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≪第88号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2016/8/9〜




8/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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COVIELLO CLASSICS

COV 91621
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ボッシュがシューマンの交響曲録音をスタート!
 シューマン:
  交響曲第4番ニ短調Op.120
  交響曲第2番ハ長調Op.61
  歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
マルクス・ボッシュ(指揮)
カペラ・アクイレイア
 ハイデンハイム・オペラ音楽祭から生まれたオケとともにボッシュがシューマンの交響曲録音をスタート!

 録音:2015年、2016年/68’43

 ブルックナー、ブラームス、メンデルスゾーン、ドヴォルザークと着実に録音を重ねている指揮者マルクス・ボッシュが、この度シューマンに挑みました。
 カペラ・アクイレイアは、ドイツ南西部、ミュンヘンとシュトゥットガルトのほぼ中間に位置するバーデンヴュルテンベルク州の都市ハイデンハイムで開催されている、ハイデンハイム・オペラ・フェスティバルのために2011 年に設立されたオーケストラ。
 ボッシュは同音楽祭の音楽監督を2010 年より務めており、彼の妥協を許さない音楽を実現するために、ヨーロッパ各地からトップ・アーティストが集結し質の高い演奏で評価されています。
 また カペラ・アクイレイアの活動も同音楽祭だけに留まらず、ヨーロッパを中心にハイデンハイム・オペラ・フェスティバルの大使として演奏ツアーを行い、2014 年5月にはフランスのサン=マロ音楽祭に出演しました。
 シューマンの第2 番と第4 番の交響曲は、タイトル付きの第1 番『春』や第3 番『ライン』に認知度においては一歩譲るとはいえ、作品の充実度では優るとも劣りません。
 ボッシュも第4 番は、シューマンのロマン的で、幻想的な特徴がよく表れている作品だと評していますし、第2 番についてはシューマンの個性的なオーケストレーションは画期的で、シューマンの最高傑作の一つと言っても良いとも述べています。
 カペラ・アクイレイアも、ボッシュの期待に応えるように、これらの作品に込められた楽想の美しさを見事に表現しています。





旧譜
ボッシュと手兵アーヘン響による大聖堂ライヴ、
 ブラームス交響曲シリーズ第1弾

COV 30704
(SACD Hybrid)
\2600→\2390
ブラームス:交響曲集
 (1)第1番ハ短調Op.68
 (2)第4番ホ短調Op.98
マルクス・ボッシュ指揮
アーヘンSO.

 1969年生まれで指揮者としてはまだ若い世代に入るボッシュだが、ヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996-2000年)、ザールブリュッケン歌劇場の監督(2000年-2002年)を相次いで務めた経歴からも、その実力は証明済み。
 10年先輩で同じく劇場あがりのルイージなどに通じるものがある。
 これは重厚な佇まいのなかに名門オケの確かな伝統が息づくブラームス。
 いっぽうで、若々しい風を送り込むボッシュのしなやかな感性もまた聴きどころのひとつとなっている。

COV 31206
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ボッシュと手兵アーヘン響による大聖堂ライヴ、
 ブラームス交響曲シリーズ第2弾

ブラームス:
 (1)交響曲第2番ニ長調Op.73
 (2)同第3番ヘ長調Op.90
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団

[ 録音:2011 年]

 SACD ハイブリッド盤。
 ボッシュと手兵アーヘン響による大聖堂ライヴ、ブラームス交響曲シリーズ第2弾。

 今回のブラームスの交響曲は、重厚ななかに長調の2曲ならではの伸びやかで若々しい風を送り込む、しなやかな感性が新鮮。
 これまでと同様に古都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにSACD での再生にも適しています。




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ORCHID



ORC100059
(2CD)
\3600→\3290
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集 第2集

<CD1>
 交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
 交響曲 第6番 ヘ長調「田園」Op.68
<CD2>
 交響曲 第7番 イ長調 Op.92
 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ラン・シュイ(指揮)
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 中国生まれの指揮者ラン・シュイによるベートーヴェン(1770-1827)交響曲全集の第2集。
 デヴィッド・ジンマンに認められボルティモア交響楽団の副指揮者を務めた経験のある彼だけに、その解釈も「スコアを丹念に読み解き、行間に隠された音までをも探し出す」というジンマン譲りのユニークなものです。
 ニューヨーク・フィルではクルト・マズアのアシスタントを務めるなどベートーヴェンに関して素晴らしい実力を有しており、第1集でもその演奏が高く評価されています。
 モダン楽器による演奏ですが、トロンボーンにはピリオド楽器を使用し、刺激的な響きを創り上げることにも成功しています。



 録音:2011年2月…交響曲 第5番, 2013年12月…交響曲 第6番, 2012年9月…交響曲 第7番, 2012年4月…交響曲 第8番 デンマーク コペンハーゲン,デンマーク王立音楽院 コンサート・ホール


ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲集 第1集

ORC100045
(2CD)
\2700→\2490
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲集 第1集

<CD1>
 1-4.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21/
 5-8.交響曲 第2番 ニ長調 Op.36/
<CD2>
 1-4.交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55/
 5-8.交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団/
ラン・シュイ(指揮)
録音 2011年11月…CD1:1-4, 2009年6月…CD1:5-8, 2012年11月…CD2:1-4, 2010年11月…CD2:5-8 コペンハーゲン デンマーク王立音楽院,コンサート・ホール

 あの衝撃的なマーラーの「大地の歌」(中国語歌唱!)で一躍その名をとどろかせた名指揮者ラン・シュイ。
 今回彼が指揮するのは、透明で深遠な響きが自慢のコペンハーゲン・フィル。
 YOU TUBE上では、グリーグの「朝」のフラッシュ・モブが大人気。1000万回以上の視聴数を誇るというスゴイものです。

 https://www.youtube.com/watch?v=gww9_S4PNV0

 そんな両者が挑むのは、なんとベートーヴェン(1770-1827)の交響曲全集。
 「全ての交響曲が独自の魅力を持っている」と語るラン・シュイは、もちろん各曲へのアプローチも周到であり、この第1番から第4番までのセットでも、ハイドンからロマン派へと繋がる流れを汲み取りながら、ベートーヴェンがその歴史に投じた革命的な素材を存分に感じさせてくれるという、画期的な演奏です。

 金管楽器とティンパニはピリオド楽器を用いることで軽やかなテンポと優雅な表情を保つことにも成功しています。




ラン・シュイ(指)&シンガポールSO
これが中国語歌唱版「大地の歌」!!

BIS SA 1547
(SACD Hybrid)
\2700→¥2490
これが中国語歌唱版「大地」!!
 マーラー:大地の歌
ニン・リャン(Ms)、
ウォーレン・モク(T)
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
SACDハイブリッド盤。マーラーの「大地の歌」は、李白や孟浩然の漢詩をドイツ人ベトゲが自由に独語訳したとされている。ここではその歌詞を香港在住のダニエル・ングがオリジナルの漢詩に戻した中国語で歌唱している注目盤。さらに独唱、オーケストラ、指揮者ともに中国系という点も徹底していて、マーラーが込めた中国的色彩がより濃厚となっている。

 


ORC100054
\2300→\2090
3大フルート協奏曲
 Premiere!

  ライネッケ(1824-1910):フルート協奏曲 ニ長調 Op.283
  イベール(1890-1962):フルート協奏曲
  ニールセン(1865-1931):フルート協奏曲 FS119
セバスチャン・ジャコー(フルート)/
オーデンセ交響楽団/
ダヴィッド・ビョルクマン(指揮)

 1987年ジュネーヴ生まれのフルーティスト、セバスチャン・ジャコー。彼は8歳でフルートを始め、イザベル・ジローに師事、15歳の時にはジュネーヴ高等音楽院に入学を受け入れられ、名手ジャック・ズーンの下で研究を続け、2010年に教育学とソリストのディプロマを得ています。その間に2002年と2004年にはスイスの青少年コンクールで第1位を獲得、2005年には「Jmanuel und Evamaria Schenk財団」から年間ソリスト賞を獲得しています。
 なんと言っても彼の知名度を上げたのは2013年の神戸国際フルート・コンクールで最優秀賞と観客賞を得たことであり、日本の聴衆にもソノ名前が広く知れ渡ったのです。
 その後は第5回カール・ニールセン国際フルート・コンクールでも第1位を獲得、そのカリスマ性と音楽性、技術力が高く評価されました。すでにアバドが指揮するマーラー室内管で演奏したり、ストックホルム放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団などと共演、2008年のサイトウキネンでは首席を務め、また世界各国でリサイタル、マスタークラスを開催するなど、その将来が期待されている奏者です。

 録音: 2015年6月22-25日 デンマーク オーデンセ,コンチェルトハウス
 


ORC100057
\2300→\2090
ロメオとジュリエット
 プロコフィエフ(1891-1953):ロメオとジュリエット Op.64
    (V.ボリソフスキによるヴィオラとピアノ編)
 ショスタコーヴィチ1906-1975):
  24の前奏曲より(抜粋)
    (D.M.ツィガーノフによるヴァイオリンとピアノ編→
      V.ヘルテンシュタインによるヴィオラとピアノ編)
  10の練習曲
ヴァイト・ヘルテンシュタイン(ヴィオラ)/
シュイ・ペキン(第2ヴィオラ)…3.10/
ワン・ペイヤオ(ピアノ)

 ドイツの若きヴィオラ奏者ヘルテンシュタインが、こよなく愛するというプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。彼は7歳の時にバレエを見てこの曲に魅了されたと言います。自らもダンサーである彼、最初は華麗なる踊りにひきつけられるも、20代になってからは、精緻なオーケストレーションに一層関心が向き、この多彩な音色をヴィオラで可能な限り引き出すことに挑戦を始め、舞踏と音楽の密接な関係を見事に表現することに成功したのです。
 ただこの作品だけではアルバムにするにはヴォリュームが足りなかったのです。そこで彼が目をつけたのはショスタコーヴィチのピアノのための前奏曲でした。もともとツィガーノフによるヴァイオリンとピアノ版があったところを、更にヴィオラとピアノ用に編曲することで、原曲の持つ暗い色調が際立つ音楽として成立させたという彼の自負も含め、このエキサイティングな演奏をお楽しみください。





TIMPANI



1C1233
\2600→\2390
ギィ・サクル:歌曲集 第2集
 1-8.マックス・ジャコブの詩による8つの小品
  <セーヌ川/あなたは間違っています、私の良き天使/
   レンヌ通りを歩いて/手品師/あなたの耳/
   家で/ベッドの足元で/神秘>/
 9-10.ジャン・タルデューの詩による2つの歌
  <純粋な神なんて期待できない/私の心は夜のとき>/
 11-12.ジュール・ロマンの詩による2つの歌
  <ここでは静かな一日/今日は気分が悪い>/
 13-14.ライナー・マリア・リルケのフランス語の詩による2つの歌
  <冬、死/灯りを消して、ろうそくで/
   シュペルヴィエルによる3つの歌/年齢/大草原/朝>/
 18-21.光と影(ジャン・コクトー)
  <Des sentinelles sous les armes/
   Tu sembles parti mais tu restes/
   D'un fauteuil la main dolente/
   Que ne suis-je un de cette Egypte>/
 23-26. 4つの最後の扇(ポール・クローデル)
  <ばらの花は私を呼ぶ/扇/雨が降った/
   あなたの耳に問いかける>/
 26-28.アンリ・ド・レニエの詩による3つのエピグラム
  <私のフルート/ここに咲くばら/閉じこもらないでください>/
 29-30.ジーン・ペレリンの詩による2つの歌
  <歌う息/私が休息するとき>/
 31-39.「にんじん」のアルバム(ジュール・ルナール)
  <にんじん/提案/ルピック夫人/ゴッドファーザー/
  アーネスティとフェリックス/連絡先/ルビック氏/木馬/ママ>
フロランス・カッツ(メゾ・ソプラノ)/
ジャン=フランソワ・ガルデイル(バリトン)/
ビリー・エイディ(ピアノ)

 フランスのピアニスト、作曲家ギィ・サクル(1948-)。歌曲を含む数多くの作品は、サティやプーランクの流れを汲む流麗な佇まいを持ち、あたかもフランス音楽の伝統を復活させるかのような懐かしさを有しています。
 彼が歌曲を作る時に選ぶ詩も、ヴェルレーヌやコクトー、アポリネールなど良く知られた作家が多く、これらの美しい詩と融合したしなやかなメロディは、聴き手の耳に鮮烈な印象を残します。
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1C1235
\2600→\2390
ジョセフ・ギィ・ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ集 第2集
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調/
 4-6.チェロ・ソナタ 第1番 ト短調/
 7-10.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ長調
ジャン・マルク・フィリップ=ヴァルジャベディアン(ヴァイオリン)/
アンリ・ドゥマルケット(チェロ)/
フランソワ・ケルドンキュフ(ピアノ)

 20世紀初頭のフランスで活躍したギィ・ロパルツ(1864-1955)。ドビュッシーと同世代の生まれながら作品に印象派風の作風を取り入れるのはかなり後期になってからで、初期から中期にかけては、彼が師事したフランクの影響が感じられる緊密な音楽を書いていた人です。
 このアルバムはTimpaniレーベルのロパルツ室内楽作品の第6集で、知られざる作品を聞く喜びを存分に味わうことができます。
 1907年に作曲されたヴァイオリン・ソナタ 第1番は冒頭こそ沈痛ですが、すぐに流麗なメロディが溢れ出し、それより少し前のチェロ・ソナタ第1番はフォーレを思わせるピアノのさざめきに乗って歌うチェロが印象的。
 1927年のヴァイオリン・ソナタ第3番は、すっかり独自の作風を身につけたロパルツの姿を見ることができます。

  録音 2015年9月.10月 Vincennes, Coeur de ville,




TIMPANI
ロパルツ・シリーズ


 「ロパルツ」というだけでベストセラーとなる。

 マイナー作曲家と思われているが、その人気は一般の人が思っているよりかなり高い。

 ロパルツは1864年にフランス、ブルターニュ地方に生まれた。
 ブルターニュ地方は信仰心に厚く、独特の文化をもった地域。いまだにケルトの文化を色濃く感じさせ、神秘的な巨石、古城など、不思議な雰囲気をもっている。
 ロパルツはそのブルターニュの風土に強く影響を受けており、教育者としての実直な人生も、保守的でロマンティックな作風もそこに由来すると思われる。
 また作品に流れる独特のロマンティシズムも、ブルターニュの風土、ケルトの雰囲気を反映している。
 まじめで素直、暗くはないのに哀愁が漂う。彼の作品は他のフランスの作曲家とは性質を異にしており、尊敬する師フランクとさえ全然似ていない。
 そのノスタルジックな風情はあえて言えばイギリスの一部の作曲家に似ているが、ロパルツはもっと洗練されている。

 そんなところがロパルツの高い人気の秘密であろう。
 ほかにいないのである、こんな作品を書く作曲家が。

 
 以下は大ベストセラーを誇るTIMPANIのロパルツ・シリーズ。
 ただTIMPANIはあっというまに完売になる。本当にあっという間である。

 入手困難の場合は海外倉庫を含めて探索しますが、完全完売の際はご容赦ください。




まずは、ロパルツ:ソナタ全集 第1集


1C1214
\2600→\2390
ジョセフ=ギィ・ロパルツ:ソナタ全集 第1集
 1-4.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ホ長調(1918)/
 5-7.フルートとピアノのためのソナチネ(1931)/
 8-10.チェロとピアノのためのソナタ 第2番 イ長調(1919)
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)/
ジュリエット・ユレル(フルート)/
ラファエル・ピドゥ(チェロ)/
フランソワ・ケルドンキュフ(ピアノ)
録音 2012年9月.2013年8月

 ドビュッシーと同世代の作曲家でありながら、印象派には染まらずに、後期ロマン派の伝統の上で作曲を続けたことで知られるロパルツ(1864-1955)。フランクやマスネに師事しただけあり、交響曲や宗教曲での重厚な雰囲気が愛されています。
 TIMPANIレーベルでは、ロパルツの一連の作品をリリースし、その貴重な録音はどれも高い評価を受けています。
 今回のシリーズは様々な楽器による「ソナタ」を集めたもの。残念ながら世界初録音ではありませんが、レーベルが誇る名演奏家たちによる親密、かつ緊張感に満ちたアンサンブルの完璧さは、他の追従を許さないものとして、ロパルツの解釈におけるスタンダードとなり得るものです。美し過ぎるこの音楽。ぜひお聞きください。

ロパルツ:弦楽四重奏曲第2番, 第3番(スタニスラス四重奏団)
1C 1099
\2600→\2390

ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):
 弦楽四重奏曲全集Vol.1
  弦楽四重奏曲第3番ト長調/
  弦楽四重奏曲第2番ニ短調
スタニスラス弦楽四重奏団
 ティンパニーからの交響曲全集、管弦楽曲集などのリリースによって評価、人気ともに急上昇中のロパルツ・シリーズに弦楽四重奏曲全集が加わることに!弦楽四重奏曲全集は今回のリリースを皮切りに、スタニスラス弦楽四重奏団の演奏で2007年の完結予定として交響曲全集と並行したリリースが予定されている。スタニスラス弦楽四重奏団はフランスの室内楽団スタニスラス・アンサンブルの弦楽セクションのメンバーによって1984年に結成されたアンサンブル。ロパルツに縁の深いフランスの都市ナンシーを中心に活動の場としており、デュティーユやクラムなどの作品やコンテンポラリーなど現代作品の演奏に定評がある。

ロパルツ:弦楽四重奏曲第4番 - 第6番(スタニスラス四重奏団)
1C 1115
\2600→\2390

ロパルツ:弦楽四重奏曲全集Vol.2
 弦楽四重奏曲第4番ホ長調/
 同第5番ニ長調《幻想曲風》/同第6番へ長調
スタニスラス弦楽四重奏団
 モーツァルトやショスタコーヴィチのアニヴァーサリーで沸く2006年。その傍らでブームを巻き起こしているフランスの作曲家ロパルツ。クセナキスのシリーズと並び、ティンパニー(Timpani)の柱となったロパルツのシリーズに新たなタイトルが登場!今回の第2集では1934年から1948年にかけて作曲が行われた後期の3作品を収録。中でも第5番と第6番は世界初録音となる。スタニスラス弦楽四重奏団はフランスの室内楽団スタニスラス・アンサンブルの弦楽セクションのメンバーによって1984年に結成されたアンサンブル。ロパルツに縁の深いフランスの都市ナンシーを中心に活動の場としており、デュティーユやクラムなどの作品やコンテンポラリーなど現代作品の演奏に定評がある。

ロパルツ:弦楽四重奏曲集 3 - 弦楽四重奏曲第1番/アルベリク・マニャールの名による小幻想曲(スタニスラフ四重奏団)
1C 1121
\2600→\2390

ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):弦楽四重奏曲全集Vol.3
 弦楽四重奏曲第1番ト短調/
 アルベリク・マニャールの名による小幻想曲
スタニスラス弦楽四重奏団
 完結!ロパルツの弦楽四重奏曲集!クセナキスの管弦楽作品集と並ぶティンパニ(Timpani)・レーベルの支柱として定着したロパルツのシリーズ。このロパルツ・シリーズの1つとして2006年に始動した「弦楽四重奏曲全集」も今回の第3集で完結!最終巻となる第3巻には、師であるフランクからの影響を色濃く受けた最初の弦楽四重奏曲である「第1番」。第1次世界大戦の影響によって非業の死を遂げた親友、アルベリク・マニャールに対するトリビュートとして書かれた「小幻想曲」の2作品をカップリング。ロパルツに縁の深いフランスの都市ナンシーを拠点とするアンサンブル、スタニスラス弦楽四重奏団は第1巻、第2巻に引き続きここでも健在。ティンパニ・レーベルとスタニスラス弦楽四重奏団によるロパルツの弦楽四重奏曲全曲録音という記念碑がここに完成する。

ロパルツ:ピアノ三重奏曲 イ短調/弦楽三重奏曲 イ長調/前奏曲、海とシャンソン(スタニスラス・アンサンブル)
1C 1118
\2600→\2390

ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):室内楽作品集
 ピアノ三重奏曲/弦楽三重奏曲/前奏曲、海画と海
アレクシス・ガルペリン(Vn) 、
セシリア・ツァン(Vc)、
ジャン・ルイ・アグノエール(P)、
アンサンブル・スタニスラス
 ティンパニーからのシリーズが火付け役となり、爆発的な人気を呼んでいるフランスの作曲家ロパルツ。フランスの室内楽団スタニスラス・アンサンブルが中心となった室内楽作品集は「弦楽三重奏曲」が2006年の新録音。「ピアノ三重奏曲」、「前奏曲、海画と海」は「1C 1047(廃盤)」に収録されていた1995年録音の音源の復刻となる。ピアノ三重奏曲冒頭の憂いに満ちた美しい旋律が、聴き手をロパルツの世界へと誘う——。

ロパルツ:交響曲第1番, 第4番(ナンシー響/ランク=レッシンク)
1C 1093
\2600→\2390

ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):
 交響曲全集Vol.1(世界初録音)
  交響曲第1番《ブルターニュのコラールによる》/
  交響曲第4番
セバスチャン・ラング=レッシング指揮
ナンシー響
 フランスの貴重な作品の録音を次々とリリースし、多くの支持を受けているTimpaniから注目のシリーズ“ロパルツの交響曲全集”がスタート!デュボワ、マスネそしてフランクの下で作曲を学んだロパルツは、ナンシー音楽院の院長をつとめるなど後進の育成にも尽力したフランスの作曲家。特に合唱曲、歌曲や器楽の作品の評価が高く、トロンボーンのための「演奏会用小品」は世界中で重要なレパートリーとして演奏が行われている。交響曲全集は全3巻のリリースを予定しており今後のリリースが楽しみなところ。第1巻の演奏はフランス東部の都市ナンシーを本拠地とするナンシー交響楽団。レッシングはナンシー交響楽団の音楽監督、タスマニア交響楽団の芸術監督を兼務している期待の指揮者。

ロパルツ:交響曲第2番, 第5番(ナンシー響/ランク=レッシンク)
1C 1097
\2600→\2390

ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):
 交響曲全集Vol.2(世界初録音)
  交響曲第2番へ短調/交響曲第5番ト長調
セバスチャン・ラング=レッシング指揮
ナンシー交響楽団
 前回リリースされたVol.1(1C 1093)が日本のみならず、世界中から大きな反響を受けたフランスの作曲家ロパルツの交響曲。待望の第2弾は1900年に作曲された「交響曲第2番」と1944年に作曲されたロパルツ最後の交響曲である「交響曲第5番」というカップリング。演奏はVol.1でも好演を聴かせてくれた、ナンシー交響楽団の音楽監督とタスマニア交響楽団の芸術監督を兼務する期待の指揮者ラング=レッシングと、フランス東部の都市ナンシーを本拠地とするナンシー交響楽団のコンビが引き続き担当。ティンパニー(Timpani)の代名詞でもある「クセナキス作品集」に続くベストセラーとなるであろうロパルツの交響曲全集。
Ropartz: Symphony No. 3
1C 1190
\2600→\2390
ロパルツの交響曲全集第3巻登場!合唱付きの大作"交響曲第3番"!
 ロパルツ:交響曲全集Vol.3
  交響曲第3番ホ長調(1906) 〜 ソリスト、合唱と管弦楽のための
イザベル・フィリップ(ソプラノ)
エロディ・メシャン(アルト)
マルク・ラホ(テノール)
ジャン・テジャン(バス)
ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)
トゥール・サントル地方交響楽団
アンサンブル・ヴォーカル・エリック・サティ
アンサンブル・ヴォーカル・ジャック・イベール
アンサンブル・ヴォーカル・オーパス37
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955)の音楽の復興に大きな役割を果たしているティンパニ(Timpani)のロパルツ・シリーズ。
遂に登場する「交響曲全集第3巻」は、ロパルツの交響曲の最高傑作との呼び声高く、合唱付き交響曲の中でも屈指の作品と称される1906年初演の大作「交響曲第3番」!
1894年に就任したナンシー音楽院院長の在任中に作曲された「交響曲第3番」は、4人の独唱、合唱、管弦楽のための3楽章形式の交響曲であり、独唱、合唱が歌うテキストはロパルツ自身が創作したものが用いられている。
自然や人々へのメッセージが込められた雄大かつ壮大、洗練された美を湛える「交響曲第3番」の新録音登場を喜びたい。

※録音(ライヴ):2011年5月、トゥール大劇場(フランス)

ロパルツ:氷島の漁夫/狂詩曲/コロンヌのエディプス王(ドゥマルケット/ブルターニュ管/カラボワツ)
1C 1095
\2600→\2390

ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):
 管弦楽のための作品集
  組曲《氷島の漁夫》/
  チェロと管弦楽のための狂詩曲/
  組曲《コロンヌのオイディプス》
アンリ・デマルケ(Vc)
キリル・カラビッツ指揮
ブルターニュ管
 交響曲集第1巻(1C 1093)が各方面で反響を呼び、日本での再評価が著しいフランスの作曲家ロパルツの管弦楽作品集がTimpaniよりリリース!デマルケはルクセンブルク・フィルをバックに“ジャン・クラ”の作品集で見事な演奏を聴かせてくれている1970年生まれのチェリスト。ウクライナの若きマエストロ、カラビッツが1989年創設という若いオーケストラ、ブルターニュ管を率いている点もTimpaniならではの意欲的な組み合わせ。

 


1C1237
\2600→\2390
ルイ・ティリオン:ピアノ三重奏曲/弦楽四重奏曲
 1-4.ピアノ三重奏曲 Op.11(1910)/
 5-8.弦楽四重奏曲 Op.10(1908)
ローラン・ワグシャル(ピアノ)/
ソレンヌ・パイダッシ(ヴァイオリン)/
セバスティアン・ヴァン・カイク(チェロ)/
スタニスラス四重奏団
 <メンバー:
  ローラン・コセ(ヴァイオリン)/
  ベルトラン・メニュ(ヴァイオリン)/
  マリー・トリプレ(ヴィオラ)/
  ジャン・ド・スペングラー(チェロ)>

 ナンシーに生まれ、オルガニストの父から音楽の手ほどきを受けたルイ・ティリオン(1879-1966)。地元の音楽院でまずはピアノとオルガン、ヴァイオリン、やがて作曲を学びます。20歳の時にオルガン科の助教授に任命されますが、戦争で中断、その後はストラスブール音楽院を経て、また1944年からナンシー音楽院で指導にあたるなど教育者として知られた人です。ある時までは作曲家としても知名度を誇っていましたが、1914年、火災で作品のほとんどが焼失、その後、1920年に愛妻を亡くし失意の淵に沈んでしまい、その後は教育に専念すると決意し、作曲活動は止めてしまいました。
 それでも残された幾つかの作品は素晴らしいものであり、このピアノ三重奏曲と弦楽四重奏曲もドビュッシーやシャブリエの影響と、フランクの影響がブレンドされた充実の音楽です。

 録音 2015年10月 Nancy, Salle Poirel
 .


1C1239
\2600→\2390
ナポレオン=アンリ・ルベル:ピアノ三重奏曲集
 1-4.ピアノ三重奏曲 第4番 ニ長調 Op.25「セレナード」/
 5-8.ピアノ三重奏曲 第2番 変ロ長調 Op.12/
 9-12.ピアノ三重奏曲 第6番 ホ長調 Op.34
トリオ・エレジアーク
<メンバー:
 フランソワ・デュモン(ピアノ)/
 フィリップ・アイシュ(ヴァイオリン)/
 ヴァージニー・コンスタン(チェロ)>

 アルザスのミュルーズに生まれ、レイハとル・スュールに師事、室内楽と歌曲の分野で活躍した作曲家アンリ・ルベル(1807-1880)。
 彼のエピソードで最も知られているのは、1849年のショパンの葬儀の際、演奏された「葬送行進曲」を管弦楽版に編曲したことでしょうか。当時はパリ音楽院の和声の教授と、作曲の教授を務め、アカデミー・フランセーズの会員に選出されるなど一定の名声を誇っていましたが、彼が没すると時を同じくして、その作品も忘れられてしまいました。
 とは言え、このピアノ三重奏曲は叙情性と美しいメロディに溢れており、フランスの「本格的なロマン派」の作品として評価されるべきでしょう。

  録音 2015年12月 Vincennes, Coeur de ville



そしてこの隠れた名盤!

