≪第96号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2018/2/13〜
2/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT
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ACC 24342
(2CD)
¥4000 →\3690
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SYMPHONIA レーベルの名盤がACCENTから復活!
ビーバーに師事した
ロマヌス・ヴァイヒライン:ミサ曲集
[CD1]
(1)Canon uber das Post-Hornl
(2)Eripe me Domine
(3)Domine
(4)Missa Rectorum Cordium
[CD2]
(5)Missa Sanctissimae Trinitatis
(6)Missa Gloriosae Virginis in Coelo |
グナール・レツボール(指揮)
アルス・アンティクァ・オーストリア
聖フロリアン少年合唱団 |
レツボールの名盤が復活!古楽ファン垂涎のミサ曲集
録音:2006年9月(CD1)、2004年11月(CD2)/50’22’’、74’31’’
もともとSYMPHONIA レーベルで発売されていたCD2
枚をセットにしたもの。廃盤久しい、知る人ぞ知る古楽の名盤が嬉しい復活です。
ロマヌス・ヴァイヒライン(1652-1706)はオーストリア生まれで、ビーバーに師事した作曲家。オーストリア古楽界の重鎮レツボールが自国の作曲家を愛情たっぷりに演奏しており、ハイレベルな少年合唱の透明さも見逃せません。
美しい宗教作品にどっぷり浸りたい人にお勧めです。(4)はトランペット、トロンボーン、ティンパニを伴う華やかな音楽でビーバーを思わせます。
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FARAO
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注目のピアニスト、ビビレイシュヴィリのデビュー・アルバム!
(1)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調『戦争ソナタ』
Op.82
(2)ラヴェル:夜のガスパール
(3)シベリウス:13の小品 Op.76
(4)バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80 |
リカ・ビビレイシュヴィリ(ピアノ) |
注目のピアニスト、ビビレイシュヴィリのデビュー・アルバム!驚異のテクニックでバリバリ奏でる20
世紀音楽!
録音:2017年7月/ドイツ、プラネック/78’10’’
1988 年ジョージアのバトゥミ生まれ、注目の美人ピアニストのデビュー・アルバムです。彼女は10
歳でジョージア芸術大学のピアノクラスに参加。12
歳でラフマニノフの第1 協奏曲を、14 歳でサン=サーンスの第2
協奏曲をオーケストラと演奏したという天才です。2008
年よりミュンヘン音楽大学に学び、現在もミュンヘンを拠点に活動しています。
高い技術を必要とされる20 世紀作品を各国から集めた収録曲がとても意欲的かつ刺激的。申し分のない技巧とドライなタッチでバリバリと奏でるプロコフィエフとバルトークが強烈な印象を残します。
歯切れよく迷いのない冷徹なフレージングが冴えわたった快演!粒立ちの良いラヴェルとシベリウスもメカニックな精妙さがクセになります。
どれくらいうまいかというとこれくらい。Chopin
Etude op.10 Nr.1
https://www.youtube.com/watch?v=-P3jq2U5dec
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MIRARE
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フランソワ・サルク(チェロ)&クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
フランスの名手二人によるアルペジオーネ・ソナタ、端正にして高貴な世界
シューベルト(1797-1828):
・アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821
・セレナーデ D957
・水車職人と小川(歌曲集「美しき水車小屋の娘」
D795/ 第19曲)
・連祷 D343
・嘆きの歌 D23
・君は憩い D776
・涙の賛美 D711
・朝の挨拶(歌曲集「美しき水車小屋の娘」
D795/ 第8曲)
・さすらい人の夜の歌 D224
・さすらい人 D489
・夜と夢 D827
・エレンの歌 第3番 D839 |
フランソワ・サルク(チェロ)
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ) |
録音:2016 年6 月26-28 日、TAP、ポワティエ(フランス)
フランスのチェロ界の巨匠、フランソワ・サルクと、名手クレール=マリ・ル・ゲによるシューベルト。
フランソワ・サルクは、ローザンヌ国際コンクールで全会一致の優勝、ジュネーヴ国際コンクール第2
位、ミュンヘン国際コンクールやチャイコフスキーコンクールでも様々な賞に輝いています。イェール大学を卒業後、パリ国立高等音楽院でも学んでおり、ブーレーズに「たぐいまれなるカリスマとヴィルトゥオジティ」を兼ね備えていると賞賛されました。これまでに70
カ国で演奏会を行っており、録音も多数。新曲も初演しているほか、ジャズ・アーティストともコラボレーションするなど、その活動の幅はとどまるところを知らない、フランスの大家です。
アルペジオーネ・ソナタは、ウィーンの名ギター奏者にしてアルペジオーネの奏者でもあった、シュスターのために書かれました。
名手のヴィルトゥオーゾ性と楽器の魅力を存分に引き出すためにシューベルトが書いた音楽は、流麗な冒頭と続くダンスのようなモティーフが印象的な第1
楽章、美しくホ長調で歌う第2 楽章、そして様々に表情を変えながらめぐるロンド形式で、スタッカート、ピツィカート、跳躍なども要求される第3
楽章という後世の人々を魅了してやまないもので、チェロでも頻繁に演奏されています。
ここでは、世界で活躍し、日本にもファンも多い美しきフランスの名ピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲの素晴らしい共演を得て、端正にして高貴なシューベルトの世界を展開しています。
他に収録された歌曲のチェロとピアノのための編曲でも、CD
のタイトルともなっている「さすらい人」の深遠な詩の世界の表現は圧倒的。それぞれの歌曲の詩人の朗読を聞いているような、豊かな情感と色彩に満ちた演奏となっています。
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おー、久しぶりになるクレール=マリ・ル・ゲ。相変わらずマイペース。
前作はここまでさかのぼるか?
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)
仏ACCORDから衝撃的なリストでデビュー、女優並みの容姿で注目され、日本でも多くの媒体で注目されブレイクの兆しが見えたル・ゲ。しかし一気に盛り上げようというメーカー&代理店の気持ちとは裏腹に本人はいたってマイペース。自分の気に入ったものを気いったときにしかレコーディングしない。
とはいえその美しく流れるような音色、きらきらした色彩感、シャープな感性は、フランスにとどまらず世界においても貴重な才能。コマーシャリズムとは無縁に、これからも彼女は活躍しつづけていくだろう。いつのまにかACCORDからMIRAREに移籍、さらに自由な感性でアルバム作りを始めている。
MIRAREのアルバムは生命観にあふれたバッハ、そして華やかでゴージャスなロシア音楽。
そしてACCORD時代の名作としてはやはりラヴェル&ストラヴィンスキーのピアノ版。
もちまえの美しいピアノで原曲のオーケストラの響きを完全に忘れさせてくれる。
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クレール=マリ・ル・ゲ/バッハに挑む!
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲BWV971
カプリッチョ<最愛の兄の旅立ちに寄せて>
BWV992
シンフォニア第11番ホ短調BWV797
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
インヴェンション第14番変ロ長調
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903 |
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ) |
クレール=マリ・ル・ゲが満を持してバッハに挑む!バッハと対峙した真摯な演奏!
録音:2014 年6 月ヴィルファヴァール農場/59’00/エンジニア:セシル・ルノアール
現代フランスを代表するピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲ。これまでモーツァルトやロマン派、現代音楽を中心としたレパートリーを組んでいましたが、遂にバッハを録音しました。イタリア趣味を反映した明朗快活な「イタリア協奏曲」。標題音楽の先駆的な作品であり、バッハの次兄であるヨハン・ヤコブがスウェーデン国王カール12
世親衛隊のオーボエ奏者として赴任する、その旅立ちのために作曲されたカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」。そしてシンフォニア、パルティータ、インヴェンション。さらには厳格な対位法と即興的な幻想曲の高度な融合を実現した「半音階的幻想曲とフーガ」など様々な形式の音楽を取り入れてきたバッハならではの作品集。クレール=マリ・ル・ゲの知的な表現と大胆なアプローチで曲を構築し、バッハの肖像を明らかにしています。
「バッハの音楽は、地球に深く根を張った樹木のように、空に向かって枝を伸ばし、音楽的生命力に溢れています。演奏するためには、バッハと対話しなくてはなりません。この深遠で本質的な旅は、バッハの天才性に支えられているのです。」クレール=マリ・ル・ゲ
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クレール・マリ=ル・ゲ、MIRARE ロシア音楽 |
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クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路
(1)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
(2)スクリャービン:左手のための前奏曲嬰ハ短調Op.9-1
(3)ラフマニノフ:絵画的練習曲変ホ短調op.39-5
スクリャービン:(4)前奏曲ホ長調op.15-4 (5)練習曲嬰ハ短調op.2-1
(6)ボロディン:スケルツォ 変ロ長調
(7)ラフマニノフ:「ひな菊」op.38-3
(8)チャイコフスキー:無言歌イ短調op.40-6
(9)スクリャービン:練習曲嬰ニ短調「悲愴」op.8-12
(10)チャイコフスキー:無言歌ヘ長調op.2-3
(11)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 op.3
(12)スクリャービン:マズルカ変ニ短調op.3-5
(13)チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォop.7
(14)スクリャービン:前奏曲変ロ短調op.16-4
(15)ラフマニノフ:前奏曲ト短調op.23-5
ムソルグスキー:(16)子供の遊び (17)涙
(18)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」
op.72 |
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クレール・マリ=ル・ゲ(Pf) |
ラ・フォルジュルネ関連タイトル。麗しきヴィルトゥオーゾ、クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路、超絶技巧から詩曲まで——ロシア音楽の多彩な魅力を凝縮したピアノ小品集
録音:2011 年10 月11-14 日、Le Temple de
l’Annonciacion(パリ)/64’00”
2012 年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」!開催地を熱狂の渦に巻き込む一大イベントを直前に控え、クレール・マリ=ル・ゲがロシアをテーマとしたピアノ小品集をリリースします!
19 世紀から現代にいたる激動の時代を生きた音楽家たちの珠玉の作品の数々を収録した本CD、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開催前には是非とも聴いておきたい1
枚です。ひとえにロシア音楽と言っても、その魅力は決して一言で語りつくせるものではありません。
「ロシアへの旅」と題した本CD において、ル・ゲは多彩な作品を選曲、収録しています。超絶技巧作品、優雅かつ抒情的な舞曲、寂寥感にあふれた詩曲…聴き応え十分のプログラムとなっています!作曲家ごと、作品ごとに異なる多様な曲調を聴き比べながらロシア音楽の奥深い魅力に酔いしれる、おすすめ盤です!
