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≪第89号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2016/9/27〜







9/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PENTATONE



PTC 5186579
(SACD HYBRID)
\2700→\2490

確かにこの手があった!
 児玉麻里&児玉桃、初共演!!〜 チャイコフスキー・ファンタジー


 (1)ラフマニノフ編曲による連弾版
  「眠りの森の美女」組曲 Op.66
   【序奏。リラの精/アダージョ。パ・ダクシオン/
    長靴をはいた猫/パノラマ/ワルツ】

 (2)アレンスキー編曲による連弾版
  バレエ音楽「くるみ割り人形」 Op.71 より
   【小序曲/行進曲/金平糖の踊り/アラビアの踊り/
    中国の踊り/トレパーク/葦笛の踊り/
    花のワルツ/パ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)】

 (3)ランゲリ編曲による連弾版
  「白鳥の湖」Op.20より
   【情景/四羽の白鳥の踊り/
    パ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)】

 (4)ドビュッシー編曲による連弾版
  「白鳥の湖」Op.20より
   【ロシアの踊り/スペインの踊り/ナポリの踊り】
児玉麻里&児玉桃(ピアノ・デュオ)
KKC 5666
(SACD HYBRID)
\3000+税
※国内仕様盤
 編曲者も凄い!児玉麻里& 桃姉妹、初共演CD は何とチャイコフスキーの三大バレエ

 録音:2016年4月/MCOスタジオ5、ヒルフェルムス(オランダ)/63’ 28”、輸入盤・日本語帯・解説付

 キングインターナショナル企画によるペンタトーン・レーベル制作第1 号。
 SACD ハイブリッド盤。

 児玉麻里& 桃姉妹共演のCD はいかにもありそうながら、実は初めて。

 その記念すべきアルバムが超魅力的ラインナップで登場です。

 チャイコフスキーの作品のなかでもとりわけ人気の高い三大バレエ。
 これを意外な大物作曲家たちがピアノ・デュオ編曲を残していました。それらを児玉姉妹の演奏で聴くことができるのは最高の贅沢と申せましょう。

 ラフマニノフ編曲の「眠りの森の美女」と、ドビュッシー編曲による「白鳥の湖」は比較的知られていて録音もありますが、児玉姉妹の演奏は段違いの素晴らしさ。オリジナルのオーケストラと全く遜色ないばかりか、ラフマニノフとドビュッシーのピアニズムの違いをはっきり味わえて充実の極み。どちらもラフマニノフとドビュッシーの最初の仕事だったというのが興味津々です。

 超お宝がアレンスキー編曲による「くるみ割り人形」。
 アレンスキーは近年日本でも熱心なファンを増やしている作曲家ですが、この編曲は楽譜が極めて入手困難なため伝説となっていました。それがついに音になりました。アレンスキーはリムスキー=コルサコフの弟子ながらチャイコフスキーを崇拝し強い影響を受けていたうえ、本質的にピアノ作曲家だったので、これ以上の適役は考えられません。アレンスキーは「くるみ割り人形」全曲を4 手連弾用に編曲していますが、ここでは人気の組曲ナンバーとパ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)を披露。ピアノ・デュオ書法を知り尽くしたアレンスキーならではの効果にゾクゾクさせられます。ことに「花のワルツ」の華やかさ、「パ・ド・ドゥ」終結部のピアノがうなりをあげる音の渦はピアノ・デュオならでは。

 児玉姉妹の演奏はオシャレでゴージャス。これまで聴いたこともないようなピアノ・デュオの高みに達しています。
 クリスマス・シーズンに雰囲気もピッタリでプレゼントにも最適です。


児玉麻里 児玉桃



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ECM



481 2322
\2500→\2290
カシュカシャン&レーラ・アウエルバッハ
 《ショスタコーヴィチ:24の前奏曲(ヴィオラとピアノのための編曲版)》

 1) ショスタコーヴィチ(レーラ・アウエルバッハ編曲):
  24の前奏曲(全曲),
 2) レーラ・アウエルバッハ:
  ヴィオラとピアノのためのソナタ「Arcanum」
キム・カシュカシャン(ヴィオラ),
レーラ・アウエルバッハ(ピアノ)

 2016年3月の来日公演の興味深いプログラムが再び!
 2002年、ギドン・クレーメルとクレメラータ・バルティカのために作曲した《ヴァイオリンとピアノ、管弦楽のための組曲》の自演でカーネギー・ホールでのセンセーショナルなデビューを果たしたロシアの女性作曲家、ピアニスト、レーラ・アウエルバッハと、世界的なヴィオラ奏者キム・カシュカシアンによる初のコラボレーション・アルバムです。
 アウエルバッハは、2010年のヴァルビエ音楽祭でカシュカシュアンと出会う以前から、彼女の録音を知っており、その素晴らしいパフォーマンスに注目していたといい、このアルバムに収録された「Arcanum〜秘薬、神秘」と題された瞑想的なソナタもカシュカシュアンのために書かれた作品です。
 アウエルバッハはこのソナタについて「我々は必ずしも言語化や合理化されない可能性があります。私たちは真実を見るために答えを模索することができます。」と語っています。
 「ショスタコーヴィチ:24の前奏曲」も、カシュカシュアンが演奏することを前提にヴィオラへと移し替えられたものです。
 この作品は、もともとはピアノ独奏曲ですが、ドミトリー・ツィガノフによるヴァイオリンとピアノのための編曲も広く人気を博しています(ただしツィガノフが編曲したのは19曲のみ。残りの5曲は2000年にアウエルバッハが編曲しました)。
 様々な性格の小品が集められたユニークな曲集の2人の会心のこの演奏は、2016年3月に来日公演にて行われましたが、この録音は2013年にチューリヒでスタジオ録音されたものです。

 【録音】2013年10月, チューリヒ放送スタジオ


//////////

 実力派カシュカシュアンはこれまでもアウエルバッハと共演してきたが、アウエルバッハの才能を目の当たりにし、あまりの才能に衝撃を受け、文字通り震撼したという(あまり書けないが、そのショックはちょっとやそっとじゃなかったらしい)。
 アウエルバッハ、日本では「ちょっと変わった女性作曲家」という程度のイメージしかないが、ものすごい人らしい・・・


レーラ・アウエルバッハ キム・カシュカシャン


レーラ・アウエルバッハの話題盤
KKC 041
\2500+税
トルストイのワルツ〜ロシア文豪の作品集
 (1)トルストイ(作家):ワルツ ヘ長調(ピアノ)
 (2)パステルナーク(作家):ピアノソナタ/2つの前奏曲(ピアノ)
 (3)グリボエードフ(作家):2つのワルツ(ピアノ)
 (4)オドエフスキー(作家):
  ワルツ/子守歌/カノン/センチメンタルなワルツ(ピアノ)
 (5)バランシン(バレエ):ヴァルス・レント(ピアノ)
 (6)ポレーノフ(画家):
  別れの歌(ピアノ)/海へ/わが心は暗い(歌曲)
 (7)フェドートフ(画家):可愛い女/カッコウ(歌曲)
 (8)ディアギレフ(バレエ):憶えているかい、マリア(歌曲)
レーラ・アウエルバッハ(ピアノ)
浦野智行(バリトン)
 音楽に憧れたロシアの偉人達の夢

 録音:2004年1月27-30日/キング関口台第1スタジオ/DDD、192kHz, 24bit、日本語帯・解説・歌詞対訳付

 キングインターナショナル「たまゆらレーベル」から2004 年に発売され話題となった「トルストイのワルツ」。長らく入手困難な状態が続いていましたが、演奏者レーラ・アウエルバッハがピアニストとして久々の来日公演を行うため、値下げ再発となります。
 「戦争と平和」のトルストイ、「ドクトル・ジバゴ」のパステルナーク、バレエのディアギレフやバランシンら、音楽以外のロシア芸術に名を残す偉人たちが作曲を残していました。自身が詩人としても注目される天才レーラ・アウエルバッハがピアニストとして神業で再現。バッハ・コレギウム・ジャパンでおなじみのバス、浦野智行はロシア歌曲のエキスパートとしても知られていますが、ここでも美声を発揮。ロシア文化の奥深さを再認識させてくれます。

 

479 1607
\2500
《ジョフィア・ボロス 〜 ローカル・オブジェクト》
 1) マティアス・デュプレッシー:ノクターン,
 2) エグベルト・ジスモンチ:Celebracao de Nupcias,
 3) カルロ・ドメニコーニ:コユンババ Op.19,
 4) ホルヘ・カルドーソ:ミロンガ,
 5) アル・ディ・メオラ:ヴァーティゴ・シャドウ,
 6) フランギス・アリ=ザデー:ファンタジー,
 7) ガロート(アニバル・アウグスト・サルヂーニャ):インスピラサォン,
 8) アレックス ピンター:ヨーテボリ
ジョフィア・ボロス(ギター)
 抒情的、情熱的な曲が、変幻自在な表情へ変わるとき
 ウィーンを拠点に活躍するハンガリーのギタリスト、ジョフィア・ボロスはブラチスラヴァ音楽院およびバルトーク音楽院で研鑽を積み、その後ウィーン国立音楽大学、タレガ・ギター・アカデミーでも学び、数々のコンクールを制覇した実力派。際立つテクニックと哀愁漂う音色は聴き手を強く魅了します。
 デビュー盤「どこか別の場所で」はブローウェルを中心としたクールな選曲でしたが、今作ではジスモンチやカルドーゾなど南米の作品から、イタリアのドメニコーニ、アゼルバイジャンのアリ・ザデー、オーストリアのピンターなど、様々な国の作品が選ばれています。
 抒情的な曲、情熱的な曲が、彼女の多彩で愛情に満ちた表現力によって変幻自在な表情をみせる魅力的な一枚です。
  【録音】2015年11月, ルガーノ、Auditorio Stelio Molo RSI
 


4812866
(3CD)
\4800→\4390
ライヒ生誕80年記念リリース!
 《スティーヴ・ライヒ:ECM録音集》

 スティーヴ・ライヒ:
  《CD1》
   18人の音楽家のための音楽/
  《CD2》
   1) 大アンサンブルのための音楽,
   2) ヴァイオリン・フェイズ, 3) オクテット, /
 《CD3》
   テヒリーム
スティーヴ・ライヒ&ミュージシャンズ

 厳密には歴史的録音なのだろうけど、ミニマル音楽の歴史的録音というのもなんか変な感じなのでこちらでご紹介。


 ライヒ生誕80年記念リリース!
 ミニマル・ミュージックを代表するライヒ作品のECM名録音盤3枚をセット化
 最小限の音の動きをパターン化し、反復させていく《ミニマル・ミュージック》。1960年代のアメリカで生まれたこの手法は、様々なヴァリエーションを作り上げながら、現代でも頻繁に耳にすることができるものです。
 スティーヴ・ライヒはその《ミニマル・ミュージック》の代表的な作曲家の一人であり、この3枚のアルバムは彼の多くの作品の中でも、とりわけ注目されるものです。
 1976年に初演された「18人の音楽家のための音楽」は当時このスティーヴ・ライヒ・アンド・ミュージシャンのみが演奏可能(スコアがなかった)という記念碑的な録音。
 CD2は初期の代表作である「ヴァイオリン・フェイズ」をはじめとした、やはりライヒの名前を高めた3つの作品が収録されています。
 CD3の「テヒリーム」はヘブライ語で詩篇の意味を持つ4人の女性ヴォーカルと打楽器を含む4つのパートからなる室内楽作品で、ミニマルだけでなく複雑な構成を持っています。
 2016年、ライヒ生誕80年を記念してのこのセットは、20世紀の一つの奇跡を目の当たりにできるものです。

 【録音】1976, 1980, 1981年



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MD+G



937 19666
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ブルーニエ(指揮)&ボン・ベートーヴェン管
 ベートーヴェン交響曲チクルス第4集

 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第3番Op.55「英雄」,
  2) 「献堂式」序曲Op.124,
  3) 「シュテファン王」序曲Op.117
ステファン・ブルーニエ(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団

 ピリオド奏法を取り入れながらも、考え抜かれたロマン的で濃厚なアプローチ
 創立100年以上、伝統あるボン・ベートーヴェン管弦楽団は、これまでにも錚々たる指揮者たちと共演し、熟成した響きを醸し出しています。
 好評のベートーヴェン・シリーズではピリオド奏法を取り入れながらも、考え抜かれたロマン的で濃厚なアプローチで申し分ないベートーヴェンを再現、好評を博しています。
 この第4集では“英雄”交響曲と、あまり耳にすることのない「献堂式」序曲と「シュテファン王」序曲の組み合わせ。「献堂式」序曲はヨーゼフシュタット劇場のこけら落としのために書かれたもの、「シュテファン王」序曲は中期から後期の過渡期の作品で、こちらも地味ながら味わい深い作品です。
 もちろんメインの交響曲第3番も含め、素晴らしい躍動感に満ちた輝かしい音色をSACDの高音質でお楽しみください。

  【録音】2016年



ブルーニエ&ボン・ベートーヴェン管
 ベートーヴェン・チクルス第1〜3弾!

937 17566
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
 ベートーヴェン:
   『交響曲第1番ハ長調Op.21』
   『交響曲第5番ハ短調Op.67』
シュテファン・ブルーニエ(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
 雄弁なメロディ歌いによる、新ロマンティック・ベートーヴェン
 創立し100年以上の伝統あるオーケストラ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団。これまでR.シュトラウス、エーリヒ・クライバー、カール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮台を飾ってきたこの名門で、2008〜09年シーズンから音楽監督を務めているシュテファン・ブルーニエと このオーケストラによる初のベートーヴェン交響曲録音となります。
 ブルーニエはピリオド奏法を用いながらもややゆったりとしたテンポをとり、雄弁にメロディを歌っていきます。ノイズの少ない楽器の音の美しさが際立ち、金管とティンパニは明快に強奏群としてびしっと決めながら見事なアンサブルを聴かせてくれます。大音量時の迫力に頼ることなく、緻密なスコアの読みによって、ひとつひとつの音符を大切にした新ロマンティック・ベートーヴェン演奏といえましょう。洗練を兼ね備えたこの秀演を、SACDの高音質でお届けします。
 【録音】2012年, ボン、ベートーヴェン・ホール(デジタル:セッション)

937 18836
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ベートーヴェン:
 ① 交響曲第8番ヘ長調Op.93,
 ② 交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ステファン・ブルーニエ(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
 ピリオド奏法と音の美しさを際立たせた雄弁な語り
 創立100年以上の伝統あるオーケストラ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団。これまでR.シュトラウス、エーリヒ・クライバー、カール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮台を飾ってきたこの名門で、2008〜2009年シーズンから音楽監督を務めているシュテファン・ブルーニエ。このコンビによるベートーヴェン:交響曲集第2弾となります。
 ブルーニエはピリオド奏法を用いながらもややゆったりとしたテンポをとり、雄弁にメロディを歌っていきます。緻密なスコアの読みで、ひとつひとつの音符を大切にしたベートーヴェン演奏を展開しています。雄弁と洗練を兼ね備えたしなやかな秀演を、SACDの高音質でお届けします。


937 18996
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
シュテファン・ブルーニエ(指揮)&ボン・ベートーヴェン管
《ベートーヴェン:交響曲第9番》

 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ),
ジャニーナ・ベヒレ(アルト),
ロバート・ディーン・スミス(テノール),
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス),
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団,
ボン・ベートーヴェン管弦楽団,
シュテファン・ブルーニエ(指揮)

 雄弁にメロディを語る緊張感みなぎる演奏
 1964年スイスのベルンに生まれ、エッセン、フォルクヴァング音楽大学でピアノ、ホルン、作曲、指揮法を学んだシュテファン・ブルニエ。数多くのコンクールで賞を獲得した後、ドイツ各地の歌劇場で研鑽を積み、世界中の劇場で活躍。その後はダルムシュタット州立歌劇場の音楽監督、首席指揮者を2008年まで務めています。
 2008年からボン市の音楽総監督に就任し、ボン・ベートーヴェン管弦楽団&歌劇場指揮者を務め、また2011年のシーズンからはベルギー国立管弦楽団の首席客演指揮者にも就任するという活躍ぶり。
 日本にも度々来日し、熟達した音楽を披露しています。
 そんな彼による「ベートーヴェンの『歓喜の歌』」は、曲本来が持つ力が引き出され、一切の妥協のない崇高な音楽が緊張感を伴いつつ展開されていきます。
 ブルーニエは2016年末、京都市交響楽団で第九を指揮するための来日が予定されています。
 ハイブリッドSACD仕様


 


903 19726
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ピアノ伴奏による
 《マーラー:歌曲集》

 マーラー:
  1) リュッケルトの詩による5つの歌,
  2) さすらう若者の歌,
  3) 亡き子をしのぶ歌
ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)
アルフレッド・パール(ピアノ)
 1901年製のスタインウェイと、ロンベルガーの陰影ある声の融合
 マーラーの歌曲はロマン派の時代を象徴的に表すものとして評価されています。この中には抑えきれない憧れ、切ない悲しみ、熱烈な欲望…これらが嫋々たる響きと共に吐露されていくのです。
 「さすらう若人の歌」は交響曲第1番と密接な関連を持ち、マーラー自身の悲恋に触発されて書かれたとされる4曲の連作歌曲。
 かたや1901年以降に書かれた「リュッケルト歌曲集」と「亡き子をしのぶ歌」はどちらもフリードリヒ・リュッケルトの詩に基づいて書かれた曲。「亡き子」を書いてすぐに自身の次女を失ったマーラーにとっては皮肉な作品となってしまったことでも知られています。
 オーケストラ伴奏で歌われることの多い歌曲ですが、このアルバムでは、ピアノ伴奏を選択。1901年製のスタインウェイ“Manfred Burki”を用いた美しい音色と、ロンベルガーの陰影ある声が融合し、素晴らしいマーラーを堪能できます。

 【録音】2016年
  


307 19752
\2400→\2190
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 《モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集 Vol.1》

 モーツァルト:
  1) 弦楽四重奏曲第2番ニ長調K.155,
  2) 同第1番ト長調K.80, 3) 同第6番変ロ長調K.159,
  4) 同第10番ハ長調K.170, 5) 同第9番イ長調K.169
ライプツィヒ弦楽四重奏団
[コンラート・ムック(ヴァイオリン),
ティルマン・ビュニング(ヴァイオリン),
イーヴォ・バウアー(ヴィオラ),
マティアス・モースドルフ(チェロ)]
 新メンバーによるモーツァルトの続編
 1988年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者たちによって結成された「ライプツィヒ弦楽四重奏団」は、何年も前にモーツァルトの良く知られた10曲の弦楽四重奏曲を録音し、数多くの賞を獲得しています。
 そんな彼らによる新しいモーツァルトのシリーズは、あまり顧みられることのない初期の作品集です。
 14歳から17歳の少年期から青年期にかけて書かれたこれらの作品は、どれも創意工夫がみられ、時には意表をつくようなメロディが現われたりと、独自の個性が存分に発揮された曲ばかり。
 父と訪れたミラノで受けた影響もブレンドされた面白い作品です。一切の妥協ない鋭い演奏が、若いモーツァルトの熱意を存分に伝えています。
 2015年、第1ヴァイオリン奏者がアルツベルガーから元ペーターゼン四重奏団のコンラート・ムックにメンバー変更となった、新しいメンバーによるモーツァルトをお聴きください。
 【録音】2016年




ORCHID


ORC100058
\2300
テンプル教会少年合唱団
 TREBLESOME

 1-4.ブリテン(1913-1976):ミサ・ブレヴィス ニ長調 Op.63
  〈キリエ/グローリア/サンクトゥス&ベネディクトゥス/アニュス・デイ〉/
 5-8.リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):昆虫の世界
  〈昆虫の世界/ハエ/ホタル/クロック・ア・クレイ〉/
 9.ブラームス(1833-1897):旋律のように Op.105-1 (クリメンツ編)/
 10.シューベルト(1797-1828):君はわが憩い D776 (クリメンツ編)/
 11.伝承曲:サリーガーデン(ブリテン編)/
 12.伝承曲:広い河の岸辺(ブリテン編)/
 13.伝承曲:ロッホローモンド(タルボーン編)/
 14.グレッグ(1914-2001):それは多分私がロンドンっ子だからでしょうね(タルボーン編)/
 15.フォーレ(1845-1924):アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.65-1/
 16.ジョン・アシュトン・トーマス(1961-):ヌンク・ディミティス/
 17-28.ブリテン:キャロルの祭典 Op.28
  〈入堂/主の降誕を歓迎!/そのようなバラはない/あの幼児が/
   子守り歌/四月の霧のように/この赤子が/間奏曲/
   凍りつく冬の夜に/春のキャロル/神に感謝/退堂〉
グレグ・モリス(オルガン)/
アン・デンホルム(ハープ)/
マーク・ロックハート(サクソフォン)/
テンプル教会少年合唱団/
ロジャー・セイヤー(指揮)
 録音 2016年3月12.13日 ロンドン テンプル教会

 イギリス、ロンドンにある由緒正しきテンプル教会。1307年のテンプル騎士団廃止後、当時の王エドワード2世がこの教会を王家管理下に置き、一時は聖ヨハネ団にあたえられるも、騎士団の廃止に伴い、また王家の資産となったという歴史を持ちます。
 第二次世界大戦時にはドイツ空軍の空爆で大規模なダメージを受けるも、修復され、現在もその姿を保っています。
 このアルバムは教会に属する少年合唱団の初リリース・アルバムで、指揮者セイヤーは長年、この合唱団の指導を行っています。
 民謡や歌曲から現代曲まで幅広いレパートリーを誇りますが、ここではなんと言ってもブリテンの「キャロルの祭典」が聴きもの。イングランドの奥深い伝統を感じさせる歌声です。




OUR RECORDINGS



6.220616
(SACD-Hybrid)
\2500→\2290
アクセル・ボロプ=ヨアンセン:ピアノ作品集
 1.海よ!海よ Op.127 (1987-1988)
 2.海のスケッチ(1-3) Op.4b(1949)
 3.冬の小品(1-4) Op.30b(1959)
 4.夏の間奏曲 Op.65 (1971)
 5.ピアノのためのパッサカリア Op.2b (1948)
 6.雨粒のインターリュード Op.144 (1994)
 7.エピグラム Op.78 (1976)
 8.小品の組曲
   (前奏曲、幻想曲、間奏曲、サラバンド、前奏曲) Op.3b (1949)
 9.ピアノのための前奏曲集(1-7) Op.30a(1958-1959)
 10.チェレスタのための「幻想小曲集」 Op.115 (1985)
エリク・カル卜フ卜(ピアノ)

 リコーダーの名手ミカラ・ペトリの師匠であり30年来の親友であったデンマークの現代作曲家アクセル・ボロプ=ヨアンセン(1924-2012)。
 多彩な作品を多数発表していますが、もともと優れたピアニストでもありました。
 作曲に関してはほとんど独学ですが、その作品は信じられないほどに複雑な構造を持つため、演奏は決して容易ではありません。
 このアルバムにはおよそ45年にわたって作曲されたピアノ曲が収録されていますが、彼の作風は2012年に亡くなるまで一貫して変わることはありませんでした。
 演奏はデンマークの現代作品を得意とするカルトフト。ボロプ=ヨアンセンの友人でもあり、その解釈には絶大なる信頼が寄せられていました。季節の移り変わり、海、そして心象風景が描かれたユニークな作品群を高音質録音で。

 録音 2015年1月13.14日、2016年2月4日 デンマーク国立音楽大学 コンサート・ホール Producer, mix and mastering: Preben Iwan, www.timbremusic.dk Editing: Mette Due

 アルバム製作風景。こういう音楽なんですね・・・
https://youtu.be/ZMQTxkKhZt4



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ORFEO D’OR



C927161DR
\2400→\2190
ジュリアード弦楽四重奏団-1965年
 バルトーク/モーツァルト/ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集

 1-4.モーツァルト(1756-1791):
  弦楽四重奏曲 第20 番 ニ長調「ホフマイスター」K499
 5-6.バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲 第3 番 Sz85
 8-11.ドヴォルザーク(1841-1904):
  弦楽四重奏曲 第11 番 ハ長調 Op.61
ジュリアード弦楽四重奏団
〈メンバー:
 ロバート・マン(第1 ヴァイオリン)/イ
 シドア・コーエン(第2 ヴァイオリン)/
 ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)/
 ラウス・アダム(チェロ)〉

 1965年の録音。革新的なバルトーク、斬新なモーツァルト
 1946 年にニューヨークのジュリアード音楽院の校長だった作曲家、ウィリアム・シューマンの提唱により、ジュリアード音楽院の教授らによって結成された歴史あるジュリアード弦楽四重奏団。
 何人もの奏者が代替わりをしながら、その伝統の音色が遺憾なく継承されている名門四重奏団です。
 この録音は第2 ヴァイオリンとチェロが創設メンバーからメンバー・チェンジを行い、新たな響きを獲得した1965 年の音楽祭での演奏。
 当時、ベートーヴェンやバルトークのスタジオ録音を開始していた頃の厳密なアンサンブルは、ライブでも全く変わることがありません。
 彼らが得意とするバルトーク、モーツァルト、そしてドヴォルザークの3 つの作品を「古典的な作品も新しい音として聞こえるように」という彼らのモットーに照らし合わせ、雄弁に演奏しています。
 


