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≪第96号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2018/2/13〜






2/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACCENT



ACC 24342
(2CD)
¥4000→\3690
SYMPHONIA レーベルの名盤がACCENTから復活!
 ビーバーに師事した
  ロマヌス・ヴァイヒライン:ミサ曲集

 [CD1]
  (1)Canon uber das Post-Hornl
  (2)Eripe me Domine
  (3)Domine
  (4)Missa Rectorum Cordium
 [CD2]
  (5)Missa Sanctissimae Trinitatis
  (6)Missa Gloriosae Virginis in Coelo
グナール・レツボール(指揮)
アルス・アンティクァ・オーストリア
聖フロリアン少年合唱団
 レツボールの名盤が復活!古楽ファン垂涎のミサ曲集

 録音:2006年9月(CD1)、2004年11月(CD2)/50’22’’、74’31’’

 もともとSYMPHONIA レーベルで発売されていたCD2 枚をセットにしたもの。廃盤久しい、知る人ぞ知る古楽の名盤が嬉しい復活です。
 ロマヌス・ヴァイヒライン(1652-1706)はオーストリア生まれで、ビーバーに師事した作曲家。オーストリア古楽界の重鎮レツボールが自国の作曲家を愛情たっぷりに演奏しており、ハイレベルな少年合唱の透明さも見逃せません。
 美しい宗教作品にどっぷり浸りたい人にお勧めです。(4)はトランペット、トロンボーン、ティンパニを伴う華やかな音楽でビーバーを思わせます。




当然のことながらビーバーを愛する人は間違いなく気に入る・・・
17世紀オーストリアの修道士にして作曲家
ロマヌス・ヴァイヒライン


ALPHA 212
\2800
修道士ヴァイヒライン『音楽の祝宴』、
 および17世紀ドイツ語圏の器楽作品

  ヴァイヒライン:①ソナタ3番 イ短調
  クーナウ:②ソナタ6番 変ロ長調〜
   チャッコーナ(2台のチェンバロ用・編曲版)
  ヴァイヒライン:③ソナタ11番 ロ短調
  ベーム:④カプリッチョ ニ長調
  ヴァイヒライン:⑤ソナタ9番 ニ短調
  バッヘルベル:⑥チャッコーナ ニ短調(2台のチェンバロ用・編曲版)
  ヴァイヒライン:⑦ソナタ6番 ヘ長調
  ケルル:⑧チャッコーナ ハ長調(2台のチェンバロ用・編曲版)
  ヴァイヒライン:⑨ソナタ2番 ト短調
  ムファット:⑩パッサカリア ト短調
ソフィー・ジェント、トゥオモ・スニ(vn)
オリヴィエ・フォルタン(cmb/org/指揮)
アンサンブル・マスク(古楽器使用)
+スキップ・センペ(cmb/2台チェンバロ曲)

 修道士ロマヌス、ヴァイオリンを弾く。オーストリア後期バロックの豊饒さを実感、Alphaらしい「発見の喜び」
 久々にAlphaらしい、古楽ど真ん中の”発見の喜び”を味あわせてくれる、ほれぼれするようなアルバム——ロマヌス・ヴァイヒライン、17世紀オーストリアの修道士にして作曲家。
 器楽の大家であるビーバーやシュメルツァーら、他のオーストリア・バロックの巨匠たちと肩を並べるほど力量を持っているにもかかわらず、その後の歴史のいたずらか、現時点での知名度ではまったく彼らに及んでいません(その作品のみごとに圧倒された異才ばグナール・レツボールが、SymphoniaレーベルでCD2枚を費やして作品紹介につとめたことも、積年の古楽ファンならご存知かもしれません)。
 本盤には彼の作品1から選りすぐられた、重厚で渋みある弦楽ソナタが5曲!著名な巨匠たちの作品と見紛うばかりの逸品ぞろいです。それらと交互に収録されているのは、「カノン」で知られるパッヘルベルや大バッハの先任者クーナウら、気になる同時代の「名前だけは有名」な作曲家たちの鍵盤曲——それらがチェンバロで奏でられるさわやかさもたまりません。
 うち3曲はチェンバロ2台用への編曲、その二人目のチェンバロ奏者は、かの大物スキップ・センペ!Ens.マスクの非の打ち所がない演奏も、天才技師ユーグ・デショーの息を飲むほど美しい自然派録音も、やはり名門Alphaならでは!と納得の一枚。





FARAO



B 108099
¥2500
注目のピアニスト、ビビレイシュヴィリのデビュー・アルバム!
 (1)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調『戦争ソナタ』 Op.82
 (2)ラヴェル:夜のガスパール
 (3)シベリウス:13の小品 Op.76
 (4)バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80
リカ・ビビレイシュヴィリ(ピアノ)
 注目のピアニスト、ビビレイシュヴィリのデビュー・アルバム!驚異のテクニックでバリバリ奏でる20 世紀音楽!

 録音:2017年7月/ドイツ、プラネック/78’10’’

 1988 年ジョージアのバトゥミ生まれ、注目の美人ピアニストのデビュー・アルバムです。彼女は10 歳でジョージア芸術大学のピアノクラスに参加。12 歳でラフマニノフの第1 協奏曲を、14 歳でサン=サーンスの第2 協奏曲をオーケストラと演奏したという天才です。2008 年よりミュンヘン音楽大学に学び、現在もミュンヘンを拠点に活動しています。
 高い技術を必要とされる20 世紀作品を各国から集めた収録曲がとても意欲的かつ刺激的。申し分のない技巧とドライなタッチでバリバリと奏でるプロコフィエフとバルトークが強烈な印象を残します。
 歯切れよく迷いのない冷徹なフレージングが冴えわたった快演!粒立ちの良いラヴェルとシベリウスもメカニックな精妙さがクセになります。


どれくらいうまいかというとこれくらい。Chopin Etude op.10 Nr.1

https://www.youtube.com/watch?v=-P3jq2U5dec





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MIRARE

MIR 324
¥2700→\2490
フランソワ・サルク(チェロ)&クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
 フランスの名手二人によるアルペジオーネ・ソナタ、端正にして高貴な世界

 シューベルト(1797-1828):
  ・アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821
  ・セレナーデ D957
  ・水車職人と小川(歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D795/ 第19曲)
  ・連祷 D343
  ・嘆きの歌 D23
  ・君は憩い D776
  ・涙の賛美 D711
  ・朝の挨拶(歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D795/ 第8曲)
  ・さすらい人の夜の歌 D224
  ・さすらい人 D489
  ・夜と夢 D827
  ・エレンの歌 第3番 D839
フランソワ・サルク(チェロ)
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
 録音:2016 年6 月26-28 日、TAP、ポワティエ(フランス)

 フランスのチェロ界の巨匠、フランソワ・サルクと、名手クレール=マリ・ル・ゲによるシューベルト。
 フランソワ・サルクは、ローザンヌ国際コンクールで全会一致の優勝、ジュネーヴ国際コンクール第2 位、ミュンヘン国際コンクールやチャイコフスキーコンクールでも様々な賞に輝いています。イェール大学を卒業後、パリ国立高等音楽院でも学んでおり、ブーレーズに「たぐいまれなるカリスマとヴィルトゥオジティ」を兼ね備えていると賞賛されました。これまでに70 カ国で演奏会を行っており、録音も多数。新曲も初演しているほか、ジャズ・アーティストともコラボレーションするなど、その活動の幅はとどまるところを知らない、フランスの大家です。
 アルペジオーネ・ソナタは、ウィーンの名ギター奏者にしてアルペジオーネの奏者でもあった、シュスターのために書かれました。
 名手のヴィルトゥオーゾ性と楽器の魅力を存分に引き出すためにシューベルトが書いた音楽は、流麗な冒頭と続くダンスのようなモティーフが印象的な第1 楽章、美しくホ長調で歌う第2 楽章、そして様々に表情を変えながらめぐるロンド形式で、スタッカート、ピツィカート、跳躍なども要求される第3 楽章という後世の人々を魅了してやまないもので、チェロでも頻繁に演奏されています。
 ここでは、世界で活躍し、日本にもファンも多い美しきフランスの名ピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲの素晴らしい共演を得て、端正にして高貴なシューベルトの世界を展開しています。
 他に収録された歌曲のチェロとピアノのための編曲でも、CD のタイトルともなっている「さすらい人」の深遠な詩の世界の表現は圧倒的。それぞれの歌曲の詩人の朗読を聞いているような、豊かな情感と色彩に満ちた演奏となっています。




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 おー、久しぶりになるクレール=マリ・ル・ゲ。相変わらずマイペース。


前作はここまでさかのぼるか?
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)

 仏ACCORDから衝撃的なリストでデビュー、女優並みの容姿で注目され、日本でも多くの媒体で注目されブレイクの兆しが見えたル・ゲ。しかし一気に盛り上げようというメーカー&代理店の気持ちとは裏腹に本人はいたってマイペース。自分の気に入ったものを気いったときにしかレコーディングしない。
 とはいえその美しく流れるような音色、きらきらした色彩感、シャープな感性は、フランスにとどまらず世界においても貴重な才能。コマーシャリズムとは無縁に、これからも彼女は活躍しつづけていくだろう。いつのまにかACCORDからMIRAREに移籍、さらに自由な感性でアルバム作りを始めている。
 MIRAREのアルバムは生命観にあふれたバッハ、そして華やかでゴージャスなロシア音楽。

 そしてACCORD時代の名作としてはやはりラヴェル&ストラヴィンスキーのピアノ版。
 もちまえの美しいピアノで原曲のオーケストラの響きを完全に忘れさせてくれる。
 

MIR 264
\2700→\2490
クレール=マリ・ル・ゲ/バッハに挑む!
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲BWV971
  カプリッチョ<最愛の兄の旅立ちに寄せて> BWV992
  シンフォニア第11番ホ短調BWV797
  パルティータ第1番変ロ長調BWV825
  インヴェンション第14番変ロ長調
  半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
 クレール=マリ・ル・ゲが満を持してバッハに挑む!バッハと対峙した真摯な演奏!

 録音:2014 年6 月ヴィルファヴァール農場/59’00/エンジニア:セシル・ルノアール

 現代フランスを代表するピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲ。これまでモーツァルトやロマン派、現代音楽を中心としたレパートリーを組んでいましたが、遂にバッハを録音しました。イタリア趣味を反映した明朗快活な「イタリア協奏曲」。標題音楽の先駆的な作品であり、バッハの次兄であるヨハン・ヤコブがスウェーデン国王カール12 世親衛隊のオーボエ奏者として赴任する、その旅立ちのために作曲されたカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」。そしてシンフォニア、パルティータ、インヴェンション。さらには厳格な対位法と即興的な幻想曲の高度な融合を実現した「半音階的幻想曲とフーガ」など様々な形式の音楽を取り入れてきたバッハならではの作品集。クレール=マリ・ル・ゲの知的な表現と大胆なアプローチで曲を構築し、バッハの肖像を明らかにしています。
 「バッハの音楽は、地球に深く根を張った樹木のように、空に向かって枝を伸ばし、音楽的生命力に溢れています。演奏するためには、バッハと対話しなくてはなりません。この深遠で本質的な旅は、バッハの天才性に支えられているのです。」クレール=マリ・ル・ゲ


クレール・マリ=ル・ゲ、MIRARE ロシア音楽
Claire-marie Le Guay: Voyage En Russie
MIR 169
\2500→\2290
クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路
(1)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
(2)スクリャービン:左手のための前奏曲嬰ハ短調Op.9-1
(3)ラフマニノフ:絵画的練習曲変ホ短調op.39-5
スクリャービン:(4)前奏曲ホ長調op.15-4 (5)練習曲嬰ハ短調op.2-1
(6)ボロディン:スケルツォ 変ロ長調
(7)ラフマニノフ:「ひな菊」op.38-3
(8)チャイコフスキー:無言歌イ短調op.40-6
(9)スクリャービン:練習曲嬰ニ短調「悲愴」op.8-12
(10)チャイコフスキー:無言歌ヘ長調op.2-3
(11)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 op.3
(12)スクリャービン:マズルカ変ニ短調op.3-5
(13)チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォop.7
(14)スクリャービン:前奏曲変ロ短調op.16-4
(15)ラフマニノフ:前奏曲ト短調op.23-5
ムソルグスキー:(16)子供の遊び (17)涙
(18)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」 op.72
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)
ラ・フォルジュルネ関連タイトル。麗しきヴィルトゥオーゾ、クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路、超絶技巧から詩曲まで——ロシア音楽の多彩な魅力を凝縮したピアノ小品集

録音:2011 年10 月11-14 日、Le Temple de l’Annonciacion(パリ)/64’00”

 2012 年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」!開催地を熱狂の渦に巻き込む一大イベントを直前に控え、クレール・マリ=ル・ゲがロシアをテーマとしたピアノ小品集をリリースします!
 19 世紀から現代にいたる激動の時代を生きた音楽家たちの珠玉の作品の数々を収録した本CD、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開催前には是非とも聴いておきたい1 枚です。ひとえにロシア音楽と言っても、その魅力は決して一言で語りつくせるものではありません。
 「ロシアへの旅」と題した本CD において、ル・ゲは多彩な作品を選曲、収録しています。超絶技巧作品、優雅かつ抒情的な舞曲、寂寥感にあふれた詩曲…聴き応え十分のプログラムとなっています!作曲家ごと、作品ごとに異なる多様な曲調を聴き比べながらロシア音楽の奥深い魅力に酔いしれる、おすすめ盤です!
 清澄な音色と抜群の表現力で高い評価を受けるフランス人ピアニスト、クレール・マリ=ル・ゲ。幅広いレパートリーのピアノ作品を演奏することに積極的な彼女は、これまでモーツァルトからリストにわたる様々な時代の作品の演奏、録音に取り組んできました。よく練られた独自の解釈から生まれる彼女の演奏には他の演奏家とは一味違う魅力があり、多くの注目を集めています。本CD では1 曲目の「熊蜂の飛行」から卓越した演奏技術を披露。難曲であることを全く感じさせない安定した演奏と、情感あふれる表現力に圧倒される名盤です!





GLOSSA



GCD 924102
¥2500
クリスティアン・セン(バス=バリトン)
 J.S.バッハ:バス独唱のためのカンタータ集

  カンタータ第56番「われは喜びて十字架を負わん」BWV.56
  カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82
  カンタータ第158番「汝に平安あれ」BWV.158
クリスティアン・セン(バス=バリトン)
ルーベン・ヤイス(指揮)
ラバロッカ
 ビオンディと神奈川で共演!クリスティアン・センが歌うバッハ!

 ☆ルーベン・ヤイス&ラバロッカの第2弾!
 ☆チリ生まれの古楽系バリトン、クリスティアン・センが歌うバッハ!

 1998年から2007年にかけてミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響合唱団の指揮者を務めたルーベン・ヤイスが率いる、ミラノを拠点とする器楽と声楽のバロック・アンサンブル "ラバロッカ(laBarocca)"のGlossa第2弾。ソニア・プリナが歌ったグルックのオペラ・アリア集(GCD 924101)に続くのは、チリの古楽系バリトン、クリスティアン・センが歌うバッハのカンタータ集。
 クリスティアン・センはチリ生まれ、現在はイタリアで活躍するバリトン歌手。バッハやヴィヴァルディなどのバロック・レパートリーを主体とし、特に得意とするバッハはカンタータ集、クリスマス・オラトリオ、ヨハネ受難曲、マタイ受難曲、マニフィカトなど主要な作品をヨーロッパ各地で歌っています。また、日本では2006年のファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテの神奈川公演(ヴィヴァルディの《バヤゼット》)で共演しています。

 ※録音:2017年4月2日−4日、オーディトリウム・ディ・ミラノ(イタリア)



 


GCD 924003
(2CD/特別価格)
¥3800
知られざるフランス・バロック
 ハンガリーの奇才ジェルジュ・ヴァシェジ、
  ラモーの英雄的牧歌劇「ナイス」全曲!

   ラモー:英雄的牧歌劇 《ナイス》
オルフェオ管弦楽団、
パーセル合唱団、
ジェルジュ・ヴァシェジ(指揮)、
シャンタル・サントン=ジェフリー(ナイス)、
レイナウト・ファン・メヘレン(ネプチューン)、
フロリアン・センペイ(ジュピター、ティレシウス)、
トマ・ドリエ(プリュトン、テレニュス)、
マヌエル・ヌニェス=カメリーノ(アステリオン)、
ダニエラ・スコルカ(フローレ、羊飼い)、
フィリップ=ニコラ・マルタン(パレモン)、
マートン・コマロミ(プロテウス)  
 ☆フランス・バロックのスペシャリスト、ハンガリー古楽界の奇才ジェルジュ・ヴァシェジ!
 ☆ラモーの「ナイス」全曲!

 ラモーの「詩神ポリムニーの祭典」(GCD 923502)でGlossaデビューを果たし、モンドンヴィルの「グラン・モテ集」(GCD 923508)、モンドンヴィルの「イスベ」(GCD 924001)などの知られざるフランス・バロックを優れた演奏で現代に蘇らせてきたハンガリー古楽界の奇才ジェルジュ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
 ジャン=フィリップ・ラモーの英雄的牧歌劇(パストラル・エロイック)「ナイス」は、1748年に結ばれたオーストリア継承戦争の講和条約「アーヘンの和約」を記念した平和のためのオペラ。
 フランスの注目ソプラノ、シャンタル・サントン=ジェフリーを始めとする優れたソリスト陣と、パーセル合唱団、オルフェオ管弦楽団の洗練された古楽演奏で、ジェルジュ・ヴァシェジのフランス・バロック探求の最先端をどうぞ。

 ※録音:2017年3月4日−6日、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール "Mupa(芸術宮殿)"(ブダペスト、ハンガリー)







LYRINX

LYR 300
¥2300
エレヌ・ドトリのブラームス:チェロ・ソナタ!
 ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
  チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
エレヌ・ドトリ(チェロ)
サンドラ・シャムー(ピアノ)
 ジャンドロンの弟子でフランスの伝統を引き継ぐチェリスト、エレヌ・ドトリのブラームス:チェロ・ソナタ!

 録音:2016年6月30日-7月3日 マルセイユ、65’36

 ブラームスのチェロ・ソナタ2曲を収録。エレヌ・ドトリは1961年生まれのフランスのチェリスト。パリ高等音楽院でモーリス・ジャンドロンに学び、音楽院を首席で修了。ソリストとして活動する一方、教職にも長く従事している。
 サンドラ・シャムーは1967年生まれのフランスのピアニスト。室内楽ピアニストとして長年に渡って活躍している。




MUSIC&ARTS



M&ACD 1294
(5CD 4枚価格)
¥9200
カルロ・グランテ(ピアノ)
「ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):鍵盤ソナタ全集第5巻」

 CD1)パルマ写本第12巻(第1番-20番)
 CD2)パルマ写本第12巻(第21番-30番)
    パルマ写本第13巻(第1-9番)
 CD3)パルマ写本第13巻(第10-26番)
 CD4)パルマ写本第13巻(第27-30番)
    パルマ写本第14巻(第1-11番)
 CD5)パルマ写本第14巻(第12-30番)
カルロ・グランテ(ピアノ)
 名匠カルロ・グランテのスカルラッティ。ソナタ全集録音シリーズ、待望の最新録音!