清澄な音色と抜群の表現力で高い評価を受けるフランス人ピアニスト、クレール・マリ=ル・ゲ。幅広いレパートリーのピアノ作品を演奏することに積極的な彼女は、これまでモーツァルトからリストにわたる様々な時代の作品の演奏、録音に取り組んできました。よく練られた独自の解釈から生まれる彼女の演奏には他の演奏家とは一味違う魅力があり、多くの注目を集めています。本CD
では1 曲目の「熊蜂の飛行」から卓越した演奏技術を披露。難曲であることを全く感じさせない安定した演奏と、情感あふれる表現力に圧倒される名盤です!
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LYRINX
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エレヌ・ドトリのブラームス:チェロ・ソナタ!
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99 |
エレヌ・ドトリ(チェロ)
サンドラ・シャムー(ピアノ) |
ジャンドロンの弟子でフランスの伝統を引き継ぐチェリスト、エレヌ・ドトリのブラームス:チェロ・ソナタ!
録音:2016年6月30日-7月3日 マルセイユ、65’36
ブラームスのチェロ・ソナタ2曲を収録。エレヌ・ドトリは1961年生まれのフランスのチェリスト。パリ高等音楽院でモーリス・ジャンドロンに学び、音楽院を首席で修了。ソリストとして活動する一方、教職にも長く従事している。
サンドラ・シャムーは1967年生まれのフランスのピアニスト。室内楽ピアニストとして長年に渡って活躍している。 |
MUSIC&ARTS
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M&ACD 1294
(5CD 4枚価格)
¥9200
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カルロ・グランテ(ピアノ)
「ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):鍵盤ソナタ全集第5巻」
CD1)パルマ写本第12巻(第1番-20番)
CD2)パルマ写本第12巻(第21番-30番)
パルマ写本第13巻(第1-9番)
CD3)パルマ写本第13巻(第10-26番)
CD4)パルマ写本第13巻(第27-30番)
パルマ写本第14巻(第1-11番)
CD5)パルマ写本第14巻(第12-30番) |
カルロ・グランテ(ピアノ) |
名匠カルロ・グランテのスカルラッティ。ソナタ全集録音シリーズ、待望の最新録音!
録音:2016年3月ウィーン/使用ピアノ:ベーゼンドルファー・インペリアル;バドゥラ=スコダ所有
CD1)[75:50]/CD2)[75:58]/CD3)[77:04]/CD4)[74:48]/CD5)[78:48]
ドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタ全集完結の偉業に挑むグランテの最新録音盤。
グランテのレパートリーは異様に広く、バロックからモーツァルトそしてロマン派から近代にかけてのヴィルトゥオーゾ系コンポーザー&ピアニストであるリスト、ブゾーニ、ゴドフスキ(ただでさえ難しいショパンの練習曲を更に難しく編曲再作曲したゴドフスキ版の録音は快挙)、20世紀の怪物作曲家ソラブジらの音楽などがグランテの真骨頂である。
しかしイタリア人としてドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタは特別な愛着があるらしく、ベーゼンドルファー・インペリアルの艶やかな音色を駆使しスカルラッティの鍵盤音楽の華やかで甘美な世界を見事にリアリゼーションしている。
ブゾーニやソラブジで聴かせる重厚でドラマティックなピアノとは異なり、ここではチェンバロ、フォルテピアノのタッチとモダンピアノの音色を巧妙にブレンドし透明感のある清冽なスカルラッティに仕上げられている。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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MUSIC&ARTS
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M&ACD 1143
(4CD 2枚価格)
【再プレス】
¥4600 →\4190
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名盤復活
パメラ・フランク&クロード・フランク
「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」
CD1)
第9番イ短調Op.47《クロイツェル》/第1番ニ長調Op.12
CD2)
第6番イ長調Op.30-1/第7番ハ短調Op.30-2/第8番ト長調Op.30-3
CD3)
第2番イ長調Op.12-2/第3番変ホ短調Op.12-3/第4番イ短調Op.23
CD4)
第10番ト長調Op.96/第5番へ長調Op.24《春》 |
パメラ・フランク(ヴァイオリン)
クロード・フランク(ピアノ) |
クロード&パメラ・フランクのベートーヴェンの名盤が再プレス!
録音:1992年7月/8月(CD1)、1992年8月/1995年6月(CD2)、1995年12月(CD3)、1995年12月(CD4)、初出:1999年Music
Matersレーベル
CD1)[60:12]/CD2)[66:04]/CD3)[57:34]/CD4)[52:17]
1990年代に完成したパメラ・フランクのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集の再発盤。
今年51歳を迎えるパメラ・フランクはシモン・ゴールドベルクらに師事し1985年に演奏家デビュー、1999年には女性として初めてエイヴリー・フィッシャー賞を受賞した今やアメリカを代表する女流ヴァイオリニスト。
日本にも度々来日しており、かの東京オペラ・シティ落成記念のためのコンサートでピーター・ゼルキン、ヨー・ヨー・マ、リチャード・ストルツマンらと行った武満とメシアンの伝説的名演は今もファンの間で語り草となっている。
レコーディングとしてはジンマン指揮によるモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集(Arte
Nova)、ピーター・ゼルキンと共演したブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(Decca)が有名だが、父親クロード・フランクのピアノに支えられて完成した、この全集は曲本来の美しさや造型を堅実に体現した衒いのない演奏として、彼女とほぼ同世代であるアンネ=ゾフィー・ムターの同じ全集のあくの強いベートーヴェンの双璧としてリリース当時話題となった名盤。
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DECCAなどから録音もあってそこそこ名前は知られていたパメラ・フランクだが、これは20年ほど前に地味にリリースされ、じわじわとクチコミで売れていったベートーヴェン。
パメラ・フランク、まだ初々しい頃の演奏。父クロードの優雅で温かい伴奏もほっこりしていい。
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M&ACD 4640
(10CD 5枚価格)
【再プレス】
¥11500 →\10990
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こちらは父フランクの金字塔
クロード・フランク(ピアノ)
「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」 |
クロード・フランク(ピアノ) |
CD1) 第1番へ短調Op.2-2/第16番ト長調Op.31-1/第23番《熱情》Op.57
CD2) 第9番ホ長調Op.14-1/第17番《テンペスト》ニ短調Op.31-2/第30番ホ長調Op.109
CD3) 第5番ハ短調Op.10-1/第15番《田園》ニ長調Op.28/第26番《告別》変ホ長調op.81A
CD4) 第3番ハ長調Op.2-3/第22番へ長調Op.54/第6番へ長調op.10-2/第31番変イ長調Op.110
CD5) 第8番《悲愴》ハ短調Op.13/第25番ト長調Op.79/第24番嬰ヘ長調Op.78/第18番変ホ長調Op.31-3
CD6) 第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2/第29番《ハンマークラヴィーア》変ロ長調Op.106
CD7) 第7番ニ長調Op.10-3/第27番ホ短調Op.90/第21番《ワルトシュタイン》ハ長調Op.53
CD8) 第4番変ホ長調Op.7/第12番《葬送》変イ長調Op.26/第28番イ長調Op.101
CD9) 第2番イ長調Op.2-2/第11番変ロ長調Op.22/第14番《月光》Op.27-2
CD10) 第10番ト長調Op.14-2/第13番変ホ長調Op.27-1/第32番ハ短調Op.111 |
初出:1971年RCAレーベル(LP)、CD初出:1990年MUSIC&ARTSレーベル
CD1)[66:16]/CD2)[57:55]/CD3[57:06]/CD4)[65:47]/CD5)[56:09]/CD6[59:43]/CD7[63:04]/CD8[73:58]/CD9[64:01]/CD10[59:12]
1971年にRCAよりリリースされた音源の再発売。
クロード・フランク(1925-2014)はドイツ・ニュルンベルクの出身でユダヤ系だったため第2次大戦に際しアメリカに亡命、ニューヨークでピアノをアルトゥール・シュナーベルに、また作曲をポウル・デッサウ、指揮をクーセヴィツキに師事した。
ボストン響チェンバー・プレーヤーズのメンバーやカーティス音楽院、イェール大学で後進の指導を勤める傍ら、積極的にソリストとして活動した。
この全集はエキセントリックな派手さこそないものの、確かなテクニックと暖かな人間性に支えられた充実した内容。作品に対し非常に誠実で無理のない音楽作りに大変好感が持てる。クロード・フランク円熟期の集大成。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<映像>
<LP>
2/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
LA DOLCE VOLTA
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エルメス四重奏団によるフランスの傑作四重奏3作
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ短調
デュティユー:弦楽四重奏曲『夜はかくの如し』
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10 |
エルメス四重奏団
〔オメール・ブシェーズ(Vn)、
エリーゼ・リュウ(Vn)、
ユン- シン・チャン(Va)、
アンソニー・コンドウ(Vc)〕 |
録音:2016 年9 月、ビビエーナ劇場(マントヴァ)/日本語帯・解説付
シューマンの弦楽四重奏曲集(LDV 17)でデビューしたエルメス四重奏団。フランス人作曲家による3
つの傑作へと舵を切っての最新盤の登場です。ラヴェルの弦楽四重奏曲は、彼らが四重奏団を結成したその日から取り組んできた大切な作品。ラヴェルもデュティユーも、コンクールで優勝をつかんだ
曲でもあります。また、最近の演奏会でドビュッシーはもっともよく取り上げている作品ということで、満を持してのプログラムといえるでしょう。
エルメス四重奏団は、アメリカで定期的にツアーを行っているほか、ヨーロッパおよび世界各地で公演を行っています。ラヴェル四重奏団、イザイ四重奏団、アルテミス四重奏団のもとで研鑽を積み、ともに音楽性をはぐくんできました。4
人のメンバーたちは、ベルリンでエバーハルト・フェルツからも薫陶を受けているほか、アルフレード・ブレンデルのもとで現在も定期的に学んでいます。2011
年、ジュネーヴ国際コンクールで優勝、2012
年のニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションでも第1
位にかがやいています。録音の会場となったビビエーナ劇場の裏の交通量の問題で、レコーディングは毎晩11
時から翌朝4-5 時にかけて行われました。最高の集中をもっておこなわれ、彼らのフレッシュで鋭い感性があますところなくとらえられた録音です。
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RCO LIVE
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RCO 17004
(SACD HYBRID)
¥2600
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ホライズン8
ジェームズ・マクミラン:トロンボーン協奏曲(世界初演) 29'01"
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
録音:2017 年4月20,21,23日
オリヴァー・ナッセン:ホルン協奏曲 13'19"
フェリックス・デヴォー(ホルン)
ライアン・ウィグルスワース(指揮)
録音:2017 年5月11,12日
フランギス・アリ=ザデー:ナシミ受難曲(世界初演) 34'16"
イヴズ・アブドゥーラ(バリトン)
オランダ放送合唱団
マーティン・ブラビンズ(指揮)
録音:2017 年4月7、9日 |
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
世界初演!コンセルトヘボウ管の意欲的シリーズ第8弾
76’36
名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管が同時代音楽を取り上げるシリーズ、ホライズンの第8
集。今回はコンセルトヘボウ管によって委嘱された2
作品の世界初演を含みます。
まず、スコットランド出身の作曲家、ジェイムズ・マクミランのトロンボーン協奏曲。コンセルトヘボウ管の首席トロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエンがマクミランにトロンボーンのための協奏曲を書いてほしいとお願いしたところ、元々トロンボーンという楽器に夢中だったマクミランは断ることなく作曲したといいます。5
つのオーケストラの共同委嘱作品として書かれ2017
年4 月にコンセルトヘボウで初演されました。
アゼルバイジャン出身の女性作曲家フランギス・アリ=ザデーによる「ナシミ受難曲」。14
世紀アゼルバイジャンの詩人イマードゥッディーン・ナシミのテキストを用いた作品。コンセルトヘボウ管は、毎年定例で復活祭の前の日曜日にマタイ受難曲を演奏しており、その伝統は1898
年に開始したメンゲルベルク、そしてアーノンクールらによって引き継がれてきました。
現在では、バッハの受難曲に加えて現代作曲家による受難曲を交互に演奏しており、これまでにジェームズ・マクミラン、フランク・マルタンらの作品が演奏され、この度2017
年4 月にはフランギス・アリ=ザデーの「ナシミ受難曲」が初演されました。
そして、オリヴァー・ナッセンのホルン協奏曲。イギリスのホルンの名手、バリー・タックウェルのために書かれ、1994
年サントリーホール国際作曲委嘱シリーズの作品です。ここでは元コンセルトヘボウ管の首席ホルン奏者フェリックス・デヴォーによる演奏で録音されています。
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RUBICON
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RCD 1024
(2CD/特別価格)
¥3800
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ペトレンコ、ヴォルフ=フェラーリを振る!
