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≪第98号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2018/8/28~






8/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE



ACD2 2757
¥2100
洗練されゆくカナダのオーケストラ
 ラヴェル:『高雅で感傷的なワルツ』(管弦楽版)
 プーランク:『牝鹿』 FP36
 オッフェンバック/ローゼンタール編:『パリの喜び』(抜粋)
ファビアン・ガベル(指揮)
ケベック交響楽団
 録音:2018 年5 月30・31 日/65'22''

 ワルツ、フレンチカンカン、バレエといったダンスをテーマにしたフランス管弦楽作品集。踊りを題材としながらも純粋に音楽として楽しめる完成度の作品であり、オーケストラの機能を活かした輝かしい響きにあふれています。
 特にラヴェルは大きなスケールで全体が構築される名作で、もともとピアノ曲として書かれ、後に管弦楽版が作られました。ラヴェルならではの魔術的オーケストレーションが施された極彩色のサウンドが魅力です。
 パリ生まれの指揮者ファビアン・ガベルは6 歳でトランペットを学び始め音楽の道へ進みました。2012 年9 月よりケベック交響楽団の音楽監督を務めているほか、2017 年以降ジンマンの後を継いでフランス・ユース・オーケストラを指揮するなど、活躍の場を広げています。
 フランスの伝統とアメリカのレパートリー、どちらも重要視するケベック交響楽団は非常にユニークな音色を持つオーケストラで、ファビアン・ガベルが指揮をするようになってからはさらに洗練されてきています。

 

ACD2 2748
¥2100
「ソロ・セブン」
 リチャード・マスカル(1973-):ヴァイオリンとDigital FX のためのソナタI & V
 マティアス・マウテ(1963-):Noncerto RR3
 ヴィンセント・ホー(1975-):朝の歌
 アナ・ソコロヴィチ(1968-):ヴァイオリンのための5つの舞曲より第1、4曲
 ケヴィン・ラウ(1982-):涙
 マレイ・アダスキン(1906-2002):ヴォカリーズ第1番
 クリストス・ハツィス(1953-):ディストピア
マルク・ジョキッチ(ヴァイオリン)
 21 世紀カナダのアヴァンギャルド無伴奏

 録音:2018 年1 月/55'15''

 「ソロ・セブン」と題し、カナダの作曲家7 人の無伴奏ヴァイオリン作品を演奏したアルバムで、カナダ生まれのヴァイオリニスト、マルク・ジョキッチ(父親はヴァイオリニストのフィリップ・ジョキッチ)のソロ・デビュー盤です。
 演奏家と作曲家の緊密なコラボレーションで生まれた作品ばかりで迫真のサウンドに徹底された意欲的な1 枚。
 高速で延々続くパッセージ、絡み合う重音、複雑な構造など技術的にも音楽的にも作曲法としても限界を突き詰めたような世界が広がり、強烈な火花を散らします。
 響きは無調ではなく、またクラシック的な調性感でもなく、ロック世代以降の感性を自然に盛り込んだもので、21 世紀カナダの伝統にとらわれない音楽性が感じられます。
 使用楽器は1740 年製グァルネリ。




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BIS



BIS SA 2268
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団
 によるシューベルトの『死と乙女』!

  フランツ・シューベルト(1797-1828):
   (1)弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810『死と乙女』(40'11")
   (2)弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173(21'53")
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ(第1ヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ(第2ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド(ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 セッション録音:2017年3月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、62'47"

 SACD ハイブリッド盤。
 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。BIS レーベルからリリースしているハイドンの弦楽四重奏曲第31-33 番(BIS SA 2158 / KKC 5677)、第34-36 番(BIS SA 2168 / KKC 5832)が高く評価される中、期待の新譜はシューベルトの弦楽四重奏曲第14 番『死と乙女』と第9 番です。古典派と初期ロマン派のレパートリーに特化して当団の期待の高まる録音です。
 1815 年作曲の第9 番ト短調。同年、歌曲、教会音楽、ピアノ・ソナタなど多数の作品を残した実りの年でした。ハイドン、モーツァルトの影響が見受けられるものの、シューベルトの個性も明確になりつつある作品で、本格的な短調の作品はこれが最初となります。
 そして、シューベルトの傑作の一つである第14 番ニ短調『死と乙女』。第2 楽章に歌曲『死と乙女』Op.7-3 D.531 のピアノ伴奏部を借用したのでこの通称を持ちます。
 全体を通じ、ロマン的な情趣に満ちており、ことに第1 楽章の主題のもつインパクトと悲愁が印象的です。
 2005 年に当時英国王立音楽大学(RCM)で学んでいた友人を中心に結成し、近年アンサンブルが成熟してきたキアロスクーロ四重奏団。
 団体名の"Chiaroscuro(キアロスクーロ)" は美術用語で、コントラストを印象づける明暗法や陰影法を意味しますが、その名の通りシューベルトの溢れる魅力を再発見させてくれているような見事な解釈を披露しております。



キアロスクーロ四重奏団、BISの2タイトル
もちろん大ベストセラー


BIS SA 2158
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イブラギモヴァ率いる
 キアロスクーロ四重奏団がハイドンに挑む!

  ハイドン(1732-1809):
   (1)弦楽四重奏曲第31番 変ホ長調 Op.20-1
   (2)弦楽四重奏曲第32番 ハ長調 Op.20-2
   (3)弦楽四重奏曲第33番 ト短調 Op.20-3
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ
   (1stヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ
   (2nd ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド
   (ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 
 今回収録されたのは6 つの弦楽四重奏曲 Op.20 より第1 ~ 3 曲(弦楽四重奏曲第31 ~ 33 番)です。

 全体を通し活気を保つ第31 番変ホ長調。第1 楽章のソナタ形式は均衡を保ち楽想の配分も巧みです。フィナーレはソナタ形式によっており、ほとんど一貫して強奏されております。
 第32 番ハ長調。
 第1 楽章はモデラートのテンポによるソナタ形式で、第1 主題の構造は堅固で構築的です。第2 楽章はカプリッチョと注記されて、二部分から構造上の自由さがあります。第4 楽章は、「四主題フーガ」でコーダに入るまでは一貫してソット・ヴォーチェで演奏されています。
 第33 番ト短調。
 第1 楽章のソナタ形式は堅固に構築され、第1 主題が支配的です。展開部でも各フレーズが第1 主題によって開始されます。ハイドンの旋律的パラフレーズがあらわれる作品です。

 キアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏はハイドン向き。
 美術用語で、コントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味する“Chiaroscuro(キアロスクーロ)” らしい陰影に富んだ演奏と言えましょう。

 セッション録音:2014年2月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、74’34”

 SACD ハイブリッド盤。



BIS SA 2168
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団による
 ハイドンの6つの弦楽四重奏曲 Op.20の第2弾!

  ハイドン(1732-1809):
   ①弦楽四重奏曲第34番 ニ長調 Op.20-4 Hob.Ⅲ34
   ②弦楽四重奏曲第35番 ヘ短調「レチタティーヴォ」 Op.20-5 Hob.Ⅲ35
   ③弦楽四重奏曲第36番 イ長調 Op.20-6 Hob.Ⅲ36
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ
   (1stヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ
   (2nd ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド(ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるハイドンの6つの弦楽四重奏曲 Op.20の第2弾!

 セッション録音:2015年12月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、75’08”

 SACD ハイブリッド盤。
 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。2016 年4 月、団としての初来日は大成功をおさめました。
 BIS 初登場となった前作(BIS SA 2158 / KKC 5677)に続くハイドン第2 弾です。古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団は仏ApartE レーベルよりベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。
 前作に続くハイドンの6 つの弦楽四重奏曲 Op.20。当ディスクには第4 ~ 6 曲(弦楽四重奏曲第34 ~ 36 番)が収録されました。第34 番の第1楽章は三拍子楽想による入念なソナタ形式、第2 楽章は素朴な変奏曲、第3 楽章はジプシー風のシンコペーションでいろどられたメヌエット、第4 楽章はハンガリー風のリズム的活気に満ちたソナタ形式の作品です。第35 番はロマンティックな情調のために同曲集の中でも最も名高い作品。特に第1 楽章の第1 主題は〈ハイドンのシュトゥルム・ウント・ドランク期〉の代表的な例と言えます。第3 楽章はシチリア舞曲の曲想をもち、第4 楽章はフーガによるフィナーレの第1 曲で、二主題フーガを展開します。最後の第36 番、第2 楽章はニ主題による自由な変奏で、幻想的な性格が強い作品です。
 キアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏はハイドン向き。美術用語で、コントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味する"Chiaroscuro(キアロスクーロ)" らしい陰影に富んだ演奏と言えましょう。






イブラギモヴァ、久しぶりにこのアルバムを紹介しておきましょう
メンデルスゾーン、若書きニ短調のほうがすごい!
 ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!

Mendelssohn: Violin Concertos
HYPERION
CDA 67795
\2400
イブラギモヴァのメンデルスゾーン!
 ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!

 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
  序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団

 久しぶりに神経ビリビリ来るような演奏に出会った。
 このニ短調はすごい。
 終わった後天才二人が顔を見合わせてニヤリとしてる風が目に浮かぶ。
 やりやがった。


 とんがった二人の異端的天才が、このニ短調で演奏史を変えたかもしれない。なぜ二人が有名なホ短調ではなく、若書きの無名の作品ニ短調をわざわざ後半のメインに据えたのか。
 演奏している途中、この曲が好きで好きでたまらないという感情が、そしてこの曲のすごさ素敵さを世間に知らしめたくてうずうずしている様子が、もう、手に取るようにわかる・・・。
 正直ホ短調を聴いているときはイブラギモヴァのブログを読んでいるような感じで、「これが彼女の最近の気持ちね」という軽い思いしか湧かなかった(それでもすごいですが)。ユロフスキは終始おとなしめだし、その分「フィンガル」で爆発してくれてうれしかったが、まさかそのあとにこんなサプライズが待っているとは。

※録音:2011年9月2日-4日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)





CYBELE RECORDS


CYBELEKIG010S
(3SACD HYBRID)
¥3300
オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):イエス受難曲
 ミリヤム・ヴィーゼマンとオスカー・ゴットリープ・ブラーの対話
 ミリヤム・ヴィーゼマンとオディロ・クラッセンの対話
グロリア・レーム(ソプラノ)
シルヴィア・ハウアー(メゾソプラノ)
ソン・ソンミン(テノール)
ヨハネス・ヒル(バリトン)
マルクス・ヴォルペルト(バスバリトン、イエス)
ヨルグ・エンデブロック(指揮)
ヴィースバーデン・バッハ管弦楽団& 合唱団
 高音質で迫る、現代の受難。

 録音:2018 年3 月30 日(ライヴ)/[音楽]96'43''、[語り]130'01''、Stereo /5.1ch Surround Sound、pure DSD Recording、Binaural-Stereo

 SACD ハイブリッドで、SA 層ではバイノーラル録音も楽しめます。
 幼いころから教会音楽やオルガン音楽に魅了されてきたという1934 年生まれのドイツの作曲家、オスカー・ゴットリープ・ブラーによる『イエス受難曲』。1985 年に初演されて以来20 回以上上演されている大作オラトリオ。
 作曲者によると、バッハのマタイ受難曲・ヨハネ受難曲とは距離を置いて作曲したということで、また、反ユダヤ主義の無い内容を目指したと言っています。





KLARTHE



KLA 063
¥2700

サクソフォン四重奏団、クワチュオール・ザイール、デビュー盤!
 ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調(編曲:ギョーム・ベルソー)
 ジャン=ドゥニ・ミシャ:ザ・ダーク・サイド
  (即興:ジャン=シャルル・リシャール)
 アレクサンドロ・マルケアス:
  ヴォイス・オブ・ブラック・アース(4本のバリトン・サクソフォンのための)
   (ザイール四重奏団委嘱作品)
 アレクシス・シエスラ:ラプソディッシュ(即興:サンドロ・コンパニョン)

クワチュオール・ザイール
ギョーム・ベルソー
 (ソプラノ・サクソフォン)
サンドロ・コンパニョン
 (アルト・サクソフォン)
フロラン・ルーマン
 (テノール・サクソフォン)
ヨアキム・シエスラ
 (バリトン・サクソフォン)
 一度聴いたらとりこになってしまう、サクソフォン四重奏団、クワチュオール・ザイール、デビュー盤!

