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≪第90号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2016/11/22〜





11/25(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 24328
(12CD)
\7200→\6290
モンテヴェルディ(1567-1643)
 モンテヴェルディ3 大オペラと「聖母マリアの夕べの祈り」「タンクレディとクロリンダの戦い」
 12枚組¥6290!
ガブリエル・ガリード(指揮)
アンサンブル・エリマ
 [CD1-2] 歌劇「オルフェオ」
  ビクトル・トーレス(オルフェオ)/アドリアーナ・フェルナンデス(エウリディーチェ)/
  グロリア・バンディテッリ(シルヴィア&使者)/マリア・クリスティーナ・キール(希望&音楽)/
  アントニオ・アベーテ(カロンテ)/フリオ・ザナージ(プルトーネ&牧人IV)/
  ロベルタ・インヴェルニッツィ(プロセルピナ&ニンファ)/
  マウリツィオ・ロッサーノ(アポッロ)/ゲルト・テュルク(牧人I)/
  ファビアン・ショフリン(牧人II)/ジョヴァンニ・カッカーモ(牧人III &精霊I)/
  サルヴァトーレ・スーテラ(精霊II)/ガブリエル・ガリード(指揮)/
  アンサンブル・エリマ/アントニオ・イル・ヴェルソ合唱団
  録音:1996 年7月18-23日シチリア島エリーチェ/聖マルティヌス教会

 [CD3-5] 歌劇「ウリッセの帰還」
  フリオ・ザナシ(ウリッセ)/グロリア・バンディテッリ(ペネローペ)/
  マリア・クリスティーナ・キール(ミネルヴァ,運命)/
  ジャン=ポール・フシェクール(テレーマコ)/
  ファビアン・ショフリン(ピザンドロ,ウマーナ・フラジリタ)/
  マルチェッロ・ヴァルゲット(アンティノオ,時)/
  アドリアーナ・フェルナンデス(ジュノーネ,愛)/
  ギレメッテ・ロランス(メラントー)/ギアン・パオロ・ファゴット(イーロ)/
  ジョヴァンニ・カッカーモ(ジョーヴェ,アンフィーノモ)/
  マリオ・チェッケッティ(エウリーマコ)/ロベルト・アッボンダンツァ(エウメーテ)/
  アリシア・ボルヘス(エリクレーア)/アントニオ・アベーテ(ネットゥーノ)/
  ガブリエル・ガリード(指揮)/アンサンブル・エリマ/アントニオ・イル・ヴェルソ合唱団 
  録音:1998 年7月19-28日シチリア島エリーチェ/聖マルティヌス教会

 [CD6-8] 歌劇「ポッペアの戴冠」
  ギルメット・ロランス(ポッペア)/フラヴィオ・オリヴェール(ネローネ)/
  グロリア・バンディテッリ(オッタヴィア)/イヴァン・ガルシア(セネカ)/
  ファビアン・ショフリン(オットーネ)/エマヌエラ・ガッリ(ドルシッラ,徳)/
  アドリアーナ・フェルナンデス(ダミジェッラ,愛の神,キューピッドたちの合唱)/
  マルティン・オーロ(小姓,キューピッドたちの合唱)/
  エレーナ・チェッキ・フェーディ(アルナルタ)/アリシア・ボルジェス(乳母,パッラーデ)/
  フリオ・ザナッシ(自由奴隷,第1の執政官,第2の兵士)/
  マリオ・チェッケッティ(ルカーノ,第1の兵士,第1の護民官)/ 
  フィリップ・ジャルスキー(メルクリウス,第1のセネカの友人、キューピッドたちの合唱)/
  ベアトリス・ランツァ(富,ヴィーナス)/
  マルチェッロ・ヴァルジェット(検察官,第2の執政官,第3のセネカの友人)/
  ジョヴァンニ・カッカーモ(第2のセネカの友人,第2の護民官)/
  ピッチ・フェラーリ(キューピッドたちの合唱)/ガブリエル・ガリード(指揮)/
  アンサンブル・エリマ/アントニオ・イル・ヴェルソ合唱団/
  録音:2000 年7月24日-8月2日シチリア島エリーチェ、聖マルティヌス教会

 [CD9-10] 聖母マリアの夕べの祈り
  エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)/アドリアーナ・フェルナンデス(ソプラノ)/
  マルティン・オーロ(カウンターテナー)/ファビアン・ショフリン(カウンターテナー)/
  マリオ・チェッケッティ(テノール)ロドリーゴ・デル・パツォ(テノール)/
  パブロ・ポリッツァー(テノール)フランセスク・ガリゴサ(テノール)/
  フリオ・ザナッシ(バリトン)/イヴァン・ガルシア(バス)ダニエレ・カルノヴィッチ(バス)/
  ガブリエル・ガッリード(指揮)/アンサンブル・エリマ/エウフォニア声楽アンサンブル/
  アントニオ・イル・ヴェルソ合唱団、マドリガリア合唱団/レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ
  録音:1999 年7月18-26日 シチリア島エリーチェ/聖マルティヌス教会

 [CD11-12] マドリガーレ「タンクレディとクロリンダの戦い」
  アリシア・ボルジェス(アルミーダ)/アドリアーナ・フェルナンデス(ソフロニア)/
  マリネッラ・ペンナッキ(クロリンダ/ エルミニア)/ジョヴァンニ・カッカーモ(タンクレディ)/
  ダニエレ・カルノヴィッチ(ロイ・アラディン)/マリオ・チェッケッティ(オリンド)/
  フリオ・ザナッシ(テスト)マルティン・オーロ/ガブリエル・ガリード(指揮)/アンサンブル・エリマ
  録音:1997 年7月18-23日シチリア島エリーチェ/聖マルティヌス教会
 モンテヴェルディ生誕450 周年記念。ガブリエル・ガリードによるモンテヴェルディ傑作録音集

 モンテヴェルディ生誕450 周年記念企画。K617 レーベルより発売されていたガブリエル・ガリードによるモンテヴェルディ3 大オペラと「聖母マリアの夕べの祈り」「タンクレディとクロリンダの戦い」の傑作録音を一つのボックスにまとめたもの。
 アルゼンチン、ブエノスアイレス出身の古楽奏者ガリード率いるアンサンブル・エリマそしてラテン系の歌手で固め、器楽奏者20 人のうち10 人が通奏低音という異色の編成で発売当初話題となりました。旧盤はながらく流通していなかったため待望の再発となります。
 モンテヴェルディの作風が顕著に表れた作品でオペラ史上最初の傑作「オルフェオ」。オデュッセウスの帰郷をもとにした「ウリッセの帰還」。そして晩年の名作「ポッペアの戴冠」。冒頭に「オルフェオ」の序曲を引用し、ルネッサンス時代の対位法の規則に捉われない斬新な様式で宗教音楽史上の傑作となった「聖母マリアの夕べの祈り」。十字軍の戦士タンクレディとイスラムの女戦士クロリンダの戦いを描く劇的なマドリガーレ「タンクレディとクロリンダの戦い」。
 1970 年代後半にアーノンクールが行ったモンテヴェルディ3 部作の一連の上演から世界的に広まったモンテヴェルディ・ルネッサンス。このガリードの演奏はアーノンクールとは全く違ったアプローチでありますが、強烈な音楽描写を駆使した迫真の演奏。
 多彩な通奏低音陣と、レベルの高い歌手陣、抒情性豊かな器楽陣、それらを率いるガリードの手腕は見事。まさにアニバーサリーイヤーにふさわしいセットの登場です。
 


ACC 24325
\2600→\2390
グナール・レツボール率いる
 アルス・アンティクァ・オーストリアによる
  ビーバーの「ミサ・アレグロ」

  ビーバー:
   36声の「ミサ・アレグロ」*
   ニシ・ドミヌス
   パストレッラ イ長調
   天からのパン
聖フロリアン少年合唱団
アルス・アンティクァ・オーストリア
グナール・レツボール(指揮)
 名手グナール・レツボール率いるアルス・アンティクァ・オーストリアによるビーバーの「ミサ・アレグロ」

 録音:2014年8月25-26日オーストリア、ノインキルヒェン教会*、2015年2月14-15日オーストリア、聖フロリアン修道院/59’08

 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644 - 1704)は、ボヘミア生まれのヴァイオリンの名手であり作曲家。ヴァイオリンのためのソナタを始め多くの器楽曲が知られ、また宗教的声楽曲としては、1682 年にザルツブルクの宗教財団創立1100 年の記念式典に演奏された53 声の「ザルツブルク・ミサ」が最も有名です。皇帝レーオポルト1 世に早くから作曲家としての才能を認められており、1690 年には貴族の称号が与えられています。
 晩年には宗教曲、オペラ、学校劇の作曲に集中し、このアルバムに収録された36 声の「ミサ・アレグロ」もその時期にあたります。この作品はザルツブルグ大聖堂での演奏のために作曲されたもの。本盤で演奏をするのはヴァイオリンの名手グナール・レツボール率いるアルス・アンティクァ・オーストリア。オリジナルのスコアはザルツブルクから失われていますが、クレムスミュンスターの修道院にコピーが保存されており、今回の演奏はそれを参考にしているとレツボールが語っています。
 独唱8、コーラス8、弦楽、コルネット2、トランペット6、トロンボーン3、ティンパニ、通奏低音という編成。独唱も各パートを巧みに組み合わせ多様な響きを作り上げ、弦楽部もさすがビーバーといったヴァイオリンの見事な手法、さらにビーバーの特徴でもある多数のトランペットを強調し、華やかな楽曲に仕上げています。
 レツボールは、ノインキルヒェン教会の音響を生かし、各声部、各パートは明瞭に、さらにホモフォニックな部分は圧倒的な響きを作り上げることに成功しています。




TOCCATA



TOCC-292
\2300→\2090
ショスタコーヴィチ:2台&4手ピアノのための作品全集 第2集
 1-3.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.102(1957)/
 4-7交響曲 第15番 イ長調 Op.141(1971)
  ※初録音
キム・ミンキョン(ピアノ)/
ムン・ヒュンジン(ピアノ)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975)の管弦楽作品の多くは、最初ピアノ連弾用、もしくは独奏用の形で書かれましたが、これらは、彼の友人たちや党役員たちの間で披露されたのみで、公に出回ることはありませんでした。
 とは言え、交響曲第4番のように、2台ピアノ版が限定で出版されたこともあり、これらの作品のスコアを求める人は数多く存在していました。
 TOCCATAのこのシリーズは、そのようなショスタコーヴィチの「試作品」であるピアノ版の全曲録音を目論んだもので、交響曲第9番を中心とした第1集も好評でした。第2集は、彼の息子マキシムのために作曲したピアノ協奏曲第2番(これは明らかに父と息子の練習用として作られた)と、最後の交響曲である第15番が収録されています。
 技術的に平易とされるピアノ協奏曲第2番、室内楽的なオーケストレーションが特徴の交響曲第15番、どちらも曲の構成が見えてくるような興味深いヴァージョンです。

 https://toccataclassics.com/product/shostakovich-piano-duo-v2/

 録音 2015年5月26-28日…4-7, 2016年1月11-12日…1-3 USA テキサス Murchison Performing Arts Center, University of North Texas. Engineer: Blair Liikala


ショスタコーヴィチ:2台&4手のためのピアノ作品全集
第1集
Shostakovich: Complete Music for Piano Duo and Piano Duet Volume 1
TOCC0034
\2300
ショスタコーヴィチ:2台&4手のためのピアノ作品全集第1集
 1-5.交響曲第9番変ホ長調 Op.70…世界初録音/
 6.映画音楽「団結(大いなる川の歌)」よりワルツOp.95d/
 7.バレエ組曲第2番から第3番「ポルカ」/
 8.コルジンキナの冒険Op.59より第3番「追跡」/
 9-12.2台ピアノのための組曲嬰ヘ短調 Op.6/
 13.タランテラOp.84d/14.メリー・マーチOp.84c/
 15.2台のピアノのためのコンチェルティーノイ短調 Op.94
※1-8…連弾, 9-15…2台ピアノ
ヴィッキー・ヤンノウラ(ピアノ)/
ヤコブ・フィケルト(ピアノ)

多くの作曲家・・・たとえばブラームス・・・がそうであったように、ショスタコーヴィチ(1906-1975)も、管弦楽作品を書く際に、まず連弾か2台ピアノ演奏版を作っていました。しかしそれらのほとんどは、演奏される機会もなく静かに眠っています。今回TOCCATAレーベルはこれらの作品を全て発掘し実際に音にしてみます。ピアニストとしても天賦の才を有していたショスタコーヴィチの創作の原点を探るシリーズ、まずは「交響曲第9番」から始めます。新しい世界が目の前に広がることでしょう。その他の小品も興味深いものばかり。「ショスタコーヴィチ・マニア」必聴です。

録音 2007年7月17日.20日ハーストウッドファーム・ピアノ・スタジオ






ショスターコーヴィチ:2台ピアノ、4手ピアノのためのアルバムというとこれを思い出す。

このアルバムを聴いてショスタコーヴィチが真の天才であることを知った
2台ピアノ、4手ピアノのための作品集
DYNAMIC CDS 464 1CD\2400

 ショスタコーヴィチ・ファンは何度もこの人の天才を見せ付けられて驚く。
 まず交響曲、続いて弦楽四重奏曲、そしてオペラ、そして映画音楽・・・そしてピアノ曲。

 これがまたすこぶる秀逸なアルバム。
 もともと好きなショスタコーヴィチだったが、このアルバムを聴いて本当の天才だったと知った。
 そしてこんなにもチャーミングな人だったんだと。


DYNAMIC
CDS 464
\2400
ショスターコーヴィチ:2台ピアノ、4手ピアノのための作品集
 2台のピアノのための組曲 嬰へ短調 Op.6、
 3つの幻想的舞曲 Op.5、
 アフォリズム Op.13、
 4手ピアノのためのワルツ Op.95、
 4手ピアノのためのポルカ、
 2台ピアノのための陽気な行進曲、
 2台ピアノのためのタランテッラ、
 2台ピアノのためのコンチェルティーノ Op.94
ルイーザ・ファンティ・ズルコフスカヤ(P)
サブリナ・アルベルティ(P)
有名な24の前奏曲とフーガを始め、ショスタコーヴィチのピアノ作品も大変魅力のあるものが揃っている。
このCDは、2台ピアノ、および4手ピアノの作品を中心に収録。
ショスタコーヴィチ独特のエネルギー、皮肉、グロテスクさも、4本の腕で倍化されているようだ。


   .


TOCC-345
\2300→\2090
どれも親しみやすい
 名手ミクローシュ・ペレーニ
  フェレンツ・ファルカシュ:チェロのための室内楽作品集 第1集

 1.ハンガリー風舞曲 第2番(1934)/
 2-4.All'antica-古風な作品集(1962)
  〈第1番:パストラーレ/第2番:アリアと変奏/第3番:ジーグ〉/
 5.バラード(1963)/
 6-8.ハンガリー民謡によるソナチネ(1955)/
 9-11.独奏チェロのためのソナタ(1932)/
 12.アリオーソ(1926)/
 13-16. 4つの小品(1965)
  〈イントラーダ/スケルツォ/小さな詩/ロンド〉/
 17-28.フルーツ・バスケット(1946)
  〈パンチ//マジック・ボックス/太陽光線/村の朝/
   スミレ/石のカエル/子守歌/スレイ・ベル/
   カエルの王/小さな妖精/ハーレクイン・セレナード/日中の雲〉
   ※1.2.6-8.9-11.13-16…初録音、
    17-28…このヴァージョンは初録音
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)/
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ…1-8.12-28)/
ルチア・メジェシ=シュワルツ(ソプラノ…17-28)/
ラヨシュ・ロズマーン(クラリネット…17-28)/
クリストフ・バラティ(ヴァイオリン…17-28)

 TOCCATAレーベルが高い関心を寄せているハンガリーの現代作曲家ファルカシュ(1905-2000)。すでに管弦楽作品集は第5集まで、他にも室内楽作品や合唱作品などを聴くことができますが、今作ではハンガリーの名手ミクローシュ・ペレーニをソリストに迎え、ファルカシュの「ハンガリー風味」のチェロ曲を存分にお楽しみいただけます。
 ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに学び作曲の研鑚を積んだファルカシュの作品は、決して難解ではなく、どれも親しみやすい雰囲気を持っています。このアルバムの作品も、民謡を起源としていたり、バロック調であったりと、楽しいものばかりです。
 子供たちの詩に曲をつけた「フルーツバスケット」もユニークでユーモアに溢れています。

 https://toccataclassics.com/product/farkas-chamber-music-cello-v1/

  録音 2015年10月11-17日 Hungarian Radio, Budapest. Recording engineer: Denes Redly


ファルカシュ管弦楽作品集の中でもとくに親しみやすい第4集
チェンバロ協奏曲のソリストはミクローシュ・シュパーニ

TOCC-230
\2300
フェレンツ・ファルカシュ:管弦楽作品集 第4集
 1.ビハールのルーマニア民俗舞曲(1988)/
 2-5.カンティーネス・オプティメ(1969)
  <第1番:死の前の激励/第2番:祈り/
   第3番:マリアの歌/第4番:おお、イエス>/
 6-13. 17世紀の古いハンガリー舞曲集(フルートと弦楽版)(1990)
  <イントラーダ/ゆっくりとした踊り/肩-刀の踊り/
   トランシルヴァニアの王子の踊り/舞踏病/
   メヌエットのように/ラザール・アポルの踊り/飛び跳ねる踊り>
 14-16.チェンバロ協奏曲(1949)/
 17-20.喜びの音楽(1982)/
 21-23.セデナード・コンチェルタンテ(1967)
   ※1.2-6.17-20.21-23…初録音
アンドラーシュ・アドリヤン(フルート)…1.6-13.21-23/
イングリット・ケルテシ(ソプラノ)…2-5/
ミクローシュ・シュパーニ(チェンバロ)…14-16/
フランツ・リスト室内管弦楽団/
ヤーノシュ・ローラ(指揮)
録音 2015年1月15-21日 ブダペスト,イタリア文化会館

 ハンガリーの作曲家フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000)の管弦楽作品集の第4集です。
 中心に収録されているのはフルートを用いた曲集で、どれも比較的耳当たりが良く、また民族的なメロディをもつ親しみやすい音楽です。
 ここでフルートを吹いているのは1944年、ブダペスト生まれのフルーティスト、アンドラーシュ・アドリヤン。
 彼はストックホルム、ケルン、バーデン・バーデン、ミュンヘンなどの主要都市のオーケストラでソリストを務め、また数々の忘れられた作品の復興に寄与しています。
 録音も数多く、このファルカシュをはじめ、グンナー・ベルイ、ホルンボー、ノレル・リー、シュニトケなど80作以上のリリースがあります。
 また静謐な美しさを持つ「カンティーネス・オプティメ」ではNAXOSでも人気の高いソプラノ、イングリット・ケルテシがソロを担当、現代の祈りを静かに歌い上げています。
 チェンバロ協奏曲は古典的な佇まいの中に斬新な響きを溶け込ませた興味深い作品です。




ペレーニの金字塔

ECM
472 4012
(2CD)
\4600→\3990
ペレーニ(Vc)&シフ(P)
 ベートーヴェン:ピアノとチェロのための作品全集

  チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品5-1
  チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 作品5-2
  チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69
  チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1
  チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102-2
  チェロ・ソナタ ヘ長調 作品17(原曲:ホルン・ソナタ)
  「ユダス・マカベウス」の主題による変奏曲 ト長調 WoO.45
  「魔笛」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 作品66
  「魔笛」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
アンドラーシュ・シフ(P)

 ハンガリー出身の二人の名手のコンビによるベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集!
 ペレーニは1948年生まれのチェロ奏者。わずか15歳の時にブダペストで開催されたパブロ・カザルス国際コンクールに入賞して、当時80歳だった巨匠カザルスの目にとまり国際的な音楽家としてのキャリアをスタートさせた。
 ベートーヴェンの「全集」は1979年にフンガロトン・レーベル(ハンガリー)にデジュー・ラーンキとのコンビで録音して以来23年ぶりの再録音で同郷の名ピアニストシフとともに円熟した演奏を聴かせている。

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TOCC-347
\2300→\2090
キューバのロマン派時代の作曲家
 ホセ・コメリャス:ピアノ作品集

 1.無言歌「思い出」Op.1(1874年出版)/
 2.大ワルツ「ウィーン」Op.4(1874年出版)/
 3.夜想曲「遠くへ」 Op.12(1874年出版)/
 4.マズルカ「5本のばら」Op.26(1885年出版)/
 5.2人の英雄の墓へのエレジー「ワシントンとリンカーン」Op.3(1867年出版)/
 6.マズルカ「ナタリー」 Op.10(1874)/
 7.夜想曲「帰還」 Op.25(1885年出版)/
 8-10.華麗なソナタ ト短調 Op.21(1876年出版)/
 11.夜想曲 Op.24(1885年出版)/
 12.小さなポルカ「クリスマスのおもちゃ」(1885) ※初録音
ホセ・ラウル・ロペス(ピアノ)

 キューバのロマン派時代の作曲家コメリャス(1842-1888)の珍しいピアノ曲集。
 この時代のキューバ音楽は、植民地時代の民俗音楽の継承と、アフリカ音楽、ヨーロッパ音楽の影響、この3つの要素が融合して出来ています。かなり充実した作品が多く存在しますが、現代でもほとんど耳にする機会はありません。
 このコメリャスの作品もそんな中の一つ。コメリャスはハバナの東に位置するマタンザスの生まれ。彼の父はカタロニアからの移民で、バレンシア劇場の音楽監督を務めていたこともある多才な音楽家でした。
 幼い頃から父にヴァイオリンの指導を受け、6歳でピアニストとしてデビュー、作曲家としても活躍したコメリャス。彼の作品はショパンとゴットシャルクの影響も感じられるサロン風の雰囲気を備えており、このアルバムは当時のキューバの音楽の一端を知る手がかりになる貴重な演奏の記録です。

 https://toccataclassics.com/product/jose-comellas-piano-music/

  録音 2014年7月23日…1.6.3.7, 2014年12月15日…5, 2015年12月21日…2.4.12 Concert Hall of the Nicole and Herbert Wertheim Performing Arts Center at Florida International University, Miami
 


