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≪第89号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2016/10/4〜





10/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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PROFIL



PH 16068
\2500→\2290
グリンカが絶賛、ボロディンも納得
 フランツ・クサヴァー・ゲーベル
  絶美の室内楽

 フランツ・クサヴァー・ゲーベル:
  (1)弦楽五重奏曲第8番変ロ長調Op.27
  (2)チェロ・ソナタ変ホ長調
ホフマイスター四重奏団(1)
デュオ・アラキ&ゼーマン
 【マーティン・ゼーマン(チェロ)、
  荒木紅(フォルテピアノ)】
 録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン)/DDD、59’ 12”

 世界初録音。
 フランツ・クサヴァー・ゲーベル(1787-1843) はドイツの作曲家。ウィーンのレオポルトシュタット劇場の楽長を務めていましたが、1817 年にモスクワへ行き、生涯をその地で過ごしました。
 ロシアでは作曲とピアノを教え、孫弟子のアントン・ルビンシテインがいることから、ロシア・ピアノ楽派の祖とも考えられています。彼はチェロも巧く、魅力的なチェロ・ソナタを残しています。その世界初録音が登場。
 2002 年創立のホフマイスター四重奏団は、古典派を得意とする弦楽四重奏団。ロシアで活躍したドイツ人のシリーズが好評。同団チェロ奏者のマーティン・ゼーマンが日本のフォルテピアノ奏者・荒木紅と共演したチェロ・ソナタも魅力満点。

/////////

 先の弦楽四重奏曲はベートーヴェンよりも優雅、シューベルトを先取りするかのような端正な作風が非常に印象的だった。
 世が世なら何らかの形で大作曲家として名をなしていた可能性は十分ありえる。
 フランツ・クサーヴァー・ゲーベル、覚えておきましょう。




ゲーベルの弦楽四重奏曲集 世界初録音


PH 15031
\2500→\2290
ゲーベルの弦楽四重奏曲集 世界初録音
  フランツ・クサーヴァー・ゲーベル(1787-1843):
   弦楽四重奏曲ニ長調
   弦楽四重奏曲変ホ長調op. 27
ホフマイスター四重奏団(オリジナル楽器使用)
 クリストフ・ハイデマン、
 ウッラ・ブンディース(ヴァイオリン)
 アイノ・ヒルデブラント(ヴィオラ)
 マルティン・ゼーマン(チェロ)
 世界初録音。グリンカが絶賛、ボロディンも納得ゲーベルの弦楽四重奏曲集

 録音:2014年7月/シュロス・ノルトハイム=インプスハウゼン(デジタル・セッション)/ステレオ、54’10

 1787 年シレジアのブレスラウ近郊フュルステナウに生まれたフランツ・クサーヴァー・ゲーベルは、1843 年にモスクワで歿した作曲家、ピアニストそして指揮者。
 ベートーヴェンと個人的に親交のあったゲーベルは、ウィーン古典派、なかでもベートーヴェンの作品に精通していたことで、モスクワ楽壇で重要なポジションを占めていたといわれています。

 グリンカが作曲技法を称賛し、ボロディンがロシアの影響を認めたとされるゲーベルの弦楽四重奏曲は、優美で快活なアレグロ、息の長い緩徐楽章に対して、オリジナル楽器使用のアンサンブルの奏でる音色が絶妙な味わい。
 ともに世界初録音となります。




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REFERENCE RECORDINGS



RR 138
\2200→\1990

超貴重!極めて少ない!!
 モシュコフスキ:管弦楽曲集

 (1)たいまつ舞曲Op.51
 (2)世界各地からOp.23
  【ロシア/ドイツ/スペイン/ポーランド/
   イタリア/ハンガリー】
 (3)ハバネラOp.65の3
 (4)ゆりかごの脇でOp.58の3
 (5)劇付随音楽「ドン・ファンとファウスト」Op.56より
  【幕間/間奏曲/去来する幻影/メヌエット/
   サラバンド/パスピエ】
 (6)ゴンドラの歌Op.41(オットー・ランゲイ編)
 (7)スペイン舞曲集Op.12
  (シャルヴェンカ&フランク編)【全5曲】
マーティン・ウェスト(指揮)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
 オーケストラ曲もいい!モシュコフスキの生気に満ちたカラフルな音楽に酔うひととき。

 録音:2014年3月4-5日/スカイウォーカー・サウンド。ルーカス・フィルム社(カリフォルニア)/HDCD、72’ 45”

 モーリッツ・モシュコフスキ(1854-1925) は美しく効果的なピアノ曲が多く、隠れたファンの多い作曲家。しかしリリースされるものの大半がピアノで、オーケストラ曲の録音を待つ声が多くありました。それがついに登場します。

 モシュコフスキのオーケストラ音楽は、ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲で触れることができますが、非常に凝ったオーケストレーションで、大編成でもほとんどユニゾンのない独特な書法が興味深い響きを生み出しています。「たいまつ舞曲」のポロネーズ風のゴージャスの響きに圧倒されます。

 モシュコフスキの代表作である4 手連弾のための「スペイン舞曲集」はフィリップ・シャルヴェンカとヴァレンティン・フランクによるオーケストラ版。アルメイダ指揮のデッカ盤がありました。
 もうひとつの連弾曲「世界各地から」のオーケストラ版はモシュコフスキ自身によるもので、サンフランシスコ・バレエの振付家アレクセイ・ラトマンスキーが2013 年にバレエ化しました。カラフルな民族色が楽しく、ロシア、ドイツ、スペイン、ポーランド、イタリア、ハンガリーに空想の旅行ができます。

 イギリス生まれ、バレエ指揮の第一人者として高い評価を受けるマーティン・ウェスト。サンフランシスコ・バレエ管弦楽団の質的向上に務め、興味深い試みを示しています。




モーリッツ・モシュコフスキ
NAXOSのアルバムをご紹介しちゃいましょう。

NAXOS
8.553989
¥1800
海外直輸入

世の中そう甘くはない

 モシュコフスキ:
  ピアノ協奏曲 ホ長調
  異国より
マルクス・パヴリク (ピアノ)
ポーランド国立放送交響楽団
アントニ・ヴィト (指揮)

 正直物足りなかった。

 何の悩みもない、ただひたすら明るいピアノ・コンチェルト。ここまで屈託なく音楽を作り上げることができるものか?
 第1楽章の白痴的な華やかさはもちろんだが、第2楽章の少女趣味的な憂鬱も、「どうして私はこんなに美しいの?」と悩んでいる女のよう。背後から蹴りを入れたくなる。さらにサロンで踊り狂うかのような第4楽章の乱痴気騒ぎ。
 こういう悩みのない音楽を作るのが仕事だったバロック時代ならともかく、19世紀もあと数年で終わろうという切羽詰った時代に何を能天気な。

 いや、きっとおそろしく能天気な男だったに違いない。
 モーリツ・モシュコフスキ。

 ピアニストとしてヨーロッパ全土に響く名声を勝ち得、作曲家としても教育家としても名を成し、まさに音楽家として理想的な成功を遂げた男。
 こんな能天気な音楽を書く男にふさわしい成功譚ではないか。


 ・・・しかし世の中そう甘くはない。

 その能天気さが災いしたか、第1次大戦中、全財産をこともあろうにドイツ・オーストリアの戦時公債に投資。それでどういうことになったかはご想像のとおり。絵を描いたような破滅的な人生をたどる。
 まったく底意地の悪い話だが、そのエピソードを知って、この曲のすばらしさがわかるようになってきた。

 これは、天才的な音楽的才能と、浮世離れした性格を持つ男だからこそ創りえた天国的傑作だったのである。

 ちなみに併録の組曲「異国より」は、ロシア、イタリア、ポーランド、ハンガリー、ドイツ、スペインを音楽で旅する素敵な佳作。
 こっちも無条件で楽しめる。いいじゃないですか、お付き合いしましょう大旅行に。







ANALEKTA

AN 29812
【旧譜】
\2500
バロック・トランスクリプションズ
 J.S.バッハ:
  三重奏曲ロ短調、前奏曲ホ長調 BWV.878、
  コラール前奏曲 BWV.659
 パーセル:ソナタ ニ長調
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
 シュテルツェル:あなたがそばにいてくだされば
 ヘンデル:ソナタ ト長調 Op.1-5
 パーセル:ホーンパイプ
 J.S.バッハ:
  トリオ・ソナタ ト長調、コラール前奏曲 BWV.638、
  コラール前奏曲 BWV.639、コラール前奏曲 BWV.601、
  前奏曲変イ長調 BWV.862
 アルビノーニ:アダージョ
ポール・メルケロ(トランペット)
リュック・ボーセジュール
 (オルガン&チェンバロ)
アマンダ・キースマート
 (バロック・チェロ)
 MSO首席トランペット、メルケロのバロック・プログラム!

 1995年よりモントリオール交響楽団の首席トランペット奏者を務めるポール・メルケロが、カナダ古楽界の名匠リュク・ボーセジュールとのデュオで繰り広げる"バロック・トランスクリプション"。
 メルケロが吹き分けるC管のトランペット、A管とB管ピッコロ・トランペットと、ボーセジュールが弾くオルガンとチェンバロとのサウンドのブレンド感が美しい。

 2003年の録音。
 

AN 29878
【旧譜】
\2500
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団のバッハ・プログラム
 J.S.バッハ:
  カンタータ第170番
   《満ち足りた安らぎ、うれしい心の喜び》BWV.170
  管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
  カンタータ第54番《いざ、罪に抗すべし》 BWV.54
  オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060a
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
ジャンヌ・ラモン(ヴァイオリン)
ジョン・アッバーガー(オーボエ)
 1979年にトロントで設立されたカナダを代表するピリオド・オーケストラ、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団(TBO)のバッハ・プログラム。同オーケストラの音楽監督でもあるジャンヌ・ラモン、引く手あまたのカウンターテナー、ダニエル・テイラーなど、ソリスト陣も実力派揃い。

 2011年の録音。
 

AN 28763
【旧譜】
\2500
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
ベンジャミン・ベイルマン(ヴァイオリン)
ソヌ・イェゴン(ピアノ)
 2010年のモントリオール国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で第1位に輝き、2016年にメジャーデビューを果たしたアメリカのヴァイオリニスト、ベンジャミン・ベイルマン。コンクールの優勝を記念してレコーディングされたプロコフィエフのソナタ集も、大器の片鱗を感じさせる堂々たる演奏。

 2011年の録音。
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AN 29819
\2500→\2290
デュオ・シミリア
 
ファンタジア 〜 フルートとギターのための音楽

 ボルン:カルメン幻想曲/
 マルシェリー:双子/
 ドップラー:リゴレット幻想曲 Op.38/
 ベイカー:エレジー/
 ドップラー:ハンガリー田園幻想曲/
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/
 マルシェリー:ワルツ/
 ジュナン:椿姫による幻想曲
シミリア
 〔ナディア(フルート)
  アニー(ギター)〕
デニス・ブリュトー(フルート)

 カナダ、ケベックの音楽賞ADISQの受賞歴を持つシミリア(Similia)は、1998年に結成された双子のフルートとギターのアンサンブル。
 多彩なプログラムと、双子ならではの抜群のアンサンブルが魅力。

 ヴァイオリンとギターという取り合わせのアルバムはときどきあるが、ヴァイオリンとギターが南欧的な明るさを持つのに対し、フルートとギターには中央ヨーロッパの田舎町の素朴さと哀愁のようなものが漂う。
 それは彼女たちも当然ご存知のようで、今回のアルバムも幻想的でちょっと童話的。

 2005年の録音。





シミリアの美しく甘い音楽
でも大人のアルバム

AN29810
\3000
海外直輸入

デュオ・シミリア〜カンタービレ


 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 - シチリエンヌ (編曲:ムーラ)
 ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ第5番
 ゴダール :ジョスラン - 子守歌(arr. A. Labrie)
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545 - 第2楽章 (フルートとギター編)
 ジュール・マスネ : 瞑想曲
 ビゼー :アルルの女 組曲第1番 - アダジェット(編曲:M. カープ)
 ガブリエル・フォーレ :パヴァーヌ Op. 50 (arr. S. Nesyba)
 パガニーニ :Cantabile in D major, Op. 17, MS 109 (arr. for flute andguitar)
 バッハ :フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034 - アンダンテ (編曲:ドーラン)
 エルガー :愛の挨拶 Op. 12
 マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ :フルート・ソナタ Op. 205
 モーリス・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 Patrick Roux :Soledad
 ジャック・イベール :Entr'acte
デュオ・シミリア
(ナディア・ラブリー(フルート)
アニー・ラブリー(ギター))

 ここではちょっと鄙びた切ない作品を多く収めている。
 しっとりと落ち着いた大人のアルバム。悪くない。





ET’CETERA



KTC 1541
\2500→\2290
カプースチン:ピアノ作品集
 カプースチン:
  ソナタ第1番(ソナタ・ファンタジー) 作品39、
  ピアノのためのスケルツォ 作品95、
  装身具のような2つのエチュード 作品122
 シューマン/リスト:献呈
 ショパン:
  ノクターン 作品9第2番 変ホ長調、
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
近藤由貴(ピアノ)
 日本のカプースチン弾き、近藤由貴!カプースチンのピアノ・ソナタ第1番!

 パリと日本で活躍するピアニスト、近藤由貴のソロ・アルバムが、オランダのエトセトラ(Et'cetera)から登場! 近藤由貴が特に得意とするカプースチンの音楽を中心に、シューマン、ショパンのロマン派の名曲を収録。

 録音:2016年6月、パワー・サウンド・スタジオ(アムステルダム)


ものすごい経歴を引っさげて近藤由貴がETCETERAから登場!
ここで一部試聴できます。
https://youtu.be/7NmqDgLHQDk

 ☆日本語解説付き!

 近藤由貴 <プロフィール>
 東京藝術大学音楽学部卒業。パリ市立音楽院を審査員満場一致の一等賞で卒業後、パリ・スコラ・カントルム音楽院にて審査員満場一致の称賛付という最高成績でコンサート・ディプロムを取得。
 テレサ・リャクーナ国際(仏)、ピアナーレ国際(独)、ブレスト国際(仏)、スクリャービン国際(仏)、日本モーツァルト、東京芸術センターの各コンクールにおいて第1位を受賞。その他、国内外のコンクールにおいて数々の入賞を重ね、日本芸術センター年間最優秀ピアニスト賞を2度受賞。
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KTC 1566
\2500→\2290

アゼルバイジャンのピアノ作品集
ナルギズ・アリヤロワ(ピアノ)
 ジョヴダト・ハジエフ:バラード/
 カラ・カラーエフ:バレエ音楽「7人の美女」より 最も美しい美女、ワルツ/
 アリフ・メリコフ:3つの前奏曲/
 アゼル・ルザイエフ:リフセクション/
 アクシン・アリザデー:サーガ、悲しいワルツ/
 フランギス・アリザデー:ピアノのための音楽/
 ヴァギフ・ムスタファザデ:行進曲/
 ファラディ・カラーエフ:ムッシュ・ビー・ライン − エキセントリック/
 イスマイル・ハジベヨフ:ヴァトーの精神によるスケッチ/
 ジャヴァンシール・グリエフ:ムガームの旋法によるインターリュードを伴う7つの小品/
 ファイク・スジャディノフ:バラード・アバウト・ザ・マザーランド

 第11回ピエトロ・アルジェント国際コンクールで第2位を獲得し、アゼルバイジャンの名誉アーティストを宣言された、アゼルバイジャンのピアニスト、ナルギズ・アリヤロワ第2弾は、アゼルバイジャン気鋭の作曲家たちによるピアノ作品集。
 レア・ピアノ作品愛好家や新たなレパートリー開拓を求める方にもオススメ。

 録音:2016年4月、アムステルダム




 石油のおかげで世界有数の金満国家となったアゼルバイジャン。
 病院は無料、介護も無料、18歳までは教育費も無料、銀行定期預金の利率はなんと19%。
 10年以上前に取引していたときはそういうイメージはなくて、どちらかというと「日本人と取引させてもらって嬉しい」という印象だったが、今は随分変わったのだろう。

 そんなアゼルバイジャンのピアノ曲集。ありがたく拝聴させていただきます。

 


KTC 1281
【新装再発売】
\2500→\2290
テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア」と
 「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」をチェロで!

  テレマン:
   12のファンタジア
    (原曲:無伴奏ヴァイオリンのための/
     編曲:グリュツバッハ)
   ソナタ ニ長調
    (原曲:無伴奏ヴィオラダ・ガンバのための/
     編曲:スパノゲ)
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(チェロ)
 ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲ。
 テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア」と「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」をチェロで弾いた名盤が新装再発売!

 録音:2005年4月、ベルギー


 
ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くジョルジュ・エネスコ


KTC 1512
\2500→\2290
エネスコ:チェロ・ソナタ集
 チェロ・ソナタ第2番 Op.26-2
 夜想曲とサルタレッロ
 チェロ・ソナタ第1番 Op.26-1
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(チェロ)
アンドレ・デ・グローテ(ピアノ)

 ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くジョルジュ・エネスコ。
 キャリアの初期から共に活動をしているピアニスト、アンドレ・デ・グローテとのチェロ・ソナタ集がEt'ceteraから。



 

KTC 1546
\2500
タイムラプス クゴーニ・トリオ
 ピアソラ:ブエノスアイレスの春、ブエノスアイレスの夏/
 ヤン・ヘンドリク・ファン・ダメ:アンリ・デュティユーの思い出による夏のソナタ/
 ピアソラ:ブエノスアイレスの秋/
 Erik Desimpelaere:Til minne om Kjaerlighet/
 ピアソラ:ブエノスアイレスの冬/
 Benjamien Lycke:嵐の後に/
 ヤン・ファン・ランデゲム:Ling Yow Chee Chee Chee
 2010年にベルギーで結成された、ピアノ、ヴァイオリン、サックスというユニークな編成による三重奏団、クゴーニ・トリオのデビュー・アルバム。
 現代のベルギーの作曲家が書いたクゴーニ・トリオの委嘱作に、ピアソラの名曲を収録。エネルギッシュなパフォーマンス、新しいレパートリーのための情熱を湛えた若きアンサンブルです。
  

KTC 1570
\2500
泥棒かささぎ
 プーランク:オーボエ・ソナタ/
 ラヴェル:ツィガーヌ/
 シューマン:3つのロマンス/
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ/
 ドヴォルザーク:ユーモレスク/
 オーリック:スケルツォ/
 ミヨー:音楽練習/
 プーランク:ヴィラネル/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
ステファン・デ・シェパー(ピアノ)
 ピッコロの名手、ペーター・フェルホーエン、名曲をピッコロで奏でるユニークなアルバム!

 ペーター・フェルホーエンはロイヤル・フランダース管の首席ピッコロ奏者を務める、ベルギーが誇るピッコロの名手。フランス6人組のプーランクとミヨー、シューマンの「3つのロマンス」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」など有名作品のピッコロ・アレンジをフェルホーエンが見事に演奏。フルート関係者、ピッコロ・ファン必聴必見!

 2016年3月4日&4月29日の録音。
 


KTC 1564
\2500→\2290
カルロス・ダマス
 シベリウスのヴァイオリンとピアノのための作品を奏でる

  シベリウス:
   5つの小品 Op.81
   ソナチネ Op.80
   5つの田園舞曲 Op.106
   4つの小品 Op.78

カルロス・ダマス(ヴァイオリン)
アンナ・トマシク(ピアノ)


 パリ音楽院でジャクリーン・ルフェーヴルとイヴリー・ギトリスの下でで学んだポルトガルのヴァイオリニスト、カルロス・ダマス。繊細かつ優雅な音色でシベリウスのヴァイオリンとピアノのための作品を奏でる。

 2015年10月10日&2016年1月8日の録音。




 独特のクセのあるヴァイオリンを聴かせるダマス。さすがギトリスの弟子。
 ここではクライスラーが聴ける。

https://youtu.be/drbY8lO_PA4





LE CHANT DE LINOS


CL 15116
\2500
ロイック・シュネイデル
 ヒンデミットの「フルート・ソナタ」では
  クリアで美しい音色を披露

   シューベルト:
    《萎れた花》による序奏と変奏曲 ホ短調 D.802
   ライネッケ:フルート・ソナタ《ウンディーヌ》Op.167
   カーク=エラート:フルート・ソナタ Op.121
   ヒンデミット:フルート・ソナタ

ロイック・シュネイデル(フルート)
ステファノス・トモプーロス (ピアノ)

  フランス出身のフルーティスト、ロイック・シュネイデル。エマニュエル・パユやエミリー・バイノンなども入賞歴のある神戸国際フルートコンクールで2009年に第2位入賞、現在はスイス・ロマンド管弦楽団の首席フルート奏者を務めている。
 フルートの重要作品であるヒンデミットの「フルート・ソナタ」ではクリアで美しい音色を披露。



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ONYX



ONYX 4178
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
幻の大チェリストの存在を世界に知らしめるすばらしいアルバム
 ラルフ・カーシュバウム
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ&変奏曲全集

 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/

 ヘンデルの《ユダス・マカベウス〕の
  「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/
 モーツァルトの《魔笛》の
  「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66/
 モーツァルトの《魔笛》の
  「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
ラルフ・カーシュバウム(チェロ)
シャイ・ウォスネル(ピアノ) 
 ラルフ・カーシュバウム登場!ベートーヴェンのソナタ&変奏曲全集!

