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≪第91号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2017/2/7〜





2/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BIS(国内仕様盤)

KKC 4099
(SACD HYBRID)
\2700
御喜美江(アコーディオン)
 J.S.バッハ(1685-1750):
  平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻より
御喜美江(アコーディオン)
  1-2 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846(第1巻 第1番)(4’08”)
  3-4 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(第1巻 第2番)(2’57”)
  5-6 前奏曲とフーガ 変ロ短調 BWV891(第2巻 第22番)(8’37”)
  7-8 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV850(第1巻 第5番)(2’59”)
  9-10 前奏曲とフーガ ヘ長調 BWV880(第2巻 第11番)(4’58”)
  11-12 前奏曲とフーガ 変ロ短調 BWV867(第1巻 第22番)(6’03”)
  13-14 前奏曲とフーガ 嬰ヘ長調 BWV858(第1巻 第13番)(2’54”)
  15-16 前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調 BWV883(第2巻 第14番)(4’55”)
  17-18 前奏曲とフーガ ト長調 BWV884(第2巻 第15番)(3’20”)
  19-20 前奏曲とフーガ ト短調 BWV861(第1巻 第16番)(4’09”)
  21-22 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV874(第2巻 第5番)(8’15”)
  23-24 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV869(第1巻 第24番)(11’25”)
 レンナ教会に響き渡る荘厳な世界。アコーディオンの女王、御喜美江がついに“音楽の旧約聖書”バッハの平均律を録音!

 アコーディオン;Giovanni Gola / Hohner 1972
 セッション録音:2016 年10 月/レンナ教会(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、70’ 47”、輸入盤・日本語帯・解説付

 SACD ハイブリッド盤。
 日本が誇るアコーディオンの女王・御喜美江。BIS レーベルからの5 年ぶりの新譜は、バッハの平均律クラヴィーア曲集からの抜粋です。90 年代半ばにリリースしたバッハのアルバムでも非常に高い評価を得ただけに期待が高まります。
 「数限りなくたくさんの美しさ、驚き、魔力、冒険が隠されていて、弾けば弾くほど新しい発見が絶えない」と御喜美江が語るバッハの平均律は録音の構想から実に5 年、満を持してついに実現しました。ピアニストならば必ず演奏するこの曲集は、第1 巻、第2 巻とそれぞれ24 の全ての調による前奏曲とフーガで構成されており、ハンス・フォン・ビューローが“音楽の旧約聖書” と呼び賞賛したことでも有名です。御喜美江のアコーディオンの演奏は、実に多彩な表情を見せ、ことにフーガの各声部の表現は圧巻でバッハへの敬愛と音楽への真摯な姿勢を聴くことができます。温かみのある美しいアコーディオンの音色がスウェーデンのレンナ教会に響き渡ります。日本語解説付。
 ※国内品番のみのご案内です。

 御喜美江(アコーディオン)
 東京生まれ。13 歳で単身ドイツに渡り、16 歳よりトロシンゲン市立音楽院に留学。1973、1974 年クリンゲンタール国際アコーディオンコンクール青年の部で連続優勝。1981 年ハノーヴァー国立音楽院ピアノ科卒業。日本では1977 年岩城宏之指揮、札幌交響楽団でデビュー。サントリーホール、カザルスホールのオープニング・シリーズに出演。
 「御喜美江アコーディオン・ワークス」を80 年代より開催、委嘱して初演した作品は60 曲を超え、クラシック・アコーディオンの世界的第一人者として幅広い支持を得ている。
 1990 年、ノルトライン・ヴェストファーレン州政府芸術奨励賞を受賞。2007 年オウルンサロ音楽祭にて「Musician of the Year」に選ばれる。
 現在、フォルクワング芸術大学副学長、アコーディオン科主任教授、新疆音楽大学名誉教授。教育者としても、数多くの国際コンクール優勝者、音楽大学教官を全世界に送り出している。
 BIS レーベルから多数リリースし、いずれも好評を博している。




MIRARE

MIR 318
\2700
ローザンヌ声楽アンサンブルと
 スイス・ロマンド管による
  オネゲルの「ダヴィデ王」

   オネゲル:「ダヴィデ王」
ローザンヌ声楽アンサンブル
スイス・ロマンド管弦楽団
ダニエル・ロイス(指揮)
クリストフ・バリッサ(語り手)
アテナ・ポウロス(巫女)
リュシー・シャルタン(ソプラノ)
マリアンヌ・ベアート・キールランド(メゾ・ソプラノ)
トーマス・ウォーカー(テノール)
 ローザンヌ声楽アンサンブルとスイス・ロマンド管によるオネゲルの「ダヴィデ王」 崇高さをたたえる珠玉の響き

 録音:2016年9月、スイス、ジュネーヴ、OSRスタジオ/72’00

 オネゲル30 歳の時の出世作「ダヴィデ王」。もとはスイスの詩人ルネ・モラが書いた「旧約聖書」に基づいた舞台作品の音楽としてオネゲルが作曲したもの。当時まだ無名に等しかったオネゲルを推薦したのは、彼の音楽を頻繁に取り上げていた指揮者のエルネスト・アンセルメ。1921 年ジョラ劇場で行われた初演は成功を収め、オネゲルの初期の代表作となります。1923 年にオネゲル自身が交響的詩篇(オラトリオ)として改訂したものが、現在では主に演奏されています。ここでは小編成のオリジナル版で演奏しています。金管、木管を中心に、ピアノ、チェレスタ、ハルモニウム、打楽器群、チェロ、コントラバスが一人ずつという異例の編成ですが、オネゲル自身はオリジナルの編成こそ作曲意図が反映されていると語っていたといいます。3 部構成全27 曲からなり、旧約聖書の登場する英雄ダヴィデ王の生涯を描いています。オネゲルの巧みなオーケストレーション、色彩豊かなスイス・ロマンド管、ローザンヌ声楽アンサンブルの透明感ある美しい響きは楽曲の崇高さを一段と盛り上げてくれます。
 
MIR 303
\2700
バンジャマン・ペロー率いるラ・レヴーズによるブクスデフーデ
 ブクステフーデ:
  ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
   通奏低音のためのソナタ イ短調 BuxWV272*
  トリオ・ソナタ集 op.2より第3番ト短調 BuxWV261
   (ハンブルク1696)
  ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと
   通奏低音のためのソナタニ長調 BuxWV267*
  ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
   通奏低音のためのソナタと組曲変ロ長調 BuxWV273*
 *ウプサラ大学所蔵手稿譜より
 ディートリヒ・ベッカー:
  ソナタと組曲 ニ長調(ハンブルク1674)
 作曲者不詳:
  無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ ニ短調
   (リューベック)
ラ・レヴーズ
ステファン・デュデルメル(ヴァイオリン)
フローレンス・ボルトン(ヴィオール)
バンジャマン・ペロー(テオルボ)
エミリー・オードワン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
カスティン・ローフ(クラヴサン)
セバスティアン・ウォナー(オルガン)
 録音:2015年10月パリ/69’00

 バンジャマン・ペロー率いるラ・レヴーズによるブクスデフーデの室内楽曲集。
 北ドイツのオルガン楽派最大の音楽家であり、J.S. バッハのオルガン音楽に最大の影響を与えたブクステフーデ。リューベック聖マリア教会のオルガニストだったブクステフーデは、当時、大変な人気を誇る音楽家でした。
 20歳のJ.S. バッハが、ブクステフーデが主催する「夕べの音楽」を聴くために、400km も離れたリューベックまで徒歩で訪れ、さらには4 週間の休暇を無断で4 ヶ月に延長してしまったほど、ブクスデフーデの音楽に心酔していたことは有名な話です。
 本盤に収録されているのは1696 年にハンブルクで出版されたトリオ・ソナタ集、ウプサラ大学図書館(スウェーデン)所蔵の手稿譜に基づいて出版された ソナタを3 曲、そして同時代に活躍したオルガニスト兼作曲家であったディートリヒ・ベッカーのソナタと作曲者不詳でおそらくリューベック書かれ、ブクスデフーデの影響も多少うかがえる無伴奏ガンバのためのソナタです。




DELPHIAN


DCD 34172
\2400
ボイル:クラリネット作品集
 ソナチナ/バブル/4つのバガテル/
 タッティーズ・ダンス/登場人物/
 ディ・トレ・レ・エ・イオ
  (「バブル」を除き世界初録音)
フレイザー・ラングトン(クラリネット)
ジェームズ・ウィルシャー(ピアノ)
トリオ・ドラマティス
ロサリンド・ヴェントリス(ヴィオラ)
 BBCフィルのCl奏者が大活躍!ロリー・ボイル作品集!

 スコットランド、エア出身のロリー・ボイル(1951−)は、ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの少年聖歌隊員として本格的なキャリアをスタートした後、レノックス・バークリーに作曲を師事し、現在はスコットランド王立音楽院の作曲家教授として教鞭を執る作曲家。
 クラリネットのメロディアス、テクニカルな特色を活かしたボイルの作品は、演奏家たちの新しいレパートリーとして急浮上しそうな秀作ばかり。
 フレイザー・ラングドンは、BBCフィルハーモニックの首席E♭クラリネット奏者兼副首席クラリネット奏者を務めている実力者。近現代作品の名手としても知られており、「バブル」以外の全ての作品が世界初録音となるこのボイルの作品集に最適な起用と言えるでしょう。

 ※録音:2016年9月4日−6日、スコットランド王立音楽院(グラスゴー)
 

DCD 34018
【旧譜】
\2400
リンゼイ、マッコム、ファウラー、
 ゴームリー、ハドウ&ロウ:
  人々のミサ
ダンディン・コンソート
 スコットランドを主な活躍の場としている6人の作曲家たちの合作「人々のミサ(The Peoples Mass)」。
 現在はジョン・バットの下、バッハやヘンデルを中心としたレパートリーに取り組むダンディン・コンソートのレアなプログラム。

 2003年4月21日−24日の録音。
 
DCD 34016
(2CD/特別価格)
【旧譜】
\3800
メシアン:オルガン作品集
 オルガンの書/モノディ/
 聖なる三位一体の神秘への瞑想
マイケル・ボナヴェンチャー(オルガン)
 エジンバラにあるスコットランド教会の大聖堂、セント・ジャイルズ教会のリーガー・オルガン(1992年製)によるメシアンのオルガン作品集。
 優秀録音による鮮明なサウンド、ボナヴェンチャーのスケールの大きな演奏は、指折りの名演として高く評価されている。

 2005年12月&2007年1月の録音。
 

DCD 34015
【旧譜】
\2400
シューマン:ピアノ作品集
 交響的練習曲 Op.13
 子供の情景 Op.15
 クライスレリアーナ Op.16
ピーター・ブラッドリー=フルゴーニ(ピアノ)
 ピーター・ブラッドリー=フルゴーニは、イギリスのパーセル・スクールと王立音楽大学で研鑽を積み、ピーター・モリソン賞の受賞後にウィグモア・ホール、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズへのデビューを果たすなど、ロンドンを拠点に活躍してきたピアニスト。

 2003年11月16日−18日の録音。
 

DCD 34013
\2400
2000ネイルズ 〜 近現代のオルガン作品集
 アヴリル・アンダーソン:リペティティヴ・ストレイン
 ピーター・ネルソン:オン・ザ・ビーチ
 ウィアー:
  エトリック・バンクス、ワイルド・モッシー・マウンテン
 マックイーン:2000ネイルズ
 マクガイア:前奏曲第4番
 ボナヴェンチャー:アニマス第6番
 クレスウェル:ウリムとトンミム
マイケル・ボナヴェンチャー(オルガン)
 女王陛下の音楽師範ジュディス・ウィアー(1954−)など、イングランド、スコットランド、ニュージーランドの作曲家たちによるオルガンのための現代作品集。
 エジンバラ大学マキューワン・ホールのロバート・ホープ=ジョーンズ製オルガンによる演奏。

 2004年9月9日&10日の録音。




HALLE

CDHLL 7544
(CD-R)
\2100
エルガー&バックス:戦没者のための音楽
 エルガー:
  ソプラノ, 合唱と管弦楽のための
   《イングランドの精神》 Op.80*、
  砂漠での声 Op.77†、
  グラーニアとディアーミッド Op.42§
 バックス:イン・メモリアム
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団
レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)*
ハレ合唱団*
ジョシュア・エリコット(ナレーター)†
ジェニファー・フランス(ソプラノ)†
マデリン・ショウ(メゾ・ソプラノ)§
 ハレ管のエルガー最新作!「イングランドの精神」

 イギリスで最も伝統あるオーケストラの一つ、ハレ管弦楽団。これまで、「ジェロンティアスの夢」、「神の国」や「使徒たち」といったエルガーの合唱を伴う大作の名録音を残してきたハレ管の新たなエルガーは、第一次世界大戦期の詩に音楽を付けたソプラノ、合唱と管弦楽のための作品「イングランドの精神」。
 カップリングには1916年のイースター蜂起直後に書かれたアーノルド・バックスの知られざる作品「イン・メモリアム」も収録。これは、1990年代後半にヴァーノン・ハンドリーが振ったChandosの世界初録音盤以来の録音。

 録音:2014年11月6日(イングランドの精神、イン・メモリアム)/2016年4月7日(砂漠での声)/2016年3月30日(グラーニアとディアーミッド)
 ※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




ONYX



ONYX 4172
\2500
インプロンプチュ
 ベートーヴェン:幻想曲 Op.77
 ショパン:
  即興曲第1番変 Op.29、即興曲第2番 Op.36、
  即興曲第3番 Op.51
 ドヴォルザーク:即興曲 B.129
 ガーシュウィン:2つの調による即興曲
 アイヴズ:即興曲第1番、即興曲第3番
 リスト:即興曲 S.191
 シューベルト:4つの即興曲 D.935
シャイ・ウォスネル(ピアノ)
 イスラエル出身の天才ピアニスト、シャイ・ウォスネルが弾く即興曲集!

 1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。
 前作の「ハイドン&リゲティ」という意欲的なプログラムのアルバム(ONYX 4174)は、米ニューヨーク・タイムズの「The Best Classical Music Recordings of 2016」や英BBCミュージック・マガジンの「Concerto Choice」に選ばれるなど広く賞賛を浴びたウォスネル。
 ONYX第5弾は、「Impromptu(即興)」と題された小品集で、その名の通りショパン、リスト、シューベルト、ドヴォルザークから、アイヴズ、ガーシュウィンまで、様々な作曲家の即興曲を集めた独創的なリサイタル・プログラム。ショパンとシューベルトの即興曲は、2015年の初来日公演(札幌)でも披露された演目です。





シャイ・ウォスネル第4弾、ハイドン&リゲティ

ONYX 4174
\2500
シャイ・ウォスネル(ピアノ)
ハイドン&リゲティ:ピアノ協奏曲&カプリッチョ集

 ハイドン:
  ピアノ協奏曲ト長調、ピアノ協奏曲ニ長調、
  カプリッチョ ト長調 《8人のへぼ仕立て屋に違いない》、
  カプリッチョ(幻想曲) ハ長調
 リゲティ:
  ピアノ協奏曲、カプリッチョ第1番、カプリッチョ第2番
シャイ・ウォスネル(ピアノ)
ニコラス・コロン(指揮)
デンマーク国立交響楽団

 イスラエルのエリート、シャイ・ウォスネル、ハイドン&リゲティのコンチェルト!
 シャイ・ウォスネル第4弾は、ハイドン&リゲティ!

 1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。
 ONYXから発売となるシャイ・ウォスネルのレコーディング第4弾は、初の協奏曲アルバム。2人の偉大なハンガリーの作曲家、ハイドンとジェルジ・リゲティの協奏曲、そしてカプリッチョを組み合わせるという意欲的なプログラム。
 2015年には待望の初来日も果たし、石坂団十郎とのデュオでも活躍するシャイ・ウォスネル。バレンボイムが認めたイスラエルの天才ピアニストによる、ハイドン&リゲティにご期待ください。


ウォスネル、シューベルトについて語る。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=CKaqyNWx-yc




.

LPO



LPO-95
(2CD)
\2400→\2290
ネゼ=セガン&ロンドン・フィル
 ドヴォルザーク:交響曲 第6番/第7番

CD1.
 序曲「オセロ」Op.93
 交響曲 第6番 ニ長調 Op.60
CD2.
 交響曲 第7番 ニ短調 Op.70
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ロンドン・フィル

 カナダ生まれの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2007年にドヴォルザークの第6番を演奏してロンドン・フィルにデビュー、その翌年には早くもこの楽団の首席客演指揮者に就任。以来、良好な関係を続けています。
 現在は名門フィラデルフィア管で采配を振ると共に、2020年のシーズンからはメトロポリタン歌劇場の次期音楽監督に指名され、一層の活躍が期待されています。
 このドヴォルザークは2009年と2016年の演奏で、中でも第6番は彼にとっても「デビュー曲」となった大切なレパートリーであり、この最新録音でも、切れのよいリズムと、弦の豊かな響きをたっぷりと用いた流麗な演奏を繰り広げています。
 終楽章でのラスト、金管の咆哮も見事です。イギリスの音楽Webサイト「Bachtrack」 https://bachtrack.com/ でもこの演奏は高く評価されました。
 第7番は、ドヴォルザーク自身も「これまでとは作風を変え、本格的な作品に仕上げた」と語るほどに充実した交響曲。緊迫した第1楽章、美しい第2楽章はもちろんのこと、セガンはスラブ的とされる第3楽章をゆったりと歌わせることで、劇的な終楽章への期待を高めています。精緻に組み立てられた流れに思わず引き込まれる演奏です。

 録音2016年2月3日・・・CD1 2009年5月27日・・・CD2 Southbank Centre's Royal festival Hall






<メジャー・レーベル>
.

DG



4796824
\2300→\2190
ヤン・リシエツキ(ピアノ)
 ショパン:ピアノと管弦楽のための作品集

  フレデリック・ショパン:
   ①アンダンテ・スピアナートと
     華麗なる大ポロネーズ ト長調/変ホ長調 作品22 
   ②ロンド・クラコヴィアク ヘ長調 作品14 
   ③モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》の
     〈お手をどうぞ〉の主題による変奏曲 変ロ長調 作品2 
   ④ポーランド民謡による大幻想曲 イ長調 作品13 
   ⑤夜想曲 嬰ハ短調 遺作
ヤン・リシエツキ(ピアノ)
NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団
 (ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)  
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ

 ポーランドの血が躍る! ショパンの詩情を瑞々しく描く!
 1995年ポーランド人の両親の元、カナダに生まれた天才ピアニスト、リシエツキは5歳でマウント・ロイヤル大学の音楽院でピアノを学び始め、2004年、9歳の時にカルガリー・シヴィック・シンフォニー共演しデビュー。2006年に初めてのリサイタルを開き、2008年にニューヨークのカーネギー・ホールに初めて出演しました。2009年にはパリでフランス・デビュー、2010年ドイツ・デビュー、日本でもデビュー・リサイタルを開きました。
 2008年にワルシャワで開催された『ショパンと彼のヨーロッパ』音楽祭でショパンのピアノ協奏曲第2番を、翌年同音楽祭で第1番を弾き、この2曲を収めたCDが2010年の初めにポーランド国立ショパン協会から発売されデビューCDとなりました。
 その後DGへ移籍、これが4枚目のCDとなります。早熟の天才が得意のショパンに再び戻ってきました!

  録音:2016年6月 ハンブルク


 あっというまに大人になってしまいました。




リシエツキ
DGからリリースされた「エチュード」全曲録音
ポリーニ以来40年間、このレーベルでは誰も手を出せなかった

4791039
\2300
ヤン・リシエツキ/
 ショパン:練習曲 作品10&25
ヤン・リシエツキ(ピアノ)

 みずみずしい生命感迸る17歳のショパン!
 カナダ出身、ポーランドの地をひく天才ピアノ少年、ヤン・リシエツキのDG初のソロ・アルバム。

 「別れの曲」と呼ばれる練習曲作品10-3のしみじみとした感性がとても印象的だった。
 この曲をこんなふうに弾けるというのはただものではないと思う。
 この人の持ち味はこういう曲での切ないまでの優しさにあるように思う。

録音:2013年1月 トロント




ポーランド国立ショパン協会自主製作レーベルがリリースしたリシエツキ14歳のときのコンチェルト。
まだ神童扱いでした。

NIFCCD 200
\2600
ショパン:
 ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
 ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ヤン・リシエツキ(ピアノ)、
ハワード・シェリー(指揮)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア

2008年8月21日(第2番)&2009年8月20日(第1番)、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールでのライヴ録音。

 リシエツキは2004年に9歳でカルガリー・シヴィック響にソリストとして招かれオーケストラ・デビュー。その後もケベック響、ミネソタ管、ワルシャワ・フィルなどとのオーケストラや、ヨーヨー・マ、エマニュエル・アックス、ピンカス・ズーカーマンといった名手たちと共演を重ね、13歳で挑戦した2009年浜松国際ピアノアカデミーコンクールでは見事第3位に輝いた驚異の14歳なのである!
 ハワード・シェリー&シンフォニア・ヴァルソヴィアとの共演による「ピアノ協奏曲第1番&第2番」は、ポーランド国立ショパン協会が主催する「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭に2008年、2009年と2年連続で招聘された際のライヴ録音。申し分のないテクニックと音楽性。その両手が生み出す表情豊かな音色。そして14歳とは思えない風格漂う演奏にはただただ驚かされるばかり。
 世界的ピアニストでもあるシェリーの万全のサポートを得て伸びやかに奏でられるリシエツキのショパン。また1人、凄まじい才能を持つ神童が現れた ——! 