TOCC-353
\2300→\2090
ルイス・キャロルの親戚でもある
 スティーヴン・ドジソン:チェロとピアノのための作品全集

 1-2. 2つのロマンティックな小品 第1集(1996)
  〈カプリチョーソ/少しゆっくり〉/
 3-5.チェロ・ソナタ(1969)/
 6-7. 2つのロマンティックな小品 第2集(2008)
  〈早く/中庸な速さで、柔軟に〉/
 8-12. 5つの機会的作品(1970)
 〈第1番:前奏曲/第2番:対話/第3番:ブルレスケ風に/
  第4番:アリア/第5番:ポルカ風に〉 ※初録音
エヴァ・ミゼルスカ(チェロ)/
エマ・アッバーテ(ピアノ)
 イギリスの作曲家ドジソン(1924-2013)は、日本ではほとんど知られていませんが、彼が活躍していた当時はブリテンと並ぶほどの人気と名声を博したイギリス音楽界の重鎮でした。
 彼はギタリスト、ジョン・ウィリアムズの師であり、ギターの性能に魅せられ素晴らしいギター協奏曲を書いたことでも知られていますが、このアルバムに収録されたチェロの作品も、パーセルなどのイギリス伝統の音楽に、ちょっと皮肉やユーモアを加えた「ショスタコーヴィチ風」の味付けが施された優れた作品です。
 新古典派的な60年代から70年代の曲と、内省的な90年代から2000年代の曲の違いも聴き比べも楽しいです。また、ドジソンの父方の親戚には「不思議な国のアリス」の作者ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)がいることでも知られています。
 
https://toccataclassics.com/product/dodgson-chamber-music-cello-piano/

  録音 2016年1月18-20日 Church of St John the Evangelist, Oxford. Recording engineers: Antoni Grzymala and Joanna Popowicz
 


TOCC-377
\2300→\2090
ハンス・ガル:クラリネットを伴う室内楽作品集
 1-3.クラリネット五重奏曲 Op.107(1977)/
 4-6.クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲 Op.97(1950)〈/
 7-10.セレナード Op.93(1935)
   ※1-3.7-10…初録音
アンサンブル・ブルレッタ
〈メンバー:
 シェリー・レヴィ(クラリネット)/
 カタリーン・ケルテシュ(ヴァイオリン)〉/
ジョアン・グリーン(ヴァイオリン)…1-3/
ニコラ・ブレイキー(ヴィオラ)…1-3/
クレシダ・ナッシュ(チェロ)…1-3.7-10/
パヴェル・ティモフェイェフスキー(ピアノ)…4-6

 ハンガリーのユダヤ系医師を父に持ち、ブラームスの個人秘書であったマンディチェフスキに作曲を師事、ウィーン大学で音楽学を専攻したというハンス・ガル(1890-1987)。1919年から母校で音楽理論を教え、1929年にはマインツの高等音楽学校の校長に就任しましたが、ナチスの迫害を受け、イングランドに移住。エディンバラで職を得て、同時にエディンバラ室内管弦楽団の指揮者にも就任、そのままイギリスで生涯を終えた作曲家です。
 ブラームスやレーガーと同じように、ガルも晩年の「クラリネット五重奏」で自身の音楽観を表現しました。クラリネットの清澄な響きと豊かな弦の対話は、87歳を迎えたガルが、これまでの激動の人生を振り返っているかのような静けさを感じさせます。ウィーン時代に書かれたセレナード、エジンバラに落ち着いてから書かれた三重奏曲も美しい作品です。

 https://toccataclassics.com/product/hans-gal-chamber-music-clarinet/

 録音 2015年10月4-5日 Bengrove House, Somerset…7-10, 2016年4月1-2日 Wellington School, Somerset…4-6, 2016年4月18-19日 St Peter's,Evercreech, Somerset…1-3. Engineer, producer and editor: Simon Fox-Gal



ハンス・ガル:交響曲全集

AVIE
AV 2322
(2CD/特別価格)
\4000
ブラームスの孫弟子
 ハンス・ガル:交響曲全集

  交響曲第1番ニ長調 Op.30
  交響曲第2番
  交響曲第3番イ長調 Op.62
  交響曲第4番 Op.105(シンフォニア・コンチェルタンテ)
ケネス・ウッズ(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

 ナチスの迫害から逃れるために生地オーストリアからエジンバラへと移住したハンス・ガル(1890−1987)。
 モダニズムとは一線を画し、ブラームスの孫弟子として後期ロマン派の伝統的な作曲技法をベースとして自らの作風を確立。音楽学者としても功績も大きい20世紀の巨星である。
 ハンス・ガルの音楽の再評価の機運を高めたケネス・ウッズ&オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの録音。ハンス・ガルの4つのシンフォニーを、最大の理解者たちの好演で。

 2010年12月−2013年12月の録音。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC 1323
\1200
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲集
    ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488(*)
    ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(*)
    ピアノ協奏曲第8番ハ長調「リュツォウ」K.246(+)

ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
バンベルク交響楽団(*)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
フェルディナント・ライトナー(指揮(+))

録音:1960年4月、バンベルク、西ドイツ、ADD(*)/1962年1月、西ベルリン、西ドイツ、ADD(+)
原盤:Deutsche Grammophon

 

ALC 1325
\1200
われらのクリスマス・シークエンス  クリスマス合唱曲集
  マルコム・アーノルド(1921-2006)/クリストファー・パーマー(1946-1994)編曲:
    クリスマス・キャロル「ひいらぎとつたは」 [The Holly and Ivy] による幻想曲
  J・S・バッハ(1685-1750):
    目覚めよ、と呼ぶ声あり [Sleepers, Wake (Zion Hears the Watchmens' Voices)]
  伝承/パーシー・グレインジャー(1882-1961)、Dana Pema編曲:
    サセックスの役者たちのクリスマス・キャロル [The Sussex Mummers' Christmas Carol]
  チャイコフスキー(1840-1893):子供のための16の歌 Op.54 より 伝説 [Legend] (No.5)
  ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):けがれなきばら [A Spotless Rose]
  ディーリアス(1862-1934)/トマス・ビーチャム(1879-1961)校訂:そりすべり [Sleighride]
  ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):エサイの根より [The Noble Stem of Jesse]
  ブラームス(1833-1897)/クリストファー・パーマー編曲:
    エサイの根より [Es ist ein Ros Entsprungen A Beauteous Rose hath Blossomed)]
  ミクロス・ローザ(1907-1995)/クリストファー・パーマー編曲:
    クリスマス・シークエンス [A Christmas Sequence]
      マリアとヨセフ [Mary and Joseph]/ベツレヘムの星 [Star of Bethlehem]
      三博士の礼拝 [Adoration of the Magi]/キリストの降誕 [Nativity]
  ピーター・ウォーロック(1894-1930):ベツレヘム・ダウン [Bethlehem Down]
  ハーバート・ハウエルズ:無比なる処女 [A Maid Peerless]
  ブリテン(1913-1976):
    「金曜日の午後」 [Friday Afternoons] から 新年のキャロル [A New Year Carol]
  ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):ベツレヘムの町で [In Bethlehem City]
  リード/ハドリー、クリストファー・パーマー編曲:
    われは処女のことを歌う [I Sing of a Maiden]
  ホルスト(1874-1934): クリスマス・デイ [Christmas Day]
セント・ポール大聖堂聖歌隊
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・スコット(指揮)
録音:1992年  原盤、前出:Carlton Classics, 3036600372
 

ALC 1326
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集
    ピアノ・ソナタ第12番変イ長調「葬送」Op.26
    ピアノ・ソナタ第17番ニ短調「テンペスト」Op.31 No.2(*)
    ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
    ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1960年11月29-30日、ニューヨーク・シティ、アメリカ合衆国(*以外)
       1961年8月1-5日、ロンドン、イギリス(*)
原盤:RCA(*以外)/EMI(*)
 

ALC1330
\1200
グリーグ(1843-1907):ピアノのための抒情小曲集 から
      鐘の音 Op.54 No.6/子守歌 Op.38 No.1/蝶々 Op.43 No.1/悲歌 Op.47 No.7
      メロディ Op.47 No.3/秘密 Op.57 No.4/祖国の歌 Op.12 No.8/郷愁 Op.57 No.6
      小川 Op.62 No.4/即興ワルツ Op.47 No.1/おばあさんのメヌエット Op.68 No.2
      過ぎ去りし日々 Op.57 No.1/ドワーフの行進 Op.54 No.3/夏の夕べ Op.71 No.2
      悲歌 Op.38 No.6/スケルツォ Op.54 No.5/孤独なさすらい人 Op.43 No.2
      パック(小妖精)Op.71 No.3/夜想曲 Op.54 No.4
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

録音:1986、1988年  原盤:Melodiya  前出:Regis, RRC 1350
(C)1990, Gramzapis / 2002, CDK Music

 

ALC 1331
\1200
バラキレフ(1837-1910):
    交響曲第1番ハ長調(1864-1866)
    交響詩「ルーシ」(1884)
    交響詩「タマーラ」(1867-1882)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1974年、ADD/1978年、ADD(+)  原盤:Melodiya  前出:Regis, RRC 1131
(C)1990, Gramzapis / 2002, CDK Music
 

ALC 1333
\1200
スカンディナヴィアのシュトラウス
ハンス・クリスチャン・ロンビ(1810-1874):ワルツ、ギャロップ&ポルカ名曲集
    オーギュスト・ブルノンヴィルに敬礼/アメリー・ワルツ
    コロンビーヌ・ポルカ・マズルカ/ルイーズ女王のワルツ
    コペンハーゲンの蒸気機関車のギャロップ/ウィンナ・ワルツの思い出
    バレエ「アマー島警備隊」終幕のギャロップ/ブリッタ・ポルカ
    ソフィー・ワルツ/二輪車のギャロップ/ヴィクトリア・カドリーユ
    国王ゲーオ1世栄誉行進曲/大砲ギャロップ
    バレエ「ナポリ」終幕のギャロップ/シャンパン・ギャロップ
オーデンセ交響楽団
ペーター・グート(指揮)
録音:1989-1993年  原盤:Unicorn
 

ALC 1339
\1200
モーツァルト(1756-1791):
    交響曲第39番変ホ長調 K.543
    交響曲第40番ト短調 K.550
    交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
録音:1962年  原盤:Deutsche Grammophon


<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4822884
\1200
「アメリカ建国200年」記念盤が初CD化
 《アンタル・ドラティ 〜 喜びあれ、アメリカ!》

 1-8) ロバート・ラッセル・ベネット:
  The Fun and Faith of William Billings, American,
 ウィリアム・ビリングス:アンセム:
  9)「喜びあれ、アメリカ!」,
  10) イエス涙を流したもう時,
  11) チェスター,
 12-14) ウィリアム・シューマン:ニューイングランド三部作
アンタル・ドラティ(指揮)
メリーランド大学合唱団,
ワシントン・ナショナル交響楽団,
 「アメリカ建国200年」記念盤が初CD化
 ワシントン・ナショナル交響楽団は「アメリカ建国200年」を記念して、作曲家ロバート・ラッセル・ベネットに作品を依頼しました。その時に書かれたのが、アメリカ初の合唱作曲家ウィリアム・ビリングスの≪The Fun and Faith≫に基づく作品で、この演奏はJFK舞台芸術センターの公式記念LPとして頒布されました。
 今回の初CD化では、Deccaのオリジナルテープからリマスターされたビリングス自身の賛歌を3曲、同じくビリングスの旋律に基づくウィリアム・シューマンの「ニューイングランド三部作」も収録。
 ドラティの勢いある演奏は、当時の雰囲気が余すところなく伝わるものです。初CD化。

  【録音】1975年4月, ワシントンD.C. コンスティテューション・ホール
 


4826526
\1200
《フリッツ・ヴンダーリヒ 〜 不滅の恋人》
 1-6) ベートーヴェン:
  歌曲集「遥かなる恋人に」Op.98,
  ハイドン;『スコットランドとウェールズ民謡歌曲集』より
   7) ひっそりと流れよ,私の小川よ, Hob.XXXIa/253A ,
   8) ひとりの旅人がくる, Hob.XXXIb:3,
   9) 私は荒野に立っている, Hob.XXXIb:27,
   10) 私の羊が草をはんでいる Hob.XXXIa:153,
   11) たそがれ時に Hob.XXXIb:26,
   12) ぼくのかわいい恋びとよ, Hob.XXXIa:194,
   13) 赤いばら,白いばら, Hob.XXXIb:10,
 R.シュトラウス:
  14) ひそやかな誘いOp.27-3,
  15) 私は恋を抱いてOp.32-1,
  16) セレナードOp.17-2,
  17) 明日Op.27-4, 18) 献呈Op.10-1
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)/
ハインリヒ・シュミット(ピアノ:1-13)/
ヴァルター・ヴェラー(ヴァイオリン:7-13),
ルートヴィヒ・バインル(チェロ:7-13)/
ヤン・クーツィール(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 リマスターで蘇るヴンダーリヒの名盤
 若い頃から美しい声で知られていたというヴンダーリヒ。彼がオペラにデビューしたのは1954年、在学中のフライブルク音楽大学での公演でした。翌年にはシュトゥットガルト州立歌劇場と契約を交わし、以降は着々と大歌手への道を歩み始めてたのです。しかし、1966年、不慮の事故で彼は永遠に帰らぬ人となってしまいました。彼がこの世を去って50年、今でも残された録音は世界中で愛されています。
 この録音のベートーヴェンとハイドンはライヴで収録されており、今回はオリジナルのテープからリマスターすることで、彼の声が持つ新鮮な響きが再現されています。
 ベートーヴェンの歌曲に込められた「憧れ」の感情が自然に湧き上がる素晴らしい歌唱です。

 【録音】1963年5月, ウィーン(ライヴ:1-13)/1962年12月, ミュンヘン(14-18)
 


4807194
(4CD)
\3600
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル
 《ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』》
パウル・シェフラー(ハンス・ザックス),
オットー・エーデルマン(ポーグナー),
ヒルデ・ギューデン(エファ),
アントン・デルモータ(ダーフィト),
カール・デンヒ(ベックメッサー), 他,
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルの名盤がEloquenceから発売
 この「マイスタージンガー」は、1952年1月にDECCAよりLPでリリースされた最初のオペラの中の一つです。
 第2幕は1950年に録音され、別途リリースされ、その1年後に第1幕と第3幕がリリースされています。LPで発売される初のオペラ全曲(スタジオ録音)で、同時期にバイロイト祝祭音楽祭の一連の録音も発売されました。
 当時のDECCAの録音技術はかなりクオリティが高く、ここでもオーケストラの瑞々しい音色が捉えられていますが、何より出演している歌手たちの顔ぶれが素晴らしいの一言。

  【録音】1950年9月2-9日、1951年9月11-20日, ウィーン楽友協会
 


4826530
\1200
1950年代のウィーン・フィルの録音を代表する演奏
 クリップス&ウィーン・フィル
  《モーツァルト:レクイエム》
ヴェルナー・ペック(ボーイ・ソプラノ),
ハンス・ブライトショップ(ボーイ・アルト),
ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール),
ハラルト・プレーグルヘフ(バス),
ウィーン宮廷合唱団,
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
 ウィーンの名指揮者クリップスの代表盤
 このモーツァルトは、1950年代のウィーン・フィルの録音を代表する演奏です。
 合唱、独唱の女声パートを全てウィーン少年合唱団のメンバーが受け持つことで、18世紀の教会で行われていた「女性の演奏を禁止する」という伝統がそのまま再現されています。
 少年たちの柔らかく無垢な声は、まさに天国的な美しさであり、作品全体にも魔法のような音が含まれています。

 【録音】1950年6月、ウィーン、ウィーン楽友協会
 


4826031
\1200
《ヤーラ・ベルネット 〜 ラフマニノフ:前奏曲集》
 ラフマニノフ:前奏曲集Op.23 & 32(全曲)
ヤーラ・ベルネット(ピアノ),

 DGレーベルにおける最初の「ラフマニノフ:前奏曲」演奏者
 1920年、ボストンで生まれたヤーラ・ベルネット(ベルネッテ・エプシュタイン)はロシア系のピアニスト。生後6か月でブラジルに移住し、6歳でフランツ・リストの弟子であったホセ・キリアスにピアノを師事、11歳でサンパウロ市立劇場で開催された「子供たちのコンサート」でデビューを果たしました。
 その後はアルトゥール・ルービンシュタインとクラウディオ・アラウの支援を受け、1949年にニューヨークでデビューします。1955年にはパリ音楽院管弦楽団のソリストとして、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」を作曲者自身の指揮によって演奏し、ヨーロッパデビューを飾っています。
 1972年からはハンブルクの高等音楽学校の教授に就任、20年間その地位にとどまり、数多くの音楽家を育てあげました。
 この録音は1970年代のもの。DGレーベルにおける最初の「ラフマニノフ:前奏曲」の奏者として記録されていますが、当時はLPの収録時間の制限により、3曲の前奏曲がカットされてしまいましたが、今回はそちらも再現。
 完全版としての登場となります。

  【録音】1969年4月, ミュンヘン、科学アカデミー、プレナーザール






<国内盤> 


ARCANA


Mer-A424
(国内仕様盤)
\2900+税
ヴェネツィアの声楽曲
 〜女声重唱曲の黄金期〜

  アゴスティーノ・ステッファーニ(1653-1728)
   1-5. Begl’occhi, oh Dio, non piu
  アントニオ・ロッティ(1666-1740)
   6-8. Se con stille frequent
  アゴスティーノ・ステッファーニ(1653-1728)
   9-10. Ribellatevi, o pensieri
  アントニオ・ロッティ(1666-1740)
   11-13 Ben dovrei, occhi leggiadri
  フランチェスコ・ルーチョ(1628-1658)
   14. Fuggi pur, o crudele
  ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747)
   15-20. Sempre piango / Sempre rido
   21-26. Chi d’Amor tra le catene
  アゴスティーノ・ステッファーニ(1653-1728)
   27-29 . Ho scherzato in verita
サラ・ミンガルド(Cont)
フランチェスカ・ビリオッティ(Cont)
ロリアーナ・カステラーノ(MS)
リザ・カストリニャノ(S) /
レア・デザンドレ(MS)
ジョルジア・チンチリピーニ(S)
シルヴィア・フリガート(S)/
ルチア・ナポリ(MS)
チェナコロ・ムジカーレ

 2つの同じ声部と通奏低音で奏される“ドゥエト・ダ・カメラ”はバロック時代に声楽曲が盛んであったヴェネツィアにおいて、重要な様式でした。
 世界的に活躍するヴェネツァ出身のコントラルトのサラ・ミンガルドが才能溢れる若手女声歌手達と素晴らしいプロジェクトを立ち上げました。
 当時の人気作曲家の作品を相応しい歌声とともに、未出版や演奏されることのなかった作品を取り上げます。世界的なコントラルト歌手サラ・ミンガルドの憂いのある独唱(ラメント)も初収録の華やかな聴きごたえたっぷりのアルバムです。



 

ARS MUSICI


AMCD232-354
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ファートの「レクィエム」、
 およびその他の多声楽曲
  〜16世紀、神聖ローマ皇室の巨匠〜

 ①イェルサレムのむすめよ
 ②太陽の昇るところから
 ③この方はヨハネさま
 ④めでたし、海の星
 ⑤おお、なんと栄光あふれる
 ⑥涙はとめどなく
    〜クレメンス・ノン・パーパの死を悼んで
 ⑦死者のためのミサ曲(レクィエム)
デュファイ・アンサンブル
        (古楽声楽集団)
 ラッススとパレストリーナの偉大な同時代人は、皇帝のもとで…デュファイ・アンサンブルの快挙「レクィエム」!
 ルネサンス多声音楽という分野は、古楽の世界でも独特の愛好層があるところ——古楽器が多く入った録音を横目に、ア・カペラのポリフォニー音楽に集まる根強い人気には常々驚かされるところ、そこにもうひとつの注目分野としての「レクィエム」が重なってくると、古楽の域を超え、さらに多くの目線がそこに注がれることがあります。
 その意味でも、フライブルク・ムジークフォールムが主宰していた頃のArsMusici で制作されたルネサンス多声音楽系のアルバムのなかでも、ぜひともこのフランドル楽派の名匠ファートのレクィエムはいつか国内仕様で紹介しなくては!と機会を伺っておりました。
 なぜか知名度の点では今や控えめなのですが、実はファートは同世代のパレストリーナがローマで、またラッススがミュンヘンで活躍していたのと同じように、堂々ウィーンで、神聖ローマ皇帝の作曲家として絶大な信頼を集めていた作曲家!
 年長の巨匠クレメンス・ノン・パーパの死をいたむ追悼歌とあわせ、長大かつ精巧な多声構造が美しい「レクィエム」を、最高音部まで男声のみ、ドイツ精鋭集団の清廉かつ静かな温もりある声で!欧州古楽シーンの活況あればこその名盤、解説訳&訳詞付です。