 国際的なチェリスト、教師として活躍し、ピアティゴルスキー国際チェロ・フェスティバルの芸術監督を務めるアメリカの名チェリスト、ラルフ・カーシュバウムがONYXへ登場!
 イスラエルのエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルとともにイギリス&アメリカで行なわれたベートーヴェン・リサイタル・ツアーの集大成として、2016年3月ロンドン公演の直後にウィグモア・ホールで録音された、楽聖ベートーヴェンのチェロ・ソナタ&変奏曲全集です。



**********

 多くのチェリストを育てた名教師としてその名を知られるラルフ・カーシュバウム。
 しかしこれだけの大家でありながらそのCDは極めて少ない。というかほとんど出ていなかった。
 今回のONYXのベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集は、この幻(といっていい)の大チェリストの存在を世界に知らしめるすばらしい契機となるだろう。

 ラルフ・カーシュバウム(1946年3月4日 - )は、アメリカのチェロ奏者。
 1969年にフィレンツェで開催された第一回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝、翌年のチャイコフスキー国際音楽コンクールのチェロ部門で六位入賞している。
 1970年にヴィグモア・ホールでデビューした時には、ジャクリーヌ・デュ・プレからストラディヴァリウスの名器を貸与された。
 1988年から2007年までマンチェスターの国際チェロ音楽祭を主宰し、2012年にはピアティゴルスキー国際チェロ音楽祭を立ち上げた。
 2008年から南カリフォルニア大学ソントン校で後進の指導に当たる。


 






ラルフ・カーシュバウムの数少ないアルバム
どちらも廃盤と思われ、海外の僅少在庫のみとなる。お早めに。

VIRGIN
5616092
(2CD)\2600
J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 - 第6番 ラルフ・カーシュバウム(チェロ)

 飾り気のない実直な演奏。素直でまっすぐで作品をそのまま届けようというはっきりした意思が伝わってくる。
 VIRGINがあんなことにならなければずっとベストセラーでいたであろう名盤。

CHANDOS
CHAN6607
\1800
エルガー:チェロ協奏曲
      交響詩「ファルスタッフ」 
ラルフ・カーシュバウム(チェロ)
アレクサンダー・ギブソン指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

 歌いすぎないエルガー。その実直さが逆に曲のよさを浮き彫りにする。
 この曲にはついつい胸をかきむしるような抒情的演奏を求めてしまうのだが、このストイックな歌もまたいい。







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DIVINE ART



DDA-21227
(2CD)
\2600→\2390

清廉にして異端
 ダイアナ・ボイル
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

〈CD1〉
 1-3.ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K279/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K283/
 7-9.ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K330/
 10-12.ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K457/
〈CD2〉
 1-3.ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K281/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K282/
 7-9.ピアノ・ソナタ 第15番 ヘ長調 K533+K494/
 10-12.ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K570
ダイアナ・ボイル(ピアノ)
録音 2014年5月6-15日 UK サフォーク, ポットンホール

 イギリス生まれの女性ピアニスト、ダイアナ・ボイルのモーツァルト(1756-1791)。
 彼女は長年一人でポルトガルの丘の上に住み、独自の音楽世界を形成していることで知られている人です。
 これまでにバッハの《平均律第2巻》《フーガの技法》をリリースしていて、どちらもかなり個性の強い演奏でしたが、今回のモーツァルトもまた第1番のソナタから、確固とした主張が感じられる演奏となっています。
 テンポ設定、ペダリング、そしてタッチなどどれもがモーツァルトに抱くイメージである「流麗さ」とはかけ離れたもので、例えばヘ長調ソナタの最終楽章での「つぶやきのようなパッセージ」に最初は違和感を覚える人もいるかもしれませんが、どれも聴き込めば聴き込むほどに魅了される種類の演奏です。




****************************

 一聴して分かる、異端的演奏。
 普通じゃない。

 しかし店主がよく言う「異端的ブットビ演奏」ではない。
 異端で、異様だが・・・清廉で素朴。そしてなぜか説得力がある。いつまでも聴いていたくなる。
 他の演奏とちょっと違うとかいうことがどうでもよくなる。

 他の演奏と違う個性的な演奏だから聴きたくなるのではなく、この人の演奏だから聴いていたい。

 ボイル女史、長年一人でポルトガルの丘の上に住み、独自の音楽世界を追求しているらしい。だからこそこの音楽、だからこそこの存在感。


 ここで彼女の演奏がいくつか聴けます。先頭が今回のアルバム。

http://www.dianaboyle.com/listen


 ゴールドベルクの録音もあるが発売はされていない。
 「出してくれー」とメールしておいた。



ダイアナ・ボイルの入手可能性のあるアルバム

DIVINE ART
DDA 25097
(2CD)
\3200
バッハ:フーガの技法 ダイアナ・ボイル(ピアノ)
録音:2007年3月26−31日、ドーセット、110'47(Elective Slolitudeというレーベルの体裁です)

バッハのフーガの技法をモダン・ピアノで演奏している。ダイアナ・ボイルはロンドン生まれのベテランのピアニスト。現在はポルトガル在住。バッハの演奏に強いこだわりを持っており、このフーガの技法も、モダン・ピアノでなければできない表現を追求したもの。

METIER
MSVCD2002
(2CD)
\3200
J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 ダイアナ・ボイル(ピアノ)

 

DDA-25135
\2600
リディア・カカバーゼ:カンティカ・サクラ‐作品集
 1-6.蔑まれた乙女の亡霊(コンサート・レクイエム・ミサ)
  〈第1場:厳粛に/第2場:通過儀礼/第3場:乙女の怒り/
   第4場:予感/第5場:僧侶の懇願/第6場:乙女の嘆き〉/
 7-12.カンティカ・サクラ
  〈第1番:ペーター・ノステル/第2番:天使の糧/
   第3番:深き淵より/第4番:天使/第5番:アニュス・デイ/第6番:テ・デウム〉/
 13-17.コンタキア
  〈第1番:報われなければならない人々を/第2番:煌く幻影/
   第3番:保護しなければならない人々を/
   第4番:悪魔の苦悩/第5番:復活祭前の6日間〉/
 18-22.テオトキア
  〈サルヴェ・レジーナ/アヴェ・マリア/マニフィカート/
   ああ、神よ/ああ、偉大なる神秘よ〉
    ※全て世界初録音
グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)…1-6/
キャスリーン・トーマス・アンブル(フルート)…1-6/
エミリー・ペイルソープ(コールアングレ)…1-6/
サラ・トリッキー(ヴァイオリン)…1-6/
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)…1-6/
キャスリーン・ジェンキンソン(チェロ)…1-6/
ベン・グリフィス(コントラバス)…1-6/
ベン・フルブルック(打楽器)…1-6/
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊男声セクション/
グラハム・ロス(指揮)
録音 2015年9月17-18日 UK ロンドン Church of St. Jude-on-the-Hill. Central Square, Hampstead Garden Suburb
 イギリス、アルトリンチャム出身の作曲家カカバーゼ(1955-)。父はグルジア/ロシア人、母はギリシャ/オーストリア人という多文化の家庭に生まれ、5歳でピアノを始め、その後コントラバスを学びます。
 作曲はロンドンで学び、自身のルーツでもあるギリシャ正教会の聖歌や、中東の音楽に興味を持った彼女、自作にもエキゾチックな雰囲気を取り入れた神秘的な作品を多く書いています。
 このアルバムでは彼女自身のテキストによるコンサート用の短いカンタータや、レクイエム・ミサ、その他の宗教的作品をケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊の同窓生たちが演奏、劇的で力強い作品を聞く事ができます。
 

DDA-21228
(2CD)
\2600
ドアを開けよ 〜ロイ・ヒートン・スミス:作品集
〈CD1〉
 1-3. 3つのバガテル Op.46
  〈第1番:スケルツォ/第2番:舞曲/第3番:(カプリッチョ)〉/
 4.変奏組曲 Op.37/
 5-8.パストラル〈ゆっくりと/明快に、しかし早すぎず/適度なペースで/エピローグ〉/
 9.序奏と変奏 Op.24/
 10-12. 3つのロマンティックな歌 Op.22
  〈シャンソン/とても甘い歌/子守歌/パッサカリア Op.18b〉/
〈CD2〉
 1-2.弦楽四重奏曲 Op.34/3.幻想風ソナチネ Op.23/
 4-6.ピアノ・ソナチネ Op.19/
 7-8.未来の幻影
  〈冷たいアイルランドの土の下に/これ以上、国家のために尽くすことはできない〉/
 9-12. 4つの民謡編曲 Op.26
  〈ロビン・アデール/キールへ/さよならマンチェスター/明るく、良き恋人〉/
《ボーナス・トラック》
 13.ディヴェルティメント ※全て世界初録音
ジョン・ターナー(リコーダー)…CD1:1-3.5-8、CD2:3/
リンダ・メリック(クラリネット)…CD1:1-3、CD2:9-12/
アリステア・ベナールト(ヴィオラ)…CD1:1-3.4.5-8、CD2:7-8/
ハーヴェイ・デイヴィス(ピアノ)…CD1:4.9、CD2:3、CD2:7-8.9-12/
クレア・ウィルキンソン(メゾ・ソプラノ)…CD1:5-8.10-12、CD2:7-8.9-12/
ベネディクト・ホーランド(ヴァイオリン)…CD1:9/
ソレム四重奏団…CD1:13、CD2:1/
エヴァ・ティトマン(ピアノ)…CD2:4-6/
スティーヴン・ウォーターズ(クラリネット)…CD2:13/
BBCノーザン・オーケストラ…CD2:13/
スタンフォード・ロビンソン(指揮)…CD2:13
録音 2015年9月3-5日.17日 UK イングランド、マンチェスター ロイヤル・ノーザン音楽大学…CD2:13のみ, 1958年3月 UK イングランド マンチェスター インターナショナル・アンソニー・バージェス・センター)
 イギリスの現代作曲家ロイ・ヒートン・スミス(1928-)の作品集。リチャード・ホールから作曲、ウィリアム・ウォルトンの弟ノエルからピアノを学んだ彼は、ロイヤル・アカデミーから奨学金を得て学んでいた時に、自作で「ロイヤル・フィルハーモニー賞」を獲得するなど、早くからその動向が注目されていました。しかし教育に専念し、以降の作品は公開することがなかったため、長い間彼の作品を聞く事はできなかったのです。
 この2枚組に収録された作品は全て世界初録音であり、このモダニストの真の姿を知ることができます。
 CD2の最後に置かれたボーナス・トラックの「ディヴェルティメント」は1958年のBBCラジオの貴重な記録で、「シューベルトのドイツ舞曲」にインスパイアされた作品であるとスミスが語っています。
 

DDA-21229
(2CD)
\2600
カーソン・クーマン:オルガン作品集
〈CD1〉
 1.カンツォーナ 第3番 Op.1032/2-4.シンフォニア Op.945/
 5-7.オルガン・ソナチネ 第2番 Op.1016/
 8-10.オルガン・コンチェルティーノ 第2番 Op.1117/
 11.前奏曲 第5番 Op.1095/12.ロンド・エスタティコ Op.1122/
 13-15.3つのルネッサンス舞曲 Op.1079/
 16.タンブーラン Op.1118/17-19.リチェルカーレ Op.1014/
 20.ある名のためのリチェルカーレ・ピッコラ Op.845/
 21.ティエント Op.1035/22.カンツォーナ 第6番 Op.1093/
〈CD2〉
 1.ロンドー Op.947/2.前奏曲 Op.987/3.ラウンドレイ Op.1056/
 4.ベッドフォードシャー・ヴォランタリー Op.1050/
 5.ディアパソン・ヴォランタリー Op.1096/
 6.カンツォーナ 第4番 Op.1074/
 7-9.前奏曲、フゲッタとアレグロ Op.1064/
 10-11.歌とフガート Op.1041/
 12-15.オルガン・コンチェルティーノ 第1番 Op.1081/
 16.クライネ・シュピールムジーク Op.1112/
 17.カンツォーナ 第5番 Op.1077/
 18.「ド・レ・ミ・ファ」によるトッカータ・セクエンツィアーレ Op.1063/
 19.嘆き Op.1015/20.ヴェルセット 第1番 Op.955/
 21.パッサカリア・センプリーチェ Op.1080/
 22.カンツァーナ 第2番 Op.943
  ※全て世界初録音
エリック・シモンズ(オルガン)
録音 2015年6月&11月 ポーランド グリュッサウ Basilica Maria-Himmelfahrt
 DIVINE ARTレーベルだけでなく、NAXOSレーベルでも何枚かのアルバムをリリースしているアメリカの作曲家カーソン・クーマン(1982-)。弱冠34歳の若さで、既に作品番号が1000を越えるという多作を誇り、またそのジャンルも管弦楽作品からオペラまでと多岐に渡っています。
 カーネギーホールの舞台をはじめ、変わったところでは熱気球の籠の中など、6つの大陸で演奏されるほどに名声を勝ち得た彼は、優れたコンサート・オルガン奏者でもあり、その作風はルネサンス風、初期バロック風の雰囲気を持つものや、極めて現代的なものなど様々な表情を見せます。
 この2枚組では40曲ほどの作品を聞く事ができますが、その多様さに驚くばかりです。



 

METIER


MSV-28557
\2600
Singular Voices 〜マイケル・フィニッシー:声楽作品集
 1.メルボルン男爵/2.歌 第1番/3.歌 第16番/4.歌 第11番/
 5.歌 第14番/6.われらもまた同じ/7.歌 第15番/
 8-14. Beuk o'ニューキャッスルの歌曲集
 〈Up the Raw, maw bonny/I thought to marry a parson/
  Buy broom buzzems/A' the neet ower an' ower/
  As me an' me marra was gannin' ta wark/
  There's Quayside fer sailors/It's O but aw ken weel〉
カール・ロスマン(クラリネット)…1.4.8-14/
デイヴィッド・レッサー(ピアノ)…1.8-14/
クレア・レッサー (ソプラノ)
録音 2005年 ターナー・シムズ コンサート・ホール…1.4.8-14, 2006年 ドルセット セムリー 聖レオナルド教会…2.3.5-7
 Metierレーベルから一連の作品をリリースしているイギリスの現代作曲家、ピアニスト、マイケル・フィニッシー(1946-)。
 この2枚組は彼の70歳の誕生日を記念して制作されました。彼の作品の多くは、古典的な作品や民族音楽から影響を受け、複雑な様式を持っていますが、この声楽作品は比較的簡素な様式で書かれており、タッソやペトラルカ、ホイットマンなどの名作を歌詞にした「歌」は一部の曲こそ、ピアノとオブリガード・クラリネットが用いられているものの、ほとんどは多重録音も駆使した無伴奏の声のみで歌われます。
 シュトックハウゼン作品の研究者であり、現代作品を得意とするソプラノ、クレア・レッサーの素晴らしい歌唱が聴きものです。
 

MSV-77205
(2CD)
\2600
Miniaturised Concertos/Mache
〈CD1〉
 1.アンドリュー・ポピー(1954-):Swimming with the Stone Book/
 2.ナオミ・ピノック(1979-):Always again/
 3.フィリップ・キャシアン(1963-):Furor/
 4.コリン・ライリー:Hanging in the Balance/
〈CD2〉
 1.マクロード/ヴィンセント/ベル/赤間涼子:
   Cut, Strike, Grip, Throw - Study No.3‐bell-like - an dt wo (Mache 1)/
 2.ドミニク・マーコット:Time and Place (Mache 2)/
 3.チャドバーン/トゥフカネン/リチャーズ/ローワン/パークス:
  Vapour Descriptors - homogenized and pasteurized -
   A True Celebration of Movement -
   Improvisations on Influence - Jigsaw No. 4 (Mache 3)/
 4.グローヴァー/パパイオアヌー/ヴィドカウスカイテ/
   サザーランド/モーガン/ミヤッチ/ティップ:
    12-note chords - Hide and Seek - BIS duo - Desolation -
     Postcard 1 - Co27 - Locutus Est (Mache 4)
ケイト・ハルソール(ピアノ&キーボード)/
ジェレミー・バーネット(パーカッション)/
ジョエル・ベル(エレクトリック・ギター)/
マーティン・バトラー(ピアノ&キーボード)/
レオ・チャドバーン(ピアノ&ヴォーカル)/
マルジョレーヌ・シャルバン(ピアノ) 他
録音 2014年6月、2015年1月.4月.6月.7月
 このアルバムはピアニスト、ケイト・ハルソールによるプロジェクトの集大成です。
 従来の"ピアノ協奏曲"の形式を用いながら、そこにエレキ・ギターなどの電子的な音を取り入れ、また時には映像も融合させた刺激的な作品が並びます。
 CD2に収録されている4つの部分は、更に実験的な要素が強く、様々な素材のコラージュと即興的要素が張り巡らされ、魅惑的な音響に満たされた現代イギリスの最も新しい音楽シーンの象徴です。




RONDEAU


ROP-6121
(2CD)
\3000
ドレスデン・パッション
〈CD1〉
 1.シュッツ(1585-1672):十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア VII/
 2.作者不詳:あたりは闇となり(リベル・ウズアリス)/
 3.シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア II/
 4.ペランダ(1625-1675):われらの主、イエス・キリストの受難は-序曲/
 5.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして2日後に復活祭/
 6.ベルンハルト(1628-1692):栄えあれ、わがイエスさま/
 7.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐イスカリオテのユダ、十二使徒の一人/
 8.ペランダ:おお、わが甘美なキリスト/
 9.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐彼らが賛美歌を歌っていたとき/
 10.シュッツ:小宗教コンチェルト集 第2部 SWV309「ああ、慈悲深いイエス」/
 11.シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア III/
 12.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐若者は彼の全てを残した/
 13.シュッツ:小宗教コンチェルト集 第2部 SWV307「あなたは何をしたのか」/
 14.シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア IV/
 15.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして何人かは彼を理解しはじめた/
 16.シュッツ:われを憐れみたまえ、おお主なる神よ SWV447/
 17.シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア V/
〈CD2〉
 1.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐祭司長たちは協議会を開く/
 2.シュッツ:聖歌集 Op.4‐わたしは心を揺さぶられたが砕けはしなかった/
 3.シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア VI/
 4.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして彼らは渡されたものを/
 5.コランダー(1590-1621):イエス、十字架にかけられし時/
 6.シャイン(1586-1630):アウグスプルグ信仰告白の賛美歌‐第7の言葉/
 7.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして何人かがそばに立っていたこと/
 8.ザイデル(1615-1665):げに彼はわれらの病をにないたもう/
 9.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして寺院の幕は2枚に裂け/
 10.ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐結び:そしてわれらの主イエス・キリストが/
 11.シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア VII/
 12.シュッツ:おお甘きイエス・キリストよ SWV405
ドレスデン・カペラ・サジタリアーナ/
ノルベルト・シュスター(指揮)
録音 2015年1月8-10日.12-13日 ドイツ ドレスデン,聖ルカ教会
 ドレスデンのヴォーカル・アンサンブル「カペラ・サジタリアーナ」と彼らを率いるシュスターが創り上げたコンセプトアルバム。
 17世紀後半のドレスデン宮廷で奏された受難曲を一つにまとめたもので、中心に置かれているのはマルコ・ジュゼッペ・ペランダのマルコ福音書による《イエス・キリストの受難》の物語。そして、それを補完するようにシュッツ、シャイン、ザイデルらの賛美歌、協奏曲などが散りばめられています。
 ペランダはイタリアで生まれた作曲家ですが、1650年代にはドレスデンの宮廷楽団にいたという記録があり、1672年にはシュッツの後を継ぎ、宮廷の第一楽長を務めていました。
 あのJ.S.バッハもペランダの作品を写譜するなど、彼の影響力はとても強かったようで、この受難曲も長い伝統に支えられた堅実な作風を持った充実の出来栄えとなっています。
 

ROP-4048
(2CD)
\2600
再発売盤
再発売盤
 ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232

〈CD1〉
 1-3.キリエ/4-11.グローリア/
〈CD2〉
 1-8.クレド/9-12.サンクトゥス/13-14.アニュス・デイ
ウーテ・セルビヒ(ソプラノ)/
スザンネ・クルムビーゲル(ソプラノ)/
エリザベト・ヴィルケ(アルト)/
マルティン・ペツォールト(テノール)/
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)/
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団/
ライプツィヒ・バロック・オーケストラ/
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
 録音 2006年9月25-29日 ROP-4009…再発売盤
 ライプツィヒの聖トーマス教会合唱団による《ロ短調ミサ曲》の再発売盤。
 通常はゲヴァントハウス管弦楽団と共演する少年(青年)たちが、今回はピリオド楽器のオーケストラと共演しているところに注目です。何よりソプラノ(トレブル)パートの美しいこと!これはやはり少年たちのピュアな声だからこそ、描き出せる世界でしょう。全体的に軽やかで透明感のある響きも美しさの極みです。
 ソリストたちも瑞々しく、少人数のオーケストラも各々が活躍し、まことに生き生きとしたバッハが生み出されています。お求め安い価格で再登場!
  

