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≪第89号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2016/9/13〜





9/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



2L


2L 127SACD
(SACD HYBRID)
\2600
ラッセ・トーレセン(1949-):
 フルートとピアノのための作品集〜名前の海

  名前の海Op.47(2012-13)(フルートとピアノのための)
  内なる対話の段階Op.9(1981)(ピアノのための)
  手のひらを広げるか、拳を握るか? Op.6(1976)
   (フルート・ソロのための)
  太陽の戯れOp.13(1983 rev.1986)(ピアノのための)
  澄みきった水の祈りOp.52 no.2(2011)(ピアノのための)
  相互作用Op.11(1981/83)(フルートとピアノのための)
マイケン・マティセン・スカウ(フルート)
トロン・スカウ(ピアノ)
 ノルウェーの民俗音楽から着想を得たトーレセンのフルート作品集

 録音:2015年9月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)/制作・録音:モッテン・リンドベルグ[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]/5.1 surround、stereo

 ラッセ・トーレセンはオスロ生まれ。グリーグの《抒情小曲集》を練習していた15 歳の時、ノルウェーの民俗音楽の編曲を試みたことから作曲を始め、作曲法を学ぶうちに出会ったファッテイン・ヴァーレンの無調ポリフォニーに強く惹かれるようになりました。
 ノルウェー国立音楽アカデミーに進みフィン・モッテンセンの下で十二音技法を学び、ユトレヒトで教えていたスイスのヴェルナー・ケーギの下で電子音楽と作曲法を修めました。トーレセンは、さまざまな国とジャンルの音楽を研究。ミュライルやグリゼーのスペクトラルミュージックとノルウェー民俗音楽の調性の間にかなり似通った点のあることにも気づいたといいます。1988 年から国立音楽アカデミーの教授。2010 年、ノルディック・ヴォイセズのために作曲した《Opus 42 − 六重唱曲》(2L075SABD)で北欧音楽委員会(NOMUS)賞を受けています。
 王立ノルウェー海軍音楽隊のフルーティスト、マイケン・マティセン・スカウ(1970-)と、フリーランスのピアニスト、トロン・スカウ(1970-)によるトーレセンの作品集。アルバム名にとられた《名前の海》は、スカウ夫妻の委嘱により作曲されたフルートとピアノのための作品です。
 すべての創造物がそうであるように、魂も、最後はその生まれたところに戻るという考えに基づいて曲名がつけられ、ヴァーレンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァを素材に選び、親しい家族の死を悼む瞑想の音楽として書かれました。
 《相互作用》では、それぞれ自由に演奏していたフルートとピアノが、互いに触発され、クライマックを築いていきます。
 《手のひらを広げるか、拳を握るか?》は、フルート・ソロの曲。フルートの音域と技巧をフルに活かし、人間関係に表れるさまざまな態度が音楽に表現されます。中間部には、ノルウェーの民俗音楽から着想を得たという、フルーティストが足でリズムをとる音が織り込まれました。
 ピアノ・ソロのための《太陽の戯れ》は、リレハンメルに近いサクスムスダーレンに住んでいた1983 年、近所に住む自然写真家トーレ・スヴェッレの作品をスライド上映する背景音楽として作曲された、民俗音楽を思わせる簡素なメロディに基づく変奏曲。
 《内なる対話の段階》では、個人的な問題が起きた時の「自分の内面」とのコミュニケーションが描かれます。《澄みきった水の祈り》は、2011 年、第13 回エドヴァルド・グリーグ国際コンペティションのピアノ部門課題曲として作曲されました。グリーグが愛した、川、小川、滝、湖、深いフィヨルド、海の「澄みきった水」を「内面浄化」の象徴としてとらえたという作品です。



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GRAPPA



GRCD 4527
\2600→\2390
ちょっととんがったあなたに
 POING
  「演奏できっこない難曲を好む習性をもった、ちょっとクールで優秀な音楽野郎ども」
  『資本とモラル』

 ジョン・レノン: 労働階級の英雄
 リレビョルン・ニルセン: 高揚*
 クルト・ワイル:宝くじ胴元の歌
 オーゲ・アレクサンデシェン: 見知らぬ奴
 リレビョルン・ニルセン: 高揚*
 ワイル: 気楽な生活のバラード
 ロニー・ポベル:Fokk Dokk
 トム・ウェイツ:アンダーグラウンド
 ビャーネ・アムダール: 砥石のワルツ
 POING:中国の子供の歌
 ワイル:ナンナの歌.アラバマ・ソング
マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ
 (ヴォーカル、ヴァイオリン、パーカッション)
POING
 ロルフ=エーリク・ニューストレム
  (サクソフォーン、ヴォーカル)
 フローデ・ハルトリ
   (アコーディオン、トロンボーン、
    パーカッション、ヴォーカル)
 ホーコン・テリーン
  (コントラバス、パーカッション、ヴォーカル)
 コーレ・クリスチャン・ヴェストルハイム
  (追加ヴォーカル)*
 ノルウェーの音楽シーンで大胆かつ革新的な活動を続けるプレーヤーたちが共演するアルバム

 録音:2015年10月 プロペラースタジオ(Propeller Studio)(オスロ、ノルウェー)/43’09

 『そして歌う…(And sing…)』(2L 2L124SABD)をリリースした、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして活躍するマヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-)。
 「演奏できっこない難曲を好む習性をもった、ちょっとクールで優秀な音楽野郎ども」のためのポートレート・アルバム『POING のために』(Aurora ACD5086)が作られた「POING」。ノルウェーの音楽シーンで大胆かつ革新的な活動を続けるプレーヤーたちが共演するアルバム『資本とモラル』のテーマは、20 世紀の資本主義がわれわれに与えたインパクト。
 ジョン・レノンの《労働階級の英雄》、ノルウェーのシンガーソングライター、リレビョルン・ニルセン(1950-)が「われわれには何もないが、あらゆるものを生み出した。船を造り、道を作り……」と歌う《高揚》、亡命を求める子供たちへの同情を歌うオーゲ・アレクサンデシェンの《見知らぬ奴》、ノルウェーのパンクロック・グループ、ロニー・ポベルの《FokkDokk》、西洋人の着る服をせっせと縫う中国の子供たちを描写するルドルフ・ニルセンと POING の《中国の子供の歌》、ドイツからアメリカに渡り、劇場のための音楽を手がけた、オペレッタ《三文オペラ》で知られるクルト・ヴァイルの《ナンナの歌》など4 つの歌、ヴァイルの音楽にも影響を受けたというアメリカのシンガーソングライター、トム・ウェイツの《アンダーグラウンド》。ラトシェと POING は、すべてのナンバーを新たな角度からとらえ、真面目な表現とユーモア・センスの共存する、独創的で力強さにあふれる歌に表現しています。
 オスロのプロペラースタジオで録音セッションが行われ、《気楽な生活のバラード》と《アラバマ・ソング》には2001 年にオスロの「Valka(Valkyrien Restaurant)」と「Josefine Visescene」で行われたコンサート・ライヴの抜粋が使われています。



POING
そのAURORAからのアルバム
AURORA
ACD 5086
\2600
POINGのために
 ヘルムート・エーリング(1961-):
  Sur POING: Prolog(POINGのために:プロローグ)
 リチャード・バレット(1959-):Ce(ll 細胞)(2011)
 パウル・ローフェンス(1949-)/POING :
  Blow Out(! 吹き飛ばせ!)(2013)*
 ヘルムート・エーリング(1961-):
  Sur POING: Epilog(POINGのために:エピローグ)
POING
 フローデ・ハルトリ(アコーディオン)
 ロルフ=エーリク・ニューストレム(サクソフォーン)
 ホーコン・テリーン(コントラバス)
 パウル・ローフェンス(ドラムズ)*
 どんな難曲でも弾きこなすトリオPOING

[Sur POING, Cell]録音:2014年1月13日-14日、3月18日 Propeller Music Division(オスロ)
[Blow Out!]録音:2013年8月14日 Cafe Mir(オスロ)(ライヴ)/61’32

 「演奏できっこない難曲を好む習性をもった、ちょっとクールで優秀な音楽野郎ども」(ラーシュ・ペッテル・ハーゲン)。

 ノルウェーのトリオ、POING は、スカンディナヴィアのコンテンポラリー・ミュージックを代表するアンサンブルのひとつです。
 アコーディオンのフローデ・ハルトリ(1975-)、サクソフォーンのロルフ=エーリク・ニューストレム(1975-)、コントラバスのホーコン・テリーン(1976-)。高い技術、ユーモア、真面目、即興性といったことで知られるPOING が、ドイツの作曲家エーリングとウェールズのバレットと長年続けてきたコラボレーションの成果を「音」にしたアルバム『POING のために』。ヘルムート・エーリング の《Sur POING》は、POING の三人とエーリングの物語を重ねる「ダブル・ポートレート」として書かれました。
 メンバーがそれぞれの楽器について語る言葉、フィールド・レコーディング、エーリングの既存の曲の「切り抜き」をコラージュ。
 「プロローグ」と「エピローグ」に分けてアルバムの初めと終わりに演奏されます。ウェールズの作曲家リチャード・バレット は、POING のメンバーが1990 年代から「ヒーロー」とみなしていたというひとり。破壊活動に長けた「革命細胞」を特に意識したとされる《Cell(細胞)》は、POING の委嘱により作られました。
 「作曲と即興」の継ぎ目の見えない音楽が繰り広げられます。極めてエネルギッシュな自由即興による《Blow Out!(吹き飛ばせ!)》は、「伝説のドラマー」と呼ばれるドイツのパウル・ローフェンス Paul Lovens との「ブラインドデート」から生まれました。オスロのカフェで行われたフェスティヴァルのライヴ録音です。




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HMF

HMC 902249
\2700→\2490
カルミニョーラ、ハルモニアムンディ初登場!
 ベイエとのヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲集

 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 RV 507
 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 529
 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 RV 510
 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 RV 505
 ・4人の協奏曲 ニ短調 RV 127
 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 527
 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV 513
ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン)
リ・インコーニティ
 
 アマンディーヌ・ベイエ最新盤はカルミニョーラをゲストに迎えてのヴィヴァルディの協奏曲集

 録音:2016年2月2-6日、Pontifico Istituto de Musica Sacra, Sala, Roma

 フランス・バロック・シーンをしなやかに彩るヴァイオリンのアマンディーヌ・ベイエ&リ・インコーニティ。最新盤は、カルミニョーラをゲストに迎えてのヴィヴァルディの協奏曲集です。
 カルミニョーラはヴェネツィア・バロックにもとりわけ深い思い入れのある、いわずとしれた名手。すべてのパッセージ、リズムが活き活きと輝き、物憂げな旋律の絡み合いの場面では、その美しい音色に心奪われる、至高のヴィヴァルディの世界が広がっています。
 RV 507 は2 つのヴァイオリンのための協奏曲の初期作品(それまでにもヴィヴァルディは2 つのヴァイオリンが登場する協奏曲を書いてはいましたが、それらは合奏協奏曲のスタイルをとっていた)ですが、第1 ヴァイオリンの方に、華やかなパッセージや曲のしめくくりでも重要な役割を担わせるような書き方がされていますが、この録音では、随所でソリスト2 人が奏でるなど、適宜手を加えながら、自由に演奏しています。
 また、ヴィヴァルディは、このRV 507 を、当時のドイツ屈指の名ヴァイオリン奏者、ピゼンデルと共演。ピゼンデルは手稿譜に装飾音を書き入れており、この録音でも、その装飾音が採用されています。




カルミニョーラ
ARCHIVからの新録音

DG
479 2695
\2300
カルミニョーラ/バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 バッハ:
  ①ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
  ②ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
  ③2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
  ④ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056R
   (チェンバロ協奏曲第5番BWV1056からの再構成)
  ⑤ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R
   (チェンバロ協奏曲第1番BWV1052からの再構成)
ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
平崎真弓(ヴァイオリン③)
コンチェルト・ケルン

 バロック・ヴァイオリンの帝王カルミニョーラによるバッハ:ヴァイオリン協奏曲集。
 2つのヴァイオリンのための協奏曲では、コンチェルト・ケルンのコンサート・ミストレス平崎真弓が1stヴァイオリンを担当(カルミニョーラは2nd)
 原曲はヴァイオリン協奏曲とされる2曲のチェンバロ協奏曲も収録。
モダン演奏とは一味違う艶やかな時間が流れ、聴き手を瞬時にバッハが暮らした時代へタイム・トリップさせてくれる極上の一枚。

録音:2013年7月 ケルン

【ジュリアーノ・カルミニョーラ】 
 1951年イタリア、ヴェニス近郊のトレヴィーゾ生まれ。ミルシテイン、シェリングに師事。パガニーニ国際コンクール他、国際コンクール入賞歴多数。
 1978-85年フェニーチェ歌劇場管弦楽団コンサート・マスターを務める。
 モダンとバロック両方のヴァイオリン演奏、幅広いレパートリーで高く評価されるが、1980年代からバロック・ヴァイオリンの演奏や解釈の研究に取り組み、ヴェネツィア・バロックの復興に尽力している。

 ピリオド演奏のスーパースター。



でもカルミニョーラの原点はやはりこれ
DIVOXから出ていた工芸品のようなアルバム
カルミニョーラ&ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ


DIVOX
CDX 79404
\2500
ヴィヴァルディ:<四季>(ヴァイオリンのための協奏曲集)
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」<春、夏、秋、冬>op.8no.1〜4
 3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調RV551/協奏曲ニ短調RV128
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

 カルミニョーラ&ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカを世に知らしめた名盤。SONYへの再録音もあるが、この録音は今聴いても衝撃的。
 かつてこのディスク以外の四季は捨ててしまえ、と言った評論家もいた、賛否両論を巻き起こした問題作。

 少し聴いてみます??

https://youtu.be/4U1Kh1fvhZg






アマンディーヌ・ベイエ
代表的アルバム
・・・意地悪と言われるかもしれませんが、こちらも「四季」でいきましょう。

ZIGZAG
ZZT080803
(輸入盤)
\3500
海外直輸入
21世紀の鮮烈なる「四季」
「古楽にうるさい」フランスの批評誌も大絶賛
ベイエール率いる名人集団、リ・インコニーティによるヴィヴァルディ!

ヴィヴァルディ(1678〜1741):
 1. 協奏曲 ト短調 RV578a〜2挺のヴァイオリン、
  チェロ、弦楽合奏と通奏低音のための(op.3-2初期稿)
 2.ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV372「キアラ夫人に」
 3. ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV390
 4. 四つのヴァイオリン協奏曲op.8-1〜8-4『四季』
リ・インコニーティ
アマンディーヌ・ベイエ
 (バロック・ヴァイオリン)

 これはなかなか素敵な盤。優美で高雅な緊張感・・・


 リーダーは「カフェ・ツィマーマン出身」でもある南仏のスーパープレイヤー、アマンディーヌ・ベイエ、その他のメンバーは大半がイタリア人…!
 “これぞ本場の響き”なんて甘い言葉では済まされない「古楽にうるさい」フランスの批評誌も大絶賛した、リ・インコニーティの超・傑作!


 気に入らない盤は口をきわめてののしることさえ珍しくない批評地獄のフランスで、熾烈な古楽系アイテムの生き馬の目を抜くような競争をみごと勝ち抜き絶賛を博したうえ、あの『ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク』誌などは「2008年最優秀ディスク」とまで推した、『四季』の新時代決定盤のひとつ。

 さてその超・名演を体現してしまったのは、長らく気鋭集団カフェ・ツィマーマンの第2 首席だった南仏出身の情熱あふれる名手アマンディーヌ・ベイエが結成した血気盛んな名人集団、リ・インコニーティ!

 名門バーゼル・スコラ・カントルムのヴァイオリン科で重要なポジションを占めているベイエールはフランス人ですが、他のメンバーはほとんどイタリア人。そしてグループ名はヴェネツィア・バロック期の知識人サークルの名称をとってつけられたというだけあって、演奏テイストは基本的に「情熱型」。
 イギリスやオランダ、ドイツなどの古楽集団とは一味違い、歌うところは艶やかに歌い、飛ばすところは大いに飛ばす(でも乱れない!)、陶酔をさそうような緩急自在の音作りはまさに「ラテン系」というほかない天才的センスに貫かれ、およそ他の追従を許さないヴィヴァルディ解釈に仕上げてくるのです。

 「春」での犬の遠吠えをあらわす繊細な弦音、秋の躍動感あふれる狩のシーン、たたきつけるような夏の嵐と雷光、心から切なくなる冬の終楽章...歌も言葉もない音楽なのに、なんと饒舌に、なんと説得力ゆたかに四季折々の情景を描き上げてしまうのでしょう!ただ圧倒すればいい、というのではない、作品の本質をあざやかに伝える手腕あればこそ、辛口で知られるフランスの批評誌もこれほど絶賛することになったに違いありません。

 さらに嬉しいのは、『四季』のほかにヴィヴァルディの魅力満載!なヴァイオリン協奏曲が2曲も併録されているうえ、録音セッション数日前に楽譜が発見されたという「作品3−2」の初期稿(終楽章などは全然違った感じの音楽)まで聴けること。テオルボ独奏と聞き違えるほど音の揃ったピツィカートで始まるその不思議なサウンドがアルバム冒頭を飾るあたりも、実に効果的な演出になっています。いや語りだしたらキリがない盤です。




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HMU 907658
\2700→\2490
リッチマン(指)ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
 待望のガーシュウィン第2 弾
  ガーシュウィン好き狂喜の神アルバムの登場!

 ガーシュウィン:
  (1)ミュージカル「君がために歌わん」序曲
  (2)ピアノ協奏曲ヘ調
  (3)3つの前奏曲(ロイ・バーギー編オーケストラ版)
  (4)パリのアメリカ人
(2)リンカーン・マヨーガ(ピアノ)
スティーヴン・リッチマン(指揮)
ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
 録音:2014年6月22-24日/ディメンナ・センター(ニューヨーク)/DDD、56’ 19”

 「ラプソディ・イン・ブルー」をグローフェによる初演のジャズバンド版でリリース(HMU 907492) して話題になったスティーヴン・リッチマン(指)ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク待望のガーシュウィン第2 弾。

 指揮のリッチマンは、ワシントン国会図書館に所蔵されているガーシュウィンの自筆譜を研究し、その成果である「作品の書かれた20-30 年代の無駄のない非感傷的な様式」を反映させたかったと述べています。
 ミュージカル「君がために歌わん」序曲はロバート・ラッセル・ベネットが1931 年にオーケストレーションしたいわゆるオリジナル版ではなく、1934 年にガーシュウィン自身がパーソナリティを務めるラジオ番組のために本人が作った縮小版を世界初録音。
 また「パリのアメリカ人」はガーシュウィンの死後、キャンベル=ワトソンが校訂し、有名なサクソフォンのパートに手を入れている版が流布していますが、ここではガーシュウェンの原典版を復元。その結果、ナサニエル・シルクレット指揮ヴィクター交響楽団(ガーシュウィン自身がチェレスタ・パートで参加している)による1929 年の録音とソックリな響きが再現され、演奏時間が17 分を切りました。これこそがガーシュウィンの考えていたテンポで、曲の印象が大きく変わります。
 さらに嬉しいのが、ピアノ独奏曲として人気のある「3 つの前奏曲」を、ポール・ホワイトマン楽団のピアニストでアレンジャーだったロイ・バーギーがオーケストレーションしたものが世界初録音。ブルース調の第2 曲のメロディがサックスやクラリネットに受け継ぎ歌われるのが理想的な美しさで魅力が倍増しました。




大ヒットのガーシュウィンとマンシーニ・アルバムを収録
そして2016年カタログ付
それでなんとこのお値段・・・(普通だと\2700+\2700)
まだ在庫あるみたいです(2016.9.16)
HMX 2907677
(2CD+カタログ)
限定盤
\2000

ハルモニア・ムンディ2016 年版カタログ付CD
 ガーシュウィン − マンシーニ

 CD1
  ガーシュウィン(グローフェ編):
   1. ラプソディ・イン・ブルー
    (オリジナル・ジャズバンド版 1924)/
   2. アイ・ガット・リズム変奏曲
    (ガーシュウィン自身のオリジナル・スコア)/
   3. ヤンキー・ドゥードゥル・リズム/
   4. ヤンキー・ドゥードゥル・リズム
    (1909年機械吹込み録音復刻)/
   5. すてきな気持ち/6. 誰かが私を愛している/
   7. スウィート・アンド・ロウ・ダウン/
   8. 天国への階段/9. 私の彼氏/
  10. 魅惑のリズム/11. サマータイム
 CD2
  マンシーニ:『ピーター・ガン』の音楽集
   1. ピーター・ガンのテーマ/2. ソータ・ブルー/
   3.The Brothers Go to Mother's/
   4. ドリームスヴィル/
   5. セッション・アット・ピートズ・パッド/
   6. ソフト・サウンズ/7. フォールアウト/
   8. 放浪者/9. スロー・アンド・イージー/
   10. プロファウンド・ガス/
   11. ブリーフ・アンド・ブリージー/
   12.My Manne Shelly/13. ブルー・スチール/
   14. 母のためのブルース/15.Spook/
   16. ピーター・ガンのテーマ(繰り返し)
CD1
 リンカーン・マヨーガ(ピアノ)
 アル・ガロドロ
  (アルト・サックス 1,10,11、
   クラリネット 1,10、
   バス・クラリネット 1,11)
 ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
 スティーヴン・リッチマン(指揮)
CD2
 ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
 スティーヴン・リッチマン(指揮)
 ハルモニア・ムンディUSAの魅力的なアルバム2枚がカタログ付に!

 CD1録音:2006年、2007年(原盤:HMU907492) CD2録音:2012年6月(原盤:HMU907624)

 ガーシュウィンの名作「ラプソディ・イン・ブルー」はフル・オーケストラ版で親しまれていますが、初演はグローフェが突貫作業で仕上げた小編成のジャズバンド版でした。
 この版はバンジョーやもう1台のピアノも含まれてサウンド的にも興味深いのですが、あまり聴く機会がありません。ここでは嬉しいジャズバンド版による最新録音の登場です。
 さらにアイ・ガット・リズム変奏曲のガーシュウィン自身によるオーケストレーション版や、人気のソング・ナンバーをグローフェがバンド用に編曲したものまで、彼の一番聴きたい曲ばかりを1枚に収めた超魅力盤です。
 ピアノはアメリカ・ポップス界の大御所リンカーン・マヨーガで、オシャレの極み。
 また、アメリカのサックス王で、1936 年から 1965 年までホワイトマン楽団のスターだった伝説のアル・ガロドロが参加しているのも驚き。
 古き良きアメリカを最新の音で存分に味わえます。


 
 これは、魅力的なガーシュウィン・アルバム と、ヘンリー・マンシーニが音楽を手がけたアメリカで1958 年から61 年にかけて放映された私立探偵ドラマ「ピーター・ガン」のための音楽集の2枚がセットとなったカタログ付CD。
 限定盤につき完売の際はご容赦ください。




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LSO LIVE



LSO 0675
(1Blu-Ray Audio
  +5SACD HYBRID)
特別価格\4800→\4390
デイヴィス&ロンドン交響楽団、
 シベリウスがSACD+
  ブルーレイ・オーディオで登場
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団
モニカ・グロープ(Ms)、
ペーテル・マッティ(Br)
ロンドン交響合唱団男声合唱
  シベリウス:
   ・交響曲第1番ホ短調Op.39 録音:2006 年9月23-24日(ライヴ)
   ・交響曲第2番ニ長調Op.43 録音:2006 年9月27-28日(ライヴ)
   ・交響曲第3番ハ長調Op.52 録音:2003 年9月24日-10月2日(ライヴ)
   ・交響曲第4番イ短調Op.63 録音:2008 年6月29日-7月2日(ライヴ)
   ・交響曲第5番変ホ長調Op.82 録音:2003 年12月10-11日(ライヴ)
   ・交響曲第6番ニ短調Op.104 録音:2002 年9月28-29日(ライヴ)
   ・交響曲第7番ハ長調Op.105 録音:2003 年9月24日-10月2日(ライヴ)
   ・クレルヴォ交響曲Op.7 録音:2006年9月18日&10月9日(ライヴ) 
   ・交響幻想曲「ポホヨラの娘」Op.49 録音:2005 年10月
   ・交響詩「大洋の女神」Op.73 録音:2008 年6月29日&7月2日
 サー・コリン・デイヴィス&ロンドン交響楽団、シベリウスがSACD Hybrid +ブルーレイ・オーディオのセットで登場!

 サー・コリン・デイヴィス(1927-2013)は、ロンドン交響楽団と50 年以上にわたって共演した、楽団にとっても特別な指揮者でした。広大なレパートリーを演奏したデイヴィスですが、とりわけシベリウスには思い入れが深く、‘シベリウスの巨匠’ と称され、このロンドン交響楽団とのチクルスは、‘もっともすぐれたシベリウス全集の録音’ と世界中で絶賛されました。
 このたび、すべてをSACD ハイブリッド、さらにブルーレイ・オーディオにすべてを収録。あらたな次元で、デイヴィスと楽団のシベリウスを味わいつくすことができます。
 ※デジボックス仕様。それぞれのディスクはスリーブケースに収められています。



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MIRARE

MIR 312
\2700→\2490
イレーヌ・ドゥヴァル〜ポエム
 (1)プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
 (2)シマノフスキ:「神話」Op.30〜アレトゥーザの泉
 (3)ショーソン:詩曲Op.25
 (4)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
 (5)エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲Op.26
イレーヌ・ドゥヴァル(ヴァイオリン)
ピエール=イヴ・オディク(ピアノ)
 フランスから期待の新星イレーヌ・ドゥヴァル登場!

 録音:2015年11月10-12日/サル・ヴァンサン=メイエ(パリ)/74’ 00”

 イレーヌ・ドゥヴァルはフランス人の父と韓国人の母のもと1992 年に生まれたヴァイオリニスト。7 歳からヴァイオリンを始め、ジャン=ジャック・カントロフ、ローラン・ドガレイユらに師事しました。
 2015 年のフォル・ジュルネ音楽祭で来日し、容姿からは想像できない力強く渾身系の演奏で話題となりました。エルンスト作品以外、ここに収められた作品は女性的な感性があふれ出るものばかりですが、ドゥヴァルの竹を割ったような演奏で男らしいものに変貌しています。超絶技巧を要するエルンストの「魔王」が凄まじさの極み。巫女的な没入で身動きすらとれなくなる5 分を体験できます。





そのエルンストの「魔王」、映像で観ちゃいますか??
https://youtu.be/s0hq5C10qJo





TACTUS



TC 670480
(3CD/特別価格)
\5000→\4590
デラ・チャイア(1671−1755):鍵盤楽器のための作品全集(世界初録音)
 ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/
 ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番/
 オルガンのための12の主題/
 オルガンのための6つのリチェルカーレ/
 ミサ曲/牧歌
マラ・ファネッリ(チェンバロ)
オリンピオ・メドリ(オルガン)
パオロ・ファンチュラッチ(ヴォーカル)
 騎士団で活躍した"もう1人のデラ・チャイア"の鍵盤作品全集!

 聖ステファノ騎士団の一員となり、16年に及ぶ船旅に参加。騎士団の評議員や貴族の秘書、司祭、修道会の会長を務めるなど、一風変わった経歴を持つイタリアの作曲家アッツォリーノ・ベルナルディーノ・デラ・チャイア(1671−1755)。
 優れた作曲技法が刻印されたデラ・チャイアのチェンバロ、オルガンのための音楽は、17世紀末〜18世紀前半のイタリアにおける鍵盤作品の発展を物語る貴重なもの。
 コープマンから教えを受けた女流チェンバリスト、マラ・ファネッリと、フィレンツェのサン・フィリッポ・ネリ教会でオルガニストとして活躍するオリンピオ・メドリの好演が、世界初録音となる"もう1人のデラ・チャイア"の知られざる芸術を紐解いてくれる。

 ※録音:2011年11月、マッサ・フィナレゼ(モデナ、イタリア)





数少ないデラ・チャイアのアルバム
歌うはイタリアの情熱の歌姫インヴェルニッツィ!
合間に入るリュートの曲の作曲者ミケランジェロ・ガリレイはあのガリレオの弟

GCD 922903
(2CD/特別価格)
\3800
アレッサンドロ・デラ・チャイア:哀歌集
 デラ・チャイア:聖木曜日のための哀歌I
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 デラ・チャイア:聖木曜日のための哀歌II
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 デラ・チャイア:聖木曜日のための哀歌III
 アレッサンドロ・デラ・チャイア:トッカータ
 デラ・チャイア:聖金曜日のための哀歌I
 クラウディオ・サラチーニ:トッカータ
 デラ・チャイア:聖金曜日のための哀歌II
 デラ・チャイア:聖金曜日のための哀歌III
 クラウディオ・サラチーニ:トッカータ
 デラ・チャイア:聖土曜日のための哀歌I
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 デラ・チャイア:聖土曜日のための哀歌II
 ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ
 デラ・チャイア:聖土曜日のための祈祷(哀歌III)
 ヴィンチェンツォ・ベルニア:トッカータ
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
フランチェスコ・パヴァン
 (テオルボ、アーチリュート&指揮)
ラボラトリオ'600
 〔カテリーナ・ガンヌーディ
   (アルパ・ドッピア)、
  クレイグ・マルキテッリ(アーチリュート)、
  フランチェスコ・モイ(オルガン)〕
 イタリアの情熱の歌姫インヴェルニッツィ!17世紀シエナ、デラ・チャイアの哀歌を歌う。
 日本語曲目表記オビ付き!

