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≪第92号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2017/4/25〜




4/28(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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HMF



HMM 902254
\2700→\2490
ファウスト&メルニコフによるフランク!
 カップリングは名曲ショーソンのコンセール!

  セザール・フランク(1822-1890):
   ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  エルネスト・ショーソン(1855-1899):
   コンセール〜
    ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲
     ニ長調 op.21
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
サラゴン・カルテット
 〔クリスティーヌ・ブッシュ(Vn)、
  リサ・インマー(Vn)、
  セバスティアン・ヴォルフファース(Vla)、
  ジェシーヌ・ケラス(Vc)〕
 ファウスト&メルニコフによるフランクの登場!幻想的にして繊細絶美、カップリングは名曲ショーソンのコンセール!

 ヴァイオリン/1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」、ピアノ/エラール、1885年頃製
 録音:2016年6月、9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン

 イザベル・ファウストの新譜、名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセールという組み合わせでの登場です。
 フランクと、彼に師事したショーソンという二名のフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931) にささげられている、という点でも共通しています。
 ファウストは近年ヨーロッパでの活躍が目覚ましく、ソロに室内楽にオーケストラとの協奏曲、ピリオド楽器(古楽器)からモダンまで、あらゆるスタイルと様々な時代のレパートリーを網羅する世界屈指の存在となっています。
 最近の録音でもモーツァルトの協奏曲全曲(KKC 5691/ HMC 902230)、シューマンの協奏曲プロジェクト(KKC 5477、KKC 5617、KKC 5618)など充実の演奏を聴かせてくれていましたが、今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。
 メルニコフも、ファウスト、そしてケラスと共演したシューマンの協奏曲プロジェクトのほか、プロコフィエフのソナタ集(KKC 5694/ HMC 902202)でも著しい充実ぶりを示しているだけに、ますます期待が高まる新譜の登場といえるでしょう。
 フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、えもいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽としたフレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。
 ショーソンは25 歳のときに音楽の道を志し、パリ音楽院に入学、マスネのクラスに入りましたが、オルガン科の教授であったフランクに作曲を師事するようになります。ワーグナーにも傾倒していました。
 同時期の作品には熱情的な「愛と海の詩」(1882~93 年)や大作「アルテュス王」(1895 年完成)やなど抒情性と色彩感豊かな代表作が並びます。
 この「コンセール」(1889 〜 91 年)は、名旋律の玉手箱のような傑作。美しい転調に彩られた第1 楽章、懐かしさと切なさのシシリエンヌの旋律が美しく、ショーソンのリリシズムの粋に満ちた第2 楽章、半音階が多用された荘重な第3 楽章、そして八分の六拍子で快速に展開する中、様々な旋律が回想され華やかに幕となる第4 楽章。全体をとおして、ファウストの繊細極まりない表情は絶美。
 2004 年結成、18 世紀のレパートリーを中心に活動を展開する中堅のアンサンブル、サラゴン・カルテットとのアンサンブルも完璧です。そしてメルニコフが陰になり日向になり、音楽を引き締めています。







LA DOLCE VOLTA



LDV 300
特価\1700
LA DOLCE VOLTAレーベル、2017年カタログつきCD
 ショパン:
  大ポロネーズ(Op.26, Op.40, Op.44)
  幻想ポロネーズOp.61
パスカル・アモワイエル(ピアノ)
 録音:2015年4月27-30日パリ/カタログ付CD

 2017 年LA DOLCE VOLTA レーベルのカタログ付CD の登場。
 1971 年生まれのフランスのピアニスト、パスカル・アモワイヤルによるショパンのポロネーズ集。アモワイヤルはシフラとベルマンに師事。リスト弾きでありながらショパンの作品も度々演奏した2 人の師からアモワイヤルは、シフラからは音楽の本質をベルマンからは音色を学んだと語っています。
 シフラ譲りの高度なテクニックに、繊細な叙情を兼ね備えた感性で聴かせてくれます。幼い頃からショパンのセンスティヴさに惹かれていたというアモワイヤルが今回選んだ作品は、初期の作品を除いた大ポロネーズと幻想ポロネーズ。大ポロネーズはショパンがパリに渡ってから書かれた作品で、これらのポロネーズをアモワイヤルは故郷を去らなければならなかったショパンの自由に対する音楽による抗議と捉え、ショパンの行き場のない絶望を表現しています。
 アモワイヤルはこの録音に際して以下のように述べています;「華麗さと抒情性、舞踏と物語という両面性を宿すポロネーズは、その音楽的エキゾチズムをいつまでも放ち続けることだろう…。」




LSO LIVE



LSO 5075
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
LSOウィンドアンサンブル
 モーツァルト:
  セレナード第10番「グラン・パルティータ」変ロ長調 KV 361
LSOウィンドアンサンブル
 オーボエ:オリヴィエ・スタンキエヴィチ*、ロジー・ジェンキンス
 クラリネット:アンドリュー・マリナー*、チ=ユ・モー
 バセットホルン:ロレンツォ・イオスコ*、クリス・リチャーズ
 ファゴット:ダニエル・ジェミソン*、ジュースト・ボスジク
 ホルン:ティム・ジョーンズ*、アンジェラ・バーンズ、
  アレックス・エドムントソン、ジョナサン・リプトン
 コントラバス:コリン・パリス
 (*はLSO 首席奏者) 
 LSO の木管セクションのうまさを堪能!モーツァルトのグラン・パルティータ

 録音:2015年10月31日、セント・ルークス・ジャーウッド・ホール(ライヴ録音)

 LSO の素晴らしい演奏をささえている木管セクションメンバーによるアンサンブルの登場。名曲モーツァルトの「グラン・パルティータ」です。
 バセットホルンのロレンツォ・イオスコがアンサンブルをリードするかたちでの演奏のライヴ録音です。LSO ならではの木管セクションのブレンド具合の妙を心ゆくまでたのしめる内容。
 オーディオのトップメーカー、B&W 社がレコーディングをサポートしており、高品質の録音をおたのしみいただけます。




COLLEGIUM



CSCDS 401
【新装再発売】
特別価格\2000
"合唱の神様" ジョン・ラッター名盤「マニフィカト」
 ラッター:マニフィカト
パトリシア・フォーブス(ソプラノ)
ジョン・ラッター(指揮)
ケンブリッジ・シンガーズ
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
 "合唱の神様" ジョン・ラッター名盤「マニフィカト」が新装再発売!

 日本でも絶大な人気を誇る、イギリスを代表する合唱界の巨匠ジョン・ラッター(1945−)。ラッターの自主レーベル「Collegium(コレギウム)」の中でも特に人気の高い名録音、ラッターが自作自演した「ソプラノ独唱と合唱、管弦楽のための 《マニフィカト》」が新装復刻!

 録音:1991年1月、ユニヴァーシティ・カレッジ・スクール大ホール(ロンドン)

 ※COLCD 114、CSCD 504より「マニフィカト」のみの新装再発売。
 ※収録時間:約37分




GRAND PIANO



GP765
\2300
ピアノ・ソナタ 第4番「ビートルズ風に」
 ヤーン・ラーツ(1932-):ピアノ・ソナタ全集 第1集

 1-3.ピアノ・ソナタ 第9番 Op.76
 4.ピアノ・ソナタ 第10番 Op.114
 5-7.ピアノ・ソナタ 第1番 Op.11-1
 8-11.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.11-2
 12-15.ピアノ・ソナタ 第3番 Op.11-3
 16-18.ピアノ・ソナタ 第4番「ビートルズ風に」 Op.36
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)

 エストニア生まれのラーツは、タリン音楽院に学び1957年に卒業、エストニアの放送局でラジオ・プロデューサーやテレビの音楽監督を務め、1960年代から70年代には多数の映画音楽の作曲を手掛けています。エストニア音楽院では教授も務め、1957年からは作曲家協会のメンバーにも名を連ねています。
 8曲の交響曲を始め、多数のピアノ曲を作曲していますが、その中でも半世紀に渡って書き続けられている10曲のピアノ・ソナタは洗練されたスタイルの中に、時折激しい不協和音が登場するなど遊び心があります。
 「私は制約されたシステムが好きではなく、音楽的な素材を集め、フィルタリングし、必要に応じて感情の赴くままに展開していくのが好きだ」と語るラーツの言葉通りの多彩なソナタを、ラーツ作品の良き理解者であるホルヴァートが演奏しています。


 やはり注目はピアノ・ソナタ 第4番「ビートルズ風に」。
 ビートルズといっても「サージェント・ペパーズ」あたりのビートルズ。確かに雰囲気はある。


 交響曲は第5番がCD化されている。


指揮はゴロー・ベルク!
カップリングはレーゼルとのブラームス!
ANTESレーベルは活動していないので海外在庫限り

ANTES
\3000
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ヤーン・ラーツ(1932−):交響曲第5番
ペーター・レーゼル(P)
ゴロー・ベルク指揮
デッサウ・アンハルト・フィル
ラーツの交響曲第5番はジャズのリズムと旋律を採り入れた五楽章からなる作品。
北ドイツの名門デッサウ・アンハルト・フィルとゴロー・ベルクの演奏。
カップリングのレーゼルとのブラームスもききもの。



GP743
(2CD)
\3200
ニコライ・アンドレイェヴィチ・ロスラヴェッツ(1881-1944):ピアノ作品全集
 【CD1】
  1.ピアノ・ソナタ 第1番
  2-4.3つのコンポジション
  5.前奏曲
  6-7.2つのコンポジション
  8-9.2つの詩曲
  10.ピアノ・ソナタ 第2集
 【CD2】
  1-3.3つのエチュード
  4-8.5つの前奏曲
  9.子守歌
  10.舞曲
  11.ワルツ
  12.前奏曲(M.ボバノヴァによる復元版)
  13-14.4つのコンポジション(抜粋)
  15.ピアノ・ソナタ 第5番
オリガ・アンドリュシチェンコ(ピアノ)

 ストラヴィンスキーが「20世紀の最も興味深いロシアの作曲家」と述べたというロスラヴェッツのピアノ作品全集。
 ソビエト政権の下で、西側の音楽語法を積極的に取り入れた前衛的な作品を書き、時にはシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」の論文を執筆するなど、“反革命的でありブルジョワ的な作曲家”と何十年にも渡り抑圧を受けた人です。
 一度は自己批判を行いましたが、結局は地位を得ることはできずにひっそりと生涯を終えたロスラヴェッツの作品は、死後すぐには復権されませんでしたが、作曲家の姪エフロシーニャの尽力により1990年代から少しずつ人気を盛り返し現在に至っています。
 生涯を通じて斬新な響きを模索したロスラヴェッツの全ピアノ作品を、アレクセイ・リュビーモフに師事したロシアのピアニスト、アンドリュシチェンコが演奏しています。

  録音:2016年3月-5月 CMS Studio, Moscow, Russia




ORFEO



C922171
\2600→\2390

アミール・カッツ(ピアノ)
 ショパン(1810-1849):24の練習曲


【12の練習曲 Op.10】
 1.ハ長調
 2.イ短調
 3.ホ長調「別れの曲」
 4.嬰ハ短調
 5.変ト長調「黒鍵」
 6.変ホ短調
 7.ハ長調
 8.ヘ長調
 9.へ短調
 10.変イ長調
 11.変ホ長調
 12.ハ短調「革命」
【12の練習曲 Op.25】
 13.変イ長調
 14.ヘ短調
 15.ヘ長調
 16.イ短調
 17.ホ短調
 18.嬰ト短調
 19.嬰ハ短調
 20.変ニ長調
 21.変ト長調「蝶々」
 22.ロ短調
 23.イ短調「木枯らし」
 24.ハ短調
アミール・カッツ(ピアノ)

 超絶技巧の持ち主として知られる20世紀の名ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツでさえも、「私には難しい、正直に言うと恐ろしい曲集である」と評したショパンのOp.10とOp.25の練習曲集。
 ルービンシュタインを始め、バックハウス、コルトー、アラウといった20世紀の名ピアニストたちも、この曲集の演奏に関しては、独自の解釈に裏打ちされてはいるものの、技術的な困難を完璧に克服するのは至難の業でした。
 しかし時代は変わり、演奏家たちの技術は格段に向上し、この曲集を弾きこなすのは当たり前となった21世紀には、多くのピアニストたちによって大胆な演奏が繰り広げられています。
 アミール・カッツは以前からショパンの作品に積極的に取り組んできたピアニスト。これまでにバラード集や夜想曲集のアルバムをリリースし、どれも高い評価を受けています。
 テンポ設定に強いこだわりを持つカッツは、このショパンの練習曲でも「曲集全体の調和」を感じさせる緻密な計算の上で、全曲を演奏しています。

  録音 2015年4月21-23日、Funkhaus Nalepastrasse Saal1





 当CDの抜粋が聴けます。

https://youtu.be/CcuJnGIltCU.






GENUIN

GEN 17451
\2300
「フランスの休日」〜クラリネットとピアノのための作品集
 ジャン・フランセ:主題と8つの変奏
 シャルル=マリー・ヴィドール:序奏とロンド Op.72
 フランシス・プーランク:クラリネット・ソナタ FP 184
 カミーユ・サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
 ガブリエル・ピエルネ:カンツォネッタ Op.19
 ガブリエル・グロヴレーズ:サラバンドとアレグロ
 クロード・ドビュッシー:クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
ジョン・ファヌーカン(クラリネット)
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)
 実力者ジョン・ファヌーカンによるフランスの名クラリネット作品集!

 録音:2016年3月24-26日メンデルスゾーン,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、67’45

 アイルランド国立交響楽団の首席クラリネット奏者を1995年から務めている実力派クラリネット奏者ジョン・ファヌーカン。ソリスト、室内楽、指揮など、アイルランドを中心に世界各地で演奏活動を行っています。
 今作はフランスの作曲家によるクラリネットとピアノのための作品集。ベニー・グッドマンが初演した20世紀のクラリネットの名曲、プーランクの“クラリネット・ソナタ”やサン=サーンス晩年に作曲したしっとりと穏やかな“クラリネット・ソナタ”やピエルネの“カンツォネッタ”など収録。
 
GEN 17456
\2300
「Libero,fragile」〜
 現代無伴奏ヴァイオリン、ヴィオラのための作品集
エリーザベト・クッフェラート(ヴァイオリン、ヴィオラ)
  ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):セクエンツァ VIII(Vn)、セクエンツァ VI(Va)
  エリオット・カーター(1908-2012):ムネモシネ(Vn)、フィグメント IV(Va)
  ジェルジ・クルターク(1926-):「サイン、ゲーム、メッセージ」より
   ・バッハへのオマージュ(Hommage a JSB)(Vn)/・カレンツァ・ジグ(Vn)/
   ・民謡風(Vn)/・J. H.ソング(Va)/・ドロローソ(Vn)/
   ・アンナ・ケラーへのポストカード(Vn)/・イン・メモリアム・ブルム・タマーシュ(Va)/
   ・イン・ノミネ〜ハンガリー風に(ダムヤニッチの記念碑)(Va)/
   ・…feerie d'automne…(Vn)
  ヤン・ミュラー=ヴィーラント(1966-):リベロ、フラジール(Vn)、昇天(Va)
 テツラフ・カルテットのメンバー、クッフェラートによる現代無伴奏ヴァイオリン&ヴィオラ作品集!

 録音:2016年3月4,5日&14,15日、70’47

 クリスティアン・テツラフ率いるテツラフ・カルテットのメンバーとしても活躍している実力派ヴァイオリニスト、エリーザベト・クッフェラート。
 タベア・ツィンマーマン、イザベル・ファウスト、ラース・フォークトなどとの共演や、バンベルク交響楽団の元コンサートミストレスであり、現在はハノーファー音楽大学の教授で後進の指導にもあたっています。
 このアルバムはベリオ、カーター、クルターク、ミュラー=ヴィーラントといった現代音楽作曲家による無伴奏のヴァイオリンとヴィオラのための作曲された作品集。
 ヤン・ミュラー=ヴィーラントの“昇天”はクッフェラートに捧げられた作品で、オーストリアのフェルトキルヒ・フェスティヴァルで初演されました。ベリオのヴィオラのために書かれた“セクエンツァ VI”では圧倒される超絶技巧を聴かせてくれます。
 
GEN 17459
\2300
「シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品集」
 カロル・シマノフスキ(1882-1937):
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9/神話 Op.30/
  農民の踊り〜バレエ・パントマイム「ハルナシェ」Op.55 より/
  アイタコ・エニアの子守歌Op.52/
  ロクサーヌの歌〜歌劇「ロジェ王」 Op.46 より/
  夜想曲とタランテラOp.28
デュオ・ブリュッヘン=プランク:
 【マリー・ラーダウアー=プランク(Vn)、
  ヘンリケ・ブリュッヘン(Pf)】
 録音:2016年6月&9月、68’26

 ポーランドの近代音楽作曲家、カロル・シマノフスキ。ヴァイオリン作品を収録した今作は、初期の“ヴァイオリン・ソナタOp.9”から名曲“神話”、後期に作曲された“アイタコ・エニアの子守歌”やバレエ・パントマイム「ハルナシェ」より“農民の歌”などを取り上げており、シマノフスキ独特の神秘的な音楽性が堪能できるアルバムです。
 ヴァイオリンはザルツブルク・モーツァルテウム大学でベンヤミン・シュミット、ルーカス・ハーゲンに、ハノーバー音楽大学でウルフ・シュナイダーなどに師事したマリー・ラーダウアー=プランク。
 
GEN 17461
\2300
2015 年ミュンヘン国際コンクール優勝デュオ
 「デビュー」〜ピアノ連弾作品集

 ラヴェル:序奏とアレグロ(2台ピアノ版)
 シューベルト:6つの大行進曲 Op.40, D. 819 より第6番
 ドビュッシー:小組曲(4 手連弾)
 フェラン・クルイサン(1976-):
  バイナリー(2台ピアノ版)※世界初録音
 タネーエフ:前奏曲とフーガOp. 29(2台ピアノ版)
 ヒンデミット:2台のピアノのためのソナタ
シャラモフ・ピアノ・デュオ:
 【アリーナ・シャラモワ、
  ニコライ・シャラモフ】
 録音:2016年3月2〜4日、69’28

