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≪第96号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2018/3/6〜





3/9(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PARATY



PARATY 917154
¥2600
思わず涙の音楽集〜イザベル・ドゥラン(ヴァイオリン)
 思い出と映画

 ・ジョン・ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』のテーマ
 ・マルク・ワルシャフスキ:Oyfin Pripetshik
  (炉辺で火が燃えている)(『シンドラーのリスト』)
 ・ニコラ・ピオヴァーニ:『ライフ・イズ・ビューティフル』のテーマ
 ・イディッシュ・ママ(ユダヤの伝承曲)(ドヴ・セルツァー編)
 ・アベ・エルスタイン:Yidl mitn Fidl (フィドルを持った娘)
 ・ジェリー・ボック:屋根の上のヴァイオリン弾き
  (ジョン・ウィリアムズ編)
 ・ジョン・ウィリアムズ:「もし俺が金持ちだったら」
  (『屋根の上のヴァイオリン弾き』)
 ・ミシェル・ルグラン:Papa, Can you hear me?
  (『愛のイエントル』)
 ・ジョルジュ・ドルリュー:『サン=スーシの女』のテーマ
 ・ジョルジュ・ドルリュー:さよならの協奏曲
  (『黄色い星の子供たち』)
 ・フィリップ・サルド:『これからの人生』のテーマ
 ・アルフレッド・ニューマン:『アンネの日記』(1959)組曲
 ・アーネスト・ゴールド:『エクソダス 栄光への脱出』組曲
 ・ジェームズ・ニュートン・ハワード:『ディファイアンス』組曲
イザベル・ドゥラン(ヴァイオリン)
ミヒャエル・エルツシャイド(ピアノ)
 
 録音:2017 年3 月

 いずれもホロコーストやユダヤ人にまつわる映画ということで共通しています。
 聴いていると映画の中のシーンが思い出され、涙が出そうになりますが、純粋にヴァイオイリンとピアノによる音楽集としてもたのしめる内容となっています。ヴァイオリンのイザベル・ドゥランはイル・ド・フランス国立管弦楽団のメンバー。


 今回のアルバムのプロモーション映像。
 ちょっとユニーク。
https://www.youtube.com/watch?v=rD6MfdewqnI



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PARATY 107159
¥2600
ルーマニアのピアニスト、マラ・ドブレスコ
 「夜」

 グリーグ:抒情小曲集op.54より第4曲「夜想曲」
 クララ・シューマン:音楽の夜会op.6より第2曲「夜想曲」
 R.シューマン:幻想小曲集 op.12より第5曲「夜に」
 アナトール・ヴィエル:夜
 レスピーギ:ピアノのための6つの商品より第3曲「夜想曲」
 ブリテン:ピアノのための夜の小品(ノットゥルノ)
 エルサン:かげろう〜第4曲 夜の空気の中で
 リパッティ:嬰ヘ短調のノクターン
 エルサン:第8曲「ベールのかかった月」
 チャイコフスキー:6つの小品 op.19より第4曲ノクターン
 オスカー・ストラノイ:Piano4より第4曲子守歌
 ショパン:ノクターン 遺作 嬰ハ短調
 ドビュシー:夜想曲、月の光
 プーランク:夜想曲 第6番 ト長調
 サティ:うつろな空想(Songe Creux)〜6つの小品第6 番
 エネスコ:即興的小品集op.18より鐘の夜想曲
マラ・ドブレスコ(ピアノ)
 録音:2017 年8 月

 ルーマニアのピアニスト、マラ・ドブレスコが描く、「夜」をテーマにしたピアノ作品集。ショパンのノクターンから、ビエルやエルサンまで、幅広い選曲が魅力です。




 今回のアルバムのプロモーション・ビデオ。
 モノクロの世界。オシャレです。
https://vimeo.com/259052999

 

PARATY 817235
¥2600
dualita〜二元論
 メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざしより「父の眼差し」
 シラス・バッサ:小品
 フィリップ・グラス:エチュード第9番
 ベリオ:6 つのアンコールより「水のピアノ」
 シラス・バッサ:サンタ・フェ
 ダックワース:Times Curve Prelude No. 17
 グレツキ:ソナタ第1番 op.6
 アロイシウ・ベルトラン:絞首台
 ラヴェル:夜のガスパールより「絞首台」
 シラス・バッサ:回想
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻 第22番 変ロ短調より
   プレリュード
 フィリップ・グラス:エチュード第12番
 シラス・バッサ:永遠
 グラス:エチュード第16番
 ノブレ:タンゴ
 シラス・バッサ:Into the Rush
シラス・バッサ(ピアノ)
 ゲルバー、アルゲリッチも認めたコンポーザー・ピアニスト、シラス・バッサ

 録音:2017 年1 月

 アルゼンチン出身のピアニスト、シラス・バッサによるアルバム。ゲルバーに薫陶を受け、ブエノス・アイレスのマルタ・アルゲリッチ・フェスティヴァルにも参加しています。



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PROFIL



PH 18002
¥2500→\2290
シャラーの旅は続く!
 ブルックナー第3番、1890年第3稿登場!

 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1890年シャルク版)
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
 お待たせしました!シャラーで聴きたかったブル3の1890 年第3 稿登場!!

 録音:2017 年9 月23 日/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)/57’ 24”

 指揮者としてのブルックナーの全交響曲はもとより、オルガニストとして全オルガン曲まで録音したゲルト・シャラー。まだまだ彼の探求は終りません。
 今回は交響曲第3 番。シャラーは2011 年7 月にも1874 年キャラガン校訂版で同曲を録音していますが、今回は第3 稿と呼ばれる1890 年シャルク版による演奏。
 ブルックナーの交響曲第3 番は彼が48 歳だった1872-3 年に作曲され、ワーグナーに捧げられました。48 歳とはいえ晩成型のブルックナーにとっては初期の作で、1874-77 年の第2 稿、88-89 年の第3 稿と改訂を重ねています。
 推敲を経ていることと、第3 稿は交響曲第8 番と同時期で後期の円熟味が反映され大きく雰囲気を変えているため、いちばん良いとする向きも多く、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュらもこの版を用いています。
 解釈は基本的に一貫していますが、各楽章のタイムは以下のようになっています。同一楽曲ながら大きな違いをじっくりと楽しむことができます。

      今回の1890年版  前回の1874年版
 第1楽章    20:46      19:42
 第2楽章    14:27      14:41
 第3楽章    07:45      06:51
 第4楽章    14:22      10:35



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AVIE

AV 2383
¥2500→\2290
アポロズ・ファイア新作
 カリム・スレイマンがソロ・デビュー!
オルウェウスの歌 〜 モンテヴェルディと同世代の歌曲集
カリム・スレイマン(テノール)、
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮)
 1. アイ・ラヴ・ユー... 〜
  モンテヴェルディ:
   かくも甘い苦悩、暗い森よ, 私の苦しみを思い起こすだろうか(歌劇 《オルフェオ》より)、
   天上のバラ(歌劇 《オルフェオ》より)/
  カッチーニ:甘いため息/
 2. ...トゥ・ヘル... 〜
  カステッロ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調/
  モンテヴェルディ:君は死んでしまったのか − シンフォニア(歌劇 《オルフェオ》より)/
  チーマ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調/
  モンテヴェルディ:どんな名誉を与えたらよいだろう − シンフォニア(歌劇 《オルフェオ》より)/
 3. ... アンド・バック 〜
  カステッロ:4声のソナタ・コンチェルタータ第15番/
  ディンディア:私が泣くと獣も/
  ランディ:小さなセミが歌う、長い時間あなたを愛したけれど/
  ブルネッリ:太陽はまだ/
  メールラ:それを信じる愚か者
 アポロズ・ファイア新録音、カリム・スレイマンがソロ・デビュー!

 ☆才女ジャネット・ソレルが創設したクリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア!
 ☆アメリカ期待のテノール、カリム・スレイマンのソロ・レコーディング・デビュー!モンテヴェルディの「オルフェオ」を歌う!

 アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。アメリカ古楽界注目のオーケストラの新録音では、アメリカ期待のテノール、カリム・スレイマンがソロ・デビュー!
 カリム・スレイマンは3歳からヴァイオリンを学び、ボーイ・アルト・ソリストとしてショルティ指揮シカゴ交響楽団やスラットキン指揮セントルイス交響楽団らと共演。鮮やかな描写と美しい声でルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、若い世代の傑出したアーティストとしての地位を確立しています。スレイマンのソロ・レコーディング・デビューでは、モンテヴェルディの傑作「オルフェオ」からの音楽を中心に、ギリシャ神話の吟遊詩人「オルフェウス」にまつわる、様々な作曲家の作品を歌います。

 ※録音:2017年8月20日−23日、セント・ポール教会(クリーブランド・ハイツ)

カリム・スレイマン ジャネット・ソレル





 ジャネット・ソレルによるアポロズ・ファイアの紹介映像。

 https://youtu.be/slARY3q3IFU

 "アメリカでもっともホットなバロック・バンド"というのは偽りではないかも・・・
 楽しいです。


 「エグモント」だってやっちゃいます。

https://www.youtube.com/watch?v=xk3KaRpUXx0



そんなアポロズ・ファイア、2つの大作アルバム


 古楽&バロック・ファンの中で注目を集め始めているアメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
 彼らがアヴィー(Avie)で聞かせてくれた2枚のアルバム!

 クリーヴランドで産声をあげたこのバロック・オーケストラの弦楽セクションには、オランダでシギスヴァルト・クイケンとアンナー・ビルスマからピリオド奏法を伝授された名手たちが揃うなど、演奏レベルの高さはかなりのもの。



AV 2159
\2500
モーツァルト:
 交響曲第40番ト短調K.550
 歌劇《ルチオ・シルラ》K.135より 一瞬のうちに、急いで行きましょう
 《イドメネオ》のためのバレエ音楽K.367
 コントルダンス集
  〔コントルダンスK.123/メヌエット・カンタービレK.463/
   コントルダンスK.462(第5番&第6番)/コントルダンスK.123〕
アポロズ・ファイア
ジャネット・ソレル(指揮)
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
2008年4月、セント・ポール・エピスコパル教会(クリーヴランド)

AV 2207
(2CDs/特別価格)
\3800
J・S・バッハ:
 ブランデンブルク協奏曲BWV.1046〜1051
 チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
 チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調BWV.1052(復元版)
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮&チェンバロ)
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)
1999年10月&2000年2月&2002年10月&2004年5月&2005年2月、セント・ポール教会(クリーブランド)







 

AV 2382
¥2500
イリュミナシオン 〜 ブリテン、ドビュッシー、フォーレ
 フォーレ:歌曲集 《優しい歌》*
 ドビュッシー:歌曲集 《忘れられた小唄》†
 ブリテン:歌曲集 《イリュミナシオン》‡
ニコラス・パーン(テノール)
マイラ・ホァン(ピアノ)*†
テレグラフ弦楽四重奏団*
ザ・ナイツ‡
コリン&エリック・ジェイコブセン(指揮)‡
 ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞にノミネートしたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。2016年9月にはバッハ・コレギウム・ジャパンに初登場し話題を呼び、12月にも共演、J.S.バッハのレコーディングにも参加し好評を得ています。
 ニューヨーク・タイムズによって「アメリカ古楽界のスター」と称されたニコラス・パーンの新たなソロ・レコーディングは、19世紀フランスの二人の偉大な詩人、ポール・ヴェルレーヌとアルチュール・ランボーの詩に基づくフォーレ、ドビュッシー、ブリテンの歌曲集。
 2013年に結成したアメリカの若きクァルテット、テレグラフ弦楽四重奏団や、コリン&エリック・ジェイコブセンの兄弟が主宰する室内アンサンブル"ザ・ナイツ"の伴奏で、「もっとも美しいヤング・リリック・ヴォイス」と称されるニコラス・パーンの歌声を響かせます。

 ※録音:2017年9月26日−27日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ(カリフォルニア)



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CHRISTOPHORUS



CHR 77423
(2CD/特別価格)
¥3000→\2690
J.S.バッハの失われた「マルコ受難曲」、1744年版の改訂版を再構築!
 J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV.247(1744年版)
グーテンベルク室内合唱団
ノイマイヤー・コンソート
フェリックス・コッホ(指揮)
ヤスミン・ヘルナー(ソプラノ)
ユリアン・フライムート(カウンターテナー)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
クリスツィアン・ヴァーグナー(バス)
ヴォルフガング・ファーター(朗読)
 ☆J.S.バッハの失われた「マルコ受難曲」、1744年版!

 1731年の受難日にライプツィヒで初演され、1744年に改訂版が演奏されたとされる、J.S.バッハの失われたもう一つの受難曲、「マルコ受難曲」の新盤が、ドイツの老舗レーベル Christophorusより登場!
 現在は楽譜が失われ、台本のみが残されるなか、様々な復元・再構築が行われてきたマルコ受難曲。ここでは、Diethard Hellmann(1964年)とAndreas Glockner(2001年)の復元版をベースに、マインツ音楽大学の名誉教授を務めるフランクフルトの音楽学者、Karl Bohmerが2016年に校訂・補完を行い、1744年に演奏された改訂版を再現。レチタティーヴォが朗読されるなどの特徴があります。
 演奏は、マインツ音楽大学の教授、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの指揮者、フランクフルト古楽フォーラムの芸術監督などを務める指揮者、チェリスト、音楽教師のフェリックス・コッホと、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの一部であるグーテンベルク室内合唱団、2007年にフェリックス・コッホが設立したバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」によるものです。

 ※録音:2017年3月17日−20日、クリストフォルス教会(ヴィースバーデン、ドイツ)



 

CHR 77417
【新装再発売】
¥2600
ハインリヒ・シュッツ
 「イエス・キリストの復活の物語」と「葬送の音楽」

  シュッツ:
   復活の物語 SWV.50
   葬送の音楽 SWV.279-281
ブノワ・アレ(指揮)
ラ・シャペル・レナーヌ
 ドイツ語の最初のオラトリオとされるハインリヒ・シュッツの傑作、「イエス・キリストの復活の物語(復活祭オラトリオ)」と「葬送の音楽(ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン)」。ブノワ・アレが2001年に設立した声楽と器楽によるフランスのアンサンブル、"ラ・シャペル・レナーヌ"の2007年録音盤がChristophorusより新装再発売。

 ※録音:2007年7月14日−18日、フランス



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  LINN



CKD 501
(2CD/特別価格)
¥3800→\3490
ボストン・バロックのコンサートマスター
 クリスティーナ・デイ・マーティンソンが弾く「ロザリオ」!
ビーバー:ロザリオのソナタ

 喜びの神秘 〜
  ソナタ第1番ニ短調《受胎告知》、
  ソナタ第2番イ長調《訪問》、
  ソナタ第3番ロ短調《降誕》、
  ソナタ第4番ニ短調《神殿での奉献》、
  ソナタ第5番イ長調《神殿での発見》
 苦しみの神秘 〜
  ソナタ第6番ハ短調《ゲッセマネの園での苦しみ》、
  ソナタ第7番ヘ長調《むち打たれ》、
  ソナタ第8番変ロ長調《いばらの冠》、
  ソナタ第9番イ短調《十字架を担う》、
  ソナタ第10番ト短調《磔刑》
 栄えの神秘 〜
  ソナタ第11番ト長調《復活》、
  ソナタ第12番ハ長調《昇天》、
  ソナタ第13番ニ短調《聖霊降臨》、
  ソナタ第14番ニ長調《聖母被昇天》、
  ソナタ第15番ハ長調《聖母の戴冠》
 無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ト短調
クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン)、
ボストン・バロック、
マーティン・パールマン(指揮)
 

 ☆ボストン・バロックのLinn第4弾!
 ☆クリスティーナ・デイ・マーティンソンが弾く「ロザリオのソナタ」!

 1973年の創設から現在までマーティン・パールマンが音楽監督を務め、アメリカにおける古楽復興をリードしてきたボストン・バロック。
 2012年にスタートしたリン・レコーズ(Linn Records)とのコラボレーションの第4弾は、ボストン・バロックのコンサート・マスターを務めるカナダの女流バロック・ヴァイオリニスト、クリスティーナ・デイ・マーティンソンが弾くビーバー「ロザリオのソナタ」!
 マーティンソンは、ボストン・バロックの他、ヘンデル&ハイドン・ソサエティのアソシエイト・コンサート・マスターも務め、テンペスタ・ディ・マーレやザ・バッハ・アンサンブルなど、アメリカの一流古楽アンサンブルのソリストを務めるなど、アメリカ古楽界で大きな存在感を放つバロック・ヴァイオリンの名手。
 スコルダトゥーラ(特殊調弦)が駆使される屈指の難曲として知られるビーバーの傑作、「ロザリオのソナタ」を、マーティンソンの感情深く神秘的なヴァイオリンでどうぞ。

 ※録音:2017年3月12日−17日、Futura Productions(ロズリンデール、アメリカ)



 



 クリスティーナが弾くバッハのコンチェルト。
 穏やかで優しく、情感豊か。
https://vimeo.com/205266287




 一方こちらはヴィヴァルディ「四季」の夏。
 厳しく荒々しい。
https://vimeo.com/205267361




 この人の弾く「ロザリオ」なら素敵な演奏になりそう。

 

CKD 568
¥2500
デュファイ・スペクタクル  ゴシック・ヴォイセズ
 〔キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ)、
  スティーヴン・ハロルド(テノール)、
  ジュリアン・ポッジャー(テノール)、
  スティーヴン・チャールズワース(バリトン)〕、
  クレア・ウィルキンソン(メゾ・ソプラノ)、
  ジェーン・アクトマン(ビウエラ・ダルコ、フィドル)、
  アンドルー・ローレンス=キング
   (オルガン、レガール、ブレイ・ハープ、プサルタリー)、
  キース・マッゴーワン(ドゥルシアン、ショーム)、
  エミリー・ホワイト(サックバット)
 中世音楽の権威的アンサンブル、ゴシック・ヴォイセズが歌うデュファイ

 ☆3度グラモフォン賞に輝いた中世音楽の権威的アンサンブル!
 ☆ゴシック・ヴォイセズが歌う、ギヨーム・デュファイの偉大なモテットと祝祭の音楽。

 ゴシック・ヴォイセズは、1980年に音楽学者でもあるクリストファー・ペイジにより設立。11世紀〜15世紀頃までの中世の音楽を専門とし、HyperionやAvieレーベルに20枚超のアルバムを録音。これまで、三度に渡り英グラモフォン賞の古楽部門に輝いている、世界で最も有名な古楽系ヴォーカル・アンサンブルの1つ。
 Linn Recordsから発売されるゴシック・ヴォイセズ第2弾は、中世からルネサンス音楽への転換期を生き、ルネサンスの開拓・転換を果たしたブルゴーニュ楽派の巨匠ギヨーム・デュファイ(c.1397−1474)の音楽。
 メゾ・ソプラノのキャサリン・キングを始め、タリス・スコラーズのメンバーでもあったジュリアン・ポッジャーやスティーヴン・ハロルドなど、イギリス古楽界の一流歌手によるヴォーカル・アンサンブルが、中世ハープの世界的名手アンドルー・ローレンス=キングをフィーチャー。中世のフィドルや管楽器も交え、デュファイの偉大なモテットと祝祭の音楽を歌います。

 ※録音:2016年3月10日−13日、ボックスグローヴ小修道院(ウェスト・サセックス、イギリス)







TACTUS



TC 692202
¥2500
ヴァンディーニ:チェロ・ソナタ集
 ソナタ ハ長調/ソナタ イ短調/
 ソナタ変ロ長調/ソナタ ホ長調/
 ソナタ変ロ長調/ソナタ ハ長調
ボローニャ・バロック
 〔アントニオ・モスタッチ
   (ピッコロ・チェロ)、
  アントネッロ・マンツォ(チェロ)、
  パオロ・ポティ(チェンバロ)〕
 タルティーニの時代のチェロの名手。ヴァンディーニのソナタ集!