コミック・オペラ「四人の田舎者」
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇《四人の田舎者》 |
ワシリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ミフネア・ラマティッチ(バス/ルナルド)、
シルヴィア・ベルトラーミ(メゾ・ソプラノ/マルガリータ)、
ロミーナ・カスッチ(ソプラノ/ルシエータ)、
ミルコ・クアレッロ(バス/シモーネ)、
ダニエラ・デジェンナーロ(ソプラノ/マリーナ)、
アレクサンダル・ステファノフスキ(バス/マウリツィオ)、
タンゼル・アクゼイベック(テノール/フィリペト)、
ロマン・イアルチッチ(バス/カンシアン)、
アナ・ジェームズ(ソプラノ/フェリーチェ) |
ペトレンコ、ヴォルフ=フェラーリを振る!知られざる傑作、コミック・オペラ「四人の田舎者」!
☆ペトレンコ&RLPOのヴォルフ=フェラーリ。「スザンナの秘密」に続くプロジェクトの第2弾が「Rubicon」から登場!
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)とオスロ・フィルハーモニー管弦楽団のの首席指揮者を兼任し、世界各地で獅子奮迅の活躍を見せているワシリー・ペトレンコ。RLPOとヨーロピアン・オペラ・センターとのパートナーシップによって上演が実現し大成功を収めた「スザンナの秘密」(AVIE/AV2193)に続くヴォルフ=フェラーリ・プロジェクトの第2弾、コミック・オペラ「四人の田舎者」がルビコン(Rubicon)から登場!
ヴェネツィアの4人の「ルステゴ」(ヴェネツィアの方言で「ならず者」や「意地の悪い人」などの意味)たちとその周囲の物語である歌劇「四人の田舎者」は、マスカーニの歌劇「仮面」とヴェネツィアの劇作家であるゴルドーニの「田舎者たち」から大きな影響を受けたヴォルフ=フェラーリが、作曲し、1906年にミュンヘンで初演された3幕のコミック・オペラ。イタリアとドイツの2つのルーツを持ち、オペラ・ブッファ的な作風を持ち味としたヴォルフ=フェラーリの知られざる傑作の1つです。
ペトレンコ、RLPO、ヨーロピアン・オペラ・センターは、この「四人の田舎者」の上演のために、ヨーロッパ中から才能あふれる平均年齢30歳以下の歌い手たちを選出。指揮者のペトレンコを筆頭に、次代を担う若き逸材たちのハイ・パフォーマンスによって大成功を収めた公演のライヴ・レコーディングにご注目下さい!
※録音(ライヴ):2012年3月31日、フィルハーモニー・ホール(リヴァプール、イギリス)
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TOCCATA
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TOCC-477
\2300 |
ウィリアム・ジャクソン(1730-1803):歌曲、カンツォネットとソナタ集
1.Let me approach my sleeping love
私の眠りの恋に近づかせてください Op.4-8
2.Ianthe the lovely, the joy of her swain
愛していること、彼女の誓い Op.1-12
3.Time has not thinn'd my flowing hair
時の流れは私の髪を薄くしてはいない Op.9-1
4.Lone minstrel of the midnight hour
深夜の孤独な吟遊詩人 Op.15-7
5.Ah! where does my Phillida stray
ああ、私のフィルダはどこで迷っていますか?Op.9-5
6.Ye shepherds give ear to my lay
羊飼いは私を横たえ耳うちする Op.4-4
7.For ever, Fortune, wilt thou prove
永遠の幸運はあなたが証明する Op.1-3
8.Twas when the seas were roaring
海鳴りの時代 Op.1-9
9-11.ソナタ イ短調 Op.10-4
12.In vain you tell your parting lover
あなたの片思いは無駄だと伝えて Op.1-5
13.Again returns the blushful May
茫洋とした五月が再び Op.16-4
14.O Venus! hear my ardent pray'r
ヴィーナスよ、わが祈りを聞きたまえ Op.9-8
15.Blest as th?immortal gods is he
不滅の神々は称賛される Op.1-2
16.My banks they are furnish'd with bees
Op.4-2
17.The heavy hours are almost past
何時間も過ぎてしまった Op.1-1
18.Night to lovers'joys a friend
恋人たちの喜びは夜の友達 Op.7-6
19.Sweet was the sun's last parting ray
甘いのは太陽の最後の日差し Op.16-6
初録音 |
エマ・カークビー(ソプラノ)…3.5.6.13.14.16.19
イレーネ・マス・サロム(ソプラノ)…2.3.8.14.18,(ヴァイオリン)…7.9-11
チャールズ・ダニエルズ(テノール)…1.5.7.12.15.17
マリア=アントニア・メリア(フルート)…4
ベルナート・カボット(ヴァイオリン I)…4.7.9-11
マーク・バウザ(ヴァイオリン II)…2
クリスティーナ・トレンシュ(ヴィオラ)…9-11
シルヴィア・セラーノ(チェロ)…9-12
ティモシー・ロバーツ(ハープシコード)…9-11
アルス・ムジケ…1-8.12-19 |
イングランド南西部、デヴォン州の都市エクセター。18世紀にこの地で画家、作曲家、作家として活躍したウィリアム・ジャクソンの作品は、まさに秘宝のようなもの。鍵盤奏者ティモシー・ロバーツは「イギリスの伝統に根差した歌曲を作曲したジャクソンは、ヘンデルの作風を引き継ぎ、ロマン派へ受け渡した偉大な作曲家」と賞賛、そのエレガントな作品の普及に力を注いでいます。
この録音には、名歌手エマ・カークビーも参加、軽妙な曲から深刻な曲まで、名手たちのアンサンブルによって、知られざる作品の魅力を伝えています。
録音 2017年8月16-19日 St Saviour's Church,
Hampstead |
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TOCC-459
\2300 |
ロドニー・ニュートン(1945-):管弦楽作品集
第1集
交響曲 第1番(1967-1969)
1.第1楽章:Lento-Allegro-Meno mosso-Allegro
assai
2.第2楽章:Lento ma con moto
3.第3楽章:Allegro con brio
交響曲 第4番(1975)
4.第1楽章:Metamorphoses:Lento-Allegro
energico
5.第2楽章:Elegy: Lento
6.第3楽章:Scherzo malevolo:Allegro
vivo-Andante-Tempo primo-Moderato
7.第4楽章:Passacaglia,Variations and
Epilogue: L'istesso tempo-
Poco piu mosso-Tempo Primo-Adagio-Largo
8.Distant Nebulae かなたの星雲(1979)
初録音 |
ポール・マン(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団 |
イギリスの作曲家ロドニー・ニュートンの作品集。もともとオーケストラでティンパニ、打楽器奏者として活躍し、ブラス・バンドの作品を多く書いていた作曲家ですが、管弦楽のための作品はほとんど知られることがありませんでした。
今回初録音となる2曲の交響曲は、ヴォーン・ウィリアムズやマルコム・アーノルド作品を思わせる「英国管弦楽作品」の伝統に則ったもので、大いなる自然の描写や、淡い色彩感を持つ管弦楽法が駆使された雄大な音楽です。
特にゆっくりとした楽章での独特な雰囲気は、聴き手に強い印象を残します。
録音 2017年9月18-22日 Sala Beethoven,
Sala de Ensayos de Carranque,Plaza Pio XII,
Malaga |
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TOCC-455
\2300 |
フリードリヒ・ブルク(1937-):管弦楽作品集
第1集
交響曲 第17番「人生の喜びに」(2016)
1.第1楽章:Attempts:Andantino
2.第2楽章:Sorrow:Largamente
3.第3楽章:Strength:Robusto. Con spirito
交響曲 第18番 「ダウガフピルス」(2017)
4.第1楽章:Rose(Ruzena):Andante
5.第2楽章:ダウガフピルス-消滅
6-11.第3楽章:自作主題による5つの変奏曲
初録音 |
ゲルトゥルダ・ジェリョーメンコ(ピアノ)
アンダ・エグリーテ(コクル=クアクレ)
マリス・クプツス(指揮)
リエパーヤ交響楽団 |
ウクライナのハリコフで生まれ、1974年からはフィンランドに在住する作曲家ブルク。専ら「タンゴ」の作曲家として知られますが、彼の作品の中で最も重要な位置を占めるのは、18曲ある交響曲と、ユダヤ教のテーマに基づく作品、そして第2の故郷とも言えるフィンランドの神話「カレリア」に触発された作品群です。
このアルバムには2曲の交響曲を収録。ピアノを伴う交響曲第17番「人生の喜びに」は、度重なる障害を乗り越えた彼自身の自伝的な作品で、賑やかな終楽章が勝利を表しています。
交響曲第18番はラトビアに伝わるユダヤの民謡がモティーフであり、ラトビアの家から追放されたという彼の祖父母に敬意を払って書かれた作品です。変奏曲形式による終楽章は神秘的な美しさに溢れています。
録音 Great Amber Concert Hall, Liepaja, Latvia 2017年1月9-11日…1-3 2017年9月5-8日…4-6 |
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TOCC-380
\2300 |
アーサー・ファーウェル(1872-1952):ピアノ作品集
第3集
1.ピアノ・ソナタ Op.113(1949)
2.シンシアへ(1942)
3.微笑みの小品(1914/1940改訂)
4.ピアノのための2つの小品 Op.106 第2番「奇妙な夢」(1942)
ティトンズで Op.86(1930)
5.第1番:グラニテと氷
6.第2番:ロンリー・キャンプ・ファイア
7.第3番:険しい道(ユモレスク)
8.第4番:野の花
9.第5番:風の戯れ
10.第6番:夜の頂上
11.オクターヴって何? Op.84
12.大地と平野より Op.20-第1番「ナバホの戦いの踊り」(1905)
13.ナバホの戦いの踊り 第2番 Op.29(1908)
初録音 |
リサ・シェリル・トーマス(ピアノ…スタインウェイ
D) |
アメリカ合衆国の作曲家ファーウェルは、ネイティブアメリカンの音楽に強く魅せられ、これらの音楽を出版するために出版社を立ち上げたという思い入れの強い人です。
また神秘主義者でもあり、自作のいくつかにも象徴的な意味合いが持たされています。数多くの作品を残し、その作風は多岐に渡りますが、この第3集に収録されたピアノ曲でも、ドビュッシーとスクリャービンの特徴を受け継いだような「小さな詩」や、バルトークを思わせる全音階が印象的なピアノ・ソナタなど多彩な作風を聴くことができます。
彼が魅了されていたネイティブアメリカンの舞曲も2曲(トラック⑫.⑬)収録されています。
録音 2016年11月24-25日 Potton Hall,