 2015 年ミュンヘン国際コンクール(ARD music competition)、ピアノ・デュオ部門優勝のシャラモフ・ピアノ・デュオによるデビュー・アルバム。
ブルガリアで結成され、スペインのソフィア王妃高等音楽院で研鑽を積みました。そしてドイツのロストック音楽大学で兄弟デュオとして有名なハンス・ペーター・ステンツルとフォルカー・ステンツルに師事。
 ドビュッシーの“小組曲”は柔らかなメロディを溶け込むように滑らかなアンサンブルで聴かせ、シューベルトの作品では、勇壮でリズミカルなキレのある演奏です。スペインの現代音楽作曲家フェラン・クルイサン作曲の“バイナリー”は世界初録音。
 
GEN 17462
\2300
「サウンド・オブ・ハンブルグ」〜
 ショップ、テレマン、バルツァー、ヴェックマン作品集
ラ・ポルタ・ムジカーレ:
 【ガブリエル・スタインフェルド
   (ヴァイオリン)、
  アンケ・デナート(チェンバロ)】
  1.ヨハン・ショップ(1590-1667):「すばらしい陳列棚」より“sine titulo”
  2.-5.ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):ソナタ第1 番ト短調TWV.41:g1
  6.-8.ヨハン・ショップ:「すばらしい陳列棚」より“涙のパヴァーヌ”、“als jupiter gedacht”、“貴族”
  9.-12.ゲオルク・フィリップ・テレマン:
   ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 TWV 41:F4(「音楽の練習帳」より)
  13.トマス・バルツァー(1630/31-1663):前奏曲 ハ短調
  14.トマス・バルツァー:アルマンド ト短調
  15.マティアス・ヴェックマン(1616-1674):
   歌曲“愛らしいまなざし”による4つの変奏曲 [チェンバロ独奏]
  16.-19.ゲオルク・フィリップ・テレマン:ソナタ第3番 ホ短調 TWV41:e2
  20.-21.ヨハン・ショップ:「すばらしい陳列棚」より“アルマンド”、“クーラント”
  22.-28.ゲオルク・フィリップ・テレマン:パルティータ第4番 ト短調 TWV41: g2
  29. ヨハン・ショップ:「すばらしい陳列棚」より“我が苦しみは生ず”
 録音:2016年5月、69’39

 後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)は46年間に渡り、ハンブルク市の音楽監督兼ヨハネウム学院のカントルを務めました。ハンブルク出身のヨハン・ショップ、ハンブルクの聖ヤーコプ教会専属オルガニストを務めたマティアス・ヴェックマンなど、ハンブルクにまつわる作品をセレクトしたアルバム。演奏楽器も作曲家が生きた時代周辺のハンブルク製というこだわりよう。優雅な雰囲気で軽やかだったり、しっとりと流麗な演奏を聴かせてくれます。




ODRADEK RECORDS



ODRCD 347
\2400→\2190
「スペイン映画音楽の父
 ヘスス・ガルシア・レオス(1904-1953)作品集」

  (1)ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調/(2)3つの舞曲/
  (3)アレグロ・ヴィヴァーチェ/
  (4)ピアノのためのソナティーナ/
  (5)アーヨのために/(6)マラガのヴェルディアル/
  (7)パソドブレ/(8)テンポ・デ・ルンバ
リナルド・ゾック(ピアノ)(1)
リリア・ドンコヴァ(ヴァイオリン)
 スペイン映画音楽の父ヘスス・ガルシア・レオス作品集!

 録音: 2016 年4 月11-16 日Studio Odradek 、ぺスカーラ,イタリア/DDD、、64'58※日本語解説つき

 ヘスス・ガルシア・レオス(1904-1953)はスペイン最北部、ナヴァラの歴史ある都市、オリテに生まれた作曲家。1940、50 年代のスペイン映画の音楽で有名な人だが、それ以外にも多数の作品を残しており、このCDにはヴァイオリン・ソナタとピアノのための作品が収録されている。レオスの音楽にはスペインの民俗色が色濃いけれど、音楽の風合いはまったくロマンティック。そしてそれが21 世紀の今とても心地よく聞ける。いずれの曲もフランス音楽(それもドビュッシーよりちょっと前の)からの影響とスペイン風味が見事に融合していて素晴らしい。いずれの曲も演奏会で取り上げれば間違いなく好評を博すような曲ばかり、なぜ埋もれていたのか不思議なほどだ。

 リナルド・ゾックはトリエステ生まれのイタリアのピアニスト。ODRADEKからはリストのヴェルディによるパラフレーズ集(ODRCD 309)と、アルトゥール・ピサロと組んだドヴォルザークのピアノ連弾曲集(ODRCD 323)が出ている。リリア・ドンコヴァはブルガリア、ソフィア生まれのヴァイオリニスト。
 

ODRCD 342
\2400
フアン・カルロスによるシューマン集
 シューマン:
  謝肉祭 Op.9
  ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
  主題と変奏曲 変ホ長調 WoO.24
フアン・カルロス(ピアノ)
 録音:2016年9月5‐9日Studio Odradek、ぺスカーラ,イタリア、DDD、69'25※日本語解説つき

 スペインのピアニスト、フアン・カルロスによるシューマン集。
 カルロスは16 歳の時にマドリードでモーツァルトのピアノ協奏曲第20 番 ニ短調 K.466 を弾いてデビュー、その後米国のイェール大学音楽院でボリス・ベルマンに学んでいる。
 数々のコンクールに入賞し、現在は独奏者としてまた室内楽演奏の一員として活躍している。繊細でしっとりした味わいに富んだシューマンである。
 

ODRCD 349
\2400
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲 Op.120 ミュリエル・シュマン(ピアノ)
 録音:2016年7月18-21日Studio Odradek、ぺスカーラ,イタリア、DDD、57'54※日本語解説つき

 フランスのピアニスト、ミュリエル・シュマンによるベートーヴェンのディアベリ変奏曲。
 シュマンはフランス北西部の港町、ル・アーブルの生まれ。パリで学んだ後、イタリアの名ピアニスト、マリア・ティーポに学び、現在もイタリア在住。
 シュマンはベートーヴェン弾きとして知られており、このディアベリ変奏曲での明るくすっきりした中にも強い意志が感じられる演奏はその高評価を実感させてくれるものだ。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ORFEO



C021821
\2600
シューベルト(1797-1828):歌曲集
 1.プロメテウス D674
 2.ウルフルが釣りをするごとく D525
 3.涙する D526
 4.怒りの吟遊詩人 D785
 5.あこがれ D636
 6.墓堀人の歌 D44
 7.至福の世界 D743
 8.人間の限界 D716
 9.ヘリオポリスより II D754
 10.勝利 D805
 11.タルタルスの群れ D583
 12.夕映え D627
 13.バッカス賛歌 D801
 14.ドナウ川の上で D553
 15.船乗り D536
 16.流れ D565
 17.死に寄せて D518
 18.死と乙女 D531
クルト・モル(バス)
コルト・ガーベン(ピアノ)
 ※ジャケットを変更しての再発盤

 2017年3月にこの世を去った名バス歌手、クルト・モルのアルバム、ジャケットを変更しての追悼盤。
 同じ1982年にOrfeoに録音した「冬の旅」(伴奏も同じくコルト・ガーベン)での深く柔らかい声が印象的だったクルト・モル。この歌曲集では数多いシューベルトの歌曲の中から、低声が似合う力強い男性的な曲を中心に選び、怒り、憧れ、宴でのざわめきなどを表情豊かに歌い上げています。

 1982年2月11-16日、Friedrich-Ebert-Halle,Hamburg


<メジャー・レーベル>
.

DG



4797371
(39CD)
\16000→\14990

《ダニエル・バレンボイム 〜 DGソロ録音集》

【CD1】
ベートーヴェン:
 1) ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1,
 2) ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2,
 3) ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3/
【CD2】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1,
  2) ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2,
  3) ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3,
  4) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」/
【CD3】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7,
  2) ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1,
  3) ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2,
  4) ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1/
【CD4】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22,
  2) ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26,
  3) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」,
  4) ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90/
【CD5】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」,
  2) ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1,
  3) ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」/
【CD6】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3,
  2) ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1,
  3) ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2,
  4) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」/
【CD7】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54,
  2) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」,
  3) ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78,
  4) ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79,
  5) ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」/
【CD8】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101,
  2) ピアノ・ソナタ第29番変ト長調Op.106「ハンマークラヴィーア」/
【CD9】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109,
  2) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110,
  3) ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111/
【CD10】
 ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲Op.120/
【CD11】
 ベルク:
  1) ピアノ、ヴァイオリンと13の管楽器のための室内協奏曲 〜
   ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)
   ピエール・ブーレーズ指揮 アンサンブル・アンテルコンタンポラン,
  2) クラリネットとピアノのための4つの小品Op.5〜
   アントニー・ペイ(クラリネット), 3) ピアノ・ソナタOp.1/
【CD12】
 ブラームス:
  1) 弦楽六重奏曲第1番による主題と変奏曲 ニ短調,
  2) シューマンの主題による16の変奏曲 嬰へ短調Op.9,
  3) ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガ 変ロ長調Op.24/
【CD13-14】
 ショパン:夜想曲集(全21曲)/
【CD15】
 ショパン:
  1) 幻想曲ヘ短調Op.49, 2) 夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2,
  3) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35, 4) 舟歌 嬰ヘ長調Op.60,
  5) ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3, 6) ワルツ第3番イ短調Op.34-2,
  7) ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2, 8) 子守歌 変ニ長調Op.57,
  9) ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」,
  10) マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3,
  11) ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」/
【CD16】
 リスト:
  1) ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」, 2) リゴレット・パラフレーズ/
【CD17】
 リスト:
  1) 6つのコンソレーション, 2) 愛の夢(3つのノクターン),
  3) ペトラルカのソネット第47, 104, 123番,
  4) コンソレーション第3番, 5) 忘れられたワルツ 第1番/
【CD18】
 リスト:巡礼の年 第1年「スイス」/
【CD19】
 リスト=ワーグナー:
  1)『タンホイザー』より「バルトブルク城への客人の入場」,
  2) 『さまよえるオランダ人』より「紡ぎ歌」,
  3) 『ローエングリン』より「エルザの夢とローエングリンの非難」,
  4) 『トリスタンとイゾルデ』より「イゾルテの愛の死」,
  5) 『さまよえるオランダ人』より「バラード」, 6) 『リエンツィ』の主題による幻想曲/
【CD20】
 メンデルスゾーン:無言歌集Op.19, 30, 38, 53/
【CD21】
 メンデルスゾーン:
  1) 無言歌集Op.62, 67, 85, 102, 2) 子供のための小品Op.72,
  3) ヴェネツィアの舟歌, 4) 2つの小品, 5) アルバムの綴りOp.117/
【CD22】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537,
  2) ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568/
【CD23】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575,
  2) ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664, 3) ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784/
【CD24】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845, 2) ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850/
【CD25】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894, 2) ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959/
【CD26】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958,
  2) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960/
【CD27】
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960,
  2) ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D.840[録音]1977年/
【CD28】
 シューベルト:
  1) 楽興の時D.780, 2) アレグレット ハ短調 D.915,
  3) 2つのスケルツォ D.593, 4) 12の高雅なワルツ D.969/
【CD29】
 シューベルト:1) 4つの即興曲 D935, 2) 4つの即興曲 D899/
【CD30】
 シューマン:1) 謝肉祭 Op.9, 2) ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26/
【CD31】
 シューマン:1) 幻想曲 ハ長調 Op.17, 2) 子供の情景 Op.15, 3) アラベスク Op.18/
【CD32】
 D.スカルラッティ:
  1) ソナタ ハ長調 K.159, 2) ソナタ ニ短調 K.9,
  3) ソナタ ホ長調 K.380,
 4) ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80,
 5) ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23,
 6) リスト:ワーグナーの舞台神聖祝祭劇『パルジファル』からの「聖杯への厳かな行進」S.450,
 7) リスト:『詩的で宗教的な調べ』S.173より「葬送行進曲」,
 8) リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
  [録音]2015年
   (バレンボイム考案の新方式によるグランド・ピアノ使用)/
【CD33】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」,
  2) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」,
  3) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」[録音]1958年/
【CD34】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」,
  2) ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111[録音]1958年/
【CD35】
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ト長調Op.106「ハンマークラヴィーア」[録音]1958年/
【CD36】
 ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲Op.120[録音]1965年/
【CD37】
 モーツァルト:
  1) 幻想曲ハ短調K.475, 2) ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457,
  3) ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310, 4) ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570
   [録音]1966, 1964年/
【CD38】
 モーツァルト:
  1) 幻想曲ハ短調K.396, 2) ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330,
  3) ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333[録音]1962年/
【CD39】
 1) J.C.バッハ:ソナタ変ロ長調Op.17-6,
 2) ペルゴレージ:ソナタ 変ロ長調,
 3) ペルゴレージ:ソナタ ト長調,
 4) モーツァルト:「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲K.265,
 5) メンデルスゾーン:カプリッチョ 嬰ヘ短調Op.5,
 6) ブラームス:間奏曲 ハ長調Op.119-3,
 7) カバレフスキー:ソナチネ Op.13-1,
 8) ショスタコーヴィチ:『24のプレリュード』Op.34より
  「イ短調」「ト長調」「ニ短調」「嬰ハ短調」「嬰ト短調」「変ロ長調」「ニ長調」
   [録音]1955年
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)

 ウェストミンスター・レーベル音源も含む、バレンボイム75歳記念BOX

 バレンボイムは近年演奏会やオペラの指揮を中心に活躍し、それはきわめて高い評価を受けていますが、彼が音楽界にデビューしたのはピアニストとしてであり、当初から卓越した演奏を聴かせていました。
 バレンボイム75歳を記念したこのBOXには、DGへのソロ作品録音だけでなく、ウェストミンスター・レーベルへの初期録音から、2015年にバレンボイムが提案し作成された新型ピアノによるアルバムからの録音も含まれています。

  【録音】1955〜2015年




イタリア・オワゾリール



482 8103
(22CD)
\11000
クリストファー・ホグウッド〜ヘンデル・レコーディングス
CD 1
「水上の音楽」 第1〜3組曲 HWV 348〜350
劇付随音楽「錬金術師」 HWV 43

エンシェント室内管弦楽団

録音: Walthamstow Town Hall, 1978年4月 (水上の音楽);
St Jude's Church, Hampstead Garden Suburb, 1980年9月 (錬金術師)
Producer: Peter Wadland
Recording engineer: John Dunkerley

CD 2
「王宮の花火の音楽」 HWV 351
二重協奏曲第1〜3番HWV 332〜334*
アリア ヘ長調 HWV 410&411

エンシェント室内管弦楽団
録音: St Jude's Church, Hampstead Garden Suburb,1980年5月 (王宮の花火の音楽, アリア);
Kingsway Hall, London,1983年10月 (二重協奏曲)
Producer: Peter Wadland
Recording engineer: John Dunkerley

CD 3
「合奏協奏曲集」 作品3(全6曲)
第1〜6番 HWV 312〜317

Appendix: organ concerto movement published by Walsh as second movement of Op. 3 no. 6
ヘンデル&ハイドン・ソサイエティー
録音: Methuen Memorial Music Hall, Massachusetts,1988年3月
Producer: Peter Wadland
Recording engineer: John Dunkerley
Recording editor: Deborah Gilbert

CD 4
イタリア語によるカンタータ集
カンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV 171
カンタータ「私の胸は騒ぐ」HWV 132b
カンタータ「アルプスの山よ」HWV 81
カンタータ「炎の間をお前は戯れに飛び交う」HWV 170

エマ・カークビー(ソプラノ)
エンシェント室内管弦楽団
ミシェル・ピゲ(オーボエ、リコーダー)
レイチェル・ベケット(リコーダー)
チャールズ・メドラム(ガンバ)
ジェーン・コー(チェロ)

録音:1984年
Recording producer: Morten Winding
Sound engineer: John Dunkerley

CD 5
女魔法使い〜ヘンデル・オペラのヒロインたち
序曲 〜「リナルド」
涙流るるままに 〜「リナルド」
序曲 〜「アルチーナ」
そなたは我が星 〜「ジューリオ・チェーザレ」
シンフォニア 〜「アマディージ」
シンフォニア〜我は君を愛す、小さき瞳よ 〜「ジューリオ・チェーザレ」
バッロ〜ミュゼット 〜「アリオダンテ」
麗しき歓び 〜「アグリッピーナ」
シンフォニア 〜「アドメート」
愛しい人に侮られ〜昏き地獄より呼び出され 〜「アマディージ」
おお残酷なルッジエーロ〜青ざめた影どもよ 〜「アルチーナ」
アダージョ 〜「ジュスティーノ」
絶望するなかれ 「ジューリオ・チェーザレ」
我が運命を嘆かん 〜「ジューリオ・チェーザレ」
メヌエット 〜「アルチーナ」

キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
エンシェント室内管弦楽団


録音: NOB Studio, Hilversum, The Netherlands,1992年7月
Artist & repertoire production: Job Maarse
Recording producer: Wilhelm Hellweg
Balance engineer: Onno Scholtze
Recording engineer: Stan Taal
Tape editor: Thijs Hoekstra

CD 6〜7
オラトリオ「復活」HWV 47

Angelo エマ・カークビー(ソプラノ)
Maddalena パトリツィア・クウェッラ(ソプラノ)
Cleofe キャロライン・ワトキンソン(アルト)
San Giovanni イアン・パートリッジ(テノール)
Lucifero デイヴィッド・トーマス(バス)

エンシェント室内管弦楽団

録音 Kingsway Hall, London,1981年3月
Producer: Peter Wadland
Engineer: John Dunkerley
Musical assistant: Nicholas McGegan

CD 8〜9
オラトリオ「エステル」 HWV 50b

Esther パトリツィア・クウェッラ(ソプラノ)
Ahasuerus アンソニー・ロルフ=ジョンソン(テノール)
Mordecai イアン・パートリッジ(テノール)
Haman デイヴィッド・トーマス(バス)
Israelite woman エマ・カークビー(ソプラノ)
1st Israelite ポール・エリオット(テノール)
2nd Israelite/Habdonah/Officer アンドリュー・キング(テノール)
Priest ドリュー・ミンター(カウンターテナー)
ウエストミンスター大聖堂少年合唱団

