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≪第94号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2017/10/31〜




11/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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HYPERION



国内盤
PCDA 68189
\2857+税
世界最高の対決!
 アムラン&アンスネス 衝撃の共演!
  ストラヴィンスキー:春の祭典 〜 2台ピアノのための音楽

 春の祭典(作曲者自身の編曲による2台ピアノ版)
 2台のピアノのための協奏曲
 マドリード(スリマ・ストラヴィンスキー編曲)
 タンゴ(ヴィクトル・バビン編曲)
 サーカス・ポルカ(ヴィクトル・バビン編曲)
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
輸入盤
CDA 68189
\2400→\1800確定!
期限なし
 2台ピアノ版「春の祭典」!

 なんとこの二人が共演するとは。

 モートン・フェルドマンの録音(PCDA 68048)で新しい世界を魅せつけてくれた超人マルク=アンドレ・アムラン。新たな録音は、北欧を代表するノルウェーの名ピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスとの2台ピアノ、それもストラヴィンスキーの「春の祭典」という弩級のアルバムが登場!
 2017年にはヨーロッパ各地とアメリカの主要都市でコンサートを行ってきた、アムランとアンスネスの奇跡のピアノ・デュオ。二人のヴィルトゥオーゾが刺激的に描く難曲「春の祭典」を始め、「2台ピアノのための協奏曲」といくつかの編曲作品を収録したストラヴィンスキーの「2台ピアノのための作品集」にご期待ください!

 ※録音:2017年4月6日−8日、テルデックス・スタジオ(ベルリン)



 


CDA 68157
\2400
バッハ・ファミリーによるマニフィカト集
 ヨハン・セバスティアン・バッハ:
  マニフィカト ニ長調 BWV.243
 ヨハン・クリスティアン・バッハ:
  マニフィカト ハ長調 E.22
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
  マニフィカト ニ長調 H.772
ジョエル・ハーヴェイ(ソプラノ)
オリヴィア・フェルミューレン(メゾ・ソプラノ)
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
トーマス・ウォーカー(テノール)
トーマス・バウアー(バリトン)
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ
 新鋭ピリオド・アンサンブル、「アルカンジェロ」バッハ・ファミリーの「マニフィカト」!

 ☆ジョナサン・コーエン率いるイギリスの新鋭ピリオド・アンサンブル、「アルカンジェロ」!
 ☆バッハ・ファミリーによる「マニフィカト」集!

 イギリスの優れた若手チェリスト、指揮者であるジョナサン・コーエンによって2010年に結成された新鋭ピリオド・アンサンブル、「アルカンジェロ」。カウンターテナーのイェスティン・デイヴィスとの録音では2度にわたり英グラモフォン賞を受賞(CDA 68111、CDA 67924)するなど、近年急速に評価を高めています。
 新たな録音は、「大バッハ(J.S.バッハ)」、末子「ロンドンのバッハ(J.C.バッハ)」、次男「ベルリンのバッハ(C.P.E.バッハ)」のバッハ・ファミリーそれぞれによる「マニフィカト」を収録した意欲的なプログラム。
 傑作としてよく知られたJ.S.バッハの「マニフィカト」と、取り上げられる機会の少ない息子たちの「マニフィカト」を、ジョナサン・コーエンが華やかに描きます。
 これまで度々アルカンジェロと共演を重ねてきたイェスティン・デイヴィスはもちろん、Hyperion初登場となるアメリカのジョエル・ハーヴェイ、オランダのオリヴィア・フェルミューレンの歌声にも注目。




CDA 68210
\2400
イェール大学の名門聖歌隊、第2弾は、パレストリーナのミサ曲!
 パレストリーナ:
  ミサ曲《主よ、われは心をあげて》
  モテット《主よ、われは心をあげて》
  第6旋法によるリチェルカーレ(オルガン独奏)
  王はわれを酒倉に連れてゆき(コルネット&オルガン)
  第5旋法によるリチェルカーレ(コルネット&オルガン)
  聖なる三位一体に祝福あれ(コルネット&オルガン)
  様々な国の言葉で(コルネット&オルガン)
  8声の第1旋法によるマニフィカト
デイヴィッド・ヒル(指揮)
イェール大学スコラ・カントールム合唱団
ブルース・ディッキー(コルネット)
リウヴェ・タミンハ(オルガン)
 ☆鈴木雅明が首席客演指揮者を務めるイェール大学の合唱団!
 ☆Hyperion第2弾は、パレストリーナのミサ曲!

 サイモン・キャリントンによって2003年に創設され、2009年から2013年には鈴木雅明が指揮を務めた(現在は首席客演指揮者)、イェール大学スコラ・カントールム合唱団(イェール・スコラ・カントルム)。アメリカの名門イェール大学のすべての学科からオーディションによりメンバーが集められ、イェール大学教会音楽研究所の支援を受けてハイレベルな教会音楽を演奏しています。
 現在ディレクター兼首席指揮者を務めるデイヴィッド・ヒルは、これまでウィンチェスター大聖堂やウェストミンスター大聖堂、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジなどの名門聖歌隊を率いてきたイギリスの名匠です。
 デイヴィッド・ヒル自身の新たな編曲による「フォーレ:レクイエム(CDA 68209)」で話題を呼んでいるイェール大学スコラ・カントールム合唱団のHyperion第2弾は、パレストリーナのミサ曲が登場。生涯で100曲を超えるミサ曲を作曲したパレストリーナの膨大な作品の中から、自作のモテットに基づくパロディ・ミサ「主よ、われは心をあげて(ミサ・コンフィテボル・ティビ・ドミネ)」を歌います。

 ※録音:2014年11月10日−15日、キリスト教会(ニューヘイブン、コネチカット)



  

CDA 68075
\2400
ドビュッシー:歌曲集 Vol.4
 悲劇 L.12/ジェーン L.13/ロンドー L.17/中国のロンデル L.11/
 亜麻色の髪の乙女 L.15/アラベスク L.74-1(ピアノ・ソロ)/
 蝶々 L.21/セギディーリャ L.44/眠れぬ夜 L.101*/
 操り人形 L.26/ひそやかに L.42/マンドリン L.43/
 月の光 L.45/パントマイム L.47/波、棕櫚、砂 L.68§/
 死後のなまめかしさ L.50/スペインの歌 L.49†/
 まぼろし L.57/美しき夕べ L.84/
 もう家もない子供たちのクリスマス L.147
ルーシー・クロウ(ソプラノ)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
クリストファー・マルトマン(バリトン)*
ルーシー・ウェイクフォード(ハープ)§
ジェニファー・フランス(ソプラノ)†
 ドビュッシー没後100周年!

 名伴奏者、マルコム・マルティヌーのピアノで贈る、フランス印象派の大家クロード・ドビュッシーの歌曲集。2018年のドビュッシー没後100周年アニヴァーサリーの年に発売される第4弾は、モダン、ピリオドの両ステージで美しい歌声を響かせている英国のリリック・ソプラノ、ルーシー・クロウが登場。
 1881年に書かれた「悲劇」に始まり、晩年の1915年に書かれた「もう家もない子供たちのクリスマス」まで、ドビュッシーのキャリア全体に及ぶリサイタル・プログラムです。

 ※録音:2013年10月30日−11月1日&2016年5月17日*、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー/ロンドン)




APARTE

AP 160
\2600
美音がつむぐ不可思議な世界シャプランのモーツァルト
 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
  ・ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K491
   (カデンツァ:フランソワ・シャプラン)
フランソワ・シャプラン(ピアノ)
ヴィクトル=ユーゴー管弦楽団
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)
 録音:2017年2月18,19日

 フランソワ・シャプランはパリ音楽院でヤンコフ、ロバン、ペヌティエに師事。ショパンやドビュッシーのディスクをリリースし、来日公演も行っているので日本にもファンの多い個性派です。
 2015 年にリリースされたスクリャービンのマズルカ全集(EVCD-006)では、弱音主体で、幻のようにキラキラした不可思議な世界で高く評価されました。
 今回の新譜は、モーツァルトの協奏曲2 篇。今回もシャプランならではのピアノの美音に思わず引き込まれます。ハ短調のカデンツァはシャプラン自身によるもの。端正なタッチと即興性に富んだ演奏が光ります。





HAENSSLER



HC 17069
(8CD)
\5600
澄んだ音色と、柔和でおおらかなフレージング
 ヴェルディ四重奏団
  シューベルト:
   弦楽四重奏曲全集、弦楽五重奏曲 D.956
ヴェルディ四重奏団
 【スザンネ・ラーベンシュラーク(第1ヴァイオリン)、
  ペーター・シュタイン(第2ヴァイオリン)、
  カリン・ヴォルフ(ヴィオラ)、
  ディディアー・ポシュキン(チェロ)】
(19)(20)マーティン・ロヴェット(チェロ)
  [Disc 1]
   (1)弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」D.804/(2)弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 D.36
  [Disc 2]
   (3)弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と少女」 D.810/(4)弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 D.32
  [Disc 3]
   (5)弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173/(6)弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調 D.112/
   (7)弦楽四重奏曲 ハ短調 D.103(断片)
  [Disc 4]
   (8)弦楽四重奏曲第7番 ニ長調 D.94/(9)弦楽四重奏曲第1番ト短調 D.18/
   (10)弦楽四重奏曲第6番 ニ長調 D.74
  [Disc 5]
   (11)弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887/(12)弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 D.68
  [Disc 6]
   (13)弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 D.87/(14)メヌエット ニ長調 D.86/
   (15)5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲 D.89
  [Disc 7]
   (16)弦楽四重奏曲第12番 ハ短調「四重奏断章」D.703/
   (17)弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 D.46/(18)弦楽四重奏曲第11番 ホ長調 D.353
  [Disc 8]
   (19)序曲 ハ短調 D.8A/(20)弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
 弦楽五重奏のほか小曲まで網羅!ヴェルディ四重奏団のシューベルト全集ボックスが再登場!

 セッション録音:(3)(4)(19)(20)1996年、(1)(2)(13)-(16)1997年、(5)-(12)(17)(18)1998年/ケルン放送フンクハウゼス・センデザール/7h50min

 瑞々しい音色と卓越したアンサンブルで人気を誇る名門アンサンブル、ヴェルディ四重奏団によるシューベルトの弦楽四重奏曲全集ボックスが再登場します。以前リリースされていたボックスは長らく入手困難となっていただけに喜ばしいリイシューといえましょう。
 ヴェルディ四重奏団の演奏は棘のない澄んだ音色と、柔和でおおらかなフレージングが大きな魅力。彼らが奏でるシューベルトは、張り裂ける慟哭で聴衆の胸を突くというよりも、美しくも哀しいふくよかな響きで体全体を包み込んでしまうよう。ヴェルディ四重奏団ならではの響きの美しさは何度聴いてもたまりません。
 ヴェルディ四重奏団は、ソロ・ヴァイオリニストとしても活躍するスザンネ・ラーベンシュラークにより1985 年に結成された弦楽四重奏団で、ドイツのマンハイムを拠点に活躍。古典派から現代作品まで幅広いレパートリーで演奏活動を展開、質の高いレコーディングもおこなってきました。
 このシューベルトの全集は、ドイチュラントフンクとの共同制作によるもので音質も優秀、みずみずしい響きを余さず捉えています。




HMF

HMU 907670
\2700
「New South American Discoveries」
 ホルガ・ヴィリャヴィチェンチョ・グロスマン(b.1973):Wayra (2011)
 ヴィクトル・アグデロ(b.1979):El Sombreron (2009)
 セバステァイン・ヴェルガラ(b.1978):Mecanica (2005)
 ディエゴ・ルツリアーガ(b.1955):Responsorio (2000)
 ディエゴ・ヴェガ(b.1968):Musica Muisca (2009)
 セバスティアン・エッラスリス(b.1975):La Caravana (2003)
 アグスティン・フェルナンデス(b.1958):Una Musica Escondida (2004)
 アントニオ・ジェルヴァゾーニ(b.1973):Icarus (2003)
ノルウェー放送交響楽団
ミゲル・ハース=ベドヤ(指揮)
 南米の現代音楽集!

 録音:2014年10月、2015年12月

 2000 年代に、南米の作曲家(すべて1950 年以降生まれ)たちによって書かれた短めのオーケストラ作品を集めた1 枚。
 ペルー出身のミゲル・ハース=ベドヤの指揮、すべて初録音です。グロスマンのWayra(インカの言葉で‘風’ の意)は砂を巻き込んだ大きな竜巻のような作品。ヴィクトル・アグデロの「El Sombreron」はフォークの香り漂う作品。ヴェルガラの「Mecanica」はハイテンションの作品。エクアドルのルツリアーガの作品「Responsorio」はエクアドルのサラサカ地方のメロディに基づいています。
 他にもコロンビアの空気を思わせるヴェガのMusica Muisca など、それぞれ独自の色と香りに満ちています。オーケストラはハース=ベドヤが音楽監督を務めるノルウェー放送交響楽団。北欧のオーケストラではありますが、南米の作曲家達の音楽世界を存分に堪能できます。遠い南米の音楽活動の一端を垣間見ることのできる貴重かつ興味深い1 枚です。



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PENTATONE



PTC 5186562
(2SACD HYBRID)
\5200→\4790
ローレンス・フォスター(指揮)&グルベンキアン管弦楽団
 ヴェルディ(1813-1901):オテロ(全4幕)
ニコライ・シューコフ(オテロ/テノール)、
メロディ・ムーア(デスデモーナ/ソプラノ)、
レスター・リンチ(イアーゴ/バリトン)、
ユンノ・ヨウ(カッシオ/テノール)、
カルロス・カルドーソ(ロデリーゴ/テノール)、
ケヴィン・ショート(ロドヴィーコ/バス)、
ルイス・ロドリゲス(モンターノ/バス)、
グルベンキアン合唱団、
リスボン聖チェリーリア音楽院少年合唱団
グルベンキアン管弦楽団、
ローレンス・フォスター(指揮)

  

 超豪華サウンドが降り注ぐローレンス・フォスターによるヴェルディのオテロ!

 録音:2016年7月/リスボン、カルースト・グルベキアン財団大講堂/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc 1 70’19”、Disc 2 72’37”、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 ローレンス・フォスター率いるグルベンキアン管弦楽団との期待の新録音はヴェルディのオテロです!
 ワーグナーの楽劇の手法により、管弦楽のドラマティックな表現を中心とした作品であるオテロ。大迫力の冒頭からきらめく超豪華サウンドが降り注ぎます!
 ワルターに才能を認められ、1960 年に指揮者としてデビューを果たしたローレンス・フォスターは、1971 年にヒューストン交響楽団の音楽監督に就任して一躍その名を知られるようになりました。
 職人芸の持ち主であるフォスターは協奏曲やオペラの指揮者としての評価が高く、PENTATONE レーベルからリリースされているアラベラ・美歩・シュタインバッハーの弾くヴァイオリン名曲集(PTC 5186536 / KKC 5655)、ブルッフ&コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲(PTC 5186503)、ゲッティの歌劇「アッシャー家」(PTC 5186451)などでも確かな演奏を聴くことができます。当録音でも歌手陣を引き立たせるような好サポートが光ります。そしてPENTATONE が誇る技術チームによる極上の録音をお楽しみいただけます。

 【オテロ】
 15 世紀、ヴェネツィア共和国のキプロス島総督となったオテロは、ムーア人でありながらヴェネツィアの貴族の娘デスデモーナを妻としましたが、腹黒い旗手イアーゴにそそのかれたカッシオは、デスデモーナに接近し、オテロの嫉妬心をかきたてます。策に乗せられたオテロはついに妻を殺し、その潔白を知らされて自らも命を絶ちます。




THE CHOIR OF KING’S COLLEGE


KGS 0021
(SACD HYBRID)
\2100
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 20世紀の傑作ミサ2 作!

  ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
   平和をあたえたまえ(Dona nobis pacem)(1936)
  レナード・バーンスタイン(1918-1990):
   チチェスター詩篇(1965)
エイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ジョージ・ヒル(ボーイ・ソプラノ)
リチャード・ガワース&
 ヘンリー・ウェブスデール(オルガン)
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ブリテン・シンフォニア
 録音:2017年1月16-17日(バーンスタイン)、6月26-27日(ヴォーン・ウィリアムズ)/マルチチャンネル

 イギリスが誇る伝統のキングス・カレッジ最新盤は、ヴォーン・ウィリアムズとバーンスタインのミサ曲。どちらももともと大編成のオーケストラを伴う作品ですが、ここでは教会で演奏されることを念頭に、比較的小編成のオーケストラ用に編曲が施されています。
 この編曲により、荘厳な世界はそのままに、より親密な空気も醸成され、どちらの作品もあらたな色彩と魅力をまといました。
 最近修復されたばかりのハリソン&ハリソンのオルガンの音色がとりわけ荘厳に響くバーンスタインのミサ曲冒頭の迫力は圧巻です。
 指定のサイトにアクセスし、ブックレット内に掲載されているパスワードを入力すると、編曲を施したアメリカの作曲家、スティーブン・パウルスの作品「TheRoad Home」をフリーダウンロードしていただけます。





GENUIN

GEN 17482
¥2300
シャガジェグ改め、
 シャハイェフ・ノスラーティによるバッハのピアノ協奏曲集

 バッハ:
  ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
  ピアノ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
  ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
シャハイェフ・ノスラーティ(ヒアノ)
ベルリン・ドイツ室内管弦楽団
 20代ながらドイツでバッハ弾きとして高い注目を浴びているシャハイェフ・ノスラーティによるバッハのピアノ協奏曲集!日本語オビ・解説付き!

 録音:2017 年 1 月 11‐13 日 ベルリン、59'37

 新しい時代の自由で素敵なバッハのピアノ協奏曲が登場。まだ20代ながらドイツでハッハのピアニストとして高い注目を浴びているシャハイェフ・ノスラーティによるバッハのピアノ協奏曲集。なおノスラーティのデビューCDは、バッハのフーガの技法(GEN15374)。
 シャハイェフ・ノスラーティは1989年、ドイツ西部のボーフムの生まれ。2014年にライプツィヒでの国際バッハコンクールのピアノ部門で第2位を受賞してバッハ弾きとして広く知られるようになった。このバッハの3曲の協奏曲も注目すべき演奏だ。ノスラーティはピリオド演奏でのバッハの意欲的な表現手法をピアノ演奏に積極的に取り入れつつ、それをモダンピアノ演奏でなければできない人間味のある温かさと上手く融合させ、実に新鮮で気持ちの良い協奏曲に仕立てている。独奏だけでなく総奏の部分にも参加してオーケストラを引っ張り、また積極的に楽譜にない装飾を入れたりと、かなり自由にやっているのだがそれらがズバリ決まっている。ベルリン・ドイツ室内管弦楽団の控えめながらノスラーティの志向にピタリと合わせた伴奏もいい。
 なお彼女のファーストネーム Schaghajegh はペルシャ語由来の名前で、マネージメントに問い合わせたところ、上記のように読むとのこと。




https://youtu.be/VswXA8YjTOc

J.S.Bach: Partita no.6 E minor BWV830 / Schaghajegh Nosrati





前作、デビュー・アルバム
J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080
GEN 15374
\2300
J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080 シャハイェフ・ノスラーティ(シャガジェグ・ノスラティ)(ピアノ)
 録音:2015 年1 月、85’31

 Schaghajegh Nosratiは1989 年ドイツのボーフム生まれ。ハノーファー音楽演劇大学でアイナー・ステーン=ネクレベルク、クリストファー・オークデン、エヴァ・クピークなどに師事。シフやレヴィンも称賛する期待のピアニスト、ノスラティのデビュー・アルバム。アルカンやリゲティといった超絶技巧曲を演奏会で披露するなど、レパートリーも幅広い。
 最初の録音に選んだのはJ.S.バッハの死後に出版された未完の大作「フーガの技法」。同じく難曲と知られるこの傑作をしっかりとした構築性を持って演奏されています。柔和な音色が移ろいゆくフーガを変貌させていきます。


 
GEN 17480
¥2300

「ロシアン・クラシックス」

 グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲(ナストラー編)
 ショスタコーヴィチ:多様な管弦楽のための組曲(デ・メイ編)~
  行進曲,抒情的なワルツ,舞曲第2番,ワルツ第2番,終曲
 ショスタコーヴィチ:組曲「馬あぶ」 Op.97a(バウマン編)~民衆の祭日
 チャイコフスキー:イタリア奇想曲 Op.45(シュタットマイヤー編)
 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」(デ・メイ編)~
  モンターギュー家とキャピュレット家,街の目覚め,
  朝の踊り,僧ローレンス,客人たちの退場(ガヴォット),
  モンターギュー家とキャピュレット家
 ストラヴィンスキー:「火の鳥」(アールズ編)~子守歌,終曲
トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン管楽フィルハーモニー
 お馴染みザクセン管楽フィルの吹奏楽によるロシア名曲集!

 録音:2016年3月8-11日 バート・ラウシック、62'45

 GENUINの人気団体、トーマス・クラモーが指揮するザクセン管楽フィルハーモニーの新録音は、ロシア音楽。グリンカ、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチといずれも有名作曲家の名曲ばかり。輝かしくもビチッと決める優れた演奏はいつもながら充実している。
 
GEN 17463
¥2300
〜ドイツ音楽コンクール 2016年優勝者〜
 「ヴァレンティーノ・ヴォルリッチュ(チェロ)」

  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 二長調Op.102-2
  イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
   チェロ・ソナタ第5番 Op.
  シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
  ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
ヴァレンティーノ・ヴォルリッチュ(チェロ)
エリーザベト・ブラウス(ピアノ)
 録音:2017年3月21,23,24日,6月19日ベルリン、66'38

 2016年のドイツ音楽コンクールの受賞者の一人、チェリストのヴァレンティーノ・ヴォルリッチュ、その受賞記念となるデビューCD。
 ヴァレンティーノ・ヴォルリッチュは1989年、ハノーファーの生まれ。若いとは思えないほど表現の幅が広く、受賞も当然の巧さがこのCDにも収められている。
 
GEN 17474
¥2300
「シューベルト:男声合唱曲全集 第3集」
 サヨナキドリ(夜鶯) D724/徳に到る2つの道 D71/
 逃避 D825B/私は涙に濡れて D131/
 憂愁 D825/静かに静かに歌いましょう D635/
 セレナード D920/春の歌 D914/
 サリエリ氏の50歳の誕生日を祝して D407(全4曲)/
 愛の心 D747/思い出 D424/やまびこ D428/
 追憶 D423/永遠の愛 D825A/時の歩みは3つの様相 D43/
 安らぎ、この世の最も美しい幸せ D657/小さな村 D598
ヤン・シュマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
クリストフ・プレガルディエン(T)
アリソン・ブラウナー(MS)
アンドレアス・フレーゼ(Pf)
ティルマン・ホプストック(G)
 録音:2008年4月12日 ディエツ、2015年8月28‐30日 フランクフルト・アム・マイン、2014年9月28日 ディエツ、2015年3月8日 ディエツ、2017年2月17‐19日 ディエツ、61'01

 第 1 集(GEN 15349)、第 2 集(GEN 16410)に続く、ヤン・シュマッハー指揮カメラータ・ムシカ・リンブルクによるシューベルトの男声合唱曲全集第 3 集。ここでも温かみのある演奏が曲に相応しく、和やかな雰囲気を醸している。
 今回は D724、D747、D798 でギターを採用しているのが特徴(楽譜ではピアノかギターか選択ができる)。
 
GEN 17484
¥2300
「ああこの上なく聖なる〜ドイツと世界のクリスマス・ソング集」 フィリップ・アーマン(指揮)
MDR放送合唱団
 作者不詳(17世紀):高く戸を上げよ/
 ブリテン:聖母讃歌/
 ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア/
 パレストリーナ:恵み深い救い主の母よ/
 吉村:静かな夜に/リュリ:王たちの行進/
 民謡:最初の降誕祭/
 伝承歌:眠れ、わが子よ/
 コラン:シルヴィアのクリスマスキャロル/
 伝承歌:柊と蔦は/
 チャイコフスキー:伝説 Op.54-5/
 伝承歌:走ろう、走ろう/
 ニステット:明るい星が一つ/
 ロッチャー:神に栄光がありますように/
 カルヴィシウス:ヨゼフよ、愛する私のヨゼフよ/
 ジャクソン:キリストの幼時/
 伝承歌:おお、私の少年よ/
 ヘンデル:シオンの娘よ/
 伝承歌:今日は私たちの主の生誕祭だ/
 メルクナー:キリストの子守歌/
 オー:牧人が夜に羊の群れのそばにいると/
 バッハ:私はあなたの飼葉桶のそばに立ち/
 カールソン:クリスマスの平安/
 シュッツ:このように神は世を愛し/
 ハンブルガー:世の上にはなにもなく/
 レーガー:船がやって来る/
 民謡:ああこの上なく聖なる
 録音:2017年1月23-25日,2月1-3日 ライプツィヒ、78'50

 第 1 弾(GEN 15381)から 2 年ぶりのフィリップ・アーマン指揮 MDR 放送合唱団による世界のクリスマス曲集。今回も時代も地域もまちまちな様々なクリスマス曲を美しい無伴奏合唱で楽しめる。
 フィリップ・アーマンは 1974 年生まれ。ケルンでマーカス・クリードに学んでいる。2013 年から MDR 放送合唱団の首席客演指揮者を務めている。
 

GEN 17486
¥2300
「フネラリッシモ」
 万霊節のヨーデルの歌/トゥルケアスカ/
 ストラデッラ:教会のアリア/ロンドンデリーの歌/
 ラーカ/朝のボニー/カルデロン:メキシコの嘆き/
 バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003-アンダンテ/
 シェレシュ:暗い日曜日/ミュラー:さようなら/
 グリエール:8つの小品 Op.39-子守歌/
 ポルンベスク:物悲しいアンダンテ/あの上、天の扉て/
 レーフェルト:死の踊り/セント・ジェームス病院/
 スリコ/ピアソラ:忘却
マティアス・ヴェル(ヴァイオリン)
マリア・ヴェル(チェロ)
ズラフコ・ジーフコヴィッチ
 (アコーディオン)
 録音:2017年4月7‐9日 ライプツィヒ、54'04

 ヴァイオリン独奏にチェロとアコーディオンが伴奏する名曲集。フネラリッシモ Funeralissimoと題されており、何か悲しみを表した曲を集めている。
 マティアス・ヴェルは 1993 年生まれの若いヴァイオリニスト。ズラフコ・ジーフコヴィッチはセルビア出身のアコーディオン奏者。



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INDESENS!