 録音:2017 年11 月/輸入盤・日本語帯・ライナーノート付

 2017 年5 月、第9 回大阪国際室内楽コンクール第2 部門(管楽アンサンブル部門)で優勝したクワチュオール・ザイールのデビューCD。
 当グループは2015 年結成以来、フランスおよびフランス外の音楽祭に多数出演している実力派です。「Zahir(ザイール、ザーヒルとも)」はアラビア語で≪目に見える、そこにある≫という意味を持ち、何か、あるいは誰か、ひとたび接触をもってしまうと、徐々に私達の思考を支配していくもののこと。まさに、このサックス四重奏団は、一度聴いたら虜になってしまう魅力に満ちています。
 ボロディンの弦楽四重奏曲第2 番は、結婚20 年を記念して、彼の妻に捧げられた作品で、民族色が感じられる作品。単独でも演奏機会の多い第3楽章の美しい旋律とそれを彩るアンサンブルは見事です。
 ミシャ作曲のザ・ダーク・サイドはユダヤ音楽、現代音楽、ロック、ジャズ等のエッセンスが盛り込まれた、各奏者の能力が存分に発揮される聴きごたえある作品。
 マルケアスの「ヴォイス・オブ・ブラック・アース」は、楽器に息を通す(音を鳴らさない)奏法で始まり、その後もサックスとは思えないような不思議な音色が多用された作品。シェスラの「ラプソディッシュ」は、ユニゾンの序奏で始まり、メロベ(古代ギリシャ詩の朗吟)が現れ、その後もブルガリアやルーマニア、地中海調の音楽の旅へといざなわれます。多様なスタイルの音楽を巧みに表現するテクニックをもつクワチュオール・ザイール、注目です!

 クワチュオール・ザイール
 グランプリ・コンサート2018~第9回大阪国際室内楽コンクール第2部門優勝

  PROGRAM A
   ■アストル・ピアソラ:4人でタンゴ
   ■ガブリエル・ピエルネ:民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
   ■アレキサンドル・グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 変ロ長調 作品109 第2・3楽章
   ■アレクシス・シエスラ:ラプソディッシュ
   ■ジャン・リヴィエ:グラーヴェとプレスト
   ■クロード・ドビュッシー:弦楽四重奏曲 op.10
  PROGRAM B
   ■アストル・ピアソラ:4人でタンゴ
   ■ガブリエル・ピエルネ:民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
   ■アレキサンドル・グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 変ロ長調 作品109 第2・3楽章
   ■アレクシス・シエスラ:ラプソディッシュ
   ■ジャン・リヴィエ:グラーヴェとプレスト
   ■クロード・ドビュッシー:小組曲 第1・4曲
   ■レナード・バーンスタイン:ウエストサイドストーリー メドレー
   ■ニコラス・フォックス:AAA
   ■アレクサンドル・ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 第3楽章「ノクターン」

 11 月7 日( 水) 19:00 金沢公演/PROGRAM A 金沢21 世紀美術館 シアター21
 11 月8 日( 木) 19:00 富山公演/PROGRAM B 富山県高岡文化ホール
 11 月12 日( 月) 19:00 大阪公演/PROGRAM A いずみホール
 11 月14 日( 水) 14:30 三重公演/特別PROGRAM 三重県文化会館 小ホール
 11 月17 日( 木) 14:30 神奈川公演/PROGRAM B 葉山町福祉文化ホール
 11 月18 日( 日) 14:00 東京公演/PROGRAM B トッパンホール
 11 月20 日( 火) 18:30 鳥取公演/PROGRAM B 鳥取市文化ホール
 11 月21 日( 水) 18:30 広島公演/PROGRAM B 庄原市民会館
 11 月23 日( 金) 18:30 大分公演/PROGRAM B くにさき総合文化センターアストホール
 11 月25 日( 日) 14:00 熊本公演/特別PROGRAM 益城町立広安西小学校



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PROFIL



PH 14033
¥2500→\2290
若きダムラウの歌うヴェルディ歌曲集
ヴェルディ:歌曲集

 (1)ストルネッロ「お前は私を愛さないという」/
 (2)石だたみの道(小さな煙突掃除屋)/(3)ジプシーの女/
 (4)私の安らぎは失せて/(5)乾杯(第2稿)
 (6)エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく/(7)暗い夜を恐れて/(8)誘惑/
 (9)つぼに近寄るな(墓に近寄らないで欲しい)/
 (10)バラード「亡命者」/(11)哀れな男/(12)乾杯/(13)孤独な部屋で/
 (14)嘆きの聖母よ、私にあわれみを/(15)星に/(16)日没/(17)神秘
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)(1)-(5)
パウル・アルミン・エーデルマン
 (バリトン)(6)‐(11)
セザール・アウグスト・グティエレス
 (テノール)(12)-(17)
フリードリヒ・ハイダー(ピアノ)
 録音:2005年8月(1)-(5)、2010年1月(6)‐(17)/54' 48"

 2011 年にテロス・レーベルからリリースされたディアナ・ダムラウのヴェルディ歌曲集が、Profil レーベルより再リリースとなります。
 ヴェルディといえばオペラですが、わずかながらピアノ伴奏の歌曲も残しています。いずれもヴェルディならではの旋律美と活力にあふれ、魅力的ながらあまり録音に恵まれていません。ダムラウの歌唱で聴くことができるのは奇跡で、まさに決定盤と申せましょう。
 ダムラウのほか2010 年録音の男声歌曲も収録。全ての伴奏をグルベローヴァの夫君フリードリヒ・ハイダーが担当。珍しいヴェルディのピアニズムも絶妙に表現しているのも注目です。

 


PH 18087
¥2500
古典美にあふれたプレイエルのピアノ音楽
 プレイエル:
  (1)3つの小品~アレグロ・モデラート/アダージョ
  (2)4手のためのソナタ変ロ長調
  (3)2台のピアノのための協奏曲ニ長調
  (4)4手のためのソナタ ト短調
  (5)4手のためのソナタ ヘ長調
  (6)エコセーズ集(ブルンナー編による2台のピアノ版)
ヴォルフガング・ブルンナー
レオノーレ・フォン・シュタウス(フォルテピアノ)
 録音:2005 年9 月/アディ・ショーバー・スタジオYbbs/64' 36"

 イグナツ・プレイエル(1757-1831) は1807 年にプレイエル・ピアノの創始者したことで音楽史に名を残していますが、彼のピアノ作品を集めた大歓迎のアルバムが登場。
 彼は室内楽作品をピアノ用に書き換えることが多く、ここに収められた4 手のためのソナタ3 篇は1789 年に出版された2 本のヴァイオリンのための二重奏曲がもとになっています。
 しかし誰よりもピアノを分っていただけに、全くピアニスティックな魅力にあふれた逸品に仕上がっています。ハンス・ライグラフ門下のブルンナーが、弟子のフォン・シュタウスとフォルテピアノで軽やかな至芸を聴かせてくれます。

 

PH 18034
¥2500
これぞドイツの伝統。いぶし銀のシューベルト
 シューベルト:八重奏曲ヘ長調D.803
ドレスデン八重奏団
 録音:2017 年4 月16 日/モーツァルテウム大ホール(ザルツブルク)/64' 44"

 ドレスデン・シュターツカペレの首席奏者8 名で結成されたドレスデン八重奏団。2015 年に同オーケストラの香港公演でデビュー。もともと1854 年創立の「ドレスデン音楽家協会」は、シュターツカペレが室内楽をしなければならない規約があり、その伝統を復活させました。名手なだけでなく、伝統の重厚なドイツ的解釈を味わえます。

 


PH 18011
¥2500
モーツァルトからピアソラまでを楽しく聴かせるアンサンブル・シュムック
 (1)ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
    (ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ版)
 (2)同:オブリヴィオン(ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ版)
 (3)ベニヤミン・ヌス:
  ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための2つの小品Op.13
 (4)モーツァルト(サヤカ・シュムック編):
  フィガロの結婚~恋とはどんなものかしら/
  ドン・ジョヴァンニ~奥様お手をどうぞ
   (2本のクラリネットとバセットホルン)
 (5)ドヴォルザーク(ヨアヒム・クレム編):スラヴ舞曲Op.46の1/Op.72の2
 (6)シューマン:おとぎ話Op.132(全4曲)
アンサンブル・シュムック
 【サヤカ・シュムック(クラリネット)、
  ケン・シューマン(ヴァイオリン)(1)(2)、
  ベヌヤミン・ヌス(ピアノ)(1)(2)(3)、
  マルヴィーナ・ソスノフスキ
   (ヴァイオリン(3)、ヴィオラ(6))、
  ティル・レンナー(クラリネット)(4)(5)、
  オリヴァー・クレンク
   (バセットホルン)(4)(5)、
  カタリナ・ゼルハイム(ピアノ)(6)】
 録音:2018年2月13日、3月19日、20日/SWRスタジオ(カイザースラウテルン)/57' 22"

 アンサンブル・シュムックは、日本風の名を持つクラリネット奏者サヤカ・シュムックにより2009 年に結成されたトリオ・シュムックが拡大した団体。
 ドイツを活動の中心とし、古典派からタンゴまで幅広いレパートリーを披露しています。高い技術を持つメンバーたちが楽しい曲をたくさん聴かせてくれます。

 

PH 18042
¥2500
ジョルジュ・シュミット:フランス語歌曲集
 まだあなたのもの/夢/法悦/壊れた花瓶/
 私を思い出して/海辺にて/彼は眠る/忘れな草/
 すみれ/「すみれ」によるアラベスク(ピアノ曲)/
 去りゆくつばめ/四季のロマンス/夜想曲/
 五月の歌/フェスティヴァ/マリエットに/
 ミミ・パンソン/シードル/ファウスト
トリオ・セナクル
 【エヴェリン・チェスラ(ソプラノ)、
  ニコ・ヴォウテルセ(バス・バリト
ン)、
  ミシェル・ケルシェンメイヤー(ピアノ)】
 パリで活躍したドイツ人オルガニスト、シュミットの美しい歌曲集

 録音:2017 年8 月1-4 日/ルクセンブルク市立音楽院/59' 15"

 ジョルジュ・シュミット(1821-1900) はドイツ生まれながら、23 歳の時にパリへ移りずっとその地に暮らしました。14 歳から病気の父に代わり大聖堂のオルガニストとなり、パリでもサン・シュルピス教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会の奏者を務めました。1857 年にはニデルメイエール音楽学校のオルガン科教授に任命されました。
  ここでは彼のフランス語歌曲の約半分が収録されています。歌詞はユーゴーやミュッセによります。トリオ・セナクルはドイツのソプラノのチェスラ、オランダのバス・バリトンのヴォウテルセ、ルクセンブルクのピアニスト、ケルシェンメイヤーにより2015 年結成。ドイツとフランスの歌曲にこだわりを示しています。

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PH 18036
¥2500→\2290
クルト・モルの名盤復活!
 ロマン派のバス・デュエット

 (1)メンデルスゾーン:
  恋人よ打ち明けておくれOp.63の1/秋の歌Op.63の4/夕べの歌/舟旅
 (2)ヒラー:夜の平和Op.121の5/祈りOp.121の6/讃歌Op.121の7
 (3)アントン・ルビンシテイン:
  天使Op.48の1/すべての頂に憩いありOp.48の5/
  暗雲Op.48の8/森の歌Op.67の2
 (4)ドヴォルザーク:
  りんごOp.38の2/もし大鎌が鋭く磨かれていたらOp.32の3/
  兵士の分れOp.32の6
 (5)マッティーセン:星の歌/夜の至福
 (6)シューベルト:死と乙女D531/魔王D328
 (7)レーヴェ:海をゆくオーディン/アーチボルド・ダグラス/詩人トム
 (8)アイルランド民謡:
  緑の服/わがいとしの弟/ドリナウン・ドゥン/
  なんと甘く答えることか/パスシーン・フィオン/美しいキティ
クルト・モル、
ハラルド・シュタム(バス)
ヴィルヘルム・フォン・グルネリウス
 (ピアノ)
 低音の男声ふたりの独特な世界

 録音:1983 年6月、1986 年2月/自由ベルリン放送小ゼンダーザール/70' 51"

 かつてコッホ・シュヴァンからリリースされていたアルバムの復活。バスの二重唱は珍しく、またヒラーやアントン・ルビンシテインのような大ピアニストがオリジナル作品を残しているのも驚きですが、どれも味わい深く独特の世界を創り上げています。
 シューベルトの「死と乙女」と「魔王」はあえて2 つの役を分けて演じることで表現力が増しています。




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SKARBO



DSK 4181
¥2400→\2190
この上なく美しい
 ジャン・クラのピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲!