 フィレンツェとトスカーナ地方の覇権を争い、芸術面でも中心的な役割を担ったイタリアの都市シエナ。
 イタリア古楽界の情熱の歌姫、ロベルタ・インヴェルニッツィが歌うのは、17世紀、バロック時代のシエナで誕生した聖週間の典礼ための音楽、アレッサンドロ・デラ・チャイア(c.1605−c.1670)の「哀歌集」!
 当時のシエナの貴族であり、アーチリュート奏者、作曲家であったこと、そして「哀歌集」を含む3つの曲集以外は、謎に包まれた部分が多いデラ・チャイア。
 幅広い音域、高度な技巧、卓越した表現力を求められるチャイアのソプラノ独唱のための「哀歌集」を歌う、インヴェルニッツィの劇的で、そして感情がほとばしる存在感にただただ感嘆。
 インヴェルニッツィという理想的な伝承者を得て、17世紀シエナの「哀歌」が21世紀に響く。

 ※録音:2014年10月、スタジオ・カヴァッリ(カストレッツァート、イタリア)





 


TC 881303
\2500→\2290
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882−1973)
 イタリア勢の演奏による弦楽四重奏曲、
  弦楽をテーマとした交響曲第6番

  マリピエロ:
   弦楽四重奏曲第1番《リスペットとストランボット》
   弦楽四重奏曲第8番《エリザベッタのために》
   交響曲第6番《弦楽のために》
ミーチャ弦楽四重奏団
オルケストラ・ナツィオナーレ・アルテス
アンドレア・ヴィッテロ(指揮)
 近代イタリアにおける有数のシンフォニストであり、レスピーギやカゼッラ、ピツェッティたちと共に、イタリアにおける器楽音楽の復興に尽力した「80年世代」の1人、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882−1973)。
 イタリア勢の演奏による最初と最後の弦楽四重奏曲、弦楽をテーマとした交響曲第6番は、マリピエロが20世紀のイタリア音楽、特に器楽音楽の発展に大きな影響を与えたことを再確認させてくれるプログラム。

 2013年1月&2015年9月の録音。
 

TC 950003
\2500
無伴奏ヴァイオリンのための"リライティング"
 パオロ・ジェミニアーニ:
  Gesture without motion, Metonimie
 イザイ:オブセッション
 デ・リリオ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 ディ・ロリオ:ファンタプソディ
 フレイドリン:ア・リトル・マスカレード
 ペドロ・オリべイラ:マグマ
アレッサンドロ・カッツァート(ヴァイオリン)
 イタリアのヴァイオリニスト、アレッサンドロ・カッツァートの無伴奏プログラムは、"書き換え"をテーマとしたユニークなヴァイオリン作品集。
 1本のヴァイオリン、近現代の作曲家たちの作品から、バッハをはじめとする様々な音楽、作風の断片が聴こえてくる。

 2015年11月の録音。




ALBANY


TROY 1633
\2300
ドン・ウォーカー(1941-):エミリー・ディキンソン歌曲集
 春の気紛れ陽気は(全7曲)
 エミリー・ディキンソンの4 つの詩(全4曲)
 過去の垣根より“アリア”(全2曲)
 まず貴方が飲み干すまで(全6曲)
 エミリー・ディキンソンの4つの歌曲(全4曲)
 神&エミリー(全5曲)
 いなくなった人に気づいた(全5曲)
アン・モス(ソプラノ)
カレン・ロゼナック(ピアノ)
 録音:2015年8月&9月[ 55’19]

 1941 年生まれのアメリカの作曲家ドン・ウォーカー。スタンフォード大学でリーランド・スミスに師事し文学士号を取得。このアルバムは様々な作曲家の作品にも用いられた、19 世紀世界文学史上の天才詩人と称されたアメリカの詩人エミリー・ディキンソンの詩に曲をつけた歌曲集です。愛、そして自然などを題材に独特の魅力に満ちた詩の世界を歌い上げています。
 

TROY 1635
\2300

「セレナーデ」〜ジョン・ハイス(1938-)作品集
 (1)4つの抒情小曲集/(2)ソナチネ/
 (3)フルートとチェロのための5つの小品/
 (4)室内協奏曲/(5)気まぐれ/
 (6)独白/(7)セレナーデ

フェンウィック・スミス(フルート)
(2)(5)(6)マルティン・アムリン(ピアノ)
(3)ナターシャ・ブロフスキー(チェロ)
(7)フランチスカ・フーン(ハープ)
(4)ジョン・ハイス(指揮)
 ニューイングランド音楽院現代アンサンブル
 録音:1992年〜2012年[ 53’24]

 アメリカ生まれ、作曲家、フルート奏者、指導者として活動しているジョン・ハイス。作曲をオットー・ルーニング、ヘンリー・カウエル、ダリウス・ミヨーなどに師事、フルートをNBC 交響楽団の首席奏者アーサー・ローラや、ナショナル響、セントルイス響、デトロイト響の首席奏者を歴任したアルバート・ティプトンに師事。現在はニューイングランド音楽院で後進の指導にあたっている。
 このアルバムはフルート作品集で、ピアノ伴奏を中心に、ハープやチェロ、室内アンサンブルとの共演作品を収録。現代音楽らしい無調音楽。
 

TROY 1636
\2300
トーマス・ロイド:
 合唱劇「ボンヘッファー」(世界初録音)
ザ・クロッシング(室内合唱団)
ドナルド・ナリー(指揮)
マラヴィカ・ゴッドボール(Perc)
ジョン・グレシア(Pf)
レベッカ・ハリス(Vn)
トーマス・メサ(Vc)
 録音:2005年7月 [69’37]

 ヒトラー暗殺計画に加担し、ナチスによって処刑された20 世紀を代表するルター派の牧師、ディートリヒ・ボンヘッファー。
 この合唱劇は、ボンヘッファーと、婚約者マリア・フォン・ヴェーデマイヤーの詩や手紙をベースに8 つの瞑想録と7 つの劇的場面が交互に演奏されます。アメリカ出身、ハバフォード大学教授、フィラデルフィア聖公教会の音楽監督などを務めている作曲家トーマス・ロイドによる作品。世界初録音。



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QUERSTAND



VKJK 1617
(3CD 2枚価格)
\4000→\3590
豪華演奏陣
 レーガー没後100年企画、弦楽のための室内楽作品集3枚組!
  「レーガー(1873-1916):弦楽室内楽作品集」
 CD1(VKJK1602)
  レーガー:ヴァイオリンのための室内楽
   (1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.42-1
   (2)ヴァイオリン二重奏曲 ホ短調 Op.131b-1
   (3)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.42-2
   (4)ヴァイオリン二重奏曲 イ長調 Op.131b-2
   (5)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.91-2
   (6)ヴァイオリン二重奏曲 ト短調 Op.131b-3
   (7)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.91-2
(1)キャスリーン・マイヤースコフ(Vn)
(2)(4)(6)エーリヒ・ヘーバルト(Vn)
(2)(3)サラ・グロンビツァ(Vn)
(4)ハンナ・ブルヒャルト(Vn)
(5)ダニエラ・タウバー(Vn)
(6)ヤン・ジュヨン(Vn)
(7)パク・ジェジュン(Vn)
 
 録音:2015 年11 月15、21、22 日、12月23 日 ライプツィヒ、70'06

 マックス・レーガー(1873-1916)の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとヴァイオリン二重奏曲を集めたCD。つまりどれもヴァイオリンだけで演奏されている。
 モザイク四重奏団の第1ヴァイオリン奏者として知られるエーリヒ・ヘーバルトと若手ヴァイオリニストによる演奏。へーバルトはは1956年、ウィーン生まれのヴァイオリニスト。1980-1987年、ウィーン交響楽団のコンサートマスター。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのリーダーも長く務めた。
 CD2(VKJK1603)
  レーガー&クレンゲル:チェロのための室内楽
   (1)レーガー:アリア Op.103a-3/
   (2)レーガー:カプリス Op.79e-1、小ロマンツェ Op.79e-2/
   (3)クレンゲル:3つのチェロのための小組曲〜アンダンテ,ガヴォット/
   (4)レーガー:アルバムの一葉 変ホ長調 WoO II/13/
   (5)レーガー:組曲 ト長調 Op.131c-1/
   (6)レーガー:ロマンツェ ト長調 WoO II/10/
   (7)レーガー:カプリス イ短調 WoO II/15/
   (8)レーガー:チェロ・ソナタ第4番 イ短調 Op.116/
   (9)レーガー:子守歌 ト長調 Op.79d-1/
   (10)クレンゲル:スケルツォ ニ短調 Op.6/
   (11)レーガー:
    自作歌曲に基づく小品集 Op.103c〜心の交し合い,菩提樹が花咲く時,マリアの子守歌
   (12)クレンゲル:12のチェロのための讃歌   
(1)ペーター・ブルンス(Vc)、
アンネグレート・ブルンス(Pf)
(2)ティモシー・ホピキンス(Vc)、
 田中絢子(Pf)
(3)ティモシー・ホピキンス(Vc)、
 モーリツ・クラウク(Vc)、アンジェル・レガサ(Vc)
(4)ネレア・ソロサバル(Vc)、脇みずき(Pf)
(5)モーリツ・クラウク(Vc)、アンジェル・レガサ(Vc)
(6)カルメン・ドレスラー(Vc)、脇みずき(Pf)
(7)フ・ジョンイン(Vc)、田中絢子(ピアノ)
(8)ペーター・ブルンス(Vc)、アンネグレート・ブルンス(Pf)
(9)マルタ・ビオンディ(Vc)、田中絢子(Pf)
(10)フリードリヒ・ティーレ(Vc)、田中絢子(Pf)
(11)フェルミーン・ヴィラヌエヴァ・サエンス・デ・ピパオーン(Vc)、
 脇みずき(Pf)
(12)
 ペーター・ブルンス(Vc)
 フェルミーン・ヴィラヌエヴァ・サエンス・デ・ピパオーン(Vc)、
 ダナ・ド・ヴリエ(Vc)、
 アンジェル・レガサ(Vc)
 モーリツ・クラウク(Vc)、
 マルガレーテ・フォーグラー(Vc)
 ネレア・ソロサバル(Vc)、
 ルーカス・プラーク(Vc)、
 ティモシー・ホピキンス(Vc)、
 フ・ジョンイン(Vc)、
 エリーザベト・コーガン(Vc)、
 フリードリヒ・ティーレ(Vc)、
 カルメン・ドレスラー(Vc)、
 マルタ・ビオンディ(Vc)
 録音:2015 年11 月18、19、25 日、12 月20 日 ライプツィヒ、79'58
 ドイツの名チェリスト、ペーター・ブルンスと若いチェリストたちによるレーガーとクレンゲルのチェロのための作品集。
 ユリウス・クレンゲル(1859-1933)は、1881年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェリストを務め、またゲヴァントハウス四重奏団のチェリストを務めた。
 このCDには二人の日本人ピアニストが参加していることでも注目される。田中絢子は同志社女子大学の音楽学科を卒業後、ライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽大学に留学、現在もこの地を拠点に活躍している。脇みずきは京都市立芸術大学を卒業後、デュッセルドルフを経てライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽大学で学ぶ。この二人の伴奏にもぜひ耳を傾けてほしいもの。
 CD3(VKJK1604)
  レーガー:ヴィオラのための室内楽
   (1)ピアノ三重奏曲 ロ短調 Op.2
   (2)無伴奏ヴィオラ組曲第1番 ト短調 Op.131d-1
   (3)無伴奏ヴィオラ組曲第2番 ニ短調 Op.131d-2
   (4)無伴奏ヴィオラ組曲第3番 ホ短調 Op.131d-3
(1)エーリヒ・ヘーバルト(Vn)
 タチアナ・マスレンコ(Va)
 アレクサンダー・シュマルツ(Pf)
(2)フリーデマン・ヘッカー(Va)
(3)ナッサ・ニー・ブリーアン(Va)
(4)ロネン・シフロン(Va)
 録音:2015 年11 月18、19、25 日、12 月20 日 ライプツィヒ、56'33
 レーガーによるヴィオラが用いられる作品集。ピアノ三重奏曲では、モザイク四重奏団の第1ヴァイオリン奏者として知られるエーリヒ・ヘーバルトと、ロシア出身でドイツを拠点に活躍する世界的ヴィオリスト、タチアナ・マスレンコが競演するという豪華なもの。
 3つの無伴奏ヴィオラ組曲を演奏する三人はいずれもライプツィヒ音楽大学でのマスレンコの教え子。
 
VKJK 1524
\2000
「メルヒオール・ヴルピウス:モテット集2」
 〜8声から13声のモテット集1

  喜び讃えよ/盲目の人が座っていた/
  私はあなたを讃えます、主よ/
  何を見たのか、羊飼いたちよ/紙は私たちの希望/
  父の心から生まれ/キリストの通る門が/
  神に喜び歌え/人が独りでいるのは良くない/
  良い羊飼いが蘇った/天使は羊飼いに言った/
  天におられる私たちの父よ/栄光と賛美と誉れ/
  主がシオンの囚われ人を連れ帰った時/
  たくさんの娘たちが富を携えて
カペラ・ダレミンツィア
ヴォーカルコンソート・ヴァルトハイム
ジングシューレ・ヴァルトハイム
ルネ・ミヒャエル・レーダー
 (指揮,オルガン)
 モンテヴェルディやシュッツと同時期のドイツの教会音楽作曲家ヴルピウスのモテット第2集!

 録音:2015 年7 月1-8 日 グリュンリヒテンベルク、67'30

 querstandtが進めるメルヒオール・ヴルピウス(1570頃-1615)の作品集の第2巻。第1巻はVKJK 1523(2CD)。
 第2巻では8声から13声の比較的大きな編成のモテットを集めている。ルネ・ミヒャエル・レーダーはドイツ中東部の町ヴァルトハイム(ドレスデンとライプツィヒの中間あたりの町)の教会の楽士を2002年から務めている。



<メジャー・レーベル>
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DG



479 6038
\2300→\2090
《リサ・バティアシュヴィリ/
 チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲》
  伴奏はバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリン

 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
シュターツカペレ・ベルリン
指揮:ダニエル・バレンボイム
 ”完璧”を体現した実力No.1ヴァイオリニスト、バティアシュヴィリ待望のチャイコフスキー! 
 カップリングは再録音となるシベリウス!
 1979年、ジョージア(グルジア)生まれの美人ヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリのDG4枚目。
 今回の豪華共演は現代楽壇のドン、バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリン! 
 待望のチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」との豪華すぎるカップリングはシベリウス!
 2007年のSONYデビュー盤はオラモ指揮フィンランド放送響とのシベリウスで、2008年のMIDEM AWARDSの協奏曲部門大賞を受賞した大変評価の高い名盤でしたので、今回の再録音も大変期待できます。

 【録音】2015年6月(チャイコフスキー)、2016年7月(シベリウス) ベルリン



バティアシヴィリ
勝手にその軌跡を追う。

 
 まずはEMIからソロ・デビュー盤が登場。女性ヴァイオリン・ファンの間ではひそやかに評価されていた。

Elisabeth Batiashvili-Brahms,  Bach,  Schubert: Works For Violin And Piano
EMI
CDZ5 74017 2
¥1800
ソロ・デビュー盤
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
 バッハ:無伴奏パルティータ第1番
 シューベルト:ロンド ロ短調
エリザベス・バティアシヴィリ(Vn)
ミラナ・チェルニャヴスカ(P)
 いつものカワイコちゃんジャケ買いで購入したのだが、思った以上にしっかりした演奏でびっくりした覚えがある。もう10年以上前のことになるのか・・・早い。ちなみに名前はまだ「エリザベス」。
 当時はメーカー代理店の完全なミスで「ビアタシヴィリ」と呼ばれていた。のちに国内盤でも登場した。
 店主はこれがソロ・デビュー盤だと思っているのだが、もしこれ以前にもどっかから出ていたら教えてくださいませ。


 そして気づいたらSONYに移籍。日本ではほとんど無視されたけれど、海外ではわりと派手に取り上げられてました。
 面白いので当時のコメントをそのまま載せておきましょう。

 ちなみにベートーヴェンと一緒に入っているツィンツァーゼがとっても素敵な曲。もちろん素敵な演奏。

Sibelius/Lindberg-Sibelius,  Lindberg: Violin Concertos
SONY
8869712936-2
\2200
最大の十八番
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲
リサ・バティアシヴィリ(Vn)
サカリ・オラモ指揮
フィンランド放送響
 日本での知名度はもうひとつだが、カンヌの音楽見本市MIDEMが開催する「MIDEM AWARDS」、その 2008年の協奏曲部門大賞を受賞したCDである。
 リサ・バティアシュヴィリ。
 現在20代後半。才能ある若手女性アーティストが並み居るヴァイオリンの世界で、ひときわ輝く存在。
 かなり前にEMIから「若手アーティスト発掘アルバム」を出していて、そこでも溌剌とした演奏を聴かせていた(店主はジャケ買い的購入でしたが・・・)。ただのかわいこちゃんかと思いきや、想像以上の実力派でびっくりした。
 16歳でシベリウス・コンクール2位で入賞。その後、ベルリン・フィル、ロンドン響、ロンドン・フィル、ボストン響、シカゴ響、サン・フランシスコ響、コンセルトヘボウ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、N響・・・要は世界中の主要オケと共演してきている。CDさえ出ていれば立派な大アーティスト扱い。実際今回天下のSONYがこうしたアルバムを出してきたのは、まさに「満を持して」。かわいこちゃん新人アイドルのデビュー・アルバムではないのである。
 実際一足早く聴いてみたが、数々の賞賛に値する優れた演奏。
 オラモの誠実で深いバックにも支えられ、バティアシュヴィリの知的で且つ感性豊かなヴァイオリンの音色は自由自在。ときおりまるでバロックの器楽作品のような楽しげな雰囲気に変化する。シベリウス・コンクールで第2位だったり、ベルリン・フィルとの初共演がシベリウスだったりと、彼女にとって最大の持ち歌であるこの曲で、バティアシュヴィリ、思う存分楽しんでいるのである。

 ちなみにバティアシュヴィリ、名教師アナ・チュマチェンコの生徒でもあり、ということはアラベラ・美歩・シュタインバッハーやユリア・フィッシャーと同門ということになる。おそるべし一門。
Lisa Batiashvili-Beethoven: Violin Concerto; Sulkhan Tsintsadze: Miniatures
SONY
8869733400-2
\2300
ドイツ・カンマーフィルを弾き振り!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
 ツィンツァーゼ:6つのミニアチュアーズ
リサ・バティアシヴィリ(Vn・指揮)
ドイツ・カンマーフィル、
グルジア室内管

 グルジア共和国出身、美貌の若手ヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ。
 16歳の時にシベリウス・コンクール2位入賞の実力派で、その後ベルリン・フィル、ロンドン響を始め世界中のオーケストラと共演。
 日本でだけ無名だったが、さすがにここへきてようやく日本の音楽誌も取り上げるようになり、CDショップもヨーロッパ直輸入の「シベリウス&リンドベルイ;ヴァイオリン協奏曲」を置くようになり、日本のソニーも(というか、ほんとは日本の会社か・・・)ようやく直で扱うようになった。

 そのバティアシヴィリ、SONY第2弾はなんとベートーヴェンの弾き振り。やはりこの女性、ただものではない。
 また出身国であるグルジアの作曲家ツィンツァーゼの作品を組み合わせ。


 でもSONYからも離れていきます。方向性の違いか、いやなことがあったかは知りません。
 おそらく上記ツィンツァーゼの路線を行きたかったんでしょうね。
DGではわりと好き放題やらせてくれているのかもしれません。
 2011年度レコード・アカデミー賞協奏曲部門を受賞して「ホンマかいな」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけの集中力と「聴かせたい!」という強い欲望を感じさせるアルバムでした。


DG
477 9299
\2200
リサ・バティアシュヴィリ/時の谺(こだま)
 (1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調作品99
 (2)ショスタコーヴィチ:《7つの人形の踊り》から抒情的なワルツ
  (編:タマーシュ・バティアシュヴィリ)
 (3)カンチェリ:ヴァイオリン、弦楽合奏とテープのための《V&V》
 (4)ペルト:鏡の中の鏡
 (5)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
リサ・バティアシュヴィリ(Vn)
エレーヌ・グリモー(p)(4,5)
バイエルン放送交響楽団
指揮:エサ=ペッカ・サロネン(1-3)

 どちらかというと田舎娘っぽい雰囲気で垢抜けない感じが良かったバティアシュヴィリ、いきなりDG移籍。DENONからDGに移籍してハリウッド女優のように遠い世界に行ってしまったグリモーのように、これからいきなりかっこいい大人の女性になってしまうんだろうか。
 それを予感させる第1弾、「時の谺」。グリモーさながらのコンセプト・アルバム。
 ソビエト連邦で政治的事件や抑圧によって大きな影響を受けた作曲家たちに焦点を当てた選曲。女王チュマチェンコの元で技巧と音楽性と知性を磨いたバティアシュヴィリらしいなかなか知的で、しかも感性にも訴える内容。ショスタコーヴィチで始まり、カンチェリ、ペルトをはさみつつ、最後はラフマニノフのヴォカリーズで締めるというかなり異色の配列。うーん・・・かっこいい。おっと、しかも指揮はサロネン。実は女性演奏家をサポートさせると天下一品だったりする。

録音:2010年5月6日-9日(1-3)、2010年11月27日 パリ(4,5)

 才色兼備のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリDG移籍第1弾。
 彼女自身も1991年のグルジアの動乱から家族とともにドイツに亡命していることからも興味深いアルバム。現代音楽の古典ともいえるショスタコーヴィチの傑作とラフマニノフの美しいヴォカリーズ。リサと同国であるグルジアのギヤ・カンチェリのムード溢れる「V&V」、エストニアのアルヴォ・ペルトによる崇高な「鏡の中の鏡」と20世紀全体を広範に扱ったアルバム。作曲家でもあり、現代作品の指揮に特に定評のあるサロネン指揮のバイエルン放送響、そして、ピアノはグリモーという豪華共演者も魅力的なアルバムです。

 かなりカッコいい感じになってきてます。


 そして王道回帰か、次はブラームス。
 オケ伴奏がティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン、ピアノ伴奏がアリス=紗良・オットということで、完全にDGの看板娘です。


4790086
\2200
リサ・バティアシュヴィリ/新作
 ブラームスのコンチェルトはティーレマン&
シュターツカペレ・ドレスデン!
  シューマンの伴奏は紗良・オット!

 ヨハネス・ブラームス:
  ①ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
 クララ・シューマン:
  ②ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス 作品22
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:クリスティアン・ティーレマン(①)
アリス=紗良・オット(ピアノ②)
 バティアシュヴィリ、DG録音第2弾は待望のブラームス!
 グルジア出身のリサ・バティアシュヴィリ、DG録音第2弾。移籍第1弾の《時の谺》は、2011年度レコード・アカデミー賞協奏曲部門を受賞しています。今作は3大ヴァイオリン協奏曲のひとつ、ブラームスの傑作に真っ向から取り組みました。。カップリングはブラームスを支え影響を与え続けたロベルト・シューマンの妻、クララ・シューマンの作品です。 共演はドイツ音楽の最後の砦ともいえるシュターツカペレ・ドレスデンとその首席指揮者に今年8月に就任したばかりのドイツの正統を継ぐ指揮者ティーレマン。そしてシューマン室内楽のピアノはアリス=紗良・オットが務めています。



 続いては2年前の協奏曲あり、室内楽あり、独奏ありのバッハ・アルバム
 相変わらず共演者は豪華です。
 雰囲気が随分変わってきました。



479 2479
\2200→\1990
美音が心に響く新録音!
 リサ・バティアシュヴィリ/バッハ


 J.S.バッハ:
  ①オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調  BWV1060a
  ②カンタータ第156番
    《わが片足は墓穴にありて》ヘ長調 BWV156〜
      シンフォニア
  ③ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
  ④無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003
 C.P.E.バッハ:
  ⑤ヴァイオリン、フルートと
    通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ロ短調 Wq143
 J.S.バッハ:
  ⑥マタイ受難曲 BWV244から
    「憐れみ給え、わが神よ」
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
フランソワ・ルルー(オーボエ①、オーボエ・ダモーレ⑥)、
エマニュエル・パユ(フルート⑤)
セバスチャン・クリンガー(チェロ⑤)、
ペーター・コフラー(チェンバロ⑤)、
バイエルン放送室内管弦楽団(①②③⑥)、
ラドスワフ・ショルツ(コンサートマスター①②③⑥)
録音:2013年12月 ドイツ、グリューンヴァルト、アウグスト・エバーディング・ホール(①②③)、2014年1月 ミュンヘン、ヒンメルハート教会(④⑤)

 グルジア出身の人気ヴァイオリニスト、バティアシュヴィリのDG録音第3弾。
 夫でオーボエの名手フランソワ・ルルーやベルリン・フィルのエマニュエル・パユ(フルート)など豪華共演でおくる協奏曲あり、室内楽あり、独奏ありのバッハ・アルバム。
 リサは近年ニューヨーク、ケルン、ミュンヘン、ヴェルビエ他 各地でバッハの協奏曲他を演奏していますが、その集大成として録音されたのが当アルバムです。
 厚い信頼関係で結ばれた音楽仲間との研ぎ澄まされた美しい掛け合いが、聴き手に豊かな充足感を届けます。中でも比類ない美音をもつリサ・ヴァティアシュヴィリとパユが奏でる艶やかなアンサンブルの妙は圧倒的。昔の映画のブロマイドのような一見不思議なジャケット・デザインですが、今をときめくリサ・バティアシュヴィリの魅力が全方位で味わえる贅沢な最新録音です。

 昨年ヴェルビエでの演奏は下のサイトで視聴できます。
http://www.verbierfestival.com/multimedia/video/

 


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479 5941
\2300→\2090
2015年ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者
 《チョ・ソンジン/ショパン:ピアノ協奏曲第1番、バラード集》

ショパン:
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
 4つのバラード
チョ・ソンジン(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:ジャナンドレア・ノセダ

 新たな伝説の誕生!
 2015年ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者チョ・ソンジンの初スタジオ・レコーディング。 
 2015年ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者による、最もフレッシュなショパン。 
 1994年韓国ソウルに生まれたチョ・ソンジンは、2008年青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)第1位、2009年第7回浜松国際ピアノコンクール最年少(15歳)優勝。2011年チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門第3位。2015年第17回ショパン国際ピアノコンクール優勝&ポロネーズ賞受賞。協奏曲は今年6月に録音したばかり、そしてバラードはまさに今月録音予定の最新録音集です!

 【録音】 2016年6月 アビーロード(協奏曲)、2016年9月 ハンブルク(バラード)


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 「第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴで優勝したわりにはあまり注目されない。だから逆に応援したくなる。」・・・と言っていたチョ・ソンジン、ついにDGからスタジオ録音!
 これでようやく本格的に大スターの仲間入り。でもここからが大変。がんばれ!



ショパン協会自主製作盤

NIFCCD 625
\2500→\2290

 第17回ショパン・コンクール優勝者チョ・ソンジン 〜
  ショパン・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   練習曲第1番ハ長調 Op.10-1/
   練習曲第10番変イ長調 Op.10-10/
   幻想曲ヘ短調 Op.49/バラード第2番ヘ長調 Op.38/
   ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3 《華麗なる円舞曲》/
   4つのマズルカ Op.33/
   ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
チョ・ソンジン(ピアノ/スタインウェイ)
ヤツェク・カスプシク(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
 

 ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。
 2015年のコンクール・ライヴから、第1位&ポロネーズ賞を獲得したチョ・ソンジンがついに登場!
 2009年浜松国際ピアノコンクールの最年少優勝以来、2011年チャイコフスキー国際コンクール第3位、2014年ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位と輝かしい成績を収め脚光を浴びるチョ・ソンジン。優勝記念コンサートで披露された圧巻のコンチェルトにも注目です!