INDE102
(15CD)
\8000

モーリス・アンドレの高弟
 現代トランペット界の新たなレジェンド
  エリック・オービエ15CD-Box

《CD1》フランス近現代の協奏曲〔トマジ、ジョリヴェ、イェフティチ〕
《CD2》古典派近辺〔L.モーツァルト、ハイドン、フンメル、ネルーダ他〕
《CD3》新古典主義とネオ=バロック〔ペルト、ベッファ、バクリ他〕
《CD4》20世紀の協奏曲〔プラネル、アルチュニアン、シュミット他〕
《CD5》近代の協奏作品〔コープランド、オネゲル、エネスク 他〕
《CD6》20世紀の協奏曲〔ショスタコヴィチ、イェフティチ他〕
《CD7》トランペットのための室内楽
     〔ヒンデミット、フランセ、ベッファ、イェフティチ、トマジ 他〕
《CD8》室内楽とトランペット
     〔コープランド、フランセ、ルシュール、ズーターマイスター 他〕
《CD9》トランペットのための室内小品さまざま
〔ゴベール、ボザ、ラヴェル、イベール、ドビュッシー、バーンスタイン他〕
《CD10》ドイツ・バロックの協奏曲〔バッハ、ヘルテル、テレマン〕
《CD11》その他の地域のバロック協奏曲〔ヴィヴァルディ、
  パーセル、シュテルツェル、ヴェイヴァノフスキー、タルティーニ、他〕
《CD12》オペラの舞台とトランペット〔ロッシーニ〕
《CD13》20世紀の超絶技巧系〔プーランク、ガーシュウィン 他〕
《CD14》トランペットとオルガン1
     〔エスケシュ、バクリ、トマジ、ジョリヴェ、他〕
《CD15》トランペットとオルガン2
     〔バッハ、グノー、クラーク、ビゼー、他〕
エリック・オービエ(tp)
ヴァンサン・バルト指揮
ブルターニュ管弦楽団
マリユス・コンスタン指揮
パリ国立オペラ座管弦楽団
フランソワ=グザヴィエ・ビルジェ指揮
アヴィニョン=プロヴァンス地方歌劇管弦楽団
ニコラ・シャルヴァン指揮
サヴォワ地方管弦楽団 他

 モーリス・アンドレの高弟、すでに数十年にわたる録音歴を総括!聴きごたえあるBOX、お求めやすく。

 伝統ある「管楽器の王国」フランス。かつてジャズ界のマイルズ・デイヴィスと存在感を二分する活躍をクラシック・シーンでみせた伝説的トランぺッター、モーリス・アンドレの高弟たる現代トランペット界の新たなレジェンドが、フランス最大級の独奏者エリック・オービエです。活動歴はすでに数十年、いつしか数知れぬ名演の記憶と多くの門弟、無数の忘れがたい音源をあとに残してきました。

 フランスのすぐれた管楽器芸術を世界に知らしめ続けているIndesens!レーベルはいま、そんなオービエの不滅の録音を丁寧に集め、15枚組BOXで限定発売!
 国内盤仕様でリリース済のものも数多く含まれていますが、その偉業をまとめて知ることのできる貴重なBOXをお求めやすい価格でお届けしたいと思います。バロックや古典派作品では伸びやかな美音と絶妙の様式感を、近代以降の音楽ではフランスの奏者ならではの玄妙なニュアンスを、対比あざやかな迫力あるブロウを…室内楽では繊細な音使いが、輝かしい屋外楽器としてのトランペットのイメージを一新してくれることでしょう!
 再生産はない可能性が高いと思われますので、何卒お早めにお求めを。



<国内盤> 

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CALLIOPE



CAL1748
(国内仕様盤)
\2900+税
マリー=アントワネット登場前夜
 18世紀フランス、ヴァイオリンを弾く王女たち
  〜バロック後期からロココへ、
    アンリエット王女とアデライード王女の音楽生活〜

 ギニョン:
  ①トリオによるソナタ op.4-3
  ②トリオによるソナタ op.4-5
 マチュー:
  ③三重奏曲(トリオ・ソナタ)op.2-3
  ④三重奏曲(トリオ・ソナタ)op.2-6
 ドーヴェルニュ:
  ⑤トリオ・ソナタ op.1-4
  ⑥トリオ・ソナタ op.1-6
   ※曲順は②③⑤④⑥①
Ens.カンタン・ル・ジュヌ(古楽器使用)
 ジャン=クリストフ・ラマック、
 アニェス・ラマック(ヴァイオリン)
 カロル・カリーヴ(チェロ)
 フランソワーズ・ドペルサン
             (チェンバロ)

 マリー=アントワネット登場前夜。ロココの王女たちはヴァイオリンに気もそぞろ…フランス勢の古楽器録音!

 ジャック・ティボーやC.フェラス、近年でもG.プーレ…香気たちのぼる繊細さで知られた「フランス派」のヴァイオリニストたち。
 しかしバッハ以前の頃まで歴史を遡ると、フランス人たちはもともとヴァイオリンを「イタリアの余所者」扱いし、忌避していた時代もあったことに気づかされます。
 その風向きが大きく変わったのが、18世紀。
 イタリアで修業したギニョンやルクレールらの活躍もあり、世紀半ばのロココ期には、ルイ15世の王女たちが宮廷で自らヴァイオリンを演奏するまでになっていました。
 時代はマリー=アントワネット到着前夜、そんなバロック後期のフランスに花開いた知られざるヴァイオリン芸術の名品を厳選、3人の作曲家に焦点を絞り、本場フランス古楽界の俊才たちが鮮やかな演奏で。

 3者それぞれの作風の違いを楽しみながら、瀟洒な18世紀フランスのガット弦芸術の細やかさを堪能できる新録音。
 演奏の確かさもさることながら、珍しい作曲家も多 いところ、解説訳の存在意義も高い1枚です




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INDESENS!



INDE103
(国内仕様盤)
\2900+税
ベルリン・フィルの名ハープ奏者、マリー=ピエール・ラングラメ
  なんとモーツァルト「ハープによる」ピアノ協奏曲第10・12・13番

 ①ハープ協奏曲 ハ長調
  (ピアノ協奏曲第13番 KV415)
 ②ハープ協奏曲 イ長調
  (ピアノ協奏曲第12番 KV414)
 ③ハープ二重協奏曲 変ホ長調
  (ピアノ協奏曲 第10番(2台のピアノと管弦楽のための)KV365)
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
ヴァリアン・フライ四重奏団
フィリップ・ボーネン、マレーネ・イトー(vn)
マルティン・フォン・デア・ナーマー(va)
ラヘル・ヘロイア=ジムコック(vc)
+③ジョアン・ラファエル・キム(第2ゲーゴ゜)

 ベルリン・フィルの名ハープ奏者、思わぬ「協奏曲」!
 二重協奏曲も含め、ハープ室内楽の魅力満載…!
 マリー=ピエール・ラングラメといえば、ベルリン・フィルのソロ・ハープ奏者としての存在感を誇りながら、フランス人としての感性の細やかさそのまま、独奏者としても数々の名演を聴かせてきた素晴らしき名手…いわば大御所リリー・ラスキーヌの衣鉢を継ぐフランス生粋のハープ奏者!
 そんな彼女が、ベルリン・フィルの若き弦楽器奏者たちからなる四重奏団とともに、モーツァルトの「協奏曲」を録音したというから驚きです。「フルート、ハープと管弦楽のための協奏曲」以外に、モーツァルトのハープ作品などあっただろうか…と思いきや、作曲家自身が「管楽器抜きで演奏可」としたため室内楽編成で披露されることも多いピアノ協奏曲群から2曲と、2台のピアノが独奏をとる二重協奏曲を選び、独奏パートをハープで弾くという心そそられる内容!
 楽器の選択が奏者の恣意に預けられていた18世紀作品の解釈としても、じゅうぶん有効なやり方です。細やかなモーツァルト芸術の機微、じっくり楽しめそうな企画ではありませんか…どうぞお見逃しなく!




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PAN CLASSICS



PC10383
(7CD)
\6500+税
若き日のパガニーニが教えを乞いに来た
 アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
  弦楽器のための室内楽曲7枚組!
   〜二重奏曲、三重奏曲、四重奏曲〜
       +ヴァイオリン協奏曲 イ長調

《CD①》三つの二重奏曲op.7〔ヴァイオリンとヴィオラ〕
《CD②》四つの二重奏曲op.4-2,7-2,9,13+アダージョ
《CD③》ヴァイオリンとフォルテピアノのための作品
      〔ソナタ第1・2番、小さなアダージョと
           変奏曲、ディヴェルティメント〕
《CD④》三つの弦楽三重奏曲 op.1
《CD⑤》三つの弦楽三重奏曲(1827)
《CD⑥》三つの弦楽四重奏曲 op.2
《CD⑦》ヴァイオリン協奏曲 イ長調
ルッジェーロ・マルケージ(vn)
⑥ロベルト・パスクヮ(第2vn)
①④⑥ステーファノ・マロッキ(va)
④⑥ホルヘ・ダニエル・ロッシ(vc)
③ロベルト・グリエルモ(fp)
②イザベル・ファウスト(vn)
②トーマス・リープル(va)
⑤コルラード・ボルシ(vn)
⑤アンジェロ・バルトレッティ(va)
⑤ガエターノ・ナジッロ(vc)
⑦フェルナンド・アルバレス指揮
マテーラ州立交響楽団

 幻の名盤=初期ロマン派の古楽器録音群がBOXでまとめて復活!イザベル・ファウストの名録音まで収録!

 近年のレーベル統廃合や相次ぐプレス切れなどのあおりを受け、名盤が姿を消してしまい、存在感が薄くなっていたかに見える初期ロマン派時代の名匠、ロッラ。
 後半生は1833年まで30年近くミラノ・スカラ座の首席奏者&指揮者として活躍、ロッシーニやドニゼッティ、ベッリーニらの傑作上演を手がけながら、驚くほど質の高い室内楽曲を多数残した才人です。
 オペラ全盛の19世紀イタリアにあって、ロッラの音楽はノーブルなメロディセンスを漂わせ、しかも同時代の作曲家たちにも引けを取らない、いわばベートーヴェンとパガニーニの間をゆく絶妙の感性に貫かれています。
 聴けば聴くほど深い味わいに満ちている…そのことを実感させてくれたイタリアSymphoniaの「幻の古楽器名録音」が、レーベル閉鎖以降、時を経てPan ClassicsよりBOX化で再登場、入手可能に!

 さらにイザベル・ファウストの名盤や、独奏者ロッラの顔を伝える協奏曲の音源まで収録。
 日本語解説付では初登場でこの価格。入手可能なうちにお見逃しなく…!



 アレッサンドロ・ロッラ(1757 − 1841) は、19 世紀前半にイタリアで活躍したヴァイオリニスト。18 世紀末には既に高い名声を誇っており、若き日のパガニーニが彼に教えを乞いに訪問したのは有名な話。


上記ファウストのアルバムはGLOSSAからも分売!
名盤。


GLOSSA
GCD C80021
\2200
イザベル・ファウスト
 ロッラ:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集

 二重奏曲変ロ長調 Op.13/二重奏曲ハ短調 Op.4-2/
 二重奏曲変ホ長調 Op.7-2/二重奏曲ハ長調 Op.9/
 二重奏曲ハ長調 Op.7-1より アダージョ
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
トーマス・ライプル(ヴィオラ)
 Glossa Cabinet 2016!〜 スペインから届く古楽の愉しみ 〜
 イザベル・ファウストの「ロッラ」がCabinetシリーズより登場!

 イザベル・ファウストとウィーンの名手トーマス・ライプルが共演したロッラの二重奏曲集が、Glossa Cabinetシリーズより登場!
 アレッサンドロ・ロッラ(1757−1841)は、イタリアのパヴィーアに生まれ、パルマ公の宮殿で首席ヴィオラ奏者、首席ヴァイオリン奏者、指揮者を務め、ミラノ・スカラ座では首席ヴァイオリン奏者&指揮者、ミラノ音楽院ではヴァイオリンとヴィオラの主任などを歴任した名手。作曲家としても多作で、多くの交響曲、協奏曲、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲、2本のヴィオラのための二重奏曲、ヴィオラ・ソナタなどを残しており、ここで取り上げられる4つのデュエットも、伝統的な様式に美しい旋律や豊かな表情を湛えた初期ロマン派の知られざる佳作です。

 録音:2002年





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PASSACAILLE



PSC1032
(国内仕様盤)
\2900+税
パリ1804年——革命期の室内楽、ホルンの響き
 ◆ドープラ:
  ①ホルン五重奏曲 op.6-3
 ◆ライヒャ:
  ②大五重奏曲 op.106
   〜ホルンと弦楽四重奏のための
 ◆ケルビーニ:
   ③ラルゴとアレグロ・モデラート
    〜ホルンと伴奏パート群のための第1ソナタ
   ④ラルゲット:
   〜ホルンと伴奏パート群のための第2ソナタより
    ※曲順は④①③②
アレッサンドロ・デナビアン(ナチュラルザルン)
デルフィーコ四重奏団(古楽器使用)
マウロ・マッサ、アンドレーア・ヴァサッレ
               (ヴァイオリン)
ジェラルド・ヴィターレ(ヴィオラ)
ヴァレリア・ブルネッリ(チェロ)

 初期ロマン派へ向かう音楽感覚の鍵は「パリ音楽院」
 革命期の貴重なホルン室内楽、古楽器の妙演で!

 パリ、1804年…ナポレオンがフランス皇帝の座を手にした年。不安な政情とはうらはらに、この時期パリに来ていた作曲家たちの音楽活動は大いに活況を呈していました。
 楽器の改良も進みましたが、金管楽器にピストンなどの変音装置が導入されるのはまだ少し先。そんな時代の作曲家たちが、こんなにもナチュラルホルンのために室内楽曲を数多く書いていたとは…しかも、モーツァルトのホルン五重奏曲の後につづく大がかりな五重奏曲も!

 その書き手は…パリ音楽院院長にして傑作救出劇「二日間」や「メデ」で有名なオペラ作曲家ケルビーニ。ホルン愛好家たちには名高い謎の名作曲家ドゥープラの充実した五重奏曲。そして木管五重奏曲の大家として知られるライヒャ。
 みなパリ音楽院にゆかりの深い往年の名匠ばかり。
 ホルン独奏と弦というのは意外に作例が少なく、イタリアの多忙な猛者たちが集う古楽器新録音は貴重!
 日本語解説とあわせ、じっくり長く楽しめそうな1枚です!
 


PSC1033
(国内仕様盤)
\2900+税
ローマの金管合奏、16世紀から17世紀へ
 〜イタリア初期バロック、教皇庁の「歌う合奏」

 ◆フェスタ:①4声のコントラプント第93番 ②5声のコントラプント第111番
 ◆ソリアーノ:③6声のアルファ ④半音階を伴う4声のスケルツァ ⑤6声のオメガ
 ◆フレスコバルディ:
  ⑥カンツォーナ「ラ・ベルナルディニア」
  ⑦カンツォーナ「ラ・ルッケジーナ(ルッカの女)」
  ⑧カンツォーナ「ラ・ボンヴィジア」
 ◆マジーニ:⑨ラ・リヴィエーラ ⑩ラルバーナ(アルバニアの女)
 ◆E.パスクィーニ:⑪ドゥレッツェ ⑫リチェルカーレ
 ◆ボルボーニ:⑬ひとり、物思いに
 ◆ジョスカン:⑭ラ・スパーニャ
 ◆ロニョーニ:⑮パレストリーナの「わたしの恋人は美しい」
  ※曲順は①③⑥⑨⑪⑬④⑭②⑥⑩⑦⑮⑧⑫⑤
ランベール・コルソン
   (ツィンク=木管コルネット)指揮
Ens.インアルト(古楽器使用)
ベルナール・フォクルール(オルガン)

 ルネサンス〜バロックの芸術都市ローマを彩った歌心あふれる多声の金管芸術。最前線の名手たちと!
 現代楽器での往年の名盤群をはじめ、金管合奏はルネサンス&バロックの音感覚がいちばん私たち現代人に近しく感じられるジャンルのひとつ…しかしその真相は「当時の楽器と奏法」で聴いてこそ!とあらためて感じさせてくれるのが、意外に出てこないこの種の古楽器録音かもしれません。近年ブリュッセル音楽院の木管コルネット科教授となった上り調子の敏腕古楽器奏者、L.コルソン率いる猛者集団インアルトは、そんな当時の瑞々しくも古色ゆかしき響きに迫る欧州最前線の俊才集団。今度の新譜では、金管合奏の古楽器録音では注目されることの少なかった大都市ローマでの音楽活動に着目…さすがのセンスです!
 古くはジョスカンなど16世紀初頭の作品も含め、バロック初期のフレスコバルディ世代までを中心に、玄妙な和声感覚がえもいわれぬ味わいを醸す名品群を、最前線の名手たちの確かな演奏で…バロック名画の観賞にも興を添えてくれそうな新録音、日本語解説付でじっくりどうぞ!




マリーコンツェルト


MLKT-26002
¥2500+税
「On the Sky」〜寺内 園生作品集
 (1)プシュケの肖像 Psyche
 (2)On the Sky *ライヴ録音
 (3)Passion *ライヴ録音
 (4)Active *ライヴ録音
 (5)Love
 (6)Talk
 (7)Tango Solo
 (8)ナルシス Narcissus
 (9)Connection for Hope
印田千裕(ヴァイオリン)
(5)(6)(8)(9)印田陽介(チェロ)
(1)-(3)(7)安田正昭(Pf)
(8)印田千裕弦楽四重奏団:
 【印田千裕(Vn)/竹内弦(Vn)/
  横畠俊介(Va)/印田陽介(Vc)】
 印田千裕&印田陽介の新レーベル第2弾!2016年9月東京文化会館 印田千裕ヴァイオリンリサイタルでの感動が、ライヴ録音で蘇ります

 録音: (1)(5)-(7)(9)2017 年 6 月 20 日 二宮町 生涯学習センター ラディアン、(8)2017 年 7 月 28 日 大泉学園ゆめりあホール、(2)2016 年 9 月 14 日 東京文化会館小 ホール <ライヴ録音>、(3)2011 年 1 月 7 日 東京文化会館小ホール <ライヴ録音>、(4)2014年6月19日 調布市文化会館た づくりくすのきホール <ライヴ録音>

 あの感動を再び!2016年9月14日東京文化会館 印田千裕ヴァイオリンリサイタルでの「OntheSky」ほか、3曲のラ イヴ録音に加え、2016年11月11日王子ホール 印田千裕&印田陽介 デュオリサイタルVol.5にて演奏された「Talk」 ほか、6 曲の新規録音を収録!


 寺内 園生 (作曲) TERAUCHI Sonoh, composer
  ピアノを中野洋子と伊達純に、作曲と和声を寺内昭、川井学の各氏に学ぶ。寺内は 1959 年千葉に生まれ、高校卒業後渡独 し、マリア・フンク女史に作曲法を学んだ。代表作には、既出版のピアノ曲集「氷の城—イリュージョン」「めざめ・静かな風」「斑 鳩」「鳳凰堂と雲中供養菩薩八態」(CD ドイツ・トロフォン CTH2324/ソニーTGCD90079)、「Clear」(LMCD-1866)、のほか、子 供の為のピアノ小曲集として、「メルヘンの国」「小さな夢」「遊園地・宇宙船」(音楽之友社)「動物の大行進」(音楽之友社・CD フォンテック)「マザーグース」(全音・CD フォンテック)ギター小曲集「そよ風のメロディー」CD 添付(現代ギター社)などデリケ ートな感覚と想像力豊かな抒情的作品がある。
 ヴァイオリン・ソロ曲「アクティヴ」は、1999 年 2 月に NHK・FM より放送され、弦楽四重奏曲「ナルシス」は、2010 年 5 月にドイ ツのオペラ・ベルリン室内楽の夕べで演奏された。
 日本作曲家協議会会員。

 印田 千裕 (ヴァイオリン) INDA Chihiro, violin
  3 歳よりスズキ・メソードでヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部卒業。 野村財団より助成金を得て英国王立音楽院に留学し、Diploma of Royal Academy of Music (Dip RAM) を得て卒業。これまで 吉川朝子、澤和樹、ヴォルフガング・マルシュナー、ジョルジュ・パウクの各氏に師事する他、数々のマスタークラスを受講、99 年、イーストマン音楽学校夏季セミナーin 浜松では、ディレクターズ・スカラシップを授与される。ノヴォシビルスク・ヤングヴァイ オリニスト国際コンクール・ジュニア部門第 3 位、万里の長城杯国際コンクールグランプリ、マルシュナー国際コンクール第 3 位、江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第 1 位。同コンクール入賞記念演奏会にて日本フィルハーモニー交響楽団とブラームス のヴァイオリン協奏曲を共演。国内外のオーケストラと協奏曲の共演、ソロリサイタル、室内楽など幅広く演奏活動を展開して いる。2009 年 CHANEL Pygmalion Days 参加アーティスト。また、邦人作品の演奏にも積極的に取り組み、CD「日本女性作曲 家の歩み~ヴァイオリン作品~」(平成 21 年度文化庁芸術祭参加作品)「山田耕筰 ヴァイオリン作品集」などをリリースする他、 新曲初演も多い。

 安田 正昭 (ピアノ) YASUDA Masaaki, piano
 1967 年東京生まれ。5歳よりピアノを始める。
 1983 年東京藝術大学附属音楽高校に入学。1984 年同高校在学中、第30回マリア・カナルス国際コンクール・ピアノジュニア部門に優勝する。1986 年東京藝術大学に入学。同年マントヴァフェスティバルに招かれリナルド・ロッシ賞を受賞。1987 年パリに留学。パリ・エコールノルマルにてディプロマ取得後、パリ国立高等音楽院ピアノ科入学。1992 年、同音楽院をピアノ、伴奏、室内楽の各科でプルミエ・プリを得て卒業。
 1989 年第1回パリ・スタインウエイ・ピアノコンクール優勝。1990 年フランス国際コンクール、ピアノ部門優勝。モーツァルト特別賞、メシアン特別賞を受賞。1992 年第6回マルサラ国際ピアノコンクール第5位入賞。1995 年第 24 回セニガリア国際ピアノコ ンクール第4位入賞。1996 年第 10 回 J.S バッハ国際コンクール(ライプツィヒ)ファイナリスト。
 2003 年3月、パリから東京へ演奏の拠点を移す。
 2008 年メシアン生誕 100 年を記念して、ピアノ・ソロ作品連続演奏会を 3 回にわたって開催し、絶賛を博す。
 2010 年から 2011 年にかけて、朝日カルチャーセンターにて、故諸井誠氏のベートーヴェン・ピアノソナタ全曲講座に演奏出演する。
 2010 年から毎年 2 月に東京文化会館にてリサイタルを開催している。
 青木章子、坂井玲子、中山靖子、安川加壽子、ピエール・レアック、イヴォンヌ・ロリオ・メシアン、ミシェル・ベロフ、ブルーノ・リグットの各氏に師事する。現在、上野学園大学准教授。

 竹内 弦 (ヴァイオリン) TAKEUCHI Gen, violin
 1983 年香川県高松市生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める。
 東京都立芸術高等学校を経て東京芸術大学を卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。
 これまでにヴァイオリンを藤野妙子、服部芳子、原谷百代、岡山潔、松原勝也の各氏に師事。
 現在、日本フィルハーモニー交響楽団、第 2 ヴァイオリン副首席奏者。

 横畠 俊介 (ヴィオラ) YOKOBATAKE Shunsuke, viola
 明治大学法学部法律学科卒業。東京音楽大学音楽学部器楽専攻(ヴィオラ)卒業。
 京都国際音楽学生フェスティバル 2010 参加。
 在学中、アルディッティ弦楽四重奏団による公開マスタークラスを受講。
 オーケストラへの客演のほか、アルエット弦楽四重奏団、ダビデ弦楽四重奏団、印田千裕弦楽四重奏団においてヴィオラ奏者を務めている。

 印田 陽介 (チェロ) INDA Yohsuke, cello
 東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部卒業後、チェコ・プラハ音楽院に留学、更なる研鑽を積む。これまで斎藤章一、河野文昭、菊地知也、上森祥平、ヴラダン・コチの各氏に師事。チェコ・ドヴォルザークホールにてトマーシュ・ヤムニーク氏とヴィヴァルディの二重協奏曲を共演するなど、オーケストラとの協奏曲の共演等、ソリストとして活動するほか、ヴァイオリニストの姉・印田千裕とのデュオ、インストゥルメンタルバンド「ハリーのしっぽ」、演劇等とのコラボレーション、そのほか各種室内楽、オーケストラ等、幅広く活動している。
 蓼科音楽コンクール in 東京・室内楽部門第 1 位、ユースプラハ国際音楽コンクール・弦楽アンサンブル部門金賞ほか多数受賞。
 CD「日本のクラリネット五重奏曲集」「都市の陰影(ハリーのしっぽ)」「永遠という名の恋を僕らはまだ知らない(ハリーのしっ ぽ)」「Water Droplets −珠玉のデュオ名曲集−」などをリリース。





キング・インターナショナル(国内仕様盤)


KKC 5766
(SACD HYBRID)
\3000+税
アンドレス・オロスコ=エストラーダ、
 ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」

  ドヴォルザーク(1841-1904):
   (1)交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
    (I.12’57″+II.12’27″+III.7’54″+IV.12’17″)
   (2)スラヴ舞曲集第1集より第3番 変イ長調Op.46-3(4’55”)
   (3)スラヴ舞曲集第1集より第5番 イ長調 Op.46-5(3’26”)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
ヒューストン交響楽団
 録音:(2)(3) 2015 年9月、(1)2016 年5月/ジョーンズ・ホール(ヒューストン)/[PEMTATPNE] PTC.5186574、輸入盤・日本語帯・解説付

 1977 年、コロンビアのメデジン生まれの俊英指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。PENTATONE レーベルより積極的なリリースが続いておりますが、現在音楽監督をつとめるヒューストン交響楽団と本拠地ジョーンズ・ホールで収録したドヴォルザークの交響曲第9 番「新世界より」が発売。
 ドヴォルザーク最後の交響曲で最も知名度のある第9 番「新世界より」。ニューヨークのナショナル音楽院院長に招かれたドヴォルザークが1893 年にアメリカで作曲、同年12 月16 日カーネギーホールでニューヨーク・フィルによって初演。日本では第2 楽章の『家路』が特に有名でなじみのある旋律です。第4 楽章は、鉄道ファンであったドヴォルザークが蒸気機関車の動き出す音を描写したとも言われている、など聴きどころが満載な楽曲です。
 溌剌とした演奏で聴衆を沸かせるオロスコ=エストラーダらしく、ヒューストン響との共演でも情熱的かつ見通しのよい演奏を披露しています。

 オロスコ=エストラーダは1997 年からウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2004 年ウィーン楽友協会にて急遽ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団を指揮し一躍注目を集めました。その後の活躍は華々しく2009 年から2015 年まで同管弦楽団の首席指揮者を、また2014 年からhr 交響楽団の首席指揮者の一方、現在はヒューストン交響楽団の音楽監督をつとめております。さらに2015 / 16 年シーズンからロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任する世界の音楽界から注目を集めている俊英指揮者です。

 

