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≪第98号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2018/7/10〜





7/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AEOLUS



AE-11141
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ワーグナー、ブルックナー、リストのオルガン版!
 コンフルアンス 〜
  ワーグナー、ブルックナー、リスト、フランク、ルソー

   ワーグナー(クレマン編曲):《トリスタンとイゾルデ》 前奏曲
   フランク:3つの小品より 幻想曲イ短調
   サミュエル・ルソー:オルガンのための幻想曲 Op.73
   ブルックナー(クレマン編曲):交響曲第7番より アダージョ
   リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓に
   リスト(クレマン編曲):詩的で宗教的な調べより 葬送曲
モーリス・クレマン(オルガン)
 

 ルクセンブルク・フィルの"オルガニスト・イン・レジデンス"を務めるモーリス・クレマンが、聖ラウレンティウス教会(ルクセンブルク、ディーキルヒ)のトーマス・オルガンを弾いたファースト・アルバム。
 コンフルアンス(Confluences/合流)をテーマに、ドイツ、フランスの作曲家に対するワーグナーの影響を表現したプログラム。自身で編曲したブルックナーの交響曲第7番(第2楽章)やワーグナー、リストの名曲のオルガン版をAeolusの高音質SACDでお届けします。

 ※録音:2017年10月、聖ラウレンティウス教会(ルクセンブルク)




DREYER GAIDO

CD 21109
¥2500
フランチェスコのオマージュ 〜 ランディーニの東西への反映
 フランチェスコ・ランディーニ(ca.1330−ca.1397)
 ファルジア・ファラー(b.1980)
 アルサラーン・アベディアン(b.1984)
 エーサン・エブラヒミ(b.1980)の音楽
ミクストゥーラ
 〔カタリナ・ボイムル(ショーム)、
  マルギット・カーン(アコーディオン)〕
ゲスト
 〔エーサン・エブラヒミ(サントゥール)、
  アルサラーン・アベディアン
   (サントゥール)〕
 ショームとアコーディオンのデュオ、ランディーニの音楽を中心に古楽と現代を結ぶ

 ☆ショームとアコーディオンのデュオで、古楽と現代を結ぶ。
 ☆フォース・アルバムは、フランチェスコ・ランディーニの音楽!

 古楽器アンサンブル「カペラ・デ・ラ・トーレ」の創設者でもあるミュンヘン生まれのバロック・オーボエ&歴史的なダブル・リード楽器の専門家、カタリナ・ボイムル。ダルムシュタット近郊出身で、ブレーメン芸術高校の名誉教授を務めるアコーディオン奏者、マルギット・カーン。ボイムルとカーンの二人によって2010年に結成された「ミクストゥーラ(Mixture)」は、中世やルネサンスの音楽と、特別に委嘱された新しい音楽を組み合わせ、双方の音楽を結びつけるプロジェクト。
 第4弾となるアルバム「フランチェスコのオマージュ」は、14世紀後半のもっとも高名なイタリアの作曲家、フランチェスコ・ランディーニの音楽とイラン生まれの若きミュージシャン、ファルジア・ファラー、アルサラーン・アベディアン、エーサン・エブラヒミら(アベディアンとエブラヒミは、イランの打弦楽器"サントゥール"で演奏にも参加)の音楽、そしてインプロヴィゼーションを組み合わせたプログラムです。

 ※録音:2016年12月12日−16日、2017年4月3日






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CAMEO CLASSICS



CC 9103
(2CD-R/特別価格)
¥3200→\2990
辺境オケも魅力
 神童、天才ブリュル、幻の「ヴァイオリン協奏曲」
  イグナーツ・ブリュル(1846−1907):管弦楽作品集

  ・序曲《マクベス》
    マイケル・ラウス(指揮)、マルタ・フィルハーモニー管弦楽団
  ・セレナード第2番ホ長調 Op.36
    マリウス・ストラヴィンスキー(指揮)、
    マルタ・フィルハーモニー管弦楽団
  ・ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.41
    イリア・ホフマン(ヴァイオリン)、
    マイケル・ラウス(指揮)、マルタ・フィルハーモニー管弦楽団
  ・交響曲ホ短調 Op.31
    マリウス・ストラヴィンスキー(指揮)、ベラルーシ国立交響楽団
  ・セレナード第1番ヘ長調 Op.29
    マリウス・ストラヴィンスキー(指揮)、ベラルーシ国立交響楽団
マリウス・ストラヴィンスキー(指揮)
マイケル・ラウス(指揮)
マルタ・フィルハーモニー管弦楽団
ベラルーシ国立交響楽団
イリア・ホフマン(ヴァイオリン)
 マルタ・フィルの音楽監督マイケル・ラウスの手によって、校訂、補完が行われ、演奏可能となったイグナーツ・ブリュル(1846−1907)の「ヴァイオリン協奏曲Op.41」を収録。
 神童、天才としてヨーロッパ全土にその名が広まったブリュルの、そしてオーストリアのロマンティシズムがあふれる幻の「ヴァイオリン協奏曲」の貴重な録音です。

 ※録音:2007年−2011年/Cameo Classicsの分売からの新装再発売
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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GLOSSA



GCD 921125S
(4CD/特別価格)
¥5100→¥4790
フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、ラモーBOX登場!
 日本語解説付き!
  ラモー:管弦楽組曲集 〜
   コンプリート・フィリップス&グロッサ・レコーディングス

  CD1:
   組曲《レ・ボレアド》(1763)
   組曲《ダルダニュス》(1739)
  CD2:
   組曲《カストールとポリュックス》(1737)
   組曲《優雅なインドの国々》(1735)
  CD3:
   組曲《アカントとセフィーズ》(1751)
   組曲《エベの祭典》(1739)
  CD4:
   組曲《ナイス》(1749)
   組曲《ゾロアストル》(1749)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
 
 ☆巨匠ブリュッヘンが愛したラモーの音楽。
 ☆PhilipsとGlossaに録音したラモーの8つの組曲がCD4枚組のセットになって登場!
 ☆矢澤孝樹氏描き下ろし日本語解説付きの特別仕様!

 オランダが生んだ古楽界の巨匠フランス・ブリュッヘン。自らが創設した18世紀オーケストラの発足当初から2014年の晩年まで、ブリュッヘンが重要なレパートリーとしてきたフランス・バロックの巨匠ジャン=フィリップ・ラモーの音楽。
 ブリュッヘン&18世紀オーケストラによって、Philips時代に録音された4曲、そしてGlossa移籍後に録音された4曲、計8つの管弦楽組曲(音楽悲劇、オペラ=バレ、英雄的牧歌劇からの組曲)が、CD4枚に収めたBOXセットになって登場!
 リコーダーのヴィルトゥオーゾから指揮者へと転身した"指揮者ブリュッヘン"の名を、そしてラモーの管弦楽作品の魅力を世界へ広めた名録音の嬉しい復刻です。ブックレットにはオランダの写真家Annelies van der Vegtによるブリュッヘンのポートレートを複数掲載。日本向けの特別仕様盤には、矢澤孝樹氏描き下ろしの日本語解説が封入されます。

 ※録音:1986年〜2000年






GLOSSA PLATINUM



GCD P32115
¥2500
ゴシックの解放 〜
 トマス・アシュウェルとジョン・ブラウンによる
  華麗なるポリフォニー

   ジョン・ブラウン:サルヴェ・レジナ
   トマス・アシュウェル:ミサ・アヴェ・マリア
   ジョン・ブラウン:スターバト・マーテル
グランドラヴォア
ビョルン・シュメルツァー(指揮)
 ビョルン・シュメルツァー&グランドラヴォア!知られざるイギリス・ルネサンスのミサ曲

 ☆音楽学者としても高名なビョルン・シュメルツァー率いる古楽アンサンブル!
 ☆15世紀後期に活躍したイギリスの知られざる作曲家による華麗なるポリフォニー。

 古楽大国ベルギーの音楽学者であり、民族音楽の権威としても高名なビョルン・シュメルツァーと、シュメルツァーが率いるアントワープの多国籍古楽精鋭集団グランドラヴォア。
 ギョーム・ド・マショーの傑作「ノートルダム・ミサ(GCDP 32110)」の録音で大きな話題を呼んだシュメルツァー&グランドラヴォアの新録音。15世紀後期のイギリスで活動した二人の知られざる作曲家、トマス・アシュウェル(c.1478−c.1527)とジョン・ブラウン(fl.c.1480−1505)が書いた聖母マリアのための音楽。
 ジョン・ブラウンは、生没年も経歴もほとんど判明せず、イートン・カレッジに残された有名な写本「イートン・クワイアブック」に残された作品によって名を残す作曲家。トマス・アシュウェルは、ウィンザーの聖ジョージ礼拝堂、リンカンシャーのタッターシャル・カレッジ(ここではジョン・タヴァナーを教えたのではないかと考えられている)、リンカーン大聖堂、ダラム大聖堂などで活動した作曲家で、「ミサ・アヴェ・マリア」は、フォレスト・ヘイザー・パートブックに収録されている、アシュウェルの数少ない現存作品の1つです。

 ※録音:2017年10月9日−12日、ベルギー







LYRITA


SRCD.2369
(2CD-R)
¥5000
シア・マスグレイヴ(1928−)のオペラ、
 「スコットランド女王メアリー」の全曲録音

  マスグレイヴ:歌劇《スコットランド女王メアリー》
ピーター・マーク(指揮)
ヴァージニア・オペラ&合唱団
アシュリー・プットナム(ソプラノ)
ジェイク・ガードナー(バリトン)
ジョン・ギャリソン(テノール)
バリー・ブッセ(テノール)
フランチェスコ・ソリアネッロ(バス)
カルロス・セラーノ(バリトン)、他
 今年90歳を迎えたスコットランド出身の作曲家、シア・マスグレイヴ(1928−)のオペラ、「スコットランド女王メアリー」の全曲録音。
 クイーン・オブ・スコッツと称されたメアリー1世を題材としたの台本は、アマリア・エルゲラの「Moray」をベースとしてマスグレイヴ自身が担当しました。
 ヴァージニア・オペラのプロダクションによる1978年4月2日のライヴ・レコーディングです。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




NIMBUS



NI 5971
(CD-R)
¥2400
東洋の歌
 ウルマン:ハーフェズの詩による歌曲集 Op.30
 フォン・アイネム:8つのハーフェズの歌 Op.5
 ウルマン:2つの中国の歌
 ハース:古い中国の詩による4つの歌
 フォン・アイネム:中国の5つの歌 Op.8
 ハース:中国の歌 Op.4
 ヴェレス:遠く離れた地の歌 Op.15
 R・シュトラウス:東洋の歌 Op.77
 ガル:5つの歌 Op.33より 第4番、第5番
サイモン・ウォルフィッシュ(バリトン)
エドワード・ラッシュトン(ピアノ)
 ウルマンやハース、ヴェレスなど20世紀前半に活躍した作曲家たちの「東洋(中国)」にまつわる歌曲を集めたプログラム。
 近年再評価が進むハンス・ガルの歌曲も収録しています。
 サイモン・ウォルフィッシュはバリトン歌手、チェリストとして活躍するマルチな才能を持ったイギリスの音楽家。父はチェリストのラファエル・ウォルフィッシュ、母はバロック・ヴァイオリニストのエリザベス・ウォルフィッシュというサラブレッドです。

 ※録音:2017年5月19日−21日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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NIMBUS ALLIANCE


限定盤

NI 6364JP
(日本限定仕様/
完全限定生産/
工場プレスCD)

¥2500→\2290
日本限定企画工場プレスCD、完全限定生産
世界初録音
 ブラームスのピアノ四重奏曲第2番オーケストラ・ヴァージョン!

  ブラームス(ケネス・ウッズ編曲):
   ピアノ四重奏曲第2番イ長調 Op.26(オーケストラ版)
ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団
 ☆ イギリスの実力派指揮者、ケネス・ウッズがブラームスの「ピアノ四重奏曲第2番」をオーケストラ・ヴァージョンにアレンジ!
 ☆ 自らの指揮による世界初録音が実現!
 ☆ 工場プレスCDの【NI 6364JP】は日本限定企画、完全限定生産となります!

 ハンス・ガルの「交響曲全集」や、エルガーの「ピアノ五重奏曲」のオーケストラ版など、珍しいレパートリーに精力的に取り組み続けているイギリスの実力派指揮者ケネス・ウッズが、ブラームスの「ピアノ四重奏曲第2番」を"オーケストラ版"に編曲し、自身のタクトでレコーディングを行いました!
 2008年にイタリアのイスキア島で行われたチェンバー・ミュージック・フェスティヴァルで講師を務めた際、同地の明るい青い海、エポメオ山の雲の無い空からインスピレーションを得たケネス・ウッズ。
 「ピアノ四重奏曲第2番」のオーケストレーションが完成するまで、シェーンベルク編曲の「ピアノ四重奏曲第1番」のスコアや演奏を手に取らないと決めたケネス・ウッズによる編曲は、第1楽章冒頭のホルン四重奏が「交響曲第2番」を連想させるなど、ブラームス自身の作風、サウンドを彷彿とさせる仕上りとなっています。
 ブラームス・ファン、アレンジ作品ファン要注目のプロジェクトです!

 ※録音:2017年11月19日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)

 店主が記憶する限り初めてとなるNIMBUSの日本限定生産。NIMBUSは基本CD-RだがこれはCD。国内だけの限定生産ゆえレア盤と考えていいかと。



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ALPHA



ALPHA427
\2600→\2390
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)&北ドイツ放送エルプ・フィル
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲 第5番 ニ短調 Op.47

 1.第1楽章:Moderato
 2.第2楽章:Allegretto
 3.第3楽章:Largo
 4.第4楽章:Allegro non troppo
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)
北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団
 衝撃的かつスマートな解釈で人気を博した「春の祭典」から1年。ウルバンスキとNDRエルプフィルハーモニーの新作の登場です。
 曲は「ショスタコーヴィチ:交響曲第5番」、今や、数多くの指揮者、オーケストラが演奏する名曲をウルバンスキは新しい視点で鮮やかに演奏しています。
 「春の祭典」をヘヴィメタに例えたウルバンスキですが、ショスタコーヴィチの第5番も彼のお気に入りの作品ということで、作品の内面にまで深く踏み込み、曲の持つ表面的な明るさ、勇壮さの中に潜む悲劇的な面をあぶり出しています。

  録音 2017年12月 エルプハーモニー ハンブルク、大ホール



旧譜
ウルバンスキ指揮&NDRエルプ・フィル
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』


Alpha292
(Blu-ray+CD)
\3000
ライヴ映像を収めたBluRay-Discをセット
 ウルバンスキ指揮&NDRエルプ・フィル
  ストラヴィンスキー:
   バレエ音楽『春の祭典』
    〜全2部からなる、異教時代のロシア絵図
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団

 昨2017年にオープンしたハンブルクの巨大演奏会場エルプフィルハーモニーの名を冠し、老舗の北ドイツ放送交響楽団が心機一転さらなる躍進へと歩み出しました。
 昨年はドヴォルザーク、ラフマニノフ(共演はアンナ・ヴィニツカヤ)と続き、今回、来たるべき季節を見越してのストラヴィンスキー「春の祭典」を放つウルバンスキが、「これは舞踏劇だ、体がおのずと動きます」と語り、スタジオでの周到な録音によるCDに、エルプフィルハーモニーでのライヴ映像を収めたBluRay-Discをセットしてくれました。刺激あふれる演目が目と耳でじっくり味わえます。

 


ALPHA405
\2600→\2390
サロン・ド・プロヴァンス国際室内楽音楽祭
 「サロンの音楽」シリーズ
  ポール・メイエ、エリック・ル・サージュ、クラウディオ・ボホルケス


 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ、クラリネット、チェロのための三重奏曲集
  三重奏曲 変ロ長調「街の歌」Op.11
  三重奏曲 変ホ長調 Op.38(七重奏曲 Op.20からの編曲)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
ポール・メイエ(クラリネット)
クラウディオ・ボホルケス(チェロ)
 フランス、南東部アヴィニョンの美しい街「サロン=ド=プロヴァンス」で毎年開催される室内楽の音楽祭。1993年にル・サージュ、メイエ、パユによって設立され、2018年には第26回目の開催が予定されており、最高峰の演奏家たちが素晴らしい音楽の祭典を繰り広げます。
 この音楽祭から一連の録音を集め「サロンの音楽」と名付けた新しいシリーズが登場します。第1作はクラリネットの名手、ポール・メイエと、長年共演を続けているエリック・ル・サージュ、1995年ジュネーブ国際コンクールで優勝したチェリストのクラウディオ・ボホルケスの3人が紡ぎ出すベートーヴェンの三重奏曲集です。
 ベートーヴェンが活躍していた時代の室内楽の多くは、音楽的素養を持った貴族たちのために書かれており、一度評判を取ると、同じ曲を様々な編成に編曲することが求められていました。
 「街の歌」は当時流行していたヴァイグルの歌劇のメロディが主題として用いられ、またクラリネットのパートは若干平易に書かれており、演奏者の利便が考慮されていますが、作品の完成度はとても高く、若く野心的なベートーヴェンの姿が見えてくるような闊達さを持っています。
 七重奏曲も同じ理由で様々な形に編曲されましたが、この三重奏版は簡素な美しさを放っています。 

