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≪第96号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2018/3/13〜






3/16(金)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FONDAMENTA



FON 1803032
(5CD/特別価格)
¥8900→\7990

ギレリスの孫、キリル参画のプロジェクト
 エミール・ギレリス 〜
  コンセルトヘボウ・ライヴ1975−1980/未発表音源集5枚組
    ベートーヴェン、ショパン、ブラームス、プロコフィエフ、モーツァルト、ラヴェル・・・
エミール・ギレリス(ピアノ)
  ●CD1/録音:1976年10月26日
   ベートーヴェン:
    ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79、ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a《告別》、
    ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90/
   ブラームス:4つのバラード Op.10/
   シューマン:アラベスク Op.18/
   プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7
  ●CD2/録音:1975年1月19日
   ブラームス:7つの幻想曲 Op.116/
   プロコフィエフ:《束の間の幻影》Op.22より
    第1番、第3番、第5番、第7番、第8番、第10番、第11番、第17番/
   プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28/
   リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178/
   シューマン:アラベスク Op.18/
   プロコフィエフ:《3つのオレンジへの恋》より 行進曲
  ●CD3/録音:1978年3月29日
   ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26/
   プロコフィエフ:《束の間の幻影》Op.22より
    第1番、第3番、第5番、第7番、第8番、第10番、第11番、第17番/
   プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7/
   ショパン:
    ポロネーズ第4番ハ短調 Op.40-2、ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58、
    新しい練習曲第2番変イ長調、ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53《英雄》
  ●CD4/録音:1979年1月30日
   モーツァルト:
    ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 K.593/494、幻想曲ニ短調 K.397、
    パイジエルロの《哲学者気取り》のアリア《主よ、幸いあれ》による6つの変奏曲 K.398/
   スクリャービン:練習曲嬰へ短調 Op.8-2、練習曲嬰ハ短調 Op.2-1、5つの前奏曲 Op.74/
   ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、道化師の朝の歌/
   J.S.バッハ:前奏曲ロ短調 BWV.855a
  ●CD5/録音:1980年4月15日
   ベートーヴェン:
    ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3、
    《エロイカ》の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調 Op.35、
    ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13《悲愴》
 フランスの高音質レーベル Fondamentaが発掘!エミール・ギレリスの未発表音源BOX!

 ☆ エミール・ギレリスのコンセルトヘボウ・ライヴ、未発表秘蔵音源登場!
 ☆ Fondamentaがフランスのオーディオ・メーカーDevialetのテクノロジーを用いて開発した"Phoenix Mastering"による復刻!

 フランスの高音質レーベル、"Fondamenta(フォンダメンタ)"より、偉大なるロシア・ピアニズムの巨匠、エミール・ギレリスの未発表音源が登場!
 Fondamentaレーベルの創設者でもあるピアニスト、フレデリック・ドリア=ニコラがモスクワへ演奏しに行った際にエミール・ギレリスの孫、キリル・ギレリスに出会い始動したプロジェクト。
 フランスのオーディオ・メーカー"Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを用いて開発した"Phoenix Mastering"による復元プロセスに興味を抱いたキリル・ギレリスはFondamentaへ調査を委ね、これまで発売されていなかった祖父の録音の日付と場所のリストを提出。様々な放送音源からの発掘などで知られるオランダの専門家、ピート・トゥレナールの協力もあり、1975年〜1980年の間にアムステルダムのコンセルトヘボウで行われた5つのライヴ音源の復刻に成功しました。
 天才ギレリスがアムステルダムで繰り広げた、圧巻のベートーヴェン、シューマン、プロコフィエフ、モーツァルト、ショパン、etc... ギレリス・ファン、ロシアン・ピアノ・ファン、そして高音質録音を求めるすべてのユーザーへ贈る、大注目の5枚組です!

 ※録音:1975年〜1980年、コンセルトヘボウ(アムステルダム、オランダ)



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キング・インターナショナル



KKC 4125/30
(6CD)
¥7200→\6790

戦時のフルトヴェングラー 〜ターラ編〜(6CD)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 【CD 1】 原盤:仏ターラ (FURT 1031)(P)1998
  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「 英雄」
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1944 年12月19日または20日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送録音)
 【CD 2】原盤:仏ターラ (FURT 1035)(P)1998
  ベートーヴェン:
   1. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
   2. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67「 運命」
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、コンラート・ハンゼン(ピアノ)(1)
    録音:1943年11月3日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(1)、
     1943 年6月27〜30日 フィルハーモニー、ベルリン(放送録音)(2)
 【CD 3】 原盤:仏ターラ (FURT 1005)(P)1994
  ベートーヴェン:
   1. 序曲「コリオラン」 作品62
   2. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「 田園」
  ワーグナー:
   3. 楽劇「トリスタンとイゾルデ」−前奏曲と愛の死
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1943年6月27〜29日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(1)、
     1944 年3月20〜22日 国立歌劇場、ベルリン(ライヴ)(2)、
     1942 年11月8〜10日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(3)
 【CD 4】原盤:仏ターラ (FURT 1015)(P)1997
  シューベルト:
   1. 「ロザムンデ」−間奏曲 第3番 変ロ長調 作品26 (D.797)
  モーツァルト:
   2. 交響曲 第40番 ト短調 K.550
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1944年6月2、3日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
 【CD 5】原盤:仏ターラ (FURT 1040)(P)1999
  シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D944「 ザ・グレイト」
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音:1943年5月12日 コンサート・ホール、ストックホルム(ライヴ)
 【CD 6】原盤:仏ターラ (FURT 1038)(P)1998  
  ブラームス:
   1. ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
   2. ピアノ協奏曲 第2 番 変ロ長調 作品83
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    アドリアン・エッシュバッヒャー(ピアノ)(2)
    録音:1943年12月12〜15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
 フルトヴェングラー戦時中の超絶名演集、こんどはターラ編!ターラ原盤により、44 年英雄(ウラニアのエロイカ)、43年運命、44年田園など11 曲、最新デジタル・リマスタリングで6CDに集成。

 モノラル、国内製造品、日本語帯・解説付

 戦時中の巨匠の名演の数々を集成した「戦中のフルトヴェングラー」(6CD)(KKC-4112/7)はいまベストセラー中ですが、こんどは仏ターラ原盤を集めて、続編を発売!
 1943 年の「運命」、44 年の「英雄」(ウラニアのエロイカ)、44 年の「田園」など、巨匠の“最高の演奏” 11 曲をCD6 枚組に集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が最新デジタル・リマスター音源でよみがえります!
 フランスのターラ(TAHRA)社はフルトヴェングラーとも親交のあった大指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘ミリアムと仏フルトヴェングラー協会の重鎮ルネ・トレミーヌが1993 年に設立したレコード会社。放送局等のオリジナル音源からフルトヴェングラーの貴重な録音を未亡人(故人)はじめ関係団体の正規承認を受けて、CD に復刻して発売。それまで海賊盤の粗悪な音質でしか聴くことのできなかった巨匠の神髄にふれるすばらしい音質に世界中のファンが驚喜しました。
 2014 年トレミーヌの急逝により、ターラ社は活動を終了してしまいましたが、今回、“復刻CD の決定盤” とすべく、キングインターナショナルが独自でターラより音源を調達、キング関口台スタジオでデジタル・リマスタリングをおこない、音にいっそう磨きをかけます。
 戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。ブックレットは12 ページ(解説:平林直哉)になります。




マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2343
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
名唱キャロリン・サンプソンがシューベルトを録音! キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)
 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  (1)ズライカ その1「東風」 Op.14-1 D.720
  (2)ズライカ その2「西風」 Op.31 D.717
  (3)ロマン劇「ロザムンデ」のためのロマンツェ D.797 No.3b
  (4)ブロンデルからマリアへ D.626
  (5)「ヴィルヘルム・マイスター」からの歌より
   【ミニョンの歌 その1「私に言わないで」D.877-2/
    ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」 D.877-4/
    ミニョンの歌 その2「大人になるまでこのままに」 D.877-3/
    ミニョン「君よ知るや南の国」 D.321】
  (6)糸を紡ぐグレートヒェン Op.2 D.118
  (7)塔の中のグレートヒェン D.564(補完:ベンジャミン・ブリテン)
  (8)テューレの王 Op.5-5 D.367
  (9)すみれ Op.123 D.786
  (10)エレンの歌【その1 Op.52-1 D.837/その2 Op.52-2 D.838/その3 Op.52-6 D.839】
 セッション録音:2017 年8 月/ポットン・ホール、サフォーク州(イギリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、77’32”

 SACD ハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしてもおなじみの“名花” キャロリン・サンプソン。当ディスクではシューベルトを収録しました。
 サンプソンは「完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、世界の聴衆を魅了し続けています。バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーを持っており、BIS レーベルより『花にまつわる歌曲集』(BIS SA 2102)、『ヴェルレーヌの詩による歌曲集』(BISSA 2233)などのソロ・アルバム、またバッハ・コレギウム・ジャパンの結婚カンタータ&コーヒーカンタータ集など、澄み切ったその歌唱は官能的で聴くものを魅了してやまないと評価されています。
 このシューベルトのアルバムでもサンプソンの実力を十分に堪能できる内容です。




何度でも何度でも紹介します・・・
パーセル歌曲集
キャロリン・サンプソン
BIS SA 1536 (SACD Hybrid)\2700


(10年前のコメントから)

 パーセルの歌曲集なんて珍しいな、と思って聴き始めたこのアルバム・・・。
 そうしたらソプラノのキャロリン・サンプソンにハートを射抜かれた。
 もともと店主はバトルやコトルバシュといった「小鳥系(勝手に名づけてる)」ソプラノが好き。いつもは爽やかな青空を健やかに朗らかに飛びまわっているんだけど、雨雲や大きい鳥が出てきたらすぐに木の葉の間に隠れてしまうような。

 このキャロリン・サンプソン。その二人とはちょっと違うかもしれないが、その声の美しさは二人に勝る。
 鈴木雅明&BCJのシリーズでおなじみの人だったのだが、これまで情けない話だがあまり注目していなかった。それがここでこんなパーセルを聴かせてくれるとは・・・。
 歌になんというか、優しさとか真心とか、そういったものを感じるのである。しかも朗らかで素直で優雅な透明感。・・・安心してずっとその世界に浸りたくなる。

 またまわりをかためる古楽器演奏陣もうまい。でしゃばりすぎてサンプソンの歌を殺すようなことをせず、しかしところどころで自由に歌って場を盛り上げる。
 心温まる素敵なアルバムだった。

Victorious Love - Songs by Henry Purcell
BIS SA 1536
(SACD Hybrid)
\2700
パーセル歌曲集
 薔薇より甘く/運命の時が/アミンタスが初めて唇を求めてきた時
 悲嘆/彼らはあなたの偉大な力を語ってくれた
 男は女のために作られ/静寂な闇より/束の間の音楽
 今や闇は払われ/音楽が愛の糧であるならば
 この上なく幸せな恋人たち/内気なテムズ河
 恋の病から自由になろうと/おお、美しいチェダリアよ
 こよなく美しい島/おお孤独よ
 もし恋が甘い情熱なら/聖処女の戒め/夕べの賛歌
キャロリン・サンプソン(Sop)、
ローレンス・カミングス (Cem, Spinet)、
エリザベス・ケニー (アーチリュート、テオルボ)、
アンヌ=マリー・ラスラ(バスヴィオール)、
サラ・セクストン、アンドレア・モリス (Vn)、
ジェーン・ロジャース (Va)
SACDハイブリッド盤。

 BCJのカンタータ・シリーズでもおなじみのイギリスのソプラノ、キャロリン・サンプソン。彼女のお国物のパーセル。それも「薔薇より甘く」など名作をはじめとする歌曲を19曲も収録した嬉しいアルバム。サンプソンの極めて軽やかで天使のような声質はパーセルのピュアな世界にピッタリ。世にも美しい音空間が実現した。


キャロリン・サンプソン


リュート伴奏でダウランドを歌ってます。ちょっと音が小さいです・・・。
https://youtu.be/tFoIYuAqYWs

 


BIS SA 2306
(SACD HYBRID)
¥2700
『カレヴィ・アホ 2つの協奏曲』
 カレヴィ・アホ(1949-):
  (1)ティンパニと管弦楽のための協奏曲(2015)
  (2)ピアノと管弦楽のための協奏曲第1番(1988-89)
(1)アリ=ペッカ・マエンパー(ティンパニ)
(2)ソニヤ・フラキ(ピアノ)
(1)エルッキ・ラソンパロ(指揮)
(2)エヴァ・オッリカイネン(指揮)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
 フィンランドの作曲家、カレヴィ・アホによる2 つの協奏曲!

 セッション録音:2017 年1 月/トゥルク・コンサートホール(トゥルク、フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、60’17”

 SACD ハイブリッド盤。
 フィンランドの作曲家カレヴィ・アホの協奏曲シリーズ。《ティンパニと管弦楽のための協奏曲》は、トゥルク・フィルハーモニックが首席ティンパニ奏者のアリ=ペッカ・マエンパーのために委嘱した作品です。
 作曲にあたりアホは、トゥルクのマエンパーから楽器の特性と可能性について綿密な説明を受け、ティンパニが管弦楽の「アクセント」や「スパイス」として以上の存在感を示す「ソロ楽器と管弦楽の協奏曲」とする構想を練ったと言います。「舟歌−プレスト−カデンツァ」「間奏曲(アンダンテ)」「アレグロ・リトミコ」「メスト」「プレスト−エピローグ」の5 つの楽章は、切れ目なく(アタッカで)演奏されます。
 《ピアノと管弦楽のための協奏曲第1 番》は、アホが比較的早い時期に手がけた協奏曲の一作です。この作品に取り組んでいたころアホが研究していた「数秘術」からヒントを得て、彼が強く興味を惹かれたという「巡回数」が曲の素材と構成に応用されました。速いテンポが支配的な第1 楽章と遅いテンポの第2 楽章に続き、アレグロ・モルトの「トッカータ」をもつ第3 楽章と緩やかな終楽章がアタッカで演奏されます。ヴィルトゥオーゾ性の高い作品。
 ソロを担当するソニヤ・フラキは、シベリウス・アカデミーで博士号を取得したフィンランドのピアニストです。アホの音楽のスペシャリストとして定評があり、彼女が録音したアホのソロ・ピアノ作品集(BIS SA 2106)が各国のメディアから注目されました。
 


BIS SA 2255
(SACD HYBRID)
¥2700
パラディソ、オロフソン、ラウリン、
 作曲家パルンボによる3つの協奏曲。

  ヴィト・パルンボ(1972-):
   (1)バロッコ協奏曲〜チェンバロと弦楽のための(2006)
   (2)チェロ協奏曲(2007)
   (3)リコーダー協奏曲〜
    イーグル・リコーダーと大オーケストラのための(2013)
(1)アンナ・パラディソ(チェンバロ)
(2)マッツ・オロフソン(チェロ)
(3)ダン・ラウリン(リコーダー)
(1)ストリング・アンサンブル
(2)(3)ハイメ・マルティン(指揮)、
 イェヴレ交響楽団
 パラディソ、オロフソン、ラウリンがソリストをつとめたイタリア注目の作曲家パルンボによる3つの協奏曲。

 セッション録音:(1)2017 年3 月/ストックスンド(スウェーデン)、(2)(3)2016 年5 月/イェヴレ・ホール(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、83’16”

 SACD ハイブリッド盤。
 1972 年イタリア生まれのヴィト・パルンボ作曲による3 つの協奏曲。2013 年にイェヴレ響の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ交響楽団による演奏です。
 バッハのチェンバロ協奏曲を思わせる旋律ではじまるバロッコ協奏曲は、その後ペルトのような世界観が広がります。パラディソの華麗なチェンバロとヴァイオリンが掛け合いを繰り返し、パルンボの独特の世界に誘います。
 2007 年に作曲されたチェロ協奏曲は全3 楽章構成の雄大な作品。ステンハンマル弦楽四重奏団のチェロ奏者マッツ・オロフソン初の独奏での録音となります。リコーダー協奏曲では天才リコーダー奏者ダン・ラウリンが神業とも言える超絶技巧を交え、ラウリンしか表現できないし唯一無二の世界を作り上げております。
 


BIS SA 2307
(SACD HYBRID)
¥2700
『パースペクティヴ7』
 (1)ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
 (2)リスト:伝説 S.175-1より第1曲
  「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」
 (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
 (4)ムソルグスキー:展覧会の絵(1874)
アンドレアス・ヘフリガー
 (ピアノ;Steinway D)
 エルンスト・ヘフリガーの子息、アンドレアスの好企画、『パースペクティヴ』シリーズ第7 弾がBISレーベルから登場!スケールの大きな「展覧会の絵」にも注目!

 セッション録音:2017 年7 月/モーツァルト・ザール、ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、86’54”

 SACD ハイブリッド盤。
 1962 年にベルリンで生まれ、テノール歌手の父エルンスト・ヘフリガーの母国スイスで育ったピアニスト、アンドレアス・ヘフリガーによるベートーヴェンのピアノ・ソナタと他の作曲家の作品を組み合わせた独創的なプログラム『パースペクティヴ』シリーズ。これまで英Avie レーベルで第6 集までリリースされておりましたが、この度第7 集からBIS レーベルでのリリースとなります。
 アンドレアス・ヘフリガーはジュリアード音楽院でハーバート・ステッシンに師事し、1988 年にニューヨーク・デビューを大成功させ、のちに欧米の主要オーケストラへの客演、ソロのリサイタル、またマティアス・ゲルネなど世界的歌手とのリート伴奏などか多岐に渡る活動を展開しております。
 当ディスクではベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28 番とベルクのピアノ・ソナタ、リストの伝説、そしてムソルグスキーの展覧会の絵が組合わせられました。強靭なテクニックでスケールの大きな演奏をお楽しみいただけます。
 

BIS SA 2308
(SACD HYBRID)
¥2700
『荒野のおおかみ』
 クリスチャン・リンドベルイ(1958-):
  (1)荒野のおおかみ〜ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(2010-11)
  (2)ガラマンタ物語〜管弦楽のため(2013-14)
  (3)北京のたそがれ〜管弦楽のための(2010-12)
(1)ラファエル・アルティーノ(ヴィオラ)
クリスチャン・リンドベルイ(指揮)
オーゼンセ交響楽団
 作曲家としての確かな実力を示した傑作。クリスチャン・リンドベルイ委嘱作品3 篇!

 セッション録音:2017 年3 月/オーゼンセ・コンサートホール(オーゼンセ、デンマーク)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、58’23”

 SACD ハイブリッド盤。
 スウェーデンのトロンボーン奏者クリスチャン・リンドベルイは、近年、作曲と指揮に力点を置いた活動を行い、各国のオーケストラやプレーヤーからの作曲依頼が増えてきています。アルバム『荒野のおおかみ』には彼が委嘱により作曲した管弦楽作品が3 曲収録されました。
 《荒野のおおかみ》は、デンマークのオーゼンセ交響楽団が、ブラジル出身のヴィオラ奏者、オーゼンセのデンマーク国立音楽アカデミーとマルメ音楽アカデミーで教えるラファエル・アルティーノの発案を受けて委嘱した「ヴィオラと管弦楽のための協奏曲」です。〈無人地帯〉〈心地よい共感〉〈光の探求〉の3 楽章は、「孤立感を押し流そうとする悲しい狼」をイメージした、孤独、同情、生きる闘いをテーマに書かれ、作品の姿がほぼ完成したころ、「ヘルマン・ヘッセの書いた美しい物語」の思い浮かぶ曲名がつけられました。
 《ガラマンタ物語》は、ラトビア国立交響楽団と十代のダンス・グループによるテレビ・プロジェクトのため「ラトビア・コンセルティ」から委嘱された作品です。空想の小都市「ガラマンタ」を舞台に若者たちの恋と争いを描き、デンマークのラース・フォン・トリアー監督がブレヒトの『三文オペラ』からインスピレーションを得て作ったという映画『ドッグヴィル』が重要な要素としてイメージされています。
 《北京のたそがれ》は、ノルショーピング交響楽団の創設100 周年コンサートのための委嘱作です。ノルショーピング市のニックネーム「北京」とリンドベルイが「詩的な気分」を覚えるという「たそがれ」を組み合わせた「シュールで痛烈な性格」のタイトル。リンドベルイが子供のころからファンだったノルショーピングのサッカーチームの応援歌や「ノルショーピング市」からインスピレーションを得たモチーフを素材に作曲された音楽です。
 

 
BIS SA 2289
(SACD HYBRID)
¥2700
アシュケナージ共演!マッツ・リドストレム、
 自作とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番

  (1)マッツ・リドストレム(1959-):
   リゴレット・ファンタジー
  (2)ショスタコーヴィチ(1906-75):
   チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107
マッツ・リドストレム(チェロ)
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団
 アシュケナージとの共演!鬼才チェリスト、マッツ・リドストレムが自作とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を録音!

 録音:2016 年12 月/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、60’02”

 SACD ハイブリッド盤。
 スウェーデンを代表するチェリスト、マッツ・リドストレム。カバレフスキーのチェロ協奏曲第2 番、ハチャトゥリヤンのチェロ協奏曲のデビュー盤(BIS 719)以来の久々の新録音は、リドストレムの自作「リゴレット・ファンタジー」とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1 番を録音しました。共演はアシュケナージ指揮、オックスフォード・フィルです。
 リドストレムはエーテボリでマーヤ・ヴォーグルに師事。その後はジュリアード音楽院でレナード・ローズの下で研鑽を積み、ノールショポング響、ロイヤル・フィルの首席チェリストをつとめるなどで活躍し、現在はソリストとしても幅広く活動を行っております。
 リドストレムの自作リゴレット・ファンタジーはチェリスト、作曲家のマッツ・ロンディンに捧げられた全11 曲の作品で2009 年に初演されました。ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲とともにリドストレムの熱演を聴くことができます。



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72773
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
ボニッツォーニとラ・リゾナンツァ
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集Vol.1

  第1番ニ短調 BWV1052
  第2番ホ長調 BWV1053
  第4番イ長調 BWV1055
  第5番ヘ短調 BWV1056
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ)
ラ・リゾナンツァ
 大注目の全集録音スタート!ボニッツォーニのバッハ協奏曲!

