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≪第88号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2016/8/2〜






8/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HMF

HMC 902180
\2700→\2490
マティアス・ゲルネ(バリトン)
 ベリオのオーケストレーションによるマーラーの歌曲

 マーラー:「若き日の歌」
  (ベリオによるオーケストラ編曲版(1986-87))より
   ・夏に小鳥はかわり(『子供の魔法の角笛』)
   ・シュトラスブルクの砦に(『子供の魔法の角笛』)
   ・もう会えない(『子供の魔法の角笛』)
   ・いたずらな子をしつけるために(『子供の魔法の角笛』)
   ・思い出
   ・ハンスとグレーテ(『子供の魔法の角笛』)
   ・私は緑の森を楽しく歩いた(『子供の魔法の角笛』)
   ・春の朝
   ・ドン・ファンの幻想
   ・別離と忌避(『子供の魔法の角笛』)
 ベリオ:シンフォニア(1968)
マティアス・ゲルネ(バリトン/マーラー)
BBC 交響楽団
シナジー・ヴォーカルズ(ベリオ)
ジョセプ・ポンス(指揮)
 マティアス・ゲルネ最新盤、ベリオのオーケストレーションによるマーラーの歌曲

 録音:2015年9月25-26日/マイダ・ヴェール・BBCスタジオ(マーラー)、2012年12月7日、バービカン・センター(ベリオ)

 ゲルネによるマーラー歌曲、ベリオによるオーケストレーション版を用いての演奏の登場。オーケストラは名門BBC 響、指揮はポンスと注目の布陣による演奏です。
 「マーラーに音楽には音楽史すべてがある」とはベリオがシンフォニアを書いた10 年後に書いた言葉。ベリオのシンフォニアは、マーラーの交響曲(第2 番)がベースになる部分も多く、いわばマーラーへのオマージュともいえる作品。
 ベリオはマーラーを強く意識していました。シンフォニアを作曲してから10 年もたたずに、ベリオは、マーラーが『子供の魔法の角笛』のテキストに付曲した歌曲(マーラーはピアノと声のために作曲)をオーケストレーションしています。
 ワーグナーや、後期のマーラー作品の成熟を思わせる、これらの若書きの歌曲の多様性に光を当てたかった、と語るベリオ。マーラーに敬意を払いながらベリオが作った、二人が作り上げた音の世界に、ゲルネのバリトンの声が素晴らしくマッチしています。「シンフォニア」も、ベリオが盛り込んだ様々な要素が活き活きとした秀演。




LA DOLCE VOLTA


LDV 28
\2600
名手ビアンコーニ、シューマンを弾く
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  ・パピヨン op.2
  ・謝肉祭 op.9
  ・ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
フィリップ・ビアンコーニ(ピアノ)
 録音:2016年4月7-10日、シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ラ・ダンス/77’51

 フィリップ・ビアンコーニのシューマンの登場。ビアンコーニは、ドイツの名バリトン、ヘルマン・プライの共演ピアニストとしても名高い名手。2016年5 月の来日公演でも、自然に流れる歌心と、芯とやわらかさを兼ね備えた美しい音色で聴き手を魅了しました。
これまで、ショパン、ドビュッシーにじっくりと向き合ってきたビアンコーニ。プライとの共演では、シューマンよりシューベルトの歌曲の方が圧倒的に多かったということですが、それでも、プライとシューマンのいくつかの歌曲に取り組んだことは、大きな経験だったといいます。今まさに機が熟し、シューマンの録音に再び臨みました(ダヴィッド同盟舞曲集は約20 年ぶりの録音)。
 『ダヴィッド同盟』の「行進」では、『謝肉祭』の「前口上」と、『パピヨン』の「祖父の踊り」のテーマが引用されています。ダヴィッド同盟は、保守的で偏狭な精神をもつブルジョワたち(フィリスティン)に対抗する、シューマンが創った架空の結社。謝肉祭の登場人物たちが実は皆ダヴィッド同盟員であり、彼らがこの力強い行進に加わるべく集まっているのだと想像することもできる、と語るビアンコーニ。彼らは、「祖父の踊り」が象徴するフィリスティンたちに打ち勝つのです。
 ここに収録された3 つの作品を結ぶ物語にも思いを馳せながら味わいたい、詩情豊かな演奏の誕生となりました。






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SUPRAPHON



SU 4207
\2300→\2090
バボラークが室内楽版のモーツァルトの協奏曲を録音!
 モーツァルト:
  (1)-(3)ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407/386C
  (4)(5)ホルン協奏曲第1番 ニ長調
   (アレグロ K.412&ロンド ニ長調 K.514)/386B
  (6)-(8)ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417
  (9)-(11)ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
  (12)-(14)ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495

  編曲:
   ローラント・ホルヴァート
    (ホルン協奏曲第1&2番、3番の第1&3楽章)
   ヨハン・ミヒャエル・ハイドン
    (ホルン協奏曲第3番の第2楽章)
   ラデク・バボラーク(ホルン協奏曲第4番)
   カデンツァ:ラデク・バボラーク
    (ホルン協奏曲第3&4番)
ラデク・バボラーク(ホルン)
バボラーク・アンサンブル
 【ダリボル・カルヴァイ(ヴァイオリン)、
  (1)-(14)
   マルティナ・バチョヴァー
    (ヴァイオリン)、
   カレル・ウンテンミュラー(ヴィオラ)、
  (1)-(3)
   ヴィレム・キオンカ(ヴィオラ)、
   ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー
    (チェロ)、
  (4)-(6)(8)(9)(11)(12)-(14)
   シュテパン・クラトホヴィル
    (コントラバス)】
KKC 5654
\3000+税
〔国内仕様盤〕
 世界最高峰のホルン奏者、バボラークが室内楽版のモーツァルトの協奏曲を録音!

 セッション録音:2016年6月2、3日/ブレザレン福音教会(プラハ)/66’43”、66’43”輸入盤・日本語帯・解説付
 (1)-(3)14’19”、(4)(5)8’15”、(6)-(8)12’30”、(9)-(11)14’58”、(12)-(14)16’17”

 美しく柔らかな音色で世界を魅了するホルン奏者、ラデク・バボラークが室内楽版のモーツァルトのホルン協奏曲を録音しました。
 1976 年チェコ生まれのバボラークは、1994 年に世界最難関のミュンヘン国際コンクールで優勝し世界の注目を集めました。以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動はじめ、日本でも絶大なる人気を誇り来日公演も頻繁に行っております。
 モーツァルトの友人でホルンの名手であったヨーゼフ・ロイトゲープのために作曲されたホルン協奏曲。バボラークは自身の最重要レパートリーとして演奏してきました。
 今回の室内楽版では華やかなホルンのソロとともに美しく調和するアンサンブルが聞きもので、近年のますますの充実ぶりをうかがい知ることのできる、堂々たる演奏を披露しております。
 なお、第4 番はバボラークによる編曲、また第3、4 番のカデンツァはバボラーク作曲であることも注目です。
 共演はバボラークが絶大なる信頼を置く精鋭が揃ったバボラーク・アンサンブルです。バボラークと長きに渡り演奏してきた当アンサンブルのメンバーは実力派により構成されております。
 第1 ヴァイオリンをつとめるダリボル・カルヴァイは、かつて地球ドラマティック(NHK)で放映された「理想のヴァイオリンを求めて世界を探し歩く」ドキュメンタリーに出演(当時18 歳)し、様々な名器を演奏しその卓越した技術と音楽性で注目されたヴァイオリニストです。その後世界の名演奏家との共演を重ね、現在はバボラーク・アンサンブルの主軸メンバーとしても活躍しております。

 バボラーク・アンサンブル来日演奏会予定
 2016 年11 月26 日( 土) 14:00 開演 第一生命ホール
 《室内楽の魅力 モーツァルト》第2 回バボラーク ホルンの室内楽






 

MELODIYA

MELREC 1002443
\2200
ロシアン・ドリームズ
 サモノフ:フルート・ソナタ
 タクタキシヴィリ:フルート・ソナタ
 デニゾフ:フルート・ソナタ
 プロコフィエフ:フルート・ソナタ Op.94
 ツィビン:タランテラ
イリーナ・スタチンスカヤ(フルート)
フィリップ・モル(ピアノ)
 来日も多く日本でもお馴染みとなったモスクワ・フィルの首席フルート奏者、イリーナ・スタチンスカヤが、管楽器伴奏の達人フィリップ・モルとのデュオで奏でるロシアン・プログラム「ロシアン・ドリームズ」。
 プロコフィエフのフルート・ソナタを軸に、デニゾフやタクタキシヴィリなど、20世紀ロシアのフルート作品の醍醐味を凝縮したプログラムはロシア随一の名手ならでは。

 2015年の録音・ディジパック仕様。
 

MELREC 1002434
\2200
ショパン:ピアノ作品集
 華麗なる変奏曲変ロ長調 Op.12/マズルカイ短調 Op.59-1/
 マズルカ変イ長調 Op.59-2/マズルカ嬰へ短調 Op.59-3/
 ボレロ Op.19/マズルカ ロ長調 Op.63-1/
 マズルカ ヘ短調 Op.63-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/
 スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/
 バラード第4番ヘ短調 Op.52/ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
イリーナ・チュコフスカヤ(ピアノ)
 イリーナ・チュコフスカヤは、ネイガウス・スクールの系譜に連なり、1980年のショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つロシアの女流ピアニスト。ロストロポーヴィチもその才能を高く評価したロシアのショパン弾きの"現在"がここに。

 2015年の録音。ディジパック仕様。



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AMADEUS

 全点初回生産限定商品。
 
ジャケット写真が2つ載っている商品は、上がスリップケース仕様、下がスリップケース無し・通常のジュエルケース仕様なのですが、どちらが送られてくるのか到着してみないと分からないようです・・・。
 なにとぞご了承ください。


 ブックレット表記はイタリア語のみとなっております。
レア盤!



AM 313-2
\1600
初出! イル・ジャルディーノ・アルモニコのテレマン
 テレマン:リコーダーとシャリュモーのための組曲・ソナタ・協奏曲集
  ジャック=マルタン・オトテール(1674-1763):リコーダーのための前奏曲
   [Prelude pour la flute a bec, module simplement "Tendrement sans lenteur"]
  テレマン(1681-1767):
   リコーダー、弦楽と通奏低音のための組曲イ短調 TWV55:a2
   リコーダー、弦楽と通奏低音のための組曲ハ長調 TWV51:C1
   2つのシャリュモー、ヴァイオリンのユニゾンと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 TWV43:F2(*)
   リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲ト短調 TWV43:g3
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー(*以外)、シャリュモー・テノール(*)、指揮)
 ティンダロ・カプアーノ(シャリュモー・コントラルト(*))
 エンリコ・オノフリ、マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)
 ステファノ・バルネスキ、リアーナ・モスカ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 パオロ・ベスキ(チェロ) ジャンカルロ・デ・フレンツァ(ヴィオローネ)
 エヴァンジェリーナ・マスカルディ(テオルボ) リッカルド・ドーニ(チェンバロ)
 録音:2012年2月8-10日、2013年3月11-14日、聖マルコ教会の記念聖具室、ミラノ、イタリア
 イル・ジャルディーノ・アルモニコの未発売音源。シャリュモーはクラリネットの前身にあたる木管楽器。
 
レア盤!



AM 314-2
\1600
喜びもて歌え ミラノ大聖堂の聖年の音楽
 ミケランジェロ・グランチーニ(1605-1669):
  喜びもて歌え [Cantate cum jubilo]
  われらの救いなるキリストに歓呼せよ [Exultate Christo adiutori nostro]
 ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):アンブロジウスのミサ から グローリア
 アンブロジオ聖歌:来たれ、すべての被創造物よ [Venite omnes creatura]
 サルヴァトーレ・ガロッティ(1856-1928):光輝く [Lux fulgebit]
 ルチアーノ・ミリアヴァッカ(1919-2013):
  異国人たちは渡らず [Alienigenae non transibunt]
 クラウディオ・ブルジョ(1969-):天より滴らせたまえ [Rorate caeli]
 アンブロジオ聖歌:われを清めたまえ、主よ [Asperges me, Domine]
 フランキーノ・ガッフリョ(1451-1522):
  われらは御身キリストを崇拝す [Adoramus te Christe]
 ジョヴァンニ・アンドレア・フィオローニ(1704-1788):主の天使 [Angelus Domini]
 ルチアーノ・ミリアヴァッカ:
  めでたしまことのお体 [Ave verum corpus]
  過ぎ越しのいけにえを称えよ [Victimae paschali laudes]
 レナート・ファイト(1957-2007):めでたしマリア [Ave Maria]
 カルロ・モンツァ(1735-1801):マニフィカト
 フランキーノ・ガッフリョ:悲しみの御母は立ちぬ [Stabat Mater dolorosa]
 アゴスティーノ・クアリア(1744-1823):われは天使に問いぬ [Interrogavi angelum]
 クラウディオ・ブルジョ:目をかえたまえ、主よ [Attende Domine]
 アゴスティーノ・クアリア:この日は記念の日とならん [Erit hic vobis dies]
カペッラ・ムジカーレ・デル・ドゥオーモ・ディ・ミラノ(ミラノ大聖堂聖歌隊)
エマヌエーレ・カルロ・ヴィアネッリ(オルガン)
クラウディオ・ブルジョ(指揮)
 録音:2015年11月5、10、12、14日、アウディトリウム・マッジョリーニ、ロー、ミラノ県、イタリア
 
レア盤!



AM 315-2
\1600

ノウス弦楽四重奏団
 ヴェーベルン(1883-1945):弦楽四重奏のための緩徐楽章
 メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
 チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30

ノウス弦楽四重奏団
 ティツィアーノ・バヴィエーラ、アルベルト・フランキン(ヴァイオリン)
 サーラ・ダンブルオーゾ(ヴィオラ) トンマーゾ・テジーニ(チェロ)

 録音:2015年6月7-9日、バルトークスタジオ、ベルナレッジョ、ミラノ県、イタリア
 ノウス弦楽四重奏団は2011年スイス、ルガーノのスヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院で結成。これが2枚目のディスク。
 
レア盤!



AM 316-2
\1600
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
 ブラームス(1833-1897):ピアノ作品集

  左手のためのシャコンヌ(原曲:J・S・バッハ)
  8つのピアノ曲 Op.76
  2つの狂詩曲 Op.79
  7つの幻想曲 Op.116
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
録音:2015年9月7-10日、ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ
原盤:Alpha

 ヴィニツカヤのALPHAの新録音がAMADEUSからも。

 ヴィニツカヤ・・・そう、この人です。じわじわ来てます。



 特集が見たい方はこちらへ・・・



 

ALPHA盤も一応ご紹介しておきましょうね

Alpha231
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ブラームス:中後期ピアノ作品集
 1. バッハの「シャコンヌ」 (ブラームス編)
         〜ピアニストの左手のための
 2. 八つのピアノ小品 作品76
 3. 二つのラプソディ 作品79
 4. 幻想曲(七つのピアノ小品)作品116
アンナ・ヴィニツカヤ(p)
Alpha231
(輸入盤・日本語解説なし)

\2700

 中期の作品番号76・79の逸品群と、最晩年のあの忘れがたい名品ばかりがせめぎあう「七つのピアノ小品」作品116という申し分ない選曲。
 そしてそのかたわら、ブゾーニ編曲版に先立つ傑作編曲ともいうべきブラームス編曲によるバッハ「シャコンヌ」...!
 このシャコンヌ、無伴奏ヴァイオリンのための音楽をブラームスはピアニストの左手ひとつに預け、片手だけで演奏できるかたちにしていることで有名です。
 存在じたいは有名でも、意外に録音物がみつからないこのヴァージョンを、ヴィニツカヤは何と濃やか&繊細に、そしてドラマティックに「いま」に息づかせてゆくことでしょう...!

 他の小品群でも、ブラームスの丹念な曲作りをていねいに解きほぐし、細かな機微をとらえつつ精巧に読み解いてゆく綿密な演奏解釈は、粒立ちの良い音の珠を紡ぐ確かなピアニズムとあいまって、ブラームスの魅力にふれる喜びを十全に伝えてくれます。


 
レア盤!

AM 277-2
\1600
【旧譜】
アントニオ・ブリオスキ(確認できる活躍期:1725頃-1750頃):交響曲集
  交響曲ハ長調、伝フォルトゥナート・ケッレリ(1690-1757)作曲
  交響曲ホ長調/交響曲イ長調/交響曲ヘ長調/交響曲変ロ長調
  交響曲ヘ長調/交響曲変ホ長調
アタランタ・フギエンス
ヴァンニ・モレット(指揮)
録音:2009年10月30日-11月4日、聖ヴィンチェンツォ教会、ガッリアーノ、エウピーリオ、コモ県、イタリア

 アントニオ・ブリオスキは1725頃から1750頃にかけてイタリア、ピエモンテ地方の町カザーレ・モンフェッラートで活躍していたこと以外その生涯についてほとんど知られていない作曲家。
 交響曲というジャンルの最初期において優れた作品を多産したとされていますが失われたものも数多くあります。
 ヴァンニ・モレットとアタランタ・フギエンスはこの録音以前に DHM Deutsche Harmonia Mundiレーベルからブリオスキの交響曲集のCDを2枚リリースしていました。

****
 
 1700年代前半に作られた幻のシンフォニー。
 サンマルティーニとほぼ同世代・・・
 うーん・・・聴いてみたい・・・。



いまだに暗黒時代というかブラックボックス的に語られる後期バロックから初期古典派にいたる数十年。
でもこの時代にも必ずものすごい作品があったはずなのである。
それを感じさせてくれるのがこのサンマルティーニのアルバム。
上記ブリオスキの交響曲集もそうした1枚になるか。

DYNAMIC
CDS 460
\2500
G.B.サンマルティーニ:シンフォニア集
 ソナタ ハ長調 JC 7、アヴェルトゥーラ ニ長調 JC 14、
 オヴェルトゥーラ ヘ長調 JC 33、ソナタ イ長調 JC 65、
 オヴェルトゥーラ ヘ長調 JC 36、オヴェルトゥーラ ハ長調 JC 9、
 シンフォニア ト長調 JC 39、シンフォニア ト長調 JC 15、
 オヴェルトゥーラ ヘ長調 JC 37
ロベルト・ジーニ(指)
ミラノ・クラシカ室内管

 ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ。

 聞いたことあるようなないような、という作曲家だと思う。
 交響曲や古典派好きの人には、ウィーン古典派へつながる原始的交響曲を作り出したイタリアの作曲家として認識されている。

 ただその肝心の交響曲録音が案外少ない。
 数年前BRILLIANTで出たのでさっそく聴いてみた。が、「まあこんなものかな」、という感じだった。
 聴いて涙が止まらない名曲や、人生がひっくり返るような革新的作品が収められているわけではない。
 とてつもない才能を感じさせる大作曲家とかいうこともなかった。

 ・・・なのだけれど、なんとなく、「この人にはもっとすごい曲があるはず・・・」という潜在能力を感じた。
 このまま眠らせてしまってはいけない作曲家のにおいがした。

 さてそのサンマルティーニ、・・・イタリア人、と書いてある。
 ミラノの作曲家だからそれはそれで間違いではない。
 ただサンマルティーニが活躍した時代のミラノは、オーストリア・ハプスブルグ家に支配されていた。遠い昔、西ローマ帝国の首都だった時代があったとはいえ、そしてしばらく後にイタリア抵抗運動の中心地になるとはいえ、この頃のミラノはオーストリアなのである。
 そういう意味で、同じ時期にイタリアで活躍していたタルティーニやロカテッリとかとはかなり状況が違う。
 つまりサンマルティーニは「ウィーン古典派」に影響を与えたイタリア人作曲家ではなく、「ウィーン古典派」に直結するオーストリアの作曲家の’祖’と言っていい。もちろんイタリア・バロック的な華やかで洒落た雰囲気は強い。しかし彼の作品を聴けば、すでに音楽の流れの中心がイタリア・バロックから新しい「何か」に移り変わっていることを感じ取れると思う。

 サンマルティーニの作品にはそんなバロック音楽との微妙な温度差や、ウィーン古典派の萌芽を感じ取ることができる。

 
 そんなサンマルティーニ、いまはほとんど聴かれない。しかしこれだけの人がこのまま聴かれないで終わってしまってはいけない。
 ということでサンマルティーニを何とかして世に広めたいとずっと思っていた。しかし数年前出たBRILLIANTのアルバムではちょっと弱すぎた。それ以外にもいくつも聴いてみたが、もうひとつインパクトに欠けた。しかし・・・もっと、もっとあるはず。この、時代を先駆け、時代に橋を渡した天才の魅力を感じさせてくれるアルバムが。

 そう思いながらサンマルティーニのアルバムを機会あるごとにいろいろ聴いていった。

 そこで出会ったのが・・・このアルバム。交響曲集。
 これが・・・なんとも華麗で、そして優雅で、かっこいい。抜群だったのである。
 ジーニの溌剌とした演奏もあって、サンマルティーニのあふれる才能がキラキラとこぼれてくる。本当にいとおしく素敵なアルバム。やっとみんなに自信を持ってお奨めできるサンマルティーニのアルバムに出会えた。

 これは・・・聴いておいたほうがいい。

録音:2005年1月12-15日





PHOENIX 

レア盤!

PH 25201
\2500
バラキレフ、グリンカ、ラフマニノフ、ショパン:ピアノ作品集
 グリンカ(1804-1857)/バラキレフ(1837-1910):編曲:ひばり
 グリンカ:夜想曲「別れ」/夜想曲/舟歌 Op.10 No.3
 ラフマニノフ(1873-1943):幻想的小品集 Op.3 から 悲歌(No.1)
 ショパン(1810-1849):
  スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
  ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
サンドラ・ランディーニ(ピアノ)

録音:2015年2月23-25日、アウディトリウム・フェニックス、モンテベッルーナ、イタリア

サンドラ・ランディーニはフィレンツェのルイージ・ケルビーニ音楽院で学んだイタリアのピアニスト。

 
レア盤!

PH 25202
\2500
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 R.21
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28

マウリツィオ・バルボロ(ピアノ)

録音:2015年11月19-21、アウディトリウム・フェニックス、モンテベッルーナ、イタリア

マウリツィオ・バルボロはローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーでリア・デ・バルベリース(1919-2013)に師事したイタリアのピアニスト。

 
レア盤!

PH 25203
\2500
音楽における生命の環 スカルラッティからスクリャービンへ ピアノ作品集
 D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ハ長調「狩」K.159/ソナタ ロ短調 K.27
 ベートーヴェン(1770-1827):ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.13
 ショパン(1810-1849):ポロネーズ ハ短調 Op.40 No.2/夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.
 リスト(1811-1886):バラード第2番ロ短調
 スクリャービン(1872-1915):ソナタ第4番 Op.30
アレッサンドロ・ポンタロッロ(ピアノ)

録音:2015年10月17-19日、アウディトリウム・フェニックス、モンテベッルーナ、イタリア
 アレッサンドロ・ポンタロッロは1982年ヴェローナ近郊のゼーヴィオに生まれ、フェッラーラのジローラモ・フレスコバルディ音楽院で学んだイタリアのピアニスト。
 科学哲学も修めており、ピアノのみならず音楽美学と哲学を組み合わせた講義も行っています。

 
レア盤!

PH 03907
\2500
【旧譜ですが在庫僅少との報告がありましたので再掲載します】 
 ラザール・ベルマン イン・コンサート・ライヴ

  シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
  リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調/詩的で宗教的な調べ から 葬送曲
ラザール・ベルマン(ピアノ)

 録音:1990年9月9日、FIMM/SALLE Misonneuve、モントリオール、カナダ
 今の代理店が当レーベルの扱いを開始した時には3つあったラザール・ベルマンのCDのうち、現在も入手できるものはこれだけになってしまいました。
 しかも在庫僅少。完売の際はご容赦を。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELO CLASSICS



MC 5005
\2000→\1690
カラヤン初の録音レパートリー!「バッハのフーガの技法」
 バッハ:フーガの技法 BWV.1080
  (弦楽合奏による縮小演奏)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
大ドイツ放送国営ブルックナー管弦楽団
 ヒストリカル・ファン待望のMELOCLASSIC 新譜!
 カラヤンの衝撃の初出盤!日本語・オビ解説付き!

 何とカラヤン初の録音レパートリー!「バッハのフーガの技法」1944 年のスタジオ録音!

 1944 年12 月14 日 リンツ 国営放送協会による放送用スタジオ録音、45'19

 melo classic が飛び切りの音源を発掘した。第二次世界大戦末期に録音されたカラヤン指揮のバッハのフーガの技法である。これは芸術の点のみならず歴史的にも極めて意義が高い。
 第一に、カラヤンの指揮したバッハのフーガの技法の録音はこれが初めてである。カラヤンについての情報において権威あるwww.karajan.org で検索しても、カラヤンがフーガの技法を演奏した記録はこの録音を含めて見当たらない。
 第二にリンツの大ドイツ放送国営ブルックナー管弦楽団の演奏録音であること。このオーケストラは第二次世界大戦末期、ブルックナーを熱愛するヒトラーの意向でリンツに1943 年に創設され、ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(オイゲンの弟)に指導され、多数の一級指揮者を客演に迎えた。しかし戦局悪化のため1945 年3月で活動が停止、解散。政治色が濃かったがゆえにごく短命の幻のオーケストラになった。このオーケストラを頻繁に指揮したのがカラヤンだった。
 実はカラヤンがこのオーケストラを指揮してフーガの技法を録音したことは団員だったゲルハルト・ボッセの証言が残されていたのだが、前述のように存在が確認されていなかった。幻の録音がついに日の目を見たのである。しかも偶然にもフルトヴェングラーの有名な「ウラニアのエロイカ」の僅か5 日前の録音だ。演奏自体もたいへん素晴らしい。響きは厚いものの、流麗でバランスの取れた美的感覚は、後の帝王カラヤンを十分思い起こさせるものだ。
 録音状態はいかにも第二次世界大戦中のドイツ国営放送の磁気テープ録音といった水準で、やや歪っぽいが弦楽オーケストラであればさほど気にならない程度だろう。なお未完のフーガは未完のまま演奏している。
 


MC 5006
\2000→\1690
カール・ベーム大戦中のベートーヴェン第9!
 ベートーヴェン:
  交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱つき」
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
マティウ・アーラースマイヤー(バス)
 録音:1944 年4 月18 日 ウィーン ウィーン国営放送によるライヴ録音、71'18

 カール・ベーム(1894−1981)は第二次世界大戦の末期、1943 年から1944 年に彼の一度目のウィーン国立歌劇場の音楽総監督を務めた。
 この時期のベームのウィーン録音は、オペラの放送録音がいくつかあるものの、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した管弦楽曲の録音は放送用録音を含めても少なく、ことにベートーヴェンはほとんどない。
 今回登場するベートーヴェンの第9 交響曲は1944 年4 月18 日、大ムジークフェラインザールでの録音(CD にはライヴ録音とあるが拍手は皆無、物音などの雑音も僅か)。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公式サイトでの記録によると放送演奏会 Rundfunk Konzert とある。
 まったく同じ面々で2 日後の4 月20 日、ヒトラーの誕生日を祝う演奏会を催している。演奏は第二次世界大戦期のベームの特徴、つまり後年と比べて速いところは速く遅いところは遅くしかも動きの大きい演奏。
 たとえば第3 楽章は19 分弱とだいぶ遅めの歩みでじっくり演奏している。オーケストラはベームの指揮にしっかり応え、ベームが見出したゼーフリートをはじめ、ヘンゲン、デルモータ、アーラースマイヤー、いずれもベームお気に入りの歌手が起用され、水準の高い演奏だ。とはいえ合唱の男声が弱いあたりに大戦末期の陰が窺える。様々な意味で手応えのある演奏録音だ。

 ※第4 楽章の二重フーガの直前に録音がだいぶ不安定になっている箇所があります。70 年以上前の古い録音ですので、ご理解くださいませ。




MELODIYA



MELCD 1002242
\2200→\1990
ロシアを代表する木管楽器奏者アナトーリ・カミシェフ
 ウェーバー:協奏的大二重奏曲変ホ長調 Op.48
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
 ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
 ベルク:4つの小品 Op.5
アナトーリ・カミシェフ(クラリネット)
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
イヴァン・モニゲッティ(チェロ)
 リヒテルとの共演でもその名を知られる1970〜80年代のロシアを代表する木管楽器奏者の1人アナトーリ・カミシェフ。
 ウェーバー、シューマン、ブラームス、そしてベルクという独墺系ロマン派の傑作の数々を、ガヴリーロフとの共演でたっぷりと聴かせてくれる。80年代ロシアでのドイツ・ロマン派音楽の解釈、クラリネットのサウンドという強烈な個性をどうぞ。

 1982年の録音。ディジパック仕様。




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WEITBLICK



SSS 0187
\2300→\2090
スイス放送による高音質ステレオ録音
 「ミケランジェリ・ベルン・リサイタル」

 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番
 (2)ドビュッシー:「映像」から
  (第二集より「葉ずえを渡る鐘の音」、
   第一集より「ラモー賛」、第一集より「水に映る影」)
 (3)シューベルト:ピアノ・ソナタ イ短調D.537
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
 全盛期のミケランジェリ・ベルン・リサイタル、1975 年3 月18 日ライヴ!(ベルン放送スタジオ)、技術を誇るスイス放送による高音質ステレオ録音!

 録音:1975年3月18日ライヴ・ステレオ(ベルン放送スタジオ)SRFスイス放送による収録
 演奏タイミング:(1)[8:38][2:59][6:07][2:46]/(2)[4:45][7:03][5:15]/(3)[10:51][9:10][5:04]

 1975 年3 月18 日に行われたこのコンサートは実はかつて、幾つかの形でプライヴェート盤が出ていた。
 ベートーヴェン作品とシューベルト作品は、DISCOCORP レーベル、ROCOCO レーベルからLPが、ドビュッシーの「映像」第一集から「ラモー賛」と「映像」第2 集から「葉ずえを渡る鐘の音」の2 曲がTHEATRE レーベルからCDが出ていた。が、いずれも非正規な発売であり、音質も劣悪であった。
 
 ●ベートーヴェン
  当ベルン・リサイタルでは、まるでミケランジェリが目の前で演奏してくれるかのような臨場感が心地良い。粒だった音色の美しさが素晴しい。滑らかな手の動きが目に見えるようだ。
  ミケランジェリ の音色は極めて明るいものである。時としてベートーヴェン作品の演奏では、その明るさがベートーヴェンの持つ陰鬱さを減じているという非難もあった。
  ところがこの演奏を聴けば、明るい音色で暗を創造しているではないか。やはり、聴衆を前にした芸術家の生み出す演奏こそが真の芸術家の姿、真の演奏と言うべきであろう。

 ●ドビュッシー
  ミケランジェリ の技術の特徴に音の消え方がある。まるで人が息を引き取る瞬間に居合わせるようだ。その箇所がたまらなく美しい。そしてその様子をじっと見守る聴衆の姿まで目に浮かぶようである。
 
 ●シューベルト
  ミケランジェリ のDG へのスタジオ録音のレコードには、わざわざ60 年以上前のピアノで演奏しているという注意書がある。ピアノに殊の外やかましかったミケランジェリ のことだから、不本意であるという意味での記述ではないであろう。
  さて、このベルン・リサイタルのピアノはどんな音であろうか?それは聴いてのお楽しみとしておこう。(ライナーノートより)

   ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付



<メジャー・レーベル>
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SONY



8898532169-2
\2500→\2290

なんかすごい人が出て来た・・・
 プリティ・イェンデ/ア・ジャーニー〜オペラ・アリア集

 1) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』より「今の歌声は」,
 2) ドリーブ:歌劇『ラクメ』より
  「おいで、マリカ、花咲くつるが・・・」(花の二重唱),
 3) ベッリーニ:歌劇『テンダのベアトリーチェ』より
  「私は一人 きりですの」,
 4) ロッシーニ:歌劇『オリー伯爵』より
  「悲しみの餌食となり」,
 5) グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より
  「神様!震えが体中を駆け巡る」,
 6) ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より
  「まだ来ていない!」,
 7) ベッリーニ:歌劇『清教徒』より
  「あなたの優しい声が」
プリティ・イェンデ(ソプラノ)
マルコ・アルミリアート(指揮)
RAI国立交響楽団,
ケイト・アルドリッチ(メゾ・ソプラノ:2)

 なんと素敵な…現代のフェアテイル・ストーリー!プリティ・イェンデ。
 ソニー・クラシカルが新たに専属契約を結んだ大型新人ソプラノのデビュー・アルバムの登場です。

 1985年、南アフリカのはずれの町に生まれたイェンデ。彼女が初めてオペラの曲を聞いたのは16歳の時。それは英国航空のテレビCMで使われた歌劇「ラクメ」の「花の二重唱」でした。その瞬間に「私はオペラ歌手になる」と心に決めた彼女、以降ケープタウンの奨学金を得て南アフリカ大学に入学。目覚ましいスピードで才能を開花させ、世界有数のオペラハウスで成功し、トップ歌手への階段を上り始めています。

 2009年には国際ベルヴェデーレ・オペラ・オペレッタ・コンクールにおいて全てのカテゴリーで1位を獲得、これはコンクールの長い歴史の中でも初のことでした。
 そして同年、ミラノ・スカラ座の若手アーティストたちの育成プログラムに参加、その翌年デビューを飾ります。
 2011年にはプラシド・ドミンゴ・オペラリア・コンクールで、再び全てのカテゴリーで1位を獲得。
 そして、2013年にニーノ・マチャイゼの代役として「オリー伯爵」でメトロポリタン歌劇場にデビューし、フローレスと共演して国際的な評価を勝ち得たのです。

 すでにベルリン、ニューヨーク、ロサンゼルス、バルセロナ、ハンブルクの歌劇場を始め、ミラノ・スカラ座で頻繁に歌い、2016年/17年のシーズンはバイエルン国立歌劇場、コヴェントガーデン王立歌劇場、パリ国立歌劇場への出演も予定されています。

 今作の収録曲はいずれも、彼女にとっての大切な思い出であり、マイルストーンとなった曲です。
 もちろん「花の二重唱」も!メト・デビューを飾った「オリー伯爵」、ベルヴェデーレ・コンクールの優勝を勝ち取った「ロメオとジュリエット」、ドミンゴ・オペラリア・コンクールで鮮烈な印象を残した「テンダのベアトリーチェ」、故国のケープタウンに凱旋した時に詠った「ランメルモールのルチア」、そして今年2月のパリ国立歌劇場のデビュー曲となった「セビリャの理髪師」など、いずれにおいても、煌めくコロラトゥーラの技巧と、知性溢れる表現力、そして美しい声が堪能できます。

 また2016年、彼女はカーネギーホールの「ララバイ・プロジェクト」に参加し、貧困など困難な状況に直面している妊娠中の女性や10代の若い母親を支援するための活動を行っています。そんな優しさがにじみ出た彼女の歌をぜひお聞きください。

 【録音】2015年8〜9月, トリノ、RAI《A.トスカニーニ》オーディトリウム(デジタル:セッション)



 これは大型新人。超本格派。
 久々にすごい人が出て来た印象。

 大好きなルサルカから。
https://youtu.be/34t8JkqNWLc

 こちらはCDのプロモーション映像。
https://youtu.be/9n0r7YhMgOs


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8898533879-2
\2500→\2290
アントネッロ・マナコルダ、カンマーアカデミー・ポツダム /
 メンデルスゾーン:交響曲第1番&第4番「イタリア」

  メンデルスゾーン:
   1) 交響曲第1番 ハ短調 Op.11,
   2) 交響曲第4番 イ長調「イタリア」Op.90
アントネッロ・マナコルダ(指揮),
カンマーアカデミー・ポツダム

 2011〜15年録音の「シューベルト:交響曲全集」が絶賛を受けた、アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのニュー・プロジェクトの始動です。
 彼らが次に目指すのはメンデルスゾーンの交響曲全集。
 このコンビのメンデルスゾーンも、弦楽パートにはピリオド奏法を、金管楽器とティンパニには古楽器を採用し、溌剌とした生命力に富んだ演奏が大きな感動を呼んだシューベルトの延長上にあり、精緻かつ生き生きとした演奏で作品の魅力を描き出しています。
 緩章楽章での淡い哀愁も魅力的で、初期ロマン派本来のサウンドを追求していきます。
 オーケストラ創設15周年となる来シーズンのオープニングでも交響曲第3番「スコットランド」が取り上げられることになっており、彼らのメンデルスゾーン・チクルスもいよいよ佳境に入っていきます。
 今年のラ・フォル・ジュルネではコンサートマスターの笠井友紀とともにバロック・古典派のレパートリーを披露し、日本の聴衆の前に姿を現したカンマーアカデミー・ポツダム。彼らの真骨頂が刻まれている新たなメンデルスゾーン・チクルスの第1弾です。

 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年務めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任しています。

 【録音】2015年12月, ベルリン、テルデックス・スタジオ(デジタル:セッション)
 【使用楽譜】 ブライトコプフ版Nr. 5359 (第1番), Nr. 4495 (第4番)



全集セット!
 アントネッロ・マナコルダ, カンマーアカデミー・ポツダム
シューベルト:交響曲全集

8887515698-2
(5CD)
\5000→\4590

全集セット!
 アントネッロ・マナコルダ, カンマーアカデミー・ポツダム/
  シューベルト:交響曲全集

シューベルト:
【CD1】
 『交響曲第1番ニ長調 D.82』
 『交響曲第10番ニ長調 D.936a〜アンダンテ
  (ブライアン・ニューボールド補筆による断章)』
【CD2】
 『交響曲第2番変ロ長調 D.125』
 『交響曲第4番ハ短調 D.417「悲劇的」』
【CD3】
 『交響曲第3番ニ長調 D.200』
 『交響曲第7(8)番ロ短調 D.759「未完成」』
【CD4】
 『交響曲第5番変ロ長調 D.485』『交響曲第6番ハ長調 D.589』
【CD5】
 『交響曲第8(9)番ハ長調 D.944「グレート」』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム

 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲全集録音がセット。

 2010年にマナコルダがカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任し、その翌年の2011年4月この録音が始まりました。
 4年間かかってのシューベルトの全集には、第10番からの断章も追加されています。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 彼らのシューベルトも、小編成による各メンバーが共同的に自己主張しており、リズムが最も大切にされるこの曲を、精緻かつ生き生きとした演奏で描き出しています。
 そして緩章楽章での淡い哀愁も魅力的なものとなっております。指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年務めました。
 名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任しています。

《録音》2011〜2015年、ベルリン、ポツダム、(デジタル:セッション)




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DHM



8898531704-2
\2500→\2290
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ/ヴィヴァルディ・イン・ア・ミラー
 ヴィヴァルディ:
  1) 協奏曲 変ロ長調 RV.553, 2) 協奏曲 ハ長調 RV.554a,
  3) 協奏曲 ト長調 RV.575, 4) 協奏曲 イ長調 RV.552,
  5) 協奏曲 ニ長調 RV.564, 6) 協奏曲ハ長調 RV.561,
  7) 協奏曲 ヘ長調 RV.570「海の嵐」
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

 1983年、トレヴィーゾで設立された、17、18世紀の音楽を、当時の楽器と演奏法で演奏する団体「ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ」。
 バロック音楽の中でも、ヴィヴァルディとヴェネツィアの作品に特別な関心を寄せており、1996年にはヴィヴァルディの協奏曲のCD(ワーナー)で、フランスの「ディアパソン」誌の年間最優秀CDに輝いています。
 イタリア独特の粋な演奏を旨とするヴィヴァルディの華麗なイタリア・バロック音楽を堪能できるアルバムです。
 複数の楽器のための協奏曲が収録されており、それぞれの楽器が鏡のように対話しながら演奏されているのがお分かり頂けると思います。

  【録音】2015年9月, イタリア、コル・サン・マルティーノ、サン・ビジリオ教会




DIVOXから出ていた工芸品のようなアルバム
カルミニョーラ&ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ


CDX 79404
\2500
ヴィヴァルディ:<四季>(ヴァイオリンのための協奏曲集)
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」<春、夏、秋、冬>op.8no.1〜4
 3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調RV551/協奏曲ニ短調RV128
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

 カルミニョーラ&ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカを世に知らしめた名盤。SONYへの再録音もあるが、この録音は今聴いても衝撃的。
 かつてこのディスク以外の四季は捨ててしまえ、と言った評論家もいたが、賛否両論を巻き起こした問題作。

 少し聴いてみます??

https://youtu.be/4U1Kh1fvhZg
Le Humane Passioni - The Concertos of the Human Passion
CDX 79406
\2500
ヴィヴァルディ:
 「人間的情熱」(ヴァイオリンのための5つの協奏曲)

  <お気に入り>ホ短調RV277/<不安>ニ長調RV234/
  <疑い>ハ短調V199/<恋人>ホ長調RV271/
  <喜び>ハ長調RV180/<変わり者>ト短調RV153(弦楽合奏用)
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
Balli, Capricci e Stravaganze
CDX 79603
\2500
「舞曲、カプリッチョ、風変わり」(弦楽のための17世紀のイタリア音楽)
 メルーラ:
  舞曲<ポリツィオ>/舞曲<エッカルド>/
  ルッジェーロ/シャコンヌ/4声の半音階的カプリッチョ
 フレスコバルディ:
  ロマネスカによるカンツォーナ/ルッジェによるカンツォーナ
 マリーニ:モニカによるソナタ/4声のパッサカリア
 ウッチェリーニ:2つのアリア
 ファリーナ:風変わりなカプリッチョ
 ジョヴァンニ・ヴィターリ:カプリッチョ<モルツァ>
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
Vivaldi - Concerti per le Solennita
CDX 79605
\3000
入手困難につき海外直輸入
ヴィヴァルディ:
 「祝祭日のための協奏曲集」(6つのヴァイオリン協奏曲)

  <パドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために>
   ニ長調RV212/<安らぎ>ホ長調RV270/
  <聖ロレンツォの祝日のために>
   ヘ長調RV286/
  <聖母被昇天のために>
   ニ長調RV582とハ長調RV581/<LDBV>ニ長調RV208
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
Music for Strings in the Republic of Venice (1615-1630)
CDX 79707
\2500
「1615-1630年ヴェネツィア共和国における弦楽のための音楽」
 ロヴェッタ(Giovanni Rovetta):カンツォーナ第1、3、4番
 トゥリーニ(Francesco Turini):3声のソナタ
 フォンターナ(G.B.Fontana):ソナタ第16番
 カステッロ(Dario Castello):2つのソナタ
 マリーニ(Biagio Marini):3声のソナタ
 ピッキ(Giovanni Picchi):カンツォーナ第5番
 スカラーニ(Scarani):ソナタ第15番
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
Steffani - Suites Theatrales
CDX 79811
\2500
ステッファーニ:<劇場組曲>
 ヘンリーコ・レオーネ/運命の勝利/テーベの王妃ニオベ/
 愛は運命から生まれる※推薦:ディア・パゾン、レペルトワール
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ




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RCA



シャルル・ミュンシュ
コンプリートRCAアルバム・コレクション[CD86枚組]



《シャルル・ミュンシュ生誕125周年記念リリース》


 ■第2次大戦後のボストン交響楽団に黄金時代をもたらし、小澤征爾の師としても知られ、3回の来日歴もあるフランスの名指揮者シャルル・ミュンシュ(1891〜1968)。
 ミュンシュの生誕125年を記念し、彼が1947年〜1963年にかけてRCAとコロンビア・レーベルに残した全録音(CDにして全86枚)を、初めて一つに集めたメガ・ボックス・セットの登場です。

 ■第2次大戦前はフランスに指揮活動の拠点を置いていたミュンシュがアメリカ・デビューを果たしたのは1946年、ボストン交響楽団との演奏会でした。そして3年後の1949年、前任者セルゲイ・クーセヴィツキーの後任としてボストン響の音楽監督に就任。ピエール・モントゥーが確立したフランス式の演奏様式の伝統を継承し、ボストン響をフランス音楽の演奏にかけては類のないアンサンブルに仕立て上げました。その一方で、ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターをつとめたミュンシュの音楽家としてのルーツであるドイツ音楽の演奏においても本領を発揮し、クーセヴィツキーが得意としたロシア音楽や現代作品にも力を入れました。
 ボストン響音楽監督就任とともに、同響と専属契約関係にあったRCAに録音を開始し、主要作品を網羅したベルリオーズに始まり、ラヴェル、ドビュッシーを経てプーランクにいたるフランス音楽の一大アンソロジーのほか、ベートーヴェン(7曲)やブラームスの交響曲(3曲)からワーグナーにいたるドイツ音楽において、数多くの名盤を残しています。協奏曲も、ハイフェッツ、ピアティゴルスキー、ルービンシュタイン、ブライロフスキー、プリムローズ、オイストラフなど、当時のRCAが誇る世界的な独奏者たちとの共演が残されています。その多くは一世を風靡したリビング・ステレオの技術による鮮明で立体的なステレオ録音であり、本拠地ボストン・シンフォニー・ホ−ルの優れた音響効果と相まって、60年近く経った今でもなお驚異的なサウンドを誇っています。

 ■当ボックスには、そうしたリビング・ステレオ期の名演・名録音に加えて、同じボストン響とのモノラル録音が網羅され、さらにこれまでほとんどCD化されてこなかった、ボストン響就任以前の1947年〜48年にコロンビアに録音されたニューヨーク・フィルとのモノラル録音が正規オリジナル・アナログ・マスター(原盤ディスクおよびアナログ・マスター)から初めてCD化されます(CD1、CD3)。
 またボストン響を離れたミュンシュが、フィラデルフィア管弦楽団と録音した唯一の録音(1963年/コロンビア)も含まれています。

 ■16曲がLP発売以来初めてCD化され、29曲が今回新たにオリジナル・アナログ・マスターからCD化されますが、それ以外も基本的にこれまでで最良のリマスターが使われ、サウンド面では万全を期しています。
 世界初CD化音源の中には、珍しいところでは、情実のニューヨーク・フィルとの録音のほか、おそらく日本では発売されたことのない「星条旗」、ミュンシュのRCA録音の中でも異色のブラックウッドとハイエフの交響曲、なぜかこれまでCD化されなかったピアティゴルスキーとのブロッホ「シェロモ」、シルヴァースタインとのメンデルスゾーンなどがあります。
 CD初期に発売されて以来リマスターされてこなかったベートーヴェンの第9、ブラームスの交響曲全曲、ショーソンの交響曲などは、今回新しくオリジナル・アナログマスターからリミックス&リマスターされた音源が収録されています。

 ■86枚のCDはオリジナルLPカップリングでほぼ発売順に並べられています。

 ■ミュンシュについての新規エッセイ、各アルバムの詳細な録音データ入りのトラックリスト、ディスコグラフィを掲載した、ハード・カヴァーのオールカラー別冊解説書付き。

 ■各ディスクは、発売当時のレーベルデザインを採用し、アメリカ初出LPのデザインによる紙ジャケットに封入され、厚紙製トップリフト・ボックスに収納されたコレクターズ・ボックス仕様です。

 ■ボックスサイズ: 奥行き 29.5 cm x 横 13.5 x 縦 13.3cm、重量: 4.5 kg、全再生時間66時間05分
 

 ■シャルル・ミュンシュ(1891年9月26日、仏ストラスブール生〜1968年11月6日、米ヴァージニア州リッチモンド没) 20世紀最大の名指揮者の一人。ストラスブールの音楽一家に生まれ、同地の音楽院で父からヴァイオリンを学ぶ。パリではリュシアン・カペーに、ベルリンではカール・フレッシュに師事。第1次大戦後、ストラスブールで音楽院の教授およびオーケストラのコンサートマスターとして音楽活動を開始し、1926年には名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に招かれ、フルトヴェングラーおよびブルーノ・ワルターのもとでコンサートマスターに就任。 ナチスの台頭に伴い、1932年にはパリに移り、自費でオーケストラをやとって指揮者としてデビュー。その後、パリ・フィルハーモニー協会管弦楽団首席指揮者、エコール・ノルマル教授、国際現代音楽協会指揮者、パリ音楽院管弦楽団首席指揮者を歴任、第2次大戦中もフランスに留まってレジスタンス活動を支援した。
 1946年にはボストン交響楽団を指揮してアメリカ・デビューを果たし、欧米各地のオーケストラへ積極的な客演活動を開始。1949年には前任者クーセヴィツキーを引き継いでボストン響の音楽監督に就任、戦後の同響の黄金時代を気付き上げた。
 ボストン響を離れてからは故国フランスに戻り、欧米各地のオーケストラに客演を重ねた。日本にはボストン響、日本フィル客演、そしてフランス国立放送管と3度来日、多くのファンを生んだ。
 1967年には、パリ管弦楽団の創設に関わり大きな成功を収めたが、翌年の同管とのアメリカ・ツアーの途上、リッチモンドで死去した。


8887516979-2
(86CD)
\33000→\29990

★世界初CD化
◆新規リマスター

原盤:RCA(CD2、4〜85)・米コロンビア(CD1、3、86)

【CD1】サン=サーンス:『交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン付」』★〜
ニューヨーク・フィルハーモニック[録音]1947年11月10日、カーネギー・ホール/

【CD2】
 1) ベートーヴェン:『交響曲第7番イ長調Op.92』〜ボストン交響楽団
  [録音]1949年12月19日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) シューベルト:『交響曲第2番変ロ長調D.125』★,
 3) ベートーヴェン:『祝賀メヌエット 変ホ長調WoO.3』★〜
  ボストン交響楽団[録音]1949年12月20日, ボストン・シンフォニー・ホール/


【CD3】
 1) ダンディ:『フランス山人の歌による交響曲Op.25』★〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック
  [録音]1948年12月20日, ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ/
 2) フランク:『交響的変奏曲 FWV.46』★〜
  ロベール・カザドシュ(ピアノ)、ジョージ・ウェルドン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
  [録音]1949年10月21日、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ/
 3) モーツァルト:『ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467』★〜
  ロベール・カサドシュ(ピアノ)
  ニューヨーク・フィルハーモニック
   [録音]1948年12月20日, ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ/


【CD4】
 1) ブラームス:『交響曲第4番ホ短調Op.98』★,
 2) ハイドン:『交響曲第104番ニ長調「ロンドン」〜ボストン交響楽団
  [録音]1950年4月10-11日,ボストン・シンフォニー・ホール/


【CD5】
 1) ブルッフ:『ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26』〜
  ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン) ボストン交響楽団
  [録音]1951年1月18日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) シューマン:『交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」』★〜ボストン交響楽団
  [録音]1951年4月25日, ボストン・シンフォニー・ホール/


【CD6】
 1) ベートーヴェン:『交響曲第1番ハ長調Op.21』,
 2) ハイドン:『交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」』〜ボストン交響楽団
  [録音]1950年12月27日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD7】
 1) ラヴェル:『スペイン狂詩曲』★,
 2) ラヴェル:『ラ・ヴァルス』★,
 3) サン=サーンス:歌劇『黄色の王女』序曲,◆
 4) ベルリオーズ:歌劇『ベアトリスとベネディクト』序曲◆,
 5) ラロ:歌劇『イスの女王』序曲◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1949〜1950年, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD8】
 1) ヘンデル:『水上の音楽』(ハーティー版)〜ボストン交響楽団
  [録音]1950年12月26-27日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1951年4月25日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 3) シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』序曲〜ボストン交響楽団
 [録音]1951年1月18日, カーネギー・ホール/

【CD9】
 ブラームス:『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』〜
  アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)ボストン交響楽団
   [録音]1952年8月11日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD10-11】
 1) ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17〜
  マーガレット・ロッジェーロ(メゾ・ソプラノ), レスリー・チャペイ(テノール)、他,
  ハーヴァード・グリー・クラブ, ラドクリフ合唱協会, ボストン交響楽団
   [録音]1953年2月22-23日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD12】
 1) オネゲル:『交響曲第5番「3つのレ」』,
 2) ルーセル:バレエ組曲『バッカスとアリアーヌ』第2番〜
  ボストン交響楽団[録音]1952年10月27日,ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD13】
 R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』Op.35〜
  グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ),ジョゼフ・ド・パスクワーレ(ヴィオラ),ボストン交響楽団
   [録音]1953年8月17日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD14】
 チャイコフスキー:『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.35』〜
  ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)ボストン交響楽団
   [録音]1953年3月29日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD15-16】
 ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』Op.24〜
  シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ:マルグリート),
  デイヴォッド・ポレリ(テノール:ファウスト),
  マルシアル・サンゲル(バリトン:メフィストフェレス),
  ドナルド・グラム(バス:ブランデル),
  マッケンリー・ボートライト(バス:地上のエピローグ),
  ハーヴァード・グリー・クラブ, ラドクリフ合唱協会, ボストン交響楽団
   [録音]1954年2月21-22日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD17】
 1) ショパン:『ピアノ協奏曲第2番Op.21』,
 2) サン=サーンス:『ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44』〜
  アレクサンダー・ブライロフスキー(ピアノ)
  ボストン交響楽団
   [録音]1954年11月29, 24日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD18】
 1) メノッティ:『ヴァイオリン協奏曲イ短調』〜
  トッシー・スピヴァコフスキー, ボストン交響楽団
   [録音]1954年11月8日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) オネゲル:『交響曲第2番』〜ボストン交響楽団
  [録音]1953年3月29日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD19】
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』(全曲)〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年1月23-24日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD20】
 ベルリオーズ:『幻想交響曲Op.14』〜ボストン交響楽団
  [録音]1954年11月14-15日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD21】
 1) ドビュッシー:カンタータ『選ばれた乙女』〜
  ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ), キャロル・スミス(コントラルト),
 ラドクリフ合唱協会,〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年4月11日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) ベルリオーズ:歌曲集『夏の夜』Op.7〜
  ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ), ボストン交響楽団
  [録音]1955年4月12-13日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD22】
 1) ベートーヴェン:『交響曲第5番ハ短調 Op.67』〜ボストン交響楽団,
 2) シューベルト:『交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」』〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年5月2日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD23】
 1) ショーソン:『詩曲 Op.25』◆,
 2) サン=サーンス:『序奏とロンド・ カプリチオーソ イ短調 Op. 28』◆〜
  ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
  ボストン交響楽団[録音]1955年12月14日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 3) ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17より
  「キャピュレット家の大宴会」「愛の場面」「愛の情景」〜ボストン交響楽団
   [録音]1953年2月22-23日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD24】
 チャイコフスキー:『交響曲第4番ヘ短調Op.36』〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年11月7日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD25】
 ブラームス:
  1) 『交響曲第2番ニ長調Op.73』◆, 2) 『悲劇的序曲Op.81』◆〜
   ボストン交響楽団[録音]1955年12月5日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD26】
ベートーヴェン:
 1) 『レオノーレ序曲第2番Op.72a』◆,
 2) 『レオノーレ序曲第3番Op.72a』◆,
 3) 『レオノーレ序曲第1番Op.138』◆〜
  ボストン交響楽団[録音]1956年2月26-27日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 4) ベートーヴェン:『フィデリオ序曲』◆〜
  ボストン交響楽団[録音]1955年11月9日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 5) ベートーヴェン:『コリオラン序曲』◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年2月26-27日, ボストン・シンフォニー・
ホール/

【CD27】
 1) ドビュッシー:『亡き王女のためのパヴァーヌ』〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年2月26-27日, ボストン・シンフォニー・ホール/
  2) ラヴェル:
   『スペイン狂詩曲』,
   3) 『ボレロ』〜ボストン交響楽団
  [録音]1956年1月23日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 4) 『ラ・ヴァルス』〜ボストン交響楽団
  [録音]1955年12月5日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD28】
 ベートーヴェン:『交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」』〜
  ボストン交響楽団[録音]1955年8月16日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD29】
 ドビュッシー:神秘劇『聖セバスティアンの殉教』〜
  フローレンス・コプレフ(コントラルト), キャサリン・エイコス(コントラルト),
  フィリス・カーティン(ソプラノ), ニュー・イングランド音楽院合唱団,
  シャルル・ミュンシュ(聖者:語り), ボストン交響楽団
    [録音]1956年1月29日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD30】
 ベートーヴェン:『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61』〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)ボストン交響楽団
   [録音]1955年11月月27-28日,ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD31】
 チャイコフスキー:
  1) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』〜ボストン交響楽団
   [録音]1956年3月12日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) 『フランチェスカ・ダ・リミニ』〜ボストン交響楽団
  [録音]1956年4月23日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD32】
  モーツァルト:
  1) 『クラリネット協奏曲 イ長調K.622』〜
   ベニー・グッドマン(クラリネット)ボストン交響楽団[録音]1956年7月9日, タングルウッド/
  2) 『クラリネット五重奏曲 イ長調K.581』
  ベニー・グッドマン(クラリネット)ボストン・シンフォニー四重奏団
   [録音]1956年7月12日, タングルウッド/

【CD33】
 1) ピストン:『交響曲第6番』◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1956年3月12, 14日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) マルティヌー:『交響曲第6番「交響的幻想曲」』◆〜
  ボストン交響楽団[録音]1956年4月23日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD34】
 ブラームス:『交響曲第1番ハ短調Op.68』◆〜
  ボストン交響楽団[録音]1956年11月19日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD35】
 1) チャイコフスキー:『弦楽セレナード ハ長調 Op.48』〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年3月13日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) バーバー:『弦楽のためのアダージョ Op.11』,
 3) エルガー:序奏とアレグロ Op.47〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年4月3日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD36】
 プロコフィエフ:『バレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲Op.64bis/Op.64ter/Op.101』より◆ 
  「情景(第1組曲、第2曲)」「朝の踊り(第3組曲、第2曲)」
  「少女ジュリエット(第2組曲、第2曲)」「無言劇(第1組曲、第5曲)」
  「モンタギュー家とキャプレット家(第2組曲、第1曲)」
  「踊り(第2組曲、第4曲)」「僧ローレンス(第2組曲、第3曲)」
  「タイボルトの死(第1組曲、第7曲)」
  「別れの前のロメオとジュリエット(第2曲、第5曲)」
  「朝の歌(第3組曲、第5曲)」
  「ジュリエットの墓の前のロメオとジュリエットの死(第2組曲、第7曲/第3組曲、第6曲)」〜
   ボストン交響楽団[録音]1957年2月11, 13日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD37】
 1) ウォルトン:『チェロ協奏曲』,
 2) ブロッホ:『シェロモ』★〜
  グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)ボストン交響楽団
  [録音]1957年1月28,30日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD38】
 1) ドビュッシー:交響詩『海』,
 2) イベール:交響組曲『寄港地』〜ボストン交響楽団
  [録音]1956年12月9-10日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD39】
 フランク:『交響曲ニ短調』〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年3月11日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD40】
 ワーグナー:
  1) 歌劇『タンホイザー』より「序曲とヴェーヌスベルクの音楽」,
  2) 楽劇『ワルキューレ』より「魔の炎の音楽」,
  3) 楽劇『神々の黄昏』より「ジークフリートのラインへの旅」〜
    ボストン交響楽団[録音]1957年4月1日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD41-42】
 ベルリオーズ:宗教的三部作『キリストの幼時』Op.25〜
  チェーザレ・ヴァレッティ(テノール:語り手、百人隊長),
  フローレンス・コプレフ(コントラルト:マリア), ジェラール・スゼー(バリトン:ヨセフ),
  ジョルジョ・トッツィ(バス:ヘロデ、ポリュドルス、家の主人), ルシアン・オリヴィエ(バリトン),
  ニュー・イングランド音楽院合唱団, ボストン交響楽団
   [録音]1956年12月23-24日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD43】
 1) プロコフィエフ:『ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16』◆〜
  ニコール・アンリオ=シュヴァイツァー(ピアノ)ボストン交響楽団
   [録音]1957年2月13日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) バーバー:『メデアの瞑想と復讐の踊り Op.23a』◆
  ボストン交響楽団[録音]1957年4月10日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD44】
 メンデルスゾーン:
  1) 『交響曲第4番イ長調 Op.90「イタリア」』〜ボストン交響楽団
   [録音]1958年2月18日, ボストン・シンフォニー・ホール/
  2)『交響曲第5番ニ長調 Op.107「宗教改革」』〜ボストン交響楽団
   [録音]1957年10月28日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 3)スミス:『星条旗』★〜ボストン交響楽団

【CD45】
 ベルリオーズ:交響曲『イタリアのハロルド』Op.16〜
  ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)ボストン交響楽団
  [録音]1958年3月31日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD46】
 ベートーヴェン:『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年12月2日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD47】
 ラフマニノフ:『交響曲第3番ニ短調Op.30』〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年12月29日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD48】
 ワーグナー:
  1) 楽劇『神々の黄昏』より「ブリュンヒルデの自己犠牲」,
  2)楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「前奏曲と愛の死」〜
   アイリーン・ファーレル(ソプラノ)ボストン交響楽団
    [録音]1957年11月25日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD49】
 1) ラヴェル:『ピアノ協奏曲ト長調』,
 2) ダンディ:『フランス山人の歌による交響曲 Op.25』〜
  ニコール・アンリオ=シュヴァイツァー(ピアノ)ボストン交響楽団
   [録音]1957年11月25日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD50】
 ブラームス:『ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15』〜
  ゲイリー・グラフマン(ピアノ)ボストン交響楽団
  [録音]1958年4月9日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD51】
 1) デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』,
 2) サン=サーンス:交響詩『オンファールの糸車』Op.31〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年11月4日,ボストン・シンフォニー・ホール/
 3) ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』〜ボストン交響楽団
  [録音]1958年2月19日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD52】
 ドビュッシー:『管弦楽のための映像』〜ボストン交響楽団
  [録音]1957年12月16日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD53】
 ブラームス:『交響曲第4番ホ短調 Op.98』◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1958年10月27日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD54-55】
 J.S.バッハ:『ブランデンブルク協奏曲』(全6曲)〜
  ジェームズ・スタリアーノ&ハリー・シャピロ(ホルン),
  ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ),リチャード・バージン(ヴァイオリン),
  ロジャー・ヴォワザン(トランペット), ドゥリオ・アントニー・ドワイヤー(フルート),
  ジェームズ・バッポートサキス(フルート), ルーカス・フォス(ピアノ), ボストン交響楽団
   [録音]1957年7月8-9日, タングルウッド/

【CD56】
 ベートーヴェン:『交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」』◆〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ), モーリン・フォレスター(コントラルト),
  デイヴィッド・ポレリ(テノール), ジョルジョ・トッツィ(バス),
  ニュー・イングランド音楽院合唱団, ボストン交響楽団
   [録音]1958年12月21-22日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD57】
 ベートーヴェン:『交響曲第8番ヘ長調 Op.93』〜ボストン交響楽団
  [録音]1958年11月30日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD58】
 1) メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64』,
 2) プロコフィエフ:『ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63』◆〜
  ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)ボストン交響楽団
   [録音]1959年2月23-25日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD59】
 シューベルト:『交響曲第9番ハ長調 D.944「ザ・グレイト」』〜ボストン交響楽団
  [録音]1958年11月19日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD60】
 サン=サーンス:『交響曲第3番ハ短調 Op.78「オルガン」』〜
  ベルイ・ザムコヒアン(オルガン),
  バーナード・ジゲラ&レオ・リトウィン(ピアノ)ボストン交響楽団
   [録音]1959年4月5-6日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD61】
 イーズリー・ブラックウッド:『交響曲第1番Op.3』★,
 2) アレクセイ・ハイエフ:『交響曲第2番』★〜
  ボストン交響楽団[録音]1958年11月9, 30日,ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD62】
 チャイコフスキー:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35』〜
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)ボストン交響楽団
  [録音]1959年2月9日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD63】
 マーラー:1) 『さすらう若人の歌』, 2) 『亡き子をしのぶ歌』〜
  モーリン・フォレスター(コントラルト)ボストン交響楽団
  [録音]1958年12月28-29日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD64-65】
 ベルリオーズ:『レクイエム Op.5』〜
  レオポルド・シモノー(テノール), ニュー・イングランド音楽院合唱団, ボストン交響楽団
   [録音]1959年4月26-27日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD66】
 1) ショパン:『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』,
 2) メンデルスゾーン:『華麗なカプリッチョ ロ短調』◆〜ゲイリー・グラフマン(ピアノ)ボストン交響楽団
  [録音]1960年3月14日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD67】
 ドヴォルザーク:『チェロ協奏曲ロ短調Op.104』〜
  グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)ボストン交響楽団
  [録音]1960年2月22日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD68】
 ベルリオーズ:
  1) 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9, 2) 歌劇『ベアトリスとベネディクト』序曲,
  3) 序曲『海賊』Op.21〜ボストン交響楽団
   [録音]1958年12月1日, ボストン・シンフォニー・ホール/
  4) 歌劇『ベアトリスとベネディクト』序曲,
  5) 歌劇『トロイ人』より「王の狩りと嵐」〜ボストン交響楽団
   [録音]1959年4月6日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD69】
 ベートーヴェン:
  1) 『ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15』〜
   スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)ボストン交響楽団
    [録音]1960年11月2-3日, ボストン・シンフォニー・ホール/
  2) 『ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54〜スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
  [録音]1960年11月29-30日, ニューヨーク、ウェブスター・ホール/

【CD70】
 シューマン:
  1) 『交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」』, 2) 『「マンフレッド」序曲 Op.115』〜
   ボストン交響楽団[録音]1959年10月5日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD71】
 メンデルスゾーン:
  1) 『交響曲第3番イ短調 Op.56「スコットランド」』〜
   ボストン交響楽団[録音]1959年12月7日, ボストン・シンフォニー・ホール/,
  2) 『八重奏曲 変ホ長調Op.20』より「スケルツォ」〜ボストン交響楽団
   [録音]1960年3月7日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD72】
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』(全曲)〜
  ボストン交響楽団, ニュー・イングランド音楽院合唱団
   [録音]1961年2月26-27日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD73】
 1) プーランク:『オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調 FP 93』◆〜
  ベルイ・ザムコヒアン(オルガン)エヴァレット・ファース(ティンパニ)ボストン交響楽団
  [録音]1960年10月9日, ボストン・シンフォニー・ホール/
 2) ストラヴィンスキー:『カルタ遊び』◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1960年11月7日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD74】
 1) チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』,
 2) R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』Op.28〜
  ボストン交響楽団
  [録音]1961年4月3, 20日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD75】
 1) シューベルト:『交響曲第2番変ロ長調 D.125』,
 2) ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』より
   「序曲」「第5曲:アダージョ」「第16曲:フィナーレ」〜
  ボストン交響楽団[録音]1960年3月7日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD76】
 ベルリオーズ:『幻想交響曲 Op.14』〜ボストン交響楽団
  [録音]1962年4月7日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD77】
 ミヨー:
  1) 『プロヴァンス組曲 Op.152b』〜ボストン交響楽団
    [録音]1960年11月21日, ボストン・シンフォニー・ホール/
  2) バレエ音楽『世界の創造』Op.81〜ボストン交響楽団
    [録音]1961年3月13日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD78】
 ドヴォルザーク:『交響曲第8番ト長調 Op.88』◆〜ボストン交響楽団
  [録音]1961年3月13日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD79-80】
 ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17〜
  ロザリンド・エリアス(メゾ・ソプラノ),チェーザレ・ヴァレッティ(テノール),
  ジョルジョ・トッツィ(バス), ニュー・イングランド音楽院合唱団, ボストン交響楽団
   [録音]1961年4月23-24日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD81】
 1) ショーソン:『交響曲変ロ長調 Op.20』◆,
 2) フランク:交響詩『呪われた狩人』〜ボストン交響楽団
  [録音]1962年2月26日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD82】
 ラヴェル:
  1)『ボレロ』, 2)『亡き王女のためのパヴァーヌ』, 3)『ラ・ヴァルス』〜
  ボストン交響楽団[録音]1962年3月26日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD83】
 ドビュッシー:
  1) 『牧神の午後への前奏曲』◆, 2)『夜想曲』より◆「雲」「祭」, 3) 交響組曲『春』◆〜
  ボストン交響楽団[録音]1962年3月13日,ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD84】
 チャイコフスキー:『交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」』〜ボストン交響楽団
  [録音]1962年3月12日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD85】
 メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64』★,
 2) J.S.バッハ:『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041』〜
  ハイメ・ラレード(ヴァイオリン)ボストン交響楽団
  [録音]1960年12月24, 26日, ボストン・シンフォニー・ホール/

【CD86】
 1) ラヴェル:『高雅で感傷的なワルツ』,
 2) フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』,
 3) ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』Op.24より
  「鬼火のメヌエット」「妖精の踊り」「ラコッツィ行進曲」〜
   フィラデルフィア管弦楽団
    [録音]1963年3月14日, フィラデルフィア、タウン・ホール/



<国内盤> 


ALPHA



Alpha246
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
モーツァルト:弦楽四重奏曲第16・19番、ディヴェルティメント第1番
 1. 弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 KV428
 2. ディヴェルティメント ニ長調 KV136
 3. 弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 KV465「不協和音」
ヴァン・カイック四重奏団
 ニコラ・ヴァン・カイック(vn1)
 シルヴァン・フォーヴル=ビュル(vn2)
 グレゴワール・ヴェッキオーニ(va)
 フランソワ・ロバン(vc)

 続々と新世代が登場するカルテット界、Alphaの目のつけどころに感服!
 現代楽器で、このモーツァルト...!弦楽四重奏—−年を追うごと確実に新たな才能があらわれる世界。21世紀型の気鋭集団も次から次へと現れ、とくにフランス語圏は魅力的なグループが多く活況なように思います。
 アルデオSQやヴォーチェSQなどもそうですが、古楽シーンを中心にフランスで「小規模レーベルの革命」と呼ばれたカリスマ的レーベルAlphaが新たに鳴り物入りで紹介するヴァン・カイック四重奏団は、古楽器使用でなく現代楽器でモーツァルトに正面から向き合い、ドキドキするほどのパフォーマンスをあげてみせる、先が楽しみすぎる才人集団!
 「弦16本で奏でるオペラ」と題された解説(全訳付)からして面白いのですが、スタイリッシュに様式感をふまえながらも鼻息荒く、スリリングな丁々発止のやり取りをリスクぎりぎりまで攻めてみせる演奏スタイルはあらためて刺激的!
 選曲も彼らの持ち味を3通りに示してくれる充実度で、不思議な浮遊感と熾烈な勢いのバランスが魅力の第16番、センスのよい上品さがきわだつ初期のディヴェルティメント、そしてシンフォニックな充実度満点の「不協和音」...と、どれから聴きはじめても興奮必至!
 さすがAlphaレーベル、目の付けどころに唸らされる新発見の1枚!お見逃しなく。
 


Alpha237
(国内仕様盤)
\2900+税
J.S.バッハ:
 6つのトリオ・ソナタよりBWV252, 5227-530
  〜リコーダーとチェンバロ、フォルテピアノ編〜

 [1]-[3] 第5番 ハ長調 BWV529
  リコーダー&チェンバロ
 [4]-[6] 第4番 ホ短調 BWV528
  リコーダー&フォルテピアノ
 [7]-[9] 第1番 変ホ長調 BWV525
  リコーダー&チェンバロ
 [10]-[12]第3番 ニ短調 BWV527
  リコーダー&フォルテピアノ
 [13]-[15] 第6番 ト長調 BWV530
  リコーダー&チェンバロ
ヤン・ファン・へッケ(リコーダー)
マルヴィル

 若さほとばしる、正確なフレージングでバッハを再発見。
 ブルージュ古楽コンクールにおいて才能を見出された若きリコーダー奏者のヤン・ファン・へッケが、バッハのオルガン曲「6つのトリオ・ソナタ」を経験豊かな鍵盤奏者のマルヴィルとともにリコーダーと鍵盤用にアレンジ。
 もともとオルガン独奏用のトリオ・ソナタ形式ではありますが、リコーダーが受け持つことによって際立つリコーダーの旋律と、曲によってチェンバロ、フォルテピアノと変わる組み合わせの妙はバッハの傑作に新たな光を当てます。
 さらなる活躍が期待される若さ溢れる演奏です
 

Alpha238
(国内仕様盤)
\2900+税
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番&第4番「ドゥムキー」
  ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 作品65
  ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 作品90「ドゥムキー」
ブッシュ・トリオ
 マテュー・ファン・ベリエン(ヴァイオリン)
 オリ・オプステイン(チェロ)
 オムリ・オプステイン(ピアノ)

 若き俊才たちによるドヴォルザークのピアノ付き室内楽曲シリーズ発動。
 往年の名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ(1891-1952)よりその名をとり、すでに数々のコンクールでも受賞歴を誇る若きブッシュ・トリオ。
 アルテミス四重奏団や、ミゲル・ダ・シルヴァをうならせた彼らの演奏でアルファ・レーベルとエリザベート王妃音楽院(ベルギー)とともとにそのチェレンジがはじまりました。
 作曲家への深い理解と解釈をもってアントニン・ドヴォルザークのピアノ付き室内楽作品の全曲録音にJAN:4526537 161275 挑みます。




ARCANA



Mer-A340
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
グナール・レツボール(vn)
 ベルターリ:3声と4声のソナタ集
  〜神聖ローマ皇帝のヴァイオリン芸術家

 『いとも甘美なるプロティミア:
  三つ、または四つの楽器のための12のソナタ』
  (1672年歿後出版・全曲)
グナール・レツボール(vn)指揮
アルス・アンティクヮ・アウストリア
  (古楽器使用)
 イリア・コロル(vn2/va)
クレール・ポッティンガー=シュミット(vg)
 ヤン・クリゴフスキー(ヴィオローネ)
 ノルベルト・ツァイルベルガー(org/cmb)
 フーベルト・ホフマン(アーチリュート)

 オーストリア古楽界の筋金入り異才レツボールが同国音楽史上屈指の大物に正面から取り組んだ名盤Arcanaレーベルの創業者ミシェル・ベルンステンの確かな慧眼あればこそ、全世界へ向けて大きく羽ばたき得た才能あふれる古楽器奏者は枚挙に暇がありませんが、バロック・ヴァイオリンの天才的演奏家にして入念な音楽史研究者でもあるグナール・レツボールもそのひとり。
 Arcanaレーベルではとくにオーストリア音楽史上の知られざる(というより、音楽史の専門家たちにはあまりに有名であるにもかかわらず、リスナーに届くところで演奏される機会に恵まれていない)巨匠たちを続々とりあげ、すばらしいアルバムで世界に広めてきました。
 ベルンステン急逝直前にリリースされ、安定供給がなされてこなかったアルバムの再確保が続く中、これも見過ごせない、日本語解説付で広める価値のある逸品!
 ベルターリは17世紀イタリア出身の作曲家で、ウィーンの皇帝レオポルト1世のもと楽長として君臨、同時にヴァイオリンというイタリア出自の楽器の比類ない名手として名を馳せた男。歿後出版されたこの曲集には、幾筋もの弦の音色をからみあわせ、絶妙の演奏技巧で妙なる響きをつくりだすベルターリの技量がいかんなく示されています。
 名手続々の頼れる演奏で、1曲ごと短い作品の美質を隅々まで…解説(訳付)も内容充実、注目せずにおれません!