JB RECORDS


JBR017
(国内仕様盤)
\2900+税
ア・ラ・カルテ
 〜クラリネットとギターとともに〜

  J.S. バッハ: アリオーゾ(カンタータBVW.156)
  シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ D.821
  ドビュッシー: アラベスク第1番
  スムットニー: ドロール・アモーリス
  シェブチック: ジェイ・ジェイ・ビー
  ヨム: モーゼ
  ヨム: 子供の夢
  ダヴィッド・パイジェーク: イット・ゲッツ・ワース
ヤン・ヤクブ・ボクン (クラリネット)
ヤクブ・コシシューシェコ(ギター)
 クラリネットの豊かでなめらかな響きと弦を爪弾くギターの調べ。
 日本でもおなじみのポーランドを代表するクラリネット奏者のヤン・ヤクブ・ボクンがバッハやシューベルト、ドビュッシーといったクラックの作曲家から、東欧の現代曲まで軽やかにしっとりと、時に激しくきかせます。
 ボクンのために作曲されたユーモラスなジェイ・ジェイ・ビーやククレズマーテイストで人気のヨムの作品、プログレ風味の曲まで幅広く、クラリネットの新たな可能性をボクンが自由な演奏で探ります。
 

JBR019
(国内仕様盤)
\2500+税
ピアノ・リサイタル 〜ポーランドのピアノの響き〜
 ベートーヴェン:
  「ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109」
 グラナドス: 「演奏会用アレグロ op. 46」
 ファリャ:「ベティカ幻想曲」
 プロコフィエフ:
  「ピアノ・ソナタ第6番イ長調 op. 82」
ミハウ・ミハルスキ (ピアノ)
 ワルシャワの名門カロルリピンスキー音楽院で学ぶ若きピアニストのデビューアルバム。
 若干22歳にしてクラクフ・ヤマハ・ピアノコンクール第1位をはじめ様々なコンクールで受賞、著名なオーケストラと共演。
 感受性豊かで繊細な若き才能が、正統的なベートーヴェンから、グラナドス、ファリャのスペイン風味、プロコフィエフのソナタまで自由な演奏をきかせます。ポーランドの音色をたっぷり堪能。
 

JBR020
(国内仕様盤)
\2900+税
ウッドウィンドとオーケストラ
 〜木管楽器発見〜

 ドヴォルザーク:
  「管弦セレナーデ」(1874) ニ短調 op.44
 グラズノフフ:
  「サクソフォン協奏曲」(1934)変ホ長調op.109
 モーツァルト:「協奏交響曲」(1778) K. 297b
ヤン・ヤクブ・ボクン指揮
パヴェウ・グスナル(アルト・サックス)
ヤン・ソーチェク(オーボエ)
ヤン・マハ(クラリネット)
ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(ファゴット)
カテリーナ・ヤヴールコヴァー(ホルン)
インテルカメラータ 室内合奏団
 ポーランドを代表するクラリネット奏者であり指揮者でもあるヤン・ヤクブ・ボクンが木管楽器を主役に据えて室内オーストラとともに響き豊かなホールでの躍動感溢れるライブ録音で。
 木管楽器の豊かな響きを再発見。管楽器ファンにはおなじみの作品を東欧きっての名手達が収録。



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NUOVA ERA



NE234-230
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3600+税
イェルク・デームス(p)
 1974年、現代ピアノによるバッハ
  バッハ:ピアノによる『6つのパルティータ』と『ゴールトベルク変奏曲』

《CD I-II》
 鍵盤練習曲集 第1巻
  通称「六つのパルティータ」BWV825-830
《CD III》
 鍵盤練習曲集〔第4巻〕:アリアとさまざまな変奏
  通称「ゴールトベルク変奏曲」BWV988
イェルク・デームス(p)

 フォルテピアノにも通じたデームス、躍進期の思わぬバッハ録音!魅力を解き明かす日本独自の解説と。
 フライブルクに本拠を置く音楽学組織ムジークフォールムを母体として発足したArs Musiciと、同じくドイツで音楽史への確かな視線を守りながら発展してきたNCAを要するホールディング会社は、実はNuova Eraというイタリア随一の老舗CDレーベルの音盤権を持っています。
 ウィーン楽壇の「顔」であり、20世紀の時点から19世紀以前の古楽器(フォルテピアノ)を弾き込んできた多芸な大御所イェルク・デームスが、まさにそうした歴史的楽器の演奏に本格的な取り組みを見せ始めた頃、1974年に現代ピアノで録音されたバッハ!
 ライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督となってのち、自らの鍵盤芸術の集大成として自費出版された「六つのパルティータ」と「ゴールトベルク変奏曲」、その一種独特のタッチの妙から聴こえてくる音は、古楽器全盛の今にこそ、あらためて耳を澄ませたい...ジルバーマンのピアノに出会う前のバッハがチェンバロを念頭に置いて書いた音楽を、フォルテピアノの響きが今ほど広く知られていたわけではなかった頃、デームスがどう現代ピアノで再現していったか?
 古いピアノの扱いにも秀でた演奏家目線で、日本語解説も独自に発注&制作進行中。「ただの復刻版」では終わりません。




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オクタヴィア・レコード


OVCL-00608
(SACD Hybrid)
\3200+税
ほんとにすごかったらしい・・・
 2016年7月16日 東京・サントリーホール

  ジョナサン・ノット指揮&東京交響楽団
   ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調 (ノヴァーク版 第2稿)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団

当日のチラシ

 ジョナサン・ノットと東京交響楽団の新時代到来!
 天上的な響きが広がる渾身のブルックナー!

 2014年より東京交響楽団の音楽監督を務めるジョナサン・ノットとの初CDがリリースとなります。
 就任して2年、多くの共演を重ね、蜜月の時を迎えるこのコンビ。まさに満を持しての初ライヴ・レコーディングを決行しました。
 天上の響きへと導く美しい弦の響き。流麗に奏でる木管群。パワフルでありながらも重厚なサウンドを放つ金管群。ジョナサン・ノットが緻密に構築したブルックナーは天国的な響きと官能的で濃密な響きを併せ持ちます。
 これまで東京交響楽団は、ユベール・スダーンなどの薫陶を受け見事なブルックナー演奏を築いてきましたが、その延長線にありながらもより響きが濃密でスリリングな演奏を披露しています。
 現在日本の音楽シーンにおいて最も注目を受けるコンビの初レコーディングをぜひお聞き下さい。

  2016年7月16日 東京・サントリーホール にてライヴ収録


 スタッフのミヒンくんが演奏後に「ジョナサン・ノット指揮、東響定期、終演。ブルックナー8番、凄かった!温かい演奏。神々しいというより人間味溢れる感じ。客席、凄い拍手と大歓声、そのまま一般参賀へ。」と絶賛していたコンサート。
 これが終演後のソロカーテンコールの様子→ https://www.facebook.com/tokyosymphony/videos/1205156629549209/




LIVE NOTES(ナミ・レコード)


WWCC-7823
\2500+税
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988 高田泰治(チェンバロ)
高田泰治の「ゴルトベルク変奏曲」遂に登場!
本場ライプツィヒの聴衆を唸らせた若き巨匠が魅せたバッハの世界。
  

WWCC-7824
\2700+税
山崎伸子 With 加藤洋之/
 チェロ・リサイタルVol.9
  シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
  ヤナーチェク:おとぎ話 JW VII/5
  ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
  アンコール:
   ショパン/ピアティゴルスキー編:
    夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)
   シューマン:夕べの歌Op.85‐12
山崎伸子(チェロ)
加藤洋之(ピアノ)
2015年11月20日、浜離宮朝日ホールでのライヴ
 

WWCC-7825
\2500+税
アフターグロウ〜残像〜
 モンポウ:湖
 ラフマニノフ:前奏曲 作品23 第4番 ニ長調
 プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」より 行進曲
 サティ:「薔薇十字団のファンファーレ」より 第3曲「大僧院長の歌」
 ヴィラ=ロボス:オリオン座の3つの星
 メンデルスゾーン:甘い思い出
 リスト:ラ・カンパネラ
 スコット:蓮の国
 ドビュッシー:月の光
 ラヴェル:ソナチネ
 ヴァイン:ピアノ・ソナタ 第1番
進藤麻美(ピアノ)
 多彩な曲目、1曲1曲を表情豊かに弾きあげ、独自の世界を創造するピアニスト「進藤麻美」
 鮮烈かつ精妙な音の世界が紡ぎだされるデビュー・アルバムの登場!

<映像>


EURO ARTS(映像)


20 61078
(DVD)
\3500
「プラネッツ」〜
 フィギュア・スケート&
  モダン・ダンス・ファンタジア

   【音楽】ホルスト:惑星
シャルル・デュトワ(指揮)
モントリオール交響楽団
【出演者】
 ポール & イザベル・デュシュネー
 ブライアン・オーサー(マーキュリー)
 ソニア・ロドリゲス(ヴィーナス)
 レアリー・マクニコルズ(マーズ)
 チャールズ・カービー(ジュピター)
 オーウェン・モンタギュー( サターン)
 マイケル・トレント(ウラヌス)
 グラハム・マッケルヴィ(ネプチューン)
 トロント・ダンス・シアターのメンバー
 羽生結弦のコーチ、ブライアン・オーサーもスケーターとして出演!
 ホルストの「惑星」にのせて繰り広げられるフィギュアスケートとシンクロ、バレエが融合した宇宙の創造物語

 監督:バーバラ・ウィリス・スウィート/制作:1994年
 【振付】ラー・ルボヴィッチ(スケート) ダグ・ヴァローン(水中ダンス)
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、51分、言語:英、字幕:独

 エミー賞受賞経験もあるバーバラ・ウィリス・スウィート監督の「惑星」をテーマとしたアイスショーで、本映像は「ゴールド・カメラ・アワード」「ジェミニ賞」「エミー賞」にノミネートされるなど高い評価を得ています。
なんと言っても豪華な出演者。アルベールビル・オリンピック(1992 年)アイスダンス銀メダリストのポール & イザベル・デュシュネー 。サラエボ・オリンピック(1984 年)、カルガリー・オリンピック(1988 年)男子シングル銀メダリストであり羽生結弦のコーチであるブライアン・オーサーら一流のフィギュア・スケーターとカナダ・ナショナル・バレエ団のソニア・ロドリゲス、チャールズ・カービー、オーウェン・モンタギュー、そしてトロント・ダンス・シアターのグラハム・マッケルヴィなど実力派のダンサーたちが惑星を創造するために集まった神々に扮した壮大なプログラム。
 ソロ、ペア、アイスダンス、グループ・スケーティング、そしてシンクロナイズドスイミングを取り入れ、ホルストの「惑星」の音楽にのせ、美しく神秘的に表現し、視覚、聴覚ともに満足する見事なパフォーマンスを楽しむことができます。














11/24(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CHALLENGE CLASSICS



CC 72740
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
フーベルト・ホフマン(リュート)
 「ロザリオ・ソナタ」を彷彿とさせる
 霊感あふれる「パッサカリア」!

 フェルディナンド・フィッシャー(1652-1725):
  (1)パルティータ ニ短調
  (2)パルティータ ハ長調
  (3)パルティータ ハ短調
フーベルト・ホフマン(リュート)
 こんなに素晴らしいリュート作品があったとは!霊感あふれる「パッサカリア」が名作!

 61’34’’

 18 世紀初頭にリュート奏者として活躍したフェルディナンド・フィッシャー(1652-1725)による、知られざるリュート作品集です。
 レツボール率いる名手揃いの古楽アンサンブル「アルス・アンティクァ・オーストリア」のリュート奏者、フーベルト・ホフマンがクレムスミュンスター修道院を訪れた時に発見した音楽で、その内容は彼に大きな衝撃を与え、録音に及びました。

 曲の魅力はもちろん、演奏が非常に素晴らしく、ガヴォットやメヌエットといった舞曲での浮き立つリズムが見事。
 また迫真のシャコンヌやパッサカリアも必聴。特にハ短調組曲の中にあるパッサカリアは15 分近い大曲で、ビーバーのロザリオ・ソナタを彷彿とさせる霊感に満ちた音楽となっています。

 未知の名作を聴く喜びにあふれた、古楽ファン注目の1 枚です。



フーベルト・ホフマンとレツボールの華麗な、そして妖艶な競演・・・

これもホフマンが収集・復元した音楽らしい

CC 72291
\2500
ヴェンツェル・ルートヴィヒ・エドラー・フォン・ラードルト(1667-1716):
 ウィーンのリュート協奏曲集
  「いとも貞節で奥ゆかしく、喜ばしきときも、悲しきときも
   ユーモアを忘れぬ伴侶」(1701、ウィーン)から
   協奏曲ホ短調(移調して演奏)/
   アリア ハ長調/トッカータ ヘ長調
   協奏曲ヘ長調/協奏曲ト長調/
   シンフォニア ト短調/協奏曲ハ短調
フーベルト・ホフマン、
スヴェン・シュヴァンベルガー、
クラウス・ケープ(リュート)
グナール・レツボール(指揮)
アルス・アンティクァ・オーストリア
(グナール・レツボール、
ピロスカ・バトリ(ヴァイオリン)
クレール・ポッティンガー=シュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヤン・クリゴフスキー(ヴィオローネ))

 フォン・ラードルトは古いオーストリア貴族の家系に生まれたアマチュアのリュート奏者・作曲家。
 「いとも貞節で奥ゆかしく、…ユーモアを忘れぬ伴侶」は彼の唯一の出版曲集で、そのタイトルはリュートを差していると考えられ、8つのリュート協奏曲(組曲形式のコンチェルト)の他、リュートと他の楽器のアンサンブルのための作品を収録している。
 この録音はメイン・リューティストを務めるフーベルト・ホフマンの数年に渡る散逸譜収集と楽曲復元への奮闘努力によって実現したもので、音楽史研究の点においても非常に有意義なプロジェクトと言えるもの。
 グナール・レツボール率いるアルス・アンティクァ・オーストリアはチャレンジ・クラシックス初登場。録音エンジニアはシンフォニア・レーベルで彼らを見出したロベルト・メーオが担当している。

 録音:イタリア、トレ・コッリ教会

 


CC 72749
(2CD)
\3200→\2890
ロッテルダム・フィルのコンマスだったフルスマン
 クライスラー:
  ヴァイオリンとピアノのための作品全集
キース・フルスマン(ヴァイオリン)
マリアン・ボルト(ピアノ)
 [CD1]
  (1)プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット/
  (2)マルティーニの様式によるアンダンティーノ/
  (3)ディッタースドルフの様式によるスケルツォ/(4)ジプシー奇想曲/
  (5)オーカッサンとニコレット/(6)ボッケリーニの様式によるアレグレット/
  (7)マルティーニの様式によるプレギェーラ(祈り)/(8)中国の太鼓 Op.3/
  (9)ポルポラの様式によるアレグレット/(10)クープランの様式による才たけた貴婦人/
  (11)フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン/
  (12)ウィーン奇想曲 Op.2/(13)ウィーン小行進曲/
  (14)ポルポラの様式によるメヌエット/(15)ロマンティックな子守歌 Op.9/
  (16)ジプシーの女/(17)美しきロスマリン/(18)エピソード/(19)愛の悲しみ
 [CD2]
  (1)愛の喜び/(2)ウィーン風狂想的幻想曲/
  (3)クープランの様式によるルイ13世のシャンソン とパヴァーヌ/
  (4)A Song/(5)カルティエの様式によるシャセ(狩り)/
  (6)ベートーヴェンの主題によるロンディーノ/(7)マラゲーニャ/
  (8)ロマンス/(9)カヴァティーナ/(10)羊飼いのマドリガル/
  (11)道化役者/(12)おもちゃの兵隊の行進曲/
  (13)クープランの様式によるプロヴァンス風オーバード(朝の歌)/
  (14)シンコペーション/(15)W.F.バッハの様式によるグラーヴェ/
  (16)プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 変幻自在な作風の冴えを聴く!クライスラーのオリジナル・ヴァイオリン作品全集

 録音:2015年春/70’44’’、59’21’’

 20 世紀の偉大なヴァイオリニストとして知られるクライスラーの、編曲作品を除くオリジナル作品をすべて収録した2 枚組。全集というのは意外に珍しく貴重です。
 「〜の様式による」という楽曲は、クライスラーがもともと「自分が発掘したその作曲家の新発見の作品」ということで世に出していましたが、それは話題作りのためで実はクライスラー自らの作曲であった、ということが後年判明し重ねて話題になりました。様々な作曲家の作風を使い分けるセンスと作曲の技量、楽器の熟知に加え、サービス精神まで伝わってくる面白い作品群です。
 そしてもちろん「愛の喜び」「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」などの有名曲も収録。クライスラーの芸術を存分に堪能できます。
 1986 年から2008 年までロッテルダム・フィルのコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト、フルスマンによる手堅く良好な演奏でどうぞ。




CHANDOS



CHAN 10930
\2400→\2190
ウィリアム・オルウィン:映画音楽集Vol.4
 《ア・シティ・スピークス》より マンチェスター組曲/
 《フォーチュン・イス・ア・ウーマン》前奏曲/マーメイド・ソング/
 《オン・アプルーヴァル》組曲/《シェイク・ハンズ・ウィズ・ザ・デビル》組曲/
 《ザ・シップ・ザット・デッド・オヴ・シェイム》 メイン・タイトル/
 《ザ・ブラック・テント》組曲/《バラントレーの若殿》組曲/
 《ゼイ・フルー・アローン》組曲/《サタデー・アイランド》組曲
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCフィルハーモニック 
 「CHANDOS映画音楽集」最新巻!オルウィン第4弾登場!

 シャンドスの大好評シリーズ“Chandos Movies(映画音楽集)”の最新作はオルウィンの第4集!
 フルート奏者、教育者、画家そして作曲家と多くの肩書きを持つウィリアム・オルウィン(1905−1985)はその生涯に数多くの映画音楽のスコアを書き上げた20世紀イギリスを代表する作曲家の1人。
 第4巻は、ドラマティックなものからエキゾチックなものまで、悲劇からドキュメンタリーまで、様々な主題に合致した音楽を作るオルウィンの技術が発揮される華麗なラインナップ。ほとんどの作品はオリジナル・スコアが消失してしまっているため、軽音楽や映画音楽の復元で知られる英国の作曲家、音楽学者のフィリップ・レーンによってサウンドトラックから再構築され、オーケストラ用の組曲等として演奏されています。
 演奏は、これまで“Chandos Movies”を25作以上録音してきたベテラン、ラモン・ガンバ&BBCフィル! 抜群のコンビネーションにより、オルウィンの映画音楽作曲家としての1面を魅せてくれるでしょう!
 


CHSA 5178
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)
 シベリウス:歌曲集

  交響幻想曲 《ポホヨラの娘》 Op.49/
  7つの歌 《イン・ザ・ストリーム・オヴ・ライフ》
   (ラウタヴァーラ編管弦楽伴奏版)/
  渡し守の花嫁 Op.33/弦楽のためのロマンス Op.42/
  タイスへの賛歌/3月の雪の上のダイヤモンド Op.36-6/
  マグヌス公 Op.57-6/交響詩 《大洋の女神》 Op.73/
  海辺のバルコニー Op.38-2/夜に Op.38-3/
  来たれ、死よ Op.60-1
ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 ガードナーとフィンリーのシベリウス!管弦楽版「7つの歌」世界初録音!