Westleton, Sufolk |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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SPECTRUM SOUND
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CDSMBA022
(2CD)
¥4000 →¥3690
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フランス国立視聴覚研究所音源提供
初出音源!充実の1960〜70年代のライヴ録音
シェリングによるモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの協奏曲集 |
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) |
CD 1
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
イ長調 K.219「トルコ風」(28’10”)
ガブリエル・フムラ(指揮)、フランス国立管弦楽団
ライヴ録音:1976年10月20日/サル・プレイエル(ステレオ)
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77(42’00”)
ユーリ・アロノヴィッツ(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1975年5月28日/サル・プレイエル(ステレオ)
CD 2
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61(43’24”)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)、
フランス国立放送管弦楽団(現:フランス国立管弦楽団)
ライヴ録音:1968年11月28日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ホ短調 Op.64(28’07”)
ジャン・マルティノン(指揮)、
フランス国立放送管弦楽団(現:フランス国立管弦楽団)
ライヴ録音:1963年3月22日/シャンゼリゼ劇場(モノラル) |
注目盤。フランス国立視聴覚研究所音源提供。
初出音源!充実の1960〜70年代のライヴ録音。シェリングによるモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの協奏曲集
日本語解説付、限定盤
驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“ベルアーム”。
当ディスクはヘンリク・シェリングの初出音源で、1963
年から1976 年かけてパリで演奏されたモーツァルトのトルコ風(1976年/ステレオ)、ブラームス(1975
年/パリ)、ベートーヴェン(1968 年/ステレオ)、そしてメンデルスゾーン(1963
年/モノラル)のヴァイオリン協奏曲集です。カール・フレッシュ門下のシェリングは正統派の名にふさわしく楷書的にして内に秘めた情熱的な演奏が最大の魅力と言えます。
ここに収録された4 篇の協奏曲はシェリングの十八番にして名曲が揃いました。4
篇すべてPHILIPS レーベルにセッション録音を残しておりますが、ライヴならではのスケールの大きな演奏を聴くことができます。メンデルスゾーン以外はすべてステレオというのもうれしいところです。全世界1000
セット限定プレス。平林直哉氏による日本語解説付き。
「今回のライヴを聴き、その完成度の高さと、作品に忠実であろうとするシェリングの献身的な態度に、改めて心を打たれた。(中略)。何と優雅で香り高いことだろうか。これこそ、究極の理想と言ってみたくなる。(平林直哉〜ライナーノーツより)
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2/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
GRAND PIANO
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GP769
\2300 |
パガニーニをピアノで
5人の作曲家による編曲と変奏曲集
1.マーク・ハンブルク(1879-1960):
パガニーニの主題による変奏曲(1902)…世界初録音
2.ブゾーニ(1866-1924):序奏とカプリッチョ
(パガニーネスコ)(1909/第2稿1925)
3.マイケル・ザドラ(1882-1946):
アイネ・パガニーニ・カプリース(1911)…世界初録音
4.ザドラ:パガニーニ・カプリース 第19番
変ホ長調(1913)…世界初録音
5.フリードマン(1882-1948):パガニーニの主題による練習曲集
Op.47b(1914)
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):パガニーニによる3つのカプリッチョ集(1981)
6.第1番:Corrente(カプリッチョ 第18番より)…世界初録音
7.第2番:Moderato(カプリッチョ 第14番より)…世界初録音
8.第3番:Ad libitum(カプリッチョ 第5番より)…世界初録音 |
ゴラン・フィリペツ(ピアノ) |
ヴァイオリンの超絶技巧で知られるパガニーニ(1782-1840)。彼が後世に及ぼした影響は非常に大きく、演奏至難なリストの「パガニーニ練習曲」をはじめ、ラフマニノフ、ブゾーニ、ブラームス、ルトスワフスキ、ブラッハーなど現代に至る多くの作曲家によって、パガニーニを主題にしたピアノ曲が書かれています。
前述のリスト“パガニーニ練習曲”完全版の録音で名をあげたクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツ。彼が長年研究しているのはそんな「パガニーニ作品にインスパイアされた作曲家の作品」です。
ここではブゾーニやフリードマンをはじめとした6人のパガニーニ・トランスクリプションを演奏。フィリペツは、目くるめく技巧の中にひそむ遊び心までを鮮やかに切り出して見せてくれます。
録音 2017年2月23-24日 |
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GP777
(2CD)
\3200→\2890 |
J.S.バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲集
エレオノール・ビンドマンによるピアノ・デュオ編
【CD1】
ブランデンブルク・デュエット 第1番 ヘ長調
1.第1楽章:Allegro moderato
2.第2楽章:Adagio
3.第3楽章:Allegro
4.第4楽章:Menuetto-Trio I- Polacca-Trio
II
ブランデンブルク・デュエット 第3番 ト長調
5.第1楽章:Allegro moderato-第2楽章:Adagio
6.第3楽章:Allegro
ブランデンブルク・デュエット 第5番 ト長調
7.第1楽章:Allegro
8.第2楽章:Affettuoso
9.第3楽章:Allegro
【CD2】
ブランデンブルク・デュエット 第6番 変ロ長調
1.第1楽章:Moderato
2.第2楽章:Adagio ma non tanto
3.第3楽章:Allegro
ブランデンブルク・デュエット 第4番 ト長調
4.第1楽章:Allegro
5.第2楽章:Andante
6.第3楽章:Allegro
ブランデンブルク・デュエット 第2番 ヘ長調
7.第1楽章:Allegro
8.第2楽章:Andante
9.第3楽章:Allegro
世界初録音 |
エレオノール・ビンドマン(ピアノ)(primo…CD1:1-4,CD2:1-9)(second…CD1:5-9)
ジェニー・リン(ピアノ)(primo…CD1:5-9)(second…CD1:1-4.CD2:1-9) |
バッハの「ブランデンブルク協奏曲」には、マックス・レーガーによるピアノ・デュオ版が存在しますが、理論的な編曲であるためか、和声の扱いや演奏方法に困難な場所があるとされています。
このエレオノール・ビンドマンによる編曲は、レーガー版と比較すると「ピアノでの演奏しやすさ」に主眼が置かれており、「もしバッハ自身が現代ピアノのために編曲したらどのように音を配分するか」を考慮した上でスコアが作成されました。
2人のピアニストは均等に音を奏でるように配慮されており、ビンドマンとリン、2人の響きが溶け合うことで、魅力的なバッハの協奏曲が新しい形で再現されています。
録音 2017年8月9-11日 Sono Luminus Studios,
Boyce, Virginia, USA |
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GP742
\2300 |
ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):作品集
1.幻想的小品 Op.2(1885)
ベックリンによる2つのピアノ小品(1891)…世界初録音
2.第1番:穏やかな海
3.第2番:波の戯れ
5つのポルトガル狂詩曲(1891/1894-95)…世界初録音
4.第1番:ト長調「ファド」
5.第2番:イ長調
6.第3番:ニ長調
7.第4番:変イ長調「夕べの祈り」
8.第5番:ヘ長調「聖ヨハネの日」 |
ジョアン・コスタ・フェレイラ(ピアノ) |
音楽愛好家の父を持ち、幼いころから音楽の才能を発揮したヴィアナ・ダ・モッタ。1875年から1881年までリスボン国立音楽院でピアノと作曲を学び、その翌年ベルリンに留学。フランツ・リストの最後の高弟となったことで知られています。
ピアニストとして一世を風靡した後はポルトガルに戻り、リスボン国立音楽院の院長を務めながら、ポルトガルの伝統音楽と近代様式を融合させた作品を数多く作曲しました。
このアルバムでは、ドイツ後期ロマン派風の様式による「ベックリンによる2つのピアノ小品」と「幻想的小品」、ポルトガルの伝統に則った「5つの狂詩曲」を収録。色彩豊かな音楽を楽しむことができます。
録音 2017年3月2-3日 Studio Sequenza,
Montreuil, France
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GP746
\2300 |
アルメイダ・プラド(1943-2010):「カルタス・セレステス」全集
第3集
1.カルタス・セレステス 第9番(1999)…世界初録音
2.カルタス・セレステス 第10番「神秘的な動物の星座」(2000)…世界初録音
3.カルタス・セレステス 第12番「ニコラス・ローリックの空」(2000)…世界初録音
4.カルタス・セレステス 第14番 (2001) |
アレイソン・スコペル(ピアノ) |
日本語で「天体の図表」と言った意味を持つアルメイダ・プラドの「カルタス・セレステス」。各々は1分に満たない小さな曲がいくつも凝縮された曲集であり、一つ一つの曲には、それぞれ神話や天空、闇、色彩、宇宙へのアプローチなどの意味が込められた、まさに「音で聴く星座」です。
第3集にはブラジルの夜空に見える天体を表す4つの曲集が収録されており、そのうち2つは世界初録音です。ピアニストは「トランストナリティ」と呼ばれる新しい和声の仕組みを駆使して、あらゆる種類の共鳴音と音色を探求しなくてはいけませんが、ブラジルの若手ピアニスト、アレイソン・スコペルはこの欲求を完全に満たしており、聴き手は目もくらむような美しい響きの洪水に身を任せることができます。
録音 2016年10月26-27日 Sala Cecilia Meireles,
Rio de Janeiro, Brazil |
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GP773
\2300 |
「時計仕掛けのオレンジ」の原作者は音楽家だった!