C926161DR
\2400→\2190
ジェシー・ノーマン/レヴァイン伴奏
 R.シュトラウス、チャイコフスキー、ワーグナー、シェーンベルク:歌曲集

 1.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):私の思いの全て Op.21-1/
 2.R.シュトラウス:夜の散策 Op.29-3/
 3.R.シュトラウス:あなたは私の心の王冠 Op.21-2/
 4.R.シュトラウス:万霊節 Op.10-8/
 5.R.シュトラウス:セレナード Op.17-2/
 6-9.チャイコフスキー(1840-1893):
  フランス語の歌詞による6 つの歌 Op.65 より
  〈第1 番:セレナード(詞:テュルケイ)/第2 番:失望/
   第3 番:セレナード(詞:コラン)/第6 番:ロンデル〉/
 10-14.ワーグナー(1813-1883):ヴェーゼンドンクの5 つの歌
  〈天使/止まれ/温室にて/悩み/夢〉/
 15-20.シェーンベルク(1874-1951):ブレットル・リーダー
  〈ガラテーア/ジーゲルレッテ/満ち足りた恋人/
   素朴な歌/警告/アルカディアの鏡から〉/
【アンコール】
 21.リヒャルト・シュトラウス:献呈 Op.10-1/
 22.ビゼー:歌劇《カルメン》-ハバネラ
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)/
ジェームズ・レヴァイン(ピアノ)

 1 9 9 1 年 ザルツブルク音楽祭。ジェシー・ノーマンの絶唱!
 演奏時、45 歳という円熟期のノーマンと、名指揮者でもあり優れたピアニストでもあるレヴァイン。この重量級の2 人による素晴らしい“リーダー・アーベント=歌曲の夕べ”。
 リート界の第一人者であるフィッシャー・ディースカウも引退間近という1991 年当時、一夜のリサイタルで聴衆を完全に魅了できたのは、このノーマン以外にはほとんどいないといってもよい状況にあって、この日のリサイタルがどれほど聴衆を熱狂させたのかは想像に余りあるほどです。
 もちろんレヴァインのピアノもオーケストラを凌ぐほどに表現力豊かな演奏で、冒頭のリヒャルト・シュトラウスでの華麗な音色から、チャイコフスキーの繊細な表現、ワーグナーの重厚な響きと、それは変幻自在です。
 そしてシェーンベルクの「ブレットル・リーダー」は若き作曲家が書いたいわゆる“キャバレー・ソング”。ユーモアと皮肉が入り混じったこれらの曲こそ、この一夜の白眉です。
 アンコールではなんと《カルメン》の“ハバネラ”という大盤振る舞い。歌曲ファン必聴の1 枚です。

  録音 1991 年8 月6 日 ザルツブルク音楽祭 リーダーアーベント グロース・フェストシュピールハウス
 


923162DR
(2CD)
\4200→\3790
1990 年ザルツブルク音楽祭で再演された
 クシェネク:歌劇《オルフェウスとエウリュディケー》Op.21
オルフェウス…ロナルド・ハミルトン(バリトン)
エウリュディケー…ドゥーニャ・ヴェイソヴィチ(ソプラノ)
プシケ…セリーナ・リンズレイ(ソプラノ)
第1 の怒れる女…コルネリア・カリッシュ(メゾ・ソプラノ)
第2 の怒れる女…ガブリエレ・シュレッケンバッハ(コントラルト)
第3 の怒れる女…ユッタ・ガイスター(コントラルト)
酔っ払い…ハンス・フランゼン(バス)
水兵…ヴィルフリート・ガームリヒ(テノール)
愚者…ボー・スコウフス(バリトン)
オーストリア放送合唱団
ウィーン放送交響楽団
ピンカス・スタインバーグ(指揮)

 ザルツブルク音楽祭でのオペラ上演は伝統的な慣習であり、創設当時は音楽祭に関係の深かったリヒャルト・シュトラウスが自作を積極的に上演するなど、この音楽祭で初演されたオペラもたくさんあります。
 このクシェネクの歌劇《オルフェウスとエウリュディケー》は、1923 年に作曲、初演こそ1926 年にアメリカで行われましたが、この1990 年の記録は、混乱の時代を生き抜き90 歳の誕生日を迎えたクシェネクを称え、彼の臨席の元にザルツブルク音楽祭で再演された舞台を収録したものです。
 この作品を手掛ける少し前、マーラーの娘アンナに出会い、その母アルマからマーラーの「交響曲第10 番」の補筆を依頼されていたクシェネク。当然アルマが交際していた画家オスカー・ココシュカにも関心があったのでしょう。
 この歌劇には、ココシュカが1915 年〜1917 年頃に書き起こした台本が使われています。
 題材自体は古典的な「オルフェオとエウリディーチェ」ですが、ココシュカは執筆当時深い仲であったアルマへの“激しい愛と憎しみ”を反映させた濃い内容の物語を生み出しました。
 もちろんクシェネク(1900-1991)が書いた音楽も、シェーンベルクを思わせる混沌とした音の羅列で、全ての歌手たちにはワーグナーを歌える力量が求められるという難曲。まさに頽廃音楽の見本のような作品です。もちろん世界初録音。

 録音 1990 年8 月23 日、ザルツブルク音楽祭 フェルゼンライトシューレ



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PROFIL



PH 16010
(31CD)
特別価格\8000→\7290

カール・リヒター・エディション
カール・リヒター(指揮、チェンバロ、オルガン)
【CD 1】
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲
  第1番 ヘ長調 BWV1046/第2番 ヘ長調 BWV1047/第5番 ニ長調 BWV1050
    カール・リヒター室内管弦楽団
    録音:1956 年、1957 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)

【CD 2】
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲
  第3番 ト長調 BWV1048/第4番 ト長調 BWV1049/第6番 変ロ長調 BWV1051
    カール・リヒター室内管弦楽団
    録音:1956 年、1957 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)

【CD 3】
 J.S.バッハ:管弦楽組曲
  第1番 ハ長調 BWV1066/第2番 ロ短調 BWV1067/第4番 ニ長調 BWV1069
    オーレル・ニコレ(フルート)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
    録音:1960 年6月、1961 年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG 原盤)

【CD 4】
 J.S.バッハ:
  ・管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068
    ミュンヘン・バッハ管弦楽団
    録音:1960 年6月、1961 年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG 原盤)
  ・音楽の捧げ物 BWV1079
    オーレル・ニコレ(フルート)、オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー(ヴァイオリン)、
    ジークフリート・マイネッケ(ヴィオラ)、フリッツ・キスカルト(チェロ)、
    ヘトヴィヒ・ビルグラム(チェンバロ)、カール・リヒター(指揮とチェンバロ)
    録音:1963 年1月、ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG 原盤)

【CD 5】
 J.S.バッハ:
  ・チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
  ・2台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV1061
  ・3台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV1064
  ・4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065
    エドゥアルト・ミュラー(チェンバロ)、ゲルハルト・エッシュバッハー(チェンバロ)、
    ハインリヒ・グルトナー(チェンバロ)、アンスバッハ・バッハ週間のソリストたち、
    カール・リヒター(チェンバロ&指揮)
    録音:1955 年/アンスバッハ(セッション・モノラル/テルデック原盤)

【CD 6】
 J.S.バッハ:「オルガン・リサイタル」
  ・トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
  ・コラール前奏曲『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』 BWV639
  ・パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
  ・コラール前奏曲『目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ』 BWV645
  ・幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
  ・コラール前奏曲『イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて』 BWV650
  ・コラール前奏曲『高き御空よりわれは来れり』 BWV606
  ・前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
    カール・リヒター(オルガン/ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール)
    録音:1954 年10月、11月、ジュネーヴ(セッション・ステレオ/Decca 原盤)

【CD 7】
 ヘンデル:オルガン協奏曲
  第1番 ト短調 Op.4-1, HWV.289/第7番 変ロ長調 Op.7-1, HWV.306/
  第2番 変ロ長調 Op.4-2, HWV.290/第8番 イ長調 Op.7-2, HWV.307

【CD 8】
 ヘンデル:オルガン協奏曲
  第3番 ト短調 Op.4-3, HWV.291/第9番 変ロ長調 Op.7-3, HWV.308/
  第4番 ヘ長調 Op.4-4, HWV.292/第10番 ニ短調 Op.7-4, HWV.309

【CD 9】
 ヘンデル:オルガン協奏曲
  第5番ヘ長調 Op.4-5, HWV.293/第6番変ロ長調 Op.4-6, HWV.294/
  第11番ト短調 Op.7-5, HWV.310/第12番変ロ長調 Op.7-6, HWV.311
   【CD 7-9】カール・リヒター(オルガン&指揮)、カール・リヒター室内管弦楽団
    録音:1959 年/(マスター・テープのコピーよりトランスファー/テレフンケン原盤)

【CD 10】
 モーツァルト:
  フルート協奏曲第1番ト長調K313/フルート協奏曲第2番ニ長調K314/
  アンダンテ ハ長調K315

【CD 11】
 ・モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299 *
 ・ハイドン:フルート協奏曲ニ長調Hob.VII f-D1
 ・グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜精霊の踊り
   【CD 10&11】オーレル・ニコレ(フルート)、ローゼ・シュタイン(ハープ:K.299)、
   ミュンヘン・バッハ管弦楽団、カール・リヒター(指揮)
   録音:1960-62 年/ステレオ(セッション/テルデック原盤)

【CD 12】
 J.S.バッハ:フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタ
  ・第1番 ロ短調 BWV1030/第2番 変ホ長調 BWV1031
 C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ ト短調
    オーレル・ニコレ(フルート)、カール・リヒター(チェンバロ)
    録音:1973 年4月/ミュンヘン

【CD 13】
 ハイドン:交響曲
  第94番 ト長調 Hob.I:94「驚愕」/第101番 ニ長調 Hob.I:101「時計」
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1961 年3月17-20日/ベルリン、イエス・キリスト教会

【CD 14】
 ヘンデル:オルガン協奏曲第5番 ホ長調 HMV430/シャコンヌ ト長調 HMV435
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ BWV538

【CD 15】
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988/パルティータ第6番 ホ短調 BWV830

【CD 16】
 J.S.バッハ:パルティータ第1~5番

【CD 17】
 ヘンデル:アリア集
  ・「セルセ」より「オンブラ・マイ・フ」
  ・「セルセ」より「裏切った男を愛する女など」
  ・「ジュリオ・チェーザレ」より「Svegliatevi Nel Core」
  ・「サムソン」より「皆既日食」
  ・「サムソン」より「Thus when the sun from's wat'ry bed」
    エルンスト・ヘフリガー(テノール)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
    録音:1961 年8月
  ・スカルラッティ:カンタータ「Su le sponde del tebro」
  ・ヘンデル:「メサイア」より「Er weidet seine Herde」
  ・ヘンデル:「メサイア」より「Ich weiB daB mein Erloser lebet」
  ・ヘンデル:「ヨシュア」より「O hatt’ich jubals Harf’」
    マリア・シュターダー(ソプラノ)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
    録音:1961 年5月/ミュンヘン、ホッホシュール・ザール

【CD 18】
 ・ハイドン:「天地創造」より「Nun beut die Flur das frische Grun」
 ・ハイドン:「天地創造」より「Auf starkem Fittiche schwinget sich der Ader stolz」
 ・ハイドン:「四季」より「Welche Labung fur die Sinne!」
 ・メンデルスゾーン:「エリア」より「Hore, Israel, hore des Herrn Stimme!」
    マリア・シュターダー(ソプラノ)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
    録音:1961 年5月/ミュンヘン、ホッホシュール・ザール
 ・シュッツ:音楽による葬送 SWV.279-281
    ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ協会合唱団、他/録音:1953 年11月

【CD 19】
 モーツァルト:レクイエム ニ短調KV.626(ジュスマイヤー版)
   マリア・シュターダー(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、
   ヨーン・ヴァン・ケステレン(テノール)、カール・クリスティアン・コーン(バス)、
   ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
   録音:1960 年(セッション・ステレオ/テルデック(テレフンケン)原盤)

【CD 20-22】
 J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV 244
   エルンスト・ヘフリガー(テノール/福音史家)、キート・エンゲン(バス/イエス)、
   イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、アントニー・ファーベルク(ソプラノ)、
   ヘルタ・テッパー(アルト)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
   マックス・プレープストル(バス)、エッケハルト・ティーツェ、ヘトヴィヒ・ビルグラム(オルガン)
   ミュンヘン少年合唱団、ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、
   カール・リヒター(指揮)
   録音:1958 年6 月、8 月/ミュンヘン、ヘルクレスザール(セッション・ステレオ/DGG 原盤)

【CD 23&24】
 ・J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
   マリア・シュターダー(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、
   エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、キート・エンゲン(バス)、
   ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
   録音時期:1961 年2月、4月/ミュンヘン

【CD 25-27】
 【収録情報】
  ・J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
    ゲルト・ルッツェ(テノール:福音史家)、クロエ・オーエン(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、ホルスト・ギュンター(バス)、キート・エンゲン(バス)、ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、カール・リヒター(指揮)

録音:1955年(セッション・モノラル/テルデック原盤)

【CD 28】
 J.S.バッハ:
  ・カンタータ「イエスよ、あなたはわが魂を」BWV 78
    ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、
    ヨーン・ヴァン・ケステレン(テノール)、キート・エンゲン(バス)、
    アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団
    録音:1961年7月/ハイルスブロン・ミュンスター(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
  ・カンタータ「イエス・キリストを脳裡にとどめよ」BWV 67
    アントニア・ファーベルク(ソプラノ)、リリアン・ベニングセン(アルト)、
    ピーター・ピアーズ(テノール)、キート・エンゲン(バス)、
    ゲオルク・ドンデラー(トランペット)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(オルガン)、
    ミュンヘン・バッハ合唱団,ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団のメンバー
    録音:1959 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
  ・カンタータ「私が去り行くのは、あなたがたの益となる」BWV 108
    アントニア・ファーベルク(ソプラノ)、リリアン・ベニングセン(アルト)、
    ピーター・ピアーズ(テノール)、キート・エンゲン(バス)、
    ゲオルク・ドンデラー(トランペット)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(オルガン)、
    エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(ヴァイオリン)、
    ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団のメンバー
    録音:1959 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)

【CD29】
 ・カンタータ「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV 127
   アントニア・ファーベルク(ソプラノ)、リリアン・ベニングセン(アルト)、
   ピーター・ピアーズ(テノール)、キート・エンゲン(バス)、
   ゲオルク・ドンデラー(トランペット)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(オルガン)、
   エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(ヴァイオリン)、
   ミュンヘン・バッハ合唱団,ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団のメンバー
   録音:1959 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
 ・カンタータ「主なる神は太陽にして盾なり」BWV 79
   ベアトリス・クレープス(アルト)、キート・エンゲン(バス)、エドガー・シャン(オーボエ)、
   ヘルマン・ウール(チェロ)、フランツ・オルトナー(コントラバス)、
   へドヴィヒ・ビルグラム(チェンバロ&オルガン)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、
   ミュンヘン・バッハ合唱団
   録音:1959 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
 ・カンタータ「キリストは死の縄目につながれた」BWV 4
   キート・エンゲン(バス)、へドヴィヒ・ビルグラム(オルガン)、
   ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団のメンバー、ミュンヘン・バッハ合唱団
   録音:1963 年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)

【CD30】
 ・カンタータ「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」BWV 45
   ヘルタ・テッパー(アルト)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
   キート・エンゲン(バス)、オーレル・ニコレ(フルート)、
   ミュンヘン・バッハ合唱団、アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団
   録音:1959 年7月、8月/アンスバッハ、アウグスタナザール
    (セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
 ・カンタータ「すべての国よ、神を誉め讃えよ」BWV 51
   マリア・シュターダー(ソプラノ)、ヴィリー・バウアー(トランペット)、
   ミュンヘン・バッハ管弦楽団
   録音:1959 年8 月/ミュンヘン、ヘルクレスザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
 ・カンタータ「愛する御神よ、いつ我は死なん」BWV 8
   ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、
   エルンスト・ヘフリガー(テノール)、キート・エンゲン(バス)、
   オーレル・ニコレ(フルート)、ミュンヘン・バッハ合唱団、アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団
   録音:1959 年7月、8月/アンスバッハ、アウグスタナザール
    (セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
 ・カンタータ「私は、哀れな人、罪のしもべ」BWV 55
   エルンスト・ヘフリガー(テノール)、オーレル・ニコレ(フルート)、
   エドガー・シャン(オーボエ)、ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
   録音:1959 年2月、3月/ライプツィヒ、トーマス教会
    (セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)

【CD 31】
 J.S.バッハ:
  ・カンタータ「心と口と行いと生活で」 BWV147
    ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、
    ヨーン・ヴァン・ケステレン(テノール)、キート・エンゲン(バス)、
    ミュンヘン・バッハ合唱団、アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団
    録音:1961 年7月/ハイルスブロン(ステレオ・セッション/DGG音源)
  ・マニフィカト ニ長調BWV 243
    マリア・シュターダー(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、
    エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス=バリトン)、
    ミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
    録音:1961 年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
 カール・リヒターの名盤中の名盤が超お買い得の31枚組のボックスで登場!!

 リマスタリング&サウンド・デザイン:ホルガー・ジードラー(THS-Studio)

 Profil の好企画、カール・リヒターが遺した名録音のリマスタリング・シリーズ。当セットはこれまでにリリースされたタイトルを中心とした31 枚組の超お買い得ボックスです。収録作品はリヒターの代名詞であるバッハの主要作品集からヘンデル、モーツァルト、ハイドンなど、どれをとっても名録音がおさめられております。
 Profil のライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施しております。
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PH 16060
(8CD)
\5600→\4990
超特価8枚組
 ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィル
 Disc 1
  ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜第1、2、3楽章
    2000 年9 月15 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 2
  (1)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜第4 楽章
  (2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
    2000 年9 月15 日(1)、1999 年9 月28 日(2)ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 3
  ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
    録音:1995 年11 月29 日& 12 月1 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 4
  シューベルト:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」
    1993 年5 月28 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 5
  ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(原典版)
    2001 年9 月13、14 & 15 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 6
  (1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
  (2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
    1997 年2 月19、21 & 23 日(1)、1994 年2 月4 日(2)ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 7
  ブルックナー:交響曲第6番イ長調(原典版)
    1999 年6 月24 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 Disc 8
  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
    1998 年4 月21 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 あのヴァント&ミュンヘン・フィル伝説のBOX が驚きの価格で再登場

 Stereo

 2008 年にリリースされ話題となったギュンター・ヴァントのミュンヘン・フィルとのライヴBOX がコンパクトなケースと驚きの大幅値下げで再登場。
 きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、ヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のきざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世からの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9 番。ブルックナーについて、ヴァントは自身の評伝のなかで「ずいぶんと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感されます。
 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットが超お手頃価格で楽しめます。お買い逃しなく!


<メジャー・レーベル>
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SONY




8898534445-2
(8CD)
\3800→\3490
マレイ・ペライア/バッハ・コンプリート・レコーディングス
【CD1】
 J.S.バッハ:
  『ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052』
  『ピアノ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053』
  『ピアノ協奏曲第4番イ長調BWV.1055』 〜
   アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2000年
【CD2】
 J.S.バッハ:
  『ピアノ協奏曲第3番ニ長調BWV.1054』
  『ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056』
  『協奏曲第6番ヘ長調BWV.1057』
  『ピアノ協奏曲第7番ト短調BWV.1058』 〜
   アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2001年
【CD3】
 J.S.バッハ:
  『フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1044』
  『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』 〜
   アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
 J.S.バッハ:
  『イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971』〔録音〕2003年
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):
  『コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645』
  『コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659』
  『コラール「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV.734』
  『コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639』 〔録音〕1998年
【CD4】
 J.S.バッハ:『ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV.988』〔録音〕2000年
【CD5】
 J.S.バッハ:
  『イギリス組曲第1番イ長調BWV.806』
  『イギリス組曲第3番ト短調BWV.808』
  『イギリス組曲第6番ニ短調BWV.811』〔録音〕1997年
【CD6】
 J.S.バッハ:
  『イギリス組曲第2番イ短調BWV.807』
  『イギリス組曲第4番ヘ長調BWV.809』
  『イギリス組曲第5番ホ短調BWV.810』〔録音〕1998年
【CD7】
 J.S.バッハ:
  『パルティータ第2番ハ短調BWV.826』
  『パルティータ第3番イ短調BWV.827』
  『パルティータ第4番ニ長調BWV.828』〔録音〕2007年
【CD8】
 J.S.バッハ:
  『パルティータ第1番変ロ長調BWV.825』
  『パルティータ第5番ト長調BWV.829』
  『パルティータ第6番ホ短調BWV.830』
   〔録音〕2008〜2009年
マレイ・ペライア(P)

 ここ数年の来日公演で、その類まれなピアニズムを日本の聴衆に披露しているマレイ・ペライア(1947年生まれ)。今年の秋の来日も迫る中で、ペライアがソニー・クラシカルに録音したCD8枚分の全バッハ録音を1セットにまとめたボックス・セットが登場します。
 1990年代後半、指の故障から復活し、イギリス組曲を皮切りに、ゴールドベルク変奏曲、ピアノ協奏曲、パルティータなどバッハのピアノ作品を立て続けに録音し、新境地を開きました。
 彼は演奏活動から遠ざかっていた間に、バッハの音楽を深く研究し自らの心の支えとしていました。
 チェンバロで演奏されることが当たり前となった現在、チェンバロでは味わえないモダン・ピアノの華麗かつ深みのあるタッチによって、バッハの真髄にせまっています。
 自然で生き生きとした麗なフレージングと、洗練された推進力は説得力十分。音楽史に現れた最も深遠にして創造的な天才であったバッハの世界を、ペライアが円熟のピアニズムと繊細なリリシズムで美しく描いています。協奏曲では、ペライアが2000年以来首席客演指揮者を務めるアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ。
 マリナーとの伝説的なパートナーシップの蓄積の上に、ピアニスト兼指揮者として新たな歴史を開き、今でも密接な関係を保つ名室内オケとの音楽の喜びに満ちた演奏をご堪能いただけます。
 

8898534447-2
\1600
マレイ・ペライア/ザ・バッハ・アルバム
 1. 『ピアノ協奏曲第3番ニ長調BWV.1054〜第1楽章』 〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ〔録音〕2001年
 2-4. 『イギリス組曲第3番ト短調BWV.808〜
  第1曲:前奏曲、第2曲:アルマンド、第5曲:ガヴォット1』〔録音〕1997年
 5. 『ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056〜第2楽章』 〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2001年
 6. 『イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971〜第1楽章』 〔録音〕2003年
 7-11.『ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV.988〜アリア、第1〜第4変奏』〔録音〕2000年
 12. 『ピアノ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053〜第2楽章シチリアーノ』 〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2000年
 13. 『コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639』 〔録音〕1998年
 14. 『ピアノ協奏曲第4番イ長調BWV.1055〜第3楽章』 〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2000年
 15-17. 『パルティータ第1番変ロ長調BWV.825〜
  第1曲:前奏曲、第3曲コレンテ、第5曲メヌエット1&2』 〔録音〕2009年
 18. 『ピアノ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053〜第1楽章』 〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2000年
 19. 『パルティータ第2番ハ短調BWV.826〜第4曲カプリッチョ』 〔録音〕2007年
 20. 『ピアノ協奏曲第3番ニ長調BWV.1054〜第3楽章』〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ〔録音〕2001年
 21-23.『ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV.988〜
  第7変奏、第30変奏(ウオドリベット)、アリア・ダ・カーポ』〔録音〕2000年
 24.『コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645』
 25. 『ピアノ協奏曲第7番ト短調BWV.1058〜第3楽章』 〜
  アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 〔録音〕2001年
マレイ・ペライア(P)
 同日発売の8枚組ボックス『マレイ・ペライア/バッハ・コンプリート・レコーディングス』(8898534445- 2)から、ハイライトとなる音源を1枚にまとめたアルバムです。
 ペライアのバッハ・サンプラーとも言うべきアルバムで、その演奏のエッセンスを手軽に楽しめる構成になっています。
 

8898533201-2
(2CD)
\3200
ホセ・カレーラス/音楽、我が人生
【CD1】
 1) コスタ:五月だった,
 2) グリーグ:君を愛す,
 3) シューベルト:アヴェ・マリア,
 4) サティ:ジュ・トゥ・ヴ,
 5) リー:『ラ・マンチャの男』より「見果てぬ夢」,
 6) ヴァレンテ:パッショーネ,
 7) カバリェーロ:アフリカーナの二重唱,
 8) ディ・ラッツァロ:ローマのギター,
 9) アカンポーラ:冬,
 10) カルディッロ:カタリ・カタリ,
 11) ガスタルドン:禁じられた音楽,
 12) ヴェルディ:乾杯の歌,
 13) レオンカヴァッロ:ナポリのセレナーデ,
 14) セザリーニ:夢みるフィレンツェ,
 15) ロジャース:ミュージカル『南太平洋』より「魅惑の宵」,
 16) ブラームス:子守歌/
【CD2】
 1) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」,
 2) モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス,
 3) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
 4) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は輝いていた」,
 5) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「泣くなリュー」,
 6) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「感情のときめきを」,
 7) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「五月の晴れた日のように」,
 8) シューベルト:子守歌,
 9) マスネ:歌劇『ウェルテル』より「あなたは私のことを知らない」,
 10) マスネ:歌劇『ウェルテル』より「現実なのか夢なのかわからない」,
 11) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
  「ここにいたのか、サントゥッツァ」,
 12) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「あなたのサントゥッツァが」,
 13) ビゼー:歌劇『カルメン』より「あんたね!おれだ!」,
 14) ビゼー:歌劇『カルメン』より「だけどカルメン、俺はまだお前を愛してるんだ」
ホセ・カレーラス(テノール)/
 世界最高のテノール、ホセ・カレーラス。ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴと共に「三大テノール」の一人として有名な世界的テノール歌手、ホセ・カレーラス。スペイン・バルセロナに生まれ、1970年のデビュー以来ヴェルディやプッチーニなどの作品で数々の名門オペラ劇場に出演し称賛を浴びながら、白血病に倒れるも奇跡的に復帰。世界各地でコンサートやリサイタル活動を積極的に行い、2014年には新作オペラにも出演し、活発な活動を続けています。
 カレーラスは70歳の今シーズン、最後のワールド・ツアーを行ないますが、【CD1】では、ミュージカルや「カタリ」などナポリ民謡など、ワールド・ツアーで取り上げられるレパートリーを、【CD2】では、オペラ・アリアを中心とした曲を収録。
 この2枚で幅広く多彩な芸術家カレーラスの全貌を見渡せるベスト・アルバムとなっています。
 秋には来日予定もあります(11/30愛知県芸術劇場、12/4サントリーホール)。
 