 録音:2016年3月ウィーン/使用ピアノ:ベーゼンドルファー・インペリアル;バドゥラ=スコダ所有
 CD1)[75:50]/CD2)[75:58]/CD3)[77:04]/CD4)[74:48]/CD5)[78:48]

 ドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタ全集完結の偉業に挑むグランテの最新録音盤。
 グランテのレパートリーは異様に広く、バロックからモーツァルトそしてロマン派から近代にかけてのヴィルトゥオーゾ系コンポーザー&ピアニストであるリスト、ブゾーニ、ゴドフスキ(ただでさえ難しいショパンの練習曲を更に難しく編曲再作曲したゴドフスキ版の録音は快挙)、20世紀の怪物作曲家ソラブジらの音楽などがグランテの真骨頂である。
 しかしイタリア人としてドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタは特別な愛着があるらしく、ベーゼンドルファー・インペリアルの艶やかな音色を駆使しスカルラッティの鍵盤音楽の華やかで甘美な世界を見事にリアリゼーションしている。
 ブゾーニやソラブジで聴かせる重厚でドラマティックなピアノとは異なり、ここではチェンバロ、フォルテピアノのタッチとモダンピアノの音色を巧妙にブレンドし透明感のある清冽なスカルラッティに仕上げられている。

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


Barbirolli Society



SJB 1002
(CD−R)
\2300→\2090
フランスの作曲家による作品集
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/
 フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」/
 イベール:ディベルティスマン/
 サン=サーンス:動物の謝肉祭
ジョン・バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
1950年、1953年、1954年録音
 


SJB 1027
(CD−R)
\2300→\2090
Columbia Masters Volume 3
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」/
 ドビュッシー(ビュッセル編):小組曲/
 ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
  ベニー・グッドマン(Cla)/
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
ナタン・ミルシテイン(Vln)
バルビローリ指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニック
1940年、1942年録音
 


SJB 1075
(2CD−R)
\3000→\2590
コンダクツ・エルガー
 エルガー:
  エニグマ変奏曲、序奏とアレグロ、
  弦楽セレナード、夢の中の子供たちより第1曲、
  序曲「コケイン」、交響曲第2番、
  希望と栄光の国
   キャスリーン・フェリアー(Contralto)
ジョン・バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
1949年〜1956年録音
 


SJB 1077
(CD−R)
\2300→\2090
コンダクツ・ウィリアム・オルウィン
 オルウィン:
  ハープ協奏曲「リラ・アンジェリカ」
   シドニー・グーセンス(Harp)BBC交響楽団
  魔法の島
   ハレ管弦楽団、
  秋の伝説
   ロジャー・ウィンフィールド(cor anglais)
   ハレ管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団、他
1953年、1955年録音



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MELODIYA


スヴェトラーノフ
アンソロジー・オブ・ロシアン・シンフォニック・ミュージック Vol.3



MEL1002482
(11CD)
\18000→\16990

 スヴェトラーノフは「全てのロシア、ソヴィエト連邦の交響曲、管弦楽作品」を録音するという強い信念のもとに、およそ30年に渡って数多くの録音を敢行、それまでに録音されることのなかった多くの作品を取り上げ、素晴らしい演奏を成し遂げました。
 ボリショイ歌劇場のソリストであった父フョードルと母タチアナを両親に持つスヴェトラーノフは、幼い頃から声楽曲に愛着を抱いており、モスクワ音楽院ではオペラ管弦楽指揮法をアレクサンドル・ガウクに師事、ボリショイ劇場の指揮者になってからはロシア歌劇を数多く演奏するとともに、合唱が重要なロシアの作曲家のカンタータ、オラトリオを積極的に演奏しました。1965年にソヴィエト国立交響楽団の首席指揮者に就任してからは、ロシアだけでなく他国の作曲家、エルガー、マーラー、リストなどの大規模な声楽曲の演奏を手掛け、その画期的な解釈と壮大な音作りが高く評価されています。

 この11枚組には、ロシアの作曲家たち、リムスキー=コルサコフ、タネーエフ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチなどの有名曲からカスタルスキー、シャポーリン、ボイコなど知られざるカンタータをまとめて収録。中には1978年に行われたショスタコーヴィチの「森の歌」のライヴ収録も含まれています。



 ロシアン・シンフォニック・アンソロジー Vol.1・・・MEL1002480  こちら

 ロシアン・シンフォニック・アンソロジー Vol.2・・・MEL1002481
  こちら

    
【CD1】
 1.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):カンタータ「ホメロス」Op.60より-
  ソプラノ、メゾ・ソプラノ、アルト、女性合唱と管弦楽のための
 タネーエフ(1856-1915):カンタータ「ダマスカスのヨハネ(聖イオアン・ダマスキン)」 Op.1
  2.I begin a journey into the unknown 私は未知世界へ旅をする
  3.But while I sleep with the eternal sleep 私が永遠の眠りについている間
  4.On the day when a trumpet ラッパの鳴る日に
   マルガリータ・ミグラウ(ソプラノ)…1
   ニナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)…1
   グラフィラ・コロリョーヴァ(アルト)…1
   ユルロフ・ロシア国立大学合唱団…1
   モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団…1

   モスクワ放送合唱団…2-4
   ソヴィエト国立交響楽団…2-4
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

   録音
   1971年…1/1991年…2-4
   Sound engineer-I.Veprintsev(2-4)

【CD2】
 タネーエフ(1856-1915):カンタータ 第2番「詩篇の朗読」Op.36-4人の独唱者、合唱と管弦楽のための
  1-3.第1部
  4-6.第2部
  7-9.第3部
   アデリーナ・コズローヴァ(ソプラノ)
   ライサ・コトーヴァ(メゾ・ソプラノ)
   ユーリ・アントノフ(テノール)
   ユーリ・ベロクリュンキン(バス)
   ユルロフ記念国立アカデミー合唱団
   ソヴィエト国立交響楽団
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
    録音 1977年
     Sound engineer-E.Shakhnazaryan

【CD3】
 1-14.アレクサンドル・カスタルスキー(1856-1926):Brotherly Prayer 死への友愛な祈り(1917)(カラフディ・プティツァ編)-独唱、合唱、オルガンと管弦楽のための
 ボーナス 
  15.「死への友愛な祈り」リハーサルの一部
   リュドミラ・ネロブラーギナ(ソプラノ)
   リュボフ・アレシュチェンコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
   エフゲニー・ウラディミーロフ(バス)
   オルガ・イラリノーヴァ(オルガン)
   モスクワ放送合唱団
   ソヴィエト国立交響楽団
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
    録音 ライヴ収録
     1977年3月12日(リハーサル含む) The Grand Hall of the Moscow Conservatory
      Sound engineer-I.Veprintsev
      Remastering-N.Radugina
【CD4】
 ラフマニノフ(1873-1943):
  1.カンタータ「春」Op.20-バリトン、合唱と管弦楽のための
  2-5.合唱交響曲「鐘」-管弦楽、合唱と独唱のための
  3つのロシアの歌 Op.41
   6.小川を渡って
   7.ああ、ワーニカよ
   8.私の白粉よ、頬紅よ
    ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ)…3
    アレクセイ・マスレンニコフ(テノール)…2
    ユルロフ記念国立アカデミー合唱団
    ソヴィエト国立交響楽団
    エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
     録音
      1984年…1
      1978年…2-5
      1977年…6-8
       Sound engineers: M.Kozhukhova (1), S.Pazukhin (2-8)
【CD5】
 ラフマニノフ(1873-1943):6つの合唱曲 Op.15-女声もしくは児童合唱とピアノのための
  1.人々に栄光あれ
  2.夜
  3.松の木
  4.波が眠りにつく
  5.捉われしもの
  6.天使
 スヴィリドフ(1915-1998):セルゲイ・エセーニンの思い出に捧げる詩曲-テノール、合唱と管弦楽のための
  7.わが荒廃の地
  8.冬は歌う
  9.その土地で
  10.収穫
  11.真夏の夜
  12.真夏の夜(続き)
  13.1919年
  14.農民の子供たち
  15.私は村の最後の詩人
  16.空は鐘のように
   アレクセイ・マスレンニコフ(テノール)…7.9.15
   ソヴィエト放送合唱団の女声グループ…1-6
   ソヴィエト国立交響楽団
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(ピアノ)…1-6,(指揮)…7-16
    録音 The Grand Hall of the Moscow Conservatory
     1986年2月3日…1-6/1971年…7-16
      Sound engineers:M.Kozhukhova (1-6), N.Andreyeva (7-16)
       Remastering-M. Pilipov
【CD6】
 ユーリ・シャポーリン(1887-1966):世俗オラトリオ「ロシアの地上戦の伝説」Op.17
  1-7.第1部
  8-11.第2部
   ラリッサ・アヴデイェーヴァ(メゾ・ソプラノ)
   ウラディーミル・イヴァノフスキ(テノール)
   イヴァン・ペトロフ(バス)
   ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団
   ソヴィエト国立交響楽団
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
    録音 1966年
     Sound engineer-D.Gaklin
      Remastering-E.Barykina
【CD7】
 シャポーリン(1887-1966):
  世俗オラトリオ「ロシアの地上戦の伝説」Op.17(続き)
   1-4.第2部(続き)
 オラトリオ「どれだけの間コンドルは飛び廻るのか?」Op.20
  -独唱者、合唱と管弦楽のための
   5-6.第1部「1914-1918年」
   7-9.第2部「1941-1945年」
   10-11.第3部「戦後の年」
    ラリッサ・アヴデイェーヴァ(メゾ・ソプラノ)…1-11
    ウラディーミル・イヴァノフスキ(テノール)…1-4
    イヴァン・ペトロフ(バス)…1-4
    マルク・レシェティン(バス)…5-11
    ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団
    ソヴィエト国立交響楽団
    エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
     録音
      1966年…1-4/1964年…5-11
       Sound engineers:D.Gaklin(1?4),I.Veprintsev(5?11)
        Remastering-E.Barykina
【CD8】
  1-7.プロコフィエフ(1891-1953):
   カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78
    -メゾ・ソプラノ、合唱と管弦楽のための
  8.カンタータ「スターリンへの祝詞」-合唱と管弦楽のための
   ラリッサ・アヴデイェーヴァ(メゾ・ソプラノ)…6
   ユルロフ記念国立アカデミー合唱団
   ソヴィエト国立交響楽団
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
    録音
     1966年…1-7/1980年…8
      Sound engineers:A.Grossman(1-7),S.Pazukhin(8)
      Remastering-M.Pilipov
【CD9】
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  歌曲集「ユダヤの民族詩より」Op.79a
  -ソプラノ、コントラルト、テノールと管弦楽のための
   1.子の死を嘆く歌
   2.かしこいママとおばさん
   3.子守歌
   4.長い別れの前に
   5.いましめ
   6.捨てられた父親
   7.貧窮の歌
   8.冬
   9.良き生活
   10.少女の歌
   11.幸福
 オラトリオ「森の歌」Op.81-テノール、バス、児童合唱と管弦楽のための
   12.勝利
   13.祖国を森で覆わせよう
   14.過去の思い出
   15.ピネオールは木を植える
   16.スターリングラード市民は前進する
   17.未来の散歩道
   18.栄光
    ライサ・ボブリネーヴァ(ソプラノ)…1.2.4.5.8.10.11
    ガリーナ・ボリソヴァ(メゾ・ソプラノ)…1-3.6.8.11
    アレクセイ・マスレンニコフ(テノール)…4.6-9.11.17.18
    アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス)…12.14.18
    ソヴィエト放送合唱団
    モスクワ合唱学校少年合唱団
    ソヴィエト国立交響楽団
    エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
     録音
      1980年…1-11/1978年…12-18 ライヴ収録
       Sound engineers:I.Veprintsev, E.Buneyeva(1-11),T.Badeyan(12-18)
        Remastering-N.Radugina
【CD10】
 ロスティスラフ・ボイコ(1931-2002):
  交響曲 第3番 ニ短調(1981)-ソプラノ、合唱と管弦楽のための
   1.第1楽章:Cupo sostenuto
   2.第2楽章:Sentitamento con abbandono
   3.第3楽章:Grave
   4.第4楽章:Allegro sostenuto
 5-14.詩的カンタータ「ヴィャトカの歌」(1972)-独唱、合唱と管弦楽のための
  リディア・ニコルスカヤ(ソプラノ)…3
  アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス)…5.6.8.9.11.14
  ロシア民謡放送合唱団
  ソヴィエト国立交響楽団
  エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
   録音 1982年
    Sound engineer-S.Pazukhin
     Remastering-E.Barykina
【CD11】ボーナス・ディスク
 1-15.ラフマニノフ:徹夜祷 Op.37
  レニングラード国立アカデミー・グリンカ・コーラル・カペラ
  エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
   録音 1991年
    The Grand Hall of the Moscow Conservatory
    Sound engineer-М.Kozhukhova
    Remastering-M.Pilipov



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MUSIC&ARTS



M&ACD 1143
(4CD 2枚価格)
【再プレス】
¥4600→\4190
名盤復活
 パメラ・フランク&クロード・フランク
  「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」

 CD1)
  第9番イ短調Op.47《クロイツェル》/第1番ニ長調Op.12
 CD2)
  第6番イ長調Op.30-1/第7番ハ短調Op.30-2/第8番ト長調Op.30-3
 CD3)
  第2番イ長調Op.12-2/第3番変ホ短調Op.12-3/第4番イ短調Op.23
 CD4)
  第10番ト長調Op.96/第5番へ長調Op.24《春》
パメラ・フランク(ヴァイオリン)
クロード・フランク(ピアノ)
 クロード&パメラ・フランクのベートーヴェンの名盤が再プレス!

 録音:1992年7月/8月(CD1)、1992年8月/1995年6月(CD2)、1995年12月(CD3)、1995年12月(CD4)、初出:1999年Music Matersレーベル
 CD1)[60:12]/CD2)[66:04]/CD3)[57:34]/CD4)[52:17]

 1990年代に完成したパメラ・フランクのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集の再発盤。
 今年51歳を迎えるパメラ・フランクはシモン・ゴールドベルクらに師事し1985年に演奏家デビュー、1999年には女性として初めてエイヴリー・フィッシャー賞を受賞した今やアメリカを代表する女流ヴァイオリニスト。
 日本にも度々来日しており、かの東京オペラ・シティ落成記念のためのコンサートでピーター・ゼルキン、ヨー・ヨー・マ、リチャード・ストルツマンらと行った武満とメシアンの伝説的名演は今もファンの間で語り草となっている。
 レコーディングとしてはジンマン指揮によるモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集(Arte Nova)、ピーター・ゼルキンと共演したブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(Decca)が有名だが、父親クロード・フランクのピアノに支えられて完成した、この全集は曲本来の美しさや造型を堅実に体現した衒いのない演奏として、彼女とほぼ同世代であるアンネ=ゾフィー・ムターの同じ全集のあくの強いベートーヴェンの双璧としてリリース当時話題となった名盤。


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 DECCAなどから録音もあってそこそこ名前は知られていたパメラ・フランクだが、これは20年ほど前に地味にリリースされ、じわじわとクチコミで売れていったベートーヴェン。
 パメラ・フランク、まだ初々しい頃の演奏。父クロードの優雅で温かい伴奏もほっこりしていい。


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M&ACD 4640
(10CD 5枚価格)
【再プレス】
¥11500→\10990

こちらは父フランクの金字塔
 クロード・フランク(ピアノ)
  「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」
クロード・フランク(ピアノ)
 CD1) 第1番へ短調Op.2-2/第16番ト長調Op.31-1/第23番《熱情》Op.57
 CD2) 第9番ホ長調Op.14-1/第17番《テンペスト》ニ短調Op.31-2/第30番ホ長調Op.109
 CD3) 第5番ハ短調Op.10-1/第15番《田園》ニ長調Op.28/第26番《告別》変ホ長調op.81A
 CD4) 第3番ハ長調Op.2-3/第22番へ長調Op.54/第6番へ長調op.10-2/第31番変イ長調Op.110
 CD5) 第8番《悲愴》ハ短調Op.13/第25番ト長調Op.79/第24番嬰ヘ長調Op.78/第18番変ホ長調Op.31-3
 CD6) 第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2/第29番《ハンマークラヴィーア》変ロ長調Op.106
 CD7) 第7番ニ長調Op.10-3/第27番ホ短調Op.90/第21番《ワルトシュタイン》ハ長調Op.53
 CD8) 第4番変ホ長調Op.7/第12番《葬送》変イ長調Op.26/第28番イ長調Op.101
 CD9) 第2番イ長調Op.2-2/第11番変ロ長調Op.22/第14番《月光》Op.27-2
 CD10) 第10番ト長調Op.14-2/第13番変ホ長調Op.27-1/第32番ハ短調Op.111
 初出:1971年RCAレーベル(LP)、CD初出:1990年MUSIC&ARTSレーベル
 CD1)[66:16]/CD2)[57:55]/CD3[57:06]/CD4)[65:47]/CD5)[56:09]/CD6[59:43]/CD7[63:04]/CD8[73:58]/CD9[64:01]/CD10[59:12]

 1971年にRCAよりリリースされた音源の再発売。
 クロード・フランク(1925-2014)はドイツ・ニュルンベルクの出身でユダヤ系だったため第2次大戦に際しアメリカに亡命、ニューヨークでピアノをアルトゥール・シュナーベルに、また作曲をポウル・デッサウ、指揮をクーセヴィツキに師事した。
 ボストン響チェンバー・プレーヤーズのメンバーやカーティス音楽院、イェール大学で後進の指導を勤める傍ら、積極的にソリストとして活動した。
 この全集はエキセントリックな派手さこそないものの、確かなテクニックと暖かな人間性に支えられた充実した内容。作品に対し非常に誠実で無理のない音楽作りに大変好感が持てる。クロード・フランク円熟期の集大成。


<メジャー・レーベル>
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DG



4835009
(2CD)
\3400→\3090
《ヤニック・ネゼ=セガン〜バーンスタイン:ミサ》
バーンスタイン:ミサ
《CD 1》
 Ⅰ.ミサの前の祈祷
  1) 1. アンティフォン:キリエ・エレイソン、
  2) 2. 賛美歌と詩篇:簡素な歌、
  3) 3. 応唱賛歌:アレルヤ、
 Ⅱ. 第一入祭文(ロンド).
  4) 1. 序の祈り、5) 2. 三倍の三重カノン、
 Ⅲ. 第二入祭文
  6) 1. 父の名において、7) 2. 集会のための祈祷(コラール)、8) 3. 救世主顕現、
 Ⅳ. 告解
  9) 1. 告白の祈り、10) 2. 進句:私は知らない、11) 3. 進句:気楽に、12)
 Ⅴ. 黙想1、
 Ⅵ.栄光あれ
  13) 1. 神に栄光あれ、14) 2. いと高きところ栄光あれ、
  15) 3) 進句:人々の半ばは、16) 4. 進句:ありがとう、
 17) Ⅶ. 黙想2、
 18) Ⅷ. 使徒書簡:主の御言葉、
 19) Ⅸ. 福音書‐伝道:神は言われた /
《CD 2》
 Ⅹ. 信仰告白
  1) 1. 我は唯一なる神、2) 2. 進句:我は信ぜず、3) 3. 進句:急ぐんだ、
  4) 4. 進句:終わりのないこの世、5) 5. 私は神を信ずる、
  6) ?. 黙想3(深き淵より 第1部)、7) ?. 奉献誦(深き淵より 第2部)、
 ⅩⅢ. 主の祈り 8) 1. 我々の父、9) 2. 進句:私は進む、
 10) ⅩⅣ. 聖なるかな、
 11) ⅩⅤ. 神の子羊、
 12) ⅩⅥ. 聖体分割式:みんな崩れていく、
 13) ⅩⅦ. 平和:聖餐式(シークレット・ソング)
ケヴィン・ヴォートマン(テノール/司祭)、
Sarah Uriarte、
Julia Burrows、
Morgan James、
Meredith Lustig(ソプラノ)、
Hilary Ginther、
Bryonha Marie Parham、
Lyn Philistine、
Peart Sun(メッゾ・ソプラノ)、
E. Clayton Cornelious、
Devin Ilaw、
Benjamin Krumreig、
J.D.Webster(テノール)、
Timothy McDevitt、
Kent Overshown、
Nathaniel Stampley(バリトン)、
Zachary James(バス)、
Douglas Butler、
Daniel Voigt(ボーイ・ソプラノ)、
ウェストミンスター・シンフォニック合唱団、
テンプル大学コンサート合唱団、
アメリカ少年合唱団、
テンプル大学ダイヤモンド・マーチングバンド、
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
 バーンスタイン渾身の大作の稀少な録音が記念年に登場!
 レナード・バーンスタインの『ミサ』は、ワシントンD.C.のケネディー・センターのこけら落としのために、ジャクリーン・ケネディの依頼により作曲されたもので、1971年9月8日に初演されています。
 バーンスタインは革新的なミサ曲を作ることを決め、そして出来上がったものは大規模なカトリックのミサ曲でした。
 この作品は作曲家のユダヤ人としての目を通して、バーンスタインが配している音楽スタイルの並外れた範囲で作られ、宗教曲からポピュラー音楽、そしてブロードウェイの音楽ジャンルまでの影響を受けています。
 2つのオーケストラ、ロックバンド、マーチングバンド、さまざまな合唱団、歌手陣を必要とし、この記念碑的な作品は演奏機会もあまりなく、CDになることも珍しい作品です。
 「バーンスタインの最も荘厳で、カリスマ的で神聖な音楽」(『グラモフォン』誌)

  【録音】2015年4月30日−5月3日、フィラデルフィア、キンメル・センター
 

4799834
\2300
《バーンスタイン・オン・ブロードウェイ》
バーンスタイン:
 ミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』より
 1) ザ・ダンス・アット・ザ・ジム—マンボ、2) 何かが起こりそう
  【演奏】ホセ・カレーラス(トニー/テノール)、
 3) マリア
  【演奏】ホセ・カレーラス(トニー/テノール)、
 4) トゥナイト—バルコニー・シーン
  【演奏】ホセ・カレーラス(トニー/テノール)、キリ・テ・カナワ(マリア/ソプラノ)、
 5) アメリカ
  【演奏】
   タティアナ・トロヤノス(アニータ/メッゾ・ソプラノ)、
   アンジェリーナ・レオー(ソプラノ)、
   ルイーズ・エダイケン(ソプラノ)、
   ステラ・ザンバリス(メッゾ・ソプラノ)、
 6) 素敵な気持ち
  【演奏】
   キリ・テ・カナワ(マリア/ソプラノ)、
   アンジェリーナ・レオー(ソプラノ)、
   ルイーズ・エダイケン(ソプラノ)、
   ステラ・ザンバリス(メッゾ・ソプラノ)、
 7) サムウェア
  【演奏】マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)、
 ミュージカル『オン・ザ・タウン』より
  8) ニューヨーク、ニューヨーク
  【演奏】
   トーマス・ハンプソン(バリトン)、カート・オルマン(バリトン)、
  デヴィッド・ギャリソン(歌手)、
 9) タクシー・ナンバー:カム・アップ・トゥ・マイ・プレイス、
  【演奏】タイン・デイリー(ソプラノ)、カート・オルマン(バリトン)、
 10) キャリード・アウェイ
  【演奏】
   フレデリカ・フォン・シュターデ(メッゾ・ソプラノ)、デヴィッド・ギャリソン(歌手)、
 11) ラッキー・トゥ・ビー・ミー
  【演奏】トーマス・ハンプソン(バリトン)、
 12) Ya Got Me
  【演奏】
   フレデリカ・フォン・シュターデ(メッゾ・ソプラノ)、
   カート・オルマン(バリトン)、タイン・デイリー(歌手)、
   デヴィッド・ギャリソン(歌手)、
 ミュージカル『キャンディード』より
  13) 序曲、14) Life is Happiness Indeed
  【演奏】
   ジューン・アンダーソン(ソプラノ)、
   デラ・ジョーンズ(メッゾ・ソプラノ)、
   ジェリー・ハドリー(テノール)、カート・オルマン(バリトン)、
 15) Oh, Happy We
  【演奏】
   ジューン・アンダーソン(ソプラノ)、ジェリー・ハドリー(テノール)、
 16) Glitter And Be Gay
  【演奏】ジューン・アンダーソン(ソプラノ)、
 17) I Am Easily Assimilated
  【演奏】クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、
 18) Make Our Garden Grow
レナード・バーンスタイン(1-7, 13-18)、
マイケル・ティルソン・トーマス(8-12)(指揮)
ロンドン交響楽団(8-18)

 バーンスタインの名作ミュージカルから人気曲をセレクト
 バーンスタインはすばらしい指揮者であり、また優れた作曲家でもありました。歌詞は、しばしばスティーヴン・ソンドハイムが書くこともありましたが、彼の詞もまた記憶に残る、切れ味鋭い、見事に音楽と合うものでした。
 『ウェスト・サイド・ストーリー』『キャンディード』『オン・ザ・タウン』は、バーンスタインの独創的な名作のトップに君臨しています。
 今回、バーンスタイン生誕100周年記念の一環として、これらのブロードウェイのショーから大人気の曲を集めたアルバムをお届けします。
 このアルバムには『ウェスト・サイド・ストーリー』『キャンディード』『オン・ザ・タウン』からとても有名かつ人気の高いメロディが収録されています。
 古今を通じて最も偉大なミュージカルのひとつである『ウェスト・サイド・ストーリー』、目もくらむようなスコアを持つ観念的作品『キャンディード』は、バーンスタインの自作自演。
 3人の水夫の目を通してニューヨークの目まぐるしいツアーが描かれる『オン・ザ・タウン』はマイケル・ティルソン・トーマスが指揮しています。
 ホセ・カレーラス、キリ・テ・カナワ、マリリン・ホーン、トーマス・ハンプソン、クリスタ・ルートヴィヒ、ニコライ・ゲッダ、フレデリカ・フォン・シュターデ、ジェリー・ハドリーといったスター歌手の歌唱でお楽しみいただけます。

  【録音】1984年9月4−7日、ニューヨーク、RCA、スタジオA(1-7)、1992年6月27−30日、ロンドン、バービカン・センター(ライヴ)(8-12)、1989年12月15−18日、ロンドン、アビーロード(3-18)



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DECCA GOLD



4816856
\2300→\2090
ユニバーサル新レーベル「Decca Gold」(デッカ・ゴールド)
 《ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン&ニューヨーク・フィル〜
  ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》・第7番》

 ベートーヴェン:
  1.交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》
  2.交響曲 第7番 イ長調 作品92
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン

 Deccagoldがニューヨーク・フィルと長期にわたる録音契約を締結。
 第1弾はベートーヴェンの5番&7番!