ROP-6113
\2300
ULTIMUM‐新しい合唱音楽
 1-7.ヴォルフガンク・リーム(1952-):7つの受難物語
  〈わが魂は悲しんでいる/みよ、私は彼を見る/
   寺院の幕は引き裂かれた/地上は暗闇となった/
   わが目は曇り/私たちの牧者は去った/
   私は地獄に落ちた人たちの中に数えられた〉/
 8-12.パヴェル・ウカシェフスキ(1968-):レスポンソリア・テネブレ
  〈地上は暗闇となった/わが目は曇り/私たちの牧者は去った/
   おお、この道を行ったすべての人よ/
   見よ、正しき者のいかに死せるとも>/
 13.テオ・ブラントミュラー(1948-2012):天国にて
エレナ・ヴァルター(ソプラノ)…13/
イヴォンヌ・ツィマー(ソプラノ)…13/
コンスタンツェ・ピッツ(アルト)…13/
ザールブリュッケン室内合唱団/
ゲオルク・グリュン(指揮)
録音 2015年5月14-17日.2015年11月22日 ザールブリュッケン放送 ゼンデザール
 「あまりにも天国的で美しい音色」と評される指揮者ゲオルク・グリュン率いるザールブリュッケン室内合唱団の歌声。
 このアルバムでは3人の現代作曲家の作品が歌われています。これらの作品は皆、同じテキストによる「受難の物語」もしくは「レクイエム」であり、どれも現世の出来事を超越した神秘的な響きで満たされています。
 まるで中世の教会に新しいステンドグラスを嵌め込んだようなリームの《7つの受難物語》における繊細なポリフォニー、聖書の物語を鮮烈に描いたウカシェフスキの《レスポンソリア・テネブレ》、メシアン作品にも似た柔らかい音で構成されたブラントミュラーの《天国にて》。
 どれも高いアンサンブル能力がないと歌いこなせない難曲です。
 

ROP-6131
\2300
レーガー:オルガン作品集
 1-2. 2つのコラール幻想曲 Op.40
  〈暁の星のいと美しきかな/汝が怒りもてわれを罰したもうな〉/
 3-8.オルガンのための12の小品 Op.59(抜粋)
  〈キリエ ホ短調 Op.59-7/カプリッチョ 嬰へ短調 Op.59-10/
   フーガ ホ短調 Op.59-6/パストラール ヘ長調 Op.59-2/
   メロディ 変ロ長調 Op.59-11/ベネディクトゥス 変ニ長調 Op.59-9>
ウルフェルト・シュミット
 (演奏…ハノーファー マルクト教会、アン・デア・ゴル=オルガン)
 録音 2016年5月17-19日 ハノーファー マルクト教会
 2016年、没後100周年を迎えたマックス・レーガー(1873-1916)のオルガン作品集。ヨーロッパでは非常に高い人気を誇り、また尊敬されているレーガーだけあって今年は数多くの作品がリリースされています。
 ワーグナーやリスト、ブルックナーらが活躍していたドイツ周辺の音楽界にあってレーガーは彼らと競合することなく、ひたすら自身の道を探求し、43年という決して長くはない生涯に極めて独創的な管弦楽曲やオルガン作品を数多く創り上げました。
 偉大なる先人であるバッハに倣い、オルガンの性能を研究しながら先進的な技術を投入、最もふさわしい音色を導き出していったレーガーの作品は、確かに、決して耳に優しいものではありませんが、ヨーロッパの精神を学ぶためには必要不可欠であり、聴き進むにつれその面白さに目覚めていくというものです。
 聖マルクト教会のオルガニスト、シュミットは古典から現代まで幅広いレパートリーを持つ人。Rondeauレーベルをはじめ、数多くのレーベルに興味深い録音を行っていることで知られています。




BERLIN CLASSICS


BC 0300824
(3CD)
\2400
テオ・アダム(Bs)/生誕90周年エディション
 ワーグナー:
  さまよえるオランダ人、ワルキューレ、
  ニュルンベルクのマイスタージンガー、トリスタンとイゾルデ、
  パルジファルより/
 R.シュトラウス:ばらの騎士、影のない女より/
 モーツァルト:フィガロの結婚、ドンジョバンニ、ツァイーデ、魔笛より/
 J.S.バッハ:宗教曲より
テオ・アダム(Bs)
 

BC 0300789
\1800
シャロン・カム(Cla)演奏集
 ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」より
  「悲しみと涙のうちに生まれて」(クラリネットと管弦楽版)/
 チャイコフスキー:6つの小品Op.51より
  「感傷的なワルツ」
  (クラリネットとピアノ版)/
 レーガー:クラリネット五重奏曲Op.146より第4楽章/
 ヴェルディ:6つのロマンスより「星に」(クラリネットと管弦楽版)/
 プッチーニ:歌劇「つばめ」より「甘く神聖な時」
  (クラリネットと管弦楽版)/
 ブラームス:クラリネットソナタ第2番より第2楽章/
 ヴォルフ=フェラーリ:クラリネットと室内オーケストラのための組曲より
  「ナポリの踊り」/
 ブラームス:クラリネット五重奏曲Op.115より第1楽章/
 クライスラー:シンコペーション(クラリネットとピアノ版)/
 ミヨー:スカラムーシュOp.165bより
  「ブラジルの女」(クラリネットとピアノ版)/
 モーツァルト:クラリネット五重奏曲K.581より第4楽章
シャロン・カム(Cla)

 1992年にミュンヘン・コンクール優勝、メジャー・レーベルで活躍したのち現在はBERLIN CLASSICSに録音を行っているクラリネット奏者シャロン・カムのオムニバス。
 



前作
シャロン・カム(Cla) &イザベル・ファン・クーレン(Vln)
 ブラームス:クラリネット五重奏曲

BC 0300643
\2300→\2090
シャロン・カム(Cla) &イザベル・ファン・クーレン(Vln)
 ブラームス:クラリネット五重奏曲
 レーガー:クラリネット五重奏曲
シャロン・カム(Cla)
イザベル・ファン・クーレン(Vln)
ウルリケ=アニマ・マテ(Vln)
フォルケル・ヤコブセン(Vla)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)

 ブラームスとレーガーのクラリネット五重奏曲という超本格派の大作をリリース。しかも現在ノリに乗っているイザベル・ファン・クーレンも擁しての豪華メンバー。






PIANO CLASSICS


PCL 0110
\1400
ドビュッシー:
 映像第1集、前奏曲集第1巻
 夜想曲(1892)
アレッサンドラ・アマーラ(pf)




<メジャー・レーベル>
.

DG



479 6828
(2CD)
\4600→\4190
2016年ザルツブルク音楽祭の目玉
 アンナ・ネトレプコ
  プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」(全曲)
アンナ・ネトレプコ(マノン・レスコー),
ユシフ・エイヴァゾフ(騎士デ・グリュー),
アルマンド・ピニャ(マノンの兄レスコー),
カルロス・ショーソン(ジェロンテ・デ・ラヴォワール),
ベンジャミン・ベルンハイム(エドモント),
ウィーン国立歌劇場合唱団,
ミュンヘン放送管弦楽団,
マルコ・アルミリアート(指揮),

 2016年ザルツブルク音楽祭の目玉となった公演ライヴ
 2016年3月、11年ぶりのリサイタル公演で来日を果たし、その圧倒的な表現力と音楽性で日本の聴衆を虜にした歌姫アンナ・ネトレプコ。9月に発売されたばかりの3年ぶりのニュー・アルバム『ヴェリズモ・アリア集』でも比類ない歌唱を披露しています。
 今回のアルバム『マノン・レスコー』の全曲盤は、今年2016年8月のザルツブルク音楽祭でのコンサートをライヴ収録したものです。

 『ネトレプコは、自信に満ちており、素晴らしい声、無類の解釈は、彼女の献身の完成度で観客を魅了した。
 彼女は現代におけるマノン・レスコーだ』
 『ネトレプコの夫であるユシフ・エイヴァゾフの人生を変えた素晴らしい歌唱』

 この素晴らしき演奏をCDで体感してください。

  【録音】2016年8月, ザルツブルク音楽祭、祝祭大劇場、演奏会形式でのライヴ



ここで8/1のコンサートの模様が少し観られます。
https://youtu.be/zF_7VxjTztA

 .


479 6724
\2300→\2090
今度のバレンボイムはピアノ開発者
 低音域と中音域の弦が平行に張られたピアノ・・・
《ダニエル・バレンボイム〜On My New Piano》

 1) D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.159,
 2) D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9,
 3) D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.380,
 4) ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調WoO.80,
 5) ショパン:バラード第1番ト短調Op.23,
 6) リスト:ワーグナーの舞台神聖祝祭劇『パルジファル』からの「聖杯への厳かな行進」S.450,
 7) リスト:『詩的で宗教的な調べ』S.173より「葬送行進曲」,
 8) リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
ダニエル・バレンボイム
 (バレンボイム考案の新方式によるグランド・ピアノ)

 バレンボイム考案の新方式によるグランド・ピアノでの初録音!

 バレンボイムは、2011年にフランツ・リストが使用したグランド・ピアノのリストア・プロジェクトに参加した際、グランド・ピアノの構造を詳しく調べていくうちに、弦の張り方を変更することでグランド・ピアノの音質が飛躍的に変わるという発想を得ます。
 この考えを元にピアノ職人のクリス・メーン氏と共に製作を進めたのです。
 従来型のグランド・ピアノの場合、低音域と中音域の弦を左右に交差させているため、交差している上の弦と下の弦との間で干渉を起こし、音が濁ってしまうのです。
 そこで、すべての弦が平行にパラレル(ダブルブリッジ)に張ることによって、交差を避けることで、従来型ピアノに比べて抜本的な音色の改善を図ることに成功したのです。
 19世紀後半にC. F. セオドア・スタインウェイによって確立された現代のグランド・ピアノは、当時の技術で平行に弦を張るための長いプレートを鋳造することは難しかったため、弦を交差させる構造となっており、その後の技術が発達してもピアノの構造を元から変更しようとするピアノ・メーカーは出現することなく現代に至っていたのです。

 それ以前のフォルテ・ピアノ(歴史的ピアノ)では平行に弦は張られていましたが、その純粋で精細な音、現代ピアノの力強さの両方を持ち合わせたグランド・ピアノをバレンボイムは開発、鍵盤も自らの手に合わせて若干狭く作られているそうです。
 バレンボイム自身の演奏で、この楽器の魅力が発揮される作品が選曲されています。

 【録音】2015年10月、ベルリン、テルデックス・スタジオ


**********************************


 いわれて見れば確かにそうなんだけど、そういうもんだと思いこんでいた。
 ピアノの低音域と中音域の弦は、こんなふうに↓交差している。
 だから上の弦と下の弦との間で干渉を起こし、音が濁ってしまう。



 その交差をなくし、すべての弦を平行に張ることによって、交差を避ける。
 バレンボイムはそういうピアノを作ったわけである。

 この映像を観れば少し分かる。

http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-32885683

 このピアノの特性を生かした録音が今回のアルバムで聴けるというわけである。これはちょっと興味深い。できれば普通のピアノの録音もあわせて聴いてみたい。

  







<国内盤> 


GRAMOLA



GRML98848
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ブラームス:ハンガリー舞曲(全21曲)
 〜ピアノ連弾によるオリジナル版〜

 『ハンガリー舞曲集』
  第1巻(1869年出版:第1〜5番)
  第2巻(1869年出版:第6〜10番)
  第3巻(1880年出版:第11〜16番)
  第4巻(1880年出版:第17〜21番)
クラシミラ・ヨルダン、
トーマス・クロイツベルガー(p)
 使用楽器:ベーゼンドルファー・インペリアル

 ご存知、原作は連弾版だった!ブラームスの出世作ウィーンの名手ふたり、冴えまくった絶品名演でお届け!

 ウィーン旧市街の只中、グラーベン大通り広場に20世紀初頭からレコード専門店として店をかまえてきたGramola社のリリースしてきた録音物には、いまだ日本取扱になっていない、しかし折にふれて是非とも提案しなくてはならない充実至極のタイトルが多く眠っています。
 このブラームスの出世作を、これほどまでに興奮を誘う演奏で世に問うていたなら、どうして発売せずにおれましょう?! 在庫切れで販売不可のまま埋もれるタイトルかと思いきや、幸いまだまだ販売可能!ということで、急ぎご案内させていただきます。

 演奏陣はウィーン国立音大やウィーン私立音楽院で教鞭をとる俊才クロイツベルガーと、「アントン・ルビンシテインとM-A.アムランに最も刺激を受けてきた」と標榜する生粋の19世紀型ピアニスト、ブルガリア出身のクラシミラ・ヨルダン...今でこそオーケストラ編曲版がすっかり有名ではありますが、これら21曲の傑作は元来、津々浦々の家庭のピアノで連弾を愉しむための演目として書かれていた作品。
 躍動感にあふれながらも、クラシカルな「聴きあう」文化を大切に作品美を引き立ててやまない銘解釈、ついに手に入れたくなる逸品です。
 


GRML98862
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700+税
ハイドンのピアノ・ソナタさまざま
 〜作曲家イヴァン・エレードの歴史的録音〜

《CD I》
 1)-3) ソナタ 第31番 変イ長調 Hob. XVI: 46
 4)-5) ソナタ 第32番 ト短調 Hob.XVI: 44
 6)-8) ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI: 23
 9)-10) ソナタ 第55番 変ロ長調 Hob.XVI:41
11-12) ソナタ 第58番 ハ長調Hob.XVI: 48
《CD II》
 1)-3) ソナタ 第49番 変ホ長調Hob. XVI: 49
 4)-5) ソナタ 第50番 ハ長調 Hob.XVI: 50
 6)-8) ソナタ 第51番 ニ長調 Hob.XVI: 51
 9)-10) ソナタ 第52番 変ロ長調 Hob.XVI
イヴァン・エレード(p)

 「当時、ハイドンばかりの体系的録音は珍しかった」と弾き手自ら振り返る、思いがけず浮上した歴史的録音。歴史的録音といっても、今からおよそ45年ほど前、1970〜73年頃の録音ではあるのですが…この頃の放送録音には思わぬ宝が眠っているもので、ドイツ南西部のザールブリュッケンで放送用に収録されたこれらのソナタ録音のなかには、20世紀に偶然、その後ハイドン研究の権威となったロビンズ=ランドンによって再発見され収録に使用されたにもかかわらず、その後長らく消失してしまっていた珍しい異版を使った録音も含まれているのです(CD2の最初に収録されている変ホ長調のソナタ)!
 そのうえ演奏者はその後、むしろ作曲家として頭角をあらわしていったハンガリーの俊英イヴァン・エレード...彼の作品はGramolaレーベルでも収録されていますが、ここでは若き日の、むしろピアニストとして活発に活躍し世界的に評価されていた時期の彼が、作品分析にすぐれ絶妙のタッチを操る演奏家としてどれほど貴重な録音を残していたかが、ありありと示されています。
 当時エレードは「ハンガリーの三羽烏」シフ、コチシュ、ラーンキらと同じ師匠につき、カラヤンに見出されてアシスタントもしていた才気渙発な俊才…安定したテンポ感のなかに「ハイドンを聴かせる」喜びが詰まった9通りの名演、試聴機も有効そうな内容です。解説(訳付)も的確・充実!




ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT040902
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
リスト:19世紀の楽器による後期チェロ&ピアノ作品集
 ①夜 ②墓場に寄せる挽歌 ③子守唄 ④悲歌(エレジー)第2番
 ⑤灰色の雲 ⑥忘れられたロマンス
 ⑦リヒャルト・ワーグナーの墓の前で ⑧ノンネンヴィルトの僧房
 ⑨執拗なチャルダーシュ ⑩別れ⑪悲しみのゴンドラ ⑫凶星!
セルゲイ・イストミン
 (vc/製作者不詳、18世紀末)
ヨス・ファン・インマゼール
 (p/エラール1886年製オリジナル)

 インマゼール幻の名盤、在庫あるうちは国内仕様で!
 後期リストの音響世界の真相こそ、近代への扉…!

 レーベル自体は活動を休止したものの、同じグループの別レーベルから重要音源が再発売されるなど、そのカタログのアクティヴさはいまだ失われてないZig-Zag Territoiresレーベル。
 このところ過去のカタログを丹念に洗ってもらっており、今月も思わぬ重要盤の在庫が確認されたため、ここに急ぎご案内させていただきます!
 ChannelClassicsでの活躍をへて同レーベルの看板アーティストとなった古楽指揮者=歴史的ピアノ奏者ヨス・ファン・インマゼールが、自ら主宰する古楽器集団アニマ・エテルナ・ブリュッヘの俊英チェロ奏者と組んで2004年にリリースした、古楽器を使ってのリスト後期作品集!
 なにしろ時代は19世紀後半、しかし当時リストが思い描いていた(そして同時代人がほとんどついてこれなかった)先進的音響世界こそ、当時の楽器に立ち返ってみなくては真価は感じられないのかも——いくつかの編曲作品も交えながら、あの玄妙な後期リスト特有の音響世界を「いま」にありありと蘇らせる、リスト歿年の1886年に作られたエラールでの演奏がたまらない1枚です。
 現在庫が切れてしまうと次はいつ、どう確保できるかわからない音源…くれぐれもお見逃しなきよう!
 


ZZT2020402
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
ルビンシテイン:
  チェロとピアノのための二つのソナタ

 ①チェロとピアノのためのソナタ 第1番 ニ長調 op.18
 ②チェロとピアノのためのソナタ 第2番 ト長調 op.39
 ③ピアノのためのメロディ op.3-1
アントニー・ルロワ(チェロ)
サンドラ・ムバラク(ピアノ)

 ロシア国民楽派に偏らないロマン派路線ルビンシテイン若き日の、ブラームス前夜のチェロ音楽の魅力を…!
 よきライヴァルでありつづけてきたAlphaレーベルが常々そうであったように、Zig-Zag Territoiresもまた、若き才人たちの発掘に本腰を入れつづけてきたレーベル。フランス北部アミアン出身のふたりの俊才は、このアルバムで2002年に録音デビューを果たしたあとも確かなキャリアを積み、いまやフランスの室内楽シーンに確たる存在感を放ってやまないユニットになりました。
 「東」への限りない憧憬をこめて、そして弾き手ふたりの確かなロマン派音楽への適性が十全にあらわれたかたちで、ここでじっくり聴けるのは19世紀中盤以降、凄腕ピアニスト=指揮者としても音楽史に名を刻んできたロシアの巨匠ルビンシテインの作品!音盤シーンでは幾多の名演に恵まれ、ルビンシテイン初期の室内楽がいかにかけがえのない浪漫的魅力と郷愁にみちているかご存知の方には、これらチェロのためのソナタの深々とした味わい、馥郁と高雅な情感表現については、いまさら繰り返す必要もないかもしれません。
 ソナタはいずれも1850年代、ブラームスの第1ソナタよりも早い時期の作(「シューマンとブラームスのあいだ」というべきでしょうか)。聴き逃しているにはあまりに惜しい傑作2曲。




イプシロン・インターナショナル

YIL-002
\2700+税
「TAKAHIRO YOSHIKAWA-CLAUDE DEBUSSY」
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲、版画、映像第1集・第2集
  (1)ベルガマスク組曲 前奏曲 [04:34]
  (2)ベルガマスク組曲 メヌエット [04:22]
  (3)ベルガマスク組曲 月の光 [05:05]
  (4)ベルガマスク組曲 パスピエ [03:51]
  (5)版画 塔 [05:37]
  (6)版画 グラナダの夕べ [05:54]
  (7)版画 雨の庭 [03:56]
  (8)映像第1集 水の反映 [05:24]
  (9)映像第1集 ラモーを讃えて [06:53]
  (10)映像第1集 動き [03:44]
  (11)映像第2集 葉陰を漏れる鐘の音 [04:20]
  (12)映像第2集 そして月は廃寺に落ちる [05:26]
  (13)映像第2集 金色の魚 [04:25]
吉川隆弘(ピアノ)
 ミケランジェリ直系のピアニスト吉川隆弘。精密な中に曖昧を見出すドビュッシーの新しい世界!