8887514014-2
\2500
イゴール・レヴィット/ゴールドベルク変奏曲BWV988
 J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV988
イゴール・レヴィット(P)
 完璧なテクニックと芸術的成熟を合わせ持つロシアの若き天才ピアニスト、イゴール・レヴィット。ソニー・クラシカルと専属アーティスト契約を結び、2013年秋にデビュー盤 『ベートーヴェン後期ソナタ集』を、いきなりの2枚組で発表して絶賛された。
 2014年発表のセカンドはまたも大作で、J.S.バッハの6曲からなる「パルティータ」集全曲、これもデビュー作に続くCD2枚組の大作となり音楽専門誌からは絶賛が寄せられました。
 当アルバムは、2015年に発売した変奏曲3曲を収めた3枚組からの分売です。J.S.バッハの「ゴールドベルク変奏曲」は言うまでもない名曲中の名曲。グレン・グールドの時代から、名盤は数多く存在する作品ですが、このレヴィットの解釈は、ゴールドベルクの演奏史で新たなマイルストーンとなるものといえるでしょう。2015年にヨーロッパ屈指の音響効果で知られるベルリンのフンクハウス・ナレーパシュトラッセの大ホール(旧称スコアリング・ステージ)でセッション収録されたものです。
   [録音]2015年8月 ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、大ホール

   ※2015年10月発売『Bach, Beethoven, Rzewski』(3CD:8887506096- 2)からのバラ売りです。
  

8887514015-2
\2500
イゴール・レヴィット/ディアベリの主題による33の変奏曲作品120
 ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲作品120
イゴール・レヴィット(P)
 完璧なテクニックと芸術的成熟を合わせ持つロシアの若き天才ピアニスト、イゴール・レヴィット。ソニー・クラシカルと専属アーティスト契約を結び、2013年秋にデビュー盤 『ベートーヴェン後期ソナタ集』を、いきなりの2枚組で発表して絶賛された。2014年発表のセカンドはまたも大作で、J.S.バッハの6曲からなる「パルティータ」集全曲、これもデビュー作に続くCD2枚組の大作となり音楽専門誌からは絶賛が寄せられました。
 当アルバムは、2015年に発売した変奏曲3曲を収めた3枚組からの分売です。ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」は、バッハの「ゴールドベルク」と並ぶ変奏曲の名作として知られるベートーヴェン晩年の傑作。2015年にヨーロッパ屈指の音響効果で知られるベルリンのフンクハウス・ナレーパシュトラッセの大ホール(旧称スコアリング・ステージ)でセッション収録されたものです。
  [録音]2015年2月 ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、大ホール

  ※2015年10月発売『Bach, Beethoven, Rzewski』(3CD:8887506096- 2)からのバラ売りです。
 

8887514016-2
\2500
イゴール・レヴィット/「不屈の民」変奏曲
 ジェフスキ:「不屈の民」変奏曲
イゴール・レヴィット(P)
 当アルバムは、2015年に発売した変奏曲3曲を収めた3枚組からの分売です。
 ポーランド系アメリカの現代作曲家ジェフスキの「不屈の民」変奏曲は、チリの作曲家が作曲した革命歌「不屈の民」をもとに作曲された36の変奏からなる変奏曲で、現代音楽作品の中では異例の人気を誇る楽曲の一つ。
 この変奏曲は、2014年6月、急病となったポリーニの代役として、ウィーン・ムジークフェラインザールのリサイタルでレヴィットが弾いて聴衆の度肝を抜いたことでも話題になりました。2015年にヨーロッパ屈指の音響効果で知られるベルリンのフンクハウス・ナレーパシュトラッセの大ホール(旧称スコアリング・ステージ)でセッション収録されたものです。
 ※2015年10月発売『Bach, Beethoven, Rzewski』(3CD:8887506096- 2)からのバラ売りです。
  [録音]2015年3月 ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、大ホール
  
  ※2015年10月発売『Bach, Beethoven, Rzewski』(3CD:8887506096- 2)からのバラ売りです。



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RCA



8898530150-2
(7CD)
\3800→\3490
アレクシス・ワイセンベルク/RCA アルバム・コレクション全集
【CD1】
 プロコフィエフ:
  1) ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28,
  2) 悪魔的暗示Op.4-4,
 スクリャービン:
  3) 練習曲第11番変ロ短調Op.8-11,
  4) 左手のための2つの小品Op9-2,
 ラフマニノフ:
  5) 前奏曲嬰ハ短調Op.3-3, 6) 前奏曲変ホ長調Op.23-6,
  7) 前奏曲ト短調Op.32-12
    [録音]1949年1月, 1950年5月, ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
    [原盤]ML-2099/
【CD2】
 ショパン:
  1) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58,
  2) スケルツォ第1番ロ短調Op.20,
  3) スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
   [録音]1967年8月,ニューヨーク、ウェブスター・ホール[原盤]LSC-2984/
【CD3】
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30〜
  ジョルジュ・プレートル(指揮)シカゴ交響楽団
   [録音]1967年11月, シカゴ、シンフォニー・ホール[原盤]LSC-3040/
【CD4】
 ドビュッシー:
  1) 子供の領分, 2) 亜麻色の髪の乙女, 3) 喜びの島,
  4) 組み合わされたアルペッジョのための練習曲,
  5) ベルガマスク組曲,6) レントより遅く
   [録音]1968年3月, パリ[原盤]LSC-3090/
【CD5】
 ハイドン:
  1) ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調, 2) ピアノ・ソナタ第33番ハ短調,
  3) ピアノ・ソナタ第50番ニ短調
   [録音]1968年7月, ハリウッド、RCAスタジオ[原盤]LSC-3111/
【CD6】
 バルトーク:1) ピアノ協奏曲第2番Sz.95, 2) 4つの管弦楽曲Sz.51 〜
   ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
    [録音]1969年11月, フィラデルフィア、タウン・ホール[原盤]LSC-3159/
【CD7】
 ラフマニノフ:
  1) 前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2, 2) 前奏曲集Op.23, 3) 前奏曲集Op.32
   [録音]1968-1969年, ハリウッド、RCAスタジオ
    [原盤]LSC-7069
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)

 2012年になくなったブルガリアの名ピアニスト、アレクシス・ワイセンベルク(1929-2012)。その彼が1967〜1969年にRCAに残したLP7枚分の録音をオリジナル・カップリングで初めてボックス化。それに加えて、1950年コロンビアから10インチ盤で発売された「シギ・ワイセンベルク」名義のデビュー盤が含まれています。
 協奏曲はラフマニノフの3番(プレートル指揮シカゴ響)とバルトークの2番(オーマンディ指揮フィラデルフィア管)という何曲が選ばれているのもワイセンベルクならでは。
 ソロ・アルバムでは、名盤として知られているドビュッシーのピアノ作品集が、フランス的甘さではなく硬質な肌触りで、端正さの中に豊かな色彩感を描写していきます。
 また「クリスタル・クリア」と称された音色を縦横無尽に駆使したワイセンベルクのラフマニノフの前奏曲集全曲は、ロシアのメランコリーとは無縁であり、ペダルを過度に用いずに、強靱な打鍵を行ないながら分厚い和音を濁らすことなく澄明に響かせて、至難なパッセージをも淀みなく弾き進むという絶品の名演です。
 今回の発売のために、新たにオリジナル・アナログ・マスターテープよりリミックスおよびリマスターをおこなっての発売です。
 各ディスクは米国初出時のデザインによる紙ジャケに封入され、クラムシェルボックスに収納、詳細な録音データと未発表写真を含むオールカラー・ブックレットが添付されます。





<国内盤> 


オクタヴィア・レコード



OVCL-00603
\3000+税
Emotion
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番
 パラディス:シチリアーノ
 J.S.バッハ:サラバンド (無伴奏パルティ—タ第2番より)
 J.S.バッハ:ラルゴ (無伴奏ソナタ第3番より)
 クライスラー:中国の太鼓
西川豪(ヴァイオリン)
鷲宮美幸(ピアノ)
 西川豪は都立芸術高校音楽科をへて、東京藝術大学音楽家を卒業。ジェラール・プーレ、フェリックス・アーヨ(イ・ムジチ合奏団初代コンサートマスター)の愛弟子として育ち、両氏から多大な影響を受けています。現在ソロ、室内楽と多方面で活躍。
 このデビュー盤では、ロマン派の名ソナタを中心に置き、さらに新旧の小品を配して、アーティストとしての豊かな心根と才腕を披露しています。
 2016年6月1日〜3日 稲城?プラザ にて収録
  
OVCL-00607
\3000+税
ピアニストのチェロ〜ショパン:チェロ・ソナタ 他〜
 ベートーヴェン:
  ヘンデル「ユダス・マカベウス」の主題による12の変奏曲
 バルツァバ:チェロ・ソナタ 作品16 <世界初録音>
 リスト:忘れられたロマンス
 ショパン:チェロ・ソナタ 作品65
 モシェレス:メロディックな対位法練習曲第10番
  (原曲:J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」)
 サン=サーンス:白鳥
平野玲音(チェロ)
ペーター・バルツァバ(ピアノ)
 新進気鋭のチェリスト、平野玲音のチェロが歌う華麗なるライヴ・レコーディング!
 ウィーンを中心に、活躍する新進気鋭のチェリスト、平野玲音によるライヴ収録が、EXTONレーベルより初リリースとなります。
 平野が5年前からスタートさせたシリーズ公演"Reine pur"。当盤で収録されたのはその記念すべき第10回目となります。
 今回は「ピアニストのチェロ」と題して、ピアニストとしても名を馳せた大作曲家、ベートーヴェン、リストやショパンなどがチェロを通して描いた美しい世界を表現していきます。
 また、平野のウィーンでのパートナー、ペーター・バルツァバが平野のために書いた「チェロ・ソナタ」を世界初録音。
 平野の技術の高さとライヴならではの研ぎ澄まされた音楽性が、聴衆を魅了していきます。
 チェロの魅力が最大限に発揮された、渾身のライヴ・レコーディングをお楽しみ下さい。
 2016年4月9日 東京・サントリーホール、ブルーローズにてライヴ収録
 
OVCL-00620
\3000+税
久石譲:
 エレクトリック・ヴァイオリンと 室内オケのための室内交響曲
スティーヴ・ライヒ:エイト・ラインズ
ジョン・アダムズ:室内交響曲
久石譲(指揮)
フューチャー・オーケストラ
 久石譲が主宰するWonder Land RecordsとクラシックのEXTONレーベルが夢のコラボレーション!
 未来へ発信する新シリーズがスタート!
 現在、日本を代表する人気作曲家久石譲と、作品の完成度と音質で高い評価を受けるEXTONレーベルによる夢のコラボレーションです。
 久石譲が2014年に始動させ好評を博す現代の音楽のプレミアム・コンサート・シリーズ「ミュージック・フューチャー」。当アルバムは、2015年のコンサートより厳選されたライヴ・レコーディングです。
ミニマル・ミュージックの代表的作曲家スティーヴ・ライヒと、彼に影響を受けたジョン・アダムズと久石譲の3曲を収録。1970年代から現代にかけての音楽の軌跡、音楽の熱量を、当アルバム内で感じ取ることが出来るでしょう。まさに「新たなる音楽体験」を感じさせる楽曲たちです。
 また、日本を代表する名手たちが揃った「フューチャー・オーケストラ」のハイ・クオリティな演奏も要注目です。難易度MAXのこれらの楽曲を、高い技術とアンサンブルで見事に芸術の高みへと昇華していきます。
 そして、レコーディングはEXTONレーベルが担当。最新技術による音楽性高い臨場感のあるサウンドを作り出しています。
 日本の最高のスタッフによる、未来へと発信される新シリーズのスタートです。
 「明日のための音楽」がここにあります。
  2015年9月24、25日 よみうり大手町ホールにてライヴ収録
  
OVCT-00123
\3000+税
Carnaval -音列の風景たち-
 ハイドン:ピアノ・ソナタ 第60番 ハ長調
 デュカース:ハイドンの名による悲劇的前奏曲
 山口友由実:ハイドンの名による断章(CDのための書き下ろし)
 ダンディ:ハイドンの名によるメヌエット
 ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット
 ドビュッシー:ハイドンをたたえて、月の光、喜びの島
 シューマン:謝肉祭、トロイメライ
山口友由実(ピアノ)
 現在ウィーン、東京を拠点とし活躍を続けるピアニスト、山口友由美。彼女の初となるCDがTRITONレーベルからリリースです。
 山口はそのテーマとして”音列”を選びました。シューマン、ドビュッシー、ハイドンら大作曲家たちが音列に込めた遊び心、暖かみ。山口の演奏はそれら一つ一つの要素を丁寧にすくい取り、色とりどりの風景として描き出していきます。また、山口もその風景にインスピレーションを受けて作曲した書き下ろし曲も収録。
 ウィーンでの音楽家活動の一つの集成が込められたファン必携の1枚です。
  2016年3月16-18日、ウィーン・ベーゼンドルファー・ショールームにて収録
 


OVCC-00135
\3000+税
伊福部昭:
 マリンバとオーケストラのためのラウダ・コンチェルタータ
セジョルネ:
 マリンバと弦楽のための協奏曲
塚越慎子(マリンバ)
岩村力(指揮)&
読売日本交響楽団 <伊福部>
塚越慎子アンサンブル <セジョルネ> 
 魅惑のマリンバ!
 若き人気マリンバ奏者塚越慎子が奏でる華麗なるコンチェルト・アルバム!
 現在最も注目を集める人気マリンバ奏者、塚越慎子の3年ぶりとなる最新アルバムの登場です。
 今回は塚越がこれまでレパートリーとして大切にしてきた2大マリンバ協奏曲を収録しました。
 日本の偉大な作曲家の一人、伊福部昭がマリンバのために書いた「ラウダ・コンチェルタータ」。
土俗的に躍動するリズム溢れるこの曲を、塚越が完璧な技術と音楽性で聴衆を圧倒していきます。ライヴならでは興奮が伝わってくる渾身の演奏です。
 また、自身もパーカッショニストとして活躍するエマニュエル・セジョルネによって書かれたロマン溢れる協奏曲を収録。マリンバと小編成の弦楽オーケストラによって奏でられる魅惑的な響きとメロディに溢れた美しい協奏曲で、この先マリンバ奏者にとって重要なレパートリーになる楽曲です。塚越は情感たっぷりにこの曲の魅力を存分に伝えます。
 各方面から絶賛され、活動も多岐に渡る塚越慎子の「今」を切り取ったコンチェルトアルバムとなりました。さらなる成長を続ける塚越の輝かしい音楽をぜひお聴き下さい。
 2015年12月8日東京・サントリーホールにてライヴ収録 <伊福部>
 2016年4月24日横浜・かながわアートホールにてセッション録音 <セジョルネ> 
 

OVCX-00080
\2778+税
暁のラプソード
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 マスネ:タイスの冥想曲
 チャイコフスキー:メロディ、ワルツ・スケルツォ イ長調
 フォーレ:シシリエンヌ
 ミヨー:春のコンチェルティーノ 作品135
 モシュコフスキ/サラサーテ:ギターラ 作品45-2
 アルベニス/クライスラー:マラゲーニャ
 ファリャ/クライスラー:ダンス・エスパニョーラ
 宮崎陽江:暁のラプソード
宮崎陽江(ヴァイオリン)
加藤昌則(ピアノ)
 ヨーロッパ各地の地域性に触発された珠玉のヴァイオリン曲を宮崎陽江が奏でる
 耳馴染みのある名曲を、ヨーロッパを周遊するように、ジュネーヴを拠点にヨーロッパと日本で活躍するヴァイオリニスト宮崎陽江が奏でる、名曲の数々。
 欧州各地で作曲家たちが創造性を触発された珠玉の楽曲と自身の新作を含む全10曲。
 2016年6月6-9日 東京・稲城iプラザ にて収録




<映像>


C MAJOR(映像)


73 9304
(Blu-ray)
\5800
バイエルン国立歌劇場でのボーイト
 「メフィストーフェレ」

  ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」
ルネ・パーペ(バス:メフィストーフェレ)
ジョセフ・カレヤ(テノール:ファウスト)
クリスティーネ・オポライス(ソプラノ:マルゲリータ)
ハイケ・グレツィンガー(コントラルト:マルタ)
アンドレア・ボルギーニ(テノール:ワグネル)
カリーネ・ババジャニャン(ソプラノ:エレナ)
レイチェル・ウィルソン(コントラルト:パンタリス)
ジョシュア・オーウェン・ミルス(テノール:ネレオ)
バイエルン国立歌劇場合唱団
バイエルン国立歌劇場児童合唱団
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
オメール・メイア・ヴェルバー(指揮)
73 9208
(DVD)
\4000
 メフィトーフェレがファウストをバイクで連れ去る斬新演出、バイエルン国立歌劇場でのボーイト「メフィストーフェレ」

 演出:ローランド・シュヴァープ/舞台:ピエロ・ヴィンチグエッラ/衣装:レネー・リスターダル/
 照明:ミヒャエル・バウアー/振付:ステファノ・ジャンネッティ
 収録:2015 年10 月ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM2.0、字幕:英仏独西中韓日、原語:イタリア語、140分、リージョン:All
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、字幕:英仏独西中韓日、原語:イタリア語、140分、リージョン:All

 ヴェルディの歌劇「オテロ」や「ファルスタッフ」の台本作者として名高いボーイトが、ゲーテの「ファウスト」を元に自ら台本と作曲を手掛けた唯一の名作オペラ「メフィストーフェレ」。
 イタリア・オペラの伝統を継承しながらワーグナーの影響を強く受けた全5 幕の作品。初演は大失敗に終わりましたが、20 世紀に入るとトスカニーニやムーティの復活上演によって広く知られるようになりました。
 2015 年10 月バイエルン国立歌劇場でローランド・シュヴァープ演出によって上演された際の映像。人間を蔑み誘惑する悪魔メフィストーフェレを演じるのは現在最も注目を集めるバス歌手の一人ルネ・パーペ。あらゆる学問を極めたファウスト博士にはポスト3 大テノールの一人として注目を集めているジョセフ・カレヤ。そして美しいマルゲリータ役にはラトヴィア出身のソプラノ、クリスティーネ・オポライス(指揮者のアンドリス・ネルソンス夫人)、と華やかなキャスト陣にも注目。また意表を突く舞台・演出も見所で、特に第1 幕の最後、メフィトーフェレとファウストが契約を交わし、メフィトーフェレがファウストを連れて行く場面では、大型バイクで二人乗りをして颯爽と去っていくというユニークな演出。
















9/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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RICCARDO MUTI MUSIC

RMM 2016
\3000→\2690
2014/2009年録音
 ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管と
  ムーティが聴かせる瑞々しいモーツァルト

  モーツァルト:
   交響曲35番ニ長調K.385「ハフナー」
   交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
リッカルド・ムーティ(指揮)
ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管
 録音:2014年(ハフナー)、2009年(ジュピター)/55’40

 現代の巨匠リッカルド・ムーティ。2004 年に自らが創立したオーケストラ、ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団とのモーツァルトの2 つの交響曲が発売されます。

 ヨーロッパ全土で活躍したイタリアの作曲家ルイージ・ケルビーニにちなんで命名され、イタリアのアイデンティティとヨーロッパの音楽・文化観へと向けられた自然な傾向を結びつけるという、この楽団の趣旨がはっきりと示されています。
 この楽団は、ミラノの南東70 キロ程の街ピアチェンツァに本拠地を構え、毎夏ムーティが総監督を務めるラヴェンナ音楽祭に出演しています。奏者はすべて30 歳以下のイタリア全土から集まった若者。名門オーケストラを指揮するような緊張感ではなく、演奏をすることを楽しむように、生き生きと音楽を若い演奏家たちと作り上げています。

 ムーティは、このモーツァルトの交響曲「ハフナー」「ジュピター」ともに、ウィーン・フィルと録音しています。その演奏は、ウィーン・フィルの美しい伝統的な響きとムーティの上品かつ丁寧な音楽作りで名盤としてあげられています。この録音でも、響きこそ異なりますが、オーケストラの力量を存分に引き出し、たっぷり語らせ自然な音楽の流れを作り出し、瑞々しい演奏を聴かせてくれます。


 =「ウィーン国立歌劇場」2016年日本公演=
 モーツァルト歌劇「フォガロの結婚」/指揮:リッカルド・ムーティ
 神奈川県民ホール
 11月10日(木) 17:00/11月13日(日) 15:00/11月15日(火) 15:00






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AVIE/SFS MEDIA



SFS 0069
(SACD HYBRID)
\4000→\3590
マイケル・ティルソン・トーマス新譜!
 ドビュッシー:管弦楽作品集

  管弦楽のための《映像》
  遊戯
  レントより遅く
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
 【11月来日記念】 MTT&SFSの新録音!ドビュッシーの「映像」登場!

 11月に4年ぶりとなる来日公演を予定しているアメリカ西海岸の名門、サンフランシスコ交響楽団(SFS)とマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)。マーラーの一大プロジェクトが完結し、近年はベートーヴェンとアメリカン・プログラムの録音でも圧倒的な存在感を見せてきたMTT&SFSの新録音は、ドビュッシーの「映像」、「遊戯」、「レントより遅く」を収録した管弦楽作品集が登場!
 ティルソン・トーマスの鮮やかな棒とサンフランシスコ響の完成された音色で聴く鮮明なるドビュッシーの世界。幾度のグラミー賞にも輝いたアメリカ屈指のオーケストラ・サウンドと、それを余すところなく収めた高音質録音にもご期待ください!