  ジャン・クラ(1879-1932):
   (1)ピアノ五重奏曲
   (2)弦楽四重奏曲『私のブルターニュへ』
シネ・カ・ノン四重奏団
 【サラ・シュナル(第1ヴァイオリン)、
  ヴィルジニー・トゥルバン(第2ヴァイオリン)、
  キャスリーン・ドゥモンシ(ヴィオラ)、
  クレール=リーズ・デメットル(チェロ)】、
(1)ジャン=ピエール・フェレ(ピアノ)
 ラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽、この上なく美しい、ジャン・クラのピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲!

 セッション録音:2018年4月28-30日/セクエンツァ・スタジオ(モントルイユ)

 仏スカルボ・レーベルの社主にしてピアニスト、ジャン=ピエール・フェレ。知られざる作曲家の作品の蘇演に積極的なフェレですが、ライフワークの一つとしているのがジャン・クラの作品の演奏、録音です。
 ジャン・クラは、ラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽の作曲家のひとり。生前は海軍士官としても活躍し、職務の合間を縫って果敢に作曲活動を続けたことでも知られる作曲家でもあります。
 アンリ・デュパルクに師事したクラの作風は、ラヴェルやドビュッシーら印象派の響きを持ちつつ、ロマン派の情緒を併せ持ったもの。流麗な旋律の中にほんのり香るメランコリックな響きが絶品です。
 没後、長らく作品が忘れられていましたがフェレを中心とした演奏家により蘇演され評価を上げてきました。フェレはピアノ作品集(DSK 1153)、マリ=アニク・ニコラと共演したヴァイオリンとピアノのための作品全集(DSK 4128)などをリリースしております。
 弦楽四重奏曲『私のブルターニュへ』は1909 年クラがブレストで造船技師をしていた時代の作品。一方、1922 年に出版されたピアノ五重奏曲はアミラル・セネの司令官をしていた時代の作品。いずれも溌剌とした瑞々しさに満ちており、ショーソンの室内楽を思わせるこの上なく美しい旋律が魅力です。
 パリとリヨンで学んだ2006 年創設のシネ・カ・ノン四重奏団は、バロックから現代音楽、さらにはシャンソン、ワールドミュージックと幅広いレパートリーを演奏するアンサンブルです。




このアルバムを聴かずしてジャン・クラは語れない・・・
美しい旋律、優しい空気、温かいぬくもり
素晴らしいアルバムです


DSK 4128
\2800
入手困難のため海外直輸入
フェレ&ニコラによる名盤!
 クラのヴァイオリンとピアノのための作品全集

ジャン・クラ:
 (1)ヴァイオリンとピアノのための組曲
 (2)4つの小品
  (変奏曲つきのアリア、ハバネラ、エヴォカション、牧歌)
 (3)親密な詩
  (アイスランドで、フーゲッタつきの前奏曲、
   水の流れるままに、瞑想、朝の家)
マリ=アニク・ニコラ(Vn)
ジャン=ピエール・フェレ(Pf)
 録音時期:(1)(2)1993 年、パリ (3)1995 年、ナント/DDD、61' 15"

 フランスの名手、マリ=アニク・ニコラとジャン・ピエール・フェレによるジャン・クラのヴァイオリンとピアノのための作品全集。
 フランスのディスク大賞のグランプリを獲得したアルバムであるにも関わらず、一度は廃盤となってしまったために入手することが難しかった名盤。・・・と言ってううちにまた入手困難状態に。お早めに。

 知られざる作曲家の作品の蘇演に積極的なフェレは、2011 年にも東京でクラの作品を公開録音したばかり。本アルバムでは、ニコラ女史と共に瑞々しいアンサンブルを組み上げています。ニコラが奏でる1673 年製グァルネリの甘い響きも聴きどころです。
 ジャン・クラ(クラーズとも)は、ラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽の作曲家のひとり。生前は海軍士官としても活躍し、職務の合間を縫って果敢に作曲活動を続けたことでも知られる作曲家でもあります。クラの作品を取り上げること自体が稀である中、ヴァイオリンとピアノのための作品をまとめて収録した本アルバムはまさに注目必至の希少盤といえましょう!アンリ・デュパルクに師事したクラの作風は、ラヴェルやドビュッシーら印象派の響きを持ちつつ、ロマン派の情緒を併せ持ったもの。流麗な旋律の中にほんのり香るメランコリックな響きが絶品です。
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DSK 1153
\2400→\2290
名ピアニストでありレーベル・オーナーでもあるジャン=ピエール・フェレ
 ジャン・クラ(1879-1932):ピアノ作品集

 (1)5つの親密な詩より第1,3&4番
 (2)4つの舞曲
  【不気味な舞曲/おどけた舞曲/
   やわらかい舞曲/元気な舞曲】
 (3)2つの即興曲~ピアノのための
 (4)2つの景色【海の景色/野の景色】
ジャン=ピエール・フェレ
 (ピアノ;Bechstein)
 ほんのり香るメランコリックな響きが絶品。ジャン・クラのピアノ作品を名手フェレが弾く!

 セッション録音:2015年12月11、12日/アリス・スタジオ(マンテイエ)/70’44”

 ジャン・クラはラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽の作曲家のひとり。
 生前は海軍士官としても活躍し、職務の合間を縫って果敢に作曲活動を続けたことでも知られる作曲家でもあります。

 アンリ・デュパルクに師事したクラの作風は、ラヴェルやドビュッシーら印象派の響きを持ちつつ、ロマン派の情緒を併せ持ったもの。流麗な旋律の中にほんのり香るメランコリックな響きが絶品です。

 ただ、そんなクラの作品は実は隠れファンも多いのですが録音されることはあまりありません。
 そうしたなか仏スカルボ・レーベルの社主にして名手であるジャン=ピエール・フェレがジャン・クラのピアノ作品を収録しました。
 フェレはライフワークとして積極的に演奏し続けてきており、マリ=アニク・ニコラと共演したクラのヴァイオリンとピアノのための作品集はフランスのディスク大賞のグランプリを獲得したアルバムとして高い評価を得ております。

 今回のアルバムもフェレの人生を賭けた名演であることは間違いないでしょう。








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LAWO



LWC 1160
¥2500→\2290
ペトレンコ&オスロ・フィルのスクリャービン!
 "第1番"&"第5番"で、交響曲全集完成!

  スクリャービン:
   交響曲第1番ホ長調 Op.26
   交響曲第5番 Op.60《プロメテウス - 火の詩》*
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)*
 ☆ ペトレンコ&オスロ・フィル!
 ☆ スクリャービンの第1番と第5番で交響曲全集完成!
 ☆ ピアノ・ソリストは引き続き、キリル・ゲルシュタイン!

 2013年に北欧、ノルウェーの名門、オスロ・フィルの第15代首席指揮者に就任したワシリー・ペトレンコ。
 2017年の英グラモフォン賞では「アーティスト・オヴ・ザ・イヤー(年間最優秀アーティスト賞)」に選ばれるなど、世界各国から大きな注目を集める21世紀の若き巨匠と、オスロ・フィル、ノルウェーのレーベル「ラウォ(LAWO)」とのコラボレーション・プロジェクトの第4弾は、スクリャービンの交響曲全集完結編となる、「交響曲第1番」と「交響曲第5番」!
 1900年、モスクワ音楽院でピアノ科の教授を務めていた頃のスクリャービンが書いた最初の交響曲「第1番」。そしてピアノ独奏と合唱を伴い、音と光、色彩が一体となる神秘的な交響曲「第5番」。2つの美しく力強い作品を、オスロ・フィルの豊かで温かいサウンドで披露します。
 「交響曲第5番」でソリストを務めるのは、前作の「ピアノ協奏曲」に引き続きキリル・ゲルシュタイン。アメリカでジャズを学び、その後、クラシックの世界へ舞い戻ったという経歴を持ち、その圧巻の実力で欧米の楽壇を沸かせ続けているロシアの鬼才です。

 ※録音:2017年5月8日-12日&9月4日-8日、オスロ・コンサート・ホール(ノルウェー)




オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、首席指揮者ワシリー・ペトレンコ
 スクリャービン・サイクル第1・2弾


LWC 1088
\2500
ワシリー・ペトレンコ!オスロ・フィル!LAWO!
  スクリャービン:
   交響曲第3番ハ長調 Op.43《神聖な詩》
   交響曲第4番 Op.54《法悦の詩》
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
SACDからCDに変更

 ノルウェーの名門オーケストラ、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団と、同じくノルウェーの高音質レーベル「ラウォ(LAWO)」とのコレボレーションがスタート!
 待望の第1弾となるのは、オスロ・フィルの現首席指揮者、ワシリー・ペトレンコが振るスクリャービンの交響曲第3番と第4番!
 ペトレンコとオスロ・フィルは、スクリャービンの交響曲全曲録音を予定しており、シリーズの幕開けとなる今回の「第3番」と「第4番」へ懸かる期待は非常に大きい。
 古くはハルヴォルセン、そしてブロムシュテット、カム、ヤンソンスなどの名指揮者たちが築き上げてきたオスロ・フィルの伝統を受け継ぐペトレンコ。

 ※録音:2015年2月、オスロ(ノルウェー)


LWC 1139
\2500→\2290
ペトレンコ&オスロ・フィルのスクリャービン!
 第2弾は"交響曲第2番"&"ピアノ協奏曲"!

  スクリャービン:
   交響曲第2番ハ短調 Op.29
   ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20*
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)*
 ☆ ペトレンコ&オスロ・フィル、会心の交響曲第2番!
 ☆ ピアノ協奏曲のソリストは、キリル・ゲルシュタイン!

 2013年に北欧、ノルウェーの名門、オスロ・フィルの第15代首席指揮者に就任したワシリー・ペトレンコ。
 今、世界各国から大きな注目を集める21世紀の若き巨匠と、オスロ・フィル、ノルウェーのレーベル「ラウォ(LAWO)」とのコラボレーション・プロジェクトの第3弾は、スクリャービン・サイクルの続編となる「交響曲第2番」と「ピアノ協奏曲」!
 1901年、初期から中期へと作風が移り変わる真っ只中にいた当時29歳のスクリャービンが完成させた「交響曲第2番」。
 首席指揮者就任以降、共演を重ねさらに進化を遂げたペトレンコとオスロ・フィルのコンビが、5楽章形式で書かれた大規模なスクリャービンのシンフォニーを壮大なスケールで繰り広げます。
 「交響曲第2番」から遡ること数年、1896年から97年にかけて作曲された「ピアノ協奏曲」でソリストを務めるのはキリル・ゲルシュタイン。
 アメリカでジャズを学び、その後、クラシックの世界へ舞い戻ったという経歴を持ち、その圧巻の実力で欧米の楽壇を沸かせ続けているロシアの鬼才と、ペトレンコ&オスロ・フィルとの共演に期待が高まります。







ONYX



ONYX 4204
¥2500
ヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグのフレンチ・プログラム!
 ドビュッシー:12の練習曲
 ラヴェル:夜のガスパール
 ドビュッシー:見出された練習曲
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
 【11月来日予定】 ドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグのフレンチ・プログラム!

 ☆2015年グラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」受賞!
 ☆そして2016年グラミー賞ノミネートを果たしたドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグ!
 ☆幅広いレパートリーを誇るヨーゼフ・モーグのフレンチ・アルバム、ドビュッシー&ラヴェル登場!