アンソニー・バージェス:ピアノ作品集
1-48.調律の良くないエレクトロニック・キーボードのための「24の前奏曲とフーガ」(1985)
49.フィナーレ:NATALE(クリスマス) 1985(1985)
世界初録音 |
ステファヌ・ギンズブルク(ピアノ) |
キューブリックが映画化した近未来的小説「時計仕掛けのオレンジ」。原作者バージェスは作曲家としても素晴らしい才能を持っていました。
子供時代から音楽に親しみ、第二次世界大戦時には軍隊でダンス・バンドのアレンジャーとして働いたというバージェス。作曲家としてはホルストやヒンデミットを思わせる一連の管弦楽曲が知られていますが、この「24の前奏曲とフーガ」もかなりユニークな作品です。
J.S.バッハの生誕300年を祝して書かれた曲集は「平均律クラヴィーア曲集=良く調律された(well-tempered)」のもじりである「The
Bad-Tempered」のタイトルが付されており、これはもちろんバッハに敬意を払いつつも、ショスタコーヴィチの同名曲に通じる現代性をも備えています。この録音ではアコースティックのグランド・ピアノが使用されていますが、作曲家の意図は存分に伝わっています。
録音 2017年7月10-13日 Venue: Studio 1,
Flagey, Brussels, Belgium
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GP779
\2300 |
テオドーレ・アントニオウ(1935-):ピアノ作品全集
1.ENTRATA 入口(1983)…世界初録音
2-11.AQUARELLE アクアレッレ(1958)…世界初録音
12-15.ピアノ・ソナタ Op.7(1959)…世界初録音
16-21.SYLLABLES 音節(1965)…世界初録音
22-23.前奏曲とトッカータ(1982)
インヴェンションとフーガ Op.4-1(1958)…世界初録音
24.インヴェンション 第1番 2声:Allegretto
25.インヴェンション 第2番 3声:Moderato
26.インヴェンション 第3番 3声:Andante
27.インヴェンション 第4番 3声:Allegro
28.フーガ:Moderato
インヴェンション、前奏曲とフーガ Op.4-2(1958)…世界初録音
29.インヴェンション 第1番 3声:Allegro
30.インヴェンション 第2番 3声:Allegretto
31.前奏曲:Adagio
32.フーガ:Andante
33-39.7つのリズミック・ダンス(2000)
40.SYNAPHES(2001)…世界初録音 |
コンスタンティノス・デストウニス(ピアノ) |
現代ギリシャにおいて、最も重要な作曲家であるアントニオウ。現在ボストン大学の名誉教授であり、ギリシャ作曲家同盟の会長を25年の長さに渡って務めるなど、国際的な音楽シーンへの貢献度は計り知れないものがあります。
作曲家としてのアントニオウは、古代ギリシャのドラマにインスパイアされた主題に、ギリシャの民族音楽要素をプラスし、ドラマティックなプロットを作り上げていくというやり方を好んでおり「AQUARELLE」や「SYLLABLES」はサティのジムノペディを思わせる神秘的な雰囲気を備えています。また古典的な素材による「インヴェンション」や「フーガ」でもユニークな音が使われており、作曲家の個性の強さが伺えます。
録音 2017年7月3-4日 Dimitris Mitropoulos
Hall, |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
2/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PENTATONE
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PTC 5186696
(SACD HYBRID)
¥2700
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カレファックス・リード五重奏団
「隠された秘宝」
(1)-(3)ピエトロ・ロカッテリ(1695-1764):劇場風序曲
ニ長調 Op.4-1(5’33”)
(4)アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ラ・フォリア
Op.5-12(10’48”)
(5)ニーナ・シモン(1933-2003):ふたりの誓い(4'04”)
(6)カルロ・ジェズアルド(1566):お前は私を殺す、残酷なひとよ(2’24”)
(7)ニコ・マーリー(1981-):「わたしを探して」(6’00”)
(8)阿炳(1893-1950):二泉映月(4’58”)
(9)-(11)セザール・フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲
Op.18(9’11”)
(12)ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):ロンド
Op.4(5’51”)
(13)-(15)エリック・サティ(1866-1925):3つのゆがんだ踊り(5’38”)
(16)ロン・フォード(1959-):モテット(1’51”)
(17)レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):ズデンカ変奏曲(8’44”)
(18)ジョスカン・デ・プレ(ca.1450-1521):「森のニンフ」(オケゲムの死を悼む挽歌)(4’36”)
編曲=(1)-(3)(5)(9)-(12)イェルテ・アルトゥイス、(4)(6)(13)-(16)ラーフ・ヘッケマ、
(8)オリヴァー・ボエクホールン、(17)アルバン・ウェスリー、(18)ルーカス・ファン・ヘルズディンゲン |
カレファックス・リード五重奏団
【オリヴァー・ボエクホールン(オーボエ、コーラングレ、ティン・ホイッスル)、
イヴァー・ベリックス(クラリネット)、
ラーフ・ヘッケマ(サクソフォーン)、
イェルテ・アルトゥイス(バス・クラリネット)、
アルバン・ウェスリー(バスーン)】 |
圧倒的な技術に脱帽。リード五重奏団“カレファックス”が奏でる時代・ジャンルを超えた充実のプログラム!
セッション録音:2017年1月31日-2月2日/ドープスゲツィンデ教会(ハーレム)/PCM
HI-RES、マルチチャンネル、輸入盤・日本語帯付、70’08”
SACD ハイブリッド盤。
リード五重奏団の“カレファックス” がPENTATONE
レーベル初登場です。
当団は「ポップスのメンタリティを備えたアンサンブル」と評され、圧倒的なテクニックから奏でられる見事なアンサンブルで結成時より高い評価を得ており、独MDG
レーベルなどから多くのディスクがリリースされています。
リード五重奏は18 世紀以降の作品が多いため、当団はオリジナル作品以外も積極的に編曲また委嘱をし、レパートリーを広げてきました。また、ジャズ、ポップスも演奏し国際的な音楽シーンから熱烈な支持を受けています。
「隠された秘宝」と題された当ディスクでは、ジョスカン・デ・プレの「森のニンフ」、コレッリの「ラ・フォリア」、サティの「3
つのゆがんだ踊り」など15 世紀から現代まで、世界の魅力的な作品が並びます。
オルガンのために書かれたフランクの前奏曲、フーガと変奏曲では原曲さながらの響きを追求し、カレファックスの真の実力を示した名演を聴かせてくれます。リード・ファンはもちろんのこと、オーディオ・ファンにもおすすめしたいディスクです!
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PTC 5186620
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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指揮、山田和樹!
コジュヒンがラヴェル&ガーシュウィンの協奏曲
(1)-(3)ラヴェル(1875-1937):ピアノ協奏曲
ト長調
( I.8’40”+II.9’22”+III.3’58”=22’00”)
(4)-(6)ガーシュウィン(1898-1937):ピアノ協奏曲
ヘ調
( I.13’56”+II.12’35”+III.6’59”=33’30”)
(7)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ニ長調(19’25”) |
デニス・コジュヒン(ピアノ)
山田和樹(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
希代の指揮者、山田和樹と共演。若手実力派コジュヒンがラヴェル&ガーシュウィンの協奏曲をリリース!
セッション録音:2017年7月/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)/DSD、マルチチャンネル、輸入盤・日本語帯付、74’55”
SACD ハイブリッド盤。
強靭なテクニックと豊かな表現力を兼ね備えたロシア期待の星、デニス・コジュヒン。
コジュヒンはマドリッドのソフィア王妃高等音楽院に留学し、ドミトリ・バシキロフとクラウディオ・メーネルに師事し研鑽を積みました。2010
年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し一躍世界から注目されたコジュヒンは、翌2011
年2 月に初来日を果たし、その演奏会はNHK「クラシック倶楽部」で放映され日本のクラシック・ファンにも広く知られることとなりました。
以後たびたび来日し、2017 年9 月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK
交響楽団と共演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4
番(1941 年版)の雄大な演奏は大きな話題を集めました。
ヴェルビエ音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、ラインガウ音楽祭など、数々の著名音楽祭にも出演している現在ヨーロッパで最も人気のある実力派ピアニストのひとりです。
PENTATONE からリリースしたチャイコフスキーとグリーグの協奏曲(PTC
5186566)、ブラームスのピアノ作品集(PTC
5186568)では、圧倒的な表現力と存在感で聴き手を虜にしました。
期待の当録音は希代の指揮者、山田和樹率いるスイス・ロマンド管弦楽団との共演で、ラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲を収録しました!
ラヴェルの2 篇のピアノ協奏曲ではキラキラとした眩いタッチで、ラヴェルらしい理知的で古典的な明快さを見事にあらわしております。
ガーシュウィンも秀逸です。ガーシュウィンといえばラプソディ・イン・ブルーがあまりにも有名ですが、当作品はバンクーバー・オリンピックの金メダリスト、キム・ヨナが2009-2010
シーズンのフリー・スケーティングで使用したことで広く知られるようになりました。ラプソディ・イン・ブルー同様にシンフォニック・ジャズの異色あるメロディアスな作品として親しまれております。
演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONE
レーベルが誇る技術チームによる録音で、DSD
レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。
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CENTAUR
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ヴィオラ版!パガニーニの"24のカプリース"!
パガニーニ(ゴールドシュタイン編):
24のカプリース Op.1(ヴィオラ版) |
エリアス・ゴールドスタイン(ヴィオラ) |
エリアス・ゴールドスタインは、プリムローズ、バシュメット、ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの各コンクールでの最高位受賞の経歴を持つヴィオリスト。
カーネギーホールでパガニーニの「24のカプリース」のヴィオラ・ヴァージョンのリサイタルを開いた初のヴィオラ奏者でもあり、自身の編曲によるこの作品を十八番としています。
パガニーニの難曲中の難曲がヴィオラでどのように響くのか・・・要注目です!