KKC 5828
(SACD HYBRID)
\3000+税
ゲルギエフとマツーエフがロシアのピアノ協奏曲3篇に挑戦
 1. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1(改訂版)
 2. ストラヴィンスキー:カプリッチョ (1949 年改訂版)
 3. シチェドリン:ピアノ協奏曲第2番
デニス・マツーエフ(Pf)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管
 [2014 年11月16日(1)、2015 年4月6、7日(2)(3)/マリインスキー・コンサート・ホール]/[MARIINSKKY] MAR 0587、輸入盤・日本語帯・解説付

 ゲルギエフと、彼がもっとも信頼を寄せるピアニスト、マツーエフが異なる時代に生まれたロシアのピアノ協奏曲3 篇に挑戦。3 篇とも作曲者自身が弾くために作られ、それぞれがソロを受け持った録音も残っています。すべて難技巧が要求されますが、マツーエフの巨大な技巧は何の苦もなく再現。ラフマニノフの1番はマツーエフお気に入り作品のひとつとのことで、説得力満点。ことに指がもつれそうなピアニズムの続くフィナーレも、一切の曖昧さなく駆け巡り爽快。若きラフマニノフの希望と心意気がにじみ出ます。ストラヴィンスキーもほとんど「春の祭典」のように聴こえ、曲の凄さを再認識させてくれます。
 シチェドリン作品の録音は、作曲者立ち会いのもとで行われています。旧ソ連時代の1966 年の作ですが、十二音技法とジャズの手法を用いた斬新な作風。ジャズバンド風になり、ヴィブラフォンやドラムスまで参加、マツーエフもノリに乗り、カッコ良さの極み。シチェドリンはリハーサルから積極的に立ち会い、意見を交換したりアドヴァイスをもらったりと、まさに生きた音楽となっています。
 マツーエフのピアノ以上に雄弁なのがゲルギエフ指揮のオーケストラ。ストラヴィンスキーの「カプリッチョ」は、2009 年の来日公演でトラーゼとの演奏を聴かせてくれましたが、ますます骨太になり面白さが倍増しています。また得意なシチェドリン作品も堂に入っていて、ジャズの部分などまるでビッグバンド風。ゲルギエフ才気煥発のアルバムと申せましょう。

 

KKC 5769
\3000+税
サン=サーンスの
 チェロ・ソナタ第3番(未完)世界初録音と2曲の協奏曲

  サン=サーンス(1835-1921):
   チェロ協奏曲第1番 イ短調 op.33
   チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 op.123
   チェロ・ソナタ第3番 ニ長調 遺作(未完) 世界初録音
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
ルツェルン交響楽団
ジェームズ・ガフィガン(指揮)
 録音:2014 年11月(協奏曲)、2016 年6月(ソナタ)/[HMF] HMM.902210、輸入盤・日本語帯・解説付

 サン=サーンス晩年のチェロ・ソナタ第3番(未完)の世界初録音。サン=サーンスは、同時代の作曲家たちの中で、チェロのための作品を最も多く書いた一人といえるでしょう。2曲の協奏曲、アレグロ・アッパッショナートop.43、組曲op.16、そして3 曲のソナタ(うち1 曲は未完)、そしていくつかの小品を残しています。第3 番のソナタは4 楽章で構想されていたようですが、残されているのは2 楽章まで。第3 番のソナタが私的な演奏会で演奏された時のことが書かれた、1919 年6 月26 日に友人の作家に宛てた手紙が残っています。その手紙には、演奏会前夜の夕食時、友人のホルマンが、サン=サーンスから預かっていた楽譜を荷物に忘れてきた、と死人のように青ざめた顔で言ってきたこと、そしてサン=サーンスはその夜と翌日もう一度楽譜を作り直し、夜の演奏会には間に合ったこと、さらにその新しく書いた稿は元の稿よりも良い出来になったこと、がつづられています。第3 番のソナタは、4 楽章で構成だったと考えられていますが、残されているのは第2 楽章まで。第2 番のソナタ以上に、リズムやハーモニーのコントラストの妙、そして入念に扱われた主題と、凝った作りになっています。
 ベルトランは、1996 年、東京の日本室内楽コンクールで優勝、2001 年にはヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク・クラシックのソリスト部門で1 位を獲得し、一挙にヨーロッパでも認められる存在となりました。彼女の繊細なチェロの音色、アモワイヤルの芯のある音色が描く、作曲家晩年の作品の貴重な世界初録音盤と言えるでしょう。


<LP>


MARIINSKY(キング・インターナショナル)(LP)


KKC 1103/4
(2LP)
\4000+税
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*
 A面(20’52)
  第1楽章:
   アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ〜
    アレグロ・コン・スピリート
 B 面(13’38)
  第2楽章:アンダンティーノ・センプリーチェ
  第3楽章:アレグロ・コン・フォーコ
 C 面(19’42)
  チャイコフスキー:少しショパン風に Op.72-15
  ショパン:舟歌 Op.60
  シューベルト/リスト編:魔王
  シューベルト/リスト編:春の思い
 D面(16’13)
  シューベルト/リスト編:ます
  シューベルト/リスト編:水の上で歌う
  シューベルト/リスト編:町
  シューマン/リスト編:献呈
 [ボーナス]
  ムソルグスキー:ゴパック
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
マリインスキー劇場管弦楽団*
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)*
 MARIINSKYレーベルから初のLPが登場

 ゲルギエフと旬のピアニスト、トリフォノフとのチャイコフスキー

 録音:2011年10月25日&12月30日*、2011年10月26日&2012年1月24日、4月12日、サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール/[MARIINSKY]、輸入盤・日本語帯・解説付

 トリフォノフとゲルギエフのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1 番が遂にLP 化。
2 011 年に行われた第14 回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門優勝のダニール・トリフォノフは1991 年生まれ、グネシン音楽学校でタチヤナ・ゼリクマン(リフシッツやコブリンを育てた名伯楽)に師事。現在21 歳の若さながら、2010 年の第16 回ショパン国際コンクール第3位、2011 年のルビンシュタイン国際コンクール優勝、そして同年第14 回チャイコフスキー国際コンクール優勝という輝かしい経歴を誇る天才。かのアルゲリッチが「彼の手から生み出されるテクニックは信じ難いものです。そして彼のタッチ。柔らかさに悪魔性もはらみ、私はかつてこのようなものを聴いたことがありません」と絶賛。アルゲリッチのみならず、ゲルギエフも彼を絶賛。
 ショパン作品を得意とするトリフォノフのスタイルは繊細極まる「ピアノの詩人」ですが、ロシア・ピアニズムの系譜らしいぞっとするような超絶技巧も示します。チャイコフスキーの協奏曲はまさにピッタリで、鳥肌が立つほど興奮をさせられます。また得意のショパンの『舟歌』もデリケート極まりなく絶品。さらにリスト編曲の歌曲編曲では、トリフォノフならではの美しいタッチと歌心に酔わされますが、リスト特有の豪快な技巧も爽快。LPでは、トリフォノフのタッチが細部まで表現され, さらにLPだけの特別トラックとしてムソルグスキーのゴパックも収録。

 

KKC 1105/6
(2LP)
\4000+税
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
 A面(17’40)
  第1楽章:アレグロ・マ・ノン・タント
 B 面(23’07)
  第2楽章:インテルメッツォ、アダージョ
  第3楽章:フィナーレ、アッラ・ブレーヴェ
 C 面(26’05)
  ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1(改訂版)*
 D面(22’14)
  パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
デニス・マツーエフ(ピアノ)
マリインスキー劇場管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 ゲルギエフの第1 指名ピアニスト、マツーエフとのラフマニノフ

 録音:2009年2月15-20日&2014年11月16日* マリインスキー劇場コンサートホール/[MARIINSKY]、輸入盤・日本語帯・解説付

 1998 年に行われた第11 回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で優勝したデニス・マツーエフはゲルギエフの超お気に入りで、その強い希望もあって録音されたラフマニノフの協奏曲集がついにLP で発売されます。
 第3 番とパガニーニの主題による狂詩曲を収録した盤(MAR-0505) とシチェドリンとのカップリング盤(MAR-0587) に入っていたピアノ協奏曲第1 番を収録した2 枚組LPです。
 第3番は雄大なテンポによる演奏で、ゲルギエフの伴奏ともに近年稀に見る大きな音楽に圧倒されます。もちろんマツーエフの技巧は全く危なげな所がなく、ギレリスを思わせる鋼鉄のタッチとクリアな音色で曲を征服。独奏、指揮、オーケストラと三拍子揃った滅多にないラフ3の豪華新録音と申せましょう。
 パガニーニの主題による狂詩曲も、有名な第18 変奏でのゲルギエフならではの華麗な世界が繰り広げられます。ラフマニノフの1 番はマツーエフお気に入り作品のひとつとのことで、説得力満点。ことに指がもつれそうなピアニズムの続くフィナーレも、一切の曖昧さなく駆け巡り爽快。若きラフマニノフの希望と心意気がにじみ出ます。ゲルギエフとマツーエフ才気煥発の演奏がLPに余すところなく収録されています。















11/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALIA VOX



AVSA 9925
(2SACD HYBRID)
\5600→\5190
ジョルディ・サヴァール
 ヴェネツィア千年記(Venezia Millenaria)700-1797
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシォン
エスペリオンXXI
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
パナジオティス・ネオコリティス
 第1部:770-1571
  I
   8〜10世紀
    1. 鐘の音(Cloches)〜D’apres melodie du s. VIII)
    2. アレルヤ(ビザンツ聖歌)- Johannes Damaskinos (s. VIII)
   11 世紀
    3. ファンファーレ(レオ6世(886-912) のメロディに基づく)
    4. Halatzoglou kratema - ビザンツの作品(作曲者不明)(器楽)
    5. ファンファーレ(Pax in nomine Domini) -
     Chanson de Croisade : Pax in nomine Domini - Marcabru (1100-1150)
  II
   12 世紀
    6. Danse de l’ame (Afrique du nord) - Anonyme instr. (tradition Berbere)
   13 世紀
    7. Priere a la Vierge. Planctus byzantin (s. XIII).
     Hymn for the Service of Matins?? Ton Despoti Neochoritis Chorus
    8. Chanson & Danse armenienne (s. XIII)
    9. Mawachah - Chanson arabo-andalouse QUINA ES ??? T’adjunto la musica.
     Enviar-la al Driss per demanar-li el titol i el text.
    10. Istampitta : Saltarello (mss. Du trecento) - Anonyme
  III
   14 世紀
    11. Kupie (Priere et Lamentation) Johanes Damaskinos Neohoritis/Chorus
   15 世紀
    12. Chiave, chiave (instr.) - CMM 131- Anonyme
    13. Adoramus te (Chansonier du XVe siecle)
    14. L’Eternel regne, il est revetu de majeste, Ps. 93 (version latine et orthodoxe)
    15. Marche Nikriz - Ottomane (Anonyme mss. s. XV)
    16. Lamentio Sanctae Matris Ecclesiae Constantinopolitanae - Guillaume Dufay (1397-1474)
  IV
   16 世紀
    17. クレマン・ジャヌカン(ca. 1485-1558):戦い(マリニャンの戦い)
    18. ロッシ(1570-1630):バビロンの流れのほとりに ( 詩篇137, 1-6)
    19. アドリアン・ヴィラール(1490-1562):Villanesca alla napolitana : Vecchie letrose
    20. Der makam-i Uzzal Sakil - Anonyme ottoman - Dimitrie Cantemir (324) (instr.)
    21. ジョアン・ブルデュー(1520-1591):Madrigal : Oid, oid... [...las buenas nuevas de Lepanto]
 第2部:1573-1797
  V
    1. Gefsasthe ke idete - Hymne de la Sainte Eucharistie
    2. Psaumes de David. Ficht wieder meine Anfechter (Psaume 35)
     Claude Goudimel (1510-1572) / Ambrosius Lobwasser (1515-1585)
    3. Sousta(シプルのダンス)(instr.)
    4. ジョヴァンニ・ガブリエリ:カンツォン III(6声)
    5. Se imnume, Hymn of the Holy Liturgy (in slavonic ?) - Michael Chatziathanasiou
    6. ジョヴァンニ・ガブリエリ:カンツォン I(10声)
  VI
   17 世紀
    7. Laila Djan - Danse Anonyme Perse (instr.)
    8. GIUSEPPE GUAMI Canzona XXIV a 8
    9. モンテヴェルディ(1567-1643):タンクレディとクロリンダの戦い(SV 153)
    10. Angeli Tanburi (c.1615-1690) Marche ottomane : Der Makam-i Rehavi Cember-i Koca (D.C.297)
  VII
   18 世紀
    11. ヴィヴァルディ:セーヌ川に祝うより
     《Di queste selve venite, o Numi 》de《La Senna festeggiante》
      composee《a la gloire de Louis XV》
    12. モーツァルト:トルコ行進曲(ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 KV 331より)
    13. Deo gratias - Hymne Orthodoxe Russe (Anonyme s. XVI)
    14. フランソワ・マルシャン:Nous sommes tous egaux (Chanson Constitutionnelle)
    15. Per quel bel viso
    16. ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):Mia cara Anzoletta(サヴァール編)
     Canzonette veneziane da battello. (Raccolta di gondoliere John Walsh).
    17. La Sainte Ligue (La nuit est sombre夜と闇) 〜
     ベートーヴェンの交響曲第5番と第7番に基づく〜ルイージ・ボルデーゼ (1815-1886)
 ジョルディ・サヴァール最新盤、音楽史上重要な都市ヴェネツィアの1000 年の歴史を音楽で語るプロジェクト!

 録音:2016年7月16, 27日&10月2日/マルチチャンネル

 ビザンツ帝国からナポレオン戦争にいたる1000 年以上の長きにわたって、ヴェネツィアは西洋音楽の形成に重要な役割を果たしました。
 ジョルディ・サヴァールと彼率いるアンサンブルが、ヴェネツィアという都市にまつわる音楽を集め、敬意を表したアルバムの登場。
 モンテヴェルディ、ガブリエリやヴィヴァルディといった巨匠を擁しながら、東洋へのリンクも持った、音楽、文化、政治、そして地理的にも重要都市だったヴェネツィアならではの多様性を照らし出すべく、8 世紀から18 世紀までの歴史をたどるプログラム構成はさすが。
 モーツァルトのトルコ行進曲やヴィヴァルディの楽曲、さらにはベートーヴェンの交響曲第5 番と第7 番に基づく楽曲も含まれており、興味津津です!




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AUDITE



AU 21451
(9CD)
\5200→\4790

ドイツ正統派の系譜ながらも感じられる
 マルティン・ラッシュ、いきなりの
  ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集
マルティン・ラッシュ(ピアノ;Steinway D)
 [Disc1] (71'36")
  ・ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1/・ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2/
  ・ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
 [Disc2] (61'24")
  ・ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7/・ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1/
  ・ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
 [Disc3(] 73'22")
  ・ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3/・ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調『悲愴』 Op.13/
  ・ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1/・ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2
 [Disc4] (79'04")
  ・ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22/・ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26/
  ・ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1/・ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調『月光』Op.27-2
 [Disc5] (74'08")
  ・ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調『田園』 Op.28/・ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1/
  ・ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調『テンペスト』 Op.31-2
 [Disc6] (78'06")
  ・ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調『狩』 Op.31-3/・ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1/
  ・ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2/
  ・ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調『ワルトシュタイン』 Op.53/・ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
 [Disc7] (76'39")
  ・ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調『熱情』 Op.57/・ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78/
  ・ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79/・ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調『告別』 Op.81a/
  ・ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
 [Disc8] (68'21")
  ・ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101/・ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 Op.106
 [Disc9] (69'07")
  ・ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109/・ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110/
  ・ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
 オピッツに師事をしたドイツ中堅ピアニスト、マルティン・ラッシュが満を持してベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をリリース!

 セッション録音:2014年8月(第4-8番)、2015年2月(第12-15番)、2015年3月(第1、9-11番)、2015年4月(第2、3、19、20番)、2015年8月(第16-18、21、23番)、2016年2月(第27-29番)、2016年3月(第22、24-26番)、2016年7月(第30、31番)、2016年8月(第32番)/ミュンヘン音楽・演劇大学、大ホール(ミュンヘン)

 1974 年生まれのドイツ中堅ピアニスト、マルティン・ラッシュがついにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音しました。
 マルティン・ラッシュは1996 年にカラブリア国際ピアノ・コンクールで第1 位を獲るなど数々のコンクールでの入賞歴を誇る実力派。これまでにゲルハルト・オピッツ、フーゴー・シュトイラーなど名だたるピアニストに師事し、現在は母校ミュンヘン音楽・演劇大学のピアノ科にて後進の育成にも力を注いでおります。バッハ、ベートーヴェン、シューマン、シューベルト、モーツァルトを得意とし、とりわけベートーヴェンの解釈には定評があります。全体的に速めのテンポ設定で軽やかさと重厚感を持ち合わせます。
 ドイツ正統派の系譜ながらラッシュの個性も感じられる注目すべき全集が登場しました!







HUNGAROTON


HCD 32775
\2400
The Great Book of Flute Sonatas Vol.3〜「フランス音楽」
 (1)ドゥヴィエンヌ(1759-1803):フルート・ソナタ第1番 ホ短調
 (2)ガボール(1879-1941):フルート・ソナタ第1番 イ長調
 (3)ムーケ(1867-1946):
  フルートとピアノのためのソナタ Op.15「パンの笛」
 (4)ピエルネ(1863-1937):フルート・ソナタ Op.36
 (5)プーランク(1899-1963):フルート・ソナタ FP164
ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
アレックス・シラシ(ピアノ)
 ハンガリーを代表するフルート奏者、イッツェーシュによる一大プロジェクト“The Great Book of Flute Sonatas”第3集はフランス音楽!

 セッション録音:2007年8月15-19日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)/79’00”

 ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト“The Great Book of Flute Sonatas”。
 当シリーズはフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7 集をリリース予定です。
 第3 集は「フランス音楽」に焦点を当て、ドゥヴィエンヌ、ガボール、ムーケ、ピエルネそしてプーランクのフルート・ソナタを収録しました。個性豊かなフランス人作曲家の色彩に富むきらめく世界が広がります!
 フルートの愛好家はもちろん、シリーズを通してお楽しみいただける充実の内容となっております。

 

HCD 32776
\2400
The Great Book of Flute Sonatas Vol.4〜「印象派」
 (1)ジョンゲン(1873-1953):フルート・ソナタ Op.77
 (2)ピラティ(1903-1938):フルート・ソナタ
 (3)ペイペル(1894-1947):フルート・ソナタ
 (4)ラヴェル(1875-1937):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 遺作(フルート編)
ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
ペーテル・ナジ(ピアノ)
 実に色彩豊かな音色。イッツェーシュによる“The Great Book of Flute Sonatas”第4集は「印象派」。ジョンゲン、ピラティ、ペイペル、ラヴェルの味わい深いソナタ!

 セッション録音:2009年3月11-13日/リヒター・ホール(ジェール)/71’23”

 ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト“The Great Book of Flute Sonatas”。当シリーズはフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7 集をリリース予定です。第4 集は「印象派」と題し、ジョンゲン、ピラティ、ペイペル、ラヴェルのソナタを収録しました。
 ピラティは、ナポリ生まれのイタリアの作曲家。1926 年に作曲されたフルート・ソナタは、音楽パトロンとして知られていたクーリッジ夫人のコンクールで賞を得た作品です。フランス印象派の影響を色濃く呈したピラティの代表作で繊細かつ堂々たる旋律が魅力的です。

 ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
 1969 年ハンガリー生まれ。リスト音楽院にてフルートを専攻し博士号を取得。卒業後は国際プラハ・モーツァルト・アカデミー、カナダのバンフ音楽祭に参加し好評を博す。
 ハンガリーのフンガロトン・レーベルよりリリースしはじめた「The Great Book of Flute Sonatas」は、フルート・ソナタの重要なレパートリーをテーマ毎にリリースしていく好企画を遂行中(全7 集の予定)。これまでに日本をはじめブラジル、アメリカ、カナダ、中国およびヨーロッパ各地で演奏、マスタークラスをおこなっている。また世界のフルート音楽祭に出演し好評を得ている。2017 年8 月の来日公演も話題となる。




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MELBA



MR 301148/9
(2CD)
\5400→\4990
レイナルド・アーン:2台ピアノ&連弾曲全集
 Disc 1 2台のピアノのための
  (1)ひもときしリボン(12のワルツ)(1915)
  (2)傷病兵の眠りのために(全3 曲)(1915)
  (3)メランコリックなカプリス (1897)
  (4)スケルツォ・レント (1891)
  Disc 2 連弾のための
  (5)アリアと牧歌の形式による小品 (1896)
  (6)7つの子守歌 (1904)
  (7)ライネッケの旋律によるあどけなき変奏曲 (1905)
  (8)アイルランド民謡による3つの前奏曲 (1893)
  (9)シャルル・ルヴェーデの主題による変奏曲 (1892)
レスリー・ハワード、
マッティア・オメット(ピアノ・デュオ)
 最高の演奏陣で登場、ベル・エポックの美しすぎるピアノ・デュオ

 録音:2014年3月8-9日(2台ピアノ)、2015年2月22日(連弾)/サラ・デッラ・パルディ(パドヴァ)/54’ 40”、42’ 02”

 レイナルド・アーンの器楽曲は、予想外に隠れファンが多いのに驚かされます。歌曲同様に美しく人好きのする音楽でありながら、主に楽譜の入手が困難なため手掛ける人々が少なかったので大歓迎と申せましょう。
 そして待望のピアノ・デュオ作品全集の登場です。四半世紀前にヴァロワ・レーベルからフセイン・セルメットとクンウー・ペクによる「全集」と銘打ったシリーズが開始されましたが、Vol.1 以降リリースされずに終わりました。
 このアルバムは全2 巻で全曲収録となっています。
 アーンの音楽はベル・エポック期のパリならではの白粉の匂いのするよう色気と、芳醇なワインのような味わいが魅力。ここに収められた各曲もメロディの美しさと洗練されたセンスに陶酔させられます。
 演奏はハイペリオン・レーベルのリスト・ピアノ曲全集で知られるレスリー・ハワード。テクニックはもちろん、透明なタッチと上品な歌心が特徴で、アーンの音楽にピッタリ。チッコリーニが激賞した若手のマッティア・オメットと極上の世界をつくりあげています。




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WIGMORE HALL LIVE



WHLIVE 0088
\1500
シューベルト:歌曲集/イアン・ボストリッジVol.3 イアン・ボストリッジ(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 郷愁 D456/憧れ D879/野外で D880/2つの性格的な行進曲 D866/
 月に寄せる旅人の歌 D870/臨終を告げる鐘 D871/真珠 D466/
 自らの意志で沈みゆく D700/怒れるディアナ D707/捕われた狩人の歌 D843/
 ノルマンの歌 D846/さすらい人 D493/ピッポリートの歌 D890/
 リュートに寄せて D905/わたしのクラヴィーアに D342/泉のほとりの若者 D300/
 ウルフルーが漁をする時 D525/子守歌 D527/友に D654/草原の歌 D917/
 孤独な男 D800/夕映えの中で D799/月に寄せる嘆き D436(アンコール)
 現代最高峰のリート歌手イアン・ボストリッジ、ウィグモア・ホールでのライヴ・シリーズ第3 弾!

 録音:2014年9月15日ロンドン、ウィグモア・ホール、ライヴ/79’31

 英国出身の名テノール、イアン・ボストリッジ。知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21 世紀を担うリート歌手です。
 このアルバムは、2013 年から2014 年にかけてロンドンのウィグモア・ホールで行われたシューベルトの歌曲リサイタル第3 弾。伴奏は現代最高のリート伴奏者ジュリアス・ドレイクです。
 このリサイタル・シリーズで様々な形で登場する“憧れ” のテーマは、第1 曲の「郷愁D456」の冒頭から、美しく演出されています。
 そして最後の「夕映えの中で D799」では、ラッペの美しい夕映えと神を賛美する歌詞が切々と歌われ、アンコールでは「月に寄せる嘆きD436」が静かに歌われそっと幕がおります。
 ボストリッジの知的な音楽性、高音域の伸び、そして豊かに響く低音域の声が心に染みわたります。そしてドレイクの色彩感溢れる美しいピアノの音色を印象付けながらも、決して前に出すぎない絶妙なバランスを保つ名伴奏も魅力です。



イアン・ボストリッジ
WIGMORE HALL LIVE の2タイトル


WHLIVE 0067
\1500
シューベルト:歌曲集/イアン・ボストリッジ
 1. 流れD565/2. ドナウ川の上でD553/
 3. 双子座に寄せる舟人の歌D360/
 4. 夜の曲D672/5. すみれD786/6. 夕べの星D806/
 7. ゴンドラの乗り手D808/8. 解消D807/9. 水鏡D949/
 10. アリンデD904/11.憩いなき愛D138/12.ひめごとD719/
 13.耽溺D715/14.冬の夕べD938/
 15.星D939/16. ギリシャの神々D677
 [アンコール]
  17.月に寄せてD259/
  18./19.曲紹介〜月に寄せてD296
イアン・ボストリッジ(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 シューベルト歌いイアン・ボストリッジ盟友ドレイクとの絶妙なバランスで歌いあげたウィグモア・ホール・ライヴ2013

 録音:2013 年9 月13 日ウィグモア・ホール(ライヴ)/73’26

 英国出身の名テノール、イアン・ボストリッジ。知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21 世紀を担うリート歌手です。
このアルバムは、2013 年9 月にロンドンのウィグモア・ホールで行われたシューベルトの歌曲リサイタル。伴奏は現代最高のリート伴奏者ジュリアス・ドレイクです。リサイタルは友人シュタードラーに献呈された「流れ」D565 から始まり、激しい川の流れを意識したような分散和音で弾かれるピアノ伴奏、そしてボストリッジの聴き手をのみ込むような内に秘めた激情で、いっきに聴衆を惹きつけます。そして、うっとりするような美しさで歌いあげる「星」D939 など多彩なプログラミングで、無限の音色のパレットを持つボストリッジの美声が、シューベルトの心理描写の巧みさを表現しています。
 ボストリッジの理知的な歌唱、澄み渡る高音域の響きと豊かにまろやかに響く低音域の声、そしてドレイクの色彩感溢れる美しいピアノの音色を印象付けながらも、決して前に出すぎない絶妙なバランスを保つ伴奏も魅力です。




WHLIVE 0077
\1500
シューベルト:歌曲集/ イアン・ボストリッジ Vol.2
 (1)春にD882 (2)ヴィルデマンの丘を越えてD884
 (3)愛らしい星D861 (4)深い悩みD876 (5)ブルックの丘にてD853
 (6)ヘリオポリスより1 D753 (7)ヘリオポリスより2 D754
 (8)夕暮れの情景 D650 (9)静かな国へ D403
 (10)墓堀人の郷愁 D842 (11)リーゼンコッペ山上にて D611
 (12)挨拶を送らん D741 (13)ここにいたのだ D775 (14)鱒 D550
 (15)漁師の愛の幸せ D933 (16)漁師の歌 D881 (17)アテュス D585
 (18)夜咲きすみれ D752 (19)秘めごと D491 (20)森にて D708
イアン・ボストリッジ(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 現代最高峰のリート歌手イアン・ボストリッジ、ウィグモア・ホールでのライヴ・シリーズ第2弾!