 アントニオ・ヴァンディーニ(1691−1778)は、チェリスト、作曲家、修道士として、パドヴァ、ベルガモ、ヴェネツィアなどで活躍し、同世代のタルティーニと共にプラハでキンスキー家に仕えたとも伝わる18世紀イタリアのヴィルトゥオーゾ。
 1769年には妻に先立たれたタルティーニを自宅に迎えるなど、稀代のコンポーザー=ヴァイオリニストとの親交を温め続けたことも知られています。
 ボローニャ楽派を代表する完成度を誇りながらも、ヴィヴァルディやタルティーニの陰に隠れてきたヴァンディーニの傑作ソナタ集の魅力が、同郷の名手たちの快演によって広く知られることになるでしょう!
 チェロのアントニオ・モスタッチは、オーストリアのチロル祝祭管弦楽団などで活躍するボローニャの名手。このヴァンディーニのソナタ集では、1750年頃にG.F.レオンポッリが製作した5弦のピッコロ・チェロを使用しています。

 ※録音:2016年9月、イタリア
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TC 901380
(3CD/特別価格)
¥5000→\4590
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
 マルゴーラ:ピアノ独奏作品全集

 4つのソナチネ DC112/ソナチナ Op.26, DC71/
 6つのやさしいソナチネ DC108/ソナタ DC113/
 ソナタ第2番 DC117/ソナタ第3番 DC118/
 ソナタ第4番 DC122/ソナタ第5番 DC308/
 4つの小品/3つの小品 DC111/
 15のやさしい小品 DC160/
 15のやさしい小品 DC179/9つの小品/
 2つの前奏曲/モザイク DC95/5つの小品
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
 2009年のヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクールで審査委員長特別賞を受賞し、現在はメジャー作品から知られざる秘曲までを幅広く取り上げているイタリアの個性派ピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンが母国のレーベル「Tactus」に登場!
 ここでデリャヴァンが弾いているのは、これまでの録音の中でも最も(?)マニアックと言っても過言ではない20世紀イタリアの鬼才、フランコ・マルゴーラ(1908−1992)のピアノ作品であり、しかも独奏曲の全曲という徹底ぶり。
 カゼッラやピツェッティに師事したエリートでありながら、第二次世界大戦中には抑留も経験した苦労人。20世紀のイタリアにおける器楽作品の発展に寄与した音楽家の1人です。

 ※録音:2016年11月、ミラノ



 デリャヴァン、お待たせしました、久々の新譜。変な顔で演奏する人。


   



 それはそれとして、マルゴーラは素敵な作曲家。
 軽く特集を。


いとしのマルゴーラ
ミケランジェリも弾いたピアノ協奏曲
そしてヴァイオリン協奏曲


 その昔 DISCOVER レーベルから、マルゴーラという人のヴァイオリン作品集が出た。
 誰も見向きもしないような地味で質素なイメージのそのアルバム、しかし時代に打ち捨てられた近代イタリア器楽音楽の、美しく穏やかな抒情にあふれたすばらしい作品集だった。

 それ以来マルゴーラと聞けば胸が躍る。
 ・・・しかしそういう機会はほとんどなかった。というのはめったにCDが出ないから。誰か他の人とカップリングの小品集があったりしたくらいで、単独のアルバムとなると実に十数年前のフルート作品集までさかのぼる。

 さて、そんないとしのマルゴーラの作品集。
 しかもなんとコンチェルト!
 ・・・まさかそんな大曲があったとは。


 フランコ・マルゴーラ。
 1908年生まれのイタリアの作曲家。
 現在はほとんどその名が聞かれることはないが、新古典主義のおしゃれで素敵な音楽を多く残した。
 いわゆるイタリアのオペラ・ブームのあとに小さく現れた「器楽作曲家」の一人とみなされている。

 今回収録のピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲は「子供のための」と名付けられているが、「前衛でない」という程度の意味らしく、決して本当に子供向けのために作られたわけではない。
 その証拠に(?)1955年にはミケランジェリがピアノ協奏曲を弾いたという。




BON GIOVANNI
5147
\2200
マルゴーラ:
 ピアノ協奏曲(子供のための協奏曲第1番)
 ヴァイオリン協奏曲(子供のための協奏曲第2番)
 弦楽のための三部作
 夜想曲とフーガ
ルッジェーロ・ルオッコ(P)
イレーネ・テッラ(Vn)
ヴィットーリオ・パリージ(指)
イ・ソリスティ・アクイラーニ
20世紀イタリアの作曲家、フランコ・マルゴーラ(1908 - 1992)の作品。演奏も優れていて、20世紀の隠れた佳作を楽しめる。録音:2005年


こんなアルバムも

BON GIOVANNI
5058
\2400
フルート作品集
 フルート・ソナタ、フルート四重奏曲第7番
 フルートとヴィオラのためのソナタ、ほか
ジャン・ルカ・ペトルッチ(Fl)
アマティ四重奏団





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TC 881801
¥2500→\2290
トスカニーニが指揮するミラノ・スカラ座管でコンマスだった
 ヴィルジリオ・ランツァート(1883−1937):ヴァイオリンとピアノのための作品集

 無言歌 Op.2-1/スペインの踊り Op.12-1/
 子守歌 Op.12-3/瞑想曲 Op.13/ギャロップ/
 セレナータ/愛の歌/夕べの祈り/カッコウ/
 悲しみのセレナータ/セレナード・ガランテ/
 アンダルシアのセレナード Op.41/
 明かりの周りの蝶々 Op.42/アラビアの太鼓/
 天使祝詞の時 Op.44/朝の歌/
 ハンガリー風カプリッチョ/セレナータ・コケット/
 アルレッキナータ/お嬢さんの踊り
パオロ・モラ(ヴァイオリン)
ミロ・マルターニ(ピアノ)
 ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家として活躍し、トスカニーニが指揮するミラノ・スカラ座管弦楽団でコンサートマスターを務めた20世紀前半のイタリアの音楽家、ヴィルジリオ・ランツァート(1883−1937)。
 作曲家として交響詩や室内楽作品、オペラ、オペレッタ、サウンドトラック、声楽曲など、様々なスタイルの音楽を書いたランツァートのヴァイオリン作品は良い時代のサロン風。時にはクライスラー風であり、また時には民族色を感じさせる魅力的な作品が並んでいます。

 ※録音:2016年11月、バガンツァ




 ランツァートのアルバムはほとんどないので、こんなにまとめて出してくれるとはありがたいです。

 「セレナータ」、こういう曲。甘いです。
https://www.youtube.com/watch?v=NaSRGMZcWTs



 あ、穏やかで美しい「夕べの祈り」という作品を収めた印象的なアルバムを思い出しました。


イタリアの落ちついたレーベルTACTUSがひっそりとリリースした
アダージョとカンタービレ〜イタリアのアダージョ

 
 CD屋をやっていてこういうことを言うのはなんだが、お気に入り数十枚のCDの中には、ときに、あまり人には話したくないアルバムもあったりする。
 あまりに感傷的だったり、あまりに個人的だったりするととくに。

 このアルバムもそんな一枚。
 ・・・紹介するのをちょっとためらったが・・・思い切ってお知らせしましょう。

 イタリアの古楽系マイナー・レーベルTACTUSがお贈りする、アルビノーニ、マルチェロからロータ、モリコーネまで、古今のイタリア人作曲家たちによる珠玉の“アダージョ”集。
 地味で、きわめて落ち着いたアルバムばかりをリリースするTACTUSにしては珍しく、なんともポピュラーなコンセプト・アルバム・・・のように見えるが、もちろん普通のアダージョ・アルバムで終わるはずがない。

 作品ごとにオーボエとヴァイオリンが交代で主役を務めたり、オルガン伴奏によるデュオを組んだりと編成を変えてくる。
 しかもオーボエ、オーボエ・ダモーレ、イングリッシュ・ホルンを持ち替えて瑞々しい音色を奏でているジュリアーノ・ジュリアーニは、ボローニャ歌劇場室内管弦楽団の奏者やボローニャ音楽院のオーボエ科教授を務めるイタリアのオーボエ界の重鎮。

 ただの寄せ集めやオムニバス・アルバムではないのである。

 高度な技量によって優美で物悲しい名旋律を届けてくれるイタリアのアダージョ集。

 感傷的過ぎると言われるかもしれないのだけど・・・味わい深い1枚になる方もいるのではないかと・・・。
 



TC 670001
¥2500

アダージョとカンタービレ〜イタリアのアダージョ 

 アルビノーニ:アダージョ/
 マルチェロ:アダージョ/
 ヴィヴァルディ:ラルゴとカンタービレ/
 セバスティアーニ:輝ける君が窓は早や暗し/
 ドニゼッティ:ラルゲット、ソロ/
 レスピーギ:アリア/
 ラヴァネッロ:前奏曲〜子守歌/
 ランツァート:夕方の祈り/
 ミュール:ラルゴ/
 スカットリン:ピッコラ組曲/
 ロータ:哀歌/
 ジャルダ:哀歌/
 モリコーネ:ガブリエルのオーボエ/
 サルヴァドーリ:キルケの踊り
ジュリアーノ・ジュリアーニ(オーボエ)、
コンスタンス・フレイ(ヴァイオリン)、
エマヌエラ・デグリ・エスポスティ(ハープ)、
アンドレア・マンシナンティ(オルガン)、
アンジェラ・トロイロ(ヴォーカル)



 

TC 250001
¥2500
輝かしきフランチェスコ 〜
 13世紀から16世紀におけるアッシジのフランチェスコのための音楽

  チェラーノのトマス:聖フランチェスコのセクエンティア
  デュファイ:グラドゥアーレ
  ダ・スピラ: 貧しき人々に敬意を表せよ
  作曲者不詳:ラウダリオ・ディ・コルトナより
  作曲者不詳:おお、我らが父、聖なるフランチェスコよ/他
アノニマ・フロットリスティ
 フランシスコ会の創始者として知られるローマ・カトリックの聖人、アッシジのフランチェスコに捧げるために書かれた音楽の数々を収録。中世からルネサンス時代、13世紀から16世紀の間に生まれた聖歌が荘厳に響き渡ります。
 演奏は男声ヴォーカルを中心とするイタリアの古楽グループ、アノニマ・フロットリスティ。その歌声とこ古楽器のアンサンブルが、神秘的な空間を創り上げています。タクトゥス・レーベルならではの充実の仕上りです!

 ※録音:2016年10月、アッシジ




EDITION RZ


EDRZ1038/39
(2CD)
\4200
ヤコブ・ウルマン: MUNTZERS STERN, SOLO II
 1. Munzers stern(54:20)
 2. Solo II for Fagott(51:56)
Dafne Vincente Sandoval(bassoon)
 ドイツ生まれの現代音楽作曲家ヤコブ・ウルマン
 録音分数:106:16



<メジャー・レーベル>

イタリア・ユニバーサル


PAVAROTTI's grandOpera series


PO482 8681
(2CD)
\2000
プッチーニ・歌劇「ボエーム」 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他
ミレッラ・フレーニ(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
エリザベス・ハーウッド(Sop)
ロランド・パネライ(Br)
ジャンニ・マッフィオ(Br)
ニコライ・ギャウロフ(Bs)
 

PO482 8684
(2CD)
\2000
プッチーニ:歌劇「トスカ」 ニコラ・レッシーニョ指揮、
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、他
ミレッラ・フレーニ(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
シェリル・ミルンズ(Br)
 

PO482 8698
(2CD)
\2000
プッチーニ:歌劇「仮面舞踏会」 ブルーノ・バルトレッティ指揮、
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、他
レナータ・テバルディ(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
シェリル・ミルンズ(Br)
レジーナ・レズニック(MSop)
 

PO482 8677
(3CD)
\2400
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」 ロリン・マゼール指揮、
ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
マリア・キアーラ(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
ゲーナ・ディミトローヴァ(MSop)
レオ・ヌッチ(Br)
パータ・ブルチュラーゼ(Bs)
 

PO482 8671
(2CD)
\2000
ヴェルディ:歌劇「オテロ」 ゲオルク・ショルティ指揮、
シカゴ交響楽団、他"
キリ・テ・カナワ(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
レオ・ヌッチ(Br)
 

PO482 8674
(2CD)
\2000
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」 リチャード・ボニング指揮、
イギリス室内管弦楽団、他
ジョーン・サザーランド(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
ドミニク・コッサ(Br)
スピロ・マラス(Bs)
 

PO482 8667
(3CD)
\2400
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 リチャード・ボニング指揮、
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団、他
ジョーン・サザーランド(Sop)
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
モンセラート・カバリエ(Sop)
サミュエル・レイミー(Bs)




<国内盤> 


FONTEC



FOCD9778
¥3000+税
青木尚佳(ヴァイオリン)/Ein Konzert
 モーツァルト(クライスラー編):ロンド(「ハフナー・セレナーデ」より)
 クライスラー:
  プレリュードとアレグロ、美しきロスマリン、愛の悲しみ、
  愛の喜び、ウィーン風小行進曲
 R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
 R.シュトラウス(プシホダ編):歌劇「ばらの騎士」より “ワルツ”
青木尚佳(ヴァイオリン)
中島由紀(ピアノ)
 百花繚乱の様相を呈する現代のヴァイオリン界において、傑出した才能と群を抜く実力が耳目を集める青木尚佳。待望のCD デビューです。
 青木は2014 年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールで第2位受賞。同年の第4 回中国国際ヴァイオリンコンクールにて第2 位、さらに、2016 年6 月仙台国際コンクールにおいて第3 位に輝きました。
 現在、アナ・チュマチェンコ氏に師事。ロンドンでの多数のリサイタルの他、室内楽も積極的に行っています。
 R.シュトラウスとクライスラー・・・次世代の大器による<爛熟の維納>です。

  収録:2017年10月4日 Hakuju Hall ライヴ録音



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レグルス



LIU‐1014/5
(2CD)
\4000+税
92歳の巨匠、唯一無二のモーツァルト!
 ルース・スレンチェンスカの芸術 Ⅷ
CD-1
 モーツアルト:ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281
 モーツアルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331
CD-2
 モーツアルト:ピアノ・ソナタ 第17(16)番 変ロ長調 K.570
 モーツアルト:ピアノ・ソナタ 第9(8)番 イ短調 K.310
 ラフマニノフ:13の前奏曲 作品32より第5曲 ト長調
 ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23より第6曲 変ホ長調
ルース・スレンチェンスカ(ピアノ)
使用ピアノ:
 劉生容記念館蔵
 1926年製スタインウェイ
 来日記念盤(4月21日サントリーホール)
 “老いは成長の始まり”92歳の巨匠が人類の身体と芸術の進化の可能性をここに示す!
 「ショパンの難曲を弾くのに私も大きい筋肉を鍛えて、十二分に表現してきましたが、今は大きい筋肉がなくなってきた代わりに、私は小さい筋肉で違う美しさを表現するのです」(スレンチェンスカ談)
 1934年、9歳のときにラフマニノフよりレッスンを受けた「13の前奏曲 作品32より第5曲 ト長調」は毎回のコンサートの終わりにアンコールとして取り上げる定番曲となっています。
 4月21日、サントリーホールにて初の東京公演を行います。

  録音:2017年8月1日 岡山・劉生容記念館でのミニ・ライヴ形式による録音



<LP>


DG(LP)


ドイツ・グラモフォンより伝説の録音3タイトルがLPで発売に!
オリジナル音源よりマスタリングされた、180グラム重量盤レコードです。それぞれオリジナル・デザイン&ライナーノーツ付き。

4835030
(LP)
\3700
《バーンスタイン〜マーラー:交響曲第1番『巨人』》
 マーラー:交響曲第1番 ニ長調 『巨人』
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
 バーンスタインの熱き魂が昇華したライヴ!
 バーンスタイン生誕100周年記念リリース。
 マーラーの第1番は青春の息吹や濃厚なロマンティシズムが横溢する、作曲家が28歳のときに書いた最初の交響曲です。憧憬や挫折など多感な心情を表現した記念すべき作品であり、同時期に書かれた《さすらう若人の歌》と密接な関連性を持っています。
 マーラーの作品を世に広めるために若い頃から尽力し続けたバーンスタインが、マーラーゆかりのオーケストラであるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した演奏です。

  【録音】1987年10月、アムステルダム、コンセルトヘボウ大ホール(ライヴ)
 