※録音:2016年4月−6月、LSUリサイタル・ホール(ルイジアナ、アメリカ) |
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やさしい訴え 〜 ラモー:ギターのための音楽 |
シルヴィ・プルー(ギター) |
勝ち誇った女(プルー編)/リゴードン第1番、第2番とドゥーブル(デルキャンプ編)/
メヌエット第1番&第2番(セゴビア編)/ヴェネツィアの女(ドゥアルテ編)/
鳥のさえずり(デルキャンプ編)/つむじ風(ヴェラスコ編)/やさしい訴え(プルー編)/
無関心(ドゥアルテ編)/サラバンド第1番&第2番(ヴェラスコ編)/不ぞろい(ドゥアルテ編)/
トリコテ(デルキャンプ編)/未開人(ノグレット編)/あざけり(デルキャンプ編)/
ガヴォットとドゥブル(プルー編)/ロンドによるメヌエット(ドゥアルテ編) |
カナダの名手のギターで聴くラモーの名旋律。
フランス・バロックの巨匠、ラモーのクラヴサン曲集からの名旋律をギター版にアレンジした好企画!
セゴビアによる「メヌエット第1番&第2番」など往年の名ギタリストたちの編曲に加え、自身の編曲作品を奏でるシルヴィ・プルーは、カナダのヴィルトゥオーゾ・ギタリスト。ギターで聴くラモーの音楽もまた格別です。古楽ファン、ギターファン、編曲作品ファン要チェックのディスクの登場です。
※録音:2014年7月、サンコー・エナジー・ホール(カナダ) |
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ウィーンのピアノ三重奏曲集
ツェルナー:弦楽三重奏曲ハ短調 Op.36
フォン・ペルガー:弦楽三重奏曲ニ短調 Op.12 |
コンコルディア弦楽三重奏団
〔マルシア・ヘンリー・リーベナウ(ヴァイオリン)、
レスリー・ペルナ(ヴィオラ)、
カレン・ベッカー(チェロ)〕 |
19世紀のウィーンで生まれた2つの知られざる「ピアノ三重奏曲」にスポットライトをあてるプロジェクト。
ユリウス・ツェルナー(1832−1900)は1887年のウィーン作曲者協会賞と1889年のベートーヴェン賞の受賞者であり、その作品をブラームスとフックスが高く評価したと伝えられています。
グラーツ出身のリヒャルト・フォン・ベルガー(1854−1911)はその作品に師であるブラームスの影響を残しており、1888年に出版された「作品12」は、後期ロマン派における特に優れた弦楽三重奏曲の1つとも称されている佳作です。
※録音:2016年5月、キンボール・リサイタル・ホール(ネブラスカ、アメリカ) |
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カーミット・ポーリング(1960−)のギター協奏曲
ポーリング:
ギター協奏曲第1番《コンシェルト・デ・キアーロ》
弦楽のための組曲第2番
《ロング・ジーズ・フットステップス・トゥ・パラダイス》 |
ジョヴァンニ・デ・キアーロ(ギター)
カーミット・ポーリング(指揮)
ロンドン交響楽団
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アーロン・コープランドやヴァージル・トムソンの抒情的なアメリカン・スタイルを自らの作風に掲げているカーミット・ポーリング(1960−)のギター協奏曲を収録。
作品を献呈されたジョヴァンニ・デ・キアーロはアメリカのギタリスト。ヴァチカンではローマ法王ヨハネ・パウロ2世、ワシントンではクリントン元大統領夫妻の御前演奏を担当した経歴を持つ名手です。
※録音:2017年1月、エンジェル・スタジオ(ロンドン、イギリス) |
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パトリオティック・ピアノ |
カーステン・ジョンソン(ピアノ) |
スーザ:ワシントン・ポスト/
ヒューイット:《ヤンキードゥードゥル(アルプス一万尺)》による9つの変奏/
グローブ:《ディキシー》による変奏曲 Op.1250/
ベートーヴェン:イギリス国歌《神よ王を守らせたまえ
(ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン》)による7つの変奏曲
WoO.78/
スーザ:忠誠/
ゴットシャルク:ユニオン 〜 アメリカ愛唱歌による演奏会用パラフレーズ/
スーザ:星条旗よ永遠なれ/
ジョンソン:パトリオティック・メドレー/
グローブ:《おおスザンナ》による変奏曲
Op.124/
フォスター:故郷の人々(スワニー川)/
コールリッジ=テイラー:ディープ・リヴァー
Op.59-10/
ウィギンズ:マナサスの戦い |
ピアノ版!スーザの星条旗よ永遠なれ、ワシントン・ポスト&忠誠!
スーザの「星条旗よ永遠なれ」や「ワシントン・ポスト」、ベートーヴェンの「《神よ王を守らせたまえ》による変奏曲」など、誰もが一度はどこかで聴いたことがあるメロディの"ピアノ独奏ヴァージョン"を集めた、アメリカやイギリスの愛国心をくすぐるユニークで楽しいプログラム!
ピアノのカーステン・ジョンソンはアメリカで生まれ、イギリスで活躍する女流奏者。ニンバス(Nimbus)からリリースしたカバレフスキーのピアノ作品集が高く評価されています。
※録音:2016年10月−11月、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス) |
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キンガ・アウグスティン、チェコのヤナーチェク・フィル
ブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
Op.26
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
Op.64
マスネ:タイスの瞑想曲 |
キンガ・アウグスティン(ヴァイオリン)
ヤクブ・クレッカー(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団 |
ポーランド出身で現在はニューヨークを拠点に活躍する女流ヴァイオリニスト、キンガ・アウグスティンが、チェコのヤナーチェク・フィルとの共演で奏でるブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品。
その演奏はストラド誌で「スタイリッシュで鮮やか」と称されています。使用楽器はアントニオ・ザノットゥスが18世紀初期に製作したヴァイオリン。
※録音:2016年3月8日−9日、ヤナーチェク・フィルハーモニック・スタジオ(チェコ)
ショパン弾いてます。
https://www.youtube.com/watch?v=ixbz2oMdyGA
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クラリネット・ファンタジーズ
ミルコ:歌劇《夢遊病の娘》のモチーフによる幻想曲
コヴァーチ:
ドリーブのバレエ音楽《シルヴィア》の
モチーフによる演奏会用幻想曲
ベールマン:華麗な幻想曲 Op.7
コヴァーチ:
ベッリーニの歌劇《ノルマ》のモチーフによる演奏会用幻想曲
カルニセール:幻想曲
コヴァーチ:アリア、主題と変奏 |
レベッカ・リシン(クラリネット)
キム・ヨウメー(ピアノ) |
オペラやバレエ音楽のテーマをモチーフとしたクラリネット・プレーヤーにとってお馴染みの「幻想曲(ファンタジー)」を集めたプログラム。
レベッカ・リシンは1994年にポーランドのクラクフで開催された第1回国際クラリネット・コンクールで見事第1位を獲得。2014年にはカーネギー・ホールへのデビューを果たし、オハイオ州立大学のクラリネット科の教授を務めています。
※録音:2014年3月−6月、パトリック・サウンド・スタジオズ(ニューヨーク、アメリカ) |
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アメリカン・アート・ソング集 |
ステファニー・ティングラー(ソプラノ)
マルタ・トーマス(ピアノ) |
ウジー・ブラウン:Ain't that Good News/
ホール・ジョンソン:His Name So Sweet/
アンディーン・スミス・ムーア:Come Down
Angels/
リチャード・ハンドリー:
Isaac Greentree、Epitaph of a Young Girl、Astronomers/
メアリー・ハウ:Three Hokku/
オーリー・スピークス:
For A Day、He's such a li'l trouble、Summer
in the Heart、Morning/
ジョン・プリンドル・スコット:Light/
デイヴィッド・W. ギオン:At the City of
the First Bird/
ポール・クレストン:詩篇23番/
イウェイゼン:3つの歌曲/
キャリー・ジェイコブス=ボンド:12の歌曲/
ジョン・デューク:
Little Elegy、I carry your heart、I can't
be talkin' of love、The Mountains are Dancing |
19世紀、20世紀、そして現在も活躍中の作曲家たちによるアメリカの歌曲集。サクソフォンの作品で高名なポール・クレストンや、金管楽器関係者にはお馴染みのエリック・イウェイゼン(エワイゼン)の歌曲も収録しています。
※録音:2014年8月6日−8日、ラムゼイ・リサイタル・ホール(ジョージア、アメリカ) |
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ミューズの詩 〜 フルート、クラリネットと声楽のための音楽
コープランド:アズ・イット・フェル・アポン・ア・デイ/
ビアリー:プロヴァンスタウン/
ブーツ:小麦の夢/
バッツナー:今日の言葉/
ビアリー:プロテア、ヴェニスにて/
ビーデンベンダー:一晩/
トリンブル:4つの断章/
ストラヴィンスキー:シェイクスピアの詩による3つの歌曲 |
ジョアンナ・ホワイト(フルート)
ケネス・ホワイト(クラリネット)
トレーシー・ワトソン(メゾ・ソプラノ)
エリッサ・ジョンストン(ソプラノ)
メアリー・ジョー・コックス
(ピアノ&ハープシコード)
タケシ・アボ(ヴィオラ) |
シェイクスピアやカンタベリー物語など、一流の詩人の詩や物語をベースとした「フルート、クラリネットと声楽」のための作品を集めたプログラム。
フルートのジョアンナ・ホワイトは、ミシガンのサギノーとミッドランドのオーケストラで首席奏者を務め、中央ミシガン大学のフルート科教授としても活躍しています。
※録音:2015年6月、ステイプルズ・ファミリー・コンサート・ホール(ミシガン、アメリカ) |
FINETONE
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ペーター・レーヘル/
アリア 〜 パイプス・アンド・フォーンズ |
ペーター・レーヘル(ソプラノ・サクソフォン、テナー・サクソフォン)
ペーター・シンドラー(オルガン) |
シューマン:私の心をゆりの林にひたそう(歌曲集
《詩人の恋》より)/
シューベルト:おやすみ(歌曲集 《冬の旅》より)/
ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇 《愛の妙薬》より)/
イタリア民謡:ニーナが床に臥して三日になる/
スカンジナヴィア民謡:リム・リム・リマ/
ペルゴレージ:スターバト・マーテル/
シューベルト:道しるべ(歌曲集 《冬の旅》より)/
アレグリ:ミゼレーレ/
プッチーニ:
歌に生き, 愛に生き(歌劇 《トスカ》より)、
ムゼッタのワルツ 〜 私が街をあるけば(歌劇
《ラ・ボエーム》より)/
モーツァルト:恋人を見つけた男は(歌劇
《後宮からの誘拐》より)/
イタリア民謡:シチリアーノ/
グリーグ:ソールヴェイ (ソルヴェイグ)
の歌(劇音楽 《ペール・ギュント》より) |
ドイツ・リート、オペラ・アリア、そしてレグリのミゼレーレ!クラシックの名曲をサクソフォン・アレンジ!
ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者、そしてファイントーン(Finetone)レーベルの主宰者としても活躍するペーター・レーヘル。
レーヘルのクラシック・クロスオーヴァー・アルバムの最新盤は、ドイツ・リート、オペラ・アリア、民謡、そしてルネサンス・ア・カペラの傑作「アレグリのミゼレーレ」など、様々なクラシック音楽の「名歌」をサクソフォンにアレンジした注目作。
パイプ・オルガンの雄大な伴奏に乗せて、ペーター・レーヘルの優美なホーン・サウンドが響きます。ドイツ有数のレコーディング・チーム、トリトナス(Tritonus)とマルクス・ハイランドによる優秀録音もポイント。
※録音:2017年9月12日−13日、聖マリア教会(ランダウ・イン・デア・プファルツ、ドイツ)
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NIMBUS
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NI 5968
(CD-R)
¥2400
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シューマン、ドヴォルザーク、グリーグ:
ピアノ三重奏のための作品集
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調
Op.63
グリーグ:アンダンテ・コン・モート ハ短調
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 Op.90 《ドゥムキー》 |
トリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ
〔ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、
アーノン・エルツ(ピアノ)、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)〕 |
ハイペリオン(Hyperion)、シャンドス(Chandos)、ニンバス(Nimbus)などでそれぞれソリストとして活躍する世界的名手たち、ハガイ・シャハム、ラファエル・ウォルフィッシュとアーノン・エレツが2009年に結成したピアノ三重奏団によるシューマン、ドヴォルザーク、グリーグ。
個々に高い技術と深い音楽性を持った3人によるアンサンブルは、英ストラッド誌からは、「百万ドル・トリオ(ミリオン・ダラー・トリオ)」と呼ばれたハイフェッツ、ルービンシュタイン、ピアティゴルスキーの3人に例えられています。
※録音:2016年11月24日−26日、モンマス(イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NIMBUS ALLIANCE
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NI 6361
(CD-R)
¥2400 →\2190
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ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
プロコフィエフへのトリビュート
プロコフィエフ:
想い出 Op.4-1/前奏曲ハ長調 Op.12-7/
風刺(サルカズム) Op.17/
束の間の幻影 Op.22/子供のための音楽
Op.65/
冬の妖精(「シンデレラ」からの10の小品
Op.97より)/
愛を込めて(「シンデレラ」からの6つの小品
Op.102より) |
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ) |
フェルツマンのトリビュート・シリーズ!プロコフィエフの珠玉の小品集!
旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
「ラフマニノフ(NI 6148)」、「チャイコフスキー(NI
6162)」、「スクリャービン(NI 6198)」、「シルヴェストロフ(NI
6317)」と続き人気を博してきたロシア音楽へのトリビュート・シリーズ最新作は、プロコフィエフのピアノ小品集。
「束の間の幻影」や「子供のための音楽」など、いずれも1分〜5分程度の小品ばかりを集めたアルバムです。根強い人気を誇るフェルツマンの軽やかな両手で、愛らしく煌めくプロコフィエフの珠玉の小品をどうぞ。
※録音:2017年4月、ワイアストン・レイズ(イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NI 6358
(2CD-R/特別価格)
¥3600
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フランス・オルガン音楽の黄金時代Vol.6
ジャック・ボワヴァン:
オルガン曲集第1巻(1690)&第2巻(1700)
からの組曲集 |
デイヴィッド・ポンスフォード(オルガン) |
主にルイ14世の統治下からフランス革命まで、フランスにおけるオルガン音楽の黄金時代に作曲された秀作を発掘するシリーズ。
第6集は、パリのキャンズ=ヴァン教会やルーアン大聖堂のオルガニストを務めたとされる、ジャック・ボワヴァン(c.1649−1706)のオルガン作品集。
使用楽器は、1992年にフランスの歴史的記念物(Monument
historique)に指定されたサン=ミシェル教会(ボルベック)のヒストリカル・オルガン。
※録音:2017年5月1日−4日、サン=ミシェル教会(ボルベック、フランス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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STERLING
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CDS 1113-2
(CD-R)
¥2600 →\2390
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20世紀前半ドイツの知られざるシンフォニー
マルティン・シェルバー:交響曲第1番
交響曲第1番 ニ短調(1938)
ゲーテの詩による7つの歌(1930)*
なんと美しかったことか, あの時間(1950)*
2つの歌曲(1946)**
歌曲集 《子供の歌》 正編(1930)**
歌曲集 《子供の歌》 続編(1937)**
3つの歌曲(Drei Lieder)(1937)** |
アドリアーノ(指揮)
ブラティスラヴァ交響楽団
トーマス・ハイヤー(テノール)*/**
ラルス・イェンソン(ピアノ)*
ヘダイェット・ジェディカー(ピアノ)**
ラウラ・クロム(ヴァイオリン)
(《子供の歌》正編 第1曲) |
20世紀前半ドイツの知られざるシンフォニー、マルティン・シェルバーの交響曲第1番!
☆20世紀前半ドイツ、マルティン・シェルバーの交響曲!
☆フリッツ・ブルンの管弦楽作品集など稀少作品の録音で知られるアドリアーノ&ブラティスラヴァ響のコンビによる世界初録音!
マルティン・シェルバーは、1907年、ニュルンベルク生まれ。誰もが一匹狼と認め、その経歴についてはほとんど知られていないと言われます。幼少期からヴァイオリンとピアノを弾き、1922年にピアニストとしてデビュー。その翌年、最初の作品を発表しました。第2次世界大戦に従軍、戦後は音楽教育と作曲に専念しています。
交響曲が3曲、1930年から1937年にかけて2つの《子供の歌》をはじめとする歌曲集と単独の歌曲を作曲しています。交響曲第1番は、後の2曲と同じく一楽章で書かれ、「主題」とみなされる楽想を基本にしたアレグロ、アダージョ、スケルツォ、フィナーレの4つの部分から構成される作品です。
「第1交響曲の世界は私の心に近く、はっきり言うと、この世界のなによりも私が大切に思う作品」(シェルバー)。
交響曲第1番のピアノ版の抜粋。こういう雰囲気の曲らしい。1950年代の歴史的録音。
https://www.youtube.com/watch?v=_g5LqbRTrHE
第2番はこういう曲。抜粋。ブルックナーを転生させたような曲。
https://www.youtube.com/watch?v=cRryODgJp7A
なかなか聴きごたえある。
※2014年8月16日−17日、スロヴァキア放送第1スタジオ(ブラティスラヴァ、スロヴァキア)(交響曲)、2009年4月6日−7日、*、2016年3月9日−10日、14日−15日**、フランクフルト音楽舞台芸術大学大ホール(フランクフルト・アム・マイン、ドイツ)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY
DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
マルティン・シェルバー(Martin Scherber、1907年1月16日
- 1974年1月10日)は、ドイツの作曲家。
ニュルンベルク出身。父のリヒャルト・シェルバーは国立オペラ劇場の首席コントラバス奏者だった。
5歳の段階でピアノを暗譜して演奏することができ、その後即興演奏も行うようになった。13歳で初めての作品を作曲した。
1925年にミュンヘン音楽・演劇大学に入学し、4年後にはアウッシク・アン・デア・エルベでコレペティトールとなり、さらに指揮者や合唱指導者として活動した。
1933年より公職を辞して、故郷でフリーランスの作曲家・音楽教師として活動し、1938年に交響曲第1番ニ短調を作曲した。
第二次世界大戦中は軍務についたが、戦後の1951年から1952年にかけて交響曲第2番ヘ短調を、1952年から1955年にかけて交響曲第3番ロ短調を作曲した。シェルバーはこれらの交響曲を「メタモルフォシス交響曲」と呼んだ。
彼は交響曲を死後公表するつもりであったが、1971年にニュルンベルクで行われたアルブレヒト・デューラー生誕500年記念祭で演奏された。
そのほかの作品には器楽曲、合唱曲、歌曲、ピアノ曲などがある。
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TCB
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サンディ・パットン/ザ・サーガ・オヴ・リフレクティヴ・ペースペクティヴズ
1. 幻想即興曲(フレデリック・ショパン)
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アイム・オールウェイズ・チェイシング・レインボウズ(ハリー・キャロル/ジョセフ・マッカーシー)
2. 夢想(クロード・ドビュッシー) − マイ・リヴェリー(ラリー・クリントン)
3. 夢のあとに(ガブリエル・フォーレ)
4. リベルタンゴ(アストル・ピアソラ/グレイス・ジョーンズ)
5. 別れの曲(練習曲ホ長調 Op.10-3 《悲しみ》)(フレデリック・ショパン)
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ノー・アザー・ラヴ(ポール・ウェストン/ボブ・ラッセル)
6. サムウェア(レナード・バーンスタイン)
7. 亡き王女のためのパヴァーヌ(モーリス・ラヴェル)
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ザ・ランプ・イズ・ロウ(ピーター・デローズ&バート・シェフター/ミッチェル・パリッシュ)
8. ダニー・ボーイ(アイルランド民謡) |
サンディ・パットン(vo)、トーマス・デュルスト(b)、
スワヴェク・プリズガ(g)、アミゲルン弦楽四重奏団 |
スイスのベテラン・シンガー、70歳記念プロジェクト、サンディ・パットンがクラシックの名曲を歌う!