 ※録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)



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481 4733
\2300→\2090
《ロベルト・アラーニャ /Malena〜 新旧のシチリアとナポリを歌う》
 1) マレーナ, 2) Sicilia Fuco e Sangu, 3) Amuri Feritu,
 4) Tarantella prisuntusa, 5) Tu si da mia,
 6) ナポリタネッラ, 7) フニクリ・フリクラ, 8) オー・ソレ・ミオ,
 9) お母さんどうしたの, 10) 帰れソレントへ, 11) カタリ・カタリ,
 12) Scetate, 13) Ie te voglio bene assaje,
 14) あなたのくちづけを, 15) マレキアーレ, 16) リベルタ
ロベルト・アラーニャ(テノール)/
イヴァン・カッサール(ピアノ),
アヴィ・アヴィタル(マンドリン),
ロベール・ル・ガル(マンドリン),
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン),
ペドロ・ハビエル・ゴンサレス(ギター),
マティアス・デュプレッシー(ギター),
トーマス・クリオ(ギター),
ローラン・ヴェルネレイ(ダブルベース),
デニス・ベナロシュ(ドラムス),
ローラン・フォウショウ(ドラムス),
ムラット・コジュクン(パーカッション),
ライオネル・スアレズ(アコーディオン), 他

 甘い歌声をひきたてる洒落たアレンジ
 このアルバムは、娘マレーナの誕生を祝って作成されました。

 「マレーナは、私の中にある最も深い感情を目覚めさせました。私の青春、幸せが蘇ったのです。」と世界を代表するトップ・テノール、アラーニャは語ります。
 自然な発声による美しい歌声は批評家、聴衆全てから賞賛され、幅広いオペラのレパトリーを有しています。過去10年間にリリースしタアルバムは、どれもが高いセールスを誇り、前作の「美しきシチリア」も世界中で大人気を博しました。
 今作の「マレーナ」はその続編で、冒頭の彼の言葉通り、愛娘マレーナのために特別に作られた愛に溢れるアルバムです。彼の弟フレデリコとともに彼自身が作曲した「マレーナ」をはじめ、古典的な作品から弟フレデリコの曲まで含んだ多彩な内容。どの曲にも洒落たアレンジが施され、「オーソレミオ」と「フニクリ・フニクラ」「帰れソレントへ」「カタリ・カタリ」にはマンドリンのアヴィ・アヴィタル、ヴァイオリンのネマニャも参加してアルバムに花を添えています。

 4814624から変更
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479 5937
\2300→\2090
《エリーナ・ガランチャ 〜『Revive』- ベルカントを歌う》
 1) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
  「母さんも知っているとおり」,
 2) チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より
  「苦い喜び、甘い責め苦を・・・」,
 3) ベルリオーズ:歌劇『トロイの人々』より「ああ!私は死ぬのだ」,
 4) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「ヴェールの歌」,
 5) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』より「サムソンは、私の居場所を求めて」,
 6) ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』より「Kak tomitel’no i vyalo」,
 7) チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より「私は、芸術家の下僕」,
 8) マスネ:歌劇『エロディアード』より「Venge-moi d’une supreme offense」,
 9) トマ:歌劇『ミニョン』より「君よ知るや南の国」,
 10) ヴェルディ:歌劇『運命の力』より「ラタプラ、ラタプラ」,
 11) ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』より「Ho il cuor gonfio di lagrime」,
 12) マスネ:歌劇『ウェルテル』より「流れなさい、涙よ」,
 13) レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「これが運命なのだわ」,
 14) サン=サーンス:歌劇『ヘンリー8世』より「Reine ! je serai reine」
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ),
バレンシア自治州管弦楽団,&合唱団,
ロベルト・アバド(指揮),
ジェニファー・オローリン(ソプラノ)

 多彩な女性を自由自在に演じる強靭な歌唱
 ラトヴィア出身のメゾ・ソプラノ、エリーナ・ガランチャ。現在最高の歌手の一人と評される彼女は、最初の頃はモーツァルト歌手として名声を誇っていましたが、もともとは2003年、ウィーン国立歌劇場で「カヴァレリア・ルスティカーナ」のローラ役を歌って評判となりました。
 彼女の声は美しいカンタービレを持ち、すでにオペラの世界で確固たる立ち位置を確保しています。彼女の歌は感情の表出がストレートで、女性の強さから弱さまでの全てを丁寧に描き出すことができます。彼女は日常生活の中での怒り、悲しみ、妬み、笑いを通じて、常に内面の世界を探究しています。
 「人生はカラフルな長編小説のようであり、このアルバムに登場する女性たちの人生もそのどこかに帰属しています。」と語る彼女、多彩な女性を自由自在に演じるこのアルバムは、今日までの彼女のキャリアの頂点に位置する作品といえるでしょう。
 ロベルト・アバドとバレンシア自治州管弦楽団による演奏も彼女の強靭な声を存分に引き立てて、特に「運命の力」での緊張感溢れるやりとりは必聴もの。とは言え、彼女はまだ実際の舞台でヴェルディを演じたことがなく、こちらにも挑戦してみたいとのことで、これも実に楽しみです。

 【録音】2016年6月, スペイン、バレンシア、ソフィア王妃芸術宮殿
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479 6555
(20CD + 1DVD)
\16000→\14690

このために録音された最新録音も
 《DG ショパン作品全集- デラックス・エディション》

【CD1】
 ピアノ協奏曲第1番&第2番〜
  クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ&指揮)ポーランド祝祭管弦楽団[録音]1999年/
【CD2】
 1) ドン・ジョヴァンニの『お手をどうぞ』の主題による変奏曲 Op.2,
 2) ポーランドの民謡の主題による幻想曲 Op.13,
 3) 演奏会用ロンド『クラコヴィアク』Op.14,
 4) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22〜
   ヤン・リシエツキ(ピアノ)
   クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団
   [録音]2016年※新録音/
【CD3】
 1) バラード集(全曲), 2) 幻想曲Op.49〜クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
  [録音]1987年,
 3) 3つの新しいエチュード, 4) 葬送行進曲Op.72-2,
 5) 3つのエコセーズOp.72-3〜アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)
  [録音]1999年/
【CD4】
 1) 練習曲集(全曲), 2) 舟歌Op.60, 3) 子守歌Op.57〜
  マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)[録音]1972, 1990年/
【CD5-6】
 マズルカ集(全曲)〜ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
  [録音]1976-1984年/
【CD7-8】
 夜想曲集(全曲)〜マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)[録音]1995-1996年/
【CD9】ポロネーズ第1-7番〜マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)[録音]1975年/
【CD10】
 1) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)[録音]1974年,
 2) ポロネーズ第8-16番, 3) 2つのブーレ, 4) ギャロップ・マルキ 変イ長調,
 5) アルバムの一葉 ホ長調, 6) カンタービレ 変ロ長調,
 7) フーガ イ短調, 8) ラルゴ 変ホ長調〜アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)
  [録音]1999年/
【CD11】
 1) 前奏曲集(全曲)〜ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
  [録音]2007年, 2) 即興曲集(全曲)〜ユンディ・リ(ピアノ)[録音]2004, 2001年/
【CD12】
 1) スケルツォ集(全曲)〜マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)[録音]1990年,
 2) ロンド ハ短調Op.1, 3) ロンド ヘ長調Op.5『マズルカ風』〜
  リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)[録音]1999年,
 4) ロンド 変ホ長調Op.16〜ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
  [録音]1996年,
 5) 2台のピアノのためのロンド ハ長調Op.73〜
   ダニール・トリフォノフ&セルゲイ・ババヤン(ピアノ)[録音]2016年※新録音/
【CD13】
 1) ピアノ・ソナタ第1番ハ短調Op.4〜リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)
  [録音]1999年,
 2) ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.35『葬送』,
 3) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58〜マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)[録音]1984年/
【CD14】
 1) ドイツ民謡『スイスの少年』による変奏曲ホ長調,
 2) パガニーニの想い出(変奏曲)イ長調, 3) 華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12,
 4) 4手のための変奏曲ニ長調*, 5) ヘクサメロン変奏曲ホ長調,
 6) 演奏会用アレグロ イ長調Op.46, 7) ボレロ イ短調Op.19,
 8) タランテラ 変イ長調Op.43〜ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)ヴォフカ・アシュケナージ(ピアノ*)
  [録音]1978-1983年/
【CD15】
 ワルツ集(全曲)〜アリス=紗良・オット(ピアノ)[録音]2009年/
【CD16】
 1) ピアノ三重奏曲ト短調Op.8〜ボザール・トリオ[録音]1970年,
 2) 序奏と華麗なるポロネーズOp.3,
 3) チェロ・ソナタOp.65〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)[録音]1980年,
 4) マイアベーアの歌劇『悪魔のロベール』の主題による大二重奏曲〜
  ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)ジョゼ・ガリャルド(ピアノ)
   [録音]2016年※新録音/
【CD17】
 歌曲集『ポーランドの歌』Op.74〜
  エルジビェータ・シュミトカ(ソプラノ)マルコム・マルティノー(ピアノ))[録音]1999年/
【CD18】
 1) 24の前奏曲(全曲), 2) 夜想曲第13番 ハ短調Op.48-1,
 3) ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調Op.35『葬送』,
 4) ポロネーズ第6番 変イ長調Op.35『英雄』〜
  チョ・ソンジン[録音]2015年10月, ワルシャワ(ライヴ)/

【CD19】
 1) マズルカ第47番 イ短調Op.68-2〜
  ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(ピアノ)[録音]1956年,
 2) 練習曲ハ長調Op.10-1〜ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
  [録音]1967年,
 3) 練習曲嬰ト短調Op.25-6〜アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ)[録音]1966年,
 4) 練習曲ホ長調Op.10-3『別れの曲』〜モニク・アース(ピアノ)[録音]1959年,
 5) 前奏曲ト長調Op.28-3〜ゲザ・アンダ(ピアノ)[録音]1959年,
 6) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39〜マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)[録音]1960年,
 7) 練習曲第12番ハ短調『革命』〜スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)[録音]1962年,
 8) ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2〜ステファン・アスケナーゼ(ピアノ)[録音]1963年,
 9) ワルツ第14番ホ短調〜ユリアン・フォン・カーロイ(ピアノ)[録音]1964年,
 10) マズルカ第5番 変ロ長調Op.7-1〜ヴァーシャーリ・タマーシュ(ピアノ)[録音]1965年,
 11) ポロネーズ第3番 イ長調『軍隊』〜シューラ・チェルカスキー(ピアノ)[録音]1968年,
 12) マズルカ第19番 ロ短調Op.30-2〜アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
  [録音]1971年,
 13) 前奏曲第15番 変ニ長調『雨だれ』Op.28-15〜
  クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)[録音]1971年,
 14) ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58より第4楽章〜エミール・ギレリス(ピアノ)[録音]1978年,
 15) ポロネーズ第6番 変イ長調『英雄』Op.53〜ラザール・ベルマン(ピアノ)[録音]1979年,
 16) ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.35『葬送』より第3楽章〜イーヴォ・ポゴレリッチ(ピアノ)
  [録音]1981年,
 17) 夜想曲第2番 変ホ長調Op.9-2〜
   ダニエル・バレンボイム(ピアノ)[録音]1981年,
 18) マズルカ第13番 イ短調Op.17-4〜
   ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)[録音]1985年,
 19) 即興曲第4番 嬰ハ短調『幻想即興曲』Op.66〜スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
  [録音]1987年,
 20) 即興曲第1番 変イ長調〜ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)[録音]1996年/
【CD20】
 1) 練習曲ハ長調Op.10-1〜ヤン・リシエツキ(ピアノ)[録音]2013年,
 2) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22〜
  ダニール・トリフォノフ(ピアノ)[録音]2010年,
 3) 夜想曲第18番 ホ長調Op.62-2〜ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)[録音]2007年,
 4) 練習曲第5番 変ト長調『黒鍵』Op.10-5〜ヤン・リシエツキ(ピアノ)[録音]2013年,
 5) リスト編:乙女の願い〜ベンジャミン・グローブナー[録音]2011年,
 6) 舟歌 嬰ヘ長調Op.60〜エレーヌ・グリモー(ピアノ)[録音]2004年,
 7) 練習曲第3番 ホ長調『別れの曲』〜ラン・ラン(ピアノ)[録音]2008年,
 8) バラード第3番 変イ長調Op.47〜ユンディ・リ(ピアノ)[録音]2015年,
 9) 前奏曲第19番 変ホ長調Op.28-19〜ユンディ・リ(ピアノ)[録音]2015年,
 10) ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2〜ユジャ・ワンピアノ)[録音]2011年,
 11) スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31〜ベンジャミン・グローブナー[録音]2011年,
 12) 前奏曲第15番 変ニ長調『雨だれ』Op.28-15〜ダニール・トリフォノフ(ピアノ)[録音]2013年,
 13) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58より第4楽章〜インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)[録音]2011年,
 14) 夜想曲第20番(ミルシテイン編)〜
   オーラヴル・アルナルズ(ヴァイオリン)アリス=紗良・オット(プリペアード・ピアノ)[録音]2015年/
【DVD】
 1) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21〜
  アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)アンドレ・プレヴィン(指揮)ロンドン交響楽団[収録]1974年,
 2) スケルツォ第2番 変ロ短調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
  [収録]1973年8月、コンセルトヘボウ

 最新録音も含んだ2016年改訂版ショパン作品全集
 ユニバーサル・クラシックスでは、DGとDeccaの音源を用いて、過去にもショパンの作品をすべて収めた「コンプリート・エディション」をリリースしてきました。
 よく知られた名曲が網羅されているのはもちろん、知られざるピアノ小品や、室内楽、歌曲に至るまで幅広く収録されています。
 ピアニストは、ポリーニ、アルゲリッチ、アシュケナージなどのほか、今作ではブレハッチ、ユンディ・リ、アリス=紗良・オット、トリフォノフらの若手も加わり、歴代ショパン・コンクール優勝者を中心に選ばれています。
 ドイツ・グラモフォンのショパン・ボックスといえば、ショパン没後250年(1999年), 生誕200年(2009年)を記念した17枚組のセットがありましたが、今回はこのために録音された最新録音(リシエツキによる新録音等)、とDVD1枚のボーナス・ディスクも加えた内容となっています。
 2015年のショパン・コンクール覇者チョ・ソンジンによるライヴ盤を、そのまま収録。
 様々な名ショパン弾きによるコンピレーション盤。若手ピアニストたちによるコンピレーション盤。そしてルービンシュタイン&プレヴィンによるピアノ協奏曲の映像も収録という魅力的なエディションとして生まれ変わっています。




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DECCA



483 0744
(9CD + 1BD-Audio)
\9000→\8490
《ケルテス&ロンドン響/ドヴォルザーク:交響曲全集(ブルーレイ・オーディオ付)》
 ドヴォルザーク:
 【CD1】
  1) 交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」Op.3,
 【CD2】
  1) 交響曲第2番変ロ長調Op.4, 2) 交響曲第3番変ホ長調Op.10,
 【CD3】
  1) 交響曲第4番ニ短調Op.13, 2) 交響曲第5番ヘ長調Op.76,
 【CD4】
  1) 交響曲第6番ニ長調, 2) 交響曲第7番ニ短調Op.70,
 【CD5】
  1) 交響曲第8番ト長調Op.88, 2) 交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95,
 【CD6-7】
  1) レクイエムOp89, 2) 管楽のためのセレナード ニ短調Op.44,
  3) スケルツォ・カプリチオーソ 変ニ長調Op.66, 4) 交響的変奏曲Op.78,
 【CD8】
  1) 序曲「我が家」Op.62, 2) 劇的序曲「フス教徒」Op.67,
  3) 序曲「自然の王国で」Op.91, 4) 序曲「謝肉祭」Op.92,
  5) 序曲「オセロ」Op.93,
 【CD9】
  1) 交響詩「水の精」Op.107, 2) 交響詩「真昼の魔女」Op.108,
  3) 交響詩「金の紡ぎ車」Op.109,
【BD-Audio】
 CD1-9の収録曲全曲(24bit/96kHz)
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団
 ケルテスの名盤が、新リマスター&ブルーレイ・オーディオ付で発売
 43歳で高波にさらわれ亡くなった天才指揮者、ケルテスの代表作の一つがこのドヴォルザークでした。
 1963〜70年のステレオ録音で、当時のデッカの迫力ある音調と、ケルテスの覇気に満ちた指揮ぶりがうまく結びついた爽快な演奏。
 ドヴォルザークの最も素晴らしい特色であるボヘミア的な高揚感を完璧にとらえた録音で、全曲が見事な仕上がりとなっています。
 今回の発売にあたって、オリジナル・マスターテープよりアビイ・ロード・スタジオで24bit/96kHzにてリマスター。1枚のブルーレイ・オーディオ・ディスクに全てを収録したものも付属します。
 デッカでのケルテスの録音の多くを担当したプロデューサー、レイ・ミンシャルによるレコーディング・ノートとレアな写真を多数含んだスペシャル・ハードブック仕様。

  【録音】1963〜1970年, ロンドン、キングズウェイ・ホール

<LP>


DG(LP)


479 6333
(LP)
\3700
《ムター&カラヤン/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3&5番》
 モーツァルト:
  1) ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216,
  2) ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219,
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン),
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
 ムターのデビュー盤が、アナログLPで復刻
 ムターが14歳で録音した記念すべきデビュー盤。モーツァルトの因襲的なスタイルから抜け出して交響的協奏曲へ一歩を踏み出し、フランス的な趣を色濃く表出させた第3番。青年期の最高傑作のひとつとして知られる、洗練度と深みを増したスケールの大きな「トルコ風」。ヴァイオリン奏者アンネ=ゾフィー・ムターが14歳のときに録音したデビュー盤として知られるアルバムで、指揮は彼女の才能を発掘して世に送り出したヘルベルト・フォン・カラヤン。
 ムターの生き生きとしたソロを、カラヤンが見事なサポートで引き立たせ、自然な音楽性が豊かに息づく演奏を聴かせています。この作品の永遠の名盤といえましょう。この名盤が、アナログLP盤として限定で復刻。
 【録音】1978年2月, ベルリン、フィルハーモニー
 
479 6334
(LP)
\3700
《ツィメルマン&カラヤン/シューマン、グリーグ:ピアノ協奏曲》
 1) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54,
 2) グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ),
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
 明快なタッチが紡ぎ出す美しい音色の名演が、アナログLPで復刻
 繊細で内省的なロマン的詩情が横溢し、幻想味も加わった名作として知られるシューマン。作曲家の若々しい情熱と民族的な旋律が見事な融合を見せ、北欧の爽やかな抒情を紡ぎ出すグリーグ。ロマン派のピアノ協奏曲の傑作2曲をカップリングしたアルバムです。
 ツィマーマンの明快なタッチが紡ぎ出す美しい音色としなやかな感性による表現を、カラヤンが指揮するベルリン・フィルハーモニーの絶妙なバックが支え、詩情豊かな演奏を展開しています。この名盤が、アナログLP盤として限定で復刻。
 【録音】1981年9月, ベルリン、フィルハーモニー
 

479 6335
(LP)
\3700
《カラヤン&ベルリン・フィル /チャイコフスキー:交響曲第5番》
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カラヤンの完璧なコントールが引き出したベルリン・フィルの名盤が、アナログLPで復刻
 カラヤン70年代の代表的な名録音。カラヤン絶頂期のチャイコフスキーで、交響曲第5番はこれが4度目の録音。色彩豊かでありながら幾分暗めのシャープで力強いサウンド。緊張感が途切れることなく美しい演奏を展開しています。
 カラヤンの数ある同曲の録音の中でも、最もカラヤンらしさが強烈な一枚でしょう。この名盤が、アナログLP盤として限定で復刻。【録音】1975年10月, ベルリン、フィルハーモニー
 

479 6336
(LP)
\3700
《カラヤン&ベルリン・フィル/アルビノーニのアダージョ, パッヘルベルのカノン, 他》
 1) ジャゾット:アルビノーニの弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調,
 2) ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調Op.10-2「夜」,
 3) J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068(G線上のアリア),
 4) パッヘルベル(ザイフェルト編):カノンとジーグ ニ長調,
 5) グルック:精霊の踊り,
 6) モーツァルト:セレナード第6番二長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 バロックの名曲を別次元の究極の音楽として再現した名盤が、アナログLPで復刻
 今やピリオド楽器やピリオド奏法が主流となり小編成で演奏されるバロック音楽ですが、カラヤンによる演奏は大編成のオーケストラを十分に歌わせた濃厚なもの。カノンを織り成してゆく『パッヘルベルのカノン』や、『アルビノーニのアダージョ』, 2群のアンサンブルを合奏協奏曲ふうに効果的に用いた、野外的なセレナードとは異なるモーツァルトの『セレナータ・ノットゥルナ』。カラヤンとベルリン・フィルハーモニーの名コンビによるバロックと古典派の珠玉の作品集。
 現代のフル・オーケストラによるバロック演奏は本来の姿とは異なるものですが、カラヤン&ベルリン・フィルの演奏は、次元の超えた音楽に仕上げられた究極の姿といえましょう。この名盤が、アナログLP盤として限定で復刻。
  【録音】1983年9月, ベルリン、フィルハーモニー
 

479 6337
(2LP)
\5000
《カラヤン&ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート1987》
 1) ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇「こうもり」序曲 ,
 2) ヨゼフ・シュトラウス:天体の音楽 Op.235,
 3) ヨハン・シュトラウスⅡ世:アンネン・ポルカ Op.117,
 4) ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」Op.212,
 5) ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「観光列車」Op.281,
 6) ヨハン・シュトラウスⅡ世&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ,
 7) ヨハン・シュトラウス:お気に入りのアンネン・ポルカ Op.137,
 8) ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ「電鳴と電光」Op.324,
 9) ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「春の声」Op.410,
 10) ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」Op.271,
 11) ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314,
 12) ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲 Op.228,
 13) ヨハン・シュトラウスⅡ世:皇帝円舞曲 Op.437
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
キャスリーン・バトル(ソプラノ)
 カラヤン最初で最後の登場となったニューイヤー・コンサートが、アナログLPで復刻
 1987年、帝王として世界の楽壇に君臨していたカラヤンが遂にウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに登場しました。これが最初で最後の登場となったものです。
 往年のオーケストラメンバーたちを従えるカラヤンのカリスマぶり、力強いウィンナ・ワルツ、ゲストに当時人気・実力ともに最高潮のキャスリーン・バトルを起用するなど細部にわたりカラヤンのこだわりがよく現れています。
 そのキャスリーン・バトルの歌が花を添える『春の声』も聴きものです。コンマスだったキュッヒルは、「カラヤンのテンポは、ちゃんと踊り手が軽やかにステップを踏めるように配慮がなされている」と語っており、カラヤンがシュトラウスの音楽を演じた貴重な記録です。この名盤が、アナログLP盤として限定で復刻。【録音】1987年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ
 

479 6653
(LP)
\3700
《ポリーニ 〜 ショパン:ポロネーズ集》
 ショパン:ポロネーズ第1〜7番
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
 完璧なテクニックと深い抒情性、この名盤がアナログLPで復刻
 シャープで迷いのない強靭なフォルムを持つユニークなポロネーズ集。
 ローカリズムは影をひそめ、明晰で力強く、ときに白熱して輝きを放つ音楽です。「演奏している解釈者を意識することなく、聴き手は音楽の真の核心へと誘われる」(英『グラモフォン』誌1980年)。この名盤が、アナログLPで限定復刻です。
 【録音】1975年11月, ウィーン、ムジークフェライン
 

479 6654
(LP)
\3700
《ポリーニ 〜 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30&31番》
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109,
  2) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
 大絶賛されたポリーニの圧倒的なベートーヴェンの名盤がアナログLPで復刻
 バリバリの技術全盛期だった頃のポリーニが、超絶技巧を駆使して紡ぎ出したベートーヴェンの名演。
 ベートーヴェン作品特有の各部の構造的な牽引力を如実に浮き彫りにするパワフルなアプローチによって、幅広いコントラストを駆使した表現手法が浮かび上がり、作品構成要素の隅々にまで光が当たった圧倒的な演奏。
 「古典的な旋律、純粋そのものの音とスタイル。総合的な、そして完璧な鍵盤のコントロール、そのすべてが、この想像を絶する演奏のなかに現れている」(英『グラモフォン』誌1978年)。この名盤が、アナログLPで限定復刻です。
 【録音】1975年6月, ミュンヘン、ヘルクレスザール


<映像>


EURO ARTS(映像)



20 64014
(Blu-ray)
\10500
ブラームス:室内楽曲全集
【ソナタ】
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」/
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100/
   イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.ソナタ」WoO2
   ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン) フリーダ・バウアー(ピアノ)
 チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38/チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
   ミクローシュ・ペレーニ(チェロ) ゾルタン・コチシュ(ピアノ)
 クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1/クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
   ヴェンツェル・フックス(クラリネット) エレーナ・バシュキロワ(ピアノ)
   収録:1996年

【三重奏】
 ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8/ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87/
 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
   エレーナ・バシュキロワ(ピアノ) マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
   ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)/ 収録1989年
 クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
   ヴェンツェル・フックス(クラリネット) エレーナ・バシュキロワ(ピアノ)
   ディートマール・シュワールケ(チェロ)/ 収録:1996年
 ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
   イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
   デイル・クレヴェンジャー(ホルン)/ 収録:1991年

【四重奏】
 ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
   アンドラーシュ・シフ(ピアノ) 塩川悠子(ヴァイオリン)
   ミクローシュ・ペレーニ(チェロ) 今井信子(ヴィオラ)/ 収録:1993年
 ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
   エマニュエル・アックス(ピアノ) アイザック・スターン(ヴァイオリン)
   ヨーヨ・マ(チェロ) ハイメ・ラレード(ヴィオラ)
 ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
   アンドラーシュ・シフ(ピアノ) 塩川悠子(ヴァイオリン)
   ミクローシュ・ペレーニ(チェロ) 今井信子(ヴィオラ)/ 収録:1993年
 弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1/弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2/
 弦楽四重奏曲第3番変ロ短調Op.67
   ケラー四重奏団/ 収録:1994年

【五重奏】+ボーナス
 ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
   タカーチ四重奏団 ゾルタン・コチシュ(ピアノ)/ 収録:1992年
 ボーナス:
  ハイドンの主題による変奏曲Op.56b/2台ピアノのためのソナタOp.34b
   アンソニー&ヨセフ・パラトーレ(ピアノ)/ 収録:1989年
  弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88/
  弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
   タカーチ四重奏団 今井信子(ヴィオラ)/ 収録:1997年
 ボーナス:ワークショップ「弦楽五重奏曲/
  タカーチ四重奏団 今井信子」
   制作:1997年/字幕:独、英
   クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115/ベルリン・ゾリステン/ 収録:1989年

【六重奏】+ボーナス
 弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18/
 弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36/ウィーン弦楽六重奏団/
   収録:1996年
 ボーナス:ドキュメンタリー「Waren nicht die Frauen …」
   制作:1996年/言語:独、英
 大好評企画。「クラシック・アーカイヴ」ブルーレイ・シリーズ、2017年没後120周年ブラームスの室内楽曲全集。16 時間の貴重な映像を1 枚のブルーレイに!

 (SD: 標準画質映像をBlu-ray に収録)、画面:NTSC 4:3,16:9、音声:PCM ステレオ、DD2.0(ドキュメンタリー、ワークショップ)、リージョン:All、収録時間:986分

 膨大な映像を1 枚のブルーレイ・ディスクに収録した好企画「クラシック・アーカイヴ」ブルーレイ・シリーズ。今回発売されるのは、2017 年に没後120 周年を迎える作曲家ブラームスの室内楽曲全曲。DVD8 枚分、16 時間にのぼる貴重な映像が1 枚のブルーレイに収められています。
 「ソナタ」パートでの聴きどころは、パールマンとバレンボイムによるヴァイオリン・ソナタ。両者とも40 代後半という心身ともに充実した時期であり、濃厚で情感豊かな演奏を聴くことができます。そしてチェロとピアノの味わい深い対話、ブラームスの情熱と哀愁を感じるペレーニとコチシュによるチェロ・ソナタ。またベルリン・フィル首席奏者ヴェンツェル・フックスとロシアのピアニスト、エレーナ・バシュキロワによるクラリネット・ソナタ。晩年の深みを感じさせつつも、瑞々しい感性に溢れた作品で、伸びやかなフックスの音色が胸に響きます。
 「三重奏」パートのバシュキロワ、ヴェンゲーロフ、ペルガメンシコフのロシア系3 人によるピアノ三重奏。ピアノ、チェロ、ヴァイオリンのそれぞれの楽器の表現力が素晴らしく、ブラームスらしい魅力と情熱に溢れる演奏を披露しています。
 その他にもシフ、塩川悠子、ペレーニ、今井信子の名手4 人によるピアノ四重奏曲や、名門タカーチ四重奏団、ウィーン弦楽六重奏団らのヨーロッパの室内楽の伝統にしっかりと裏打ちされた充実した演奏も収録されています。
 またワークショップの風景やドキュメンタリー映像も収録され、見ごたえのある充実の内容となっております。

















9/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CHANNEL CLASSICS



CCS 38516
\2500→\2290
ロザンヌ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
 デディケーションズ

 フォーレ:ロマンス
 ショーソン:詩曲
 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
 サン=サーンス:エレジー Op.143
 イザイ:
  悲劇的な詩曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番、
  サン=サーンスの「ワルツ形式の練習曲」によるカプリース
ロザンヌ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
ジュリアン・クエンティン(ピアノ)
 ロザンヌ・フィリッペンス第3弾!「献呈」をテーマにしたヴァイオリン作品集!

 オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学び、2009年のオランダ国際ヴァイオリン・コンクール(オスカー・バック・コンクール)で第1位、また2014年のフライブルク国際ヴァイオリン・コンクールでも見事第1位に輝いたオランダの華麗なる才女、ロザンヌ・フィリッペンス!
 チャンネル・クラシックス(Channel Clasics)から3枚目の発売となるロザンヌ・フィリッペンスの新録音は、「献呈」をテーマにした、麗しきヴァイオリン作品集。
 フィリッペンスが「恋に落ちてしまった」と語るイザイの「悲劇的な詩曲」(フォーレに献呈)を始め、イザイに献呈したクライスラーの「レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース」、クライスラーに献呈したイザイの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番」など、詩的でロマンティックなヴァイオリン作品を、ロザンヌ・フィリッペンスの優美な音色でお贈りします。
 また、フィリッペンスはこのCDの録音から、エリーゼ・マティルデド財団から貸与されている1727年製のストラディヴァリウス「Barrere(バレール)」を使用。これはジャニーヌ・ヤンセンが15年に渡り愛用してきた銘器です。



 
ロザンヌ・フィリッペンス
第1,2弾

CCSSA 35013
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
美しき才能
 ロザンヌ・フィリッペンス 〜 ラプソディ
 ラヴェル:
  演奏会用狂詩曲《ツィガーヌ》、ヴァイオリン・ソナタ第2番
 バルトーク:
  ラプソディ第1番 Sz.86, BB.94、
  ラプソディ第2番 Sz.89, BB.96、
  ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB.68(セーケイ編)
 フバイ:チャルダッシュの情景第4番《ヘイレ・カティ》 Op.32
ロザンヌ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
ユーリ・ファン・ニーウカーク(ピアノ)
 オランダ・ヴァイオリン界の華麗なる才媛。ロザンヌ・フィリッペンスがデビュー!

 オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学び、2009年のオランダ国際ヴァイオリン・コンクール(オスカー・バック・コンクール)で見事第1位に輝いたオランダの華麗なる才女、ロザンヌ・フィリッペンスがチャンネル・クラシックス(Channel Clasics)からデビュー!
 2001年にスイスのサマー・アカデミーで出会ったピアニスト、ユーリ・ファン・ニーウカークとのデュオでは、西欧のモーリス・ラヴェルと東欧のベーラ・バルトークという音楽のスタイル、文化も異なる2人の音楽家を"ラプソディ"というキーワードで結んだオリジナリティに富むプログラムを披露。
 オランダの名ヴァイオリニスト、ヘルマン・クレッバースが弾いていた銘器、ミケーレ・アンジェロ・ベルゴンツィ(クレモナ、1750年頃製作)を受け継いだロザンヌ・フィリッペンス。
 将来性豊かなオランダの若き名手が、チャンネル・クラシックスのアーティスト陣に加わります!

CCSSA 36715
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ロザンヌ・フィリッペンス・プレイズ・シマノフスキ
 シマノフスキ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35、
  ロクサーナの歌
   (歌劇 《ロジェ王》 Op.46より/ヴァイオリンとピアノ版)、
  《神話》 Op.30、夜想曲とタランテラ Op.28
 ストラヴィンスキー:
  ロシアの歌、
  《火の鳥》より 子守歌&スケルツォ(ヴァイオリンとピアノ版)
ロザンヌ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
ジュリアン・クエンティン(ピアノ)
シエン・チャン(指揮)
オランダ・ナショナル・ユース・オーケストラ
 ロザンヌ・フィリッペンス第2弾!シマノフスキの「神話」&「ヴァイオリン協奏曲」!

 オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学び、2009年のオランダ国際ヴァイオリン・コンクール(オスカー・バック・コンクール)で第1位、また2014年のフライブルク国際ヴァイオリン・コンクールでも見事第1位に輝いたオランダの華麗なる才女、ロザンヌ・フィリッペンス!
 チャンネル・クラシックス(Channel Clasics)から2枚目の発売となるロザンヌ・フィリッペンスの新録音は、シマノフスキの「神話」と「ヴァイオリン協奏曲第1番」。
 シマノフスキの傑作「神話(Myths)」は、ギリシャ神話を題材にした、ヴァイオリンとピアノのための3つの作品。友人のピアニスト、ジュリアン・クエンティンから紹介されて感銘を受け、すっかり虜になったフィリッペンスは、シマノフスキのルーツを辿るためにザコパネの別荘まで訪れたという思い入れの深い作品。
 同時期に作曲されたシマノフスキ初期の代表作「ヴァイオリン協奏曲第1番」では、オランダ・ナショナル・ユース・オーケストラ(NJO)を、ニューヨーク・フィルの副首席指揮者を務めた若き女性指揮者、シエン・チャン(Xian Zhang)が振ります。
 将来性豊かなオランダの若き名手が描く、シマノフスキのミステリアスな魅力をお楽しみください。






CORO



COR 16147
\2500→\2290
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
 ドゥランテ:
 レクイエム ハ短調(ダーリントン校訂版/世界初録音)/
 オルガン協奏曲変ロ長調
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊、
オックスフォード・バロック、
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
アレクサンドラ・キッジル(ソプラノ)、
ケイティ・ヒル(ソプラノ)、
ウィリアム・ピュアフォイ(カウンターテナー)、
マーク・ドッベル(テノール)、
ベン・デイヴィス(バス)、
クライヴ・ドリスキル=スミス(オルガン)
 蘇える18世紀の傑作、ドゥランテのレクイエム!オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊!

 ザ・シックスティーンの自主レーベル「コーロ(CORO)」と、500年という長き歴史を誇るイギリスの名門、オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊の新たなコラボレーションがスタート!
 第1弾はイタリアにおける後期バロック時代の巨匠、フランチェスコ・ドゥランテ(1684−1755)の「レクイエム ハ短調」!
 アレッサンドロ・スカルラッティから作曲を学び、ペルゴレージやパイジェッロを育成するなど、ナポリを中心に多大な功績を遺したバロック時代有数の教会音楽家ドゥランテ。
 当時の絶大な評価と相反するかのごとく出版の機会に恵まれなかったイタリア・バロックの知られざる傑作「レクイエム ハ短調」が、ヨーロッパ各地に散らばっていた50を超える筆写譜の存在と、ダーリントンの研究、校訂の成果により、今ここに蘇る。
 5世紀に渡る歴史と伝統を持つオックスフォードの名門と、イタリア・バロックの巨匠のレクイエム。その奇跡的な邂逅に乞うご期待。



 


COR 16146
\2500→\2290
ザ・シックスティーン
 おお、大いなる神秘 〜 降誕節のための音楽

 ローリゼン:おお、大いなる神秘/
 スケンプトン:囚われのアダムは横たわり/
 伝承曲:救世主の行い/
 ジャクソン:キリストの幼時/
 ワーロック:ベツレヘム・ダウン/
 伝承曲:ギャラリー・キャロル/
 トッド:主は来る/
 アイアランド:聖なる少年/
 ウォルフォード・デイヴィス:ああベツレヘムよ/
 ガードナー:キリストが聖母マリアから生まれし時/
 マクドウォール:さあ歌おう/
 伝承曲:降誕節のための子供の歌/
 オード:囚われのアダムは横たわり/
 ロス:羊飼いの歌/
 伝承曲:サマセット・キャロル/
 チルコット:羊飼いのキャロル/
 伝承曲:うるわしの宵よ/
 ラッター:ある木に咲いた花/
 伝承曲:クリスマス・イヴ/
 ブラード:そして全ての星の見下ろして/
 伝承曲:ダッチ・キャロル/
 マクミラン:おお、暁の女神
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮) 
 ザ・シックスティーンが歌う降誕節の音楽。ローリゼンの"おお、大いなる神秘"を収録!

 合唱王国イギリスが世界に誇る至上のハーモニー、ザ・シックスティーン。名匠ハリー・クリストファーズが、伝統と現在の融合によって導き出したプログラム「降誕節のための音楽」!
 日本でも馴染みの深いモートン・ローリゼンの傑作「おお、大いなる神秘」や、ジョン・ラッター、ボブ・チルコット、ガブリエル・ジャクソンなど現代を代表する合唱界の大作曲家たちの作品、1928年に出版された「The Old Oxford Book of Carols」からの7曲のキャロルを歌うザ・シックスティーン。キリストの降誕における大いなる神秘と祝祭を、世界最高峰のハーモニーが感動的に描く。

 ※録音:2015年12月7日−9日、殉教者聖オルバン教会(ホルボーン、ロンドン、イギリス)







VIVAT



VIVAT 113
\2400→\2190
キングズ・コンソート
 天の声 〜 イギリスの合唱作品集

 ハリス:おお主なる神よ、我らを導きたまえ/
 マクミラン:おお主なる神よ、我らを導きたまえ/
 ハリス:天は美し/
 ハウエルズ:地よ、慈しみもて、この人を納め給え/
 タヴナー:地よ、慈しみもて、この人を納め給え/
 スタンフォード:私は天からの声を聞いた/
 ハウエルズ:私は天からの声を聞いた/
 レイトン:涙はゆるやかに流れ/
 パリー:主よ、わが終わりを知らしめたまえ/
 スタンフォード:正しき者の魂は神の御手に/
 レノックス・バークリー:正しき者の魂は神の御手に/
 マリル:正しき魂は/
 ヒューイット・ジョーンズ:涙はゆるやかに流れ/
 タヴナー:アテネのための歌
キングズ・コンソート合唱団、
ロバート・キング(指揮) 
 キングズ・コンソートの新譜は"無伴奏合唱"!極上のハーモニーが奏でるイギリスの合唱作品集!

 自主レーベル「ヴィヴァット(Vivat)」の創設と呼応して、堂々たる復活を果たしたイギリスが世界に誇る古楽演奏団体キングズ・コンソート。
 記念すべきリリース第1弾「スタンフォード&パリー:宗教作品集」(VIVAT 101)に続く近代イギリス音楽集は、キングズ・コンサート合唱団が歌う無伴奏合唱作品集!
 同じ歌詞を持つ5つのペア(ハリスとマクミラン、ハウエルズとタヴナーなど)や、ダイアナ妃追悼のためのタヴナー「アテネのための歌」など、過去125年の間に作曲された14曲の合唱作品を歌うキングズ・コンソート合唱団。
 ソプラノのセシリア・オズモンドやレベッカ・アウトラムなど、ソリストとしても第一線で活躍する名歌手たちが参加するキングズ・コンソート合唱団の精緻極まる素晴らしきハーモニーは、合唱王国イギリスにおいても間違いなくトップクラス。
 もはや"古楽演奏団体"という枠には収まりきらない活動を繰り広げるキングズ・コンソートの自信作。話題必至!

 ※録音:2016年4月25日−27日、セント・ジュード教会(ロンドン、イギリス)







BERLIN CLASSICS



BC 0300829
\2300→\2090
佐藤俊介(Vn)&コンチェルト・ケルン/
 ヴィヴァルディ「四季」

ヴィヴァルディ:
 四季
 弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.156
 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア「聖なる墓に」RV.169
佐藤俊介(Vn)
コンチェルト・ケルン
BC 0300830
(LP)
\4600



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELODIYA



エミール・ギレリス 生誕100年記念エディション(50CD)


MEL1002433
(CD 50枚組)
\60000→\49990
《完全限定盤》
世界初出音源、正規盤初出音源、世界初CD化を含む貴重な収録内容

 1916年、ウクライナのオデッサに生まれたエミール・ギレリスは6歳でピアノを始め、13歳でデビュー。
 1933年、16歳で全ソ連ピアノコンクールで優勝を飾ります。
 1938年にはイザイ国際コンクールで優勝、国際的な名声を得るとともに世界での活躍の足がかりとしました。

 ギレリスは冷戦中も西側で自由な活動を行うことをソ連政府から許された最初の芸術家となり、日本にも何度か来日して人気を博しましたが、1986年10月14日に急逝、円熟の極みにあっただけにその死は多くのクラシック・ファンから惜しまれました。

 「リヒテル生誕100年記念エディション」に続き、メロディア(Melodiya)が総力を結集してリリースする今回の「ギレリス生誕100年記念エディション」もリヒテルと同じく50枚組の豪華限定ボックス。

 1935年の最初のスタジオ録音に始まり、1984年のモスクワでのラスト・コンサートにおけるベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」までと、その生涯のほとんどをカバーした内容は、同じ曲でも、その表現法が刻一刻と磨かれる様子を目の当たりにすることができるでしょう。

 最初のスタジオ録音に含まれる「リスト:モーツァルトの《フィガロの結婚》の主題による幻想曲」はコンクールで大騒動を巻き起こした曲として知られるもので、確かにこの演奏は後に「鋼鉄のタッチのピアニスト」の異名をとるギレリスを彷彿させます。

 共演したアーティストも特筆すべき人たちで、彼の妹で優れたヴァイオリニストであったエリザヴェータや、盟友コーガン、ロストロポーヴィチ、ヴィオラ奏者だった頃のバルシャイなどとの室内楽や、コンドラシン、スヴェトラーノフら名指揮者との一連の協奏曲も迫真の名演です。

 20世紀における偉大なるピアニストの集大成ボックス。
 豪華な装丁も含めリスナーにとっては、またとない贈り物です。
CD1.
1.リスト:モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による幻想曲(ブゾーニ補筆版) BV B66
2.ジャン=バティスト・ルイエ:“組曲” 第1番 ト短調-ジーグ(ゴドフスキー編)
3.プーランク:パストゥレル 変ロ長調 FP45
4.ドビュッシー:“夜想曲”‐祭り(ボーウィック編)
5.リスト:“パガニーニ練習曲”‐第5番 ホ長調「狩り」
6.ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調 WoO1
7.ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23
8.メンデルスゾーン:“無言歌”‐二重唱 Op.38-6
9.メンデルスゾーン:“夏の夜の夢”‐スケルツォ(ラフマニノフ編)
10.リスト:ハンガリー狂詩曲 第6番 変二長調 S244/6
11.タウジヒ:スカルラッティのソナタニ短調 K.9&ホ長調 K20からパストラーレとカプリッチョ【世界初出音源】
12.ラフマニノフ:絵画的練習曲「音の絵」‐変ホ短調 Op.39-5【世界初出音源】
録音
1935年…1.2
1937年…3.4
1940年…5.6
1946年…7
1947年…8
1949年…9-12
Remastering‐M.Pilipov

CD2.
ショパン:
 1.夜想曲 ハ短調 Op.48-1【世界初出音源】
 2.即興曲 第2番 嬰へ長調 Op.36【世界初出音源】
 3.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66【世界初出音源】
 4.ポロネーズ「英雄」変イ長調 Op.53【世界初出音源】
リスト: 5.ピアノ・ソナタ ロ短調 S178【正規盤初出】 6.忘れられたワルツ 第1番 S215【正規盤初出】
ドビュッシー:映像 第1集【正規盤初出】
7.第1番 水に映る影
8.第2番 ラモー賛歌
9.第3番 動き
録音
1949年…1-6
1948年…7
1947年…8.9
Remastering‐E.Barykina

CD3.
ベートーヴェン:
1.創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO80
2-4.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53【世界初出音源】
5-8.ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101【世界初出音源】
シューマン:
9-12.ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.22
録音
1946年…1
1947-1948年…2-4
1950年…5-12
Remastering‐E.Barykina

CD4.
1-3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
4-7.ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83【世界初出音源】
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音
1954年…1-3
1952年…4-7
Remastering‐M.Pilipov

CD5.
1-3.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23【世界初CD化】
4-6.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19【世界初CD化】
ソヴィエト国立交響楽団…1-3
コンスタンティン・イワノフ(指揮)…1-3
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団…4-6
クルト・ザンデルリンク(指揮)…4-6
録音
1951年…1-3
1958年…4-6
Sound engineer‐A.Grossman (4-6)
Remastering‐M.Pilipov

CD6.
1-3.キュイ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.84
4-6.ボロディン:ピアノ三重奏曲 ニ長調(1861)
7-9.アリャビエフ:ピアノ三重奏曲 イ短調(1820)
10-12.アリャビエフ:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(1834)
エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン)…1-3
ドミトリー・ツィガーノフ(ヴァイオリン)…4-12
セルゲイ・シリンスキー(チェロ)…4-9
録音
1951年…1-3
1950年…4-6,10-12
1947年…7-9
Sound engineers‐E.Fedulov, D.Gaklin (7-12)
Remastering‐E.Barykina

CD7.
1-4.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 RV31
5-7.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ハ長調 K296
8-10.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第35番 イ長調 K526
11-12.ハイドン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Hob.XV:32
エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン)
録音
1951年
Remastering‐N.Radugina

CD8.
1-3.モーツァルト:ピアノ三重奏曲(ディヴェルティメント) 変ロ長調 K254
4-6.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO38
7-10.フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)・・・7-10
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
録音
1952年・・・1-3
1950年・・・4-6
1958年・・・7-10
Sound engineers: E. Fedulov (1-6), N. Shtilman (7-10)
Remastering‐M. Pilipov

CD9.
1-3.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30
4-6.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音 1949年3月15日 ライヴ
Remastering‐M. Pilipov

CD10.
1.J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903【世界初出音源】
2-4.モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K570【世界初出音源】
5-8.シューマン:ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op.11【世界初出音源】
9.リスト:忘れられたワルツ 第1番 S215【世界初出音源】
10.リスト:“パガニーニ大練習曲”-第3番「ラ・カンパネラ」S141【世界初出音源】
録音 1948年11月1日 ライヴ
Remastering‐M. Pilipov

CD11.
1-3.モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K570
4-23.シューマン:謝肉祭 Op.9
ショパン:
24.夜想曲 ハ短調 Op.48-1
25.即興曲 嬰ヘ長調 Op.36
26.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
27.マズルカ ヘ短調 Op.7-3
28.マズルカ ホ短調 Op.41-2 ラヴェル:“クープランの墓”より3つの小品 【世界初出音源】
29.第1番:前奏曲
30.第3番:フォルラーヌ
31.第6番:トッカータ
録音 1950年4月7日 ライヴ
Remastering‐M. Pilipov

CD12.
1.ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV435【世界初出音源】
2-5.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3【世界初出音源】
ショスタコーヴィチ:“24の前奏曲とフーガ” Op.87より【世界初出音源】
6.第1番:ハ長調
7.第5番:ニ長調
8.第24番:ニ短調
9-12.スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.6【世界初出音源】
録音 1952年1月5日 ライヴ
Remastering‐E.Barykina

CD13.
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178 2.チャイコフスキー:夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4【世界初出音源】
3.メンデルスゾーン:エチュード イ短調 Op.104b-3【世界初出音源】
4.ファリャ:“恋は魔術師”-「火祭りの踊り」(1921)【世界初出音源】
5.リスト:“超絶技巧練習曲”-第11番「夕べの調べ」S139
6.リスト:ハンガリー狂詩曲 第9番 変ホ長調「ペストの謝肉祭」S244/9
7.ラフマニノフ:楽興の時 変ニ長調 Op.16-5【世界初出音源】
8.ショパン:ポロネーズ 変イ長調「英雄」Op.53【世界初出音源】
録音 ライヴ
1948年11月1日・・・1
1950年4月7日・・・2-4
1952年1月5日・・・5.6
1949年12月21日・・・7.8
Remastering‐M. Pilipov

CD14.
1-3.グラズノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.75
4-7.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.14
8.バラキレフ:“東洋風幻想曲”-イスラメイ
9.ラフマニノフ:楽興の時 変ニ長調 Op.16-5
10.ラフマニノフ:“幻想小曲集”-第4番「道化役者」Op.3-4
11.プロコフィエフ:“3つのオレンジへの恋”-行進曲【世界初出音源】
録音 1950年3月3日 ライヴ
Sound engineer‐V.Parfionova
Remastering‐N.Radugina

CD15.
チャイコフスキー:6つの小品 Op.19
1.夕べの夢想
2.ユーモラスなスケルツォ
3.アルバムの綴り
4.夜想曲 嬰ハ短調
5.カプリッチョーソ
6.創作主題と変奏 ヘ長調
7-8.スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 Op.30
9.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第3番 イ短調 Op.28
10.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178【世界初出音源】
11.リスト:忘れられたワルツ 第1番 S215【世界初出音源】
12.アルベニス:“旅の思い出”Op.71‐入江のざわめき(マラゲーニャ)【世界初出音源】
13.ファリャ:“恋は魔術師”-「火祭りの踊り」(1921)【世界初出音源】
録音 ライヴ
1950年3月3日・・・1-6
1957年3月2日・・・7-13
Sound engineer‐D.Gaklin (1-6)
Remastering‐M.Pilipov

CD16.
1-3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
4-5.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 Op.40
6-8.メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲 第1番 ト短調 Op.25
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音 1951年1月23日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD17.
1.フランク:交響的変奏曲 FWV46【世界初CD化】
2.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22【世界初CD化】
3-5.サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22【世界初CD化】
6.リスト:“パガニーニ大練習曲”‐第3番「ラ・カンパネラ」【世界初CD化】
モスクワ放送交響楽団・・・1-5
カール・エリアスベルク(指揮)・・・1-5
録音 1951年3月4日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD18.
1.ショパン:
 ピアノと管弦楽のための“ドン・ジョヴァンニ”の「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調 Op.2【世界初出音源】
2.ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調 M82【世界初出音源】
3.ババジャニアン:ピアノと管弦楽のための英雄的バラード(1950)【世界初出音源】
4.サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22‐第3楽章 プレスト【世界初出音源】
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音 1953年5月14日 ライヴ
Remastering‐N.Radugina

CD19.
1-3.モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K570【世界初出音源】
ドビュッシー:映像 第1集
4.第1番 水に映る影
5.第2番 ラモー賛歌
6.第3番 動き
ドビュッシー:版画
7.パゴダ
8.グラナダの夕べ
9.雨の庭
プロコフィエフ:
 10-13.ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.14【世界初出音源】
 14-23.つかの間の幻影 Op.22【世界初出音源】
 24.トッカータ ニ短調 Op.11【世界初出音源】
25.プロコフィエフ:“3つのオレンジへの恋”-行進曲【世界初出音源】
録音 1953年10月3日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD20.
ドメニコ・スカルラッティ:
 1.ソナタ ニ短調 L422/K141【世界初出音源】
 2 .ソナタ ロ短調 L449/K27【世界初出音源】
 3.ソナタ ト長調 L487/K125【世界初出音源】 4.ソナタ 嬰ハ短調 L256/K247【世界初出音源】
 5.ソナタ イ長調 L395/K533【世界初出音源】
6-9.シューマン:ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op.11 【世界初出音源】
ストラヴィンスキー:“ペトルーシュカ”より5つの断片
 10.ロシアの踊り(ストラヴィンスキー編)
 11.ペトルーシュカの部屋(ストラヴィンスキー編)
 12.ムーア人の部屋(T.スツァント編)
 13.バレリーナの踊り(T.スツァント編)
 14.謝肉祭の市(ストラヴィンスキー編)
録音 1957年2月23日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD21.
1.ブラームス:ロマンス ヘ長調 Op.118-5
2.メンデルスゾーン:エチュード イ短調 Op.104b-3
チャイコフスキー:6つの小品 Op.19
3.夕べの夢想
4.ユーモラスなスケルツォ
5.アルバムの綴り
6.夜想曲 嬰ハ短調
7.カプリッチョーソ
8.創作主題と変奏 ヘ長調
9-12.ヴァインベルク:ピアノ・ソナタ 第4番 ロ短調 Op.56
13.ドビュッシー:アラベスク 第2番 ト長調【世界初出音源】
14.アルベニス:“旅の思い出”Op.71‐入江のざわめき(マラゲーニャ)【世界初出音源】
録音
1950年・・・3-8
1954年10月3日・・・1.2 ライヴ
1957年2月23日・・・9-14 ライヴ
Remastering‐E.Barykina

CD22.
1-3.ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11【世界初出音源】
4.モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K382【世界初出音源】
5-7.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58【世界初出音源】
モスクワ室内管弦楽団・・・1-4
ルドルフ・バルシャイ(指揮)・・・1-4
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団・・・5-7
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)・・・5-7
録音 ライヴ
1959年1月16日・・・1-4
1966年3月24日・・・5-7
Sound engineer‐I.Veprintsev (5-7)
Remastering‐М.Pilipov

CD23.
1.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22【世界初出音源】
2-4.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
5-7.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第2番 ト長調 Op.44
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音
1952年・・・1
1959年12月23日・・・2-7 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD24.
1.J.S.バッハ:イタリア風アリアと変奏 イ短調 BWV989
2.シューベルト:即興曲 ヘ短調 D935 No.1【世界初出音源】
3-6.シューマン:ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op.11【世界初出音源】
7-9.カバレフスキー:ピアノ・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op.45【世界初出音源】
録音 1959年1月22日 ライヴ
Remastering‐N.Radugina

CD25.
ドメニコ・スカルラッティ:
1.ソナタ ニ短調 L422/K141
2.ソナタ ヘ長調 L116/K518
3.ソナタ ニ長調 L423/K32
4.ソナタ ヘ短調 L118/K466
5.ソナタ イ長調 L395/K533
6.ソナタ ロ短調 L449/K27
7.ソナタ ト長調 L487/K125
8-1.C.P.E.バッハ:ソナタ イ長調 H186
11-13ハイドン:ソナタ ハ短調 Hob.XVI:20
録音 1960年12月26日 ライヴ
Remastering‐N.Radugina

CD26.
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178
2-5.ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35
6-9.シューマン:ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op.11
録音 1961年10月4日&10日 ライヴ
Sound engineer‐I.Veprintsev

CD27.
1-4.チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.80
ストラヴィンスキー:“ペトルーシュカ”より5つの断片
5.ロシアの踊り(ストラヴィンスキー編)
6.ペトルーシュカの部屋(ストラヴィンスキー編)
7.ムーア人の部屋(T.スツァント編)
8.バレリーナの踊り(T.スツァント編)
9.謝肉祭の市(ストラヴィンスキー編)
10-12.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 Op.84
録音 1962年4月9日 ライヴ
Sound engineer‐I.Veprintsev (1-4)
Remastering‐M.Pilipov

CD28.
1-8.ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ【世界初CD化】
9.リスト:ハンガリー狂詩曲 第15番「ラコッツィ行進曲」S244/15【世界初出音源】
10.ストラヴィンスキー:“ミューズをつかさどるアポロ”‐アダージョ(ストラヴィンスキー編)(1928)【世界初出音源】
11.ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66【世界初出音源】
12.ストラヴィンスキー:“ペトルーシュカ”‐ロシアの踊り(1911)(ストラヴィンスキー編)【世界初出音源】
13-15.クレメンティ:ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.34-1
16.ラモー:クラヴサンのための組曲 ホ短調‐村娘(ロンドー)
17.ラモー:クラヴサンのための組曲 ホ短調‐タンブーラン
18.ラヴェル:“鏡”-道化師の朝の歌
19.J.S.バッハ:前奏曲 ロ短調 BWV855a(アレクサンドル・ジロティ編)
20.ストラヴィンスキー:“ミューズをつかさどるアポロ”‐アダージョ(ストラヴィンスキー編)(1928)
21.ストラヴィンスキー:“ペトルーシュカ”‐ロシアの踊り(1911)(ストラヴィンスキー編)
22.ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23-5
録音 ライヴ
1959年1月22日・・・1-12
1960年12月26日・・・13-17
1961年10月4日&10日・・・18-21
1962年4月9日・・・22
Remastering‐E.Barykina

CD29.
1-3.ハイドン:ソナタ ハ短調 Hob.XVI:20【世界初出音源】
ショパン:
4.“ドン・ジョヴァンニ”の「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調 Op.2【世界初出音源】
5.夜想曲 変ホ長調 Op.55-2【世界初出音源】
6.バラード 第1番 ト短調 Op.23【世界初出音源】
7-9.ハチャトゥリアン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調(1961) 【世界初出音源】
録音 1963年2月15日 レニングラード ライヴ
Remastering‐E.Barykina

CD30.
1.ドビュッシー:“小組曲”‐「小舟にて」【世界初出音源】
2.ドビュッシー:アラベスク 第2番 ト長調【世界初出音源】
3.ラヴェル:“鏡”-道化師の朝の歌【世界初出音源】
4.ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66【世界初出音源】
5.プーランク:パストゥレル 変ロ長調 FP45【世界初出音源】
6.ラフマニノフ:前奏曲 変ロ長調 Op.23-2【世界初出音源】
7-30.ショパン:24の前奏曲 Op.28
録音 レニングラード ライヴ
1963年2月15日・・・1-6
1953年1月26日・・・7-30
Remastering‐E.Barykina

CD31.
1-3.ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
4-6.プーランク:田舎のコンセール ニ長調 FP49
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音 1962年10月12-13日 ライヴ
Sound engineer‐A.Grossman
Remastering‐M.Pilipov