COO RECORDS


COO-044
\2800+税
SPRITE スプライト
 1.シューベルト「アヴェ・マリア」
 2-7. バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」
  棒踊り
  帯踊り
  足踏み踊り
  アルペンホーンの踊り
  ルーマニアの“ポルカ”
  速くて細かいステップの踊り
 8. ショパン「雨だれの前奏曲」
 9. リスト「ため息のエチュード」
 10. アルベニス「コルドバ」
 11. ドビュッシー「アラベスク第1番」
 12. モーツァルト
  「きらきら星の主題による12の変奏曲」
 13. カッチーニ「アヴェ・マリア」
 14. ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」
川瀬由紀子(P)

 ソロからアンサンブルまで、ジャンルの壁をこえて活躍するマルチピアニスト川瀬由紀子。その素直に語りかける音色は軽やかなそよ風のように揺らぎをもたらし、またある時には嵐のように音楽ファンの心を揺り動かします。
 ティーポットと自然をイメージしたジャケットは想像力をかきたて、生活から解き放ち様々な世界をみせてくれます。
 モーツァルトからガーシュインまで、どこかで耳にしたことがある親しみのある楽曲を収録し飽きることのない曲構成。アーティスト本人による解説付き。
 教育者としての立場からもピアノの発表会でも取り上げられる曲を多く選曲、教則CDとしてとしての効果も見込めます。
 様々なジャンルのコンサートを多数行い着実にファンの数を増やし続けている、まさに今が旬のピア二ストです。




GRAMOLA


GRML99047
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ウィーン古典派、18世紀から19世紀へ
  〜短調の弦楽四重奏曲をめぐって〜

 プレイエル:
  ①弦楽四重奏曲 ト短調 op.2-3(Ben.309)
 チェルニー:
  ②弦楽四重奏曲 ニ短調
 ヴェルナー(楽譜校訂:ハイドン):
  ③フーガ 第4番 ハ短調
 ハイドン:
  ④弦楽四重奏曲 第61番 ヘ短調「剃刀」 Op.55-2(Hob.III:61)
ハイドン四重奏団
 フリッツ・キルヒャー(vn1)
 マルティン・コチシュ(vn2)
 ゲルスヴィント・オルトホフ(va)
 ニコライ・ネフ(vc)

 チェルニーまで!気になる作曲家続々の選曲で辿るウィーン楽壇の流れ…それぞれの短調、絶品名演で古典派からロマン派にいたるウィーン楽壇の作曲家たちには、大御所たち(三大古典派やシューベルト)もさることながら、「お!」と思わずにおれない注目の人材が多いことを、この1枚はあらためて教えてくれます。
 ポイントは「弦楽四重奏曲の流行」と「短調」。18世紀後半、1781年にハイドンが作品33の四重奏曲集を楽譜出版して以来、この曲種は爆発的な人気を博すのですが、そのすぐれた書き手たちの多くが歴史に埋もれてしまっているところ、たとえば後年パリでプレイエル・ピアノ社を成功させ有名になったプライエルや、多くの方がピアノ作曲家としてしか認識していないであろう、ベートーヴェンの門弟としても知られるチェルニーなども見過ごしがたい逸品を書いていたことは、改めて広く知られるべき幸福な事実ではないでしょうか?
 プライエル(プレイエル)はハイドンの門弟でもあり、手際よい室内楽の名品を多く書いた人。チェルニーの室内楽曲はきわめて希少で、ここで演奏されている1曲は手稿譜でしか残っていない、2006年に初めて印刷された楽譜による逸品。ほどよい初期ロマン派の気配がたまりません。
 ヴェルナーはハイドン幼少期の恩人で、オラトリオの序曲をハイドンが四重奏用に編曲したフーガも味わい深い内容。選曲絶妙の1枚なのです。
 

GRML98807
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
シューベルトと、舞踏のひとときを
 〜オーストリアの舞曲によるピアノ作品〜

 ①17のドイツ舞曲、別名レントラー D.366
 ②ドイツ舞曲またはワルツ 嬰ハ短調 D.139
 ③11のエコセーズ D.781 ④メヌエット嬰ハ短調 D.600
 ⑤二つのレントラー 変ホ長調 D.679
 ⑥アントン・ディアベッリのワルツによる変奏曲 D.718
 ⑦12の高雅なワルツ D.969 ⑧二つのメヌエットと四つのトリオ D.91
 ⑨ワルツ ト長調 D.979 ⑩12のドイツ舞曲と二つのエコセーズ D.783
 ⑪12の「ウィーンの貴婦人のレントラー」と二つのエコセーズ D.734
 ⑫二つのドイツ舞曲 D.841
シャルロッテ・バウムガルトナー
    (ピアノ/ベーゼンドルファー)

 ウィーン生まれ、確かな経歴の持ち主だからこそ弾けるリズム感。シューベルトのルーツを伝える名録音ウィーンの中心部、グラーベン大通り広場に店をかまえる創業92年の老舗レコード店(!)が母体のGramolaレーベルには、諸外国の演奏家のプロジェクトも続々音盤化しているかたわら、この「音楽の都」の楽壇で確かな活躍を続ける筋金入りの演奏家の録音がさまざまなかたちで混じっているのが見逃せないところ。
 ここにご紹介するアルバムはかなり前に発売されていた古い盤なのですが、在庫が確認されたので是非!と日本語解説付で発売せずにおれない1枚。ウィーン生まれ、ウィーン国立音大からインディアナ大学に進み、地元感覚と国際的ピアニズムの双方を身に付けた俊才バウムガルトナーが綴るのは、シューベルトのピアノ曲群のうち、ワルツやドイツ舞曲といった当時のオーストリアでとくに親しまれていた舞曲形式による作品を集めたプログラム!
 仲間たちとの私的な集いを定期的にもち、踊り好きのウィーンっ子たる友人たちのかたわら伴奏で嬉々としてピアノを即興で弾き続け、うまくいったら楽譜に綴って出版していた…という当時を彷彿とさせる演目を、この名手はなんと小気味よいタッチで響かせるのでしょう!
 ウィーンのピアノ・ベーゼンドルファーの音色も絶妙、Gramolaならではの好感度が光る1枚です。




RAMEE



RAM1208
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
16世紀、北ドイツ・バルト海沿岸の音楽
 〜シュトラールズント写本(1585)より〜

 O.ホフマン:①主を信じなさい
 ジョスカン:②おお、いとも思慮深きおとめ(器楽合奏)
 不詳:③あなたは傷をつけました
 アルカデルト:④婚礼が、ガリラヤのカナで
 マイラント:⑤おお、女性たちのなかで最も美しく
 ゼンフル:⑥アレルヤ、主とともにあれ
 スカンデッロ:⑦救世主は死の縄につながれても ⑧あなただけが、主よ
 ランゲ:⑨わたしは神の怒りに従います
 シュトルツァー:⑩祝福あれ、主を畏れる全ての者に
 イザーク:⑪救世主、神の子であらせられるかた
スコラ・ストラルスンデンシス
           (古楽器使用)
〔独唱5、ヴィオラ・ダ・ガンバ5、
 リコーダー5、ドゥルツィアン(ルネサンス・
 ファゴット)、ルネサンス・フルート3、
 オルガネット(ポルタティーヴ・オルガン)〕
 ルネサンスの「意外な美」、さすがRAMEEの視点!
 古楽器+声楽、16世紀の「北の美」に息を飲みます
 実際に「音」にされ演奏を聴くと、びっくりするくらい耳なじみがよかったり、そのなかに思わぬ意外な、オーガニックな魅力あふれる響きの発見があったり…古楽の領域を中心、上質すぎる美麗パッケージとともに「知られざる美しい音」をみつけだしてくるのがあまりにうまいRameeレーベル。
 諸般の事情から発売時にご紹介できなかった傑作盤がいくつか在庫確認できましたので、徐々にご紹介してゆくのですが、まっさきにお届けしたいのが、これ!
 ブクステフーデやスヴェーリンクら偉大なオルガン芸術家たちが活躍を始める前の、16世紀のドイツ北方の音楽世界——ポーランド国境にも近いシュトラールズントに伝えられてきた1585年制作の写本をもとに、当時この地で演奏されていたゼンフル、イザーク、シュトルツァー、あるいはフランドル楽派の巨匠たちの音楽などを、ガンバ合奏+リコーダー合奏+ソリスト重唱を中心とした大規模室内楽風の精鋭集団で織り上げてゆく内容で、ア・カペラだと少し聴きにくい?と感じられる「楽器寄り」のクラシック・ファンにもおすすめできる、ガンバやリコーダーと人の声との交錯がえもいわれぬ美を醸し出す1枚です。
 北ドイツの峻厳さというより、北欧の清らかさに近い世界かも——ダウランドのガンバ合奏などがお好きな方にもお奨め。発見にみちた1枚!
 .


RAM1109
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
こういう天才がパーセル以降ヘンデル以前のイギリスに存在していたのである
 ヨハン・クリフトフ・ペープシュ (1667-1752)
  〜18世紀ロンドン、演奏会生活の幕開け〜

  ヨハン・クリストフ・ペプーシュ:
   ①歌劇『乞食オペラ』序曲
   ②5声の協奏曲 ト短調 〜オーボエ、
            弦楽合奏と通奏低音のための
   ③ヴァイオリン協奏曲 イ長調
   ④6声の合奏協奏曲 ニ長調
      〜トランペット、弦楽合奏と通奏低音のための
   ⑤ヴァイオリン協奏曲 イ短調
   ⑥合奏協奏曲 変ロ長調
       〜ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための
   ⑦6声の合奏協奏曲 ヘ長調
      〜チェロ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための
   ⑧歌劇『ヴィーナスとアドニス』序曲
ロバート・ローソン指揮
ティクル=フィドル・
  ジェントルメン音楽協会
(古楽器使用)
タッシロ・エーアハルト(vn)
キンガ・ガーボルヤーニ(vc)
マーク・ベイジェント(ob)
サリー・ホルマン(fg)
クリスピアン・スティール・
パーキンズ(tp)

 音楽史に横槍を刺すかのごとく、驚くほど早い作例!

 協奏曲は、英国でまず花開いた?痛快古楽器演奏!
 音楽史上に埋もれた作品や、思いがけない古楽器の響きを見出すことにかけては他の追随を許さない、RAMEEレーベル。
 美麗パッケージが醸す期待感を裏切らない内容は日本でも定評がありますが、ここにお届けする作曲家の名前はおそらく、ヘンデルの伝記をちょっとでも読んだ人ならご存知では——

 そう、これはイタリア・オペラ贔屓の英国人たちを痛烈に風刺し、ヘンデルを人気低迷にまで追いやった大成功作『乞食オペラ』(ジョン・ゲイ台本…のちのヴァイル『三文オペラ』の元ネタ)の作・編曲者として知られたドイツ出身の英国の作曲家、ペプーシュの珍しい協奏曲集なのです!
 アマチュア・リコーダー奏者たちは彼が素晴しいソナタを書いていることもご存知かもしれませんが、しかし合奏曲とは...しかもペプーシュは17世紀末からロンドンに来ていて、協奏曲はヴィヴァルディ『調和の霊感』などよりずっと早く、トレッリやアルビカストロら先達たちと同じ頃から書いていたというから驚きです。その手際よい作風はまったく圧巻、これら傑作がどう生まれたのかは解説参照(訳付)としても、演奏陣のさりげない豪華さも名演が生まれる秘訣のひとつ。
 英国古楽界の大御所が続々、トランペットにC.スティール・パーキンスまで参加しているのに瞠目です!


****

 あの「乞食オペラ」の作曲者ヨハン・クリフトフ・ペープシュ (1667-1752)の見事な協奏曲。
 ペプーシュがロンドンに定住したのは1700年。ヘンデルよりも大分早い。
 彼はその異国の地で活躍、多くの作品を残し、晩年は研究に没頭したという。
 偉大な人だったのだ。

 そしてその音楽はきらびやかで鮮烈。そしてメロディアスで親しみやすいものだった。
 序曲の楽しさも異彩を放つが、ヴァイオリン協奏曲や合奏協奏曲の「鑑賞音楽」としての水準の高さはどうだろう。

 こういう天才がパーセル以降ヘンデル以前のイギリスに存在していたのである。




RICERCAR


MRIC247
(国内仕様盤)
\2700+税
カルミナ・ブラーナ 〜賭博師のミサ〜
 1. Estampida de Rocamadour (器楽)
  Conduit des fous
 2. Introitus: Lugeamus omnes
  Oratio: Fraus vobis. Tibi leccatori
 3. Kyrie cum Jubilo
  Gloria cum Jubilo
 4. Estampita lubrica(器楽)
  Epistola
  Graduale
  Alleluia
  Dansa ad sequentiam(器楽)
  Sequentia Conductus ad evangelium
  Evangelium
 5. Credo
 6. Offertorium: Loculum humilem
  Stola iocundatis(器楽)
 7. Sanctus - Sanctus des enfants
  Oratio: Effunde domine iram tuam
  Pater noster
  Et maledictio Dei Patris
 8. Agnus Dei
 9. Communio: Mirabantur omnes inter se
  Procurans odium (器楽)
  Hunc diem leti ducamus
  Et maledictio decii
  Benedicamus Domino
アンサンブル・ミレナリウム
ナミュール室内合唱団
アンサンブル・サレンテス
 カルミナブラーナといえばオルフのものが有名ですが、こちらは中世のオリジナル。
 中世の写本カルミナブラーナには“賭博師たちのミサ”と題されたものがありました。まるで酒宴の神バッカス“博打の主”を崇拝するためのような曲。
 13世紀の時代にはクリスマスと新年の間にこのような馬鹿騒ぎが行われていました。
 このおふざけのミサ曲と純粋なグレゴリア聖歌を交互に演奏し、当時の美しいフランスの教会で行われていたお祭ミサを再現したアルバムです。
 *製造元でプレス切れ商品のため、数量限定でのご案内です。
 

MRIC228
(国内仕様盤)
\2500+税
マルタン・ル・フラン「女性の擁護者」
 〜デュファイとバンショワの曲にのせて〜

 ギヨーム・デュファイ(1400年頃-1474)
  Bon jour bon mois, bon an et bonne estraine
  Donnes l'assault a la fortresse
  J'ay grant dolour
  Se la face ay pale
  Ce moys de May
  Estrines moy, je vous estrineray
  Mon cuer me fait tous dis penser
  Quelle fronte signorille in paradiso
  Seigneur Leon
 ジル・バンショワ(1400頃-1460)
  Nous nous voyons bien malebouche
  Dueil angoisseus
  Adieu, adieu
  Filles a marier
  Triste plaisir
  Estrines moy
  Je loys mors
 マルタン・ル・フラン(1410年頃-1461)の詩
  Prologue
  L'assault de Malebouche
  Cristine de Pizan
  L'Amour selon Brief Conseil
  L'Amour selon Le Champion
  Corps de femme
  Dufay et Binchois
コンティネンス・パラディージ
ヴィッテ・ヴェーバー(ソプラノ)
マルクス・シコラ(テノール)
タイス・オハラ(ヴィエール/レベック)
マルチェロ・オハラ(ヴィエール/レベック)
菅原徳尚(ヴィエール/リュート)
ロジェリオ・ゴンサルヴェス(ショーム/パーカッション)
オリヴィエ・ベットン(朗読)
 中世ヨーロッパにおける『女性の擁護者』を取りまく3人の芸術家が今またひとつに。
 マルタン・ル・フランの『女性の擁護者』は中世の時代において女性の地位を論議する重要な詩集でありました。
 ブルゴーニュ宮廷の作曲であったデュファイとバンショワの音楽はその詩の世界をそのままに表現しています。
 コンティネンス・パラディージは15世紀の女性の世界を取り巻き擁護した3人の芸術家の作品を朗読と演奏を取り混ぜて再構成し、当時の豊かで重要な芸術の世界を再現しました。




Con anima RECORDS


CONR 16 001
\2800+税
スパークリング・ホルンズ
 R.シュトラウス:3つのホルン四重奏曲TrV270/
 ティペット:4本のホルンのためのソナタ/
 ボウエン:2つのホルン四重奏曲/
 フランセ:夜想曲と嬉遊曲/
 ピルヒナー:ボーン・フォー・ホルンPWV36
ザ・ホルン・カルテット
 安土 真弓、
 五十畑 勉、
 岸上 穣、
 日高 剛(Hrn)
 安土真弓(名古屋フィル)、五十畑勉、岸上穣(都響)、日高 剛(東京藝大准教授)の4人による、2014年に結成されたThe Horn Quartet、待望のデビューアルバム!
 2015年10月、東京オペラシティ・リサイタルホールにてデビューコンサートを行い、そのサウンドの美しさ・変幻自在な音楽表現が絶賛された。
 『しなやかさと輝かしさをあわせ持つ、稀有のホルン・アンサンブル』と評された音を収めた、渾身の1枚。
 ホルンカルテットの新境地を開く“ザホル”の響きを、どうぞお楽しみください!

<映像>

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SONY(映像)



8898530891-9
(Blu−ray)
\4000→\3690
ソーニャ・ヨンチェヴァ、ヤニック・ネゼ=セガン/
 ヴェルディ:歌劇『オテロ』

   ヴェルディ:歌劇『オテロ』(全曲)
ソーニャ・ヨンチェヴァ(デズデーモナ),
アレクサンドルス・アントネンコ(オテロ),
ジェリコ・ルチッチ(イヤーゴ),
ジェニファー・ジョンソン・カーノ(エミーリア),
ディミトリ・ピッタス(カッシオ),
チャド・シェルトン(ロデリーゴ),
ギュンター・グロイスベック(ロドヴィーコ),
ジェフ・マッツィー(モンターノ), 他,
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団,
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮),
【演出】 バートレット・シャー

8898530890-9
(DVD)
\3900→\3590

 先頃のフィラデルフィア管弦楽団との来日公演でも鮮烈な演奏を披露したヤニック・ネゼ=セガン。
 来日中にレヴァインの後任としてメトロポリタン歌劇場の音楽監督に就任されることが発表されるなど、ノリにノッているネゼ=セガンの新しい映像は、シェイクスピアの傑作悲劇を音楽化したヴェルディ晩年の名作『オテロ』。
 ネゼ=セガンのメトでの映像は『カルメン』に続く2つ目、メトの『オテロ』映像としては、レヴァインの2種(ソニー・クラシカル、DG)、ビシュコフ盤(デッカ)に続き4つ目となります。

 メトの2015/16年シーズンの開幕を飾った新演出だけあって歌手も粒ぞろいです。
 今や世界中のオペラハウスからひっぱりだこのブルガリア生まれのソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァが歌うデズデーモナ。玉を転がすような輝き、若さと瑞々しさに満ちた声は絶賛を浴びています。
 2008年のザルツブルク音楽祭での『オテロ』で、太く暗めの声ながら、実直に熱く魂に想いを込めた絶唱で話題となったアレクサンドルス・アントネンコ。そしてセガンの緊迫感を最大限に高めた指揮。
 トニー賞で最優秀演出賞受賞や、渡辺謙主演の『王様と私』の演出、ブロードウェイや様々なメトロポリタン歌劇場の演出も手がけるバートレット・シャーは、オーソドックスな演出としながらも、オテロの悲劇さを息もつかせぬ音楽ドラマとして見事に表現しています。

 【収録】 2015年10月17日, メトロポリタン歌劇場でのライヴ【歌唱】イタリア語, 【字幕】イタリア語, 英語, ドイツ語, フランス語【収録時間】 165分



ソーニャ・ヨンチェヴァのデビュー・アルバム

SONY
8887501720-2
\2500
ソーニャ・ヨンチェヴァ /パリ、私の愛
 1) マスネ:歌劇『エロディアード』より「Celui dont la parole...Il est doux, il est bon」,
 2) プッチーニ:歌劇『妖精ヴィッリ』より「もしも私が小さな花だったなら」,
 3) グノー:歌劇『サッフォー』より「ここはどこ?」,
 4) マスネ:歌劇『ル・シッド』より「泣け、泣け、わが瞳よ」,
 5) オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より「逃げてしまったの、雉鳥は」,
 6) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「あなたの愛の声に呼ばれて出た家に」,
 7) マスネ:歌劇『タイス』より「あなたですの!神父様」,
 8) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「不思議だわ!」,
 9) メサジェ:歌劇『お菊さん』より「恵みの太陽が輝く日」,
 10) ルコック:歌劇『百人のおとめ』より「私はため息と運命を呪う」
ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ),
フレデリック・シャスラン(指揮)
バレンシア・コミュニティ管弦楽団(バレンシア州立歌劇場管弦楽団)

 今欧米で最も熱い注目を浴びているブルガリアの新星ソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァのデビュー・アルバムがソニー・クラシカルから登場します。

 英国の権威ある『ガーディアン』紙が「彼女こそ現在進行形のスター!」と絶賛を惜しまないことからもその人気と実力がうかがえましょう。
 2010年のドミンゴ主宰による「オペラリア」コンクールで優勝して一躍注目を浴び、2013年のパリ・オペラ座での「ランメルモールのルチア」での圧倒的な成功を経て、2014年にはネトレプコの代役で「ファウスト」(マルグリート)をロンドン、ウィーン、バーデン=バーデンで歌い、まさにその名を世界的なものにしました。
 ラン・ラン、ヴィットリオ・グリゴーロ、フィリップ・ジャルスキーらとともに出演したパリのエッフェル塔前広場で行なわれた2013年の野外ガラ・コンサート(ガッティ指揮フランス国立管)の模様は先日NHK−BSでも放映されたばかりです。世界の主要オペラハウスが彼女に門戸を開くのみならず、スティングやエルヴィス・コステロとの共演などジャンルを超えたコラボレーションにも積極的です。
 ヨンチェヴァにとっての初レコーディングであり、専属契約を結んだソニー・クラシカルへのデビュー盤となるこのアルバムは、「パリ、私の愛」と題された、彼女の今を知る1枚。ヨンチェヴァの成功の舞台となったパリ、しかも19世紀に芸術・文化が花咲いた麗しき「ベル・エポック」時代のパリに焦点を当て、その時代に聴衆を魅了した美しいオペラ・アリアを集めています。
 「ボエーム」「ホフマン物語」「椿姫」など現在のヨンチェヴァをスターダムへとのし上げた十八番だけでなく、ほとんど聴かれることのない珍しい曲を含む、フランス・オペラとオペレッタからのアリアが選ばれた興味深い選曲が光ります。
 彼女の声はリリック・ソプラノをもう少し叙情的にしたもので、滴り落ちるような美しい響きを持っています。ルコック作品での華麗なコロラロゥーラ、「ル・シッド」での抒情性、そして通常はメッゾ・ソプラノが歌う「サッフォー」のアリアまでもその憂いに満ちた歌声でカバーしてしまう芸域の広さにも驚かされます。
 指揮はフランス・オペラでの優れた上演で知られるフラデリック・シャスラン、オーケストラはマゼールやメータら巨匠の薫陶を受けたバレンシア州立歌劇場管で、ヨーロッパで最も音響効果の優れたホールとされるバレンシアのパラウ・デ・ラ・ムジカのレコーディングによるクオリティの高いサウンドも聴きものです。
 【録音】2014年1月、バレンシア、パラウ・デ・ラ・ムジカ

[ヨンチェヴァからのメッセージ]
 「録音された音楽は、私にとっていつもとても大切なものでした。子供のころ、冷たく貧しかったブルガリアでは、クイーンであれピンク・フロイドであれ、マリア・カラスであれ、録音は私にとって外の世界に、たくさんの夢にむかって開かれていた最も大切な窓だったのです。
 ソニー・クラシカルという音楽家にとっても協力で忠実なファミリーの一員になれたことは私にとって非常に名誉なことです。これは美しい音楽に満ちた、エキサイティングなアドベンチャーの始まりなのです。」(ソーニャ・ヨンチェヴァ)



[ソーニャ・ヨンチェヴァ プロフィール]
 1981年、ブルガリア第2の都市プロヴディフ生まれ。生地で声楽とピアノを学び、ジュネーヴ音楽院でダニエレ・ボルストに師事。2007年、パリでウィリアム・クリスティが主宰するアカデミー「ジャルディン・ド・ヴォア(声の庭)」に選抜され、2012年にはサル・プレイエルで上演されたマルク・ミンコフスキ指揮の「ホフマン物語」にも出演。クリスティ指揮のモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」はVirgin ClassicsからDVD化されている。2010年のドミンゴ主宰による「オペラリア」コンクールで優勝して一躍注目を浴びた。2013年、パリ・オペラ座での「ランメルモールのルチア」で圧倒的な成功を収め、2014年にはネトレプコの代役で「ファウスト」(マルグリート)をロンドン、ウィーン、バーデン=バーデンで歌いセンセーションを巻き起こした。


「トラヴィアータ」からどうぞ。
https://youtu.be/ocLfpibNbCw


















8/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS



COV 91611
\2600→\2390
クラウディア・マリア・ラコヴィセアン(ピアノ)
 「晴れた日に 〜ロマン派から前衛へ」
 (1)コープランド:ピアノ変奏曲
 (2)ヴォルフ:メーリケ歌曲集 より
  「妖精の歌」、「祈り」、「隠棲」、「出会い」
   (アーロン・ホロウェイ=ナフム、
    クラウディア・マリア・ラコヴィセアン編曲
     によるピアノ独奏版)
 (3)ドビュッシー:
  前奏曲集 第1巻 より「アナカプリの丘」、「西風の見たもの」、
  前奏曲集 第2巻 より「霧」、「奇人ラヴィーヌ将軍」、「花火」
 (4)マティアス・ピンチャー(1971-):晴れた日に
 (5)リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
クラウディア・マリア・ラコヴィセアン(ピアノ)
 アヴァンギャルドな選曲眼が冴えわたる

 59’39’’

 アヴァンギャルドなクラシックを演奏するグループ、「ザ・ライオット・アンサンブル」のメンバーでもあるピアニスト、クラウディア・マリア・ラコヴィセアンによるアルバム。
 ロマン派と近現代の作品でまとめた、個性的・挑戦的なプログラムが目を引きます。強烈に尖ったコープランド、静謐の中にじわりと音が滲んでいくピンチャーなど、このプログラムだからこそじっくり聴ける、という選曲でしょう。
 「ザ・ライオット・アンサンブル」メンバーのホロウェイ=ナフムとピアニスト自身の編曲によるヴォルフの歌曲も非常に面白く、自然体で伸びやか、かつ大胆な演奏も相まって、編曲作品であることを忘れて聴き入ってしまいます。
 現代的センスに彩られた魅惑のピアノ・アルバムです。

クラウディア・マリア・ラコヴィセアン

ヴォルフ:「出会い」です。短いです。
https://youtu.be/zADHjul53_M




ザ・ライオット・アンサンブルのアルバム

COV 91503
\2600
アプローチング・デュティユー
 アーリーン・シエラ:小さな鶴(2008)
 ホセ・マヌエル・セラーノ:悲しいマドリガル(2014)
 アルネ・ギーショフ:増殖(2014)
 クリス・ロウ:ワイアード(2014)
 ドリュー・シュヌール:リンダズ・ウェイク(2014)
 ジェンナ・ライル:ゴマすり男(2014)
ザ・ライオット・アンサンブル
 「暴動」アンサンブルによるデュティユーに捧げる作品集

 録音:2014 年5 月19-20 日ザ・フォージェ、ロンドン/43’53

 2013 年5 月22 日に亡くなった現代フランスを代表する作曲家アンリ・デュティユーの一周忌を節目に行われたコンサート・プロジェクトの一貫として録音されたアルバム。5 人の新しい作曲家に作品を委嘱し、デュティユーに捧げる作品が演奏されました。
 アーリーン・シエラの「小さな鶴」は、2008 年にデュティユーがウェールズのカーディフ大学を訪問した際に共に作曲された作品です。
 演奏は現代音楽を演奏するアンサンブル、ザ・ライオット・アンサンブル。「暴動」という名前通り、革新的で活力ある演奏をする団体。ロンドンで野外ライヴやYou Tube などの映像を通して、刺激的な音楽を展開しています。





MIRARE


MIR 313
\2300
「第36回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァル」
 J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825 よりPraeludium / シュ・シャオ=メイ
 J.S.バッハ:イギリス組曲第1番 イ長調 BWV.806 よりAllemande / レミ・ジュニエ
 スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.279 / アンヌ・ケフェレック
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284 より第2楽章 / ユリアンナ・アヴデーエワ
 クープラン:小さな皮肉 / イド・バル=シャイ
 シューベルト:ワルツ第10番 D.783 / シャニ・ディリュカ
 シューベルト:創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D.813 より第5変奏 /
  クレール・デセール&エマニュエル・シュトロッセ
 ショパン:夜想曲第5番 嬰へ長調 Op.15-2 / 広瀬悦子
 リスト:巡礼の年 第1年「スイス」 S.160 よりパストラーレ / ニコラ・アンゲリッシュ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101 より第1 楽章 /
  アブデル・ラーマン・エル=バシャ
 ブラームス:インテルメッツォ 変ロ長調 Op.76-4 / アダム・ラルーム
 チャイコフスキー:四季 Op.37a より「6月 舟歌」 / ジョナス・ヴィトー
 グリーグ:ノルウェー舞曲 Op.35 より第2番 / デュオ・ヤーテーコク
 チャイコフスキー:無言歌 Op.40-6 / ボリス・ベレゾフスキー
 フォーレ:舟歌第4番 変イ長調 Op.44 / ジャン=クロード・ペネティエ
 デュカス:ハイドンの名による悲歌的前奏曲 / エルヴェ・ビヨー
 スクリャービン:前奏曲 ホ長調 Op.15-4 / クレール=マリ・ル・ゲ
 デュポン:砂丘の家 より「幸せの憂鬱」 / マリー=カトリーヌ・ジロー
 ファリャ:恋は魔術師 より「魔法の輪」 / ルイス・フェルナンド・ペレス
 サティ:グノシエンヌ第2番 / マタン・ポラト
 ヤナーチェク:霧の中で よりAndantino / ダヴィッド・カドゥシュ
 ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ よりPresque lent / ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
 スクリャービン:練習曲 ロ長調 Op.8-4 / アンドレイ・コロベイニコフ
 シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19 よりLangsam / フローラン・ボッファール
 現役の名ピアニストたちの演奏を集めたコンピレーション・アルバム

 65’31’’

 2016 年に36 回目を迎えるラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァルの公式CD です。
 南仏プロヴァンス地方のラ・ロック・ダンテロンで1981 年より開催されているこのフェスティヴァルは、地元の村長ポール・オノラティニと、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のプロデューサーとしても知られるルネ・マルタンによって創設されました。
 緑豊かな美しい風景とともに楽しむ野外コンサートが大人気で、毎年多くの人が訪れる世界的音楽イベントです。
 このCD はマルタンのレーベル「MIRARE」から発売されているピアノの音源を集めたコンピレーション・アルバムとなっており、フェスティヴァル常連のピアニストが名を連ねています。レーベルのベスト盤としても楽しめる内容です。




THE CHOIR OF KING’S COLLEGE


KGS 0017
\2100
「クリスマスの12日」
 (1)The Angel Gabriel
 (2)Rudolf the Red-nosed Reindee(r 赤鼻のトナカイ)
 (3)Quel est c'est odeur (4)Dormi, dormi
 (5)Have yourself a merry little Christmas
 (6)Let it snow! Let it snow! Let it snow!
 (7)White Christmastime
 (8)Santa baby (9)Christmas Song
 (10)All I want for Christmas
  (恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー)
 (11)I wish it could be Christmas(毎日がクリスマスなら/ウィザード)
 (12)Christmas cards
 (13)Twelve Days of Christmas(クリスマスの12日)
ザ・キングズ・メン
 精緻なアンサンブルで聴く、ライトでポップなクリスマス・ソング

 46’06’’

 男声のみの伝統ある歌唱で名高いケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団。そのメンバーからなるグループ「ザ・キングズ・メン」がクリスマス・ソングをア・カペラで歌いました。
 ポップスをアレンジし、iTunes のクラシック・チャート1 位を記録した前作「After Hours」(KGS 0006)に続く注目作品の登場です。
 「赤鼻のトナカイ」からマライア・キャリーまで、分厚い合唱とは正反対の精緻なアンサンブルで聴くライトでポップなクリスマス・ソング集。ファルセットの使用も鮮やかで美しいです。バッキングやハーモニーまで細かくパートを振り分け組み立てたアレンジと、その凝ったア・カペラ・サウンドを完璧に再現する声の技術に驚かされながらも、愉快な気分を盛り上げてくれる素敵なアルバムです。
 


KGS 0016
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
デュリュフレの「レクイエム」古楽器による演奏!
 デュリュフレ:
  (1)レクイエムOp.9
  (2)グレゴリオ聖歌による4 つのモテットOp.10
  (3)ミサ曲「クム・ユビロ」Op.11
パトリシア・バードン(メゾソプラノ)
アシュリー・リッチーズ(バリトン)
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
 ついに現れた!デュリュフレの「レクイエム」古楽器による演奏!!

 2015年1月(セッション録音)

 SACD ハイブリッド盤。
 誰かがやってくれないかと待ち望んでいたデュリュフレの「レクイエム」の古楽器による演奏がついに登場します。それもエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団という予想以上の一級団体によるものなので、ファンは冷静でいることが困難なリリースと申せましょう。
 もともとデュリュフレの「レクイエム」は1947 年の作。時代的には現代ながらグレゴリオ聖歌を多用した美しい世界は、フォーレの名作以上の清純さで非常に人気があります。オリジナルはチェレスタやタムタムを含む大きな編成でしたが、デュリュフレは1961 年に小管弦楽用に編み直し、ここではその版で演奏されています。わずか55 年前の作品ながら、これほど古楽器演奏がしっくりくる曲も珍しく、ようやく決定盤を手にした満足感を得ることができます。
 もちろん主役は声楽。500 年以上の歴史を持つケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の清澄な響きがSACD の高音質録音で充実感満点。少年合唱による高音域と成人による中低音域による中世の修道院のような男声のみの世界に、メゾソプラノのパトリシア・バードンが聖母のように加わり、心洗われるような清涼感を味わうことができます。
 もうひとつの注目はキングズ・カレッジのオルガン。長期間の修復に入る前最後の演奏となりました。
 この楽器は20 世紀初頭に修繕されましたが、いくつかのパートは1600 年代初頭のものがまだ使われている貴重なもの。400 年前の響きが55 年前の作品をいとも自然に彩っています。







TYXART


TXA 15052
\2600
「後期ロマン派、南ドイツのオルガン作品集」
 (1)ゴットフリート・リューディンガー(1886-1946):
  ソナタ ロ短調 Op.68
 (2)ヨーゼフ・ハース(1879-1960):即興曲 ホ短調
 (3)アントン・ベーア=ヴァルブルン(1864-1929):
  フーガ ホ長調 Op.29-2
 (4)ヨーゼフ・シュミット(1868-1945):
  エレジー ハ短調 Op.48、「苦しみを受け、葬られたまえり」 Op.110-3
 (5)ヨーゼフ・レンナーJr(. 1868-1937):主題と変奏 ハ短調 Op.58
 (6)アルトゥール・ピーヒラー(1896-1974):
  「幼子われらに生まれ」 Op.16-3、夜想曲 Op.39-4
 (7)グスタフ・ガイヤーハース(1888-1976):
  幻想曲とフガート・カプリチオーソ ニ長調
ゲルハルト・ヴァインベルガー(オルガン)
 バッハ以来の伝統と近代の響きが同居したオルガン音楽

 録音:2015年9月/ミュンヘン=モーザッハ、聖マルティン教会/63’10’’/(2)(3)(4)(7)世界初録音

 世界初録音あり、日本語解説付き。
 ラインベルガーの弟子ヨーゼフ・シュミット、レーガーとブルックナーそれぞれの孫弟子にあたるグスタフ・ガイヤーハースなど、偉大なオルガニストの系譜を受け継いだ作曲家たちが顔を並べた、後期ロマン派のオルガン作品集です。
 20 世紀前半の爛熟し完成しきった和声と、バッハ以降連綿と続く伝統的なドイツ・オルガン書法が混ざり合った音楽が教会中を満たします。




CANTALOUPE


CA21117
\2500
Modernists
 1.レノン・マッカートニー:Revolution 9(室内アンサンブル編)/
 2.チャールズ・ウォーリネン:Big Spinoff/
 3.ヴォルフガンク・リーム:ウィル・サウンド/
 4.オーガスタ・リード・トーマス:内なる恋人の最後の独白/
 5.ジョン・オルフェ:ジャーニーマン/
 6.エドガー・ヴァレーズ:ポエム・エレクトロニーク(室内アンサンブル編)
アラーム・ウィル・サウンド/
アラン・ピアソン(指揮)
 録音 2013年7月23日,2014年2月9日

 「ポスト・クラシカル」「ポスト・モダンクラシカル」・・・最近、耳にする機会の多いこのジャンルの音楽。
 主としてストリングを用い、時には電子音も交え、ミニマルの要素も取り入れたりと、つかみどころもなく、それでいて心魅かれる音楽です。
 このアルバムのテーマは「恐怖、怯え」であり、おそらく多くの人にとって馴染みのあるはずの冒頭の曲から、ゾクゾクするような様相を呈しています。ヴァレーズが電子楽器のために書いた「ポエム・エレクトロニーク」も実は恐ろしい音楽です。

 ビートルズの「Revolution 9」はこんな感じ・・・→ https://alarmwillsound.bandcamp.com/album/alarm-will-sound-presents-modernists
 まあもとの曲がアレですから。
 

CA21118
\2500
海の貝殻の物語 ケイト・ムーア(1979-):作品集
 1.The Open Road: No.5‐Whoever you are come forth /
 2.海の貝殻の物語/3.ヴェルヴェット/4.ドロローサ/
 5.私のブーツへのオマージュ/6.壊れた十字架
アシュリー・バスゲート(チェロ)/
ローソン・ホワイト(コンピュータ…4.6)
録音 ニューヨーク ブルックリン,グッド・チャイルド・ミュージック・スタジオ,スタジオG

 オーストラリアの作曲家ケイト・ムーアのチェロ作品集。演奏しているバスゲートとムーアは2009年に出会って以来、何度もコラボレーションを行っており、このアルバムでも「自然界の驚異と内なる声」を描いた6つの作品を生み出しています。
 切ないチェロの音色が美しい冒頭の「Whoever you are come forth 」、奇妙に歪められた音で奏される悲しみの音楽「ドロローザ」、チェロの短いモチーフの上で不思議な歌が奏される「壊れた十字架」など、鮮烈で衝撃的な響きに満たされています。

 試聴ページ→ https://cantaloupemusic.bandcamp.com/album/stories-for-ocean-shells
 

CA21119
\2500
ディヴィッド・ラング:ナショナル・アンセム
 1-5.ナショナル・アンセム
  <our land with peace/our hearts are glowing/
   fame and glory/keep us free/our common fate>/
 6-20.マッチ売りの少女の受難曲
  <おいで、お嬢さん/恐ろしいまでに寒い夜/親愛なる心/
   古いエプロンで/苦行と反省/輝くライト/忍耐、忍耐!/
   ああ、たぶん/わが神よ、お慈悲を/
   彼女は別のマッチに火を点けた/6時間経って/
   彼女は別のマッチをこすり/私が行く時間の時/
   朝の夜明けに/私たちは座り込み、そして叫ぶ>
コルダー四重奏団/
ロサンゼルス・マスター・コラール/
グラント・ガーション(指揮)
 cantaloupeレーベルの創立者の一人、デイヴィッド・ラング(1957-)。
 このアルバムはロサンゼルス・マスター・コラールの演奏による2つの作品を収録したもので、アメリカで人気を誇るコルダー四重奏団との共演による「ナショナル・アンセム」と、2008年、ピューリッツァー賞を受賞した「マッチ売りの少女の受難曲」(全曲としては世界初演)の2曲で構成されています。
 一見、別のテーマを扱っているように見える2つの作品ですが、ラング自身は「国家という大きな世界と、少女の小さな世界は、どちらもお互いを理解することについての共通点を持っていて、周囲の人の苦しみに気づくことが重要だと考える」と述べています。

 試聴ページ→ http://cantaloupemusic.com/albums/national-anthems




ES−DUR



ES-2063
\2700→\2490
メータに大絶賛されたコントラバス奏者ミヒャエル・リーバー
 ヴェニスの謝肉祭

 1.プッチーニ:歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」/
 2.ボッテジーニ:「ヴェニスの謝肉祭」の主題による序奏と変奏曲/
 3.マスネ:タイスの瞑想曲/
 4.スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1/
 5.クーセヴィツキー:悲しみの歌 Op.2/
 6.クーセヴィツキー:小さなワルツ Op.1-2/
 7.ショパン:前奏曲 ホ短調 Op.28-4/
 8.ボッテジーニ:アレグレット・カプリッチョ「ショパン風に」嬰へ短調/
 9.ベッリーニ:歌劇「ノルマ」から「清らかな女神よ」/
 10.ボッテジーニ:「夢遊病の娘」による幻想曲/
 11.プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より「この柔らかなレースの中に」/
 12.メンデルスゾーン:無言歌 第9番「慰め」Op.30-3/
 13.ボッテジーニ:エア「うつろな心」による変奏曲/
 14.モレノ=トローバ:マラビーリャより「恋人よ、わが命よ」
ミヒャエル・リーバー(コントラバス)/
ゲッツ・シューマッハー(ピアノ)
 録音 2010年3月5-7日,10日 ハンブルク NDR,ロルフ=リーダーマン・スタジオ

 指揮者ズービン・メータに「あなたの素晴らしい音に興奮している」と大絶賛されたコントラバス奏者ミヒャエル・リーバー。現在NDR交響楽団の第1コントラバス奏者である彼は、卓越したテクニックで思いのままに楽器を操ることができます。
 ボッテジーニやクーセヴィッキーの作品を除いては、あまりレパートリーが多くないこの楽器ですが、リーバーはオペラ・アリアやピアノ曲などを演奏することで、その隙間を埋めています。
 

ES-2065
\2700→\2490
カプリッチョ 〜
 ハンス・ブレーメ&エルンスト=ローター・フォン・クノール:アコーディオン作品集

  1-2.ハンス・ブレーメ(1904-1957):秋の哀歌とカプリッチョ Op.57/
  3-5.ブレーメ:ディヴェルティメント ヘ長調 Op.59/
  6-9.ブレーメ:組曲 Op.40
   <前奏曲/ワルツ=スケルツォ/
    エレジー風の田園曲/諧謔的なロンディーノ>/
  10-14.エルンスト=ローター・フォン・クノール(1896-1973):組曲
   <インヴェンション/行進曲/歌/カプリッチョ/フィナーレ>/
  15-17.クノール:ソナタ ハ長調
ヘルムート・ヤーコプス(アコーディオン)
録音 2014年&2015年

 20世紀初め、素晴らしいアコーディオンの製作者エルンスト・ホーナー(1886-1965)のために書かれた2人の作曲家の作品集。
 ハンス・ブレーメはベルリンで学び、1928年からはシュトゥットガルトの音楽アカデミーでピアノを教え、1933年のナチスの権力掌握後は、NSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党)のメンバーとなり、プロバガンダのための音楽を書きました。
 その後はシュトゥットガルトで亡くなるまで要職に就いていました。少し前の世代であるクノールも教育者として知られている人です。どの作品もアコーディオンの性能を生かした素朴で美しいもので、郷愁に満ちたメロディが耳に残ります。



.