  
録音 2017年7月28-29日 エクサン=プロヴァンス・ミヨー音楽院カンプラ音楽堂/エクサン=プロヴァンス地方音楽院
 


ALPHA391
\2600
※LP同時発売
CALLING THE MUSE ミューズ召喚
テオルボのための古い曲と新しい曲

 ピッチニーニ(1566-1638):リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻より
  1.PARTITE SOPRA QUEST’ARIA FRANCESE DETTA l’ALEMANA
   「ドイツ風」の名で知られるフランスの歌にもとづくパルティータ(変奏曲)
  2.CORRENTE VI SOPRA L’ALEMANA
   「ドイツ風」(の歌)による第6コルレンテ
 3.ヘルシュトロッファー/スタンドリー:COMME UN BEFFROI 鐘楼のように
 4.カプスベルガー(1580-1651):TOCCATA NONA 第9トッカータ
 5.ヘルシュトロッファー:PERIVOLI BLUE ペリヴォリの青色
 6.ヘルシュトロッファー:THANKS TOUMANI ありがとうトゥマニ
 7.カスタルディ(1581-1649):ARPEGGIATA A MIO MODO 我流のアルペッジャータ
 8.サティ(1866-1925):グノシエンヌ 第1番
 9.カプスベルガー:BERGAMASCA ベルガマスカ
 10.カプスベルガー/ジャン=リュク・ドバティス:
  DANS LA CHAMBRE DE MON THEORBE 私のテオルボのある部屋で
 11.ヘルシュトロッファー:CLAN 氏族
 12.J.S.バッハ(1685-1750)/ヘルストロッファー:A TEA WITH BACH バッハとお茶を
 13.カプスベルガー:TOCCATA UNDICESIMA 第11トッカータ
 14.ヘルシュトロッファーー:VOS LUTHS 君たちのリュート
ブルーノ・ヘルシュトロッファー(テオルボ…スイス、パコ、モーリス・オッティガー 2009年製)
ローズマリー・スタンドリー(歌)…3
ジャン=リュク・ドバティス(詩、朗読)…10
ミシェル・ゴダール(セルパン)…3
エメク・エヴチ(コントラバス)…3
 ドイツの若手テオルボ奏者、ブルーノ・ヘルシュトロッファー。17世紀以前の音楽と現代の音楽を自由に弾きこなす逸材として知られています。
 このアルバムは彼自身が「logbook=日誌」と呼ぶもので、ヨーロッパからアメリカまで、数千キロメートルに及ぶ旅の印象から生まれた自作と、様々な時代に書かれた小品が並べられており、聴き手の想像力を強く刺激します。
 現代の田舎と都市の風景、16世紀のイタリアの人々の歌、突然混じり合うサティの「グノシエンヌ」、そしてインドを思い描く曲までも聴くことができます。ヘルシュトロッファーの感性を通じて生まれた作品も聴きどころです。

 録音 2017年9月 Abbaye de Noirlac ノワルラック大修道院(France)
  


ALPHA407
\2600
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 Op.12-1
  1.第1楽章:Allegro con brio
  2.第2楽章:Theme and Variations: Andante con moto
  3.第3楽章:Rondo: Allegro
 ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op.96
  4.第1楽章:Allegro moderato
  5.第2楽章:Adagio espressivo
  6.第3楽章:Scherzo: Allegro
  7.第4楽章:Poco allegretto
 ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24「春」
  8.第1楽章:Allegro
  9.第2楽章:Adagio molto espressivo
  10.第3楽章:Scherzo: Allegro molto
  11.第4楽章:Rondo: Allegro ma non troppo
ロレンツォ・ガット
 (ヴァイオリン…ストラディヴァリウス“ヨアヒム”1698年製)
ジュリアン・リベール
 (ピアノ…クリス・マーネによる平行弦ピアノ
  concert grand piano (cm017003), 2017年製)
 ベルギー出身の2人の若手奏者、ヴァイオリンのロレンツォ・ガットとピアノのジュリアン・リベールのデュオによる初アルバムの登場。クレバース、デュメイに学び、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞で注目を浴びたガットと、名ピアニスト、マリア・ジョアン・ピリスの弟子リベール。彼らの今の関心はベートーヴェンにあるといい、2016年から何度もベートーヴェンのソナタを演奏、作品を存分に練り上げてからこの録音に臨んでいます。
 ストラディヴァリの豊潤な音色を包み込む、平行弦ピアノ(バレンボイムも愛用していることで知られるクリス・マーネ社製造の弦がまっすぐに張られたピアノ)のクリアーな響きは、良く知られたベートーヴェンのソナタに、新たな光を当てています。
 
 平行弦ピアノ・・・19世紀末までに通常用いられていた、若干古めかしいスタイルのピアノであり、典雅な音色と美しい響きを有しています。マネーはこの楽器を良く知る修復家として広く知られています。

  録音 2017年12月3-5日 ヒルフェルスュム、ファン・デ・オンループ音楽会館第1スタジオ
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ALPHA410
\2600→\2390
シュシャヌ・シラノシアン
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲&八重奏曲
  (オリジナル・ヴァージョン
 
IN TIME

 メンデルスゾーン(1809-1847):
  ヴァイオリン協奏曲&八重奏曲(オリジナル・ヴァージョン)
   ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64(1844 オリジナル・ヴァージョン)
   弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20(1825 オリジナル・ヴァージョン)
シュシャヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)

ヤーコプ・レーマン(指揮)
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ

ヤーコプ・レーマン(第1ヴァイオリン)
バラーシュ・ボザイ(第2ヴァイオリン)
ニコラ・マッツォレーニ(第2ヴァイオリン)
ベルナデッテ・フェルハーヘン(ヴィオラ)
カーチャ・ポーリン(ヴィオラ)
ダヴィット・メルコニアン(チェロ)
アストリッグ・シラノシアン(チェロ)

 現在、古楽界で注目を浴びているヴァイオリニスト、シュシャヌ・シラノシアン。インマゼールが「アニマ・エテルナにおける次世代のスター」と称賛する彼女のアルバムは、メンデルスゾーンの協奏曲と八重奏曲の組み合わせ。
 自らの作品を何度も改訂することで知られるメンデルスゾーンですが、有名な“ヴァイオリン協奏曲 ホ短調”もその例に漏れず、もともとピアノ協奏曲として構想されたとも言い、ヴァイオリニストの知人の助言を得ながら、結局は完成までに6年を必要とした作品です。
 ヤーコプ・レーマン率いるアニマ・エテルナとシラノシアンは、この曲のオリジナル・ヴァージョンを演奏し、作品の真の姿を洗い出すことに成功しています。
 同時収録の「八重奏曲」も珍しいオリジナル・ヴァージョンが選択されており、こちらも通常聴きなれた版とは多くの違いが見られる貴重な演奏です。

  録音:2016年11月24日ブリュッヘ・コンセルトヘボウ…1-3 2016年11月25日 オペラ・デ・ディジョン…1-3 2017年11月27-28日 ブリュッヘ・コンセルトヘボウ…4-7







インマゼールVSシラノシアン
悪魔か、天使か


Alpha255
\2600
インマゼール&シラノシアン
 悪魔か、天使か
  〜18世紀、フランスとイタリアの凄腕弦楽器奏者たち〜

 ①ロカテッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 Op.6-12
 ②ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 Op.9-8
 ③A.フォルクレ(J-B.フォルクレ編/鍵盤独奏版):
    第5組曲より〔ラモー/ギニョン/レオン/ボワソン〕
 ④タルティーニ:
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 「悪魔のトリル」
ヨス・ファン・インマゼール
  (cmb/ベルリンのミートケ1714年モデル)
シュシャーヌ・シラノシアン
  (vn/ナポリのジュゼッペ&
  アントニオ・ガリアーノ1795年製作オリジナル)
 さすがインマゼール、チェンバロも人選も絶妙で興奮!

 インマゼール、意外な変化球!ピリオド系楽団アニマ・エテルナ・ブリュッヘとともに、また折々リリースする室内楽盤でも、ラヴェル、オルフ、ヤナーチェク…と20世紀に踏み込んだところで「当時の楽器と奏法」に立ち返り、突き抜けた音楽性によって独特の説得力あふれる演奏解釈をくりひろげてきた彼ですが、そうした時代考証型の演奏に説得力と深い魅力が出てくるのはやはり、彼がもともと若い頃バロック畑出身だったからこそ!

 数年前のプーランク盤以来(!)久々にチェンバロに向かい、それこそバロック作品の録音は20年ぶりほどではないでしょうか?しかしステージでの折々の演奏が示してきたように、チェンバロ奏者インマゼールの惚れ惚れするような音楽性は健在どころか、たったひとりで通奏低音をこなして十全すぎる味わいを演出…やはり規格外の音楽家だったのです!

 しかも共演者が全然負けてない!
 ムジカ・アンティクヮ・ケルンのゲーベル門下から世界に羽ばたく異能のガット弦奏者シラノシアン女史、悪魔と呼ばれたバロック弦芸術家たちのセンス抜群な世界を、何とスリル満点な即興性をもって描き上げてゆくことか!
 バロックがいかに悪魔的世界か、ひりひり痛感する新録音!





BRIDGE



BCD 9511
(2CD)
¥4600
ブリッツスタイン:
 「揺り篭は揺れる」の初の完全全曲録音!

  ブリッツスタイン:
   ミュージカル「揺り篭は揺れる」(全曲)
ジョン・マウチェリ(指揮)
オペラ・サラトガ管弦楽団
オードーリ・ベイブコック
 (MS ミスター夫人)
マット・ベーラー(B ミスター氏)
クリストファー・バーチェット
 (Br ラリー・フォアマン)
ジンジャー・コスタ=ジャクソン(MS モル)
ニナ・スピナー(MS エラ・ハマー)
ブライアン・ウォリン(T 編集者デイリー)
ほか
 映画「クレイドル・ウィル・ロック」の元になったブリッツスタイン:「揺り篭は揺れる」の初の完全全曲録音!

 録音:2017年7月13-16日 ニューヨーク州サラトガ ライヴ録音,DDD、111'26

 米国の音楽史に名高い音楽劇、マーク・ブリッツスタイン(1905-1964)の「揺り篭は揺れる」の初の完全全曲録音が登場。
 1937年にオーソン・ウェルズの演出で初演される予定だったが、内容が問題視され、初演直前になって公演を支援していた公共事業促進局 WPAが手を引き、さらに歌手やオーケストラの出演を禁じてしまった。
 ウェルズたちは一計を案じ、別の劇場を手配し、伴奏はブリッツスタインのピアノだけ、舞台出演を禁じられた出演者たちは客席で歌い演じるという裏技で事態を乗り切った。
 この一件は伝説となり、後年映画化もされたほど。一方、作品そのものは米国で稀に上演されるという程度。正規の完全な録音もこれまでなかったので、このCDはたいへん貴重。バーンスタインやコルンゴルトの擁護者として知られるジョン・マウチェリが指揮というのも豪華。
 


BCD 9502
(2CD 1枚価格)
¥2300
モーツァルト:フルートのための協奏曲全集
 (1)フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
 (2)フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314
 (3)フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
 (4)アンダンテ ハ長調 K.315
ルネ・モスト(フルート)
オーデンセ交響楽団
(3)シヴァン・マゲン(Hrp)
(1)(2)スコット・ユー(指揮)
(3)(4)ベンジャミン・シュワルツ(指揮)
 デンマークを代表する名フルート奏者ルネ・モストのモーツァルト:フルート協奏曲全集!

 録音:(1)2015年3月,(2)2014年9月,(3)2015年5月,(4)2016年9月/デンマーク オーデンセ,83'06、DDD

 モーツァルトのフルート協奏曲2曲、フルートとハープのための協奏曲、そしてフルート協奏曲第1番とほぼ同時期の作品であるアンダンテを、デンマークを代表する名フルート奏者、ルネ・モストが演奏している。
 モストはこの録音でロンドンのフルート製作者、ハウエル・ロバーツによる木製フルートを使用、その温かみのある音色がモーツァルトの音楽ととても良く合っている。シヴァン・マゲンは1980年、イスラエル、エルサレム生まれのハープ奏者。
 

BCD 9500
¥2300
「ギターのための新しい音楽第11集」
 「オッカムの剃刀」〜
  ポール・ルーザース(b.1949):ギターを伴う作品集

   (1)《ページ》より(2008)〜ギター独奏のための
   (2)《スリー・フォー・トゥー》より(2016)〜Vn&G
   (3)《オッカムの剃刀》(2013)〜Ob&G
   (4)《エア・ウィズ・チェンジズ》(2018)〜4つのギター
   (5)《ニュー・ロシェル組曲》(2003/2006)〜G&Perc
   (6)《シュレーディンガーの猫》(2012)〜Vn&G
デイヴィッド・スタロビン(G)
(2)(6)モヴセス・ポゴシアン(Vn)
(3)リアン・ワン(Ob)
(4)シャオボ・プ(G)
 ユンシャン・ファン(G)
 ハオ・ヤン(G)
(5)ダニエル・ドラックマン(Perc)
 録音:2010-2017年、DDD、52:28

 デンマーク出身の作曲家ルーザースのギターを中心とした室内楽作品集。ルーザースはギタリスト、デイヴィッド・スタロビンと長くコラボレーションしており、彼のためにギター協奏曲(BCD9136)も作曲している。
 このアルバムは40秒から2分強の小品が集まった組曲で構成されており、いずれも調性感のある親しみ易い、気の利いた作風。量子力学の確率に関する有名な仮説「シュレーディンガーの猫」をテーマにした同名曲は機知に富んだユーモラスな佳品。
 

BCD 9504
¥2300
「ベサニー・ビアズリー、
 シューベルト・シューマン・ブラームスを歌う」

  (1)シューベルト:
   至福 D433/糸を紡ぐグレートヒェン D118/
   独りずまい D800/サヨナキドリ(夜鶯) D724/
   森にて D708/囚われの歌人たち D712/
   音楽に寄せて D547
  (2)シューマン:
   献呈 Op.25-1/くるみの木 Op.25-3/
   出会いと別れ Op.90-3/
   私は挨拶を送る(東方のばらより) Op.25-25/
   ミニョン Op.79-28/薔薇よ Op.89-6/
   宝探しの男 Op.45-1
  (3)ブラームス:
   私たちはさまよい歩き Op.96-2/日曜日 Op.47-3/
   死はすがすがしい夜 Op.96-1/
   サヨナキドリ(夜鶯)に寄せて Op.46-4/
   穏やかで生暖かい空気 Op.57-8/便り Op.47-1
ベサニー・ビアズリー(ソプラノ)
(1)(2)ロイス・シャピロ(ピアノ)
(3)リチャード・グード(ピアノ)
 録音:(1)1984年6月,(2)(3)1986年6月,米国マサチューセッツ州ウェルズリー,DDD、60'47

 米国のソプラノ、ベサニー・ビアズリーの歌うドイツ・リート集。ベサニー・ビアズリーは1925年生まれ。20世紀半ばに幅広く活躍し、ことに当時の同時代の作曲家の音楽を積極的に歌い広めたことで知られている。
 これらの録音は彼女が60歳前後の時のものだが、若々しい声に驚かされる。ブラームスでは、ちょうどこの頃名高いベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を進行させていたリチャード・グードが伴奏を務めている。




<メジャー・レーベル>

DECCA



4834215
\2300→\2090
《ルネ・フレミング〜ブロードウェイ・アルバム「Broadway」》
 1) 『The Light in the Piazza』より「Fable」(ゲッテル)、
 2) 『南太平洋』より「Loneliness of Evening」(ロジャース&ハマースタイン)、
 3) 『Into the Woods』/『南太平洋』より
   「Children Will Listen / You’ve Got to be Taught」
  (ソンドハイム/ロジャース&ハマースタイン/フィッシャー編)、
 4) 『ディア・エヴァン・ハンセン』より「So Big So Small」(パセク&ポール)、
 5) 『王様と私』より「Something Wonderful」(ロジャース&ハマースタイン)、
 6) 『南太平洋』より「Wonderful Guy」(ロジャース&ハマースタイン)、
 7) 『ヴァイオレット』より「Lay Down Your Head」(テソーリ/クロウリー)、
 8) 『Red, Hot and Blue』より「Down in the Depths」(ポーター)、
 9) 『貴婦人の訪問』より「Love and Love Alone/Winter」(カンダー/エッブ)、
 10) 『She Loves Me』より「Dear Friend」(ボック/ハーニック)、
 11) 『サウンド・オブ・ミュージック』より「サウンド・オブ・ミュージック」
  (ロジャース&ハマースタイン)、
 12) 『ナイン』より「Unusual Way」(イェストン)、
 13) 『ザ・ミュージック・マン』より「Till There Was You」(ウィルソン)、
 14) 『リトル・ナイト・ミュージック』より「Glamorous Life」(ソンドハイム)、
 15) 『ソング・アンド・ダンス』より「Tell Me On A Sunday」(ロイド・ウェバー/ブラック)、
 16) アルバム『ザ・ラスト・シップ』より「August Winds」(スティング)、
 17) 『Very Warm for May』より「All The Things You Are」(カーン)
ルネ・フレミング(ソプラノ)、
ロブ・フィッシャー(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ(1-16)、
ダン・テファー(ピアノ)、
クリスチャン・マクブライド(ダブルベース)、
カール・アレン(ドラムス)(17)
 オペラ界のトップ・スター、フレミングによるブロードウェイ・アルバム
 ●世界の名だたるオペラの舞台で成功を収めたルネ・フレミングが今回、彼女が最初に愛し、ともに育った、そしてその体内に息づいている「ブロードウェイ」に帰ってきました。ソンドハイム、ロジャース&ハマースタイン、アンドリュー・ロイド・ウェバー、コール・ポーター他によるミュージカルの歌が、オリジナルのオーケストレーション、贅沢で新しいアレンジ、ジャズ・コンボで聴けるという多彩な内容となっています。
 ●フレミングは今年、トニー賞にノミネートされました。

 【録音】2018年5月2日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(1-16)、1月4日、ニューヨーク、シアー・サウンド(17)

 

DECCA GOLD



4817190
\2300
《アンソニー・ロス・コスタンツォ〜
 オンブラ・マイ・フ 〜ヘンデル&グラス アリア集》

 1)エンカウンター
  (歌劇《ワンサウザンド・エアプレインズ・オン・ザ・ルーフ》より)(フィリップ・グラス)
 2)苦悩の嵐が
  (歌劇《ガリアのアマディージ》より) (ヘンデル)
 3)リキッド・デイズ
  (歌曲集《ソングズ・フロム・リキッド・デイズ》より)(フィリップ・グラス)
 4)軛を絶ち(歌劇《ロンバルディア王フラーヴィオ》より)(ヘンデル)
 5)涙の流れるままに(歌劇《リナルド》より)(ヘンデル)
 6)槌を振り下ろして(歌劇《モンスターズ・オブ・グレース》より)(フィリップ・グラス)
 7)生きるがよい、暴君め(歌劇《ロンバルディア王妃ロデリンダ》より)(ヘンデル)
 8)冷酷な弟(歌劇《エジプト王トロメーオ》より)(ヘンデル)
 9)苦渋の滴よ(歌劇《エジプト王トロメーオ》より)(ヘンデル)
 10)生き物たちの息遣い(歌劇《アッシャー家の崩壊》より)(フィリップ・グラス)
 11)オンブラ・マイ・フ(歌劇《セルセ》より)(ヘンデル)
 12)アテン(太陽)讃歌(グラス:歌劇《アクナーテン》より)(フィリップ・グラス)
アンソニー・ロス・コスタンツォ(カウンターテノール)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ
ジョナサン・コーエン(指揮)
 市川海老蔵氏と共演中の素晴らしいカウンターテナー、アンソニー・ロス・コスタンツォの最新盤登場。
 「アンソニー・ロス・コスタンツォがオペラを変える」「輝かしく、そして劇的であり大胆不敵」とニューヨーク・タイムズに大絶賛!

