観光大使も務めています)広く人気を獲得している彼の演奏、まずは今回の趣向の違う2 タイトルをぜひ味わってみてください。

 布谷史人公式サイト URL: http://www.fumitonunoya.com/home.html

OC1851
\2300→\2090
布谷史人(マリンバ)
 ピアソラ・オン・マリンバ

 1.ブエノスアイレスの冬
 タンゴ組曲
  2.第1 曲:デチーゾ、決然と
  3.第2 曲:アンダンテ
  4.第3 曲:アレグロ
 5.エスクアロ 鮫
 6.オブリビオン 忘却
 7.アディオス・ノニーノ
 タンガータ組曲「風神と水の精」
  8.フガータ
  9.孤独
 10.終曲/タンガータ
 11.リベルタンゴ
布谷史人(マリンバ)
車野桃子(ピアノ)…1.5-11
誉田広耶(マリンバ)…2-4
佐藤友香(バイオリン)…5.7
 録音 2015 年&2016 年 東京 稲城市立 i-プラザホール
 バンドネオンだけでなく最近は様々な楽器で演奏されるピアソラの名曲の数々。この布谷のマリンバでの演奏も曲の持つ情熱や哀愁を丁寧に描き出した見事なものとなっています。
 1990 年代から2000 年代の初めにピアソラがブームになった頃、マリンバを学んでいた布谷は彼の母に「マリンバでピアソラを弾いて」と懇願されたそうですが、当時の彼は「マリンバ以外のために書かれた曲をマリンバで演奏するなんてとんでもない」と困惑していたそうです。
 しかし「リベルタンゴ」の編曲を始めた途端ピアソラにのめり込んでしまった彼、その時から「ピアソラだけのアルバムを制作したい」という思いに駆られてしまいました。
 そして2007 年から企画を立て、ようやく完成したのがこの1 枚です。熱き思いの発露をぜひお聴きください。
 

OC1859
\2300→\2090
布谷史人(マリンバ)
 クラシックス・オン・マリンバ

 カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  1.トッカータ Op.83
  2.水上の夜想曲 Op.82a
 3.J.S.バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2 番 ニ短調 BWV1004〜
   シャコンヌ
 4.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2 番 イ短調 BWV1003〜
   アンダンテ
 5.ショパン(1810-1849):舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 6.ワックスマン(1906-1967):カルメン・ファンタジー
 7.ランダル・トンプソン(1899-1984):フロスティアーナより
  「星のようなものを選びなさい」
布谷史人(マリンバ)
車野桃子(ピアノ)…1.2.6.7
誉田広耶(マリンバ)…5
 録音 2015 年9 月 東京 稲城市立 i-プラザホール 2016 年3 月 滋賀 びわこホール
 こちらも様々な作曲家の作品を彼自身がマリンバ用に編曲、演奏した1 枚です。布谷はブックレットの中で「どの作品も“マリンバで歌う”ことを追求し、編曲は最低限に抑えてある」と述べています。
 2008 年に車内のラジオで偶然耳にしたカステルヌォーヴォ・テデスコの「トッカータ」、演奏家なら誰もが一度は自分の手で音にしたいと憧れるバッハ、ピアノで演奏するのも難しいショパンの「舟歌」、ヴァイオリンの超絶技巧が光るワックスマンの「カルメン・ファンタジー」、そしてランダル・トンプソンの合唱作品組曲「フロスティアーナ」からの1 曲。
 布谷の個性と技術を存分に味わえる1 枚です。
 

OC1845
(2CD)
\4100
レーガー:クラリネットを伴う室内楽曲全集
<CD1>
 1-4.クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調 Op.107(1908/1909)
 5-8.クラリネットとピアノのためのソナタ 変イ長調 Op.49-1(1901)
 9.タランテッラ WoOII/12(1902)
 10.アルバムのページ WoOII/13(1902)
<CD2>
 1-4.クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146(1915/1916)
 5-8.クラリネットとピアノのためのソナタ 嬰へ短調 Op.49-2
シュテファン・ジーゲンターラー(クラリネット)
コーリャ・レッシング(ピアノ)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
<メンバー>
コンラート・ムック(第1ヴァイオリン)
ティルマン・ビューニング(第2ヴァイオリン)
イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
マティアス・ムースドルフ(チェロ)
 録音 2015年7月29日,9月9-10日,10月27日 スタジオ・ベルリン=ブリッツ
 2016年に没後100年を迎えるレーガー(1873-1916)は、管弦楽曲やオルガン曲を数多く遺していますが、その中でも一連のクラリネット作品、とりわけ五重奏曲はモーツァルトやブラームスの作品にも比肩する充実した内容を持っています。
 また3曲あるクラリネット・ソナタも、最初の2曲はブラームス作品に触発されて書かれた曲で、若干複雑とは言え、クラリネットの音色が滑らかに響く穏やかで美しい雰囲気を持っています。
 2つの小品「タランテッラ」と「アルバムのページ」はしばしばヴァイオリンでも奏される親しみやすい曲です。
 演奏しているのは、ベルンとジュネーヴの高等音楽院で、ドイツの名手、クルト・ウェーバーとトーマス・フリードリに師事した後、デトモルト音楽大学でハンス・クラウスとジョスト・ミヒャエルズに学んだクラリネット奏者シュテファン・ジーゲンターラーと、ヴァイオリン奏者、古楽研究家としても知られるコーリャ・レッシング。
 また、五重奏曲では名門ライプツィヒ弦楽四重奏団が絶妙なアンサンブルで曲をひきたてています。
 


OC1849
\2300→\2090
モーツァルト:協奏曲集
 1-3.ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595
 4-6.ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K453
 7.ピアノとヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 K Ank.56(315f)より
  第1楽章の断章(ロバート・レヴィンによる補筆版)
 8.幻想曲 ハ短調 K396(385f)(マキシミリアン・シュタードラーによる補筆版)
ゾフィー=マユコ・フェッター(ピアノ)
ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)…7.8
ハンブルク交響楽団
ペーター・ルジツカ(指揮)
 録音 2015年9月29.30日,10月1日 ハンブルク,フリードリヒ・エーベルト・ハレ
 ドイツ人の父と日本人の母を持つ女性ピアニスト、ゾフィー=マユコ・フェッターのOEHMSデビュー盤。どちらかというと現代音楽のスペシャリストとして知られている彼女ですが、HAENSSLERレーベルにはブラームスを録音したりと、幅広いレパートリーの片鱗を見せていました。
 そんな彼女が今回演奏したのは、モーツァルト(1756-1791)の2曲のピアノ協奏曲と、アンコールとして用意されたヴァイオリンを伴う2曲の小品です。
 実はエディット・ピヒト=アクセンフェルトが亡くなる年まで、ハープシコードなど歴史的鍵盤楽器の演奏法の指導を受けていたという彼女、モーツァルトの演奏に関しても優れた解釈を有しています。
 ヴァイオリン奏者として参加しているのは彼女の師でもあるライナー・クスマウル。1990年代にベルリン・フィルのコンサート・マスターを務めながら、古楽奏法の研究にも勤しみ、1995年に創設したベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督でもあるという名手です。
 ルジツカ率いるハンブルク交響楽団から生み出される流麗なモーツァルトをお楽しみください。


HAENSSLER からリリースされたブラームス
しかもただのピアノ作品集じゃない

HAENSSLER
98 048
\2400→\2190
2012年に発見されたブラームス未知のピアノ曲、世界初録音!
 ブラームス:
  (1)ピアノ曲 ロ長調 (1862)
  (2)アルブムブラット イ短調 (1853)
  (3)4つの小品Op.119 (1894)
  (4)6つの小品Op.118 (1893)
  (5)3つの間奏曲Op.117 (1892)
  (6)カノン ヘ短調 (1864)
  (7)サラバンド第1番イ短調 (1854)
  (8)2つのガヴォット (1855)
ソフィー・マユコ・フェッター(Pf)
 録音:2012 年10 月23-25 日/テオドール・エーゲル・ザール(フライブルク)/76’ 32”

 日独ハーフの実力派美人ピアニスト、ソフィー・マユコ・フェッターがヘンスラー・レーベル登場。
 シュトックハウゼンなどの現代作品に鋭い解釈を見せていた彼女が一転、純ドイツ的な伝統芸によるブラームスをじっくり味わせてくれます。
 最晩年のOp.117 から119 までの孤独な日記的小品を、驚くほど内省的に表現。
 ドイツ的なピアノの深い音色も魅力です。一方、作品番号もない初期の小品がフィル・アップされているのも注目。2012 年に発見され話題となった「アルブムブラット イ短調」が世界初録音。ブラームスが20 歳の1853 年の作曲ですが、このメロディが12 年後の「ホルン三重奏曲」第2 楽章中間部に再生しているのも興味津々。ブラームス・ファン必聴のアルバムと申せましょう。




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AGLAE MUSICA


バルセロナに本拠を構える新進レーベル
レア盤!

AMC 108
\2600
エチュード ピアノのための練習曲集
 カール・チェルニー(1791-1857):
  ピアノのための練習曲イ短調 Op.740 No.17
  ピアノのための練習曲ト短調 Op.740 No.50
 リスト(1811-1886):
  ピアノのためのパガニーニ練習曲嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」S.141 No.3
  ピアノのためのパガニーニ練習曲変ニ長調「ため息」S.144 No.3
  ピアノのための演奏会用練習曲「こびとの踊り」S.145 No.2
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  ピアノのための練習曲ロ短調 Op.104b No.1
  ピアノのための練習曲イ短調 Op.104b No.3
 ショパン(1810-1849):
  ピアノのための練習曲嬰ハ短調 Op.10 No.4
  ピアノのための練習曲変イ長調 Op.25 No.1
  ピアノのための練習曲ヘ短調 Op.25 No.2
  ピアノのための練習曲ハ短調 Op.25 No.12
 シベリウス(1865-1957):ピアノのための練習曲 Op.76 No.2
 ドビュッシー(1862-1918):
  半音階のための練習曲(ピアノのための練習曲集第2巻 から No.1)
  反復音のための練習曲(ピアノのための練習曲集第2巻 から No.3)
 スクリャービン(1872-1915):
  ピアノのための練習曲ロ長調 Op.8 No.4
  ピアノのための練習曲嬰ニ短調 Op.8 No.12 【録音セッションの動画】
 プロコフィエフ(1891-1953):
  ピアノのための練習曲ニ短調 Op.2 No.1
  ピアノのための練習曲ハ短調 Op.2 No.4
 エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):
  ピアノのための練習曲「四度」Op.42 No.4
  ピアノのための練習曲「五度」Op.42 No.6

アルバ・ベントゥラ(ピアノ)

録音:2015年10月、アウディトリ、ジロナ、カタルーニャ、スペイン
 アルバ・ベントゥラはドミトリー・バシキーロフ(マドリードのソフィア王妃高等音楽学校)、イリーナ・ザリツカヤ(ロンドンのパーセル・スクールおよび王立音楽学校)他に師事したスペインのピアニスト。
 13歳にしてネヴィル・マリナー指揮カダケス管弦楽との共演でマドリードの国立音楽堂でコンサート・デビュー。世界的に演奏活動を展開すると共にバルセロナのリセウ音楽院教授も務めています。
 
レア盤!

AMC 103
\2600
【旧譜】
マッティナータ アリア、ロマンスと管弦楽曲集
 レオンカヴァッロ(1858-1919):朝の歌 [Mattinata] 【試聴】(リンクOK)
 ロッシーニ(1792-1868):オペラ「アルジェのイタリア女」から 序曲
 マスネ(1842-1912):
  オペラ「ウェルテル」から 春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか?
 ヴェルディ(1813-1901):オペラ「イル・トロヴァトーレ」から
   ああ、美しい人よ / 見よ、恐ろしい火を
 ヴェルディ:オペラ「ラ・トラヴィアータ」から 女心の歌
 マスカーニ(1863-1945):オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」から 間奏曲
 ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から おまえの投げたこの花は
 プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」から 妙なる調和 / 星は光りぬ
 プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」から 誰も寝てはならぬ
 ベートーヴェン(1770-1827):劇付随音楽「エグモント」Op.84 から 序曲
 マルティネス・バリュス(1868-1946):サルスエラ「愛と戦いの歌」から ピレネー
 ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「ラ・ドロロサ」から 十字架の道に立つ冷たい岩
 パブロ・ソロサバル(1897-1988):サルスエラ「港の居酒屋」から それは有り得ない
アレクス・ビセンス(テノール)
バルセロナ・フィラルモニア管弦楽団
ダニエル・アントニ・イ・プラザ(指揮)
録音:2012年10月9日、アウディトリ、バルセロナ、カタルーニャ、スペイン
 アレクス・ビセンスはバルセロナに生まれリセウ音楽院、インディアナ大学(アメリカ合衆国)で学んだテノール。ヨーロッパ各地でオペラの舞台に立つ他、サルスエラも得意としています。
 
レア盤!

AMC 104
\2600
【旧譜】
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲(三重協奏曲)ハ長調 Op.56(*)
   【ライブ演奏動画】
  ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58 【ライブ演奏動画】

ルートヴィヒ三重奏団
 イム・ヒョスン(ピアノ)
 アベル・トマス(ヴァイオリン(*))
 アルナウ・トマス(チェロ(*))
ガリシア交響楽団
ビクトル・パブロ・ペレス(指揮)

録音:2013年3月22-23、25-26日、オペラ劇場、ア・コルーニャ、スペイン
 イム・ヒョスンは1981年韓国の全州に生まれたピアニスト。カーティス音楽院(フィラデルフィア、アメリカ合衆国)でゲイリー・グラフマンに師事。室内楽演奏家として頭角を現し、ミーシャ・マイスキー、ヒラリー・ハーンらと共演、2009年にはトマス兄弟とともにルートヴィヒ三重奏団を結成しました。
  
レア盤!

AMC 105
\2600
【旧譜】
J・S・バッハ(1685-1750):
  ゴルトベルク変奏曲(チェンバロのための)BWV988(ピアノによる演奏)

    【ライブ演奏動画 1】
    【ライブ演奏動画 2】
ミケル・ビリャルバ(ピアノ)
 録音:2014年7月28-30日、アウディトリ、ジロナ、カタルーニャ、スペイン

 ミケル・ビリャルバはモンセラート修道院聖歌隊員としてイレネウ・セガラの指導を受けた後、バルセロナ市立音楽院でアントニ・ベサス(ベセス、1945-)に師事、さらにクロード・エルフェ(1922-2004)、フレデリク・ジュヴェール(1923-1997)に師事したカタルーニャ(スペイン)のピアニスト。
 Naxosレーベルにカタルーニャ出身の作曲家マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987)のピアノ作品全集(CD5枚)他の録音があります。

 
レア盤!

AMC 101
\2600
【旧譜 再入荷予定】
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1 No.1
  ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」Op.97
ルートヴィヒ三重奏団
 イム・ヒョソン(ピアノ)
 アベル・トマス(ヴァイオリン)
 アルナウ・トマス(チェロ)
 録音:2010年2月、アウディトリ・カン・ロチ・イ・トラス、サンタ・クロマ・ダ・グラマネト、カタルーニャ、スペイン
 
レア盤!

AMC 106.07
(2CD)
\5000→\4590
【旧譜 再入荷予定】
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
  無伴奏チェロ第1番ト長調 BWV1007
  無伴奏チェロ第2番ニ短調 BWV1008
  無伴奏チェロ第3番ハ長調 BWV1009
  無伴奏チェロ第4番変ホ長調 BWV1010 【録音セッションの動画】
  無伴奏チェロ第5番ハ短調 BWV1011
  無伴奏チェロ第6番ニ長調 BWV1012
アルナウ・トマス(チェロ)
 録音:2014年7月、聖マルティ教区教会、グラネラ、カタルーニャ、スペイン
 アルナウ・トマスは1973年スペインのバルセロナに生まれ、イヴァン・モニゲッティ、フランス・ヘルメルソンに師事したチェロ奏者。カザルス・クアルテット(弦楽四重奏、Harmona Mundiレーベルに録音)およびルートヴィヒ・トリオ(ピアノ三重奏)の創設メンバー。
 2014年現在カタルーニャ高等音楽学校教授およびケルン音楽大学客員教授。



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SOLE RECORDINGS

バルセロナに本拠を構える新進レーベル、ソレ・レコーディングズの扱いを開始いたします。
レア盤!

SR 0001
\2600
見えないヴァイオリン 無伴奏ヴァイオリンのためのカタルーニャ音楽
 ジョルディ・サルバリョ(1935-):
  無伴奏ヴァイオリンのためのカプリッチ第2番  【試聴】
 アルベルト・ギヌバルト(1962-):
  見えないヴァイオリン (無伴奏ヴァイオリンのための)(*) 【試聴】
 ジョルディ・サルバリョ:無伴奏ヴァイオリンのためのカプリッチ第4番
 フランセスク・グズマン(1991-):無伴奏ヴァイオリンのための序曲 (*)
 ペプ・マサーナ:パリ 2002
 ジュゼプ・スレ(1935-):マティルダに (無伴奏ヴァイオリンのための)
 サルバド・ブルトンス(1959-):地には平和(無伴奏ヴァイオリンのための)
 ガスパル・カサド(1897-1966)/ジュゼプ・クルメ編曲:
  間奏曲とフィナーレの踊り (無伴奏ヴァイオリンのための版) 【試聴】
 J・S・バッハ(1685-1750):サラバンド (無伴奏ヴァイオリンのための)
ジュゼプ・クルメ(ヴァイオリン)
録音:2013年12月2-3日、アウディトリ・ジュゼプ・カレラス、ビラ=セカ、カタルーニャ、スペイン
 ジュゼプ・クルメは1979年カタルーニャのサバデイに生まれたヴァイオリニスト。4歳の時に父からヴァイオリンの手ほどきを受け、1988年から1998年までキューバ出身のヴァイオリニスト、エベリオ・ティエレス・フェレルに師事。18歳でバルセロナのリセウ音楽院を最優秀の成績で卒業。さらにフライブルク音楽大学でニコラス・チュマチェンコ(ヤッシャ・ハイフェッツの教え子)に、シカゴのノーザン・イリノイ大学でシュムエル・アシュケナジおよびフェルメール弦楽四重奏団に師事。16歳でのデビュー以来世界的に活躍。
 当盤は地元カタルーニャの作曲家たちによる無伴奏リサイタル・アルバム。バッハのサラバンドがアンコール的に置かれています。(*)は世界初録音。
 
レア盤!

SR 0002
\2600
フランク・ブリッジ(1879-1941):チェロ・ソナタ ニ短調 H.125
ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 【試聴PV】
アンパロ・ラクルス(チェロ)
アンドレウ・リエラ(ピアノ)
録音:2014年4月4、6日、アウディトリ・ジュゼプ・カレラス、ビラ=セカ、カタルーニャ、スペイン
 アンパロ・ラクルスは1999年以来カンディンスキー三重奏団のメンバー。
 
レア盤!

SR 0003
\2600→\2390
わが友サラサーテに  【メイキングPV】
 サラサーテ(1844-1908):
  無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲ホ長調(1905;自筆譜による)(*)
 サン=サーンス(1835-1921):
  序奏とロンド・カプリチョーソ(ヴァイオリンとピアノのための版)
 ラロ(1823-1892):
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.20 から ロマンス(ヴァイオリンとピアノのための版)
 サラサーテ:
  アンダルシアのロマンス(ヴァイオリンとピアノのための)
  「カルメン」幻想曲(ヴァイオリンとピアノのための;1871)
 テオドール・デュボワ(1837-1924):
  宗教的アンダンテ(ヴァイオリンとピアノのための)(*)
  無言のロマンス(ヴァイオリンとピアノのための)(*)
 サラサーテ:ドン・フアン(ヴァイオリンとピアノのための協奏的幻想曲)(*)
 ショパン(1810-1849)/サラサーテ編曲:
  夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2(ヴァイオリンとピアノのための版)
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリンとピアノのための)

アナ・マリア・バルデラマ(ヴァイオリン)
ルイス・デル・バリェ(ピアノ)

録音:2015年2月21-22、28日、マドリード王立音楽院、マドリード、スペイン
 サラサーテをテーマとしたアルバム。
 サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチョーソ」とラロの「ヴァイオリン協奏曲ヘ長調」、デュボワの収録2曲はサラサーテに献呈された作品。(*)は世界初録音。
 アナ・マリア・バルデラマはマドリードのソフィア王妃高等音楽学校でザハール・ブロンに師事した後、バルセロナのカタルーニャ高等音楽学校、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学んだスペインのヴァイオリニスト。
 2008年スペインのソフィア王妃70歳記念演奏会でズービン・メータの指揮によりデビューという恵まれた経験を経て、2011年第11回パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールでスペイン人として初の第1位を獲得しました。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


OTAKEN RECORDS


TKC-365
\2500
フルトヴェングラー復帰初日の「運命」&「田園」
 ベートーヴェン
  交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
  交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 オタケン・リマスターで格段に良くなった!フルトヴェングラー復帰初日の「運命」&「田園」

 録音:1947 年5 月25 日ベルリン、ティタニア・パラスト,モノラル(ライブ)

 レコーディングにおいて、完成度はともかく、鮮度に関しては、2回目以降のテイクが、初回録りを上回ることが、ついになかったということは、よくある話しです。
 同様のことが、フルトヴェングラーの戦後復帰初日と3日目の「運命」にも言えます。これまで復帰の「運命」と言えば、3日目を指しておりましたが、昨今、初日演奏の音質向上により、初日の方をあげる方も少なくないようです。
 こんにち、音響の悪さの代名詞のように言われるティタニア・パラストも、フルトヴェングラーによれば、ロンドンの某ホールよりはるかに良いとのことで、当時ドイツの録音技術も、戦中から世界のトップレベルにあったことを鑑みると、当録音は、相当良い音で録られていたにちがいありません。
 今回当社のリマスターにおきまして、広大な周波数レンジをそのままに、聴衆の咳、客席あるいは舞台上の物音、指揮者のブレス等のすべてのアンビエントノイズを残し、歪むことを恐れて絞られていたダイナミックレンジを、想定されるレベルに設定いたしました。これにより音が締まって迫力の増したティンパニー、クッキリと音色豊かに浮かび上がる木管楽器等を、特に3楽章の4楽章にかけてのブリッジにおけるクレッシェンドにもご注目くださり、お楽しみください。是非、ご一聴くださいませ。
 (オタケンレコード 太田憲志)



<メジャー・レーベル>
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DG



479 6549
(CD+DVD)
〔スーパー・デラックス版〕
\8000→\7390
《アンナ・ネトレプコ〜ヴェリズモ》
デラックス版(479 6549/479 5013)
【CD】
 1) チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より「私は神の卑しいしもべです」,
 2) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「亡くなった母を」,
 3) プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「ある晴れた日」,
 4) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「お聞き下さい、王子様」,
 5) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」,
 6) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「大空を晴れやかに」,
 7) カタラーニ:歌劇『ワリー』より「さようなら、ふるさとの家よ」,
 8) ボイト:歌劇『メフィストフェレ』より「“いつかの夜、暗い海の底に」,
 9) ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』より「死のう!この恐ろしいときに」,
 10) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「歌に生き、愛に生き」,
 11) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「この宮殿の中で」,
 12) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「このやわらかいレースの中に」,
 13) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「私にしっかりともたれかかっておくれ」,
 14) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「マノン、お聞き、僕の恋人」,
 15) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「あなたなの、泣いているのは?」,
 16) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「ただ一人荒野の中に捨てられて,
 17) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「あなたの腕の中に」/
  【録音】2016年6月、ローマ

【DVD】
 1) チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より「私は神の卑しいしもべです」,
 2) プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「ある晴れた日」,
 3) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「亡くなった母を」/
  アンナ・ネトレプコ(ソプラノ).
  ユシフ・エイヴァゾフ(テノール),
  ヤデル・ビニャミーニ(指揮)
  東京フィルハーモニー管弦楽団/
    【収録】2016年3月、サントリーホール


通常版CD&LP(479 5015/479 5016)
 1) チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より「私は神の卑しいしもべです」,
 2) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「亡くなった母を」,
 3) プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「ある晴れた日」,
 4) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「お聞き下さい、王子様」,
 5) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「大空を晴れやかに」,
 6) カタラーニ:歌劇『ワリー』より「さようなら、ふるさとの家よ」,
 7) ボイト:歌劇『メフィストフェレ』より「“いつかの夜、暗い海の底に」,
 8) ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』より「死のう!この恐ろしいときに」,
 9) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「歌に生き、愛に生き」,
 10) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「この宮殿の中で」,
 11) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「このやわらかいレースの中に」,
 12) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「私にしっかりともたれかかっておくれ」,
 13) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「マノン、お聞き、僕の恋人」,
 14) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「あなたなの、泣いているのは?」,
 15) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「ただ一人荒野の中に捨てられて,
 16) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「あなたの腕の中に」/
   【録音】2016年6月、ローマ
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ).
ユシフ・エイヴァゾフ(テノール),
アントニオ・パッパーノ(指揮)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管
479 5013
(CD+DVD)
(デラックス版)
\4000→\3690

479 5015
(CDのみ)
\2300→\2090
479 5016
(2LP)
\4800

 ネトレプコの最新オペラ・アリア・アルバムを4形態でリリース! デラックス版は東京ライブからの3曲を収録したDVD付き
 今年3月、11年ぶりのリサイタル公演で来日を果たし、その圧倒的な表現力と音楽性で日本の聴衆を虜にした歌姫アンナ・ネトレプコ。
 この3年ぶりの新しいアルバムは彼女の成熟度を示すとともに、新たなレパートリーを獲得した自信を見せつける素晴らしい1枚となっています。
 一般的にヴェリズモ・オペラ・アリアは、怒りや悲しみ、嫉妬、喜びなどの感情表現の起伏が激しく、ベルカント・オペラよりも多彩な歌い方が要求されます。
 歌い手は自身の技術を磨き、より一層感情表現をきめ細かくすることで作曲家の要求に応えなくてはいけません。
 ネトレプコは2014年にヴェルディの「マクベス」「トロヴァトーレ」、プッチーニの「マノン・レスコー」などの新しい役に挑戦。時には残忍で恐ろしいヒロインを見事に歌い上げています。
 無限の感情の放出、劇的な歌唱、そして自然で卓越した演技力。今の彼女にとっては悲劇のヒロイン、世紀の悪女も自由自在。現在最高の歌手としての貫禄をまざまざと見せつけています。
 ボーナスDVDには2016年の来日公演での歌唱を3曲収録。現在の夫であるエイヴィゾフとの仲睦まじいデュエット姿も見ものです。


******

◆スーパー・デラックス版(479-6549)は縦: 263 mmx横: 198 mmx幅: 35 mmサイズの箱にスイスの高級ブランド、ショパールの美麗スカーフと3枚のアーティスト・カードを封入。 (CDおよびDVDの収録内容は479-5013と同じです。)
   50cmx50cm 100%シルク
  A special limited edition of “Verismo” is being released thanks to the generous support of
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479 4631
\2300→\2090
アリス=紗良・オット/ワンダーランド〜グリーグ:協奏曲
 サロネン指揮&バイエルン放送響 


グリーグ(1843-1907):
 1)ピアノ協奏曲イ短調作品16 
 2)抒情小曲集から
  (昔々、蝶々、アルバムの綴り、小人の行進、夜想曲、
   妖精の踊り、小川、トロールハウゲンの婚礼の日、
   バラード風に、春に寄す)
 3)ペール・ギュントから
   (作曲者自身によるピアノ編曲:
     ソルヴェイグの歌、山の魔王の宮殿にて)
アリス=紗良・オット(ピアノ)
バイエルン放送交響楽団
エサ=ペッカ・サロネン(指揮) 
 アリス、待望のグリーグ:協奏曲録音!
 2012年『ピクチャーズ』以来4年振りのソロ・アルバム。 アリス名義としては6枚目(ベスト、DUO、コラボ以外)。協奏曲録音としては2010年以来6年振りとなり、今回は地元ミュンヘンのバイエルン放送響との共演になります。(前回の協奏曲はミュンヘン・フィルとの共演でした)。  
 カップリングにはグリーグの豊かな抒情性が遺憾なく発揮された《抒情小曲集》からの数曲と作曲者自身によるピアノ・ソロ版の《ペール・ギュント》から2曲を収録しています。
 【録音】2015年1月15-16日, ミュンヘン ヘラクレス・ザール(1)、2016年4月20-21日、ベルリン、マイスター・ザール(2,3)
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479 6314
(42CD)
\15000→\13990