 1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX 4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。
 これまで、ルビンシテイン、モシュコフスキ、シャルヴェンカ、スカルラッティ・トランスクリプションなど、個性的かつ意欲的なレパートリーで高い評価を積み重ねてきたモーグのONYXからのリリース第7弾。
 今年没後100周年となるクロード・ドビュッシーの晩年の重要作「12の練習曲」+見出された練習曲に、ルイ・ベルトランの詩集「夜のガスパール」を題材としたモーリス・ラヴェルのピアノ曲集を組み合わせた、まばゆきフレンチ・プログラムです。
 2018年11月の来日公演では、新日本フィルとの共演でブラームスのピアノ協奏曲第2番(ONYX 4169収録)を披露する予定です。

 ☆2018年来日公演予定!
  11月16日(金)・17日(土) すみだトリフォニーホール ローレンス・フォスター(指揮)、新日本フィルハーモニー交響楽団







SIGNUM CLASSICS

SIGCD 549
¥2400
ダッラーバコ、ポルポラ、マルチェッロ、タルティーニ、テレマン:
 協奏曲集

  ダッラーバコ:複数の楽器のための協奏曲 ニ長調 Op.5-6
  ポルポラ:チェロ協奏曲ト長調
  アレッサンドロ・マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調
  タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 D.125
  テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調 TWV.51:G9
イングリッシュ・コンサート
ハリー・ビケット(指揮、チェンバロ)
アルフォンソ・レアル・デル・オホ(ヴィオラ)
カタリナ・スプレケルソン(オーボエ)
ジョセフ・クラウチ(チェロ)
ナジャ・ツヴィーナー(ヴァイオリン)
 イングリッシュ・コンサートの新録音!タルティーニ、テレマン、ポルポラ他の協奏曲集!

 ☆トレヴァー・ピノックが設立したイギリス古楽界の老舗ピリオド・オーケストラ、「イングリッシュ・コンサート」登場!タルティーニ、テレマン他、18世紀前半の協奏曲集!

 1973年に名匠トレヴァー・ピノックが創設し、以来イギリス古楽界を牽引し続けてきた名門ピリオド・オーケストラ、イングリッシュ・コンサートの新録音がSignum Classicsから登場。
 タルティーニ、テレマンを初め、エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)、ニコラ・ポルポラ(1686-1768)、アレッサンドロ・マルチェッロ(1673-1747)といった18世紀前半に活躍した作曲家たちの協奏曲集。
 ピノック、アンドルー・マンゼの後をついで2006年から音楽監督を務めるハリー・ビケットを筆頭に、10年間コンサートマスターを務めるナジャ・ツヴィーナー、首席奏者のアルフォンソ・レアル・デル・オホ、ジョセフ・クラウチらの妙技が躍動します。

 ※録音:2017年11月6日-9日、殉教者聖シラス教会






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MELODIYA



MEL1002533
\2400
天才か狂人か?アントン・バタゴフ
 夕べの讃歌~16-17世紀イギリスの鍵盤作品

 1.作者不詳(16世紀前半):ガリヤード
 2.ヘンリー・パーセル(1659頃-95):シャコンヌ ト短調
  (劇音楽「アテネのタイモン」より)
 3.ジョン・ダウランド(1562-1626):憂鬱なガリヤード
 4.ジョン・ブル(1562/63-1628):ガリヤード
 5.作者不詳(16世紀前半):ウィンクフィールド夫人のラウンドによる小品
 6.パーセル:組曲 ト長調
   (前奏曲/アルマンド/クーラント/メヌエット)
 7.ウイリアム・バード(1543-1623):ネヴェル夫人のグラウンド
 8.パーセル:グラウンド ハ短調
 9.ブル:イン・ノミネ
 10.ダウランド:ヴォークス夫人のジグ
 11.パーセル:ロンド ニ短調(劇音楽「アブデラザール」より)
 12.作者不詳(16世紀前半):カーリー夫人のドンプ
 13.ダウランド:
   ライル子爵閣下、チェンバーレイン卿が偉大なる女王陛下へ捧げるガリヤード
 14.パーセル:夕べの讃歌「今や太陽の光も薄れしからには」
(ピアノ/Steinway D)
 1965年に生まれ、ロシアの現代音楽ピアニストの騎手にして、ポスト・ミニマルと位置付けられる作曲家でもあるアントン・バタゴフ。
 メシアンやバッハで聴かせた、極端に遅いアプローチながら高い緊張感を保つことで生まれる高次元の美しさが、一部で大きな話題となりました。
 彼が今回リリースするのは英国バロック。ヴァージナル作品と、劇音楽や歌曲を鍵盤用にアレンジした作品を集めています。冒頭の「ガリヤード」では、低音パートのみで深々と開始されたのち親しみやすいメロディがこれに絡み、視覚的な遠近法を感じさせるような奥行きと美しさを作り出しています。この奥深さはアルバム全体を支配するものですが、続くパーセルの「シャコンヌ」は比較的動きのある作品であり、構成にメリハリも持たせて飽きさせません。
 またゆったりと始められるパーセル「ロンド」ですが、後半ではこの作品を元にしたブリテンの「管弦楽入門」を意識したようなテンポが急に挿入されたりと、アイデアも多彩。
 「私たちは、ジャズ、ロック、ニューエイジ、ミニマル、そしてアヴァンギャルドを体験してしまっている」というバタゴフの言葉通り、バロックを当時のままに演奏しようとするのではなく、現代の語法で語り直す面白さと新鮮さ、そして美しさを解き明かしてくれるアルバムです。
 スタインウェイの音を素直に拾った余韻の響き過ぎない録音も、作品と演奏の素晴らしさを引き立てています。

  録音:2017年8月 CineLab SoundMix Studios





バタゴフのバッハ録音


Melodiya
MEL1002500
(2CD)
\3200
天才と狂人の境
 アントン・バタゴフ:J.S.バッハを弾く

【CD1】
 J.S.バッハ(1685-1750):
  パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
   1.序曲
   2.アルマンド
   3.クーラント
   4.アリア
   5.サラバンド
   6.メヌエット
   7.ジーグ
  8.コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147
【CD2】
 J.S.バッハ:パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
  1.トッカータ
  2.アルマンド
  3.クーラント
  4.エア
  5.サラバンド
  6.テンポ・ディ・ガヴォット
  7.ジーグ
アントン・バタゴフ(ピアノ…ベーゼンドルファー 225)

 1965年モスクワ生まれのアントン・バタゴフ。作曲家としてはロシアのポスト・ミニマリストに位置付けられ、ロシア国内のニュース番組や教養番組などの音楽を手掛けており、時にはチベット仏教の詠唱に西洋音楽風の伴奏をつけてみたという“異端の人”。一時は「天使になりたい」と言ってチベットに住んでいたというバタゴフですが、ピアニストとしては、タチアナ・ニコラーエワの門下であり、確かな技巧を有していることで知られています。
 しかしその表現は大胆かつ異色なもの。以前リリースされたメシアンの「幼子イエスにそそぐ20の眼差し」は史上最遅の演奏であり、まさに法悦の世界を体験できると話題になりました。
 そんなバタゴフの久しぶりの新譜は、バッハのパルティータ。CD2枚組に収録されているのは4番と6番の2曲のみで、その2曲間をつなぐのは「主よ、人の望みの喜びよ」というのも考え抜かれたプログラムです。
 バタゴフは時が止まるかと思えるほどのゆったりとしたテンポを採り、一つ一つの音符、イントネーション、和声の隅々までに意味を見出し、一切の妥協を許さないパルティータを演奏しています。
 独創的なパルティータというとグールドの名演が頭に浮かぶ人も多いでしょうが、このバタゴフ盤の方向性は全く違うもの。軽やかさや音の乱舞は全くありません。ゆっくりと紡がれていく音に耳を研ぎ澄ませてください。

  録音 2016年12月 Constructor Hall, ZiL cultural centre, Moscow



 1965年ロシア生まれ。度々異端と称される芸術家、アントン・バタゴフ(Anton Batagov)。
 現在は、クラシック以外の作曲に関して「知的でスタイリッシュ」と高く評価されている。
 これはそんなバタゴフのバッハ。これが普通じゃない。

 かつてリリースされていたメシアンの「幼な子イエス」は全体でCD3枚を費やすという異常長時間演奏。それでもメシアンには認められていたというから、異常なだけでは終わらない。
 またバッハの「フーガの技法」も140分を優に超えていたという超スロー演奏。
 しかもただ遅いだけでなく、異様な世界に引きずり込まれそうになるへんてこりんな演奏。
 ほんとに気が狂いそうになる。普通のピアノで弾いたのではないと思う。

 これを数々のコンクール入賞歴を持つ超絶技巧の持ち主がこれをやるんだからたまらない。


 バタゴフはモスクワ音楽院を卒業後、クラシックの録音をわずかに行った後、仏教を含む様々な文化映像、パフォーマンス、哲学、フリー・ジャズやポップ等がまぜこぜの、不思議な世界に旅立ってしまった。
 彼のビデオ・アーツなんて、見たらほんとに気が狂いそうになる。
 クラシック演奏家というだけの範疇にとどまっていられなかった天才と狂人の境を行く人なのである。

 こんなわけがわからない超人・変人がまだいた。


Johann Pachelbel Canon in D major
https://youtu.be/KyuvOmGuYgM


Anton Batagov plays Bach. Live at the Moscow House of Music, part 1  April 26, 2014
https://youtu.be/2p5OiaIsZL8







GALLO


GALLO 1527
¥2100
「バロックからピアソラまで」~オーボエとギターのための音楽
 テレマン:パルティータ ト長調
 バロン:オーボエ・ソナタ
 ペルゴレージ:シチリアーナ
 コステ:慰め Op.25
 イベール:間奏曲
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番~アリア
 ドワーティ:6つの民謡
 ラファシャーノ:オスロの真夜中
 ラファシャーノ:海の上のワルツ
 ラファシャーノ:おそらく一日が
 パラディーゾ:ヴェネツィアの夕暮れ
 マルケリーテ:アウロス
 ピアソラ:カフェ
シルヴァーノ・スカンツィアーニ(オーボエ)
ドメニコ・ラファシャーノ(ギター)
 イ・ソリスティ・ヴェネティのオーボエ奏者スカンツィアーニによるギター伴奏のオーボエ名曲集!

 録音:2018年2月, DDD、63'53

 イタリアのオーボエ奏者、シルヴァーノ・スカンツィアーニによるギター伴奏によるオーボエ作品集(編曲を含む)。スカンツィアーニはソリストとして幅広く活躍しているが、ことにクラウディオ・シモーネ率いるイ・ソリスティ・ヴェネティのオーボエ奏者として知られている。明るい音色でよく歌うオーボエはどの時代の作品でも映えている。ドメニコ・ラファシャーノは芸歴40年のベテラン・ギター奏者。





MERIDIAN

CDE 84649
¥2100
「ウェーバー:ピアノ・ソナタ集第2集」
 ピアノ・ソナタ第3番 ニ短調 Op.49
 ピアノ・ソナタ第4番 ホ短調 Op.70
 ロンド・ブリランテ Op.62
ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(ピアノ)
 ヴィンチェンツィのウェーバー:ピアノ・ソナタ集第2弾!