 カウンターテナー歌手、アンソニー・ロス・コスタンツォは11歳からプロ演奏家として活動を開始しました。
 以来コスタンツォはオペラ、コンサート、リサイタル、映画、そしてブロードウェイに幅広く登場しています。
 2012年、コスタンツォはプラシド・ドミンゴ国際オペラコンクール「オペラリア」で第1位を獲得。
 彼はまたメトロポリタン・オペラ国際オーディションの2009年グランド・ファイナル受賞者です。ジョージ・ロンドン賞を受賞、リチャード・タッカー財団からキャリア・グラントを受け、ヒューストン・グランド・オペラのエレノア・マカッロム大会で第1位を獲得した最初のカウンターテナー歌手となり、観客賞を受賞しました。

 録音:2017年7月&8月

 コスタンツォは2014年と2016年に京都劇場で歌舞伎役者の市川海老蔵氏と『源氏物語』で共演、西洋のクラシック音楽と日本伝統の歌舞伎による異色のコラボレーションが大成功で幕を閉じ大きな話題になりました。現在も歌舞伎座にて3回目となる市川海老蔵氏との共演による『源氏物語』公演に出演中です。
 コスタンツォはカウンターテノールという、独特の美声を駆使しこれまでオペラだけでなくこうしたコラボレーションやブロードウェイにも登場し活躍の場を拡げています。
 今回のアリア集では、ヘンデルとフィリップ・グラスというバロック時代と現代におけるオペラ・ジャンルにおける重要な作曲家の作品を収録。コンスタンツォが紡ぎ出す、200年の時空を超えて出会った二人の魅惑のコントラストをお楽しみください。


<LP>


DG(LP)

4798524
(3LP)
\12000
《ヘンリク・シェリング〜
 J.S.バッハ:ソナタ&パルティータBWV1001-1006》

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
《LP 1》
 1) ソナタ第1番ト短調BWV1001、
 2) パルティータ第1番ロ短調BWV 1002 /
《LP 2》
 1) ソナタ第2番イ短調BWV1003、
 2) パルティータ第2番ニ短調BWV1004 /
《LP 3》
 1) ソナタ第3番ハ長調BWV1005、
 2) パルティータ第3番ホ長調BWV1006
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 20世紀を代表するヴァイオリニストの一人、シェリング伝説のバッハ演奏、LP3枚組
 ●ヘンリク・シェリングによる伝説の1967年録音、『6つの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』です。
 ●LP3枚組限定盤、シリアル番号入り、特製麻布張りBOX仕様。
 ●オリジナル・アナログ・テープからのラッカー盤カッティング、パラス社プレスによる180g重量盤。
 ●2018年はシェリング生誕100年、没後30年、オリジナル・レコード発売から50年の記念年です。

 【録音】1967年7月8−20日、ヴヴェイ

 



 

ALPHA(LP)


ALPHA679
(2LP)
\5200
「ハイドン2032」第6集-ラメンタツィオーネ 哀歌、およびグレゴリオ聖歌
ハイドン(1732-1809):交響曲集

【SIDE A】
 交響曲 第3番 ト長調 HOB.I:3
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Andante moderato
  3.第3楽章:Menuet-Trio
  4.第4楽章:Finale. Alla breve
【SIDE B】
 交響曲 第26番 ニ短調 HOB.I:26「哀歌-ラメンタツィオーネ」
  1.第1楽章:Allegro assai con spirito
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Menuet-Trio
【SIDE C】
 交響曲 第79番 ヘ長調 HOB.I:79
  1.第1楽章:Allegro con spirito
  2.第2楽章:Adagio cantabile-
  3.Un poco allegro
  4.第3楽章:Menuet-Trio
  5.第4楽章:Finale. Vivace
【SIDE D】
 交響曲 第30番 ハ長調 HOB.I:30「アレルヤ」
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Andante
  3.第3楽章:Finale. Tempo di Menuet, Piu tosto allegretto
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
ハイドン生誕300年にあたる2032年。この年までにハイドンの交響曲全曲を録音しよう!と2013年から始まったプロジェクト「HAYDN 2032」。イル・ジャルディーノ・アルモニコとジョヴァンニ・アントニーニの演奏で録音が開始されましたが、第5集からはバーゼル室内管弦楽団が演奏を担当、更に刺激的なハイドンを楽しむことができますハイドンが味わえます。第6集に収録されているのは、アルバム・タイトルにもなっている第26番「ラメンタツィオーネ」を始めとした、第3番、第30番、第79番の全4曲。グレゴリオ聖歌の旋律が用いられた第26番はシュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)期の始まりを告げる作品とされ、ドラマティックな構成が愛されています。他の3曲も含めアントニーニのきめ細やかな解釈が光る闊達な演奏が素晴らしく、聴きどころもたっぷりです。

 録音 2017年3月2-7日 リーエン迎賓館(スイス、バーゼル近郊)
 (ALPHA678と同内容)
  36ページのブックレットには写真が満載。音源ダウンロード・コードも入っています。
 

ALPHA429
(LP)
\2600
※CD同時発売
CALLING THE MUSE ミューズ召喚
テオルボのための古い曲と新しい曲

SIDE A
 1.カプスベルガー(1580-1651):TOCCATA NONA 第9トッカータ
 2.ヘルシュトロッファー:PERIVOLI BLUE ペリヴォリの青色
 3.ピッチニーニ(1566-1638):PARTITE SOPRA QUEST’ARIA FRANCESE DETTA l’ALEMANA
  「ドイツ風」の名で知られるフランスの歌にもとづくパルティータ(変奏曲)
 4.ピッチニーニ:CORRENTE VI SOPRA L’ALEMANA
   「ドイツ風」(の歌)による第6コルレンテ
 5.ヘルシュトロッファー/スタンドリー:COMME UN BEFFROI 鐘楼のように
SIDE B
 1.ヘルシュトロッファー:THANKS TOUMANI ありがとうトゥマニ
 2.サティ(1866-1925):グノシエンヌ 第1番
 3.カプスベルガー:TOCCATA UNDICESIMA 第11トッカータ
 4.ヘルシュトロッファー:VOS LUTHS 君たちのリュート
 5.ヘルシュトロッファー:CLAN 氏族
ブルーノ・ヘルシュトロッファー
 (テオルボ…スイス、モーリス・オッティガー 2009年製)
ローズマリー・スタンドリー(歌)…SIDE A:5
ミシェル・ゴダール(セルパン)…SIDE A:5
エメク・エヴチ(コントラバス)…SIDE A:5
 ドイツの若手テオルボ奏者、ブルーノ・ヘルシュトロッファー。17世紀以前の音楽と現代の音楽を自由に弾きこなす逸材として知られています。
 このアルバムは彼自身が「logbook=日誌」と呼ぶもので、ヨーロッパからアメリカまで、数千キロメートルに及ぶ旅の印象から生まれた自作と、様々な時代に書かれた小品が並べられており、聴き手の想像力を強く刺激します。
 現代の田舎と都市の風景、16世紀のイタリアの人々の歌、突然混じり合うサティの「グノシエンヌ」、そしてインドを思い描く曲までも聴くことができます。ヘルシュトロッファーの感性を通じて生まれた作品も聴きどころです。
 LP盤には、選りすぐりの作品がセンス良く並べられており、テオルボの深みのある音色が良く捉えられています。

  録音 2017年9月 Abbaye de Noirlac ノワルラック大修道院(France)
















7/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALIA VOX



AVSA 9840
(SACD HYBRID)
¥2900

F.クープラン:王宮のコンセール(1722)
  ジョルディ・サヴァール(指揮、バス・ド・ヴィオール)
  ル・コンセール・デ・ナシォン
   〔マルク・アンタイ(フラウト・トラヴェルソ)、
    アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)、マンフレード・クレーマー(ヴァイオリン)、
    ジョゼプ・ボラス(ファゴット)、ブルーノ・コセ(バス・ド・ヴィオロン)、
    シャヴィエル・ディアス=ラトーレ(テオルボ、ギター)、グイード・モリーニ(チェンバロ)〕
 「王宮のコンセール」がSACD Hybrid で登場!
 洗練された優雅なひびき〜ルイ14 世宮廷の音楽会〜

 録音:2004 年9 月6-10 日/5.1チャンネル

 「王宮のコンセール」は、ルイ14 世の宮廷でほぼ毎日曜日開かれていたコンサートのために書かれたもので、当時最高の演奏者陣およびクープラン自身によるチェンバロというなんとも豪華な顔ぶれで演奏されていました。
 2 つの旋律楽器パートおよび通奏低音という室内楽スタイルのこの楽曲は、演奏の際、旋律楽器を弦楽器か木管楽器のいずれかのみにするか、あるいは両方を用いるか、という判断は演奏者にゆだねられています。
  サヴァールは、クープラン自身の指定による5 つの楽器と通奏低音を担う楽器から、曲や楽章の性格に応じて適切な楽器を選び、的確なアプローチを展開しています。水準の高い奏者たちによる完成されたアンサンブルは見事の一言です。[ 同内容のAV 9840 は廃盤となります。]




キング・インターナショナル(BIS)


KKC 4144/5
(2SACD HYBRID)
¥5400
『House of Cards(ハウス・オブ・カード 野望の階段)』をテーマにした作品集
 ジェフ・ビール(1963-)
  [Disc 1]
   《ハウス・オブ・カード》交響曲(House of Cards Symphony)*
    1.フォワード・マーチ(Forward March)/2. 裏切り(Betrayal)/
    3. 新たな取引(New Deal)/4.クレア・アンダウッド(Clair Underwood)/
    5.ロシア(Russia)/6. 結婚の肖像(Portrait of a Marriage)/
    7. 権力(Power)/ 8. 威厳(Dignity)/
    9. 人形使い(Puppet Master)/10. 歴史作り(Making History)
   [Disc 2]
    1.《ハウス・オブ・カード》幻想曲(House of Cards Fantasy)
     〜フルートと管弦楽のための**
    2.-4.シックス・シクスティーン(Six Sixteen)〜ギターと室内管弦楽のための***
    5. 頌歌(Canticle)〜弦楽オーケストラのための†
    6.-8.フルートと管弦楽のための協奏曲††
     ジョーン・ビール(ソプラノ)*、ジェフ・ビール(フリューゲルホルン)(即興)*、
     ヘンリー・ビール(ベースギター)*/††、ヨアキム・ルンドストレム(ギター)*、
     マッティン・オッラリード(ドラムキット)*、フレードリク・インゴー(ピアノ)*、
     エーリク・モンソン(ピアノ)*、シャロン・べザリー(フルート)**/††、
     ジェイソン・ヴィオー(ギター)***、ヘンリク・ユン・ペーテシェン(ヴァイオリン・ソロ)†、
     ジェフ・ビール(指揮)、ノルショーピング交響楽団
 ベザリーも参加の注目盤!BIS レーベルから全米大ヒット・ドラマ、『House of Cards(ハウス・オブ・カード 野望の階段)』をテーマにした作品集が登場!

 セッション録音:2017年6月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノルショーピング、スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、132’23、輸入盤・日本語帯・解説付

 「ひとりの下院議員が、彼に劣らず狡猾な妻と手を携え、裏切り者たちへの復讐を進めていく」(IMDb)。ケヴィン・スペイシー主演の Netflix テレビ・シリーズ『House of Cards』(邦題『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)は、2013 年から2018 年まで6 シーズン、66 のエピソードが制作されました。「ポリティカル・スリラー」のドラマは人気を集め、テレビを変えたとまでいわれる評価を獲得しました。このシリーズの音楽は、ロサンジェルスを本拠にテレビの分野を中心に活躍するジェフ・ビール(1963-)が担当。シリーズのクリエーター、ボー・ウィリモンは、急展開するドラマの中で移ろう人々の心理を各エピソードの全体像を見据えながら「独自の声」で表現した音楽がシリーズに欠かせない要素だったと語っています。

 《ハウス・オブ・カード》交響曲は、シリーズの音楽を約83 分の管弦楽曲とした作品です。ワシントンのジョン・F・ケネディ・センター、マイアミ、オランダ、デンマーク、イェルサレムで行われた「『ハウス・オブ・カード』イン・コンサート」を基に創られました。作曲者ビールは、〈Forward March(フォワード・マーチ)〉から〈Making History(歴史作り)〉まで10 の楽章を、時系列によらず、アンダウッド家を取りまくドラマの情緒的、劇的な流れに沿って配置。サウンドトラックの演奏に使われたエレクトリックベース、ギター、フリューゲルホルンといった楽器とソプラノの声を残しながらフルオーケストラのためのオーケストレーションを行なっています。
 《ハウス・オブ・カード》幻想曲は、メインタイトル、フランクとクレアの「愛と策略」のテーマ、フランク・アンダウッドの人形使いのモチーフを素材に使い、「シャロン・べザリー・フォン・バールのため」に《フルート協奏曲》のアンコールとして作られた小品です。
 《シックス・シクスティーン》は、ギターと室内オーケストラのための「急−緩−急」3 楽章の作品。曲名は、室内楽のために書かれた原曲の「弦の数」(ギターの6 本、弦楽四重奏の楽器の弦の数4 本の4 倍)からとられ、「白日夢」や「記憶の感覚」のストーリーをイメージした、時刻(午前6 時16 分)、部屋番号、番地、特別の日なども示しています。「クラシカル・ギタリストのエリート」のひとり、アメリカのジェイソン・ヴィオー(1973-)がソロを弾いています。
 弦楽オーケストラのための《頌歌》は、憧れや大きな喪失といった気分を歌った「ショートストーリー」あるいは「祈り」の音楽です。
 《フルート協奏曲》は、2015 年6 月、北欧の夏の太陽に照らされたストックホルム港で作曲者のビールがシャロン・ベザリーとコーヒーを飲みながら雑談していて浮かんだアイデアにより作曲されました。「テスラを運転しながらアクセル性能の良さを見せびらかすベザリーとフルートを吹くべザリー」のイメージされた「喜び、活力、リズムにあふれた協奏曲」。ミネソタ管弦楽団の『American Voices(アメリカの声)』と題するコンサートで、ベザリーのソロ、オスモ・ヴァンスカの指揮で初演されました。『ハウス・オブ・カード』に熱中したというBIS レーベルのオーナー、ロベルト・フォン・バールのたっての願いで制作されたアルバムです。日本語解説付。
 ※国内品番のみのご案内です。


 ジェフ・ビールは、1963 年、カリフォルニアのヘイワード生まれ。サンフランシスコのベイエリアでトランペットを習いながら育ち、70 年代ジャズ、クラシカル、ロック、ポップと幅広いジャンルに熱中。高校時代からビッグバンドやオーケストラのために作曲を始め、イーストマン音楽学校に進んでからはクリストファー・ラウス、レイバーン・ライト、ビル・ドビンズたちに学びました。
 ニューヨークとサンフランシスコでジャズの録音と作曲を経験した後、ロサンジェルスに移り、エド・ハリス監督・主演の『Pollock』(邦題『ポロック 2 人だけのアトリエ)』)(2000)の音楽が World Soundtrack Awards の「Discovery of theYear」にノミネートされ、彼の映画音楽作家としての活動が始まりました。『Monk』(2002)第1 シーズンの主題歌でエミー賞を初めて受賞。共和制ローマの最後の日々を描いた『Rome(ローマ)』(2005)のテーマとスコアもノミネートされています。トム・セレック制作・主演の「ジェッシー(ジェッシィ)・ストーン」シリーズは、ロバート・B・パーカーの小説に基づく第1 作『Stone Cold』(原作邦題『影に潜む』)から全作品のスコアを担当。マサチューセッツの港町の雰囲気と登場する人たちの内面を静かな音楽で表現したスコアが作品の高い評価に寄与、第9 作『Jesse Stone: Lost in Paradise』(2015)のスコアがエミー賞にノミネートされました。『House of Cards』は、第32 章と第63 章のスコアが2015 年と2017 年のエミー賞を獲得しています。





HAENSSLER



HC 18027
¥2600→\2390
ベルリン・フィルの首席マテ・スーチュ
 シューマン(1810-1856):
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105
  (2)詩人の恋 Op.48より
   【1.美しい5月に/7.私は恨むまい/
    10.あの歌の響きを聞くと/
    11.若者は乙女を愛した/12.明るい夏の朝に】
  (3)12の詩 Op.35より
   【1.あらしの夜の楽しみ/3. 旅の歌/
     5.森へのあこがれ/10.ひそかな涙】
  (4)フランク(1822-1890):
    ヴァイオリン・ソナタ イ長調(ヴィオラ版)
ベルリン・チェンバー・デュオ
 【マテ・スーチュ(ヴィオラ)、
  ミシェル・グルダル
   (ピアノ;
    C.Bechstein Flugel D-282)】
 ベルリン・フィル首席ソロ・ヴィオラ奏者、スーチュがシューマンとフランクのアルバムをリリース!