《オイゲン・ヨッフム〜DG管弦楽作品録音全集》
【CD1】
 ベートーヴェン:交響曲第1番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1959年,
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1954年/
【CD2】
 ベートーヴェン:交響曲第2番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1958年,
 ベートーヴェン:交響曲第4番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1961年,
 ベートーヴェン:フィデリオ序曲〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1959年/
【CD3】
 ベートーヴェン:交響曲第5番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1959年,
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1954年/
【CD4】
 ベートーヴェン:交響曲第7番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1952年,
 ベートーヴェン:交響曲第8番「田園」〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1958年,
 ベートーヴェン:レオノーレ序曲第2番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1961年/
【CD5】
 ベートーヴェン:交響曲第9番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1952年,
 ベートーヴェン:
  アテノの廃墟序曲, プロメテウスの創造物序曲〜
   バイエルン放送交響楽団
    [録音]1958年/
【CD6-7】
 ブラームス:交響曲第1-4番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1951-1956年/
【CD8】
 ブルックナー:交響曲第1番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1965年/
【CD9-10】
 ブルックナー:交響曲第2-3番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1966-1967年/
【CD11】
 ブルックナー:交響曲第4番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1965年/
【CD12-13】
 ブルックナー:交響曲第5-6番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1958, 1966年/
【CD14-16】
 ブルックナー:交響曲第7-9番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1964年/
【CD17-20】
 ハイドン:交響曲第93-104番〜
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1971-1973年/
【CD21】
 ベートーヴェン:交響曲第4番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1954年,
 モーツァルト:
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク, フィガロの結婚序曲,
 ウェーバー:オベロン序曲〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1950年/
【CD22】
 ブルックナー:交響曲第4番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1955年/
【CD23】
 ブルックナー:交響曲第7番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1952年/
【CD24-25】
 ブルックナー:交響曲第9番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1954年,
 ブルックナー:交響曲第8番〜
  ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1949年/
【CD26】
 ハイドン:交響曲第88番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1961年,
 ハイドン:交響曲第91番〜
  バイエルン放送交響楽団[録音]1958年,
 ハイドン:交響曲第98番〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1962年/
【CD27】
 ハイドン:交響曲第103番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1958年,
 モーツァルト:交響曲第40番〜
  バイエルン放送交響楽団[録音]1957年/
【CD28】
 モーツァルト:交響曲第36, 33, 39番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1955, 1954年/
【CD29】
 モーツァルト:グラン・パルティータ〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1962年,
 ヘンデル:オルガン協奏曲第4番〜
  ミヒャエル・シュナイダー(オルガン)
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1959年/
【CD30】
 カール・ヘラー:
  フレスコバルディの主題による交響的変奏曲Op.20,
  スウェーリンク変奏曲Op.56〜
   バイエルン放送交響楽団
    [録音]1957, 1987年/
【CD31】
 マーラー:大地の歌〜
  ナン・メリマン(メゾ・ソプラノ)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   [録音]1963年/
【CD32】
 シューベルト:交響曲第5&9番〜
  バイエルン放送交響楽団
   [録音]1957, 1958年/
【CD33】
 モーツァルト:交響曲第41番,
 シューベルト:交響曲第8番〜
  ボストン交響楽団[録音]1973年/
【CD34】
 シベリウス:
  劇音楽「テンペスト」序曲, 交響詩「大洋の女神」,
  交響詩「夜の騎行と日の出」〜バイエルン放送交響楽団
   [録音]1955年,
 ワーグナー:「ローエングリン」より
  第1幕への前奏曲&第3幕への前奏曲〜
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1951年,
  「パルジファル」より第1幕への前奏曲&聖金曜日の音楽〜
   バイエルン放送交響楽団
    [録音]1957年/
【CD35】
 R.シュトラウス:
  ドン・ファン, ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯〜
   ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   [録音]1952年,
  「ばらの騎士」よりワルツ,
  バレエ音楽「泡立ちクリーム」よりワルツ〜
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1953, 1954年/
【CD36】
 エルガー:エニグマ変奏曲,
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲〜ロンドン交響楽団
  [録音]1975年/
【CD37】
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番〜
  ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
  バイエルン放送室内管弦楽団
   [録音]1952年,
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調〜
  モニク・アース(ピアノ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1952年/
【CD38】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜
  ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1959年/
【CD39】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜
  ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1962年/
【CD40-41】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  [録音]1972年,
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜
  ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1974年/
【CD42】
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&2番〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1982年
オイゲン・ヨッフム(指揮)
 2017年に没30年をむかえるヨッフムの集大成第1集
 20世紀ドイツを代表する名匠オイゲン・ヨッフム(1902〜87)が、ドイツ・グラモフォンへ数多くの録音を特に1950、1960年代という壮年期に行っています。
 ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーという三大Bの作品では、最も熱く、渋く、重厚、そしてロマンティックで熱情的な演奏は、現在においても名盤として言い続けられています。
 そうしたDGへ録音した協奏曲のバックを含む管弦楽作品録音を全て収録したものです。各ディスクは、オリジナル・ジャケット・デザインによる紙ジャケットに収納。
 ブックレットには、様々なクラシック音楽についての執筆家Nigel Simeone氏による書き下ろしライナーノーツ(欧文のみ)とヨッフムのレアな写真などを収録予定です。




DECCA



483 0255
\2300→\2090
《ベンジャミン・グローヴナー〜オマージュ》
 1) J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ,
 2) メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ Op.35より第1&5番,
 3) フランク:前奏曲、コラールとフーガ,
 4) ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60,
 5) リスト:ヴェネツィアとナポリ S.162
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)
 説得力あるプログラミングによる聴き応えのある演奏
 英国の若手ピアニスト、ベンジャミン・グローヴナーの最新盤は「オマージュ」と題されたユニークなもの。
 これまでの彼のアルバムも、どれもプログラミングに特徴があり、演奏でだけでなく、アルバム全体が一つの作品として強い主張を持っていたのですが、今回もそれに負けず劣らず興味深い作品が並んでいます。
 今回のアルバムも、彼のコンセプトによると、メンデルスゾーンとフランクの作品はともにバッハへのオマージュであり、ショパンの舟歌はリストへのオマージュとのこと。確かに曲のスタイルは違いますが、根底に流れているものに目を向けると、彼の意図がはっきり浮かび上がってくるようです。聴き応えのある意義深い1枚です。
 【録音】2015年12月, UK. モンマス、ウィアストン・コンサート・ホール
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483 0835
\2300→\2090
《アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
 ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲》

 ショスタコーヴィチ:
  1) チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107,
  2) チェロ協奏曲第2番ト長調Op.126
アリサ・ワイラースタイン(チェロ),
パブロ・エラス=カサド(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 ワイラースタイン&エラス=カサドが奏でる新時代の情熱
 この協奏曲は第1番、第2番とも名手ロストロポーヴィチが初演しています。快活な第1番、陰鬱な第2番と曲の性格は違いますが、どちらもショスタコーヴィチが渾身の力を込めた作品であり、チェロの超絶技巧と多彩なオーケストレーションが際立つ名作として知られています。
 今回この曲を演奏しているのは、バレンボイムの秘蔵っ子として華々しいデビューを飾り、今年11月に来日公演が予定されているアリサ・ワイラースタイン。
 彼女の解釈は初演者ロストロポーヴィチ直伝のもので、彼女が初めてこの曲を演奏した22歳の時、ロストロポーヴィチから受けたアドヴァイスを元に今日まで演奏を練り上げてきました。
 彼女はこの作品を完全に掌握し、ますます深みの加わった音色、冴えわたる技巧で聴き手の心を掴みます。
 現代曲から古典まで幅広いレパートリーを持つ1977年スペイン生まれのパブロ・エラス=カサドの指揮が作品に深い陰影を与えています。
 

479 5681
\2300→\2090
《フランコ・ファジョーリ〜ロッシーニ:オペラ・アリア集》
 ロッシーニ:
  1) 歌劇『デメトリオとポリービオ』より「Pien di contento in seno」,
  2) 歌劇『マティルデ・ディ・シャブラン(美女と鉄の心)』(ナポリ版)より
   「Sazia tu fossi alfine」「Ah, perch?, perch? la morte」,
  3) 歌劇『ブルゴーニュのアデライーデ』より
   「Serti intrecciar le vergini」「Questi che a me presenta」
   「Vieni, tuo sposo e amante」「Al trono tuo primiero」,
  4) 歌劇『タンクレーディ』より「待ち望んだ岸辺よ」「愛の甘き言葉」,
  5) 歌劇『ブルゴーニュのアデライーデ』より
   「Salve, Italia」「O sacra alla virt?」
   「Soffri la tua sventura...Amica speme」,
  6) 歌劇『セミラーミデ』より
   「バビロニアに帰ってきた・・・ああ!あの日を絶えず思い出す」,
  7) 歌劇『エドゥアルドとクリスティーナ』より
    「Nel misero tuo stato」「Ah! Chi sa dirmi se la sposa」
    「La piet? che in sen serbate」
フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー),
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア、
 絶大なる超絶技巧と人気のカウンターテナー
 1981年にアルゼンチンのトゥクマンで生まれ、ブエノスアイレスのテアトル・コロン付属芸術学校始まって以来、初のカウンターテナーの学生となったことで知られる歌手フランコ・ファジョーリ。
 最近のバロック・オペラ・ブームに乗って各地の劇場で活躍を重ね、いくつものバロック・オペラの蘇演に尽力し、その超絶技巧とミステリアスな歌声で大人気を博しています。
 2015年にはカウンターテナー歌手として、Deccaと初の専属契約を結び、その期待は更に高まっています。
 このロッシーニは契約後初のデビュー・アルバムとなるもので、彼の魅力が存分に発揮された素晴らしい内容です。
 【録音】2015年11月、アテネ、ディミトリ・ミトロプーロス・ホール



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SONY&RCA



8887512720-2
(25CD)
\9000→\8490
エフゲニー・キーシン/
 ザ・コンプリートRCA&ソニー・クラシカル・アルバム・コレクション

【CD1】
 ラフマニノフ・
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
   ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ロンドン交響楽団
 ・練習曲集『音の絵』作品39〜
   第1番ハ短調、第2番イ短調、第4番ロ短調、第5番変ホ長調、
   第6番イ短調、第9番ニ長調
    [録音]1988年5月16日&17日、ロンドン、ワトフォド・タウン・ホール
【CD2】
 ・ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11
 ・ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 作品35
  ヴラディーミル・スピヴァコフ(指揮)
  モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団
   [録音]1988年8月10日&12日、ウィーン、コンツェルトハウス
 プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 作品34
  ウラディーミル・スピヴァコフ(ヴァイオリン)、
  ボリス・ガリツキ(ヴァイオリン)、
  ユーリ・ガンデルスマン(ヴィオラ)、
  ミハイル・ミルマン(チェロ)、ミシェル・レティエク(クラリネット)
   [録音]1988年10月6日&7日、パリ、リバン教会
【CD3】エフゲニー・キーシン・ライヴ・イン・ジャパン1987
 ・ラフマニノフ:リラの花
 ・ラフマニノフ:絵画的練習曲『音の絵』作品39〜
    第5番 変ホ短調、〜第1番 ハ短調
 ・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82
 ・リスト:3つの演奏会用練習曲S.144より
   第2番 ヘ短調「軽やかさ」
 ・リスト:2つの演奏会用練習曲S.145より
   第1番 変ニ長調「森のささやき」
 ・ショパン:夜想曲第7番 変イ長調 作品32の2
 ・ショパン:ポロネーズ第5番 嬰へ短調 作品44
 ・ショパン:マズルカ ホ短調 作品25の3
 ・スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 作品42の5
 ・日本のメロディ[三枝成彰編曲] 夏は来ぬ、灯台守、うさぎ
  [録音]1987年5月12日、東京、サントリーホールでのライヴ・レコーディング
【CD4-5】キーシン・カーネギー・ホール・デビュー・リサイタル
 ・シューマン:アベッグ変奏曲 作品1
 ・シューマン:交響的練習曲 作品13
 ・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82
 ・リスト:愛の夢 第3番S.541の3
 ・リスト:スペイン狂詩曲S.254
 ・ショパン:ワルツ嬰ハ短調作品64の2
 ・リスト:超絶技巧練習曲S.139〜 第10番 ヘ短調
 ・シューマン / リスト:献呈
 ・プロコフィエフ:練習曲 ハ短調作品2の3
  [録音]1990年9月30日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコーディング
【CD6】
モーツァルト
 ・ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
 ・コンサート・ロンド ニ長調 K.382
 ・ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414*
  ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮)モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団
  [録音]1992年7月、ストラスブール、パレ・デ・ラ・ムジーク・エ・デ・コングレ、
1988年10月、パリ、リバン教会*
【CD7】
ラフマニノフ
 ・ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30
  小澤征爾(指揮)ボストン交響楽団
 ・ヴォカリーズ作品34の14(リチャードソン編)
 ・前奏曲変ロ長調作品23の2
  [録音]1993年1月21日&22日、
       ボストン、シンフォニー・ホールでのライヴ・レコーディング
【CD8】
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54*
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
・シューマン:アラベスク 作品18
・シューベルト / リスト:ます
・シューベルト / リスト:魔王
・グリーグ:謝肉祭より 作品19の3 (「民族生活の情景」より)
・グリーグ:君を愛す 作品41の3
・リスト:ウィーンの夜会第6番 S 427の6 (第1版)
 [録音]1992年5月21日〜26日、
       ウィーン・ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング*、
     1992年10月26日〜28日、ウィーン、ゾフィエンザール
【CD9】
ショパン
 ・幻想曲 ヘ短調 作品49
 ・ワルツ 変イ長調 作品42
 ・ワルツ イ短調 作品34の2「華麗なる円舞曲」
 ・ワルツ 変イ長調 作品34の1「華麗なる円舞曲」
 ・ポロネーズ 第5番 嬰へ短調 作品44
 ・夜想曲 変イ長調 作品32の2
 ・夜想曲 嬰ハ短調 作品27の1
 ・夜想曲 変ニ長調 作品27の2
 ・スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
  [録音]1993年2月20日&22日、
   ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコーディング
【CD10】
ショパン
 ・ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
 ・マズルカ ヘ短調作品63の2
 ・マズルカ ハ長調 作品56の2
 ・マズルカ嬰ハ短調作品63の3
 ・マズルカ変ニ長調作品30の3
 ・マズルカ ヘ短調作品68の4
 ・マズルカ ト長調作品50の1
 ・マズルカ嬰ハ短調作品50の3
 ・マズルカニ長調作品33の2
 ・マズルカ変ロ短調作品24の4
 ・マズルカ嬰へ短調作品59の3
 ・マズルカイ短調作品17の4
 ・マズルカ ロ長調作品63の1
  [録音]1993年2月20日&22日、
   ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコーディング
【CD11】
・ハイドン:ピアノ・ソナタ第30番 イ長調 Hob. XVI: 30
・ハイドン:ピアノ・ソナタ 第52番 変ホ長調 Hob. XVI: 52
・シューベルト:ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D784、作品143
・シューベルト / タウジヒ編:軍隊行進曲 第1番 ニ長調 D733の1
 [録音]1994年11月30日〜12月4日、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
【CD12】
・シューマン:幻想曲ハ長調 作品17
・リスト:超絶技巧練習曲より
  第12番変ロ短調「雪かき」、第11番変ニ長調「夕べの調べ」、
  第10番ヘ短調、第5番変ロ長調「鬼火」、第8番ハ短調「狩り」
   [録音]1995年8月22日〜25日、フライブルク、シュロスベルクザール
【CD13】
ベートーヴェン
 ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19
 ・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』
  ジェームズ・レヴァイン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
  [録音]1997年1月14日、15日、17日、18日、
       ロンドン、アビーロード・スタジオ
【CD14】
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2『月光』
・フランク:前奏曲、コラールとフーガ
・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 作品35
 [録音]1997年8月19日〜26日、フライブルク、シュロスベルクザール
【CD15】
・J.S.バッハ / ブゾーニ編:シャコンヌ
・ベートーヴェン:ロンド ト長調 作品51の2
・ベートーヴェン:ロンド・カプリッチョ ト長調 作品129『なくした小銭への怒り』
・シューマン:クライスレリアーナ 作品16
 [録音]1997年8月20日〜26日、フライブルク、シュロスベルクザール
【CD16】
ショパン
 ・バラード 第1番 ト短調 作品23
 ・バラード 第2番 ヘ長調 作品38
 ・バラード 第3番 変イ長調 作品47
 ・バラード 第4番 ヘ短調 作品52
 ・子守歌 変ニ長調 作品57
 ・舟歌 嬰へ長調 作品60
 ・スケルツォ 第4番 ホ長調 作品54
  [録音]1998年8月5日〜7日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD17】
ショパン
 ・24の前奏曲 作品28
 ・ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 作品35『葬送行進曲』
 ・ポロネーズ第6番変イ長調 作品53『英雄』
  [録音]1999年7月30日、31日、8月1日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD18】
・バッハ / ブゾーニ編:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
・グリンカ / バラキレフ編:ひばり
・ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
 [録音]2001年8月4日&5日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD19】
シューマン
・ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 作品11
・謝肉祭 作品9
 [録音]2001年7月31日、8月1日、12月27日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD20】
ブラームス
 ・ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 作品.5
 ・8つのピアノ小品 作品76より 間奏曲 イ短調、カプリッチョ ロ短調
 ・ハンガリー舞曲
   第1番ト短調、第3番ヘ長調、第2番ニ短調、
   第7番ヘ長調、第6番変ニ長調
    [録音]2001年12月25日〜27日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD21】
シューベルト
 ・ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
 ・セレナード (「白鳥の歌」D957より)[リスト編]
 ・さすらい (「美しき水車小屋の娘」 D795より) [リスト編]
 ・どこへ? (「美しき水車小屋の娘」 D795より) [リスト編]
 ・わが宿 (「白鳥の歌」D957より) [リスト編]
 ・リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 S514
  [録音]2003年6月10日&11日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD22】
・スクリャービン:5つの前奏曲集 作品15
・スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3番 嬰へ短調 作品23
・メトネル:追憶のソナタ イ短調 作品38の1
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章
 〜 エフゲニー・キーシン(ピアノ)(2004年)
  [録音]2004年8月7日&8日、ドイツ、フライブルク、SWFスタジオ
【CD23-24】シューベルト:4手のためのピアノ作品集
シューベルト
 ・幻想曲 ヘ短調 D940、作品103
 ・アレグロ イ短調 D947、作品144 「人生の嵐」
 ・ソナタ ハ長調 D.812, 作品140「グランド・デュオ」
 ・性格的な行進曲第1番ハ長調 D.886、 作品.120の1
 ・軍隊行進曲第1番ニ長調 D733, 作品51の1
  エフゲニー・キーシン&ジェームズ・レヴァイン(ピアノ)
   [録音]2005年5月1日、
    ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコーディング
【CD25】
ショパン
 ・ポロネーズ 第1番嬰ハ短調 作品26の1
 ・ポロネーズ 第2番変ホ短調 作品26の2
 ・即興曲 第1番 変イ長調 作品29の1
 ・即興曲 第2番 嬰へ長調 作品36
 ・即興曲 第3番 変ト長調 作品51
 ・幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
 ・ポロネーズ 第4番 ハ短調 作品40の2
 ・ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」
  [録音]2004年7月26日、
   ヴェルビエ、サル・メドラン(ヴェルビエ音楽祭)でのライヴ・レコーディング

 ■現代のピアノ界を牽引するエフゲニー・キーシン。40代半ばをむかえ、その完璧な技巧にはますます磨きがかかり、特にここ数年は音楽に著しい深まりと瞑想性さえ漂わせるようになってきています。2008年以降はセッション録音を手掛けず、ここ数年はライヴ録音が時折発売されるのみで録音から遠ざかった感のあるキーシンですが、当ボックスは1987年から2005年にかけての約18年間に、彼がRCAとソニー・クラシカルに残した全録音をCD25枚に集大成したものです。
 ■全25枚はほぼ録音順に並べられており、一部を除いてアルバム初出時のカップリングが踏襲されています。1987年から2005年といえば15歳から34歳にかけての演奏ということになり、まさに「神童」から押しも押されぬ「若き巨匠」へと変貌を遂げてゆくさまが実際の音として刻み込まれています。
 ■協奏曲では、ハイドン、モーツァルト(第12番・第20番)、ベートーヴェン(第2番・第5番)、シューマン、ラフマニノフ(第2番・第3番)、ショスタコーヴィチ(第1番)というお得意のレパートリーで、ゲルギエフ/ロンドン響、小澤征爾/ボストン響、レヴァイン/フィルハーモニア管、ジュリーニ/ウィーン・フィルらと共演しているのが聴きものです。特に小澤/ボストンとのラフマニノフの第3番は、日本の1993年度レコード・アカデミー賞を受賞し、キーシンのアーティスト・イメージを大きく向上させるきっかけになった名演として知られています。
 ■そしてこの25枚組の核となっているのが、1987年から2004年にかけて録音されたソロ・アルバムといえるでしょう。特に1995年から2004年にかけてほぼ毎年キーシンお気に入りのドイツ・フライブルクにある南ドイツ放送(SWF)でセッション録音されたアルバムは、キーシンが世界各地で弾き込んで完成の域に持っていった選りすぐりのレパートリーを最高のコンディションで収録したもので、ピアノ・ソロの主要レパートリーにおけるキーシンの見事な解釈を堪能することができます。また6枚分のライヴ・レコーディングも、カーネギー・ホール創立100周年の幕開けを飾った1990年9月のソロ・リサイタルや、東京サントリーホールのオープニング・シーズンである1987年5月に行われたソロ・リサイタルなど、キーシンにとって重要なメルクマールとなった演奏会が記録されています。
 ■ここ数年はヴェルビエ音楽祭ほかで室内楽にも積極的にかかわるようになったキーシンですが、それまではソロと協奏曲にほぼ専念していた感があり、その意味で1988年にパリでスピヴァコフらとの共演で録音されたプロコフィエフの「ヘブライの主題による序曲」は、長い間キーシン唯一の室内楽録音として珍重されてきた演奏でした。またキーシンと最も多く共演している指揮者の一人、ジェームズ・レヴァインとの2005年のライヴであるシューベルトの4手のためのピアノ曲集でも、2人の息のあった音楽作りを楽しむことができます。




DHM


8898534842-2
\2500
ジュリオ・プランディ/ヘンデル・イン・ローマ 1707
 ヘンデル:
  1) 「天にまします聖母様」HWV233,
  2) 「ああ、あまりに不公平なこと」HWV 230,
  3) 「ディキシット・ドミヌス」(主は言われた)HWV.232
ジュリオ・プランディ(指揮)
ギスリエリ合唱団&コンソート

 ヘンデルは1706年の秋頃から1710年の春にかけてイタリア中を廻り、多くのパトロンたちのもとで音楽活動(作曲やチェンバロの演奏)によって歓迎を受けています。
 束縛を嫌ったヘンデルは客人としての待遇が好きであったようで、定職につくことはありませんでした。
 よって、この時代についての作曲活動についての全貌は分かっていませんが、こうした経験を通してイタリアの高度な作曲技術を身につけたようです。
 ここに収録された宗教的作品は、1707年に作曲されたもので、これまでのカトリック音楽の慣例を打ち破った形式によって書かれているのが特徴的です。
 ヘンデルの艶やかな旋律線の魅力を生き生きと蘇らせた、情熱的とも思わせる作品です。指揮者のジュリオ・プランディは1977年生まれ。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で合唱音楽、指揮、作曲を学びながら、パヴィーア大学の数学科でも学び、卒業。パヴィーア大学の音楽仲間らと様々な時代の合唱作品を研究する合唱団と器楽アンサンブルを設立し、知られざる作品に光を当ててコンサートを行っています。
 2013年には、リスボン大聖堂の古文書庫に保管されていた19世紀後半の楽譜を校訂して復活蘇演なども行っています。

 [録音]2015年5月14日、ドイツ、アインベック、聖アレクザンドリ教会(デジタル:ライヴ)



<国内盤> 


FONTEC


FOCD9714
¥2700+税
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット/ノスタルジア
 フラッケンポール:トロンボーン四重奏曲
 シャルル=アンリ(小田桐寛之 編):夢の形で
 J.S.バッハ(小田桐寛之 編):パッサカリア
 (原曲:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582)
 バルトーク(小田桐寛之 編):トロンボーン四重奏のための組曲
 (原曲:ピアノのための組曲 Op.14 Sz.62)
 いずみたく(小田桐恵子 編):見上げてごらん夜の星を
 中村八大(兼松 衆 編):明日があるさ
 中村八大(小田桐恵子 編):上を向いて歩こう
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット
 小田桐寛之(テナー・トロンボーン)
  東京都交響楽団首席トロンボーン奏者
 井口有里(テナー・トロンボーン)
  東京都交響楽団トロンボーン奏者
 青木 昂(テナー・トロンボーン)
  東京都交響楽団トロンボーン奏者
 野々下興一(バス・トロンボーン)
  東京都交響楽団バス・トロンボーン奏者
 東京都交響楽団(都響)首席トロンボーン奏者 小田桐寛之率いる、東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテットの新作をお届けします!
 アルバム冒頭は金管楽器のための優れた作品を数多く残してきたフラッケンポールによるトロンボーン四重奏曲からスタート。アレンジャーとしても評価の高い小田桐の編曲による、シャルル・アンリ、J.S.バッハ、バルトークによる珠玉の作品が続きます。
 日本屈指のオーケストラの金管セクションとしてアンサンブルを重ねた4人にしか成し得ない息のあったその演奏は、高い技術ときらめくセンス、インテリジェンスが光ります。
 締めくくりは国民的歌手として人気を博し、若くして亡くなった坂本九へのオマージュともいえる3曲。トロンボーンという楽器の特性である深く温かみのある音色を、心ゆくまでご堪能いただけます。
 管楽器ファンのみならず、全音楽ファン必聴の一枚です!
  収録:2016年1月19-21日 三芳町文化会館 コピスみよし
 

FOCD9720
¥2700+税
ティモシー・カーター/クラリネット再発見
 ショパン:幻想即興曲Op.66(編曲:ティモシー・カーター)
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァ—ヌ(編曲:ティモシー・カーター)
 ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番(編曲:ヨゼフ・ヨアヒム)
 ショパン:スケルツォ第2番 Op.31(編曲:ティモシー・カーター)
 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
 (編曲:ティモフェイ・ドクシツア)
 モーツァルト:
  歌劇『ツァイーデ』より アリア「安らかにお休み、いとしい命よ」
   (編曲:ティモシー・カーター)
  モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』より「アレルヤ」
 モンティ:チャルダッシュ(編曲:ティモシー・カーター&土居里江)
 フォーレ:ロマンス Op.28
 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(編曲:小倉清澄)
 ラフマニノフ:交響曲第2番Op.27 第3楽章より
  (編曲:ティモシー・カーター&土居里江)
 プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』よりアリア「私のお父さん」
  (編曲:ティモシー・カーター)
ティモシー・カーター(クラリネット)
土居里江(ピアノ)
 特殊スーツに身を包み、宇宙の遥か彼方からやってきた“クラリネット星人”ティモシー・カーターのファーストアルバムの登場です!
 オーケストラの首席奏者として、室内楽奏者として、またソリストとして、その実力を国内外で遺憾なく発揮してきたティモシーが本作のテーマとして掲げたのが「クラリネット再発見」。幾多のクラシックの名曲からじっくりと選曲された作品を、本人、あるいは他の音楽家の編曲によって、クラリネットとピアノのための作品として、新たな魅力を見出します。
 共演を重ねるピアニスト・土居里江とのぴったりと息の合ったアンサンブルも聴きどころです。
 気鋭の奏者が切り開くクラリネットの新たな地平をお楽しみください。

 ティモシー(ティム)・カーター (クラリネット):
  アメリカ東海岸のメイン州で生まれる。幼少期よりクラシック音楽に興味を抱くようになり、高校・大学とジュリアード音楽院に進む。在学中、ソリスト、室内楽奏者、またオーケストラのクラリネット奏者として、アメリカ・ヨーロッパ・日本など世界各地で演奏する。その中には、京都国際音楽学生フェスティバル、タングルウッド音楽センター、マルボロを含む数々の公演も含まれる。
 これまでに、クラリネットをイェフダ・ジラード、チャールズ・ナイディック、大島文子の各氏に師事。卒業後、名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団。2007年から2009年まで、首席クラリネット奏者を務める。在籍中に、名古屋フィルハーモニー交響楽団、ウィーンフィルハーモニーの演奏者と渋谷オーチャードホールにて3度共演(トヨタ マスター プレイヤーズ)。 その後、新日本フィルハーモニー交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ東京等、様々な日本のオーケストラとゲスト首席クラリネットとして演奏。また、ソロクラリネット奏者として、日本やヨーロッパで開催された国際音楽コンクールで数々の上位入賞を飾る。
 現在はくらしき作陽大学でクラリネットの指導を行う。 最近では日本のみならずアメリカでも中国でもソリストや室内楽奏者としてコンサートで演奏。またソロ奏者として、一般的なクラリネットのレパートリーのみならず、「マルチメディア」かつ「クラシックのクロスオーバー」な演奏会の開発にも注目している。さらに、クラシックの象徴的かつ感動的な作品の、クラリネットのための新しい編曲を自ら行っている。
 収録:2016年3月28-30日 くらしき作陽大学 聖徳殿
 