 録音:2015 年11 月、2016 年3 月

 ベートーヴェン・アルバムに続く吉川隆弘のイプシロンレーベルからの第2 弾は、ミケランジェリの愛弟子アニタ・ポリーニに学んだ吉川の満を持したドビュッシーです。
ドビュッシーの音楽は雰囲気に重点を置いた演奏が主流である中、このアルバムの吉川隆弘は徹底した楽譜の読み込みと倍音まで操作する多様なタッチ、精緻なペダリングでドビュッシーの意図した音そのものを追求。録音もオンマイクでピアノの生の音が聴かれます。

 2016 年 秋公演「吉川隆弘 ピアノ リサイタル」
 主催・お問合せ:イプシロン・インターナショナル株式会社 TEL: 03-6421-8131 / E-mail: tokyo@ypsilon-i.com
 □ 東京公演 日時:10 月15 日(土)19:00 開演 会場:サントリーホール・ブルーローズ
 □ 関西公演 日時:10 月25 日(火)19:00 開演 会場:兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール























10/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ALIA VOX



AVSA 9918
(SACD HYBRID)
\2900→\2690

サヴァール最新録音!
 「DIXIT DOMINUS〜主は言われた」

 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  「主は言われた」RV 595
 モーツァルト(1756-1791):
  ディクシット&マニフィカト ハ長調 KV 193
 ヘンデル(1685-1759):
  主は言われた HWV 232

マルタ・マテウ、
ハンナ・バヨディ=ヒルト(ソプラノ)
アントニー・ロト・コンスタンツォ(アルト)
櫻田亮(テノール)
フリオ・ザナージ(バス)
ル・コンセール・デ・ナシォン
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
マンフレッド・クレーマー
ジョルディ・サヴァール(指揮)
 ジョルディ・サヴァール最新録音!3人の大作曲家による「主は言われた」

 録音:2015 年6月1日、バルセロナ/multichannel

 ジョルディ・サヴァール最新盤は、3 人の大作曲家による、聖書の「主は言われた」のテキストに基づく作品をまとめたもの。
 モーツァルトのKV 193 は、1774年7 月に作曲されたもの。トロンボーン、トランペット、打楽器と弦三部(ヴィオラを除く)という編成は、ザルツブルク大聖堂で演奏するために書かれたことをうかがわせます。厳格なフーガが取り入れられていること、テキストへの忠実な音楽づけなど、青年モーツァルトの教会音楽家としての成熟ぶりがすでに認められる作品です。
 ヴィヴァルディの作品では、歌唱陣の歌声を存分に堪能できます。ヘンデルの「主は言われた」は、当時22 歳のヘンデルが書いた若々しさとイタリア的な魅力に満ちており、管弦楽・声楽ともに充実した書法で、高度な緊張を要する名曲です。サヴァール率いるオーケストラのヴィヴィッドな色彩、合唱のうまさは絶品。美しいアンサンブルを堪能できます。







AURORA


ACD 5084
\2600
neoN
 クリスティーネ・チョーゲシェン:
  Travelling Light 2(巡る光 2)
 ヤン・マッティン・スモルダール(1978-):
  My Favorite Thing 2(わたしの気に入り 2)
 オレン・アンバーチ(1969-)/
  ジェームズ・ラシュフォード(1985-):
   Monocots(単子葉植物)
 アルヴァン・ルシエ(1931-):
  Two Circles(ふたつの輪)
 ユリアン・スカール(1981-):
  Kunsten a Tvile 2(疑う芸術 2)
Ensemble neoN
カーリン・ヘルクヴィスト(ヴァイオリン)
インガ・ビュルシェラン(チェロ)
エロイーサ・アマライ(ピアノ)
シリエ・アーケル・ヨンセン(ソプラノ)
イーダ・クリスティーネ・ツィマーマン・オールセン
 (サクフォソーン)
クリスティーネ・チョーゲシェン(クラリネット)
ユミ・ムラカミ(フルート)
ソールムン・ニュースタバク(ギター)
アーネ・マッテ・ソルリーエン・ホーレン(打楽器)
マグヌス・ロドガール(指揮)
 ジャンルを超えた創作活動を行うアンサンブル・ネオン

 録音:2015年12月14日-17日 レインボースタジオ(オスロ)/54’43

  Ensemble neoN(アンサンブル・ネオン)は、2008 年、作曲家のヤン・マッティン・スモルダールとユリアン・スカールがオスロのノルウェー音楽アカデミーに学んだ音楽家を集めて結成したグループです。
 9 人の器楽奏者、指揮者、そして2 人の作曲家がメンバー。アンサンブルは、音楽やその他の芸術形態の現在の流れを反映する音楽を先頭に立って生み出し演奏することをめざし、視覚芸術、パフォーマンス・アーティスト、インストレーション・アーティストとのコラボレーションといった、ジャンルを超えた創作活動を行っています。
 ノルウェー作曲家協会の Auro-ra レーベルがリリースするデビューアルバム『neoN』では、即興、サウンドスケープ(音風景)、ミュージカルシアターから、ポップと「エレクトロニカ」まで、広いジャンルからインスピレーションを受けた作品が5 曲、演奏されます。
 オーストラリアのオレン・アンバーチとジェームズ・ラシュフォードの共作、アメリカのアルヴァン・ルシエ、そして、Ensemble neoN のヤン・マッティン・スモルダール、ユリアン・スカール、クラリネット奏者クリスティーネ・チョーゲシェンの作品。録音セッションは、2015 年12 月、オスロのレインボースタジオでヤン・エーリク・コングスハウグとペール・エスペン・ウーシュフィヨルドがエンジニアリングを担当して行われ、実験的な活動をするシンガーソングライターのイェンニ・ヴァールがライナーノート(英語、ノルウェー語)を執筆しました。




MIRARE

MIR 300
\2700
カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 UNDER THE SHADOW

 1.Shall I Sue
 2.King Henry
 3.Never Come Back Again
 4.A Prayer
 5.When I am Laid in Earth
 6.1080 love
 7.Let Me Die Alone
 8.White as Lilies
 9.Land Of Darkness
カルロス・メーナ(カウンターテナー)
ジャック・ボー(エレクトリック・ベース、音楽監督)
ディスフォニック・オーケストラ
ガルミナ・セーノウチ(ヴォーカル)
サルヴァトーレ・レイターノ(ハモンドオルガンB3)
オリヴィエ・マガロット(ハモンドオルガンB3)
トーマス・メーダー(サックス)
フアン・ムンギア(ビューグル)
シリル・レガメ(ドラム)
フランシス・ステッセル(ドラム)
 デヴィッド・ティクシエ(ピアノ)
アンディ・プパト(パーカッション)
 カルロス・メーナが参加するジャズ・プロジェクト

 50’00

 ジャック・ボーによって立ち上げられた、クラシックとジャズを融合させた新しいスタイルを探求する「ディスフォニック・オーケストラ」。ジャック・ボー自身もエレクトリック・ベースを弾き、15 年以上にわたりクラシックとジャズの世界で様々なアーティストを共演し多彩な活動していました。
 そこに世界的カウンターテナーのカルロス・メーナが加わり、新しいプロジェクトが生まれました。このアルバムは、パーセル、バッハ、モンテヴェルディ、ポルポラ、レグレンツィ、フォーレ、シューマンなどクラシックの作曲家の作品の要素とジャズの要素を混合し、よくある「ジャズ風アレンジ」ではなく、まったく新たな音楽を作り出しています。
 特に素晴らしいのは、カルロス・メーナの崇高な歌声が、楽曲に新たな息吹を吹き込んでいます。




たまゆら


KKC 044
\2700

クリスマス・ファンタジー
中村愛(ハープ)
 ●サルツェード編曲によるクリスマス・キャロル集
  ジングル・ベル/牧人ひつじを/「ひいらぎ飾ろう」による演奏会用変奏曲/
  天なる神には/天は栄え/荒野の果てに/「もみの木」による演奏会用変奏曲/
  世の人忘るな/飼葉の桶で(1)/「神の御子は今宵しも」による演奏会用変奏曲/
  「ウェンセスラスはよい王様」による演奏会用変奏曲/ああベツレヘムよ/
  我らはきたりぬ/飼葉の桶で(2)/御使いうたいて(グリーンスリーヴス)/
  ロンドンデリーの歌/ブラームスの子守歌/聖しこの夜
 ●クリスマス・ソング集
  サンタが街にやってきた/ママがサンタにキスをした/
  素晴らしき冬景色/ザ・クリスマス・ソング/
  アンダーソン:そりすべり(レイ・プール編)赤鼻のトナカイ/
  「クリスマスおめでとう」による変奏曲(スーザン・マクドナルド編)
 中村愛第2弾!まるで天上の響き。ハープが奏でる極上のクリスマス。

 録音:2015 年11月18日、2016 年6月13日、7月5日/キング関口台第1スタジオ/59’ 00”、192kHz.24bit高音質録音、日本語帯・解説付

 「風と愛〜日本のハープ音楽80 年」で注目された中村愛の第2 弾はクリスマス・アルバム。伝説的な名手カルロス・サルツェードが腕によりをかけて編曲したキャロルとクリスマスらしいクラシック名曲をメインに、人気クリスマス・ソングも加え1 枚に集めた最強アルバムです。クリスマスの季節に耳にする曲はほぼ網羅。
 ハープの典雅で高貴な響きはクリスマスにぴったりながら、なぜか録音に恵まれず、まさに待望の登場。キラキラと輝く世界はBGM としても最高の雰囲気を演出してくれます。
 カルロス・サルツェード(サルセード)(1885-1961) はフランス生まれ、ボルドーとパリの音楽院で学び、1909 年にトスカニーニに招かれメトロポリタン歌劇場の首席ハープ奏者を務めました。自身がヴィルトゥオーゾだった彼は、近代ハープ奏法と効果を飛躍的に発展させ、それに基づく魅力的なハープ曲や編曲を多数残しました。ゆえに技巧的で、かつ大きな手の広がりを要求される難曲揃いとなっています。
 キャロルの編曲は主に1954-5 年のクリスマス時期に行われ、「ひいらぎ飾ろう」「もみの木」「神の御子は今宵」は華麗な変奏曲となりました。ハープならではのグリッサンドやアルペジオはもちろんながら、鐘やオルゴール、オルガンやリュートを思わす多彩な効果に驚かされます。今年のクリスマスはこれで決まり!



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CHANDOS



CHAN 10925
(3CD/特別価格)
\4800→\4390
完結!
 ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ) 
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3

 ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54/
 ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》/
 ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》/
 ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79/
 ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a《告別》/
 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90/
 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101/
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》/
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109/
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110/
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ) 
 バヴゼのベートーヴェン!第3弾、ソナタ全集完結!

 フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。2016年9月16日〜23日にかけて行われたアシュケナージ&オーケストラ・アンサンブル金沢との来日公演ツアーの熱気も冷めやらぬバヴゼの新録音は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集最終巻!(ちなみに、大阪公演ではベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏!)
 作品番号順(出版年代順)に3枚組のセットで進むこのベートーヴェン・プロジェクト。最終巻となる第3巻は、「熱情」や「ハンマークラヴィーア」、そして後期三大ソナタを含む円熟期のソナタたち。ラヴェルやドビュッシーなどフランス音楽の名手として名を馳せ、いまやハイドンやベートーヴェン、モーツァルトといった古典派の作品でも世界に名を轟かせるバヴゼが弾く、堂々たるベートーヴェンです。




ジャン=エフラム・バヴゼ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.1・2
Beethoven: Piano Sonatas Volume 1
CHAN 10720
(3CDs/特別価格)
\4800→\4390
フランスの名匠ジャン=エフラム・バヴゼ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.1
  〜第5番異稿版収録
 ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
 ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2
 ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
 ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
 ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
 ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
 ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
 ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
 ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
 ★プレスト
 ★ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1よりフィナーレ(異稿版)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
 
 作曲年代順にリリースされるバヴゼのベートーヴェン第1集には、「悲愴」を含む1790年代に作曲された10曲のピアノ・ソナタと2つの楽章(異稿版)を収録!
 バヴゼはサウサンプトン大学教授でベートーヴェン研究の権威ウィリアム・ドラブキンの協力を得て、「ピアノ・ソナタ第5番」の第3楽章として構想されていた「プレスト」、「終楽章」の異稿版(Longer Version)も採り入れており、ベートーヴェンが歩んだ「ピアノ・ソナタ第5番」の完成までの道のりを確かめることが出来る。

CHAN 10798
(3CD/特別価格)
\4800→\4390
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2

  ピアノ・ソナタ
   第11番変ロ長調Op.22/第12番変イ長調Op.26《葬送》/
   第13番変ホ長調Op.27-1/第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》/
   第15番ニ長調Op.28《田園》/第16番ト長調Op.31-1/
   第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》/第18番変ホ長調Op.31-3/
   第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2/
   第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》/
   アンダンテ・ファヴォリWoO.57
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
 
 Chandosデビュー後にドビュッシーのピアノ作品全集で大ブレイクを果たしたフランスの名匠ジャン=エフラム・バヴゼ。
 作品番号順(出版年代順)に3枚組のセットで進むこのベートーヴェン・プロジェクト。第2巻は第11番〜第21番、1800年から1805年にかけて出版された中期の作品群。「月光」や「ワルトシュタイン」、「テンペスト」を始め、「葬送行進曲」、「田園」など、過渡期を迎えた楽聖ベートーヴェンの人気ソナタを収録。付録の小品「アンダンテ・ファヴォリWoO.57」は「ワルトシュタイン」の第2楽章として作曲され、「長大すぎる」という理由からソナタからは外されはしたものの、単独で出版され、ベートーヴェン自身も好んで演奏したと伝わる作品。


 

CHAN 10924
\2400
アメリカン・モーメンツ
 アーサー・フット:
  ピアノ三重奏曲第2番変ロ長調 Op.65
 コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
 バーンスタイン:ピアノ三重奏曲
ニーヴ・トリオ
 〔アンア・ウィリアムズ(ヴァイオリン)、
  ミハイル・ヴェセロフ(チェロ)、
  エリ・ナカムラ(ピアノ)〕
 アメリカ、ロシア、日本の若き才能が集った、アメリカのピアノ三重奏団、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"がChandosから登場!
 ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、フレッシュでアイディアに満ち溢れた若きトリオのChandosデビュー・アルバムは、フット、コルンゴルド、バーンスタインらによる20世紀初期のピアノ三重奏曲集です。
 

CHAN 10928
\2400
アスペクツ
 アンドルー・ヨーク:クイッカン/
 ロッシーニ:序曲《アルジェのイタリア女》(サフィル編)/
 ダルウィン・ヘンシャル:ウェールズ舞曲第2番(ベイカー編)(世界初録音)/
 ヒナステラ(ロペス編):アルゼンチン舞曲集/
 カルロス・ラファエル・リヴェラ:クンバ=キン/
 デイヴィッド・プリッチャード:ステアーズ/
 フィリップ・ホートン:オパールズ/
 ミカエル・マリン/パンチ・ブラザーズ:
  フリッペン/スーン・オア・ネヴァー(ベイカー編)(世界初録音)/
 ジョン・ブランニング:4本のギターのためのエレジー(世界初録音)
アクアレル・ギター四重奏団
 マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで1999年に結成されたギター・アンサンブル、アクアレル・ギター四重奏団(AGQ)のシャンドス専属第5弾! "アスペクツ"と題されたアルバムは、4本のギターのための作品、アレンジ作品、そしてこのプロジェクトのために書かれた新作を収録し、音楽の多様な側面(Aspects)を描きます。




DELPHIAN


DCD 34184
\2400
天よ、露をしたたらせ 〜
 合唱とサクソフォーンのための待降節聖歌集

  ウィアー:天よ、露をしたたらせ/
  トッド:おお、ウィスダム/セルトン:おお、アドナイ/
  ケーナー:おお、アドナイ/ミクシュ:そのようなバラはない/
  ラスボーン:おお、エッセの根よ/
  モルナール:おお、ダビデの鍵よ/
  ポット:おお、ダビデの鍵よ/アレン:おお、春の日よ/
  プレトリウス:いざ来たれ、異邦人の救い主よ/
  ウィルソン:おお、万国の王/
  ターンブル:おお、エマニュエル/
  ジョスカン・デ・プレ:おお、乙女の中の乙女/
  オールウッド:おお、乙女の中の乙女
シグロ・デ・オロ
パトリック・エイリーズ(指揮)
サム・コーキン(サクソフォーン)
 合唱とサクソフォーンのコラボレーション!若手合唱団が歌う、待降節聖歌集

 ロンドンで結成された若手新進気鋭の合唱団、シグロ・デ・オロの待降節聖歌集。スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として鍛錬を積んだ指揮者、パトリック・エイリーズがシグロ・デ・オロの美しいハーモニーをまとめあげる。
 今作は、ジョスカン・デ・プレから現代作品を収録した意欲作。イギリスのサクソフォーン奏者、サム・コーキンとコラボレーションし、合唱とサクソフォーンの新たなハーモニーは関係者必聴!
 サクソフォーン奏者のサム・コーキンは2007年に王立音楽アカデミーを卒業し、ソリストだけでなくミュージカルやクラシックのジャンルを超え、スィング・バンドやポップス・バンドなど、世界的に活動の幅を広げ展開をしている。



 

DCD 34037
【旧譜】
\2400
マックスウェル・デイヴィス:合唱作品集
 マニフィカトとヌンク・ディミティス《エジンバラ礼拝》
  (世界初録音)
 3つのオルガン・ヴォランタリー
 おお、大いなる神秘
マシュー・オーウェンズ(指揮)
エジンバラ・セント・
 メアリー大聖堂聖歌隊
マイケル・ボナヴェンチャー(オルガン)
 スコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂が、マシュー・オーウェンズの指揮で歌う、ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934−2016)の合唱作品集。「マニフィカトとヌンク・ディミティス」は世界初録音、マックスウェル・デイヴィスが遺した合唱作品を名門聖歌隊の見事なハーモニーで。

 2004年10月−12月の録音。
 

DCD 34041
【旧譜】
\2400
ワイズ:合唱作品集
 ワイズ:
  主の道を整えよ、ああ,勇士たちは、ついに倒れた、
   主は私の羊飼い、テ・デウム、神をたたえよ、
   その聖所にて神をほめたたえよ、
   貧しい者をかえりみる人はさいわいである、
   マニフィカト、ヌンク・ディミティス、
   シオンの道は悲しみ、醒めよ醒めよ主の腕よ,力を着よ、
   私を哀れだと思ってくれ、わたしのために義の門を開け
 ギボンズ:
  シングル・オルガンのための詩、
  オルガンのための詩、イ短調 《詩》
 ロック:オルガンのための詩
 作曲者不詳:ニ長調 《詩》 、ダブル・ヴォランタリー
ケンブリッジ・ゴンヴィル・
 アンド・キーズ・カレッジ合唱団
ジェフリー・ウェッバー(指揮)
 1348年にゴンヴィル・ホールとして設立され、その後、1557年にジョン・キーズによって再設立されたケンブリッジ大学のカレッジの1つであるゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ。今作はセント・ポール大聖堂の少年合唱隊の指導者でもあったマイケル・ワイズ(c.1648−1687)の合唱作品集。

 2007年6月&7月の録音。
 

DCD 34042
【旧譜】
\2400
ソング・オブ・ソングス
 ウォルトン:汝の心に封印をするように/
 ブージニャック:私の親しい美しい人よ/
 スケンプトン:ライズ・アップ,マイ・ラヴ(世界初録音)/
 ジャクソン:わたしはシャロンのばら(世界初録音)/
 グリア:私の恋人は私のもの/
 ダンスタブル:貴女は何と美しく/
 パレストリーナ:彼は私のくるみの園に降りて行った/
 ヴィクトリア:私は急ぎ、市民を包囲しよう/
 ダニエル=ルシュール:ソロモンの雅歌
ラウディバス
マイク・ブリューワー(指揮) 
 ヴォーン・ウィリアムズの演奏に定評があり、英国音楽を得意とする合唱団、ラウディバス。この「ソング・オブ・ソングス」はダンスタブルやパレストリーナなどのルネサンス期の作品から近代合唱作品、2曲の世界初録音を収録した意欲作。2006年1月の録音。
 
DCD 34035
【旧譜】
\2400
フランシス・ジャクソン:合唱作品集
 ミサ曲 《神の御母》 Op.72/おお、救いの犠牲よ Op.115/
 大いなる秘跡 Op.118/父なる神への讃歌 Op.147/2/
 降臨節のための3つのキャロル Op.73/
 イブニング・サービス変ロ短調 Op.149 《トマス・ウィールクスへのオマージュ》/
 おお,慈愛深き Op.36/
 サン ・ フランチェスコの祈り Op.61/Thanks be to the Lord Op.133
エクソン・シンガーズ
マシュー・オーウェンズ(指揮)
 イギリスのコンポーザー=オルガニスト、フランシス・ジャクソン(1917ー)の合唱作品集。ウェルズ大聖堂とチルコットの合唱作品が話題となったマシュー・オーウェンズの手腕に期待。

 2006年1月の録音。




Ediciones Singulares



ES1025
(2CD+BOOK)
\4800→\4390
エロルド:歌劇『プレ・オ・クレール館』(全曲)
 『プレ・オ・クレール館』〜全3幕のオペラ=コミーク
  (1832年12月15日、パリ、コミーク座にて初
ポール・マクリーシュ指揮
リスボン・グルベンキアン管弦楽団・合唱団
【出演】
マリー=エヴ・マンジェ、マリー・ルノルマン、
ジャンヌ・クルゾー、
エリック・ヒュシェ、
マイケル・スパイアーズ、
クリスティアン・ヘルマー、
エミリアーノ・ゴンザレス・トロ、
レアンドロ・セザール 他

 「ザンパ」序曲のエロルド(エロール)、その本領はやはりオペラ!
 初期ロマン派の思わぬ才人、マクリーシュのタクトで!
 フランス音楽は、クープランやラモーの時代から数十年後、ベルリオーズの時代まで何もしていなかったわけではない——その後もグノーを経てフォーレやドビュッシーが現れるまで、空白だったわけではない。
 知れば知るほど魅力的な古典派〜ロマン派時代のフランス音楽の秘曲や忘却の淵へと沈められてきた異能の大家たちを再発見してゆくEdiciones Singularesレーベルの充実CD-BOOKシリーズ、最新作は「ザンパ」のそれとともに序曲ばかりが通俗名曲のひとつとしてとりあげられてきた歌劇作曲家エロルドの最後の傑作『プレ・オ・クレール館』の全曲録音!
 エロルドが実は交響曲や協奏曲を書いた見過しがたい多芸な異才だったことは最近すこしずつ再発見されつつありますが、彼が歴史に名を刻んだオペラの領域で、これほどの充実作の復活録音に出会えるとはなんと素晴らしい時代でしょう——しかも!名門リスボン・グルベンキアン管の指揮台に立つのは、Archivレーベルでの数々の名盤で知られる古楽器系指揮者マクリーシュ!歴史的復権をねらった名演を指揮するにはうってつけの人物ではありませんか。歌手勢にも程よく古楽系の名手が居揃い、ヴェーバーやメンデルスゾーンの同時代人たるこのフランスのロマン派の存在感をいかんなく追認できる逸品…英仏2言語解説は今回も史料続々です!