 セッション録音:2015 年9 月21-23 日/ブリッツ・スタジオ(ベルリン)/66’56”

 2011 年よりベルリン・フィルの第1 ソロ奏者を務めるハンガリー出身のヴィオラ奏者マテ・スーチュとピアニスト、ミシェル・グルダルによるベルリン・チェンバー・デュオがシューマン&フランクのアルバムをリリースします。



 スーチュは、ハンガリーとベルギーで学び、国際的な様々なコンクールに入賞。その後、バンベルク交響楽団、ドレスデン・シュターツカペレで活躍し、2011 年にベルリン・フィルに第1 ソロ・ヴィオラ奏者として入団した逸材です。
 美音が魅力のスーチュは音の立ち上がりが素晴らしく、一音一音、活気にあふれたエネルギッシュな演奏を披露しております。
 シューマンとフランクのソナタではヴィオラらしい艶やかな音色と、高度なテクニックを駆使した圧巻の演奏で魅了します。また、シューマンの歌曲では雄弁に歌い上げます。

 ピアノのミシェル・グルダルは9 歳でハイドンの協奏曲でデビューした逸材でスクリャービンの練習曲集(CC 72640)もリリースしている若手注目の演奏者です。今後の活躍も期待のデュオ登場と言えましょう。



ベルリン・フィルの首席マテ・スーチュが弾く
フックスのヴィオラ作品

TXA 15066
\2600→\2390
ベルリン・フィルの首席マテ・スーチュが弾く
 ローベルト・フックス(1847-1927):二重奏曲と室内楽曲集

  ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための三重奏曲嬰ヘ短調Op.115*
  ヴィオラとピアノのための6つの幻想小曲集Op.117
  ヴィオラとピアノのためのソナタ二短調Op.86
マテ・スーチュ(ヴィオラ)
ノア・ベンディックス・バルグレイ
 (ヴァイオリン)
オリヴァー・トリエンドル (ピアノ)

 
 録音:2015年3月/2015年5月*/スタジオ・ブリッツ(ベルリン)/69’49

 オーストリア出身の作曲家ローベルト・フックスは、弦楽合奏団、室内合奏団のための5つのセレナーデで歴史に名を残しました。フックスの作品、とくに室内楽の逸品が掘り出されるようになったのは最近のことです。
 本作品では、いずれの曲にもヴィオラに焦点が当てられており、フックスの没年に作曲された美しい幻想小曲Op.117、迫力があり、作曲家の手本となるヴィオラ・ソナタOp.86、そして意外な組み合わせのヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノの三重奏曲Op.115 のいずれも、真に過去の「ウィーン」の音を蘇らせる作品といえます。
 演奏は、ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者のマテ・スーチュ。セレナーデの名人が残した晩年の傑作に魅了される一枚です。






PENTATONE



PTC 5186585
(SACD HYBRID)
¥2700
『メフィストフェレスとほかの悪い奴ら』 ケヴィン・ショート(バス)、
ローレンス・フォスター(指揮)、
マルセイユ・フィルハーモニー管弦楽団
 グノー(1818-1893):
  (1)メフィストフェレスのロンド“金の仔牛”〜歌劇「ファウスト」(1859)より(2’17”)
  (2)メフィストフェレスのセレナード“眠ったふりをせずに”〜歌劇「ファウスト」(1859)より(3’10”)
 ボーイト(1842-1918):
  (3)メフィストーフェレの歌“私は精霊です、常にすべてを否定する”〜
   歌劇「メフィストーフェレ」(1868/1876)より(3’53”)
  (4)メフィストーフェレのバラード“これが世界であるか”〜
   歌劇「メフィストーフェレ」(1868/1876)より(2’43”)
 (5)ベートーヴェン(1770-1827)-ショスタコーヴィチ(1906-1975)編:
  “昔あるところに王様がいて” Op.75-3〜「ゲーテのファウスト」(1809/1975)より(2’13”)
 (6)ベートーヴェン:ピサロのアリア“おお神よ!おお何という瞬間だ!”〜
  歌劇「フィデリオ」Op.72(1805/1814)より(3’27”)
 モーツァルト(1756-1791):
  (7)オスミンの歌“恋人を見つけた奴は”〜歌劇「後宮からの誘拐」 KV.384(1782)より(2’19”)
  (8)オスミンのアリア“おお!何という勝利だ!”〜歌劇「後宮からの誘拐」 KV.384(1782)より(3’44”)
 (9)ウェーバー(1786-1826):
  カスパーのアリア“喋るなよ、喋るなよ−誰も、お前に警告せぬように!”〜
   歌劇「魔弾の射手」J.277(1821)より(3’17”)
 オッフェンバック(1819-1880):
  (10)リンドルフのクプレ“思い悩む恋人達の役をこなすには”〜歌劇「ホフマン物語」(1881)より(2’41”)
  (11)ダッペルトゥットのアリア“きらめけ、ダイヤモンドよ”〜歌劇「ホフマン物語」(1881)より(2’40”)
  (12)ヴェルディ(1813-1901):パガーノのアリア“ばかな女!わたしがお前を”〜
   歌劇「十字軍のロンバルディア人」より(5’02”)
 ベルリオーズ(1803-1869):
  (13)メフィストフェレスのアリア“今宵 バラは ここに”〜歌劇「ファウストの劫罰」 Op.24より(2’37”)
  (14)メフィストフェレスのセレナード“おうちの前で”〜歌劇「ファウストの劫罰」 Op.24より(2’21”)
 (15)ゲッティ(1933-):ファウストへのメフィストフェレス【詩:ゲッティ】(3’00”)
 (16)ムソルグスキー(1839-1881)-ストラヴィンスキー(1882-1971)編:
  “蚤の歌”「アウエルバッハの酒場でのメフィストフェレスの歌」(1879)(3’09”)
  (17)ストラヴィンスキー:シャドウのアリア“私が燃える! 凍りつく!”〜歌劇「放蕩児の遍歴」より(1’49”)
 (18)マイアベーア(1791-1864):
  ベルトラムのレチタティーヴォとアボカシオン“冷たい石の下に眠る尼僧たちよ”〜
   歌劇「悪魔のロベール」より(3’08”)
 (19)ワーグナー(1813-1883):
  〜アルベリヒのアリア“自由なのか?俺は?”〜「ラインの黄金」より(3’31”)
 メフィストフェレスにまつわる作品を名唱ケヴィン・ショートが力強く歌う!

 セッション録音:2016 年7 月& 8 月/ファーロ宮殿、マルセイユ(フランス)/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、ディジパック仕様、57’41”、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 メフィストフェレスにまつわる作品を名唱ケヴィン・ショートが歌いました。
 メフィストフェレスとは16 世紀、ドイツの「ファウスト伝説」やそれに材を取った文学作品に登場する悪魔を意味します。ここに収録された19 曲はモーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバー、ワーグナー、マイアベーア、ベルリオーズ、グノー、オッフェンバック、ヴェルディ、ボーイト、ムソルグスキー、ストラヴィンスキー、ゲッティによる作品で、18 世紀から現代まで様々な“悪魔” の表情をみせます。
 カラフルともいえるこのレパートリーをアメリカが誇るバス歌手、ケヴィン・ショートが力強く歌い上げます。そして、巨匠ローレンス・フォスターがマルセイユ・フィルの好サポートも光ります!







SUPRAPHON


SU 4210
¥2300
現代チェコを代表する作曲家の一人カラビスのソナタ3篇。
 ヴィクトル・カラビス(1923-2006):
  (1)チェロ・ソナタ Op.29(1968)
  (2)クラリネット・ソナタ Op.30(1969)
  (3)ヴァイオリン・ソナタ Op.58(1982)
(1)トマーシュ・ヤムニーク(チェロ)
(2)アンナ・パウロヴァー(クラリネット)
(3)ヤン・フィシェル(ヴァイオリン)、
 イヴォ・カハーネク(ピアノ)
 セッション録音:2018 年4 月15 日、6 月14 日/マルティヌー・ホール/65’51”

 現代チェコを代表する作曲家の一人ヴィクトル・カラビスのソナタ3 篇、チェロ・ソナタ、クラリネット・ソナタ、ヴァイオリン・ソナタを収録したアルバムの登場です。
 カラビスは1945 年から48 年までプラハ音楽院でフロビルに、52 年に音楽アカデミーでジートキー師事した作曲家で、新古典的様式の管弦楽、室内楽曲を残しました。色彩と音響に対する輝くばかりの感性に満ちたカラビスの作品は、強烈な表現と無駄のない楽想が特徴です。なお、カラビスの妻はチェンバロ奏者のズザナ・ルージチコヴァー(1927-2017)です。
 チェロのトマーシュ・ヤムニークは1985 年生まれ、2006 年(第58 回)プラハの春国際音楽コンクールでチェロ部門最高位に輝きました。スプラフォン・レーベルより、チェコの作曲家たちのソナタを集めたふたつのアルバム(SU 3928 & SU 3947)、及びドヴォルザークによるオーケストラつきのチェロ作品全曲(SU 4034)をリリースしております。
 ピアノのイヴォ・カハーネクは感情の豊かさと深さで評価されている演奏家で、サイモン・ラトルが2014 年11 月のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートにてソリストに指名するなど、ヨーロッパを中心に活躍しています。
 
SU 4243
¥2300
チェコ期待のバス、マルチニークが『冬の旅』を歌う。
 シューベルト(1797-1828):『冬の旅』 D.9111
ヤン・マルチニーク(バス)
ディヴィッド・マルチェク(ピアノ)
 セッション録音:2017 年3 月24-29 日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール/71’27”

 チェコ期待のバス歌手、ヤン・マルチニークが『冬の旅』を録音しました。マルチニークは2007 年に開かれたプラシド・ドミンゴ主催のコンクールにてファイナリストになった実力派で現在ベルリン国立歌劇場のソリストをつとめております。
 繊細かつ力強い歌声をもつ歌手として高く評価されております。スプラフォン・レーベルからリリースされているマルティヌー(マルチヌー)のオラトリオ『ギルガメシュ』(SU 4225)でも堂々たる歌声を披露しております。
 この『冬の旅』ではまず、「おやすみ」の前奏から、ディヴィッド・マルチェクの美しい弱音に引き込まれます。マルチニークの表情の細かな表情の変化とマルチェクの絶妙な伴奏が光る演奏です。




CHANNEL CLASSICS



CCS 41318
¥2500
4つの幻想曲 〜
 ベートーヴェン、ショパン、シューマン、スクリャービン

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第14番(幻想曲風ソナタ)
    嬰ハ短調 Op.27-2 《月光》
  ショパン:幻想曲ヘ短調 Op.49
  シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
  スクリャービン:
   ピアノ・ソナタ第2番(幻想ソナタ)嬰ト短調 Op.19
アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)
 ウクライナの新星 Channel Classicsから登場!アンナ・フェドロヴァが弾く4つの「幻想曲」!

 ☆ウクライナの若きトップ・ピアニスト、アンナ・フェドロヴァがChannel Classicsから登場!
 ☆世界中の観客を魅了してきた可憐なパフォーマンス。自由で夢想的な4つの「幻想曲」を弾く!
 ☆2019年7月にも来日予定!

 ヤープ・ファン・ズヴェーデンが絶賛するウクライナの若きトップ・ピアニスト、アンナ・フェドロヴァの新録音が、オランダのChannel Classicsから登場!
 アンナ・フェドロワは、1990年ウクライナ生まれ。故郷を離れてからはロンドンの王立音楽カレッジとイタリアのイモラ国際ピアノ・アカデミーで学び、2009年にはポーランドのルービンシュタイン記念コンクールで優勝。その他多くの国際コンクールでも入賞し、その高い技術と可憐なパフォーマンスで、世界の聴衆を魅了してきました。
 2013年にアムステルダムで行われたラフマニノフのライヴはYouTubeでも放映され、現在約1800万回再生されるなど、特に大きな反響を巻き起こしています。
 日本にも度々来日し、多くのファンを生み出してきたフェドロヴァのChannel Classicsデビュー・レコーディングは、各作曲家が独自の方法で探求してきた、もっとも自由なジャンルの一つである「幻想曲」。
 ショパンとシューマンの「幻想曲」に、「幻想曲風ソナタ」であるベートーヴェンの「月光」、そして「幻想ソナタ」の別名も持つスクリャービンのピアノ・ソナタ第2番。
 彼女が愛し、ここ2年間のシーズンで演奏してきた4つの「幻想曲」です。

 "(...)Anna is a wonderful artist, a great pianist and a very charming charismatic person.(...)"
 「アンナは素晴らしいアーティスト、偉大なピアニスト、そして非常に魅力的でカリスマ的な人物です」
 ヤープ・ファン・ズヴェーデン(ニューヨーク・フィル&香港フィルの音楽監督)







GLOSSA



GCD 924201
¥2500
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集

 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78《雨の歌》
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
 F.A.E.ソナタより アレグロ ハ短調
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン)
ヤン・シュルツ(ピアノ)
 古楽新世代の女流 レイラ・シャイエ!ロマンティック・モデル・ヴァイオリンで弾くブラームス!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、レイラ・シャイエ。
 ☆ロマンティック・モデルのヴァイオリン(コピー)で弾いたブラームス!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、レイラ・シャイエ。キアラ・バンキーニの「アンサンブル415」のメンバーとして活躍し、ボニッツォーニの「ラ・リゾナンサ」では第1ヴァイオリンを務めるレイラ・シャイエのGlossa録音第4弾は、なんとブラームス。「FAEソナタからのアレグロ(スケルツォ)」を含む、ヴァイオリン・ソナタ全集!
 バロックにとどまらず、古典派、ロマン派のピリオド演奏へとレパートリーを拡げているシャイエが、ロマンティック・モデル・ヴァイオリンのレプリカを、そしてドイツのピアニスト、ヤン・シュルツがオリジナルの1879年製シュトライヒャー・ピアノを弾いて、作曲家が思い描いた本来の色彩を目指します。

 ※録音:2017年10月18日−20日、ロマンド民衆劇場(ラ・ショー=ド=フォン、スイス)
 ※使用楽器:ダニエル・フリッシュ2017年製ロマンティック・モデルのヴァイオリン/作者不詳19世紀中期のフレンチ・ボウ/J.B.シュトライヒャー&ソン1879年ウィーン製のピアノ






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ONYX



PONYX 4201
〔国内仕様盤〕
¥2857+税
☆ムローヴァ2018年来日記念盤!
☆3年ぶりとなる新録音。
☆パーヴォ・ヤルヴィとのペルト・アルバム!

ペルト:フラトレス、鏡の中の鏡


 タブラ・ラサ(1977)
 フラトレス(1977)
 パッサカリア(2003)
 ヴァイオリン、ベルと弦楽のための《ダルフ・イッヒ...》(1995/99)
 ヴァイオリンとピアノのための《鏡の中の鏡》*
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団
リーアム・ダナキー(ピアノ)*
ONYX 4201
¥2500→\2290
 【ヴィクトリア・ムローヴァ来日記念盤!】パーヴォと共演したペルト・アルバム!

 ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァの2018年来日記念盤! 3年ぶりとなる待望の新録音は、パーヴォ・ヤルヴィと共演するペルト・アルバムが登場!
 2005年の創立当初からONYXレーベルに録音を行っているムローヴァのONYXでの12枚目のアルバム。前作「プロコフィエフ(ONYX 4142)」に引き続き、パーヴォ・ヤルヴィとの共演。
 オーケストラは、パーヴォが芸術顧問を務めるエストニア国立交響楽団。パーヴォと同じ祖国エストニアの大作曲家、アルヴォ・ペルト(b.1935)の眼の前で録音された、ペルトのヴァイオリンのための音楽。
 「鏡の中の鏡」では、ロンドンのジャズ・ピアニスト&オルガニスト、歌手、作編曲家であるリーアム・ダナキーがピアノを担当しています。
 女王ムローヴァがパーヴォ・ヤルヴィと、そして作曲者本人と録音した大注目の「ペルト・アルバム」にご期待ください!

 ☆ヴィクトリア・ムローヴァ2018年来日公演スケジュール
  10月16日(火) サントリーホール(読売日本交響楽団)
  10月19日(金) 横浜 フィリアホール(リサイタル)
  10月21日(日) すみだトリフォニーホール(リサイタル)






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2188
¥2500
ワルター&ニューヨーク・フィル、
 モーツァルトの「レクイエム」

  モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック 
ウエストミンスター合唱団
 (合唱指揮:ジョン・フィンレイ・ウィリアムソン)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジェニー・トゥーレル(アルト)
レオポルド・シモノー(テノール)
ウィリアム・ウォーフィールド(バス)
 ワルター&ニューヨーク・フィル、モーツァルトの「レクイエム」、見違える情報量で蘇る!

 セッション録音:1956 年3 月10&12 日/カーネギーホール(ニューヨーク)/使用音源: Private archive(2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)/モノラル

 ■制作者より
 モーツァルトの生誕200 年を記念して録音されたワルター&ニューヨーク・フィルのモーツァルトの「レクイエム」は、モノラルではありますが、今日もなおこの曲の最も重要な演奏として人気があります。今回もまた2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを使用して復刻しましたが、その再生音は全く驚くべきものです。音像は異様なほど前に出て来て、前後、左右、天地の響きの広がりも圧倒的です。低弦のゴツゴツした音も生々しいほどに聴き取れます。宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫/絶版)には「いくぶん生々しさ〈汚さ〉に欠ける不満はあるが」とありますが、おそらく当CD ではそうした不満が解消されることでしょう。また、この録音セッションで撮影された貴重な写真が知られていますが、ほとんどのLP、CD にはこれらが掲載されなくなっています。これではちょっと寂しいので、当解説書ではそれを復活させました。なお、当CD には対訳が付いていません。ご了承下さい。(平林 直哉)




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キング・インターナショナル


N 響ライヴ・シリーズ エフゲニー・スヴェトラーノフ2
現在廃盤で入手困難となっているものばかりを新マスタリングで再発売


 今年生誕90 年を迎えるロシアの巨匠エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002)。
 彼がNHK 交響楽団と共演した音源のうち、2001 年と2003 年にキングレコードからリリースされたCD6 点を新マスタリングで再発売いたします。
 いずれも壮絶な演奏ながら、現在廃盤で入手困難となっているものばかり。お見逃しなく!