トーンキュンストラー管弦楽団



TON-2001
\2500→\2290
佐渡&トーンキュンストラー管 第2弾
 ハイドン:交響曲《朝》《昼》《晩》

  交響曲 第6番 ニ長調《朝》Hob.1:6
  交響曲 第7番 ハ長調《昼》Hob.1:7
  交響曲 第8番 ト長調《晩》Hob.1:8
佐渡裕(指揮)
トーンキュンストラー管弦楽団

 佐渡&トーンキュンストラー管弦楽団による第2弾の録音はハイドン(1732-1809)の初期の名作である《朝》《昼》《晩》の3つの交響曲集。
 フランス近代作品や、バーンスタインなどのアメリカ作品、ラフマニノフやレスピーギなどの後期ロマン派作品を得意とする佐渡にとっては、これまでのイメージを覆す選曲のように思えますが、2016年5月に開催された「佐渡裕&トーンキュンストラー管弦楽団日本ツアー」の際にも、演奏前にハイドンへの思いを熱く語るなど、佐渡にとってはとても重要な作品です。

 1761年、エステルハージ侯爵の下に副楽長として仕えることになったハイドン。侯爵から「1日の4つの時間区分を主題に作曲すること」と依頼されたのですが、出来上がったのはこの《朝》《昼》《晩》の三部作で、もしかすれば《夜》もあったのかもしれませんが、存在は謎のままです。
 ともあれ、ハイドンは、当時の作曲技法の限りを尽くし、3つの作品のどれもソロ楽器が活躍する、まるでイタリア風の「合奏協奏曲」のような華やかな作品を創り上げました。
 第6番《朝》は5人の管楽器と弦楽奏者が配置され、協奏曲風のヴァイオリンとチェロ、さらにソロ・コントラバスが加わるという凝ったもの。
 第7番《昼》は3部作の中で唯一自筆譜が残っており、こちらはフランス風序曲の影響を受けた音形が魅力的。
 第8番《夜》の第1楽章はは音楽学者カール・フェルディナンド・ポールが「ブンブンと鳴る蚊の大群がいる夏の晴天の日」と解釈するなど、夜らしくない雰囲気を湛えた曲。
 どの曲にも溢れんばかりのアイデアが張り巡らされた面白い作品です。


佐渡&トーンキュンストラー管弦楽団
第1弾

TON-1001
\2700→\2490
《佐渡裕 音楽監督就任記念》
 トーンキュンストラー管弦楽団

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」/「ばらの騎士」組曲
 交響詩「英雄の生涯」Op.40
  1.英雄
  2.英雄の敵
  3.英雄の伴侶
  4.英雄の戦場
  5.英雄の業績
  6.英雄の隠遁と完成
 7.歌劇「ばらの騎士」より組曲 Op.59
トーンキュンストラー管弦楽団
佐渡裕(指揮)

 2015年秋、ウィーンの名門オーケストラ[トーンキュンストラー管弦楽団]音楽監督に就任した佐渡裕。
 記念すべき、初の共同制作となるこのアルバムで選ばれたのは、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の「英雄の生涯」と「ばらの騎士」組曲。「英雄の生涯」は、シュトラウスの音楽的自伝ともいえる大編成のオーケストラ楽曲で、その管弦楽法は精緻極まるものです。
 この作品を完璧に演奏するためには、オーケストラの「高いアンサンブル能力」が必須であることはもちろん、指揮者とオーケストラの良好な関係も求められることは間違いありません。まさにそのいずれかが不足するだけで、シュトラウスが思い描いた理想の英雄の姿は表出されることはないのです。
 この演奏、第1部の「英雄」冒頭を聴いてみてください。うなる低音を身に纏わせ、ゆったりめのテンポで堂々たる歩みを進める英雄の姿が目前に現れることでしょう。もうこれだけで、マエストロ佐渡とオーケストラの結びつきがどれほど素晴らしいものであるかを実感できるのではないでしょうか。
 波乱万丈のエピソードを経て、曲が終結するまで、一瞬たりとも気を抜くことはできません。そして、センス良く配された「ばらの騎士」組曲で、この素晴らしいアルバムが完結します。ぜひ究極のマリアージュをお楽しみください。

 録音 2015年10月16-20日 オーストリア Auditorium Grafenegg





TWO PIANISTS



TP1039329
\2300→\2090
ユタ交響楽団のコンサート・ミストレス、マデリーネ・アドキンス
 メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集

 ソナタ ヘ長調(1838)
  1.第1楽章:Allegro vivace
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Allegro vivace
 ソナタ ヘ短調 Op.4
  4.第1楽章:Adagio‐Allegro moderato
  5.第2楽章:Poco adagio
  6.第3楽章:Allegro agitato
 ソナタ ニ短調(1825,未完)
  7.Adagio‐Allegro molto
 ソナタ ヘ長調(1820)
  8.第1楽章:Allegro
  9.第2楽章:Andante
  10.第3楽章:Presto
マデリーネ・アドキンス(ヴァイオリン)/
ルイス・マガリャアエス(ピアノ)

 裕福な家庭に育ち、少年時代から音楽的才能を示した"真の神童"メンデルスゾーン(1809-1847)。
 彼は幼い頃から姉ファニーと共に家庭内コンサートで自作を演奏し、集まった聴衆を驚かせるとともに感動させたことで知られています。
 このアルバムに収録されている3曲のヴァイオリン・ソナタ(未完を含む)もそんな少年時代の作品で、「ヘ長調」ソナタはなんと1820年、11歳に作曲されたもの。すでに円熟の雰囲気が感じられる堂々とした音楽を楽しめます。
 その18年後に書かれた「ヘ長調」と比べてみても何の遜色もありません。
 どれも瑞々しく美しいソナタを、2016年のシーズンからユタ交響楽団のコンサート・ミストレスに就任するヴァイオリニスト、マデリーネ・アドキンスが華麗に演奏しています。

  録音 2015年6月20-22日、南アフリカ,ステレンボッシュ大学 エンドラー・ホール



ブラームスやメンデルスゾーンのコンチェルトが少し聴けます。
http://www.madelineadkins.net/listen/




<メジャー・レーベル>
.

SONY


8898532179-2
\2500→\2290
ジョシュア・ベル/ブラームス
 イッサーリスも登場!
  ブラームス:二重協奏曲&ピアノ三重奏曲第1番

 ①ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
 ②ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ短調 作品8
ヴァイオリン:ジョシュア・ベル
チェロ:スティーヴン・イッサーリス
ピアノ:ジェレミー・デンク(②)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

 久方ぶりの来日公演決定!
 実に10年ぶりに来日公演を行うアメリカのトップ・ヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルの2016年来日記念盤です。
 ブラームスの最初期と晩年の作品を意欲的にカップリングしたアルバムで、両方初録音となる作品で、期待が高まります。
 オーケストラには、自らが音楽監督を務めるアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズを起用。




 ■2016年来日公演スケジュール
  ダニエル・ハーディング指揮パリ管弦楽団のソリストして、下記6公演を予定
   ①11月18日(金)NHKホール(NHK音楽祭)
   ②11月20日(日)京都コンサートホール
   ③11月22日(火)ザ・シンフォニーホール
   ④11月23日(水)北九州ソレイユホール
   ⑤11月24日(木)東京芸術劇場
   ⑥11月25日(金)東京芸術劇場




 この動画で一般的な知名度も格段にアップしてしまったジョシュア・ベル。
https://www.youtube.com/watch?v=hnOPu0_YWhw&feature=player_embedded

 ジョシュア・ベルが素性を明かさずひとごみのなかで演奏して、通行人はその演奏のすばらしさに気づくのか?
 人々の視覚と嗜好などの関係についての実験としてワシントン・ポスト紙によって行われたもの。
 そのすばらしさに気づいたのは誰か?

 『ワシントン・ポスト』のコラムニスト、ジーン・ワインガルテン(英語版)の発案で、2007年1月12日の朝のラッシュ時、ベルは野球帽を被り、地下鉄ワシントンメトロのランファン駅にて、ストリートミュージシャンに扮する実験を行った。
 曲目は前日のコンサートと同じものであり、それもメジャーなものだった。
 その様子を隠しカメラで撮影したところ、実験の約45分間でこの横を1,097人が通過したものの、金を置いて行った客は28人、ちゃんと立ち止まって演奏を聞いたのは7人、この人物がベルだと気付いたのはたった1人だった。
 そして、ベルが客から得た金は、ベルだと気付いた一人から得た20ドルを除けば、わずか32.17ドルだった。

 


8898534176-2
\2500→\2290
リュカ・ドゥバルグ/バッハ・ベートーヴェン・メトネル
 1.バッハ:トッカータ ハ短調 BWV911
 2.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 作品10-3
 3.メトネル:ピアノ・ソナタ へ短調 作品5 
リュカ・ドゥバルグ(P)

 来日時演奏したメトネルも収録した 初のスタジオ・アルバム登場
 2015年6月に開催された第15回チャイコフスキー国際コンクール<ピアノ部門>で第4位入賞の新鋭ピアニスト、リュカ・ドゥバルグ。
 世界が注目する権威あるコンクール入賞を夢見て、幼少時から完璧な英才教育を受けた名門校出身の応募者がほとんどの中、リュカの経歴は異色をはなつ。
 11歳からピアノを習い、3年間ピアノをやめベースに転向していた時期もあったがパリ大学に進み、20歳でピアノの勉強を再開。コンクールでは豊かな感性と強烈な個性に彩られた演奏を披露し聴衆から熱狂的な支持を得る。
 コンクールでは第4位入賞以外に特別に「モスクワ音楽批評家協会賞」をただ1人受賞した。6月にはその才能にいち早く注目したクレーメルと一緒に初来日を果たした。

 デビュー盤は2015年11月パリでのライヴ録音だったが本CDはピアニスト=リュカ・ドゥバルグ初のスタジオ・アルバムとなる。6月来日時に圧倒的な演奏を披露したメトネルを収録している。

  録音:2016年2月 ベルリン



リュカ・ドゥバルグ第1弾 デビュー・アルバム

8887519298-2
\2500
“独学”のピアニスト
 チャイコフスキー・コンクール第4位
  そのとき自分のピアノは持っていなかったという


リュカ・ドゥバルグ、驚愕の才能デビュー

 1. スカルラッティ:ソナタ
    (イ長調 K. 208/ イ長調 K. 24/ハ長調 K.132/ニ短調 K.141)
 2. ショパン:バラード第4番
 3. リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
 4. ラヴェル:夜のガスパール
 5. グリーグ:抒情小曲集III Op.47-3 メロディ
 6. シューベルト: 楽興の時 第3番  Op.94 D780
リュカ・ドゥバルグ(P)

 コンクールで話題沸騰のフランス人ピアニスト
 リュカ・ドゥバルグ、驚愕の才能デビュー。

 2015年6月に開催された第15回チャイコフスキー国際コンクール<ピアノ部門>で第4位入賞の新鋭ピアニスト、リュカ・ドゥバルグ。世界が注目する権威あるコンクール入賞を夢見て、幼少時から完璧な英才教育を受けた名門校出身の応募者がほとんどの中、ルカの経歴は異色をはなつ。
 11歳からピアノを習い、3年間ピアノをやめベースに転向。再び20歳でピアノの勉強を始めている。ジャズを演奏して生計をたてながら、大家の演奏を「耳」で聴いて勉強した“独学”のピアニストなのだ。
 コンクールを受けた時点で自分のピアノは持っていなかったという。

 第1次審査からファイナルまで、豊かな感性と強烈な個性に彩られた演奏を披露し聴衆から熱狂的な支持を得る。
 最終審査では初めてのオーケストラとの共演で、緊張のあまり第4位入賞におわるが特別に「モスクワ音楽批評家協会賞」をただ1人受賞。
 その才能に巨匠指揮者ゲルギーエフ、ギドン・クレーメルも注目し賛辞を惜しまない。

 2015年11月パリ エコール・ノルマルでのライヴ録音




プロモーション映像、どうぞ。
https://youtu.be/7WDUJWfs2DE





 

DHM



※ジャケット写真ではありません

8887519981-2
\2500→\2290
クリスティアーネ・カルク、ロミーナ・バッソ /
 ミトロジーア〜ヘンデル・ヒーローズ


 ヘンデル:
  1) セレナータ『パルナッソ山の祭典』より
   「Gia le furie vedo ancor」,
  2) セレナータ『パルナッソ山の祭典』より
   「Dopo d'aver perduto il carobene」,
  3) セレナータ『パルナッソ山の祭典』より
   「Ho perso il caro bene」,
  4) オラトリオ(歌劇)『セメレ』より「No, No, I'll Take No Less」,
  5) 音楽劇『ヘラクレス』より「Where Shall I Fly?」,
  6) カンタータ『アポロとダフネ』より「Felicissima quest'alma」,
  7) 歌劇『アタランタ』より「Cara, nel tuo bel volto」,
  8) オラトリオ(歌劇)『セメレ』より序曲,
  9) オラトリオ(歌劇)『セメレ』よりガヴォット,
  10) オラトリオ(歌劇)『セメレ』より
   「Come Zephyrs, Come」,
  11) 歌劇『クレタのアリアンナ』より
   「Bell'idolo amato... Deh, Taci crudel」,
  12) 歌劇『パルテノペ』より
   「Voglio amare insin ch'io moro」,
  13) カンタータ『私も愛の神から逃れた』より
   「Echeggiate, festeggiate!」,
  14) カンタータ『私も愛の神から逃れた』より
   「Non piu barbaro furore」
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ:2, 3, 4, 6, 7, 10, 11, 12, 14)
ロミーナ・バッソ(メゾ・ソプラノ:1, 5, 7, 11, 13, 14)
アラン・カーティス(指揮)
イル・コンプレッソ・バロッコ

 バロック・オペラなどを中心に活躍する2人の歌手による、ヘンデルのアリア集の新録音がドイツ・ハルモニア・ムンディから登場です。
 ソプラノ、クリスティアーネ・カルクは、ザルツブルクのモーツァルテウムで学び、バッハのオラトリオからモーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンまで幅広いレパートリーを持ち、高い評価を得ています。
 2009年ウィーン楽友協会で、アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共にハイドンのオペラ「無人島」を上演。2010年ザルツブルク音楽祭でムーティと共演、2013年ザルツブルク・イースター音楽祭ではティーレマンと共演するなど、現在着々と実力をつけ、注目を集めているソプラノの一人です。
 2012年にマリス・ヤンソンス&バイエルン放響のベートーヴェン・チクルス(第9のソロ)で来日、さらに今年の3月にも王子ホールほかのリサイタルで日本を訪れています。気品のある高貴な香りを漂わせる透明感溢れる歌唱で、魅了させてくれます。

 メゾ・ソプラノのロミーナ・バッソは、ミンコフスキ、クリスティ、スピノージ、ダニエレ・ガッティら様々な指揮者と共演を重ねており、バロック界になくてはならない存在の一人となっています。
 このアルバムでも非常に強烈な表情と、やわらかさを兼ね備えた声で、ヘンデルを劇的に聴かせています。 2015年7月に亡くなった、ヘンデル復興に大きな役割を果たした巨匠アラン・カーティスの最後の録音の一つです。

 【録音】2012年5月, イタリア、ロニーゴ、Villa San Fermi


 店主偏愛のバッソ、ひっぱりだこになってしまいました・・・
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=irP4QhqtRmU



<国内盤> 

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ALPHA



Alpha672
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
※LP盤同時発売
刺激!愉悦!
 ジョヴァンニ・アントニーニ指揮&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
  ハイドン:交響曲全集3

 ①交響曲第42番 ニ長調 Hob.I: 42
 ②歌劇『無人島』 Hob.XXVIII: 9 〜序曲
 ③交響曲第64番 イ長調 Hob.I: 64
    「時節は移ろいゆく Tempora mutantur」
 ④アリア「孤独に、物思いにふけり」Hob.XIVb:20
 ⑤交響曲第4番 ニ長調 Hob.I: 4
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 (古楽器使用)
④フランチェスカ・アスプロモンテ(S)

 18年越しのプロジェクト第3弾、待望の登場!
 意外な隠れ名曲『無人島』序曲や初期作品も痛快…
 待望すぎるリリースが今年も出ます。

 かつてバロック期には押しも押されぬ欧州音楽のメッカだったイタリアに、はじめて世界に通用する古楽アンサンブルが続々あらわれはじめた頃、その牽引役をつとめた天才集団イル・ジャルディーノ・アルモニコ——
 その主宰者ジョヴァンニ・アントニーニが自ら指揮台に立ち、同団体とバーゼル室内管とを振り分けながら、ハイドン生誕300周年にあたる2032年までにその100曲以上ある交響曲を全曲録音してゆくシリーズ、ついに第3弾が登場!
 年代順に杓子定規な録音はせず、毎回なにかしらのテーマに添って選曲がなされ、バランスよくさまざまな作品を愉しめるプログラム構成といい、天才写真家集団Magnum Photosと連携しての絶美のパッケージといい、解説の充実度(日本語訳付!)
 そして何より演奏の痛快さといい、買い集めるに足る損はさせないシリーズですが、1年少々の間隔をあけて登場する最新作は疾風怒濤期のオペラ序曲を交えつつ、最初期の4番に晩年の絶品アリアまで、バラエティに富んだ選曲がまた絶妙!
 ナチュラルホルンの活躍ぶりやクラリネットの参入など随所での管楽器の立回りもさることながら、弦楽合奏もバルネスキ、チプリアーニ、ベスキ…とソリスト続々の贅沢さ!音盤シーンでも注目度が上がってきたアスプロモンテの美声も注目です。




よもや「ハイドンの交響曲なんて」という方はもういないと思うけれど
もしまわりにそういう方がいたら、このアルバムをこっそりCDプレーヤーの中に入れておきましょう。

 とにかく痛快無比。これぞ新世紀ハイドン。


とくに39番はスタッフ女子が「これがハイドン!?」と驚いた衝撃名曲&名演

Alpha670
(輸入盤)
\2700
アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ハイドン:交響曲全集1 「ハイドン2032」プロジェクト1〜

 ◆ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809):
  ①交響曲 第1番 ニ長調 Hob.I: 1
  ②交響曲 第39 番 ト短調 Hob.I:39
  ③交響曲 第49 番 ヘ短調 Hob.I:49「受難」
 ◆クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714〜1787):
  ④ドン・ジュアン、または石像の宴
   〜無言舞踏劇(1761 年初稿版)
    ※曲順は②④③①
ジョヴァンニ・アントニーニ(フラウト・トラヴェルソ)指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)

 Alpha レーベル2014 年の新企画は、ハイドン生誕300 周年となる2032 へ向けての、古楽器演奏による驚くべき挑戦...その仕掛け人はなんと、「古楽=オランダや英国や辛うじてフランス」だった20 世紀末にあって「音楽の本場イタリアでも、古楽器奏者がとてつもなくエキサイティングなことをしている!」ということを広く早くから知らしめてきた異才集団、ジョヴァンニ・アントニーニとイル・ジャルディーノ・アルモニコ!

 アントニーニはスイスのバーゼル室内管弦楽団と自らの楽団である“イル・ジャル”を率いて、古楽器使用ないしそのスピリットを注ぎ込んだ演奏解釈によって、ハイドンの107 曲見つかっている交響曲のすべてを演奏。ヨーロッパではスイスを拠点に全曲演奏会シリーズを続けてゆきながら、録音はAlpha(ないしOuthere グループの)レーベルで継続してゆくとのこと。

 ようやく届いた第1弾リリースの解説書は実にぶあつく、アントニーニ自身のコメントをベースにした記事を筆頭に、示唆に富んだアイデアがさまざまなかたちで展開されていて、読み応えたっぷり!
 第1 弾のキィワードとしてジャケットに掲げられているのは、交響曲第49 番の綽名にもなっている「ラ・パッショーネ」——これはイタリア語で「キリストの受難・受難節」をあらわすことばであり、毎年春先の復活祭にさきがけ、オペラなど派手な催しは自粛して宗教的なことをする期間に初演されたために当該の交響曲の綽名として定着したようですが、アントニーニら制作側の企図は明らかにダブルミーニングを狙っているようで、それが証拠にジャケットには受難節=春先のイメージでは全くなく、むしろ「秋の紅葉の赤」と「情熱の赤」のイメージが重なるような、美しい紅蓮のアートワークがあしらわれています。
 その選曲もまた、さっそく情熱の交錯とふかく関わりのあるプログラムに。パッションという語は当時の音楽・諸芸術を読み解くためのワードでもあり、音楽は人間の「さまざまな思い=パッション」を表現するものであったという含みも持たせているに違いありません。
 なにしろ今いった第49 番のほか、いわゆる疾風怒濤期のハイドンを代表する短調の交響曲のひとつであるト短調の第39 番(モーツァルトの「小ト短調」こと交響曲第25 番と同じ調性で、やはりホルンを2対使ったドラマティックな展開が聴かれます)と、ハイドンが交響曲を書きはじめた頃ウィーンで初演された、歌劇の大家グルックによるバレエ音楽「ドン・ジュアン」(これもいたるところ、ロマン派を先取りしたような短調の使い方が印象的!)も盛り込まれているあたり、いかにも示唆的ではありませんか。そして「第1 弾」を記念すべく、実はめったに聴ける機会のない「ハイドンの交響曲第1 番」がうやうやしく収録されているのも嬉しいところ!

 ハイドン楽長就任時のエステルハージ宮廷楽団をつよく意識し、実情と彼の意向とをきちんとふまえた員数の演奏編成で、しかも首席は躍進めざましいステーファノ・バルネスキ、管にも“イル・ジャル”の俊才ロドルフィ(ob)ら精鋭ぞろい——彼らのこれまでの演奏を思えば、エッジの効いたスタイリッシュで突き抜けた、緩急あざやかな鮮烈解釈で攻めてくれるであろうことは想像に難くありません。

Alpha671
(輸入盤)
\2700
アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ハイドン:交響曲全集2「哲学者」 「ハイドン2032」プロジェクトVol.2〜

 1. ハイドン:交響曲第46番 変ロ長調
 2. ハイドン:交響曲第22番 変ホ長調「哲学者」
 3. W.F.バッハ:交響曲 ヘ長調「不協和音」
 4. ハイドン:交響曲第47番 ト長調
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 (古楽器使用)

 スタイリッシュに、克明に。「本物」は仕事を裏切らないイル・ジャルの「全集」第2弾、テーマ設定も憎い名演!

 痛快古楽盤を連発してきたフランスAlphaレーベルに突如登場、ハイドン生誕200周年となる2032年へ向け、100曲以上あるその交響曲を全曲録音する…という壮大なプロジェクトをスタートさせた「イル・ジャル」の音楽監督ジョヴァンニ・アントニーニ。

 昨年リリースされた第1弾(Alpha670)では、ハイドン初期〜中期がおもしろくなってきた人が必ずといってよいほど虜になるト短調の傑作「第39番」、意外なまでに演奏機会の少ない「第1番」など痛快な演奏を聴かせてくれましたが、今度の第2弾もやはり充実度たっぷり...

 テーマは「哲学者」。
 同名の交響曲第22番(オーボエではなくコーラングレが使われる、楽章構成も古風な初期の注目作!)を軸に、音楽理論へのこだわりとファッショナブルなコンサート文化のはざまで若きハイドンが何を「しでかした」のかを、エッジの効いたキメ細かい解釈で縦横無尽に聴かせてくれます!

 和声学や情念の変化など、18世紀音楽ならではのヒントもたっぷり...必ず収録されるらしい「ハイドン以外」の曲として、今回は大バッハの長男W.F.バッハが最初に書いた、ひねくれ系異色作も。これもセンス抜群、いやらしくなく艶やかに仕上げてくれています。充実解説訳付!

 

Alpha673
(2LP+CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500+税
※CDのみ盤も同時発売
〜LP2枚組+CD+CD版日本語解説!〜
 ハイドン:交響曲第4・42・64番

  ①交響曲第42番 ニ長調 Hob.I: 42
  ②歌劇『無人島』 Hob.XXVIII: 9 〜序曲
  ③交響曲第64番 イ長調 Hob.I: 64
      「時節は移ろいゆく Tempora mutantur」
  ④アリア「ひとりで、物思いにふけり」Hob.XIVb:20
  ⑤交響曲第4番 ニ長調 Hob.I: 4
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 (古楽器使用)
④フランチェスカ・アスプロモンテ(S)

 そんな"イル・ジャル”の痛快プロジェクト最新作、なんと今回はアナログ・ヴァージョンまで登場するというから驚きです。

 実はAlphaはこれまでに何度もアナログ盤のリリースを検討していたのですが、タイトル選出でなかなか決まらず、タイミングもあったのか今にいたるまで実現していませんでした(「ラ・タランテッラ」やカフェ・ツィマーマンのバッハ盤など、何作か実現の気配をみせたものもあったのですが)。それで忘れかけていた頃、いきなりこの企画!

 しかもCDの収録時間ぶんをフル収録で一切の省略なしで2枚組(交響曲3曲だけなら1枚に収まったかもしれないのに...!)さらに「ふだん聴き」のリッピング用?にCDまで添付するという太っ腹ぶり——
 ジャケットはCDベースでありながら、アナログサイズでこそ映える濃いめの灰色部分の面積の広さがたまりません(さすがフランスのレーベル、センスが絶妙です)。
 詳細告知がないためおそらく33回転盤と思われます。

 なにしろこのレーベルから出る初のアナログ盤なので紆余曲折があるやもしれませんが、とにかく実物を手にとってみたくなる仕上がりであろうことは想像に難くありません。
 もちろんCD向けの日本語解説も添付して出荷。
 再プレスはない可能性大ですので,お早めにどうぞ!



 

ARCANA



Mer-A337
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ダングルベールの写本:手稿譜による組曲さまざま
  〜ルイ14世時代のクラヴサンの響き〜

 ダングルベール:
  ①プレリュード ②アルマンド ③シャコンヌ ④ガイヤルド
 メザンジョー:⑤サラバンド
 ピネル:⑥サラバンド
 シャンボニエール:⑦クラント ⑧クラントII
 リシャール:⑨サラバンド
 E.ゴーティエ:
  ⑩アルマンド ⑪クラントI ⑫クラントII
  ⑬ジグ ⑭シャコンヌ ⑮クラント ⑯サラバンド
 D.ゴーティエ:⑰サラバンド
 L.クープラン:⑱アルマンド
 マレ:⑲サラバンド
  ※曲順は①②⑦⑥③⑩⑪⑫⑤⑬⑭④⑮⑯⑰⑱⑧⑨⑲
パオラ・エルダス(cmb)
 使用楽器:
 ルイ・ドゥニ1658年製作による
 オリジナル楽器

 Arcana創設者M.ベルンステン存命中最後期の名盤、解説訳付で安定供給に…

 17世紀フランス直送の生音!古楽界のカリスマ的レーベルといえば、フェシュテティーチSQによるハイドン弦楽四重奏曲全曲の古楽器録音(世界初企画)、オーストリアの異才レツボールによるビーバー『ロザリオのソナタ集』、クイケン・ファミリーの近作…と音盤史に残る決定的銘録音を続々送り出してきたArcanaも見過ごせません。
 2007年に主宰者=録音技師ベルンステンが亡くなってから一時は失速したものの近年見事復活したこのレーベルで、ベルンステン自身が亡くなる前に手がけたものの安定した流通があまり確保されなかった名盤が続々、在庫再確保または再プレスされています。
 ここに改めてご紹介するのは、2006年にベルンステンが企画者として制作した末期の名録音—−滅多に残っていないフランス17世紀のクラヴサン(チェンバロ)の美音を隅々まで活かしながら、ルイ14世の王室鍵盤奏者ダングルベールが残した貴重な手書き写本にある楽曲を19曲録音した注目盤!
 奏者パオラ・エルダスはイタリア・サルデーニャ島出身の天才...フランス作品の解釈には定評があり、本盤も今はなき世界的古楽誌Goldbergで銀賞に相当するレビュー賞を獲得していますが、その繊細なタッチ、直接音の微妙な味わいをいかんなく収めきった録音はまさに圧倒的!
 傾聴に値する1枚、奏者自身の充実解説訳付でお届けします!


パオラ・エルダス


Francois Couperin - La Tenebreuse クープラン「陰気な女」(下のSTR 33684 に収録されてます)
https://youtu.be/_q9FQu5vnXQ



パオラ・エルダスが登場する異色の名盤

STRADIVARIUS
STR 33684
\2500
再び合わされた鏡 イタリアとフランスのバロック音楽
 アルカンジェロ・コレッリ:フォリア
 フランソワ・クープラン:陰気な女
 アントニオ・ヴィヴァルディ:ソナタ Op.2 No.3
 フランソワ・クープラン:お気に入り
 ベネデット・マルチェッロ:ソナタ Op.2 No.12
 ミシェル・ド・ラ・バル:組曲第9番
 ドメニコ・ガッロ:ソナタ第10番
 ジャン・フェリー・ルベル:組曲第2番
 ジュゼッペ・コロンビ:チャコーナ
 マラン・マレ:スペインのフォリア
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
ホルヘ・アルベルト・ゲレーロ(Vc)
パオラ・エルダス(Cemb)

 フランス・バロックの作曲家たちがイタリア趣味とフランス様式の融合を目指したことはよく知られているが、このアルバムでは、当時のイタリアとフランスの音楽が合わせ鏡に映し出したように配置されている。
 前半は3つのイタリアの作品の間に2つのフランスの小品が間奏曲のようにチェンバロのソロで演奏され、後半では3つのフランスの作品の間に2つのイタリアの小品がチェロのソロで演奏される。
 そこで存在感を放つのがエルダス。自己主張ではなく、作品自体が輝くのである!





CONCERTO



CNT2098
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ルケージ 教会音楽作品集
 〜ミゼレーレ、テ・デウム、スターバト・マーテル…

 ①サルヴェ・レジーナ(ごきげんよう、皇后様)
 ②スターバト・マーテル(立ち尽くす聖母)
 ③キリエ(ドレスデン稿)
 ④ミゼレーレ(憐れみたまえ)
 ⑤テ・デウム(我ら、汝主を讃えん)
マッシモ・ベッリ指揮
ブゾーニ室内管弦楽団
トリエステ市立合唱団
 ラウラ・アントナズ(S)
 エレーナ・ビスクオーラ(Ms)
 ルーカ・ドルドーロ(T)
 マッテオ・ベロット(Br)

 若きベートーヴェンに刺激を与えずに置かなかった侮りがたい楽長ルケージの至芸、今回も絶好調です!

 ベートーヴェンがウィーンに住みはじめる前、フランスやベルギーからも遠くないボンの宮廷で、父や祖父と宮廷楽員をしていたことは有名——そして当時の楽長ルケージが、まごうことなきオペラの大家として鳴り物入りで迎えられたイタリアの逸材だっただけでなく、鍵盤やオーケストラの扱いでも絶妙のセンスでその深みを追求した人だったことは、昨今イタリアのConcertoレーベルから相次いで発売されているブゾーニ室内管などの名盤からも徐々に知られてきたところ…
 発売直後に毎回必ず手ごたえある出足をみせるこれらルケージ録音、すでに日本のファン層もその実力に気づきはじめているのかもしれません。
 そこで新たに届いた教会音楽も、もう地味とは無縁の大作ぞろいな秀逸盤!
 同時代の、モーツァルトやハイドンの声楽曲が好きな方には迷わずお勧め、そのセンス抜群のメロディ&ハーモニーもさることながら、深い情感表現やクリスピーな管弦楽の盛り込み方はまさにルケージ随一のもの。ボンのベートーヴェンだけでなく、若き日のモーツァルトにも刺激を与えたというのも改めて頷けます。

 今回も少数精鋭ブゾーニ室内管の引き締まった音作りが実に好感度大...もちろん、気になる解説も全訳付で。



一度耳にしておくことをお奨めします
アンドレア・ルケージ


 ベートーヴェンのおじいさんはボンのとても偉大な音楽家で、当地の宮廷楽長を務めました。
 そのおじいさんのあとを次いで楽長を務めたのが1741年生まれのイタリア人アンドレア・ルケージという人です。

 ヴェネツィア共和国で生まれ育ったルケージは有名な作曲家でしたが、ボンに居城していたケルン選帝侯にぜひにとせがまれ、ボンの宮廷楽長を引き受けたのです。

 ヴェネツィア時代にはモーツァルト親子もルケージのもとを訪ねており、ルケージは彼らにチェンバロ協奏曲を捧げたりしています。
 少年モーツァルトが芸術的影響を受けたイタリア音楽家の中に、このルケージがいたことは間違いないでしょう。

 さて、ボンの宮廷楽長を務めていたルケージですが、そう、少年ベートーヴェンも選帝侯に可愛がられてボンの宮廷楽団でオルガンやヴィオラなどを演奏していました。

 宮廷楽長ルケージと少年ベートーヴェン、二人が同じ場所で同じ時間を過ごしたのは間違いないので、あるいはベートーヴェンはルケージからモーツァルトの話を聞いてその音楽をより深く愛するようになったのかもしれません。
 歴史の書物には出てこなくても、偉大な作曲家に少なからぬ影響を与えた音楽家というのはいるものです。

 さてそのルケージのアルバムはあまり多くありませんが、ここにはチェンバロ協奏曲やソナタ、交響曲などが収録されていて、彼の素晴らしい才能をたっぷり味わえることができます。
 不思議な序奏から始まる交響曲変ホ長調、こんな怪しげで魅力的な出だしは、マンハイム楽派やウィーンの初期古典派の人たちとはちょっと違います。
 チェンバロ・ソナタも後期のイタリア・バロックとは一線を画し、またモーツァルトとも匂いが違います。

 一番驚いたのは最後のチェンバロ協奏曲の第2楽章。オーケストラが出てきません。
 というか、それ以前にこの独特な音楽作りは何なのでしょう。
 モーツァルトの天国的素朴さ、ハイドンの知的な遊戯性、あるいはガルッピのソナタやベートーヴェンの初期作品を彷彿とさせるのですが、・・・やはり誰とも違うのです。

 この孤立した感覚は、同時代の超絶的天才ボッケリーニと比較してもいいかもしれません。

 時代の狭間に埋もれて大きな名声を残すことなく去っていったアンドレア・ルケージの作品、一度耳にしておくことをお奨めします。



CNT2086
輸入盤
\2600→\2290

ルケージ:未出版交響曲集

アンドレーア・ルケージ(1741-1801):
 1.交響曲 ニ長調(楽譜所在地:ベルガモ)
 2.交響曲 ト長調(楽譜所在地:プラハ)
 3.交響曲 変ロ長調(楽譜所在地:ドレスデン)**
 4.交響曲 ハ長調(楽譜所在地:プラハ)*
 5.交響曲 ホ長調(楽譜所在地:プラハ)
  無印:オーボエ2、ホルン2、弦楽合奏
  *  :フルート2、ホルン2、弦楽合奏
  **:フルート2、オーボエ2、ホルン2、弦楽合奏
マッシモ・ベッリ指揮
フェルッチオ・ブゾーニ管弦楽団

 ベートーヴェン若き日、ボンで彼を導いたイタリア人の大先輩!
 交響曲草創期の逸品5作、実に瑞々しい...ベートーヴェンがウィーンに来る前、ボン宮廷で彼に刺激をあたえた「同業の大先輩」たちのひとりが、本盤の主人公ルケージ。腕前確かな鍵盤芸術家でもあり、ソナタ形式という、もともとイタリアで生まれた作曲形式にベートーヴェンが早くから親しんでいた背景には、ルケージの鍵盤ソナタの影響もあったと思われます。
 Concertoレーベルはこの名匠の復権に静かに傾注してきましたが、今回のアルバムに結実をみせているのは、そんなルケージがまだボンに来る前、本場イタリアで腕利きの作曲家として多忙な日々を送っていた頃に書いた「交響曲史の最初期を飾る」名品たち。
 交響曲というジャンルはドイツよりもむしろ、イタリアと英国・フランスの結びつきのなかで発展した側面も大きいのですが、ここに集められたのはまさしくそうした路線の、オペラの序曲から派生したスタイリッシュな全3楽章式の名品群。
 ハイドンと同時期の曲ですが、むしろモーツァルトの最初の30曲くらいを彷彿とさせる、痛快な「歌うアレグロ」と的確な構築感がたまりません。
 引き締まった現代楽器アンサンブルも絶妙、LPレコードを思わせる薄い紙ジャケットも美麗。楽聖のルーツのひとつともいうべき音楽世界、どうぞお見逃しなく!