 録音:2017 年8 月9-12 日/イタリア、サン・ドナート教会/63’04’’、DSD、Multi-ch / Stereo

 これは面白い企画がスタートしました。ボニッツォーニとラ・リゾナンツァによるJ.S. バッハのチェンバロ協奏曲、第1 弾!全集になる予定とのことでいやが上にも期待が高まります。
 ボニッツォーニはハーグ王立音楽院でコープマンに学んだイタリアのオルガン・チェンバロ奏者。アムステルダム・バロック・オーケストラ、ル・コンセール・デ・ナシオン、エウローパ・ガランテなど名だたる古楽オーケストラと共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾナンツァ」を結成し、古楽界で大いに活躍中の名手です。
 弦楽は1 パート1 人。メンバーはソリスト級の腕前で、チェンバロとの丁々発止のアンサンブルが聴きものです。そしてボニッツォーニのソロがやはり巧い。軽妙な語り口や洒脱な装飾音はコープマン仕込みか。そこへ想像力にあふれた深い表現がプラスされ、明快さと濃密さが同居しています。
 霊感に満ちた鬼気迫るBWV1052、絶妙な力の抜け具合が気持ち良いBWV1055 など、新たなバッハの名演が聴ける喜び!SACD ハイブリッド盤での発売です。





ロベルタ・インヴェルニッツィのGLOSSA旧譜が
ボニッツォーニとラ・リゾナンツァの伴奏だった
Roberta Invernizzi: Handel in Italy
GLOSSA
GCD P10002
(2CDs/特別価格)
\3000
ロベルタ・インヴェルニッツィ 〜 イタリアのヘンデル
 カンタータ《炎の中で》HWV.170より アリア
 カンタータ《フィッリの夜の思い》HWV.134より アリア
 カンタータ《あの宿命の日から(愛の妄想)》HWV.99より アリア
 カンタータ《高貴な望みの子》HWV.113より アリア
 カンタータ《女猟師ディアナ》HWV.79より レチタティーヴォとアリア
 カンタータ《クローリ、ティルシとフィレーノ》HWV.96より
  アリア、二重唱と三重唱
 カンタータ《おお、何と澄んで美しく》HWV.143より アリア
 カンタータ《アポロとダフネ》HWV.122より アリアと二重唱
 カンタータ《死に瀕するアグリッピーナ》HWV.110より アリア
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&指揮)
ラ・リゾナンサ
ボニッツォーニ&ラ・リゾナンサとの共演で聴かせてくれた優美で劇的な"イタリアのヘンデル"のアリアをじっくりと・・・。

※録音:2005年−2009年、フランス&イタリア


 

CC 72770
¥2500
音楽一家に育ったホルンの名手による快演
 ジャン=リュック・ダルベレイ:Ori
 ケクラン:4つの小品
 ステファン・ワース:Lunules electriques
 ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
オリヴィエ・ダルベレイ(ホルン)
ノエル=アンネ・ダルベレイ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ベンジャミン・エンゲリ(ピアノ)
 録音:2017 年5 月22-24 日/チューリヒ放送スタジオ/56’55’’

 ブラームスのホルン三重奏曲と、それ以降の時代のホルン作品を並べたアルバム。ホルン奏者のオリヴィエ・ダルベレイは1974 年生まれ。音楽一家に育ち、チェロも学んでいました。
 このCD で共演しているノエル=アンネは妹。さらに1 曲目の『Ori』は父親ジャン=リュックが我が子たちのために2007 年に書いた二重奏曲です。オリオンの星々を描いた作品で、まばゆい技巧がはじけるなかなかに難度の高そうな1 曲。
 深みのある音色で魅せるホルン奏者オリヴィエ・ダルベレイは、プレガルディエンと共演したCD(CC-72771)も既に発売しており、今作が2 枚目のアルバムとなります。
 

CC 72766
(SACD HYBRID)
¥2600
「天使と悪魔」ピアソラ作品集
 1. Allegro tangabile/2. La Camorra I/
 3. Romance del diablo/4. Vayamos al diablo/
 5. Tango del diablo/6. Poema valseado/
 7. Fuga y misterio/8. Introduccion al angel/
 9. Milonga del angel/10. Muerte del angel/
 11. Resurreccion del angel
イザベル・ファン・クーレン・アンサンブル
メンバー:イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
クリスティアン・ゲルバー(バンドネオン)
ウルリケ・ペイヤー(ピアノ)
リュディガー・ルートヴィヒ(ダブルベース)
 ピアソラのスペシャリストによる3rd アルバム

 54’14’’、DSD、Multi-ch / Stereo

 CC-72660、CC-72695 に続く、イザベル・ファン・クーレン・アンサンブルのピアソラ・アルバム第3 作目。2011 年設立の団体で、ピアソラのタンゴを演奏させたら右に出るものなし。
 天使(Angel)と悪魔(Diablo)が混在する世界をお楽しみください。
 SACD ハイブリッド盤での発売です。



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HYPERION

PCDA 68199
¥2857+税
アンジェラ・ヒューイット新録音!
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番《テンペスト》

  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
  ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
  ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
アンジェラ・ヒューイット
 (ピアノ/ファツィオリ)
CDA 68199
¥2400→\2190
 アンジェラ・ヒューイット新録音!ベートーヴェンの「テンペスト」!

 「バッハ・オデッセイ」と題された壮大なコンサート・シリーズが世界的な注目を浴びる鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。
 「バッハのピアノ作品集」、「モーツァルトのピアノ協奏曲集」と並び、ヒューイットの録音プロジェクトの柱となっている「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集」。最新巻ではピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」や、後期3大ピアノ・ソナタの一つ「ピアノ・ソナタ第30番」を含む4曲を収録。女神ヒューイットが、ファツィオリ・ピアノの美しく気高い音色で贈る至上のベートーヴェンです。

 ※録音:2016年11月28日−12月1日、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)

 ☆アンジェラ・ヒューイット 2018年来日公演予定!
 ◆ 5月22日(火)&5月24日(木) 紀尾井ホール (バッハ・オデッセイ 5&6)
 ◆ 5月26日(土)        京都・青山音楽記念館バロックザール



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CDA 68176
¥2400→\2190

スティーヴン・ハフの夢のアルバム
スティーヴン・ハフ(ピアノ/Yamaha)
 スティーヴン・ハフ:ラデツキー・ワルツ
  (原曲:ヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」 Op.228)/
 ヘンリー・ラヴ:古い歌(編曲:ハフ)/
 ユリウス・イッサーリス:イン・ザ・ステップス(子供の頃の思い出 Op.11より)/
 ルートヴィヒ・ミンクス:
  キトリの変奏曲(バレエ音楽 《ドン・キホーテ》より/編曲:ハフ)、
  ドルシネアの変奏曲(バレエ音楽 《ドン・キホーテ》より/編曲:ハフ)/
 ヴァシリー・ソロヴィヨフ=セドイ:モスクワの夜(編曲:ハフ)/
 フランツ・リスト:
  超絶技巧練習曲第11番変ニ長調 《夕べの調べ》 S.139-11、
  超絶技巧練習曲第10番ヘ短調 S.139-10/
 イサーク・アルベニス:カタルーニャ奇想曲(組曲 《スペイン》 Op.165より 第5番/編曲:ハフ)/
 マヌエル・ポンセ:間奏曲第1番/
 エルネー・ドホナーニ:狂詩曲ハ長調 Op.11-3/
 ジャン・シベリウス:もみの木(5つの小品 Op.75より 第5番)/
 ヴィリアム・セイメル:キンポウゲ(夏のスケッチ Op.11より 第3番)/
 セシル・シャミナード:スカーフの踊り(バレエ 《カリロエ》 の主題によるピアノ組曲より)/
 ハフ:ニコロのワルツ(原曲:ニコロ・パガニーニ)/
 ハフ:オスマンサス・ロンプ、オスマンサス・レヴリー/
 エリック・コーツ:バイ・ザ・スリーピー・ラグーン/
 アーサー・F.テイト:どこかで呼ぶ声が(編曲:ハフ)/
 伝承曲:マチルダのルンバ(編曲:ハフ)/
 ハフ:アイヴァー・ソング(子守歌)/
 アントニン・ドヴォルザーク:
  ユーモレスク 変ト長調 Op.101-7、わが母の教え給いし歌
   (ジプシーの歌 Op.55-4より 第4番/編曲:ハフ)/
 エドワード・エルガー:愛の挨拶 Op.12/
 伝承曲:ブロウ・ザ・ウィンド・サザリー(編曲:ハフ)/
 ハフ:子守歌/
 フェデリコ・モンポウ:庭の乙女たち(子供の情景より 第5番)
 スティーヴン・ハフ新録音!自作やアレンジ含むドリーム・アルバム!

 ☆イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ!
 ☆作編曲家としての才能も注目を浴びるハフの才覚が存分に発揮された夢のリサイタル・アルバム!

 イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニスト。
 近年では作編曲の才能でも広く注目を浴び、多くの作品が出版・録音されているハフのニュー・アルバムは、人気の小品や有名な編曲作品から、自作の小品、自身によるピアノ・トランスクリプションやアレンジ作品などがふんだんに収録された、夢のようなリサイタル・アルバム。
 ラデツキー行進曲を元にした「ラデツキー・ワルツ」、パガニーニの主題による「ニコロのワルツ」、セゴビアのギター版からピアノ版へ"再トランスクリプション"した「カタルーニャ奇想曲」、オーストラリアの国民的愛唱歌ワルチング・マチルダから編曲した「マチルダのルンバ」など、アレンジ・ファン、トランスクリプション・ファン必聴のピアノ・コレクションです!

 ※録音:2016年9月1日−2日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)



 


CDA 68171
¥2400
シャルパンティエ:ルソン・ド・テネブル
 聖母マリアへの連祷 H.83
 3声のマニフィカト H.73
 司教叙階式のための序曲 H.536
 ルソン・ド・テネブル 〜
  聖水曜日のルソン・ド・テネブル第1番 H.120†
 聖水曜日のルソン・ド・テネブル第2番 H.138‡
 聖水曜日のルソン・ド・テネブル第3番 H.123†
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)†
サミュエル・ボーデン(テノール)‡
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ
 イギリスの新鋭ピリオド・アンサンブル、アルカンジェロのフランス・バロック第2弾!

 ☆ジョナサン・コーエン率いるイギリスの新鋭ピリオド・アンサンブル、「アルカンジェロ」!
 ☆クープランに続くフランス・バロック、シャルパンティエの「ルソン・ド・テネブル」!

 イギリスの優れた若手チェリスト、指揮者であるジョナサン・コーエンによって2010年に結成された新鋭ピリオド・アンサンブル、「アルカンジェロ」。
 2度にわたり英グラモフォン賞を受賞(CDA 68111、CDA 67924)するなど、急速に評価を高めるアルカンジェロから、ヴェルサイユ楽派のもっともすぐれた宗教音楽の作曲家、マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643−1704)の作品集が登場!
 旧約聖書の"エレミアの哀歌"(のフランス語版)をテキストとし、復活祭に先立つ聖週間に行われる朝課「ルソン・ド・テネブル」。シャルパンティエの「ルソン・ド・テネブル」は、グレゴリオ聖歌の哀歌の歌い方と17世紀半ばのメリスマ風の装飾を伴った宮廷歌謡"エール・ド・クール"のスタイルとを融合させた、フランス・バロック独特のジャンルを代表するもの。
 BBCラジオ3で「ディスク・オヴ・ザ・ウィーク」に選ばれるなど高い評価を得た大クープランの「ルソン・ド・テネブル」(CDA 68093)に続く、アルカンジェロの清廉なるフランス・バロック第2弾にご期待ください。
 またアルカンジェロのメンバーには、今回のレコーディングでも、ボヤン・チチッチ(vn)、ソフィー・ジェント(vn)、ジェーン・ロジャーズ(va)、レイチェル・ブラウン(fl)、ジョナサン・マンソン(gamba)などの世界的アーティストたちが名を連ねています。

 ※録音:2014年1月19日−20日&22日(ルソン)/2016年10月29日−30日(連祷、マニフィカト、序曲)、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド、ロンドン)



 


CDA 68215
¥2400
ドホナーニ:弦楽四重奏曲第3番、セレナーデ、六重奏曲
 弦楽三重奏のためのセレナーデ ハ長調 Op.10
 弦楽四重奏曲第3番 イ短調 Op.33
 ピアノ、クラリネット、ホルンと
  弦楽三重奏のための六重奏曲 ハ長調 Op.37
ナッシュ・アンサンブル
 超人集団ナッシュ・アンサンブル!

 ☆ナッシュ・アンサンブルが描くドホナーニの室内楽!

 1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、様々な編成、様々なスタイルの音楽を録音・演奏してきたイギリスの超人集団、ナッシュ・アンサンブル。
 名指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父であり、ドイツ・ロマン派の作風を貫いたハンガリーの大作曲家、エルンスト・フォン・ドホナーニ(エルネー・ドホナーニ)の室内楽作品を録音。
 ステファニー・ゴンリー(vn)やローレンス・パワー(va)、エイドリアン・ブレンデル(vc)、イアン・ブラウン(p)、リチャード・ホスフォード(cl)、リチャード・ワトキンス(hr)といった、それぞれがソリストとしても多彩に活動する名手たちが、ブラームスやバルトークらに賞賛されたドホナーニの濃密で美しい様式を表現します。

 ※録音:2017年6月24日−26日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)






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ONYX

ONYX 4187
¥2500→\2290
デヤン・ラツィックONYX第2弾!
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲 Op.61a!

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61a
   (原曲:ヴァイオリン協奏曲)
  クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2
  クラーマー:ピアノ・ソナタ ホ長調 Op.62《ロンドンへの帰還》
デヤン・ラツィック(ピアノ)
オランダ室内管弦楽団
 ☆バルカン半島から羽ばたいた稀代の天才ピアニスト、デヤン・ラツィック。
 ☆ONYX第2弾は、ベートーヴェン自身がヴァイオリン協奏曲から編曲した「ピアノ協奏曲」!
 ☆そして、ロンドンで繋がるクレメンティ、クラーマーのピアノ・ソナタを収録。

 バルカン半島、クロアチアが生んだ天才コンポーザー=ピアニスト、デヤン・ラツィック(ラジッチ)のONYX第2弾。
 構想、編曲に5年の歳月を要し、ブラームスのヴァイオリン協奏曲から新たに生まれ変わった『ブラームスの「ピアノ協奏曲第3番」』が世界各地で大反響を巻き起こしたラツィック。
 新たなプロジェクトでは、ベートーヴェンが自身のヴァイオリン協奏曲を自ら編曲してピアノ協奏曲へと作り変えた「ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61a」を録音!
 また、ロンドンでベートーヴェンの楽譜出版を行ったムツィオ・クレメンティ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番に「皇帝」の副題を付けたとされるヨハン・バプティスト・クラーマー、二人のコンポーザー=ピアニストのピアノ・ソナタを組み合わせた魅力的なプログラムもポイント。
 稀代の天才ピアニスト、デヤン・ラツィックが「ブラームスのピアノ協奏曲第3番」(廃盤・・・)以来の衝撃を再び世に放ちます。





ONYX移籍第1弾
残念ながらCHANNEL CLASSICSからリリースされていた名盤たちの多くは廃盤になっている


ONYX 4179
\2500→\2290
デヤン・ラツィック
 人生、愛、来世 〜 リスト・リサイタル

 リスト:
   ハンガリー狂詩曲第18番嬰ヘ短調/2つのチャルダーシュ/
   巡礼の年第3年より エステ荘の噴水/
   ヴェルディの《リゴレット》による演奏会用パラフレーズ/
   巡礼の年第2年の補遺《ヴェネツィアとナポリ》/
   シューベルトの《ウィーンの夜会》(ヴァルス・カプリース第6番)/
   シューベルトの《魔王》/
   モーツァルトの《レクイエム》からのコンフィタトゥスとラクリモサ/
   愛の夢第3番/ワーグナーの《イゾルデの愛の死》/
   ワーグナーの《リエンツィ、最後の護民官》からの主題による幻想曲
デヤン・ラツィック(ピアノ) 
 バルカン半島から羽ばたいた稀代の天才ピアニスト。デヤン・ラツィックのONYX第1弾はリスト!

 Channel Classicsから「ブラームスのピアノ協奏曲第3番」や「リエゾンス・シリーズ」など、他に類を見ない独創性あふれる傑作を続々と発表し、ここ日本でも大きな話題を呼んだ天才ピアニスト、デヤン・ラツィックが、新天地となるONYXに初登場!

 構想、編曲に5年の歳月を要し、世界各地で大反響を巻き起こした『ブラームスの「ピアノ協奏曲第3番」』、関連性のないように見える作品の背後に潜む共通点に独自の光を当てるダブル・ポートレート・シリーズ「リエゾンス」。
 続々と独創性豊かなプロジェクトを成功させてきたバルカン半島、クロアチアが生んだ天才コンポーザー=ピアニスト、デヤン・ラツィックの新録音が、新天地ONYX(オニックス)から堂々の登場!
 ラツィックがONYXでの最初のプログラムに選んだのは、19世紀を代表するコンポーザー=ピアニスト、フランツ・リストの音楽。
 ラツィックは、リストの天才的、かつ革新的な才能に改めて魅了され、長い構想、準備期間を経て"このリスト・リサイタル"を完成させたという。
 バルカン半島から羽ばたいた稀代の天才ピアニストと、音楽史上に輝き続ける19世紀の天才ピアニストの才能が、今ここに必然の邂逅を果たします。










MD+G


909-20646
(SACD Hybrid)
\3100
《メアリー=エレン・ネージ〜ARCHETYPON》
 1) アンドレア・ステファノ・フィオーレ:歌劇『Pirro』より「Un cor piu misero」、
 2) ルイジ・ケルビーニ:歌劇『メデア』より「Du trouble affreux」、
 3) ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『オルフェオ』より「Fasto altero vero amore」、
 4) ジョージ・フレデリック・ヘンデル:歌劇『テゼオ』より「Ombre, sortite … Sibilando」、
 ニコラ・アントニオ・ポルポラ:
  5) 歌劇『Deianira, lole ed Ercole』より「Se morrai per me chi resta?」、
  6) 歌劇『Andromeda liberata』より「Lo so barbari fati」、
 7) ジョヴァンニ・パイジェッロ:歌劇『オリンピーアデ』より
   「Caro, son tua cosi」、
 8) ジョージ・フレデリック・ヘンデル:音楽劇『ヘラクレス』より
  「Cease, ruler of the day, to rise」、
 9) ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『Issipile』より
  「Impallidisce in campo」、
 10) クリストフ・ヴィリバルト・グルック:歌劇『アルセスト』より
  「Non vi turbate, no」、
 11) ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『イレーネ』より
  「Si, di ferri mi cingete」、
 12) ジョージ・フレデリック・ヘンデル:歌劇『アドメート』より
  「Spera, si mio caro bene」、
 13) ニコラ・アントニオ・ポルポラ:歌劇『ポリフェーモ』より
  「Si, che son quella, si」
メアリー=エレン・ネージ(メッゾ・ソプラノ)、
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア(古楽器による)

 ネージが強い女性の役を力強い声で歌い上げた18世紀オペラのアリア集
 MDGではヘンデル作品の傑出した録音でお馴染みのメッゾ・ソプラノ歌手、メアリー=エレン・ネージ。今回はバロックと古典オペラのドラマティックな役に取り組みました。
 10人の典型的なギリシャ人女性からイメージを得て作られた13曲のアリアを集めたアルバムです。強い女性の役を、ネージが力強い声で歌い上げています。ほとんどが初めて録音されたものです。
 指揮者のジョルジュ・ペトルーとアルモニア・アテネアが素晴らしい演奏で、この心ときめく18世紀の傑作集に花を添えています。
 


902-20606
(SACD Hybrid)
\3100
《バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ4〜
 ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン:カンタータ集》

 ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン(17??-1756):
  1) Willkommen Erloser der Erden
   (クリスマス第1祝日用カンタータ)(1737)、
  2) Alter Adam, du musst sterben(1737)、
  3) 主よ、今こそあなたの僕を安らかに行かせたまえ
   (聖母マリアの潔めの祝日)(1737)、
  4) われら人生の半ばにありて(葬送音楽)
Marie Smolka(ソプラノ)、
Elisabeth Holmer(アルト)、
Georg Poplutz(テノール)、
Marek Rzepka(バス)、
アンドレイ・シャデイコ(指揮)
ゴルトベルク・ヴォーカル・アンサンブル、
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル

 同時代の偉大な作曲家たちとの交流が垣間見えるドゥ・グラインの作品集
 グダニスク生まれの作曲家ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グラインは、同時代の偉大な音楽家たちと親交がありました。
 すでに有名になっていたテレマンから音楽の仕事について学んだり、忙しかったヘンデルがポーランドの都市エルブロンクの500周年記念にお祝い用カンタータを作曲するのを手伝ったりしていました。
 ドゥ・グラインはエルブロンクに住んでいたのです。このアンドレイ・シャデイコとゴルトベルク・バロック・アンサンブルが初めて演奏したドゥ・グラインのカンタータに、この作曲家の輝かしい足跡を聴くことができます。
 


903-20656
(SACD Hybrid)
\3100
《シュウ・ユーボー〜ファン・アンルン:ピアノ三重奏曲第1・2番》
 ファン・アンルン(b.1949):ピアノ三重奏曲
  1) 第1番ニ短調Op.30(1981)、
  2) 第2番Op.83(2014)
ファン・ビン(ヴァイオリン)、
アレクサンダー・スレイマン(チェロ)、
シュウ・ユーボー(ピアノ)

 「耳に心地よく、調和のとれた」現代音楽を届けるアルバム
 中国系カナダ人の作曲家ファン・アンルンのピアノ三重奏曲は、現代音楽が一部の専門家だけのものでは決してないことをはっきりと証明しています。
 彼はその才能を世界各地の伝統と上手に結び付け、耳に心地よく、調和のとれた作品を作り上げました。2015年の三重奏曲第2番を初演したアンサンブルがこの初録音に格別の信頼感を与えています。
 ヴァイオリンのファン・ビン、チェロのアレクサンダー・スレイマン、そしてピアノのシュウ・ユーボーが絶妙なアンサンブルを聴かせてくれます。
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307-20662
(8CD)
\9400→\8990