AMBROISIE
AM 207
\2700
Le Paris des Romantiques〜ロマン派のパリ
 (1)ナポレオン=アンリ・ルベル(1807-1880):交響曲第4番 (世界初録音)
 (2)ベルリオーズ:夢とカプリッチョop.8
 (3)リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
ベルトラン・シャマユ
 ((3)ピアノ/ 1837 年製エラール
  (Edwin Beunk コレクション))
ル・セルクル・ドゥラルモニー(管弦楽)
ジュリアン・ショヴァン((2)Vn)
ジェレミー・ロレール(指)
 
 これが1800年代中盤にパリで実際に聴かれていた音楽か。
.
 1857年パリで上演されたという典雅でロマンティックな初めて聴くアンリ・ルベルのシンフォニー。第2楽章のうだるようなロマン!
 ベルリオーズの「夢とカプリッチョ」はなんとヴァイオリン協奏曲!
 どこかの古い蔵から引っ張り出してきたような鄙びた音を奏でる、1837 年製エラールで弾かれたリストのピアノ協奏曲第1番。おもちゃ箱をひっくり返したような演奏!
.
 ・・・思いっきりタイムスリップできる。
.
 ジェレミー・ロレールの指揮、オケはル・セルクル・ドゥラルモニー、ピアノはベルトラン・シャマユ。
 ジャケットも秀逸。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELO CLASSIC
1CD\2000→\1690


ヒストリカル・ファン待望のMELOCLASSIC 新譜20 タイトル!
先にご案内したカラヤンとベーム以外の18 タイトル!
 ※特記ないものは全てモノラル録音になります。



MELO CLASSICS 全タイトル
特集はこちら



MC 1035
\2000→\1690
「アンドレ・チャイコフスキ」
 (1)ハイドン:変奏曲を伴ったアンダンテ ヘ短調Hob.XVII:6
 (2)ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:49
 (3)モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第15番(旧第18番)ヘ長調 K.533/494
 (4)シューマン:交響的練習曲 Op.13
 (5)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
アンドレ・チャイコフスキ(ピアノ)
 (1)-(3)1964 年4 月10 日 ハンブルク 北ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (4)1963 年3 月26 日 シュトゥットガルト 南ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (5)1962 年1 月20 日 バーデン=バーデン 南西ドイツ放送による放送用スタジオ録音/77'20

 近年ではむしろ作曲家としての名前の方をよく耳にするアンドレ・チャイコフスキ(1935-1982)。この名前は西欧向けの芸名で、本名はロベルト・アンジェイ・クラウトハメルというワルシャワ生まれのポーランド人。幼い頃に第二次世界大戦が始まると、ユダヤ系であることを隠すため、アンジェイ・チャイコフスキ Andrzej Czaikowski と名を騙った。
 第二次世界大戦後、ピアノの勉強を再開、パリ音楽院で名教師ラザール=レヴィに学ぶ。稀に見る高水準だったことで伝説的な1955 年のショパン・コンクー(第1 位がアダム・ハラシェヴィチ、第2 位がウラディーミル・アシュケナージ、第3 位がフー・ツォン)で第8 位を獲得、以降パリさらにロンドンを拠点に活躍したが、大腸がんのため46 歳で亡くなった。
 商業録音はいろいろあったが、CD になっているものは少なく、この20 代後半のドイツの放送録音は貴重だ。
 


MC 1036
\2000→\1690
「イソ・エリンソン」
 (1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
 (2)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」
 (3)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
イソ・エリンソン(ピアノ)
 (1)1955 年9 月5 日、(2)(3)1959 年2 月14 日 (1)-(3)ハンブルク 北ドイツ放送による放送用スタジオ録音、74'37

 イソ・エリンソン(1907-1964 Iso はIsaac の愛称)は、ロシア帝国時代のベラルーシのマヒリョウ(モギリョフ)生まれ。母はアントン・ルビンシテインの弟子だったという。
 レニングラード音楽院で名教師として知られるフェリックス・ブルーメンフェルト(シモン・バレルやウラディーミル・ホロヴィッツの師匠)に学んだ後、1920 年代末にはロンドンやベルリンで大きな人気を得た。
 1930 年代に英国籍を取得、ヨーロッパや米国で精力的な演奏活動を繰り広げていた。しかし1964年、ロンドンでの演奏会で休憩中に急死した。エリンソンは実力、人気とも高いピアニストだったが、どういうわけか商業録音が極めて少なく、まさに幻の名ピアニストだった。
 このCD にはエリンソンの50 歳前後のリストとショパンのピアノ・ソナタの録音が収録されている。
 


MC 1037
(2CD)
\3200→\2590
「ジャクリーヌ・エマール」
 (1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311
 (2)ラヴェル:夜のガスパール
 (3)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
 (4)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」
 (5)フォーレ:
  夜想曲第1番 変ホ短調 Op.33-1、舟歌第2番 ト長調 Op.41
 (6)ブラームス:
  間奏曲 ロ短調 Op.119-1、バラード ト短調 Op.118-3
 (7)ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調Op.57「熱情」
 (8)シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 (9)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283
ジャクリーヌ・エマール(ピアノ)
 (1)1958 年10 月23 日 ケルン 西ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (2)1961 年6 月16 日 ハノーファー 北ドイツ放送による放送用スタジオ録音
 (3)(4)1962 年2 月10 日 パリ 放送用スタジオ録音 家族所有の音源 (5)1964 年3 月12 日 フランクフルト ヘッセン放送による放送用スタジオ録音
 (6)(7)1967 年1 月28 日 パリ 放送用スタジオ録音 家族所有の音源 (8)1969 年6 月21 日、(9)1972 年2 月26 日 (8)(9)パリ ライヴ録音 家族所有の音源/158'14

 女性ピアニストが好きなピアノファンは絶対逃せないCD2 枚。
 ジャクリーヌ・エマール(1922-2008)は南仏ニース生まれのピアニスト。パリ音楽院卒の母ブランシュによって3 歳からピアノを習い始め、生地で10 歳で演奏会デビュー。第二次世界大戦が終結するとすぐパリに移り、イーヴ・ナットに学ぶ。事実上引退する1980 年代まで独奏に室内楽に広く活躍したにもかかわらず、彼女の録音は少なく、独奏の録音はさらに少なかった。
 そこにこの2CD が登場。ようやく彼女の高い実力を耳にできることになった。
 いずれもエマールの素晴らしく魅力的な演奏をしっかり伝えてくれるものばかり。ことに1972 年のモーツァルトのト長調のピアノ・ソナタは、ライヴのステレオ録音ということもあって、エマールの類稀な美質がしっかり捕らえられた絶品。
 


MC 1038
\2000→\1690
「アルトゥール・ルービンシュタイン」
 バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
 シューマン:「謝肉祭」 Op.9
 ミヨー:ブラジルの郷愁 Op.67
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 1948 年10 月13 日 パリ フランス放送によるライヴ録音、74'11

 20 世紀最大のピアニストの一人、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887—1982)が1948 年10 月13日、パリのサル・プレイエルで催したリサイタルのライヴ録音。
 ルービンシュタインは61 歳だったが、89歳まで現役だったルービンシュタインにしてはまだ若い時期、驚くほど覇気に満ちた演奏で、ことに極めて個性的なワルトシュタイン・ソナタには驚くしかない。大ピアニストの真の姿が伝わってくる。
 


MC 1039
\2000→\1690
「エディト・ファルナディ」
 リスト:
  (1)バラード第2番 ロ短調
  (2)スペイン狂詩曲
  (3)3つの演奏会用練習曲第2番 ヘ短調 「軽やかさ」
  (4)パガニーニによる大練習曲
  (5)ヴェルディの「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ
  (6)ワーグナーの「タンホイザー」の客人の入場
エディト・ファルナディ(ピアノ)
 (1)-(3)1957 年5 月2 日 シュトゥットガルト近郊ウンターテュルクハイム (4)1961 年3 月15 日シュトゥットガルト
 (5)(6)1968 年5 月7 日シュトゥットガルト (1)-(6)シュトゥットガルト 南ドイツ放送による放送用スタジオ録音/71'37

 このCD はリスト・マニアはぜひ買うべきだろう。エディト・ファルナディ(1921—1973)はハンガリーのブダペスト生まれのピアニスト。天才少女として知られ、7 歳でリスト音楽院に入学、ベラ・バルトークに学んだ。第二次世界大戦後の1945 年にウィーンに移住してから国際的な名声を獲得。ことに1950 年代の米国のWestminster 社への一連の録音は極めて高い評価を得た。だがその後の録音は非常に少ない。
 1963 年から亡くなるまでグラーツ音楽アカデミーで教職に就いていたが、晩年は長く癌で闘病していたという。
 彼女の高度なテクニックと情熱に満ち、けれど悪魔的というよりは気高い意志を感じるリストは極めて魅力的だ。1968 年録音の2 曲はステレオ録音。


 店主が大騒ぎしているファルナディの未知の音源が登場。
 ファルナディについてはこちらでどうぞ・・・



 


MC 1040
\2000→\1690
「アニェル・ブンダヴォエト」
 (1)ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 変ニ長調 Op.38
 (2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22
 (3)フランク:前奏曲、コラールとフーガ
アニェル・ブンダヴォエト(ピアノ)
(1)ウジェーヌ・ビゴ(指揮)
 パリ交響楽団
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
 スイス・ロマンド管弦楽団
 (1)1954 年7 月7 日 パリ フランス・ラジオ・テレビ放送による放送用スタジオ録音 (2)1976 年 ジュネーヴ スイス・ロマンド放送によるライヴ録音 (3)1955 年12 月31 日 パリ フランス・ラジオ・テレビ放送による放送用スタジオ録音/76'33

 アニェル・ブンダヴォエト(1922-2015)は、フランス中部、ピュイ=ド=ドーム県のアンベールに生まれたピアニスト。彼女の父方の源流はベルギーのヘントにあり、Bundervoet という姓はヘント近辺では珍しくない。そのためフランスにおいてもBundervoet は外来姓とみなされ語尾のt を発音するのが普通である。
 7 歳からマルセイユ音楽院で学んだ後、パリ音楽院でラザール・レヴィの指導を受ける。第二次世界大戦後、ブンダヴォエトは華々しく活躍し、1950 年代にはレコード用の録音もしている。
 しかしリューマチを患ったことと、1956 年に離婚して子育てのための安定した生活が必要だったことで早くに演奏会活動を縮小し、長年ヴェルサイユ音楽院の教授を務めた。そのため92 歳まで長命したにもかかわらずごく一部のピアノマニアしか知らない伝説のピアニストになってしまった。
 このCD ではなんといっても名匠ヴォルフガング・サヴァリッシュと競演したサン=サーンスのピアノ協奏曲第2 番のライヴ録音が聞きものだ。情熱的なブンダヴォエトと理知的なサヴァリッシュは始めこそ今ひとつかみ合っていないが、第3 楽章のタランテラではブンダヴォエトがサヴァリッシュを熱気の渦に巻き込んでしまい、鳥肌が立つような名演を繰り広げている(残念ながらモノラルだが音質は悪くない)。伝説のピアニストの真髄がついに聞けるCD だ。
 


MC 2026
(2CD)
\3200→\2590
「ワンダ・ルッザート」
 (1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
 (2)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
 (3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
 (4)シューベルト:ヴァイオリン・ソナティーネ ト短調D408
 (5)ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
 (6)フバイ:ロマンティックなソナタ ニ長調Op.22
 (7)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18
ワンダ・ルッザート(ヴァイオリン)
ハンス・プリーグニツ(ピアノ)
 (1)1955 年2 月5 日 (2)(3)1955 年11 月9 日 (4)(5)1956 年10 月15 日 (6)1960 年2 月10 日 (7)1960 年2 月11 日
 (1)-(5)シュトゥットガルト近郊ウンターテュルクハイム (6)(7)シュトゥットガルト (1)-(7)南ドイツ放送による放送用スタジオ録音/147'39

 melo classic の秘蔵音源の中でも特にお宝度が高いもの。
 ワンダ・ルッザート(1919-2002)は北イタリア、スイスとの国境に近いヴァレーゼの生まれ。少女の時から天才ヴァイオリニストと騒がれた。1932年、ウィーンで伝説的なヴァイオリン・コンクールが催され、第1 位にジョコンダ・デ・ヴィート、第2 位にリカルド・オドノポソフ、第3 位にジークフリート・ボリスなどが入る中、僅か13 歳のルッザートが12 歳のジネット・ヌヴー(二人は同年の5 ヶ月違い)と共に第4 位を獲得して大いに話題となった。この時の審査員の一人が偉大なヴァイオリニスト、イェネー・フバイで、ルッザートは晩年のフバイの弟子になった。
 第二次世界大戦が終わるとルッザートは欧米で幅広く活躍し、1964 年には来日もしているほど。しかし彼女はまだ50 代の頃に早々に引退してしまった。残念なことに彼女はレコード用の商業録音を一つも残していない。ルッザートは生前から完全に幻のヴァイオリニストになってしまった。
 したがってこのCD に収録された録音はどれも極めて重要である。ルッザートのヴァイオリンは、インテリジェンスな品の良さ(彼女はミラノの裕福な一族の出)とフバイ仕込の深い音楽性が見事に融合したもので、非常に魅力的だ。
 ベートーヴェンやブラームスのソナタも通を唸らせる素晴らしい演奏だが、なんといっても師匠フバイのロマンティックなソナタが「こんな名曲があったのか!」と思わせるほどの絶品。ハンス・プリーグニツの伴奏も特筆すべき腕前。
 


MC 2027
\2000→\1690
「ティボール・ヴァルガ」
 (1)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
 (2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 (3)ディートリヒ,シューマン,ブラームス:
  F.A.E.ソナタ—第2楽章 間奏曲(シューマン),
  第3楽章 スケルツォ(ブラームス)
 (4)クライスラー:
  タルティーニ様式によるコレッリの主題による変奏曲
 (5)ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調Op.12-1
 (6)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108
ティボール・ヴァルガ(ヴァイオリン)
(1)(2)ハインツ・シュレーター(ピアノ)
(3)(4)フーベルト・ギーゼン(ピアノ)
(5)(6)ベルンハルト・エーベルト(ピアノ)
 (1)(2)1949 年9 月22 日 (3)(4)1959 年2 月16 日 (1)-(4)シュトゥットガルト 南ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (5)(6)1960 年3 月18 日 ハンブルク 北ドイツ放送による放送用スタジオ録音/76'38

 ティボール・ヴァルガ(1921-2003)は、ハンガリーのジェール(ブダペストとウィーンの中間辺りの都市)に生まれたヴァイオリニスト。10 歳でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾くというたいへんな神童で、イェネー・フバイの招きでブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学。第二次世界大戦後は西側に移り、国際的に活躍してたいへんな人気を博した。
 しかしその後は徐々に指揮者、教育者に比重を置くようになり、21 世紀まで生き長らえたわりには録音はあまり多く残していない。それでも1990 年代に1960、1970 年代の録音がまとまってCD になった時はかなりの評判になった。
 このCD の中ではドビュッシーのヴァイオリン・ソナタがクールな近代美の奥に激しく燃え上がる熱を感じさせる名演。
 


MC 2028
\2000→\1690
「ジョルジュ・エネスコ」
 (1)バッハ:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調 BWV.1015
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 BWV.1017
 (2)シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
(1)セリニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)
(2)ユリス・ドレクリューズ(クラリネット)
 フェルナン・ウーブラドゥ(ファゴット)
 ジャン・ドヴェミ(ホルン)
 ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
 ジョルジュ・アレス(ヴァイオリン)
 ガストン・マルケジーニ(チェロ)
 アンリ・モロー(コントラバス)
 (1)1951 年1 月4 日 パリ (2)1951 年3 月1 日 (1)(2)フランス・ラジオ・テレビ放送による放送用スタジオ録音/75'26

 20世紀前半の偉大なヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)の69 歳の時の録音。エネスコがバッハを演奏した録音はそれだけで貴重だ。
 バッハを敬愛したエネスコならではの格調高くかつ訴えかけの強い演奏。後半のシューベルトの八重奏曲は、MC 2022 に収録されていたベートーヴェンの七重奏曲と同じ日の演奏。1948 年から1978 年までパリ音楽院の教授を務めた名クラリネット奏者、ユリス・ドレクリューズ(1907-1995)、指揮者としても高名なバソニスト、フェルナン・ウーブラドゥ(1903-1986)、伝説的ホルン奏者ジャン・ドヴェミ(1898-1969)など、共演者がたいへんに豪華。
 


MC 2029
\2000→\1690
「グィラ・ブスターボ」
 (1)サン=サーンス:ハバネラ ホ長調 Op.83
 (2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調Op.26
 (3)シベリウス: ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.47
 (4)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
グィラ・ブスターボ(ヴァイオリン)
(1)ヴェルナー・シュミット=ベルッケ
  (指揮)
 ミュンヘン放送管弦楽団
(2)トーマス・ウンガー(指揮)
 NDR ハノーファー放送管
(3)ジャン・フルネ(指揮)
 スイス・イタリア語放送管
(4)ハンス・アルトマン(ピアノ)
 (1)1959 年1 月19 日 ミュンヘン バイエルン放送による放送用スタジオ録音 (2)1964 年5 月29 日 ハノーファー 北ドイツ放送によるライヴ録音 (3)1965 年5 月19 日 ルガーノ スイス・ラジオ・テレヴィジョンによるライヴ録音 (4)1958 年12 月6 日 ミュンヘン バイエルン放送による放送用スタジオ録音/79'44

 グィラ・ブスターボ(1919-2002)は、米国、ウィスコンシン州のマニトワックに生まれ。音楽一家だったため僅か2 歳でヴァイオリンを習い始め、すぐ天才少女として名を馳せ、15 歳になる頃にはニューヨークでも人気を博す。
 やがてヨーロッパに進出すると、シベリウスからは自身の協奏曲の演奏を誉められ、ヴォルフ=フェラーリからはヴァイオリン協奏曲を献呈された。また大指揮者たちと頻繁に共演しており、たとえば1943 年5 月にヴィレム・メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演で演奏したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のライヴ録音は有名。
 しかしナチの時代にドイツを中心としたヨーロッパで活躍したたため、第二次世界大戦後、ナチへの協力の嫌疑で米軍に捕らえられてしまい、疑いが晴れても祖国での演奏の場からは締め出されてしまった。そのため戦後もヨーロッパで活動し、1964 年から1970 年はインスブルック音楽院で教職に就いた。過酷な人生から不安定になり早期に第一線を退いた。
 このCD には、1959、1964、1965 年のドイツとスイスの放送録音を収録。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1 番はブスターボの得意中の得意曲で、メンゲルベルクやフルトヴェングラーの指揮で演奏している。シベリウスのヴァイオリン協奏曲は前述の通り作曲者のお墨付きの腕前で、しかも伴奏指揮がジャン・フルネというのが貴重。
 ※シベリウスの第1 楽章に録音時のものと思われる目立つ雑音があります。
 


MC 2030
\2000→\1690
「ミリアム・ソロヴィエフ」
 (1)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
 (2)プロコフィエフ:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a
 (3)タルティーニ:
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調B.g10 「棄てられたディドーネ」
 (4)ブロッホ:ヘブライ組曲
 (5)ラヴェル:ハバネラ形式の小品 ト短調
 (6)バルトーク(セーケイ編):6つのルーマニア民謡
ミリアム・ソロヴィエフ(ヴァイオリン)
ヤン・ナテルマン(ピアノ)
 (1)(2)1961 年2 月28 日 ハノーファー 北ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (4)-(6)1960 年1 月18 日 ハノーファー北ドイツ放送による放送用スタジオ録音/79'01

 ミリアム・ソロヴィエフ(1921-2004)は米国、サンフランシスコ生まれのヴァイオリニスト。名前の通りロシア系。名ヴァイオリン教師ルイス・パーシンガーの元で学び、十代で成功を収める。
 第二次世界大戦後に本格的にヨーロッパに進出するも、1950 年代にはパリで教職に就き、演奏活動を縮小してしまう。商業録音はほとんど無いに等しく、かろうじてリムスキー=コルサコフ「シェエラザード」(マリオ・ロッシ指揮、Vanguard 録音)のヴァイオリン独奏があるくらいだ。
 このCD に収録されているのは1960、1961年の北ドイツ放送の録音。ソロヴィエフはやや線の細い気品ある美音の持ち主で、また弱音の使い方が巧く、聞いていてうっとりするような魅力に満ちている。モノラルながらいずれも録音も悪くない。



ソロヴィエフ、MELO CLASSICS の旧譜

MC 2007
\1690
ミリアム・ソロヴィエフ&ジュリアス・カッチェン/
 パリ・スタジオ107

 J.S.バッハ:
  シャコンヌ
   (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004より)
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K304
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 
ミリアム・ソロヴィエフ(Vn)
ジュリアス・カッチェン(P)
1963年1月13日

 


MC 2031
(2CD)
\3200→\2590
「ピーナ・カルミレッリ」
 (1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 (2)シューベルト:
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D934
 (3)シューベルト:ロンド ロ短調 D895
 (4)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
 (5)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
 (6)モーツァルト:
  ヴァイオリン・ソナタ第27番(第35番) ト長調 K.379
 (7)モーツァルト:
  ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
 (8)ピッツェッティ:3つの歌
ピーナ・カルミレッリ(ヴァイオリン)
(1)(2)フリードリヒ・ヴィルヘルム・
 シュヌア(ピアノ)
(3)(4)ローター・ブロダック(ピアノ)
(5)ローター・ブロダック(ピアノ)
(6)マリア・ベルクマン(ピアノ)
(7)(8)ローター・ブロダック(ピアノ)
 (1)(2)1966 年1 月10 日 ハノーファー (3)(4)1967 年1 月20 日 ハノーファー (5)1967 年4 月7 日 エッティンゲン (6)1968 年10 月28 日 バーデン=バーデン (7)(8)1969 年3 月3 日ハノーファー
 (1)-(4)(7)(8)北ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (5)南ドイツ放送によるライブ録音 (6)南ドイツ放送による放送用スタジオ録音/158'12

 ピーナ・カルミレッリ(1914-1993)は1970 年代から1980 年代にかけてのイ・ムジチのトップだったことで有名で、また夫のアルトゥーロ・ボヌッチと共に創設したボッケリーニ五重奏団でも知られている。
  しかし単独のヴァイオリニストとしてカルミレッリは意外なくらい録音も少ない。このCDには1960年代後半のドイツの放送録音が収録されており、ことに彼女の弾く独墺のヴァイオリン・ソナタが多数聞けるのが嬉しい。
 端整かつ流麗という二つの要素を備えたカルミレッリのヴァイオリンの魅力が堪能できる。1968 年と1969 年の録音はステレオ録音。
 


MC 2032
\2000→\1690
「ポール・マカノヴィツキ」
 (1)ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
 (2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 (3)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調K.296
 (4)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ポール・マカノヴィツキ(ヴァイオリン)
ノエル・リー(ピアノ)
 (1)(2)1961 年5 月3 日 ハンブルク (3)(4)1963 年2 月13 日 ハンブルク (1)-(4)北ドイツ放送による放送用スタジオ録音、76'19

 ポール・マカノヴィツキ(1920-1998)は、スウェーデンのストックホルムにロシア人の両親の下生まれた。名教師として知られるイヴァン・ガラミアンに学び、十代でヨーロッパ各地で人気を博し、1937 年にニューヨークで米国デビュー。ヴァイオリニストとして順調に成長していたが、第二次世界大戦では米軍に志願、戦闘機が撃墜されかろうじて脱出、ルーマニアで捕虜生活を送るという波乱を経験している。
 戦後は米国に移住し活動を再開。今日ではマカノウィツキは名ヴァイオリン教師としての方が知られているだろう。ジュリアード音楽院などから多数の教え子を世に送り出している。melo classic では既にMC 2025 の2CD が話題になっていた。マカノヴィツキはレコード用商業録音も少なくないが、マイナーレーベルへの録音よりもこの1961、1963 年の北ドイツ放送の録音の方が遥かに真の実力を発揮している。ことにフォーレのソナタは知情のバランスが実に見事。作曲家としても知られるノエル・リー(1924−2013)の伴奏も一流。
 


MC 2033
(2CD)
\3200→\2590
「マックス・ロスタル」
 (1)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調Op.78
 (2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100
 (3)ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第7 番 ハ短調 Op.30-2
 (4)ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調Op.30-1
 (5)ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
 (6)モーツァルト:
  アダージョ ホ長調 K.261,ロンドハ長調 K.373
 (7)パガニーニ:24の奇想曲〜20番 ニ長調
 (8)バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV.1023
 (9)ビーバー:
  無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ト短調
マックス・ロスタル(ヴァイオリン)
(1)マリア・ベルクマン(ピアノ)
(2)(3)ハインツ・シュレーター(ピアノ)
(4)ハインツ・シュレーター(ピアノ)
(5)イルゼ・フォン・アルペンハイム(ピアノ)
(6)(7)オイゲン・フーバー(ピアノ)
(8)(9)ローター・ブロッダック(ピアノ)
 (1)1956 年2 月4 日 バーデン=バーデン 南ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (2)(3)1961 年3 月10 日 ハノーファー 北ドイツ放送による放送用スタジオ録音 (4)1961 年2 月3 日 ベルン (5)1965 年6 月3 日 ベルン (6)(7)1958 年1 月11 日 ベルン (8)(9)1958 年7 月10 日 エッティンゲン 南ドイツ放送によるライヴ録音/153'50 (4)-(7)ベルン放送による放送用スタジオ録音

 マックス・ロスタル(1905-1991)は、オーストリア=ハンガリー帝国のテシェン(現在のポーランドのチェシン)生まれのヴァイオリニスト。ウィーンでアルノルト・ロゼ、ベルリンでカール・フレッシュに学ぶ。ユダヤ系だったためナチの台頭を嫌い1934 年に英国に移住。戦後はヴァイオリニストとして活躍しながら、ケルンやベルンで長く教職に就き、名教師としても知られた。今日では亡くなった年から始まったマックス・ロスタル国際コンクール(ヴァイオリンとヴィオラ)にその名を残している。
 ロスタルはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの研究でも知られており、このCD で聞ける3 曲は彼のベートーヴェンへの愛の実証でもある。いずれもキリリとした明快な演奏で、しかも熱が入っている。物凄い集中力が感じられるバッハとビーバーも聞きものだ。
 1965 年録音のベートーヴェンのソナタ第3 番はステレオ録音。
 


MC 3012
\2000→\1690
「ダニール・シャフラン」
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
 ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
 グラナドス: スペイン舞曲第5番 ホ短調 Op.37
ダニール・シャフラン(チェロ)
ヴァルター・ボーレ(ピアノ)
 1959 年11 月6 日 カールスルーエ 南ドイツ放送によるライヴ録音、79'50

 ソ連の偉大なチェリスト、ダニール・シャフラン(1923-1997)の素晴らしい録音が登場。
 シャフランの名前がまだ西側にはよく知られていなかった頃の西ドイツのカールスルーエでの録音。CD にはライヴ録音とあるが拍手や会場からの雑音などは皆無。36 歳のシャフランは既に彼一流の練り込んだ演奏が際立っており、加えて若さみずみずしさも残っている。
 シャフランの得意中の得意曲であるシューベルトのアルペジョーネ・ソナタ、作曲者自身の伴奏でも弾いたショスタコーヴィチのチェロ・ソナタなど、いずれも充実した演奏である。
 


MC 3013
\2000→\1690
「エンリコ・マイナルディ」
 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
 (2)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
 (3)ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
 (4)ウェーバー:ソナティーナ イ長調
エンリコ・マイナルディ(チェロ)
(1)アルトゥール・ローター(指揮)
 ベルリン放送交響楽団
(2)ヘルムート・シュナッケンブルク(指揮)
 ブレーメン・フィル
(3)(4)セルジョ・ロレンツィ(ピアノ)
 (1)1949 年10 月11 日 ベルリン ベルリン放送による放送用スタジオ録音 (2)1949 年11 月19 日 ブレーメン ブレーメン放送によるライヴ録音 (3)(4)1942 年12 月4 日 ベルリン 国営放送による放送用スタジオ録音/78'01

 今日でも人気の高い名チェリスト、エンリコ・マイナルディ(1897—1976)の1949 年のドイツの放送録音を収録。
 マイナルディはミラノ生まれのイタリア人チェリストだが、ドイツでたいへん人気が高く、ベルリン音楽大学でチェロの指導をしていたこともあるほど。シューマンの協奏曲はブレーメンでのライヴ録音。
 非常にロマンティシズム豊かな演奏で、この曲の魅力を十分引き出している。ドヴォルザークのチェロ協奏曲は東ベルリンでの録音。ボーナスとして第二次世界大戦中、1942 年のベルリンでの2 曲を収録。
 


MC 4004
\2000→\1690
「ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団」
 (1)シューベルト:
  弦楽四重奏曲第14番 ニ短調D810 「死と乙女」
 (2)シューベルト:
  弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調D112
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団:
 【アントン・カンパー
   (ヴァイオリン)
  カール・マリア・ティッツェ(ヴァイオリン)
  エーリヒ・ヴァイス(ヴィオラ)
  フランツ・クヴァルダ(チェロ)】
 (1)1943 年9 月16 日 ウィーン ウィーン国営放送によるライヴ録音 (2)1953 年2 月23 日 パリ フランス・ラジオ・テレビ放送による放送用スタジオ録音/67'20

 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団といえば1950 年代初頭のWestminster 社への録音で知られており、中でもシューベルトの弦楽四重奏曲全集は彼らの代表的録音である。
 このCD に収録されているのはそれとは別の放送録音。ことに「死と乙女」は第二次世界大戦真っ只中の1943 年のウィーンでの録音で、Westminster 社の録音より前の時代の演奏が聞ける貴重な録音。第8 番は全集録音と同時期のパリでの放送録音。いずれもアントン・カンパーの情緒たっぷりのヴァイオリンを中心としたウィーン風の演奏が楽しめる。
 


MC 4005
\2000→\1690
「カルヴェ四重奏団」
 (1)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
 (2)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調
 (3)ミヨー:弦楽四重奏曲第12番 ハ長調 Op.252
 (4)サマズイユ:
  弦楽四重奏のためのカンタービレとカプリッチョ
 (5)ジョセフ・カルヴェが語るラヴェルの思い出
カルヴェ四重奏団:
 【ジョセフ・カルヴェ(ヴァイオリン)
  ジャン・アンドレ・シャンペイユ
   (ヴァイオリン)
  モーリス・ユソン(ヴィオラ)
  マニュエル・アメデ・ルカサン
   (チェロ)】
 (1)(2)1946 年8 月2 日 シュトゥットガルト 南ドイツ放送によるライヴ録音 (3)(4)1948 年11 月29 日 パリ フランス放送による放送用スタジオ録音 (5)1972 年9 月21 日、パリ/79'43

 カルヴェ四重奏団は、フランスのヴァイオリニスト、ジョセフ・カルヴェ(1897-1984)が1919 年に創設した弦楽四重奏団。1950 年代まで活動し、20 世紀前半のフランスを代表する名四重奏団だったが、残された録音はさほど多くない。
 ドビュッシーとラヴェルは1930 年代の商業録音が存在するが、このCDに収録されているのは団体として末期の1946 年のシュトゥットガルトでの放送録音。ミヨーの弦楽四重奏曲第12 番とサマズイユのカンタービレとカプリッチョはいずれも当時の最新作。ボーナスにジョセフ・カルヴェがラヴェルとの出会いを語る短い録音も収録。



<メジャー・レーベル>
.

DHM


8898534502-2
(16CD)
\7000→\6490


トーマス・ヘンゲルブロック/トーマス・ヘンゲルブロック・エディション

【CD1】
 1) ドゥランテ:『マニフィカト 変ロ長調』,
 2) ダストルガ:『スターバト・マーテル ハ長調』,
 3) ペルゴレージ:『主よ、あなたに告白します』〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)フライブルク・バロックオーケストラ, バルタザール=ノイマン合唱団
  [録音:1995年]/

【CD2-3】
 J.S.バッハ:『ミサ曲 ロ短調BWV.232』〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
  フライブルク・バロックオーケストラ, バルタザール=ノイマン合唱団[録音:1996年]/

【CD4-5】
 カヴァッリ:歌劇『ディドーネ』(全曲)〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)ピタゴラス・アンサンブル, ベルリン国立歌劇場合唱団[録音:1997年]/

【CD6】
 ロッティ:
  1)『レクイエム ヘ長調』, 2)『ミゼレーレ ニ短調』,
  3)『クレド ヘ長調』〜
   トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:1998年]/

【CD7】《ヴェネツィアとフィレンツェの謝肉祭》
 1) ジラーモ:祭り、米、遊び、そして喜び,
 2) レグレンツィ:Lumi, potete piangere,
 3) モンテヴェルディ:
  この素晴らしき合奏/ああフィリ、お前に口づけしたいけれど/
  ほんとうに美しきダミジェッラ/ああロゼッタ/この楡の木陰で,
 4) ロンバルディ:愛の歌,
 5) オルティス:レセルカダ第5番,
 6) ヴェッキ:憂鬱なマスケラータとアレグレッツァ/呪われた愛/祝福された愛,
 7) ロッシ:ラ・ヴィエナによる対話風ソナタ,
 8) メルーラ:チャコーナ,
 9) ガストルディ:恋人/美しい男/愛の勝利 〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:1999年]/

【CD8】
 1) A.スカルラッティ:『合奏協奏曲 ヘ短調』,
 2) J.S.バッハ:詩篇第51番『消し去りたまえ、いと高き者よ、わが罪を』 BWV.1083
  (ペルゴレージの『スターバト・マーテル』によるソプラノ、アルト、弦楽と通奏低音のための),
 3) ドゥランテ:『弦楽による協奏曲 ト短調』
  マヤ・ボーグ(ソプラノ), マイケル・チャンス(カウンターテノール),
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン・アンサンブル[録音:1999年]/

【CD9】《ヴェネツィア・サン・マルコ寺院の音楽》
 1) モンテヴェルディ:『主は言われた』,
 2) ガブリエリ:『わが最愛のイエス』,
 3) カヴァッリ:『たたえよ、エルサレム』,
 4) カヴァッリ:『8声のカンツォーナ』,
 5) クローチェ:『始めよ、乙女らよ』,
 6) クローチェ:『おお、ヴェネツィア人よ』,
 7) グランディ:『私は昼も夜も泣くであろう』,
 8) マリーニ:『3声のトレモロを伴うソナタ』,
 9) ガブリエリ:『グローリア』,
 10) カヴァッリ:『主がシオンの捕われ人を』,
 11) メルーロ:『5声のカンツォーナ第18番』,
 12) メルーロ:『5声のカンツォーナ第23番』,
 13) ガブリエリ:『神よ、わたしの神よ』,
 14) カヴァッリ:『マニフィカト』〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:2000年]/

【CD10-11】
 ハイドン:オラトリオ『天地創造』(全曲)〜
  ジモーネ・ケルメス(ソプラノ), ドロテー・ミールズ(ソプラノ),
  スティーヴ・デイヴィスリム(テノール), ヨハネス・マンノフ(バス),
  ロッキー・チャン(バリトン),
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:2001年]/

【CD12】
 1) ロッティ:『ミサ・サピエンチアエ ト短調』,
 2) J.S.バッハ:『マニフィカト 変ホ長調BWV243a(クリスマス版)』〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:2002, 2000年]/

【CD13】
 1) ヘンデル:『ディキシット・ドミヌス HWV.232』,
 2) カルダーラ:『悲しみのミサ曲(ミサ・ドロローサ)』,
 3) カルダーラ:『クルチフィクスス「十字架につけられ」』〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:2003年]/

【CD14】
 パーセル:
  1) アンセム『主よ、われらの罪を思い出したもうことなかれ』,
  2) 『メアリー女王の葬送ための音楽』,
  3) アンセム『主よ、我が祈りを聞き給え』,
 4) J.S.バッハ:カンタータ第131番『深き淵よりわれ汝に呼ばわる、主よ』,
 5) ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:モテット『Wir wissen, so unserirdisches Haus』,
 6) J.S.バッハ:カンタータ第150番『主よ、われは汝を求む』〜
   トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル
    [録音:2007年]/

【CD15】
 1) ゼレンカ:『ミゼレーレ ハ短調』,
 2) J.S.バッハ:カンタータ第12番『泣き、嘆き、憂い、怯え』BWV.12,
 3) アントニオ・ロッティ:『3部合唱のためのミサ曲』 〜
  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル[録音:2008年]/

【CD16】《夜警〜ドイツ・ロマン派の音楽と詩》
 1) Mondnacht ,
 2) ブラームス:Waldesnacht, Op. 62/3 , 3) Die Nacht ,
 4) ブラームス:Nachtwache I, Op.104/1 ,
 5) ブラームス:Nachtwache II, Op. 104/2 ,
 6) An einem Wintermorgen ,
 7) グリーグ:Pfingstlied aus Peer Gynt ,
 8) メンデルスゾーン:Morgengebet, Op. 48/5 ,
 9) Im Fruhling ,
 10) メンデルスゾーン:Abschied vom Walde, Op. 59/3 ,
 11) メンデルスゾーン:Jagdlied, Op. 59/6 , 12) Klage,
 13) メンデルスゾーン:O Herbst ,
 14) ブラームス:Abendstandchen, Op. 42/1 ,
 15) Ein Jungling liebt ein Madchen ,
 16) ブラームス:All meineHerzgedanken, Op. 62/5 ,
 17) Zu Bacharach am Rheine ,
 18) シューマン:Meerfey, Op. 69/5 ,
 19) Ein Weib ,
 20) ジルヒャー:Lore Ley ,
 21) シューマン:Gondoliera ,
 22) Sturm ,
 23) シューマン:Ungewisses Licht ,
 24) Sonnenuntergang ,
 25) シューマン:An die Sterne, Op. 141/1 ,
 26) レーガー:Nachtlied: Die Nacht ist kommen, Op. 138/3 ,
 27) Aus Hymnen an die Nacht I ,
 28) ラインベルガー:Abendlied: Bleib bei uns, Op. 69/3 ,
 29) ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ:Der Mond ist aufgegangen 〜
  ヨハンナ・ヴォカレク(朗読:1,3,6,9,12,15,17,19,22,24,27),

  トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)バルタザール=ノイマン合唱団
   [録音:2011年]

 [バルタザール=ノイマン合唱団創立25年|バルタザール=ノイマン・アンサンブル創立20年記念リリース]

 現在北ドイツ放送響首席指揮者・パリ管アソシエイト・オンダクターをつとめ、モダン・オーケストラの指揮者としての活動がクローズアップされているトーマス・ヘンゲルブロック。
 一方で彼は古楽アンサンブル、「バルタザール=ノイマン・アンサンブル・合唱団」の創立者でもあります。ヘンゲルブロックが手塩にかけて育て上げてきた同アンサンブルのそれぞれの創立20年と25年を記念して、このコンビが1995年〜2011年にかけてドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルに録音してきた16枚のアルバムを集成したアニヴァーサリー・ボックスが登場します。
 設計のみならず、彫刻や庭園を統合させトータルで建築を構想し、バロックおよびロココの最も重要な建築家の一人、ヨハン・バルタザール・ノイマン(1687-1753)に範を求め、ヘンゲルブロックは、音楽を朗読、演技、舞踊など他の芸術と結合させるという自らの理想を実現させるべく、その名を冠した「バルタザール=ノイマン・アンサンブル・合唱団」を創設しました。
 当初は合唱団のみで、器楽アンサンブルとしてフライブルク・バロックオーケストラが参加していましたが、1998年に発売されて大きな話題となったロッティの「レクイエム」以降は、オーケストラ・合唱団ともにバルタザール=ノイマン・アンサンブル・合唱団が担うようになり、ヘンゲルブロックの意思が隅々まで行きわたった切れ味の鋭い演奏が全面的に展開されるようになりました。
 ドイツ・ハルモニア・ムンディへの録音には、バッハがペルゴレージの「スターバド・マーテル」をもとにドイツ語の詩篇に編作した『消し去りたまえ、いと高き者よ、わが罪を』 、ヘンデルの『ディキシット・ドミヌス』、バッハの『ミサ曲ロ短調』、ハイドンの『天地創造』などのスタンダードな声楽付きの大曲のほか、ヘンゲルブロックが復活蘇演に力を尽くしたカヴァッリの歌劇「ディドーネ」全曲盤とイタリアの作曲家アントニオ・ロッティの声楽曲など、ヘンゲルブロックとナルタザール=ノイマン・アンサンブルの演奏史の中でもメルクマールとされる決定盤が多数含まれています。
 また《ヴェネツィアとフィレンツェの謝肉祭》、《ヴェネツィア・サン・マルコ寺院の音楽》などのテーマ性を持ったアルバムやドイツ・ロマン派の無伴奏合唱曲など、このコンビの持つ多彩なレパートリーを堪能していただくことができます。
 各ディスクは、オリジナルのアートワーク採用した紙ジャケットに封入。なお、歌詞対訳は付属しません。



 最近新譜が出ないので心配していたヘンゲルブロック。いま店主が中堅指揮者でもっとも愛する人。
 今まで手に入れようと思ってもできなかった廃盤アイテムも含めたドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルの16枚のアルバムを集成したアニヴァーサリー・ボックス。
 一度こういう形でボックスになってしまうと、廃盤アイテムが単体で復活する可能性は限りなく少なくなる。

 古楽指揮者ヘンゲルブロックも愛するならこれはもっておきたい。
 もちろんこのアルバムも収録してます。



何度でも紹介します。
すごいです、ゼレンカ

すごいでヘンゲルブロック

独HM
88697 52684- 2
\2500
ゼレンカ:ミゼレーレ ハ短調
J・S・バッハ:カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV.12
アントニオ・ロッティ:3部合唱のためのミサ曲
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール=ノイマン合唱団と管弦楽団

 プラハ城のほとりにロレッタ教会という聖母マリアにちなんだ教会がある。かつてモーツァルトもそこを訪れ、オルガンを弾いたという。
 そのロレッタ教会から歩いてすぐのところに、客が3,4人も入ればいっぱいになりそうな小さなクラシックCD専門ショップがある。
 そこで珍しいCDがないかいろいろ物色していた。

 そのとき、今回のチェコ旅行最大の衝撃が店主を襲った。
 いや、店主の長いような短いような35年のクラシック視聴人生の中でも10本の指に入る恐るべき体験。

 突然、これまでまったく聴いたことのない宗教曲が始まったのである。
 それがすごい曲だった。
 魂の底を干渉するかのような地獄的な通奏低音に、漏れそうな吐息をそのまま肺に戻させるような迫力の合唱。しかもその展開は背筋が戦慄するほどに刺激的で天才的。

 誰だ?こんな曲を作ったのは!?
 この劇的なまでの痛切さ!これに匹敵できるのは、ただモーツァルトのK.626のレクイエムだけか・・・?
 とにかく常人ではない。
 見たいような見たくないような、おそるおそる、試奏中のアルバムに手をやる。
 ・・・誰だ?

 ・・・ジャン・ディスマス・ゼレンカ。

 ゼレンカ?
 あのゼレンカ?
 初心者の頃バロック音楽の代表的な作曲家の勉強をしていると、イタリア人でもドイツ人でもフランス人でもイギリス人でもなく、突然「ボヘミア人」という肩書きでポツンと、完全に浮いた形で登場する後期バロックの作曲家がいた。それがゼレンカ。・・・当時、どう分類していいのかわからず、理解の妨げになるので、いなかったものとしてノートから消したりした。その後ARCHIVなどから出た代表的作品のアルバムを聴いてみたが、かつて「いないものとして」存在をムリヤリ封じ込めたその作曲家の作品は、どう聴いても魅力的に思えなかった。
 最近になっても、ときおりバロック宗教作品アルバムの中に1曲が入っていたりすることはあったが、とくに店主の印象を変えてくれるようなことはなかった。
 そんな、店主にとってはどうでもいい、いるのかいないのかどっちでもいいような、あのゼレンカ・・・?
 まさか。
 しかし何回CDのジャケットを見ても、それはまちがいなくゼレンカの作品だった。まさに今自分が足を踏み入れているここボヘミア出身の。
 このプラハまで来たのなら、これまでの非礼を許して、この地方出身の作曲家の最高の音楽を堪能させて上げよう。・・・まるで神様がそう言っているかのようにその音楽は店主の耳に鳴り響いた。

 怒涛の合唱が終わり、ようやく曲名をみた。
 ミゼレーレ。
 ゼレンカのミゼレーレ。・・・あったか?全然知らない。
 曲はわずか15分ほど。あっという間に終わる。前半の激しいMISERERE部分と中間の穏やかなGLORIA PATRI、そしてラストにもう一度MISEREREが戻ってくる。
 曲としては中間部がやや天才的な魅力に欠けるきらいもある。とはいえ両端部のMISEREREの突出した異様なまでの存在感を浮き立たせるにはかえって好都合。ラストにMISEREREがもう一度始まったときは全身に鳥肌が立った。
 そして曲が終わった。
 心が落ち着くまでには少し時間が必要だった。胸の高鳴りを押さえ、店頭に飾ってある1枚を買って帰った。

 しかし旅先で恋に落ちることがよくあるように、これもちょっとした気の迷いかもしれない。落ちついて聴いたらそれほど大したことないかもしれない。
 そこで帰国してから数日して、再びそのアルバムをかけた。

 気の迷い?とんでもない!

 スピーカーから響いてきたその曲は、あのプラハで聴いたときよりなお一層の迫力と衝撃で眼前に鳴り響いた。
 信じられない。
 先ほども言ったが、これほどの音楽はモーツァルトのK.626だけじゃないのか・・・。

 そう思った瞬間・・・ふと考えた。

 モーツァルトはこの曲を聴かなかったか?
 ボヘミア生まれのゼレンカ。ひょっとして晩年何度もプラハを訪れたモーツァルトが、彼の地でこの曲を聴いた可能性はないのか?いや、待て。ゼレンカなら活躍したのはドレスデンか。ドレスデン・・・モーツァルトは・・・行ってる。そう、最晩年のベルリン旅行のときドレスデンに寄った。1789年の4月中旬。ドレスデンの滞在は確か1週間ほど。始めの2,3日こそ忙しくしていたようだが、後半の2,3日は何もすることがなくブラブラしていた。しかもドレスデンでミゼレーレが演奏されるのは復活祭の前の四旬節とされる。この年の復活祭がいつだったかはわからないが、4月の中旬が多いことを考えれば、モーツァルトが滞在した4月中旬のドレスデンでゼレンカのミゼレーレが演奏されていた可能性はあるのではないか?そしてブラブラしていたモーツァルトがたまたまその場に居合わせることは??
 もちろん死後50年近くたっているゼレンカの作品が当時演奏されるものなのか、わからない。すべてが店主の想像である。・・・しかしあのK.626に強い影響を与えたんじゃないかと思いたくなるほど・・・この曲のインパクトは大きい。

 こんな曲があるのだ。
 数多くの名盤を抜き去り、今年最高のアルバムはプラハで出会った。

 蛇足ながら、数少ない同曲の別演奏も聴いてみた。全然違う。ものすごく生ぬるい演奏もあった。
 それを思うとこの録音は、ドイツの俊英ヘンゲルブロックが再発見し、作品を洗いなおし、改めて世に問うた、きわめて貴重なものだっただ。















8/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALBA



ABCD 396
\2300→\2090
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで聴く
 ゴルトベルク変奏曲

  J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ラ・コンパニー・ポシェット
ミンナ・ペンソラ(ヴァイオリン)
アンティ・ティッカネン(ヴィオラ)
セルゲイ・マーロフ
 (ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
 録音:2016年2月17日、19日-20日 聖カタリナ教会(サンクトペテルブルク、ロシア)/50’14
 制作・録音:アレクセイ・バラシュキン

 J・S・バッハが鍵盤楽器独奏のために作曲した《ゴルトベルク変奏曲》は、リストやブゾーニのころから編成を変えて演奏することが行われ、19 世紀の終わりには2 台ピアノの版も作られました。
 旧ソ連のアゼルバイジャンに生まれたアメリカのヴァイオリニスト、ドミートリー・シトコヴェツキー(1954-)による弦楽三重奏のための編曲が作られたのはグレン・グールドが亡くなった後。
 グールドを追悼したこの作品は、スウェーデンのトリオ・シリアクス=ペーション=ライティネンをはじめ各国のグループにより演奏され、弦楽三重奏のレパートリーとして定着してきています。
 ロシアのヴァイオリンとヴィオラの奏者、セルゲイ・マーロフ(1983-)が「肩掛けのチェロ」ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾き、弦楽四重奏団 Meta4 のミンナ・ペンソラと、Meta4の創設メンバーだったアンティ・ティッカネンと組んだ「ラ・コンパニー・ポシェット」の《ゴルトベルク変奏曲》は、シトコヴェツキーの版を基本に三人が共同で編曲を手がけました。
 彼らはフィンランドで演奏した後、ロシアのサンクトペテルブルクに渡り、ネフスキー大通りにあるカトリックの聖カタリナ教会でアルバムのための録音セッションに臨みました。

 マーロフのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラは、ドミートリー・バディアロフが彼のために2011 年に製作した楽器。ペンソラはカルロ・ベルゴンツィ製作のヴァイオリン(1732 年)、ティッカネンはエーロ・ハーハティのヴィラ(2010 年製作)を弾いています。




ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラのマーロフは、先日紹介したこの人
すでにこの楽器の第一人者か・・・!

PAN CLASSICS
PC10360
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
すでに名手・・・セルゲイ・マーロフ
 パガニーニに捧ぐ音
  〜五つの世紀をたどる無伴奏作品〜


 ロカテッリ:
  ①奇想曲 ニ長調 〜『和声の迷宮』より
  ②奇想曲 第7番 ニ長調 〜『ヴァイオリンの技法』作品3より
 ガブリエッリ: ③リチェルカーレ 第3番・④同 第6番
 パガニーニ:⑤『24の奇想曲』作品1より
  第1・5・9・13・14・24番
 ヴュータン:⑥無伴奏ヴィオラのための奇想曲
 コリリアーノ⑦無伴奏ヴァイオリンのための奇想曲「赤いヴァイオリン」
 クリストスコフ:⑧ドナウの調べ
 ノックス:⑨上へ、下へ、横へ、まわって 〜無伴奏ヴィオラのための
 ヴィトマン:⑩無伴奏ヴァイオリンのための練習曲 第3番
 シュニトケ:⑪パガニーニに捧ぐ 〜無伴奏ヴァイオリンのための
   ※曲順は①③②④⑤⑥⑦⑧⑨⑨⑩⑪
セルゲイ・マーロフ
(バロック・ヴァイオリン、
 モダン・ヴァイオリン、
 ヴィオラ、
 ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

 英国やドイツの演奏会シーンを静かに賑わせてきた次世代型名手、待望すぎる録音は4種楽器での無伴奏。

 欧州では、2000年前後の20年ほどのあいだに古楽演奏が完全に根づき、たとえばJ-G.ケラスやP.ウィスペルウェイのようにバッハはバロック・チェロで弾く世界的名手も少なくありませんし、それはイブラギモヴァやファウスト、コパチンスカヤ、ムローヴァなどヴァイオリン奏者も同じこと——
 しかし欧州コンサートシーンの最前線で注目されているロシアの異才中の異才セルゲイ・マーロフにいたっては、17世紀から21世紀まで全くむりなく様式感を弾き分けるのみならず、ヴァイオリンのように横に構えて弾けるようにしたバロック期の低音弦楽器ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラまで使いこなし、バッハ以前の傑作も縦横無尽に聴かせてくれるのですから圧巻です!
 それでいて、現代楽器ではパガニーニの圧倒的名演で心とろかす達人ぶり!
 ヴィオラでのロマン派音楽といい、シュニトケやコリリアーノ(映画「レッド・ヴァイオリン」のため音楽)も圧倒的な精妙さと求心力。BBC響やLPO、BRSOなど錚々たるオーケストラへの客演続々のキャリアからも、欧州シーンの熱い期待感と成功度は明らか。

 CD音盤はまさに「満を持して」の録音…すでに完全武装の名手です。お見逃しなく!



 ちょっと滑稽ではありますが、つるつるしたアライグマみたいなヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾いてるところ。
https://youtu.be/bBIpUz79Rds

 これだけの楽器でこれだけの曲を弾いてしまうのだから、やっぱり天才なのでしょうね・・・

 

ABCD 392
(3CD)
\6000

『ベリマニアーナ』ー ベリマン、男声合唱のための音楽 エーリク・ベリマン(1911-2006)
[CD1]
 ・わたしのバラ、わたしのユリOp.77a(1975)
  (独唱と男声合唱のための民謡調組曲)
 ・5つの歌 Op.15(1944)
  【古い陶磁器/ 夜想曲】
 ・石碑Op.54(1961)(バリトン、男声合唱と打楽器のための)(『エッダ』による)
 ・4つのそれほど真剣でない歌 I Op.22b(1947)(男声合唱のための)
  【楽園の一日/ 違う、あなたじゃない/ 花/行商人】
 ・ティピタカ組曲Op.93(1980)(バリトンと男声合唱のための)
  (『スッタニパータ』による)【朗読/目覚め/ サイ/矢】
 ・雪 Op.59b(1966)(フルート、バリトンと男声合唱のための組曲)
  【音が鳴る/ 新雪/ 霜/ 雪の上の影のようにやさしく】
[CD2]
 ・子供の夢Op.56b(1963)
  (子供と大人2人の朗読、男声合唱とリコーダーのための)
   【子供の夢/ 森の子供】
 ・故郷の村 Op.17(1945)
  【仕事を終えて家路に/ 踊り/ 民謡調のポルカ】
 ・北欧の春 Op37a(1951)(テノール、クラリネットと男声合唱のための幻想曲)
 ・野原は歌う(1957)
 ・青春の夢Op.22a(1946)
 ・イスラエルの民Op.61(1968)
  (バリトン、男声合唱、2つのトランペット、2つのトロンボーンと3人の打楽器奏者のための)
   (『イザヤ書』による)
 ・古代の絵Op.35c(1950)
 ・アダージョOp.47a(1957)(バリトン、フルート、男声合唱とヴィブラフォーンのための)
 ・変身Op.35d(1950)
 ・夜の声 Op.84(1977)(バリトンと男声合唱のための)
 ・6月のサウナ Op.50b(1959)
 ・プンシュ酒の歌(1955)
[CD3]
 ・Ha Li Bomp Op.57a(1964)(朗読、テノールと男声合唱のための)
 ・おいで愛しい人 Op.111(1988)(バリトンと男声合唱のための組曲)
  【僕の大好きな人は君/ 君がいなくなった/僕と一緒に来るかい?/
   海に歌う憧れの歌/わたしの知ってる人がやって来ることがあれば】
 ・3つの歌Op.30(1948)【朝早く/ぐるぐる回るパンケーキ】
 ・トゥオネラの家畜Op.57b(1964)(ジャン・シベリウスへのオマージュ)(男声合唱のための)
 ・3つのそれほど真剣でない歌 II Op.35b(1950)(男声合唱のための)
  【天国の楽団/ 子守歌/ 鳥を狩る】
 ・鳥Op.56a(1962)(バリトン、5人の独唱、男声合唱、打楽器とチェレスタのための)
 ・3つのそれほど真剣でない歌 III Op.39(1952)(男声合唱のための)
  【鳥のさえずり/カタツムリの歌/ おーい!】
 ・山の上に古い町がある(1956)
 ・カレリアーナOp.112(1988)(男声六重唱のための組曲)
  【子守歌/ 田園詩/ 魔法/ 嘆きの歌/わたしの恋人】
マッティ・ヒュオッキ(指揮)/
ベリマニア・アンサンブル/
ペトリ・ベクストレム(テノール、バリトン)/
サンポ・ハーパニエミ(バリトン)/
ラッベ・オステルホルム(バリトン)/
イーダ・アントラ(ソプラノ)/
ハンナ・キンヌネン(フルート)/
ミッコ・ラーサッカ(クラリネット)/
エーロ・サウナマキ(リコーダー)/
リスト・ラッパライネン(チェレスタ)/
オッリ=ペッカ・マルティカイネン(打楽器)/
パシ・スオマライネン(打楽器)/
ユッシ・マルッカネン(打楽器)/
ヴェリ=へイッキ・パルヴィアイネン(打楽器)/
トマ・ビュニョ(トランペット)/
アンニ・ヤースケライネン(トランペット)/
ヴァルッテリ・マルミヴィルタ(トロンボーン)/
ダレン・アコスタ(トロンボーン)/
ダニエル・シュルツ(朗読)/
トゥーマス・トコランデル(朗読)/
トム・ヴェンツェル(朗読)/
タッラ・アンサンブル 、
パシ・ヒュオッキ(リーダー)
 フィンランド・モダニズムの巨匠エーリク・ベリマンの男声合唱曲集

 録音:2011年5月27日-28日、2012年1月7日、5月26日、2013年1月11日-12日、5月18日、2014年3月29日、5月9日-10日
 フィンランド放送(YLE)M2 録音スタジオ(ヘルシンキ)/制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ、マッティ・ヒュオッキ/録音:アヌ・ピュルッカネン

 エーリク・ベリマン(1911-2006)は、フィンランド・モダニズムに大きな存在感を示した音楽家のひとり。1930 年代から1940 年代にかけてはロマンティックなスタイルで作曲、1940 年代の後期からは半音階を用いた作曲を手がけ、1952 年、フィンランド初の十二音技法による作品となるピアノのための《エスプレッシーヴォ》を作曲しました。
 作曲家ベリマンの好奇心は、時代は古代エジプトから古代フィンランドの呪文や中世の宗教音楽へ、地域はサーミの地方から地中海地方、ヨーロッパから極東へと広がり、異なる世界から得たインスピレーションは多様なジャンルの作品に活かされました。
 ベリマンは合唱指揮者としても活躍、1950 年代の初期からはヘルシンキのアカデミー男声合唱団と男声アンサンブルのムントゥラ・ムシカンテルの指揮を任され、彼らのためにさまざまなスタイルの男声合唱曲を作曲しました。新たな試みを行った作品も多く、男声合唱のための作品は、作品番号をもつものだけでも150 を数える彼の作品群の中でも重要な位置を占めています。
 20 世紀の男声合唱音楽を彩った彼の作品を3 枚のディスクに収めたアルバム『ベリマニアーナ』。「民謡調」の組曲《わたしのバラ、わたしのユリ》、古代北欧の詩集『エッダ』による《石碑》、南伝仏教の経典『スッタニパータ』による《ティピタカ組曲》、ステーンハンマルも歌曲にしたブー・ベリマンの詩による《アダージョ》、フィンランドの伝承詩などをテクストにした組曲《おいで愛しい人》、ブルムダールのオペラで知られる『アニアーラ』の原作者、ノーベル文学賞を受賞したハッリ・マッティンソンの詩に作曲した「ジャン・シベリウスへのオマージュ」《トゥオネラの家畜》、『旧約聖書』の『イザヤ書』による《イスラエルの民》、スウェーデンのヤン・フリーデゴード、ハリエット・ローヴェンイェルム、グスタフ・フローディングの詩による3 つの《それほど真剣でない歌》。
 ベリマニア・アンサンブルは、シベリウス・アカデミー・ヴォーカルアンサンブルの男声セクションによるグループ。ヘルシンキ大学男声合唱団を長年指揮したことで知られるマッティ・ヒュオッキが指揮しました。
 録音セッションは2011 年から2014 年にかけてが行われ、オペラとコンサートの歌手として活動するソリストたち、ラハティ交響楽団の首席打楽器奏者を務めたマルティカイネンをはじめとする器楽奏者、俳優のトム・ヴェンツェルたちが朗読に参加。
 ベリマン自身のフィンランド語詩による男声六重唱曲《カレリアーナ》は、パシ・ヒュオッキがリーダーのタッラ・アンサンブルが担当しました。






SAKURA



SAKURA 6/7
(2CD)
\4000→\3690
宇野功芳、最後の企画CD
  みどり・オルトナー/シューベルトの世界II

 シューベルト:
  CD1
   ・断章 ハ短調 D.900
   ・3つのピアノ小品集 D.946より第2番 変ホ長調
   ・歌曲集「冬の旅」D.911 第一部 12曲
  CD2
   ・歌曲集「冬の旅」D.911 第二部 12曲
   ・ピアノ・ソナタ イ長調 D.664
みどり・オルトナー(ピアノ)
ロベルト・ホル(バス・バリトン)

 宇野功芳氏追悼盤。
 宇野功芳の最後のCD 企画。死の直前までライナーノートを推敲し、CD 化を待ち望んでいた氏への追悼盤が遂にリリース

 今や世界最高のシューベルト弾きのみどり・オルトナーが、ロベルト・ホルを迎えての「冬の旅」、ついに完成!宇野功芳氏絶筆のライナーノート収録

 録音:2015年5月24日(冬の旅/ライヴ)、2015年12月7日(ピアノ・ソロ/セッション)/ひまわりの郷(横浜市)/DSD/宇野功芳氏絶筆のライナーノート付

 その個性豊かな評論で戦後の日本の音楽評論界を圧倒的にリードし、カリスマ評論家として、また指揮者としてファンを酔わせてきた宇野功芳氏が2016 年6 月10 日、86 歳で逝去されました。その氏が最晩年から死の直前まで、心血を注いで世に広めようとしたピアニスト、みどり・オルトナー。宇野功芳企画としてSAKURA レーベルからリリースした〜走り去る生の時〜みどり・オルトナー、シューベルトの世界(SAKURA 2/3)で、「『夕映えの中に』の前奏が始まった時は、ぼくは危うく気を失いそうになった」と激賞し、話題盤となりました。本企画は氏の最後のCD 企画であり、死の直前までライナーノートを推敲し、CD 化を待ち望んでいた氏への追悼盤となります。
 ロベルト・ホルが最も得意とする「冬の旅」。これまで複数回録音を残していますが、オルトナーとの当ライヴでは楽譜を読み直した新たな表現も魅力です。「みどり・オルトナーは次元が違うのだ。彼女の第一の武器は強靭なタッチで、楽譜に書かれているすべての音を意味深く拾い上げる」(宇野功芳 ライナーノートより)

 みどり・オルトナー(ピアノ)
 ウィーン在住の異色ピアニスト。埼玉県出身。東京芸大の声楽科へ進み、戸田敏子の師事のもと大学院修了、読売新人演奏会出演。芸大在学中からドイツ歌曲に魅了され、ウィーンへ渡りウィーン国立音大、市立音楽院にてオペラ、リートを学ぶ。在籍3年目、後に夫となる故ロマン・オルトナー教授と出会い、ヨーロッパにおける指折りの歌曲伴奏者であった同氏の勧めにより、ウィーン国立音大のピアノ科に入学。1990 年には同音大のソリステン・コンサートに選ばれ、ウィーン楽友協会大ホールでシューマンのピアノ協奏曲を演奏し、ピアニストとしての道を歩み始める。1997 年同音大のビアノ科修士課程を修了。声楽家としては、ウィーンで更にルイーゼ・シャイト、ワルデマール・クメント、デヴィッド・ルッツらに師事し、オペラやドイツ歌曲を中心にまた現代音楽、20 世紀の作品を得意として活動の軌跡を残している。ピアニストとしての教育は、井上道子、ヤン・ホラークに師事したほか、ウィーン国立音大にてロマン・オルトナー、ミヒャエル・クリスト、オレグ・マイセンベルクに学ぶ。在学中から歌曲伴奏者として注目され、ヴェルナー・ホルヴェク、クルト・エクヴィルツ、ロベルト・ホル、岡村喬生、エレン・ファン・リアー、ヨアンナ・ボロフスカ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー等世界一流の歌手たちのパートナーを務め現在に至っている。1996 年にはウィーン郊外の街プレスバウムに「ピアノ芸術協会」を設立し、「よりよき音楽を、より高き調和を」をモットーとして、ウィーンの若い才能を集めて独特なコンサートシリーズを開催している。2000 年に「東京の夏」音楽祭の招聘で日本デビュー以後、定期的に来日。ヨーロッパ各地の音楽祭、コンサートホールでの出演を重ね、歌曲伴奏者として高く評価される一方、個性的なプログラム構成のソリスト、室内楽奏者として、徐々に聴衆の人気を集めている。







SILKROAD MUSIC



SRM 038SACD
(SACD HYBRID)
\2900→\2590
※LP同時発売
レイチェル・バートン/1992年録音の名盤
 サラサーテへのオマージュ

 サラサーテ:
  (1)アンダルシアのセレナード Op.28
  (2)ミラマール=ソルツィーコ Op.42
  (3)序奏とタランテラ Op.43
  スペイン舞曲集
   【(4)マラゲーニャ Op.21-1/(5)ハバネラ Op.21-2/
    (6)アンダルシアのロマンス Op.22-1/
    (7)ホタ・ナバーラ Op.22-2/(8)祈り Op.23-1/
    (9)サパテアード Op.23-2/
    (10)スペイン舞曲第7番 イ短調 Op.26-1/
    (11)スペイン舞曲第8番 ハ長調 Op.26-2】
  (12)ムイニエラ Op.32
  (13)カルメン幻想曲 Op.25
レイチェル・バートン(ヴァイオリン;アマティ)
サミュエル・サンダース(ピアノ)
 名器アマティの美しき調べ。18 歳当時のバートンの名録音「サラサーテへのオマージュ」がSACD ハイブリッド盤でよみがえる!

 セッション録音:1992年2月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)/DSD、78’29”

 かつて古楽、室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークのDorian Recordings。当レーベルは2005 年にバージニア州に拠点を構えるSONO LUMINUS レーベルに買収されました。
 当ディスクはSONO LUMINUS レーベルからのライセンス盤で、香港のSILKROAD MUSIC レーベルからのリリースです。
 アメリカ生まれの実力派ヴァイオリニスト、レイチェル・バートンによる「サラサーテへのオマージュ」がSACD ハイブリッド盤で復活致します。バートンは10 歳でシカゴ響との共演をきっかけに注目され、その後さまざまなコンクールに入賞し10 代にして世界的ヴァイオリニストの仲間入りを果たしました。しかし21 歳となった1995 年、列車からの降車の際、肩にかけていたヴァイオリン・ケースのストラップが閉じたドアに挟まれ列車に引きずられてしまい、その結果片足切断の大怪我を負ってしまうという悲惨な出来事に見舞われてしまいました。しかし、大怪我から見事復帰して現在も多くのレパートリーを武器に演奏活動を続けております。
 当アルバムはバートン18 歳であった1992 年に収録された貴重な記録です。同年バートンはヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール優勝、ヨーゼフ・シゲティ・ヴァイオリン・コンクール第2 位、フリッツ・クライスラー国際コンクール第2 位と3 つのコンクールで輝かしい結果を残しました。当演奏では才気あふれる名演でのびやかに美しくサラサーテを奏でております。ピアノのサミュエル・サンダースはイツァーク・パールマンが絶大なる信頼をおいている演奏者で当演奏も万全です。






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SIMAX

PSC 1337
\2600→\2390
才能が煌き、飛び、踊る
 
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
  『ひばり』

 ハイドン:ピアノソナタ第34番(旧 53番)ホ短調 Hob.XVI:34
 ブラームス:4つの小品 Op.119
 ボロディン:ピアノのための小組曲
 グリンカ/バラキレフ編:ひばり
 シューベルト:ハンガリーの旋律 D.817
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
 ノルウェーの次世代を担うピアニスト、クリスチャン・イーレ・ハドラン

 録音:2014年3月27日-29日 オストシーデン教会(フレドリクスタ、ノルウェー)/55’35
 制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ/バランスエンジニア:アルネ・アクセルベルグ

 クリスチャン・イーレ・ハドラン(1983-)は、ノルウェー、スタヴァンゲル生まれのピアニスト。
 2008 年にノルウェー・オペラでデビューコンサートを行い、2011 年にはイギリス BBC の新世代アーティストのひとりに選ばれました。

 BBC 交響楽団やロイヤル・スコットランド・ナショナル管弦楽団をはじめとするイギリスのオーケストラと共演、ウィグモアホールのリサイタル、リーソール室内楽フェスティヴァルへの出演と活動を広げ、音楽の繊細なニュアンスを大切にする演奏スタイルから「ピアノの抒情詩人」とも呼ばれるようになりました。

 ショパンの《即興曲》とシューマンの《森の情景》を弾いたファーストアルバム(PSC1307)、2015 年のノルウェー・グラミー賞に選ばれたグリーグの《ホルベアの時代から》(PSC1332)につづくソロアルバム第3 作では中央ヨーロッパとロシアの「音楽風景」に焦点を当てるプログラムが組まれました。

 「シュトゥルム・ウント・ドラング」の気分をとどめる〈プレスト〉と、〈アダージョ〉と「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の〈終曲〉から構成されたハイドンのホ短調ソナタ。
 詩的な気分の〈間奏曲〉に始まり、リズムの印象的な〈ラプソディ〉に終わるブラームスの「性格的」小品集。ボロディンの1885 年に出版された「高級サロン」風の小品集。簡素な旋律とメランコリックな気分をもつグリンカの歌曲(ロマンス)をバラキレフが「ヴィルトゥオーゾ」的なパッセージを組み込んだピアノ・ソロ曲に編曲した《ひばり》。そして、ハンガリー民謡に特徴的な旋律と和声をもつシューベルトの小品。

 録音セッションはフレドリクスタのオストシーデン教会で行われました。
 クシシュトフ・ドラーブの制作、アルネ・アクセルベルグのエンジニアリング。ファーストアルバムと同じスタッフです。



クリスチャン・イーレ・ハドラン・・・と聞いてピンと来た人は鋭い・・・
そう、NAXOSであのクラッゲルードとシンディングをリリースしていた鬼才。
クラッゲルードに負けない才能の持ち主であることは、さらにこのあとのショパン、モーツァルトを聴けば歴然。
NAXOS
8.572254
\1600
シンディング:ヴァイオリンとピアノのための作品集第 1 集
 1.カントゥス・ドロリス Op.78/
 2.3 つの悲しき小品 Op.106-1「悲歌」/
 3.ロマンスニ長調 Op.79-1/
 4.アルバムの綴りOp.81-2/5.古い方法 Op.89-1/
 6.セレナーデ Op.89-2/7-9.古風な組曲 Op.10/
 10.3 つの悲しき小品 Op.106-3「アンダンテ・レリジオーゾ」/
 11.ワルツト長調 Op.59-3(第1 稿)/
 12.ワルツホ短調 Op.59-4/
 13.ワルツト長調 OP.59-3(第2 稿)/
 14.エア Op.81-1/15.子守歌 Op.106-2
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)/
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
 