CD32.
1.シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940(カバレフスキーによるピアノと管弦楽編) 【世界初出音源】
2-15.サン=サーンス:組曲“動物の謝肉祭”R125
16-19.リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S124
エミール・ギレリス(ピアノ)
ヤコブ・ツァーク(ピアノ)・・・2-15
ダニール・シャフラン(チェロ)・・・2-15
ソヴィエト国立交響楽団・・・1-15
キリル・コンドラシン(指揮)・・・1
カール・エリアスベルク(指揮)・・・2-15
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団・・・16-19
キリル・コンドラシン(指揮)・・・16-19
録音
1962年10月12日(13日)・・・1 ライヴ
1951年・・・2-15
1950年・・・16-19
Sound engineer‐I.Veprintsev (1)
Remastering‐E.Barykina

CD33.
1-4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101【世界初出音源】
ブラームス:幻想曲集 Op.116【世界初出音源】
5.カプリッチョ ニ短調
6.間奏曲 イ短調
7.カプリッチョ ト短調
8.間奏曲 ホ長調
9.間奏曲 ホ短調
10.間奏曲 ホ長調
11.カプリッチョ ニ短調
12.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178【世界初出音源】
13.リスト:忘れられたワルツ 第1番 S215【世界初出音源】
14.シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18【世界初出音源】
録音 1965年3月21日 ライヴ
Remastering‐E.Barykina

CD34.
シューベルト:
1-3.ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D784
6つの楽興の時 D780
4.第1番:ハ長調
5.第2番:変イ長調
6.第3番:ヘ短調
7.第4番:嬰ハ短調
8.第5番:ヘ短調
9.第6番:変イ長調
10.ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23
録音 キエフ
1965年4月6日 ライヴ
Remastering‐E.Barykina

CD35.
ベートーヴェン:
1-3.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
4-6.ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
エミール・ギレリス(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音 1966年4月22日 ライヴ
Sound engineers: I.Veprintsev, E.Buneyeva
Remastering‐N.Radugina

CD36.
シューベルト: 1-3.ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D784【世界初出音源】
6つの楽興の時 D780
4.第1番:ハ長調
5.第2番:変イ長調
6.第3番:ヘ短調
7.第4番:嬰ハ短調
8.第5番:ヘ短調
9.第6番:変イ長調
ショスタコーヴィチ:
10-13.ピアノ・ソナタ 第2番 ロ短調 Op.61
録音 1965年3月13日 ライヴ
Sound engineer‐М.Pakhter
Remastering‐Е.Barykina

CD37.
ベートーヴェン:
1-3.ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」Op.13
4-6.ピアノ・ソナタ 第14番「月光」Op.27-2
7.シューベルト:即興曲 ヘ短調 D935 No.1
8.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
9.ラヴェル:水の戯れ
10.メトネル:ソナタ“忘れられた調べ”イ短調 Op.38-1
11.ショパン:新練習曲 第2番 変イ長調
12.ショパン:練習曲 ヘ短調 Op.25-2
13-14.プロコフィエフ:“3つのオレンジへの恋”Op.33ter‐第2番「スケルツォ」,第1番「行進曲」
録音 1968年12月21&23日 ライヴ
Sound engineers:I.Veprintsev, E.Buneyeva
Remastering‐E.Barykina

CD38.
1-4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101
シューマン:
5.プレスト・アパッショナート(原曲:ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.22より)
4つの夜曲
6.第1番:葬列
7.第2番:奇妙な仲間
8.第3番:夜の宴
9.第4番:独唱つきの輪唱
10-12.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 Op.84
録音 1967年1月26日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD39.
ベートーヴェン:
1-3.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53【正規盤初出】
4.ヴラニツキーのバレエ“森のおとめ”のロシア舞曲の主題による12の変奏曲 WoO71【正規盤初出】
5.創作主題による32の変奏曲 WoO80【正規盤初出】
6-9.ウェーバー:ピアノ・ソナタ 第2番 変イ長調 Op.39【正規盤初出】
録音 1967年10月18日 ライヴ
Sound engineer‐M.Pakhter
Remastering‐E.Barykina

CD40.
モーツァルト:
1-3.ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K281
4.パイジエッロの歌劇“哲学者気取り”の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 K398
5.グルックの“メッカの巡礼”による10の変奏曲 ト長調 K455
6.幻想曲 ニ短調 K397
7-9.ピアノ・ソナタ イ短調 K310
録音 1970年1月5日 ライヴ
Sound engineer‐M.Kustov

CD41.
1-3.モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K533/494 【世界初出音源】
4.ショパン:ポロネーズ ハ短調 Op.40-2【世界初出音源】
5.リスト:スペイン狂詩曲 S254
プロコフィエフ:つかの間の幻影 Op.22より
6.第1番:Lentamente
7.第3番:Allegretto
8.第5番:Molt giocoso
9.第11番:Con vivacita
10.プロコフィエフ:“3つのオレンジへの恋”Op.33ter‐行進曲
11.スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
12.ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23-5
13.ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23
14.シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
録音 ライヴ
1972年2月12日・・・1-4
1967年10月18日・・・5-10
1967年1月26日・・・11.12
1965年3月13日・・・13.14
Sound engineer‐M.Pakhter (5-14)
Remastering‐М.Pilipov

CD42.
チャイコフスキー:
1-3.ピアノ協奏曲 第2番 ト長調 Op.44
4.ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.75
5.ピアノ協奏曲 第3番のリハーサル
エミール・ギレリス(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音 ライヴ
1970年1月3日・・・1-3
1968年2月20日・・・4.5

CD43.
1-4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26
プロコフィエフ:
5.ピアノ・ソナタ 第3番 イ短調 Op.28
6.前奏曲 ハ長調 Op.12-7
つかの間の幻影 Op.22より
7.第1番:Lentamente
8.第3番:Allegretto
9.第5番:Molto giocoso
10.第7番:Pittoresco(Arpa)
11.第8番:Commodo
12.第10番:Ridicolosamente
13.第11番:Con vivacita
14.第17番:Poetico
ラフマニノフ:
15.ひなぎく Op.38-3
16.前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2
17.ヴォカリーズ Op.34-14
18.前奏曲 変ロ長調 Op.23-2
19.前奏曲 変ト長調 Op.23-10
20.前奏曲 ロ長調 Op.23-11
21.前奏曲 ト短調 Op.23-5
22.スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
23.J.S.バッハ:前奏曲 ロ短調 BWV855a
録音 1977年12月24-25日 ライヴ
Remastering‐E.Barykina

CD44.
ベートーヴェン:
1-3.ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1
4-7.ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26
8.シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7
9.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S244/2
録音 1976年2月12日 ライブ
Remasterin‐M.Pilipov

CD45.
シューマン:4つのピアノ小品 Op.32
1.スケルツォ
2.ジーグ
3.ロマンス
4.小フーガ
ブラームス:4つのバラード Op.10
5.第1番:ニ短調 Andante
6.第2番:ニ長調 Andante
7.第3番:ロ短調「間奏曲」 Allegro
8.第4番:ロ長調 Andante con moto
ショパン:
9.ポロネーズ:ハ短調 Op.40-2
10-13.ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58
録音 1977年12月27日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD46.
ベートーヴェン:
1-4.ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3
5-7.ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79
8-10.ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調「告別」Op.81a
11-12.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90
13.ヘンゼルト:性格的練習曲 OP.2‐第6番 嬰ヘ長調「もし私が鳥ならば」
14.リスト:“パガニーニ練習曲”‐第5番 ホ長調「狩り」
録音 1980年10月20日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov

CD47.
1.ベートーヴェン:創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調「エロイカ変奏曲」Op.35
ブラームス:4つのバラード Op.10
2.第1番:ニ短調 Andante
3.第2番:ニ長調 Andante
4.第3番:ロ短調「間奏曲」 Allegro
5.第4番:ロ長調 Andante con moto
シューマン:
6.アラベスク ハ長調 Op.18
7.トッカータ ハ長調 Op.7
ショパン:
8.新練習曲 第2番 変イ長調
9.ポロネーズ 変イ長調「英雄ポロネーズ」Op.53
録音 ライヴ
1980年10月20日・・・1
1976年2月12日・・・2-5
1977年12月27日・・・8.9
Remastering‐M.Pilipov

CD48.
ブラームス:
1.パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35 第1集
7つの幻想曲 Op.116
2.カプリッチョ ニ短調
3.間奏曲 イ短調
4.カプリッチョ ト短調
5.間奏曲 ホ長調
6.間奏曲 ホ短調
7.間奏曲 ホ長調
8.カプリッチョ ニ短調
9-21.シューマン:交響練習曲 Op.13
録音 1983年1月9日 ライヴ
Remastering‐N.Radugina

CD49.
シューマン:4つのピアノ小品 Op.32
1.スケルツォ
2.ジーグ
3.ロマンス
4.小フーガ
メンデルスゾーン:
5.“無言歌”‐二重唱 Op.38-6
6.練習曲 イ短調 Op.104b No.3
スクリャービン
7-10.ピアノ・ソナタ 第3番 嬰へ短調 Op.23
5つの前奏曲 Op.74
11.苦しみ、悲痛な
12.十分に遅く、瞑想的に
13.劇的アレグロ
14.ゆっくりとした、漠然と、あいまいな
15.高慢な、好戦的な
16.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第3番 イ短調 Op.28
録音 ライヴ
1983年1月9日・・・1-6
1984年1月26日・・・7-16
Sound engineer‐V.Ivanov (1-6)
Remastering‐M.Pilipov

CD50.
1-4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
録音 1984年1月26日 ライヴ
Remastering‐M.Pilipov


<メジャー・レーベル>

SONY



8898531134-2
(22CD)
\9200→\8490
[レオンタイン・プライス90歳記念リリース]

 レオンタイン・プライス/
   プリマドンナ・アッソルータ〜アルティメイト・オペラ・レコーディングズ
   (リマスター版) 


[CD1-3]
 モーツァルト:歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/フィオルディリージ),
  タチアナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ/ドラベッラ),
  ジョージ・シャーリー(テノール/フェルランド),シェリル・ミルンズ(バリトン/グリエルム),
  ジュディス・ラスキン(ソプラノ/デスピーナ),
  エツィオ・フラジェッロ(バス/ドン・アルフォンソ), 他,
  アンブロジアン・オペラ・コーラス, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
  エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
   [録音]1967年8〜9月, ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
[CD4-6]
 ビゼー:歌劇『カルメン』(全曲:ギロー校訂版)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/カルメン), フランコ・コレッリ(テノール/ドン・ホセ),
  ロバート・メリル(バリトン/エスカミーリョ),ミレッラ・フレーニ(ソプラノ/ミカエラ), 他,
  ウィーン少年合唱団, ウィーン国立歌劇場合唱団,
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
   [録音]1963年11月18〜27日、ウィーン、ゾフィエンザール
[CD7-8]
 ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/ドンア・エルヴィーラ),
  カルロ・ベルゴンツィ(テノール/エルナーニ), マリオ・セレナ(バリトン/ドン・カルロ),
  エツィオ・フラジェッロ(バス/ドン・ルイ・ゴメス・デ・シルヴァ), 他,
  RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団, トーマス・シッパース(指揮)
   [録音]1967年7月, ローマ、イタリアRCA・オペラ・スタジオ
[CD9-10]
 ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/レオノーラ), プラシド・ドミンゴ(テノール/マンリーコ),
  フィオレンツァ・コッソット(メッゾ・ソプラノ/アズチェーナ),
  シェリル・ミルンズ(バリトン/ルーナ伯爵),他,
  アンブロジアン・オペラ・コーラス, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
  ズービン・メータ(指揮)[録音]1967年8月, ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
[CD11-12]
 ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/アメリア),
  カルロ・ベルゴンツィ(テノール/リッカルド), ロバート・メリル(バリトン/レナート),
  シャーリー・ヴァーレット(メッゾ・ソプラノ/ウルリカ), 他, RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
   [録音]1966年6月, ローマ、イタリアRCA・オペラ・スタジオ
[CD13-15]
 ヴェルディ:歌劇『運命の力』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/レオノーラ),
  リチャード・タッカー(テノール/ドン・アルヴァーロ),
  ロバート・メリル(バリトン/ドン・カルロ), ジョルジョ・トッツィ(バス/グアルディアーノ新譜),
  シャーリー・ヴァーレット(メッゾ・ソプラノ/プレツィオジッラ), 他,
  RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団,
  トーマス・シッパース(指揮)[録音]1964年7月, ローマ、イタリアRCA・オペラ・スタジオ
[CD16-17]
 ヴェルディ:歌劇『アイーダ』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/アイーダ),
  グレース・パンブリー(メッゾ・ソプラノ/アムネリス),
  プラシド・ドミンゴ(テノール/ラダメス), シェリル・ミルンズ(バリトン/アモナズロ),
  ルッジェーロ・ライモンディ(バス/ランフィス), ハンス・ゾーティン(バス/エジプト王),他,
  ジョン・オールディス合唱団, ロンドン交響楽団, エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
   [録音]1970年7月, ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
[CD18-19]
 プッチーニ:歌劇『トスカ』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/トスカ), プラシド・ドミンゴ(テノール/カヴァラドッシ),
  シェリル・ミルンズ(バリトン/スカルピア),  ポール・プリシュカ(バス/堂守), 他,
  ジョン・オールディス合唱団, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
  ズービン・メータ(指揮)
   [録音]1972年8月, ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
[CD20-21]
 プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/蝶々夫人), リチャード・タッカー(テノール/ピンカートン),
  ロザリンド・エリアス(メッゾ・ソプラノ/スズキ),
  フィリップ・マエロ(バリトン/シャープレス), ピエロ・デ・パルマ(テノール/ゴロー), 他,
  RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団,
  エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)[録音]1962年7月, ローマ、イタリアRCA・オペラ・スタジオ
[CD22]
 プッチーニ:歌劇『外套』(全曲)〜
  レオンタイン・プライス(ソプラノ/ジョルジェッタ),
  プラシド・ドミンゴ(テノール/ルイージ), シェリル・ミルンズ(バリトン/ミケーレ) , 他,
  ジョン・オールディス合唱団, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
  エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)
   [録音]1971年6〜7月, ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール

 20世紀アメリカが生んだ最高のディーヴァ、レオンタイン・プライス。2017年の生誕90年を記念して、プライスがRCAに録音したオペラ全曲盤10曲を、新規24ビット・リマスターでリイッシューするスペシャル・ボックスです(「カルメン」のみ2008年リマスター)。
 いずれも伸びやかな美声を堪能できる名演です。「カルメン」(2008年リマスター)以外は、全て今年2016年にオリジナル・マスターテープから24bit/96KHzリマスターが行われております。
 ブックレットには、ドイツの声楽家専門ジャーナリスト、音楽評論家であるユルゲン・ケスティングによる書き下ろしエッセイ(欧文のみ)を収録予定。
 なお、歌詞対訳は付属しません。(ボックスの大きさはL 9.2 cm x W 13.6cm x H 13.4 cm)
 


8898536636-2
(2CD)
\3200→\2890
クリスチャン・ヤルヴィ/スティーヴ・ライヒ:デュエット
スティーヴ・ライヒ:
<CD1>
 1.2つの独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのデュエット
 2.クラッピング・ミュージック
 3.フォー・セクションズ
  (1)弦楽器(2)打楽器
  (3)木管と金管(弦楽器とともに)(4)フル・オーケストラ
<CD2>
 4.ダニエル・ヴァリエーションズ[オーケストラ版世界初録音]
 5.ユー・アー(ヴァリエーションズ)[オーケストラ版世界初録音]
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
MDR交響楽団,
MDR合唱団/
ヴァルトラウト・ヴェヒター&
 アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン:CD1-1)/
スティーヴ・ライヒ&
 クリスチャン・ヤルヴィ(クラッピング:CD1-2)
 ミニマル・ミュージックの巨匠スティーヴ・ライヒ生誕80年記念リリース。
 世界初録音2曲収録。クラッピング・ミュージックにはライヒ自身が参加。
 ■ネーメ・ヤルヴィの二男、パーヴォ・ヤルヴィの弟、俊才クリスチャン・ヤルヴィによる新録音は、ミニマル・ミュージックの始祖、スティーヴ・ライヒの80歳の誕生日(10月3日)を記念するアニヴァーサリー・アルバムです。このアルバムのきっかけは、ライヒがライプツィヒMDR響の「コンポーザー・イン・レジデンス」をつとめたことで、それ以来3年がかりで収録が実現しました。「ダニエル・ヴァリエーションズ」、「ユー・アー(ヴァリエーションズ)」のオーケストラ版は世界初録音、「クラッピング・ミュージック」は、ライヒ本人とクリスチャンによるパフォーマンスが収録されています。
 ■ライヒはクリスチャンの演奏について、「クリスチャン、極め細やかで正確かつ感情のこもった2枚組のCDをありがとう。2曲のヴァリエーションは私の最高傑作であり、このアルバムにはそれらの非常に美しい演奏が収録されている」と絶賛の言葉を連ねています。「デュエット」と「フォー・セクションズ」は去る5月にクリスチャンが東京都響と演奏し鮮烈な印象を与えた作品です。

【録音】2016年、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス[CD1: ライヴ /CD2:セッション]
 


8898536109-2
\2500→\2290
ガボール・ボルドツキ / オリエンタル・トランペット協奏曲集
 1) ペンデレツキ:トランペット協奏曲,
 2) ハチャトゥリアン(エルデーイ・ペーテル編):
   子供のアルバム第1集『少年時代の画集』より「小さな歌」、
 3) ファジル・サイ:トランペット協奏曲,
 4) アルチュニアン:トランペット協奏曲 変イ長調,
ガボール・ボルドツキ(トランペット)
ユーレック・デュバール(指揮)
シンフォニエッタ・クラクフ

 「極めて優れた才能」と高く評価されるトランペット奏者、ガボール・ボルドツキの最新作は、それぞれ、ポーランド、グルジア、トルコ、アルメニアの作曲家による、オリエンタルな近現代作曲家による作品。
 ペンデレツキの作品は、2015年に演奏者ガボール・ボルドツキのために書かれた作品。ピアニストとして有名なファジル・サイの作品も、2010年に彼のために書かれた作品です。
 ハチャトゥリアンの作品はもともとピアノ曲ですが、ハンガリーの作曲家エルデーイが、トランペット協奏曲風に編曲したもの。
 そしてアルチュニアンは、ドクシツェルのためにヴィルトゥオーゾ・ショウピースとして作曲されたもので、現代のトランペット奏者にとって欠かすことの出来ないコンチェルトのレパートリーです。
 それぞれの国の旋律を基調とし、気高くも魅力に溢れた作品を、ボルドツキはテクニックによるのみならず、表現的に見事に吹き分けています。

【Gabor Boldoczki(ガボール・ボルドツキ)】
 1976年ハンガリーのセゲド生まれ。“モーリス・アンドレの後継者“と称され、2004年ザルツブルク音楽祭デビューの際は”柔らかなアーティキュレーション、極めて優れた才能、自信に満ちたアンブシュア、華麗な超絶技巧・・・あらゆる音楽をものにする最高質のソリスト”などの絶賛を浴びています。14歳でザラエゲルセグ(ハンガリー)の国際コンクールで1等獲得。ヴァイネル音楽院、リスト音楽院に学び、またラインホルト・フリードリヒにも師事、頭角を表してきました。
 21歳でミュンヘン国際コンクールで最高位、第3回モーリス・アンドレコンクールでグランプリを獲得、一躍注目を浴びました。1999年8月リームスマ財団よりダビドフ賞、2002年年間最優秀ヤング・アーティスト賞を獲得。2003年10月エコー・クラシック賞最優秀新人賞を獲得、2008年ドイツ・フォノ・アカデミーより最優秀管楽器奏者に選ばれています。
 「自然で柔らかで息の長いフレーズと多彩な音色」 「彼の超絶技巧はラースロー・フェニェーの踊るような音色、軽やかな弦さばきと完璧な対比を成し遂げている」 「トランペット奏法の伝統が、あくまで軽く、生き生きとまた現代的なセンスをもって見事にここに継承されている」と絶賛を受けています。

 【録音】2015年10月, 2016年7月, ポーランド、ルスワビツェ、ヨーロピアン・クシシュトフ・ペンデレツキ・音楽センター



<LP>


DG(LP)


479 6310
(3LP)
\8500
《Reich:
 Drumming/ Six Pianos /
 Music for Mallet Instruments, Voices and Organ》

LP1 :
 Drumming (Part I) /Drumming (Part II)
LP2 :
 Drumming (Part III) /Drumming (Part IV)
LP 3:
  Six Pianos / Music for Mallet Instruments, Voices and Organ
 スティーヴ・ライヒ80歳記念リリース
 ライヒ 伝説の1974年にリリースされたライヒ、伝説の3枚組LPが180g重量盤LPで再登場!
 ライヒの誕生日に合わせ、1974年1月、ハンブルクのポリドール・スタジオで録音され大反響を呼んだ彼のキャリアの中で重要な位置を占める音源が重量盤LPで復活しました。
 各アルバムをデジタルで無料ダウンロード(MP3)できるunique code入り。



<映像>


ICA(映像)



ICAD-5140
(2DVD)
\4800→\4390
ボールト&ロンドン・フィル
 エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」Op.38

〈DVD1〉
 オラトリオ「ゲロンティアスの夢」Op.38
  収録 1968年3月29日 カンタベリー大聖堂
〈DVD2〉
 「エイドリアン・セドリック・ボールト」
  ヴァーノン・ハンドリーによるドキュメント映像
   1989年4月8日 BBC放送映像
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ピーター・ピアーズ(テノール)
ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
エイドリアン・ボールト
収録時間:100分+60分(ボーナス映像) 音声:英語歌唱 ステレオ2.0 字幕:なし 画面:4:3 カラー REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク

 1889年、エルガー(1857-1934)は彼より8歳年上の弟子、キャロライン・アリス・ロバーツと結婚、その際、親交のあったナイト神父からお祝いとしてもらったのがジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿の長編詩「ゲロンティアスの夢」でした。以前からその詩に魅せられていたエルガーは、結婚の翌年1899年から1900年にかけて、この詩を壮大なオラトリオとして完成させました。
 それは「死期せまる主人公ゲロンティアスが死の恐怖に慄く場面から始まり、司祭の導きによって彼の魂はこの世を離れます。別世界では天使と悪魔の駆け引きがあり、ゲロンティアスも一度は堕落しそうになりますが、天使から祝福の言葉を受けたことで、彼の全てが浄化され、神の元に旅立つ」という物語です。
 エルガーの諸作の中でも最も神秘的な詩情に満ちた作品で、初演当時からイギリスでは高く評価されていますが、宗教色が強いせいか、日本ではあまり親しまれることのない作品です。
 そんな「ゲロンティアスの夢」、日本のファンに親しまれるきっかけの一つとなったのが、エルガーの親友でもあったボールトが1975年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したレコードでした。この録音はペンギン・ガイドで「献身的な演奏」、グラモフォン・ガイドでも「ボールトは普遍的な人間性を表現している」と絶賛されたもので、この録音はCDとしても何度も復刻され、全ての音楽好きを喜ばせています。
 それに先立つ1968年のこの映像は、ジャネット・ベイカー、ピーター・ピアーズ、ジョン・シャーリー=カークの3人を招き、カンタベリー大聖堂での収録です。これはイギリス初となるBBCのカラー撮影による音楽番組であったため、当時イギリス国内にあった9台の「カラー撮影が可能なカメラ」のうち8台を用意しての撮影となったそうです。映像監督は30歳目前のブライアン・ラージが担当。歴史的瞬間が克明に捉えられています。
 ボーナス映像は、エイドリアン・ボールトの生誕100年を記念して制作されたドキュメンタリーフィルム。エルガー協会会長アンドリュー・ニールによる手記も含まれたボールトの生涯を、彼のアシスタントも務めたヴァーノン・ハンドリーが追っていくものです。















9/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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SAKURA



SAKURA 8
\3000→\2790
「もっと早く知り合っていたかった…」(宇野功芳)
 佐藤久成第4 弾
  「HISAYA 魔弓のレジェンド」

 (1)アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
 (2)ヴラディゲロフ:ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」Op.16
 (3)シモネッティ:マドリガル
 (4)ドヴォルザーク:母の教え給いし歌
 (5)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 (6)-(11)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
  【棒踊り/腰帯踊り/足踏み踊り/角笛踊り/
   ルーマニア風ポルカ/速い踊り】
 (12)パガニーニ:カンタービレ
 (13)アルベニス:タンゴ
 (14)シューマン:幻想曲 ハ長調Op.131
 (15)フォーレ:夢のあとに
佐藤久成(ヴァイオリン)
小田裕之(ピアノ)
 宇野功芳氏追悼盤。
 最晩年の宇野功芳氏がいのちを懸けて世に広めたヴァイオリン界の風雲児、HISAYA の第4弾、満を持して発売!

 セッション録音:2014年12月9&10日/三芳町文化会館 コピスみよし/192kh24bit、高品位録音

 「レコード芸術」特選をはじめ、圧倒的な高評価に輝いた「魔界のヴァイオリン」(SAKURA 1)、「魔界のヴァイオリンII」(SAKURA 4)、そして「久成+ 功芳、仙台フィル宇和島ライブ」(SAKURA 5)に続き、音の魔術師HISAYA のSAKURA レーベル第4 弾が登場!今回も“流石、HISAYA!”と思わせる魅力的な選曲で、往年の巨匠が愛奏した名曲が並びます。今回もHISAYA 節炸裂でコクのある濃厚な表現に圧倒されます。

 ヴァイオリン界の絶滅危惧種的存在のHISAYA が前人未踏の領域に達そうとしており、ここに宇野功芳氏に捧げる追悼盤が完成しました。なお、録音はALTUS が担当しており192khz・24bit の高品位録音です。
 「僕の人生の最後に彼の様な才能に出会えて良かった。久成君をもっと羽ばたかせたかった…もっと早く知り合っていたかった…」(宇野功芳)




J.S. Bach-Stiftung


B348CD
\4100
J.S.バッハ:カンタータ集 第15集
 1-8.喜びて舞いあがれ BWV36
 9-14.償いをなせ、そは恐ろしき言葉 BWV168
 15-20.汝いずこに行くや BWV166
ヌリア・リアル(ソプラノ)…1-8
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)…1-8
ヨハネス・カレシュケ(テノール)…1-8.9-14
クラウス・ヘーガー(バス)…1-8
ノエミ・ゾーン・ナード(ソプラノ)…9-14
アントニア・フライ(アルト)…9-14
ピーター・ハーヴェイ(バス)…9-14
テリー・ウェイ(アルト)…15-20
ゲルト・テュルク(テノール)…15-20
マルクス・フォルペルト(バス)…15-20
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団
ルドルフ・ルッツ(指揮)
録音 スイス,トローゲン 福音主義教会、2007年12月14日…1-8 2013年2月22日…9-14 2008年4月18日…15-20

 おなじみルドルフ・ルッツによる「レクチャー付き、バッハ:カンタータ演奏会」の録音です。
 残念なことにCDにはレクチャー部分は入っていませんが、当日のコンサートは「演奏→レクチャー→演奏」の順番に行われ、曲の解釈に磨きをかけながら、聴衆も理解を深めるという画期的な仕組みになっています。
 今回はBWV36「喜びて舞いあがれ」、BWV168「償いをなせ、そは恐ろしき言葉」、BWV166「汝いずこに行くや」の3曲を収録。もともとは誕生日のための世俗カンタータとして書かれたBWV36は、5回に渡る改編を経て、最終的には待降節 第1主日のためのカンタータになった作品です。当初あったレチタティーヴォはカットされ、ルターの賛美歌「来たれ、異教徒の救い主よ」とニコライの賛美歌「なんと美しく明けの明星が」のメロディが追加され、8曲からなる大規模なカンタータになったものです。BWV168は三位一体節後第9主日のためのカンタータ。日々の務め(会計報告?)を提出しないと、雷に打たれるという内容。ルカ福音書のエピソードです。
 BWV166は復活節後第4日曜日のためのカンタータ。イエスを信じる者たちの祈りとこの世の幸福の儚さ、そしてイエスの言葉が織り交ぜられながら進む美しい音楽です。




ONDINE



ODE-1278
\2400→\2190
シベリウスの次世代作曲家、エングルンドとクラミのヴァイオリン協奏曲集
 1-3.エイナル・エングルンド(1916-1999):ヴァイオリン協奏曲(1981)
 4-6.ウーノ・クラミ(1900-1961):ヴァイオリン協奏曲(1943/1954改編)
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
オウル交響楽団
ヨハネス・グスタフソン(指揮)
録音 2015年月8-9日…1-3, 2016年3月4-5日…4-6、フィンランド オウル、マデトーヤ・ホール
Recording Producer: Seppo Siirala Digital Editing: Seppo Siirala Recording Engineer: Enno Maemets, Editroom Oy, Helsinki