INDESENS!


INDE092
\2500
フィール・ソー・グッド
 〜トランペット、ギター、ベースで綴る
         スロウでフレンチな心地良さ〜

 ①トゥー・サ・セ・プ・ドゥドゥ(アル・リルヴァ)
 ②ベネズエラのワルツ(伝統曲)
 ③月の息子(ホセ=マリア・カーノ)
 ④色鉛筆のワルツ(パトリス・カラティニ)
 ⑤アイルランドのバラード(エミール・ステルン)
 ⑥ティコ・ティコ(セキニャ・ジ・アブレウ)
 ⑦フィール・ソー・グッド(チャック・マンジョーネ)
 ⑧激しく抱いて(ベサメ・ムーチョ)(コンスエロ・ベラスケス&ジョアン・ジルベルト)
 ⑨ファイヴ・フォー(ミシェル・コロンビエ)
 ⑩さあ行くぜ(プレパレンセ)(アストル・ピアソラ)
 ⑪どこから来たとて(レオ・サンチェス)
 ⑫あなたは遠く(イグナシオ・セルバンテス)
 ⑬消しゴムに捧ぐワルツ(パトリス・カラティニ)
 ⑭夕陽のギャングたち(エンニオ・モリコーネ)
 ⑮ハンガリー舞踏(パトリス・カタラニ)
 ⑯ハバネラ形式による小品(モーリス・ラヴェル)
 ⑰ラ・テストのビギーヌ(ティエリー・カンス)
ティエリー・カンス(tp・コルグット)
レオナルド・サンチェス(g)
パトリス・カラティニ(cb)

 しなやかな弱音、けだるい緊迫感というものの味わい大人な時間を彩ってくれる、スロウでフレンチな瞬間…さきのInfoではクラシック系の編曲作品群を縦横無尽に吹きこなしたアルバムを国内仕様盤としてご紹介させていただいたフランス随一の名手、モーリス・アンドレの高弟のひとりティエリー・カンス——彼がいかにジャンル不問の活躍をみせているかは、この新たなるクロスオーヴァー系アルバムで改めて実感できます。
 フランス的な瀟洒なクロスオーヴァーぶり(この国で大衆音楽をのことを「ヴァリエテ(多様音楽)」というのも頷けます)、ボサノヴァ、ジャズ、クラシック、映画音楽、現代音楽…といった多様な分野にわたる名品を、ジャズ系コントラバス奏者(ベーシスト)のパトリス・カラティニとカンスとの絶品アレンジを中心に、しなやか&スロウなトラックに昇華してゆきます。とにかく、トランペットの音色の味わいが圧倒的に美しい!
 カンスが得意とする弱音のニュアンスの豊かさは、これがトランペットという輝かしいフォルティシモを奏でる楽器であったことさえ忘れてしまうほど…コルネットを使ったトラックがいくつかあるのも、その音楽の方向性からいかにも納得です。
 静かなアクセントを添えてゆくベースの、あるいは煌びやかな瞬間を演出するギターの交わり方も絶品。ワインバーが似合いそうな大人の1枚です。


<国内盤> 


CONCERTO



CNT2099
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ブゾーニ:
 ピアノと弦楽のための協奏曲、弦楽四重奏曲、フィンランドの民の調べ

  ①フィンランドの民の調べ(1889/弦楽合奏版)
  ②ピアノと弦楽のための協奏曲(1878)
  ③弦楽四重奏曲Op.19(1882/弦楽合奏版)
クロエ・ムン(ピアノ)
マッシモ・ベッリ指揮
ブゾーニ室内管弦楽団

 記念年を飾るにふさわしい、知られざる初期の傑作を名演多数の俊英集団と、ブゾーニ国際コンの覇者が!
 超絶技巧、圧倒的な音量感、そしてバッハへの限りない憧憬——19世紀末から20世紀初頭にかけ、桁外れの凄腕ピアニストとして名をはせながら、作曲においても高い技量を誇ったブゾーニも、この2016年が生誕150周年!演奏時間1時間におよぶ、終楽章に合唱まで加わる巨大なピアノ協奏曲(1904)や数々のバッハ作品編曲(とりわけ、無伴奏ヴァイオリンのための「シャコンヌ」の豪奢なピアノ版)で知られてきた大家の創意は、今日あまり顧みられていない、天才少年として鳴らした10代の頃の作品群にこそ秘訣があった...
 ブゾーニが少年時代を過ごした頃はオーストリア領だった古都、トリエステの超実力派集団ブゾーニ室内管弦楽団はいま、メンデルスゾーンやR.シュトラウスにも通じる少年作曲家としてのブゾーニ初期の才覚をみずみずしく伝えるきわめて珍しい傑作群を、みずみずしい名演で「いま」に甦らせてくれます!
 弦楽合奏だからこそ映える玄妙な歌心の重なりで織りなされるのは、19世紀作曲家たちとの興味深すぎる関連を感じさせてやまない四重奏曲、あるいは彼にとって初の協奏曲!
 超・難関として知られるブゾーニ国際コンクールで圧倒的な優勝を飾った新世代名手が、圧巻の繊細さでその至芸を濃淡あざやかに…解説全訳付!




客席での録音なのでちょっと聞き苦しいですが、演奏、かなり爆裂してます。ショパン。
https://youtu.be/1ykPjnHnlQA





GRAMOLA



GRML99082
(SACD Hybrid)
\3000+税
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
 ゴールトマルク:ピアノ三重奏曲第1番・
  ヴァイオリンとピアノのための組曲 第2番

   ①ヴァイオリンとピアノのための組曲第2番 変ホ長調 Op.43(1892)
   ②ピアノ三重奏曲 第1番 Op.4(1865出版)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
パヴェル・カシュパル(p)
②ミハル・カニュカ(vc)

 知るべき作曲家ゴールトマルク、初期と後期の傑作がさりげなくチェロに手練のカニュカも…見過ごせません!
 ブラームスの3歳年上、ブルックナーの6歳年下。オーストリア=ハンガリー帝国の盛期ロマン派を代表する大家であり、20世紀前半までは間違いなく巨匠扱いだったゴールトマルクの偉業は、意外に多くCD化されている彼の作品ひとつひとつに出会うたび、確実に強く認識されるに違いありません。
 友人でもあったブラームスの名品群にもまったくひけをとらない室内楽曲群こそ、ゴールトマルク芸術の精華、いや19世紀後半の盛期ロマン派音楽の粋ともいってよい名品の連続...ここではなんと、ウィーン随一の俊才ソリストであるイルンベルガーをはじめ、個々に注目すべき活躍をつづけている超実力派たちの名演で、最初期のきわめて珍しいピアノ三重奏曲と、後年の作風が充実しきった頃の組曲が聴けるのです!
 とくに注目すべきはピアノ三重奏曲(チェロは何とも豪華に、プラジャークSQのカニュカ氏が参加!)...初期ゴールトマルクというと1860年代頃からの名品が知られているところ、本盤の曲はおそらく1850年代作とのこと——
 実際、その作風は後年の作風よりもむしろ、世紀前半(否、一部はほぼ同時代)のシューマンの作品群との近しさも感じさせる、やるせない憧れにみちた小さな傑作に仕上がっていて、聴き逃せません!
 作品や背景についての解説も充実(日本語訳付)、こちらも見過ごせないリリースです。

<映像>


EURO ARTS(映像)(4Kブルーレイ)


20 72951
(Ultra HD Blu ray)
\6800
2015年ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」
 オペラ初の4Kブルーレイがリリース!

  モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
  ボーナス:デジタル・オペラ・ガイド
   (日本語字幕付)
ルカ・ピサローニ(アルマヴィーヴァ伯爵/バス・バリトン)
アネット・フリッチュ(伯爵夫人/ソプラノ)
アダム・プラチェツカ(フィガロ/バリトン)
マルティナ・ヤンコヴァ(スザンナ/ソプラノ)
マルガリータ・グリシュコヴァ(ケルビーノ/ メゾ・ソプラノ)
アン・マレー(マルチェリーナ/メゾ・ソプラノ)
カルロス・ショーソン(ドン・バルトロ/バス)
パウル・シュヴァイネスター(ドン・バジリオ/テノール)
フランツ・ズッパー(ドン・クルツィオ/テノール)
クリスティーナ・ガンシュ(バルバリーナ/ソプラノ)
エリック・アンスティーネ(アントニオ/バス)
ダン・エッティンガー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
エルンスト・ラッフェルスベルガー(合唱指揮)
 * 再生にはUltra HD Blu-ray 対応再生専用プレイヤーが必要です。
 
2015 年ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」オペラ初の4Kブルーレイがリリース!「高画質」「高音質」フルハイビジョンの4倍の解像度!

 演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ/装置:アレックス・イールズ/衣裳:マルク・ブーマン/照明:フレデリック・ロム/ドラマトゥルギー:ロニー・ディートリヒ/
 収録:2015年8月9日ハウス・フォー・モーツァルト、ザルツブルク音楽祭2015、ライヴ/映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
 ULTRA HD  16:9、音声:PCM Stereo、DTS-HD Master Audio(24bit/96kHz:High-Res Audio)、リージョン:All、190分、原語:イタリア語、字幕:英独仏伊西日

 4K ブルーレイことUltra HD Blu-ray(UHD BD)。大手ハリウッドスタジオが大作映画を続々とUHD BD 化し、UHD BD プレイヤーも国内販売が開始され、2016 年は「4K ブルーレイ時代」の幕開けとも言われています。
 その注目のフォーマットにEURO ARTS が挑戦、UHD BD 初のオペラ作品がこの度発売されます。
 4K ブルーレイとは、CD やDVD、ブルーレイ・ディスクなどと同じ、直径約12cm のディスクメディアです。記録容量は片面2 層で最大66GB、片面3層で最大100GB。従来のブルーレイに採用されている「MPEG-4 AVC/H.264」に比べて約2 倍の圧縮効率を実現した映像圧縮方式「HEVC/H.265」によって、ブルーレイが採用するフルハイビジョン(1920 × 1080 ピクセル)の4 倍の解像度(3840 × 2160 ピクセル)の映像を記録することができます。
 
 2013 年からスヴェン=エリック・ベヒトルフの演出で始まったモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作の締めくくりとなる「フィガロの結婚」。2010年から東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者をとして日本でもおなじみのダン・エッティンガーが、ザルツブルク音楽祭でオペラ初登場。バレンボイムの秘蔵っ子として、2003 年から2008 年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督助手を務めていた俊英です。
 モデル並みの恵まれた容姿をもつルカ・ピサローニ、ドラマティックな声と表現力で注目の美人ソプラノ、アネット・フリッチェ、ウィーン国立歌劇場を中心に活躍するプラハ出身のアダム・プラチェツカ、チューリヒ歌劇場を拠点に古楽でも活躍中のソプラノ、マルティナ・ヤンコヴァ、2012 年のウィーン国立歌劇場日本公演でも同役を歌い大絶賛され、2016 年も来日予定のマルガリータ・グリシュコヴァなど充実の歌手陣で楽しむことができます。
 スヴェン=エリック・ベヒトルフの細部まで丁寧に作りこんだ演出、オーソドックスな中にも洗練された舞台装置で新鮮な印象を与えます。
 また本ディスクの特徴として、上演の舞台裏を収めた「デジタル・オペラ・ガイド」を収録。スヴェン=エリック・ベヒトルフによる作品解説をご覧いただけます(日本語字幕付)。



















10/5(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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COVIELLO CLASSICS



COV 91618
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ第5弾
 ついに「新世界より」

  ドヴォルザーク:
   交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
   交響詩「真昼の魔女」Op.108
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
 ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズついに「新世界より」が登場ボッシュの巧みな手腕が光る

 録音:2015年ライヴ/Multichannel & Stereo、55’57

 マルクス・ボッシュが、2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ第5 弾は、最も有名で最も演奏機会の多い作品である交響曲第9 番。
 1892 年9 月、ドヴォルザークは、ニューヨーク・ナショナル音楽院の院長としてアメリカに渡りましたが、この時影響を受けた黒人霊歌などが作品には大きな影響を与えており、その代表作がチェロ協奏曲、弦楽四重奏曲「アメリカ」であり、この交響曲第9 番「新世界より」です。
 ドヴォルザークはアメリカ近代音楽の創始者とも評され、1893 年12 月16 日に行われた初演は大成功をおさめました。アメリカ音楽の影響がはっきりと見られますが、根底にはチェコ音楽の色合いが残っているドヴォルザーク特有の旋律と自身の形式の集大成ともいえる作品です。マルクス・ボッシュは、巧みなフレージングの処理、堂々としたスケール感と表情付けの巧さが際立つ演奏を展開しています。
 カップリングには、交響詩「真昼の魔女」。ドヴォルザークは、交響曲9 曲を書いた後、集中して交響詩を4 曲完成させています。
 「水の精」「真昼の魔女」「金の紡ぎ車」「野鳩」は、いずれもチェコの詩人エルベンの詩に触発されて書かれ、チェコの民話に基づいたストーリーを巧みな表現力で生き生きと描いています。
 「真昼の魔女」は、楽しく遊んでいた子どもが急に機嫌が悪くなり、母親が子ども叱って恐ろしい魔女を呼ぶと脅かすのですが、本当に魔女が現れ、不気味な踊りを踊り、果てはその子どもを殺してしまうというゾッとする話。ボッシュはこのシリーズで交響曲とともに、この交響詩にも取り組んでおり、「真昼の魔女」も子ども、母親、魔女のそれぞれの主題を見事な音楽描写で聴かせています。




ボッシュ/ドヴォルザーク・シリーズ
旧譜4タイトル
Cover_Dvorak.jpg
COV 31212
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
マルクス・ボッシュ&ニュルンベルク州立フィル
 ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調op.70
           交響曲第3番変ホ長調op.10
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
マルクス・ボッシュ(指揮)
 第7 番は新ベーレンライター原典版による“アンダンテ”の世界初録音

  録音:2012 年2 月16-18 日ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/DDD、マルチチャンネルステレオ、73’35”

 2011 年よりボッシュが音楽総監督を務めるニュルンベルク州立フィルハーモニーを率いて取り組む第1 弾は、第9 番や第8 番とならんでドヴォルザーク好きのあいだで人気の高い「第7 番」と、ドイツ古典派とロマン派からの影響もまだ濃厚で、変則的な3 楽章形式も特徴的な「第3 番」の組み合わせ。ブルックナーの録音でボッシュは使用楽譜の選択に際して、初稿を採用した第1 番から第4 番、ベンヤミン=グンナー・コールスら校訂による復元稿のフィナーレを収めた4 楽章版による第9 番という具合に、最新の研究成果の導入に積極的な姿勢がうかがえました。
 ボッシュはドヴォルザークにも同様のスタンスで臨んでいるようで、第7 番ではジョナサン・デル・マー校訂による新ベーレンライター原典版のスコアを採用。
 第2 楽章が現行のポーコ・アダージョからアンダンテ・ソステヌートに変更されているのも注目されるところです。
 1922 年に現在の形になったニュルンベルク州立フィルハーモニーは、その起源を1377 年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで起源を遡るといわれ、バイエルン州でバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。オペラ上演と並行して、年8 回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しており、1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られます。
 

COV 31316
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
マルクス・ボッシュ&ニュルンベルク州立フィル
 ドヴォルザーク:
  交響詩「水の精」op.107, B195 (19’40”)
  交響曲第6番ニ長調op.60, B112 (44’37”)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
マルクス・ボッシュ(指揮)
 ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ、湧き上がる生命力と弾けるリズム、第2弾は交響曲第6番&交響詩「水の精」

 録音:2013 年5 月16-18 日/ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/DDD、マルチチャンネルステレオ、64’21”

 SACD ハイブリッド盤。ブルックナーの交響曲シリーズで一躍注目を浴びたマルクス・ボッシュが、2011 年より音楽総監督を務めるニュルンベルク州立フィルハーモニーを指揮して取り組むドヴォルザーク・シリーズの第2 弾。
 ドヴォルザークの交響曲で最初に出版された第6 交響曲は、同じ調性で書かれたブラームスの第2 交響曲の影響が両端楽章に色濃いとされるいっぽうで、ボヘミア地方固有の民俗舞曲フリアントの形式による第3 楽章などの魅力的な場面にも事欠かないことから、9 つある交響曲のうち、近年では最後の3曲に次ぐ人気を獲得する傾向にあるようです。
 交響曲の前に置かれた交響詩「水の精」は、民間伝承や民話の研究で知られたチェコの国民詩人、カレル・ヤロミール・エルベン(1811-1870)のバラードに触発されて書き上げられた一篇で、ホラー映画顔負けの題材の尋常ならざる猟奇・残虐・凄惨ぶりでも有名。幻想的な美しさを湛えつつも、筋立てに沿ってスリリングかつ激しく起伏の富んだ内容となっています。
 これまでにもオーケストラのたしかな統率力、楽譜の読み込みの深さで実績を示してきたボッシュのアプローチは、作品の魅力をていねいに掘り起こそうとするもので、交響曲共々おおいに出来ばえには期待が持てそうです。
 1922 年に現在の形になったニュルンベルク州立フィルハーモニーは、その起源を1377 年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで遡るといわれ、バイエルン州でバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られ、オペラ上演と並行して、年8 回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しています。

COV 91512
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ
 交響曲第5番と「野ばと」

  ドヴォルザーク:
   交響詩「野ばと」Op.110、交響曲第5番ヘ長調Op.76
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
 ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ。卓越した描写力が発揮されたドヴォルザークの「田園交響曲」と「野ばと」

 録音:2015年2月20日マイスタージンガーハレ、ニュルンベルク(ライヴ)/58’14

 マルクス・ボッシュが2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーとのドヴォルザーク・シリーズ。
 交響曲第5 番は中期の傑作とは言われてはいますが、知名度や演奏機会は多くはありません。ボヘミアの風景を表現した独特の哀愁をもち、ドヴォルザークの「田園交響曲」とも呼ばれています。
 目の前に田園風景が広がるような第1 楽章冒頭の木管の旋律、第2 楽章の憂いのある旋律、複雑なリズムをつないでいく第3 楽章、そして、きっちりとした構成、はっきりとしたコントラストで緊張感を高めている終楽章は、ブラームスを思わせる重厚感。楽譜を丁寧に読み込み、集中して作り上げるボッシュの手腕は見事。ボヘミアの朴訥とした自然賛歌を高らかに歌い上げています。
 一緒に収録されているのが交響詩「野ばと」。この作品は、ドヴォルザークがアメリカからの帰国後、チェコの詩人カレル・ヤロミール・エルベンの詩集「花束」から着想を得て、「水の精」、「真昼の魔女」、「金の紡ぎ車」、そして「野ばと」の4 つの交響詩が作曲されました。その題材の残忍さから「殺人交響詩」としても知られています。その中で最後の交響詩が「野ばと」。5 つの部分からなり、それぞれのストーリーに沿った音楽が展開されていきます。夫を亡くした女の偽りの涙から音楽は始まり、ボッシュの物語への感情移入が音楽をますます雄弁にし、ゾクゾクするような演奏を聴かせてくれます。
 バイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラであるニュルンベルク州立フィルハーモニー。1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られます。

COV 91412
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ボッシュのドヴォルザーク傑作交響曲第8番
 ドヴォルザーク:
  交響曲第4番ニ短調作品13
  交響曲第8番ト長調作品88
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
 76’50