 ※録音(ライヴ):2014年5月22日−25日(映像)、2013年1月10日−13日(遊戯)、2013年9月26日−28日(レントより遅く)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)

 マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団 2016年来日公演情報!
 2016年11月20日(日) フェスティバルホール マーラー:交響曲1番、他
 2016年11月21日(月) サントリーホール マーラー:交響曲1番、他
 2016年11月22日(火) NHKホール ブルックナー:交響曲第7番、他







EIGEN ART


10510
\2600
彭靖 Jing Peng 作品集 ヤーデ弦楽四重奏団 「音楽の島」
 1. ジュブナイル(子供のための)組曲 
  灯りのダンス 
  シオマネキ(カニ)
  坂道と路地 
  花の妖精
  寺院の前での幼少期の記憶 
  水辺の、ひし 
  布袋劇(ほていげき) 
 2. 幼少期の記憶 
 3. 組曲「おとぎ話」 
  古来からの風 
  冗談猫 
  白夜の伝説 
  小さい夢のような妖精
 4. 常動曲 
 5. 曹操(三国時代の武将)
 6. ろうそくの呼吸 
 7. アクア・ファンタジア
ヤーデ弦楽四重奏団 
 ハイリン・リアン(第1ヴァイオリン)
 ヒュンジ・ヨウ(第2ヴァイオリン) 
 カイシー・ファン(ヴィオラ) 
 シーユ・ユ(チェロ)
 ヤーデ弦楽四重奏団は2001年シュトゥットガルトで結成されメロス弦楽四重奏団に学び、これからを嘱望される台湾と韓国の4人から成る若手弦楽四重奏団です。
 作曲家のJing Pengは1965年に台湾で生まれドイツのデトモルト音楽大学で学びました。以来、台湾で音楽を通して多様性を持つ自国の文化融合を表現すべく既に6つの管弦楽作品、7つの協奏曲10の室内楽作品などを発表してきました。このアルバムに収められた曲は、とても解りやすく古き良き台湾をイメージさせるユニークな楽曲が多く収められています。
 2015年 ドイツ、キルヒハイムでの録音
 

10520
\2600
ディルク・アルトマン(クラリネット) 名演奏集 岡本麻子(ピアノ)
 1. ラモー:「前奏曲」 クラヴィア曲集第1集から第1曲
 2. ショーソン:「アンダンテとアレグロ」
 3. ピエルネ:カンツォネッタ op.19
 4. デュカス:ヴォカリーズ
 5. ラヴェル:「ハバネラ形式の小品」ピアノ三重奏の為の
 6. プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」からムゼッタの「テンポの遅いワルツ」
 7. ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
 8. ガーシュウィン:
  ピアノ、クラリネットとコントラバスのための
   3つのジャズ前奏曲「チャールストン」「ブルース」「フォックストロット」
 9. シルル・ケックラン:ディジー・ハミルトンの肖像
 10. サティ:3つのグノシェンヌから第1曲
 11. プーランク:クラリネットとピアノの為のソナタ
ディルク・アルトマン(クラリネット)
岡本 麻子(ピアノ)
 使用楽器は沖縄にある木管楽器製造・販売・修理・楽器付属品楽譜販売の「株式会社 美ら音工房ヨーゼフ」社製のものです。
 シュトゥットガルト放送交響楽団、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとして日本にもファンの多いアルトマンの名演奏集です。



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TACET



226
\2600→\2390
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 モーツァルト:ソナタ集

 モーツァルト:
  1. ロンド ニ長調 KV.485 アレグロ
  2. ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 KV.330
  3. ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 KV.332
  4. ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 KV.333
  5. ロンド ニ短調 KV.511 アンダンテ
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
2016年ベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音

 待ちに待った、TACETレーベルからのコロリオフのモーツァルト。
 息を呑む、美しいモーツァルトのアルバムが誕生しました。
 とても短いフレーズ内の一音一音にさえも生命を持って弾き分けられていてその音を、音質にこだわり続けるTACETレーベルならではの録音と再現技術が見事にとらえています。
 湧き上がる命を持った音の粒が、次々に消えつつながらも新しい音が湧き上がる、その”はかなさ”が、作品の性格に寄り添い感動的です。


 まだまったく無名だったコロリオフのバッハを聴いた作曲家のリゲティは、彼のバッハの録音について、「無人島に持っていく1枚」に選び、さらに「死の苦しみを忘れさせてくれるだろう」と絶賛した。
 そうしてようやくその真価が日本のファンにも認められ始めた。

 ・・・というよりも、一度耳にしさえすれば、彼の音楽がいかに深く真摯な音楽がすぐにわかるはず。


HANSSLERで単発的にリリースされていた1枚

HANSSLER
98 468
\2600
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K281
 ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K310
 ピアノ・ソナタ第15番 ヘ長調 K. 533
 ロンド ヘ長調 K. 494
 ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545
エフゲニー・コロリオフ(P)
豊かな音色と躍動感に満ちたリズムで、モーツァルトの愉悦を満喫できる。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 16030
(12CD)
\5700→\5290

ファンの方はきっちり押さえておいたほうがよいと思う

ドイツの放送局所蔵マスターから初復刻 初出音源多数 

スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン1947-1963


 ピアノ・ソナタ
  第3番、第7番、第8番「悲愴」2種
  第9番2種、第10番2種、第11番2種、第12番「葬送」
  第17番「テンペスト」2種、第18番、
  第19番、第20番、第22番、第23番「熱情」2種
  第27番、第28番
  第30番、第31番、第32番

 ピアノ協奏曲第1番(ザンデルリンク)・第3番(アーベントロート)

 チェロ・ソナタ全集(ロストロポーヴィチ)

 ディアベリ変奏曲Op.120、エロイカ変奏曲Op.35、ほか小品


 リヒテルはご存知のようにまとまった録音を出さなかった。

 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集だとか、協奏曲全集だとか、そういう録音レパートリーをそろえることにまったく興味がなかった。
 そのためさまざまな録音やライヴ音源は種々様々となり、とりとめがない。バッハの平均律全集のような奇跡的な例を除き、ファンは特定の作曲家の作品が聞きたければ、ポツポツと彼の音源を揃えてつなぎ合わせて聴くしかなかった。
 それはたとえばリヒテルの偉大さを物語るいくつかの大型ボックスを手に入れてもそう。どれもすばらしい金字塔的録音集成なのだが、収録曲にまとまりはない。
 リヒテルというのはそういう人なのである。

《スヴャトスラフ・リヒテル〜デッカ、フィリップス、DG録音全集51枚組》 コチラ

《スヴィヤトスラフ・リヒテル〜オイロディスク・レコーディングス・ボックス14枚組》 コチラ

《スヴィヤトスラフ・リヒテル〜モスクワ音楽院ライヴ・ボックス27枚組 1951-1965》 コチラ

 そうしたなかで、日本の代理店の要請によって製作されたのが今回のPROFILのベートーヴェン・ボックス。

 日本人のベートーヴェン好きに向けた、そして「まとまって聴きたい」欲を満たしてくれるボックス。
 そして出来上がってみると、ザンデルリンク&モスクワ放送響とのピアノ協奏曲第1 番という存在の知られなかった音源だったり、アーベントロート&ソヴィエト国立交響楽団とのピアノ協奏曲第3番という珍しい録音だったり、さらにロストロポーヴィチとのチェロ・ソナタ全5 曲をセッションとライヴを混ぜ合わせた録音だったり、ライヴとセッションを2種類ずつ入れている「悲愴」、「テンペスト、「熱情」だったり、貴重極まりない録音を詰め込んだセットになっていた。

 最近ロシアもののピアノ・ボックスが相次いで少し食傷気味だったかもしれない。しかしCD業界ではよくあるのだが、すばらしいアルバムやすばらしいボックスはどういうわけか連続して現れることが多い。
 このPROFILというレーベルはロシア系のレーベルと違ってすぐに完売・廃盤になるというタイプのレーベルではないので決して大慌てする必要はないと思うが、ファンの方はきっちり押さえておいたほうがよいと思う。

ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ
  Disc 1
   (1)第3番ハ長調Op.2 の3 (2)第7番ニ長調Op.10 の3
   (3)第8番ハ短調Op.13「悲愴」 (4)第8番ハ短調Op.13「悲愴」
    1960年5月31日(1)、6月7日(2)レニングラード・ライヴ、
    1947年6月5日モスクワ・ライヴ(3)、
    1959年6月4日モスクワ・セッション(4)
  Disc 2
   (1)第9番ホ長調Op.14の1 (2)第10番ト長調Op.14 の2
   (3)第9番ホ長調Op.14の1 (4)第10番ト長調Op.14 の2
    1947年6月5日モスクワ・ライヴ(1)(2)、
    1963年7月6日パリ・セッション(3)(4)
  Disc 3
   (1)第11番変ロ長調Op.22 (2)第12番変イ長調Op.26「葬送」
   (3)第11番変ロ長調Op.22
    1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、
    1947年6月5日モスクワ・ライヴ(2)、
    1963年7月6日パリ・セッション(3)
  Disc 4
   (1)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
   (2)第18番変ホ長調Op.31の3
   (3)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
    1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、
    1960年4月1日モスクワ・ライヴ(2)、
    1961年8月5日ロンドン・セッション(3)
  Disc 5
   (1)第19番ト短調Op.49の1 (2)第20番ト長調Op.49の2
   (3)第22番ヘ長調Op.54 (4)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
    1963年7月6日パリ・セッション(1)(2)、
    1960年5月31日レニングラード・ライヴ(3)(4)
  Disc 6
   (1)第27番ホ短調Op.90 (2)第28番イ長調Op.101
   (3)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
    1951年1月29日モスクワ・ライヴ(1)、
    1963年7月24日キエフ・ライヴ(2)、
    1960年11月29-30日ニューヨーク・セッション(3)
  Disc 7
   (1)第30番ホ長調Op.109 (2)第31番変イ長調Op.110
   (3)第32番ハ短調Op.111
    1963年11月28日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・ライヴ
  Disc 8
   (1)ディアベリ変奏曲Op.120
   (2)エロイカ変奏曲Op.35
    1951年1月29日モスクワ・ライヴ
  Disc 9
   (1)創作主題による6つの変奏曲Op.34
   (2)「トルコ行進曲」による変奏曲Op.76
   (3)2つのロンドOp.51
   (4)バガテル
     【Op.33の3,5;Op.119の2,7,9;Op.Op.126の1,4,6】
      1950年6月23日モスクワ・ライヴ(1)(2)、
      1951年1月29日モスクワ・ライヴ(3)、
      1958年11月16日キエフ・ライヴ(4)
  Disc 10
   (1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
   (2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
   (3)ロンド変ロ長調WoO6
    1952年3月22日モスクワ・ライヴ(1)、
    1954年10月25日モスクワ・ライヴ(2)、
    1962年5月8日モスクワ・ライヴ(3)
  Disc 11
   (1)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5 の1
   (2)同第2番ト短調Op.5の2
   (3)同第3番イ長調Op.69
    1963年3月(1)、1962 年6月(2)ウィーン・セッション、
    1950年3月1日モスクワ・ライヴ(3)
  Disc 12
   (1)チェロ・ソナタ第4番ヘ長調Op.102の1
   (2)同第5番ニ長調Op.102の2
    1950年3月1日モスクワ・ライヴ(1)、
    1963年3月ウィーン・セッション(2)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)Disc11&12

クルト・ザンデルリンク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
 (ピアノ協奏曲第1番)

ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
 (ピアノ協奏曲第3番)

キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィル(ロンド)
 
 Profile レーベルが、ドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘しました。
 1947 年から1963 年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。
 やはりリヒテルといえばベートーヴェンを聴きたいもの。
 そこで今回はベートーヴェン作品に限定し、ピアノ・ソナタ18 篇のほか、ロストロポーヴィチとのチェロ・ソナタ全曲、協奏作品を3 篇という大盤振舞い。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさ。

 大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。


<メジャー・レーベル>
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SONY



8898531603-2
(3CD)
\3200→\2890
ついに登場!
 このタイプのCDは完全限定、どうかお早めに
  テオドール・クルレンツィス/
   モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527 (全曲)

   モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527(全曲)
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカエテルナディミトリス・ティリアコス(バリトン/ドン・ジョヴァンニ)
ヴィート・プリアンテ(バリトン/レポレッロ)
ミカ・カレス(バス/騎士長)
ミルト・パパタナシュ(ソプラノ/ドンナ・アンナ)
ケネス・ターヴァー(テノール/ドン・オッターヴィオ)
カリーナ・ガウヴィン(ソプラノ/ドンナ・エルヴィーラ)
グイード・ロコンソロ(バリトン/マゼット)
クリスティーナ・ガンシュ(ソプラノ/ツェルリーナ)
8898531605-1
(4LP)
\6500

 もういまさらくどくどクルレンツィスのすごさについて語っても釈迦に説法。みなさんのほうが彼のことは判っていると思います。

 アリアCDからあえて言うとしたら、このオペラ・シリーズ、どうせ持っておくなら初回限定の豪華パッケージ仕様ブックタイプのものがいいとおもいます・・・ということでしょうか。
 けっこう早く完売しますので。
 もちろん普及盤がすぐに出ますので録音だけを楽しめればという方は急がなくても大丈夫だと思いますが。
 でもどうぞお気をつけて。


せっかくなのでクルレンツィス特集、どうぞコチラへ。



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 ギリシャの鬼才クルレンツィスが放つ、モーツァルトのオペラシリーズ第3弾
 昨年から今年にかけてストラヴィンスキー「春の祭典」、コパチンスカヤをソリストに迎えた「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/ストラヴィンスキー:結婚」でクラシック界に大きな話題を提供してきたギリシャからのNew Wave鬼才指揮者クルレンツィス。
 その個性的なパーソナリティは、「レコード芸術」誌2016年3月号の巻頭インタビューでも披歴されました。
 彼が2013年から続けてきたモーツァルト/ダ・ポンテ・オペラ・レコーディングですが、その第一弾「フィガロの結婚」(2014年)、第二弾「コジ・ファン・トゥッテ」(2014年)に続く第三弾にして完結編となる「ドン・ジョヴァンニ」がついに登場します。
 ダ・ポンテ三部作の中でももっとも劇的な構成をもつ(例えばオーケストラには他のダ・ポンテ・オペラにはないトロンボーンが加わっています)この全2幕の長大な作品を、クルレンツィスの斬新な解釈で楽しめます。
 CDはブックタイプの豪華パッケージ仕様。
 LPは、全2幕をLP4枚8面に贅沢にカッティングし、ベルリン・フィル・レーベルのLP制作などを手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量プレス盤をクラムシェル・ボックスに収容。
 いずれも完全生産限定盤です。

  録音:2015年11月23日〜12月7日 ペルミ(セッション録音)



「フィガロ」と「コジ」
豪華装丁盤はすでに海外倉庫のみ

SONY
豪華装丁盤
8888370926-2
(3CD)
\6900
海外在庫限り
奇才テオドール・クルレンツィス&ムジカ・エテルナ/
  モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492(全曲)
アンドレイ・ボンダレンコ(Bs-Br:アルマヴィーヴァ伯爵)
ジモーネ・ケルメス(Sp:伯爵夫人ロジーナ)
クリスティアン・ヴァン・ホルン(Bs-Br:フィガロ)
ファニー・アントネルー(Sp:スザンナ)
マリー=エレン・ネジ(Ms:ケルビーノ)
マリア・フォシュストローム(Ms:マルチェリーナ)
ニコライ・ロスクトキン(Bs:バルトロ)
クリスティアン・アダム(T:ドン・バジーリオ)、他
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカ・エテルナ(ピリオド楽器オーケストラと合唱団)
通常盤
8884301416-2
(3CD)
\3600

1972年アテネ生まれの指揮者テオドール・クルレンツィスとそのアンサンブル、ムジカ・エテルナによるモーツァルトの「ダ・ポンテ・オペラ三部作」録音の第1弾「フィガロの結婚」。
この録音は、ソニークラシカルと長期の専属契約を結んだクルレンツィスとムジカ・エテルナによる大きな録音プロジェクトの船出となる記念碑的な全曲盤です。

SONY
豪華装丁盤
8876546616-2
(3CD)
\4800
海外在庫限り
鬼才天才クルレンツィス、モーツァルト・オペラ・シリーズ第2弾
  モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(全曲)
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカエテルナ
ジモーネ・ケルメス(ソプラノ/フィオルディリージ)
マレーナ・エルンマン(メゾソプラノ/ドラベッラ)
クリストファー・マルトマン(バリトン/グリエルモ)
ケネス・ターヴァー(テノール/フェッランド)
アンナ・カシヤン(ソプラノ/デスピーナ)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス/ドン・アルフォンソ)
8884309583-2
通常盤
(3CD)
\3300

 ギリシャからのNew Wave鬼才指揮者クルレンツィスのモーツァルト/ダ・ポンテ・オペラ第二作!

 録音:2013年1月9〜13日 ペルミ(セッション録音)


   


8898533849-2
\2500→\2290
マウロ・ペーター/シューマン:詩人の恋
 シューマン:
  1) 詩人の恋 Op.48, 2) 5つのリート Op.40, 3) 哀れなペーター Op.53-3,
  4) 海辺の夕暮れ Op.45-3, 5) あなたの顔は Op.127-2,
  6) 君の頬を寄せて Op.142-2, 7) ぼくの愛はかがやき渡る Op.127-3,
  8) ぼくの馬車はゆっくりと行く Op.142-4, 9) ベルシャザル Op.57,
  10) 悲劇Op.64-3
    (1: 私と一緒に逃げて, 2:春の夜に霜が下りて, 3:彼女の墓の上に*)
マウロ・ペーター(テノール),
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ),
ニコラ・ヒルデブラント(ソプラノ*)

 ソニー・クラシカル へのデビュー・アルバムとなった『シューベルト:ゲーテ歌曲集』続く、スイスのテノール、マウロ・ペーターによる第2弾は、シューマンの最もポピュラーな歌曲集「詩人の恋」を核にした、シューマン・アルバムです。

 「詩の内容を完全に読み込み、喜びや悲しみなど見事に表現」と絶賛を浴び第1弾を継承しこのアルバムでも、リリックでエレガントな美声、完璧な発音とアーティキュレーションで、シューマンが音楽として語る、愛の喜び、失恋の痛手、過ぎ去った青春の想い出を見事に表出しています。

 マウロ・ペーター1987年ルツェルン生まれ。2012年「シューベルティアーデ」での「美しき水車小屋の娘」を歌い絶賛をあび、その高い評価によって、2013年にはザルツブルク復活祭音楽祭で、ティーレマン指揮の『パルジファル』、リヨン国立歌劇場で『魔笛』のタミーノ役に抜擢されています。2014年にはアーノンクール指揮によるアン・デア・ウィーン劇場における『コジ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』に出演するなど、ヨーロッパの主要な音楽祭、歌劇場で引っ張りだこ。2013年にはラ・フォルジュルネで来日。2014年のウィグモア・ホールのライヴ盤でも、ヴンダーリヒの再来とも言われるほど、海外では高評価を得ました。2016年8月にはスペイン・ビアベルタンにおけるシューベルティアーデ音楽祭に出演し、さらに2017年夏のザルツブルク音楽祭では、『ヴォツェック』のアンドレスを手掛けることになっています。


前作シューベルト・アルバムのプロモーション・ビデオです。
https://vimeo.com/133587349



マウロ・ペーター/ソニー・クラシカル第1弾

8887508388-2
\2500
マウロ・ペーター / シューベルト:ゲーテ歌曲集
 シューベルト:
  『ガニュメート D.544』『最初の喪失 D.226』
  『憩いなき愛 D.138』『海の静寂 D.216』
  『3つの竪琴弾きの歌 Op.12』『ミューズの子 D.764』
  『トゥーレの王 D.367』『野ばら D.257』『漁師 D.225』
  『魔王 D.328』『流れのほとりで D.766』『月に寄せて D.296』
  『さすらい人の夜の歌 D.768』『耽溺 D.715』『秘めごと D.719』
  『遠く離れた人に D.765』『出会いと別れ D.767』
マウロ・ペーター(テノール),
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)

 1987年ルツェルン生まれたテノール、マウロ・ペーターのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムです。
 ペーターは、2012年「シューベルティアーデ」での「美しき水車小屋の娘」を歌い絶賛をあび、その高い評価によって、2013年にはザルツブルク復活祭音楽祭で、ティーレマン指揮の『パルジファル』、リヨン国立歌劇場で『魔笛』のタミーノ役に抜擢されています。2014年にはアーノンクール指揮によるアン・デア・ウィーン劇場における『コジ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』に出演するなど、ヨーロッパの主要な音楽祭、歌劇場で引っ張りだこ。2013年にはラ・フォルジュルネで来日。2014年のウィグモア・ホールのライヴ盤でも、ヴンダーリヒの再来とも言われるほど、海外では高評価を得ました。
 今回のソニー・クラシカルへの最新録音は、彼の得意としているシューベルトの歌曲からゲーテの詩による名曲をセレクション。いずれも詩と音楽が高度な次元で結びついた傑作ぞろいです。
 ペーターは、その詩の内容を完全に読み込み、喜びや悲しみなど見事に表現しています。これからのリート界を牽引していくテノールとなるにちがいありません。

 【録音】2015年2月, チューリヒ放送スタジオ(デジタル:セッション)

 


8898535500-2
\2500→\2290
オラツィオ・ショルティーノ/セルフ・ポートレイト・ピアノ・ワークス
 オラツィオ・ショルティーノ:
  1) Lives Through a Glass, 2) An Actor on the Stage - quasi una sonata,
  3) Sur le tombeau de Pergolesi, epigrammaquasi una fantasia,
  4) (Self) Portrait, 5) Due valzer per aspettare la mezzanotte,
 ラヴェル(オラツィオ・ショルティーノ編):『子供と魔法』より
  6) 2本の蛇口から1つの桶に水が流れる, 7) トンボの踊り,
  8) 雨蛙の踊り, 9) 5時のフォックス・トロット,
 9) スクリャービン(オラツィオ・ショルティーノ編):法悦の詩【演奏】
オラツィオ・ショルティーノ(ピアノ)

 現代イタリアの俊英オラツィオ・ショルティーノによるソニー・クラシカル第2弾は、自作やスクリャービン『法悦の詩』も含むソロ・アルバムです。
 オラツィオ・ショルティーノは1984年生まれ。シラクサ(シチリア島)でピアノを学び、ボリス・ペトルシャンスキー、ミシェル・ダルベルト、ルイ・ロルティなど錚々たる名手に教えを受け、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でも作曲を学びます。

 2011年にはミラノ・スカラ座でピアノ協奏曲を自作自演し、同じ年にはロマン派の作曲家フマガッリの超絶技巧作品などを録音、またソニー・クラシカルに2013年に録音した「ヴェルディ&ワーグナー」のピアノ・トランスクリプション・アルバムでも批評家から大絶賛されています。

 世界各地で音楽祭に出演、またリサイタルを行い、2014年にはボローニャ音楽祭で「聴衆賞」を受賞しています。作曲家としても数多くの作品を発表、なかでも2015/16年シーズンにノヴァーラ劇場から委嘱された第一次世界大戦についての歌劇「La・Paura(恐怖)」は批評家、聴衆から満場一致の賞賛を受けました。
 このアルバムは彼の自作と編曲作品がバランス良く収録されているもので、彼自身の言葉によると、「これまでのピアノ独奏のための作品には何となく気恥ずかしさを覚えます。それはどれも既に聞いたことがある何かに繋がるからです」とのことで、今作での彼は、まさに「自分自身と向き合い、個人的な経験と自身の分析を交えながら、自分だけの世界を表出」することに成功していると言えるでしょう。

 ラヴェルの歌劇「子供と魔法」からの多彩な曲、そして全く違った衣を纏ったスクリャービンの「法悦の詩」と5曲のオリジナル作品。これは才能溢れるピアニスト、作曲家の今の姿を余すことなく映し出したものです。

【録音】2016年6月, イタリア、サチーレ


 ラヴェル「水の戯れ」。繊細で知的です。
https://youtu.be/hbuXkxnblws




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RCA



8869770292-2
(3CD)
\2600→\2390

大ヒットアルバム、廉価盤で再登場!

大反響・驚天動地の3枚組 レフ・ヴィノクール(P)
世界初録音5曲含む
 シューマンが関わった「ピアノと管弦楽のための作品」10曲を完全網羅

レフ・ヴィノクール/シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集

<CD1>
 幻想曲イ短調
 序奏とアベッグによる主題
 ピアノ協奏曲ヘ長調
 協奏曲断章イ短調
 協奏曲断章ニ短調
<CD2>
 ピアノ協奏曲ヘ短調作品16
 ピアノ協奏曲イ短調作品54
<CD3>
 コンツェルトシュトゥックヘ長調作品86 第1楽章
 序奏とアレグロ・アパッショナートト長調
 序奏と協奏的アレグロニ短調作品134
レフ・ヴィノクール(ピアノ)
ウィーン放送交響楽団
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)

 
 シューマン生誕200年を巡るCDリリースの中でも、最大の話題盤となった3枚組。

 2010年5月にリリースされた、世界初録音5曲を含むシューマンが関わった「ピアノと管弦楽のための作品」10曲を完全網羅した3枚組。
 収録曲は同じで、ジュエルケース仕様で廉価盤再発売。


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 シューマンがピアノと管弦楽のために書いた作品としては、名高いピアノ協奏曲イ短調作品54のほか、作品92の「序奏とアレグロ・アパッショナート」、作品134の「序奏と演奏会用アレグロ」が比較的知られていますが、それ以外にも未完に終わった作品や、他人の作曲した協奏曲の編曲など、このジャンルにさまざまな試みを行ったことが知られています。
 当アルバムは、草稿からの復元作品も合わせ、世界初録音5曲を含む全10曲の作品を収録、1829年から1854年にいたるシューマンの作風の変遷を辿ることができます。

 ★ 5曲の世界初録音は以下の通り
  ① 幻想曲イ短調=「交響曲、協奏曲、そして大規模なソナタの中間のような作 品」を意図してシューマンが書いた単一楽章の作品で、ピアノ協奏曲イ短調作品54〜第1楽章の原曲となった。デュッセルドルフのハイネ研究所に保管されている草稿のファクシミリが1996年に出版され、1994年にはオイレンブルクからヴォルフガング・ボエッティヒャーの手によって楽譜が出版された。今回の録音はオイレンブルク版にあった誤りや変更をシューマンの草稿通りに戻した形で行われている。
 ② 序奏とアベッグによる主題=「ピアノと管弦楽のための変奏曲へ長調」として構想されながら、その骨子は結局ピアノ独奏のための「アベッグ変奏曲作品1」に結実した。ボン大学に所蔵されているシューマンのスケッチ帳に残された「変奏曲へ長調」の序奏部分とA-B♭-E-G-Gの主題の草稿から再構成されたのがこの作品。
 ③ ピアノ協奏曲へ長調=1830年〜1832年にかけて構想されたピアノ協奏曲のための草稿(ボン大学所蔵)に基づいて、2005年〜2007年にヴォノクールによって復元およびオーケストレーションが施され、3楽章形式のピアノ協奏曲として2007年にルールで初演された。
 ④ クララ・シューマン/ロベルト・シューマン:協奏曲イ短調(1楽章)=13歳だったクララが1833年〜1834年に書いた単一楽章の協奏的作品で、シューマン がオーケストレーションが担当。のちに2つの楽章が加えられてクララ・シューマン唯一のピアノ協奏曲となった作品。
 ⑤ アドルフ・ヘンゼルト/ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲ヘ短調=クララ・シューマンが1845年にライプツィヒでヘンゼルトのピアノ協奏曲を初演した際、シューマンが手を加えた版。ヘンゼルトは後に作品を改訂してブライトコプフ&ヘルテル社から出版、録音も4種類あるが、初演時の楽譜はサンクトペテルブルク音楽院の音楽学図書館に秘蔵され、今回初めてその楽譜をもとに録音がおこなわれた。

 ★ 以下の2作品は比較的珍しい録音
  ① 協奏曲ニ短調(1楽章)=1986年に、ピアニストで音楽学者のヨーゼフ・デ・ベーンホウェルによって復元された1839年作曲の1楽章形式の協奏曲。ベーンホウェルはクララ・シューマンのピアノ作品全曲の録音でも知られ、またクララの未完のピアノ協奏曲の補完も手掛けている。録音はこれまでに数種発売。
  ② コンツェルトシュトッゥク へ長調作品86[ピアノと管弦楽のための演奏会用ヴァージョン]=独奏ホルン4つと管弦楽という独創的な編成による作品で、その編成のユニークさゆえか、4つのホルン+ピアノ・ヴァージョン、2台ピアノ・ヴァージョンなどに加え、この「ピアノと管弦楽のための演奏会ヴァージョン」がシューマン自身によって作られ出版されている。録音はこれまでに1種類のみ。

