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≪第94号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2017/10/3〜






10/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CAVI MUSIC



4260085532476
\2700
パーヴォ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフらが参加!
 トルステン・エンケ(1966-):作品集〜A Portrait

 1. アンサンブルのための前奏曲(2012)
   ラウマ・スクリデ(ピアノ) ステファン・ラップ(パーカッション)
   シャロン・カム(クラリネット) イサヒ・ラントナー(バス・クラリネット)
   クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン) フオルカー・ヤコブセン(ヴィオラ)
   グスタフ・リヴィニウス(チェロ) エディクソン・ルイス(コントラバス)
   トルステン・エンケ(指揮)
   世界初録音:2012年6月9日シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
 2. ワーグナー≪ニーベルングの指輪≫の主題による幻想曲(2013)
   ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
   エイヴィン・グルベルグ=イェンセン(指揮)
   世界初録音:2013年10月20日ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー・大ホール(ライヴ)
 3. 14人の演奏家のためのオマージュ(2014)
   ムジカ・アッソルータ  トルステン・エンケ(指揮)
   世界初録音:2014年3月21日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
 4. 室内オーケストラのための「素敵な女の子」(2011)
   ムジカ・アッソルータ  トルステン・エンケ(指揮)
   録音:2015年1月16日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
 5. ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのためのエコーズ(2016)
   イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) ボリス・ファウスト(ヴィオラ)
   ムジカ・アッソルータ  トルステン・エンケ(指揮)
   世界初録音:2016年9月12日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
 6. 大オーケストラのためのNyx(2011)
   ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
   世界初録音:2011年12月17日ディー・グロッケ・ブレーメン・コンサートハウス(ライヴ)
 パーヴォ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフらが参加!
 ドイツの注目の現代作曲家トルステン・エンケ作品集

 70’02

 作曲家、指揮者、チェリストと多彩な音楽的才能をもつトルステン・エンケ。2005年パブロ・カザルス音楽祭コンクール作曲部門で発表された「弦楽四重奏曲第1番」で優勝。「退屈しない限り音楽にタブーはありません」と語るように、トルステン・エンケの音楽は新しいひらめきに満ちています。またハノーファーでムジカ・アッソルータという若手音楽家を集めたアンサンブルを結成。定期的にコンサートを行い新しい作品が次々と生まれています。
 この10年間でエンケは、器楽曲、室内楽、声楽、合唱、オーエケストラ、オペラと様々なジャンルの音楽を作り上げています。このアルバムはエンケのそうした幅広いレパートリーを示すような内容となっています。さらには、パーヴォ・ヤルヴィ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフ、シャロン・カムなど現代の名手たちが演奏に参加し、エンケの注目度の高さがうかがえます。
 


4260085533121
\2700
パウリーネ・ザクセによる
 18世紀後半のヴィオラ作品集

 C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ ト短調Wq 88 (H 510)
 ウィリアム・フラックトン(1709-1798):ソナタ ハ短調Op.2-8
 ジョルジョ・アントニオット(ca.1692-ca.1776):
  ソナタ 変ホ長調*
 フランツ・ベンダ(1709-1786):
  ソナタ ハ短調LeeB 3.137*、ソナタ ヘ長調*
 クリストリープ・ジークムント・ビンダー(1723-1789):
  ヴィオラとハープシコードのためのトリオ ニ長調*
パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)
アンドレアス・ヘッカー(ハープシコード)
 世界初録音!パウリーネ・ザクセによる18世紀後半のヴィオラ作品集

 ヴィオラ:マッジーニ1610年ガット弦使用/ハープシコード:ミートケ1700年複製
 録音:2016年9月、ワイマール * 世界初録音/70’02

 ベルリン放送交響楽団首席ヴィオラ奏者パウリーネ・ザクセによるこのアルバムには、世界初録音を含む、18世紀後半のヴィオラのレパートリーが収録されています。

 1775年以前では、アンサンブルや宮廷管弦楽団などでも従属的な役割を果たすことが多く、独奏楽器としてヴィオラの作品はほとんどありませんでした。

 1713年ヨハン・マッテゾン(1681-1764)は、著書の中でヴィオラが音楽のハーモニーの均整を保っていると記し、1738年には、ヨハン・フィリップ・アイゼル(1698-1763)が、ヴィオラは「音楽の内なる声」であると、さらにヨハン・サミュエル・ペトリ(1738-1808)も著書の中で「無知な初心者や愚かな老人たちによってヴィオラは虐げられています!音楽の中で大きな効果を発揮する美しい楽器である」と言及し、ヴィオラの重要性を説いてきました。しかしヴィオラの独奏パートが、巧みなヴァイオリン奏者によって演奏されたことは、結果的にはヴィオラのための作品を生み出すことに繋つながりました。

 ちなみに、こにアルバムジャケットでザクセが着用しているドレスは、あのソプラノ歌手のバーバラ・ボニーが作ったものということ。




CYBELE RECORDS

CYBELE 261603S
(SACD HYBRID)
\2500
高音質で堪能!空気をいっぱいに含んだ室内楽作品
 トーマス・アデス(1971-):
  弦楽四重奏のためのアルカディアーナOp.12(1994)
  4つの四重奏曲Op.28(2010-2011)
  ピアノ五重奏曲(2000)
ドーレン・カルテット
ディミトリ・ヴァシラキス(ピアノ)
 Stereo /5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure DSD Recording、58’14’’

 1971年ロンドン生まれで「ブリテンの再来」と評される作曲家トーマス・アデス。2000年のグロマイヤー賞作曲部門を始め、数々の賞を受賞しています。CD録音も多く、ラトル&ベルリン・フィルが作品を取り上げたりと、既に現代の古典と言える存在感を確立しています。
 ポストモダン・アイロニストなどと言われるその作風はウェーベルンを思わせる寂寞に、微かな温かさが同居。弦楽四重奏を主体としたこのアルバムでは奏者ひとりひとりがきれぎれに歌い、美しい風景が浮かび上がります。無駄をそぎ落とした、空気をいっぱいに含んだ音楽。キュベレ・レコーズならではの高音質録音がより価値を高めています。
 
CYBELE 061701S
(SACD HYBRID)
\2500
オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):
 オルガン作品集

  4つの舞曲
  3つのアルバムの綴り
  5つの詠唱
  バッハ杯(序奏、パッサカリアとコラール)
マルティン・シュメーディング
 (オルガン)
 高音質で堪能!荘厳な現代オルガン作品

 録音:2017年/デュッセルドルフ、ネアンダー教会/Stereo /5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure DSD Recording、66’45’’

 1934年生まれのポーランドの作曲家オスカー・ゴットリープ・ブラーのオルガン作品集。2007年から2017年までに書かれた最新作を収録しています。
 『バッハ杯(Der Bach-Pokal)』は、演奏効果満点の大作。パッサカリアでは無調の点描的パッセージが控えめに奏でられ、じっくりと展開し壮大な音響に発展。コラールは平穏と不穏が混在したような静寂に満たされています。
 ドイツのエコー・クラシック賞受賞者でもあるキュベレ・レコーズの名オルガニスト、シュメーディングによる荘厳な演奏を高音質でお楽しみください。



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FARAO CLASSICS



B 108092
\2500→\2290
ケント・ナガノ&エーテボリ響による「英雄の生涯」
 R.シュトラウス・シリーズ第2弾

  R.シュトラウス:
   英雄の生涯Op.40、死と変容Op.24
ケント・ナガノ(指揮)
エーテボリ交響楽団
 ケント・ナガノ&エーテボリ響による「英雄の生涯」、ケント・ナガノの圧倒的描写力を発揮したR.シュトラウス・シリーズ第2弾

 録音:2016年2月15-20日(英雄の生涯)、2016年6月9-11日(死と変容)、エーテボリ・コンサート・ホール/70’43
 プロデューサー:フェリックス・ガーゲルレ、アンドレアス・ツェンメラー

 2014 年からエーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めているとケント・ナガノによるリヒャルト・シュトラウスの3 部作録音シリーズの第2 弾。第1 弾の「アルプス交響曲」(B.108091)は、“アルプスの壮大さ、人間の内面のエネルギーを感じさせる圧倒的表現力” と高く評価され、2017 ドイツ・エコー・クラシックで「年間最優秀指揮者」に選出されました。

 エーテボリ交響楽団といえば、20 年以上に渡って良好な関係を続けたネーメ・ヤルヴィ時代にBIS やCHANDOS レーベルに録音された名盤の数々が印象的。また前任のグスターヴォ・ドゥダメルも7 年間同楽団のシェフを務め、成果をあげています。

 ケント・ナガノとエーテボリ響の最初の出会いは1993 年。マーラーの交響曲3 番が演目に選ばれました。その後も客演指揮者として度々登場し、交流を深めていきました。
 2014 年にアニバーサリー・イヤーを迎えたR. シュトラウスのプロジェクトは、首席指揮者への就任が決まったと同時に持ち上がりました。

 ケント・ナガノはバイエルン国立歌劇場の音楽監督を長きに渡って務め、同劇場にゆかりの深いR. シュトラウスの作品に対するユニークな解釈、伝統を踏まえた上での鋭い洞察力が評価されたもの。またエーテボリ響もあまり知られていませんが、同楽団の演奏史の中でR. シュトラウスの作品は重要な位置を占めます。1905/06 シーズンには50 回も「ドン・ファン」を演奏。さらにヴィルヘルム・ステーンハンマル指揮で交響詩「マクベス」(1908)、「死と変容」(1913)、オペラ「グントラム」の序曲、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(1913)を積極的に取り上げています。その後もセルジュ・コミッシオーナ、シュルル・デュトワらが定期的に演奏し、ネーメ・ヤルヴィとグスターヴォ・ドゥダメルは「ドン・ファン」に強い思い入れをもってプログラムに組み込んでいました。

 「英雄の生涯」は、自分自身を主人公とし半生を振り返る楽曲で、リヒャルト・シュトラウス35 歳の時に書かれたもの。「英雄」「英雄の敵」「英雄の伴侶」「英雄の戦場」「英雄の業績」「英雄の隠遁と完成」の6 つの部分で構成されています。

 シュトラウスは85 歳まで長生きしていますが、この「英雄の生涯」「英雄の戦場」「英雄の業績」「英雄の隠遁と完成」の6 つの部分で構成されています。
 シュトラウスは85 歳まで長生きしていますが、この「英雄の生涯」ネの描写とも言われているヴァイオリン・ソロを巧みに描いています。そしてシュトラウス3 作目の交響詩「死と変容」。シュトラウス25 歳の時の作品で、死の床にある芸術家が、病魔と闘いながら自らの人生を回想し、やがて天に召されてゆくというストーリーを管弦楽作品にしたもの。ケント・ナガノの演奏は、芸術家と共に生と死の戦いをしているような、緊迫した名演を聴かせてくれます。

 第3 弾は(2018 年秋)、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と「家庭交響曲」の予定。



ケント・ナガノ&エーテボリ響
第1 弾「アルプス交響曲」

B 108091
\2500
ケント・ナガノ&エーテボリ響による「アルプス交響曲」
 R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
ケント・ナガノ(指揮)
エーテボリ交響楽団
 ケント・ナガノ&エーテボリ響による「アルプス交響曲」壮大なパノラマが眼前に広がる優秀録音!

 録音:2014年11月エーテボリ・コンサート・ホール/(CD)51’03、(LP)180g重量盤、51’03
 プロデューサー:フェリックス・ガーゲルレ、アンドレアス・ツェンメラー

 2014 年からエーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めているとケント・ナガノによるリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」がCD とLP でリリースされます。
 エーテボリ交響楽団といえば、20 年以上に渡って良好な関係を続けたネーメ・ヤルヴィ時代にBIS やCHANDOS レーベルに録音された名盤の数々が印象的。また前任のグスターヴォ・ドゥダメルも7 年間同楽団のシェフを務め、成果をあげています。
 ケント・ナガノとエーテボリ響の最初の出会いは1993 年。マーラーの交響曲3 番が演目に選ばれました。その後も客演指揮者として度々登場し、交流を深めていきました。
 2014 年にアニバーサリー・イヤーを迎えたR. シュトラウスのプロジェクトは、首席指揮者への就任が決まったと同時に持ち上がりました。
 ケント・ナガノはバイエルン国立歌劇場の音楽監督を長きに渡って務め、同劇場にゆかりの深いR. シュトラウスの作品に対するユニークな解釈、伝統を踏まえた上での鋭い洞察力が評価されたもの。またエーテボリ響もあまり知られていませんが、同楽団の演奏史の中でR. シュトラウスの作品は重要な位置を占めます。1905/06 シーズンには50 回も「ドン・ファン」を演奏。さらにヴィルヘルム・ステーンハンマル指揮で交響詩「マクベス」(1908)、「死と変容」(1913)、オペラ「グントラム」の序曲、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(1913)を積極的に取り上げています。その後もセルジュ・コミッシオーナ、シュルル・デュトワらが定期的に演奏し、ネーメ・ヤルヴィとグスターヴォ・ドゥダメルは「ドン・ファン」に強い思い入れをもってプログラムに組み込んでいました。
 「アルプス交響曲」はR. シュトラウスが残した最後の大規模な管弦楽曲。ネーメ・ヤルヴィとグスターヴォ・ドゥダメルはエーテボリ響と度々ツアーで取り上げており、完全にオケの手中に収まった楽曲。ケント・ナガノとの演奏も、アルプスの一日を描いた壮大なドラマを、登山者の感動、眼前に広がる風景を見事に描き、大編成のオケを縦横無尽に動かす機動性は壮観です。響きのよいコンサート・ホールの利点をうまく利用した録音も秀逸。







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HUNGAROTON



HCD 32792
\2400→\2190
世界初録音!リストのソナタを彷彿させる、
 ピアノ独奏版「ファウスト交響曲」

  リスト(タウジヒ編):
   ファウスト交響曲(ピアノ独奏版)
イシュトヴァーン・ライコー(ピアノ)
 録音:2016年4月25-29日/フンガロトン・スタジオ/74’ 24”

 世界初録音。リストのファウスト交響曲は1857年完成の合唱を含む大作。ゲーテの小説に基づき、各楽章で「ファウスト」「グレーチェン」「メフィストフェレス」の性格を描こうとしました。リスト自身による2台ピアノ版もありますが、彼の愛弟子カール・タウジヒが17歳の時に驚くべきピアノ独奏用編曲を試みていました。タウジヒの編曲は見事でしたが、あまりに破天荒な難しさゆえ、師リストが一部をより合理的に手直ししています。いずれにせよ恐るべき編曲で、名作「ピアノ・ソナタ ロ短調」以上に感動させられます。
 イシュトヴァーン・ライコーはマッティ・ラエカッリョ門下の若手。



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CHANNEL CLASSICS

CCS 39018
(2CD/特別価格)
\2600→\2390
バロック・ヴァイオリンではポッジャー、
 モダン・ヴァイオリンではニン・フェン・・・

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)

 ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
 ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
 パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
 ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
 パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
ニン・フェン(ヴァイオリン)
CCS 39017から番号変更

 ポッジャーの名盤と双璧をなすバッハ!ニン・フェンが弾くバッハ無伴奏!

 ☆ジャレッド・サックスがついに録音した、モダン・ヴァイオリンによる「バッハ無伴奏」!
 ☆パガニーニ・コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン!

 オランダの高音質レーベル、Channel Classicsから、モダン・ヴァイオリンによるバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの録音が登場!
 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。
 Channel Classicsのバッハ無伴奏ヴァイオリンといえば、レイチェル・ポッジャーによる歴史的名盤が存在しますが、プロデューサー兼録音エンジニアのジャレッド・サックスが「バロック・ヴァイオリンではポッジャー、モダン・ヴァイオリンではニン・フェン」と認めついに録音を決断! 1721年製のストラディヴァリウス"マクミラン"を駆るニン・フェンの完璧なテクニックと鋭い感性によるバッハの聖典。もちろん、Channel Cassicsが誇る高音質録音もポイントです。





 ニン・フェンのパガニーニ。憎らしいほどうまい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GPfmtMvBKqI


 そして下記チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の一部が見られるPV。これまたふてぶてしいくらいうまい。
https://www.youtube.com/watch?v=WvAzSmxSBUA&feature=player_detailpage



旧譜
ニン・フェン
「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

CCS 37916
\2500
天才ニン・フェン/「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

 〜アパッシオナード

  サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  ラロ:スペイン交響曲ニ短調 Op.21
  サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
  ラヴェル:ツィガーヌ
  ビゼー/ワックスマン:カルメン幻想曲
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団
 ニン・フェンの情熱がほとばしる!サラサーテ、ラロ、ラヴェルの名作集!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団と贈る名作集!
 サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!

 使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"


旧譜
ニン・フェン
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

CHANNEL CLASSICS
CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2800
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。ついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ







GLOSSA



GCD 921631
(2CD/特別価格)
\3800
エルヴェ・ニケのフランス・バロック名盤!
 マラン・マレの「セメレ」再発売!

 マラン・マレ:音楽悲劇 《セメレ》(復元版全曲世界初録音)
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
シャノン・メルセル(ソプラノ)、
ベネディクト・トラン(ソプラノ)、
ジャエル・アザレッティ(ソプラノ)、
ヒョルディス・テボー(メゾソプラノ)、
アンデシュ・J.ダーリン(テノール)、
トマ・ドリエ(バリトン)、
リサンドロ・アバディ(バリトン)、
マルク・ラボネット(バリトン)

   

 エルヴェ・ニケのフランス・バロック名盤!マラン・マレの「セメレ」が新装発売!

 ☆ニケ&コンセール・スピリチュエルの「フランス・バロック」シリーズ。
 ☆中でも特に人気を誇った名盤、マラン・マレの「セメレ」が新装再発売!

 奇才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエルによる「フランス・バロック」シリーズより、特に人気を誇った名盤、マラン・マレの音楽悲劇「セメレ」が新装再発売いたします!
 ヴィオールの巨星サント=コロンブから教えを受け、太陽王ルイ14世時代のフランスで最高の宮廷ヴィオール奏者としての名声を得たマラン・マレ。ヴィオールではなく、マレのオペラの作曲家としての名声を高める大きな要因となった「アルシード」、「アリアーヌとバッカス」、「アルシオーヌ」に続く4作目にして最後の大作となった音楽悲劇「セメレ」。
 プロローグと5つの幕で構成され1709年にパリで初演が行われた「セメレ」ですが、楽譜が完全な形で現存していなかったためにその全貌はベールに包まれてきました。そこで一切の妥協を許さぬフランス・バロックの奇才エルヴェ・ニケが新たに発見された楽譜を用いて復元と再構成に着手。そして2006年にフランスのボーヌで開催されたボーヌ・バロック音楽祭において「セメレ」復元版全曲の世界初演が実現したという偉業の産物です。

 ※録音:2007年2月、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(パリ)



 


GCD 923512
\2500
クロリンダとタンクレディ 〜 モンテヴェルディの愛の情景
 モンテヴェルディ:素敵な羊飼い/それはやはり本当なのだ/
 あなたはかつて私のものだった/タンクレディとクロリンダの戦い/
 死んでしまいたい/ニンフの嘆き/憎むべきあの面影/
 我が憔悴したまなざしが/苦しみが甘美なものならば/
 (ボーナス・トラック)
  ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス:
   簒奪者にして暴君
マルコ・メンコボーニ(指揮、チェンバロ)
カンタール・ロンターノ、
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ
 (ソプラノ)
ルカ・ドルドーロ(テノール)
リッカルド・ピザーニ(テノール)
ダヴィデ・ベネッティ(バス)
 Glossaのモンテヴェルディ・イヤー締めくくり!モンテヴェルディの愛のマドリガーレ

 ☆モンテヴェルディ・イヤーを締めくくるGlossaのアニヴァーサリー・リリース!
 ☆愛をテーマとしたモンテヴェルディのマドリガーレ集を、ロンバルディ・マッズーリが歌う!