 録音:2017年5月17-19日 イタリア,サチーレ、DDD、61'00

 イタリアのピアニスト、ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィによるMeridianレーベルへのウェーバー集第2集。第1集、ピアノ・ソナタの第1番と第2番は1年半ほど前に出ていた(CDE 84639)。これでウェーバーのピアノ・ソナタは全4曲聴けるようになった。
 第3番と第4番のピアノ・ソナタはどちらも短調の作品で、ウェーバーらしいドイツ的なロマンティシズムが色濃い名作。ことにモデラート、メヌエット、アンダンテ、プレスティッシモという通常とはだいぶ異なった楽章配置の第4番は意欲作だ。
 ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(しばしばヴィンセンツィと表記されるがイタリア人なのでヴィンチェンツィ)は1980年、イタリアのど真ん中にあるオルヴィエートの生まれ。イタリアの実力の高い中堅ピアニストとして知られている。





ROMEO RECORDS



RON 7326
¥2300
「LUSH」
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
 バツェヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番
 ウカシュ・ヴォシ(b.1967):ピアノ・ソナタ
アンナ・キヤノフスカ(ピアノ)
 ポーランドのピアニスト、アンナ・キヤノフスカによるリスト、バツェヴィチ、ヴォシのピアノ・ソナタ集

 録音 : 2017年1月,6月 ポーランド,ビェルスコ=ビャワ、60'08

 ポーランドのピアニスト、アンナ・キヤノフスカの新譜。アンナ・キヤノフスカはカトヴィツェのシマノフスキ音楽院、ヴロツワフ音楽アカデミーで学んだ後、米国アイダホ州のボイシ州立大学に留学、ここでフランス生まれでアルフレッド・コルトーとヴィルヘルム・ケンプの弟子であるマドレーヌ・フォートに学んでいる。近年は米国を拠点に世界中で活躍している。
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)はポーランドのヴァイオリニスト、作曲家。ポーランドでは非常に敬愛されている。弦楽作品が知られている一方、親日家のポーランドのピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンが日本で度々取り上げている。
 ウカシュ・ヴォシ(1967-)はのピアノ・ソナタはキヤノフスカの依頼によって書かれたもので、リストのピアノ・ソナタに触発された曲調である。



 



RON 7327
¥2300

クレイグ・シェパード(ピアノ) 
 「ブラームス:後期ピアノ作品集」

 幻想曲集 Op.116
  カプリッチョ ニ短調Op.116-1/間奏曲イ短調Op.116-2/
  カプリッチョ ト短調Op.116-3/間奏曲ホ長調Op.116-4/
  間奏曲 ホ短調Op.116-5/間奏曲 ホ長調Op.116-6/
  カプリッチョ ニ短調Op.116-7
 3つの間奏曲 Op.117
  間奏曲変ホ長調Op.117-1/
  間奏曲変ロ短調Op.117-2/間奏曲嬰ハ短調Op.117-3
 6つの小品 Op.118
  間奏曲イ短調Op.118-1/間奏曲イ長調 Op.118-2/
  バラード ト短調Op.118-3/ 間奏曲ヘ短調Op.118-4/
  ロマンツェ ヘ長調Op.118-5/間奏曲変ホ短調 Op.118-6
 4つの小品 Op.119
  間奏曲ロ短調 Op.119-1/間奏曲ホ短調Op.119-2/
  間奏曲ハ長調Op.119-3/ラプソディ 変ホ長調Op.119-4
クレイグ・シェパード(ピアノ) 
 イダ・ヘンデルの伴奏も好評なクレイグ・シェパード、ブラームスの後期ピアノ作品集!

 (C) (P)2015年、74'12

 Romeo Recordsの看板ピアニスト、クレイグ・シェパードの後期ブラームスピアノ作品集。このアルバムでは4曲集20曲を収録。
 クレイグ・シェパードはフィラデルフィア生まれで40年以上活躍しているベテラン。イダ・ヘンデルの1984年リサイタル録音(WEITBLICK SSS0210/11)での伴奏でも好評を得ています。じっくりと味わい深い演奏が持ち味で、それはブラームスのこうした作品にとても合っている。
 録音データが明らかにされていないが、著作権表示(C)と原盤権表示(P)は2015年となっている。





STRADIVARIUS


STR 37110
¥2300
C-TがF-Dに捧げた幻の歌曲集、世界初録音!
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  (1)-(10)フォーゲルヴァイデ(全10曲)
 エットレ・デスデーリ(1892-1974):
  (11)-(14)ギター・ソナタ ホ長調
  (15)(16)2つの15世紀のカッチャ
  (17)-(19)三幅対
ルカ・トラブッキ(ギター)
(1)-(10)(15)(16)
 レオナルド・デ・リージ(テノール)
 録音2017年9月 ロンバルディア州モンターニャ・イン・ヴァルテッリーナ[60'25] ※CDブックレットでは録音が2018年9月と誤って表記されています。

 892-1974)のギター伴奏の歌曲を中心に収録。注目はカステルヌオーヴォ=テデスコの「フォーゲルヴァイデ」。これは文字通り中世の高名な詩人、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデの詩を用いたギター伴奏のドイツ・リートで、元々はディートリヒ・フィッシャー=ディースカウに献呈されたのだが、彼は結局歌わず終いで、カステルヌオーヴォ=テデスコの代表作になってもおかしくないのに埋もれてしまった。このCDには世界初録音とある。
 エットレ・デスデーリはピエモンテ州アスティ生まれの作曲家。渋めのクールな作風が良い。2つのカッチャは世界初録音と表示されている。
 レオナルド・デ・リージはバロック音楽から現代曲まで幅広く手掛けるイタリアのテノール。カステルヌオーヴォ=テデスコに入れ込んでいるようで、20年以上前にカステルヌオーヴォ=テデスコの歌曲集のCDを作ったことがある。ルカ・トラブッキは1965年ソルディーノ生まれのギター奏者。

 

STR 37106
¥2300
「来なさい恋人たち」~イザベラ・デステの私的音楽
 トロンボンチーノ:根気強く私は続けたい
 マントヴァーノ:君が山に行く時
 ラッソ:そらそら、信心深いお利口さんよ
 アルカデルト:私は自分について考えた
 トロンボンチーノ:戦いに
 フェスタ:来なさい恋人たち
 トロンボンチーノ:知らない者は、分からない者は
 ルッパート:ああ勝ち誇ったダイヤモンドよ
 カーラ:ああ善良な、彼は善良な人
 作者不詳:もし驚くべきことに
 カーラ:ああ心よああ頭よ
 カーラ:待つ時ではない
 ヴェルデロット/ヴィラールト:聖母よ、私はただ望んでいる
 カーラ:私は希望を売り渡した
 ヴェルデロット/ヴィラールト:聖母よ、あの愛撫は
 ヴォロテール:ここを通り過ぎるあなた方
バルバラ・ザニケッリ(ソプラノ)
ルカ・ピアンカ(リュート)
 美声のソプラノ、バルバラ・ザニケッリによるルネサンス期のイタリアのリュート歌曲

 録音:2017年6月11-13日 イタリア,ピエモンテ州ノマーリオ[50'44]

 ルネサンス期のイタリアのリュート歌曲を集めたCD。イザベラ・デステ(1474-1539)はイタリアの女性政治家で芸術を擁護していた人物。
 バルバラ・ザニケッリはパルマ出身のソプラノ。透明で高音がよく伸びる美声の持ち主で、こうしたルネサンス歌曲には打ってつけ。
 ルカ・ピアンカはルガーノ出身のリュート奏者。アーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスで長年リュート奏者を務めていたことで知られる。

 

STR 37101
¥2300
「ボンサイ」~ゼノ・バルディ(b.1988)作品集
 (1)ボンサイ(2017)
 (2)カントール・ドゥスト(2013)
 (3)キンツギ(2015)
 (4)イン・プンタ(2013)
 (5)ミモ(2014)
 (6)モレーネ(2016)
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル
(3)マウリツィオ・ロンゴーニ(Cl)
(4)マヌ・マイア(Cb)
 録音:(1)(2)(5)2017年6月ミラノ、インディハブ/(3)(4)2017年3月21日ミラノ、ワールド・ミュージック・スタジオ/(6)2017年4月ウィーン [58:59]

 ゼノ・バルディはイタリア・ヴェローナ生まれの若手作曲家。グラーツ芸術大学とミラノ音楽院を卒業。主にアコースティック楽器と色々な電気的なデバイスを掛け合わせた作品を発表しています。
 「ボンサイ」は電子音や楽器音を電気的に加工し幽玄な感じに始まりますが、やがてポップなノイズ系電子音楽になって盛り上がっていく感じは日本人が感じる「盆栽」とはだいぶイメージが異なっていて面白い。「モレーネ」はサンプリングされたコントラバスの音が素朴なミニマル風音楽に変容していきます。
 他の作品も現実の楽器音とサンプリングや電子加工音で不可思議な効果音的音楽が続いていきます。





NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99125 \2200
ロシア帝国行進曲集
 フランツ・フォン・ブロン(1861-1945):兵士の血(1895)
 カール・ブラートフィッシュ(1829-1901):シュタインメッツ行進曲(1866)
 ヨハン・ハインリヒ・ヴァルヒ(1776-1855):パリ入城行進曲(1814)
 フィリップ・ファールバッハ・Jr(1843-1894):旗手行進曲 Op.192
 ヨハン・ネポムク・クラール(1839-1896):ハプスブルク万歳 Op.86
 ユリウス・レーンハルト(1827-1913):勇敢なる部隊 Op.17
 ハンス・クリスティアン・ロンビ(1810-1874):国王フレゼリク7世栄誉礼行進曲(1861)
 ルートヴィヒ・ミンクス(1826-1917):
  バレエ「モンテネグロの美女ロクサンヌ」(1878)から モンテネグロ行進曲
 ユリウス・フチーク(1872-1916):勇敢に進め Op.79
 伝承:古い猟騎兵行進曲(1813-1815)
 ロベール・プランケット(1848-1903)/ジョゼフ・フランソワ・ラウスキ(1837-1910):
  サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲(1879)
 チェーザレ・プーニ(1802-1870):バレエ「せむしの仔馬」(1864)から 行進曲
 F・ロマン:ラッパを吹き鳴らせ(1893)
 カール・ウンラート(1828-1908):カール王行進曲(1868)
 フィリップ・ファールバッハ・Jr:博覧会行進曲(コペンハーゲンへのあいさつ)Op.263(1888)
 ヴィルヘルム・レグラント(1769-1845):バイエルン王近衛歩兵連隊閲兵行進曲
 カール・ハウシルト:快活(閲兵行進曲)(1869)
 アレクセイ・F・リヴォフ(1799-1870):第68ボロディンスキー近衛歩兵連隊行進曲(1839)
 イヴァン・チャピエフスキー(1798-1861):ボロディンスキー連隊行進曲
 不詳:神よ皇帝を護りたまえ(1832以前)
 ドミトリー・ボルトニャンスキー(1752-1825):シオンにおいて主は統べたもう
 不詳:ペテルブルクより(1830以前)
 ヴァシリー・アガプキン(1884-1944):スラヴの娘への別れ(1912)
レニングラード海軍本部軍楽隊
(ロシア海軍サンクトペテルブルク本部軍楽隊)
ヴァレンチン・リャシチェンコ(指揮)
録音:2016年9月28-30日、2018年3月5-7日、
     サンクトペテルブルク海軍アカデミー・トレーニング・センター、
     サンクトペテルブルク、ロシア




PLECTRA MUSIC



PL 21703
\2500→\2290
巨匠ピノック登場!
トレヴァー・ピノック フリント・コレクションを弾く

 ルイ・クープラン(1626頃-1661):クラヴサン曲集
  イ短調の楽曲
   前奏曲 [7]/アルマンド「愛想の良い女」[101]/クーラント「ラ・ミニョン」[105]
   クーラント [106]/サラバンド [109]/ラ・ピエモントワーズ [102]
   ポワトゥーのメヌエットとそのドゥブル [111]
  ニ短調の楽曲
   前奏曲 [1]/アルマンド [36]/クーラント [42]/クーラント [41]
   カノンによるサラバンド [47]/サラバンド [51]/カナリー [52]/ヴォルト [53]
   牧歌 [54]/3種のムヴマンの楽曲 [37]/シャコンヌ「告訴人」[57]
  ヘ長調の楽曲
   前奏曲 [12]/アルマンド・グラーヴ [67]/クーラント [68]/クーラント [71]
   サラバンド [72]/バスクのブランル [73]/サラバンド [74]/ジーグ [76]
   ガイヤルド [77]/シャコンヌ [80]/ブランロシュ氏のトンボー [81]

トレヴァー・ピノック(チェンバロ)

 録音:データ記載なし
 使用楽器:1627年、ヨハネス・ルッカース製

 トレヴァー・ピノック(1946年生まれ)がプレクトラ・ミュージックに初登場。
 カレン・フリントの楽器コレクションから1627年ヨハネス・ルッカース製を選び、このクラヴサンが作られた頃に生まれたルイ・クープランの作品を3つの組曲の形にまとめて弾いています。

 
 


PL 21802
(3CD)
\6300
デイヴィット・モロニー(チェンバロ)
 フランソワ・クープラン(1668-1733):
  クラヴサン曲集第4巻(1730)