 「2005 年の雪深い10 月のある日、オスロの古い図書館にて、シンディング(1856-1941)の宝石のような小品集を録音することが決まりました。
 グリーグに比肩するほどの素晴らしい作曲家のはずなのに、留学先のドイツでナチスに協力したため、祖国ノルウェーからは「反逆者」の烙印を押されてしまったシンディング。確かに彼の交響曲はドイツ系の香りがしますが、このヴァイオリンの小品集はノスタルジックでセンチメンタル。まさに北欧の香りがそこかしこに漂っています。
 わずか数百グラムの古いヴァイオリンとヨハン・スヴェンセンが愛用した古いグランドピアノを使って演奏されたこれらの作品の何と味わい深いこと!ヴァイオリン協奏曲(8.557266)で説得力たっぷりの演奏を披露した若き名手クラッゲルードの冴え渡る技巧と甘やかな表現力はここでも光り輝いています。」
NAXOS
8.572255
\1600
シンディング:ヴァイオリンとピアノのための作品集第 2 集
 1.前奏曲 Op.43-3/2.ロマンスニ長調 Op.100/
 3.夕べの歌 Op.89-3/4.春のささやき(ピアノ・ソロ)Op.32-3/
 5.ロマンスホ短調 Op.30/6-10.古い様式のソナタ Op.99/
 11.エレジー Op.61-2/12.バラード Op.61-3/13.夕べの気分 Op.120a
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)/
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)

 シンディング(1856-1941)は若き頃ヴァイオリンもピアノも学びはしたものの、演奏家として活動するには技術が足りないことを自覚。指揮者としての道も諦めてしまい、早いうちから作曲家としてのみ音楽活動にかかわることを決意したという。彼は一生涯、後期ロマン派の作風を崩すことはなかったという。ただ、独自の作風を確立しなかったことも非難されたこともあってか「古風な様式のソナタ」では4 分の7 拍子や4 分の5 拍子などの変拍子を使ってみたりもしているが、やはりスタイルを大きく逸脱することはなく、以降の作品も、変わることなく美しい響きで満たされている。晩年は様々な要因で悲惨な生活を強いられた彼だが、彼の音楽はこれから復興の一途をたどるに違いない。



SIMAXの2枚のアルバム
才能が煌き、走り、踊る
Christian Ihle Hadland plays Schumann & Chopin
SIMAX
PSC 1307
\2600→\2390
ショパン:
 即興曲 第1番 変イ長調 作品29、3つの新しいエチュード(1939)、
 即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36、即興曲 第3番 変ト長調 作品51、
 ロンドー変ホ長調 作品16 (序奏とロンド)
シューマン:花の曲 作品19、森の情景 作品82
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)

ノルウェーの新鋭ピアニスト、 ハドランが ショパン&シューマンを弾く

録音:2009年9月4日-6日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)[制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ  録音:マスタリング アルネ・アクセルベルグ]。61’52

 ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲルに生まれたクリスチャン・イーレ・ハドラン(1983-) のソロデビュー・アルバム。

 2010年生誕200年を迎える19世紀ロマンティシズムのふたり、ショパンとシューマンのピアノ曲を弾きました。
 素敵な一夜のコンサートのような1枚です。ハドランは、11歳でルーガラン音楽院に入学し、その後イジー・フリンカに教わってから、フリンカの弟子、オスロのアンスネスの下で学びました。
 ソロイストとしてノルウェー国内のオーケストラ、ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団に客演し、室内楽奏者としてトルルス・モルク、ラーシュ・アネシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、クリスチャン・ポルテラ、ルネー・フレミングらと共演してきました。

 彼が親友のヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードと2006年に録音したシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集は、国際的にリリースされ、そのロマンティックな音楽が人気を呼びました。
 オスロのソフィエンベルグに1877年に立てられた教会で行われた録音は、涙を誘うくらい、力強く、また美しいピアノの音です。


PSC 1323
\2600→\2390
ノルウェーの名手ハドラン、モーツァルトのピアノ協奏曲集
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
   (カデンツァ:ベンジャミン・ブリテン)
クリスチャン・イーレ・ハドラン (ピアノ)
アルヴィド・エンゲゴール (指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
  DDD、ステレオ、56’46”


http://www.youtube.com/watch?v=OHS9Pw8MNuI

 今日のノルウェーを代表するピアニストのひとり、クリスチャン・イーレ・ハドラン (1983-) のモーツァルトの協奏曲。

 「私は、これだと決めた長期的な計画を立てないことにしています。今から5 年経ち、私が何を幸せだと感じているか、わからないもの。私にできるのは、まさに今、私を幸せにしているものを見つめることです」とハドランは言います。

 スタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルの芸術監督をマッティン・フローストと共同で務め、また、2 歳になる息子ベンヤミンの父として、ハドランは「今」の幸せを感じています。ハ長調協奏曲の録音には彼のそうした心情が重ねられているのでしょう。変ホ長調の協奏曲もハドランが「音楽に憩いの場を見出した」作品のひとつ。第1 楽章と終楽章では、ブリテンが1966 年にリヒテルのために書いたカデンツァが弾かれています。





MEGADISC−CLASSICS


MDC 7796
\2600
ピエール・ブーレーズ(1925-2016):
  弦楽四重奏のための書(1948-1949、1954/改訂版;2012)

   Ia / Ib / II / IIIa / IIIb / IIIc / V / VI
ディオティマ弦楽四重奏団
 ユン・ペン・チャオ、ギヨーム・ラトゥール(ヴァイオリン)
 フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)
 ピエール・モルレ(チェロ)

録音:2014年2月、スタジオ・アクースティク、パッサヴァン・ミュージック、フランス

 ブーレーズが弦楽四重奏のために書いた唯一の作品である「弦楽四重奏のための書」。
 作曲から60年を経た2011年、ブーレーズはディオティマ弦楽四重奏団の申し出によりこの作品の最終改訂に取り組み、これが彼がスコアに向かった最後の仕事のひとつとなりました。
 ディオティマ弦楽四重奏団は1996年パリ音楽院の受賞者たちにより創設。

 

MDC 7795
\2600
クリスティアン・ザネジ(1952-):列車を伴う電子的風景
  オーディオ・ヴィザージュ [Audio Visage] (2004)
  アンビアンス・マティス [Ambiance Matisse] (2010/2012)
  列車を伴う電子的風景 [Paysage electronique avec train] (2006/2014)
クリスティアン・ザネジ(電子音楽制作)
クリスティアン・ザネジはパリ音楽院でピエール・シェフェール他に師事したフランスの作曲家。1977年より「フランス音楽研究グループ」(GRM)に参加し電子音楽に取り組み、CDによる作品発表、ラジオ放送、音楽イヴェント等で活躍を続けています。2015年現在 GRMの芸術監督を務めています。
 

MDC 7870
\2600
パトリシア・ボサール(1965-):停まった時(弦楽五重奏と打楽器のための)
   停まった時 [Temps suspendu] / 密やかな息 [Souffles secrets]
   がりがり [Croquements] / 星雲 [Ne:buleuse] / 他所に [Ailleurs]
パトリシア・ボサール(ヴァイオリン、tonatem)
アンニク・ロディ(ヴァイオリン)
マリー・シュヴァブ(クイントン [5弦ヴィオラ])
サラ・オスヴァルド(チェロ)
ジョスリーヌ・ルダシグワ(コントラバス)
リュック・ミュラー(打楽器、オブジェクト)

録音:2014年7月、スタジオ・アクースティク、パッサヴァン・ミュージック、フランス

 パトリシア・ボサールはローザンヌでジャズと現代音楽を、ジュネーヴで電子音楽を、リヨンでヴァイオリンを学んだスイスの作曲家・ヴァイオリニスト。

 

MDC 7871
\2600
シャルルマーニュ・パレスタイン(1947-):言うことは何もない、ただ聴け
   Invocationnn(*) / Masssssssssss(+) / Benedictionnn(#)
シャルルマーニュ・パレスタイン(歌(*)、ピアノ(+)、打楽器(#))

録音:2015年1月26日、ヴィッラ・アンパン(ボゴシアン財団)、ブリュッセル、ベルギー

 シャルルマーニュ・パレスタインはニューヨーク(アメリカ合衆国)生まれのアーティスト。ミニマル・ミュージックのミュージシャンから美術と連動した複合サウンド・アーティストへと変貌を遂げ、そのパフォーマンスは常に注目を集めてきました。
 (+)は53分17秒途切れず続くピアノ・ソロ作品。ブックレットにはジャケット同様大量のぬいぐるみの写真が掲載されていますが解説は無く、まさにタイトルそものの。

 

MDC 7873
\2600
フィリップ・エルサン(1948-):弦楽のための幻想曲集
  11の奇想曲 [Onze Caprices] (様々な編成の二重奏)(*)
  弦楽四重奏曲第2番
  ザッハーの名による幻想曲
  弦楽五重奏のための5つの楽章(*)
フーゴー・ヴォルフ弦楽四重奏団
 セバスティアン・ギュルトラー、
 レジ・ブリンゴルフ(ヴァイオリン)
 ゲルトルート・ヴァインマイスター(ヴィオラ)
 フロリアン・ベルナー(チェロ)
ルイス・ソリタ(ヴィオラ(*))

録音:データ記載なし

 フィリップ・エルサンはパリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェ(1905-1974)他に師事したフランスの作曲家。1993年ウィーンで結成されたフーゴー・ヴォルフ弦楽四重奏団による演奏。

  

MDC 7875
(2CD)
\2600
コミタス(1869-1935):弦楽四重奏のための小品&ピアノ曲集
  [CD 1] 弦楽四重奏のための小品(セルゲイ・アスラマジヤン編曲)(*)
  かわいいショーゲル/木の如くたくましく/おお、ナザン/鶴/私の赤いスカーフ
  シューシクのために/民謡/ヴァガルシャパトの舞曲/歩け歩け/曇った空
  楽しい愛の歌/太陽は君に輝く/春が来た/山うずらの歌
  [CD 2] ピアノ曲(+)
  7つの歌
  7つの舞曲
   Maanushaki(ヴァガルシャパトの舞曲)/Yerangi(エレヴァンの舞曲)
   Unabi(シューシの舞曲)/Marali(シューシの舞曲)
   Shoushiki(ヴァガルシャパトの舞曲)/Het U Aradj(エルズルムの舞曲)
   Shoror(エルズルムの舞曲)
フーゴー・ヴォルフ弦楽四重奏団(*)
 セバスティアン・ギュルトラー、
 レジ・ブリンゴルフ(ヴァイオリン)
 トーマス・セルディツ(ヴィオラ)
 フロリアン・ベルナー(チェロ)
アルトゥール・アハロニヤン(ピアノ(+))

録音:データ記載なし

  1915年のオスマン・トルコ帝国による「アルメニア人大量虐殺事件」から100周年を記念して制作されたアルバム。
 アルメニアの音楽家コミタスは奇跡的にこの虐殺を免れましたが、ショックのため精神を病み回復しないままパリで亡くなりました。
 アルトゥール・アハロニヤンは1961年アルメニアのエレヴァンに生まれたピアニスト・作曲家。





<メジャー・レーベル>
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SONY



8887518363-2
(CD)
\2500→\2290
ヨナス・カウフマン最新アルバム
 帰れソレントへ〜イタリアの歌


 1. カルーソー (ルチオ・ダルラ)
 2. 朝の歌 (レオンヴカヴァルロ)
 3. もっと静かに話して[ゴッドファーザー愛のテーマ]
    (ニーノ・ロータ)
 4. 情熱 (リベロ・ボヴィオ)
 5. 心のキャンドル(レオンカヴァルロ)
 6. 歌 (ロマーノ・ムスマッラ)
 7. こんな風に生きたい (ジョヴァンニ・ダンツィ)
 8. カタリ・カタリ (サルヴァトーレ・カルディッロ)
 9. 世界でただ一人君を愛す (エルネスト・デ・クルティス)
 10. 忘れな草(エルネスト・ディ・クルティス)
 11. 光さす窓辺12. 禁じられた音楽
    (スタニスラオ・ガスタルドン)
 13. マリウ、愛の言葉を (チェーザレ・アンドレア・ビクシオ)
 14. 帰れソレントへ (エルネスト・デ・クルティス)
 15. ヴォラーレ (ドメニコ・モドゥーニョ)
 16. ツバメは古巣へ (ヴィンツェンツォ・デ・クレシェンツォ)
 17.君と旅立とう[タイム・トゥ・セイ・グッバイ
   ] (フランチェスコ・サルトーリ)
 18.イル・リーブロ・デル・アモーレ[ザ・ブック・オブ・ラヴ]
    (ステフィン・メリット)
ヨナス・カウフマン(テノール)
パレルモ・マッシモ歌劇場管弦楽団
指揮:アッシャー・フィッシュ
8887518363-1
(2LP)
\5200

 「キング・オブ・テノール」 カウフマン最強のアルバム登場!
 「カルーソー」「ソレントへ帰れ」「カタリ・カタリ」「朝の歌」「禁じられた音楽」・・・イタリアの「うた」の真髄がここに。

 11/28〜12/3にかけてオペラ・アリアでの来日公演が予定されている「キング・オブ・テノール」ヨナス・カウフマン。
 彼の最新アルバムは、何とイタリアの歌てんこ盛りの1枚です。
 ドイツ人でありながら、ヴェルディ、プッチーニなどのイタリア・オペラの第一人者でもあるカウフマンは、幼少時からイタリアを訪れ、その文化や風景に大きなインスピレーションを得て育ちました。イタリアはいわばカウフマンにとって、「歌への愛」を育んでくれた第2の故郷であり、その思いが、美しいメロディを生み出した「イタリアの歌」の伝統へのオマージュとなってこのアルバムに結実したのです。

 「カルーソー」「ソレントへ帰れ」「カタリ・カタリ」「朝の歌」「禁じられた音楽」など、19世紀半ば〜21世紀までのイタリアの歌、ナポリ民謡、イタリアン・ポップスで構成され、イタリアの熱い血を感じさせる情熱のこもったカウフマンの絶唱を堪能することが出来ます。

 共演は気鋭のアッシャー・フィッシュ指揮するパレルモ・マッシモ歌劇場管弦楽団。イタリアの血潮あふれる情熱的な伴奏でカウフマンの歌を盛り上げています。

 ヨナス・カウフマンは1969年7月10日、ミュンヘン生まれ。ミュンヘン音楽大学卒。1993年デビュー。2001年からチューリッヒ歌劇場のアンサンブルとして頭角を現す。
 2006年のメトでのアルフレード、コヴェント・ガーデンでのドン・ホセで世界的にブレイク。現代屈指のテノール。

[録音]2016年1月、パレルモ

  [ヨナス・カウフマン2016年来日公演]
   11/28(月) 大阪 フェスティバルホール 11/30(水)東京Bunkamuraオーチャードホール 12/3 (土) 大宮 ソニックシティ



<国内盤>


ALPHA


Alpha244
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
「むかし、むかし…」〜フランス・ロマン派作曲家たちの
 童話にもとづく歌による、架空の室内オペラ

 シルヴェール:①どんな不思議が〜「眠れる森の美女」(1901)
 オッフェンバック:②無垢な天使は〜「青ひげ公」(1866)
 ド・リレ:③恋?恋ってなあに?〜「親指小僧」(1868)
 イズアール:④まあ、なんて嬉しい〜「灰かぶり姫(サンドリヨン) 」(1810)
 ショーソン:⑤ラン(遅く) 〜ピアノ四重奏曲op.30(1897)
 ロッシーニ:⑥酷い運命!〜「アルジェのイタリア女」(1813)
 ヴィアルド:⑦あなたに希望を〜「灰かぶり姫」(1904)
 トゥルムーシュ:⑧恋の火遊び! 〜「聖ヴァランタン祭」(1895)
 セヴラック:⑨ペパーミント・ガット(1907)
 マスネ:⑩目の前に現れたあなた〜「灰かぶり姫」(1895)
 シュミット:⑪導入曲 〜「偶然の連続」op.96(1943)
 オッフェンバック:
   ⑫あたしは心配〜「月世界旅行」(1875)
   ⑬私の顔を〜「鼓手隊長の娘」(1879)
   ⑭神様!いまの感覚は何?〜「月世界旅行」(1875)
 セルペット:⑮彼を愛してたの〜「電話交換手」(1896)
ジョディ・ドヴォ(ソプラノ)
ラファエル・マング(メゾソプラノ)
ジャルディーニ四重奏団
〔ピエール・フーシェンヌレ(vn)
 ダグマル・オンドラチェク(va)
 ポリーヌ・ビュエ(vc)
 ダヴィド・ヴィオリ(p)〕

 フランス小規模レーベルの良心Alphaの洒脱盤♪

 19世紀フランス・ロマン派の絶妙さが伝わる美麗逸品Alphaレーベルが大きく注目されるようになったのは、当初かなり古楽系の痛快企画を連発してきたから…
 そんな初期Alphaでもごくまれに古楽器を使わない録音があったのですが、それらがいずれ劣らぬ異色名盤、レーベルカタログ中での異彩とあいまってファンの心をくすぐりつづけたもの…その代表格が、女声ふたりにピアノ伴奏で19世紀フランス歌曲群を歌った『うるわしのヴァカンス』(Alpha033)!と思いきや、レーベルディレクターが変わった今も突如、かつての傑作盤を彷彿とさせずにおかない室内フランスオペラ風の高雅&とびきりおしゃれなオーガニック絵本風アルバムが届きました!タイトル通り、広く知られたシンデレラ(灰かぶり姫=サンドリヨン)や「親指小僧」などの童話をベースに書かれたオペラから曲を厳選、ピアノ四重奏という多元的伴奏編成で架空の物語を成り立たせてしまった、極上シアターアルバム的逸品!19世紀の隠れ巨匠が続々登場するのも嬉しいところ。完全訳詞付でがっつり19世紀気分を味わうもよし、小さな音で流して、漂うシックな気配を愉しむもよし。文字情報ベースでなく、店頭演奏などで確実に皆様を振り向かせられるタイプのAlphaらしい1枚です。昨年のコパチンスカヤ盤と同じブックタイプのカラー解説も美麗!
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Alpha243
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
オリヴィエ・カヴェー(p)、指揮はアレッサンドリーニ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第5・13・25番
  〜古楽器系指揮者 vs 現代ピアノ18世紀派!〜

 ①ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 KV415
 ②ピアノ協奏曲 第5番 ニ長調 KV175
 ③ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 KV503
  ※日本語解説のみの独自インタビュー付
   (ピアニスト&指揮者に聴く本盤の魅力)
オリヴィエ・カヴェー(p)
リナルド・アレッサンドリーニ指揮
ディヴェルティメント室内合奏団

 イタリア古楽界の大御所アレッサンドリーニ、まさかの登場!

 「現代ピアノで古楽派に挑む」チッコリーニ門下の異才とこの秋なにより注目しなくてはならない、新星Alphaレーベルならではの新譜が…"あの”アレッサンドリーニ(モンテヴェルディやフレスコバルディを得意とする正統派の古楽鍵盤奏者=指揮者)が現代楽器の室内合奏団を率いてモーツァルトを演奏、というだけでもすごいのに、演目はまさかのピアノ協奏曲、しかもソリストは堂々がっちり現代ピアノで…

 しかしこのアルバム、体感的に現代ピアノによる古典派演奏を避けて来られたフォルテピアノ派のリスナーにもぜひ聴いていただきたい内容!
 なにしろ独奏者カヴェーは、あのナポリ出身の伝説的ピアニスト、惜しまれながら亡くなったアルド・チッコリーニとマリア・ティーポに学んだ、軽妙かつ玄妙なナポリ・ピアニズムの継承者なのですから。
 チッコリーニのベートーヴェン解釈はかつて独特のテイストで聴き手も好悪別れていたところ、カヴェーが弾くピアノの、このピリオド奏法現代楽器オーケストラとの異様なまでの相性は「聴けば分かる」痛快さ!
 ティンパニ入りの大作から初期の逸品まで、3曲それぞれの魅力満載なユニーク盤。あまりの魅力ゆえ、日本語解説のみの独自インタビュー掲載(原文解説には、この顔合わせならではの何かについての言及はいっさいなし)でお届けします…その点も何卒お見逃しなく!
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Alpha250
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税

アンナ・プロハスカ、ALPHAに!
 バックはアントニーニ指揮&イル・ジャルディーノ・アルモニコ

蛇と炎 〜クレオパトラとディドーネ、
      女たちの絶望とバロック・オペラ〜

 パーセル:
  ①『ダイドーとイニーアス』〜序曲とアリア(3曲)
  ②『妖精の女王』〜シャコンヌ
 グラウプナー:③『ディード、カルタゴの女王』〜アリア(4曲)
 サルトリオ:④『エジプトのジューリオ・チェーザレ』〜アリア(2曲)
 ロック:⑤『テンペスト』〜合奏曲(2曲)
 カストロヴィッラーリ:⑥『クレオパトラ』〜アリア
 ヘンデル:⑦『エジプトのジューリオ・チェーザレ』〜アリア
 ハッセ:⑧『捨てられたディドーネ』〜アリア・『マルカントニオとクレオパトラ』〜アリア
 カステッロ:⑨『先進様式によるコンチェルタンテ形式のソナタ集』〜4声の第15ソナタ
 カヴァッリ:⑩『ディドーネ』〜アリア
 L.ロッシ:⑪パッサカーリャ(『ボーアン写本』(1660年頃)より)
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
               (古楽器使用)
ステーファノ・バルネスキ、
マルコ・ビアンキ(vn)
パオロ・ベスキ(vc)他

 DGではプロモ映像でも暴れまわった名歌手、Alphaに!
 さりげなく注目作曲家続々、バックは何と"イル・ジャル"!

 一昨年くらいからガーディナー、"イル・ジャル”、ベルチャSQ、ヴィニツカヤ、ヴェロニク・ジャンス…と、これまでメジャーレーベルで活躍してきた大物アーティストが続々Alphaから新譜を出すようになってきていますが、まさかDeutsche Grammophonで異彩を放つプロモ映像とともに注目盤をリリースしつづけてきた桁外れの大物歌手・アンナ・プロハスカが突如現れようとは!!

 今年はつくづくAlphaサプライズが続く年ではありませんか!

 演目はごらんのとおり、かなり幅広い時代に渡る作曲家たちを続々網羅…しながら、彼女の常どおりテーマ性・メッセージ性がはっきり打ち出されたプログラム。
 「蛇」は絶世の美女たるエジプトの女王クレオパトラの死に際にまつわる、「炎」はカルタゴの女王ディドン(英ダイドー、伊ディドーネ)の末路を暗示する単語のようで、彼女たち二人の女王を扱ったオペラに焦点をあて、17〜18世紀のさまざまな音楽様式を概観するプロジェクトになっています。

 そして、その意欲的な試みを幾倍にも面白くしてくれるのが...イタリアの異能古楽プレイヤー集団イル・ジャルディーノ・アルモニコとあっては、もう注目するしかなありません!
 DGでの快進撃を受けて堂々Alpha登場、秋もこのレーベルから目が離せません!



プロハスカ、DGの代表的アルバム

DG
479 0077
\2200→\1990
プロハスカ/魅惑の森〜バロック・アリア集
 ヴィヴァルディ:歌劇『貞節なニンファ』より”Alma oppressa”/
 ヘンデル:歌劇『アルゴスのオーヴェ』より” Combattuta de due venti”/
 パーセル:歌劇『妖精の女王』より
  ” O Let Me Forever Weep”
  ” See, even Night herself is here”
  ”ホーンパイプ ニ短調&ト短調”/
 パーセル:『聖セシリアの祝日のためのオードZ.334』より
  ”Mark How Readily Each Pliant String”/
 ヘンデル:カンタータ『アポロとダフネ』より
  ” Felicissima quest'alma”
  ” Come in ciel benigna stella”/
 パーセル:歌劇『アセンスのターモン』より
  ” Curtain Tune on a Ground”/
 ヘンデル:歌劇『リナルド』より
  ” Furie Terribili”/
 ヘンデル:歌劇『アルチーナ』より
  ” Tornami a vagheggiar”/
 カヴァッリ:歌劇『アポロとダフネの愛』より
  ” O Piu d'ogni Ricchezza”/
 モンテヴェルディ:『ニンファの嘆き』/
 トーマス・モーリー:『スイート・ニンフ』
アンナ・プロハスカ(ソプラノ),
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ(ピリオド楽器アンサンブル)

 超絶のコロラトゥーラと絶妙な性格描写!
 様々な時代のオペラに出演し、絶賛を浴びているプロハスカのバロック・オペラ・アリア集。
 鮮やかなコロラトゥーラの技術と美声はもちろんのこと、愛や嫉妬、復讐などの恐ろしいほどの劇的感情表現は絶品。バロックの鮮烈な性格描写の全てを聴き手に届けてくれます。

【録音】2012年4月, ロンドン、ハックニー・セント・ジョン教会 (デジタル:セッション)



 プロハスカのDGプロモ映像・・・観てみます??

http://www.klassikakzente.de/anna-prohaska/videos/detail/video:292125/lamento-della-ninfa-von-claudio-monteverdi

http://www.klassikakzente.de/anna-prohaska/videos/detail/video:254188/franz-schubert-des-fischers-liebesglueck-aus-dem-album-sirne




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RICERCAR



MRIC368
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ふたつの『皇帝レクィエム』〜ケルルとフックス〜
 ヨハン・カスパール・ケルル (1627-1693) ケルル:死者のためのミサ曲(レクィエム)
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス (1660-1741):皇帝レクィエム
オネル・ムニエ指揮
ヴォクス・ルミニス(古楽声楽集団)
アンサンブル・ラシェロン
   (ガンバ合奏/古楽器使用)
スコルピオ・コレクティーフ
 (金管&弦楽合奏/古楽器使用)

 あの超ロングセラー名盤で知られる「皇帝レクィエム」に全く異なる新録音が!
 併録ケルルも思わぬ名曲!

 「レクィエム」は古今やたらと名曲に恵まれたジャンルで「知らないレクィエムの録音を見つけたら必ず買う」という音盤ファンも少なくないところ。
 なかでも、20世紀末にクレメンチッチ(クレマンシック)がArte Novaからリリースした録音があまりに素晴しく、珍しめレクィエムのなかでも飛び抜けた注目度で知られるのが、バッハと同じ頃、カトリックのウィーン皇室で活躍した楽長フックスの『皇帝レクィエム』。
 マリア・テレジアの父カール6世が1740年に亡くなったさい演奏され、この綽名がついたそうですが、ルネサンスリスペクトな独特の味わいをもつこの曲を、ウィーンに脈々と息づいてきた親イタリア的多声芸術の文脈に置き、その同列線上やや古い時代に見えてくるケルルの思わぬ傑作を探りあて、2曲ペアで録音してみせたヴォクス・ルミニスのセンスには全く感服するほかありません!
 絞り込まれた極小編成に、Ricercarでは出す盤ごと名演しかないガンバ合奏団ラシェロンらを迎え、緊密でありながら自然体そのものの演奏結果を引き出した好感度大の1枚!
 フックス作品の更なる録音というだけでも強い引きがあるところ、近年日本の古楽ファン層も注目しつつある17世紀人・ケルルの厳選名品に出会えるのは貴重。
 解説(訳付)も過不足なく的確です!




Studio N.A.T


NAT15491
\2700+税
「Traumerei トロイメライ」
 J. S. バッハ:フランス組曲第5番 BWV 816
 メンデルスゾーン:
  「無言歌集」より
   甘い思い出 Op.19-1 / 狩の歌 Op.19-3
   ヴェニスのゴンドラの歌 Op.30-6
   デュエット Op.38-6 / 紡ぎ歌 Op.67-4
  ロンド・カプリチォーソ Op.14
 シューマン:
  謝肉祭 Op.9 — 4つの音符による面白い情景
  「子供の情景」Op.15より “トロイメライ”
佐藤圭奈(ピアノ)
 導かれるトロイメライへの情調
 ドイツで研鑽を積み国内外でその実力を認められているピアニスト・佐藤圭奈が、バッハ、メンデルスゾーン、シューマンらの作品を携えデビューアルバムに挑む。
 彼女の明確なタッチによる透明感に満ちたピアノの音色は聴く者に一筋の道を照らし出し、若々しく信念ある音楽観に導かれて辿り着く音世界は、まさに「夢見心地」となっていく。

佐藤圭奈 Keina SATO (ピアノ):
 埼玉県出身。特待奨学生として東京音楽大学付属高等学校を経て同大学卒業。
 その後渡独し、野村国際文化財団奨学生、文化庁新進芸術家海外留学研修員として研鑽を積む。
 ドイツ国立ハノーファー音楽演劇メディア大学ソリスト課程を修了し、ドイツ国家演奏家資格取得。
 日本音楽コンクール入選、ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、アマデオ賞国際ピアノコンクール第3位及びモーツァルト特別賞、香港国際ピアノコンクール第2位など、国内外のコンクールにて多数入賞。V.アシュケナージ氏をはじめ、多くの音楽家や国内外のオーケストラと共演を果たし好評を博す。
 ソロやピアノデュオ、室内楽奏者として幅広く活躍する他、ピティナ主催「学校クラスコンサート」アーティスト、越谷市「地域のホールとアーティストの共同企画」登録アーティストとしても精力的に活動している。
 これまでに加藤恭子、加藤一郎、播本枝未子、倉沢仁子、土田英介、M.Raekallio、M.Grohの各氏に師事。

 


<映像>


ALBA(映像)


ABDVD 1
(DVD)
\3500
※PAL方式

ロビン・フッドのフィンランド版
 ファミリー・アドベンチャー・オペラで登場!
ミッコ・フランク(指揮)
 ユッカ・リンコラ(1955-): 歌劇《ロビン・フッド》(2011)
ヴィッレ・ルサネン(ロビン・フッド:バリトン)
マリ・パロ(マリアン:ソプラノ)
マッティ・サルミネン(ノッティンガムの代官:バス)
パイヴィ・ニスラ(代官の母:ソプラノ)
ユルキ・アンティラ(ギズボーンのガイ:テノール)
メリス・ヤーティネン(ジャミラ:メッツォソプラノ)
ナイル・コレル(ウィル・スカーレット:テノール)
アキ・アラミッコテルヴォ(修道士タック:テノール)
コイト・ソアセップ(リトル・ジョン:バス)
ハンヌ・フォシュベリ(粉屋のマッチ:バスバリトン)
アンナ=リーサ・ヤコブソン(マッチの妻:メッツォソプラノ)
ハンナ・フサール(侍女:ソプラノ)
トーヴェ・オーマン(侍女:ソプラノ)
オラヴィ・ニエミ(少年リチャード:台詞)
イェッセ・リスコラ(代官の犬)
アルットゥ・ペルトニエミ(代官の犬)
ヤルモ・マキネン(獅子王リチャード:台詞)
フィンランド国立歌劇場管弦楽団・合唱団・児童合唱団
ミッコ・フランク(指揮)
 伝説のヒーロー、ロビン・フッドのフィンランド版ファミリー・アドベンチャー・オペラで登場!