 シベリウスの次世代を担う2人の作曲家、エングルンドとクラミのヴァイオリン協奏曲集。この2曲はともに20世紀フィンランドを代表する名協奏曲として知られ、第二次世界大戦中に作曲されたクラミの作品は、1944年にストックホルムで初演されています。
 彼の作品にはフランス音楽〜ラヴェルや六人組からの影響も指摘されていますが、この協奏曲ではクラミ自身の作風が確立されており、更に晩年に改訂されたこの版は伴奏部分がよりシンフォニックになっています。また2016年に生誕100年を迎えるエングルンドは、20世紀後半のフィンランドを代表する作曲家の一人。
 大戦後しばらくは、ショスタコーヴィチやプロコフィエフとの親和性を感じさせる作風でしたが、晩年になるとこの協奏曲も含め、抒情的な作風を好むようになります。作品は初演こそ成功しましたが、その後はあまり演奏されることがありませんでした。これら2つの作品を演奏するのは、名手ベンヤミン・シュミット。OEHMSレーベルへの一連の録音や、ONDINEレーベルへのリゲティ、ショスタコーヴィチ、レーガー作品の録音で高く評価されています。

 


ODE-1285
\2400→\2190
ラルス・フォークト(ピアノ)
 シューベルト:ピアノ作品集

 1-4.即興曲 Op.90 D899
  〈ハ短調 Allegro moderato/変ホ長調 Allegro/
   変ト長調 Andante/変イ長調 Allegretto〉/
 5-10. 6つのドイツ舞曲 D820
  〈変イ長調/変イ長調/変イ長調/変ロ長調/変イ長調/変イ長調〉/
 11-16.楽興の時 Op.94 D780
  〈第1番:ハ長調/第2番:変イ長調/第3番:ヘ短調/
   第4番:嬰ハ短調/第5番:ヘ短調/第6番:変イ長調〉
ラルス・フォークト(ピアノ)
録音 2016年3月29-31日
ドイツ ケルン、ドイツ放送 室内楽ホール

 Recording Producer: Stephan Schmidt  Editing: Stephan Schmidt  Recording Engineer: Michael Morawietz
 ドイツ、デューレン生まれのピアニスト、ラルス・フォークトのシューベルト。1998年からは「シュパヌンゲン音楽祭(発電所の音楽祭)」を主宰、また2003-2004年のシーズンにはベルリン・フィルの「イン・レジデンス・ピアニスト」に任命され、数多くの室内楽や独奏曲を演奏しているピアニストです。
 これまでにONDINEレーベルからは、ブラームス、モーツァルトの室内楽と、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をリリースし、その磨き抜かれた演奏は多くのファンを魅了しています。
幅広いレパートリーを持つフォークト、シューベルトも大得意としており、もう一つの即興曲集(D946)は2007年に録音し他のレーベルからリリースするなど、強い愛着を抱いています。
 このアルバムは「即興曲」と「楽興の時」の組み合わせに、6つのドイツ舞曲を併せたユニークなもので、シューベルトの溢れ出るような美しいメロディが、フォークトらしい独特の叙情性を持って演奏されています。




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Steinway & Sons



STNS-30063
\2300→\2090
ナターシャ・パレムスキ〜ピアノ・リサイタル Natasha
 1-4.ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ 第2番 嬰へ短調 Op.2
 5-7.ガブリエル・カハネ(1981-):ピアノ・ソナタ
 8-10.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83
 11.バラキレフ(1837-1910):東洋風幻想曲「イスラメイ」
ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)

 「超絶技巧を誇ったピアニストだった作曲家バラキレフでさえ『自分の手に負えない』パッセージが含まれていることを認めたという難曲《イスラメイ》。パレムスキはこの曲に強烈な名人芸を披露した」
  …ニューヨーク・タイムズ紙

 「アルゲリッチと比較してはいけない。しかし、比較が避けられないほど、パレムスキは明らかに同じ気質と技術を有している」
  …アメリカ・レコード・ガイド

各紙で絶賛されているモスクワ生まれの若きピアニスト、ナターシャ・パレムスキ。4歳でピアノを始めた彼女は8歳の時にアメリカに移り、サンフランシスコ音楽院で学び、その翌年にはデビュー・コンサートを果たしています。幅広いレパートリーを持つ彼女、ロイヤル・フィルとのチャイコフスキー&ラフマニノフの協奏的作品や、プロコフィエフのチェロ・ソナタでの伴奏など、特色ある録音がいくつかありますが、今回のリサイタル・アルバムでは新たな魅力を見せてくれます。ブラームスの冒頭の和音の激しさや、叩きつけるようなプロコフィエフは、確かに若きアルゲリッチの情熱的な風貌を彷彿させる要素を持っています。




肉食系パレムスキのチャイコフスキー
Natasha Paremski plays Rachmaninov & Tchaikovsky
RPO
SP044
\2000
ナターシャ・パレムスキのチャイコフスキーPC第1番!
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23/
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
ファビエン・ゲーベル(指揮)
録音 2012年12月5-6日 ロンドン ヘンリー・ウッド・ホール
 こちらに向かって嫣然と微笑む美女。ちょっと厚化粧になってしまいましたが、彼女はモスクワ生まれの若いピアニストナターシャ・パレムスキ。4歳でピアノを始め、8歳でアメリカに移住。サンフランシスコ音楽院で学び、9歳でデビュー・コンサートを果たしています。
 15歳でロサンゼルス・フィルハーモニー管との共演で世界的な注目を浴び、以降、多数のオーケストラと共演。その演奏は映像やCDとしてリリースされ一層のファンが拡大しているところです。
 彼女は現代曲も得意ですが、ここではラフマニノフとチャイコフスキーというロシアの王道に挑戦。繊細かつ豪快な演奏は、聴き手の耳を捉えて離しません。

 http://natashaparemski.com/ 彼女のサイトもどうぞ。





旧譜
実はひっそりベストセラーだった
ちょっと昔のパレムスキのアルバム

BELAIR
BAM 2030
\2200
ルービンシュタイン:
 ピアノ協奏曲第4番
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ナターシャ・パレムスキ(P)
ドミトリ・ヤブロンスキー指揮
モスクワ・フィル

 ルビンシテインのピアノ協奏曲第4番はロシア・コンチェルト史上に残る傑作だと思うのだが、一般的知名度はなぜかかなり低い。録音にはポンティの名演があるが、ここで弾いているパレムスキは写真で見ると明らかにまだ若い。こんな若い女の子にこの曲のニュアンスが伝わるかと思っていたが、そのプロフィールを見て唖然・・・16歳。・・・おいおい・・・。ワイルドやヤブロンスカヤに学んだアメリカ期待の少女ピアニストなのだそうだ。少年少女向けコンクールでは当然華々しい賞歴をあげており、現在は地方のオケと地道な演奏活動を繰り広げているという。若手には弾いてほしくないとはいえ、16歳の天才美少女ピアニストとなるとまた話しは別。ポンティの演奏と比べるなんていう野暮はしないで、その天性の純粋な才能をたっぷり楽しめばいいかな、と。
 一方、店主思うところの史上最高の名曲「パガニーニの主題による狂詩曲」も、十分すぎるほど才気あふれる素敵な演奏。リズム感が鮮烈。

 ひょっとすると廃盤かも・・・。すみません。

可愛かった頃

BELAIR
BAM 2031
\2200
ヤング・ショパン
ショパン:
 「お手をどうぞ」変奏曲
 ポ−ランド民謡の主題による幻想曲
 ロンド「クラコヴィアク」
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ナターシャ・パレムスキ(P)
ドミトリ・ヤブロンスキー指揮
モスクワ・フィル
 前作が評判よかったのだろう、第2弾としてリリースされた「ヤング」だった頃のパレムスキのショパン。
 こちらもひょっとすると廃盤かも・・・。すみません。

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STNS-30054
\2300→\2090
オコナー、健在だった!
 ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲 ハ長調 Op.120
ジョン・オコーナー(ピアノ)

 1947年アイルランド、ダブリンに生まれたベテラン・ピアニスト、ジョン・オコーナー。ダブリン大学でカルロ・ゼッキらに師事、更に1971年ウィーン音楽アカデミーでディーター・ウェーバーとヴィルヘルム・ケンプから教えを受けました。様々なコンクールを制覇し国際的な演奏活動を行う傍ら、教育者としても優れた成果をあげています。
 幅広いレパートリーを持ちますが、なかでも母国の作曲家ジョン・フィールドの夜想曲全集は非常に高く評価されています。また、1973年に開催されたベートーヴェン国際ピアノコンクールで第1位を獲得した経験を持つオコーナーにとって、ベートーヴェンのソナタと協奏曲は得意中の得意であり、何度も演奏し、録音もありますが、今回の「ディアベリの主題による変奏曲」は円熟期を迎えたオコーナーの新たな境地を切り開く演奏です。



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 オコナー、健在だった!

 なんか久しぶりにその名を聞いた気がする。
 ジョン・オコーナー。
 TELARCレーベルの大黒柱としてフィールドやベートーヴェンで人気を博した。とくにフィールドのノクターン集は大ヒットした。
 その後ベートーヴェンのピアノソナタ全集で高い評価を得、さらにピアノ協奏曲をリリース。
 でもそれからあまり名前を聞かなくなった。少なくとも大きなメイン・アルバムは出ていないと思う。

 そのオコ−ナーの新譜!
 
 いまいろいろネットを見てみたら、どうやら後進の指導を熱心にやっているらしい。
https://youtu.be/niz9oT26QO0

 面影残ってます。
 

 それが何かのきっかけでまた録音への思いが高まったのだろう。
 選曲もベートーヴェンとハイドンというのが嬉しい。


オコーナー、TELARC時代の代表作
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集

さすがにちょっと入手困難状態。海外から入れます。

TEALRC
CD 80704
(2CD)
¥2300
海外直輸入
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15
 ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ジョン・オコーナー(ピアノ)
ロンドン交響楽団/
指揮:アンドレアス・デルフス

 指揮者アンドレアス・デルフスは、ミルウォーキー交響楽団の音楽監督を10年務めたあと、ごく最近ホノルル交響楽団の首席指揮者に任命された中堅指揮者。20歳の時にハンブルク大学オーケストラの音楽監督、そしてハンブルク州立歌劇場の歴代最若手のアシスタントを務めた実績ある人として知られている。

録音:2008年2月14-17日 ロンドン、アビーロード・スタジオ

TELARC
CD 80675
\2300
海外直輸入
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第2番&第5番<皇帝>
ジョン・オコーナー(Pf)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレアス・デルフス



これが伝説のノクターン
フィールド・ブームはここから始まったと思う。

CD 80199
\2300
海外直輸入
フィールド:15のノクターン ジョン・オコーナー(Pf)
 全曲ではないが1990年代はとにかくよく売れた。



 


STNS-30058
\2300→\2090
ジョン・オコーナーもう一枚
 ハイドン:ピアノ・ソナタ集

 1-3.ピアノ・ソナタ 第47番 ロ短調 Hob16:32/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob16:23/
 7-9.ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Hob16:46/
 10-12.ピアノ・ソナタ 第33番 ハ短調 Hob16:20/
 13-14.ピアノ・ソナタ 第58番 ハ長調 Hob16:48
ジョン・オコーナー(ピアノ)

 アイルランドのベテランピアニスト、ジョン・オコーナーのハイドン・ソナタ集。
 ベートーヴェンの権威として知られる彼のまた違った面を楽しめる1枚です。ハイドン作品の持つ軽妙さと、凝りに凝った形式、対位法、ユーモラスなメロディは、同じ古典派の作品でもベートーヴェンやモーツァルトとはかなり違った味わいを持っています。
 チェンバロからピアノへと移り変わる時代に書かれたこれらの作品を演奏するためには、軽やかな指運びとセンス、遊び心が必須ですが、オコーナーは全てを見事にクリアしています。


 

STNS-30043
\2300
Melody’s Mostly Musical Day‐朝から夜までメロディいっぱい!
 1.チャイコフスキー:おかあさん/
 2.モーツァルト:バター付きパン/
 3.ハフ:宝石箱/
 4.プロコフィエフ:ピーターとおおかみ/
 5.プーランク:象のババールのお話/
 6.サティ:子供のための献立表/
 7.グリーグ:おばあさんのメヌエット/
 8.ド・リュリ:チョップスティック奇想曲/
 9.ビーチ:おばあさんの庭の小さな花/
 10.メラルティン:《眠れる美女》から「蝶々のワルツ」/
 11.フィーナ:バンブル・ブーギー/
 12.リャードフ:私は蚊と踊る/
 13.ムソルグスキー:子供の遊び/
 14.ゴーティエ:秘密/
 15.バスビー:ソフティ氏の変奏曲/
 16.コリア:子供の歌/
 17.フォーレ:組曲「ドリー」より子守歌/
 18.グバイドゥーリナ:鼓手/
 19.スコット:発電所/
 20.リヨンズ/ヨスコ:スパゲッティ・ラグ/
 21.ガーシュウィン:ウォーキング・ザ・ドッグ/
 22.ヴィラ=ロボス:アルニター/
 23.モーツァルト:きらきら星/
 24.パルムグレン:星は光る/
 25.ブラームス:子守歌/
 26.ショパン:子守歌
ジェニー・リン(ピアノ)

 Steinway and Sonsレーベル初の「子供向け」のコンピレーション・アルバムの登場。
 演奏はレーベルを代表する名手ジェニー・リンによるもので、もちろんお子様からその親、祖父母の世代まで、全ての人々にお楽しみいただける内容です。
 朝起きてから夜眠るまで、一日ずっとステキなメロディに包まれていたい・・・そんな人にもオススメします。珍しい曲もありますが、全て解説(英語)が付けられています。
 

STNS-30050
\2300
Tango Nuevo
 1.シーグレル:エル・エンペドラード/
 2.シーグレル:ミロンゲッタ/
 3.ピアソラ:ミケランジェロ 70(シーグレルによる2台ピアノ編)/
 4.シーグレル:アスファルト/
 5.シーグレル:マリア・シウダッド/
 6.シーグレル:エレガンテ・カニェンギート/
 7.ピアソラ:アディオス・ノニーノ(シーグレルによる2台ピアノ編)/
 8.シーグレル:プレースズ/
 9.シーグレル:ミロンガ・エン・デル・ビエント/
 10.ピアソラ:フーガとミステリオ(シーグレルによる2台ピアノ編)/
 11.ピアソラ:ブエノス・アイレス・ホラ・セロ(シーグレルによる2台ピアノ編)/
 12.シーグレルサンドゥンガ/
 13.ピアソラ:リベルタンゴ(シーグレルによる2台ピアノ編)
パブロ・シーグレル(ピアノ)/
クリストファー・オライリー(ピアノ)
 録音 2015年12月7-10日 ヴァージニア ボイス、ソノ・ルミナス・スタジオ

 アルゼンチンが生んだ大作曲家アストル・ピアソラ。そして彼の後の世代であるパブロ・シーグレル。この2人のコラボレーションによる華麗なタンゴの世界をたっぷりと。
 シーグレルは1978年から1989年までピアソラのバンドでピアニストとして活動しており、ピアソラの音楽をダイレクトに伝えることができる人として知られています。
 シーグレルのモダンなタンゴも、ピアソラの名曲も、全てシーグレルのアレンジによる2台ピアノの華麗な響きで堪能できます。
 

STNS-30052
\2300
Havana Moon
 1-2. デリベラ(1948-):Cape Cod Filesより
  〈第4番:チキータ・ブルース/第2番:バンドネオン〉/
 3.ヴィラ・ロボス(1887-1959):ニューヨーク・スカイライン・メロディ/
 4.デル・アギーラ(1957-):タンゴ・トリオ Op.71/
 5.ホフレ(1983-):スウィート・ドリーム/
 6.ホフレ:プリマヴェーラ/
 7.デリベラ:ハバネラ/
 8.デル・アギーラ:夜想曲 Op.62/
 9.デリベラ:コントラダンツァ/
 10.デリベラ:ベネズエラのワルツ/
 11.ヴィラ=ロボス:苦悩のワルツ/
 12.デル・アギーラ:静寂 Op.107/
 13-14.デリベラ:Cape Cod Filesより
  〈第3番:レクオネリアス/第1番:ベニー〉
トランスアトランティック・アンサンブル
〈メンバー:
 エヴリン・ユレックス(ピアノ)/
 マリアム・アダム(クラリネット)〉/
《特別参加》
 ライアナ・ゴールジャ(ヴァイオリン)/
 JP.ホフレ(バンドネオン)
録音 2015年8月 ドイツ ベルリン、トラウムトン・スタジオ…1-2.4-7.9-10.12-14. 2015年3月26日 ニューヨーク スタインウェイ・ホール…3.8.11

 クラシックとジャズを融合させ、革新的なレパートリーを作り出す「トランスアトランティック・アンサンブル」。
 メンバーはピアノのユレックスとクラリネットのアダムの2人で、時には仲間たちも参加、幽玄かつダイナミックなサウンドで聴き手を魅了します。
 このアルバムでは、いわゆる“ラテン音楽”が演奏されていますが、中身は本当に多種多様。リズム重視のデリベラ、メロディ重視のデル・アギーラ、お馴染みヴィラ=ロボス、このアルバムでバンドネオンを演奏しているホフレ。
 どれも憂愁と情熱がブレンドされた名曲です。




TOCCATA



TOCC-328
\2300→\2090
バチェヴィチウス:ピアノ作品集 第2集
 1.星の詩曲(詩曲 第3番)Op.7(1927)/
 2.詩曲 第4番 Op.10(1929)/3.練習曲 第2番 Op.19(1933)/
 4.幻想曲 Op.39(1944)/5.練習曲 第4番 Op.43(1946)/
 6-8.ソナタ 第4番 Op.53(1952-1953)/9.幻想的舞曲 Op.55(1954)/
 10-12.想起 Op.57(1955)〈幻影/ユモレスク/瞑想〉/
 13.練習曲 第5番 Op.61(1956)/
 14-16.3つの音楽の思考 Op.75(1966)
   ※4-13…初録音
ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ)
録音 2015年10月11.13.15.26日、ヴィリニュス リトアニア国立フィルハーモニー 大ホール
Recording engineers: Vilius Keras and Aleksandra Suchova

 リトアニアのピアニスト、作曲家ヴィタウタス・バチェヴィチウス(1905-1970)。20世紀リトアニア音楽界の先駆者であったにもかかわらず、その作品はほとんど知られていません。
 最近になってTOCCATAレーベルだけでなくNAXOSレーベルからもアルバムがリリースされ、作品の片鱗がわかるようになってきましたが、まだ彼の妹であるバチェヴィチの知名度には劣るのが実情です。
 もともとピアニストとして名声を博し、ヨーロッパからアメリカでコンサート・ツアーを行っていたところ、滞在先のアメリカで第二次世界大戦が勃発、文書が不備で帰国困難となったまま、リトアニアがソビエト連邦に併合されてしまったというエピソードを持つ人です。アメリカでは苦難の時を過ごしましたが、そんな中でも作品を書き続け、1967年にはアメリカの市民権を獲得、その3年後に亡くなっています。
 既発盤の第1集もユニークでしたが、この第2集には、ヴァレーズやヴォルペなど多くの作曲家の影響が窺われる作品も含まれています。



バチェヴィチウス 第1集
モテットかと思ったらモットだった・・・ピアノ曲です
Bacevicius: The Complete Mots for solo piano, solo organ and two pianos
TOCC0134
\2600
ヴィタウタス・バチェヴィチウス:ピアノ作品集第1集
 1.モット第1番Op.18/2.モット第2番Op.21/3.モット第3番Op.27/
 4.モット第4番Op.31/5.モット第5番Op.59/
 6.モット第6番Op.72/7-9.モット第7番Op.73
ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ)…1.3-9/
マシュー・ルイス(オルガン)…2/
ウルズラ・オッペンス(ピアノ)…7-9

 リトアニアの作曲家&ピアニスト、バチェヴィチウス(1905-1970)は「知られざる」20世紀音楽の先駆者の一人です。
 このアルバムは彼の代表作で7つの「モット」(リトアニア語?odis…言葉の意)が収録されています。これらは1933年から1966年の間に書かれていて、スクリャビンの作風を継承する初期のスタイルからプロコフィエフやストラヴィンスキーの影響を受けながら少しずつ変容し、やがては彼独自の音楽的言語へと進化していく様子を見ることができます。オルガンで奏される幽玄な第2番、音が粒子のように飛び跳ねる第7番など、とても面白いものばかりです。

 録音 2010年1月28日リトアニア国立フィルハーモニー,グレート・ホール

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TOCC-341
\2300→\2090
ヨアヒム・ラフ:チェロとピアノの作品全集
 1-2. 2つのロマンス Op.182(1873)〈第1番:Andante/第2番:Andante〉/
 3-4. 2つの幻想的小品 Op.86(1854)
  〈第1番:出会い Andante、quasi moderato/
   第2番:思い出 Andante, quasi Larghetto〉/
 5.二重奏曲 Op.59(1848/1867改編)/
 6-9.チェロ・ソナタ ニ長調 Op.183(1873)
  ※1.2.4.6-9…初録音
ヨーゼフ・メンドーズ(チェロ)/
リム・テヨン(ピアノ)
録音 2016年4月11.12.18日、5月2日 カリフォルニア グレンドラ、シトラス大学レコーディング・スタジオ
Recording engineer: Tim Jaquette

 スイス生まれのロマン派の作曲家、ヨアヒム・ラフ(1822-1882)。その生涯に数多くの作品を残した人ですが、それらはほとんど演奏されることなく、唯一、ヴァイオリンのための小品「カヴァティーナ」のみが知られていました。
 最近になってようやく、彼の書いた交響曲やピアノ曲、室内楽曲などの演奏、録音が増えてきて、その作品が知られるようになりつつあります。
 とりわけ、彼が敬愛していたリストの作風を継承しながらも、控えめな美しさを誇る一連のピアノ曲は一聴に値するものです(GRAND PIANOレーベルから全集録音がリリースされています)。
 アメリカ在住のチェリスト、メンドーズと韓国のピアニスト、リム・テヨンによる《チェロとピアノの作品全集》はそんなラフの秘曲集に属するもので、ほとんどの小品はもちろんのこと、極上のチェロ・ソナタでさえも世界初録音。
 ラフという作曲家の奥深さが感じられる1枚となっています。




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 ラフって誰?


 チューリヒに生まれ、11の個性的なシンフォニーを残し一部に熱狂的なファンをもつラフ(1822−1882年)。

 マルティヌーやバックス、シュルホフ、ノアゴー、ジョージ・ロイド、カンチェリ、ハンス・フーバー、ジョリ・ブラガ・サントス・・・、これまでもさまざまなシンフォニストたちの全交響曲を紹介してきたが、超メジャーになりきれないこうした隠れた交響曲を紹介するのは、知られざる秘宝を発掘する喜びに似て、かなり嬉しい。

 さてそのラフ。

 リストに見出され、新ドイツ楽派の作曲家として活躍、メンデルスゾーン、シューマンとブラームスの間を繋ぐ重要なシンフォニストとして位置付けられる。
 リストに見出される以前、20代のころメンデルスゾーンの力添えでピアノ佳曲が出版されたことが作曲家としてやっていく大きな動機付けになったとも言われる。ただ当時19世紀に作曲家としてやっていくのはかなり大変だったようで、もともと独学で作曲を学んでいたこともあり、その作曲家としての生活はかなり苦しかったらしい。

 そんなときハンス・フォン・ビューローと親交をもつことができたラフは、いろいろな形で支援を受けることになる。
 その後メンデルスゾーンに直接教えを受けることができたのもビューローのおかげであったという。そして、ビューローの義父であるリストに紹介され、認められる。それからはリストの雑用係兼秘書、そしてオーケストレ−ションの手伝いまでするようになる。そこで多大なる影響を受けたラフは、文学と音楽の融合哲学、ドイツ的ロマンの香りを受け継ぐ。

 しかし次第にその御用聞き的立場に嫌気が差し(「プロメテウスやタッソーのオーケストレーションはほとんど自分がやった。」と語っていたらしいし、実際そうだったという)、リストの元から離れる決意をする。

 ヴィースバーデンに去ってからはピアノ教師をしながら作曲に専念、そこでワイマールの劇場主の娘と結婚も果たす。
 最晩年はフランクフルトの音楽院の院長を務め、そこでは当時としては画期的なことだが女性のピアノ教授を招き話題を呼ぶ(クララ・シューマンという名前の人だった・・・)。

 華やかな音楽界とは一線をおいた人生ではあったが、なんとなく一本筋の通った人だったような気がする。
 そんな彼の代表作は11曲の交響曲。1曲1曲なかなか凝った作品である。



TUDOR ヨアヒム・ラフ交響曲全集


TUDOR 7099
\2700
ラフ:交響曲 第1番 作品96「祖国に」 ハンス・シュタットルマイアー指揮
バンベルク響

 全5楽章70分という大作。39歳のときの作品で、すでにリストとも決別した後であり、若書きの駄作ではない。明らかにメンデルスゾーンやシューマンの後継者的作品で、馥郁たるドイツ・ロマン、そしてリヒャルトすら思わせる華麗な管弦楽手法は、堂々たるドイツ・ロマン派シンフォニーの傑作。
 作曲家の執念のようなエネルギーを感じる作品。

TUDOR 7102
\2700
ラフ:
 交響曲 第2番 ハ長調 作品140
 組曲「テューリンゲンより」
ハンス・シュタットルマイア指揮
バンベルク交響楽団

 ラフの「田園交響楽」と呼ばれる第2番。どこまでも美しく平和で、朗らかな豊かさをもった作品。それゆえに深みにかけるといわれることもあるが、こんな美しい旋律に彩られたシンフォニーに出会えただけで幸せ。作曲は前作から10年近く経過した47歳のとき。

TUDOR 7088
\2700
ラフ:交響曲第3番ヘ長調 Op.153《森にて》
   イタリア組曲
ハンス・シュタットルマイアー指揮
バンベルク交響楽団
 第3番はラフのシンフォニーの中でも最も有名な作品。表題作品で、昼から夜にかけての「森」の様子を描いた文学的内容。寓話的素朴さをもった「昼」の部と、次第に様相を変えてくる「夜」の部の対比が面白い。終楽章は「ドイツ版禿山の一夜」とも呼ばれるが、なるほど壮観!作曲は第2番と同じく47歳のとき。
TUDOR7113
TUDOR 7113
\2700
ラフ:
 交響曲第4番 ト短調 Op.167、
 「ベネデット・マルチェッロ」序曲、
 「ダーメ・コボルト」序曲、
 「言葉」序曲
ハンス・シュタットルマイアー指揮
バンベルク響

 1872年ヴィースバーデンで初演されたこの作品は、ト短調の陰鬱な響きが、雨に濡れた暗い森のように美しい名作。シューマン(1810年生)とブラームス(1833年生)のちょうど真中の世代の作曲家による、ドイツ・ロマンティシズムの重要で豊かな個性が宿った果実がここに聞かれる。終楽章はあきらかにベートーヴェンへのオマージュで、バンベルク響の古きドイツの薫り豊かな響きが強力な武器となって作品の質を高めている。 作曲は50歳のとき。

TUDOR 7077
\2700
ラフ:
 交響曲第5番〈レオノーレ〉
 管弦楽のための組曲第1番
シュタットルマイアー指揮
バンベルク交響楽団

 戦死した恋人の亡霊と馬上で再会するという幻想的な伝説「レオノーレ」がベースとなっている、ラフのもうひとつの代表的交響曲。第1,2楽章が「愛の幸福」、第3楽章が「別れ」、そして終楽章が「死の再会」と題されている。その甘い抒情性と劇的な文学性からもラフの最高傑作といってよい。
 作曲は50歳のとき。この年ラフは一気に3つの交響曲を書き上げるなど、最も創作意欲にあふれていた。

TUDOR 7108
\2700
ラフ:
 交響曲第6番
 〈ハンガリーのメロディ〉組曲第2番
ハンス・シュタットルマイアー指揮
バンベルク交響楽団

 第6番には表題はない。しかし初演時には「生き、努力し、苦しみ、戦い、死に、追い求めて」という言葉がついていたという。これは明らかに作品の哲学性を深め、ベートーヴェンばりに深刻で悲劇的な音楽を作ろうとしたラフの思いを表す。第3楽章の葬送行進曲を聴くまでもなく、実際ラフの作品では異例なほどに重い内容をもったシンフォニーである。そしてその中にブラームス、ドヴォルザークやチャイコフスキーといった作品への潮流を感じることができる。これも作曲は50歳のとき。

TUDOR 7117
\2700
ラフ:
 交響曲第7番「アルプスにて」、
 バッハのシャコンヌの大管弦楽への編曲、
 狂詩曲「夕べに」
ハンス・シュタットルマイアー指揮
バンベルク交響楽団
ラフは有名なリヒャルト・シュトラウスにさかのぼること40年も前にアルプスをテーマにした交響曲を書いていた。スイス・アルプス、というとあまりに安直だが、その安直さを地で行くような単純明快な描写音楽。「高い山脈を歩く」、「山小屋にて」、「湖のほとりで」、「シュヴィングフェストにて−別れ」、という4つの楽章に分かれる。深い精神性はないものの、第6番でそういうのが自分に似合ってないことを悟って開き直ったかのような気楽さがいい。53歳のときの作品。
またバッハの有名なシャコンヌを大管弦楽用に編曲してしまうあたりが、ロマン派の作曲家らしいところ。
TUDOR 7120
TUDOR 7120
\2700
ラフ:
 交響曲第9番 Op.208「夏に」
 交響曲第11番 Op.214「冬」
ハンス・シュタードルマイアー指揮
バンベルク交響楽団