4835031
(LP)
\3700
《エミール・ギレリス〜グリーグ:抒情小曲集》
 グリーグ:抒情小曲集(20曲)
エミール・ギレリス(ピアノ)
 ギレリスの繊細な感性が紡ぎだす名演
 グリーグの佳曲を、ギレリスの奥行きある表現力で演奏した名盤。「鋼鉄のピアニスト」と呼ばれたギレリスですが、繊細な一面が溢れた演奏となっています。

  【録音】1974年 ベルリン イエス・キリスト教会
 

4835032
(2LP)
\5200
《ラン・ラン〜ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番》
 ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
 ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
ラン・ラン(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
 繊細に奏でる詩情は、色褪せない青春の輝き
 大河の如く、深く、雄渾に流れるロマン。ラン・ラン、会心のショパン!
 2010年のショパン生誕200年に向けて発表されたアルバムが初めてLPで登場。ラン・ランの豊かな感受性に富んだ演奏を、メータ、ウィーン・フィルがしっかりと支えています。
 ハーフスピード・マスタリング採用の初LP化。

【録音】2008年6月 ウィーン、ムジークヴェライン















3/8(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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KLANG LOGO



KL-1521
\2300→\2090
ベートーヴェン(1770-1827):秘曲作品集
 騎士のバレエ/戦争交響曲

 ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a
  1.第1楽章:Allegro, ma non troppo
  2.第2楽章:Larghetto
  3.第3楽章:Rondo
 騎士のバレエ WoO1
  4.行進曲/5.ドイツの歌/6.狩りの歌
  7.ドイツの歌/8.愛の歌「ロマンス」
  9.ドイツの歌/10.戦いのダンス
  11.ドイツの歌/12.酒の歌
  13.ドイツの歌/14.ドイツのダンス
  15.コーダ
 交響曲「ウェリントンの勝利またはビトリアの戦い」(戦争交響曲)
  16.第1部:戦い
  17.第2部:勝利の交響曲
クレア・フアンチ(ピアノ)…1-3
ハワード・グリフィス(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
 ベートーヴェンの比較的珍しい作品を3曲収録。
 ヴァイオリン協奏曲をベートーヴェン自身がクレメンティの勧めに従って編曲した「ピアノ協奏曲」には、ヴァイオリン協奏曲の時にはなかった長大なカデンツァが付されていることで知られます。
 「騎士のバレエ」は作品番号なしの小さな曲集。恐らく20歳頃に書かれた作品であろうと推測されており、どの曲も単純ながら、楽しさと明るさに満ちています。
 「ウェリントンの勝利」は1813年6月21日、スペインにおけるビトリアの戦いで初代ウェリントン侯爵アーサー・ウェルズリー率いるイギリス軍が、フランス軍に勝利したことを受け、ベートーヴェンがウェリントン侯を讃えるために作った曲。
 本来は当時開発された児童楽器「パンハルモニコン」のために書かれましたが、後に大編成の管弦楽のために編曲。実演では大砲が用いられるなど、チャイコフスキーの「1812年」にも匹敵する迫力を持つ作品です。

 ピアノ協奏曲では、若手ピアニスト、フアンチが流麗な演奏を披露、グリフィスも新鮮でエネルギッシュなアプローチで作品を構築しています。

  録音 2017年8月21-23日 Konzerthalle“Carl Philipp Emanuel Bach”Frankfurt
 

KL-1415
\2300
Breaking the Silence
退廃音楽作曲家の弦楽四重奏曲集

 シュルホフ(1894-1942):弦楽四重奏のための5つの小品
  1.第1番:Alla Valse Viennese ウィンナ・ワルツ風に
  2.第2番:Alla Serenata セレナード風に
  3.第3番:Alla Czeca チェコ風に
  4.第4番:Alla Tango Milonga タンゴ・ミロンガ風に
  5.第5番:Alla Tarantella タランテッラ風に
 6.ウルマン(1898-1944):弦楽四重奏曲 第3番 Op.46
 コルンゴルト(1897-1957):弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.34
  7.第1楽章:Allegro Moderato
  8.第2楽章:Scherzo
  9.第3楽章:Sostenuto
  10.第4楽章:Finale
 11.ディヴィッド・ザハヴィ(1910-1977):
   カイザリアへの散策(B.ピゴヴァートによる弦楽四重奏編)
クラリオン弦楽四重奏団
【メンバー】
 ジェニファー・オーチャード(ヴァイオリン)
 マルタ・クレチュコフスキー(ヴァイオリン)
 タチアナ・ミード・チャミス(ヴィオラ)
 ブロウィン・バネルト(チェロ)
 このアルバムに収録されたのは1930年代にナチス・ドイツが「有害、または退廃的である」とみなし、「退廃音楽」の烙印を押した作曲家の作品群。
 シュルホフやウルマンのように強制収容所に送られ命を落とした人や、コルンゴルトのように亡命し、その地で成功したものの、故郷を忘れることができなかった人たちの心の叫びが反映されたかのような曲が収録されています。
 最後に収録されたザハヴィの曲は、やはり強制収容所で命を落とした女性詩人、ハンナ・セネシュの詩を元に書かれた作品。詩はなくともその悲しみ、やるせなさが伝わります。
 クラリオン四重奏団は、ピッツバーグ交響楽団の楽員によるアンサンブル。彼らは2016年にテレジン強制収容所でこれらの曲のコンサートを行い、人々に感銘を与えました。

  録音:Mary Pappert School of Music,Duquesne University, Pittsburgh, PA



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DYNAMIC



CDS-7798
\2300→\2090
プッチーニを開花させたイタリアの楽譜出版社“リコルディ”のオペラとは?
 ジューリオ・リコルディ(1840-1912):歌劇《秘密のラピータ-盗まれた手桶》

 3幕
 レナート・シモーニ台本
モデナの政務長官…エルシン・フセイノフ(バリトン)
コッラーニャ伯爵…ジョルジオ・ヴァレリオ(バリトン)
ティッタ…キム・ヒョクスー(テノール)
市の歴史家…アレッサンドロ・ラヴァシオ(バリトン)
コッラーニャ伯爵夫人…ローレ・キーファー(ソプラノ)
レノッピア…ルチア・アマリッリ・サラ(メゾ・ソプラノ)
ローザ…山田花織(ソプラノ) 他
アルド・サルヴァーニョ(指揮)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
クラウディオ・アバド市民音楽学校合唱団&ソリスト

 世界初録音。1枚ものだが高価格。
 
名前からわかる通り、この歌劇の作曲家はイタリアの楽譜出版社“リコルディ”の三代目当主です。
 初代ジョヴァンニはドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディの作品出版で巨大な富を築き、二代目ティートが更に事業を発展させましたが、ジューリオの時代になると、そろそろヴェルディが衰えを見せ始め、時代はヴェリズモに移っていきます。
 ジューリオはヴェリズモのブームに乗り遅れたとされていますが、プッチーニを見出したことで事業を立て直すことに成功。プッチーニから絶大な信頼を寄せられていました。
 ジューリオ自身も作曲に手を染め、3つの喜歌劇が残されています。この《盗まれた手桶》は14世紀のボローニャとモデナの戦いが軸になっており、敗北を期したボローニャ軍の兵士が、井戸からバケツを盗んたことで起きる顛末が面白おかしく描かれています。日本の若手ソプラノ、山田花織も出演しています。

 録音 2017年5月15-16日 Auditorium di Milano, Italy




B FREE/TERRY RILEY


BFREE0621516
(2CD)
\4800
テリー・ライリー/ RAINBOW IN COLOGNE (2CD)
CD1.
 Rainbow In Curved Air (For Organ) 1:01:11
CD2.
 The Persian Surgery Dervishes (For Organ) 48:09
テリー・ライリー(organ)
1971ドイツ・ケルン 録音
 
BFREE0621314
(2CD)
\4800
テリー・ライリー & クリシュナ・バッド/デュオ(2CD) テリー・ライリー
クリシュナ・バッド
1984 ドイツ・ケルン ライブ未発売録音
16 ページ booklet


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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HARDY CLASSICS

貴重なオペラ映像レーベルとしてマニアに知られるHARDY CLASSICSがCDの新譜を。



HCA-6021
(6CD)
\3800→\3490

レナータ・テバルディ“INSOLITA” 名唱集


 1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇《ジョヴァンナ・ダルコ》
  カルロ7世…カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
  ジョヴァンナ…レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  ジャコモ…ローランド・パネライ(バリトン)
  デリル…ジュリオ・スカレンチ(テノール)
  タルボット…ヴィート・ススカ(バス)
  アルフレード・シモネット(指揮)
  ミラノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
   録音 1951年5月26日 MONO

2.ワーグナー(1813-1883):歌劇《タンホイザー》(イタリア語歌唱)
 タンホイザー…ハンス・バイラー(テノール…ドイツ語歌唱)
 エリーザベト…レナータ・テバルディ(ソプラノ)
 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ…カルロ・タリアブエ(バリトン)
 ヴァルター…ペトル・ムンテアヌー(テノール)
 ビーテロルフ…アウグスト・ロマーニ(バス)
 ヴェーヌス…リヴィア・ペリ(メゾソプラノ)
 領主ヘルマン…ボリス・クリストフ(バス) 他
 カール・ベーム(指揮)
 ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団&合唱団
  録音 1950年3月12日 ライヴ 
MONO

3.ロッシーニ(1792-1868):スターバト・マーテル 第2部
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)
 ナン・メリマン(メゾソプラノ)
 ジァンニ・ポッジ(テノール)
 イタロ・タジョ(バス)
 アントニーノ・ヴォットー(指揮)
 フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
  録音 1952年6月22日
MONO
  Firenze Piazza SS. Annunziata

4.モーツァルト(1756-1791):レクイエム K626
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)
 フェドーラ・バルビエリ(アルト)
 ジャチント・プランデッリ(テノール)
 チェーザレ・シエピ(バス)
 グィド・カンテッリ(指揮)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
  録音 1950年9月9日 MONO

ボーナス:
 1.プッチーニ(1858-1924):歌劇《蝶々夫人》-夕闇が訪れて来た・・・魅力に満ちた瞼の赤ちゃん
  レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
  アルマンド・ベラルディ(指揮)
  ガゼタ放送交響楽団
   録音 1951年9月30日
MONO
   San Paolo del Brasile
 2.ヴェルディ(1813-1901):歌劇《椿姫》-さようなら、過ぎ去った日々よ
  レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
  トリノ・イタリア放送交響楽団
   録音 1951年11月26日
MONO
    Torino Conservatorio Giuseppe Verdi
 3.ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》-ロマンス「暗い森、寂しい荒野」
  レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  ニーノ・サンツォーノ(指揮)
  トリノ・イタリア放送交響楽団
  録音 1953年11月30日
MONO
   Milano studi RAI
 トスカニーニに認められ、1946年“スカラ座再開記念コンサート”に出演、一躍時の人になったソプラノ歌手レナータ・テバルディ。
 マリア・カラスと人気を二分する大歌手であり、20世紀後半におけるイタリア・オペラの代表的な歌手としてみなされています。
 1961年、NHKイタリア歌劇団の公演で来日し、圧倒的な歌唱を披露したことでも知られています。
 このアルバムではワーグナーのエリーザベトや、モーツァルトのレクイエムなど、珍しい作品の歌唱を収録。オペラ史に残る歌声を存分にお楽しみください。
 


HCA-6014
(3CD)
\3000
テバルディ、コレッリ、バスティアニーニ
 ヴェルディ(1813-1901):歌劇《運命の力》
レオノーラ…レナータ・テバルディ(ソプラノ)
ドン・アルヴァーロ…フランコ・コレッリ(テノール)
ドン・カルロ…エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)
グァルディアーノ神父…ボリス・クリストフ(バス)
プレチオシルラ…オラリア・ドミンゲス(メゾソプラノ)
フラ・メリトーネ…レナート・カペッキ(バリトン) 他
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指揮)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団&合唱団
 テバルディは1955年にもモリナーリ・プラデッリの指揮でレオノーラを歌っていますが、この1958年のライヴも白熱の様子が伝わる素晴らしいものです。コレッリのアルヴァーロが貴重。

 録音 1958年3月15日 ライヴ MONO
 


HCA-6016
(2CD)
\2400
マグダ・オリヴェロ
 プッチーニ(1858-1924):歌劇《蝶々夫人》
蝶々さん…マグダ・オリヴェロ(ソプラノ)
ピンカートン…レナート・チオーニ(テノール)
スズキ…フェルナンダ・カドニ(メゾソプラノ)
シャープレス…マリオ・ザナーシ(バリトン)
ニコラ・レッシーニョ(指揮)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団&合唱団
 イタリアのリリコ・ソプラノ、マグダ・オリヴェロが蝶々さんを歌った貴重な音源。美声で知られたチオーニがピンカートンを熱唱。レッシーニョは手慣れた指揮でオーケストラから精妙な響きを紡ぎ出しています。

 録音 1961年12月 ライヴ MONO
 


HCA-6006
(2CD)
\2400
マリオ・デル・モナコ
 サン=サーンス(1835-1921):歌劇《サムソンとデリラ》
サムソン…マリオ・デル・モナコ(テノール)
デリラ…ジーン・マデイラ(メゾソプラノ)
ダゴンの高僧…リノ・プリーシ(バリトン)
アビレメック…プリニオ・クラバッシ(バス) 他
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指揮)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団&合唱団
 迫力あるデル・モナコの歌唱に、マデイラも力強く妖艶な声で応えています。バランスの良い歌唱を引き立てるプラデッリの明快な指揮も聴きものです。

 録音 1959年 ライヴ MONO
 


HCA-6018
(2CD)
\2400
ヴィルジニア・ゼアーニ
 マスネ(1842-1912):歌劇《マノン》(イタリア語歌唱)
マノン…ヴィルジニア・ゼアーニ(ソプラノ)
騎士デ・グリュー…アルフレード・クラウス(テノール)
伯爵デ・グリュー…フランコ・ヴェントリーリア(バス)
レスコー…マリオ・ボリネッロ(バリトン)
ギヨー・ド・モルフォンテーヌ…ヴィットーリオ・パンダーノ(テノール) 他
ウーゴ・ラパーロ(指揮)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団&合唱団
 ルーマニア生まれのソプラノ、ゼアーニは、プーランクの「カルメル会修道女の対話」のブランシュを得意とした歌手。アルフレード・クラウスと親密な二重唱を繰り広げています。

 録音 1964年3月 ライヴ MONO
 


HCA-6020
(6CD)
\3800
レイラ・ジェンチェルによるドニゼッティの「女王三部作」

ドニゼッティ(1797-1848):
 1.歌劇《アンナ・ボレーナ》
  イングランド王妃アンナ・ボレーナ…レイラ・ジェンチェル(ソプラノ)
  イングランド国王エンリーコ8世…プリ二オ・クラバッシ(バス)
  ジョヴァンナ・セイモー…ジュリエッタ・シミオナート(メゾソプラノ)
  ロシュフォール卿…シルヴィオ・マイオニカ(バス)
  リッカルド・ペルシー卿…アルド・ベルトッチ(テノール)
  スメトン…アンナ・マリア・ロータ(アルト)
  エルヴェイ…マリオ・カーリン(テノール) 他
  ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
  ミラノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
   録音 1958年 ライヴ MONO
 2.歌劇《ロベルト・デヴェリュー》
  イングランド女王エリザベッタ…レイラ・ジェンチェル(ソプラノ)
  ノッティンガム公爵…ピエロ・カプッチッリ(バリトン)
  サラ:ノッティンガム公爵の妻…アンナ・マリア・ロータ(アルト)
  エセックス伯ロベルト・デヴェリュー…ルジェーロ・ボンディーノ(テノール)
  セシル卿…ガブリエレ・デ・ユリス(テノール)
  グァルティエロ・ローリー卿…シルヴァーノ・パリューカ(バス) 他
  マリオ・ロッシ(指揮)
  ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団&合唱団
   録音 1964年 ライヴ
MONO
 3.歌劇《マリア・ストゥアルダ》
  スコットランド女王マリア・ストゥアルダ…レイラ・ジェンチェル(ソプラノ)
  イングランド女王エリザベッタ…シャーリー・ヴァーレット(メゾソプラノ)
  レスター伯ロベルト…フランコ・タリアヴィーニ(テノール)
  アンナ・ケネディ:マリアの侍女…マファルダ・マジーニ(メゾソプラノ)
  タルボット…アゴスティーノ・フェリン(バス)
  セシル卿…ジュリオ・フィオラヴァンティ(バリトン) 他
  モリナーリ・プラデッリ(指揮)
  フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
   録音 1967年 ライヴ MONO
 トルコ出身のドラマティック・ソプラノ、レイラ・ジェンチェルによるドニゼッティの「女王三部作」。
 1954年にナポリ・サン・カルロ劇場でデビュー、イタリアを中心に活躍。その後はアメリカ、イギリスからモスクワ、南米と世界中で歌い、1992年の引退後はスカラ座アカデミーの芸術監督を務め、後進の指導にあたりました。
 歌唱力では定評がありましたが、マリア・カラスとレパートリーがかぶってしまったためか、当時ほとんど演奏されることのなかったドニゼッティの知られざるオペラを積極的に蘇演。その功績が認められています。




<国内盤> 


ALPHA



Alpha392
(国内仕様盤)
\2900+税
バロック、流れ者たちの音楽
 〜テレマン、タルティーニ、民俗音楽…〜

 テレマンの組曲からの舞曲、タルティーニ、
  ベンダ、ヴィヴァルディの協奏曲抜粋、
   その他ハンガリー、ポーランド、チェコ、
    スロヴァキア他の18世紀民俗舞踊多数
          (編曲:ヴィットリオ・ギエルミ)
Ens.スオナール・パルランテ
          (古楽器使用)
ヴィットリオ・ギエルミ(vg・総指揮)
グラチエーラ・ジベッリ(歌)
 Alphaレーベルは、創設以来バロック以前の音楽というものがいかにヨーロッパ各地の民俗音楽と相性がよいか、互いに関係の深いものだったか、さまざまな企画盤であざやかに解き明かしてきました。この新譜は、久々にその路線を貫いています!
 若い頃にはポーランドとスロヴァキアの間にあった貴族の邸宅に仕え、そこで民俗音楽に開眼したというテレマンの音楽を軸に、ヴィヴァルディやタルティーニなど、イタリア人ながらにドイツ語圏にも踏み込んで活躍をみせた作曲家たちの作品から、思わぬ部分に潜んでいた「民俗音楽とのつながり」をあぶり出してゆくプログラム。
 多くの部分をバロック古楽器による民俗音楽の演奏が占めているという異色の内容——そうした「野趣」の再現に傾倒してきた凄腕ガンバ奏者ヴィットリオ・ギエルミであればこそ実現した企画。
 Alpha好みの、通り一遍ではないバロックに惹かれる多くのリスナーに届けたい1枚!
 