FOCD20110
¥2800+税
小川京子(ピアノ)/モーツァルト 2016
 モーツァルト:
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K.379(373a)
  「泉のほとりで(ああ、私は恋人を失くした)」による
  ピアノとヴァイオリンのための六つの変奏曲 ト短調K.360(374b)
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ楽章 ト長調 K.Anh.47(546a)
  (ロバート・レヴィン 補作) 堀 正文(ヴァイオリン)
  ピアノと木管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
   古部賢一(オーボエ) 四戸世紀(クラリネット) 吉田 将(ファゴット)
   日橋辰朗(ホルン)
  二台のピアノのためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調〔ケッヒェル番号なし〕
   (ロバート・レヴィン補筆)※
  二台のピアノのためのフーガ ハ短調 K.426※
   ロバート・レヴィン(ピアノ)
小川 京子(ピアノ)
 モーツァルト演奏の第一人者、ピアニスト小川京子による新作の登場です。
 本作には、モーツァルトの後半生である約10年間のウィーン時代に創られたピアノを含む室内楽曲が収められています。
 堀 正文、古部賢一、四戸世紀、吉田 将、日橋辰朗という日本有数の奏者たち、そして演奏家・研究者として多大なる業績を残す「現代のモーツァルト」ロバート・レヴィンを迎え収録されたその演奏は、偉大なる作曲家への敬意と愛に溢れています。
 解説:海老沢 敏(音楽学者)

小川 京子(ピアノ):
 北海道出身。東京芸術大学卒業。ヴィーン国立音楽アカデミーに留学。現代音楽の演奏に対する特賞を得て卒業。数多くのリサイタル、室内楽、CD録音、フォルテピアノの演奏及び、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、NHK交響楽団との協演など多彩な活動を続けている。尚、2002年にボローニャ王立アカデミーより「世界のピアノ芸術における高度の貢献度に対して」東洋人の女性では初めて名誉会員に推挙された。桐朋学園大学名誉教授。日本モーツァルト研究所副所長。
 収録:2015年12月6日 西東京市保谷こもれびホール、2009年5月23日 ハクジュホール※
 
FOCD9721
¥2700+税
QUATTRO PALOS (クアトロ・パロス)/Amanecer
 永島志基:Quattro Palos
  (I.TAISHI II.TAJI III.HAGY IV.TSUKASA)
 松岡 滋:Samba de Viento
  (I.Amanecer II.Salida)
 佐藤弘和:Canary
  (I.To the west II.The island of dragon’s blood tree)
 冨山詩曜:Moon
  (I. White Moon II.Green Moon III.Red Moon)
 小関佳宏:ANIMALIA
 藤井眞吾:4つのリトルネッロ
  (I.海へ II.タランテラ III.詠唱の歌 IV.終わりは始まり)
 菅野よう子:花は咲く(編曲:クアトロ・パロス)
Quattro Palos(クアトロ・パロス)
 日本屈指の実力派ギター・カルテット、QUATTRO PALOS(クアトロ・パロス)がニュー・アルバムをお届けします!
 国内のいくつものコンクールで優勝し、全国各地で演奏会を行うクアトロ・パロス。幅広いレパートリーを誇る彼らですが、本アルバムでは「同時代の日本人作曲家による、ギター四重奏のオリジナル曲」にスポットを当てています。
 日本という風土で生まれ、ギター・カルテットという演奏形態を最大限に生かした楽曲—そこから生まれる多彩な音—クアトロ・パロスは、作曲家の想いにしっかりと応えた上で、はっきりと自分たちの音楽を提示します。
 最終トラックは、クアトロ・パロス自身の編曲による「花は咲く」。アルバムの掉尾を飾るにふさわしい、心に染み入る名演です。
 ギター四重奏のAmanecer(スペイン語で夜明けの意)を指し示す、ファン待望の一枚の登場です。

Quattro Palos(クアトロ・パロス)
 齊藤泰士(1st)・多治川純一(2nd)・萩野谷英成(3rd)・前田 司(4th)によるギター・カルテット。
 第21回日本ギター重奏コンクールにて優勝、及びHARUMI賞を受賞。
 第25回日本ギター合奏フェスティバル」で行われたギター合奏作曲コンクール本選会にて、選出されたすべての作品の実演を行い好評を博す。日本ギター合奏フェスティバルにおいて、冨山詩曜作曲「MOON」、D.コスリー作曲 「Waltz triptych」、藤井眞吾作曲「四つのリトルネッロ」をアンサンブルOZとして初演。
 また松岡 滋、冨山詩曜、笹久保伸、永島志基、小関佳宏各氏から献呈された新作の初演を果たし、メンバー独自の作・編曲にも力を入れるなど、ギター重奏の新しいレパートリーを追求しつつ、更なる高みを目指す。
 2015年5月、1stCD『 ! Leva ! 』を発表。
 首都圏を中心に、全国各地で演奏活動を積極的に行っている。
 収録:2016年4月13日-15日 五反田文化センター




OTAKEN RECORDS

TKC-203
\2315+税
マイ・ハート弦楽四重奏団結成20年記念
 「死と乙女&ラヴェル」

  シューベルト:
   弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810
  ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
マイ・ハート弦楽四重奏団:
 【辻井 淳(第1ヴァイオリン)、
  釋 伸司(第2ヴァイオリン)
  沖田孝司(ヴィオラ)、
  雨田一孝(チェロ)】
 広島を本拠に名手辻井淳が率いるマイ・ハート弦楽四重奏団結成20年記念CD「死と乙女&ラヴェル」最新録音!

 録音:2015 年9 月 ガリバーホール(滋賀県高島市)
 ディレクター:太田憲志(オタケンレコード)/エンジニア:松田淳一(浜松レコーディングワークス)

 今年、結成20 年を迎えた、マイ・ハート弦楽四重奏団の、渾身の一作。
 この四重奏団の音楽的責任者は、確かに、第一ヴァイオリンを務める辻井 淳である。しかし、この四重奏団のキャラクターを決定づけているのは、この四重奏団の代表であり、ヴィオラを務める沖田孝司とチェロの雨田一孝である。特に沖田は、演奏行為そのものが、人格の表出に直結している、今日では稀有な存在である。第2ヴァイオリンの釋 伸司は、辻井と同じく、ソロ・コンマスの技量の持ち主であるが、ここでは、ぴったりと辻井に寄り添い、時に、情にさおさせがちになるアンサンブルを、技術的な側面より、引き締めている様は、将に尊敬に値する。
 マイ・ハート弦楽四重奏団は、各人、それぞれの有り様を、的確に捉えている理想的な四重奏団と言えよう。これからも、誰一人欠けることなく、末長く活躍されんことを、祈るばかりである。
 尚、この度、当四重奏団の発起人であり、「マイ・ハート倶楽部」顧問でもあられる岸田文雄外務大臣より、祝辞をいただき、ライナーノートに掲載させていただいた。
  (オタケンレコード 太田憲志)

<映像>


FUNDACIO VICTORIA DE LOS ANGELES(映像)(DVD PAL)


スペインのビクトリア・デ・ロス・アンヘレス財団の自主制作盤の扱いを開始いたします。
レア盤!

FVDA 13
(1DVD PAL + 1CD)
\5000→\4590
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス
 
ブラバ、ビクトリア!
  [DVD]
 「ブラバ、ビクトリア!」(マリア・ゴルゲス監督)
  カタルーニャ・テレビ放送とスペイン国営テレビ放送の共同制作による、 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス財団が管理するビデオ、写真等の資料から
  ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの生涯とキャリアをたどるドキュメンタリー

  収録時間:60分/音声:カタルーニャ語、スペイン語、英語
  字幕:カタルーニャ語、スペイン語、英語、フランス語
  【番組制作会社PV】
  [CD] 上記番組のサウンド・トラック
 モンサルバーチェ(1913-2002):5つの黒人の歌 から 黒人の歌
   パリ音楽院管弦楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮) 録音:1962年
 レスピーギ(1879-1936):ストルネッロを歌う女
   ポルトガル国立交響楽団 ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指揮)
   録音:1957年6月21日、ライヴ、リスボン、ポルトガル
 ファリャ(1876-1946):オペラ「はかなき人生」から Vivan los que rien
   パリ音楽院管弦楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮) 録音:1962年
 ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):サルスエラ「ラ・テンプラニカ」から タランチュラ
   スペイン国立管弦楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
   録音:1967年
 ヴェルディ(1813-1901):オペラ「ラ・トラヴィアータ」から 花から花へ
   ローマ・オペラ劇場管弦楽団 ガブリエーレ・サンティーニ(指揮) 録音:1958年
 ホセ・パロミノ(1755-1810)/アントニー・バーナード(1891-1963)編曲:長椅子
   伴奏者名記載なし(器楽アンサンブル) 録音:1955年
 ブラームス(1833-1897):甲斐なきセレナード
   ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1960年
 黒人霊歌/ハリー・タッカー(1866-1949)編曲:時には母のない子のように
   ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1976年
 カタルーニャ民謡/ホアキン・ニン・カステリャノス(1879-1949):鳥の歌
   パウル・ベルト(ピアノ) 録音:1960年
 カタルーニャ民謡/
  マヌエル・ガルシア・ムランタ [モランテ] (1937-)編曲:聖母の御子
   ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1992年
 ジャイミ・オヴァリ(1894-1955):青い鳥
   シンフォニア・オブ・ロンドン ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮) 録音:1964年
 マスネ(1842-1912):
  オペラ「マノン」から 彼らの声が甘い恋に誘う時(マノンのガヴォット)
   パリ・オペラ・コミーク合唱団&管弦楽団 ピエール・モントゥー(指揮) 録音:1955年
 カタルーニャ民謡/マヌエル・ガルシア・ムランタ [モランテ] (1937-)編曲:船乗り
   ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1992年
 ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から ハバネラ
   フランス国立放送管弦楽団 トマス・ビーチャム(指揮) 録音:1960年
 プッチーニ(1858-1924):オペラ「ラ・ボエーム」から 私の名はミミ
   ビクター合唱団&管弦楽団 トマス・ビーチャム(指揮) 録音:1956年
 ワーグナー(1813-1883):オペラ「タンホイザー」から 厳かな殿堂よ
   フィルハーモニア管弦楽団 ヴァルター・ジュスキント(指揮) 録音:1950年
 ジェニ・サデーロ(1886-1961):エラ・ラ・ヴォ
   シンフォニア・オブ・ロンドン ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮) 録音:1964年
 ロッシーニ(1792-1868):オペラ「セビリャの理髪師」から 今の歌声は
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ヴィットリオ・グイ(指揮) 録音:1963年
 ラファエル・カリェハ(1870-1938)&トマス・バレラ(1870-1938):さらばグラナダ
   ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ギター弾き語り) 録音:1961年
 エドゥアルド・トゥルドラ [トルドラ] (1895-1962):五月
   バルセロナ市パトロナート管弦楽団 アントニ・ロス・マルバ(指揮) 録音:1970年
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ブラジル風バッハ第5番 から アリア(カンティレーナ)
   フランス国立放送管弦楽団 エイトル・ヴィラ=ロボス(指揮) 録音:1957年
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
 初回限定生産商品につきお早目のオーダーを。当DVDの再生にはPAL対応のプレーヤーが必要です。ご了承ください。(代理店より)














7/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




CONTINUO CLASSICS


CC777 001
【再発売】
\2400
名手ペランによるフランス・ハープ作品集
 (1)グランジャニー:子供の時間
 (2)ピエルネ:即興的奇想曲
 (3)カプレ:フランス風ディヴェルティメント
 (4)カプレ:スペイン風ディヴェルティメント
 (5)フォーレ:塔の中の王妃 Op.11
 (6)フォーレ:即興曲
 (7)ルーセル:即興曲
 (8)トゥルニエ:ソナチネ
イザベル・ペラン(ハープ)
 録音:2007年5月21-25日/ベルギー/60’31”、日本語解説付

 フランス国立管弦楽団のハープ奏者として活躍しているイザベル・ペランによる19 世紀後半から20 世紀前半のフランスのハープ作品集。
 グランジャニー、ピエルネ、カプレ、フォーレ、ルーセル、トゥルニエを収録しました。柔らかく透明感ある音色が美しく響き渡ります。イザベル・ペランはニース音楽院を卒業後、渡米しジュリアード音楽院で研鑽を積みました。
 サンフランシスコ交響楽団の団員を務めた後、フランス国立菅のハープ奏者として活躍。現在はエコール・ノルマル音楽院教授も務め後進の指導にも力を入れています。(INTEG 221159 の再発売商品)




LIMEN



CDVD026 C026
(CD+DVD)
\3100→\2890
迷いのない明るい響き、みずみずしく奏でる女流ピアニスト
 クレメンティ:ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.13-6
 シューマン:幻想小曲集 Op.12
 ワーグナー/リスト:イゾルデの愛の死 S.447
 リスト:2つの伝説 S.175 より
  第2番「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
エリザ・ダウリア(ピアノ)
 迷いのない明るい響き、みずみずしく奏でる女流ピアニスト

 録音:2014年/ミラノ、リメン音楽スタジオ/限定盤、(DVD)NTSC 16:9、(CD)61’18’’

 2013 年にカーネギー・ホールへのソロ・デビューを果たし、すぐに再演も決まった実力派ピアニストのダウリア。オーケストラとの共演も多く、最初にオーケストラと弾いたのは12 歳の時だそう。明快なタッチが作品本来の良さをストレートに伝える演奏で、安定した古典的佇まいが素晴らしいクレメンティ、迷いのないメロディの歌わせ方で詩情を表現するシューマン、明るく解放的な響きで胸のすくような盛り上がりを見せるリストと、どれも魅力的です。
 当アルバムは500 セット限定生産で、シリアルナンバー付。DVD にはCD 収録曲すべての演奏映像と、イタリア語によるインタビュー(字幕:英語)が収録されています。



さらりとモーツァルトのロンド K.511 を弾いてます。
https://youtu.be/gZk4KRU70qg
 


CDVD036 C036
(2CD+DVD)
\4400→\3990
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲をフルートで吹き切る!
フルートによるブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

 [CD1]
  「F.A.E.ソナタ」より
   第3楽章 スケルツォ ハ短調
   ソナタ第1番 ト長調 Op.78
 [CD2]
  ソナタ第2番 イ長調 Op.100
  ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
クラウディオ・フェッラリーニ(フルート)
リッカルド・サンディフォルド(ピアノ)
 
 録音:2014年/ミラノ、リメン音楽スタジオ/限定盤、(DVD)NTSC 16:9、(CD1)37’42’’、(CD2)48’45’’

 ブラームスのヴァイオリン・ソナタをすべてフルートで演奏!「F.A.E. ソナタ」まで吹く徹底ぶり。ヴィブラートを駆使しメロディをたっぷりと味わいながらフルートで吹き切る、他に類を見ないアルバムです。
クラウディオ・フェッラリーニは1954 年スイス生まれ。モイーズやニコレに学び、数多くのCDをリリースしている世界的フルーティストです。
 当アルバムは500 セット限定生産で、シリアルナンバー付。DVD にはCD 収録曲すべての演奏映像と、イタリア語によるインタビュー(字幕:英語)が収録されています。



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LSO LIVE



LSO 0784
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
やっぱりゲルギエフは凄い!
 ラフマニノフの交響曲第1番の認識が変わる。

  (1)ラフマニノフ:交響曲第1 番ニ短調Op.13
  (2) バラキレフ:交響詩「タマーラ」
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団
 録音:2015年2月19日 バービカン・ホール(ライヴ)/Audio 2.0 Stereo、Multi-channel 5.1、61’ 00”

 SACD ハイブリッド盤。
 ゲルギエフとロンドン交響楽団によるラフマニノフの交響曲シリーズがついに完成。交響的舞曲を含むラフマニノフの大作がゲルギエフの演奏で揃いました。
 ゲルギエフの演奏は驚くべき凄さ。交響曲第1 番はラフマニノフの野心作でしたが、1897 年に行われた初演が未曾有の大失敗に終わり、ラフマニノフは重いノイローゼとなり作品は封印されました。
 今日録音はかなりあるものの、交響曲第2 番などと比べ甘いメロディもなく、尖った作品のイメージがあります。しかしゲルギエフの演奏は、初めて聴くかのように新鮮。全体にいびつな感じはなく、むしろラフマニノフならではのしなやかで繊細なフレージングが息づいています。
 ラフマニノフ独特な推進力に満ちたアレグロも絶妙。ピアノの難しいパッセージ風な楽句も、LSO の名人芸で曖昧さ皆無の完璧さ。またしばしばゴージャスなサウンドが響き、ラフマニノフの優れたオーケストレーションを再認識させてくれます。
 圧巻はフィナーレの長いコーダ。一切ダレることなく、かえって栄光さえ感じさせ感動的。この作品の先入観を一変させてくれます。
 カップリングはバラキレフの交響詩「タマーラ」。ゲルギエフの故郷カフカスの音楽素材を用い、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を先取りするようなオリエンタリズムの世界を描いています。バラキレフ独特のボルテージの高さがゲルギエフにぴったり。めくるめく極彩色の絵巻として楽しめます。






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MUSO



MU 011
\2600→\2390
天才バラーノフ率いる
 ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団CDデビュー

 (1)チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.22
 (2)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
 (3)同:2つの小品
ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団
 【アンドレイ・バラーノフ、
   ロディオン・ペトロフ(ヴァイオリン)、
  ヒョードル・ベルギン(ヴィオラ)、
  アレクセイ・ジーリン(チェロ)】
 バラーノフ率いる新進団体ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団、CD デビュー

 録音:2015年7月28-30日/スタジオ4(ブリュッセル)/65’ 21”

 チャイコフスキーとショスタコーヴィチは、秘密の感情を音楽に秘める共通点がありますが、前者の第2 番と後者の第8 番はそれぞれの特別な作品とされています。
 ことにショスタコーヴィチの第8 番は、「ファシズムと戦争の犠牲者に」と捧げながら、実は遺書として書かれたとも言われています。2012 年エリザベート王妃国際コンクールで優勝して注目されたヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフが同年に結成したダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団は、若手の集団ながら驚くほどの成熟と高い音楽性で要注目。


///////

 3年ほど前、春日井でアンドレイ・バラーノフのサロン・コンサートを開いた。
 上記ジャケットの右側の熊みたいな人。
 年齢とは無関係にすでに大家の風格さえ漂わせる「ふてぶてしい」若者だった。
 「すばらしいコンサートをありがとう」と言うと、「私のコンサートはいつもすばらしい」とニコリともせず言い切った。

 実はクルレンツィスのすごさを聞いたのはこのバラーノフから。「ヤツは天才」と。・・・バラーノフは、クルレンツィスのムジカ・エテルナで客演コンサート・マスターをやっていたのである。

 その後バラーノフ自身もアルゲリッチのルガーノ・フェスティヴァルに顔を出すようになり、次第に頭角を現しつつある。
 まだ目立ったソロ・アルバムは出していないが、まずは今回のアルバムでその天才ぶりをじっくり味わいたい。


彼らのサイトはこちら。
http://www.oistrakhquartet.com/-/english/

ベートーヴェンの4番1楽章
https://youtu.be/_ZGv6fiaJAE






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SUPRAPHON

SU 4194
\2300→\2090
ネトピル&プラハ放送交響
 ヤナーチェクの名作オペラからの組曲集

 ヤナーチェク:
  (1)歌劇「イェヌーファ」からの交響的組曲
   (マンフレート・ホーネック構想、トマーシュ・イレ編曲)
    (22’44”)
  (2)歌劇「カーチャ・カバノヴァー」からの管弦楽組曲
   (ヤロスラフ・スモルカ編曲)(21’55”)
  (3)歌劇「運命」からの管弦楽組曲
   (フランティシェク・イーレク編曲)(17’09”)
トマーシュ・ネトピル(指揮)
プラハ放送交響楽団
 ヤナーチェクのエキスパート、ネトピルが名作オペラからの組曲集を録音!

 セッション録音:2015年10月26,27日、11月9-11日/チェコ放送第1スタジオ(プラハ)/62’05”

 「ヤナーチェクのエキスパート」の呼び声高いチェコを代表する指揮者のひとりトマーシュ・ネトピル。スプラフォン・レーベルよりグラゴル・ミサ(SU4150)、シンフォニエッタ&タラス・ブーリバ(SU 4131)など、ヤナーチェクの作品をリリースし、いずれも高い評価を得ております。当アルバムではヤナーチェクの名作オペラからの組曲として「イェヌーファ」「カーチャ・カバノヴァー」「運命」が収録されました。いわばハイライトを凝縮した作品ですが、これらの組曲でもチェコの民族色を色濃く感じさせつつも、他の作曲家にも類のないヤナーチェク独特のユニークな音響世界が広がります。
 当組曲集ですが、指揮者のマンフレート・ホーネック、フランティシェク・イーレク、作曲家のトマーシュ・イレ、ヤロスラフ・スモルカによる編曲というのも注目で、スモルカ編の「カーチャ・カバノヴァー」は世界初録音となります。活き活きとしたネトピルの指揮に導かれたプラハ放送交響楽団が、これらの作品を鮮やかに演奏しております。


トマーシュ・ネトピル(指揮)

 1975 年チェコ生まれ。2002 年フランクフルト・ショルティ国際指揮コンクールで優勝、さらに2010 年には急逝したサー・マッケラスの代役でベルリン・フィルを指揮。この大舞台で見事成功を収め、高い注目を集めました。2007 年に指揮者として初来日し、NHK 交響楽団と共演。また、2012 年3 月に新国で『さまよえるオランダ人』を指揮し日本でも着実に注目度を高めている指揮者の一人です。2009-2012 年までプラハ国民劇場の芸術監督を務め、現在もヨーロッパ各地のオーケストラや劇場に活躍の幅を広げているネトピル。次世代を担う実力派として世界中から注目と期待を集めている逸材です。



旧譜
ネトピル、スマッシュヒットのヤナーチェク管弦楽曲集

SU 4131
\2300
注目の俊英ネトピル
 プラハ放送響とのヤナーチェク管弦楽曲集

ヤナーチェク:
 (1)シンフォニエッタ
 (2)バラード「ヴァイオリン弾きの子供」
 (3)交響詩「ブラニークのバラード」
 (4)狂詩曲「タラス・ブーリバ」
(1)プラハ城警護隊音楽隊
(2)ペテル・ズドヴィハル(Vn Solo)
トマーシュ・ネトピル(指揮)
プラハ放送交響楽団
  録音:2012 年6 月22-24、29 日&9 月30 日、ルドルフィヌム(プラハ)/68’31”

 2012 年3 月に新国で『さまよえるオランダ人』を指揮し、日本でもますますの注目を集めているチェコの俊英指揮者、ネトピルによるヤナーチェク管弦楽作品集。チェコが誇る名門プラハ交響楽団を率い、今回も力強いサウンドを聴かせてくれます。ヤナーチェクがオーケストラのために残した数少ない大規模な作品の中から、「シンフォニエッタ」、「タラス・ブーリバ」といった代表作を4 曲収録。チェコの民族色を色濃く感じさせつつも、他の作曲家にも類のないヤナーチェク独特のユニークな音響世界が、ネトピルの活き活きとした指揮に導かれ、鮮やかに表現されています。





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TYXART



TXA 16075
\2600→\2390
ナターリャ・プリシェペンコようやく登場
 シリアス系ヴァイオリン・ソナタの逸品

 フィリップ・シャルヴェンカ:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ ロ短調Op.110
  (2)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.114
  (3)組曲Op.99
ナターリャ・プリシェペンコ(ヴァイオリン)
オリヴァー・トリェンドル(ピアノ)
 録音:2015年11月/プラネック銅の家(ミュンヘン)/65’ 50”、日本語解説付き

 フィリップ・シャルヴェンカ(1847-1917) は、魅力的なピアノ曲で知られるフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの実兄で、作曲家として多数の作品を残しています。弟に比べるとアカデミックな作風ながら、室内楽に優れたところを見せています。ヴァイオリン・ソナタは代表作で、嬉しい登場と申せましょう。ブラームスやフランクのヴァイオリン・ソナタの系譜上にある作品で、終始真摯な感情と熟達した書法で感動的。
 1973 年シベリア生まれのヴァイオリニスト、ナターリャ・プリシェペンコは1990 年のパガニーニ国際コンクール優勝の実力派。



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 ナターリャ・プリシェペンコ・・・
 今まで何をしていたのか。。。

 ようやくソロ・アルバムで登場。

 プリシェペンコ、・・・誰?

 あのアルテミス四重奏団のヴァイオリニスト。
 正確には「だった」ひと。

 アルテミス四重奏団はベートーヴェンの弦楽四重奏曲を10年ほど前からポツポツとリリース。
 ところがそいつがすごかった。
 まるで気の狂った若者集団。狂犬かあるいは新世紀のパンクロックか。

 しかしリリースを重ねるごとにその評価は急上昇。
 その異常なキャラクターは一過性のものではないとして、新世紀を代表するクァルテットとして名を残すことになった。

 そして彼らが登場したことで「最近の若い弦楽四重奏団は・・・」という年配の音楽ファンの口癖は封印され、彼らに続くハードなキャラクターのクァルテットが続々登場することになった。
 彼らは、続く若手団体にとって「あそこまでやっていいんだ」という道標になり、目標となった。
 彼らの存在が21世紀の室内楽界を変えたといってもいい。

 その演奏は前世紀のものと比べるとその過激さがウリかもしれないが、その弾け飛びそうな生命感だけは20世紀の多くの優秀な演奏団体も敵わないと思う。

 さてそのアルテミス四重奏団。
 1989年、リューベック音楽大学の学生4人が 結成。
 ラサール四重奏団のワルター・レヴィン、アルバン・ベルク四重奏団に師事、1995年にドイツ音楽コンクールで受賞したが、やはり一番大きかったのは第45回ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。
 このコンクールはなかなか1位を出さないことで知られる、まちがいなく世界最難関のコンクール。そこで彼らは1970年の東京SQ以来の優勝を果たしたわけである。

 そんじょそこらの若手楽団でないことはそのエピソードだけでも納得していただけると思う。
 
 で、そんな彼らの自由奔放で個性の塊のようなベートーヴェンの弦楽四重奏曲、・・・そこで圧倒的な存在感を見せ付けていたのが・・・ナターリャ・プリシェペンコだったわけである。
 1990 年のパガニーニ国際コンクール優勝の女流奏者。



 で、アルテミス(=女神)という名前、そして女将がデーンと居座る感じのこのジャケット・・・

 当然店主はアルテミス四重奏団はプリシェペンコが率いている四重奏団だと思っていた。
 だからこそのこの個性、この生命力。

 ほかの男三人はプリシェペンコ(=女神)のハートを射止めようとがんばっていると勝手に思い込んでいた(ちなみに残念な話だがヴィオラのフリーデマン・ヴァイグレは昨年亡くなった)。
 だからこそのこの闘争心、情熱!

 ところが・・・

 なんとプリシェペンコは、2012年、ラトヴィア出身の女流奏者ヴィネタ・サレイカに変わってしまったのである!
 アルテミス四重奏団を抜けてしまったのである!

 そんなばかな!!