★演奏は、ロシア出身の若きヴィルトゥオーゾで、知られざる作品の発掘と演奏・録音に情熱を傾けているレフ・ヴィノクール。13歳でムラヴィンスキーと共演した逸材は、シューマン作品の研究でも知られ、珍しいピアノのための練習曲全曲の録音も残している。指揮を受け持つヨハネス・ヴィルトナーも秘曲の録音で知られる。
 

8869776013-2
\2000
アンナ・ボニタティブス/ロッシーニの歌曲を歌う
 『告白(カンツォネッタ)』『グラナダにて』『おお救い主よ』
 『北京への愛』『アヴェ・マリア』『フランチェスカ・ダ・リミニ』
 『何も言わずにやつれはてるでしょう(6曲)』『舟歌』『妻の母へ』
 『古風なアリエッタ』『情け知らずの彼女』『別れ』『Hai la sottana』
 『Nella stagion di maggio』『La Veuve Andalouse』
 『Milagnero tacendo』『Laus Deo』『Le lazzarone』
 『La Legende de Marguerite』
アンナ・ボニタティブス(Ms)
マルコ・マルゾッキ(P)
 2010年9月リリース『Rossini: Un Rendez-Vous』(品番:8869770532- 2)の通常盤収録曲は同じで、ジュエルケース仕様となります。

 モーツァルト、ロッシーニ、ヘンデル、バロック・オペラに欠かせないメゾ・ソプラノ歌手アンナ・ボニタティブスの、ハイドンのアリア集。
 ムーティやマゼール、チョン・ミュンフンだけでなく、様々な古楽指揮者ミンコフスキ、ルネ・ヤーコプス、ピノックらとも競演をし、絶賛を浴びています。
 最近ではアラン・カーティスとのヘンデル・オペラ・プロジェクトには欠かせない歌手となってきています。ロッシーニ・フェスティバルの常連でもある彼女による、ピアノ伴奏による歌曲の中から「老年のいたずら」を中心としたアルバムです。

  【録音】2009年11月23〜27日 サチーレ、ファツィオリ・コンサート・ホール[デジタル:セッション]
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8887511040-2
(5CD)
\6400→\5990

輸入盤で登場!
 パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン/
  ベートーヴェン:交響曲全集(5枚組)

ベートーヴェン:
 <CD1>
  1.交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」2.交響曲第8番ヘ長調Op.93
 <CD2>
  3.交響曲第4番変ロ長調Op.604.交響曲第7番イ長調Op.92
 <CD3>
  5.交響曲第5番ハ短調Op.676.交響曲第1番ハ長調Op.21
 <CD4>
  7.交響曲第2番ニ長調Op.368.交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
 <CD5>
  9. 交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
   [使用楽譜]ベーレンライター原典版
[交響曲第9番]
クリスティーナ・エルツェ(ソプラノ)
ペトラ・ラング(アルト)
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
ドイッチェ・カンマーコーアドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

 これが世界を驚倒させたベートーヴェン。
 パーヴォとドイツ・カンマーフィルの10年の軌跡を封じ込めた歴史的名盤のボックスセット、輸入盤で登場。

 ■パーヴォ・ヤルヴィがドイツ・カンマーフィルの芸術監督に就任して最初の演奏会が行われたのが2004年6月。その直後にパーヴォとドイツ・カンマーフィルは仲道郁代とのベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第5番「皇帝」を録音(同時に映像収録)し、さらに同じベートーヴェンの交響曲第7番を録音して、交響曲全集の第1弾としています。以来、ベートーヴェンの作品は、パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルの中核をなすレパートリーとなり、世界各地でのチクルス演奏と並行して2008年にかけて録音された交響曲全曲、仲道郁代とのピアノ協奏曲全曲は、いずれも高い評価を得てきました。このコンビによる最初の来日公演の際に横浜で行われたベートーヴェン・チクルスは、「世界最高峰のベートーヴェン」と絶賛され、彼らのトレードマークとなりました。2009年のボン・ベートーヴェン音楽祭におけるチクルスは映像収録されTV放映と並んでDVD化されています。

 ■当ボックスセットは、2004年〜2008年に録音された交響曲全曲をボックスセット化したもの。対抗配置でヴィブラートを抑制し豊かなアーティキュレーションの弦、名手ぞろいの管、ヴァルヴなしのナチュラル・トランペット、そして堅いバチで叩くピリオド仕様のティンパニなどから生み出される強靭かつフレキシビリティに富む響きによって、9曲の交響曲の個性的な風貌が浮き彫りにされています。

 ■第9番の独唱者には、新国立劇場の「ローエングリン」や東京・春音楽祭の「マイスタージンガー」でも日本にファンの多いテノールのクラウス・フリーリアン・フォークト、深みのある美しい声によってリートとオペラの世界で独自の地位を獲得しているマティアス・ゲルネ、バイロイトの活躍で知られいよいよブリュンヒルデにも進出したペトラ・ラング、ウェーベルンの歌曲全集の録音でデビューするなど幅広いレパートリーで知られるクリスティーナ・エルツェという個性的な面々を起用。2001年の創設以来優れたプロの室内合唱団として注目を浴びているドイチェ・カンマーコーアも美しいディクションによる歌唱を聴かせてくれます。

 ■音響効果の優れたベルリンのフンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセにおけるセッションでDSD収録されたこれらの録音は、音質面でも高く評価されています。録音を担当しているのは、旧フィリップス・レーベルのスタッフが立ち上げたオランダのポリヒムニア社です。

 [録音]2004年8月26日〜28日(第8番)、2005年8月24日〜29日(第3番)、2005年8月24日〜26日(第4番)、2004年6月18日〜19日および2006年9月3日〜4日(第7番)、2006年8月27日〜29日(第5番)、8月31日〜9月1日(第1番)、2007年12月15日〜17日(第6番)、2007年12月18日〜20日(第2番)、2008年8月22日〜26日&12月20日〜22日(第9番)、ベルリン、フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ(旧称ベルリン、フンクハウス・ケーペニック、スコアリング・ステージ)DSD Recording



 

DHM



8887519467-2
\2500→\2290

バッハのカンタータのアリアなどを協奏曲風にアレンジ
 ラウテン・カンパニー/バッハ・ウィズアウト・ワーズ(管弦楽編曲版によるカンタータ)

 J.S.バッハ(ヴォルフガング・カチュナーによる器楽アンサンブルのための編曲版):
  1) 序曲(カンタータ第97番より第1曲合唱),
  2) ガヴォット(カンタータ第202番より第9曲アリア),
  3) アリア(カンタータ第166番より第1曲アリア),
  4) アリア(カンタータ第166番より第2曲アリア),
  5) グローリア(カンタータ第191番より第1曲合唱),
  6) コンチェルト(カンタータ第120番より第4曲アリア),
  7) アリア(カンタータ第26番より第2曲アリア),
  8) コンチェルト(カンタータ第133番より第1曲合唱),
  9) シンフォニア(カンタータ第4番より第1曲シンフォニア),
  10) アリア(カンタータ第4番より第3曲二重唱),
  11) フーガ(カンタータ第4番より第5曲合唱),
  12) アリア(カンタータ第146番より第2曲合唱),
  13) アリア(カンタータ第105番より第3曲アリア),
  14) アリア(カンタータ第163番より第3曲アリア),
  15) アリア(カンタータ第76番より第10曲アリア),
  16) アリア(カンタータ第26番より第4曲アリア),
  17) アリア(カンタータ第127番より第3曲アリア),
  18) チャコーナ(カンタータ第150番より第7曲合唱),
  19) シンフォニア(カンタータ第131番より第1曲シンフォニア),
  20) アリア(カンタータ第17番より第3曲アリア),
  21) アリア(カンタータ第42番より第4曲コラール),
  22) アリア(カンタータ第68番より第2曲アリア),
  23) サラバンド(カンタータ第20番より第7曲アリア),
  24) アリア(カンタータ第62番より第2曲アリア),
  25) アリア(カンタータ第40番より第4曲アリア),
  26) アリア(カンタータ第140番より第4曲コラール)
ヴォルフガング・カチュナー(指揮)
ラウテン・カンパニー

 ヴォルフガング・カチュナー&ラウテン・カンパニーによる「ヘンデル:管弦楽編曲版オペラとオラトリオ・アリア集」の続編となるバッハ版の演奏です。
 ヘンデルやテレマンなど当時大変人気のあった作品は、家庭などで器楽や室内楽のために編曲されて演奏されたと言われていますが、神に捧げたカンタータは、あまり当時編曲され演奏されませんでした。20世紀になってバッハの音楽の美しさに気づいた作曲家や演奏家は、ピアノやヴァイオリン独奏のために編曲、ストコフスキーは管弦楽に編曲し、現在に引き継がれていきます。
 このアルバムでは、W.カチュナーが当時のバロック書法を守りながら、バッハのカンタータからのアリアやコラール合唱を、合奏または器楽のための協奏曲風にアレンジしたもので、バッハのアリアの美しさだけでなく、バロック音楽様式の歴史的音色や情熱を味わっていだきたいという意図で制作されています。もちろんピリオド楽器による演奏です。

【録音】2015年10月, ニュルンベルク、ゲルマン国立博物館




ラウテン・カンパニー/創立30年記念ベスト

8887501631-2
\2700→\2490
ラウテン・カンパニー/創立30年記念ベスト
 1) ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:『フェッラーラ風のピーヴァ』,
 2) タルクィニオ・メールラ:『センティーレ=カンツォネッタ』,
 3) ニコラ・マテイス:『チャコネッタ』,
 4) ニコラ・マテイス:『ラ・ディア・スパニョーラ』、
 5) イギリス舞曲:『カプリッチョ・デット・スヴェリアトーイオ』,
 6) J.S.バッハ:『ヴァージン・クイーン』,
 7) J.S.バッハ:『Bobbing Joe』,
 8) J.S.バッハ:『モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV.225〜第1曲』,
 9) J.S.バッハ:『コラール「はかなく むなしき」』,
 10) J.S.バッハ:『カンタータ「はかなく むなしき」〜コラール』,
 11) ブクステフーデ:『強めたまえ』,
 12) ブクステフーデ:『主よ、あなたさえこの世にあれば』,
 13) ヘンデル:『オラトリオ「メサイア」〜ハレルヤ』(ドイツ語版),
 14) パーセル:『歌劇「アセンスのターモン」〜グラウンドによるカーテンチューン』,
 15) パーセル:『歌劇「妖精の女王」〜One Charming Night』,
 16) ヘンデル:『歌劇「リチャード1世」〜死よ、来てください』,
 17) ヘンデル:『歌劇「リナルド」〜私を泣かせてください』,
 18) フィリップ・グラス:『The Windcatcher Part I』,
 19) モンテヴェルディ:『歌劇「オルフェオ」〜ViRicorda Boschi Ombrosio』,
 20) パーセル:『グラウンド ハ長調』,
 21) ヨハン・フィリップ・クリーガー:『暗がりは悪事に好都合』,
 22) トマス・ロビンソン:『プレインソング』,
 23) ダウランド:『わが過ちを許してくれようか』,
 24) ウィリアム・バード:『深い緑の森よ』,
 25) パーセル:『Bedlam Boys』,
 26) ヨハン・タイレ:『Nun ich singe, Gott ich knie』
ウォルフガング・カチュナー(指揮&リュート)、
ラウテン・カンパニー

 ヴォルフガング・カチュナー指揮するベルリンの古楽器アンサンブル「ラウテン・カンパニー」。1984年設立当初はカチュナーとハンス=ヴェルナー・アペルとのリュート・デュオから始まりました。10月18日にはベルリンで30周年を祝う記念コンサートが行われますが、それに合わせて発売されたのが当アルバムです。ラウテン・カンパニーは、いわゆるピリオド楽器演奏とは一味違い、当時の音楽を現代に蘇えらせることに主眼を置いていて、様々なソリストたちを取り込み、多様な編成で演奏活動を行なうのが特徴。例えば演奏会では、管弦楽だけによる歌無し版オペラ・アリアや、フィリップ・グラスなどの現代音楽やポピュラーを古楽器で演奏するような取り組みにも積極的です。このアルバムはそうした彼らの演奏活動の30年の積み重ねをバロック音楽の分野の録音で辿ってゆくもの。
 DHMの音源だけでなく彼らが録音してきた様々な音源から選曲されています。

 

8898536030-2
\2500

カペラ・デ・ラ・トーレ/炎の音楽〜地獄と天空の炎

 1) プレトリウス:Bransle de la torche,
 2) バード:Memento homo,
 3) 作者不詳:Ciaconna del paradiso e inferno,
 4) ホルボーン:Infernum,
 5) ビクトリア:Veni creator spiritus,
 6) オルティス:La folia,
 7) マレンツィオ:Qual vive salamandra in fiamma ardente,
 8) ギッツォーロ:Io mi vivea,
 9) ダ・ノーラ:Amor m'ha fatto deventar fenice,
 10) ラッスス:In un boschetto novo,
 11) 作者不詳:Ardente sole,
 12) プレトリウス:Ballet des feus,
 13) フレーチャ:El fuego,
 14) 作者不詳:Mundi renovation,
 15) 作者不詳:Chi vuol seguir la Guerra,
 16) ファーナビー:Sometimes She Would,
 17) 作者不詳:Ardente sole,
 18) ピエトロ・ヴィンチ:Sappi signor,
 19) 作者不詳:Pour faire l'arlkymie d'amours,
 20) トロンボンチーノ:Non va l'acqua al miogran fuoco,
 21) ラ・リュー:Au feu d'amours【演奏】
カペラ・デ・ラ・トーレ
 『カペラ・デ・ラ・トーレ』は、ドイツを中心に今、宗教音楽から世俗的作品まで「最も優れた解釈」と高い評価を受けているルネッサンス・アンサンブル。
 メンバーそれぞれが、その時代の演奏のスペシャリスト、独奏者でもあります。ドイツ・ハルモニア・ムンディへ続々と新しいコンセプトによるアルバムを発売し、高い評価を得ています。
 前作は「水の音楽〜妖精とセイレーンの物語」と題したものでしたが、今回はその逆のコンセプトとなる「炎」に関したものです。「炎」といっても様々な意味があり、例えば「火」であり、「地獄」であり、そして「熱き愛情」の意味もあるでしょう。
 そうした「熱き炎」に関連したルネサンス時代の作品が収録されています。
 【録音】2015年11月, ベルリン、ドイツ公共放送連盟ホール


<国内盤> 

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ARCANA



Mer-A398
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
アンサンブル・オデカトン
 アレッサンドロ・スカルラッティの
  レクィエム
サルヴェ・レジーナ、ミゼレーレ、マニフィカト
 ①死者のためのミサ曲(レクィエム)
         〜4声と通奏低音のための(1717)
 ②ごきげんよう、皇后様(サルヴェ・レジーナ)
     〜4声と[2部の]ヴァイオリン、
        通奏低音のための(1697頃)
 ③わたしを憐れんでください(ミゼレーレ)
     〜全9声の二重合唱のための(1708)
 ④マリアの讃歌(マニフィカト)
     〜5声と通奏低音のための(1715)
パオロ・ダ・コル指揮
アンサンブル・オデカトン
 (古楽声楽集団・古楽器使用)
アナイス・チェン、
   ヘートヴィヒ・ラファイナー(vn)
マルク・フェルスヘーヴェイク(vc)
リウヴェ・タミンハ(オルガン)
ジャンジャコモ・ピナルディ(アーチリュート)

 バロック最大のイタリア人作曲家の一人の「本領発揮」
 あえて古風な様式で攻めた傑作群に、凄腕集団が挑む!

 イタリア屈指のルネサンス・ア・カペラ声楽集団オデカトン…といえば、これまでArcanaでのパレストリーナ『教皇マルチェルスのミサ曲』(Mer-A358)を筆頭に、出すアルバムごと精巧な作品分析をへた充実解釈を聴かせてきた精鋭集団——
 イタリアの「知」と「情」が絶妙なバランスをみせるそのア・カペラ歌唱は、少数精鋭の重唱編成でも20人規模のボリューム感ある演奏でも、まったく精緻さを失いません。

 その彼らが満を持して、バロック期のナポリとローマで活躍したA.スカルラッティ(鍵盤作曲家として知られるD.スカラッティの父)の傑作群を録音してくれました!

 A.スカルラッティの声楽曲というと、独唱主体のカンタータやオペラでの名品がめだちますが、なにしろバロック期の大作曲家はみな教会音楽を書けてこそ一人前とみなされたところ。A.スカルラッティもその例にもれず、あえてルネサンスを意識した古風な作風でも数多くの傑作を残していた…ということが、オデカトンの充実解釈で強く印象づけられることでしょう。

 オルガンにはボローニャの名匠タミンハも加わり、編成を絞った器楽陣の参与も絶妙—-しかも中心楽曲は『レクィエム』!
 この曲種は欠かさず押さえておきたい方にも朗報な絶品名演です。解説訳付、どうぞお見逃しなく!





アレッサンドロ・スカルラッティって誰?という人のために


エリザベス・ワッツの
アレッサンドロ・スカルラッティ・アリア集
仏HM
HMU 807574
(SACD HYBRID)
\2700

エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
 アリアの巨匠〜アレッサンドロ・スカルラッティ作品集

 A.スカルラッティ(1660-1725):
  1. アリア「Figlio! Tiranno! O Dio!」〜オペラ「グリゼルダ」(1721) より
  2. アリア「私の心は嫉妬に燃え(Se geloso e il mio core)」* 〜
   セレナータ「Endimione e Cintia」(1705) より
  3. アリア・パストラーレ「彼はお生まれになった」〜
   カンタータ「Non so qual piu m’ ingombra」(1716) より
  4. この新しい問題に(A questo nuovo affanno)〜オペラ「Eraclea」(1700) より
  5. 私が楽しんでいる間に(Mentr’ io godo)〜
   オラトリオ「La Santissima Vergine del Rosario」(1707) より
  6. くすんだ影(Ombre opache)〜
   カンタータ「Correa nel seno amato」(1690) より
  7. レチタティーヴォ
   「メランコリーな鳥が歌うところで(Qui, dove … Torbido, irato)」&
  8. アリア「Torbido, irato, enero」〜セレナータ「エルミニア」(1723)より
  9. アリア「祝いの声で」* 〜
   アリア集「7 Arie con tromba sola」(1703-08)より
  10. レチタティーヴォ「O vane speme!」〜
   アリア「Cara tomba del mio diletto」〜
   オペラ「Mitridate Eupatore」(1706)より
  11. アリア「Sussurrando il venticello」〜オペラ「Tigrane」(1715) より
  12. アリア「キューピッドよ、翼をあげよErgiti, Amor, su i vanni」〜
   オペラ「Scipione nelle Spagne」(1714) より
  13. アリア「Esci omai」**、アリア「Dolce stimolo al tuo bel cor」〜
   オペラ「Mitridate Eupatore」(1706) より
  14. アリア「D’ amor l’ accesa face」より〜
   セレナータ「Venere, Amore e Ragione」(1706)より
  15. アリア「Io non son di quei campioni」〜
   オペラ「La Statira」(1690) より
  16. シンフォニア、アリア「戦いに A battaglia」* 〜
   カンタータ「A battaglia, pensieri」(1699)
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
イングリッシュ・コンサート
ローレンス・カミングス
 (指揮&通奏低音)
*マーク・ベネット(トランペット)
**ヒュー・ダニエル(ヴァイオリン)
 
アリアの巨匠アレッサンドロ・スカルラッティの作品集、イギリスの注目歌手、エリザベス・ワッツの強烈な歌声

 録音:2014年11月、ロンドン・オール・ハロウズ教会、ゴスペル・オーク/multichannel


 アレッサンドロ・スカルラッティ。
 みんな名前は知っている。

 そしてスカルラッティに二人いることも知っていて、その親父か息子かどっちかだということも知っている。・・・でもどっちかは知らない。ましてや作品を聴いたことはない。

 アレッサンドロは親父のほうである。
 息子はイタリアからスペインに渡って鍵盤ソナタの王様となったドメニコである。このドメニコのほうは比較的知られているし、いまでもかなり頻繁に取り上げられるので聴く機会も少なくない。

 一方のアレッサンドロ。
 この人の音楽を聴く機会は、現在ほとんどない。

 ・・・しかし音楽史を勉強した人ならば、誰もがこの人の偉大さを知り、この人のオペラを聴いておかなくちゃ、と思うはずである。
 まず一般的に知られるのは、モンテヴェルディの次に現れたイタリア最大最高のオペラ作曲家であり、百十いくつのオペラを書いた「ナポリ派」の創始者・・・というようなこと。
 しかし、ベルカント・アリアによる新しいオペラの形を作り上げ、ソナタ形式の原型を作り上げ、イタリア風序曲を確立したことで後の交響曲の出発点を作り上げたということは案外知られていない。
 そして沈滞しつつあったヴェネツィアからオペラの覇権をナポリに移したことで当時の音楽全体の鮮度と未来を獲得せしめたということも。

 言ってみればモンテヴェルディによって生まれたバロック音楽の流れを、一気に奔流としてパワー・アップさせた大偉人なのである。

 ・・・そうしたことを考えると音楽史全体への影響というのはとてつもなく大きいものがある。その影響力はコレッリやヴィヴァルディよりもはるかに大きかったといっていい。
 だからそのことを知った人は誰でもアレッサンドロの作品を聴きたくなる。

 ・・・しかしCDがないのである。

 まったくないわけではない。
 しかしそれだけの大偉人であり、それだけの膨大な数のオペラを書いたとは思えないほど現在リリースされているCDは少ない。

 そうした中で今回のような傑作アリア集のようなアルバムがリリースされることは非常にありがたい。







CALLIOPE


CAL1632
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ロシア音楽の三つの顔
 〜チャイコフスキー、
 ムソルグスキー、ストラヴィンスキー

  チャイコフスキー:①幻想序曲「ロメオとジュリエット」
  ストラヴィンスキー:②『火の鳥』〜三つの小品
  ムソルグスキー:③組曲「展覧会の絵」
フィリップ・ギヨン=エルベール(p)

 これぞフランスのピアニズム、極上の色彩感…!
 ペヌティエ門下の超・実力派、さらなる本領発揮!
 フランス…それは、残酷なまでに凄腕のピアニストたちが数多く活躍している国。「残酷」というのは、おどろくほど腕のたつ、圧倒的な感動を約束してくれる名手であっても、スターダムにのぼる流れにいなければ埋もれてしまいますし、それで彼らの技量が決して衰えるどころか、年を経るにつれますます磨きはかかってゆく(そうしていないと生き残ってゆけない)…そんな世界で活躍する名手がたまたまCDを作り、それに出会えたなら、どんなに幸せなことでしょう!
 ベロフ、ペヌティエ、ドゥニ・パスカル...と、パリ音楽院周辺の確かな伝統をひくギヨン=エルベールは、すでにCalliopeからもプロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアの作曲家たちによる痛快なバレエ音楽集をリリースしていますが、そうした編曲の才覚と、鮮烈な技量をもちながら自然な作品解釈を打ち出してみせるセンスとがひとつに結実をみせるのが、この最新録音!
 彼が自ら編曲した『ロメオとジュリエット』のシンフォニックでありながら繊細なピアニズムへの集約、ストラヴィンスキーでの瀟洒さと異国的色彩感、そして変幻自在のムソルグスキーの、圧倒的存在感…Calliopeブランドの威光は、企画者が変わっても健在!と通感させてくれそうな1枚の登場です!
 