Alpha394
(国内仕様盤)
\2900+税
シュッツとシャイン 復活と涙
   〜ドイツ17世紀、悔悛の音楽〜

 シュッツ:
  『復活の物語』SWV 50より(13曲)
 シャイン:
  『イスラエルの泉』より(9曲)
クレール・ルフィリアトル(S)
ヴァンサン・リエヴル=ピカール(T)
ジョルジュ・アブダラ(ビザンティン歌謡)
シモン=ピエール・ベスティオン指揮
Ens.ラ・タンペート(古楽器使用)
 Alphaでのデビュー・アルバムが、ダンス・パフォーマンスとのコラボレーションで構成してきた17世紀英国アルバムだった先鋭的バロック集団、ラ・タンペート。
 前作ではマショーとストラヴィンスキーの交錯(Alpha266)がかなり突き抜けていましたが、今度は一転、バッハ以前のドイツ・バロック正統派の演目に迫ります。
 しかし、通り一遍のプロジェクトにしないのがラ・タンペートの侮れないところ。シュッツとシャインのそれぞれ代表的傑作を、1トラックごと交互に演奏してゆくという思わぬ選曲。
 この演奏スタイルを通じ、ドイツ17世紀のプロテスタントの心に息づいていた「悔い改める」というテーマを、宗教を越えた普遍的な音楽的メッセージとして浮き彫りにしてゆきます。
 ル・ポエム・アルモニークのトップを飾ってきた名歌手ルフィリアトルの存在感、そしてビザンティン歌謡の歌手を起用するなど、一筋縄ではいかない本物のバロック感覚をじっくり堪能できます。
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Alpha387
(国内仕様盤)
\2900+税
コパチンスカヤ!待望の新譜リリース
 プーランク、ドホナーニ、バルトーク、ラヴェル
 ふたり・ふたつ
  〜ヴァイオリンとピアノ、東のほうと西のほう〜

  プーランク:1-3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
  ドホナーニ:4.ドリーブ「コッペリア」のワルツ
  バルトーク:5-6.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
  ラヴェル:7. ツィガーヌ
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
ポリーナ・レシチェンコ(ピアノ)
 2015年の衝撃作『TAKE 2 ヴァイオリニストと二人で』(Alpha211)で圧倒的な芸術性をもって小学生の娘との対話を二重奏アンソロジーに翻案してアルバム化。
 続いて同レーベルでのシューベルト『死と乙女』をめぐる弦楽合奏アルバムも指揮・演奏(Alpha265)はなんとグラミー賞受賞!
 ——クラシック演奏の通念を次々と塗り替えてゆく異世界的ヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ!
 待望の新譜リリースは、一見シンプルなプーランク、バルトーク、ラヴェルのソナタ的作品集ながら演奏内容は痛烈にスタイリッシュ!
 ハンガリーとフランスという、互いにまるで相容れないかと思われる東西世界の交錯から「いま」らしい音を紡ぎ出します。
 もちろんデュオ・パートナーが只者であろうはずがなく、アルゲリッチも絶賛するレシチェンコはWarnerでソロ盤もリリースしている大物ときては、期待しないわけにいきません。
 

Alpha388
(国内仕様盤)
\2900+税
男の子たちのように〜2台のピアノのための音楽〜
 トロティニョン:
  1-3. 2台のピアノのための三つの小品
 プーランク:
  4-7. 2台のピアノのためのソナタ
  8. 悲歌 〜2台のピアノのための
 ブルーベック:
  9-16. ポイント・オン・ジャズ〜2台のピアノのための
デュオ・ヤーテーコク(ピアノ・ユニット)
 アデライード・パナジェ
  ナイリ・バダル (ピアノ)
 今や古楽器奏者に限らず、全方位的に「クラシック最前線」の猛者たちが登場するようになったAlphaレーベル。
 ウルバンスキ、ゲルナー、コパチンスカヤ、マメリ…つい少し前までは限られた領域での知名度から、今や広範なリスナーに知られるようになった先達同様、このデュオ・ヤーテーコクの二人も近々そうなるで可能性を大いに秘めています。
 クレール・デセール門下でクルターク(!)の『ヤーテコーコク』のレッスンを受けて以来、意気投合したパリの二人。Alpha初録音に際し、プーランクをジャズ方面の新旧才人ではさむプログラムを提案。このあたりがもう只者ではなく、肝心のめくるめく演奏世界には、ぐいぐいと引きこまれてしまうこと間違いありません。



 

ARCANA



Mer-A446
(国内仕様盤)
\2900+税
長く入手困難だった名盤
ドビュッシーの歌曲と、19世紀パリのピアノ
 〜エラール1874年製オリジナル楽器で〜

  1.マンドリン
  2.庭園にて
  3-5.三つの英知の詩
  6-8. 三つのフランスの小唄
  9-11.雅やかな宴(II)
  12-14.恋人同士の散歩
  15-17.ヴィヨンの三つのバラード
  18-20.ステファーヌ・マラルメの詩による三つの詩
  21.もう家にはいない子供たちのノエル
ティエリー・フェリクス(バス=バリトン)
スタニー・ダヴィド・ラスリー(ピアノ)
 使用楽器:パリのエラール
     1874年製作のオリジナル楽器
 Arcanaレーベル創設者ミシェル・ベルンステンが亡くなり、経営体制の変更に伴い2009年以降廃盤になってしまっていた「幻の名盤」の数々。新装再販が進行するなか、歿後100周年を記念してかファン垂涎の貴重なドビュッシー録音が3タイトル一挙復活!
 このティエリー・フェリクス歌唱によるドビュッシー歌曲集の録音は、なんと1995年11月! 1900年前後の音楽に当時の楽器を使った録音など当時滅多にありませんでした。
 ピアノの響きとテクニックに造詣が深く、文学愛好家として数々の詩にも細やかな解釈をみせたドビュッシーの歌曲は、当時よく親しまれていた19世紀パリ製楽器による伴奏こそ相応しい。
 そのことにいち早く気づいた企画陣の快挙。あまりに長く入手困難だったこの名盤。久々の登場は歌詞と解説訳付!新装再販ものながら、下の445とあわせてどうぞ。
 


Mer-A445
(2CD)
(国内仕様盤)
\4300+税
ドビュッシー『前奏曲集』『映像』『版画』
 『子供の領分』他 〜歴史的楽器の響きで

《CD I》
 1-3. ピアノのために
 4-6. 版画
 7. 喜びの島
 8-10. 映像 第1集
 11-13. 映像 第2集
 14-19. 子供の領分
《CD II》
 1-12. 前奏曲集 第1集
 13. レントより遅く
 14-25. 前奏曲集 第2集
スタニー・ダヴィド・ラスリー(ピアノ)
 使用楽器:パリのエラール
 《CD I》1921年製作のオリジナル楽器
 《CD II》1874年製作のオリジナル楽器
 上記盤とほぼ同時期に制作されたものの、旧体制下ではArcanaレーベルの世界的流通事情の悪さから、長らく幻の名盤となてしまった「古楽器によるドビュッシー」録音2点が2枚組として復活します!
 レーベル主宰者ベルンステンの明敏さは、この両企画の演奏者選びによくあらわれています——スタニー・D.ラスリーは当時も今も演奏会シーンをにぎわす存在というより、音楽学を学び現代作曲家として生きてきた人物。
 音楽業界の表には出てきにくい演奏家の感性を見抜き、ドビュッシーが知っていた、1900年前後のピアノによる録音を最高のかたちで残してみせた、いわばArcanaレーベルの「音盤史上の妙技」と言っても差し支えないアルバムです!
 録音エンジニアリングの自然さも、歴史的ピアノの味わいを知っていればこそ。




CYPRES


MCYP1678
(国内仕様盤)
\2900+税
ドビュッシー:12の練習曲集
 〜全曲録音と、語りを交えて〜

 『12の練習曲集』
  1-12. ピアノ独奏による全曲録音
  13-24. リュシアン・ヌレーの詩「12の練習曲集」
エロディ・ヴィニョン(ピアノ)
13)-24) クララ・イングレーゼ(語り)
 フランスの作曲家で記念年といえば、ドビュッシーも歿後100周年——同じフランス語話者の多いベルギーでも、その記念となるアルバムが続々リリースされつつあります。
 ブリュッセルで研鑽を重ねたエロディ・ヴィニョンは、古楽器演奏がどこよりも一般的なこのベルギーという国で現代ピアノを弾きながら、広い視点のもとデビュー・アルバムにドビュッシーの『12の練習曲集』を選びました。
 アルバム後半には、名教師で音楽学者・詩人でもあるリュシアン・ヌレーがドビュッシーへのオマージュを込めて1曲ごとに付した詩の朗読が収録されています。
 演奏技法、作品の魅力、時代様式…さまざまな角度からドビュッシー後期の傑作を解き明かす充実企画!
 解説日本語訳付でこそ楽しめる1枚ではないでしょうか。



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FUGA LIBERA



MFUG745
(2CD)
(国内仕様盤)
\4300+税
ピート・クイケン
 ベートーヴェンとピアノという楽器
  
ベートーヴェン生前の英国式のフォルテピアノと現代スタインウェイ
《CD I》
 1-3.ソナタ 第8番ハ短調op.13「悲愴」
 4-5.二つのロンド ハ長調op.51
 6-7.ソナタ第24番嬰ヘ短調op.78「テレーズ」
 8-10.ソナタ第31番変イ長調op.110
《CD II》
 1-3. ソナタ第23番ヘ短調op.57「熱情」
 4. アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO.57
 5−15. 11のバガテル 作品119
 16-17.ソナタ第32番ハ短調op.111
ピート・クイケン
(フォルテピアノ、現代ピアノ)
 使用楽器:ロンドンのトムキッソン
   1808年製作によるオリジナル楽器/
 ハンブルク・スタインウェイ
  2008年製作による現代楽器)
 シューマンのピアノ作曲全盛期に書かれた傑作群をCD2枚に収めた名録音(MFUG562)から早くも数年、ヴィーラントの息子にして、日本にも多くの門弟を持ち、着実に存在感を強めるピート・クイケンが、満を持してFugaLiberaより最新リリース。
 正攻法ながら実に特徴的なベートーヴェン・プロジェクト!
 近代音楽集団ヘット・コレクティーフの一員として現代ピアノも弾く機会の多い彼が、ディスク毎にベートーヴェン生前の(作曲家とも縁が深い)英国式のフォルテピアノによる演奏と、完全に現代式に作られたスタインウェイによる演奏に演奏曲とともに分けて収録。
 初期から後期までソナタ4曲、晩年と青年期の小品、と見過ごしがたい解釈の違いを本人執筆の解説(訳付)を傍らにじっくりと聴き比べが楽しめるアルバム。



 

RICERCAR


MRIC387
(国内仕様盤)
\2900+税
生まれたての諸芸神”F.クープランの音楽世界
 〜クラヴサン曲、歌曲、合奏曲…〜

 『まじめな歌、酒の歌さまざま』
  1697年版・1701年版・1711年版より(計5曲)
 『クラヴサン曲集』第2巻(1717)・第3巻(1722)・
            第4巻(1730)より (計7曲)
 『王宮のコンセール』・『趣味の融合』・
  『諸国の人々』(各・合奏曲集)より(計6楽章)
ブリス・サイー...クラヴサン(チェンバロ)
使用楽器:
 パリのアントワーヌ・ヴァテール
 (アントン・ファーター)1732年製作モデル
  (パリ楽器博物館所蔵)にもとづく
  エミール・ジョバン製作による再現楽器)
Ens.ラ・シャンブル・クレール(古楽器使用)
エマニュエル・ド・ネグリ(S)
酒井淳(vg)
 フランス・バロックを代表する作曲家のひとり、クラヴサン(チェンバロ)の音楽の細やかさを極限まできわめたフランソワ・クープラン。2018年はそのフランス・バロックを代表する作曲家のひとり、クラヴサン(チェンバロ)の音楽の細やかさを極限まできわめたフランソワ・クープラン。
 ドビュッシーやサン=サーンスらフランス近代の作曲家たちが注目した「フランス生粋の音楽感覚」の権化として、クープランはバッハやヴィヴァルディらとは一線を画す存在。
 2018年はその生誕350周年にあたり、バロック界隈では静々と話題が盛り上がりをみせてきています。とくに鍵盤楽曲に光のあたる機会が多いクープランですが、決して鍵盤に縛られず、宗教曲や室内楽曲などにも実績があり、実は歌曲も書いていた!?有名・無名の作品をバランスよく交錯させ、クープラン芸術を「生まれたて」のものとして味わった18世紀人の愉しみに迫れるようにした好企画。記念年にふさわしい1枚です!



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FONTEC



FOCD9774
\2500+税
朝比奈 隆 指揮&新日本フィル 1997/98
 ベートーヴェン:
  交響曲 第2 番 ニ長調 作品36
  交響曲 第4 番 変ロ長調 作品60
朝比奈 隆 指揮
新日本フィル
 朝比奈 隆(1908-2001)の生誕 110 年を祝し、その偉業を称える---新日本フィルとの《ベートーヴェン 交響曲全集》第2 弾。
 巨匠自ら「相性が良い」と語っていた第2 番。そして「普通に考えられているよりもずっとエレルギーがある」と称した第4 番という初期.中期の導入部を持つ2 作品を収録。
 フルートが1 本という、9 曲の交響曲のなかで最も編成の小さい第4 番ですが、朝比奈の演奏スタイルは不変です。巨大な伽藍の出現を想起させる変ロ短調で奏される35 小節の導入部---<英雄>、<運命>の間に位置する同曲を、「北欧神話の巨人の間に挟まれたギリシャの乙女」と例えたのはシューマンでした。朝比奈の演奏は、この評を覆す大交響曲の出現を告げています。
 UHQCD で十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。

 収録:1997 年11 月12 日、98 年3 月16 日 サントリーホール ライヴ録音 初出音源
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FOCD9775/6
(2CD)
¥3500+税
川瀬賢太郎 指揮
 名古屋フィル&神奈川フィルの合同オケ
  ショスタコーヴィチ:交響曲 第7 番「レニングラード」
川瀬賢太郎 指揮
名古屋フィル
神奈川フィル
 名古屋フィル指揮者にして神奈川フィル常任指揮者である川瀬賢太郎が取り持った、両団体初の合同演奏を収録。
 「ソ連のプロバガンダ」「ナチスだけでなくソ連政府の暴力をも告発」「壮大なる愚作」等——思想的背景により評価が揺らいできたこの大作。作曲から75 年を経て、川瀬は総勢130 名の巨大編成による豪華絢爛たる響きを、純音楽的な高みへと導きます。
 川瀬賢太郎は、本年9 月よりオーケストラ・アンサンブル金沢の常任客演指揮者も兼務します。

  収録:2016 年6 月25 日 横浜みなとみらいホール ライヴ













3/7(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 24341
¥2600
J.S.バッハ:フルートを伴う協奏曲集
 (1)管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV 1067
 (2)ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV 1050
 (3)三重協奏曲 イ短調 BWV 1044
ジャン・デ・ウィネ(フラウト・トラヴェルソ)
イル・ガルデリーノ
 新しい楽器フルートの伸び伸びとした美しさ

 録音:2017 年/66’06’’

 バロック時代、リコーダーに代わり活躍の場を広げていった横笛フルート(フラウト・トラヴェルソ)。ヴィヴァルディの協奏曲に始まりコンチェルトの独奏楽器としても次第に定着していきます。バッハにおいても、フルート単独の協奏曲こそ残っていないものの複協奏曲のソロや無伴奏ソナタなどにフルートが用いられており、楽器への注目度の高さがうかがえます。弦楽にフルートのソロがプラスされた管弦楽組曲第2 番、強烈なインパクトのチェンバロ独奏にヴァイオリンとフルートの雅な独奏が花を添えるブランデンブルク5 番、そしてブランデンブルク5 番と同じ独奏者群を必要とする三重協奏曲BWV1044 を収録。ベルギーの名古楽グループ、イル・ガルデリーノによる好演です。
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ACC 24336
¥2600
モーツァルトにも影響を与えた作曲家ミスリヴェチェク
 ミスリヴェチェク:
  (1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
  (2)シンフォニア 変ホ長調
  (3)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調
  (4)序曲第2番 イ長調
  (5)ヴァイオリン協奏曲 イ長調
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン)
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)
コレギウム1704
 録音:2017 年/72’59’’

 ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737-1781)はチェコに生まれイタリアで活躍した作曲家で、20 歳ほど年下のモーツァルトにも大きな影響を与えたとされる人物。古典派初期らしいすっきりと明るい響きが魅力です。
 しかしシンプルな中にもいきいきとしたリズム感があり、奥深い味わいがあります。チェコの腕利き古楽アンサンブル、コレギウム1704 のすばらしい演奏がこの作曲家の神髄を見せつけてくれます。
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APARTE



AP 161
¥2600→\2390
クルレンツィスのムジカエテルナの通奏低音
 というか、天才・・・
  エメリャニチェフ、ソロ・デビュー!

  モーツァルト:
   (1)幻想曲ハ短調K.457
   (2)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
   (3)ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調K.545
   (4)ピアノ・ソナタ第18(17)番ニ長調K.576


昔池袋WAVEでこうやって1日中キャプションを書いていたことを思い出しました・・・
マクシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)
【ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792 年頃のモデル】
 要・大注目!ムジカエテルナの通奏低音で話題のエメリャニチェフ、ソロ・デビュー!