   [CD 1] 第20組曲(v)(#)/第21組曲(*)/第22組曲(**)
   [CD 2] 第23組曲(+)/第24組曲(*)
   [CD 3] 第25組曲(+)/第26組曲(#)/第27組曲(**)
デイヴィット・モロニー(チェンバロ)
ジョン・マーク・ローゼンダール(ヴィオラ・ダ・ガンバ(v))

 録音:2015年5月、ザ・バーン・アット・フリントウッズ、ウィルミントン、デラウェア州、アメリカ合衆国
 使用楽器:1627年、ヨハネス・ルッカース製(*)/1635年、ヨハネス・ルッカース製(+)
     1707年、ニコラ・デュモン製(#)/1768年、ヨハネス・グルマン製(**)

 グスタフ・レオンハルト亡き後の古楽界を代表する鍵盤楽器奏者の一人、デイヴィット・モロニーが満を持して取り組むフランソワ・クープランのクラヴサン独奏全作品録音プロジェクト第4作。
 デイヴィット・モロニー(1950年生まれ)はスージー・ジーンズ、ケネス・ギルバート、グスタフ・レオンハルトに師事した英国の鍵盤楽器奏者・音楽学者。20年以上本拠としていたパリから2001年アメリカ合衆国に移住し、カリフォルニア大学バークレー校教授兼オルガニストを2016年まで務めました。
 ジョン・マーク・ローゼンダールは第20組曲第3曲「クルイーまたはクープラン嬢」第2部のみ参加しています。

  





VELUT-LUNA


CVLD 297
\2600
ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
 (12人の独唱者、2台のピアノとハルモニウムのための;1863)
アリアンナ・チモリン、
ヴァレンティーナ・コーロ、
ミャオ・タン(ソプラノ)
ヴァレーリア・ジラルデッロ、
フイジャオ・リ、
ルドヴィーカ・マルクッツィ(アルト)
アンドレア・ビスコンティン、
ディエゴ・ロセット、
ニコライ・スタツィウク(テノール)
パオロ・イングラショッタ、
フランチェスコ・トーゾ、
チェンロン・ワン(バス)
アルベルト・ボイスキオ(第1ピアノ)
マヌエル・ギディーニ(第2ピアノ)
カルロ・エミーリオ・トルタローロ(ハルモニウム)
ジョヴァンニ・バッティスタ・リゴン(指揮)
 録音:2016年6月2日、ライヴ、テアトロ・オリンピコ、ヴィチェンツァ、イタリア

 初演時の版と編成による演奏です。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BIDDULPH


入手困難だった伝説のレーベルBIDDULPHのアルバムです。


80222-2
\2200
【旧譜】
ブダペスト弦楽四重奏団
 ベートーヴェン(1770-1827):
  弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59 No.2(+)
  弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130(*)
ブダペスト弦楽四重奏団
 録音:1933年8月10日&1934年4月4日(*)/1935年4月24日(+)
 音源:78回転盤 復刻:リック・トレス、ADD (P)2005
 


80224-2
\2200
【旧譜】
ジーノ・フランチェスカッティ ヴァイオリン愛奏曲集
 ヴィターリ(1663-1745)/レオポルド・シャルリエ(1867-1936)編曲:
  シャコンヌ(ヴァイオリンとピアノのための)
 クライスラー(1875-1962):
  パガニーニの様式による前奏曲とアレグロ(ヴァイオリンとピアノのための)
  W・F・バッハの様式によるグラーヴェ(ヴァイオリンとピアノのための)
  ポルポラの様式によるメヌエット(ヴァイオリンとピアノのための)
  ボッケリーニの様式によるアレグレット(ヴァイオリンとピアノのための)
 マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲(ヴァイオリンとピアノのための)
 シャブリエ(1841-1894)/ミュエル・ドゥシュキン(1891-1976)編曲:
  楽しい行進曲(ヴァイオリンとピアノのための)
 プーランク(1899-1963)/ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)編曲:
  プレスト(ヴァイオリンとピアノのための)
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):黒鳥の歌(ヴァイオリンとピアノのための)
 フラウジーノ・ロドリゲス・ヴァレ(1894-1954)/ヤッシャ・ハイフェッツ編曲:
  たき火のそばで(ヴァイオリンとピアノのための)
 伝承/クライスラー編曲:ロンドンデリー・エア(ヴァイオリンとピアノのための)
 パガニーニ(1782-1840):
  「ヴェネツィアの謝肉祭」による変奏曲(ヴァイオリンとピアノのための)(#)
 サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリンと管弦楽のための序奏とロンド・カプリチオーソ(+)
 ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ(ヴァイオリンとピアノのための)(*)
ジーノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
アーサー・バルサム(ピアノ(+以外))
フィラデルフィア管弦楽団(+)
ユージン・オーマンディ(指揮(+))
 録音:1947年4月3日(*)/1950年11月5日(+)/1954年4月30日(#)/1951年1月5日(無印)
 音源:78回転盤 復刻:デイヴィッド・ハーマン、ADD (C)(P)2007
 


LAB 144
\2200
【旧譜】
パブロ・カザルス チェロ協奏曲録音集
 ボッケリーニ(1743-1805):チェロ協奏曲 変ホ長調(+)
 ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第2番 ニ長調(**)
 エルガー(1857-1394):チェロ協奏曲 ホ短調(#)
 ブルッフ(1838-1920):コル・ニドライ(チェロと管弦楽のための)(*)
パブロ・カザルス(チェロ)
ロンドン交響楽団(*/+)
ランドン・ロナルド(指揮(*/+))
BBC交響楽団(#/**)
エイドリアン・ボールト(指揮(#/**))
 録音:1936年11月27日(*)/1936年11月29日(+)/1945年10月14日(#)/1945年10月15日(**)
 音源:78回転盤 復刻:ウォード・マーストン、ADD (C)(P)1997



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MELODIYA



MEL1002555
(5CD)
\6000→\5590

ダヴィッド・オイストラフ・アニヴァーサリー・エディション生誕110年記念


【DISC 1】
 チャイコフスキー:
  ピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出に」 イ短調 作品50 ※
  1.第1楽章 Pezzo elegiaco. Moderato assai
 ショーソン:
  ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 作品21 ※
  2.第1楽章 Decide
  3.第3楽章 Grave
  4.第4楽章 Finale. Tres anime
 5.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28

  録音:1939年(1)、1938年(5)、不明(2-4)リマスタリング:M.Pilipov
  ※ チャイコフスキーの第2楽章と、ショーソンの第2楽章は、
    メロディア・レーベルのアーカイヴに現存しておりません。
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
コンスタンチン・イグムノフ(ピアノ) 1
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ) 1
アブラム・ディアコフ(ピアノ) 2-4
ベートーヴェン四重奏団 2-4
レフ・シテインベルク(指揮) 5
交響楽団 5
【DISC 2】
 1-4.J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
 5-8.シューベルト:グランド・デュオ イ長調 D.574
 9-11.グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 作品13

  録音:1960年(1-4)、1959年(5-11)リマスタリング:N.Radugina
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
レフ・オボーリン(ピアノ)
【DISC 3】 <初出音源>
 1-3.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
 4-7.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 作品94bis
 8-10.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
 11.メシアン:ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
 12.ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのマズルカ ホ短調 作品49
 13.シベリウス:ノクターン作品51-3(「ベルシャザール王の饗宴」より)
 14.シューベルト-リスト(オイストラフによるヴァイオリンとピアノための編曲):
  「ウィーンの夜会」よりワルツ・カプリス

 録音:
   1972年12月28日 モスクワ音楽院大ホール
   サウンド・エンジニア:M.Pakhter
   リマスタリング:N.Radugina
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フリーダ・バウアー(ピアノ)
【DISC 4】
 ショスタコーヴィチ:
  アレクサンドル・ブロークの詩による7つの歌曲 作品127
   1.オフィーリアの歌
   2.予言の鳥ガマユーン
   3.私たちは一緒だった
   4.街は眠っている
   5.嵐
   6.秘密のしるし
   7.音楽
 8-10.ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 作品134
 11.オイストラフのスピーチ
   (1969年1月8日 作曲家組合事務局で
    ショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタについて)…
      ブックレットに英訳入り

 録音:
  1967年10月28日 モスクワ音楽院小ホール(1-7)
  1968年12月 ショスタコーヴィチ自宅(8-10)
   サウンド・エンジニア:I.Veprintsev(1-7)
   リマスタリング:M.Pilipov
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ) 1-7
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) 1-7
モイセイ・ヴァインベルク(ピアノ) 1-7
ドミトリ・ショスタコーヴィチ(ピアノ) 8-10
【DISC 5】
 1-3.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
 4-6.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
 7-10.ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

  録音:
   1963年2月8日 モスクワ音楽院大ホール
   サウンド・エンジニア:I.Veprintsev
   リマスタリング:E.Barykina
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィルハーモニック管弦楽団

 2018年9月30日に生誕110年を迎えるダヴィッド・オイストラフ。ロシアが誇る「ヴァイオリンの王」の記念すべき年に、メロディアから5枚組のセットが登場です。
 心臓に深刻な疾患を抱えながらもステージに立った1972年12月28日の公演は、今回が初めてのリリースとなっています。1935年の第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで第2位、1937年のウジェーヌ・イザイ・コンクールで優勝の座を射止め、国際的なヴァイオリニストとして広く認められた1930年代後半のSP録音。
 オイストラフ60歳を祝して書かれたショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタの、公式の初演(1969年5月3日)より半年ほども前に作曲者の自宅で行われた非公式初演を収めた貴重な録音。他にも、ロストロポーヴィチ&ヴィシネフスカヤ夫妻、ヴァインベルクと共演したショスタコーヴィチ「ブロークの詩による7つの歌曲」の初演や、コンドラシンとの協奏曲づくしの公演など、様々な巨匠たちと幅広いレパートリーを演奏してきた彼の天才的な多様性を物語る、たいへん豪華な内容となっています。
 (録音のステレオあるいはモノラルについては記載がございません。)



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SPECTRUM SOUND

CDSMBA 027
(2CD)
¥4000→\3690
ついにCD 化!
 フランス国立視聴覚研究所音源はすごい!
 「リヒテルというとてつもないピアニストがいる」

  リヒテル・パリ・デビューの貴重音源CD化!
  ロヴィツキのブラームス第4交響曲も収録。

  CD 1
   (1)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
  CD 2
   (2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
   (3)ショパン:練習曲第12番 ハ短調Op.10-12「 革命」
   (4)ショパン:練習曲第15番 変ニ長調Op.28-15「 雨だれ」
(1)(2)ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団
(2)(3)(4)スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 大注目盤。フランス国立視聴覚研究所音源提供、記念すべきリヒテルのパリ・デビューの貴重音源がついにCD化!ロヴィツキのブラームス第4交響曲も収録。

 ライヴ録音:(1)(2)1961年10月6日/シャイヨー宮(モノラル)、(3)(4)1980年11月7日/サル・プレイエル(ステレオ)/輸入盤・日本語帯・解説付

 まだソ連が「鉄のカーテン」の奥にあった頃、リヒテルというとてつもないピアニストがいると伝説が飛び交いました。1950 年代に東欧諸国でコンサートを行うと、その凄さが世界の音楽界の話題となり、1960 年ヘルシンキで西側にデビューします。
 その翌年10 月6 日にパリのシャイヨー宮で、ロヴィツキ指揮フランス国立放送管とブラームスのピアノ協奏曲第2 番を演奏してパリ・デビューを果しますが、なんとその音源をina(フランス国立視聴覚研究所)が保存していました。
 スペクトラムサウンドよりLP 先行でリリースされておりましたが、ついにCD 化されました。
 リヒテルは当時46 歳。若々しい気迫と輝かしい技巧が新鮮。さらに相当気分も乗っていたようで神がかり的な名演となっています。テンポは早目で、あまりの集中力のためあっという間に終るほどの充実感。ロヴィツキ指揮のフランス国立放送管弦楽団も味わい深いサポートで伝説のコンサートを彩っています。
 なお、当CD ではボーナストラックとして1980 年サル・プレイエルでのリサイタルから「革命」「雨だれ」を収録しております。
 LP ではリリースされなかったブラームスの交響曲第4 番も収録しております。ロヴィツキらしい速めのテンポで運びながらも、オーケストラはきちっとまとめられている好演です!平林直哉氏による日本語解説付。













8/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HUNGAROTON


HCD 32809
¥2400

俊英テレキによるオルガン作品傑作集!
 (1)J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
 (2)メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第4 番 変ロ長調 Op.65-4
 (3)シューマン:バッハの名による6つのフーガ Op.60より第2番
 (4)フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18
 (5)ヴィドール:交響曲第5番より第1楽章&第5楽章

ミクローシュ・テレキ(オルガン)
 録音:2017 年/聖ミハーイ教会、ドゥナケシ(ハンガリー)/53'53"

 俊英オルガニスト、ミクローシュ・テレキ。バッハのオルガン作品を集めた2 枚のアルバム(HCD 32735、HCD 32782)では正統的な演奏で好評を博しました。
 当アルバムではバッハ、メンデルスゾーン、シューマン、フランク、ヴィドールのオルガン作品傑作集です!
 ミクローシュ・テレキはリスト音楽院で学び、1993 年リスト記念国際音楽コンクールにおいて特別賞などのコンクール受賞歴もあるオルガニスト。
 バッハから現代、そして母国ハンガリーの作曲者の委嘱作品など積極的に演奏しております。
 

HCD 32808
¥2400
『ブラームス・プロジェクト―ヴィオラ・ソナタと歌曲―』
 ブラームス:
  (1)ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2
  (2)アルトのための2つの歌 Op.91【I.秘めたるあこがれ/II.聖なる子守歌】
  (3)ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120-1
ペーテル・バールショニ(ヴィオラ)
イルディコ・コムロージ(アルト)
ペーテル・フランクル(ピアノ)
 名唱コムロージも参加!ヴィオラによるブラームス後期の傑作!