CAL1634
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ボナル/フランス語歌曲集
 〜ラヴェル、六人組、セヴラックの時代に〜

 ①バルベリーヌの唄 ②願い ③松の木がうたうとき ④森へ!
 ⑤哀しいメヌエット* ⑥砂丘の花 ⑦似ていること ⑧小唄
 ⑨夢みる子供の不満 * ⑩甘やかな不満 ⑪哀しい小唄
 ⑫いいなづけ ⑬王宮の執事さん * ⑭母は農婦だった
 ⑮船乗りの子守唄 ⑯むなしい祈り ⑰ニコルを寝かしつけるために
 ⑱アヌティーヌの唄 ⑲夜啼鶯 ⑳蒼ざめた夜
 (21)おくればせのクリスマス * (22)鐘塔に上ろう (23)矢と唄と
 (24)ポーランドの唄 (25)ちいさな笛 (26)ピレネーのクリスマス *
ロズリーヌ・マルテル=ボナル(ソプラノ)
デイヴィッド・モウ(ピアノ)

 フランス近代への渇望を癒す、ボルドー出身の才人...玄妙さは比類なく…演奏解釈秀逸、知るべき作曲家!
 ボナルは聞きなれない名前と見せかけて、実は音盤になっている作品が少なからずある…とご存知の方は、かなりのフランス近代通かもしれません。つまり、知れば知るほど演奏家たちもぜひとりあげ、単体アルバムで紹介したくなってしまう——そういう作曲家なのです(いうなれば、同じフランス近代のセヴラックやゴベールなどにも近い存在)。1880年ボルドー生まれ、すでに10代の少年期からオルガンの名手トゥルヌミルと出会い作曲を開始。その後もすぐれたオルガン奏者としてパリ、ボルドー、バイヨンヌ...とさまざまな地域で活躍しながら作曲も続け、さまざまな分野の作品を残しています。
 とくに室内楽曲に名品が多いことは、フランス随一の四重奏団ドビュッシーSQが録音した弦楽四重奏曲集の圧倒的なインパクトからもわかるところ!
 そしてフランス近代の多くのすぐれた作曲家たちがそうだったとおり、ボナルも歌曲の世界で比類ない名品を数多く残している——その創作期が生涯全般にわたっているため、この曲集でも彼の創意の変遷はじっくり味わえることでしょう。
 ピアノ曲も5曲収録、英国の異才でなんとマショー研究のスペシャリストでもあるデイヴィッド・モウと、作曲家の曾孫にあたる惚れ惚れするような名歌手が綴る充実盤。解説訳&訳詞付です!
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CAL1620
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
MAKの主宰者ゲーベル指揮!
 サヴォイア宮廷の作曲家たちの管弦楽曲・協奏曲
  〜18世紀イタリアとフランスのあいだで〜

 ①プニャーニ:序曲(交響曲)ト長調
 ②Q.ガスパリーニ:歌劇『ミトリダーテ』序曲
 ③ヴィオッティ ヴァイオリン協奏曲 第23番 ト長調
 ④ジアイ:序曲(交響曲)ニ長調
 ⑤オッターニ:歌劇『悪意のない恋』序曲
 ⑥ソミス:4声の序曲
ラインハルト・ゲーベル指揮
サヴォワ地方管弦楽団
③ギィ・コマンタル(ヴァイオリン)

 このあたりの作曲家、室内楽ではなく管弦楽協奏曲作品というのは珍しい。


 なんとMAKの主宰者ゲーベルが、絶妙の指揮を!
 フランス音楽史にも関わる、イタリア北西部の宮廷音楽まずは指揮者にご注目——

 そう!
 エッジの効いた鮮烈な演奏解釈で古楽界に物議を醸しながらも筋の通った名演を紡ぎ続けてきた精鋭集団ムジカ・アンティクヮ・ケルンの主宰者、ラインハルト・ゲーベルがこのアルバムの指揮者なのです!

 このアルバムで彼が着目したのが、指揮しているオーケストラ、フランス随一の少数精鋭楽団のひとつサヴォワ地方管弦楽団ともゆかりの深い「サヴォワ(サヴォイア)宮廷の音楽」。
 フランスのサヴォワ地方からイタリアのピエモンテ地方にまたがる地域を治めていたサヴォイア公(フランス語ではサヴォワ公)の宮廷には、コレッリの門弟ソミスのもと、ルクレールやプニャーニなどフランス方面で活躍した名匠が多く研鑽をつみ活躍をみせていました。そこにはいわばフランスとイタリアの間をつなぐ重要な宮廷楽団があったのです。

 18世紀初頭のソミスから古典派時代へ向かう、さまざまな見逃せない作曲家たちの名品は、タルティーニやクヴァンツ、ガルッピといった「バロックと古典派のあいだ」がお好きなリスナーを新たに虜にするでしょう。
 解説訳付、音楽史と地域史のかかわりにも心そそられるセンス抜群の1枚です。




じわじわ認知度が高まりつつあるソミス
イタリアとフランスのヴァイオリン芸術文化を繋いだ人
18世紀ヴァイオリン音楽を愛する人であれば必ずはまります・・・

TACTUS
TC 681908
\2500
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.2

ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
キアラ・カッターニ(チェンバロ)

 
 ピエモンテ楽派の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763)の「ソナタ Op.2」



 コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス。
 パリのコンセール・スピリチュエルで自らの演奏が大絶賛を博すなど、イタリアの作風の発展、そしてイタリアとフランスを繋いだピエモンテ楽派の重鎮である。

 1723年にトリノでソミス自身によって出版され、ヴィットーリオ・アメデーオ2世に献呈された「ソナタ Op.2」は、自らの華麗で技巧的な演奏スタイルが反映された、コレッリの次の世代のイタリアを代表する傑作の1つ。

 ヴァイオリンはグリュミオーやアッカルド、ロマーノ、シュヴァルツベルグ、ヴェルニコフという錚々たる名匠たちにヴァイオリンを学び、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリアの次代の盟主ノフェリーニ。
 その天衣無縫のヴァイオリンが、ピエモンテ楽派の巨匠ソミスの知られざる傑作を再び音楽史の表舞台へと導く!

 ヴァイオリン:ドン・ニコラ・アマティ1732年製/チェンバロ:フレンチモデル2段鍵盤/マティアス・クラマー1986年製

 ※録音:2013年12月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)





そしてピエモンテ楽派のアルバムならやはりこれ・・・
ガッティの不朽の名盤

GLOSSA
GCD C80018
¥2200
エンリコ・ガッティの名盤、ピエモンテ楽派の音楽が復活!
 ピエモンテの真珠 〜 18世紀イタリアのヴァイオリン音楽

 ジョヴァンニ・ロレンツォ・ソミス(1688−1775):ソナタ イ短調 Op.1-1
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763):ソナタ ハ長調 Op.6-4
 ガスパーレ・ジュゼッペ・キアブラーノ(1725−1802):ソナタ第3番 ヘ長調
 フェリーチェ・ジャルディーニ(1716−1796):ソナタ第2番 ト長調 Op.31
 ジョヴァンニ・バッティスタ・カナヴァッソ(1713−1784):
  ソナタ第2番 ニ短調
 ガエターノ・プニャーニ(1731−1798):ソナタ 変ロ長調 Op.6-1
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
アントニオ・モスカ(チェロ)
ジョルジオ・タバッコ(チェンバロ)

 バロック・ヴァイオリンの神様であり、ヴァイオリンの詩人、エンリコ・ガッティ。
 名盤中の名盤、18世紀イタリア、ピエモンテ楽派のヴァイオリン音楽をエンリコ・ガッティが奏でた名盤!
 18世紀イタリア、トリノのサヴォア宮廷に集った音楽家たち。
 ピエモンテ楽派の創始者と伝わるジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス、弟のロレンツォ・ソミス、そしてジャルディーニやプニャーニなど、18世紀のイタリアにおいてヴァイオリン芸術を発展へと導いた重要な音楽家たちの「ソナタ」を、エンリコ・ガッティの艶やかで豊潤なヴァイオリンで .


 ※録音:1992年1月、サン・キアーラ教会(ブラ、イタリア)







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GRAMOLA



GRML98858
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税

デムス&イルンベルガー!
 シューベルト:
  アルペジョーネ・ソナタと「しぼめる花」をヴァイオリンで!

  1. ピアノとヴァイオリンのための大二重奏曲
           イ長調 Op. posth.162/D574
  2. ピアノとアルペジョーネのためのソナタ
      イ短調 D821(ヴァイオリンによる演奏)
  3. 「しぼめる花」の主題による変奏曲
        ホ短調 Op. 160 / D.802
          (ヴァイオリンによる演奏)
イェルク・デームス(フォルテピアノ)
 使用楽器:ウィーンのコンラート・グラーフ
           1823年製作オリジナル
トーマス・アルベルトゥス・
   イルンベルガー(ヴァイオリン)
 使用楽器:ウィーンのマルティン・シュトス
           1824年製作オリジナル

 アルペジョーネもしぼめる花も、当時のヴァイオリン(!)とピアノで…
 リアルな19世紀情緒、名手2人ゆえの名演!

 Gramolaレーベルの強力なバックアップのもと確かな活躍を続けるウィーン随一の新世代、イルンベルガー。
 古楽器奏法も知りながら、同時にウィーン近代独特の、あのえもいわれぬ玄妙なヴィブラートの薫る奏法も身につけ、曲ごとの様式感や作品美をあざやかに描き分けてくる達人!
 彼の腕前が伊達ではないことは、ウィーン随一の名匠デームスやバドゥラ=スコダらとの共演が多いことからも裏付けられます。
 とくにデームスとの共演では実はこんな1枚も...

 シューベルトの頃は、室内楽曲の楽譜はたいてい指定以外の楽器でも弾けたか、数種の楽器を指定してあるのが常でした。
 とすると、当時もめったに使われなかった「アルペジョーネのためのソナタ」をヴァイオリンで、また「しぼめる花」をフルートの代わりにヴァイオリンで演奏したこともあったはず。

 しかも本盤ではどちらもシューベルト生前に作られた楽器での演奏になっていて、イルンベルガーのウィーン情緒漂う音の揺らしやデームスの楽器をよく知り尽くした玄妙なタッチが「19世紀の日常」をさりげなく浮き彫りにしているのです。

 なじみの音楽が思わぬ音で再現されるところも含め、古楽器演奏ならではの発見に満ちた名演!ジャケット美麗、充実解説訳つき。
 

GRML98759
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ウィーンの木管五重奏
 〜創意、編曲、さまざまな国々…〜

  1. ラヴェル:クープランの墓
  2. イベール:木管五重奏のための三つの小品
  3. モーツァルト(マイヤー編):
    自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 KV594
  4. バーバー:夏の音楽
  5. ニールセン:木管五重奏曲 イ長調 作品43
ウィーン木管五重奏団
 ヴォルフガング・リンデンタール(fl)
 トーマス・マハティンガー(ob)
 アレクサンダー・ノイバウアー(cl)
 ベネディクト・ディンクハウザー(fg)
 ラインハルト・ツメールニヒ(hr)


 ウィーン旧市街の只中、グラーベン大通り広場に20世紀初頭からレコード専門店として店をかまえてきたGramola社のリリースしてきた録音物には、充実至極のタイトルが多く眠っている…
 ここにお届けするのは木管五重奏のための傑作と編曲を集めていながら、その選曲の的確なバランスといい、何より演奏の極上さといい、それにGramolaならではの焦茶を生かしたオーバーカバー紙製外装の美しさといい、ちょっと見過せないセンスを感じさせる1枚。

 そもそも演奏陣はウィーン響やウィーン国立歌劇場のソリスト、フォルクスオーパーやウィーン・フィルのメンバーが集う凄腕揃いなのですから、なるほどクオリティに妥協がないわけです。
 フランス作品を軸にしながら、そこへモーツァルトの編曲作品やバーバー、ニールセンなど近代系の定番傑作もさりげなく盛り込み、管楽器の温もりにホルンの親密さが加わるこの編成ならではの魅力を十全に堪能できる内容です。



 

INDESENS!



INDE089
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
イェフティチ:トランペット協奏曲第1・2番他
 〜パリのセルビア人、近代協奏曲の伝統〜

  ①ピッコロ・トランペットと弦楽合奏のための組曲
          「なんと晴れやかな日!」(1985)
  ②トランペット協奏曲 第1番(1973)
  ③トランペット協奏曲 第2番(1986-87)
  ④主題と三つの変奏

  〜ボーナストラック〜
   ⑤ショスタコーヴィチ:
    ピアノ、トランペットと弦楽合奏のための協奏曲(ピアノ協奏曲第1番)op.35
エリック・オービエ(tp)
①ヴェスナ・ショウツ指揮
ノヴィ・サット室内管弦楽団
②③オラ・ルトネル指揮 ベオグラード・
フィルハーモニー管弦楽団
④ヴェルティージュ金管五重奏団
アンサンブル「フィーリング・ブラス」
⑤ルステム・サイトクロフ(p)
ニコラ・ショーヴァン指揮
サヴォワ地方管弦楽団

 なめらかに、フランス流儀のトランペットと「東」の出会い。
 名手オービエの最新盤、パリのセルビア人の極上世界。

 20世紀後半の音楽が、どれもこれも十二音技法バリバリの「恐ろしい前衛音楽」ばかりだと思ったら、本当に大間違いです——
 耳なじみの良い音響空間は、ドビュッシー的な音使いや十二音技法をへて、その経験を踏まえた作曲家たちによって、さらに磨き抜かれていった…
 その結果ある世界の一端が、さりげなく複雑な作曲技法が盛り込まれている映画音楽やCM音楽などなのかもしれません。

 そしてそうした「耳なじみのよい現代音楽」の伝統は、ピエール・ブーレーズの登場あたりから前衛主体となっていったフランス楽壇にも確実に残っており、セルビアからやってきたイェフティチもまさにそうした伝統をひくかたちで創意を育んできました。
 フランス六人組からデュティユーにいたる「美しいフランス音楽」の伝統のかたわら、故郷セルビアで育んだ音楽感性とあいまって、何より彼に大きな刺激となったのは、数々のすぐれた「管楽器の国フランス」を代表する名手たちとの出会い…とくにトランペットの巨匠モーリス・アンドレは彼を強く刺激、このアルバムに結実したネオバロック〜ネオ近代系の名品群の誕生を促しました。

 アンドレの高弟オービエによるその名演奏は、いわば必定——聴けば虜になること間違いなしの秀逸盤!



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PHI



LPH023
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
後期四重奏曲の古楽器録音
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番&大フーガ

  ①弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130
  ②弦楽四重奏のための大フーガ op.133
  ③ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 op.16
エディング四重奏団&ノーザンライト
          (古楽器使用)
バティスト・ロペ、
カロリーヌ・バイエ(vn)
パブロ・デ・ペドロ(va)
アヘート・ズヴェイストラ(vc)
マルセル・ポンセール(ob)
ニコラ・ボウド(cl)
ジュリアン・ドボルド(fg)
ニコラ・シェドマイユ(hr)
モード・グラットン(fp)

 ついに!「大フーガ」など後期四重奏曲の古楽器録音。

 ヘレヴェッヘの楽団のトップ奏者たちによる精巧な小宇宙…

 ベートーヴェンの作品を「当時の楽器と奏法で」解釈する流れもすっかり一般化、現代楽器のオーケストラさえ古楽器奏法をふまえたピリオド解釈を意識せずにはおれない時代ですが、意外にもこの作曲家の傑作群のすべてが古楽器で録音されているわけではない…ということは、明敏なファンの方々もよくお気づきのはず。

 とくに大きな「未踏領域」のひとつが、意外にも弦楽四重奏曲群…
 ピアノ・ソナタや交響曲の古楽器による(全曲)録音は続々あらわれど、弦楽四重奏曲はめったに古楽器で録音されない!というエアポケットのような状態。
 そこを埋めるに、フィリップ・ヘレヴェッヘ率いる古楽器集団シャンゼリゼ管弦楽団の精鋭たちほどの適任者が考えられるでしょうか...!

 しかも彼らは、あえて最も難曲であると言っても差し支えないであろう「大フーガ」と、この異色作をもともと終楽章に配してあった第13番によって、後期ベートーヴェンの脳裏に響いたであろう19世紀流儀の音響世界に迫ってみせるのです!

 併録には初期の管楽器を使った五重奏曲で、シャンゼリゼ管の管楽セクションの猛者たちの演奏もたっぷり味わえる嬉しさ…
 解説日本語訳付、古楽器で演奏するということを多角的に考えながら楽聖の音楽世界に浸れる1枚、どうぞお見逃しなく!



<映像>

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C MAJOR(映像)



73 2604
(Blu-ray)
\5800→\5390
ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン、
 ブルックナー交響曲チクルス第4弾「ロマンティック」

  ブルックナー:
   交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
73 2508
(DVD)
\4000→\3690
 収録:2015 年5 月23 日バーデン=バーデン祝祭歌劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.0、PCM2.0、75分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.0、DD5.0、PCM2.0、75分

 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンは、スローペースですがブルックナーの交響曲のチクルスに取り組んでおり、2012 年収録の第8 番(716204)、2013 年収録の第5 番(717904) 、当盤と同時期に収録した第9 番(733404) と充実した音楽を聴かせてくれました。ブルックナーの交響曲第4 番「ロマンティック」は、演奏時間70 分強と通常より長めですが、その長さを全く感じさせず、一音一音丁寧に紡ぎだされるブルックナーの世界を堪能することができます。シュターツカペレ・ドレスデンの熟成された豊かな響きがホールを包み、完璧なアンサンブルと繊細かつダイナミックな表現で、ティーレマンの自信と確信に満ちた演奏が披露されています。

 ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN 2016
 11 月22日(火) サントリーホール(大)
 出演:シュターツカペレ・ドレスデン クリスティアン・ティーレマン(指揮) イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
 演目:ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op. 19、 R. シュトラウス:アルプス交響曲 op. 64
 11 月23日(水) サントリーホール(大)
 出演:シュターツカペレ・ドレスデン クリスティアン・ティーレマン(指揮) イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
 演目:ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」、チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』、リスト:交響詩『前奏曲』S97




VIDEO LAND(映像)


VLMD022
\3000
パウル・アブラハム:喜歌劇「ヴィクトリアと軽騎兵」(ドイツ語) ダグマー・シェレンベルガー(ヴィクトリア伯爵夫人:ソプラノ)
ミヒャエル・ハイム(シュテファン・コルタイ:テノール)
アンドレアス・シュテッパン(ジョン・カンライト:俳優)
アンドレアス・ザウアーツァプフ(ヤンチ:テノール)
カトリン・フックス(リケッテ:ソプラノ)
ペーター・レジアク(フェリー伯爵:俳優)
ヴェレナ・パルソ=ユルカ(オー・リア・サン:ソプラノ)
ルイ・ドス・サントス(日本の僧侶:テノール)
メルビッシュ祝祭管弦楽団、合唱団
デイヴィッド・レヴィ指揮
 2016年7月7日の演奏  155分 Dolby 2.0 NTSC 画像サイズ:16:9 リージョン・コード:0 解説書:英語、ドイツ語  字幕:英語

 パウル・アブラハム(Paul Abraham 1892-1960)はハンガリー出身のユダヤ系であるが故の亡命先アメリカで映画音楽でも評価された作曲家です。
 本作品は、アリア「私のママは横浜生まれ」が有名ですが、全曲が演奏される機会は、残念ながら現在ではほとんどありません。昨年の日本公演での成功で多くのファンを魅了した、メルビッシュ音楽祭による意欲的な演目です。
 20年間総裁を務めた宮廷歌手ハラルド・セラフィンの引退を受け総裁と成った、ダグマー・シェレンベルガー主演で熱の入った歌声と舞台を私達に届けてくれます。

 それぞれの国を象徴する音楽にダンス、舞台装飾が目まぐるしく変わりおもちゃ箱をひっくり返したような、楽しく、刺激的でカラフルなステージが楽しめる映像作品(DVD)です。
 尚、野外の湖上ライヴ故の映像の乱れや揺れがあります事ご了承ください。

 序幕はシベリアの捕虜収容所、第1幕は日本のアメリカ大使館第2幕はサンクト・ペテルブルクのアメリカ大使館、第3幕は主人公ヴィクトリアとコルタイ大佐の故郷、ハンガリーのドロズマ村。
 2人は婚約をするも第一次世界大戦でロシア軍によってシベリアに送られたコルタイを亡く成ったものと思い、ヴィクトリアはアメリカ人外交官ジョンと結婚し恵まれた生活を送っています。コルタイはロシアから逃れ日本のアメリカ大使館で偶然にもヴィクトリアに再会。コルタイはヴィクトリアを忘れられず日本からサンクト・ペテルブルクに転任したジョンとヴィクトリアを追って、一度は逃れたロシアの地へ危険を顧みず会いに行くも結局、軍に捉えられてしまいます。
 ジョンはヴィクトリアがコルタイを忘れられない様を見て、ヴィクトリアとの離婚を決意。
 ワイン収穫祭の記念日に故郷の地ドロズマ村を訪れていたヴィクトリアにジョンは、恩赦され連れてきたコルタイを引き会わせ、自身は身を引きここまで物語を彩ってきたヤンチとリケッティ、フェリーとオー・リア・サンが結ばれ、三組同時の結婚で、めでたしの、お話です。


















9/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 050
\2700→\2490
鈴木秀美(指揮)
 OLCと合唱(CLC)、新しく建造されたオルガン
  最上のブレンドで送る、ハイドンの作品群!

  ハイドン:
   (1)ミサ曲変ロ長調 Hob.XXII-7「小オルガン・ミサ」
   (2)「あなたこそ栄光と誉れにふさわしく」
    (神への感謝の歌) 変ホ長調 Hob.XXV:C8(合唱)
   (3)交響曲第2番 ハ長調 Hob.I:2
   (4)交響曲第57番 ニ長調 Hob.I:57
鈴木秀美(指揮)
望月万里亜(ソプラノ・ソロ)
今井奈緒子(オルガン)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
高田あずみ(コンサートマスター)
コーロ・リベロ・クラシコ
 【鈴木美登里、望月万里亜、星川美保子
   (ソプラノ)
  上杉清仁、布施奈緒子、高橋ちはる
   (アルト)
  谷口洋介、中嶋克彦、鏡貴之(テノール)
  小笠原美敬、渡辺祐介、小藤洋平(バス)】
 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第35回定期演奏会、OLC と合唱(CLC)、新しく建造されたオルガン。最上のブレンドで送る、ハイドンの作品群!

 ライヴ録音:2015年6月20日/上野学園石橋メモリアルホール/ライヴ、61’ 44”

 当ディスクはオーケストラ・リベラ・クラシカの第35 回定期演奏会ライヴ録音からハイドンの小オルガン・ミサ、「あなたこそ栄光と誉れにふさわしく」(神への感謝の歌)、交響曲第2 番そして、交響曲第57 番が収録されております。
 2015 年に結成されたコーロ・リベロ・クラシコ(CLC)は、声楽アンサンブル「ラ・フォンテ・ヴェルデ」のメンバーを中心にバロックから古典派を演奏するプロによって構成されております。
 小オルガン・ミサはアイゼンシュタットの慈悲の友教会のために作曲されました。曲はハイドンがこの後ミサに好んで使うことになる変ロ長調で、最初と最後が静かに終わる形式美を持っています。OLC、CLC、そして新しく建造されたオルガンで、最上のブレンドで送るハイドンの作品群をお楽しみください。







AEOLUS


AE-11091
(2SACD HYBRID)
\5600
ギィ・ヴァイツ:オルガン作品全集&
 ジョンゲン:オルガン作品集
ペーター・ファン・デ・ヴェルデ
 (オルガン)
  ヴァイツ:
   ファンファーレとゴシック・マーチ/
   オルガンのための2つの小品(交唱 《アヴェ・レジナ》、
   入祭唱 《ベネディチテ・ドミヌム》/
   サルヴェ・レジナによる前奏曲 《祈り》/
   クリスマス・ラプソディー/深淵からの呼び声/
   イン・パラディズム/
   汝の恵みによりてわが欲を絶ち(J.S.バッハのカンタータ第22番より)/
   シシリエンヌ/グラン=クール(第5旋法によるヴォランタリー)/
   オルガンのための交響曲/
   オルガンのための交響曲第2番/
   レジナ・チェリ・レターレによるパラフレーズ/
  ジョンゲン:4つの小品 Op.37/トッカータ Op.104/英雄的ソナタ Op.94
 オルガン・シンフォニー愛好家注目!ギィ・ヴァイツのオルガン作品全集!

 多くの優れたオルガン作品でも定評の高いドイツの高音質レーベル、Aeolus(エオルス)。
 アントワープ大聖堂のオルガニスト、ペーター・ファン・デ・ヴェルデが弾くのは、ベルギー後期ロマン派のオルガニスト&作曲家、ギィ・ヴァイツ(Guy Weitz 1883−1970)の2つのオルガン交響曲を含む、オルガン作品全集!
 ヴァイツは、地元ベルギーでピアノとオルガンを学んだ後、パリ・スコラ・カントルムでウィドールとギルマンに師事。1914年以降は第一次世界大戦のためイギリスへ亡命し、1917年から晩年までロンドンのファーム・ストリート教会のオルガニストを務め、1926年にはフランクの「オルガンのためのコラール」の世界初録音も残しています。色彩豊かなオルガン小品に加え、荘厳な2つのオルガン交響曲やジョンゲンの勇壮なる「英雄的ソナタ」の収録、そしてマルチチャンネルの優秀録音もポイント。オルガン・シンフォニー愛好家は要注目の新譜です!

 使用楽器:Pierre Schyven Organ (1891) of Our Lady's Cathedral, Antwerp/ B.Pels & Zoom organ (1935) of Sint-Laurentiuskerk, Antwerp
 録音:2014年4月&2015年11月、ベルギー
 

AE-11121
(SACD HYBRID)
\2800
メルヒオール・シルト:オルガン作品全集 レオン・ベルベン(オルガン)
 シルト:前奏曲ト長調/作曲者不詳:前奏曲ト長調、「心よりわれ汝を愛す, おお主よ」/
 シルト:
  「心よりわれ汝を愛す, おお主よ」、
  「涙のパヴァーヌ(ジョン・ダウランドによる)」、「炎のように」/
 デルフィン・シュトルンク:第9旋法によるマニフィカト ニ短調/
 シルト:「主キリスト, 神の独り子」、「ああ神よ, 天より見そなわし」/作曲者不詳:前奏曲ヘ長調/
 シルト:
  「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」、
  第1旋法によるマニフィカト ニ短調、前奏曲ト短調
 スヴェーリンクに学んだ北ドイツ・オルガン楽派の音楽家の一人であり、祖父の代から受け継いでハノーファーの教会オルガニストを務めた、メルヒオール・シルト(1592−1667)のオルガン作品全集。演奏はレオンハルトの最後の弟子であり、スヴェーリンクの鍵盤作品全集(AE-11021/6CD+Bonus CD)でディアパゾン・ドール賞を受賞したオランダの名手、レオン・ベルベン。

 録音:2015年10月、聖シュテファン教会(タンガーミュンデ、ドイツ)




DREYER GAIDO



DGGF 005
(2CD/特別価格)
【旧譜】
\3800→\3490
ガブリエル・フェルツ(指揮)
 マーラー:交響曲第6番 《悲劇的》
ガブリエル・フェルツ(指揮)
シュトゥットガルト・
 フィルハーモニー管弦楽団
 日本語解説付き!