 画面:16:9 PAL、音声:5.1 Dolby Digital/2.0 Dolby Digital 、字幕:英語・スウェーデン語・フィンランド語/137’00
 台本: ユッカ・ヴィルタネン/演出: カリ・ヘイスカネン/装置: カティ・ルッカ/衣装: マルヤ・ウーシタロ/照明:ミッキ・クントゥ/
 剣戟振付:セッポ・クンプライネン/収録:2011年2月6日 フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ) [歌唱:フィンランド語]/
 映像監督:ハンヌ・カンピラ/映像デザイン:ミカ・パーヴィライネン/サウンドデザイン:サムリ・リーカネン/
 制作:クラウス・ピュルッカネン/製作総指揮:ティモ・ルオッティネン

 12 世紀イングランド。十字軍遠征に出かけた国王リチャードの留守、王の代理を務める弟ジョンの意思の弱さにつけこんだノッティンガムの代官は、権力を握ることを推し進めていた。
 彼が狙うのは、王家の血をひく少年リチャードの後見人になること。国王が戦死することになれば……。歌劇《ロビン・フッド》は、フィンランド国立歌劇場の創設100 周年にあたる2011 年の上演作品として委嘱されました。
 俳優、作家、詩人、演出家、ジャーナリストとして活躍するユッカ・ヴィルタネン(1933-)が台本を執筆。金管楽器のための協奏曲をはじめとする管弦楽曲、ミュージカル《ピーター・パン》、映画『雪の女王』の音楽、バレエ《盗賊の娘ロニヤ》などのステージ作品で知られるユッカ・リンコラ(1955-)が、三管編成、4 人の打楽器奏者、ハープ、ピアノによるオーケストラの共演するオペラに作曲しました。
 アリア、ロビンとマリアンの二重唱、ミュージカルを思わせる群衆の合唱。打楽器によるリズミカルな音楽が作品の駆動力として使われ、「6 歳の時、エvロール・フリンの映画を観て、ワクワクした」と語るリンコラの手で、シャーウッドの森をねじろにノッティンガムの代官に反抗したロビン・フッドの物語が「大人から子供まで家族揃って楽しめるオペラ」に作り上げられました。スコットランド・オペラの《セビーリャの理髪師》でフィガロを歌ったヴィレ・ルサネンがロビン・フッド、モーツァルト・オペラのソプラノ役や《ボエーム》のムゼッタが持ち役のマリ・パロがマリアン、ワーグナーの《指輪》のフンディングやハーゲンの役で知られるマッティ・サルミネンが代官。俳優、脚本家としても活躍するカリ・ヘイスカネン(1955-)が、1993 年に建てられた歌劇場の舞台機構を活かした動きの多いステージを演出。2006 年から2013 年まで国立歌劇場の総音楽監督を務めたミッコ・フランク(1979-)が指揮を担当しました。初演は2011 年1 月14 日。このDVD には2 月6 日の公演が収録されています。

 ABBRDV1(BD + DVD)と同様内容です。
 [PAL 規格の DVD です。一般のプレーヤーでは再生できないので、PAL/NTSC 変換機能のある DVD Player か PC で再生してください]



<LP>

 

SILKROAD MUSIC(LP)


SRM 038LP
(2LP)
\7200
CD同時発売
レイチェル・バートン/サラサーテへのオマージュ
 LP-1 Side A
  ・アンダルシアのセレナード Op.28
  ・ミラマール=ソルツィーコ Op.42
  ・序奏とタランテラ Op.43
 LP-1 Side B
  ・スペイン舞曲集より
   【マラゲーニャ Op.21-1/ハバネラ Op.21-2/
    アンダルシアのロマンス Op.22-1/
    ホタ・ナバーラ Op.22-2】
 LP-2 Side A
  ・スペイン舞曲集より
   【祈り Op.23-1/サパテアード Op.23-2/
    スペイン舞曲第7番 イ短調 Op.26-1/
    スペイン舞曲第8番 ハ長調 Op.26-2】
 LP2- Side B
  ・ムイニエラ Op.32
  ・カルメン幻想曲 Op.25
レイチェル・バートン(ヴァイオリン)
サミュエル・サンダース(ピアノ)
 名器アマティの美しき調べ。18 歳当時のバートンの名録音「サラサーテへのオマージュ」をLP で堪能!

 セッション録音:1992年2月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)/180g 重量盤、78’29”

 アメリカ生まれの実力派ヴァイオリニスト、レイチェル・バートンによる「サラサーテへのオマージュ」のLP 盤が登場。
 バートンは10 歳でシカゴ響との共演をきっかけに注目され、その後さまざまなコンクールに入賞し10 代にして世界的ヴァイオリニストの仲間入りを果たしました。しかし21 歳となった1995 年、、列車からの降車の際、肩にかけていたヴァイオリン・ケースのストラップが閉じたドアに挟まれ列車に引きずられてしまい、その結果片足切断の大怪我を負ってしまうという悲惨な出来事に見舞われてしまいました。しかし、大怪我から見事復帰して現在も多くのレパートリーを武器に演奏活動を続けております。
 当アルバムはバートン18 歳であった1992 年に収録された貴重な記録です。
 同年バートンはヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール優勝、ヨーゼフ・シゲティ・ヴァイオリン・コンクール第2 位、フリッツ・クライスラー国際コンクール第2 位と3 つのコンクールで輝かしい結果を残しました。当演奏では才気あふれる名演でのびやかに美しくサラサーテを奏でております。ピアノのサミュエル・サンダースはイツァーク・パールマンが絶大なる信頼をおいている演奏者で当演奏も万全です。2 枚組の当LP は各面20 分以内におさめた贅沢カッティングとなっております。オーディオ・ファン必聴の盤です!
 ドイツ・プレス、180g 重量盤。













8/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



AUDITE(キング・インターナショナル)



KKC 4070
\2600→\2390
超華麗で興奮
 レーガー編曲のブランデンブルク協奏曲


 (1)J.S.バッハ(レーガー編):
  ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV 1050(連弾)
 (2)J.S.バッハ(クルターク編):
  コラール前奏曲〜神の時こそいと良い時/
  主よ、深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる/
  おお神の子羊よ、罪なくして(連弾)
 (3)ツィンマーマン:モノローグ(2台ピアノ)
 (4)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56b(2台ピアノ)
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン
 【高橋礼恵、
  ビョルン・レーマン】
 録音:2016年3月1-3日/マリーエンミュンスター・コンツェルトザール/69’ 16”、日本語帯・解説付

 日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマン夫妻による実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム第3 弾。これまで原曲と編曲の関係にこだわってきましたが、今回は「すでに存在している楽曲を作品の中に組み入れた音楽」をテーマにしています。
 クルタークによるバッハのコラール前奏曲は、全く現代的な要素はない美しく効果的な連弾編曲ですが、「おお神の子羊よ、罪なくして」でトリッキーなオルガン的響きに驚かされます。
 ツィンマーマンの「モノローグ」は2 台のピアノと大編成のオーケストラのために書かれた作品の編曲ですが、複数のテンポが同時進行する超難物。
 メインはレーガー編曲によるブランデンブルク協奏曲第5 番。レーガーはバッハの精神的後継者の筆頭ゆえ、またとない仕事と言えます。レーガーはピアノの名手で、ピアノ曲も数多く作曲しているにもかかわらず、この編曲は効果を追求してピアニズムを無視した机上の空論的なもので、「生身の人間が気楽に弾ける」ものではありません。指定のテンポ、指定の音価を厳守するのは非常に困難ですが、それができれば目の覚めるような効果を発揮できるとされています。高橋礼恵& ビョルン・レーマンはまさにそれを実現しました。快適なテンポ、錯綜する声部を連弾で相手の手の下をくぐる曲芸のようなことまで駆使、さらに第1 楽章の長いカデンツァでの輝かしいヴォルトゥオーゾぶりなど、ピアノ好きが聴けば鳥肌が立つほど興奮させられます。これだけでも欲しくなるアルバムです。
 ※国内品番のみのご案内となります。







B−SHARP BERLIN(キング・インターナショナル)

KKC 4071
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
日下紗矢子、ベルリン・コンツェルトハウス
 バーバー&ブルックナー

  バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
  ブルックナー:弦楽五重奏曲
   (ミヒャエル・エルクスレーベンによる弦楽合奏版)
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢子
 (コンサートマスター/バーバー)
ミヒャエル・エルクスレーベン
 (コンサートマスター/ブルックナー)
 日下紗矢子がコンサートマスターを務めるベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラによるバーバー&ブルックナー

 録音:2015年6月25日(バーバー)、2014年11月13日(ブルックナー)/50’26、日本語帯・解説付

 ベルリン・コンツェルトハウスは、東ベルリンの中心に位置するコンサートホールです。
 ここに所属するベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧称ベルリン交響楽団)は、クルト・ザンデルリングのもと黄金時代を迎えた名門オーケストラ。2009 年には、室内アンサンブル「ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ」が発足しています。
 このディスクは、ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラとして3 枚目のアルバム。ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの芸術監督は、日下紗矢子( ベルリン・コンツェルトハウス管第1 コンサートマスター&読響兼任) がコンサートマスターを務めた、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」と、ミヒャエル・エルクスレーベン編曲によるブルックナーの弦楽五重奏曲(弦楽合奏版)を収録しています。
 バーバーの「弦楽のためのアダージョ」は、弦楽四重奏曲第1 番の第2 楽章アダージョを指揮者トスカニーニの提案でバーバー自身が弦楽合奏に編曲したもの。沈痛な感情にあふれた音楽で、映画やドラマ等で印象的なシーンで使われ、多くの人に親しまれている作品です。音価の長い音符が多く、指揮者無しの編成で演奏するのは意外と難しいですが、日下紗矢子の巧みなリードによって見事なアンサンブルを聴かせてくれます。
 交響曲作家として傑作を生み出したブルックナーは、弦楽五重奏曲にも優れた作品を残しています。交響曲第5 番、第6 番とほぼ同時期に作曲されており、厳格な構成と圧倒的なスケール感で、交響曲にも通じる要素があるため、より大きな編成の弦楽合奏版で演奏されることもあります。
 この録音は、ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団のコンサートマスターの一人、ミヒャエル・エルクスレーベンによる編曲版を用いています。
 ※国内品番のみのご案内となります。






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CAVI MUSIC



4260085533497
\2700→\2490
アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ響/マーラー・プロジェクト始動!
 マーラー・エディションVol.1

  マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
 
 録音:2015年11月19-23日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/76’52 I:20’20 II:15’41 III:10’06 IV:12’35 V:17’45

 2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロジェクトがスタートしました。
第1 弾は、2015 年11 月に行われたデュッセルドルフ交響楽団首席指揮者就任記念演奏会のライヴ録音。コンサートの演目は、前半にアダム・フィッシャー得意のレパートリー、ハイドンの交響曲第88 番、そして後半にマーラーの交響曲第7 番「夜の歌」が演奏されました。
 マーラーの交響曲第7 番は、一般的には演奏される機会は他の曲と比べると少ない楽曲ですが、オーケストラとの第1 シーズン、そして録音プロジェクトの初回に持ってきたのは、このマーラー・プロジェクトに対するアダム・フィッシャーの並々ならぬ意気込みが感じられます。
 全5 楽章構成で、第2、第4 楽章が「夜の歌」。第4 楽章はギターとマンドリンが効果的に使用され、マーラーの革新性が感じられます。
 アダム・フィッシャーは全体的に速めのテンポをとっていますが、マーラーの意図に明確な道筋を与える丁寧で推進力のある演奏。特に終楽章では、オーケストラの特性を生かした情緒を美しく描いています。今後のシリーズが楽しみになる充実の演奏を聴くことができます。
 デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。







HMF

HMU 807659
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
クープラン至高の名作ルソン・ド・テネブル
 (1)F.クープラン:第1のルソン・ド・テネブル
 (2)ブロサール(1655-1730):トリオ・ソナタ ホ短調
 (3)F.クープラン:第2のルソン・ド・テネブル
 (4)ブロサール:トリオ・ソナタ イ短調
 (5)F.クープラン:第3のルソン・ド・テネブル
 (6)ブロサール:スターバト・マーテル op.8
ルーシー・クロウ(ソプラノ(1)(3))
エリザベス・ワッツ(ソプラノ(3)(5))
ラ・ヌオヴァ・ムジカ((6)声楽)&
 デイヴィッド・ベイツ(オルガン、指揮)
アレックス・マッカートニー(テオルボ)
ジョナサン・リース(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジュディット・エヴァンス(コントラバス)
 録音:2015年10月/Multichannel

 ルソン・ド・テネブル(暗闇の朗読、の意)は、キリスト教で、受難の聖金曜日をはさむ聖木曜日から聖土曜日の3 日間の、原則として明け方におこなわれる礼拝のこと。各日とも、エレミアの哀歌に基づくテキストの3 つの朗読(ルソン)を含みます。
 暗闇を意味する「テネブル」という語は、この礼拝で、朗読を進めるにつれ、ロウソクが一本ずつ消されてゆくことに由来しています。キリスト教にとってとりわけ重要な受難を思う礼拝というだけあり、付随する音楽も非常に重要視されています。ルイ14 世(太陽王)の時代に多く作曲され、ルソン・ド・テネブルは、社会的イベントのひとつにまでなりました。
 ここに収録されたF. クープランは、ルソン・ド・テネブルの中でも至高の名作のひとつ。クープランは9 曲ルソン・ド・テネブルを書いたとされていますが、現存するのはここに収録された3 曲のみです。
 ソプラノの二重唱による第3 のルソンは、モンテヴェルディの声楽書法やリュリの劇的表現をも思わせる充実した作品で、フランスの宗教音楽の中でも傑作のひとつとされています。
 ガッティ、ガーディナー、ネゼ=セガン、パッパーノら世界の名だたる指揮者からの信頼も厚いルーシー・クロウ、そしてイギリスが生んだナンバーワン・ソプラノ、エリザベス・ワッツ、2 人のソプラノの共演にも注目です。
 セバスティアン・ド・ブロサールは、理論家としての功績が大きい人物ですが、イタリア趣味を巧みに取り込んだ作品を遺しており、そのセンスの良さはここに収められた作品からもうかがい知ることができます。
 

HMU 907570
\2700
アノニマス4、30周年記念アルバム アノニマス4
ダロル・アンガー(22/マンドリン)
アンドルー・ローレンス=キング(12,20/ハープ)
マイク・マーシャル(22/ギター)
ブルース・モルスキー(11/ギター)
 1 Gloria(『イングリッシュ・レディー・ミサ』) 2’34
 2 Agnus dei trope: Qui pius ac mitis (『サンチャゴの奇跡』より)
 3 Sequence: Jesu Cristes milde moder(『リリー&ラム』より)
 4 Religious ballad: Wayfaring Stranger(『アメリカン・エンジェルズ』より)
 5 Folk hymn: Abbeville(『アメリカン・エンジェルズ』より)
 6 Alleluia: Fuit virgo(『東方の星』より)
 7 Amours, dont je sui / L’autrier, au douz mois(『愛の幻影』より)
 8 Nella partita Francesco Landini(『セカンド・サークル』より)
 9 Discant: Fa fa mi / Ut re mi(『シークレット・ヴォイセズ』より)
 10 Folk song: The Wagoner’s Lad(『グローリーランド』より)
 11 The Faded Coat of Blue J. H. McNaughton
  (『アメリカ南北戦争時代の希望と故郷のうた1865』より)
 12 A New Year Carol Benjamin Britten(『ウォルクム・ユール』より)
 13 Offertory: Ascendens Ihesus in montem(『サンチャゴの奇跡』より)
 14 Ballad carol: Lullay my child - This ender nithgt(『The Cherry Tree』より)
 15 Responsory: Spiritui sancto
  (『ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:11,000 の処女殉教者』より)
 16 Prosa: Portum in ultimo(『サンチャゴの奇跡』より)
 17 Prosa: Clemens servulorum(『サンチャゴの奇跡』より)
 18 On doit fin[e] Amor / La biaute /[In seculum] (Mo 134)(『愛の幻影』より)
 19 Polyphonic song: Salve virgo virginum(『イングリッシュ・レディー・ミサ』より)
 20 An teicheadh go hEigipt Trad. Irish(『ウォルクム・ユール』より)
 21 Gospel song: Shall We Gather at the River(『アメリカン・エンジェルズ』より)
 22 Gospel song: Just Over in the Gloryland(『グローリーランド』)
Bonus track
 23 Polyphonic song: Edi beo thu hevene quene(『イングリッシュ・レディー・ミサ』より)
 録音:1991-2014年

 1986 年春、4 人の女性は、ニューヨークの教会での読書会で出会いました。そして、中世の聖歌やポリフォニー音楽が、女声で演奏されたらどのように響くか、と興味をもって演奏してみました。
 それから30 年、アノニマス4 は世界中の人々を魅了してきました。これまでの彼女たちの足跡から珠玉のトラックを集めた、結成30 年記念アルバム。




MA RECORDING


M 090A
\3000
訴〜Whisper
 1. 普庵咒(Short Puan Mantra)
 2. 飛花點翠(Falling Snowflakes Dotting the Verdant Trees)
 3. 龍船(Dragon Boat)
 4. 秋胡行(Qin Hu Xing)
 5. 思春(Spring Thoughts)
 6. 大浪淘沙(Great Waves Wash Away the Sand)
 7. 秋思(Autumn Thoughts)
 8. 月兒高(The Moon Aloft)
 9. 覇王卸甲(The Emperor Discards His Armor)
連珮如/Pei-Ju Lien/
 ペイル・リェン
  (中国琵琶)
 録音の天才タッド・ガーフィンクルが中国琵琶を録音!美しき琵琶奏者、連珮如が日本デビュー!

 録音:2015年4月
 録音場所:サンタ・マリア・デッラ・ムッチャテッラ教会、プイアネッロ、イタリア(3,9)、ネヴィアン教会、ラングドック=ルシヨン、フランス(1,2,4,5,6,7,8)
 5.6 Mhz DSD録音/*日本語解説書はついておりません。

 録音の天才タッド・ガーフィンクル氏が1988 年に設立したレーベル「ma recordings」。教会などの自然な音響空間を用い、タッド氏特注のマイクを使用するワンポイント録音を信条とし、ミキシングも一切行わず、高度なマイクセッティング技術がなければ実現できない、真のピュアサウンドを誇ります。
 このアルバムは、現在タッド氏が熱心に取り組んでいる台湾出身の女性中国琵琶奏者、連珮如(リェン・ペイル)。中国南部の四大流派の一つ浦東派の大御所、林石城(リン・シーチェン)の最後の弟子の一人。琵琶と言えば中国の伝統音楽の精髄とも言うべき楽器ですが、なかでも浦東派は長い歴史を持ち、人々に親しまれてきました。浦東派は清朝の乾隆帝・嘉慶帝時期に誕生。以来200 年の歴史には多くの名手が誕生しています。現代では、林石城とその弟子たちによる浦東派琵琶は音楽界で一目置かれる存在。連珮如も純粋な音色で繊細に弾いたかと思うと、圧倒的な技巧で感情をあらわに激しくかき鳴らす、魅惑の琵琶奏者として注目されています。
 ここに収録されている楽曲は、中国人なら誰でも知っている伝統的な名曲に連珮如の即興を加えたもの。最後の作品「覇王卸甲」(はおうしゃこう)は、紀元前三世紀、中国最初の王朝、秦朝が相次ぐ反乱で崩壊し、その後楚と漢による天下争いが行われていました。この曲は、覇王と呼ばれた項羽が敗れていく様を描いており、連珮如は悲哀を感じる旋律と激しい戦の様子を見事に演奏しています。
 中国琵琶は、金属の弦をバチは使用せず義爪で演奏するスタイル。脈々と受け継がれてきた奥深い浦東派の演奏様式を、連珮如の演奏を通して存分に味わうことができ、さらにタッド氏のワンポイント録音による中国琵琶の生々しくも美しい音が高音質で堪能できます。

 連珮如/Pei-Ju Lien(リェン・ペイル)
 浦東派の6 代目当主にして巨匠、林石城の最後の弟子の一人。林石城氏のもとで学ぶかたわら、林谷芳教授の指導の下、中国音楽美学の修士号を台湾の大学で習得。
 器楽の劇場プロダクション、中国オペラ(京劇)、現代のドラマや映画など中国の伝統的楽団で演奏を活発に行っている。最近では、伝統楽器、琵琶の可能性を拡大すべく、ポップスなど他ジャンルとの共演も積極的に行っている。TED- 台北、YouTube 台北ミュージック・デイに出演、さらに、釜山での第6 代茶道展では閉会式で唯一の海外アーティストとして出演をした。
 2014 年にドイツのアーティストとのコラボレーション・アルバム「Invisible Message Album」に参加。オーストリアのインターナショナル・アーティスト・オブ・アジア・リンク/フレマントル・アート・センターに任命され、‘ロード・コンサートの旅’ をプロデュース、自主制作で同タイトルのアルバムをリリースしている。台湾文化省は2014 年に彼女を注目に値するアーティストに選出している。
 デヴィッド・タオ、フィッシュ・レオン、ジョディ・チャン、シャン・リューら、ポップス・アーティストとのコラボレーションも行っている。







ONYX



ONYX 4157
\2500→\2290
ヴァディム・レーピン登場!
 マクミランのヴァイオリン協奏曲!

  マクミラン:ヴァイオリン協奏曲/
         交響曲第4番
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
ドナルド・ラニクルズ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
 ムローヴァやロジェ、バシュメットらに始まり、五嶋みどり、デュメイ、デュトワ、ペレーニ、ペトレンコなど、名だたる世界的アーティストたちが録音を行ってきたイギリスのONYX(オニックス)レーベル。益々勢いを増すONYXに、シベリア生まれの世界的ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ヴァディム・レーピンが新たに加わります!
 レーピンのONYX第1弾は、現代スコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミラン(b.1959)の音楽。
 ヴァディム・レーピンに献呈され、2010年に初演、2013年のBBCプロムスでも絶賛されたヴァイオリン協奏曲。BBCスコティッシュ響の首席指揮者ドナルド・ラニクルズの60歳の誕生日を祝って作曲された交響曲第4番。2人の被献呈者による理想的なマクミランの協奏曲と交響曲をどうぞ。交響曲第4番は、2015年BBCプロムスでの初演時によるライヴ録音を収録。



 
ONYX 4166
\2500
ブラームス&シェーンベルク:弦楽四重奏曲集
 ブラームス:
  弦楽四重奏曲第3番 Op.67、
  メロディーのように Op.105-1*、
  夏の夕べ Op.85-1*、月の光 Op.85-2*
 シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番 Op.10*
クス弦楽四重奏団
 〔ヤーナ・クス(第1ヴァイオリン)、
  オリヴァー・ヴィレ(第2ヴァイオリン)、
  ウィリアム・コールマン(ヴィオラ)、
  ミハエル・ハハナジャリャン(チェロ)〕
モイツァ・エルトマン(ソプラノ)*
 クス弦楽四重奏団、モイツァ・エルトマンと共演!ブラームス&シェーンベルク!
 クス・カルテット第4弾は、ブラームス&シェーンベルク!

 1991年にベルリン音楽大学で結成され、ドイツを代表する弦楽四重奏団として飛躍を遂げたクス弦楽四重奏団。
 前作(ONYX 4119)ではミクローシュ・ペレーニとの共演が話題を呼んだクス弦楽四重奏団のONYX第4弾は、ブラームスとシェーンベルクの弦楽四重奏曲をカップリング!
 注目は、ブラームスの3曲の歌曲(ソプラノと弦楽四重奏のためのアレンジ版)、そしてソプラノ独唱の含まれるシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番で共演するドイツのソプラノ、モイツァ・エルトマン。2014年のベルリン音楽祭でも、「ソプラノと弦楽四重奏版」にトランスクリプションされたシューマン&メンデルスゾーンの歌曲を披露し好評を博したモイツァ・エルトマンとクス弦楽四重奏団の豪華共演にご期待ください!




MD+G


321 1812
\2400
《イェジー・ マクシミウク〜アンコール》
 1) モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525〜第1楽章,
 2) C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調Wq.172〜ラルゴ,
 3) モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137〜第3楽章,
 4) モーツァルト:ディヴェルティメント ハ長調K.138〜第2楽章,
 5) モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137〜第2楽章,
 6-7) J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番BWV.1067〜ポロネーズ&バディネリ,
 8) ヘンデル:シバの女王の入場,
 9-12) テレマン:パストラーレ風序曲 ヘ長調TWV.55 F7(抜粋),
 13-15) ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-10 ニ長調(抜粋)
イェジー・ マクシミウク(指揮)
ポーランド室内管弦楽団
 弦楽アンサンブルの美しさを引き出した名指揮者マクシミウク80歳記念
 ポーランドの指揮者イェジー・マクシミウクがMD+Gへ録音したバロック&古典派の名曲盤。
 マクシミウクは1936年ベラルーシのグロードナに生まれ、ワルシャワ音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮、作曲を学びました。指揮者としての活動がメインとなり、ワルシャワ大劇場に勤めながら、ポーランド室内管弦楽団を結成。現在も演奏活動を続けています。
 当盤には彼が結成したポーランド室内管弦楽団による弦楽合奏を中心とした録音が収録されています。
  【録音】1985年
 

601 3172
\2400
《20世紀チェコの弦楽合奏のための作品集》
 1) ヤナーチェク:弦楽のための組曲, 2) マルティヌー:パルティータ,
 3) マルティヌー:セレナータII,
 4) ヴィクトル・カラビス:弦楽のための祭壇画Op.66
ヨゼフ・ヴラフ(指揮)
プラハ・スーク室内管弦楽団
 豊かな響きと充実したアンサンブルが聴き手の心を掴む名演
 バロックの組曲形式とドヴォルザークの弦楽セレナードの影響をうけて書かれた作品といわれている、ヤナーチェク、マルティヌー、カラビスの弦楽合奏のための作品集。
 どれもがボヘミア等の民俗音楽の芸術からモダンへ経過する叙情的なエピソードが横溢した作品です。チェコの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・ヴラフが亡くなる直前に録音した、豊かな響きと充実したアンサンブルが見事なこの演奏。チェコ音楽の美しさが香り立ち、聴き手の心を掴みます。
 【録音】1988年
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309 19612
\2400→\2190
ムジカ・アルタ・リパ
 《常識の枠を超えたハーモニー〜1650-1700年のイングランドの音楽》

 1) ヘンリー・パーセル:組曲ト長調 a4, Z770,
 2) ウィリアム・ローズ:組曲ニ短調,
 3) トマス・トムキンス:ヴォランタリー ハ長調,
 4) マシュー・ロック:組曲 ホ短調,
 5) ヘンリー・パーセル:グラウンドによるファンタジー ニ長調Z.731,
 6) トマス・トムキンス:ヴォランタリー イ短調,
 7) マシュー・ロック:組曲 ニ短調/ニ長調,
 8) ウィリアム・ウィリアムズ:ソナタ イ短調,
 9) ヘンリー・パーセル:パヴァーヌとシャコンヌ ト短調
ムジカ・アルタ・リパ
[Danya Segal(Bfl),
Anne Rohrig(Vn),
Ulla Bundies(Vn),
Albert Bruggen(Vc),
Bernward Lohr(Cemb, Org)
 イングランドで発展したユニークな音楽
 結成から30年、ドイツの老舗古楽アンサンブルであるムジカ・アルタ・リパは、MD+Gレーベルに20年に渡って様々な録音を続け、バッハの作品集などを含め各方面で高い評価を受けています。
 今回は彼らにとっては珍しいイングランドの作品集。イングランドは「栄光ある孤立」と称して独自の文化を築き、他大陸の音楽の常識を超えたハーモニーを創り出してきました。
 それらの音楽を、丹念に楽譜を読み込んだムジカ・アルタ・リパが、生き生きと描き上げています。
 【録音】2016年




ムジカ・アルタ・リパ
ゴルトベルク:室内楽作品集


 名前だけ有名だが、本人についてはほとんど知られていないゴールドベルク。
 実は知られざる夭折の天才作曲家でもあった。
 そんな彼の秘曲とも言うべき室内楽作品集が、店主が愛するバロック系激情型室内アンサンブル、ムジカ・アルタ・リパの手によって蘇る。


MD+G
309 07092
¥2800
入手困難につき海外直輸入
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):室内楽作品集
 トリオ・ソナタ
 2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための四重奏曲
 ポロネーズ
ムジカ・アルタ・リパ

 ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク。
 彼はすぐれたクラヴィア奏者であり、J・S・バッハの弟子でもあった。
 彼の名前が劇的に知られることになったのは何と言っても、あの名曲「ゴルトベルク変奏曲」だろう。(彼のために書かれたとされるこの曲ですが、真偽のほどはわかっていません。)
 ゴルトベルクはバッハの死後、室内楽作曲家として活躍を始めたが、その6年後、わずか29歳の若さでこの世を去ってしまう。
 このアルバムは、そんなゴルトベルクの珍しい作品を収録している。
 東プロイセン生まれのゴルトベルクは、少々変わり者で潔癖症、そして常に憂鬱であったらしい。彼は自分の作品の出来に満足せず、いくつかは彼自身の手で破棄されてしまったとも言われる。ここで聴かれる曲にも、バッハの影響、そこからの脱却、独自の対位法、などなど多くの興味深い面が聞き取れることだろう。
 テレマンの演奏で高い評価を得ているハノーバーの団体、ムジカ・アルテ・リパの演奏で。

録音:1996年2、11月 ボン



  

903 19716
(SACD Hybrid)
\3100
《シューマニアーナ〜チェロとピアノのための作品集》
 シューマン:
  1) 幻想小曲集Op.73, 2) 夕べの歌,
  3) 民謡風の5つの小品Op.102, 4) 心の悲しみ,
  5) お前に捧げる歌, 6) 3つのロマンスOp.94,
  7) 歌人の慰め, 8) たそがれ,
  9) アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70, 10) 月の夜
グィド・シーフェン(チェロ),
マルクス・クロイル(ピアノ),
 グィド・シーフェンによる集中力の高いチェロの響き
 グィド・シーフェンは1968年に生まれ、モーリス・ジャンドロンに学びました。1990年にチャイコフスキー・コンクールに入賞して以来、室内楽作品を中心に高い評価を得ており、「ライン - ジーク室内楽フェスティバル」の芸術監督なども務めています。
 彼の演奏は若々しくも、渋くロマンティックな音色で、シューマンの内省的な部分を見事に表現しています。
 ハイブリッドSACD仕様
 【録音】2016年
 

906 18006
(SACD Hybrid)
\3100
《オーディオ・プロファイル・サウンド・オヴ・MDG》
 1) ブルックナー: 交響曲第0番より 〜 ブルニエ(指揮),
 2) ショパン: 夜想曲Op.15-2 〜 レオンスカヤ(P),
 3) O・ベーム: ブラスのための六重奏曲より 〜 W・バウアー・トランペットEns,
 4) プーランク: マリー 〜 北ドイツ・フィギュラル合唱団,
 5) ジュリアーニ: セレナータOp.127より 〜 A・リーバークネヒト(Fl),
 6) アンタル・ドラティ: ディヴェルティメントより 〜 カク・ヨンヒ(Ob),
 7) J.Sバッハ: 我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよBWV.639 〜 関谷由美(P),
 8) シューマン: 交響曲第4番より 〜 ツァハリアス(指揮),
 9) ヘンデル: ソナタOp.1-2 〜 ハイコ・テル・スケヘット(Bfl),
 10) リスト: 死の舞踏より 〜 ブルニエール(指揮),
 11) ヨハネス・エッカルト: 我が心、君のために 〜 北ドイツ室内管弦楽団,
 12) H・フェルナンデス: 解き放たれた悪魔 〜 ファビオラ・ホセ(Vo),
 13) シェーンベルク: ノットゥルノ 〜 ブルニエ(指揮),
 14) ショパン: 練習曲Op.10-4 〜 H・リットナー(Fp),
 15) レーガー: おおいとしき御子 〜 北ドイツ・フィグラル合唱団,
 16) シャイデマン: Jesu, du wollst uns weisen 〜 レオ・ファン・ドゥセラール(Org),
 17) シューマン: ピアノ四重奏曲Op.47よりスケルツォ 〜 モーツァルト・ピアノ四重奏団,
 18) ポンキエッリ: ユーフォニウム協奏曲Op.155より 〜 ローランド・フレッシャー(ユーフォニウム),
 19) ソレール: ハープ・ソナタ第114番より 〜 ゴドリーヴ・シュラマ(Hp)
 20) シューベルト: ロザムンデより 〜 ダグラス・ボイド(指揮),
 21) ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ「熱情」より 〜 ジン・ジュ(P),
 22) V=ロボス: 花を分ける 〜 A・リーバークネヒト(Fl),
 23) ショスタコーヴィチ: ジャズ組曲第2番より 〜 セルマー・サックスハーモニック,
 24) シューマン: ピアノ・ソナタ第1番より 〜 ジン・ジュ(P),
 25) V=ロボス: 練習曲第1番より 〜 フランク・ブンガルテン(G),
 26) モーツァルト: ピアノ協奏曲第16番より第3楽章 〜 ツァハリアス(P),
 27) レスピーギ: バッハによる3つのコラール: ブルニエ(指揮),
 28) グランベール: イディッシュ組曲より 〜 ダニエル・クライナー(指揮)
 MD+G独自のサラウンド高音質SACDサンプラー
 MD+Gレーベルは、創設時から高音質の録音が高い評価を得ています。
 特にSACDでは独特なマイクセッティングにより、マルチチャンネル再生でリアルな空間サウンドを創り出しています。その自然なサウンドは、クラシック・ファンはもちろん、全ての音楽ファン、オーディオ・ファンにお楽しみいただけること間違いなしです。
 最新録音を含む選りすぐった28曲のダイジェストを、SACDの高音質でお届けするサンプラーです。




PLECTRA MUSIC



PL 21602
(3CD)
\6000→\5490
フランソワ・クープラン(1668-1733):
  クラヴサン曲集第3巻(1722)

   第13組曲/第14組曲(*)/第15組曲(*)/第16組曲(*)/第17組曲/第18組曲(+)
   第19組曲
デイヴィット・モロニー(チェンバロ)
カレン・フリント(チェンバロ(*))