 録音:2016 年12 月1-4 日/フンガロトン・スタジオ/56'04"

 フンガロトン・レーベルの看板アーティストの一人、ヴィオラ奏者のペーテル・バールショニによるブラームス・プロジェクト。当アルバムはブラームスの晩年の傑作クラリネット・ソナタ(ブラームス自身によるヴィオラ版)とアルト、ヴィオラ、ピアノのための2 つの歌を収録しました。
 1891 年に知り合ったクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトの演奏を聴いたことに創作意欲がわき、クラリネットの作品を連続して書いた晩年のブラームス。後期作品ならではの成熟の内容で聴き手の心に残る名作といえます。
 そしてアルトのための2 つの歌。温かく安らぎに満ちた美しい旋律が魅力の第1 曲「秘めたるあこがれ」と深みあるヴィオラも印象的な第2 曲「聖なる子守歌」は、ともにブラームスらしい旋律美で聴かせます。
 コムロージの歌唱にも注目です。
 


HCD 32763
¥2400
「宗教改革とJ.S.バッハ / さまざまな演奏家陣」
 【待降節】 (1)コラール『神の御子は来たれり』 BWV724
 【クリスマス】 (2)マニフィカト ニ長調 BWV243より第1曲
 【公現祭】 (3)カンタータ第58 番『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV58より第1曲
 【復活祭】
  (4)ヨハネ受難曲 BWV245より第13、16、17、18、19、20、58、68曲
  (5)マタイ受難曲 BWV244より第12、26、47、72、77、78曲
 【聖霊降臨祭】 (6)カンタータ第59番『人もしわれを愛せば、わが言を守らん』BWV59より第2、3曲
 【三位一体】
  (7)カンタータ第169番『神にのみわが心を捧げん』 BWV169より第5曲
  (8)カンタータ第56番『喜びて十字架を担わん』 BWV56より第5曲
  (9)モテット『来たれ、イエスよ、来たれ』 BWV229よりアリア
  (10)コラール『天にいますわれらの父よ』 BWV683
   (3)(6)マリア・ザードリ(ソプラノ)、(4)(5)マグダ・カルマール(ソプラノ)、(4)ヨージェフ・レーティ、
   (4)アッティラ・フュレプ(テノール)、(5)セジェール・ヴァンデルシュテーネ(テノール)、
   (4)(5)(7)ユリア・ハマリ(アルト)、(3)ラースロ・ポルガール(バス)、(4)コロシュ・コヴァーチ(バス)、
   (5)エルンスト・シュランム(バス)、(2)ブダペスト合唱団、ミクローシュ・フォライ(合唱指揮)
   (4)ブダペスト・リスト音楽院室内合唱団、イシュトヴァーン・パルカイ(合唱指揮)
   (5)国際青少年音楽協会合唱団、ガーボル・ウグリン(合唱指揮)
   (6)サヴァリア声楽アンサンブル、イシュトヴァーン・デアキ(音楽監督)
   (9)ハンガリー・ラジオ&テレビ合唱団、フェレンツ・シャプソン(指揮)
   (1)ミクローシュ・シュパーニ(オルガン)、(7)(10)ガーボル・レホトカ(オルガン)
   (2)ブダペスト交響楽団、(2)オットー・クレンペラー(指揮)
   (3)(6)カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器使用)、
   (4)(5)フランツ・リスト室内管弦楽団、(7)ブダペスト・フランツ・リスト室内管弦楽団、
   (8)ハンガリー国立管弦楽団、(4)ジェルジ・レヘル(指揮)、(5)(7)(8)フリジェス・シャンドール(指揮)
 クレンペラー指揮の音源も!ルターの宗教改革、500年記念アルバム。

 73'04"

 2017 年はルターの宗教改革(1517)から500年記念にあたる年。これを記念して各レーベルからリリースされておりますが、フンガロトン・レーベルからは『宗教改革とJ.S.バッハ』と題し、クレンペラー指揮のモテット、カペラ・サヴァリアによるカンタータなど、1枚に凝縮された内容となっております。





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PENTATONE



PTC 5186640
(2SACD HYBRID)
¥4200→\3890
ユロフスキ
 『白鳥の湖』全曲を大失敗に終わった初演時の原典譜で!

  チャイコフスキー(1840-1893):
   バレエ音楽『白鳥の湖』Op.20(1877年原典版)
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロシア国立アカデミー管弦楽団"
 エフゲニー・スヴェトラーノフ"
 これぞ本家本元のチャイコフスキー!!!ユロフスキが『白鳥の湖』全曲を1877年初演時の原典譜で録音!!

 セッション録音:2017年2月、2018年2月/フィルハーモニア2、ラフマニノフ・ホール(モスクワ)/DSD、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc 1 71' 54"、Disc 2 79' 52"、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。

 世界が注目する指揮者のひとりウラディーミル・ユロフスキ。2017 年10 月には首席指揮者を務めるロンドン・フィルとともに初来日を果たし大きな話題となりました。
 PENTATONE レーベルからはベルリン放送交響楽団およびロシア国立アカデミー管弦楽団との録音を積極的にリリースしており高い評価を得ております。当ディスクはロシア国立アカデミー管弦楽団との共演で、待ちに待ったチャイコフスキーのバレエ音楽『白鳥の湖』全曲、しかも1877 年世界初演時の原典譜を用いての録音です!!

 祖父が作曲家、父親が指揮者という音楽一家に1972 年モスクワで生まれたユロフスキは、1990 年18 歳のときに家族とともにドイツに移住。ドレスデンおよびベルリンで研鑽をつみ、95 年ウェクスフォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの「5 月の夜」の演奏で世界的に注目されました。翌年にはレコーディングを開始し、2007 年より首席指揮者に就任したロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団と自国ロシアの作品を数多く録音をのこし、2017/18 シーズンからはベルリン放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督にも就任しており、R. シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、マーラーの交響詩「葬礼」、交響的前奏曲(PTC 5186597 / KKC 5846)、アラベラ・美歩・シュタインバッハー独奏のブリテン&ヒンデミットのヴァイオリン協奏曲(PTC 5186625 / KKC 5839)をリリースしております。2019 年3 月には同団との来日公演を予定しております。

 チャイコフスキーの作品中、最も親しまれているバレエ音楽『白鳥の湖』。1877 年ボリショイ劇場での初演が不評に終わり、チャイコスフキーの死後、1895 年にプティパとイワノフによって再構成され蘇演され日の目を見ましたが、ユロフスキはあえて初演時の原典譜にこだわりました。チャイコフスキーの音楽がもつ旋律の美しさ、哀愁を帯びたリリシズム、甘く感傷に満ちた情緒など、チャイコフスキーが思い描いた真の世界をユロフスキが柔軟な感性で描き出します!この上なく洗練された美しさと幻想的で豪華絢爛たる物語をお楽しみください。
 ユロフスキはロシア国立アカデミー管弦楽団とプロコフィエフの交響曲およびチャイコフスキーの3 大バレエの全曲録音を進行中です!




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ABC CLASSICS



ABC 4812425
¥2500→\2290
アンドルー・デイヴィス&メルボルン響!
 「英雄の生涯」と「4つの交響的間奏曲」!

  R・シュトラウス:
   交響詩《英雄の生涯》Op.40
   歌劇《インテルメッツォ》Op.72より 4つの交響的間奏曲
アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団
 ☆アンドルー・デイヴィスとメルボルン響のR・シュトラウス
 ☆「英雄の生涯」&「4つの交響的間奏曲」の2015年ライヴ!

 イギリスではBBC交響楽団の桂冠指揮者、アメリカ、カナダではトロント交響楽団の桂冠指揮者、シカゴ・リリック・オペラの音楽監督兼首席指揮者のポストを持つイギリスの名匠アンドルー・デイヴィス。
2013年から首席指揮者を務めているオーストラリアでの手兵、メルボルン交響楽団とのコンビでのシュトラウス自身、またはシュトラウス夫妻をテーマとした2作品、「英雄の生涯」と「4つの交響的間奏曲」は、2015年8月~9月のライヴ・レコーディング!
 音楽によるシュトラウス自身の自叙伝とされる最後の交響詩「英雄の生涯」では、アンドルー・デイヴィスの細部まで行き届いたコントールが色彩感に富み、密度の濃い壮大なスケールの演奏を創り上げています。
 またヴァイオリンソロでは、MSOのコンサートマスター、デイル・バートロップがその存在感を発揮してくれています。

 ※録音(ライヴ):2015年8月21日(Op.40)&9月5日(Op.72)、ハマー・ホール(メルボルン芸術センター)







AEOLUS


AE-11161
¥2600
デュリュフレ:オルガン作品全集
 アランの名による前奏曲とフーガ Op.7/
 スケルツォ Op.2/
 ソワッソン大聖堂の時報の鐘の主題によるフーガ Op.12/
 前奏曲、アダージョと《来たれ創り主なる聖霊》
  によるコラール変奏曲 Op.4/
 顕現節の入祭唱への前奏曲 Op.13/瞑想曲/
 組曲 Op.5/ジャン・ギャロンを称えて
ステファン・モットール(オルガン)

 出版数は決して多くないものの、代表作「レクイエム」などの傑作を世に送り出し、即興演奏の名人としても名を馳せた20世紀のフランスを代表するコンポーザー=オルガニスト、モーリス・デュリュフレ(1902-1986)のオルガン作品全集。
 デュリュフレのオルガンのための作品全集を完成させたステファン・モットールは1990年生まれのベルギー人オルガニスト。母国ベルギー、ドイツ、そしてフランスでオルガンと作曲を学び、2015年にはルクセンブルクのデュドランジュ国際オルガン作曲コンクール、2017年にはフランスのエトルタ国際即興コンクールで共に第1位と聴衆賞に輝いた期待のオルガニストです。
 2016年に完成、設置されたルクセンブルク、ディーキルヒの聖ラウレンティウス教会のトーマス・オルガンによる演奏です。

 ※録音:2017年6月、聖ラウレンティウス教会(ディーキルヒ、ルクセンブルク)
 
AE-11151
(SACD HYBRID)
¥2800
カラーツ:オルガン作品集
 トッカータ Op.29/哀歌 Op.31-10/
 カンツォーナ Op.21-5/田園交響曲 Op.posth(世界初録音)/
 スケルツォ Op.31-12/ラルゲット(世界初録音)/
 オルガン・ソナタ第1番ハ短調/礼拝 Op.21-4/
 荘厳な入場(世界初録音)/トッカータと終曲
ペーター・ファン・デ・ヴェルデ(オルガン)

 19世紀ベルギーのアントウェルペンでオルガニスト、カリヨン奏者、作曲家として活躍したジョゼフ・カラーツ(1830-1901)。レメンス音楽院に自らの名前を冠しているベルギーの名オルガニスト、ジャック=ニコラ・レメンスにオルガンを学び、アントウェルペンの聖母大聖堂ではオルガニスト、アントウェルペン音楽院では教育者として活躍しました。
 カラーツがオルガニストを務めたアントウェルペンの聖母大聖堂に設置されているシュヘイヴェン・オルガン(1891年製作)は2014年から2018年2月にかけて大規模な修復が行われ、このペーター・ファン・デ・ヴェルデよるカラーツの作品集は改修後初の録音となります。SACD Hybrid Multichannel盤。

 ※録音:2018年4月14日-16日、聖母大聖堂(アントウェルペン、ベルギー)




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CHRISTOPHORUS



CHR 77427
¥2600→\2390
グラウプナー:ソプラノとアルトのための二重唱カンタータ集
 《欲望》(序曲ヘ長調 GWV.445より)
 カンタータ《今こそ謙虚になりなさい》GWV.1144/12
 アフェトゥオーソ(トリオ・ソナタ ニ長調 GWV.204より)
 カンタータ《闘いに向けてわが精神よ武装せよ》GWV.1148/20
 グラーヴェ(カノン変ロ長調 GWV.1143/12)
 カンタータ《私たちがいちばん困っている時に》GWV.1143/12
 ソナタ ト短調 GWV.724
 カンタータ《去れ、忌まわしい罪深い人生よ》GWV.1147/20
ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル
ペーター・バルチ
 (指揮&バロック・ヴァイオリン)

 古楽界の優美なるソプラノ、フォイエルジンガー。グラウプナーの二重唱カンタータ集!