MD+Gのボックスは早めに完売します
ご注意を
《ライプツィヒ弦楽四重奏団〜モーツァルト:弦楽四重奏曲全集》
モーツァルト:弦楽四重奏曲
《CD 1》
 1) 第14番ト長調K.387、2) 第15番ニ短調K.421 /
《CD 2》
 1) 第17番変ロ長調K.458『狩』、2) 第19番ハ長調K.465『不協和音』 /
《CD 3》
 1) 第16番変ホ長調K.428、2) 第18番イ長調K.464、/
《CD 4》
 1) 第21番ニ長調K.575、2) 第23番ヘ長調K.590、/
《CD 5》
 1) 第22番変ロ長調K.589、2) 第20番ニ長調K.499『ホフマイスター』、/
《CD 6》
 1) 第2番ニ長調K.155、2) 第1番ト長調K.80、
 3) 第6番変ロ長調K.159、4) 第10番ハ長調K.170、
 5) 第9番イ長調K.169 /
《CD 7》
 1) 第4番ハ長調K.157、2)第3番ト長調K.156、
 3) 第13番ニ長調K.173、4) 第8番ヘ長調K.168 /
《CD 8》
 1) 第5番ヘ長調K.158、2) 第7番変ホ長調K.160、
 3) 第12番変ロ長調K.172、4) 第11番変ホ長調K.171
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 アンドレアス・ザイデル(ヴァイオリン)(CD 1-5)
 シュテファン・アルツベルガー(ヴァイオリン)(CD 5: 2)
 コンラッド・マック(ヴァイオリン)(CD 6-8)
 ティルマン・ビューニング(ヴァイオリン)
 イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
 マティアス・モースドルフ(チェロ)

 演奏機会の少ない作品も網羅した天才作曲家、若き日の8枚組作品集
 モーツァルトが残した23曲の弦楽四重奏曲中、コンサート演目の定番となっているのはわずか10曲のみです。
 ライプツィヒ弦楽四重奏団は有名な『不協和音』と『狩』に加えて、コンサートのステージから除外されがちな天才作曲家の若き日の作品13曲においても素晴らしい演奏を繰り広げています。
 高評を博すライプツィヒ四重奏団の演奏によるモーツァルト弦楽四重奏曲の全曲録音が特別価格でCD8枚組の形で発売になりました。



<国内盤> 


ANY


ANOC 6175
【再発売】
¥3000+税
TSUKEMEN / 序奏 〜プロローグ〜 リマスター
 1. 決戦 〜ファイナルファンタジーVIより〜( 作曲:植松伸夫 編曲:TSUKEMEN)
 2. スペイン (作曲:C・コリア 編曲:長生 淳)
 3. ひかり (作曲:KENTA 編曲:TSUKEMEN)
 4. リベルタンゴ (作曲:A・ピアソラ 編曲:山本祐ノ介)
 5. 不知火 (作曲:TAIRIKU 編曲:TSUKEMEN)
 6. RISING (作曲:SUGURU 編曲:TSUKEMEN)
 7. チャルダーシュ (作曲:V・モンティ 編曲:山本祐ノ介・TSUKEMEN)
 8. ハンガリー舞曲 第5 番 (作曲:J・ブラームス 編曲:山本祐ノ介)
 9. 死の舞踏 (作曲:C・サン=サーンス 編曲:長生 淳)
 10. ニュー・シネマ・パラダイス (作曲:E・モリコーネ 編曲:長生 淳)
TSUKEMEN
 10 周年を記念して、甦るデビューアルバム!ライヴの定番曲も収録、愛され続ける名作がリマスターされて再発売!

  "SPAIN" " チャルダーシュ" " ニュー・シネマ・パラダイス" など…今やライヴの定番となったTSUKEMEN の代表曲をおさめた初アルバム『序奏』が、渋く美しいスリーブジャケットを身にまとい、装いも新たに 『序奏 リマスター』 として甦りました。サウンドの仕上げをやり直すことで、艶めいてリッチ、しかもドライブ感あふれるアルバムに変身。聴けばその違い歴然、心躍ること間違いなしの仕上がりです!
2008 年デビューのTSUKEMEN は今年結成10 周年を迎え、4 月にはキングレコードからアルバム「X」を発売、全国 ツアーもスタートします。
 また4 月2 日より、360 万世帯で視聴可能なJ:COM テレビ にてレギュラー番組「TSUKEMEN TV」がスタート。2018 年は〈10 周年記念の年〉として、その他にもテレビやラジオ出演などを増やし盛り上げていく予定です。ぜひこのタイミングで、生まれ変わったデビューアルバムもお楽しみください。好きなアルバムのトップに挙げるファンも多い、10 年間愛され続けてきた名作です!

 TSUKEMEN(ツケメン)プロフィール
 2 ヴァイオリン(TAIRIKU・KENTA) とピアノ(SUGURU) のインストゥルメンタル・ユニッ ト。 メンバーの全員が音楽大学出身、それぞれが作曲を手掛けている。 2008 年12 月に完売の東京・サントリーホール・ブルーローズ2days でコンサートデビューを果たし、2010 年3 月にはキングレコードより発売のアルバム『BASARA』にてメジャーデビュー。現在までにアルバム全8 枚とマキシシングル1 枚をリリースしている。 2017 年4 月には全楽曲がメンバー書き下ろしのフル・オリジナル・アルバム『RECHARGE』をリリース、このアルバムを含むオリジナル・アルバム6 作がクラシックチャートにて1 位を獲得している。 マイクやスピーカーなどの音響装置(PA) を通さずに楽器本来のもつ「生音」にこだわったLIVE を展開。デビューから450本を超える公演を開催し、現在までにのべ35 万人の観客を動員している。 LIVE は日本国内だけにとどまらず、ニューヨーク・韓国での公演を経て、2014 年3 月にはドイツにて名門「シュトゥットガルト室内管弦楽団」とTSUKEMEN の完全オリジナル楽曲で共演。同年10 月にはアメリカ・ロサンゼルスでの単独公演を敢行、2015 年3 月にはクラシックの殿堂と言われるオーストリアの「ウィーン楽友協会 黄金の間大ホール」でのLIVE 開催、満席の中大成功を収めた。 これまでに映画「白ゆき姫殺人事件」に芹沢ブラザーズとして出演のほか、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」・「徹子の部屋」、フジテレビ系列「僕らの音楽」などに出演。 2016 年夏には、J:COM グループが放送する夏の特別スポーツ番組のオープニングテーマ曲に「J Beat!」が採用された。 クラシックでもない、ポピュラーでもない、「TSUKEMEN」 というジャンルが確立されている。
















3/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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AUDITE



AU 97755
¥2600→\2390
カラビツ&シュターツカペレ・ワイマール第2弾
 R.シュトラウスの交響詩!

  R.シュトラウス(1864-1949):
   (1)交響詩「マクベス」 Op.23(1890)(21’09”)
   (2)交響詩「ドン・ファン」 Op.20(1888)(17’21”)
   (3)交響詩「死と変容」 Op.24(1889)(25’17”)
   (4)祝典行進曲 Op.1(6’45”)
キリル・カラビツ(指揮)
シュターツカペレ・ワイマール
 カラビツ&シュターツカペレ・ワイマール第2弾はワイマール宮廷劇場の第一楽長就任時代のR.シュトラウスの交響詩!

 録音:2017 年12 月19-21 日/ワイマール・ホール/ディジパック仕様、70’35”

 プロコフィエフの革命20 周年のためのカンタータ(AU 97754)の録音でも話題のキリル・カラビツ指揮、シュターツカペレ・ワイマール。期待の第2 弾はR. シュトラウスの3 篇の交響詩と祝典行進曲です。
 ここに収録された交響詩はR. シュトラウスがワイマール宮廷劇場の第一楽長に就任していた時期(1889-1894)に手掛けられ、うち「マクベス」と「ドン・ファン」はワイマールの宮廷で作曲者自身の指揮により初演されております。
 ウクライナの俊英キリル・カラビツが明晰なタクトで情熱的に演奏しております。audite ならではの高音質録音でお楽しみください。



壮絶!
第1弾はプロコフィエフの問題作!!!


AU 97754
\2600→\2390
キリル・カラビツ(指揮)
 演奏機会は極めて稀
  プロコフィエフ幻の超問題作を若きカラビツが再現!

 プロコフィエフ:革命20周年のためのカンタータOp.74
キリル・カラビツ(指揮)
エルンスト・ゼンフ合唱団
ワイマール・ドイツ国民劇場
エアフルト空軍音楽隊
 録音:2017年8月23日/ワイマール・ホール(ライヴ)/DDD、41’ 55”

 プロコフィエフの作品中でも、前代未聞のキテレツな一篇「革命20 周年のためのカンタータ」。1937 年に作曲されましたが、あまりに大編成すぎるため記念年に初演されることもなく、今日でも演奏機会は極めて稀です。
 4 管の大オーケストラに加え混声合唱、軍楽隊にアコーディオン合奏、さらにモスクワ放送の効果音部隊までを駆使し、さらに革命シーンでは機関銃の乱射まであり、祝祭音楽ながらプロコフィエフ本来のアヴァンギャルドな天才性を完全に発揮しています。
 昨2016 年にゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団が日本初演を行い、一部で非常な話題となりましたが、完全な録音はヤルヴィ盤しかなく、このカラビツ盤の登場は大歓迎と申せましょう。

 多数の出演者のみならず、カンタータとはいえ合唱の歌詞もカール・マルクスの「共産党宣言」冒頭から始まり、レーニン、スターリンの演説を聖書の詩句のように用いているのが時代の異常性を示しています。雪解け後はこのスターリンの詩が問題となり、上演の機会を失いました。しかし音楽自体はプロコフィエフならではの機知に富み、親しみやすいメロディと強烈な音響であきさせません。

 1976 年生まれのカラビツはスターリンの暗黒時代を知らないため、作品をきわめて客観的に音楽的興味を前面に解釈して充実した世界を創り上げています。曲中、レーニンの演説をメガホンでがなり立てる指示がありますが、何とカラビツ自身がロシア語で行っているのも注目。全員が大真面目でこの珍作を力演しています。

 audite ならではの高音質録音で、大編成の複雑な音の綾がクリアに再現されます。

 

AU 97736
¥2600
兄妹デュオ、チェン2・デュオ第2弾、
 情熱のスペインの作品集!
チェン2・デュオ
 【ブライアン・チェン(チェロ)、
  シルビー・チェン(ピアノ)】
 (1)グラナドス(カサド編):『ゴイェスカス−恋をするマホたち』より「間奏曲」
 (2)ファリャ(ジャンドロン編):『はかなき人生』より「スペイン舞曲」
 (3)ファリャ(チェン編):7 つのスペイン民謡
  【I.ムーア人の織物/II.ムルシア地方のセギディーリャ/III.アストゥーリアス地方の歌/
   IV.ホタ/V.ナナ/VI. 歌/VII.ポーロ】
 (4)アルベニス(ストゥチェフスキー−セイラー編):『スペイン』より「マラゲーニャ」 Op.165-3
 (5)グラナドス(カルボ−チェン編):『スペイン舞曲集』より「アンダルーサ」 Op.37-5
 (6)ファリャ(ピアティゴルスキー編):『恋は魔術師』から「火祭りの踊り」
 (7)トゥリーナ:『幻想舞曲集』より「熱狂」Op.22-1
 (8)カサド:無伴奏チェロ組曲
 (9)カサド:愛の言葉〜チェロとピアノのための
 (10)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
 卓越した技巧でツィゴイネルワイゼンも演奏!兄妹デュオ、チェン2・デュオ第2 弾は情熱のスペインの作品集!

 セッション録音:2017 年10 月24-26 日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/ディジパック仕様、71’25”

 中国系カナダ人の兄妹デュオ、チェン2・デュオ。チェンの2乗= Cheng2 で表記する通り、デュオが2 倍ではなく2 乗で相乗的な効果で演奏するという二人の思いが込められております。
 独audite からの第2 弾は情熱の国、スペインの作品に焦点を当て、グラナドス、ファリャ、アルベニス、トゥリーナ、カサド、サラサーテの作品を収録しました。
 デュオとして既に15 年ものキャリアをもつチェン兄妹は、2011 年に急遽代役として出演したカーネギーでのリサイタルで大成功をおさめ、ニューヨークで話題となりました。その後2015 年には母国カナダのCBC が発表した「30 歳以下のカナダ出身のクラシックの注目アーティスト」に選出されております。
 それぞれがソリストとして活躍している実力派の二人の演奏は、阿吽の呼吸から生み出される一糸乱れぬ演奏が最大の魅力で、卓越した技術で聴き手を虜にします。
 ことにツィゴイネルワイゼンの巧みな演奏には脱帽です。今後最も期待されるデュオと言えましょう。audite レーベルからリリースされているドビュッシー、フォーレ、フランク、サン=サーンスをおさめたデビュー・ディスク(AU 97698)とあわせてお楽しみください。



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BONGIOVANNI



GB 2039
¥2500→\2290
廃盤だった名盤復活!
 ビオンディも参加していた知られざるミサ曲が復活!

  ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756):
   独唱、合唱と器楽のための8声のミサ曲
  【ボーナス】
   同:『カンターテ・モラーリ・エ・スピリチュアーリ』より
    カンタータ第3、6、9番
オックスフォード・ニューカレッジ合唱団
カペッラ・ムジカーレ・ディ・
 サン・ペトローニオ
ファビオ・ビオンディ(第1ヴァイオリン)
セルジョ・ヴァルトロ(指揮)
 録音:1986 年10 月3 日/ボローニャ(ライヴ録音)、【ボーナス】1996 年11 月/59’21’’

 ずっと廃盤になっていたペルティの『8 声のミサ曲』が同品番のままバーコードを変えてリマスタリング再発売されます。
 合唱や管楽器が華やかなミサ曲で、教会の芳醇な残響つき。器楽セクションにビオンディがいるのも注目です。
 再発売にあたり別作品をボーナス収録しており、こちらは器楽と独唱・二重唱のためのカンタータ。ビオンディはいませんがヴァルトロがチェンバロを弾きながら指揮したものです。




NAIVE


V 5449
¥2600

alor, on danse?〜さあ、踊りませんか?
トリオSR9
 アルマンド〜フォルクレ:3つのヴィオールのための組曲より
 クーラント〜ヘンデル:チェンバロ組曲 ニ短調 HWV 437より
 ガヴォット〜D.スカルラッティ(1685-1757):チェンバロ・ソナタ ニ短調 K.64より
 ブレ〜F.クープラン:諸国の人々「神聖ローマ帝国の人々」より
 サラバンド〜J.P.ラモー:組曲 イ短調(新しいクラヴサン曲集より)
 メヌエット〜パーセル:20の鍵盤のための作品集より第13番
 ジーグ〜J.S. バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV 816より
 Crossed-up Dances第1番Give it a good look〜サティ
 スティリー風タランテッラ〜ドビュッシー
 ルーマニア民俗舞曲より〜バルトーク
 だったん人の踊り〜ボロディン
 Crossed-up Dances第2番 Go on〜サティ
 火祭りの踊り〜ファリャ:恋は魔術師より
 Narnchygaer (委嘱作品、世界初演)〜タシュジャン(b.1974)
 Crossed-up Dances第3番 Again〜サティ
 フランスのマリンバ・トリオで聴く舞曲集、マリンバの音色の魅力満載!

 録音:2017 年9 月11-15 日

 フランスのマリンバ・トリオ、SR9 による、舞曲集の登場。
 バロック時代の組曲の舞曲から、バルトーク、さらには1974 年生まれのタシュジャンによる委嘱作品の世界初録音まで、様々な作品がならびます。超絶技巧に圧倒されるとともに、マリンバの音色の多様さに驚かされます。低音のまろやかな響きはほっこりとして、とても心地よく響きます。マリンバ3 台によるアンサンブルTrio SR9 は、2010 年に結成されました。
 
V 5442
¥2600
アルベルト・ポサダス(b.1967):SOMBRAS
 1. Elogio de la sombra 2012(弦楽四重奏のための)
 2. Transito I 2012(ソプラノとヴィオラのための)
 3. La tentacion de las sombras 2011
  (弦楽四重奏とソプラノのための/テキスト:エミール・チョラン)
 4. Transito II 2012(ソプラノとクラリネットのための)
 5. Del reflejo de la sombra 2010
  (弦楽四重奏とバス・クラリネットのための)
ディオティマ弦楽四重奏団
サラ・マリア・サン(ソプラノ)
カルル・ロスマン(クラリネット)
 現代音楽の雄、ディオティマ弦楽四重奏団、難曲ぞろい、光と影のコントラストが鮮やかなスペインの作曲家ポサダス作品集!

 録音:2014 年2 月16-19 日、ケルン(ドイツ)

 幅広いレパートリーを探求し続けるディオティマ弦楽四重奏団による最新盤は、スペインの作曲家、アルベルト・ポサダスの作品集。
 ポサダスは1967年スペイン生まれ。フランシスコ・ゲレーロ・マリンに師事し、クセナキスの影響も大きく受けた作曲家。2013 年の武生音楽祭にも来日しているほか、世界各地で音楽祭の講師として招かれています。
 聴いていて歯が痛くなるような瞬間があるかと思えば、時に雅楽を思わせるような雰囲気になるなど、変幻自在、そして奏者には超絶技巧を要求する作風。
 クラリネットとソプラノのための「Transito II」ではクラリネットと声の境目がわかりにくく、無重力世界のよう。全体を通して、光と影のコントラストが浮かび上がる1 枚となっています。



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CORO

COR 16163
¥2500→\2290
ザ・シックスティーン
 パーセル:チャールズII世のための歓迎歌集(ウェルカム・ソング集)

  ヨーク公が帰還遊ばしたので Z.271/
  チャールズII世の歓迎歌《いざ、全能の王の代理人を迎えん》Z.340/
  アンセム《我が眼は夜の昼も絶えず涙を流さん》Z.24/
  眠れアダム、しばし憩え Z.195/主を恐るる者は幸いなり Z.131/
  アンセム《新しい歌を主に向かいて歌え》Z.44/
  偉大にして正義の神よ Z.186/
  歓迎歌《大胆な反逆者よ失せよ》Z.324
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンの新シリーズ「パーセル」!第2巻は、チャールズII世のための歓迎歌集!

 ☆ザ・シックスティーンのパーセルの新シリーズ第2巻は、共和制の終焉と王政復古を呼んだ国王チャールズII世のための「歓迎歌」!

 合唱王国イギリスが世界に誇る至上のハーモニー、ザ・シックスティーンの新シリーズ、夭折の巨匠ヘンリー・パーセルの「王室行事のための作品集」の第2巻は「チャールズII世」がテーマ!
 王室の弦楽合唱団の常任作曲家兼指揮者、王室付きの楽器管理者、宮廷礼拝堂のオルガニストなどの要職を歴任し、国王が首都に帰還した際の王室行事や儀式で演奏するための「歓迎歌(ウェルカム・ソング)」や「頌歌(オード)」によってその地位と名声を高めたパーセル。
 1660年にイングランド議会を解散した後、翌1661年にイングランド王に即位し、共和制の終焉と王政復古期の始まりを呼んだチャールズII世のために作曲された「いざ、全能の王の代理人を迎えん Z.340」は、パーセルにとって宮廷での最初の頌歌(オード)の1つであり、その後の成功を飛躍を決定付けた代表作の1つとして知られています。
 「パレストリーナ」や「ビクトリア」、「ヘンデル」と並ぶザ・シックスティーンの代名詞である「パーセル」。現在のイギリスを代表する世界最高峰の合唱団によるパーセルの名唱にご期待下さい。







BR KLASSIK



900318
\2500
En travesti
アンナ・ボニタティブス:ソプラノ・アリア集

 1.ヘンデル(1685-1759):歌劇《ラダミスト》-
   Ferite, uccidete, oh numi del ciel
 2.ヴィヴァルディ(1678-1741):歌劇《ファルナーチェ》-
   第2幕 凍りついたようにあらゆる血管を
 3.モーツァルト(1756-1791):歌劇《フィガロの結婚》-
   恋とはどんなものかしら
 4.ロッシーニ(1792-1868):歌劇《タンクレディ》-
   第1幕 おお、祖国、愛しい、裏切り者の祖国よ!
 5.ベッリーニ(1801-1835):歌劇《カプレーティとモンテッキ》-
   第2幕 君ひとり、おおジュリエッタ
 6.マイアベーア(1791-1864):歌劇《ユグノー教徒》-
   第2幕 いいえ、いいえ、いいえ、あなたでは決してありません
 7.ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《ロアンのマリア》-
   第2幕 Son leggiero, e ver, d'amore
 8.グルック(1714-1787):歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》
      -第1幕 レチタティーヴォ 「Qu'entends-je? Qu'a-t-il dit?」
     (編曲:H.ベルリオーズ)
 9.オッフェンバック(1819-1880):歌劇《ホフマン物語》-
   第2幕 見てごらん、わななく弓の下で
 10.マスカーニ(1863-1945):歌劇《友人フリッツ》-
   第3幕 かわいそうな友だちよ
 11.プッチーニ(1858-1924):歌劇《マノン・レスコー》-
   第2幕 山のいただきを越えてあなたは
 12.マスネ(1842-1912):歌劇《シェルバン》- 第3幕 間奏曲
 13.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):楽劇《ばらの騎士》-
   第1幕 あなたがどんなだったか!
 14.ラヴェル(1875-1937):歌劇《子供と魔法》-
   第1部 薔薇の心の君よ
 15.マンシーニ(1924-1994):
    ビクター/ビクトリア - クレイジー・ワールド
アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)
ムルニ・スウェチャ(ソプラノ)…11
シャルロッテ・デッペ(ソプラノ)…11
カロリーナ・グローセ・ダレルマン(メゾ・ソプラノ)…11
ガブリエラ・メールレ(メゾ・ソプラノ)…11
ミランダ・キーズ(ソプラノ)…13
コッラード・ロヴァリス(指揮)/
ミュンヘン放送管弦楽団