 その1はこちら


KKC 2160
【新リマスタリング再発売】
¥2500
これぞスヴェトラーノフの「第9」
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
佐藤しのぶ(ソプラノ)
永井和子(アルト)
市原多朗(テノール)
多田羅迪夫(バス)
国立音楽大学合唱団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
NHK交響楽団
 録音:1995年12月22日/NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 スヴェトラーノフの「第9」のCD はありそうでなく、このN 響との演奏が現時点で唯一聴くことのできる音源です。佐藤しのぶをはじめ4 名の独唱者も豪華で、豪快きわまりない「歓喜の歌」を満喫できます。第3 楽章の孤高な情感も絶品でスヴェトラーノフ晩年の境地が垣間見れる思いがします。

 


KKC 2161
【新リマスタリング再発売】
¥2500
幸福感に満ちたスヴェトラーノフの「田園」
 (1)ベートーヴェン:交響曲第6番Op.68「田園」
 (2)J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068 〜 アリア
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
NHK交響楽団
 録音:1999年2月17日/サントリーホール(1)、1993年1月22日/NHKホール(2)(以上ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 スヴェトラーノフは自然を愛し、オフには郊外で過ごすことが楽しみだったといわれます。N 響との「田園」はまさにロシアの自然美を描いたような平和で美しい世界が広がります。スヴェトラーノフの慈しみに満ちた音楽を存分に味わえます。

 

KKC 2162
【新リマスタリング再発売】
¥2500
スヴェトラーノフ円熟のラフマニノフ
 (1)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
 (2)ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
NHK交響楽団
 録音:1999年2月26日/NHKホール(1)、2000年9月20日/サントリーホール(2)(以上ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 近年人気の高いラフマニノフの交響曲第2 番をスヴェトラーノフ&N 響で楽しめる1 枚。豪快な迫力、センチメンタルな歌い回しいずれも納得の名演。NHK ホールがロシアの情感にあふれています。

 

KKC 2163
【新リマスタリング再発売】
¥2500
チャイコフスキー:三大バレエ
 (1)「くるみ割り人形」〜
  クララとくるみ割り人形/
  くるみ割り人形とねずみの王様の戦い/
  冬の樅の森/雪片のワルツ/パ・ド・ドゥ
 (2)「白鳥の湖」〜情景/ワルツ/白鳥たちの踊り
 (3)「眠れる森の美女」〜
  序奏‐リラの精/アダージョ/パノラマ/ワルツ
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
NHK交響楽団
東京少年少女合唱隊
 交響曲のような恰幅の良さの三大バレエ

 録音:2000年10月6、7日/NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 レコ芸特選。スヴェトラーノフが振る3 大バレエは交響曲と見まごう恰幅の良さで、充実度満点。いずれも抜粋ですが、「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」は定番を押えていますが、「くるみ割り人形」は比較的珍しい3 曲に、アンコールとして感動的な「パ・ド・ドゥ」がとりあげられています。「パ・ド・ドゥ」はオーケストラの音の渦に引き込まれるかのようです。

 


KKC 2164
【新リマスタリング再発売】
¥2500
伝説のスヴェトラーノフ、ブラームスの3番
 (1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
 (2)ベートーヴェン:序曲「献堂式」Op.124
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
NHK交響楽団
 録音:1993年1月28日/NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 スヴェトラーノフがN 響を指揮した、1993 年1 月28 日のブラームスの交響曲第3 番は稀代の名演として伝説になっています。それを証明するのが当アルバム。「第1 楽章での切羽詰まったような気迫と前進性、リズムや響きがきしみ、きれいごとでない音楽が眼前を通りすぎてゆく」(宇野功芳)

 


KKC 2165
【新リマスタリング再発売】
¥2500
スヴェトラーノフ円熟のラフマニノフ
 (1)チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
 (2)モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K.338
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
NHK交響楽団
 録音:1993年1月22日/NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 チャイコフスキー後期交響曲中もっともドラマティックな第4 番。まさにスヴェトラーノフ向きのこの作品をN 響と共演した記録。興味深いのはスヴェトラーノフとしては珍しいレパートリーであるモーツァルトの交響曲第34 番。極めて楷書的に端正な演奏を繰り広げています。



<メジャー・レーベル>
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DG



4835791
\2300→\2090
3曲が新録音
 《アンナ・ネトレプコ/Diva〜ベスト・オブ・アンナ・ネトレプコ》

 1) プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」*、
 2) デ・クルティス:忘れな草(G.キアラメッロ編)*、
 3) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」*、
 プッチーニ:
  4) 歌劇『トスカ』より「歌に生き、愛に生き」、
  5) 歌劇『蝶々夫人』より「ある晴れた日」、
 6) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「亡くなった母を」、
 7) プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』より「愛らしい乙女よ」、
 8) ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』より「いつかの夜 暗い海の底に」、
 9) ラフマニノフ:『12の歌』Op.21より
    第7曲:ここはすばらしい場所、
 10) クルトイ:カンタミ、
 11) グリーグ:『ペール・ギュント』第2組曲より「ソルヴェイグの歌」、
 12) モーツァルト:歌劇『イドメネオ』より
  「私の悲惨なこの運命はいつ終わるのだろう……
    父よ、兄よ、さようなら」、
 13) ドリーブ:「おいで、マリカ」(花の二重唱)、
 14) ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より「清らかな女神よ」、
 15) オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より「舟歌」
   *新録音
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、
ユシフ・エイヴァゾフ(テノール)(2, 3, 10)、
ローランド・ビリャソン(テノール)(7)、
ボアズ・ダニエル(バリトン)(7)、
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ)(13, 15)、
The City of Plague Philharmonie Choir(3)、
プラハ・フィルハーモニー合唱団(15)、
ヤデル・ビニャミーニ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、
アントニオ・パッパーノ(指揮)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(4-6, 8)、
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
バイエルン放送交響楽団(7)、
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団(9)、
ベン・フォスター(指揮)
ロンドン・セッション管弦楽団(10)、
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)
プラハ・フィルハーモニア(11, 15)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(12)、
マルコ・アルミリアート(指揮)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(13, 14)

 ロシアの歌姫、アンナ・ネトレプコのベスト・アルバム
 ロシアを代表するソプラノ歌手アンナ・ネトレプコのベスト・アルバムの発売です。「私のお父さん」「忘れな草」「乾杯の歌」の3曲が新録音になります。
 ネトレプコは、2018年サッカー・ワールド・カップ開会式前日に行われたガラ・コンサートに夫でテノール歌手のユシフ・エイヴァゾフとともに参加しました。
 モスクワ、赤の広場で開催されたこのガラ・コンサートにはドミンゴ、フローレス、マツーエフ、そしてゲルギエフ率いるマリインスキー劇場管弦楽団など、綺羅星のごときスター達が出演。
 DECCAの新星、アイーダ・ガリフッリーナも可憐な花を添えていました。

  【録音】2018年3月(1-3)、2015年6月(10)、ロンドン、2016年6月、ローマ(4-6, 8)、2007年4月、ミュンヘン(7)、2006年1月、サンクトペテルブルク(9)、2008年3月、プラハ(11, 15)、2003年3月、ウィーン(12)、2007年8月、バーデン=バーデン(13, 14)
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4835163
(2CD)
\3600→\3290
ヴァイオリン・ソナタ第2番は初録音
 《アンネ=ゾフィー・ムター〜ペンデレツキへのオマージュ》


 クシシュトフ・ペンデレツキ(b.1933):
 《CD 1》
  1)ヴァイオリン・ソロのためのラ・フォリア(2013)
  2) ヴァイオリンとコントラバスのための協奏的二重奏曲(2010)
  3) ヴァイオリン・ソナタ第2番(1999)*
 《CD 2》
  ヴァイオリン協奏曲第2番『メタモルフォーゼン』(1992-95)

*初録音
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、
ロマン・パトコロ(コントラバス)(CD 1: 2)、
ランバート・オーキス(ピアノ)(CD 1: 3)、
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
ロンドン交響楽団

 85歳を迎えるペンデレツキに捧げるムターの録音集
 ポーランドの作曲家クシシュトフ・ペンデレツキが2018年11月23日、85歳の誕生日を迎えるにあたって、ペンデレツキと長きにわたり実り多い交流を続けてきたヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターが彼の作品を録音したアルバムです。
 『ラ・フォリア』、二重協奏曲、ソナタ第2番、協奏曲『メタモルフォーゼン』といったペンデレツキのヴァイオリンとピアノ、あるいはヴァイオリンとオーケストラの作品をすべて、ムターが演奏しています。
 ペンデレツキがムターに捧げたヴァイオリン・ソナタ第2番は、長年にわたる伴奏者ランバート・オーキスとの共演で2000年4月29日にロンドン、バービカン・ホールで世界初演され、今回が初録音となります。
 二重協奏曲で共演している若きコントラバス奏者ロマン・パトコロもムターのパートナーで、彼はムター財団の奨学生でした。

 【録音】2014年1月(CD 1: 1)、2011年4月(CD 1: 2)、ミュンヘン、2017年1月、ドイツ(CD 1: 3)、1997年1月、ワトフォード(CD 2)
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4835255
\2300→\2090
《ダニエル・バレンボイム〜モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1・2番》
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲
  1)第1番ト短調K.478、 2) 第2番変ホ長調K.493
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)、
マイケル・バレンボイム(ヴァイオリン)、
ユリア・デイネカ(ヴィオラ)、
キアン・ソルターニ(チェロ)

 「サマータイム・ウィズ・バレンボイム」キャンペーンの幕明けとして、バレンボイムが息子のマイケル・バレンボイム(ヴァイオリン)、ユリア・デイネカ(ヴィオラ)、キアン・ソルターニ(チェロ)と録音したモーツァルトの2曲のピアノ四重奏曲を収録したアルバムです。

 【録音】2017年5月6日(1)、3月4日(2)、ベルリン(ライヴ)
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4835561
\2300→\2090

マイスキー7年振りのニュー・アルバム
 小品集第4弾
  アルゲリッチ、ヤンセン、ラクリンら豪華共演

《ミッシャ・マイスキー〜アダージェット》


 [1] マーラー:アダージェット
  (交響曲第5番から マイスキーによる多重録音)
 [2] A.マルチェッロ/J.S.バッハ編:アダージョ
  (オーボエ協奏曲ニ短調のバッハによるチェンバロ協奏曲への編曲 BWV974)
 [3] バッハ:ラルゴ(アリオーソ)
  (チェンバロ協奏曲第5番BWV1056第2楽章)
 [4] モーツァルト:パミーナのアリア「愛の喜びは露と消え」
  (歌劇《魔笛》から)
 [5] サン=サーンス:カンタービレ「あなたの声に心は開く」
  (歌劇《サムソンとデリラ》から)
 [6] マスネ:タイスの瞑想曲(歌劇《タイス》から)
 [7] チャイコフスキー:秋の歌(《四季》作品37から10月)
 [8] チャイコフスキー:感傷的なワルツ(6つの小品 作品51の6)
 [9] スクリャービン:エチュード第11番変ホ長調(12のエチュード作品12から)
 [10] スクリャービン:ロマンス
 [11] グリーグ:ソルヴェイグの歌(劇音楽《ペール・ギュント》から)

 [12] シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 D987

 [13] シューマン:アンダンテ・カンタービレ
  (ピアノ四重奏曲変ホ長調作品47第3楽章)
 [14] ブラームス:アンダンテ
  (ピアノ四重奏曲ハ短調作品60第3楽章)
ミッシャ・マイスキー(チェロ)、
ソフィー・ハリンク(ハープ[1])
リリー・マイスキー(ピアノ[2]-[12])、
サーシャ・マイスキー(ヴァイオリン[12])
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン[13][14])、
ジュリアン・ラクリン(ヴィオラ[13][14])
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ[13][14])

 チェロの詩人マイスキーが愛するわが子に捧げる珠玉の小品集
 マイスキー7年振りのニュー・アルバムは愛するわが子に捧げる小品集第4弾。
 最初の小品集『ララバイ』(1987年録音1990年発売)今回共演している長女リリーに捧げられ、異例の大ヒットを記録しました。
 長男サーシャへは『ロマンス』(1990年録音1991年発売)、次男には『我が心のスペイン』を捧げてきました。三男、四男、次女と現在は6人の子供を持つマイスキーが久々に我が子へ捧げるアルバムをリリースします。
 今回はマーラーのアダージェットをハープ以外はマイスキーの多重録音で収録し、新境地を切り拓いています。
 スタジオ録音のマーラー以外の楽曲は長女リリーとの共演。ルガーノのライヴ録音のシューベルトは長女リリーと長男サーシャとの共演。そして、嬉しいことに2008年のルツェルンでのライヴ録音にはアルゲリッチ、ヤンセン、ラクリンという豪華共演です。

 録音:2017年9月 ベルギー([1]-[11])、2013年6月 ルガーノ〈ライヴ〉([12])、2008年1月 ルツェルン〈ライヴ〉([13][14])




DECCA



6766005
(CD)
\3200
《オーラヴル・アルナルズ〜re:member》
 1) re:member、2) unfold (ft. SOHN)、3) saman、4) Brot、
 5) Inconsist、6) they sink、7) Ypsilon、8) Partial、
 9) Momentary、10) Undir、11) ekki hugsa、12) nyepi
オーラヴル・アルナルズ
6770132
(LP)
\3800

 国際的に活躍するアイスランドの若き作曲家&演奏家のニュー・アルバム
 ピアノを独創的で新しい楽器に変えることのできる斬新なソフトウェアであるストラタスを使用したアルナルズの新曲「re:member」。

 ストラタス・ピアノは2台の自動演奏ピアノからなり、この作品の中核を成しています。

 「re:member」はこのストラタス・ピアノをメインに、ストリングス、シンセサイザー、ドラムスなどが絡み合い、美しい音の世界が広がっています。ピアノをコントロールする特注のソフトウェアは、オーラブルとオーディオ・デヴェロッパーのHalldr Eldjrnによる2年間の研究の末にプログラミングされたもの。

 アイスランド出身のオーラヴル・アルナルズは2007年にデビュー・アルバム『Eulogy for Evolution』をリリース後国際的なファンを獲得し、クラシック、ポップの他様々なジャンルにまたがる作曲家として知られています。近年は映画音楽にも挑戦し、ますますその活躍が期待されています。


 不思議な世界です。
 https://www.youtube.com/watch?v=jzcWhWrDnAY
















7/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2351
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
ついに完結!BCJによるバッハの世俗カンタータ
 J.S.バッハ:世俗カンタータ第10集

  (1)カンタータ《たのしきヴィーダーアウよ》BWV30a
   (35’35”)
  (2)カンタータ《わたしは自分に満ち足りている》BWV204
   (29’54”)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
(1)(2)キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
(1)ロビン・ブレイズ(アルト)
(1)櫻田亮(テノール)
(1)ドミニク・ヴェルナー(バス)
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
三宮正満(オーボエ/オーボエ・ダモーレ)
若松夏美(ヴァイオリン)
 ついに完結!BCJによるバッハの世俗カンタータ第10 集!

 セッション録音:2017 年7 月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、66’11”

 SACD ハイブリッド盤。
 BCJ によるバッハの世俗カンタータ録音がついに完結です!
 この世俗カンタータの第10 集には、《たのしきヴィーダーアウよ》BWV30a と《わたしは自分に満ち足りている》BWV204 が収録されました。
 当シリーズの完結にふさわしく、名唱キャロリン・サンプソンをはじめ、BCJ でもおなじみのジョアン・ラン、櫻田亮、ドミニク・ヴェルナーをソリストに迎えた満を持してのキャスティングによる収録です。

 《たのしきヴィーダーアウよ》BWV30a は、ヴィーダーアウの荘園領主に就任したザクセン選帝侯国宰相ブリュールの家臣であるヘニッケを表敬するために作曲された音楽劇で、《農民カンタータ》BWV212 の姉妹作です。躍動感に富む音楽で軽やかなシンコペーションや整然とした舞曲風の楽節構造などは当時ドレスデン宮廷に流れ込んでいたイタリアの新様式からの影響を示しています。

 一方、ソプラノ独唱と小オーケストラのためのカンタータである《わたしは自分に満ち足りている》BWV204 は現世の富に心惑わされず、おのれの内に平安を求めよという内容で、終始この命題に寄り添って進みます。サンプソンの透き通るような歌声とBCJ の極上のアンサンブルが光ります。







EVIDENCE


EVCD 052
¥2600
抜群のリズム感と音色のセンス、フランスの逸材、
 クレマン・ルフビュル、デビュー!

  ラモー(1683-1764):
   王太子妃/新しいクラヴサンのための組曲 イ調
  F.クープラン(1668-1733):
   クラヴサン曲集第3巻および第4巻より
クレマン・ルフビュル(ピアノ)
 抜群のリズム感と音色のセンス、フランスの逸材、クレマン・ルフビュル、デビュー!

 録音:2017 年10 月、パリ

 1990 年生まれのフランスの逸材、クレマン・ルフビュルのデビュー盤。2016 年のジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールで優勝、聴衆賞も受賞しています。アベッグ四重奏団の創立メンバーであるなど室内楽にも意欲的なほか、2008 年にはリールの音楽院で打楽器も修学しています。パリ国立高等音楽院にてロジェ・ムラロらに師事。その抜群のリズム感と音色に対するセンスで、ラモーやクープランを繊細きわまりなく、しかも鮮烈に響かせます。





HMF



HMM 902269
¥2700
Perpetual Night終わらない夜〜17世紀のエアと歌曲集
 ロバート・ジョンソン(c.1583-1633):
  「安らぎをもたらす眠りよ(Care-charming sleep)」
 ウィリアム・ロウズ(1602-1645):
  「私が湖に立つと」、「音楽よ、あなたの主は死んだ」「偉大な英国よ」
 ジョン・コプラリオ(c.1570/80-c.1626):「行け、幸せな男」
 ロバート・ラムゼイ(?-1644):
  「王妃よ、涙は何の助けになるか」、「行け、偽証した男よ」
  「亡霊よ怒りよ、大声を出すな」
 ニコラス・レイニア(1588-1666):「もう緑の地は」
 ジョン・ジェンキンス(1592-1678):パヴァーヌ ヘ調
 ジョン・バニスター(1624/25-1679):
  「リュートを下さい」「アミンタスよ」
 ウィリアム・ウェブ(c.1600-1657):「力強いモルペウスよ」
 ジョン・ヒルトン(1599-1657):「立ち上がれ、気高き羊飼いよ」
 ジェイムズ・ハート(1647-1718):「喜びよさようなら」
 ジョン・ブロウ(1648/49-):
  「あわれなセラドン」「歌え、歌え、ミューズよ」
 マシュー・ロック(1621/23-1695):「オルフェウスが歌った時」
 ジョン・ジャクソン(d.1688):「おお、フィリスよ!」
ルシール・リシャルドー(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・コレスポンダンス
セバスティアン・ドセ(指揮)
 17 世紀英国の魅惑の声楽世界

 録音:2017 年7 月

 17 世紀、フランスと英国の芸術家や君主の往来は、とりわけ英国の音楽に大きな影響を与えました。神話などのドラマティックな場面をうたった大規模なアリアは、後のオペラへの道を作りました。
 毎度凝ったプログラムで魅せるドセは、ここでは、愛、夜とメランコリーを扱った内容の楽曲を集めました。独唱を務めるのは、ポール・アグニュー指揮のモンテヴェルディ:マドリガーレのプロジェクトにも参加していた、ルシール・リシャルドー。陰影に富んだ表情で聴かせます。
 


HMM 902375
(2CD)
¥3600
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
〜錬金術師クープラン〜F.クープラン(1668-1733):
 作品集vol.1

  [CD1]
   ・第11組曲 ハ調(クラヴサン曲集第2巻(1717)より)
   ・第28組曲 ロ短調(クラヴサン曲集第4巻(1730)より)
   ・第19組曲 ニ調(クラヴサン曲集第3巻(1722)より)
  [CD2]
   ・第4組曲 ヘ調(クラヴサン曲集第1巻(1713)より)
   ・第3組曲 ハ調(クラヴサン曲集第1巻(1713)より)
   ・第20組曲 ト調(クラヴサン曲集第4巻(1730)より)
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
 古楽界のサラブレッド、ベルトラン・キュイエによるF.クープランのクラヴサン曲集全曲録音プロジェクト第1 弾!