 第9番「夏に」は、1878年に作曲され、翌年の3月にヴィースバーデンで初演され、大成功を収めた。メンデルスゾーン的な幻想味に、ほのかな後期ロマン派のロマン色が加味されたような名作である。第11番「冬」は、1876年から77年にかけて作曲されたが、番号としてはラフの最後の交響曲となり、ラフの死後1883年2月にヴィースバーデンで初演された。この曲も人気の高かった作品で、19世紀前半からの伝統的中規模のオーケストラのすっきりした音で、ロマン色豊かな音楽を描くという、ラフの姿勢が結実している。またチャイコフスキーとの近似が指摘される作品でもある。シュタットルマイアーとバンベルク交響楽団の演奏も完璧である。

 録音:2002年10月15-18日
TUDOR 7127
TUDOR 7127
\2700
ラフ:
 交響曲第8番 Op.205「春の響き」
 交響曲第10番 Op.213「秋に」
ハンス・シュタードルマイアー指揮
バンベルク交響楽団

 交響曲第8番から第11番までは、それぞれに春夏秋冬の標題が与えられており、いわばラフの四季交響曲集となっている。
 第8番「春の響き」は1877年3月にヴィースバーデンで初演された。イ長調の明るさが春の喜びを表す一方で、第2楽章ではワルプルギスの夜(4月30日)を描いているといるのがユニークだ。
 第10番「秋に」は1879年に作曲された。この曲は<エレジー>と題された第3楽章でよく知られており、その面々とした美しさは、1880年代の他の作曲家の作品に大きな影響を与えただろうといわれている。第4楽章は一転して勇壮な狩の様子を描いている。



 

TOCC-367
\2300
フランチェスコ・ニコラ・ファーゴ:独唱と通奏低音のためのカンタータ集
 1.ファーゴ:ソロ・カンタータ《常に甘い忘却》/
 2.ファーゴ:ソロ・カンタータ《この貧しい心》/
 3.シプリアーニ(1678-1753):チェロと通奏低音のための《シンフォニア》/
 4.ファーゴ:アリエッタ・ディヴェルサ《苦しめられ、傷つけられ、嘲笑われ》/
 5.ファーゴ:ソロ・カンタータ《どうやって生きていけば》/
 6.カプスペルベルガー(1580-1651):カポーナ/
 7.ファーゴ:ソロ・カンタータ《悲しみの涙》/
 8.ファーゴ:ソロ・カンタータ《私はあなたの運命がうらやましい》/
 9.コルベッタ(1615-1681):パルティエ・デ・チャコーネ/
 10.ファーゴ:アリエッタ・ディヴェルサ《苦しむ人へのおべっか》/
 11.ファーゴ:ソロ・カンタータ《私は見てない》
  ※1-5.7.8.10.11…初録音
リッカルド・アンジェロ・ストラーノ(カウンターテナー)…1.2.4.5.7.8.10.11/
アンサンブル・バロッコ・デッラ・カペラ・ムジカーレ
 “サンタ・テレサ・デイ・マスキ”/
クラウディオ・マストランジェロ(バロック・チェロ)…3/
ジュゼッペ・ペトレッラ(テオルボ&バロック・ギター)…6.9/
ダヴィデ・ミラノ(ヴィオローネ)…1-5.7.8.10.11/
サビーノ・マンゾ(ハープシコード&ディレクター)
録音 2015年5月27-29日 イタリア バーリ.Church of S. Teresa dei Maschi,
Recording and mixing engineer: Eustacchio Montemurro, Audionova, Matera

 イタリア・バロックの作曲家、ニコラ・ファーゴ(1677-1745)のカンタータ集。
 彼の生まれた町ターラントは舞曲「タランテラ」の発祥の地(毒グモの名の由来でもある)とも言われています。1500年頃から1800年代初頭にかけて、ナポリには数多くの音楽院が存在し、数多くの孤児や女性を含む若者が音楽を学んでいました。ニコラ・ファーゴは音楽院の中でも、とりわけ才能ある音楽家を輩出したピエタ・ディ・トゥルキーニ音楽院の出身であり、ここの卒業生たちのほとんどは次世代の子供たちを教え、その伝統を伝えていました。
 そんなファーゴは「室内カンタータ」の形式を発展させた人として知られています。ここに収録されている6曲のカンタータはいずれも独唱と室内楽によるもので、生き生きとしたリズムによる魅力的な曲ばかり。アルバムには同時代の作曲家の器楽曲を合わせ、全体が小オペラのようにに仕立てられてるところにもご注目ください。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

<LP>


SPECTRUM SOUND(LP)

LPSMBA 024
(LP)
\9600
ベルナール・ミシュラン:未発表レコーディング集 Vol.1
 Side A
  (1)サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.32
 Side B
  (2)パラディス:シチリアーノ
  (3)リャードフ:ロシア舞曲
  (4)グラナドス:スペイン舞曲第2番
  (5)カサド:愛の言葉
  (6)フォーレ:悲歌 Op.24
ベルナール・ミシュラン(チェロ)
(1)タッソ・ヤノプーロ(ピアノ)
(2)-(5)アンドレ・コラール(ピアノ)
(6)ジェルメーヌ・ドヴェーズ(ピアノ)
 エスプリ漂うミシュランの美音。スペクトラム・サウンドより初LP 化で登場。

 録音:(1)1962年10月17日、(2)-(5)1959年1月2日、(6)1961年7月5日/フランス・テレビ・スタジオ(パリ)/完全限定プレス盤、初LP 化、日本語解説付、24bit/192kHz Direct digital transfer 24bit/192kHz Direct digital transfer,180g 重量盤

 フランス国立視聴覚研究所より音源提供を受けた音源を丁寧な復刻で評判のスペクトラム・サウンド。今回はチェリスト、ベルナール・ミシュランの未発表レコーディングからサン=サーンスのチェロ・ソナタ第1 番と小品集が収録しました。
 とりわけ、チェロの復刻を得意とするスペクトラム・サウンド。今回もアナログ・ファン狂喜の出来栄えです。平林直哉氏による日本語解説付、国内プレス限定盤。
 サン=サーンスの伴奏をつとめたタッソ・ヤノポーロは、ジャック・ティボーをはじめ巨匠から厚い信頼を得ていたピアニスト。ミシュランとの相性も抜群です。
 「その伸びやかで典雅な音色を耳にすると、ミシュランもまたまぎれもなくフランスの伝統を受け継ぐ奏者だということが実感される。」(ライナーノートより平林直哉)



<メジャー・レーベル>

DECCA



483 0896
\2300→\2090

ルーシー・ホルシュ(リコーダー)
 《ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集》

ヴィヴァルディ:
 1) リコーダー協奏曲ト長調(原曲:フラウティーノ協奏曲ハ長調RV 443),
 2) リコーダー協奏曲ハ短調RV.441,
 3) 『主が建てたもうのでなければRV.608』より「主が愛する者に眠りを与え」
  (リコーダーと弦楽のための編曲版),
 4) リコーダー協奏曲ト短調Op.10-2「夜」,
 5) 『2台のマンドリンのための協奏曲ト長調RV.532』より第2楽章
  (リコーダーとチェロのための編曲版),
 6) リコーダー協奏曲ヘ長調Op.10-1「海の嵐」,
 7) 歌劇『ジュスティーノ』より「よろこびと共に会わん」
  (リコーダーと弦楽のための編曲版),
 8) 協奏曲集『四季』より「春」第1楽章
  (ジャン・ジャック・ルソーによるリコーダー・ソロ編曲版)
ルーシー・ホルシュ(リコーダー),
アムステルダム・ヴィヴァルディ・プレーヤーズ

 天才リコーダー少女、ルーシー・ホルシュ、デッカ・デビュー!
 アムステルダム出身の17歳のリコーダー奏者「ルーシー・ホルシュ」によるデッカ・デビュー盤。
 彼女は5歳よりリコーダーをはじめ、12歳からスヴェーリンク音楽院で、名手ヴァルター・ファン・ハウヴェ氏に学んでいます。数々のコンクールで優勝し、2015年にコンセルトヘボウ・ヤングタレント賞を受賞しています。
 素晴しいテクニックとアーティキュレーションのみならず、彼女の音の美しさは格別で、色々な音色とヴィブラートを自在に使い分け、ヴィヴァルディの作品の魅力を鮮やかに描き出しています。

 【録音】2016年7月, アムステルダム、ゲラルドゥス・マイェッラ教会
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483 0396
\2300→\2090
《ケント・ナガノ&モントリオール響/死の舞踏》
 1) デュカス:交響的スケルツォ「魔法使いの弟子」,
 2) ドヴォルザーク:
  交響詩「真昼の魔女」Op. 108,
 3) ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」,
 4) バラキレフ:交響詩「タマーラ」,
 5) サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」,
 6) アイヴズ:ハロウィーン
ケント・ナガノ(指揮)
モントリオール交響楽団

 ケント・ナガノ&モントリオール響、第2弾は「ハロウィーン」をコンセプトに選曲
 音楽監督ケント・ナガノとモントリオール交響楽団によるデッカ録音第2弾。
 1980年代〜90年代にかけてDECCAから80枚以上の名盤をリリースしたカナダの名門モントリオール響が2015年に再びDECCAと契約、本作はその2枚目のアルバムです。
 ハロウィーンをキーワードに、主に悪魔や魔女を題材に作曲された管弦楽曲の作品集です。前監督デュトワとの名演が長らく代名詞として語り継がれてきたモントリオール交響楽団ですが、ケント・ナガノという最良のコンダクターを音楽監督に迎え新本拠地メゾン・サンフォニク・ド・モンレアルで、また新たな魅力あふれる演奏が展開されることとなり、今後への期待も一層高まります。

 【録音】2015年10月, モントリオール、ラ・メゾン・サンフォニーク・ド・モンレアル




さすがにちょっとセールス的には苦戦したDECCA第1弾
オネゲル&イベール合作:歌劇『鷲の子』

4789502
(2CD)
\4600→\4190
ケント・ナガノ&モントリオール響、Decca契約第1弾
 《オネゲル&イベール:歌劇『L'Aiglon(鷲の子)』》

  オネゲル&イベール合作:歌劇『L'aiglon (鷲の子)』(全曲)
アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソプラノ),
マルク・バラール(バリトン),
エティエンヌ・デュピュイ(バリトン),
フィリップ・スライ(バリトン),
エレーヌ・ギュメット(ソプラノ),
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト),
モントリオール交響楽団,
ケント・ナガノ(指揮)

 「L'Aiglon=鷲の子」はオネゲルとイベールの合作による5幕からなる喜歌劇です。オネゲルが第2幕、第3幕、第4幕を担当、イベールが第1幕と第5幕を担当しています。
 物語の原作はエドモンド・ロスタンの劇「鷲の子」(1900)を元にアンリ・カインが台本を作成しています。内容はナポレオンとその2番目の妻マリー・ルイーズの息子、ナポレオン2世(ライヒシュタッド公)の生涯のエピソードを描いたものです。
 1937年3月11日にモンテ・カルロ歌劇場で初演され、当時の名ソプラノ、ファニー・ヘルディが主役を演じ大好評となりました。
 今回、Deccaレーベルは、モントリオール交響楽団とケント・ナガノとの契約を結び、最初のリリースとしてこの珍しい作品を選びました。このような作品を積極的に演奏するケント・ナガノの面目躍如といったこの演奏では、全てにフランス語に堪能な歌手たちを配し、この知られざる魅力的な作品を鮮明に描き出しています。

 《録音》2015年3月, モントリオール、メゾン・サンフォニーク・ド・モントリオール




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ERATO



9029595113
(2CD)
\3200→\2890
カプソンが、盟友ブラレイとついに
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集、変奏曲集
CD1
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
CD2
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
 「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
 「魔笛」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
 「魔笛」の主題による12の変奏曲ヘ長調 WoO.66
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
フランク・ブラレイ(ピアノ)
2016年3月、ドイツ、エルマウ城での録音

 新世代の代表的チェリスト、貴公子ゴーティエ・カプソンが、盟友ブラレイとついにチェロ作品の最高峰、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集をリリース。
 しなやかさと大胆さ、そして濃厚な味わいの新世紀ベートーヴェンを聴かせてくれるか。もちろんピアノのブラレイについては何もいうことありません・・・
 二人の「美おじさん」に心行くまで酔わせてほしいところです。



ゴーティエ・カプソン&パーヴォ・ヤルヴィ
ドヴォルザーク&ヴィクター・ハーバート:チェロ協奏曲


 今もかっこいいが、このときのカプソンはルックスも演奏もかっこよすぎ。そりゃいかんだろう、というレベル。
 この演奏も、女子軍に負けっぱなしだったチェロ界の勢力図を一気に男子に持ってくるだけのパワーと勢いがあった。

 ホストクラブに連れて行かれて一番人気のホストにドンペリをグビグビ飲まされている感じ。

 この演奏を「若い」というか?
 しかしホストに対して「若い」ということが全然非難じゃないのと同じで、この演奏の若さは、美しくすばらしくそして神々しい。


VIRGIN→ERATO
5190352
\2400
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ヴィクター・ハーバート:チェロ協奏曲第2番ホ短調Op.30 
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
フランクフルト・ラジオ交響楽団、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮

 ゴーティエがヤルヴィとの共演で完成させた2作目のソロ協奏曲集。
 軽やかで高度なテクニック、高音域でのスィートな音色、その特色が発揮されたドヴォルザーク。
 そしてこの名曲作曲のきっかけとなったハーバートのチェロ協奏曲。
 チェロ協奏曲最高の作品ともいうべきドヴォルザークの名協奏曲と、ドヴォルザークにチェロ協奏曲作曲を動機づけた、リリカルで高度な名技性を持つアイルランド系アメリカ人作曲家ハーバートのチェロ協奏曲第2番という興味深い組み合わせの新録音。
 ハーバートは数々のオペレッタ作品でも知られ、ASCAP(作曲者、著作者&出版社アメリカ協会)の創設者でもある。彼は、ドヴォルザークが1892〜95年に校長を務めたニュー・ヨーク国立音楽院の教授でもあった。
 ドヴォルザークは当初チェロをオーケストラの楽器とみなしていたようだが、1894年3月のハーバートの「チェロ協奏曲第2番」初演(ハーバート自身がソロ・チェロ担当)を聞いて考えを変え、自身の傑作「チェロ協奏曲」を手掛けたという。







店主がブラレイを愛するようになった
大人のベートーヴェン



当初のジャケット


昔のコメントから

「 それは大人のベートーヴェンだった。
 フランク・ブラレイの3作目のアルバム。

 妙に哲学的になることも、精神論をぶちあげることもない。
 情熱的なのだが青臭いそれではなく、過去に何かあったのかな、と思わせるようなユラユラと少しアンニュイな情熱。
 即興的なところを多分に含むのに、それがどこまで計算されたものなのかも分からない。1882年製スタインウェイの色と香りを伝えるために、さまざまな演奏上の工夫が施されているのだろうが、それもどこまで計算されているのか分からない。

 まるでバーの片隅のピアノで、憎いほど男前の外国人がタバコを吸いながらダララランと気ままに弾いている感じ。

 手練手管にたけたドン・ファンのようにも思えるが、実は恐ろしくシャイだったりするのかもしれない。
 「月光」の1楽章も、「熱情」の3楽章も、31番の終楽章も、とんでもないエネルギーと痛いほどの感性に満ちているのに、本人はいたってクール・・・。
 そして演奏が終わってふうっと息をついた後に、静かにこちらを振り返って寂しげに微笑む。

 ・・・こんな心憎いベートーヴェン。

 フランク・ブラレイ。1968年生まれ。
 フランス生まれなのだが、もはや誰も彼をフランス限定のピアニストとして考えてない。
 スケールがでかいのである。
 しかしそれを正面切ってアピールするような無様なことはしない。
 すべてが洒落ている。そして決まっている。
 また2003年のアルゲリッチ音楽祭で急遽アルゲリッチの申し出で代役として来日。
 ラクリン、マイスキーとベートーヴェンの三重協奏曲を披露した。
 「爽やかな好演」と評した人がいたが、突然アルゲリッチの代役として3日間だけ来日し、ラクリン、マイスキーという怪物と組んでベートーヴェンの三重協奏曲を爽やかに演奏して帰る、などという芸当ができる若手ピアニストが果たしてどれだけいるか??」




 吉田秀和氏も大絶賛した。
 「このあたりのブラレイのひき方は細かな心遣いが行き届いているだけでなく、いかに彼が楽譜の中に深く喰い入って、そこからベートーヴェンの「真意」を音に移すのにまじめに取り組んでいるかを示すものとして、私には快く感じられたものである。」(レコード芸術2002 年5 月号より)


HMA 1951750
\1600
フランク・ブラレイ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ
   第14番「月光」,第23番「熱情」,第31番
フランク・ブラレイ(ピアノ)
 録音:2001 年4 月






<映像>


EURO ARTS(映像)

20 64038
(2DVD)
\4400→\3990
フライブルク・バロック・オーケストラとクリスマス
 DVD1 サウンズ・ライク・クリスマス
  1. 聖歌72番「エサイの根より」
  2.J.S.バッハ:信ずる者たちよ、用意して下さい(クリスマス・オラトリオBWV284より)
  3. Le Baylere
  4-6.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調RV270「安らぎ(クリスマス協奏曲)」
  7.ドイツ民謡「マリアは茨の森を通って行った」
  8. ヘンデル:アリア「汝高きところに登り」(オラトリオ「メサイア」HWV56より)
  9-11.エルハルト・マウエルスベルガー:
     「クリスマス」「エサイの根より」「リトル・シング・イエス」
  12-17.コレルリ:合奏協奏曲Op.6-8「クリスマス協奏曲」
  18-21.賛美歌
       「高き天よりわれは来たれり」「静かな夜、聖なる夜」
       「きよしこの夜」「いざ歌え、いざ祝え」
  22. J.S.バッハ:われは満ちたれり(カンタータ第82番BWV82より)
  23. J.S.バッハ:やさしくも愛らしきBWV493
   収録:2000 年9 月、ナウムブルク、シトー会修道院
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮)
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾソプラノ)
アンサンブル・アマルコルド
トーマス・スタンコ・カルテット(JAZZ)
 DVD2 バロック・クリスマス
  J.S.バッハ:
   1.協奏曲ニ長調BWV972よりアレグロ
   2.目覚めよ、血管よ、肢体よ!(カンタータ第110番「私たちの口が笑いで」より)
   3. 神のみもとに人類の場所を得た(クリスマス・オラトリオBWV284より)
   4.モーツァルト:聖霊によりて(ミサ曲ハ短調K.427より)
  J.S.バッハ:
   5.シンフォニア(クリスマス・オラトリオBWV284より)
   6. 神よ、御身の栄光を歌い讃えん(クリスマス・オラトリオBWV284より)
   7. 主よ、あなたの思いやり、あなたの憐れみが(クリスマス・オラトリオBWV284より)
   8. Je me suis leve
   9.もろびと声あげ
   10. 偉大なる主、力強き王(クリスマス・オラトリオBWV284より)
   11. ヘンデル:主はその群を牧者のごとく養い(オラトリオ「メサイア」HWV56より)
   12.J.S.バッハ:組曲ニ長調BWV1068
    収録:1999 年フライブルク大聖堂
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮)
フラウブルク大聖堂少年合唱団
ジャーマン・ブラス
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
 フライブルク・バロック・オーケストラが奏でるクリスマスの名曲。キルヒシュラーガー、ボニー、ゲルネらの歌声も必聴

 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、字幕:英独仏

 フライブルク・バロック・オーケストラによるクリスマスの名曲を収録した映像2 作品をまとめた2 枚組DVD。
 DVD1 は「サウンズ・ライク・クリスマス」と題され、ソリストにアンゲリカ・キルヒシュラーガーを迎え、さらに有名ジャズ・トランペッターのトーマス・スタンコ率いるカルテット共に演奏された、ナウムブルクのシトー会修道院で行われた華やかな映像。
  DVD2 はバーバラ・ボニー、マティアス・ゲルネがフライブルク大聖堂で厳かに歌う「バロック・クリスマス」。名手揃いの親密なアンサンブル、フライブルク・バロック・オーケストラが奏でる珠玉のクリスマス名曲集です。



















9/13(火)紹介新譜(1)
マイナー・レーベル新譜



ATMA CLASSIQUE


ACD2 2735
\2100
ACTIII
 グノー:歌劇『ファウスト』より「不滅の栄誉よ」
 ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「しっ、しっ」
 ラモー:歌劇『イポリトとアリシー』より「夜の讃歌」
 オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より「乾杯、ルター先生」
 ヘンデル:歌劇『リナルド』より「私を泣かせて下さい」
 ビゼー:歌劇『カルメン』より「友よ、祝いの酒を」
 ビゼー:歌劇『真珠採り』より「今でもまだ聞こえるような気がする」
 ガーシュウィン:歌劇『ポーギーとベス』より
  「ああ、神様、おれは行く」
 モーツァルト:歌劇『魔笛』より
  「おお、イシスとオシリスの神よ、なんという喜び!」
 ヴェルディ:歌劇『運命の力』より「天使の中の聖処女」
 ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「女は気まぐれ」
 パーセル:歌劇『ディドとエネアス』より「われらの深き洞穴で」
 モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「愛の息吹」
 オッフェンバック:歌劇『美しきエレーヌ』より「愛国のトリオ」
 ワーグナー:『タンホイザー』より「嬉しや…故郷に戻り来て」
 ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「われらの胸に友情を」
 ヴェルディ:オペラ・メドレー
  (セビリアの理髪師、トロヴァトーレ、愛の妙薬、トゥーランドット)
QUARTOM
 ジュリアン・パテノード(バリトン)
 ギャエタン・ソヴァージュー(テノール)
 フィリップ・マテール(バス=バリトン)
 ブノワ・ルブラン(バリトン)
 ケベック出身のヴォーカル・アンサンブル「QUARTOM」が歌うオペラ・アリア集

 2008 年に結成された男声ヴォーカル・アンサンブルQUARTOM。それぞれ幼少期から合唱団で鍛えた経験をもとに、大学で出会った4 人は、クラシックからポピュラーまで幅広いレパートリーをもちます。カナダはもちろんヨーロッパ各地でもコンサートを行い、その豊かな響き、ウィットに富んだ音楽で人気を博しています。
 今回は彼のレパートリーの中核をなすオペラの名曲を取り上げています。リゴレット、カルメン、タンホイザー、美しきエレーヌなどアリアはこのアルバムのために特別に編曲したもの。4 人の豊かな表現力と美しいハーモニーそして迫力の歌声を堪能することができます。



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72700
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
古楽ファンに絶大な人気を誇るレツボール
 ・・・ついに「四季」を録音

 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
 イラーネク:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
グナール・レツボール(ヴァイオリン、指揮)
アルス・アンティクヮ・オーストリア
 古楽ファンに絶大な人気を誇るレツボール、ついに「四季」を録音!!

 録音:2016年4月21-24日/DSD、Multi-ch、Stereo、59’36’’

 オーストリアのバロック・ヴァイオリン奏者、レツボールによるヴィヴァルディの「四季」が登場。
 レツボールはムジカ・アンティクヮ・ケルンやクレマンシック・コンソートのメンバーとして活躍し、1995 年に自らのアンサンブル、アルス・アンティクヮ・オーストリアを結成。古楽ファンに絶大な人気を誇るヴァイオリニストです。
 「春」は速すぎないテンポ設定でじっくりと練り上げた演奏。通奏低音には柔らかな音のオルガンを用い、きびきびしただけの「春」とは違った作りこんだサウンドが印象的です。「夏」終楽章は一転、手加減なしの高速で弦が軋み火花散る熱演!「冬」2 楽章のヴァイオリン独奏も緩急自在で美しいです。
 カップリングはヴィヴァルディの弟子でチェコの作曲家、フランティシェク・イラーネク(1698-1778)のヴァイオリン協奏曲。師の後期作品に近い作風で、熱気と独特な暗さを備えたカッコいい1 曲です。
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CC 72746
\2500→\2290
ヴァイオリニスト、ズヴェーデン!指揮はデ・フリエンド!
 切れ味鋭い1990年の「四季」が復活

  ヴィヴァルディ:
   ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
   4声のソナタ 変ホ長調「聖墓にて」 RV.130
   弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157
   弦楽のための協奏曲 変ロ長調「コンカ」 RV.163
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
 (ヴァイオリン)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド
 (指揮)
コンバッティメント・コンソート・
 アムステルダム
 録音:1990年2月19-21日、6月4日/50’ 30’’

 今では指揮者として有名なズヴェーデン。彼は1979 年に若干19 歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート・マスターに就任、以後1995 年までそのポストを務め上げたヴァイオリンの名手でもあります。
 このディスクは古楽奏法を取り入れたモダン楽器によるアンサンブル、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムとの共演で、1990 年録音の再発売。針のように細く尖ったソロが印象的な、切れ味鋭い「四季」を聴かせています。ズヴェーデンが古楽演奏にも長けていたことが分かる貴重なディスクです。
 カップリングはソロを持たない弦楽作品3 曲。優しく柔らかなフーガを持つRV.130、半音階下降のバスによるシャコンヌを持つRV.157、ほら貝を思わせるユーモラスな「コンカ」 RV.163 を収録しています。




WERGO


WER 7342
\2500
途切れることなく紡がれていく旋律に、ひたすら耳を澄ます
 近藤譲(1947-):
  (1)ボンジン(女声、アルトフルート、コントラバス)
  (2)ペルゴラ(フルート、ピアノ)
  (3)Lotus Dam(メゾソプラノとヴァイオリン)
  (4)カラミンサ(ギター)
  (5)茂吉の歌六首(メゾソプラノ、ピアノ)
  (6)ディシラム(フルート、ギター)
  (7)撚り III(ヴァイオリン、ピアノ)
  (8)トゥウェイン(フルートとパーカッション)
  (9)3つの接骨木の歌(ヴァイオリンとパーカッション)
   (3)(4)(5)(8)世界初録音
アンサンブル・ラール・プール・ラール
 録音:2003年1月/76’33’’

 「線の音楽」で知られる作曲家・近藤譲。作曲者自身、たとえば151 番目の音を決めるときは1 番始めから150 番目の音までを順に見直してから決定する、と言っているように、その作風はひとつの旋律をひたすら紡いでいく独特なもの。たくさんの音を凝縮し同時に響かせるようなことはまずありません。感覚的でありながらも必然性を感じる流れを作り出す独自の作曲法で、ひたすら音を聴き、吟味し、慎重に選び取っていきます。
 複数の楽器が使われていても、ひとつひとつの音とその進む先をしっかりと聴き分けることができ、音楽の流れに耳を澄ましていると不思議と安らかな気持ちになれます。
 「茂吉の歌六首」は斎藤茂吉(1882-1953)の短歌を用いた歌曲です。単純な音型をループさせるピアノと、一言ずつ言い聞かせるような落ち着き払った歌唱。ほのかに香る抒情性に魅せられます。この曲を始め、世界初録音の作品を4 曲収録しています。
 

WER 7318
\2500

フランスの色彩とラテンのリズムの饗宴!
 超ユニークな面白さ。

  ティエリー・ペク(1965-):
   (1)Orquoy(大オーケストラ)
   (2)Chango(3つのフルートとオーケストラ)
   (3)Marcha de la humanidad(オーケストラ)
    全曲世界初録音
ジョナサン・ストックハンマー(指揮)
フランス国立管弦楽団
 録音:2013年11月27-29日/65’ 44’’

 1965 年フランス生まれ、世界各国に滞在しながら作曲するペクの管弦楽作品を収録したアルバムです。いずれも世界初録音となり、その作風はヴィラ=ロボス、チャベス、レブエルタスを思わせるラテン・アメリカの響きとリズムを持ったユニークなもの。室内楽的な薄い響きに始まり大音響のクライマックスに至るまで、各楽器が独立したリズム感で短いパッセージを繰り返し、その堆積によって音楽が構築されていきます。無調とはいえそれぞれのメロディは耳馴染みの良い音階で、日本人の耳には盆踊りやお祭りに聴こえる部分もあるかもしれません。曲は常に賑やかという訳ではなく、全体の構成や楽器の色使いに気を配った繊細さも見られます。
 「Chango」はアフロキューバン音楽にインスパイアされ書かれた作品。3 つのフルートが呪術的なメロディを吹きあう第1 楽章と、パーカッションが活躍し盛大なリズムの饗宴となる第2 楽章からなる作品です。
 

WER 5115
\2500
シュナイダー・エディション第6弾、暗く美しい情景を描いた3曲
 エンヨット・シュナイダー(1950-):
  (1)フェニックス 〜神話的詩曲(オーボエ、パーカッションと弦楽)
  (2)闇の旅 〜ハンス・ロットの断片に基づく(オーボエと弦楽)
  (3)ナイトハルトの悪夢 〜宮廷の愛の歌(ピアノとオーケストラ)
    全曲世界初録音
クリストフ・ハルトマン(オーボエ)
ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)
オリヴィエ・トリエンドル(ピアノ)
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指揮)
トーンキュンストラー管弦楽団
 録音:2015年9月14-19日/59’ 22’’