 マルクス・ボッシュが、2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ第3 弾。
 収録曲は、ドヴォルザクークの初期の作品、交響曲第4 番と後期の傑作交響曲第8 番。
 ドヴォルザークが作曲をはじめた当時、ドイツの音楽界ではワーグナー派とブラームス派の対立が激化していた時代でした。ワーグナーやリストの音楽に感動したドヴォルザークの初期の作品は、ワーグナーの影響を受けた管弦楽法が明らかに現れています。この交響曲第4 番は、ワーグナーの影響から離れ後期の作風にうつる過渡期の作品と言えるでしょう。古典的な構成とドヴォルザーク特有の美しい旋律が随所に現れています。
 交響曲第8 番は、知名度としては第9 番「新世界より」に劣りますが、楽曲の完成度はむしろそれ以上の充実したドヴォルザークの作曲技法が盛り込まれた作品。第1 楽章の雄大さ、第2 楽章の独創性、さらに第三楽章ではブラームスも惚れ込んだドヴォルザークの旋律美が満載で、メランコリックな旋律心ゆくまで堪能できます。フィナーレでは変奏曲のスタイルで力強く展開し、輝かしく一気に終結部へと進んでいきます。
 ボッシュは、作品に対する洞察力、そしてそれを構築するちからに優れており、これまでのブルックナーやドヴォルザークの演奏同様に今回収録された2 作品も見事な構成力に脱帽です。さらにドヴォルザークの美しい旋律を伸びやかに優美に歌わせることができるのも印象的です。
 バイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラであるニュルンベルク州立フィルハーモニー。1988 年から1992 年までクリスティアン・ティーレマンが音楽総監督を務めていたことでも知られています。

 


COV 91610
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ノリントンが管組第2番を振る
 ルーランドによるバッハとペンデレツキ

  J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067*
  ペンデレツキ:
   フルートと室内管弦楽のための協奏曲(1992)**
  J.S.バッハ:
   無伴奏フルートのためのソナタ ハ長調BWV1033
  J.S.バッハ:
   無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013
タティアナ・ルーランド(フルート)
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)*
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)**
シュトゥットガルト放送交響楽団
クリスチャン・シュミット(ハープシコード)*
 ノリントンが管組第2番を振る。シュトゥットガルト放送響の首席フルート奏者ルーランドによるバッハとペンデレツキ

 Multichannel & Stereo、69’54

 シュトゥットガルト放送交響楽団の首席フルート奏者タティアナ・ルーランドによるバッハとペンデレツキ。
 バッハの管弦楽組曲で最も有名な第2 番は、フルートがソロ楽器のように活躍するフルート協奏曲のような作品。親しみやすいメロディー、フルートが軽やかに動き回り、フルーティストとしての見せ場が満載。
 タティアナ・ルーランドの明るさと爽やかさが際立った演奏が魅力。そして指揮者には、シュトゥットガルト放送交響楽団の名誉指揮者であるサー・ロジャー・ノリントン。ノリントンらしいテンポ設定とアクセントのメリハリのある音楽が展開されています。
 カップリングされているのは、ペンデレツキのフルートと室内管弦楽のための協奏曲。作曲技法を駆使した現代音楽独特の緊張感が漂う作品。この指揮を担当するのは、ミュンヘン室内管弦楽団の音楽監督および首席指揮者を務めるアレクサンダー・リープライヒ。1968 年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、幅広いジャンルの音楽を数多く手がけてきた柔軟な指揮者。



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CHANDOS



CHSA 5176
(2SACD HYBRID)
\6000→\5490
アンドルー・デイヴィスによる「メサイア」
 "ニュー・コンサート・エディション"

  ヘンデル:オラトリオ《メサイア》
   (アンドルー・デイヴィスによる
    ニュー・コンサート・エディション)
アンドルー・デイヴィス(指揮)
トロント交響楽団
トロント・メンデルスゾーン合唱団
エリン・ウォール(ソプラノ)
エリザベス・デション(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・ステイプルズ(テノール)
ジョン・レリア
 アンドルー・デイヴィスによる「メサイア」"ニュー・コンサート・エディション"登場!

 英国の名匠、サー・アンドルー・デイヴィスの新録音は、ヘンデルの名作「メサイア」の"ニュー・コンサート・エディション"という大注目の新譜が登場!
 アンドルー・デイヴィスが桂冠指揮者を務めるカナダの名オーケストラ、トロント交響楽団とトロント・メンデルスゾーン合唱団を指揮した新たなメサイアは、アンドルー・デイヴィス自身の校訂によるもので、管楽器やマリンバを含むパーカッションも加わったモダン・シンフォニー・オーケストラと合唱団に最適な編成を実現。トロント交響楽団とは約20年ぶりの録音となるアンドルー・デイヴィスの"新たな"「メサイア」にご期待ください!



 


CHAN 10923
\2400→\2190
ヒナステラ:管弦楽作品集 Vol.2
 ピアノ協奏曲第2番*
 バレエ音楽《パナンビ》†
ファンホ・メナ(指揮)
BBCフィルハーモニック
シャイン・ワン(ピアノ)*
マンチェスター室内女声合唱団†
 【生誕100周年記念】メナのヒナステラ第2弾!ピアノ協奏曲第2番収録!

 ジャナンドレア・ノセダの後任としてBBCフィルハーモニックのチーフ・コンダクター(首席指揮者)に就任し、母国スペインの音楽を発掘する「ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ」シリーズで好評を博しているスペイン人マエストロ、ファンホ・メナ。
 スペインだけでなくラテン・アメリカのプログラムも開拓しており、前作(CHAN 10884)は英グラモフォン誌でEditor's Choiceに選ばれるなど絶賛されたヒナステラの管弦楽作品集も早速の第2弾が登場!
 「アメリカのピアノ協奏曲集(CHSA 5128)」や「チャイコフスキー&ハチャトゥリアン(CHSA 5167)」で成功したアメリカのピアニスト、シャイン・ワンが弾くのは、ヒナステラの知られざるピアノ協奏曲第2番。そして、マンチェスターの女声合唱団が加わるエキゾチックな初期のバレエ音楽「パナンビ」。生誕100周年を記念してスタートした、アルゼンチンの偉大な作曲家の音楽にご注目ください! レア・ピアノ・コンチェルト・ファンも必聴!

 ☆ファンホ・メナ 2017年来日公演情報!
 2017年1月13日(金)&14日(土) NHKホール
 ファリャ:三角帽子/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、他(NHK交響楽団、ギター:カニサレス)





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NIFC



NIFCC 106
\2500→\2290
"ピリオド・ピアノ"によるグリーグのピアノ協奏曲!
 グリーグ:
  ピアノ協奏曲イ短調 Op.16/
  アリエッタ Op.12-1/鐘の音 Op.54-6/
  小川 Op.62-4/家路 Op.62-6/
  郷愁 Op.57-6/詩的な音の絵第4番イ長調 Op.3-4/
  海の永遠の動きをあなたは知らない Op.52-3/
  夏の夕べ Op.71-2/春に寄す Op.43-6/
  夏の夕べ Op.71-2/ハリング Op.47-4/
  バラード ト短調 Op.24
アレクセイ・ズーエフ(ピリオド・ピアノ)
ケネス・モンゴメリー(指揮)
18世紀オーケストラ
 "ピリオド・ピアノ"によるグリーグのピアノ協奏曲!ロシアのヴィルトゥオーゾと18世紀オーケストラ!

 ポーランド、ショパン・インスティテュート(NIFC)から話題必至の大注目新譜、"ピリオド・ピアノ"によるグリーグのピアノ協奏曲が登場!!
 鬼才リュビモフの弟子であり、ロシアン・ピアノ・スクールの次代を担うヴィルトゥオーゾ、アレクセイ・ズーエフと、"ブリュッヘン後"を歩み始めた18世紀オーケストラ。
 2014年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭での両者の共演により、ピリオド・ピアノとグリーグとの邂逅が実現!
 ショパン・インスティテュートのピリオド・ピアノから響くグリーグのピアノ協奏曲が、モダンピアノの演奏とも一線を画す新鮮で斬新な印象を与えてくれるに違いない。
 アレクセイ・ズーエフ 〜 1982年、サンクトペテルブルク出身のピアニスト。サンクトペテルブルク国際プロコフィエフ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、スヴャトスラフ・リヒテル国際ピアノ・コンクール、ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つ実力者。
 師であるアレクセイ・リュビモフとの共演も多く、ロシアン・ピアノ・スクールの伝統を受け継ぐヴィルトゥオーゾとして期待されている。

 ピリオド・ピアノ/エラール1849年製&プレイエル1854年頃製
 ※録音:2014年8月29日(Op.216)、2016年3月18日−19日、ワルシャワ(ポーランド)







BION RECORDS

BR 291202
\2300
「セレナード・アンテロンピュ」
 〜フランス音楽(1875-1932)のオリジナル編曲による

  (1)(2)シャブリエ : 10の絵画的小品 (村の踊り/牧歌)
  (3)-(5)ビゼー : 子供の遊び (ラッパと太鼓/独楽/舞踏会)
  (6)(7)フォーレ : 歌曲 作品7&16(夢のあとに/子守歌)
  (8)-(12)ドビュッシー : 前奏曲集 第一巻 & ファリャ : 恋は魔術師
   雪の上の足跡(ドビュッシー)/恐怖の踊り(ファリャ)/
   中断されたセレナード(ドビュッシー)/
   火祭りの踊り(ファリャ)/亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
  (13)ラヴェル : クープランの墓 (プレリュード)
  (14)-(16)サティ : 最後から二番目の思想
   (I.牧歌/II.朝の歌/III.瞑想)
  (17)-(21)プーランク : 村人たち
   (I.チロル地方のワルツ/II.スタッカート/III.田舎風に/
    IV.ポルカ/V.コーダ)
  (22)サティ :ジムノペディ第1番(編曲 : ジャック・ガンダール)
ベドリッシュ弦楽四重奏団:
 【ジャック・ガンダール(Vn.1)、
  長谷川 彩(Vn.2)
  ジュリアン・ガバン(Va.)、
  オレリアン・サブレ(Vc.)】
 「クラシックの裾野を広く」をモットーに活動するフランスの「ベドリッシュ弦楽四重奏団」デビュー盤!弦楽四重奏で奏でるフランス近代音楽小品集

 録音:2015 年4 月、フランス・パリ [49 :45]/デジパック仕様・日本語オビ・解説付き

 2002 年の結成以来、伝統的なクラシックの演奏会に加えて多様な企画を打ち出して幅広い層の聴衆を惹きつけているフランスの「ベドリッシュ弦楽四重奏団」。
 日本デビュー盤となる当CDでは、フランス近代を彩ったピアノや歌・管弦楽のための小品を当団第一ヴァイオリン奏者ジャック・ガンダールによる秀逸なオリジナル編曲で全22 曲収録。
 ドビュッシーやフォーレらの耳慣れたメロディーから、ラヴェルやビゼーの躍動するリズム、サティやシャブリエ、プーランクらの瀟洒な響きまで、入念なアレンジがフランスの誇る珠玉の小品に新境地を拓く一方、精細で着想に満ちた演奏は、作品の繊細さ・明澄さ・精神性を見事に再構築し、最後には、これらの曲はまるで弦楽四重奏のために書かれたのではないかと思わせるほど。ラジオ・フランスでたびたび紹介され生演奏も放送された他、フランス大手の雑誌「l’Obs」や「Classica」でも高評を得た。



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GENUIN

GEN 16437
(2CD)
\4600→\4190
イローナ・テン=ベルグ(Vn)
 「偉大な芸術家の思い出」〜ピアノ三重奏曲集

 CD1)
  チャイコフスキー:
   ピアノ三重奏曲イ短調 Op. 50 「偉大な芸術家の思い出」
 CD2)
  ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第2番ニ短調Op.9
  ゴリデンヴェイゼル:ピアノ三重奏曲ホ短調Op.31
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
イローナ・テン=ベルグ(Vn)
ウェン=シン・ヤン(Vc)

 バイエルンの名手トリオによるロシアのピアノ三重奏曲集

 録音:2015 年3 月&10 月、CD1:50’08、CD2:82’28CD2:82’28

 「GENUIN」の看板アーティストとしてお馴染イローナ・テン=ベルグとミヒャエル・シェーファーのコンビに、24 歳にして、バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者に就き、現在はソリストとして活躍するウェン=シン・ヤンという実力派3 人による“ピアノ三重奏曲集”。
 “ルービンシュタインに捧げたチャイコフスキー”、“チャイコフスキーに捧げたラフマニノフ”、そのラフマニノフの「ピアノ三重奏曲第2 番」の校訂を行った“作曲家ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)がラフマニノフに捧げたピアノ三重奏曲”という、脈々と繋がる哀愁の「ピアノ三重奏曲」を収録。



 イローナ・テン=ベルクは、19 歳でバイエルン国立管弦楽団のコンサート・ミストレスに就任、さらにバイエルン放送交響楽団のコンサート・ミストレスも務めた名手。







旧譜
GENUIN イローナ・テン=ベルク
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集


 イローナ・テン=ベルクの名盤。


 レスピーギといえばその淡いヴァイオリン曲。
 そのすり寄ってこないクールな響きがたまらない。

 とくに気に入っているのは「レスピーギが編曲したバロックのヴァイオリン・ソナタ集」・・・
 確かに「リュートのための古風な舞曲とアリア」のような甘く美しい曲は入っていないのだが、とてもいい。

 バロック作品は、概して名旋律がある曲は少なく、放っておくとスルスル流れて終わり、というようなことが多い。
 今回レスピーギが編曲したのも大体においてそう。

 そんなすごい名曲は入ってない。
 なのだけれど、端整で気品あるこれらの作品が、堂々とした現代作品として美しく蘇って響いてくるとなぜか「名旋律」はないのに心が動かされる。

 腰を落ち着けて「さあ、聴くぞー!」というのではなく、ちょっと時間があるとき聴くにはピッタリだなあと思って、結局このアルバムばかり何度も聴いてきた。
 何度聴いても妙にベタベタと卑近にならないからいやにならない。
 水のように流れていって、でもさりげなく親しい。 




1枚聴くなら第2巻GEN87094。
このさりげなさ。
こういうところに作曲家の真の才能が表れるような気がする。

いずれも入手困難につき海外から直輸入します。
Respighi - The Complete Works for Violin and Piano Volume 1
GENUIN
GEN 86063
¥2800
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第1集
 ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
 5つの小品6つの小品
イローナ・テン=ベルク(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(Pf)

 レスピーギの器楽作品にも脚光が当たってきたとは言うものの、ヴァイオリン作品だけのCDは珍しい。
 ヴァイオリン・ソナタは1916年から1917年にかけての作品。同時期の「ローマの泉」とは異なり、内省的な美しさに満ちた音楽で、ことに第2楽章の面々たる情緒は素晴らしい。
 二つの小品集はいずれもまだレスピーギが20代の頃の佳曲である。
Respighi - The Complete Works for Violin and Piano Volume 2
GENUIN
GEN87094
¥2800
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第2集
  バロックのヴァイオリン・ソナタ編曲集

   ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
   ポルポラ:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
   ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調、イ短調、第6番、第8番
イローナ・テン=ベルク(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
録音:2007年4月4−5日

 レスピーギは大管弦楽による華麗な作品で知られているが、一方で「リュートのための古風な舞曲とアリア」のようなバロックの作品の編曲でも知られるように、20世紀初頭に忘れられていたバロック音楽の復興に尽力した。
 これらのヴァイオリン・ソナタの編曲もその一環として行われ、通奏低音(チェロやファゴット等とチェンバロなどの鍵盤楽器)の伴奏をヴァイオリンとピアノに振り分けている。
 そうして出来上がった作品はまるでロマン派のソナタのような響きになるという興味深いものになっている。
Respighi - The Complete Works for Violin and Piano Volume 3
GENUIN
GEN 89116
¥2800
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第3集
 レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調/
 タルティーニ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタ ホ長調/
 タルティーニ(レスピーギ編):牧歌/
 ロカテッリ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタ第6番
イローナ・テン=ベルク(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(P)

 レスピーギのヴァイオリンとピアノのための作品全集第3集は、まだ学生だった1897年作曲のヴァイオリン・ソナタと、バロック・ヴァイオリン曲の編曲を収録。
 ことにヴァイオリン・ソナタは、レスピーギの出発点を示す作品として重要である。

 録音:2008年5月13,14日,ミュンヘン、DDD、73'50


 
GEN 16431
\2300
「変容」〜
 グラズノフ、グバイドゥーリナ、
  フィルソヴァ、ショスタコーヴィチ

   (1)アレクサンドル・グラズノフ:
    サクソフォン四重奏曲Op.109
   (2)ソフィア・グバイドゥーリナ:
    トランスフォーメーション(変容)
   (3)エレーナ・フィルソヴァ:夜
   (4)ドミトリ・ショスタコーヴィチ:
    弦楽四重奏曲のための2つの小品
     (編曲:アンネグレート・シュミードル)
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団:
 【ルート・フェルテン(ソプラノSax)、
  アレクサンダー・ドロシュケヴィッチ
   (アルトSax、タムタム)、
  エイドリアン・トゥリー(テナーSax)、
  アンネグレート・シュミードル
   (バリトンSax)】
(2)クリスチャン・リンドベルイ
  (トロンボーン)
(3)(4)エヴリーナ・ドブラチェヴァ(ソプラノ)
(2)ヴォルフガング・ザマスティル(Vc)
 ベルテーン・ルイス・モリーナ(Cb)
 なんとクリスチャン・リンドベルイがゲスト参加!ロシアのサックスのための作品集!

 録音:2015 年6 月、12 月ドイツ放送室内楽ホール 68’57

 ソニック・アート・サクソフォン四重奏団は、2005 年に結成された若手メンバーのアンサンブルですが、2008 年のドイツ音楽コンクールで優勝し一躍注目を集めました。
 彼らの卓越した妙技を駆使し、サクソフォン四重奏の枠を超え、今作ではグラズノフ以外は、様々な楽器との共演。グバイドゥーリナの作品では、トロンボーン界の巨匠、クリスチャン・リンドベルイが参加!サクソフォンの透明感のある音色が重なり合い、神秘的な空気が流れている。
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GEN 16440
\2300→\2090
「ルターの終わりなき世界」
 〜プロテスタントのコラールによる幻想的管弦楽曲集

  (クリスチャン・スプレンガー編曲)
   (1)いざやともに/(2)私の心よ、前向きに/
   (3)イエス・キリストに祝福を/(4)神を讃えよう/
   (5)汝はすべての悲しみを委ねられる/(6)神はわがやぐら/
   (7)きっと汝を称賛すると歌わないだろう/(8)神の子羊/
   (9)こころのよろこび/
   (10)神よ、われらの時代に平和を与えたまえ/
   (11)もしあなたが望むならば、神はあなたを導くだろう/
   (12)讃美歌
クリスチャン・スプレンガー(指揮)
ワイマール・シュターツカペレ
(1)(3)(5)(7)(9)-(11)
 ワイマール・フランツ・リスト音楽大学室内合唱団
 ルター派の美しいコラールをオーケストラで!

 録音:2016 年5月、57’12

 ドイツの宗教改革の創始者であるマルティン・ルター。讃美歌を多数作り、ドイツ音楽の発展の基礎となったものが、プロテスタントの教会音楽として作られたコラールと言われています。
 マルティン・ルターやヨハン・クリューガー、ゲオルク・ノイマルクなどが作曲した美しい旋律にオーケストレーションを施し、勇壮で壮大な作品として蘇りました!神聖で清らかでいながら、劇的で心の叫びを表出させているよう。これは注目の世界初録音!
 