 録音:2017 年3 月8-10 日/リトル・トリベカ(パリ)/59’14”

 ロシアからまたまたとてつもない才能が現れました。
 1988 年生まれのマクシム・エメリャニチェフ。

 実はこれまでもクルレンツィスのムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作(特に「フィガロの結婚」)録音で、通奏低音奏者として驚くべき才気煥発ぶりを発揮、注目されていました。
 しかし彼はムジカエテルナの通奏低音のみならず、指揮者としてもロジェストヴェンスキーの愛弟子で、ムジカエテルナやイタリアのオルケストル・イル・ポモドーロやシンフォニア・ヴァルソヴィアなどを振り、今年9 月には東京交響楽団とブラームスの交響曲第1 番やベートーヴェンの「皇帝」(スティーヴン・ハフ独奏)で日本デビューが予定されています。

 このアルバムはエメリャニチェフのピアノ・ソロ・デビュー盤。
 得意のモーツァルトで、ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792 年頃のモデルのフォルテピアノを用いています。
 モーツァルトのピアノ・ソナタの中でも特に充実した3 曲と、第14 番と関連のあるハ短調の幻想曲を披露していますが、一聴して尋常ならざる音楽性に釘付けとなります。
 演奏は楷書風で落ち着いていますが、クルレンツィスのピアノ版というか、ムラヴィンスキーの指揮を思わす緊張感と説得力、リヒテルを思わす深い音楽性、繰返しの際の装飾音はシュタイアーばりの計算された即興性に天才を感じさせます。

 容姿も青い瞳が印象的なBL 風で、今後凄い人気になること間違いなしの逸材と申せましょう。



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 まあ、そうだろうとは思いましたが、やっぱり普通じゃないです。
 というか過去最高に変わってます。

https://youtu.be/VzYeDJYeiKc




 ここではベートーヴェンの交響曲第7番を指揮してます。

https://youtu.be/baQabfr62x0


 これもかなりキテます。そう遠くない将来クラシック界を担うことになるのでしょうね。
 何も知らずに9 月の東京交響楽団のコンサートに行った人はきっとびっくりすることでしょう。




 マクシム・エメリャニチェフ。
 3回唱えて覚えておきましょう。



 蛇足ですが、APARTEレーベル、すぐ完売するので、エメリャニチェフが有名になったときはすでに廃盤、ということがありえますのでご注意を。
 


AP 174
¥2600
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
 R.シュトラウス:チェロのための作品全集

  ・チェロ・ソナタ op.6 ヘ長調*
  ・ロマンス ヘ長調 op.13
  ・ドン・キホーテ
   (騎士的な性格の一つの主題による幻想的変奏曲)op.35
  ・「あした」〜4つの歌 op.27
   (作曲者によるチェロ、ピアノ*とソプラノ** のための編曲版)より
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
アレクサンドラ・コヌノヴァ(ヴァイオリン)
ドヴ・シェインドリン(ヴィオラ)
ジュリアン・マスモンデ指揮
チェコ国立交響楽団
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)*
ベアトリス・ウリア・モンゾン(メゾ・ソプラノ)**
 ガイヤール最新盤、見事なアンサンブルに圧倒されるR.シュトラウス作品集!

 録音:2017 年7 月12-15 日/チェコ国立交響楽団スタジオ(プラハ)、2018 年1 月22-23&31 日、パリ

 フランスの人気チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。センシティヴで親しみやすい表情の演奏で、ファンを魅了し続けています。
 彼女の新譜は、R. シュトラウスによるチェロのための作品全集。古楽アンサンブルで通奏低音奏者として、さらにソロ・室内楽でも活躍しているガイヤールが奏でる、オーケストラとアンサンブルの魔術師R. シュトラウス作品集、期待大です!
 ガイヤールは、実はR. シュトラウス(の作品)とは、長年恋におちることができなかったといいます。歴史(ナチとの関係)に関するものも原因だったといいます。自らの腕の中にR. シュトラウスの音楽を感じながら、常に何かひっかかるものがあったそうで、彼の作品に取り組むようになったのは20 歳を過ぎてからだったといいます。「ばらの騎士」や「アラベラ」などによって、シュトラウスの音楽の催眠術的な力、魅惑的で抒情的な世界の魅力を知るようになっていきます。
 「ドン・キホーテ」でチェロは、誇り高き遍歴騎士ドン・キホーテを、そしてヴァイオリンはドゥルシネラ姫を、そしてヴィオラはドン・キホーテの従者サンチョ・パンサをあらわしています。
 姫君を演じるのは、第15 回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で第3 位に輝き、その演奏と美貌で話題となったアレクサンドラ・コヌノヴァ。サンチョ・パンサは、オルフェウス室内管のメンバーで、MET でも活躍しているヴィオラのドヴ・シェインドリンによって演じられます。
 ドン・キホーテの人物像は、英雄の生涯の主人公よりも野心家に描かれており、最後の彼の死の描き方は、セルバンテスを超えている、とガイヤールは述べています。R. シュトラウスの管弦楽書法の巧みさと、独奏楽器の描き分けの見事さ、語り口の巧さがつまった名曲を、ガイヤールと他のメンバーが展開する親密な対話とともにお楽しみいただけます。
 チェロ・ソナタはR. シュトラウスが19 歳の時に書かれたもので、いきいきとした表情、そしてチェロとピアノがまるでオーケストラのような豊かな色彩でアンサンブルを繰り広げます。
 ロマンスは牧歌的な雰囲気ですが、湧き上がってくる旋律を一気に書き上げたといいます。「あした」のチェロとピアノ、声楽版はいわば本作の初版。後にオーケストラ編曲され、ソロはヴァイオリンによって奏されます。
 ここでは、チェロが奏でるメロディの繊細さと、ドイツ語の詩の韻律の美しさが見事に融け合っています。





CLAVES



50 1802
¥2700
アストリグ・シラノシアン(チェロ)
 フレッシュな感性によるハチャトゥリヤンとペンデレツキ

  (1)ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲ホ短調 (1946)
  (2)ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番 (1982)
アストリグ・シラノシアン(チェロ)
アダム・コレチェク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
 21世紀らしいフレッシュな感性によるハチャトゥリヤンとペンデレツキ

 録音:2017 年8 月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ(ワルシャワ)/70’ 01”

 アストリグ・シラノシアンは、1988 年リヨン生まれのアルメニア系女性チェロ奏者。8 歳でリヨン音楽院に入学を許され、その後バーゼル高等音楽大学でイヴァン・モニゲッティに就いて腕を磨きました。2013 年に行われた第2 回ペンデレツキ国際チェロ・コンクールで優勝して注目されました。フォーレ、プーランクのソナタを収録したアルバム(50-1604) に次ぐシラノシアンの第2 弾はオーケストラとの共演。彼女の出自を明示したハチャトゥリヤンの協奏曲と、コンクール本選の課題曲でもあったペンデレツキの第2 番という彼女のこれまでの人生を描いたアルバムとなっています。
 ハチャトゥリヤンは最初グネシン音楽学校でチェロを学び、最初の作曲もチェロ小品でしたが、チェロ協奏曲を手掛けたのはピアノやヴァイオリンの協奏曲よりずっと後の1946 年。前2 作に比べるとポピュラリティが下がりますが、楽器の機能と魅力を熟知していただけありきわめて雄弁。エキゾチックなアルメニア色に酔わされます。
 ペンデレツキの2 番は1982 年の作で、ベルリン・フィル創立百年とロストロポーヴィチに捧げられました。単一楽章ながら演奏時間36 分の大曲で、トーンクラスターや弦のグリッサンドが多用され、ペンデレツキならではの音世界を作っています。





ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS


ERP 10318
¥2400
「エルサレム」
 1. Palanstinalied / 2. Deus miserere / 3. Polorum regina /
 4. Winder wie ist nudein kraft / 5. La quinte estampie real /
 6. Como poden per sas culpas / 7. Ow?dirre sumerzit /
 8. Stella splendens / 9. Chanconeta Tedescha /
 10. Lammabada / 11. Kharwat habibi /
 12. Istampitta La Belicha / 13. Uri tsafon /
 14. Adonhaselihot / 15. Az yashir Moshe /
 16. Samaitani chalaitani / 17. Reyah hadas /
 18.Ma navu al heharim / 19. Lecha dodi / 20. Ani tsame
アンドレス・ムストネン(指揮)
ホルトゥス・ムジクス
 東洋的な香りを帯びた中世音楽集

 録音:2017 年/71’36’’

 オリエンタルな香りのする中世音楽集。ユニゾンの雄々しい聖歌にアラブ的な抑揚の管楽器や弦楽器が付き添い不思議な効果を上げる曲、小気味良い太鼓がポコポコとリズムを刻む曲、重唱で歌われるクセの強い和声が部分的に現代的な美しいコードになっちゃう曲など、聴いて楽しい音楽が並んでいます。





HAENSSLER

HC 17068
¥2600
グリンカ:歌曲集(全22曲)
 竪琴に寄せて/眠りのうちにも/恋人よ、覚えていておくれ/
 ああダフニス、この魂を/心を突き刺される思い/
 私は素晴らしい瞬間を覚えている/何故だか言って/
 哀れな歌い手/ひばり/私の心に燃える憧れの炎/
 お前といることは何と甘美なことか/セレナード/
 ヴァネツィアの夜/秋の夜/ああ夜よ、お前は/
 真夜中の閲兵/心が痛むと言わないで/疑惑/
 告白/勝利者/メーリ/むだに誘いをかけないで
ユリヤ・スクマノワ(ソプラノ)
エレーナ・スクマノワ(ピアノ)
 ロシア音楽好きなら愛聴盤になること間違いなしの絶美な世界

 58’ 55”

 グリンカといえば「ルスランとリュドミラ」序曲ばかりが有名ですが、「ロシア音楽の父」とみなされ、ショスタコーヴィチやプロコフィエフら20 世紀ソ連の作曲家たちからも崇拝される存在でした。
 それはロシア音楽のエッセンスをすべて含み、たゆまずして湧き出る自然なメロディが後輩たちの羨望となりました。そのグリンカの魅力をもっとも表しているのが歌曲。いずれもロシア的な美しいメロディに満ち、なんともいえない余韻を作り出しています。
 ユリヤとエレーナ・スクマノワ姉妹はロシア出身で現在ドイツを本拠に活躍しています。ヘンスラー・レーベルはラフマニノフ歌曲集(HC16024) に次ぐ第2 弾。誰にも真似のできない世界を醸しだしています。




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PENTATONE



PTC 5186658
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
ネムタヌ姉妹VS児玉姉妹
 マルティヌーの2つの協奏曲

 マルティヌー:
  (1)2つのヴァイオリンのための協奏曲H.329 (1950)
  (2)ヴィオラと管弦楽のためのラプソディ・コンチェルト (1952)
  (3)2台のピアノのための協奏曲H.292 (1943)
デボラ・ネムタヌ&
 サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)(1)
マガリ・ドメス(ヴィオラ)(2)
児玉麻里& 児玉桃(ピアノ)(3)
ローレンス・フォスター(指揮)
マルセイユ・フィルハーモニー管弦楽団
 2 人の独奏を要するマルティヌーの協奏曲、児玉麻里& 桃、デボラ&サラ・ネムタヌの超豪華ソリストで音になった!

 録音:2017 年6 月20-30 日/フリシュ・ラ・ベル・ド・メ(マルセイユ)/DSD、マルチチャンネル、62’ 52”、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 「チャイコフスキー・ファンタジー」(PTC5186579 / KKC5666)が大好評だった児玉麻里& 桃姉妹デュオの第2 弾。ただしマルティヌーの協奏曲を集めたアルバム中で「2 台のピアノのための協奏曲」を披露。
 マルティヌーの作品はチェコのスプラフォン・レーベルが熱心に紹介を続けていますが、壮年期の大半をパリに暮らし「エコール・ド・パリ」のメンバーとして活躍したので、フランスの音楽家にとっても自国の音楽としての自負があるのでしょう、チェコの演奏陣とは異なる充実の演奏を繰り広げています。巨匠ローレンス・フォスターがマルセイユ・フィルを振り、協奏作品3 点で爆演を繰り広げています。
 児玉姉妹の奏する「2 台のピアノのための協奏曲」は1943 年の作。この後マルティヌーは作風を変え、チェコの民族色香るわかりやすいものになっていきますが、当曲はまだ兇暴で驚くほど複雑な様相を呈しています。ひたすらガンガン弾くと混沌の世界になってしまいますが、児玉姉妹は神業的バランスと明晰さでマルティヌーが頭に描いていた音響を濁ることなく再現しています。非常な生命力に満ち、聴けばエネルギーをもらえます。
 ヴァイオリンはフランスのデボラ& サラ・ネムタヌ姉妹による「2 つのヴァイオリンのための協奏曲」こちらはずいぶん穏やかな作風になっていますが、マルティヌー自身ヴァイオリンに精通していたため複雑な重音やパッセージが多用された難曲となっています。ともにジェラール・プーレ門下のネムタヌ姉妹は正確かつ清潔に演奏。もともとルーマニアの家系で、マルティヌーのラプソディックな東欧色は好きだと述べています。




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PROFIL



PH 17085
¥2500→\2290
ついに完結。サラステのブラームス交響曲チクルス!
 ブラームス:
  (1)交響曲第4番ホ短調Op.98
  (2)大学祝典序曲Op.80
  (3)悲劇的序曲Op.81
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 録音:2017 年7 月11-15 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)/61’ 47”

 交響曲第1&3 番(PH 13028)、第2 番(PH 17057) に続く、サラステ& ケルンWDR 響によるブラームス交響曲の完結篇。今回は第4 番と2 つの序曲。サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の3 曲も2017 年夏のコンサート・ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。
 交響曲第4 番はブラームス晩年の作風を示す渋く深い瞑想性にあふれていますが、サラステはやや速めのテンポと威圧感のなさで、シベリウスを思わせる透明感を紡ぎ出しています。
 「大学祝典序曲」も「悲劇的序曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいますが、やはり北欧の物語を聞いているような描写性を感じます。ついに完結したサラステのブラームス交響曲全集、円熟ぶりと新鮮さでユニークな決定盤が登場したと申せましょう。



旧譜 第1〜3番

PH 13028
\2500→\2290
サラステ&WDR 響、2013 年1月最新ライヴ
 ブラームス:
  交響曲第1番ハ短調op.68 [43’09”]
  交響曲第3番ヘ長調op.90 [35’10”]
ケルンWDR 交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
  収録:2013 年1 月23-27 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、78’ 36”

 マーラー、ストラヴィンスキー、シェーンベルクに続く、Profilによるサラステ&ケルンWDR響シリーズの最新盤。ブラームスのふたつの交響曲はいずれも、2013 年1 月に本拠ケルンのフィルハーモニーでおこなわれたばかりのコンサートの模様をライヴ収録したもので、当日はアルバムとは逆に、第3 番のあと、休憩を挿んで第1 番の順で演奏されています。
 これまでのディスコグラフィからは、シベリウスをはじめとする北欧作品のエキスパートとしてのイメージで語られることの多いサラステですが、実演では古典から近現代作品まで広範なレパートリーをカバーしており、ブラームスもサラステの得意とする作曲家のひとり。
 サラステがブラームスに力を入れていることは、演奏会記録からもうかがえます。比較的近いところでは、2009 年にロンドン・フィルを指揮して第1交響曲を演奏して、その好評を受けて2011 年にもロンドン・フィルに登場して第2 交響曲を演奏していましたし、2012 年3 月にかつて音楽監督を務めたトロント響に客演して第3 交響曲を取り上げてもいました。


PH 17057
\2500→\2290
正攻法ながら重くないブラームス
  ブラームス:
   (1)交響曲第2番ニ長調Op.73
   (2)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR交響楽団
 録音:2017年7月11-15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)/60’ 42”

 交響曲第1&3番(PH 13028)に続く、サラステ&ケルンWDR響による待望のブラームス第2弾。今回は第2番と「ハイドンの主題による変奏曲」。
 サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の2曲は今年2017年夏のコンサート・ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。
 基本的には奇を衒わぬ正攻法の演奏で、やや速めのテンポと切れ味の良さが、ブラームスならではの厚い音から涼しげな風を通すような快演をなっています。「ハイドンの主題による変奏曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいます。サラステの円熟ぶりが存分に示されたアルバムです。



 

PH 17062
¥2500
いつの時代も愛唱歌
 (1)マキシモ・ディエゴ・プホール:2つのカンデンベロスの歌
 (2)シューベルト:アヴェ・マリア
 (3)ラヴェル:ハバネラ形式による小品
 (4)モーツァルト:ソナタ イ長調K.331「トルコ行進曲つき」
 (5)J.S.バッハ:管弦楽組曲〜アリアとバディネリ
 (6)キシモ・ディエゴ・プホール:ブエノスアイレス組曲
 (7)イラディエル:ラ・パロマ
 (8)グラナドス:アンダルーサ
 (9)ゴダール:ヴァルス〜組曲Op.116より
 (10)マラン・マレ:スペインのフォリア
デュオ・パラティーノ
 【クリスティアーネ・マイニンガー(フルート)、
  フォルカー・ヘー(ギター)】
 バロックからポピュラーまで魅力的なフルートとギターのデュオ

 録音:2017 年10 月3-5 日/回廊礼拝堂(ウメット)/78’ 52”

 フルートのクリスティアーネ・マイニンガーとギターのフォルカー・ヘーによるデュオ・パラティーノ。彼らの故郷である南西ドイツのラインラント=プファルツ州を意味し、録音もその地で行われました。
 収録曲は時代と地域をまたいでいて多彩。バロック期のマラン・マレから1957 年生まれのアルゼンチンの作曲家マキシモ・ディエゴ・プホールに至る世界史を音楽で俯瞰できます。バロック期のマレとバッハからモーツァルトの異国趣味を通過し、フランスのオシャレなサロンを楽しんだ後、大西洋を渡ります。
 そしてスペイン起源のハバネラがアルゼンチン・タンゴへと進化し、ピアソラ風世界となります。フルートとギターの組み合わせは相性が良く、ニュアンスあふれる演奏を堪能できます。




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WIGMORE HALL LIVE



WHLIVE 0091
¥1500
シューベルト:歌曲集/イアン・ボストリッジVol.4
 悲しみ D722/小人 D771/夜と夢 D827/
 ミューズの子 D764/去っていった人に D765/
 川のほとりで D766/歓迎とお別れ D767/
 さすらい人の夜の歌 II D768/竪琴に寄す D737/
 湖のほとりで D746/森で D738/魔王 D328/
 月に寄せて D259/恋人の傍 D162/夜の歌 D119/
 恋する者の様々な姿 D558/海の静けさ D216/
 湖上にて D543/ミニョンに D161/最初の喪失 D226/
 ガニューメト D544/月に寄せて D296
イアン・ボストリッジ(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 現代最高峰のリート歌手イアン・ボストリッジ、ウィグモア・ホールでのライヴ・シリーズ第4 弾!