 2018-2019年シーズンから名門ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任するオランダの指揮者ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンと同オーケストラによるデビュー・アルバム。
 ユニバーサル・ミュージック・クラシックスがニューヨークを拠点に新たに立ち上げたクラシック・レーベル、「Decca Gold」(デッカ・ゴールド)からのリリース。
 内容はベートーヴェンの《運命》と第7番というオーケストラ・レパートリーの王道にして永遠不滅のカップリング。
 バーンスタイン、ブーレーズ、メータ、マズアといった巨匠指揮者たちと数々の名ディスクを発表してきたニューヨーク・フィルハーモニックですが、ズヴェーデンとの今回のアルバムは脈々と受け継がれてきた伝統と、現代的な感覚が見事に融合した内容で、新たな時代の幕開けに相応しい出来栄えといえます。
 今後のリリースにもご期待ください。

  録音:2014年11月26-29日(第7番)、2015年10月29-31日(第5番) ニューヨーク、デイヴィッド・ゲフィン・ホール


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 ユニバーサルがニューヨークを拠点にDECCA GOLDという新レーベルを立ち上げた。

 バブルの頃なら東京でマスコミや音楽関係者を呼んで大パーティーをぶちあげそうな事案だと思うのだが、こういうご時勢なので地味〜に始動。
 ただこじゃれたサイトはある。→http://www.deccagold.com/

 で、ニューヨークで立ち上げるということでニューヨーク・フィルとズヴェーデンのベートーヴェンをまずは中核アイテムとしてリリース。
 ニューヨーク・フィルは以前ダウンロードのみで新録音を販売してCDファンの不興を買ったが、今回はそれを反省してのこと?

 なんにしてもDECCA GOLD、ちょっと注目しておきましょう。


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DECCA



4833874
\2300→\2090
ファソリス(指揮)&イ・バロッキスティ
 レージネヴァ/ファジョーリ〜ヴィヴァルディ:グローリア

  ヴィヴァルディ:
   1) グローリア ニ長調RV589、
   2) ニシ・ドミヌスRV608、
   3) まことの安らぎはこの世にはなくRV630
ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)(3)、
フランコ・ファジョーリ(カウンターテノール)(2)、
スイス・イタリア語放送合唱団、
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ

 ヴィヴァルディには欠かせない名アーティストが集結
 レージネヴァ、ファジョーリ、ファソリスという3人の卓越したバロック演奏家によるヴィヴァルディの最もポピュラーな声楽作品集。
 ユリア・レージネヴァの「鈴のような響きで至福を与える、澄み切ったなめらかな声」(『フィナンシャル・タイムズ』)
  (壮麗なソロ・モテット『まことの安らぎはこの世にはなく』)。
 フランコ・ファジョーリは「現代の偉大な声の技巧家のひとり」(『ガーディアン』紙)
  (『ニシ・ドミヌス』の第4曲:「主は愛する者に眠りを与えたもう Cum Dederit」)。
 ディエゴ・ファソリスとイ・バロッキスティも比類ないヴィヴァルディ演奏者です。

 【録音】2016年7月−11月、スイス、ルガーノ、オーディトリオ・ステリオ・モロ
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4833235
\2300→\2090
《マックス・エマヌエル・チェンチッチ〜ポルポラ:オペラ・アリア集》
 ニコラ・ポルポラ:
  1) もしそなたが空飛ぶ鷲を支配するなら
     (歌劇『エツィオ』より)、
  2) Torbido intorno al core
     (歌劇『メリーデとセリヌンテ』より)、
  3) Tu spietato non farai(歌劇『Ifigenia in Aulide』より、
  4) Ove l’erbetta tenera e molle
    (歌劇『Filandro-Philander』より)*、
  5) Destrier che all’armi usato(歌劇『ポーロ』より)、
  6) Chi vuol salva la patria e l’onore
   (歌劇『Enea nel Lazio』より)*、
  7) Va per le vene il sangue(歌劇『カミッラの勝利』より)、
  8) Se rea ti vuole il cielo(歌劇『Carlo il Calvo』より)*、
  9) Quando s’oscura il cielo(歌劇『Carlo il Calvo』より)*、
  10) Lieto saro di questa vita(歌劇『エツィオ』より)*、
  11) So che tiranno io sono(歌劇『Carlo il Calvo』より)*、
  12) Torcere il corso all’onde(歌劇『カミッラの勝利』より)*、
  13) D’esser gia parmi quell’arboscello
    (歌劇『Filandro-Philander』より)、
  14) Nume che reggi il mare(歌劇『Arianna in Naxo』より)

*世界初録音
マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンターテノール)、
ゲオルゲ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア
イタリアの作曲家ポルポラ没後250年記念
 ●グラミー賞ノミネート・アーティストのマックス・エマヌエル・チェンチッチがニコラ・ポルポラ没後250年を記念してオペラ・アリア集をリリース。
 ●7曲が世界初演録音となります。

  【録音】2017年3月−9月、アテネ、メガロン


伝説のショルティ/ワーグナー:オペラ録音

 ゲオルグ・ショルティによる偉大な演奏の中からワーグナーのオペラ、『パルジファル』と『トリスタンとイゾルデ』の録音が発売されます。
 ショルティによる『パルジファル』と『トリスタンとイゾルデ』の解釈は、穏やかなシーンから凶暴なシーンに移行するところなど、これらのオペラの録音の中でも特にスリリングな感動体験といえます。
 粒ぞろいで実力のある配役は、どちらのレコーディングでもウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の明晰な演奏とバランスがとれています。
 尊敬を集めるジョン・カルショーが関わったプロダクションで、明快さと豊かさで定評のあるデッカの録音です。

 ●豪華オリジナル・ハードカバー仕様。
 ●ブックレット、あらすじ付き(英語・ドイツ語・フランス語)。
 ●CD+ハイフィデリティ・ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク、24ビット・オーディオのオペラ全曲盤。
 ●元デッカ・エンジニアのパスカル・バーンによるオリジナル・アナログ音源からの96kHz/24bitオーディオ・リマスタリング。


4832513
(3CD+1BDA)
\6300
《ゲオルグ・ショルティ〜ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』》
 ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』
イゾルデ…………ブリギット・ニルソン(ソプラノ)
トリスタン……………フリッツ・ウール(テノール)
ブランゲーネ…………レジーナ・レズニック(メッゾ・ソプラノ)
クルヴェナール…………トム・クラウセ(バリトン)
マルケ王…………アルノルト・ヴァン・ミル(バス)
水夫…………ヴァルデマール・クメント(テノール)
メロート…………エルンスト・コツープ(テノール)
牧童…ペーター・クラウン(テノール)
舵手……テオドール・キルシュビヒラー(バリトン)

ウィーン楽友協会合唱団
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ドラマティックな緊張感が見事に再現された名演
 ●3CD+ブルーレイ・オーディオ・ディスク、豪華ハードカバー仕様、レコーディング・プロデューサー、ジョン・カルショーによるエッセーとレコーディングのために描いたセットのスケッチ付き。この伝説の録音にはリハーサルの抜粋「オペラの誕生」がボーナス・ディスクとして加えられています。これは初出LPの発売時に特典として付いていたもので、リハーサルの他、出演者たちのディスカッションも収録されています。
 ●配役はトリスタンにフリッツ・オール(テノール)、イゾルデにブリギット・ニルソン(ソプラノ)、マルケ王にアルノルト・ヴァン・ミル(バス)、ブランゲーネにレジーナ・レズニック(メッゾ・ソプラノ)、クルヴェナールにトム・クラウセ(バリトン)です。

【録音】1960年9月、ウィーン、楽友協会ホール

 「ニルソンの輝かしい声は1960年に最盛期を迎えていて、イゾルデの歌唱では集中力を切らさずに、第1幕の失望と復讐心、第2幕の愛の高まり、そして崇高な「愛の死」という個々の状況に現れる感情を表現している」(『グラモフォン』誌) 
 「予断を許さないドラマティックな緊張感……ビルギット・ニルソンは見事にショルティの指示に応えている……フリッツ・オールは真の音楽のヘルデンテノールである……トム・クラウセのクルヴェナールとアルノルト・ヴァン・ミルのマルケ王はどちらも秀逸である……いつもと変わらぬデッカ/カルショーの想像力に富んだプロデュースによる……レコーディングは十分な調整と豊かさを持って輝かしく清澄な仕上がりとなっている」(『ペンギン・ガイド(CDのオペラ)』)
 


4832510
(4CD+1BDA)
\7200
《ゲオルグ・ショルティ〜ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』》
 ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』
パルジファルルネ・コロ(テノール)
クンドリクリスタ・ルートヴィヒ(コントラルト)
アンフォルタス……ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ(バリトン)
グルネマンツ……ゴットロープ・フリック(バス)
グリングゾル………ゾルターン・ケレメン(バス)
ティトゥレル………ハンス・ホッター(バス)
第1の聖杯騎士…ロバート・ティアー(テノール)
第2の聖杯騎士……ヘルベルト・ラクナー(バス)
第1の小姓ロートラウト・ハンスマン(ソプラノ)
第2の小姓………マルガ・シムル(コントラルト)
第3の小姓…ハインツ・ツェドニック(テノール)
第4の小姓………エーヴァルト・アイヒベルガー(バリトン)
花の乙女たち………
 ルチア・ポップ(ソプラノ)
 アリソン・ハーゲン(ソプラノ)
 アン・ハウエルズ(ソプラノ)
 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
 ジリアン・ナイト(メッゾ・ソプラノ)
 マルガリータ・リローヴァ(メッゾ・ソプラノ)
アルト独唱………ビルギット・フィニラ(アルト)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 豪華な配役で味わうスリリングな感動体験
 ●CD4枚組+ブルーレイ・オーディオ・ディスク、豪華ハードカバー、詳細なオペラ解説書付き。
 ●クンドリにクリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、パルジファルにルネ・コロ(テノール)、アンフォルタスにディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、花の乙女たちにルチア・ポップ(ソプラノ)、キリ・テ・カナワ(ソプラノ)が起用されるという豪華な配役です。
【録音】1971年12月−1972年6月、ウィーン、ゾフィエンザール

 「粒ぞろいの配役がここでの強みである。ルートヴィヒはCDでもLPでも、しっかりと温かくクンドリを歌い、声の誇張に頼ることなく、すべての苦しみの感情、敵に対して爆発させる激しい感情を自らのものにしている……フィッシャー=ディースカウは期待通り、アンフォルタスの激しく苦悩する魂と心を表現している」(『グラモフォン』誌、1986年)

 「ショルティの歌手陣はほとんど力強くではなく、彼らの一人ひとりは細部に丁寧に光を当てて、言葉を強調する。そして、複雑な音のバランスは特に「聖金曜日の音楽」で美しくとらえられている」(『ペンギン・ガイド(クラシック音楽)』)



<国内盤> 

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ALM/コジマ録音



ALCD-1171
¥2800+税
エルデーディ弦楽四重奏団 
 ベートーヴェン/後期弦楽四重奏曲集Ⅰ

  弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 作品130
  大フーガ 変ロ長調 作品133
エルデーディ弦楽四重奏団 
蒲生克郷(第1ヴァイオリン)
花崎淳生(第2ヴァイオリン)
桐山建志(ヴィオラ)
花崎 薫(チェロ)
 1989年秋、東京藝術大学の出身者によって結成されたカルテット。コンサートでは2015年からベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲をシリーズで取り上げており、このたび満を持してレコーディングを開始。
 第1弾は今回の弦楽四重奏曲第13番+大フーガ。ベートーヴェンが後期の弦楽四重奏曲だけに託したメッセージを、ソリストとしても活躍する4人の精鋭たちが解き明かす。
  〈録音〉 2017年2月14-16日 三芳町文化会館(コピスみよし)

 エルデーディ弦楽四重奏団
  1989年東京藝術大学出身者により結成。1990?92年ロンドンでのアマデウス弦楽四重奏団メンバーによるサマーコースに参加し研鑽を積む。
 1991年及び1992年松尾学術振興財団より特別奨励賞受賞。1992年11月より翌年1月にかけて、日本室内楽振興財団の助成を受け、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン連続演奏会を開く。その後、1995年より開始した「ベートーヴェン後期とバルトーク」を完結し、「クヮルテット紀行」シリーズではイタリア、北欧、チェコ、パリ、ロシア、イギリス、ウィーン、ハンガリーを取り上げた。1995年及び1997年春、秩父における、アマデウス四重奏団のメンバーによるコースに参加。1999年、結成10周年にあたり、ハイドンのエルデーディ弦楽四重奏曲(作品76)全6曲演奏会を開催。2000年夏、芦ノ湖音楽祭、清里音楽祭に出演。2001、2003年欧州(ドイツ、フランス)公演。2005年より第一生命ホールSQWシリーズにおいて、ハイドン最晩年の作品9曲、メンデルスゾーン主要6曲、シューマン全3曲、ツェムリンスキーとベルクの作品を、2009年にはハイドン作品74全3曲、作品9-5,9-6、「十字架上の七つの言葉」作品51、メンデルスゾーン作品13、44-2、80の演奏会を開催。
 2015年よりベートーヴェンの後期シリーズ開始。ハイドン作品76全6曲、メンデルスゾーンとシューマン、プッチーニ、ピツェッティ、ロータの作品によるCD「菊」をリリース。

《好評発売中》 エルデーディ弦楽四重奏団のCD
 ●メンデルスゾーンからシューマンへ ロマン派弦楽四重奏の系譜 (ALCD-1119)
   エルデーディ弦楽四重奏団
       税抜価格¥2,800




<映像>

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C MAJOR(映像)

74 4704
(Blu-ray)
¥5800→\5390
ティーレマン& SKD のブルックナー・チクルス、
 リンツ稿による交響曲第1番

  ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調(リンツ稿)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
74 4608
(DVD)
¥4000→\3690
 映像監督:アンドレアス・モレル
 収録:2017 年9 月6 日、フィルハーモニー、ミュンヘン(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:HD 16:9、音声:PCM2.0,DTS-HD-MA5.0、リージョン:All、58分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM2.0, DTS5.0、リージョン:All、58分

 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによるブルックナー交響曲チクルス。
 2012 年のティーレマン首席指揮者就任以来進めているプロジェクトでこれまでに、第7 番(2012 年収録/Opus Arte)、第8 番(2012 年収録)、第5 番(2013 年収録)、第9 番(2015 年収録)、第4 番(2015年収録)、第6 番(2015 年収録)、第3 番(2016 年収録)がDVD&BD で発売されています。今回リリースされるのは交響曲第1 番。
 1868 年5 月にブルックナー自身の指揮により初演されました。ブルックナーは当時リンツの大聖堂のオルガニストを務めており、初演も同地で行われました。その後ブルックナーは、1868 年10 月にウィーン移り新しい交響曲に次々ととりかかりますが、旧作品の改稿も同時に行っていました。
 この第1番は1877 年、1884 年、さらに1890 年頃にかけて改訂が行われ、これが<ウィーン稿>となります。他の交響曲と比べるとこの第1 番は、ブルックナー自身も「生意気な小娘」と評していたように、その野趣に富むブルックナー初期の作風が好まれ、改訂前の稿である<リンツ稿>の方が演奏される機会も比較的多い作品です。
 ティーレマンの緻密な描写力、シュターツカペレ・ドレスデンの重厚なサウンドはそのままに、初期作品の活気をたたえた演奏。シュターツカペレ・ドレスデンといえばワーグナーとリヒャルト・シュトラウスが君臨していましたが、1895 年にアドルフ・ハーゲン指揮で演奏して以来、ベーム、カイルベルト、ヨッフム、シノーポリ、ハイティンク、らが取り上げており、このブルックナー・チクルスもティーレマンとオケが互いに築き上げてきた成果を感じることができます。


<LP>


DG(LP)


4798721
(9LP)
\32000
《レナード・バーンスタイン〜ベートーヴェン:交響曲全集》
ベートーヴェン:交響曲
《LP 1》
 第3番変ホ長調Op.55第1・2楽章 /
《LP 2》
 第3番変ホ長調Op.55第3・4楽章、第1番ハ長調Op.21 /
《LP 3》
 第2番ニ長調Op.36、『プロメテウスの創造物』序曲Op.43 /
《LP 4》
 第4番変ロ長調Op.60、
 『シュテファン王、またはハンガリーの最初の善政者』序曲Op.117 /
《LP 5》
 第5番ハ短調Op.67『運命』 /
《LP 6》
 第6番ヘ長調Op.68『田園』/
《LP 7》
 第7番イ長調Op.92 /
《LP 8》
 第8番ヘ長調Op.93、第9番ニ短調Op.125第1楽章 /
《LP 9》
 第9番ニ短調Op.125第2−4楽章
レナード・バーンスタイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
バーンスタイン&ウィーン・フィル、伝説のLP9枚組


 ●1977年から1979年に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したレナード・バーンスタインの伝説のベートーヴェン交響曲ツィクルス。『プロメテウスの創造物』序曲、『シュテファン王』序曲も併録。
 ●最新リマスタリング。
 ●エミール・ベルリナー・スタジオにて、オリジナル・アナログ・テープよりリマスタリングとカッティングを行い、Optimal社にて180グラム重量盤としてプレスされました。
 ●1980年発売時のオリジナル・カバーの蓋付きBOX入りで、各LPのスリーブケース付き(第3番と第1番、第8番と第9番は2つ折り)のLP9枚組限定盤。
 ●オリジナル発売時の4ヵ国語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語)のライナーノーツに加えて、すべての録音のオリジナル・マスター・シートの複写プリント10枚が付きます。
  【録音】1978年(第1−4、6−8番、序曲)、1977年(第5番)、1979年(第9番)、ウィーン(ライヴ)

 















2/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


LA DOLCE VOLTA


LDV 33
¥2600
エルメス四重奏団によるフランスの傑作四重奏3作
 ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ短調
 デュティユー:弦楽四重奏曲『夜はかくの如し』
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
エルメス四重奏団
 〔オメール・ブシェーズ(Vn)、
  エリーゼ・リュウ(Vn)、
  ユン- シン・チャン(Va)、
  アンソニー・コンドウ(Vc)〕
 録音:2016 年9 月、ビビエーナ劇場(マントヴァ)/日本語帯・解説付

 シューマンの弦楽四重奏曲集(LDV 17)でデビューしたエルメス四重奏団。フランス人作曲家による3 つの傑作へと舵を切っての最新盤の登場です。ラヴェルの弦楽四重奏曲は、彼らが四重奏団を結成したその日から取り組んできた大切な作品。ラヴェルもデュティユーも、コンクールで優勝をつかんだ 曲でもあります。また、最近の演奏会でドビュッシーはもっともよく取り上げている作品ということで、満を持してのプログラムといえるでしょう。
 エルメス四重奏団は、アメリカで定期的にツアーを行っているほか、ヨーロッパおよび世界各地で公演を行っています。ラヴェル四重奏団、イザイ四重奏団、アルテミス四重奏団のもとで研鑽を積み、ともに音楽性をはぐくんできました。4 人のメンバーたちは、ベルリンでエバーハルト・フェルツからも薫陶を受けているほか、アルフレード・ブレンデルのもとで現在も定期的に学んでいます。2011 年、ジュネーヴ国際コンクールで優勝、2012 年のニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションでも第1 位にかがやいています。録音の会場となったビビエーナ劇場の裏の交通量の問題で、レコーディングは毎晩11 時から翌朝4-5 時にかけて行われました。最高の集中をもっておこなわれ、彼らのフレッシュで鋭い感性があますところなくとらえられた録音です。





RCO LIVE



RCO 17004
(SACD HYBRID)
¥2600
ホライズン8
 ジェームズ・マクミラン:トロンボーン協奏曲(世界初演) 29'01"
    ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)
   イヴァン・フィッシャー(指揮)
   録音:2017 年4月20,21,23日
 オリヴァー・ナッセン:ホルン協奏曲 13'19"
   フェリックス・デヴォー(ホルン)
   ライアン・ウィグルスワース(指揮)
   録音:2017 年5月11,12日
 フランギス・アリ=ザデー:ナシミ受難曲(世界初演) 34'16"
   イヴズ・アブドゥーラ(バリトン)
   オランダ放送合唱団
   マーティン・ブラビンズ(指揮)
   録音:2017 年4月7、9日
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 世界初演!コンセルトヘボウ管の意欲的シリーズ第8弾

 76’36

 名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管が同時代音楽を取り上げるシリーズ、ホライズンの第8 集。今回はコンセルトヘボウ管によって委嘱された2 作品の世界初演を含みます。
 まず、スコットランド出身の作曲家、ジェイムズ・マクミランのトロンボーン協奏曲。コンセルトヘボウ管の首席トロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエンがマクミランにトロンボーンのための協奏曲を書いてほしいとお願いしたところ、元々トロンボーンという楽器に夢中だったマクミランは断ることなく作曲したといいます。5 つのオーケストラの共同委嘱作品として書かれ2017 年4 月にコンセルトヘボウで初演されました。
 アゼルバイジャン出身の女性作曲家フランギス・アリ=ザデーによる「ナシミ受難曲」。14 世紀アゼルバイジャンの詩人イマードゥッディーン・ナシミのテキストを用いた作品。コンセルトヘボウ管は、毎年定例で復活祭の前の日曜日にマタイ受難曲を演奏しており、その伝統は1898 年に開始したメンゲルベルク、そしてアーノンクールらによって引き継がれてきました。
 現在では、バッハの受難曲に加えて現代作曲家による受難曲を交互に演奏しており、これまでにジェームズ・マクミラン、フランク・マルタンらの作品が演奏され、この度2017 年4 月にはフランギス・アリ=ザデーの「ナシミ受難曲」が初演されました。
 そして、オリヴァー・ナッセンのホルン協奏曲。イギリスのホルンの名手、バリー・タックウェルのために書かれ、1994 年サントリーホール国際作曲委嘱シリーズの作品です。ここでは元コンセルトヘボウ管の首席ホルン奏者フェリックス・デヴォーによる演奏で録音されています。






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HYPERION



PCDA 68213
(国内仕様盤)
¥2857+税
マルク=アンドレ・アムラン新録音!
 来日記念盤となるシューベルト!