 3度の英グラモフォン賞声楽部門賞に輝いたカナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリーが歌うシベリウスの歌曲集が登場!
 注目は、シベリウスの友人でもあったフィンランドの作曲家、エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928−2016)が声楽とピアノ用の作品「7つの歌」にオーケストレーションを施した「イン・ザ・ストリーム・オヴ・ライフ」の世界初録音!
 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任し大活躍中のマエストロ、エドワード・ガードナーによる管弦楽伴奏、交響詩や交響幻想曲の艷やかなる演奏も見逃せません。







ORCHID


ORC100060
\2300
ワンダーランド
 1.黄金色の昼下がりに…/
 2.サリー・ベアミッシュ(1956-):黄金色の昼下がりに…/
 3.ウサギは穴に落ちる/
 4.ロクサナ・パヌフニク(1968-):ウサギは穴に落ちる/
 5.涙の池/
 6.マーク=アンソニー・タネージ(1960-):涙の池/
 7.コーサス・レース/
 8.スチュアート・マックレー(1976-):コーサス・レース/
 9.ポール・ルーダース(1949-):ウサギは小さいビルを送り込む/
 10.青虫からの助言/
 11.ハワード・ブレーク(1938-):青虫からの助言/
 12.ブタとコショウ/
 13.カール・デイヴィス(1939-):ブタとコショウ/
 14.気の狂ったお茶会/
 15.スティーヴン・ハフ(1961-):気の狂ったお茶会/
 16.女王陛下のクロケット場所/
 17.リシャール・デュビュニョン(1968-):序王陛下のクロケット場所/
 18.イリヤ・グリンゴルツ(1982-):代用海ガメのスープ/
 19.ロブスターのカドリーユ/
 20.コリン・マシューズ(1946-):ロブスターのカドリーユ/
 21.誰がタルトを盗んだか/
 22.グゥイリム・シムコック(1981-):誰がタルトを盗んだか/
 23.アリスの証言/
 24.オーガスタ・リード・トーマス(1964-):アリスの証言
モーリーン・リップマン(ナレーター)/
マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)/
アシュリー・ウェイス(ピアノ)/
エリス・スミス(トライアングル…2)
 レニー・トラスラー児童基金は、2007年にヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーとマヤ・コッホによって設立された財団です。彼らの息子が重篤な腎臓病を患いこの世を去ってしまったという悲しい出来事がきっかけで、重病の新生児を援助するのが目的のこの財団は、最高の音楽家と作曲家をフィーチャーし、定期的に演奏会を行い、またアルバムをリリースすることで、資金を賄っています。
 このアルバムもそんな1枚。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」にインスパイアされたアルバムで、イギリスの映画女優、モーリーン・リップマンの魅力的な朗読を彩るのは、現代を代表する作曲家たちの楽しい小品たち。
 様々な趣向が凝らされた曲とアリスのお話が融合した聴き応えのある1枚です。このアルバムのための楽しい短編映画も製作されています。
 録音 2016年4月5-7日 聖ジョージ・ブリストル
 

ORC100062
\2300
THERE IS NO ROSE...これほどのバラはない 〜21世紀のクリスマス音楽集
 1.ボブ・チルコット(1955-):羊飼いのキャロル/
 2.トーラ・ボルク(1832-1923):空が暗くなり(セアン K.ハンセン編)/
 3.伝承:ヴェニ、ヴェニ、エマヌエル(グラフガード編)/
 4.ジェームズ・マクミラン(1959-):レイディアント・ドーン/
 5.伝承:エサイの根より(コングステッド編)/
 6.伝承:牧師のお話(ショート編)/
 7.アラン・ブランド(1947-):そして、全ての星を見下ろし/
 8.ニールセン(1865-1931):私の心は常にさまよう(シュメーデ編)/
 9.リチャード・カウストン(1971-):子守歌/
 10.チルコット:これほど高貴なバラはない/
 11.伝承:En rose sa jeg skyde(セイヤー=ハンセン編)/
 12.ホルスト(1874-1934):わびしき真冬に(オラ・イェイロ編)/
 13.伝承:ひいらぎとつた(ポール・ヒリアー編)/
 14.16世紀の伝承:エサイの根より(ポール・ヒリアー編)/
 15.伝承:おめでとうクリスマス(ポール・ヒリアー編)
ヴォーカル・グループ・コンサート・クレメンス/
カルステン・セイヤー=ハンセン(指揮)
 1997年に設立されたデンマークの優れた声楽アンサンブル“ヴォーカル・グループ・コンサート・クレメンス”の歌うクリスマス・アルバム。21世紀に書かれた作品と、伝承曲でありながら現代の作曲家がアレンジした作品が織り交ぜられた興味深い選曲に注目です。
 タイトルの「バラ」は愛の象徴であるとともに、聖母マリアの象徴でもあり、慈しむかのような歌声は、クリスマスの歓びとともに、マリアの限りない愛も表現しています。
  録音 2016年1月23-24日、2月27-28日 デンマーク オーフス、聖マルクス教会



 

ORLANDO


OR-25
\2500
Introspections
 1.アルベルト・ポサダス(1967-):Fulgida niebla de sol blanquecino/
 2.マーク・アンドレ(1964-):iv 12/
 3.エクトル・パラ(1976-):Chymisch/
 4.ポサダス:アナパシス/
 5.ラファエル・センド(1975-):デコンブル(カペッリーノによるサクソフォン編)
リカルド・カペッリーノ(サクソフォン)
録音 2014年夏-2015年秋 スペイン Teatre Municipal Bernat I Baldovi
 1840年代にベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスによって考案された楽器「サクソフォン」。オーケストラではあまり用いられることがないものの、多くの作曲家がこの楽器に興味を抱くとともに、奏者とコラボレーションをすることで、優れた作品を生み出してきました。
 このアルバムでも、バレンシア生まれのサックス奏者カペッリーノのために同郷の作曲家ポサダスが、楽器の性能を追求した作品を書き、それをカペッリーノが演奏するという共同作業が行われています。
 「Fulgida〜」はアントニオ・マチャードの詩集から採られたタイトルで、抽象的でありながら物語性を秘めた20分ほどの曲。サックスの多彩な音色にエレクトリックな処理が加えられた斬新な響きが耳に残ります。
  

OR-26
\2500
en Suite-組曲
 1.ユリア・プルギナ(1980-):ヴァイオリンとヴィオラのための前奏曲/
 2.J.S.バッハ(1685-1750):
   無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV1001-Presto(プルギナ編)/
 3.マイケル・アマン(1964-):
   ヴァイオリンとヴィオラのための「スウィング・ブリッジ」/
 4.J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 BWV1003-Andante(プルギナ編)/
 5.ホルヘ・サンチェス=チョン(1969-):
   ヴァイオリンとヴィオラのための「スプートニク平原」(2016)/
 6.J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1004-Sarabanda(プルギナ編)/
 7.ローランド・フライシッツァー(1973-):
   ヴァイオリンとヴィオラのためのシャコンヌ(2016)
ボジダラ・クスマノヴァ=ヴラダー(ヴァイオリン)/
ユリア・プルギナ(ヴィオラ)
 ウィーンとベルリンでヴィオラと作曲を学び、現代音楽を得意とするユリア・プルギナとブルガリア出身のヴァイオリニスト、クスマノヴァ=ヴラダルのデュオが奏でる「J.S.バッハと現代音楽」のコラボレーション。
 バッハの独奏ヴァイオリンのための作品は、プルギナ自身の編曲が施された新しい形になり、彼女が組み合わせた現代曲の中に置かれ「一つの組曲=en Suite」として表現されています。
 バロック時代の組曲の形式を継承しながら、新しい意味をもたせた興味深い1枚です。録音 2016年5月 オーストリア St. Poelten




PALADINO



PMR-74
\2300→\2090
ドミトリー・アシュケナージ
 ジャン・フランセ:クラリネットのための作品集

 1-4.クラリネット協奏曲(1967-1968)
 5.主題と変奏(1974)/
 6-10.クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲
ドミトリー・アシュケナージ(クラリネット)/
シンシナティ・フィルハーモニー・オーケストラ…1-4/
クリストフ=マティアス・ミューラー(指揮)…1-4/
イヴォンヌ・ラング(ピアノ)…5/
アダ・マイニヒ(ヴィオラ)/
ベルント・グレムザー(ピアノ)

 クラリネット奏者ドミトリー・アシュケナージが青年時代から関心を寄せているという、フランスの新古典派主義の作曲家ジャン・フランセ(1912-1997)の作品集。
 フランセの作品は軽妙洒脱で、同時代の作曲家たちのように無調や十二音を重視することはなく、常に流麗な響きに彩られています。
 アシュケナージは作品の持つ特徴を生かし、微妙に移り変わるハーモニーを意識したユーモラスな音色を聴かせます。協奏曲の伴奏を務めるのはシンシナティ・フィルハーモニー・オーケストラ。あのハンス・ロットの交響曲を1989年に初演したことでも知られる、シンシナティ大学の学生たちによって結成されたオーケストラです。
 このアルバムには1990年代に録音された2曲の他に、2016年の最新録音である「三重奏曲」を収録。アシュケナージの“現在”もお聴きいただけます。

 録音 1995年5月28日 USA シンシナティ Corbett Auditorium, College of Music…1-4/1992年9月 スイス Aula Cher, Sarnen, Obwalden…5/2016年4月19日 ドイツ Alte Kirche Fautenbach…6-10
 


PMR-75
(2CD)
\3400→\3090
ジョージ・アンタイル:ピアノ作品集+Bad Boy of Music(朗読)
〈CD1 英語ナレーション〉
 1.花火と世俗のワルツ/2.Bad Boy of Music(ナレーション)/
 3.ピアノ・ソナタ第4番「ジャズ・ソナタ」/
 4.Bad Boy of Music(ナレーション)/5.ソナタ第3番 「機械の死」/
 6.Bad Boy of Music(ナレーション)/
 7-8.ピアノ・ソナタ第2番「飛行機ソナタ」/
 9.Bad Boy of Music(ナレーション)/
 10.ラジオのためのソナチネ/
 11.Bad Boy of Music(ナレーション)/12.リトル・シミー/
 13.Bad Boy of Music(ナレーション)/14.ゴールデン・バード/
 15.Bad Boy of Music(ナレーション)/16.ピアノ・ソナタ第4番-第3楽章Vivo
〈CD2 ドイツ語ナレーション〉
ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)/
クリストファー・ロス(ナレーション)…CD1/
カール・マルコヴィックス(ナレーション)…CD2
 アメリカの作曲家アンタイル(1900-1959)のピアノ曲と、彼の自叙伝「音楽の悪童=Bad Boy of Music」の朗読(抜粋)を組み合わせたアルバム。CD1は英語、CD2はドイツ語で朗読されている(音楽は同じ)という念の入った2枚組です。もともとルター派を信仰するドイツ系ユダヤ人の家系に生まれたアンタイルは、最初ピアニストとして活躍しますが、1926年の「バレエ・メカニック」で前衛音楽家としての名声を確立します。「バレエ・メカニック」でも舞踏家は登場せず、全て機械と打楽器が演奏する音楽で構成されていますが(後に改訂される)彼のピアノ演奏に対するアプローチはかなり独特で極端な方法が採られており、初期の作品は全く演奏不能であるほどに複雑でリズミカルな様相を呈しています。録音 2015年8月、2016年6月 オーストリア ウィーン トンザウバー・スタジオ…CD2/2016年7月9日…CD1 ナレーションのみ
 
 CD2は全て同じ曲で構成されています。ナレーションのみドイツ語です。


アリア・レーベルNEWシリーズから

ARIA2013-02
1CD-R
\2600→\2390
アンタイル:バレエ・メカニック
 ジャズ・シンフォニー(1925年原典版)
 ヴァイオリン、ピアノとドラムのためのセカンド・ソナタ
 弦楽四重奏曲第1番
 バレエ・メカニック(1925年原典版)
モーリス・ペレス(指揮)
ニュー・パレ・ロワイヤル・オーケストラ&
 パーカッション・アンサンブル
イヴァン・デイヴィス(ピアノ)
チャールズ・キャッスルマン(ヴァイオリン)
ランダル・ホジキンソン(ピアノ)
メンデルスゾーン弦楽四重奏団
原盤:NIMBUS/MusicMasters
1990年4月1日−4日、ニューヨークでの録音


 今から十数年前、この人の作品に出会った店主はびっくり仰天し、「いつかこの人の時代が来る!」と豪語したが、・・・残念ながらまだその時代は来ていない。

 ジョージ・アンタイル。

 ストラヴィンスキー『春の祭典』のパリでの伝説的な初演から10年あまり。
 自らを「音楽の悪童」と呼んだアメリカ青年ジョージ・アンタイルは、同じくパリで「バレエ・メカニック」と題する奇天烈な作品を上演する。
 自動ピアノに複数台のピアノ、シロフォン、打楽器群、そしてサイレン、しまいには飛行機のプロペラまで登場する怪物的作品。
 その音楽のあまりの異常さに会場は「春の祭典」同様大騒ぎとなり、もちろん大失敗に終わる。
 ・・・しかしそれは「悪童」アンタイルにとっては望むところ。翌年には、さらなる騒動を期待して故国アメリカの音楽の殿堂カーネギー・ホールに乗り込み、この問題作の上演を敢行した。
 
 1920年代中盤。
 世界を恐怖に陥れた第1次世界大戦は終わり、人々はつかの間の平和を享受していた。
 間もなく訪れる世界大恐慌も、史上最悪の政党の台頭も、まだ人々の予想できるところではない。・・・いや、あるいは本能的に察知していたからか、人々は狂ったように喧騒と娯楽を求めた。映画やスポーツ、キャバレーにジャズ。
 そしてクラシック音楽の分野こそ、その変化は顕著だった。
 19世紀にはびこったロマン派作曲家はほとんどが死滅し、新たに登場したのはストラヴィンスキーやシェーンベルク、プロコフィエフにショスタコーヴィチにヒンデミット。
 そして・・・ジョージ・アンタイル。
 ロマン派の亡霊を打ち払い、聴衆にはさらなる喧騒と刺激を。新時代の劇薬音楽を。
 アンタイルの音楽は前衛であり衝撃的だが、同時に極めて娯楽的で痛快。理解不能ではない。
 
 このアルバムは、アンタイルが新時代の旗手となるべく登場したカーネギー・ホールでの異様なコンサートを再現したもの。
 残念ながら時代はアンタイルの出現を拒否し、あえなく現代のイカロスは失速することになる。しかしここでアンタイルが、あの「春の祭典」の衝撃を上回ろうとありったけの才能をぶちこんだことは一目瞭然。もちろん「所詮『春の祭典』の二番煎じ」と言う人もいるだろうし、「結局何も生み出さなかった」という人もいるだろう。
 しかし、ここにはありとあらゆる非難を真っ向から受けてそれを跳ね返すだけの真摯なる情熱がある。美しい確信がある。崇高なる狂気がある。

 時代のあだ花と冷笑する前に、どうか一度聴いてみてほしい。



 .


PMR-77
\2300→\2090
いいじゃないですか!!
 20年前の演奏の突然のCD化依頼 
 一切編集が加えられていない生身の録音
リサ・スミルノヴァ:ライヴ・アット・コンセルトヘボウ

 1-3.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 Op.84
 4-5.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
リサ・スミルノヴァ(ピアノ)
 2015年、突然不思議なメールを受け取ったというベテラン・ピアニスト、リサ・スミルノヴァ。それはオランダの企業からのメールで「以前、あなたがコンセルトヘボウで行った演奏がオランダのラジオ局のアーカイブに録音されており、こちらをリリースしたい」というものでした。
 およそ20年前の演奏をリリースすることについて、もちろん許可を与えないという選択もありましたが、彼女はまずベートーヴェンとプロコフィエフの関連性について熟考し、その2つの作品が「人生を叙事詩的に表現しており、彼女自身の人生においても重要な役割を果たしていることを確認、リリースを決断した」と言います。
 この録音は一切編集が加えられておらず、もちろんリハーサルの素材も含まれていない一期一会の熱演の記録。エキサイティングな演奏がお楽しみいただけます。

 録音 1994年7月5日 オランダ アムステルダム・コンセルトヘボウ ライヴ
 

PMR-78
\2300
ブラームス:ホルン三重奏曲・ヴァイオリン・ソナタ
 1-4.ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための三重奏曲 変ホ長調 Op.40(1865)
 5-7.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78(1879)
 8-11.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108(1886-1888)
ボジダラ・クスマノヴァ=ヴラダー(ヴァイオリン)/
ヴォルフガンク・ヴラダー(ホルン)/
マグダ・アマラ(ピアノ)
録音 2016年3月 オーストリア ウィーン、Studio Tonzauber, Konzerthaus
 ウィーン・フィルハーモニーの奏者たちが使用していることでお馴染みのウィンナホルン(ウィーン式ホルン)は、通常用いられるフレンチホルンとは若干構造が違い、その音色も独特な響きを持っています。
 このアルバムはウィーン・フィルのホルン奏者、ヴォルフガンク・ヴラダーの演奏で、その柔らかく美しい音色を存分に堪能していただけるブラームス(1833-1897)の「ホルン三重奏曲」を中心に、名手クスマノヴァ=ヴラダーが演奏する2曲のヴァイオリン・ソナタを収録。
 ブラームス自身の言葉「私は音楽を通して話す」を具現化した素晴らしい演奏です。



 

RONDEAU


ROP-6124
\2300
Telemannische Hauspostille‐テレマン・アット・ホーム
 テレマン(1681-1767): 《公現祭後の第4日曜日》
  1.Herr Jesu Christ! ich schrey zu dir/
  2.Herr JEsu CHrist, gros ist die Noth./
  3.Horst du so gar nicht unser Schreyen TVWV 1:737a/
  4.Herr JEsu Christ das glaub ich doch./
 《公現祭》
  5.Ihr Volcker, bringet her dem HErrn./
  6.Jesu, groser Wunder-Stern TVWV 10:1./
  7.Opffere GOtt Danck./
  8.Begluckte Mutter, neues Zion TVWV 1:261a/
 《公現祭後の第2日曜日》
  9.Wirff dein Anliegen auf den Herrn./
  10.Warum betrubst du dich, mein Hertz TVWV 10:1./
  11.Alle eure Sorge werffet auf Ihn./
  12.Mein Freund ist mein, und ich bin sein TVWV 1:327a/
  13.Ich danck dir Christe Gottes Sohn TVWV 10:1/
 《聖母マリアの訪問の祝日》
  14.Maria stund auf in den Tagen /
  15.Meine Seele erhebt den Herren TVWV 10:1/
  16.Mein Herze mus an Freuden voll TVWV 1:1065a/
  17.Er ubet Gewalt mit seinem Arm/
  18.Niemals leere Gnaden-Fulle/
  19.Sey Lob und Preis mit Ehren/
 《新年の日》
  20.Ach Gott, wie manches Herzeleid TWV 31:2/
  21.Gott hat Jesum erhohet./
  22.Gebenedeyter Weibes-Same TVWV 1:605a/
  23.Jesu, mein Herr, und Gott allein TVWV TWV 31:1/
 《三位一体の後第7日曜日》
  24.Herr, wie sind deine Wercke so gros und viel/
  25.Auch der Mangel wird zum Uberflus TVWV 1:780a/
  26.Gott hat die Erde zugericht TVWV 10:1/
  27.Schmecket und sehet, wie freundlich der Herr ist/
  28.Reiche mir dein Himmel-Brod TVWV 1:780a/
  29.Weide mich, und mach mich satt/
 《三位一体の後第12日曜日》
  30.Wir sind allesammt wie die Unreinen./
  31.Wie schon leucht uns der Morgenstern TWV 31:37/
  32.Der Herr wird ein neues im Lande schaffen/
  33.Wie schon leuchtet der Morgenstern TWV 31:38/
  34.Ich freue mich im Herrn/35.Prang'im Golde, stolze Welt/
  36.Ich heise Jesus Braut./
  37.Geziert in seinem eignen Schmucke TVWV 1:1675a/
  38.Wie bin ich doch so hertzlich froh TVWV 10:1/
 《インヴォカーヴィトの日曜日》
  39.Seyd starck in dem Herrn/
  40.Fuhr uns, Herr, in Versuchung nicht TVWV 31:2/
  41.Auf zum Streiten, auf zum Siegen TVWV 1:1280a/
  42.Und wenn die Welt voll Teufel war TVWV 10:1/
 《三位一体の後第12日曜日》
  43.Meine Sunden haben mich ergriffen/
  44.O Jesu voller Gnad TVWV 10:1/
  45.Weinend, seuffzend, achzend, klagend TVWV 1:1466a/
  46.HErr, es steht in deinen Handen TVWV 10:1 ※世界初録音
クラウス・メルテンス(バス・バリトン)/
トーマス・フリッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
シュテファン・マース(バロック・リュート)/
ミヒャエル・シェーンハイト(オルガン)
 ハンブルク市の音楽監督として活躍していたテレマンは、ハンブルクの教会のためにたくさんの宗教曲を書きました。
 これらは教会暦に基づいて折々に作曲されましたが、1727年にハンブルクの出版社がこれらの宗教曲から幾つかの作品を抜粋し、「神の調和賛美」というタイトルで出版しました。
 2枚のシートに2つのアリアが印刷されたこの譜面は毎週日曜日に書店に並び人気を博したということです。テレマンの研究者でもあるガンバ奏者トーマス・フリッチュは、この選集を用いて9部からなる一連の曲集を構築、自身がガンバを奏し、名バリトン、メルテンスを交えた彼の仲間たちが、その時代を彷彿させる楽しい演奏を聴かせています。
 録音 2016年2月22-25日 ベルリン カールスホルスト“Zur frohen Botschaft“ Church
 


ROP-6129
\2300→\2090
こういう指揮者も必要なのである
 マティアス・グリュネルト(指揮)
ヨーゼフ・ハイドン:ハルモニー・ミサ/交響曲 第101番「時計」

 1-12.ハルモニー・ミサ Hob. XXII:14/
 13-16.交響曲 第101番「時計」Hob.I:101
イナ・ジードラチェク(ソプラノ)/
ベッティーナ・ランク(アルト)/
トビアス・フンガー(テノール)/
トビアス・ベルント(バス)/
ドレスデン・フラウエン教会室内合唱団/
ロイス室内管弦楽団/
マティアス・グリュネルト(指揮)

 「交響曲の父」と称されるハイドン(1732-1809)ですが、少なくともハイドンは“交響曲を発明した”のではなく、この形式の中に、様々な実験的な要素を盛り込みながら、拡大、発展させていった功績が讃えられていると言えるでしょう。
 とりわけ90番以降の完成度の高さは、他の追従を許しません。この交響曲第101番は、ユーモラスな第2楽章で知られる名曲です(ただし「時計」というタイトルはハイドンが付けたものではなく、19世紀になってから生まれた愛唱です)。
 ハルモニー・ミサはハイドンの12曲あるミサ曲の最後を飾る作品で、タイトルの「ハルモニー」が意味する木管楽器の合奏がとびきりの冴えを見せる充実した音楽です。小規模の編成ながら、美しい響きを楽しめます。


 店主が注目しているのは指揮者のマティアス・グリュネルト。ドレスデン・聖フロイエン教会のカントール。これまではすべて教会音楽一辺倒だったグリュネルト、ここでハイドンのハルモニー・ミサと交響曲第101番をカップリング。
 店主がドレスデンに行ったときにも貫禄ある重厚さと現代的なしなやかさでC.P.Eバッハを聞かせてくれていた。その素朴な音楽作りが少しおとなしすぎるという人もいるかもしれない。しかし、世の中の指揮者みんながクルレンツィスやユロフスキのようになっても困る。こういう端正な音楽作りをしてくれる人も必要なのである。


  録音 2016年4月21-23日 タールビュルゲル Klosterkirche ライヴ収録


 
  

ROP-6136
\2300
ヴィヴァ・ヴォーチェ 〜シンフォニック・クリスマス
 1.Ich steh an Deiner Krippen hier/2.De King is born today/
 3.Wir schenken uns nix/4.Maria durch ein Dornwald ging/
 5.Abendsegen/6.Di bist da/7.Wsrod nocnej ciszy/
 8.Weihnachtsspeck/9.Frosty der Schneemann/
 10.Jingle Bells/
 11.Weihnachten fur zwischendurch/12.White Christmas
ヴィヴァ・ヴォーチェ(ヴォーカル・アンサンブル)/
サンクトペテルブルク室内管弦楽団/
エンリケ・ウガルテ(指揮)
 5人のメンバーで構成されたアカペラ・ヴォーカル・グループ「ヴィヴァ・ヴォーチェ」が歌うクリスマス・ナンバー。
 このアルバムでは伝承曲から現代的な作品まで様々な曲を、サンクトペテルブルク室内管との共演によるゴージャスな音色と、スタイリッシュなアレンジで存分に聞かせています。