 録音:2014 年9 月16 日ロンドン、ウィグモア・ホール、ライヴ/69’30

 英国出身の名テノール、イアン・ボストリッジ。知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21 世紀を担うリート歌手です。
 このアルバムは、2013 年9 月にロンドンのウィグモア・ホールで行われたシューベルト・チクルス第4 弾。ボストリッジは1995 年のウィグモア・ホールでの初リサイタル以降チケットはいつも完売という人気ぶり。ピアノは彼が全幅の信頼を寄せるジュリアス・ドレイクです。
 「悲しみ D722」にはじまり、「さすらい人の夜の歌 II D768」、そして「魔王 D328」と聴き手をのみ込むような内に秘めた激情で、いっきに歌い上げます。
 ボストリッジの理知的な歌唱、澄み渡る高音域の響き、そしてシューベルトの心理描写を巧みに描いています。ドレイクは、澄み渡る美しいピアノの音色がすっと心に響く名伴奏です。




<メジャー・レーベル>
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DG



4798494
\2300→\2090
《アンドリス・ネルソンス〜ブルックナー:交響曲第7番》
 ワーグナー: ジークフリートの葬送行進曲
 ブルックナー: 交響曲第7番ホ長調
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 伝統の名門ゲヴァントハウスとその若き新カペルマイスターが打ち立てる、美しく明晰な新時代のブルックナー像!

 2018年3月、ネルソンスの新カペルマイスター就任記念&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団創立275年記念公演のライヴ録音を怒涛のラッシュ・リリース!
 ドイツ音楽伝統の牙城、ゲヴァントハウス管弦楽団と才能溢れる新カペルマイスターのコンビによるブルックナー交響曲全曲録音シリーズ第3弾は、初めて初演が成功した傑作で、現在も不動の人気を獲得している交響曲第7番!
 ネルソンスは2020年のベートーヴェン生誕250年に向けてウィーン・フィルとのベートーヴェン交響曲全集の録音もスタートしていて、ここへきてドイツ・グラモフォンが最も力を入れている指揮者となった。
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4798669
(CD+Blu-rayオーディオ)
\3400→\3090
DGが1970年代の銘盤を自ら復刻
 ホルスト『惑星』初演100周年記念
 《ウィリアム・スタインバーグ〜
  ホルスト:『惑星』、R.シュトラウス:『ツァラトゥストラはかく語りき』》

   1)ホルスト:組曲《惑星》 作品32 
   2)R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》 作品30
ニュー・イングランド音楽院合唱団(1)
ボストン交響楽団、
指揮:ウィリアム・スタインバーグ

 ホルスト『惑星』初演100周年記念、銘盤が新たにリマスターされたCD+BDAセット!
 オリジナル・テープに24-bit/192kHz新規4チャンネル方式のリマスターが施されたCDとブルーレイ・オーディオのセットがリリースに。『グラモフォン』誌で、指揮者のカリスマ的ダイナミズムに触発された「オーケストラの非常に優れた演奏」で「大いに刺激的」と評された伝説的な録音です。

 録音:1970年(1)、1971年(2) ボストン シンフォニー・ホール



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DECCA



4816956
\2300→\2090
グノー生誕200周年記念
 《ロベルト・プロッセダ〜グノー:ピアノ作品集》

 グノー:
  1)舟歌 ト短調 CG593
  2)楽興の時 ト長調 CG580*
  3)ノクターン 変ホ長調 CG590*
  4)操り人形の葬送行進曲 ニ短調 CG583
  5)6つのロマンス
   第1番 La Pervence CG 585
   第2番 Le Ruisseau CG 589
   第3番 Le Soir CG 441a
   第4番 Le Calme (La Nonne sanglante) CG2e*
   第5番 Chanson de Printemps CG 359a
   第6番 La Lierre (Ivy) CG 581
  6)アヴェ・マリア(J.S.バッハの前奏曲第1番に基づく瞑想曲)
  7)6つの前奏曲とフーガ CG587
  8)4手ピアノのためのソナタ 変ホ長調 CG617*
*世界初録音
ロベルト・プロッセダ(ピアノ)
エンリコ・ポンピーリ(ピアノ)(8)
 使用ピアノ Fazioli F 278

 グノー生誕200周年記念・・・とはいえ、メジャー・レーベルがこういうアルバムを出してくれるようになったのが嬉しい・・・誰か新しい人材が入ったのか?

 歌劇「ファウスト」や「ロメオとジュリエット」で知られるグノーはピアノ作品も40曲ほど残しましたが、ほとんどの曲が今日に至るまで出版も録音もされずにきました。
 このアルバムには世界初録音となる曲が多数収められています。フランスのメンデルスゾーンと呼ばれるグノーらしい豊かな表現力とロマンティックな抒情あふれるメロディをお楽しみ下さい。
 グノーがバッハの前奏曲にメロディーをつけた《アヴェ・マリア》もアルバムに美しい花を添えています。

 ロベルト・プロッセダは1975年にイタリア、ラティーナに生まれ、イモラのピアノ・アカデミーでピアノを学び、2001年にミラノのウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝した他、シューベルト国際ピアノ・コンクール、ザルツブルクのモーツァルト国際ピアノ・コンクールなど数々の入賞暦を持つピアニストです。

 録音はファツィオリの本社があるサチーレのコンサートホールにて行われました。(使用ピアノは Fazioli F 278)

 録音:2017年5月11-12日 イタリア、サチーレ、ファツィオリ・コンサートホール



<映像>

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OPUS ARTE(映像)


OA1260D
(DVD)
\4100→\3790
ビシュコフ/2016年ロイヤル・オペラ
 モーツァルト(1756-1791):歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》
フィオルディリージ…コリーヌ・ウィンターズ(ソプラノ)
ドラベッラ…アンジェラ・ブラウアー(メゾソプラノ)
フェルランド…ダニエル・ベーレ(テノール)
グリエルモ…アレッシオ・アルドゥーニ(バス)
ドン・アルフォンソ…マルティン・クレンツレ(バス)
デスピーナ…サビーナ・プエルトラス(ソプラノ)

セミョン・ビシュコフ(指揮)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団&合唱団

ヤン・フィリップ・グローガー(演出)
ベン・バウアー(装置)
カリン・ジュド(衣装)
ベルント・プルクラベク(照明)
カタリーナ・ヨーン(物語進行)

OABD7237D
(Blu-ray)
\5100→\4690
 日本語字幕付。
 ドイツの新進気鋭の演出家ヤン・フィリップ・グローガーによる遊び心溢れる《コジ・ファン・トゥッテ》。
 2016年ロイヤル・オペラでのニュー・プロダクションは、巨匠ビシュコフが初めてこの作品を指揮したことで話題となりました。
アンサンブル・オペラと知られるこの作品に起用されたのは、ウィンターズ、ブラウアー、ベーレ、アルドゥーニといった現在、人気上昇中の若手歌手たち。それぞれ期待に違わぬ歌唱を披露し、2組のカップルが織りなす恋愛喜劇を見事に表現しています。
 デスピーナ役のプエルトラスも魅力的ですが、特筆すべきはドン・アルフォンソ役のドイツの名バリトンにして喜劇の天才ヨハネス・マルティン・クレンツレ。現代風の演出と様々に変化する楽しい舞台の中、互いの恋人の誠実さを試す4人の主人公たちを巧みに操ります。

 収録 2016年
 収録時間:184分+8分(ボーナス映像…コジ・ファン・トゥッテの紹介/ベン・バウアーが語る舞台装置 他) 音声:イタリア語歌唱  LPCM 2.0, DTS Digital Surround (DVD)   LPCM 2.0, DTS-HD 5.1 Master Audio (BLU-RAY)   字幕:日本語・ 英語・フランス語・ドイツ語・韓国語 画面:16:9 ALL REGIONS
 

OA1245BD
(5DVD)
\5100

グラインドボーン・オペラ モーツァルト・ボックス

 《フィガロの結婚/コジ・ファン・トゥッテ/後宮からの誘拐》

 1. モーツァルト(1756-1791):歌劇《フィガロの結婚》全曲
  スザンナ:リディア・トイシャー
  フィガロ:ヴィート・プリアンテ
  アルマヴィーヴァ伯爵夫人:サリー・マシューズ
  アルマヴィーヴァ伯爵:アウドゥン・イヴェルセン
  ケルビーノ:イザベル・レナード
  マルチェッリーナ:アン・マレイ
  バルトロ:アンドリュー・ショア
  グラインドボーン合唱団
  エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
  ロビン・ティチアーティ(指揮)

  演出:マイケル・グランデージ
   収録時期:2012年8月
   収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライヴ)
   収録時間:全プログラム192分(本編170分)
   画面:カラー、16:9、1080i High Definition
   音声:LPCM 2.0、dts Digital Surround 5.1
   字幕:(本編)日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語


 2. モーツァルト(1756-1791):歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》全曲
  フェルランド:トピ・レティプー
  グリエルモ:ルカ・ピサローニ
  ドン・アルフォンソ:ニコラ・リヴァンク
  フィオルディリージ:ミア・パーション
  ドラベッラ:アンケ・フォンドゥング
  デスピーナ:アイノア・ガルメンディア
  グラインドボーン合唱団
  フォルテピアノ通奏低音:ジョナサン・ヒンデン
  チェロ通奏低音:セバスティアン・コンベルティ
  エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
  イヴァン・フィッシャー(指揮)

  演出:ニコラス・ハイトナー
   収録時期:2006年6月27日、7月1日
   収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライブ)
   収録時間:全プログラム210分(本編181分)
   画面:カラー、16:9 1080i High Definition
   音声:Dolby Digital 2.0、dts Digital Surround 5.1
   本編字幕:英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語
   Region:All


 3. モーツァルト(1756-1791):歌劇《後宮からの逃走》全曲
  コンスタンツェ…サリー・マシューズ(ソプラノ)
  ベルモンテ…エドガラス・モントヴィダス(テノール)
  オスミン…トビアス・ケーラー(バス)
  ブロンデ…マリ・エリクスモーエン(ソプラノ)
  ペドリッロ…ブレンデン・ガンネル(テノール)
  太守セリム…フランク・ソレル(語り)
  グラインドボーン合唱団
  ジェレミー・バインズ(合唱指揮)
  エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
  ロビン・ティチアーティ(指揮)

  演出:デイヴィッド・マクヴィカー
   収録時期:2015年10月
   収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライヴ)
   収録時間:本編168分、特典12分
   画面:カラー、16:9、1080i High Definition
   音声:LPCM 2.0、dts Digital Surround 5.1
   字幕:(本編)日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
   Region:All

OABD7242BD
(3Blu-ray)
\5800
 初代音楽監督フリッツ・ブッシュ以来、モーツァルトのオペラ上演史に大きな足跡を残してきたグラインドボーン音楽祭。
 このボックスには1983年ロンドン生まれの俊英で2014年にこの音楽祭の第7代音楽監督に就任したロビン・ティツィアーティの《フィガロの結婚》と《後宮からの誘拐》、さらにハンガリーの巨匠イヴァン・フィッシャーの指揮による《コジ・ファン・トゥッテ》を収録しています。
 ピリオド楽器によるエイジ・オブ・インライトゥメント管を指揮したティチアーティの迸る才気と鮮烈な音楽性を《フィガロの結婚》と《後宮からの逃走》では存分にお楽しみいただけます。
 《コジ・ファン・トゥッテ》では非常にオーソドックスなハイトナーの演出の中、パーション、ピサローニ、レティプーなどの実力派歌手陣を巧みに統率したI.フィッシャーの手腕も見事です。
 


OA1261BD
(2DVD)
\3400

ロイヤル・オペラ・ハウスの一夜 (An Evening with the Royal Opera House)


【DVD1】
 ロイヤル・バレエの一夜


 
ロメオとジュリエット〜舞踏会/
    タマラ・ロホ、カルロス・アコスタ
 春の声〜パ・ド・ドゥ/
    リャーン・ベンジャミン、カルロス・アコスタ
 眠れる森の美女〜ばらのアダージョ/
    アリーナ・コジョカル
 火の鳥〜凶悪な踊り/
    リヤーン・ベンジャミン
 ラ・フィーユ・マル・ガルデ〜木靴の踊り/
    ウィリアム・タケット
 ジゼル〜第2幕 パ・ド・ドゥと終結/
    アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
 ロメオとジュリエット〜第2幕バルコニーの情景 パ・ド・ドゥ/
    タマラ・ロホ、カルロス・アコスタ
 シルヴィア〜第3幕 パ・ド・ドゥ/
    ダーシー・バッセル、ロベルト・ボッレ
 白鳥の湖〜第2幕 4羽の白鳥の踊り/
    ベサニー・キーティング、ローナ・ルーツ、エマ・マグアイア、ロマニー・ペイダク
 コッペリア〜第3幕 コッペリア生き返る/
    リャーン・ベンジャミン、カルロス・アコスタ、ルーク・ヘイドン
 くるみ割り人形〜第2幕 パ・ド・ドゥ/
    吉田都、スティーヴン・マクレー
 白鳥の湖〜第4幕 パ・ド・トロワとフィナーレ/
    マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス、クリストファー・ソーンダース

【DVD2】
 ロイヤル・オペラの一夜


 ロッシーニ:セヴィリャの理髪師〜序曲
 ヴェルディ:椿姫〜乾杯の歌/
         ルネ・フレミング、ジョセフ・カレヤ、アントニオ・パッパーノ
 モーツァルト:フィガロの結婚〜恋人よ、早くここへ/
        ミア・パーション、アントニオ・パッパーノ
 ビゼー:カルメン〜花の歌/
        ヨナス・カウフマン、アントニオ・パッパーノ
 モーツァルト:フィガロの結婚〜もう飛ぶまいぞ、この蝶々/
        アーウィン・シュロット、アントニオ・パッパーノ
 プッチーニ:ラ・ボエーム〜おお、麗しい乙女よ/
        テオドール・イリンカイ、ヒブラ・ゲルズマーワ、アンドリス・ネルソンス
 パーセル:ディドーとエネアス〜ディドーの嘆き/
        サラ・コノリー、クリストファー・ホグウッド
 モーツァルト:ドン・ジョバンニ〜お手をどうぞ/
        サイモン・キーンリーサイド、ミア・パーション、チャールズ・マッケラス
 ヴェルディ:イル・トロヴァトーレ〜見よ、恐ろしい炎を/
        ホセ・クーラ、カルロ・リッツィ
 フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル〜夕べの祈り/
        ディアナ・ダムラウ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、コリン・ディヴィス
 プッチーニ:ラ・ボエーム〜ムゼッタのワルツ/
        イナ・デュカ、アンドリス・ネルソンス
 ヴェルディ:マクベス〜抑圧された祖国よ/
        ロイヤル・オペラ合唱団、アントニオ・パッパーノ
 プッチーニ:ジャンニ・スキッキ〜私のお父さん/
        エカテリーナ・シウリーナ、アントニオ・パッパーノ
 モーツァルト:魔笛〜復讐の炎は地獄のように我が心に燃え/
        ディアナ・ダムラウ、コリン・デイヴィス
 ヴェルディ:椿姫〜パリを離れて/
        ルネ・フレミング、ジョセフ・カレヤ、アントニオ・パッパーノ
 モーツァルト:魔笛〜パパパの二重唱/
        サイモン・キーンリーサイド、アイリッシュ・タイナン、コリン・デイヴィス
 ヴェルディ:ファルスタッフ〜フィナーレ/
        ブリン・ターフェル、ベルナルド・ハイティンク


 ロンドンの中心部、コヴェントガーデン。人々が行きかう賑やかな場所にロイヤル・オペラ・ハウスがあります。18世紀に初代の「シアター・ロイヤル」が建設され、たびたびの火災を乗り越え、現在は3代目にあたるこの劇場、これまでにもヘンデルのオペラをはじめ、ロッシーニ、マイアベーアなどの歌劇や、たくさんのバレエを上演、イギリスの人々を楽しませて来ました。
 この2枚組では、現代のロイヤル・オペラ・ハウスでの“最高の催しをダイジェストでご覧いただくことができます。
 DVD1ではアコスタ、ロホ、コジョカル、吉田都ら、歴代のプリマたちの華麗なソロやパ・ド・ドゥーを。
 DVD2では名歌手たちの美しいデュエットを。
 まさに夢のような豪華絢爛な舞台をお楽しみいただけます。

 収録時間:164分  音声:LPCM2.0,DTS Digital Surround(DVD)  画面:16:9  REGION All  歌唱部字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語













3/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHANDOS



CHSA 5187
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
マイケル・コリンズの吹き振り!
 クルーセル:クラリネット協奏曲集

  クラリネット協奏曲第1番変ホ長調 Op.1
  クラリネット協奏曲第2番ヘ短調 Op.5《グランド・コンチェルト》
  クラリネット協奏曲第3番変ロ長調 Op.11
  序奏とスウェーデンの旋律による変奏曲 変ロ長調
マイケル・コリンズ
 (クラリネット&指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
 クルーセルの3つのクラリネット協奏曲!

 ☆現代最高のクラリネット奏者の一人、マイケル・コリンズ!
 ☆フィンランド古典派の作曲家、ベルンハルト・クルーセルの3つの協奏曲!
 ☆コリンズは、5月4日「びわ湖クラシック音楽祭2018」で来日予定!