 録音:2014年5月22日ロンドン、ウィグモア・ホール、ライヴ/73’26

 繊細な美声と型にはまらない音楽性で世界を魅了するテノール歌手イアン・ボストリッジ。ロンドンの名門ホール、ウィグモア・ホールで行ったシューベルト・チクルス第2 弾アルバムです。
 ボストリッジは1995 年のウィグモア・ホールでの初リサイタル以降チケットはいつも完売という人気ぶり。ピアノは彼が全幅の信頼を寄せるジュリアス・ドレイクです。
 聴き手の胸に切なく迫ってくる「春」。ドラマティックな歌い口で聴かせる「ブルックの丘にて」。みずみずしく溌剌とした表現で歌い上げる「鱒」と、繊細な感性で音楽と詩を掘り下げ、自在に語りかけるボストリッジの歌唱は、作品に新たな魅力を吹き込み、聴き手の心をとらえて離しません。





DUX


DUX 1373
\2400
パヴェウ・ヘンドリフ(1979-):METAFORMA
 EMERGON AB(室内合奏とコンピュータのための)
 SEDIMETRON(室内合奏のための)
 ERTYTRE(8台のチェロのための)
 PTEROPETROS(管楽五重奏とアコーディオンと弦楽四重奏のための)
 ALOPOPULO(室内合奏とヴァイオリン独奏とコンピュータのための)
ディエゴ・マッソン指揮、
アンサンブル・ムジークファブリク/
クレメンス・ハイル指揮、
アンサンブル・モデルン/
ミコワイ・パウォシュ(Vc)
アンジェイ・バウアー指揮、
WARSZAWSKA GRUPA CELLONET
ラファウ・ルーク(Accordion)/
Maciej KOCZUR指揮、
ルトスエアー五重奏団、
ルトスワフスキ四重奏団/
アダム・バウディフ(Vln)
シモン・ビヴァレツ指揮、
新音楽管弦楽団
 


DUX 1383
\2400
マリ・ポール(Vln)
 エネスコ:ヴァイオリンソナタ第3番
 プーランク:ヴァイオリンソナタ
 シェーンベルク:幻想曲Op.47/
 エリッキ=スヴェン・トゥール:Conversio、Koielkond
マリ・ポール(Vln)
ミーケル・ポール(pf)
 

DUX 1400
(2CD)
\4000
ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ:歌曲とファンタスマゴリア イザベラ・コペッツ(MSop)
Ewa PELWECKA(pf)
ミハウ・リシウィク(Vln)
ウカシュ・ボロヴィチ指揮、
ワルシャワ大劇場管弦楽団
 

DUX 1406
\2400
サクロモンテ修道院の宗教的ラウダ 
 フランチェスコ・ソト・デ・ランガ(1534-1619)、
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)、
 ユゼフ・ゼイドレル(1744-1806)、他の作品より
カペラ・デル・サクロ・モンテ
 

DUX 1414
\2400
クシシュトフ・メイエル:室内楽曲集
 ピアノ四重奏曲Op.112、
 弦楽四重奏曲第14番Op.122、
 4つのサクソフォーンとピアノのための五重奏曲Op.107
オリヴァー・トリエンドル(pf)
ラドスラフ・シュルツ(Vln)
アンナ・クレータ・グリバイツェヴィチ(Vla)
ヤコブ・スパーン(Vc)/
ヴィエニャフスキ弦楽四重奏団/
notabu.ensemble neue musik、他



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2175
\2500
クナッパーツブッシュ&VPO、ブルックナー「ロマンティック」
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 クナッパーツブッシュ&VPO、ブルックナー「ロマンティック」、2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻!

 セッション録音:1955年3月29-31日/ムジークフェラインザール(ウィーン)/使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/モノラル

 ■制作者より
 音源は1955 年3 月、ステレオ録音が実用化される直前の、有名なセッション録音です。演奏内容については、改めて申し上げるまでもないでしょう。
 今回も2 トラック、38 センチ、オープンリールに記録された情報を最忠実に再現、繊細かつ大胆な指揮者の解釈と、ウィーン・フィルのこぼれ落ちそうな美音をたっぷりと堪能出来ます。(平林直哉)




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SCRIBENDUM〜ARGENTO



ルロイ・アンダーソンの芸術
自作自演&ミュージカル

SC 811
(4CD)
\2500→\2290

 ルロイ・アンダーソンの有名な自作自演を3枚に、そしてミュージカル「ゴルディロックス」を合わせた4枚組ボックス。
 特殊ブック型スリム・ケース仕様。

ルロイ・アンダーソンの芸術



ルロイ・アンダーソン自作自演 CD1-2

CD1
「アイルランド組曲」 (編曲:ルロイ・アンダーソン) [モノラル録音]
 1 アイルランドの洗濯女 2:37
 2 ミンスレル・ボーイ 3:00
 3 マローの道楽者 3:04
 4 緑が野に 3:05
 5 庭の千草 3:24
 6 別れたあの娘  3:05

「スコットランド組曲」から[モノラル録音]
 7 ターン・イ・トゥ・ミー 3:20
 8 スコットランドの釣鐘草 2:16
 9 ブルータンゴ 2:47
 10 トランペット吹きの休日 2:18
 11 タイプライター 1:37
 12 セレナータ 3:57
 13 トランペット吹きの子守歌 2:51
 14 そりすべり 2:39
 15 サンドペーパーバレエ 2:58
 16 ザ・ガール・イン・サテン 2:18
 17 プリンク,プレンク,プランク 2:29
 18 舞踏会の美女    2:33
 19 馬と馬車 3:25
 20 サマー・スカイズ 3:21

Rec:October 1952(1&5-6),5 November 1952(2-4),
   Jun 1954(7&8) 26-28 May 1959(9-19),unknown(20)

CD2
 1 レディ・イン・ウェイティング 4:56
 2 ピラミッド・ダンス 3:15
 3 ジャズ・レガート 1:36
 4 サラバンド 3:07
 5 ベルの歌 3:04
 6 プロムナード 2:48
 7 春が来た 3:09
 8 ファントム・レジメン 3:09
 9 フォードル・ファドル 3:13
 10 ワルツィング・キャット(踊る仔猫) 2:40
 11 忘れられし夢 2:28
 12 チャイナ・ドール 2:41
 13 ペニー・ホイッスル・ソング 2:55
 14 ジャズ・ピチカート 1:35
 15 シンコペーテッド・クロック 2:21
 16 クラリネット・キャンディ 2:46
 17 キャプテンたちと王様たち     2:48
 18 ゴールデン・イヤーズ 3:22
 19 アイ・ネヴァー・ノウ・ホエン 2:42
 20 プッシー・フィット 2:45
 21 ホーム・ストレッチ 2:33
 22 小さなバラード 2:54
 23 シャル・アイ・テキク・マイ・ハト 2:36
 24 タウン・ハウス・マシーシ 2:58
 25 パイレート・ダンス 2:00
 26 レイジー・ムーン 2:20
 27 アリエッタ 2:46

Rec:3&11 June 1959(1-15),September 1962(16-17),
  19-20 June 1962(18-27)



ルロイ・アンダーソン自作自演 CD3
CD3
弦楽合奏のための「キャロル組曲」(編曲:ルロイ・アンダーソン)
 [モノラル録音] 21 September 1955

金管合奏のための「キャロル組曲」(編曲:ルロイ・アンダーソン)
 [モノラル録音] 3 July 1955

木管合奏のための「キャロル組曲」(編曲:ルロイ・アンダーソン)
 [モノラル録音] 27 September 1955

「クリスマス・フェスティバル」(編曲:ルロイ・アンダーソン)
  [モノラル録音]  27 October 1952
 もろびとこぞりて/ひいらぎを飾ろう/ゴッド・レスト・ジー・メリー・ジェントルメン/
 グッド・キング・クエンセスラー/ハーク!ザ・ヘラルド・エンジェルス・シング/
 きよしこの夜/ジングル・ベル/アデステ・フィデリス

そりすべリ
  [モノラル録音] 11 September 1950



ルロイ・アンダーソン/ミュージカル「ゴルディロックス」1958

CD4
ミュージカル「ゴルディロックス」(Original Cast Recording)

 Elaine Stritch (as Maggie), Don Ameche (as Max Grady),
 Russell Nype (as George Randolph Brown),
 Margaret Hamilton (as Bessie), Pat Stanley (as Lois Lee)
 指揮. Lehman Hengel

Act I
1 Overture (Orchestra) 4:41
2 Lazy Moon (Goldilocks Ensemble) 1:51
3 Give the Little Lady (Elaine Stritch, Goldilocks Ensemble) 2:13
4 Save a Kiss (Russel Nype, Elaine Stritch) 2:30
5 No One'll Ever Love You (Elaine Stritch, Don Ameche) 2:11
6 Who's Been Sitting in My Chair? (Elaine Stritch) 2:40
7 There Never Was a Woman (Don Ameche) 2:13
8 The Pussy Foot (Pat Stanley, Goldilocks Ensemble) 2:37
Act II
9 Lady in Waiting (Pat Stanley, Russel Nype, Goldilocks Ensemble) 3:56
10 The Beast in You (Elaine Stritch) 2:22
11 Shall I Take My Heart and Go? (Russel Nype) 3:11
12 I Can't Be in Love (Don Ameche) 3:23
13 Bad Companions (Hamilton, Frey, Armbruster, Varrone) 2:47
14 I Never Know When (Elaine Stritch) 4:12
15 Two Years in the Making (Hamilton, Frey, Goldilocks Ensemble) 2:58
16 Heart of Stone (Pyramid Dance) (Goldilocks Ensemble) 1:46


Rec:19-27 October 1958




<メジャー・レーベル>
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SONY



88985492782
\2700→\2490
ミヒャエル・ザンデルリンク&手兵ドレスデン・フィル
 「ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲全曲録音プロジェクト」

ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 Op.10
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ミヒャエル・ザンデルリング指揮
 2017年3月、ドレスデン、聖ルカ教会

 ドイツの名指揮者クルト・ザンデルリンクの三男で、2017年現在ヨーロッパで熱い注目を集めている指揮者ミヒャエル・ザンデルリンク。
 手兵ドレスデン・フィルとのソニー・クラシカルへの「ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲全曲録音プロジェクト」。
 「西洋音楽の根幹の一つである交響曲の完成者と終結者」としての、この二人の作曲家の交響曲を組み合わせるシリーズ第3弾は両者の最初の交響曲「第1番」の組み合わせ

 ショスタコーヴィチの「交響曲第1番」は、父親の死によって経済的苦境に陥りながらアルバイトなどで家族を支え勉学を続けたショスタコーヴィチの最初の交響曲。
 レニングラード音楽院の卒業制作として作曲されたもの。
 ミヒャエル・ザンデルリングの父クルトは、ソ連時代から生前のショスタコーヴィチと深い親交があり、この交響曲もベルリン交響楽団と録音を残しているお得意のレパートリーでした。

 一方ベートーヴェンでは、ミヒャエルはピリオド演奏スタイルを徹底的に貫くことで、父クルトの重厚なベートーヴェン解釈とは一線を画し、演奏しつくされてきたベートーヴェンの解釈の可能性を新たに提示しているかのよう。通常のシンフォニー・オーケストラの比較的大きな編成を使いながら、早めのテンポや軽めの響きで、各声部が織りなす綾を透明に浮かび上がらせる独自の解釈は、ベートーヴェン演奏の可能性をさらに拡げています。
 ミヒャエル・ザンデルリンクは、今春ドレスデン・フィルの本拠、クルトゥールパラストの全面的なリニューアル後のこけら落としでベートーヴェン「第9」を演奏し、その演奏は生中継され絶賛されました。
 父クルトの音楽的素養を受け継ぐ伸びやかな音楽性に加え、チェリスト出身ならではの弦楽パートへの緻密な目配りの行き届いたフレッシュな音楽解釈、特に初期ロマン派までのレパートリーにおけるピリオド演奏様式を積極的に取り入れた彼独自のスタイルは、ますます評価を高めつつありますが、その最も新しい姿がこのアルバムに刻み込まれています。

 ライヴ・レコーディングではなく、優秀録音でおなじみのドレスデン・ルカ教会でのセッション録音というのも、彼らの意気込みが感じられます。




ミヒャエル・ザンデルリンク/ドレスデン・フィル
ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ第1・2弾

8887516405-2
\2700→\2490
ミヒャエル・ザンデルリンク/ドレスデン・フィル
 ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲第6番

 1) ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54
 2) ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

 西洋音楽史に残る新旧2大シンフォニストの足跡を辿る、ミヒャエル・ザンデルリンク渾身の録音、ソニー・クラシカルより登場。
 このレトロなジャケットがそそる。



 ■ベートーヴェンとショスタコーヴィチ〜2人の偉大なシンフォニストこのコンビは2012年にフォーレ「ペレアスとメリザンド」、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」、チャイコフスキー「イタリア奇想曲」を独GENUINレーベルに録音していますが、2015年にはソニー・クラシカルへの初録音となるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(ピアノはアレクサンダー・クリッヒェル)が発売されています。
 今回のベートーヴェンとショスタコーヴィチの交響曲2曲を組み合わせたアルバムは、このコンビの真の実力を示す待望のリリースと言えるでしょう。これは「ベートーヴェンは西洋音楽の根幹の一つである交響曲を完成させた作曲家であり、一方ショスタコーヴィチは交響曲というジャンルの締めくくりを宣言した作曲家である」というザンデルリンク独自の視点をもとに実現したカップリングであり、ザンデルリンクがドレスデン・フィルと開始したこの二人の作曲家の全交響曲レコーディングの端緒となるものです(第2弾以降の発売日程・カップリングなどは未定)。組み合わせは二人の作曲家の交響曲第6番。
 番号はいずれも6番目ながら、ベートーヴェンの「田園」では自然との交感が豊かな筆致で描き上げられ、ショスタコーヴィチの第6番では、長大な第1楽章アダージョの深い悲哀と、続く2つの楽章の諧謔味と軽妙さのあふれた作風が対照されています。またライヴではなく、定評あるドレスデン・ルカ教会でのセッション録音であることからも、今回のプロジェクトの重要性が伺えるというものです。

 ■偉大な巨匠クルトの衣鉢を継ぐショスタコーヴィチ〜ミヒャエル・ザンデルリンクの父クルトは、ソ連時代から生前のショスタコーヴィチと深い親交があり、東ドイツに移ってからもショスタコーヴィチの作品を積極的に演奏し続けました(録音も第1・5・6・8・9・10・15番が残されている)。ミヒャエルの生まれた1967年の時点でショスタコーヴィチはすでに交響曲第13番までを書き上げていたことになります。ミヒャエルにとっては自分の成長とともに歩んできた音楽でもあり、他の音楽家には成し得ない独自の関わりを保ってきた作品でもあるのです。

 ■リフレッシュされたベートーヴェン一方ベートーヴェンでは、ミヒャエルはピリオド演奏スタイルを徹底的に貫くことで、父クルトの重厚なベートーヴェン解釈とは一線を画し、演奏しつくされてきたベートーヴェンの解釈の可能性を新たに提示しているかのようです。通常のシンフォニー・オーケストラの比較的大きな編成を使いながら、早めのテンポや軽めの響きで、各声部が織りなす綾を透明に浮かび上がらせる独自の解釈は、ベートーヴェン演奏の可能性をさらに拡げており、2015年6月にはロンドンのキャドガン・ホールでベートーヴェンの協奏曲と交響曲を組み合わせた連続演奏会を開き、その直後の日本公演でもその充実ぶりを披露するなど、このコンビのベートーヴェン演奏の魅力は広く伝わりつつあります。

 《録音》2015年3月&8月、ドレスデン、ルカ教会(デジタル:セッション)

8898540884-2
(2CD)
\3200→\2990
ミヒャエル・ザンデルリンク/
 ベートーヴェン:交響曲第3番,ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

  1) ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」,
  2) ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93
ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

 西洋音楽史に残る新旧2大シンフォニストの足跡を辿る渾身の録音。
 ドイツの名指揮者クルト・ザンデルリンクの三男で、現在ヨーロッパで熱い注目を集めている指揮者ミヒャエル・ザンデルリンクと名門オケ、ドレスデン・フィルとのソニー・クラシカルへの「ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲全曲録音プロジェクト」の第2弾です。
 ミヒャエル・ザンデルリンクは、父の音楽的素養を受け継ぐ伸びやかな音楽性に加え、チェリスト出身ならではの弦楽パートへの緻密な目配りの行き届いたフレッシュな音楽解釈、特に初期ロマン派までのレパートリーにおけるピリオド演奏様式を積極的に取り入れた独自のスタイルで、評価をぐんぐん高めつつあります。
 ベートーヴェンとショスタコーヴィチ両者の交響曲第6番2曲を組み合わせ高く評価された第1弾同様、「西洋音楽の根幹の一つである交響曲の完成者と終結者」としてのこの二人の作曲家の足跡を最新の解釈で辿るこのシリーズ、第2弾ではベートーヴェンからは交響曲第3番「英雄」、ショスタコーヴィチからは第10番を組み合わせています。
 ザンデルリンクの解釈では、この2曲は作曲当時の政治状況を反映している点で共通項があり、前者はナポレオン、後者はスターリンが何らかの形で作品のテーマの一つとして取り入れられているため、カップリングした、ということになります。
 ミヒャエル・ザンデルリンクの父クルトは、ソ連時代から生前のショスタコーヴィチと深い親交があり、東ドイツに移ってからもショスタコーヴィチの作品を積極的に演奏し続けた(録音も第1・5・6・8・9・10・15番が残されています)。
 ミヒャエルの生まれた1967年の時点でショスタコーヴィチはすでに交響曲第13番までを書き上げていたことになります。ミヒャエルにとっては自分の成長とともに歩んできた音楽であり、他の音楽家には成し得ない独自の関わりを保ってきた作品でもあります。
 一方ベートーヴェンでは、ミヒャエルはピリオド演奏スタイルを徹底的に貫くことで、父クルトの重厚なベートーヴェン解釈とは一線を画し、演奏しつくされてきたベートーヴェンの解釈の可能性を新たに提示しているかのようである。
 通常のシンフォニー・オーケストラの比較的大きな編成を使いながら、早めのテンポや軽めの響きで、各声部が織りなす綾を透明に浮かび上がらせる独自の解釈は、ベートーヴェン演奏の可能性をさらに拡げており、地元ドレスデンのみならず世界各地でこのコンビのベートーヴェン演奏の魅力は広く伝わりつつあります。
 演奏会のライヴ・レコーディングではなく、優秀録音でおなじみのドレスデン・ルカ教会でのセッション録音というのも、彼らの意気込みが感じられます。
 なおミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルは、今(2016/17年)シーズンはベートーヴェンの交響曲第1番・第9番、ショスタコーヴィチの交響曲第1番・第4番・第5番・第12番を取り上げており、また2017年4月には待望の本拠地クルトゥーアパラストの全面的な改修工事が終わり、こけら落しが行なわれることになっています(こけら落しではペンデレツキの新作とベートーヴェンの第9が取り上げられる予定)。
 また2017年6月24日〜7月5日にかけて2年ぶりの来日公演を行ない、日本全国で9回の演奏会を予定、ベートーヴェンとショスタコーヴィチの交響曲第5番を組み合わせたプログラムなどを披露する予定です(招聘元:ジャパンアーツ)。

  【録音】2016年6月, 9月、ドレスデン、ルカ教会(デジタル:セッション)







<国内盤> 

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ナクソス・ジャパン



NYCC-27305
\2000+税
インキネン指揮・日本フィル/
 ブラームス:
  交響曲第1 番 ハ短調 Op.68
  悲劇的序曲 Op.81
ピエタリ・インキネン(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

 インキネンが初めて日本フィルの指揮台に登ったのは2008年の春のこと。シベリウスの国からやってきた初々しい青年は、オーケストラと良い関係を築き、2016年には首席指揮者に就任しました。
 これまでにワーグナーやマーラー、ショスタコーヴィチなどで聴衆を魅了してきたインキネン。今作のブラームスでは、対向配置(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを舞台の両サイドに配置、両翼配置ともいう)を採用、各声部をくっきり際立たせた重厚な音楽を奏でています。



生誕150年記念としてリリースされたインキネン&日フィルの堂々たるシベリウス交響曲全集!!


NYCC-27286
(4CD)
\4800+税
インキネン&日フィル/
 シベリウス:交響曲全集

CD1.
 1.交響曲 第1番 ホ短調 Op.39
 2.交響曲 第3番 ハ長調 Op.52
CD2.
 1.交響曲 第2番 ニ長調 Op.43
CD3.
 1.交響曲 第4番 イ短調 Op.63
 2.交響曲 第5番 変ホ長調 Op.82
CD4.
 1.交響曲 第6番 ニ短調 Op.104
 2.交響曲 第7番 ハ長調 Op.105
  (第6番の終了後、拍手なしで第7番に続く)
日本フィルハーモニー交響楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)

 
 2014年、第2番のみが先行発売され、全集への期待が高まっていたピエタリ・インキネン&日本フィルのシベリウス(1865-1957)交響曲チクルスが、満を持しての登場です。
 当初、第2番は既発売のテイク(サントリーホールでのライブ)を採用する予定でしたが、みなとみらいでの演奏も稀代の名演であったため「ぜひこちらも聴いて欲しい」というスタッフの心意気もあり、全集には4月20日のテイクが収録されました。
 指揮者ピエタリ・インキネンは、もともとシベリウスのオーソリティとして、NAXOSにもニュージーランド交響楽団とのチクルスを完成させていることはご存知の通りです。また日本フィルにとってもシベリウスは大切な作曲家。創立者である渡邉暁雄との世界初ステレオ録音である「シベリウス交響曲全集」はまさに伝説的な偉業でもあるのです。
 そんな日本フィルとインキネンによる2013年のシベリウス・チクルスは、本当に白熱したものでした。演奏に先立って行われたインキネンの記者会見の席でも、彼はシベリウスへのこだわりを熱く語っていましたが、その際に最も強調していたのが、曲の演奏順序と組み合わせでした。
 とりわけ第6番と第7番については「良く似たスタイルを持つ作品」として認識していて、第6番が終わったらそのまま第7番に繋げたいという意思があり、このアルバムでもそれを遵守し、この2作品は続けて収録されています。
各々の曲の演奏については詳細な説明は不要でしょう。とにかくじっくりと耳を傾けてください。
 完璧なシベリウス・サウンドと壮大な世界観は全ての人を魅了すること間違いありません。

録音エンジニア:鈴木重行
録音日時:
第1番・・・2013年3月15日 サントリーホール
第2番・・・2013年4月20日 みなとみらい
第3番・・・2013年4月27日 サントリーホール
第4番・・・2013年4月19日 サントリーホール
第5番・・・2013年3月15日 サントリーホール
第6番・・・2013年4月26日 サントリーホール
第7番・・・2013年4月26日 サントリーホール



日フィルとの2番。
この録音をあえて全集に入れないというところに今回のリリースに対する製作者の高い志を感じる。


NYCC-27274
\1429+税
ピエタリ・インキネン&日本フィル
 2013年4月19日、サントリーホール
  シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.47
ピエタリ・インキネン指揮
日本フィル

 インキネン+日本フィルによる新時代のシベリウス!
 シベリウスの聖地、 フィンランドが生んだ若き精鋭ピエタリ・インキネンは2008年にニュージーランド交響楽団の音楽監督に就任以来、ナクソス・レーベルへのレコーディングにより人気が急上昇しました。
 その後ヨーロッパの一流オーケストラに客演し脚光を浴び、 2009 年9月からは日本フィルの首席客演指揮者に就任。清廉で瑞々しい音楽性と端正なマスクが女性ファンの心をつかんでいます。
 2013 年3月から4月にかけて開催されたシベリウス・チクルスの演奏から、 4月19日にサントリーホールで行われた演奏会のライブ録音を初CD化、交響曲全集に先がけてのリースとなります!