エンシェント室内管弦楽団
録音: St. Jude's Church, London,1984年10月
Producer: Peter Wadland
Sound engineer: John Pellowe

CD 10〜11
オラトリオ「アタリア」 HWV 52

Athalia ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
Josabeth エマ・カークビー(ソプラノ)
Joas アレッド・ジョーンズ(ボーイ・ソプラノ)
Joad ジェイムズ・ボウマン(カウンターテノール)
Mathan アンソニー・ロルフ=ジョンソン(テノール)
Abner デイヴィッド・トーマス(バス)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊(合唱指揮:エドワード・ヒギンボトム)

エンシェント室内管弦楽団
録音: St Jude's Church, London,1985年5-6月
Producer: Peter Wadland
Sound engineer: John Pellowe

CD 12〜13
オラトリオ「メサイア」 HWV 56

ジュディス・ネルソン(ソプラノ)
エマ・カークビー(ソプラノ)
キャロライン・ワトキンソン(コントラルト)
ポール・エリオット(テノール)
デイヴィッド・トーマス(バス)
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊(合唱指揮:サイモン・プレストン)
エンシェント室内管弦楽団

録音: St. Jude-on-the-Hill, London
Recording producer: Peter Wadland
Sound engineer: John Dunkerley

CD 14
劇付随音楽「アルチェステ」 HWV 45

エマ・カークビー(ソプラノ1)
ジュディス・ネルソン(ソプラノ2)
マーガレット・ケーブル(メゾ・ソプラノ)
ポール・エリオット(テノール)
デイヴィッド・トーマス(バス)
クリスティーナ・パウンド(ソプラノ)
キャスリーン・デンリー(メゾ・ソプラノ)
ロジャーズ・カヴィ=クランプ(テノール)
クリストファー・ケイト(バス)

劇付随音楽「コーマス」 HWV 44

パトリツィア・クウェッラ(ソプラノ)
マーガレット・ケーブル(メゾ・ソプラノ)
デイヴィッド・トーマス(バス)

エンシェント室内管弦楽団

録音: St Jude's, London,1979年7月 (アルチェステ) /1980年9月 (コーマス)
Producer: Peter Wadland
Executive producer (アルチェステ): Ray Ware
Engineer: John Dunkerley

CD 15〜16
ヘンデルのオラトリオ「アーチスとガラテーア」の編曲 K.566(編曲:モーツァルト)

ガラテーア リン・ドーソン(ソプラノ)
アーチス ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
ダーモン ニコ・ファン・デア・メール(テノール)
ポリュフェーム マイケル・ジョージ(バス)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

録音: Methuen Memorial Music Hall, Massachusetts,1990年4月30日-5月3日
Producer: Peter Wadland
Engineer: Jonathan Stokes, John Dunkerley
Tape editor: Timothy Bull

CD 17〜19
歌劇「リナルド」 HWV 7a

Goffredo ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
Almirena チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)
Rinaldo デヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
Eustazio ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
Argante ジェラール・フィンリー(バリトン)
Armida ルーバ・オルゴナソーワ(ソプラノ)
Mago cristiano ベジュン・メータ(カウンターテナー)
Donna アナ=マリア・リンコン(ソプラノ)
Due sirene キャサリン・ボット、アナ=マリア・リンコン(ソプラノ)
Un araldo マーク・パドモア(テノール)

エンシェント室内管弦楽団

録音: Henry Wood Hall, London, 1999年11月19-27日
Executive producer: Evans Mirageas
Recording producer: Chris Sayers
Assistant producer: Chris Hazell
Balance engineer: Jonathan Stokes
Repetiteur: Jeff Cohen
Italian language coach: Iris Dell'Acqua
Edition: David R.B. Kimbell, Barenreiter, Kassel
Score hire: Alkor-Edition-Kassel GmbH
Publisher: Barenreiter-Verlag, Kassel (CD 18 [7], [8], CD 19 [25])

CD 20〜22
歌劇「オルランド」 HWV 31

Orlando ジェームズ・ボウマン(カウンターテナー)
Angelica アーリーン・オジェー(ソプラノ)
Medoro キャサリン・ロビン(メゾ・ソプラノ)
Dorinda エマ・カークビー(ソプラノ)
Zoroastro デイヴィッド・トーマス(バス)

エンシェント室内管弦楽団
録音: Abbey Road Studios, London, 1989年3月 /1989年7月 /1990年7月
Producer: Peter Wadland
Engineer: John Dunkerley
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
エンシェント室内管弦楽団 他  
クラムシェル・ボックス仕様




<国内盤>

.

NAXOS(国内盤)



NYCC-27303-4
(2CD)
\2000+税
蜜蜂と遠雷 音楽集
【収録楽曲】(“/”以下は小説内の登場人物)
●DISC1(第1次予選〜第3次予選 演奏曲・登場順)
 ショパン:バラード第2番/高島明石
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番/
  マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
 バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番/風間塵
 バラキレフ:イスラメイ/風間塵
 ベートーヴェン:ソナタ第26番「告別」第1楽章/栄伝亜夜
 ショパン:練習曲 作品10-5「黒鍵」/高島明石
 ラフマニノフ:練習曲集『音の絵』より 作品39-6 /
  マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
 リスト:『2つの伝説』より 「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」/風間塵
 ラヴェル:ソナチネ 第1楽章/栄伝亜夜
 バルトーク:ピアノ・ソナタ 第1楽章/
  マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
 サティ:ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)/風間塵
 メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻「春の歌」/風間塵
 ドビュッシー:喜びの島/栄伝亜夜
●DISC2(ファイナル 演奏曲・登場順)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 第1楽章/キム・スジョン
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 第2楽章/フレデリック・ドゥミ
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 第1楽章/
  マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第2楽章/チョ・ハンサン
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 第1楽章/風間塵
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 第4楽章/栄伝亜夜

  *演奏家の表記は物語に沿っています。
(実際の演奏家)
ピアノ: ボリス・ギルトブルグ、
ベルント・グレムザー、
エルダー・ネボルシン、
クンウー・パイク ほか
管弦楽:
 ポーランド国立放送交響楽団、
 ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 ほか
指揮: アントニ・ヴィト ほか

 第156回直木賞を受賞した恩田陸による話題作『蜜蜂と遠雷』。
 累計販売部数50万部になろうとするこの小説は、3年毎に開催される国際ピアノコンクールを舞台に、才能ある若者たちが「音楽を競うこと」に逡巡しながらも、大切なものを掴み取っていくという物語です。
 もちろん大きなファクターとなるのは、彼らが演奏する音楽。彼らが演奏する曲を聴くことで、臨場感が増すだけでなく、この迫真の物語が現実のものとなり、全ての登場人物に拍手を贈りたくなるでしょう。
 たった一人で演奏する第1次予選から第3次予選、大人数のオーケストラと立ち向かわなくてはならないファイナルと、ストーリーに沿った選曲が物語を盛り上げます。













4/27(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

.

ACCENTUS MUSIC

ACC 30404CD
\2500→\2290
シュ・シャオメイのバッハ
 J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)

 組曲第1番ニ短調 BWV812
 組曲第2番ハ短調 BWV813
 組曲第3番ロ短調 BWV814
 組曲第4番変ホ長調 BWV815
 組曲第5番ト長調 BWV816
 組曲第6番ホ長調 BWV817
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 一音一音に魂が込められたシュ・シャオメイのバッハ、純粋にバッハの音楽を追求した「フランス組曲」

 録音:2016年5月メンデルスゾーン・ザール、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス/79’26

 ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。2016 年7 月にNHK のBS プレミアムで放映された「シュ・シャオメイの音楽と素顔&ピアノリサイタル」は大きな反響を呼びました。
 彼女は文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきましたが、そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽を奏でます。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
 今回録音されたのは、「フーガの技法」(ACC-30308CD)、「インヴェンションとシンフォニア」(ACC-30350CD)、「ゴルトベルク変奏曲」(ACC-30372CD) に続く一連のバッハ録音第4 弾となる「フランス組曲」。バッハ自身が命名したタイトルではありませんが、洗練された音楽がフランス的な香りがする優雅で親しみやすい6 曲からなる曲集。
 シュ・シャオメイは今回の録音に際して以下のような言葉を記しています。「私はこの『フランス組曲』に取り組むときに、シンプルで純粋な子どもの心を常に持つように心がけました。演奏するたびに私に訴えかけてくる言葉があります。それは音楽を解釈する上で最も難しく、また本質的なこと。“シンプルであること。これは自由を得ることを意味する。” これは20 世紀スペインの画家ジョアン・ミロの言葉です。」
 こう語るように彼女の演奏は、ただ流麗で優美な演奏ではなく、凛とした気品を漂わせ、一つ一つの音を吟味するように細部まで緻密に練り上げられた立体的な音楽作り上げています。





2015年最高の1枚ともいわれたシャオメイの「フーガの技法」


ACC 30308CD
\2500
底知れぬ深さをもつバッハの「フーガの技法」
 J.S.バッハ:フーガの技法
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 底知れぬ深さをもつバッハの「フーガの技法」“ポリフォニック芸術の頂点”に真摯に向き合ったシュ・シャオメイACCENTUS MUSICからCD 発売!

 録音:2014 年2 月メンデルスゾーン・ザール、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ/72’48

 中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。これまで数多くのアルバムがフランスのMIRARE レーベルからリリースされ、その卓越したテクニックと表現力、そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
 シュ・シャオメイは、2014 年6 月21 日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し「ゴルトベルク変奏曲」を演奏。これに先立って2014 年2 月ライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された「フーガの技法」が、この度ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSIC から発売となります。
 今回録音された「フーガの技法」は、シュ・シャオメイ自身も“ポリフォニック芸術の頂点” と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、静謐さの中に宿す抜群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。


こちらのプロモーション映像もどうぞ。どんどん惹かれていきます。
https://youtu.be/CIUTEPeS5NQ

 レコ芸2016年2月号に掲載されたレヴューが非常に的を得ていたので転載してみます。

東京都 田中秀三さん

 今年最大の収穫は、シュ・シャオメイの「フーガの技法」に尽きる。
 貴誌の月評につられ、何の先入観を持たずに、CDを聴き始め、文字通り度肝を抜かれた。
 何という力強さ、何という繊細さ、宇宙的な規模の大きさに、ただただ圧倒されるばかりだった。
 この中国人は、一体何者だろうとすぐに、同時発売のDVDの映像で「ゴルトベルク変奏曲」の演奏を視聴し、改めてその曲に対する真摯な姿勢やバッハへの限りない愛を実感できた。更に、時を同じくして発売された、自叙伝「永遠のピアノ」を読了するに至り、このフランス国籍の中国人が、あの「文化大革命」の弾圧を経験し、最後にたどり着いたのが、このバッハであったとの確信を新たにした。過酷な経験を経てDVDのドキュメンタリー映像に明らかなように、パリの郊外にある練習場で、毎日譜面を繰り返し音にする作業を通してしか、たどり着けない本物のバッハである。


彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」を25年ぶりに再録音


ACC 30372CD
\2500
シュ・シャオメイ遂にゴルトベルクを再録音
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 録音:2016年/76’24

 ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
 今回、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」を25 年ぶりに再録音しました。
 2014 年のライプツィヒ・バッハ音楽祭のライヴ映像(ACC20313) が発売されていますが、シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990 年に録音され、仏ディアパゾン誌で5 つ星を獲得した名盤(MIR048)が思い出されます。
 それから25 年後に録音された当CDでもバッハの音楽に対する深い理解と、驚くべき透明感で演奏されるピアノの音、あまたあるゴルトベルク変奏曲の演奏の中でも一際大きな魅力を備えた演奏です。
 シュ・シャオメイはこの録音に際し、老子の言葉「反は道の動なり(TheReturn is the Movement of Tao)」を例に挙げ、アリアに始まりアリアに終わるゴルトベルク変奏曲を生と死の循環と捉え、曲を聴き終えたあとに、「生」への希望を感じ取ることができるような演奏をしたいと語っています。






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BIS

BISSA 2245
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン作品集
  ストラヴィンスキーのオリジナルおよび彼自身の編曲

 (1)パストラール
 (2)「火の鳥」〜王女たちのロンド/子守歌/スケルツォ
 (3)歌劇「マヴラ」〜ロシアの歌
 (4)「ペトルーシュカ」〜ロシア舞曲
 (5)プルチネッラ組曲(全5曲)
 (6)協奏的二重奏曲
 (7)「ナイチンゲール」〜ナイチンゲールの歌/中国行進曲
 (8)ルジェ・ド・リル作曲(ストラヴィンスキー編曲):
  ラ・マルセイエーズ
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
ペーテル・ラウル(ピアノ)
 ありそうで意外にないストラヴィンスキー・ヴァイオリン曲集にグリンゴルツが挑戦!

 録音:2016年2月/ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)/60’ 48”

 SACD ハイブリッド盤。
 グリンゴルツによるストラヴィンスキーのヴァイオリン・アルバム。名ヴァイオリニストによる編曲ではなく、ストラヴィンスキーのオリジナルおよび彼自身の編曲を集めています。
 ストラヴィンスキーは弦楽器を「あまりに人声を連想させる」として好んでいませんでしたが、ヴァイオリニストのコハンスキとドゥシュキンとの出会いで彼らのためにヴァイオリン曲が産みだされました。
 「火の鳥」では「王女たちのロンド」と「子守歌」をコハンスキのために、「スケルツォ」をドゥシュキンのためにそれぞれ編曲しています。興味深いのが「プルチネッラ組曲」。1933 年にストラヴィンスキーがドゥシュキンと共作した「イタリア組曲」はしばしば演奏されますが、それではなく1925 年にコハンスキのために編曲したいわば初版。全5 曲から成り、「イタリア組曲」より技巧的でまばゆい効果を発揮します。
 グリンゴルツの技巧とつややかな音色で、ストラヴィンスキーが最初に構想していた音世界を再現してくれます。





COVIELLO CLASSICS


COV 91706
\2600
姉妹弟子が火花を散らすイザイの遺作ソナタ
 (1)イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
 (2)ヴォルフガング・マルシュナー:交響的変奏曲
 (3)同:3つのバガテル
フリーデリケ・シュタルクロフ、
ミファンウィ・エラ・ペニー
 (ヴァイオリン)
 50’ 11”

 1990 年生まれのドイツの若手女流フリーデリケ・シュタルクロフが、1984 年生まれの姉弟子ミファンウィ・エラ・ペニーと組む「デュオ・ペニー=シュタルクロフ」。ともにヴォルフガング・マルシュナーとライナー・クスマウルの門下で、21 世紀ドイツ・ヴァイオリン界を担う期待の星です。
 注目はイザイの2 つのヴァイオリンのためのソナタ。イザイといえば6 曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタが有名ですが、最晩年にヴァイオリン・デュオのためのソナタに挑戦しました。3 楽章から成る演奏時間32 分の大作。難曲揃いのイザイ作品中でもとりわけ演奏が難しい曲とされます。
 ペニーとシュタルクロフは高度な技巧もさることながら、強い緊張感あふれる演奏で聴かせます。恩師マルシュナーがふたりのために作曲した「交響的変奏曲」も聴きものです。




DAPHNE


DAPHNE 1058
\2600
ヴェスト・ペッテション・ムーリーン、J.S.バッハ
 J.S.バッハ:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ト短調 BWV.1034
   (原曲:ホ短調)
  フルートと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 BWV.1034
   (原曲:ホ長調)
  フルートとチェンバロのためのソナタ ト長調 BWV.1031
   (原曲:変ホ長調)
  フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032
  フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
ヴェスト・ペッテション・ムーリーン
 〔クリスティーネ・ヴェスト(リコーダー)、
  スティーナ・ペッテション(バロック・チェロ)、
  マルクス・ムーリーン(チェンバロ)〕
 ヴェスト・ペッテション・ムーリーンは、ストックホルムの王立音楽大学で学んだ3人の音楽家たちによって結成されたアンサンブル。
 リコーダーのクリスティーネ・ヴェストは2016年にDaphneレーベルからデビュー・アルバム「リコーダー」(DAPHNE 1055)を発表し高い評価を得ています。

 2015年6月22日−26日の録音。




EUTERPE MUSICA


EMCD 1619
\2600
秘密の彼方に
 アイヴズ:
  ピアノ・ソナタ第2番
   《マサチューセッツ州コンコード、1840年−1860年》
 ブーレーズ:フルートとピアノのためのソナティナ
インゲマル・フリデル(ピアノ)
アンデシュ・ユンガル=シャプロン(フルート)
 インゲマル・フリデル(1949−)は、スウェーデン、ルンド大学の教授。コンサートピアニストとして、ショパン、シューベルト、ラフマニノフ、ガーシュウィンを弾いたアルバム『Rhapsody of Piano Delights』(EMCD1114)を録音しています。
 ウォールデン・ポンドのほとりにたたずむソローをイメージしたとされる「コンコード・ソナタ」終楽章のフルートと、ブーレーズの初期の作品のひとつ《フルートとピアノのためのソナティナ》を担当するアンデシュ・ユンガル=シャプロンは、フリデルと一緒に「デュオ・コンコルド」としてスウェーデン、フランス、南アメリカでコンサートを行っています。




FOOTPRINT


FRCD 091
\2600
ラフマニノフ:晩祷 Op.37 ウプサラ大学室内合唱団
ステファン・パークマン(指揮)
アンニカ・ヒュダーク(メゾ・ソプラノ)
パトリック・ヴァリーン(テノール)
 1957年に創設されたスウェーデンのウプサラ大学室内合唱団は、エーリク・エーリクソンが初代芸術監督を務めた歴史ある合唱団。
 この2016年3月のレコーディングでは、デンマーク放送合唱団、スウェーデン放送合唱団などの指揮者を歴任し、2014年からはケルンWDR放送合唱団の首席指揮者を務めるステファン・パークマンが、ラフマニノフの傑作「晩祷」を指揮しています。