 


479 7160
(2CD)
\3400
ダニエル・バレンボイム 〜 ブーレーズへのオマージュ》
 ピエール・ブーレーズ:
  1)デリーヴ第2番, 2) 二つの影の対話, 3) メモリアル,
  4) ル・マルトー・サン・メートル, 5) アンテーム2, 6) メサジェスキス
ダニエル・バレンボイム(指揮:1, 3, 6),
ピエール・ブーレーズ(指揮:4),
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団(1, 3, 4, 6),
ユセッフ・エイサ(クラリネット:2),
ギィ・エシェド(フルート:3),
マイケル・バレンボイム(ヴァイオリン:5),
ハッサン・モァタズ・エル・モッラ(チェロ:6),
IRCAMフランス国立音響音楽研究所
 (エレクトロニクス:2, 5)

 ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団とメンバーによる白熱のライヴ
 バレンボイムが昨年1月5日に90歳の生涯を閉じたブーレーズへの深い追悼の意を込めてアルバムをリリース。
 「偉大でも深く尊敬され、個人的にも近しい友人を亡くしました。1964年にベルリンでピエール・ブーレーズ氏に初めて会い、それ以来52年の歳月が経過しました。これほど親しく、意義深い関係を築き上げるこができた音楽家は、彼のみだったと言っても過言ではありません。」
 とバレンボイムはブーレーズについて、深い尊敬と称賛の意を込めて追悼文を寄せています。
 ブーレーズの85歳を記念して2010年にベルリンで行われたコンサートと、2012年のプロムスでのライヴから選曲されたこの2枚組。
 イスラエルとパレスチナの14歳から25歳までの若い音楽家で構成されたウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の主要メンバーがブーレーズの代表的な室内楽作品を演奏したコンサート・ライヴ。「ル・マルトー・サン・メートル」はブーレーズが指揮したものが収録されています。
 今年3月、ベルリンにブーレーズの名を冠した室内楽ホール「ピエール・ブーレーズ・ザール」がオープンする事に合わせてのリリースとなります。その主要メンバーがを収録した白熱の演奏です。

  【録音】2012年7月21&23日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール, プロムスでのライヴ(1-3), 2010年4月4日, ベルリン、シュターツオーパー、ブーレーズ85歳記念コンサートのライヴ(4-6)
  

4797193
(2CD)
\3000
《ザ・ビューティー・オヴ・モンテヴェルディ》
 モンテヴェルディ:
  1) 歌劇『オルフェオ』より抜粋,
  2) 『聖母マリアの夕べの祈り』より抜粋,
  3)『春風戻りて』, 4)『ニンファの嘆き』, 5)『わたしは若い娘』,
  6) 『告げるべきか、黙っているべきか』 ,
  7) 『私はうれしかった』, 8) 『ただあなたを見つめ』,
  9) 『倫理的・宗教的な森』より抜粋, 10) 『もう恋はしない』,
  11)『今日のそよ風は何とやさしく』,
  12)歌劇『ポッペアの戴冠』より抜粋,
  13)『つれないアマリッリ』,
  14)『神よ,御身は罪におぼれたるこの世を』,
  15)『苦しみは、かくも甘き』, 16)『私は黒い』, 17)『マニフィカト』
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ合唱団,
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(1, 2, 12),
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
アンドレア・マルコン(指揮)
ラ・チェトラ(3, 4, 8),
アントニー・ルーリー(指揮)
コンソート・オブ・ミュージック(5, 6, 11, 13),
ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ(7, 9, 14, 16, 17),
ユルゲン・ユルゲンス(指揮)
ハンブルク・モンテヴェルディ合唱団(10),
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
ピエール・ピツル(音楽監督)
プリヴァーテ・ムジケ(15)

 美しさ際立つモンテヴェルディ生誕450年記念ベスト
 ルネサンスからバロックへの過渡期に、意義深い一時代を築いたモンテヴェルディ。マントヴァ宮廷楽長、サン・マルコ寺院楽長などを務め、ヴェネツィア楽派の中心的な存在として活躍しました。
 ルネサンス後期、従来の厳格対位法に対してより自由な「第二作法」を提唱、自らのマドリガーレ集において新しい感情表現の音楽を展開。またカッチーニらの率いるフィレンツェの文化集団カメラータの「モノディ」様式の影響の下、音楽劇「オペラ」を確立し、音楽界に変革をもたらしました。
 2017年のモンテヴェルディ生誕450年を記念して、彼の名曲を厳選して編まれたベスト盤。「オルフェオ」や「聖母マリアの夕べの祈り」、そして数々のマドリガーレなどを、ガーディナー、コンソート・オブ・ミュージック他、彼の時代の音楽に精通した研究者による素晴らしい演奏でお聴きください。
  
限定盤

4797090
(44CD)
\22000

《ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団創立175周年記念エディション》

【CD1】
 ベートーヴェン:1) 交響曲第5番ハ短調Op.67, 2) 交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」〜
  レナード・バーンスタイン(指揮)[録音]1977&1978年/
【CD2】
 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92〜
  カルロス・クライバー(指揮)[録音]1974年/
【CD3】
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125〜
   ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)[録音]1953年/
【CD4-6】
 ブラームス:
  1-4) 交響曲第1-4番, 5) アルト・ラプソディOp.53, 6) 悲劇的序曲Op81〜
   ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
   アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
   アルノルト・シェーンベルク合唱団[録音]1992-1995年/
【CD7】
 ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45〜
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
  バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
  ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)ウィーン楽友協会合唱団[録音]1983年/
【CD8】
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」〜
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)[録音]1951年/
【CD9】
 ブルックナー:交響曲第7番ホ長調〜カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)[録音]1986年/
【CD10】
 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調〜ピエール・ブーレーズ(指揮)[録音]1996年/
【CD11】
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調〜カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)[録音]1988年/
【CD12】
 ブルックナー:
  1) ミサ曲第1番ニ短調, 2) モテット『アヴェ・マリア』,
  3) モテット『マリアよ、あなたはことごとく美しく』,
  4) モテット『この所を作り給うたのは神である』, 5) モテット『正しい者の口は』,
  6) モテット『キリストはおのれを低くして』 〜
   ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ),
   ベルナルダ・フィンク(アルト), クリストフ・プレガルディエン(テノール),
   アイケ・ヴィルム・シュルテ(バス), ジュリアン・ポッジャー(テノール),
   イアン・ワトソン(オルガン), モンテヴェルディ合唱団[録音]1996&1998年/
【CD13】
 シャブリエ:
  1) 田園組曲, 2) ハバネラ, 3) 狂詩曲『スペイン』, 4) ラルゲット,
  5) 『グヴァンドリーム』序曲, 6) 田園前奏曲, 7) 楽しい行進曲,
  8) ポーランドの祭り〜 ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)[録音]1995年/
【CD14】
 ドヴォルザーク:1) 交響曲第3番変ホ長調Op10, 2) 交響曲第7番ニ短調Op.70〜
  チョン・ミョンフン(指揮)[録音]1995年/
【CD15】
 1) シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120,
 2) ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88〜
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)[録音]1987&1985年/
【CD16】
 エルガー:
  1) 序曲『南国にて』Op.50, 2) 序奏とアレグロOp.47,
  3) ため息 Op.70, 4) エニグマ変奏曲Op.36〜
   ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),キュッヒル弦楽四重奏団[録音]1998年/
【CD17】
 ハイドン:1) 交響曲第88番ト長調, 2) 交響曲第92番ト長調「オックスフォード」〜
  レナード・バーンスタイン(指揮)[録音]1984年/
【CD18】
 喜歌劇『メリー・ウィドゥ』(全曲)〜
  バーバラ・ボニー(ソプラノ), チェリル・ステューダー(ソプラノ),
  ハインツ・ツェドニク(テノール), ブリン・ターフェル(バリトン), ボー・スコウフス(バリトン), 他,
  モンテヴェルディ合唱団, ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)[録音]1994年/
【CD19】
 1) モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』,
 2) マーラー:交響曲第4番ト長調〜ブルーノ・ワルター(指揮)[録音]1955年/
【CD20】
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調〜ピエール・ブーレーズ(指揮)[録音]1996年/
【CD21】
 モーツァルト:
  1) アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525,
  2) セレナード第9番ニ長調K.320『ポストホルン』〜
    ジェイムズ・レヴァイン(指揮)[録音]1982年/
【CD22】
 モーツァルト:
  1) 交響曲第29番イ長調K.201, 2) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』,
  3) フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477〜
     カール・ベーム(指揮)[録音]1980&1979年/
【CD23】
 モーツァルト:
  1) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』,
  2) 交響曲第39番変ホ長調K.543〜カール・ベーム(指揮)[録音]1979年/
【CD24】
 モーツァルト:
  1) 交響曲第40番ト短調K.550,
  2) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』〜カール・ベーム(指揮)[録音]1976年/
【CD25】
 モーツァルト:レクイエムニ短調K.626〜
  アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ), ヘルガ・ミュラー=モリナーリ(アルト),
  ヴィンソン・コール(テノール), パータ・ブルシュラーゼ(バス),
  ウィーン楽友協会合唱団, ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)[録音]1986年/
【CD26】
 1) フランツ・シュミット:ハンガリー軽騎兵の歌による変奏曲,
 2) シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』〜
   ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)[録音]1957年/
【CD27-28】
 シェーンベルク:グレの歌〜
  ジークフリート・イェルザレム(テノール:ヴァルデマール),
  シャロン・スウィート(ソプラノ:トーヴェ), マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ:山鳩),
  ハルトムート・ヴェルカー(バリトン:農夫), フィリップ・ラングリッジ(テノール:道化クラウス),
  バルバラ・スコヴァ(語り), ウィーン国立歌劇場合唱団,
  アルノルト・シェーンベルク合唱団, スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団,
  クラウディオ・アバド(指揮)[録音]1992年/
【CD29】
 シューマン:1) 交響曲第2番ハ長調Op.61, 2) マンフレッド序曲Op.115〜
  ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)[録音]1983年/
【CD30-31】
 スメタナ:
  1) 連作交響詩『我が祖国』(全曲),
  2) 歌劇『売られた花嫁』より「序曲」「ポルカ」「フリアント」「道化師の踊り」〜
   ジェイムズ・レヴァイン(指揮)[録音]1986年/
【CD32】
 ヨハン・シュトラウス2世:
  1) ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314, 2) トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214,
  3) 皇帝円舞曲 Op.43, 4) ポルカ『雷鳴と電光』Op.324, 5) ワルツ『南国のばら』Op.388,
  6) ピチカート・ポルカ, 7) アンネン・ポルカ Op.117,
  8) 常動曲 Op.257〜カール・ベーム(指揮)[録音]1971&1972年/
【CD33-34】
 J.シュトラウス2世:
  1) 行進曲『フランツ・ヨーゼフ1世万歳』Op.126,
  2) 喜歌劇『ジプシー男爵』より「宝のワルツ」Op.418, 3) ニコ・ポルカOp.228,
  4) 冗談ポルカOp.72, 5) ワルツ『うわごと』Op.212,
  6) ポルカ『ごちゃまぜ』Op.161, 7) ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65,
 J.シュトラウス2世:
  8) ポルカ『2度のポルカ』Op.258, 9) ヘレーネ・ポルカOp.203,
  10) 皇帝円舞曲Op.437, 11) ポルカ『田園ポルカ』Op.276,
  12) ポルカ・マズルカ『女性讃美』Op.315,
 13) J.シュトラウス1世:中国人のギャロップOp.20,
 ブラームス:
  14)ハンガリー舞曲第5番ト短調, 15) ハンガリー舞曲第6番変ロ長調,
 J.シュトラウス2世:
  16) ワルツ『戴冠式の歌』Op.184, 17) ポルカ『浮気心』Op.319,
  18) ポルカ『狂乱のポルカ』Op.260, 19) ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314, 20)
 J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228 〜
  ニコラウス・アーノンクール(指揮)[録音]2003年/
【CD35】
 R.シュトラウス:
  1) 交響詩『英雄の生涯』Op.40, 2) 交響的幻想曲『影のない女』〜
   クリスティアン・ティーレマン(指揮)[録音]2002年/
【CD36】
 R.シュトラウス:家庭交響曲 Op.53〜ロリン・マゼール(指揮))[録音]1983年/
【CD37】
 R.シュトラウス:
  1) 『インテルメッツォ』Op.72からの4つの交響的間奏曲,
  2) 『カプリッチョ』Op.85から序奏, 3) 『カプリッチョ』Op.85から「月の光の音楽」,
  4) 『サロメ』Op.54から「7つのヴェールの踊り」〜アンドレ・プレヴィン(指揮)[録音]1992年/
【CD38】
 R.シュトラウス:1) アルプス交響曲Op.64, 2) ばらの騎士(組曲)〜
  クリスティアン・ティーレマン(指揮)[録音]2000年/
【CD39】
 R.シュトラウス:
  1) オーボエ協奏曲ニ長調, 2) ホルン協奏曲第1番変ホ長調,
  3) ホルン協奏曲第2番変ホ長調, 4) 二重小協奏曲〜
    マルティン・ガブリエル(オーボエ), ラルス=ミヒャエル・ストランスキー(ホルン),
    ロナルト・ヤネツィク(ホルン), ペーター・シュミードル(クラリネット),
    ミヒャエル・ヴェルバ(ファゴット), アンドレ・プレヴィン(指揮)[録音]1996年/
【CD40】
 チャイコフスキー:
  1) バレエ組曲『白鳥の湖』, 2) バレエ組曲『眠りの森の美女』,
  3) バレエ組曲『くるみ割り人形』〜
   ジェイムズ・レヴァイン(指揮)[録音]1992年/
【CD41】
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36〜クラウディオ・アバド(指揮)[録音]1975年/
【CD42】
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74〜クラウディオ・アバド(指揮)[録音]1973年/
【CD43】
 ワーグナー:
  1)歌劇『タンホイザー』序曲, 2) ジークフリート牧歌,
  3) 楽劇『トリスタンとイゾルデ』から「前奏曲」と「愛の死」〜
    ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ジェシー・ノーマン(ソプラノ)[録音]1987年/
【CD44】
 1) メンデルスゾーン:劇音楽『真夏の夜の夢』序曲Op.21,
 2) ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲,
 3) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲,
 4) メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』Op.26,
 5) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲,
 6) マルシュナー:歌劇『ハンス・ハイリング』序曲,
 7) ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲(原典版) 〜
  クリスティアン・ティーレマン(指揮)[録音]2002年/
【DVD】
 J.シュトラウスⅡ世:
  1) 加速度円舞曲 Op.234, 2) 田舎のポルカ Op.276,
  3) ワルツ『わが家で』 Op.361,
 4) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『とんぼ』 Op.204,
 5) J.シュトラウスⅡ世:喜歌劇『こうもり』 序曲,
 6) J.シュトラウス:ワルツ『芸術家の生涯』 Op.316,
 7) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『小さい風車』 Op.57,
 J.シュトラウスⅡ世:
  8) ポルカ『ハンガリー万歳』 Op.332, 9) ポルカ『クラップフェンの森で』 Op.336,
  10) ワルツ『春の声』 Op.410,
 11) J.シュトラウスⅡ世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ,
 12) J.シュトラウスⅡ世:『騎士パスマン』のチャールダーシュ Op.441,
 13) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『おしゃべりなかわいい口』 Op.245,
 14) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『騎士』 Op.278,
 15) J.シュトラウスⅡ世:ワルツ『美しく青きドナウ』 Op.314, 
 16) J.シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲 Op.228 〜
   カルロス・クライバー(指揮)[収録]1989年

 数多くの名演を生み出したウィーン伝統のサウンド
 今年2017年は、ウィーン・フィルが誕生して175年をむかえます。帝国王立宮廷歌劇場(後のウィーン国立歌劇場)のオーケストラとして、1842年3月28日にレドゥーテンザールにて行われた「大コンサート」をもってウィーン・フィルの誕生と言われており、その時に帝国王立宮廷歌劇場の楽長で作曲家でもあったオットー・ニコライが指揮を務めました。
 その後マーラー、ワインガルトナー、フルトヴェングラー、クレメンス・クラウスらが首席指揮者を務めていましたが、1933年以降は首席指揮者を置いていません。
 ドイツ・グラモフォンはウィーン・フィルと長きにわたって数多くの録音を行っており、このセットでは、1951年のフルトヴェングラーから、2003年のアーノンクールまでの約50年間の主要レパートリーを収めた録音でその歴史を振り返る事ができます。
 各ディスクはオリジナルジャケット・デザインによる紙ジャケットに封入。ブックレットにはウィーン・フィル歴史的史料室長シルヴィア・カーグルによる書き下ろしライナーノーツ、レアなウィーン・フィルの写真などが掲載される予定です。

  ボーナスDVD⇒1989年 ニューイヤー・コンサート(指揮:カルロス・クライバー)
  


4796439
\2300
《フェルナンド・ヴァレーラ 〜 Vivere》
 1. Vivere, 2. Gloria, 3. Per Sempre Ci Saro (A Thousand Years),
 4. I Believe in You, 5. You’ll See My Face, 6. Shine,
 7. If We Fall, 8. Ti amo per sempre,
 9. Solo otra vez (All By Myself), 10. No Longer On My Own,
 11. Cuore, 12. Nessun dorma
フェルナンド・ヴァレーラ(テノール),
ギャビン・グリーナウェイ(指揮)
ロンドン・スタジオ・ストリング・オーケストラ, 他

 彼こそ、パヴァロッティの生まれ変わりだ!(by デイヴィッド・フォスター)
 2012年東京国際フォーラムでの「デイヴィッド・フォスター&フレンズ」コンサート。名音楽プロデューサー「デイヴィッド・フォスター」を中心に、彼がプロデュースしたチャカ・カーン、ベイビーフェイスら大物アーティストとともに、このコンサートに出演したのが無名のテノール歌手「フェルナンド・ヴァレーラ」でした。
 1980年プエルトリコ生まれ。8歳の時のフロリダに移り住み、17歳より歌手を目指し、18歳の時にデイヴィッド・フォスターの音楽番組のオーディションに合格。それ以来デイヴィッド・フォスターのツアーに参加し、世界中を魅了しています。
 今回、DGと契約し最初のアルバムとなるのがこの「Vivera」。「彼こそ、パヴァロッティの生まれ変わりだ! スーパースターの声と個性がここにある!」とデイヴィッド・フォスターに絶賛されるアーティストの歌声をお楽しみください。



  

4797010
\2300
《チリー・ゴンザレス & ジャーヴィス・コッカー 〜 Room 29》
 1) Room 29, 2) Marmont Overture, 3) Tearjerker,
 4) Interlude 1 ? Hotel Stationery, 5) Clara, 6) Bombshell,
 7) Belle Boy, 8) Howard Hughes Under the Microscope,
 9) Salome, 10) Interlude 2 ? 5 Hours a Day,
 11) Daddy, You’re Not Watching Me, 12) The Other Side,
 13) The Tearjerker Returns, 14) A Trick of the Light,
 15) Room 29 (Reprise), 16) Ice Cream As Main Course
【プロデュース】
 チリー・ゴンザレス & ジャーヴィス・コッカー

 由緒あるハリウッドのシャトー・マーモントにちなんだコンセプト・アルバム
 本作はセレブ御用達ホテルとして知られるハリウッド・ホテルにインスパイアされたコンセプト・アルバム。
 プロデューサーのチリー・ゴンザレス & ジャーヴィス・コッカー が、ハリウッドのシャトー・マーモント・ホテルの Room 29 に滞在して書き上げたアルバムです。当初この作品はホテルの29号室にまつわる劇音楽として着想されました。
 音楽、劇場、古典的なハリウッド映画のクリップなどを使用して、ホテルに縁あるスターたちも彷彿とさせる内容に仕上がっています。
 チリー・ゴンザレスはカナダ出身で、現在はパリを拠点に、エレクトロ・ヒップホッパー、ピアニスト、プロデューサー、ソングライターと、多様な才能を発揮しています。2004年にソロアルバム 「ソロピアノ」を発表。エリック・サティやラヴェルといったクラシカルな要素とジャズやカナダのフォークミュージックがミックスされた新鮮なサウンドがゴンザレスの見事なピアニズムによって表現され、多くのファンの心を掴んでいます。
 また2007年末にiPod nanoのCMで日本でも大きく話題となった「1,2,3,4」のプロデューサーでもあります。

  【録音】パリ、Ferber Studios、他



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ARCHIV

限定盤

4797176
(2CD+DVD)
\4000→\3790
モンテヴェルディ生誕450年記念
 《ガーディナー 〜 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り》

 モンテヴェルディ:『聖母マリアの夕べの祈り』
 
 ボーナス映像トラック:
   『ヴェスプロ・イン・ヴェニス』
アン・モノイオス(ソプラノ),
マリネッラ・ペンニッキ(ソプラノ),
マイケル・チャンス(カウンターテナー),
マーク・タッカー(テノール),
ナイジェル・ロブソン(テノール),
サンドロ・ナグリア(テノール),
ブリン・ターフェル(バス),
アラステア・マイルズ(バス),
ロンドン・オラトリー少年合唱団,
モンテヴェルディ合唱団,
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ,
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ,
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),

 モンテヴェルディ生誕450年記念CD+DVD特別セット限定盤
 ルネサンスからバロックへの大転換を成し遂げた音楽史上の大巨匠モンテヴェルディが遺した大傑作《聖母マリアの夕べの祈り》。
 ガーディナーが手兵モンテヴェルディ合唱団とイングリッシュ・バロック・ソロイスツを率いて、作曲家が楽長を務めていたゆかりのサン・マルコ大聖堂で行われた公演のライヴ録音をモンテヴェルディ生誕450年を記念して豪華仕様で発売。
 この演奏のCDとDVDを収めた3枚組です。聖堂の巨大な空間に響き渡る絶妙にして豊かな響きが、聴くものを魅了します。

 《録音:収録》1989年, ヴェネツィア、サン・マルコ寺院(ライヴ),



 ガーディナーの代表作であり、モンテヴェルディ作品の代表的アルバムであり、90年代の本格的な古楽ブームをぐいっと押し上げた記念碑的アルバム。
 90年代を代表するアルバムであり、クラシック・ファンは古楽ブームに乗り遅れまいとこのアルバムとビオンディの「四季」を買い揃えてまずは安心していた。

 その名盤中の名盤。

 そして今回嬉しいのは豪華仕様ということもあるが、発売当時爆発的に大ヒットした映像がいっしょに含まれていること。
 作曲家ゆかりのヴェネツィアサン・マルコ大聖堂で収録されたその豊麗な映像は、この作品のすばらしさ、そしてすごさを、観る人に強烈に印象付けた。
 当時はボーナス・トラックとしてガーディナーが「水先案内人」としてゴンドラに揺られながらこの作品を紹介していたが、その映像は入っているのだろうか。

 「この値段」というのは失礼だが、DVDつきでしかも豪華装丁・・・これは持っておいていいのではないか。





DECCA


483 1736
\2300
《セント・ポール大聖堂聖歌隊 〜 ユビラーテ》
 1) ヘンデル:司祭ザドク,
 2) ジョン・ラター:ゲール祝祷,
 3) トマス・ウィールクス:ダビデの子にホサナ,
 4) トマス・タリス:世の救い主よ,
 5) ウィリアム・バード:天の父、永遠にいます全能の神よ,
 6) ヘンリー・パーセル:主よ、あなたは私の神,
 7) モーリス・グリーン:主は天から目を注ぎ,
 8) メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ,
 9) メンデルスゾーン::鳩のように飛べたなら,
 10) チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:正しき人の魂は,
 11) ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:夕べの祈り,
 12) ジョン・アイアランド:至上の愛,
 13) V=ウィリアムズ:味わい、見よ,
 14) ウォルトン:すべての地よ,
 15) ジョン・ラター:主があなたを祝福し、あなたを守られるように,
 16) ハワード・グッドール:主は我が導師,
 17) ポール・ミーラー:慈しみと愛のあるところ,
 18) ジョン・ラター:ゲール祝祷,
 19) チャールズ・ヒューバート・パリー:我喜べり
セント・ポール大聖堂聖歌隊,
アンドルー・カーウッド(指揮),
サイモン・ジョンソン(オルガン),
アレッド・ジョーンズ(バリトン:2),
ナサニエル・モーリー(ボーイ・ソプラノ:9)

 ルターの宗教改革から500年目にあたる2017年、大聖堂を満たす清澄なる響き
 あのロンドンでも英国国教会の大聖堂、セント・ポール大聖堂。現在のセント・ポールは1666年の大火後1710年に完成したもので、特にルネサンス調の美しいドームは、ロンドンにあるどの小高い丘からでも眺めることができるようになっています。
 その最も壮大な大聖堂の歴史ある聖歌隊による清澄なる歌声で、500年の歴史の中で歌い継がれてきた宗教的合唱作品をお聴き下さい。
 1980年代に世界屈指の美声ボーイ・ソプラノとして活躍したアレッド・ジョーンズが、ここではバリトン歌手として1曲参加しています。

【録音】2017年1月, ロンドン、セント・ポール大聖堂
  

5745171
\2300
《ヴェラ・リン 100》
 1) We’ll Meet Again (feat. Alfie Boe),
 2) Sailing,
 3) (There’ll Be Bluebirds Over) The White Cliffs of Dover (feat. Alexander Armstrong),
 4) Wish Me Luck As you Wave Me Goodbye,
 5) As Time Goes By (feat. Aled Jones),
 6) Auf Wiederseh’n Sweetheart,
 7) The Loveliest Night of the Year,
 8) When You Wish Upon a Star (feat. Cynthia Erivo),
 9) A Nightingale Sang in Berkeley Square (feat. The Ayoub Sisters),
 10) I’m Forever Blowing Bubbles,
 11) Close to You, 12) Yours feat RAF Squadronaires
ヴェラ・リン(ヴォーカル),
ジェイムズ・モーガン(指揮)
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団

 イギリスの永遠の歌手、ヴェラ・リン100歳記念盤
 7歳から歌い始め、80年以上のキャリアを誇る英国の女性歌手、ヴェラ・リンの100歳記念盤です。
 第二次世界大戦中、慰問コンサートを開き“イギリス軍の恋人”と呼ばれ、50年代、「Forget-Me-Not」「The Homing Waltz」「The Windsor Waltz」「My, Son My Son」などのヒットを生みました、2009年、92歳でリリースしたベスト・アルバム『We’ll Meet Again』は、全英チャートの1位を獲得。最高年齢で1位に輝いたアーティストとしても名を馳せました。
 また、2014年にリリースされたコンピレーション・アルバム『National Treasure ? Ultimate Collection』も13位にチャート・イン。トップ20に入った最高齢アーティストの記録自己更新をしています。
 このアルバム『VERA LYNN 100』は、これまでのヒット曲のオリジナルテープよりヴェラ・リンの声だけを抜き出し、新たにオーケストラを新録音し、重ね合わせている斬新な企画です。アレキサンダー・アームストロングやアレッド・ジョーンズとのデュエットも収録。



<国内盤> 

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ヴァデメクム



VMMM1601
\2500(税込)
ヴァハン・マルディロシアン、フランスで発売された
 好評のベートーヴェンが国内盤として登場!