 2013年4月19日、サントリーホール




インキネン/ニュージーランド交響楽団
NAXOSからのシベリウス交響曲全集


 インキネンの名声を一気に高めたNAXOSからリリースされたシベリウス交響曲全集
 こちらはニュージーランド交響楽団。


8.572305
¥1500
シベリウス:交響曲第 1 番・第3 番
 1-4.交響曲第 1 番ホ短調 Op.39/
 5-7.交響曲第 3 番ハ長調 Op.52
ニュージーランド交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)


日本でもおなじみ、ピエタリ・インキネンによるシベリウス(1685-1957)。まずは第1 番からお聴きください。いつものような透明感溢れるオーケストラの響き、そして湧き上がるような感情の迸り。まさに「これは名演だ」と心から叫ばずにいられません。1899 年に書かれた第1 番は、表題こそ付いてないものの、終楽章には「幻想風に」と記されていたりと、かなり物語性を帯びた曲です。誰もが想像する北欧の大自然を音にすればこんな感じで間違いないでしょう。インキネンは曲の随所にメリハリを持たせ、テンポ良く進めていきます。そして、金管を思い切り歌わせ、弦を可能な限りまで揺らめかせ、シベリウスをこれ以上ないほどに丁寧に表現しています。もっと簡素な趣きを持つ第3 番では、爽やかな風を思わせる第1 楽章で始まり、曲の最後まで緊張感が途切れることがありません。


8.572227
\1500
シベリウス:交響曲第 4 番・第5 番
 1-4.交響曲第 4 番イ短調 Op.63/
 5-7.交響曲第 5 番変ホ長調 Op.82
ニュージーランド交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)

 当盤に収録されているのは、最も曲想が晦渋な第4 番と祝祭的な雰囲気に満ちた第5 番です。
 1911 年に完成された第4 番は、当時体調不良を訴えていたシベリウスの気分がそのまま反映された作品。寒々とした荒涼な風景の中をよぎる一抹の風のような不気味さが見え隠れします。
 一転1915 年に作曲された第5 番は彼の50 歳の誕生日の祝賀式典に演奏するために書かれた曲。春の訪れを感じさせるような暖かさを抱いています。
 対称的な2つの作品を、インキネンは見事に描き分けています。

8.572704
\1500
シベリウス:交響曲第2番・カレリア組曲
 1-4.交響曲第2番ニ長調 Op.43/
 5-7.カレリア組曲Op.11
 <間奏曲/バラード/行進曲風に>
ニュージーランド交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)

 インキネンとニュージーランド交響楽団によるシベリウス交響曲集、美しいジャケットが評判です。今回は第3弾、いよいよ第2番が登場。
 交響曲第2番はシベリウス(1865-1957)の全作品の中でも最も人気の高い1曲。幻想的な第2楽章、荒々しく流動的な第3楽章を経て、感動的な終楽章へと曲は進みます。
 インキネンの指揮は、これまで通り、スタイリッシュな演奏かと思いきや、想像以上に重厚な響きと、ゆったりした流れに終始しています。終楽章の爆発的な機動力は圧巻。過去の名指揮者たちの解釈にひけをとりません。
 「カレリア組曲」はフィン人発祥の地の伝説や音楽を基にした作品です。当初劇音楽として創案、初演されましたが、評判がよくなかったため、序曲と、3曲からなる組曲の2つの作品として出版され、現在は人気作となっています。メリハリのある曲想が魅力です。


8.572705 
\1500
インキネン/シベリウス交響曲全集完結!
 シベリウス:交響曲第6番&第7番他

  1-4.交響曲第6番二短調 Op.104/
  5.交響曲第7番ハ短調 Op.105/
   6.フィンランディアOp.26
ニュージーランド交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)


 フィンランド気鋭の若手指揮者、ピエタリ・インキネンによるシベリウス(1865-1957)交響曲全集も、こちらの第6番と第7番で完結となります。1914年に着想された第6番は、ほぼ9年という長い期間を経て、簡潔な構造と、深い思索に満ちた交響曲として生を受けました。当時宗教音楽を研究していたシベリウスらしく、ドリア旋法なども使われた荘厳な佇まいが魅力です。第7番はシベリウスの最後の交響曲で、単一楽章(およそ20分程度)という短い作品ながら、凝縮されたソナタ形式で書かれていて、途中幾度かのクライマックスを挟みながら、最後はこの世に決別するかのようにさりげなく終わります。インキネンの指揮は、極めて決然としたもので、シベリウスのエッセンスを一切の夾雑物なしに感じさせてくれる良い演奏です。現実に引き戻してくれるかのような「フィンランディア」も熱演です。









7265RECORDS



NYCC-10011
\2500+税
ヴァイオリンで・・・
 詩人の恋 ロマンス

 1-3. シューマン:3つのロマンス 作品94
 4-19. シューマン:「詩人の恋」 作品48
 20-21. クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22
松本裕香(ヴァイオリン)
松木久美(ピアノ)
 ヴァイオリニスト、松本裕香 初のアルバム!
 たった4小節・・・第1曲目のピアノの切ない前奏を聴くだけでも、胸が締め付けられるような思いに駆られるシューマン「詩人の恋」。本来は“声”で歌われる青春の喜びと悲しみを、ハイネの言葉を用いることなく、ヴァイオリンで滔々とメロディを紡ぐ松本裕香。ピアノと戯れ、語らい、時には抱きあいながら、この普遍の名作を違う形で聴く喜びをお届けいたします。シューマン夫妻の2組のロマンスもアルバムに花を添えています。

 【松本裕香 プロフィール】
 神奈川県鎌倉市出身。東京藝術大学入学後、渡英。英国王立音楽大学で学び、様々な賞を獲得し修士課程修了。ヴュルツブルグ音楽大学ではドイツ国家演奏家資格を取得。ロンドンで協奏曲デビューの他、リサイタル、室内楽を中心に数多くの音楽家と共演。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも出演して好評を博す。




COO−RECORDS


COO-046
(国内仕様盤)
\2900+税
『ランドスケープ』 玉木亮一(テューバ)
 〜 テューバが奏でるさまざまな音の風景 〜

  トルビョルン・イヴァン・ルンドクイスト(1920-2000)
   1. 『ランドスケープ』
  セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
   2. 『チェロ・ソナタ』 作品19より アンダンテ
  ボリス・アニシモフ(1907-1997)
   3. 『ポエム』 .
  ロベルト・シューマン(1810-1856):『幻想小曲集』 作品73
    4.Ⅰ.「静かに、感情を込めて」
    5.Ⅱ.「活発に、軽やかに」
    6.Ⅲ.「急速に、燃えるように」
  ヤン・クーツィエー(1911-2006):『ソナチネ』 作品57
    7.Ⅰ. アレグロ
    8.Ⅱ. テンポ・ディ・メヌエット
    9.Ⅲ. アレグロ・モデラート
  アレク・ワイルダー(1907-1980):『ソナタ』
    10.Ⅰ. クォーター・ノート = 92
    11.Ⅱ. アレグロ -スウィング
    13.Ⅳ. アレグロ
  保科 洋(1936-):
   14. 『コンチェルティーノ』
玉木亮一(テューバ)
浅井智子(ピアノ)
 札幌交響楽団のテューバ奏者として、ソリストとして活躍、玉木亮一のファーストソロアルバム!ソロ楽器としてのチューバを操るテクニックの妙。
 様々なコンクール受賞歴を誇る演奏テクニックはもとより、その選曲のセンスもテューバの魅力を最大限に引き出し、様々な音による風景を奏でます。
 アンサンブルでは縁の下の力持ちともいえるテューバをソロ楽器として操るレパートリーの数々は、金管楽器ファンのお手本となることでしょう!

 玉木亮一(テューバ):
  東京音楽大学を卒業後、学費全額給付の奨学金を得てボーリング・グリーン州立大学大学院演奏専門家コースを修了。同大学院修士課程を経て、ペンシルバニア州立大学で学ぶ。Harvey G.Phillipsコンクール第1位、MTNAコンペティション金管楽器部門で全米第1位を受賞。京都国際音楽学生フェスティバル、PMF、NROといった若手音楽家の登竜門といえる国際音楽祭にもオーケストラメンバーとして参加。札幌大谷大学と北海道教育大学岩見沢校で非常勤講師を務める。北海道ユーフォニアム・テューバ協会会長。

<LP>


REFERENCE RECORDINGS(LP)


RM 1518
(LP)
\4000
キース・ジョンソン博士渾身の録音が遂にLP化!
 アーノルド(1921-2006):序曲集〜自作自演

 A 面
  「サセックス」序曲Op.31
  喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」Op.5
 B 面
  序曲「ザ・スモーク(煙)」Op.21
  序曲「ザ・フェア・フィールド」Op.110
マルコム・アーノルド(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 キース・ジョンソン博士渾身の録音が遂にLP化!アーノルド自作自演集

 録音:1991年、ロンドン/180g 重量盤、33 1/3 rpm、プレス工場:Quality Record Pressings

 リファレンス・レコーディングスの好評シリーズ「ザ・リファレンス・マスターカッツ・シリーズ」。もちろん今回も通常の半分のスピードでマスタリングとカッティテングをした「ハーフ・スピード・マスター方式」を採用。速度を落とすことによって、音質の劣化を防ぐことができ、結果として高い周波数やより良いステレオ・バランスを得ることができるということで好評を博しております。
 今回登場するのは、イギリスの作曲家、サー・マルコム・アーノルドによる自作自演盤。アーノルドは、映画「戦場にかける橋」で米アカデミー賞の作曲部門で賞をとるなど、映画音楽で広く知られていますが、9 曲の交響曲、その他にも管弦楽曲や協奏曲などを書き、高い人気を誇ります。
 また、音楽家としてのスタートはトランペット奏者で、ロンドン・フィルの首席としても活躍した一流のプレーヤーでもありました。この演奏は、古巣ロンドン・フィルを振った自作自演盤として名高く、さらにリファレンス・レコーディングスのキース・ジョンソン博士もお気に入りの録音としてあげているほどの自信作です。

















11/1(水)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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AUDITE



AU 91441
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
完全初出音源「マンフレッド」序曲を収録!
 フルトヴェングラー1953年ルツェルン音楽祭の全曲

  Disc 1
   1. 拍手&会場音(0’45”)*
   2.シューマン:「マンフレッド」序曲 Op.115(13’39”)
   3. 会場音(0’12”)*
   4.-7. ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
    (I.16’24” +II.16’32”+III.6’38” +IV.12’47”)
  Disc 2
   1.-4.シューマン:交響曲第4 番ニ短調 Op.120
    (I.11’32”+II.4’55” +III.5’41” +IV.8’18”)


     * =SACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ収録。
       CD盤(AU 23441)には含まれておりません。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
 (指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
 (スイス祝祭管弦楽団)
AU 23441
(2CD)
\3400

 完全初出音源も収録。巨匠フルトヴェングラーが振った1953年ルツェルン音楽祭の全曲が「1st マスター」よりリリース!マスターが消失したと思われていた「マンフレッド」序曲も収録!

 ライヴ録音:1953年8月26日/ルツェルン、クンストハウス(ルツェルン音楽祭公演)/ライヴ

 定評あるaudite レーベルの1st マスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。今回はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮による1953 年8 月26 日の演奏会の全曲を収録。
 大注目はオリジナルマスターが消失したと思われていた『マンフレッド』序曲が世界初出音源として収録されていることです。
 今回もオリジナルテープからコピーを経ずにデジタル・マスタリングされておりaudite レーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏の丁寧な復刻により驚きの音質でよみがえりました。
 さらに注目はSACD ハイブリッド盤(AU 91441)のみ『マンフレッド序曲』および『英雄』の冒頭の音が出るまでの会場音を別トラックで収録しております。(各作品の演奏終了後の拍手はCD 盤、SACD 版ともに曲のトラック内にすべて収録しております。)
 演奏会の臨場感を味わえる今考えうる最高の復刻状態でリリースされます!




マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE


ACD2 2765
\2100
HAUNTED BRAHMS ルイス・フューレイ(ピアノ、ヴォーカル)
 ブラームス:
  (1)Just a Feeling (Wie Melodien zieht es mir - Op.105 No. 1)
  (2)The Secret (Geheimnis - Op. 71 No. 3)
  (3)My Songs (Meine Lieder - Op. 106 No. 4)
  (4)Diamonds (Schon war, das ich dir weihte - Op. 95 No. 7)
  (5)Crossroads (Ein Wanderer - Op. 106 No. 5)
  (6)To the Moon (An den Mond - Op. 71 No. 2)
  (7)Voices (Lerchengesang - Op. 70 no 2)
  (8)Lullaby & Goodnight (Wiegenlied - Op. 49 No. 4)
  (9)Rain (Nachklang - Op. 59 No. 4)
  (10)Over the lake (Uber die Heide - Op. 86 No. 4)
  (11)Gone, you are gone
   (Magelone cycle, Muss es eine Trennung geben - Op. 33 No. 12)
  (12)Sweet Surrender
   (Dammrung senkte sich von oben - Op.59 No. 1)
  (13)Old Love (Alte Liebe - Op.72 No. 1)
  (14)We thought that death...
   (Autumn Mood) (Herbstgefuhl - Op. 48 No. 7)
  (15)Forget You (Nicht mehr zu dir zu gehen - Op.32 No. 2)
  (16)Ever Deeper Down
    (Immer leiser wird mein Schlummer - Op.105 No. 2)
 ルイス・フューレイ:
  (17)Haunted (“The Humours of…”)
 ポップスとしてのブラームス歌曲集!?

 1949 年カナダ生まれのポップス畑の音楽家ルイス・フューレイがなんとブラームスの歌曲弾き語りをリリース。
 歌い方は完全にポップスのそれで不思議な感覚。英語訳で歌っています。




CHALLENGE CLASSICS


CC 72765
(SACD HYBRID)
\2600
ファン・ベーレ・トリオ
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏全集 第1集

 第1番 変ホ長調 Op.1-1
 第3番 ハ短調 Op.1-3
 第4番 変ロ長調『街の歌』 Op.11
ファン・ベーレ・トリオ
 [ハンネス・ミンナール(ピアノ)、
  マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン)、
  ギデオン・デン・ヘルデール(チェロ)]
 若き名手たちによる若きベートーヴェン!注目プロジェクト始動!!

 録音:2017年6月1-4、8-9日/オランダ、ヒルフェルスム/DSD、Multi-ch / Stereo/79’50’’

 ファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第1 弾。
 このトリオを率いるミンナールは1984 年生まれで、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3 位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニスト。ミンナールは既にCHALLENGECLASSICS からベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(CC-72763)をリリース済みで評価も大変上々。ファン・ベーレ・トリオとしてもメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲集(CC-72662)がリリースされています。今後も期待大。
 ウィーンでハイドンに学んでいた若きベートーヴェンが「作品番号1」を付けて世に問うたのは3 曲のピアノ三重奏曲でした。師匠のハイドンが得意としたジャンルなので、師を称えて、という見方もできますが、野心的な音使いが随所に現れ、最後の3 曲目は重苦しくベートーヴェン的なハ短調で締めくくるあたり、作曲家の個性があふれ出ています。このCD には第1 番と第3 番を収録。また当時流行していたオペラ・アリアから旋律を拝借した第4 番『街の歌』も収録しており、こちらはさらに進化した楽聖の音楽が聴けます。

 


CC 72757
(SACD HYBRID)
\2600
アントネッロ・マナコルダ(指揮)&アーネム・フィル
 ドビュッシーとラヴェル、絵画と文学の対比。

 (1)ドビュッシー:海
 (2)ラヴェル:マ・メール・ロワ
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:(1)2017年6月27-29日、(2)2013年8月27・29日/オランダ、アーネム/DSD、Multi-ch / Stereo、55’01’’

 ドビュッシーの『海』は「海の夜明けから真昼まで」「波の戯れ」「風と海の対話」の3 楽章からなる音楽で、『管弦楽のための3 つの交響的素描』と題されています。直感的に、まるで絵画のように海を描いており、「交響曲」や「交響詩」といった伝統的な表現を避けています。音楽は印象を与える以上のことはしない、そんな作曲家のメッセージが込められているようです。
 一方、ラヴェルの『マ・メール・ロワ』はマザーグースに基づく物語性のある音楽。子どものための4 手ピアノ曲として書かれた作品を自ら管弦楽に編曲したもので、すでにある楽想を管弦楽のパレットで精緻に描き直している点でもドビュッシーとは対照的な筆致がうかがえます。
 指揮のアントネッロ・マナコルダはマーラー・チェンバー・オーケストラの創立メンバーの一人で、8 年間にわたりコンサートマスターを務めた元ヴァイオリン奏者。現在は指揮者として活躍中。アーネム・フィルとはマーラーの交響曲第4 番(CC-72659)などをCHALLENGE CLASSICS からリリースしています。



SONYからリリースされたアントネッロ・マナコルダ、カンマーアカデミー・ポツダム
 メンデルスゾーン:交響曲第1番&第4番「イタリア」


SONY
8898533879-2
\2500→\2290
アントネッロ・マナコルダ、カンマーアカデミー・ポツダム /
 メンデルスゾーン:交響曲第1番&第4番「イタリア」

  メンデルスゾーン:
   1) 交響曲第1番 ハ短調 Op.11,
   2) 交響曲第4番 イ長調「イタリア」Op.90
アントネッロ・マナコルダ(指揮),
カンマーアカデミー・ポツダム

 2011〜15年録音の「シューベルト:交響曲全集」が絶賛を受けた、アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのニュー・プロジェクトの始動です。
 彼らが次に目指すのはメンデルスゾーンの交響曲全集。
 このコンビのメンデルスゾーンも、弦楽パートにはピリオド奏法を、金管楽器とティンパニには古楽器を採用し、溌剌とした生命力に富んだ演奏が大きな感動を呼んだシューベルトの延長上にあり、精緻かつ生き生きとした演奏で作品の魅力を描き出しています。
 緩章楽章での淡い哀愁も魅力的で、初期ロマン派本来のサウンドを追求していきます。
 オーケストラ創設15周年となる来シーズンのオープニングでも交響曲第3番「スコットランド」が取り上げられることになっており、彼らのメンデルスゾーン・チクルスもいよいよ佳境に入っていきます。
 今年のラ・フォル・ジュルネではコンサートマスターの笠井友紀とともにバロック・古典派のレパートリーを披露し、日本の聴衆の前に姿を現したカンマーアカデミー・ポツダム。彼らの真骨頂が刻まれている新たなメンデルスゾーン・チクルスの第1弾です。

 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年務めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任しています。

 【録音】2015年12月, ベルリン、テルデックス・スタジオ(デジタル:セッション)
 【使用楽譜】 ブライトコプフ版Nr. 5359 (第1番), Nr. 4495 (第4番)

 

CC 72711
\2500
無伴奏合唱の美。カペッラ・プラテンシスが現代作品に挑む カペッラ・プラテンシス、他
 アンソニー・ピッツ(1696-):Missa Unitatis 〜キリエ、グローリア
 プーランク(1899-1963):Ave verum
 ジャン・ムートン(1459?-1522):Nesciens mater
 伝承曲:Den signade dag
 ニコ・マーリー(1981-):Spiral Mass
 伝承曲(S.ローゼンバーグ編):Hemlig stod jag
 アンソニー・ピッツ:Missa Unitatis 〜クレド
 ニコ・マーリー:Spiral Mass
 ヴェルディ(1813-1901):Laudi alla vergine Maria
 アンソニー・ピッツ:Missa Unitatis 〜サンクトゥス
 エリクス・エセンヴァルズ(1977-):Spring, the Sweet Spring
 クレメンス・ノン・パパ(1510/15-1555/56):Ego flos campi
 アンソニー・ピッツ:Missa Unitatis 〜アニュス・デイ
 録音:2011年2月12日、2015年1月5日、2016年4月22日、5月6-8日/オランダ/64’06’’

 無伴奏混声合唱の美にあふれた1 枚。イギリスの現代作曲家アンソニー・ピッツの「Missa Unitatis」をメインに古楽と現代の合唱曲を間に散りばめ構成したアルバムです。
 ピッツの作品は2016 年にヒエロニムス・ボス没後500 年記念演奏会で披露されたもので、出だしは古風にグレゴリオ聖歌調ですが一気に声部を増やし合唱の可能性を見せつけます。
 古楽の分野で好評を得てきたカペッラ・プラテンシスが期待を裏切らない美しい歌唱を聴かせつつ、さらに未開の地へ進んでいくような刺激的なアルバムです。




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HMF



3 HMM 902355
\2700→\2490
エラス=カサドがとびきりの楽曲を選り抜いて構成したプログラム
 モンテヴェルディ(1567-1643):倫理的・宗教的な森


 ・主は言われた II(Dixit Dominus II)
 ・わたしは神を賛美する II(Confitebor II)
 ・この神の聖なる信者よ(Iste confessor I)
 ・おお汝目の見えぬものよ(O ciechi, ciechi)
 ・すべての町よ喜び騒げ(Jubilet tota civitas)
 ・サルヴェ・レジーナ(Salve Regina)
 ・主よ賛美せよ I(Laudate pueri Dominum I)
 ・主を賛美せよ III(Laudate Dominum terzo)
 ・彼らが大きな声で叫ぶ前に(Ut queant laxis)
 ・十字架にかけられ(Crucifixus)
 ・そして復活し(Et resurrexit)
 ・彼は再び来るだろう(Et iterum)
 ・おお汝聞く者よ(Voi ch’ascoltate)
 ・サルヴェ・レジーナ(Salve Regina)
 ・マニフィカト I
パブロ・エラス=カサド(指揮)
バルタザール=ノイマン合唱団&
 アンサンブル
 モンテヴェルディの最高傑作「倫理的・宗教的な森」から珠玉の楽曲集

 録音:2017年5月9,11,13日、ムルシア(スペイン)

 指揮者パブロ・エラス=カサドによるモンテヴェルディの登場。
 アンサンブルは、トーマス・ヘンゲルブロックが創立した、バロック期の建築家バルタザール・ノイマン(1687-1753)の名を冠したバルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル。モンテヴェルディの「倫理的、宗教的な森」から、選りすぐりの楽曲を収録していくプロジェクトの第1 弾です!

 モンテヴェルディは、1582 年から1619 年にかけて、10 を下回らない数の楽譜(マドリガーレ、カンツォネッタ、『音楽の諧謔』、さらに「聖母マリアの夕べの祈り」など)を出版しました。
 しかし、1619 年以降は、聖マルコ大聖堂やイタリアの宮廷のために膨大な数の作品を作曲していましたが、マドリガーレ集第8 巻が出版される1638 年まで、出版された楽譜はありません(膨大な数の作品が失われたと考えられています)。
 そして『倫理的、宗教的な森』が出版されたのは1640 年のことでした。モンテヴェルディのパトロンであったヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガ(1562-1612) の娘、エレオノーラ・ゴンザーガにささげられています。
 当時、作曲家が楽譜を出版するためには、10 ほどのパート譜(9 部は声楽と器楽奏者のため、1 部は通奏低音のため)、さらに多様なスタイルの作品(40 ほど)が収録されており、さらにその作品のいくつかはかなり大規模なものであることが要求されました。
 モンテヴェルディは、この『倫理的、宗教的な森』に、彼の芸術の様々な側面を盛り込みました。古いスタイルのもの、新しいスタイルのもの、声楽から器楽曲、さらに複合唱のための作品までをも盛り込みました。
 独唱または重唱+通奏低音のモテットも多く含まれ、これらは後のオペラの素地となっています。また、一年を通しての礼拝の行事をまかなえるだけの宗教音楽も含まれています。

 第1 部は5 つのマドリガーレ、第2 部はミサ、第3 部は晩祷のための音楽、そして第4 部には「アリアンナの嘆き」を宗教曲にパロディした「マドンナの嘆き」をはじめとする4 つのソロのモテット、という大きな4 つの部分で構成される曲集から、エラス=カサドがとびきりの楽曲を選り抜いて構成したプログラム、注目です。




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NAIVE



OP 30560
(2CD)
\5400→\4990
主役はロミーナ・バッソ
 指揮はファソリス!

有名な「春」の合唱も!
 ヴィヴァルディの「テンペのドリッラ」

  ヴィヴァルディ:歌劇「テンペのドリッラ」RV 709
   〔3幕から成る英雄=牧歌的メロドラマ〕
    〔台本:アントニオ・マリア・ルッキーニ、
     ヴェネツィア、1734年〕
ロミーナ・バッソ(Ms/ドリッラ)
セレーナ・マルフィ(Ms/エルミーロ)
マリーナ・デ・リソ(Ms/ノミオ)
ルチア・チリッロ(Ms/フィリンド)
ソニア・プリーナ(コントラルト/エウダミア)
クリスティアン・セン(Br/アドメート)
イ・バロッキスティ
ディエゴ・ファソリス(指揮)
 あの有名な「春」の合唱も!ヴィヴァルディの巧みな仕掛け満載「テンペのドリッラ」

 録音:2014年5月1-9日、2017年7月26-29日、ルガーノ

 ヴィヴァルディの音楽想像の創造性と多様性のパーフェクトな一例と言われる傑作オペラ、テンペのドリッラの登場。
 牧歌的・妖精の要素の物語、充実の合唱(あの有名な「春」のメロディも歌います)、そして同時代の作曲家たちのオペラからの名アリアの効果的な引用・・・ヴィヴァルディの巧みな仕掛けの数々が、聴き手をドリッラ姫に共感させ、物語の世界に引き込みます。ヴィヴァルディ・エディションの常ながら、充実の歌唱陣、そしてバルトリとも共演を重ねているディエゴ・ファソリスの指揮でのお届けです!
 オペラのあらすじは以下のとおり。テンペの谷で、妖精と羊飼いたちが、春の訪れを祝っている。アドメート王の娘ドリッラは羊飼いのエルミーロと恋仲。しかし、ドリッラはノミオという別の男性と結婚するよう父に告げられる。ドリッラは絶望して自ら川に身を投げる。ドリッラに横恋慕していたノミオは若き羊飼いに扮したアポロ。アポロはドリッラを助け、エルミーロと結婚するよう命じ、大団円で幕となる(この中に、化け物の竜、狩の場面などが出てきます)。





NAXOS



8.573688
\1200
ツェルニー(1791-1857):ピアノ協奏曲 ニ短調 他
 1.序奏と華麗なるロンド 変ロ長調 OP.233(1833頃)
 第1ピアノ協奏曲 ニ短調(1811-1812)…世界初録音
  2.第1楽章:Allegro molto agitato
  3.第2楽章:Adagio
  4.第3楽章:Allegro molto vivace
 ウェーバーの歌劇《オイリアンテ》の
  猟師の合唱による序奏、変奏とロンド Op.60(1824)
…世界初録音
ローズマリー・タック(ピアノ)
リチャード・ボニング(指揮)
イギリス室内管弦楽団

 「ベートーヴェンの弟子」もしくは「うんざりするような練習曲の作曲家」として知られるツェルニーですが、19世紀のウィーンでは「極めてファッショナブルな作品」を書く人であり、「出現したばかりの新しいピアノ」の技術を開発する最先端の人でもありました。当時、ピアノ教師と医師の割合が3対1であったウィーンで高い名声を得るのは本当に名誉なことでした。
 しかしツェルニー本人は本質的に控え目であり、自己宣伝や派手なパフォーマンスを行うことはなく、ひたすら「尊敬するベートーヴェンの作品を演奏する」ために生きていたのでした。
 このアルバムではツェルニーが20歳の頃に作曲した最初の「ピアノ協奏曲」(世界初録音)と2曲のロンドを収録。ベートーヴェンの影響が強く感じられるピアノ協奏曲は、随所で聴かれるトランペットのファンファーレなど高いドラマ性を有した曲です。華やかなロンドはツェルニーの持つ高度な技巧が余すことなく用いられています。

 録音 2016年12月14-16日 St Silas Church, Kentish Town, London, UK Total Playing Time:79'31"
 


8.573619
\1200
金管七重奏のための音楽集 第5集
セプトゥーラ
 ラヴェル(1875-1937):
  「マ・メール・ロワ」組曲(M.ナイト編曲)
   1.第1曲:眠れる森の美女のパヴァーヌ
   2.第2曲:親指小僧
   3.第3曲:パゴダの女王レドロネット
   4.第4曲:美女と野獣の対話
   5.第5曲:妖精の園
  6.亡き王女のためのパヴァーヌ(M.ナイト編曲)
  7-9.3つのシャンソン(S.コックス編曲)
 フォーレ(1845-1924):歌曲より(M.ナイト編曲)
  10.夢のあとに Op.7-1
  11.蝶と花 Op.1-1
  12.秘密 Op.23-3
  13.秋 Op.18-3
  14.夢の国 Op.39-2
  15.イスパハーンのばら Op.39-4
 ドビュッシー(1862-1918):
  前奏曲集 第1集より(S.コックス編曲)
   16.第6番:雪の上の足跡
   17.第8番:亜麻色の髪の乙女
   18.第12番:ミンストレル
  前奏曲集 第2集より(S.コックス編曲)
   19.第6番:奇人ラヴィーヌ将軍
   20.第5番:ヒースの荒野
  前奏曲集 第1集より(S.コックス編曲)
  21.第10番:沈める寺
セプトゥーラ
<メンバー>
フィリップ・コブ(B♭管トランペット)
サイモン・コックス(B♭管トランペット)
ヒュー・モーガン(E♭管トランペット)
マシュー・ギー(トロンボーン)
マシュー・ナイト(トロンボーン)
ダニエル・ウェスト(バス・トロンボーン)
ピーター・スミス(テューバ)