 イタリア、ポテンツァ生まれのメゾ・ソプラノ、アンナ・ボニタティブスのアリア集。
 ボニタティブスは現在最も注目される“ズボン役(女性でありながら舞台では少年、青年の役を歌う)”の一人であり、このアルバムではバロック・オペラからミュージカルまでの過去300年間に渡り作曲されたズボン役のアリアを熱唱。美しい声とともに倒錯的な魅力を存分に発揮しています。
 通常演奏されることのない珍しい作品も多く、曲を知る喜びも楽しめる1枚です。
 


900323
(2CD)
\4000
ヴェルディ(1813-1901):歌劇《ルイザ・ミラー》 ルイザ・ミラー…マリーナ・レベカ(ソプラノ)
ラウラ…コリンナ・ショイルレ(メゾ・ソプラノ)
フェデリカ…ユディット・クタージ(メゾ・ソプラノ)
ロドルフォ…イヴァン・マグリ(テノール)
ミラー…ジョルジュ・ペテアン(バリトン)
ヴァルター伯爵…マルコ・ミミカ(バス)
ヴルム…アンテ・イェルクニカ(バス)

農民…ベルンハルト・シュナイダー(テノール)
イヴァン・レプシッチ(指揮)
バイエルン放送合唱団(合唱指揮…ハワード・アーマン)
ミュンヘン放送管弦楽団
 17世紀前半のチロルを舞台に、領主の息子と村娘の身分違いの悲恋を描いたヴェルディの中期の傑作《ルイザ・ミラー》。シラーの原作を元にカンマラーノが書いた台本は、若い恋人たちが陰謀に巻き込まれた末に悲劇的な死を迎えるまでが描かれており、ヴェルディはここに迫真の音楽を付けています。
 注目はタイトル・ロールを歌うマリーナ・レベカ。この役に初チャレンジをした彼女ですが、完璧な技巧と輝かしい声で聴衆を魅了しました。彼女を取り巻く歌手たちの熱唱も聴きどころです。
 また、指揮者イヴァン・レプシッチもこの《ルイザ・ミラー》の上演が、ウルフ・シルマーの後継者としてミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者としてのデビューであり、闊達な音楽からは指揮者とオーケストラの良好な関係が感じられます。

  ライヴ録音 2017年9月22-24日 Munchen, Prinzregententheater
 

900915
(4CD)
\3600
幸福への意志
 イェルク・ハントシュタインによる
  「音で聴くチャイコフスキーの伝記」
   (ヤンソンス指揮 チャイコフスキー:交響曲 第6番全曲を含む)

【CD1】
 1.第1章:陶器のような子供(1840-1865)
 2.第2章:交響的な夢(1866-1870)
 3.第3章:天才と工芸(1871-1873)
【CD2】
 1.第4章:「愛でそれを書いた」(1844-1876)
 2.第5章:77年の出来心(1877)
 3.第6章:流浪生活(1877-1882)
【CD3】
 1.第7章:自身の4つの壁(1882-1886)
 2.第8章:指揮棒で旅をする(1887-1890)
 3.第9章:謎(1890-1893)
  《朗読》
  ウド・ヴァハトファイトル(ナレーター)
  シュテファン・ヴィルケニング(チャイコフスキー) 他
   録音:2017年9月
    Studio 9、BR、ミュンヘン、ドイツ
【CD4】
 1-4.チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
 5.チャイコフスキー:ナイチンゲール…初出音源
  マリス・ヤンソンス(指揮)
  バイエルン放送交響楽団…1-4
  バイエルン放送合唱団…5
   ライヴ録音
    2013年6月4-7日…1-4
    2016年1月12-15日…5
 大好評を博している「音で聴く伝記シリーズ」。今回は生涯に多くの謎を秘めたチャイコフスキーが主人公です。ドイツ語でのナレーションですが、音楽を聴くだけでも楽しめます。
 シリーズ恒例となる作品全曲収録は、2013年のヤンソンス指揮による「悲愴」と、同じくヤンソンスの指揮で初出音源となる合唱作品「ナイチンゲール」。この曲だけでも貴重です。



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CAPRICCIO



C5326
\2600→\2390
ド・ビリー(指揮)&ウィーン放送交響楽団
 プッチーニ(1858-1924):歌劇《外套》1幕

  ジュゼッペ・アダーミ:台本
  原作:ディディエ・ゴルドの舞台劇「ラ・ウプランド(外套)」
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン・ジングアカデミー
ウィーン放送交響楽団
ルイージ…ヨハン・ボータ(テノール)
ミケーレ…ヴォルフガンク・コッホ(バリトン)
ラ・フルゴラ…ハイディ・ブルンナー(ソプラノ)
ジョルジェッタ…エルザ・ヴァン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ)
イル・ティンカ/流しの歌手/恋人…チャールズ・リード(テノール)
イル・タルパ…ヤヌシュ・モナルカ(バス)
恋人…エリザベータ・マリン(ソプラノ)
 1918年にメトロポリタン歌劇場で初演されたプッチーニの“三部作”。1幕物の歌劇を3作、一晩で連続して上演するという試みで作曲されましたが(一説にはワーグナーの《指環》をパロディー化するつもりだったとも)、各々のオペラには目立った共通項はなく、現在では単独、または他の作曲家の1幕物歌劇と併せてなど、様々な方法で上演されています。
 この冒頭を飾る《外套》は、荷物船の老船長が部下の若者を手にかけてしまうショッキングな物語。船長の妻を奪う若者を歌うのは2016年にこの世を去ったヨハン・ボータ。輝かしい歌声は全てのアンサンブルを牽引します。
 2010年までウィーン放送響の首席指揮者を務めたド・ビリーのバランスの取れた音作りも聴きどころです。

  2010年5月20日 ライヴ録音 Konzerthaus Wien
 

C3006
\2000
Premiere Portraits/フランツィスカ・リー(ピアノ)
L'HEURE EXQUISE‐魅惑の時
 1-3.デュティユー(1916-2013):ピアノ・ソナタ(1947-1948)
 プーランク(1899-1963):フランス組曲 FP80b(1935…原曲:クロード・ジェルヴェーズ)
  4.第1曲 ブルゴーニュのブランル
  5.第2曲 パヴァーヌ
  6.第3曲 小さな軍隊行進曲
  7.第4曲 コンプラント(嘆き)
  8.第5曲 シャンパーニュのブランル
  9.第6曲 シシリエンヌ
  10.第7曲 カリヨン(鐘)
 11.プーランク:メランコリー FP105(1940)
 12-15.フランセ(1912-1997):ピアノ・ソナタ(1960)
 プーランク:ピアノのための組曲「ナポリ」FP40(1922-1925)
  16.舟歌
  17.夜想曲
  18.イタリア奇想曲
 19.ピエール・サンカン(1916-2008):トッカータ
フランツィスカ・リー(ピアノ)
 若く才能ある演奏家の初アルバムをリリースするCapriccioレーベルのシリーズ「Premiere Portraits」。今作は韓国の若手、フランツィスカ・リーのリサイタル・アルバムです。ソウルで音楽を学び、大学では学年最高位を獲得、2011年にドイツ学術交流の奨学金を得てドイツに留学し、カールスルーエ音楽大学を卒業。世界中でコンサート活動を行う傍ら、後進の指導にも積極的に取り組んでいます。
 このアルバムでリーはフランスの近現代作品を演奏。流麗な旋律と重層な和声で知られるデュティユーの「ピアノ・ソナタ」をはじめ、プーランク、フランセと、名ピアニスト、ジャン=フィリップ・コラールの師として知られるサンカンの各作品を繊細なタッチで表現しています。

 録音 2016年7月26.27日、2017年8月3日 Hochschle fur Musik Karlsruhe-Wolfgang-Rihm-Forum
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C5338
\2600→\2390
フルトヴェングラー&ウィーン・フィルによって世界初演された
 ゲルハルト・フロンメル(1906-1984):交響曲 第1番 他

 交響曲 第1番 ホ長調 Op.13(1938)
  1.第1楽章:Moderato.Maestoso
  2.第2楽章:Scherzo-Trio
  3.(Trio)
  4.(Da Capo)
  5.第3楽章:Finale:Largo-Allegro
 6.管弦楽のための交響的前奏曲 Op.23
ユルゲン・ブルンス(指揮)
イエナ・フィルハーモニー管弦楽団
 1906年、カールスルーエで生まれたゲルハルト・フロンメル。一時期はシュトゥットガルトの大学で作曲科の教授を務めていたこともありますが、終生、調性を逸脱することなく後期ロマン派風の作風を変えることがなかったため、激しい時代の変遷についていくことが出来ず、政治的にもファシストと見做され、寂しく生涯を閉じた人です。
 この交響曲第1番は、ブルックナーやワーグナーの影響が顕著な後期ロマン派風の作品。1942年、フルトヴェングラーが指揮するウィーン・フィルハーモニーによって世界初演が行われています。

  2017年5月16日 ライヴ録音 Jena Volkshaus Jena


 こんな曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=lIBiuvkCq3M


 

C7221
(5CD)
\3300
C.P.E.バッハ(1714-1788):宗教的合唱曲集
【CD1】
 1-9.クロプシュトックの詩による天地創造祭の朝の歌 Wp239(1784)
 10-22.「天は御神の栄光を語り」 Wq249(1775)
 23-30.Anbetung dem Erbarmer Wq243(1784)
 31-32.「聖なるかな」Wq217(1776)
【CD2】
 1-16.H.P.ガジーの序論へのカンタータ Wq250(1785)
 17.Wer ist so wurdig als du Wq222(1774)
 18-35.主よ、生きよ Wq251
【CD3】
 1-9.マニフィカト Wq215
 10-16.カンタータ「正しき人は、たとえかりそめに死んでも」 H818(1774)
【CD4】
 1-16.オラトリオ「イエスの復活と昇天」Wq240(1777-78)
【CD5】
 1-6.オラトリオ「イエスの復活と昇天」Wq240(続き)
 7-12.神は主を復活させたまいし Wq244(1756)
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
ヨハンナ・コズロヴスキ(ソプラノ)
ヴィルフリート・ヨッヘンス(テノール)
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス) 他

ヘルマン・マックス(指揮)
ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト

ミヒャエル・シュナイダー(指揮)…Wq215
ドレスデン室内合唱団…Wq215
ラ・スタジオーネ・フランクフルト…Wq215
 2018年に没後230年の記念年を迎える「カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ」の宗教的合唱曲集。
 J.S.バッハの次男として生まれ、父よりも“名付け親”テレマンの作曲様式を受け継ぎ、古典派音楽の基礎を築いた人物として知られています。偉大な父を終生尊敬した彼は、父が残したカンタータやオラトリオを更に発展させ、ハンブルクで活躍した時代から亡くなるまでの約20年間に、20曲の受難曲と約70曲のカンタータ、他、様々な合唱作品を書き上げました。
 この5枚組には最高傑作のひとつ「イエスの復活と昇天」をはじめとした選りすぐりの名作が、名手ヘルマン・マックスの演奏を中心に収録されています。全てピリオド・アプローチによる生き生きとした演奏です。

  録音 1984-2000年 WDR Cologne



 

KAIROS



0015022KAI
\2700
ノーノ:力と光の波のように 他
 ノーノ(1924-1990):
  Como una ola de fuerza y luz 力と光の波のように(1971-1972)
   ソプラノ、ピアノ、オーケストラとテープのために
  1.Invocation and lamentation of Luciano
  2.Luciano’s presence in his absence
  3.The Long March
  4.Collective explosion in the certainty of Luciano’s absence
   クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
   ジャン・ミシェルズ(ピアノ)
   アンドレ・リシャール(サウンド・プロジェクション)
   SWRエクスペリメンタルスタジオ
   ラインホルト・ブレイク:サウンド・ディレクター・アシスタント
   WDR交響楽団
   ペーター・ルンデル(指揮)
 5.ノーノ:...sofferte onde serene...苦悩に満ちながらも晴朗な波(1975-1977)
  ピアノとテープのための
   ジャン・ミシェルズ(ピアノ)
   パウロ・デ・アシス(サウンド・プロジェクション)
 6.パウロ・デ・アシス(1969-):
  unfolding waves… con luigi nono 広がる波…ルイジ・ノーノと共に(2012)
WDR交響楽団
ペーター・ルンデル/
レオ・ヴァリンスキー(指揮)
 ポリーニとアバドが初演、録音したことで、爆発的な知名度を獲得し、ノーノの代表作となった「力と光の波のように」の新録音(作曲家自身はヘルベルト・ケーゲルにも録音を依頼、録音もされています)。
 “チリ革命”時代の政権を批判し、鋭い詩を書いた若き詩人ルチアーノ・クルスを悼んで書かれたというこの曲は、予め録音されたテープ音と、ソプラノ独唱、ピアノ、フル・オーケストラの響きが混ざりあう混沌と波乱の音楽。
 「苦悩に満ちながらも晴朗な波」はピアノとテープの対話。この録音では、ポリーニの最初の録音以来、使用できなかったオリジナル・テープを再現して用いています。
 余白に収録されているのは「苦悩に満ちながらも晴朗な波」でサウンド・プロジェクションを務めるパウロ・デ・アシスのノーノへのオマージュ。ノーノの作曲テクニックを深く研究したという彼ならではの音空間です。

  録音:2012年11月10-11日 Philharmonie Cologne…1.2.3.4.6 2016年12月9日 Funkhaus Wallrafplatz, Cologne…5




ORCHID CLASSICS


ORC100082
\2300
7弦のバッハ
J.S.バッハ(1675-1750):リュートのための組曲
 組曲 第1番 ホ短調 BWV996
  1.前奏曲
  2.プレスト
  3.アルマンド
  4.クーラント
  5.サラバンド
  6.ブーレ
  7.ジーグ
 組曲 第4番 ホ長調 EWV1006a
  8.前奏曲
  9.ルール
  10.ガヴォットとロンド
  11.メヌエット I
  12.メヌエット II
  13.ブーレ
  14.ジーグ
マイケル・ポール(ギター)
 北米、南米、ヨーロッパを中心に活躍するギタリスト、マイケル・ポールが演奏する7弦ギターによるJ.S.バッハのリュート作品集。
 彼によれば「バッハのリュート作品は、通常の6弦ギターに1本低弦を追加するだけで、どの曲も演奏可能になる」とのことで、低音が増強された華やかで重厚な音色は聴き手にとって新鮮です。

  録音 2017年5月11-12日 Abbey Road Studios, London



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル



KKC 2141/43
(3CD)
¥4300→\3990
ライトナー&N響との充実のブラームス集
 ブラームス:
  Disc 1
   (1)交響曲第1番ハ短調Op.68
   (2)交響曲第2番ニ長調Op.73
  Disc 2
   交響曲第2番ニ長調Op.73(つづき)
   (3)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
   (4)交響曲第4番ホ短調Op.98
  Disc 3
   (5)ドイツ・レクイエムOp.45
フェルディナント・ライトナー(指揮)
NHK交響楽団
曽我栄子(ソプラノ)
芳野靖夫(バリトン)
国立音楽大学合唱団(5)
 N 響ライヴ・シリーズ2017
 超貴重。ライトナー&N 響との充実のブラームス集

 録音:1988年12月18日/サントリーホール(1)、1983年6月22日(2)、7月8日(3)/NHKホール、1983年7月14日/名古屋市民会館(4)、1979年2月21日/NHKホール(5)(すべてライヴ)/STEREO

 N 響にたびたび客演しておなじみのドイツの巨匠フェルディナンド・ライトナー。彼のブラームスは世界的に評価が高く、N 響ともブラームスの交響曲第1、2、4 番を演奏しています。そのすべてをCD 化。さらに「ハイドンの主題による変奏曲」と「ドイツ・レクイエム」も収録しました。
悠然とした流れのなかに人間的な温かみあふれる名演。N 響のドイツ音楽の代表的名盤と申せましょう。ことに曽我栄子と芳野靖夫の名唱光る「ドイツ・レクイエム」はもう一度聴きたかったという声の大きかった演奏です。ことに曽我女史はなんども歌った「ドイツ・レクイエム」の中でも最高の演奏でした。とのお墨付き。ご期待ください。

 *古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。




<国内盤> 


ゆっくり小学校

YSCL-001/2
(2CD)
¥3500+税
高橋 望 バッハ:「平均律クラヴィーア曲集」第1巻
 J.S.バッハ:
  「平均律クラヴィーア曲集」第1巻BWV.849-869(全曲)
高橋 望(ピアノ)
 色とりどりに響きあう、神羅万象のハーモニー
 高橋 望 バッハ:「平均律クラヴィーア曲集」第1巻

 録音:2017年6月6,7日、11月15,16,28日2014年12月24日相模湖交流センター
 ピアノ:ベーゼンドルファー、モデル275/企画・制作:株式会社素敬 ゆっくり小学校/販売元:パウ(Pau Ltd)

 毎年必ずゴルトベルク変奏曲で演奏会を開くほどバッハに傾倒している高橋望が音楽の旧約聖書と呼ばれる平均律クラヴィーア曲集に挑戦、モダンピアノ表現力を生かした現代のバッハ像を再構築している。




<映像>


BONGIOVANNI(映像)



AB 20037
(DVD)
¥5800
『トゥーランドット』を補筆完成させたアルファーノによるオペラ
 初DVD 化!イタリアのパルジファル?

  アルファーノ:歌劇『サクンタラ』
シルヴィア・ダッラ・ベネッタ
カメリア・カデール
エンリケ・フェレール
フランチェスコ・パルミエーリ
アレッサンドロ・ヴァルゲット
パオロ・ラ・デルファ
フィリッポ・ミカーレ、他
マッシモ・ベッリーニ劇場管弦楽団&合唱団
ニクシャ・バレザ(指揮)
 マッシモ・ガスパロン(演出)
 収録:2016 年11 月/カターニア、マッシモ・ベッリーニ劇場/NTSC、字幕:伊英、120 分

 プッチーニの『トゥーランドット』を補筆完成させたイタリアの作曲家、フランコ・アルファーノによるオペラです。音盤自体珍しいですが、2016 年収録の映像が登場しました。
 この『サクンタラ』は古代インドの作家カーリダーサの詩を題材とし、台本はアルファーノ自ら手掛けています。異教的な雰囲気が漂う作品で、ボローニャで公演を見たフリッツ・ライナーは「まるでイタリアのパルジファルだ」と言ったそうです。全盛期のイタリア・オペラだけあって聴き応えも抜群、一見の価値あり。















3/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



MYRIOS


MYR-20
\2600
Es war einmal… むかしむかし/シューマンとヴィトマンのおとぎ話
 シューマン(1810-1856):
  クラリネット、ヴィオラとピアノのための「おとぎ話」Op.132
   1.第1曲:Lebhaft, nicht zu schnell
   2.第2曲:Lebhaft und sehr markiert
   3.第3曲:Ruhiges Tempo mit zartem Ausdruck
   4.第4曲:Lebhaft, sehr markiert
  幻想小曲集 Op.73
   5.第1曲:Zart und mit Ausdruck
   6.第2曲:Lebhaft、leicht
   7.第3曲:Rasch und mit Feuer
  おとぎ話の挿絵 Op.113
   8.第1曲:Nicht schnell
   9.第2曲:Lebhaft
   10.第3曲:Rasch
   11.第4曲:Langsam, mit melancholischem Ausdruck
 イェルク・ヴィトマン(1973-):むかしむかし…世界初演録音
  12.第1曲:Es war einmal… むかしむかし…
  13.第2曲:Fata Morgana 蜃気楼
  14.第3曲:Die Eishohle 氷の洞窟
  15.第4曲:Von Madchen und Prinzen
      娘さんと王子さまから
  16.第5曲:Und wenn sie nicht gestorben sind 
      そして、もし彼らが死なないのであれば
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
 おとぎ話の冒頭で語られる“Es war einmal… むかしむかし”。この言葉にインスピレーションを得たシューマンが作曲した三重奏曲はタイトルもそのまま「おとぎ話」です。
 同一の主題が発展する4つの楽章は、晩年のシューマンの作風そのままに、内に秘めた優しさが感じられます。
 このシューマンの描いた世界を、現代最高のクラリネット奏者で作曲家でもあるヴィトマンが21世紀の新しいメルヘンとして再創造。いかにも現代的な不安や暗さを併せ持つ興味深い作品として表現しています。
 他に収録されたシューマンの2作品も含め、名手タベア・ツィマーマンとデーネシュ・ヴァーリョン、ヴィトマン自身が心を込めて演奏しています。

  録音 2015年12月 Siemens-Villa Berlin
 


MYR-22
\2600
THE GERSHWIN MOMENT
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)

 1.ガーシュウィン(1898-1937):
   ラプソディ・イン・ブルー(1924年ジャズ・バント版)
  F.グローフェによるオーケストラ編
 アール・ワイルド(1915-2010):
  ガーシュウィンによる超絶技巧練習曲より
   2.Somebody Loves Me 誰かが私に恋してる
   3.I Got Rhythm アイ・ゴット・リズム
 4.オスカー・レヴァント(1906-1972):Blame It On My Youth 若気の至り
 5.ガーシュウィン:サマータイム
 ガーシュウィン:へ調のピアノ協奏曲
  6.第1楽章:Allegro
  7.第2楽章:Adagio
  8.第3楽章:Allegro agitato
 アール・ワイルト:ガーシュウィンによる超絶技巧練習曲より
  9.Embraceable You 抱きしめたくなるようなあなた
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)

デイヴィット・ロバートソン(指揮)…1.6-8
セントルイス交響楽団…1.6-8
ゲイリー・バートン(ヴィヴラフォン)…4
ストーム・ラージ(歌)…5
録音
 ガーシュウィンの代表作「ラプソディ・イン・ブルー」。1924年に米国のジャズ、ポップス指揮者ポール・ホワイトマンの依頼を受けたガーシュウィンが2週間で書き上げたとされています。
 ただオーケストレーションに関しては、当時ホワイトマン楽団のアレンジャーを務めていたグローフェが行い、まずジャズ・バンド版が完成。後に何度も改訂が行われ、現在耳にするオーケストラ版などが生まれました。
 この録音では最初のジャズ・バンド版で演奏されており“シンフォニックジャズ”としての味わいが深く感じられます。
 ロシアのピアニスト、ゲルシュタインは14歳でバークリー音楽院に留学し徹底的にジャズを学んでから、クラシックに「戻った」というユニークな経歴の持ち主。このアルバムではガーシュウィンにまつわる作品を超絶技巧を駆使して華麗に演奏。楽しいアルバムに仕上がっています。