録音:2014年11月、ザ・バーン・アット・フリントウッズ、ウィルミントン、デラウェア州、アメリカ合衆国
使用楽器:1768年、ヨハネス・グルマン製(+以外)/1627年、ヨハネス・ルッカース製(+)
 グスタフ・レオンハルト亡き後の古楽界を代表する鍵盤楽器奏者の一人、デイヴィット・モロニーが満を持して取り組むフランソワ・クープランのクラヴサン独奏全作品録音プロジェクト第3作。デイヴィット・モロニー(1950年生まれ)はスージー・ジーンズ、ケネス・ギルバート、グスタフ・レオンハルトに師事した英国の鍵盤楽器奏者・音楽学者。20年以上本拠としていたパリから2001年アメリカ合衆国に移住し、カリフォルニア大学バークレー校教授兼オルガニストを務めています。
 第14組曲の「ジュリエ」、第15組曲の「ショワジのミュゼット」および「居酒屋のミュゼット」、第16組曲の「陽気な町」ではカレン・フリントがルッカース製を弾いて二重奏に参加。

 

PL 21601
(3CD)
\6000
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601/1602-1672):
 チェンバロ作品全集 Vol.2 手稿譜で残された作品集

  [CD 1]
  ニ調の楽曲(*)
   パヴァーヌ G.94/シャンボニエールのクーラント G.147
   シャンボニエールのクーラント G.148/サラバンド G.93/クーラント G.91
   クーラントとドゥブル G.92 & G.92a/クーラント G.90
  ヘ調の楽曲(*)
   クーラント G.107/クーラント G.20/クーラント G.108/サラバンド G.118
   クーラント G.109/クーラント G.110/クーラント G.119
  ハ調の楽曲(*)
   シャンボニエールのサラバンド G.149(デイヴィット・モロニー再構成)
   シャンボニエールのクーラント G.145
   シャンボニエール氏のサラバンドとドゥブル [MRN Couperin] G.150
   サラバンドとドゥブル [Anonymous] G.150a
   サラバンドとドゥブル [Anonymous] G.150b
  イ調の楽曲(*)
   クーラント「春」G.62/クーラント G.A154/サラバンド G.26/クーラント G.137
   サラバンド G.A155/シャンボニエール氏のパッサカリア G.62
   Chambre氏のクーラント G.69
  ハ調の楽曲(+)
   アルマンド「ムーティエ」G.67/「ムーティエ」のドゥブル [Louis Couperin] G.67a
   クーラント G.78/クーラント G.79/サラバンド G.82/クーラント G.73
   クーラント G.77/クーラント G.86
  (CD 2)
  イ調の楽曲(*)
   冗談 G.135/クーラント G.136/サラバンド G.141/クーラント G.138
   サラバンド G.139/サラバンド G.140/ジーク「コケット」G.70
  ハ調の楽曲(+)
   アルマンド G.71/クーラント G.88/(別の)クーラント G.81
   サラバンド [Louis Couperin?] G.83/クーラント G.75/クーラント G.85
   ジーグ G.84
  ト調の楽曲(+)
   クーラント G.123/クーラント G.125/サラバンド G.126/クーラント G.124
   サラバンド G.127/ジーグ G.128/シャコンヌ G.129
  ホ調の楽曲(*)
   ジーグ G.106
  ニ調の楽曲(*)
   サラバンド G.61
   別のシャンボニエール(クーラント)G.152とドゥブル [La Barre?] G.152a
   クーラント・シャンボンとドゥブル [La Barre?] G.153 & 153a
   シャンボニエール氏のサラバンド G.146/サラバンド G.195
   シャンボニエール氏のカナリス [Louis Couperin?] G.151
  ヘ調の楽曲(*)
   クーラント G.114/クーラント G.111/サラバンド G.115/クーラント G.113
   サラバンド「おお、美しい庭園」とドゥブル [D'Anglebert?] G.116a
   ヴォルト G.116/ロンド G.112/サラバンド G.117
  [CD 3]
  ハ調の楽曲(+)
   アルマンド G.72/別の(クーラント)「愚かさ」G.74/クーラント G.80
   荘重なサラバンド G.34/クーラント G.74/クーラント G.87/クーラント G.89
  ヘ調の楽曲(*)
   クーラント G.A157/(クーラント)G.A158/サラバンド G.A156/性急な G.120
   (別の)性急な G.121/シャコンヌ G.122
  変ロ調の楽曲(*)
   クーラント G.142/(クーラント)G.143/サラバンド G.144
   ガイヤルドとドゥブル G.68 & 68a
  ト調の楽曲(*)
   パヴァーヌ G.134/サラバンド G.131/アルマンド「悲しむ人」G.130
   ジーグ G.132/ジーグ G.133/サラバンド G.65/ジーグ「めまい」G.66
   (メヌエット)G.A160
  ニ調の楽曲(*)
   アルマンド「可愛い女の子」G.96/クーラント G.97/クーラント G.A159
   クーラント G.98/クーラント G.104/クーラント G.100/クーラント G.101
   サラバンド G.103/クーラント G.102/クーラント G.99
   ジーグ「Bruscanbille」G.105
カレン・フリント(チェンバロ)

録音:2014年11月、2015年4月、2016年3月、ザ・バーン・アット・フリントウッズ、ウィルミントン、デラウェア州、アメリカ合衆国
使用楽器:1627年(*)、1635年(+)、ヨハネス・ルッカース製
 ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエールはフランス・クラヴサン楽派の創始者とも称されるチェンバロ(クラヴサン)奏者・作曲家・舞踏家。ルイ13世および14世の王室付き音楽家として活躍しました。
 門下からジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691)、ジャック・アルデル(1643頃-1678)を輩出、またルイ・クープラン(1626-1661)の才能を見出し彼に大きな影響を与えました。
 プレクトラ・ミュージックは既存の「シャンボニエール:クラヴサン曲集」(PL 21001)に新録音を加える形で全集化を決定。当盤では生前に出版された2巻の出版譜に収められた楽曲を収録した Vol.1(PL 21501)に続き、手稿譜で残された未出版の楽曲を集成。シャンボニエールの真作でない可能性のある楽曲も収録されています。
 カレン・フリントはオバーリン音楽院およびミシガン大学で学んだアメリカ合衆国のチェンバロ奏者。ブランディワイン・バロック(古楽アンサンブル)のアーティスティック・ディレクターであり、当レーベルの中心的音楽家です。ルッカースのオリジナル楽器2台を弾き分けています。





STRADIVARIUS


STR 37031
\2400
パスカル・ガロワ・コンダクツ・プラハ・モダーン
 ジェラール・グリゼー(1946-1998):
  タレア(または機械と雑草) [Talea (ou la machine et les herbes folles)](*)
   (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):平安 [Requies] (室内オーケストラのための)(+)
 藤倉大(1977-):ファゴット協奏曲(#)
プラハ・モダーン(*/+)
パスカル・ガロワ(指揮(*/+)、ファゴット(#))
東京都交響楽団(#)
下野竜也(指揮(#))

録音:2015年7月15日(+)、12月7日(*)、SONOレコーディング・スタジオ、プラハ、チェコ(*/+)
    2012年10月11日、世界初演ライヴ、サントリー・ホール、東京、日本(+)
前出:Minabel Records, MIN 102(#)

「現代作曲家のファゴットのための初演ならこの人」と言われるパスカル・ガロワが指揮に進出。(#)は藤倉大氏の自主レーベルからライセンスを受けた音源。

 

STR 37041
\2400
ルイージ・ダッラピッコラ(1904-1975):
  ミュリエル・クヴローのための小協奏曲
   (ピアノとオーケストラのための;1939-1941)(+)
  カンタータ「マティルデに」(ソプラノとオーケストラのための;1955)(*)
カミッロ・トーニ(1922-1993):
  ゲオルク・トラクルの「ヘリアン」
   (ソプラノとオーケストラのための5つの歌曲;1961)(*)
  ピアノとオーケストラのための変奏曲 Op.27(1946)(+)
リヴィア・ラード(ソプラノ(*))
アルド・オルヴィエート(ピアノ(+))
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
マルコ・アンジュス(指揮)
 カミッロ・トーニはシェーンベルクの影響を強く受け、ダッラピッコラらと共にイタリアにおける十二音技法の先駆者となった作曲家・ピアニスト・教育家。
 「ピアノとオーケストラのための変奏曲」は長らく紛失されたと考えられていましたが、ピアニストのアルド・オルヴィエートの尽力により発見され今回の録音に至りました。
 

STR 37046
\2400
アルベルト・カプリオーリ(1956-):ビザンチンの歌
  オードを歌う前に(ルイージ・ノーノの記念に)

   [Vor dem singenden odem - all memoria di Nono]
   (フルート/ピッコロ、クラリネット/バスクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、
   チェロとピアノのための;1990/1992)
  無伴奏ヴァイオリンのためのアンダンテ・アダージョ(2013)(+)
  ボグスワフのための3つのピアノ曲(2009)(**)
  ジル・ドゥルーズのための自由な楽曲(ヴィオラと5つの微分音楽器のための;2009)
  テンポを定めずに [Senza tempo] (ピアノのための;2007)
  ビザンチンの歌 [Aria bizantina] (器楽と7人の歌唱者の声のための;2007)
  束の間の [Fuggente]
   (メゾソプラノ、フルート/ピッコロ、クラリネット/ピッコロクラリネット、
   ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;2010-2011)(*)
モニカ・バチェッリ(メゾソプラノ(*))
カルロ・ラザーリ(ヴァイオリン(+))
マリオ・パラディン(ヴィオラ(#))
アルド・オルヴィエート(ピアノ(**))
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
アルベルト・カプリオーリ(指揮)
 

STR 37048
\2400
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):ミゼレーレ 教会音楽作品集
  前奏曲ト短調 H.528/憐みたまえ(ミゼレーレ) [Miserere] H.157
  心に留めたまえ、主よ [Recordare, Domine] H.95
  「主よ救いたまえ」への前奏曲 [Prelude pour le Domine salvum] H.535
  主が家を建てたもうにあらずば [Nisi Dominus] H.150
  序曲への前奏曲 H.520/聖母を称えるアンティフォナ H.25
  「めでたし元后」への前奏曲 [Prelude pour le Salve Regina] H.23a
  主を称えよ、すべての国々よ [Laudate Dominum, omnes gentes] H.159
  御身の庇護のもとに [Sub tuum praesidium] H.20
アンサンブル・ヴォカーレ・リチェルカーレ
 アレッサンドラ・サーバ(ソプラノ)
 カテリーナ・カルヴィ(アルト)
 ニコラ・ウズラ(カウターテナー、テノール) アレッサンドロ・ポルク(バス)
 リッカルド・レオーネ(ディレクター)
アンサンブル・ラポテオーズ
 エンリコ・ディ・フェリーチェ、サルヴァトーレ・サーヴァ(フルート)
 アッティリオ・モッツォ、エルザ・パリェッティ(ヴァイオリン)
 ジョルジョ・オッポ(ソプラノ・ヴィオル)
 マウリツィオ・レス(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
 ファビオ・ムレッドゥ(チェロ)
 フランチェスコ・ビアンコ(チェンバロ、オルガン)
イタリアの古楽演奏家によるフランス・バロック教会音楽の大家シャルパンティエの作品集。全体の指揮者については表記がございません。
 

STR 37049
\2400
ベートーヴェン(1770-1827):
  フルートとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.17
  フルートとピアノのためのソナタ変ロ長調 Op.A4
  フルートとピアノのためのセレナード ニ長調 Op.41
エンリコ・ディ・フェリーチェ(フルート)
フランチェスコ・ジャンマルコ(フォルテピアノ)

使用楽器:
 19世紀前半、ティブヴィル [Thibouville] 製(フルート)
 マクナルティ製(モデル:1803年、ヴァルター製)(フォルテピアノ)

 ベートーヴェンの Op.17はホルンとピアノのためのソナタとして出版された作品。Op.41はフルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナードから書き換えられた作品。
 Op.A4はベートーヴェンの死後に手稿譜の形で発見されたもので、1880〜1890年代の作と推定されています。
 エンリコ・ディ・フェリーチェはモダーン・フルートをマリオ・アンティロッティに、バロック・フルートをスティーヴン・プレストンに師事したイタリアのフルート奏者。前項(STR 37048)のアンサンブル・ラポテオーズにも参加しています。

 

STR 37055
\2400
J・S・バッハ(1685-1750):リュートのための4つの組曲
  リュート組曲 BWV995(ギターによる演奏)(*)
  リュート組曲 BWV996(ギターによる演奏)(+)
  リュート組曲 BWV997(ギターによる演奏)(#)
  リュート組曲 BWV1006A(ギターによる演奏)(**)
ジャコモ・コピエッロ(ギター(*))
ヴィクトル・ヴァリゼナ(ギター(+))
ミケーレ・テデスコ(ギター(#))
ジャコモ・スザーニ(ギター(**))
イタリアの名クラシックギター奏者にして名教師であるステファノ・グロンドーナがヴィチェンツァのアッリーゴ・ペドロッロ音楽院で指導した若き奏者4名が弾き分けたバッハのリュート組曲。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS


PRD 250333
\3000
ハンス・ロウバウト讃
 (1)ベルク:管弦楽のための3つの小品Op.6
 (2)ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品Op.6
 (3)シベリウス:悲しきワルツ
 (4)シベリウス:交響詩「タピオラ」Op.112
 (5)バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
(1)(2)ハンス・ロスバウト(指揮)
 南西ドイツ放送交響楽団
(3)(4)ベルリン・フィル
(5)マリア・ベルクマン&
  ハンス・ロスバウト(ピアノ)、
 ヴェルナー・グラビンガー&
  エーリヒ・ザイラー(打楽器)
 ロスバウトの名ピアニストぶりが光る強烈なバルトーク

 純正Stereo、79’ 57”

 現代音楽の旗手として名高かったオーストリアの指揮者ハンス・ロスバウト(1895-1962) の名演集。
 「Genuine Stereo」をうたっていますが、オリジナルはモノラル音源で、メインのベルク、ウェーベルン、シベリウスはDG 音源と思われます。
 このアルバムの注目はバルトークの「2 台のピアノと打楽器のためのソナタ」。何とロスバウトがピアノ演奏を披露しています。歌曲の伴奏の録音はいくつかありますが、難曲で知られるバルトーク(第2 ピアノの方)を手掛けるほどの自信が感じられます。
 2 台のピアノと各種打楽器のアンサンブルによるこの曲、ロスバウトが実質上の指揮者を務めていて、張りつめた緊張感と精密なアンサンブルでこの作品屈指の名演と言えます。



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WEITBLICK



SSS 0192
\2300→\2090
「ミュンシュ&ケルン放送響、
 1966年ステレオ・ライヴ」

  (1)フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲
  (2)リスト:ピアノ協奏曲第1番
  (3)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  (4)ルーセル:交響曲第3番
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ケルン放送交響楽団
(2)ニコル・アンリオ・シュヴァイツァー(Pf)
(3)ハンス・ユルゲン・メーリング(fl)
 ミュンシュ+ケルン放送響との一期一会の共演!完全初出!!高音質ステレオ録音!フルートが凄い!

 演奏タイミング:(1)[5:55][2:27][3:50][4:57]/(2)[5:40][4:53][4:25][4:23]/(3)[9:51]/(4)[5:34][9:34][3:11][6:27]
 録音:1966年9月30日ケルン放送 ビスマルク・ザール

 1966 年の9 月、即ち1966/1967 シーズンの開始の月、ミュンシュは多忙を極めていた。9 月上旬には、フランス国立放送響を率いて、ブザンソン国際音楽祭に参加している。さらに各地へ客演。9 月30 日には、ケルン放送響に初客演(そして最後の)し、当CDに収録のコンサートを行う。10 月にはフランス国立放送響を率いて日本ツアーを行っている。正にミュンシュの音楽的壮時と言える時期だった。
 当CDにおけるケルン放送響との演奏は、ミュンシュとドイツのオーケストラによる初のディスクとなる!良好なステレオ録音で現存していたことが有難い。
 ケルン放送響は現在に至るまで、ドイツで屈指の優秀な放送オーケストラだ。プログラムはミュンシュお馴染みの曲ばかりだが、「フルーティスト」を意識的に重用した曲目となっている。そのフルーティストは、ハンス・ユルゲン・メーリング。ケルン放送響の首席フルートを長く務めた名手である。ジャケットには辻修氏による来日時の写真を使用!(ライナー・ノートより)

 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付


<LP>


ALTUS(LP)

Altusヴァント90 年サントリーの8番!
Tahraヨッフム86 年最期の5番!
ブルックナーのステレオ・ライヴによる2大名盤が満を持しての初LP 化

 ターラレーベルを代表する名盤である86 年ヨッフム最晩年のステレオによる壮絶な5 番と、「その音楽の緻密さスイス時計のごとし」と云われる名人芸を聴かせさらに大迫力の音響で会場を圧したヴァントのアルトゥスレーベルの名盤中の名盤90 年サントリーの8 番が待望のLP化。
 ともにLP 制作が難物で有名の両曲ですが、今回も本来のLP 制作過程を忠実に実践し細心の注意をはらい作製いたしました。
 結果ステレオ感レンジ感等々大変満足のいく出来あがりで、真心をもってお勧めできる逸品となっております。

ALTLP 096/7
(2LP)
\13600+税
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ハース版)
 LP 1 A面 第1楽章
 LP 1 B面 第2楽章
 LP 2 A面 第3楽章
 LP 2 B面 第4楽章
ギュンター・ヴァント(指揮)
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
 躍動感そして天を圧する音響迫力!ヴァント神格化のとばくちに立つ記念碑的ステレオ・ライヴ。日本の聴衆に圧倒的な印象をあたえた伝説のブルックナー初LP 化。
 難物ヴァントのブルックナーのLP がここまで素晴らしい出来とは!

 ライヴ録音:1990年11月3日/サントリーホール(東京)/日本語解説付、180g 重量盤、完全限定240 セット
 

TALTLP 005/6
(2LP)
\13600+税
ブルックナー:交響曲第5番(ハース版)
 LP 1 A面 第1楽章
 LP 1 B面 第2楽章
 LP 2 A面 第3楽章
 LP 2 B面 第4楽章
オイゲン・ヨッフム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 「黄金に輝く金管、ベルベットのごとき弦」と評されたコンセルトヘボウとヨッフム晩年の壮絶ステレオ・ライヴ!高名なフィリップス盤を凌駕するとも云われるターラの86 年ライヴがついに高音質でよみがえり初LP 化

 ライヴ録音:1986年12月4日/アムステルダム/日本語解説付、180g 重量盤、完全限定240 セット 













8/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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SILKROAD MUSIC


 かつて古楽、室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークのDorian Recordings。
当レーベルは2005 年にバージニア州に拠点を構えるSONO LUMINUSレーベルに買収されました。
 下記タイトルはSONO LUMINUS レーベルからのライセンス盤で、香港のSILKROAD MUSIC レーベルから発売されたアイテムです。


SRM 037SACD
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
※LP同時発売
エリッサ・リー・コルホネン(ヴァイオリン)
 「悲嘆」〜ヴァイオリンのためのロマン
ティック・アンコール集
 (1)ショパン(ミルシテイン編曲):夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)
 (2)エルガー:愛の挨拶
 (3)ラフマニノフ(M. プレス編曲):ヴォカリーズ ホ短調
 (4)クライスラー:愛の悲しみ (5)クライスラー:昔の歌
 (6)リスト(ミルシテイン編曲):コンソレーション第3 番 変ニ長調
 (7)エンゲル(ジンバリスト編曲):貝殻
 (8)マスネ:タイスの瞑想曲
 (9)チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6
 (10)ショパン(ヴィルヘルミ編曲):夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2
 (11)ラヴェル(コハンスキ編曲):亡き王女のためのパヴァーヌ
 (12)ドビュッシー(ハイフェッツ編曲):美しい夕暮れ
 (13)ワーグナー(ヴィルヘルミ編曲):アルバムの綴り
 (14)プッチーニ(コルホネン編曲):私のお父さん〜歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
 (15)洪蘭坡(ホウ・ナンパ):哀愁
 (16)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 (17)ブラームス(ハイフェッツ編曲):コンテンプレーション Op.105-1
エリッサ・リー・コルホネン(ヴァイオリン)
ロバート・ケーニッグ(ピアノ) 
 

 生々しいほどリアルにマスタリング。コルホネンが奏でる絶美のヴァイオリン小品集がSACD ハイブリッド盤で登場!

 ヴァイオリン;ロレンツォ・ストリオーニ1787年製作
 セッション録音:1998年9月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)/DSD 70’11”

 SACD ハイブリッド盤。
 エリッサ・リー・コルホネンによるヴァイオリン名曲集。コルホネンはカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞後に一躍注目を集めたアメリカのヴァイオリニストで、フィラデルフィア管、ボストン・ポップス、ミネソタ管、ヘルシンキ・フィルなどの主要なオーケストラとの共演を果たし、現在もアメリカ国内外で活躍しております。
 「ヴァイオリンのためのロマンティック・アンコール集」と題された当アルバムは、どこか往年の巨匠の演奏を想わせる“泣きの音色” が魅力で、洗練の極致とも言える柔らかく甘美な演奏に驚かれます。
 今回のリマスタリングにより微に入り細に渡り繊細なコルホネンの演奏に陶酔できます。ヴァイオリン・ファン、オーディオ・ファンにおすすめの録音です!





バッハのヴァイオリン協奏曲第2番 から。ちょっと変わった演出ですが。
https://youtu.be/c3tqmZQh4hg
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MELODIYA



MELCD 1002442
\2200→\1990
ストラヴィンスキー、デシャトニコフ&チャイコフスキー
 ストラヴィンスキー:ペルゴレージによる組曲
 デシャトニコフ:Like the Old Organ-Grinder
 チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
 ストラヴィンスキー/ダスキン:
  《妖精のくちづけ》より ディヴェルティメント
 デシャトニコフ:子供たちのディスコ
エイレン・プリチン(ヴァイオリン)
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
 プリチンとゲニューシャスのデュオ!

 2011年の第14回チャイコフスキー国際コンクールで特別賞(聴衆賞)、2014年のロン・ティボー国際コンクールでグランプリに輝いたヴァオリニスト、エイレン・プリチンと、2010年の第16回ショパン国際ピアノ・コンクール、2015年の第15回チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞したピアニスト、ルーカス・ゲニューシャスが共演!
 ストラヴィンスキー、デシャトニコフとチャイコフスキーのロシアン・プログラムで、次世代を担う2人のロシアの若き盟主たちが才能の火花を散らします!

 2016年の録音。ディジパック仕様。
 

MELCD 1002436
\2200
チャイコフスキー:16の子供の歌 Op.54 グリンカ合唱学校少年合唱団
ウラディミール・ベグレツォフ(指揮)
アレクセイ・ゴリボル(ピアノ)
 チャイコフスキーの生誕125周年を記念して2015年にレコーディングが行われた歌曲集「16の子供のための歌 Op.54」。演奏はロシア、サンクトペテルブルクの名門、グリンカ合唱学校少年合唱団。

 2015年の録音。ディジパック仕様。
 

MELCD 1002432
(2CD)
\4400
デシャトニコフ:歌劇《ローゼンタールの子供》 アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団、他
 レニングラード音楽院で作曲を学んだウクライナのハリコフ出身の音楽家、レオニード・デシャトニコフ(1955−)。2幕のオペラ「ローゼンタールの子供(The Children of Rosenthal)」は、2005年にボリショイ劇場で初演された代表作。

 2015年の録音。ディジパック仕様。





Seattle Symphony Media
シアトル交響楽団自主製作盤



SSM-1012
\2300→\2090
シアトル交響楽団自主製作盤
 アンリ・デュティユー 作品集

 1.ヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲「同じ和音の上に」(2002)
  オーボエ、ハープシコード、コントラバス、
   パーカッションのための「引用」(1990)
 2.アルデブルク 85
 3.ジャヌカンからジャン・アランへ
 4.瞬間の神秘(1989)
  音色、空間、運動(1978)
 5.環状星雲
 6.インタールード
 7.星運
アウグスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)…1
メアリー・リンチ(オーボエ)…2.3
マハン・エスファハニ(クラヴサン)…2.3
ジョーダン・アンダーソン(コントラバス)…2.3
チェスター・イングランダー(ツィンバロン)…4
シアトル交響楽団
ルドヴィク・モルロー(指揮)
 前作のヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(SSM-1007)で第58回グラミー賞「ベストクラシカル・インストゥルメンタル・ソロ」部門を受賞したモルローとシアトル交響楽団(ヴァイオリンはハーデリッヒ)によるデュティユーの第3集は、同じくハーデリッヒのソロによる「同じ和音の上に」を含む4つの作品集。
 アンネ=ゾフィー・ムターのために作曲された「同じ和音の上に」は小さな音列が少しずつ変化しながら、最初はピチカートでひそやかに、少しずつ盛り上がっていくという手法の音楽。
 一応“夜想曲”と銘打たれていますが、癒しの効果は全くなく、どちらかというとエキサイティングな作品です。もちろんヴァイオリンの妙技も存分に楽しめます。
 様々な響きが美しい「2つの引用」、ツィンバロンの幽玄な音色が印象的な「瞬間の神秘」、初期作品の「音色、空間、運動」とどれも興味深い音響に満ちています。

  録音:2016年3月22日…1 2015年11月9日…2.3 2016年4月22日…4 2016年4月28.30日…5-7 ワシントン ベナヨラ・ホール




TOCCATA


TOCC-258
\2300
フランソワ・クープラン:2台のハープシコードのための作品集 第2集
 1.王宮のコンセール 第4番 ホ短調:第7番 フォルラーヌ(2台ハープシコード版)/
 2-10.諸国の人々 第1集「フランス人」(2台ハープシコード版)/
 11.クラヴサン曲集 第2巻 第9組曲‐2台のクラヴサンによるアルマンド/
 12-13.クラヴサン曲集 第3巻 第15組曲 より(2台ハープシコード版)
  <ジョワジのミュゼット/居酒屋のミュゼット>/
 14-23.諸国の人々 第3集「神聖ローマ帝国の人々」(2台ハープシコード版)
   ※1-10.14…初録音
ヨッヒェヴェド・シュヴァルツ(ハープシコード)
エマー・バックリー(ハープシコード)
録音 2013年10月6-7.13-14.20-24日、パリ、フォン・ナーゲル・ハープシコード・ワークショップ
 フランスの名門音楽一家「クープラン家」の中で最も才能に恵まれていたフランソワ・クープラン(1668-1733)。数多くのクラヴサン曲を書き、そのどれもが個性的であり、また独自の光を放っています。
 彼は自作に楽しいタイトルをつけたことでも知られ、それは様々な女性の姿であったり、ちょっとしたものであったりと、面白いものばかりです。
 この2台のハープシコードのための作品集は、第1集と同じく、通常1台のハープシコードで演奏するクープラン作品のうちの何曲かについて、クープラン自身が「2台で演奏するのが望ましい」と書き記していたという言葉を忠実に守ったもので、本来はヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音で演奏される「諸国の人々」も、チェンバロのみで演奏することで新たなニュアンスが生み出されています。

 【既発売】
  2台のハープシコードのための作品集第1集「諸国の人々」第4組曲 ピエモンテの人々 他(TOCC-203)
 

TOCC-307
\2300
バーナード・ローズ:合唱とオルガンのための作品集
 1.聖セシリアのための饗宴の歌(1975)/
 2-4.3つのアディソン讃歌(1978)
  <全てのあなたの憐れみを/主はわが牧草地/高く広々とした大空>/
 5-6.夕べのカンティクル ハ短調(1968)
  <マニフィカート/ヌンク・ディミティス>/
 7-8.チチェスターの時課(1994)
  <マニフィカート/ヌンク・ディミティス>/9.鐘(1974)/
 10.ウェストミンスターの橋を通って(1990)/
 11.あなたが話すことができるなら(1993)/
 12.ゆっくり、ゆっくり、新鮮な泉(1939)/
 13.マグダレン合唱団のためのライン(1981)/
 14-15. 2つのキャロル<キリストの幼時/祝福された女性の子守歌>/
 16.見よ、私は全てを新しくする(1997)/17.主への祈り(1957)/
 18.リリエ・アグリコラ(1980)/19.主よ、私は愛する(1957)/
 20.モーゼの律法を与える神よ(1987)/21.主の賛美(1949)
  ※7.10.11.12.13.16.18.20…初録音
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/エネ・サルメー(オルガン)
グレゴリー・ローズ(指揮)
録音 2016年2月1-3日 エストニア タリン,メソジスト教会
 CHANDOSレーベルなどに幾つか録音がある指揮者グレゴリー・ローズ。彼の父バーナードは20世紀後半のイギリスにおける優れた合唱作品の作曲家として知られています。
 このアルバムはバーナード(1916-1996)の生誕100年を記念してリリースされたもので、どの作品も英国大聖堂の伝統を継承した、控え目ながらも時に爆発的なパワーを有した素晴らしい響きを持っています。合唱を担っているのは世界的にも水準が高いことで知られるエストニア・フィルハーモニー室内合唱団。複雑なスコアをいとも容易く、また優しく歌い上げています。
 指揮はもちろんグレゴリー・ローズによるもので、世界初録音も数多く含まれた貴重な1枚です。
 

TOCC-360
\2300
ベアト・フラー:合唱とアンサンブルのための作品集
 1-6.無伴奏混声合唱のためのエニグマ I-VI
  <エニグマ I(2006)/エニグマ II(2008)/エニグマ III(2008)/
   エニグマ IV(2010)/エニグマ V(2012)/エニグマ VI(2013)>/
 7.混声合唱とアンサンブルのための「voices ‐ still」/
 8.フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
  「… cold and calm and moving」
ヘルシンキ室内合唱団/
ウーシンタ・アンサンブル/
ニルス・シュヴェッケンディーク(指揮)
 録音 2014年9月6.7.28日 フィンランド,エスポー セッロサリ
 スイスに生まれ、現在はウィーンに拠点を置く現代作曲家ベアト・フラー(1954-)の作品集。彼は人間の声の可能性を追求し、いくつかの面白い作品を書いています。レオナルド・ダ・ヴィンチのテキストを用いた「6つのエニグマ」は力強いアカペラで歌われますが、時としてロマンティックな響きを纏いながら、柔らかい感触を聴き手の耳に残していきます。古代ローマの詩人ウェルギリウスのラテン語の詩をフラー自身がドイツ語に翻訳したテキストによる「voices ‐ still」では自在なアンサンブルと声の共演が楽しめます。器楽のみの「… cold and calm and moving」はタイトルの通り冷たく静かな作品で、断続的に聞こえるハープの響きを縫って、各楽器が思い思いの歌を奏でていきます。
 


TOCC-365
\2300→\2090
エミール・タバコフ:交響曲全集 第1集
 1-5.5つのブルガリア舞曲(2011)
 <第1番:Moderato/第2番:Presto/第3番:Allegro molto/
  第4番:Moderato/第5番:Allegro molto>/
 6-8.交響曲 第8番(2007-2009)
 <第1楽章:Largo/第2楽章:Largo/第3楽章:Presto>
   ※初録音
ブルガリア国立放送交響楽団/
エミール・タバコフ(指揮)
録音 2010年6月7-10日…6-8, 2014年2月24-27日…1-5 ソフィア ブルガリア国立放送

 マーラーの交響曲全集やヴェルディのレクイエムの録音などで知られる、ブルガリアを代表する指揮者エミール・タバコフ(1947-)の自作自演による交響曲全集のシリーズが始動します。
 リヒャルト・シュトラウスやマーラーを理想とするという彼の作品は、やはり壮大であり、また人間の暗部を探っていくような執拗さを持っています。
 今のところ、彼の交響曲は9曲ありますが、ここで最初に取り上げられたのは2007年から2009年に書かれた「第8番」で、これは2つのゆったりとした楽章と激しい1つの楽章で構成された面白いもの。
 第1楽章の冒頭は確かにマーラーやショスタコーヴィチの暗さを継承していますが、全体はわかりやすく親しみ易い曲調です。
 2011年のブルガリア舞曲も懐かしいメロディに溢れた作品であり、優れた指揮者であるタバコフのサービス精神の表れといった、聞かせどころを心得た作品です。




スロヴァキア音楽財団


SF 0091-2
\2700
ヴラディミール・ゴダール(1956-):十字架
  ダリアチャンギの果樹園 [Dariachangi's Orchard]
   (オタル・チラーゼの小説による神話 ヴィオラ、チェロとオーケストラのための;1987)(*)
  光の道 [Via Lucis] (金管、弦楽と打楽器のための瞑想;1993)(+)
  おお十字架よ [O Crux] (チェロのための瞑想;1999)(#)
ヴラディーミル・メンデルスゾーン(ヴィオラ(*))
ヨゼフ・ルプターク(チェロ(*/#))
スロヴァキア放送交響楽団(*/+)
アンドルー・パロット(指揮(*))
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(+))

録音:2000年10月2日、ライヴ、ブラチスラヴァ音楽祭、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(*)
    2010年3月31日、ライヴ、スロヴァキア放送大コンサート・スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(+)
    2013年11月26日、パールフィ宮殿、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(#)

ヴラディミール・ゴダールは映画音楽の分野でも高名なスロヴァキアの作曲家。

 