 人気の金管アンサンブル「セプトゥーラ」のアルバム第5集は、20世紀初頭のフランス音楽集。この時代、管楽器の独奏曲は数多く書かれましたが、室内楽としての作品はほとんどありません。
 そこで「セプトゥーラ」のメンバーたちは、ラヴェル、フォーレ、ドビュッシーの作品を巧みに編曲し、実に豊かな音色で楽しませてくれます。「マ・メール・ロワ」のオーケストラ版とも違う精緻な響き、トランペットやトロンボーンが縦横無尽の活躍を見せるフォーレの一連の歌曲、ピアノのために書かれた「前奏曲」が華麗な響きを纏うドビュッシー作品。どれも誰もが知っている原曲とは全く違う香りを放っています。

 録音 2015年11月16-18日 St Paul’s Church, New Southgate, London, UK Total Playing Time:62'29"
 


8.573754
\1200
《トゥーランドット》の補筆者
 アルファーノ(1875-1954):ピアノ作品集

 1-4.4つの小品 Op.3
 5-8.ナポリ風の4つの舞曲 Op.8…世界初録音
 9-10.2つの小品 Op.5
…世界初録音
 11-14.ルーマニア風の4つの舞曲 Op.9
…世界初録音
 15-19.クレオ・ド・メロードの3つの舞曲
…世界初録音
 20.ノスタルジー
 21.パクス
…世界初録音
 22.わが20年の旋律
…世界初録音
オラツィオ・マイオーネ(ピアノ)

 現在、アルファーノの名前は、未完に終わったプッチーニの歌劇《トゥーランドット》の補筆者としてのみ残っています。しかし彼が補筆者の候補に挙がったのは、もともといくつかの作品が好評を博していたからであり、優れた作曲家として既に認められていたからということは忘れてはなりません。
 活動の初期はピアニストとして名声を博したアルファーノ、このアルバムに収録されたピアノ曲のほとんどは世界初録音ですが、どれも魅力的な作品です。なかでもOp.9の「ルーマニア風の舞曲」は風変りなリズムと旋律を持つ独特な作品。激しいリズムはエネスコ、もしくは新古典派の影響も感じられます。

 録音 2016年9月30日-10月2日 Studio'Piano et Forte’Perugia,Italy Total Playing Time:68'57"
 

8.573760
\1200
21世紀スペインのギター作品集 第3集
 モラレス=カソ(1969-):イェマンジャ・ソナタ(1969)
  1.第1楽章:Largo con fantasia
  2.第2楽章:Larghetto doloroso
  3.第3楽章:Vivo con fuoco
 ガルシア・アブリル(1933-)
  4.トリマウンテン(2015)
 バラダ(1933-):カプリチョス 第12番(2015)
 ファリャの「ブルーホの愛」によるアブストラクション
  5.「鬼火の歌」によるアブストラクション
  6.「パントミナ」によるアブストラクション
  7.「愛の戯れの踊り」によるアブストラクション
  8.「火祭りの踊り」によるアブストラクション
 9.ベガ(1978-):El hombre que plantaba arboles…木を植えた男(2010)
 10.ハルフテル(1930-):Espacio de guitarra-ギターの空間(2015)
 グレコ(1953-):Sweet as Candy-甘いキャンディ:ギターのための7つの味(2011)
  11.ミステリー
  12.火
  13.海
  14.田舎者
  15.飛行
  16.スリラー
  17.ようやく家に
全て世界初録音
アダム・レビン(ギター)

 「21世紀スペインのギター作品集」シリーズの第3弾では、16世紀スペインで活躍した作曲家たちの伝統を受け継ぎながらも、新しいギター音楽を模索する人々の作品が並びます。
 ギタリスト、レヴィンと親しい友人であるモラレス=カソの「イェマンジャ・ソナタ」に始まり、雄大な世界を思わせるアブリルの「トリマウンテン=3つの山」、奇怪で独特な作風が知られる作曲家バラダによるファリャへのオマージュ、女性作曲家ベガの魅力的な作品、超絶技巧を駆使したハルフテルの「ギターの空間」、スペインとアメリカ双方の美点を備えたグレコのノスタルジックな「ギターのための7つの味」で締めくくられます。
 レビンは、「これらの独創的な作品も、近いうちにギターの標準的なレパートリーになるだろう」と語っています。

  録音 2017年1月15-17日 St John Chrysostom Church, Newmarket, Ontario, Canada Total Playing Time:67'02"
 


8.573770
\1200
ジョージ・ダイソン(1883-1964):合唱交響曲 他
 合唱交響曲(1910)…世界初録音
  詩篇107番による
   1.序曲(詩篇107番 第1節-第3節)
   2.第2部-Allegro agitato, ma non troppo(詩篇107番 第4節-第8節)
   3.第3部-Largo(詩篇107番 第10節-第16節)
   4.第4部-Allegro molto(詩篇107番 第23設-第31節,第35節-第37節,第43節)
 5.聖パウルのメリタへの旅(1933)
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)…2-4
カトリン・フルカップ(メゾ・ソプラノ)…3
ジョシュア・エリコット(テノール)…3-5
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)…3
デイヴィッド・ヒル(指揮)
バッハ合唱団
ボーンマス交響楽団

 イギリス、ハリファクスで労働者階級の家庭で生まれたジョージ・ダイソン。彼の才能が顕在化したのは幼いころに通ったバブテスト教会であり、そのまま奨学金を得てロンドン王立音楽学校に入学。最初はオルガンを学び、作曲をスタンフォードに師事、その後イタリアとドイツで学び、着々とキャリアを重ね、最終的には19世紀から20世紀の「イギリスで最も重要な作曲家」の一人になりました。
 学生時代に書かれた「合唱交響曲」は“ユダヤ人追放とイスラエルへの帰郷”を描いた詩篇107番を用いた大規模なメンデルスゾーン風の作品。序曲で提示されたテーマが発展し、最後はヴォーン・ウィリアムズを思わせる海の情景が華々しく描かれます。もう1曲の「聖パウルのメリタへの旅」も海の情景が描かれており、こちらも鮮烈なイメージが広がる美しい作品です。

 録音 2017年2月11-12日 Lighthouse, Poole’s Centre for the Arts, Dorset, UK Total Playing Time:75'27"
 

8.573849
\1200
ティモシー・ハミルトン(1973-):レクイエム
 1.Prelude-前奏曲
 2.Introit-入祭唱
 3.Kyrie-あわれみたまえ
 4.The Warrior's Psalm -戦士の詩篇(詩篇 第91番)
 5.Hostias-賛美の生け贄と祈り
 6.Sanctus‐聖なるかな
 7.Benedictus-祝福あれ
 8.Agnus Dei-神の小羊
 9.Lest We Forge-私たちは忘れない
 10.Pie Jesu-慈悲深きイエス
 11.Libera me-解き放ちたまえ
 12.In paradisum-楽園へ

世界初録音
イロナ・ドミニチ(ソプラノ)…2.7.12
ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)…7.8
ニッキー・スペンス(テノール)…6-8
ディヴィッド・ストウト(バリトン)…7.10
イアン・ティンデール(オルガン)…2-4.6-8.10-12

ティモシー・ハミルトン(指揮)
カントリブス…1-8.11-12
ロースナウ・シンフォニア…1-3.6-12

 イギリスの作曲家、アレンジャー、指揮者ティモシー・ハミルトン。彼の合唱作品はイギリスをはじめ、アメリカ、カナダを中心とした大聖堂や教会で歌われています。この「レクイエム」は第一次世界大戦勃発100年目の2014年に演奏するために、2012年に委嘱された作品。ラテン語のテキストによる12の部分から成り、随所に戦争の恐怖と平穏への祈りが描かれています。第4曲目には詩篇第91番「戦士の詩篇」が置かれていますが、これはアメリカの「第91歩兵師団」の部隊で毎夜読まれていたというテキストです。第9曲はオーケストラの間奏曲。最終的なクライマックスへの前兆であり、聴き手の心を鎮める役割を果たしています。最後の「楽園へ」は死者が天国で聴く天使の合唱。作品は静かな終わりを迎えます。21世紀の新しいレクイエムです。

 録音 2015年11月25-27日 St Jude-on-the-Hill Church, London, UK Total Playing Time:63'08"
 

8.559714
\1200
ダロン・ハーゲン(1961-):言葉のあとに
21世紀の歌曲集

 1-6.After Words-言葉のあとに(2013)
 7-12.Songs of Experience-経験の歌(2007)
 13-19.Phantoms of Myself-自分自身の幻影(2000)
 20-23.4つのアイルランド民謡(2009)
 24-27.4つのディキンソン歌曲集(2014)

全て世界初録音
リリック・フェスト【メンバー】
 ジャスティン・アロンソン(ソプラノ)…1-6
 ケリー・アン・バイクスビー(ソプラノ)…20-27
 ジルダ・リヨンズ(ソプラノ)…13-19
 スザンヌ・デュプランティス(メゾ・ソプラノ)…20-23
 ヨーゼフ・ゲインズ(テノール)…1-6
 ダニエル・ティード(バリトン)…7-12
 ローラ・ウォード(ピアノ)

 ミルウォーキー生まれの作曲家、ダロン・ハーゲンの歌曲集。1980年代から注目され、オペラ、交響曲、協奏曲など数々の作品の上演で成功を収め、今に至っています。NAXOSからはピアノ三重奏曲と歌劇《シャイニング・ブロウ》がリリースされており、その研ぎ澄まされた音楽は独自の雰囲気を放っていますが、彼の作品の中核を担う350曲を超える歌曲もまた素晴らしいもの。バーバー、バーンスタインの系譜を継ぐこれらの歌曲は、どれも強い主張を持つ精緻な筆致で描かれています。民謡を素材にした作品や、アメリカの作曲家たちに愛されているエミリー・ディキンソンの詩を用いた歌曲も情感に溢れています。

録音 Morningstar Studios, East Norriton, Pennsylvania, USA2017年1月10-11日…1-62016年1月10日…7-122016年10月2日…13-192016年4月22-23日…20-27



ハーゲン:ピアノ三重奏曲全集

8.559657
\1500
ハーゲン:ピアノ三重奏曲全集
 1-4.ピアノ三重奏曲第 3 番「さすらいの旅人」/
 5-7.ピアノ三重奏曲第 1 番「トリオ・コンチェルタンテ」/
 8-11.ピアノ三重奏曲第 2 番「ジャンタン」/
 12-16.ピアノ三重奏曲第 4 番「天使の楽隊」
フィニステラ・ピアノ三重奏団
<メンバー>
パーク・クヮンビン(ヴァイオリン)/
ケヴィン・クレンツ(チェロ)/
ターニャ・スタムブク(ピアノ)

 彼のピアノ三重奏曲はとりわけ音楽性が高く、どの曲も特筆すべき美点を持っています。第1 番は少々実験的ではありますが、研ぎ澄まされた音形と、精巧に仕組まれたパッサカリアが見事。第2 番はナディア・ブーランジェの最後の言葉からインスピレーションを受けており、第3 番はアメリカ民謡に基づいた美しい仕上がり。そして第4 番は彼が敬愛するヴァイオリニスト、ジョイス・リッチー・ストローサルのために書かれています。

 

8.571377
\1200
アーサー・ベンジャミン(1893-1960)/エドガー・ベイントン(1880-1956):歌曲集
 ベンジャミン:
  1.The Piper-笛吹き(1923)
  2.Man and Woman-男と女(1924)
  3.To Phillis, Milking Her Flock(1924)-フィリスへ、彼女は群れの乳を搾る
  4.Diaphenia(1924)-ダイアフィニア
  5.Hey Nonny No!(1923)
  6-8.3つのギリシャの歌(1934)
  9-11.3つの印象(1925)
  12.The Mouse(1923)-ねずみ
  13.The Moon(1923)-月
  14.Wind's Work(1935)-風の仕事
  15.Shepherd's Holiday(1936)-羊飼いの休日
  16.Before Dawn(1924)-夜明け前に
  17.Song of the Banana Carriers(1957)-バナナ売りの歌
  18.Jan(1947)-ジャン
  19.Linstead Market(1947)-リンドス市場
 ベイントン:
  20.Slow, Slow, Fresh Fount(1920)-ゆっくりと、ゆっくりと、新鮮な泉
  21.The Joyous Wanderer(1925)-喜ばしい放浪者
  22.Gifts(1924)-贈り物
  23.The Little Waves of Breffny(1927)-ブレフェニーの小さな波
  24.Shooting Star-シューティング・スター
  25.Strings in the Earth-大地の弦
  26.Dawn(1924)-夜明け
  27.Laughing Rose(1921)-微笑むばら
  28.Roseen-Dhu(1912)
  29.A Nosegay(1929)-花束
  30.Young Love Lies Dreaming(1928)-夢をかなえる若き愛
  31.To the Children(1923)-子供たちへ
  32.Lullaby(1912)-子守歌
  33.Frolic(1920)-戯れ
  34.A Christmas Carol(1938)-クリスマス・キャロル
  35.Love On My Heart From Heaven Fell(1928)-天国から私の心への愛
  36.Sanctuaries(1924)-聖域
  37.A Cradle Song(1928)-子守歌
  38.They Went Forth(1918)-彼らは前進した
  39.Twilight(1923)-薄暮
  40.A Casualty(1919)-負傷者
  41.The Triumph of Maeve-メーヴの勝利
  42.The Twilight People-薄暮の人々

トラック21を除いて世界初録音
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)…1.3.9-11.14-16.24-26.30-36.41-42
クリストファー・ギレット(テノール)…2.4-8.12.13.17-23.27-29.37-40

ウェンディ・ヒスコックス(ピアノ)
 オーストラリアのシドニーで生まれたベンジャミンと、ロンドンで生まれたベイントン。2人は直接的な関係はありませんが、人類に対する真の愛と、幅広い文化に対する好奇心を持ち、2人とも第一次世界大戦のトラウマに巻き込まれたという共通の体験を持っています。
 収録された作品はどれも2分足らずの小さな歌ですが、才能あるピアニストであったベンジャミンの作品には力強いリズムと活気があり、ベイントンの作品には詩への鋭敏な感受性が見受けられます。
 多彩な表現に彩られた近代歌曲集は、聴き手の耳を捉えます。

  録音 2017年3月28-29日 Cooper Hall, Selwood Manor, Frome, Somerset, UK Total Playing Time:80'15"




<メジャー・レーベル>
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SONY



88985490032
\2600
驚天動地の75分58秒。これがアファナシエフのベートーヴェン。
 ベートーヴェン:3大
ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」
 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 op.27-2「月光」
 ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 op.57「熱情」
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)
 2015年2月16-18日ハノーファー、ベートーヴェンザール セッション録音


 自分が「最高の演奏ができる」という強い確信を持つまで、新しい作品をレパートリーに加えないアファナシエフが、68歳にして生涯初めて録音するこの名ソナタ3曲。
 驚天動地の75分58秒。

 何も説明は要らないでしょう、この映像を観ていただければ。

https://youtu.be/iBxTA6SPgZs






<国内盤> 


若林工房



WAKA-4206
¥2480(税込)
リスト:巡礼の年第2年《イタリア》
 リスト:
  巡礼の年第 2 年《イタリア》S.161
  同補遺《ヴェネツィアとナポリ》S.162
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 メジューエワ日本コンサートデビュー20 周年記念、第5弾。精神性とヴィルトゥオジティの類い稀なる調和。リストの新たな魅力に迫る。リスト:巡礼の年第2年《イタリア》イリーナ・メジューエワ

 録音:2017 年 6 月 & 8 月、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 メジューエワによるリスト「巡礼の年」全曲録音シリーズ第 2 弾。「第 2 年《イタリア》」 は、リストが 1837 年から 39 年にかけて滞在したイタリアで親しんだミケランジェロやラ ファエロ、ダンテ、ペトラルカなどの美術・文学から受けた感銘を表現した音楽。若き リストならではの名技性を前面に打ち出しながらも、同時に深い抒情と精神性をたた えた素晴らしい作品です。メジューエワは真摯なアプローチで作品を細部に至るまで彫琢、その新たな魅力を浮き彫りにします。
 補遺の《ヴェネツィアとナポリ》では劇 的表現に満ち溢れた快演が聞きもの。ピアニスティックな魅力満載の一枚です。

 ライナーノートより
 「...メジューエワは、リストの音楽に内在する『文学性』のすぐれた読み手である。だからこそ彼女の演奏にはえも言われ ぬ『深み』をたたえている。あたかも悲劇的ドラマを観ているような迫真性をもって、リストの音楽が迫ってくる。」(國重裕)





RCO LIVE(国内仕様盤)


KKC 5834/5
(2SACD HYBRID)
\3000+税
ガッティ&コンセルトヘボウ管による「復活」
 マーラー:交響曲第2番「復活」
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ダニエレ・ガッティ(指揮)
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)
オランダ放送合唱団(クラース・ストック:合唱指揮)
[SACD]
 チェン・レイス(ソプラノ)
[Blu-ray・DVD]
 アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
KKC 9283
(Blu-ray)
\5000+税
KKC 9284
(DVD)
\4000+税
 来日記念盤!ガッティ&コンセルトヘボウ管による「復活」、SACD Hybrid、ブルーレイ、DVDでリリース!ブルーレイにはAuro-3Dを収録!真のコンセルトヘボウの響きが再現可能に!

 [SACD]録音:2016 年9 月14-16 日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)/[Blu-ray・DVD]収録:2016 年9 月18 日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)
 (2SACD Hybrid)Stereo/Multi-ch、88’25、[RCO LIVE] RCO.17003、輸入盤・日本語帯・解説付
 (Blu-ray)画面:16:9 1080p24、音声:DTS-HD MA 2.0(192kHz/24bit)、DTS-HD MA 5.0(96kHz/24bit)、Auro-3D 9.0 (96kHz/24bit)、DD2.0 (48kHz/16bit)、88’25、[RCO LIVE] RCO.17108
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:LPCM 2.0,DD5.0、88’25、[RCO LIVE] RCO.17109、輸入盤・日本語帯・解説付

 2016年、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7代目首席指揮者に就任したダニエレ・ガッティ。2017年11月には就任後初の来日公演が予定され、今最も注目されるコンビといえるでしょう。
 今回の新譜は、2016/17 シーズンの幕開けとなった2016 年9 月に行われたライヴをSACD Hybrid 盤とブルーレイ、DVD の映像でリリース。プログラムは、新・首席指揮者ダニエレ・ガッティの本格始動となったマーラーの交響曲第2 番です。マーラー自身が指揮をし、深い関係にあったコンセルトヘボウ管弦楽団にはマーラー演奏の特別な伝統があり、それを最初のシーズンのプログラムに持ってきたガッティの自信がうかがえます。マーラーの2 番の交響曲はRCO live レーベルから、ヤンソンス(2009 年録音/RCO.10102)のディスクが発売されています。このヤンソンス盤は、マーラー作品の演奏史に燦然と輝く名門RCO から極上の美観を引き出し高く評価されました。コンサートでは各国で精力的にマーラー作品を指揮するガッティですが、録音ではロイヤル・フィルと第4 番と第5 番をCD リリースしています。濃密に細部を描きあげドラマティックな展開を志向するガッティのスタイルは、コンセルトヘボウ管弦楽団の豊かなサウンドに見事にマッチしています。
 第4 楽章は歌曲集「子供の不思議な角笛」の第7 曲「原光」のアルトソロ、第5 楽章のフィナーレにはフリードリヒ・クロプシュトック歌詞の賛歌「復活」( マーラー加筆) が高らかに歌われます。SACD Hybrid 盤では、イスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが、ブルーレイ、DVD の映像では、世界中のマエストロから指名が絶えないドイツのソプラノ、アンネッテ・ダッシュと異なるキャスティングで楽しむことができます。
 さらにブルーレイには、いま話題の次世代オーディオ・フォーマットのAuro-3D が収録されています。Auro-3D は、2010 年にベルギーで設立されたAURO TECHNOLOGIES によって開発された技術。ノルウェーの高音質レーベル2L のディスクには数年前から収録されています。Auro-3D は、従来のサラウンドフォーマットと同じく各チャンネルで“立体音響” を実現します。フロントスピーカー2ch とリアスピーカー2ch それぞれの上部に、合計4ch 分のハイトスピーカーを足した9.0ch を可能としています。この最新技術によって、世界最高峰の響きを誇るアムステルダムのコンセルトヘボウの極上の音質をご自宅で再現することができます。(*Auro-3D 対応の再生機器をご利用ください)















10/31(火)紹介新譜

<映像>

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EURO ARTS(映像)


20 56968
(20DVD)
\13600→\11990

 カラヤン、アバド、ラトル、ドゥダメル、バレンボイム、プレスラー、内田光子、キーシン、コジェナー、ムター、
 全29 時間、5 人の指揮者、60 人のスターが集うベルリン・フィル恒例、
  ベルリン・フィル、大晦日のジルヴェスター・コンサート20DVDボックス

 DVD1 (70mm) ジルヴェスター・コンサート1977
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
    アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ) アグネス・バルツァ(アルト)
    ルネ・コロ(テノール) ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
    ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロール)
    収録:1977 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD2 (51mm) ジルヴェスター・コンサート1983
  ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲/スメタナ:わが祖国より「モルダウ」/シベリウス:悲しきワルツOp.44/
  ヨゼフ・シュトラウス:うわごとOp.212/J.シュトラウス:ジプシー男爵序曲
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
    収録:1983 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD3 (57mm) ジルヴェスター・コンサート1988
  プロコフィエフ:古典交響曲/チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
    エフゲニー・キーシン(ピアノ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
    収録:1988 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD4 (73mm) ジルヴェスター・コンサート1996
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第10番/
  ブラームス:ジプシーの歌 Op.103より
   第1曲『さあ、ジプシーよ』、 第2曲『高く波立つリマの流れよ』、
    第3曲『知っているかい』、 第4曲『神様、お分かりですね』、 第9曲『どこへ行っても』/
  ラヴェル:演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』/ブラームス:ハンガリー舞曲第7番、第17番、第21番/
  ブラームス:ハープが豊かに鳴り響く/ブラームス:『愛の歌』より/
  ラヴェル:管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』/ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/
  ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より『ラコッツィ行進曲』
    マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン) スウェーデン放送合唱団 トヌ・カリユステ(合唱指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1996 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD5 (90mm) ジルヴェスター・コンサート1997
  ビゼー:歌劇『カルメン』〜前奏曲/ ハバネラ/ 闘牛士の歌/ にぎやかな楽の調べ/ 花の歌/ 合唱と場面/
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲/サラサーテ:カルメン幻想曲/
  ラヴェル:スペイン狂詩曲/ファリャ:『恋は魔術師』より『火祭りの踊り』/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
    アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ) ロベルト・アラーニャ(テノール)
    ブリン・ターフェル(バリトン) ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
    ステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ) ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) ギル・シャハム(ヴァイオリン)
    オルフェオン・ドノスティアラ(合唱団) ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ(合唱指揮)
     南チロル児童合唱団 グレーテル・ブルッガー(児童合唱指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1997 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD6 (92mm) ジルヴェスター・コンサート1998
  モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』より序曲/アリア『とうとう嬉しい時が来た〜恋人よここに』
  モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』よりセレナード『窓辺においで』
  モーツァルト:歌劇『魔笛』より二重唱『愛を感じる男の人たちには』
  モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』〜シャンペンの歌/二重唱『お手をどうぞ』
  ビゼー:『アルルの女』組曲より(カリヨン/ファランドール)
  ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』序曲
  ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より二重唱『それは心の太陽〜さようなら』/アリア『慕わしい名』/女心の歌
  ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』〜アリア『お前こそ心を汚す者』
  ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
  チャイコフスキー:歌劇『エフゲニ・オネーギン』〜ポロネーズ/手紙の場『たとえ死ぬことになっても』
  ヴェルディ:歌劇『椿姫』より乾杯の歌
    ミレッラ・フレーニ(ソプラノ) クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
    サイモン・キーンリーサイド(バリトン) マルセロ・アルバレス(テノール)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1998 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD7 (108mm) ジルヴェスター・コンサート1999
  ベートーヴェン:交響曲第7番より第4楽章/ドヴォルザーク:交響曲第8番より第4楽章/
  マーラー:交響曲第5番より第5楽章/
  ストラヴィンスキー:『火の鳥』より(カスチェイ王の魔の踊り/子守歌/終曲)/
  ラヴェル:『ダフニスとクロエ』より「全員の踊り」/
  プロコフィエフ:『アレクサンドル・ネフスキー』より「アレクサンドルのプスコフへの入場」/
  シェーンベルク:『グレの歌』より「見よ、太陽」/リンケ:『グリグリ』序曲/
  リンケ:『フォリー・ベルジェール』より「行進曲」/リンケ:『督促』より「ギャロップ」/
  リンケ:ベルリンの風/トランスラトイル:スポーツ宮殿ワルツ/フィッシャー:スパークリング・シャンペン/
  ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲/コロ:菩提樹の木陰にいる限り/
    クラウス・マリア・ブランダウアー(語り:グレの歌)
    ベルリン放送合唱団  RIAS室内合唱団
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1999 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD8 (94mm) ジルヴェスター・コンサート2000
  ヴェルディ:《仮面舞踏会》より
   〈彼女は天を見つめる〉〈諸君 ウルリカの家で〉〈見よ この夜に〉オスカルのカンツォーネ
  ヴェルディ:《ドン・カルロ》より〈王妃の舞踏会〉/
  ヴェルディ:《リゴレット》より〈あれかこれか〉・女心の歌/
  ヴェルディ:《椿姫》より乾杯の歌・〈花から花へ〉/
  ヴェルディ:《ファルスタッフ》より第1幕第2場/ヴェルディ:《ファルスタッフ》より第2幕第2場/
  ヴェルディ:《ファルスタッフ》より第3幕フィナーレ/
  ヨハン・シュトラウス:《仮面舞踏会》によるカドリーユ
    アンドレア・ロスト(ソプラノ) アラン・ティトゥス(バリトン) 
    ラモン・ヴァルガス(テノール) プラハ放送合唱団
    スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮) ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
    ステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ) エンリーコ・ファチーニ(テノール)
    エリザベス・フュートラル(ソプラノ) ルーチョ・ガッロ(バリトン) マッシモ・ジョルダーノ(テノール)
    アナトリ・コチェルガ(バス) アンソニー・ミー(テノール) カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:2000 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD9 (97mm) ジルヴェスター・コンサート2001
  J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番BWV.1068よりガヴォットI&II/
  モーツァルト:ディヴェルティメントK.334よりメヌエット/
  モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンドK.382/
  ヴェルディ:「アイーダ」第2幕第1場より若いムーアの奴隷たちの踊り/
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト短調Op.46-8/
  チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71より花のワルツ/
  シベリウス:悲しいワルツOp.44/J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437/
  コダーイ:ガランタ舞曲/オラシオ・サルガン/ ホセ・カルリ編:ア・フエゴ・レント
  ゼキーニャ・ジ・アブレウ/アロイジオ・オリヴェイラ編:ティコ・ティコ/
  J.シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」Op.324/
  ホセ・カルリ:タンゴ「エル・フィルレテ」/ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ)
    収録:2001 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD10 (76mm) ジルヴェスター・コンサート2002
  バーンスタイン:ミュージカル『ワンダフル・タウン』より
   序曲/クリストファー・ストリート/オハイオ/コンカリング・ニューヨーク/100 通りの抜け道/
   何と言う無駄/ ちょっと恋して/ パス・ザ・フットボール/もの静かな娘/コンガ!/マイ・ダーリン・アイリーン/
   スウィング!/イッツ・ラヴ/バレエ・アット・ヴィレッジ・ヴォルテックス/
   音の狂ったラグタイム/リプライズ:イッツ・ラヴ/コンガ!(アンコール)
    キム・クリズウェル(ルース)  オードラ・マクドナルド(アイリーン)
    トーマス・ハンプソン(ベイカー) ブレント・バレット(レック)、他
    ヨーロピアン・ヴォイセズ ウェイン・マーシャル(ピアノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2002 年12月、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD11 (91mm) ジルヴェスター・コンサート2003
  ガーシュウィン:『ストライク・アップ・ザ・バンド』序曲/フォーレ:パヴァーヌ 嬰ヘ短調 Op.50/
  ガーシュウィン:バイ・シュトラウス/いつの頃から/ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット/
  ラヴェル:ラ・ヴァルス/ガーシュウィン:エンブレイサブル・ユー、ス・ワンダフル、ア・フォギー・デイ/
  ラヴェル:『ダフニスとクロエ』組曲第2番
    ダイアン・リーヴス(ヴォーカル)  ピーター・マーティン(ピアノ)
    リューベン・ロジャース(ダブル・ベース)  グレゴリー・ハッチンソン(ドラムス)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2003 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD12 (89mm) ジルヴェスター・コンサート2004
  ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番ハ長調/
  カール・オルフ:カルミナ・ブラーナ/ヘンデル:《メサイア》より〈ハレルヤ〉
    サリー・マシューズ(ソプラノ) ローレンス・ブラウンリー(テノール)
    クリスティアン・ゲルハーヘル(バス) ベルリン放送合唱団, ベルリン国立大聖堂児童合唱団
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2004 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD13 (86mm) ジルヴェスター・コンサート2005
  モーツァルト:
   《フィガロの結婚》序曲/ピアノ協奏曲第9番変ホ長調《ジュノム》/
   交響曲第38番ニ長調《プラハ》/《フィガロの結婚》よりフィナーレ/
    アヴェ・ヴェルム・コルプス エマニュエル・アックス(ピアノ)
    クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ) マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
     カミッラ・ニールンド(ソプラノ) ジョン・レリエ(バリトン) ブルクハルト・ウルリヒ(バス) 
    ジェラルド・フィンリー(バリトン) コンスタンティン・ヴォルフ(バス)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2005 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD14 (92mm) ジルヴェスター・コンサート2006
  R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」/モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466/
  R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」から三重奏とフィナーレ
    内田光子(ピアノ) カミラ・ニールンド(ソプラノ) ローラ・エイキン(ソプラノ)
    マグダレーナ・コジェナー(メソ・ソプラノ) デール・デュエシング(バリトン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2006 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD15 (91mm) ジルヴェスター・コンサート2007
  ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より『だったん人の踊り』
  ボロディン:交響曲第2番ロ短調
  ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』より前奏曲『モスクワ河の夜明け』
  ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』
  ショスタコーヴィチ:バレエ音楽『黄金時代』より舞曲(アンコール)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2007 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD16 (81mm) ジルヴェスター・コンサート2008
  ガーシュウィン:キューバ序曲/バーバー:弦楽のためのアダージョ/
  コープランド:アメリカの古い歌( 船頭の踊り/ちらし/ 遠い昔/ささやかな贈り物/ 私は猫を買ってきた)/
  ジョン・アダムズ:高速機械で早乗り/
  ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より「サマータイム」「ベス、お前は俺のもの」/
  ガーシュウィン: パリのアメリカ人/
  ジェローム・カーン:『ショウ・ボート』より「オールマン・リバー」/スーザ:自由の鐘
    トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン) ポリーヌ・マレファンヌ(ソプラノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2008 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD17 (90mm) ジルヴェスター・コンサート2010
  ビゼー:『カルメン』からのアリア/ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』からのアリア/
  ベルリオーズ:『ローマの謝肉祭』序曲/ファリャ:『三角帽子』
    エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 グスターボ・ドゥダメル(指揮)
    収録:2010 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD18 (88mm) ジルヴェスター・コンサート2011
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調 Op.46-1/グリーグ:交響的舞曲 Op.64-2/
  グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16/ラヴェル:道化師の朝の歌/
  R.シュトラウス:『サロメ』より7 つのヴェールの踊り/
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』よりカスチェイ一味の凶悪な踊り、子守歌、フィナーレ/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1 番ト短調/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調 Op.72-7(アンコール)
    エフゲニー・キーシン(ピアノ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2011 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 DVD19 (90mm+ドュメンタリー45mm) ジルヴェスター・コンサート2014
  ラモー:『優雅なインドの国々』組曲
   (アフリカの奴隷たちのための歌/田園舞曲/太陽礼賛のための歌/未開人のための歌/シャコンヌ)/
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番/第7番/
  コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲
   (前奏曲「おとぎ話は始まる」/ウィーンの音楽時計/歌/間奏曲/皇帝と廷臣たちの入場)/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調/ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』〜第8番『レズギンカ』
    メナヘム・プレスラー(ピアノ:モーツァルト)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2014 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
  ● 特典映像:ドキュメンタリー「メナヘム・プレスラー/私が愛する人生」
    監督:グレーテ・リッファース 字幕:英独仏