<映像>


EURO ARTS



20 12538
(DVD)
\3500→\3190
アバド&ベルリン・フィル
 ヨーロッパコンサート1996
  フロム・サンクト・ペテルブルグ

 プロコフィエフ: バレエ「ロメオとジュリエット」より
 ラフマニノフ: 歌劇「アレコ」より”月は高く輝く”
 ベートーヴェン:
  ロマンス第1番&第2番 、交響曲第7番イ長調op.92
 チャイコフスキー:
  バレエ「くるみ割り人形」より”花のワルツ”
 【特典映像】
  サンクト・ペテルブルグの音楽について&
   インタビュー(字幕:英独仏)
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アナトーリ・コチェルガ(バリトン)
コリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン)
 アバド&ベルリン・フィル。マリインスキー劇場で行われた1996 年ヨーロッパコンサート

 収録:1996年5月1日マリインスキー劇場(ライヴ)/画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、110分(90分本編+20分ドキュメンタリー)、字幕:英仏伊西

 クラウディオ・アバド指揮により、1996 年サンクト・ペテルブルグのマリインスキー劇場で行われたヨーロッパコンサートの模様を収録したDVD。マリインスキー劇場は世界有数の伝統を誇るオペラ劇場で、ロシアの偉大なオペラ作品の多くがこの劇場で初演されています。
 ベルリン・フィルがこの劇場で最初に演奏したのは、1896 年この映像からちょうど100 年前、ニコライ2 世の戴冠式が行われた年のことでした。
 その記念すべき1996 年のヨーロッパコンサートの演目に選ばれたのは、プロコフィエフ、ラフマニノフ、チャイコフスキーというロシアを代表する作曲家の作品とベートーヴェン交響曲第7番と2 つのロマンス。ヴァイオリンのソリストとして登場したのは、1993 年から1999 年の間ベルリン・フィルの第1 コンサートマスターを務めたコリヤ・ブラッハー。そしてラフマニノフの歌劇「アレコ」の“月は高く輝く” を歌ったのはアバドからの信頼も厚いアナトーリ・コチェルガ。



 

20 64068
(2DVD)
\4300
フランク・ペーター・ツィンマーマン映像集
 DVD1(156分)
  J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ
   第1番ロ短調BWV1014/第2番イ長調BWV1015/第3番ホ長調BWV1016/
   第4番ハ短調BWV1017/第5番ヘ短調BWV1018/第6番ト長調BWV1019
    フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
    エンリコ・パーチェ(ピアノ)
     収録:2008年5月16-18日ドイツ、ポリング修道院・図書館(ライヴ)
     映像監督:ベネディクト・ミロウ/
     特典映像(字幕:ドイツ語、英語、フランス語)
  ・ドキュメンタリー『バッハと私』
    映像監督:ドロテ・ビンディング、ベネディクト・ミロウ
 DVD2(57分)
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
    フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)
     収録:1993年5月1日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
     映像監督:ブライアン・ラージ
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
    フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)
     収録:1994年/映像監督:バリー・ギャヴィン
 ツィンマーマンの透徹した音楽を堪能する映像集

 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、213分、字幕:英独仏

 現代最高峰の奏者のひとり、フランク・ペーター・ツィンマーマンの映像。DVD1 にはヴァイオリン・レパートリーの王道、バッハのヴァイオリン・ソナタと、ツィンマーマンとバッハに関連するドキュメンタリー「バッハと私」とハイティンク指揮ベルリン・フィルと共演したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3& 5 番を収録したDVD2 による2 枚組。
DVD1 のバッハは、「完璧」を追及し、丁寧に音楽を作り上げ、この作品の本来の姿を描き出しているようにも感じられます。一際美しい音色、切れ味の良い演奏で端正に練り上げられています。
 共演のエンリコ・バーチェの真摯な演奏も、この「完璧」な演奏を作り上げるのに一役買っています。 またドキュメンタリー「バッハと私」では、バッハとはなにか、演奏意義、貴重な楽器は演奏家にとってどのような効果を与えるのか、といった大変興味深い内容。
 DVD2 のハイティンクとのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、ツィンマーマンならではの端正かつ美しい演奏で、凛とした気品溢れるモーツァルトに歌い上げられています。
 ツィンマーマンにとってモーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、サヴァリッシュ&ベルリン・フィル(1995 年)との録音や、そして2度の全曲録音を行うなどツィンマーマンの当作品に対する思い入れをうかがい知ることができます。
















11/23(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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CYBELE RECORDS



CYBELE 161405S
(4SACD HYBRID)
\10500→\9490

偉業!
 ロシア・アヴァンギャルドのピアノ音楽
トーマス・ギュンター(ピアノ)
Disc 1
 (1)オブーホフ:
  2つの喚起(1916)/2つの小品【星は語る、不吉な反映】(1915)/
  改心(全4曲(1915))/3つのイコン (1915)/黄金の創造Ⅰ&Ⅱ(1916)
 (2)ヴィシネグラツキー:2つの前奏曲Op.2 (1916)
 (3)プロトポポフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.5 (1924)
 (4)ヴィシネグラツキー:音の魔方陣による練習曲Op.40 (1957)
 (5)オブーホフ:
  お互い好きなように (1942)/調停された平和 (1948)/
   神殿は測られる、聖霊は降臨する/愛するキリスト (1945)

Disc 2
 (1)ルリエ:5つの脆い前奏曲Op.1 (1908-10)/(2)同:2つの詩曲Op.8 (1912)/
 (3)同:4つの詩曲Op.10 (1912)/(4)同:5つの合成Op.16 (1914)/
 (5)同:大気のかたち (1915)/(6)同:日課(全5曲)(1915)/
 (7)プロトポポフ:ピアノ・ソナタ第3番Op.6 (1924-8)

Disc 3
 (1)モソロフ:ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.4 (1923/4)/
 (2)同:ピアノ・ソナタ第1番ハ短調Op.3 (1924)/
 (3)同:2つの夜想曲Op.15 (1926)/(4)同:ピアノ・ソナタ第4番Op.11 (1925)/
 (5)同:ピアノ・ソナタ第5 番ニ短調Op.11 (1925)

Disc 4
 (1)スクリャービン:2つの小品Op.57 (1909)
 (2)ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミューッジック (1919)
 (3)ロスラヴェッツ:
  アルカディ・アバザー追悼の前奏曲 (1915)/
  2つの小品(1915)/5つの前奏曲 (1919-1922)
 (4)プロトポポフ:ピアノ・ソナタ第1番Op.1 (1920-2)
 (5)スクリャービン:
  2つの舞曲Op.73 (1914)/5つの前奏曲Op.74 (1914)/
  ピアノ・ソナタ第7番Op.6「4白ミサ」 (1911)
 (6)オブーホフ:愛するキリスト(異版)(1945)
 ロシア音楽ファン必聴!ロシア革命直前に、これほど先進的なピアノ曲が生み出されていた!

 録音:2008年11月1-4日(CD1)、2010年2月22-26日(CD2)、2012年3月1-5日(CD3)、2014年2月27日-3月3日(CD4)/ドイツ放送室内楽ザール(ケルン)/DSD Multi-ch

 SACD ハイブリッド盤。

 帝政末期、革命直前のロシアは「銀の時代」と呼ばれ、象徴主義的芸術が盛り上がりを見せました。音楽ではスクリャービンを創始とする未来派が驚くべき先進性を示しましたが、社会主義リアリズムの台頭とともに駆逐、発展を阻止され、作曲家は改心か亡命を強いられ、人によっては粛清されました。
 ロシア音楽ながら、ソ連時代はタブー視されていたため研究も進んでおらず、音で聴くことも難しかった作品の数々。それを4 枚のアルバムで体系的に俯瞰できる好企画の登場。
 ニコライ・オブーホフ(1892-1954) は、プロコフィエフと同世代の作曲家。彼はシェーベルクよりも早い1914 年に十二音技法を開拓し、1916 年の「2つの喚起」で実践。その貴重な作品をここで聴くことができます。革命後はパリに移り、「クロワ・ソノール」という十字架状の電子楽器を開発しますが、アヴァンギャルドな傾向は徐々に宗教的なものに変わります。ここではその変遷も確認できます。
 微分音で知られるイワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979)、ピアノ音楽史上最も不可解な作品とされるセルゲイ・プロトポポフ(1893-1954) の3つのソナタ、ショパン風の繊細な叙情の世界からシェーンベルク調の音楽へと変貌していくルリエ、騒音をオーケストラで描いた「鉄工場」のアレクサンドル・モソロフが改心する前の急進性、いずれも驚きの音響の世界が繰り広げられます。
 ピアノ独奏はドイツのベテラン、トーマス・ギュンター。バッハやシューベルトを得意とするだけでなく、ロシア未来派や独墺ユダヤ系作曲家など閑却された作品普及に熱意を見せています。
 SACD 録音がロシア・アヴァンギャルド独特なピアノの響きをとらえています。



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HMF

HMC 902235
\2700→\2490
デビューから20 年
 エルサレム弦楽四重奏団、絶美のバルトーク

 バルトーク(1881-1945):
  弦楽四重奏曲
   第2番 イ短調 op.17 Sz.67
   第4番 ハ長調 op.4 Sz.91
   第6番 ニ長調 Sz.114
エルサレム弦楽四重奏団
 〔アレクサンドル・パヴロフスキ(1st Vn)、
  セルゲイ・ブレスラー(2nd Vn)、
  オリ・カム(Vla)、
  キリル・ズロトニコフ(Vc)〕
 結成20周年、エルサレム弦楽四重奏団、絶美のバルトーク

 録音:2015年7月

 アラブのアクセントを思わせる激しい第2 楽章をふくむ第2 番、民俗音楽とアヴァンギャルドが巧みに融合された第4 番、そして、まもなく亡くなる母、ファシズムの台頭という失意の中書かれた傑作第6 番を収録。
 バルトークは弦楽四重奏曲を1909 年(第1 番)から1939 年(第6 番)の間に6 曲作曲しており、バルトークの人生と作風の転機や変遷が濃厚に反映されていると言われていますが、そのことをあらためて実感するプログラムです。
 1996 年のデビューから20 年を迎え(2011 年からヴィオラのメンバーがアミハイ・グロスからオリ・カム(現ベルリン・フィル)に交代)、ますます世界で活躍しているエルサレム弦楽四重奏団。バルトーク特有の激しいリズムの部分でも、美しい歌声を失わないバランス感覚はさすがです。
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HMU 907665
\2700→\2490
イギリスNo.1カルテット、ヒース弦楽四重奏団
 チャイコフスキー:
  弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 op.11(1871)
  第3番 変ホ短調 op.30 (1876)
ヒース弦楽四重奏団
 録音:2015年12月

 ヒース弦楽四重奏団は、2002 年に結成されるやいなや英国を代表する弦楽四重奏団とみなされているグループ。ティペット、バルトークの弦楽四重奏曲全曲をウィグモアホールおよび全英、ヨーロッパ、アメリカで演奏しています。2015 年にウィグモアホール・レーベルからティペットの弦楽四重奏曲集をリリースしており、HMF 第1 弾となる当盤の次には、2017 年、バルトークの弦楽四重奏曲全集のリリースが決まっています。
 HMF 第1 弾となる当盤は、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」でも名高い第1 番と、第1 番および第2 番を初演したヴァイオリン奏者、フェルディナント・ラウプの思い出にささげられた激情の第3 番を収録。「アンダンテ・カンタービレ」は感情におぼれることなく、美しい旋律をストレートに聴かせます。第3 番でもハーモニーの美しさが絶品。抑えの効いた、ハーモニーの美しいヒース弦楽四重奏団の今後がたのしみな1 枚です。



「死と乙女」・・・抜群のアンサンブルを聴かせてくれます。
https://youtu.be/oiOUNbBNhKA







DACAPO


8.224727
\2500
More French Pieces
 1-3.ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ ニ短調(1915)/
 4.フォーレ(1845-1924):エレジー Op.24/
 5.フォーレ:子守歌 Op.16/
 6.フォーレ:蝶々 Op.77/
 7.フォーレ:夢のあとに Op.7-1/
 8-9.ヴィエルヌ(1870-1937):2つの小品 Op.5〈夜/伝説〉/
 10.サン=サーンス(1835-1921):ロマンス Op.36/
 11.サン=サーンス:ロマンス Op.51/
 12.サン=サーンス:白鳥
ウルリク・ステアク(ピアノ)/
ヘンリク・ダム・トムセン(チェロ)
 デンマークの優れた奏者2人による“フランスの作品集”。
 デンマーク国内でリリースされたアプリ「French Pieces」の拡大ヴァージョンで、アプリ内で紹介された作品を全曲聴くために企画された1枚です。
 ピアノのステアクは1989年にコペンハーゲンでデビュー。デンマークで絶大な人気を誇り、パリ、ウィーン、ロンドンなどの都市でもコンサートを開催し、好評を博しています。
 チェロのトムセンはデンマーク国立交響楽団の第一首席奏者で、現在デンマーク王立アカデミーで教鞭も取っています。
 この2人によるフランス音楽集は、以前他のレーベルからもリリースされたように、すでにデンマーク国内ではお馴染みとなっており、その人気の高さはこのアルバムからも伺えます。
  録音 2015年10月6-8日 デンマーク放送 コンサートホール 第4スタジオ
 

8.226175
\2500
ラスムッセン:交響曲 第2番「地球、新たに」(2015)〜
 ソプラノとバリトン独唱、男声合唱、大管弦楽のための

  1.第1楽章:Andantino espressivo e agitato/
  2.第2楽章:Lugubre e molto espressivo/
  3.第3楽章:Scherzo impromptu/
  4.第4楽章:Maestoso furioso
   ※世界初録音
ボー・スコウフス(バリトン)/
シンディア・シーデン(ソプラノ)/
アカデミスカ・サングフェレニンゲン/
ムントラ・ムジカンテル/
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ヨーン・ストルゴーズ(指揮)
 フェロー諸島で生まれ、ある時期はノルウェーに住み、現在はコペンハーゲンとフェロー諸島を行き来しているという作曲家ラスムッセン(1961-)。
 生まれ育った島には音楽的な訓練を受ける施設はなく、祖母から譜面の読み方を学んだと言います。
 一時期はジャズの影響を受け、電子音楽にも興味を持った彼は、1995年に最初の交響曲「Oceanic Days」に着手します。
 この作品は北欧評議会の音楽賞を受賞、他の財団からも補助金を受けるなど高い評価を受けると同時に、ラスムッセンの将来も期待されることとなりました。
 その後は順調に作曲活動に勤しみ、数多くの作品を執筆。この交響曲第2番はノルウェーの神話に基づいた大規模な作品で、全ての世界を司る架空の樹、ユグドラシルにまつわる物語が描かれた神秘的で力強い音楽に満たされています。
 ラスムッセンの良き理解者ストルゴーズによる世界初演時の録音です。

  録音 2015年9月12-14日 ヘルシンキ ミュージックセンター、コンサート・ホール
 

8.226589
\2000
オーレ・ブク:シンフォニエッタ作品集
 1.9つの楽器のための「氷の花」(1999)/
 2.13人の音楽家のための「樹」(1996)/
 3.8の楽器のための「無題」(2010)/
 4.17の楽器のための「フラワー・オーナメント・ミュージック」(2001)
  ※世界初録音
アセラス・シンフォニエッタ・コペンハーゲン/
イェスパー・ノルディン(指揮)
 2015年2月に作曲家オーレ・ブク(1945-)が70歳の誕生日を迎えた時、アセラス・シンフォニエッタ・コペンハーゲンは彼のために2回の祝賀コンサートを行いました。ブクの作品はデンマーク国内でもあまり耳にする機会がなく、多くの聴衆たちは「初めて聴く」そのシンプルで美しい響きに魅了されたといいます。洗練された書式、曲によっては僅か5つの音符を使うのみという切り詰めた音で構成されるという簡素な音楽は、どれも自然の風景から誘発されており、この特異な作曲家の方向性を知ることができます。
 録音 2015年8月22.24.29日 デンマーク・ロイヤル・オペラ・ハウス、リハーサル・ホール


<メジャー・レーベル>
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SONY



8898537615-2
(2CD)
\3200→\2890
※Blu-ray&DVD
同時発売
今度のニューイヤーはドゥダメルだ!
 ニューイヤー・コンサート2017


第1部
 1.喜歌劇「ウィーンの女たち」より
    ネヒレディル行進曲★ (レハール)
 2.ワルツ「スケートをする人々」作品183★ (ワルトトイフェル)
 3.ポルカ「帝都はひとつ、ウィーンはひとつ」作品291 (ヨハン・シュトラウス2世)
 4.ポルカ・シュネル「冬の楽しみ」作品121 (ヨハン・シュトラウス2世)
 5.ワルツ「メフィストの地獄の叫び」作品101 (ヨハン・シュトラウス2世)
 6.ポルカ・シュネル「そんなに怖がることはない」作品413 (ヨハン・シュトラウス2世)

第2部
 7.喜歌劇「スペードの女王」序曲★ (スッペ)
 8.喜歌劇「財務責任者」より
    ワルツ「ヘラインシュパツィールト(いらっしゃいませ)」作品518 (ツィーラー)
 9.喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」より 月の出の合唱★ (ニコライ)
 10.ペピータ・ポルカ作品138★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 11.ロトンダ・カドリーユ作品360★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 12.ワルツ「無法者」作品205★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 13.インド人のギャロップ作品111 (ヨハン・シュトラウス1世)
 14.ポルカ・マズルカ「ナスヴァルトの森娘」作品267 (ヨーゼフ・シュトラウス)
 15.ポルカ・シュネル「いざ踊らん」作品436★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 16.喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」より
     ワルツ「千夜一夜」作品346 (ヨハン・シュトラウス2世)
 17.チク・タク・ポルカ作品365 (ヨハン・シュトラウス2世)

[アンコール]
 ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
 ラデツキー行進曲作品228(ヨハン・シュトラウス1世) 他
   ★ニューイヤー・コンサート初登場作品
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:グスターボ・ドゥダメル
8898537620-1
(3LP)
\6500
※Blu-ray&DVD
同時発売
 ラテンの熱い血が、伝統あるニューイヤー・コンサートに電撃を走らす!
 生まれ変わったかのようなワルツとポルカの饗宴!!

 ■毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界80カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われています。
 ■2017年は、ベネズエラ出身で今最も勢いに乗る指揮者グスターボ・ドゥダメルが初登場。ウィーン・フィルの指揮台にも頻繁に登場する彼が出演を電話で打診された時、「踊り上がって、叫び声をあげて、大喜びした」(アンドレアス・グロスバウアー楽団長談)というほどのノリで、初出演に向けて大きな意気込みを抱いています。
 ■演奏曲目は、定番の「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」などに加えて、「ウィーン・フィル創立175周年」、「女帝マリア・テレジア生誕300年」などの記念イヤーやドゥダメルのパーソナリティに相応しい曲などの観点から選曲され、ニューイヤー・コンサート初登場8曲を含み、新鮮味十分です(ワルトトイフェルの「スケートをする人々」のような有名曲が初登場というのも意外)。ウィーン楽友協会合唱団の参加も珍しいです。鮮明な映像と音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールで繰り広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。
 ■グスターボ・ドゥダメル プロフィール『音楽の未来を作るロックな指揮者』と称されるグスターボ・ドゥダメルは、1981年ベネズエラ生まれ。エル・システマの音楽教育を受け、12歳で初めてオーケストラを指揮。18歳でシモン・ボリバル・ユース管音楽監督就任。ラトルのアシスタントをつとめ、2004年第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール優勝。2009年以来ロサンゼルス・フィル音楽監督。

  [録音]2017年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング


<LP>


DECCA(LP)


4830955
(2LP)
\4800
《ジョーン・サザーランド 〜 プリマドンナの芸術》
 1) アーン:『アルタクセルクセス』から「The soldier tir'd」,
 2) ヘンデル:『サムソン』から「Let the bright Seraphim」,
 3) ベッリーニ:『ノルマ』から「Sediziose voci... Casta diva」,
 4) ベッリーニ:『清教徒』から「Son vergin vezosa」,
 5) ロッシーニ:『セミラーミデ』から「Bel raggio lusinghier」,
 6) ベッリーニ:『清教徒』から「Qui la voce sua soave」,
 7) ベッリーニ:『夢遊病の女』から「Care compagne, e voi, tenere amici」,
 8) グノー:『ファウスト』から「宝石の歌」,
 9) グノー:『ロメオとジュリエット』から「Ah, je veux vivre」,
 10) ヴェルディ:『オテロ』から
  「Mia madre aveva una povera ancella...piangea cantando」,
 11) モーツァルト:『後宮からの逃走』から「Martern aller Arten」,
 12) ヴェルディ:『椿姫』から「E strano!...Ah, fors'e lui...Sempre libera」,
 13) トマ:『ハムレット』から「A vos jeux, mes amis, permettez-moi」,
 14) ドリーヴ:『ラクメ』から「鐘の歌」,
 15) マイアベーア:『ユグノー教徒』から
  「O Beau pays de la Touraine」,
 15) ヴェルディ:『リゴレット』から「Gualtier Malde...Caro nome」
ジョーン・サザーランド(ソプラノ),
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮),
 サザーランドの名盤が、アナログLP盤で限定復刻
 1959年のコヴェント・ガーデンにおける『ルチア』のセンセーショナルな成功により、一夜にして大スターとなったサザーランド。その翌年Deccaが彼女と契約を結び録音を行った、彼女のリサイタル・アルバムです。
 今、改めて聴いてみても、どの曲も愛らしく親密な表情をみせ、その輝かしい声に圧倒されます。
 この名盤が、アナログLP盤で限定復刻されます。Optimal Media社プレスによる180g重量級アナログLP盤。MP3デジタル・ダウンロード券付き。
  【録音】1960年8月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
 