 スペインの古楽レーベル、Glossaが贈るモンテヴェルディ生誕450周年記念アルバムの最後を締めくくるのは、Glossa初登場となるモンテヴェルディのスペシャリスト、マルコ・メンコボーニ率いるカンタール・ロンターノ。
 メイン歌手として、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテとのオペラ録音(カッチーニやヘンデル)でもその美声を聴かせてくれたメゾ・ソプラノ、フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリと、フローリオ&カペラ・ナポリターナやアレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノ、ガッティ&アンサンブル・アウローラと共演してきたテノール、ルカ・ドルドーロが、愛をテーマにしたモンテヴェルディのマドリガーレを歌います。

 ※録音:2016年11月9日−12日、ペーザロ(イタリア)






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TACET



228
(2CD)
\2600→\2390
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 ベートーヴェン:後期ピアノ作品集

ベートーヴェン:
CD. 1
 1. 大フーガ 変ロ長調 op.134
 (ベートーヴェンによるop.133のピアノ4手編曲版)
 2. 11のバガテル op.119
 3. 6つのバガテル op.126
CD. 2
 4. ディアベリ変奏曲 op.120
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
デュオ・コロリオフ (1. 「大フーガ」の演奏)
 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 リュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァ(ピアノ)
 名ピアニスト、コロリオフによるベートーヴェンのピアノ作品集。
 音に没頭し思慮深く紡ぎだされた音楽は私達に新たな発見を驚きと共に与え続けてくれます。
 珍しい連弾版の「大フーガ」を含む聴きごたえのある4曲を収録したアルバムです。

  2016年10月、2017年1,5月 ベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音






 コロリオフの評価が最近非常に高い。
 もともと実力派として知られていて、これまで多くの名盤をリリースしてきたのだがようやく日本のファンにとても高く評価され始めたというのだ。
 まだまったく無名だったコロリオフのバッハを聴いた作曲家のリゲティは、彼のバッハの録音について、「無人島に持っていく1枚」に選び、さらに「死の苦しみを忘れさせてくれるだろう」と絶賛した。そうしてようやくその真価が日本のファンにも認められ始めた。
 ・・・というよりも、一度耳にしさえすれば、それがいかに深く真摯な音楽がすぐにわかるはず。

 エフゲニー・コロリオフは1949年モスクワ生まれでチャイコフスキー音楽院でオボーリンらに学んでいるが、1976年にユーゴスラビアに移住、その後はドイツを中心に活躍している(なので、コロリョフというよりもコロリオフと呼ばれることの方が多いようです)。1977年にはクララ・ハスキル・ピアノ・コンクールで優勝している。
 コロリオフは、これまではTacetのバッハの演奏で極めて高い評価を得ていた。いまや現代最高のバッハ弾きとの名声も聞こえる。まさしく本格派である。ということで今回はそのバッハ録音の真髄。



コロリオフのベートーヴェン

206
\2600→\2390
エフゲニー・コロリオフの「ハンマークラヴィア」!!
 ベートーヴェン:
  ①ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101
  ②ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィア」 変ロ長調 op.106
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 2012年ベルリン、ダーレムDahlemのイエス・キリスト教会での録音
 バッハの演奏において、非情に高い評価を得ているコロリオフですが音質の良さで知られるTACETレーベルからは繊細なタッチを生かしたドビュッシー他、シューマン、シューベルト、ショパン等の優れた録音がございます。
 今回はベートーヴェンの後期ソナタから2曲。
 思慮深い造形を感じさせる演奏ですが、決して重くならず、濁らず、多重的な和声の中に、くっきりと旋律を浮かび上がらせベートーヴェン特有の歌心を繊細で透明感ある美しい音色で奏で上げます。
 1音、1フレーズに多くの意味を感じ、考えさせられる素晴らしい演奏です。

208
\2600→\2390
ベートーヴェン
 1. ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
 2. ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
 3. ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
2014年 ダーレムのイエス・キリスト教会での録音
 実力派コロリオフによる深い洞察力に裏付けられた、きめ細やかなテクニックで表現されるどこまでも厳しく禁欲的なベートーヴェン。






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Ediciones Singulares



ES1029
(BOOK+2CD)
\4800→\4390
ゴダール:歌劇『ダンテ』(全4幕)
 〜1890年パリ、コミーク座にて初演
ウルフ・シルマー指揮
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団
出演:
 ヴェロニク・ジャンス、
 エドガラス・モンティヴィダス、
 ジャン=フランソワ・ラポワント、
 ラヘル・フランケル 他

 「ジョスランの子守歌」の作者が飛ばした異例の傑作
 1890年、ダンテは一人の人物として描かれた…!!
 オペラ『ジョスラン』が1888年パリで初演されてから世界的ヒットとなり、日本でさえ大正期からその挿入歌「ジョスランの子守歌」が日本語歌詞で広く知られ、いまだにパッヘルベルのカノンやゴセックのガヴォットのような名曲小品として器楽でも演奏されてきた…
 その作曲者ゴダールは1849年生まれ、フォーレやマスネーより少し年下世代。実は名匠ヴュータンの門下で学んだヴァイオリンの名手で、1876年の「浪漫的協奏曲」がその出世作でもあり、A.ローザンドによる名録音をご存知の方も少なくないのでは。
 音楽史研究の側から19世紀ロマン派フランス音楽の復興がめざましい今、シルマー&ミュンヘン放送管という秘曲発掘の超・手練チームによって、ジャンスやモンティヴィダスら今をときめく名歌手たちを迎えての充実録音で異例の名作オペラが聴けるとは…ワーグナー流を頑なに退けた生粋のロマン派ゴダール、1890年の「ダンテ」は「神曲」ではなく人間ダンテに光をあて、中世フィレンツェを幻視的世界として描き出した19世紀末ならではのオペラ…管弦楽作法や歌の扱いなど、ゴダール随一の手腕をじっくり、図版満載の充実した英仏解説書とお愉しみいただけます!注目作です。





知られざるフランスの大家
バンジャマン・ゴダールって誰だ


 バンジャマン・ゴダールは 1849年 パリ 生まれ、1895年カンヌで没した19世紀フランスの作曲家。
 今日では「ジョスランの「子守唄」」のみで記憶される「サロンの小品作曲家」。

 ただ実像は少し違う。

 ユダヤ人の家庭に生まれ、ヴュータンにヴァイオリンを師事。
 1876年作曲のヴァイオリン協奏曲「ロマンティック」が初演され、1878年にはパリ音楽院院長テオドール・デュボワと、パリ市主催の作曲コンクールにおいて合唱交響曲「タッソー」で優勝を分かち合った。
 他愛ない小品作曲家と思われているが、4つの歌劇(そのうちのひとつが「ジョスラン」)、交響曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ・ソナタ、と数多くの大作を残している。

 それらの作品は、19世紀後半のフランスに次々と生まれた甘美で均整の取れた傑作にぜひとも仲間入りさせたい優れたもの。
 ただの「小品作曲家」で終わらせてはいけない人なのである。

 晩年のゴダールは結核に苦しみ、1892年にコート・ダジュールへ隠棲して1895年にカンヌで死去した。
 パリのタヴェルニーの家族の墓地へ埋葬されている。


 久しぶりに特集を。








貴重なヴァイオリンソナタ集
現在入手できるゴダールのヴァイオリン・ソナタのアルバムはこれだけのはず

APARTE AP 124
(2CD)
\3600
バンジャマン・ゴダール(1849〜1895):ヴァイオリンソナタ集

 ヴァイオリンソナタ第3番 ト短調 Op.9
 ヴァイオリンソナタ第1番 ハ短調 Op.1
 ヴァイオリンソナタ第4番 変イ長調 Op.12
 ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 Op.2
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)
ダナ・ショカリー(ピアノ)
録音:2015 年9 月2 日-4 日

 19 世紀フランスの作曲家、バンジャマン・ゴダールのヴァイオリンソナタ集。

 19 世紀半ば、フランスの音楽界はオペラとドイツの作曲家たちによる室内楽によって占められ、フランスの作曲家による室内楽は取り上げられる機会も曲そのものも少ない状態でした。
 そのような中で、17 歳という若さでゴダールが書いたヴァイオリンソナタ1 番は、その後のフォーレ、サンサーンス、フランクに先立つ先駆的な存在となります。
 ここに収録された1 番〜4 番のヴァイオリンソナタはどれも、ゴダールが17 歳から23 歳の若年期に作曲したもの。
 古典的な様式やベートーベン、ブラームスを思わせる楽想は、一般に「フランス音楽」という言葉から連想するものとはかけ離れたものですが、その後のフランスの室内楽の発展過程に欠かせない、フランス室内楽の基盤作りに貢献した作品であることは間違いありません。

 音楽史の転換点であるドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」が現れる約30 年前に書かれたこれら4 曲のソナタは、ドイツ音楽優勢だった当時のフランスで新しい変化を起こそうとした若い作曲家の熱意と意欲に溢れています。
 音楽史上ではなかなか光の当たらないこの時代のフランスで、次の時代に繋がる音楽が確かに模索されていたこと。そんなことを思いながらこれらのソナタに耳を傾けると、後のラヴェルやドビュッシーなどいわゆる「メジャーな」フランス音楽も今までと違った聴こえ方をしてきます。それはまるでマイナーな時代の大河ドラマで日本史がより立体的に見えてくるよう。

 あなたのフランス音楽観をきっと変えるゴダールのヴァイオリンソナタ、一聴の価値ありです。






こちらは世界初録音
ゴダール:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番

ヴァイオリニストのレパートリーに加えられるにふさわしい価値ある作品

FIRST HAND RECORDS
FHR 29
\2700
ヴィルトゥオーゾたちによるヴァイオリン秘曲集
 ・ゴダール:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調op. 20 *
 ・ゴダール:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 遺作 *

 ・クリスチャン・シンディング(1856-1941):
  組曲ニ短調op. 123〜第4曲アンダンテ(シャコンヌ)*
 ・フランツ・フォン・ヴェチェイ(1893-1935):前奏曲とフーガ ハ短調
 ・レオン・デ・サン=リュバン(1805-1850):
  「ランメルモールのルチア」の主題による幻想曲op.46
 ・ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907):スコットランドの調べ
ヴォーン・ジョーンズ(ヴァイオリン)
 世界初録音!ゴダールの無伴奏ソナタほかヴィルトゥオーゾたちによるヴァイオリン秘曲集

 *世界初録音/ステレオ

 「秘密のヴァイオリン(The Hidden Violin)」と題されたアルバムは、19 世紀末から20 世紀初頭に、ヨアヒムらヴィルトルオーゾらによって書かれた、世界初録音を含むレアなヴァイオリン独奏曲を収めたものです。
 ブラームスらとの親交でも音楽史に名高いヨアヒム、その弟子でシベリウスに協奏曲を献呈されたヴェチェイ(ヴェッチーとも)らハンガリー系の名手をはじめ、いずれの顔ぶれも生前はすぐれたヴァイオリニストとして活躍したことで知られますが、なかでも注目はヴュータンに学んだ19 世紀後半フランスのゴダール。世界初録音となるゴダールの無伴奏ソナタは、「ニューグローヴ世界音楽大事典」によると、“ヴァイオリニストのレパートリーに加えられるにふさわしい価値ある作品” と紹介されており、こうして聴くことが可能となったのは、おおいに歓迎されるところといえるでしょう。

 1970 年英国生まれのヴォーン・ジョーンズは、バーミンガム音楽院と王立音楽大学で学び、卒業後オーケストラのメンバーとして活動していましたが、でもあるカトー・ハヴァシュに師事しています。でもあるカトー・ハヴァシュに師事しています。




2016年に発売されたばかりの貴重な交響曲集
彼の代表作とされる「ゴシック」が収録されている。
引き続き交響曲「伝説」、合唱交響曲「タッソー」なども録音されますように。

CPO
555044
\2700
バンジャマン・ゴダール:交響的作品集
 1-4.交響曲 第2番 Op.57/5-7.3つの小品 Op.51/
 8-12.ゴシック風交響曲 Op.23
ミュンヘン放送管弦楽団/
デイヴィッド・レイランド

 19世紀フランスの作曲家ゴダール(1849-1895)。
 パリ音楽院でルベに和声法、ヴュータンにヴァイオリンを師事し、彼に同行して2回ドイツを訪れています。
 かなり多くの曲を書きましたが、そのほとんどは現在忘れられてしまい、いくつかの作品のみが愛奏されているのみです。
 彼の作品は「サロン風」と言われていますが、確かにメロディはマスネを思わせる優美なものですが、実はかなり堅固な構成を持った曲も多く、このアルバムの「交響曲」もサン=サーンスを凌駕する見事なものであり、フランス音楽の伝統を受け継ぐ偉大な作品の系譜に加えてもよいものです。
 また「3つの小品」も当時の批評家たちが絶賛した作品です。
 そしてもう1曲の「ゴシック風交響曲」こそゴダールの真価が発揮されたともいうべき作品で、巧みなオーケストレーションは、彼が単なる「サロン風の小品」の作曲家ではなかったことを物語っています。




これも捨てがたい!

NAXOS
8.570554
\1800
海外直輸入
思わぬ傑作
 ゴダール:ヴァイオリン協奏曲第2 番
    ヴァイオリンはクロエ・ハンスリップ

  1.ヴァイオリン協奏曲 第2番 Op.131
  2.ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンティック協奏曲 Op.35
  3.オーケストラのための「詩的な情景」Op.46
クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)
チェコスロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
カーク・トレヴァー(指揮)
 どこかで聴いたことがあるような気がするけど、ここまでうまく仕立て上げられるとその妙技に酔ってしまう。
 おそらくゴダールの作品で最も親しみやすい2つのヴァイオリン協奏曲。これを聴けばとにもかくにもゴダールがどんな作曲家だったか理解できるはず。「ロマンティック協奏曲」のラストなんて古今東西のあらゆるヴァイオリン協奏曲を全部一緒くたにしたような大団円。
 7,8年前のリリースだが発売当時予想外の売れ行きにびっくりした覚えが。いつの間にか入手困難になってしまったので海外の倉庫から取り寄せます。これを廃盤にしちゃいかんだろう・・・




さすがに名シリーズ、この人のピアノ協奏曲もしっかり出してくれてます
HYPERION ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ

HYPERION
CDA 68043
\2700

ゴダール:ピアノ協奏曲集
  ピアノ協奏曲第1番イ短調 Op.31
  ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.148
  序奏とアレグロ Op.49

ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
タスマニア交響楽団
 
 ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ」。シリーズ第63集は、19世紀フランスの作曲家、バンジャマン・ゴダール(1849−1895)のピアノ協奏曲第1番&第2番。
 ライナーノーツを執筆するジェレミー・ニコラスによって、「サン=サーンスの構成技術とマスネのセンチメンタルな旋律の魅力を兼ね備えた作曲家」と評価されるゴダール。様々なジャンルの作品を書いたゴダールはピアノ作品も多く残しており、ピアノ協奏曲はリストやルビンシテインを連想させるような華麗で技巧的な場面も現れる。

 演奏は、RPCシリーズでは既に10タイトル超えるアルバムを録音している、ハワード・シェリーとタスマニア交響曲団の名コンビ。彼らが見事に蘇らせるピアノ協奏曲は、多くの作品を遺しながらも現代ではほとんどの作品が忘れられた存在となっているゴダールの魅力を再評価するまたとない機会となるだろう。

 ※録音:2013年4月23日−24日&26日−27日、フェデレーション・コンサート・ホール(タスマニア)




そして店主イチオシのピアノ・トリオ、トリオ・パルナッススもゴダールを忘れない。

MD+G
303 16152
¥3000
海外直輸入
トリオ・パルナッスス
バンジャマン・ゴダール:ピアノ三重奏曲集

 1.三重奏曲Op.32
 2. 同 Op.72
 3.子守歌
トリオ・パルナッスス
録音:2009年5月11〜13日 マリエンミュンスター修道院 <デジタル録音>

 古今東西のピアノ三重奏曲を当レーベルで次々と発表しているドイツの実力派トリオ・パルナッスス。店主イチオシのピアノ・トリオである。
 彼らが今回私たちを驚かせるべく挑んだのは、19世紀フランスの作曲家バンジャマン・ゴダール。
 名手ヴュータンにヴァイオリンを師事した彼の洗練された室内楽は、フランス・サロン音楽史の隠れた傑作と言える。





隠れたベストセラー
ゴダール:ピアノ作品集



 「ただの小品作曲家」ではないとはいうものの、それは彼の「小品」のすばらしさを否定するものではありません。
 まずはソナタ2曲を聴いて、そして魅力たっぷりの小品を味わってもらえれば。
 


GRAND PIANO
GP683
\2500
海外直輸入
バンジャマン・ゴダール:ピアノ作品集 第1集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.94/4-7.幻想的ソナタ Op.63/
 8.海辺の散歩 Op.86/9.海の上で Op.44/
 10.朝 Op.83/11.おとぎ話 Op.62
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
 録音 2014年1月31日,4月26日 ベルギー ティアンジュ,リサイタル・スタジオ B

 19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)。数多くの作品を残した彼は、実はオペラ作曲家として大成することを夢見ていたのですが、結局残っているのはオペラ「ジョスラン」の中の「子守歌」のみ。その他の作品は彼の死後、すぐに忘れられてしまいました。
 最近になって、ようやくヴァイオリン協奏曲の美しさが知られるようになったという、まだまだ開拓の余地のある作曲家なのです。そんな彼のピアノ曲こそ、実は本領が発揮されているものと言えるでしょう。
 「ゴダール=サロン風の易しい音楽を書いた作曲家」として認識していた人は、ここに収録された2曲のピアノ・ソナタを聴くと驚いてしまうはず。ここには技術的にも音楽的にも一切の妥協のない厳しい精神が漲っています。
 様々な表情を持つゴダールのピアノ曲、このシリーズの進行が楽しみです。

GRAND PIANO
GP684
\2500
海外直輸入
バンジャマン・ゴダール:ピアノ作品集 第2集
 1.夢のすまい Op.140/2.夜想曲 第1番 Op.68/
 3.夜想曲 第2番 Op.90/4.夜想曲 第3番 Op.139/
 5.夜想曲 第4番 Op.150/
 6-8.3つの小品 Op.16
  <第1番:メヌエット/第2番:アンダンテ/第3番:ガヴォット>/
 9-11.幻想曲 Op.143
  <第1番:バラード/第2番:間奏曲/第3番:スケルツォ>/
 12.再生 Op.82/
 13-15.詩的な断章 Op.13
  <第1番:ラマルティーヌ/第2番:アルフレッド・ド・ミュッセ/第3番:ヴィクトル・ユゴー>
   ※世界初録音
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
録音 2014年4月27日.5月22日 ベルギー ティアンジュ リサイタル・スタジオB
 19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)のピアノ作品集第2集です。第1集(GP683)に収録されていた2曲のソナタの厳しい曲想に比べると、「夜想曲」を中心に集められたこちらの第2集の方が、普段知っているゴダールの雰囲気に近いのではないでしょうか。
 夢、夜、詩・・・この言葉に集約される美しい作品集は、ちょっとだけ肩の力を抜いたゴダールの姿を垣間見ることができそうです。しかし曲に渦巻くハーモニーはシューマンやショパン由来のものではなく、彼が敬愛していたワーグナーのもの。最初に置かれた穏やかなワルツ「夢のすまい」の息の長いメロディは、まさに愛の語らいです。

 ベルギーのピアニスト、エリアンヌ・レイエの柔らかいタッチは聴き手を夢の世界へ誘ってくれるようです。

店主ごひいきのレイエ。



 ゴダールの特集でした。





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PRAGA DIGITALS



PRD 250373
(2CD)
\3800→\3490
レオニード・コーガン ソ連のヴァイオリン協奏曲集
 ハチャトゥリアン、フレンニコフ、ヴァインベルク、プロコフィエフ

 Disc 1
  (1)ハチャトゥリヤン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
  (2)同:ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ
  (3)フレンニコフ:
   ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調Op.23
 Disc2
  (4)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
  (5)ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.67
  (6)デニーソフ:パルティータ
   (バッハのパルティータ第2番BWV1004による)
(1)レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 ピエール・モントゥー(指揮)
 ボストン交響楽団
(2)(4)キリル・コンドラシン(指揮)
 ソヴィエト国立交響楽団
(3)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
 ソヴィエト国立交響楽団
(5)キリル・コンドラシン(指揮)
 モスクワ・フィル
(6)パヴェル・コーガン(指揮)
 器楽アンサンブル
 すべて貴重!ロシア音楽ファン狂喜の作品をコーガンの神業で

 録音:1958年1月12日/シンフォニー・ホール(ボストン)(1)、1964年11月11日/ロンドン(スタジオ録音)(2)、1977年1月5日/モスクワ(ライヴ)(3)、1961年/モスクワ(ライヴ)(4)、1961年9月/モスクワ(スタジオ録音)(5)、1981年9月5日/モスクワ(ライヴ)(6)/STEREO、73’ 40”、79’ 56”

 レオニード・コーガンはオイストラフと並ぶソ連の大ヴァイオリニストで、ムローヴァや佐藤陽子の師としても知られています。1982年に58歳の若さで亡くなりましたが、ロシアのヴァイオリニストとしては明るい音色で、ヴァイオリンの美しさを堪能させてくれます。残された録音はいずれも逸品ですが、現在入手困難なものが多いので大歓迎のリリースと申せましょう。
 ハチャトゥリヤンの協奏曲は作曲者指揮による盤もありますが、こちらはコーガンの初訪米時にモントゥーの指揮でセッション録音された貴重な記録です。モントゥーの推進力に満ちた伴奏も素晴らしく、さすが「春の祭典」初演者の面目躍如たるものがあります。
 ハチャトゥリヤンの「コンチェルト・ラプソディ」はコーガンのために書かれ、録音もされましたが、指揮者コンドラシンが亡命したため、音源は長くお蔵になっていました。
 同じくヴァインベルクの協奏曲もコーガンのために書かれ、ロジェストヴェンスキー指揮の世界初演時のライヴはCD化されていますが、コンドラシンとの決定盤は入手困難となっていました。近年CDが次々に発売されている作品ですが、コーガンの凄すぎる演奏の前に霞んでしまいます。
 もうひとつ注目なのが、ソ連現代作曲家デニーソフがJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004」に室内オーケストラの伴奏を付けた珍品。前衛的なものではなく、アルビノーニの「アダージョ」のようなものものしい濃厚さで色彩豊か。コーガンが最晩年に愛息の伴奏で演奏しています。
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PRD 250377
(2CD)
\3800→\3490
コシュラーの凄さを再認識させてくれるアルバム
ズデニェク・コシュラー讃