GEN 16433
\2300
ドイツ音楽コンクール2015年優勝者
 〜ウィース・ド・ブフ(コントラバス)

  グリエール: 2つの小品Op.32、間奏曲とタランテッラOp.9
  ボッテシーニ:夢想、序奏とボレロ
  ジョンゲン:前奏曲、ハバネラとアレグロOp.106
  ハウタ=アホ:コントラバス独奏のためのカデンツァ
  ピアソラ:キチョ
ウィース・ド・ブフ
 (Wies deBoeve コントラバス)
高橋朋子(ピアノ)
 録音:2015 年11 月、54’10

 1987 年ベルギー生まれのブフ。ルツェルン音楽学校にてボゾ・パラドに師事、他にもジークヤンネ・サクサラ、エスコ・ライネなどに師事。
 ピアソラの「キチョ」は、ピアソラが絶賛したコントラバス奏者キチョ・ディアスのことで、ピアソラには珍しいコントラバスが主役の楽曲。他に、コントラバスのレパートリーに欠かせないグリエールやボッテシーニの楽曲を収録しています。若手コントラバス奏者の意欲作。
 
GEN 16438
(2CD 1枚価格)
\2300
「Yellow」〜
 モーツァルトとシェーンベルクの弦楽四重奏曲集

  CD1)
   (1)モーツァルト:
    弦楽四重奏曲第17番「狩り」変ロ長調K.458
  CD2)
   (2)シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番Op.10
   (3)モーツァルト:
    弦楽四重奏曲第19番「不協和音」ハ長調K.465
アマリリス四重奏団:
 【グスタフ・フリーリングハウス(Vn)
  レナ・サンドゥ(Vn)
  レナ・エッケルス((1)(2)Va)
  赤坂智子((3)Va)
  イヴ・サンドゥ(Vc)】
(2)カタリナ・ペルシケ(ソプラノ)
 録音:2014 年〜2016 年、CD1:26’39/CD2:64’33

 アマリリス四重奏団は、若い弦楽四重奏団の中で最も注目されている団体です。2011 年6月にイタリアのパオロ・ボルチアーニ賞国際弦楽四重奏コンクールで最高位(第1位なしの第2位 3団体の一つ)を獲得、同年7月にはメルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で優勝。アルバム「White(GEN 11218,ハイドン&ウェーベルン)」はドイツの権威ある音楽賞「エコー・クラシック・アワード」を受賞しました。
 次に「Red」「Green」「Blue」と続いたこのシリーズの最新作がこの「Yellow」。シェーンベルクは1908 年に完成したこの「弦楽四重奏曲第2 番」の第4 楽章から『無調』の世界へと足を踏み入れた重要な作品。冒頭にきわめて大胆な和声効果を持つ序奏が置かれているモーツァルトの「不協和音」。快活に躍動する「狩り」の3 曲を録音。
 
GEN 16439
\2300
「わすれもの」〜アコーディオンとツィターの作品集
 リゲティ(1923-2006):
  ムジカ・リチェルカータVIII、ムジカ・リチェルカータI
 ダウランド(1563-1626):
  涙のパヴァーヌ、デンマーク王のガリアード、前奏曲、
  真実の涙、M. ジャイルズ・ホビーのガリアード
 クープラン(1668-1733):
 ショワジのミゼットとタヴェルニのミュゼット、ジュイエ
 ジョン・ケージ(1912-1992):チェス・ピース
 ピアソラ(1921-1992):
  リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ、ノヴィタンゴ
 リゲティ:
  ムジカ・リチェルカータVII、ムジカ・リチェルカータIV、
  ムジカ・リチェルカータIII
デュオ・シャッソ/マラウン:
 【ヴィヴィアンヌ・シャッソ
   (アコーディオン)
  マルティン・マラウン(ツィター)】
 録音:2016 年4 月、56’34

 ヴィヴィアンヌ・シャッソは1979 年生まれのアコーディオン奏者。現代音楽の演奏に特に優れ、これまでに細川俊夫、ホリガー、フラーらの作品を初演している実力者。
 今作はなんとツィターとのデュオという珍しい共演!リゲティやジョン・ケージといった現代音楽からルネサンスやバロックの作曲家、さらにタンゴ…多彩な作品をアレンジしています。
 ツィターの何とも言えない深い響きが身体と共鳴しあうような感覚と伸びやかなアコーディオンの音色が絶妙にマッチ。ただただ音楽に委ねながら聴きたい。
 
GEN 16445
\2300
「ウィンズ・アンド・パイプス」〜
 シンフォニック・ウィンド・アンサンブル&オルガン作品集

  フロール・ペーテルス(1903-1986):祝典前奏曲Op.93
  トーマス・トラクセル(1972-):
   オルガンとシンフォニック・バンドのためのコンチェルティーノ
  アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):幻想行進曲Op.44
  ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):大合唱の応答
  ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):
   「サクレ・シンフォニエ」より
    “ピアノとフォルテのソナタ”、
    “すべての民よ、手を打ち鳴らせ”、
  「カンツォーナとソナタ集」より“ソナタxx”
  J.S.バッハ(1685-1750):
   「フーガの技法」よりコントラプンクトゥス1,3,7,5,15、
   「マタイ受難曲」より“血しおしたたる”
トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン管楽フィルハーモニック
ダニエル・バイルシュミット(オルガン)
 録音:2015 年10 月、72’56

 元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトランペット奏者、トーマス・クラモーが首席指揮者を務めるザクセン管楽フィルハーモニー。ドイツの主要な交響楽団の腕利きの管楽器奏者たちで構成されています。
 ドイツのウルゼンにある聖マリア大聖堂のオルガンを使用して、華麗で心躍るような、壮大な共演を繰り広げている。新旧の作曲家の作品をバランスよくセレクトし、トーマス・トラクセルの“コンチェルティーノ”は世界初録音。


<国内盤>

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ALPHA



Alpha474
(2CD)
\4300+税
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 〜Re-SOUND BEETHOVEN Vol.4〜

  ベートーヴェン:
   ①交響曲 第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
   ②七重奏曲 変ホ長調 op.20
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
          (古楽器使用)
②イリア・コロル(vn)
ラファエル・ハントシュー(va)
レオンハルト・バルトゥセク(vc)
ヴァルター・バッハケーニヒ(cb)
ペーター・ラープル(cl)
カタリン・ゼベッラ(fg)
ヘルマン・エープナー(hr)
 
ついに「英雄」!
 初演時の響きを初演会場で再現するハーゼルベック最新企画、ロプコヴィツ邸大広間へ!

 ベートーヴェンの交響曲を、たんに当時の楽器と演奏法、オーケストラ規模で再現するだけでなく、歴史的ドキュメントを丹念に探りながら、それぞれの作品の初演会場を突き止め、それらが初めてこの世に響いたときのサウンドを再現しようとする——ウィーンを拠点に活躍している「地の利」を生かした異才指揮者マルティン・ハーゼルベック率いる古楽器集団ウィーン・アカデミーの探求、ついに『英雄』にたどりつきました!

 ベートーヴェンのパトロンとして有名なロプコヴィツ侯爵の私邸の大広間(現在はオーストリア演劇博物館の一部)を使い、かつて「傑作の森」の数々がプライベート試演されてきたこの会場の響きで「英雄」の原風景に迫ってみせる——音楽学者ヴァインツィール(このプロジェクトのブレーンでもあります)による研究のもと、弦楽編成は7人だけだったとする説もありつつ、ここでは4/4/2/2/2と限りなく絞った、しかしバランスも申し分ない編成がとられています。
 そして今回の併録としては交響曲第1番と同時に初演された七重奏曲をCD2に収録—-個々の古楽器の響きもさることながら、明らかにウィーン的な何かを感じさせる独特のテンポ感、これぞ理想的なウィーン古典派の解釈!と実感すること必至…もちろん充実解説(訳付)も注目内容!

https://youtu.be/3n0JIuX9fZA?list=PLpsL9gxP_PeZFmouiGCwQBKrwkamHSbCB

 この不思議なカメラワークでずっと見せるとは。ALPHAというレーベルも変わってる。




ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管/ベートーヴェン!
第1、2番


alpha470
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ハーゼルベック/ベートーヴェン!
 RESOUND BEETHOVEN

  ベートーヴェン:交響曲第1・2番
   1. 交響曲 第1番 ハ長調 op.35
   2. 交響曲 第2番 ニ長調 op.36
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
 (古楽器使用)

 ますます充実のAlpha、大好評のピアノ協奏曲集の後「初演時編成」での交響曲を、あのハーゼルベックが!
 Alphaレーベルに、レザール・フロリサンやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど古楽シーン最大級のアーティストが続々参入しているのはご存知のとおり。しかし今度はなんと、リストの管弦楽曲をすべて「初演会場と同じ音響条件&初演時楽団の員数とその楽器を徹底完全再現」して録音に臨み話題を呼んだオーストリアの鬼才、M.ハーゼルベック&ウィーン・アカデミーo.が!それも今度はベートーヴェンの交響曲を、初演時会場と編成を強く意識して全曲録音するもよう。
 Alphaでは、すでにフォルテピアノの名手スホーンデルヴルトがロプコヴィツ邸の大広間の検証からはじき出した試演時の演奏編成を再現し、異様な音響条件のなかで絶妙の名演を展開してみせたピアノ協奏曲の全曲録音(Box版Alpha820)がありますが、これはその路線をさらに突き詰めた企画。
 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度...こういう意欲的名演こそ、解説訳とともにじっくり味わいたいものです!


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Alpha251
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ルイ16世とマリ−・アントワネットのためのレクイエム・・・
 エルヴェ・ニケ指揮&ル・コンセール・スピリチュエル
  ケルビーニ『レクィエム』(ルイ16世のための)
  プランタード『マリー・アントワネットの思い出に捧ぐレクィエム』

 ケルビーニ:
  ①レクィエム ハ短調 〜ルイ16世の思い出に捧ぐ
 プランタード:
  ②死者のためのミサ曲 ニ短調
    〜マリー・アントワネットの思い出に捧ぐ
エルヴェ・ニケ指揮
ル・コンセール・スピリチュエル
  (古楽器使用)

 展覧会の前評判も空前絶後のマリー・アントワネットに捧げられた名品&ケルビーニの傑作!ニケの快挙!
 2016年10月下旬には、六本木の森アーツセンターで「マリー・アントワネット展」が——この展覧会、ヴェルサイユ宮殿の直接の監修のもと制作進行がなされてきた本格ぶりもさることながら、日本ではすでに美術展としても異例なほどの前売り券の売れ行きをみせているとか。そんな折も折、ヴェルサイユ宮殿とフランス側でコラボレーションを続けるAlphaからも鮮烈な1枚が届きます!
 なんと「マリー・アントワネットのレクィエム」を収録したアルバム——そう、断頭台でその命を失った悲運の王妃は、夫であるルイ16世とともに、ナポレオン没落後のブルボン王政復古期のフランスで改めて名誉回復、追悼ミサが行われていたのです。亡き国王ルイ16世のためには、時のパリ音楽院総監ケルビーニ(!)があの不朽の傑作・ハ短調レクィエムを——そしてマリー・アントワネットのためには、数年後、かつて王妃に仕えたのち革命期にはオランダで活躍、王政復古後の王室礼拝堂副楽長となったベートーヴェン世代の俊才、歌曲作曲で大人気を誇ったプランタードの名品が...メユールやケルビーニの初期ロマン派フランス歌劇に聴くドラマティックな表現も随所に聴かれる2名品を、なんとよりによって異才ニケの痛快なタクト&古楽器演奏で聴けるとは!
 解説充実(訳付)、今こそ聞かれるべきシンフォニックな名作、お見逃しなく!



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 ルイ16世とマリ−・アントワネットのためのレクイエムである。
 しかも演奏がエルヴェ・ニケ指揮&ル・コンセール・スピリチュエル。
 ルイ16世のためレクイエムはケルビーニ、マリ−・アントワネットのためのレクイエムは初めてその名を聞くプランタード(Charles-Henri Plantade)。

 この動画を見たらもっと聴きたくなる・・・ほしくなる、と思う。
https://youtu.be/5Rfc6Nbuu_0
 ニケがすごいのか、ケルビーニがすごいのか、プランターデがすごいのか。
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Alpha539
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
全20人編成、ギターや打楽器も導入(!)
 ベルリオーズの『幻想交響曲』
  〜ラバンディエによる室内合奏版〜

 『幻想交響曲 ある芸術家の生涯の一挿話』
  アルテュール・ラバンディエによる室内合奏版
マクシム・パスカル指揮
アンサンブル・ル・バルコン

 ただの「室内楽編曲」ではない!
 新境地ベルリオーズ、Alphaが満を持して音盤化。

 20世紀末から21世紀初頭にかけては、幾人かの現代音楽家たちがこの作曲家の重要な管弦楽作品を新たな視点から室内楽編成に編曲、思いがけない成果をあげてきたものですが、ここではベルリオーズによる初演時にも時代に風穴をあけた象徴的傑作『幻想交響曲』を全編、各楽器ひとりずつの室内編成で「編曲」というより「翻案」に近い再構成で聴かせるのです——

 指揮者マクシム・パスカル率いるル・バルコンは全20人編成、ギターや打楽器も導入(!)それがまったく不自然でない新時代型のサウンド作りの、なんという面白さ!
 玄人筋の音楽ファンなら「Alphaレーベルが音盤化の企画に乗った」というその一事から、このただならぬ瞠目盤の魅力を嗅ぎつけるはず…注目です!



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 ナ、ナ、ナ、なんなんだ・・・これは。
 まさしく新世代の「幻想交響曲」!ジャズかロックか・・・いややはりクラシックか。びっくり。
https://youtu.be/ZhM_plKYAcY
 

Alpha266
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
フランスの古いクリスマス音楽の世界
   〜17・18世紀のノエルを中心に〜

 ①シャトルの市民
 ②ジェス・アントニナ(イエスがお生まれになった)
 ③ポワトゥー地方のノエル「聖なる夜に」
 ④さあ、マリアさま
 ⑤神がクリスマスにお生まれになって
 ⑥口のきけない少女が(ケベック地方の伝統歌)
 ⑦クリスマス協奏曲 作品6-8(リコーダー独奏による)
 ⑧クリスマスが来ると ⑨もし、このいのちが
 ⑩うら若い少女ひとり
 ⑪ブレス地方のノエル「4人の王たちの物語を語ろう」
 ⑫スイスのノエル「ちいさな天使が」
 ⑬ルイ14世のためのサンフォニー
 ⑭ヨセフさまはよい結婚をなさった

作曲:
 ミシェル・コレット(1707-1795)
 ジャン・ド・ブレブフ(1593-1649)アンドレ・レゾン(1640頃-1719)
 ルイ=クロード・ダカン(1694-1772)
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)
 マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704)
 シャルル=ユベール・ジェルヴェ(1671-1744)
 ピエール・ゲドロン(1570頃-1620)
 ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1681-1738)
 ミシェル=リシャール・ド・ラランド(1657-1726)
フランソワ・ラザレヴィチ
(各種ゲ゛グゲ゜イゴ゜、リコーダー、指揮)
レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン
(古楽器使用)ジャン・ロンドー(org)
ソフィ・ジャナン指揮
フランス放送少年少女合唱団

 これぞAlpha!なクリスマス・アルバムは、民俗系と古楽系の清廉・瀟洒な融合。白ジャケの魂、健在!1980年代の終わり頃から、ふいに古楽器演奏に人々の目が向かいはじめ、凄腕奏者たちや明敏な音楽学者たち、莫大な量にのぼる音楽遺産の数々を背景に、短期間で古楽先進国の座をわがものにしたフランス——この国の古楽シーンがとくに豊かなのは、さまざまな国々や地方から来た演奏家たちが、自分たちの伝統文化を大切にしながらそこで活動を続けているためかもしれません。
 民俗音楽と古楽の融合が模索されはじめ、独特のジャンル越境型な古楽スタイルが広まっていったのも、ここフランスでした。そのムーヴメントを音盤シーンから支え、アルバム制作を通じて世界各地にそうしたフランス古楽界の新たな動きのあることを同時代的に伝えてきたのが、この国随一の”小規模レーベルの革新”Alphaレーベル!
 その創設者が心から惚れ込んだ異才バグパイプ&古楽笛奏者ラザレヴィチが、本年前半のアイルランド音楽アルバムに次いでリリースするのが、このフランス放送の精鋭少年少女合唱団とのバロック・クリスマス・アルバム——伝統をと17〜18世紀様式をふまえた筋金入りの音作りへの取組のもと、ドキドキするような素朴にして洒脱な古楽サウンドで年の瀬を彩ってくれる傑作盤に…
 さすがはAlpha、白ジャケット・シリーズの魂は健在!
 


Alpha260
(10CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\9000+税
10枚組
 ヴェルサイユの威光とルイ14世の時代
  〜Alphaフランス・バロック名盤BOX〜

 CD①ヴェルサイユ、魔法の島〔Alpha016〕
 CD②ムリニエ 人間喜劇〔Alpha005〕
 CD③リュリの管弦楽曲〔Alpha074 CD II〕
 CD④リュリとシャルゲ゜ンティエのテ・デウム〔Alpha952〕
 CD⑤シャルゲ゜ンティエ 王太子のためのモテ〔Alpha138〕
 CD⑥シャルゲ゜ンティエ 詩編とモテ〔ZZT100601〕
 CD⑦アンリ・ルドロワが遺したもの〔MRIC278〕
 CD⑧シャルゲ゜ンティエと聖週間〔Alpha185〕
 CD⑨ダングルベールの鍵盤編曲〔Alpha074 CD I〕
 CD⑩クレランボーのミゼレーレ、
   クープランのルソン・ド・テネブル〔Alpha957〕
①カプリッチョ・ストラヴァガンテ
②④⑩ル・ポエム・アルモニーク
③カフェ・ツィマーマン
④カペラ・クラコヴィエンシス
⑤アンサンブル・ピエール・ロベール
⑥アンサンブル・コレスポンダンス
⑦アンリ・ルドロワ(C-T)
リチェルカール・コンソート
⑧アルテ・デイ・スオナトーリ
③⑨セリーヌ・フリッシュ(cmb・org)
 (各・古楽器使用)

 Alphaだからこそ成立しえた傑作盤の数々が一堂に!
 プレス切れ久しい幻の名盤も続々、注目のBOX仕様そんなAlphaレーベルの、地に足の着いた音盤制作の歴史を振り返るべく、この秋にはこんな充実BOXも登場します!RicercarとZig-Zag Territoiresからの名盤も1枚ずつ交えながら、フランス古楽界の発展を音盤シーンから支えつつ、音楽史研究の最新の成果を凄腕奏者たちと比類ない名演として折々に刻んできたこのレーベルの歴史を、最初期からたどる10枚組——テーマは「ルイ14世の治世」。その半世紀以上にもおよぶ時代の流れのなかでは、ルネサンス以来のエール・ド・クール(宮廷歌曲)文化の名残から、ルイ14世と王室音楽総監督リュリによる音楽改革・フランス様式の確立があり、そのさなかにひそやかにイタリア音楽が折々の人心を惑わせてきた...ルイ14世の時代である17世紀が、この国において「偉大なる世紀」と呼ばれていたのは、だてではありません。わかりにくく学究的になるようなプログラムは避けられ、とくにリュリ、シャルパンティエ、ド・ラランド、ダングルベール…といった各領域の大御所作曲家に光が当たるようなバランスの良い選盤の10枚。
 シリーズ全体の魅力を振り返るべく、この分野の頼もしき案内役・関根敏子氏に当時の音楽会をふりかえる日本語解説もお書き頂き添付——ファン垂涎の新作BOX、この仕様でのプレス切れになる前、お早めのお求めをお勧めします!
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Alpha265
\2900+税

これは「死と乙女」解体・・・
 コパツィンスカヤ〜シューベルト:死と乙女


 ネルミガー:①死の舞踏(1598)
 作者不詳(コパツィンスカヤ編):②詩編第140編 ビザンティン聖歌(ヴァイオリンと弦楽による)
 シューベルト:③弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D810「死と乙女」第1楽章

 ダウランド:④パヴァーン「古い涙と新しい涙」(『ラクリメ』より)
 シューベルト:⑤弦楽四重奏曲「死と乙女」第2楽章

 ジェズアルド:⑥マドリガーレ「わたしは死ぬ、ああ、わが苦悩」
 シューベルト:⑦弦楽四重奏曲「死と乙女」第3楽章

 クルターグ:⑧リガトゥーラ 〜フランセス=マリアへの言伝(『答えのあった答えのない問い』Op.31b)
         ⑨ヴァイオリン独奏のための「休みなく」(『カフカ断章』Op.24より)
 シューベルト:(10)弦楽四重奏曲「死と乙女」第4楽章

パトリツィア・コパツィンスカヤ
 (ヴァイオリン&指揮)
セントポール室内管弦楽団
 (弦楽合奏:6/5/4/4/1)

 やはりコパツィンスカヤ、根本的に取り組み方が違う!
 シューベルトの、息をのむような切ない音作りを生々しい生死の物語とあわせ…選曲が光る!

 昨年秋には、これまでの数々のプロジェクトで共演してきた演奏家たちと変幻自在の二重奏オムニバス「TAKE TWO」を制作、中世から現代にいたるまでの広範をきわめるプログラムを通じ、古楽器と現代楽器によらず圧倒的な感性で弾きこなす技量と幅の広さ・底の深さをあらためて印象づけた現代屈指の異才ヴァイオリン奏者、パトリツィア・コパツィンスカヤ。嬉しいことに、今年もまたALPHAレーベルで新譜を制作してくれました!

 しかもその内容がいかにもAlphaとのタッグならでは、メジャーレーベルでは成立しにくい独特の魅力的な内容...異才集団セントポール室内管弦楽団の少数精鋭陣とともに、シューベルトの四重奏曲「死と乙女」を弦楽版で…と言っても、マーラー編曲版で、というような昨今よくあるプロジェクトともまた違う!
 なんと、この曲本来の「死」をテーマにした側面に意識を向けながら、ルネサンス期の作品や現代作曲家クルターグの2編などを交え、死と隣り合わせのなかにこそ音楽の安らぎや美しさがある…ということを、シューベルト作品じたいも楽章をばらしたプログラムで痛切に印象づける内容の音楽を、ここに織り上げてみせたのです!

 民俗情緒さえ醸し出す古楽系のヴァイオリン作品での弾き方もユニークなら、その途中でふいに始まるシューベルト作品の、驚くべき存在感…演奏陣の言葉を交えながら、このおどろくべきプログラムのからくりを解き明かす解説(訳付)にも注目!待望の新譜です!