 2016年3月4日−6日の録音。
 

FRCD 088
\2600
北風よ、目覚めよ ストックホルム音楽高等学校室内合唱団
ヘレーネ・ストゥーレボリ(指揮)
 ミンドゥス:開始の歌/
 ラウタヴァーラ:クレド/
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム:どうかあの方が、その口のくちづけをもって/
 ステーンハンマル:スルタンの宮殿の庭で/
 オスカル・リンドベリ:君の瞳は星のきらめき/
 フォルデ:結婚行進曲/
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム:夜が明け、影が闇にまぎれる前に/
 フレードリク・シクステン:全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ/
 ニューステット:おお十字架よ/
 クヴェルノ:めでたし海の星/
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム:北風よ、目覚めよ/
 マルムフォシュ:シダレヤナギ/
 ヤイロ:北極光/
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム:あの人が左の腕を/
 レーンクヴィスト:夜の安らぎが訪れ/
 ステーンハンマル:九月/
 ユーハンソン:嵐はわれらの年月をさっと追い払って/
 ペーデシェン&ソンメッロ:ヴァルソイフィヨルドの結婚行進曲
 ストックホルム音楽高等学校室内合唱団は、1989年、聖ヤコブ教会室内合唱団の指揮者を務めるゲーリー・グレーデンが創設、2002年にヘレーネ・ストゥーレボリが指揮を引き継ぎました。
 アルバム『北風よ、目覚めよ』では、アルバムのタイトルに採った曲を含むスヴェン=ダーヴィド・サンドストレム「4つの愛の歌」の4曲を中心に、40名の団員が「大好きだから歌いたい」と選んだスウェーデン、フィンランド、ノルウェーの「目覚めの歌」が18曲歌われます。
 

FRCD 090
\2600
暗闇の声
 ダニエル・ベルツ:
  声のする暗闇の中で(混声合唱のための)
  響きの歌(バリトンとピアノのための)
エーリク・エーリクソン室内合唱団
フレードリク・マルムベリ(指揮)
フレードリク・セッテシュトレム(バリトン)
トマス・シュバク(ピアノ)
 幅広いジャンルに作曲するダニエル・ベルツが、近年、創作の中心とする「人の声」のための音楽から、スウェーデンの詩人ヨーラン・ソンネヴィの詩をテクストとする2つの作品。
 「声のする暗闇の中で」は、フレードリク・マルムベリとエーリク・エーリクソン室内合唱団のために作曲され、苦悩、肉欲、愛、兄弟愛、消滅といった深い感情を呼び起こす内容の詩が歌われます。
 

FRCD 093
\2600
明き星、輝き ヘーランダ室内合唱団
ダーヴィド・ムーリーン(指揮)
 シェーレル(ヤン=オーケ・ヒッレルード編曲):たくさんのキャンドルに灯がともった/
 フランス伝承曲(ヤン=オーケ・ヒッレルード編曲):来たれ、エマヌエル/
 ビーブル:アヴェ・マリア/
 シベリウス(セーデルベリ=オッレテーグ編曲):クリスマスの歌/
 ヒリヤー:かほど美徳のあるバラは/
 スウェーデン伝承曲(オールソン編曲):昔のクリスマスの歌「神の御子が生まれた」/
 プーランク:おお、大いなる神秘/
 ヤイロ:一輪のばらが咲いた/
 伝承曲「ピエ・カンツィオーネス」(ジェンキンズ編曲):喜べ/
 ローリドセン:おお、大いなる神秘/
 コルネリウス:三人の王が/
 シーグルビョルンソン:お聞きください、天の創り主よ/
 伝承曲:甘き喜びのうちに/
 タリス:光より生まれし光よ/
 アイルランド伝承曲(ラター編曲):ウェクスフォード・キャロル/
 アダン:クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」/
 グルーバー(ヴィーカンデル編曲):きよしこの夜
 ヘーランダ室内合唱団は、2007年、ヨーテボリのヘーランダ教会の音楽家を務めるダーヴィド・ムーリーンにより創設されました。
 ムーリーンは、1994年から1998年までヨーテボリ大学の音楽学校で学び、ヨーテボリ室内合唱団とサイモン・フィップス・ヴォーカルアンサンブル(現、スウェーデン室内合唱団)で歌い、2001年のクラクフ国際合唱コンペティションで最優秀指揮者に選ばれています。
 スウェーデンからフランス、イングランドを経てアイスランド、オーストリアへの「クリスマスの旅」。ヘーランダ室内合唱団のデビュー・アルバムです。



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GLOBE



GLO 5265
\2500→\2290
ただものじゃない・・・アントワネット・ローマン
 ファンタジア・ムジカ 〜 17世紀の知られざるヴァイオリン作品集
アントワネット・ローマン(ヴァイオリン)
フロール・ムジクス
 ウルリヒ・ヨハン・フォイクト:ヴァイオリン・ソナタ
 ヨハネス・シェンク:カプリッチョ Op.7-12(世界初録音)
 ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ:写本726より ソナタ第90番
 ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第3番
 ヨハネス・シェンク:ファンタジア Op.7-13(世界初録音)
 ヨハン・バール:作品1より ヴァイオリン・ソナタ
 ヨハン・ヤコプ・ヴァルター:ケリュスの園第1番(世界初録音)
 イグナツィオ・アルベルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ第7番
 オランダの名女流奏者が弾く17世紀の知られざるヴァイオリン作品集

 アントワネット・ローマンは、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でヴァイオリン、ヴィオラ、ヒストリカル・ヴァイオリンを学び、フリーランスの演奏家として多くの古楽アンサンブル、オーケストラで演奏(オランダ・バッハ協会の2008年来日公演などにも参加)してきたオランダの女流ヴァイオリニスト。
 ローマンが2008年に設立したピリオド・アンサンブル"フロール・ムジクス(Furor Musicus)"とともに、ドイツとオーストリアで出版された17世紀の知られざるヴァイオリン音楽を優れた技術と表現力で演奏します。

 録音:2014年8月、オランダ




 ただの編曲というより、バッハという霊感を受けてローマンが再創造したかのような独特の世界。
 このひとただものではない・・・


Edition Lilac
110910-2
\2800

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
 J.S. バッハ:弦楽のための復元&編曲集

管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV 1067 (A. ローマンによるイ短調復元版)
前奏曲とフーガ ニ短調 BWV 539 - フーガ (A. ローマンによるイ短調編曲版)
ヴィオラ協奏曲 変ホ長調 (A. ローマンによるBWV 1053, 169と49からの復元版)
ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 (抜粋)(A. ローマンによる管弦楽編)
 Overture
 Variatio 7. a 1 o vero 2 Clav.
 Variatio 21. Canone alla Settima. a 1 Clav.
 Variatio 25. a 2 Clav.
 Variatio 28. a 2 Clav.
 Aria
編曲 : アントワネット・ローマン - Antoinette Lohmann
フロール・ムジクス - Furor Musicus
アントワネット・ローマン - Antoinette Lohmann (指揮)








LAWO CLASSICS


LWC 1124
(3CD/特別価格)
\5000
ヤナーチェク:クロイツェル・ソナタ
 CD1:
  ヤナーチェク(テリエ・トンネセン編):
   弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
    (弦楽オーケストラ版)
   弦楽四重奏曲第2番《内緒の手紙》(弦楽オーケストラ版)
 CD2:
  レオ・トルストイ《クロイツェル・ソナタ》
   (音楽付朗読劇・英語版)
    (ベートーヴェン:《クロイツェル・ソナタ》抜粋*)
 CD3:
  レオ・トルストイ《クロイツェル・ソナタ》
   (音楽付朗読劇・ノルウェー語版)
    (ベートーヴェン:《クロイツェル・ソナタ》抜粋*)
ノルウェー室内管弦楽団
テリエ・トンネセン(ヴァイオリン、リーダー)
テオドル・ヤンソン(語り)
ヨン・イェスメ(ヴァイオリン)*
イングリ・アンスネス(ピアノ)*
 弦楽オーケストラ版!ヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ

 ノルウェー室内管弦楽団と芸術監督テリエ・トンネセンの新作は、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲。
 《クロイツェル・ソナタ》と《内緒の手紙》の曲が、カメラータ・ノルディカと録音したベートーヴェンの後期四重奏曲と同様、トンネセン自身が弦楽オーケストラ用に編曲した版で演奏されます。
 CD2とCD3にはトルストイの小説『クロイツェル・ソナタ』を「音楽付朗読劇」として収録。演出家、作家としてさまざまな劇のプロダクションに携わってきたテオドル・ヤンソンが、トルストイの作品を英語とノルウェー語の訳で朗読、ベートーヴェンの《クロイツェル・ソナタ》から抜粋した音楽を、ノルウェー室内管弦楽団のヴァイオリニスト、ヨン・イェスメと、ノルウェーのピアニスト、イングリ・アンスネスが演奏しています。

 録音:2014年6月4日−7日、ヤコブ文化教会(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 
LWC 1111
\2500
《モーツァルトをささやいて》 〜
 モーツァルト:歌曲集

 夢のなかの面影 K.530/春へのあこがれ K.596/
 別れの歌 K.519/偽りの世 K.474/
 クローエに寄す K.524/おお、聖なる絆 K.148/125h/
 ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.523/
 ラウラに寄せる夕べの想い K.523/
 ドイツ語の小カンタータ K.619/すみれ K.476/歓喜に寄す K.53/47e/
 私は私の道を K.290/240c/
 さあ、陽気にやろう(ジングシュピール《ツァイーデ》K.344/336b より)/
 満足 K.349/367a/魔術師 K.472/
 孤独に K.391/340b/偉人たちの栄光に感謝せよ K.392/340a/
 ひそかなる愛 K.150/125e/春の初めに K.597/
 ダフネよ、汝がばら色の頬を K.53/46c/
 来たれ、いとしのツィター K.351/367b
マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾソプラノ)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)  
 「美しさ、情緒、悲しみ、メランコリー、ドラマ。素朴な発想のモーツァルトの歌曲にはコンサートホールや大広間ではない小さな集まりが似合っている……」。
 鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンの「モーツァルト:レクイエム」での名唱でも知られるノルウェーの名歌手、マリアンネ・ベアーテ・キーラント(シェラン)が「ささやく」ように歌うモーツァルト。

 録音:2014年3月8日−11日、ヴォーガン教会(ロフォーテン、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz




MUSICA FICTA



MF 8027
\2600
ミシェル・ランベール(c.1610−1696)と
 セバスチャン・ル・カミュ(c.1610−1677)
  エール・ド・クール
イル・フェスティーノ
 〔ダグマル・シャシュコヴァー(ソプラノ)、
 バルバラ・クーサ(ソプラノ)、
 フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オートコントル)、
 フランチスコ・ハビエル・マニャリチュ(テノール、ヴィオール)、
 アルノー・リシャール(バス)、
 マヌエル・デ・グランヘ(リュート、テオルボ、ディレクター)、他〕
 チリ生まれのリュート&ギター奏者マヌエル・デ・グランヘ(グランジュ)が2009年に設立したピリオド・アンサンブル、"イル・フェスティーノ"のサード・アルバム。
 チリ、フランス、チェコなど多国籍のメンバーによる声楽&器楽の精緻な演奏で、ルイ14世の治世下で重要な作曲家として活躍したミシェル・ランベール(c.1610−1696)とセバスチャン・ル・カミュ(c.1610−1677)のエール・ド・クール(フランスで流行した世俗歌曲)集を歌う。

 録音:2016年7月4日−7日、フランス




MUSIQUES SUISSES



MGBCD 6290
\2600
スイスの才女、キアーラ・エンデルレのブロッホ!

 ブロッホ:チェロのための室内楽作品集

 ユダヤ人の生活より/無伴奏チェロ組曲第1番/
 無伴奏チェロ組曲第2番/無伴奏チェロ組曲第3番/
 ヘブライ瞑想曲/3つの夜想曲
キアーラ・エンデルレ(チェロ)
マティアス・エンデルレ(ヴァイオリン)
坂上博子(ピアノ)
 
 ☆ 父はカルミナSQの第1ヴァイオリン、母は同じくカルミナSQのヴィオラというサラブレッド!
 ☆ 2017年夏にはルツェルン音楽祭へのデビューが控えており、さらなる活躍に期待がかかります!

 スイス出身の大作曲家ブロッホのチェロのための音楽を奏でるキアーラ・エンデルレは、カルミナ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者マティアス・エンデルレとヴィオラ奏者ウェンディ・チャンプニーを両親に持つスイスの才女。
 ワルシャワのルトスワフスキ国際チェロ・コンクールで第1位に輝き、ロンドンではピエール・フルニエ賞を受賞。2017年の夏にはルツェルン音楽祭へのデビューを控えている注目の若きチェリストである。
 父マティアスと1987年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの優勝者、坂上博子とのアンサンブルでも、その豊かな才能と将来性を存分に披露してくれている。

 2016年11月22日−24日の録音。






PAVANE



ADW 7585
\2600
マヤ・レヴィ(ヴァイオリン)
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集

 ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
マヤ・レヴィ(ヴァイオリン)
マシュー・イドムタル(ピアノ)
 マヤ・レヴィは、ノエ・乾の後任として新生「トリオ・カルロ・ファン・ネスト」のヴァイオリニストを務める1997年生まれの若きヴァイオリン奏者。2013年からデュオを組み、2017年にはベルギーの音楽祭でスーパーノヴァ賞(Supernova laureate 2017)を受賞したマヤ・レヴィとマシュー・イドムタルとのデュオによるファースト・レコーディングは、グリーグのヴァイオリン・ソナタ全集。
 使用楽器は、エンリコ・チェルティ1851年クレモナ製のヴァイオリンと、スタインウェイ B-211のピアノ。

 録音:2016年10月12日−13日、ベルギー



 今回のアルバム、こちらで少し聴けます!


 ベートーヴェンのロマンスの動画も見つけました。
https://youtu.be/Ba9TdhWCtWQ






PHAEDRA


PH 292036
\2600
愛の春 〜
 ロベルト&クララ・シューマン:歌曲とデュエット集

  ロベルト・シューマン:悲劇 Op.64-3
  ロベルト&クララ・シューマン:愛の春 Op.37
  ロベルト・シューマン:4つの二重唱曲 Op.34
  クララ・シューマン:6つの歌曲 Op.13
  ロベルト・シューマン:4つの二重唱曲 Op.78
リースベト・ドフォス(ソプラノ)
ペーター・ハイスベルトセン(テノール)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
 オペラ、オラトリオ、リサイタルと活動を広げているベルギーのソプラノ歌手、リースベト・ドフォスと、2012年のスヘルトーヘンボス国際声楽コンクールで見事3つの賞に輝いたオランダのテノール、ペーター・ハイスベルトセン。
 二人の優れた若きシンガーが、シューマン夫妻共作で作り上げたリュッケルトの愛の詩に基づく歌曲集「愛の春」を歌う。

 録音:2016年7月4日−7日、アントワープ




TACTUS



TC 672290
(2CD/新装再発売)
\5000
ヴィヴァルディのスペシャリストたち、
 サルデッリ&モード・アンティクオの名演が新装復活!

  ヴィヴァルディ:オラトリオ《勝利のユディータ》

バーバラ・ディ・カストリ(ユディータ)
ルチア・スチャンニマニコ(ホロフェルネス)
ニッキ・ケネディ(ヴァガウス)
アレッサンドラ・ロッシ(アブラ)
ロウェーナ・アンケテル(ウジヤ)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)
モード・アンティクオ、イタリア室内合唱団

 ヴィヴァルディはその生涯に3つのオラトリオ(「パロの神モーセ」「勝利のユディータ」「東方の三博士の礼拝」)を書いているが、「パロの神モーセ」「東方の三博士の礼拝」はスコアが消失しており、現在聴くことのできる唯一のオラトリオがこの「勝利のユディータ」である。
 1716年に作曲されたこの作品は、ヴェネツィアとトルコ人との戦争を愛国的な立場で描いたもので、合唱をはさみながら、レチタティーヴォとアリアが交替していく構成で作曲されている。
 モード・アンティクオはピリオド楽器によるアンサンブル。イタリアのアンサンブルらしく溌剌とした演奏を聴かせる。独唱者の表現力、テクニックも特筆もの。







<メジャー・レーベル>
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DECCA



4832150
\2300→\2090
《アシュケナージ/J.S.バッハ:フランス組曲》
 J.S.バッハ:フランス組曲
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)

 80歳記念!温かな響きに満ち溢れたマエストロのバッハ最新録音。

 7/6に80歳の誕生日を迎えるアシュケナージの最新録音は、待望のフランス組曲。
 今や録音でしか聴けなくなったアシュケナージのピアノ・ソロ演奏です。
 通常2枚組でリリースされることが多い「フランス組曲」が1枚に収録されています。

  録音:2017年 サフォーク、ポットンホール
















4/26(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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DELPHIAN



DCD 34194
\2400→\2190

新世代バロック・ヴァイオリニストの旗手ボヤン・チチッチ
 ヘンデルと同時代にロンドンで活躍し、後にワイン商へとに転身し大成功した
  カルボネッリ:ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集

  ソナタ第1番
  ソナタ第2番
  ソナタ第3番(世界初録音)
  ソナタ第4番(世界初録音)
  ソナタ第5番(世界初録音)
  ソナタ第6番

ボヤン・チチッチ(バロック・ヴァイオリン)
イリュリア・コンソート
 〔スザンヌ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール)、
  デイヴィッド・ミラー
   (テオルボ、アーチリュート、
    バロック・ギター)、
  スティーヴン・ディヴァイン
   (ハープシコード、オルガン)〕

 古楽界のライジング・スター、ボヤン・チチッチ!18世紀イタリアの偉才、カルボネッリの傑作ソナタ!

 レイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックを筆頭に、フロリレジウムやエンシェント室内管弦楽団、EUバロック管弦楽団の中心メンバーとして活躍する古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。
 17〜18世紀の知られざる音楽を探究するために自身が結成したピリオド・アンサンブル、イリュリア・コンソートとの初録音は、18世紀のコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・ステーファノ・カルボネッリ(1694−1773)の「室内ソナタ集」!
 ローマでコレッリに師事したとの説もあるカルボネッリは、ヘンデルと同じ時代にロンドンで活躍したイタリア、リヴォルノ出身の音楽家。渡英後は、ドルーリー・レーンの王立劇場管弦楽団のリーダーを務め、ラトランド第3侯爵ジョン・マナーズの庇護の下、この「室内ソナタ」に代表される魅力的な作品を世に送り出している。その後、カルボネッリは音楽家からワイン商(!)へと華麗に転身し、英国王室御用達として大成功を収めたという。
 約200年もの間、音楽史の陰に隠れていたカルボネッリの「室内ソナタ」は、ポスト・コレッリ世代の確かな足跡が刻まれた秀作であり、中でも「ソナタ第6番」の「第3楽章 〜 アリア」の旋律美は絶品です。
 音楽家、ワイン商として名声を築いた偉才カルボネッリの傑作で、ボヤン・チチッチとイリュリア・コンソートが堂々たるデビューを果たします!乞うご期待!

 バロック・ヴァイオリン/フランチェスコ・ルジェリ1680年頃製作
 ※録音:2016年6月2日−26日、聖マーティン教会(ニューベリー、イギリス)




カルボネッリ:ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ第1番より。

https://youtu.be/ZdltPcrxZME

こちらは2分ほどのメイキング・ビデオ。

https://youtu.be/hRRoeXoF3wU








  LINN



CKD 538
\2500
オールドバラ・ストリングス&ウィンズ!
 第2弾はリヒャルト・シュトラウス!

  R.シュトラウス:
   メタモルフォーゼン TrV.290*
   セレナード変ホ長調 Op.7†
   管楽器のための交響曲《楽しい仕事場》TrV.291†
オールドバラ・ウィンズ†
ニコラス・ダニエル(ディレクター)†
オールドバラ・ストリングス*
マルクス・ダウナート(ディレクター)*
 「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」の弦楽アンサンブルと管楽アンサンブル!
 第2弾は、リヒャルト・シュトラウスの弦楽器&管楽器(吹奏楽)のための名作!

 オールドバラ・ウィンズとオールドバラ・ストリングスは、ベンジャミン・ブリテンとピーター・ピアーズが創設した、非常にハイレヴェルな講座として知られる教育プログラム「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」によるアンサンブル。
 「ブリテンのセレナーデ(CKD 478)」で高い水準の演奏を聴かせてくれたオールドバラ・ストリングスのアルバム第2弾は、リヒャルト・シュトラウスが書いた弦楽器のための「メタモルフォーゼン(変容)」と、管楽器のための「セレナード(13管楽器のためのセレナード)」、「管楽器(吹奏楽)のための交響曲」。
 マーラー室内管のリーダーを務めたマルクス・ダウナートと名オーボエ奏者ニコラス・ダニエルがディレクターを、ナッシュ・アンサンブルの主力メンバーであるリチャード・ワトキンスが金管指導、リチャード・ホスフォードが木管指導を務めるなど、世界的な名手たちが牽引するR.シュトラウスのアンサンブル作品。弦楽器奏者、管楽器奏者、そして吹奏楽関係者も注目!

 録音:2015年4月3日−5日、スネイプ・モルティングス(サフォーク、イギリス)




DUX


DUX 1206
\2400
ベートーヴェン(1770-1827):
  チェロとピアノのためのソナタ第4番ハ長調 Op.102 No.1(1815)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.40(1934)
リュウ・ジェジュン(1970-):
  チェロとピアノのためのソナタ第1番(2011)
チェ・チュヨン(チェロ)
マレク・シュレゼル(ピアノ)
 リュウ・ジェジュンは韓国の作曲家。チェ・チュヨンは韓国のチェロ奏者。
 

DUX 1244
\2400
ペンデレツキ(1933-):室内楽作品集 Vol.2 チェロ独奏・合奏のための作品集
  ジークフリート・パルムのための奇想曲(無伴奏チェロのための;1968)
  無伴奏チェロのためのカデンツァ(1983-1984、
   原曲:無伴奏ヴィオラのための/ヤコプ・シュパーン(1983-)編曲)
  スラヴァのために(無伴奏チェロのための;1985-1986)
  無伴奏チェロ組曲(1994-2013)
  3つのチェロのためのセレナード(2008)
  ヴィオロンチェロ・トターレ(無伴奏チェロのための;2011)
  ポーランド・レクイエム から アニュス・デイ(8つのチェロのための版;2008)
  ヨハネ・パウロ2世を記念するシャコンヌ(6つのチェロのための;2015)
ヤコプ・シュパーン、
イザベラ・ブホフスカ、
トマシュ・ダロフ、
ヤン・カリノフスキ、
マルタ・コルビキェヴィチ、
ラファウ・クフャトコフスキ、
ミコワイ・パウォシュ、
ベアタ・ウルバネク=カリノフスカ(チェロ)
 

DUX 1282
\2400
ショパン(1810-1849):歌曲集
  リトアニアの歌/酒宴/乙女の願い/私の愛しい人/魔力(魅惑)
  ドゥムカ/彼女の好きな場所/私の見えない所へ/素敵な男の子
  マズルカ(ヴァーツラフ・ハンカのアルバムから)/戦士/使者
  悲しみの川/あるべきものなく/春/指輪/挽歌−木の葉は舞い落ちて
  花婿/二人の死/十字を負いし山より(メロディ)

エルジビェタ・ノヴォタルスカ=レシニャク、
ユスティナ・レチェニェディ(ソプラノ)
マルチン・ブロニコフスキ(バリトン)
ブワジェイ・クフャトコフスキ(ピアノ)

 

DUX 1295
\2400
〔再案内〕
クシシュトフ・バツレフスキ(1950-):クリスマス・キャロル集
  合唱と器楽アンサンブルのためのポーランド語等のクリスマス・キャロル(全21曲)
カメラータ・シレジア(カトヴィツェ市シンガーズ・アンサンブル)
イクステンポア・アンサンブル
ポーランド国立放送交響楽団員
アンナ・ショスタク(指揮)
 

DUX 1298
\2400
メイド・イン・ポーランド 弦楽のためのポーランド音楽
 ダヴィト・ルボヴィチ(1981-):
  ヤノシクの死に寄せるバラッド(即興する弦楽四重奏と弦楽合奏のための;2012)(*)
 カロル・シマノフスキ(1882-1937)/リチャード・トグネッティ(1965-)編曲:
  弦楽四重奏曲第2番 Op.56(1927/弦楽合奏版)
 カロル・シマノフスキ/パヴェウ・コハンスキ(1887-1934)/
  クリスティアン・ダノヴィチ(1983-)編曲:
  バレエ「ハルナシェ」Op.55(1931)より 高地の舞曲(弦楽合奏版;2016)
 クシシュトフ・レンチョフスキ(1986-):
  イワヴァ [Ilawa] (即興する弦楽四重奏と弦楽合奏のための;2009)(*)
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):弦楽合奏のための協奏曲(1948)
 クシシュトフ・レンチョフスキ:
  ナミスウォヴャク [Namyslowiak]
   (即興する弦楽四重奏と弦楽合奏のための;2016)(*)
 ミコワイ・グレツキ(1978-):
  ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏夜想曲 [Concerto-Notturno] (2000)(+)
アトム弦楽四重奏団(*)
レオポルディウム室内管弦楽団
クリスティアン・ダノヴィチ(ヴァイオリン(+)、コンサートマスター)
 

DUX 1320
\2400
〔再案内〕
アレンスキー(1861-1906):
  ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32(1894)
  ピアノ三重奏曲第2番ヘ短調 Op.73(1905)
ヴィウコミルスキ三重奏団
 ツェリナ・コツ(ヴァイオリン)
 マチェイ・クワコフスキ(チェロ)
 ウーカシュ・トレプチンスキ(ピアノ)
 

DUX 1327/1328
(2CD)
\4000
フェリクス・ノヴォヴィウィスキ(1877-1946):
  オラトリオ「クオ・ヴァディス」

   (ソプラノ、バリトン、バス、合唱、オルガンと管弦楽のための;1907)
アレクサンドラ・クルザク(ソプラノ)
アルトゥル・ルチンスキ(バリトン)
ラファウ・シヴェク(バス)
グレツキ室内合唱団
オルシュティン・ヴァルミア=マズリ・フィルハーモニー管弦楽団
アルカデュシュ:ビャリク(オルガン)
ピョトル・スーコフスキ(指揮)
 

DUX 1333
\2400
フルート・リフレクションズ フルートと弦楽合奏のための音楽
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  2つのフルート、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV.533
 ベルリオーズ(1803-1869)/ヴィエスワウ・シフィデルスキ編曲:
  オラトリオ「キリストの幼時」Op.25 より
   2つのフルートと弦楽合奏のための三重奏曲
    (2つのフルートと弦楽合奏のための版)
 ヴィヴァルディ:
  フルート、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲「ごしきひわ」Op.10 No.3 RV.428
 ヤヌシュ・ビェレツキ:2つのフルートと弦楽合奏のための協奏曲
 ヴィヴァルディ:
  2つのフルート、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲ト短調 RV.103
ウーカシュ・ドゥーゴシュ、
アガラ・キェラル=ドゥーゴシュ(フルート)
ウォムジャ・ヴィトルト・ルトスワフスキ室内フィルハーモニー
ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指揮)
 

DUX 1336
\2400
ファンタシア・イベリカ
 マチェイ・スタシェフスキとスペイン、ポルトガルの作曲家によるギター作品集
 マチェイ・スタシェフスキ(1984-):
  インボカシオン [Invocacion] (召喚)(10弦ギターのための;2016)
 アントン・ガルシア・アブリル(1933-):ギターのための2つの歌(2010)
   白い花咲く春に [Por la Primavera blanca]
   風の通り道に [Por los senderos del aire]
 カルロス・スリナッチ(1915-1997):ギターのためのソナティナ(1959)
 ジュアン(フアン)・マネン(1883-1971):
  ギターのための幻想ソナタ Op.A-22(1930)
 マチェイ・スタシェフスキ:アルカサル [Alcazar] (ギターのための;2015)
 フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):ギターのためのソナティナ(1974)
 レヒノ・サインス・デ・ラ・マサ(1896-1981):
  ソレア [Solea](ギターのための;1976)
 マチェイ・スタシェフスキ:
  ソニトゥス・ノクティス [Sonitus Noctis] (夜の音)(ギターのための;2004)
マチェイ・スタシェフスキ(ギター)
 

DUX 1337
\2400
J・S・バッハ、W・F・バッハ、モーツァルト:2台のチェンバロのための作品集
 J・S・バッハ(1685-1750):
  2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調 BWV 1061(1733-1734)
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
  2台のチェンバロのためのソナタ ヘ長調 F.10(1773頃)
 モーツァルト(1756-1791):
  2台のチェンバロのためのソナタ ニ長調 K.448/375a(1781)
加藤まり子、
エルジビェタ・ステファンスカ(チェンバロ)
 

DUX 1341
\2400
アトム・アコーディオン・クインテット
 ミコワイ・マイクシャク(1983-):up2U(アコーディオンと弦楽四重奏のための)
 ピョトル・ヴルベル(1977-):Suita 3-5-7(アコーディオンと弦楽四重奏のための)
 クシシュトフ・レンチョフスキ(1986-):
  アトム・アコーディオン・クインテット(アコーディオンと弦楽四重奏のための)
 ニコラ・コウォジェイチク(1986-):
  サブリミナル・フォーク組曲 [Subliminal Folk Suite]
   (アコーディオンと弦楽四重奏のための)
ラファウ・グジョンカ(アコーディオン)
アトム弦楽四重奏団
 

DUX 1343
\2400
マルティン・パルメリ(1965-):
  マニフィカト(ソプラノ、メゾソプラノ、混声合唱、バンドネオン、ピアノと
   弦楽合奏のための)
アレクサンドラ・トゥラルスカ(ソプラノ)
アガタ・シュミット(メゾソプラノ)
アストロラビウム合唱団
マリオ・ステファノ・ピエトロダルキ(バンドネオン)
カペッラ・ビドゴスティエンシス(弦楽合奏)
マルティン・パルメリ(ピアノ)
キンガ・リトフスカ(指揮)
マルティン・パルメリはアルゼンチンの作曲家。
 


DUX 1344
\2400
ペンデレツキ(1933-):
  ヴィオラ協奏曲(サクソフォン版;2015)(*)
  ヴァイオリン協奏曲第2番「メタモルフォーゼン」(1995)(+)
パヴェウ・グスナル(サクソフォン(*))
セルゲイ・クリロフ(ヴァイオリン(+))
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
クシシュトフ・ペンデレツキ、
マチェイ・トヴォレク(指揮)
 


DUX 1345
\2400
ペンデレツキ(1933-):
  ヴァイオリン、ヴィオラ(またはチェロ)と管弦楽のための二重協奏曲(2012)(*)
  ピアノ協奏曲「復活」(2001-2002、改訂:2007)(+)
  トランペット協奏曲(2015)(#)
ヤクプ・ハウファ(ヴァイオリン(*))
マルツェル・マルコフスキ(チェロ(*))
シモン・ネーリング(ピアノ(+))
アレクサンデル・コブス(トランペット(#))
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
クシシュトフ・ペンデレツキ、
マチェイ・トヴォレク(指揮)
 

DUX 1347
\2400
カロル・ラートハウス(1895-1954):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 Op.14(1925)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 Op.43(1937)
  ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.27(1929)
カロリナ・ピョントコフスカ=ノヴィツカ(ヴァイオリン)
ボグミワ・ヴェレトカ=バイドル(ピアノ)
 カロル・ラートハウスはオーストリア=ハンガリー帝国のタルノーポル(現ウクライナのテルノーピリ)に生まれたユダヤ系の作曲家。フランツ・シュレーカー(1878-1934)に師事。ナチスの台頭を避け最終的にアメリカ合衆国に移住。
 数多くの管弦楽・室内楽・独奏器楽作品の他、映画音楽でも活躍しました。
 

DUX 1349
\2400
リスト三部作 Vol.1
 ショパン(1810-1849):
  ピアノのためのスケルツォ第1番ロ短調 Op.20
  ピアノのためのスケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
  ピアノのためのスケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
  ピアノのためのスケルツォ第4番ホ長調 Op.54
  ピアノのためのマズルカ イ短調 Op.17 No.4
 リスト(1811-1886):
  悲しみのゴンドラ 第2版(ピアノのための)S.200-2
  ピアノのための超絶技巧練習曲集 S.139 から
   第1番ハ長調「前奏曲」/第2番イ短調/第3番ヘ長調「風景」
   第4番ニ短調「マゼッパ」
セバスティアン・デュピュイ(ピアノ)
 シリーズの第1作。リストよりショパンの作品のほうが長時間収められています。
 セバスティアン・デュピュイは1983年ベルギーのブリュッセルに生まれ、ブリュッセル王立音楽院でジャン=クロード・ヴァンデン・エインデンに師事したピアニスト。2013年以来2017年現在スイスを本拠に活動しています。
 


DUX 1350
\2400
〔再案内〕
ショパン(1810-1849):
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
  ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(+)
シモン・ネーリング(ピアノ)
シンフォニエッタ・クラコヴィア
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮(*))
ユレク・ディバウ(指揮(+))
 シモン・ネーリングは1995年ポーランドのクラクフに生まれ、2017年現在ビドゴシュチ音楽アカデミーでステファン・ヴォイタスに師事しているピアニスト。
 2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールにてインターネット投票による聴衆賞を受賞しました。
 【プロモーション・ビデオ】
 


DUX 1352
\2400
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
  ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲変ホ長調 Op.15
   (1805頃)(*)
エマヌエル・カニア(1827-1887):
  ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲ト短調(1867)
ラファウ・ウーカシェフスキ(ピアノ)
エヴァ・アンドルシュキェヴィチ(ヴァイオリン)
ダリュシュ・ヴォウチク(ヴィオラ(*))
ミロスワフ・マコフウスキ(チェロ)
 ポーランドの室内楽作品。エルスネルはショパンの師。カニアはポーランドにおけるショパンの音楽の紹介・批評の第一人者でもありました。



古楽器によるショパンとエルスネルのピアノ三重奏曲

PROFIL
PH 16069
\2500→\2290
古楽器によるショパンとエルスネルのピアノ三重奏曲!
 (1)ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
 (2)エルスネル:ピアノ三重奏曲変ロ長調
トリオ・マルゴー
 【荒木紅(フォルテピアノ)、
  クリストフ・ハイデマン(ヴァイオリン)、
  マルティン・ゼーマン(チェロ)】
 これはおもしろい。古楽器によるショパンのピアノ三重奏曲登場!

 録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン・ヴァンゼー)/49’ 44”

 ショパン初期のピアノ三重奏曲はあまり聴く機会がありませんが、若々しい感性が捨てがたい作品。これを何と古楽器で演奏したCD が登場します。
 インマゼールの愛弟子の日本人チェンバロ・フォルテピアノ奏者、荒木紅を中心とするトリオ・マルゴーの演奏で、思いがけない魅力を再発見できます。

 さらなる魅力は、カップリングがユゼフ・エルスネル(1769-1854) のピアノ三重奏曲。これまでショパンの師としてのみ語られ、作品を聴く機会がほとんどなかったのでショパン好きは見逃せません。
 ウィーン古典派風の曲ながら、終楽章にポーランドの民族舞曲の要素が現れるなどショパンの先駆性を感じます。古楽器の響きがどこか民族楽器を思わせ、目から鱗が落ちます。


ユゼフ・エルスネルって誰!?