 Disc 1(踊りの音楽)
  (1)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
  (2)ストラヴィンスキー:
   バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
  (3)プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラーとロリー」
  (4)バルトーク:舞踊組曲
 Disc 2(フランス/チェコ音楽)
  (5)ボシュコヴェツ:スタート
  (6)オネゲル:ピアノ小協奏曲
  (7)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
  (8)ミヨー:交響曲第10番Op.382
  (9)マルティヌー:寓話(第1、2曲)
(6)ボリス・クライニー(ピアノ)
ズデニェク・コシュラー(指揮)
(1)-(4)チェコ・フィル
(6)プラハ交響楽団
(5)(7)-(9)プラハ放送交響楽団
 コシュラーの凄さを再認識させてくれるアルバム

 録音:1979年3月(1)、1977年3月7-10日(2)、1973年3月(3)(4)、4月(5)、1977年4月(7)、1970年4月20日(ライヴ)(8)、1979年9月5日(ライヴ)(9)/ドヴォルザーク・ホール、1970年5月/チェコ放送(ライヴ)(6)/STEREO、82’ 27”、79’ 26”

 ズデニェク・コシュラー(1928-1995)は、東京都交響楽団の客演指揮者としてたびたび来日していたため、日本でもおなじみのチェコの実力派。彼の魅力をCD2枚でたっぷり味わえます。1枚目は舞曲を集めていますが、スメタナ以外は現代の過激なものばかり。コシュラーのリズムの冴えが光ります。2枚目はチェコの作曲家を中心としていますが、パヴェル・ボシュコヴェツ(1894-1972)の「スタート」はスポーツをオーケストラで描いた珍しい作品。また日本でも人気のあるヤナーチェクの「シンフォニエッタ」、意外に録音のないオネゲルのピアノ小協奏曲など貴重です。
 

PRD 250380
\2900
ジャクリーヌ・デュ・プレ讃
 (1)ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VII :1
 (2)ディーリアス:チェロ協奏曲
 (3)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.65
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
(1)ダニエル・バレンボイム(指揮)
 イギリス室内管弦楽団
(2)マルコム・サージェント(指揮)
 ロイヤル・フィル
(3)ジョン・バルビローリ(指揮)
 ロンドン交響楽団
 EMI 音源によるデュ・プレの協奏曲名演集

 録音:1967年4月17、24日/アビーロード・スタジオ(1)、1965年1月12、14日(2)、1965年8月19日(3)/キングズウェイ・ホール/STEREO、80’ 09”

 いずれもEMI音源。名盤中の名盤です。
 

PRD 250368
\2900
ピアティゴルスキー讃
 (1)ブラームス:
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
 (2)サン=サーンス:チェロ協奏曲イ短調Op.33
 (3)ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
(1)グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)
 ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
(1)(2)フリッツ・ライナー(指揮)
 RCAビクター交響楽団
(3)シャルル・ミュンシュ(指揮)
 ボストン交響楽団
 RCA音源によるピアティゴルスキーの協奏曲名演集

 録音:1961年6月/ニューヨーク①②、1957年1月30日/ボストン③/STEREO、70’ 56”

 いずれもRCA音源。名盤中の名盤です。
 

PRD 250402
\2900
ザラ・ネルソヴァの芸術
 (1)ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
 (2)バーバー:チェロ協奏曲Op.22
 (3)ブロッホ:荒野の叫び声
(1)ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
 エードリアン・ボールト(指揮)
 ロンドン・フィル
(2)サミュエル・バーバー(指揮)
 ロンドン新交響楽団
(3)エルネスト・アンセルメ(指揮)
 ロンドン・フィル
 ネルソヴァの生誕ほぼ100年記念、協奏曲集

 録音:1953年11月24日(1)、1960年12月(2)、1955年3月3日(3)/キングズウェイ・ホール/82’ 55”

 名女流チェリスト、ネルソヴァのほぼ生誕100周年を祝うアルバム。バーバー自身が自作の指揮を受け持っているのが貴重。第2楽章ではバーバーならではの感動的なアダージョが繰り広げられます。ブロッホは彼女を「マダム・シェロモ」と呼ぶほど自作品の演奏者として高く評価していました。
 

PRD 250391
\2900
貴重!ブダペスト四重奏団ワシントン国会図書館ライヴ
 (1)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.44の1
 (2)シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41の1
 (3)同:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
(3)ブダペスト弦楽四重奏団
 ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
 録音:1959年11月13日(1)、1961年10月5日(2)、1959年11月13日(3)/ワシントン国会図書館クーリッジ講堂(ライヴ)/82’ 29”

 ワシントン国会図書館のレジデント演奏家だったブダペスト弦楽四重奏団。彼らが1959年と1961年に同館の講堂で行ったコンサートのライヴ。シューマンのピアノ五重奏曲はルドルフ・ゼルキンがピアノを担当しているのも魅力です。
  

PRD 250383
\2900
ビゼーの旋律美と異国情緒が満喫できる一枚
 ビゼー:
  (1)交響曲ハ長調
  (2)組曲「ローマ」(全4曲)
  (3)子供の遊び(全5曲)
(1)(3)ズデニェク・コシュラー(指揮)
 チェコ・フィル
(2)ファート・マンスーロフ(指揮)
 モスクワ放送交響楽団
 録音:1986年11月/プラハ(1)(3)、1961年10月5日(2)、1967年1月日(3)/モスクワ(ライヴ)(2)/81’ 55”

 ビゼーのオーケストラ曲は、ロッシーニやモーツァルトのように活き活きしてメロディも魅力的ですが、演奏が非常に難しいことで知られています。ここではチェコ・フィルの妙技に浸ることができます。
 

PRD 250382
\2900
良い! ノイマンのヤナーチェク
 ヤナーチェク:(1)主よあわれみたまえ/(2)消えた男の日記(全22曲)/(3)グラゴール・ミサ
  ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)チェコ・フィル
  ヤドヴィガ・ヴィソチャンスカー(ソプラノ)、マリア・ムジャゾヴァー(アルト)、
  ベノ・ブラフト(テノール)、ダリボル・イェドリチカ(バス)、ペトル・ソヴァディナ(オルガン)(以上(1))
  ミロスラフ・フリドレヴィチ(テノール)、ヴェラ・ソウクポヴァー(アルト)、
  パヴェル・キューン室内合唱団、ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)(以上(2))
  ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)、ヴェラ・ソウクポヴァー(アルト)、
  フランチシェク・リヴォラ(テノール)、カレル・プルーシャ(バス)
  ヤン・ホラ(オルガン)、チェコ・フィル合唱団
 録音:1964年3月28日(1)、1970年5月(2)、1978年1月5日(3)/ドヴォルザーク・ホール/78’ 50”

 ヴァーツラフ・ノイマンといえば、スメタナとドヴォルザークに他の追随を許さぬ神業を聴かせてくれますが、ヤナーチェクも見事。感動的な世界が広がります。



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SELENE RECORDS



SELENE 9201
\2200
パデレフスキ:ピアノ作品全集Vol.1
 6つの演奏用ユモレスク Op.14/スタラ組曲 Op.3(世界初録音)/
 即興曲ヘ長調(世界初録音)/悲歌ロ短調 Op.4(世界初録音)/
 間奏曲第1番ト短調(世界初録音)/
 間奏曲第2番ハ短調(世界初録音)/ポーランド舞曲 Op.5/
 2つのカノン(世界初録音)/洪水イ短調(世界初録音)/
 カンツォーナ(世界初録音)/写本 ホ長調(世界初録音)/
 砂漠にて Op.15
カロル・ラジウォノヴィチ
 (ピアノ/スタインウェイ)
 ポーランドのカリスマ・ピアニスト、パデレフスキ。その"作曲家"としての功績に光をあてた好企画。

 19〜20世紀のポーランドを代表する巨匠であり、同国の首相兼外相も務めたパデレフスキの"作曲家"としての姿と功績にスポットライトをあてた好企画は、そのピアノ作品の再評価に一役買いそうな予感。
 カルロ・ラジウォノヴィチは、ワルシャワのショパン音楽アカデミーと、アメリカのインディアナ大学で研鑽を積んだピアニスト。ショパンとミクリの音楽を得意とし、またパデレフスキのピアノ作品全曲を初めて録音したピアニストとしても知られています。

 ※録音:1991年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様
 


SELENE 9203
\2200
パデレフスキ:ピアノ作品全集Vol.2
 アルバム《タトラ山脈》Op.12
 3つの小品 Op.2(世界初録音)
 前奏曲とトッカータ Op.6
 小品集《旅人の歌》Op.8
 創作主題による変奏曲とフーガ変ホ短調 Op.23
カロル・ラジウォノヴィチ
 (ピアノ/スタインウェイ)
 ※録音:1991年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様
 


SELENE 9503
\2200
ポーランドの歌曲集
 ショパン:4つの歌曲
 カルウォヴィチ:15の歌曲
 モニューシュコ:4つの歌曲、3つの歌曲
ステファニア・トチスカ(メゾソプラノ)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ/スタインウェイ)
 19世紀中頃にピークを迎えたポーランドにおける"歌曲"の歴史のハイライト。ピアノの詩人ショパン、12巻におよぶ「家庭歌曲集」を遺したモニューシュコ、タトラ山脈で非業の死を遂げたメロディーメーカー、カルウォヴィチの歌曲を収録。

 ※録音:1995年5月15日−17日、フィルハーモニア(ジェシュフ、ポーランド)/ディジパック仕様
 


SELENE 9303
\2200
モニューシュコ:教会音楽集
 ピオトロヴィン・ミサ
 モテット《見よ、十字架の木を》
 ポーランド・ミサ
 夜明けの門の連梼第4番
ポズナン・ナイチンゲール合唱団
ヴォイチェフ・クロロップ(指揮)
 19世紀のポーランドを代表するオペラ、声楽曲の作曲家としてその名を残してきたスタニスワフ・モニューシュコ。ポーランドの音楽家たちが歌う教会音楽は、モニューシュコがオペラ以外でも優れた手腕を発揮していたことを証明する重要な録音です。

 ※録音:1992年、ポズナン(ポーランド)/ディジパック仕様
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SELENE 9405
\2200→\1990
ドブジンスキとショパン。
 19世紀ポーランドのピアノ協奏曲集!

  ドブジンスキ:ピアノ協奏曲変イ長調 Op.2*
  ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
イェジー・ステルチンスキ
 (ピアノ/スタインウェイ)
アダム・ナタネク(指揮)
ニュー・ポーランド・フィルハーモニック

 ウィーン古典派とポーランドの民族音楽の両方の香りを漂わせる19世紀ポーランドの作曲家、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807−1867)の「ピアノ協奏曲」とショパンのピアノ協奏曲第2番をカップリング。特にドブジンスキの「ピアノ協奏曲」は世界初録音となった記念碑的演奏です。
 イェジー・ステルチンスキは、カトヴィツェでアンジェイ・ヤシンスキ、ロンドンでジョン・ビンガムに師事したピアニスト。1983年に行われたサラゴサのピラール・バヨーナ国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞しています。

 ※録音:1994年、ジェシュフ(ポーランド)/ディジパック仕様
 


SELENE 9602
\2200
ピアノのための変奏曲
 レッセル:変奏曲イ短調、変奏曲イ短調 Op.15
 ショパン:
  変奏曲ホ長調、変奏曲ホ長調(ヘクサメロン)、
  変奏曲変ロ長調 Op.12
 シマノフスキ:
  ポーランド民謡の主題による変奏曲ロ短調 Op.10
イェジー・ステルチンスキ
 (ピアノ/スタインウェイ)
 18世紀後期から20世紀前半までの3世紀にわたるポーランドにおける「ピアノのための変奏曲」の歴史をたどったプログラム。若き日のシマノフスキが書いた「変奏曲」の第8変奏「葬送行進曲」は、後に1937年の自身の葬儀にワルシャワ・フィルによって演奏されたというエピソードを持っています。

 ※録音:1990年−1993年/ディジパック仕様
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SELENE 9504
\2200→\1990
声楽曲に編曲されたショパン
 ショパン:声楽とピアノのためのマズルカ集

  ショパン(編曲者不詳):スターバト・マーテル(前奏曲 Op.28-20)
  ショパン(ヴィアルド編):声楽とピアノのための12のマズルカ
  ショパン(編曲者不詳):
   嘆き(夜想曲 Op.9-1)、夜鳴きうぐいす(マズルカ Op.17-1&4)、
   夢(前奏曲 Op.28-7)、スターバト・マーテルII(前奏曲 Op.28-10)
アガ・ヴィンスカ(ソプラノ)
イェジー・ステルチンスキ(ピアノ)
 ショパンの創作活動にも影響を与え、このポーランドの大作曲家の葬儀ではモーツァルトのレクイエムを歌うなど縁が深かった19世紀フランスのソプラノ、ポーリーヌ・ヴィアルド(1821−1910)。
 ヴィアルドの手によって歌曲へと編曲された「12のマズルカ」が、ピアノ版とは一味違う独特のショパンの世界を聴かせてくれます。

 ※録音:1995年6月28日−30日、ジェシュフ(ポーランド)/ディジパック仕様
 


SELENE 9703
\2200
ゴムウカ:42のポーランド詩篇歌 リシャルト・ジマク(指揮)
ワルシャワ室内合唱団
 16世紀ポーランドの作曲家ミコワイ・ゴムウカ(1535−1609?)の現存する唯一の作品となる「42の詩篇歌集」。
 ポーランドにおけるルネサンス時代のマスターピースとして現代に受け継がれてきたゴムウカの教会音楽は、16世紀当時の同地の教会音楽を知ることが出来る貴重な作品と言えるでしょう。

 ※録音:1992年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様



<国内盤>


fine NF



NF-28901
\2500+税
〔美麗デジパック仕様〕
《ザ・コスモポリタン〜ノエ・乾 クライスラーを弾く》
 1. 愛の喜び
 2. ウィーン狂詩曲風幻想曲 
 3. ロマンス 作品4
 4. 美しきロスマリン
 5. プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 6. ウィーン小行進曲
 7. エピソード
 8. シンコペーション
 9. ウィーン奇想曲 作品2
 10. 中国の太鼓 作品3
 11. 愛の悲しみ
 12. ジプシーの女
 13. レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース 作品6
 14. カヴァティーナ
ヴァイオリン:ノエ・乾
ピアノ:碓井俊樹
 名刀の切れ味、したたる美音!
 フランコ=ベルギー楽派の貴公子が奏でる、
 これが21世紀のクライスラー!

 イザイ直系の名手ノエ・乾は、日本人とギリシャ人の両親のもと、ベルギーに生まれた気鋭のヴァオリニスト。クライスラーの多面性にスポットを当てた、「コスモポリタンによるコスモポリタン作品集」の登場です。
 「愛の喜び」「愛の悲しみ」といった、クライスラーの代名詞とも言える名曲をタイトルにしているアルバムが世にはたくさんありますが、むしろこのアルバムの聴き所は、クライスラーがブルックナーの弟子であったことを強く再認識させる遺作の「エピソード」や、「ラ・ヴァルス」と似てどこか狂気じみた「ウィーン狂詩曲風幻想曲」、イザイもかくやの無伴奏の「レチタティーヴォとスケルツォ」など、知られざる作品にあると言えます。
 ノエ・乾のヴァイオリンの持ち味は、切れ味鋭い名刀の切れ味と、したたるような美音であり、双方が相俟って、ユニークなアルバムを形成していると言えるでしょう。
 収録は、ノエ・乾が毎年主役を務める「野口英世記念ばんだい高原国際音楽祭」のメイン会場、猪苗代町体験交流館「学びいな」です。

 録音:猪苗代町体験交流館「学びいな」 (福島県) 2017年5月9-10日


 ノエ・乾:
  ベルギー王国のブリュッセルに生まれ、同国王立音楽院とパリ国立高等音楽院、ドイツのカールスルーエ国立音楽大をいずれも首席で卒業し、シベリウス国際コンクール特別賞、ナポリ・クルチ国際コンクール第1位、ニューヨーク・ヤング・アーティスト国際コンクール第1位各受賞後、ヨーロッパ全土、日本と韓国を含むアジア諸国、南北アメリカ等世界中のコンサートホールに出演している俊才ヴァイオリニスト。東日本大震災発生直後の2011年4月初頭に来日、最も早い時期から復興支援へ取組んだアーティストとしても知られています。

 碓井俊樹
  東京の生まれ。東京藝術大学とザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に学び、イタリアのカントゥ国際コンクール第1位、オランダのドネムス賞、ウィーンの現代芸術特別賞等多くの受賞歴を誇っています。
  現在、自宅のウィーンと日本を往復しながら、ピアノ演奏はもちろん、いまをときめく山田和樹指揮横浜シンフォニエッタのGM等既成概念にとらわれない活動が話題を呼んでいます。


 2011年以来の同志の共演!

 このCDで共演しているノエ・乾とピアニストの碓井俊樹は、2011年4月11日、名古屋市の復興支援チャリティコンサートで初めて出会い、以降、2012年よりともに福島県の東日本大震災復興祈念ばんだい高原国際音楽祭の中心メンバーを務めています。
 当意即妙のアンサンブルは一朝一夕で生まれたわけではなく、こうした2人の7年にわたる共演の結果生まれたものと言えるでしょう。
 

MF-28701
\2500+税
《川 嶋 仁〜珠玉のピアノ小品集》
 ショハ゜ン
  1 エチュード 変イ長調 作品25-1「エオリアン・ハーフ゜」
  2 ノクターン ロ長調 作品32-1
  3 エチュード ホ長調 作品10-3 「別れの曲」
  4 ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)
  5 エチュート゛ 作品10-5 変ト長調「黒鍵」
  6 エチュート゛ 嬰ト短調 作品25-6
 リスト:
  7 愛の夢 第3番 変イ長調(3つの夜想曲より)
  8 パガニーニ大練習曲 第5番 ホ長調「狩り」 3:16
 カスキ:
  9 野の小川にて 作品32-2
  10 フ゛ルレスケ 作品32-3
  11 夜の海辺にて 作品34-1
 サン=サーンス:
  12 白鳥(ヒ゜アノ・ソロ版)
 マスネ:
  13 タイスの瞑想曲(ヒ゜アノ・ソロ版)
 ラヴェル
  14 水の戯れ
 レクオーナ:
  15 コルト゛ハ゛(スヘ゜イン組曲「アンタ゛ルシア」より)
  16 アラコ゛ン (スヘ゜イン・ワルツ)
 タレガ:
  17 アルハンフ゛ラの想い出
川嶋 仁 (ヒ゜アノ)
使用ヒ゜アノ:STEINWAY & SONS D-274
(ヘ゛ネテ゛ィッティ・ミケランシ゛ェリか゛
所有していたヒ゜アノ)
 ワルシャワとパリで学んだ川嶋 仁
 愛の夢、水の戯れ、アルハンブラの思い出

 ショパンに始まり、リスト、カスキ、サン=サーンス、マスネ、ラヴェルからコルドバまで、誰からも愛される珠玉の小品を17曲集めた意欲作です。
  難易度の高い曲も多いですが、 川嶋 仁は東京藝術大学卒業後、ワルシャハとパリで10年間にわたり学んでおり、しっかりした基礎テクニックの上に作品それぞれの持ち味を最大限に生かした音楽性を隅々にまで発揮しており、聴くものを飽きさせません。
 収録は環境の緑に囲まれた軽井沢大賀ホール、川嶋 仁が惚れたというミケランジェロが愛用したスタイウェイD274 からホールの空間と一体となった、至福響きをお楽しみください。

 録音:軽井沢大賀ホール(長野県)2016年10月30日、11月1日、2日


 川嶋 仁 (ヒ゜アノ) :
  東京藝術大学音楽学部ヒ゜アノ科 て゛坪田昭三名誉教授に師事しヒ゜アノ 科を卒業。卒業時の成績により皇居 の桃華楽堂にて御前演奏を行った。 卒業後、ホ゜ーラント゛政府の全額給 費を得てワルシャワのショハ゜ン・アカテ゛ ミーに留学。リテ゛ィア・コス゛ヘ゛ック女史 とハ゛ルハ゛ラ・ヘッセ=フ゛コフスカ女史に 師事し大学院を修了。
その 後 ハ゜リへ 渡りヘ゛ ルリオース゛ 音 楽 院 の 研 究 科 て゛ キ ャ サ リ ン・フ゛ リ ー イ 女史に師事。ハ゜リのスコラカントルム のウ゛ィルテュオース゛・クラスて゛キ゛ャヒ゛ー・ カサト゛シュ女史に師事し首席て゛卒業。 この他にニース・国際アカテ゛ミーの夏期講習て゛ハ゜スカル・ロシ゛ェに学んた゛他、タ゛ン・タイ・ソン、エリック・ハイト゛ 嶋 シェック、フランス・クリタ゛の個人指導も受けた。トルネオ国際音楽コンクールて゛は、名誉表彰を授与された。
帰国後は毎年リサイタルを行なっている他、アンサンフ゛ルて゛はチェコのウイハン弦楽四重奏団とト゛ウ゛ォルサ゛ークのヒ゜アノ五重奏曲第1番を、東京 交響楽団コンサートマスターのク゛レフ゛・ニキティン氏、元チェロ首席奏者の ヘ゛アンテ・ホ゛ーマン氏とメンテ゛ルスソ゛ーンのヒ゜アノ三重奏曲第1番他を共演、 及川光悦指揮モーツァルト・ウ゛ィルトゥオーソ゛祝祭管弦楽団とのショハ゜ン ヒ゜アノ協奏曲第1番を共演するなと゛、幅広い活動を行なっている。