 その後アルテミス四重奏団はそれなりにがんばってはいる。でもプリシェペンコがいる間にアルテミス四重奏団はメンデルスゾーンの6番を録音してくれなかった。
 新星アルテミス四重奏団のメンデルスゾーンはすばらしい演奏ではあったが、聴く者の心臓を掴んで握りつぶしてくれるようなことはなかった。


 そしてその後プリシェペンコの消息はCDの世界ではまったく聞かなくなっていた。

 そのプリシェペンコがドイツの超マイナー・レーベルTYXART からソロ・アルバムで登場したわけである。
 曲はフィリップ・シャルヴェンカ。フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの実兄。

 またなんともマイナーなところで来たが、これが彼女のすばらしき復帰作となり、これからも彼女が偉大な活動を続けてくれることを願いたい。




多くの名盤が軒を連ねるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集。
その中でもひときわ異様な光を放つ、録音史に残るアルテミスSQの全集録音。

プリシェペンコ在籍当時の
アルテミス四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集



 聴くべきは2005年以降の録音。

 ベートーヴェンは切り刻まれ血を噴き出し昏倒する。
 
 ところがこの時代を切り裂く名盤ボックス・・VIRGINクラシック・レーベルの変遷に伴い(EMI→WARNER)入手困難に。
 いつかWARNERから出なおしになると信じているが、今は海外の残り少ない在庫に頼るしかない。
 


VBS-708582
(7CD)
\6300

6年掛りで完成した弦楽四重奏作品の金字塔、ベートーヴェンの全曲録音
 アルテミス四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集

CD1
 1.弦楽四重奏曲第1番ヘ長調作品18の1
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 2.弦楽四重奏曲第4番ハ短調作品18の4
  グレゴール・ジークル(第1ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 3.弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品18の6
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
CD2
 1.弦楽四重奏曲第2番ハ長調作品18の2
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(第2ヴァイオリン)
  フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 2.弦楽四重奏曲第3番ニ長調作品18の3
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 3.弦楽四重奏曲第5番イ長調作品18の5
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
CD3
 1.弦楽四重奏曲第7番ヘ長調作品59の1「ラズモフスキー」
  ハイメ・ミュラー(第1ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(第2ヴァイオリン)
  フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 2.弦楽四重奏曲第8番ホ短調作品59の2「ラズモフスキー」
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
CD4
 1.弦楽四重奏曲第9番ハ長調作品59の3「ラズモフスキー」
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(第2ヴァイオリン)
  フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 2.弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74「ハープ」
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 3.弦楽四重奏曲第11番ヘ短調作品95「セリオーソ」
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(第2ヴァイオリン)
  フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
CD5
 1.弦楽四重奏曲第12番変ホ長調作品127
  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 2.弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131
  ハイメ・ミュラー(第1ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(第2ヴァイオリン)
  フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
CD6
 1.弦楽四重奏曲第13番変ロ長調作品130
 2.大フーガ作品133
 3.弦楽四重奏曲ヘ長調Hess34(ピアノ・ソナタ作品14の1の編曲)

  ナタリア・プリシェペンコ(第1ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
CD7
 1.弦楽四重奏曲第15番イ短調作品132
  ハイメ・ミュラー(第1ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(第2ヴァイオリン)
  フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 2.弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135
  グレゴール・ジークル(第1ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(第2ヴァイオリン)
  フリーデマン・ヴァイグル(ヴィオラ)、エカルト・ルンゲ(チェロ)
 
録音:
フンクハウス・ヴァルラフプラッツ、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール、ケルン、
 1998年7月20-26日(作品59の3、132)  

シュトゥーディオ・シュトルベルガーシュトラーセ、ケルン、
 2002年6月10-12日、  2002年7月2-4日(作品18の2、131)


イエス・キリスト教会、ベルリン(ダーレム)、
 2005年6月23-26日、7月2-3日 (作品59の1、作品95)、

テルデック・スタジオ、ベルリン、
 2008年2月13-15日&5月5-7日(作品18の4、 作品59の2)
 2009年11月8-13日&12月16-18日(作品18の6、作品130、133)
 2011年2月9-11日(作品135)
 2010年5月19-20日、6月29-30日&7月1日(作品18の1、127)
 2010年12月21-22日(作品18の5)
 2011年1月27-28日(作品18の3)
 2011年3月29-31日&4月3-4日(Hess34,作品74)


クラムシェル・ボックス 56Pブックレット






今となっては貴重なプリシェペンコのソロ・アルバム
すでに廃盤だが海外の倉庫に若干残っているらしい
ブラームス/プロコフィエフ/チャイコフスキー/パガニーニ:ヴァイオリン作品集(プリシェペンコ/フォック)
THOROFON
CTH2216
\3200
ナタリア・プリシェペンコ!
①ブラームス:ヴァイオリン・ソナタop.108/
②プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタop.94/
③チャイコフスキー:瞑想/
④パガニーニ:無窮動
ナタリア・プリシェペンコ(Vn)、
ヴェラ=カリーナ・フォック(P)

 まさか!
 そう思われたかもしれないが、そう、あのアルテミス弦楽四重奏団のプリシェペンコ。
 現代を代表するこのクァルテットのキャラクターを決定付けた異才・天才女流ヴァイオリニスト。これはそんな彼女のソロアルバムなのである。

 考えてみればプリシェペンコ、アルテミスSQで活躍しながらソロ・アルバムを出していてもおかしくない。このアルバムの録音が94年頃。・・・つまりアルテミスSQがミュンヘン国際音楽コンクール優勝する前。もちろん世界的名声もまだまだ先の話。そんな頃にプリシェペンコが「あーあ、やっぱりソロでやろうかしらねえ」と思ってこの録音をしたことだって十分考えられる。彼女が一人のヴァイオリニストとしてすでに異彩を放っていてTHOROFONのプロデューサーが目をつけていたことだって十分考えられる。

 実は店主、このアルバムをアルテミスSQのプリシュペンコの演奏と知らずに愛聴していたのである・・・恥ずかしながら。その図太く味のあるヴァイオリンの音色が好きで。

 解釈的には、アルテミスSQのベートーヴェンほど破天荒ということはないのだが、十分すぎるくらい個性的な演奏。ジャケットの和やかな雰囲気とは裏腹に、随分自己主張の強いアルバムだな、と気に入っていたのである。
 ブラームスを重厚に聴かせ、プロコフィエフを鮮烈に聴かせ、アンコールっぽくチャイコフスキーを叙情たっぷり貫禄たっぷりに聴かせ、最後にパガニーニを軽〜く聴かせる。1回の充実したコンサートを聴いたような気にさせてくれる。パガニーニが終わったときは間違いなく拍手したくなります。

 いやはや、THOROFONの隠れ名盤。アルテミス・ファンもプリシェペンコ・ファンも、そしてヴァイオリン・ファンにも喜んでお贈りします。



 

TXA 15060
\2600
リコーダーによるカンタータ
 (1)ハッセ:アルト・リコーダーと通奏低音のためのカンタータ
 (2)カリオペ・ツォウパキ (1963-):
  夜明け〜無伴奏アルト・リコーダーのための
 (3)ファン・エイク:
  「またおいで、甘い愛が誘っている」による4つの変奏曲
 (4)サッロ:フルート協奏曲ニ短調
 (5)ヤジェンプスキ:詩篇17/同95
 (6)トルステン・テップ (1965-):2つで
 (7)テレマン:アルト・リコーダー協奏曲ハ長調
 (8)パーセル:夕べの讃歌
タベア・デブス(リコーダー)&
 アンサンブル
 デブスの清純な歌ごころに心洗われるひととき

 録音:2015年4月/ノイマルクト/73’ 01”、日本語解説付き

 1991 年生まれのドイツのリコーダー奏者タベア・デプスは、ロンドン王立音楽アカデミーでパメラ・ソービーに師事。2008 年12 月に来日公演も行っています。
 ここではバロックから現代まで、リコーダーを主役としたカンタータ作品が集められています。特筆すべきはデブスの見事な歌ごころ。
 資料的にも貴重ながら、ノン・ヴィブラートの清純な音色は一服の清涼剤のように心洗われます。
 
TXA 16076
\2600→\2390
現代音楽じゃない!
 18世紀のボヘミア弦楽音楽作品

 (1)アントニーン・カンメル(1739-1784):弦楽四重奏曲変ロ長調Op.7の2
 (2)フロリアン・レオポルト・ガスマン(1729-1774):弦楽四重奏曲ハ長調
 (3)フランツ・コツワラ(1750-1791):
  2つのヴィオラとチェロのためのソナタ ハ長調
 (4)アントン・ツィンメルマン(1741-1781):弦楽四重奏曲ヘ長調Op.3の3
ソイカ弦楽四重奏団
 ウィーンやロンドンで活躍したボヘミアの古典派作曲家たち

 録音:2015年9月/オーバープファルツ行政管区祝祭ホール(レーゲンスブルク)/61’ 30”、日本語解説付き

 一見現代音楽のようですが、アントニーン・カンメル(1739-1784)、フロリアン・レオポルト・ガスマン(1729-1774)、フランツ・コツワラ(1750-1791)、アントン・ツィンメルマン(1741-1781) という古典派。出身はボヘミアながら、ウィーンやロンドンで活躍しました。
 プラハ芸術アカデミーの学生で結成されたソイカ弦楽四重奏団は、2015 年に日本公演も果たしています。
 

TXA 15058
\2600
レジーナ・チェリ(天の女王)
 (1)スリアーノ:ミサ曲「されど我らは」
 (2)アイヒンガー:
  マリアは昇天されたまいぬ/アレルヤ/
  祝せられし胎からよ/主よ、強めたまえ/
  突然天より/幸いなるかな天の女王/
  天の女王/ミサ曲「祝福されし聖母」
 (3)ハラー:聖餐の讃歌Op.16より/クレド
 (4)パレストリーナ:ミサ・シネ・ノミネ〜クレド
ヨーゼフ・ケールハウフル(指揮)
レーゲンスブルク・ヴォーカルゾリステン
レーゲンスブルク・モテット合唱団ほか
 高貴な祈りに感動、名門レーゲンスブルクの宗教合唱の粋を集めたアルバム

 録音:2000年、1998年/ドレイファルティグケイツベルク教会(レーゲンスブルク)/68’ 55”、日本語解説付き

 千年以上の歴史を持つレーゲンスブルクの聖母聖堂参事会教会アルテ・カペレ。19 世紀にはグレゴリオ聖歌やパレストリーナ様式の復興や、それにならった新作創作を鼓舞する「セシリア運動」の拠点となりました。
 その伝統を収めた貴重なアルバム。指揮者ヨーゼフ・ケールハウフル在任中の1984 年から2011 年に録音され、驚くほど高度な演奏を堪能できます。
 

TXA 16080
\2600
バイエルンのジョージア(グルジア)人たち
 (1)イーゴリ・ロボダ(1956-):ヴァイオリン協奏曲Op.126
 (2)イムシェル・アスカネリ(1975):
  思い出/感傷/ピアノ小協奏曲/ムヘドルリ
 (3)フランツ・フンメル(1939-):
  たどたどしいバスによる24 のダンス・エチュード
(1)(2)イラクリ・ツァダヤ(ヴァイオリン)
(2)オリヴィア・フリーメル(ピアノ)
フアド・イブラヒモフ(指揮)
アンサンブル・デラルテ
 ドイツで花開いたジョージア(グルジア)の芸術

 録音:2015年10月/ニュルンベルク城会議場/55’ 25”、日本語解説付き

 旧ソ連邦ジョージア(グルジア)出身の演奏家は、ヴァイオリンのバティアシヴィリやピアノのブニティアシヴィリが人気ですが、ドイツのバイエルン州インゴルシュタットではジョージア室内管弦楽団が人気となっています。
 フアド・イブラヒモフの指揮のもと、アンサンブル・デラルテがジョージア出身の作曲家ロボタとアスカネリ、さらに地元出身のドイツ人フンメルの作品を活き活きと奏でています。




SIGNUM CLASSICS


SIGCD 435
\2400
アクセル! 〜
 バッハ、ヘンデルとモーツァルトのアリア集
アクセル・リクヴィン(トレブル)
ナイジェル・ショート(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
 J.S.バッハ:全地よ, 神に向かいて歓呼せよ BWV.51、私の信仰厚い心 BWV.68/
 ヘンデル:
  《ヨシュア》HWV.64より Happy, oh thrice happy we、
  《アルチーナ》HWV.34より Chi m'insegna il caro padre?、Barbara! io ben lo so、
  《リナルド》HWV.7より 私を泣かせてください/
 J.S.バッハ:《ヨハネ受難曲》BWV.245より われもまた汝に従い行かん/
 ヘンデル:アン女王の誕生日のための頌歌 HWV.74/
 J.S.バッハ:御身がそばにあるならば BWV.508/
 ヘンデル:
  《メサイア》HWV.56より How beautiful are the feet of Them、Thou art gone up on high、
  《サムソン》HWV.57より Let the bright Seraphim in burning row/
 J.S.バッハ:
  マニフィカト ニ長調 BWV.243より そのはしための卑しきをも、
  《破れ、砕け、壊て》BWV.205より Angenehmer Zephyrus/
 ヘンデル:《ヨシュア》HWV.64より Oh! Had I Jubal's lyre/
 モーツァルト:
  《フィガロの結婚》K.492より
   Voi, che sapete che cosa e amor、Non so piu cosa son, cosa faccio、
  《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》K.165より アレルヤ
 北欧ノルウェーのボーイ・ソプラノ。アクセル・リクヴィンがデビュー!

 2003年生まれのノルウェーのボーイ・ソプラノ、アクセル・リクヴィンがナイジェル・ショート&エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団との共演でデビュー!
 ノルウェー・ナショナル・オペラ&バレエの少年合唱団、オスロ大聖堂の少年聖歌隊で神童ぶりを発揮し、一躍注目を集めたアクセル・リクヴィン。
 ナイジェル・ショート&OAEという心強いパートナーに支えられ、バッハ、ヘンデル、そしてモーツァルトの名旋律が純真無垢の歌声で響く。

 ※録音:2016年1月17日−20日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)



 

SIGCD 462
\2400
イタリアのヘンデルVol.2
 ヘンデル:
  《アグリッピーナ》HWV.6より 序曲
  《ニシ・ドミヌス》HWV.238より 力ある子らは
  《時の悟りと勝利》HWV.46aより Pure del Cielo
  《愛を誓ったからは》HWV.148
  ソナタ ト短調 HWV.580より ラルゲット
  協奏曲ト長調 HWV.487より アレグロ、アンダンテ
  《愛の戦から逃れよ》HWV.102a
  《アーチ、ガラテアとポリフェーモ》HWV.72より
   Precipitoso nel mar che freme
  《夜明けに微笑むあの花を》HWV.200
  《もしお前が愛を捨てないなら》HWV.201a
ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)
ベンジャミン・ベヴァン(バリトン)
ブリジット・カニンガム(指揮)
ロンドン・アーリー・オペラ
 英国のソプラノ姉妹ソフィー・ベヴァンとメアリー・ベヴァン、そして叔父のベンジャミン・ベヴァンの歌声、存在感が印象的な「イタリアのヘンデル」シリーズ第2巻。
 100曲を超えるカンタータやオラトリオ、オペラ、ソナタなど、数多くの傑作を生んだイタリア時代のヘンデルの至芸を、今を輝くベヴァン姉妹の美しき歌声で。
 音楽学者でもある鍵盤奏者、ブリジット・カニンガムが率いるロンドン・アーリー・オペラのサウンドと解釈に期待したい。続編が楽しみなシリーズです!

 ※録音:2013年1月14日−16日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 

SIGCD 442
\2400
ジョン・タヴナー(1944−2013)宗教合唱作品集。
 タヴナー:
  ミサ・ウェレンシス/主の祈り/愛はようこそと言った/
  祈りと応唱(第1部/世界初録音)/詩篇121番/
  マニフィカトとヌンク・ディミティス
   《コレギウム・レガーレ》/
  祈りと応唱(第2部/世界初録音)/アテネのための歌/
  プライヤー・フォー・ザ・ヒーリング・オブ・ザ・シック/
  ゼイ・アー・オール・ゴーン・イントゥ・ザ・
   ワールド・オブ・ライト(世界初録音)
ウェルズ大聖堂聖歌隊
マシュー・オーウェンス(指揮)
 イギリスの神秘主義者、ジョン・タヴナー(1944−2013)のミサ曲を中心とした、世界初録音を含む宗教合唱作品集。
 マシュー・オーウェンスが指揮するウェルス大聖堂聖歌隊は、ボブ・チルコットやジェフリー・バーゴンなどイギリスの近現代作品を得意としており、中でもチルコットの「レクイエム」と「ヨハネ受難曲」は、それぞれの作品の代表盤として高い評価を受け続けている。

 ※録音:2015年4月29日−30日&5月6日−7日、ウェルズ大聖堂(イギリス)




SOLO MUSICA


SM235
\2300
ヴィヴァルディ&ピアソラ:8つの四季
 1-3.ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」Op.8-1 RV269/
 4-6.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」Op.8-2 RV315/
 7-9.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調「秋」Op.8-3 RV293/
 10-12.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調「冬」Op.8-4 RV297/
 13-16.ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季(L.A.デシャトニコフによるヴァイオリンと弦楽編)
  <ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏/
   ブエノスアイレスの秋/ブエノスアイレスの冬>
リフ・ミグダル(ヴァイオリン)/
ドイツ室内管弦楽団
録音 2015年6月20-21日
 ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「四季」を合わせて演奏するという試みといえば、1998年、ギドン・クレーメルが録音したアルバム「エイト・シーズンズ」(ここでは2人の作品の楽章を交互に演奏)がベスト・セラーを記録、折からのピアソラ・ブームを更に加速させた現象を思い起こす人も多いでしょう。以降、この組み合わせに挑戦する演奏家が数多く出現し、思い思いにこの2つの四季を奏でています。
 今回「8つの四季」を演奏するのは、ドイツ、ロストック出身の若手女性ヴァイオリニスト、リフ・ミグダル。彼女は11歳でロストック音楽・演劇大学で、ラインハルト・ゲーベルを指導したこともある名教師クリスティアーネ・フートキャップに師事、卒業後はザルツブルクのモーツァルテウムで修士課程を修了し、2015年に「パウル・ロツェック賞」を受賞した俊英で、すでにArs Produktionレーベルからデビュー・アルバムであるベートーヴェン、ドビュッシー、R.シュトラウスのソナタ集や、NAXOSレーベルからヴィエニャフスキ作品集(8.573404)をリリース、その才能を嘱望されています。また、2016年から2017年のシーズンは世界中のコンサート会場での演奏が予定されています。
 

SM236
\2300
J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
 1.インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772/
 2.インヴェンション 第2番 ハ短調 BWV773/
 3.シンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787/
 4.シンフォニア 第2番 ハ短調 BWV788/
 5.シンフォニア 第8番 ヘ長調 BWV794/
 6.インヴェンション 第9番 ヘ短調 BWV780/
 7.シンフォニア 第9番 ヘ短調 BWV795/
 8.インヴェンション 第8番 ヘ長調 BWV779/
 9.インヴェンション 第14番 変ロ長調 BWV785/
 10.シンフォニア 第14番 変ロ長調 BWV800/
 11.インヴェンション 第5番 変ホ長調 BWV776/
 12.シンフォニア 第5番 変ホ長調 BWV791/
 13.インヴェンション 第11番 ト短調 BWV782/
 14.シンフォニア 第10番 ト長調 BWV796/
 15.シンフォニア 第11番 ト短調 BWV797/
 16.インヴェンション 第10番 ト長調 BWV781/
 17.インヴェンション 第3番 ニ長調 BWV774/
 18.シンフォニア 第3番 ニ長調 BWV789/
 19.インヴェンション 第4番 ニ短調 BWV775/
 20.シンフォニア 第4番 ニ短調 BWV790/
 21.シンフォニア 第12番 イ長調 BWV798/
 22.シンフォニア 第13番 イ短調 BWV799/
 23.インヴェンション 第13番 イ短調 BWV784/
 24.インヴェンション 第12番 イ長調 BWV783/
 25.インヴェンション 第7番 ホ短調 BWV778/
 26.シンフォニア 第6番 ホ長調 BWV792/
 27.シンフォニア 第7番 ホ短調 BWV793/
 28.インヴェンション 第6番 ホ長調 BWV777/
 29.インヴェンション 第15番 ロ短調 BWV786/
 30.シンフォニア 第15番 ロ短調 BWV801
トーマス・ラゴスニヒ(ハープシコード)
録音 2015年2月9-11日 スイス マルターレン教会
 バッハ(1685-1750)の「インヴェンションとシンフォニア」は調性順に演奏するのが慣例となっていますが、必ずしもそれを遵守する理由はありません。
 今回、最も魅力的と思える曲順を提示するのが、1961年ウィーン生まれの鍵盤奏者トーマス・ラゴスニヒ。8歳からハープシコードを学び始めたというラゴスニヒは、ベルン音楽院を経て、バーゼル・スコラ・カントルムで古楽の卒業証書を取得、古楽演奏家として世界的に活躍している奏者、研究家です。
 彼はこのアルバムで、同じ音を主音にする調性(例えばハ長調‐ハ短調)のインヴェンションとシンフォニアを2つ、もしくは4つのグループにまとめ、連続して演奏するという独特の試みがをしています。そのため一つのグループは、まるでバッハ時代の「組曲」のように聴き手の耳に届くことになり、強い統一感がもたらされるのです。
 

SM238
\2300
リスト/ドビュッシー:ピアノ作品集
 1.リスト(1811-1886):巡礼の年 第2 年「イタリア」第1 番-婚礼/
 2.リスト:巡礼の年 第2 年「イタリア」第2 番-物思いにふける人/
 3-9.ドビュッシー(1862-1918):前奏曲 第1 集より
  <第1 番:デルフォイの舞姫/第2 番:帆/第3番:野を渡る風/
   第4番:音と香りは夕べの大気の中に漂う/第5番:アナカプリの丘/
   第6 番:雪の上の足あと/第7 番:西風の見たもの/
 10.リスト:不運S208/R80/
 11-15.ドビュッシー:前奏曲 第1 集より
  <第8 番:亜麻色の髪の乙女/第9 番:さえぎられたセレナード/
   第10 番:沈める寺/第11 番:パックの踊り/第12 番:吟遊詩人>/
 16.リスト:夜想曲「夢の中に」S207/R87
クリスティアン・エルニー(ピアノ)
 録音 2016 年2 月3-5 日 スイス ヴィンタートゥア,ハードスタジオ
 若い演奏家にとって、デビューCD のリリースはそのキャリアにおいて決定的な第一歩となります。とは言え、すでに数多くの伝統的なレパートリーの録音で満たされている市場に於いて、若き新人の録音が強烈な印象を与えることは容易ではありません。ピアニスト、クリスティアン・エルニーはそのハンディを充分に踏まえた上で、自身が納得の行くレパートリーを選択し、印象的なアルバムを創り上げることに成功しました。ドビュッシーの「前奏曲」とリストのマイナーな作品を組み合わせたこの演奏、本来ならあまり共通項を感じられない2 人の作品が、実に密接に結びつくことに気づかされます。
 クリスティアン・エルニーは1988 年、スイス、ヴィンターで生まれ、多彩な音楽的背景を持ったピアニストです。6 歳で高等音楽院に入学、ピアノ、合唱、ポップスを学び、幼い頃からスイスのみならずドイツ、アメリカでリサイタルを開催、2015年にはイル=ド=フランス国際コンクールで「シェーンベルク賞」を獲得、最近は合唱指揮者としても活躍しています。
 http://www.christianerny.com/




DUX

DUX1288
\2400
グランド・ツアー
 コーネリアス・カーデュー(1936-1981):
  Solo with Acompaniment/
 テリー・ライリー:Keyboard Studies #2/
 トマシュ・シコルスキ:Echoes II/
 クリスチャン・ウォルフ(1934-):Tilbury 3/
 ジグムント・クラウゼ(1938-):
  One Piano Eight Hands  
ジョン・ティルベリー、
ジグムント・クラウゼ、
Szbolcs ESZTENYI(pf)
フベルト・ゼムレル(Perc)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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EURODISC



88985336072
\2200→\1990
生ける伝説グリゴリー・ソコロフ
 1975年11月、ミュンヘンでの
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
グリゴリー・ソコロフ(P)
1975年11月、ミュンヘンでの録音 ステレオ

 27歳、ソ連時代のソコロフがEURODISCに録音した貴重な音源。
 1993年に米Mobile Fidelity からリリースされたこともある。


 
 ただ当時のソコロフ、16歳でチャイコフスキー国際コンクールで優勝していたとはいえ、この当時は知る人ぞ知る存在だった。
 店主も恥ずかしながらこのアルバムは店頭で見た記憶がない・・・もちろん聞いたこともない。

 今回はEURODISCの正規音源をSONYが復刻したもの。
 貴重である。



38年後の《ハンマークラヴィーア》
DG第2弾

DG 4795426
(2CD)
\3000
グリゴリー・ソコロフ/ワルシャワ&ザルツブルク・ライヴ
【CD1】
 シューベルト:①4つの即興曲作品90、②3つのピアノ曲D946
  ライヴ録音:2013年5月12日 ワルシャワ・フィルハーモニー
【CD2】
 ③ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106《ハンマークラヴィーア》

 [アンコール] 
  ラモー:クラヴサン曲集から
   ④やさしい訴え、⑤つむじ風、
   ⑥一つ目の巨人、⑦いたずら好き、⑧未開人
  ⑨ブラームス:即興曲変ロ短調作品117の2
   ライヴ録音:2013年8月23日 ザルツブルク音楽祭
グリゴリー・ソコロフ(P)

 幻のピアニスト、ソコロフ!
 現代最高のピアニストと絶賛されるソコロフのワルシャワ&ザルツブルクでのライヴ録音。

 1950年レニングラード生まれ。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールで優勝、審査委員長ギレリス以下審査員全員一致で金メダルを授与された。ソ連国外で演奏を行うことが滅多に許されなかったため西側諸国では名前のみ知られる幻のピアニストであった。慎重に活動を続けているため録音も非常に少なく、知る人ぞ知る最後の大物。






こちらは第1弾

DG 479 4342
(2CD)
\4000

幻のピアニスト、ソコロフ、DGデビュー!
 ザルツブルク・リサイタル2008

 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K.280(189e)、
  ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332(300k)
 ショパン:24の前奏曲 作品28
 アンコール:
  スクリャービン:詩曲 作品69の1/
  ショパン:マズルカ ヘ短調 作品68の2/
  スクリャービン:詩曲 作品69の2/
  ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品63の3/
  ラモー: 新クラヴサン組曲から 未開人/
  バッハ(ソコロフ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639(オルガン小曲集から)
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)

 2008年のザルツブルク音楽祭のライヴ録音!
 1950年レニングラード生まれ。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールで優勝、審査委員長ギレリス以下審査員全員一致で金メダルを授与される。ソ連国外で演奏を行うことが滅多に許されなかった。
 ペレストロイカ以降に国際的な演奏活動を行い名声を得る。慎重に活動を続けているため録音は非常に少ない(録音嫌い)。知る人ぞ知る”現役最高のピアニスト”と賞賛される最後の大物。
 約20年前に彼が最後のCD録音を許可して以来初となるCDリリース。DGと専属契約を結び、今後どんな録音が出て来ることか…。未来は未知数。

 録音:2008年、ザルツブルク音楽祭〈ライヴ〉

 まさに伝説と化しつつあるピアニスト、ソコロフ・・・。

 弱冠16歳でチャイコフスキーコンクール1位を獲得。

 しかしその輝かしい経歴にも関わらず彼の録音は極めて少なく、コンサート活動にもあまり積極的でなかったためにその音楽活動は長くヴェールに包まれていた。

 そんなときフランスのマイナー・レーベル「OPUS111」から次々と新譜が登場。
 それらのCDはリリースされるたびにレコ芸で特選を獲得。
 あっという間にソコロフはメジャーのアーティストを尻目に時代の寵児となっていった。

 ・・・だがOPUS111の斜陽とともにCDは次々と廃盤。
 気づくと入手できるCDはわずかになり、いつしかその名を聞かなくなっていた。

 ただもちろん彼の名を覚えているファンは多く、OPUS111を吸収したNAIVEから復活した音源は当然ながらまたまた大ヒットとなり、大型ボックスはクラシックCD業界でもまれに見るベストセラーとなった

 でも新録音CDは出ないまま今に至る・・・



 そのソコロフの2008年のライヴが天下のDGから登場。
 20年ほど前に彼が最後のCD録音を許可して以来初めてのCDリリース。

 しかも曲はモーツァルトとショパン・・・!

 これは要チェックです。
 ソコロフ、これからいろいろなところで名前を聞くことになるでしょう。







MEMBRAN


MEMBRAN600339
(6CD)
\2100
ベートーヴェン:交響曲全集 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Sop)
ヒルデ・レッセル=マイダン(MSop)
ヴァルデマール・クメント(Ten)
ヴァルター・ベリー(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
録音1961年、1962年


<メジャー・レーベル>
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イタリアDECCA



482 6220
(13CD)
\7000→\6590

ヘンリク・シェリング・イン・コンサート
  〜協奏曲録音集

CD1
バッハ:
 1. ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
 2. ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
 3. 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
 4. アリア(管弦楽組曲第3番から)
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
  モーリス・アッソン(ヴァイオリン:3)
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
  サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
   録音:1976年

CD2
ヴィヴァルディ:
 1. ヴァイオリン協奏曲集「四季」 Op.8
 2. ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.3-6, RV.356
 3. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.3-9, RV.230
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン、指揮)
  イギリス室内管弦楽団
    録音:1969年(1)、1976年(2,3)

CD3
モーツァルト:
 1. ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
 2. ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
 3. ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
 4. アダージョ ホ長調 K.261
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
  ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
  サー・アレグザンダー・ギブソン(指揮)
   録音:1969年(4)、1970年(1-3)

CD4
モーツァルト:
 1. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
 2. ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」
 3. ロンド 変ロ長調 K.269
 4. ロンド ハ長調 K.373
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
  ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
  サー・アレグザンダー・ギブソン(指揮)
   録音:1966年(2)、1970年(1,3,4)

CD5
ベートーヴェン:
 1. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
 2. ロマンス第1番ト長調 Op.40
 3. ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  ベルナルド・ハイティンク(指揮)
   録音:1970年(2,3)、1973年(1)

CD6
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 エリアフ・インバル(指揮)
  録音:1970年
ブラームス:二重協奏曲ニ短調 Op.102
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
  録音:1970年
CD7
パガニーニ:
 1. ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
 2. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
  ロンドン交響楽団
  サー・アレグザンダー・ギブソン(指揮)
   録音:1975年

CD8
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ロンドン交響楽団
 サー・アレグザンダー・ギブソン(指揮)
  録音:1971年
ラロ:スペイン交響曲 Op.21
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
 エドゥアール・ヴァン・ルモーテル(指揮)
  録音:1969年

CD9
シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ロンドン交響楽団
 アンタル・ドラティ(指揮)
バルトーク/セーケイ編:ルーマニア民俗舞曲
ドビュッシー:レントより遅く
ノヴァーチェク:常動曲
ブラームス/クライスラー編:ハンガリー舞曲第17番
マロキン:メキシコの子守歌
リムスキー=コルサコフ/ハイフェッツ編:熊蜂の飛行
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 チャールズ・ライナー(ピアノ)
  録音:1963年

CD10
1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
2. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
  録音:1973年(1)、1976年(2)

CD11
1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
2. ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ロンドン交響楽団
 アンタル・ドラティ(指揮)
  録音:1962年(1)、1964年(2)

CD12
1. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61
2. サン=サーンス:ハバネラ Op.83
3. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
4. ラヴェル:ツィガーヌ
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
 エドゥアール・ヴァン・ルモーテル(指揮)
  録音:1969年

CD13
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
  録音:1976年
ベルク:ヴァイオリン協奏曲 (1935)
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 バイエルン放送交響楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)
  録音:1968年
クラムシェル・ボックス仕様、



.