 ユゼフ・クサヴェルィ・エルスネル( 1769年 - 1854年)はポーランドの作曲家で音楽教育家。
 フリデリク・ショパンの師として知られる。

 家系はドイツ系だったが、後にワルシャワへ移住した頃にはほぼ完全にポーランド化していた。
 ヴロツワフとウィーンで音楽を学んだ後、1791年にブルノでヴァイオリニストとなる。
 1792年にはルヴフの劇場の楽長となり、1799年から1824年までワルシャワ国立劇場にて首席指揮者を務める。
 愛国的なポーランド語オペラ(全38曲)を史上初めて作曲して同劇場で初演した他、交響曲やミサ曲、ポロネーズ、オラトリオ、室内楽などを残した。
 教育家としては1821年にワルシャワ音楽院を設立し、音楽大学の学長となる。
 つまりポーランド音楽界の大偉人である。

 1823年から1829年までショパンに音楽理論と作曲を教えた。
 「ショパン、フリデリク、3年生、驚くべき才能、音楽の天才」と有名な記述を残したのがこのエルスネルである。
 またショパンにポーランド語によるオペラの作曲を勧めたのもこの人。
 ちなみにショパンは彼の最初のソナタ作品をエルスネルに捧げている。

 またポーランドの国民歌劇『ハールカ』の作曲者モニューシュコの師でもある。


 珍しいヴァイオリン・ソナタの映像。
 古典的、上品で優雅な作品。
https://youtu.be/RukYv0N-TMg

 ただロマン派の萌芽ともいうべき自由な感性も楽しめる。


 

DUX 1356
\2400
〔再案内〕
クシシュトフ・クションジェク(ピアノ)
 ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):交響曲第8番ト短調 Op.88
クシシュトフ・クションジェク(ピアノ(*))
サンタンデル管弦楽団
ホセ・マリア・フロレンシオ(指揮)
 スペインのサンタンデル管弦楽団の演奏会ライヴ録音。
 クシシュトフ・クションジェクは1992年ポーランドのクラクフに生まれ、ビドゴシュチ音楽アカデミーでステファン・ヴォイタスに師事したピアニスト。2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・セミファイナリスト。
 2016年5月に来日し「ショパン・フェスティバル in 表参道」で演奏しました。


<国内盤>

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00628
(SACD Hybrid)
\3200+税
ジョナサン・ノット(指揮)&東京交響楽団
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 作品93
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
 邁進する圧倒的音楽!
 ジョナサン・ノットと東京交響楽団の渾身のショスタコーヴィチ!
 各方面から賞賛を受け、新時代の到来を期待させる、ジョナサン・ノットと東京交響楽団の最新録音盤が登場です。
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番は、2016年に行なわれた同コンビのヨーロッパ・ツアーで喝采を受けた楽曲で、当盤はそのツアー前のサントリーホールでのライヴ収録です。
 東京交響楽団の高い技術力が存分に発揮され、ジョナサン・ノットと繰り広げられる丁々発止の音楽的密度の濃い演奏が聴きものです。
 美しく紡がれる弦楽奏、木管楽器の華麗なソロ、重厚なパワーを轟かせる金管楽器。ショスタコーヴィチの魂に触れるかのような音楽のエネルギーに満ち、ライヴ盤ならではの興奮を伝えます。
 ノットがオーケストラを見事に統率し、存分にドライヴさせた渾身の演奏です。
 現在日本を代表する名コンビに、ぜひご注目ください。
  2016年10月15日 東京・サントリーホールにてライヴ収録
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OVCL-00624
\3000+税
山田和樹(指揮)&日本フィル
 マーラー:交響曲 第4番 ト長調
山田和樹(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
小林沙羅(ソプラノ)
 山田和樹が全身全霊を傾けた興奮のマーラー・ライヴ!
 若きマエストロが初めて挑むマーラーの頂き。
 
 好評、山田和樹&日本フィルのマーラー・シリーズ第3弾、交響曲第4番の登場です。
 オーチャード・ホールにて3ヵ年に渡って行なわれたマーラー・シリーズも今年2017年に終わりを迎えます。当盤はシーズン2期目において極上の美しいマーラーの世界を作り上げた第4番です。
 山田和樹のもつ輝かしいサウンド感とリズム感が音楽に彩りと深みを与え、新たなマーラーの姿を浮かび上がらせていきます。山田と長年演奏を共にしている日本フィルも、山田の棒に呼応し、充実のサウンドを作り上げています。
 また、小林沙羅の可憐で美しい歌声も彩りを加えます。
 若き巨匠、山田が飛翔するマーラー・シリーズにご注目下さい。

  2016年1月30日、東京・Bunkamuraオーチャードホール にてライヴ収録
 

OVCT-00132
\3000+税
OBSESSION
 シチェドリン:バッソ・オスティナート
  (2つのポリフォニックな小品 より)
 ボロディン:ダッタン人の踊り
 アルベニス:アストゥリアス(スペインの歌 より)
 サティ:ジムノペディ 第1番
 ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
 ラフマニノフ:前奏曲「鐘」〜
  パガニーニの主題による狂詩曲 第17/18変奏
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
OBSESSION
 三舩優子(ピアノ)
 堀越彰(ドラム)
 ピアノとドラムという新たなクラシック・ユニットの誕生!
 最小にして最大のオーケストラ"OBSESSION"デビュー!

 “OBSESSION” はその名の通り「取り憑かれる」魅力に溢れている。
 シチェドリンの暴走、ボロディンの絢爛、ヒナステラの躍動、ガーシュウィンの夢・・・。
 数百年のときを駆け抜け「今」という時代と交差する音がここにある。
 偉大なる作曲家たちの名曲をクラシックピアノとドラムでダイナミックに再構築する、最小にして最大のオーケストラ “OBSESSION”。いまクラシックが疾走する。
 2017年2月28日-3月1日 横浜・かながわアートホールにて収録
 

OVCL-00625
\3000+税
虹の記憶 ・・そして、時は風になった
 宮川彬良:随想曲第5番(風のオリヴァストロ)
 レノン&マッカートニー:ペニー・レイン
 ヤンコフスキー:森を歩こう
 ワーク:大きな古時計
 宮川彬良:随想曲第1番
        随想曲第4番
 シューマン:流浪の民
 ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「皇帝円舞曲」作品437
 ジーツィンスキー:ウィーン、わが夢の街
 レノン&マッカートニー:ガール
 宮川彬良:随想曲第2番
        随想曲第3番
 フランク・チャーチル:組曲「白雪姫」(全4楽章)
宮川彬良(音楽監督、作編曲、ピアノ)
アンサンブル・ベガ
 辻井淳 (第1ヴァイオリン)
 日比浩一 (第2ヴァイオリン)
 馬渕昌子 (ヴィオラ)
 近藤浩志 (チェロ)
 新眞ニ (コントラバス)
 鈴木豊人 (クラリネット)
 星野則雄 (ファゴット)
 池田重一 (ホルン)
 ミューズが派遣した9人の音の伝道師達。
 ここに奏で尽くす沈黙に優る音の夢語り。

 1997年、阪神淡路大震災で心沈んだ人々が、明るい笑顔を取り戻すことを願い結成された「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」。
 これは、約8年ぶりとなる待望のニュー・アルバムで、優しさや楽しさやぬくもりが、このあでやかな宝石箱のなかにふんだんに詰めこまれています。
 9人の楽士たちによって、踊るように、歌うように、跳ねるように奏でられる音符たちは、「風のセレナード」のようにあなたの中に柔らかい安らぎとひとときの幸せをもたらせてくれるでしょう。
  2016年12月20−21日、栗東市芸術文化会館さきら大ホール にて収録
 

OVCA-00025
(SACD Hybrid)
\3200+税
Tango 〜魅惑のタンゴ
 C.ガルデル:想いのとどく日(エル・ディア・ケ・メ・キエラス)
 J.ゲーゼ:ジェラシー
 京谷弘司:
  シエンプレ・ア・ブエノスアイレス
  アルシーナ
 瀧廉太郎:荒城の月
 G.H.マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
 M.モーレス:ウノ
 A.ピアソラ:
  チキリン・デ・バチン
  ブエノスアイレスの夏(ベラーノ・ポルテーニョ)
  アディオス・ノニーノ
徳永 二男(ヴァイオリン)
京谷 弘司(バンドネオン)
淡路 七穂子(ピアノ)
田辺 和弘(ベース)
 名手たちが奏でる、魅惑的なタンゴの世界。
 ヴァイオリン界の重鎮である徳永二男は、近年タンゴの演奏にも力を注いてきており、タンゴ界の名手と多くの演奏会を共にしてきました。当盤は、日本を代表するバンドネオン奏者・京谷弘司をはじめとする共演者との活動の集大成ともいえるアルバムです。
 収録プログラムは、これまでの演奏会で取り上げてきた楽曲を中心に組まれており、アルゼンチン・タンゴや、コンチネンタル・タンゴの名曲をはじめ、モダン・タンゴを代表するピアソラ、また京谷弘司のオリジナルの名作など、幅広いレパートリーでタンゴの魅力を堪能いただけるでしょう。
 名手たちが奏でる、ロマンチックで、力強いタンゴを、どうぞお聴きください。

  2017年2月10日 かめありリリオホール にて収録



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スリーシェルズ



3SCD-0033
\2778+税
「伊福部昭百年紀vol.4」
 伊福部 昭(1914-2006):
  1-9.九人の門弟が贈る伊福部モチーフによる讃

   1. ゴジラの主題によせるバラード / 芥川也寸志
   2. Omaggio a maestro A.Ifukube / 池野成
   3. 幻の曲 / 石井眞木
   4. 狂想的変容 / 今井重幸
   5. Felicidades El Maestro! / 原田甫
   6. Homage to Akira Ifukube / 松村禎三
   7. Omaggio al maestro Ifukube / 真鍋理一郎
   8. Gozilla is dancing / 三木稔
   9. Hommage a A.I. / 黛敏郎
  10-19.伊福部昭:子供のためのリズム遊び 全曲

   20-23.伊福部昭:組曲「イワンと子馬」(藤城清治の影絵劇より)
   24-33.伊福部昭:「セロ弾きのゴーシュ」より
   34.アンコール「インドの虎狩り」
水戸博之(指揮)
オーケストラ・トリプティーク
チェロ・ソロ:
 ドミトリー・フェイギン
合唱:
 伊福部昭百年紀合唱団
 (根岸一郎、上田純也、
  植田真史、富塚研二)
 「伊福部昭百年紀vol.4」イワン、ゴーシュ、リズム遊び等「大楽必易」な楽曲が甦る!

 作曲:伊福部昭/構成・楽譜作成:吉原一憲、解説:小林淳、録音・編集:磯部英彬、
 デザイン:山口翔悟、協力:伊福部家、永瀬博彦、企画:西耕一(スリーシェルズ)
 2016 年5 月4 日(渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールにてライヴ録音)

 伊福部昭の没十年を記念して、伊福部が子供のために作った音楽を集め「大楽必易(優れた音楽とは必ず平易なものである)」という言葉にそったコンサートとして「セロ弾きのゴーシュ」「イワンと子馬」「子供のためのリズム遊び」や弟子の作品も演奏して、新聞各紙に取り上げられ、話題となった。
 また、芥川也寸志や黛敏郎らを含む伊福部昭の九人の弟子がゴジラのモチーフ師匠へ捧げた献呈曲も収録される。
 (黛敏郎作品では、当日集った伊福部門下が合唱で参加!)
 イワン、ゴーシュ、リズム遊び等「大楽必易」な楽曲が甦る!
 聴きどころ
 宮沢賢治の原作で知られる「セロ弾きのゴーシュ」の今回上演するバージョンは、1953 年に「日本で最初の長編・総天然色・人形劇・音楽映画」として作られた。しかし、現在はフィルムの権利関係が不明となり、幻の作品となっている。この映画に作曲された音楽は、当時のトップ・チェリストであった井上頼豊と東京フィルハーモニー交響楽団により演奏されたもので、「インドの虎狩り」「ゆかいな馬車屋」など楽しく、多彩な音楽ばかり。今回は、音楽だけでも楽しめるよう構成して、伊福部が学長をつとめた東京音楽大学の教授でもあるロシア人チェリストのドミトリー・フェイギンがチェロソロをつとめて復活演奏となった。
 「イワンと子馬」(1953 年)はケロヨンの生みの親として知られる藤城清治(1924-)の影絵劇の音楽を演奏会用に4つの楽章に構成したもの。ロシア文学を原作にしたこの影絵劇は1953 年の初演以来、藤城の代表作として知られるが現在では幻の作品となっている。オーケストラだけでなく、エレクトーンも巧みに使い、イワンと子馬の冒険を表情豊かに描いている。
 「子供のためのリズム遊び」(1949 年)は、伊福部がこどもの教育用SP レコードのために作曲したオーケストラ作品である。リズミカルで心躍るメロディーがたくさんあふれた音楽であるが、この曲は録音以来66 年近くも埋もれており、オーケストラでの舞台上演は今回初の試みとなった。
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3SCD-0032
(4CD)
\9260+税
「伊福部昭 日活映画音楽大全」
 第1集(DISC1)
  女中ッ子[監督:田坂具隆/1955 年6 月26 日公開]【1〜22】
  海の野郎ども[監督:新藤兼人/1957 年8 月20 日公開]【23〜35】
 第2集(DISC2)
  その壁を砕け[監督:中平康/1959 年6 月23 日公開]【1〜19】
  帝銀事件 死刑囚[監督:熊井啓/1964 年4 月12 日公開]【20〜51】
 第3集(DISC3)
  日本列島[監督:熊井啓/1965 年5 月26 日公開]【1〜26】
  ビルマの竪琴 総集篇[監督:市川崑/1956 年2 月12 日公開]【27〜52】
 第4集(DISC4)
  泥だらけの青春[監督:菅井一郎/1954 年9 月21 日公開]【1〜8】
  銀座の女[監督:吉村公三郎/1955 年4 月1 日公開]【9〜12】
  三つの顔[監督:井上梅次/1955 年8 月9 日公開]【13〜18】
  続 警察日記[監督:久松静児/1955 年11 月16 日公開]【19〜23】
  銀心中[監督:新藤兼人/1956 年2 月5 日公開]【24〜27】
  神阪四郎の犯罪[監督:久松静児/1956 年2 月25 日公開]【28〜33】
  流離の岸[監督:新藤兼人/1956 年6 月21 日公開]【34〜38】
  殺したのは誰だ[監督/中平康/1957 年7 月3 日公開]【39〜42】
   ※収録音源はマスターテープ由来のノイズがございますことをご了承ください。
 日活全面協力!日活に残る伊福部昭によるBGM をすべて収録!伊福部昭の映画音楽デビュー70 年記念!「伊福部昭 日活映画音楽大全」(CD4 枚組)

 作曲:伊福部昭/初回プレス枚数200 組/解説:小林淳/企画:西耕一(スリーシェルズ)/マスタリング:仁木高史(スリーシェルズ)/デザイン:田代亜弓/協力:日活、宇都宮弘之、伊福部家、小林淳
 原盤:日活株式会社/(C)日活株式会社

 4 枚組のCD には総トラック数180、時間にすると4 時間を超える音楽を収録。伊福部昭が担当した日活映画は全14 本(厳密には16 本)であるが、残されたマスターテープは6 作。OK テイクはすべて収録した。テープの残る6 本以外は光学録音のBGM から特別に抽出。効果音やセリフなどのかぶらない部分を中心に出来る限り収録して、究極の大全を完成した。
 解説は、伊福部研究の第一人者であり、理解者でもある小林淳。いずれも半世紀以上前の録音であるが、重厚なオーケストラの迫力と、心に染みる伊福部節の魅力にあふれている。激しくダイナミックな音楽から、社会派映画を重厚にささえ、心をしめつけるメロディーまで幅広い作風が展開される。日活映画に残した仕事は、『ゴジラ』などの特撮映画との共通点だけでない独自な世界が展開されており魅力的。その仕事をまとめて、しかも体系的に聴くことのできる「大全」の価値は大きい。
 伊福部ファン、映画音楽ファン必聴!究極の大全が登場!

 



<映像>

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MARIINSKY



MAR 0596
(DVD+Blu-ray)
\5400→\4990
リムスキー=コルサコフが辿りついた神の境地を
 ゲルギエフが完璧に再現!

  リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」
ドドン王:
 ウラジーミル・フェリャウエル(バス)
占星術師:
 アンドレイ・ポポフ(テノール)
シェマハの女王:
 アイダ・ガリフューリナ(ソプラノ)
グヴィドン王子:
 アンドレイ・イリュシニコフ(テノール)
アフロン王子:
 ヴラジスラフ・スリムスキー(バリトン)ほか
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管、合唱団
KKC 9228 / 29
(DVD+Blu-ray)
〔国内仕様盤〕
\5092+税
 もはや魔術!リムスキー=コルサコフが辿りついた神の境地をゲルギエフが完璧に再現!