CNT 2077
輸入盤
\2600→\2290
ルケージ:ピアノ協奏曲と交響曲
 1. 鍵盤と弦楽合奏のための協奏曲 ヘ長調
 2. 交響曲(シンフォニア)ニ長調
 3. 鍵盤のためのソナタ ヘ長調
 4. 交響曲 変ホ長調
 5. 鍵盤とオーケストラのための協奏曲 ヘ長調
   (カデンツァ作曲:W.A.モーツァルト)
マッシモ・ベッリ指揮
ブゾーニ室内管弦楽団
ロベルト・プラーノ(p)
 
 「レコード芸術」の交響曲部門でやおら準特選をもぎとり、その細やかに聴くべき内容がにわかに注目を集めつつある「ベートーヴェンの幻の師匠」ルケージの交響曲——

 ここではモーツァルトとのかかわりをあらためて感じさせる玄妙かつ愉悦あふれるピアノ協奏曲2曲と充実した全3楽章形式が頼もしい交響曲(オペラ序曲風の作品)2曲を軸に、ルケージのイタリア時代末期の輝かしい活躍ぶりを跡づける逸品群をブゾーニ室内管の引き締まった名演で、ぞんぶんに味わえます。

 ピアノ独奏をつとめるのは、この作曲家の鍵盤作品集も作っている手堅き名手プラーノ。イタリア楽壇の頼れる才人たち、あなどれません...!


CNT2079
輸入盤
\2600→\2290
ルケージ:歌劇序曲集
 〜序曲から交響曲へ、
  ベートーヴェンの先達とヴェネツィア古典派〜
  ①歌劇『見つかった裏切り者』序曲
  ②歌劇『幸運の島』序曲
  ③歌劇『アデミーラ』序曲
  ④歌劇『抜け目なき結婚』序曲
  ⑤歌劇『女はいつも女である』序曲
マッシモ・ベッリ指揮
ブゾーニ室内管弦楽団

 イタリアからボン宮廷に招かれた「ベートーヴェンの先達」がみせる「交響曲の萌芽」。
 引き締まった名演でハイドンやモーツァルトの後をうけ、9曲の傑作交響曲で世に名を残した“ウィーン古典派”のベートーヴェンですが、彼が若い頃に経験を積んでいた故郷ボンの宮廷では、オペラの本場イタリアから招かれた異能の実力派作曲家ルケージが楽長として雇われ、少年ベートーヴェンのかたわら確かな作曲活動も続けていました。とくにオルガニスト=鍵盤奏者として数々の鍵盤ソナタを残していることは注目されていますが、かたや彼が故郷イタリアではオペラ界の人気作曲家でありながら、そのオーケストラ書法でも独特の新機軸を模索していたことは見過ごせません。
 なにしろ、のちにベートーヴェンの得意分野となる「交響曲」は、実はオペラの序曲をもとに発展してきたジャンルなのですから...
 しかもルケージの序曲は2、3分で終わるシンプルなものではなく、全3楽章構成ながらもう立派な古典派交響曲とみなせるくらいの、いわばモーツァルト初期の交響曲にも通じる充実度をみせているのです!
 音運びの巧みさやヴィオラ・パートの活躍など、すでに発売されている同じ演奏陣による先行盤(交響曲集(CNT2086)他)での面白さを、さらに追認できるイタリア時代からの傑作歌劇序曲集...
 「序曲集」でありながら5曲だけで収録時間がCD1枚に達しているところから、その充実度をお察しいただければ幸いです!お見逃しなく...!







GRAMOLA



GRML99117
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
トリオ・ファン・ベートーヴェン
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集3
  〜第2番・第6番・WoO.39(1812)〜

 ①ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2
 ②ピアノ三重奏のためのアレグレットWoO.39(1812)
 ③ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 op.70-2
トリオ・ファン・ベートーヴェン
 クレメンス・ツァイリンガー(p)
 ヴェレナ・シュトウルツ(vn)
 フランツ・オルトナー(vc)

 ウィーン最前線をゆく実力派集団、じっくり聴かせるみずみずしい全曲録音最新盤には、中期の異色作も!

 ベートーヴェンの芸術とともに時代の動乱を体験してきた「音楽の都」ウィーン。その最前線で、熾烈な競争社会を勝ち抜いてきた俊才たちのなかには、オーストリアの地元で埋もれさせておくにはもったいない世界的逸材も少なからず含まれていることは想像通り——と、堂々ベートーヴェンの名を冠したこの若きトリオの演奏を聴いているとよく思います。
 考えてみれば、ベートーヴェンがピアノ中心の室内楽作品の大半を書いていたのは、ようやく40歳になるかという時期以前の、初期から中期にかけてのこと。あのみずみずしい感性のいかんなき暴れっぷりを演奏にも活かせるのは、それらの作品を彼が綴っていたのと同じくらいの年代の演奏家たちなのかもしれません。
 痛快な演奏結果を示した既存2作(GRML98995・99032)に続く第3弾は、タイトルなしの地味さに騙されてはいけない傑作中の傑作2作、第2番と第6番がメイン...と思いきや、そのあいだで演奏されている単独楽章のアレグレットWoO39は1812年、つまりピアノ三重奏曲の至宝「大公トリオ」よりも後の作。後の「不滅の恋人」候補と目されるブレンターノ嬢に捧げられている点からも見過ごせない逸品を、妥協ない演奏で聴かせてくれる彼らがきっと好きになる名録音第3弾...お見逃しなく!



ライヴでのOp.1-2
https://youtu.be/GAWiZXqOo1Y



トリオ・ファン・ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集Vol.1・2

GRML98995J
(国内盤)
\2800+税
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集Vol.1
 幽霊、第1番、WoO.38
 ①ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調op.70-1「幽霊」
 ②ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO.38
 ③ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 op.1-1
トリオ・ファン・ベートーヴェン
 クレメンス・ツァイリンガー(p)
 ヴェレナ・ストウルジ(vn)
 エーリヒ・オスカル・ヒュッター(vc)
GRML98995
\2400

 ウィーン楽壇、なお快調!

 堂々ベートーヴェンの名を冠するこのトリオ、それぞれがソリストとしても活動を続けてきた新進たちがメンバーで、とくにピアノのツァイリンガーはすでにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32 曲の連続演奏会も完遂しているといいますが、近年ではこうしたかたちで早いうちからベートーヴェンの壮大な宇宙の全容に取り組もうとする演奏家も少なくなく、CaroMitis レーベルのイーゴリ・チェトゥーエフ、Zig-Zag Territoires レーベルのF-F.ギィ(ベートーヴェン全曲録音シリーズは『レコード芸術』特選の連続)など、録音シーンでも驚くべき成果をあげている新進名演奏家たちが少なくないところ、彼らもまさにそうした世情に新たな1ページをつけくわえてくれる異才たちと言っても過言ではないと思います。

 何より、その演奏結果が素晴しい!
 楽聖の傑作と向きあう気負いを必要以上に感じさせず、意気揚々と演奏することの喜びに身を任せているのがわかる、自発性あふれるライヴ感にみちた音作りにも強く惹きつけられますが、よく聴き込めば聴き込むほど、細部にも聴きどころに事欠かないことに気づかされるのが頼もしくてなりません!

 気負ったヴィブラートをかけず音の造形をくっきり浮かび上がらせる尖鋭的な演奏をしているかと思いきや、弦楽器奏者ふたりが細部で聴かせる微妙なアゴーギグはいかにもウィーン風、その後ろで軽快にピアノの音を紡ぐツァイリンガーのタッチも、遠くで聴いていると何となくフォルテピアノのような風情さえ感じさせ、全体として実に印象深い余韻を残す充実した演奏解釈となっているのです。

 師匠ハイドンとの軋轢のなかで出版された処女刊行作の「第1番」、それ以前の作とも言われる初期の隠れ名曲WoO.38、そして玄妙な「幽霊」三重奏曲のえもいわれぬ響きの妙...!

GRML99032J
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲「大公」他
 1. ピアノ三重奏曲 第7番 変ホ長調 op.70「大公」
 2. W,ミュラーの歌「わたしは仕立て屋カカドゥ」によるピアノ三重奏のための変奏曲op.121a
 3. ピアノ三重奏曲断章 変ホ長調 Hess 48
  (アレグレット)
トリオ・ファン・ベートーヴェン
 クレメンス・ツァイリンガー(p)
 ヴェレナ・シュトウルツ(vn)
 フランツ・オルトナー(vc)
GRML99032
\2400
 「音楽の都」最前線。楽聖の名を冠すだけある超実力派集団、文句なしの傑作&秘曲を堪能!

 楽聖ベートーヴェンがその活躍の場とした「音楽の都」ウィーンが、今もウィーン・フィルや国立歌劇場の活況のかたわら、大きな音楽院の充実したコースを通じ、数多くのすぐれた新世代演奏家たちを続々輩出しているのは、ご存知のとおり——未来の巨匠候補たちの演奏を現地で聴けるに越したことはないかもしれませんが(ああ、あの旅情をさそう古い町並…)遠隔地にいてもその最前線の空気を感じられるようにしてくれているのが、街の只中にあるグラーベン大通広場に本拠をおくGramolaレーベル。
 そこで意外にも新録音があるようでないベートーヴェンの重要ジャンル・ピアノ三重奏曲の数々を、じっくり体系的に全曲録音しつづけることにした気鋭のトリオが、堂々この楽聖の名をグループ名に冠したトリオ・ファン・ベートーヴェン!
 すでに「幽霊」トリオを中心とした第1弾録音が好評のところ、今度はチェロ奏者がフランツ・オルトナーに代わって心機一転、この分野における最重要曲目でありつづけてきた傑作「大公トリオ」を中軸に据えた充実演奏を披露してくれました!
 聴けば聴くほど深い「カカドゥ変奏曲」、埋もれがちな秘曲のHess48断章というカップリングも心躍るところ。ウィーンが今も生きた楽都であることを痛感するほかない1枚、お見逃しなく!





HITASURA



HSP001
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
フレデリク・ハース
 バッハ:
  チェンバロのための協奏曲、ヴァイオリンのための協奏曲
       BWV1041・1042・1052・1053

 ①チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052
 ②ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
 ③チェンバロ協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1053
 ④ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
フレデリク・ハース
 (チェンバロ独奏・指揮)
ミラ・グロデアヌ(ヴァイオリン独奏)
アンサンブル・オーゾニア
 (古楽器使用)

 ベルギーとフランスを渡りゆく元Alphaアーティスト、満を持しての自主レーベル…深い洗練、このバッハ!
 フレデリク・ハース(フランス語話者ゆえ「アース」の表記もありつつ、本人希望はH読み)という古楽鍵盤奏者をご存知の方は、じっくり本物を見極めてきた古楽音盤ファンか、Alphaレーベルに熱心なエールを送り続けてきた方とお見受けします。

 仏Calliopeから本格派フランス古楽盤を連発、Alphaではアンサンブル・オーゾニアの主宰者としてラモーやフランクールの決定的銘盤を残すかたわら、2枚組2作におよぶクープラン鍵盤作品の体系的録音でも圧倒的な支持を集めてきた名手。その名を見るだけで...という筋金入りのバロック・ファンもおられるのでは。

 そのハースが今年ついに自主レーベルを発足させ、繊細きわまる音楽美意識をジャケットからライナー、演奏内容にいたるまで徹底的に追い求めるように!

 日本語でつけたレーベル名にもその思いは集約されていますが、さっそく王道ど真ん中の曲目を1パートひとりずつで録音した本盤、もう慈しまずにはおれない、隅々まで洗練のきわみというほかない内容で仰天!
 解説訳付発売は企画者自身のたっての希望で、ここに日本発売が実現。

 録音技師はAlpha初期盤を支えたユーグ・デショー...カフェ・ツィマーマンなどとも大きく違う、まさに「洗練」の一言がため息とともに漏れる逸品です!





バッハのゴールドベルクを弾いたフェスティヴァルでのドキュメンタリー風映像。かっこいいです・・・
https://youtu.be/qQFFUEZUrVQ


HTSR0001から品番変更。




PAN CLASSICS



PC10333
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ジャケ・ド・ラ・ゲル ルイ王朝の女性作曲家
  〜ソナタさまざま、鍵盤のための組曲〜

 ①ヴァイオリン、オーボエ、ヴィオールと通奏低音による第4ソナタ ト短調
 ②ヴァイオリン、フルート、ヴィオールと通奏低音によるの第3ソナタ ニ長調
 ③ヴァイオリンと通奏低音による第1ソナタ ニ短調
 ④クラヴサン独奏による第3組曲 イ短調
 ⑤2挺のヴァイオリン、チェロと通奏低音による第2ソナタ ハ短調
 ⑥ヴァイオリンと通奏低音による第5ソナタ ト長調
 ⑦ヴァイオリン、オーボエ、ヴィオールと通奏低音による第1ソナタ 変ロ長調

①②⑤⑦:1695年出版のソナタ集より
③⑥:1707年出版のソナタ集より
④:1687年出版の組曲集より
ダニエラ・ドルチ(チェンバロ・指揮)
ムジカ・フィオリータ(古楽器使用)
エンリコ・パリッツィ、ロベルト・ファルコー
ネ、ダヴィド・プランティエ(vn) リアーネ・
エーリヒ(ft) クセニア・レーフラー(ob) レ
ベッカ・ルソー(vg) ペトル・スカルカ(vc)
ピーター・クロトン(テオルボ、アーチリュート)

 17世紀、クープランと同世代の女性作曲家がみせたイタリア趣味への華麗な適合…名手続々の充実盤!

 フランス・バロックの面白いところは、他の地域の音楽にはない独特の高雅さをたたえたフランス様式に、徐々に(コレッリやヴィヴァルディに代表されるような)イタリア風のテイストが食い込んできて、時代を追うごと多彩になってゆくところ——繊細かつ気品あるフランス様式も素敵ですが、イタリア様式の明快さが加わってきたところでの味わい深さも捨てがたい。その双方をバランスよく兼ね備えている一人が、ルイ14世の晩年に活躍した才能あふれる女性作曲家、ジャケ・ド・ラ・ゲル(ゲール)!
 ソナタというイタリア由来の曲種を他の早くから公然と書き(17世紀末の作例はかなり希少)、1707年の曲集はイタリア風でありながら(国粋的フランス様式を推奨してきた)老ルイ14世からも賞賛を勝ち得てしまったほど——
 その創意の変遷を、初期のクラヴサン組曲と2集のソナタ集にわたって辿れる本盤、さりげなく現代随一の名手が続々参加しているのが見逃せません!

 オーボエのレーフラーはベルリン古楽アカデミーでも大活躍、弦のスカルカやプランティエはカフェ・ツィマーマンの中軸メンバー…ガンバのルソーも無伴奏盤が日本でも根強く愛されている才人。
 周到選曲での頼れる名演は1トラック目から絶好調、フランス古楽の粋をじっくり味わえる逸品です!




ド・ラ・ゲールで思い出すのはこの1枚・・・
フランス・バロックを代表する女性作曲家、ジャケ・ド・ラ・ゲールのアンニュイで優雅な味わい
絶品です・・・

MIRARE
MIR 105
\2700
エリザベト・クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール (1665-1729):
 ヴァイオリン、ヴィオールと通奏低音のためのソナタ集

  ソナタ第1-4番、レ・シルヴァン(クープラン/テオルボ編曲)、
  プレリュード(モレル/ヴィオール)
ラ・レヴーズ
【ステファン・デュデルメル (Vn)
 フローレンス・ボルトン ( ヴィオール )
 アンジェリーク・モイヨン (Hrp)
 ベルトラン・キュイエ (Clavcin)
 バンジャマン・ペロー(テオルボ、バロック G &指)】
ラ・レヴーズの類い稀なる色彩センスで聴く、フランス・バロックを代表する女性作曲家、ジャケ・ド・ラ・ゲール

録音:2009 年 9 月。66’23

 ジャケ・ド・ラ・ゲールは 17 世紀に活躍した数少ない女性作曲家。楽器製作者の一族ジャケ家の出身で、神童として注目を浴び、クラヴサン奏者としても才能に溢れ、ルイ 14 世の寵臣を受け活動していました。
 このソナタは、当時フランスで流行していたイタリア趣味を取り入れ、ヴィオールのソロの間にヴァイオリンが華やかなパッセージを奏でるようなフランスの優雅さを折衷した独自の様式で書かれています。
 18 世紀前半のフランス器楽曲の中で最も素晴らしい作品の一つです。

 ちなみにジャケットに使用されている肖像画はジャケ・ド・ラ・ゲール自身。フランソワ・ド・トロワの作品です。
 精緻な描写と艶やかな光沢が美しく、女性らしさか引き立つ 1 枚。


 


PC10242
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
アントネッロ、幻のイタリア録音が再上陸!
 恋とため息 
  〜イタリア初期バロックの情熱さまざま〜


 サンチェス:①暴君のように奪う者 〜パッサカーリャによる独唱カンタータ
 カッツァーティ:②パッサカーリオ
 カッチーニ:③泉で、野原で
 カプスベルガー:④第1トッカータ
 ウッチェリーニ:⑤ベルガマスカによる第5アリア
 ダッラ・カーザ:⑥チプリアーノ・デ・ローレの
  「この別れのときに、なお」によるディミヌツィオーネ
 ピッキ:⑦パッセメッツォ
 ストロッツィ:⑧わたしの涙! 〜独唱による哀歌
 不詳/アントネッロ編:⑨スパニョレッタ
 リッチオ:⑩フラウティーノまたはコルネットの独奏によるカンツォーン
 ファルコニエーリ:⑪おお、いとも美しき髪よ
 フォンターナ:⑫第1ソナタ
 ピッチニーニ:⑬変奏の続くチャッコーナ
アントネッロ(古楽器使用)
鈴木美登里(S)
石川かおり(vg)
西山まりえ(hrp/cmb)
ラファエル・ボナヴィータ(バロックギター&テオルケ゛)
古橋潤一(bfl)
濱田芳通(コルネット&bfl,総指揮)

 ますます勢いづくアントネッロ、幻のイタリア録音が日本語解説付で再上陸!

 まさにため息ものの魅力…アントネッロの名を、もはや在京古楽ファンで知らない人はいないはず…既存のジャンルの枠に閉じ込められない、古楽という分野の限りない伸びしろを磊落に追求、聴き手の身体が思わず動いてしまう自在なライヴで圧倒的な人気をさらってきた日本随一の古楽集団!
 主宰の濱田芳通氏は超絶的に演奏困難な古楽器コルネットを易々と吹きこなし、欧州各地の小規模レーベルで数々の名盤に加わってきた異才…鍵盤とハープの弾き手・西山まりえ氏は在欧時から活躍あまた…などと今更紹介するまでもないバーゼル・スコラ・カントルム出身の猛者たちが2002年、イタリアSymphoniaで制作しながら流通不安定のままレーベル閉鎖、幻の名盤となっていたイタリア初期バロックの傑作集は、Pan Classicsレーベルから復活。在庫の安定が見込めるとのことで、このたび待望の再流通を日本語解説付で実現いたします!
 彼らの日本盤でのセンス抜群なタイトルは欧州録音時代から…バロック・ハープ、チェンバロ、テオルボなどの撥弦音の煌びやかさと繊細さ、ガンバのしなやかさ、圧巻のリコーダーとコルネット、そして鈴木美登里の突き抜けた「声」の存在感!どこをとっても極上、少し高いイタリアワインを開けたくなる逸品。
 再廃盤前にお見逃しなく!
 



 アントネッロってなんだ?という人のために・・・

 濱田芳通(リコーダー&コルネット)、石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ )、西山まりえ(チェンバロ&ヒストリカル・ハープ) による、17世紀以前の霊感に満ちた作品をレパートリーとする古楽アンサンブル。
 躍動感、ビート感覚、そしてスピリチュアリティを内包した即興性溢れる古楽本来の演奏は、ヨーロッパでも高く評価されている。
 
 古楽器奏者としては初の「ホテルオークラ音楽賞」(2005年度)を受賞。
 2006年より自主レーベル『アントネッロ・モード』を始動。
 リリースするCDはいずれも「レコード芸術」特選盤に選ばれるなど高く評価されていると同時に、クラシック音楽の既成概念の枠を超えて純粋に『音楽性』を求めるその企画、作品は音楽雑誌のみならず各メディアで数多く取り上げられ、クラシック音楽ファン以外からも注目と共感を集めている。
 2013年よりバロック・オペラ上演プロジェクト<オペラ・フレスカ>始動。未だ知られざる初期バロックオペラの魅力を広めるべく精力的に取り組んでいる。
 2015年度ミュージック・ペンクラブ・ジャパン音楽賞(室内楽・合唱部門)受賞。


 


PC10253
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700+税
グナール・レツボールの決定的銘盤復活
 ムファット

《CD I》
 和声の捧げ物 〜五つの合奏ソナタ
       (1682年ザルツブルク刊)
《CD II》
 音楽の花束(フロリレギウム)第1集〜
  合奏による七つの組曲
       (1695年アウクスブルク刊)
グナール・レツボール
 (バロック・ヴァイオリン&指揮)
アルス・アンティクヮ・アウストリア
 (古楽器使用)

 ドイツ語圏に、フランス流儀の音楽作法を伝えた男。
 バッハやテレマンも多くを負う名匠に、レツボールが!

 音楽史上の重要性に比して、録音の競合が少なく、重要な作品でさえ入手可能な録音物が少ない…
 17世紀全般の作曲家たちに言えることかもしれませんが、ムファットはまさにその代表格。
 フランス南東部のサヴォワ地方で生まれ、少年時代はフランス王室楽団でリュリのもと研鑽を重ね、ひところローマにも旅して同い年のコレッリと刺激を与え合い、後年はザルツブルクやパッサウなどドイツ語圏で活躍—−国際的な活躍をみせたムファットは、リュリ直伝のフランス風の合奏スタイルをドイツ語圏に伝えた重要人物!
 バッハやテレマンの「管弦楽組曲」は、彼なしには存在さえしえなかったと言っても過言ではありません。その金字塔的傑作『音楽の花束』はフランス様式の合奏組曲集で、長大な序文は今も古楽器奏者たちがフランス様式を知る上での必須文献になっているほど。
 かたや「和声の捧げ物」はコレッリに先駆けて合奏協奏曲様式の基礎ともいうべきものを樹立した、こちらも見過ごしがたい注目曲集...後者は名録音も多いところ、前者は意外に体系的録音が出ないまま。
 オーストリア古楽界屈指の異才レツボールがSymphoniaに録音したのち廃盤→Pan Classicsから復活した味わい深くもスキのない決定的銘盤、ついに解説訳付で登場!

 ガット弦芸術の粋、ここに詰まっています...!
 


PC10360
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
すでに完全武装の名手・・・セルゲイ・マーロフ
 パガニーニに捧ぐ音
  〜五つの世紀をたどる無伴奏作品〜


 ロカテッリ:
  ①奇想曲 ニ長調 〜『和声の迷宮』より
  ②奇想曲 第7番 ニ長調 〜『ヴァイオリンの技法』作品3より
 ガブリエッリ: ③リチェルカーレ 第3番・④同 第6番
 パガニーニ:⑤『24の奇想曲』作品1より
  第1・5・9・13・14・24番
 ヴュータン:⑥無伴奏ヴィオラのための奇想曲
 コリリアーノ⑦無伴奏ヴァイオリンのための奇想曲「赤いヴァイオリン」
 クリストスコフ:⑧ドナウの調べ
 ノックス:⑨上へ、下へ、横へ、まわって 〜無伴奏ヴィオラのための
 ヴィトマン:⑩無伴奏ヴァイオリンのための練習曲 第3番
 シュニトケ:⑪パガニーニに捧ぐ 〜無伴奏ヴァイオリンのための
   ※曲順は①③②④⑤⑥⑦⑧⑨⑨⑩⑪
セルゲイ・マーロフ
(バロック・ヴァイオリン、
 モダン・ヴァイオリン、
 ヴィオラ、
 ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

 英国やドイツの演奏会シーンを静かに賑わせてきた次世代型名手、待望すぎる録音は4種楽器での無伴奏。

 欧州では、2000年前後の20年ほどのあいだに古楽演奏が完全に根づき、たとえばJ-G.ケラスやP.ウィスペルウェイのようにバッハはバロック・チェロで弾く世界的名手も少なくありませんし、それはイブラギモヴァやファウスト、コパチンスカヤ、ムローヴァなどヴァイオリン奏者も同じこと——
 しかし欧州コンサートシーンの最前線で注目されているロシアの異才中の異才セルゲイ・マーロフにいたっては、17世紀から21世紀まで全くむりなく様式感を弾き分けるのみならず、ヴァイオリンのように横に構えて弾けるようにしたバロック期の低音弦楽器ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラまで使いこなし、バッハ以前の傑作も縦横無尽に聴かせてくれるのですから圧巻です!
 それでいて、現代楽器ではパガニーニの圧倒的名演で心とろかす達人ぶり!
 ヴィオラでのロマン派音楽といい、シュニトケやコリリアーノ(映画「レッド・ヴァイオリン」のため音楽)も圧倒的な精妙さと求心力。BBC響やLPO、BRSOなど錚々たるオーケストラへの客演続々のキャリアからも、欧州シーンの熱い期待感と成功度は明らか。

 CD音盤はまさに「満を持して」の録音…すでに完全武装の名手です。お見逃しなく!







 ちょっと滑稽ではありますが、つるつるしたアライグマみたいなヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾いてるところ。
https://youtu.be/bBIpUz79Rds

 これだけの楽器でこれだけの曲を弾いてしまうのだから、やっぱり天才なのでしょうね・・・

 


PC10358
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
エミリオ・ペルカン(vn)
 ヴィヴァルディ:ピゼンデルのためのソナタ
  〜ドレスデン宮廷のヴァイオリン芸術〜

  ヴァイオリンと通奏低音のための五つのソナタ
   ①ソナタ ハ長調 RV 2
   ②ソナタ ト長調 RV 25
   ③ソナタ ハ短調 RV 8
   ④ソナタ イ長調 RV 29
   ⑤ソナタ ヘ長調 RV 19
エミリオ・ペルカン(vn)
G.A.P.アンサンブル(古楽器使用)
 オリオル・アイマ(vc)
 ラファエル・ボナビータ
       (バロックギター・リュート)
 ルーカ・クィンタヴァッレ(cmb・org)

 ソ連系ヴァイオリン芸術→バロックのスペシャリスト!
 腕前がなくては映えない逸品5作、聴くほど惚れる1枚。

 技巧派の弦芸術…といえば、実はヴァイオリンの世界でもピアノ同様、かつてのソ連時代の磨き抜かれたロシア派の伝統を叩き込まれた名手が、いつしか羊腸弦の専門家になっている…という新時代らしい系譜が少しずつ見え始めているようになってきています。
 本盤のエミリオ・ペルカン(イタリア人のような名前ですが、出身はバルカン半島のマケドニア)もモスクワやソフィアでコーガンとオイストラフの系譜をひく伝統奏法を身につけたあと、ドイツ語圏でバロック奏法を知った転向派。
 やはり現代楽器を使いながらバロック奏法にも通じたムローヴァやダニエル・ホープなどと共演しつつ、ここでは日本が誇る異才集団アントネッロでも活躍する凄腕撥弦奏者ボナビータらと緊密かつ痛快そのもののヴィヴァルディを聴かせてくれ、筋金入りの古楽系であることをありありと立証してみせています。

 ヴィヴァルディ自身もまだキャリア形成中の1710年代、ヴェネツィアにしばし滞在したドレスデン宮廷の名手ピゼンデルがこの「赤毛の司祭」から無数の傑作を捧げられていることは有名ですが、それら出版されなかった名品群は曲の造詣が素晴しく美しく、ペルカンのような異才と充実した通奏低音陣で聴くと惚れ惚れするような魅力が…解説(訳付)と併せ、これも注目です!






ほとんど話題にならなかったペルカンのONYXデビュー・アルバム。
でもこれが爽やかな快演でなかなかよかった。
過激というよりは端正な方です。

ONYX 4099
\2600
アフェットゥオーソ 〜 エミリオ・ペルカン
 ピアーニ:4つのソナタ(世界初録音)
 ジェミニアーニ:2つのソナタ
 ヘンデル:ソナタHWV.371
エミリオ・ペルカン(バロック・ヴァイオリン)
オリオル・エイマット=フステ(バロック・チェロ)
ルカ・クィンタヴィレ(チェンバロ)
マケドニア出身のニュースター!エミリオ・ペルカンONYXデビュー盤!

 ドイツのピリオド・オーケストラ、ラルテ・デル・モンドの中心メンバーとして活躍する1982年マケドニア生まれのバロック・ヴァイオリニスト、エミリオ・ペルカン。
 ペルカンが取り上げたジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ(1678−1760)は、バロック時代の最も重要なヴァイオリニストの1人。
 1712年に出版された「Op.1」からの4つのソナタは、ペルカンの演奏が世界初録音となる。
 女王ヴィクトリア・ムローヴァも、ペルカンの演奏とピアーニの音楽を大絶賛している!





PASSACAILLE


PSC1015
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
クープラン:クラヴサン曲集
   第1巻(1713)から第2巻(1717)へ

 ①第3のプレリュード〜『クラヴサン奏法』(1715)より
 ②クラヴサンのための第7組曲〜第2巻(1717)より
   〔年若き頃、ラ・バスク、レザミュズマン 他〕
 ③第7のプレリュード〜『クラヴサン奏法』(1715)より
 ④クラヴサンのための第6組曲〜第2巻(1717)より
   〔刈入れをする人々、鳥のさえずり、やさしい悩み、
                    神秘的なる障壁 他〕
 ⑤クラヴサンのための第3組曲〜第1巻(1713)より
     〔暗がりのアルマンド、悲痛なサラバンド、他〕
オーレリアン・ドラージュ
          (チェンバロ)
 使用楽器:
  トゥルーズのティボー1691年
   製作モデルによる再現古楽器
  (再現製作:エミール・ジョバン)

 フランス古楽界の隠れ名手、17世紀モデルの楽器でクープランの作風形成の謎に迫る…
 繊細なる新録音!

 フランス古楽界の、とくにクラヴサン(=チェンバロ)奏者の層の厚さは今や知るほどに驚くべきものがありますが、本盤のドラージュのように鍵盤楽器のほかフルートやリコーダーも演奏する…といったマルチタレントな異才も多いのには改めて仰天させられます。
 そんな人材が、真正面からフランス古楽の粋ともいうべきクープラン作品をがっつり録音し、妥協なく魅惑のアルバム作りをみせてくれるというのが、実に頼もしいではありませんか!
 ベルギー随一の古楽レーベルPassacailleから送り出された本盤の魅力は何より、めったに残存例がない17世紀フランスの楽器をモデルに、巨匠レオンハルトをはじめとする往年の名匠たちの評価も高い現代の名工エミール・ジョバンが再現製作した銘器が使われている点。
 クープランは1668年生まれ、つまり30代初頭まで17世紀世界を生きてきた人でしたから、こうした古雅な17世紀楽器の音色を念頭に置いてあの傑作群を書いていたことも想像にかたくありません。
 彼の演奏哲学が詰まった教本『クラヴサン奏法』に出ている譜例2作も交えつつ、「神秘的なる障壁」「やさしい悩み」や連作「年若き頃」などの名品も押さえたプログラムで、伝統のなかからクープランらしさが浮かび上がる時期の作をじっくりと…解説訳付です!