RCA



8887517731-2
(7CD)
\4000→\3690

【エミール・ギレリス生誕100年記念リリース】

 エミール・ギレリス/
  コンプリートRCA & コロンビア・アルバム・コレクション



【CD1】
 チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ) フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
   《録音》1955年10月29日、シカゴ、オーケストラ・ホール
   (ステレオ:セッション:音源:RCA)

【CD2】
 ブラームス:『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
  フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団 ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
   《録音》1958年2月8日、シカゴ、オーケストラ・ホール
   (ステレオ:セッション:音源:RCA)

【CD3】
 シューベルト:『ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850★』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
   《録音》1960年1月16〜20日、ニューヨーク、タウン・ホール
   (ステレオ:セッション:音源:RCA)

【CD4】
 リスト:『ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
   《録音》1964年12月24日、ニューヨーク、タウン・ホール
    (ステレオ:セッション:音源:RCA)
 シューベルト:『ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
   《録音》1964年12月22〜23日, 1965年1月8日
    (ステレオ:セッション:音源:RCA)

【CD5】
 ショスタコーヴィチ:『ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.61』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
   《録音》1965年1月8日、カーネギー・ホール
    (ステレオ:セッション:音源:RCA)
 J・S・バッハ:『フランス組曲第5番ト長調BWV816★』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
   《録音》1960年2月25日(ステレオ:セッション:音源:RCA)

【CD6】
 ショパン:『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ) 
  ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
   《録音》1964年12月31日、フィラデルフィア、タウンホール
    (ステレオ:セッション:音源:Columbia)

【CD7】
 チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
  ズービン・メータ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
   《録音》1979年11月14日、ニューヨーク、リンカーン・センター
    (デジタル:ライヴ:音源:CBS)
 J・S・バッハ:『前奏曲ロ短調BWV.855』〜
  エミール・ギレリス(ピアノ)
   《録音》1979年11月14日、ニューヨーク、リンカーン・センター
   (デジタル:ライヴ:音源:CBS)
  ★ギレリスによる唯一の録音。

 ダイナミックな打鍵とヴィルトゥオーゾぶりで「鋼鉄のタッチ」と形容されたロシアの巨匠エミール・ギレリス(1916-1985)。
 非常に自由に、力強くも精緻で優雅な演奏で知られ、繊細なタッチでコントロールされた美しい弱音の描写、感情漂うロマンチシズムが持ち味です。

 当ボックスセットは、ギレリスが1955年〜65年と1979年にRCAおよびコロンビア(CBS)に残した録音を集大成したもので、音楽の情景の流れを察知し、デリケートな柔軟性が特徴的な、ギレリスならではの個性的な演奏ばかりです。

 協奏曲では、チャイコフスキーの第1番、ブラームスの第2番、ショパンの第1番というギレリスの十八番が収録されています。
 チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、最初期のステレオ録音となったライナー&シカゴ響との共演盤と、デジタル初期の1979年にライヴ収録されたメータ&NYPとの録音の2種類を収録しています。

 当時シカゴ響の首席奏者だったシュタルケルが第3楽章のチェロ独奏を担ったブラームスのピアノ協奏曲第2番、そしてショパンではオーマンディ&フィラデルフィア管の豊麗なバクアップが光ります。

 ソロでは、バッハのフランス組曲第5番、シューベルトのソナタ第14番(世界初CD化)と第17番、十八番だったリストのソナタ、そしてショスタコーヴィチのソナタ第2番など、ギレリスの緻密かつにごりのないピアノ・サウンドが当時のRCAリブン・ステレオの最高の技術によって捉えられています。

 各ディスクは、当時のレーベル・デザインを採用し、初出LPのオリジナル・デザインによる紙ジャケットに封入され、クラムシェル・ボックスに収納されています。

 オールカラーのブックレットには詳細なレコーディング・データ入りのトラックリストとエッセイが掲載される予定です。
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8884307165-2
(12CD)
\4800→\4390

【クラウディ・アラウ没後25年リリース】

 クラウディオ・アラウ/
  コンプリートRCA&コロンビア・アルバム・コレクション



【CD1】
 1) モーツァルト:『ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283』
  [録音]1941年2月27日、ニューヨーク,
 2) モーツァルト:『ピアノ・ソナタ第18(17)番ニ長調K.576』
  [録音]1941年2月25-27日、ニューヨーク,
 3) モーツァルト:『幻想曲 ハ短調K.475[初発売]』
  [録音]1941年12月15日、ニューヨーク、RCAビクター第2スタジオ,
 4) J.S.バッハ:
    『インヴェンション第8番ヘ長調 BWV779★』
    『シンフォニア第6番ホ長調 BWV792★』
    『シンフォニア第15番ロ短調BWV801★』
    『インヴェンション第2番ハ短調 BWV773★』
    『シンフォニア第2番ハ短調 BWV788★』
    『インヴェンション第6番ホ長調 BWV777★』
     [録音]1945年2月25日、ニューヨーク、ビクター第1スタジオ,
 5) J.S.バッハ:『半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903★』
   [録音]1945年2月25日、ニューヨーク、RCAビクター第1スタジオ(原盤:RCA)

【CD2】
 1) ウェーバー:『ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.24★』
  [録音]1941年2月20日、ニューヨーク,
 2) ベートーヴェン:『創作主題による6つの変奏曲ヘ長調Op.34』
  [録音]1941年2月24-25日、ニューヨーク,
 3) ベートーヴェン:『創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調Op.35(エロイカ変奏曲)』
  [録音]1941年2月24, 27日、1941年12月18日,ニューヨーク(原盤:RCA)/

【CD3】
 シューマン:『ピアノ協奏曲イ短調Op.54』〜
  カール・クリューガー(指揮)デトロイト交響楽団
   [録音]1944年12月4日、デトロイト・メイソニック・テンプル(原盤:RCA)/

【CD4】
 1) R.シュトラウス:『ブルレスケ ニ短調★』,
 2) ウェーバー:『コンツェルトシュテュック ヘ短調Op.79』〜
  デジレ・デフォー(指揮)シカゴ交響楽団
  [録音]1946年4月13日、シカゴ、シンフォニーホール(原盤:RCA)/

【CD5】
 アルベニス:『イベリア第1&2巻★』
  [録音]1946年12月18日、1947年8月12, 15, 28日(原盤:コロンビア)/

【CD6】
 ドビュッシー:
  1)『ピアノのために』L.95, 2)『版画』L.100, 3)『映像第1集』L.110,
  4)『映像第2集』L.111
   [録音]1949年3月29-31日、1949年7月19日(原盤:コロンビア)/

【CD7】
 1) ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第3番ハ短調』Op.37〜
   ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
    [録音]1947年12月24日, フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック,
 2) ベートーヴェン:『ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」』
    [録音]1949年2月17, 25日(原盤:コロンビア)/

【CD8】
 ショパン:『24の前奏曲』Op.28(全曲)
   [録音]1950年12月27日, 1951年2月5日(原盤:コロンビア)/

【CD9】
 リスト:
  1) 『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調』S.124,
  2)『ハンガリー民謡旋律に基づく幻想曲★』S.123〜
    ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
     [録音]1952年2月17日, フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック(原盤:コロンビア)/

【CD10】
 1) シューマン:『クライスレリアーナ』Op.16
  [録音]1946年12月12,16,18日,
 2)シューマン:『アラベスク』Op.18
  [録音]1947年8月15日(原盤:コロンビア)/

【CD11】
 1)ショパン:『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調』Op.22
  [録音]1947年11月8,14日,
 2)ショパン:『ワルツ 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」』Op.18
  [録音]1947年11月14日,
 3) ベートーヴェン:『バガテル「エリーゼのために」★』
  [録音]1947年12月24日,
 4) シューベルト:『アレグレット ハ短調』D.915
  [録音]1949年2月25日,
 5-6)ラヴェル:『夜のガスパール★』より「オンディーヌ」「絞首台」
  [録音]1949年8月16日,
 7-11)リスト:『ハンガリー狂詩曲第8, 9, 10, 11, 13番★』
  [録音]1951年10月24日, 1951年1月24日, 1952年2月22日、
   ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ(原盤:コロンビア)/

【CD12】
 J.S.バッハ:『ゴルトベルク変奏曲BWV988★』
  [録音]1942年1&3月(原盤:コロンビア)

   ★=アラウによる唯一のセッション録音であることを示す。  
 
 このボックスは、今年没後25年をむかえるチリ出身の名ピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903-1991)が、1941年から1952年にかけて、アメリカのRCAとコロンビアに残した全録音をオリジナル・マスター(ディスクおよびアナログ・テープ)から24bit/96khzリマスターし、CD12枚に収録したものです。

 アラウの録音は、何といっても1963年から亡くなるまで続いたフィリップス録音が質量ともに膨大であり、次いで1955年〜62年までのモノラル〜ステレオ初期のEMI録音もアラウ円熟期の姿を伝える名演として何度も再発売されていますが、この1941年〜52年のRCAとコロンビアへの録音はこれまで散発的にCD化されてきただけで、その全貌が伝えられるのは今回が初めてとなります。

 これらの録音は、それまでベルリンを本拠に演奏活動を行なっていたアラウが、ナチスの台頭と戦局の悪化のためアメリカに移住し、1941年2月のニューヨーク・タウン・ホールとカーネギー・ホールでのリサイタルで大成功を収め、それ以後ニューヨークを本拠地にしていた時期に行われたもので、ちょうど30代後半から40代後半にかけての壮年期の颯爽たる演奏を聴くことが出来ます。

 モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、リスト、ドビュッシーなど、アラウの演奏レパートリーの根幹をなし、再録音もある作品では、単なる技巧や華麗さを超越した音楽の本質を見つめるアラウの演奏の特徴が十全に刻み込まれています。協奏曲では、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(ベートーヴェン、リスト)、クリューガー指揮デトロイト響(シューマン)、デフォー指揮シカゴ響(シュトラウス、ウェーバー)と共演しています。

 またバッハの「インヴェンションとシンフォニア」からの抜粋、ウェーバーのソナタ第1番、シュトラウスの「ブルレスケ」、アルベニスの「イベリア」、なぜか終曲「スカルボ」が録音されなかったラヴェル「夜のガスパール」など、アラウにとって唯一のセッション録音となった作品が含まれているのもポイントです。

 意外なところでは、ベートーヴェン「エリーゼのために」、リストのハンガリー狂詩曲5曲なども再録音がなく、貴重なドキュメントといえるでしょう。

 また1942年録音のバッハ「ゴールドベルク変奏曲」は、ベルリン時代からバッハ作品をチクルスで取り上げていたアラウの重要なレパートリーであり、アラウ本人の強い希望で録音されました。
 しかしアメリカに亡命したランドフスカがRCAに同曲を1945年に録音したため、アラウ本人の希望で発売が見合わされ、1988年になってアラウ承認のもと初めて発売されたといういわくつきの演奏です。

 またモーツァルトの幻想曲K.475は初出音源です。

 全てオリジナル・マスター(ディスクおよびアナログ・テープ)より、名手アンドレアス・K・マイヤーによって新たに24bit/96khzリマスターが行われています。
 各ディスクは、当時のレーベル・デザインを採用し、初出LPのオリジナル・デザインによる紙ジャケットに封入され、クラムシェル・ボックスに収納されています。

 オールカラーのブックレットには詳細なレコーディング・データ入りのトラックリストとエッセイが掲載される予定であり、これまでのソニー・クラシカルの「オリジナル・アルバム・コレクション」の高いクオリティでのリリースとなります。

 全てモノラル録音、24bit/96khzリマスター
















7/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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RCO LIVE



RCO 16006
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
第7代首席指揮者ダニエレ・ガッティ&RCO、いよいよ正式始動!
 ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14(1830)
ダニエレ・ガッティ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
KKC 5656
(SACD HYBRID)
\3000+税
※国内仕様盤
KKC 1060
(2LP)
\7300
 2016 年9月、第7代首席指揮者ガッティ&RCO、いよいよ正式始動!

 録音:2016年3月31日、4月1&3日(ライヴ)、アムステルダム・コンセルトヘボウ
 RCO 16006/multichannel、57’30”/KKC 5656/multichannel、57’30”、輸入盤・日本語帯・解説付/KKC 1060/180g重量盤、輸入盤・日本語帯・解説付、限定生産

 2016 年9 月9 日の就任記念演奏会≪ RCO オープニング・ナイト≫をもって、128 年の歴史をもつロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7 代首席指揮者として正式に着任するダニエレ・ガッティ。
 これを記念して、客演指揮者としてのガッティと楽団との白熱ライヴがリリースされます。ガッティといえば、音楽へのきわめて真摯な姿勢、音楽へのリスペクトの比類なき高さということがよく言われますが、その姿勢はこの演奏にも表れています。と同時に、これからいよいよ本格始動するオーケストラと音楽する喜びにも満ちたパワー漲る演奏となっています。
 「幻想交響曲」は何度も演奏しつくされている名曲ではありますが、ガッティのこの演奏は、1830 年の本作初演時に当時の聴衆が体験したであろう驚きを現代の私たちにも味わわせてくれるもの。スコアの綿密な読み込みが、すべてがこの瞬間に生まれているような新鮮さを導いています。ガッティとRCO、今後の活動に期待が高まる内容の演奏です。
 SACD Hybrid およびLP での登場。LP は11 月頃入荷予定、限定生産となります。






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SUPRAPHON



SU 4202
(4CD)
\5600→\5190
ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):交響曲全集
 CD 1
  (1)交響曲第1番 ニ長調 Op.11〜
   弦楽とパーカッションのための(1941-42)
  (2)交響曲第2番 ハ長調 Op.15〜
   大オーケストラのための(1942-46)
 CD 2
  (3)交響曲第3番 ヘ長調 Op.33〜
   オルガン、ブラス、ティンパニのための(1948-57)
  (4)交響曲第4番 イ長調 Op.36「カメラータ」(1954-58)
 CD 3
  (5)交響曲第5番変ロ短調 Op.41「ドラマティカ」〜
   ソプラノとオーケストラのための(1960)
  (6)交響曲第6番 Op.44「コンチェルタンテ」〜
   クラリネットとオーケストラのための(1961-62)
 CD 4
  (7)交響曲第7番 Op.52(1967-68)
  (8)交響曲第8番 Op.54「合唱詩歌.」〜
   ソプラノ、混声合唱、パーカッション、オルガンのための
    (1969-70)
マルコ・イヴァノヴィチ(指揮)
プラハ放送交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
パヴラ・ヴィコパロヴァー(ソプラノ)
ルツィエ・シルケノヴァー(ソプラノ)
カレル・ドーナル(クラリネット)
 楽器編成にすぐれたカベラーチの交響曲全集

 録音:(3)2012年5月9,10日(I.6’14”+II.5’08”+III.4’46”+IV.4’53” = 21’03”)、(8)2012年11月21,22日(28’31”)/ルドルフィヌム(プラハ)
 (1)2011年3月23-25日(I.13’33” +II.10’37”+III.9’05” = 33’21”)、(2)2011年3月28-31日(I.14’05” +II.8’58” +III.14’12” = 37’23”)、(4)2011年9月7-9日(I.6’59”+II.4’21” +III.7’59”+IV.6’45” = 26’11”)、(6)2011年9月19-23日(I.13’05”+II.7’22”+III.10’03”=30’36”)、(7)2012年5月2-4日(I.7’21” +II.9’28”+III.5’32” = 22’23”)、(5)2014年12月10-13日(I.12’02”+II.7’30”+III.7’45”+IV.10’49”= 38’13”)/チェコ・ナショナル・シンフォニー・オーケストラ・スタジオ(プラハ)/DDD、3h58’23”

 チェコ、プラハ生まれの作曲家、ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979)の交響曲全集。
 カベラーチはプラハ工科大学で学び、その後にプラハ音楽院で作曲、指揮を学びました。1932 年にチェコ放送の指揮者兼音楽制作のディレクターに就任して以来、長きに渡り同放送の仕事に携わってきました。
 作曲家としての本格的な活動は1940 年代からで、1949 年にISCM 音楽祭で交響曲第2 番が演奏されたことにより国際的に知られるようになりました。熟考型ともいえるカラベーチは生涯8 つの交響曲を残しましたが、その多くは創作に時間をかけて仕上げました。
 カラベーチの作品は広範な興味の対象から導き出され、チェコにおける古楽の再発見に尽力するとともに、日本、インド、中国の伝統音楽、さらには60 年代以降は電子音楽までおよび、交響曲でも独自の作風を呈し楽器編成もすぐれております。
 全8 曲を収録したアルバムとしては世界初の当全集をマルコ・イヴァノヴィチ率いるプラハ放送交響楽団が完成させたのは非常に意義のあるものと言えましょう。





 アンチェル&チェコ・フィルによる交響曲第5番「ドラマティカ」第1楽章・・・なかなか熾烈な曲です。
https://youtu.be/-cVQcwexm3c





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TELOS



TLS 139
(3CD)
\6900→\6290
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913):ピアノ作品全集
 [CD1]
  ピアノ協奏曲 変ホ長調 Op.36、
  ボイエルデューの「weiBe dame」による幻想曲 Op.8、
  幻想的ソナタ 嬰ハ短調 Op.6
 [CD2]
  2つの演奏会ワルツ Op.4、2つの演奏会ワルツ Op.5、
  ワルツ形式の幻想的小品 Op.3、6つのフーガ Op.15、
  蜃気楼 Op.13、行進曲 WoO.40、
  小さな物語 Op.9、ポロネーズ WoO.10
 [CD3]
  ミニアチュール Op.23、Dammerungstraume Op.14、
  Was die Schwalbe sang Op.21、
  Scheidende Sonne Op.44、回想 Op.43
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
 録音:2002年〜2004年/72’16’、77’11’’、74’54’’

 ドイツの作曲家ドレーゼケのピアノ作品を網羅した3 枚組。





ドレーゼケって誰?
cpoの交響曲全集CDはアリアCD初紹介


 フェリクス・ドレーゼケは 1835年生まれの新ドイツ楽派の作曲家。ワーグナーの影響を強く受けたとされる。

 8曲のオペラと舞台作品、4曲の交響曲、多くの声楽曲や室内楽曲など、多岐にわたる分野に作品を残した。

 ドレーゼケの音楽はハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、フリッツ・ライナー、カール・ベームといった当時の一流音楽家によってドイツ国内で頻繁に演奏された。
 ただ気難しい人物であったために、作品の質の高さにもかかわらず一般の聴衆に人気が出ることはなかったという。辛辣なまでに批判的になることがあり、それが元で他者との緊迫した関係を作ってしまうことがよくあったらしい。

 しかしナチス・ドイツ時代になると、ドレーゼケの音楽は高く評価され、アントン・ブルックナー、マックス・レーガー、ルートヴィヒ・シュポーアと同列に並べられるようになった。だがそれはナチの自国尊重のための支援によるものであり、重く疑わしい栄誉であった。それゆえに第二次世界大戦後、流行や政治情勢の変化によって彼の名と音楽は忘れ去られた。
 
 ただその一本気でまっすぐで、暑苦しいほどに情熱的な彼の音楽は、今の世でもう一度評価されてもいいような気がする。


 交響曲第2番はこんな感じ。熱い。
https://youtu.be/ZwkccpDp4vU

 そして交響曲第3番もこんな感じ。やっぱり熱い。
https://youtu.be/QIUwwQtaGtw

CPO
999746-2
\2700
ドレーゼケ(1835-1913):
 交響曲第1番/
 交響曲第4番(喜劇的シンフォニア)/
 「聖名祝日」序曲
イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管
 1 8 7 3年にドレスデンで初演された交響曲第1番は、ドイツ・ロマン派交響曲のエッセンスをストレートに表出した作品。
 晩年の作品である「喜劇的シンフォニア」は奇想曲風の軽妙な曲で、この一枚で作風の幅広さを味わえる。999581-2の「悲劇的交響曲」との対比も楽しい。

cpo
999719-2
\2700
ドレーゼケ(1835-1913):
 交響曲第2番/
 セレナード
イェルク・ペーター・ヴァイグル指揮
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィル
ワーグナーに多大な影響を受けたドイツ・ロマン派の作曲家が、ブルックナーやブラームスに対抗して仕立て上げた第2交響曲。
リヴァイヴァルの気運が高まる交響曲シリーズ第2弾。

cpo
999581-2
\2700
ドレーゼケ:
 交響曲第3番「悲劇的交響曲」
 葬送行進曲
イェルク・ペーター・ヴァイグル指揮
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィル
. ドレーゼケはワーグナーに心酔していた作曲家。
 「悲劇的交響曲」の題名からも明らかなように、「私は苛酷な運命に敢然と立ち向かう」といった感じのえらくリキの入った交響曲で、けっこう疲れますが、最後は諦念に達したかのように静かに終わります。
 とにかく埋もれたままにするのは絶対惜しい力作であることに違いありません。
 葬送行進曲は、アフリカの植民地戦争で命を落としたドイツ兵士たちの思い出に捧げられた曲で、こちらもいかにも「悲劇的」な音楽です。

 


TLS 175
\2300→\2090
ジューコフ・エディションVol.4。
 J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV488
 ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ、指揮)
新モスクワ室内管弦楽団
 録音年:記載なし(デジタル録音)/67’43’’

 ジューコフ・エディションVol.4。ライヴ録音。
 


TLS 176
\2300→\2090
ジューコフ・エディションVol.5。
 アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op.35a
 チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48
 ショスタコーヴィチ:室内交響曲 ハ短調 Op.110a
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ、指揮)
新モスクワ室内管弦楽団
 録音年:記載なし(デジタル録音)/77’41’’

 ジューコフ・エディションVol.5。ライヴ録音。
 

TLS 179
\2300
声楽とピアノ2 人ずつで構成されたケージ作品集。
 ジョン・ケージ:
  「ear for EAR」「3つの歌」「鯨のための連祷」
  「18回目の春を迎えたすばらしい未亡人」
  「Nowth upon nacht」「ASLSP」
  「The Year Begins to Be Ripe」「Experiences 1+2」
ケージ・アンサンブル・ハンブルク
 録音年:記載なし(デジタル録音)/61’42’’

 声楽とピアノ2 人ずつで構成されたアンサンブルによるケージ作品集。
 

TLS 181
\2300
「Architecture of Time」
 ゲオルグ・カッツァー:Exkurs uber die Mechanik(2009)
 ジャン=リュック・エルヴェ:4(2012)
 シャルロッテ・ザイトヘル:Running Circles(2011)
 オリヴァー・シュネラー:Cyan(2011/14)
 レジ・カンポ:Eternal Sunshine.1(2009/12)
ベルリン・ピアノパーカッション
 録音:2011年11月4・5日、2014年8月26・27日/66’15’’

 ピアノ2 台とパーカッションを使った現代作品集。演奏者は6 人からなるグループ。
 

TLS 182
\2300
全曲世界初録音。知られざる20世紀音楽。
 エゴン・コルナウト(1891-1959):
  ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.9
 アーネスト・カニッツ(1894-1978):
  ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 Op.10
 フェリックス・ペティレク(1892-1951):
  ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン)
ベルンハルト・フォグラシュエル(ピアノ)
 録音:2011年/67’23’’

 全曲世界初録音。知られざる20世紀音楽。
 
TLS 191
\2300
他の作曲家との共同制作であったとされる、
 謎の多いシェルシ作品

  ジャチント・シェルシ(1905-1988):
   「Pranam I」、「Pranam II」、「Khoom」、
   「Riti」、「Okanagon」
マリアンネ・シュッペ(声)
ユルグ・ヘンネベルガー(指揮)
アンサンブル・フェニックス・バーゼル
 録音:2004年(「Riti」のみ)、2011年/56’19’’

 実は他の作曲家との共同制作であったとされる、謎の多いシェルシ作品。スペクトル楽派にも影響を与えた音世界。
 

TLS 195
(2CD)
\4600
ミヒャエル・クリスト、ブゾーニとレーガーなどを収録
 [CD1]
  (1)ブゾーニ:
   ショパンの前奏曲ハ短調(Op.28-20)による
    自由な変奏曲とフーガ Op.22
  (2)レーガー:バッハの主題による変奏曲とフーガ Op.81
 [CD2]
  (3)チャイコフスキー:グランド・ソナタ ト長調 Op.37
  (4)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
ミヒャエル・クリスト(ピアノ)
 録音:(1)1972年3月、(2)1974年9月、(3)1974年4月、(4)1973年1月/62’20’’、59’58’’

 ミヒャエル・クリストは1946 年リンツ生まれのピアニスト。ブゾーニとレーガーの厳しくも聴き応えのある重厚作などを収録。
 

TLS 197
(2CD)
\4600
チャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出に」などを収録。
 [CD1]
  (1)メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
  (2)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.32
 [CD2]
  (3)チャイコフスキー:
   ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出に」 Op.50
  (4)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67
チョ・ピアノ・トリオ
 〔チョ・ヨンバン(P)、
  チョ・ヨンミ(Vn)、
  チョ・ヨンチャン(Vc)〕
 録音:(1)(3)1996年8月、(2)(4)1993年4月/59’41’’、69’50’’

 第2 楽章に長大な変奏曲を持つチャイコフスキーの名作、「偉大な芸術家の思い出に」などを収録。韓国の兄弟姉妹トリオによる演奏です。
 

TLS 199
\2300
アンジェイ・モクリによるギター独奏曲集。
 (1)ブローウェル:2つのキューバ民謡
 (2)ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲
 (3)ブローウェル:3つのスケッチ
 (4)ヒナステラ:ギター・ソナタ Op.47
 (5)ハイナー・ライツ:ギターのための12のカプリース
アンジェイ・モクリ(ギター)
 録音:(1)-(4)1993年4月、(5)1999年5月

 ポーランド生まれのギタリスト、アンジェイ・モクリによるギター独奏曲集。ヒナステラ唯一のギター曲にして高い人気を誇るソナタなど。
 

TLS 188
\2300
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
  第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」 Op.106、
  第30番 ホ長調 Op.109
エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)
 録音:2014年/60’59’’
 

TLS 189
\2300
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1、
   第10番 ト長調 Op.14-2
  (2)ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」 Op.57
(1)エレーナ・コレスニチェンコ(ピアノ)
(2)エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
 録音:2014年/59’53’’
 

TLS 190
\2300

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
 (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番 ハ短調「悲愴」 Op.13
 (3)タールベルク:ベートーヴェンの思い出 Op.39

(1)エレーナ・コレスニチェンコ(ピアノ)
(2)エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
(3)エレーナ・コレスニチェンコ(ピアノ)
 録音:2014年/61’27’’
 
TLS 196
\2300
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7、
   第18番 変ホ長調 Op.31-3
  (2)ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
(1)ガヤーネ・サークヤナ(ピアノ)
(2)エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)
 録音:2015年/65’12’’

 ※ジャケットの曲目表記に誤りがあります。ご了承下さい。
 

TLS 198
\2300

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
  (2)ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
  (3)ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1

(1)ナターシャ・ヴラセンコ(ピアノ)
(2)アレクサンドラ・ノイマン(ピアノ)
(3)エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)
 録音:2015年/65’55’’

 以上5 タイトル、2013-2016 年にヴュルテンベルグ・ザールで行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会からのライヴ録音。
 

TLS 193
\2300
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調
   「ハンマークラヴィーア」 Op.106、
  第30番 ホ長調 Op.109
エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)
 録音:2014年/60’59’’

 TLS 188 と同内容。こちらはアーティスト写真を使った紙ジャケット仕様。
 
TLS 194
\2300
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
  第7番 ニ長調 Op.10-3、第9番 ホ長調 Op.14-1、
  第10番 ト長調 Op.14-2
 タールベルク:ベートーヴェンの思い出 Op.39
エレーナ・コレスニチェンコ(ピアノ)
 録音:2014年/73’23’’