4830958
(LP)
\3700
《ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」》
 ドヴォルザーク:
  1) 交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」,
  2) 序曲「オセロ」Op.93
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団
 ケルテス&ロンドン交響楽団の名盤が、アナログLPで限定復刻
 ケルテスの代表作の一つがこのドヴォルザーク。ロンドン交響楽団を指揮した1966年のステレオ録音で、当時のデッカの迫力ある音調と、ケルテスの覇気に満ちた指揮ぶりがうまく結びついた爽快な演奏。ドヴォルザークの最も素晴らしい特色であるボヘミア的な高揚感を完璧にとらえた録音で見事な仕上がりとなっています。
 この名盤が、アナログLP盤で限定復刻されます。Optimal Media社プレスによる180g重量級アナログLP盤。MP3デジタル・ダウンロード券付き。
 【録音】1966年12月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
 

4830959
(LP)
\3700
《ヴィヴァルディ:四季》
 ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』(全曲)
ジャニーヌ・ヤンセン(ソロ・ヴァイオリン)、
パーソネル:キャンディーダ・トンプソン(ヴァイオリン)、
ヘンク・ルービング(ヴァイオリン)、
ジュリアン・ラクリン(ヴィオラ)、
マールテン・ヤンセン(チェロ)、
ステーシー・ワットン(コントラバス)、
エリザベス・ケニー(テオルボ)、
ヤン・ヤンセン(オルガン&ハープシコード)、
 ジャニーヌ・ヤンセンが、最小の編成で聴かせる極上の《四季》が、アナログLP盤で発売
 ジャニーヌ・ヤンセンが、最小の室内アンサンブルで聴かせるヴィヴァルディの《四季》。各パート1人という室内楽的な親密な空気感に満ちたヴィヴァルディ。ジュリアン・ラクリンがヴィオラで参加しています。
 この新鮮な演奏を、アナログLP盤で限定発売。Optimal Media社プレスによる180g重量級アナログLP盤。MP3デジタル・ダウンロード券付き。
 【録音】2004年5月, アムステルダム, Yakult Zaal, Beurs van Berlage Concert & Congreszale
 

4830960
(LP)
\3700
《ショスタコーヴィチ:ジャズ・アルバム》
 ショスタコーヴィチ:
  1) ジャズ組曲第1番,
  2) ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35,
  3) ジャズ組曲第2番,
  4) タヒチ・トロット(二人でお茶を)
ロナルド・ブラウティハム(ピアノ),
ペーテル・マスュールス(トランペット),
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団,
リッカルド・シャイー(指揮),
 シャイー&コンセルトヘボウの快演が、アナログLP盤で発売
 録音当時、「ジャズ組曲」はそれほど一般的な作品ではありませんでしたが、このシャイーの演奏が1993年に初めてリリースされることで状況が代わり、映画や様々に使われることとなってきました。
 「ピアノ協奏曲第1番」では、ブラウティハムがピアノを、トランペットはペーテル・マシュールス(ペーター・マスーズ)が担当しています。諧謔精神にあふれた作品を見事に演奏したシャイーの快演が見事。
 この演奏を、アナログLP盤で限定発売。Optimal Media社プレスによる180g重量級アナログLP盤。MP3デジタル・ダウンロード券付き。
  【録音】1988年3月, 1991年5月、アムステルダム、コンセルトへボウ
 

4830961
(LP)
\3700
《ヨナス・カウフマン 〜 ワーグナー・アルバム》
 ワーグナー:
  1) 楽劇『ワルキューレ』から
    「父上は私に刀を約束してくださった」,
  2) 楽劇『ジークフリート』から
    「あいつが俺の父親でないとは」,
  3) 歌劇『リエンツィ』から
    「全能の父よ、私を見護り下さい」,
  4) 歌劇『タンホイザー』から
    「今まで感じなかったほどの」,
  5) 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』から
    「静かな炉端で」,
  6) 歌劇『ローエングリン』から
    「遠い国に、あなたがたの近づき得ぬところに」,
  7-11) ヴェーゼンドンクの5つの歌(フェリックス・モットル管弦楽編曲版)
ヨナス・カウフマン(テノール),
ドナルド・ラニクルズ(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、
 カウフマンのワーグナー・アルバムがアナログLP盤で発売
 2009年ミュンヘンでの「ローエングリン」でワーグナー歌手としての地位を確固たるものとしたテノールのヨナス・カウフマン。世界中の歌劇場からオファーが絶えない活躍を続けています。
 このアルバムは、作曲家生誕200年を記念して録音されたワーグナー作品集。有名な「ローエングリンの名乗り」では、通常カットされる長大な「グラール語り」を完全収録し、女声のために書かれた《ヴェーゼンドンクの5つの歌》も歌っています。
 この演奏を、アナログLP盤で限定発売。Optimal Media社プレスによる180g重量級アナログLP盤。MP3デジタル・ダウンロード券付き。
 【録音】2012年9月17-22日, ベルリン、グロッサー・ゼンデザール




<国内盤> 

.

ARS MUSICI



AMCD232-160
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700+税
古楽器使用フライブルク・アポーニー四重奏団
 ハイドン:
  弦楽四重奏曲集Op.33「ロシア四重奏曲」
  『六つの弦楽四重奏曲』作品33(ロシア四重奏曲)

  ①弦楽四重奏曲 第5番 ト長調「挨拶」
  ②弦楽四重奏曲 第2番 変ホ長調「冗談」
  ③弦楽四重奏曲 第1番 ロ短調
  ④弦楽四重奏曲 第3番 ハ長調「鳥」
  ⑤弦楽四重奏曲 第6番 ニ長調
  ⑥弦楽四重奏曲 第4番 変ロ長調
フライブルク・アポーニー四重奏団
           (古楽器使用)
 ゴットフリート・フォン・
        デア・ゴルツ、
 ペトラ・ミュレヤンス(vn)
 クリスティアン・ゴーセス(va)
 グイード・ラリッシュ(vc)
 痛快すぎ!さすがフライブルク・バロック管の名手たち。 ハイドンの画期的瞬間を生々しく、当時の楽器・奏法で。

 アポーニー四重奏団はドイツ南部きっての古楽拠点、フライブルクを中心に活躍する古楽器による弦楽四重奏団…というより、そのメンバーは来日公演で痛快な活躍をみせつづけるフライブルク・バロック管弦楽団のトップ奏者たちにほかなりません。
 彼らがArs Musiciレーベルに刻んでいたこのハイドン作品集、とくにこの「交響曲の父」にして「弦楽四重奏曲の父」でもあった作曲家の最も重要な曲集である作品33の全曲録音。

 ハイドンは1770年代まで数編の四重奏曲集を発表してはいたものの、70年代後半は主君が居城の歌劇場でのオペラ上演などに目覚めたこともあってか、しばらくこの分野から遠ざかっていたところ——1781年に突如として刊行されたこの「作品33」では、それまでとはまったく違った、交響曲にも比しうる本格的な作曲分野としての四重奏曲の味わいをいかんなく示し、ウィーン古典派の四重奏曲ブームのきっかけを作りました(モーツァルトの「ハイドン・セット」もその流れで書かれた作品群のひとつ)。

 どの曲から聴きはじめても、おそらく開始早々から心をギュッ!と掴まれずにはおれない痛烈な音作り!18世紀の弦楽奏法をふまえた羊腸弦使いの圧倒的なたくみさ、深み、ぜひご体感ください!


 第1番終楽章、なかなかかっこいいです。
https://youtu.be/BngxDTdN4qk
 

AMCD232-314
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
16世紀、イタリアとヨーロッパ
 リコーダー合奏による変奏芸術さまざま

  アントニオ・デ・カベソーン(1510-1566)
  ジョヴァンニ・バッサーノ(1600頃活躍)
  ピエール・サンドラン(1490頃-1561以後)
  ディエゴ・オルティス(1510頃-1602頃)
  トマ・クレキヨン(1480頃-1557)
  リッカルド・ロニョーニ(?-1619)
  ジローラモ・ダッラ・カーザ(?-1601頃)
  クレメンス・ノン・パーパ(1510-1555)
  アンドレーア・ガブリエーリ(1533-1586)

  ①チプリアーノ・デ・ローレの
   「この別れにさいして、なお」による変奏
   〔バッサーノ、カベソーン、ガブリエーリ、ロニョーニ〕
  ②ピエール・サンドランの「甘き追憶」による変奏
   〔サンドラン、オルティス、カベソーン(子)〕
  ③トマ・クレキヨンの「陽気な羊飼いが」による変奏
   〔クレキヨン、カベソーン、ロニョーニ〕
  ④チプリアーノ・デ・ローレの「甘き木陰で」による変奏
  ⑤クレメンス・ノン・パーパの「若々しく楽しく」による変奏
フラウタンド・ケルン(古楽器使用)
 カタリーナ・ヘス、
 ズザンネ・ホーホシャイト、
 ウルズラ・テーレン(歌も)、
 ケルステン・ド・ヴィット
         (各種リコーダー)

 意外にCDが出てこない、プロ集団のリコーダー合奏。
 古楽都市ケルン発、オーガニックな極上音響空間!
 これだけ古楽研究や古楽器録音が進んでいる世の中であっても、実はなぜかなかなか新録音が出てこない分野もあります——リコーダー合奏もそのひとつ!
 プロ集団も数多くありながら、他の楽器とのコラボレーション盤はあれど、リコーダーだけの合奏曲ばかりをじっくり聴けるアルバムというのは意外に出てこないもの(アマチュア演奏家向けの「吹くことが面白い」レパートリー…ということなのでしょうか?)。
 しかし、こうしてたまさかに世に送り出される欧州古楽界きってのプロ集団による録音は、概して企画性の高さ、他の追従を許さない、うかつにまねできない卓越したクオリティで、いつまでも深く愛聴したくなる味わいに満ちているもの。
 古楽器奏者たちが腕を磨きに来る、世界随一のハイクオリティ古楽都市ケルンで活躍する女性集団フラウタンド・ケルンのArs Musici録音は、入手不可になっている惜しい名盤も多々…そこへこの逸品、なにより注目すべきはプログラム。
 ルネサンス期きっての名旋律に光を当て、それらが作曲家ごとにどれほど多彩に異なる音楽宇宙へ展開していったかを、「変奏」を中心に探求した1枚。
 解説訳付もさることながら、安心して身をまかせられるオーガニックなリコーダーの響きは、他の何ものにも代えがたいところです。




NCA



NCA234-239
(12CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6300+税
日本独自に解説を制作!
マルクス・ベッカー(p)
 レーガー:ピアノ独奏作品全集

 ①七つのワルツop.11 ②即興曲集op.18
 ③フモレスケop.20 ④テレマンの主題による変奏曲とフーガ op.134
 ⑤六つのピアノ小品 op.24
 ⑥四つのソナチネ op.89
 ⑦四つのピアノ独奏曲
 ⑧ピアノのための10の作品op.79a
 ⑨影さまざま op.53 ⑩木葉と花々
 ⑪色とりどりの木の葉 op.36
 ⑫七つの幻想小品 op.26
 ⑬10の小さな演奏会用小品 op.44
 ⑭六つの前奏曲とフーガop.99 ⑮挿話さまざま op.115
 ⑯六つの間奏曲 op.45⑰運命の手紙 op.13
 ⑱水彩画 op.25 ⑲愛の夢 ⑳わが日記帳より op.82〔全4部〕
 (21) 七つの個性的な小品 op.32
 (22)若き日々より op.17
 (23)アルバムのページ3葉
 (24)美しき青きドナウ
 (25)炉辺の夢op.143
 (26)若き日へのあいさつ
 (27)マリアの子守歌op.76-52
 (28)バッハの主題による変奏曲とフーガop.81
 (29)左手のための四つの特別な練習曲 (30)夜
マルクス・ベッカー(p)
NCA 234239
(12CD)
\5000→\4690
輸入盤案内済み
解説なし

 記念年作曲家レーガー、ピアノ曲まで多作だった!
 原盤解説なしですが、日本語で読める解説付でお届け。

 2016年は、マックス・レーガー歿後100周年にあたる年。無伴奏の弦楽独奏曲から大作管弦楽曲まで、およそオペラ以外の作曲分野はひとしきり手がけたうえ、どの分野でも43年の人生で書かれたとは信じがたいくらいの多作ぶりを発揮した、最後のロマン派にして新古典主義者——その芸術性の全貌を見渡せている人は、今なおめったにいないのではないでしょうか?
 しかし、はっきりしていることがひとつだけあります…これほど多作でありながら、時に彼のひとつの分野で全曲録音を試みようとする音楽家が(とくに、彼が何より得意としたオルガン音楽をはじめ)これまでに何人も出てきているという事実——それほどまでに、はまり込んだら抜け出せない魅力が、この作曲家の音楽には潜んでいるということではないでしょうか?
 しかるにピアノ曲でも、古典派いらいのドイツ正統派の伝統に確かな見識をみせる才人マルクス・ベッカーが、Thorofonレーベルに12枚ものCDを要する全曲録音を敢行…記念念を飾るべく特価BOX仕様で登場したこの金字塔的録音、原盤には解説がいっさいありませんが、日本独自に解説を制作、レーガー芸術の思わぬ領域の真相に迫ります。
 サロン的小品から壮大な変奏曲まで、末永く楽しめそう...プレス切れになる前にどうぞ!
 .


NCA234-321
(CD+DVD PAL
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税
ヘルフゴット、まさかの2012年新録音!
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番&
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「熱情」
   〜『ハロー・アイ・アム・デイヴィッド!』サウンドトラック

 ①ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57「熱情」
 ②ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 op.30
 ③キキュン:
  「ハロー・アイ・アム・デイヴィッド!」
   のための音楽〔驚異と英知:始まり/
    しあわせな顔/混乱、全てお見せします/
    純粋さ/驚異と英知:終わりに〕
デイヴィッド・ヘルフゴット(p)
マティアス・フォレムニー指揮
シュトゥットガルト交響楽団

 おお!ヘルフゴットの新録音!2012年ライヴらしい!


 「異才」という言葉は、彼のために。
 映画「シャイン」のモデルとなった才人の「いま」から、響いてくるもの…!

 「シャイン」という映画、否、デイヴィッド・ヘルフゴットというピアニストについて予備知識なしに聴きはじめると、やはりちょっと、いや、かなり驚くかもしれません(グレン・グールドのピアノを最初に聴いたときに感じたあの思い…を、もう少し強烈にしたような)。

 あの映画とピアニストについて知らなくても、検索すればすぐに出てくると思います——実は『シャイン』という映画があまりに鮮烈に世界的ヒットをみせたため、公開後に親族から「真実はああではなかった」と猛烈な抗議が上がったそうで、ドイツでは約20年の時をへて、この異能のピアニストについての新たなドキュメンタリー映像が公開に…

 そのサウンドトラックとして、ベートーヴェンとラフマニノフの押しも押されぬ傑作の全曲録音を含むサウンドトラックがNCAから登場!
 ドラマティックなラフマニノフを、鮮烈なベートーヴェンを想像するなら、ここではまったく予想外の体験をすることになるでしょう——そしてじっと耳を傾け続け、ピアニストがどういう個性を育んできたのかを知るにつけ、彼の「一言、一言」が(具体的な言葉として聴こえなくても)痛烈に心に刺さるはず!

 そして最後の、聴衆の手放しの熱狂…2011年に創設された実力派楽団と送る「ヘルフゴットの21世紀」...体感すべきこと、詰まってます!

 付録のDVDはPAL形式なので、当DVDの再生にはPAL対応のプレーヤーが必要です。



映画「シャイン」のあらすじ

←このポスターには覚えがあるかと。

 メルボルンに生まれたデイヴィッドは、厳格な父親の元、ピアニストになるべく英才教育を受けていた。
 才能を発揮し、天才少年と呼ばれた彼は、アメリカ留学の話を薦められるが、父親が経済的な理由と、自分から離れていく事をよしとせず断ってしまう。
 しかし、コンクールでの演奏が評価され、イギリスの王立音楽院に奨学金で留学する話が持ち上がると、父親の反対受けながら、家を飛び出す形でロンドンに渡る。
 ロンドンでピアノに打ち込むデイヴィッドは、コンクールで難関であるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」に挑戦し、見事に弾いたものの、その後精神に異常をきたし始める。
 地元に戻り精神病院に入り、一進一退が続くが、療養所の女性に引き取られて退院し、ある日バーでピアノを弾き始め、それが新聞で話題に上り、再び演奏家の道を歩もうとし始める。





<映像>

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SONY(映像)



8898537617-9
(Blu−ray)
\5100→\4690
※CD、LP同時発売
ニューイヤー・コンサート2017
第1部
 1.喜歌劇「ウィーンの女たち」より ネヒレディル行進曲★ (レハール)
 2.ワルツ「スケートをする人々」作品183★ (ワルトトイフェル)
 3.ポルカ「帝都はひとつ、ウィーンはひとつ」作品291 (ヨハン・シュトラウス2世)
 4.ポルカ・シュネル「冬の楽しみ」作品121 (ヨハン・シュトラウス2世)
 5.ワルツ「メフィストの地獄の叫び」作品101 (ヨハン・シュトラウス2世)
 6.ポルカ・シュネル「そんなに怖がることはない」作品413 (ヨハン・シュトラウス2世)
第2部
 7.喜歌劇「スペードの女王」序曲★ (スッペ)
 8.喜歌劇「財務責任者」より
    ワルツ「ヘラインシュパツィールト(いらっしゃいませ)」作品518 (ツィーラー)
 9.喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」より
    月の出の合唱★ (ニコライ)
 10.ペピータ・ポルカ作品138★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 11.ロトンダ・カドリーユ作品360★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 12.ワルツ「無法者」作品205★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 13.インド人のギャロップ作品111 (ヨハン・シュトラウス1世)
 14.ポルカ・マズルカ「ナスヴァルトの森娘」作品267 (ヨーゼフ・シュトラウス)
 15.ポルカ・シュネル「いざ踊らん」作品436★ (ヨハン・シュトラウス2世)
 16.喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」より
     ワルツ「千夜一夜」作品346 (ヨハン・シュトラウス2世)
 17.チク・タク・ポルカ作品365 (ヨハン・シュトラウス2世)
[アンコール]
 ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
 ラデツキー行進曲作品228(ヨハン・シュトラウス1世) 他
   ★ニューイヤー・コンサート初登場作品
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:グスターボ・ドゥダメル
8898537616-9
(DVD)
\4500→\4090
※CD、LP同時発売

 ラテンの熱い血が、伝統あるニューイヤー・コンサートに電撃を走らす!
 生まれ変わったかのようなワルツとポルカの饗宴!!
 ■毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界80カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われています。
 ■2017年は、ベネズエラ出身で今最も勢いに乗る指揮者グスターボ・ドゥダメルが初登場。ウィーン・フィルの指揮台にも頻繁に登場する彼が出演を電話で打診された時、「踊り上がって、叫び声をあげて、大喜びした」(アンドレアス・グロスバウアー楽団長談)というほどのノリで、初出演に向けて大きな意気込みを抱いています。
 ■演奏曲目は、定番の「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」などに加えて、「ウィーン・フィル創立175周年」、「女帝マリア・テレジア生誕300年」などの記念イヤーやドゥダメルのパーソナリティに相応しい曲などの観点から選曲され、ニューイヤー・コンサート初登場8曲を含み、新鮮味十分です(ワルトトイフェルの「スケートをする人々」のような有名曲が初登場というのも意外)。ウィーン楽友協会合唱団の参加も珍しいです。鮮明な映像と音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールで繰り広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。
 ■グスターボ・ドゥダメル プロフィール『音楽の未来を作るロックな指揮者』と称されるグスターボ・ドゥダメルは、1981年ベネズエラ生まれ。エル・システマの音楽教育を受け、12歳で初めてオーケストラを指揮。18歳でシモン・ボリバル・ユース管音楽監督就任。ラトルのアシスタントをつとめ、2004年第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール優勝。2009年以来ロサンゼルス・フィル音楽監督。

  [録音]2017年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング















11/22(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




2L

2L 129SACD
(SACD HYBRID)
\2600
『UR』
 エヴァ・ホルム・フースネス(1983-):
  森に寄せる3つの歌(ハンス・ブールリ(1918-1989)詩)
   【野生の鳥/森の歌/森の人々】
 オッド・ヨハン・オーヴェロイ(1961-):
  ザトウクジラ(合唱と「クジラの歌」のための)(マーリト・カルホル(1955-)詩)
 オイヴィン・ヨハン・アイクスン(1979-):
  取り替え子の子守歌(ハルディス・モーレン・ヴェソース(1907-1995)詩)
 マッティン・アイケセット・コーレン(1983-):3つの道具
  (オラヴ・ホーコンソン・ハウゲ(1908-1994)詩)
   【大槌/草刈り鎌/鋸】
 オッド・ヨハン・オーヴェロイ(1961-):オオカミウオ(マーリト・カルホル(1955-)詩)
 ガイル・ドゥーレ・イェルショー(1988-):
  われらの夢を生きる(テリエ・ヴェソース(1897-1970)詩)
   【生きよ、われらが夢/ 夢失われしところ/夢は常にわれらを支え】
 エヴァ・ホルム・フースネス(1983-):われら名誉とともに出迎えん
  (オーゴット・トヴァイト 歌詞)
 オッド・ヨハン・オーヴェロイ(1961-):
  アンコウ(合唱とハンドドラムのための)(マーリト・カルホル(1955-)詩)
室内合唱団アウルム
エヴァ・ホルム・フースネス(指揮) 
 『時』『起源』『野生』…ノルウェーの「音風景」を集めた合唱曲集

 録音:2015 年2月、2016 年3月、フッゲン教会(トロンハイム、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング: モッテン・リンドベルグ
 録音:ビアトリス・ヨハンネセン[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]/5.0 surround/stereo、44’53’’