  シューベルト:
   ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
   4つの即興曲 D.935, Op.142
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
CDA 68213
¥2400→¥2190
 国内仕様盤&輸入盤同時発売!(4月15日発売予定)
 ☆ピアノの超人マルク=アンドレ・アムラン。2006年以来、12年ぶりとなる来日公演がついに決定!
 ☆来日記念盤は、シューベルトの晩年の傑作ソナタ!

 現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムラン。2006年以来、12年ぶりとなる来日公演がついに決定!
 来日記念盤となるアムランの新録音は、シューベルトが最晩年となる1828年に作曲された最後のソナタ「ピアノ・ソナタ第21番 D.960」と、同じく晩年の1927年に作曲された「4つの即興曲 D.935, Op.142」。
 活動初期にはレア・レパートリー&超絶技巧作品で世界的名声を得、現在は古典派やロマン派の名作録音でも圧倒的な支持を獲得しているアムラン。
 シューマン、ブラームスといったドイツ・ロマン派の名録音に続く、超人アムランのシューベルトにご注目ください!

 ※録音:2017年5月12日−14日、コンサート・ホール、ワイアストン・エステイト(モンマス)

 ☆マルク=アンドレ・アムラン 2018年来日公演予定!
  ◆ 6月20日(水) ヤマハ銀座ホール
  ◆ 6月23日(土) サントリーホール
  ◆ 6月25日(月) 武蔵野市民文化会館



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CDA 68217
¥2400→¥2190

ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.75 〜
 フェルディナント・リース:ピアノ協奏曲第8番/第9番

  ピアノ協奏曲第8番変イ長調 Op.151 《ラインへの挨拶》
  序奏とポロネーズ Op.174
  ピアノ協奏曲第9番ト短調 Op.177

ピアーズ・レーン(ピアノ)
レオン・ボットスタイン(指揮)
ジ・オーケストラ・ナウ
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト第75巻!ドイツ初期ロマン派 フェルディナント・リース!

 ☆ベートーヴェンの弟子として知られるフェルディナント・リース。
 ☆忘れられていたリースのピアノ協奏曲を、ピアーズ・レーンが復権する!

 ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第75集は、ベートーヴェンにピアノを師事し、ベートーヴェンの回想録『ベートーヴェンに関する覚書』の共同執筆者として知られるフェルディナント・リース(1784−1838)。1820年代には「現在最高のピアニストの一人」として賞賛され、多くのジャンルの作品を書き、ピアノ協奏曲だけでも9曲残しています。長い間音楽家としての功績は忘れられながらも、20世紀の終わりより徐々に再評価が行われてきたリースの最後のピアノ協奏曲2曲を、オーストラリアの知性派ピアニスト、ピアーズ・レーンが説得力のある演奏で復権を果たします。レオン・ボットスタインとボットスタインが音楽監督を務めるアメリカの若手オーケストラ、「ジ・オーケストラ・ナウ(TON)」はHyperion初登場。

 ※録音:2017年1月11日−13日、リチャード・B・フィッシャー・センター(バード・カレッジ、アメリカ)



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CDA 68193
¥2400→¥2190
アンドルー・マンゼとローレンス・パワー!
 ベルリオーズ:イタリアのハロルド

  ベルリオーズ:
   イタリアのハロルド Op.16、
   囚われの女 Op.12(作曲者自身による管弦楽版)
  マルティーニ(ベルリオーズ編):愛の喜びは
  ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド
  ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
アンドルー・マンゼ(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 アンドルー・マンゼとローレンス・パワー!ベルリオーズの「イタリアのハロルド」で共演!

 ☆アンドルー・マンゼとローレンス・パワー!
 ☆ベルリオーズの"ヴィオラ独奏付き交響曲" 「イタリアのハロルド」!

 英国の名匠アンドルー・マンゼがノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルを振ったベルリオーズの管弦楽作品集。注目は、ローレンス・パワーがソロを務める "ヴィオラ独奏付き交響曲" 「イタリアのハロルド」!
 ローレンス・パワーはナッシュ・アンサンブルやレオポルド弦楽三重奏団のメンバーとして活躍し、ソリストとしても30を超えるアルバムを送り出している現代最高峰のヴィオリスト。「イタリアのハロルド」だけでなく、自作の歌曲「囚われの女」やマルティーニの歌曲「愛の喜びは」からベルリオーズが編曲したオーケストラ伴奏版でもローレンス・パワーの妖艶なるヴィオラの音色が堪能できます(ちなみに、両歌曲のソロパートをヴィオラ版へと編曲したのは、名ヴァイオリニストとしても名を馳せたアンドルー・マンゼです)。
 また、ベルリオーズが編曲したウェーバーの「舞踏への勧誘」などカップリングも秀逸。パワー、マンゼ、ベルゲン・フィルの情熱的なパフォーマンスによるベルリオーズの「イタリアのハロルド」にご期待あれ。

 ※録音:2017年5月4日−7日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)



 


CDA 68195
¥2400
オルランド・コンソート!大好評のマショー第5弾!
 マショー:フォーチュンズ・チャイルド
オルランド・コンソート
 〔マシュー・ヴェンナー(カウンターテナー)、
  マーク・ドーベル(テノール)、
  アンガス・スミス(テノール)、
  ドナルド・グレイグ(バリトン)〕
 ☆ドナルド・グレイグが低声部を支える、中世ルネサンスの男声ヴォーカル・アンサンブル。
 ☆オルランド・コンソートの中心プロジェクトとなっている、ギョーム・ド・マショーの作品集第5弾!

 1988年にイギリス国立古楽センターで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、オルランド・コンソート。かつてアンドルー・カーウッドが在籍し、現在はタリス・スコラーズのメンバーでもあるドナルド・グレイグが低声部を支える精緻な歌声で、中世ポリフォニー音楽の最高峰として活動しています。
 これまでオルランド・コンソートがコンサートとレコーディングの中心プロジェクトとして演奏を続けてきたマショー・シリーズの第5作目は、「フォーチュンズ・チャイルド(Fortune’s Child)」と題された、運命の女神に翻弄される人々の愛の喜びと苦しみの歌。
 14世紀の詩人であり"アルス・ノヴァ"を代表するフランスの音楽家、ギョーム・ド・マショー(c.1300−1377)の詩的で物悲しい音楽を、オルランド・コンソートの精緻なア・カペラで描きます。

 ※録音:2016年4月27日−29日、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会(ラフトン、エセックス)



 


CDA 68250
¥2400
タリス:アンティフォナ集
 聞いてください、お願いです/誉れある神の御母よ/
 聖なる神/めでたし棘なき薔薇/
 めでたし、父なる神のいと高貴なる娘/
 めでたし、けがれなき乙女/おお、光から生まれた光よ
カージナルズ・ミュージック
アンドルー・カーウッド(指揮)
 カージナルズのタリス・ハイライト!

 ☆カージナルズ・ミュージックの「トマス・タリス」名録音集!

 タリス・スコラーズやオルランド・コンソート、オックスフォード・カメラータなどのメンバーとして活躍し、現在はセント・ポール大聖堂の音楽監督を務める英国古楽界の名匠アンドルー・カーウッドと、カーウッド率いるイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージック。
 ウィリアム・バードに続くカージナルズ・ミュージックのメイン・レパートリーとして録音されてきたトマス・タリスの名録音からのハイライトが登場!
 英グラモフォン賞2006で古楽部門賞に輝いたCDA 67548を始め、カージナルズ・ミュージックが築いてきたタリスの名唱の数々が収められています。

 ※録音:フィッツアラン・チャペル、アランデル城(ウェスト・サセックス)







RUBICON



RCD 1024
(2CD/特別価格)
¥3800
ペトレンコ、ヴォルフ=フェラーリを振る!
 コミック・オペラ「四人の田舎者」

  ヴォルフ=フェラーリ:歌劇《四人の田舎者》
ワシリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ミフネア・ラマティッチ(バス/ルナルド)、
シルヴィア・ベルトラーミ(メゾ・ソプラノ/マルガリータ)、
ロミーナ・カスッチ(ソプラノ/ルシエータ)、
ミルコ・クアレッロ(バス/シモーネ)、
ダニエラ・デジェンナーロ(ソプラノ/マリーナ)、
アレクサンダル・ステファノフスキ(バス/マウリツィオ)、
タンゼル・アクゼイベック(テノール/フィリペト)、
ロマン・イアルチッチ(バス/カンシアン)、
アナ・ジェームズ(ソプラノ/フェリーチェ)
 ペトレンコ、ヴォルフ=フェラーリを振る!知られざる傑作、コミック・オペラ「四人の田舎者」!

 ☆ペトレンコ&RLPOのヴォルフ=フェラーリ。「スザンナの秘密」に続くプロジェクトの第2弾が「Rubicon」から登場!

 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)とオスロ・フィルハーモニー管弦楽団のの首席指揮者を兼任し、世界各地で獅子奮迅の活躍を見せているワシリー・ペトレンコ。RLPOとヨーロピアン・オペラ・センターとのパートナーシップによって上演が実現し大成功を収めた「スザンナの秘密」(AVIE/AV2193)に続くヴォルフ=フェラーリ・プロジェクトの第2弾、コミック・オペラ「四人の田舎者」がルビコン(Rubicon)から登場!
 ヴェネツィアの4人の「ルステゴ」(ヴェネツィアの方言で「ならず者」や「意地の悪い人」などの意味)たちとその周囲の物語である歌劇「四人の田舎者」は、マスカーニの歌劇「仮面」とヴェネツィアの劇作家であるゴルドーニの「田舎者たち」から大きな影響を受けたヴォルフ=フェラーリが、作曲し、1906年にミュンヘンで初演された3幕のコミック・オペラ。イタリアとドイツの2つのルーツを持ち、オペラ・ブッファ的な作風を持ち味としたヴォルフ=フェラーリの知られざる傑作の1つです。
 ペトレンコ、RLPO、ヨーロピアン・オペラ・センターは、この「四人の田舎者」の上演のために、ヨーロッパ中から才能あふれる平均年齢30歳以下の歌い手たちを選出。指揮者のペトレンコを筆頭に、次代を担う若き逸材たちのハイ・パフォーマンスによって大成功を収めた公演のライヴ・レコーディングにご注目下さい!

 ※録音(ライヴ):2012年3月31日、フィルハーモニー・ホール(リヴァプール、イギリス)







DORIAN SONO LUMINUS


DSL-92191
(CD+(Blu-rayオーディオ)
\2700
TOUCH
ピーター・グレグソン:作品集

 1.Found
 2.Time
 3.Cycle
 4.Chorale
 5.Held
 6.Touch
 7.Turn
 8.Lost 
ピーター・グレッグソン(チェロ)
サラ・ダンジェロ(ヴァイオリン)
ヘンリー・フローリー(ヴァイオリン)
デレク・ポウェル(ヴァイオリン)
エースム・アレン=クレイトン(ヴィオラ)
ダナ・ロコズニー(ヴィオラ) 他
 1987年生まれのチェリスト、ピーター・グレッグソンは映画音楽、バレエ音楽の作曲家としても活躍しています。
 このアルバムはアナログ・シンセサイザー、チェロ、ピアノ、弦楽合奏を用いた8つのトラックで構成された作品集。ゆったりとしたテンポと洗練された響きは、聴き手に様々な感情を呼び起こし、耳と心に柔軟にフィットします。

 【音声フォーマット】
  5.1 DTS HD MA 24/192kHz
  9.1 Auro 3-D 24/96kHz
  2.0 LPCM 24/192kHz




ORCHID CLASSICS


ORC100080
\2300
THROUGH THE LENS OF TIME
時のレンズを通して

 1-3.マックス・リヒター(1966-):四季 Recomposed-春
 4.ユン・イサン(1917-1995):独奏ヴァイオリンのための「王」のテーマ
 5-7.マックス・リヒター:四季 Recomposed-夏
 8-12.シュニトケ(1934-1998):古いスタイルによる組曲(ヴァイオリンとピアノ版)
 13-15.マックス・リヒター:四季 Recomposed-秋
 16.ブロトンス(1959-):
   独奏ヴァイオリンのための「バロックの主題による変奏曲」…世界初録音
 17-19.マックス・リヒター:四季 Recomposed-冬
フランシスコ・フラーナ(ヴァイオリン)
ディヴィッド・ファン(ピアノ)…8-12
カルロス・イスカレイ(指揮)
バーミンガム市交響楽団
 名指揮者グスターボ・ドゥダメルが「素晴らしい才能!」と称賛したスペインのヴァイオリニスト、フランシスコ・フラーナのデビュー・アルバム。テーマは「バロック時代の伝統再考」であり、作曲家、演奏家ともども過去の名作を探求し、現代に再現するという試みが課せられています。
 アルバムの中心を成すのはヴィヴァルディの「四季」に使われた75%の素材を捨て、残り25%で新しく構築したというマックス・リヒターの「四季Recomposed」。作曲家自身の映画音楽のリメイクでもあるシュニトケの「バロック風」の組曲、他にユン・イサン作品と、世界初録音となるブロトンスの作品が並びます。
 フランシスコ・フラーナは故郷のパルマ・デ・マジョルカで学び、ジュリアード音楽院に入学、日本の名手、川崎雅夫に師事し学士号と修士号を取得しました。
 USCソーントン音楽学校のアーティストディプロマ卒業生でもあり、五嶋みどりとも共演するなど、今後の活躍が期待されています。
  録音:2017年5月2-3日 American Academy of Arts and Letters, New York, USA…4.8-12.16 2017年8月24-25日 Symphony Hall, Birmingham, UK…1-3.5-7.13-15.17-19
 

ORC100077
\2300
マティアス・クラー/クラリネット・リサイタル
 1-3.シューマン(1810-1856):3つのロマンス Op.94(クラリネットとピアノ版)
 4.ライネッケ(1824-1910):序奏とアレグロ・アパッショナート ハ短調 Op.256
 5.ドビュッシー(1862-1918):第1狂詩曲
 6-9.ベルク(1885-1935):4つの小品 Op.5
 10.ベルク:室内協奏曲-第2楽章 Adagio(クラリネット、ヴァイオリンとピアノ版)
 11.コリリアーノ(1938-):Soliloquy 独白
マティアス・クラー(クラリネット)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)
カリーノ四重奏団
 デンマーク屈指のクラリネット奏者であるマティアス・クラーのリサイタル・アルバム。カール・ニールセン・コンクールに入賞後、デンマーク放送交響楽団の首席奏者を経て、ソリストとして活躍しています。
 このアルバムにはシューマンの哀愁漂う「3つのロマンス」や、ベルクの緊密な作風による小品など、クラリネットの多彩な音色を生かした作品が収録されています。
 なかでもコリリアーノの父に捧げる思い出の作品「独白」での柔らかい抒情性は、クラーの音色の美しさが際立っています。
  録音 2016年12月3-8日 Symphonic Hall, Aarhus
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ORC100078
\2300→¥2090
知られざる名曲
 EASTERN WIND
グリエール、ラフマニノフ作品集

 グリエール(1875-1956):チェロとピアノのための12のアルバム小品 Op.51
 グリエール:チェロとピアノのためのバラード Op.4
 ラフマニノフ(1873-1943):チェロとピアノのためのソナタ ト短調 OP.19
マヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
マリア・ベローソヴァ(ピアノ)
 セルビア=フランスのチェリスト、マヤ・ボグダノヴィチのリサイタル・アルバム。カーネギー・ホールでのリサイタルが "音色の美しさと優れた解釈による傑出したパフォーマンス"と大絶賛された彼女、このアルバムではラフマニノフとグリエールの作品を丁寧に演奏しています。
 シェーンベルクやアイヴズと同じ時代に生きながらも、その作品は後期ロマン派の領域から出ることのなかったグリエール、この2つの作品も少しだけオリエンタルな雰囲気を湛えながらも、ロシア風の重厚なロマンティシズムを湛えています。
 あまり耳にすることのないグリエール作品をじっくり聴かせる彼女の音楽性もさることながら、ピアノとチェロが同等の活躍をするラフマニノフのチェロ・ソナタでの白熱した楽器同志の対話も聴きどころです。

  録音 2017年5月1-3日 Studio Sequenza, France



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 本当に久しぶりではないか、このグリエールの「チェロとピアノのための12のアルバム小品 Op.51」。
 これがとってもいい曲なのである。DIVOXの名盤が入るようになったようなのであわせてご紹介しておきましょう。上記アルバムはカップリングがいいですが。



ずっと入手困難だったが再プレスされたのかはいるようになってきた。
グリエール、知られざる名作「12ページのアルバム」

DIVOX
CDX 25254
\2000
グリエール:チェロとピアノの為の12ページのアルバムOp51
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op119
エステル・ニッフェネッガー(チェロ)
ミラーナ・チェルンヤフスカ(ピアノ)

録音:2007年7月

 今回おすすめしたいのは「チェロとピアノの為の12ページのアルバム」という曲。

 何の期待もしないで聴いた。

 そうしたら、これがまあ、はまった。
 あの弦楽四重奏曲にも負けないほどの美しいロシア・ロマン。

 12曲の小品なのだけど(ニッフェネッガーはばらばらに解体して収録している。しかも途中でプロコフィエフを入れるという凝ったプログラミング。)、その1曲1曲がなんともいとおしい秀作。とくに数曲は一度聴いたら忘れられないような名旋律だったりする。
 例によってちょっとオリエンタルな雰囲気が漂い、それが抜群。

 ソ連の音楽的偉人であるグリエールだが、実はグリエール自身にはロシア人の血は流れていない。だがおそらくそれがグリエールをグリエールたらしめたのだろう。洗練された西欧の音楽気質と、ロシアの伝統的なロマン、そしてオリエンタルで異国的な情緒というのが違和感なくうまくミックスされ、完成されて生まれてくるのである。

 ソ連では「社会主義リアリズム」の模範的優等生的作曲家とみなされていたグリエール。そして時代にそぐわぬ(1875年生まれ−1956年没、シェーンベルクやアイヴズとほぼ同世代)保守的でロマンティックな作品を書き続けてきた。そんないろんな理由から大作曲家として世界に認められるには障害が多かった。

 が、数十年もたった今となっては、グリエールがどういう時代にどんな考え方で生きていようが、その作品が美しく優れていればそれはそれで価値があると思う。
 偏見の中で埋没させるにはあまりにも惜しい。


 




RESONUS


RES10208
\2500
Passion & Polyphony
マクミラン/マルタン:合唱作品集

 マクミラン(1959-):
  1.Cecilia Virgo 聖チェチーリア
  2.Children are a heritage of the Lord 子らは主の遺産である
  3.Miserere  憐みたまえ
 フランク・マルタン(1890-1974):二重合唱のためのミサ
  4.kirie 憐みたまえ
  5.Gloria 栄光あれ
  6.Credo 信条
  7.Sanctus 聖なるかな
  8.Agnus Dei アニュス・デイ
 マクミラン:
  9.Hymn to the Blessed Sacrament 祝福された聖餐への賛美歌
  10.Bring us, O Lord God 主なる神よ、我らを連れていきたまえ
  11.Data est mihi omnis potestas すべての権威は我に与えられ
  12.O Radiant Dawn おお、晴れやかな夜明け
sonoro(声楽アンサンブル)
エミリー・ペイルソープ(オーボエ)
ベンジャミン・ロスカムス(ヴィオラ)
ニール・フェリス(指揮)
 2016年にニール・フェリスとマイケル・ヒギンズによって設立されたイギリスの声楽アンサンブル「Sonoro」。各々の歌手たちの熟練の歌唱が実に豊かなサウンドを生み出す合唱団です。
 すでにイギリス国内のイヴェントや演奏会に次々と出演、BBCラジオ3やテレビ出演なども数多くこなしており、イギリス国内で絶大な人気を誇っています。
 Resonusレーベルへのデビューとなるこのアルバムは「Passion & Polyphony」のタイトル通り、演奏至難で知られるマルタンの「二重合唱のためのミサ」を中心に、マクミランの宗教作品を合わせた興味深い選曲です。
  録音 2017年6月14-16日 St Augustine’s Church, Kilburn, London
 