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 『月光』
   ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』
   ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)
 N響も指揮したヴァハン・マルディロシアン、フランスで発売され好評のベートーヴェンが国内盤として登場!

 録音:2009 年8 月22、23 日、サンボネ劇場, ブールジュ(Maestria Records)、70:03

 2009 年 仏 Maestria Records より発売されておりましたヴァハン・マルディロシアンのベートーヴェン・アルバム「Neuvieme Vague」より日本国内盤として「月光」「田園」「テンペスト」を発売!
 ベートーヴェンは同時代のハイドン、モーツァルト、クレメンティ、デュセック、ヴォルフルなどと相互に刺激、影響を受けながら生涯に32 曲のピアノ・ソナタを遺しました。その作曲の道程は一言で言えば改革と革新の連続で、一曲ごとに新たなピアノ・ソナタを創造していったといっても決して過言では無いでしょう。このCD に収録されている1801 年から1802 年のこの時期は、『悲愴ソナタ』以降に新たなる道を求めて意欲的に創作活動を続けていた時期で、悪化する難聴により聴覚を失うという絶望の中で有名なハイリゲンシュタットの遺書を書いた時期とも重なっています。
 このようなベートーヴェンの多彩な世界が広がるピアノ・ソナタを演奏するのは決して容易なことでありませんが、それに挑んだのがアルメニア出身でフランス在住のヴァハン・マルディロシアンです。
 ピアニストしてはヘンデル、バッハから現代曲に至るまで膨大なレパートリーを有し、同時に作曲も指揮もこなすという本来あるべき音楽活動を展開しているヴァハン。指揮者、ピアニストとしてヨーロッパ各地を転々とする多忙な日々の中で、新たな解釈のヒントを求め譜読み没頭する彼は、常に最新の原点版と過去の様々な解釈版との比較に余念がありません。日頃の彼との対話の中でも中心を占めるのは過去の名演奏や解釈版のこと。筆者私蔵の膨大な量の初版譜や種々の解釈版の閲覧を求められ、その都度尽きることのない創造的な話が膨らみますが、そんなヴァハンのモットーは本来あるべき音楽の姿を楽譜を通じて再現すること。最もシンプルで同時に最も困難な営み。これこそが音楽のエネルギーを我々が生きている現代という時空間に解き放つことでしょう。(Itaru Haba)




 ・・・おっと・・・いいじゃないですか・・・。
バッハ: 協奏曲 ニ短調BWV974 からアダージョ

https://youtu.be/84qlcINxQ9g


 ※ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ、指揮、作曲):
  アルメニア、エレヴァン生まれ。幼少よりピアノの勉強および作曲を始める。旧ソ連邦で数々のコンサートを行い、その後はパリ音楽院でジャック・ルヴィエに師事し1996 年にピアノのプルミェ・プリ獲得。その非凡な才能をフランスの著名な現代作曲家、エリック・タンギーとヴァイオリンの巨匠、イヴリー・ギトリスに見いだされ楽壇デビュー。
 タンギーからはピアノ・ソナタ第2番を献呈されCD も録音。ル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しでその才能を絶賛。
 ギトリスとは最も信頼出来るピアニストとして10 年以上にわたり共演し、毎年のように日本で演奏を行う。
 指揮者としても優れた才能を示し、現在はフランス、ノルマンディーのカーン市交響楽団の常任指揮者・音楽監督を務める。パリを拠点にフランス国立管弦楽団、プラハ放送管弦楽団などをはじめヨーロッパ各地の有名なオーケストラで客演し、日本ではNHK 交響楽団などを指揮する。
 ピアノ・ソロ、室内楽、歌曲の伴奏と多忙な音楽活動を展開している。作曲家としても「アルメニア作品集」のCD の中で自らの作品を演奏している。現在迄にリリースしたCD は10 枚以上。


*****


 さて、その鬼才マルディロシアン、実は10年前にご紹介したこのアルバムを製作していた。
 当時世間ではまったく話題にならなかったにもかかわらず、アリアCDでは大ヒット。
 この愛すべきアルバムでも、マルディロシアンの才能が遺憾なく発揮されていたわけである。

 ということで当時のコメントをそのままご紹介しておきましょう。

 廃盤みたいなので海外の在庫を取り寄せます。在庫があるうちに。



10年前にアリアCDではヒットした
ヴァハン・マルディロシアン
アルメニア音楽集


 久々、1日に何回もかけたくなって、翌日も聴くのが楽しみ、というようなCDに出会えた。

 内容は、いまさら紹介する必要もない、一目瞭然のアルメニア作品集。
 ヴァイオリンとチェロとピアノが、自由に編成を変えて1曲1曲思い入れたっぷりに聴かせてくれる。

 ・・・そうか、これまでアルメニア音楽といえば大音響で爆裂的なものばかり好んで聴いてきたから、こうした編成で聴くととても新鮮に感じたわけだ・・・。
 まあ、おまけに店主は辺境異端クラシック・マニアだからその心を刺激しないわけがない。

 ・・・とはいうもののこのエスニックでロマンティックな世界はどんな人にもお奨め。
 サロン風だから軽く聴いてもいいし、でも選曲も編曲もとても奥が深いので真剣に聴いてもいい。
 というのも、ハチャトゥリアンの名曲を随所で挟み込んでそれを主役のように思わせながら、天国的に美しいコミタスの作品や、ババジャニアンの本格派ピアノ・トリオや、前衛手法と民族的素材をミックスさせた幻想的なガスパロフの作品や、現代的でカッコいいマルディロシアンの作品など、実は「ハチャトゥリアン以外の作品」に比重がかけられている。

 マニアックなふりをして、その実ポピュラーそうで、でもほんとのほんとは本格的なアルバムだったりする。

 ちなみに「剣の舞」はハイフェッツの編曲とマルディロシアンの2種類が収録されている。


WARNER
2564 64341
\3000
廃盤のため海外直輸入
アルメニア
 ハチャトゥリアン:
  剣の舞、アイシェの踊り(ガイーヌより)、
  ノクターン(仮面舞踏会より)、
  エギナのヴァリエーションとバッカス祭(スパルタクスより)
 コミタス(1869-1935):チャント
 バーバジャニアン(1921-1983):ピアノ・トリオ
 ガスパロフ(1961-):
  アルメニアン・ラプソディー、ヴァリャベディアン・ラプソディー
 マルディロッシアン:2台のピアノのためのノクターン、他"
ジャン=マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
グザヴィエ・フィリップス(Vc)
ワハン・マルディロシアン(P)



















2/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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RCO LIVE



RCO 17001
(2SACD HYBRID)
\2600→\2490
ベルナルト・ハイティンクが名手と共演した
 ブラームスのコンチェルト!

  [CD1]
   (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
  [CD2]
   (2)シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
   (3)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

(1)フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
(2)(3)エマニュエル・アックス(ピアノ)
(2)ヴェスコ・エシュケナージ(ヴァイオリン)
 ヘンク・ルビンフ(ヴィオラ)
 グレゴール・ホルシュ(チェロ)
(1)(3)ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団自主制作レーベルから注目盤登場!名誉指揮者ベルナルト・ハイティンクが名手と共演したブラームスのコンチェルト!

 録音:(1)2010年3月17-19、21日/アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)、(2)2016年6月20日/アムステルダム、ヴァールゼ教会(セッション)、(3)2010年12月15、17、19日/アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)
 [CD1] 39’37’’、[CD2] 76’20’’/DSD、Multi-ch / Stereo、SURROUND 5.0

 SACD ハイブリッド盤でハイレベルな演奏が堪能できる、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の自主制作レーベル「RCO ライヴ」から発売される2枚組アルバム。
 ハイティンク指揮のブラームスをメインに、シューマンの室内楽をカップリングしています。
 
 1956 年に初めてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮、その後長きに渡って同楽団と深い関係が続くベルナルト・ハイティンク。1961 年から1988 年にかけて首席指揮者として活躍し、1999 年には名誉指揮者の称号を得ています。
 このアルバムには彼の指揮で2010 年に行われたブラームスの協奏曲ライヴを収録。エマニュエル・アックスとのピアノ協奏曲第1 番に、フランク・ペーター・ツィンマーマンとのヴァイオリン協奏曲という聴きごたえある2 曲がお聴き頂けます。
 カップリングのシューマンのピアノ四重奏曲(2016 年セッション録音)は、エマニュエル・アックスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者たちによる演奏。こちらも世界最高峰の名手たちの共演です。
 それぞれ別日の演奏ではありますが、クララやヨアヒムを含めたシューマンとブラームスの関係性を匂わせる統一感のあるプログラムとなっています。






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HYPERION



CDA 68145
\2400→\2290
アムラン新録音! ユロフスキと共演!
 メトネル&ラフマニノフのコンチェルト!

  メトネル:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムランの久しぶりとなるコンチェルト・レコーディング! メトネルとラフマニノフのピアノ協奏曲集が登場!
 アムランが弾いたメトネルと言えば、4枚組に及ぶ「ピアノ・ソナタ全集(CDA 67221/4)」の名盤で知られているが、なんとこの「ピアノ協奏曲第2番」は、2004年にアムランが日本初演(オッコ・カム指揮、東京フィル)を行っていたレア・レパートリー。(ちなみに、メトネル日本初演の数日前には、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番も弾いています。)
 名曲中の名曲ラフマニノフと秘曲メトネルの刺激的な組み合わせで贈る、アムランのロシアン・コンチェルトにご期待ください!
 Hyperionではアリーナ・イブラギモヴァのメンデルスゾーン(CDA 67795)以来の登場となる、ウラディミール・ユロフスキとの共演にも注目!

 録音:2016年3月7日(メトネル)&10日(ラフマニノフ)、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)







HYPERIONのユロフスキといえば、これ
Mendelssohn: Violin Concertos
HYPERION
CDA 67795
\2400
イブラギモヴァのメンデルスゾーン!
 ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!

 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
  序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団

 久しぶりに神経ビリビリ来るような演奏に出会った。
 このニ短調はすごい。
 終わった後天才二人が顔を見合わせてニヤリとしてる風が目に浮かぶ。
 やりやがった。


 とんがった二人の異端的天才が、このニ短調で演奏史を変えたかもしれない。なぜ二人が有名なホ短調ではなく、若書きの無名の作品ニ短調をわざわざ後半のメインに据えたのか。
 演奏している途中、この曲が好きで好きでたまらないという感情が、そしてこの曲のすごさ素敵さを世間に知らしめたくてうずうずしている様子が、もう、手に取るようにわかる・・・。
 正直ホ短調を聴いているときはイブラギモヴァのブログを読んでいるような感じで、「これが彼女の最近の気持ちね」という軽い思いしか湧かなかった(それでもすごいですが)。ユロフスキは終始おとなしめだし、その分「フィンガル」で爆発してくれてうれしかったが、まさかそのあとにこんなサプライズが待っているとは。

 このニ短調はすごい。

※録音:2011年9月2日−4日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)


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CDA 68143
(2CD/特別価格)
\2400→\2290
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3
 ヴァイオリン・ソナタ第32番変ロ長調 K.454
 ヴァイオリン・ソナタ第12番ト長調 K.27
 ヴァイオリン・ソナタ第17番ハ長調 K.296
 ヴァイオリン・ソナタ第36番ヘ長調 K.547
 ヴァイオリン・ソナタ第16番変ロ長調 K.31
 ヴァイオリン・ソナタ第23番ニ長調 K.306
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 アリーナ・イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集第3弾!

 音楽の神ミューズに愛されたヴァオリニスト、21世紀ロシアの名手、アリーナ・イブラギモヴァ。2015年から2016年にかけての来日公演でも全曲演奏会が行われたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトで各巻が選曲されており、第3巻は2015年10月3日の王子ホール「全曲演奏会第3回」で演奏されたプログラム。
 愛器アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンを携えたアリーナ・イブラギモヴァが、朋友セドリック・ティベルギアンと奏でる麗しく清新なるモーツァルト。2017年にも、コンチェルトやティベルギアンとのデュオで複数来日公演を予定しているアリーナ・イブラギモヴァの大活躍は止まりません!

 録音:2015年5月26日−28日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)

 ☆2017年来日公演予定
 10月12日(木) 電気文化会館(愛知)/10月17日(火) 王子ホール(東京)/10月20日(金)&10月21日(土) ザ・シンフォニーホール(大阪)/10月24日(火) サントリーホール(東京)




イブラギモヴァ&ティベルギアン
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1&2

CDA 68091
(2CD/特別価格)
\2400→\2290

イブラギモヴァ&ティベルギアン
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1

  ヴァイオリン・ソナタ
   第18番ト長調 K.301/第5番変ロ長調 K.10/
   第33番変ホ長調 K.481/第27番ト長調 K.379/
   第15番ヘ長調 K.30/第9番ハ長調 K.14/
   第21番ホ短調 K.304

アリーナ・イヴラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 アリーナ・イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集始動!

 音楽の神ミューズに愛されたヴァオリニスト、21世紀ロシアの名手、アリーナ・イブラギモヴァ。
 レコード芸術2015年5月号に掲載されたインタビューでも録音の予定が語られていたモーツァルトのソナタ集。
 第1弾は、K.10からK.481まで7曲のソナタを収録した2枚組。よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトは演奏会を踏襲。
 アリーナ・イブラギモヴァが愛器アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンを携え、朋友セドリック・ティベルギアンとともに描く極上のモーツァルトです。

 ※録音:2014年9月29日−10月1日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)

CDA 68092
(2CD/特別価格)
\2400→\2290
イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集第2弾!
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2

 ヴァイオリン・ソナタ第24番ヘ長調 K.376
 ヴァイオリン・ソナタ第10番変ロ長調 K.15
 ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調 K.402
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調 K.6
 ヴァイオリン・ソナタ第14番ニ長調 K.29
 ヴァイオリン・ソナタ第4番ト長調 K.9
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 K.7
 ヴァイオリン・ソナタ第22番イ長調 K.305
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 アリーナ・イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集第2弾!
 よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトで選ばれている8つのソナタ(2015年10月2日の王子ホール「全曲演奏会第2回」で演奏されたプログラム)を、愛器アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンを携えたアリーナ・イブラギモヴァが奏でます。

 録音:2015年1月29日−31日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)



 

CDA 68168
\2400
ブルッフ:弦楽五重奏曲集&八重奏曲
 弦楽五重奏曲変ホ長調 Op posth.(1918)
 弦楽五重奏曲イ短調 Op posth.(1918)
 弦楽八重奏曲変ロ長調 Op posth.(1920)
ナッシュ・アンサンブル
 超人集団ナッシュ・アンサンブル!ブルッフ晩年の室内楽作品集!

 世界トップレベルの名手たちを擁し、様々な編成、様々なスタイルの音楽を録音・演奏してきたイギリスの超人集団、ナッシュ・アンサンブル。50年超にわたる活動のなかで、300曲以上の世界初演を果たしてきたナッシュ・アンサンブルの新録音は、マックス・ブルッフが晩年に書き上げた2つの弦楽五重奏曲と弦楽八重奏曲。
 今作では、スコットランド室内管やイギリス室内管のコンサートマスターを務める名手、ステファニー・ゴンリーを第1ヴァイオリンに迎え、第一次世界大戦の直後に書かれたブルッフの暖かく豊かな室内楽作品を披露します。

 録音:2016年4月18日−20日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)



 

CDA 68170
\2400
百年戦争の音楽
 王位と繁栄
 イングランドの守護者 — 聖トマス・ベケット
 イングランドの守護者 — 聖エドマンド殉教王
 ヘンリー6世の戴冠/コンクルージョン
バンショワ・コンソート
アンドルー・カークマン(指揮)
 アンドルー・カークマンにより1995年に結成され、15世紀のフランスとイギリス、ブルゴーニュ楽派の音楽を主なレパートリーとする男声ヴォーカル・アンサンブル、バンショワ・コンソート。
 約5年ぶりとなる新録音は、リオネル・パワーやジョン・ダンスタブル、ヨハネス・アラヌスらが書いた、ヘンリー6世の戴冠やアジャンクールの戦いなどにまつわる百年戦争と王室の音楽。

 録音:2016年1月7日ー9日、アスコット小修道院(バークシャー)



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TUDOR



TUDOR 7202
(SACD HYBRID)
\2400→\2290
ノット/バンベルク響
 マーラー交響曲全集にまさかの追加「大地の歌」

   マーラー:交響曲《大地の歌》
ロベルト・サッカ(テノール)
スティーヴン・ガッド(バリトン)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
 既に完結したかに思われていたノット/マーラー交響曲全集にまさかの追加リリース!
 テノールとバリトンの2人を起用した「大地の歌」

 演奏タイミング[8:03][10:18][3:06][7:15][4:15][28:29]
 録音:2016年2月8-13日バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール ※日本語オビ・解説付き!

 2003 年から2011 年にかけて録音が行われたジョナサン・ノットとバンベルク響によるマーラー:交響曲全集録音チクルスはディスクが発売されるごとに各方面から称賛の声が聞かれ話題を集めたものです。
 その後あらためてボックス仕様の形でマーラー交響曲全集として発売されましたがディスクは第1 番から第9 番まで。その頃からいったい「大地の歌」はどうなっているのかとのファンからのお声がちらほら聞かれました。
 そんなわけでようやく、待望のリリースです。録音はつい昨年の2 月にバンベルクで念入りに行われたセッション録音。
 ジョナサン・ノットはウィーン・フィルとも「大地の歌」を録音しましたが、そちらはテノールのカウフマンが一人で全部歌ってしまった代わりダネでした。このバンベルクでの声楽陣はバーンスタイン&ウィーン・フィルの録音でも採用され、その後も時々行われているテノール、バリトン歌手によるバージョンです。
 一聴して感じるのはバンベルク響の柔らかく耽美的な音色です。蜜のように滴る甘いホルンの響き、官能の極みのような木管、弦楽セクション。ノットは繊細きわまるこの作品の室内楽的書法を注意深く再現しつつ、どこまでも優美に陶酔感をもって進みます。
 またTUDOR 特有の優れた録音技術も特筆に値し、各声部の細やかな旋律の綾も鮮やかにとらえられています。人生の無常を謳ったこの作品をこれほどまで枯淡の境地から程遠く、悩ましく官能的、耽美的に演奏したディスクは近年珍しいでしょう。
 因みにテノールのロベルト・サッカはマゼール、小澤征爾、ハーディングらと共演、2015、16 年にはミラノ・スカラ座に「ヴォツェック」(!)でデビュー、バリトンのスティーヴン・ガッドはキャリアの最初にキャスリーン・フェリアー奨学金を得たのも今回の録音との何かの縁か、その後プラシド・ドミンゴ・オペラ・コンペティション上位入賞、世界各地の歌劇場で目覚ましい活躍を続けている、いずれも今、もっとも脂の乗り切った歌手たちです。

 定評あるTUDOR のSACD hybrid の優秀録音、SURROUND SOUND 5.1。



マーラー:交響曲全集
お安いうちにどうぞ!


TUDOR 1670
(SACD HYBRID
12枚組 特価)
\12000→\8590
ジョナサン・ノット(指揮)&バンベルク交響楽団
 マーラー:交響曲全集

 (1)第1番ニ長調「巨人」
 (2)第2番ハ短調「復活」
 (3)第3番ニ短調
 (4)第4番ト長調
 (5)第5番嬰ハ短調
 (6)第6番イ短調「悲劇的」
 (7)第7番ホ短調「夜の歌」
 (8)第8番変ホ長調「千人の交響曲」
 (9)第9番ニ長調
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
(2)アンネ・シュヴァネヴィルムス(S)
 リオバ・ブラウン(A)
 バンベルク交響楽団合唱団
(3)藤村実穂子(A)
 バンベルク大聖堂少年合唱団
 バンベルク交響楽団合唱団女声団員
(8)ヤニナ・ベヒレ(S)
 リオバ・ブラウン(A)
 ミハエラ・カウネ(S)
 マリソル・モンタルヴォ(S)
 マヌエラ・ウール(S)
 アルベルト・ドーメン(B-Br)
 ミハエル・ナジ(Br)
 シュテファン・フィンケ(T)
 バンベルク交響楽団合唱団
 チェコ・フィル合唱団
 ヴィンツバッハ少年合唱団
 ジョナサン・ノットのマーラー:交響曲全集セット!

 録音:2003 年〜11 年ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク(SACD ステレオ、SACD5.1 チャンネル、通常ステレオCD のハイブリッド盤)

 2003 年に第5 交響曲で始まったノットのマーラー交響曲全集録音チクルス。
 全集完結までに9 年の歳月をかけているところは何事も拙速に成果が求められる昨今の一般世情を考えると極めて慎重、かつ万全の準備と綿密な計画のもと一連の録音が行われたことがわかります。
 好評をもって迎えられていたこのシリーズ、分売でもベスト・セラーを続けていましたが、待望のセット化でお求めやすく。





<国内盤> 

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ALPHA



Alpha475
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
リスト:ファウスト交響曲
 ファウスト交響曲S.108 〜三つの人物素描〜
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)
シネ・ノミネ合唱団
スティーヴ・デイヴスリム(T)

 4月来日前の大物新譜!
 見過ごされがちなロマン派の隠れ名作…管弦楽法の真髄は「当時の楽器と奏法で!
 2017年4月、武蔵野市民文化会館のリニューアルオープンにさいし、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏という壮大なプログラムを引っ提げて来日する古楽器オーケストラ、ウィーン・アカデミー管弦楽団…!
 今まさにベートーヴェンのシリーズを「作曲家が知っていた当時の楽器と奏法で」のみならず「初演会場で」演奏再現するという、ウィーンを拠点としている地の利を最大限に生かしたプロジェクトがAlphaレーベルで進行中の彼らは、かつてNCAレーベルでこれと全く同様の趣旨の企画を、ワーグナーとともに19世紀ドイツの管弦楽世界に革新をもたらした異才フランツ・リストの作品で進めていました。
 1850年代、ヴァイマール宮廷楽団の指揮者としてリストが活躍していた頃に綴った交響詩は、その宮廷劇場と同じ音響を再現したリスト・センター(作曲家の生地ライディングにあります)の響きでこそ真価を発揮する…日本でも高く評価されてきたリスト録音もまた、Alphaレーベルで継続中!
 リスト最大の管弦楽作品のひとつ、ゲーテ&シラー像の除幕式で初演された傑作『ファウスト交響曲』は、ワーグナー「指環」や「トリスタン」と同時期の新ドイツ楽派の響き——初演会場と同じ音響で、その作品美の真相へ!
 解説訳付、来日前の嬉しいリリースです!