 1950 年ドイツ生まれ、600 本もの映画音楽を手がける作曲家シュナイダー。WERGO レーベルから10 タイトル発売予定のシュナイダー・エディション、第6 弾です。
 カオスの中から美しいものが復活し飛翔する「フェニックス」、ブルックナーに評価され学友のマーラーに多大な影響を与えた早逝の作曲家ハンス・ロットの断片を用いた、暗い狂気と幸福な歌が交互に現れる幻想的な「闇の旅」、中世ドイツの吟遊詩人(ミンネジンガー)ナイトハルト・フォン・ロイエンタールを題材にした、中世の舞曲も聴こえてくる「ナイトハルトの悪夢」を収録。すべて世界初録音です。協和音を響かせることも厭わない、ロマンティックですらあるオーケストラ・サウンドが魅力。ソロ楽器は技巧を誇示するというよりは情景を想起させる役割で、映画音楽作曲家ならではの表現力です。



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WIGMORE HALL LIVE



WHLIVE 0083
\1500
さあ、お前たち、空の歌い手よ
 〜キャロリン・サンプソン、パーセルを歌う

  ヘンリー・パーセル(1659-1695):
   歌劇『妖精の女王』より
    「さあ、お前たち、空の歌い手よ」
    「 歌え、われらが草原で踊っている間に」 「妖精の踊り」
    「現われよ、お前たち優しい空気の精!」
   ハープシコード組曲第5番ハ長調(ジグを含む)Z666 (1696)
   歌劇『アーサー王』より
    「恋人の心配」、「速やかに飛び去れ、お前たち時よ」Z369、
    「わが苦悩のすべて」Z400
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ(c1640-1708):
   イタリア風グラウンド
  パーセル:
   歌劇『ドン・キホーテの滑稽な物語』より
    「ばら色の住処から」「永遠の御心なる恐るべき仕掛け」
   『アン王女のためのリュート集』より「神秘」「恋が甘いものなら」
   『妖精の女王』より、メヌエット(作者不詳)
  フランチェスコ・コルベッタ(c1615-1681): パッサカリア
  パーセル:歌劇『オーレン・ジープ』より
   「どこにいても彼女は私のもとへ飛んでくる」 、
   「ああ何と悲しきわが運命」Z428a 、「信心深いセリアンダ」Z410
  クリストファー・シンプソン(c1602/6-1669):
   グラウンドによるデヴィジョン
  パーセル:
   『聖セシリアの日』Z328より「それこそ自然界の声」、
   『アブデラザー、あるいはムーア人の復讐』Z570より
    「ルシンダは魅惑的な美女」、
   『妖精の女王』より「おお、大気はこだまして」
  アンコール
   パーセル:
    歌劇『インドの女王』より「恋の病から逃れようとしても」、
    歌劇『アーサー王』より「こよなく美しい島」
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
エリザベス・ケニー(リュート)
ジョナサン・マンソン
 (バス・ヴィオール)
ローレンス・カミングス
 (ハープシコード)
 透明感のある声を持つキャロリン・サンプソン、ウィグモア・ホールでパーセルを歌う

 録音:2015年3月17日ロンドン、ウィグモア・ホール(ライヴ)

 透明感に満ちた伸びのある歌声で魅了するイギリスのソプラノ歌手キャロリン・サンプソンが、イギリス古楽界で活躍する器楽奏者とウィグモア・ホールで共演した際の録音です。

 17 世紀イギリスを代表する音楽家ヘンリー・パーセルの歌曲を中心に同時代の作曲家の器楽曲を間に挟み込んだプログラム構成となっています。パーセルの代表作『妖精の女王』『アーサー王』といった歌劇からのアリアを含む歌曲は、パーセル独特の明るさの中に漂う哀愁と、繊細で気品溢れる音楽は、芯はありますが柔らかで心地よいサンプソンの歌声にぴったりと合います。
 共演はヨーロッパ有数のリュート奏者エリザベス・ケニー。彼女は王立音楽アカデミーの教授として後進の指導にあたるほか、コンクールの審査員、各地の古楽音楽祭に招待されています。
 ローレンス・カミングスはイギリス古楽界を牽引するハープシコード奏者兼指揮者。1999 年よりロンドンのヘンデル音楽祭、2012 年よりゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭の音楽監督も務めています。




何回紹介したでしょう・・・
パーセル歌曲集
キャロリン・サンプソン
BIS SA 1536 (SACD Hybrid)\2700

10年前の歌声


 パーセルの歌曲集なんて珍しいな、と思って聴き始めたこのアルバム・・・。そうしたらソプラノのキャロリン・サンプソンにハートを射抜かれた。
 もともと店主はバトルやコトルバシュといった「小鳥系(勝手に名づけてる)」ソプラノが好き。いつもは爽やかな青空を健やかに朗らかに飛びまわっているんだけど、雨雲や大きい鳥が出てきたらすぐに木の葉の間に隠れてしまうような。

 このキャロリン・サンプソン。その二人とはちょっと違うかもしれないが、その声の美しさは二人に勝る。
 鈴木雅明&BCJのシリーズでおなじみの人だったのだが、これまで情けない話だがあまり注目していなかった。それがここでこんなパーセルを聴かせてくれるとは・・・。
 歌になんというか、優しさとか真心とか、そういったものを感じるのである。しかも朗らかで素直で優雅な透明感。・・・安心してずっとその世界に浸りたくなる。

 またまわりをかためる古楽器演奏陣もうまい。でしゃばりすぎてサンプソンの歌を殺すようなことをせず、しかしところどころで自由に歌って場を盛り上げる。
 心温まる素敵なアルバムだった。

Victorious Love - Songs by Henry Purcell
BIS SA 1536
(SACD Hybrid)
\2700
キャロリン・サンプソン
 パーセル歌曲集

 薔薇より甘く/運命の時が/アミンタスが初めて唇を求めてきた時
 悲嘆/彼らはあなたの偉大な力を語ってくれた
 男は女のために作られ/静寂な闇より/束の間の音楽
 今や闇は払われ/音楽が愛の糧であるならば
 この上なく幸せな恋人たち/内気なテムズ河
 恋の病から自由になろうと/おお、美しいチェダリアよ
 こよなく美しい島/おお孤独よ
 もし恋が甘い情熱なら/聖処女の戒め/夕べの賛歌
キャロリン・サンプソン(Sop)、
ローレンス・カミングス (Cem, Spinet)、
エリザベス・ケニー (アーチリュート、テオルボ)、
アンヌ=マリー・ラスラ(バスヴィオール)、
サラ・セクストン、アンドレア・モリス (Vn)、
ジェーン・ロジャース (Va)

 2006年1月。
 SACDハイブリッド盤。
 BCJのカンタータ・シリーズでもおなじみのイギリスのソプラノ、キャロリン・サンプソン。彼女の最新盤はお国物のパーセル。
 それも「薔薇より甘く」など名作をはじめとする歌曲を19曲も収録した嬉しいアルバム。
 サンプソンの極めて軽やかで天使のような声質はパーセルのピュアな世界にピッタリ。世にも美しい音空間が実現した。


キャロリン・サンプソン





STRADIVARIUS



STR 37031
\2300→\2090
「パスカル・ガロワ・プレイズ・グリゼー、ベリオ、藤倉大」
 下野竜也&東京都響との共演も

 (1)ジェラール・グリゼー(1946-98):《タレア》または機械か雑草
  〜フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
 (2)ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
  《レクイエス》〜室内オーケストラのための
 (3)藤倉大(b.1977):バスーン協奏曲
(1)(2)パスカル・ガロワ(指揮)
 プラハ・モデルン
(3)パルカル・ガロワ(Fg)
 下野竜也(指揮)
 東京都交響楽団
 パスカル・ガロワ&下野竜也+都響登場!サントリー作曲家の個展で初演された藤倉大の注目の新作を収録!

 録音:(1)2015年12月7日、(2)2015年6月15日、(3)2012年10月11日(サントリー・ホール作曲家の個展ライヴ) (1)16:15、(2)12:38、(3)24:48

 バスーン奏者で指揮者のパスカル・ガロワによる世代も異なる3 人の作曲家の代表作を収録。ガロワはブーレーズのもとアンサンブル・アンテルコンタンポランで首席バスーン奏者を長らく勤め多くの現代曲の初演に携わっており、同時代の作曲家より絶大な信頼を得て作品が献呈されている。
 ここでは2012 年にサントリー・ホールの作曲家の個展で世界初演された藤倉大の協奏曲を目玉にスペクトル楽派の巨匠グリゼーと全盛期のベリオの代表作を聴く。
 

STR 37038
\2300
「サスペリアPart2」の音楽
 「ジョルジョ・ガスリーニ(1929-2014)作品集」

 (1)ムラレス・プロムナード(2008)〜ピアノと管弦楽のための
 (2)アダージョは美しい(1998)〜16 の弦楽器のための
 (3)ピアノ協奏曲(2013)
杉山洋一(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管
(1)(3)アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
 イタリア映画音楽の巨匠によるアヴァンギャルドな傑作!

 録音:2015年9月 [ 55’11]

 ガスリーニはジャズ畑出身でイタリアの映画音楽を数多く手掛けたことで知られる。同時代のモリコーネやニーノ・ロータほど知られた存在ではなかったが担当した作品ではナタリー・ドロンとスーザン・ストラスバーグが共演した「姉妹」、ラウラ・アントネッリ主演の「バリ」、オカルト映画「サスペリアPart2」が有名。ミラノ・ヴェルディ音楽院で作曲を学び、演奏会用の作品も多く、ここに収められた作品は彼の代表作。
 前衛ジャズ、現代音楽の語法と映画音楽を思わせる甘いメロディとハーモニーが融合した、まさに映像のない映画音楽といった独自の世界。普段は硬派な現代曲ばかり指揮している杉山洋一の粋なジャズ・センスも聴き逃せない。
 

STR 37049
\2300
「ベートーヴェン:フルート作品集」
 ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
  (1)フルート・ソナタ へ長調Op.17(原曲:ホルン・ソナタ)
  (2)フルート・ソナタ 変ロ長調Op.A4
  (3)フルートとピアノのためのセレナードニ長調Op.41
エンリコ・ディ・フェリーチェ(Fl)
フランチェスコ・ジャンマルコ(フォルテ・ピアノ)
 ベートーヴェンのフルート・ソナタ集!?

 録音:2015年6月 [68:48]

 ソナタOp.17はホルン・ソナタOp.17をフルートで演奏したもの。
 ソナタ変ロ長調Op.A4は作曲者の死後発見されたもので1790年頃の作品とされる。楽器は19世紀前半製作のThibouville社製フルートと1803年製のMcNulty社製フォルテ・ピアノを使用、ベートーヴェンが生きた時代の音を忠実に再現。
 
STR 37041
\2300
「ダラピッコラ&トーニ作品集」
 ルイージ・ダラピッコラ(1904-75):
  (1)ミュリエル・クーヴルーのための小さな協奏曲(1939-41)
  (2)アン・マティルド(1955)〜
   ソプラノと管弦楽のためのカンタータ
 カミーロ・トーニ(1922-93):
  (3)5つの歌曲《トラクルのエリアン》(1955)
  (4)変奏曲(1946) Op.27〜ピアノと管弦楽のための
マルコ・アンギウス(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
(2)(3)リヴィア・ラド(Sop)
(1)(4)アルド・オルヴィエト(Pf)
 ダラピッコラと弟子のカミーロ・トーニの管弦楽作品集!

 録音:2016年1月-3月 Total time:[70:26]

 イタリア現代音楽の父ダッラピッコラの代表作、新古典主義期の「小さな協奏曲」と12音技法に移行してからのカンタータを収録。「小さな協奏曲」ではドビュッシーの影響が感じられる美しい佳品。
 トーニはダラピッコラ、マデルナの弟子でイタリアにおける12音技法の作曲家のひとりだが、ソプラノと管弦楽のための歌曲「トラクルのエリアン」は厳しい作風のなかにイタリアらしいカンタービレが随所に聴こえる秀作。
 

STR 37042
\2300
サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):《パージネ》(1998)
 〜4本のサクソフォンのためのコンサート・プロセッシング
  ジェズアルド:マドリガル集第5 巻より/
  J.S.バッハ:「これらは聖なる十戒」によるフゲッタ/
  J.S.バッハ:キリエ「永遠における神の父」/
  D.スカルラッティ:アレグロL.223/
  D.スカルラッティ:アンダンテL.257/
  モーツァルト:アレグロ・ダラ・セレナータ/
  コール・ポーター:あなたはしっかり私のもの/
  作者不詳(14 世紀モンセラートの朱い本より):カッチャ《おお、輝く聖処女よ》/
  作者不詳(14 世紀):トレ・ドゥ・コンパン/
  ガーシュウィン:誰も気にしない?/
  D.スカルラッティ:アレグリッシモL.215)
ブロス・サクソフォン四重奏団  
 録音:2015年12月 Total time:[46:49]

 《パージネ》は過去の作曲家の様々な作品をイタリアの前衛作曲家シャリーノがサクソフォン四重奏用に編曲したもの。ならば単にシャリーノ編曲と書けばよいところだが、シャリーノは何をどのように編曲するかも創造として、自分の作品と位置づけているようだ(この辺りの考え方はベリオに似ている)。
  さて前衛作曲家による編曲だけに、さぞや大胆なアレンジかと思いきや意外に特殊奏法もなく、オリジナルに近い穏健な仕上がり。されどジェズアルドのマドリガルや14 世紀作者不詳の宗教歌などをサックスで聴くとポスト・モダンの現代音楽のように聴こえるから不思議。サックス・ファン、レパートリーを探しているプロ、アマ奏者の方々にもお薦め。
 

STR 37046
\2300
「アリア・ビザンティナ」
 〜アルベルト・カプリオーリ(b.1956)作品集

  (1)「歌を歌う前に」〜ルイジ・ノーノの追憶に(1990/1992)
   〜Fl,Cl,Vn,Va,Vc,Pf
  (2)アンダンテ・アダージョ(2013) 〜Pf solo
  (3)-(5)ボグスワフのための3つのピアノ小品(2009)〜Pf solo
  (6)ジル・ドゥルーズのための小品(2009)〜
   Va と微分音による5楽器のための
  (7)センツァ・テンポ(2007)〜Pf solo
  (8)アリア・ビザンティナ(2007)〜7人の楽器奏者・歌手のための
  (9)フジェンテ(2010-11)〜M.Sop,Fl,Cl,Pf,Vn,Va,Vc
アルベルト・カプリオーリ(指揮)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
モニカ・バチェッリ(MS)
アルド・オルヴィエト(Pf)
カルロ・ラザーリ(Vn)
マリオ・パラディン(Va)
 録音:2008-2013年 Total time:[78:00]

 カプリオーリはパルマ音楽院で作曲をカミーロ・トーニ、ウィーンで指揮をオトマール・スイトナーに師事した。全体にポスト・ウェーベルン風の寡黙で点描的な作風が特徴的だが、微分音や音色へのこだわりも深く、生楽器で演奏した電子音楽といった側面もある。作品はウィーン・モデルン、ワルシャワの秋、ボローニャ・フェスティヴァルなど多くの現代音楽祭で取り上げられている。複雑さを極めたスコアから繊細で未聴感のある響きが生まれる。
 

STR 37048
\2300
「マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
 ミゼレーレ&宗教作品集」

  前奏曲H.528/ミゼレーレH.157/主を思いだし給えH.95/
  ドミネ・サルヴムのための前奏曲H.535/
  主が家を建てられるのでなければH.150/前奏曲H.520/
  聖母を讃えるアンティフォナH.25/
  サルヴェ・レジーナのための前奏曲H.23a/
  ラウダテ・ドミヌムH.159/あなたの保護の下にH.20
アンサンブル・ラポテオーズ
 (器楽アンサンブル)
アンサンブル・ヴォカーレ・リチェルカーレ
 (声楽アンサンブル)
 録音:2005年7月 [51:50]

 フランス・バロック音楽の巨匠マルカントワーヌ・シャルパンティエの数多い宗教曲から聴きどころをコンパクトにまとめたディスク。
 アンサンブル・ヴォカーレ・リチェルカーレはバロックに定評のある声楽アンサンブルで入手できるディスクはいまのところ当ディスクのみ。2005 年録音。
 

STR 37055
\2300
J.S.バッハ:リュートのための4つの組曲
 (1)組曲イ短調BWV995
 (2)組曲ホ短調BWV996
 (3)組曲イ短調BWV997
 (4)組曲ホ長調BWV1006a
(1)ジャコモ・コピエッロ(Gtr)
(2)ヴィクトル・ヴァリゼナ(Gtr)
(3)ミケーレ・テデスコ(Gtr)
(4)ジャコモ・スザーニ(Gtr)
 録音:2015年 [76:59]

 4 人の若手イタリア人ギタリストによるバッハのリュート組曲。ギターはいずれもモダン・ギターによるものでBWV995 が1930 年、BWV996 と997 が2014 年、1006a が最も古い1926 年製である。
 ギタリストは全員が1990 年代生まれ。みずみずしさにあふれた珠玉のバッハ。特にバロック、室内楽を得意とするストラディヴァリウス独特の美しい録音も聴きどころ。



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AAM RECORDS



AAM-5
\2500→\2290
エガー&アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
 ダリオ・カステッロ:「現代的なソナタ・コンチェルターテ」第1巻

ヴェネツィア 1629年
 1. 2台のヴァイオリンのためのソナタ 第1番
 2. 2台のヴァイオリンのためのソナタ 第2番
 3. ヴァイオリンとコルネットのためのソナタ 第3番
 4. ヴァイオリンとヴィオレッタのためのソナタ 第4番
 5. ヴァイオリンとトロンボーンのためのソナタ 第5番
 6. コルネットとヴィオレッタのためのソナタ 第6番
 7. ヴァイオリンとドゥルシアンのためのソナタ 第7番
 8. ヴァイオリンとドゥルシアンのためのソナタ 第8番
 9. コルネット、ヴァイオリンとドゥルシアンのためのソナタ 第9番
 10. 2台のヴァイオリンとドゥルシアンのためのソナタ 第10番
 11. 2台のヴァイオリンとドゥルシアンのためのソナタ 第11番
 12. 2台のヴァイオリンとトロンボーンのためのソナタ 第12番 
リチャード・エガー(指揮、ハープシコード、オルガン)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
 録音 2016年1月25-28日 ケンブリッジ、聖ジョージ教会

 その生涯における詳細が全く伝えられていないヴェネツィアの作曲家、器楽奏者ダリオ・カステッロ(生年不祥-1630頃)。

 モンテヴェルディと同じ時代に活躍し、モンテヴェルディが楽長を務めていたサン・マルコ寺院とも関わりがあったと推測され、カステッロが書いた革新的な“ソナタ”は当時強い影響力があったようです。
 17世紀当時、カステッロの作品はシェークスピアよりも広範囲で出版されていたとも言われています。

 現在、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)の音楽監督を務めるリチャード・エガーは、カステッロの生涯研究の主唱者であり、この録音でもオルガン、ハープシコードを演奏しながら全体を指揮、カステッロの最も重要な作品である「現代的なソナタ・コンチェルターテ」第1巻の録音を行っています。
 全部で29曲残されているカステッロの作品、どれも演奏には高度な技術を要し、各々の独奏楽器の名人芸はもちろんのこと、レチタティーヴォでの自由な楽想も素晴らしく、当時の最先端を行ったであろうこの様式は、タイトルにある「現代的な」という言葉がふさわしいものです。
 現在ではあまり耳にすることのない楽器「ヴィオレッタ」とは16世紀から18世紀ごろに使用されていた楽器ですが、ここで用いられているのは、恐らく「バス・ヴィオレッタ・ブラッツォ」でヴァイオリンより1オクターブ下の音域で調弦されます。奏者であるジョセフ・クラウチは「録音の2年前に好奇心のみで購入した楽器だったので、まさか使う機会があるとは本当に嬉しい」と語っています。
 また「ドゥルシアン」というのはファゴットの原型で、17世紀イタリアでは「突出した技巧を要する楽器」として知られていました。
 奏者ベニー・アガッシは「この楽器をこれまで練習してこなかったけれど、今回の録音のために一生懸命練習しました。これは素晴らしい経験でした」と語っています。

  ここで少し試聴できます!
  http://www.aam.co.uk/#/recordings/discography/castello/castello_libro_primo.aspx
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<国内盤> 


キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5641
\3000+税
※輸入盤発売済
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 「オリンピアーデ」からシンフォニア ハ長調RV 725
 ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調RV 282(オリジナル版)
 スコルダトゥーラ
  調弦されたヴァイオリンの協奏曲 ロ短調RV 391
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調RV 228
 ヴァイオリン協奏曲RV 314a
 ヴァイオリン協奏曲 ト短調RV 323
 ヴァイオリン協奏曲 ト短調RV 322
 「ヴィオリーノ・イン・トロンバ」のための
  協奏曲 ト長調RV 313
 「ポントスのアルシルダ王妃」RV 700より第1バレエ ト短調
 ヴァイオリン協奏曲ト短調RV316より第3楽章ジグ(プレスト)
 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
  「キアーラのために」RV 372a、アンダンテ
 ラルゴRV 228(ピゼンデルの版?)
リ・インコーニティ
アマンディーヌ・ベイエ
 (ソロ・ヴァイオリン)
 録音:2014年11 月ローマ/[HMF] HMC.902221、輸入盤・日本語帯・解説付

 フランス古楽界の新時代の担い手、ベイエ率いるリ・インコーニティ(名もなき者たち、の意)による、非常に生き生きとしたヴィヴァルディの登場。
 タイトルにある「IL TEATRO ALLA MODA」は、バロック時代の作曲家・音楽評論家であるベネデット・マルチェッロが1720 年代終わりに出版した、当時の音楽・オペラをめぐる様々を風刺した書籍(『当世流行劇場』)。この本の中でマルチェッロは当時最大の人気を誇っていたヴィヴァルディを攻撃しています。
 貴族階級に属し、正統的な作曲技法のみを重んじて作曲するマルチェッロとは対照的に、ヴァイオリンを自ら縦横無尽に弾き、劇場主らと組んで興業の部分にまで関わるなど、いわゆる商売の部分にも積極的だったヴィヴァルディ。しかし、ヴィヴァルディの音楽の新鮮さ、才気煥発さ、鮮やかなコントラストなどが、今なお私たちを楽しませてくれているのは周知の事実。
 ベイエ率いるリ・インコーニティは、ヴィヴァルディの様々な作品を新たなひとつの舞台作品の物語のように仕立て、ヴィヴァルディの音楽の斬新さや多様性をあらためて私たちに感じさせてくれます。
 
KKC 5642
\3000+税
※輸入盤発売済
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):4月の嵐
 (1)-(4)「 音楽の喜び」より パルティータ第5 番ハ長調P374
 (5)いかに儚き、ああ、いかに空しき人の人生よP500
 (6)-(11)「 音楽の喜び」より パルティータ第2番ハ短調P371
 (12)4月の嵐P75
 (13)-(18)「 音楽の喜び」より パルティータ第6番変ロ長調P375
 (19)-(26)組曲4 声のパルティータ ト長調P450
 (27)我が命とその十字架 P360
 (28)-(33)「音楽の喜び」より パルティータ第3番変ホ長調P372
 (34)-(38)「音楽の喜び」より パルティータ第4番ホ短調P373
 (39)善良なヴァルター、我らの市参事会員P180
 (40)-(45)「 音楽の喜び」より パルティータ第1番ヘ長調P370a
 (46)おお、偉大なムーサの光P391
 (47)-(48)カノンとジグ P37
(5)(12)(27)(30)(46)
 ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
リ・インコーニティ
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン)
 録音:2015年7月アルセナル文化センター/[HMF] HMC.902238、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティによるパッヘルベルの作品集。パッヘルベルといえば、本アルバムの最終曲として収録されている『カノン』が大変有名で、世界中で親しまれています。
 この曲は本来3 本のヴァイオリンと通奏低音による「カノンとジグ」が対になった作品。軽快なテンポと3 声部の絡みが立体的な色彩を構築し、素晴らしい手腕で対位法、カノン進行を処理しており、まさに彼の代表作と言える楽曲です。
 パッヘルベルは現代では「癒し」の音楽の代表のような扱いですが、アイゼナハ、エルフルト、シュトゥットガルト、ニュルンベルクなどで教会・宮廷オルガニストとして活躍、バッハ以前のドイツの作曲家として最も重要な人物の一人です。室内楽曲のうち最も重要な作品が、1695 年ニュルンベルクへ移ってから出版された『音楽の喜び』。この曲集は、2 つのヴァイオリンと通奏低音による6 つの組曲からなっています。
 組曲はソナタと一連の舞曲からなり、その多くがフランス風様式で書かれ、特に第4,5 番は壮大なシャコンヌで締めくくられており、ドイツの語法から離れていった手法がうかがえます。
 ベイエ&リ・インコーニティの演奏はタイトル通り音楽の楽しさを表現するような、明るく生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
 また、テノールのハンス・イェルク・マンメルを迎え、アリアが組曲の間に収録されています。パッヘルベルのアリアのほとんどは、祭典、洗礼、葬式、新年などの特別な行事のために書かれたもので、艶やかな独唱が響き渡る作品です。

 来日予定
 12月 8 日(木) 19:00 東京・王子ホール
 12月10日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール
 12月11日(日) 14:00 岐阜・サラマンカホール
 
KKC 5664
\3000+税
※輸入盤発売済
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.2
 ピアノ協奏曲第12番 イ長調 KV414
 ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 KV413
 ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 KV415
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
 (指揮:ゴットフリート・
   フォン・デア・ゴルツ)
 録音:2014年11月15-17日、フライブルク・アンサンブルハウス/[HMF] HMC 902218、輸入盤・日本語帯・解説付

 ベザイデンホウト& FBO によるモーツァルトのピアノ協奏曲集第2 弾の登場。「モーツァルトの再来」とも称されるフォルテピアノの天才ベザイデンホウト。今回も彼のマジックは冴え渡り、耳になじんだこれらの作品でも、新鮮な驚きを与え楽しませてくれます。
 ひとつひとつのパッセージが実に活き活きと愛らしい表情に満ちています。また、ピアノをささえるオーケストラも実に細やか。愉悦の極みのモーツァルトです!
 ここに収められた3 曲はいずれも1782 年頃に作曲され、管楽器を抜いた弦四部でも伴奏できるというもの。これは、モーツァルトが当時の演奏会のありよう、さらに玄人たちが私的な場所でも楽しめるように、と当時のウィーンの市場に対して配慮した結果。もちろんここでは管楽器も含むかたちで演奏されております。作品を純粋に聴いてもモーツァルトの才を感じますが、モーツァルトがマーケティングにも実に長けた人物であったことにもまた感心させられます。

 来日予定
 10月8日(土) 15:00 兵庫 川西市みつなかホール
 10月9日(日) 15:00 水戸芸術館コンサートホールATM
 10月10日(月・祝) 15:00 彩の国さいたま芸術劇場 
 10月11日(火) 19:00 東京 王子ホール
 10月12日(水) 19:00 東京 王子ホール
 
KKC-5658/59
(2SACD HYBRID+
1DVD)
\5000+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV 245
 (1749年第4版)+(1725年第2版)

  [特典]
   メイキングDVD(56分)
ヴェルナー・ギュラー(福音史家/テノール)
ヨハネス・ヴァイサー(バリトン)
スンハエ・イム(ソプラノ)
ベンノ・シャフトナー.(アルト)
セバスティアン・コールヘップ(テノール)
ベルリン古楽アカデミー
RIAS室内合唱団
ベルリン大聖堂合唱団
ルネ・ヤーコプス(指揮)
 録音:2015年7月、テルデックス・スタジオ、ベルリン/[HMF] HMC.802236、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 ヤーコプスは「マタイ受難曲」(HMC.802156) に引き続き「ヨハネ受難曲」を録音しました。満を持して登場した「マタイ受難曲」は、長年の経験と研究に裏打ちされた記念碑的録音であったので、今回の「ヨハネ受難曲」も大いに期待できる内容です。
 「ヨハネ受難曲」は、バッハの生前に計4 回演奏され、毎回新たな変更が加えられてきた作品です。バッハがその時の演奏で使える楽器や演奏家に影響され改訂された場合が多いですが、もっとも大幅に変更されたのが1725 年の第2 稿です。
 例えば、冒頭の合唱部分には、当時まだ作曲されていないマタイ受難曲第1 部の終曲を使用し、作品後半にも数曲異なるアリアを使用しています。
 ヤーコプスはこの第2 稿のみで追加、差し替えされた5 曲(第1 曲合唱「おお、人よ、汝の大いなる罪を悲しめ」に変更。第11 曲テノールのアリアを追加。第13 曲テノール・アリアを別の曲に。第19 曲テノール・アリアを別の曲に。第40 曲カンタータBWV23 終曲合唱「キリスト、汝 神の子羊」に変更。)をアルバムの最後に収めています。

















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