<LP>


DHM&RCA& SONY


ニコラウス・アーノンクール アナログLPシリーズ

 ■ニコラウス・アーノンクールの追悼企画として、彼が最晩年にソニー・クラシカルに残した名盤の中から音質の良さで知られる3タイトルを180グラム重量盤として「初LP化」いたします。
 6月に発売し一瞬にして完売となったモーツァルトとベートーヴェンの交響曲に続くLP化です。
 ■LPは、ベルリン・フィル・レーベルのLP制作などを手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量盤プレスです。
 それぞれの交響曲がLP両面に余裕を持ってカッティングされており、アーノンクールによる初のベートーヴェン作品LPを最高の音質でお楽しみいただけます。

8898534200-1
(2LP)
\5200
ニコラウス・アーノンクール/モーツァルト:レクイエム(アナログ盤)
 モーツァルト(1756‐1791):レクエイム ニ短調K.622[F.バイヤー版]
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(アルト)
クルト・シュトライト(テノール)
ジェラルド・フィンレイ(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 [合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
 この《レクイエム》は、これまでの自分の全ての録音の中で、おそらく最高の出来の一つであろう。———ニコラウス・アーノンクール(2004年4月)
 1981年の革命的なテルデック録音から20有余年を経て、モーツァルトを現代に鮮烈に蘇らせてきた巨匠が自信を持って再び世に問うた、「モツ・レク」の決定的解釈。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会での驚嘆すべきライヴ録音。
 ■再録音を滅多にしなかったアーノンクールが自らのモーツァルト解釈の原点へと回帰1981年のテルデック盤以来20数年を経ての再録音となったモーツァルトの「レクイエム」です。アーノンクール自身は「1981年の録音は、初めて自分の持っていたコンセプトでモーツァルトの音楽を演奏・録音できたものです。オリジナル楽器によってこの作品があのように演奏されたのは20世紀では初めての試みであって、誰もオーケストラの中で鳴るバセットホルンを聴いたことがなかったし、どのように響くかは誰も知らなかったのです。当時はまったく新しいことでした」と当時を振り返り、今回の新録音について、「それ以後私のコンセプトは年月を経るにつれて自然により熟してきたので、今こそ録音し直す意味があると決心したのです」と語っていました。
 ■一層鋭敏で深みを増した解釈に加え、最高の声楽陣を配した理想の名盤再録音では、旧盤のウィーン国立歌劇場合唱団に代わって、アーノンクールと一心同体の存在だったアルノルト・シェーンベルク合唱団、クリスティーネ・シェーファーを筆頭としてアーノンクールの語法を完全に理解した独唱陣を起用し、歌詞の内容を歌の言葉として徹底的に血肉化させている。コンツェントゥス・ムジクス自体も一層作品の核心へと迫る求心的な演奏でアーノンクールの指揮に応え、ウィーンのムジークフェラインザールの美しい響きが、アーノンクールの信頼する録音スタッフによって理想的な形で収録されています。アーノンクール自身、「この《レクイエム》は、これまでの自分の全ての録音の中で、おそらく最高の出来の一つであろう」と仕上がりに満足していたほどです。
 ■フランツ・バイヤー版を使用「レクイエム」はモーツァルトの弟子ジュスマイヤーらによって補筆・完成された形で演奏・出版されましたが、音楽的な面で誤りも多かったため、それらを是正しより作曲者の意図に近づけるべく、音楽学者のフランツ・バイヤーが新たにオーケストレーションを見直したバイヤー版(1972年出版)が出版されました。「作曲家としては一流とはいえないジュスマイヤーのような音楽家が、あのような「ラクリモーサ」や「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」を白紙の状態から作曲できたとは考えられない」と、作品全体の構想はモーツァルト自身のもの、と強く確信していたアーノンクールは、ジュスマイヤー版を使わず、「バイヤーはモーツァルトをよく知り、素晴らしい演奏家であると同時に音楽理論家でもあります。彼がとても立派な仕事をしているので、われわれは彼の版を使うのです」と語るとおり、1981年盤同様バイヤー版を採用し、さらにバイヤーの了承を得て一部にさらに独自の修正を施しています。
 ■各紙・誌で絶賛された決定的解釈このアルバムは発売当時、『洗練度の高まりを実感できる圧倒的な美音。これまでの数多ある「モツ・レク」中でもトップ・レベルの、レクイエムと呼ぶのも皮肉に感じられるほどに、端々しい生気あふれる秀演』(「CDジャーナル」誌)、『アーノンクールのモーツァルト解釈がある種の新次元に入ってきたことを予言しているようだ。練りに練った解釈を問う自信作と言っていいだろう』(「音楽の友」誌)、『レクイエムの本質への透徹したまなざしで貫かれる素晴らしい演奏だ。決して安易に歌わず、過剰を拝し、そのそこの流れをつかみとる。ジュスマイヤーの補筆を無視しないバイヤー版もうなずける』(毎日新聞)など、各紙・誌で大きく取り上げられました。

 [録音]2003年11月27日〜12月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会におけるライヴ・レコーディング
 

8898534198-1
(2LP)
\5200
ニコラウス・アーノンクール/ヴェルディ:レクイエム(アナログ盤)
 ヴェルディ(1813-1901):レクイエム(死者のためのミサ曲)
エヴァ・メイ(S)
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ミヒャエル・シャーデ(T)
イルデブランド・ダルカンジェロ(Br)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 [合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
 精神の奥底から照射される永遠の安らぎへの深い祈り。アーノンクールとウィーン・フィルによって、混沌の時代に捧げられた全く新たな「鎮魂歌」!
 ■アーノンクール75歳の充実を刻み込んだ迫真の名演アーノクールが自らの75歳の誕生日(2004年12月6日)の直後に行われたウィーン・フィルとの演奏会で取り上げたのは、何とイタリアのオペラ作曲家として名高いヴェルディの筆になる宗教音楽の最高傑作「レクイエム=死者のためのミサ曲」でした。アーノンクールのヴェルディ録音としては2001年録音の「アイーダ」(TELDEC)に続く第2弾となったもので、2001年夏のグラーツ・シュティリアルテ音楽祭において、ヨーロッパ室内管弦楽団およびアルノルト・シェーンベルク合唱団を指揮して初めてこの作品を演奏したアーノンクールが、満を持してウィーン・フィルと「ヴェル・レク」録音に取り組んだ演奏会でした。単なるイタリアの熱血的爆演とは一線を画し、作品の知られざる魅力を明らかにするアーノンクールのもと、エヴァ・メイ、ベルナルダ・フィンク、ミヒャエル・シャーデ、イルデブラント・ダルカンジェロという今が旬の名歌手達の緻密な歌唱、そしてアーノンクールの音楽を知り尽くしたアルノルト・シェーンベルク合唱団の見事なハーモニーが、この有名な作品においてこれまで聴くことの出来なかった解釈を成し遂げています。
 ■これまで聴いたことのない感動を味わえるアーノンクールならではの個性的な名演この演奏は、実際にコンサートで接したジャーナリストからは、「アーノンクールは作品の持つ劇的な要素を徹底的に排することによって、別の意味でのリアリティを伴った劇性をこの作品から引き出すことに成功した。それは生半可な気持ちで聞き流すことが出来ない恐ろしい音楽である」(岡本稔氏)、「一切の虚飾を排した、実にストイックで精神性の高い演奏であり、聴いていて思わず襟を正さざるをえない厳しい音楽だ。これこそが「死者を弔う音楽」本来の趣旨に沿った解釈であることは一目瞭然である」(山崎睦氏)と評され、ウィーンでも大きな話題となりました。通常の演奏とは異なり、ヴェルディの生前に行われていたように「怒りの日」の後で休憩を入れ、また休憩後は合唱団の各声部の配置を変えることで、後半の「サンクトゥス」の二重四部合唱に相応しい響きを生み出したり、低音部の金管パートには「トロンボーンの響きと融合するように」と希望していた作曲者の意図を尊重して、テューバではなく、ヴァルヴ付きのバス・トロンボーンを使用するなど、アーノンクールらしいこだわりが込められています(もちろん弦楽器は対向配置)。また、独唱者は作曲者によって指定された箇所以外はポルタメントを控え、通常は無視されることの多い、合唱パートの一部を合唱団の各パート4人づつに歌わせるという指示も遵守されています。
 ■「黄金のホール」の美しい響きを完璧に捉えた名録音録音は、テルデック時代からアーノンクールの録音を手がけてきたテルデックス・スタジオによるもので、ウィーンのムジークフェラインザールの美しい音響と演奏の広大なダイナミックレンジを完璧に収録しています。

 [録音]2004年12月8〜11日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング[使用楽譜]デイヴィッド・ローゼン編の新批判校訂版(1990年UCP/Ricordi社刊、ヴェルディ全集、WGV III/I)
 

8898534201-1
(3LP)
\6500
ニコラウス・アーノンクール/ワルツの革命〜
 モーツァルト、ランナー&ヨハン・シュトラウス1世:
  ダンス、ワルツ&ポルカ集(アナログ盤)

<LP1>
 モーツァルト:
  1.2つのコントルダンスK.603〜第1曲ニ長調
  2.5つのコントルダンスK.609〜第1曲ハ長調
  3.5つのコントルダンスK.609〜第4曲ハ長調
  4.6つのドイツ舞曲K.571
  ヨハン・シュトラウス1世:
   5.ラデツキー行進曲[原典版]
   6.ケッテンブリュッケ・ワルツ第1番作品4★
   7.羊飼いのカドリーユ作品217★
   8.「パリの謝肉祭」ギャロップ作品100★
<LP2>
 ヨハン・シュトラウス1世:
  9.パガニーニ風ワルツ作品11◆
 ヨーゼフ・ランナー:
  10.憧れのマズルカ作品89
  11.サヴェリオ・メルカダンテによるパ・ド・ヌフ★
  12.ハンス・イェーゲル・ポルカ作品194
<LP3>
  14.ワルツ「魔女のダンス」作品203
  15.バレエ「コルゾ・ドナーティ」〜行進曲
  16.チェリート・ポルカ作品189
  17.狩りのギャロップ作品82
  18.ワルツ「シェーンブルンの人々」作品200
  13.マラブー・ギャロップ作品148a
   ★ウィーン楽友協会アルヒーフ所蔵自筆譜による世界初録音
   ◆ウィーン市立図書館所蔵のパート譜による録音[演奏]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
[オリジナル楽器使用]
指揮:ニコラウス・アーノンクール
 ワルツは19世紀のヨーロッパ社会の進化を映す鏡なのです。——— ニコラウス・アーノンクール
 ここまでワイルドで刺激的で楽しいワルツやポルカって、今までにありましたか?
 ■2011年6月、アーノンクールとウィーン・コンツェントゥス・ムジクスは、初めてランナー、シュトラウス1世のダンス、ワルツ、ポルカを取り上げました。そしてウィーンを皮切りに、ドルトムント、ケルンを巡るツアーで披露されたプログラムをそっくり録音したのがこのアルバムです。
 ■ベルリン生まれながら、生粋のオーストリア人であったアーノンクールは、シュトラウスをはじめとするワルツやポルカの演奏にも独特のこだわりを持っていました。録音面でも、コンセルトヘボウ管とのワルツ&ポルカ集(1985年録音、ピツィカート・ポルカ」の原典版を含む)を皮切りに、オランダ音楽祭のプロダクションをもとに制作された「こうもり」、独自の演奏用版を作成した「ジプシー男爵」全曲(1994年、ウィーン響)、ベルリン・フィルとのワルツ集(1999年)を手がけてきており、2001年と2003年にはウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに登場しました。
 ■当アルバムは、そうしたアーノンクールによる演奏実践の成果が結実したもので、「ワルツの革命Walzer Revolution」というアルバム・タイトルには、ワルツやポルカが単に美しいメロディに彩られた浅薄な作品ではなく、文化史的にも、音楽学的にも重要な意味合いを持つのだ、というアーノンクールの思いが込めらました。ウィーン楽友協会アルヒーフの全面協力を得て、可能な限り自筆譜や初版譜などの原典資料に基づいた楽譜を使用するのみならず、作曲者が指定した楽器を用いることによって、後世の編曲で覆い隠されていた、独自のオーケストレーションによる肌理細やかで生き生きとした響きを、現代において初めて取り戻したのです。ギロリとした眼差しからは想像できない、アーノンクールのコミカルでユーモラスな側面をこれまで以上にクローズアップした、極上の楽しさに溢れたアルバムとなりました。
 ■ニューイヤー・コンサートの定番「ラデツキー行進曲」は、通常の版ではなく初稿版で演奏されています。これはアーノンクールが出演した2001年のニューイヤー・コンサート冒頭で披露し、聴衆を驚かせた作品でもありました。モーツァルトの6つのドイツ舞曲K.571 第6番は、アーノンクール最後の日本公演の最終日のアンコールで演奏され強い印象を残した曲です。
 ■3曲を除き、アーノンクールにとって初録音。またコンツェントゥス・ムジクスが、モーツァルト以降の音楽を録音するのはこの時が初めてでした。

  [録音]2011年6月1日〜6日、ウィーン、ムジークフェラインザール

















8/3(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CALA


CACD 77020
\2500
ソム・ハウィーが奏でる、クラリネット作品集
 ドビュッシー:第1狂詩曲
 コヴァーチ:マヌエル・デ・ファリャへのオマージュ
 プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
 バルトーク:ルーマニア舞曲
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
 ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
 ホロヴィッツ:クラリネットとピアノのためのソナチネ
 スナイダー:フーズ・ソーリー・ナウ?
 フィリップス:クラリネット・カデンツァ
ソム・ハウィー(クラリネット)
デイヴィッド・ハウィー(ピアノ)
 豪州の若手クラリネット奏者ソム・ハウィーが奏でる、クラリネット作品集

 オーストラリアの若手クラリネット奏者、ソム・ハウィーが演奏するクラリネット作品集。ピアノ伴奏はソムの父であるデイヴィッド・ハウィーが務め、親子共演でのレコーディングを行っている。
 ドビュッシーの「第1狂詩曲」やブラームスの「ソナタ第1番」など、クラリネット作品の主要レパートリーを収録しており、関係者要必聴の1枚。

 2015年7月19日−21日の録音。
 

CACD 77022
\2500
エクスプレシーヴォ
 バリオス=マンゴレ:ワルツ Op.8-4/
 ディアンス:タンゴ・アン・スカイ/
 アルベニス:セビーリャ、グラナダ、アストゥーリアス、タンゴ/
 ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番/
 マイヤーズ:「ディア・ハンター」よりカヴァティーナ/
 ブローウェル:キューバの子守唄、オホス・ブルッホ/
 タレガ:アルハンブラの思い出、アラブ風奇想曲/
 ピアソラ:アディオス・ノニーノ/
 グラナドス:スペイン舞曲第5番/
 レノン&マッカートニー:ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア/
 カーマイケル:我が心のジョージア/
 ガーシュウィン:サマータイム
ジェイコブ・コードオーヴァー(ギター) 
 スペインのコルドバ国際ギター音楽祭コンクールやオーストラリア・ギター・コンクールなど、数々の受賞歴を持つ南半球オーストラリアの実力派ギタリスト、ジェイコブ・コードオーヴァー。
 Cala Recordsソロ・アルバム第2弾は、ギタリストに愛されているタレガの「アルハンブラの思い出」やアルベニス、ピアソラやガーシュウィンなどの作品を収録。

 2016年1月31日−2月3日の録音。




COBRA RECORDS

COBRA 0054
\2500→\2290
ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲第2番ハ短調 Op.3-2
 ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.3-1
 ヴァイオリン協奏曲第4番ホ長調 Op.3-4
リサ・ヤコブス(ヴァイオリン)
ザ・ストリング・ソロイスツ
 オランダの美しきヴィルトゥオーゾ、リサ・ヤコブス登場!

 ☆オランダのヴィルトゥオーゾ、リサ・ヤコブス。
 ☆セカンド・アルバムは、ロカテッリの協奏曲集!

 17歳でリッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演でデビューし、以来オランダ内外で活躍するヴァイオリニスト、リサ・ヤコブスがオランダのCobra Recordsから登場!
 2005年リトアニアのヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールで最高位を受賞した若きヴィルトゥオーゾがCobra Recordsでのレコーディング第1弾に選んだのは、イタリアに生まれオランダで半生を過ごした作曲家、ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695−1764)のヴァイオリン協奏曲集。「ヴァイオリンの芸術(技法)」との表題で出版されたロカテッリの代表作「12の協奏曲集 Op.3」からの3曲を、2015年にアムステルダムで結成された弦楽アンサンブル「ザ・ストリング・ソロイスツ」と共に奏でます。使用楽器は、1683年製のルッジェーリ・ヴァイオリン。

 録音:2016年3月21日−22日&29日、オランダ




GLOBE


GLO 5263
\2500
ヴァイオリンとピアノのための作品集
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
 ナマヴァル:マグマ溜まりで(世界初録音)
 フェルミューレン:ヴァイオリン・ソナタ
 コープランド:2つの小品
 イグデスマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番(世界初録音)

マグマ・デュオ
 〔エミー・ストームズ(ヴァイオリン)、
  シンシア・リーム(ピアノ)〕

 ハーグ王立音楽院で学んだ二人の女流ミュージシャン、エミー・ストームズとシンシア・リームによるヴァイオリンとピアノのためのデュオ、「マグマ・デュオ」がGlobeからデビュー。デュオ名は、2011年オスカー・バック・ヴァイオリン・コンクールのための委嘱作「In de Magmakame(マグマ溜まり)」から。2014年にはスイスのヴァイオリンとピアノのデュオ国際コンクールで優勝し、オランダのクラシカル・タレント賞にも選ばれるなど飛躍を続ける若き超絶デュオにご注目ください! 人気ミュージック・コメディ・コンビ「イグデスマン&ジュー」のアレクセイ・イグデスマンによる世界初録音となるソナタの収録もポイント。

 録音:2016年2月24日−26日、オランダ




LAWO CLASSICS


LWC 1097
\2600
新しい歌
 ヘルゲ・イーベルグ:愛の小さな歌
 ヘンリク・ヘルステニウス:…as the last blow falls…
 ホーヴァル・ルン:バラモンの話
 エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル:
  ソプラノとピアノのためのグルク Op.53B
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
 マリアンネ・ベアーテ・シェランが歌う現代ノルウェーの歌!

 BCJとの共演など日本での公演も多く、2015年の2月には、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテの「ヴィヴァルディ:メッセニアの神託」でも来日し話題を呼んだメゾ・ソプラノ、マリアンネ・ベアーテ・シェラン(キーラント)。
 ノルウェーの高品質レーベル、LAWO Classicsからのアルバム第6弾では、ヘルゲ・イーベルグ(1954−)、ヘンリク・ヘルステニウス(1963ー)、ホーヴァル・ルン(1970ー)、エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル(1922-2012)といった現代のノルウェーの作曲家たちによる歌曲でその艶やかな歌声を披露してくれる。

 録音:2014年3月8日−11日、ヴォーガン教会(ノルウェー)
 
LWC 1101
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン:ピアノ作品集
 ノルウェー・ユモレスク 《粉ひき臼のスロット》
 ピアノ組曲第1番 《ノルランの情景》 Op.5
 中世の2枚の肖像画 Op.8
 ピアノ組曲第2番 《グーブランスダーレンから》 Op.9
 ピアノ組曲第3番 《プリラール=グリ》 Op.12
 ノルラン舞曲 Op.30(ヴェフスンとハットフィエルダールの踊り)
ルネ・アルヴェル(ピアノ)
 20世紀前半のノルウェーでピアニスト、作曲家、指揮者として活躍し、音楽評論家、ノルウェー作曲家協会の委員、ノルウェー音楽著作権協会(TONO)の会長なども務めたノルウェーの音楽家、ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888−1974)のピアノ作品集。
 ノルウェーの民族音楽を取り入れた国民楽派的な音楽や、ドビュッシーから影響を受けた印象派的な作品などを残しており、このアルバムでは、ヨハンセンが幼少期を過ごしたヌールランやグーブランスダーレンの自然や風景を表現した組曲を中心に収録。軽やかなリズムや美しい旋律、印象的な和声など、ピアノ・ファンでなくても一聴の価値あり。

 録音:2015年5月11日−14日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
 

LWC 1102
\2600
神よ国王を守りたまえ
 ヘッセ:神よ国王を守りたまえ
 ケーラー:オーストリアの伝承賛美歌による変奏曲
 キュムシュテット:モーツァルトの 《魔笛》 による演奏会用小品
 シュテーレ:《いとも聖なるマリア》 による幻想曲
 プフレツシュナー:《きよしこの夜》 による変奏曲
 デ・ランゲ・ジュニア:ソナタ第4番ニ長調 Op.28
ハルゲイル・シャーゲル(オルガン)
 ノルウェー批評家賞を受賞し、国際オルガン・コンクールの審査員なども務めるハルゲイル・シャーゲルは、かつてHyperionには全5巻に及ぶペトル・エベンのオルガン作品集を録音しているベテラン・オルガニスト。シュナイダーの作品を取り上げた「オルガンの王(LWC 1090)」での成功に続くLAWO第2弾は、ソフィエンベルグ教会の新オイレ・オルガンで演奏する、19世紀前半ドイツの知られざるオルガン作品集。

 録音:2015年10月12日−14日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)




LINDORO


NL 3030
\2500
ボッケリーニ&ブルネッティ:アリアと情景集 イェレナ・バンコヴィチ(ソプラノ)
グスタボ・サンチェス(指揮)
カメラータ・アントニオ・ソレール
 ガエターノ・ブルネッティ(1744−1798)はイタリアに生まれ、(スカルラッティやボッケリーニなど、当時の多くのイタリア人作曲家と同じように)スペインで活躍した18世紀の作曲家。
 「弦楽四重奏曲集(NL 3011)」、「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集(NL 3021)」、「交響曲集(NL 3026)」と、ブルネッティの知られざる作品を世に送り出してきたLindoroのブルネッティ・プロジェクト最新作は、セルビア出身のソプラノ、イェレナ・バンコヴィチが歌うアリア集。
 ボッケリーニの「Ines de Castro」を含め、ブルネッティの「Ever pur troppo」や「Se Pieta」、「L'ossa insepolte」など世界初録音の作品を多数収録。




PHAEDRA



DDD 92092
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.92 〜
 パストラル・メランコリー

  デ・ブック:エクローグ*/デ・フォフト:羊飼いの小唄*/
  ジョンゲン:瞑想曲*/デ・ブック:歌、夜想曲*/
  リエラント:オーボエとピアノのためのソナチネ/
  ユイブレシュト:アンダンテ/ドロクロワ:悲しい歌*/
  ジョンゲン:レクチャー/デ・ブック:幻想曲/
  ブノワ:インザ・フィールズ/ギッド:小品*/
  セリス:カレオル Op.61*
ブラム・ノルフ
 (オーボエ、イングリッシュ・ホルン*)
ハンス・リケリンク(ピアノ)
 ダブル・リード関係者必聴!和やかなるベルギーのオーボエ作品集!

 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第92集は、19世紀〜20世紀フランドルとベルギーのオーボエ&イングリッシュ・ホルンのための作品集。
 「パストラル・メランコリー」の副題の通り、牧歌的で物悲しい宝石のような小品集。演奏は、レメンス音楽院の教授、ベルギー国立管弦楽団のソリストを務めるブラム・ノルフ。

 録音:2015年7月4日−7日、ベルギー



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OEHMS



OC891
\2300→\2090
ヴァイグレ(指揮)&フランクフルト歌劇場管
 リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
 録音 2015年11月1日.2日 フランクフルト アルテ・オパー
 2016年にも来日、レパートリーの広さで定評のあるドイツの指揮者セバスチャン・ヴァイグレ。
 OEHMSレーベルで進行中のこのリヒャルト・シュトラウスのシリーズは、ヴァイグレが「最も得意である」と語る作曲家であるだけに、どれも力の入った見事な出来映えを誇っています。
 今回の「アルプス交響曲」はとりわけ多彩な響きを駆使した映画音楽のような作品であり、ヴァイグレはオペラで培った巧みな統率力と表現力で、雄大なアルプスの風景だけでなく、シュトラウス(1864-1949)が作品に秘めたニーチェの影響(アンチクリスト)までをも丁寧に描き出そうとするかのようです。
 【セナスティアン・ヴァイグレ…リヒャルト・シュトラウス作品集】
  OC947…歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 OC888…交響詩「英雄の生涯」 他
  OC889…交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」他 OC890…交響詩「ドン・ファン」 他
  

OC454
\2100
パウル・アブラハム:喜歌劇「ヴィクトリアと軽騎兵」 ヴィクトリア伯爵夫人…
 ダグマール・シェレンベルガー(ソプラノ)/
シュテファン・コルタイ…
 ミヒャエル・ハイム(テノール)/
ジョン・カンライト…
 アンドレアス・シュテッパン(ヴォーカル)/
ヤンチ…アンドレアス・ザウアーツァプフ(テノール)/
リケッテ…カトリン・フックス(ソプラノ)/
フェリー伯爵…ペーター・レジアク(ヴォーカル)/
オーリアサン…ヴェレナ・バルソ=ユルカ(ソプラノ)/
日本の僧侶…ルイ・ドス・サントス(テノール)/
ベーラ・ペルケルティ…
 ティボール・ソルノキ(ヴォーカル)/
メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団/
ディヴィッド・レヴィ(指揮)
 録音 2016年7月5-7日 メルビッシュ湖上音楽祭 ステージ
 オーストリアのノイジードル湖上で開催されるメルビッシュ湖上音楽祭は、1957年に第1回が開催されて以来、毎年欠かさず上演され、多くのオペレッタ愛好家たちを大層喜ばせています。
 初期の頃は「こうもり」や「メリー・ウィドウ」などの有名演目が上演されていましたが、最近は知られざるオペレッタにも焦点を当て、次々と珍しい作品が上演されるようになりました。
 2016年の演目もこれまたレアな作品である「ヴィクトリアと軽騎兵」というもの。ハンガリー出身のオペラ作曲家アブラハム(189-1960)が1930年に発表した作品で、戦時中ロシアに捕らわれ、死刑を宣告されてしまった軽騎兵コルタイが、日本に逃亡。アメリカ大使館でかつての恋人だったヴィクトリア(現在は伯爵夫人)と出会うことで運命に翻弄されていく物語です。

 【好評発売中】
  OC016(15枚組)…メルビッシュ音楽祭BOX(1996年〜2015年まで)
 


OC456
(2CD)
\4000→\3690
レーガー:チェロとピアノのための作品全集
<CD1>
 1.奇想曲 イ短調/2-4.チェロ・ソナタ 第1番 へ短調 Op.5/
 5.奇想曲 Op.79-1/6.小ロマンス Op.79-2/
 7-10.チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.28/11.ロマンス ト長調/
<CD2>
 1-4.チェロ・ソナタ 第3番 ヘ長調 Op.78/
 5.アリア Op.103a-3/
 9-9.チェロ・ソナタ 第4番 イ短調 Op.116
グィド・シーフェン(チェロ)/
ヤコブ・ロイシュナー(ピアノ)
 録音 2015年7月13-15日,2016年4月5-7日 ドイツ クララ・ヴィーク・アウディトリウム
 2016年、レーガー(1873-1916)の「没後100年」を記念して数多くの作品がリリースされていますが、このチェロとピアノのための作品集もそんな1枚です。
 ワーグナーにも匹敵するほど重厚な作品を書き、ドイツロマン派を代表すべき作曲家であるレーガー。オルガン作品ばかりが有名ですが、彼のチェロ・ソナタはブラームス風の雰囲気を持つ美しいもの。ドイツの伝統を受け継ぎながらも、晩年の第4番に出現する前衛的な部分は後のヒンデミットやショスタコーヴィチ作品の先駆ともなっています。
 チェリストのグィド・シーフェンはこれまでにもバッハから現代まで数多くのアルバムをリリースし、とりわけ近現代の作品の演奏について評価の高い人です。




<メジャー・レーベル>

SONY


8898533292-2
(CD)
\2500
ラン・ラン/ニューヨーク・ラプソディ
 1. The Story Of Our Town (Aaron Copland)
 2. New York Morning (Elbow) with Jason Isbell (vocal)
 3. Empire State Of Mind (Alicia Keys) with Andra Day (vocal)
 4. New York Minute (Don Henley)
  with Kandace Springs (vocal + keyboard)
 5. Tonight (from West Side Story - Leonard Bernstein)
  with Sean Jones (trumpet)
 6. Theme from Spiderman (Danny Elfman)
  with Lindsey Stirling (violin)
 7. Somewhere / Dirty Blvd. (Leonard Bernstein - Lou Reed)
  with Lisa Fischer
 8. Moon River (from Breakfast at Tiffany’s - Henry Mancini)
  with Madeleine Peyroux
 9. Rhapsody in Blue (2 piano version) (Gershwin)
  with Herbie Hancock (piano)
 10. In Evening Air (Aaron Copland)[演奏]
ラン・ラン(ピアノ)
Tr.2-8:
ペーター・イレイニ(指揮)
ハンガリー・スタジオ・オーケストラ
Tr.9:
ジョン・アクセルロッド(指揮)
ロンドン交響楽団
8898533293-1
(2LP)
\5200
 ポップスに挑む今作は、ラン・ランからNYへの熱いラブレター
 1982年、中国・瀋陽生まれの天才ピアニスト、ラン・ランの最新作は、音楽が無限の広がりに満ちた街、音楽という音楽が交じり合うるつぼであるニューヨークへと綴られたラン・ランからのラブレター。この街で時を越えて受け継がれる名曲の数々がインスパイアされ、そのジャンルを越えた表現はラン・ランの得意技。ラン・ランはあらゆる人が楽しめるクラシック音楽があることを教えてくれる。ジャズ界のもはや伝説とも言えるハービー・ハンコックと共演する2台のピアノとオーケストラのためのガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」をはじめ、話題の新星キャンディス・スプリングスやアンドラ・デイからマデリン・ペルー、リサ・フィッシャー、リンジー・スターリングなどのビッグ・ネームまで多彩なゲストが参加。アルバムをプロデュースするのはジョニ・ミッチェル、ハービー・ハンコック、マデリン・ペルー、メロディ・ガルドー、トレイシー・チャップマンなどを手掛け、グラミー賞を数多く受賞している名プロデューサー、ラリー・クライン。ラン・ランのジャンルを超越した活躍はとどまるところを知らない。




<映像>


SONY(映像)



8898531982-9
(Blu-ray)
\3800→\3490
レコーディング・セッションを追った迫真のドキュメンタリー
 ラン・ラン/ミッション・モーツァルト

  モーツァルト: ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K 491
  モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番ト長調 K 453[出演]
ピアノ: ラン・ラン
ウィーン・フィル
ニコラウス・アーノンクール指揮
8898531981-9
(DVD)
\3200→\2890

 全ての音楽愛好家に開示する、モーツァルトの深淵なる奥義
 去る2016年3月5日に逝去され、古楽の世界を切り拓いた偉大なパイオニアの一人、指揮者のニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・フィルとラン・ランによるモーツァルト・アルバムの4日間にわたるレコーディング・セッションの様子を追った迫真のドキュメンタリー作品。
 アーノンクールがラン・ランやウィーン・フィル、スタッフに語りかえる珠玉の言葉の数々。深い洞察力と長い経験から紡ぎだされるその全ての言葉のどれもが説得力に溢れ、まるでアーノンクールの個人講義を受けているような錯覚にとらわれます。
 それほどまで尖鋭な直観的洞察力と音楽性に満ち溢れた映像作品となっています。
 まさしくアーノンクールが全ての音楽愛好家に遺してくれた貴重な音楽的遺産です。

 収録:2014年4月14〜17日、ウィーン、ムジークフェラインザール

 ※録音セッションのドキュメンタリー作品のため、演奏は抜粋になります。ご了承ください。

















8/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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CHALLENGE CLASSICS


祝!ズヴェーデン、ニューヨーク・フィル音楽監督就任!
 ズヴェーデン&オランダ放送フィルブルックナー交響曲がボックスで登場!



CC 72702
(11SACD HYBRID)
\14400→\12990
ズヴェーデン指揮&オランダ放送フィル
 ブルックナー:交響曲第1-9番

 第1番(リンツ版、1866年)
  〔録音:2013 年6月10-13日[第1,2,4楽章]、
   2012 年6月[第3楽章]〕
 第2番(第2版、1877年)〔録音:2007年9月18-21日〕
 第3番(第2版、1878年)〔録音:2011年12月21-23日〕
 第4番(第2版、1878/80年)〔録音:2006 年4月4-7日〕
 第5番(原典版、1876年)〔録音:2007年6月25-28日〕
 第6番(原典版、1953年)〔録音:2012年6月11-14日〕
 第7番(原典版、1883年)〔録音:2006年6月7-9日〕
 第8番(第2版、1892年)〔録音:2011 年8月25-29日〕
 第9番(原典版、1896年)〔録音:2006 年6月5-6日〕
ヤープ・ファン・デア・ズヴェーデン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管

 ズヴェーデン&オランダ放送フィルのブルックナーの番号付き交響曲9 曲のボックス化。演奏だけでなく、録音の良さでも人気のシリーズです。
 ズヴェーデンは1960 年オランダ生まれ。1979 年、最年少でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた(1995 年まで)経験ももつ指揮者。95 年から指揮活動を始め、ネザーランド交響楽団、ハーグ・レジデンツ、ロイヤル・フランダース・フィルなどの音楽監督を歴任。2005 年から2011 年までオランダ放送フィル、およびオランダ放送室内フィルの芸術監督を務め、その後はオランダ放送フィルの名誉首席指揮者も務めました。ほかにも、アメリカの名門ダラス交響楽団の音楽監督、およびアメリカの優れたオーケストラの客演指揮者などで活躍しています。そして2018/19 シーズからニューヨーク・フィルの音楽監督に就任が決まっており、これからの活動にもますます期待が寄せられているところです。
  1 曲1 曲の稿の選択から実際のサウンドまで、ズヴェーデンの徹底した音楽づくりをあらためて堪能できる貴重なボックスセットです。
 (デジパックのボックスを開くと、ディスクが1枚ずつスリーブケースに収められている仕様のセットとなります)

  MCOスタジオ5、ヒルヴェルスム、オランダ




HMF



HMX 2908750
(12CD)
\8000→\7290

「マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション(12CD)」
マティアス・ゲルネ(バリトン)

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第1集
  冥府への旅 D.526,沈むよろこび D.700,涙する D.926,漁夫の愛の幸せ D.933,
  冬の夕べ D.938,メムノン D.541,双子座に寄せる舟人の歌 D.360,舟人 D.536,
  あこがれ D.636,小川のほとりの若者 D.638,エンマに D.113,巡礼者 D.794,
  タルタルスの群れ D.583,希望 D.295,人間の限界 D.716
     マティアス・ゲルネ(バリトン) エリザーベト・レオンスカヤ(ピアノ) 
     録音:2007 年2 −3月,ベルリン

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第2集(2CD)
  [CD1]
   若者と死 D.545,緑の中の歌 D.917,秋の夜 D.404,静かな国へD.403,
   秋の夕べ D.405,遠くへの渇望 D.770,私の心へ D.860,さすらい人 D.649,
   ヴィルデマンの丘を越えて D.884,嘆き D.371,春の小川のほとりで D.361,
   リュートに寄せて D.905,娘の恋の立ち聞き D.698,まなざしの歌 D.297,
   君はわが憩い D.776,音楽に寄せて D.547,泉に寄せて D.530,
   岩のそばの歌手 D.482,竪琴との別れ D.406,歌の終わり D.473 
  [CD2]
   郷愁 D.456,ドナウ河の上で D.553,ウルフルが釣りをする時 D.525,星の夜 D.670,
   帰り道 D.476,秘密 D.491,ゴンドラの舟人 D.808,夕べの星 D.806,勝利 D.805,
   夜の曲 D.672,解消 D.807,語らずともよい、黙っているがよい(ミニョンの歌) D.877-2,
   ただ憧れを知るひとだけが(ミニョンの歌) D.877-4,ミニョンに D.161,
   竪琴弾きの歌 D.480(孤独に身を委ねる者は,涙を流しながら,パンを食べたことのない者は,
   家々の門辺に歩み寄り),流れのほとりで D.160,恋人の近くに D.162,漁師 D.225,
   湖上にて D.543,悲しみの喜び D.260,出会いと別れ D.767
     マティアス・ゲルネ(バリトン) ヘルムート・ドイッチュ(P,CD1)
     エリック・シュナイダー(P,CD2) 
     録音:[CD1]2008年1月 [CD2]2007年10月

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第3集
  歌曲集「美しい水車小屋の娘」
     マティアス・ゲルネ(バリトン) クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ) 
     録音:2008 年9月6-8日,ベルリン

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第4集
  ギリシャの神々 D.677,フィロクテート D.540,アイスキュロスからの断章 D.450b,
  赦されたオレステス D.699,ヘリオポリス1 D.753,ヘリオポリス2 D.754,
  竪琴に寄す D.737,アティス D.585,海の静けさ D.216,トゥーレの王 D.367,
  ブロンデルからマリアへ D.626(,茂み D.646,羊飼い D.490,巡礼の歌 D.789,
  さすらい人の夜の歌 D.224,春の想い D.686,郷愁 D.851,十字軍 D.932,別れ D.475 
     マティアス・ゲルネ(バリトン) インゴ・メッツマッハー(P) 
     録音:2008 年10,11月,2009年2月,ベルリン

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第5集
  夜と夢 D.827,盲目の少年 D.833,あこがれ D.637,墓堀人の歌 D.869,
  私はすべての安らぎを奪われて D.876,老年の歌 D.778,墓掘り人の郷愁 D.842,
  月に寄す D.193,5 月の夜 D.194,シルヴィアに D.891,セレナード D.889,
  羊飼と騎馬の人 D.517,夏の夜 D.289,収穫の歌 D.434,秋の歌 D.502,
  愛らしい星 D.861,恋人に D.303
     マティアス・ゲルネ(バリトン) アレクサンダー・シュマルツ(ピアノ) 
     録音:2008 年9月

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第6集(2CD)
  [CD1] 「白鳥の歌」全15曲 D.957(「秋」D.945 追補版) 
  [CD2]ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
     マティアス・ゲルネ(バリトン)、クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ) 
     録音:2010 年2月、2011 年1月、ベルリン

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第7集
  シューベルト:歌曲集〜「魔王」
   夕映えの中でD.799/さすらい人D.493/ 夜咲きすみれD.752/ 森にてD.834/
   ノルマンの歌D.846/ 精霊の踊りD.116/宝堀り人の願いD.761/月に寄せてD.259/
   魔王D.328/湖のほとりでD.746/アリンデD.904/反映D.949/鱒D.550/流れD.693/
   夕焼けD.690/嘆きD.415/川D.565/漁夫の歌D.881/ブルックの丘にてD.853
     マティアス・ゲルネ(バリトン) アンドレアス・ヘフリガー(ピアノ)
     録音:2012 年1月、ベルリン

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第8集〜さすらい人の夜の歌(2CD)
  [CD1]
   沈みゆく太陽に寄せてD.457/死と乙女 D.531/ばらD.745/
   思い出「死者への捧げもの」D.101/万霊節の日のための連?D.343/
   水の上で歌うD.774/夕べの光景D.650/雷雨ののちにD.561/小人D.771/
   春にD.882/花言葉D.519/すみれD.786/遠く去った人にD.765/
   ただあなたのそばにD.866-2/ガニュメートD.544 
  [CD2]
   さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」D.768/羊飼いの嘆きの歌D.121/
   野ばらD.257/たゆみなき愛D.138/月に寄すD.259/涙の慰めD.120/
   最初の喪失D.226/ミューズの息子D.764/秘めごとD.719/遊びにおぼれてD.715/
   御者クローノスにD.369/心の近さD.100/それは私だったD.174/ばらの花冠D.280/
   恋する者の気がかりD.285/あなたに寄すD.288/愛は裏切られD.751/笑いと涙D.777/
   それらがここにいたことはD.775/孤独な人D.800/星D.684
     マティアス・ゲルネ(バリトン) ヘルムート・ドイチュ(ピアノ[CD1])
     エリック・シュナイダー(ピアノ[CD2])
     録音:2011 年2,4月([CD1])、2012 年2月([CD2])/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第9集
  シューベルト:「冬の旅」(全曲)
     マティアス・ゲルネ(バリトン) クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ) 
     録音:2011 年1,5月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディションが12 枚組ボックスに!