ANIMA E CORPO


AeC006
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
カヴァッリ、17世紀ヴェネツィアの歌劇王
 〜アリアと二重唱さまざま〜

  「テーティとぺレオの結婚」(1639/舞踏曲)
  「アポロとダフネの恋」(1640/1曲)・
  「エジスト」(1643/序曲+2曲)・
  「オルミンド」(1644/序曲+2曲)・
  「ジャゾーネ」(1649/4曲)・「カリスト」(1651/1曲)・
  「ロジンダ」(1651/1曲)・「エリスメーナ」(1655/1曲)・
  「エレーナ」(1659/1曲)・「偉大なるポンペオ」(1666/1曲)・
  「エリオガバロ」(1667/1曲)
ラケル・アンドゥエサ(S)
シャビエル・サバタ(T)
アンサンブル・ラ・ガラニア
        (古楽器使用)

 2016年、日本で最も名を挙げた古楽歌手のひとり!
 待望すぎる新譜は、共演者も欧州最前線の大物!
 ラケル・アンドゥエサ!2016年には早春にNHKのラジオで欧州ライヴが話題となり、その後6月の来日公演で古楽ファンたちの心を虜にし、またたくまに名をあげた新世代のスペイン人古楽歌手——
 ほんの少しだけ掠れ気味の声が独特の味わいで聴き手を魅了してやまない、そのユニークな美声はリュート伴奏の静かな曲からドラマティックなモンテヴェルディ作品まで縦横無尽、さまざまな音楽の喜怒哀楽を、叙情の機微を、緩急豊かに伝えてやみません。来日の前にリリースされたスペイン音楽アルバム以来、新録音への期待感を募らせてきたファンへの返答となるアルバム、ついに登場...
 しかも!共演者はいまをときめくカウンターテナー新世代、欧州の超一流劇場でのバロック・オペラ舞台で圧倒的な存在感を放つヘンデル歌いの古楽歌手サバタ!モンテヴェルディの後を受け、バロック歌劇芸術を大きく進展させたヴェネツィアの巨匠カヴァッリの名品を続々、深い情感をたたえた変幻自在の歌唱で「いま」に蘇らせてくれる、古楽ファン以外にも広く心をとらえてくれそうな内容に陶然...充実解説(訳付)とともにカヴァッリの存在意義と個性をぞんぶんに堪能できるのも嬉しいところです。
 最初期の作から最後の傑作「エリオガバロ」まで、名品続々...!



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CONCERTO



CNT2100
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
とんでもない男だったドメーニコ・ノルディオ
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲(全5曲)+協奏交響曲

 ①ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 KV 207
 ②ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 KV 211
 ③ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 KV 216
 ④ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 KV 218
 ⑤ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」KV 219
 ⑥ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 KV 364
   ※曲順は⑤②③/④①⑥
ドメーニコ・ノルディオ(vn)
⑥ダニーロ・ロッシ(va)
フェデリーコ・フェルリ指揮
アンサンブル・レスピーギ(管弦楽)
CNT2100
(2CD)\3400
輸入盤

 イタリア新時代!DECCAやSONYで名盤続出のノルディオが刻んでいた幻の絶品モーツァルト、復活!アッカルド、ウーギ、イタリア四重奏団、あるいはローマ合奏団やイ・ムジチ合奏団…多くの録音物で味わえるイタリアの弦楽器奏者たちの演奏のなかには、このオペラ大国の演奏家だからこそ、というほかない独特の歌心が宿っているものが少なくありません。
 ここにご紹介するフェデリーコ・ノルディオもまた、端正な古典派解釈の節々に、1音1音、聴き違えようのない独特の歌心を宿した演奏を披露、聴いていると人の歌声さながらではないか...と思えてくるほど!
 だからでしょうか、海外の音盤シーンでは「オペラ歌手のアルバムが最も売れる」とも言われるところ、近年ではもっぱらDECCAやSONYなど、イタリアでも知られた世界的レーベルから続々と協奏曲録音をリリースするようになっています。
 そのノルディオが、Tactusレーベルでの18世紀秘曲盤にも名演が多いアンサンブル・レスピーギと2002年に刻んだ「幻のモーツァルト録音」が全曲揃って、イタリアConcertoレーベルから再登場!本格的な日本紹介はこれが初と思われますが、この一種独特な、歌にあふれていながら古典派の勘所をぴたりと押さえた(管弦楽も端正!な)演奏には心から引き込まれてしまう人も少なくないはず。

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 最初この演奏を聴いたとき、「なんじゃこりゃ!」と思った。

 うますぎるのである。
 その日のメモに書いている。「うますぎて腹が立つ」と。

 軽くいなしている感じ。
 ワインでも飲みながら弾いている感じ。終わったらどこに繰り出そうか考えながら弾いている感じ。ヴィオラの女の子にウィンクしながら弾いている感じ。

 モーツァルトの才気に全然負けてないのである。
 作品を軽々と自分のものにして、その上をいっているのである。

 悔しいが、エーネスのあのすばらしい演奏にも負けていない、そんなとてつもない才能を感じて腹が立った。

 そこでようやく誰の演奏か調べた。
 どこの若造だ。

 ドメーニコ・ノルディオ。

 聞いたことあるようなないような。
 SONYから2枚イタリアもののコンチェルト・アルバムを出しているからひとかどの人ではある。でも特別注目はしてなかった。
 
 経歴は・・・

 ぎゃ。

 16歳でヴィオッティ国際コンクール優勝。
 ロン=ティボー国際コンクールにも優勝してる!!
 フランチェスカッティ国際コンクールも優勝。

 とんでもない男だった・・・(ちなみに若造ではなかった)

 SONYのイタリア・コンチェルトがどういう経緯で録音されたか分からないが、それがどうしてCONCERTOレーベルからモーツァルトを出すことになったのか・・・
 よくみてみると、録音は古い。2002年。
 どうやら Velut Luna レーベルで昔出ていた録音をCONCERTOが再発売したものらしい。

 これまたどういう経緯かよく分からないのだが、はっきりいえるのはとんでもない才能の男がとんでもないモーツァルトを残していたということ。

 おそらく軽々と。





 バッハの「サラバンド」弾いてます。
 ヴィオラの女の子にウィンクとかはしてませんでした。すみません。
https://youtu.be/AF4y8sggGZY



そんな男のイタリア・コンチェルト


SONY
8876543387-2
\2600→\2390
ドメニコ・ノルディオ(Vn)〜イタリアの近現代ヴァイオリン曲
 レスピーギ:『グレゴリオ聖歌風協奏曲』
 ペトラッシ:独奏ヴァイオリンのための『影へのエレジー』
 ダッラピッコラ:ヴァイオリンと管弦楽のための『タルティニアーナ』
ドメニコ・ノルディオ(Vn),
ムーハイ・タン(指揮)
アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管

 ヴァイオリニストのドメニコ・ノルディオは、16歳でヴィオッティ国際コンクール優勝。ロン=ティボー国際コンクール、フランチェスカッティ国際コンクールなどで優勝以来、プレイヤーとしてだけでなく、教育者としても世界的に知られています。
 ソニー・クラシカルへの初録音となる今回のアルバムは、イタリアの近現代ヴァイオリンのための2つの協奏曲と独奏曲を収録。レスピーギの「グレゴリオ聖歌風協奏曲」は、作品名の通りグレゴリオ聖歌風の主題によるヴァイオリン協奏曲で、往古の旋法に近代管弦楽法の衣を被せた傑作でありながらあまり演奏されない作品でもあります。
 ペトラッシとダッラピッコラは、シェルシとともに20世紀を代表するイタリア現代音楽作曲家の巨匠といわれています。ここに収録された3曲とも古典主義部分が残された新音楽であり、現代音楽らしい諧謔さと錯綜されています。ノルディオは、これらの音楽を見事な解釈で演奏していきます。

【録音】 2010年10月, パルマ (デジタル:セッション)


SONY
8887503872-2
\2600→\2390
ドメニコ・ノルディオ/イタリアン・ヴァイオリン・コンチェルト
 ① アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
  ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.48
 ② マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調「預言者たち」
ドメニコ・ノルディオ(ヴァイオリン),
ティート・チェッケリーニ(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団

 ヴァイオリニストのドメニコ・ノルディオの、ソニー・クラシカルへのイタリア近現代ヴァイオリンのための協奏曲集第2弾!
 ヴィヴァルディの音楽の復興に努めたカゼッラは、ダヌンツィオやマリピエロとともに、近代イタリア音楽を普及させていました。
 このヴァイオリン協奏曲も、ラヴェル、ストラヴィンスキー、シェーンベルクらの表現主義的作曲法が取り入られており、直線的なフレーズ、庶民的なリズミカルな旋律を帯びた独特な響きが印象的です。
 カゼッラの弟子であったカステルヌオーヴォ=テデスコのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツの委嘱作品。民族的な素材による作品で、旧約聖書やユダヤ教の典礼に基づいています。
 イタリアの20世紀の肖像ともいえるこれらの作品を、イタリアの名手ドメニコ・ノルディオが、これらの音楽を見事な解釈で演奏していきます。
 ノルディオは、16歳でヴィオッティ国際コンクール優勝。ロン=ティボー国際コンクール、フランチェスカッティ国際コンクールなどで優勝以来、プレイヤーとしてだけでなく、教育者としても世界的に知られています。

 【録音】2013年9月、スイス、ルガーノ、Auditorio Stelio Molo RSI (デジタル:セッション)



甘い甘いドヴォルザークももしよかったら。
https://youtu.be/WPx8akC-suw





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PAN CLASSICS



PC10368
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ライラ・シャイエーク
 カルロ・ファリーナ−ー17世紀初頭のヴァイオリン芸術

 ファリーナ:
  ①「ファリーナ」と呼ばれたるソナタ
  ②「海辺の女」と呼ばれたるソナタ
  ③「絶望した女」と呼ばれたるソナタ
  ④「ボローニャの女」と呼ばれたるソナタ
  ⑤「炎」と呼ばれたるソナタ ⑥「フランスの女」と呼ばれたるソナタ
 ナウ:⑦シュテーファン・ナウのファンタジア
 M.ロッシ:⑧第7トッカータ(鍵盤のための) ⑨第4トッカータ(鍵盤のための)
 メッリ:⑩半音階的カプリッチョ「チャルリーノ(愛すべきカルロ)」(リュートのための)
 フランツ:⑪フランツのファンタジア
 作曲者不詳:⑫大いなる悲しみが、わが心に(ヴィオラ・ダ・ガンバのための)
   ※曲順は⑦①⑧②⑫③⑨④⑩⑤⑪⑥
ライラ・シャイエーク(バロックvn)
イェルク・ハルーベク(cmb・org)
ダニエレ・カミニーティ(アーチリュート)
ヨナタン・ペシェク(vc・vg)

 ジャケットの「顎はさまず&バロック弓」が創り出す至芸
 17世紀初頭の多芸な異才の世界は、古楽ファン必聴!

 古い音楽は音の構造からして、現代のヴァイオリンでクライスラーなどを弾くときのやり方では美しく響かせられない、当時の楽器と奏法によってこそ真価が立ち現れてくるもの。
 そうした歴史的楽器と奏法を20世紀に甦らせてきたシュレーダーやクイケン兄弟らのあとを受け、古楽教育のメッカたるバーゼル・スコラ・カントルムで多くの門弟を育ててきた伝説的名手キアラ・アバンキーニが2010年に引退したあと、この教育機関のバロック・ヴァイオリン科を受け継いだのが、近年の来日公演でも人気のアマンディーヌ・ベイエールと、本盤の主人公ライラ・シャイエーク!バロック奏法を学ぶ人が必ず通る17世紀イタリアの音楽世界を、ここでは縦横無尽の名演でじっくり味わえます。

 作曲家ファリーナは、フォンターナやカステッロ、ウッチェリーニなどと並んで17世紀初頭を代表する、つまりバロック・ヴァイオリン独奏芸術の最初期を飾る大家のひとり!
 イタリアからドイツ語圏にまで活躍地を広げながら展開された独特のエキサイティングな音世界を、シャイエークの確かな楽器選択と奏法でしみじみ味わえる喜び!

 ジャケット写真からして「初期バロック楽器と奏法の鑑」なポートレートで期待感を誘う逸品、もちろん解説も日本語訳付。


****

 もう、次から次へと才能あふれる実力派が登場するわけである。
 今回紹介するのはライラ・シャイエーク。GLOSSAなどで繊細且つ毅然としたバッハを聴かせてくれていた逸材。

 聡明で美しく、的確な「選曲眼」と確固たる技巧を兼ね備える。

 このプロモーション・ビデオを見れば、このアルバムの水準の高さはまず間違いない。

https://youtu.be/Ehwms7rQGFQ



 「キアラ・バンキーニのアンサンブル415メンバー」という位置から脱し、これからは古楽界全体を担う存在になっていくのだろう。



この才能あふれるバッハ!
GCD 923507
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
GlossaからJ.S.バッハのヴァイオリン・ソナタ集が登場!
 
ライラ・シャイエーク
 J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集

  ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
  ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
  ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
  ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
  ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
  ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
  ソナタ ト長調 BWV.1019a
ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
イェルク・ハルベック(チェンバロ)
 ライラ・シャイエーク&イェルク・ハルベック!Glossaが遂にバッハのヴァイオリン・ソナタ集を録音!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)が満を持してリリースするJ.S.バッハの「ヴァイオリン・ソナタ集」では、古楽界の次代を担う若き巨匠たちが共演!

 大バッハの6つのソナタを奏でるのは、現代の古楽シーンのライジング・スターたち、バロック・ヴァイオリンのライラ・シャイエークと、チェンバロのイェルク・ハルベック!
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415のメンバーとして活躍し、ボニッツォーニのラ・リゾナンサでは第1ヴァイオリンを務めるライラ・シャイエーク。
 2010年からは、師であるバンキーニの後任として、母校であるスイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで後進の育成にあたるバロック・ヴァイオリン界の才女である。
 イェルク・ハルベックは、シュトゥットガルトのバロック・オーケストラ、イル・ジュスト・バロッコの指揮者として目覚ましい活躍を展開中のドイツ古楽界の若きスター。
 フライブルクとバーゼルで古楽奏法を学び、リンツ・アントン・ブルックナー音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学で教授を務める実力者である。

 ※録音:2015年6月、ファウテンバッハ旧教会(アーハーン、ドイツ)






こちらはカール・フィリップ!
知的で刺激的で切なく物憂げ


PAN CLASSICS
PC10305
\2600
ライラ・シャイエーク
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):

  1. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタロ短調 Wq.76/H512
  2. チェンバロとヴァイオリンのためのアリオーソ イ長調 Wq.79/H.535
  3. 幻想曲 嬰へ短調〜ヴァイオリン助奏付きの鍵盤のための Wq.80/H.536
  4. ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.71/H.502
  5. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタハ短調 Wq.78/H.514
ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン)
イェルク・ハルーベク(タンジェント・ピアノ、チェンバロ)
 
 古楽の牙城バーゼル・スコラ・カントルムで腕をみがき、かつてはエンリーコ・ガッティやエミリオ・モレーノといった世界的異才を続々輩出してきた名手集団アンサンブル415で長くソリストのひとりとしてやってきたライラ・シャイエークが、確かな室内楽パートナーのイェルク・ハルーベクとともに世に問うのはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。

 ソナタばかり、というわけではなく、ソナタ3曲と“大がかりな小品”を2曲、長調短調とりまぜ、中期から後期にかけての名品を幅広く…という曲目構成。
 つねに新鮮な意識で古楽器演奏を考え続けてきたアンサンブル415 の出身者らしく、運弓や演奏編成、アゴーギグなどにも隅々までこだわりの感じられる演奏解釈は、ただ耳に心地よく心になじむ、というのでは終らない、音楽内容のいろいろなところに意識をむけさせてくれる充実した内容を誇るものとなっている。
 あたかもアルノンクールやブリュッヘンが、モーツァルトの交響曲を録音しはじめた頃に受けた衝撃と、どこか似たようなカリスマ的魅力が感じられる。

 この「衝撃」のありかたこそ、人の心の機微や移り変わりを音楽を通じて表現しようとしてきたC.P.E.バッハの「多感様式」の真髄なのでは。

 共演の鍵盤奏者ハルーベクも、レーゲンスブルク型タンジェント・ピアノ(先週ご案内したA.リュビモフも弾いていた、ウィーンのヴァルター型よりも前からある初期ピアノのひとつのスタンダード)とチェンバロをうまく使い分け、エマヌエル・バッハの機微を良く伝えるアンサンブルの呼吸をつくっているのが小気味よくてたまりません。


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PC10375
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
コレッリ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品5(全12曲)
 ヴァイオリン、低音弦楽器と鍵盤のための12のソナタ(1700年ローマにて刊行)
リナ・トゥール・ボネート(バロックvn)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
ダニ・エスパサ(cmb,org)
マルコ・テストーリ(vc)
ジュゼプ・マリア・マルティ
       (テオルボ、バロックギター)
マヌエル・ミンギリョン
        (アーチリュート、テオルボ)
サラ・アゲダ(バロックハープ)
ギリェルモ・トゥリーナ(vc)
アンドルー・アッカーマン(ヴィオローネ)

 なんと豪奢な通奏低音!欧州最前線の俊才ふたたび今度は、意外に出ないコレッリ傑作曲集の全曲録音!
 ヴィヴァルディ以前の、イタリア最大のヴァイオリンの大家コレッリーーしかしなぜか、作曲者の歿後数十年たってもなお絶大な人気を誇っていた代表作のひとつ、ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集「作品5」の全曲録音は、これだけ古楽器奏者が世界各地にいる状況を考えてみると不思議なくらい、新録音が出てこない…一昨年前に5セットも6セットも新録音されたビーバー『ロザリオのソナタ集』と対照的な話ですが、このバロック随一の充実曲集を、古楽系録音ですぐれた企画ばかり連発してきたPan Classicsで堂々録音してみせたのは...まさに一昨年前の『ロザリオ』ブームでも痛快な新譜をリリースしてくれ、その前にはヴィヴァルディの新発見作品を極小編成で世に問いファンを騒然とさせたスペイン出身の異才、リナ・トゥール・ボネート!
 作品のストイックさゆえ通奏低音パートには低弦と鍵盤のみで臨む奏者も多いこの曲集を、彼女は18世紀初頭のイタリアの通例どおり、できるだけ多数の通奏低音奏者たちと演奏してみせています。
 多芸を極めるイタリアのバロック・チェロ奏者テストーリも存在感抜群、他にもリュート、バロックギター、ハープ…と撥弦系も充実!解説訳付で作品像の本質に迫る、期待感しかない新譜の登場、お見逃しなく!




RICERCAR



MRIC375
(8CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\8800+税
テレマンーー多面的なる作曲家の肖像
 〜作曲家歿後250周年に寄せて〜

《CD I》
 協奏曲様式と、さまざまな管楽器
《CD II/III》
 独奏ソナタ、トリオ・ソナタ、 四重奏ソナタ、および無伴奏曲
《CD IV》
 さまざまな管楽合奏曲(※新録音含む)
《CD V》
 さまざまなリコーダー作品
《CD VI》
 1730年出版の四重奏ソナタ集
《CD VII》
 1746年の『マタイ受難曲』
《CD VIII》
 カンタータ「しかし汝ダニエルよ」・『音楽による神への祈り』より
リチェルカール・コンソート、
Ens.ラ・パストレッラ、
Ens.リンガ・フランカ、
Ens.エオルス、
Ens.シンタグマ・アミーチ、
Ens.レザグレマン、
ナミュール室内合唱団(古楽器使用)
ヴィーラント・クイケン(指揮)
フレデリク・ド・ロース(bfl)
マルセル・ポンセール、
ブノワ・ローラン(ob)
フランソワ・フェルナンデス(vn)
フィリップ・ピエルロ(vg)
クロード・モーリ(hr)
ジャン=フランソワ・マドゥーフ、
ピエール=イヴ・マドゥーフ(tp)
グレタ・ド・レジェル(S)
ジェイムズ・ボウマン、
アンリ・ルドロワ(C-T)
ギィ・ド・メ(T)
マックス・ファン・エフモント(Bs)

 歿後250周年。テレマンの魅力は、室内楽だけじゃない!
 クイケン指揮の受難曲や新録音、名演厳選のBOX...
 日本のファン間での「バロック」と呼ばれる音楽のホットゾーンは、おそらくバロック後期、18世紀初頭でしょうか——
 つまり今から300年ほど前の時代ですが、そう思えば、長命にして多作、亡くなる少し前まで作品を書きつづけた巨匠テレマンが「歿後250周年」と聞くと、何やら思いがけず最近の人のようにさえ感じられる気がしてきます。
 そして…近年のみずみずしい古楽器演奏の新鮮さにふれていると、ほんとうに「つい最近までこの世にいた人」と思えてくる…記念年にこそ体感したいそんな体験を、創業40年が視野に入ってきたベルギーの老舗古楽レーベルRicercarがCD8枚にわたって提供してくれる充実BOXが登場します!
 クイケン兄弟が世界的に注目されはじめ、リチェルカール・コンソートが飛ぶ鳥を落とす勢いで伝説的名盤を続出していた1980年代から21世紀までの、レーベル休止をはさんであえなく廃盤になっていた傑作録音をアルバム単位で厳選(もちろん各曲全楽章収録)、編成を整え、無伴奏曲から大規模声楽曲まで網羅した充実BOXに、音楽学者でもある主宰者ルジュヌ氏による解説が(訳付)!
 見れば見るほど名手続々、無孔ナチュラル金管のマドゥーフらによる新録音も含め、聴き逃せない名演続々...プレス切れ前に確保を!


<映像>


C MAJOR(映像)



73 9704
(Blu-ray)
\5800
ドゥダメル(指揮)&ロサンゼルス・フィル
『Tango under the Stars』

 ピアソラ:タンガーソ
 ラロ・シフリン:ギター協奏曲第2 番「友情」* 世界初演
 ヒナステラ:バレエ組曲「エスタンシア」より
  【開拓者たち/ 小麦の踊り/ 牧童/ 終幕の踊り(マランボ)】
 ピアソラ:天使の死/アディオス・ノニーノ/ 忘却/リベルタンゴ
 ボーナス:
  グスターボ・ドゥダメル、ラロ・シフリン、
   アンヘル・ロメロによるインタビュー
グスターボ・ドゥダメル(指揮)
ロサンゼルス・フィルハーモニック
アンヘル・ロメロ(ギター)
セス・アサーナウ(バンドネオン)
タンゴ・ブエノス・アイレス
73 9608
(DVD)
\4000
 アルゼンチンの熱き情熱!2017年さらなる飛躍が期待されるドゥダメルがハリウッド・ボウルで行った夏の夜のライヴ!映画音楽の大家ラロ・シフリンも登場!