 演出:ユーリ・アレクサンドロフ ロシア語上演 /舞台&映像監督:アンナ・マティソン
 録音:2014年12月/マリインスキー劇場
 (DVD+Blu-ray)BD50、16:9, HD1080i、24bit 48kHz PCM、DVD9 16:9 ,NTSC 2.0 PCM STEREO、リージョン:All、118’ 54”、字幕:日露英仏独西

 日本語字幕付。ゲルギエフは1990 年代にマリインスキー歌劇場とリムスキー=コルサコフのオペラ5 篇(「不死身のカシチェイ」「見えざる町キテージ」「プスコフの娘」「サトコ」「皇帝の花嫁」)をフィリップスで録音していますが、今回「金鶏」に挑戦しました。リムスキー=コルサコフ最後の作品で、精緻を極めた作曲技法とほとんど魔術的なオーケストレーションで織りなす幻想的な音世界をゲルギエフが見事に再現。

 ブルーレイ+DVD 各1 枚同封、日本語字幕付で作品を完全に味わえます。

 「金鶏」は1906 年、リムスキー=コルサコフ62 歳の作。当時のロシアは前年の日露戦争、同年1 月には「血の日曜日事件」など不穏な空気に包まれていました。
 彼はペテルブルグ音楽院長でしたが、ストライキを起した学生たちを擁護したため免職となりました。そうした苦しい状況下で「金鶏」は作曲されましたが、精神も技術も冴えわたっているのに驚かされます。
 全篇が皇帝とその取り巻きへの当てこすりと嘲笑に終始していて、その才気煥発なエネルギーと露骨さは後年のショスタコーヴィチ以上の凄さ。モスクワのボリショイ劇場で1908 年に初演が予定されたものの、皇帝を愚弄しているとの理由で検閲にひっかかり上演を禁止され、リムスキー=コルサコフは上演を観ることはありませんでした。
 原作はプーシキン。責任感も決断力もない愚王ドドン、彼を滅ぼす東方の女王シェマハ、狂言回しの占星術師によりシリアスな英雄譚ではない邪悪で愚かな人間像を描いています。
 ドドン王役はウラジーミル・フェリャウエル。2010年以来マリインスキーのバスを務める逸材。立派な髭をたくわえ、近年同劇場のワーグナーの「ワルキューレ」のヴォータン役で当たっていますが、ここでは愚かな君主をコミカルに演じて新境地を開いています。またシェマハの女王役のアイダ・ガリフューリナも近年注目のソプラノ。タタールの血をひき、東方の女王役にぴったりで難技巧の要求される「太陽の賛歌」も東洋風味が絶妙。ゲルギエフの指揮もコントロールが効き、幻のように神秘的な音響を繰り広げます。
 さらに興味深いのは、映像作家のアンナ・マティソンが撮影のみならず舞台監督も務めていること。彼女のマリインスキー舞台監督デビューのみならず、衣裳も担当しています。マティソンはCGI と実写のミックスに試みました。彼女はおとぎ話としてではなくファミリー・ストーリーとして描き、子供たちのとっては陽気で鮮やかな物語、両親には含蓄深い寓話となっています。旋律美と筋のライトモチーフがよくわかるようになっていて、3D を駆使しています。


















4/25(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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POLYMNIE
代理店交代により久々紹介



POL550162
\2300
久々紹介
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):
 弦楽五重奏曲第15 番 ハ短調 「弾丸」 Op. 38
 ピアノ五重奏曲 Op. 70
フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
アンサンブル・モンソロ:
 【本田早美花(ヴァイオリン)、ギヨーム・モルコ(ヴァイオリン)、
 シルヴァン・デュランテール(ヴィオラ)、ニコラス・デフラノー(チェロ)、
 レミー・ユルザリ(コントラバス)】

 アンドレ・ジョルジュ・ルイ・オンスロー(オンスロウ、1784年7月27日 - 1853年10月3日)はフランスの作曲家。
 父親はイングランドの貴族だったが、同性愛疑惑の渦中の人とされてフランスに亡命中であった。そのつながりからロンドンで基礎教育を受け、同地でヨハン・バプティスト・クラーマーにピアノを学ぶ。作曲はパリでアントニーン・レイハに学んだ。

 オンスローの作品は、古典派音楽とロマン派音楽の過渡的な様式を示している。
 幅広いジャンルの楽曲を遺したが、こんにちではおびただしい数の室内楽によって再評価されており、とりわけ「銃弾」という愛称のある弦楽五重奏曲第15番が有名である(オンスローは、貴族のたしなみとして狩猟を趣味としており、その際の事故で聴力を失っている)。

 同時代のフランスではなかなか認識されなかったが、メンデルスゾーンやシューマンによって高く称賛され、ドイツに紹介された。



 最近、録音が増えてきたオンスロウは交響曲の劇的な開始がベートーヴェンに似ているためか、「フランスのベートーヴェン」と呼ばれています。
 狩猟の際の事故がもとで聴力を失ったことも、そう呼ばれる原因かもしれません。

 『狩り』はその事故を描いた作品で、「痛み」「発熱と錯乱」「回復期」「治癒」の楽章からなっています。
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POL 550283
(2CD)
\4600→\4190
久々紹介
マーラー・ファン注目兼必携
 ピアノ四重奏曲(全4楽章版)
 交響曲第1番「巨人」(ピアノ独奏版・花の章付)
CD1
 (1)マーラー(リュール=ドルゴルキー補筆):ピアノ四重奏曲(全4楽章)
 (2)リュール=ドルゴルキー:ピアノ四重奏曲第1番 LWV121
 (3)同:コンツェルトシュトゥック LWV19
CD2
 マーラー(リュール=ドルゴルキー編ピアノ独奏版):
  交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章付き)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(Pf)
アンサンブル・モンソロ
 【本田早美花、シルヴァン・ファヴル(Vn)、
  シルヴァン・デュラントル(Va)、
  セバスティアン・ヴァン・クイーク(Vc)】
[録音:2010 年10 月、2011 年4 月]DDD、57’44”、62’00”

 マーラーが1876 年に作曲した室内楽「ピアノ四重奏曲イ短調」は、残念ながら第1楽章しか残されていません。スケルツォ楽章は残された24 小節のスケッチをもとにシュニトケが1988 年に完成させましたが、シュニトケの要素が強すぎるため、マーラーの作品とはみなされていません。
 しかし、ついに全4 楽章約28 分の完全版が出現しました。補筆者リュール=ドルゴルキーも基本的には想像による作曲を行っていますが、独自の研究に基づき興味津々。彼自身の説明は以下の通り。


 スケルツォの第2楽章は、マーラー自身によって完全に記譜された最初のページのうち、ヴィオラでは弾きにくく鳴りも悪い16 分音符とオスティナート音型をピアノに移しました。半音階的な展開部とカデンツァの後、印象的な主題復帰もマーラーの精神に則り、第1楽章の和声を遵守しています。その第1楽章や交響曲第5番第2楽章のコラールの引用、交響曲第1 番第2楽章トリオのホルンの音響模倣など興味津々。さらに中間部トリオには歌曲集「亡き子をしのぶ歌」第4曲を流用、完全にマーラーの音世界を作りあげています。
 第3楽章「ゆっくりと感じながら」は1876 年作とされる「交響前奏曲」のピアノ譜に記されていた3つの未知作品スケッチに源を求め、それに基づき再構築されています。リュール=ドルゴルキーは交響曲第1番の第3楽章ばりとみなしていますが、主題といいリズムといい、マーラーというよりブルックナーを想わせます。
 第4楽章ロンドは、アルマ・マーラーの死後世に出た、既存のどの作品にもあてはまらない2つの主題スケッチに基づいています。それらは1920 年代にアルバン・ベルクが調査し、マーラー最晩年のものとしています。ひとつはト長調のプレストで、マーラーはヘ長調に移すよう指示していますが、リュール=ドルゴルキーはイ長調にして用いました。そして交響曲第1番の第2楽章を想わせる終結に至ります。彼はこの復元を18 歳の1994 年、パリ音楽院の学生時代に着手し、1998 年に完成させましたが、ようやくここで日の目をみることができました。

 9 歳からピアノを学び始めたリュール=ドルゴルキーは、近所のクラシック好きの医師の蔵書スコアを見せてもらい、すっかりマーラーの交響曲第1番「巨人」に魅せられ、14 歳の1990 年、編曲に挑みました。もともとピアノ的でないこの曲のため、彼はペダルの新しい活用法を開発して応用しています。マーラーの「巨人」には岡城千歳によるピアノ編曲もありますが、こちらは「花の章」付きというのがさらに嬉しく、またチャーミング極まりない調べに酔わされます。
 編曲者自身のピアノ演奏も強靭な熱演で、約62 分、聴き手を金縛り状態にしてしまいます。
 アンサンブル・モンソロは日本のヴァイオリニスト、本田早美花を中心としたパリ音楽院出身のメンバーによる2005 年結成のアンサンブル。通常はコントラバスも含む五重奏団で、2007 年ノルマンディのフォーラム・ミュジカル優勝をはじめ、ヨーロッパのコンクールで入賞する実力派です。

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POL 210138
\2300→¥2090
久々紹介
なかなかの傑作!!
 ドブロウェン:ヴァイオリン・ソナタ嬰ヘ短調 Op.15
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
 シュニトケ:ア・パガニーニ
ボリス・ガルリツキー (Vn)
エレーナ・ガルリツキー (Pf)

 ロシア出身の往年の大指揮者、イサイ・ドブロウェンの大規模なヴァイオリン・ソナタが聴きもの。もちろん世界初録音。
 スクリャービン風の近代性とラフマニノフ調の濃厚なロシア色が特徴で、ヴァイオリン、ピアノともにヴィルトゥオーゾ要素たっぷりのなかなかの傑作。
 冒頭からいきなり濃厚なロマンが展開される。
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POL 150442
(2CD)
\4600→\4190
久々紹介
デジレ・ンカオウア(ピアノ)
 アルベール・ルーセル(1869-1937):ピアノ作品全集

 ソナティナ
 疑い、前奏曲、フーガ、時は過ぎ行く、人形のお話、
 ミューズの歓待、永続する小カノン、組曲 嬰へ調
 田舎風な曲、3つの小品
デジレ・ンカオウア(ピアノ)

 演奏家索引でも絶対にその一番最後に載ることになるであろうンカオウア。
 店主が知る限り「ン」で始まるクラシック演奏家はこの人だけだったような気がする。

 さて、それはいいとして、しかしこのンカオウア、フランスの隠れた名匠。

 パリの国立音楽大学で第1等を受賞し、マルグリット・ロンからラヴェルの伝承を引き継いだ。
 18歳でベルリン・フィルと共演、その後も世界的活動を続け、1989年にはついに1000回目のリサイタルを行ったという。

 そのンカオウアの偉大な録音のひとつ、ルーセルのピアノ作品全集。甘さや優雅さだけではない、強靭さと男っぽさを兼ね備えたルーセルの真髄をとらえた演奏。



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POL203112
\2300
アリアCD初紹介
アルベール・ルーセル(1869-1937):ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調Op.11
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.28
アンヌ=リーズ・デュランテール(Vn)
ガスパール・ドゥアンヌ(Pf)

 ルーセルを聴くなら室内楽曲、という人もいる。高度に練り上げられたルーセルの室内楽作品は、ルーセルを愛する人にとってはその魅力が凝縮されたようなものに感じられるのだろう。
 だが同時に聴く者を選ぶという哀しい運命も担わされている。決してとっつきやすくはない。

 ただ今回のヴァイオリン・ソナタは第1番が交響曲第1番と同じ頃、第2番が交響曲第3番と同じ頃、難解極まるということはない。第2番こそなかなか個性的だがあらかじめ覚悟して臨めばその奇異さも楽しめると思う。


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STERLING(CD−R)



CDS1105-2
(CD-R)
\2600→\2390
メキシコのオケ×19世紀ドイツ、バルギール!
 バルギール:
  交響曲ハ長調 Op.30
  間奏曲 Op.46
  『メデア』への序曲 Op.22
  ある悲劇への序曲 Op.18
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指揮)
サン・ルイス・ポトシ交響楽団
 クララ・シューマンの異父弟で、シューマン夫妻やメンデルスゾーン、ブラームスとも親交が深かった19世紀ドイツの作曲家ヴォルデマール・バルギール(1828−1897)。ロマン派寄りではなく、ベートーヴェンを彷彿とさせるドイツ古典派的な作風が特徴であり、保守的なスタイルを貫いた作曲家である。
 メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州を本拠とするオーケストラと、19世紀ドイツ、バルギールの管弦楽作品との組み合わせは非常に興味深いところ。秘曲、辺境オーケストラのファンは要注目です。 

 ※録音:2014年6月27日、29日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ、メキシコ)(ライヴ録音)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CDA1819-2
(CD-R)
\2600
詩的な歌、ロマンティックな歌 イーヴァ・ソーレンソン(ソプラノ)
レッナールト・ヘードヴァル(ピアノ)
 カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト:
  ひとりぼっちで歩いてはいない、耳を傾けるマリア、マリアの驚き、
  なぜ牧場に来たのだ、心の花、ティントマラの歌
 アドルフ・フレードリク・リンドブラード:
  夏の日、どうして?、ああ、そうか!、少女の思い出帳に、報われない恋、
  夕べに、近くに、夜に、決意、信頼、少女の朝の瞑想、夕べ、秋の宵、
  カーリン・モンスドッテルがエーリク十四世に歌う子守歌、わたしの家はどこだ、
  初めて失ったもの、アーレンセーにて、慰め、眠るアモール
 トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト:
  外では夏の風が吹き、小さな鳥も楽しそうに歌っている、カササギが教会の屋根にとまっている
 インゲマル・リリエフォシュ:鏡の歌、問いと答え、日の出
 スヴェン=エーリク・ユーハンソン:沈黙、民謡2000
 スヴェン=エーリク・ベック:三つの中国の詩
 シェシュティン・イェプソン:女性の歌
 イーヴァ・ソーレンソン(1946−)は、スウェーデンのヨーテボリ生まれ。ヨーテボリとケルンの音楽大学で歌唱法を学び、コンサート歌手としてデビュー。ヨーテボリ大学のオペラ学部を卒業後、マルメの音楽劇場を経て、1979年から2001年までストックホルムの王立歌劇場のソリストを務めました。

 ※録音:1982年3月24日−25日、4月27日、5月25日、音楽博物館(ストックホルム)、1984年12月19日−20日、1986年3月1日−2日、スウェーデン放送(SR)第2スタジオ(ストックホルム)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
  

CDM 3003-2
(CD-R)
\2600
われらの時代・・・ 様々なアーティスト
 リンドルート:
  2つのヴァイオリンのために〔デュオ・ジェラン〕/
  人の言葉は失われ
   〔クリスティーナ・ホーグマン(ソプラノ)
    ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン)、マッツ・ヤンソン(ハルモニウム)〕/
  Rite now〔演奏者表記無し〕/SXII〔ストックホルム・サクソフォーン四重奏団〕/
  夜の音楽
   〔浅原依子(ハルモニウム)、マッツ・ヤンソン(ピアノ)、
    ビョーン・マルムクヴィスト(コントラバス)、
    ブー・ペッテション(バルクラリネット)、ダーヴィド・スヴェード(指揮)〕
 ペーテル・リンドルートは、ポップミュージックとロックのバンドのミュージシャンを出発点にさまざまな音楽を経験。ヨーテボリとストックホルムの音楽大学で学び、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムに師事しました。

 ※録音:1991年−2016年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>



STERLING(CD−R)


CDO 1111/1112-2
(2CD-R)
\5200
ボルデマン:童話オペラ《黒を白と皇帝は言った》 スヴェン・ニルソン(皇帝、バス)、
グニッラ・スレッテゴード(少年、ソプラノ)、
ライラ・アンデション(王女、ソプラノ)、
トゥード・スレッテゴード(王子、テノール)、
コニー・セーデシュトレム(医者、テノール)、
パウル・ホーグルンド(愚者、バリトン)、
スヴェン・エーリク・ヴィークストレム(僧正、テノール)、
スヴェン=エーリク・ヤコブソン(衛兵、バス)、
グンナル・ドラーゴ(筆記者、テノール)、
ユーセフ・グリュンファルブ(ヴァイオリンソロ)、
カール=エーリク・ヴェーリン(オルガン)、
カール=オトー・ヴァレンティン(エレクトロニックミュージック)、
王立歌劇場管弦楽団、
王立歌劇場合唱団、
王立歌劇場バレエ団、
ペール・オーケ・アンデション(指揮)  
 ラーシ・ボルデマンは、1921年、ヘルシンキのドイツとフィンランドの家系に生まれ、1969年にミュンヘンで亡くなるまで、スウェーデンで作曲家、音楽教師として活動しました。
 この「黒を白と皇帝は言った」は、1965年1月1日、ストックホルムの王立歌劇場で行われ、30回を超すカーテンコールに迎えられた初演のライヴ録音です。

 ※録音:1965年1月1日、王立歌劇場(ストックホルム、スウェーデン)(初演ライヴ録音)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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TRITON



TRI 331134
\2600→\2390
アランが惚れこんだオルガンのリサイタル一発録り!
 クープラン:教区のためのミサ曲
 アンコール:
  バルバストル:ノエル「陽気な羊飼いはどこへ」
マリー=クレール・アラン(Org)
サジッタリヴズ

 数十年に渡ってオルガン奏者の頂点に君臨してきたマリー=クレール・アラン。
 これは2002年10月9日にボルドーのサント=クロワ大聖堂で行われた演奏会のライブ。
 演奏するはクープランの最充実作といえる教区のためのミサ曲。

 無修正ライヴだというのに、アラン女史、見事に弾き切っているのみならず、神々しいまでの風格はなんと例えれば良いやら。
 サジッタリヴズの控えめに響く合唱も大変好ましいもの。そしてなによりこの名演の真の主役はサント=クロワ大聖堂だろう。由緒ある教会で聴衆を迎えてのライヴという独特の空気は、スタジオ録音からでは絶対に味わえない。
 オルガンもベドス師が1748年に制作したもので、1997年に修理して見事な音色が蘇った。アランがこれに惚れこんでのリサイタルだそうだ。

録音:2002年10月9日 ボルドー、サント=クロワ大聖堂のベドス師製大オルガンを使用


<国内盤>


BRINRINRI



KYBR-1701
\2700+税
ランクラージュマン ◎ 山下和仁+山下紅弓 ギターデュオ 山下和仁(ギター)
山下紅弓(ギター)
 フェルナンド・ソル:ランクラージュマン Op.34
 フェルナンド・ソル:ディヴェルティメント Op.38
 エンリケ・グラナドス(山下和仁編曲):歌劇『ゴイェスカス』より間奏曲
 エイトル・ヴィラ=ロボス(イザイアス・サビオ編曲):
  さようなら美しいモレーナ〜ブラジル民族舞曲小曲集より
 エイトル・ヴィラ=ロボス(イザイアス・サビオ編曲):
  小さな羊、太った羊 〜ブラジル民族舞曲小曲集より
 アントニオ・ヴィヴァルディ(山下和仁編曲):
  2つのマンドリンのための協奏曲ト長調 RV 532 - 第2楽章 アンダンテ
 マヌエル・デ・ ファリャ(山下和仁編曲)スペイン舞曲第1番〜歌劇「はかなき人生」より
 レオンハルト・フォン・カル:アンダンテ Op.24-2
 作者不詳:ギター二重奏のためのソナタ(アレグロ、ロンド アレグロ)
 F.ソル〜D.フォルテア:月光
 ダラ・ハインツ:リーテーショナル シンメトリー
 世界的ギタリスト山下和仁、久々のニューリリース!長女の紅弓のギターデュオ!ほとばしる歌心、大きく包み込む愛は人々を勇気づける

 録音:2016/12/26-27 、2017/02/16-17 北九州市立響ホール(total: 72 分49 秒)