 TLS 189、TLS 190 のコレスニチェンコの演奏をまとめたもの。アーティスト写真を使った紙ジャケット仕様。
 


TLS 210
\2300→\2090
ジョン・ウィリアムズ:映画音楽名曲集
 「Harry’s Wondrous World」「Olympic Fanfare」
 「Jaws Theme」「Fawkes the Phoenix」
 「Theme from Superman」「Chamber of Secrets」
 「Imperial March」「Gilderoy Lockhart」
 「Fluffy’s Harp」「Liberty Fanfare」「Yoda’s Theme」
 「Nimbus 2000」「Hedwig’s Theme」
 「Flying Theme from E.T.」「Dobby the House Elf」
 「Indiana Jones March from Raiders of the Lost Ark」
 「Star Wars Main Title」
イーヴァン・クライスト(指揮)
コトブス州立劇場フィルハーモニー管弦楽団
 録音年:記載なし(デジタル録音)/66’58’’

 ロサンゼルス生まれ、ラスベガス育ちの指揮者イーヴァン・クライストによるジョン・ウィリアムズの壮大な映画音楽集。コトブス州立劇場フィルは100年以上の歴史を持つドイツのオーケストラです。
 
TLS 212
\2300
3人の作曲家が書いたピアノ・トリオの「第1番」
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 ト長調 Op.1-2
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.8
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.99
ヨハネス・クライスラー・トリオ
 〔クリストフ・シッケダンツ
   (ヴァイオリン)、
  ホルガー・シュベック(ピアノ)、
  マティアス・バイヤー=カルツホイ
   (チェロ)〕
 録音:2014年/78’42’’

 3人の作曲家が書いたピアノ・トリオの「第1番」。張りのある音で引き締まった演奏を聴かせます。
 

TLS 214
\2300
20代の若き奏者たち、レーガーやヒンデミットの技巧的な作品
 ハイドン:弦楽四重奏曲第76番 ニ短調「五度」 Op.76-2
 レーガー:弦楽四重奏曲第2番 イ長調 Op.54-2
 ヒンデミット:弦楽四重奏曲第2番 ヘ短調 Op.10
アリス四重奏団
 録音:2015年5月/72’29’’

 アリス四重奏団は2009 年結成のドイツのカルテット。20代の若き奏者たちがレーガーやヒンデミットの技巧的な作品をものともせず、嬉々として弾きこなしています。
 


TLS 218
\2300→\2090
ヘルマン・ゲッツ、歌うようなロマンティックな旋律
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
  (作曲者編曲によるピアノ4手版)
 ヘルマン・ゲッツ:
  4手のためのピアノ・ソナタ ト長調 Op.17
 クララ・シューマン:4手のための行進曲 変ホ長調
ピアノ・デュオ
 「アドリエンネ・ソーシュ&
  イーヴォ・ハーグ」
 録音:2015年2月/66’26’’

 ヘルマン・ゲッツは1833年生まれ、1897年没。歌うようなロマンティックな旋律が印象的です。




CLAM RECORDS


Clam 20151
\2600
月の光
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 《月光》
 ショパン:
  夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2、
  夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
 ブラームス:3つのインテルメッツォ Op.117
 ドビュッシー:
  アラベスク第1番ホ長調、アラベスク第2番ト長調、
  ベルガマスク組曲より《月の光》
 スクリャービン:
  練習曲変イ長調 Op.8-8、練習曲嬰ヘ長調 Op.42-4
 ラフマニノフ:練習曲 《音の絵》 より
  ト短調 Op.33-7、前奏曲ニ長調 Op.23-4、
  前奏曲変ホ長調 Op.23-6、前奏曲嬰ト短調 Op.32-12
ミーシャ・フォミン(ピアノ)
 ロシアのピアニスト、ミーシャ・フォミンはバロック作品からモダン作品まで幅広いレパートリーを持ち、特にロマン派作品の演奏には高い評価を得ている。
 当アルバムではベートーヴェンやショパン、ラフマニノフなど、ピアノの主要レパートリーを収録。
 アルバム・タイトルでもあるドビュッシーの「月の光」は、フォミンの美しいピアノの音色を堪能することができる。

 録音2015年5月の録音。
 

Clam 20122
\2600
フレデリック・ショパンから
 「ソナタ第3番」と「12の練習曲」

  ショパン:
   ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
   12の練習曲 Op.10
ミーシャ・フォミン(ピアノ)
 ミーシャ・フォミンが得意とする、ロマン派音楽を代表するフレデリック・ショパンから「ソナタ第3番」と「12の練習曲」を収録。流れるような美しい演奏と解釈が光る。

 2011年2月21日−24日の録音。
 

RCM 20121
\2600
アトリウム弦楽四重奏団、ショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィチ:
  弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
  弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.122
  ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57
アトリウム弦楽四重奏団
ミーシャ・フォミン(ピアノ)
 ベルリンを拠点に活動しているアトリウム弦楽四重奏団。2003年にロンドン国際弦楽四重奏コンクール第1位と聴衆賞を獲得。2013年には来日し、チャイコフスキー弦楽四重奏曲全曲演奏会を行っている。

 2011年11月17日−20日の録音。




LINDORO

NL 3029
\2500
カンタレス デル・エスコリアル聖歌隊
 アストゥリアス民謡(アングロ編):高い所と低い所で/
 レオン民謡(アイスプルア編):私の小屋の隣で/
 カスティリャ民謡(パドロス編):君はのっぽでやせっぽち /
 コロンビア民謡(リンコン編):ブジェレンゲ/
 ガルデル(アンドレオ編):わが懐かしのブエノスアイレス/
 バンキエーリ:カプリッチャータと動物たちの対位法/
 ジョスカン・デプレ:こおろぎ/
 作者不詳:トゥールディオン/
 ゲネー(サンチェス編):イタリア風サラダ/
 アストゥリアス民謡(サンチェス編):三枚の葉,おかあさん/
 ロルカ:四人の騾馬引き/
 カスティリャ民謡(プジョル編):私のハンカチで拭いて /他
 長い伝統を継承するスペインの聖歌隊!スペインの子供のための民謡を歌う!

 1567年創立の長い伝統を誇るスペインのデル・エスコリアル聖歌隊。現在は少年聖歌隊として活動しており、9歳から15歳までの少年たちが所属をしている。
 今作はスペインの各所に伝わる子供のための民謡を、少年たちの美しいハーモニーで。
 

NL 3031
\2500
イリアルテの12人の音楽家たち
 ホセ・デ・サン・ファン/トマス・ルイス・デ・ビクトリア/
 マティアス・ファン・ベアナ/マティアス・ルイス/
 ビセンテ・ガルシア・ベルカイル/
 セバスティアン・ドゥロン/クリストバル・デ・モラレス/
 カルロス・パティニョ/フランシスコ・ゲレーロ/
 アントニオ・リテレス/ファン・ペレス・ロルダン/
 ホセ・デ・ネブラ

レヒナ・イベリカ、
ラウラ・カサノバ(指揮)
グラドゥアリア、
シモン・アンドゥエサ(指揮)

 18世紀、啓蒙主義と新古典主義のスペインの詩人で自身もアマチュア音楽家として活動をしていたトマス・デ・イリアルテ(1750−1791)。彼の作品に登場する12人の音楽家たちの作品集。
 イタリアの古楽アンサンブルのレヒナ・イベリカとグラドゥアリアの演奏で。

 2015年8月10日−13日の録音。




PHAEDRA


DDD 92090
\2600
イン・フランダース・フィールズ Vol.90 〜
 イェフ・ファン・ホーフ:アート・ソングス
ヴィルケ・テ・ブルメルストロート
 (メゾ・ソプラノ)
ペーテル・ヒイステルツェン(テノール)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
アントヴェルピア弦楽アンサンブル
イヴォ・ヴェンコフ(指揮)
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第90集は、後期ロマン派、またはポスト・モダン派に位置付けられているベルギー、フランドルの作曲家イェフ・ファン・ホーフの歌曲集。

 2015年7月3日−4日の録音。



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NAXOS


8.573523
\1100
ウィリアム・マサイアス:合唱作品集
 1.城門よ、頭を上げよ Op.44-2(1969)/
 2-5.王を讃えて Op.45(1969)
  <天使の王を讃えて/ハレルヤ、わが手元の新たな仕事/
   美徳のないバラはない/クリスマスさん>/
 6.乾杯のキャロル Op.26-1(1964)/
 7.真に神がわれらの父であるとして(1987)/
 8-9.マニフィカートとヌンク・ディミティス Op.53「イエスの礼拝」(1971)/
 10.トッカータ・ジョコーサ Op.36-2(1967)/
 11.全ての作品があなたを賞賛しなくてはならない Op.17b(1961)/
 12.主への祈り(1992)/13.ルーラへの訓戒(1969)/
 14-20.サルヴァトール・ムンディ Op.89(1982)
  <第1曲:われらは陽気に/第2曲:素晴らしき謎/
   第3曲:この聖餐でわれらは楽しくなる/
   第4曲:子守唄/第5曲:スサンニ/第6曲:救い主キリスト/
   第7曲:ようこそ、クリスマス>
ピーター・フォジット(第1ピアノ)…14-20/
マイケル・パパドプーロス(オルガン…1-9.11-13),(第2ピアノ…14-20)/
オーケストラ・ノーヴァ…14-20/
セント・オールバンズ・アビー修道院少女合唱団…1-9.11-20/
レイ・クラーク・オブ・セント・オールバンズ修道院合唱団…1-9.11-13/
トム・ウィンペニー(指揮),(オルガン独奏…10)
 録音 2015年7月20-23日 イングランド ハードフォードシャー,セント・オールバニー大聖堂
 イギリス、ホウィットランドのカーマーゼンシャーで生まれたウィリアム・マサイアス(1934-1992)。3歳でピアノを始め、5歳で最初の曲を書き「神童」と呼ばれた彼は、王立音楽アカデミーでレノックス・バークリーに師事し、1968年にはハリエット・コーエン国際音楽賞と、バックス学会賞を受賞。1959年にはウェールズに戻りバンガー大学の講師を務め、1970年から1987年まではバンガー大学の教授を務めました。
 オペラ、交響曲、協奏曲をはじめとする多くの作品を残しましたが、その中でも教会のための伝統的な合唱曲が知られており、1981年のチャールズ皇太子の御成婚の際に書いた曲は、テレビを見ていた推定10億人の人々の耳にも届いています。
 このアルバムには、マサイアスの最初の作品である「全ての作品が〜」(トラック11)と最後の作品「主への祈り」(トラック12)を中心に、感動的な歌が収録されています。
 

8.573528
\1100
スクリャービン:ピアノ作品集 第2集
 1.演奏会用アレグロ Op.18(1896)/
 2.アルバムの綴り 嬰ヘ長調 Op.posth.(1904頃)/
 3.アルバムの綴り「モニヘッティ」変イ長調 Op.posth.(1889)/
 4.3つの小品 Op.45-1「アルバムの綴り」(1905頃)/
 5.4つの小品 Op.56-2「皮肉」(1908)/
 6.アレグロ・アパッショナータ Op.4(1892頃)/
 7.2つの即興曲 嬰へ短調 Op.10-1(1894)/
 8.4つの小品 Op.51-1「たよりなさ」(1906)/
 9.2つの即興曲 イ長調 Op.10-2(1894)/
 10.4つの小品 Op.56-3「ニュアンス」(1908)/
 11.2つの即興曲 ロ長調 Op.14-1(1895)/
 12.4つの小品 Op.51-4「やつれの舞曲」(1906)/
 13.2つの即興曲 嬰へ短調 Op.14-2(1895)/
 14.ワルツ 嬰ト短調 Op.posth.(1886頃)/
 15.幻想曲 ロ短調 Op.28(1900頃)/16.フーガ ホ短調(1891頃)
リ・ソヨン・ケイト(ピアノ)
 録音 2015年7月11.12日 カナダ オンタリオ,カントリー・デイ・スクール,パフォーミング・アーツ・センター
 かの名ピアニスト、スヴャストラフ・リヒテルもこよなく愛した、表情豊かな旋律と洗練された独創性を持つスクリャービン(1872-1915)の数々のピアノ曲。
 彼の初期の作品はショパンやシューマン、チャイコフスキーの影響もありますが、しだいに独自の雰囲気を湛えた神秘的な作風に移行、晩年の作品は哲学的な要素も兼ね備えた神聖な音楽へと変貌していきます。
 このリ・ソヨンによるピアノ曲集第2集では、比較的初期に書かれたOp.18の「アレグロ」や作品番号を持たない幾つかの1900年以前の作品と、充実した和声を持つ中期のOp.51、Op.56の小品がバランスよく並べられています。
 ほんの3分に満たない小品に込められた豊かな情感をお楽しみください。
  第1集…8.573527
 

8.573529
\1100
ユージン・ザドール:聖書三部作
 1.クリスマス序曲(1961) クリスマスの喜び‐そりすべり‐キリストの降誕‐憧憬/
 2-4.聖書三部作(1943)トーマス・マンに捧ぐ
  <ヨーゼフ/デヴィッド/パウル>/
 5.大管弦楽のためのラプソディ(1930)/
 6.フーガ幻想曲(1958)
   ※2-6…世界初録音
MAVブダペスト交響楽団/
マウリス・スモリジ(指揮)
 録音 2015年9月9-12日 ブダペスト ハンガリー放送 スタジオ22…1-5, 2014年9月11日 ブダペスト ハンガリー放送 スタジオ6…6
 ハンガリーのバータセクで生まれ、1940年代のアメリカで映画音楽の発展に著しく寄与したユージン・ザドール(1894-1977)。NAXOSでは、その民俗色豊かな作品を次々とリリースし、この知られざる作曲家の認知度を高めています。
 今回のアルバムにはザドールの作品の中でも最も野心的で色彩的な管弦楽曲である「聖書三部作」と、厳粛な祝祭ムードを湛えた「クリスマス序曲」、他2曲が収録されています。
 「聖書三部作」はトーマス・マンが1943年に出版した「ヨーゼフと彼の兄弟」に基づく第1部と、ダヴィデと使徒パウロの物語による第2部、第3部で構成されており、各々の登場人物がオーケストラで的確に描かれています。
 比較的初期に作曲された「ラプソディ」はハンガリー風のメロディが満載のユニークな曲。1950年代に書かれた「フーガ幻想曲」は金管楽器とティンパニが活躍する力強い曲です。
  【ユージン・ザドール既発アルバム】
   8.572548…アリアとアレグロ、子供の交響曲 他/
   8.572549…ディヴェルティメント、悲歌と踊り 他/
   8.573274…舞踏交響曲、祝典序曲 他
 

8.573548
\1100
ロドリーゴ:ギター伴奏による歌曲集
 1.祝福された羊飼いの少年(1952)/
 2.ベツレヘムのキャロル(1952)/3.待機(1952)/
 4-10.アントニオ・マチャードとともに(1971)
  <第1曲:前奏曲/第2曲:わが心はあなたを待つ/
   第3曲:あなたの声、あなたの手/第5曲:夢/
   第6曲:子供たちが歌っていた/
   第7曲:あなたは覚えていますか?/
   第8曲:草原の祭り>/11.船乗りの少年(1938)/
 12.小さな鳩(1951)/13.カナリアのフォリア(1958)/
 14.ドゥランダルテのバラード(1955)/15.羊飼いの恋の歌(1935)/
 16.サッラニッラ(1928)/17.アランフェス、わが思い出(1988)/
 18-20.3つのスペインの歌(1951)
  <第3曲:セレナーデ/第2曲:アデーラ/
   第1曲:ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ>/
 21-22. 4つのセファルディの歌(1965)より
  <第1曲:われらに答えを/第2曲:私は羊飼いの娘が好き>/
 23-24. 4つの恋のマドリガル(1947)より
  <第2曲:あなたは私を殺してしまった/
   第4曲:お母さん、私はポプラ並木から来ます>
    ※3-12,16,18,20-24…ギター伴奏編曲:マルコ・ソシアス 世界初録音
ホセ・フェレッロ(テノール)/
マルコ・ソシアス(ギター)
 録音 2015年5月9-10日 スペイン アルバセテ,アウディトリオ・デル・コンセルバトーリオ・プロフェッショナル・トマス・デ・トレホン&バラスコ
 憂愁に満ちた「アランフェス協奏曲」で知られるスペインの大作曲家ロドリーゴ(1901-1999)。セゴビアやロメロなど数多くの名ギタリストたちからの委嘱作品を作曲し、ギター音楽の普及に貢献した彼ですが、実はギターよりもピアノが得意だったことはあまり知られていません。
 このアルバムに収録された彼のキャリアの60年ほどに渡って作曲された美しい歌曲も、そのほとんどはピアノで伴奏するように書かれています。
 今回のプロジェクトでは、ロドリーゴの娘セシリアの許諾を得て、そのピアノ伴奏が全てギター伴奏に編曲が施されています。それはまるで最初からギターのために作られたもののようなのには驚くばかり。
 もちろんもともとギター伴奏の作品も僅かながらあり、こちらは驚くほど手の込んだ伴奏が付けられた表現力豊かな曲となっています。
 


8.573614
(2CD)
\2200
THE INTIMACY OF CREATIVITY‐
 香港フィルハーモニー管弦楽団とブライト・シェン、5年間の回顧

<CD1>
 1-4.シェーンベルク(1874-1951):浄められた夜 Op.4(弦楽合奏版)/
 5.ブライト・シェン(1955-):深い赤(2014)/
<CD2>
 1.イェン・ミンシュウ 顏名秀(1980-):レゴ・シティ(2011)/
 2.マシュー・トマジーニ(1978-):山々…海…ビルディング…木々(2012)/
 3.カルロ・マルゲティック(1987-):スヴィタック(2013)/
 4.アンディ・アキホ(1979-):21(アコースティック・ヴァージョン)(2014)/
 5.スコット・オルドウェイ(1984-):そこには暗闇ではなく光があることでしょう(2015)/
 6.アルヴォ・ペルト(1935-):ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌(1977)
ピウ・チェウン(マリンバ…CD1:2,チャイム…CD2:6)/
マリエル・ロバーツ(vc)…CD1:1-4,CD2:1.4.6/
ノーラン・ペールソン(p)…CD1:5/
アンディ・アキホ(スティール・パン…CD1:4,チャイム…CD2:6)/
ジン・ワン(vn)…CD1:1-4.5,CD2:6.8/
ツァオ・イングナ(vn)…CD1:1-4.5,CD2:5.6/
アンドリュー・リン(va)…CD1:1-4.5,CD2:6/
リチャード・バンピン(vc)…CD1:1-4.5,CD2:2.5.6/
ジアン・シンライ(cb)…CD1:1-4.5,CD2:6/
ミーガン・スターリング(fl)…CD1.5/
マイケル・ウィルソン(ob)…CD1:5/
シェウンファン=クァン(コーラングレ)…CD1:5/
アンドリュー・サイモン(cl)…CD1:5,CD2:1.3.5/
リン・ジアン(hr)…CD1:5/
ベンジャミン・メールモンド(fg)…CD1:5/
ブライト・シェン(指揮)…CD1:1-4.5,CD2:6/
香港フィルハーモニー管弦楽団…CD1:1-4.5,CD2:6
 録音 2016年5月2-5日 香港サイエンス&テクノロジー大学 CMAレクチャー・シアター
 2016年に開催された第44回香港芸術祭の一環として、香港サイエンス&テクノロジー大学で開催されたコンサート「THE INTIMACY OF CREATIVITY」。中国系アメリカ人の作曲家ブライト・シェンを芸術監督に迎え、毎年斬新な音楽を提示するこのコンサートも5年目の開催となり、これまで毎年発表された「新作」を一挙演奏するというこの試みは、まずブライト・シェン自身の作品「深い赤」と、愛と償い、そして希望を具現化したシェーンベルクの「浄められた夜」が演奏されます。
 そして若き作曲家たちの各々の作品が奏され、最後はペルトの「追悼歌」で締めくくられるというもの。香港市内で最も革新的な音楽体験ができる場所として、市民たちも一目置く注目のコンサートをぜひお楽しみください。
 

8.573624
\1100
フェルナンド・ソル:24の練習曲「進歩的なレッスン」Op.31/6つの小品
 1-24. 24の練習曲「進歩的なレッスン」Op.31
  <第1番:ハ長調 Andante/第2番:イ短調 Andante/
  第3番:ニ長調 Alegretto/第4番:ロ短調 Andante/
  第5番:ト長調 Andantino/第6番:ホ短調/
  第7番:ホ長調/弟8番:イ長調 Andante/
  第9番:ハ長調 Allegretto/第10番:ニ長調 Cantabile/
  第11番:ヘ長調 Moderato/第12番:ニ短調 Andante/
  第13番:ハ長調 Andante/第14番:ハ長調 Andantino/
  第15番:ロ短調/第16番:ニ短調 Moderato/
  第17番:ハ長調/第18番:ロ短調 Moderato/
  第19番:イ長調 Andante/第20番:イ短調 Andante /
  第21番:ヘ長調 Andantino cantabile/
  第22番:変ロ長調 Tenpo di Marcia‐Moderato/
  第23番:ホ長調「楽章‐宗教的な祈り」/
  第24番:ホ長調 Allegretto moderato>/
 25-30. 6つの小品 Op.32
  <第1番:Andantino/第2番:Walzer/
   第3番:Andante pastorale/第4番:Mazurka/
   第5番:Andante/第6番:Galop>
ノーバート・クラフト(ギター)…1-15.17-19/
ジェフリー・マックファーデン(ギター)…16.20-30
 録音 2009年1月,2012年11月,2013年8月 カナダ オンタリオ,オーロラ,オッフォード・ホール,グリーン・ルーム
 フェルナンド・ソル(1778-1839)は当時の偉大なギタリストの一人であっただけでなく、ギター音楽の作曲家としても「魔笛の主題による変奏曲」を筆頭に優れた作品を書き、「ギターのベートーヴェン」と評されるほど、この楽器の普及のために力を尽くしました。
 ソルはギターの演奏技術向上のために6つの練習曲集を遺していますが、現在広く使われているのは、セゴビアが任意に選択した「20の練習曲集」でしょうか。
 このアルバムではソルのオリジナルの「24の練習曲」を、共に名手として知られるクラフトとマックファーデンが弾き分けています。もともと12曲ずつの2巻として出版されたこの練習曲は、難易度は初級〜中級程度とされていますが、実際に演奏してみるとかなりの手応えを感じさせるようです。
 同時期に書かれた「6つの小品」も技術と音楽表現の向上を目的とした楽しい曲集です。
 


8.573628
\1100
リース:超絶技巧変奏曲、幻想曲とロンド
 1.「ラ・センティネル」の主題による変奏曲 Op.105-1(1822)/
 2.夢 Op.49(1813)/
 3.「古い高地の若者」による変奏曲 Op.105-2(1822)/
 4.シラーの「あきらめ」による幻想曲 Op.109(1822)/
 5.コサックの踊りによる変奏曲 Op.40-1(1822)/
 6.ロンド「ジプシー風」Op.184(1837頃)
ミハエル・ツァルカ(フォルテピアノ a'= 430 Hz)
1824年頃 コンラート・グラーフ製(R.J.レジエ復元 NY)…2.4.6,
1815年 ナネッテ・シュトライヒナー製(T&B.ヴォルフ復元 ワシントンD.C.)…3.5,
1800年頃 ヨハン・シャンツ製(T&B.ヴォルフ復元 ワシントンD.C.)…1
 録音 2014年8月1-2日 US ミネソタ 聖ポール教会
 ベートーヴェンの弟子であり親友であったフェルディナント・リース(1784-1838)は、フォルテピアノの解釈と技術にも革新的なアプローチを確立したことで知られています。
 1813年から1824年までの、彼がロンドンで過ごした約10年間は彼の最も成功した時代であり、このアルバムに収録された作品のほとんどはこの頃に作曲されたものです。
 これらは、当時イギリスで全盛を誇っていた家庭用のフォルテピアノ、「スクエアピアノ」で演奏されることを想定しており、現代のピアノと違って「大きな音が出せない」「音を伸ばすことができない」などの演奏上の問題をカヴァーするための様々な工夫がなされていることも興味深いところです。
 このアルバムは、当時の楽器の研究者でもあるミハイル・ツァルカが当時の復元楽器を演奏、シューマンも賞賛したというリースの本質に迫ります。
 

8.573658
\1100
ヴォーン=ウィリアムズ:映画音楽集
 1. 49度線:組曲-第1曲 前奏曲(1940-1941)/
 2-8.組曲「あるフランダース農場の物語」(1943)
  <第1曲:風の中で旗が揺れる/第2曲:海での夜-旗との告別/
   第3曲:古い納屋での夜明け-恋人たちの別れ/
   第4曲:ベルギーのカフェ/第5曲:主は彼の運命に直面する/
   第6曲:死す男の持ち物/第7曲:さまよえる旗>/
 9-16.組曲「沿岸司令部」(1942)
  <第1曲:前奏曲/第2曲:/第3曲:ヘブリディーズ諸島/
   第4曲:Uボートのアラート/第5曲:夜の離陸/
   第6曲:ハドソンのアイスランドからの離陸/
   第7曲:雷撃機の戦い/第8曲:終曲>/
 17-19.「エリザベスの英国」より3つの肖像(1955)
  <探検家/詩/女王>
RTEコンサート・オーケストラ/
アンドリュー・ペニー(指揮)
 録音 1993年11月16-17日 アイルランド共和国 ダブリン国立コンサートホール MARCO POLO8.223665からの移行盤
 近代イギリスを代表する作曲家、ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)は9曲の交響曲を始め、数多くの牧歌的な作品を残し、イギリス市民だけでなく、世界中の聴き手から愛されています。
 そんなヴォーン・ウィリアムズですが、映画音楽の分野でも素晴らしい功績を残しています。彼の生涯の後半における数十年は、映画音楽が重要な位置を占めており、なかでも最も知られているのは「南極のスコット」の音楽(後に「南極交響曲」として再編された)でしょう。
 ここでは彼の4作の映画音楽を聴くことができます。最初の作品である「49度線」(邦題は「潜水艦轟沈す」)はカナダ海域で英国輸送船団を襲うUボートとの戦いを描いた戦争アクション映画で、迫力ある音楽が全編に渡って展開されます。ここでは前奏曲のみですが、ゴージャスな響きが堪能できます。
 「フランダース(ベルギーとも)農場〜」は実際に起こった物語(農場に埋葬された空軍の旗を巡る人間模様)をベースに映画化された作品で、ヴォーン・ウィリアムズは絶妙な雰囲気の音楽を書いています。「沿岸司令部」「エリザベスの英国」、こちらも映像が目に浮かぶような鮮やかな作品です。
 

8.573665
\1100
マキシミリアン・シテインベルク:受難週間(1923)
 1.アレルヤ/2.見よ、花婿がやってくる/
 3.婚礼の部屋‐キエフ聖歌/4.婚礼の部屋/
 5.栄光の使徒たちは/
 6.主人のもてなし‐ズナメニ聖歌/7.主人のもてなし/
 8.神秘の晩餐‐ズナメニ聖歌/9.神秘の晩餐/
 10.高貴なるヨセフ/11.賢明なる盗賊/
 12.お母様、私を嘆かないでください‐ズナメニ聖歌/
 13.お母様、私を嘆かないでください/
 14.立ちたまえ、おお神よ‐ズナメニ聖歌/
 15.立ちたまえ、おお神よ/
 16.全ての死を免れぬ肉よ、沈黙せよ
クラリオン合唱団/
スティーヴン・フォックス(指揮)
 録音 2014年10月28-30日,2015年1月3日,2016年1月13日 USA ニューヨーク,ホリー・トリニティ大聖堂
 ロシアの作曲家、音楽教師シテインベルク(1843-1946)はリムスキー=コルサコフの愛弟子であり、1908年には師の娘ナジェージダと結婚し、その作風を受け継いだ人です。
 保守的な路線を貫いたため、ほとんどジダーノフ批判にさらされることもなく、1934年から1939年の間にはレニングラード音楽院の院長を務めるなど、近代ソ連の音楽発展に寄与しました。しかし、その穏健さが却って忘れられる原因となり、現在ではほとんどその作品を耳にする機会はありません。
 この「受難週間」も長い間楽譜が散逸していた合唱曲で、作曲されたのは1920年から1923年頃と推測されています。スラブ聖歌に基づく無伴奏合唱は、ラフマニノフの「晩祷」を思わせる力強さを備えた感動的な典礼音楽になっています。
 

8.573670
\1100
期待の新進演奏家シリーズ/
 ホアン・カルロス・ビクター(ギター) ギター・リサイタル

  1.ダウランド(1563-1626):ファンタジア P71/
  2.ロドリーゴ(1901-1999):祈りと踊り(J.C.ビクター編)/
  3.タルレガ(1852-1909):ヴェネツィアの舟歌/
  4.タルレガ:マリア/
  5.タルレガ:マリエタ/
  6.タルレガ:マズルカ ト長調/
  7.ダウランド:失われし望みのファンシー/
  8.パウロ・リオス・フィリョ(1985-):Repeter‐リピート/
  9-12.カステルヌオーヴォ・テデスコ(1985-1968):ソナタ「ボッケリーニの思い出に」
   <第1楽章:Allegro con spirito/
    第2楽章:Andantino quasi canzone/
    第3楽章:Tempo di minuetto/第4楽章:Vivo ed energico>/
  13.ダウランド:告別のファンシー
    ※世界初録音…8/1.7.13…J.C.ビクターによるトランスクリプション
ホアン・カルロス・ビクター(ギター)
 録音 2016年1月14-16日 スペイン カステロン・デ・ラ・プラーナ,ロッカウェイ・スタジオ
 2015年に開催された「タルレガ国際ギター・コンクール」の優勝者ホアン・カルロス・ビクターのリサイタル・アルバム。彼はブラジルのサルヴァドール(バイーア)で生まれ、バイーア連邦大学のマリオ・ウリョーアのクラスで学士号を取得、2008年にはDAAD(ドイツ学術交流会)の奨学金を獲得し、ニュルンベルク音楽大学に留学。フランツ・ハラーシュに師事し、その後はスイスのルツェルンでも研鑽を積んでいます。
 2014年7月にはスイスで最も重要な学術称号を得て、最高ランクの演奏家として認められています。この初アルバムでは、自らがギター用に編曲したダウランドから、ビクターが初演した現代の作曲家フィリョの作品までと多彩なレパートリーと技巧を存分に披露しています。