 川嶋仁オフィシャルWEBサイト: http://www.myhome104.com/hk/





フォンテック


FOCD9762
\2700+税
松田 弦(ギター)/EverGrEeN エヴァーグリーン
 武満 徹:森のなかで -ギターのための3つの小品-
 吉松 隆:風色ベクトル
 渡辺香津美:アストラル・フレイクス
 長岡克己:白雨 Hakuu、雲 Nuvole
 莉燦馮 編/岡野貞一:故郷、
 山田耕筰:赤とんぼ、
 本居長世:七つの子
 小関佳宏 編/
 山田耕筰:からたちの花
 佐藤弘和:エヴァーグリーン
松田 弦(ギター)

 日本から世界を見つめるギタリスト、松田 弦。自らのルーツに根ざした待望のニューアルバムをフォンテックからリリースします!
 その名に約束されたように16 歳でクラシックギターを弾き始めた松田 弦は、すぐにその才能を開花。2009 年東京国際ギターコンクール、2013 年アントニー国際ギターコンクールをはじめ、2000 年〜13 年のあいだに国内外の8 つのコンクールで第1 位を受賞。2016 年に東京オペラシティ文化財団のリサイタルシリーズ「B→C」に出演し、公演を成功させるなど、国内を拠点に活動しながら、オーストリア、フランス、ドイツ、タイ、フィリピン等、世界各地で幅広く活躍しています。
 本作のテーマは“日本”。たんに邦人作曲家による作品を集めたというだけでなく、四季折々、様々な日本の情景が頭に浮かぶような名品を、松田本人が選曲しました。
 松田の“世界が認めた”高い技術はもちろん、高知という自然溢れた地に生まれ育った松田にしか持ちえない、感受性豊かなその演奏をじっくりと味わうことのできる名盤の誕生です。
 ニューアルバム収録曲より表題曲「Evergreen」PV 公開中です! https://youtu.be/xbpx72wGyrg

 録音:2016 年12 月13-15 日 もみじホール城山















10/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



BONGIOVANNI


GB 5198
\2500
スクリャービン:ピアノ作品集
 練習曲Op.8-5、練習曲Op.8-12、左手のための前奏曲Op.9-1、
 前奏曲Op.11-4、前奏曲Op.11-9、前奏曲Op.27-2、
 ピアノ・ソナタ第4番 嬰へ長調Op.30、練習曲Op.42-4、
 アルバムのページOp.58、詩曲- 夜想曲Op.61、前奏曲Op.67-1、
 ピアノ・ソナタ第9 番『黒ミサ』Op.68、詩曲Op.69-1、
 詩曲Op.71-2、詩曲『焔に向かって』Op.72、5つの前奏曲Op.74(全曲)
ルイジ・カセッリ(ピアノ)
 スクリャービンの作風の変遷を楽しむ1枚

 録音:2016年1月23・24日/74’15’’

 スクリャービンが生涯をかけて作曲し続けたピアノ曲には、ショパン風のロマン的なものに始まり神秘和音を用いた独自の音響に至るまでの作風の変遷が如実に表れています。
 2曲のピアノ・ソナタ、練習曲Op.8-12、『焔に向かって』といった有名曲を含め、さまざまな楽曲を作品番号順に並べたのがこのアルバム。スクリャービンの音楽を俯瞰することの出来る1枚です。
 ピアノを弾くルイジ・カセッリは1963年ボローニャ生まれ。録音にはスタインウェイを使用。




CYBELE RECORDS



3D 001701
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
オルガンと打楽器のための「展覧会の絵」
 「2台のオルガンと打楽器のための編曲集 第1集」

  ラインベルガー:オルガン協奏曲第2番 ト短調 Op.177
  ムソルグスキー:展覧会の絵
ヨルグ・エンデブロック
 (歴史的ヴァルカーオルガン)
スザンネ・レーン(クライスオルガン)
コンラード・グラーフ(打楽器)
 バイノーラル録音に特化した「hd〜klassik」シリーズ登場!

 録音:2017年6月14-16日/ヴィースバーデン、ルーテル教会/Stereo /5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure DSD Recording、60’22’’

 ヘッドホンで聴くことにより最高音質の効果を発揮するように作られた「バイノーラル録音」はCYBELEレーベルが積極的に取り入れている仕様のひとつです。その録音に特化した新シリーズが始まりました。
 第1弾は2台オルガンとパーカッションという豪華編成のための作品集。教会に鳴り響く大音響を余すことなく捉えた充実のディスクです。
 (※SACD層に通常の録音とバイノーラル録音の2種類が収められています。CD層は通常録音のみになります)

 ラインベルガーのオルガン協奏曲はオーケストラ・パートもオルガンにアレンジ。華麗な掛け合いが聴きものです。『展覧会の絵』も2台のオルガンで色彩豊か、音量の幅も大胆!豊饒で壮大な世界が広がります。
 全編通してパーカッションは割とクラシカルな用法に留まり、ここぞというところでティンパニやバスドラムを炸裂させ、音楽により一層の深みを与えています。サウンドのユニークさよりも音楽的表現に重きを置いたアレンジに好感が持てます。
 
CYBELE KIG009S
(3SACD HYBRID)
\3300
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992)とハンガリー民謡
 [CD1]
  ヴェレシュ:
   弦楽四重奏曲第1番(1931)、
   弦楽四重奏曲第2番(1937)、弦楽三重奏曲(1954)
 [CD2]
  シャーンドル・ヴェレシュ、
   「ハンガリーの村々の器楽と歌」を読む(1975)
 [CD3]
  シャーンドル・ヴェレシュ、
   「ハンガリーの村々の器楽と歌」を読む(1975)※続き
  ミリャム・ヴィーズマンとクラウディオ・ヴェレシュの会話(2016)
ドーレン・カルテット
 「皇紀2600 年奉祝音楽」を書いたヴェレシュの室内楽。バルトークの進化系!?

 Mono / Stereo /5.1 ch Surround Sound、pure DSD Recording、(CD1, CD3 Tr.13-44)、[CD1]64’52’’、[CD2]79’32’’、[CD3]77’39’’

 バルトーク、コダーイに学んだハンガリーの作曲家ヴェレシュ。ブリテンの『シンフォニア・ダ・レクイエム』で有名な「皇紀2600年奉祝音楽」として交響曲を書いた作曲家、と言えば分かる人は分かるでしょう。弟子にはリゲティもいます。バルトークの弟子ということもありハンガリー民謡にも強い興味と拘りを持つヴェレシュの音楽の核となる書法が味わえる弦楽四重奏と三重奏を高音質録音でお楽しみいただけます。
 CD2及びCD3にはヴェレシュ本人の肉声や、息子クラウディオ・ヴェレシュとキュベレ・レコーズ創始者の1人で女優でもあるミリャム・ヴィーズマンの会話を収録しています。
 
CYBELE 161702S
(SACD HYBRID)
\2500
バッハに魅せられた作曲家が厳しく書き上げた変奏曲
 ミヒャエル・デンホフ(1955-):
  バッハ変奏曲Op.114〜ピアノのための
ビルギッタ・ヴォレンヴェーバー
 (ピアノ;スタインウェイD)
 録音:2017年4月5-7日/Stereo /5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure DSD Recording、60’22’’

 デンホフにとってバッハの音楽は特別なものであり、グレン・グールドの81年ステレオ録音盤『ゴルトベルク変奏曲』を聴いたときは大きな衝撃を受けたと言います。
 『バッハ変奏曲』と名付けられたこのピアノ曲は直接的にバッハの素材が出てくるという訳でもないようですが、音型の展開法や音楽の雰囲気にバッハ晩年のカノンやフーガに通じる厳しさを感じます。
 テーマはG-Es-H-C-Asという音列によるハ短調のインヴェンション。次第に半音階や不協和な響きも現れ調性を離れていきますが、最後に変化を伴いながらもテーマが回帰するあたりは『ゴルトベルク変奏曲』を思い起こさせます。
 ピアノを弾くヴォレンヴェーバーはデンホフ音楽のスペシャリスト。デンホフはチェロ奏者としても活動していますが、そのデュオ・パートナーも務めています。



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HYPERION



CDA 68139
\2400→\2190
スティーヴン・ハフ
 ドビュッシー:ピアノ作品集 〜 版画、映像、子供の領分

 版画 L.108/映像第1集 L.105/
 映像第2集 L.120/子供の領分 L.119/
 レントよりおそく L.128/喜びの島 L.109
スティーヴン・ハフ
 (ピアノ/Yamaha CFX)

 英ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ!ドビュッシー没後100周年記念盤!

 ☆イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ!
 ☆ドビュッシーの没後100周年記念盤!

 イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニスト。近年では作編曲の才能でも広く注目を浴び、多くの作品が出版・録音されています。
 スティーヴン・ハフの約2年ぶりとなるソロ・アルバムは、2018年のドビュッシー没後100周年を彩るアニヴァーサリー・アルバム!
 ハフのきらめくようなテクニック、想像力豊かな知性で贈る極上のドビュッシーです。

 ※使用楽器:Yamaha CFX concert grand
 ※録音:2015年6月18日−19日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル)&2016年8月30日−31日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト)



 


CDA 68203
\2400
マーティン・ブラビンズの英国音楽!
 ティペットの交響曲集登場!

  ティペット:交響曲第1番/交響曲第2番
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団

 2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているマーティン・ブラビンズ。ウォルトンやエルガー、ヴォーン・ウィリアムズらの録音で高い評価を得てきたブラビンズの新たな近代イギリス音楽は、マイケル・ティペット(1905−1998)の交響曲が登場!
 ブラビンズのティペットといえば、スティーヴン・オズボーンが独奏を務めた「ピアノ協奏曲(CDA 67461/2)」が、グラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞にノミネートし、ディアパゾン・ドール受賞など各誌で絶賛され、2017年5月の来日公演でも同曲が披露されました。
 2016/17シーズンのプログラムとしても演奏され既にイギリスで話題を呼んでいる、ブラビンズ&BBCスコティッシュ交響楽団によるティペットの交響曲集。熟練コンビによるティペットの新たな名盤として期待が高まります。イギリス音楽ファン、レア交響曲ファンも要注目!

 ※録音:2017年2月11日−12日、シティ・ホール(グラスゴー)



 


CDA 68207
\2400
知られざるドイツ・ロマン派
 ピクシス:ピアノ三重奏曲集

  大ピアノ三重奏曲(グランド・ピアノ・トリオ)
   第1番 変ホ長調 Op.75
  ピアノ三重奏曲第3番ロ短調 Op.95
  協奏的三重奏曲(トリオ・コンチェルタント)
   第1番(ボーラー兄弟との共作)
レオノーレ・ピアノ三重奏団
 〔ティム・ホートン(ピアノ)、
  ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン)、
  ジェマ・ローズフィールド(チェロ)〕
 知られざるドイツ・ロマン派の室内楽、ピクシスのピアノ三重奏曲集!

 イギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」のメンバーによるトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団。

 アレンスキー(CDA 68015)、ラロ(CDA 68113)、リムスキー=コルサコフ&タネーエフ(CDA 68159)に続く4枚目のアルバムは、フランツ・リストの「ヘクサメロン」の完成に貢献したドイツのコンポーザー=ピアニスト、そして名教師であったヨハン・ペーター・ピクシス(1788−1874)のピアノ三重奏曲集。
 行進曲風の勇壮なテーマやロマンティックな楽想、美しいメロディーなどが散りばめられたピクシスの華麗なピアノ三重奏曲を、イギリスの名手たちによるアンサンブルでご堪能あれ。
 ピクシス最後の作品となった協奏的三重奏曲(トリオ・コンチェルタント)は、オンスローの歌劇「行商人」の主題に基づく作品で、ヴァイオリニストであったアントン・ボーラー、チェリストであったマックス・ボーラーの兄弟と共に作曲されたもの。

 ※録音:2016年12月21日ー23日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー)



 


CDA 68216
\2400
オブレヒト:ミサ・グレコルム&モテット集
 6声のサルヴェ・レジナ/ミサ・グレコルム/
 父の御母/聖なる神の御母/その聖なる御胎/
 おお祝福されしバシリウス/おお祝福されし父/
 アニュス・デイ
  (作曲者不詳/ロブ.C.ウェグマンによりオブレヒトの作とされる)
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
 フランドル楽派探求の最先端、ブラバント・アンサンブルが歌うオブレヒト!

 ネーデルラント、フランドル楽派の未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぎ続けるブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。
 これまでも、様々な知られざる宗教音楽を録音し、グラモフォン賞に3度ノミネートしてきたスティーヴン・ライスとブラバント・アンサンブルが新たに発見するルネサンスの宝物は、当時ジョスカン・デ・プレに次ぐ優れた作曲家として高く評価されていたフランドル楽派の作曲家、ヤコブ(ヤーコプ)・オブレヒト(1457/8−1505)のミサ曲とモテット。

 ※録音:2017年1月26日−28日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)






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BR KLASSIK



900147
\2500→\2290
ハイティンク(指揮)&バイエルン放送響
 ブルックナー:交響曲 第6番 イ長調(ノヴァーク版)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 ブルックナーの中期の傑作とされていながらも、第5番や第7番に比べ、演奏機会があまり多くない第6番。
 初演の記録でも「長すぎるため聴衆の理解が難しい」という理由で、1883年、1899年(マーラー指揮)の2回はどちらも短縮版が採用され、結局、完全版が演奏されたのはブルックナーの死後であり1901年になってからという不遇の作品です。
 しかし、全曲を通じて魅力的な楽想に溢れており、特に第2楽章アダージョの深淵さは後期のブルックナー作品を予見させるほどの美しさを有しています。
 この曲を知り尽くしているハイティンクの演奏は、第1楽章はゆったりとしたテンポで“崇高さ”を際立たせ、第2楽章、第3楽章は比較的早めのテンポでまとまりをもたせ、勇壮なファンファーレが聴きどころとなる終楽章で全曲を見事にまとめ上げています。

 録音 2017年5月4-5日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

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900322
\2500→\2290

ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
 Im Arm der Liebe-愛の抱擁

  マルクス、ブラウンフェルス、
  コルンゴルト、プフィッツナー:管弦楽伴奏歌曲集

 マルクス(1882-1964):
  歌曲集より
   1.第2番:Waldseligkeit 森の至福
   2.第24番:Und gestern hat er mir Rosen gebracht 昨日彼は私にバラの花を贈った
   3.第17番:Marienlied マリアの歌
   4.第3番:Der bescheidene Schafer つつましい羊飼い
   5.第9番:Selige Nacht 祝福された夜
  6.イタリア歌曲集より第2番「セレナード」
  7.歌曲集より第22番「夏の夜」
 ブラウンフェルス(1882-1954):3つの中国の詩による歌曲集 Op.19
  8.第1番:Die Einsame ただひとり
  9.第2番:Ein Jungling denkt an die Geliebte 愛について考える若者
  10.第3番:Die Geliebte des Kriegers 戦士の愛する人
 コルンゴルト(1897-1957):6つの素朴な歌 Op.9より
  11.第1番:Schneeglockchen 雪の花
  12.第3番:Das Standchen セレナード
  13.第4番:Liebesbriefchen 恋文
  14.第6番:Sommer 夏
 プフィッツナー(1869-1949):
  15.Venus mater 母なるヴェヌス Op.11-4
  16.Trauerstille 悲しみの静けさ Op.26-4
  17.Gretel グレーテル Op.11-5
  18.Untreu und Trost 不誠実と慰め
  19.Nacht 夜 Op.26-2
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団

 南ドイツ生まれのソプラノ、ユリアーネ・バンゼが歌う後期ロマン派の歌曲集。バンゼのレパートリーは古典から現代までと幅広く、オペラとコンサートのどちらでも高い評価を得ています。
 このアルバムでは、20世紀初頭にウィーンを中心に活躍した作曲家たちの歌曲が歌われており、これらはみな、重厚な響きを持つオーケストラを伴うロマンティックな作風を持っています。
 「ピアノ伴奏ではない歌曲」はマーラーやヴォルフ、リヒャルト・シュトラウスなど後期ロマン派の作曲家たちが好んだ分野で、これはオペラ・アリアとはまた違う様式であり、作曲家の想いをくまなく伝えるために肥大したオーケストラ・パートに負けないほどの歌唱表現が求められます。
 重めの響きを持つバンゼの声を際立たせるヴァイグレ/ミュンヘン放送管弦楽団の美しい音色も聴きどころです。


  録音 2015年3月26-27日,12月10-12日 Bayerischer Rundfunk, Studio 1




KAIROS


0015021KAI
\2500
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):室内楽作品集
 1-2.Marches(1979)…独奏ハープのための
 3-4.Nidi(1979)…独奏ピッコロのための
 5-6.Clair(1980)…独奏クラリネットのための
 7.Small(1981)…ピッコロ、クラリネット、ハープのための
 8.Estratto(1969)…独奏ピアノのための
 9.Secondo Estratto(1970)…ピアノ、ハープシコード、ハープのための
 10.Quarto Estratto(1974)…
   ピッコロ、フルート、ヴァイオリン、マンドリン、
   ハープ、ハープシコード、ピアノとチェレスタのための
アンサンブル・アダプター
【メンバー】
 クリスティアーナ・ヘルガドティル(ピッコロ)…3.4.7.10
 インギルフル・ヴィヒャルムソン(クラリネット)…5.6.7
 グンヒルダー・アイナルスドティル(ハープ)…1.2.7.9.10
 マティアス・エングラー(チェレスタ)…10
【ゲスト】
 アーロン・ダン(フルート)…10
 チャシャター・カナヤン(ヴァイオリン)…10
 セス・ジョセル(マンドリン)…10
 ペテリ・ピツコ(ハープシコード)…9.10
 エルマー・シャランメル(ピアノ)…8.9.10

 イタリアの現代作曲家フランコ・ドナトーニの作品集。1953年にブルーノ・マデルナに出会い、その翌年からダルムシュタット夏期現代音楽講習会に参加、様々な作風を身に付けました。
 新古典主義から図形楽譜など作曲技法の変遷を経て、晩年には調性音楽への帰依も認められるなど、作曲時期によって変幻自在の作風が見られるドナトーニ。
 このアルバムには、彼が独自の作風を確立する1970年代から80年代にかけての室内楽作品を中心に収録。1977年以降に到達したという、様々なサウンドが絶え間なくつなぎ合わされる「パネル技法」による作品も含まれています。

  録音2014年8月28-29日 Kammermusikstudio,SWR Stuttgart…3-7 2014年10月7日 Studio Britz,Deutschlandradio Berlin…8.10 2015年4月14日 Studio Britz,Deutschlandradio Berlin…1.2.9


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SELENE RECORDS


 ショパンやパデレフスキ、レッセル、ドブジンスキなど、ポーランドのクラシック音楽を専門とする、同国ワルシャワのレーベル「Selene Records(セレーネ・レコーズ)」の取り扱いを開始します。
 ポーランド・ファンにはおなじみのレーベルですが、これまでいくつかの代理店ができては消え、最近はまったく入らなかったレーベルです。



SELENE 9102
\2200
ヤヌシュ・オレイニチャク 1991年
 ショパン:ピアノ作品集 Vol.1

 ポロネーズ イ長調 Op.40-1/子守歌変ニ長調 Op.57/
 スケルツォ変ロ短調 Op.31-2/4つのマズルカ Op.17/
 舟歌嬰へ長調 Op.60/夜想曲ハ短調 Op.48-1/
 バラード ヘ長調 Op.38-2/夜想曲ホ短調 Op.posth/
 ワルツ イ短調 Op.34-2/ワルツ ホ長調 Op.posth/
 ワルツ変ニ長調 Op.64-1/ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
ヤヌシュ・オレイニチャク
 (ピアノ/スタインウェイ)

 
 ポーランドを代表するピアニストであり、現代有数のショパン弾きでもあるヤヌシュ・オレイニチャクが、フランス映画「ソフィー・マルソーの愛人日記(ラ・ノート・ブルー)」にショパン役で出演するなど、多彩な活躍を繰り広げていた90年代にワルシャワで収録したショパン・プログラム。

 ※録音:1991年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様

 


SELENE 9501
\2200
ヤヌシュ・オレイニチャク 1994年
 ショパン:ピアノ作品集 Vol.2

 スケルツォ ロ短調 Op.20/夜想曲ロ長調 Op.62-1/
 3つの前奏曲 Op.28 〜
  ホ短調 Op.28-4、イ長調 Op.28-7、ハ短調 Op.28-20/
 夜想曲嬰ハ短調 Op.posth/ワルツ変イ長調 Op.69-1/
 葬送行進曲ハ短調/
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
ヤヌシュ・オレイニチャク
 (ピアノ/スタインウェイ)
 現代有数のショパン弾き、オレイニチャク!90年代に収録されたショパン2タイトル!