 映像監督:ミヒャエル・ベイヤー/プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
 収録:2016 年8 月2 日ハリウッド・ボウル、ロサンゼルス(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、ボーナス字幕:独仏西(言語:英語)、リージョン:All、102分(83分コンサート+19分ボーナス)
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、ボーナス字幕:独仏西(言語:英語)、リージョン:All、
102分(83分コンサート+19分ボーナス)

 2017 年ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに登場したグスターボ・ドゥダメル。今や世界中の超一流オーケストラを指揮するベネスエラの若き指揮者が、現在音楽監督を務めるロサンゼルス・フィルハーモニックと行った2016 年夏、ハリウッド・ボウルでの野外コンサート映像が発売されます。
 『Tango under the Stars』と題されたコンサートは、タンゴの革命児ピアソラの楽曲にのせて、世界的に活躍するダンス・カンパニーが夜のハリウッド・ボウルで繰り広げる華やかなライヴ映像。
 そして注目は、ブエノスアイレス出身の作曲家で、「スパイ大作戦」「燃えよドラゴン」「ミッション・イン・ポッシブル」といった100 を超える映画やテレビシリーズの作曲を担当した、映画音楽界の重鎮ラロ・シフリンのギター協奏曲を、天才ロメロ・ファミリーの三男にしてスペイン・ギター界最後の巨匠、アンヘル・ロメロが世界初演するというなんとも豪華な共演。
 演奏の最後には、ラロ・シフリンも登場し会場を盛り上げました。またドゥダメルがシモン・ボリバル・オーケストラとも度々演奏する得意曲ヒナステラの組曲「エスタンシア」など、色彩、リズム、情熱に満ちたアルゼンチンの作曲家の作品を取り上げています。南米の才能を凝縮したかのような熱い一夜の映像を存分に楽しむことができます。

















2/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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DELPHIAN



DCD 34020
【旧譜】
\2400→\2290
ダラピッコラ 貴重な独奏ピアノ作品全集+室内楽作品集!
 パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ
 アンナリベラの音楽帳
 歌とピアノのための《アントニオ・マチャードの4つの詩》
 無伴奏チェロのためのチャッコーナ、間奏曲とアダージョ
 メゾ・ソプラノと3本のクラリネットのためのゲーテ歌曲集
 バレエ音楽《マルシア》からの3つのエピソード
デイヴィッド・ワイルド(ピアノ)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)
ロバート・アーヴィン(チェロ)
ニコラ・ストーンハウス(メゾ・ソプラノ)
 20世紀イタリアの奇才ダラピッコラ!独奏ピアノ作品全集+室内楽作品集!

 ルイージ・ダッラピッコラは、イタリアの作曲家。姓はダルラピッコラ、ダラピッコラとも表記する。抒情詩調の十二音音楽の作曲で知られる。

 リリシズム、ロマンス語、ダンテやモンテヴェルディ、ヴェルディといった古典を愛し、当時のムッソリーニ政権下では命の危険にさらされながらも反ファシズムを徹底的に貫いた20世紀イタリアの奇才ルイジ・ダラピッコラ(1904−1975)の独奏ピアノのための作品全集に加え、独奏チェロ作品、声楽を含む室内楽作品などを集めた貴重な録音集。
 デイヴィッド・ワイルドやスーザン・ハミルトン、ロバート・アーヴィンなど演奏者陣も豪華です。

 録音:2003年12月16日−17日、スコットランド




 ダラピッコラ。
 決して近づきやすい人ではないが、とんでもない前衛ということもない。

 「パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ」などは結構楽しめる。
 ここでマガロフの演奏が聞ける。
https://youtu.be/-Kj023eXu4w


  

DCD 34062
(3CD/特別価格)
【旧譜】
\4800
ウィリアム・ラッセル:
 オルガン・ヴォランタリー全集(世界初録音)

  12のヴォランタリー(1804)
  12のヴォランタリー(1812)
  ヴォランタリー ト長調
ジョン・キッチン(オルガン)

 ウィリアム・ラッセル(1777−1813)は、ロンドンのグレート・クイーン・ストリート・チャペルやライムハウス・セント・アンズ教会のオルガニストを務めた18世紀後半イギリスのオルガニスト、作曲家。
 エジンバラ市とエジンバラ大学のオルガニストを歴任した現代の名オルガニスト、ジョン・キッチンが弾くのは、1804年と1812年に出版された2つの「12のヴォランタリー」と未出版のヴォランタリー ト長調を含めたウィリアム・ラッセルのヴォランタリー(英国国教会の礼拝で弾かれるオルガン曲)の全集の世界初録音。

 録音:2008年7月22日−25日、セント・ジェームズ教会(バーモンジー、ロンドン)
 
DCD 34021
【旧譜】
\2400
パッヘルベル:オルガン作品集 Vol.1
 トッカータとフーガ 変ロ長調/
 第6旋法によるマニフィカト/幻想曲ハ長調/
 聖母マリアのマニフィカト/トッカータ ホ短調/フーガ ホ短調/
 クリスマスのための4つのコレール前奏曲/
 フーガ ト長調/リチェルカーレ ハ長調/
 トッカータ ヘ長調/フーガ ヘ長調/幻想曲ニ短調/
 12パートのコラール《キリストこそ わが生命》/
 トッカータ ト短調/フーガ ト短調/
 チャコーナ ニ短調/フーガ ニ長調
マシュー・オーウェンズ(オルガン) 
 ウェルズ大聖堂のオルガニスト&聖歌隊指揮者を務めるマシュー・オーウェンズ。イギリスのオルガンで進行するヨハン・パッヘルベルのオルガン作品集第1弾は、エジンバラ大学のリード・コンサート・ホールにある、イギリス唯一のアーレント・オルガンによる演奏。

 録音:2004年11月16日−17日、リード・コンサート・ホール(エジンバラ大学)
 

DCD 34019
【旧譜】
\2400
テュークスベリー寺院からの晩課
 ハウエルズ:巨匠タリスの遺言/
 タリス:サンクテ・デウス/
 ステイサム:プレチェス/
 オールコック:詩篇第91篇/
 ピーターソン:詩篇第131篇/
 ジャクソン:マニフィカトとヌンク・ディミティス
  (テュークスベリー・サーヴィス)(世界初録音)/
 ステイサム:応唱と集祷/
 ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァリアント・フォー・トゥルース/
 ハウエルズ:テ・デウム/
 ヴィエルヌ:トッカータ 変ロ短調
テュークスベリー寺院スクール合唱団
ベンジャミン・ニコラス(指揮)
カールトン・エザリントン(オルガン)
 32年間にわたりテュークスベリー寺院で毎日晩課を歌ってきたトレブルと男声による合唱団。2006年の9月にテュークスベリー寺院スクールが閉鎖されたため、「スクール合唱団」としては最後の録音となったアルバム。
 その後は「テュークスベリー寺院スコラ・カントルム」として、その伝統が引き継がれている。ガブリエル・ジャクソンのテュークスベリー・サーヴィス(マニフィカトとヌンク・ディミッティス)は世界初録音。

 録音:2006年6月&7月、テュークスベリー寺院
 
DCD 34017
【旧譜】
\2400
キリストの昇天
 マクミラン:Tremunt videntes angeli(世界初録音)/
 レイトン:祈りと応唱Ⅰ/
 賛歌:Eternal monarch, king most high/
 詩篇第47篇/詩篇第108篇/
 アラン:マニフィカトとヌンク・ディミティス
  《エクストン・サーヴィス》(世界初録音)/
 レイトン:祈りと応唱Ⅱ/
 ゴワーズ:ガリラヤの人々よ/
 賛歌:Hail the day that sees him rise/
 メシアン:キリストの昇天*
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊
マシュー・オーウェンズ(指揮、オルガン*)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)
サイモン・ニーミンスキ(オルガン)
 ブルックナー(DCD 34071)やシェパード(DCD 34123)、ストラヴィンスキー(DCD 34164)など、多くの名録音で知られるスコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊。
 メシアンの管弦楽作品からオルガン用へと編曲された「キリストの昇天」へと続く、キリストの昇天(Ascension)にまつわる作品集。ジェームズ・マクミランとリチャード・アランの2曲は世界初録音。

 録音:2003年2月&6月、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ)
 

DCD 34027
【旧譜】
\2400
ガブリエル・ジャクソン:宗教合唱作品集
 エジンバラ・ミサ/おお、聖なる宴よ/夜の星の創造主/
 キリスト誕生の歌/ヘンリー6世の祈り/祈り/
 詩篇第112篇《ラウダーテ・プエリ》 /
 マニフィカトとヌンク・ディミティス
  (トゥルーロ・サービス)/
 応唱/サルヴェ・レジナ/ディスミサル/
 セント・アサフ・トッカータ

マシュー・オーウェンズ(指揮)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)
マイケル・ボナヴェンチャー(オルガン)

 英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソンの合唱作品。ジョン・ラッター、ボブ・チルコットに並び、日本でも人気の高い現代最高峰の作曲家の作品集は注目度抜群。

 録音:2004年2月23日ー24日、3月1日ー2日、12月21日、2015年1月4日(エジンバラ)
 

DCD 34026
【旧譜】
\2400

私が去った時 〜 リチャード・アラン:合唱作品集
 サルヴェ・レジナ/
 At night I seek the one my spirit loves/
 主よ、あなたの耳を傾けて、わたしにお答えください
  (詩篇第86篇)/
 スリー・スピリチュアルズ/ミサ・ブレヴィス/
 2つのクリスマス・キャロル/
 インプロメリア/メメント・ホモ

ジョン・ハール(ソプラノ・サクソフォン)
イギリス・ナショナル・ユース合唱団
ラウディバス、マイク・ブリューワー(指揮)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)、
ジェームズ・マクヴィニー(オルガン)、
マシュー・オーウェンズ(オルガン)

 劇場音楽、神聖な合唱音楽、子供向けの作品など、幅広いスタイルで活躍するリチャード・アランの合唱作品集。名指揮者マイク・ブリューワーの手によりまとめあげられた洗練されたハーモニーが響く。

 録音:2003年9月ー11月
 

DCD 34025
【旧譜】
\2400
ビクトリア:受胎告知の祝日の第2晩課 エクソン・シンガーズ、
マシュー・オーウェンズ(指揮)
 スペインの生んだルネサンス音楽最大の作曲家の1人、トマス・ルイス・デ・ビクトリアの作品集。マシュー・オーウェンズの手腕とエクソン・シンガーズの荘厳な歌声で贈る。

 録音:2004年1月
 
DCD 34024
【旧譜】
\2400

オリヴィエ・メシアン:オルガン作品全集Vol.1
 栄光に輝く体、聖餐式、永遠の教会の出現

ティモシー・バイラム=ウィグフィールド(オルガン)
 作曲家、指揮者としても活躍するウィグフィールドによるメシアンの初期のオルガン作品集。
 イギリス・ウィンザー城にあるセント・ジョージ教会のHarrison&Harrison社製オルガンを使用。

 録音:2004年9月
 

DCD 34022
【旧譜】
\2400
アッシャー・ホールのオルガン ジョン・キッチン(オルガン)
 ホリンズ:凱旋行進曲/
 エルガー:弦楽のためのセレナーデよりラルゲット、エニグマ変奏曲よりニムロッド/
 ヘンデル:
  歌劇《ダイダミア》HWV.42 より行進曲、歌劇《アルチーナ》HWV.34 よりメヌエット、
  歌劇《リナルド》HWV.7より行進曲、むごい運命に涙するのを許して下さい、
  歌劇《シピオーネ》HWV.20より 行進曲/
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ BWV.552/
 リスト:バッハのカンタータ《泣き、嘆き、憂い、おののき》BWV.12のコンティヌオによる変奏曲/
 アトキンソン:スコットランド民謡の旋律に基づく小典礼組曲/
 ホルスト:惑星より《木星》のテーマ/
 ウォルトン:《ファサード》組曲よりポピュラー・ソング、戴冠式行進曲《宝玉と王の杖》
 エジンバラ市とエジンバラ大学のオルガニストを歴任したジョン・キッチン。エジンバラのアッシャー・ホールに新しく改装されたNorman & Beard社製のオルガンによる初録音アルバム。

 録音:2004年1月



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DELOS



DE 3529
\2400→\2290
《Baltic & Beyond 〜 バルト海諸国作曲家の作品集》
 バリス・ドヴァリョーナス(1904-1972):
  1) Pezzo elegiaco (1946),
  2) Scherzino (1960),
  3) Elegia canzonetta (1960),
  4) Adagio (1971),
  5) Impromptu (1969),
  6) Meditation (1960) /
 7) ギヤ・カンチェリ(1935-):Time...and again /
 8) ペトリス・ヴァスクス(1946-):Music for a Summer Evening /
 9) アルヴォ・ペルト(1935-):フラトレス,
ピート・クーンホフ(ヴァイオリン),
トーマス・ヘクト(ピアノ)

 バルト三国の魅惑的なヴァイオリン作品
 北ヨーロッパに位置する「バルト三国」ラトビア、エストニア、リトアニアは、かつてはロシア帝国に支配され、一時は独立するも、1940年にソビエト連邦に併合、1980年代に完全独立するまではソ連の一部とされていました。
 この周辺はペルトやカンチェリ、ヴァスクスなど優れた音楽家を多く輩出する地域であり、ソ連の抑圧をかわしながら素晴らしい傑作が次々と生まれています。
 このアルバムは、あまり知られていないドヴァリョーナスの小品を中心に、前述の作曲家たちの魅惑的な作品を、南アフリカのヴァイオリニスト、クーンホフと、アメリカのピアニスト、ヘクトが演奏。共感溢れるパフォーマンスを繰り広げています。




 美しいんです・・・
 ドヴァリョーナス・・・



 バリス・ドヴァリョーナス(1904年6月19日 - 1972年8月23日)は、リトアニアの作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者。

 作曲家としては主に第二次世界大戦後に活躍。ロマン派音楽に基づき、部分的に民謡も用いている。

 その抒情的作風は当時の時代の流れからは完全に逆行しているが、今の時代なら逆に素直にその素晴らしさを堪能できると思う。
 今回の上記ヴァイオリン小品もどんな曲か楽しみだが、下記グルズマンのコンチェルト・アルバムではたっぷりその美しさを味わうことができる。





 ドヴァリョーナスはオルガン奏者の家系に生まれ、幼時から音楽教育を受けた。
 商業高校を卒業した後、オルガニスト、リエパーヤのリトアニア青年合唱団の指揮者となった。1920年にライプツィヒに留学し、ピアノを学んだ。
 1924年に音楽院を卒業した後、カウナスに戻り、最初のリサイタルを開いた。
 さらにベルリンに行き、著名なピアニスト、エゴン・ペトリに師事した。

 教育者としても活動し、初めはカウナス音楽院でピアノを教え、1947年からはビリニュス音楽学校の教授となった。

 1930年代は指揮活動も行い、ザルツブルクの講座に参加。1935年から1938年にかけてカウナス無線電話オーケストラの指揮者を務め、1939年にビリニュス市管弦楽団を設立し、1940年から1941年と1958年から1961年にかけてリトアニア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めた。



 作品にはオペラ、バレエ、映画音楽、劇場音楽があり、リトアニア・ソビエト社会主義共和国の国歌も作曲している。



スターリン賞受賞も受賞、涙なしでは聴けない・・・リトアニアの偉人
バリス・ドヴァリョーナス
ヴァイオリン協奏曲&悲歌的小品


 
 ハイフェッツのために書かれたコルンゴルト作品は、ハリウッド映画音楽調の華麗なオーケストレーションと豊富なメロディで最近多くの名手がとりあける人気作。

 注目は、ソ連邦リトアニア共和国国歌の作曲者で、戦後のリトアニア音楽界を牽引したバリス・ドヴァリョーナス (1897-1957) 。
 その作品はリトアニア民謡調のメロディに満ち、熱っぽく感動へ盛り上げる典型的な社会主義リアリズム音楽で、スターリン賞受賞。
 不思議な感動を呼び起こす音楽で、涙なしには聴けないかも。
 父ヤルヴィの信頼感満点の伴奏も特筆です。


BIS 1822
\2600
(1)コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
(2)ドヴァリョーナス:
 ヴァイオリン協奏曲ロ短調 (1948) /悲歌的小品/湖のほとりて
ヴァディム・グルズマン (Vn)
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ハーグ・レジデンティ管
20 世紀半ばに作られたロマンティックなヴァイオリン協奏曲 2 篇
DDD、60’55”




 


DE 3496
(2CD)
\3600
《知られざるナディア・ブーランジェの音楽》
 ナディア・ブーランジェ:
《CD1》
 1) Versailles*, 2) J’ai frappe, 3) Chanson*, 4) Chanson,
 5) Heures ternes*, 6) Le beau navire*, 7) Mon coeur*,
 8) Doute, 9) Un grand sommeil noir*, 10) L’echange,
 11) Soir d’hiver, 12) Ilda*, 13) Priere, 14) Cantique,
 15) Poeme d’amour*, 16) Extase*, 17) La mer*, 18) Aubade*,
 19) Au bord de la route, 20) Le couteau /
《CD2》
 1) Soleils couchants, 2) Elegie, 3) O schwore nicht*,
 4) Was will die einsame Thrane?,
 5) Ach, die Augen sind es wieder*,
 6) Ecoutez la chanson bien douce,
 7) Vers la vie nouvelle, 8-10) Trois pieces pour piano*,
 11-13) Trois pieces, 14-16) Trois improvisations,
 17) Piece sur des airs populaires flamands,
  (*印は、世界初録音曲)
ニコール・カベル(ソプラノ),
アレック・シュレイダー(テノール),
エドウィン・クロスリー=マーサー(バス),
アミット・ペルド(チェロ),
フランソワ=アンリ・ウバール(オルガン), /
ルーシー・マウロ(ピアノ)

 未知の作品を含む独創的で美しいブーランジェの作品
 「音楽以上に素晴らしいものはありません。それは私たちが望む以上のものを与えてくれるのです」
 そう語ったフランスのピアニスト、作曲家ナディア・ブーランジェ。彼女は何より、20世紀における最高の音楽教師であり、数多くの作曲家、演奏家をこの世に送り出した功績で知られています。
 彼女自身、作曲家としての才能は早世した妹リリより劣ると感じていたため、1918年にリリが亡くなったあとは作曲活動をやめてしまいました。このアルバムは、そんなブーランジェの“作曲家”としての側面に光を当てたもので、これまで演奏されたことのない未知の13作品を含む、興味深い1枚となっています。これまで知られることのなかった独創的で美しい作品はブーランジェ再発見のきっかけになることでしょう。
 CD1全曲とCD2:1-6 は歌曲、CD2:1-10はピアノのための作品、CD2:11-13はチェロとピアノのための作品, CD2:14-17はオルガンのための作品。世界初録音曲も数多く含む貴重なアルバムです。 
 

DE 3523
\2400
《グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集》
 グリーグ:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op. 8,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op. 13,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op. 45
ハーイック・カザジャン(ヴァイオリン),
フィリップ・カパチェフスキー(ピアノ)

 グリーグの抒情的な作品を優しい感性で
 「輝かしく華やかな音色、卓越したテクニック、優しい感性、彼は真に偉大なる才能を備えたヴァイオリンニストだ」とニューヨーク・タイムズで絶賛されたアルメニア出身のカザジャンによるグリーグの3曲のヴァイオリン・ソナタ集。これらの中では円熟期に書かれた「第3番」が最も知られていますが、20歳代の作曲で、あまり演奏される機会のない第1番、第2番もいかにも、グリーグらしい抒情的な雰囲気に満ちた意欲的な作品です。
 カザジャンの良く歌うヴァイオリンをサポートするロシア出身のカバチェフスキーが、絶妙なアンサンブルを聞かせています。
 


DE 3492
\2400
カタルーニャの情緒を漂わせたチェロ作品
《チェロとピアノのためのスペイン音楽集》

 1) エンリケ・グラナドス(カサド編):『ゴィエスカス』より間奏曲,
 2-4) ガスパール・カサド:スペイン古典様式によるソナタ,
 5-9) ハビエル・モンサルバーチェ:5つの黒人の歌,
 10) ガスパール・カサド:緑の悪魔の踊り,
 11) ホアキン・トゥリーナ:真夜中の聖木曜日,
 12-17) マヌエル・デ・ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡組曲,
 18) ガスパール・カサド:親愛の言葉,
 19) カタルーニャ民謡(カザルス編):鳥の歌
アンドリュー・スミス(チェロ),
アルフレッド・オヤグェス・モンテロ(ピアノ)

 アメリカのチェリスト、アンドリュー・スミスとスペインのピアニスト、指揮者、アルフレッド・オヤグェス。この2人はずっとスペイン音楽の探求を続けており、日本にも来日し、知られざる作品の演奏で人々を魅了してきました。
 彼らのレパートリーの中では、とりわけモンサルバーチェの演奏が高く評価されていて、このアルバムにも収録されています。
 当盤の中で重要な位置を占めるのが、ガスパール・カサドの作品。優れたチェリストであった彼はいくつかのチェロ曲を書いていますが、そのどれもがカタルーニャの情緒を漂わせた見事な出来栄えです。
 スミスの的確な表現力が描きだすスペインの香り溢れる演奏をお楽しみください。
 


DE 3526
\2400
《ガブリエラ・マルティネス 〜 Amplified Soul》
 1) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3,
 2) ラフマニノフ:楽興の時 変ロ短調Op. 16-10,
 3) メイソン・ベイツ(1977-):ホワイト・ライズ・フォー・ロマックス,
 4) ダン・ヴィスコンティ(1982-):アンプリファイド・ソウル,
 5) シマノフスキ:変奏曲 変ロ短調 Op. 3
ガブリエラ・マルティネス(ピアノ)

 説得力のある解釈と、多彩な表現力
 ベネズエラ出身の若きピアニスト、ガブリエラ・マルティネスのデビュー・アルバムの登場です。
 彼女はカラカスでピアノを学び、7歳でオーケストラと共演するなど、その才能は幼い頃から傑出していました。その後、アメリカに移住しジュリアード音楽院に入学、奨学金を得て学士号を取得しています。
 ドレスデンで開催された「アントン・ルビンシテイン国際ピアノ・コンクール」で第1位を獲得、同郷のグスターボ・ドゥダメルを始めとした数多くの指揮者と共にオーケストラとの共演を果たしています。
 ベートーヴェン、ラフマニノフ、シマノフスキを中心に選曲されたこのアルバムでは、説得力のある解釈と、多彩な表現力を見せつけています。
 現代音楽の旗手、ダン・ヴィスコンティの作品「Amplified Soul」(アルバム・タイトル)とメイソン・ベイツの2作品は彼女のために書かれた新作。瞑想的で美しい曲調を存分に生かした魅力的な演奏です。

【録音】2014年12月, ニューヨーク大学パーチェス校パフォーマンス・アーツ・センター、コンサートホール





 ガブリエラ・マルティネスといえばベネズエラ。ベネズエラといえばドゥダメル。
 ということで両者のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番から。
https://youtu.be/hSlcrqtycDQ


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SOUPIR EDITIONS



S 240
\2600
チェロとピアノのためのロシア音楽
 ラフマニノフ(1873-1943):
  チェロとピアノのためのソナタ ト短調 Op.19(1901)
 チャイコフスキー(1840-1893):
  夜想曲 Op.19 No.4(1873;チェロとピアノのための編曲版)
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  オペラ「サルタン皇帝の物語」Op.57(1899-1900)より
   くまばちの飛行(チェロとピアノのための編曲版)
 グラズノフ(1865-1936):
  吟遊詩人の歌 嬰ヘ短調(チェロとピアノのための)Op.71(1900)
 チャイコフスキー:
  感傷的ワルツ Op.51 No.6(チェロとピアノのための編曲版)
 プロコフィエフ(1891-1953):オペラ「三つのオレンジへの恋」Op.33A より
   行進曲(チェロとピアノのための編曲版)
 アレンスキー(1861-1906):
  悲しい歌(チェロとピアノのための)Op.56 No.3(1882)
 シチェドリン(1932-):オペラ「愛だけでなく」(1961)より
   カドリーユ(チェロとピアノのための編曲版)
イヴァン・カリズナ(チェロ)
エリアーヌ・レイエ(ピアノ)