SF 0094-2
\2700
イヴァン・パリーク(1936-2005):独奏ソナタ集
  フルート・ソナタ/ピアノ・ソナタ/チェロ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ
  チェロとテープのためのソナタ=カノン/オーボエ・ソナタ/クラリネット・ソナタ
  トランペット・ソナタ/ファゴット・ソナタ/ヴィオラ・ソナタ
クアサルス・アンサンブル
 アンドレア・モソルヤコヴァー(フルート)
 ディアナ・ブッファ(ピアノ)
 ヤーン・ボグダン(チェロ)
 ペテル・モソルヤク(ヴァイオリン)
 ベーラ・ホルヴァート(オーボエ)
 マルティン・モソルヤク(クラリネット)
 イストヴァーン・シケト(トランペット)
 アッティラ・ヤンコー(ファゴット)
 ペテル・ズヴィエベル(ヴィオラ)

録音:2015年6月20-21日、7月1日、ドヴォラナ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア

イヴァン・パリークはアレクサンデル・アルブレヒト(1885-1958)、アレクサンデル・モイゼス(1906-1984)他に師事したスロヴァキアの作曲家。1962年から1997年までブラチスラヴァ音楽アカデミーで教え、楽理科長(1984-1994)、学長(1994-1996)を歴任しました。

 

SF 0095-2
\2700
ボリス・レンコ(1965-):作品集
  5KA (KKKKK) (コントラバスとピアノのための)(#)
  ピアノのための夜想曲第1番ホ長調/ピアノのための夜想曲ヘ短調(ワルツ)
  兄弟の [Brotherly] (チェロとピアノのための)(**)
  シレーニャ [Silegna] (アコーディオンのための)(*)
  ピアノのための夜想曲第5番ハ長調(アレフ [Alef])(+)
  ピアノのための夜想曲第3番ホ短調(協奏曲)
  ピアノのための夜想曲第4番嬰ヘ短調(+)
  リアル・ライフ(チェロとピアノのための)(**)
  ARWA(アコーディオンのための)(*)/ピアノのためのソナティナ
  アコーディオンのための練習曲第1番/回転木馬(ピアノのための)(+)
  まったくそのとおり [Just So] (ピアノのための)
  テイク・オフ(ピアノのための)
ミキ・スクタ(ピアノ(無印))
ボリス・レンコ(アコーディオン(*)、ピアノ(+))
ダニエル・ブラノフスキー(ピアノ(#/**))
ヨゼフ・ルプターク(チェロ(**))
ヤーン・クリゴウスキー(コンントラバス(#))

録音:2015-2016年、リアル・ミュージック・ハウス・スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(有印)
    2016年、スタジオ・エリアソン、ノヴィー・ジヴォト、スロヴァキア(無印)

ボリス・レンコはジリナ音楽院、ブラチスラヴァ音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのアコーディオン奏者・作曲家。





VIVALDI−COLLECTION


VIVALDI-CD 9
\2500
ヴィヴァルディ・コレクション CD 9
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV776(*)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 RV785(+)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 RV798(#)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 RV809(++)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 RV810(**)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 RV815(+)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 RV816(##)
バルティック・バロック
 マリア・クレスチンスカヤ(ヴァイオリン(*/**)) アンドレイ・レシェチン(ヴァイオリン(+))
 アンフィーサ・カリーニナ(ヴァイオリン(#)) マリーナ・カタルジノヴァ(ヴァイオリン(++))
 アンドレイ・ペニューギン(ヴァイオリン(##))
 ソフィア・マルチゾヴァ(チェロ)
 インビ・タルム(チェンバロ(#以外)) レイヌート・テップ(チェンバロ(#))
 グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)

録音:2013-2015年
     ヴィームシ教区聖ヤコブ教会、ヴィームシ、エストニア(*/+/++)
     主の変容教会(正教)、タリン、エストニア(**)
     スウェーデン聖ミカエル教会、タリン、エストニア(#/##)
 好評のシリーズ第9弾。
 リヨムによる1974年以降に発見されたヴィヴァルディの作品にはリオム番号(RV)の751以降が与えられています。
 当商品のタイトルは「RV776-816」となっておりますが、実際にはその範囲から上記の7つのヴァイオリン・ソナタが収録されています。



<LP>

 

SILKROAD MUSIC(LP)

限定盤

SRM 037LP
(2LP)
\7200
※CD同時発売
「悲嘆」〜
 ヴァイオリンのためのロマンティック・アンコール集

 LP -1 Side A
  ・ショパン(ミルシテイン編曲):夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)
  ・エルガー:愛の挨拶 ・ラフマニノフ(M. プレス編曲):ヴォカリーズ ホ短調
  ・クライスラー:愛の悲しみ
 LP-1 Side B
  ・クライスラー:昔の歌
  ・リスト(ミルシテイン編曲):コンソレーション第3番 変ニ長調
  ・エンゲル(ジンバリスト編曲):貝殻 ・マスネ:タイスの瞑想曲
  ・チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6
 LP-2 Side A
  ・ショパン(ヴィルヘルミ編曲):夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2
  ・ラヴェル(コハンスキ編曲):亡き王女のためのパヴァーヌ
  ・ドビュッシー(ハイフェッツ編曲):美しい夕暮れ
  ・ワーグナー(ヴィルヘルミ編曲):アルバムの綴り
 LP-2 Side B
  ・プッチーニ(コルホネン編曲):私のお父さん〜歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
  ・洪蘭坡(ホウ・ナンパ):哀愁 ・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
  ・ブラームス(ハイフェッツ編曲):コンテンプレーション Op.105-1
エリッサ・リー・コルホネン(ヴァイオリン)
ロバート・ケーニッグ(ピアノ)
 コルホネンが奏でる絶美のヴァイオリン小品集をLP の贅沢なカッティングで聴く喜び

 ヴァイオリン;ロレンツォ・ストリオーニ1787年製作
 セッション録音:1998年9月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)/180g 重量盤、70’11”

 エリッサ・リー・コルホネンによるヴァイオリン名曲集のLP 盤。
 コルホネンはカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞後に一躍注目を集めたアメリカのヴァイオリニストで、フィラデルフィア管、ボストン・ポップス、ミネソタ管、ヘルシンキ・フィルなどの主要なオーケストラとの共演を果たし、現在もアメリカ国内外で活躍しております。
 「ヴァイオリンのためのロマンティック・アンコール集」と題された当アルバムは、どこか往年の巨匠の演奏を想わせる“泣きの音色” が魅力で、洗練の極致とも言える柔らかく甘美な演奏に驚かれます。今回のリマスタリングにより微に入り細に渡り繊細なコルホネンの演奏に陶酔できます。
 2 枚組のLPは各面20 分以内におさめた贅沢カッティングとなっております。オーディオ・ファン必聴の盤です!ドイツ・プレス、180g 重量盤。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND  SLAM



GS 2151
\2500→¥2290
ワルター/コロンビア響のブラームス第3番+第2番登場!
 ブラームス:
  (1)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
  (2)交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ワルター/コロンビア響のブラームス第3番+第2番登場!2 トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 セッション録音:(1)1960年1月11&14日/アメリカン・リージョン・ホール(ハリウッド)(2)1960年1月27&30日/アメリカン・リージョン・ホール(ハリウッド)/ステレオ
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 制作上の都合で発売が遅れておりましたワルター/コロンビア交響楽団によるブラームスの交響曲第3 番+第2 番がようやく完成しました。もちろん復刻に使用したのは2 トラック、38 センチのオープンリール・テープです。先に発売した交響曲第1 番+悲劇的序曲+大学祝典序曲(GS-2149)、交響曲第4 番+ハイドン変奏曲(GS-2150)と併せると、ステレオによるワルターのブラームスの交響曲、管弦楽曲はすべて揃うことになります。音質に関しては従来通りと申し上げれば、十分でしょう。(平林 直哉)




MEMBRAN

限定盤

600322
(10CD)
\2100

クララ・ハスキル(pf)名演奏集


Disc. 1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K.466、第24番K.491
 イーゴリ・マルケヴィチ指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団
  1960年録音

Disc. 2
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第32番K.454、第35番K.526
 アルテュール・グリュミオー(Vln)
  1956年録音

Disc. 3
モーツァルト:ピアノソナタ第10番K.330、
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573
 1954年録音
ハイドン:アンダンテと変奏曲Hob.XVII:6
 1934年録音
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲
 1960年録音

Disc. 4
シューベルト:ピアノソナタ第21番D.960
シューマン:色とりどりの小品Op.99
 1951年録音

Disc. 5
D.スカルラッティ:
 ソナタ嬰ハ短調K.247、ト短調K.2、ハ長調K.132、ト短調K.35、嬰ホ長調K.193、
 ヘ短調K.386、ヘ短調K.519、ロ長調K.322、イ短調K.87、ハ長調K.515、ヘ長調K.437
  1950年録音
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」 K. 271、
 ベルンハルト・パウムガルトナー指揮、ウィーン交響楽団
モーツァルト:ロンドK.386
 パウル・ザッハー指揮、ウィーン交響楽団
1954年録音

Disc. 6
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」 Op.47、第6番Op.30-1
 アルテュール・グリュミオー(Vln)
1957年録音

Disc. 7
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」、第4番、第1番
 アルテュール・グリュミオー(Vln)
  1957年録音

Disc. 8
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
 ヘンリー・スヴォボダ指揮、ヴィンタートゥール交響楽団
  1950年録音
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
 エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団
  1960年録音

Disc. 9
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54
 ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮、ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
  1951年録音
シューマン:子供の情景、森の情景
 1955年、1954年録音
ラヴェル:ソナチネ
 1951年録音

Disc. 10
J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲BWV.1061
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
 クララ・ハスキル、ゲザ・アンダ(pf)
 アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
  1956年録音
 
限定盤

600341
(10CD)
\2100

アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)
 ショパン作品名演奏集


Disc. 1
ショパン:
 ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」〜第13番、
 ワルツホ短調KK.IVa-15
 1953年録音

Disc. 2
 ショパン:幻想曲、3つの新しい練習曲、舟歌、子守歌
  1957年、1958年録音
 即興曲第1番、第2番、第3番、幻想即興曲
  1953年録音

Disc. 3
ショパン:ポロネーズ第1番、第2番、第3番「軍隊」、
   第4番、第5番、第6番「英雄」、第7番「幻想」
 1950年、1951年録音

Disc. 4
ショパン:24の前奏曲
 1946年録音
前奏曲嬰ハ短調Op.45

Disc. 5
ショパン:スケルツォ第1番、第2番、第3番、第4番
 1959年録音
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
 アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮、シンフォニー・オブ・ジ・エア
  1958年録音

Disc. 6
 マズルカ
 イ短調Op.68-2、
 第5番、第6番、第7番、第10番、第11番、第14番、第17番、
 第19番、第20番、第21番、第23番、第25番、第27番、第30番、
 第32番、第33番、第35番、第37番、第38番、第41番
 マズルカ ト短調Op.67-2
 マズルカ イ短調KK.IIb-4「ノートル・タン」、イ短調KK.IIb-5「エミール・ガイヤール」
  1952年、1953年録音

Disc. 7
 ショパン:バラード第1番、第2番、第3番、第4番
  1959年録音
 2つの夜想曲Op.62
  1949年録音

Disc. 8
ショパン:夜想曲第2番、第5番、第7番、第8番、第9番、
       第11番、第13番、第15番、第16番、第19番
 1949年、1950年録音

Disc. 9
 ショパン:ピアノソナタ第2番「葬送」、第3番
  1959年、1960年、1961年録音

Disc. 10
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番
  アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
  1953年録音
 ピアノ協奏曲第2番
  アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮、シンフォニー・オブ・ジ・エア
  1958年録音


<メジャー・レーベル>

DG


4796021
\2300
《ヨハン・ヨハンソン〜オルフェ》
 1) Flight From The City,
 2) A Song For Europa, 3) The Drowned World,
 4) A Deal With Chaos, 5) A Pile Of Dust,
 6) A Sparrow Alighted Upon Our Shoulder,
 7) Fragment I,
 8) By The Roes, And By The Hinds Of The Field,
 9) The Radiant City, 10) Fragment II,
 11) The Burning Mountain, 12) De Luce Et Umbra,
 13) Good Morning, Midnight,
 14) Good Night, Day, 15) Orphic Hymn
ヨハン・ヨハンソン(エレクトロニクス, オルガン, ピアノ),
Air Lyndhurst String Orchestra,
Yuki Numata Resnick(Vn),
Caleb Burhans(Vn),
Ben Russell(Va),
Clarice Jensen(Vc),
Theatre of Voices
4796322
(LP)
\3900
 ポスト・クラシカルの元祖ヨハン・ヨハンソンのDGデビュー最新作
 6年ぶりの待望の新スタジオ録音は、刺激的で臨場感あふれるサウンドを目指したものです。
 弦楽四重奏、弦楽オーケストラ、エレクトロニクス、ドローン、オルガン、ピアノ、合唱団のほか、謎の短波放送らしきものを折り込み。ヨハンソン方式によるジャンルをブレンドした前衛なスコアとして書かれています。
 「私は、単純な対位法テーマの数を使用して、2009年にこのアルバムを書き始めました。多くの異なるバリエーションを書き、これらのアイデアを再形成し、変貌させることを始めました。これらのレンダリングがゆっくりと回転し、元のバージョンは私のハードディスクの暗い隅にフェイドアウトし始めたくらい、解体、再組立の工程に時間をかけて変異しました。私の以前のアルバムの多くとは異なり、音楽を結合する概念や物語をテーマとして表出させてはいません。むしろ、音楽は勢いであり、そのフォームを待っているように見いだします」
 と、ヨハンソンは語っています。
 
479 6370
(4CD)
\4000

《It's Me〜バロック&ロマンティック・アルバム》


【CD1】《G線上のアリア〜バロックの旅》
 1) ファルコニエーリ:チャッコーナ,
 2) ヘンデル:サラバンダHWV437,
 3) オルティス:リチェルカータ第2番,
 4) ファルコニエーリ:甘美な旋律,
 5) マリーニ:3声と4声のパッサカリオ,
 6) マッテイス:昔のサラバンダあるいはチャッコーナによる様々な変奏,
 7-8) パッヘルベル:カノンとジーグ,
 9-11) テレマン:ヴァイオリン協奏曲イ短調,
 12) ヴェストホフ:鐘の模倣,
 13) マッテイス:スコットランド風ユーモアに基づくグラウンド,
 14-17) ジェミニアーニ:合奏協奏曲第5番(コレッリのソナタOp.5-5の編曲),
 18) ヴァレンテ:ナポリのガリアルダ,
 19) ファルコニエーリ:3声のパサカージェ,
 20) ルクレール:タンブラン,
 21) 作曲者不詳:グリーンスリーヴズ・トゥ・ア・グラウンド,
 22) ヴェストホフ:その壮大でかくも名声を博した戦い,
 23) ヴェストホフ:リュートの模倣,
 24) バッハ:アリア(管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より)/

【CD2】《ヴィヴァルディ:協奏曲集》
 ヴィヴァルディ:
  1-3) 協奏曲 二長調 RV234「不安」,
  4-6) 協奏曲 ホ短調 RV273(オリジナル版),
  7) トリオ・ソナタ 二短調 Op.1-12, RV.63「ラ・フォリア」,
  8-10) 協奏曲 変ホ長調Op.8-5. RV.253「海の嵐」,
  11) 歌劇『救われたアンドロメダ』よりアリア「太陽はしばしば」,
  12-15) 協奏曲二短調Op.3-11, RV.565,
  16) 協奏曲ヘ長調RV.295よりラルゲット/

【CD3】
 メンデルスゾーン:
  1-3) ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64(1844年初稿版),
  4-7) 弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20(1832年改訂版),
  8) 魔女の歌 Op.8-8, 9) ズライカ Op.34-4,
  10) 歌の翼に Op.34-2,
  11) ヴェネツィアの舟歌 Op.57-5, 12) 別れて Op.9-6/

【CD4】《ヨーゼフ・ヨアヒムを称えて》
 ブルッフ:1) ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26,
 2) クララ・シューマン:ロマンスOp.22-1,
 3) ブラームス:F.A.E.ソナタ〜スケルツォ ハ短調,
 4) ヨアヒム:ロマンスOp.2-1,
 5) ブラームス:ハンガリー狂詩曲第1番ト短調,
 6) ヨアヒム:ノットゥルノOp.12,
 7) ブラームス:ハンガリー狂詩曲第5番ト短調,
 8) シューベルト:水の上で歌うD.774,
 9) ブラームス:2つの歌曲Op.91〜聖なる子守歌,
 10) ドヴォルザーク:ユモレスク第7番変ト長調Op.101-7
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン, ヴィオラ)/
ヨーロッパ室内管弦楽団[CD1-3]/
ヨーロッパ室内管弦楽団員(CD3)/
セバスティアン・クナウアー(ピアノ:CD3)/
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮:CD3)/
サカリ・オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(CD4)
多彩なレパートリーによるダニエル・ホープの名演集

名手ダニエル・ホープの今を知る素晴らしいBOXの登場です。バロックからポップス、映画音楽と幅広いレパートリーを持つ彼の名演のなかから選ばれた4枚のアルバムは、CD1はバロックの小品集、CD2はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲、CD3はメンデルスゾーンの協奏曲と弦楽八重奏曲、そして歌曲編曲集、CD4はブラームスの親友でもあったヨアヒムにまつわる作品集と、多彩なレパートリーを堪能できます。
 【録音】2006〜2010年
 

479 6702 \2300
《スノーデン 〜 オリジナル・サウンドトラック》
 1) Hotel Mira, 2) Whatever Happened To Paradise?,
 3) Burden Of Truth, 4) SD Cards,
 5) Hawaii Guitar Theme, 6) Running Out Of Time,
 7) After All. Three Hops To Anyone,
 8) Happiness Montage, 9) Ed Copies Data,
 10) Telling Lindsay, 11) Download To Rubik,
 12) Secret Downloading, 13) Ed Is On TV,
 14) Snowden Moscow Variation,
クレイグ・アームストロング(ピアノ),
ロンドン・シンフォニエッタ, メトロ・ヴォイセズ, 他
 国家の秘密を暴いた事実を描いたオリバー・ストーン監督の映画最新作
 極秘の通信監視プログラム「PRISM」を用いてアメリカ国家安全保障局(NSA)が国民の個人情報を秘密裏に収集していたことを暴露して時の人となり、2015年2月にはドキュメンタリー作品がアカデミー賞を受賞した元NSA職員のエドワード・スノーデン氏を題材にした映画「SNOWDEN(スノーデン)」。
 政府の腐敗や欺瞞を描くことで知られるオリバー・ストーン監督による最新作。様々な映画音楽を作曲するクレイグ・アームストロングとアダム・ピーターズが、この作品の音楽を担当しています。



 

DECCA

483 0814
\1700
《フアン・ディエゴ・フローレス〜アルティメット・コレクション》
 1) ドニゼッティ:歌劇『連隊の娘』より
    「ああ! 友よ、何と、おめでたい日なんだ!」,
 2) ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』より「もう一度見つけだすと誓う」,
 3) ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」,
 4) オッフェンバック:喜歌劇『美しきエレーヌ』より「イダ山の上で」,
 5) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「女心の歌」,
 6) ベッリーニ:歌劇『清教徒』より「いとしい乙女よ、あなたに愛を」,
 7) プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「フィレンツェは花咲く木のように」,
 8) マスネ:歌劇『ウェルテル』より「春風よ、なぜ私を目覚ますのか」,
 9) ラロ:歌劇『イスの王様』より
    「この番人たちは花嫁大事とばかり、説得されぬとあれば」,
 10) グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「エウリディーチェを失って」,
 11) J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア,
 12) フランク:天使の糧,
 13) アダン:オー・ホーリー・ナイト,
 14) ラシェル:アリベデルチ・ローマ,
 15) アマポーラ
フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)
 比類なきリリック・テナー15年間の足取り
 「颯爽としたテノール、ベルカント・オペラの王」とニューヨーク・タイムズで絶賛される1973年、ペルー生まれのフアン・ディエゴ・フローレス。1996年、ペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルで、抜きんでたテクニックと張りのある美しい声を披露し、衝撃的なデビューを飾ってからすでに20年。
 このアルバムは、そんな彼の2001年から2014年までの15年間の足跡を辿る1枚です。
 ラロの「イスの王」からのアリアと「アヴェ・マリア」「アマポーラ」の3曲は新録音。年を追うごとに少しずつ声に深みが加わるものの、美しさはデビュー当時から全く変わることなく、比類ない高音域も全く衰えをみせることがありません。
 現在でも卓越したリリック・テナーとして活躍する彼は、慈善活動も積極的に行い、ペルー国内での最高の栄誉である「The Gran Cruz de la Orden del Sol del Peru」も受賞、ますますその活動が注目されています。

 【録音】2001-2014年 [Tr: 9, 11, 15は、新録音]
 

479 6448
\2300
《マティアス・アルフマン〜バレエ・ジュネス》
マティアス・アルフマンによるリワーク:
 1) チャイコフスキーの「くるみ割り人形」,
 2) プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」,
 3) ストラヴィンスキーの「火の鳥」,
 4) ビゼーの「カルメン」,
 5) ハチャトゥリアンの「剣の舞い」,
 6) プロコフィエフの「ピーターと狼」,
 7) チャイコフスキーの「白鳥の湖」,
 8) ラヴェルの「ダフニスとクロエ」,
 9) ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」,
 10) チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」,
 11) ホルストの「ルアー(誘惑)」,
 12) サティの「ジムノペディ」,
 13) アルフマンの「夢」,
 14) プロコフィエフの「ピーターと狼」,
 15) ハチャトゥリアンの「剣の舞い」(Featuring Schorsch Kamerun),
 16) アルフマンの「夢」(Featuring Kele Okereke),
 17) プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」(Featuring KRS-One)
マティアス・アルフマン(エレクトロニクス、他)、
ドイツ・バーベルスベルク・フィルムオーケストラ、他
479 6449
〔デラックス盤〕
\3200
479 6450
(2LP)
\4800
Recomposedによるヒップホップとの融合

 DGのRecomposedシリーズなどで、欧米で人気を誇るポスト・クラシカル及びヒップホップ・プロデューサーのマティアス・アルフマン。彼の野心的な目標は、古典的バレエとヒップホップを融合したダンス・ミュージックでした。
 クラシックのバレエを中心とした有名曲と、ポップス、レゲエ、ヒップホップなどの多様なジャンルとコードを結合。さらにアフリカ出身の女性歌手ワンジールーによる、英語、フランス語、スワヒリ語の神秘的な唄声を組み合わせ、リメイクしていきます。
 これらの音楽は、哲学的遺産、芸術、知的な議論に対し、ジャンルとの間の障壁を壊したように感じられるはずです。 それはすべてが完全に魅力的なものとしてラジカルに仕上がった、最先端の音楽なのでしょう。

◆CD Deluxe ⇒ デジ・スリーヴ・パッケージに 36ページのブックレット入り(収録曲は通常版と同じです) 



L'Oiseau-Lyre

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《オワゾリール〜中世&ルネッサンス・レコーディングズ》
4788104(50CD)\18000→\16990


 中世・ルネッサンス音楽研究の成果による重要な録音

 「オワゾリール・レーベル」は、現代イギリスにおいて古楽復興の発展に寄与した重要なレーベルです。
 オーストラリア出身の女性が1932年にパリで興した出版社のレコード部門としてスタートしましたが、1953年からはデッカの協力で制作を行なうようになり、1973年からはデッカ傘下の古楽専門のレーベルとして新たに「フロリレジウム」シリーズをたちあげ発展を遂げ、現在に至ります。
 特に中世音楽では、ロンドン中世アンサンブル、ルネッサンス音楽ではアントニー・ルーリー率いるコンソート・オブ・ミュージック、そしてバロックから古典派音楽ではクリストファー・ホグウッド&アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)が、オリジナル奏法による古楽器演奏でバロック音楽と古典派音楽から現代の作品にいたるまで、作曲家各々の音楽の在り方を研究&実践してきました。
 研究結果という博物館的なものとしてではなく、その音楽は生き生きとした感覚に満ちたものです。
 今回のボックスは、中世・ルネッサンス音楽の代表的な、そして様々な結果の研究としての貴重な録音50枚を収録したもので、CD-12, 16, 17, 18, 35, 44は、初CD化となります。
 各ディスクは、オリジナル・ジャケット・デザインによる紙ジャケットに収納。
 200ページのブックレットには、この時代の音楽について、録音について、このレーベルの歴史について記載の予定(欧文のみ)。
 なお、歌詞対訳は付属しませんが、歌詞はオンラインでの提供となります(欧文のみ)。
 ボックスの仕様は、これまでのオワゾリール・50枚組ボックスと同様となります。


限定盤
4788104
(50CD)
\18000→\16990

《オワゾリール〜中世&ルネッサンス・レコーディングズ》


《収録予定曲》

【CD1】《グレゴリオ聖歌集(聖週間の音楽)》
1) 『枝の主日の行列式における聖歌』よりアンティフォナ「ダヴィドの子にホザンナ」,
2) 『枝の主日のミサにおける聖歌』より
 イントロイトゥス「主よ、御身の救いを」, キリエ, グラドゥアーレ「御身わが右手をとりたまい」,
 サンクトゥス, アニュス・デイ,
3) 『聖木曜日のミサにおける聖歌』よりイントロイトゥス「されどわれらは」, キリエ,
4) 『聖金曜日のミサにおける聖歌』より
 第1レスポンソリウム「主よ、われらは御身の言葉を」, レスポンソリウム付きイムヌス「真実なる十字架/舌よ、歌え」,
5) 『復活の祝日前夜』よりグローリア, アレルヤ, トラクトゥス「アレルヤ、主をほめ讃えよ」,
6) 復活の祝日前夜の典礼劇 〜スコラ・アンティクヮ [録音]1985, 1987年/

【CD2】《中世世俗歌曲集〜悪魔の歌》
1) シュゼ:ローマの貴人(あてびと)プロフィリアスは,
2) シュゼ:私の姿は たとえてみれば枯木,
3) シュゼ:ピュタゴラス、ユバル、オルペウスは,
4) サンシューレ:幾度も私はあきれてしまう,
5) サンシューレ:このうららかな 美わしい季節に,
6) サンシューレ:ここを逃がれて行こう,
7) グイド:神よ守らせたまえ この歌をよく歌う者を,
8) グイド:さてこそすべては もうなりゆきまかせ,
9) サンレーシュ:旋律ゆたかなハープを,
10) サンシューレ:待っていれば 希望が慰めてくれる,
11) サンシューレ:私をただながめ みつめているあの人は,
12) オリヴィエ:たとえれば、私の心は痛ましい殉教者としてここに眠る,
13) ガリオ:運を天にまかせ、危険と知りつつ跳び込んだので,
14) ガリオ:とろけるような日々を、待ち望めば,
15) 作者不詳:川にかこまれたアルビオンで,
16) 作者不詳:私はもう すべての力を失ってしまったが 〜ロンドン中世アンサンブル[録音]1982年/

【CD3】《カルミナ・ブラーナ》
1) ギデオンの麦打ち場に, 2) 人よ、いかにして救われるか見よ,
3) 見よ、敬虔が地下で眠るを, 4) その名が「祭り」から発している, 5) かつては嘆きを知らぬ身が,
6) 私にください、お店のお方, 7) かつて、大汗のヘラクレスが, 8) 敵意をあおりたてると,
9) やさしい大地, 10) フェブスは黄金の車に乗って, 11) エピキュロスは高らかに叫ぶ,
12) 朝ぼらけ、野良に出た, 13) 時は冬,
14) 今は歓びの時 〜 フィリップ・ピケット(指揮)ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1986年/

【CD4】《モンセラート修道院の巡礼歌と踊り》
1) おお、ここに輝く乙女よ, 2) 星よ、陽の光のように輝いて, 3) 処女を称えましょう,
4) 玉笏を持つ輝ける女王よ, 5) 七つの歓びをあらためて数えてみましょう, 6) われらすべて,
7) 天界の女王よ, 8) 母なるマリアを, 9) 悦びの都の女帝よ,
10) 死に向ってわれらは急ぐ 〜フィリップ・ピケット(指揮)ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1990年/

【CD5】《愚か者の祭り》
1) 第1晩課, 2) 聖務日課からの音楽, 3) 大聖堂の入口での酒宴,
4) ロバと酒飲みと博打うちたちのミサ, 5) 聖務日課からの音楽,
6) 第2晩課 より 杖の儀式, 7) 祝宴, 8) 行列式 〜
フィリップ・ピケット(指揮)ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1990年/

【CD6-7】《サンチャゴへの巡礼》
1) カンティガ「聖母様によく仕える者は」,
2) モテトゥス「ベリアルは狡猾なるもの」,
3) モテトゥス「主は墓よりよみがえりたまいぬ」,
4) カンティガ「たいしたことではない」,
5) モテトゥス「輝かしき家系より生まれたる」,
6) コンドゥクトゥス・モテトゥス「アルファに、牛に」, 7) 4つのプランクトゥス,
8) セクエンツァ「心地よく良き言葉を」, 9) トロープス「神の小羊/良き生活の規範」,
10) モテトゥス「ファ・ファ・ミ・ファ」「ウト・レ・ミ・ウト」, 11) 一族の父,
12) カンティガ「聖母マリアは喜んで」, 13) コンドゥクトゥス「毎年なされる祝典が」,
14) カンティガ「星が船乗りを導くように」, 15) コンドゥクトゥス「不滅なる栄光の王に」,
16) カンティガ「聖母マリアは責められない」「聖母マリアに焦がれて」,
17) コンドゥクトゥス「われら喜ばしき一団は」, 18) カンティガ「神のみ母」,
19) コンドゥクトゥス「全キリスト教徒はともに喜ばんことを」,
20) 7つのカンティガス・デ・アミーゴ, 21) 巡礼歌「一族の父」〜
フィリップ・ピケット(指揮)ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1989年/

【CD8】《マショー:2つのレ》
マショー:1) 泉のレ, 2) 慰めのレ 〜 ロンドン中世アンサンブル[録音]1982年/

【CD9】《最後の吟遊詩人》
ヴォルケンシュタイン:
1) 良い生まれの高貴な男が(単旋律), 2) 良い生まれの高貴な男が(複旋律),
3) 高みに引きあげてくださるお方よ, 4) 楽しげに、優しく、愛らしく, 5) 五月はすばらしいもので,
6) 五月はすばらしいもので(演奏), 7) しゃんとしろ、狩りの仲間たち(演奏),
8) 美しい我が心の君よ(演奏), 9) 陽気に騒ごう, 10) ああ、憧れの苦しみと,
11) 起きなさい、マレデル, 12) ひどい人ね, 13) さあ起きなさい、愛しい人,
14) さあ起きなさい、愛しい人(演奏), 15) そら行け,
16) ベルベル地方とアラビアを通り 〜フィリップ・ピケット(指揮)ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1994年/

【CD10-11】《オケゲム:世俗音楽全集》
1) 1)口には笑みを湛え, 2)妾は あの方に捨てられ, 3)恋の相手を変えたのなら,
4)まことの苦しみが訪れようとするとき, 5)他の人のことなど,
6)ほとんど死んでいるともいえるほどに傷ついた私は, 7)わが姫君 こよなく心を惹きつける愛しい人よ,
8)不実な者たちが, 9)死よ、そなたは矢で傷つけてしまった, 10)ただあなたのお姿を、見失うだけで,
11)私が悩んでいることを, 12)あなたの恋の手習いは, 13) いまはもう、ただ死を心待ちにするよりほかに,
14) 去年のある日、すれ違ったとき, 15) あの人が、私を想うてくれるかどうかは分らぬが,
16) おお、美しいバラよ, 17) まこと優しい心で, 18) 妾は悲しいのです(3声版),
19) 不幸が私を襲い, 20) もし、あなたの心が, 21) どんな生き方をしているのかと、お尋ねですか(コルゴーナ作),
22) どんな生き方をしているのかと、お尋ねですか(オケゲム編曲版),
23) 妾は悲しいのです(4声版), 24) 恋するお人から離れているのは, 25) フランスの国びとよ,
26) きみよ、別れ給え, 27) 他の男のものになったからには, 28) あなたは 間違いもなくもうひとりのヴェーヌス,
29) されば私に接吻を はげしく, 30) 私があの方に、約束したことをのぞけば 〜
 ロンドン中世アンサンブル[録音]1981年/

【CD12】《ペルージャ:世俗歌曲集》
1) その日がいつか来るのでしょうか, 2) わが愛する奥方様, 3) 陽の光の中を, 4) 貞淑な奥方様,
5) 並ぶもののない奥方様, 6) 私には救いが何ひとつ見つからない, 7) 良い結果を期待していたのに,
8) 私には関係ない, 9) もし私が運命の女神のことを嘆くなら, 10) 比類なく美しい方よ,
11) ああ、お慈悲を, 12) 愛のわなからもはや解き放たれて〜
 ロンドン中世アンサンブル[録音]1978年/