 録音:2017年4月7-9日 Powell Hall, St. Louis, MO ライヴ…1.2.3.6-8.9 2014年5月8日  Gilmore Festival,Williams Theatre, Kalamazoo…5 2012年4月30日 e Berklee Performance Center,Boston, MA…4



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ICA CLASSICS



ICAC-5149
\2300→\2090
全曲初出音源 Richard Itter Collection
 デュ・プレ/シューマン:チェロ協奏曲
 ロストロポーヴィチ/ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

  1-3.シューマン(1810-1856):チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
  4-6.ドヴォルザーク(1841-1904):チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104

 
ボーナス・トラック
 7.ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ 第5番-アリア
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)…1-3
ジャン・マルティノン(指揮)…1-3
BBC交響楽団…1-3

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)…4-6
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)…4-6
フィルハーモニア管弦楽団…4-6

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)…7
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)…7
ロンドン交響楽団の7人のチェロ奏者たち…7
 42歳の若さでこの世を去った天才、ジャクリーヌ・デュプレ。1961年の衝撃的な「ロンドン、ウィグモア・ホールでの正式デビュー」の翌年に行われたこのコンサートの演目は、彼女にとって初となるシューマンの協奏曲でした。
 この演奏会のために、パリのポール・トルトゥリエを訪れ、彼の素晴らしいカデンツァを学ぶほどの意気込みでした。
 聴衆は彼女のエルガーを愛しましたが、実際はロマンティックな曲想を持つシューマンの協奏曲の方が、彼女の感性に合っていたようで、1966年にこの曲をロストロポーヴィチから学んだ時、「私(ロストロポーヴィチ)がこれまで聴いた中で最も完璧なシューマンだ」と賞賛されたのだそうです。
 そのロストロポーヴィチによる1962年のドヴォルザークは、カルロ・マリア・ジュリーニとの共演で、こちらも今回が初出音源です。1977年のスタジオ録音よりもTotal Timeが約3分早く、熱のこもった演奏です。もちろんジュリーニによる細部まで目の行き届いたオーケストラパートも聴きどころです。

 ボーナスとして収録されているのは「ブラジル風バッハ 第5番」のアリア。ロストロポーヴィチとロンドン交響楽団の7人のチェロ奏者たち、そして彼の妻ヴィシネフスカヤの独唱による演奏は大好評となりました。こちらも初出音源となります。

 ライヴ録音 MONO 
 1962年12月12日 Royal Festival Hall,London…1-3
 1962年9月6日 Usher Hall, Edinburgh Festival…4-6
 1962年8月23日 Usher Hall, Edinburgh Festival…7
 リマスタリング:ポール・ベイリー
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ICAC-5147
(2CD)
\3600→\3290
カール・ベーム(指揮)
 ウィーン国立歌劇場のロンドン引っ越し公演
  モーツァルト(1756-1791):歌劇《フィガロの結婚》 初出音源
カール・ベーム(指揮)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アルマヴィーヴァ伯爵…パウル・シェフラー(バリトン)
伯爵夫人…リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
スザンナ…イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
フィガロ…エーリヒ・クンツ(バス)
ケルビーノ…セーナ・ユリナッチ(メゾ・ソプラノ)
マルチェリーナ…ロゼッテ・アンダイ(メゾ・ソプラノ)
ドン・バルトロ…オスカー・チェルヴェンカ(バス)
ドン・バジーリオ…マレー・ディッキー(テノール)
ドン・クルツィオ…ウィリアム・ウェルニク(テノール)
バルバリーナ…アニー・フェルバーマイヤー(ソプラノ)
アントニオ…ヴァルター・ベリー(バス) 他
 1954年、ウィーン国立歌劇場のロンドン引っ越し公演のライヴ録音。
 演目はベームが得意とする《フィガロの結婚》で、当時のウィーンで全盛を誇っていた歌手たちが勢揃いしたロイヤル・フェスティバル・ホールでの素晴らしい演奏です。
 当時の評論家ハロルド・ローゼンタールが「Opera」誌上で絶賛した上演は、まさにウィーンの舞台がそのまま再現されたかのような仕上がりであり、オーケストラが紡ぎ出すゆったりとした美しく洗練された音楽はもちろんのこと、ベームとクリップスによって確立された「モーツァルト・アンサンブル」はとりわけ見事で、クンツ、シェフラー、デラ・カーザとユリナッチらの歌唱は人々を魅了しました。初出音源となります。

 1954年9月13日 ライヴ録音 MONO Royal Festival Hall, London リマスタリング:ポール・ベイリー
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ICAC-5148
(4CD)
\6000→\5490
トーマス・ビーチャム&ロイヤル・フィル:名演集
 ベートーヴェン、ブラームスの交響曲も

【CD1】
 1.ハイドン(1732-1809):交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.I:99…初CD化
 2.ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調「時計」 Hob.I:101
 3.ボッケリーニ(1743-1805):シンフォニア(序曲) ニ長調 Op.43 G521
…初CD化
  録音
  1954年9月16日 Royal Albert Hall, London…1
  1959年10月25日 Royal Festival Hall, London…2
  1956年8月23日 Usher Hall, Edinburgh Festival…3
【CD2】
 1.メンデルスゾーン(1809-1847):序曲「真夏の夜の夢」Op.21
…初CD化
 2.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K425
…初CD化
 3.モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K543
…初CD化
  録音 Royal Festival Hall, London
   1956年11月14日…1
   1954年12月15日…2
   1954年4月7日…3

【CD3】
 1.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第2番 ニ長調 Op.36…初CD化
 2.ブラームス(1833-1897):交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
…初CD化
  録音
   1956年11月14日 Royal Festival Hall, London…1
   1959年11月4日 BBC Studio 1, Maida Vale, London…2
【CD4】
 1.ワーグナー(1813-1883):歌劇《さまよえるオランダ人》序曲
…初CD化
 2.リスト(1811-1886):ファウスト交響曲 S108
  アレクサンダー・ヤング(テノール)…2
  ビーチャム・コーラル・ソサエティ…2
   録音 Royal Festival Hall, London
    1954年11月22日…1
    1956年11月14日…2
トーマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 トーマス・ビーチャムと言えば「英国の製薬会社の御曹司」であり、私財を投じてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の2つのオーケストラを創設した“英国楽壇の名物男”と称された人です。
 レパートリーは幅広く、特にイギリスの作曲家たちの作品の普及に力を尽くしたことで知られます。このライヴ録音でもハイドンからワーグナーまで8人の作曲家の作品が収録されており、中には彼が好まなかったとされるベートーヴェンやブラームスの交響曲も含まれています(ベートーヴェンの交響曲第2番は、BBC LEGENDSレーベルからリリースされた演奏とは別ヴァージョンとなります)。
 他にも、機知に富んだハイドンや、荘厳なリストの「ファウスト交響曲」など、晩年を迎えたビーチャムが手塩にかけて育てたロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と残した貴重な4枚組となっています。

  全てライヴ録音 MONO  リマスタリング:ポール・ベイリー



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LPO



LPO-105
\2000→\1890
初登場ライヴ音源
 
「これを超えるものはこれから先も現れないだろう」
  テンシュテット(指揮)&ロンドン・フィル
  
 ストラヴィンスキー(1882-1971):ペトルーシュカ/火の鳥

 バレエ音楽《ペトルーシュカ》組曲(1947年版)
  1.第1部謝肉祭の市
  2.第2部:ペトルーシュカの部屋
  3.第3部:ムーア人の部屋
  4.第4部:謝肉祭の市(夕景)
 バレエ音楽《火の鳥》組曲(1919年版)
  5.序奏
  6.火の鳥の踊り
  7.火の鳥のヴァリアシオン
  8.王女たちのロンド(ホロヴォード)
  9.魔王カスチェイの凶悪な踊り
  10.子守歌
  11.終曲
クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
“今夜のテンシュテットのコンサート、これを超えるものはこれから先も現れないだろう”
                                    ・・・Gramophone誌 コンサート評


 テンシュテットのレパートリーの中では「非常に珍しい」ストラヴィンスキーの2曲のバレエ音楽のライヴ音源が初登場!
 1983年から1987年までロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めたテンシュテットは主としてドイツ・オーストリア系の作品を得意としており、とりわけ一連のマーラー作品の演奏で高く評価されていました。バレエ音楽を指揮することはほとんどなく、ストラヴィンスキーのこれらの曲では正規盤はありません。
 テンシュテットの晩年の演奏であるこの1992年のコンサートは、前述の批評の通り、驚くばかりの盛り上がりを見せ、民話を題材とした神秘的な「火の鳥」、グロテスクな味わいの「ペトルーシュカ」、どちらも満場の聴衆を興奮の渦に巻き込みました。
 このライヴ録音では、静かに不気味に終結する「ペトルーシュカ」では拍手はカットされていますが、「火の鳥」では聴衆の心のこもった拍手が収録されており、演奏会場の雰囲気も含めたテンシュテットの熱演を聴くことができます。

  
録音 Southbank Centre's Royal Festival Hall,London 1992年5月5日…1-4 1992年5月10日…5-11



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MAGGIO LIVE



MAGGIO 022
¥2300→\2090
初回プレスのみの限定生産
 
リヒテルとムーティの共演ライヴ! 24番は唯一の録音!

 モーツァルト:
  (1)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
  (2)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
  (3)同曲〜第3楽章アレグロ(アンコール)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リッカルド・ムーティ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
 驚愕の大発見!リヒテルとムーティの共演ライヴ!! 24 番は何と唯一の録音!!初回プレスのみの限定発売!!!!

 録音:1971年11月20日(1)、1976年12月4日(2)(3)/フィレンツェ・コムナーレ劇場(ライヴ)/MONO、74’ 33”

 とんでもない音源が発見されました。
 リヒテルとムーティがフィレンツェ五月音楽祭で共演したモーツァルトのピアノ協奏曲2 篇。このうち24 番は海賊盤で出たことがありますが、27 番は完全初出。
 リヒテルとムーティは、1972 年8 月にウィーン・フィルとシューマンの協奏曲のライヴ、フィルハーモニア管弦楽団と77 年にベートーヴェンの3 番、79 年にモーツァルトの22 番をセッションで録音していて、いずれも名盤の誉れ高いものとなっています。それに勝るとも劣らぬ出来の新たな2 篇が加わりました。
 ムーティは26 歳だった1967 年にリヒテルと初めて会いますが、若いムーティは巨匠リヒテルとの共演に気後れして、「私のような者で良いのでしょうか」とリヒテルに訊いたといわれます。そこでリヒテルはモーツァルトの15 番とブリテンのピアノ協奏曲の2 台ピアノ版をムーティと弾き、「あなたがピアノを弾いたように指揮するなら素晴らしい音楽家だ。共演しましょう」と言われたとされます。翌68 年のムーティの結婚式には主賓として出席したといわれます。そうした関係もあり、ムーティの指揮も真剣勝負の凄みにあふれ、24 番などオペラのような劇的な音楽作りに引き込まれます。
 録音はモノラルながら明瞭。ピアノ協奏曲第27 番は典型的な「ノッている時のリヒテル」で、あくまでも落ち着いたテンポと麗妙なタッチ、歌心などまさに入魂の神業。聴衆の熱狂に応えてアンコールに第3 楽章を繰り返すほど。もちろんそれも収録されています。

 ※当アルバムは権利上の問題により初回プレスのみの限定生産となります。再入荷は極めて難しくなると思われます。お買い逃しないようにお願いいたします。(代理店)



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PROFIL



PH 17065
(13CD)
¥5700→\5290

流通されていない秘宝が目白押し
 エミール・ギレリス・エディション1933-1963
  大盤振舞いの超豪華BOX
エミール・ギレリス(ピアノ)

 Disc 1 63’ 01”  戦前貴重録音 (1933-1941)
  (1)リスト(ブゾーニ編):「フィガロの結婚」による幻想曲(断片)/
  (2)ルイエ(ゴドフスキ編):ジーグ〜組曲第1番ホ短調より/
  (3)シューマン(タウジヒ編):密輸入車〜スペインの歌遊びOp.74より/
  (4)シューマン:トッカータOp.7/(5)リスト(ブゾーニ編):「フィガロの結婚」による幻想曲(全曲)/
  (6)シューマン:夢のもつれOp.12の7/(7)ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23の5/
  (8)ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」Op.53/(9)プーランク:パストラール/
  (10)同:トッカータ/(11)ドビュッシー(ボーウィック編):祭〜夜想曲より/
  (12)リスト&ブゾーニ編:狩〜パガニーニ練習曲より/(13)ラフマニノフ:「音の絵」Op.31の1/
  (14)メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調Op.16の2/(15)チャイコフスキー:無言歌Op.2の3/
  (16)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調/
  (17)アルベニス(カメンスキー編):ナバーラ(2台ピアノ版)【ヤコフ・ザーク(ピアノ)】
    1933 年(1)、35 年(2)-(5)、37 年(6)-(8)、38 年(9)(10)、39年(11)、40 年(12)-(16)、41年(17)

 Disc 2 54’ 43” J.S.バッハ
  (1)パルティータ第1番変ロ長調BWV825/(2)フランス組曲第5番ト長調BWV816/
  (3)イタリア風のアリアと変奏 イ短調BWV989/(4)半音階的幻想曲とフーガBWV903
   1950年11月29日(1)、59 年1月22日(3)、48年11月1日(4)モスクワ・ライヴ、
   59年12月6日レニングラード・ライヴ(2)

 Disc 3 63’ 52” バッハ&ヘンデル
  (1)J.S.バッハ(タウジヒ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565/
  (2)同(ジロティ編):前奏曲ロ短調/(3)同:2台のピアノのための協奏曲ハ長調BWV1061/
  (4)同:ブランデンブルク協奏曲第5 番ニ長調BWV1050/
  (5)ヘンデル:フルート・ソナタ イ短調Op.1の4
    ヤコフ・ザーク(ピアノ)、キリル・コンドラシン(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(3)、
    エリザヴェタ・ギレリス(ヴァイオリン)、ニコライ・ハリコフスキー(フルート)、
     キリル・コンドラシン(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(4)、
    アレクサンドル・コルネーエフ(フルート)(5)
    1954年1月8日(1)、61年10月10日(2)モスクワ・ライヴ、
    48年10月9日(3)、48年(4)モスクワ、58年モスクワ(セッション)(5)

 Disc 4 48’ 32” スカルラッティ:ソナタ
  ホ長調「行列」K.380/ハ長調「狩」K.159/ヘ長調K.518/ヘ短調K.466/嬰ハ短調K.247/
  イ長調K.113/イ長調K.433/ニ短調「トッカータ」K.141/ニ短調「アリア」K.32/ロ短調K.27/
  ト長調K.125/ニ短調「パストラール」K.9(タウジヒ編)/ホ長調「カプリッチョ」K.20(タウジヒ編)
    1955年9月5日、60年12月26日、49年/モスクワ・ライヴ

 Disc 5 68’ 32” バロック〜古典派
  (1)ラモー:鳥のさえずり、タンブラン、村娘
  (2)C.P.E.バッハ:ピアノ・ソナタ イ長調W.55/4 (H.186)
  (3)クレメンティ:ピアノ・ソナタ ハ長調Op.34の1
  (4)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調RV31
  (5)ハイドン:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Hob.XV:32
    エリザヴェタ・ギレリス(ヴァイオリン)(4)(5)
    1960年12月26日(1)(2)、12月10日(3)モスクワ・ライヴ、51年モスクワ(4)(5)

 Disc 6 78’ 06” ハイドン
  (1)ピアノ協奏曲ニ長調Hob.X VIII:11/(2)ピアノ・ソナタ第33番ハ短調Hob.X VI:20/
  (3)ピアノ三重奏曲第26番ニ長調Hob.X V:16/(4)同第31番ト短調Hob.X V:19
    ルドルフ・バルシャイ(指揮)モスクワ室内管弦楽団(1)、
    レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)(3)(4)
    1959年1月16日(1)、60年12月26日(2)モスクワ・ライヴ、51年(3)、
    52年(4)モスクワエミール・ギレリス・エディション1933-1963

 Disc 7 78’ 43” モーツァルト ピアノ協奏曲第21番
  (1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467/(2)2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365/
  (3)協奏的二重奏曲(ブゾーニ編によるピアノ協奏曲第19番終楽章)/
  (4)自動オルガンのための幻想曲ヘ短調K.608(ブゾーニ編2台ピアノ版)/
  (5)歌劇「魔笛」序曲(ブゾーニ編2台ピアノ版)/(6)フーガ ハ短調K.426
    フランツ・コンヴィチュニー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1)、
    ヤコフ・ザーク(ピアノ)(2)-(6)、キリル・コンドラシン(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団(2)
    1960年11月3日ライプツィヒ・ライヴ(1)、49年1月26日(2)、50年(3)(4)、52年(5)(6)モスクワ

 Disc 8 67’ 10” モーツァルト
  (1)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457/(2)同第16番変ロ長調K.570/
  (3)幻想曲ニ短調K.397/(4)ピアノ三重奏曲第1番(ディヴェルティメント)変ロ長調K.254
    レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)(4)
    1950年11月29日(1)、60年12月26日(3)モスクワ・ライヴ、54 年3月12日パリ(2)、52 年モスクワ(4)

 Disc 9 61’ 26” ベートーヴェン 「熱情」
  (1)ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2の3/(2)第23番ヘ短調Op.57「熱情」/
  (3)第27番ホ短調Op.90/(4)バガテルOp.33の1
    1952年1月5日(1)、61年1月14日(2)、52年3月25日(4)モスクワ・ライヴ、
    57 年4月22日ロンドン・ライヴ(3)

 Disc 10 62’ 06” ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1・2番
  (1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15/(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
    クルト・ザンデルリンク(指揮)チェコ・フィル(1)、
    アンドレ・ヴァンデルノート(指揮)パリ音楽院管弦楽団(2)
    1958年11月19日プラハ・ライヴ(1)、57年6月20-22日パリ(2)

 Disc 11 66’ 17” ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3・4番
  (1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37/(2)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
    キリル・コンドラシン(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(1)、
    レオポルト・ルードヴィヒ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(2)
    1951年1月23日モスクワ・ライヴ(1)、57年4月26, 27日、5月1日ロンドン(2)

 Disc 12 78’ 23” ベートーヴェン 「皇帝」
  (1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」/(2)ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」
    クルト・ザンデルリンク(指揮)チェコ・フィル(1)、レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、
    ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)(2)
    1958年11月21日プラハ・ライヴ(1)、56年モスクワ(2)

 Disc 13 68’ 59” シューベルト
  (1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調Op.53 D.850/(2)即興曲ヘ短調Op.142の1/
  (3)幻想曲ヘ短調D.940(カバレフスキー編によるピアノと管弦楽版)
    キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル(3)
    1960年1月16, 22日ニューヨーク(1)、59年1月22日(2)、62年10月12日(3)モスクワ・ライヴ
 この価格、これは欲しい!ギレリスの珍しい音源大盤振舞いの超豪華BOX

 Profile レーベルがリヒテル・シリーズに続きドイツの放送局に眠るギレリスの音源を調査し、驚愕のマスターテープを多数発掘しました。

 第2 次世界大戦前の1933 年から1963 年までのライヴ中心で、流通されていない秘宝が目白押しです。

 ギレリス20 代の戦前録音が貴重。
 録音はさすがに古いものの、その後録音していない唯一の楽曲も多く、プーランクなど大歓迎。さらにアルベニスの「ナバーラ」をカメンスキーが2 台のピアノ用に編曲したものを、朋友で第3 回ショパン国際コンクール優勝者のヤコフ・ザークと共演したお宝音源も絶品。
 ザークとのデュオでは、モーツァルト作品をブゾーニが編曲した諸作を両者の丁々発止な演奏で味わえるのも嬉しい限り。さらにモーツァルトの2 台のピアノのための協奏曲は両者の演奏に加え、コンドラシンの指揮と考えられぬ豪華さです。

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲は全5 曲が収録されていますが、先日リリースされたザンデルリンクBox に収められたギレリス独奏の全曲とは別音源で、第1 番と「皇帝」はチェコ・フィルとの共演。2 番はヴァンデルノート指揮パリ音楽院管弦楽団、3 番はコンドラシン指揮ソヴィエト国立交響楽団と、重複しない気配りも万全。

 コーガン、ロストロポーヴィチと共演した「大公」、ハイドン、モーツァルトのトリオも収録。ハイドンはバルシャイ指揮モスクワ室内管弦楽団と共演したピアノ協奏曲も興味津々です。
 さらに興味深いのがバッハ。あの「トッカータとフーガ」をタウジヒが編曲したものの音源があったのに驚愕。妹のエリザヴェタと共演したブランデンブルク協奏曲第5 番もコンドラシン指揮というのが凄すぎます。
 コンドラシンとの共演では、シューベルトの連弾の名作「幻想曲ヘ短調」をカバレフスキーがピアノ協奏曲に書き直したものも超貴重。単なる編曲でなく、カバレフスキーならではの20 世紀ソヴィエト音楽の要素もある「危うさ」が魅力です。

 大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、ギレリスの凄すぎるピアニズムを満喫できます。


<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4825563
(2CD)
\1800
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜20世紀音楽名作集》
《CD 1》
 バルトーク:
  1) 管楽器のための協奏曲Sz.116、
  2) 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106*、
 3) ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲(1919年版)*/
《CD 2》
 ストラヴィンスキー:
  1) 春の祭典、
  2) 交響詩『ナイチンゲールの歌』*、
  3) コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲*

*DECCA初CD化
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 20世紀の作曲家に精通するベイヌムの真骨頂
 エドゥアルト・ファン・ベイヌムは20世紀の作曲家に精通し、その作品に対する鋭いアプローチとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の優雅さとが結び付き、ここでは特にバルトークとストラヴィンスキーの作品で素晴らしい演奏を披露しています。

【録音】1946年9月11日(CD 2: 1)、1948年9月15、22日(CD 1: 1)、1955年10月13、14日(CD 1: 2)、
1956年4月6日(CD 1: 3)、11、12日(CD 2: 3)、5月22日(CD 2: 2)、アムステルダム、コンセルトヘボウ
 