 鬼才ガブリエル・フェルツとシュトゥットガルト・フィルの名タッグによるマーラー・ライヴ録音第2弾は、交響曲第6番「悲劇的」。
 ガブリエル・フェルツによる譜例付きの詳細な解説の日本語ヴァージョン付き。録音:2008年2月15日、リーダーハレ・ベートーヴェンザール、シュトゥットガルト、ライヴ録音
 

CD 21005
【旧譜】
\2500
ダブル・トーク 〜 日本の現代音楽
 松永通温:風の時、糸の間
 石井眞木:ブラック・インテンション I
 大前哲:フェイズ − ダブル・トーク第21番
 細川俊夫:夜
 菅野由弘:水鏡
 篠原眞:断片 デュオ
グドゥーラ・ローザ(リコーダー)
後藤真起子(筝)
 録音:2001年11月、ベルリン
 

CD 21003
【旧譜】
\2500
ブロニウス・クタヴィチウス:エルサレムの門 ドナタス・カトクス(指揮)
聖クリストファー室内管弦楽団
アイディア室内合唱団
 録音:2001年4月、リトアニア
 

CD 21006
【旧譜】
\2500
ラ・ベッリーナ 〜 リコーダー・ソナタ集
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアリ
 フランソワ・クープラン
 アン・ダンシャン・フィリドル
 ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ
 ルイ・クープラン
 アンジェロ・ベラルディの作品
ジルケ・マイア(リコーダー)
クラウディア・クラヴィーツ(チェンバロ)
 録音:2001年10月、ドイツ
 
CD 21007
【旧譜】
\2500→\2290
小松英典&イェルク・デームス
 ブラームス&シューベルト:歌曲集

 シューベルト:
  さすらい人、さすらい人の月に寄せる歌、
  さすらい人の夜の歌、憩いなき愛、
  シルヴィアは誰か告げよう、リュートに寄せて、
  ミューズの子、夕映えの中で、墓堀人の郷愁、魔王
 ブラームス:
  エオリアン・ハープに寄せて、5月の月、
  おまえの青い瞳よ、セレナード、便り、日曜日、
  野の寂しさ、墓地にて、4つの厳粛な歌
小松英典(バリトン)、
イェルク・デームス(ピアノ)
 録音:2002年2月、ハンブルク、ライヴ録音



.

DUX



DUX 1145
\2400→\2190
新星アレクサンドラ・クルス
 J・S・バッハ、イザイ、ペンデレツキ、プロコフィエフ:
  無伴奏ヴァイオリンのための作品集

 J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
   アルマンド/クーラント/サラバンド/ジグ/シャコンヌ
 ペンデレツキ(1933-):ラ・フォリア(無伴奏ヴァイオリンのための)
 プロコフィエフ(1891-1953):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
 イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調 Op.27 No.5
アレクサンドラ・クルス(ヴァイオリン)
 アレクサンドラ・クルスはクラクフ音楽アカデミーでカヤ・ダンチョフスカに師事したポーランドのヴァイオリニスト。
 2011年第14回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールにて、シマノフスキの作品の最も優れた演奏に対して贈られるヴァンダ・ヴィウコミルスカ賞および批評家審査員賞を獲得。シゲティ・コンクールでも最優秀賞を受賞している。


 わずか2枚のアルバムでDUXのトップ・アーティストに名乗りを上げた感のあるアレクサンドラ・クルス。
 前作の重量級ソナタに続いて、今回は無伴奏アルバム。今回も「シャコンヌ」をはじめやっぱり重量級。



DUX 第1作

DUX1146
\2400
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
マスネ:タイスの瞑想曲
アレクサンドラ・クルス(Vln)
ユスティナ・ダンチョフスカ(pf)





メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。したたるような美音を聴かせてくれてます。天才ですね・・・。
https://youtu.be/OZMVP8Q9irg
  

DUX 1223
\2400
カメラータ・シレジア・シングズ・シマンスキ
 パヴェウ・シマンスキ(1954-):合唱作品集
  永遠の光 [Lux Aeterna] (合唱と器楽のための;1984)(*)
  憐みたまえ(ミゼレーレ) [Miserere] (合唱と器楽のための;1993) (*)
  天使らが汝を楽園へ導く(イン・パラディスム)
   [In Paradisum deducant te angeli...] (男声合唱のためのモテット;1955)
  フィラクテリオン [ Phylakterion]
   (ヌビア語とギリシャのテキストによる、合唱と打楽器のための;2011)(*)
カメラータ・シレジア(合唱)
ポーランド国立放送交響楽団員(*)
アンナ・ショスタク(指揮)
 パヴェウ・シマンスキはポーランドのワルシャワに生まれ、フリデリク・ショパン音楽院(現音楽大学)でヴオジミェシュ・コトンスキ(1925-2004)に師事した作曲家。
 ルネサンス・バロック音楽の技法に根差す作風を特徴としており、自身の音楽を「超慣例主義的技法」によるものと述べています。
  

DUX 1293
\2400
パゾリーニへのオマージュ
 ダリュシュ・プシビルスキ(1984-):ばらの形の音楽

  ばらの形の音楽、パゾリーニへのオマージュ
   [Musica in forma di rosa, Omaggio a Pasolini]
   (ヴァイオリンと管弦楽のための;2015)(*)
  チェロ協奏曲(2013)(+)
  ...denn ich steure mit meinen Genossen uber das dunke Meer zu unverstandlichen Volkern...
   (アコーディオン協奏曲;2011)(#)
  Katabasis(管弦楽と20人の若い奏者のための;2010)
パトリツィヤ・ペクトフスカ(ヴァイオリン(*))
マグダレナ・ボヤノヴィチ(チェロ(+))
マチェイ・フロンツキェヴィチ(アコーディオン(#))
ポーランド国立放送交響楽団
パヴェウ・コトラ(指揮(*))
ミハウ・クラウザ(指揮(+/#))
シモン・ビヴァレツ(指揮(無印))
 ダリュシュ・プシビルスキはポーランドのコニンに生まれ、ワルシャワのフリデリク・ショパン音楽大学で学んだ作曲家・オルガン奏者。
 2008年卒業と同時にフリデリク・ショパン音楽大学講師となり、2012年には作曲・指揮・楽理学部の副学部長に就任しました。
  

DUX 1314
\2400
シフィエンタ・グラ教会堂の音楽
 ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):ミサ ニ長調
イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリフ(メゾソプラノ)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
ロベルト・ギェルラフ(バス)
カメラータ・シレジア(合唱)
リリアンナ・スタヴァルツ(チェンバロ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イェジ・マクシミュク(指揮)
 

DUX 1315
\2400
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ作品集
  バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の楽曲(ピアノのための)Op.75
  ピアノのためのトッカータ ニ短調 Op.11
  ピアノのための4つの楽曲 Op.4 から 悪魔的暗示(No.4)
  ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
バルトゥオメイ・コミネク(ピアノ)
バルトゥオメイ・コミネクは1973年ポーランドのワルシャワに生まれ、クラクフ音楽アカデミーでヤヌシュ・オレイニチャクに師事したピアニスト。2016年現在クラクフ音楽アカデミー講師。
 


DUX 1317
\2400→\2190
モーツァルトの末子(とされる
 フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844):室内楽作品集

  フルートとピアノのためのロンド ホ短調(*)
  チェロとピアノのためのソナタホ長調 Op.19(#)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ変ロ長調 Op.7(+)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.15(+)
エヴェリナ・ザヴィシラク(フルート(*))
ウーカシュ・ブワシュチク(ヴァイオリン(+))
アグニェシュカ・コウォジェイ(チェロ(#))
アンナ・リシェフスカ(ピアノ)
 フランツ・クサーヴァー・モーツァルトはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの末子。
 生後間もなく父が亡くなり、サリエーリ、フンメルらに師事。
 ヴォルフガング2世を称しましたが作曲家としては成功を収められず、後半生はピアニストとして活動しました。
 .


DUX 1318
\2400→\2190
アンナ・ヴァントケ ヴァイオリン魂 
 ゲストにロビー・ラカトシュ
 最後はチャルダーシュ!

 ファリャ(1876-1946):
  7つのスペイン民謡(1914)から 6曲(ヴァイオリンとピアノのための版)
   モーロの織物/子守歌/歌/ポロ/アストゥリアナ/ホタ
 マスネ(1842-1912):オペラ「タイス」(1894)から 瞑想曲
 サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20(1878)
 フォーレ(1845-1924):夢の後に Op.7 No.1(1878)
 クライスラー(1875-1962):愛の悲しみ(1905)
 ジョン・ウィリアムズ(1932-):「シンドラーのリスト」からの3つの楽曲(1993)
 ヴィットーリオ・モンティ(1868-1922):チャルダーシュ(1904)
アンナ・ヴァントケ(ヴァイオリン)
ロビー・ラカトシュ(ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ピョトロフスキ(ドゥドゥク、サクソフォン)
セバスティアン・ヴィピフ(コントラバス)
ミロスワフ・フェルトゲベル、
アグニェシュカ・パナシュク(ピアノ)
クラウディウシュ・バラン(アコーディオン)
アンナ・イベルシェル(カスタネット)
マグダレナ・ナバレテ(歌)

 アンナ・ヴァントケはグダンスク音楽アカデミー、マンハイム音楽大学で学んだポーランドのヴァイオリニスト。
 2002年から2010年までヴェルビエ祝祭管弦楽団員。2003年、セバスティアン・ヴィピフと共にニュー・アート・アンサンブルを創設。
 今回のDUX初主役アルバムはこれでもかのポピュラー曲を並べてきた。


ラカトシュと。  ほぼモデル。


 ラカトシュとの「チャルダーシュ」。ちょっと画像は悪いですが。
https://youtu.be/78Cel99ONoY

 そして「ツィゴイネルワイゼン」。
https://youtu.be/VpDqY9Ks_JI



DUX 1331
\2400→\2190
ピアノ版マーラー/アダージェット
...rzeka EN..
. ショパン、ラフマニノフ、マーラー:ピアノのための音楽

 ショパン(1810-1849):ピアノのための夜想曲ロ長調 Op.62 No.1
 ラフマニノフ(1873-1943):ピアノのための10の前奏曲 Op.23
 マーラー(1860-1911)/ジョン・グリッベン編曲:
  交響曲第5番嬰ハ短調 より アダージェット(ピアノのための版)
エドヴァルト・ヴォラニン(ピアノ)
 エドヴァルト・ヴォラニンはポーランドのプシェミスルに生まれ、ワルシャワのフリデリク・ショパン音楽アカデミー(現大学)でヤン・エキエル他に師事したピアニスト。
 当レーベルの他、Acte Prealable等に録音があります。1988年以来フリデリク・ショパン音楽大学で教えており、2016年現在教授。アルバム・タイトルの「rzeka」は「川」を意味しますが詳細は不明です。
 

DUX 1332
\2400
パヴェウ・シマンスキ(1954-):解離性対位法障害 チェンバロ作品集
  解離性対位法障害 [Dissociative Counterpoint Disorder]
   (チェンバロのための;2014)
  鏡の国のアリス... III [Through the Looking-Glass... III] (チェンバロのための;1994)
  ポーランドの梨の木、またはシマンスク氏作感傷的クラヴサン組曲
   [Les Poiriers en Pologne ou une Suite De Pieces Sentimentales de
   Clavecin faite par Mr Szymanski] (チェンバロのための)
  パルティータ III [Partita III]
   (増幅されたチェンバロとオーケストラのための;1985-1986)(*)
マウゴジャタ・サルバク(チェンバロ)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ジョルト・ナジ(指揮(*))
 

DUX 1334
\2400
ヴァヴェル大聖堂の音楽
 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉(1981年5月8日、ヴァチカン)
 グレゴリオ聖歌:天より滴らせたまえ [Rorate caeli]
 マルチン・パリゴン(16世紀後半):天より滴らせたまえ [Rorate caeli]
 ルブリンのヤン(16世紀):
  キリエ「善の泉よ」 [Kyrie Fons Bonitatis]/キリストよ [Christe]
  最後のキリエ [Ultimum Kyrie]
 クシシュトフ・ボレク(16世紀):
  ミサ・テ・デウム・ラウダームス [Missa Te Deum laudamus] から キリエ,グローリア
 ルブリンのヤン:厳粛なる御父 [Patrem sollemne]
 クシシュトフ・ボレク:ミサ・テ・デウム・ラウダームス から クレド
 ルブリンのヤン:彼らに強き酒を飲ませよ [Date siceram moerentibus]
 クシシュトフ・ボレク:ミサ・テ・デウム・ラウダームス から サンクトゥス
 ルブリンのヤン:かくお大いなる秘跡を [Tantum ergo sacramentum]
 バルトゥオメイ・ペンキェル(?-1670):
  ミサ・プルケッリマ [Missa pulcherrima] から ベネディクトゥス
 トマシュ・シャデク(1550頃-1611以後):
  モテット「Pisname」の旋律による聖務曲集
   [Officium in melodiam motetae Pisneme] から アニュス・デイ
 ルブリンのヤン:死者は御身を称えよ [Non Mortui Laudabunt Te Domine]
 ルブリンのヤン:深き淵よりわれは叫ぶ [De profundis clamavi]
 グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ(1665/1667頃-1734):
  主は埋葬されぬ [Sepulto Domino]
 ルブリンのヤン:めでたし元后(サルヴェ・レジナ) [Salve Regina]
 キェルツァのヴィンツェンティ(1200頃-1262以後):
  喜べ、ポーランドの御母よ [Gaude Mater Polonia]
クルレフスツィ・ロランティシツィ
ミヒャウ・バウコ(オルガン)
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
 ポーランドの古都クラクフのヴァヴェル大聖堂における16世紀のミサの再現を試みたプログラム。

<LP>


ベルリン・フィル自主制作盤
(BERLINER PHINHARMONIKER RECORDINGS)(LP)


KKC 1062
(6LP)
\89000+税
ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番ハ短調作品68
  LP1
   A:第1楽章(録音:2014年9月18日)
   B:第2楽章(録音:2014年9月23日)
  LP2
   A:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月23日)
 交響曲第2番ニ長調作品73
  LP2
   B:第1楽章(録音:2014年9月19日)
  LP3
   A:第2楽章(録音:2014年9月24日)
   B:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月19日)
 交響曲第3番ヘ長調作品90
  LP4
   A:第1楽章(録音:2014年9月25日)
   B:第2楽章(録音:2014年9月25日)
  LP5
   A:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月25日)
 交響曲第4番ホ短調作品98
  LP5
   B:第1楽章(録音:2014年9月26日)
  LP6
   A:第2楽章(録音:2014年9月26日)
   B:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月26日)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィル
 ラトル&ベルリン・フィルの最新ブラームス交響曲全集。ダイレクトカッティングによるLP正真正銘の「生音」究極のアナログ。完全限定プレス

 録音場所:ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)/180g 重量盤、布張りケース、布張りハードカバー・ブック、シリアルナンバー入り(手書き)、日本盤のみの3大特典、完全限定生産(Total:1833,International;1,200,Japanese;500,BPO;128,Rattle;5)

 ベルリン・フィル・レコーディングスから、サー・サイモン・ラトル指揮による「ブラームス交響曲全集」が発売されます。当盤は、2014 年9 月にベルリンのフィルハーモニーで行われたライヴ・コンサートを、ダイレクトカット方式により収録したLP レコードです。LP のみの発売で、CD 化の予定はありません。通常レコード制作では、マスター作成にあたり、複数のテイクをつなぎ合わせる編集とマスタリングを行います。今回のダイレクトカット録音では、そうした工程は一切行わず、ひと組のステレオ・マイク(ゼンバイザーMKH800Twin)で拾った音(波動)を、直接カッティング・マシーンにつなぎ、ラッカー盤に刻み込んでいます。シンプルな方法ながら、正真正銘の「生音」を録った究極のアナログ録音です。
 今日では、ダイレクトカットで録音が行われることはほとんどありません。ベルリン・フィルも、最後にこの方式で収録を行ったのは、70 年前。その際最大の難関となるのは、編集ができないため、演奏上のミスがそのまま盤に刻まれてしまうことです。特に大編成のオーケストラ作品ではリスクが高く、今回の録音が実現したのは、まさに世界最高峰のベルリン・フィルだからこそと言えるでしょう。
 機材にも注目が集まります。収録で使用されたのは、LPレコード制作の金字塔と呼ばれるノイマンのカッティングレースVMS-80。制作を担当したのは、ドイツを代表するトーンマイスター、ライナー・マイヤール氏(ドイツ・グラモフォンの黄金時代の録音技師として有名)が主宰するエミール・ベルリナー・スタジオです。重さ400 キロのカッティング・マシーンを500 メートル先のフィルハーモニーに運び込み、音声スタジオ「第4スタジオ」で収録が行われました。当LP は、ベルリン・フィルのメンバーのただならぬ緊張感、そして録音チームの強い意気込みが刻み込まれた一大企画です。
 そしてベルリン・フィルの思いが詰まったこのLP は完全限定プレス。全世界で1833 セット(ブラームスの生年と同じ数)、そのうち日本盤が500 セット。日本盤には豪華三大特典が付きます。さらにお買い上げ頂きました方の応募特典(内容未定)もご用意しております。

 日本盤のみの3大特典
 1.日本のためにベルリン・フィル・レコーディングスにより特別に作成された日独版布張りハードカバー・ブック (注:日本盤にはインターナショナル版のハードカバー・ブック(独英)と日本語版とが両方封入されています。)
 2.トーンマイスター(録音技師)、ライナー・マイヤール氏のサイン入り品質保証書
 3.生写真2枚
  ・ラトルとベルリン・フィル( フィルハーモニーの第4スタジオから収録中に撮影したもの)
  ・収録に使用されたノイマンのカッティング・マシーンVMS-80






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2154
\2500→¥2290
ムラヴィンスキー・モスクワ・ライヴ1965!
 バルトーク、ドビュッシー、オネゲル

  (1)バルトーク:
   弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 BB.114(Sz106)
  (2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  (3)オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
 当シリーズ始まって以来の最高音質!
 ムラヴィンスキー・モスクワ・ライヴ1965!バルトーク、ドビュッシー、オネゲル。2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻

 ライヴ録音:1965年2月28日/モスクワ音楽院大ホール/使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/ライヴ、ステレオ

 ■制作者より
 ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1965 年2 月、モスクワに出向いて行った数々のライヴ録音は、珍しいレパートリーと優秀な音質(ステレオ)で知られています。今回、2 月28 日の全演目を2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを使用して復刻しましたが、以下の点にご留意下さい。まず、音質は過去に出たどのディスクよりも“はるかに” 生々しく、その凄まじい音響は背筋が凍るようです。当シリーズ始まって以来の、最大の衝撃と言っても過言ではありません。また、演奏開始の拍手はありませんが、インターバルや終わりの拍手など、その場に居合わせた雰囲気を伝えるものはカットしていません。
 さらに、今回のCD 化に際し、誤った情報を訂正しています。まず、演奏会当日の曲順は、このディスクのようにバルトーク→ドビュッシー→オネゲル、が正しいです。また、一部のディスクにはドビュッシーのフルート奏者はアレクサンドラ・ヴァヴィリナ、つまりムラヴィンスキー夫人と表記されていますが、これも誤りです。これらについては天羽健三氏(元日本ムラヴィンスキー協会事務局長)の制作によるディスコグラフィや演奏会リストを参照するとともに、当日出演したムラヴィンスキー夫人にも確認をとっています。つまり、このディスクは正確な曲順と正しいフルート奏者が明記された最初のものとなります。
 解説は沼辺信一氏(編集者/ 20 世紀芸術史)による力作です。沼辺氏は国内外の文献を読破し、旧ソ連の政治体制の中でムラヴィンスキーがどのようにして20 世紀の音楽と関わりを持ったか、その周辺を可能な限り詳述しています。この点について、これだけ掘り下げた文章は、過去に存在しないと思います。
 優れた音質、正確な情報、そして充実した解説と、持っていて良かったと思ってもらえるCD が完成したと自負しています。(平林直哉)



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LPO



LPO92
\2000→\1890
テンシュテットの貴重なオペラ録音
 ワーグナー:『ワルキューレ』第1幕

 1. 序曲
 2. いった誰の家だ? でも、とにかく休まねば
 3. あなたが傷を治してくれ男は不幸な男・・・
 4. この人は疲れ切ってかまど前に横たわっていました
 5. フリートムンとは申せません
 6. そんなにも悲惨な運命に定められたとは
 7. わしは野蛮な一族を知っている
 8. 父さんが話していた剣
 9. お客様・・・寝ておいでですか
 10. 冬の嵐は喜びの月の前に
 11. あなたこそ春
 12. ああ、甘い歓び! すばらしい人
 13. ヴェルゼがあなたの父親で
 14. さあ、ヴェルズング族のジークムントをご覧ください
ジークムント・・ルネ・コロ(テノール)
ジークリンデ・・エーファ=マリア・ブントシュー(ソプラノ)
フンディング・・ジョン・トムリンソン(バス)
ロンドン・フィル
クラウス・テンシュテット(指揮)
1991年10月7&10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ

 ロンドン・フィルのアーカイヴ録音から、テンシュテットの『ワルキューレ』第1幕のライヴ録音が初登場!
 これは、2005年から始動しLPO自主制作CDシリーズにおける、テンシュテットの第16番目のリリースとなります。
 冒頭の嵐の場面から、ぞくぞくするような緊張感と期待に満ちた音が炸裂。ワーグナーを得意としたテンシュテットの面目躍如といった息詰まる演奏で幕を開けるこのアルバム、一旦は病でLPOの音楽監督を退くも、治療を行いながら演奏を続けたテンシュテットの執念とも思える迫力に満ちた音に満たされています。曲が終わっての満場の拍手も熱烈です。
 ジークムント役には、 1970年にバイロイトで『さまよえるオランダ人』のエリックを歌い注目された後、最高の「ヘルデンテノール」として世界各地の劇場でワーグナを歌ってきたるルネ・コロ、ジークリンデ役には『オランダ人』のゼンタや『タンホイザー』でヴェーヌスを歌い好評を博したエーファ=マリア・ブントシュー、フンディング役にはバイロイトに18シーズン連続登場という重鎮ジョン・トムリソソンを起用。 スリリングかつ濃密な人間模様を描き出しています。



<国内盤> 

 

キング・インターナショナル

KKC 5665
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
BCJの最新アルバム、J.S.バッハのルター派ミサ曲!
 J.S.バッハ:
  (1)ミサ曲 ト短調 BWV 235
  (2)ミサ曲 ト長調 BWV 236
  (3)サンクトゥス ト長調 BWV 240
  (4)サンクトゥス ホ長調 BWV 241
  (5)クリステ・エレイソン ト短調 BWV 242
  (6)サンクトゥス ニ長調 BWV 238
  (7)サンクトゥス ハ長調 BWV 237
ハナ・ブラシコヴァ、
ジョアン・ラン(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(アルト)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
 BCJの最新アルバムは既作のカンタータからの引用も多いJ.S.バッハのルター派ミサ曲!