RES10209
\2500
Sera d'inverno 冬の夕方
ピツェッティ(1880-1968):歌曲集

 1.Sera d'inverno 冬の夕方
 2.L'annuncio 発表
 5つの歌曲
  3.I pastori 羊飼い
  4.La madre al figlio lontano 遠く離れた息子への母の思い
  5.San Basilio 聖バシリオ
  6.Il clefta prigione クレフタ刑務所
  7.Passeggiata 散歩
 8.Epitaphe 墓碑銘
 9.Antifona amatoria di Basiliola アマトリア・ディ・バシリオラへのアンティフォナ
 10.E il mio dolore io canto そして私は痛み、私は歌う
 11.Incontro di Marzo 3月の打ち合わせ(3つの歌曲より)
 2つの愛の歌
  12.Adjuro vos, filiae Jerusalem エルサレムの娘らよ、われ汝に誓う
  13.Oscuro e il ciel 空は暗い
 14.Scuote amore il mio cuore 私の心は愛に(3つの愛の歌から)
 3つのギリシャの歌
  15.善き願い
  16.子供のための奇跡
  17.ダンスのための歌
ハンナ・ヒップ(メゾ・ソプラノ)
エマ・アッバーテ(ピアノ)
 イタリアの近代作曲家ピツェッティ。20世紀初頭のイタリアで「器楽曲復興」を目論んだ作曲家の一人として知られますが、実は何曲かの歌曲も残しています。
 ロンドンに本拠を置くイギリスのピアニスト、エマ・アッバーテはカステルヌオーヴォ=テデスコの歌曲集(RES10141)など、「20世紀の知られざる歌曲」の復興に力を注いでおり、このピツェッティでもユニークな作品の紹介に一役買っています。
 イタリアだけでなく、ギリシャ、フランス語など多彩なテキストを用いた歌曲は、イタリア風の明るい曲だけでなく時に激情を交えた独白風の曲もあり、ヒップの歌唱と、アッバーテのピアノが作曲家の溢れる思いを的確に伝えています。
  録音 2017年3月12-14日 St John the Evangelist, Oxford (SJE Arts)




TOCCATA


TOCC-477
\2300
ウィリアム・ジャクソン(1730-1803):歌曲、カンツォネットとソナタ集
 1.Let me approach my sleeping love
  私の眠りの恋に近づかせてください Op.4-8
 2.Ianthe the lovely, the joy of her swain
  愛していること、彼女の誓い Op.1-12
 3.Time has not thinn'd my flowing hair
  時の流れは私の髪を薄くしてはいない Op.9-1
 4.Lone minstrel of the midnight hour
  深夜の孤独な吟遊詩人 Op.15-7
 5.Ah! where does my Phillida stray
  ああ、私のフィルダはどこで迷っていますか?Op.9-5
 6.Ye shepherds give ear to my lay
  羊飼いは私を横たえ耳うちする Op.4-4
 7.For ever, Fortune, wilt thou prove
  永遠の幸運はあなたが証明する Op.1-3
 8.Twas when the seas were roaring
  海鳴りの時代 Op.1-9
 9-11.ソナタ イ短調 Op.10-4
 12.In vain you tell your parting lover
  あなたの片思いは無駄だと伝えて Op.1-5
 13.Again returns the blushful May
  茫洋とした五月が再び Op.16-4
 14.O Venus! hear my ardent pray'r
  ヴィーナスよ、わが祈りを聞きたまえ Op.9-8
 15.Blest as th?immortal gods is he
  不滅の神々は称賛される Op.1-2
 16.My banks they are furnish'd with bees Op.4-2
 17.The heavy hours are almost past
  何時間も過ぎてしまった Op.1-1
 18.Night to lovers'joys a friend
  恋人たちの喜びは夜の友達 Op.7-6
 19.Sweet was the sun's last parting ray
  甘いのは太陽の最後の日差し Op.16-6
初録音
エマ・カークビー(ソプラノ)…3.5.6.13.14.16.19
イレーネ・マス・サロム(ソプラノ)…2.3.8.14.18,(ヴァイオリン)…7.9-11
チャールズ・ダニエルズ(テノール)…1.5.7.12.15.17
マリア=アントニア・メリア(フルート)…4
ベルナート・カボット(ヴァイオリン I)…4.7.9-11
マーク・バウザ(ヴァイオリン II)…2
クリスティーナ・トレンシュ(ヴィオラ)…9-11
シルヴィア・セラーノ(チェロ)…9-12
ティモシー・ロバーツ(ハープシコード)…9-11
アルス・ムジケ…1-8.12-19
 イングランド南西部、デヴォン州の都市エクセター。18世紀にこの地で画家、作曲家、作家として活躍したウィリアム・ジャクソンの作品は、まさに秘宝のようなもの。鍵盤奏者ティモシー・ロバーツは「イギリスの伝統に根差した歌曲を作曲したジャクソンは、ヘンデルの作風を引き継ぎ、ロマン派へ受け渡した偉大な作曲家」と賞賛、そのエレガントな作品の普及に力を注いでいます。
 この録音には、名歌手エマ・カークビーも参加、軽妙な曲から深刻な曲まで、名手たちのアンサンブルによって、知られざる作品の魅力を伝えています。
 録音 2017年8月16-19日 St Saviour's Church, Hampstead
 


TOCC-459
\2300
ロドニー・ニュートン(1945-):管弦楽作品集 第1集
 交響曲 第1番(1967-1969)
  1.第1楽章:Lento-Allegro-Meno mosso-Allegro assai
  2.第2楽章:Lento ma con moto
  3.第3楽章:Allegro con brio
 交響曲 第4番(1975)
  4.第1楽章:Metamorphoses:Lento-Allegro energico
  5.第2楽章:Elegy: Lento
  6.第3楽章:Scherzo malevolo:Allegro vivo-Andante-Tempo primo-Moderato
  7.第4楽章:Passacaglia,Variations and Epilogue: L'istesso tempo-
    Poco piu mosso-Tempo Primo-Adagio-Largo
 8.Distant Nebulae かなたの星雲(1979)
初録音
ポール・マン(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
 イギリスの作曲家ロドニー・ニュートンの作品集。もともとオーケストラでティンパニ、打楽器奏者として活躍し、ブラス・バンドの作品を多く書いていた作曲家ですが、管弦楽のための作品はほとんど知られることがありませんでした。
 今回初録音となる2曲の交響曲は、ヴォーン・ウィリアムズやマルコム・アーノルド作品を思わせる「英国管弦楽作品」の伝統に則ったもので、大いなる自然の描写や、淡い色彩感を持つ管弦楽法が駆使された雄大な音楽です。
 特にゆっくりとした楽章での独特な雰囲気は、聴き手に強い印象を残します。

  録音 2017年9月18-22日 Sala Beethoven, Sala de Ensayos de Carranque,Plaza Pio XII, Malaga
 


TOCC-455
\2300
フリードリヒ・ブルク(1937-):管弦楽作品集 第1集
 交響曲 第17番「人生の喜びに」(2016)
  1.第1楽章:Attempts:Andantino
  2.第2楽章:Sorrow:Largamente
  3.第3楽章:Strength:Robusto. Con spirito
 交響曲 第18番 「ダウガフピルス」(2017)
  4.第1楽章:Rose(Ruzena):Andante
  5.第2楽章:ダウガフピルス-消滅
  6-11.第3楽章:自作主題による5つの変奏曲
初録音
ゲルトゥルダ・ジェリョーメンコ(ピアノ)
アンダ・エグリーテ(コクル=クアクレ)

マリス・クプツス(指揮)
リエパーヤ交響楽団
 ウクライナのハリコフで生まれ、1974年からはフィンランドに在住する作曲家ブルク。専ら「タンゴ」の作曲家として知られますが、彼の作品の中で最も重要な位置を占めるのは、18曲ある交響曲と、ユダヤ教のテーマに基づく作品、そして第2の故郷とも言えるフィンランドの神話「カレリア」に触発された作品群です。
 このアルバムには2曲の交響曲を収録。ピアノを伴う交響曲第17番「人生の喜びに」は、度重なる障害を乗り越えた彼自身の自伝的な作品で、賑やかな終楽章が勝利を表しています。
 交響曲第18番はラトビアに伝わるユダヤの民謡がモティーフであり、ラトビアの家から追放されたという彼の祖父母に敬意を払って書かれた作品です。変奏曲形式による終楽章は神秘的な美しさに溢れています。

  録音  Great Amber Concert Hall, Liepaja, Latvia 2017年1月9-11日…1-3 2017年9月5-8日…4-6
 


TOCC-380
\2300
アーサー・ファーウェル(1872-1952):ピアノ作品集 第3集
 1.ピアノ・ソナタ Op.113(1949)
 2.シンシアへ(1942)
 3.微笑みの小品(1914/1940改訂)
 4.ピアノのための2つの小品 Op.106 第2番「奇妙な夢」(1942)
 ティトンズで Op.86(1930)
  5.第1番:グラニテと氷
  6.第2番:ロンリー・キャンプ・ファイア
  7.第3番:険しい道(ユモレスク)
  8.第4番:野の花
  9.第5番:風の戯れ
  10.第6番:夜の頂上
 11.オクターヴって何? Op.84
 12.大地と平野より Op.20-第1番「ナバホの戦いの踊り」(1905)
 13.ナバホの戦いの踊り 第2番 Op.29(1908)
初録音
リサ・シェリル・トーマス(ピアノ…スタインウェイ D)
 アメリカ合衆国の作曲家ファーウェルは、ネイティブアメリカンの音楽に強く魅せられ、これらの音楽を出版するために出版社を立ち上げたという思い入れの強い人です。
 また神秘主義者でもあり、自作のいくつかにも象徴的な意味合いが持たされています。数多くの作品を残し、その作風は多岐に渡りますが、この第3集に収録されたピアノ曲でも、ドビュッシーとスクリャービンの特徴を受け継いだような「小さな詩」や、バルトークを思わせる全音階が印象的なピアノ・ソナタなど多彩な作風を聴くことができます。
 彼が魅了されていたネイティブアメリカンの舞曲も2曲(トラック⑫.⑬)収録されています。

  録音 2016年11月24-25日 Potton Hall, Westleton, Sufolk


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SPECTRUM SOUND



CDSMBA022
(2CD)
¥4000→¥3690
フランス国立視聴覚研究所音源提供
 初出音源!充実の1960〜70年代のライヴ録音
  シェリングによるモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの協奏曲集
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
  CD 1
   ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」(28’10”)
     ガブリエル・フムラ(指揮)、フランス国立管弦楽団
      ライヴ録音:1976年10月20日/サル・プレイエル(ステレオ)
   ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(42’00”)
     ユーリ・アロノヴィッツ(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
      ライヴ録音:1975年5月28日/サル・プレイエル(ステレオ)
  CD 2
   ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(43’24”)
     ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)、
     フランス国立放送管弦楽団(現:フランス国立管弦楽団)
      ライヴ録音:1968年11月28日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
   ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64(28’07”)
     ジャン・マルティノン(指揮)、
     フランス国立放送管弦楽団(現:フランス国立管弦楽団)
      ライヴ録音:1963年3月22日/シャンゼリゼ劇場(モノラル)
 注目盤。フランス国立視聴覚研究所音源提供。
 初出音源!充実の1960〜70年代のライヴ録音。シェリングによるモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの協奏曲集

 日本語解説付、限定盤

 驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“ベルアーム”。
 当ディスクはヘンリク・シェリングの初出音源で、1963 年から1976 年かけてパリで演奏されたモーツァルトのトルコ風(1976年/ステレオ)、ブラームス(1975 年/パリ)、ベートーヴェン(1968 年/ステレオ)、そしてメンデルスゾーン(1963 年/モノラル)のヴァイオリン協奏曲集です。カール・フレッシュ門下のシェリングは正統派の名にふさわしく楷書的にして内に秘めた情熱的な演奏が最大の魅力と言えます。
 ここに収録された4 篇の協奏曲はシェリングの十八番にして名曲が揃いました。4 篇すべてPHILIPS レーベルにセッション録音を残しておりますが、ライヴならではのスケールの大きな演奏を聴くことができます。メンデルスゾーン以外はすべてステレオというのもうれしいところです。全世界1000 セット限定プレス。平林直哉氏による日本語解説付き。
 「今回のライヴを聴き、その完成度の高さと、作品に忠実であろうとするシェリングの献身的な態度に、改めて心を打たれた。(中略)。何と優雅で香り高いことだろうか。これこそ、究極の理想と言ってみたくなる。(平林直哉〜ライナーノーツより)














2/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AUSTRIA GRAMMOPHON

 ウィーンに拠点を置く「Paladino Music」の傍系レーベル。
 基本的に若手アーティストによる独奏や小編成アンサンブルのリサイタルCDを制作、オーストリア国内のコンサート会場を中心に販売。
 演奏家独自のコンセプトを重視した意欲的なアルバムは世界各国から注目されています。

AG0002
(2CD)
\3600
Melodies
イヴォナ・カラシンスカ=シュレア:ピアノとオルガンを弾く

【CD1】
 1.パーセル(1659-1695):ガマトのグラウンド ト長調 Z.645
 2.ダカン(1694-1772):かっこう
 3.ラモー(1683-1764):タンブーラン
 スカルラッティ(1685-1757):
  4.ソナタ ハ短調 K11/L352/P67
  5.ソナタ ニ長調 K430/L463/P463
  6.ソナタ 嬰ヘ短調 K67/L32/P125
  7.ソナタ ホ長調 K20/L375/P76
  8.ソナタ ニ短調 K141/L422/P271
 9.J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とロンド BWV829
 10.J.C.F.バッハ(1732-1795):アレグレット ヘ長調
 11.モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ニ短調 K397
 12.ベートーヴェン(1770-1827):エリーゼのために WoO59
 13.ショパン(1810-1849):前奏曲 第25番 嬰ハ短調 Op.45
 14.ショパン:練習曲 Op.25-2 ヘ短調
 15.ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作
 16.チャイコフスキー(1840-1893):四季 Op.37b-10月「秋の歌」
 17.グリーグ(1843-1907):抒情小品集 第2巻 Op.38-3「メロディ」
 18.グリーグ:抒情小品集 第2巻 Op.38-7「ワルツ」
 19.ドビュッシー(1862-1918):ベルガマスク組曲-第3曲「月の光」
 21.スクリャービン(1872-1915):
  左手のための2つの小品 Op.9-第1曲 前奏曲 嬰ハ短調
【CD2】
 1.ヘンデル(1685-1759):組曲 第1番 変ロ長調 HWV434-
  第4曲「メヌエット」(W.ケンプによるピアノ編)
 2.グルック(1714-1787):歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》-
  第2幕「精霊の踊り」(G.スガンバーティによるピアノ編)
 3.J.S.バッハ:羊は安らかに草をはみ BWV208(E.ペトリによるピアノ編)
 4.トリオ ト短調 BWV584(オルガン連弾編)
 5.管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067-バディネリ(オルガン連弾編)
 6.モーツァルト:アンダンテと5つの変奏 ト長調 K501(オルガン連弾編)
 7.ヴァヴィロフ(1925-1973)カッチーニのアヴェ・マリア
 8.ベートーヴェン:11のバガテル Op.119
イヴォナ・カラシンスカ=シュレア(ピアノ)‥CD1.CD2:1-3.8
                      (オルガン)…CD2:4-7
マルク・バウマン(オルガン)…CD2:4-7

 ポーランド生まれ、オーストリア在住のイヴォナ・カラシンスカ=シュレア。6歳でピアノを始め、カトヴィツェの「カルロ・シマノフスキ」音楽大学に入学。ピアノを集中的に学びました。
 しかし卒業後にはハープシコード、オルガンなど歴史的な楽器に興味を抱き、現在ではピアノとオルガン、ハープシコードを自在に操る演奏家として活躍しています。
 この2枚組では、様々な作曲家によるバロック期から現代までの多彩な小品を取り上げ、曲に合わせて、ピアノとオルガンを弾き分けることで生き生きとした曲調が生まれています。
 共演のバウマンは1963年生まれ、ストラスブールのオルガニスト、息のあった演奏が繰り広げられています。

  録音:2014年10月8.9.16日 Studio Weinberg (Kefermarkt / Austria)…ピアノ 2014年10月24日 Herz-Jesu-Church (Wels / Austria)…オルガン
 

AG0003
\2300
Marylebone
 1.スティーヴンソン(1928-):ブリテンの主題によるピーター・グライムズ幻想曲
 2-4.ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36(1913年版)
 5-10.ラフマニノフ:楽興の時 Op.16
 11.イヴァ・エミリアン・ミカショフ(1941-1993):蝶々夫人のポートレート
ジェイソン・ベ(ピアノ)

 ピアニスト、ジェイソン・ベは10歳になった時「コンサート・ピアニストになる」と決意したと言います。
 彼はブロンフマンが演奏するラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番をラジオで聴き、慌ててオークランドの倉庫のようなお店にCDを買いに行き「Rachmaninov」と書かれた全てのアルバムを購入して帰宅。ドミトリ・アレクセイが演奏する「楽興の時」の演奏に“恋におちた”のだそうです。
 また彼にとって「蝶々夫人」も大切な作品であり、その悲しい物語と音楽にも完全に魅了されたのだそう。ブリテンは、好きではなかったものの「ピーター・グライムズ」を聞いたら好きになったとも。
 若きピアニストの様々な体験を彷彿させるユニークな1枚です。

  録音 2015年6月25-26日 Tonzauber Studio, Konzerthaus, Vienna, Austria
 


AG0004
\2300
FEMALE COMPOSERS
 女性作曲家たちの作品集

 1-3.クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンス Op.22
 4.シャミナード(1857-1944):カプリッチョ Op.18
 5.シャミナード:3つの小品 Op.31 第1番「アンダンティーノ」
 6.シャミナード:3つの小品 Op.31 第2番「ロマンス」
 7.シャミナード:ロンド Op.97
 8.ルイーズ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):ロマンス Op.35
 9.エミーリエ・マイヤー(1812-1883):ノットゥルノ ニ短調 Op.48
 10.ヨハンナ・ゼンフター(1879-1961):
   ヴァイオリンとピアノのための6つの小品 Op.113-第1番「メロディ」
 11.ゼンフター:ヴァイオリンとピアノのための6つの小品 Op.113-第3番「エレジー」
 12.ドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ロマンス ヘ長調 Op.22
 13.ペヤチェヴィチ:エレジー 変ホ長調 Op.34
 14.マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824):シチリアーナ
 15.リリー・ブーランジェ(1893-1918):夜想曲
 16.リリー・ブーランジェ:行列
セタレー・ナジュファー=ナーヴィ(ヴァイオリン)
テレジア・シューマッヒャー(ピアノ)

 18世紀から19世紀頃、女性が作曲家として身を立てるのはとても難しいことでした。どれほど才能があろうとも、大抵は周囲に反対され、作曲は趣味程度にとどめることを強いられた女性は数知れず。
 このアルバムに登場する8人の作曲家たちのほとんども、名前すら知られることなく歴史に埋もれてしまいました。
 クララ・シューマンでさえ、ピアニストとしては大成したものの、作曲家としては夫ロベルトの添え物的な扱いを受けており、彼女の作品がコンサート会場で演奏されるようになったのは、ようやく最近になってからのことです。
 唯一、シャミナードが出版と演奏活動で経済的に自立できたとされています。
 しかし、女性作曲家の作品は男性の作品に比べ劣っているわけではないことは、このアルバムを聞けばよく理解できるでしょう。
 ナジュファー=ナーヴィとシューマッヒャーは、このような知られざる作品の復興に力を注いでいます。
 

AG0006
\2300
リチャード・オームロッド/シューマンとシューベルトを弾く
 1-8.シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16
 9-12.シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
リチャード・オームロッド(ピアノ)

 イギリス在住のピアニスト、オームロッドは10歳でモーツァルトの協奏曲を演奏した天才です。ケンブリッジ王立大学で音楽を学び、17歳の時にコロラドの「アスペン音楽祭」に出演。その後モスクワ音楽院で学び、ロンドンのバービカン・センターではディヴィッド・パリーが指揮したフィルハーモニア管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲を全曲演奏し高い評価を受けています。
 レパートリーはバッハからシェーンベルクと幅広く、イギリス全土をはじめ、世界各国でコンサートを開催、室内楽奏者としても幅広く活動しています。
 このアルバムでは、シューマンの「クライスレリアーナ」とシューベルトの最後のソナタをじっくりと演奏。幻想的で自由な楽想に満ちたシューマン、瞑想的で深遠なシューベルト、この2曲に対するオルムロッドの感性豊かなアプローチが聴きどころです。

 録音 2016年7月25-27日 Royal Northern College of Music Manchester, UK
 


AG0008
\2300
Exiled Music 放浪する音楽
 20世紀から21世紀のヴァイオリンとピアノのための作品集

 1-4.コルンゴルト(1897-1957):「から騒ぎ」からの4つの小品 Op.11
 ニコライ・アンドレイェヴィチ・ロスラヴェッツ(1881-1944):
  5.エレジー
  6.ロマンス
  7.夢
  8.朝
  9.夜想曲
  10-11.3つの詩より第1番、第2番
 12.レザ・ナジファール(1960-):友へのエレジー
 13-17.シュニトケ(1934-1998):古い様式による組曲
 18-22.エゴン・ヴェレシュ(1885-1974):5つのミニアチュア Op.93
デュオ・アールデコ・ウィーン
【メンバー】
セタレー・ナジュファー=ナーヴィ(ヴァイオリン-セレステ・ファロット 1939年)
テレジア・シューマッヒャー(ピアノ-ベーゼンドルファー)