 世界的ギタリスト山下和仁と長女の紅弓(こゆみ)のギターデュオは、2003 年、東京・浜離宮朝日ホールでデビュー。それ以来、山下ファミリーによる世界ツアーでも好評を博して当時CD も発売されているが、スタート時まだ小学生だった紅弓も今や熊本大学理学部に在学する”理系女子”。学業のみならず、国内外のステージに立つ気鋭の奏者となっている。2016 年はイタリアや韓国、九州のほか、奈良・春日大社でも公演。名人山下和仁とともに、紅弓の信じがたいギターによる歌心がソルやカルなどギター名曲で数々たっぷりと聴ける長時間アルバム。
 山下和仁編曲によるヴィヴァルディやファリャおよびグラナドスの名曲、ヴィラ=ロボス、19 世紀から眠り続けていた発掘曲(作者不詳)の世界初録音や山下和仁紅弓のために捧げられたアイルランドの作曲家による新曲も。音響に定評のある北九州市立響ホールにて録音。




EDITION HST


HST-100
\2800(税込)
J.B.ヴァンハル(1739-1813);交響曲集第19巻(HST-100)
 交響曲変ホ長調 Bryan Es4 - Prager Fassung(プラハ稿)
 交響曲ホ短調 Bryan e2
 交響曲ヘ長調 Bryan F6 〜第一楽章・アレグロ
 交響曲ト長調 Bryan G4 〜第一楽章・アレグロ
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
 ほか
 ヴァンハル:交響曲集第19巻〜新録音!〜

 録音: 2014 年 5 月、2011 年10 月(e2, G4)東京オペラシティ近江楽堂にてライヴ収録
 
HST-102
\2800(税込)
J.B.ヴァンハル(1739 -1813);
 弦楽四重奏曲「コロヴラート」集(HST-102)

  弦楽四重奏曲ホ長調Weinmann Va:E7 ( ca.1780 )
  弦楽四重奏曲ホ短調Weinmann Va:e1 ( ca.1780 )
  弦楽四重奏曲ニ短調Weinmann Va:d3 ( ca.1780 )
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
 ほか
 ヴァンハル:弦楽四重奏曲「コロヴラート」集〜世界初録音!〜

 録音:2014 年 8 月1 日東京・三鷹市風のホールにてライヴ収録

 20世紀第二次世界大戦以降、散逸していた18世紀写譜を2014年プラハ国立博物館、インジフーフ・フラデツ博物館の協力を得、スコア&パーツを復元し、世界初収録となった。(とくに本収録3曲はヴァインマン・カタログにも記述なし)
 

HST-099
\2800(税込)
J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第17巻Bryan C6、D15
 (1)交響曲ハ長調Bryan C6 (1767-68?)
 (2)交響曲ニ長調Bryan D15 (1775-78?)
 (3)カンタービレ 〜
  カッサシオ ヘ長調 Weinmann III:F3 (ca.1770)
 (以下ボーナス・トラック)
 (4)ディッタースドルフ:交響曲変ホ長調Grave Es3 (-1763?)
 (5)ディッタースドルフ:交響曲ニ長調Grave D12 (-1766?)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
玉村三幸(フルート・ソロ;C6 D15)
落合智加(オーボエ・ソロ; F3)
 ほか
 [ヴァンハル:交響曲集第17巻]独テェルン&タクシス・コレクションから〜世界初録音!(C6 除く)〜

 録音: 2014 年 3 月、2012 年 4 月東京・三鷹市風のホール (Es3 D12) にてライヴ収録

 現存するコレクションのうち、クラム・ガラス宮につぐ、独レーゲンスブルク、テュルン&タクシス・コレクションから3曲収録。ボーナス・トラックにディッタース作、2曲追加。
 ※バーコード、定価変更のため以前の受注分はキャンセルとさせていただきます。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5754/55
(2SACD HYBRID)
\6000+税
※輸入盤発売済
オスモ・ヴァンスカとミネソタ管、
 フィンランドから北アメリカへ移住150周年記念コンサート

  Disc 1 (80’00)
   シベリウス:
    クレルヴォ Op.7〜
     メゾソプラノ、バリトン、男声合唱と管弦楽のための
  Disc 2 (34’05)
   オッリ・コルテカンガス(1955-):
    「移住者たち」〜
     メゾソプラノ、男声合唱と管弦楽のための(2014)
   シベリウス:
    交響詩「フィンランディア」 Op.26〜合唱と管弦楽のための
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団
リッリ・パーシキヴィ(メゾソプラノ)
トンミ・ハカラ(バリトン)
ヘルシンキ大学男声合唱団(YL)
 録音:2016 年2月4日-6日/オーケストラホール、ミネアポリス、ミネソタ州(ライヴ)/[BIS] BIS SA 9048、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 オスモ・ヴァンスカとミネソタ管弦楽団による、フィンランドから北アメリカへの移住が始まって150 周年を記念するコンサートのライヴ録音。
 プログラムは、シベリウスがフィンランドの民族叙事詩『カレヴァラ』のエピソードを題材に「フィンランド」のアイデンティティを示した《クレルヴォ》と、オッリ・コルテカンガスの《移住者たち》、そして、《フィンランディア》がコスケンニエミの歌詞による合唱と管弦楽のための版で演奏されました。
 オッリ・コルテカンガスは、今日のフィンランドでもっとも際立った活動をする作曲家のひとり。《移住者たち》は、彼がミネソタ管弦楽団とヴァンスカの委嘱を受けて2014 年に作曲。自身も父方と母方の祖父がともにフィンランドからの移住者という背景をもち、同じくフィンランド系でミネソタ在住の詩人シーラ・パッカの4つの詩を用いたメゾソプラノ、男声合唱と管弦楽のための作品です。
 《クレルヴォ》は、オスモ・ヴァンスカの2 度目の録音。2000 年にラハティ交響楽団と録音したアルバム(BIS 1215)は、『カレヴァラ』の深い世界を洞察した演奏が高く評価され、この作品のレファレンス・ディスクのひとつになりました。
 本録音には、前アルバムと同じメゾソプラノのリッリ・パーシキヴィとヘルシンキ大学男声合唱団(YL)が参加、フィンランドのバリトン歌手トンミ・ハカラがクレルヴォを歌っています。
 
KKC 5713
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
フランク・ペーター・ツィンマーマン、
 ショスタコーヴィチの2つ協奏曲

  ドミトリ・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77  
   ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 作品129
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
アラン・ギルバート(指揮)
 1711年製ストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」(第1番)、1713年製ストラディヴァリウス「エクス・ローデヴァルト」(第2番)

 録音:2012 年12月6&9日(第1 番)、2015 年10月29&30日(第2 番) ライスハレ、ハンブルク(ライヴ)/[BIS] BIS SA 2247、輸入盤・日本語帯・解説付

 ヴァイオリン協奏曲第1 番のソロ部分は、通常演奏されるオイストラフ版ではなく、初稿の際に作曲者によって記載された、速度標示及びボーイング指示を基にF.P. ツィンマーマンが演奏している。
 フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身はじめてとなるショスタコーヴィチの2 つ協奏曲を録音しました。バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇り、いずれの演奏も広く受け入れられている世界最高峰のヴァイオリニスト、ツィンマーマン。当録音は2012 年12 月に第1 番、そして2015 年10 月に第2 番をともにアラン・ギルバート指揮、NDR エルプフィルハーモニー管弦楽団(旧・北ドイツ放送交響楽団)と共演したライヴを収録したものです。
 ダヴィド・オイストラフに献呈された2 つのヴァイオリン協奏曲。第1 番は1947 年から1948 年にかけて作曲されましたが、12 音技法を使うなどの前衛的な書法により、1948 年2 月に共産党による作曲家批判を受け、発表を控えました。その後、ジダーノフ批判が一段落したと考えられた1955 年に日の目を見ることとなりました。全4 楽章の当作品は沈鬱とした瞑想曲、切れ味抜群で軽妙なスケルツォ、かつてないほど壮大なパッサカリア、そして打楽器群大活躍のブルレスクで構成されております。
 ツィンマーマンの卓越したテクニックと、圧倒的な魅力である美音を武器にこのショスタコーヴィチを見事に歌い上げております。なお、2 つの協奏曲でそれぞれ違うストラディヴァリウスを使用しています。第1 番では、かつてクライスラーが所有していた1711 年製の“レディ・インチクイン” を、第2 番では1713 年製の“エクス・ローデヴァルト” を演奏。
 
KKC 5714
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
アンドレス・オロスコ=エストラーダ
 R.シュトラウスの「英雄の生涯」と「マクベス」

  リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)
   交響詩『英雄の生涯』作品40(1897-98)
    (ソロ・ヴァイオリン:アレハンドロ・ルトカウスカス)
   交響詩『マクベス』作品23(1897-98)
hr 交響楽団
 (旧フランクフルト放送交響楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ
 (指揮)
 録音:2014 年8月/クロスター・エーベルバッハ修道院(マクベス)、2015 年12月/アルテ・オーパー、フランクフルト(英雄の生涯)/[PENTATONE]PTC 5186582、輸入盤・日本語帯・解説付

 今最も勢いのある若手指揮者の一人、アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2015 年11 月、hr 交響楽団との来日公演でも情熱的かつ見通しのよい解釈で聴衆を沸かせました。ストラヴィンスキーの「春の祭典」と「火の鳥」(1919 年版)(KKC 5649)に続くhr 交響楽団との第2弾はR.シュトラウスの「英雄の生涯」と「マクベス」です。
 アンドレス・オロスコ=エストラーダは1977 年南米のコロンビア生まれ。2009 〜 15 年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を、2014年からはhr 交響楽団の首席指揮者に就任し、注目を集めている俊英指揮者です。
 熱のこもった演奏で聴衆をわかせるオロスコ=エストラーダですが、歴史あるhr 交響楽団との入念なリハーサルと深い信頼関係から当団の伝統を維持しつつ若き巨匠の新鮮な解釈を取り入れております。エリアフ・インバル、ドミトリー・キタエンコ、パーヴォ・ヤルヴィなどの歴代首席指揮者のもと世界的な評価を得てきたhr 交響楽団をこの若き巨匠により新しい息吹を吹き込みます。
 
KKC 5718
\3000+税
※輸入盤発売済
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲
 ピアノ三重奏曲第1番ト短調
 ピアノ三重奏曲第2番変ロ短調
リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
バルトゥオミ・ニジョウ(ヴァイオリン)
クラウディス・ヘルマン(チェロ)
 録音:2016 年1月、チューリッヒ、SRFスタジオ/[PHILHARMONIA ・ REC]PHR 0107、輸入盤・日本語帯・解説付

 2012/2013 シーズンより音楽総監督に就任したファビオ・ルイージの下、さらなる進化を遂げているフィルハーモニア・チューリッヒ。2015 年に立ち上げた自主レーベル, フィルハーモニア・レコードからも次々と録音が発表されています。本作は、2013 年から2015 年までアーティスト・イン・レジデンスを務めたフランス出身のピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サールとフィルハーモニア・チューリッヒのコンサートマスターのバルトゥオミ・ニジョウとソロ・チェロ奏者のクラウディス・ヘルマンの3 人によるラフマニノフのピアノ三重奏曲。リーズ・ドゥ・ラ・サールはフィルハーモニア・チューリッヒとのラフマニノフの5 つの協奏曲のディスクを発売しており(PHR-0104)、彼女のラフマニノフに対する深い愛情と真摯な音楽性は実証済です。
 ラフマニノフの2 つのピアノ三重奏曲は「悲しみの三重奏曲」と呼ばれ、ラフマニノフ若き日の魅力的な作品です。第1 番は、モスクワ音楽院の学生だった1892 年に作曲されています。チャイコフスキーの「偉大な芸術家の想い出」に影響を受けており、15 分未満の単一楽章の短い作品ですが、豊かな抒情性と哀愁漂う旋律が心に染みわたります。
 一方第2 番は、チャイコフスキーの悲報を受けて1983 年12 月に完成。チャイコフスキーの死を悼む厳粛な冒頭に始まり、第1 番よりも内容的にも形式としても充実した音楽。特にピアノは多彩な音色と高度な技巧が求められ、非常に聴き応えがあります。ヴァイオリンとチェロの流麗な語り口はさすがオケのメンバー同士、ヴァイオリンとチェロの音色がまろやかに溶け合い、そこにリーズ・ドゥ・ラ・サールの凛としたピアノが絡み合い、ラフマニノフの甘美な香りが沸き立つ見事な演奏を聴かせてくれます。
 
KKC 5756
\3000+税
※輸入盤発売済
マーラー・エディションVol.1
 マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
  (I:20’20/II:15’41/III:10’06/
   IV:12’35/V:17’45)
デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
 録音:2015 年11月19-23日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/[CAVI MUSIC]4260085533497、輸入盤・日本語帯・解説付

 2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロジェクトがスタートしました。
第1 弾は、2015 年11 月に行われたデュッセルドルフ交響楽団首席指揮者就任記念演奏会のライヴ録音。コンサートの演目は、前半にアダム・フィッシャー得意のレパートリー、ハイドンの交響曲第88 番、そして後半にマーラーの交響曲第7 番「夜の歌」が演奏されました。
 マーラーの交響曲第7 番は、一般的には演奏される機会は他の曲と比べると少ない楽曲ですが、オーケストラとの第1 シーズン、そして録音プロジェクトの初回に持ってきたのは、このマーラー・プロジェクトに対するアダム・フィッシャーの並々ならぬ意気込みが感じられます。全5 楽章構成で、第2、第4 楽章が「夜の歌」。第4 楽章はギターとマンドリンが効果的に使用され、マーラーの革新性が感じられます。
 アダム・フィッシャーは全体的に速めのテンポをとっていますが、マーラーの意図に明確な道筋を与える丁寧で推進力のある演奏。特に終楽章では、オーケストラの特性を生かした情緒を美しく描いています。今後のシリーズが楽しみになる充実の演奏を聴くことができます。
 デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。
 
KKC 5757/58
(2CD)
\4200+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 クリストフ・ルセ
 (チェンバロ:
  ルッカース1624年)
 録音:2015 年4月20-22日ヴェルサイユ宮殿、王太子の居室/[APRTE] AP 120、輸入盤・日本語帯・解説付

 名手ひしめく歴史的鍵盤楽器奏者の中で、その実力と注目度の高さにおいて、筆頭格に挙げられるのが、クリストフ・ルセです。グスタフ・レオンハルトやボブ・ファン・アスペレンら“ 第一世代” の名チェンバリストの薫陶を受け、1983 年にブリュージュ国際コンクールで優勝。1991 年にはアンサンブル「レ・タラン・リリク」を結成し、埋もれたバロック・オペラの発掘演奏活動にも力を注いでいます。しかし、そんなルセの真骨頂といえば、やはりチェンバロ演奏と言えるでしょう。2013 年に録音された平均律第2 巻(KKC-5412/AP-070) に続く第1 巻。平均律クラヴィーア曲集の第1 巻はバッハがケーテン宮廷の楽長を務めていた後期にまとめられました。24 の前奏曲のうち、11 曲の初期稿は長男ヴィルヘルム・フリーデマンのために書いたクラヴィーア小曲集に、また完成の年には、妻アンナ・マグダレーナのための音楽帖への曲の書き入れも始まっており、この曲集は、バッハ家の教育のための作品を発展させた存在でした。
 ルセは、「第2 巻は「フーガの技法」のように複雑な和声進行や構造の複雑さを要した高い芸術性を掲げた作品で、第1 巻は教育用としての側面が強いですが、決してトレーニングだけのためではなく、そこに芸術性も兼ね備えた画期的な作品である」としています。さらに「多くのバッハ作品の中でもこれほど親しまれ、演奏され、深く研究されたものはない」と。その上でルセは今回の録音にあたって、これまでの学術的研究を一旦横に置き、あえて新しい解釈を入れようとはせず、高い集中力で研ぎ澄まされた音を繰り出していき、どの曲も奥行きのある音楽に仕上げ、聴く者に新たな発見を提示します。
 楽器は第2 巻同様にヴェルサイユ宮殿所蔵のルッカース・オリジナルを使用しています。

 

<映像>


ALIA VOX(映像)


AVDVD 9868
(DVD [PAL])
\3200
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」
 (1785)[管弦楽版]
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシォン
 (1)導入部 (2)福音書朗読「父よ、彼らをお赦し下さい」(ルカ福音書第23章第34節)
 (3)ソナタ第1番
 (4)福音書朗読「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ福音書第23章第43節)
 (5)ソナタ第2番 (6)福音書朗読「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」(ヨハネ福音書第19章第26節)
 (7)ソナタ第3番
 (8)福音書朗読「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ福音書第27章第46節)
 (9)ソナタ第4番 (10)福音書朗読「渇く」(ヨハネ福音書第19章第28節) (11)ソナタ第5番
 (12)福音書朗読「成し遂げられた」(ヨハネ福音書第19章第30節) (13)ソナタ第6番
 (14)福音書朗読「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」(ルカ福音書第23章第46節)
 (15)ソナタ第7番 (16)「地震」プレスト・コン・トゥッタ・ラ・フォルツァ
 ハイドン宗教曲の代表作を、初演場所の聖堂内での録画で!!

 収録:1990年12月カディス、サンタ・クエバ教会/リージョンAll、字幕:英独仏西伊葡、カタルーニャ語、( デジパック)

 レクイエムの調性であるニ短調の序章で始まり、昇天の際の地震を表す曲で終わる、この管弦楽曲は、キリストの7つの言葉(ラテン語)が朗読された後、瞑想する時間のために作曲された7つのソナタが中心となっています。カディスのサンタ・クエバ信徒会からの依頼によって作曲され、1786 年に、サンタ・クエバ教会で初演されたこの版以外に、1787 年に弦楽四重奏曲版が、1796 年にオラトリオ版が作られています。
 AVSA9854 と同日収録となるこのDVD。初演場所である、スペイン、カディスのサンタ・クエバ聖堂にて録画されています。厳粛な聖堂内の画像は、神秘的な雰囲気に満ちており、コンセール・デ・ナシォンは、作品が持つ重厚さや深遠さを、的確に、そして、情熱を込めて演奏しています。

 (注) 本DVD はPAL 方式となっております。日本のNTSC 方式のビデオ機器やテレビでは再生できませんのでご注意ください。パソコンでは通常、PAL 方式のDVD も再生できますが、全てのパソコン機種において再生を保障するものではございません。

 AVDVD 98682(NTSC 仕様)/ POS : 7619986 998688 は廃盤となります。今後はAVDVD 9868( PAL 仕様)で商品を流通させていただきます。よろしくお願い申し上げます。


















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