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 またもやコパチン娘、もちろんただで終わるはずがない。
 何かやるたびに騒動を起こすことになる。

https://youtu.be/gsooaIFEBg8?list=PLpsL9gxP_PeZFmouiGCwQBKrwkamHSbCB

 「死と乙女」をバラバラに解体して、そして「死」そのものを眼前に付きつけてくる。




ALPHAレーベル
コパツィンスカヤと「誰か」が共演する二重奏作品集

Alpha211
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
Alpha211
輸入盤
¥2800

コパツィンスカヤ!
 TAKE TWO 〜ヴァイオリンと二人で〜

 ◆ディック①「バッタと蟻」バーレスク風導入曲(音楽への前奏)
 ◆サンチェス=チョン②〜⑥オヴァークロッカーズ1・2・3・4・5
 ◆ソテロ⑦四つの光の断片
 ◆ヴィヴィエ⑧ヴァイオリンとクラリネットのための小品
 ◆ホリガー⑨春の踊り(不安定)⑩トレプフリ=ムージヒ ⑪小さな何か
 ◆ツィカン⑫声がつきまとう何か
 ◆ケージ⑬メロディNo.4
 ◆ミヨー⑭遊び(快活に)
 ◆マルティヌー⑮休符あり(アレグレット)
 ◆ファリャ⑯ホタ〜ポロ〜子守唄
 ◆バッハ⑰シャコンヌ
 ◆ビーバー⑱描写的ソナタ
 ◆ジャンベルティ⑲かっこうの調べ
 ◆ギボンズ(20)ファンタジア第4番
 ◆マショー(21)バラード「その美しさは、他の誰をも」
 ◆ウィンチェスター・トロープス集(22)アレルヤ唱
   ※曲順は
     ⑥⑲⑨⑱①(22)⑤⑬⑭⑯⑦②③(20)(21)⑧⑩⑫⑮⑪④⑰
パトリツィア・コパツィンスカヤ(vn)
レート・ビエーリ(cl, vn, オカリナ)
ロランス・ドレフュス(vg)
パブロ・マルケス(g)
アントニー・ロマニュク(cmb,トイピアノ)
マティアス・ヴュルシュ(ダルブッカ)
エルネスト・エストレリャ(vo)

 相変わらずのぶっとび選曲で完全に自分の世界。
 いま世界で最も楽しんでるヴァイオリニストといっていいでしょう。

 ではチェンバロのアントニー・ロマニュクと合わせた「シャコンヌ」をどうぞ。
https://youtu.be/tSEivYbfEBA

 でもアルバム全体はそうとうにハードでコアでマニアック。
 甘くないです。


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 「Take Two」...ヴァイオリンと「何か」が共演する二重奏作品集、という字面からは想像もつかないほど多元的な、この音の魔術!
 かなりな現代音楽も交じってはいますが、全体にヴァイオリンの存在感がきわだつ逸品、比率で言えば18世紀以前が1/3ほどを占める内容で、息をのむほど美しい中世〜ルネサンス曲にもはっとさせられる傍ら、無伴奏曲では...?なバッハの「シャコンヌ」にも思いがけない(耳にやさしい)仕掛けが...ファンならずとも、シーン最先端のこの1枚は見過ごせません!






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RICERCAR



MRIC361
(2CD)
\4000+税

再現!モーツァルト 1783年3月の大演奏会

 ①交響曲第35番 ニ長調 KV385「ハフナー」第1楽章
 ②歌劇『イドメネオ』KV366より イリアのアリア
 ③歌劇『ルーチョ・シッラ』KV135より
 ジューニアのアリア
 ④ピアノ協奏曲 第13番 KV415
 ⑤ピアノ独奏のための小さなジグ KV574
 ⑥セレナード第9番「ポストホルン」より
 アンダンテ・グラツィオーゾ(協奏曲楽章)
 ⑦グルックの主題による鍵盤のための変奏曲 KV455
 ⑧ソプラノのためのレチタティーヴォとロンドKV416
  「お慕いする希望のかた〜あなたは知らない」
 ⑨交響曲第35番 ニ長調 KV385「ハフナー」
                      第2〜4楽章
* * * * *
 ⑩歌劇『ドン・ジョヴァンニ』KV527〜序曲
 ⑪歌劇『魔笛』KV620〜序曲
レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮
ミレニアム・オーケストラ
  (古楽器使用)
ゼバスティアン・ヴィーナント
  (フォルテピアノ)
ジョディ・ドヴォ(ソプラノ)

 モーツァルト生前の、記録に残る大演奏会を再現!
 異才中の異才が綴る秀逸企画、充実の2枚組…

 LP時代から実に30年以上にわたり、ベルギーで古楽器録音を中心に音盤制作を続けてきたRicercarレーベルは、その時々の最も重要かつ注目に値する古楽器奏者たちと綿密なタッグのもと、プログラムからして独特な新録音を続けてきました——
 近日公開マリー・アントワネット展にも関連しそうな18世紀フランスの管弦楽曲録音は多々ある一方、モーツァルトの管弦楽曲はこのレーベルでは意外な盲点。
 しかし改めてこの作曲家に向き合うとなれば、やはり筋金入りの古楽レーベル、オーケストラ作品でもプログラムからして「18世紀直伝」!

 なんと、モーツァルトがウィーンでフリーランスの作曲家として活躍しはじめた頃、『後宮からの逃走』での成功と前後して行われた大管弦楽演奏会(当時としても珍しい、ひとりの作曲家の作品だけを披露するプログラム)を再現——この演奏会、当時としても珍しくプログラムが詳しく残っている貴重な機会として有名ですが、それを再現するのが近年、バロック・オペラの領域を中心に痛快きわまりないプロジェクトを続々成功させてきた異才アラルコンとは!
 18世紀そのままの音作り、学究的堅苦しさを吹き飛ばす痛快演奏で、人々が初めてモーツァルトの傑作に触れたときの興奮へ…日本語解説付、じっくりお楽しみを!




EDITION HST


HST-099
\1852+税
J.B.ヴァンハル(1739-1813);交響曲集第17巻Bryan C6、D15
 (1)交響曲ハ長調Bryan C6 (1767-68?)
 (2)交響曲ニ長調Bryan D15 (1775-78?)
 (3)カンタービレ 〜カッサシオ ヘ長調 Weinmann III:F3 (ca.1770)
  (以下ボーナス・トラック)
 (4)ディッタースドルフ:交響曲変ホ長調Grave Es3 (-1763?)
 (5)ディッタースドルフ:交響曲ニ長調Grave D12 (-1766?)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
玉村三幸(フルート・ソロ;C6 D15)
落合智加(オーボエ・ソロ; F3)、ほか
 [ヴァンハル:交響曲集第17巻]独テェルン&タクシス・コレクションから〜 世界初録音!(C6除く)〜

 録音: 2014 年 3 月、2012 年 4 月東京・三鷹市風のホール (Es3 D12) にてライヴ収録

 現存するコレクションのうち、クラム・ガラス宮につぐ、独レーゲンスブルク、テュルン&タクシス・コレクションから3曲収録。
 ボーナス・トラックにディッタース作、2曲追加。
 ※HST オーナー交通事故リハビリ回復記念!感謝限定特別価格盤!!




PROFIL(国内仕様盤)


KKC 5667
\3000+税
輸入盤発売済み
1920年代パリの夜の華やかさ、
 輝くネオンや香水の匂いまで伝わってくるアルバム

  1. プーランク:メランコリー
  2.-4. プーランク:3つのノヴェレッテ
  5.-7. サティ:3つのジムノペディ
  8.-18. プーランク:ナゼールの夜会
  19-.24. 6人組のアルバム
   【 オーリック:前奏曲/デュレ:無言歌/
    オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ/
    プーランク:ヴァルス/タイユフェール:パストラール】
  25. ミヨー:キャラメル・ムー
  26. オネゲル:ショパンの思い出
青木美樹(ピアノ)
 実力派ピアニスト、青木美樹最新盤。1920年代パリの夜の華やかさ、輝くネオンや香水の匂いまで伝わってくるアルバム

 録音:2015 年1月6-8日/ベルリン・ブランデンブルク放送(小ホール)/[Profil] PH.15023、66’ 00”、輸入盤・日本語帯・解説付

 クラシック音楽と他ジャンルのギャップを狭めようとする試みが、今日いろいろ行われていますが、100 年前の流行発信地パリではすでに行われ、ジャズやシャンソンをクラシックに採り入れたり、文学、舞踊、美術家との交流で新しい文化が生まれていました。その産物の一端が当アルバムに収められています。それまでの後期ロマン派的な重苦しさや濃厚な感情を捨て、簡素かつ思い入れをしない作風に新しい息吹を感じます。
 青木美樹は東京生まれ。9 歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルグ音大にてシェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004 年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。数年来プーランクの音楽にはまっているというだけに、共感と説得力あふれる演奏を繰り広げています。オシャレな音色も魅力です。

 「私にとってこのCD に録音した曲はそれぞれ、宝石箱を開いて見つけた輝く宝石のようなものでした。今にも1920 年代のパリが目の前に見えてきそうな作品は、当時のパリの夜の華やかなシーン、輝くネオンや街の雑音、香水の香りまでが音楽を通して描かれています。皆様に私がこの音楽を通して経験した1920 年代パリへの旅を、このCD を通してお伝えできればと思います。」(青木美樹)


















10/4(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER


HC 16081
\2600
シューマン:ピアノ独奏曲全集Vol.10
 (1)アレグロ ロ短調 Op.8
 (2)ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
 (3)ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
 (4)ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22より
  第4楽章「プレスト」(初稿版)
フローリアン・ウーリヒ(ピアノ)
 シューマンのピアノ独奏曲全集プロジェクトついにピアノ・ソナタを収録!ウーリヒによる情感あふれるシューマン第10 弾!

 セッション録音:2015年8月26-28日/メニューイン・ホール(イギリス)/DDD、66’03”

 ドイツ期待の若手ピアニスト、フローリアン・ウーリヒ。シューマン生誕200 年の2010 年に開始されたピアノ独奏曲全曲録音は屈指の実力派ウーリヒの録音ということだけでなく、世界初録音の作品を多く有した“真の全集” ということでも好評のシリーズです。第10 集にはついにピアノ・ソナタが収録されました。
 クラーラ・ヴィークに献呈されたピアノ・ソナタ第1 番は1832 年に作曲したアレグロ・ファン・タンゴを第1 楽章に用いた作品。形式的に複雑を極めるこのソナタは非常に高度な技術が求められる難曲です。一方、第2 番はライプツィヒの豪商の妻ヘンリエッテ・フォークトに献呈された全4 楽章の大曲。当ディスクにはフィナーレの初稿版も収録しております。ウーリヒは今回も知的かつ詩情にあふれた演奏で、メリハリのある明晰なタッチで、シューマンの淡い音世界を爽やかにそして繊細に彩っています。




MIRARE

MIR 310
\2700→\2490
ラルームとジュリアン=ラフェリエールが
 ブラームス、フランク、ドビュッシーに挑戦!

  (1)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
  (2)フランク:チェロ・ソナタ イ長調
   (原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
  (3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
アダム・ラルーム(ピアノ)
 フランスのクラシック音楽界を担う大器の予感。ラルームと朋友ジュリアン=ラフェリエールがブラームス、フランク、ドビュッシーに挑戦!

 セッション録音:2015年12月21-23日/ボン・セクール寺院(パリ)/DDD、66’04”

 フランスの若手実力派ピアニスト、アダム・ラルームとチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールがブラームス、フランク、ドビュッシーのソナタに挑戦しました。彼らはヴァイオリニストの梁美沙とともに結成したトリオ・レ・ゼスプリとしても活躍。ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンにも出演しており、日本でも着実に知名度を上げています。
 フランクのヴァイオリン・ソナタはチェロをはじめ、ヴィオラ、フルート、サクソフォンなど様々な楽器で演奏されていますが、とくにチェロ版はチェリストの必須レパートリーとしてこぞって演奏・録音されております。ジュリアン=ラフェリエールの伸びやかで優美なソロとラルームの繊細なピアノがフランクにマッチしており、当編曲版における最上の新録音登場と言えます。
 1865 年に完成したブラームスのチェロ・ソナタ第1 番は全3 楽章構成の作品。特に印象的な第3 楽章は、主題をJ.S. バッハの「フーガの技法」から、コントラプンクトゥスⅩⅢを引用しています。二人の語りかけるような演奏に心打たれます。
 ドビュッシー最晩年の作品であるチェロ・ソナタは、当初、様々な楽器のための6 曲のソナタの一つとして計画されていました(実際にはヴァイオリン・ソナタ、フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ、そしてチェロ・ソナタのみ完成)。全3 楽章構成で演奏時間10 分強の短いソナタながらドビュッシーらしさを呈した傑作です。「フランスものはフランス人による演奏でなければ!」と思ってしまう名演を聴かせてくれます。フランスのクラシック音楽界を担う俊英の演奏をお楽しみください。


アダム・ラルームとラフェリエールが所属する
トリオ・レ・ゼスプリ

CD Trio avec piano Trio Les Esprits

MIR 241
\2600→\2390
トリオ・レ・ゼスプリ
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調作品70-2
 シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調作品110
トリオ・レ・ゼスプリ
 【アダム・ラルーム(P)
  梁 美沙(ヤン・ミサ)(Vn)
  ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)】
 衝撃のデビュー! トリオ・レ・ゼスプリ、梁 美沙の情熱のヴァイオリン、ラルームの研ぎ澄まされたピアノ、甘美なチェロ

 録音:2013 年4 月28-30 日サル・ガヴォー、パリ/60’00

 注目のピアノ・トリオが登場しました。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者アダム・ラルーム。マルクノイキルヘン国際コンクールで第2 位を獲得しフランスを中心に高い評価を得ているチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール。そして大阪出身でパリ国立音楽院に学んだヴァイオリニスト、梁 美沙(ヤン・ミサ)の3 人によるトリオ・レ・ゼスプリ。彼らは2009 年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012年正式にピアノ・トリオを結成。パリのシャンゼリゼ劇場にデビュー後、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭など数々の音楽祭に参加し、結成わずか2 年にも関わらず、世界の音楽関係者の注目を集めています。
 デビュー・アルバムとなる本作には、ベートーヴェンとシューマンの全く異なる性格の作品が選ばれました。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6 番は、名作「幽霊」と「大公」に挟まれた比較的地味な曲ですが、豊かな楽想と穏やかな旋律が魅力。エネルギーに溢れた快活なフィナーレでは、親密なアンサンブル、充実した音楽性そして若い彼らの活気に満ちた演奏を聴かせてくれます。
 一方内省的でドラマティックなシューマンのピアノ三重奏曲第3 番では、濃厚な情念が込められた力演を披露してくれます。この曲は不安と激情を繰り返す独特の緊張感、そして思わずため息が出るような美しく甘美な旋律といったシューマンの美点が集約されており、シューマンが精神を病む晩年を飾る傑作の一つと言ってよいでしょう。
 この演奏で最も印象的なのが、ヴァイオリンの梁 美沙。彼女は感情を全面に押し出した演奏が特徴ですが、このシューマンは彼女の中にある情熱がいっきに表出したかのような、衝撃的な演奏。そしてピアノもチェロも彼女のパッションに吸い寄せられるように、力強く躍動的な音楽を聴かせてくれます。






CRD(CD−R)


CRD 35278
(2CD-R/特別価格)
【旧譜】
\3800

モーツァルト&ミヒャエル・ハイドン:
 ヴァイオリンとヴィオラのデュオのための作品集

  M.ハイドン:
   デュオ ハ調 P.127、デュオ ニ調 P.128、
   デュオ ホ調 P.129、デュオ ヘ調 P.130
  モーツァルト:デュオ ト調 K.423、デュオ 変ロ調 K.424

マヤ・マガブ(ヴァイオリン)
ジュディス・バスブリッジ(ヴィオラ)
 ミヒャエル・ハイドンの最期の傑作!

 パーセル・スクール、王立音楽アカデミー、ケンブリッジ大学で研鑽を積み、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのメンバーのメンバーとして活躍する女流ヴァイオリニスト、マヤ・マガブと、数々のトップ・チェンバー・オーケストラとの共演を果たしている女流ヴィオリスト、ジュディス・バスブリッジによるデュオ。

 ※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CRD 3525
(CD-R)
【旧譜】
\2100
ポール・クロスリー(ピアノ)
 グリーグ:叙情小曲集

 第1集/第2集/第3集/
 第4集/第5集/第6集/
 第7集/第8集/第9集/第10集
ポール・クロスリー(ピアノ)
 メシアンにその才能を認められ、イヴォンヌ・ロリオに師事したイギリスの名ピアニスト、ポール・クロスリー。

 ※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CRD 3524
(CD-R)
【旧譜】
\2100
ポール・クロスリー(ピアノ)
 スクリャービン:後期ピアノ作品集

 4つの小品 Op.51/3つの小品 Op.52/
 2つの小品 Op.57/アルバムの1ページ/
 2つの小品 Op.59/詩的夜想曲 Op.61/
 2つの詩曲 Op.63/2つの前奏曲 Op.67/
 2つの詩曲 Op.69/2つの詩曲 Op.71/
 炎に向かって Op.72/2つの舞曲 Op.73/5つの前奏曲
ポール・クロスリー(ピアノ)
 メシアンにその才能を認められ、イヴォンヌ・ロリオに師事したイギリスの名ピアニスト、ポール・クロスリー。

 ※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CRD 3522
(CD-R)
【旧譜】
\2100
チリンギリアン弦楽四重奏団による
 モーツァルトの弦楽五重奏曲集第2弾

  モーツァルト:
   弦楽五重奏曲 ト短調 K.516
   弦楽五重奏曲 ハ短調 K.406
チリンギリアン弦楽四重奏団
井上裕子(ヴィオラ)
 チリンギリアン弦楽四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲集第2弾。
 日本の女流ヴィオリスト、井上裕子も参加。

 ※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CRD 3521
(CD-R)
【旧譜】
\2100
チリンギリアン弦楽四重奏団による
 モーツァルトの弦楽五重奏曲集第1弾

  モーツァルト:
   弦楽五重奏曲 変ロ調 K.174
   弦楽五重奏曲 ハ調 K515
   弦楽五重奏曲 変ロ調 K.174
チリンギリアン弦楽四重奏団
井上裕子(ヴィオラ)
 チリンギリアン弦楽四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲集第1弾。

 ※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




LYRITA(ITTER BROADCAST COLLECTION)(CD−R)


REAM.1129
(CD−R)
\2500
レノックス・バークリー:宗教合唱作品集
 スターバト・マーテル
 カンタータ《私の心を打ち砕いてください》*
 マニフィカト+
ノーマン・デル・マー(指揮)
アンブロジアン・シンガーズ
イギリス室内管弦楽団
レノックス・バークリー(指揮)*/+
BBCノーザン・シンガーズ*
BBCノーザン・オーケストラ*
セント・ポール大聖堂聖歌隊+
ウェストミンスター寺院聖歌隊+
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊+
ロンドン交響楽団+
 名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事した20世紀イギリスの大作曲レノックス・バークリー(1903−1989)。
 アンブロジアン・シンガーズが歌う「スターバト・マーテル」はもちろんのこと、セント・ポール大聖堂、ウェストミンスター大聖堂、ウェストミンスター寺院の聖歌隊が歌う「マニフィカト」、近代英国の宗教合唱の演奏史に残る名演の1つ。
 ※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




NIMBUS ALLIANCE(CD−R)



NI 6247
(2CD-R/特別価格)
\3700→\3390
エリザベス・ウォルフィッシュ
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.2

 ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
 ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
 ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
 ソナタ第9番イ長調 Op.47《クロイツェル》
 ソナタ第10番ト長調 Op.96
エリザベス・ウォルフィッシュ
 (ヴァイオリン)
デイヴィッド・ブライトマン
 (フォルテピアノ)
 エリザベス・ウォルフィッシュのベートーヴェンVol.2!

 数々の古楽アンサンブルやピリオド・オーケストラで活躍した、オーストラリアが誇るバロック・ヴァイオリンの先駆者、エリザベス・ウォルフィッシュ。
 ポール・マクナルティ、デレク・アドラム製作の3台のフォルテピアノとの共演によるベートーヴェンは、ウォルフィッシュの円熟の音色が味わい深い。

 2012年11月の録音。

※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
NI 6327
(CD−R)
\2400→\2190
第53回グラミー賞最優秀室内楽演奏賞受賞したパーカー弦楽四重奏団
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集

  弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1
  弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3
パーカー弦楽四重奏団
 第53回グラミー賞で最優秀室内楽演奏賞を受賞した輝かしい経歴を持つアメリカ、ボストンのアンサンブル、パーカー四重奏団。
 リゲティやリード・トーマスなど、近現代作品のイメージが強いパーカー弦楽四重奏団だけに、メンデルスゾーンの演奏が楽しみ。

 2015年4月−5月の録音。

※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



















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