 20世紀終わりから21世紀にかけて「退廃音楽=ナチスによって迫害された音楽」の復興が盛んになっています。
 このアルバムに収録された5人の作曲家の作品も、第二次世界大戦時には演奏が禁止されたり、作曲家が追放されたり、一旦はこの世から抹消されてしまったものばかりです。しかし、これらの作品に通じるユダヤや東欧の民族意識と心からの叫びは、現代に生きる人の心に強い衝撃を与え、少しずつ演奏機会も増えてきました。
 デュオ・アールデコ・ウィーンは、ヴァイオリニスト、ナジュファー=ナーヴィとピアニスト、シューマッヒャーによるデュオで、このような埋もれた作品を積極的に演奏することで、争いのない世界を提案しています。

  録音 2017年2月 Tonstudio FM, Vienna, Austria



 

GRAND PIANO



GP769
\2300
パガニーニをピアノで
 5人の作曲家による編曲と変奏曲集

 1.マーク・ハンブルク(1879-1960):
  パガニーニの主題による変奏曲(1902)…世界初録音
 2.ブゾーニ(1866-1924):序奏とカプリッチョ
  (パガニーネスコ)(1909/第2稿1925)
 3.マイケル・ザドラ(1882-1946):
  アイネ・パガニーニ・カプリース(1911)
…世界初録音
 4.ザドラ:パガニーニ・カプリース 第19番 変ホ長調(1913)
…世界初録音
 5.フリードマン(1882-1948):パガニーニの主題による練習曲集 Op.47b(1914)
 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):パガニーニによる3つのカプリッチョ集(1981)
  6.第1番:Corrente(カプリッチョ 第18番より)
…世界初録音
  7.第2番:Moderato(カプリッチョ 第14番より)
…世界初録音
  8.第3番:Ad libitum(カプリッチョ 第5番より)
…世界初録音
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)

 ヴァイオリンの超絶技巧で知られるパガニーニ(1782-1840)。彼が後世に及ぼした影響は非常に大きく、演奏至難なリストの「パガニーニ練習曲」をはじめ、ラフマニノフ、ブゾーニ、ブラームス、ルトスワフスキ、ブラッハーなど現代に至る多くの作曲家によって、パガニーニを主題にしたピアノ曲が書かれています。
 前述のリスト“パガニーニ練習曲”完全版の録音で名をあげたクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツ。彼が長年研究しているのはそんな「パガニーニ作品にインスパイアされた作曲家の作品」です。
 ここではブゾーニやフリードマンをはじめとした6人のパガニーニ・トランスクリプションを演奏。フィリペツは、目くるめく技巧の中にひそむ遊び心までを鮮やかに切り出して見せてくれます。

  録音 2017年2月23-24日
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GP777
(2CD)
\3200→\2890
J.S.バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲集
 エレオノール・ビンドマンによるピアノ・デュオ編

 【CD1】
 ブランデンブルク・デュエット 第1番 ヘ長調
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Allegro
  4.第4楽章:Menuetto-Trio I- Polacca-Trio II
 ブランデンブルク・デュエット 第3番 ト長調
  5.第1楽章:Allegro moderato-第2楽章:Adagio
  6.第3楽章:Allegro
 ブランデンブルク・デュエット 第5番 ト長調
  7.第1楽章:Allegro
  8.第2楽章:Affettuoso
  9.第3楽章:Allegro
【CD2】
 ブランデンブルク・デュエット 第6番 変ロ長調
  1.第1楽章:Moderato
  2.第2楽章:Adagio ma non tanto
  3.第3楽章:Allegro
 ブランデンブルク・デュエット 第4番 ト長調
  4.第1楽章:Allegro
  5.第2楽章:Andante
  6.第3楽章:Allegro
 ブランデンブルク・デュエット 第2番 ヘ長調
  7.第1楽章:Allegro
  8.第2楽章:Andante
  9.第3楽章:Allegro
世界初録音
エレオノール・ビンドマン(ピアノ)(primo…CD1:1-4,CD2:1-9)(second…CD1:5-9)
ジェニー・リン(ピアノ)(primo…CD1:5-9)(second…CD1:1-4.CD2:1-9)
 バッハの「ブランデンブルク協奏曲」には、マックス・レーガーによるピアノ・デュオ版が存在しますが、理論的な編曲であるためか、和声の扱いや演奏方法に困難な場所があるとされています。
 このエレオノール・ビンドマンによる編曲は、レーガー版と比較すると「ピアノでの演奏しやすさ」に主眼が置かれており、「もしバッハ自身が現代ピアノのために編曲したらどのように音を配分するか」を考慮した上でスコアが作成されました。
 2人のピアニストは均等に音を奏でるように配慮されており、ビンドマンとリン、2人の響きが溶け合うことで、魅力的なバッハの協奏曲が新しい形で再現されています。

  録音 2017年8月9-11日 Sono Luminus Studios, Boyce, Virginia, USA
 


GP742
\2300
ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):作品集
 1.幻想的小品 Op.2(1885)
 ベックリンによる2つのピアノ小品(1891)…世界初録音
  2.第1番:穏やかな海
  3.第2番:波の戯れ
 5つのポルトガル狂詩曲(1891/1894-95)
…世界初録音
  4.第1番:ト長調「ファド」
  5.第2番:イ長調
  6.第3番:ニ長調
  7.第4番:変イ長調「夕べの祈り」
  8.第5番:ヘ長調「聖ヨハネの日」
ジョアン・コスタ・フェレイラ(ピアノ)

 音楽愛好家の父を持ち、幼いころから音楽の才能を発揮したヴィアナ・ダ・モッタ。1875年から1881年までリスボン国立音楽院でピアノと作曲を学び、その翌年ベルリンに留学。フランツ・リストの最後の高弟となったことで知られています。
 ピアニストとして一世を風靡した後はポルトガルに戻り、リスボン国立音楽院の院長を務めながら、ポルトガルの伝統音楽と近代様式を融合させた作品を数多く作曲しました。
 このアルバムでは、ドイツ後期ロマン派風の様式による「ベックリンによる2つのピアノ小品」と「幻想的小品」、ポルトガルの伝統に則った「5つの狂詩曲」を収録。色彩豊かな音楽を楽しむことができます。

  録音 2017年3月2-3日 Studio Sequenza, Montreuil, France


リストの最後の高弟
ヴィアナ・ダ・モッタ:交響曲「祖国」

NAXOS
8.573495
\1500
ヴィアナ・ダ・モッタ:交響曲「祖国」 他
 1-4.交響曲「祖国」Op.13(1895)
  <第1楽章:Allegro eroico/第2楽章:Adagio molto/
   第3楽章:Vivace/第4楽章:退廃-戦い-復活>/
 5.序曲「ドナ・イネス・デ・カストロ」(1886)/
 6.ポルトガルの情景 Op.15-第3番「デュロのチュラ」(F.デ.フレイタスによる管弦楽編)/
 7.3つの即興曲 Op.18 - 第2番 アレグレット(管弦楽版)/
 8.ビート Op.11(A.カッスートによる改訂版) ※6-8…世界初録音
ロイヤル・ロヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団/
アルヴァーロ・カッスート(指揮)
録音 2015年4月7-8日 イングランド リヴァプール,フライアリー

 ポルトガルの海外領土(当時)であったサントメ島に生まれたヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948)は、幼い頃から音楽の才能を発揮し、1875年から1881年までリスボン国立音楽院でピアノと作曲を学びます。
 その後、1882年にベルリンに留学しシャルヴェンカ兄弟に師事し、1885年からヴァイマールにてフランツ・リストの高弟となります。リストの死後はハンス・フォン・ビューローにも学び、当時の最も著名なピアニストの一人として名声を獲得しました。
 作曲家としても、ポルトガル音楽界に最初にナショナリズムの作風を取り入れた先駆者として賞賛されましたが、1900年代になって音楽が「現代的」な様相を帯びてくると、自らの作風との不一致を感じたのか、1910年頃には作曲活動を停止してしまいます。
 しかしながらこのアルバムに収録されている「祖国」を始めとした管弦楽作品は、最近になって人気が高まる傾向にあり、見事なコントラストと重厚な響きからは、まるでリストの交響詩や、一連のワーグナー作品を聴いているような高揚感をも感じさせることでしょう。

 


GP746
\2300
アルメイダ・プラド(1943-2010):「カルタス・セレステス」全集 第3集
 1.カルタス・セレステス 第9番(1999)…世界初録音
 2.カルタス・セレステス 第10番「神秘的な動物の星座」(2000)
…世界初録音
 3.カルタス・セレステス 第12番「ニコラス・ローリックの空」(2000)
…世界初録音
 4.カルタス・セレステス 第14番 (2001)
アレイソン・スコペル(ピアノ)

 日本語で「天体の図表」と言った意味を持つアルメイダ・プラドの「カルタス・セレステス」。各々は1分に満たない小さな曲がいくつも凝縮された曲集であり、一つ一つの曲には、それぞれ神話や天空、闇、色彩、宇宙へのアプローチなどの意味が込められた、まさに「音で聴く星座」です。
 第3集にはブラジルの夜空に見える天体を表す4つの曲集が収録されており、そのうち2つは世界初録音です。ピアニストは「トランストナリティ」と呼ばれる新しい和声の仕組みを駆使して、あらゆる種類の共鳴音と音色を探求しなくてはいけませんが、ブラジルの若手ピアニスト、アレイソン・スコペルはこの欲求を完全に満たしており、聴き手は目もくらむような美しい響きの洪水に身を任せることができます。

 録音 2016年10月26-27日 Sala Cecilia Meireles, Rio de Janeiro, Brazil
 

GP773
\2300
「時計仕掛けのオレンジ」の原作者は音楽家だった!
 アンソニー・バージェス:ピアノ作品集

 1-48.調律の良くないエレクトロニック・キーボードのための「24の前奏曲とフーガ」(1985)
 49.フィナーレ:NATALE(クリスマス) 1985(1985)

世界初録音
ステファヌ・ギンズブルク(ピアノ)

 キューブリックが映画化した近未来的小説「時計仕掛けのオレンジ」。原作者バージェスは作曲家としても素晴らしい才能を持っていました。
 子供時代から音楽に親しみ、第二次世界大戦時には軍隊でダンス・バンドのアレンジャーとして働いたというバージェス。作曲家としてはホルストやヒンデミットを思わせる一連の管弦楽曲が知られていますが、この「24の前奏曲とフーガ」もかなりユニークな作品です。
 J.S.バッハの生誕300年を祝して書かれた曲集は「平均律クラヴィーア曲集=良く調律された(well-tempered)」のもじりである「The Bad-Tempered」のタイトルが付されており、これはもちろんバッハに敬意を払いつつも、ショスタコーヴィチの同名曲に通じる現代性をも備えています。この録音ではアコースティックのグランド・ピアノが使用されていますが、作曲家の意図は存分に伝わっています。

 録音 2017年7月10-13日 Venue: Studio 1, Flagey, Brussels, Belgium



そのバージェスの管弦楽作品集

NAXOS
8.573472
\1500
アンソニー・バージェス:管弦楽作品集
 1-9.管弦楽のためのバレエ組曲「ミスターW.S.」(1979)
  <前奏曲:劇場 Allegro molto/サラバンド Slow/
   ガリアルド Allegro molto giocoso/キャロル Allegretto/
   クォドリベット Allegro vivace/王子の死 Lento/
   グローヴ座の開幕「世界中の俳優の演技」Allegro spiritoso/
   ストラトフォード,1616年4月 Lento/
   行進曲:「Non sanz droict(権利なからざるべし)」Allegro giocoso ma con dignita>/

 10.革命の行進 1789-1989(1989)/

 11-24.バージェス氏の暦(1987)
  <序説:Molto moderato/第1番:Allegro vivo/
   第2番:Poco lento/第3番:Allegro vigoroso/
   第4番:Allegretto con grazia/第5番:Allegro con spirito/
   第6番:Adagio/第7番:Allegro con spirito ma pesante/
   第8番:Molto moderato/第9番:Allegro molto/
   第10番:Andantino con malinconia/第11番:Allegro furioso/
   第12番:Allegro maestoso - Allegro molto vivace/
   後奏曲:Postlude: Molto moderato> ※世界初録音
ブラウン大学管弦楽団/
ポール・フィリップス(指揮)
録音 2014年11月18.22.23日 USA ロードアイランド プロヴィデンス,ブラウン大学 サイラス・ホール…1-9, 2014年10月11日 USA ロードアイランド プロヴィデンス,ブラウン大学 サイラス・ホール…10, 2005年5月5日 USA ロードアイランド プロヴィデンス,ブラウン大学 アラムネー・ホール

 あのスタンリー・キューブリックが映画化した近未来的小説「時計仕掛けのオレンジ」。自由=放任が暴走した社会に棲む少年4人組の悪行の顛末を描いた問題作で、1972年の公開時には様々な論争を巻き起こしました。
 この原作を書いたのがイギリスの小説家アンソニー・バージェス(1917-1993)です。
 映画の中でも「第9」が効果的に使われていたことからわかる通り、バージェスは音楽家としても素晴らしい才能を持っていました。
 もちろん彼の作品は独創的というよりも、過去の作曲家たちの影響が強く(ホルストとヒンデミットのハイブリッドと評する人も)、少しばかりの不協和音をスパイスにした聴きやすいものです。
 そんなバージェスの管弦楽作品、もちろんこのアルバムが世界初録音となります。

 最初のバレエ組曲の題材となった「W.S.氏」とは2016年に没後400年を迎えるイギリスの文豪シェイクスピアのこと。もともとは映画のために書いた曲を後に組曲としてまとめた作品です。エリザベス朝の響きを意識した曲調の中に、暴力的なサウンドを溶け込ませ、独自の雰囲気を醸し出しています(因みに9曲目の行進曲に付された「Non sanz droict」とはシェイクスピアの紋章に付された銘)。
 フランス革命にちなんだ「革命の行進」、自らの誕生日を祝したという「バージェス氏の暦」と、どれも「小説家の余暇仕事」の域を超えた力作です。

 

GP779
\2300
テオドーレ・アントニオウ(1935-):ピアノ作品全集
 1.ENTRATA 入口(1983)…世界初録音
 2-11.AQUARELLE アクアレッレ(1958)
…世界初録音
 12-15.ピアノ・ソナタ Op.7(1959)
…世界初録音
 16-21.SYLLABLES 音節(1965)
…世界初録音
 22-23.前奏曲とトッカータ(1982)
 インヴェンションとフーガ Op.4-1(1958)
…世界初録音
  24.インヴェンション 第1番 2声:Allegretto
  25.インヴェンション 第2番 3声:Moderato
  26.インヴェンション 第3番 3声:Andante
  27.インヴェンション 第4番 3声:Allegro
  28.フーガ:Moderato

 インヴェンション、前奏曲とフーガ Op.4-2(1958)…世界初録音
  29.インヴェンション 第1番 3声:Allegro
  30.インヴェンション 第2番 3声:Allegretto
  31.前奏曲:Adagio
  32.フーガ:Andante

 33-39.7つのリズミック・ダンス(2000)
 40.SYNAPHES(2001)
…世界初録音
コンスタンティノス・デストウニス(ピアノ)

 現代ギリシャにおいて、最も重要な作曲家であるアントニオウ。現在ボストン大学の名誉教授であり、ギリシャ作曲家同盟の会長を25年の長さに渡って務めるなど、国際的な音楽シーンへの貢献度は計り知れないものがあります。
 作曲家としてのアントニオウは、古代ギリシャのドラマにインスパイアされた主題に、ギリシャの民族音楽要素をプラスし、ドラマティックなプロットを作り上げていくというやり方を好んでおり「AQUARELLE」や「SYLLABLES」はサティのジムノペディを思わせる神秘的な雰囲気を備えています。また古典的な素材による「インヴェンション」や「フーガ」でもユニークな音が使われており、作曲家の個性の強さが伺えます。

 録音 2017年7月3-4日 Dimitris Mitropoulos Hall, 



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ONDINE



ODE-1311
\2400→\2190
別のところで生まれたかのようなベートーヴェン
 ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲チクルス完結

 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第2番&第4番
  ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
   1.第1楽章:Allegro
   2.第2楽章:Largo
   3.第3楽章:Rondo alla polacca
  ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
   4.第1楽章:Allegro con brio
   5.第2楽章:Largo
   6.第3楽章:Rondo. Allegro
ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

 ドイツの名手ラルス・フォークトが自らロイヤル・ノーザン・シンフォニアを指揮し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏するツィクルス、最後を飾るのは第2番と第4番の組み合わせです。
 ベートーヴェンが16歳の頃に着手したとされる第2番の協奏曲は、第1番よりも以前に書かれた作品。ベートーヴェン自身は作品の出来に不満があったとされていますが、主題の扱い方や、独創的なカデンツァなどにベートーヴェンらしさが感じられる意欲的な曲として高く評価されています。
 第4番はベートーヴェンの最高傑作のひとつであり、第5番「皇帝」が堂々とした男性らしさを誇る曲であるのに比べ、こちらの第4番は柔和な表情を持ち、中でも第2楽章の憂いに満ちた美しさは格別の人気を誇っています。
 フォークトの演奏は、どちらの曲もオーケストラを雄弁に鳴らすことで「ピアノとオーケストラの対話」を強調。これまで伴奏として見過ごされがちだった第2番のオーケストラ・パートにも隅々まで光を当てることで、曲の新たな魅力を引き出すことに成功しています。

 録音 Sage Gateshead Concert Hall, UK ライヴ収録
  2017年3月15-17日…1-3
  2017年6月8-10日…4-6



 フォークト、弾き振りのベートーヴェン/ピアノ協奏曲シリーズ完結。
 「弾き振りなんだからこれくらい自由にやってくれよ」、という期待を軽く超えてくれる。ちょっとしたピアノの強弱や音楽の息遣いがこれまでの普通の演奏と違うのだ。別のところで生まれたかのようなベートーヴェン。

 これはフォークトがロイヤル・ノーザン・シンフォニアに就任したときの宣伝映像だが、これをみると彼がすでにピアニストを超えた存在であることが分かる。大指揮者である。
https://www.youtube.com/watch?v=hex95u92zOk

 既発のアルバムのなかでも三重協奏曲がとくに印象的だったのも、この曲ではよりフォークトの指揮に音楽が依存していたからか。

 そう遠くない時期に指揮者フォークトのアルバムが出ると思うしそのときは大いに期待したい。・・とそのまえに今回の2番4番も大いに楽しまなければ。




ラルス・フォークト弾き振り!
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1巻・第2巻

ODE-1292
\2400→\2190
ラルス・フォークト弾き振り!
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第1番&第5番

 ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
  1.第1楽章:Allegro con brio
  2.第2楽章:Largo
  3.第3楽章:Rondo. Allegro
 ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」Op.73
  4.第1楽章:Allegro
  5.第2楽章:Adagio un poco moto
  6.第3楽章:Rondo: Allegro ma non troppo
ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

 ドイツの実力派ピアニスト、ラルス・フォークト。2003/04にはベルリン・フィルで初の「ピアニスト・イン・レジデンス」に選出されるなど高い評価を受け、近年はソリストとしてだけでなく、室内楽奏者としても注目を浴びている名手です。
 2015年、ONDINEレーベルにバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を録音し、以降シューベルト、モーツァルト、ブラームス、シューマンの諸作品をリリースしていますが、今回の新作は彼自身が音楽監督を務めるロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りしたベートーヴェンの2曲の協奏曲。
 第1番の協奏曲は25歳のベートーヴェンの手による意欲作。フォークトはこの曲を1995年にも録音していますが、今回の新録は自身の意思を更に思いのままに炸裂させた自由自在な表現が魅力。壮大な第5番も重々しいピアノの音色を生かした緊張感に満ちた演奏です。
 このアルバムはフォークトによる「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲シリーズ」の第1作となります。

  録音 The Sage Gateshead Concert Hall, UK 2016年10月28日・・・1-3 2016年11月18日.2017年1月28日・・・4-6 Executive Producer: Jochen Hubmacher Recording Producer: Stephan Schmidt Recording Engineer: Richard Hallig

ODE-1297
\2400→\2190
ラルス・フォークト弾き振り!
 ベートーヴェン(1770-1827):協奏曲集

 ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Largo
  3.第3楽章:Rondo alla polacca
 ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
  4.第1楽章:Allegro con brio
  5.第2楽章:Largo
  6.第3楽章:Rondo. Allegro
ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ターニャ・テツラフ(チェロ)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

 ドイツの名手ラルス・フォークトが自らロイヤル・ノーザン・シンフォニアを指揮、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音するプロジェクト第2弾。
 今作では5曲の協奏曲の中で最も悲壮感漂う曲想を持つ「第3番」をメインに、その少し後に作曲された、極めて親密な雰囲気を持つ「三重協奏曲」を組み合わせています。初期から中期の過渡期に書かれたピアノ協奏曲第3番はベートーヴェンの作風が完全に確立された作品。フォークトの劇的な演奏が聴きものです。
三重協奏曲では、彼の親友であるクリスティアン・テツラフとその妹ターニャ・テツラフが共演。ピアノ協奏曲第3番とは全く違う穏やかで喜び溢れた旋律を、3人の芸術家が伸び伸びと歌い上げています。まさに「ピアノ・トリオとオーケストラの共演」といった見事な演奏です。
 録音 Sage Gateshead concert hall, UK ライヴ録音 2016年9月29-30日…1-3 2017年3月16-17日…4-6





 