録音:2016年3月、オーディトリウム・フレデリク・ショパン、アンドル、フランス
 イヴァン・カリズナは1992年ベラルーシに生まれたチェロ奏者。2011年第14回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門第3位入賞。指揮者ゲルギエフに気に入られ、マリインスキー劇場管弦楽団の世界ツアーに同行しています。

 

S 212
\2600
【旧譜】
イヴ、ヴィーナス、ディアーヌ、その他
 レジス・カンポ(1968-):
  女体のブラゾン [Les blasons du corps feminin]
   (無伴奏混声七重唱のための)
 パトリック・ビュルガン(1960-):
  生来の喜び [Le plaisir originel]
   (エドモン・アロクールの詩「エデン」による7人の独唱者のための
   ヒステリック・ミステリー)
レ・ジュヌ・ソリステ(声楽アンサンブル)
ラシド・サフィル(指揮)
録音:2004年6月15、17-18日、パリ、フランス
 

S 215
\2600
【旧譜】
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2012):天使たち 合唱作品集
  天使たち [The Angels] (合唱のための)
  ミサ・ブレヴィス [Missa brevis] (合唱のための)
   Kyrie / Gloria / Sanctus / Agnus Dei
  Marahi (合唱のための)
  How could the soul take flight (合唱のための)
  安息日が過ぎて [Dum transisset Sabbatum] (合唱のための)
  Sweet / Winterhart (合唱とヴァイオリンのための)(*)
レ・ジュヌ・ソリステ(声楽アンサンブル)
ノエミ・シンドラー(ヴァイオリン(*))
ラシド・サフィル(指揮)
録音:2005年12月5-7日、IRCAM、ポンピドゥー・センター、パリ、フランス
 

S 216
\2600
【旧譜】
クラウス・フーバー(1924-):
  憐みを人々に−不法の富 [Miserere hominibus - Mammona Inquitatis]
   (7人の歌手と7人の器楽奏者のための;2005-2007)
  アニュス・デイとレコルダツィオーネ−
   ヨハンネス・オケゲムへのオマージュ
    [Agnus Dei cum Recordatione - Hommage a Johannes Ockeghem]
   (4人の歌手、リュートと2つのヴィエールのための;1990-1991)
レ・ジュヌ・ソリステ(声楽&器楽アンサンブル)
ラシド・サフィル(指揮)
録音:2008年2月17-18日、ノートル=ダム・デュ・リバン教会、パリ、フランス




<メジャー・レーベル>

イタリアDECCA


PO 482 8013
(10CD)
\5000
リッカルド・ムーティの芸術

CD1
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
 ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD2
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
 フィラデルフィア管弦楽団

CD3
ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD4
モーツアルト:交響曲第40&41番
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD5
ムソルグスキー:「展覧会の絵」「禿山の一夜」
 フィラデルフィア管弦楽団

CD6
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第4番、ワルシャワ・ソナタ

CD7&8
プロコフィエフ:交響曲「古典」、交響曲第3&5番
 フィラデルフィア管弦楽団

CD9
シューマン:交響曲第1番
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD10
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、交響的幻想曲「イタリア」から
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラムシェル・ボックス仕様



 

SONY



8898540373-2
\2600
フランチェスコ・マッツォネット/ イタリア・ピアノ作品集
 1) ブゾーニ:ビゼーの「カルメン」に基づく室内幻想曲(ソナチネ第6番),
 2) チマローザ:ピアノ・ソナタ イ長調,
 3) ガルッピ:ピアノ・ソナタ ハ短調,
 4)クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40-2,
 5) ニーノ・ロータ:ピアノのための15のプレリュード,
 6) グルック(ズガンバーティ編):『オルフェオとエウリディーチェ』から「メロディ」
フランチェスコ・マッツォネット(ピアノ)

 1997年トリノ生まれの若き天才ピアニスト、フランチェスコ・マッツォネットのデビュー・アルバムです。
 マッツォネッティはイタリア国内だけではなく、数多くの国際コンクールで上位入賞を果たし、12歳でデビュー、現在イタリア国内はもとよりヨーロッパで注目を浴びている俊才です。
 マッツォネッティのソニー・クラシカルとの契約第1弾となるこのデビュー・アルバムでは、ガルッピからニーノ・ロータに至る、イタリアの古典から近現代までのさまざまな作品を集めた個性的なチョイスが光ります。
 超絶技巧が要求されるブゾーニの「ソナチネ第6番」など、マッツォネッティの若さあふれる驚くばかりの才能を余すことなく披露しています。

  【録音】2016年7月, イタリア、サチーレ


 5年前のリスト演奏。どこかの店先での演奏?まだ子供のような。でも腕はすごい。
https://youtu.be/kVoFu2mSA7U


 

8898541636-2
\2600
ロンドン・オラトリー・スコラ・カントルム少年合唱団/イギリス宗教合唱曲名曲集
 1) ジョン・シェパード:「今日こそ主の御業の日」,
 2) クリストファー・タイ:ミサ曲「よくぞ成せり、良き僕」,
 3) トマス・タリス:「世の救い主よ」,
 4) トマス・タリス:「おお光より生まれし光」,
 5) ロバート・パーソンズ:「アヴェ・マリア」,
 6) ウィリアム・バード:「アヴェ・ヴェルム・コルプス」,
 7) ウィリアム・バード:「今日こそ主の御業の日」,
 8) ウィリアム・バード:「主よ怒りたもうな」,
 9) ピーター・フィリップス:「アヴェ・ヴェルム・コルプス」,
 10) ピーター・フィリップス:「主は昇天したまえり」
チャーリーズ・コール(指揮)
ロンドン・オラトリー・スコラ・カントルム少年合唱団

 ロンドン・オラトリー・スコラ・カントルム少年合唱団は1996年に設立され、7歳から18歳までのカトリックの少年たちに合唱教育の機会を提供しています。
 現在音楽監督を務めているチャーリーズ・コールは2012年からこの地位にあり、少年たちに的確な指導を行っています。学校と礼拝堂は緊密な関係を保ち、毎週土曜日の夜には礼拝堂のミサを行い、また学期内の祝日をはじめ、定期的な礼拝でも歌うだけでなく、ツアーや映画音楽(ロード・オブ・リングなど)の録音など多方面で活躍しています。
 合唱団には通常7歳で試験と面接で選抜された生徒が入団、一流のヴォーカル・トレーナーの元で毎朝8時から、昼休みや放課後に頻繁に練習を行い、その才能を磨き上げています。
 2016年に録音されたこの新録音ではイギリスの定番合唱作品を、完璧かつ清冽なハーモニーで歌い上げています。

  【録音】2016年、ロンドン、ゴスペル・オーク、オール・ハロウズ教会
 

8898538264-2
(2CD)
\3200
マリオ・ランツァ/The Best of Everything
【CD1】
 1) 『ニューオリンズの美女』より「Be My Love」,
 2) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「冷たい手を」,
 3) 『Some Day』,
 4) 『ベサメ・ムーチョ』,
 5)『Guardian Angels』,
 6) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「あれかこれか」,
 7) R=コルサコフ:歌劇『サトコ』より「インドの歌」,
 8) Trad:『ダニー・ボーイ』,
 9) 『学生王子』より「乾杯の歌」,
 10) 『リベンジ・ウィズ・ミュージック』より「You and the Night and the Music」,
 11) ビゼー:歌劇『カルメン』より「花の歌」,
 12) 『ジャンボ』より「マイ・ロマンス」,
 13) レオンカヴァッロ:『ナッティナータ』,
 14) 『コンチネンタル』より「Night and Day」,
 15) 『学生王子』より「セレナーデ」,
 16) ダルドロ:『ビコーズ』,
 17) トスティ:『かわいい口もと』,
 18) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
 19) 『Great Day』より「Without a Song」,
 20) 『学生王子』より「神と共に歩んでゆこう」,
 21) 『If You Were Mine』,
 22) 『歌劇王カルーソー』より「The Loveliest Night of TheYear」/
【CD2】
 1) 『Because You're Mine』より「Because You're Mine」,
 2) フロトー:歌劇『マルタ』より「夢のように」,
 3) 『学生王子』より「Beloved」,4) 『None But The Lonely Heart』,
 5) 『Fedora, Act II: Amor ti vieta』,
 6) ララ:『グラナダ』,
 7) 『アイリーン』より「Thine Alone」,
 8) 『学生王子』より「Golden Days」,
 9) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「清きアイーダ」,
 10) 『Very Warm for May』より「All the Things You Are」,
 11) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「女心の歌」,
 12) 『The Seven Hills of Rome』より「Arrivederci, Roma」,
 13) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」,
 14)シューベルト:『アヴェ・マリア』,
 15) タリアフェッリ:『パッショーネ』,
 16) 『One Alone』,
 17) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」,
 18) 『Sign off』, 19) 『Be My Love』, 20) 『The Lord's Prayer』,
 21) ドリゴ:『セレナーデ』,
 22) グルーバー:『清しこの夜』
マリオ・ランツァ(テノール)

 1940年代から50年代にかけて、アメリカ合衆国を代表する歌手、映画俳優として活躍したマリオ・ランツァ(1921-1959)の名唱集が登場します(初発売、初CD化音源含む)。
 特に名歌手エンリコ・カルーソーの生涯を描いた伝記映画『歌劇王カルーソ』を始めとするさまざまな映画への出演は、ランツァの人気を決定的なものとし、歌劇場でのオペラに出演することはほとんどなかったという異色の名歌手です。
 わずか38歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、RCAには数多くのスタジオ録音が残されており、その力強く美しい歌声は永遠に忘れられることはありません。
 【録音】1949〜1959年





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RCA



8898539497-2
\2600→\2490
セバスチャン・ボーレン&CHAARTS/ Op.2 〜
 ハルトマン、メンデルスゾーン、シューベルト:
  ヴァイオリンのための協奏的作品集

 1) メンデルスゾーン:ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ニ短調MWV O 3,
 2) ハルトマン:ヴァイオリンと弦楽のための葬送協奏曲,
 3) レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲,
 4) シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンドD.438
セバスチャン・ボーレン(ヴァイオリン:1, 2, 4)
CHAARTS(室内オーケストラ)

 1987年生まれのスイスのヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーエンと室内オーケストラ『CHAARTS』との共演アルバムの第2弾です。

 今回は、ソロ・ヴァイオリンと弦楽合奏のための作品に光を当てています。
 若きメンデルスゾーンが作曲したニ短調のヴァイオリン協奏曲は、美しさと技巧性を再確認させてくれる素晴らしい作品で、メンデルスゾーンを聴く喜びを再確認させてくれます。
 ナチス・ドイツの政権下でも作曲活動を続けた20世紀ドイツの作曲家ハルトマンが、1939年にナチスの台頭に激しい怒りと深い悲しみをこめた『葬送協奏曲』。
 シューベルトのロンドは、数少ない協奏曲的作品の一つで、大きめの序奏とシューベルトらしいさまざまな旋律を取り混ぜた作品。技術的な完成度が、演奏の大前提となっていることは言うまでもなく、作曲家たちの作品である楽曲に生命力を注ぎ込み、想像力の翼を広げています。

 バックを務める『CHAARTS』はスイスの名門チューリヒ・トーンハレ管、バーゼル響、スイス・ロマン管などのメンバーが結成した、指揮者を置かないモダン楽器による室内オーケストラで、美しき弦楽の極みをお聴き頂けます。

【録音】2016年9月, チューリヒ、オーバーシュトラス教会






ボーレン&CHAARTSによるシューマンのヴァイオリン協奏曲から。
https://www.youtube.com/watch?v=BUJhPooLUWs&feature=player_detailpage





前作
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

8898531717-2
\2600
セバスチャン・ボーレン/
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲, シューマン&フランセ

 1) ベートーヴェン:『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61』,
 2) シューマン:『幻想曲 ハ長調 Op. 131』,
 3) フランセ:『ノットゥルナ(九重奏曲)』
  (原曲:モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲K.452)
セバスチャン・ボーレン(ヴァイオリン&指揮),
CHAARTS(室内オーケストラ)

 1987年生まれのスイスのヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーエンによるアルバムです。

 今回は、2010年にチューリヒで結成された若き国際的音楽集団「CHAARTS」との共演によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とシューマンの幻想曲。
 録音は、スイスの古都シャフハウゼン近郊のムジークインゼル・ラインナウで招かれた聴衆を前に行なわれた4回のライヴから編集されたものです。

 アンコール的にくわえられたフランセの「ノットゥルナ」は、原曲のモーツァルトの曲の管楽器パートはそのままに、ピアノのパートを弦楽五重奏置き換えたという編曲版です。

 【録音】2014年4月, スイス、ムジークインゼル・ラインナウ(デジタル:ライヴ)





<映像>

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C MAJOR(映像)



73 9504
(Blu-ray)
\5800→\5590
ズービン・メータが初めて手掛けた「仮面舞踏会」
 バイエルン国立歌劇場

  ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ピョートル・ベチャワ(テノール/リッカルド)
ジョルジュ・ペテアン(バリトン/ レナート)
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ/アメリア)
オッカ・フォン・デア・ダムラウ(メゾソプラノ/ウルリカ)
ソフィア・ フォミナ(ソプラノ/オスカル)
アンドレア・ボルギーニ(バリトン/シルヴァーノ)
アナトーリ・シフコ(バス/サミュエル)
スコット・コナー(バス/ トム)
ウルリヒ・レス(テノール/ 判事)
ジョシュア・オーウェン・ミルズ(テノール/アメリアの召使)
ズービン・メータ(指揮)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団
セーレン・エックホフ(合唱指揮)
KKC 9210
(Blu-ray)
〔国内仕様盤〕
\6018+税
73 9408
(DVD)
\4000→\3790
KKC 9211
(DVD)
〔国内仕様盤〕
\4200+税
 2016年バイエルン国立歌劇場ライヴ、ズービン・メータが初めて手掛けた「仮面舞踏会」ピョートル・ベチャワ、アニヤ・ハルテロスと豪華な歌手陣!

 演出:ヨハネス・エラート、映像監督:ティツィアーノ・マンシーニ
 収録:2016 年3月3-9日ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)
 73 9504(Blu-ray):画面:16:9  Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HS MA5.1、原語:イタリア語、字幕:英独仏西中韓日、149分
 73 9408(DVD):画面:16:9 NTSC、画面:16:9  NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、原語:イタリア語、字幕:英独仏西中韓日、149分

 2016 年3 月、バイエルン国立歌劇場で上演された「仮面舞踏会」の映像が登場。巨匠ズービン・メータが80 歳の誕生日を目前に古巣バイエルンに登場したライヴです。
 メータが初めて「仮面舞踏会」を振るということで上演前から注目を集めていました。歌手陣の注目は何と言っても、今回アメリア役がデビューとなったアニヤ・ハルテロス。清楚で美しい声と深い表現力、そして聡明な美しさが際立っています。
 そしてリッカルド役にはリリック・テノールのピョートル・ベチャワが輝かしい歌声を聴かせます。イタリア・オペラを得意とするジョルジュ・ペテアンや豊かな声量をもつオッカ・フォン・ダムラウなど実力派が揃っています。

 演出は、ウィリー・デッカー、ニコラス・ブリーガー、ギー・ヨーステン、ピーター・コンヴィチュニーらの助手を務めていたヨハネス・エラート。2014/15 シーズンはザクセン州立歌劇場で「フィガロの結婚」を担当。

 同プロダクションは、2015 年7 月フィンランドのサヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルに招待されるなど、着実に演出家としてのキャリアを積んでいます。
 今回の演出では、禁じられた恋、苦悩、陰謀、失望、裏切りの物語を照明と映像を使って卓越した陰影を作り上げ、演出効果をあげています。

 


 アニヤ・ハルテロス、「トスカ」から。存在感がありますね。
https://youtu.be/p4RKbBgd1Rk
















2/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CAVI MUSIC

4260085533763
\2700
ピアノ4手のための作品集〜東へ!
 ブラームス:4手のためのワルツ集Op.39
 ヒンデミット:4手のための8つのワルツ集Op.6
 オズカン・マノフ(1967-):アナトリア民謡による2つの歌
 ストラヴィンスキー:春の祭典(4手版)
ギュルル・エンサリ(ピアノ)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)
 夫婦ピアノ・デュオ、エンサリ&シュフ、デビュー!

 録音:2016年4月シュトゥットガルト/66’03

 イスラエル出身のピアニスト、ギュルル・エンサリとルーマニア系ドイツ人のヘルベルト・シュフによる夫婦ピアノ・デュオ。同じ音楽観、卓越したテクニックを持つ夫婦による息の合った演奏を披露しています。
 ヒンデミットの「4 手のための8 つのワルツ」を練習している時に、ブラームスの「4 手のためのワルツ集」との類似点に気が付き、このアルバムの構想が生まれたと言います。
 そして2 人の友人であるトルコ人作曲家オズカン・マノフに依頼して作曲されたアナトリア民謡による連弾作品。さらに難曲ストラヴィンスキー「春の祭典」の4 手版を収録しています。これはロシア・バレエのために作曲された管弦楽曲の連弾編成版。大編成のオーケストラによって展開される原曲の魅力を凝縮し、独特のリズムや躍動感が4 手ピアノによって鮮やかに表現されています。



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72752
(SACD HYBRID)
\2600→\2490
クイケン・ファミリーが
 モーツァルトのピアノ協奏曲を録音

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413/387a
   (2)ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415/387b
   (3)ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414/385p
    (すべて作曲家編曲による室内楽版)
マリー・クイケン((1)フォルテピアノ)
ヴェロニカ・クイケン
  ((2)(3)フォルテピアノ)
【ラ・プティット・バンド】
 シギスヴァルト・クイケン
  (第1ヴァイオリン)
 サラ・クイケン(第2ヴァイオリン)
 マーレーン・ティアース(ヴィオラ)
 エリーズ・クリスティアンス
  (コントラバス)
 クイケン・ファミリーがモーツァルトのピアノ協奏曲を録音。しかも作曲家編曲の室内楽版!

 使用ピアノ:クロード・ケルコム1978年製作による、アンドレアス・シュタイン製フォルテピアノ(ca.1785)のレプリカ
 録音:2016年5月15-17日/74’34’’、Stereo / Multi-ch

 1782 年に書かれ、モーツァルト自身がソロを弾いたとされる3 曲のピアノ協奏曲。管弦楽伴奏による通常版の他、作曲家本人が編曲した弦楽四重奏伴奏による室内楽版が残されています。
 クイケンはこの弦楽四重奏伴奏版を用い、かつチェロ・パートをコントラバスに変更して演奏。もともと室内楽のために書かれたピアノ三重奏、ピアノ四重奏のような作品ではチェロは独立した楽句も多く奏でますが、この作品でチェロ・パートとして書かれた音符は、オーケストラ書法からの置き換えゆえに本質的にバス声部であり、ピアノの左手とユニゾンで重なることも多いため、コントラバスで演奏した方が良い効果を生むという考えによっています。
 フォルテピアノを奏でるマリー・クイケンとヴェロニカ・クイケン、及び第2 ヴァイオリンを務めるサラ・クイケンはシギスヴァルトの娘で、マリーはソプラノ歌手としても活躍しています。またヴィオラのマーレーン・ティアースはシギスヴァルトの奥さん。古楽器ピアノの繊細で愛らしい響きもさることながら、クイケン・ファミリーの自然で美しいアンサンブルがおおいに魅力的。少しメンバーは違いますがクイケン四重奏団のモーツァルト演奏が好きな方にも勿論お勧めできる1 枚です。






COVIELLO CLASSICS



COV 91702
(2SACD HYBRID)
\5400
ヴェルディ最初のオペラをボッシュが振る
 ヴェルディ:歌劇「オベルト」
マルクス・ボッシュ(指揮)
カペラ・アクイレイア
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
チョ・ジョウン(バス-バリトン)
アンナ・プリンチェヴァ(ソプラノ)
カテリナ・ヘベルコヴァー(メゾソプラノ)
アドリアン・ドゥミトル(テノール)
ダニエラ・バニャショヴァー(メゾソプラノ)
 ハイデンハイム・オペラ・フェスティヴァル2016、

 演出:トビアス・ハイダー
 録音:2016年8月ハイデンハイム・オペラ・フェスティヴァル(ライヴ)

 ドイツ南西部、ミュンヘンとシュトゥットガルトのほぼ中間に位置するバーデンヴュルテンベルク州の都市ハイデンハイムで開催されている、ハイデンハイム・オペラ・フェスティバルで行われたライヴ録音。
マルクス・ボッシュ率いるカペラ・アクイレイアの演奏によるヴェルディ最初のオペラ「オベルト」。他のヴェルディのオペラに比べると上演回数は少ない作品ですが、ボッシュはこの音楽祭でヴェルディのオペラを時系列に上演する企画を進行しており、この上演もその一環によるもの。
 1839 年ヴェルディが25 歳の時の作品で、ミラノ・スカラ座での初演は成功をおさめました。あらすじは、主人公サン・ボニファーチョ伯爵オベルト。かつて娘レオノーラを捨てたサリングエルラ伯爵リッカルドがクニーツァと結婚すると聞き決闘を挑む。しかしオベルトはリッカルドに殺されてしまい、レオノーラは父と恋人を失い悲しみに暮れる。一方リッカルドは神の赦しをうけるために旅立つ。
 


COV 91619
\2600
クレネクとシューマン作品集
 クレネク:声とピアノのためのヴォカリーズWoO.83
 シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
 クレネク:ヴィオラとピアノのためのソナタOp.117
 シューマン:女の愛と生涯Op.117より
  「彼は誰よりも素晴らしい人」「わたしの指の指輪よ」
 クレネク:無伴奏ヴィオラのためのソナタOp.92-3
 シューマン:
  ヴィオラとピアノのための4つの作品
   「おとぎの絵本」Op.113
 クレネク:
  フランツ・カフカの詩による5つの歌より第1,3,5曲
 シューマン:リーダークライスOp.24より
  「ミルテとバラを持って」、
   12の詩Op.35より「ひそかな涙」、
  ミルテの花Op.25より「献詞」
タチアナ・マスレンコ(ヴィオラ)
ギラッド・カッツネルソン(ピアノ)(シューマン)
イェンス・エルヴェキール(ピアノ)(クレネク)
 クレネクの未亡人とタチアナ・マスレンコが二人三脚で企画したアルバム

 録音:2015,2016年/61’34

 ロシア出身でドイツを拠点に活躍する世界的ヴィオラ奏者、タチアナ・マスレンコによるシューマンとクレネク(クルシェネク)のアルバム。
 ナチスの台頭によってオーストラリアで弾圧を受け、アメリカへと逃れたクレネク。本盤に収録されている「ヴィオラ・ソナタ」と「無伴奏ヴィオラのためのソナタ」は渡米後に書かれたもの。タチアナ・マスレンコは数年前からこの企画を考えており、2012 年から数年間に渡りクレネクの未亡人グラディス・クレネクとCD の企画についてと案を練ったといいます。
 残念ながらグラディス・クレネクは2016 年7 月に92 歳で亡くなりましたが、マスレンコのプロジェクトを全面的にサポートしていたということ。シューマンが文学を音楽的に融合したのと同様に、クレネクも文学を愛好し音楽表現に大きな影響を与えた作品を残したことに両者の共通点を見出し、録音に挑んでいます。
 

COV 91703
\2600
若者の情熱
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
 ヘンツェ:室内ソナタ
 ヤニック・ギーガー(1985-):
  ピアノ・トリオのためのカプリース
 ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番ト短調
 ドビュッシー:ピアノ三重奏 ト長調
トリオ・ラファール
 マキ・ヴィーダーケアー(ピアノ)
 ダニエル・メラー(ヴァイオリン)
 フルリン・クオンツ(チェロ)
 輝かしいコンクール受賞歴をもつトリオ・ラファールが偉大な作曲家の若き日の作品に挑戦!