 2L の新作『UR』は、2006 年に創設されたトロンハイムの室内合唱団アウルムが、同じ音楽コミュニティで活動する作曲家たちに委嘱した作品を特集したアルバム。
 「ノルウェー語の “ur” には、いくつかの意味がある。伝統と新たな衝動が出会う『時』、わたしたちのルーツがどこにあるかという『起源』、岩くずのごろごろした山の『野生』……」。
 オッド・ヨハン・オーヴェロイ、オイヴィン・ヨハン・アイクスン、マッティン・アイケセット・コーレン、ガイル・ドーレ・イェルショー、アウルムを指揮するエヴァ・ホルム・フースネス −− トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)音楽学部で学び、あるいは教える音楽家たちは、ノルウェーの詩人の詩をテクストに採り、自然、人間、自然とともにある人間といったテーマを伝統的な語法のスタイルや伝統的な和声とロマンティックな技法に現代の語法を加えたスタイルの音楽と「音風景」に作りました。
 オーヴェロイの《ザトウクジラ》の「クジラの歌」はオイヴィン・ドリーヴェクレップの制作、《アンコウ》のハンドドラムはアイリク・ラウヴォースが担当しています。トロンハイムのフッゲン教会でのセッション録音です。







ALBA


ABCD 399
(SACD HYBRID)
\2300
『嵐 − 恐怖』
 ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
  ピアノ協奏曲第2番 Op.112(2001)
   (ピアノ、弦楽と打楽器のための)
  エーディト・セーデルグランの詩による歌曲集Op.129(2003)
   (メゾソプラノ、弦楽とハープのための)
    【神々はどこにいるのか/ 神々がやってくる/ 嵐/ 変身】
  左手のためのピアノ協奏曲 Op.129(2004)
   (左手のピアノと室内管弦楽のための)
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス(指揮)
モニカ・グループ(メゾソプラノ)
 フィンランドの作曲家ノルドグレンの「哲学」を感じる1枚

 録音:2015年5月22日*23日(歌曲集)、25日-26日(協奏曲) スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)/制作・録音:サイモン・フォックス=ガール/5.0 surround/stereo、63’17’’

 「音楽は、孤立した『人工的』な芸術品ではない。だから、日々の生活や、目で見て、経験して、感じるといったあらゆることと作曲を切り離すことはできない。作曲は、言葉よりも的確に自己を表現するために必要な手段であり、他の人たちとコミュニケーションを図る方法だ」。フィンランドの作曲家ノルドグレンは、1976 年にこう語り、その「哲学」を生涯変えることがなかったといわれます。
 彼の最大の理解者のひとり、ユハ・カンガス(1945-)とオストロボスニア室内管弦楽団によるシリーズ。ノルドグレンの作品の中で重要な位置を占める「協奏曲」の2 曲と、彼のジャンルでは数少ない歌曲集が取り上げられました。
 ピアノ協奏曲第2 番はオウルンサロ音楽祭の委嘱作。弦楽の各パートを分割するオーケストレーションと打楽器の効果的な使い方によって「室内管弦楽団」の規模を超える表現をめざしたドラマティックな作品です。スウェーデン系フィンランドの詩人エーディト・セーデルグランの詩による2 つの歌曲集のうち2003 年の作品は、「神々はどこにいるのか」「神々がやってくる」「嵐」「変身」の4 つの詩を劇的、論理的な流れに構成。ハープを加えた弦楽オーケストラのために作曲されました。2007 年の初演と同じモニカ・グループが歌います。《左手のためのピアノ協奏曲》は舘野泉の委嘱により作曲されました。「旅に出た夫に捨てられたと思い、悲しみと怒りの末に死んでしまった女。戻ってきた男は、妻に八つ裂きにされるのではないかという恐怖に襲われる……」。小泉八雲の『影(Shadowings)』に収められた『死骸にまたがる男(The Corpse-Rider)』に基づく標題音楽です。
 「オープニング、第2 ヴァイオリンが第1 ヴァイオリンよりも半音低く調弦され、彼のこれまでのどの作品よりも幽霊っぽい雰囲気を醸し出す。骨まで凍りつきそうな泣き声をあげる打楽器。ピアノの最初の音楽は、恐怖にめざめた男の感情を表現すると考えられる……」(カレヴィ・アホ)。
 2 つのピアノ協奏曲のソリストは、フィンランドのヘンリ・シーグフリードソン(1974-)。2005 年にボンで開催された第1 回国際ベートーヴェン・コンペティションで第1 位と聴衆賞を受賞、室内楽特別賞を共同受賞、パルムグレンの3 曲のピアノ協奏曲(ABCD385)とユッカ・リンコラの第1 番の協奏曲(ABCD364)を Alba Records に録音しています。
 
ABACD 15
\2300
『あなたにお話しするなら』
 1.Ol' kaunis kesailta(なんと美しい夏の夕べ)(Trad.)
 2.Tahtien lumous
  (Stella by Starlight)(星影のステラ)(Victor Young)
 3.Kullan ylistys(恋人を讃えて)(Trad.)
 4.Aamulla varhain(朝早くに)(Trad.)
 5.Ei sanaakaan
  (Insensatez)(愚かな行為)(Antonio Carlos Jobim)
 6.Sinua, sinua rakastan
  (あなた、私が愛しているのはあなた)(Kaj Chydenius)
 7.Vain oisin
  ('Round Midnight)(ラウンド・ミッドナイト)
  (Thelonious Monk/Cootie Williams)
 8.Jos mina puhuisin sinulle-sarja
  (組曲《あなたにお話しするなら》)(Mikko Hassinen)
 9.Mina kunnioittaisin sinua…(私はあなたを敬ってを…)
 10.Siksi kunnes kertoisit…(だから、あなたが言うまでは…)
 11.Sina kulkisit ohitseni…(あなたは私とすれ違って…)
女声合唱団 KYN
カイヤ・ヴィータサロ(指揮)
マヌエル・ドゥンケル(テナーサックス)
ヴィッレ・ヘッララ(ベース)
ミッコ・ハッシネン(パーカッション)
 フィンランドの民謡とジャズが融合

 録音:2015年11月 Finnvox Studio/制作: ティモ・レヘトヴァーラ/録音:マッティ・フレードリクソン/46’24’’ジャズ

 ヘルシンキの商科大学(現、アールト大学商学部)の女声合唱団 KYN(キュン)は、1981 年に創設されたアンサンブル。1989 年からカイヤ・ヴィータサロが芸術監督として合唱団を率い、バラード、フォークソング、ジャズといったジャンルがレパートリーのユニークな合唱団として知られます。
 フィンランド・ジャズの「ショーケース」として録音された『新しい始まり(Kynnyksella)』(ABCD223)に次ぐアルバム『あなたにお話しするなら』。「夏の夕べ、かわいい娘っ子を見かけた。あの子が忘れられない……」。《なんと美しい夏の夕べ》はフィンランドの人たちの大好きな民謡。スタンダードナンバーの《星影のステラ》と《ラウンド・ミッドナイト》。民謡《恋人を讃えて》と、幅広いジャンルの作曲を手がけるカイ・チュデニウス(1939-)の《あなた、私が愛しているのはあなた》も恋の歌。ドラマー、作曲家、アレンジャー、バンドリーダー、プロデューサーとして活躍、このアルバムのセッションにも参加しているミッコ・ハッシネン(1971-)が作った組曲《あなたにお話しするなら》も歌われます。
 フィンランドを代表するビッグバンド UMO で演奏するマヌエル・ドゥンケル(1971-)のテナーサックス、クリスチャン・スペリングやパレ・ダニエルソンたちに学んだヴィッレ・ヘッララ(1979-)のベースが加わります。




CHRISTOPHORUS


CHE 0210-2
\1600
ルターのテキスト
 マルティン・ルターの著作の朗読
 ヨハン・ワルター:第七旋法によるフーガ
 カスパール・オトマイヤー:マルティン・ルターの象徴
 ディートリッヒ・シクスト:深き困窮より,われ汝に呼ばわる
 ワルター/オトマイヤー/オジアンダー:神はわがやぐら
 ワルター:斯くなればドイツは凛と目覚めむ
 ザムエル・シャイト:我らはみな唯一なる神を信じる
 ハンス・ノイジドラー:ベネデトゥール
 マルティン・アグリコラ:光にして日なるキリスト
ゲルト・ウェストファル(朗読)
ムジカ・アンティクヮ・ウィーン
ウィーン・モテット合唱団
ジュリアン・ベール(リュート)
 1517年の宗教改革から500周年となる2017年に向けたアニヴァーサリーを記念したマルティン・ルター・アルバム。
 俳優、朗読家として著名なゲルト・ウェストファルによるマルティン・ルターのテキスト朗読と、ルターのテキストを使った宗教音楽、宗教改革の時代の音楽を交互に収録。

 録音:1966年7月(朗読)、1982年、2014年




ET’CETERA

KTC 1553
\2500→\2290
知られざるロマン派のピアノ音楽 Vol.3 〜
 クリスティアン・シンディング :ピアノ作品集

  春のささやき Op.32-3/民謡風に Op.32-4/
  セレナーデ Op.33-4/
  15のカプリス Op.44より
   (1、2、5、8、12、13、9)/
    変奏曲 Op.94(運命)
ヘルゲ・アントーニ(ピアノ)
  「知られざるロマン派のピアノ音楽」第3弾、ノルウェー・ロマン派、シンディングのピアノ作品!

 オランダのEt'ceteraより新たなスタートしたシリーズ「知られざるロマン派のピアノ音楽」。ロマン派ピアノ・ファン注目のシリーズ第3弾は、グリーグと同世代のノルウェー・ロマン派を代表する作曲家の一人、クリスティアン・シンディング(1856−1941)のピアノ作品集。
 シンディング生誕の100年後、1956年スウェーデンに生まれたベテラン・ピアニスト、ヘルゲ・アントーニが残したシンディングの名盤。代表作「春のささやき」はもちろん、「春のささやき」以外の知られざるピアノ作品の収録にも注目。
 スウェーデン人として初めてブリティッシュ・カウンシルのフェローシップを受けた名手が、北欧の詩人・シンディングのロマンティックな抒情を見事に表している。
 

KTC 1503
\2500
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.3
 ソナタ ハ長調 《グランド・デュオ》 D.812
 6つのポロネーズ D.824
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)
 フォルテピアノで弾くシューベルトの権威、フェルミューレンの連弾シリーズ第3弾!

 クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集を完成させたフェルミューレンが新たにスタートしたプロジェクト、4手連弾作品集の第3弾は、4手ピアノ用のソナタ「グランド・デュオ(大二重奏曲)」と、恐らくサロン用に書かれたであろう華やかなポロネーズ集を収録。

 使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)
 

KTC 1548
\2500
バッハプラス、
 大バッハと息子ヨハン・クリストフ・バッハのカンタータ

  J.C.バッハ:結婚カンタータ
  J.S.バッハ:
   チェンバロ協奏曲 BWV.1057、哀悼行事 BWV.106
  クーナウ:Bone Jesu, care Jesu, ne me tu desere
バート・ネサン(指揮)
バッハプラス
 ブルージュ・シント・ギリス教会の首席オルガンニストやブリュッセル音楽院のチェンバリストを務める、1980年生まれのベルギーの若き指揮者&古楽系鍵盤楽器奏者のバート・ネサン。
 J.S.バッハと同世代の作曲家によるカンタータを演奏するという新鮮なアプローチのため、2010年に設立したピリオド・オーケストラ、バッハプラスによる演奏で、大バッハと息子ヨハン・クリストフ・バッハのカンタータを聴かせてくれる。
 

KTC 1562
\2500
マックス・レーガーの没後100周年記念盤
 ピアノ五重奏曲と、チェロ・ソナタ「第4番」

  レーガー:
   ピアノ五重奏曲 Op.64
   チェロ・ソナタ第4番 Op.116
コーリャ・レッシング(ピアノ)
ミヒャエル・グロス(チェロ)
パルナッスス・アカデミー
 パルナッスス・アカデミーは、シュトゥットガルト州立歌劇場管のチェリストを務め、トリオ・パルナッススの創設メンバーとしても長いキャリアと実績を誇るチェリスト、ミヒャエル・グロスが2005年に創設したアンサンブル。
 シュルホフ、ダンディ、ブリッジの弦楽六重奏曲集を収録したKTC1475に続く新録音は、マックス・レーガーの没後100周年記念盤。初期の作品のなかでもっとも偉大な作品の1つであるピアノ五重奏曲と、最後のチェロ・ソナタ「第4番」を、アニヴァーサリーに捧げる。
 

KTC 1918
\2500
マッテオ・ダ・ペルージャ:シャンソン集 テトラクティス
 オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、テトラクティスが贈る、中世イタリアで活躍した作曲家、マッテオ・ダ・ペルージャ(fl. 1400−1416)のシャンソン集。
 モデナのエステンセ大学図書館の手稿譜(Ms. Modena Biblioteca Estense Universitaria a .M.5.24)、パンチャティーキ写本(Codex Panciatichi, Firenze Fn 26)からの音楽。




FRA BERNARDO


FB 1610921
(2CD/特別価格)
\3800
バッハ・ヴァリエーションズ&モア
 J.S.バッハ:
  ゴルトベルク変奏曲 BWV.988/幻想曲イ短調 BWV.922/
  組曲イ短調 BWV.818a/アリアと変奏イ短調 BWV.989/
  ソナタ ニ短調 BWV.964/
  前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調 BWV.998/
  音楽の捧げもの BWV.1079より 3声のリチェルカーレ
ヴォルフガング・グリュクサム(チェンバロ)
 ヴォルフガング・グリュクサムのバッハ!ゴルトベルク変奏曲と鍵盤作品集がセットで登場!

 アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに学んだオーストリアのチェンバリスト、ヴォルフガング・グリュクサム。
 ヒロ・クロサキとの録音などでも知られるグリュクサムが録音した、ゴルトベルク変奏曲と鍵盤作品集がセットになって登場!
 使用楽器は、オランダの名工ヴィレム・クルスベルヘンが1986年にユトレヒトで製作したフランコ・フレミッシュ二段チェンバロ。

 録音:2000年9月(ゴルトベルク変奏曲)、1995年1月(その他の作品)



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ES−DUR



ES-2066
(2CD)
\2700→\2490
エドゥワルド・セーロフ(指揮)
 ヴォルゴグラード・フィル
チャイコフスキー:交響曲 第4番-第6番

 交響曲 第4番 ヘ短調 Op.36/
 .交響曲 第5番 ホ短調 Op.64/
 交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
ヴォルゴグラード・フィルハーモニー管弦楽団/
エドゥワルド・セーロフ(指揮)
録音 1993年6月
 1937年にモスクワで生まれ6歳からピアノとヴァイオリンのレッスンを始めたセーロフ。1958年にモスクワ音楽院を卒業した後、キエフ音楽院とレニングラードで作曲と演奏の研究を続けながら、エフゲニ・ムラヴィンスキーのアシスタントとなり、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団と共演を果たします。
 その後はロシアを中心に数多くのオーケストラと共演、1974年から1985年にはサンクトペテルブルク室内管弦楽団を指揮、1991年から1996年にはオーデンセ交響楽団、1995年から2003年にはサラトフ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するなど、優れた実績を誇っています。録音も多く、NAXOSレーベルをはじめ、数々のレーベルでリリースしています。
 1993年、セーロフ56歳の壮年期に行われたこの録音は、彼の最高傑作の一つとされる燃焼度の高い演奏です。ブックレットには日本語解説がついています。
 


ES-2067
\2700→\2490
ダヴィッド・ゲリンガスと彼の妻タチアナによるロマン派小品集
 ロマンティック・チェロ

 1-3.シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D821(チェロとピアノ編)
  〈第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegretto〉/
 4-6.シューマン:幻想小曲集 Op.73
  〈第1番:Zart und mit Ausdruck/
   第2番:Lebhaft, leicht/第3番:Rasch und mit Feuer〉/
 7-11.シューマン:民謡風の小品集 Op.102
  〈第1曲:すべては空しい/第2曲:ゆっくりと/
   第3曲:はやくなく, たっぷりとした音で/
   第4曲:春の挨拶/第5曲:怠け者の国より〉/
 12-17.ブラームス:6つの歌曲(チェロとピアノ編)
  〈野の寂しさ Op.86-2/調べのように Op.105-1/
   サッフォー風頌歌 Op.94-4/子守唄 Op.49-4/
   愛と春 OP.3-2/愛の歌 Op.71-5〉/
 18.リヒャルト・シュトラウス:ロマンス ヘ長調 TrV118(チェロとピアノ編)
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)/
タチアナ・ゲリンガス(ピアノ)
録音 1993年
 ダヴィッド・ゲリンガスと彼の妻タチアナによるロマン派小品集。ゲリンガスはロストロポーヴィチの弟子として知られ、1970年のチャイコフスキー国際コンクールの優勝者であり、早くから教育者としても活躍しました。
 100枚近くのアルバムをリリースし、そのレパートリーの広さと優れた解釈で日本でも人気の高いチェリストです。
 タチアナ・ゲリンガス(旧姓シャッツ)はモスクワ生まれ、5歳からピアノを学び、チャイコフスキー音楽院でゲンヒリ・ネイガウス教授の指導を仰ぎ、モスクワ音楽院では教授が亡くなったため、その息子スタニスラフ・ネイガウスに師事、研鑽を積みます。その時に出会ったゲリンガスとは長く共演を重ね、息のあった演奏を続けています。
 このロマン派作品集は、ゲリンガスの70歳の誕生日を祝してコンパイルされた1枚。2人の熱い思いが込められた親密な演奏を聴くことができます。ブックレットには日本語解説がついています。
 


ES-2068
\2700→\2490
モーツァルトとトランペット
 1.ディヴェルティメント ニ長調 K136−第1楽章(トランペットと弦楽三重奏編)/
 2.アンダンテ ハ長調 K315(トランペットと弦楽三重奏、ピアノ編)/
 3.フルートとハープのための協奏曲 K299−第1楽章
  (トランペットとピアノ、弦楽三重奏編)/
 4.フルート四重奏曲 ハ長調 KV 285b/Anh.171
  (トランペットと弦楽三重奏編)/
 5.弦楽四重奏曲 変ホ長調 K160−第3楽章:
  (トランペットと弦楽三重奏編)/
 6-8.ピアノ、クラリネット、ヴィオラのための三重奏曲「ケーゲルシュタット」K498
  (トランペット、ピアノ、ヴィオラ編)
  〈第1楽章:Andante/第2楽章:Menuetto/
  第3楽章:Rondeaux. Allegretto〉/
 9.フルート四重奏曲 K285−第3楽章
  (トランペットと弦楽四重奏編)/
 10.歌劇「後宮からの誘拐」K384
  (トランペット、弦楽三重奏、ピアノ、打楽器編)
マティアス・ヘフス(トランペット)/
アンケ・ディル(ヴァイオリン)/
ステファン・フェーラント(ヴィオラ)/
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)/
フローリアン・ヴィーク(ピアノ)/
トーマス・ヘフス(打楽器)
録音 2015年10月&2016年2月
 ハンブルク音楽大学でペーター・カレンゼーに師事、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーでコンラディン・グロート教授の元で研鑽を積み、1987年にドイツ音楽大学コンクールで優勝したのを皮切りに、数多くのコンクールで入賞、ハンブルク国立歌劇場管弦楽団の首席奏者を務めたトランペット奏者マティアス・ヘフスの最新アルバム。
 モーツァルトの様々な作品をトランペットの性能を極限までいかした編曲により、ヘフスの名技と輝かしい音色が存分にお楽しみいただけます。「後宮からの誘拐」ではトルコ風の打楽器の音色も加わった快活な響きにも注目です。
 ブックレットには日本語解説がついています。
 

ES-2069
\2700
ハンス・ユルゲン・フォン・デア・ヴェンゼ:作品集
 1-5.ピアノのための音楽 I-V(1915)
  〈Rasch/Leicht/Gelassen/Bewegt/Sehr angestrengt〉/
 6.エドゥアルト・エルドマンの手紙(朗読)/
 7.ピアノのための音楽 第13番(ヴァルター・シュピースのために)/
 8.ピアノのためのグロテスク(1919)/
 9-11.歌のための音楽 I-III
  〈第1番:Ganz leicht/
   第2番:Gelassen, doch oft mit groser Energie der Empfindung/
   第3番:Fast leichtsinnig bewegt〉/
 12.ヴァルネミュンデのピアノ小品(1926)/
 13-15.ウィリアム・バトラー・イェイツによる3つの歌曲
  〈第1番:この心に、あなたはまだ/第2番:甘きとこしえの声/
   第3番:彼は過去の偉大さについて考えている、私はエールを飲んでいる〉/
 16-19.ヴィルヘルム・クレムによる2つのピアノ小品
  〈Ruhig/Sostenuto/エドゥアルト・エルドマンの手紙/
   ピアノとクラリネット、トタン板のための音楽〉/
 20-24.ピアノのための音楽 I-V
  (シュテフェン・シュライエルマッハーによる管弦楽編)
  〈Rasch/Leicht/Gelassen/Bewegt/Sehr angestrengt〉
シュテフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)/
ホルガー・ファルク(歌)/
ベルリン放送交響楽団/
ヨハネス・カリツケ(指揮)/
ヤン・フィリップ・レームツマ(朗読)
 戦時中のシュトゥットガルトで活躍した作曲家フォン・デア・ヴェンゼ(1894-1966)の作品集。
 東プロイセンで生まれ、父を早くに亡くし、母は病を得てしまったためメクレンブルクの親戚の家で育った彼は、1915年から1922年にベルリンで作曲とピアノを学びます。文学と音楽を愛し、シェーンベルクのピアノ曲に影響されましたが、その作品を模倣することは避け、20代前半に独自の書法で「歌のための音楽I-III」を書き上げました。
 その後もいくつかの作品を遺しましたが、現在ではほとんど残存していません。ここでは彼の僅かな作品を取り上げ演奏。
 1915年の「ピアノのための音楽」は現代音楽のスペシャリストとして活躍するピアニスト&作曲家シュライエルマッハーが管弦楽版に拡大し、ヴェンゼの思考を探ります。
 