4828779
(3CD)
\3000
《シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ〜ドニゼッティ:歌劇『アンナ・ボレーナ』》
 ドニゼッティ:歌劇『アンナ・ボレーナ』
エンリーコ8世……ニコライ・ギャウロフ(バス)
アンナ・ボレーナ………エレナ・スリオティス(ソプラノ)
ジョヴァンナ・セイモー……マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)
リッカルド・ペルシー卿……ジョン・アレクサンダー(テノール)
スメトン……ジャネット・コスター(メッゾ・ソプラノ)
ロシュフォール卿……スタッフォード・ディーン(バス)
エルヴェイ………ピエロ・デ・パルマ(テノール)
ウィーン国立歌劇場合唱団
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 オペラ史上記念碑的アルバム
 ドニゼッティが最初に国際的な大成功を収めた歌劇『アンナ・ボレーナ』。この録音は、オペラ史の記念碑的な存在として歓迎されました。
 このアルバムはほぼ全曲に近い最初の録音で、劇の雄大さ、ドニゼッティの想像力の豊かさを充分に表現しています。タイトルロールのエリナ・スリオティスはギリシャのソプラノ歌手です。3枚組。

 【録音】1968年9月1−10日、1969年8月29日−9月5日、ウィーン、ゾフィエンザール
  


4824757
\1200
《トゥリオ・セラフィン〜ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』名場面集》
 ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』名場面集
メフィストーフェレ…チェーザレ・シエピ(バス)
ファウスト…ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
マルゲリータ…レナータ・テバルディ(ソプラノ)
マルタ…ルチア・ダニエリ(メッゾ・ソプラノ)
ワグネル…ピエロ・デ・パルマ(テノール)
トゥリオ・セラフィン(指揮)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団・合唱団
 このオペラの真価を広く世に知らしめた名録音
 19世紀の最も優れた台本作家の一人でもあったボーイトの、完成された唯一のオペラである『メフィストーフェレ』は、いつもレパートリーの片隅に置かれがちでしたが、その真価は1958年のこのデッカ録音により、1960年代、70年代の多くのレコード・ファンの心と耳に認められました。

 【録音】1958年6月17日−7月6日、ローマ、サンタ・チェチーリア
  


4825111
(2CD)
\1800
《イ・ムジチ合奏団〜
 メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第9−12番 / 八重奏曲》

 メンデルスゾーン:
《CD 1》
 弦楽のための交響曲
  1) 第10番ロ短調Op.posth、
  2) 第11番ヘ長調Op.posth、3) 第12番ト短調Op.posth /
《CD 2》
 1) 弦楽のための交響曲第9番ハ短調Op.posth*、
 2) 弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20

*DECCA初CD化
イ・ムジチ合奏団
 イ・ムジチの洗練された演奏で聴く、若き日のメンデルスゾーン作品集
 イ・ムジチ合奏団が1961年から1970年の間に録音した、10代のメンデルスゾーンが書き上げた作品。このイタリアのアンサンブルにより見事に洗練された演奏で聴くことができます。
 弦楽のための交響曲第9番はデッカ初CD化です。

【録音】1961年6月29日−7月10日、アムステルダム、バッハ・ザール(CD 2: 1)、1966年6月6−13日、ローマ、Aula la magna de l’ateneo Antoniano(CD 2: 2)、1970年5月1−10日(CD 1: 2)、9月24日−10月4日(CD 1: 1, 3)、スイス、ラ・トゥール・ド・ペ、Salle des Remparts
 


4825836
(2CD)
\1800
《テレサ・ベルガンサ〜18世紀の肖像》
《CD 1》
 モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492より
  1)「自分で自分がわからない」、2)「恋とはどんなものかしら」、
  3) 歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621より「行こう、だが愛しい人よ」、
 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より
  4)「無分別な人たち! 出て行きなさい!……岩のように動かずに!」、
  5)「恋は小さな泥棒」、
  6)「行ってしまう……お願いです」、
 コンサート・アリア
  7)「どうしてあなたを忘れられよう」K.505、
  8)「幸せの影よ……私はお前を残して行く」K.255、
  9)「あわれなこの私よ……あわれなわが子よ」K.77、
  10)「やっとこの時が来たのね……あなたを愛する者の望みとして」K.577、
  11)「もし勇気と希望が」K.82、12) 「誠実に身を守れ」K.23 /
《CD 2》
 グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より
  1)「エウリディーチェを失って」、2)「空は澄みわたり」、
  3) 歌劇『アルセスト』より「地獄の神々よ」、
  4) 歌劇『パリーデとエレーナ』より「ああ私のやさしい熱情が」、
 5) ペルゴレージ:歌劇『奥様女中』より「私のおこりんぼさん」、
 6) ヘンデル:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より「この胸に息のある限り」、
 7) パイジェッロ:歌劇『ニーナ、または恋狂い』より「いとしい人が来る時」、
 8) ケルビーニ:歌劇『メデア』より「メデア!……一緒に泣きましょう」、
 9) ハイドン:カンタータ「ナクソスのアリアンナ」Hob.XXVIb:2
テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)、
フェリックス・ラビーリャ(ピアノ)(CD 2: 9)、
サー・ジョン・プリッチャード(指揮)
ロンドン交響楽団(CD 1: 1-7)、
ジェルジ・フィッシャー(指揮)
ウィーン室内管弦楽団(CD 1: 8-12)、
サー・アレクサンダー・ギブソン(指揮)
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(CD 2: 1-8)
 スペインのメッゾ・ソプラノ歌手がデッカに残したお宝録音集
 テレサ・ベルガンサがデッカに残し、埋もれていたお宝録音が2枚組で発売されます。
 グルックのオルフェオ、ケルビーニのメデアを含む、ヒロインとズボン役を演じ、ペルゴレージとヘンデルのアリアも歌っています。

 【録音】1960年6月8−11日(CD 2: 1-8)、1962年12月15、18、20&21日(CD 1: 1-7)、ロンドン、キングズウェイ・ホール、1977年5月26−27日(CD 2: 9)、1981年1月3−9日(CD 1: 8-12)、ウィーン、ゾフィエンザール
  


4826397
(2CD)
\1800

《テレサ・ベルガンサ〜Brava Berganza!》
《CD 1》
 ロッシーニ:
  歌劇『セビリャの理髪師』より
   1)「今の歌声は」、2)「愛に燃える心に対して」、
  歌劇『アルジェのイタリア女』より
   3)「ひどい運命よ! 愛の暴君よ!」、
   4)「私の熱愛する彼のために」、5)「皆さん……祖国を思い」、
  6)『スターバト・マーテル』より「私にキリストの死を負わせ」、
  7) 歌劇『セミラーミデ』より「麗しい光が」、
  8) 歌劇『チェネレントラ』より「悲しみと涙のうちに生まれて」、
 9) ゲレーロ:サグラリオのロマンス、
 10) マルケス:マルガリータのロマンス、
 11-18) Donostia、De Azcue:8つのバスクの歌、
 19) Munos、Valverde:Clavelitos*、
 20) チャピ・イ・ロレンテ:Carceleras*/
《CD 2》
 1) ケルビーニ:歌劇『デモフォンテ』より「ああ、私の人生にとって」、
 2) チェスティ:歌劇『オロンテーア』より「私の偶像のそばに」、
 3) 伝ペルゴレージ:「途方に暮れて」、
 A.スカルラッティ:
  4)「Qual mia colpa … Se delitto e l’adorarvi」、
  5)「Chi vuol innamorarsi」、6)「La Rosaura」、
  7)「Elitropio d’amor」、
 グリーディ:
  8)「Como quieres que advine」、9)「Mananita de San Juan」、
 10) ラビーリャ:4つのバスクの歌、
 11) トゥリーナ:希望の聖母への祈りの形式によるサエタOp.60、
 グラナドス:
  12)「El tra la la y el punteado」、13) 内気なマホ、
  14) 悲しみにくれるマホ、
 15) トゥリーナ:ファルーカ、
 16-22) ファリャ:7つのスペイン民謡、
 23) ラビーリャ:子守歌

*DECCA初CD化
テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)、
フェリックス・ラビーリャ(ピアノ)(CD 2)、
サー・アレクサンダー・ギブソン(指揮)
ロンドン交響楽団(CD 1:1-8)、
Benito Lauret(指揮)
管弦楽団(CD 1: 9, 10, 19, 20)、
ヘラルド・ゴンバウ(指揮)
管弦楽団(CD 1: 11-18)
 ベルガンサ最盛期の歌唱を堪能
 スペインのメッゾ・ソプラノ、ベルガンサが最盛期の声でロッシーニ作品、スペインの民謡を歌っています。
 オリジナルの4つのアルバムから、新規リマスタリングで2枚組に収録。

【録音】1959年2月17−20日、ウォルサムストウ、アッセンブリー・ホール(CD 1: 1-8)、1959年、スペイン(CD 1: 9-20, CD 2:16-22)、1960年6月10日、ロンドン、キングズウェイ・ホール(CD 2: 23)、1962年1月17−20日、ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ3(CD 2: 1-15)


<国内盤> 


コウベレックス

KRS 5238
¥2880(税込)
訪れ(松本憲治作曲)門脇輝夫の詩による11の家庭の聖歌
 1. 初聖体
 2. これを記念と命じられた (聖体)
 3. 三位の神の交わりは (三位一体)
 4. 唯一の力 神の霊 (聖霊)
 5. マリアは走る
 6. 訪 れ
 7. ひとつのアヴェ・マリア(聖母の被昇天)
 8. 星よまたたけ (主の降誕)
 9. 主の公現
 10. クリスマスローズ
 11. 天へのはしご タチアオイ
山口水蛍(ソプラノ)
佐々木有紀(メゾ・ソプラノ)
佐々木悠(オルガン)
 作曲家松本憲治が、幼い頃の心の風景をもとに音を紡いだ聖歌集

 録音:2017年12月26日、日本キリスト教団 広島流川教会(広島市) 33’44”

 タイトルにある「訪れ」は聖母マリアのエリザベト訪問のことである。若いマリアが驚きと希望で頬をふくらませる様子などが歌われている。門脇輝夫の詩は、穏やかながらウィットに富んだ「聖家族」への深い眼差しで、むしろユニークでもある。
 佐々木悠のパイプオルガンにのせて、山口水蛍のソプラノと佐々木有紀のメゾ・ソプラノによる、いずれも広島を中心に内外で活躍中の宗教音楽家の軽やかな演奏。
 これまで音楽制作の様々な分野を手がけてきた松本憲治が、幼い頃の心の風景をもとにひたすらシンプルに音に紡いだ結果、マリアの足音さえきこえてくるような作品となった。

 【プロフィール】
 門脇輝夫(作詩)
  翻訳家。1926年生まれ。仙台市在住。
 松本憲治(作曲)
  広島市出身。東京藝術大学声楽科卒。在学中より作曲を高田三郎、島岡譲、また早川正昭の各氏に師事。また、詩誌μを主宰、詩書も3冊刊行している。
 主な作曲作品
  :女声独唱のための五つの花の歌/男声合唱と独奏チェロのための「迫る光」〜パウルツェランによる〜/ピアノのための三つのパンセ/ピアノ、弦楽四重奏、朗読のための「ヒロシマの妖精」/笙、篳篥、三味線、琴とピアノのための「彩」/笙、篳篥、三味線、琴、ピアノと二人のソプラノのためのAve verum corpus/等。














3/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



FIRST HAND RECORDS


FHR 67
¥2100
ニューヨーク・タイムズも絶賛のコンポーザーピアニスト
 メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ Op.35より
  第1番ホ短調、第2番ニ長調、
  第3番ロ短調、第6番変ロ長調
 バーンスタイン:Touches
 マイケル・ブラウン:チャントとフーガ、Thoughts
 ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35
マイケル・ブラウン(ピアノ)
 録音:2016 年10 月24-30 日

 ピアニスト兼作曲家として活躍するニューヨーカー、マイケル・ブラウンによるアルバムです。
 自分と同様にピアノの名手としても知られるクラシックの作曲家を並べ、さらに自作曲も収録。変奏曲やフーガの形式をとる作品が並び統一感のある構成になっています。



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NAIVE



V 5447
¥2600→\2390
パーヴォ指揮のフランクフルト放送響,、燃えに燃えた演奏
 ブラームス(1833-1897):
  ピアノ四重奏曲第1番 op.25
   シェーンベルクによるオーケストラ編曲(1937)
   〔録音:2007 年6月14-15日〕
 ヴェーベルン(1883-1945):
  弦楽四重奏のための緩徐楽章(1905)
   ジェラード・シュワルツによる弦楽オーケストラ編曲(1995)
   〔録音:2010 年7月2-3日〕
 J.S.バッハ:
  『音楽の捧げもの』BWV1079 から「6 声のリチェルカーレ」
   ヴェーベルンによるオーケストラ編曲(1934-35)
   〔録音:2010 年7月2-3日〕
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ&フランクフルト放送響ライヴ!

 パーヴォ指揮のフランクフルト放送響燃えに燃えた演奏。オーケストラの魅力を満喫!

 (すべてライヴ録音(フランクフルト))

 パーヴォ・ヤルヴィ指揮、フランクフルト放送交響楽団によるライヴ。偉大なクラシック作品を、後世の作曲家が編曲したプログラムでの登場です。
 シェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ四重奏曲は、よく歌う弦、そしてダイナミックな管とオーケストラの魅力満載。パーヴォ率いるフランクフルト放響も熱く燃えた演奏を展開しています。
 ヴェーベルンの緩徐楽章は後期ロマンティックの爛熟感たっぷりの作品ですが、アメリカの作曲家シュワルツによる編曲でよりダイナミックにたのしむことができます。
 ヴェーベルン編曲のバッハは、管楽器も大活躍で、まったく違う作品のように聴こえます。パーヴォ率いるフランクフルト放響の、重厚感と熱さを満喫できる1 枚です。

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V 5434
¥2600→\2390
パーヴォが敬愛するヒンデミットの作品
 パウル・ヒンデミット(1895-1963)
  ・交響曲「画家マティス」
    〔録音:2013年1月28日-2月1日〕
  ・「ウェーバーの主題による交響的変容」
    〔録音:2010 年10月27-29日〕
  ・弦楽オーケストラのための5 つの小品 op.44-4
    〔録音:2011年6月30日-7月1日〕
  ・「ラグタイム」(組曲「1922年」op.26より第5曲)
    〔録音:2010 年10月27-29日〕
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
 (すべてライヴ録音(フランクフルト))

 「私はヒンデミットの音楽を以前から崇拝しておりました。あまり演奏される機会がないことが不幸だと思っています。ヒンデミットは自身の声を持った20 世紀の巨人であります。このCD で、彼のアイコンともいえる「ウェーバーの主題による交響的変容」と「画家マティス」、そして演奏機会はより少ないものの素晴らしい作品である「ラグタイム」と「弦楽オーケストラのための5 つの小品」をお届けします。この素晴らしい音楽をより多くの方々に知って頂くことは私の願いでした。そして、ヒンデミット賞を頂いたことは大きな誇りとなりました。この録音が、この偉大な作曲家のユニークな声にさらなる注目が集まるきっかけとなることを願っています」(パーヴォ・ヤルヴィの言葉)





OCORA

C56 1091
¥2600
北インドのラーガ・ジョーグ
 アーラ−プ
 ジャプタール
 ドゥルート・ティンタール
サンゲート・トリオ
 【タルン・バッタチャリヤ(サントゥール)、
  ヴィシュワ・モハン・バット(ギター)、
  ロヌ・マジュムダール(笛)】
アビジット・バナジー(タブラ)
 ラヴィ・シャンカールの後継者たちの驚くべきダイナミックな世界

 DDD、66’ 46”

 ラヴィ・シャンカールの弟子にして後継者とみなされる3 名、タルン・バッタチャリヤ、ヴィシュワ・モハン・バット、ロヌ・マジュムダールによるインドのラーガ。ラーガとはインド伝統の旋法で、「ラーガ・ジョーグ」はシャンカールで有名になりましたが、ブルースの音階と似ていて非常にモダンな響きがします。愛弟子のトリオによる演奏は、まずなによりそのダイナミックさに驚愕。伝統に則しながらも、新たな音世界を創り上げています。

 


C56 0272
¥2600
吹き踊り〜ブラジル・クイクロ族のフルートとクラリネット
 Tikankginhu / Emungahundoho / Ahugutitoho / Toletepe / Kujapageigihepugu /
 Ngiholo igihepugu / Giti tolotegagu / Kuangu tolotepugu / Auga imitoho 1 /
 Auga imitoho 2 / Auga imitoho 3 / Hanhikekueguigisu / Ekeukuegu igisu /
 Atsiji igisu / Ageu tapugu / Uakamimbutaka 1 /Uakamimbutaka 2 / Uakamimbutaka 3 /
 Chant atanga 1 / Chant atanga 2 /Ekeukuegu igisu 2 / Atangalu hekugu /
 Tihagimukugu igisu / Tuahunguguigisu / Kune igisu /Emungahundoho / Imitoho /
 Kalapalo tologu / Atsagalu /Atsagalu, kagutu hegusu
 各種笛の響きを臨場感あふれる名録音で!

 録音:2006 年9 月/ブラジル(フィールド録音)/DDD、64’ 08”

 ブラジル、アマゾン川流域のシングー国立公園一帯に住む先住民インディオのクイクロ族。人口約600 人の裸族で、顔や体に塗料でカラフルにペイントすることで知られています。彼らにとって音楽はまず儀礼用で、人間と聖霊を結ぶ力を持つと信じられています。ゆえに聖霊に音楽で願うことで、食料を得られるとも信じられています。
 特徴的な音楽は「カグトゥ」という笛で、赤く彩色された長さ1 メートルの堅い木製のものをトリオ(旋律とふたりの伴奏)で奏します。このほか80センチの「クルタ」という竹製の笛、リードの付いた竹製の「タクワガ」、「ティヘヘ」というパンフルートなど笛中心。妖術的な世界が広がります。
 オコラのフィールド録音ならではの鮮烈さで、人々が歌い出す所など、本当にそのなかにいるような臨場感にあふれています。

 


C56 0262
¥2600
バングラデシュ〜フォリダ・パルビーンの芸術
 向う岸に連れて行っておくれ/籠の中の見知らぬ鳥/
 3人の世捨て人が集まった/誰が共に行くのか、預言者の船で/
 家のそばに鏡の町/皆が聞く、ラロンはこの世でどの宗派なんだって?/
 鳥はいつ飛んでいってしまうかわからない/彼はどう笛を吹くか/
 いつ会えるのか?/時期を逃すとなにも実らない
 バングラデシュのラロン歌の女王、フォルダ・パルビーンの至芸

 録音:2006 年1 月14 日/パリ市立劇場、DDD、63’ 21”

 フォリダ・パルヴィーンは1954 年生まれのバングラデシュを代表する歌姫。放浪しながら修業するバウルと呼ばれる吟遊詩人を代表するラロンを讃えた伝統的宗教歌に新たな生命を吹き込む活動で注目されています。2002 年に一か月の来日ツアーを行い、2007 年にはキングレコードよりアルバム「鳥はいつ飛んでいってしまうかわからない」をリリース。2008 年に福岡アジア文化賞を受賞するなど、世界的な評価を受けています。民衆の宗教歌が芸術的に磨きあげられています。





WAON RECORDS


WAONCD 340
(HQCD)
¥2600

「ひとひらの水彩」松原智美-クラシックアコーディオン
松原智美(アコーディオン/PIGINI Sirius)
 デオダ・ドゥ・セヴラック 《休暇の日々から》第1集
   1 シューマンへの祈り
   2 お祖母さまが撫でてくれる
   3 ちいさなお隣さんたちが訪ねてくる
   4 教会のスイス人に扮装したトト
   5 ミミは公爵夫人の扮装をする
   6 公園でのロンド
   7 古いオルゴールが聴こえるとき
   8 ロマンティックなワルツ
 エルッキ・メラルティン:
   9 蝶のワルツ Op.22 No.17
 W.A.モーツァルト」:
   10 グラスハーモニカのためのアダージョ KV356(617a)
   11 「あぁ、ママに言うわ」による12の変奏曲 KV265(300e)
 ジャン・シベリウス:
   12 エチュード Op.76 No.2(ピアノのための13の小品op.76第2曲)
   13 ポプラ Op.75 No.3(ピアノのための5つの小品op.75第3曲)
 細川俊夫:
   14 メロディア
 エドヴァルド・グリーグ:
   15 夏の夕べ Op.71 No.2
 記憶に埋もれた懐かしさを呼び覚ます音色

 録音:2017年9月20-22日、エブノ泉の森ホール(小)

 ★日本には数少ないクラシックアコーディオン奏者、松原智美のソロ・アルバム。6 オクターブに及ぶ音域と数種の音色を持つ左右ともにボタン式鍵盤の楽器で奏でる世界の名曲集です。
 ★クラシックアコーディオンの奏者は日本ではまだ数が少ないですが、ヨーロッパおよびアジアの音楽大学では専攻科もあり、専門の奏者も数多くいます。
 松原智美は、大阪に生まれ、8 歳からアコーディオンに親しみ、高校卒業後、渡仏し、パリ市立音楽院を経て、フォルクヴァング芸術大学(ドイツ)・アコーディオン科芸術家コースを修了しています。マックス・ボネ、御喜美江に師事しています。
 ★セヴラックの「休暇の日々から」第1 集の全8 曲(ピアノ曲)はどれも懐かしさと優しさに満ちた音楽。モーツァルトの「あぁ、ママに言うわ」による12 の変奏曲(きらきら星変奏曲)では超絶技巧に圧倒されます。細川俊夫がユン・イサンに学んでいるときに書かれた「メロディア」は、本ディスクで唯一のアコーディオンのためのオリジナル作品ですが、雅楽のような、静謐の世界から生まれる笙を思わせる作品です。
 ★「選曲した作品たちは、細川俊夫のメロディアを除けば全てピアノ作品だ。モーツァルト、セヴラック、シベリウスとメラルティン、そしてグリーグ。決して派手ではないが、じんわりと温かいこれらの作品を練習しているうちに、ある日「水彩画---in Watercolors」という言葉が浮かんだ。
 アコーディオンは蛇腹から送った風でリードを振動させて発音する。風を送り続ける限り、音は鳴り続け、その間に音量を変化させたり、ヴィブラートをかけたりすることもできるが、しかし打鍵によって発音するピアノの音のような芯はない。音に芯が無いため、モーツァルトやセヴラックの作品には非常に苦労したのだが、その芯の無さゆえに水彩画のようなやさしいタッチで表現することが出来ると気づいた。水彩画は、そのタッチの柔らかさと透明感が魅力である。
 このアルバムを、そんな一枚の水彩画のように味わっていただければ・・・と願っている。」(松原智美/ライナーノートより)