 録音:2017 年5 月

 ベルトラン・キュイエによる、F. クープランのクラヴサン曲集全曲録音の第1 弾。4 巻から成り、全部で27 ある組曲を、特定のテーマで分類してリリースしていく予定です。オルガン・ミサや声楽作品もいくつか収録が予定されており、クラヴサン曲集を様々な角度から照らすプロジェクトです。この第1 弾では、音色、パロディなど自由な精神に満ち、劇場を思わせるものが選ばれて収録されています。いくつかはタイトルなどに直接それが暗示されていますが、中にはそれが隠されているものもあります。この第1 弾となる2 枚組はハ調(クープランが好んで用いた調)に始まりロ短調の作品(死など深い意味を持つ調)で終わっており、ひとつの舞台を見ているような気分にもなります。キュイエはまた、F. クープランはどの作品にも「クープランらしさ」が必ず見られ、それは同一の素材を様々に変化させる職人である錬金術師と重なる、と語っており、このようなタイトルがつけたということです。
 ベルトラン・キュイエは、1978 年ナントで音楽一家に生まれました。パリ国立高等音楽院でクリストフ・ルセにチェンバロを師事、その後ピエール・アンタイのもとでも研鑽を積んでいます。ブリュノ・コセ率いるレ・バス・レユニやラ・レヴーズなど様々なアンサンブル、そしてレザール・フロリサン、コンセール・スピリチュエル、ストラディヴァリアなどでも演奏、録音やツアーにも参加しています。通奏低音奏者、アンサンブル、そしてソリストとして活躍するサラブレッドです。アルファ、ナイーブ、MIRARE などからアンサンブル、ソロのCD を多数リリースしております。2014 年にはMIRARE でラモーのチェンバロ作品全曲をリリースしています(MIR 266)。







MIRARE

MIR 358
¥2700
F.クープラン(1668-1733):ルソン・ド・テネブル&モテット集
 ・聖水曜日のためのルソン・ド・テネブル[1714, パリ]
 ・詩篇「あなたの定めは驚くべきものです
  (Mirabilia testimonia tuoa)119.129」による、
   王の礼拝のために作曲され歌われた4 行[1703, パリ]
 ・アニュス・デイ〜修道院のためのミサ[1690, パリ]
 ・「主よ、われらを救いたまえ」〜モテット(世界初録音)
  [1705, パリ]
レ・ゾンブル
シャンタル・サントン・ジェフリ(ソプラノ)
アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ブノワ・アルノー(バリトン)
 世界初録音も含むF.クープラン宗教作品集

 録音:2017 年3 & 12 月

 リュリの後継者にしてラモーの先駆者でもあるF. クープランの探求に燃える古楽アンサンブル、レ・ゾンブルによる、ルソン・ド・テネブル他の作品集。世界初録音のモテットも含む注目盤です。
 ルソン・ド・テネブル(暗闇の朗読、の意)は、キリスト教で、受難の聖金曜日をはさむ聖木曜日から聖土曜日の3 日間の、原則として明け方におこなわれる礼拝のこと。各日とも、エレミアの哀歌に基づくテキストの3 つの朗読(ルソン)を含みます。暗闇を意味する「テネブル」という語は、この礼拝で、朗読を進めるにつれ、ロウソクが一本ずつ消されてゆくことに由来しています。キリスト教にとってとりわけ重要な受難を思う礼拝というだけあり、付随する音楽も非常に重要視されています。ルイ14 世(太陽王)(1638-1715)の時代に多く作曲され、ルソン・ド・テネブルは、社会的イベントのひとつにまでなりました。
 モテット「主よ、われらを救いたまえ」は世界初録音。内容的にはルソンと同じで、バリトン独唱をメインとする、聖木曜日の祈りのような内容となっております。
 レ・ゾンブルは、フラウト・トラヴェルソ奏者のシルヴァン・サルトルとヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のマルゴー・ブランシャールによって2006 年に設立された古楽アンサンブル、レ・ゾンブルです。これまでにF. クープランの「リュリ讃」や「諸国の人々」も録音しております。

 
MIR 356
¥2700

ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
 フォーレ(1845-1924):ピアノ作品全集 vol.4

 ・舟歌 第7番 ニ短調 op.90
 ・即興曲 第4番 変ニ長調 op.91
 ・舟歌 第8番 変ニ長調 op.96
 ・ノクターン 第9番 ロ短調 op.97
 ・即興曲 第5番 嬰ヘ短調 op.102
 ・ノクターン 第11番 嬰ヘ短調 op.104-1
 ・舟歌 第10番 イ短調 op.104-2
 ・舟歌 第11番 ト短調 op.105
 ・舟歌 第12番 変ホ長調 op.106bis
 ・ノクターン 第12番 ホ短調 op.107
 ・舟歌 第13番 ハ長調 op.116
 ・ノクターン 第13番 ロ短調 op.119
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
 巨匠ペヌティエによるフォーレここに完結!

 録音:2017 年6 月、ボン・セクール・ルター派教会(パリ)

 フランスの巨匠ペヌティエによる、フォーレ作品全集の完結編。後期(1905 年頃以降)の舟歌やノクターンの世界です。
 フォーレは晩年難聴がすすみ、舟歌第13 番やノクターン第13 番などはほとんど聴こえない中で書かれた孤独の歌、とも言われますが、様々に織り込まれた息の長い旋律を、ペヌティエはひとつひとつ深く熱く響かせています。ともすると難解なイメージのある晩年のフォーレ作品の奥に広がる美しい風景に感じ入る1 枚です。

 
MIR 376
¥2700
トリオ・カレニーヌによるフランスのトリオ3選
 フォーレ(1845-1924):ピアノ三重奏曲 ニ短調 op.120
 ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲 イ短調
 タイユフェール(1892-1983):ピアノ三重奏曲
トリオ・カレニーヌ
パロマ・クイデール(ピアノ)
ファニー・ロビヤール(ヴァイオリン)
ルイ・ロッド(チェロ)
 録音:2017 年6 月22-24 日

 フランスの作曲家によるピアノ三重奏曲3 選。フォーレ、そしてその弟子でもあったラヴェル、さらにラヴェルに師事したタイユフェールの作品、というプログラムです。
 フォーレの作品は亡くなる晩年の1923 年に完成、ラヴェルの作品は1914 年頃に完成、タイユフェール作品は4 楽章からなりますが、最初の部分を1917 年に書いてからずっと離れており、作品を完結させたのは1978 年になってからのことでした。いずれも20 世紀になってから作曲された作品ですが、3 作品それぞれ独自の世界があります。トリオ・カレニーヌの颯爽とさわやかな演奏で、3 作品の味わいの違いを楽しむことができます。
 トリオ・カレニーヌは、2009 年に結成されたピアノ・トリオ。名はトルストイの小説「アンナ・カレーニナ」に由来します。パリ国立音楽院でイザイ弦楽四重奏団に師事し、メネヘム・プレスラー、バイエルレらのマスタークラスを受講。第5 回ハイドン室内楽コンクールで特別賞/プロ・ムジチス協会賞を受賞。2013 年、ミュンヘン国際コンクールで最高位(第2 位)に輝いています。





REFERENCE RECORDINGS


FR 727SACD
(HDCD SACD HYBRID)
¥2600
これぞロシア教会の男声合唱!
 REFERENCE RECORDINGSの録音で再現!

  チェスノコフ:
   徹夜祷「主よ、汝さだめし道を私に教え給う」
ウラジーミル・ゴルヴィク(指揮)
パトラム学院男声合唱団
 これぞロシア教会の男声合唱!驚くべき音圧とダイナミックレンジをREFERENCE RECORDINGSの録音で再現!!

 録音:2016 年7 月/サラトフ使徒ヨハネ修道院(ロシア)/Surround、Stereo、67’ 14”

 パヴェル・チェスノコフ(1877-1944) はタネーエフやイッポリトフ=イワノフに師事。聖歌作曲家として当時第一人者でしたが、ロシア革命後の共産主義のもと宗教音楽の創作は困難となり、第2 次世界大戦中の1944 年3 月に、パンの配給を受けるため並んでいて心臓発作に見舞われ急逝しました。
 チェスノコフは生涯に325 の宗教曲を残したとされますが、創作であるにもかかわらず、古くからの伝承曲のような風格と厳粛さに満ちていて感動的。自身聖歌隊で歌い、25 年にわたり指導してきただけに男声合唱の機能を知り尽くした効果と美しさが光ります。
 ロシア正教は教会内での楽器演奏を禁じているため、この作品も67 分アカペラの男声合唱のみで構成されています。1 曲目から力強く深々とした男声に釘付けとなります。ロシアの聖歌隊は驚異的なレンジの広さを持ち、地鳴りのように響く低音を軸に分厚いハーモニーを聴かせ、声だけで存分に感動させられます。パトラム学院男声合唱団はロシアとアメリカの合唱団を混成したもので、テノール21 人、バリトン9 人、バス7 人から成ります。
 さらに魅力なのが、リファランス・レコーディングス・レーベルならではの高音質録音。グラミー賞の常連サウンドミラーのチームによる音作りが、これまで完全に録音に収めることができなかったロシアの宗教合唱を、凄みを感じさせる音圧に蘇らせています。




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WERGO



WER 7341
(2CD)
¥3200→\2890
シュトックハウゼン生誕90周年記念リリース
 「過去の瓦礫の中で、新たな音楽を創り出さねばならない」
  カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):ピアノ曲 I-XI

 [CD1]
  (1)ピアノ曲 XI 作品番号7(1956)Version 1
  (2)ピアノ曲 I 作品番号2(1952/53)
  (3)ピアノ曲 II 作品番号2(1952/53)
  (4)ピアノ曲 III 作品番号2(1952/53)
  (5)ピアノ曲 IV 作品番号2(1952/53)
  (6)ピアノ曲 VIII 作品番号4(1954)
  (7)ピアノ曲 VII 作品番号4(1954/55)
  (8)ピアノ曲 VI 作品番号4(1954/55/61)
 [CD2]
  (9)ピアノ曲 XI 作品番号7(1956)Version 2
  (10)ピアノ曲 V 作品番号4(1954)
  (11)ピアノ曲 IX 作品番号4(1954/61)
  (12)ピアノ曲 X 作品番号4(1954/61)
ザビーネ・リープナー(ピアノ)
 大注目、シュトックハウゼン生誕90周年記念リリース!ピアノ曲 I-XIの最新録音がWERGOの名ピアニストによって実現。作曲家の意図を明確に表現した決定盤の登場です!

 録音:2015 年12 月5-6 日((7)(10)(11))、2016 年9 月19-21 日((1)(8)(9))、2017 年6 月14 日((2)-(6))/ミュンヘン、バイエルン放送スタジオ2
  2018 年2 月21-23 日((12))/ミュンヘン、バイエルン放送スタジオ1/76’06’’、78’57’’

 2018 年8 月22 日、シュトックハウゼンは生誕90 周年を迎えます。ブーレーズ、ノーノと並び《前衛三羽烏》と讃えられた偉大な作曲家のアニヴァーサリーを記念して、現代音楽専門レーベルWERGO より、注目の新譜が発売されます。

 第2 次世界大戦により破壊された世界で「未来の音楽」を書くことを自らの道としたシュトックハウゼン。「過去の瓦礫の中で、新たな音楽を創り出さねばならない」と1955 年に語っています。1952 年から1961 年にかけて書かれたI 〜 XI までの『ピアノ曲』は、あえて中立的で普遍的な音色を持つピアノに使用楽器に限定することで新しい音楽を模索した、若きシュトックハウゼンの代表作のひとつ。点描的セリー音楽を発展させ編み出した「群作法」による『I 〜 IV』に始まり、『V 〜 X』では記譜上の「厳格性」と「不確定性」の軋轢による効果を推し進め、同時に様々な奏法を試みます。『XI』は一つの到達点と言える作品で、決められたルールの下でいくつかの群を奏者が自由な順番で弾いていきます。このCD には2 パターンの演奏が収められており、演奏の自由度と緊張感の凄まじさが良く分かります。
 ザビーネ・リープナーはWERGO レーベルから多数のアルバムをリリースしているピアニスト。ケージ、フェルドマン、カーゲル、シェルシなど現代音楽を十八番とする名手です。深い理解に裏打ちされた精確無比な演奏が素晴らしく、難解な作品の意図を明確かつ繊細に伝えてくれます。







BERLIN CLASSICS


BC 0301066
(4CD)
\7400
ヨーロッパと融合した音楽集
Disc. 1
 J.S.バッハ:
  復活祭オラトリオ「来い、急げ、走れ、逃げまどう者たちよ」BWV.249
   (マンフレート・フェヒナー補完)、
  ブランデンブルク協奏曲第2番BWV.1047a
 ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(ハンス・ユング編):
  ヴァイオリン協奏曲変ホ長調 ローラント・シュトラウマー(Vln)
 ヴィヴァルディ(マンフレート・フェヒナー編):
  2つのコルノ・ダ・カチャのための協奏曲RV.539
   クルト・サンダウ(コルノ・ダ・カチャ)
 テレマン:
  3つのコルノ・ダ・カッチャ、
   2つのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲TWV.54:D2
    エーリヒ・マルクヴァルト、
    ハルトムート・シェルガウト(コルノ・ダ・カッチャ)
    ローラント・シュトラウマー(Vln)
 テレマン:トランペット協奏曲TWV.51:D7
Disc. 2
 ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ:
  コルノ・ダ・カッチャ協奏曲変ホ長調
 ヨハン・アドルフ・ハッセ:ミサ・ウルティマ ト短調/
 ゼレンカ:カプリッチョ第5番ZWV.190
 ヘンデル:王宮の花火の音楽
   ルートヴィヒ・ギュトラー・ブラス・アンサンブル
Disc. 3
 モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」K.239
 ハイドン:トランペット協奏曲 Hob.VIIe:1/
 モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」 K.425
Disc. 4
 モーツァルト:セレナード第10番「グラン・パルティータ」K.361
 ドヴォルザーク:管楽セレナードOp.44
   ドレスデン・シュターツカペレ管楽アンサンブル  
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp、指揮)
ザクセン・ヴィルトゥオーゾ
 .


BC 0300995
(2CD)
\4800→\4490
マティアス・グリュネルト指揮&ドレスデン聖母教会
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
マティアス・グリュネルト指揮、
ドレスデン聖母教会アンサンブル
カミラ・ニュールンド(Sop)
ニコレ・ピーパー(Alt)
ティルマン・リヒディ(Ten)
アンドレアス・シャイプナー(Bs)
ドレスデン聖母教会室内合唱団

録音: 11, 12 and 14 April 2017, Live recording,
Frauenkirche, Dresden, Germany


こういう指揮者も必要なのである
 マティアス・グリュネルト(指揮)


ROP
6129
\2300

ヨーゼフ・ハイドン:ハルモニー・ミサ/交響曲 第101番「時計」

 1-12.ハルモニー・ミサ Hob. XXII:14/
 13-16.交響曲 第101番「時計」Hob.I:101
イナ・ジードラチェク(ソプラノ)/
ベッティーナ・ランク(アルト)/
トビアス・フンガー(テノール)/
トビアス・ベルント(バス)/
ドレスデン・フラウエン教会室内合唱団/
ロイス室内管弦楽団/
マティアス・グリュネルト(指揮)


 店主が注目している指揮者マティアス・グリュネルト。
 ドレスデン・聖フロイエン教会のカントール。
 これまではすべて教会音楽一辺倒だったグリュネルト、ここでハイドンのハルモニー・ミサと交響曲第101番をカップリング。
 店主がドレスデンに行ったときにも貫禄ある重厚さと現代的なしなやかさでC.P.Eバッハを聞かせてくれていた。その素朴な音楽作りが少しおとなしすぎるという人もいるかもしれない。しかし、世の中の指揮者みんながクルレンツィスやユロフスキのようになっても困る。こういう端正な音楽作りをしてくれる人も必要なのである。


  録音 2016年4月21-23日 タールビュルゲル Klosterkirche ライヴ収録


 




マティアス・グリュネルト指揮、ドレスデン聖母教会
バッハ:ミサ曲ロ短調


BC0300601
(2CD)
\4800
ドレスデン聖母教会での
 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232

  2014年7月ライヴ録音
マティアス・グリュネルト指揮、
ドレスデン聖母教会アンサンブル
ミリアム・メイヤー(Sop)
ブリッタ・シュワルツ(Alt)
マルクス・ブルッチャー(Ten)
クラウス・メルテンス(Bs)
聖母教会室内合唱団

 グリュネルト、ドレスデンの誇る聖母教会でのJ.S.バッハのミサ曲ロ短調。
 2014年7月のライヴである。

 

















7/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

.