ES-2070
\2700→\2490
C.P.E.バッハ:4つのシンフォニアと6つのソナタ
 1-3.シンフォニア ト長調 Wq.183/4/
 4.管楽のための小ソナタ ニ長調 Wq.184/1/
 5.管楽のための小ソナタ ヘ長調 Wq.184/2/
 6-8.シンフォニア ト長調 Wq.183/2/
 9.管楽のための小ソナタ 変ホ長調 Wq.184/4/
 10.管楽のための小ソナタ ト長調 Wq.184/3/
 11-13.12のオブリガード・パートのためのシンフォニア ニ長調 Wq 183/1/
 14.管楽のための小ソナタ イ長調 Wq.184/5/
 15.管楽のための小ソナタ ハ長調 Wq.184/6/
 16-18.12のオブリガード・パートのためのシンフォニア ヘ長調 Wq 183/3
アンサンブル・レゾナンス/
リッカルド・ミナシ(指揮)
録音 2016年1月&6月 Christuskirche Othmarschen, Hamburg
 ハンブルクを拠点に、現代音楽とバロック音楽を中心とした幅広いレパートリーに取り組む「アンサンブル・レゾナンス」。1994年に創設され、数々の作品を演奏し2014年には拠点のホール「レゾンナンツラウム(元は防空壕)」をオープンさせるなど活発な活動を続け、2016年には細川俊夫の新作をハンブルクで初演したことで大きな話題となりました。
 常任指揮者を置くことはなく、その時々に最も適合した音楽家を「アーティスト・イン・レジデンス」として迎え、数多くの奏者たちとも共演、常に新たな音楽を探求しています。
 2016年12月には初来日も予定されている注目のアンサンブルです。ブックレットには日本語解説がついています。



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NAXOS



8.573671
\1100
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第5集
 1-4.弦楽四重奏曲 第8番 ハ長調(1883)/
 5-8.弦楽五重奏曲 第2番 ハ長調 Op.16(1905)
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
〈メンバー:
 チャールズ・ウェザービー(第1ヴァイオリン)/
 エイミー・ガルッゾ(第2ヴァイオリン)/
 コリーヌ・フジワラ(ヴィオラ)/
 キャロル・オウ(チェロ)〉/
ジェームズ・バスウェル(ヴィオラ)…5-8
録音 2014年11月9-10日 Alberta Bair Theatre, Billings, Montana, USA…1-4/2015年3月25-26日 Grusin Music Hall, Imig School of Music, University of Colorado, Boulder, Colorado, USA…5-8
 2005年に設立、世界的に認められているアメリカのカルペ・ディエム弦楽四重奏団によるタネーエフ(1856-1915)の弦楽四重奏曲全集も、この第5集で完結となります。
 ピアニスト、教師として活躍したタネーエフは、自作を出版することにあまり興味を示さなかったため、後世に残された作品数はあまり多くありません。
 とは言え弦楽四重奏曲は番号なしも含めると、全部で11曲あり、そのどれもが見事な対位法を駆使したベートーヴェンやブラームスに通じる堅固な風格を持つ、技巧が凝らされた充実した作品です。チャイコフスキー作品のような叙情性はあまり感じられず、ひたすら音楽を究めていく曲が多く、この第8番の四重奏曲も、終楽章に壮大なフーガが置かれた充実した音楽です。

 同時収録の弦楽五重奏曲は、彼の晩年の作品で、1904年に亡くなったロシアの慈善家、出版業を営むパルヤエフの思い出に捧げられています。第2楽章の美しい賛美歌のようなメロディが、彼の想いを物語っているかのようです。



タネーエフ:弦楽四重奏曲全集
第1集〜第3集

8.570437
\1100
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第1 集
 弦楽四重奏曲 第1 番 変ロ短調 Op.4/
 弦楽四重奏曲 第3 番 ニ短調 Op.7
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャビンを育てたタネーエフ(1856-1915)。現在では交響曲が良く知られているが、彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6 曲の弦楽四重奏と言っても過言ではない。このアルバムに収録されているのは第1 番と第3 番。いずれも作曲家円熟期の作品で、いかにもロシアらしい物憂げな情感に満ちた音楽。夜更けにしっぽりとお聴きください。

8.572421
\1100
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集第2集
 1-4.弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.5/
 5-8.弦楽四重奏曲第4番イ長調 Op.11
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
<メンバー>
チャールズ・ウェザービー(第1ヴァイオリン)/
ウェイ・ユー(第2ヴァイオリン)/
コリン・フジワラ(ヴィオラ)/
ウェンディ・モートン(チェロ)
タネーエフ(1856-1915)は生涯に11曲の弦楽四重奏曲を書いていますが、初期の作品には最初番号を付さなかったこともあり、混乱を招いています。1番と呼ばれているものは実際に5番目に作曲された曲であり、この盤に収録された2番は6番目の作品です。第2番は1895年にトルストイ家に滞在していた時に作曲されました。ベートーヴェンを思わせる重厚さと、歌心に溢れた作品です。第4番は1899年に書かれた曲で、彼の弦楽四重奏曲の中でも最も劇的な表情を持っています。激しい不協和音で始まり、痛烈なメロディーが続きます。第2楽章は優雅なディヴェルティメントであり、第3楽章はしっとりとした歌に満たされています。そして快活な終楽章で締めくくられるこの作品、もっと演奏される機会が多くてもいいのではないでしょうか?


8.573010
\1100

タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第3集
 1-4.弦楽四重奏曲 第7番 変ホ長調/
 5-8.弦楽四重奏曲 第5番 イ長調 Op.13
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
<メンバー:
チャールズ・ウェザビー(第1ヴァイオリン)/
ジョン・エウィング(第2ヴァイオリン)/
コリン・フジワラ(ヴィオラ)/
クリスティン・オストリング(チェロ)>
録音 2010年12月18-20日 アメリカ アイダホ,ボイジー オーディオ・ラボ
 作曲をチャイコフスキーに、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだタネーエフ(1856-1915)。彼は素晴らしいピアニストであり、師であるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のモスクワ初演を行う程の腕前の持ち主でした(第2番の世界初演も担当している)。また対位法の理論家でもあり、正教会の聖歌も作曲するなど多彩な才能の持ち主でした。
 彼の作風は驚くほど保守的で確固たる構造を持ち、とりわけ弦楽四重奏曲の早い楽章は、モーツァルトやベートーヴェンに匹敵するほどのシンプルさを有しています。とは言え、緩徐楽章では溢れんばかりの抒情性に満ちていて、「ロシア的な美しさ」を堪能することができるものです。第7番は、実は初期の作品であり、1880年に彼がパリに滞在していた頃に書かれたもの。簡素な美しさの中に、一筋縄ではいかない音の動きが見え隠れします。

8.573470
\1100
タネーエフの最後の弦楽四重奏曲
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第4集

 1-4.弦楽四重奏曲 第9番 イ長調(1883)
 5-8.弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.19(1905)
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
<メンバー:
チャールズ・ウェザービー(第1ヴァイオリン)/
エミー・ガルッツォ(第2ヴァイオリン)/
コリーヌ・フジワラ(ヴィオラ)/
キャロル・ウー(チェロ)>
 録音 2013年12月15.16日 USA マサチューセッツ,タフツ大学デパートメント・オブ・ミュージック,ディストラー・ホール…1-4, 2014年5月29.30日 USA オハイオ,ウェスレラン大学 サンボルン・ホール…5-8
 チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャービンを育てたタネーエフ(1856-1915)。ヨーロッパではピアニスト、教育者としての評価ばかりが名高い人ですが、現在では交響曲が良く知られています。
 しかし彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6曲の弦楽四重奏が最高傑作と言っても過言ではありません。
 かのチャイコフスキーは彼のことを「ロシアのバッハ」もしくは「ロシアのブラームス」と呼びましたが(タネーエフ自身はブラームスの音楽を嫌っていた)それは何といっても彼の音楽が極めて精緻な対位法を用いて書かれているからでしょう。
 しかし、その本質は美しいメロディにあることは間違いありません。このアルバムに収録されているのは第9番と第6番の2曲ですが、第9番は実は初期の作品で、印象的な雰囲気を持つチャイコフスキー的な旋律を持っています。
 第6番は11曲確認されているタネーエフの最後の弦楽四重奏曲で、充実した書法で書かれています。
 




今回のアルバムにも入ってる
タネーエフの知られざる傑作
弦楽五重奏曲第1番、第2番

MD+G
603 19232
\2400→\2190
ウィスペルウェイも1曲参加!
 《タネーエフ:弦楽五重奏曲Op.14&16》

 タネーエフ:
  1) 弦楽五重奏曲第1番ト長調Op.14,
  2) 弦楽五重奏曲第2番ハ長調Op.16
ユトレヒト弦楽四重奏団
 [Eeva Koskinen (Vn) ,
 Katherine Routley (Vn),
 Joel Waterman(Va),
 Sebastian Koloski (Vc)]
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc:1),
Mikhail Zemtsow (Va:2)

 タネーエフの知られざる傑作 弦楽五重奏曲第1番、第2番。

 モスクワ音楽院で作曲をチャイコフスキー、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだセルゲイ・タネーエフ。
 この人、もっとメジャーになってもいいと思うのです。

 ピアノ五重奏曲もカンタータ第2番「詩篇の朗読」 もものすごい作品でしたが、今回の弦楽五重奏曲第1番、第2番もなかなかイケる作品なんです。
 でもCDはあまり出てませんでした。

 ちょっと田舎風の雰囲気もいい感じですし、もちろん憂愁味溢れるメロディが聴き手の心を揺さぶります。
 知られざる傑作というにふさわしいなかなか聴きごたえのある作品集です。




 ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団による憂愁のメロディ

 モスクワ音楽院で作曲をチャイコフスキー、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだセルゲイ・タネーエフは、卒業後まずピアニストとして華々しいキャリアを開始します。
 教師としても有能であり、また理論家としても優れており、多くの弟子を育てあげました。
 作曲家としても素晴らしい作品を残しましたが、自身の作品の出版については無頓着であったようで、全作品がきちんと出版されたわけではないようです。
 それでも弦楽五重奏曲は2曲が残されており、これらは当時のロシア音楽の発展をつぶさに知ることができる貴重なもので、その憂愁味溢れるメロディが聴き手の心を揺さぶります。
 この2曲は、どちらも対位法の権威であったタネーエフらしく、見事なフーガが使われていますが、興味深いことに第1番は弦楽四重奏にチェロが加わった五重奏で、第2番はヴィオラが加わった編成になっています。
 この音色の違いもお楽しみください。
 ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団の演奏です。第1番では、ピーター・ウィスペルウェイがゲスト参加。

  

8.573696
\1100
マイアベーア:歌曲集 第2集
 1.詩人のひなぎく/2.収穫を買い取る人の歌/
 3.ばらの花びら/4.羊飼いの歌/5.若い母/
 6.空気の少女/7.死に行く詩人/8.ヴェネチアへ/
 9.嵐の中の誓い/10.軽い小舟/11.日曜の歌/
 12.あなたの近くに/13.シシリエンヌ/
 14.悪いルイーズの嘘/15.甘いこの瞬間/
 16.セレナード/17.幻想/18.バラードを弾くムリーリョ
  ※8.14.15.18…世界初録音
シヴァン・ローテム(ソプラノ)/
ジョナサン・ザーク(ピアノ)/
ダニー・エルドマン(クラリネット)…4/
ヒレル・ゾーリ(チェロ)…12
録音 2015年2月9.18日、3月2.19日、4月12日 Jerusalem Music Centre, Jerusalem, Israel…1-13.15-18/2012年12月30日 Classical Studio, Herzlia, Israel…14
 《悪魔のロベール》や《預言者》をはじめとした数々のオペラで知られる作曲家マイアベーア(1791-1864)は、親密な雰囲気を持つ歌曲を作曲しました。
 フランス語やイタリア語、ドイツ語など様々な言語を駆使した彼の歌曲は、これまであまり知られていませんが、以前NAXOSからリリースされた第1集(8.572367)に収録された多彩な26曲の歌は、メジャーな作品の影に隠れた名作として、聴き手を楽しませました。この第2集では世界初録音4曲を含む18曲を収録、マイアベーアの30代後半から60代半ばまでの創作の源を探る重要なアルバムになっています。
 選ばれた詩も様々で、匿名の作家の詩があれば、弁護士、ジャーナリスト、果てはイギリスの作家ウォルター・スコットの詩までと多岐に渡っています。ロマンティックな愛の憧れ、喜び、苦痛から、時には宗教的な主題など曲調も様々。
 トラック4のクラリネットを伴う作品「羊飼いの歌」はまるでオペラ・アリアのような華やかさを有していたり、トラック12の「あなたの近くに」では朗々と歌うチェロと歌との対話が繰り広げられます。
  


8.573759
\1100
セルソ・ガリード=レッカ:アンデス山脈の民俗舞曲集 管弦楽作品集
 1-5.アンデス山脈の民俗舞曲集(1983)
  〈Alegre/Lento/Ritmico/Andante/Alegre〉/
 6-9.交響的絵画(1980)
  〈序曲/ダンサク−はさみの踊り/悲歌/トンデーロ−ペルーの踊り〉/
 10-15.ペルー組曲(1986)
  〈第1曲:Juego de terceras 3回目のゲーム/
   第2曲:Negrito de Malambo マランボの黒人たち/
   第3曲:Sicuri パンパイプ/
   第4曲:Quena y antara ケーナとアンタラ/
   第5曲:Torito de Pucara プカラの小さな牛/
   第6曲:Tondero トンデーロ〉/
 16-18.ラウデス II(1994)
  〈Moderado/Lento, meditativo/Vivo, jubiloso〉
    ※世界初録音
ノルウェー放送管弦楽団…1-5.10-18/
フォートワース交響楽団…6-9/
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)
録音 2015年12月4日 NRK Store Studio, Oslo, Norway…1-5/2015年4月30日.9月4日 Bass Performance Hall, Fort Worth, Texas, USA ライヴ収録…10-15/2016年3月11日 Bass Performance Hall, Fort Worth, Texas, USA ライヴ収録…6-9
 1926年ペルー生まれの作曲家ガリード=レッカの管弦楽作品集。
 彼はイベロ=アメリカ(かつてスペインとポルトガルの植民地であった地域)の伝統を汲む情熱的なリズムを、アバンギャルドなスタイルに取り入れ、さらにペルーの民俗音楽に融合させた独自の作品を書きました。
 交響曲や室内楽、多くの映画音楽で知られていますが、ここでは管弦楽のための作品を聴くことができます。「交響的絵画」ではペルーの伝統的な舞曲が効果的に用いられており中でも“ダンサク”は踊り手が金属のはさみを手に複雑なステップを踏むという曲で、トライアングルの音色がはさみの刃のぶつかりあう音を表現しています。
 アンデス地方の民謡からインスパイアされた「民俗舞曲集」、ペルーの民俗音楽をコラージュした「ペルー組曲」、「賞賛する」という意味のラテン語が元になった「ラウデス」の全4作品、すべて世界初録音です。
 

8.579011
\1100
ジャ・ダカン:室内楽作品集 第2集
 1-3.四川の風味(1995)
  〈高いピッチの音/岩の中の静脈/仮面〉/
 4-7.カウンターポイント・オブ・タイムズ(1989)
  〈第1番:前奏曲/第2番:即興曲/
   第3番:スケルツォ/第4番:後奏曲〉/
 8-9.弦楽四重奏曲(1988)〈第1楽章/第2, 第3楽章〉/
 10.色付けされた砂漠の展望(2000)
アンサンブル・レザミ・上海/ハン・クァルテット
録音 2015年11月28-29日 Studio of Shanghai Broadcasting Building, Shanghai
 中国を代表する現代作曲家の一人、ジャ・ダカン(1955-)の室内楽作品集。
 1998年に名チェリスト、ヨーヨー・マが立ち上げた「シルクロード・プロジェクト」のための作品が良く知られるダカン、このアルバムでは様々な視点で書かれた4つの作品を聴くことができます。
 3つの部分からなる「四川の風味」はヴァイオリンの音色が特徴的な第1曲「高いピッチの音」、四川のあちこちにある峡谷を描いた「岩の中の静脈」、そして京劇で使用される派手なメイクの「仮面」で構成されており、中国政府が「20世紀中国のクラシック音楽」と名付けた作品です。
 フィボナッチ数列を応用した「カウンターポイント・オブ・タイムズ」は極めて理論的に書かれた音楽。伝統的な民俗音楽の素材を現代的にアレンジした「弦楽四重奏曲」(1991年入野賞受賞作品)、シルクロード・プロジェクトの委嘱作品「色付けされた砂漠の展望」は、悠久の時の流れに想いをこらした音楽です。
 ダカンの室内楽作品集第1集(9.70241)はダウンロードのみでお聴きいただけます。



<国内盤> 


ALPHA



Alpha258
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
J.S.バッハ:最初期の教会カンタータ
 〜BWV12・131・106・151〜

 ①「神の時こそ最上の時」BWV106
       (別名「哀悼の辞」/1708)
 ②「主よ、あなたにこそ願いをかけます」BWV150(1707頃)
 ③「深き淵より、主よ、あなたを呼びます」BWV131(1707)
 ④「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」BWV12(1714)
リオネル・ムニエ(Bs/リコーダー)指揮
Ens.ヴォクス・ルミニス(古楽器使用)
 ズュシ・トート、クリステン・ヴィトマー(S)
 ダニエル・エルヘルスマ、
  バルナバーシュ・ヘギ(C-T)
 レイナウト・ファン・メヘレン、
  フィリップ・フレーリガー(T)
 セバスティアン・メイルス、
  トマーシュ・クラール(Bs)
 ヤス・モイシオ(ob)
 ルドルフ・レーリンツ(スライドトランペット)
 バルト・ヤーコプス(org)
 Alphaだからこそ!のバッハ・カンタータ集は「最初期」古楽的・17世紀的味わい、名手続々の新・名門と。
 見れば見るほど、ひとりひとり「今をときめく!」というほかない——欧州古楽界の現場を知る人なら、そう思うでしょう。
 それがベルギー随一の古楽声楽集団、ヴォクス・ルミニスという凄腕団体!
 今年前半にもフックス『皇帝レクィエム』を含む新録音(MRIC368)が出たばかりですが、そのシーン最先端の生々しい"体温”のようなものに敏感な指揮者=古楽歌手リオネル・ムニエが(今でこそ多忙すぎてなかなか招きにくいのでしょうが)Ricercarでの録音では必ずと言ってよいほど、通奏低音に俊才・鈴木優人氏を招いていたことも、重要なポイントかもしれません。
 そんな彼らはこれまでの録音で、おもにシャイト、シュッツ、パーセル、ケルル...と17世紀以前の通好みな作曲家ばかりとりあげていたところ、その経験のうえで満を持して最初に手掛けたバッハ盤が、この最新録音!
 しかもそれまでの流れを受け「17世紀音楽の延長」としての、最初期の傑作に傾注しているのが憎い…ほとんど室内楽のような編成、各パート最大2人の声楽集団で、当時の息吹をありありと伝えながら稀有の一体感、突き抜けた音楽愛を感じる名演でこれらの隠れ名品を聴ける喜び!
 解説・歌詞訳付、バッハ芸術の発祥をリアルに体感せずにおれない新名盤!さすがAlphaです。



 

ARCO DIVA


UP0186
 (国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ブラームス、シューマン:ピアノ三重奏のための4傑作(編曲含む)
 シューマン:
  ①ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.63
  ②カノン形式による四つの小品 op.56
       (テオドール・キルヒナー(1823-1903)編)
  ③夕べの歌(ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)編)
 ブラームス:
  ④ピアノ三重奏曲 変ホ長調 op.40
    (作曲者自身によるチェロ・パート使用)
    ※曲順は①④②③
ペトロフ・ピアノ・トリオ
 マルティナ・シュルマイステロヴァー(p)
 ヤン・シュルマイステル(vn)
 カミル・ジヴァク(vc)
 室内楽王国チェコには、とびきりのオーガニックなピアノがある——極上名演、ホルン三重奏曲異版も!
 そもそもチェコという国は、音楽性にすぐれた才人が数多く世界に羽ばたいている国であるうえ、その国のなかでも濃密かつ高水準な演奏会シーンが保たれているという、中欧随一の音楽過密国!
 そこで音楽祭やコンサートを主催しながら、最前線をにぎわす凄腕チェコ人奏者たちとの連携を深めているArco Divaレーベルからは、つねに生きのよい名演奏が送り出されてきます。
 昨年もドヴォルザークの録音少なき傑作を続々、老舗楽団と録音して届けてくれたところ、今年からこのレーベルとの関係を深めている俊才集団がペトロフ・ピアノ・トリオ!
 創業1864年、つまりスタインウェイやベーゼンドルファーとほぼ同時期から手作りの楽器製作を続けてきた老舗ピアノ・メーカー、ペトロフのつくる楽器の魅力を十全に引き出すこの名手集団、同じArco Divaに名盤数多の銘団体、ヴィハンSQのヴァイオリン奏者シュルマイステルが中軸をつとめる...といえば、いかに頼れる面子かおわかりいただけるでしょう!
 今回はシューマンのみずみずしい第1トリオに加え、ブラームスのホルン三重奏曲のホルン・パートを作曲者自らチェロ用にアレンジした、19世紀にはこちらの方が頻繁に弾かれていたのでは?と思われる充実異版も収録。
 19世紀作曲家たちによるシューマン編曲版2曲もかなりの充実度...見過ごせない1枚です!



















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