 ロンドン・シンフォニエッタやフィルハーモニア管弦楽団の首席奏者を歴任し、ナッシュ・アンサンブルのメンバーとしても活躍した現代最高のクラリネット奏者の一人、マイケル・コリンズ。
 モーツァルトやウェーバーも名曲コンチェルトからイギリスの重要レパートリーまで、優れた協奏曲アルバムで人気を博すマイケル・コリンズの新たなコンチェルト・レコーディングは、クラリネットの優れた演奏家としても活躍したフィンランド古典派の作曲家、ベルンハルト・クルーセル(1775−1838)!
 2010年からはシティ・オヴ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者も務めるコリンズがスウェーデン室内管弦楽団を吹き振りし、高い技巧が要求される古典派クラリネットの重要作品で、気品溢れる優美な音色を響かせます。

 ※録音:2017年5月15日−18日、オレブルー・コンサートホール(スウェーデン)

 ☆マイケル・コリンズ来日公演予定!
 5月4日 近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018



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CHSA 5210
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590

ジェームズ・エーネス(ヴィオラ)
 ウォルトン:ヴィオラ協奏曲

  ヴィオラ協奏曲*
  弦楽オーケストラのためのソナタ
  管弦楽のためのパルティータ

ジェームズ・エーネス(ヴィオラ)*
エドワード・ガードナー(指揮)
BBC交響楽団

 ガードナーのウォルトン第3弾、エーネスが弾く「ヴィオラ協奏曲」!

 ☆イギリスの若きマエストロ、エドワード・ガードナー!
 ☆大好評のウォルトン第3弾は、カナダの天才ジェームズ・エーネスが弾くヴィオラ協奏曲!

 イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督として活動し、2015年からはベルゲン・フィルの首席指揮者としてますます活躍を広げるイギリスの次代の盟主、エドワード・ガードナー。
 英グラモフォン誌「RECORDING OF THE MONTH」や英インターナショナル・レコード・レビュー誌「IRR UTSTANDING」に選ばれるなど、世界で高い評価を得るガードナーのウォルトン・シリーズ。第3弾では、カナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスが登場。エーネスが「これは10代の頃から大好きだった作品」と語るウォルトンの「ヴィオラ協奏曲」を弾きます。
 また、弦楽四重奏曲イ短調(1945-47)からアレンジされた「弦楽オーケストラのためのソナタ」や、「管弦楽のためのパルティータ」など、ウォルトン後期の成熟した管弦楽作品の収録も、英国音楽ファン注目です。

 録音:2017年6月17日−18日、ワトフォード・コロッセウム(ハートフォードシャー、イギリス)



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CHAN 10990
¥2400→\2190
バリー・ダグラス(ピアノ)
 シューベルト:ピアノ独奏作品集Vol.3

  ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 Op.post, D.958
  6つの楽興の時 Op.94, D.780
  挨拶を送ろう D.741(リスト編曲 S.558-1)
  水の上で歌う Op.72, D.774(リスト編曲 S.558-2)
バリー・ダグラス(ピアノ)
 2017年来日公演曲目収録!ダグラスのシューベルト第3弾!

 ☆チャイコフスキー・コンクールのゴールド・メダリスト、バリー・ダクラス!
 ☆大成功のブラームスに続くシューベルト第3弾、「ピアノ・ソナタ第19番」と「楽興の時」!

 1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。専属アーティストとして加わったシャンドス(Chandos)で全6巻に及ぶブラームスのピアノ独奏作品全集を完成させ、その円熟の表現が全世界で賞賛を浴びているダグラスが次に歩むシューベルトのピアノ作品集。
 第3巻では、シューベルト晩年の3大ソナタの一つ「ピアノ・ソナタ第19番」と、『いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2017』での来日公演でも披露された、名曲「楽興の時」を収録。また、フランツ・リスト編曲による歌曲からのピアノ・トランスクリプション2曲も嬉しいポイントです。

 録音:2017年5月23日−24日、アイルランド



 


CHAN 10975
¥2400
ラテン・ウィンズ
 ロドリーゴ:管弦楽のための《青いユリのために》
  (ロドリーゴ編吹奏楽版)*
 ヴィラ=ロボス:
  木管四重奏と吹奏楽のためのコンチェルト・グロッソ†
 ロドリーゴ:吹奏楽のためのアダージョ*
 ヴィラ=ロボス:吹奏楽のための3楽章の幻想曲
  (ショーロの形式による)†
 カルロス・チャベス:チャプルテペク†
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・
 ミュージック・ウィンド・オーケストラ
クラーク・ランデル(指揮)†
マーク・ヘロン(指揮)*
 ロドリーゴ! ヴィラ=ロボス! チャベス!名門吹奏楽団が吹くラテン・アルバム!

 ☆吹奏楽の名門、王立ノーザン音楽大学(RNCM)のウィンド・オーケストラ!
 ☆スペインからメキシコ、ブラジルまで、刺激的で情熱的なラテン・トラディショナルの吹奏楽作品集!

 これまで、「イギリス」、「ドイツ」、「フランス」、「北欧」、「ロシア」、「ダンス」、「マーチ」、「オマージュ」など様々なテーマに沿った多くの吹奏楽名盤をChandosに吹き込み、2016年にはアカデミー賞作曲家ロバート・ラッセル・ベネットの吹奏楽作品集の録音でも話題を呼んだイギリスの名門バンド、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック(RNCM/王立ノーザン音楽大学)のウィンド・オーケストラ。
 RNCMウィンド・オーケストラの最新録音は、「ラテン」をテーマに、スペインのホアキン・ロドリーゴから、ブラジルのエイトル・ヴィラ=ロボス、メキシコのカルロス・チャベスまで、刺激的で情熱的なラテン・トラディショナルの吹奏楽作品集を繰り広げます。

 録音:2017年1月19日−21日、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・コンサート・ホール(マンチェスター)
 


CHAN 10976
¥2400
バツェヴィチ:四重奏曲&五重奏曲集
 ピアノ五重奏曲第1番*/
 ピアノ五重奏曲第2番*/
 4本のヴァイオリンのための四重奏曲†/
 4本のチェロのための四重奏曲‡
シレジア弦楽四重奏団*
 〔シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)†、
  アルカディウシュ・クビツァ(ヴァイオリン)†、
  ウカシュ・スィルニツキ(ヴィオラ)、
  ピオトル・ヤノシク(チェロ)〕、
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ)*、
クシシュトフ・ラソン(ヴァイオリン)†、
マウゴジャタ・ヴァシュチョネク(ヴァイオリン)†、
ポーランド・チェロ四重奏団‡
 〔トマシュ・ダロフ(チェロ)、
  ヴォイチェフ・フダラ(チェロ)、
  クシシュトフ・カルペタ(チェロ)、
  アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)〕  
 シレジア弦楽四重奏団第2弾!グラモフォン賞を受賞したバツェヴィチの続編!

 1978年にシマノフスキ音楽アカデミーの卒業生たちによって結成されたクヮルテット、"シレジア弦楽四重奏団"。英グラモフォン賞2017で見事「室内楽部門賞」に輝いた前作(CHAN 10904)に引き続き、ポーランドの女流ヴァイオリニスト&作曲家、グラジナ・バツェヴィチ(1909−1969)の室内楽作品集が登場。
 2つのピアノ五重奏曲では、イタリア・バルドリーノ国際ピアノ・コンクール第1位、ロン=ティボー国際コンクール第2位&聴衆賞を獲得し、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールではポロネーズ賞に輝いたポーランドの次代の名手、ヴォイチェフ・シヴィタワが参加! また、「4本のヴァイオリン」、「4本のチェロ」といったユニークな編成の四重奏曲にも注目です。

 ※録音:2010年9月7日−12日&2017年9月26日−27日、コンサート・ホール(シマノフスキ音楽アカデミー、ポーランド)




TACTUS



TC 780703
¥2500
ジュリアーニ:声楽とギターのための作品集
 大序曲 Op.61/6つのアリエッタ Op.95/
 ヘンデルの主題による変奏曲 Op.107/
 ロマンス Op.27/英雄ソナタ Op.150/
 6つのカヴァティーナ Op.39/
 歌劇《タンクレディ》の「こんなに胸騒ぎが」による
  カヴァティーナ Op.79
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)
ダヴィデ・フィッコ(ギター)
 コンパーニャ・デル・マドリガーレの立役者たち。ベルティーニとフィッコが奏でるジュリアーニのデュオ!

 クラシック・ギターの歴史の中で燦然と輝くイタリア、ナポリのヴィルトゥオーゾ、マウロ・ジュリアーニ(1781−1829)。
 19世紀のコンポーザー=ギタリストが遺した声楽とギターのための美しき作品を歌うのは、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(OGCD 922807)がレコードアカデミー賞に選ばれたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーとしても活躍中の名ソプラノ、ロッサーナ・ベルティーニ!
 イタリア古楽界屈指のギタリストの1人であり、レコーディング・エンジニア(前述のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」でもエンジニアを担当)としても高名なダヴィデ・フィッコとのデュオが、ジュリアーニのメロディアスな旋律美と、ヴィルトゥオーゾならではのテクニカルなパッセージをたっぷりと聴かせてくれています。

 ※録音:2013年7月、イタリア



 

TC 570701
¥2500
フランツォーニ:アッパラート・ムジカーレ Op.5 カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・バルバラ
ウンベルト・フォルニ(オルガン&指揮)
 アマンテ・フランツォーニ(1579−1630)は、マントヴァの聖バルバラ教会、フォルリ大聖堂の楽長などを歴任し、ゴンザーガ宮廷にも仕えた16〜17世紀イタリアの作曲家。
 その作品には、同じくゴンザーガ宮廷に仕えていたことでも知られるモンテヴェルディからの影響が見受けられています。

 ※録音:2016年12月4日、マントヴァ
 

TC 960001
¥2500
トラスフィグラツィオーネ 〜 フルートとハープのための音楽
 デ・ロッシ・レ:エピストラリオ・インヴェンタト/
 ヴォルピ:メッセージ#2/ボー:2つの小品/
 シティーノ:ウナ・コルトリナ・ダ・ウェスト・エッグ/
 レッタリアーティ:マンドラゴラ/
 トラヴェルシ:グリ・アビティ・デル・マレ/
 ベネデッティ:ネル・フレド・シエロ・ディンヴェルノ/
 ピアチェンティーニ:ジョーキング・バーズ
デュオ・ナルテックス
 〔アンドレア・ビアジーニ(フルート)、
  マリア・キアラ・フィオルッチ(ハープ)〕
マルタ・ヴルピ(ソプラノ)
セルジオ・レオーネ(バリトン)
ラウラ・マンチーニ(打楽器)
ステファノ・クッチ(指揮)
 この「トラスフィグラツィオーネ(変容)」は、1950年台以降に生まれたイタリアの作曲家たちが、2000年から現在までにかけて作曲したフルートとハープのためのデュオを世界に向けて発信するプロジェクト。
 イタリア、ペルージャの若手デュオが、21世紀の室内楽作品で息の合ったアンサンブルを披露してくれています。





GENUIN

GEN 18493
¥2300
「♯ホルンライクス」
 (1)ヘンデル:ヴィーヴォ(水上の音楽第1組曲第3曲より)
 (2)ヘンデル:私を泣くがままにさせてください(「リナルド」より)
 (3)ペルゴレージ:悲しみの聖母は立っていた(スターバト・マーテル より)
 (4)ドヴォルザーク:ラルゴ(交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界から」より)
 (5)-(7)ブルックナー:3つのコラール
 (8)メンデルスゾーン:そしてかの方は彼の天使たちに命じた(「エリアス」より)
 (9)メンデルスゾーン:夜想曲(「夏の夜の夢」 Op.61 より)
 (10)バッハ:アレグロ(ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV1074より)
 (11)A.マルチェッロ:アダージョ(オーボエ協奏曲 ニ短調 より)
 (12)ブルックナー:スケルツォ(交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 より)
 (13)ヴェルディ:奉納唱(レクイエム より)
 (14)ピアソラ:メディタンゴ
 (15)ワーグナー:森のささやき(「ジークフリート」より)
 (16)シューベルト:アンダンテ・コン・モト(交響曲第7番 ロ短調 D759 「未完成」 より)
 (17)フンパーディンク:夕べの祈り(「ヘンゼルとグレーテル」より)
 (18)ウェーバー:村の人々の合唱(「魔弾の射手」より)
 (編曲:(1)(9)-(11)クリストフ・エス/(2)-(4)(8)(12)(13)(15)-(18)シュテファン・ショットシュテット/
  (5)-(7)ヘルツェル&エス/(14)ケーラー)
   ジャーマン・ホルンサウンド:
    【クリストフ・エス(ホルン)、ゼバスティアン・ショル(ホルン)
     シュテファン・ショットシュテット(ホルン)、ティモ・シュタイニンガー(ホルン)】
 絶好調のジャーマン・ホルンサウンド!ホルン四重奏によるバロックからブルックナー、ピアソラまで!

 録音:2017年5月15−18日 ヴァルシュタイン、72'38

 ドイツのホルン四重奏団、ジャーマン・ホルンサウンドの新録音。#ホルンライクス と題されたこのCDではバロックから近代までの様々な有名曲をホルン四重奏で演奏している。
 ヘンデルの水上の音楽やウェーバーの「魔弾の射手」、ブルックナーのロマンティック交響曲のように元々ホルンが活躍する曲もあれば、声楽曲やピアソラのタンゴもあり、とにかくいずれもホルン節をたっぷり楽しめる。

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GEN 18497
¥2300→\2090
なぜあまり演奏されないのか・・・
 後期ロマン派の美を守り続けた
  オトマール・シェック弦楽のための作品集
 〜「夏の夜」
 シェック(1886-1957):
  (1)弦楽のための組曲 変イ長調Op.59
  (2)チェロと弦楽のための協奏曲Op.61
  (3)弦楽のための田園間奏曲「夏の夜」Op.58
ゲフォルク・ガラベキャン(指揮)
イ・テンピ室内管弦楽団
クリストフ・クロワゼ(チェロ)

 その美しさは、フランスともドイツとも北欧とも違う。
 結局のところシェック独りのもの。

 後期ロマン派の美を守り続けたオトマール・シェックその孤高とすらいえる弦楽作品集。



 録音:2017年3月21‐24日 チューリヒ、71'47

 20世紀前半に後期ロマン派の美を守り続けたスイスの作曲家、オトマール・シェック(1886-1957)。その独特のロマンティシズムには根強い支持者がいる。
 このCDにはシェックの弦楽オーケストラのための作品を3曲収録。組曲 変イ長調は長調でありながら憂い陰りがあちこちで美しさを醸している。

 チェロ協奏曲はことに第2楽章の深い情感が素晴らしい。
 夏の夜は、ゴットフリート・ケラー(1819—1890)の詩に基づいた作品。なぜあまり演奏されないのか不思議なほど幻想的な美しさに満ちた名曲。

 イ・テンピは2013年結成のバーゼルを拠点とするオーケストラ。イ・テンピ I Tempiはイタリア語で「時」の複数形で、取り上げる作品ごとにその時代に即した楽器を用いる方針から名付けられた。創設以来ゲフォルク・ガラベキャンが指揮に当たっている。クリストフ・クロワゼは1993年生まれのスイスの若いチェリスト。

 
GEN 18490
¥2300
〜ドイツ音楽コンクール2016年入賞者〜
 カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)

  ○シューベルト:夜と夢 D827/秘めた恋 D922/春の信仰 D686
  ○トロヤーン:真夜中に/私は暗い夢の中に立ち
  ○ドビュッシー:あらわれ/月の光/ロマンス
  ○ブーランジェ:私のベッドの下で/あなたは心から私を見た
  ○ラフマニノフ:
   私の窓辺に Op.26-10/ここは素敵なところ Op.21-7/夢 Op.38-5
  ○クシェネク:ああ、涙を流し Op.48 (全3曲)
  ○ライトマン:蝶/そう、物事はそういうものだ/古い家
  ○R.シュトラウス:薔薇のリボン Op.36-1/明日! Op.27-4
カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)
ゲラルト・フーバー(ピアノ)
アンドレアス・リップ
 (クラリネット;ライトマン)
 録音:2017年9月4-7日 ライプツィヒ、DDD、67'38

 若く瑞々しい美声のソプラノが好きならばこのCDはぜひ耳にすべきだ。
 2016年のドイツ音楽コンクール Deutscher Musikwettbewerb 入賞者(このコンクールは複数入賞制)の一人、ソプラノのカタリーナ・コンラーディが歌う歌曲集。カタリーナ・コンラーディは1988年、キルギス共和国の首都ビシュケクの生まれ。母国で学んだ後、2009年から2013年までベルリン芸術大学で学び、この間に舞台デビューを果たしている。2014年からミュンヘン音楽舞台大学で学んでいる。2015年からヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場に所属している。
 実に美しい声の持ち主で、特に透明で伸びの良い高音は既に一級品だろう。録音時まだ20代というまだ駆け出しのソプラノとはいえ、初めの一歩としてはたいへんに上出来と言うしかない。今後の活躍が楽しみな逸材だ。

 
GEN 18494
¥2300
「リスト:ピアノ作品集」
 ヴォロニンツェの落穂拾い S.249(全3曲)
 3つの演奏会用練習曲 S.144〜練習曲第2番 ヘ短調 「軽やかさ」
 愛の夢第3番 変イ長調 S.541-3
 ウィーンの夜会 S.427〜アレグロ・コン・ストレーピト イ短調
 愛の歌 S.566(シューマンの歌曲の編曲)
 春の夜 S.568(シューマンの歌曲の編曲)
 ハンガリー狂詩曲S.244〜第5番ホ短調/第11番イ短調/第12番嬰ハ短調
 スペイン狂詩曲S.254
アレクサンドラ・ミクルスカ(ピアノ)
 録音:2017年2月28日-3月3日 ライプツィヒ、83'23

 ポーランドの注目ピアニスト、アレクサンドラ・ミクルスカの弾くリスト。
 アレクサンドラ・ミクルスカは1981年、ワルシャワの生まれ。2005年のショパン・コンクールでは上位入賞は逃したものの非常に注目されて特別賞を受賞している。
 じっくり聞かせるタイプのピアニストで、このリストのCDでも実に繊細な音楽でリストの美しさを聞かせてくれる。