【CD13】《中世トルバドゥール、トルヴェールの愛の歌》
1) ボルネイユ:栄光の王,
2) モー:夫はとても嫉妬深くて,
3) リュデル:5月、陽が長くなる時,
4) ブリュレ:やるせない、悲しみと不安でいっぱいだ,
5) バタール:真の愛は私に希望を与え,
6) ヴェンタドルン:雲雀が喜びのあまり,
7) 作者不詳:可愛いヨランツが部屋に坐って,
8) ディア伯夫人:嫌なことも歌わなければ,
9) ナヴァール王シャンパーニュ:神はペリカンのよう,
10) フルニヴァル:愛された時愛しませんでした,
11) ボルネイユ:もし助言を求めたら,
12) ファイディト:何とつらいことだろう 〜 キャサリン・ボット(ソプラノ)[録音]1995年/

【CD14】《デュファイ:世俗音楽集》
1) 月は五月、いざ楽しもう、心も軽く,
2) 私がただ怖れたのは、よこしまな者たち,
3) 私の顔が蒼ざめているのは, 4) 心に痛みを抱くこの私, 5) あなたの美しい眼差ゆえに,
6) さあ 友だちよ、目を覚まそうよ, 7) 私の、気高くも、美しい人よ, 8) 苦しみにあえいで、もう久しい,
9) 燃えるような眼差しが、恋人よ, 10) ああ、いつの日にあなたに会えるだろうか,
11) 私は心をこめ、思いをこらして, 12) コンスタンチノポリスの聖母教会の歎き,
13) さあ、友だちよ、目を覚まそうよ, 14) 私を囚われの身とした、あの人故に,
15) 気高い恋人たちよ、そなたたちの間で, 16) 数知れぬ挨拶を、あなたに,
17) 哀れにも、わが身をかこつ, 18) 限りなく苦しい、辛い想いの中で,
19) とても優しい恋人よ、お願いですから, 20) 美しい乙女は、塔の下に坐り,
21) ポルトガル, 22) 待ちましょう、あなたに私の想いを,
23) さようなら、ランの美きかの酒よ, 24) かくも激しく、身に迫り来るわが痛みは,
25) 美しい人よ, 情をかけてほしい,
26) まこと隠れもない貴公子の名を称え 〜 ロンドン中世アンサンブル[録音]1980年/

【CD15】《ジョスカン・デプレ:ミサ曲集》
1) ミサ・ディ・ダディ, 2) ミサ「フザン・ルグレ」〜 ロンドン中世アンサンブル[録音]1984年/

【CD16】《ジョスカン・デプレ:世俗音楽集》
1) 夫は私を侮辱した, 2) この貧しい托鉢修道士 - われはあわれなり,
3) 私の愛しい女はあらゆるすぐれた才にたけ, 4) 以前、運命の女神は,
5) 美しい乙女は塔の下に座り, 6) 私は…, 7) 奥様、あなた以外には - 平安に,
8) ただそれだけ, 9) もうとてもできない…, 10) ああ、マリオンが,
11) 茂みのかげで、朝, 12) あなたに会うと, 13) 死にあたって - 御身、み母なること示したまえ,
14) ラ・ベルナルディーナ, 15) 絶望的な運命の女神, 16) いとしい方を失ったら,
17) ああ、奥様…, 18) 最高のうちでも最高のひと, 19) 奥様、ああ, 20) ジョスカンのファンタジー,
21) 私はもの思いに沈んだ,
22) 川のほとりの茂みのかげで… 〜
 ロンドン中世アンサンブル[録音]1984年/

【CD17】《イザーク:シャンソン、フロットラ、リート集》
1) お前、身持ちが, 2) ある日、朝方, 3) わが胸のうちの悩みを, 4) ああ、私の心は,
5) 嫉妬を最初に見つけた者は, 6) 私は恋におち, 7) 私は安楽には暮らせない, 8) 従僕,
9) 父さん私に夫をくれた, 10) たっぷり飲んで, 11) 奥様、あなたの家の中には,
12) 手に負えない運命の女神よ, 13) これほど美しく立派な女神たちは, 14) 今や五月,
15) 半鐘, 16) 私にはしあわせな日など, 17) ラ・モルラ, 18) お百姓に娘がいた,
19) おお、情熱に燃えるヴィーナス, 20) インスブルックよ、さようなら, 21) 楽しいふし,
22) これはほんとに驚いた, 23) 山と深い谷の間に, 24) 朝早く起きてみると, 25) 犬,
26) こぼし屋、けんか屋、すすりあげ 〜 ロンドン中世アンサンブル[録音]1983年/

【CD18】《トロンボンチーノ:フロットラ集》
1) アヴェ・マリア, 2) たとえ今、炎を払いのけられなくとも, 3) どうすべきか,
4) 私の大きな炎に水は役立たぬ, 5) 心おきなく行くがいい、深刻な溜息よ, 6) 戦いへ、戦いへ,
7) そう、糸はか細い, 8) 美しき処女(おとめ)よ, 9) アヴェ・マリア, 10) さあ、はいか、いいえか,
11) たとえ天が, 12) 断固として続けて行こう, 13) 今、大空も, 14) 愛の神アモールは眠っていた,
15) さらば女神よ、さらば心安けく, 16) 美しき処女(おとめ)よ 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1983年/

【CD19-21】《シャンソニエ・コルディフォルム(ハート形のシャンソン集)》
1) コルディフォルム:今はもう悲しくて、ああ!と叫ぶばかり,
2) 同:神様はよくご存知,
3) デュファイ:黄金のように美しく気高い聖母マリアよ,
4) ペディンガム:優しき奥方、どうか私を拾てないで,
5) コルディフォルム:美わしい装いの清らかな泉よ,
6) 同:ああ、さすらう光よ、ああ、きらめく星よ,
7) ペディンガム:おお 美しきバラよ、おお優しき我が心の君よ,
8) コルディフォルム:清く、気高く、すべてを備えたお嬢様,
9) 同:私の大事な真珠、おお優しき恋人よ,
10) 同:死よ、お慈悲を,
11) 同:命を終えてしまいたいの, 12) 同:ああ、さすらう光よ、ああ、きらめく星よ,
13) 同:おお、恋する哀れな男たちよ,
14) コルディフォルム:悲しみに落とされた男のように,
15) レジス:もし私があなたのものとなるのがお気に召すなら,
16) コルディフォルム:先日 ある朝のこと,
17) 同:私の銘は愛神に決めた,
18) オケゲム:去年のある日すれ違った時,
19) ギゼゲム:私の愛しい女はあらゆる優れた才にたけ,
20) ビュノワ:私の喜びは無いというのも愚かなこと,
21) デュファイ:あなたの評判、そしてあなたの高い名声は,
22) カロン:望むなら金十万エキュ也を, 23) モートン:あなたを想い焦がれて私は死ぬ,
24) バルバンガン:私は快楽に見放された男,
25) モートン:私は今持っている以上のものをいつか持てるのだろうか,
26) デュファイ:ありがたいご褒美をいただいた僕として,
27) バンスネ:運命の女神よ、そなたの虐い仕打ちで,
28) ビュノワ:安らかに死ねる恵みなどあるのだろうか,
29) コルディフォルム:悲しみにくれる女のように,
30) フライ:姿が見られぬようにただ一人離れて,
31) オケゲム:口には笑みを湛え、胸の中では泣いている姿,
32) ベディンガム:私のただ一つの悦び、私の心にしみる楽しみ,
33) コルディフォルム:想い乱れて涙にくれ 口は嘆きの声を洩らす,
34) 同:誠恋する者たちを喜ばせる、誠の愛の神よ,
35) 同:ああ、私にはとても口に出す勇気がない,
36) 同:今私は恋を失ってしまった,
37) コルディフォルム:若い日の希望よ、さようならと私は言う,
38) コルディフォルム:私は本当に好運に恵まれていない,
39) 同:力を尽してあなたに気に入られるようにしたい,
40) 同:ああ、いつかもっと大きな喜びが持てるだろうか,
41) 同:訣れを告げる日のことを想えば, 42) あなたほどの方を私はまだ見たこともない,
43) コルディフォルム:あの美しい女のことを お知らせください 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1979年/

【CD22】《15世紀イギリス世俗歌曲集》
ベディンガム:
1) 私のまことの喜びよ,
2) おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ,
3) 有難いご褒美をいただいた僕(しもべ)として,
4) 私の心の喜びよ, 5) あなたに会わずにはいられません, 6) ああ、運命の女神よ,
7) 愛の手紙よ、私を悲しませるあの女に言ってくれ,
ダンスタブル:8) いとしいひとが私を嫌って,
9) 哀れな殉教者となって、病み疲れた私, 10) 心からのお願いをどうぞお聞きください,
11) おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ,
フライ:12) ああ、ああ、と私は繰り返すばかり,
13) ウォルター・フライ, 14) 私の記憶にはこんなに深く刻まれている,
15) 姿が見られぬように、ただひとりはなれて 〜 ロンドン中世アンサンブル[録音]1983年/

【CD23】
1) ラッスス:聖ペテロの涙,
2) マリーニ:エルミニアの涙 〜
  アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1982, 1978年/

【CD24】ホルボーン:パヴァンとガリアード集(1599) 〜
 ギルドホール・ウェイツ, コンソート・オブ・ミュージック[録音]1979年/

【CD25】《スサート:舞曲集》
1)「モリスク」〜ファンファーレ(ピケット編),
2) パッセ・メディオ(パッサメッゾ/ルプリーズ「ル・パンニュ」,
3)ベルジュレット「サン・ロシュ(聖ロッコ)」/ルプリーズ,
4) ロンド1「何故」, 5) 同2「娘っこがおりました」, 6) 同3, 7) 同4, 8) 同5(ヴォー・ビストゥ),
9) 同6/サルタレッロ, 10) 同11, 11) ベルジュレット「これはどこから」/ルプリーズ,
12) ヘラクレスの踊り/マドリガルによる, 13) ド・ポスト(あとから), 14) 4つのブランル,
15) ファゴ(束), 16) ホーボーケンダンス, 17) バス・ダンス「私の望みは」/ルプリーズ「心はしあわせ」,
18) アルマンジュ1(アルマンド)/ルクープ, 19) 同2, 20) 同3, 21) 同5, 22) 同6, 23) 同7,
24) 同8/ルクープ/テノールとディスカントによるもう一つのルクープ,
25) ベルジュレット(ラ・ブロス), 26) パヴァーヌ「ラ・バターユ(戦い)」,
27) 同「はかり知れぬ悲しみ」, 28) ガイヤルド2, 29) 同11, 30) 同9, 31) 同4, 32) 同7,
33) 同10「1000デュカ」, 34) 同3, 35) 同15「すべて」, 36) 王の踊り/ルプリーズ,
37) 道化のアントレ(入場), 38) モリスク(ムーア人の女)〜
  ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1991年/

【CD26】《音楽の競演1600》
1) ホルボーン:私の悲しげな妖精,
2) マーティン:おまえの心を変えろ,
3) ヘイルズ:おお目よ、もう泣くな, 4) 作者不詳:行け、私の羊たちよ,
5) 作者不詳:おお、いとしい生命よ、それはいつのことになるだろう,
6) バチュラー:自分の信念を述べると,
7) テシエ:木陰の多い森の中で,
ダウランド:8) 華やげる宮廷から遠く, 9) きみよ、それほど嫌いなら, 10) 暗やみにぼくは住みたい,
ゲドロン:11) 言葉と沈黙, 12) 限りなく私の生命を苦しめるこの思い,
13) 幸福が命ずるままに,
作者不詳:
14) 愛の神は弓も持たずに行ってしまった, 15) 昨夜見た夢,
16) おまえの目は愛のみを, 17) メーリ:私を死なせようと,
18) カッチーニ:死なねばならぬのか?,
19) カッチーニ:アマリリうるわし,
20) 作者不詳星よりも美しく 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1977年/

【CD27】《ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻》
1) 歌って楽しみなさい, 2) 見つめなければ私は死なないが, 3) 行け、わがため息よ,
4) とてもいとしいわが命のひとよ, 5) ああ、痛ましい喜び,
6) いとしい方よ、愛の甘い「ああ」という言葉は, 7) いとしいひとの目に宿り,
8) もし私の悲しみがあなたを悲しませるのなら, 9) わが心の命であるまなざしよ,
10) 命のひとから離れる者は, 11) 情けをと私は泣きながら叫ぶのだが,
12) ああ、お前たちはあまりにもしあわせ, 13) 恋人たちよ、競い合って急ぎなさい,
14) 美しい目をふきなさい,
15) お前は私を殺す, 16) ああ、美しい胸を覆ってほしい, 17) 悲しく涙もろい私の気質に(第1部),
18) けれど、私を死へと導く(第2部), 19) ああ、暗い日よ,
20) もしお前が逃げるなら,
21) あなたを愛しています、私の生命よ 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1983年/

【CD28】《モーリー:エアとマドリガル集》
1)「オリアーナの勝利」〜起きよ、目覚めよ, 2)「マドリガル集第4巻」〜泉のほとりで,
3)「バレット第1集」〜いや、いや、ナイジェッラ, 4) 同〜ひとりで歌いながら,
5)「エア、またはリュート歌曲第1集」〜愛する人とともに, 6) 同〜いとしい人よ,
7)「5声、または6声のカンツォネッタ集」〜とどまれ、心よ,
8)「2声のカンツォネッタ集」〜火と稲妻, 9)「バレット第1集」〜フィリスよ、よろこんで死のう,
10)「オリアーナの勝利」〜水晶の泉のほとり, 11)「マドリガル集第4巻」〜すべての場所で,
12)「カンツォネッタ第2集」〜おお哀しみよ、蕾の上にさえ,
13)「エア、またはリュート歌曲第1集」〜不在よ、わが抗議の声を聞け,
14)「3声のカンツォネッタ集」〜深い悲しみ,
15)「エア、またはリュート歌曲第1集」〜眠れ、まどろんでいる目よ,
16)「5声、または6声のカンツォネッタ集」〜聴け、アレルヤの歌声 〜
アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1982年/

【CD29】《ウィルビー:マドリガル集》
1) 泣け、私の目よ, 2) 女よ、私は薔薇の芽生えを見る, 3) 私のクロリスが晴れやかに語る,
4) さらば、優しいアマリリス, 5) 死ね、不運な男よ, 6) 女よ、お前の言葉は私を悩ます,
7) ああ、何とみじめな命, 8) 女よ、私は薔薇の芽生えを見る, 9) 私の惨めな命をいつ死に譲ろうか,
10) かつて私は喜びと甘美な痛みを歌った, 11) 私の咽喉は爛れ,
12) 恐るべき、見よ、私の悲しい最後を, 13) まだ若いと君はいい, 14) なぜお前は射つのか,
15) 愛らしい蜜蜂よ, 16) 優しい人よ, 17) 大いなる快楽に生き, 18) あわれな男よ,
19) 嘆かずに、泣かずに, 20) 訪れよ甘い夜, 21) 色男コリュドーンよ,
22) そっと滴れ、我が目よ 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1982年/

【CD30】
G・ガブリエリ:シンフォニア・サクレ第2集
 アンドルー・パロット(指揮)タヴァナー合唱団, ロンドン・コルネット&サックバット・アンサンブル[録音]1977年/

【CD31】
コプラリオ:歌曲集「葬儀の涙」とファンタジア 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1978年/

【CD32】《ギボンズ:マドリガル&モテット集》
1) しろがねの白鳥は, 2) 当世の博識な詩人なら,
3) 私は運命の女神の興, 4) 私は戦のどよめきにおののかず,
5) 私は巧名心が満たされぬことを識る, 6) 私は好まぬところに友好を装わず,
7) お前は囚われの身か, 8) 喜びよさらば, 9) 美しい篭の小鳥,
10) 恋に捕われた愛しい女, 11) あまたの貞女のなかに,
12) 五月の花咲く堤に, 13) かつての魅惑的なレイは老い,
14) 人生とは何か, 15) 愛しい女よ、なぜ去るのか, 16) 薔薇は麗しいが,
17) 否、私は泣こう, 18) 陽は偽りの光をもって, 19) 歳が彼の髪を白く冠そうとも,
20) 若い者よ、容貌を過信するなかれ 〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1982年/

【CD33】《エリザベス1世時代の音楽》
1) ホルボーン:父の後継者,
2) バード:アマリリスは妖精の女王のように,
3) ファーナビー:古いスパニョレッタ,
4) ブル:女王のガリアード,
5) マレンツィオ:私はあらゆる不運から去らねばならない,
6) ウィールクス:草原の妖精が誘っている,
7) ジョンソン:フラット・パヴァンとガリアード,
8) ウィールクス:かわいい子、起きなさい,
9) ウィールクス:歓待してくれ、甘い快感,
10) ジョンソン編:グリーンスリーヴズ,
11) レイヴンズクロフト:明日は町にきつねが来る,
12) ブル:スペインのパヴァン,
13) ブル:警鐘,
14) ブル:戦い,
15) ホルボーン:とてもかわいい子,
16) バード:この世にはない幸福の中で,
17) ホルボーン:ガリアード,
18) ホルボーン:夜番,
19) ホルボーン:遺言書,
20) ホルボーン:ティンターネル,
21) 作者不詳:マーティンが下男に言った,
22) 作者不詳:裏をかかれた騎士 〜
 クリストファー・ホグウッド(指揮) エンシェント室内管弦楽団[録音]1978年/

【CD34】《バード:詩篇歌、ソネット、悲嘆と憐憫の歌》
1) 第1曲詩篇第55番「おお、神よ 私に耳をかして」,
2) 第5曲詩篇第13番「主よ、いつまでお忘れになるのですか」,
3) ソネットとパストラール〜第17曲「もし女性たちが愛らしく、愚かでなかったら」,
4) 同〜第19曲「尊い君主たちの愉しみは何?」,
5) 同〜第22曲「ラッパが鳴り響く戦場は」,
6) 同〜第26曲「良縁は正直で心からの尊敬が作る」,
7) 悲嘆と憐憫の歌〜第28曲「世界はすべて海のよう」,
8) 同〜第29曲「美しいスザンナが、時に悩まされるのは」, 9) 同〜第31曲「心を気遣え、最高の価値の物が」,
10) 同〜第32曲「おやすみ、おやすみ」,
11) あの高貴なジェントルマン、ナイト爵フィリップ・シドニー卿のための葬送歌〜
 第34曲「悲しみよ、永遠にわれに来たれ」,
12) 同〜第35曲「おお、希有の胸、透明で率直なそれを通じて」〜
 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1982年/

【CD35】《バード:ヴィオールのためのコンソート集》
1) 5声のプレリュードとグラウンド, 2) 5声のイン・ノミネ(第4番),
3) 4声のファンタジア(第1番), 4) 5声のブラウニング, 5) 4声のファンタジア(第2番),
6) 5声のイン・ノミネ(第2番), 7) 6声のファンタジア(第3番), 8) 6声のパヴァンとガリアード,
9) 3声のファンタジア(第2番), 10) 5声のファンタジア, 11) 4声のイン・ノミネ(第1番),
12) 4声のイン・ノミネ(第2番), 13) 救世主キリスト(4声),
14) 6声のファンタジア(第2番) トレヴァー・ジョーンズ&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1980年/

【CD36】《バード:「マイ・レディ・ネヴェルス・ブック」より》
1) 第4パヴァーヌ, 2) 第4パヴァーヌのためのガリアード,
3) この道を通りゆく人は (ネヴェル夫人のために) , 4) 戦い,
5) セリンガーのラウンド, 6) ムッシュのアルメイン, 7) ヒュー・アシュトンのグラウンド,
8) ガリアード・ジーグ, 9) 第2グラウンド, 10) 第5パヴァーヌ,
11) 第5パヴァーヌのためのガリアード, 12) 御者の笛, 13) ヴォランタリー,
14) ネヴェル夫人のグラウンド, 15) ネヴェル夫人のためヴォランタリー,
16) 人影のない森を散歩しませんか,
17) あなたとウォルシンガムに 〜 
 クリストファー・ホグウッド(ハープシコード)[録音]1975年/

【CD37】《カズンズ・リュート・ブック》
1) 作者不詳:マール・シームス,
2) ロビンソン:スペイン風パヴァーヌ,
3) 作者不詳:ジョン、来て、すぐキスして,
4) ダウランド:ファンシー,
5) 同:涙のパヴァーヌ,
6) 同:蛙のガリアード,
7) バチェラー:パヴァーヌとガリアード,
8) 作者不詳:プレリュード第6番,
9) ローレンツィーニ:ファンタジア,
10) ロマーニ:エチュード,
11) ダニエル:ミストレス・アンネ・グレネ・ハー・リーヴス・ビー・グリーネ,
12) 作者不詳:パヴァーヌ,
13) スミス:2つのガリアード,
14) ホリス:ジョン・ブルンデヴィレの最後の別れ 〜アントニー・ルーリー(リュート)[録音]1975年/

【CD38-39】《フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック》
 ファーナビー:1) ファンタジア, 2) 陰鬱なパヴァーヌ,
 作者不詳:3) 僕の受けた悲しみを, 4) アルマンド - アイルランドのダンプ - ウォトキンズ・エール,
5) バード:ジーグ, 6) イングロット:木々は緑,
フィリップス:7) ジュリオ・ロマーノのアマリッリ, 8) ガリアルダ・パッサメッツォ,
9) ピーアソン:アルマンド - 桜草 - 落ち葉,
10) ファーナビー:タワー・ヒル - マスク - 玩具, フィリップス:11) パヴァーヌ, 12) ガイヤルド』,
13) マンデイ:ロビン, 14) 作者不詳:ノエル氏のガリヤルド,
ファーナビー:
15) ファーナビーの夢, 16) 彼の安らぎ, 17) ファーナビーの自惚れ, 18) 彼のユーモア,
バード:19) ジョンが来て私にキスを, 20) 女王のアルマンド,
ブル:21) イン・ノミネ, 22) ファンタジア,
23) フィリップス:パジェットのパヴァーヌとガイヤルド,
バード:24) 喜びのパヴァーヌとガイヤルド,
25) ヴォルタ - アルマンド - ウルジーズ・ワイルド - カリーノ・カストゥラメ - ヴォルタ,
26) ティスドール:クレメント・コットンのパヴァーヌ,
27) ファーナビー:別れの辛さ 〜
 クリストファー・ホグウッド(オルガン、ハープシコード、スピネット、ヴァージナル)[録音]1981年/

【CD40】《フレスコバルディ:トッカータ集第1巻より》
1) トッカータ第7番, 2) バッレット第1番〜コルレンテ/パッサカリア,
3) フォッリーアの旋律によるパルティータ, 4) バッレット第2番〜コルレンテ,
5) パッサカリア風の100のパルティータ, 6) バッタリア(戦)によるカプリッチョ, 7) トッカータ第1番,
8) バッレット第3番〜コルレンテ/パッサカリア, 9) コルレンテ第1-4番〜バッレット/チャッコーナ,
10) ルッジェーロの旋律によるパルティータ 〜
 クリストファー・ホグウッド(ハープシコード, ヴァージナル)[録音]1981年/

【CD41】《フレスコバルディ:トッカータ集第2巻より》
1) トッカータ第1番, 2) カンツォーナ第1番, 3) 同第6番, 4) バッレットという名のアリア,
5) トッカータ第2番, 6) 同第7番, 7) 同第8番, 8) カンツォーナ第4番, 9) ガリアルダ第1-5番,
10) フレスコバルダという名のアリア〜 クリストファー・ホグウッド(ハープシコード, ヴァージナル)[録音]1981年/

【CD42】《モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4巻》
1) ああ、つらい別れ, 2) わが心のひとよ、あなたを見ると, 3) わが心よ、おまえは死なないのか,
4) 星に対して彼は打ち明けた, 5) 愛するひとが優しく, 6) 愛するお方、ゆるして下さい,
7) あなたは私の心のひとですから, 8) 澄みきった輝く瞳よ, 9) 私の心の中の傷,
10) あなたは、私のもとから去ったが,
11) この輝く目の一瞥で, 12) ああ、もしあなたが「ああ」という言葉を聞いて,
13) 私は若い娘, 14) とても甘美に歌うあの小鳥は, 15) もう戦いはやめて、慈悲を,
16) こうして死にたいものだ, 17) いたましい心よ, 18) わが心の魂よ,
19) わが心のひとよ、あなたから遠く離れて,
20) あのひとは泣き、ため息をついた 〜 アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1984年/

【CD43】《愛の対話》
1) バートレット:私の愛しい人はどこへ,
2) フェッラボスコ:残酷な美しいニンフよ,
3) フェッラボスコ:残酷な美しいニンフよ, 4) モーリー:この闇夜を,
5) フォード:甘い胸を閉ざさないで,
6) ローズ:キスのダイアローグ「あなたの楽しみの中から」,
7) ローズ:時と巡礼のダイアローグ「私は野を行く一人の老人」,
8) ガリアーノ:凛々しい羊飼いよ, 9) ディンディア:私の涙の洪水で,
10) フェッラーリ:フィレノとリデォイアのダイアローグ「恋に落ちなさい」,
11) フェッラーリ:恋人たちよ、教えて上げましょう,
12) フォンティ:神様がお救い下さいますように、羊飼いよ,
13) モンテヴェルディ:凛々しい羊飼いよ 〜
エマ・カークビー(ソプラノ), マーティン・ヒル(テノール), アントニー・ルーリー(リュート),
トレヴァー・ジョーンズ(バス・ヴィオール), アリソン・クラム(バス・ヴィオール)[録音]1979年/

【CD44】《ウィリアム・ローズ:ヴァイオリンとヴィオールのための組曲集》
1) 組曲第3番イ短調, 2) 組曲第8番ニ長調, 3) 組曲第2番ト長調, 4) 組曲第3番イ短調,
5) 組曲第1番ト短調, 6) 組曲第8番ニ長調 〜 コンソート・オブ・ミュージック[録音]1978年/

【CD45】《キャラクター・ソング集》
1) メイナード:世界の12の不思議,
2) キャンピオン:ジャックとジョーン,
3) ヒューム:タバコ、タバコ,
4) 作者不詳:嘆き,
5) ・作者不詳:暗闇は私の喜び, 6) 作者不詳:オウ、レット・アス・ハウル,
7) ラヴェンスクロフト:彼方から紳士的な騎士がやってくる,
8) 作者不詳:結婚しようよ, 9) 作者不詳:何がお気に召さなかったのですか?,
10) パーソンズ:ジョーンはジョンと言った 〜アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック[録音]1978年/

【CD46】《ダウランド:リュート歌曲集第1巻》
1) 騒ぎ立つ思いよ, 2) 愛に望みを託す者, 3) わが思いには希望の翼,
4) もしぼくの嘆きが, 5) ぼくの受けた苦しみを, 6) 今こそは別れねば, 7) いとしい人よ、もし君が,
8) 噴きこぼれよ、わが涙, 9) 行け透明な涙よ, 10) 眠ったふりをしているきみよ,
11) おいで、さあ かわいい人, 12) しばし休んでおくれ無情の心労よ, 13) 眠れ、定まらぬ思いよ,
14) きみたち、愛と運命に, 15) つれない人、ぼくの心を奪って, 16) ぼくの思いこみが,
17) さあ、もういちど愛が呼んでいる, 18) 彼の金髪も, 19) めざめよ愛、追放は終わった,
20) 来たれ、重い眠り,
21) 去れ、自己愛の若者たちよ 〜アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック[録音]1976年/

【CD47】《ダウランド:ラクリメ(涙のパヴァーヌ)》
1) 昔の涙, 2) 新・昔の涙, 3) ため息の涙, 4) 悲しみの涙, 5) 偽りの涙, 6) 愛の涙,
7) 真実の涙, 8) ジョン・ラントン氏のパヴァーヌ, 9) ニコラス・グリッフィス氏のガイヤルド,
10) ジョン・スルーチ卿のガイヤルド, 11) いつも悲しむダウランド, 12) ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド,
13) デンマーク王のガイヤルド, 14) ヘンリー・アンプトン卿の葬送, 15) ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド,
16) エセックス伯のガイヤルド, 17) バクトン氏のガイヤルド, 18) ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド,
19) ディゴリー・パイパー船長のガイヤルド, 20) トマス・コリエル氏のガイヤルド,
21) ニコラス夫人のアルマンド 〜
  アントニー・ルーリー&コンソート・オブ・ミュージック[録音]1976年/

【CD48】《プレトリウス:テルプシコーレ舞曲集》
1) パッサメッツォ - ガイヤルド, 2) ブーレ, 3) 燭台のブランル,
4) ブランル・サンプル - ブランル・ゲ - ブランル・ドゥブル, 5) 村のブランル, 6) フィルー,
7) 魔法使いのバレー - 王女のバレー - バレー - 王女のバレー,
8) バレー - バッカナールのバレー - 水夫のバレー - 鶏のバレー, 9) 燭台のブランル,
10) スペインのパヴァーヌ - スパニョレッタ, 11) コルネットのためのパッサメッツォ,
12) クーラント - ヴェストロウ - クーラント - 戦争のクーラント, 13) サラバンド,
14) 太鼓のヴォルト - ヴォルト - ヴォルト - ヴォルト, 15) 4つのヴォルト 〜
  ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1985年/

【CD49】《森と海の悦楽〜ポジリポ1620年》
1) シンフォニア・アンティカ, 2) ニンフと羊飼いのカンツォネッタ, 3) スパニョレッタ,
4) 幸運、時、名声、羨望の歌, 5) ガリアルダ, 6) セイレーンの歌, 7) ガリアルダ,
8) サテュロスと猿の踊り, 9) 羊飼いたちの下山, 10) ヴィーナスの歌, 11) ファンファーレ,
12) 白鳥の踊り, 13) パンの神と森のニンフの歌, 14) サテュロスと猿の踊り,
15) ガリアルダ・ファルサ, 16) 愛の神の歌, 17) 騎士たちの踊り 〜
 ニュー・ロンドン・コンソート[録音]1988年/

【CD50】《ジョン・ジェンキンス:ヴィオール・コンソート集》
1) ファンタジー組曲第1番ト短調, 2) ファンタジア第6番ヘ長調,
3) ファンタジー組曲第17番ホ短調, 4) ファンタジー第8番イ短調,
5) ニューワークの包囲(エア第23番)- ガリアード(エア第24番),
6) パヴァン第51番 - エア第31番 - コラント第44番 - サラバンド第52番,
7) ファンタジー - エア(セット第4番ハ長調), 8) パヴァン第2番ト短調,
9) ファンタジー第3番ト短調, 10) ファンタジー第12番ニ長調,
11) イン・ノミネ第1番ト短調 〜
 トレヴァー・ジョーンズ&コンソート・オブ・ミュージック [録音]1981年

【主な演奏者】

《コンソート・オブ・ミュージック》
 1969年、リュート奏者のアントニー・ルーリーの主宰によってイギリスで組織された、声楽アンサンブル。エマ・カークビーをソプラノとし、イギリスとイタリアの後期ルネサンスと初期バロックの音楽を中心に多くの録音を行ない、高く評価されています。特に、ダウランドのリュート歌曲全集や、モンテヴェルディのマドリガーレ全曲などは、絶賛を博しています。なお、トレヴァー・ジョーンズ率いるヴィオール中心の器楽アンサンブルも、共に「コンソート・オブ・ミュージック」として活動しています。

《ロンドン中世アンサンブル》
 それまで古楽演奏グループがそれほど取り上げてこなかった作品の復興をめざして、ピーター・デイヴィスとティモシー・デイヴィス兄弟が1974年に設立したアンサンブル。デュファイやオケゲムのような巨匠の作品だけでなく、ユゴー・ド・ランタンやフランソワ・ルベルトゥールのような、比較的知られていない作曲家の作品も積極的に取りあげ、ブルゴーニュの宮廷やフランスの宮廷の音楽を生き生きと再
現することに成功しました。また当時のイギリスの作曲家、ダンスタブル、ペディンガム、フライ、モートンなどの作品の研究・演奏も行いました。特にデュファイの世俗音楽全集は、世界的にも高い評価を得ています。

《ニュー・ロンドン・コンソート》
 デイヴィッド・マンロウに学んだリコーダー奏者フィリップ・ピケットが、中世、ルネサンス、バロック演奏のために設立したアンサンブル。各プログラムはエンターテイメントと結合するように慎重に設計され、音楽を探求しているのが特徴です。最新の演奏研究によって、未発表、未発見の作品を再構築し、新たな光を当ててきています。 シェイクスピア時代の音楽研究も高い評価を得、ロンドンに再建されたグローブ座の座付き楽団としても演奏を行いました。

《クリストファー・ホグウッド》
 古楽復興指揮者として名高いホグウッドは、レイモンド・レッパードとサーストン・ダートなどに師事し、やがてプラハに留学してカレル大学で研究を行い、ラファエル・プヤーナやグスタフ・レオンハルトらにチェンバロ演奏を学んでいます。26歳のときにデイヴィッド・マンロウとともにロンドン古楽コンソートを創設。マンロウが亡くなった後も、このオワゾリールに、歴史的ハープシコードやスピネットなどを使用し、ルネッサンス時代の様々な重要なパートリーをとりあげました。





















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