 DVD20 (90mm) ジルヴェスター・コンサート2015
  シャブリエ:『エトワール』序曲
  サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
  マスネ:オペラ『ル・シッド』より管弦楽小品
  ラヴェル:ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲『ツィガーヌ』
  プーランク:バレエ組曲『牝鹿』
  ラヴェル:管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
    アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2015 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 カラヤン、アバド、ラトル、ドゥダメル、バレンボイム、プレスラー、内田光子、キーシン、コジェナー、ムター、全29 時間、5 人の指揮者、60 人のスターが集うベルリン・フィル恒例、大晦日のジルヴェスター・コンサート20DVDボックス

 画面:16:9(DVD4-20)、4:3(DVD1-3) NTSC、音声:PCM ステレオ(すべて)、DD5.1,DTD5.1(DVD4,5,6,7,11,16, 以外)、リージョン:All、収録時間:1734 分(29 時間)

 ベルリン・フィル恒例の大晦日のジルヴェスター・コンサート。
 1977 年から2015 年の間に行われた中から20 のコンサート映像をまとめたDVD ボックスが発売されます。

 カラヤン全盛の1977 年の「第9」、そしてカラヤン最期のベルリンでのコンサートとなった1988 年は、当時17 歳のキーシンとの共演でした。
 カラヤンの後を継いだアバド。アバドはベルリン・フィルの音楽監督時代(1990 年〜 2002 年)に、計10 回のジルヴェスター・コンサートを指揮しています。アバド就任後のジルヴェスター・コンサートは「テーマ性」をもったプログラミングで聴衆を楽しませていました。
 そしてラトルは、バーンスタイン、ガーシュウィン、ジョン・アダムズなどアメリカの作曲家も多く取り上げ、多彩なプログラム、個性的なソリストたちとともに特別な一夜を盛り上げています。
 また2006 年内田光子をソリストに迎えモーツァルト:ピアノ協奏曲第20 番を演奏した映像は貴重です。
 さらに、2010 年のドゥダメル&ガランチャの映像も入り、当BOX ならではのカップリングが楽しめます。

 ボックスのデザインは、ベルリンを拠点とするアーティスト(画家)カタリーナ・グロッセの「無題、2015」をアートワークとして使用しています。


 ベルリン・フィル首席チェロ奏者&ベルリン・フィル・メディア代表 オラフ・マニンガー氏からのメッセージ


 「ジルヴェスター・コンサートは、聴衆とオーケストラが音楽でお祝する年に一度の機会です。次の年への楽観そしてお祝いムードの高揚感がいつもとは違う雰囲気を作り出します。そして、大晦日のそうした雰囲気を盛り上げるのが我々音楽家の役目です。しかし、このような機会に適したプログラムを選ぶというのは、想像以上に難しいものです。昔は、ベートーヴェンの「第9」が大晦日のプログラムとして定番でした。

 このDVD-BOX でも、1977 年カラヤン指揮の「第9」の演奏は、当時のベルリン・フィルの解釈が盛り込まれた、カラヤン時代のベルリン・フィルを象徴的する演奏と言えるでしょう。長年にわたり、オーケストラのプログラムは多様化し、さらに野心的なものになっています。これまでに記憶に残っているのは、1999 年アバド指揮のミレニアム・コンサート。これは最終楽章だけを取り上げたジルヴェスター・コンサートならではの特別なプログラムでした。そしてサー・サイモン・ラトルは、レパートリーへの膨大な知識により、新しい年を予感させるような、我々に新しい発見をさせてくれるプログラムを用意してくれました。

 これらの忘れられない20 のコンサートを皆さんにお届けできることを嬉しく思います。
 どうかこの素晴らしい大晦日の夜の時間を一緒に楽しみましょう。」





マイナー・レーベル新譜

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HAENSSLER



HC 16098
(6CD)
\5700→\5290

・・・もう戻ってこないのか?
 録音史上に残る爽快極まりない「イタリア」、「スコットランド」、圧巻の出来栄えとなった「讃歌」
  トーマス・ファイによるメンデルスゾーンの交響曲全集、ボックスで登場

 メンデルスゾーン:
  CD 1
   (1)交響曲第1番 ハ短調Op.11
   (2)弦楽のための交響曲第8番 ニ長調(管弦楽版)
   (3)弦楽のための交響曲第13番 ハ短調(交響的断章)
  CD 2
   (4)弦楽のための交響曲第7番 ニ短調
   (5)弦楽のための交響曲第12番 ト短調
   (6)交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
  CD 3
   (7)弦楽のための交響曲第1番 ハ長調
   (8)弦楽のための交響曲第2番 ニ長調
   (9)弦楽のための交響曲第3番 ホ短調
   (10)弦楽のための交響曲第4番 ハ短調
   (11)弦楽のための交響曲第9番 ハ長調
  CD 4
   (12)交響曲第5番 ニ長調 Op.107「宗教改革」
   (13)弦楽のための交響曲第5番 変ロ長調
   (14)弦楽のための交響曲第6番 変ホ長調
   (15)弦楽のための交響曲第10番 ロ短調
  CD 5
   (16)交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
   (17)弦楽のための交響曲第11番 ヘ長調
  CD 6
   (18)交響曲第2番 変ロ長調 Op.52「讃歌」
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
(18)エレオノーレ・マルグエッレ
  (ソプラノ)、
 ウルリカ・ストレムステッド
  (メゾ・ソプラノ)、
 マルクス・シェーファー(テノール)、
 ドイツ室内合唱団、
 マルクス・メルヒオーリ(合唱指揮)
 颯爽としたピリオド・アプローチがたまらない、トーマス・ファイによるメンデルスゾーンの交響曲全集がボックスで登場!

 録音:(1)2005年9月28&29日、(2)2006年7月4、5&7日、(3)2002年1月30日、(4)(5)(6)2007年3月16&17日、5月8&12日、(12)(15)2008年10月30日-11月1日/プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス
  (7)2008年6月2日、(8)2008年1月22日、(9)2008年5月29日、(10)2008年6月3日、(13)2008年5月28日/バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
  (11)2008年6月20&21日/バルツフェルト、ルートヴィヒ=エングレルト=ハウス
  (14)2008年12月16日/ジナゴーゲ・ロイタースハウゼン
  (16)2009年3月30&31日、(17)2009年4月2&3日/エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ
  (18)2009年3月25&26日/ハイデルベルク、シュタットハレ・コング
 CD 1 65’05”、CD 2 69’23”、CD 3 72’19”、CD 4 59’32”、CD 5 73’07”、CD 6 62’49”

 颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないトーマス・ファイ率いるハイデルベルク交響楽団によるメンデルスゾーンの交響曲全集がついにボックスで登場します。
 全篇を通して快速テンポが特徴でノンヴィブラート奏法と激烈アプローチとのコントラストが実に鮮やかな演奏で、とにかく明るく弾むようなファイの音楽は聴き手を幸せにさせる魔法のようです。
 圧巻はメンデルスゾーンの生誕200 年となる2009 年に録音された交響曲第2 番「讃歌」です。ハイドン、メンデルスゾーンとこれまで交響曲を中心に演奏・録音してきたファイにとって、声楽つきの作品の録音ということでも注目されました。
 作曲者自身による『讃歌−聖書の言葉による交響カンタータ』のタイトルが示すように、ファイの解釈によるピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりは、メンデルスゾーンが理想としていたJ.S. バッハの宗教曲へと連なるオマージュとしての姿をかつてなく明らかにするものといえるでしょう。ファイによる妙技を存分にお楽しみ下さい。


********************




 事故なのか、病気なのか、再起が危ぶまれている天才トーマス・ファイ。

 先日新録音として発売されたハイドン交響曲チクルス最新巻も、「指揮者なし」だった。
 いろいろな情報を総合すると・・・ファイが楽壇に戻ってくると信じてはいるが・・・ひょっとすると難しいのかもしれない。


 そんなファイが残した金字塔的録音がこのメンデルスゾーン交響曲全集。
 「イタリア」、「スコットランド」の録音史上に残る爽快極まりない演奏も、上記に書かれているとおり圧巻の出来栄えとなった「讃歌」も、聴かずにいるのはあまりに惜しい。
 そして何よりうれしいのが、ほとんどの人がスルーしてしまう神童メンデルスゾーンの偉大なるシンフォニア集をきっちり残してくれたこと。

 これら13曲のシンフォニアは、第6番までがわずか12歳のときに作曲したもので、神童メンデルスゾーンの若い才気がほとばしる作品群。
 いずれも偉大なる先人の影響がはっきりとあらわれており、たとえば第3番 ホ短調、第4番 ハ短調ではヘンデルとJ.S.バッハの対位法の痕跡がみとめられる。
 また第7番 ニ短調も、先人へのリスペクトと、すでに新しい時代を取り入れつつある天才的作品。新時代的メヌエットが鮮烈。
 そして、ほぼすべての面で完成の域に達する第9番では、スイス民謡を題材にしたスケルツォ、つづくフィナーレに自作「真夏の夜の夢」を先取りした音楽を聴くことができるのも興味深い。
 さらに続く第10番 ロ短調は単一楽章わずか10数分の作品だが、宗教的敬虔さを感じることのできる完成された交響曲。
 そして完成された最終番号第12番 ト短調は、並み居るロマン派交響曲の中でも十分異彩を放つ魅力的な作品。

 ファイの鮮烈なる演奏でこれら知られざる傑作を味わえるのはなんとも贅沢な喜びである。




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EVIDENCE



EVCD 035
\2600→\2390
レスピーギ自身の編曲による名作を子孫が演奏!
 レスピーギ(作曲者編によるピアノ4手版):
  (1)ローマの噴水
  (2)ローマの松
  (3)リュートのための古い歌と舞曲第1組曲
  (4)リュートのための古い歌と舞曲第2組曲
ジュリオ・ビッダウ&
 ノルベルト・レスピーギ
  (ピアノ・デュオ)
 録音:2017年1月9-11日/リトル・トリベカ(パリ)/72’ 14”

 レスピーギの「ローマの噴水」と「ローマの松」は近代オーケストレーションの極限を示した名作で、後者にはスコアに鳥の鳴き声のレコードまで指定されています。その2 篇をレスピーギ自身が4 手連弾用に編曲、効果的なピアノ曲に仕立てています。これまで少し録音もありましたが、ついに決定盤の登場です。
 もともと印象派風で水を扱った「ローマの噴水」はピアノでも想像できますが、ピアノ向きとは思えない「ローマの松」も冒頭から輝かしいピアノの音の美しさに引き込まれます。全体にピアニスティックで華麗、非常に魅力的な作品として再発見できます。ローマの2 作に加え、「リュートのための古い歌と舞曲」の第1、第2 組曲の4 手連弾版も収録しているのも嬉しい限り。
 演奏はイタリアの若手ジュリオ・ビッダウとノルベルト・レスピーギ。後者は作曲者の子孫で、ピアニストのかたわらBNP パリバ・グループで財務管理をしているという異色です。両者とも切れ味の良い技巧とイタリア風の明快な音色で一気に聴かせます。




LA MUSICA

LMU 007
\2500
ラシュコフスキーが故郷ロシアの名ピアノ曲に挑戦
 (1)チャイコフスキー:ドゥムカOp.59
 (2)同:ロマンスOp.5
 (3)ムソルグスキー:展覧会の絵
 (4)ラフマニノフ:エレジーOp.3の1
 (5)同:ピアノ・ソナタ第2 番変ロ短調Op.36
イリヤ・ラシュコフスキー(ピアノ)
 最高!ラシュコフスキーが故郷ロシアの名ピアノ曲に挑戦

 録音:2015年8、9月/スウェーデン放送スタジオ2/70’ 08”

 1984 年生まれ、2012 年第8 回浜松国際ピアノ・コンクール優勝のイリヤ・ラシュコフスキー。これまでショパンのアルバムなどがありましたが、待望のロシア・ピアノ作品集が登場です。
 メインはムソルグスキーの「展覧会の絵」。師クライネフゆずりか、ブロンドの貴公子風容姿からは想像できない骨太で強靭な演奏に驚かされます。同じく難曲であるラフマニノフのピアノ・ソナタ第2 番もボルテージの高い爆演。またチャイコフスキーの「ロマンス」やラフマニノフの「エレジー」という両作曲家若き日の叙情も、独特の濃さでたっぷり歌いあげます。近年珍しいロシア・ピアニズム満開のアルバムと申せましょう。




TXY



TXA 17097
\2600
バッハとショパンをつなぐきずなを証明
 (1)J.S.バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV816
 (2)ショパン:マズルカ
  嬰ヘ短調Op.6の1/ハ長調Op.24の2/イ短調Op.17の4/
  変ロ短調Op.24の4/嬰ハ短調Op.63の3/
  イ短調Op.7の2/イ短調Op.67の4/嬰ハ短調Op.50の3/
  イ短調Op.68の2/ヘ短調Op.68の4
 (3)J.S.バッハ:フランス組曲第3番ロ短調BWV814
アレクサンドラ・ソストマン(ピアノ)
 録音:2017年3月/フリードリヒ=エバート・ハレ(ハンブルク)/71’ 20”

 ドイツの女流ピアニスト、アレクサンドラ・ソストマンは毎回考え抜いたコンセプトによるアルバム作りが光りますが、今回はバッハとショパンのきずなを証明。ショパンは生涯にわたりバッハを尊敬し、自他ともに作品演奏を薦めました。
 ゆえにショパン自身の作にも影響がみられます。
 ここではショパンの中でも最も独創的なマズルカと、バッハのフランス組曲を対比。舞曲を作品に昇華させている点で共通する両者、興味津々です。



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NAXOS



8.660413
(4CD)
\4100
香港フィル&ヤープ・ファン・ズヴェーデン
 《ワーグナー:ニーベルングの指環》ツィクルス
ワーグナー(1813-1883):楽劇《ジークフリート》全曲
ジークフリート…サイモン・オニール(テノール)
ミーメ…デヴィッド・ケンジェロシ(テノール)
さすらい人…マティアス・ゲルネ(バス・バリトン)
アルベリヒ…ヴェルナー・ファン・メケレン(バス・バリトン)
ファーフナー…ファルク・シュトルックマン(バス・バリトン)
森の小鳥…ヴァレンティナ・ファルカス(ソプラノ)
エルダ…デボラ・ハンブル(メゾ・ソプラノ)
ブリュンヒルデ…ハイディ・メルトン(ソプラノ)
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)
香港フィルハーモニー管弦楽団

NBD0069A
(Blu-rayオーディオ)
\3000

 2015年の《ラインの黄金》,2016年の《ワルキューレ》に続く香港フィルハーモニーとヤープ・ファン・ズヴェーデンの《ワーグナー:ニーベルングの指環》ツィクルス第3回目。
 すっかりおなじみとなった演奏会形式によるこの上演は、ツィクルスの中でも最も登場人物の少ない《ジークフリート》の緊密で息詰まるやりとりを的確に伝えています。
 魔法世界の中で繰り広げられる英雄の成長物語を歌い上げるのは名手サイモン・オニール。それを見守るのは、現代最高のバス・バリトン歌手マティアス・ゲルネ。
 もちろんズヴェーデン/香港フィルの音色は重厚であり、ワーグナーの求めたであろう響きを的確に紡ぎ出しています。
 ズヴェーデンは2018年のシーズンからニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任することが決定しています。

 録音 2017年1月6-25日 ライヴ録音 Hong Kong Cultural Centre Concert Hall Total Playing Time:241'58"
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8.573411
\1200
スーストロのNaxosサン=サーンス・シリーズ
 ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集

 1.アンダルーサ奇想曲 Op.122(1904)
 2.ロマンス ハ長調 Op.48(1874)
 3.ミューズと詩人 Op.132(1910)
 4.演奏会用小品 ト長調 Op.62(1880)
 5.ハヴァネラ ホ長調 Op.83(1887)
 6.ロマンス 変二長調 Op.37(1871/1878)
 7.序奏とロンド・カプリチョーソ Op.28(1863)
ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)…3
マルク・スーストロ(指揮)
マルメ交響楽団

 サラサーテのヴァイオリン作品全集のレコーディングが高く評価されたティアンワ・ヤン。彼女の類い稀なるテクニックと「スペイン音楽に対する強い共感」は、このサン=サーンスでも遺憾なく発揮されています。
 「序奏とロンド・カプリチョーソ」や「アンダルーサ奇想曲」でも物憂げな気分と情熱的な気分をくっきり描き分け、極めてコントラストの強い表現を見せています。また「ロマンス」での甘い響き、即興的な「演奏会用小品」など、どの曲でも鮮烈な印象を残します。サン=サーンスの円熟期の作品「ミューズと詩人」で共演しているのは、最近人気急上昇中の若きチェリスト、シュヴァーベ。2人の対話は美しさの極みです。

 録音 2014年8月11-14日 the Malmo Konserthus…1.2.4.5.7 2016年8月8日 Malmo Live Konserthus, Sweden…3.6 Total Playing Time:67'07"



スーストロのNaxosサン=サーンス・シリーズ :協奏曲集


8.573476
\1500
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ協奏曲集 第1集
 ピアノ協奏曲 第1番 ニ長調 Op.17(1858)
 ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22(1868)
 アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 Op.70(ピアノと管弦楽版)(1884)
ロマン・デシャルム(ピアノ)
マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮)
録音 2015年6月8-9日 Malmo Concert Hall, Malmo, Sweden Total Playing Time:58'22"


8.573477
\1500
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集第2集
 ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.29(1869)
  1.第1楽章:Moderato assai-Piu mosso
  2.第2楽章:Andante-
  3.第3楽章:Allegro non troppo
 4.オーヴェルニュ狂詩曲 Op.73(1884)
 5.アフリカ幻想曲 Op.89(1889-1891)
 6.ワルツ・カプリス「ウェディング・ケーキ」Op.76(1886)
ロマン・デシャルム(ピアノ)
マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮)
  録音 2015年6月10-12日 Malmo Concert Hall, Malmo, Sweden Total Playing Time:57'16"


8.573737
\1200
サン=サーンス(1835-1921):チェロと管弦楽のための作品集
 .チェロ協奏曲 第1番 イ短調 Op.33(1872)
 .ロマンス へ長調 Op.36(チェロと管弦楽版)(1874)
 組曲 ニ短調 Op.16b(1919)
 .アレグロ・アパッショナート ロ短調 Op.43(チェロと管弦楽版)(1873/1876)
 チェロ協奏曲 第2番 ニ短調 Op.119(1902)
 組曲「動物の謝肉祭」-第13曲「白鳥」
  (P.ヴィダルによるチェロと管弦楽版)(1886/1903頃)
ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)
マルク・スーストロ(指揮)
マルメ交響楽団
 録音 2016年8月8-13日 Malmo? Concert Hall, Malmo, Sweden

予想通りベストセラー
スーストロのNaxosでのサン=サーンス交響曲全集


8.573138
\1500
サン=サーンス:交響曲集 第1集
 1-4.交響曲 第1番 変ホ長調 Op.2(1853)
  <1.第1楽章:アダージョ-アレグロ/
   第2楽章:行進曲-スケルツォ:アレグレット・スケルツァンド/
   第3楽章:アダージョ-/第4楽章:アレグロ・マエストーソ>/
 5-8.交響曲 第2番 イ短調 Op.55(1859)/
 9.交響詩「ファエトン」Op.39(1873)
マルメ交響楽団/
マルク・スーストロ(指揮)
録音 2013年8月19-23日 スウェーデン,マルメ・コンサート・ホール


8.573139
\1500
サン=サーンス:交響曲集 第2集
 1-4.交響曲 第3番 ハ短調 「オルガン付き」Op.78(1886)
 5-8.交響曲 イ長調(1850頃)
 9.交響詩「オンファールの糸車」Op.31
カール・アダム・ランドステレム(オルガン)/
マルメ交響楽団/
マルク・スーストロ(指揮)
録音 2013年8月26-30日 スウェーデン,マルメ・コンサート・ホール


8.573140
\1500
結構名曲なんです
 サン=サーンス:交響曲集 第3集
  交響曲 ヘ長調「首都ローマ」他

 交響曲 ヘ長調「首都ローマ」(1856)
 交響詩「ヘラクレスの青年時代」 Op.50(1877)
 死の舞踏 Op.40(1874)
マリカ・フェルツコー
(マルメ響コンサート・マスター:ヴァイオリン・ソロ)…6/
マルメ交響楽団/
マルク・スーストロ(指揮)
録音 2013年8月29-30日 スウェーデン マルメ・コンサート・ホール




ティアンワ・ヤン:スペインを弾く

8.573067
\1500
ティアンワ・ヤン:スペインを弾く
ラロ:スペイン交響曲/マネン:コンシェルト・エスパニョール
 1-5.ラロ:スペイン交響曲Op.21(1875)
  〈第1 楽章:AIlegro non troppo/
   第2 楽章:スケルツァンド:Allegro molto/
   第3 楽章:間奏曲:Allegretto non troppo/
   第4 楽章:Andante/第5 楽章:ロンド:Allegro〉/
 6-8.ホアン(フアン)・マネン:
   ヴァイオリン協奏曲第1 番《コンシェルト・エスパニョール》Op.A-7
    (1898/1935 頃改編)
     〈第1 楽章:Allegretto ben moderato/
      第2 楽章:哀歌 Adagio ma non troppo/
      第3 楽章:Allegro molt〉
ティアンワ・ヤン(楊天塙 ヴァイオリン)/
バルセロナ交響楽団&
カタロニア国立管弦楽団/
ダレル・アン(指揮)
録音 2015 年6 月25-27 日 スペイン バルセロナ パブロ・カザルス・ホール