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BR KLASSIK



900714
(11CD)
\9000→\8590

マーラー(1860-1911):交響曲 第1番-第9番
 バイエルン放送交響楽団 BR KLASSIK マーラー名演集


【CD1】交響曲 第1番 ニ長調
 ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2014年6月23-27日 ライヴ録音 Munchen, Herkulessaal

【CD2】交響曲 第2番 ハ短調「復活」
…CD初出音源
 アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)/ベルナルダ・フィンク(アルト)
 バイエルン放送合唱団(ミヒャエル・グレーザー…合唱指揮)
 マリス・ヤンソンス(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2011年5月13-15日 ライヴ録音
  Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD3】交響曲 第3番 ニ短調…第1部
【CD4】交響曲 第3番 ニ短調…第2部
 ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)…CCD4:3-4
 アウグスブルク大聖堂聖歌隊…CCD4:4
 バイエルン放送女声合唱団…CCD4:4
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2016年6月16-17日 ライヴ録音
   Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD5】交響曲 第4番 ト長調…初出音源
 ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)…4
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2005年11月3-4日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD6】交響曲 第5番 嬰ハ短調
 マリス・ヤンソンス(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2016年3月8-11日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD7】交響曲 第6番 イ短調
 ダニエル・ハーティング(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2014年3月20-22日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD8】交響曲 第7番 ホ短調
 マリス・ヤンソンス(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2007年3月5-9日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD9】交響曲 第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
・・・RCA原盤
 1-8.第1部:賛歌「来れ、創造主なる聖霊よ」
【CD10】交響曲 第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
 1-16.第2部:ゲーテの『ファウスト 第二部』から最後の場
 アレッサンドラ・マーク(ソプラノ…罪深き女)/
 シャロン・スウィート(ソプラノ…懺悔する女)
 エリザベス・ノルベルイ=シュルツ(ソプラノ…栄光の聖母)/
 ヴェッセリーナ・カサロヴァ(アルト…サマリアの女)
 リャン・ニン(アルト…エジプトのマリア)
 ベン・ヘップナー(テノール…マリア崇敬の博士)/
 セルゲイ・レイフェルクス(バリトン…法悦の教父)
 ルネ・パーペ(バス…瞑想する教父)
 ベルリン放送合唱団(ロビン・グリットン…合唱指揮)/
 シュトゥットガルト南ドイツ放送合唱団(ルーペルト・フーバー…合唱指揮)
 テルツ少年合唱団(ゲアハルト・シュミット・ガーデン…合唱指揮)/
 バイエルン放送合唱団(ミヒャエル・グレーザー…合唱指揮)
 サー・コリン・デイヴィス(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 1995年7月7-8日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

【CD11】交響曲 第9番 ニ長調
 マリス・ヤンソンス(指揮)/バイエルン放送交響楽団
  録音 2016年10月17-21日 ライヴ録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig

 現代ドイツを代表するオーケストラ“バイエルン放送交響楽団”。
 この11枚組BOXには、グスタフ・マーラーの9曲の交響曲が、マリス・ヤンソンスをはじめとする世界最高の指揮者たちによる演奏で収録されています。
 メインとなるのは現首席指揮者ヤンソンスの演奏で、CDでは初のリリースとなる交響曲第2番「復活」をはじめ、第5番、第7番、第9番の4曲を収録。以前、映像で発売されていた「復活」はハルテロスとフィンクの独唱も話題となりました。
 オーケストラとゆかりの深いハイティンクの演奏も第3番と第4番の2曲を収録。87歳の巨匠による円熟の第3番はもちろんのこと、今回初出となる2005年の第4番は、名歌手ユリアーネ・バンゼのしっとりとした歌声も含めハイティンクらしい温かみのあるマーラーに仕上がっています。
 他には、ネゼ=セガンの「第1番」やハーディングの「第6番」、そしてRCAレーベルから発売された当初、その驚くほどの高音質と重厚な演奏が話題となったコリン・デイヴィスの「第8番」も収録。
 各々の指揮者の個性とともにオーケストラの性能も存分に味わえる交響曲集となっています。



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ALBANY



TROY1706
¥2300→\2090
アフリカ系アメリカ人女性作曲家の先駆者、
 フリーレンス・プライスのヴァイオリン協奏曲

 フローレンス・プライス(1887-1953):
  ヴァイオリン協奏曲第2番(1952)
  ヴァイオリン協奏曲第1番(1939)
 ライアン・コッカーハム(b.生年不詳):
  《それが金色になる前に》(2016)
エル=ゲネ・カーング(Vn)
ライアン・コッカーハム(指揮)
ヤナーチェク・フィル
 アフリカ系アメリカ人女性作曲家の先駆者、フリーレンス・プライスのヴァイオリン協奏曲

 録音:2017年5月 [53:03]

 作曲家フローレンス・プライスはアフリカ系アメリカ人の女性であり、彼女の生きた時代を考え合わせると作曲家として立つにはいろいろな困難があったと思われる。ニューイングランド音楽院でチャドウィックに師事、交響曲(TROY1295で発売済)、室内楽など多くの作品を残した。
 1952年に発表されたヴァイオリン協奏曲第2番はメンデルスゾーンあたりの音楽とディーリアスの初期作品を思わせる様式で書かれているが冒頭にいきなりピアノ・ソロが入るなど驚かされる他(ピアノ協奏曲の間違いかと思わず印刷物の表記を見直した)、黒人霊歌と思しきノスタルジックな旋律がふんだんに使われて聴きごたえ充分。
 コッカーハムは生年が記載されていないが現代の作曲家。カントリー&ウェスタン音楽の要素をクラシック現代音楽に取り入れた親しみやすい作品でコープランドとミニマリズムのイディオムが程よくブレンドされている。
 


TROY1699
¥2300
ペルト、フェルドマン、ハロルド・バッドなどモダンで静かなリリシズムを持った音楽の好きな人にお薦め
「リキソンス(液化状態)」〜ズヴォニミル・ナジ作品集

 (1)《カレイドスコープI》〜
  Pf,アコーディン,ライヴ・エレクトロニクス
 (2)《親和性のリチェルカーレ》〜Fl
 (3)《天使のお告げ》〜Vc,Pf
 (4)《エピグラム変奏曲》〜4Vc
 (5)《リキソンス(液化状態)》〜
  アルトFl, イングリッシュ.Hr,バスCl
 (6)《カレイドスコープII》〜2P
(1)エリザ・ヤルヴィ(Pf)、
 アンドレア・キーファー(アコーディオン)、
 ジェームズ・アンディーン
  (ライヴ・エレクトロニクス)
(2)トマソ・ビシアク(Fl)
(3)デヴィッド・ラッセル(Vc)、
 ジェフリー・バールソン(Pf)
(4)マイケル・リプマン&
 デヴィッド・プレモ&
 ブロンウィン・バナート&
 アダム・リュー(Vc×4)
(5)カムラトーン・アンサンブル
(6)スンユン・パク&シュ・ティン・チャン(ピアノ・デュオ)
 クロアチア出身の作曲家ズヴォニミル・ナジ、21世紀の美しいリリシズム!

 録音:2012-2016年[66:20]

 ブックレットに生年が記載されていないが写真から比較的若い世代と思われるザボニミール・ナギーはクロアチア出身で現在はアメリカで活動している作曲家。故国ザグレブで学んだ後、スペクトル楽派の巨匠トリスタン・ミュライユに師事した。
 彼の作風は調性的音響とミュライユ譲りの倍音の美しい協和音程を基本とし、それにクロアチアの民族音楽と思しき要素が加わったリリカルな音楽。「カレイドスコープI」はピアノの控えめな音がぽつぽつと水滴のように続く中、次第にアコーディオンの音がまるで墨が紙に滲むように拡がってゆくメランコリックで美しい作品。
 「エピグラム変奏曲」はバッハの無伴奏チェロ組曲による一種のパラフレーズ。「カレイドスコープII」もIと同様、雨だれのようなピアノの音が終始続くややアンビエントな佳品。アルヴォ・ペルト、フェルドマン、ハロルド・バッドなどモダンで静かなリリシズムを持った音楽の好きな人にお薦め。
 


TROY1700
¥2300
《C線上のサルサ》
 ロベルト・シエラ(b.1953):チェロ作品集

 歌と踊りの組曲
 チェロ・ソナタ第2番《悲歌風に》
 《C線上のサルサ》
 チェロ・ソナタ第1番
 3つのモントゥナス
ジョン・ハイネス・エイトゥゼン(Vc)
マシュー・ベングトン(Pf)
 サルサ交響曲でお馴染み!ロベルト・シエラの「C線上のサルサ」?!

 [54:15]

 「サルサ交響曲(TROY942)」でお馴染みロベルト・シエラはプエルトリコ出身。ドイツでリゲティに師事しBBCプロムスや多くの交響楽団から作品を委嘱されている人気作曲家。
 このディスクはチェロとピアノのための作品を集成したもので現代と中南米の音楽の要素が程よくブレンドされたいずれもエネルギッシュな作品が並んでいる。
 「C線上のサルサ」はタイトルだけバッハの名曲のパロディだが内容はカリブの民族音楽サルサをバルトーク、リゲティの激辛スパイスで味付けした痛快な一曲。
 


TROY1702
¥2300
ゲイである作曲者の自己告白
 「マンダンゴ」〜
 デイヴィッド・デル・トレディチ(b.1937):ピアノ作品全集Vol.2

  (1)カリオカ・ボーイ〜タンゴ(2004)*
  (2)3つのジムノペディ(2003)
  (3)独り言(1958)
  (4)ヴィルトゥオーゾ・アリス(1984)
  (5)マンダンゴ(2008)
   (同性婚/LGBT/A.C.の思い出に/ミイラ/マンダンゴ)
マーク・ペロキン(Pf)
(1)デイヴィッド・デル・トレディチ(Pf)
 第1巻はNAXOSから発売されていたデル・トレディチのピアノ作品集第2巻!

 録音:2014年 [71:26]

 一連の「アリス」シリーズで知られるデル・トレディチのピアノ作品全集第2巻(第1巻はNAXOSレーベル)。大管弦楽を駆使した大作とは一味違ったトレディチのピアノ音楽の世界。サティと同名のピアノ曲は3人の友人に捧げられた小品。「独り言」は新ロマン主義に入る前の若書きで厳しい無調で書かれている興味深い作品。「マンダンゴ」はゲイである作曲者の自己告白ともいえる作品。
 

TROY1631
¥2300
「不可思議で荒々しい歌」〜リビー・ラーセンの歌曲
 リビー・ラーセン(b.1950):
  (1)ザ・マグダレーン(詩:ピスティス・ソフィア)
  (2)かわいい少女(詩:デヴィッド・ホリー)
  (3)不可思議で荒々しい歌(詩:ルイス・キャロル)
  (4)ちいさな鳥(詩:ルイス・キャロル)
  (5)売春婦のアリア(詩:フィリップ・リテル)
  (6)永遠の(詩:ソル・フアナ・イネズ・デ・ラ・クルズ)
レベッカ・ワスコー・ヘイズ(Sop)
(3)グレゴリー・ブルックス(Br)
(4)クイン・パトリック・アンクルム(MS)
ジェフリー・ペターソン(Pf)
 録音:2015年12月[42:33]

 ミネソタ在住の作曲家リビー・ラーセンの声楽作品集。彼女はこれまでに12のオペラを含む約400曲を作曲した多作家でCDの何枚かはグラミー賞を受賞している。
 ここに収められた歌曲はいずれもテキストの内容によって無調、調性を精妙に使い分けながら英語のイントネーションを生かした手堅い筆致で書かれている。テキストにルイス・キャロルの詩も使われている現代の抒情歌曲集。
 


TROY1691
¥2300
シュトックハウゼンに影響を与えた
「ロング・ロール」〜コンポーザー・パーカッショニスト、
  マイケル・マニオンへのトリビュート
ウィリアム・モーシュ(指揮)
イリノイ州立大学打楽器アンサンブル
  (1)アレクサンダー・チェレプニン(1899-1977):交響曲第2番〜第2楽章
  (2)(3)アマデオ・ロルダン(1900-1939):リトミカ第5、6番
  (4)スティーヴン・レット(b.1985):ジュンタ
  (5)ヘンリー・カウエル(1897-1965):オスティナート・ピアニッシモ
  (6)ショスタコーヴィチ(1906-1975):「鼻」より導入部
  (7)ジョン・ケージ&ルー・ハリソン:ダブル・ミュージック
  (8)マイケル・マニオン(1952-2012):ロング・ロールII
  (9)ロバート・フレイシャー(b.1953):マニオンダラ
 録音:2009/2016年[56:18]

 2012年に死去したアメリカの作曲家で打楽器奏者のマイケル・マニオンを偲んで彼と縁の深かったイリノイ州立大学打楽器アンサンブルが制作したトリビュート・アルバム。
 ヘンリー・カウエルの異国情緒満載のオスティナート・ピアニッシモ、ケージとルー・ハリソンが共同制作したガムラン風の魅力的なダブル・ミュージック、ショスタコーヴィチのオペラ「鼻」の一部を打楽器アンサンブルで演奏したバージョン、マニオンの自作ロング・ロールIIなど聴きどころが多い一枚。
 マニオンはロック、ジャズ、現代音楽と多彩なジャンルで活動し、シュトックハウゼンとも共演しシュトックハウゼンに影響を与えたと言われている。
 


TROY1693
¥2300
ブラームスからストラヴィンスキーまで様々な要素が折衷されたドラマティックな音楽
「ドリーム・フォームズ/スティーヴン・バーク作品集

 (1)覚醒の時(2000)
 (2)春の狂乱(2001)
 (3)融合(2010)
 (4)-(6)ドリーム・フォームズ(2011/16)/
  エピソードI、II、III
(2)-(6)カート・ブリッグス(Vn)
(1)(2)(4)-(6)マット・ゴーク(Vc)
(2)ドン・マクリンスキ(Cl)
(1)-(6)レネ・コメタ・ブリッグス(Pf)
 録音:2017年1月[70:37]

 ブックレットに生年が記載されていないが掲載の写真からバークは中堅世代の作曲家と思われる。イェール大学とコーネル大学でジェイコブ・ドラッグマン、ルーカス・フォスらに師事、ロスアンジェルス・フィルを始めとする数多くの交響楽団から作品を依頼されている。
 作風は新ロマン主義的といえるものでブラームスからストラヴィンスキーまで様々な要素が折衷されたドラマティックな音楽。デイヴィッド・デル・トレディチに高く評価されていることからも新調性主義の作曲家ということができよう。
 


TROY1694
¥2300
最新の宇宙論や世界の諸宗教の世界観にインスパイアされたピアノ曲
「コスモロジー」
 〜ニール・ソーノック(Neil Thornock)作品集

  カーテン/時計/人形/鏡/木/蛇/鐘
ヒラリー・デムスク(Pf)
 録音:2015年1-2月[64:35]

 ブックレットに生年が記載されていないが、若手と思われるソーノックはバーミンガム・ヤング大学で作曲とオルガンを学んだ後、現在は教鞭を執りつつ活動を行っている作曲家。
 このディスクは最新の宇宙論や世界の諸宗教の世界観にインスパイアされたピアノ曲が収められており、メシアン、ジョージ・クラムからの影響が感じられる神秘的な音楽。
 


TROY1698
¥2300
時にプッチーニを思わせる
「エンカンタミエント」〜ダニエル・カタンの音楽

 ダニエル・カタン(1949-2011):
  (1)エンカンラミエント(7:08)/
  (2)コンプレンド(4:16)/
  (3)何もうまくいかない(1:48)/
  (4)デュエット(5:22)/
  (5)愛について考えるあなた(4:31)/
  (6)日々があった(3:42)/
  (7)トラスト,アントニエッタ(2:52)/
  (8)ソング(3:47)/(9)黒曜石の蝶(24:20)/
  (10)「アマゾンのフロレシア」より「お聞きなさい」(7:58)
(1)サルピー・カーコニアン(Fl)、
 アンドレア・プエンテ=カタン(Hrp)
(2)セシリア・ドゥアルテ(MS)
(3)キャリー・ハレイ(S)
(4)-(6)(8)-(10)シンシア・クレイトン(S)
(4)(7)エクトル・バスケス(Br)
(2)-(8)ジョエル・ラヴ(Pf)
(9)(10)フランツ・アントン・クレーガー(指揮)
 テキサス音楽祭管弦楽団
 録音:2016/2017年ヒューストン大学[65:44]

 ダニエル・カタンはメキシコの作曲家でスペイン語のオペラを多数作曲、その功績によりプラシド・ドミンゴ賞を受賞。オペラ以外にも室内楽、管弦楽曲などを作曲した。
 このディスクには彼のオペラからのアリア、室内楽曲が収められ、いずれも明快な調性で書かれた抒情的な内容。時にプッチーニを思わせるリリカルな音楽である。「黒曜石の蝶」は24分の大作。
 

TROY1701
¥2300
「嵐からの避難所」〜無伴奏フルート作品集
 (1)武満徹(1930-1996):エア(1996)
 (2)カルク=エラート(1877-1933):
  ソナタ・アパッショナータOp.140
 (3)アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):5つの呪文
 (4)J.S.バッハ(時任和夫編):シャコンヌBWV1004
カトリーヌ・ラミレス(Fl)
 録音:2017年6-7月 [52:00]

 カトリーヌ・ラミレスはイタリアのパドヴァ市国際コンクール優勝の期待の若手フルーティスト。このディスクでは主に20世紀の代表的な無伴奏フルート作品を取り上げている。
 武満の遺作となった「エア」はメシアンのエコーも聴こえる名作。ジョリヴェの「5つの呪文」は楽器の機能を存分に使い、奏者の技量を最大限に生かせるように書かれた現代の無伴奏フルートの代表作。
 ラミレスは確かな技術に加え、優雅さをも兼ね備えた演奏を聴かせる。
 

TROY1703
¥2300
《庭》〜トム・シプロの歌曲
 トム・シプロ(b.1956):
  (1)ある時代に(全6曲)/(2)夫/
  (3)一瞥(全7曲)/(4)行進/
  (5)不眠症(全10曲)
(1)(5)ローラ・ストリックリング(S)
(2)(3)ナオミ・ルイーザ・オコネル(M.Sop)
(2)マイケル・アンソニー・マギー(Br)
(4)スティーヴン・エディ(Br)
(1)(2)(4)(5)リザ・ステパノーヴァ(Pf)
ほか
 録音:2015-16年 [65:21]

 シプロはニューヨーク出身、作曲をデル・トレディチに師事した。現在までに225曲の歌のほか多くの声楽入りの作品を発表している。
 作風はいずれも調性を基本とする抒情的なもので21世紀のアメリカン・リートといった趣き。歌手陣の丁寧な歌唱が現代の都会における悲哀とリリシズムを見事に描き出している。
 


TROY1704
¥2300
アルディッティQ、ベルリン・フィルによっても演奏されている
 シュヴェンディンガーの弦楽四重奏曲集

 ローラ・シュウェンディンガー(b.1962):
  (1)クリエイチャー四重奏曲《失われた創造物への聖歌》(2013)
  (2)《突然の光》(2014)〜メゾソプラノと弦楽三重奏のための
  (3)3楽章の弦楽四重奏曲(2001)
  (4)ピアノ四重奏曲《アンドリューのための歌》(2010)
JACK四重奏団(弦楽四重奏)
(2)ジャミー・ファン・エイク(MS)
(4)クリストファー・テイラー(Pf)
 録音:2015年2月 [65:29]

 シュヴェンディンガーの弦楽四重奏曲集。経歴、師事歴は公表されていないが、作風からベルクを始めとする表現主義と印象派音楽の影響を受けていると思われる。
 また選び取る音のセンスにアメリカに多くいるコープランドの亜流とは違ったヨーロッパの洗練された響きを感じ取ることができる。実際、彼女の作品はアルディッティQ、ベルリン・フィルによっても演奏されている。
 絶滅した動物たちを悼む「失われた創造物」、ジョイス、ディキンソンの詩による声楽入りの「突然の光」はいずれも緊張感あふれる音楽ながら美しいリリシズムを持っている。
 

TROY1705
¥2300
「パッセージズ」〜フルートとホルンのための音楽集
 (1)ポール・バスラー:パッセージズ
 (2)アドリエンヌ・アルバート:戦争の物語
 (3)クリス・ロゼ:チェンジング・ライト
 (4)フランツ・ドップラー:夜想曲
 (5)フランツ・ドップラー:リギの思い出
 (6)フランツ・ドップラー:森の小鳥
ジュリー・ソーントン(Fl)、
 マイケル・ソーントン(Hr)
(1)ポール・バスラー(Pf)
(2)-(5)スーザン・グレース(Pf)
(4)ユミ・ファン=ウィリアムズ(Vn)
(5)デボラ&ニコール・ルイス(ハンドベル)
(6)カロリン・クニツキ(Hr)、
 コリオ・プラチコフ(Hr)、
 オースティン・ラーソン(Hr)
 録音:2016年6-7月 [54:55]

 ジュリー・ソーントンはコロラド響の首席奏者を務めつつソリストとして活動する若手フルーティスト。夫君のマイケル・トルントンもコロラド響で首席ホルン者を務める一方、ソリストとしてフィラデルフィア管、トロント響と共演している。
 ここにはフルート、ホルンを中心とした室内楽が収められており、いずれも落ち着いたロマンティックな作品が選ばれている。
 


TROY1707
¥2300
1996年にはピューリッツァー賞を受賞
グレート・アメリカン・オーケストラル・ミュージックVol.5

 ジョージ・ウォーカー(b.1922):
  (1)交響曲第5番《ヴィジョンズ》(声楽つき版)
  (2)交響曲第5番《ヴィジョンズ》(管弦楽のみ版)
イアン・ホブソン(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
(1)イヴォンヌ・レッドマン(Sop)、
 ジェロルド・シエナ(Ten)、
 ダーレ・スミス(Br)、
 バリントン・コールマン(Br)、
 ロジャー・クーパー(B) 
 [17:08][17:09]

 ジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人としては早い時期から現代音楽の分野で作曲活動をしていた人物で1996年にはピューリッツァー賞を受賞している。ルドルフ・ゼルキンにピアノを師事しピアニストとしても活動した。
 この交響曲第5番は2016年に作曲された単一楽章の作品でこのディスクには歌手たちが詩を朗読するヴァージョンと朗読なしのヴァージョンを収録。メシアンの語法を中心に20世紀の様々な音楽の影響を受けた音楽。
 

TROY1708
¥2300
「制限を解除せよ」〜
 女性作曲家によるクラリネットとピアノのための作品集

  キャサリン・フーバー(b.1937):リチュエル(1989)
  マルガ・リクター(b.1926):クラリネット・ソナタ(1948)
  ローレン・ベルノフスキー(b.1967):ソリテュード(1992)
  ルース・ショーンタル(1924-2006):協奏的ソナタ(1976)
  バーバラ・コルブ(b.1939):関連づけられた性格的小品集(1980)
ジェシカ・リンゼイ(Cl)
クリスティアン・ボーネンステンゲル(Pf)
 録音:2016年6月 [58:47]

 アメリカの様々な世代の女性作曲家によるクラリネット作品を集めた。無調、旋法、拡大された調性など20世紀の様々な様式で書かれたクラリネット作品を聴くことができる。
 クラリネットのジェシカ・リンゼイはしなやかな感性でこれらの作品を演奏している。
 


TROY1711
¥2300
チャールズ・アイヴズ(1874-1954):歌曲集(全28曲)
 《歌曲集》《ユーモア》《宗教》
 《哲学、社会意識》《こどもたち》
 《戦争》《人生の出来事》
ブラッドリー・ロビンソン(Br)
ステーシー・ロジャーズ(Pf)
 録音:2002/2016年 [63:27]

 アメリカ現代音楽のパパといわれるチャールズ・アイヴズが80年の生涯に渡って書き続けた歌曲を集成。ハイネ(ドイツ語に作曲)、T.S.エリオット、伝承曲の詩、自作の詩などテキストは様々。彼が生きた激動の時代を反映してか、シューベルトかと見紛うような抒情的なものからフォスター風のノスタルジックな歌、南北戦争時代の軍歌のパロディ、多調、無調、ピアノ伴奏がトーン・クラスター風のもの、代表作「コンコード・ソナタ」の声楽版のような先鋭的な歌まで、バラエティに富んでいる。
 曲によってはモダン・ジャズの歌に聴こえる作品もあり、アイヴズの時代を越えた先見性にあらためて驚かされる。彼の交響曲、管弦楽曲の中に度々する登場するメロディはもともと歌曲の旋律であることが数多く、アイヴズ、20世紀音楽ファンは必携。



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QUERSTAND



VKJK 1712
¥2000
メンデルスゾーン、交響曲「宗教改革」合唱入り!
  ゲーゼ:交響曲第3番 イ短調 Op.15
  メンデルスゾーン:交響曲第5番 ニ短調 「宗教改革」
   (シュテルツィク編、声楽入り版)
グレゴール・マイヤー(指揮)
カメラータ・リプシエンシス
ユーリア・ゾフィー・ヴァーグナー(ソプラノ)
マルティン・ペトツォルト(テノール)
ゲヴァントハウス合唱団
 録音?: 2017年3月8,9日ゲヴァントハウス,ライプツィヒ,DDD、53'49

 メンデルスゾーンの宗教改革交響曲と、メンデルスゾーンに認められて名声を得たゲーゼの交響曲第3番を収録。
 この2曲でなぜ歌手と合唱団の名があるのか?実はこのCDに収録されているメンデルスゾーンの宗教改革交響曲は、第3楽章と第4楽章に声楽が加えられたアレンジ物。
 編曲を手掛けたトルステン・シュテルツェクは1963年、ザールフェルトの生まれ。ドイツ中部の町、ヒルトブルクハウゼンの教会音楽監督を務めている。この編曲は2017の宗教改革500周年を祝して作られたもので、ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版された。第4楽章ではメンデルスゾーンが引用したコラール「神は私たちの堅固な城砦」が、また第3楽章では詩篇「神よ、あなたは私たちの避難所です」を用いた二重唱が加えられている。これが世界初録音。
 グレゴール・マイヤーは合唱指揮者として活躍しており、1999年にヴォーカルコンソート・ライプツィヒを創設。2007年から、伝統あるゲヴァントハウス合唱団の音楽監督を務めている。
 カメラータ・リプシエンシスは1992年創設、近年はマイヤーの指揮でゲヴァントハウス合唱団との共演で成果を収めている。ユーリア・ゾフィー・ヴァーグナーはライプツィヒやドレスデンで活躍するソプラノ。マルティン・ペトツォルトはライプツィヒ歌劇場で30年以上に渡って人気を博しているベテランのテノール。
 
VKJK 1709
(CD+PAL-DVD
1.5枚価格)
¥3000
「ワイマール城でのゲーテ時代の芸術歌曲」
 CD)
  ○シューベルト:
   竪琴弾きの歌(孤独に身を委ねる者は D478/
   涙を流しながらパンを食べたことのない者は D480/
   戸から戸へと回り D479)
   白鳥の歌 D957(全13曲)
  ○ツェルター:聖ネポムク祭前夜
  ○エーベルヴァイン:
   愛のための愛、時間のための時間/避けられない/
   ハーテム 機会が泥棒をつくるのではない/
   遠く去っていった人に/涙の中の慰め/憩いのない愛
 DVD)インタビュー、録音風景など
トーマス・シュティンメル(バス)
カテリーナ・マイヤー(ソプラノ)
リーゼ・クラーン(フォルテピアノ)
 録音:2017年3月 ワイマール, DDD、68'26
 DVD仕様:PAL/リージョン0/16:9/10'50/ドイツ語
 
 フォルテピアノ(ドイツ語でハンマーフリューゲル)の伴奏によるシューベルトの歌曲集。3台のフォルテピアノを使い分けている。
 またゲーテ縁のワイマール城での録音で、音だけでもホールでの録音とは微妙に趣が異なることが伝わってくる。
 トーマス・シュティンメルはミュンヘン生まれの若いバス。男性的な太い声の持ち主で、今後ますます活躍していくこと間違いない。
 カテリーナ・マイヤーはケルン音楽舞踊大学を修了して程無い若いソプラノ。リーゼ・クラーンは40年以上様々な音楽を手がけるベテランのピアニスト。アンサンブル・インカントのピアニストとしても知られる。

 ご注意:DVDはPAL仕様です。日本の一般的なDVDプレイヤーでは再生できません。PALに対応したプレイヤーかPCで再生する必要があります。
 
VKJK 1718
¥2000
「中部ドイツのロマン派オルガン作品集」
 リンク:オルガンのための9つの変奏とフーガ Op.90
 メンデルスゾーン:ソナタ第6番 ニ短調 Op.65-6
 メルケル:ベートーヴェンの主題によるオルガンのための変奏 Op.45
 リッター:オルガンのためのソナタ第3番 イ短調 Op.23
クリストファー・リヒテンシュタイン(オルガン)
 録音:2017年10月8−10日 ユービガウ、DDD、61'29

 19世紀に中部ドイツで活躍した作曲家のオルガン作品集。メンデルスゾーンの他、クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846)、グスタフ・アドルフ・メルケル(1827-1885)、アウグスト・ゴットフリート・リッター(1811-1885)という珍しい作曲家の作品を収録。
 クリストファー・リヒテンシュタインは1984年、ヘルツベルクの生まれ。生地を拠点としつつも、教会付きの多いオルガニトにしては珍しくフリーで活動している。ドイツ東部、ブランデンブルク州ユービガウの教会に据えられた、1895年にコンラート・ガイスラーが製作したオルガンを使用。
 

VKJK 1719
(2CD)
¥4000
「ヘッセンの歴史的オルガン」 トーマス・ヴィルヘルム(オルガン)
 シェレンベルク(1816-1862):幻想曲「私たちの神は堅固な城砦」Op.3
 テプファー(1791-1870):演奏会幻想曲「イエスよ、私の友よ」
 デ・ランヘ(1840-1911):ルターのコラールに基づくソナタ「私たちの神は堅固な城砦」Op.8
 デ・ランヘ:詩篇66番の旋律による幻想曲とフーガ Op.62
 ゲルハルト(1867-1946):8つの性格小品〜福音のコラール旋律による前奏曲集 Op.3
 フェールマン(1860-1940):幻想曲と二重フーガ「私たちの神は堅固な城砦」Op.28
 ゲルハルト:幻想曲「私たちの神は堅固な城砦」Op.15
 ゲルハルト:「さあすべての森は憩え」への前奏曲 Op.1-2
 ゲルハルト:
  祝祭前奏曲またはコラール幻想曲「明け方の星がなんと美しく私たちへと輝くことか」Op.12
 録音:2017年10月16−20日 トレブール,オッフェンバッハ,ヴィースバーデン、DDD、111'21

 宗教改革とロマン主義と題された2CD。ヘルマン・シェレンベルク(1816-1862)、ヨハン・ゴットロープ・テプファー(1791-1870)、オランダ人でシュトゥットガルトを拠点に活動したサムエル・デ・ランヘ(1840-1911)、パウル・フリードリヒ・エルンスト・ゲルハルト(1867-1946)、ハンス・フェールマン(1860-1940)の作品を収録。
 トーマス・ヴィルヘルムは現在ヘッセン=ナッサウ福音主義教会のオルガン専門職を務め、またバート・フィベルの聖ニコラウス教会の教会楽長を務めているオルガニスト。

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FIRST HAND RECORDS



FHR 63
¥2100→\1990
アイアランド、カゼッラの自作自演が聴ける貴重なアルバム!
 (1)アイアランド:ピアノ協奏曲 変ホ長調
 (2)アイアランド:チェロ・ソナタ ト短調
 (3)カゼッラ:
  ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 Op.56
(1)アンナローザ・タッデイ(ピアノ)、
 アルフレード・カゼッラ(指揮)、
 RAI 交響楽団
(2)アントニ・サラ(チェロ)、
 ジョン・アイアランド(ピアノ)
(3)トリオ・イタリアーノ
 [アルフレード・カゼッラ(ピアノ)、
  アルベルト・ポルトロニエーリ(ヴァイオリン)、
  アルトゥーロ・ボヌッチ(チェロ)]
 セルゲイ・クーセヴィツキー指揮、
 ボストン交響楽団
 録音:(1)1946 年3 月15 日(放送用ライヴ)、(2)1928 年10 月25 日(スタジオ)、(3)1936 年2 月22 日(放送用ライヴ)

 かなり古い録音も入っていますが、何とアイアランドやカゼッラが自作を演奏しています。作曲当時の雰囲気を味わえる貴重な音源。
 アイアランドのピアノ協奏曲でソロを弾くアンナローザ・タッデイは1918 年生まれのピアニストでコルトーの弟子。この録音はイタリア初演を収めたもので指揮がカゼッラなのも注目です。
 またカゼッラの三重協奏曲はベートーヴェンのそれと同じ編成の独奏群で、ピアノをカゼッラ本人が務めています。



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IDIS



IDIS 6733
¥2000
紛うことなきポリーニ!若かりし頃の超名演。
 ショパン・コンクール以前、17 歳の時の「皇帝」

 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調『皇帝』 Op.73
  (2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
(1)マッシモ・プラデッラ(指揮)、
 ローマRAI 交響楽団
(2)アントニオ・ヤニグロ(指揮)、
 ミラノRAI 交響楽団
 録音:(1)1959 年3 月17 日/ローマでのライヴ、(2)1963 年2 月1 日/ミラノでのライヴ/66’56’’

 2017 年デジタルリマスター盤。説明不要のピアニスト、ポリーニのお宝音源。ベートーヴェンの協奏曲ライヴ!
 18 歳でショパン・コンクールに優勝したのが1960 年。となると『皇帝』は若干17 歳の時の演奏で、この完璧な指の回りと強靭な打鍵はまさに驚異としか言いようがありません。
 すでにポリーニ以外何者でもない鮮烈な演奏になっており、ライヴとは思えぬ隙のないピアニズムがとことん爽快!
 ヒストリカル音源だけに音質はまずまず。『皇帝』の方が3 番より幾分聴きやすい音です。ポリーニ好きなら聴いて損はないでしょう。





<国内盤> 


299MUSIC



NIKU-9014
¥2800+税
「遠望」〜ヘルダリーンの詩による歌曲 長島剛子(ソプラノ)
梅本実(ピアノ)
 (1)-(3)ヘルマン・ロイター(1900-85):
  フリードリヒ・ヘルダリーンの詩による3つの歌曲Op.67 (1946/47)
   沈む太陽 [1’51”]/夜 [5’42”]/人生行路 [2’26”]
 (4)ヴォルフガング・フォルトナー(1907-87):
  《ヘルダリーンの言葉による4つの歌曲》(1933)より
   「沈みゆくがよい、美しき太陽よ」 [2’49”]
 (5)ハンス・プフィッツナー(1869-1949):《4つの歌曲》Op.29 (1921) より
   「許しを求めて」 [3’13”]
 (6)-(11)ベンジャミン・ブリテン(1913-76):6つのヘルダリーン断章Op.61 (1958)
  世の喝采 [1’29”]/故郷 [2’18”]/ソクラテスとアルキビアデス [2’08”]/
  少年 [2’17”]/人生の半ば [2’10”]/人生の流れ [2’36”]
 (12)ジェルジュ・リゲティ (1923-2006):夏(1989) [3’01”]
 (13)ヴォルフガング・リーム(1952-):《歌曲集》Op.1(1968-70)より「人生の半ば」[2’12”]
 (14)-(16)ヴォルフガング・リーム:ヘルダリーン詩による3つの歌曲(2004)
  許しを求めて [3’24”]/人生の半ば [5’06”]/ツィンマーに [2’21”]
 (17)ヴィクトール・ウルマン(1898-1944):《ヘルダリーン歌曲》(1943/44)より
    「夕べの幻想」 [5’33”]
 (18)(19)パウル・ヒンデミット(1895-1963):
  《フリードリヒ・ヘルダリーンの詩による6つの歌曲》(1933/35)より
   「断章」 [1’40”]/「夕べの幻想」 [4’06”]
 (20)デートレフ・ミュラー=ジーメンス(1957-):
  《フリードリヒ・ヘルダリーンの詩による2つの歌曲》(1999-2000)より「遠望」 [6’50”]
 20 世紀に入り受容が進んだ孤高の詩人の先鋭的詩業とその語法に魅せられた作曲家たち。「遠望」〜ヘルダリーンの詩による歌曲 、「遠望」〜ヘルダリーンの詩による歌曲

 録音:2018年1月29日、2月7日Saitama Arts Theater/Total playing time …. 63’58”  DSD Recoriding

 人生半ばにして統合失調症を患い、後半生を精神薄明のうちに過ごした詩人 フリードリヒ・ヘルダリーン(1770-1843)。
 19世紀には取り上げられる機会の少なかった彼の詩に、ヒンデミット、ロイター、ブリテン、リゲティから現代を生きるリーム、ミュラー=ジーメンスまで20世紀以降の多くの作曲家が触発され曲を付している。優れたドイツ語のディクションと
作品の的確な解釈に定評のあるデュオが、リート黄金期には早すぎた思想と感性を描く。

 長島剛子(ソプラノ) Takeko Nagashima, sopran
 札幌に生まれる。北星学園女子高等学校音楽科を経て、国立音楽大学声楽科卒業。同大学院修士課程独歌曲専攻修了。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。その後ケルン音楽大学マスタークラスにてリート解釈法の研鑽を積む。1998年に「長島剛子・梅本実 リートデュオ」を結成し、声楽とピアノによる緊密なコラボレーションにより、19世紀末から20世紀のドイツ歌曲の演奏と紹介を軸に継続的な活動を続けている。2001年にスタートした「世紀末から20世紀へ」のリサイタルシリーズはこれまでに15回を数え、その間、知られざる作曲家を含め、のべ37人の近現代作曲家の作品を取り上げたが、19世紀末以降のドイツ歌曲を網羅するレパートリーの広さは他の追随を許さない。またシリーズごとにテーマを設定し、様々な切り口でドイツ歌曲をプログラミングする独自の企画とその演奏水準の高さで毎回多くの反響を得ている。
 1998 年「新ウィーン楽派」、2001 年「世紀末から20 世紀へ」のリサイタルにより札幌市民芸術祭大賞。また2003 年1 月には前年の「長島剛子・梅本実リートデュオ・リサイタル−世紀末から20 世紀へPart Ⅱ(シェーンベルク:「架空庭園の書」による15 の歌曲他)」により平成14 年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞している。これまで2枚のCD「架空庭園の書〜新ウィーン楽派の歌曲を集めて〜」(ALM RECORDS)、「光の中のベルリン〜第三帝国で禁じられた歌曲」(299 MUSIC)をリリース。青木恵美子、伊藤京子、尾畑真知子、H.クレッチマー、白井光子、H.ヘルの各氏に師事。現在、国立音楽大学准教授。

 梅本実(ピアノ) Minoru Umemoto, Klavier
 長崎に生まれる。幼少の頃よりピアノを始め、福岡音楽学院で学ぶ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学院修士課程器楽科ピアノ専攻修了。末永博子、勝谷壽子、伊達純の各氏に師事。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。さらに引き続きハンブルクにて研鑽を積む。R.F.クレッチマー、C.ハンゼンの各氏に師事。帰国後東京、札幌、福岡各地でソロリサイタル開催。札幌交響楽団、九州交響楽団と共演。またドイツ歌曲の共演ピアニストとして各地で幅広い活動を続けている。文部省在外研修員としてドイツ・カールスルーエ音楽大学において白井光子・H.ヘルのドイツ・リート解釈法クラスで学ぶ。作品内容の的確な把握に基づいて、響きを繊細にコントロールするピアニズムは長島とのリートデュオに遺憾なく発揮されている。
 札幌市民芸術祭大賞(1999 年、2002 年)、第9 回道銀芸術文化奨励賞(2000 年)、第29 回札幌文化奨励賞(2001 年)、平成14 年度文化庁芸術祭優秀賞(2003 年)受賞。北海道教育大学助教授等を経て、現在、国立音楽大学教授。







<映像>


C MAJOR



74 4504
(Blu-ray)
¥5800
ヘンデル晩年のオペラ≪アルミニオ≫日本語字幕付
 ヘンデル:歌劇≪アルミニオ≫(全曲)
マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンターテナー:アルミニオ)
ローレン・スノーファー(ソプラノ:トゥスネルダ)
アレクサンドラ・クバス=クルク(ソプラノ:シギスモンド)
ガイア・ペトローネ(メゾ・ソプラノ:ラミーゼ)
フアン・サンチョ(テノール:ヴァロ)
パヴェル・クディノフ(バス:セジェステ)
オーウェン・ウィレッル(カウンターテナー:トゥリオ)
アルモニア・アテネア
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
KKC 9314
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6018+税
74 4408
(2DVD)
¥5600
KKC 9315/6
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5556+税
 チェンチッチがタイトル・ロール&演出を担当!ヘンデル晩年のオペラ≪アルミニオ≫日本語字幕付

 演出:マックス・エマヌエル・チェンチッチ/舞台:ヘルムート・シュテルマー/衣装:ヘルムート・シュテルマー、コリーナ・グラモシュテヤヌ/
 照明:ヘルムート・シュテルマー、クリストフ・ハッカー/映像:エティエンヌ・ギョール、アルノー・ポティエ/映像監督:コランタン・ルコント/
 収録:2017年3月、カールスルーエ・ヘンデル・フェスティヴァル(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 ,Full HD、音声:PCM ステレオ,DTS-HD MA5.1、原語:伊、字幕:英独仏韓日、リージョン:All、168分
 (2DVD)画面:16:9 , NTSC、音声:PCM ステレオ,DTS-HD MA5.1、原語:伊、字幕:英独仏韓日、リージョン:All、168分

 クロアチア、ザグレブ生まれのカウンターテナー歌手マックス・エマヌエル・チェンチッチ演出によるヘンデルの晩年のオペラ≪アルミニオ≫。2017 年のヘンデル・フェスティヴァル(カールスルーエ)でのライヴ映像が発売となります。音楽一家で育ったチェンチッチは、幼少期より才能を発揮し、ウィーン少年合唱団でソリストを務め、現在はカウンターテナーとして活躍、さらには演出家としての手腕も振るっています。
 オペラ≪アルミニオ≫の舞台は古代ローマ、アウグストゥス帝の時代。紀元9 年、ローマ軍とゲルマン諸族軍のトイトブルクの森における戦いを題材としています。登場人物はゲルマン諸族軍を率いたケルスキ族の長アルミニオ、その妻のトゥスネルダ、ローマのゲルマニア総督ヴァロ、隊長トゥッリオ、トゥスネルダの父セジェステ、その息子でトゥスネルダの妹にあたるシギスモンド、彼の妻でアルミニオの妹のラミーゼの7 人。それぞれの置かれた厳しい状況と、苦悩と葛藤を描いています。アルミニオは、1737 年コヴェントガーデンで初演された際には絶賛されたにも関わらず、それから6 回しか上演されず長らく” 忘れられた“作品でした。チェンチッチは。自身が歌い演出することによって、ヘンデルの傑作を現代に鮮やかに蘇らせています。
 チェンチッチは、豊かな声量と声を自在に操る卓越した技巧が持ち味。タイトル・ロールとして、また演出家として堂々たる歌唱がひときわ存在感を放っています。伴奏は、ギリシャのピリオド・アンサンブル、アルモニア・アテネア。ギリシャの若手指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いる同アンサンブルは、1991 年アテネ楽友協会により創設。現在は、モダンとピリオドの両方を演奏し、演奏会、録音と精力的に活動を行っています。チェンチッチは、アルモニア・アテネアとDECCA より同演目を2014 年に録音していますが、今回は映像による日本語字幕付というのは歓迎されるところです。


















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