 オレイニチャクがポーランド南東の都市、ジェシュフのフィルハーモニーで収録したショパン。オレイニチャクは2007年9月にピリオドピアノ(1849年製のエラール)で「ピアノ・ソナタ第2番」を録音しており、このスタインウェイでの演奏との聴き比べも楽しみなポイントの1つ。

 ※録音:1994年12月10日−11日、ジェシュフ(ポーランド)/ディジパック仕様




オレイニチャク、最近の録音はコチラ!
NIFCCD 035-036
(2CD)
\5100→\4690
オ、オ、・・・オレイニチャク??
 ショパン:マズルカ全集

 マズルカ Op.6/マズルカ Op.7/マズルカ Op.17/
 マズルカ Op.24/マズルカ Op.30/マズルカ Op.33/
 マズルカ Op.41/マズルカ Op.50/マズルカ Op.56/
 マズルカ Op.59/マズルカ Op.63/
 マズルカ イ短調 《エミール・ガイヤール》/
 マズルカ イ短調 《ノートル・タン》/マズルカ Op.67/
 マズルカ Op.68/マズルカ第52番変ロ長調(WN.7)/
 マズルカ第53番ト長調(WN.8)/マズルカ第54番ニ長調/
 マズルカ第56番変ロ長調(WN.41)/
 マズルカ第57番ハ長調/マズルカ第58番変イ長調(WN.45)
ヤヌシュ・オレイニチャク
 (ピリオド・ピアノ/
  エラール1849)
 重鎮ヤヌシュ・オレイニチャク、エラールで弾くショパンのマズルカ!

 ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・オレイニチャクが、1849年製のエラールで弾いたショパンのマズルカ全集!
 オレイニチャクは、2013年から2014年にかけてじっくりとスタジオで録音してきた57のマズルカを、作品6のマズルカから遺作のマズルカまで作品番号順に収録。
 2015年のショパン国際ピアノ・コンクールでも審査員を務めた名手が、ショパンの生きた時代の楽器で弾いた珠玉のマズルカです。

 ※録音:2013年−2014年、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)


/////////

 え・・・・・
 オレイニチャクのアルバムのはずなんだけど、宣伝コピーと一緒に送られてきた写真には別の人が載っている。

 このおじさんは誰だ?



 ヤヌシュ・オレイニチャクといえば1991年の仏映画「La Note Bleue (邦題=愛人日記)」でショパン役を演じたイケメン・ピアニスト。



 繊細そうで、いかにもショパンという風貌で日本でも人気があった。
 当時の東京公演で、調子が悪くて開演直前に「どうしても演奏することができない」、と青白い顔をしてステージ上で頭を下げていた誠実な姿が忘れられない。

 そのオレイニチャク、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務めるなど、順調な活動を続けているはずなのだが、しかし・・・この写真のおじさんは誰なんだ??

 え・・・

 うそ、オレイニチャクなの?この人?



 そうかあ、人生経験積んで、風貌もずいぶん変わったんだなあ。

 この変わりようにはびっくりだけど、逆にその最新の演奏、聴いてみたい。




<メジャー・レーベル>
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DG



4816381
\2300→\2090
悔しいくらい美人でうまい
 フランチェスカ・デゴ〜
  パガニーニ/ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲集》

   1) パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6、
   2) ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.26
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)、
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)
バーミンガム市交響楽団

 人気急上昇中のイタリア女流ヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴによるDG初の協奏曲録音
 イタリアの若手ヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴのDG初協奏曲録音。イタリアの2つの傑作、ヴォルフ=フェラーリの演奏機会のあまりないヴァイオリン協奏曲とパガニーニの有名なヴァイオリン協奏曲第1番を演奏しています。パガニーニの協奏曲は今年で作曲からちょうど200年になります。
 バーミンガム市交響楽団、イタリアの若手指揮者ダニエーレ・ルスティオーニとともにバーミンガムのシンフォニー・ホールでイギリスでの初演を行った2017年3月8日に、ヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲をライヴ録音しました。
フランチェスカはこれからも世界の一流オーケストラと、パガニーニとヴォルフ=フェラーリの協奏曲を様々な地域で広く演奏してゆきます。

 【録音】2016年8月21-22日(1)、2017年3月8-9日(2)、イギリス、バーミンガム、シンフォニー・ホール





シベリウスのヴァイオリン協奏曲のライヴ。全曲。
https://youtu.be/w8ZFS2Efens

 おっと・・・まだ最初の5分しか聴けてないけど、うまい・・・!






 で、このデゴ、どこかで見た顔だと思った人、鋭い。
 アッカルドのレクチャー受けてるんだけど、すでにすごい貫禄のある生徒だった人。


サルヴァトーレ・アッカルドのマスタークラスIN クレモナ第2集
日本語字幕あり

DYNAMIC
DYNDVD33737
\3200
サルヴァトーレ・アッカルドのマスタークラスIN クレモナ第2集
 日本語字幕あり

 1.ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」第1楽章
  (受講生…ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)/
  マリア・グラツィア・ベロッキオ(ピアノ))/
 2.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
  (受講生…フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)/
   フランツェスカ・レオナルディ(ピアノ))

 1941年生まれのサルヴァトーレ・アッカルドによるレクチャー映像の第2弾。
 今作ではベートーヴェンの2つのソナタを取り上げています。


 フランチェスカ・デゴはイタリア室内管のメンバーとして活躍している人で、アッカルド自身「今まで会ったことのないほど素晴らしい才能」と絶賛しています。

 ということで、そのフランチェスカ・デゴ。美人です。



映像もどうぞ。「ツィゴイネルワイゼン」
https://youtu.be/1lzAGY8ds68



 今作も、翻訳に細心の注意を払った日本語字幕付き。このようなレクチャー映像では嬉しい限りです。

 収録 2011年クレモナ/収録時間:72分/字幕:英・日・中・韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)





フランチェスカ・デゴ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集

481 1407
\2300
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1, 2, 5, 8番》
 ベートーヴェン:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」,
  4) ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ)

 フランチェスコ・デゴによる流麗なベートーヴェン
 2014年から2015年にかけてイタリアで発売されたデゴによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。初期の第1番、第2番、中期の第5番と第8番を収録した1枚です。
 注目はやはり第5番で、瑞々しさと初々しさを併せ持つ美しい演奏となっています。第8番の流麗さも格別です。

 【録音】2014年
  

481 0910
\2300
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3, 4, 9番》
 ベートーヴェン:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.24,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ)

 フランチェスコ・デゴの熱い歌心
 こちらも2014年に発売されたアルバムです。こちらは初期の三部作の1曲「第3番」と、情熱的な第4番、そして「クロイツェル・ソナタ」の3曲を収め、全体的に重厚で深刻な表情が印象的な一枚。
 デゴの演奏はベートーヴェンの勇壮さを強調し、その中に熱い歌心が込められています。

 【録音】2014年, イタリア(デジタル:セッション)

481 2302
\2300
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6, 7, 10番》
 ベートーヴェン:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30−1,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ)
 
 2014年から2015年にかけてイタリアで発売されたデゴによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。中期から後期の3曲を収録し、流麗に歌うヴァイオリンの魅力を堪能させてくれます。

 【録音】2014年


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4797524
\2300→\2090
バルトリも参加!
 《VENI DOMINE(主よ来てください)〜
  バチカンのシスティーナ礼拝堂の待降節とクリスマス》

  1) グレゴリオ聖歌:常に主において喜べ、
  2) ペロティヌス:祝せられたる御胎、
  3) グレゴリオ聖歌/ギヨーム・デュファイ:輝く実り多き天の創り主、
  4) ジョスカン・デプレ:ガブリエリは遣わされたり、
  5) ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:
   シオンでラッパを吹き鳴らせ—天より露を滴らせたまえ、
  6) ジョヴァンニ・マリア・ナニーノ:Hodie nobis caelorum Rex—Gloria in excelsis Deo、
  7) ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:今日キリストが生まれました、
  8) ジャン・ムートン:羊飼いたちと共に、
  9) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:誰を見たのか、羊飼いたちよ—Dicte quidnam vidistis、
  10) ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:聖とされた日がわれわれに光りはじめた、
  11) グレゴリオ・アレグリ:Nasceris, alme puer、
  12) グレゴリオ聖歌/ルカ・マレンツィオ:Christe, Redemptor omnium、
  13) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお大いなる神秘、
  14) クレメンス・ノン・パパ:Magi veniunt ab oriente—Magi videntes stellam、
  ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:
   15) Reges Tharsis et insulae、16) Diffusa est gratia
マッシモ・パロンベッラ(合唱指揮)
システィーナ礼拝堂聖歌隊、
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)(2)

 平和な時を求めるすべての人に贈る聖なる歌声
 世界最古の聖歌隊として知られる、バチカンのシスティーナ礼拝堂聖歌隊とDGのユニークなコラボレーション。
 2015年の《カンターテ・ドミノ》、2016年の《パレストリーナ》に続く3作目は、待降節とクリスマスのための歌を集めたこの《VENI DOMINE》です。平和な時を求めるすべての人におくる瞑想のための音楽です。2008年のベストセラー《チャント〜天空の歌声》を思い起こさせるアルバムです。
 ペロティヌスの「祝せられたる御胎」にはメッゾ・ソプラノ歌手チェチーリア・バルトリが参加しています。システィーナ礼拝堂聖歌隊と指揮のマッシモ・パロンベッラが録音のために女性歌手を招いたのは今回の録音が初めてとなります。
 ルネサンス期にはシスティーナ礼拝堂聖歌隊には女性はいなかったとはっきりと記録されていますが、中世には女性が歌っていたかもしれないという証拠があります。
 そこでこのユニークなコラボレーションのためにパロンベッラとバルトリがたどり着いたのが作曲家ペロティヌスでした。バルトリの澄んだ魅力的な声が不思議なほど聖歌隊の声とそして礼拝堂とも調和し、100年の歴史を持つ歌をさわやかにそして現代風に響かせています。
 収録曲目は11世紀から17世紀にバチカンの書庫に保管されたシスティーナ礼拝堂聖歌隊によるオリジナルの手書きスコアによるもので、世界初録音です。2017年11月17日、システィーナ礼拝堂で発売記念コンサートが行われます。

  【録音】2017年、バチカン、システィーナ礼拝堂




<国内盤> 


Musikaleido



MKCD001J
\2500+税
Colours of the Heart
カラーズ・オブ・ザ・ハート

 ドビュッシー(1862-1918):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調
 ディーリアス(1862-1934):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番
 ラヴェル(1875-1937):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
 グリーグ(1843-1907):
  ヴァイオリンとピアノのための歌曲(エミール・ソーレ編曲)
   君を愛す、ソルヴェイグの歌
小町碧(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ)

 このアルバムに収録された作品を書いた4人の作曲家。一見深い繋がりは見えないように思いますが、実は19世紀末のパリで繰り広げられた芸術家たちの交友の様子を切り取ったものなのです。
 物語の主人公はディーリアス。彼の友人であったウィリアム・モラードの家にあったゴーギャンのスタジオ。数多くの芸術家が集まるスタジオにディーリアスはグリーグとラヴェルを連れて行きます。
 ディーリアス自身もゴーギャンの絵画に深い感銘を受け、後にゴーギャンの「ネバーモア」を購入します。その出会いから生まれたであろう音楽を、小町碧は深い共感を持って奏でています。もちろん、この物語は彼女自身のブックレットに詳細に記されており、これを読めばアルバムのコンセプトもタイトルの意味も理解できるでしょう。
 録音時期:2014年2月21-22日録音場所:イギリス、ポットンホール ライナーノーツ(日本語解説):小町碧



…ディーリアス・プロジェクトについて…

 2017年7月に立ち上がった【ディーリアス・プロジェクト】。近代英国音楽史に於いて、素晴らしい業績を残したにもかかわらず、日本での知名度はまだまだ低い作曲家です。
 そのディーリアスの晩年の姿を、弟子であるエリック・フェンビーが1冊の伝記にまとめた「Delius as I knew him」は、未だ日本語翻訳がなく、出版が渇望されている書籍です。
 今回、英国在住のヴァイオリニスト小町碧が翻訳を担当し、11月にアルテスパブリッシングより「ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス」というタイトルで出版が決定しました。
 これに伴い発足したのが前述の【ディーリアス・プロジェクト】です。「様々な形でディーリアスの音楽を知ってほしい」そんな願いが込められた一連の出版、CDリリース、演奏会が企画されており、ディーリアスブームの到来が期待されます。


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小町碧 (こまち みどり) (ヴァイオリン)

 https://www.midorikomachi.com/

 ロンドン在住ヴァイオリニスト。「若き世代の才能溢れるソリスト(The Quarterly Review)」として近年注目を集めている。12 歳でハワード・グリフィス指揮・チューリッヒ室内管弦楽団と共にデビュー。以来、Tonhalle Zurich、東京オペラシティ、ワルシャワ・フィルハーモニー、Wigmore Hall 等、世界各地で演奏。英国王立音楽院、並びに同大学院を首席で卒業。英国と日本の音楽を両国にて紹介する演奏家として、BBC Radio 3 をはじめ、様々なメディアで活動が取り上げられている。2017 年4月、NHK「国際報道2017」にて、英国の作曲家、及び日本の現代音楽を国際的に紹介する活動が紹介された。2017 年5 月、2nd アルバム「Warp & Weft」をEM Records よりリリース,同年7月から年末にかけてブリティッシュ・エアウェイズの機内エンターテインメントにてアルバムが採用される。2014 年にリリースした1stアルバム「Colours of the Heart」は、The Strad やInternational Record Review等の国際的な専門雑誌より、数々の好評を得ている。また、オリジナルな視点と研究に基づくプロジェクトは、話題を呼んでいる。「ディーリアスとゴーギャン」は、日本経済新聞にも取り上げられ、2013 年には英国ディーリアス協会により表彰された。2017 年11 月、ディーリアスの晩年の姿を描いた伝記「Delius as I knew him」(エリック・フェンビー著)の翻訳本、「ソング・オブ・サマー 〜真実のディーリアス〜」(小町碧訳、アルテスパブリッシング)を出版。




サイモン・キャラハン (ピアノ)


 スタインウェイ・アーティストであるサイモン・キャラハンは、ソリストとして、又、室内楽奏者として国際的に活躍している。近年のツアーでは日本、マレーシア、タイの他、カナダのバンフ・センターにて演奏。演奏されることが少ない作品にも意欲的に取り組み、フランセやティペットによる作品、又、ディスコグラフィーに於いては、ウィリアム・スタンデール・ベネット、ロジャー・サシェヴェレル・クックのピアノソロ作品のアルバムをリリース。その他、竹ノ内博明との「ディーリアス: 2台ピアノ編曲による管弦楽作品集」(SOMM)も好評を得ている。2017年に続き、2018年には、ハイペリオンレーベル・ロマンティックピアノ協奏曲シリーズのデビュー録音として、マーティン・ブラビンズの指揮、BBC スコティッシュシンフォニーオーケストラとの共演によるコークのピアノ協奏曲初録音がリリースされる。又、演奏活動の他、ヨーロッパの室内楽シリーズでは最長の歴史を誇る、コンウェイ・ホールのコンサート・シリーズの音楽監督としても活躍している。





<映像>

 

BR KLASSIK(映像)


900516
(DVD)
\3200
J.S.バッハ(1685-1750):ミサ曲 ロ短調 BWV232 クリスティーナ・ランツハーマー(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥング(メゾ・ソプラノ)
マキシミリアン・シュミット(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス・バリトン)
ペーター・ダイクストラ(指揮)
バイエルン放送合唱団
コンチェルト・ケルン

 2016年6月に開催された"ION-ニュルンベルク国際オルガン週間"で収録された「ミサ曲 ロ短調」。
 歴史ある聖ローレンツ教会の美しい内装、若手中心の独唱歌手、コンチェルト・ケルンとバイエルン放送合唱団の磨き抜かれた豊かな響き。バッハ最後の大規模な作品の全貌を余すことなく伝えています。

  録音 2016年6月2-3日 ライヴ収録 Nurnberg, St. Lorenzkirche 収録時間:106分 音声:ステレオ2.0/DTS5.1    画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク
※既発BOX:900514より分売




OPUS ARTE(映像)


OA1246BD
(3DVD)
\5100
ケネス・マクミラン:バレエBOX
1.《マノン》音楽:マスネ
 収録…2008年
 【ボーナス映像】
  踊るマノン…インタヴューとリハーサル風景キャスト・ギャラリー
 
マノン…タマラ・ロホ
デ・グリュー…カルロス・アコスタ
レスコー…ホセ・マルタン
ムッシューG.M.…クリストファー・ソーンダース
レスコーの愛人…ラウラ・モレラ 他
マーティン・イエーツ(指揮)
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
 アベ・プレヴォが書いた「マノン・レスコー」を元に、振付師ケネス・マクミランが完成させたバレエ「マノン」。
 マスネの音楽を用いながらも、同名のオペラからの曲は使っていないというところも注目を集めました。
 贅沢な装置と衣装に加え、主役のロホ、アコスタの華麗な踊りが見どころです。
2.《うたかたの恋》
 音楽:リスト(ランチベリー編曲)
  収録…2009年1月
  【ボーナス映像】
   《うたかたの恋》の衣装主役たちのリハーサルキャスト・ギャラリー
ルドルフ皇太子…エドワード・ワトソン
マリー・ヴェッツェラ…マーラ・ガレアッツィ
マリー・ラリッシュ伯爵夫人…サラ・ラム 他
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
 1889年1月、当時のオーストリア/ハンガリー帝国皇太子ルドルフと彼の愛人であった17歳のマリー・ヴェッツェラ男爵令嬢がマイヤーリンクの館で謎の死を遂げました。
 「うたかたの恋」とされるこの事件は、現在でも真相はわかっていません。
 マクミランのバレエは、全編にリストの音楽を用い、ルドルフの愛なき家庭生活と政治的苦悩を克明に描き出しています。男性が主役の珍しいバレエです。
3.《ロミオとジュリエット》
 音楽:プロコフィエフ
  収録…2012年3月
ジュリエット…ローレン・カスバートソン
ロミオ…フェデリコ・ボネッリ
メルキューシオ…アレクサンダー・キャンベル
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
 シェイクスピアの有名な戯曲を元に、ケネス・マクミランが独自の視点で描き出した名作バレエ。
 プロコフィエフの音楽を全編に用い、若き恋人たちの「許されぬ愛」を綴ります。カスバートソン、ボネッリのため息が出るほどに美しいパ・ド・トゥが見どころです。

 イギリスの名振付師、ケネス・マクミラン(1929-1992)の代表的な3作をBOX化。14歳のときに見たバレエ雑誌に触発され、バレエを始めたマクミラン、9か月後にはサドラーズ・ウェルズ・バレエスクールに入学し才能を発揮しました。
 最初はダンサーとして活躍しましたが、極度のスランプから振付師に転向、次々に野心的な作品を発表して注目を集め、1965年にはマーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフが演じた「ロミオとジュリエット」で大ヒットを飛ばしその名声を確立しました。
 彼の作品はどれも官能的であり、大胆な設定が施されていることで知られ、このBOXに収録された3作も、愛と苦悩に揺れる人間の本質が丁寧に描き出されています。

 収録時間:117分+45分(ボーナス)…マノン     136分+23分(ボーナス)…うたかたの恋     158分+15分(ボーナス)…ロミオとジュリエット音声:ステレオ2.0/DD5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)  字幕:英語画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスクBlu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition
















10/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE



ACD2 2763
\2100
アンドレ・マテュー、
 ラフマニノフを思わせる甘く切ない「ケベック協奏曲」

  アンドレ・マテュー(1929-1968):ケベック協奏曲
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2 番ハ短調Op.18
ジャン=フィリップ・シルヴェストル(ピアノ)
メトロポリタン管弦楽団
アラン・トゥルーデル(指揮)
 カナダ夭折の天才作曲家アンドレ・マテュー、ラフマニノフを思わせる甘く切ない「ケベック協奏曲」

 録音:2017年6月1日、ケベック

 2016年にケベック在住のアーティストに贈られる栄誉ある賞を受賞したピアニスト、ジャン=フィリップ・シルヴェストルによる協奏曲2作品の録音。
 まず、アンドレ・マテューの「ケベック協奏曲」。カナダのモーツァルトとの称されたアンドレ・マテューは、ラフマニノフに「自分よりも天才」と言わしめた才能の持ち主でしたが、アルコール依存症になり39歳で惜しくも亡くなったため、世界的には知られていませんが、1976年のモントリオール・オリンピックでも彼の楽曲が使われるなど、カナダでは知名度の高い作曲家です。
 また近年では、フィギュア・スケートでもこの「ケベック協奏曲」をはじめ彼の楽曲が使用されるなど注目されつつあります。作風は、カップリングのラフマニノフのピアノ協奏曲2番を思わせる、感傷的なメロディーが全編を彩る、甘く切ない曲です。