ONDINE



ODE-1323
(2CD)
\2400→\2190
ボレッテ・ロズ(リコーダー)
 J.S.バッハ:ブリュッヘン編曲「無伴奏リコーダーのための作品集」
    「無伴奏チェロ組曲」から3曲、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータから11楽章


【CD1】
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータからの11楽章
   (F.ブリュッヘンによる無伴奏リコーダー編)

  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006(抜粋)
   1.第1曲:前奏曲/2.第3曲:ガヴォットとロンド
   3.第5曲:ブーレ/4.第6曲:ジーグ
  5.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
   -第1楽章 Adagio
  6.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
   -第4楽章 Allegro
  7.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
   -第4楽章 Allegro assai
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004(抜粋)
   8.第1曲:アルマンド/9.第2曲:クーラント/10.第3曲:サラバンド
   11.第4曲:ジーグ

【CD2】
 無伴奏チェロ組曲 第1番-第3番 (F.ブリュッヘンによる無伴奏リコーダー編)
  無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
   1.前奏曲/2.アルマンド/3.クーラント
   4.サラバンド/5.メヌエット I/II/6.ジーグ
  無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
   7.前奏曲/8.アルマンド/9.クーラント
   10.サラバンド/11.メヌエット I/II/12.ジーグ
  無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
   13.前奏曲/14.アルマンド/15.クーラント
   16.サラバンド/17.ブーレ I/II/18.ジーグ
ボレッテ・ロズ(リコーダー)

使用リコーダー
【CD1】
ラルフ・エーレルト(Bizeyモデル)製
   アルト・リコーダー A392Hz…1-4
ジャン=リュック・ブードゥロー(Bressanモデル)製
    ソプラノ 4th flute in Bb'リコーダー A415Hz…5
フレッド・モーガン/ニコライ・ロミヌス(Stanesby seniorモデル)製
     5th Flute in c'’リコーダー A415Hz…6.11
フレッド・モーガン(Bressanモデル)
    アルト g'リコーダー A415Hz…7.10
フレッド・モーガン(Bressanモデル)
    アルト f'リコーダー A415Hz…8.9

【CD2】
フレッド・モーガン(Stanesby and Bressanモデル)
     ヴォイス・フルート d' A415Hz
 デンマーク生まれのリコーダー奏者ボレッテ・ロズ。2004年のソロ・デビュー以降、国内外で数多くのコンサートを行い、デンマークの権威ある音楽賞も獲得、デビュー直後にデンマーク国立放送の“アーティスト・イン・レジデンス”に選ばれるなど、才能を高く評価されています。
 彼女のONDINEでのデビュー・アルバムはフランス・ブリュッヘン(1934-2014)の編曲によるJ.S.バッハの作品集です。



 バッハは室内楽や声楽曲には好んでフルートを用いましたが、「無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013」以外には、無伴奏フルートのための作品を残しておらず、室内楽でもフルートが使われている作品は偽作を含めても少数だけしかありません。
 その上、当時の他の作曲家、ヴィヴァルディやテレマンのようなリコーダーのための作品はほとんど書かれていません。リコーダー奏者がバッハを演奏する手段はないのでしょうか?

 そのためには他の楽器のために書かれた作品を編曲することが必要となります。

 20世紀の名手ブリュッヘンは「無伴奏チェロ組曲」から前半の3曲と、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータから11楽章を選び、リコーダーのために編曲を施しました。
 ロズは「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」では曲によってリコーダーを替え、「無伴奏チェロ組曲」では調性を変更することで、音色と響きに細心の注意を払いつつ、全ての曲を完璧に演奏しています。

  録音 2017年5月2-5日 Augustenborg, Denmark




RICERCAR



RIC388
\2600
中世フィドルとさまざまな音楽
 バティスト・ロマン(中世フィドル) ル・ミロワール・ド・ミュジーク

 1.作者不詳:
   Ar ne kuthe ich sorghe non ソプラノとクルース
 2.ペルディゴン(トルバドール1190頃-1212頃):
 Los mals d'amors ai eu ben toz apres
  ヴィエルとパーカッション
 3.作者不詳:
  Bele Ysabelot / Je me cuidoie / Entre Copin et Bourjois
   ルベーバとハープ
 4 .ペルディゴン:Tut l'an mi ten amors de tal faisson
   カウンターテナーとルベーバ
 5.作者不詳:La uitime estampie Real ヴィエルとパーカッション
 6.作者不詳:In seculum viellatoris ルベーバと2つのヴィエル
 7.作者不詳:Belicha ヴィエルとハープ
 8.作者不詳:Non credo, donna, che la dolce fiamma
   メゾ・ソプラノとヴィエル
 9.作者不詳:Ghaetta 2つのヴィエルとパーカッション
 10.作者不詳:O bella rosa 2つのヴィエル
 11.ヨハンネス・チコーニア(1373頃-1412):
   O rosa bella Johannes 2つのヴィエルとリュート
 12.作者不詳:Tenor La belle se siet au pied de la tour
   バグパイプ、3つのヴィエル、リュートとハープ
 13.ギヨーム・デュファイ(1400頃-74):
  La belle se siet au pie de la tour ソプラノと2つのヴィエル
 14.作者不詳:Esperance mi fait vivre en doulour 2つのヴィエル
 15.作者不詳:J’aime la biaute ヴィエル、ハープとリュート
 16.作者不詳:Soyes loyal a vo povoir
  ソプラノ、メゾ・ソプラノ、2つのヴィエルとリュート
ル・ミロワール・ド・ミュジーク
【メンバー】
ザビーネ・ルッツェンベルガー(メゾ・ソプラノ)
グレイス・ニューカム(ソプラノ)
ベアトリス・デュノワイエ(ソプラノ)
ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー)
クレール・ピガニョル(ハープ)
クレール・フォルツァー(弓奏ヴィエル)
エリザベス・ラムゼイ(弓奏ヴィエル)
タベア・シュヴァルツ(弓奏ヴィエル)
ティアリー・ゴマール(パーカッション)
マルク・レヴォン(リュート)
バティスト・ロマン(弓奏ヴィエル、ルベーバ、クルース、バグパイプ、指揮)
 バティスト・ロマンはアンサンブル・ジル・バンショワのみならず、バーゼル・スコラ・カントルムに関係する中世音楽のプロジェクトにも頻繁に参加しているアーティスト。中世の「弓で弾く弦楽器」全般に詳しく、その研究の新たな第一人者と言っても過言ではありません。
 このアルバムはそうしたロマンの知見の成果の凝縮とも言えるもので、ともすればあいまいに扱われることも多い中世フィドルという楽器を、その起源やヨーロッパ周辺に伝わる伝統楽器との関連も意識しながら解き明かしてゆく...という内容になっています。
 演奏陣には同じくヨーロッパ中世音楽に関するプロジェクトで多忙な活躍をみせる弓奏弦楽器奏者エリザベス・ラムゼイ(ラムジー)、Ricercarの中世音楽アルバムでは出演機会がとみに多い超絶技巧の打楽器奏者ティアリー・ゴマールら、俊才が続々。
 アンサンブル・ユニコーンのマルク・レヴォンもリュートで参加しています。またバティスト・ロマン自身も、中世楽器奏者の多くがそうであるように多様な楽器を使いこなし、時には古風なバグパイプまで聴かせます。

  録音:2017年3月 eglise Notre-Dame de Centeilles 2017年6月 Beuggen, Schloskirche
 
 プロモーション映像どうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=ClBRzYrJzP8&list=PL755E48843BBA03B4&index=5


RIC389
\2600
「我らの父よ」
 ドイツ北部・中部・南部 バロックの教会音楽と器楽曲

  1.ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):
   Sinfonia Vater unser シンフォニア「我らの父よ」
 2.ザムエル(ヨハネス)・エッカルト(1553-1611):
   Vater unser im Himmelreich 天にまします我らの父よ
 3.ダヴィット・ポーレ(1624-1695):
   Herr, wenn ich nur dich habe 主よ、あなたさえこの世にあれば
 4.フランツ・トゥンダー(1614-1667):
   Salve mi Jesu 栄えあれ、わがイエスさま
 5.ヨハン・フィッシャー(1646-1716):
   Sonata Hertzlich thut mich verlangen
   ソナタ「わが心の切なる願い」
 6.ヨハン・ヴォルフガング・フランク(1644-1710頃):
  Weil Jesu in meinem Sinn イエスよ、わが思いに
 7.作者不詳:Sonata a 6 6声のソナタ
 8.ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):
  Ach das ich Wassers g'nug hatte ああ、たっぷりと水さえあれば
 9.ゲオルク・ベーム(1661-1733):
  Vater unser im Himmelreich 天にまします我らの父よ
 10.ヨハン・タイレ(1646-1724):
   Was betrubst du dich meine Seele
    わが魂よ、なにゆえに悲しむのか
 11.ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694):
   Auf, last uns den Herren loben いざ、我ら主を讃えよ
 12.ヨハン・ルドルフ・アーレ(1625-1673):
   Cum Maria diluculo マリアと共に朝早く
 13.フランツ・トゥンダー:
   Sinfonia da pacem Domine a 7
    7声のシンフォニア「主よ、平和をお与えください」
 14.ハインリヒ・シュヴェンマー(1621-1696):Grabgesang 葬送歌
クレマティス
【メンバー】
ステファニー・ド・ファイー(ヴァイオリン)
アマンディーヌ・ソラノ(ヴァイオリン)
カトリーヌ・プラットネル(ヴァイオリン、ヴィオラ)
エリー・ニメロスキ(ヴィオラ、ヴァイオリン)
ヨルレン・ベガ・ガルシア(ヴィオラ、ヴァイオリン)
サマンサ・モンゴメリー(ヴィオラ)
フランソワ・ジュベール=カイエ(バス・ヴィオール-5,13)
ジェローム・ルジュヌ(テナー・ヴィオール)
サラ・ファン・アウデンホーフェ(バス・ヴィオール、ヴィオローネ)
アナイス・ラマージュ(バロック・ファゴット、リコーダー)
ブリス・サイー(オルガン)

ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー-3,4,6,8,10,11,12,14)
 「天にまします我らの父よ…」で始まる、キリスト教で最も有名な祈祷文の一つと言える「主の祈り」。これに基づいたゲオルク・ベームのコラール前奏曲を軸に、ドイツ・バロックの宗教的な器楽作品と、アルト(カウンターテナー)独唱によるルター派のカンタータを集めたアルバムです。
 これらの作品は器楽全盛だった当時のイタリア音楽に強い影響を受けており、声楽の伴奏においても、器楽が大きな役割を担っています。
 また収められた純器楽作品は全て宗教的題材に基づいており、その多くは、当時のコラールの旋律をもとにしたものです。
 演奏は、「シャコンヌ」を始めとしたヴィターリ父子の作品をめぐる刺激的なアルバム(RIC326)をリリースしている、ヴァイオリンのステファニー・ド・ファイーとアンサンブル「クレマティス」。ここでも宗教的な敬虔さを大切にしながら、それぞれの作品が持つ抑揚や旋律の美しさを聴き応えたっぷりに歌い上げています。
 録音:2017年10月 Centeilles, eglise Notre-Dame

 こちらもプロモーションビデオどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=riU-5h0rslo&index=1&list=PL755E48843BBA03B4

 
 


RIC390
\2600→\2390
マリアーナ・フローレス(ソプラノ)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1743)
  「愛の手紙」

 1.Se i languirdi miei sguardi
  「私の憔悴したまなざしが」愛の手紙
 2.Ohime, dov’e il mio ben
  「ああ、私の愛しい人はどこ?」ロマネスカ
 3.Ohime ch'io cado
  「ああ、私は傷つき倒れる」
 4.Lasciate mi morire
  「私を死なせて」アリアンナの嘆き
 5.Perche se m'odiavi
  「私を憎んでいたのなら」
 6.Disprezzata Regina
  「蔑まれた皇后」ポッペアの戴冠
 7.Et e pur dunque vero
  「それは本当なのか」
 8.Dal mio Permesso amato
  「愛するペルメッソ川のほとりから」オルフェオ
 9.Non havea febo ancora
  「フェーブスはまだ」ニンファの嘆き
 10.Voglio di vita uscir
  「死んでしまいたい」
マリアーナ・フローレス(ソプラノ)

カペラ・メディテラネア
【メンバー】
 キート・ガート(テオルボ)
 マティアス・シュペーター(アーチリュート、キタローネ)
 マルタ・グラツィアリーノ(ハープ)
 マルゴー・ブランシャール(バス・ヴィオール)
 ロドニー・プラダ(バス・ヴィオール-1,2,8)
 ステファニー・ド・ファイー(ヴァイオリン)

ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
ヴァレルイオ・コンタルド(テノール)
マティアス・ヴィダル(テノール)
フィリップ・ファヴェット(バス)

レオナルド・ガルシア・アラルコン
 (チェンバロ、ガット弦スピネット、オルガン、指揮)

 カヴァッリのオペラ・ハイライト集(RIC359)が大きな評判となった、レオナルド・ガルシア・アラルコン率いる「カペラ・メディテラネア」が、モンテヴェルディの声楽作品集を引っ提げてRicercarレーベルへ戻って来ました。
 有名な「アリアンナの嘆き」、「ポッペアの戴冠」、「ニンファの嘆き」から、あまり知られていない作品まで、ソプラノが活躍するものを中心にバランスよく選曲されています。
 注目したいのは、前面に押し出されたソプラノのマリアーナ・フローレスのセンスの高さで、その表現力際立った歌唱は素晴らしいもの。
 ソロ作品が中心ですが2〜3声作品も効果的に挿入されており、美しいソプラノのソロに対して、突然現れる多声楽曲のドラマティックな効果も抜群です。



話題となったカヴァッリのオペラ・ハイライト集


RIC 359
(2CD+BOOK)
\4600
豪華ブックレット
 バロック・オペラの大輪の花を咲かせた天才音楽家カヴァッリの生涯を紐解く

ヴェネツィア・バロックのヒロインたち
 〜カヴァッリのオペラより、年代順に厳選抜粋〜

 フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
  「テーティとペレオの結婚」(1639)
  「アポロとダフネの愛」(1640)
  「ディドーネ」(1641)
  「キューピッドの矢の効用」(1642)
  「エジスト」(1643)
  「オルミンド」(1644)
  「ドリクレーア」(1645)
  「ジャゾーネ」(1649)
  「オリモンテ」(1650)
  「オリステオ」(1651)
  「ロジンダ」(1651)
  「カリスト」(1651)
  「エリトリア」(1652)
  「ヴェレモンダ」(1652)
  「オリオーネ」(1653)
  「チーロ」(1654)
  「セルセ」(1655)
  「エリスメーナ」(1655)
  「スタティーラ」(1655)
  「アルテミジア」(1657)
  「イペルメストラ」(1658)
  「エレーナ」(1659)
  「恋するヘラクレス」(1662)
  「アフリカのスキピオ」(1664)
  「ムティオ・シェーヴォラ」(1665)
  「大ポンペイウス」(1666)
  「エリオガバロ」(1667)
マリアーナ・フローレス(ソプラノ)
アンナ・レイノルト(メゾ・ソプラノ)
レオナルド・ガルシア・アラルコン
 (指揮とチェンバロ/オルガン)
カペラ・メディテラネア
アンサンブル・クレマティス(古楽器使用)

 ヴェネツィア・バロック歌劇界のヒットメーカー!
 モンテヴェルディの後継者、その魅力を凝縮!

 バロック初期のヴェネツィア・オペラを代表する大作曲家カヴァッリ。
 モンテヴェルディの弟子として、バロック・オペラの大輪の花を咲かせた天才音楽家である。
 パリではルイ14世の成婚記念オペラを上演、そのいっぽうで地元ヴェネツィアでは聖マルコ大寺院の楽長を務めた。まさに大偉人。

 そして現代、いまやその動向から片時も目を離せなくなった感のある、気鋭の古楽指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコン。

 そのアラルコンが今回企てたのは、美貌の歌姫・フローレスをメインに据え、17世紀ヴェネツィアの巨匠カヴァッリのオペラを年代順に並べ、そのヒロインたちの見せ場を選りすぐった好企画。

 カヴァッリは自らの師モンテヴェルディに続いて、オペラという当時最新の音楽を宮廷人たちの限られた世界から市中の劇場へと移し、登場人物も神々の世界から生身の人間の世界へと誘導したのでした。
 そこで歌われる、女性たちの喜びや嘆きといった生々しい感情こそが、当時の聴衆の圧倒的な共感を呼んだことでしょう。

 ここに収められたのは、そんなカヴァッリの音楽のエッセンス中のエッセンス、ソプラノのフローレスと、メゾソプラノのレノルト(Alphaではカプスベルガー盤Alpha195でも活躍!)の歌はまさに絶唱中の絶唱で往時の大ヒット曲を次々と再現していきます。
 バックの器楽陣はクレマチス、特に通奏低音チームの充実ぶりは、その音色だけでも私たちの耳をぐいぐいと引き寄せます。


 名門古楽レーベルRicercarルの手による豪華ブックレットの重みを手に感じ、美しい歌姫の写真と歌とに我を忘れ続けるCD2枚分の至福の時間。古楽ファン垂涎のアルバム。





SOLO MUSICA



SM279
\2300
ヴェルディのヒロインたち
エレナ・モシュク/ヴェルディ(1813-1901)アリア集

 1.歌劇《ドン・カルロ》第1幕より
  Non pianger, mia compagna 泣かないでください、わが友よ
 歌劇《二人のフォスカリ》第1幕より
  2.No, mi lasciate… いえ、私を残して
  3.Tu al cui sguardo onnipossente その全能のまなざしに
  4.La clemenza?-O patrizi! Il voleste 潔白?-貴族たちよ、願え
 歌劇《トロヴァトーレ》第4幕より
  5.Timor di me? 私の心配?
  6.D'amor sull'ali rosee vanne 恋の薔薇色の翼に乗って
  7.Miserere d'un alma gia vicina 憐れみ給え 死に行く者の魂を
  8.Tu vedrai che amore in terra ご存知でしょう この地上の愛のうちで
 9.歌劇《シチリア島の夕べの祈り》第5幕より
   Merce, dilette amiche ありがとう、愛する友よ
 歌劇《アロルド》第2幕より
  10.Oh, cielo! Ove son io? ああ天国よ、どこにあるの?
  11.Ah, dagli scanni ああ、私に耳を傾けて
  12.Ah, dal sen di quella tomba ああ、墓から
 歌劇《アッティラ》プロローグより
  13.Santo di patria indefinito amor
  14.Fammi ridar la spada - Da te questo or m'e concess
 15.歌劇《マクベス》第2幕より Trionfai! 勝利
 歌劇《椿姫》第1幕、第3幕より
  16.E' strano! E' strano! 不思議だわ
  17.Ah, fors' e lui ああ、きっと彼だったのよ
  18.Follie! Follie! 愚かな考え
  19.Sempre libera 私はいつも自由に
  20.Teneste la promessa あなたは約束を
  21.Addio, del passato さようなら、過去の楽しく美しい夢よ
 レクイエムより
  22.Libera me, Domine
  23.Requiem aeternam
  24.Domine, de morte aeterna 
エレナ・モシュク(ソプラノ)
パウロ・フェレイラ(テノール)

イーヴォ・リパノヴィチ(指揮)
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
 日本にもしばしば来日、素晴らしい歌を聴かせるエレナ・モシュク。デビュー当時はモーツァルトを得意とするコロラトゥーラ・ソプラノとして活躍していましたが、最近はドラマティックな役柄をレパートリーに加え、活動の幅を広げつつあります。
 このアルバムはヴェルディのアリアと「レクイエム」のソプラノ・ソロを集めた1枚。モシュクの歌唱は、愛と運命に翻弄されるヒロインとして明確な性格を与え、彼女たちが血の通った女であることを再認識させるほどに堂々とした風格を備えてます。

 録音 :2015年6月15-20日     9月14-17日 Vatroslav Lisinski Concert Hall, Zagreb, Croatia
 .