 
GEN 18496
¥2300
ミュンヘン・ピアノ三重奏団のGENUINへの9枚目のCD
 R.シュトラウス:
  (1)ピアノ三重奏曲第2番 ニ長調
  (2)ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
ミュンヘン・ピアノ三重奏団:
 【ドナルト・ズルツェン(ピアノ)
  ミヒャエル・アールト(ヴァイオリン)
  ゲルハルト・ツァンク(チェロ)】
(2)ティロ・ヴィーデンマイヤー(ヴィオラ)
 録音:2017年6月3−5日 ミュンヘン、66'29

 2017年に結成35年を迎えたミュンヘン・ピアノ三重奏団のGENUINへの9枚目のCD。
 ミュンヘンに縁の深いリヒャルト・シュトラウスのピアノ三重奏曲第2番とピアノ四重奏曲を演奏。ピアノ三重奏曲第2番はシュトラウスが14歳の時の若書きだが、ドイツ・ロマン派の情感豊かな佳作で、それをミュンヘン・ピアノ三重奏団が愛情を込めてじっくり演奏している。
 ピアノ四重奏曲はシュトラウスが二十歳の年の作品で、ブラームスからの影響が色濃い中にもより近代的な響きが感じ取れる作品。ヴィオラにバイエルン国立歌劇場のヴィオラ奏者ティロ・ヴィーデンマイヤーを迎え、スケール大きな演奏を繰り広げている。

 
GEN 18499
¥2300
〜ドイツ音楽コンクール2016年入賞者〜
 ジーモン・ヘフェレ(トランペット)

  リゲティ:マカーブルの秘密/
  ジョリヴェ:7つの小品(エプタド)/
  細川俊夫:霧の中で/
  ハミルトン:5つの情景/
  武満徹:径/
  HKグルーバー:晒された喉
ジーモン・ヘフェレ(トランペット)
竹沢絵里子(ピアノ)
カイ・シュトローベル(打楽器)
 録音:2017年8月12,14-17日 ベルリン、62'00

 2016年のドイツ音楽コンクール Deutscher Musikwettbewerb 入賞者(このコンクールは複数入賞制)の一人、トランペット奏者ジーモン・ヘフェレのCD。
 1966年のハミルトンの5つの情景から細川の2016年の霧の中でまで比較的新しい作品ばかり取り上げている。ジーモン・ヘフェレは1994年、ヘッセン州のグロース=ウムシュタットの生まれ。既にソリストとしてかなりの活躍をしている。竹沢絵里子は広島生まれのピアニスト。1984年にドイツに渡る。伴奏ピアニストとして世界各地で活躍している。

 
GEN 18553
¥2300
イーゴリ・マリノフスキー、ヴィヴァルディの四季
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8No.1-4
イーゴリ・マリノフスキー
 (独奏ヴァイオリン,指揮)
ドレスデン・レジデンス管弦楽団
 録音:2017年1月2-4日ライプツィヒ、39'12

 イーゴリ・マリノフスキーがヴァイオリン独奏を務めるヴィヴァルディの四季のCD。
 イーゴリ・マリノフスキーは1977年、ソ連のスヴェルドロフスク(現在のロシアのエカテリンブルク)の生まれ。1991年にウィーンに移り、以降ヨーロッパで広く活動している。
 四季には数多くの個性的な録音があるが、マリノフスキーはここでは独奏ヴァイオリンにオーケストラと言いながらも弦楽五部各一人、チェンバロという極少人数のアンサンブルで、ヴィブラートを控えめにスッキリと美しい演奏を心がけている。

 
GEN 18600
¥2300
「ドビュッシーと彼の友人たち」
 ドビュッシー(ラフルランス編):二つのアラベスク
 ドビュッシー(ベイラーオ編):ベルガマスク組曲
 ルーセル:笛吹きたち Op.27
 ドビュッシー::シランクス
 デュカス:牧神のはるかな嘆き
 プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
 ラヴェル(フルリ編):ハバネラ形式の小品
デュオ・マティック・フート:
 【クリスティアン・マティック
   (フルート)
  マティアス・フート(ピアノ)】
 録音:2017年3月26-29日 バイエルン州ポリング、53'58

 ピアノ伴奏のフルート演奏は普通だが、デュオを名乗って活動するのは珍しい。
 デュオ・マッティック・フートは、フルート奏者のクリスティアン・マティックとピアニストのマティアス・フートのベテランの二人によるデュオ。クリスティアン・マティックはバイエルン室内管弦楽団に所属しつつ、ソロ活動を盛んに行っている。しっとりとした音色が素晴らしい。マティアス・フートはザルツブルクのモーツァルテウムでハンス・レイグラフに学んだ人で、品の良さが光る。
 
GEN 18601
¥2300
「超越 transcendence」
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21
 エネスコ:ピアノ・ソナタ Op.24-1
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ミハイ・リティヴォイウ(ピアノ)
 録音:2017年5月10-12日 ノーサンプトンシャー、72'57

 「超越(transcendence)」 と題されたCD。ミハイ・リティヴォイウはルーマニア、ブカレスト生まれのピアニスト。6歳からピアノを学び始め、2011年のジョルジュ・エネスク国際ピアノ・コンクールで3位(1位なし、3位二人)入賞を果たし、以降広く活躍している。理知的で緻密に弾くタイプのピアニストである。エネスコ(エネスク)のピアノ・ソナタは比較的珍しい作品だが、リティヴォイウは思い入れが強いようで各地で演奏している。
 GENUINにしては珍しい英国録音。

 
GEN 18605
¥2300
「小さな目、大きな世界」〜少年合唱による世界の歌
 フンガ・アラフィア(東アフリカの歓迎の歌)/
 シュトライヒ:カモメの歌/ギルキソン:気楽に試してごらん/
 クライン:チャ=チャ=チャ=チンチラ/ラコミ:小川/
 エポ・イ・タイ・タイ・エー(ニュージーランドのマオリ族の歌と踊り)/
 ハーゲン:水の中の魚/シュトライヒ:巡る惑星の上で/
 イスフェルト:狼の歌/
 フォイステル:フェリチタス、イモムシの子/
 ツュークハルト:郵便切手/フューレ:マモ、月の男/
 フューレ:世界は大きい/
 ヴィスキルヒェン:猫たちは夜通し歩く/ケーニヒ:夢の歌
ゾフィー・バウアー(指揮)
ライプツィヒ歌劇場少年合唱団
 録音:2017年1月27-29日 グロースドイベン、38'50

 小さな目、大きな世界 と題された、ライプツィヒ歌劇場少年合唱団の歌う世界の歌。
 といっても20世紀に作られたドイツの歌も多い。水の中の魚は、パンクの令嬢ニナ・ハーゲンの最初のアルバム「ニナ・ハーゲン・バンド」に含まれる曲。





<メジャー・レーベル>
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フランスDECCA



4827080
(12CD)
\8600→\7990

 フランス・フルート界の至宝
《マクサンス・ラリューの芸術》


CD 1
 T. ALBINONI , L. VINCI , A. VIVALDI , B. MARCELLO , P. LOCATELLI / Sonates*
  Anne-Marie Beckensteiner, clavecin
 A. VIVALDI / Concertos da camera , Sonates en trio*
  Quatuor Instrumental Maxence Larrieu
CD 2
 G.P. TELEMANN / Quatuor , Sonate en trio*
  Quatuor Instrumental Maxence Larrieu
 J.J. QUANTZ , J.M. LECLAIR , C.P.E. BACH / Concertos*
  Ensemble instrumental de France, Jean-Pierre Wallez
CD 3
 C.P.E. BACH , J.J. QUANTZ , W.F. BACH ,
 J.F. FASCH , C. STAMITZ / Sonates en trio*
  Quatuor Instrumental Maxence Larrieu
 F. BENDA , M. BLAVET / Concertos*
  Orchestre de chambre de Munich, Hans Stadlmair -
  Ensemble Instrumental de France, Jean-Pierre Wallez
CD 4
 J.S. BACH / Sonates BWV 1013, 1030, 1032-1035
  Rafael Puyana, clavecin - Wieland Kuijken, viole de gambe
CD 5
 J.S. BACH / Sonates BWV 1020, 1031 , Suite n° 2 BWV 1067*
  Concert Brandebourgeois n° 5 BWV 1050*
  Rafael Puyana, clavecin - Jean-Pierre Wallez, violon -
  Ensemble Instrumental de France
  The Masterplayers, Richard Schumacher
 A. VIVALDI / Concertos pour flute et hautbois*
  Pierre Pierlot, hautbois -
  Grand Orchestre de Radio-Tele-Luxembourg, Louis de Froment
 W.A. MOZART / Andante K. 315 pour flute et harpe*
  Martine Geliot, harpe
CD 6
 C.P.E. BACH , F.A. HOFFMEISTER , C. STAMITZ / Concerto*s
 W.A. MOZART / Rondo K.anh. 184*
  Orchestre de chambre de Munich, Hans Stadlmair
 D. CIMAROSA / Symphonie concertante pour flute et hautbois
  Pierre Pierlot, hautbois -
  Grand Orchestre de Radio-Tele-Luxembourg, Louis de Froment
CD 7
 W.A. MOZART / Concertos K.313 et 314 , Andante K. 315*
  Ensemble Instrumental de France, Jean-Pierre Wallez
 W.A. MOZART / Concerto pour flute et harpe K. 299*
  Susanna Mildonian, harpe - The Masterplayers, Richard Schumacher
CD 8
 J. HAYDN / Sinfonia Concertante pour huit instruments*
  Octuor de Paris
 F. DEVIENNE , J. TOUCHEMOULIN / Concertos*
  Ensemble Instrumental de France, Jean-Pierre Wallez
 L. van BEETHOVEN / Serenade pour flute, violon et alto Op. 25
  Arthur Grumiaux, violon - Georges Janzer, alto
CD 9
 G. ROSSINI / Six quatuors pour flute, clarinette, cor et basson*
  Membres du Quintette a vent Classic
CD 10
 C.M. von WEBER / Trio pour flute, violoncelle et piano op. 63
  Michel Renard, violoncelle - Martine Joste, piano
 L. SPOHR , G. DONIZETTI* / Sonates pour flute et harpe
  Susanna Mildonian, harpe
CD 11
 C. DEBUSSY / Sonate pour flute, alto et harpe
 M. RAVEL / Introduction et Allegro , Chansons Madecasses
 C. DEBUSSY , M. RAVEL - G. FAURE* , J. IBERT / Pieces pour flute et harpe
 B. MARTINU / Nonetto pour vents et cordes*
  Susanna Mildonian, harpe - Bruno Pasquier, alto - Gerard Souzay, baryton -
  Pierre Degenne, violoncelle , Dalton Baldwin, piano , Membres de l’octuor de Paris
CD 12
 J.B. L,ILLET , G.F. HANDEL , W.A. MOZART / Sonates pour flute et harpe*
  Martine Geliot, harpe
   Recital flute & piano* :
 C.W. GLUCK , L. van BEETHOVEN , F. DOPPLER , P.A. GENIN
 N. RIMSKI-KORSAKOV , G. FAURE , C. DEBUSSY , G. DINICU
  Bruno Rigutto, piano
* 初CD化
マクサンス・ラリュー(フルート)

 フレンチスクールの巨匠、M・ラリュー珠玉の名演を集めた12枚組CD。

 1934年、マルセイユに生まれ、10歳でマルセイユ音楽院に入学し、ジャン=ピエール・ランパルの父ジョセフ・ランパルに師事したマクサンス・ラリューは、20世紀後半フランスのフルート界を代表する最も高名な奏者のひとりであり、その芸術は今日も輝きを失うことはありません。ここに収録されているのは、29歳から41歳時の若かりしラリューの録音。 バロック,近代のフルートレパートリーを網羅し、共演者もデボスト(フルート)、ピエルロ(オーボエ)、ミルドニアン(ハープ)、グリュミオー(ヴァイオリン)、など鎌々たる顔ぶれが並んでいます。

 1953年ミュンヘン国際音楽コンクール入賞、翌年ジュネーブ国際音楽コンクール優勝。パリ・オペラ・コミック、パリオペラ座管弦楽団、リヨン国立高等音楽院、ジュネーブ音楽院教授を歴任し、世界各国で演奏活動を行い、数々の名録音を残してきたラリュー。
 日本にも数多くの来日を果たし、フルート界に留まらない幅広いファン層を持っており、80代にして驚くべきことに今年も5月に来日公演が予定されています。
 当セットは2016年に発売されたもので、今回の来日に合わせて取り扱いを致します。





<国内盤> 

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若林工房



WAKA-4207
¥2480(税込)
メジューエワによるリスト「巡礼の年」
 全曲録音シリーズの完結編

  リスト:巡礼の年 第1年 《スイス》 S.160
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 メジューエワによるリスト「巡礼の年」 全曲録音シリーズの完結編。憧憬と絶望、郷愁。漂泊する魂の自然へ回帰〜ロマン主義の真髄を聴く。リスト:巡礼の年 第1年《スイス》

 録音:2017年12月 13日〜14日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / DSD録音、発売元:若林工房

メジューエワによるリスト「巡礼の年」 全曲録音シリーズの完結編。2017年にリースした「第3年(WAKA-4203)」と 「第2年《イタリア》(WAKA-4206)」は、共に高い評価を獲得していますが、今回の 「第1年《スイス》」も期待どおりの素晴らしい出来栄えです。
1835年から 36 年にかけて恋人マリー・ダグー伯爵夫人とスイスに滞在したリストは、同地での「強い感動」と「鮮明な印象」を作品集《旅人のアルバム》として発表、後にこれを改作したのが「巡礼の年第1年《スイス》」(1855年)です。彷徨う旅人の魂の詩ともいうべき、ロマン主義の精神にあふれた音楽をメジューエワは見事に解釈、リスト作品の素晴らしさを伝えることに成功しています。

 ライナーノートより
 「…主人公の魂の遍歴=巡礼を壮大なスケールで描ききったことは、もはやいうまでもあるまい。聴き手は、あたかも長篇を読み終わっときの読後感に似た深い感動にいざなれるにちがいない。」(國重裕)

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WAKA-4208
¥2480(税込)
リフシッツの驚異のピアニズム、
 ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 & 月光ソナタ

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品 27 -2《月光》
   ディアベッリの主題による33の変奏曲 作品 120
コンスタンチン・リフシッツ
 (ピアノ … ベーゼンドルファーModel 275)
 広大無辺、未踏の沃野を切り拓く。若き巨匠リフシッツの驚異のピアニズム、ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 & 月光ソナタ、コンスタンチン・リフシッツ

 録音:2017年 10 月 9日〜12 日、相模湖交流センター/STEREO / 24-Bit Digital録音、発売元:若林工房

 ベートーヴェン晩年の大作「アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲」は、「音楽史上もっと偉大な変奏曲」と褒め称えられながらも、その晦渋さで知られる作品です。単純なワルツが変容しながら巨大な宇宙を作り上げていくさまは、まさに楽聖ベートーヴェンの神業。ロシア・ピニズムを継承する若き巨匠リフシッツは、圧倒的なヴィルトゥオジティに支えられた大胆な解釈よって、この難解な傑作を鮮やかに切り拓いみせます。
 併録の「月光ソナタ」も古典的な佇まいと新鮮な感覚が共存した味わい深い演奏です。なお、ジャケット表紙記載のアルバム・タイトル「AN DIE FERNE UNSTERBLICHTE GELIEBTE(遠くの不滅の恋人に寄せて)」は、作品の被献呈者である二人の女性(「ディアベッリ変奏曲」→アントーニエ・ブレンターノ/「月光ソナタ」→ジュリエッタ・グイッチャルディ伯爵令嬢)が、ベートーヴェンの「不滅の恋人」の候補とされていることに因んでいます。




<LP>


LIVING STEREO(韓国SONY)(LP)


S80704P
(LP)
\6300
ヘンリク・シェリング・イン・リサイタル
SIDE 1
 1. ヴィターリ:シャコンヌ_9:57
 2. タルティーニ(クライスラー編):悪魔のトリル_14:54
SIDE 2
 1. タルティーニ(フランチェスカッティ編):コレッリの主題による変奏曲_4:33
 2. グルック(クライスラー編):メロディ_3:05
 3. クライスラー:ボッケリーニの様式によるアレグレット_2:19
 4. シューマン(ハイフェッツ編):予言の鳥_3:24
 5. アルフテル(ハイフェッツ編):ジプシーの踊り_3:20
 6. ヴィニヤフスキ:スケルツォ=タランテラ_4:23
ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン)
チャールズ・ライナー(ピアノ)
180グラム重量盤
 Recorded: 16-17.lll(SIDE 1: 1-2, SIDE 2: 1, 5, 6), 15-17.l(SIDE 2: 2-4).1959, タウン・ホール,ニューヨーク
 Producer: John Pfeiffer
 Recording Engineer: John Crawford
 Original LPs: RCA Living Stereo LM/LSC-2421
 

S80705P
(LP)
\6300
レオニード・コーガン〜アンコール
SIDE 1
 1. ナルディーニ:アダージョ・カンタービレ_4:01
 2. ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):4つの前奏曲 Op.34_4:40
 3. メンデルスゾーン(クライスラー編):無言歌「5月のそよ風」_2:29
 4. クライスラー:ウィーン奇想曲_3:53
 5. ハチャトゥリアン:アイシェの踊り(ガイーヌ)_2:57
 6. ヴュータン: ロンディーノOp.32-2_4:39
SIDE 2
 1. ドビュッシー(ローレンス編):月の光_4:00
 2. プロコフィエフ(ハイフェッツ編):仮面劇(ロメオとジュリエット)_2:04
 3. ブロッホ:ニーグン_6:35
 4. グラズノフ:「ライモンダ」より間奏曲_3:46
 5. サラサーテ:バスク奇想曲Op.24_5:33
レオニード・コーガン (ヴァイオリン)
アンドレイ・ミトニク (ピアノ)

180グラム重量盤
 Recorded: 11(SIDE 1: 1-3, SIDE 2: 1, 3), 12(SIDE 1: 4-6, SIDE 2: 2, 5), 21(SIDE 2: 6).II.1958,アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ, ニューヨーク
 Producer: Richard Mohr
 Recording Engineer: John Crawford
 Original LPs: RCA Living Stereo LM/LSC-2250



















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