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72771
\2500→\2290
プレガルディエンがホルンとうたう!珍しいレパートリーを録音
 ブリテン:ザ・ハート・オブ・マター
 フランツ・ラハナー:人魚
 コンラディン・クロイツァー:水車
 フランツ・ラハナー:3つの歌曲 Op.30より第1番 秋
 コンラディン・クロイツァー:セレナーデ
 カール・コスマリー:憧れ、漁師の娘
 ヘンリー・ヒューゴ・ピアソン:狩人の別れ
 シューベルト:流れの上で D943
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
オリヴィエ・ダルベレイ(ホルン)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)
 録音:2016年11月2・4・5日/スイス、ブルーメンシュタイン教会/58’11’’

 名歌手プレガルディエンがとっても珍しいレパートリーを録音しました。ホルンとピアノを伴う歌曲を集めた面白いアルバムです。ブリテンの『ザ・ハート・オブ・マター』は同編成で書かれた感動的な作品『カンティクル第3番「なおも雨は降る」(1940の爆撃に)』を中心として、その前後にファンファーレや歌や語りを並べ小さな舞台作品のように構成した音楽です。
 また、シューベルトの『流れの上で』はこのトリオ編成の中でおそらく一番有名な名作。歌と別のメロディをホルンが終始吹き続け大変美しい効果を上げます。ホルン奏者にとっても腕の見せ所と言えます。
 そのほかシューベルトの親友であったラハナーなどの作品も創意に溢れており、ホルンの温かなキャラクターとプレガルディエンの美しい歌声が溶け合う極上のサウンドをお楽しみ頂けます。
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CC 72768
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
グルジア生まれの美女、ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
 ショパン〜「ゴースト」

  ショパン:
   24の前奏曲Op.28(全曲)
   練習曲 変ホ短調 Op.10-6
   ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1
   ワルツ第2番 イ短調 Op.34-2
   ワルツ第10番 ロ短調 Op.69-2
   スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
 ショパンの恐ろしげな部分をクローズアップしたユニークな1 枚

 録音:2017年6月12-14日/オランダ、フリッツ・フィリップス・ムジークヘボウ/DSD、Multi-ch / Stereo、66’53’’

 トビリシ生まれで現在アムステルダムを拠点に活躍するピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼのCHALLENGE CLASSICSレーベル・デビュー盤。彼女は2010年にボルレッティ・ブイトーニ財団アワードを受賞しています。
 アルバムのメインとなるショパンの前奏曲集は、深みのある音とルバートを効かせたピアニズムが印象的。『雨だれ』ではたっぷりとテンポを揺らし、味わいのある「隙間」を作っています。
 アルバム後半、カップリングの練習曲やワルツになると一層幻想的で妖しげな世界が広がり、最後のスケルツォ2番では仄暗い暗い
 情熱が炸裂。アルバム・タイトルに掲げた「ゴースト」とこの構成、演奏、ジャケット・デザインなどからして、ショパンの霊魂を蘇らせたかのような、何やら恐ろしげな感覚にさせられる1枚です。



 ニーノ・グヴェタッゼ、随分大人になりました・・・
 旧譜から印象的だったものを。


ニーノ・グヴェタッゼの旧譜

ORCHID
ORC100017
\2500
献呈〜ニーノ・グヴェタッゼ、リストを弾く
 1.ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調「前奏曲」S244/R106 /
 2.バラード第2番ロ短調 S171/R16/
 3.シューマン=リスト編曲:ミルテの花より「献呈」/
 4.シューベルト=リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン/
 5-8.ピアノ・ソナタロ短調 S178/R21
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)

 ニーノ・グヴェタッゼ。6歳からオーケストラと共演するなど、その才能は早くから知られていましたが、2008年にユトレヒトで開催されたフランツ・リスト国際コンクールで第2位を獲得、同時に聴衆賞と記者賞も得て、その名前は一気に国際的なものとなりました。世界中のコンサート・ホールで演奏を重ね、そのどれもが絶賛される彼女、来年には日本へも来日が予定されています。そんなグヴェタッゼのリスト・アルバムは、何とも言えないマニアックな選曲がツボです。まずは、技巧的なハンガリー狂詩曲で聴き手の心を惹きつけ、内省的なバラードで表現力を問い、歌曲の編曲で口直し、そしてメインのソナタで無口にさせる・・・と万全です。

 ニーノ・グヴェタッゼ。グルジア共和国生まれ。
 グルジア共和国・・・。なるほど・・・。古来より数多くの民族が行き交う交通の要衝。アゼルバイジャンやアルメニアなどと同じく、世界で最も民族の血が交じり合う場所であり、そしてその結果として世界で最もたくさん美しい女性が生まれるという場所。

 


CC 72756
(SACD HYBRID)
\2600
様々な楽器で歌った作曲家& ひたすらピアノで歌った作曲家
 ショパン:
  夜想曲第1番 変ロ短調 Op.9-1、
  即興曲第3番 変ト長調 Op.51、
  夜想曲第17番 ロ長調Op.62-1、
  夜想曲第13番 ハ短調 Op.48-1
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
カミエル・ブームスマ(ピアノ)
 録音:2017年5月23・24日/オランダ、ウエストヴェスト教会/67’39’’

 シューベルトが亡くなった1828年、ショパンの音楽家としてのキャリアはまだ始まったばかりで、ポーランド外にはまず知られていませんでした。古典派から出発し独自の天国的な時間感覚による音楽を書いたシューベルトと、自身のピアニズムを活かしたロマン的な音楽を深めていったショパン。異なる作風ではありますがどちらも美しく均整のとれたメロディに溢れています。
 ブームスマは旋律を美しく歌うことでBBCミュージック・マガジンでも絶賛された若手ピアニスト。また曲の持つ物語性を大切にした演奏でも定評があります。
 長大なシューベルトの21番では物思いに深く沈みながらも、まるで心地よい旅にでも出ているかのような感覚を与えてくれます。
 


CC 72741
(3SACD HYBRID)
\6400
ネーデルラント・オペラ2015年ライヴ、SACD ハイブリッドで登場
  R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』
ピーター・ローズ(バス)
カミラ・ナイルンド(ソプラノ)
ハンナ・エリザベス・ミュラー(ソプラノ)
マーティン・ガントナー(バスバリトン)
ポーラ・ムリヒー(メゾソプラノ)
マルク・アルブレヒト(指揮)
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団
ネーデルラント・オペラ合唱団
 録音:2015年9月16、19、24、27日/ネーデルラント歌劇場(ライヴ)/DSD、Multi-ch / Stereo、70’31’’、59’15’’、63’44’’

 ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者マルク・アルブレヒトのコンビによる『ばらの騎士』、2015年ネーデルラント歌劇場でのライヴがSACDハイブリッドで登場。
 歌手陣もR.シュトラウスのスペシャリストたちで揃え、充実の演奏を繰り広げています。アルブレヒトの指揮は音楽を美しくきめ細やかにコントロールしていて、CD3枚分の長さをものともせず一気に聴かせてくれます。
 オーケストラも素晴らしく、イメージ豊かな木管や花のあるヴァイオリンが物語を盛り上げ、大きな推進力を持ってクライマックスへと進んでいきます。




COVIELLO CLASSICS



COV 91721
\2600
カプリコルヌス(1628-1665):宗教的協奏曲集
 ザムエル・カプリコルヌス:全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ
 アントニオ・ベルターリ:トリオソナタ第2番
 カプリコルヌス:
  我はいかなる時も主を目に浮かべ/
  我、主のうちに大いに楽しみ/主において喜べ、エルサレム/
   神は我に教えたもうた/我は神に言った
リディア・トイシャー(ソプラノ)
フィリップ・ニーデルベルガー(バス)
ヘニング・ヴィークラーベ(トロンボーン&指揮)
カプリコルナス・アンサンブル・シュトゥットガルト
 流麗で華やかなバロックの響き!カプリコルヌスの宗教的協奏曲集

 録音:2016年9月28日〜30日/57’00

 1628年ボヘミア生まれの作曲家ザムエル・カプリコルヌス。彼の宗教的協奏曲と、彼が影響を受けた作曲家アントニオ、ベルターリのトリオソナタが収められたCDです。
 ハインリヒ・シュッツの後の世代であるカプリコルヌスは、歌や楽器パートの華やかさや精練な書法、型破りな形式感などで17世紀の宗教音楽に新しい風をもたらしました。自然で伸びやかで喜びにあふれた旋律、活気に満ちた律動感などがとても魅力的です。
 本CDで唯一の器楽曲「トリオソナタ」はアントニオ・ベルターリの作品。カプリコルヌスと同時代に生き、ウィーン宮廷でヴァイオリニストとしても名を馳せていた作曲家です。
 トリオソナタとは3つの楽器と通奏低音によるバロック期の最も重要な室内楽形式。このベルターリの「トリオソナタ第2番」では、楽想の緩急が交替する中、二本のヴァイオリンとトロンボーンが清らかな響きを聴かせます。
 演奏は多方面での活躍で知られるソプラノのリディア・トイシャーとバリトンのフィリップ・ニーデルベルガー、そして古楽で名高いトロンボーンのヘニング・ヴィークラーベと彼が率いるカプリコルナス・アンサンブル・シュトゥットガルト。生命力溢れる演奏で17世紀の香りがよみがえります。



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HMF



HMM 902322
\2700→\2490
J.S.バッハの「偽作」集!?
 BWV… or not?〜偽物のバッハ


 ・J.S.バッハ:ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための組曲 BWV 1025 イ長調
  (S.L.ヴァイスのリュート組曲 SC47の編曲版)
 ・ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 BWV 1024
  (バッハ作とされていたが、現在はピゼンデル作とされている)
 ・J.S.バッハ または/と C.P.E. バッハ:
  フルート、ヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV 1038(H.590.5)
 ・C.P.E.バッハ:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 BWV 1036
  (Wq145/ H.569の初期版)
 ・ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV 1037(DuerG 13)
 ・J.S.バッハ:フーガ ト短調 BWV 1026
 ・J.S.バッハ:
  フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための“王の主題に基づく”ソナタ〜
   「音楽の捧げもの」BWV 1079より
リ・インコーニティ
  〔アマンディーヌ・ベイエ(ソロVn)、アルバ・ロカ(Vn)、
  マヌエル・グラナティエーロ(フルート)、
  バルドメロ・バルシエラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  フランチェスコ・ロマーノ(バロック・リュート)、
  アンナ・フォンターナ(チェンバロ)〕
 J.S.バッハの「偽作」集!?豊かな創意に驚嘆する1 枚

 録音:2017年2月9-13日、ローマ

 バロック・ヴァイオリンに新しい風を送り続けるアマンディーヌ・ベイエ&リ・インコーニティによる最新録音。「BWV … or not?」とちょっと気になるタイトルでの登場です。
 J.S.バッハの作品目録では「偽作」に分類される、J.S.バッハが作曲したとされていた、あるいは、編曲した作品を集めたもの。バッハ以外の人のテーマに基づいてバッハ自身が作曲した作品も最後に収録されています。
 この「偽作」が生まれた要因は、J.S.バッハが他の人の作品を筆写した楽譜を後世の人がバッハ作品として出版した。あるいはJ.S.バッハは次男のC.P.E.バッハは、お互いの作品をよく筆写したため、時にJ.S.バッハの作品がC.P.E.バッハの作品として出版されることもあった、など、様々な要因によるもの。
 「偽作」と言われるだけで、なんとなく色眼鏡でその作品を見てしまい、バッハの作品ではないとして片付けてしまいがちですが、ベイエ率いるリ・インコーニティの面々は、そのしなやかなリズム感あふれるアンサンブルと音色で、それぞれの作品のもつ、実に豊かな創意で聴き手をたのしませてくれます。




MIRARE

MIR 326
\2700
ピエール・アンタイ(チェンバロ)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集vol.5

  変ロ長調K551、変ホ長調 K474、変ホ長調 K475、変ホ長調K252、
  変ホ長調 K253、ト長調 K547、変ロ短調 K87、ホ長調 K28、
  イ長調 K211、ニ長調 K401、ニ長調 K388、ニ長調 K277、
  ト長調 K124、ハ長調 K157、ヘ短調 K238、ヘ長調 K205
ピエール・アンタイ(チェンバロ)
 鮮烈のきわみ!アンタイによるドメニコ・スカルラッティ

 チェンバロ/2004年Jonte Knif製作の、18 世紀ドイツ・モデル・チェンバロ
 録音:2016年6月、ハーレム(オランダ)

 名手アンタイによるスカルラッティのソナタ集、第5弾の登場。1964年生まれのアンタイ、ますますセンスとテクニックが冴えわたり、MIRAREの鮮烈録音とあいまって、極彩色、あざやかなリズムの演奏です。
 1685年にナポリに生まれ、ナポリやヴェネツィア(ガスパリーニに師事)で経験を積みます。1719年、ポルトガルに居を移します(王の娘、マリア・マグダレーナ・バルバラの音楽教師として)。
 当時は父アレッサンドロ・スカルラッティの名前があまりにも大きく、ドメニコもヴィルトゥオーゾとして高く評価はされていたものの、単に「作曲家」としてしか認識されていないような状況でした。
 しかし、ポルトガルの地でドメニコは新たな文化に出会います。ポルトガルから一度パリにもどり、当時チェンバロ作品集を出版して注目を集めていたラモーにささげたK.547など、興味深い作品が収録されています。

 旧譜情報:Vol.1-MIR 9918/ Vol.2-MIR 9920/ Vol.3-MIR 007(廃盤)/ Vol.4-MIR 285



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CHANDOS

CHAN 10960
(9CD/特別価格)
\10200→\9490
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
 ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1/ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2/
 ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3/ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7/
 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13 《悲愴》/ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1/
 ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2/ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1/
 ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2/ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3/
 プレスト WoO.52/ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1より フィナーレ(異稿版)/
 ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22/ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26 《葬送》/
 ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 《月光》/
 ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28 《田園》/ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1/
 ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2 《テンペスト》/ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3/
 ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1/ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2/
 ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53 《ワルトシュタイン》/アンダンテ・ファヴォリWoO.57/
 ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54/ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57 《熱情》/
 ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78 《テレーゼ》/ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79/
 ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a 《告別》/ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90/
 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101/
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》/
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110/
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
 ジャン=エフラム・バヴゼ!ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が全集BOXで登場!

 ☆世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者、ジャン=エフラム・バヴゼ!
 ☆ついにベートーヴェンの全集BOXが登場!

 フレンチ・ピアニズムの巨星として君臨し、ハイドンやベートーヴェン、モーツァルトなど、古典派作品でも世界的な評価を獲得してきたジャン=エフラム・バヴゼ。2008年から2016年にかけて録音されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が、ついに全集BOXとなって登場!
 グラモフォン誌の「Recording of the Month」、MusicWeb-Internationalの「Recording of the Month」、ピアニスト・マガジンの「Editor’s Choice」に選ばれるなど、世界で絶賛されたバヴゼのベートーヴェンにご注目ください!

 ※録音:2008年−2016年、ポットン・ホール(サフォーク)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350127
(SACD HYBRID)
\2900
フルトヴェングラー第6弾は
 ウィーン・フィルとのベートーヴェン

  ベートーヴェン:
   (1)序曲「レオノーレ」第3番Op.72b
   (2)交響曲第7番イ長調Op.92
   (3)交響曲第8番イ長調Op.93
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル
 人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第6弾はウィーン・フィルとのベートーヴェン

 録音:1944年6月2日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)(1)、1950年6月18-19日/ウィーンEMIスタジオ(セッション録音)(2)、1954年8月30日/ザルツブルク(ライヴ)(3)/Bi-Channel Stereo、79’ 22”

 SACDハイブリッド盤。限定盤。
 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのベートーヴェン。
 交響曲第7番は、EMIの名盤中の名盤。宇野功芳氏によれば「スタジオ録音だが、フルトヴェングラー節が強く現れている」、「第1楽章冒頭の凄まじい音、これこそ電気に触れるようなショックである」とされます。その後も大絶賛で、フィナーレも「嵐のような感動的な表現である」と続きます。また第8番は、ブックレットに「1954年8月8日ザルツブルク・ライヴ」とありますが、1954年8月30日の間違いと思われます。「最晩年の透明度を獲得」「フルトヴェングラーの第8の代表盤といえよう」と激賞。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。ファン必携の一枚と申せましょう。
 

PRDDSD 350130
(SACD HYBRID)
\2900
フルトヴェングラー第8弾はウィーン・フィルとのブル4
 (1)ブルックナー:交響曲第4番(改訂版)
 (2)ワーグナー:楽劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル(1)
ベルリン・フィル(2)
 人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第8弾はウィーン・フィルとのブル4

 録音:1951年10月22日/シュトゥットガルト(ライヴ)(1)、1951年4月25日/カイロ(ライヴ)(2)/Bi-Channel Stereo77’ 32”

 SACDハイブリッド盤。限定盤。
 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのブルックナーの4番。
 ウィーン・フィルとのブルックナーの4番は、いわずと知れたDGの名盤。宇野功芳氏によれば、DG盤は不安定な冒頭のホルンを他の音源に差替えているそうですが、この盤はオリジナルのまま。非常に貴重な音源と申せましょう。
 「パルジファル」の「聖金曜日の音楽」はエジプト公演。宇野氏は「温かい人間的な雰囲気が聴く者の心をとらえてやまない」と評しています。
 

PRDDSD 350124
(SACD HYBRID)
\2900
リスト:交響詩Vol.1
 (1)前奏曲
 (2)タッソ、悲哀と勝利
 (3)マゼッパ
 (4)理想
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
 RIAS交響楽団
(2)スタニスラフ・マツラ(指揮)
 プラハ放送交響楽団
(3)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 ベルリン・フィル
(4)ラファエル・クーベリック(指揮)
 バイエルン放送交響楽団
 ボルテージ高すぎ!大物たちによるリストの交響詩饗宴

 録音:1956年9月/ベルリン(1)、1975年12月14日/ドヴォルザーク・ホール(2)、1960年9月/ベルリン(3)、1974年5月9日/バイエルン放送(ライヴ)(4)/Bi-Channel Stereo、79’ 59”

 限定盤。先に出たVol.2は通常CDでしたが、こちらはSACDハイブリッド盤。
 リストの交響詩を集めていますが、単一の演奏家ではなく、フリッチャイ、カラヤン、クーベリックら大物による名演が並びます。ボルテージの高いリストの音楽はSACD向き。堪能できます。




<国内盤> 


CORO(国内仕様盤)


PCOR 16155
\2857(税抜)
パレストリーナ Vol.7
 主の天使が天より下りぬ/めでたし海の星/
 この日町にいたる罪ある女が/
 祝福されしマグダラのマリアの/祝福されしバルバラ/
 《ソロモンの雅歌》より
  第19番:イスラエルの娘らよ、われは懇願す、
  第20番:その頭は純金で、第21番:わが愛する方は庭園の中に/
 スザンナは邪悪な長老らに/来れ、キリストの花嫁/
 ミサ・アヴェ・レジナ・チェロルム
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
  ザ・シックスティーンのパレストリーナ国内仕様盤!第7巻は"ミサ・アヴェ・レジナ・チェロルム"!

 ☆約2年振り!満を持して登場したパレストリーナ第7巻の国内仕様盤!

 約2年振り、満を持してハリー・クリストファーズ&ザ・シックスティーンが贈る「パレストリーナ・プロジェクト」の最新作となる「第7集」は、キリスト教史における女性 — キリストの母マリア、マグダラのマリア、バルバラ、スザンナ — たちをテーマとしたプログラム!
 パレストリーナが遺した100曲を超えるミサ曲の中からハリー・クリストファーズが「第7集」のメインとして選んだ『ミサ・アヴェ・レジナ・チェロルム』は、グレゴリオ聖歌の聖母マリアのためのアンティフォナ「めでたし、天の女王」に基づくパラフレーズ・ミサであり、作曲者の死後1599年にヴェネツィアで出版された「ミサ曲集第9巻」に含まれています。
 定めたテーマに基づき、ミサ曲を中心として、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」に基づく連作モテトゥス集からの3曲やイムヌス、モテトゥスなどでプログラムを構成するハリー・クリストファーズの選曲眼は今回も実に見事。
 世界各国で絶賛されているザ・シックスティーンのパレストリーナの中でも、この第7巻は一際大きな輝きを放つことになるでしょう!乞うご期待!







HYPERION(国内仕様盤)


PCDA 68194
\2857(税抜)
ショパン:
 24の前奏曲/ピアノ・ソナタ第2番/スケルツォ第2番

  24の前奏曲 Op.28/
  ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 《葬送》/
  スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 セドリック・ティベルギアンのショパン、来日記念国内仕様盤 緊急発売!

 ☆ロン=ティボー国際コンクールを制したフランスの天才ピアニスト、セドリック・ティベルギアン!
 ☆10月に行われる、ソロ・リサイタル&アリーナ・イブラギモヴァとのデュオでの来日公演を記念して、国内仕様盤を緊急発売!