ORLAND RECORDS


OR-27
\2700
My Favorites 私のお気に入り
 1.ブラームス(1833-1897):子守歌
   (I.ブッファによるヴァイオリン、ホルンとピアノ編)
 2.モーツァルト(1756-1791):ディヴェルティメント 変ホ長調 K563-第4楽章 アンダンテ
 3.ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
 4.シューベルト:弦楽三重奏曲 変ロ長調 D471
 5.レハール(1870-1948):喜歌劇「メリー・ウィドウ」-第3幕「唇は語らずとも」
 6.クライスラー:ウィーン小行進曲
 7.モーツァルト:
  ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 変ロ長調 K424-第2楽章
   アンダンテ・カンタービレ
 8.J.S.バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988-第25変奏
   (D.シトコヴェツキーによる弦楽三重奏編)
 9.フンパーディンク(1854-1921):歌劇「ヘンゼルとグレーテル」-
    第2幕「夕べの祈り」(ホルン四重奏編)
 10.カール・ピルス(1902-1979):
    ソナタ形式による3つの小品-第1曲 シンフォニア
 11.ヴラディゲロフ(1899-1978):ブルガリア組曲 Op.21-2「歌」
ボジダラ・クスマノヴァ(ヴァイオリン)…1.5.7.11
ユリア・プルジナ(ヴィオラ)…7/ヴォルフガング・ヴラダー(ホルン)…1.9
マグダ・アマラ(ピアノ)…1.5.10/クライスラー・トリオ…2.4.6.8
イヴァン・ブッファ(ピアノ)…3
ナイデン・トドロフ(指揮)/ルセ・フィルハーモニー管弦楽団…11
 ブルガリア出身のヴァイオリニスト、クスマノヴァの“お気に入りの小品”を集めた1枚。幼い頃から「最も親しい友人」としてヴァイオリンに接してきたという彼女、演奏されている曲にはどれも強い思い入れがあり、1曲1曲をまるで宝物を慈しむかのように大切に演奏しています。

 録音 2017年5月.6月 Tonzauber Studio in Konzerthaus Vienna, Austria…1-10 Rousse Philharmonic Concert Hall, Bulgaria…11


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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Barbirolli Society



SJB 1088
(CD−R)
\2300→\2090
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、
ウェーバー:小協奏曲
バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団、
ポール・トルトゥリエ(チェロ)、
レイソン・ウォーリー(ピアノ) 
録音:1958&63年
 


SJB 1089
(CD−R)
\2300→\2090
エルガー:序奏とアレグロ、
ハイドン:交響曲第104番、
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、

パーセル:結婚した伊達男、
ロッセ:ヴェニスの商人       
バルビローリ指揮、
室内管弦楽団
録音:1928-29年、ロンドン















2/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


PENTATONE



PTC 5186696
(SACD HYBRID)
¥2700
カレファックス・リード五重奏団
「隠された秘宝」

 (1)-(3)ピエトロ・ロカッテリ(1695-1764):劇場風序曲 ニ長調 Op.4-1(5’33”)
 (4)アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ラ・フォリア Op.5-12(10’48”)
 (5)ニーナ・シモン(1933-2003):ふたりの誓い(4'04”)
 (6)カルロ・ジェズアルド(1566):お前は私を殺す、残酷なひとよ(2’24”)
 (7)ニコ・マーリー(1981-):「わたしを探して」(6’00”)
 (8)阿炳(1893-1950):二泉映月(4’58”)
 (9)-(11)セザール・フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18(9’11”)
 (12)ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):ロンド Op.4(5’51”)
 (13)-(15)エリック・サティ(1866-1925):3つのゆがんだ踊り(5’38”)
 (16)ロン・フォード(1959-):モテット(1’51”)
 (17)レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):ズデンカ変奏曲(8’44”)
 (18)ジョスカン・デ・プレ(ca.1450-1521):「森のニンフ」(オケゲムの死を悼む挽歌)(4’36”)
  編曲=(1)-(3)(5)(9)-(12)イェルテ・アルトゥイス、(4)(6)(13)-(16)ラーフ・ヘッケマ、
   (8)オリヴァー・ボエクホールン、(17)アルバン・ウェスリー、(18)ルーカス・ファン・ヘルズディンゲン
  カレファックス・リード五重奏団
   【オリヴァー・ボエクホールン(オーボエ、コーラングレ、ティン・ホイッスル)、
    イヴァー・ベリックス(クラリネット)、
    ラーフ・ヘッケマ(サクソフォーン)、
    イェルテ・アルトゥイス(バス・クラリネット)、
    アルバン・ウェスリー(バスーン)】
 圧倒的な技術に脱帽。リード五重奏団“カレファックス”が奏でる時代・ジャンルを超えた充実のプログラム!

 セッション録音:2017年1月31日-2月2日/ドープスゲツィンデ教会(ハーレム)/PCM HI-RES、マルチチャンネル、輸入盤・日本語帯付、70’08”

 SACD ハイブリッド盤。
 リード五重奏団の“カレファックス” がPENTATONE レーベル初登場です。
 当団は「ポップスのメンタリティを備えたアンサンブル」と評され、圧倒的なテクニックから奏でられる見事なアンサンブルで結成時より高い評価を得ており、独MDG レーベルなどから多くのディスクがリリースされています。
 リード五重奏は18 世紀以降の作品が多いため、当団はオリジナル作品以外も積極的に編曲また委嘱をし、レパートリーを広げてきました。また、ジャズ、ポップスも演奏し国際的な音楽シーンから熱烈な支持を受けています。
 「隠された秘宝」と題された当ディスクでは、ジョスカン・デ・プレの「森のニンフ」、コレッリの「ラ・フォリア」、サティの「3 つのゆがんだ踊り」など15 世紀から現代まで、世界の魅力的な作品が並びます。
 オルガンのために書かれたフランクの前奏曲、フーガと変奏曲では原曲さながらの響きを追求し、カレファックスの真の実力を示した名演を聴かせてくれます。リード・ファンはもちろんのこと、オーディオ・ファンにもおすすめしたいディスクです!



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PTC 5186620
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
指揮、山田和樹!
 コジュヒンがラヴェル&ガーシュウィンの協奏曲

  (1)-(3)ラヴェル(1875-1937):ピアノ協奏曲 ト長調
    ( I.8’40”+II.9’22”+III.3’58”=22’00”)
  (4)-(6)ガーシュウィン(1898-1937):ピアノ協奏曲 ヘ調
    ( I.13’56”+II.12’35”+III.6’59”=33’30”)
  (7)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(19’25”)
デニス・コジュヒン(ピアノ)
山田和樹(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
 希代の指揮者、山田和樹と共演。若手実力派コジュヒンがラヴェル&ガーシュウィンの協奏曲をリリース!

 セッション録音:2017年7月/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)/DSD、マルチチャンネル、輸入盤・日本語帯付、74’55”

 SACD ハイブリッド盤。
 強靭なテクニックと豊かな表現力を兼ね備えたロシア期待の星、デニス・コジュヒン。
 コジュヒンはマドリッドのソフィア王妃高等音楽院に留学し、ドミトリ・バシキロフとクラウディオ・メーネルに師事し研鑽を積みました。2010 年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し一躍世界から注目されたコジュヒンは、翌2011 年2 月に初来日を果たし、その演奏会はNHK「クラシック倶楽部」で放映され日本のクラシック・ファンにも広く知られることとなりました。
 以後たびたび来日し、2017 年9 月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK 交響楽団と共演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4 番(1941 年版)の雄大な演奏は大きな話題を集めました。
 ヴェルビエ音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、ラインガウ音楽祭など、数々の著名音楽祭にも出演している現在ヨーロッパで最も人気のある実力派ピアニストのひとりです。
 PENTATONE からリリースしたチャイコフスキーとグリーグの協奏曲(PTC 5186566)、ブラームスのピアノ作品集(PTC 5186568)では、圧倒的な表現力と存在感で聴き手を虜にしました。
 期待の当録音は希代の指揮者、山田和樹率いるスイス・ロマンド管弦楽団との共演で、ラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲を収録しました!
 ラヴェルの2 篇のピアノ協奏曲ではキラキラとした眩いタッチで、ラヴェルらしい理知的で古典的な明快さを見事にあらわしております。
 ガーシュウィンも秀逸です。ガーシュウィンといえばラプソディ・イン・ブルーがあまりにも有名ですが、当作品はバンクーバー・オリンピックの金メダリスト、キム・ヨナが2009-2010 シーズンのフリー・スケーティングで使用したことで広く知られるようになりました。ラプソディ・イン・ブルー同様にシンフォニック・ジャズの異色あるメロディアスな作品として親しまれております。
 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONE レーベルが誇る技術チームによる録音で、DSD レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。







CENTAUR

CRC 3539
¥2400
ヴィオラ版!パガニーニの"24のカプリース"!
 パガニーニ(ゴールドシュタイン編):
  24のカプリース Op.1(ヴィオラ版)
エリアス・ゴールドスタイン(ヴィオラ)
 エリアス・ゴールドスタインは、プリムローズ、バシュメット、ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの各コンクールでの最高位受賞の経歴を持つヴィオリスト。
 カーネギーホールでパガニーニの「24のカプリース」のヴィオラ・ヴァージョンのリサイタルを開いた初のヴィオラ奏者でもあり、自身の編曲によるこの作品を十八番としています。
 パガニーニの難曲中の難曲がヴィオラでどのように響くのか・・・要注目です!

 ※録音:2016年4月−6月、LSUリサイタル・ホール(ルイジアナ、アメリカ)
 

CRC 3603
¥2400
やさしい訴え 〜 ラモー:ギターのための音楽 シルヴィ・プルー(ギター)
 勝ち誇った女(プルー編)/リゴードン第1番、第2番とドゥーブル(デルキャンプ編)/
 メヌエット第1番&第2番(セゴビア編)/ヴェネツィアの女(ドゥアルテ編)/
 鳥のさえずり(デルキャンプ編)/つむじ風(ヴェラスコ編)/やさしい訴え(プルー編)/
 無関心(ドゥアルテ編)/サラバンド第1番&第2番(ヴェラスコ編)/不ぞろい(ドゥアルテ編)/
 トリコテ(デルキャンプ編)/未開人(ノグレット編)/あざけり(デルキャンプ編)/
 ガヴォットとドゥブル(プルー編)/ロンドによるメヌエット(ドゥアルテ編)
 カナダの名手のギターで聴くラモーの名旋律。

 フランス・バロックの巨匠、ラモーのクラヴサン曲集からの名旋律をギター版にアレンジした好企画!
 セゴビアによる「メヌエット第1番&第2番」など往年の名ギタリストたちの編曲に加え、自身の編曲作品を奏でるシルヴィ・プルーは、カナダのヴィルトゥオーゾ・ギタリスト。ギターで聴くラモーの音楽もまた格別です。古楽ファン、ギターファン、編曲作品ファン要チェックのディスクの登場です。

 ※録音:2014年7月、サンコー・エナジー・ホール(カナダ)
 

CRC 3564
¥2400
ウィーンのピアノ三重奏曲集
 ツェルナー:弦楽三重奏曲ハ短調 Op.36
 フォン・ペルガー:弦楽三重奏曲ニ短調 Op.12
コンコルディア弦楽三重奏団
 〔マルシア・ヘンリー・リーベナウ(ヴァイオリン)、
  レスリー・ペルナ(ヴィオラ)、
  カレン・ベッカー(チェロ)〕
 19世紀のウィーンで生まれた2つの知られざる「ピアノ三重奏曲」にスポットライトをあてるプロジェクト。
 ユリウス・ツェルナー(1832−1900)は1887年のウィーン作曲者協会賞と1889年のベートーヴェン賞の受賞者であり、その作品をブラームスとフックスが高く評価したと伝えられています。
 グラーツ出身のリヒャルト・フォン・ベルガー(1854−1911)はその作品に師であるブラームスの影響を残しており、1888年に出版された「作品12」は、後期ロマン派における特に優れた弦楽三重奏曲の1つとも称されている佳作です。

 ※録音:2016年5月、キンボール・リサイタル・ホール(ネブラスカ、アメリカ)
 

CRC 3594
¥2400
カーミット・ポーリング(1960−)のギター協奏曲
 ポーリング:
  ギター協奏曲第1番《コンシェルト・デ・キアーロ》
  弦楽のための組曲第2番
   《ロング・ジーズ・フットステップス・トゥ・パラダイス》
ジョヴァンニ・デ・キアーロ(ギター)
カーミット・ポーリング(指揮)
ロンドン交響楽団
 アーロン・コープランドやヴァージル・トムソンの抒情的なアメリカン・スタイルを自らの作風に掲げているカーミット・ポーリング(1960−)のギター協奏曲を収録。
 作品を献呈されたジョヴァンニ・デ・キアーロはアメリカのギタリスト。ヴァチカンではローマ法王ヨハネ・パウロ2世、ワシントンではクリントン元大統領夫妻の御前演奏を担当した経歴を持つ名手です。

 ※録音:2017年1月、エンジェル・スタジオ(ロンドン、イギリス)
 

CRC 3598
¥2400
パトリオティック・ピアノ カーステン・ジョンソン(ピアノ)
 スーザ:ワシントン・ポスト/
 ヒューイット:《ヤンキードゥードゥル(アルプス一万尺)》による9つの変奏/
 グローブ:《ディキシー》による変奏曲 Op.1250/
 ベートーヴェン:イギリス国歌《神よ王を守らせたまえ
 (ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン》)による7つの変奏曲 WoO.78/
 スーザ:忠誠/
 ゴットシャルク:ユニオン 〜 アメリカ愛唱歌による演奏会用パラフレーズ/
 スーザ:星条旗よ永遠なれ/
 ジョンソン:パトリオティック・メドレー/
 グローブ:《おおスザンナ》による変奏曲 Op.124/
 フォスター:故郷の人々(スワニー川)/
 コールリッジ=テイラー:ディープ・リヴァー Op.59-10/
 ウィギンズ:マナサスの戦い
 ピアノ版!スーザの星条旗よ永遠なれ、ワシントン・ポスト&忠誠!

 スーザの「星条旗よ永遠なれ」や「ワシントン・ポスト」、ベートーヴェンの「《神よ王を守らせたまえ》による変奏曲」など、誰もが一度はどこかで聴いたことがあるメロディの"ピアノ独奏ヴァージョン"を集めた、アメリカやイギリスの愛国心をくすぐるユニークで楽しいプログラム!
 ピアノのカーステン・ジョンソンはアメリカで生まれ、イギリスで活躍する女流奏者。ニンバス(Nimbus)からリリースしたカバレフスキーのピアノ作品集が高く評価されています。

 ※録音:2016年10月−11月、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
 


CRC 3585
¥2400
キンガ・アウグスティン、チェコのヤナーチェク・フィル
 ブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品

  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
  マスネ:タイスの瞑想曲
キンガ・アウグスティン(ヴァイオリン)
ヤクブ・クレッカー(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
 ポーランド出身で現在はニューヨークを拠点に活躍する女流ヴァイオリニスト、キンガ・アウグスティンが、チェコのヤナーチェク・フィルとの共演で奏でるブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品。
 その演奏はストラド誌で「スタイリッシュで鮮やか」と称されています。使用楽器はアントニオ・ザノットゥスが18世紀初期に製作したヴァイオリン。

 ※録音:2016年3月8日−9日、ヤナーチェク・フィルハーモニック・スタジオ(チェコ)




ショパン弾いてます。
https://www.youtube.com/watch?v=ixbz2oMdyGA
 

CRC 3538
¥2400
クラリネット・ファンタジーズ
 ミルコ:歌劇《夢遊病の娘》のモチーフによる幻想曲
 コヴァーチ:
  ドリーブのバレエ音楽《シルヴィア》の
   モチーフによる演奏会用幻想曲
 ベールマン:華麗な幻想曲 Op.7
 コヴァーチ:
  ベッリーニの歌劇《ノルマ》のモチーフによる演奏会用幻想曲
 カルニセール:幻想曲
 コヴァーチ:アリア、主題と変奏
レベッカ・リシン(クラリネット)
キム・ヨウメー(ピアノ)
 オペラやバレエ音楽のテーマをモチーフとしたクラリネット・プレーヤーにとってお馴染みの「幻想曲(ファンタジー)」を集めたプログラム。
 レベッカ・リシンは1994年にポーランドのクラクフで開催された第1回国際クラリネット・コンクールで見事第1位を獲得。2014年にはカーネギー・ホールへのデビューを果たし、オハイオ州立大学のクラリネット科の教授を務めています。

 ※録音:2014年3月−6月、パトリック・サウンド・スタジオズ(ニューヨーク、アメリカ)
 

CRC 3552
¥2400
アメリカン・アート・ソング集 ステファニー・ティングラー(ソプラノ)
マルタ・トーマス(ピアノ)
 ウジー・ブラウン:Ain't that Good News/
 ホール・ジョンソン:His Name So Sweet/
 アンディーン・スミス・ムーア:Come Down Angels/
 リチャード・ハンドリー:
  Isaac Greentree、Epitaph of a Young Girl、Astronomers/
 メアリー・ハウ:Three Hokku/
 オーリー・スピークス:
  For A Day、He's such a li'l trouble、Summer in the Heart、Morning/
 ジョン・プリンドル・スコット:Light/
 デイヴィッド・W. ギオン:At the City of the First Bird/
 ポール・クレストン:詩篇23番/
 イウェイゼン:3つの歌曲/
 キャリー・ジェイコブス=ボンド:12の歌曲/
 ジョン・デューク:
  Little Elegy、I carry your heart、I can't be talkin' of love、The Mountains are Dancing
 19世紀、20世紀、そして現在も活躍中の作曲家たちによるアメリカの歌曲集。サクソフォンの作品で高名なポール・クレストンや、金管楽器関係者にはお馴染みのエリック・イウェイゼン(エワイゼン)の歌曲も収録しています。

 ※録音:2014年8月6日−8日、ラムゼイ・リサイタル・ホール(ジョージア、アメリカ)
 

CRC 3568
¥2400
ミューズの詩 〜 フルート、クラリネットと声楽のための音楽
 コープランド:アズ・イット・フェル・アポン・ア・デイ/
 ビアリー:プロヴァンスタウン/
 ブーツ:小麦の夢/
 バッツナー:今日の言葉/
 ビアリー:プロテア、ヴェニスにて/
 ビーデンベンダー:一晩/
 トリンブル:4つの断章/
 ストラヴィンスキー:シェイクスピアの詩による3つの歌曲
ジョアンナ・ホワイト(フルート)
ケネス・ホワイト(クラリネット)
トレーシー・ワトソン(メゾ・ソプラノ)
エリッサ・ジョンストン(ソプラノ)
メアリー・ジョー・コックス
 (ピアノ&ハープシコード)
タケシ・アボ(ヴィオラ)
 シェイクスピアやカンタベリー物語など、一流の詩人の詩や物語をベースとした「フルート、クラリネットと声楽」のための作品を集めたプログラム。
 フルートのジョアンナ・ホワイトは、ミシガンのサギノーとミッドランドのオーケストラで首席奏者を務め、中央ミシガン大学のフルート科教授としても活躍しています。

 ※録音:2015年6月、ステイプルズ・ファミリー・コンサート・ホール(ミシガン、アメリカ)




FINETONE



FTM 8043
¥2500
ペーター・レーヘル/
 アリア 〜 パイプス・アンド・フォーンズ
ペーター・レーヘル(ソプラノ・サクソフォン、テナー・サクソフォン)
ペーター・シンドラー(オルガン)
  シューマン:私の心をゆりの林にひたそう(歌曲集 《詩人の恋》より)/
  シューベルト:おやすみ(歌曲集 《冬の旅》より)/
  ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇 《愛の妙薬》より)/
  イタリア民謡:ニーナが床に臥して三日になる/
  スカンジナヴィア民謡:リム・リム・リマ/
  ペルゴレージ:スターバト・マーテル/
  シューベルト:道しるべ(歌曲集 《冬の旅》より)/
  アレグリ:ミゼレーレ/
  プッチーニ:
   歌に生き, 愛に生き(歌劇 《トスカ》より)、
   ムゼッタのワルツ 〜 私が街をあるけば(歌劇 《ラ・ボエーム》より)/
  モーツァルト:恋人を見つけた男は(歌劇 《後宮からの誘拐》より)/
  イタリア民謡:シチリアーノ/
  グリーグ:ソールヴェイ (ソルヴェイグ) の歌(劇音楽 《ペール・ギュント》より)
 ドイツ・リート、オペラ・アリア、そしてレグリのミゼレーレ!クラシックの名曲をサクソフォン・アレンジ!

 ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者、そしてファイントーン(Finetone)レーベルの主宰者としても活躍するペーター・レーヘル。
 レーヘルのクラシック・クロスオーヴァー・アルバムの最新盤は、ドイツ・リート、オペラ・アリア、民謡、そしてルネサンス・ア・カペラの傑作「アレグリのミゼレーレ」など、様々なクラシック音楽の「名歌」をサクソフォンにアレンジした注目作。
 パイプ・オルガンの雄大な伴奏に乗せて、ペーター・レーヘルの優美なホーン・サウンドが響きます。ドイツ有数のレコーディング・チーム、トリトナス(Tritonus)とマルクス・ハイランドによる優秀録音もポイント。

 ※録音:2017年9月12日−13日、聖マリア教会(ランダウ・イン・デア・プファルツ、ドイツ)







NIMBUS



NI 5968
(CD-R)
¥2400
シューマン、ドヴォルザーク、グリーグ:
 ピアノ三重奏のための作品集

  シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63
  グリーグ:アンダンテ・コン・モート ハ短調
  ドヴォルザーク:
   ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 Op.90 《ドゥムキー》
トリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ
 〔ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、
  アーノン・エルツ(ピアノ)、
  ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)〕
 ハイペリオン(Hyperion)、シャンドス(Chandos)、ニンバス(Nimbus)などでそれぞれソリストとして活躍する世界的名手たち、ハガイ・シャハム、ラファエル・ウォルフィッシュとアーノン・エレツが2009年に結成したピアノ三重奏団によるシューマン、ドヴォルザーク、グリーグ。
 個々に高い技術と深い音楽性を持った3人によるアンサンブルは、英ストラッド誌からは、「百万ドル・トリオ(ミリオン・ダラー・トリオ)」と呼ばれたハイフェッツ、ルービンシュタイン、ピアティゴルスキーの3人に例えられています。

 ※録音:2016年11月24日−26日、モンマス(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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NIMBUS ALLIANCE



NI 6361
(CD-R)
¥2400→\2190
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
 プロコフィエフへのトリビュート

 プロコフィエフ:
  想い出 Op.4-1/前奏曲ハ長調 Op.12-7/
  風刺(サルカズム) Op.17/
  束の間の幻影 Op.22/子供のための音楽 Op.65/
  冬の妖精(「シンデレラ」からの10の小品 Op.97より)/
  愛を込めて(「シンデレラ」からの6つの小品 Op.102より)
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
 フェルツマンのトリビュート・シリーズ!プロコフィエフの珠玉の小品集!

 旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
 「ラフマニノフ(NI 6148)」、「チャイコフスキー(NI 6162)」、「スクリャービン(NI 6198)」、「シルヴェストロフ(NI 6317)」と続き人気を博してきたロシア音楽へのトリビュート・シリーズ最新作は、プロコフィエフのピアノ小品集。
 「束の間の幻影」や「子供のための音楽」など、いずれも1分〜5分程度の小品ばかりを集めたアルバムです。根強い人気を誇るフェルツマンの軽やかな両手で、愛らしく煌めくプロコフィエフの珠玉の小品をどうぞ。

 ※録音:2017年4月、ワイアストン・レイズ(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6358
(2CD-R/特別価格)
¥3600
フランス・オルガン音楽の黄金時代Vol.6
 ジャック・ボワヴァン:
  オルガン曲集第1巻(1690)&第2巻(1700)
   からの組曲集
デイヴィッド・ポンスフォード(オルガン)
 主にルイ14世の統治下からフランス革命まで、フランスにおけるオルガン音楽の黄金時代に作曲された秀作を発掘するシリーズ。
 第6集は、パリのキャンズ=ヴァン教会やルーアン大聖堂のオルガニストを務めたとされる、ジャック・ボワヴァン(c.1649−1706)のオルガン作品集。
 使用楽器は、1992年にフランスの歴史的記念物(Monument historique)に指定されたサン=ミシェル教会(ボルベック)のヒストリカル・オルガン。

 ※録音:2017年5月1日−4日、サン=ミシェル教会(ボルベック、フランス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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STERLING



CDS 1113-2
(CD-R)
¥2600→\2390
20世紀前半ドイツの知られざるシンフォニー
 マルティン・シェルバー:交響曲第1番

 交響曲第1番 ニ短調(1938)
 ゲーテの詩による7つの歌(1930)*
 なんと美しかったことか, あの時間(1950)*
 2つの歌曲(1946)**
 歌曲集 《子供の歌》 正編(1930)**
 歌曲集 《子供の歌》 続編(1937)**
 3つの歌曲(Drei Lieder)(1937)**
アドリアーノ(指揮)
ブラティスラヴァ交響楽団
トーマス・ハイヤー(テノール)*/**
ラルス・イェンソン(ピアノ)*
ヘダイェット・ジェディカー(ピアノ)**
ラウラ・クロム(ヴァイオリン)
 (《子供の歌》正編 第1曲)
 20世紀前半ドイツの知られざるシンフォニー、マルティン・シェルバーの交響曲第1番!

 ☆20世紀前半ドイツ、マルティン・シェルバーの交響曲!
 ☆フリッツ・ブルンの管弦楽作品集など稀少作品の録音で知られるアドリアーノ&ブラティスラヴァ響のコンビによる世界初録音!

 マルティン・シェルバーは、1907年、ニュルンベルク生まれ。誰もが一匹狼と認め、その経歴についてはほとんど知られていないと言われます。幼少期からヴァイオリンとピアノを弾き、1922年にピアニストとしてデビュー。その翌年、最初の作品を発表しました。第2次世界大戦に従軍、戦後は音楽教育と作曲に専念しています。
 交響曲が3曲、1930年から1937年にかけて2つの《子供の歌》をはじめとする歌曲集と単独の歌曲を作曲しています。交響曲第1番は、後の2曲と同じく一楽章で書かれ、「主題」とみなされる楽想を基本にしたアレグロ、アダージョ、スケルツォ、フィナーレの4つの部分から構成される作品です。

「第1交響曲の世界は私の心に近く、はっきり言うと、この世界のなによりも私が大切に思う作品」(シェルバー)。


交響曲第1番のピアノ版の抜粋。こういう雰囲気の曲らしい。1950年代の歴史的録音。
https://www.youtube.com/watch?v=_g5LqbRTrHE

第2番はこういう曲。抜粋。ブルックナーを転生させたような曲。
https://www.youtube.com/watch?v=cRryODgJp7A

なかなか聴きごたえある。


 ※2014年8月16日−17日、スロヴァキア放送第1スタジオ(ブラティスラヴァ、スロヴァキア)(交響曲)、2009年4月6日−7日、*、2016年3月9日−10日、14日−15日**、フランクフルト音楽舞台芸術大学大ホール(フランクフルト・アム・マイン、ドイツ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





マルティン・シェルバー(Martin Scherber、1907年1月16日 - 1974年1月10日)は、ドイツの作曲家。

 ニュルンベルク出身。父のリヒャルト・シェルバーは国立オペラ劇場の首席コントラバス奏者だった。
 5歳の段階でピアノを暗譜して演奏することができ、その後即興演奏も行うようになった。13歳で初めての作品を作曲した。

 1925年にミュンヘン音楽・演劇大学に入学し、4年後にはアウッシク・アン・デア・エルベでコレペティトールとなり、さらに指揮者や合唱指導者として活動した。

 1933年より公職を辞して、故郷でフリーランスの作曲家・音楽教師として活動し、1938年に交響曲第1番ニ短調を作曲した。
 第二次世界大戦中は軍務についたが、戦後の1951年から1952年にかけて交響曲第2番ヘ短調を、1952年から1955年にかけて交響曲第3番ロ短調を作曲した。シェルバーはこれらの交響曲を「メタモルフォシス交響曲」と呼んだ。
 彼は交響曲を死後公表するつもりであったが、1971年にニュルンベルクで行われたアルブレヒト・デューラー生誕500年記念祭で演奏された。

 そのほかの作品には器楽曲、合唱曲、歌曲、ピアノ曲などがある。





TCB


TCB 01322
¥2500
サンディ・パットン/ザ・サーガ・オヴ・リフレクティヴ・ペースペクティヴズ
 1. 幻想即興曲(フレデリック・ショパン) −
  アイム・オールウェイズ・チェイシング・レインボウズ(ハリー・キャロル/ジョセフ・マッカーシー)
 2. 夢想(クロード・ドビュッシー) − マイ・リヴェリー(ラリー・クリントン)
 3. 夢のあとに(ガブリエル・フォーレ)
 4. リベルタンゴ(アストル・ピアソラ/グレイス・ジョーンズ)
 5. 別れの曲(練習曲ホ長調 Op.10-3 《悲しみ》)(フレデリック・ショパン) −
  ノー・アザー・ラヴ(ポール・ウェストン/ボブ・ラッセル)
 6. サムウェア(レナード・バーンスタイン)
 7. 亡き王女のためのパヴァーヌ(モーリス・ラヴェル) −
  ザ・ランプ・イズ・ロウ(ピーター・デローズ&バート・シェフター/ミッチェル・パリッシュ)
 8. ダニー・ボーイ(アイルランド民謡)
   サンディ・パットン(vo)、トーマス・デュルスト(b)、
   スワヴェク・プリズガ(g)、アミゲルン弦楽四重奏団
 スイスのベテラン・シンガー、70歳記念プロジェクト、サンディ・パットンがクラシックの名曲を歌う!

 ベルン芸術大学で長年ジャズ・ヴォーカルを教えてきたベテラン・シンガー、サンディ・パットンの生誕70周年を記念したプロジェクト。
 ショパンの「幻想即興曲」のメロディーを使い、ジュディー・ガーランドなどの歌唱で知られるミュージカル・ナンバー「I'm Always Chasing Rainbows(虹を追って)」や、ラリー・クリントンがドビュッシーの「夢想」をアレンジした「My Reverie」、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」のメロディーをポピュラーソング化してフランク・シナトラなどが歌った「The Lamp Is Low」などのよく知られたアレンジ作品と、ベルン音楽院の教授を務めるギタリスト、スワヴェク・プリズガ(スワヴォミール・プリズガ)がアレンジしたクラシック曲を組み合わせた秀逸なプログラムです。

 ※録音:2017年9月17日−18日ベルン芸術大学スタジオ






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URLICHT



UAV 5984
\2200→\1990
ソ連衰退期に書かれた無伴奏ヴァイオリン作品集
 労働者たちの楽園のたそがれの時代−ヴァイオリンの演説

 ハチャトゥリアン(1903-1978):
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ=モノローグ(1975)
 シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):
  D~a More−ジプシーのバラード(無伴奏ヴァイオリンのための;1990)
 グリゴリー・ザボロフ(1935-1985):無伴奏ヴァイオリンのための即興(1978)
 アフロディタ・カトリメドウ(1956-):
  無伴奏ヴァイオリンのための2つの小品(1978)(*)
 シュニトケ(1934-1998):
  ショスタコーヴィチ追悼前奏曲(無伴奏ヴァイオリンのための;1975)
 ドミトリー・スミルノフ(1948-):
  無伴奏ヴァイオリンのための2つのフーガ Op.7(1970)
 ニコライ・バディンスキ(1937-):対話(無伴奏ヴァイオリンのための;1973)(*)

(*)世界初録音。
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
録音:2013年6月16-17日、イーディス・チャペル、ローレンスヴィル、ニュージャージー州、アメリカ合衆国

 ソヴィエト連邦とワルシャワ条約機構の衰退期にソヴィエト、チェコ(ボドロヴァー、カトリメドウ)、ブルガリア(バディンスキ)で書かれた無伴奏ヴァイオリン作品集。
 それらは「栄光ある労働者革命」の亀裂を露呈していた自国において反体制的として批判される一方で、かすかな希望の光を示すものでもありました。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD 787-788
(2CD-R)
¥5400→\4990
"デンマークのヴァイオリンの魔術師"
 ヴァンディ・トヴォレクの遺産 1946-1953録音選集


  ヘンリク・ヴィエニャフスキ:
   ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22*/**[録音:1946年]、
   クヤヴィアク イ短調(第2マズルカ)§[録音:1946年]/
  ベーラ・バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ[録音:1951年]/
  クヌーズオーウ・リスエーヤ:
   2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.55b♯[録音:1953年]、
   ヴァイオリン, チェロとピアノのためのソナタ Op.55a†/§[録音:1953年]/
  セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調§[録音:1947年]/
  ジュゼッペ・タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 《悪魔のトリル》§[録音:1947年]/
  パブロ・デ・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20*/***[録音:1946年]/
  ヤコブ・ゲーゼ:タンゴ 《ジェラシー》*/***[録音:1946年]/
  イェネー・フバイ:
   チャールダーシュの情景第4番 《ヘイレ・カティ》 Op.32、
   チャールダーシュの情景第5番 《バラトン湖の波》 Op.33§[録音:1947年]/
  オーレ・ブル:セーテルの娘の日曜日§[録音:1953年]/
  フィニ・ヘンリケス:蚊の踊り Op.20-5、悪魔の踊り、子守歌§[録音:1947年]/
  ヴァンディ・トヴォレク:カプリチェット§[録音:1947年]/
  フェルディナンド・ポリアキン(トヴォレク 編曲):カナリア§[録音:1948年]/
  カイ・モーテンセン:おんどりのドゥードル・ダンディ(養鶏場の恋)‡[録音:1953年]
   ヴァンディ・トヴォレク(ヴァイオリン)、デンマーク放送管弦楽団*、エーリク・トゥクセン(指揮)**、
   エミール・レーセン(指揮)***、デンマーク放送軽音楽オーケストラ‡、テディ・ペータセン(指揮)‡、
   エスター・ヴァウニング(ピアノ)§、チャーレス・センデローヴィツ(ヴァイオリン)♯、
   ヨハン・ヒュー=クヌセン(チェロ)†
 

 ☆"デンマークのヴァイオリンの魔術師"と呼ばれた名手、ヴァンディ・トヴォレクの貴重な録音集。

 ヴァンディ・トヴォレク(1913−1990)は、デンマークでもっとも人気を集めたヴァイオリニストと言われます。ポーランド人を両親にコペンハーゲンで生まれ、エッバ・ニッセンとエアリング・ブロクにヴァイオリンを学びました。
 1944年、ブラームスの協奏曲を弾いてデビュー。デンマーク放送の木曜日コンサートでソリストを務め、1940年代と1950年代にかけてクラシカルとポピュラー音楽のレパートリーをレコードに録音、1950年代にはイギリスやアメリカなどへのツアーも行っています。
 ピアニストでコメディアンのバアウ・ローセンバウム(ヴィクター・ボーグ)のデンマーク、ノルウェー、スウェーデンへのツアーに同行、エンタテイナーとしても活躍しました。
 録音エンジニア、クラウス・ビューリト氏の個人コレクションと王立図書館所蔵の Decca LP の復刻によるコレクション。
 バルトークのソナタから、「ヴァイオリンのウィザード(魔術師)」の妙技が聴衆を魅了したという技巧的な作品まで、トヴォレクの最良の録音が集められています。

 ※録音:1946年〜1953年(モノラル/ADD)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




LYRITA



REAM.1138
(CD-R)
¥2500
エリザベス・マコンキー(1907−1994)
 劇的カンタータ「エロイーズとアベラール」

  マコンキー:カンタータ《エロイーズとアベラール》
ジェームズ・ガッダーン(指揮)
イギリス交響楽団
コリドン・フィルハーモニー合唱団
ハンナ・フランシス(ソプラノ/エロイーズ)
トム・マクドネル(バリトン/アベラール)
フィリップ・ラングリッジ(テノール/フュルベール)
 「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
 エリザベス・マコンキー(1907−1994)が1977年に書いたソプラノ、テノール、バリトン独唱と合唱&管弦楽のための劇的カンタータ「エロイーズとアベラール」。1979年3月3日に世界初演された貴重なライヴ音源が「Itter Broadcast Collection」から登場。
 中世ヨーロッパの神学者ピエール・アベラールとその弟子エロイーズとの愛の物語は、様々な創作の題材にもなっていますが、マコンキーはフィクション性を廃し、二人の手紙から歌詞(セリフ)を構築しています。

 ※録音(ライヴ):1979年3月3日/BBC放送日:1979年11月2日/ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99123
\2200
セルゲイ・スロニムスキー(1932-):
  交響曲第2番(1978)(*)
  カンタータ「A Voice from the Chorus (Голос из хора)」
   (アレクサンドル・ブロークの詩による、独唱、合唱、オルガンと管弦楽のための;1963)(+)

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
エフゲニア・ゴロホフスカヤ(メゾソプラノ(+))
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン(+))
レニングラード国立カペラ合唱団(+)
ユーリー・セミョーノフ(オルガン(+))
レニングラード・フィルハーモニー室内管弦楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)

録音:1977年(+)、1979年(*)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト、ADD
原盤:Melodiya

 セルゲイ・スロニムスキーはレニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれたロシアの作曲家。ボリス・アラポフ(1905-1992)、ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963)に作曲を師事。レニングラード(サンクトペテルブルク)音楽院教授を務める他、ピアニストや音楽学者としても活躍。
 (+)は作品名の日本語の定訳が見つからないため英語訳を表記しましたがロシア語で歌われています。両音源とも初のCD化です。





STERLING



CDA 1813/1816-2
(4CD-R/特別価格)
¥8400
ワーグナー:楽劇 《神々の黄昏》 WWV 86D ライラ・アンデション=パルメ(ソプラノ、ブリュンヒルデ)、
エリオット・ペイリー(テノール、ジークフリート)、
マーグレーテ・ダニエルセン(メゾソプラノ、ヴァルトラウテ)、
エヴァ・ヨハンソン(ソプラノ、グトルーネ)、
ラース・ヴォーエ(バリトン、グンター)、
オーウ・ハウグラン(バス、ハーゲン)、
ヤーアン・クリント(バリトン、アルベリヒ)、
オーフス交響楽団、
フランチェスコ・クリストフォリ(指揮)  
 スウェーデンのソプラノ歌手、ライラ・アンデション=パルメ(1941−)の『夜の女王からエレクトラまで』(CDA1806/07-2)に次ぐリリース。
 コペンハーゲンのデンマーク国立オペラが毎夏オーフスで行っている特別公演から、ワーグナーの『ニーベルングの指輪』がデンマークで上演された1912年のプロダクション以来となる1987年の『指輪』の第3夜《神々の黄昏》のライヴ録音。
 アメリカ、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれのテノール、エリオット・ペイリー(1948−)がジークフリート、その他の主要な役はデンマークの歌手が歌っています。

 ※英語とドイツ語による全104ページのリブレット付き。
 ※録音(ライヴ):1987年9月6日、オーフス・コンサートホール(オーフス、デンマーク)/ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10427BD
(Blu-ray)
¥5000→\4590
コルネリウス・マイスター(指揮)
 タチヤナ・ギュルバカ演出
  ファン・ディエゴ・フローレス(ウェルテル)
   マスネ≪ウェルテル≫
ファン・ディエゴ・フローレス(ウェルテル)
アンナ・ステファニー(シャルロット)
アウドゥン・イヴェルセン(アルベール)
メリッサ・プティ(ソフィー)
チェイン・デーヴィッドソン(大法官)
マルティン・ツィセット(シュミット)
ユーリ・ツィープレ(ヨハン)
スタニスラフ・ヴォロビョフ(ブリュールマン)
ソンヨン・リー(ケートヒェン)
チューリヒ歌劇場合唱団、児童・少年合唱団
(合唱指揮:エルンスト・ラッフェルスベルガー)
フィルハーモニア・チューリヒ
コルネリウス・マイスター(指揮)
ACC 20427DVD
(DVD)
¥3600→\3290
 チューリッヒ歌劇場、タチヤナ・ギュルバカ演出のマスネ≪ウェルテル≫報われない恋に身を焦がす若者の苦悩をフローレスが見事に歌い上げる!

 収録:2017 年4 月、チューリッヒ歌劇場/演出:タチヤナ・ギュルバカ/装置、照明:クラウス・グリューンベルク/
 衣装:ジルケ・ウィレット/ドラマトゥルギー:クラウス・スパン
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA 、PCM ステレオ、字幕:独英韓、原語:フランス語、リージョン:All、137’ 36
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声: PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、字幕:独英韓、原語:フランス語、リージョン:All、137’ 36

 ゲーテの名作「若きウェルテルの悩み」をオペラ化したマスネの傑作歌劇《ウェルテル》。18 世紀末のドイツで暮らす若い詩人ウェルテルは、大法官の娘シャルロットに思いを寄せていた。シャルロットにはアルベールという婚約者いたが、ウェルテルはシャルロットを諦めきれずにいた。そんなウェルテルにアルベールは警告し、シャルロットの妹ソフィーとの仲を取り持とうとするが…。
 タイトル・ロールには、ペルー出身のテノール、ファン・ディエゴ・フローレス。シャルロットにイギリス出身のメゾ、アンナ・ステファニー。フローレスは、報われない恋に身を焦がす若者の苦悩を見事に演じています。また、フローレスとステファニーの切ない愛の二重唱は必聴。
 指揮には2017 年から読響の首席客演指揮者に就任したコルネリウス・マイスターが登場。2018/2019 シーズンからシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督にカンブルランの後任として就任することが決まっており、若手指揮者のなかでも高い実力を誇ります。
 演出は2013 年オペルン・ヴェルト誌で年間優秀演出家に選ばれたタチヤナ・ギュルバカ。舞台上に置かれた一室の部屋の中で、巧みに練られた心情描写、そして社会からの抑圧にたえる人々の姿を映し出すかのような演出が繰り広げられていきます。






 

DANACORD(映像)


DACO 991
(DVD-R-Video/PAL)
¥3200

ピアノクレイジー 〜 2016年フーズム城音楽祭ライヴ
様々なアーティスト
 フランク(フリードマン編):前奏曲, フーガと変奏曲、
 リスト:夜の賛歌、メ
 トネル:夕べの歌 Op.38-6
  〔ズラータ・チョチエヴァ〕/
 ルジツキ:ピアノ五重奏曲ハ短調 Op.35、
 フリードマン:ピアノ五重奏曲ハ短調
  〔ジョナサン・プロウライト、シマノフスキ弦楽四重奏団〕/
 ペソン:La lumiere n'a pas de bras pour nous porter、
 ブリテン:組曲 《休日の日記》 Op.5
  〔アルテョム・ヤスィンスキイ〕/
 ビゼー:ラインの眺め、
 シャミナード:森の精 Op.60、悲しみ Op.104〔ヨハン・ブランシャール〕/
 シューベルト(ブラームス編):レントラー、
 シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op104
  〔エレーヌ・メルシエ、シプリアン・カツァリス〕

 北海に面した北ドイツの小さな港町、フーズムを舞台として1987年から毎年開催されているピアノのためのレア・レパートリーの祭典「フーズム城音楽祭」。
 記念すべき30周年を迎えたフーズム城音楽祭2016の映像作品。シプリアン・カツァリスやジョナサン・プロウライトなどの名手によるコンサート映像の他、リハーサルやインタビュー、フーズムの美しい街並み、音楽祭を楽しむ観客の様子などが収録されています。

 ※録音:2016年8月19日−27日/収録時間:約50分/字幕:英語、ドイツ語
 ※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで試聴可能です。予めご了承ください。
 ※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのDVD-R盤となります。




















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