 マティアス・ゲルネがハルモニアムンディに録音した珠玉のシューベルト歌曲集シリーズ「マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション」。ゲルネの最新のシューベルトとして、さらに、パートナーを務めるピアニストが実に豪華で注目のシリーズが、このたび12枚組のボックスとして登場です。エッシェンバッハが奏でるシューベルトのいわばピアノの「白鳥の歌」ともいえる最後のピアノ・ソナタも収録されており、シューベルトの音楽を最高の布陣で味わうことができます。

 ※なお、vol.4(HMC 902035)に付属していたDVD はこのボックスセットには含まれません。




IPPNW

IPPNW 79
\2500
「難民のための慈善演奏会〜クラシック、タンゴ、ジャズ」
 (1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」
 (2)オリ・ボット(1974-):序曲
 (3)ヘルムート・アーベル(1966-):「Toi, pour toi」
 (4)ピアソラ:リベルタンゴ
 (5)シミン・サマワティ(1976-):
  「As ney」、「As-shams」、「Baraaye To」
 (6)アヴナー・ドルマン(1975-):「Udacrep Akubrad」
 (7)トマール・ヤリーヴ(2005-):「Gyro」
演奏グループ:
 (1)ベルリン・ピアノ・トリオ
 (2)-(4)ヴィブラタンギッシモ
 (5)スニーク
 (6)(7)ダブルビーツ
 IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会、2015年ライヴ録音

 録音:2015年2月22日/ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール(ライヴ)/79’07’’

  IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会を収録したシリーズ。ドヴォルザークのドゥムキー・トリオの他、ヴィオラ、ヴィブラフォン、ピアノ、コントラバスからなるグループ「ヴィブラタンギッシモ」によるピアソラ、ジャズシンガーのシミン・サワマティが「スニーク」を率いて歌う自作曲、パーカッション・デュオ「ダブルビーツ」による熱のこもった演奏など、2015 年に行われたライヴを収録しています。
 
IPPNW 80
\2500
「難民のための慈善演奏会〜言葉と音楽」 ベルリン・ピアノ・トリオ
クリスティアン・ブルックナー(朗読)
 (1)バシール・ザカリャウ(1972-):
  Bashir erzahlt seine Geschichte : 19. November 2013,
  vormittags in einem Cafe am Oranienplatz(朗読)
 (2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第1楽章
 (3)バシール・ザカリャウ:Ich ging nach Agadez in Niger. Dort war kein Krieg.(.. 朗読)
 (4)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第2楽章
 (5)バシール・ザカリャウ:Wir wurden nach Lampedusa gebracht (朗読)
 (6)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第3楽章
 (7)マーシャ・カレコ(1907-1975):Inventa(r 朗読)
 (8)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第4楽章
 (9)ベルトルト・ブレヒト:Uber die Bezeichnung Emigranten(朗読)
 (10)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第5楽章
 (11)マーシャ・カレコ:Kurzes Gebe(t 朗読)
 (12)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第6楽章
 IPPNW(核戦争防止国際医師会議)のc慈善演奏会、詩の朗読つき。

 録音:2015年2月22日/ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール(ライヴ)/45’17’’

  IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会を収録したシリーズ。ドヴォルザークの「ドゥムキー」はIPPNW 79 の演奏と同一のものですが、このCD では各楽章の間に別トラックで「三文オペラ」で有名なベルトルト・ブレヒトや、アウシュビッツ生まれのユダヤ人マーシャ・カレコの詩などが朗読されています。ベルリン・ピアノ・トリオは2004 年結成。2007 年にクラクフ国際室内楽音楽コンクールで優勝、2009 年にヨーゼフ・ハイドン国際コンクールで優勝を飾った気鋭のグループです。



 

DYNAMIC


CDS-7708
\2300
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番&第2番 他
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」/
 5-14.草陰の小道を通って(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編)/
 15-18.弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」
エネルジエ・ノーヴェ弦楽四重奏団
<メンバー:
 ハンス・リヴィアベッラ(第1ヴァイオリン)/
 バルバラ・キアンナメア=モンテ・リッツィ(第2ヴァイオリン)/
 イヴァン・ヴクチェヴィク(ヴィオラ)/
 フェリックス・フォーゲルザング(チェロ)>
 録音 2013年10月7日, 11月30日-12月1日, 2014年3月16-17日 ルガーノ イタリア放送 アウディトリオ・ステリロ・モーロ

 晩年のヤナーチェク(1854-1928)が生み出した2つの弦楽四重奏曲は、その濃厚な表現に強く魅了される人が後を絶ちません。
 第1番は文豪トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」(ベートーヴェンに直接関連があるわけではありません)に触発された作品で、妻の不義を知った主人公が、妻を殺害するまでの苦悩する様子が狂おしいまでに描かれています。
 第2番はヤナーチェクに多大な影響を与えた女性カミラ・シュテスロヴァーの面影が強く宿っており、彼が彼女に対して書いたという700通もの手紙の内容が象徴的に反映された、夢とも妄想ともつかない作品です。
 エネルジエ・ノーヴェ弦楽四重奏団は、ヴィオラの技術的課題を克服したという、ベーレンライターの新版の譜面を用いて演奏しています。
 また、ピアノ曲を原曲とする「草陰の小道を通って」の弦楽四重奏版も、ピアノ版とは違った深い味わいを持っています。
 


CDS-7764
(2CD)
\3000→\2690
ヴァレンティーニ=テッラーニ
 オッフェンバック:ジェロルスタン大公妃殿下
ジェロルスタン大公妃殿下…
 ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(メゾ・ソプラノ)/
ヴァンダ…カルラ・ディ・チェンソ(ソプラノ)/
フリッツ…カルロ・アレマンノ(テノール)/
ピュック男爵…トーマス・モリス(バス)/
ポール殿下…リシャール・プラザ(テノール)/
ブン大将…エティエンヌ・リゴー(バス)/
グロック男爵…ベルナール・アンベール(バリトン)/
ネポムク…フランク・カッサール(ヴォーカル)/
イーザ…ローザ・アンナ・ペライノ(ソプラノ) 他/
ブラティスラヴァ室内合唱団/
イタリア国際管弦楽団/
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)
 録音 1996年7月20-22日 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ・ドゥカーレ CDS-173の再発売盤

 51歳の若さで病のために早世したメゾ・ソプラノ歌手ヴァレンティーニ=テッラーニの代表的名演の一つが、この「ジェロルスタン大公妃殿下」です。
 日本でも大正時代から浅草オペラで「ブン大将」として人気を誇っていたというこのオペレッタ、何より主人公の大公妃殿下が上手くなくてはいけません。
 お気に入りの若い兵隊を無理やり昇進させて我が物にしようと企むという傍若無人かつ可愛いオバさまをヴァレンティーニ=テッラーニが見事に歌っています。
 亡くなる2年前の演奏ですが、そんな雰囲気は微塵も感じさせないパワフルな歌唱です。



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OEHMS



OC026
(12CD)
\6000→\5490

シモーネ・ヤング指揮&ハンブルク・フィル
 ブルックナー:交響曲全集


CD1…OC686
 1-4.交響曲 ヘ短調「習作」 WAB99
  録音 2013年2月22-26日
CD2…OC685
 1-4.交響曲 第0番 ニ短調 WAB100
  録音 2012年5月20-21日
CD3…OC633
 1-4.交響曲 第1番 ハ短調 WAB101
  録音 2010年1月
CD4…OC6814
 1-4.交響曲 第2番 ハ短調 WAB102
  録音 2006年3月12-13日
CD5…OC624
 1-4.交響曲 第3番 ニ短調 WAB103
  録音 2006年10月14-16日
CD6…OC629
 1-4.交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104
  録音 2007年12月1-3日
CD7…OC689
 1-4.交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105
  録音 2015年3月1-2日
CD8…OC687
 1-4.交響曲 第6番 イ長調 WAB106
  録音 2013年12月14-16日
CD9…OC688
 1-4.交響曲 第7番 ホ長調 WAB107
  録音 2014年8月29日,30日
CD10…OC638
 1-2.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108
  (第1楽章,第2楽章)
CD11.
 1-2.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108
  (第3楽章,第4楽章)
  録音 2008年12月14-15日
CD12…OC693
 1-3.交響曲 第9番 ニ短調 WAB109
  録音 2014年10月25-27日
シモーネ・ヤング指揮
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
 
日本では「ブルックナーは女性に人気がない=女性にはブルックナーを理解するのが難しい」というのが定説であり、演奏会場でも公演曲目がブルックナーの場合は、聴衆のほとんどが男性という状況の中、このシドニー出身の女性指揮者、シモーネ・ヤングのブルックナーは新譜が出る毎に、素晴らしい評価を得てきました。
 もともと歌劇場で鍛錬を積んできたヤングが得意とする作曲家はワーグナーやマーラー、そしてブルックナーなど後期ロマン派を代表する人たちであり、このブルックナー全集における、新鮮な音響と溢れる歌心、スケールの大きな解釈は他に類を見ません。初期の作品では異稿版も積極に取り上げ、後期の作品では緻密な構成と壮大な響きを生かした演奏は、BOX化が待たれていたものです。

【シモーネ・ヤング】
 オーストラリア出身。シドニーの音楽院で作曲、指揮、ピアノを学び、1985年にシドニー・オペラ・ハウスで指揮者デビュー。ドイツに留学後はケルン歌劇場でジェームズ・コンロン、ベルリン国立歌劇場ではバレンボイムに師事し、1993年には遂にウィーン国立歌劇場にデビュー。日本には1997年に初来日して以来、何度も演奏会を行っています。2016年11月末にも来日が予定されています。
 OEHMSレーベルには、彼女が得意とする作曲家たち、ワーグナーの「指環」全曲、マーラーの交響曲、そして今回のブルックナーの交響曲全集他、数多くの録音があります。




6x8

スペインのギター奏者フェルナンド・エスピが創設したレーベル。
カタルーニャ語で「シス・パル・ブイ」(Sis per vuit)と読みます。
レア盤!

6x8 1013
\2600
エスピ×エスピ
フェルナンド・エスピ(1975-):ギター作品集
  エリック・サティへのオマージュ Op.2(ギターのための;1999 & 2001)
   サティアーナ第1番 / サティアーナ第2番
  3つのヒホン民謡 Op.6(ギターのための;2005)
   Romanc de Cecilieta / La Lluneta es ma Padrina / Doneu-me Tonyetes
  カプスベルガーへのオマージュ Op.7(ギターのための;2005)
  スペインのラ・フォリアによる前進的変奏曲 Op.8(ギターのための;2005)
  J・S・バッハへのオマージュ Op.9(ギターのための;2006)
  アルナウのための子守歌 Op.11(ギターのための;2009)
  ミゲル・エルナンデスへのオマージュ Op.15(ギターのための;2010)
   前奏曲 / 間奏曲 / 後奏曲
  スペイン変奏曲、民謡の主題による Op.18(ギターのための;2013)
   主題とトロバの様式で / アルベニスの様式で / ファリャの様式で
   タレガの様式で / ロドリーゴの様式で / トゥリーナの様式で / エスピの様式で

フェルナンド・エスピ(ギター)

  録音:データ記載なし




ARS HARMONICA


AH 243
\2500
水とワイン ギター二重奏のための音楽
 パウロ・ベリナチ(1950-):ジョンゴ(ギター二重奏のための)
 バルトーク(1881-1945)/カスナー=クヴァー・ギター・デュオ編曲:
  ルーマニア民俗舞曲(ギター二重奏版)
 マリオ・ガンジ(1923-2010):イタリア組曲(ギター二重奏のための)
 エグベルト・ジスモンチ(1947-):水とワイン(ギター二重奏のための)
 レオ・ブローウェル(1939-):
  ミクロピエサス、ダリウス・ミヨーへのオマージュ(ギター二重奏のための)
 アストル・ピアソラ(1921-1992)/デュオ・ルビオ=フランク編曲:
  リベルタンゴ(ギター二重奏版)/アディオス・ノニーノ(ギター二重奏版)
デュオ・ルビウ・フランク
 マイタ・ルビウ、ミリアム・フランク(ギター)

 録音:2016年6月23-25日、パノラマ1526(スタジオ)、ビラファン、カタルーニャ、スペイン
 デュオ・ルビウ・フランクはバルセロナのリセウ音楽院で学んだ女性ギター奏者二人が1996年に結成。





BELLA GERIT

レア盤!

BG 0516
\2700
君に喜びを隠す者 14世紀イタリア、アルス・ノーヴァにおける音楽と言葉の戯れ
 不詳:Lucente stella(バッラータ・ミニマ)
 ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320/1325頃-1362/1363):
  De, poni amor a me(バッラータ)
 不詳:Che ti giova nascondere(バッラータ)
 ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ:I' vo' bene(バッラータ) 【試聴】
 不詳:Non formo Christi nato de salute(バッラータ) 【試聴】
 不詳:Tre fontane(イスタンピッタ) 【試聴】
 ロレンツォ・マージ[ロレンツォ・ダ・フィレンツェ](?-1372/1373):
  Sento d'amor la fiamma(バッラータ)/Non so qual i' mi voglia(バッラータ)
 不詳:Chominciamento di gioia(イスタンピッタ)
 ロレンツォ・マージ:Donne, e fu credenza(バッラータ)
 不詳:Isabella(イスタンピッタ)
 ロレンツォ・マージ:Non vedi tu amore(バッラータ)
 不詳:Amor mi fa cantar a la Francescha(バッラータ・ミニマ)
エネア・ソリーニ(歌、打楽器)
ペッペ・フラーナ(中世リュート、キタッリーノ)

録音:データ記載なし 総収録時間:43分49秒

アンサンブル・ベッラ・ジェリトの主要メンバー、エネア・ソリーニとペッペ・フラーナのデュオ。バッラータは13世紀後半から15世紀にかけてイタリアで用いられた詩と楽曲の形式。イスタンピッタ(エスタンピー)は舞踏・舞曲の一種。





COLUMNA−MUSICA


1CM 0344
\2600
バルセロナ 1700年 親密なる音楽
 伝承曲/サンティアグ・フィゲラス編曲(和声付け):
  アラゴンの淑女 [La dama d'Arago] (独唱とテオルボのための)
 ジュゼプ・ガス(1656-1713):
  船だ、聖アルベルトよ [Es la nave, san Alberto] (独唱とビウエラのための)
 不詳:聖木曜日の夜課のための第2の哀歌 [Lamentacio 2a per al Dijous Sant a la tarda]
      (独唱とテオルボのための)
 不詳:マリオナ [Mariona] (バロックギターのための)(*)
 不詳:いつの世の者もわれを幸いなりと言わん [Beatam me dicent]
      (聖母マリアの祝日のモテット、独唱とテオルボのための)
 伝承曲/サンティアグ・フィゲラス編曲(和声付け):
  粉屋 [El Moliner] (独唱とバロックギターのための)
 不詳:主において喜べ [Laetamini in Domino]
      (諸聖人の祝日のモテット、独唱とテオルボのための)
 伝承曲/サンティアグ・フィゲラス編曲(和声付け):
  相続人リエラ [L'hereu Riera] (独唱とバロックギターのための)
 伝承曲:バルセロナの鷲の踊り [Ball de l'aliga de Barcelona] (テオルボのための)(*)
 トマス・ミランス(1672-1742):
  何を見たのか、羊飼いたちよ [Quem vidistis, pastores]
   (クリスマスのモテット、独唱とバロックギターのための)
 フランセスク・バリュス(1671-1747):
  あなたの目には欠けている [Ausente de tus ojos] (トノ・ウマノ、独唱とテオルボのための)
 伝承曲/サンティアグ・フィゲラス編曲(和声付け):
  心地良い山々 [Muntanyes regalades] (独唱とバロックギターのための)
クム・カンティコ
 シャビエ・パジェス(バリトン(*以外))
 サンティアグ・フィゲラス(テオルボ、バロックギター)

録音:2015年7月18-19日、スタジオ・ムラレダ、ラ・ガレガ、カタルーニャ、スペイン

「土地の住民の特色ある生活に根付いた音楽に強い持つ旅人が、西暦1700年にバルセロナを訪れて出会う音楽」をテーマとするプログラム。軽快かつ情感豊かなハイバリトンの歌声とテオルボ、バロックギターのデュオが心地良いアルバムです。1974年バルセロナに生またシャビエ・パジェスはモンセラート修道院聖歌隊出身。カペリャ・レイアル・デ・カタルーニャ等に歌手として参加する一方で合唱指揮者・作曲家としても活躍しています。1964年テラサ(カタルーニャ)に生まれたサンティアグ・フィゲラスはウィーン大学でコンラート・ラゴスニヒに師事したリュート・ギター系楽器奏者。デュオ・ネームの「クム・カンティコ」は「歌と共に」という意味です。

 

1CM 0352
\2600
グラナドス ピアノ 恋文 鈴木羊子
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):ピアノ作品集
  詩的なワルツ集(内密なページ集)
   序曲 / 旋律のワルツ / 情熱的なワルツ / ゆったりとしたワルツ / ユーモラスなワルツ
   輝かしいワルツ / 感傷的なワルツ / 蝶のワルツ / 理想的なワルツ
  恋文 (ワルツ 親密なもの)
   律動的な / ため息をつくような / 悲しみを込めた / 情熱的な / 謎めいた(鈴木羊子補筆完成)
  スペイン奇想曲/カレッサ [愛撫] (ワルツ)/アラゴン・ラプソディー / ロマンティックな情景
   マズルカ / 子守歌 / 無題(レント)/ アレグレット / アレグロ・アパッショナート / エピローグ
  ※以上、外装表示のまま記載
鈴木羊子(ピアノ)

録音:2016年4月14日、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
使用楽器:Steinway & Sons, 446. 160-D
 グラナドスの生誕150年(2017年)および没後100年(2016年)記念盤。2001年以来バルセロナを本拠にしている鈴木羊子の師アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009)とカルロタ・デ・ガリーガ(1937-)の師はフランク・マーシャル(1883-1959)であり、マーシャルの師はグラナドス。つまり鈴木はグラナドスの曾孫弟子であり、当録音は大いに注目すべきと言えるでしょう。ブックレットに日本語解説、バックインレイ(裏ジャケ)に日本語曲目を記載。

鈴木羊子:
 東京に生まれ3歳よりピアノを習い始め、5歳より父親が牧師を務める教会にてオルガンとピアノによる聖歌隊の伴奏を務める。武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。 スペイン、アメリカ、ウクライナ、マレーシア、カメルーン、日本において主要なコンサート活動を繰り広げている他、様々なフェスティバルにも招聘されている。 2001年、スペイン バルセロナに渡りマーシャル音楽院に入門。この音楽院は、エンリケ・グラナドスが創設した名高い音楽院を後継して現在の名称に至っている。更にそれを引き継いだ、巨匠アリシア・デ・ラローチャ女史、またカルロタ・ガリーガ女史に彼女は師事し、スペイン音楽とクラシック音楽のレパートリーを広げた他、ピアニストであり作曲家でもあったフェデリコ・モンポウの作品を、亡きモンポウ氏の夫人であるカルメン・ブラボ女史のもとで学び得た。マーシャル音楽院マスターコース修了(2004)。
 フランス国際ピアノコンクール第2位(2005)、国際トーナメント名誉賞受賞(2006)。
 CDは「紀行幻想曲」作曲家田内栄氏の音楽(Jila)、「スペインピアノ」(Columna Musica)、「日本ピアノ」(Columna Musica)をリリース。
 鈴木羊子のコンサートは数々のテレビ、ラジオにて放映・放送されている。現在バルセロナ在住。(ブックレットより転載、一部修整)

 

1CM 0189
\2600
【旧譜 再入荷予定】
スペインピアノ 鈴木羊子
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  演奏会用アレグロ/スペイン舞曲集 から オリエンタル,アンダルサ
 イサーク・アルベニス(1860-1909):
  「旅の思い出」から 入り江のざわめき(マラゲニャ)
  スペイン組曲 から アストゥリアス(伝説),グラナダ(セレナータ)
  「イベリア」第1巻 から エル・プエルト
 フェデリコ・モンポウ(1893-1987):歌と踊り 第5番,第8番
 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):イヴェットのためのソナティネ
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  「三角帽子」から 粉屋の踊り/「恋は魔術師」から 火祭りの踊り

鈴木羊子(ピアノ)

録音:2007年9月1日、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
 

1CM 0339
\2600
【旧譜 再入荷予定】
日本ピアノ 鈴木羊子
 平井康三郎(1910-2002):幻想曲 さくら さくら
 小山清茂(1914-2009):かごめ変奏曲
 宮城道雄(1894-1956)/和田則彦編曲:春の海
 山田耕筰(1886-1965):からたちの花
 岡野貞一(1878-1941)/大宝博編曲:故郷
 瀧廉太郎(1879-1903)/金益研二編曲:花
 轟千尋(1983-):おぼろ月夜の主題による幻想曲
 坂本龍一(1952-):メリークリスマス、ミスターローレンス(「戦場のメリークリスマス」より)
 久石譲(1950-)/佐藤貴洋編曲:鳥の人(「風の谷のナウシカ」より)
 日向大介(1956-):Minami - Piano Piece for Sena(「ロングバケーション」より)
 菅野よう子(1964-)/辻井伸行編曲:花は咲く
 武満徹(1930-1996):雨の樹素描II−オリヴィエ・メシアンの追憶に
 田内栄(1969-):プレリュード日本(「紀行幻想曲」第1集より)
 鈴木羊子:源平桃/希望
鈴木羊子(ピアノ)

録音:2014年2月3日、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
使用楽器:Steinway & Sons, 446. 160-D
 西洋音楽の導入から現在に至る日本音楽をいわば庶民の視線で眺めその歩みをピアノでたどる、意義深くそして心温まるアルバムです。
 ブックレットに日本語解説、バックインレイカード(裏ジャケ)に日本語曲目表示を記載。





LA MA DE GUIDO


LMG 2137
\2500
ジプシーの歌 ヴァイオリンとギターのための音楽
 サラサーテ(1844-1908)/セルジ・ビセンタ編曲:
  ツィゴイネルワイゼン Op.20(ヴァイオリンとギターのための版)
  アンダルシアのロマンス Op.22 No.1(ヴァイオリンとギターのための版)
  祈り Op.23 No.1(ヴァイオリンとギターのための版)
  サパテアド Op.23 No.2(ヴァイオリンとギターのための版)
  序奏とタランテッラ Op.43(ヴァイオリンとギターのための版)
 ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903)/セルジ・ビセンタ編曲:
  アルハンブラへの別れ(ヴァイオリンとギターのための版)
 ファリャ(1876-1946)/セルジ・ビセンタ編曲:
  バレエ「恋は魔術師」から 情景と鬼火の歌(ヴァイオリンとギターのための版)
  スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 より ヴァイオリンとギターのための版)
  オペラ「はかなき人生」から 舞曲(ヴァイオリンとギターのための版)
アーラ・ヴォロンコヴァ(ヴァイオリン)
セルジ・ビセンタ(ギター)
録音:2015年12月、サンティル・スタジオ、バルセロナ、カタルーニャ、スペイン
 アーラ・ヴォロンコヴァはウクライナのキエフに生まれ、モスクワ音楽院とグネーシン音楽大学で学んだヴァイオリニスト。ボリショイ劇場管弦楽団員を務めた後1991年にバルセロナに移住し、2016年現在バルセロナ交響楽団のソリスト兼副コンサートマスター、リセウ大劇場交響楽団のゲスト・コンサートマスターを務めています。
 セルジ・ビセンタはバルセロナのリセウ音楽院のギター教師で、バルセロナ・ギター・オーケストラの創設者・指揮者。
 .


LMG 2138
\2500→\2290
サラサーテに比肩する存在だった
 フアン・マネン(1883-1971):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2

  ヴァイオリンとピアノのための奇想曲第1番 Op.A-14
  ヴァイオリンとピアノのための哀歌(スペイン協奏曲)Op.A-7
  ヴァイオリンとピアノのための悲歌 Op.25
  ヴァイオリンとピアノのための奇想曲第2番 Op.A-15
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンティカ Op.7
  ヴァイオリンとピアノのためのホタ「アラゴン」Op.33 No.1
  ヴァイオリンとピアノのための奇想曲第3番(カタラン)Op.A-33
  ヴァイオリンとピアノのための神秘的なロマンス Op.A-46
  ヴァイオリンとピアノのための間奏曲 Op.A-40
  ヴァイオリンとピアノのためのイベリア舞曲第1番 Op.A-25
カリナ・マツタ(ヴァイオリン)
ダニエル・ブランク(ピアノ)
録音:2015年1月、2016年3月、アリシア・デ・ラローチャ・ホール(Sala 4)、
     アウディトリ、バルセロナ、カタルーニャ、スペイン



 フアン・マネン!!



 フアン・マネン (1883年3月14日 - 1971年6月26日)はスペインのヴァイオリニスト、作曲家。バルセロナ出身。

 幼時より音楽の才能を示し、ヴァイオリニストとしてドイツで同国人のパブロ・デ・サラサーテと比較されるほどの成功を収める。
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のいやに達者な録音が残っている。これは当時そうとう愛されたはず。

https://youtu.be/Rsmqxrfbm2g

 作曲家としてもスペインだけでなくドイツで注目を集めた。

 録音は悪いが「歌 Op.A-8 No.1」はこんな音楽。

https://youtu.be/NyijLMm6ux0

 作品にはオペラ『ナポリのジョヴァンナ』(1903)、『松明の踊り』(1909)、交響詩『新カタルーニャ』、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとピアノのための組曲、ギターのための「幻想ソナタ」Op.22などがあるが、現在その録音は多いとはいえない。
 サラサーテとは違った洗練された都会的な感性。

 もっと聴かれて然るべき作曲家の一人。




LA MA DE GUIDO
フアン・マネン・コレクション

LMG 2120
\2500→\2290
フアン・マネン(1883-1971):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1
  イベリア舞曲第2番 Op.A-25/バラード Op.A-20
  スペイン小組曲 Op.A-3/
  歌 Op.A-8 No.1/
  練習曲 Op.A-8 No.2
  イベリア舞曲第3番「カタラユ」Op.A-36/愛のロマンス Op.A-48
カリナ・マツタ(ヴァイオリン)
ダニエル・ブランク(ピアノ)

録音:2012年、カン・ロチ・イ・トレス音楽堂、サンタ・クロマ・デ・グラメネト、スペイン

 フアン・マネン(カタルーニャ語ではジュアン・マネン)はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称されました。

 カリナ・マツタは2002年にワルシャワのフリデリク・ショパン音楽大学を卒業したポーランドのヴァイオリン奏者。


LMG 2128
\2500→\2290
フアン・マネン(1883-1971):協奏曲集
  ヴァイオリン、弦楽合奏とハープのための(室内)協奏曲第2番 Op.A-24(*)
  オーボエ協奏曲 Op.A-39(+)
カイ・グルースティーン(ヴァイオリン(*))
エドゥアルト・マルティネス(オーボエ(+))
室内管弦楽団タラサ48
シャビエ・プチ(指揮)
録音:時期の記載なし、市立コンサートホール、タラサ、カタルーニャ州、スペイン

 カイ・グルースティーンはカナダのヴァイオリニスト。2003年以来2015年現在バルセロナのリセウ大劇場交響楽団コンサートマスターを務めており、2003年にはリセウ大劇場室内管弦楽団を創設、またカタルーニャ高等音楽学校教授に就任しました。




フアン・マネンの演奏もある・・・

IDIS 6385
\3000
入手困難につき海外直輸入

サラサーテ/フアン・マネン/マヌエル・キロガ!


 サラサーテ:
  (1)ツィゴイネルワイゼンOp.20 モデラート (2)バスク奇想曲Op.24
  (3)序奏とカプリース ホタOp.41 (4)序奏とタランテッラ Op.43
  (5)ミラマールOp.42 (6)ハバネラ
  (7)スペイン舞曲集 Op. 23 - サパテアード
 ショパン:(8)夜想曲第2番変ホ長調 Op. 9
 バッハ:(9)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 プレリュード
(1)-(9)パブロ・デ・サラサーテ(ヴァイオリン)
 ベートーヴェン:(10)ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op. 61 第2楽章 ラルゲット
 サラサーテ:(11)ホタ・アラゴネーサ Op. 27
(10)(11)フアン・マネン(ヴァイオリン)
 サラサーテ:(12)ミラマールOp.42
 ヴィエニャフスキ:(13)モスクワの思い出 Op. 6
 バッツィー二:(14)妖精の踊り Op.25
 サラサーテ:
  (15)スペイン舞曲集 Op. 22 第2番 ホタ・ナバーラ
  (16)スペイン舞曲集 Op. 22 第1番 アンダルシアのロマンス
 ウェーバー:
  (17)ヴァイオリンソナタ第1番へ長調 Op. 10 第2楽章 ロマンツァ ラルゲット
 シューマン:(18)12のピアノ小品 Op. 85 第12曲 夕べの歌
 サラサーテ:
  (19)序奏とタランテッラ Op. 43 (20)ホタ・アラゴネーサ Op. 27
(12)-(20)マヌエル・キロガ(ヴァイオリン)

 録音:(1)-(9)1904年/(10)(11)1922年/(12)-(15)1912年/(16)-(20)1928年/73’34

 サラサーテ本人の自作自演による「ツィゴイネルワイゼン」ほか、スペインの名ヴァイオリニスト、フアン・マネンとマヌエル・キロガによる個性的で貴重な演奏集。


 

LMG 2139
\2500
18&19世紀、5コース・ギターのための音楽
 アントワーヌ・ド・ロワイエ(1768-1852):ギターのための大ソナタ Op.12(1799)
 サルバドル・カストロ・デ・ヒスタウ(1770頃-?):
  ギターのための2つのアリアと変奏曲 Op.7(パリで出版)から
   メヌエット・アファンダンガード
 シャルル・ドワジー(?-1806頃):
  ギターのための3つのソナタ(1800頃、パリで出版)から ソナタ第2番
 フアン・デ・アリスパコチャガ(1800頃):
  ギター曲集第1巻 Op.11(パリで出版)から アレグロ
 F・F[フェルナンド・フェランディエレ(1740頃-1816頃)?]:
  ギターのためのいくつかの小品集 Op.4(パリで出版)から アンダンテ / ロンド
 ピエール・ジャン・ポロ(1750-1831):
  ギターのための新しい贈り物 Op.4(1784、パリで出版)から ギター独奏のためのソナタ
 アントワーヌ・ド・ロワイエ:
  ギターの ための6つの練習曲 Op.27 から 第1練習曲 / 第2練習曲
トーマス・シュミット(5コース・ギター)
録音:2015年4-5月、スタジオ・イスラ・ブランカ、ナバセラダ、マドリード県、スペイン
使用楽器:1992年、ホセ・アンヘル・エスペホ製、マドリード(モデル:ストラディヴァリウス製)

 5コース複弦のギターは後世バロックギターと呼ばれ、19世紀に6コース短弦のギターにその座を奪われたと言われていますが、実際には19世紀に入ってからも5コース複弦ギターの人気は簡単に廃れることはなかったようです。
 トーマス・シュミットはウィーン大学でコンラート・ラゴスニヒに師事したギター奏者・音楽学者。パリで出版されたフランスとスペインのコンポーザー=ギタリストたちの作品が選ばれたアルバムは学究肌の彼ならではのものであり、解説ももちろん自身で執筆しています。





L’EMPREINTE−DIGITALE


ED 13247
\2600
フランチェスコ・フィリデイ(1973-):Forse
  秋のコンチェルティーノ [Concertino d'Autunno]
   (リコーダー、ヴァイオリンと5人の器楽奏者のための;2006)
  オペラ(おそらく) [L'Opera (forse)]
   (ピエール・サンジュのテキストによる8つの1幕寸劇、6人の器楽奏者と
   朗読のための;2008-2009)(*)
  プッチーニ・アラ・カッチャ [Puccini alla caccia] (8人の鳥笛奏者のための;2006)

アンサンブル 2e2m
ピエール・サンジュ(朗読(*))
ピエール・ルーリエ(指揮)

録音:2015年11月、スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ、フランス
 フランチェスコ・フィリデイはイタリアのピサに生まれ、フィレンツェ音楽院およびパリ音楽院で学んだ作曲家・オルガン奏者。
 2015年にアンサンブル 2e2m のコンポーザー・イン・レジデンスに就任。2007年に武生国際作曲賞を受賞し、以来たびたび同音楽祭に参加しています。
 収録作品にはいずれも鳥や動物の声や原始的な打楽器音の模倣が頻繁に見られます。
  

ED 13231
\2600
【旧譜】
ザド・ムルタカ(1967-):Visions 声楽作品集
  Khat-(18人編成の無伴奏混声合唱のための3つのカリグラフィ;2007)
  La Scala del cielo [天の階段] (混声合唱、ピアノと打楽器のための;2006)
  Zikr(アルト、混声合唱とアンサンブルのための;2003)
  Neb Ankh(声と固定された音響のための;2007)
  Enluminures [極彩色] (9つの女声のための;2004)
  Vision(混声合唱と録音された声のための;2007)
ファディア・トム・エル=ハージェ(歌)
レゼレマン室内合唱団
アルス・ノーヴァ器楽アンサンブル
ジョエル・スービエット(指揮)
録音:2007年6月4-14日、ボンセクール教会、パリ、フランス
  ザド・ムルダカはレバノンに生まれパリ音楽院で学んだ作曲家・ピアニスト。ファディア・トム・エル=ハージェはレバノン出身のマルチ・ヴォーカリスト。




MUSICON

レア盤!

MSCD 046
(1SACD/CD Hybrid)
\2600
〔旧譜〕
トートゥス・トゥウス グレツキ、ストゥリグロシュ:合唱とオルガンのための作品集
 ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
  すべて御身のもの [Totus Tuus] (混声合唱とオルガンのための)
 ステファン・ストゥリグロシュ(1920-2012):
  聖霊へのセクエンツィア [Sekwencja do Ducha Zwietego]
   (混声合唱とオルガンのための)
  おお、ポーランドの大地 [O, ziemio polska] (混声合唱とオルガンのための)
  主は確かに起ち上られた、主に向かいて歌え
   [Surrexit Dominus vere. Cantate Domino] (混声合唱とオルガンのための)
  汝はわれを見しゆえ、トマスよ、汝はわれを信じぬ
   [Quia vidisti me, Thoma, credidist] (混声合唱とオルガンのための)
  来たれ、創造主 [Veni Creator] (混声合唱とオルガンのための)
  良き羊飼い [Dobry Pasterzu]
   (グレゴリオ聖歌の様式で、混声合唱とオルガンのための)
  良き羊飼い [Dobry Pasterzu]
   (教会聖歌の様式で、混声合唱とオルガンのための)
  良き羊飼い [Dobry Pasterzu] (混声合唱とオルガンのための)
  恐れるな [Nie lekaj sie] (混声合唱とオルガンのための)
  神の慈悲にこの世を委ねる務め [Akt zawierzenia Zwiata Milosierdziu Bozemu]
   (混声合唱とオルガンのための)
  今すぐ聖人に [Santo subito] (混声合唱とオルガンのための)
ポズナンスキェ・スウォヴィキ[ポズナン・ナイチンゲールズ]
 (ポズナン・フィルハーモニー少年&男声合唱団)
マチェイ・ボレフスキ(オルガン)
ステファン・ストゥリグロシュ(指揮)
録音:2011年3月、諸聖人教会、ポズナン、ポーランド
 
レア盤!

MSCD 051
\2500
〔旧譜〕
ステファン・ストゥリグロシュ(1920-2012)編曲:
  聖餐の歌(混声合唱とオルガンのための)

   御身を迎えん [Badzze pozdrowiona]
   さらに御身の近くに在りたい [Chce blizej Ciebie by]
   われに与えたまえ、イエスよ [Daj mi Jezusa]
   イエスは何処に [Gdzie jest Jezus]
   行く、行く、真の神が [Idzie, idzie Bog prawdziwy]
   親愛なるイエスよ、御身は愛なり [Jezu drogi, Ty[ milo[cia]
   聖体に隠されたイエス [Jezu w Hostii utajony]
   隠されたイエス [Jezusa ukrytego]
   われは御身に敬礼す [Klaniam sie Tobie]
   皆で共に [Rzumy sie wszyscy spolem]
   無限で最も美しいイエスの愛 [NieskoDczona, naj[liczniejsza, Jezu, milo[ci]
   御身を迎えん [Witam Cie, witam]
   何処から、親愛なるイエスよ [Skadze Jezu Mily]
   われらは御身の心を称える [Twemu Sercu cze[ skladamy]
   この貧しき地より [Z tej biednej ziemi]
   言葉に尽くせぬ幸運の輝き [O niewyslowione szcze[cie zajasnialo]
   御身の心に、イエスよ、愛は燃える [Serce Twe Jezu, milo[cia plonie]
   すべての生ける魂 [Kazda zyjaca dusza]
ポズナンスキェ・スウォヴィキ[ポズナン・ナイチンゲールズ]
 (ポズナン・フィルハーモニー少年&男声合唱団)
マチェイ・ボレフスキ(オルガン)
ステファン・ストゥリグロシュ(指揮)

録音:2012年4月、諸聖人教会、ポズナン、ポーランド

 
レア盤!