 1998年にロン=ティボー国際コンクールで優勝し、国際的なキャリアを歩むフランスの天才セドリック・ティベルギアン。Hyperionでは、アリーナ・イブラギモヴァとのデュオで幾つもの名録音を生み出し、「デュボワ(CDA 67931)」で協奏曲デビュー、「シマノフスキ(CDA 67886)」で最初のピアノ・ソロ・アルバムを発売、その後バルトークのピアノ作品集を3巻続けて録音し、いずれも世界で高い評価を得ています。
 Hyperionからのソロ・アルバム第5弾では、ついにショパン、それも「24の前奏曲」と「ピアノ・ソナタ第2番」という偉大な傑作の録音が登場します。

 ※録音:2016年12月17日−18日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 ☆ティベルギアン 2017来日公演スケジュール!
 10月1日(日) すみだトリフォニーホール(東京)
 10月3日(火) 宗次ホール(愛知)
 10月6日(金) ハクジュホール(東京)
 10月8日(日) 三鷹市芸術文化センター(東京)
 10月9日(月) 静岡音楽館(静岡)
 10月12日(木) 電気文化会館(愛知)
 10月14日(土) 兵庫県立芸術文化センター 小ホール(兵庫)
 10月15日(日) 京都・青山音楽記念館(京都)
 10月17日(火) 王子ホール(東京)







ONYX(国内仕様盤)


PONYX 4182
\2857(税抜)
ペトレンコ&RLPOのストラヴィンスキー!
 第1弾"春の祭典"の国内仕仕様盤!

  ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
  ドビュッシー(オーケストレーション:アンリ・ビュッセル):
   交響組曲《春》
  ラフマニノフ:カンタータ《春》 Op.20*
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管&合唱団
ロディオン・ポゴソフ(バリトン)*
 ☆ ペトレンコ&RLPOの"ハルサイ" 満津岡信育氏書下ろしの日本語解説付き国内仕様盤登場!
 ☆ ストラヴィンスキ第1弾のテーマは「春」。カップリングのドビュッシー、ラフマニノフにも要注目!

 チャイコフスキーの交響曲全集Vol.1(ONYX 4150)が、2017年の英BBCミュージック・マガジン・アウォードでレコード・オヴ・ザ・イヤー(年間最優秀賞)に選出されるなど、破竹の勢いを見せる目下絶好調のワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団。
 絶賛を博したチャイコフスキーの交響曲全集、プロコフィエフのピアノ協奏曲集に続き、いよいよスタートする"ストラヴィンスキー・プロジェクト"の第1弾は「春の祭典」!
 ペトレンコはストラヴィンスキーの3大バレエをレコーディング、リリースするにあたり、それぞれにテーマを設定。
 第1弾となる「春の祭典」では、「春(Spring)」という共通項を持つドビュッシー、ラフマニノフの作品をカップリングするなど、ペトレンコがこだわり抜いたプログラムの充実振りも見逃せないポイントです。
 ペトレンコ&RLPOが世界的高評価を得ているロシア音楽、しかも「ハルサイ」という注目度最上級の特大リリースは、これまでの同コンビの名演名盤を上回る大ブレイク必至!
















10/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ACCENT

ACC 24334
(5CD)
\4000→\3690
クイケンとデヴォスの黄金コンビによるモーツァルトの名盤が復活
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集

 ヴァイオリン・ソナタ
  CD1 (42’38)
   第25番ト長調K301、第26番変ホ長調K302、第27番ハ長調K303
  CD2 (57’22)
   第28番ホ短調K304、第29番イ長調K305、第30番ニ長調K306(300I)
  CD3 (58’06)
   第24番K296、第32番K376(374d)、第33番K377
  CD4 (64’26)
   第34番K378(317d)、第35番K379(373a)、第36番K380(374f)
  CD5 (75’18)
   第40番K454、第41番K481、第42番K526
シギスヴァルト・クイケン
 (ヴァイオリン)
ルーク・デヴォス
 (フォルテピアノ)
 
 ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ、ミラノ1700 年頃/フォルテピアノ:クロード・ケレコム、ブリュッセル1978年製&J.A.シュタイン、アウグスブルク1788年複製2001年製
 録音:1991年〜2005年/4h58min

 シギスヴァルト・クイケンとルーク・デヴォスによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集が再発売されます。
 クイケンとデヴォスの黄金コンビによる高雅なモーツァルトは発売当初より評価が高かったもの。素朴ながらも巧みな節回しでモーツァルトの魅力を気張ることなく私たちに提示してくれるクイケンの妙技。
 デヴォスによる円熟のフォルテピアノも巨匠の極みと言えるでしょう。あらためて聴きなおしてみても、心にまっすぐに届くその音色は、録音から20年以上経過しても、いつまでも新鮮に響きます。
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ACC 24335
(6CD)
\4000→\3690
6枚ボックス発売
 バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
  ハイドン:フルート室内楽曲集

 CD1:
  ロンドン・トリオ Hob.IV:1-4(フルート2本、チェロ)
 CD2:
  6つのトリオ Op.38 Hob.IV:6-11(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
 CD3:
  6つのフルート三重奏曲 Hob.xi:82,100,103,109,110,118
   (フルート、ヴァイオリン、チェロ)
 CD4:
  フルート三重奏曲Hob.XV:15-17(ピアノ、フルート、チェロ)
 CD5:
  フルート四重奏曲Op.5第1-4番
   (フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
 CD6:
  フルート四重奏曲Op.5第5&6番
   (フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
マルク・アンタイ(フラウト・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
フランソワ・フェルナンデス(ヴィオラ)
ヴィーラント・クイケン(チェロ)
ピート・クイケン(フォルテピアノ)
 バルトルド・クイケンの鮮やかなフルート演奏で聴くハイドン

 録音:1979〜2015年/5h26min

 フラウト・トラヴェルソの名手バルトルド・クイケンによるハイドンの録音を集めた6枚ボックスが発売されます。
 ハイドンのフルートをともなう室内楽曲で有名なロンドン・トリオをはじめ、フルート版に編曲されたピアノ三重奏曲、バリトン三重奏曲をもとにフルートに編曲したものなど多彩な楽曲が収録されています。
 自然な表現、かつ精緻な技巧をもつクイケン三兄弟、加えてマルク・アンタイ、フランソワ・フェルナンデスと現代古楽界を牽引する名手たちによる高貴な演奏で楽しむことができます。



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ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 056
\2700→\2490
鈴木秀美(指揮)OLC 第34回定期演奏会
 (1)モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K.200
 (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
 (3)ハイドン:交響曲第74 番 変ホ長調 Hob.I-74
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
(2)上尾直毅(フォルテピアノ独奏)
 オリジナル楽器ならではの音色が創り上げるこの愉悦!上尾直毅とOLCが再び繰り広げる絶妙な世界。

 ライヴ録音:2014年10月18日/上野学園石橋メモリアルホール/79’31”、日本語帯・解説付

 鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第34 回定期演奏会のライヴ録音で、モーツァルトの交響曲第28 番、ハイドンの交響曲第74 番、そして上尾直毅を独奏にむかえたモーツァルトのピアノ協奏曲第19 番が収録されております。
 「上尾直毅とOLC が再び繰り広げる絶妙な世界!あまり演奏されないモーツァルト、ハイドンの中期作品と共に、オリジナル楽器の響きが作品の明確な音像とこの上ない味わいを与える」(鈴木秀美)



 上尾直毅(フォルテピアノ)
 東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒後後、オランダに渡りチェンバロ、フォルテピアノを学び、それぞれソリストディプロマを得て卒業。チェンバロを鈴木雅明、渡邊順生、G. レオンハルト、A. アウテンボッシュの各氏、フォルテピアノをS. ホーホランド氏に師事。鍵盤楽器奏者としてのみならず古楽バグパイプや18 世紀フランス宮廷バグパイプ「ミュゼット」の研究演奏家としても知られている。桐朋学園大学音楽学部講師。



 演奏会情報
 2017 年10 月21 日(土)15:00 開演 上野学園石橋メモリアルホール
 OLC第40回定期演奏会
 ハイドン:歌劇「無人島」序曲 Hob.XXVIII:9
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジェナミー」*
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550(第1稿)
 * 上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)




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ATLAS REALISATIONS/ PIAS



ARCD 008
\2700→\2490
「5人目のビートルズ」ジョージ・マーティン映画音楽集、
 世界初録音楽曲も!

ジョージ・マーティン
 映画音楽集&オリジナル・オーケストラ・ミュージック
ベルリン・ミュージック・アンサンブル
クレイグ・レオン(指揮)
  The Pepperland Suite(ペパーランド・スイート)
  映画『イエロー・サブマリン』のために書かれたオリジナル音楽
   1. ペパーランド(Pepperland) [02:15]/
   2. マーチ・オブ・ミーニーズ(March of the Meanies) [01:51]/
   3. シー・オブ・ホールズ (Sea of Holes) [02:25]/
   4. シー・オブ・モンスターズ (Sea of Monsters) [02:08]/
   5. ペパーランド・リプライズ (Pepperland Reprise) [00:56]
  Live and Let Die Suite
  映画『死ぬのは奴らだ』のためのオリジナル音楽
   6. ウィスパー・フー・デアズ (Whisper Who Dares) [01:44]/
   7. ボンドとソリティア (Bond Meets Solitaire) [02:10]/
   8. 毒蛇の襲撃 (Snakes Alive) [02:38]/
   9. サメディ男爵の死の踊り (Baron Samedi’s Dance of Death) [01:47]/
  3つのアメリカン・スケッチ〜ヴァイオリンと室内オーケストラのための
   10. ウェストウォード・ルック!(Westward Look!) [03:54]/
   11. オールド・ボストン (Old Boston) [05:48]/
   12. ニューヨーク・ニューヨーク (New York, New York) [05:03]/13. ジュディのテーマ
  『Under Milk Wood』
  ディラン・トマスのラジオ劇『Under Milk Wood』のための付随音楽
   14. Under Milk Wood (メイン・テーマ) [02:30]/
   15.ラブ・デュエット (Love Duet) [02:02]/
   16. Waldo’s Song [01:43] (George Martin, Andy Leek)/
   17. Belle Etoile [02:16]/
   18. フルートと室内オーケストラのためのワルツ ニ短調 [02:44] ※世界初録音
   19. 弦楽のためのプレリュード〜《平均律クラヴィーア曲集第1巻第8番
    変ホ短調 BWV 853プレリュードの編曲》 [03:25]
  ミッション・コラール(The Mission Chorales)
  映画『ミッション (The Mission)』のためのオリジナル・スケッチ ※世界初録音
   20. Prelude [00:37]/21. Chorale 1 [01:21]/
   22. Chorale 2 [01:33]/23. Orchestral Interlude [01:27]/
   24. Chorale 3 [01:17]/25. Chorale 4 [01:35]/
   26. Orchestral Interlude 2 [00:33]/
   27. Chorale 5 [01:05]/28. Chorale 6 [02:56]/29. Chorale 7 [01:00]
 
 録音:2017年7月9-10&12日、エミール・ベルリナー・スタジオ、マイスター・ザール(ベルリン、ドイツ)

 「5 人目のビートルズ」ジョージ・マーティンの音楽作品集。初収録ものも含まれており、注目です!
 ジョージ・マーティン(1926-2016)は、「ザ・ビートルズ」の作品をほぼすべてプロデュースした人物。ギルドホール音楽演劇学校でクラシック音楽の基礎を学び、オーボエとピアノを専攻しました。

 1950 年にEMI に入社、当時EMI のクラシック・レーベルだったパーロフォンで様々な録音に関わりました。その後ジャズやコメディなども手がけています。そして1962 年、ビートルズを見出し、同年レコード・デビューさせました。これによりプロデューサーとして一挙に大成功をおさめます。その後は独立してビートルズのほぼすべての作品にプロデューサーとして関わりながら、他にも多数のアーティストのプロデュースや、映画音楽(作曲)、また、自身のクラシックの経験も活かしてオーケストレーションなども手がけました。1965 年の「イエスタデイ」から、マーティンはオーケストラも録音に取り入れるようになり、ポップスとクラシックの垣根を超えたサウンドは世界中を魅了しました。

 ビートルズ初のアニメ映画『イエロー・サブマリン』の音楽。海の底にある音楽に満ちた平和な国ペパーランドを、音楽が大嫌いな青鬼(ブルー・ミーニーズ)の侵略から守るため立ち上がったビートルズが、イエロー・サブマリンに乗って海の底に向かう、という物語を彩る美しくドビュッシーをも思わせる音楽をアンサンブルでお楽しみ頂けます。他にも007 の『死ぬのは奴らだ』の音楽やディラン・トマスのラジオ劇『Under Milk Wood』のための付随音楽など、どれも非常に聴きやすく、美しいメロディに満ち、時に古楽を思わせる瞬間もあり、クラシック音楽の素地があるマーティンならではの音づくり。

 トラック19 のバッハの編曲ものは、EMI 入社後、パーロフォンを担当していた頃の作品。高貴な悲しみをたたえた原曲が、弦楽オーケストラによってさらに純度の高い美しい音楽となって響きます。
 世界初録音の2 作について。フルートと室内オーケストラのためのワルツ ニ短調は、フルートが奏でる息の長く物悲しい旋律を弦楽アンサンブルが彩る美しい楽曲で、マーティンのメロディのセンスと、楽器の扱いの巧さが光る曲。映画『ミッション』(1986 年のイギリス映画で、18 世紀中ごろの南米におけるイエズス会宣教師たちの物語)の音楽も世界初録音。この映画の音楽は当初ジョージ・マーティンに依頼がきて、マーティンはこの映画の音楽のスタイルの例として、一連のコラールを書きました。しかしスケジュールが合わず、最終的にエンニオ・モリコーネが作曲を完成、映画公開されています。後にマーティンはこれらの楽曲をコンサート・ピースとして完成させ、2008 年に初演されました。録音は今回が初めてです。ラテン語のミサをテキストにした、純度の高い美しい合唱に心奪われます。

 指揮を手がけるのは名プロデューサー、クレイグ・レオン。パヴァロッティらクラシックの大アーティストとコラボレーションしているほか、パンク・ロックのラモーンズやブロンディらのレコーディングも手がけています。ベルリン・ミュージック・アンサンブルは2011 年に結成されました。ベルリン・フィル、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ベルリン放送響といった一流のオーケストラで活躍する面々が集い、TVCM や映画、ポピュラー音楽などを演奏しています。
 2018 年にはLP での発売も予定されています。







CLAVES



50 1725
\2700
ミカエル・レヴィナス(1949-):歌劇「星の王子さま」  星の王子さま:ジャンヌ・クルソ
飛行士:ヴァンサン・リエヴル=ピカール
ばら:カトリーヌ・トロットマン
きつね/蛇:ロドリーゴ・フェレイラ
たくさんのばら:セリーヌ・スーダン
王さま/呑み助/点燈夫/転轍手:アレクサンドル・ディアコフ
うぬぼれ男/実業屋/地理学者:ブノワ・カプ
ナレーター:パトリック・ラップ
アリー・ヴァン・ビーク(指揮)
ピカルディ管弦楽団
チューバックス:セルジュ・ベルトッチ
エレクトロニクス:オーギュスタン・ミュラー

 世界的なロングベストセラー「星の王子さま」のオペラ、世界初録音!物語がそのまま独立した音楽作品となった、星の王子さまファン必聴の一枚!

 作曲・台本:ミカエル・レヴィナス
 ライヴ録音:2015年2月11、12日/シャトレ劇場(パリ)/77’36”、デジパック仕様

 サン=テグジュペリの世界的なロングベストセラー「星の王子さま」。これまでに英語、ロシア語、ドイツ語でのオペラ化はされてきた本作、遂に原語フランス語でのオペラが登場しました!
 作曲・台本はフランスの哲学者エマニュエル・レヴィナスを父に持つ、ミカエル・レヴィナスです!
 単なる子供向けの童話ではないこの物語は、近代社会の急速な発展の中で薄れていった人間の本質や、大人になることで失われた純粋さを、ある種の哀愁とともに読者に思い起こさせます。
 そんな原作が孕む一抹の「痛み」が、レヴィナスの夢幻的な音楽には満ちています。宇宙を感じさせる独特な音響や行間まで感じさせる繊細な歌の数々など、どの瞬間もさることながら、とりわけ第2幕で描かれる王子さまの星めぐりにおける個々の星のキャラクターの強さは必聴です。CDながら音楽の雄弁な説得力が鮮やかに場面を伝えるので、音だけで十二分に楽しめること間違いなしです!また、歌詞もフランス語ですが原作を知る人なら充分に音楽だけで情景を思い浮かべ、筋を追うことができます。
 王子さま役はソプラノのジャンヌ・クルソ。幅広いレパートリーの中でもとりわけ現代作品に定評があり、数多くの作品の初演にも関わっています。飛行士や星々の住人、きつね役など脇を固める歌手たちも、様々なオペラ、オラトリオ、歌曲などのシーンで活躍する実力派揃いです。
 サン=テグジュペリの原作の世界が、レヴィナスの音楽というプリズムを通して聴覚の世界に再構築されたこのオペラ。耳を傾けて日々の忙しさを一時忘れ、きつねの言葉に従って「目に見えない大切なもの」に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

50 1724
\2700
オラツィオ・ショルティーノ(1984-):
 ピアノと弦楽器のための室内楽作品集(世界初録音)

  (1)チェロとピアノのための「詩の日記」(2004-2013)
  (2)ピアノ三重奏曲(2012)
  (3)ピアノ四重奏曲(2012-2013)
  (4)ピアノ五重奏曲(2012-2013)
(1)(2)アンブラ・ピアノ三重奏団
(3)(4)スイス・ミュージック・アンサンブル
 “ニューウェーブ”

 オラツィオ・ショルティーノのピアノと弦楽器のための室内楽作品集、世界初録音!鋭い感性が聴き取った美しい音の結晶を、アンブラ・ピアノ三重奏団とスイス・ミュージック・アンサンブル“ニューウェーブ”のほとばしるような演奏で!

 セッション録音:(1)(2)2014年2月、3月/バーゼル音楽院、(3)(4)2013年/フライブルク音楽大学/57’26”、デジパック仕様

 イタリアの作曲家・ピアニストのオラツィオ・ショルティーノの室内楽作品集。ピアノとチェロの二重奏からピアノ五重奏まで、ピアノと弦楽器による様々な編成の作品がおさめられています。どの作品も鋭い響きながら無機的ではなく、歌心に溢れ、その美しさは紺碧の空を錯綜する光のようです。
 チェロとピアノのための「詩の日記」は、20世紀イタリアを代表する詩人、ウンガレッティの詩集「一日のための一日(Giorno per giorno)」の中の詩に関連した作品。息子を亡くした詩人の嘆きが劇的な音楽となって表れているこの作品は、器楽曲でありながらも「無言歌」のようです。
 ピアノ三重奏曲は、極限まで楽器の表現力を使い切るような響きが印象的な作品。弦楽器の鋭い歌が聴き手を捉えて離しません。
 ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲はどちらもピアノに重点が置かれた作品。ピアノ・パートが音楽を主導し、協奏曲的な様相を呈していきます。その精緻なピアニズムは、聴き手にショルティーノのピアニストとしての顔を垣間見せます。
 演奏はアンブラ・ピアノ三重奏団とスイス・ミュージック・アンサンブル“ニューウェーブ”。彼らの輝きと躍動感に満ちた音、ほとばしるような演奏は一聴の価値があります。現代曲ファンのみならず全ての人にお勧めしたい一枚です。



<映像>

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ARTHAUS(映像)


109292
(DVD)
\3500→\3190
復活、ゲオルギュー、アラーニャ、ライモンディによる映画「トスカ」
 プッチーニ(1858-1924):歌劇《トスカ》3幕 (映画版)

 ブノワ・ジャコ監督
 ジュゼッペ・ジャコーザ/ルイージ・イリッカ 台本
 ヴィクトリアン・サルドゥの戯曲「トスカ」:原作
フローリア・トスカ…アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
マリオ・カヴァラドッシ…ロベルト・アラーニャ(テノール)
スカルピア男爵…ルッジェーロ・ライモンディ(バリトン)
チェーザレ・アンジェロッティ…マウリツィオ・ムラーロ(バス) 他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団&管弦楽団
ティフィン少年合唱団
シルヴァン・ショヴロ(装置)
クリスチャン・ガスク(衣装)

109293
(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray)
\6000→\5590

 ゲオルギュー、アラーニャ、ライモンディという理想的なキャストを配し名監督ベノワ・ジャコによるオペラ映画の傑作の誉れ高い歌劇《トスカ》が、ブルー・レイを凌ぐ、高細密で美麗な4K映像(35mm映画フィルムから起こした、世界初のオペラ4K映画映像)として登場します。(DVD, Blu-ray同時発売)

 名監督ブノワ・ジャコは、この良く知られているはずの歌劇《トスカ》を丁寧に洗い直し、これまで気が付かなかった細部までをきっちりと見せています。
 歌は別録りで歌手たちは演技に集中するため、トスカをはじめとした登場人物たちの些細な心の動きまでを知ることができます。
 これらは、トスカがなぜスカルピアにナイフを向けなくてはならなかったのか、そしてこの悲劇を逃れる術がなかったのか。などこの物語を見ながら漠然と抱く疑問がすべて氷解するほどの説得力があり、またトスカの性格描写についても申し分なく描かれています。美しい装置やカメラワーク、そして素晴らしい音響をお楽しみいただけます。