 71’32

 スイスの若手ピアノ三重奏団トリオ・ラファール。2014 年大阪国際室内楽コンクール優勝をはじめ、2011 年メルボルン国際室内楽コンクール優勝、同年リヨン国際室内楽コンクールで2 位になるなど、数々の賞を受賞しています。
 そんな実力派のトリオが今回挑んだのは、5 人の作曲家たちの若書きのピアノ三重奏を収録。ショスタコーヴィチ17 歳の時の「ピアノ・トリオ第1 番」。ドイツの20 世紀を代表する作曲家ヘンツェ22 歳の作品「室内ソナタ」。ヘンツェは「室内ソナタ」の一年前に「交響曲第1 番」で頭角を現し、その後「交響曲第2 番」、カンタータ「アポロとヒュアキントス」など次々と発表し脚光を浴びました。
 そして1985 年スイス生まれのヤニック・ギーガーのピアノ・トリオ「カプリース」。ギーガーは、作曲家でもあり映像クリエイターとしても活動しています。ラフマニノフが、まだモスクワ音楽院の学生だった19 歳の時に作曲をした単一楽章による作品「悲しみの三重奏曲第1 番」。
 最後にドビュッシーのピアノ・トリオ。ドビュッシーがチャイコフスキーのパトロンであったメック夫人のもとで働いていた頃の作品。
 作曲家たちの若き情熱がほとばしる作品群を、生き生きと奏しています。




DISC AUVERS


DAS 016
\2600
期待の俊英が奏でるシューマン。
 ロマンティックな作品からほとばしる情熱

  シューマン:
   幻想曲ハ長調 Op.17
   子供の情景 Op.15
ルカ・オクロス
 録音:2015年11月/54’59’’

 ルカ・オクロスは1991 年トビリシ生まれ。モスクワ音楽院にてセルゲイ・ドレンスキーに師事しました。18 歳でカーネギー・ホール・デビューを果たした他、ウィグモア・ホールなど世界の名だたるホールでコンサートを開き活躍しています。
 2016 年には第4 回香港国際ピアノコンクールで第1 位を獲得。注目の若きピアニストです。
 なかなか解決されない不安定な属九の和音で始まるロマンティックな『幻想曲』と、有名な「トロイメライ」を含む人気曲『子供の情景』を収録。奥の深い世界観と親しみやすいメロディが同居するシューマンの音楽をお楽しみください。




CPO


555064
\2700
ヴォルフェンビュッテル城の音楽集 第1集
 ミヒャエル・プレトリウス(1571/1572-1621):
  マルティン・ルターによるコラール集
   1.ハレルヤ、来たれ聖霊
   2.ああ神よ、天よりみそなわし
   3.天にまします我らの父よ
   4.いざ喜べキリストのともがらよ
   5.平安と歓喜もて われはいく
   6.主よ、みことばもて我らを守りたまえ
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
マンフレート・コルデス(指揮)

 2017年はルターが「宗教改革」を提唱して500年目の年です。cpoレーベルではこれを記念し、何枚かのルター関連アルバムのリリースを予定しています。
 アルバムタイトルである「ヴォルフェンビュッテル城」は神聖ローマ帝国の領邦国家で、1514年から1568年にこの国を統治したハインリヒ2世は宗教改革にそのまま身を投じた人物として知られています。
 そしてハインリヒ2世の孫であるハインリヒ・ユリウス(1564-1613)は賢王として、聖俗両界を統治、文化の発達にも高い貢献を果たしました。プレトリウスは1614年からこのユリウスの宮廷オルガニスト・楽長を務めており、プロテスタントの賛美歌の発展に寄与した作曲家です。
 またプレトリウスの父はルターから教えを受けていたとも言われ、プレトリウス一族は何かと宗教改革には関係が深かったようです。
 

555098
\1800
マルティン・ルターと音楽
 1.ヴェルナー・ファブリチウス(1633-1679):歓呼せよ、天よ
 2.ルター(1483-1546):私は死なず、私は生きる
 3.ハンス・ノイジードラー(1508頃-1563):あなたは可愛く美しい
 4.トーマス・シュトルツァー(1480頃-1526):8つの旋法による旋律より第10旋法
 5.トハン・ヴァルター(1496-1570):今、われらは聖霊に嘆願す
 6.シュッツ(1586-1672):来たれ聖霊、主なる神
 7.シュトルツァー:8つの旋法による旋律より第7旋法
 8.ノイジードラー:法律の学生の踊り
 9.ヨハン・エッカルト(1553-1611):高き天より
 10.エッカルト:主よ、この時代に
 11.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):予言者イザヤに起こりしことは
 12.ヨハン・ローゼンミュラー(1617-1684):万軍の主よ、あなたのすまいは
 13.ルカス・オジアンダー(1534-1604):神はわがやぐら
 14.J.S.バッハ(1685-1750):キリストは死の縄目につながれたり BWV4
モニカ・マウフ(ソプラノ)
フランツ・フィッツトゥム(カウンターテナー)
イナ・ジートラチェク(ソプラノ)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ニルス・ギーベルハウゼン(テノール)
マルクス・フライク(バス)
イェンス・ハマン(バス)
バッハ=コア・ジーゲン
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
ウルリヒ・シュテッツェル(指揮)

 宗教改革の立役者として、また数多くの賛美歌の作者として名を知られているマルティン・ルター。彼は音楽家としても、リュートを演奏しながら賛美歌を歌いましたが、自身の音楽的才能については「取るに足らない、才能もないテノール」と卑下していたという記録が残っています。
 このアルバムでは、彼自身のコラールも含め、エッカルトやJ.S.バッハを含む11人の作曲家が「ルターの賛美歌」を基に書いた作品を収録。バッハ=コア・ジーゲンと名歌手たちが演奏するこれらの曲集、改めてルターの偉大さを確認できる出来栄えとなっています。
 


555122
\2100
ルービン・ゴルトマルク/フェリックス・ヴォイルシュ:作品集
 1.ルービン・ゴルトマルク(1872-1936):
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 Op.1
 フェリックス・ヴォイルシュ(1860-1944):
  2.4つの歌曲集 Op.2
  3.ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 Op.65
ハイペリオン三重奏団
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)

 19世紀末に活躍したユダヤ人音楽家カール・ゴルトマルクの甥であり、米国で活躍したルービン・ゴルトマルク(アメリカ読みはゴールドマーク)。ウィーンでローベルト・フックスに学び、アメリカのナショナル音楽院では渡米中のドヴォルザークに師事したという人物で、21歳で卒業した際は、ドヴォルザークの薦めで母校で教鞭を執り、最終的にはジュリアード音楽学校の作曲家主任教授になるなど、教育者として名を馳せました。
 このピアノ三重奏曲は、初期の作品であり、ブラームスやシューマンといったドイツ・ロマン派の影響をそのまま反映しています。
 ゴルトマルクより12年先輩のヴォイルシュは、チェコ出身の作曲家で、ドレスデンとハンブルクで学び、オルガン奏者として活躍、7曲の交響曲をはじめ数多くの作品を残しました。初期の歌曲はもちろんのこと、この三重奏曲は前衛的な音を含みながらも、ロマン派特有の重厚な響きが持ち味です。
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555100
\2700→\2590
クロアチアの作曲家
ボリス・パパンドプロ:
 ピアノ協奏曲・ヴァイオリン協奏曲

 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):
  1.ピアノ協奏曲 第3番
  2.ヴァイオリン協奏曲 Op.125
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
ダン・ズー(ヴァイオリン)
リエカ歌劇場交響楽団
ヴィッレ・マトヴェイエフ(指揮)

 クロアチアの作曲家、パパンドプロ。cpoから既に発売されているピアノ協奏曲第2番(777829)の平易で明るい曲調でもわかる通り、彼の作品は「クロアチアの民族音楽をベースに、ジャズ風の味付けをした音楽」といった雰囲気を持っています。
 しかし、このアルバムに収録された「ピアノ協奏曲第3番」はかなり激しい曲調を持ち、第1楽章ではピアノとオーケストラの掛け合いが凄まじい、いかにも新古典派風の作品です。
 とは言え、不安を煽る第2楽章を経て、打楽器が大活躍する第3楽章はジャズ風とパパンドプロらしさも備わっています。この曲は一時失われていましたが、およそ10年前にクロアチアのピアニストによって復刻されました。また第二次世界大戦中に作曲されたヴァイオリン協奏曲は、後期ロマン派の様式を用いて書かれた豊かな響きを持った曲です。
 名手2人をソリストに迎え、パパンドプロの母国、リエカ歌劇場交響楽団の演奏で。




 いきなりですが第3番全曲が聴けます。演奏陣は違います。

https://youtu.be/BMsBKwiY9Z0

 聴きやすいですがユニークです。新古典派っぽくもあり未来派っぽくもあり。




ボリス・パパンドプロ:作品集第1弾

777829
\2700→\2590
クロアチアの作曲家
 ボリス・パパンドプロ:作品集
  1.ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 第2番/
  2.弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ Op.79/
  3.弦楽オーケストラのためのピンタリキアーナ
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ザグレブ・ソロイスツ/
スレテン・クルスティク(指揮)

 クロアチアの作曲家、指揮者ボリス・パパンドプロ(1906-1991)は、20世紀クロアチアの音楽界発展に非常に力を尽くした人です。
 450曲ほどの数多くの作品を残していますが、その作品のほとんどは現在忘れられています。
 彼の父はギリシアの血を引く貴族の家系の出で、彼の母マヤ・ストロッツィはクロアチアの有名なオペラ歌手。恵まれた環境で幼い彼は音楽的才能を存分に伸ばしたのです。キャリアの初期にはクロアチアの音楽協会が主催するアマチュア・オーケストラで指揮者として活躍し、合唱団の指導も行っていました。またザグレブのラジオ局の音楽監督も務めていました。第二次世界大戦後はサラエボやリエカでオペラを指揮するなど、幅広い活動をしています。
 彼の曲は新古典派風でありながら、その中にクロアチア民謡も取り入れたユニークなもので、この独自の個性は大変貴重なものです。ここで指揮をしているのは、ミュンヘン交響楽団で長らくコンサートマスターを勤めていたスレテン・クルスティク(ベオグラード生まれ)。この活気に満ちた音楽を理想的に演奏しています。

 

777537
(3CD)
\4100
ブラームス(1833-1897):二重唱と四重唱全集
 CD1.
  1.3つの二重唱曲集 Op.20
  2.4つの二重唱曲集 Op.28
  3.3つの四重唱曲集 Op.31
  4.ワルツ「愛の歌」Op.52
 CD2.
  1.4つの二重唱曲集 Op.61
  2.3つの四重唱曲集 Op.64
  3.新「愛の歌」Op.65
  4.5つの二重唱曲集 Op.66
 CD3.
  1.バラードとロマンス Op.75
  2.4つの四重唱曲集 Op.92
  3.ジプシーの歌 Op.103
  4.6つの四重唱曲集 Op.112
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
インゲボルグ・ダンツ(メゾ・ソプラノ)
イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
マルクス・ウルマン(テノール)
アンドレアス・シュミット(バリトン)
ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)

 長年に渡って録音、リリースされていたcpo「ブラームス歌曲全集」の完結編。
 この3枚組には1997年から継続して録音されてきた二重唱と四重唱が全曲収録されており、その中にはワルツ「愛の歌」も含まれています。歌手たちの顔ぶれは、ユリアーネ・バンゼ、アンドレアス・シュミットら、ドイツ歌曲の名手ばかりが揃っています。ブラームスの独唱リートとは違う、親密な雰囲気が味わえる素晴らしいセットです。
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555107
\2100
フェリックス・ドレーゼケ(1835-1913):室内楽作品集
 1.弦楽五重奏曲 Op.77
 2.ヴァイオリンとピアノのための「情景」Op.69
 3.ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ホルンとピアノのための五重奏曲 Op.48
ゾリステンアンサンブル・ベルリン
【メンバー】
 マティアス・ヴォロング(ヴァイオリン)
 ゲオルグ・ポーレ(ホルン)ビルギッタ・ヴォ ーレンヴェーバー(ピアノ)
ブロイニンガー弦楽四重奏団
【メンバー】
 セバスティアン・ブロイニンガー(ヴァイオリン)
 スタンレイ・ドッド(ヴァイオリン)
 アンネマリー・ムールクロフト(ヴィオラ)
 デイヴィッド・リニカー(チェロ)
 フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)
 アンドレアス・グリュンコルン(チェロ)

 ドイツに生まれ8歳で作曲を始めたという早熟な少年ドレーゼケは、この時代の作曲家たちと同じく、ワーグナーを聴いてその魅力に取り付かれてしまいます。そしてワーグナー風の8曲のオペラを作曲しましたが、残念なことにほとんど演奏される機会はありません。
 現在では交響曲、宗教曲の作曲家として名を知られるドレーゼケですが、室内楽曲も、革新的な楽器の使用が特徴的で、聴き応えたっぷりの作品ばかりです。
 彼の作風はまさにロマン派の様式そのものに終始し、どの作品も聴きやすく美しい旋律を備えており、とりわけ1888年に作曲されたホルン五重奏曲は、各々の楽器の音色が溶け合う密度の高い曲です。また、1900年代に書かれた弦楽五重奏曲は、厳格な対位法を駆使した重厚な音楽です。ドイツを中心に活動する名手たちが一同に集結し、見事なアンサンブルを聴かせています。




 先日珍しい室内楽作品アルバムをご紹介したフェリックス・ドレーゼケ。
 今回またまた新譜が。

 時代はひょっとしてドレーゼケか!?


TYXART
TXA 16077
\2600
ドレーゼケ:室内楽作品集
 フェリックス・ドレーゼケ(1835-1913):
  ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
   ピアノのための五重奏曲 変ロ長調Op.48
  ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調Op.32
  ホルンとピアノのためのアダージョ イ短調Op.31
  クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調Op.38
パスカル・モラゲス(クラリネット)
エルヴェ・ジュラン(ホルン)
リサ・シャッツマン(ヴァイオリン)
マリー・シレム(ヴィオラ)
ダヴィット・ピア(チェロ)
オリヴァー・トレンドゥル(ピアノ)



 ドレーゼケの音楽はハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、フリッツ・ライナー、カール・ベームといった当時の一流音楽家によってドイツ国内で頻繁に演奏された。
 ただ気難しい人物であったために、作品の質の高さにもかかわらず一般の聴衆に人気が出ることはなかったという。辛辣なまでに批判的になることがあり、それが元で他者との緊迫した関係を作ってしまうことがよくあったらしい。

 しかしナチス・ドイツ時代になると、ドレーゼケの音楽は高く評価され、アントン・ブルックナー、マックス・レーガー、ルートヴィヒ・シュポーアと同列に並べられるようになった。だがそれはナチの自国尊重のための支援によるものであり、重く疑わしい栄誉であった。それゆえに第二次世界大戦後、流行や政治情勢の変化によって彼の名と音楽は忘れ去られた。
 
 ただその一本気でまっすぐで、暑苦しいほどに情熱的な彼の音楽は、今の世でもう一度評価されてもいいような気がする。


 交響曲第2番はこんな感じ。熱い。
https://youtu.be/ZwkccpDp4vU

 そして交響曲第3番もこんな感じ。やっぱり熱い。
https://youtu.be/QIUwwQtaGtw


CPO
999746-2
\2700
ドレーゼケ(1835-1913):
 交響曲第1番/
 交響曲第4番(喜劇的シンフォニア)/
 「聖名祝日」序曲
イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管
 1 8 7 3年にドレスデンで初演された交響曲第1番は、ドイツ・ロマン派交響曲のエッセンスをストレートに表出した作品。
 晩年の作品である「喜劇的シンフォニア」は奇想曲風の軽妙な曲で、この一枚で作風の幅広さを味わえる。999581-2の「悲劇的交響曲」との対比も楽しい。

cpo
999719-2
\2700
ドレーゼケ(1835-1913):
 交響曲第2番/
 セレナード
イェルク・ペーター・ヴァイグル指揮
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィル
ワーグナーに多大な影響を受けたドイツ・ロマン派の作曲家が、ブルックナーやブラームスに対抗して仕立て上げた第2交響曲。
リヴァイヴァルの気運が高まる交響曲シリーズ第2弾。

cpo
999581-2
\2700
ドレーゼケ:
 交響曲第3番「悲劇的交響曲」
 葬送行進曲
イェルク・ペーター・ヴァイグル指揮
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィル
. ドレーゼケはワーグナーに心酔していた作曲家。
 「悲劇的交響曲」の題名からも明らかなように、「私は苛酷な運命に敢然と立ち向かう」といった感じのえらくリキの入った交響曲で、けっこう疲れますが、最後は諦念に達したかのように静かに終わります。
 とにかく埋もれたままにするのは絶対惜しい力作であることに違いありません。
 葬送行進曲は、アフリカの植民地戦争で命を落としたドイツ兵士たちの思い出に捧げられた曲で、こちらもいかにも「悲劇的」な音楽です。


 

777839
(2CD)
\4800
ラジオの音楽集 第3集  放送のための劇&歌劇
CD1.
  1.パーヴェル・ハース(1899-1944):
    ラジオのための序曲 Op.11(チェコ語ヴァージョン)(1930/1931)
  2.ヒンデミット(1895-1963):ラジオのための音楽劇《ザビンチェン》(1930)
  3.ヴァルター・グロノスタイ(1906-1937):ラジオドラマ《殺人事件》(1929)
  4.クルト・ヴァイル(1900-1950):小カンタータ《ベルリン・レクイエム》(1928/1929)
CD2.
  1.ヴィルヘルム・グロシュ(1894-1939):バンケルとバラード Op.31(1931)
  2.ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1995):ラジオ・オペラ《ホリンデとホリンゲル》(1934)
  3.パーヴェル・ハース(1899-1944):ラジオのための序曲 Op.11(ドイツ語ヴァージョン)(1930/1931)
ヘルベルト G.アダミ
フランク・エルンスト
マーニャ・フライターク
ジェシカ・グラッテ
クリスティアン・グライガス
マルクス・グンゼル
ターニャ・ホフト
キム・ジホン
ベルント・コンネス
エルケ・コットマイア
インカ・ランゲ
ダグマール・ニック
ジャネッテ・オズワルド
ヴィルフガンク・シャラー 他
ドレスデン・シュターツカペレ管弦楽団&合唱団
エルンスト・タイス(指揮)

 ドイツのラジオ放送が開始されてから6年を経た1929年、世界は財政的な恐慌に陥りましたが、芸術や文化は新しい時代の幕開けを迎えていました。
 新しいメディアであるラジオの編集者たちは、魅力的な番組を制作するために日夜奔走、コンサートやニュースを次々と放送し、更なるリスナーを獲得していきました。
 とりわけ人気が高かったのは「音楽劇」であり、多くの作曲家たちが競って新しい劇を作ったのです。この劇は再生装置の能力も高め、各家庭でもコンサートホールの雰囲気が楽しめるように、数々の工夫が凝らされました。
 cpoは、当時の市民たちを楽しませた興味深い作品を実際に聴くことができるシリーズを立ち上げ「ラジオのための劇」をそのままの形で再現。
 この第3集では、チェコの作曲家パーヴェル・ハースのドラマをチェコ語とドイツ語の2ヴァージョンを収録するなど、面白い企画を楽しむことができます。




Royal Philharmonic Orchestra



RPOSP009
(2CD)
\2400
「ラスト・ナイト・オブ・プロムス」
 CD1.
 1.ロッシーニ(1792-7868):歌劇《ウィリアム・テル》-第1幕 序曲-フィナーレ
 2.チャイコフスキー(1840-1893):バレエ《くるみ割り人形》-花のワルツ
 3.スーザ(1854-1932):自由の鐘
 4.ブリテン(1913-1976):青少年のための管弦楽入門 Op.34
 5.マスカーニ(1863-1945):歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》-間奏曲
 6.ブリス(1891-1975):組曲「来たるべき世界」-第6曲 行進曲
 7.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):「グリーンスリーヴス」による幻想曲(R.グリーヴズによる管弦楽編)
 8.ガーシュウィン(1898-1937):ラプソディ・イン・ブルー
 9.エルガー(1857-1934):行進曲「威風堂々」-第4番
CD2.
 1.スッペ(1819-1895):喜歌劇《軽騎兵》-序曲
 2.エルガー:変奏曲「エニグマ」Op.36-第9変奏「ニムロッド」
 3.ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」Op.32-第4曲「木星」快楽の神
 4.オッフェンバック(1819-1880):喜歌劇《天国と地獄》-カンカン
 5.ウッド(1869-1944):ルール・ブリタニア
 6.パリー(1848-1918):イェルサレム
 7.エルガー:行進曲「威風堂々」-第1番
 8.チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」Op.49
ルーシー・パーハム(ピアノ)・・・CD1:8,CD2:8
ゴールドスミス・コラール・ユニオン・・・CD2:3.6
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
フィリップ・エリス(指揮)・・・CD1:1.3.5.7.8、CD2:1.2.4.7.8
デイヴィッド・アーノルド(指揮)・・・CD1:2
ロビン・ステープルトン(指揮)・・・CD1:4.6.9、CD2:5
オウェイン・オーウェル・ヒューズ(指揮)・・・CD2:3.6

 1895年の夏、「クラシック音楽をもっと気楽に聴いてもらおう」とロバート・ニューマンが提唱し、指揮者ヘンリー・ウッドが演奏した“BBCプロムス”。ロイヤル・アルバート・ホールを中心に2ヶ月間に渡って開催される100年以上の歴史を持つこの音楽祭、なかでも最終夜の「ラスト・ナイト・オブ・プロムス」での盛り上がりは素晴らしく、激しいチケット争奪戦に敗れた人は、テレビの前で歓声を上げるのが慣わしとなっています。エルガーの「威風堂々 第1番」は必ず演奏される曲で、合唱の入る部分はアンコールされるのが決まりです。プロムスでの演奏はBBC交響楽団が中心ですが、同じく英国を代表するオーケストラであるロイヤル・フィルも、これらの名曲に強い愛着を抱いており、本家BBC交響楽団とはまた違うアプローチで華麗に演奏しています。
 録音 Angel Studios, Islington, London 2002年1月7-10日・・・CD1:1.3.5.7、CD2:1.2.4.7 2002年5月22-23日・・・CD1:2 2003年5月7日・・・CD1:8、CD2:8 2003年5月6-7日、10月2日・・・CD2:3.6 2006年4月20日・・・CD1:4.6.9、CD2:5



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TOCCATA



TOCC-333
\2300→\2190
37歳で亡くなったレーベル創業者の妻に捧げられた弦楽合奏作品集
 Music for My Love-愛する人への音楽 第1集