MCCD 13
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.13
 アマンド・イヴァンチッチ(1727-1758):
  ミサ・ソレムニス
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(*)
  天の元后 [レジナ・チェリ] (ソプラノ、アルト、バスとオーケストラのための)(+)
  めでたし元后 [サルヴェ・レジナ]
   (ソプラノ、アルト、テノール、バスとオーケストラための)
  聖母マリアのリタニア
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ)
ピョトル・オレフ(男性アルト)
クシシュトフ・シュミト(テノール(+以外))
ミロスワフ・ボルチンスキ(バス)
シネ・ノミネ声楽アンサンブル(*)
ピョトル・ザヴィストフスキ(合唱指揮(*))
コンチェルト・ポラッコ(管弦楽)
マレク・トポロフスキ(指揮)
録音:2006年3月、福音改革派教会、ワルシャワ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 37
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.37
 アマンド・イヴァンチッチ(1727-1758):
  ミサ・パストラーリス ハ長調
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(*)
 ザハリアシュ・ゲリタ(1779-1810):
  ベツレヘムの羊飼いたちの間奏曲
   (ソプラノ、2人のテノール、バス、2つのヴァイオリンと低音楽器のための(+)
 アマンド・イヴァンチッチ:
  ミサ・パストリツィア ト長調
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(*)
 イグナツィ・リガル(18世紀):
  カンタータ・パストラーリス(ソプラノ、アルト、バスとオーケストラのための)(#)
アネタ・カプラ(ソプラノ(*/#))
アンナ・クラフチク(ソプラノ(+))
ヨアンナ・モトゥレヴィチ(メゾソプラノ(*/#))
アレクサンドル・クナフ(テノール(*/+))
マリウシュ・ツィチュラ(テノール(+))
アルトゥル・ヤンダ(バスバリトン(*/#))
ミハウ・ヤンチャク(バス(+))
ラ・テンペスタ(合唱(*)、管弦楽)
ヤクプ・ブルジンスキ(指揮)
録音:2009年1月、福音改革派教会、ワルシャワ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 38
(2CD)
\3400
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.38
  [CD 1]
 アマント・ロッフェルト(1700-1780):
  前奏曲、アマンド神父のチェンバロのためのアルペッジョ(*)
 アマンド・イヴァンチッチ(1727-1758):
  2つのヴァイオリン、チェロとチェンバロのためのシンフォニア ト長調 (I)
  2つのヴァイオリン、チェロとチェンバロのためのシンフォニア イ長調 (II)
  2つのヴァイオリン、チェロとチェンバロのためのシンフォニア 変ロ長調 (III)
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのトリオ ニ長調
  2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのシンフォニア ト長調
  [CD 2]
 ヨゼフ・リーペル(1709-1782):
  行列のためのソナタ
   (オーボエ、ホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとオルガンのための)
  行列のためのソナタ変ホ長調
   (オーボエ、トランペット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとオルガンのための)
 マルチン・ユゼフ・ジェブロフスキ(18世紀):
  ソナタ I 変ホ長調
   (フラウト・トラヴェルソ、オーボエ、トランペット、ホルン、2つのヴァイオリン、チェロとオルガンのための)
 ヨゼフ・リーペル:
  荘厳行列のためのシンフォニア
   (オーボエ、トランペット、2つのヴァイオリン、コントラバスとオルガンのための)
 フランチシェク・ペルネックヘル(?-1769):
  二重合奏のための2つのソナタ ニ長調&嬰ニ長調
   (オーボエ、トランペット、2つのヴァイオリン、チェロとオルガンのための)
 ヨゼフ・リーペル:
  行列のためのソナタ
   (フラウト・トラヴェルソ、オーボエ、トランペット、2つのヴァイオリンチェロとオルガンのための)
  二重合奏のためのソナタ嬰ニ長調
   (フラウト・トラヴェルソ、オーボエ、トランペット、2つのヴァイオリンチェロとオルガンのための)
 ヤン・エンゲル(?-1778):
  シンフォニア ニ短調(フラウト・トラヴェルソ、オーボエ、ホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための)
コンチェルト・ポラッコ(*以外)
マレク・トポロフスキ(チェンバロ(*)、指揮)
録音:2007年10月、2009年4月、福音改革派教会、ワルシャワ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 45
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.45
 ヴワディスワフ・レシュチンスキ(1616-1680):
  ミサ・クム・クレド・ペル・オクターヴァス、聖母マリア被昇天祭のための
   (混声合唱のための)
   オルガン即興演奏による詠唱(*) / われを清めたまえ [Asperges me] (G)
   皆で歓喜せん [Gaudeamus omnes] (イントロイトゥス)(G)/
   キリエ / グローリア / 真ゆえ [Propter veritatem] (グラドゥアーレ)(G)
   マリアは昇天せり [Assumpta est Maria] (アレルヤ)(G)/
   天使の合唱は歓喜す [Congaudent angelorum chori] (セクエンツィア)(G)
   クレド / マリアは昇天せり [Assumpta est Maria] (オフェルトリウム)(G)
   オルガン即興演奏による詠唱(*) / サンクトゥス / ベネディクトゥス
   トッカータ [Toccata F.L. Album sapiezynskie]
    (17世紀ヴィリニュスのタブラチュア譜による)(*)
   アニュス・デイ / 正しき選択 [Communio Optimam partem] (コムニオ)(G)
   イテ・ミサ・エスト(G)
   リチェルカーレ [IV] (17世紀ヴィリニュスのタブラチュア譜による)(*)
  新たなる戒め [Mandatum novum] (混声合唱と通奏低音のための)(#)
  殉教者らをほめ歌え [Sanctorum meristis]
   (混声合唱と通奏低音のための殉教聖人賛歌)(+/#)
  めでたし海の星 [Ave maris stella] (混声合唱のための聖母マリア賛歌)
  御身の大命により [Ad jussa cuius]
   (対トルコ戦勝感謝の務め、混声合唱と通奏低音のための)(+/#)

  (G)グレゴリオ聖歌斉唱

カメラータ・シレジア(合唱(*以外))
ダニエル・ソルサノ(ヴィオローネ(#))
トマシュ・オルロフ(オルガン(*/+))
アンナ・ショスタク(指揮(*以外))
録音:2009年11月、主の聖体聖血教会、ミスウォヴィツェ=ワフキ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 46
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.46
 アマンド・イヴァンチッチ(1727-1758):
  フルート、ヴィオラとチェロのためのソナタ IV ト長調
  フルート、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ第2番ト長調
  フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラのオブリガートと通奏低音のためのソナタ I ト長調
  フルート、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ II (III) ハ長調
カペッラ・チェストコヴィエンシス
 ヤン・クシェショヴィエツ(フルート) 
トマシュ・ヴァブニツ(ヴィオラ、アーティスティック・ディレクター)
 アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)
 ニルス・ムース(チェンバロ)
録音:2009年12月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 47
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.47
 フランチシェク・クサヴェル・ブリクシ(1732-1771):
  ミサ・ブレヴィス
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(*)
 フランチシェク・ペルネックヘル(?-1769):
  主日の晩課(ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(+)
アンナ・クラフチク(ソプラノ)
ピョトル・オレフ(男性アルト)
マジェイ・ゴツマン(テノール)
ピョトル・ザヴィストフスキ(バス(*))
ミロスワフ・ボルチンスキ(バス(+))
バロック・トランペット・アンサンブル(+)
イーガル・ツェツォホ(合奏指揮)
コンチェルト・ポラッコ
マレク・トポロフスキ(指揮)
録音:2010年1月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 48
\2500
〔旧譜〕
ヤン・エンゲル(?-1788):
  スターバト・マーテル ニ短調
   (2人のソプラノ、2人のテノール、バスとオーケストラのための)(*)
  ネポムクの聖ヨハネのためのリタニア
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(+)

アレクサンドラ・ザモイスカ(ソプラノ)
ヨランタ・コヴァルスカ(ソプラノ(*))
エヴェリナ・ラコツァ(アルト(+))
ジェイムズ・オクスリー(テノール)
ピョトル・シェフチク(テノール(*))
マルチン・ヴォラク(バス)
カントーレス・ミノーレス・ヴラティスラヴィエンシス(合唱)
ピョトル・カルペタ(合唱指揮)
ポーランド18世紀オーケストラ
トマシュ・シルサルチク(合奏指揮)
ポール・エスウッド(指揮)

録音:2010年5月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド
 
レア盤!

MCCD 50
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.50
 アマンド・イヴァンチッチ(1727-1758):
  ミサ・ソレムニス ニ長調
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(*)
  ロレートのリタニア(聖母マリアのリタニア)ハ長調
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)(+)
  御身の庇護のもとに I(ソプラノ、アルト、テノール、バスとオーケストラのための)(#)
  御身の庇護のもとに II(ソプラノ、アルト、テノール、バスとオーケストラのための)(**)
カタジナ・ヴィヴェル(ソプラノ(*)、ソプラノリピエーノ(#/**))
アグニェシュカ・ドロジジェフスカ(ソプラノ(*/+/#)、ソプラノ・リピエーノ(#/**))
ウーカシュ・ドゥレヴィチ(男性アルト(*/+)、男性アルト・リピエーノ(#/**))
ラドスワフ・パホウェク(男性アルト・リピエーノ(#/**))
マチェイ・ゴツマン(テノール(*/+/#)、テノール・リピエーノ(#/**))
ジグムト・マギェラ(テノール(*/+)、テノール・リピエーノ(#/**))
マルチン・ヴォラク(バス(*/+/**)、バス・リピエーノ(#/**))
ピョトル・カルペタ(バス・リピエーノ(#/**))
カントーレス・ミノーレス・ヴラティスラヴィエンシス(合唱)
ピョトル・カルペタ(合唱指揮)
ポーランド18世紀オーケストラ
トマシュ・シルサルチク(合奏指揮)
ポール・エスウッド(指揮)
 録音:2010年9月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド
 リピエーノはパートを重複して歌うソリストのことです。
 
レア盤!

MCCD 52
\2500
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.52
 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
  メロドラマ「アブラハムの犠牲」から 序曲またはシンフォニア(オーケストラのための)
  Te Paule solitudinis decus
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための賛歌)Op.36(*)
  ミサ ホ短調&ホ長調
   (ソプラノ、アルト、テノール、バス、混声合唱とオーケストラのための)Op.62(+)
  テ・デウム・ラウダームス(ソプラノ、バス、混声合唱とオーケストラのための)Op.11(#)
アグニェシュカ・トマシェフスカ(ソプラノ(*/+))
ヨアンナ・ドブラコフスカ(アルト(*/+))
カロル・コズウォフスキ(テノール(*/+))
アダム・パルカ(バス(*/+/#))
カントーレス・ミノーレス・ヴラティスラヴィエンシス(合唱(*/+/#))
ピョトル・カルペタ(合唱指揮(*/+/#))
カペラ・ヤスノグルスカ(オーケストラ)
ヤロスワフ・ヤシュラ(指揮)
録音:2010年10月、聖十字架高揚教会、チェンストホヴァ、ポーランド
 
レア盤!
MCCD 54
(2CD)
\3400
〔旧譜〕
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.54 テネブレ
  [CD 1]
 グレゴリオ聖歌(聖パウロ修道院の歌集 から):聖木曜日のためのエレミヤ哀歌 III
 マルカントニオ・インジェニェーリ(1547-1592):聖週間のレスポンソリウム集 から
   聖木曜日のためのレスポンソリウム I - IX
 グレゴリオ聖歌(聖パウロ修道院の歌集 から):聖木曜日のためのエレミヤ哀歌 IV
 マルカントニオ・インジェニェーリ:聖週間のレスポンソリウム集 から
   聖金曜日のためのレスポンソリウム I - IX
 グレゴリオ聖歌(教会歌集 から):
  わが民よ [Popule meus]/真の十字架 [Crux fidelis]
  [CD 2]
 グレゴリオ聖歌(聖パウロ修道院の歌集 から):聖土曜日のためのエレミヤ哀歌 VIII
  マルカントニオ・インジェニェーリ:聖週間のレスポンソリウム集 から
   聖土曜日のためのレスポンソリウム I - IX
 トンマーゾ・バイ(1650?-1714):ミゼレーレ(憐みたまえ) [Miserere]
カメラータ・シレジア(合唱)
アンナ・ショスタク(指揮)
 録音:2012年、聖母教会、リフヴァウト、ポーランド

 マルカントニオ・インジェニェーリはモンテヴェルディの師としても知られるイタリアの作曲家。トンマーゾ・バイはヴァチカンの歌手として活躍した作曲家で、収録の「ミゼレーレ」は毎年聖週間にシスティーナ礼拝堂でグレゴリオ・アッレグリ(アレグリ、1582-1652)の「ミゼレーレ」とともに歌われる作品。
 むかしアッレグリの「ミゼレーレ」がヴァチカンから持ち出された際、バイのこの作品と混合されて広まってしまったという説があります。
 グレゴリオ聖歌は男声のみ、インジェニェーリの「レスポンソリウム」はアルトを最高声部とする混声、バイの「ミゼレーレ」はソプラノも含む混声で歌われています。

 
レア盤!

MCD 053
\2500
【旧譜 再入荷予定】
J・S・バッハ(1685-1750):5本の弦で ピッコロ・チェロのための音楽
 J・S・バッハ(1685-1750):
  パルティータ ロ短調 BWV997(原曲:リュートのための、ハ短調)
  パルティータ イ短調 BWV1013(原曲:フルートのための)
  ソナタ ニ長調 BWV1028(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための)(*)
  ソナタ ト短調 BWV527(原曲:オルガンのためのトリオ・ソナタ、ニ短調)(*)

テレサ・カミンスキ(ピッコロ・チェロ)
マレク・トポロフスキ(チェンバロ(*))

録音:2010年5月、プシュチナ城、プシュチナ、ポーランド
使用楽器:2006年、マーク・コードル製(ピッコロ・チェロ)
       2008年、クシシュトフ・クリス製(モデル:パスカル・タスカン製)(チェンバロ)

 J・S・バッハの「無伴奏チェロ組曲第6番」の演奏に使われることのある5弦のピッコロ・チェロ(ヴィオロンチェロ・ピッコロ)で聴く4つの名曲。
 テレサ・カミンスキはクラクフ音楽アカデミー、アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学んだポーランドのチェロ奏者。クラクフ音楽アカデミー・チェロ科教員(1994-2009)を経て2007年以来2015年現在同古楽科教員。マレク・トポロフスキ率いるピリオド楽器アンサンブル「コンチェルト・ポラッコ」に長年参加しています。
 外装に規格品番表示がございませんのでご注意ください。

 
レア盤!

MCCD 56
\2500
【旧譜 再入荷予定】
ショパンの師エルスネルのレクイエム
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.56
 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):レクイエム ハ短調 Op.42
   Requiem aeternam / Dies irae / Lacrimosa / Domine Jesu / Hostias
   Sanctus / Benedictus / Agnus Dei / Lux aeterna
 グレゴリオ聖歌:
  主よ、御身が来られる時 [Domine quando veneris] (レスポンソリウム III)
 ユゼフ・エルスネル:ミサ ハ長調 Op.22
   Kyrie / Gloria / Graduale / Credo / Offertorio / Sanctus / Benedictus
   Agnus Dei
 グレゴリオ聖歌:
  日々罪を犯したるわれを [Peccantem me quottidie] (レスポンソリウム VI)
 ユゼフ・エルスネル:葬送行進曲
 グレゴリオ聖歌:
  われを解き放ちたまえ、主よ [Libera me Domine] (レスポンソリウム IX)
 ユゼフ・エルスネル:深き淵より [De profundis]
ロベルト・ポジャルスキ(先唱者)
マチェイ・ゴツマン、
バルトゥオメイ・クショル(テノール)
マレク・フラス(バリトン)
ラファウ・ハラバラ(バス)
カントーレス・ミノーレス・ヴラティスラヴィエンシス(合唱)
カペラ・ヤスノグルスカ[カペッラ・クラロモンターナ](ピリオド楽器アンサンブル)
ピョトル・カルペタ(指揮)

録音:2013年12月、アウグスティン・コルデツキ神父の間、ヤスナ・グラ修道院、チェンストホヴァ、ポーランド

 ユゼフ・エルスネルは作曲・指揮・教育・出版・事業等の多方面に才能を発揮し、19世紀前半のポーランド音楽に最大の影響を与えた音楽家の一人。
 1799年から25年にわたってワルシャワ国立オペラの監督を務め、1821年にはワルシャワ音楽院を創設、ショパンやモニュシュコらの師となりました。





VIXEN

レア盤!

V 1-3902
\2600
現代チェコのギター音楽
 イヴォ・ブラーハ(1936-):動物園のレッスン(ギターのための)
   時計,頭足類,有蹄類,魚類,ハチ目,ゾウ目,カエル,キツツキ,甲殻類,
   プランクトン,夜明け
 シュチェパーン・ウルバン(1913-1974):ギターのための即興曲
 オルドジフ・セメラーク(1932-):ギターのためのおどけた組曲
 エドゥアルト・ドウシャ(1951-):ギターのための幻想変奏曲(*)
 ヤン・フランク・フィシェル(1921-2006):ギターのための前奏曲集(*)
 ヤルミル・ブルクハウセル(1921-1997):ギターのためのサラバンドとトッカータ(*)
 ヤナ・オブロフスカー(1930-1987):日本の4つの印象(ギターのための)
   広重へのオマージュ,北斎へのオマージュ,歌麿へのオマージュ,
   写楽へのオマージュ
 ヴァーツラフ・クチェラ(1929-):日々(チェ・ゲバラへのオマージュ、ギターのための)
   愛の日,嫌悪の日,決意の日,戦いの日,死の日
 シュチェパーン・ラク(1945-):菩提樹の周りで踊る(ギターのための)(*)
ヨセフ・マザン(ギター)
 録音:2013年6月10日、アトリエ・プロデューシング&レコーディング・スタジオ、プラハ、チェコ
 プラハ音楽アカデミーでシュチェパーン・ラクに師事、たびたび日本を訪れギター・ファンにはおなじみのヨセフ(ヨゼフ)・マザン。(*)世界初録音。




2L


 ノルウェーの高音質レーベル「2L」の新譜5タイトルを一挙ご紹介いたします。
 ノルウェーのオスロで誕生したレーベル【2L】は、世界で最初にブルーレイ・オーディオでアルバムを製作し、これまでにグラミー賞のベスト・サラウンド・サウンド部門等にノミネートされ、究極の高音質による録音が世界の注目を浴びています。
 社長のモッテン・リンドベルグ氏は、1992 年に若干22 才にして自らのプロダクション会社 Lindberg Lyd(Lyd =ノルウェー語でオーディオの意)を設立。EMI/Virgin、Naxos、Hyperion、Philips をはじめとするレーベルのサウンド・エンジニア、プロデューサーとして活躍の後、2001年に自らのレコード・レーベル【2L】を設立しました。
 常に新しい技術を探求し、より良い音を追求する【2L】が新たに取り組んだのが「MQA(Master Quality Authenticated)」。
 「MQA」は、英メリディアン・オーディオが提案するハイレゾ再生の新たな高音質技術。これら新譜5タイトルのBD オーディオにはmShuttle 機能が装備されており、プレーヤーと家庭内ネットワークを接続させれば、ディスクに収録された楽曲のMP3 と MQA両方の音源にアクセスすることが可能です。

 *「MQA」再生には専用のデコーダーが必要です。

2L 123SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
『有機体』
 シェル・モルク・カールセン(1947-):
  ソナタ Op.143《深き淵より》
 トリグヴェ・マドセン(1940-):
  デュプレのトンボーOp.62
 シェル・フレム(1943-): 世界の教会
テリエ・ヴィンゲ(オルガン)
  2Lレーベルの臨場感溢れる音で聴くノルウェー最大級のオルガン

 録音:2015年4月 オーレスン教会(オーレスン、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン/オルガン助手: ニコラス・フェール
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), Dolby Atmos(48kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle MP3+ MQA Region ABC][SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]/5.1 surround/stereo

 アルバム『有機体』には、背景とスタイルは異なるものの、オルガンという楽器と有機的に一体化したかのような姿勢でつながる現代ノルウェーの作曲家三人の作品が集められました。
 シェル・モルク・カールセンは、現代音楽をリードする活動を行い、一方、ピリオド楽器のアンサンブル「オスロ・プロ・ムジカ・アンティカ」を創設、オーボエとリコーダーの奏者、オルガンをはじめとする鍵盤楽器の奏者としても活動しています。交響曲と協奏曲、室内楽曲、教会音楽とオラトリオなどを作曲。彼のオルガン音楽はドイツ=ルターの伝統を規範になっているといわれます。ソナタ《深き淵より》は2003 年の作品。『詩篇』130 番「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます」から副題を採り、劇的な〈深き淵より〉、古風な賛美歌をしのばせる〈モノディ〉、トッカータの〈深き淵より〉の3 楽章で構成されています。
 トリグヴェ・マドセンは、ノルウェーとオーストリアで作曲とピアノを学びました。あらゆる楽器とジャンルの音楽を作曲、作品番号はすでに150 を超えています。彼の音楽は、先人の作品を変奏の主題に使い、あるいは「こっそり」引用して彼らへの「オマージュ」とするやり方や、遊び心にみちた作風が広く愛されています。《デュプレのトンボー》は〈前奏曲〉〈フーガ〉〈スケルツォ〉〈カンタービレ〉〈終曲〉の5 曲。フランスのオルガニスト、マルセル・デュプレ(1886−1971)へのオマージュとして作曲された作品です。
 シェル・フレムは、ノルウェー、フィンランド、アメリカ、そして日本で、ピアニスト、オルガニスト、作曲家としての教育を受けました。彼は、作曲技法をはじめ、フランスのオリヴィエ・メシアンの音楽から多くのインスピレーションを授かったといいます。《世界の教会》は〈世界の教会〉〈聖餐〉〈歓喜〉の3 曲構成。オーレスン教会100 周年記念の委嘱作として書かれました。
 テリエ・ヴィンゲ(1950−)はノルウェーのオルガニストです。ルードヴィーグ・ニルセン、アーリル・サンヴォル、プラハのイジー・ラインベルガー、パリのガストン・リテーズに学び、1980 年代はじめからノルウェー音楽アカデミーのオルガン科教授を務めています。
 録音セッションは、ノルウェー西岸の美しい港町オーレスンの教会で行われました。この教会は1909年に建立され、第二次世界大戦の終わった1945年、J・H・ヨルゲンセンが製作したオルガンが新たに設置されました。この楽器は、21 世紀に入ってから大規模な修復を施され、94 のストップ、5 段鍵盤とペダル、8000 本近いパイプをもつ、ノルウェーで最大といわれるオルガンのひとつになりました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu−ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu−ray プレーヤーもしくは Blu−ray 対応のPC をお使いください]



 

2L 124SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
そして歌う…
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973−):
  (1)そして歌う、おまえが押し花の上に眠る間に
  (2)声のための協奏曲「moods IIIb」
マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・
 ラトシェ(ヴォイス)
(1)チカーダ・アンサンブル
(2)オスロ・シンフォニエッタ
 クリスチャン・エッゲン(指揮)
 マルチな音楽的才能をもつラトシェが自身に問いただす「二つの異なる答え」を収録

 録音:2015年2月、4月 オスロ・オペラハウス、オーケストラ・リハーサルホール(オスロ、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), Dolby Atmos(48kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle MP3 + MQA Region ABC][SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]/5.1 surround/stereo、43’57

 ラトシェは、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして世界を舞台に活躍する音楽家です。『そして歌う…(And sing…)』は、「作曲という行為に、即興で歌う私の声を音として組み込むことはできるか?」という彼女自身の問いに対する「二つの異なる答え」を示すため制作されました。《「そして歌う、おまえが押し花の上に眠る間に」》は、チカーダ・アンサンブルの委嘱により2012 年に作曲された作品です。ソリストを舞台に置かず、前もって録音した声のファイルを奏者の間に設置したスピーカーからサンプラー経由で再生するスタイルで演奏されます。
 それに対し《声のための協奏曲(moodsIIIb)》は、ソリストと管弦楽のための協奏曲の伝統に沿って作曲されました。テナーサックスをスペクトラム分析して得たいわゆる「スペクトラル・コード」の進行を主題とする約23 分半の作品です。
 このアルバムで演奏される「moods IIIb」は、ノルウェー放送管弦楽団とパリで演奏するために作曲した《声のための協奏曲》「第1 版」をシンフォニエッタ規模のオーケストラで演奏するよう書き直したバージョンです。「現代音楽のチャンピオン」クリスチャン・エッゲンがチカーダ・アンサンブルとオスロ・シンフォニエッタを指揮。オスロ・オペラハウスのオーケストラ・リハーサルホールで録音セッションが行われました。アメリカ・グラミー賞サラウンド・サウンド部門へのノミネートがつづき、モッテン・リンドベルグをはじめとする2L のスタッフが自信をもつ「マルチ・チャンネル」録音が、その力を最大に発揮するアルバムです。

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2L 125SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
『投影と熟考』
 ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op.10
  (1937)
 ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
  (1910 rev.1919)
 ストラヴィンスキー: ミューズをつかさどるアポロ
  (1927−28 rev.1947)
トロンハイム・ソロイスツ
オイヴィン・ギムセ(芸術監督)
ゲイル・インゲ・ロツベルグ
 (客演コンサートマスター)
 トロンハイム・ソロイスツ最新アルバム、ドルビー・アトモス、Auro-3D、そしてBDオーディオの3つの技術により繭のように包まれた試聴空間を作り上げる

 録音:2015年6月、8月 セルビュ教会(セルビュ、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/
 録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン/編集:モッテン・リンドベルグ、オイヴィン・ギムセ、ゲイル・インゲ・ロツベルグ
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), Dolby Atmos(48kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle MP3 + MQA Region AB[SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)/5.1 surround/stereo

 トロンハイム・ソロイスツは1988 年の創設。コンサートと放送のための活動をするとともに、50 を超すアルバムの録音に参加し、2L のアルバム『ディヴェルティメント』(2L50SABD)『民謡の調子で』(2L068BD)『思い出』(2L090/2L090PABD)がアメリカ・グラミー賞の小アンサンブル演奏部門とサラウンド・サウンド部門にあわせて7 回ノミネートされ、国際的にも高い評価を獲得してきました。
 新しいアルバム『投影と熟考』は、「素材として使った他の作曲家の主題に自分の個性を投影する、あるいは、主題から『聞こえる』ものを熟考し、新しいメッセージや音として提示する」をテーマに制作されました。
 ベンジャミン・ブリテンの《フランク・ブリッジの主題による変奏曲》は、師ブリッジの《3 つの牧歌》の〈アレグレット・ポコ・レント〉の旋律を主題に、ブリッジの性格が反映されたとされる〈アダージョ〉と〈古典的ブレ〉と〈フーガ〉、「ロッシーニまがい」の〈イタリア風アリア〉、多調の〈ウィンナワルツ〉など、10 の変奏とした作品。16 世紀のタリスがカンタベリー大主教マシュー・パーカーのために書いた「詩編」のフリギア旋法の旋律を素材に使い、2 群の弦楽オーケストラのために作曲されたヴォーン・ウィリアムズの《トマス・タリスの主題による幻想曲》。アメリカ議会図書館の委嘱を受け、ギリシャ神話を題材に作曲した、バレエの伝統に沿った構成をとりつつ、外面的な効果を排する「白いバレエ(白に白を)」の創造をめざしたとされるストラヴィンスキーの《ミューズをつかさどるアポロ》。作曲家は彼らの生きた世界を映し出し、現代の演奏家はわれわれの時代をありのままに写し出す……オマージュ、夢と幻想、新しい解釈。作曲者の強い個性が反映された3 つの作品によるプログラムです。
 アルバムの制作は 2L のモッテン・リンドベルグが担当、12世紀に建てられたセルビュ市の教会で録音セッションが行われました。

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2L 126SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
『天と地の接するところ』〜
 ノルウェー教会新賛美歌集の音楽
ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル
エリサベト・ホルテ(指揮)
インゲル=リーセ・ウルスルード(オルガン)
 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963−): イェルサレム(オルガン即興)
 チャールズ・ヒューバート・ヘイスティングズ・パリー(1848−1918)/
  ジョージ・トマス・タルベン=ボール(1896−1987)編:イェルサレム
 スンモーレ伝承賛美歌/ ヘンニング・ソンメッロ(1952−)編:イエスとともに私は旅立つ
 ヨハン・アナスタシウス・フライリングハウゼン(1670−1739)/
  マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971−):雨よ来れ、平安よ来れ、慰めよ来れ
 ヘンリク・オーデゴール(1955−): 神よ、あなたはどこに どこへ行けばあなたに?
 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963−):
  神よ、われらの誇りが砕けますように(オルガン即興)
 ヨハン・エーブラハム・ペーター・シュルス(1747−1800)/レーガー編:
  神よ、われらの誇りが砕けますように
 リカルド・ノルドローク(1842−1866)/ ラスムス・トーロプ(1977−)編:われらこの国を愛す
 オーゲ・サムエルセン(1915−1987)/ マグナル・オーム(1952−)編:
  イエスよ、すべてを満たすお方
 ヴァルドレス伝承賛美歌/トロン・ハンス・ファルネル・クヴェルノ(1945−)編:
  見よ、太陽の美しい光と輝きを
 オルヤン・マトレ(1979−): 天と地の接するところ、陽の光が広がる
 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963−): 日の出の祝福(オルガン即興)
 リーフィルケ伝承賛美歌/ オーラ・ヤイロ(1978−)編: 日の出の祝福
 ニールセン/ ポウル・ヘルムト(1879−1919)編: 深まる秋に 年の終わりが
 トロン・ハンス・ファルネル・クヴェルノ(1945−): あなたの御手に、優しい父よ
 天上の歌声をもつウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルがノルウェー教会新賛美歌集を歌う

 録音:2015年10月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), Dolby Atmos(48kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle MP3+ MQA Region ABC][SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)/5.1 surround/stereo

 2013 年からノルウェーの教会では新しく作られた『ノルウェー教会新賛美歌集』が用いられるようになりました。
 この歌集は、伝統の賛美歌を残しつつ、現代の言葉による歌詞と新しい旋律とハーモニーなど新しい要素を採り入れるよう編纂が行われ、新しい賛美歌を採用するとともに、歌い継がれてきた賛美歌に新しい衣装をまとわせ、新たな命を吹き込むことに成功しました。
 デンマークのラスムス・トーロプが編曲を手がけたリカルド・ノルドローク作曲のノルウェー国歌《われらこの国を愛す》は、その一例です。
 ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルのアルバム『天と地の接するところ』では、この『ノルウェー教会新賛美歌集』の曲と、マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン、オーラ・ヤイロ、オルヤン・マトレが新しく編曲あるいは作曲した賛美歌が3 曲、歌われます。芸術監督エリサベト・ホルテの指揮。かつてのメンバー、ソプラノのマティルダ・ステルビューがソリストとして参加し、ウラニエンボルグ教会のオルガニストを務めるインゲル=リーセ・ウルスルード(1963−)が、パリーの《イェルサレム》、J・A・P・シュルスの《神よ、われらの誇りが砕けますように》、伝承賛美歌《日の出の祝福》による即興を演奏しています。
 アルバム制作は、テレマルクの谷に響くこだまからインスピレーションを得た作品やフィンランドとデンマークの歌を集めた『歌(Song)』(2L095SABD)と同じ、この教会の響きをこよなく愛するというモッテン・リンドベルグの担当です。

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2L 128SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
『ヨーロッパ巡り』 ノルディック・ブラスアンサンブル
 組曲《ヨーロッパ巡り》
  ・Mundus et Musica et Totus Concentus
   (バルトロメオ・ラモス・デ・パレーハ(1440−1522))
  ・Dit le Bourguygnon(17世紀作者不詳)
  ・「ラ・スパーニャ」による舞曲(フランシスコ・デ・ラ・トレ(1483−1504))
  ・Hopper Dancz “Routi Bouilli”(ヨハン・ヴェック(c.1495−1536))
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584−1654): モラーレスのバッタリア
 クリストバル・デ・モラーレス(c.1500−1553): 慈悲深き主イエスよ
 ミヒャエル・プレトーリウス(1571−1621): 組曲《テルプシコーレ》
  ・導入とガヴォット ・ブランル・ゲイ・セメル ・ガイヤルド
  ・バレエ ・ブランル・ゲイ ・王のバレエ ・ヴォルテ
 カルロ・ジェズアルド(c.1560−1613): 私の心は死ぬほど悲しい
 モーウンス・ペーザセン(c.1585−1623)/ ジョン・ダウランド(1563−1626):
  クリスチャン四世の宮廷の音楽
   ・春が来た ・流れよ我が涙 ・デンマーク王のガイヤルド
 クリストバル・デ・モラーレス(c.1500−1553): 死の悲しみが私を取り囲み
 ティールマン・スザート(c.1500−c.1564): 戦いのパヴァーヌ
 マテオ・フレチャ(c.1481−1553): 早口のおしゃべり
 アントニー・ホルボーン(c.1547−1602):《ホルボーン組曲》
  ・夜警 ・子守歌 ・アルメイン ・葬送 ・妖精のラウンド
 カルロ・ジェズアルド(c.1560−1613): わが愛しの人よ
 アンドレ=ダニカン・フィリドール(c.1647−1730): ルイ十三世の宮廷の音楽
  ・王太子の幼年時代の音楽 ・リベルタス ・王の戴冠式のための音楽
 クロード・ル・ジュヌ(1528/30−1600): 春がめぐり来て
 アドリアーノ・バンキエリ(1568−1634): ラ・バッタリア(戦い)
 ティールマン・スザート(c.1500−c.1564): スザート組曲
 管楽器アンサンブルでルネサンス時代の音楽を俯瞰する

 録音:2014年8月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング・編集:ヨルン・シメンスタ/
 録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン/ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), Dolby Atmos(48kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle MP3+ MQA Region ABC][SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]/5.1 surround/stereo

 ルネサンスの始まりは一般に14 世紀中期とされています。中世後期のヨーロッパは、戦争、疫病の発生、政治の激変、時には他文化との血なまぐさい衝突を経験し、ローマ帝国時代から引き継がれてきた社会構造と思考様式は決定的に引き裂かれてしまいました。そして、黒死病の灰の中から根本的な変化を遂げた社会が出現したころ、芸術、建築、哲学に変革をもたらす「ルネサンス」の運動がイタリアに生まれました。
 ノルディック・ブラスアンサンブルの『ヨーロッパ巡り』は、歴史をたどると14 世紀オスマン帝国の歩兵軍団イェニチェリの音楽隊メフテルに行き着くという「管楽器」のアンサンブルによって、ルネサンス時代の音楽を俯瞰するアルバムとして企画されました。
 最初に演奏されるのは、スペインに生まれ、イタリアで活動したバルトロメオ・ラモス・デ・パレーハとフランシスコ・デ・ラ・トレの曲、ドイツのヨハン・ヴェックの曲、作者不詳の17 世紀の曲で構成する組曲《ヨーロッパ巡り》。プレトーリウスの舞曲集《テルプシコーレ》の音楽、デンマーク王室に仕えたジョン・ダウランドとデンマークのモーウンス・ペーザセンの曲による《クリスチャン四世の宮廷の音楽》、アンドレ=ダニカン・フィリドールが作曲したルイ十三世の宮廷のための音楽による組曲とつづき、最後がパンキエリの《ラ・バッタリア(戦い)》とスザートの組曲。ルネサンス発祥のフィレンツェ、フランス、イングランド、ドイツ、スペインの音楽を中心とするプログラムです。
 ノルディックアンサンブルは1993 年に創設されました。オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、ヨーテボリ交響楽団など北欧のオーケストラに所属し、「一緒に室内楽をやりたい」というプレーヤーたちの集まりです。メンバーは、トランペット4 人、ホルン1 人、トロンボーン4 人、テューバ/ チンバッソ1 人、打楽器/ ティンパニ1 人。ルネサンスから「われらの時代」まで、広いレパートリーをもち、年に2 回程度集まっては、コンサートとツアーを楽しんでいます。『ヨーロッパ巡り』の音楽は、このアンサンブルのトランペット奏者ふたり、ハンス・ペッテル・スタングネスとスティアン・オーレスキョルが手がけた編曲で演奏されます。
 録音セッションの会場は、オスロに近いベールムのヤール教会。2L レーベルを創設した共同経営者のひとり、ヨルン・シメンスタが制作と編集を担当しました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu−ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu−ray プレーヤーもしくは Blu−ray 対応のPC をお使いください]






<映像>


DYNAMIC(映像)


DYNDVD37718
(DVD)
\3600
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」
 プロローグと2幕
ボリス・ゴドゥノフ…マルティン・ツォネフ(バス)/
フョードル…マリオ・クラステフ(ヴォーカル)/
クセニヤ…イリーナ・ツェコヴァ(ソプラノ)/
乳母…ルムヤーナ・ペトローヴァ(アルト)/
ヴァシリー・シュイスキー公…
 セルゲイ・ドロビシェフスキ(テノール)/
グリゴリー・オトレピエフ…
 コスタディン・アンドレーエフ(テノール) /
アンドレイ・シチェルカーロフ・・・ビセル・ゲオルギエフ(バリトン)/
ピーメン…アンゲル・フリストフ(バス)/
年取った男…ディミタール・スタンチェフ(バス)/
ヴァルラーム…ペーテル・ブフコウ(バス)/
ミサイール…プラメン・パパジコフ(テノール)/
ミチューハ…アントン・ラデフ(バリトン)/
宿屋の女主人…ツヴェタ・サランベリエーヴァ(メゾ・ソプラノ) /
白痴…フリシミール・ダミアノフ(テノール) 他/
ソフィア歌劇場管弦楽団&合唱団/
ソフィア歌劇場バレエ団/
コンスタンティン・チュドフスキ(指揮)/
プラメン・カルタロフ(演出・装置デザイン)/
マルタ・ミロンスカ&スタンカ・ヴァウダ(衣装デザイン)/
アンドレイ・ハジニャク(照明)
 録音 2014年5月 ブルガリア,ソフィア アレクサンドル・ネフスキー大聖堂前ステージ/収録時間:115分/音声:ロシア語歌唱 ステレオ2.0/字幕:伊・英・仏・独・ブルガリア・露・韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 16世紀に実在したロシアの皇帝の生涯を描いた「ボリス・ゴドゥノフ」はムソルグスキー(1839-1881)の代表作の一つであり、彼自身の自信作でもありましたが、帝室歌劇場に上演を拒否されてしまったため、作品に改訂を施し、ようやく全曲上演にこぎつけることができました。
 極めてドラマティックな内容を持ち、また当時の歌劇としては珍しく「低い男声」が重用されたこの作品は、単なるオペラの枠を超えた「ロシアの魂」を呼び起こすものであり、人々が熱狂した理由もここにあるでしょう。
 ブルガリア出身の名バス歌手、ボリス・クリストフの生誕100周年、やはり偉大なバス歌手ニコライ・ギャウロフの生誕85周年を記念して、ソフィア屈指の観光名所である「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」の広場(オープン・エア)で開催されたこの壮大な上演は、ブルガリアきっての名歌手たちによる歌唱、とりわけ主役のマルティン・ツォネフの活躍が目覚しく、この地の歴史に残る記念碑的な名演となりました。
 装置はシンプルながら、本物の大聖堂をバックにしているため、否が応でも気分は高まります。豪勢な衣装、美しい照明と見どころも満載です。
 

DYNDVD37760
(DVD)
\3600
ロッシーニ:歌劇「幸せな間違い」1幕 ベルトランド公爵…
 アルタヴァスト・サルグシャン(テノール)/
イザベッラ…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(ソプラノ)/
オルモンド…バウルザン・アンデルザノフ(バス)/
バトーネ…ティツィアーノ・ブラッチ(バス)/
タラボット…ロレンツォ・レガッツォ(バス)/
ミケーレ・デリア(クラヴィコード)/
ヴィルトゥオージ・ブルネンセス/
アントニオ・フォリアーニ(指揮)/
ヨッヘン・シェーンレーバー(演出)/
ロベルト・シュラーク(装置デザイン)/
クラウディア・メビウス(衣装デザイン)/
ニコール・ベリー(照明)
 2015年7月 バート・ヴィルドバート ライヴ収録/収録時間:94分/音声:イタリア語歌唱 ステレオ2.0/字幕:伊・英・仏・独/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 18歳でオペラ作曲家としてデビューしたロッシーニ(1792-1868)、この時期にいくつかの1幕物のファルサ(笑劇)を作曲し、どれもが高く評価され、その後の輝かしい成功を掴み取っていくこととなります。
 この「幸せな間違い」も1812年に初演されたお話で、あらぬ噂を立てられてしまった公爵夫人のイザベッラと、それに怒った彼女の夫ベルトランドが起こす一騒動がテンポ良く描かれています。
 とは言え、妻の浮気を疑って、小舟に載せて海に流してしまう夫という設定もかなり過激ではありますが・・・。
 ペーザロと並ぶ「ロッシーニの聖地」として知られるドイツのバート・ヴィルトバート。ここでも1989年から毎年「ロッシーニ音楽祭」が開催されており、数多くのファンが大挙して詰めかけることで知られています。
 この2015年の上演はヨッヘン・シェーンレーバーの演出が大当たり。人気のバス歌手レガッツォをはじめ、イザベッラ役のダッラ・ベネッタ、そして指揮者フォリアーニが、なんとも魅力的な音楽を奏で、この活発な物語を盛り上げています。



















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