<映像>


EURO ARTS(映像)



20 72938
(DVD)
\3100→\2790
グラフェネック国際音楽祭「真夏の夜のガラ・コンサート2016」
 グノー:
  歌劇<ミレイユ>より序曲、ワルツ「おお、身軽なつばめよ」
 グノー:歌劇<ファウスト>より「金の仔牛の歌」
 ビゼー:
  交響的頌歌<ヴァスコ・ダ・ガマ>より「きみの心を開いてくれ」
 ウェーバー:舞踏への勧誘
 ヴェルディ:歌劇<オテロ>より「無慈悲な神の命ずるままに」
 ドニゼッティ:歌劇<シャモニーのリンダ>より「私の心の光」
 ドニゼッティ:歌劇<愛の妙薬>より「なんとういう愛情」
 オッフェンバック:歌劇<パリの喜び>より序曲
 ミッチ・リー:
  ミュージカル<ラ・マンチャの男>より「見果てぬ夢」
 レハール:オペレッタ<メリーウィドウ>より「とざした唇に」
 エルガー:行進曲「威風堂々」第1番
オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ)
ブリン・ターフェル(バリトン)
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
佐渡裕(指揮)
トーンキュンストラー管
KKC 9163
(DVD)
\3241+税
※国内仕様盤
 2016 年グラフェネック国際音楽祭「真夏の夜のガラ・コンサート」ペレチャッコ、ターフェル、ブッフビンダー、佐渡裕が登場した音楽祭10周年を祝う華やかなコンサート映像

 収録:2016年6月グラフェネック国際音楽祭(ライヴ)
 20 72938/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:All、90分、字幕なし/ 解説書なし
 KKC 9163/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:All、90分、字幕なし、日本語帯付(解説書はつきません)、* 初回特典あり

 トーンキュンストラー管弦楽団の本拠地のザンクト・ペルテンで行われるグラフェネック国際音楽祭。ピアニストのルドルフ・ブッフビンダーが音楽監督を務め、トーンキュンストラー管弦楽団がレジデント・オーケストラで参加、2015 年からは同楽団の音楽監督に就任した佐渡裕も登場しています。この映像は2016 年6 月に行われたばかりの音楽祭の幕開けを飾るガラ・コンサートのライヴ映像。
 10 周年を記念する2016 年。この記念すべきコンサートには、美しい容姿と声で聴衆を魅了するロシアのソプラノ、オルガ・ペレチャッコと世界的なバス・バリトン歌手、ブリン・ターフェルが登場。南仏プロヴァンスを舞台として美しい風物を背景に若い男女の恋愛を描いた作品グノー「ミレイユ」の序曲にはじまり、第2 幕のミレイユのワルツ「おお、軽やかなつばめ」をオルガ・ペレチャッコが歌います。高いコロラトゥーラの技術と艶のある美声で、華やかな野外コンサートのオープニングを演出しています。またターフェルが持ち前のスケールの大きい歌唱力で<ラ・マンチャの男>の「見果てぬ夢」を朗々と歌い上げます。
 最後は聴衆の心を惹きつける能力に長けている佐渡裕の指揮も相まって、エルガーの「威風堂々」と盛大な花火とともに、華麗に締めくくられました。
 また国内仕様盤には初回特典として佐渡裕のサインが付属する予定です。






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RCO LIVE



RCO 16108
(Blu-ray)
\5600→\5190
第7代首席指揮者ガッティ&RCO、いよいよ正式始動!
 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
  (ドレスデン版、1845)
 リスト:交響詩「オルフェウス」S.98(1854)
 ベルリオーズ:幻想交響曲op.14(1830)
ダニエレ・ガッティ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管
KKC 9161
(Blu-ray)
\5000+税
※国内仕様盤
RCO 16109
(DVD)
\3800→\3490
KKC 9162
(DVD)
\4000+税
※国内仕様盤
 2016 年9月、第7代首席指揮者ガッティ&RCO、いよいよ正式始動!

 収録:2016 年3月31日、4月1&3日(ライヴ)、アムステルダム・コンセルトヘボウ
 RCO 16108(Blu-ray)/画面:16:9、1080p24、音声:DTS-HD MA 5.0 (96/24)、LPCM 2.0 (96/24)、85’ 38”
 KKC 9161(Blu-ray)/輸入盤・日本語帯・解説付
 RCO 16109(DVD)/画面:16:9、NTSC Region All、音声:LPCM 2.0、DD 5.0、85’ 38”
 KKC 9162(DVD)/輸入盤・日本語帯・解説付

 2016 年9 月9 日の就任記念演奏会≪ RCO オープニング・ナイト≫をもって、128 年の歴史をもつロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7 代首席指揮者として正式に着任するダニエレ・ガッティ。
 これを記念して、客演指揮者としての「ガッティと楽団との白熱ライヴがリリースされます。ガッティといえば、音楽へのきわめて真摯な姿勢、音楽へのリスペクトの比類なき高さということがよく言われますが、その姿勢はこの演奏にも表れています。と同時に、これからいよいよ本格始動するオーケストラと音楽する喜びにも満ちたパワー漲る演奏となっています。
 19 世紀の革新的な3 人の作曲家による作品は、どれも明確な表現の対象や物語がある標題音楽であり、さらに「女性」が作品の大きな軸となっているなど、歴史やテーマをみても一貫性のあるプログラムとなっているのも、さすがガッティというところ。ガッティとRCO が、今後どのような演奏活動を展開していってくれるのか、期待が高まります。
 壮麗な「タンホイザー」序曲では文句なしに管・弦ともにオーケストラの妙技を堪能できます。そしてリストの「オルフェウス」でガッティの指揮がオーケストラから引き出す瞑想的で詩的な雰囲気は絶品。ガッティの指揮の緻密さ、構築性の巧みさが際立つ選曲といえます。
 そして「幻想交響曲」は何度も演奏しつくされている名曲ではありますが、ガッティのこの演奏は、1830 年の本作初演時に当時の聴衆が体験したであろう驚きを現代の私たちにも味わわせてくれるもの。スコアの綿密な読み込みが、すべてがこの瞬間に生まれているような新鮮さを導いています。
















7/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER



HC 16006
\2600→\2390
佐藤俊介も登場!
 名手が揃うミュンヘン・バロックゾリステンによる
  バッハ作品集

  J.S.バッハ:
   (1)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
    ハ短調 BWV1060
   (2)合奏協奏曲 イ短調 BWV1044
   (3)管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
   (4)オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055a
ミュンヘン・バロックゾリステン
 【佐藤俊介(ヴァイオリン)、
  ロビン・ミハイル(チェロ)、
  アンドレアス・ヘルム(オーボエ)、
  カトリーン・ラザール
   (ファゴット、オーボエ・ダモーレ)、
  アンネ=マリー・ドラゴシツ(チェンバロ)、
  ドロテア・ゼール
   (指揮、フラウト・トラヴェルソ)、他】
 俊英、ヴァイオリンの佐藤俊介も全作品に参加!名手が揃うミュンヘン・バロックゾリステンによるバッハ作品集

 セッション録音:2015年7月11,12日/聖ベルナール/66’39”

 時代楽器の名手が揃うミュンヘン・バロックゾリステンによる協奏曲集。ヴィヴァルディのアルバム(98 034)に続く第2 弾は、バッハを収録しました。
 前作同様、今回も全曲に佐藤俊介が参加しております。佐藤俊介はモダン、バロック双方の楽器を弾きこなすヴァイオリニストとして、“多才な若き音楽家”と賞賛を浴びており、バロック・ヴァイオリン奏者としては、ソロはもちろんのことコンチェルト・ケルンおよびオランダ・バッハ協会のコンサートマスターを務めております。
 また鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカとのライヴ録音ではハイドンのヴァイオリン協奏曲第1 番(ADJ 030)、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1 番(ADJ 045)をリリースしております。
 今回のバッハ・アルバムでも名人集団であるミュンヘン・バロックゾリステンだからこその水準の高い演奏を楽しむことができます。ドロテア・ゼールの歯切れのよい管組、カトリーン・ラザールの雄弁なオーボエ・ダモーレ協奏曲など、美しいソロ・パートも楽しめる充実のアルバムです。
 

HC 16005
\2600
ヘンデル:フルート・ソナタ集
 (1)ソナタ ホ短調 HWV359b
 (2)ソナタ ト長調 HWV363b
 (3)ソナタ ロ短調 HWV367b
 (4)ソナタ ニ長調 HWV378
 (5)ソナタ ホ短調 HWV379
ドロテア・ゼール(フラウト・トラヴェルソ)
ルカ・グリエルミ(チェンバロ)
 名手ドロテア・ゼールが色彩豊かにヘンデルを奏でる!

 セッション録音:2009年1月21,22日/マウアーバッハ/48’07”

 名手ドロテア・ゼールがヘンデルのフルート・ソナタを収録しました。バッハと並ぶバロック音楽最大の作曲家ヘンデルは、バロック様式の協奏曲、ソナタなど数多くの作品を残しました。これらのソナタは躍動感にあふれた旋律が魅力です。
 ドロテア・ゼールはミュンヘン・バロックゾリステンのリーダーをつとめ、これまでにヴィヴァルティの協奏曲集(98 034)、バッハの協奏曲集(HC16006)などをリリースしております。当録音でも溌剌とした解釈が光る好演を披露しております。
  

HC 15048
(2CD)
\4100
リュート、フルート、チェロ!
アダム・ファルケンハーゲン(1697-1754):Opera Nuova

 [CD1]
  協奏曲第1番 ホ長調
  協奏曲第2番 イ長調
  協奏曲第3番 ニ長調
 [CD2]
  協奏曲第4番 ト長調
  協奏曲第5番 ト短調
  協奏曲第6番 変ロ長調
ガランテリエ
 リュート、フルート、チェロという珍しい編成による三重奏曲

 録音:2015年/カリフォルニア/45’19’’、58’50’’

 作品番号もなく単に「新作(Opera Nuova)」というタイトルで伝わるこの曲集は、リュート、フルート、チェロの三重奏という珍しい編成を取っています。
 ファルケンハーゲンはバッハと同時代のリュート作曲家。協奏曲となっていますがスッキリした響きの音楽で、ギャラント様式を思わせます。
 

HC 16019
\2600
ピアノと独唱による聴き応えたっぷりのカンタータ
 シューベルト:
  「若い尼僧」D828、「私のゆりかごの前で」D927、
  「こびと」D771、「愛」D210、
  「ミニョンの歌」D877よりno.2-4、
  「エレンの歌」D837-839
 ヴェルディ:
  「墓に近寄るな」、「誘惑」、
  「孤独な部屋で」、「ジプシー女」
 ロッシーニ:
  「古風なアリエッタ」、カンタータ「ジョヴァンナ・ダルコ」
コルネリア・ランツ(メゾソプラノ)
ステファン・ラウクス(ピアノ)
 ピアノと独唱による聴き応えたっぷりのカンタータ「ジョヴァンナ・ダルコ」も収録

 録音:2015年1月9-14日/聖ガブリエル教会(ミュンヘン)/77’41’’

 コルネリア・ランツはシュトゥットガルトとニューヨークで声楽を学んだドイツのメゾソプラノ。ソリストとし活躍し、M. ホーネックやA. フィッシャーとも共演しています。
 「アヴェマリア」D839 を含むシューベルトの美しい歌曲の数々や、20 分弱を要し、ピアノ伴奏とは言えまるでオペラの一幕を思わせるロッシーニのカンタータ「ジョヴァンナ・ダルコ」などを収録した、歌を聴く魅力にあふれた1 枚です。
 

HC 16024
\2600
多才なソプラノ歌手が聴かせる
 美しいラフマニノフ
ユリヤ・スクマノワ(ソプラノ)
エレーナ・スクマノワ(ピアノ)
 ラフマニノフ:歌曲集
  「美しい人よ、私のために歌わないで」Op.4-4、「夢」Op.8-5、
  「私は悲しい恋をした」Op.8-4、「わが子よ、お前は花のように美しい」Op.8-2、
  「春の洪水」Op.14-11、「彼女は真昼のように美しい」Op.14-9、
  「あなたは皆に愛される」Op.14-6、「私はあなたを待っている」Op. 14-1、
  「私の胸のうちに」Op.14-10、「昔から恋には慰めは少なく」Op.14-3、
  「私を信じるな、わが友よ」Op.14-7、「小鳥」Op.14-2、「私は彼女の家に行った」Op.14-4、
  「おお悲しまないで」Op.14-8、「時は来た」Op.14-12、「私の窓辺に」Op.26-10、
  「リラの花」Op.21-5、「ミュッセからの断片」Op.21-6、「夜は悲しい」Op.26-12、
  「子供たちに」Op.26-7、「ひなぎく」Op.38-3、「ねずみ捕りの男」Op.38-4、
  「すべては過ぎ去り」Op.26-15、「おーい!」 Op.38-6
 録音:2015年/ハンブルク/57’37’’

 ユリヤ・スクマノワはもともとピアノと作曲を学び、後に声楽家へ転向した経歴を持つドイツのソプラノ。ロシアの自然から多くのインスピレーションを受けて曲を書き、偉大なピアノ演奏家としても名を残したラフマニノフのロマン香る美しい歌曲集を幅広い視点から捉え巧みに歌います。
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HC 16037
\2600→\2390
激烈!醜悪!
 
ファイ&ハイオウ・チャン

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 KV.466
   (2)ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 KV.467
ハイオウ・チャン(張海鴎)(ピアノ)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 鬼才ファイによるアグレッシブなモーツァルト!期待の星、ハイオウ・チャンを迎えた協奏曲アルバム

 セッション録音:(1)2012年5月21日、(2)2010年7月7日/ルドルフ・ヴィルト・ハレ(エッペルハイム)/58’30”

 アグレッシブな指揮ぶりが冴えわたるトーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団。今回は若手期待の星ハイオウ・チャン(張海鴎)を迎えてモーツァルトのピアノ協奏曲第20 番と21 番を収録しました。
 中国出身でヨーロッパの音楽ファンを虜にしつつある若手ピアニスト、ハイオウ・チャンは、北京中央音楽学院に学び、2002 年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴も誇ります。ヘンスラー・レーベルよりリリースされているリスト・アルバム(98 625)では圧倒的なテクニックを披露し話題となりました。
 このアルバムではファイとハイオウ・チャンの火花散る掛け合いが魅力。エキサイティングなモーツァルトをお楽しみいただけます。




 覚えているだろうか・・・2年前の「ハイデルベルク交響楽団自主製作盤」でオススメしたこのアルバムのことを・・・。
 店主が煽ったこともあり大ベストセラーとなったあのアルバム。

 激烈!醜悪!
 ハイオウ・チャンのモーツァルト:ピアノ協奏曲第20,21番

 そのハイオウ・チャンのアルバムがHaensslerから発売になった。
 前回お見逃しの方はぜひこの機会に。

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(そのときのコメントから)

 「ひどい!」とか言ってCDをたたきつける人もいるだろうか。
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20,21番。
 おそらく過去に聴いたすべての同曲の演奏でもっとも過激で激烈。
 人によっては狂喜乱舞、人によっては激昂昇天するかもしれない。

 しかしここまでやってこそのファイ。

 聴いたことのない旋律やテンポで聴くものを惑乱させ躊躇させ楽しませる。
 オケの連中もそのあたりはよく分かっていて、というかやつらも間違いなく同じ穴のムジナで、ファイ同様の華麗で下品な技をソロ部分でも次々と繰り出してきて聴いてるこっちを仰天させる。

 こいつらは田舎のチンドン屋か。最高の。

 そしてピアノがまたすごい。
 因縁のHAENSSLERからものすごいリストのソナタをリリースしたハイオウ・チャン。
 ホロヴィッツ・コンクールで銀メダル獲ったのは伊達じゃない。
 しかもテクニックも桁外れだが、ファイ&ハイデルベルク響に一歩も引けを取らない存在感。

 たとえば第20番終楽章でファイ&ハイデルベルク響が「さーーー!!!いけよーーーー!」と煽りに煽ってピアノ部分にバトンを渡すも、チャンは「何勝手にやってんの、オレがテンポは決める」とでも言わんばかりにそれまでのテンポを無理やり変えてしまう。

 まさに鬼才対決。
 いいじゃないですか。

 79号大型更新の目玉の中で最高に楽しませてもらった1枚。これは買いです。

 その第20番終楽章がまるまる聴けます・・・どうぞ。https://soundcloud.com/haiou-zhang/mozart-piano-concerto-kv466-iii-allegro-assai すごいです。ムチャやってます。カッコいいです。

 

 


HC 16038
\2600→\2390
ドイツ俊英チェリスト、ラドゥティウの協奏曲アルバム
 (1)ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調Hob.VIIb-1
 (2)モーツァルト(カサド編曲):チェロ協奏曲 ニ長調
  (原曲:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447)
 (3)C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 変ロ長調 Wq.171 H.436
ファレンティン・ラドゥティウ(チェロ)
ステファン・フルフト(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団
 カサド編のモーツァルト作曲ホルン協奏曲のチェロ版も収録!ドイツ俊英チェリスト、ラドゥティウの協奏曲アルバム

 セッション録音:2015年1月9-12日/ミュンヘン/68’38”

 ドイツの俊英チェリスト、ファレンティン・ラドゥティウがハイドン、モーツァルト、C.P.E. バッハの協奏曲を録音しました。ラドゥティウは1986 年ミュンヘン生まれ。6 歳よりチェロを始め、これまでにC. ハーゲン、H. シフ、D. ゲリンガスら名手に師事。2008 年にはカール・ダヴィドフ国際コンクールで第1 位と特別賞を同時受賞したほか、国内外問わず数々のコンクールで輝かしい受賞歴を誇り、名実ともにドイツ屈指の実力派として注目を集めています。これまでにヘンスラー・レーベルよりチェロとピアノのための作品全集(98 021)やラロ、マニャール、ラヴェルのアルバム(98 654)など20 代にして意欲的なアルバムをリリースしてきました。このディスクではハイドン、C.P.E. バッハというチェロ協奏曲の王道作品にガスパール・カサドが編曲したモーツァルトのホルン協奏曲第3 番のチェロ編曲版もも収録。雄弁な語り口でこれらの名作を演奏しております。




CLAM RECORDS


ZW 88-03
\2600
変奏曲集
 バッハ=ブゾーニ:
  シャコンヌ ニ短調
   (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ BWV.1004より)
 ベートーヴェン:エロイカ変奏曲 Op.35
 シューマン:交響的練習曲 Op.13
 バラキレフ:東洋的幻想曲 《イスラメイ》
ミーシャ・フォミン(ピアノ)
 ロシア出身の名ピアニスト、ミーシャ・フォミンは、伝説の教師ゲンリヒ・ネイガウスの系譜を受け継ぎ、ロシアからヨーロッパ、北米で活躍。バロックから現代音楽まで広いレパートリーを誇るが、特にロマン派のパフォーマンスに定評のあるヴィルトゥオーゾ。
 フォミンの自主レーベル第3弾は、ブゾーニ、ベートーヴェン、シューマン、バラキレフの変奏曲集。

 録音:2009年10月5日−12日、ロシア
 

ZW 88-02
\2600
展覧会の絵
 ラヴェル:水の戯れ(鏡)
 ドビュッシー:
  ヒースの茂る荒れ地(前奏曲集第2巻より)
  月の光が降り注ぐテラス(前奏曲集第2巻より)
 スクリャービン:
  練習曲 Op.2-1、練習曲 Op.8-1、練習曲 Op.8-2、
  練習曲 Op.8-4、練習曲 Op.8-5、練習曲 Op.8-11
 ムソルグスキー:展覧会の絵
ミーシャ・フォミン(ピアノ)
 ミーシャ・フォミンの自主レーベル第2弾は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」のほか、ラヴェルやドビュッシー、スクリャービンの美しい作品が並ぶ。

 録音:2008年5月26日−29日、ロシア
 
ZW 88-01
\2600
ラ・カンパネッラ
 ベートーヴェン:
   ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129(失われた小銭への怒り)
  ショパン:
   練習曲第3番ホ長調 Op.10-3《別れの曲》、
   練習曲第12番ハ短調 Op.10-12《革命》、
   練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7
  ショパン=リスト:いとしい娘(6つポーランドの歌 Op.74より)
  ヴェルディ=リスト:リゴレット(演奏会用パラフレーズ)
  リスト:ジュネーヴの鐘
  パガニーニ=リスト:ラ・カンパネッラ(パガニーニの主題による大練習曲より)
  リスト:ハンガリー狂詩曲第13番/瞑想曲 Op.72-5
  ドビュッシー:音と香りは夕暮れの大気に漂う
  プロコフィエフ:伝説(ピアノ小品 Op.12より)
  スクリャービン:練習曲変ニ長調 Op.8-10
  ラフマニノフ:練習曲《音の絵》より Op.39-6(赤頭巾と狼)
ミーシャ・フォミン(ピアノ) 
 ミーシャ・フォミンの自主レーベル第1弾。「ラ・カンパネッラ」や「革命のエチュード」、「失われた小銭への怒り」、「リゴレット・パラフレーズ」など、華麗でヴィルトゥオージックなプログラム。

 録音:12月3日−5日、オランダ




HARP&COMPANY



CD 5050-38
\2500→\2290
フランスのハープ・スクール Vol.4
 ガブリエル・フォワネ:
  ハープとヴァイオリンのためのソナタ第1番ハ短調
  ハープとヴァイオリンのためのソナタ第1番変ロ長調 Op.3
 ジャン=ダヴィド・エルマン:
  ハープ協奏曲第1番ヘ長調 Op.9
  ハープ協奏曲第2番変ロ長調 Op.10
ラシェル・タリトマン(ハープ)
ダニエル・ルーベンシュタイン
 (ヴァイオリン)
アンサンブル・アルペジオ
 フランスのハープ作品集の第4集は、マリー・アントワネットのピアノ教師として知られるフランスの音楽家、ジャン=ダヴィド・エルマン(ca.1760−1846)のハープ協奏曲。
 ハープ奏者や教育者として活躍したガブリエル・フォワネ(1790−?)は、同じく音楽家のシャルル=ガブリエル・フォワネ(1750−1823)の息子。ここに収録された2つのソナタは、ハープが伴奏ではなく、ヴァイオリンと平等に活躍する作品。




LAWO CLASSICS


LWC 1096
(SACD HYBRID)
\2800→\2600
スイート・ライフ
 フィリドール、マレ、オトテール、
  シェドヴィル、クープランらの作品による組曲集
ベルゲン・バロック
 フランス王宮の優雅な音楽

 リコーダーのフローデ・トゥーシェン、ヴィオールのマルック・ルオラヤン=ミッコラなどの実力者たちが名を連ねるベルゲン・バロックは、1994年に創設された北欧ノルウェーを代表するピリオド・アンサンブル。
 ベルゲン・バロックのラウォ(LAWO)第2弾は、マラン・マレ、クープラン、フィリドール、オトテールなど、太陽王ルイ14世の宮廷に響いた優雅で洒脱な音楽を再現。
 ベルゲン音楽院とストックホルム王立音楽アカデミーでリコーダーと作曲を学び、ベルゲン・バロックの創設メンバーとなったフローデ・トゥーシェンのリコーダーの優美な音色には一聴の価値あり。

 録音:2014年2月7日−10日、ヴォクスダル教会(ノルウェー)




SYRIUS


SYR 141475
\2600
J.S.バッハ:オルガン作品集Vol.10
 前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541
 コラール・パルティータ《ようこそ、慈悲あつきイエス》BW.768
 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544
 コラール 《われ汝に別れを告げん》 BWV.736
 コラール 《われ汝に別れを告げん》 BWV.415
 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548
 コラール 《イエス、わが信頼》 BWV.728
 コラール 《イエス、わが信頼》 BWV.365
 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
 パリでナディア・ブーランジェに学び、パリのドイツ・ルター派教会でオルガニストを務めてきた女流オルガニスト、ヘルガ・シャウエルテのバッハ第10巻。ドイツ、バルドヴィック大聖堂のシェッケ・オルガンを使用。

 録音:2015年9月、ドイツ



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NAXOS



8.573518
\1100
マリン・オールソップ指揮&サンパウロ響
 プロコフィエフ:交響曲 第6番&ワルツ組曲

 1-3.交響曲 第6番 Op.111(1945-1947)
 4-9.ワルツ組曲 Op.110(1946-1947)
  <第1曲:出会った時から/第2曲:宮殿にて/
   第3曲:メフィスト・ワルツ/第4曲:お伽話の終わり/
   第5曲:大晦日の舞踏会/第6曲:幸福>
サンパウロ交響楽団/
マリン・オールソップ(指揮)
録音 2015年4月15.18.20日…1-3, 2015年4月24.25.27日…4-9 ブラジル サラ・サン・パウロ
 オールソップ&サンパウロ交響楽団のプロコフィエフ・シリーズ第5弾。1947年に完成、初演された交響曲第6番は、1945年に初演された第5番における「勝利への賛歌」に対する反論のような作品で、戦争の犠牲を描いた極めて難解な内容を持っています。
 当時、体調が悪化していたプロコフィエフ(1891-1953)の心情も反映されたこの曲、ムラヴィンスキーの指揮による初演翌年にはジダーノフ批判(当時の前衛芸術に対する統制)にさらされてしまい、結局、長期間に渡って演奏の機会を失ったことも、曲の理解を妨げる原因となっています。
 オールソップの緻密な指揮は、抒情的な部分と攻撃的な部分をバランス良く表現しています。同じ年に初演された「ワルツ組曲」は、自身のオペラやバレエから採られた6つのワルツをまとめたもので、憂鬱な雰囲気を持ちながらも親しみやすい曲集です。
 


8.573351
\1100
ブルーノ・ワルター:ピアノ五重奏曲/ヴァイオリン・ソナタ
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1908)
  <第1楽章:Allegro con espressione/第2楽章:Andante serioso/
   第3楽章:Moderato>/
 4-7.ピアノ五重奏曲 嬰へ短調(1904)
  <第1楽章:Mit gros Energie‐大いなる力を持って/
   第2楽章:Ruhig und heiter‐静かに、穏やかに/
   第3楽章:Geheimnisvoll bewegt‐神秘的に動いて/
   第4楽章:Feurig‐炎のように>
エカテリーナ・フロローヴァ(ヴァイオリン)…1-3/
佐藤麻理(ピアノ)…1-3/
パトリック・ヴィーダ(第1ヴァイオリン)…4-7/
リディア・ペールストルファー(第2ヴァイオリン)…4-7/
シビレ・ホイスル(ヴィオラ)…4-7/
ステファニー・フーバー(チェロ)…4-7/
レ・リュー(ピアノ)…4-7
録音 2013年5月10日…1-3, 2012年12月17日…4-7 オーストリア,ウィーン音楽・演劇大学 ヨーゼフ・ハイドン・ホール

 20世紀を代表する名指揮者ワルター(1876-1962)は、ベルリンの音楽院を卒業後、ハンス・フォン・ビューローの演奏を聴いて指揮者になることを決意、ケルン市立歌劇場を経てハンブルク歌劇場に移った時に、生涯尊敬することになるマーラーと出会います。
 作曲家としても極めて高い能力を持っていたワルターですが、その作品にも恩師の影響がはっきりと感じられます。
 とりわけピアノ五重奏曲には、後期ロマン派特有の濃厚な和声が認められます。とは言え、1908年に作曲されたヴァイオリン・ソナタはワルターの最後の室内楽作品でもあり、独自の語法によるユニークな作品となっています。

 『20世紀ウィーンで指揮者として活躍したブルーノ・ワルター。音楽の再創造者としてではなく創造者として、彼自身の言葉が音に込められた数少ない作品の一つです。
 滅多に演奏される事のない曲ですが、当時の彼を取り巻く環境を感じることができ、繊細ながらも華やかでエネルギーに満ちたこの作品を、多くの人に聴いて頂きたいと思います。』
  (ピアニスト:佐藤麻理)
 