 1.ブラームス(1833-1897):永遠の愛について Op.43-1
  (R.ソーデルリンによる弦楽オーケストラ編)
 2.ロビン・ホロウェイ(1943-):ヨディットのための音楽
 3.ポウル・ルーザス(1949-):ヨディットのための子守歌
 4.ミーケル・ケレム(1981-):ヨディットの別れ
 5.アンドリュー・フォード(1957-):眠り
 6.スティーヴ・エルコック(1957-):ヨディットのための歌 Op.23
 7.ブレット・ディーン(1961-):天使の翼(ヨディットのための音楽)
 8.ジョン・ロード(1941-2012):サラバンダ・ソリタリ(P.マンによる編曲)
 9.ジョン・ピッカード(1963-):悲嘆を禁じて
 10-27.ラグナル・ソーデルリン(1945-):ノルウェー民謡による15の変奏曲 Op.120
 28.マッダレーナ・カスラーナ(1544-):Il vostro dispartir
  (C.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
コダーイ・フィルハーモニー管弦楽団
ポール・マン(指揮)

 TOCCATA CLASSICSレーベルの創業者、マーティン・アンダーソンの妻ヨディット・テクレが病を宣告されたのは2014年の後半のこと。彼は最愛の妻の気持ちを慰めるために2015年の彼女の誕生日である12月にコンサートを開くべく、友人の作曲家たちに「弦楽合奏のための作品」を依頼しました。
 しかし、そのコンサートは実現することなく、ヨディットは37歳の若さで2015年4月24日に5歳の息子アレックスを残してこの世を去ってしまいました。
 彼女のためのコンサートは実現しませんでしたが、その際に作られた作品だけでなく、最終的には100以上の弦楽オーケストラのための曲が寄せられました。
 「我が愛への音楽のプロジェクト」と名付けることができるまでになったのです。
 このCDの販売利益は、2つの慈善団体(ヨディットの最期を力づけた)に寄付され、彼女の命を奪った「癌撲滅」のために使われることとなります。
 


TOCC-383
\2300
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ピアノ作品集 第1集
 序奏とフーガに先行されるソナタ ハ短調 WoO 113
  1.序奏2.フーガ3.Allegro molto4.Adagio5.Allegretto
 ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.38
  6.第1楽章:Allegro7.第2楽章:Adagio8.第3楽章:Presto
 ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op.27-2
  9.第1楽章:Allegro10.第2楽章:Andante11.第3楽章:Allegretto
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ)

 ザルツブルクに生まれ、レオポルド・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに音楽を学び、幼いモーツァルトとも面識があったというヨーゼフ・ヴェルフル。ウィーンではベートーヴェンのライバルと見做されるも、「ピアノの対決」で敗北を喫してしまい、ウィーンを離れることとなりました。
 その後はパリを経由してロンドンに行き、1805年に演奏会を開き、一応の成功を収めたことで、この地に定住、1812年に生涯を終えました。
 彼の作品はモーツァルト、ハイドン、クレメンティの影響を受けていますが、使われた音の多彩さからは、もちろんベートーヴェンやシューベルトに先立つ古典派の様相も感じることができます。
 彼の作品は現在に至るまでほとんど演奏されることはありませんでしたが、ようやく最近になって少しずつ耳にする機会が増えてきました。
 TOCCATAレーベルではピアノ曲全曲シリーズの録音プロジェクトを立ち上げ、この作曲家の復興を試みます。

  録音 2016年7月5-6日Griffa & Figli, Milan
 

TOCC-391
\2300
ファン・カバニリェス(1644-1712):鍵盤作品集 第1集
 1.第1旋法によるトッカータ 第1番
 2.第1旋法によるパッサカリア 第2番
 3.第4旋法によるトッカータ 第4番
 4.偽第4旋法によるティエント第12番(T.ロバーツによる復元版)
 5.第1旋法による左手のためのティエント第31番(T.ロバーツによる復元版)
 6.第5旋法によるティエント・リレーノ 第82番
 7.第2旋法による左手のためのティエント第9番(T.ロバーツによる復元版)
 8.第5旋法による右手のためのトッカータ
 9.第4旋法によるティエント第63番(T.ロバーツによる復元版)
 10.第1旋法によるティエント第55番
 11.第4旋法によるティエント第16番(T.ロバーツによる復元版)
ティモシー・ロバーツ(オルガン)

 17世紀始め、フレスコバルディが数多く作曲した“オルガンやチェンバロのための作品”は、当時の宗教曲とは全く違う、即興的要素を多分に盛り込んだ新しい様式の作品として、広く人気を集めました。
 この流れはイタリアだけでなくスペインや他の国にも影響を与え、17世紀後半に活躍したカバニリェスも「スペイン的な要素」を盛り込んだ幻想的でカラフルなバロック様式の作品を数多く作曲しています。
 一説によるとカバニリェスは「全ての作曲家の中で、最も多くのオルガン作品を書いた」とされ、1927年に始まった彼のオルガン作品全集の出版は未だ継続中。ただし、カタルーニャ図書館に残存している原稿の一部は状態が悪く、大規模な研究や再構築が必要になるとも言われています。未知の作品を探す喜びをもたらすTOCCATAレーベルならではのシリーズです。

 録音 2016年4月5-7日The Basilica of Sant Jaume, Vila-real (Castellon/Valencia)




RICERCAR


RIC374
(7CD)
\5700
ジャン・チュベリー名盤6選
モンテヴェルディ時代のヴェネツィア
 〜木管コルネット、ヴァイオリン、人の歌声…〜

 ・RIC222 ヴェネツィア音楽と「対話」
  〔スカラーニ、ピッキ、カプスベルガー、カヴァッリ…〕
 ・RIC226 イタリア・バロックの聖週間と復活祭
  〔グランディ、チーマ、バンキエーリ、カッツァーティ...〕
 ・RIC261 マリーニとカステッロ さまざまな作品集
  〔マリーニ、カステッロ/2枚組・国内仕様あり
 (MRIC261)〕
 ・RIC237 イタリア・バロックのクリスマス〜聖なる夜に
  〔ドナーティ、ストラーチェ、メールラ、フレスコバルディ...〕
 ・RIC219 ペトラルカと17世紀の音楽世界
  〔ガリアーノ、S.ロッシ、ディンディア、ペーリ、バッサーニ...〕
 ・RIC240 皇室のコンチェルト
       〜神聖ローマ皇帝とイタリア音楽〜
  〔カステッロ、フェルロ、ネーリ、プリウーリ...〕
ジャン・チュベリー
    (各種木管コルネット)指揮
Ens.ラ・フェニーチェ(古楽器使用)
マリア・クリスティナ・キーア、
ステファン・ファン・デイク、
ジョン・エルウィス 他(独唱)

 超・演奏困難な楽器,木管コルネットの世界的名手
 その偉業をたどりながら、モンテヴェルディ記念年を!
 今年2017年は、イタリア初期バロック音楽最大の巨匠のひとりクラウディオ・モンテヴェルディの生誕450周年——バロック期の声楽世界を代表する、ルネサンス以前の多声音楽とは違うバロック独唱芸術の粋を極度の完成へと押し上げたこの巨匠はしかし、もともとマントヴァの宮廷にヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として仕えていた人。つまり彼は人の声だけでなく、楽器の扱いにも確かな見識を持っていたのです(その証拠のひとつが、オペラ史上に名高い『オルフェーオ』の楽譜...楽譜に楽器の指定を入れるのが珍しかった当時としては異例なことに、そこには詳細な使用楽器指定が盛り込まれています)。
 そうした背景を裏づけてくれるモンテヴェルディ周辺の、この大家から大きな影響を受けてきた作曲家たち(彼らもまた、いずれ劣らぬ音楽史上の大物ばかり!)の作品も含め、17世紀ヴェネツィア周辺のイタリア器楽芸術をさまざまに、独唱作品とあわせたテーマ性の高いプログラムで音盤化してきた凄腕コルネット奏者ジャン・チュベリーの偉業が、記念年にあわせ7枚組BOXに!
 1タイトル(2枚組)をのぞいて国内仕様盤は未発売、いずれ解説付でのリリースも視野に入れながら(詳細未定)、まずは記念年を飾るべく急ぎ輸入盤流通で月末頃お届けいたします。
 この価格で入手できる貴重な機会、お見逃しなく!


<LP>


GRAND PIANO


GP752LP
(LP)
\4100
GLASS ESSENTIALSフィリップ・グラス(1937-):80歳を記念して
SIDE1
 1.エテュード 第1集 第6番
 2.「めぐりあう時間たち」-
  モーニング・パッセージ(M.リースマン&M.マーリー編)
 3.メタモルフォシス II
 4.シークレット・ソロ
 5.サウンド・オブ・サイレンス
SADE2
 1.エテュード 第2集 第16番
 2.エテュード 第2集 第18番
 3.エテュード 第2集 第20番
 4.MUSIC IN FIFTHS
 5.「めぐりあう時間たち」-
   人生の選択(M.リースマン&M.マーリー編)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)

 2017年はフィリップ・グラスの生誕80年の記念年です。
 この特別なLPは、彼の「エチュード」と映画音楽「めぐりあう時間たち」の抜粋曲を中心に、グラスの音楽を象徴する作品で構成されています。
 グラスと同じく“ミニマル・ミュージックの旗手”であるスティーヴ・ライヒが「貨物列車のようだ」と評した「MUSIC INFIFTHS-第5の音楽」や、2007年にポール・サイモンが“ガーシュウイン賞”を受賞した際、記念演奏会でグラスが演奏した「サウンド・オブ・サイレンス」の編曲版といった、興味深い作品を聴くことができます。


<歴史的録音> 
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GLOBAL CULTURE AGENCY

GCAC 1002/3
(2XRCD)
\5400→\5190
「シゲティのバッハ無伴奏」をXRCD 化
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV1001〜1006(全曲)

   [CD1]
    ソナタ第1番ト短調 BWV1001
    パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
    ソナタ第2番イ短調 BWV1003
   [CD2]
    パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
    ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
    パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
 録音史上に燦然と輝く超名盤、「シゲティのバッハ無伴奏」をXRCD 化。
 眼前にくっきりと立ち現れる骨太のヴァイオリン。胸に迫るかつてない力強さ!昨今忘れ去られていたシゲティの「本当の音」がここによみがえる!

 録音:1955、56年(モノラル)/xrcd24RD、HR カッティング、CD1:72’21’’、CD2:74’51’’

 シゲティのバッハ無伴奏と言えば泣く子も黙る超名盤。強烈なまでに愚直な歌いっぷり、芯のある骨太の音色、決して緩むことのない緊張度、妥協なき世界。その演奏はまさに至高、バッハ演奏の神髄。しかしその一方で、音質面ではファンを悩ませ続け、なかなか決定盤たる音質のディスクに出会えない録音でもあったと言えるかも知れません。
 今回ご紹介するディスクはVanguard Classic 提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスターを施し、通常CD プレーヤーで再生できる高音質フォーマットであるXRCD として作られたもの。CD に限定すれば間違いなく当録音の決定盤です。眼前にくっきりと現れる、鬼気迫るようなシゲティのヴァイオリン。聴く者の魂を打ち震わせる全音楽愛好家必需の逸品です。
 幼少時に大ヴァイオリニストのヨアヒムや大ピアニスト・作曲家のブゾーニと出会い、その音楽的才能を大きく開花させたヨゼフ・シゲティ(1892-1973)。バッハの無伴奏と言えば『シャコンヌ』等ほんの一部が技巧的ショウピースとして取り上げられるのみだった時代において、他ならぬ彼こそが全曲を演奏し聴かせる先駆者だったことも忘れてはなりません。それでいて現在なお至上の名演として君臨する彼のバッハ録音は、カザルスの『無伴奏チェロ組曲』録音と双璧を成す、世にまたと無い「偉業」と言えるでしょう。





<国内盤> 


オクタヴィア・レコード

OVCL-00616
\3000+税
My favorite songs —わたしのお気に入り—
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 シューベルト:アヴェ・マリア
 ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
 ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌
 高田三郎:くちなし
 中田喜直:霧と話した
 寺島尚彦:さとうきび畑
 アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
 イギリス民謡:グリーン・スリーヴス
 ヘンリー・クレイ・ワーク:大きな古時計
 賛美歌:アメイジング・グレイス
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 フレデリック・ロウ:
 踊り明かそう(ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より)
 アンドリュー・ロイド=ウェッバー:
 メモリー(ミュージカル「キャッツ」より)
  Think of Me(ミュージカル「オペラ座の怪人」より)
 グリーグ:
  ソルヴェイグの歌(「ペール・ギュント」より)
 ドヴォルザーク:
  月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
嘉目真木子 (ソプラノ)
武田朋子 (ピアノ)

 オペラ界の新星、嘉目真木子 デビュー!
 今後のオペラ界を担う逸材として期待が寄せられている?嘉目真木子のデビュー・アルバムです。
 嘉目本人による選曲で、クラシックの有名曲から、日本の歌曲、ミュージカル音楽まで、幅広く、そして親しみやすい楽曲が集められ、まさに「私のお気に入り」といえるアルバムが出来上がりました。
あたたかい歌声で、こころを込めて歌い紡いだ音楽を、どうぞお楽しみください。
 2016年10月24-25日、横浜・かながわアートホールにて収録

 嘉目真木子:
  大分県出身。国立音楽大学声楽科卒業、同大学院オペラコース修了。第51期二期会オペラ研修所修了、優秀賞受賞。文化庁派遣新進芸術家海外研修員として伊フィレンツェにて研鑽を積む。声楽を宮本 修、小笠原茂子、久岡 昇、スザンナ・リガッチの諸氏に師事。
 2010年東京二期会『魔笛』(テオドール・グシュルバウアー指揮/故・実相寺昭雄演出)にパミーナ役で出演しデビューを飾り、瑞々しく清楚な演唱で好評を博した。2011年『フィガロの結婚』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)スザンナ役、同年『ドン・ジョヴァンニ』(沼尻竜典指揮/カロリーネ・グルーバー演出)ツェルリーナ役、2012年『パリアッチ(道化師)』(パオロ・カリニャーニ指揮/田尾下哲演出)ネッダ役で出演し見事な演唱が絶賛を博す。
留学から帰国後、2015年『魔笛』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)に再びパミーナ役で出演し公演の大成功に貢献。同年『金閣寺』有為子役で出演。
 2016年にはアンドレア・バッティストーニ指揮による『道化師』ネッダ役を演奏し大好評を得た。その他のオペラにも多数出演。今後のオペラ界を担う逸材として大きな期待が寄せられている。
 コンサートソリストとしても多くの公演で活躍。2016年1月、NHKニューイヤーオペラコンサートに出演。7月に再び『フィガロの結婚』(サッシャ・ゲッツェル指揮/宮本亜門演出)スザンナ役で出演。2017年3月『魔笛』(川瀬賢太郎指揮/勅使川原三郎演出)にパミーナ役で出演。二期会会員。
 オフィシャルサイトhttp://www.makikoyoshime.com/ 
 

OVCL-00617
\2700+税
フォーレ:レクイエム 作品48 明治学院バッハ・アカデミー合唱団
N響団友オーケストラ
樋口 ?一 (指揮)
光野 孝子 (ソプラノ)
河野 克典 (バリトン)  
椎名 雄一郎 (オルガン)

 純粋なるフォーレの心の声の再現
 「2016年6月21日、サントリーホール30周年記念参加公演として、私があえてこの名曲を取り上げた理由のひとつは、このホールの明晰で暖かい音響のなかで、リーガー社製の大オルガンと合唱、管弦楽を、心ゆくまで鳴らせてみたいという願望だった。」
 と、樋口は言っています。しかし、このフォーレのレクイエムの演奏は、そこに彼のライフワークであるバッハ演奏で築き上げてきた指揮者としての目線と作品に対する愛情を基に、新たな光を当てられました。
 少ない編成の管弦楽とパイプオルガン、そしてテキストを詠う声楽陣が織り成す演奏は、隠れがちなフォーレの対位法の綾から心の声を見事に再現します。

 2016年6月21日 東京・サントリーホール にて収録
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OVCL-00619
\3000+税
ラザレフ(指揮)&日本フィル
 ショスタコーヴィチ・ライヴ・シリーズ第5作目!
ショスタコーヴィチ:
 交響曲 第6番 ロ短調 作品 54
 交響曲 第9番 変ホ長調 作品 70
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

 白熱のショスタコーヴィチ・ライヴ・シリーズ第5作目!
 充実と圧巻のロシアン・サウンド!
 回を重ねるごとに、コンサート、CD、共に高い評価を受ける、ラザレフ&日本フィルによるショスタコーヴィチ・シリーズ。
 ロシア人指揮者としてラザレフの魂が奏でる音楽は切れ味がよく、華麗な技巧で奏でる木管楽器の華やかな音色、金管勢の迫力あるファンファーレが響き渡り、ダイナミックになる打楽器、そして弦楽器の重量感のある響きは厚みを増していき、現在の日本で最高のロシア音楽を奏でるコンビとしての実力を聴かせます。
 エネルギーに満ちたショスタコーヴィチの世界が広がります。

 2016年5月20-21日(第6番)、2015年10月23-24日(第9番)  東京・サントリーホール にてライヴ収録
 

OVCT-00131
\3000+税
シューマン:
 蝶々Op.2
 森の情景Op.82
 ピアノ・ソナタ第1番Op.22
シューマン=リスト:献呈
梅村知世(ピアノ)
 シューマン国際ピアノ・コンクールの最高位に輝いた梅村知世のデビュー盤。
 梅村知世は東京藝大を首席で卒業、同大学院終了。藝大在学中にピティナコンぺティション特級グランプリを受賞。そして2016年のシューマン国際ピアノ・コンクールでは最高位(2位)を射止めた、ピアノ界の輝ける新星です。
 ここには、これまでのシューマン像を洗い流すような清新な気風があり、この作曲家へ寄せるひとかたならぬ愛着と深い傾倒ぶりが如実に示されています。現在ベルリンに留学し研鑽を積んでいますが、その成果の麗しき果実とでも呼ぶべき初アルバムとなりました。
 2016年11月21日〜22日 富士見市民文化会館(キラリふじみ)にて収録


 梅村知世 (ピアノ):
  東京藝大を首席で卒業。在学中にアカンサス賞、安宅賞など数々の賞を授与。
 第34回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、合わせて文部大臣賞などに輝く。
 第10回東京音楽コンクール第3位、第20回シュナーベル国際コンクール(ベルリン)第2位など内外のコンクールで活躍。ポーランド、アメリカ、オーストリアなどの音楽祭に出演、また東京交響楽団や東京フィルハーモニー交響楽団など国内のオーケストラとの共演も多い。
 現在ベルリン音楽大学で、クラウス・ヘルヴィッヒ教授のもとで、研鑚を積んでいる。




<映像>


OPUS ARTE(映像)

OA1191D
(DVD)
\4100
ボルトン(指揮)&マドリッド王立劇場管
 ワーグナー(1813-1883):歌劇《恋愛禁制》

  ボーナス映像
   1.ドキュメンタリー
   2.キャスト・ギャラリー
イザベラ・・・マヌエラ・ウール(ソプラノ)
フリードリヒ・・・クリストファー・マルトマン
ルチオ・・・ペーター・ロダール
クラウディオ・・・イルカー・アルジャユィレク(テノール)
ブリゲッラ・・・アンテ・イェルクニカ
マリアナ・・・マリア・ミロ(ソプラノ) 他
マドリッド王立劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮・・・アンドレス・マスペロ)
アイヴォー・ボルトン(指揮)
カスパー・ホルテン(演出)
シュテフェン・アールフィング(装置・衣装)
シグネ・ファブリチウス(振り付け)
ルーク・ホールズ(映像デザイン)
ブルーノ・ポエト(照明デザイン


OABD7213D
(Blu-ray)
\5100

 舞台は16世紀のシチリア島。総督フリードリヒは恋愛を禁じ、違反者は死刑と決め、早速貴族クラウディオを捕らえます。彼の妹で修道女であるイザベラは、兄の助命のためにフリードリヒに嘆願に行きますが、そこで「愛の素晴らしさを教えてくれたら許してやろう」と言われてしまいました。そこで彼女は昔フリードリヒに棄てられた修道女マリアナとともに、フリードリヒを懲らしめ、無茶な禁令を解くべく立ち上がりますが・・・。シェイクスピアの「尺には尺を」を基に、1834年にワーグナー自身が台本を書き、作曲した歌劇《恋愛禁制》は、当時のイタリア歌劇の作風を踏襲した喜劇です。「パレルモの修道女」という副題が付けられているのもイタリア風で、内容も本当に楽しく、また音楽も、ところどころにワーグナーらしさはあるものの、概して軽やかな雰囲気を持っています。
 シェイクスピアの原作は人物描写もかなり複雑で、難解なあらすじに拠っていますが、ワーグナーの作品はわかりやすく楽しい内容に変化しています。加えて、このホルテンの演出は舞台をキッチュな様式に置き換え、更に面白い物語へと変化させています。指揮を担当するボルトン、主役のイザベラを歌うウール、重鎮マルトマンを軸に、若手歌手たちが縦横無尽の活躍を見せる、色とりどりな舞台は必見です。

 収録時間:160分音声:ステレオ2.0/DTS5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) 字幕:英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語 画面:16:9REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition
 
OA1231D
(DVD)
\4100
スカーレット:バレエ《フランケンシュタイン》ロイヤル・オペラ・ハウス
ボーナス映像:
 1.フランケンシュタインの紹介
 2.ローウェル・リーバーマンとライアム・スカーレットが語る音楽について
 3.スタジオのダーシー・バッセルとライアム・スカーレット、ローラ・モレーラ
ヴィクター・フランケンシュタイン・・・フェデリコ・ボネッリ
エリザベス・・・ローラ・モレーラ
怪物・・・スティーヴン・マックレー
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
コーエン・ケッセルズ(指揮)
リアム・スカーレット(振り付け)
ローウェル・リーバーマン(音楽)
ジョン・マックファーレン(デザイナー)
ディヴィッド・フィン(照明デザイナー)
フィン・ロス(プロジェクション・デザイナー)

OABD7182D
(Blu-ray)
\5100

 生命の謎を解き明かすという野心に取り付かれていたフランケンシュタイン博士。彼が生み出した“創造物”は優れた知性と体力を持っていました。しかし外見の恐ろしさから博士は「それ」を見棄ててしまい、“創造物”は絶望のあまり、人智を超えた“怪物”になってしまいます。
 19世紀初頭、匿名で発表された小説「フランケンシュタイン」。書き手は詩人パーシー・シェリーの妻であったメアリー・シェリー。この物語は当時夫妻と親交のあったバイロン卿の別荘「ディオダディ荘」で語られた怪奇譚を基に創作され、同じ時に語られた「吸血鬼」の物語も後世に残る名作となりました。
 この耽美小説はたくさんの映画や演劇の基になり、さまざまな形で歪んだ愛の形が語られていますが、このリアム・スカーレットのバレエ《フランケンシュタイン》は博士と怪物、そして博士の妻エリザベスが紡ぎだす苦悩、怒り、切望、そして愛が描き出されています。フランケンシュタイン博士を踊るロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサー、フェデリコ・ボネッリの素晴らしい踊りはもちろんのこと、怪物役のマックレーの苦悩と復讐心を見事に描き出した踊りも賞賛されました。
 謎の機械が美しく乱立する装置、回顧調の衣装、そしてハリウッド映画を思わせる音楽と、実に素晴らしい舞台です。

  ロイヤル・オペラ・ハウス収録 収録時間:130分+14分(ボーナス) 音声:ステレオ2.0/DTS5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) 字幕:なし画面:16:9REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition


















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