録音: 2013 年9 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル(1)-(4)、2014 年9 月、10 月/彩の国さいたま芸術劇場、コンサートホール(5)-(7)
 5.0 Surround sound、65’ 30”、輸入盤・日本語帯・対訳・解説付

 SACD ハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパンの最新アルバムはルター派ミサ曲の第1 弾で7 篇が収録されました。ミサ曲 ト短調BWV235はBWV187 の主要楽曲を母体に、BWV72 そしてBWV102 からそれぞれ1 曲ずつを転用してできた作品、またミサ曲 ト長調 BWV 236 は、BWV17,79,138,179 の諸楽章を転用してまとめた作品です。
 これらの作品はバッハの既作のカンタータからの引用で成り立っており小編成ながらそのどれもが美しい作品でコンパクトかつ凝縮された内容となっております。その他、サンクトゥス4 篇とクリステ・エレイソンが録音されました。鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンの妙技をたっぷりご堪能ください。




<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 20407DVD
(DVD)
\3600→\3290
レオン・フライシャー指揮
 一番弟子ヘーエンリーダー、ピアノによる
  ベートーヴェンのピアノ協奏曲

  ベートーヴェン:
   ピアノ協奏曲第2番変ロ長調、第3番ハ短調
  ボーナス:
   レオン・フライシャー
    &マルガリータ・ヘーエンリーダーのリハーサル
     &インタビュー
マルガリータ・ヘーエンリーダー・ピアノ)
レオン・フライシャー(指揮)
アマデ室内管(第2番)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管(第3番)
 収録:2014年9月9日ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群、エッセン(第2番)、2015 年10月14日マックス・リットマン・ザール、バート・キッシンゲン(第3番)
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:All、字幕:英仏西韓日、言語:独、74’ 02(本編)、13’ 23(ボーナス)

 ベートーヴェンは5 曲のコンチェルトを遺していますが、どれも異なる性格をもった魅力的な作品であり、ピアニストにとっても実力を試される大事な楽曲です。
 このDVD には、ピアニスト、指揮者、そして指導者として著名なレオン・フライシャーと、彼の一番弟子のマルガリータ・ヘーエンリーダーによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第2 番と3 番が収録されています。
 フライシャーは右手を故障する前に主要ピアノ協奏曲をジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団と次々に録音していました。もちろんベートーヴェンも全曲録音しており、彼の繊細かつ緻密な解釈で豊かなベートーヴェン演奏を聴かせる名盤として知られています。その後もフライシャーは、右手の故障という逆境に立ち向かい、左手のピアニスト、指揮者として活動し、現在では右手の機能も回復し、指導者としても才能を発揮し優れた若手を輩出しています。
 この映像で観られるのは、彼のベートーヴェンへの優れた理解、ピアニストとしての功績、そして指導者としての才能が見事に結ばれた結果が記録されています。

 今回ピアノを演奏するマルガリータ・ヘーエンリーダーは、1981 年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと共演を続け、現在はミュンヘン音楽大学で教鞭をとっています。彼女はフライシャーの並外れた才能と共に演奏する喜びをボーナス映像のなかで熱く語っています。

 第2 番の協奏曲は、ベートーヴェン最初に取り組んだピアノ協奏曲。第1 番よりも先に作曲されましたが出版順が逆になったため2 番とされています。古典的な形式をとり、軽快なオーケストラと爽やかなピアノが印象的で、ピアノの繊細で優しい音色を存分に引き出した曲。そして第3 番は5 曲の協奏曲の中で唯一短調の作品。前の2 作品とはとはやや間隔が空き、交響曲第3 番「英雄」と同時期に作曲され、ベートーヴェンならではのシンフォニックでスケールの大きいオケ部分と、きめ細かい豊かなニュアンスのピアノ・パートという充実した作品。フライシャーは、この第3 番の協奏曲を「第3 番の協奏曲は私にとって、とても大切な作品です。ベートーヴェンはこの作品で新たな道を切り開きました。とても敬虔な作品です。」と評しています。
 収録されたのは、第2 番はかつて重工業地帯としてドイツの産業を牽引したルール地方にあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の建物内、そして第3 番はドイツの保養都市バート・キッシンゲンにある建築家マックス・リットマンによって設計されたホールで演奏され、趣のある映像とともに楽しむことができます。







キング・インターナショナル(映像)

KKC 9200/01
(DVD+Blu-Ray)
\5092+税
※輸入盤発売済
初の国内盤。
 「セミヨン・コトコ」は真の傑作だった!

  プロコフィエフ:
   歌劇「セミヨン・コトコ」Op.81
セミョーン・コトコ:
 ヴィクトル・ルツューク(テノール)
ソフィヤ:
 タチヤナ・パヴロフスカヤ(ソプラノ)
ソフィヤの父:
 ゲンナジー・ベズズベンコフ(バス)
フローシャ:
 ワルワラ・ソロヴィヨワ(メゾソプラノ)
レメニュク:エフゲニー・ニキーチン(バス)ほか
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管、合唱団
 初の国内盤。「セミヨン・コトコ」は真の傑作だった!
 ゲルギエフの統率力光る、ロシア映画を観るような心理描写と演技力。

 映像監督:アンナ・マティソン/録音:2013年/マリインスキー第2劇場
 [MARIINSKY] MAR. 0592、リージョン:All、NTSC 16:9、2.0 PCM STEREO、DTS 5.1 HD 24bit 48kHz、字幕:日露英仏独西、約148’、輸入盤・日本語帯・解説付

 日本語字幕付。
 ゲルギエフはプロコフィエフのオペラに並々ならぬ情熱を注いでいますが、不遇の作品「セミヨン・コトコ」を再録音しました。1999 年にウェーン・コンツェルトハウスで録音されたフィリップスCDとほぼ同じ歌手陣を起用しながら、今回はブルーレイ+DVD各1枚同封、日本語字幕と解説書付きとパワーアップしての発売です。
 「セミヨン・コトコ」は1939 年、プロコフィエフのソ連帰国後の作で、初のソヴィエト・オペラ。当時プロコフィエフはソ連政府に請われて帰国しながら、期待と裏腹の微妙な立場となり、起死回生を狙い必死でした。
 当時話題となっていたカターエフの小説「私は労働者の息子」を題材に、華やかな舞踏会や上流階級の優雅な生活といったオペラの定石を排し、労働者やパルチザンの汗臭い生活を描きます。イデオロギー色全開で、純真な人々と憎き敵との衝突が展開の軸となっていますが、政治的思惑から演目からはずされ今日に至っています。
 曲の素晴らしさを理解しようとせず、失敗作として採りあげられないことにゲルギエフは義憤を覚え、再評価に力を注いているとのこと。たしかに「戦争ソナタ」で知られるピアノ・ソナタ第6 番から8 番と同時期の作で、プロコフィエフの技法が頂点に達していた円熟期の確かな筆致は駄作であるはずなく、プロコフィエフならではの実験性と才気煥発ぶりを再発見できます。
 ゲルギエフ入魂の演奏は息をのむ充実感。歌手陣もロシア映画のような役者ぶりを見せ、プロパガンダ作品とわかりながら感動で涙を禁じえない世界を作り上げています。

















9/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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CYBELE RECORDS

CYBELE 030802S
(SACD HYBRID)
\2500
ドイツ・レコード批評家賞、エコー賞クラシック部門最優秀器楽奏者賞受賞
 ジルバーマン・オルガンで聴くゴルトベルク変奏曲

  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(オルガン版)
マルティン・シュメーディング
 (オルガン;
  ジルバーマン1755年製作)
 エコー賞受賞の名盤。ドレスデン、カトリック宮廷教会の名器ジルバーマン・オルガンで聴くゴルトベルク変奏曲!

 セッション録音:2009年3月31日-4月3日/カトリック宮廷教会(ドレスデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、74’44”

 SACD ハイブリッド盤。

 録音の良さで定評のある独Cybele Records レーベルからパイプオルガンによるゴルトベルク変奏曲がリリース。
 演奏は当レーベルの看板アーティスト、マルティン・シュメーディングです。

 当録音で使用したオルガンは、ドレスデンのカトリック宮廷教会に据え付けられたジルバーマン製作の名器です。オルガン音楽の黄金期を支え、バッハの同時代を生き、バッハのオルガン作品に大きな影響を与えたオルガン・ビルダー、ゴットフリート・ジルバーマン(1683-1753)。ジルバーマンは兄アンドレアスとともに生涯50 基のオルガンを製作。聖ゲオルク教会(レータ)、聖ヤコブ教会(フライベルク)など、現在も現役で演奏され続けている名器をのこしました。なお、ジルバーマンは1753 年8 月4 日にドレスデンで亡くなっており、当オルガンは兄アンドレアスの息子でオルガン職人のヨハネス・ダニエルにより完成されました。ジルバーマン・オルガンの特徴である壮麗な響きと美しいたたずまいは、圧倒的な存在感です。
 演奏のマルティン・シュメーディングは1975 年ミンデン生まれ。教会音楽、音楽教育、合唱、指揮、ハープシコードを学ぶ一方、リコーダー、オルガンでディプロマを取得。これまでに、ヘルムート・ヴァルヒャ、ジャン・ボワイエ、ジャック・ヴァン・オールトメルセンなど世界的なオルガニストに師事し、独自の演奏スタイルを確立しました。

 当録音では、各変奏にてストップをかえ、また繰り返しのパートでは品のよい装飾を加え、音楽・音響の両面から立体的な演奏を楽しむことができます。ゴルトベルク変奏曲ファンならずともお聴きいただきたいディスクです。

 なお、当盤は2009 年にドイツ・レコード批評家賞を、また2010 年にエコー賞クラシック部門の最優秀器楽奏者賞を受賞した名盤です。
 
CYBELE 261602S
(SACD HYBRID)
\2500
カリオペ・ツパキ(1963-):トリプトコン
 I. Mercurius(弦楽四重奏)
 II. Lychnos tis posi mou(弦楽四重奏とクラリネット)
 III. Eothinon(弦楽四重奏)
ドーレン・カルテット
アルヤン・ワウデンベルフ(クラリネット)
 控えめな素材で作り上げる神秘的な祈りの世界

 録音:2015年9月2-5日/ロッテルダム/DSD、5.1 Surround sound、3D バイノーラル・ステレオ、55’40’’

 カリオペ・ツパキは1963 年ギリシャ、ピレウス生まれの女流作曲家。アテネのエレニコン音楽院で学んだ後、オランダでルイ・アンドリーセンに師事。ソロからオーケストラまでの器楽作品、オペラ、バレエなど、70 以上の作品を発表しています。
 弦楽器によるきれぎれのグリッサンド、変化音を伴いつつ順次進行する音階、ゆるやかに響きを変える和音などを素材とし、なだらかな感触を持った「トリプトコン」。クラリネットの歌を伴う第2 曲では中心に向かって大きな高揚が見られますが、全体としては控えめな素材を無駄なく使い、中世の祈りのような神秘的で宗教的な世界を作り上げています。



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ORFEO



C924161DR
\2400→\2190
アーノンクール&ウィーン・フィル
 2003年ザルツブルク音楽祭ライヴのベートーヴェン

  ベートーヴェン:
   交響曲第1番ハ長調 Op.21
   交響曲第7番イ長調 Op.92
アーノンクール指揮
ウィーン・フィル

 2016年、世界中の人々からその逝去を惜しまれた巨匠アーノンクール。
 手兵「ウィーン・コツェントゥス・ムジクス」と共に個性の強い演奏を繰り広げながら、モダン・オーケストラとも共演。独特解釈自信念く示した演奏は常に賛否両論を繰り広げてきました。
 アーノンクールがウィーン・フィルと共演をはじめたのは1980年代から。クレーメルとカシュカシアンを独奏者としたモーツァルトの『協奏交響曲』など共演がありますが、何より彼とウィーン・フィルとの結びつきの強さは2001年と2003年の『ニューイヤー・コンサート」に象徴されるでしょう。例年は緩く親密な雰囲気が漂うニューイヤー、この2回は緊張感に満ちた不思議な雰囲気が漂っていことでも知られます。
 このベートーヴェンは2回目のニューイヤーと同じ年のザルツブルク音楽祭での録音です。
 既に強い関係性を保つ指揮者とオーケストラから生まれるアーノンクールなではの押し強いベートーヴェンは、彼の創造におけ試行錯誤の中間地点とも言うべき解釈。
 もちろん「ベートーヴェンの楽譜には何も足さない」というストイックさは変わることがありません。

  2003年8月29日 ザルツブルク音楽祭でのライヴ




惜しくも第1弾で終わってしまったアーノンクール/ベートーヴェン 新交響曲チクルス
その異常な「運命」

SONY
8887513645-2
\2700→\2490
アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ベートーヴェン:
  1.交響曲第4番変ロ長調作品60
  2.交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール

 [録音]2015年5月8日〜11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール[レコーディング・プロデューサー]マーティン・ザウアー[レコーディング・エンジニア]ルネ・メラー

 アーノンクールが死んだ。
 しかし我々には最後の最後にとんでもないアルバムが残された。

 「運命」新録音。

 人によってはその違和感から戸惑いさえ覚えるであろう異様な演奏。
 いや、店主の場合は違和感どころか吐き気さえ催す異常演奏に思えて、どんな音楽的裏づけがあってもこれはいかんだろ、と思った・・・

 なのに、まるで怖いもの見たさか、痛い傷口に触れたくなる衝動か、結局何度も何度も聴いてしまった。
 人のいないところで夜こっそり。

 最後まで罪な人だった。アーノンクール。






そしてこれが旧録音全集セット


 店主がことあるごとにいっている20世紀末の革命的ベートーヴェン交響曲全集録音は、ガーディナーとジンマン、そしてアーノンクール。
 交響曲ファンである以上少なくともこの3つを聴かないままでは終われないと思う。
 もしアーノンクール旧録音全集の衝撃をまだ味わったことがなくてこれから体験します、という方は実にラッキー。

 このベートーヴェン交響曲全集ボックスはしばらく入手困難だったがこのたび在庫発掘!
 やすい・・・


WARNER
0927 49768
(5CD)\3490
ベートーヴェン:交響曲全集 アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内管






OMM



OMM0113
\2200
ヴァイオリンとロックバンド、
 および弦楽オーケストラのための協奏曲集

 Mills: Concerto for Violin Rock Band and String Orchestra
  1. Movement I Pour It Like You Mean It
  2. Movement II On the Okeefenokee
  3. Movement III Sonny Side Up
  4. Movement IV Stardancer's Waltz
  5. Movement V Nightswimming
  6. Movement VI You Can Go Home Again
 ジョン・アダムス:ロード・ムーヴィーズ
  7. I. Relaxed Groove
  8. II. Meditative
  9. III. 40 % Swing
 フィリップ・グラス:交響曲第3番
  10. Movement I
  11. Movement II
  12. Movement III
  13. Movement IV
Mike Mills(bass)
Robert McDuffie(vn)
John Neff
Williams Tonks
Patrick Ferguson
MCS Ensemble

 ジョン・アダムスのロード・ムーヴィーズ、フィリップ・グラスの交響曲第3番。
 そして注目はアメリカ合衆国のオルタナティヴ・ロックバンド R.E.Mのベース、マイク・ミルズ(ベース)によるヴァイオリン協奏曲。

 ここでちょっと観られる。
https://youtu.be/ZDAowo5AqV0


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FIRST HAND RECORDS



FHR 46
\2100
タチヤナ・ニコラーエワ1989年ギリシャ・ライヴ
 (1)J.S.バッハ:「音楽の捧げ物」BWV1079〜3声のリチェルカーレ
 (2)同:フランス組曲第4番変ホ長調BWV815
 (3)シューマン:交響的練習曲Op.13(1852年版)
 (4)ラヴェル:「鏡」〜「悲しい鳥たち」「洋上の小舟」
 (5)スクリャービン:左手のための前奏曲と夜想曲Op.9
 (6)同:悲劇的な詩Op.34
 (7)ボロディン:小組曲〜僧院にて
 (8)ムソルグスキー:「展覧会の絵」〜殻をつけたヒヨコのバレエ
 (9)プロコフィエフ:前奏曲Op.12の7
タチヤナ・ニコラーエワ(ピアノ)
 ピアノ好き興奮、ニコラーエワ晩年の巨匠芸が日の目を見た!

 録音:1989年4月3日/ヘロディス・アッティコス音楽堂(ギリシャ。ライヴ)/STEREO

 タチヤナ・ニコラーエワ(1924-1993) が晩年の1989 年にギリシャで行ったライヴが残っていました。彼女は急逝する直前まで旺盛な演奏活動を繰り広げており、この65 歳時のものも見事のひとことに尽きる至芸を披露しています。
 ニコラーエワのピアニズムは正確な技巧による曖昧な所の全くない楷書風のものですが、人間的な大きさと温かみもあふれ、今日でも熱烈なファンを持っています。
 十八番であるバッハの「音楽の捧げもの」、冒頭の「3 声のリチェルカーレ」で誰にも真似できぬ壮大な宇宙に圧倒されます。シューマンの「交響的練習曲」はこれまでニコラーエワによる録音のなかった作品ですが、まさに巨匠芸で説得力満点。同曲屈指の名演のひとつと申せましょう。同様にニコラーエワのディスコグラフィになかったラヴェルの「鏡」とスクリャービン、さらに「展覧会の絵」の「殻をつけたヒヨコのバレエ」も興味津々。いずれも目から鱗の落ちる解釈で、さすがニコラーエワと唸らされます。ニコラーエワの骨太な男性的ともいえるタッチと、繊細なスクリャービンの組み合わせが意外なものの、むしろスクリャービンがロシア音楽であることを再認識させてくれる素晴らしさ。ムソルグスキーも軽快でなくどす黒い闇を感じさせます。ピアノ関係者必聴の貴重な遺産です。



<メジャー・レーベル>
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DG

超注目

479 6127
\2300
→\2090
どういうつもりだ、ポリーニ?
 《ポリーニ新録音/ショパン後期作品集》

ショパン:
 舟歌 嬰ヘ長調 作品60、
 3つのマズルカ 作品59
  (第36番 イ短調、第37番 変イ長調、第38番 嬰ヘ短調)、
 幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61、
 2つの夜想曲 作品62(第17番 ロ長調、第18番 ホ長調)、
 3つのマズルカ 作品63
  (第39番 ロ長調、第40番 ヘ短調、第41番 嬰ハ短調)、
 3つのワルツ 作品64
  (第6番 変ニ長調 《小犬》、第7番 嬰ハ短調、第8番 変イ長調)、
 マズルカ 作品68の4(第49番 ヘ短調)
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)


 こ、これは・・・なんなんだ。

 去年2015年から今年2016年にかけて行われたというポリーニのショパンの新録音。

 すべて後期録音。
 もちろんショパンの最後のあの異形のマズルカ 作品68の4で幕を閉じる。

 ショパンの末期の作品を聴き続けるのは、ベートーヴェンの後期3大ソナタを聴くのと同じ、特別な姿勢が必要になる。

 それは演奏するピアニストも同じ。

 いや・・・ショパン・コンクール優勝で名を成しショパンのエチュードで天下を取ったこの天才にとって、この録音は「特別」ではすまないはず。



 70代中盤を迎え、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させ、その一方で親友アバドを失ったポリーニ。

 この録音は一体なんなんだ、・・・まさか遺・・・。

 やめてくれ。




  【録音】2015年-2016年 ミュンヘン ヘラクレスザール




DECCA



483 0930
(2CD + 1BD-Audio)
\4000
《カラヤン/プッチーニ:歌劇「ボエーム」》
 プッチーニ:歌劇『ボエーム』全曲
ミレッラ・フレーニ(ミミ),
ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ),
ロランド・パネライ(マルチェッロ),
ニコライ・ギャウロフ(コルリーネ), 他,
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団,
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 新リマスター、ブルーレイ・オーディオ付ハード・ブック仕様で再発売
 美しいニュアンスと精妙極まりないアンサンブルという、カラヤンの絶妙なコントロールが行き届いた名演です。
 フレーニ、パヴァロッティの瑞々しい美声と叙情的表現も非常に素晴らしいもの。ギャウロフやパネライなどヴェテラン勢も、各々のキャラクターを鮮明にし、ドラマの盛り上がりに大きく貢献しています。
 この名盤が、アビイロード・スタジオで長年デッカのバランス・エンジニアを務めるフィリップ・サイニー氏によって24bit/96KHzにてリマスターされました。2枚のCDに加えて、ブルーレイ・オーディオ・ディスクにその24bit音源を収録。
 パッケージは、オリジナル・デザインを使用したハード・ブック仕様。リブレット、あらすじ、オリジナル・ライナーノーツ、レア・イメージが収録されています(英・独・仏語のみ)。

 【録音】1972年10月, ベルリン、イエス=キリスト教会
 


483 0938
(2CD + 1BD-Audio)
\4000
《パヴァロッティ/ヴェルディ:歌劇「リゴレット」》
 ヴェルディ:歌劇『リゴレット』全曲
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール),
シェリル・ミルンズ(バリトン),
ジョーン・サザーランド(ソプラノ), 他,
アンブロジアン・オペラ・コーラス,
ロンドン交響楽団,
リチャード・ボニング(指揮)
 新リマスター、ブルーレイ・オーディオ付ハード・ブック仕様で再発売
 救いようのない悲惨な話と美しい音楽が、不思議な調和を保っている、ヴェルディ中期の傑作オペラ「リゴレット」。若きパヴァロッティとサザーランドの技巧、ミルンズのタンシャン的な表現などが聴きものの名盤です。
 この名盤が、アビイロード・スタジオで長年デッカのバランス・エンジニアを務めるフィリップ・サイニー氏によって24bit/96KHzにてリマスターされました。
 2枚のCDに加えて、ブルーレイ・オーディオ・ディスクにその24bit音源を収録。パッケージは、オリジナル・デザインを使用したハード・ブック仕様。リブレット、あらすじ、オリジナル・ライナーノーツ、レア・イメージが収録されています(英・独・仏語のみ)。

【録音】1971年6月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
 


483 0934
(2CD + 1BD-Audio)
\4000
《サザーランド/ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」》
 ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』全曲
ジョーン・サザーランド(ソプラノ),
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール),
シェリル・ミルンズ(バリトン),
ニコライ・ギャウロフ(バス), 他,
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団,
リチャード・ボニング(指揮)
 新リマスター、ブルーレイ・オーディオ付ハード・ブック仕様で再発売
 1959年、コヴェント・ガーデンでの『ルチア』のセンセーショナルな成功により、一夜にして大スターとなったサザーランド。その大成功から12年を経てさらに深化したサザーランドを中心に、パヴァロッティ、ミルンズ、ギャウロフが全盛期の見事なノドを披露する名盤です。アナログ完成期のデッカによるセッション録音だけあって、細部の質感までリアルに再現された優秀録音盤でもあります。
 この名盤が、アビイロード・スタジオで長年デッカのバランス・エンジニアを務めるフィリップ・サイニー氏によって24bit/96KHzにてリマスターされました。
 2枚のCDに加えて、ブルーレイ・オーディオ・ディスクにその24bit音源を収録。
 パッケージは、オリジナル・デザインを使用したハード・ブック仕様。リブレット、あらすじ、オリジナル・ライナーノーツ、レア・イメージが収録されています(英・独・仏語のみ)。

 【録音】1971年6〜7月, ロンドン、キングズウェイ・ホール



<映像>


C MAJOR(映像)


75 0904
(Blu-ray)
【再発売】
\5800
クシェイ演出の斬新なドヴォルザーク「ルサルカ」
 装丁を一新して再発売

  ドヴォルザーク:「ルサルカ」

  ボーナス:メイキング
クリスティーネ・オポライス(S ルサルカ)
クラウス・フローリアン・フォークト(T 王子)
ギュンター・グロイスベック(Bs 水の精)
ナディア・クラステヴァ(S 外国の王女)
ヤニナ・ベヒレ(Ms 魔法使い) ほか
トマーシュ・ハヌス(指揮)
バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
75 0808
(2DVD)
【再発売】
\5600
 演出:マルティン・クシェイ/装置:マルティン・ゼートグルーバー/衣装:ハイディ・ハックル/照明ラインハルト・タウプ
 収録:2010 年10 月、ミュンヘン
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.0、PCM2.0、字幕:英独仏西中韓、192分
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.0、PCM2.0、字幕:英独仏西中韓、192分

 2010 年10 月にバイエルン国立歌劇場で上演されたドヴォルザーク『ルサルカ』。鬼才マルティン・クシェイの斬新な舞台を巡って賛否両論あったものの、大きな話題となりました。
 『ルサルカ』は、人間界に夢を抱いた水の精ルサルカが、犠牲を払って王子と恋に落ちるも、王子が心変わりし、しかし最後には呪いに苦しむ王子とルサルカが愛の死を迎えるという物語で、民話ならでは悲惨さをワーグナー張りのロマンティシズムに昇華したもの。クシェイはそれをさらに現代的に描き、金持ちの青年に恋をした娘の悲しみを前面に出した上で、第3幕はあっと驚く展開に仕立てます。御伽噺の世界を期待していると驚かされるものの、民話が持っていた残酷性を伴った悲恋を現代的に表現した舞台としては成功しています。
 ルサルカのクリスティーネ・オポライスは、1979 年、ラトヴィア生まれのソプラノ。近年ドイツ語圏を中心に大活躍しており、大ソプラノとしてのブレイクも間近と期待されている人。王子には、ローエングリンで大人気になったクラウス・フローリアン・フォークト。1970 年生まれのこのドイツのテノールは、今こうした王子役を歌わせたら抜群です。出番は少ないながら存在感の求められる水の精には、1976 年生まれのオーストリアのバリトン、ギュンター・グロイスベック。彼は今年バイロイト音楽祭への初出演が決まっています。外国の王女のナディア・クラステヴァは、1976 年ブルガリア生まれのメッゾ・ソプラノ。ウィーン国立歌劇場を中心に活躍しており、メッゾの新星として大きな期待がかかっています。そして魔法使いには、1968 年、ハンブルク生まれのメッゾ、ヤニナ・ベヒレと、勢いのある充実したキャストが組まれています。
 指揮は、2007 年から2009 年までブルノ国立歌劇場の音楽監督を務めたトマーシュ・ハヌス。新鮮で瑞々しい音楽で『ルサルカ』の魅力を存分に引き出しています。

 【旧品番:70 6504(BD) と70 6408(DVD) は廃盤となります】
 

75 1304
(Blu-ray)
【再発売】
\5800
ヘルマン・プライのシューベルト三大歌曲集が
 ブルーレイで再登場

  シューベルト:
   美しき水車小屋の娘 D.795、
   冬の旅 D.911、白鳥の歌 D.957
  ボーナス:
   ヘルマン・プライによる各歌曲集への
    イントロダクション
     +ドキュメンタリー(50分、字幕:英語)
ヘルマン・プライ(バリトン)
レナード・ホカンソン
 (ピアノ:水車小屋の娘、白鳥の歌)
ヘルムート・ドイチュ
 (ピアノ:冬の旅)
 制作年:1984 年(冬の旅)、1986 年(水車小屋の娘、白鳥の歌)
 画面:4:3 HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM2.0、字幕:英仏西、 (ボーナス:英)言語:独

 オペラ、オペレッタ等で素晴らしい美声を聴かせてくれたヘルマン・プライ。1998 年に亡くなりましたが、20 世紀後半を代表するバリトン歌手として今もなお聴き継がれています。
 この映像は、プライが最も得意にしていたシューベルトの三大歌曲。すでにDVD(70-0208)で発売されていますが、今回ブルーレイで再登場。
 ボーナスにはシューベルトの三大歌曲をプライ自身の解説付きで観ることができます。



















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