8.573376
\1100
J.S.バッハ:フルートとハープシコードのためのソナタ集
 1-3.フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030
 4-6.フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031
 7-9.フルート・ソナタ イ長調 BWV1032
 10-13.フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
 14-17.フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
 18-21.フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035
パウリーナ・フレッド(フルート)/
アーポ・ハッキネン(ハープシコード…1-17.クラヴィコード…18-21)
録音 2015年3月5-6日,5月4-5日 フィンランド,ヴィーチ教会

【この録音に使用された楽器】
フルート:
 マーティン・ウェナー製(パランカ復元モデル)(2011年)…BWV1030-1034
 クレア・スーベイラン製(ロッテンブルク復元モデル)(2006年)…BWV1035
ハープシコード:
 フランク・ルトコフスキ&ロバート・ロビネッテ製(ハース復元モデル)(1970年)…BWV1030-1031.1034)
 マーティン・ケイサー製(イタリア・オリジナルの復元モデル)(2011年)…BWV1032
リュート・ハープシコード:
 ヨンテ・クニフ&ユッカ・オリッカ製(2014年)…BWV1033
クラヴィコード:
 イルジ・ヴァイコウカル(シャイドマイヤー復元モデル)(2010年)…BWV1035


 J.S.バッハ(1685-1750)の6曲の「フルートとハープシコードのためのソナタ」は非常に有名ですが、その起源については数多くの議論がなされています。
 またBWV1032の第1楽章の一部は消失しているため、演奏する時には後世の人によって修復された楽譜が使われることになります。
 さらに、現在ではBWV1031とBWV1033はバッハ以外の作曲家(恐らく彼の息子)の作品であると考えられており、すでに「バッハの作品」としてその位置を確立しているBWV1031の第2楽章のあの美しい「シチリアーノ」も、本当はバッハの作品ではないのです。
 またBWV1033から1035までの3曲は、もともと無伴奏フルートに通奏低音が添えられたものとも言われていますが、こちらもフルートの華麗な旋律が広く愛されています。
 どの曲も出典に謎の多い作品ではありますが、完成度は非常に高く、フルート奏者たちのこの上なく大切なレパートリーとなっています。曲によって変えられた楽器の響きの違いにも注目してください。




主役はパウリーナ・フレッドですが、
アーポ・ハッキネンについてご紹介しておきましょう。


AEOLUS
AE-10047
(SACD HYBRID)
\3100→\2790

ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 
アグレル:管弦楽作品集
 シンフォニア イ長調/ヴァイオリン協奏曲ニ長調/
 チェンバロとフルートのための二重協奏曲ロ短調/
 シンフォニア ニ長調/オーボエ協奏曲変ロ長調/
 シンフォニア変ホ長調
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
アーポ・ハッキネン(ディレクター&チェンバロ)
シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)
パウリーナ・フレッド(フルート)
ヤス・モイシオ(オーボエ)
 ユーハン・ユアキム・アグレル(1701−1765)は、マクシミリアン公からの招きを受けドイツのヘッセンに渡り、その後イギリス、フランス、イタリアなどを巡ったスウェーデン生まれの後期バロックの作曲家。
 この管弦楽作品集で聴くことが出来るギャラント様式の華麗で優雅なパッセージは、故郷のスウェーデンを離れドイツを活躍の場としたアグレルの音楽の魅力である。北欧フィンランドのヘルシンキが育んだバロック・オーケストラの巧さにも古楽ファン要注目。2008年9月、エスポー(フィンランド)での録音。
AEOLUS
AE-10057
(SACD HYBRID)
\3100→\2790
ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集Vol.1

  チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
  チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053
  チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
  イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 北欧の名手アーポ・ハッキネンのJ.S.バッハ!共演はヘルシンキ・バロック・オーケストラ!
 ヘルシンキ出身の名手アーポ・ハッキネンとヘルシンキ・バロック・オーケストラのコンビによるJ.S.バッハの「チェンバロ協奏曲集Vol.1」!
 アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった錚々たる名匠たちから古楽奏法を学んだハッキネンは、北欧フィンランドが誇るワールドクラスの古楽系鍵盤奏者。
 イタリアの名ヴァイオリニスト、リッカルド・ミナージを擁するヘルシンキ・バロック・オーケストラとのバッハが、北欧の古楽の充実する"現在"を聴かせてくれる。2010年5月の録音。
AEOLUS
AE-10067
(SACD HYBRID)
\3100→\2790

天才ハッキネン、バッハ第2弾ついに登場!
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集 Vol.2
  チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
  チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
  チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
  幻想曲ハ短調 BWV.906
 W.F.バッハ:協奏曲ト長調 Fk.40

アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 北欧の名手アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラのJ.S.バッハ第2弾!

 アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった錚々たる名匠たちから古楽奏法を学んだ、ヘルシンキ出身のチェンバロ奏者、アーポ・ハッキネン。
 1998年にブルージュ国際チェンバロ・コンクール入賞、NDR特別賞などの受賞歴を誇り、北欧フィンランドが誇るワールドクラスの古楽系鍵盤奏者として輝かしいキャリアを歩んでいる。
 共演は北欧随一のピリオド・オーケストラである、ヘルシンキ・バロック・オーケストラ。ハッキネン自身が芸術監督を努めており、大バッハと長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710−1784)の協奏曲を披露。北欧古楽界の名手、ハッキネンの手腕が光る J.S.バッハのチェンバロ協奏曲集Vol.2の登場です!

 2011年&2010年の録音。

<店主より>

 ようやく出た、ハッキネンのバッハ続編。
 アグレルを聴いた段階でただものでないことはわかっていたが、バッハで確信に変わった。
 突き刺すようにシャープで、痛いほどに繊細なバッハ。キリキリと脳髄を締め付けてくる、こんなバッハが存在するとは。
 しかも今回の第2弾では今店主が密かに注目しているヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの作品を入れてきた!大バッハに最も期待されながらもっともその期待を裏切った放蕩息子。その隠れた才能をハッキネンなら再発見してくれるはず。
 惜しむらくはレーベルがAEOLUS。このレーベル、とにかくすぐに入手不能になる。どうか後で後悔する事のないよう。

 これは2013年スオメンリンナ音楽祭で7月に行われたときのバッハの映像。素人録画だが彼らの自由な感性が味わえると思う。

http://www.youtube.com/watch?v=vXElRtfTpT4

 


NAXOSのアルバムもご紹介しときますね。


8.573087
\1800
海外直輸入
J.S.バッハ:チェンバロ作品集 組曲集 BWV818a,819a,832 他
 1.前奏曲とフーガ イ長調 BWV896/
 2-6.組曲 イ長調 BWV832/
 7.カプリッチョ ホ長調「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」BWV993/
 8.幻想曲 ト短調 BWV917/9.前奏曲とフーガ イ短調 BWV895/
 10.幻想曲 イ短調 BWV922/11.フーガ イ短調 BWV959/
 12.前奏曲 ニ短調 BWV935/13.前奏曲 ニ長調 BWV936/
 14.前奏曲 ホ長調 BWV937/15.前奏曲 ホ短調 BWV938/
 16.フーガ ハ長調 BWV952/17.フーガ ハ短調 BWV961/
 18.前奏曲 ハ長調 BWV933/19.前奏曲 ハ短調 BWV934/
 20.前奏曲とフーガ ニ短調 BWV899/
 21.前奏曲とフーガ ホ短調 BWV900/
 22-27.組曲 イ短調 BWV818/28.ロンドによる幻想曲 ハ短調 BW918/
 29-33.組曲 変ホ長調 BWV819a
アーポ・ハッキネン(ハープシコード)
録音 2014年2月17-19日 フィンランド カルヤー,聖カテリーネ教会
 バッハ(1685-1750)の鍵盤作品は、もともと「精神的なリフレッシュ」をするためのものでした。彼はパルティータの序文にも「愛好人士の心の憂いを晴らし、喜びをもたらさんことを願って」と入れたように、この種の音楽は、指導目的であり、また楽しみのためでもあったのです。
 もちろんバッハ自身が比類なき鍵盤奏者であったことは疑うべくもなく、それは彼の死後、テレマンがバッハのオルガン演奏について賛辞を送っていたことでも明らかです。
 そんなバッハ、1703年には音楽の学習を終え、ワイマールの宮廷で最初の仕事に就いています。ここではヴァイオリンを担当していましたが、代役で奏したオルガン演奏が話題となり、そのままアルンシュタットの新しい教会のオルガニストに採用されています。その後、1705年にはアルンシュタットからリューベックまで、およそ500kmの長距離を徒歩で旅行し、ブクステフーデの教えを仰いでいたことでも知られています。
 このアルバムに収録されている作品のほとんどは、この激動の時代(というか血気盛んな時代)に書かれた「初期の曲」で、晩年のような練りに練られた対位法というよりは、溢れてくるような流麗なフォームで書かれています。
 いくつかの作品は、組曲として数えたほうがよいのかという議論は尽きませんが、それはとりあえず置いておいて、流麗な若いバッハの姿を垣間見る楽しみに浸ってみたいと思います。
 ハッキネンの演奏は、多彩な音色を駆使した納得のできるもの。創造性と表現力の限界に挑むような素晴らしい演奏です。


 
Xaver Dussek: Four Symphonies
NAXOS
8.572683
\1800
海外直輸入
ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
F.X.ドゥシェク:4つのシンフォニア集
  1-3.シンフォニア ト長調Altner G4/
  4-6.シンフォニア 変ロ長調Altner Bb2/
  7-9.シンフォニア イ長調Altner A3/
  10-13.シンフォニア 変ロ長調Altner Bb3
ヘルシンキ・バロック管弦楽団/
アーポ・ハッキネン(指揮)
 チェコ生まれの作曲家、チェンバロ奏者フランツ・クサヴァー・ドゥシェク(1731-1799 ヤン・ラディスラフ・ドゥシークとは別人です)のシンフォニア集です。彼はモーツァルトの友人であり、当時のプラハにおける管弦楽作品の主要な作曲家でした。彼の作品はホフマン、ディッタースドルフなどと同等の影響力を有していたもので、まさに“正統派18世紀音楽”たる風情を醸し出しています。各々の楽器の使い方も特徴的で、この独特な響きはモーツァルト作品にはあまり見られないものでしょう。


 


8.559728
\1100
ジョン・ケージ:2種の鍵盤楽器のための作品集 第3集
 1.冬の音楽(1956-1957)/2.Two2(1989)/
 3.エクスペリエンス 第1番(1945)
ペストヴァ/マイヤー・ピアノ・デュオ
<メンバー:
 クセーニャ・ペストヴァ/
 パスカル・メイエ>
録音 2013年6月17日 ルクセンブルク・フィルハーモニー エスペース・デコウヴェルテ

 20世紀に活躍した作曲家の中でも、最も特異な存在であるジョン・ケージ(1912-1992)。彼の思想は全ての前衛芸術に影響を与え、「4分33秒」などの作品では音楽の定義も極限まで広げることになったのです。
 この「2種の鍵盤楽器のための作品集」シリーズを締めくくる第3集、収録作品は“不確実性”を具現化した「冬の音楽」、グバイドゥーリナに触発されたケージにおけるナンバー・ピース「Two2」、ケージの良きパートナーであったマース・カニンガムのダンスのために書かれた最初期の作品「エクスペリエンス」(驚くほどに旋律的!)の3曲です。
 どの曲からもケージの特徴が強く滲み出ており、この作曲家の片鱗を知るにふさわしい1枚となっています。




第1集&第2集

8.559726
\1600
ジョン・ケージ:2台のキーボードのための作品集 第1集
 1-2. 2台のプリペアド・ピアノのための「音楽の本」(1944)
  <第1部/第2部>/
 3-7.トイ・ピアノのための組曲/
 8.アンプリファイド・トイピアノのための音楽
ペストヴァ/マイヤー・ピアノ・デュオ/
クセニア・ペストヴァ…1-8/
パスカル・マイヤー…1.2.8
録音 2012年9月13-15日フィルハーモニー・ルクセンブルク,エスパス・デクーヴェルト
 クラシックのみならず、全てのジャンルに渡って幅広いファンを持つジョン・ケージ(1912-1992)。彼は最初シェーンベルクに学び、電気楽器の可能性やノイズを研究しながら、リズム重視の作品を書いていましたが、1940年にプリペアド・ピアノ(グランドピアノの弦に異物をはさみ、音色を変化させる)を考案したことを皮切りに、様々な音響を求め生涯探究に没頭していきます。
 このアルバムでは、プリペイド・ピアノの音楽と、トイピアノの音楽を収録。熱狂的なリズムの応酬とエキゾチックな音色、そして郷愁や不可思議な響きが入り混じったトイピアノの音色を楽しむことができます。
 またトラック8は偶然性に拠った音楽であり、どんな音が出てくるかはその時次第となります。

8.559727
\1600
ジョン・ケージ:2種の鍵盤楽器のための作品集 第2集
 1. 2のための音楽(1984/1987)/
 2-4. 2台のプリペアド・ピアノのための「3つのダンス」(1945)
ペストヴァ/マイヤー・ピアノ・デュオ
<メンバー:
 クセニア・ペストヴァ…1-8/
 パスカル・マイヤー…1.2.8>
演奏: 録音 2012年12月18-19日 フィルハーモニー・ルクセンブルク,エスパス・デクーヴェルト
 ジョン・ケージ(1912-1992)の音楽、その多彩さと奇妙さは多くの音楽ファンに受けています。プリペアド・ピアノの音色はもちろんのこと、打楽器としての可能性など、それまでのピアノの概念を悉く塗り替えたかのような彼の音世界は、確かに聴くだけでも面白く、できることなら自分でも演奏してみたいと思う人が多いのもわかるような気がします。
 このアルバムに収録された2つの作品のうち、「2のための音楽」は便宜上このタイトルが付けられているだけであり、本当は2の部分は空白。「_のための音楽」と題されており、様々な楽器を任意で組み合わせて演奏するものです。組み合わされた楽器がそのままタイトルになるので、このピアノデュオ版は「2のための音楽」としてあります。「3つのダンス」はケージ作品の中でも最も野心的なもの。ピアニストの能力の限界に挑む曲として知られ、壮大なピアニズムと質感ある音色が魅力的かつ恍惚を呼ぶ曲です。
第1集…8. 559726


 

8.555540
\1100
知られざる傑作交響曲
 ルイ・シュポア:交響曲 第2番&第9番

 1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.49(1820)
 5-7.交響曲 第9番 ロ短調「四季」Op.143(1850) 第1部
 8-10.交響曲 第9番 ロ短調「四季」Op.143 第2部
スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団/
アルフレート・ヴァルター(指揮)
録音 1992年10月26-30日 コシツェ 芸術の家 MARCO POLO 8.223454より移行盤

 1820年のロンドンで作曲、初演されたシュポア(1784-1859)の交響曲第2番は、熱狂的な賛辞を持ってロンドン市民に迎え入れられました。
 ハイドンの影響から脱した革新的な書法と、完璧なオーケストレーションで書かれたこの作品で「イングランドで最も成功した作曲家」として讃えられた彼は、以降指揮者、作曲家としてヨーロッパ全域で活躍することとなります。
 それから30年、不慮の事故で怪我を負ったシュポアは、体調不良の中「第9」交響曲を書き上げます。この曲には、恐らく1824年に彼が指揮したシューマンの「春」の影響があると考えられていますが、シュポア自身は各楽章に詳細な説明を施してはいません。しかし曲の至るところから感じられる自然の息吹からは、シュポアの信念であった「生きる喜び」が感じられます。
 


8.559794
\1100
あの「9.11」に触発されて書かれた交響曲第2 番
ケヴィン・プッツ:作品集

 1.交響曲 第2 番(2002)/
 2.河の早瀬(2004)/
 3-5.フルート協奏曲(2013/2014 改編)
  <第1 楽章:偉大なる誠意と愛情を持って:柔軟に,動きを持って/
   第2 楽章:アンダンテ/
   第3 楽章:とても早く,途方もないエネルギーを持って>
      ※世界初録音
アダム・ウォーカー(フルート)/
ピーボディ交響楽団/
マリン・オールソップ(指揮)
録音 2015 年10 月22.23 日…1, 2015 年10 月21 日…2, 2015 年4 月9.11 日…3-5 USA メリーランド,ボルティモア ジョン・ホプキンス大学,ピーボディ研究所,ミリアム.A.フリードバーグ・コンサート・ホール

 2012 年、ピューリッツァー賞を受賞した現代アメリカの作曲家ケヴィン・プッツ(1972-)の作品集。あの「9.11」に触発されて書かれた交響曲第2 番は、疑うことを知らない至福の時から暴力的な時へと激変する状況をトレースして行きます。最後に仄かな希望が見えるところが救いです。
 ミシシッピ川の流れを模した「河の早瀬」はセントルイス交響楽団からの125 周年記念委嘱作品で、透明な響きと流れの描写が見事な作品です。モーツァルトのピアノ協奏曲のモティーフが用いられた「フルート協奏曲」はオールソップのために書かれた各楽器の自由な対話と感傷的なメロディが魅力的な曲。
 初演時はオールソップが負傷していたため他の指揮者が指揮しましたが、今回はオールソップも万全の体調でこの録音に臨み、素晴らしい演奏が記録されました。
 

8.559815
\1100
ピーター・スコット・ルイス:4 つの歌曲集
 1-3.純真な心はどこに(デュオ・ヴァージョン)(1993/2013)/
 4-7.変わる光(2013)/8-12.5 つの愛のモテット(2014)/
 13-15.イシュ川による3 つの歌(1976-1978)
クリスティーネ・アブラハム(メゾ・ソプラノ)…1-3/
中越啓介(ピアノ)…1-3/
ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ・クァルテット…4-12/
ピーター・スコット・ルイス(指揮)…4-12/
スティーブン・ゴスリング(ピアノ)…4-7/
スーザン・ナルッキ(ソプラノ)…13-15/
コリン・マッカリスター(ギター)…13-15
録音 2014 年6 月2 日 カリフォルニア,バークリー ファンタジー・スタジオ…1-3, 2014 年11 月11-14 日 ニューヨーク ヨンカーズ,オクタヴェン・オーディオ…4-12, 2014 年6 月4 日 カリフォルニア サンディエゴ,スタジオ・ウェスト…13-15

 サンフランシスコに拠点を置く作曲家ルイス(1953-)のユニークな歌曲集。彼の深い表現力を見せつけるかのような音楽は世界中から需要があり、数多くのオーケストラ、室内アンサンブル、ソリストから作品を委嘱されています。このアルバムには4 つの歌曲集が収録されており、そのどれもがユニークな光を放っています。「純真な心はどこに」は彼の親友の詩人、ロバート・スンドの詩に基づく歌曲集で、もともとはメゾ・ソプラノと室内オーケストラのために書かれた曲ですが、ここではピアノと歌のデュオに作り替えたものが歌われます。「変わる光」はもともと24 人の歌手とマリンバ、弦楽四重奏のための作品。ここでは更に切り詰めた編成で歌われます。自身の詩による「5 つの愛のモテット」は最近の作品。「イシュ川による3 つの歌」はシアトルのインティ劇場の委嘱 作。ギターとソプラノによるシンプルでユニークな歌曲です。
 

8.570282
\1100
プラッティ:6 つのフルート・ソナタ Op.3
 1-4.フルート・ソナタ ニ長調 Op.3-1/
 5-8.フルート・ソナタ ト長調 Op.3-2/
 9-12.フルート・ソナタ ホ短調 Op.3-3/
 13-16.フルート・ソナタ イ長調 Op.3-4/
 17-19.フルート・ソナタ ハ長調 Op.3-5/
 20-23.フルート・ソナタ ト長調Op.3-6
パウル・ヴェールベルク(フルート)/
クヌート・エーリク・スンドクヴィスト(コントラバス)/
ハンス・クヌト・スヴェーン(チェンバロ)
 録音 2005 年5 月30 日-6 月1 日 ノルウェイ ハスタード・クルトゥルフス

 イタリア、パドヴァに生まれ、バイエルンのヴュルツブルクの司教の宮廷に仕えたジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1692-1763)。1711 年に当時発明されたばかりの楽器「フォルテピアノ」のために書いたソナタでその名が知られています。
 1743 年に出版されたこの6 つのソナタは、当時のフルート奏者ピエトロ・フィリッポ・ディ・クルフトのために書かれた曲で、クルフト本人のことはほとんど知られていませんが、作品が極めて技巧的であることを考えても、クルフトが高い技術を持っていたことが推察されます。これらのソナタは後期バロックから初期の古典派への橋渡しとなる簡潔で革新的な形式で書かれており、第4 番のカデンツァなどは、同じ時期のクヴァンツ作品を思わせる華麗な音楽です。遊び心たっぷりの通奏低音も優雅な彩りを添えています。
 


8.573262
\1100
10 年をかけてようやく完成
 ジョン・フィールド:ピアノ協奏曲全集 第4巻

 1-2.ピアノ協奏曲 第7 番 ハ長調 H.58(1822-1832)
 3.アイルランド風協奏曲:Allegro moderato(H.プリーグニツ編)(1816/1961)/
 4-5.ピアノ・ソナタ 第4 番 変ロ長調H.17a
ベンジャミン・フリス(ピアノ)/
ノーザン・シンフォニア…1.2/
ディヴィッド・ハスラム(指揮)…1.2/
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団…3/
アンドリュー・モグレリア(指揮)…3
録音 1996 年6 月11-12 日 イングランド タイン&ウィア,ゴスフォルス ニコラウス・ホスピタル…1-2/2014 年8 月13日 スコットランド グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール…3/2013 年6 月22 日 イングランド ウェスト・サセックス,チャンプヒル・ミュージック・ホール…4-5

 アイルランド、ダブリンに生まれた天才ジョン・フィールド(1782-1837)は、「夜想曲」の形式を創った人として知られています。劇場でヴァイオリニストを務めていた父親から最初に音楽の手ほどきを受け、9 歳でピアニストとしてデビュー。またクレメンティの弟子として研鑽を積み、17 歳の時には自身のピアノ協奏曲第1 番を演奏、一躍人気者になりました。名声は勝ち得たものの、彼は決して折り目正しい生活を送ったわけでもなく、この最後の協奏曲である第7 番の作曲を始めた頃には、深酒に溺れ少しずつ体調を悪化させていきます。そして病と闘いながら10 年間かけて曲を修正し、1832 年のクリスマスにパリで初演。聴衆の中にはショパンとリストの姿もあったと言います。シューマンも賞賛したという力強く美しい作品は、フィールドが単なる「サロン音楽」の作曲家ではなかったことを証明しています。フィールドらしい優しさに満ちた「アイルランド協奏曲」は協奏曲第2 番、第1 楽章の改訂稿です。ベンジャミン・フリスによるピアノ協奏曲全集も10 年をかけてようやく完成となりました。

 


8.573498
\1100
パトリック・ガロワ(指揮)
ミヒャエル・ハイドン:交響曲集 第2 集

 1-3.交響曲 ニ長調(Perger 42)
 4-6.交響曲 変ロ長調(Perger 18)
 7-9.交響曲 変ホ長調(Perger 17)
 10-12.交響曲 ヘ長調(Perger 22)
フィリップ・ドヴォルザーク(ハープシコード)/
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
パトリック・ガロワ(指揮)
 録音 2015 年2 月17-22 日 チェコ共和国 パルドゥビツェ,音楽の家

 パトリック・ガロワとチェコ室内フィルハーモニー管弦楽団による弟ハイドン(1737-1806)の交響曲集第2 集。素晴らしい才能を持っていたミヒャエルですが、偉大過ぎる兄を持ったせいか、ほとんどの作品も忘れ去られてしまいました。しかし、最近になってようやく数々の作品が演奏されるようになり、再評価も飛躍的に進んでいます。第2 集には、18 世紀古典派の典型的な作風を持つ4 つの作品を収録。優雅で活気のあるニ長調交響曲、第2 楽章で弱音器をつけたヴァイオリンが活躍する変ホ長調交響曲、愛らしいシチリエンヌが用いられた変ロ長調交響曲、独奏ヴァイオリンとコールアングレの音色が印象的なへ長調交響曲と、充実の作品が並びます。



第1集!

8.573497
\1100
パトリック・ガロワ(指揮)
ミヒャエル・ハイドン:交響曲集 第1集

 1-3.交響曲 ト長調(Perger16)
 4-6.交響曲 ニ長調(Perger 21)
 7-9.交響曲 ハ長調(Perger 19)
 10-13.交響曲 イ長調(Perger 15)
フィリップ・ドヴォルザーク(ハープシコード)/
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
パトリック・ガロワ(指揮)
録音 2015年2月17-22日 チェコ共和国 パルドゥビツェ,音楽の家

 ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)。幼い頃はシュテファン大聖堂の聖歌隊で美声を披露し、各地の宮廷楽長を務め、聖三位一体教会のオルガニストとザルツブルク大聖堂のオルガニストの職をこなし、ウェーバーとディアベリを教え、マリア・テレジアからはミサ曲を委嘱されるという、素晴らしい才能を持っていたにも拘わらず、偉大すぎる兄ヨーゼフのおかげで、歴史の流れに埋もれてしまった残念な作曲家です。
 例えばミヒャエルが書いた交響曲第25番は、モーツァルトがちょっと付け足しを加えただけで、彼の「第37番」として認知されるほど、モーツァルト作品と見分けが付かないほどの素晴らしさなのですが、真相が究明された途端、贋作として扱われるようになってしまったという悲しい作品。
 しかし作品自体の躍動感や色彩感が失われたわけでもなく、良い曲であることは変わりありません。ようやく最近になってその作品の素晴らしさに共感する人が増えてきたようです。名フルート奏者で、最近は指揮者としても活躍しているパトリック・ガロワもそんな一人で、彼は44曲ほどのミヒャエルの交響曲の全曲録音に取り組み始めました。全集完成が待たれるシリーズです。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HAENSSLER



HC 16014
(2CD)
\4200→\3890
ディースカウ指揮!95年シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ
ヒンデミット:管弦楽作品集

 [CD1]
  ダンス・パントマイム『悪魔』 Op.28
  室内音楽第2番 Op.36-1
 [CD2]
  朗読とオーケストラのための『エロディアード』
  室内音楽第1番 Op.24-1
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(指揮)
フローリアン・ヘンシェル(ピアノ)
ジゼラ・ゾッホ=ウェストファル(語り)
アンサンブル・ヴァリアンティ
 
 録音:1995年5月18日/ドイツ、ロココ劇場(シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ)/54’57’’、36’56’’

 シュヴェツィンゲン城のロココ劇場をメイン会場として1952 年より続いているシュヴェツィンゲン音楽祭。95 年のこの録音はディースカウが指揮を振っているのが目を引きます。取り上げる作品がヒンデミットの渋い作品群というのも面白いところ。
 『悪魔』は室内楽の堆積のような音楽で、指揮者は全体の響きをコントロールするよりも自由に弾かせながら場面を進めていく役まわり。細かく歯切れの良いパッセージが次々に駆け抜けていくヒンデミットらしい新古典的音楽です。
 『室内音楽』もまた同様の構図を持つ軽快な音楽。『エロディアード』では弦楽がゆったり歌い、ディースカウ流カンタービレを感じることができます。演劇のような割と激しい朗読を伴い、音程のない声ゆえに楽器のメロディが際立っているとも言えます。




<映像>


C MAJOR(映像)



73 6604
(Blu-ray)
\5800→\5390
モーツァルト週間2015/アンドラーシュ・シフ
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
 シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D485
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV482
アンドラーシュ・シフ(ピアノ&指揮)
カペラ・アンドレア・バルカ
73 6508
(DVD)
\4000→\3690
 モーツァルト週間2015ライヴ、アンドラーシュ・シフの弾き振りによるベートーヴェン&モーツァルト

 収録:2015 年1 月モーツァルト週間、ザルツブルク(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、109分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1、PCM ステレオ、109分

 冬のザルツブルク音楽祭といわれる「モーツァルト週間」でのライヴ映像。卓越したテクニックと崇高な芸術性を備えた現代最高のピアニストのひとり、アンドラーシュ・シフと1999 年にシフ自身が創設した室内楽オーケストラ、カペラ・アンドレア・バルカを率いてのベートーヴェン、シューベルト、モーツァルトというプログラム。
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1 番は若々しく伸びやかな旋律が随所に聴かれる明朗な作品。シフの快活で明晰なピアノと、溌剌とした指揮ぶりが快い演奏です。
 そしてシューベルトの交響曲第5 番。シフは近年、弾き振りだけではなく、指揮活動にも注力しています。この5 番の交響曲は、シューベルトらしい歌心にみちた美しい旋律、明るく軽快な雰囲気をまとった作品。シフは当代きってのシューベルト弾きとして高い評価を得ていますが、長年シューベルトの作品と関わってきた経験が指揮者としても反映され、心の底からシューベルトの音楽を理解しているシフならではの、親密な対話を聴かせてくれます。
 最後にモーツァルトのピアノ協奏曲第22 番。ピアノ協奏曲では初めてクラリネットが用いられ、モーツァルトの円熟した筆致を示す交響的構築による大規模な作品。シフの知的かつ繊細なアプローチは、遊び心もありながら大変説得力があり、推進力のある演奏に仕上がっています。

















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