 NAXOS が注目するヴァイオリニス卜、ティアンワ・ヤンによる2 曲の“スペイン風"協奏曲集。ラロ(1823-1892)の「スペイン交響曲」は彼の代表作であり、誰もが知っている名作です。
 かたやマネン(1883-1971)の協奏曲は、全くと言ってよいほどに知られていない秘曲。しかし、どちらの作品も華やかで技巧的なパッセージと情熱的なリズムに満たされており、サラサーテの演奏で絶賛されているヤンの熱い演奏は、2 つの作品の「スペイン魂」を見事に表出しています。
 ラロの「スペイン交響曲」は1874 年、サラサーテのために書かれた作品で、タイトルこそ「交響曲」とされているものの、実質的には協奏曲。以前は第3 楽章がカッ卜される傾向にありましたが、最近では5 楽章を通して演奏することが多く、ここでも全5 楽章を聞く事ができます。
 ホアン・マネンはバルセ口ナ出身のヴァイオリニス卜、作曲家。彼が活躍していた20 世紀の始めにはサラサーテやパブロ・カザルスと並ぶ人気を博していた人です。この協奏曲は彼の初期の作品で、若々しいフレーズと、変化に富む楽想が次々と現れる優美な協奏曲です。

 ヤンのヴァイオリンの名技だけでなく、バックのバルセロナ交響楽団を振るダレル・アンの統率カにも注目の1 枚です。


 


8.573694
\1200
オッフェンバック(1819-1880):序曲集
 1.喜歌劇《地獄のオルフェ》序曲
 (C.ビンダー&J.G.ブッシュによる管弦楽編)(1860)
 2.喜歌劇《鼓手隊長の娘》序曲(1879)
 3.喜歌劇《テュリパタン島》序曲(1868)
 4.喜歌劇《ドニ夫妻》序曲(1862)
 5.喜歌劇《美しきエレーヌ》序曲(1864)
 6.喜歌劇《ヴェル=ヴェル「カカドゥ」》序曲(F.ホフマンによる管弦楽編)(1869)
 7.喜歌劇《パリの生活》序曲(1865)
 8.喜歌劇《ジェロルスタン女大公殿下》序曲(1867)
 9.管弦楽のための大序曲(1843)
ダレル・アン(指揮)
リール国立管弦楽団

 数多くの喜歌劇=オペレッタで知られるオッフェンバック。このアルバムでは気鋭の指揮者ダレル・アンの指揮で楽しい序曲をお楽しみいただけます。
 最後に置かれた1843年作曲の「大序曲」はオッフェンバック24歳の作品。当時パリのサロンでチェリストとして活躍していた彼ですが、この頃から少しずつオペレッタの作曲をはじめています。第1曲目の《地獄のオルフェ》はおなじみの名曲。日本では初演時の《天国と地獄》のタイトルで知られる、ギリシャ神話のオルペウスの悲劇が元になった風刺劇。ダレル・アンは快適なテンポでぐいぐい曲を進めます。華やかなカンカンの場面では思わず胸が躍ることでしょう。
 他の曲も古典作品や、世相のパロディであり、これは当時の聴衆が大絶賛しただけでなく、現代にも通じる面白さを備えています。

  録音 2016年3月22-25日 Nouveau Siecle, Lille, France Total Playing Time:65'45"
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8.573829
\1200
ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲全集 第6集
 交響曲 第1番「知られざるもの」(1916)
  1.第1楽章:Allegro assai moderato
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Scherzo:Allegro vivace
  4.第4楽章:Allegro con brio
 交響曲 第2番「昇天」(1917-1944)
  5.第1楽章:Allegro non troppo
  6.第2楽章:Allegretto scherzando
  7.第3楽章:Andante moderato
  8.第4楽章:Allegro
イサーク・カラブチェフスキー(指揮)
サン・パウロ交響楽団

 ヴィラ=ロボス以前のブラジルで「交響曲」と名の付く作品を書いた人は数えるほどしかいませんでした。
彼の少し前の世代のオズワルドの交響曲第1番が初演されたのは1917年頃とされていますが、この曲がヴィラ=ロボスに影響を与えたのかは、わかっていません。
 それよりも当時のヴィラ=ロボスの関心はフランス音楽にあり、この2曲の交響曲もフォーレやダンディの作品との共通性を探ることができます。交響曲第1番は時にブラジル風の情熱を示しており、かたや、交響曲第2番は1917年に構想されたものの、1944年の初演時までに再考を繰り返したためか、熟達した技法が感じられます。
 ヴィラ=ロボスの交響曲のタイトルは、どれも想像を働かせることはできますが、作品を直接表現するものではなく、この第2番も当時の作曲家の心理状態を描いたものと推測されます。
 数々の引用が、独特のハーモニーで包み込まれた面白い作品で、後の「ブラジル風バッハ」も予見させます。

  録音  Sala Sao Paulo, Brazil 2017年2月13-16日…1-4 2017年2月20-23日…5-8 Total Playing Time:75'26"




旧譜
カラブチェフスキー&サンパウロ交響楽団
ヴィラ=ロボス交響曲集

8.573151
\1600
名匠カラブチェフスキー(指揮)&サンパウロ交響楽団
 ヴィラ=ロボス:交響曲 第3番&第4番

  1-4.交響曲 第3番「戦争」(1919)/
  5-8.交響曲 第4番「勝利」(1919)
サンパウロ交響楽団/
イザーク・カラブチェフスキー(指揮)
録音 2012年2月26日-3月5日 ブラジル サンパウロ・ホール
 ヴィラ=ロボス(1887-1959)の「戦争」と「勝利」の交響曲は、第一次世界大戦の休戦を記念するためのブラジル政府から委嘱された作品です。当時32歳の彼は、すでに「国際的なモダニズム感を持つブラジルの芸術家グループの中心人物」として位置づけられており、この依頼を受けた彼は、決して勝ち誇った態度をとることのないように細心の注意を払った上で、この2つの曲を書き下ろしたのです。第3番「戦争」では、ブラジルの国家と「ラ・マルセイエーズ」の断片が聴こえてきたり、リゴレットの苦悩のモティーフが引用されたりと、かなりコラージュ的な手法で書かれています。第4番はさらに情熱的になり、最終楽章では狂乱の真っただ中に放り込まれるかのような陶酔感に満ちています。


8.573043
\1600
指揮は名匠カラブチェフスキー
 ヴィラ=ロボス:交響曲第6番&第7番

 1-4.交響曲第6番「ブラジルの山の稜線」(1944)/
 5-8.交響曲第7番(1945)
サンパウロ交響楽団/
イサーク・カラブチェフスキー(指揮)
 「ブラジル風バッハ」で知られる作曲家ヴィラ=ロボス(1887-1959)は、生涯に12曲の交響曲を残しました。このアルバムはNAXOSにおける彼の交響曲全集の第1作目となるものです。
 1944年に書かれた第6番はエキゾチック、かつ雄大な音楽で幕を開けます。平明さを湛えながらも一筋縄ではいかない手の込んだ音は、まさに入り組んだ山並みを思い起こさせます。第2楽章の美しさも特筆すべき点でしょう。賑やかな第3楽章を経て、これまたダイナミックな終楽章へと傾れ込む見事な展開は、まさに手に汗を握るがごとしです。その翌年に書かれた第7番は、近代的な響きに彩られた野心的な作品で、ハープや打楽器を駆使した大管弦楽の咆哮は、胸を躍らせること間違いなし。20世紀音楽をじっくり語りたいなら、必ず通らなくてはいけない道と言えそうです。

8.573777
\1600
ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲第8番、第9番、第11番
 交響曲 第8番(1950)
 交響曲 第9番(1952)
 交響曲 第11番(1955)
サンパウロ交響楽団
イザーク・カラブチェフスキー(指揮)

 生涯に12曲の交響曲を書いたヴィラ=ロボス。自由な作風を求めた彼と「新古典派」の様式は必ずしも親和性の高いものではなく、1910年代に書かれた交響曲第1番や第2番は、まだまだ後期ロマン派の影響が強く、実験的要素の高いものでしたが、1940年代から50年代に書かれた第6番以降の交響曲では、ブラジルの民族音楽をふんだんに取り入れた独自の作風を確立させることに成功、世界大戦中の不穏な空気も取り込んだ激しい作品を次々と書き上げました。
 ちょうどその頃の北アメリカの主要な都市のオーケストラは、行政的な援助を受け、芸術的な発展を見せていた時期で、ラテンアメリカ最大の作曲家として広範に認められていたヴィラ=ロボスの作品も盛んに演奏され、これらの交響曲は、コンサートで高い人気を博していました。
 しかし、聴衆の好みは「ブラジル風バッハ」などに移り、彼の交響曲は次第に演奏頻度が減少。21世紀になってようやく「交響曲作曲家」としてのヴィラ=ロボスが再評価され始めています。

  録音 2015年2月10-13日…8番 2016年2月16-19日…9番 2016年2月23-26日…11番 the Sala Sao Paulo, Brazil Total Playing Time:73'43"

8.573243
\1600
カラブチェフスキー(指揮)
 ヴィラ=ロボス:交響曲 第10番「アメリンディア」

テノール、バリトン、バスと混声合唱、オーケストラのためのオラトリオ
 1.第1部:大地と創造物 Allegro/
 2.第2部:戦いの叫び Lento/
 3.第3部:イウルピチュナ Scherzo/
 4.第4部:大地の声と父アンシエタの出現 Lento/
 5.第5部:Poco allegro
レオナルド・ネイバ(バリトン)/
サウロ・ジャバン(バス)/
サンパウロ交響楽団&合唱団(合唱指揮…ムナカタナオミ)/
イサーク・カラブチェフスキー(指揮)
※この録音では、テノール・パートは
合唱団のメンバーが担当しています
録音 2013年2月2-16日 ブラジル サンパウロ,サラ・サンパウロ

 最近、人気沸騰中の作曲家ヴィラ=ロボス(1887-1959)は、ブラジル音楽文化の発展のために大変な力を尽くしました。
 この交響曲第10番「アメリンディア」はサンパウロ創立400周年の記念行事のために1954年に作曲された、壮大なカンタータです。曲はしばしば暴力的なリズムと野性的な響き、そして時には繊細さを持つ、ブラジルのセンチメンタリズムを想起させるもので、色彩的で派手な様相を備えています。
 ヴィラ=ロボスの交響曲は、第9番までは基本的にオーソドックスなもので、珍しい楽器を使ったり、型破りなことなどはせず、彼の作品の中では「おとなしいもの」として捉えられており、演奏される機会もあまりありません。しかしこの第10番は例外的な仕事であり、この作風の多様性と折衷主義はとてもユニークなものとして聴き手の目に映ることでしょう。この楽譜のスコアには2つの副題が付けられており…「アメリンディア」と「Sume, Father of Fathers(神話の登場人物)」…ベートーヴェンの第9のようではなく、マーラーの第8番、もしくはヤナーチェクのグラゴルミサのようなものと説明されています。様々な事象が内包された素晴らしいこの作品。ぜひ味わってみてください。


8.573451
\1600
カラブチェフスキー&サンパウロ響
 ヴィラ=ロボス:交響曲 第12 番&バレエ音楽「ウイラプルー」他

  1.バレエ音楽「ウイラプルー」(1917)/
  2-5.交響曲 第12 番(1957)
  6.マンドゥ=サララ(1940)
サンパウロ交響楽団/
サンパウロ交響合唱団&児童合唱団…6/
ナオミ・ムナカタ(合唱指揮)/
イザーク・カラブチェフスキー(指揮)
録音 2014 年2 月28 日-3 月7 日…1-5, 2014 年6 月19-21 日…6 ブラジル サラ・サンパウロ

 ヴィラ=ロボス(1887-1959)の最後の交響曲である第12 番は、彼の70 歳の誕生日に完成させたもの。その翌年にワシントン・ナショナル交響楽団によって初演され、大好評を博しました。
 シュトックハウゼンやカーゲルらが電子音楽やミュージック・コンクレートなどを模索していた時代に、このようなメロディックで壮大な作品は、若干時代遅れの感もありましたが、ロシアなどでは伝統に回帰する試みも起こったりと、この作品が却って当時の作曲家たちの創作意欲を刺激したであろうことも間違いありません。
 湧き上がるように快活な第1 楽章、ワーグナーのトリスタンを思わせる静かで神秘的な第2 楽章、短くとも印象的な第3 楽章、熱情的で大胆な終楽章と、確かに交響曲の伝統に則りながらも、革新的な味わいを持つ見事な作品です。「魔法の島」という意味を持つ野趣溢れるバレエ音楽「ウイラプルー」、エキサイティングなカンタータ「マンドゥ=サララ」(かなり内容は強烈!)と、この1 枚でヴィラ=ロボスの魅力をじっくり味わうことができるでしょう。


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8.573747
\1200

ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画音楽「馬あぶ」全曲 他
(マルク・フィッツ=ジェラルド復刻版…全曲世界初録音)

 映画音楽「馬あぶ」全曲 Op.97
 1.序曲
 2.崖
 3.オーストリア人
 4.若さ
 5.政治会議
 6.大聖堂での礼拝
 7.逮捕
 8.平手打ち
 9.笑い
 10.川
 11.行進曲:オーストリア人を支援する教会
 13.フォークダンス:タランテッラ
 13.バレルオルガン
 14.礼拝
 15.J.S.バッハの「ミサ曲ロ短調」より“ドナ・ノビス・パーチェム”
 16.大聖堂からの脱出
 17.ジェンマの部屋
 18.ギター
 19.コントルダンス
 20.ギャロップ
 21.ファンファーレ
 22.市場
 23.大敗
 24.監獄
 25.若さ(再現)
 26.モンタネッリは監獄の独房を去る
 27.手紙
 28.川(再現)
 29.フィナーレ
 補助トラック(サウンドトラックから除外された部分)
  30.告白
  31.アヴェ・マリア…*
 映画音楽「呼応計画」Op.33(抜粋)(1932)
  32.Presto attacca
  33.Andante
  34.Andante-Allegro「呼応計画の歌」

*…フランコ=フランドル楽派の作曲家
アントワーヌ・ド・フェーヴィン(1470頃-1511/12):
パロディ・ミサより引用
マルク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
マインツ・バッハ合唱団
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団

 ショスタコーヴィチの全作品の中でも高い人気を誇り、かつ“異色の作風”として知られる「ロマンス」は、この映画「馬あぶ」の中の1曲です(アルバムではトラック4)。
 この美しい曲が映画のどの場面で使われているのか、ましてや、作品のストーリーを知る人はほとんどいないでしょう。舞台は19世紀のイタリア。政治不安の中、信仰を捨ててまで地下活動に身を投じた青年を主人公とするこの物語はなんとも皮肉と風刺に満ちており、タイトルの「馬あぶ」というのは、重傷を負いながらも権力と戦うアーサーのあだ名です。最後まで権力に抵抗し銃殺刑に処せられるアーサー。彼が心から思い続けていたジェンマ。彼らの心情が克明に描かれたこの映画のサウンドトラックを、指揮者フィッツ=ジェラルドが復刻。壮大なオーケストレーションで聴かせています。
 


8.573649
\1200
MARCOPOLOの名盤復活!
 ラースロー・
ライタ(1892-1963):バレエ組曲「カプリッチョ」Op.39

 1.序曲
 2.嘆きとアルルカンの慰め
 3.冷笑行進曲
 4.イザベル
 5.カプタンの行進
 6.メズタンのセレナード
 7.メヌエットとミュゼット-愛のレッスン
 8.トッカータ
 9.ロンドとクープレ
 10.ロマンス
 11.かなり優雅な月の皇帝の行進
 12.後悔
 13.終曲
ニコラ・パスケ(指揮)
ペーチ交響楽団

 ハンガリーにおける20世紀前半の最大の作曲家の一人、ラースロー・ライタ。第二次世界大戦終了後にハンガリー放送の音楽監督になったライタは、暗い世相の中でも常に明るく輝かしい作品を作り人々の精神を高揚させました。
 愛国心漲る一連の交響曲で知られますが、舞台作品でも成功を収めています。
 この「カプリッチョ」はライタが愛した18世紀の劇場を想定した作品で、台本はフランスの作家、フランソワ・ガショーの台本を元に、舞台にはアルルカンやカプタンが登場、風刺の効いたストーリーが展開されます。パリの六人組を想起させる機転に溢れる音楽です。
 録音 1994年5月 Ferenc Liszt Concert Hall, Pecs, Hungary MARCOPOLO 8.223668 移行盤  Total Playing Time:77'01"
 

8.559739
\1200
テリー・ライリー(1935-):The Palmian Chord Ryddle 他
 The Palmian Chord Ryddle(2011)
  1.Starting from Here -ここから始まる
  2.Iberia -イベリア
  3.Slow Drag -スロー・ドラッグ
  4.Towards the Clouds -雲に向かって
  5.For Maresa -マレサへ
  6.Ghandi-Ji's Danda -ガンジー-ジーダンダ
  7.Wedding Music -結婚の音楽
  8.The Afterglow-残光
 At the Royal Majestic(2013)
  9.Negro Hall
 10.Lizard Tower Gang
 11.Circling Kailash
トレーシー・シルヴァーマン(エレクトリック・ヴァイオリン)…1-8
トッド・ウィルソン(マーティン財団コンサート・オルガン)…9-11
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ナッシュヴィル交響楽団

 アメリカ出身の作曲家テリー・ライリー。以前はミニマル・ミュージックの作り手として名を馳せていましたが、実際の彼は“常に進化する人”であり、その作風も時を追うに従って様々な変化を遂げています。
 このアルバムには2011年と2013年の「最新」の作品が収録されており、彼の反復プロセスのテクニックは広大なパレットの一部に過ぎないことをまざまざと見せつけています。
 「The Palmian Chord Ryddle」はライリーが信頼するヴァイオリニスト、シルヴァーマンが演奏するエレクトリック・ヴァイオリンとオーケストラの共演であり、「At the Royal Majestic」はオルガンとの協奏曲。ゴスペル、ラグタイム、ブギ、バロック音楽のコラール、インプロヴィゼーションとあらゆる形式が取り入れられたユニークな作品です。

 録音 2012年5月3-5日…1-8 2017年2月23-25日…9-11 Laura Turner Hall,shermerhorn Total Playing Time:69'21"



<国内盤> 


NIFC(国内仕様盤)


PNIFCCD 053
\2857+税
アルゲリッチのショスタコーヴィチ!
 2006年ワルシャワ・ライヴ国内仕様盤!

  ショスタコーヴィチ:
   ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
   交響曲第9番変ホ長調 Op.70
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ヤクブ・ヴァシュチェニウク(トランペット)
アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
 2006年の「ショパンと彼のヨーロッパ(Chopin and his Europa)」国際音楽祭で女王アルゲリッチが弾いたショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」のライヴ・レコーディング、日本語解説付きの国内仕様盤が登場!
 同年6月のルガノ・フェスティヴァルでの演奏から約2ヶ月後、ポーランド、ワルシャワでのショスタコーヴィチでアルゲリッチは、シンフォニア・ヴァルソヴィア、そしてピアノ・デュオとして数々の名演を世に送り出したラビノヴィチ=バラコフスキーと共演。
 アルゲリッチとシンフォニア・ヴァルソヴィアの首席トランペット奏者ヴァシュチェニウクの超絶的なテクニックが丁々発止を演じ、ワルシャワの聴衆を熱狂と興奮の渦に巻き込んだショスタコーヴィチです!
 また、近年、指揮者としても注目を集めているラビノヴィチ=バラコフスキーが、メニューインによって創設されたシンフォニア・ヴァルソヴィアを指揮したショスタコーヴィチの「交響曲第9番」のライヴにも要注目です!

 ※録音(ライヴ):2006年8月19日(Op.35)&28日(Op.70)、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)







ONYX(国内仕様盤)

OONYX 4150
(2CD/特別価格)
\4000+税
チャイコフスキー:交響曲全集Vol.1
 交響曲第1番ト短調 Op.13《冬の日の幻想》
 交響曲第2番ハ短調 Op.17《小ロシア》
 交響曲第5番ホ短調 Op.64
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団
OONYX 4162
(2CD/特別価格)
\4000+税
チャイコフスキー:交響曲全集Vol.2
 交響曲第3番ニ長調 Op.29《ポーランド》
 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
 交響曲第6番ロ短調 Op.74 《悲愴》
 ワシリー・ペトレンコのチャイコフスキー!来日記念国内仕様盤登場!

 ☆ペトレンコ&RLPOの来日記念国内仕様盤!
 ☆交響曲第4番は、2018年来日公演予定曲目!
 ☆ペトレンコは英グラモフォン賞2017で、「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」受賞!
 ☆第1巻(OONYX 4150)は、英BBCミュージック・マガジン賞2017の「年間最優秀賞」受賞!

 英グラモフォン賞2017で「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞し、いよいよ世界トップクラスの偉大なマエストロへと昇りつめたワシリー・ペトレンコ。ペトレンコが2006年から首席指揮者を務め、世界を舞台に快進撃を続ける英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)。
 ペトレンコ&RLPOの2018年来日公演を記念して、チャイコフスキーの「交響曲全集」の国内仕様盤が発売決定!
 第1巻は英BBCミュージック・マガジン賞2017の「レコーディング・オヴ・ジ・イヤー(年間最優秀賞)」を受賞、第2巻も英グラモフォン賞2017の管弦楽部門にノミネートするなど、世界で絶賛されるチャイコフスキーにご期待ください!

 録音:2014年11月15日&16日(第5番)、2014年11月23日&24日(第1番)、2015年5月15日(第2番)、2015年12月1日&4日(第3番)、2015年3月4日、8日&13日(第4番)、2015年6月9日&10日(第6番)、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー・ホール(イギリス)

 ☆ペトレンコ&RLPO 2018年来日公演予定!
  2018年5月11日(金) 大宮ソニックシティ 大ホール
  2018年5月14日(月) サントリーホール
  2018年5月16日(水) Bunkamuraオーチャードホール
  2018年5月18日(金) キッセイ文化ホール日(長野県松本文化会館)
  (他、兵庫、大阪、名古屋でも公演を予定)







<映像>

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NAXOS(映像)


2.110394
(DVD)
\3200→\2890

53部からなる巨大な声部
 ザルツブルク祝祭音楽祭 ライヴ
  ビーバー(1644-1704):53声部のザルツブルク大聖堂のためのミサ曲 他

 1.オープニング
 モンテヴェルディ(1567-1643):宗教作品集
 2..倫理的・宗教的な森より「主がわが主に言われた」第2番
  (詩篇110番)SV264
 3.倫理的・宗教的な森より「主を恐れる者は幸いなるかな」第1番
  (詩篇112番)SV268
 4.聖母マリアの夕べの祈り SV206より
  第11曲「聖マリアよ、われらのために祈り給え」
 5.倫理的・宗教的な森より「子らよ、主をたたえよ」第1番(詩篇113番)SV270
 6.倫理的・宗教的な森より「7声のグローリア」SV258
 ビーバー(1644-1704):
  53声部のザルツブルク大聖堂のためのミサ曲
   7.キリエ
   8.グローリア
   9.クレド
   10.サンクトゥス
   11.ベネディクトゥス
   12.アニュス・デイ
 13.拍手とエンド・クレジット
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)
コレギウム1704
コレギウム・ヴォカーレ1704
セバスティアン・グラス(映像監督)

NBD0066V
(Blu-ray)
\3200→\2890

 西暦774年に司教聖ヴィルギリウスが大聖堂を献堂、1200年頃に後期ロマネスク様式に改築され、その後の1628年にバロック様式に建て直されたという長い歴史を持つザルツブルク大聖堂。
 多数の彫刻によって装飾された内装の美しさで知られるだけでなく、10000人もの人員が収容可能であり、ヨーロッパ最大のパイプ・オルガンを所蔵していることもあって、大規模なミサがしばしば執り行われます。
 2016年、この大聖堂で演奏されたのが、ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバーの「53声部のザルツブルク大聖堂のためのミサ曲」です。
 ビーバーはチェコ出身ですが、ザルツブルクの宮廷楽長となり生涯を過ごしました。当時はまだ音楽的に後進国であったドイツに、イタリア音楽の様式を持ち込み発展させました。このミサ曲は、最近までは1628年の大聖堂再建時に初演されたオラツィオ・ベネヴォリの作品と考えられていましたが、最近の研究では1682年に初演されたビーバーの作品であると特定されています。
 53部からなる巨大な声部の内訳は、16声部の合唱、35声部の管弦楽、オルガンとチェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の2声部による通奏低音で構成されており、ビーバーが好んだトランペットの響きも多用された華やかな響きに満たされています。
 演奏している「コレギウム1704」「コレギウム・ヴォカーレ1704」はチェコのアンサンブル。指揮者、チェンバロ奏者ヴァーツラフ・ルクスが1991年に創設した団体です。

 2016年7月27日 ザルツブルク大聖堂 ザルツブルク祝祭音楽祭 ライヴ収録
収録時間:93'11" 音声:ステレオ2.0/DTS5.1(DVD)  ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) 字幕:イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i  High Definition


<LP>


SPECTRUM SOUND(LP)


LPSMAC 003
(LP)
\9600
レヴィによるバッハの無伴奏チェロ組曲第2&6番のLP復刻盤!
 J.S.バッハ(1685-1750):
  Side A
   無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008
  Side B
   無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
アンドレ・レヴィ(チェロ)
 完全限定プレス。名手レヴィによる濃厚な音色。バッハの無伴奏チェロ組曲第2&6番のLP 復刻盤!

 録音:1960年/パリ(モノラル)/*24bit/192kHz Direct digital transfer & LP restoration from the original LP (French Lumen LD 3.449)/180g 重量盤、完全限定プレス、モノラル

 丁寧な復刻技術で定評のあるスペクトラム・サウンド。当LP はアンドレ・レヴィの貴重な録音から1960 年にパリで収録されたバッハの無伴奏チェロ組曲第2 番と第6 番です。雄弁に歌い上げるレヴィの個性的な歌い回しによるバッハ。濃厚な味わいと香り高き音色に酔いしれることができます。この演奏をスペクトラム・サウンドの見事な復刻、しかもLP で聴くことができるのはアナログ・ファン狂喜と言えましょう。
 完全限定プレス。180 グラム重量盤(東洋化成プレス)。シリアルナンバー入り。
 
 アンドレ・レヴィは1894 年パリ生まれ。パリ音楽院でカミーユ・シュヴィヤールに室内楽を、チェロをジュール・ロエブにそれぞれ学び、1912 年プルミエ・プリを授かっています。1914 年、ハイドンのチェロ協奏曲を弾いてデビュー。1952 年にはジュヌヴィエーヴ・ジョワ、ジャンヌ・ゴーティエらとフランス三重奏団を結成するなど主に室内楽の分野で活躍しました。




















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