収録時間:125分音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1 (DVD) ステレオ2.0DTS5.1/DTSマスターオーディオ5.1 (4K Ultra HD Blu-ray /Blu-ray)字幕:英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・日本語・韓国画面:16:9REGION: ALL DVD…片面2層ディスク 4K Ultra HD Blu-ray…2層66GB Blu-ray…1層25GB

 ※4K Ultra HD Blu-rayディスクは専用機器(UHD Blu-ray プレイヤー)のみで再生可能です。
  109293は同一プログラムの4K Ultra HD Blu-rayディスクとBlu-rayディスクの2枚組です。
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109334
(DVD)
\3500→\3190
カラヤン指揮、演出/1978年、ウィーン国立歌劇場/
 ドミンゴ、カバイヴァンスカ、カプッチッリ、コッソット
  ヴェルディ(1813-1901):歌劇《イル・トロヴァトーレ》4幕

 サルヴァトーレ・カンマラーノ台本
  (レオーネ・エマヌエーレ・バルダーレ補作)
マンリーコ…プラシド・ドミンゴ(テノール)
レオノーラ…ライナ・カバイヴァンスカ(ソプラノ)
ルーナ伯爵…ピエロ・カプッチッリ(バリトン)
アズチェーナ…フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)
フェランド…ホセ・ヴァン・ダム(バス)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮・演出)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団

 1978年、ウィーン国立歌劇場で上演されたカラヤン指揮、演出による《トロヴァトーレ》。
 この年の《トロヴァトーレ》上演は、1956年、1962年に続く3回目にあたるもので、1964年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を退いて以来のカラヤンの登場は、聴衆を熱狂させたことでも知られています。
 主役マンリーコには当時絶頂を誇るプラシド・ドミンゴ、レオノーラ役に演技派としても知られた美貌のソプラノ、カバイヴァンスカ、ルーナ伯爵には名バリトン、カプッチッリ、このオペラの要とされる重要なアズチェーナ役には、驚異的な集中力で怖ろしいほどの没入をみせたコッソットという、まさにドリーム・キャストを実現、この上演はテレビ中継を通じてヨーロッパ全土の音楽ファンも魅了した貴重な記録です。
 その映像収録は、カラヤンのオペラ上演で舞台装置を手掛けることが多いシュナイダー=ジームセンが担当。カラヤンの意図を的確に反映したカメラ・アングルも高く評価されています。

  1978年 ウィーン国立歌劇場 収録 収録時間:151分+8分(ボーナス映像) 音声:イタリア語歌唱 ステレオ2.0/DD5.1(DVD) 字幕:ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語・スペイン語・中国語 画面:4:3REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスク
 


109338
(2DVD)
\5400
フィリップ・ジョルダン(指揮)&パリ・オペラ座
 モーツァルト(1756-1791):歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》2幕

 ロレンツォ・ダ・ポンテ:台本
フィオルディリージ…
 ジャクリン・ワーグナー(ソプラノ)/シンシア・ローミー(ダンス)
ドラベッラ…
 ミケーレ・ロジエ(メゾソプラノ)/サマンサ・ファン・ヴィーセン(ダンス)
フェルランド…
 フレデリック・アントゥーン(テノール)/ジュリアン・モンティ(ダンス)
グリエルモ…
 フィリップ・スライ(バス)/ミカエル・ポメロ(ダンス)
ドン・アルフォンソ…
 パウロ・ショット(バス)/ボシュジャン・アントンチク(ダンス)
デスピーナ…
 ジンガー・コスタ=ジャクソン(ソプラノ)/マリー・グド(ダンス)
フィリップ・ジョルダン(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮…アレッサンドロ・ディ・ステファノ)
ローザス・カンパニー・ダンサーズ
アンネ・テレサ・デ・ケールスマーカー(演出&振付)
ジャン・フェルスウェイフェルト(装置&照明)
アン・ドゥイ(衣装)
ヤン・ファンデンハウヴェ(ドラマトゥルギー)
109339
(Blu−ray)
\6000

 老哲学者ドン・アルフォンソが、ある日「女性の貞節」を試してみようと思い立ち、2組の恋人たちに芝居をするように仕向けます。若い士官グリエルモとフェルナンド、各々の恋人であるフィオルディージとドラベッラは、お互い誘惑に打ち勝つことができるのでしょうか・・・。
 
 モーツァルトの名作オペラ《コジ・ファン・トゥッテ》。様々な演出による上演が行われる世界中の歌劇場の定番演目ですが、この2017年パリ・オペラ座における新演出は、ダンスとオペラを組み合わせるという方式を取っています。
 歌手とダンサーは同系色の衣装をつけることでキャラクターをわかりやすく設定し、これが複雑な物語を理解する助けとなっています。
 歌い手も若手有望な人々を起用し、フィリップ・ジョルダンの奏でる音楽とともに軽やかな舞台を作り上げています。

 2017年 パリ・オペラ座 ガルニエ宮 ライヴ収録
収録時間:188分音声:ステレオ2.0/DD5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) 字幕:ドイツ語・英語・フランス語・韓国語 画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスク×2 Blu-ray・・・単層 25GB 1080i     High Definition
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109336
(DVD+2CD)
\10000→\9490
月光ソナタ〜エリー・ナイを巡るドキュメンタリー
 【DVD】
  1.月光ソナタ
   Die Volkspianistin-エリー・ナイ
    映像:アクセル・フールマン(2014)
  2.エリー・ナイが演奏するルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
    映像:アルフレート・ブラウン(1965)
  歴史的アーカイヴ映像
    ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26
     第1楽章:Andante con Variazioni
     第2楽章:Scherzo. Allegro molto
     第3楽章:Marcia funebre sulla morte d’un eroe. Maestoso andante
     第4楽章:Allegro
【CD1】
 エリー・ナイと友人たちによるモーツァルト(1756-1791):室内楽作品
  1.ピアノ四重奏曲 ト短調 K478
  2.ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K493
  3.ピアノ三重奏曲 ト長調 K564
   エリー・ナイ(ピアノ)
   ヴィルヘルム・シュトロース(ヴァイオリン)…1.2
   ハインツ・エンドレス(ヴァイオリン)…3
   インゴ・ジンホッファー(ヴィオラ)
   ルートヴィヒ・ヘルシャー(チェロ)
    録音 1961年 Stadthalle Tutzing during the Tutzing Music Festival
【CD2】
 エリー・ナイと彼女のおかかえ運転手フリスジョフ・フォン・ボドゥンゲンの会話(ドイツ語)  

 伝説的女性ピアニスト、エリー・ナイ(1882-1968)。ベートーヴェン作品での揺るぎない解釈により1940年にボン市(ベートーヴェンの生地)から“ベートーヴェン賞”を授与されたドイツが誇るピアニスト=Die Volkspianistinとして知られています。
 同時に幼い頃から“反ユダヤ主義”思想を持ち、ナチスに入党後はヒトラーの協力者として広く活動しましたが、戦後一時期は全ての楽壇から排除されてしまうほどに波乱万丈の人生を送った人でもあります。
 彼女自身は政治には興味がなかったことや、何よりその演奏の素晴らしさを擁護する人々のおかげで、戦後は70歳近くになってようやく音楽界に復帰できましたが、現在でも彼女の評価は否定派と擁護派の間で揺れています。
 この未発表映像を含むアクセル・フールマンによるドキュメンタリー映像は、エリー・ナイの生涯を探るものであり、素晴らしい業績と、第三帝国との結び付きの両面に光を当てたエキサイティングな内容を持っています。
 また彼女の演奏風景を記録した映像(世界初出)は、政治的、思想的背景から脱した「純粋なベートーヴェンの世界」を描き出しています。同梱されたCDには、友人たちと演奏したモーツァルトの3曲の室内楽作品と、愛車リムジンで録音された彼女の運転手との会話が収録されています。

 収録時間:76分(DVD)+72分(CD1)+53分(CD2)音声:ステレオ2.0/MONO(エリー・ナイのパフォーマンス)  ドイツ語/英語字幕:英語画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスクBlu-ray・・・ニ層 50GB 1080i HighDefinition
 


109344
(DVD)
\5300
モンテカルロ歌劇場
ヴェルディ(1813-1901):歌劇《エルナーニ》4幕

 フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ:台本/
 ヴィクトル・ユーゴーの戯曲「エルナーニ」:原作
エルナーニ…ラモン・ヴァルガス(テノール)
ドン・カルロ…リュドヴィク・テジエ(バリトン)
ドン・ルイ・ゴメス・デ・シルヴァ…
 アレクサンダー・ヴィノグラドフ(バス)
エルヴィーラ…スヴェトラ・ヴァゥシリエヴァ(ソプラノ)
ジョヴァンナ…カリーネ・オハンヤン(ソプラノ)
ドン・リッカルド…マウリツィオ・パーチェ(テノール)
ヤーゴ…ガブリエーレ・リビス(バス)
ダニエレ・カレガーリ(指揮)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
モンテカルロ歌劇場合唱団
ジャン=ルイ・グリンダ(演出)
イザベル・パルティオ=ピエリ(装置)
テレサ・アコーン(衣装)
ローラン・カスタン(照明)
シュテファン・オーブ(映像ディレクター)
フレデリック・アラン(プロデューサー)(Wahoo)
109345
(Blu−ray)
\6000

 貴族の血をひきながらも、現在は山賊の頭目となっているエルナーニ。スペイン大公ドン・シルヴァ。国王ドン・カルロ。この3人が、シルヴァの姪であり許嫁でもあり、かつエルナーニと相思相愛のエルヴィーラを巡って争う物語。国家の威信をかけての争乱の末、
一旦は赦しあえるかに見えた物語も、最後は強い嫉妬と復讐心から逃れようのない悲劇に転じてしまいます。

 1844年、ヴェルディ30歳の時に初演された彼の第5作目となる歌劇《エルナーニ》は、初期の傑作のひとつであり、早くからイタリア以外の国でも盛んに上演された成功作です。「角笛が聞こえたら自害する約束」など、内容には若干荒唐無稽な面があることも指摘されていますが、ヴェルディ作品の常である「愛国心」もふんだんに盛り込まれており、魅力的な人物像、特にテノール歌手が大活躍することで人気を獲得しました。
 この上演では、主役のエルナーニをメキシコの名歌手ラモン・ヴァルガスが熱演。またエルヴィーラを注目のソプラノ、ヴァシリエーヴァ、若き王ドン・カルロをリュドヴィク・テジエが歌うという強力な布陣です。
 近代的な装置を使ったグリンダの演出も話題となりました。

  2014年 モンテカルロ歌劇場 ライヴ収録 収録時間:130分音声:ステレオ2.0/DD5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)   イタリア語歌唱字幕:イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・韓国語・日本語画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスクBlu-ray・・・単層 25GB 1080i High Definition



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BEL AIR(映像)


BAC142
(2DVD)
\5400→\4990
ダムラウのエルヴィーラ
 ベッリーニ(1801-1835):歌劇《清教徒》

  3幕5場カルロ・ペーポリ伯爵:台本
エルヴィーラ…ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
アルトゥーロ…ハビエル・カマレーナ(テノール)
リッカルド…リュドヴィク・テジエ(バリトン)
ジョルジョ…ニコラス・テステ(バス)
エンリケッタ…アンナリーザ・ストロッパ(メゾ・ソプラノ)
ガルティエーロ…フェルナンド・ラド(バス)
エヴェリーノ・ピド(指揮)
マドリッド王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮…アンドレス・マスペロ)

BAC442
(Blu−ray)
\5800→\5390

 17世紀「清教徒革命」に揺れていたイングランド。人々は議会派と国王派に分かれ戦いを繰り返していました。そんな中、議会派(清教徒)でありながら、国王派の騎士アルトゥーロに恋するエルヴィーラは、父親の薦める議会派のリッカルドとの婚約を振り切り、アルトゥーロとの結婚にこぎつけます。
 しかし、使命感に燃えるアルトゥーロは、時の王妃の危機を知り、王妃の命を守るために逃亡。アルトゥーロが「別の女性と逃げた」と知ったエルヴィーラは、正気を失いますが・・・34歳に満たない若さでこの世を去ったベッリーニが最後に作曲した《清教徒》。
 ドニゼッティの《ランメルムーアのルチア》と同じく、ソプラノ歌手の見せ場ともいえる長大な「狂乱の場」が用意されたロマンティックな作品です。また、テノール歌手には「ハイD」の超高音が要求されているだけでなく、それぞれの歌手たちにも高い歌唱能力が要求される上演が難しいオペラです。
 この公演では、現代最も注目を浴びるコロラトゥーラ・ソプラノ、ダムラウのエルヴィーラをはじめ、万全の歌手が配された完成度の高いアンサンブルを聞かせています。

  収録時間:180分音声:イタリア語歌唱   ステレオ2.0/DD5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)   字幕:フランス語・英語・ドイツ語・スペイン語・韓国語・日本語・イタリア語画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスク×2Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition2016年7月 マドリッド王立歌劇場 HD recordingジェレミー・クヴィリエール(映像ディレクター)




C MAJOR(映像)



74 3604
(Blu-ray)
\5800
ミラノ・スカラ座によるマクミラン版
 「ロミオとジュリエット」

  バレエ「ロミオとジュリエット」全3幕
   ボーナス:
    ロベルト・ボッレ、
     ロミオとジュリエットについて語る
ロベルト・ボッレ(ロミオ)
ミスティ・コープランド(ジュリエット)
アントニーノ・ステラ(マキューシオ)
ミック・ゼーニ(ティボルト)
マルコ・アゴスティーノ(ベンヴォーリオ)
リッカルド・マッシミ(パック)
アレッサンドロ・グリッロ(キャピュレット公)
エマヌエラ・モンタナーリ(キャピュレット夫人)
ルイジ・サルッジャ(公爵)
キアラ・ボルジア(ロザライン)
モニカ・ヴァリエッティ(乳母)
マシュー・エンディコット(ロレンス修道僧)
クリスティアン・ファジェッティ(マンドリン・ダンス・ソロ)
ヴィルナ・トッピ、デニース・ガッツォ、
 ベアトリーチェ・カルボーネ(3人の娼婦)
ジュゼッペ・コンテ(モンタギュー公)
フランチェスカ・ポディーニ(モンタギュー夫人)
ヴィットリア・ヴァレリオ、アグネス・ディ・クレメンテ、
 マルタ・ゲラーニ、ダニエラ・カヴァレッリ、
  キアラ・フィアンドラ、アレッサンドラ・ヴァッサーロ
   (ジュリエットの6人の友人)
ミラノ・スカラ座バレエ団、ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮者:パトリック・フルニリエ
74 3508
(2DVD)
\5600
 ミラノ・スカラ座によるマクミラン版「ロミオとジュリエット」、イタリアの貴公子ロベルト・ボッレ、アフリカン系アメリカ人の星、ミスティ・コープランド

 振付:ケネス・マクミラン/振付リバイバル:ジュリー・リンコン/装置:マウロ・カローヅィ/
 衣装: オデット・ニコレッティ/照明: マルコ・フィリベック/芸術監督:フレデリック・オリヴィエリ/
 収録:2017 年1 月、ミラノ・スカラ座(ライヴ)/映像監督:ロレーナ・サルディ
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM ステレオ、字幕:伊、英、160分(本編:151分、ボーナス:9分)
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、字幕:伊英、160分(本編:151分、ボーナス:9分)

 2017 年1 月に上演されたミラノ・スカラ座による「ロミオとジュリエット」。シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」。若い恋人たちの悲恋の物語は時代を超えた名作であると同時に、プロコフィエフの美しい音楽にも魅せられて多くの振付師が手掛けています。その中でも1965 年にフォンテーンとフレエフによって英国ロイヤル・バレエで初演されたマクミラン版は、身体的動きの美しさだけではなく、登場人物の卓越した心理描写で、多くの人の心を掴む名版。マクミランの古典的な振付は、スカラ座バレエ団の伝統的なレパートリーでもあります。今回の上演では、ロミオをスカラ座のエトワール、ロベルト・ボッレ、ジュリエットをアメリカン・バレエ・シアターティ・コープランド。ロベルト・ボッレは、イタリアの国民的なスターにして、その鍛え上げられた肉体美と優れた芸術性で世界のバレエ界で活躍しています。ミスティ・コープランドは、アフリカン系アメリカ人女性として初めてアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルとなった話題のダンサー。愛らしい容姿と端正なプロポーションは、バレエ界のみならず注目の的。このDVD とBD は、彼女が主役級として取り上げられる初の映像となります。



 

DYNAMIC(映像)

DYNDVD37768
(DVD)
\3600
ベッリーニ(1801-0835):歌劇《ノルマ》
 4幕フェリーチェ・ロマーニ:台本
ノルマ…マリア・ホセ・シーリ(ソプラノ)
ポリオーネ…ルーベンス・ペリッツァーリ(テノール)
オロヴェーゾ…ニコラ・ウリヴィエーリ(バス)
アダルジーザ…ソニア・ガナッシ(メゾ・ソプラノ)
クロティルデ…ロザンナ・ロ・グレコ(ソプラノ)
フラヴィオ…マヌエル・ピエラッテッリ(テノール)
ミケーレ・ガンバ(指揮)
マルケ地方財団管弦楽団
マルケ“ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”合唱団
“サルヴァーデ”(バンダ)
ルイージ・ディ・ガンジ&ウーゴ・ジャコマッツィ(演出)
フェデリカ・パロリーニ(装置)
ダニエラ・チェルニリアーロ(衣装)
ルイジ・ビオンディ(照明)
ティツィアーノ・マンチーニ(映像ディレクター)

DYNBRD57768
(Blu−ray)
\4600

 紀元前50年頃、ローマ帝国支配下にあるガリア地方。ローマの総督ポリオーネは、支配下にあるドルイド教徒たちの長オロヴェーゾの娘、巫女ノルマと愛し合い、秘密裡に2人の子供をもうけています。
 しかし、ポリオーネは若い巫女アダルジーザに心変わりしてしまい、それを知ったノルマは激しい嫉妬から復讐を誓いますが・・・

 第1幕でノルマによって歌われる「清らかな女神よ」が特に有名なこの作品、全編に渡って美しいメロディが横溢するベルカント・オペラの傑作の一つです。
 主役のノルマを歌うためには、磨き抜かれた技巧と魅力的な声、そして巧みな性格描写が必要とされ、数あるソプラノ歌手のレパートリーの中でも最も難易度が高い作品として知られています。
 この2016年、マチェラータ劇場での上演でノルマを歌ったのは、ウルグアイ出身の若き歌手マリア・ホセ・シーリ。2015年には日本で《トスカ》を歌い注目を集めており、この上演でもベテラン歌手ガナッシと丁々発止のやり取りを聞かせています。幻想的な舞台装置、照明も高く評価された舞台です。

 収録時間:本編144分音声:イタリア語  ステレオ2.0/DD5.1字幕:イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・日本語画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスクBlu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition




OPUS ARTE(映像)

OA1252D
(DVD)
\4100
バレエ《くるみ割り人形》
 ピーター・ライト版ロイヤル・バレエ
  チャイコフスキー(音楽)

ボーナス映像
 キャスト・ギャラリー《くるみ割り人形》へのイントロダクション
 ダーシー・バッセルによるインタビュー…ピーター・ライト90歳を祝して
クララ…フランチェスカ・ヘイワード
こんぺい糖の妖精…ローレン・カスバートソン
王子…フェデリコ・ボネッリ
ドロッセルマイヤー…ゲイリー・エイヴィス
ハンス=ペーター/くるみ割り人形…アレクサンダー・キャンベル
ピーター・ライト(振付)…原振付:レヴィ・イヴァノフ
ボリス・グルージン(指揮)
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
ロス・マッギボン(映像ディレクター)

OABD7229D
(Blu−ray)
\5100

 ロイヤル・バレエ《くるみ割り人形》の最新映像。30年以上に渡ってクリスマスに上演されている定番演目ですが、この2015年上演版は、名振付師ピーター・ライトの90歳を記念するものでもあり、伝統を大切にしながらも、常に新しい世界を模索するために演出をブラッシュアップするというライトによる「最新」の《くるみ割り人形》でもあります。
 ライトは登場人物の性格を丁寧に描写し、小さな動き一つ一つに目を配ることで、この物語を「お伽話」から「少女の成長物語」へと変化させ、大きな感動を呼び起こしており、若々しいヘイワードが躍るクララは絶賛されました。
 中央に飾られた巨大なクリスマス・ツリーに美しい衣装。そして人気絶頂のカスバートソン、ボネッリ、ヘイワード、キャンベルらが舞い踊る幻想的な舞台は、すべての観客を魅了します。

 収録時間:109分+10分(ボーナス)音声:ステレオ2.0/DD5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)  画面:16:9REGION All(Code:0)DVD…片面2層ディスクBlu-ray・・・ニ層 50GB1080i High Definition

















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