SM280
(2CD)
\3600→\3290
ベートーヴェンを忘れないで〜DON’T FORGET BEETHOVEN
 ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集

 【CD1】
 交響曲 第6番「田園」
  1.第1楽章:Der Natur lauschen
  2.第2楽章:≪Eine Nacht im Wald
  3.第3楽章&第4楽章:
  Tanzwettbewerb auf dem Dorfplatz/Himmels Zorn/
  Die verweinte Natur wird getrostet
 交響曲 第3番「英雄」
  4.第1楽章:Napoleon Bonaparte
  5.第3楽章:Scherzo popolare
 交響曲 第7番
  6.第2楽章(第1楽章を含む):
   Variazioni con dolore/Bettelmanns Hochzeitstanz
 交響曲 第5番「運命の交響曲」
  7.第1楽章:Sein Wille soll geschehen
  8.第2楽章:Die unsterbliche Geliebte
  9.第3楽章:Wilder Tanz
  10.第4楽章:Wiener Philharmoniker con Carlos e fuoco
【CD2】
 交響曲 第4番
  1.第1楽章:Eintritt und erste Begegnung
  2.第2楽章:Therese, nicht Marie!
         (Zitat Carlos Kleiber)
  3.第3楽章:Leichtfussige Neckereien
  4.交響曲 第8番:Josephine-Antonie-Marie
 交響曲 第9番
  5.第1楽章:Ritt auf dem Sonnenstrahl, bereit zu brennen
  6.第2楽章:Fugetta, ein Vivat! fur den Meister
  7.第3楽章:Die Berliner Philharmoniker auf der Waldbuhne
   und mitsingende Vogelchen in der Dammerung
  8.第4楽章:Im Elysium
ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)

 ピアノ独奏用のベートーヴェンの交響曲と言えば、リストの編曲版が有名ですが、即興演奏のオーソリティとして知られるヴラチェヴァのこのアルバムは全く違うコンセプトで作られています。
 どれもベートーヴェンの交響曲を聴いた後に即興で演奏されており、ベートーヴェンのおなじみのメロディが次々と変化しながら、発展していく様子は「ベートーヴェンを忘れないで」のタイトルにふさわしい爽快な驚きを聴き手に与えます。
 ベートーヴェンの新しい楽しみ方を提案する2枚組です。

  録音 2010年8月15-19日 Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg



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 ガリーナ・ヴラチェヴァのベートーヴェンと聞いてピンと来た人はさすが。
 この↓アルバムの人です。


ARTS4735
(3CD)\3200
廃盤につき海外直輸入
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
          合唱幻想曲
ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)
キエフ室内管弦楽団・合唱団
ローマン・コフマン(指揮)

 もう20年前の録音になる・・・時が経つのは早い。
 この全集のピアノがヴラチェヴァだった。
 1936年生まれ、キエフの重鎮指揮者コフマンが指揮を執る。コフマンがまだMD+Gでブレイクする前。



 うす〜いキエフ室内管弦楽団を使って一生懸命重厚なバックにしようとするそのけなげさが痛々しくも素朴でほほえましい。室内オケなのにいやに低弦ゴリゴリだったり、楽器がときどき変なバランスになるのもよし。
 ヴラチェヴァも明快&快活なピアノで盛り上げてくれる。
 カデンツァもそうとう凝ったことをしていたが、それが今回のアルバムにつながっていたわけか・・・。ヴラチェヴァにとって、今回のアルバム「DON’T FORGET BEETHOVEN」は、「追伸:私のこともね」ということなんだろう。





ヴラチェヴァ、実はカサロヴァの久しぶりのアルバムで伴奏していた

SOLO MUSICA
SM263
\2300→\2090
ヴェッセリーナ・カサロヴァ
 アンリ・マルトー(1874-1934):歌曲集

 8つの歌曲 Op.19c
 8つの歌曲 Op.28
 5つの「葦の歌」Op.31
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)
ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)

D.フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ギュンター・ヴァイセンボルン(ピアノ)
フランツ・シュミットナー(ヴィオラ)

 世界初録音

 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトー。作曲家としても室内楽を中心に印象的な作品をいくつか残しています。作品の中で歌曲は比較的知られており、何人もの歌手たちによって彼の作品は歌い継がれています。
 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年にかけて作曲された曲集。もともとは弦楽合奏の伴奏でしたが、ブルガリアの作曲家ヴラディグエロフがピアノ版に編曲しています。
 ブルターニュの自然風景、海、そして恋人の姿が描かれた美しい作品です。Op.28はドイツの詩人たちの詩が用いられた、味わい深い風情を持つ歌曲集です。
 これらを歌うのは名歌手ヴェッセリーナ・カサロヴァ。オペラとはまた違う繊細な表情で、これらの歌曲を丁寧に歌いあげます。

 ヴィオラを伴うOp.39「葦の歌」はフィッシャー=ディースカウによる1956年の歴史的歌唱を収録。マルトーの魅力を再認識する1枚です。

 録音:2017年8月8-10日  Radiostudio Zurich…9-16 2017年4月19-21日  Radiostudio Zurich…1-8 1956年10月2日  Norddeutscher Rundfunk, Hamburg…17-21


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SM285
\2300→\2090
イザベル・ゲーヴァイラー(チェロ)
 チェロとギターのためのソナタ集

 1-3.シューベルト(1797-1828):アルペジオーネ・ソナタ イ短調
  (K.ラゴスニックによるチェロとギター編)
 4-7.ヴィヴァルディ(1678-1741):チェロ・ソナタ イ短調 Op.14-3 RV43
  (W.ハバールによるチェロとギター編)
 8-10.ニャターリ(1906-1988):チェロとギターのためのソナタ
 11.グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集 Op.37-
  第5番 アンダルーサ(K.ラゴスニックによるチェロとギター編)
イザベル・ゲーヴァイラー(チェロ)
アルヤス・チヴィルン(ギター)
 2016年からデュオ活動を始めたチェロのゲーヴァライラーとギターのチヴィルン。2人は数多くのコンクールを制覇した名手で、「チェロとギター」という珍しいコラボレーションを広く伝えています。
 実際にはチェロとギターのために書かれた作品はほとんどありませんが、このアルバムに収録されたシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」のように、ラゴスニックの編曲版がデュオの定番作品となっているものもあり、多くの人がチェロとギターの組み合わせに魅せられていることに気づかされるでしょう。2つの楽器から生まれる親密で魅力的な響きをお楽しみください。

 録音 2017年7月 Grose sendesaal des Saalandischen Rundfunks Saarbruken,Germany


 

SM286
\2300
Hymne a la beaute
声と楽器のための作品集

 シュポア(1784-1859):6つの歌曲 Op.154
  1.第1曲:Abendfeier 夜の祭典
  2.第2曲:Jagdlied 狩りの歌
  3.第3曲:Tone 響き
  4.第4曲:Erlkonig 魔王
  5.第5曲:Der Spielmann und seine Geige
   楽師とヴァイオリン
  6.第6曲:Abendstille 夜の静けさ
 7.サン=サーンス(1835-1921):夕べのヴァイオリン
 8.マスネ(1842-1912):エレジー
 9.ヴェットシュタイン(1970-):Hymne an die Schonheit
   美への讃歌
 ブラームス(1822-1897):2つの歌曲 Op.91
  10.第1曲:鎮められたあこがれ
  11.第2曲:聖なる子守歌
 12.アイヴズ(1874-1954):日の出
 13.マレク(1891-1985):Bitte! どうぞ!
 14.ペティレク(1892-1951):歌曲集「魂の本」から
   Spat のこりの時
 15.レスピーギ(1879-1936):夕暮れ
ソーニャ・ロイトワイラー(メゾ・ソプラノ)

ベンヤミン・エンゲリ(ピアノ)…1-14
アストリッド・ロイトワイラー(ヴァイオリン)…1-6.7.9.12.13.14
ベンヤミン・ニッフェネッガー(チェロ)…8
ハンナ・ヴァインマイスター(ヴィオラ)…10.11
ルミナ弦楽四重奏団…15
 「ピアノと歌」という組み合わせに更に他の楽器を加えることで深まる魅力を追求したアルバム。このアルバムのために作曲されたヴェットシュタインの「美への讃歌」を始め、歌手と奏者たちが紡ぎ出す美しい響きを堪能できる1枚です。
 シュポアの歌曲集は声とピアノ、クラリネットのために書かれていますが、クラリネットをヴァイオリンに置き換えることでまた違った表情を見せています。
 ブラームスが試みたのは声とヴィオラの組み合わせ。渋い美しさが光る名作です。弦楽四重奏と歌で奏でるドラマティックなレスピーギの「夕暮れ」、サン=サーンス、マスネのフランス歌曲、アイヴズ、マレク、ペティレクなどの近代作品も収録されています。

 録音 :2017年7月12日 2018年2月9-11日 Radio DRS, Studio 1 Zurich, Switzerland
 

SM290
\2300
マルクス・レーマン=ホルン:作品集
 Rot…
 パーカッションとオーケストラのための協奏曲(2009/2013)
  1.Eine Erregung
  2.Deja vu
 3.Toccata…トッカータ
  ピアノのための(2008)
 4.Solo fur Kontrabassklarinette
  コントラバスクラリネットのための(2009)
 5.Die Sterne des Himmels fielen auf die Erde
  オルガンのための(2012)
 6.Abtauchen
  ギター・ソロのための(2018)
 7.Ich liebe dich 愛してる
  ソプラノとオーケストラのための歌曲(2008)
アレクセイ・ゲラッシメツ(パーカッション)…1.2
津山治香(ピアノ)…3
シュテファン・シュナイダー(コントラバスクラリネット)…4
アンジェラ・メツガー(オルガン)…5
シュテファン・バルクセイ(ギター)…6
シビラ・ドゥフェ(ソプラノ)…7

アイヴィント・グルベルク=イェンセン(指揮)…1.2
NDRラジオ・フィルハーモニー管弦楽団…1.2
クリスティアン・フォン・ゲーレン(指揮)…7
ミュンヘン放送管弦楽団…7
 1977年、ミュンヘン生まれの作曲家マルクス・レーマン=ホルンの作品集。
 まぎらわしいがホルンの曲集ではない・・・
 ギタリストとしても知られる彼は、主として映画音楽の作曲を手掛け、国内外の賞を獲得するなど高く評価されています。
 起伏の多いドラマティックな作風が持ち味で、このアルバムに収録された作品のどれもが強烈な存在感を放ち、聴き手を魅了します。
 トラック3の「トッカータ」を弾くのはドイツで活躍するピアニスト津山治香。超絶技巧を駆使したメカニカルな作品を彼女は堂々と弾き切ります。

 録音
  2014年2月28日 NDR放送大ホール…1.2
  2008年11月16日 Kasseler Musiktage…3
  2009年5月15日 Klangkastell Studio…4
  2018年1月27日 LMU Munchen Wise-Rose-Orger…5
  2018年2月23日 Klangkastell Studio…6
  2008年10月23日 BR 第1スタジオ…7



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BION RECORDS

BR 291203
¥2300→\2090
チェロペラ!!
 「チェロ×オペラ チェロ四重奏小品集」

 [1] グルック : パントマイム 〜オペラ「アルセスト」より*
 [2] J.S.バッハ : 賛美と誉れと栄光 BWV 231*
 [3] ラモー : シャコンヌ 〜オペラ「優雅なインドの国々」より*
 [4] ヴェルディ : 花から花へ 〜オペラ「椿姫」より*
 [5]-[8] ビゼー :
  前奏曲/煙草女工の歌/ハバネラ/セギディーヤ
   〜オペラ「カルメン」より*
 [9] ワーグナー(H.ヤコボフスキー編曲) :
  オペラ「パルジファル」より抜粋
 [10] マスネ : タイスの瞑想曲*
 [11] ドビュッシー : 亜麻色の髪の乙女*
 [12] ラヴェル : 道化師の朝の歌*
 [13] フォーレ : 夢のあとに*
 [14] ピュッツ : タンゴ
 [15] ピアソラ : オブリヴィオン*
 [16] ガーシュウィン (T.ミフネ編曲): フラグメント
  * オレリアン・サブレ編曲
クアチュオール・チェロペラ
 (チェロ四重奏団):
  【クララ・ストロース/
   ジェレミー・ブーレ/
   タチアナ・ウーデ/
   オレリアン・サブレ】
 チェロ四重奏がいざなう音楽の旅、パリ・オペラ座の主要チェリスト4人によるアンサンブル、 チェロ×オペラ チェロ四重奏小品集

 録音:2014年6月、ル・ブルジェ(フランス)[56:44] ※デジパック仕様・日本語オビ・解説付き

 Cello(チェロ)×Opera(オペラ)=Cell’Opera(チェロペラ)の遊び心ある名前を冠し、2011年、パリ・オペラ座管弦楽団首席チェロ奏者オレリアン・サブレを中心として4人の主要メンバーによって結成されたチェロ四重奏団「クアチュオール・チェロペラ」。結成以来、器楽曲や声楽曲を独自に編曲し、多くの演奏会に出演している。
 初アルバムとなる当盤では、彼らの真骨頂であるオペラ作品からフランス近代音楽を代表する珠玉の小品に加え、アンサンブルの魅力が最大限に引き出されるタンゴやジャズのレパートリーも収録。躍動したライヴ感に満ちた演奏で、聴く者を音楽の旅へと誘う。
 一部の収録曲はBION RECORDSのホームページより楽譜の購入可能。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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WEITBLICK



SSS 0216
¥2300→\2090

マタチッチのウィンナ・ワルツ!
 「シュトラウス・ファミリー名演集」

  ヨハン・シュトラウス2世:
   「常動曲」
   ポルカ「ピツィカート・ポルカ」
   ポルカ「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
   ペルシャ行進曲
   ワルツ「南国のバラ」
   ワルツ「芸術家の生活」
  ヨゼフ・シュトラウス:
   ワルツ「オーストリアの村つばめ」
   ワルツ「天体の音楽」
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
ベルリン放送交響楽団(旧東)
 マタチッチのウィンナ・ワルツ!!驚天動地のスタジオ録音!

 録音:1958年6月24,25,26日ベルリン放送ザール1(スタジオ録音)モノラル

 こんな奇跡のような演奏が遺っておりました!
 マタチッチによるシュトラウス・ファミリー名演集。元来がステレオでスタジオ録音されておりましたが、それらは現存せず、モノラルのトラックダウンしか遺っていなかったのは甚だ残念ですが、音質は極上。
 マタチッチは、オーストリア=ハンガリー帝国に属する時代のクロアチアに生まれ、9歳からウィーン少年合唱団に入り、そのままウィーンで音楽を修めた訳ですから、音楽的バックボーンは紛れもなくウィーンなのです。
 レハールの「メリー・ウィドウ」の全曲録音がリリース当初から今に至るまで高評価なのも当然でしょう。「ベルリンの壁」が出来る前の“東ベルリン”にて行われたセッション録音。オーケストラの実力も並々ならぬものです。
 演奏内容は予想通り、クナッパーツブッシュを思わせる重厚なもの。クナのような意表を突く遊戯は見られませんが、大人の風格と余裕に満ちた豊穣な音楽が奏でられます。
 「南国のバラ」、「芸術家の生活」などシンフォニックなまでの大建築演奏。「天体の音楽」の極大スケール。さすがはマタチッチ。多くのファンが抱く尊敬の念も新たなものとなることでしょう。

  ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付



<国内盤> 

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NAXOS



8.573733J
\1800+税
※ジャケットデザインは変更の可能性があります。
細川俊夫(1955-):管弦楽作品集 第3集
 1.《冥想-3月11日の津波の犠牲者に捧げるー》(2012)
  オーケストラのための
 2.《嵐のあとに》(2015)
  2人のソプラノとオーケストラのための
 3.《嘆き》(2013/2015改訂)
  メゾ・ソプラノとオーケストラのための(ゲオルク・トラークルの詩による)
 4.《秋風》(2011)
  尺八とオーケストラのための
スザンネ・エルマルク(ソプラノ)…2
イルゼ・エーレンス(ソプラノ)…2
藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)…3
田嶋直士(尺八)…4
準・メルクル(指揮)
バスク国立管弦楽団(オルケストラ・シンフォニカ・デ・エウスカディ)
 2011年に起きた東日本大震災は、作曲家、細川俊夫の心にも大きな影響を与えました。「人間と自然との一体化、美しい交感を音楽で表現する」ことを心掛ける細川は、この悲劇を知って何曲かの音楽を作曲し、改めて「自然の凶暴さ、恐ろしさ」を伝えています。
 大太鼓の律動の上に折り重なるメロディが静かな悲しみの歌へと成長する《冥想》は音楽による追悼。
 シャーマンの祈りを2人のソプラノが歌い紡ぐ《嵐のあとに》。
 ザルツブルク生まれの詩人ゲオルク・トラークルの詩を用いた《嘆き》は暗い海を越えて響く嘆きの声。
 (2013年、ザルツブルク音楽祭から委嘱されたこの作品は、2015年に藤村実穂子のために改訂され、このアルバムでも彼女がソリストを務めています。)
 人と自然の関わりを尺八とオーケストラのアンサンブルで描き出した《秋風》。
 この4つの作品は、全ての聴き手の心に深い感銘を与えるとともに、鋭い問いを投げかけています。

  録音 Concert Hall of the Orquesta  Sinfonica de Euskadi, San Sebastian, Spain 2016年12月14-15日・・1、2 2017年5月13.15.16日・・3、4





















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