ベルン芸術大学で長年ジャズ・ヴォーカルを教えてきたベテラン・シンガー、サンディ・パットンの生誕70周年を記念したプロジェクト。
ショパンの「幻想即興曲」のメロディーを使い、ジュディー・ガーランドなどの歌唱で知られるミュージカル・ナンバー「I'm
Always Chasing Rainbows(虹を追って)」や、ラリー・クリントンがドビュッシーの「夢想」をアレンジした「My
Reverie」、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」のメロディーをポピュラーソング化してフランク・シナトラなどが歌った「The
Lamp Is Low」などのよく知られたアレンジ作品と、ベルン音楽院の教授を務めるギタリスト、スワヴェク・プリズガ(スワヴォミール・プリズガ)がアレンジしたクラシック曲を組み合わせた秀逸なプログラムです。
※録音:2017年9月17日−18日ベルン芸術大学スタジオ
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URLICHT
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ソ連衰退期に書かれた無伴奏ヴァイオリン作品集
労働者たちの楽園のたそがれの時代−ヴァイオリンの演説
ハチャトゥリアン(1903-1978):
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ=モノローグ(1975)
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):
D~a More−ジプシーのバラード(無伴奏ヴァイオリンのための;1990)
グリゴリー・ザボロフ(1935-1985):無伴奏ヴァイオリンのための即興(1978)
アフロディタ・カトリメドウ(1956-):
無伴奏ヴァイオリンのための2つの小品(1978)(*)
シュニトケ(1934-1998):
ショスタコーヴィチ追悼前奏曲(無伴奏ヴァイオリンのための;1975)
ドミトリー・スミルノフ(1948-):
無伴奏ヴァイオリンのための2つのフーガ
Op.7(1970)
ニコライ・バディンスキ(1937-):対話(無伴奏ヴァイオリンのための;1973)(*)
(*)世界初録音。 |
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン) |
録音:2013年6月16-17日、イーディス・チャペル、ローレンスヴィル、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
ソヴィエト連邦とワルシャワ条約機構の衰退期にソヴィエト、チェコ(ボドロヴァー、カトリメドウ)、ブルガリア(バディンスキ)で書かれた無伴奏ヴァイオリン作品集。
それらは「栄光ある労働者革命」の亀裂を露呈していた自国において反体制的として批判される一方で、かすかな希望の光を示すものでもありました。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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DANACORD
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DACOCD 787-788
(2CD-R)
¥5400 →\4990
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"デンマークのヴァイオリンの魔術師"
ヴァンディ・トヴォレクの遺産 1946-1953録音選集
ヘンリク・ヴィエニャフスキ:
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22*/**[録音:1946年]、
クヤヴィアク イ短調(第2マズルカ)§[録音:1946年]/
ベーラ・バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ[録音:1951年]/
クヌーズオーウ・リスエーヤ:
2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.55b♯[録音:1953年]、
ヴァイオリン, チェロとピアノのためのソナタ
Op.55a†/§[録音:1953年]/
セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ
イ長調§[録音:1947年]/
ジュゼッペ・タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ
ト短調 《悪魔のトリル》§[録音:1947年]/
パブロ・デ・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
Op.20*/***[録音:1946年]/
ヤコブ・ゲーゼ:タンゴ 《ジェラシー》*/***[録音:1946年]/
イェネー・フバイ:
チャールダーシュの情景第4番 《ヘイレ・カティ》
Op.32、
チャールダーシュの情景第5番 《バラトン湖の波》
Op.33§[録音:1947年]/
オーレ・ブル:セーテルの娘の日曜日§[録音:1953年]/
フィニ・ヘンリケス:蚊の踊り Op.20-5、悪魔の踊り、子守歌§[録音:1947年]/
ヴァンディ・トヴォレク:カプリチェット§[録音:1947年]/
フェルディナンド・ポリアキン(トヴォレク
編曲):カナリア§[録音:1948年]/
カイ・モーテンセン:おんどりのドゥードル・ダンディ(養鶏場の恋)‡[録音:1953年] |
ヴァンディ・トヴォレク(ヴァイオリン)、デンマーク放送管弦楽団*、エーリク・トゥクセン(指揮)**、
エミール・レーセン(指揮)***、デンマーク放送軽音楽オーケストラ‡、テディ・ペータセン(指揮)‡、
エスター・ヴァウニング(ピアノ)§、チャーレス・センデローヴィツ(ヴァイオリン)♯、
ヨハン・ヒュー=クヌセン(チェロ)† |
☆"デンマークのヴァイオリンの魔術師"と呼ばれた名手、ヴァンディ・トヴォレクの貴重な録音集。
ヴァンディ・トヴォレク(1913−1990)は、デンマークでもっとも人気を集めたヴァイオリニストと言われます。ポーランド人を両親にコペンハーゲンで生まれ、エッバ・ニッセンとエアリング・ブロクにヴァイオリンを学びました。
1944年、ブラームスの協奏曲を弾いてデビュー。デンマーク放送の木曜日コンサートでソリストを務め、1940年代と1950年代にかけてクラシカルとポピュラー音楽のレパートリーをレコードに録音、1950年代にはイギリスやアメリカなどへのツアーも行っています。
ピアニストでコメディアンのバアウ・ローセンバウム(ヴィクター・ボーグ)のデンマーク、ノルウェー、スウェーデンへのツアーに同行、エンタテイナーとしても活躍しました。
録音エンジニア、クラウス・ビューリト氏の個人コレクションと王立図書館所蔵の
Decca LP の復刻によるコレクション。
バルトークのソナタから、「ヴァイオリンのウィザード(魔術師)」の妙技が聴衆を魅了したという技巧的な作品まで、トヴォレクの最良の録音が集められています。
※録音:1946年〜1953年(モノラル/ADD)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
LYRITA
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REAM.1138
(CD-R)
¥2500
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エリザベス・マコンキー(1907−1994)
劇的カンタータ「エロイーズとアベラール」
マコンキー:カンタータ《エロイーズとアベラール》 |
ジェームズ・ガッダーン(指揮)
イギリス交響楽団
コリドン・フィルハーモニー合唱団
ハンナ・フランシス(ソプラノ/エロイーズ)
トム・マクドネル(バリトン/アベラール)
フィリップ・ラングリッジ(テノール/フュルベール) |
「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
エリザベス・マコンキー(1907−1994)が1977年に書いたソプラノ、テノール、バリトン独唱と合唱&管弦楽のための劇的カンタータ「エロイーズとアベラール」。1979年3月3日に世界初演された貴重なライヴ音源が「Itter
Broadcast Collection」から登場。
中世ヨーロッパの神学者ピエール・アベラールとその弟子エロイーズとの愛の物語は、様々な創作の題材にもなっていますが、マコンキーはフィクション性を廃し、二人の手紙から歌詞(セリフ)を構築しています。
※録音(ライヴ):1979年3月3日/BBC放送日:1979年11月2日/ADD
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
NORTHERN FLOWERS
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セルゲイ・スロニムスキー(1932-):
交響曲第2番(1978)(*)
カンタータ「A Voice from the Chorus (Голос
из хора)」
(アレクサンドル・ブロークの詩による、独唱、合唱、オルガンと管弦楽のための;1963)(+) |
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
エフゲニア・ゴロホフスカヤ(メゾソプラノ(+))
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン(+))
レニングラード国立カペラ合唱団(+)
ユーリー・セミョーノフ(オルガン(+))
レニングラード・フィルハーモニー室内管弦楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
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録音:1977年(+)、1979年(*)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト、ADD
原盤:Melodiya
セルゲイ・スロニムスキーはレニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれたロシアの作曲家。ボリス・アラポフ(1905-1992)、ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963)に作曲を師事。レニングラード(サンクトペテルブルク)音楽院教授を務める他、ピアニストや音楽学者としても活躍。
(+)は作品名の日本語の定訳が見つからないため英語訳を表記しましたがロシア語で歌われています。両音源とも初のCD化です。
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STERLING
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CDA 1813/1816-2
(4CD-R/特別価格)
¥8400
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ワーグナー:楽劇 《神々の黄昏》 WWV 86D |
ライラ・アンデション=パルメ(ソプラノ、ブリュンヒルデ)、
エリオット・ペイリー(テノール、ジークフリート)、
マーグレーテ・ダニエルセン(メゾソプラノ、ヴァルトラウテ)、
エヴァ・ヨハンソン(ソプラノ、グトルーネ)、
ラース・ヴォーエ(バリトン、グンター)、
オーウ・ハウグラン(バス、ハーゲン)、
ヤーアン・クリント(バリトン、アルベリヒ)、
オーフス交響楽団、
フランチェスコ・クリストフォリ(指揮) |
スウェーデンのソプラノ歌手、ライラ・アンデション=パルメ(1941−)の『夜の女王からエレクトラまで』(CDA1806/07-2)に次ぐリリース。
コペンハーゲンのデンマーク国立オペラが毎夏オーフスで行っている特別公演から、ワーグナーの『ニーベルングの指輪』がデンマークで上演された1912年のプロダクション以来となる1987年の『指輪』の第3夜《神々の黄昏》のライヴ録音。
アメリカ、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれのテノール、エリオット・ペイリー(1948−)がジークフリート、その他の主要な役はデンマークの歌手が歌っています。
※英語とドイツ語による全104ページのリブレット付き。
※録音(ライヴ):1987年9月6日、オーフス・コンサートホール(オーフス、デンマーク)/ADD
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
<映像>
DANACORD(映像)
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DACO 991
(DVD-R-Video/ PAL)
¥3200
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ピアノクレイジー 〜 2016年フーズム城音楽祭ライヴ |
様々なアーティスト |
フランク(フリードマン編):前奏曲, フーガと変奏曲、
リスト:夜の賛歌、メ
トネル:夕べの歌 Op.38-6
〔ズラータ・チョチエヴァ〕/
ルジツキ:ピアノ五重奏曲ハ短調 Op.35、
フリードマン:ピアノ五重奏曲ハ短調
〔ジョナサン・プロウライト、シマノフスキ弦楽四重奏団〕/
ペソン:La lumiere n'a pas de bras pour
nous porter、
ブリテン:組曲 《休日の日記》 Op.5
〔アルテョム・ヤスィンスキイ〕/
ビゼー:ラインの眺め、
シャミナード:森の精 Op.60、悲しみ Op.104〔ヨハン・ブランシャール〕/
シューベルト(ブラームス編):レントラー、
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op104
〔エレーヌ・メルシエ、シプリアン・カツァリス〕 |
北海に面した北ドイツの小さな港町、フーズムを舞台として1987年から毎年開催されているピアノのためのレア・レパートリーの祭典「フーズム城音楽祭」。
記念すべき30周年を迎えたフーズム城音楽祭2016の映像作品。シプリアン・カツァリスやジョナサン・プロウライトなどの名手によるコンサート映像の他、リハーサルやインタビュー、フーズムの美しい街並み、音楽祭を楽しむ観客の様子などが収録されています。
※録音:2016年8月19日−27日/収録時間:約50分/字幕:英語、ドイツ語
※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで試聴可能です。予めご了承ください。
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのDVD-R盤となります。
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