 古楽界で花開いたオーストリアの美しき古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。
グラウプナーの「カンタータ集」(CHR 77381)で2014年にドイツの権威あるエコー・クラシック賞を受賞し、その名と歌声を世界へと響かせたフォイエルジンガーが、ヴォーカル・アンサンブル「シュティムヴェルク」のメンバーとしても活躍中のドイツのカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムとのデュオで再びグラウプナーをレコーディングしました!
 ライプツィヒ聖トーマス教会のカントールを務めていたヨハン・クーナウに師事したクリストフ・グラウプナー(1683-1760)。クーナウの死後、聖トーマス教会のカントールの後任に指名されたテレマンが辞退したためグラウプナーに話しが舞い込んだものの、当時の雇用主であったダルムシュタット方伯エルンスト・ルートヴィヒが許可を出さなかったため、最終的にはJ.S.バッハがカントールの座に着いたというエピソードでも知られています。
 存命当時はテレマンやヘンデル、そしてバッハと並び立つほどの人気を博していたにも関わらず、その膨大な作品は20世紀後半に入るまでほとんど陽の目を浴びることが無かったため、フォイエルジンガーとヴィッツムの二重唱によるカンタータ集は、この"ダルムシュタットの巨匠"の再評価の機運をさらに高めてくれることでしょう。

 ※録音:2018年5月7日-9日、ハイリッヒ・クロイツ・カトリック教会(ビンニゲン、スイス)






 クリストフ・グラウプナー( 1683年1月13日 - 1760年3月10日)はドイツ後期バロック音楽の作曲家・チェンバロ奏者。当時北ドイツにおいて最も人気のあるオペラ作曲家の一人でした。

 グラウプナーの生前にライプツィヒの新聞が行った当時の作曲家の人気投票では、1位はテレマン、2位はヘンデルで、グラウプナーは3位とされています(ちなみにバッハは7位)。

 1722年に彼の師であったクーナウが死去すると、翌年ライプツィヒの市参事会は後任のトーマス教会カントルの候補者としてまずテレマンを指名しましたが、テレマンが辞退したため、次の候補者としてグラウプナーを指名しました。
 しかし、グラウプナーの雇用主であったヘッセン公がグラウプナーの移籍を許さなかったため、最終的にカントルの職はバッハへ舞い込むことになります。
 もしグラウプナーがそこでトーマス教会カントルになっていたら、バッハの人生はどうなっていたでしょう。




旧譜から・・・何度でもお奨めします
フォイエルジンガーの美しいグ
ラウプナー・アルバム

CHRISTOPHORUS
CHR 77381
\2600
グラウプナー:カンタータ集
 カンタータ 《恐れと嘆き》 GWV.1145/11
 弦楽と通奏低音のための序曲ハ短調GWV.413 より 《トンボー》
 カンタータ 《憂いとためらい》 GWV.1102/11b
 カンタータ 《私は神に忠実であり続ける》 GWV.1106/19
 カンタータ 《ああ、神と主よ》 GWV.1144/11
ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)
ペーテル・バルシ(指揮、ヴァイオリン)
カプリコルナス・コンソート・バーゼル

 グラウプナーと言えばこのアルバムを思い出す。
 オーストリアの若きソプラノが歌う。グラウプナーの知られざるカンタータ。

 当時のドイツではテレマン、ヘンデルに次ぐ人気を誇ったグラウプナーだが、遺族が出版等の権利を持てなかった、弟子が少なかったなどの理由から、長い間その実力に反して不当に忘れられた存在となってきた。

 そんなグラウプナーの知られざるカンタータ集を再興すべく歌うのは、オーストリアの若き古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガーと、フランツ・ヴィッツムの「天の歌(CHR 77354)」で清新な演奏を聴かせてくれたスイスのピリオド・アンサンブル、カプリコルナス・コンソート・バーゼル。フォイエルジンガーの心地よい歌声で、グラウプナーの官能的なカンタータのスタイルが見事に再現されている。

 ※ 《ああ、神と主よ》を除く全曲が世界初録音。 / ※録音:2013年4月29日-5月2日、ハイリッヒ・クロイツ教会(バーゼル/スイス)

 なんとなく国籍不明の美しい人です。

 

CHR 77429
¥2600
ヨハン・シギスムント・クッサー(1660-1727)
 フランスの様式を採り入れた「フランス風序曲集」

  クッサー:6つのフランス風序曲
   (シュトゥットガルト、1682年)
ムジカ・エテルナ・ブラティスラヴァ
レ・ムニュ・プレジール
ペーター・ザジチェク(指揮)

 ヨハン・シギスムント・クッサー(1660-1727)は、パリとヴェルサイユに滞在した6年の間にリュリの下でフランスの様式を学び、その後、ドイツ各地の歌劇場や宮廷で楽長を務めた後、イギリスへと渡りアイルランドのダブリンで活躍した音楽家。
 フランスの様式を採り入れた「フランス風序曲集」など、リュリ直伝の作曲技法を活かしたクッサーの音楽は、次世代のテレマンやグラウプナー、ヘンデルなどに影響を与えたことでも知られています。

 ※録音:1993年3月3日-7日、モイゼス・ホール(ブラティスラヴァ、スロヴァキア)





GLOSSA



GCD 924301
¥2500
シュネーベリ&レ・パージュ&レ・シャントル、
 太陽王の下で輝いた壮麗なるグラン・モテ集

  ラランド:グラン・モテ集
   主に向かって喜び歌おう
   深き淵より
   主は王となられた
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)
レ・パージュ&レ・シャントル
 (ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団)
コレギウム・マリアヌム
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)
レイナウト・ファン・メヘレン(オート=コントル)
フランソワ・ジョロン(テノール)
リサンドロ・アバディ(バリトン)
 シュネーベリ&レ・パージュ&レ・シャントル、太陽王の下で輝いた壮麗なるグラン・モテ集

 ☆オリヴィエ・シュネーベリ率いる、ヴェルサイユ・バロック音楽センターの合唱団「レ・パージュ&レ・シャントル」がGlossaに登場!
 ☆太陽王ルイ14世に仕え、王室礼拝堂で楽長を務めたグラン・モテの大家、ミシェル=リシャール・ド・ラランドの音楽!

 オリヴィエ・シュネーベリが指揮する、ヴェルサイユ・バロック音楽センター(CMBV)の合唱団「レ・パージュ(少年合唱団)&レ・シャントル(大人のプロ合唱団)」がGlossaに登場!
 Glossa第1弾となるのは、太陽王ルイ14世のもと王室礼拝堂で楽長を務め、また後期フランス・バロックの「グラン・モテ」の大家として知られる、ミシェル=リシャール・ド・ラランド(1657-1726)の音楽。
 ラランドの代表作でもある豪華壮麗な3つのグラン・モテ(管弦楽や室内楽の伴奏を伴う「大モテット」)を、シャンタル・サントン=ジェフリー、リサンドロ・アバディといったフランス古楽界の名歌手たち、そしてヤナ・セメラードヴァー率いるチェコのピリオド・アンサンブル「コレギウム・マリアヌム」による上質なパフォーマンスでお楽しみください。

 ※録音:2017年7月日、トパーズ・オーディオ・スタジオ(ケルン)



 


GCD 923516
¥2500
ジューリオ・チェーザレ・ア・バロック・ヒーロ ~ オペラ・アリア集
 ヘンデル:抜け目のない狩人は(歌劇 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)
 フランチェスコ・ビアンキ:Sapro d'ogn'alma audace(歌劇 《チェーザレの死》より)
 ジェミニアーノ・ジャコメッリ:Il cor che sdegnato(歌劇 《エジプトのチェーザレ》より)
 ニッコロ・ピッチンニ:Spargi omai di dolce oblio(歌劇 《エジプトのチェーザレ》より)
 カルロ・フランチェスコ・ポッラローロ:Sdegnoso turbine(歌劇 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)
 ヘンデル:涙するために生まれ(歌劇 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)*
 ピッチンニ:Tergi le belle lagrime(歌劇 《エジプトのチェーザレ》より)
 ジャコメッリ:Bella tel dica amore(歌劇 《エジプトのチェーザレ》より)
 ポッラローロ:Non temer! Non vo' lasciarti(歌劇 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)
 ヘンデル:武器のひらめきに(歌劇 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》より)
 ビアンキ:Rasserena i mesti rai(歌劇 《チェーザレの死》より)
 〔ボーナス・トラック〕ヘンデル:不実な女よ(歌劇 《アリオダンテ》より)
   ラッファエーレ・ペ(カウンターテナー)、
   ラ・リラ・ディ・オルフェーオ、ルーカ・ジャルディーニ(コンサートマスター)、
   ラッファエーラ・ルピナッチ(メゾ・ソプラノ)*
 イタリアの最注目カウンターテナー、ラッファエーレ・ペ!ジューリオ・チェーザレを描いた様々なオペラ・アリア集

 ☆イタリアの最注目カウンターテナー、ラッファエーレ・ペ!
 ☆バロック・オペラのヒーロー、ジューリオ・チェーザレを描いた様々なオペラ・アリアを歌う!

 イタリア古楽界に颯爽と現れたラッファエーレ・ペは、ジョン・エリオッット・ガーディナー、ウィリアム・クリスティ、ジョルディ・サヴァール、アレッサンドロ・デ・マルキ、アントニオ・フローリオ等、古楽界の巨匠たちと共演し、現在のイタリアでもっとも高く評価されているカウンターテナーの一人。
 2014年に自身が設立し芸術監督を務めるアンサンブル「ラ・リラ・ディ・オルフェーオ(オルフェオの竪琴)」とともに贈る新たなGlossaレコーディング。
 ヘンデルの名オペラ「エジプトのジューリオ・チェーザレ」の他、ビアンキ、ジャコメッリ、ピッチンニ、ポッラローロなど18世紀イタリアの作曲家がこぞって題材としたバロック・オペラのヒーロー、ジューリオ・チェーザレ(ユリウス・カエサル、ジュリアス・シーザー)にまつわる作品だけを集めたオペラ・アリア集という好企画です。

 ※録音:2017年11月、ローディ、ヴィーニェ劇場(イタリア)



 

GCD 924004
¥2500
フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ:聖パウロのミサ
 キリエ(「聖パウロのミサ」より)/
 グローリア(「聖パウロのミサ」より)/
 ソナタ/モテット 《Fastos caeli audite》/
 クレド(「聖パウロのミサ」より)/
 サンクトゥス(「聖パウロのミサ」より)/
 アニュス・デイ(「聖パウロのミサ」より)/
 アリア 《Pie Jesu, ad te refugio》
オルフェオ管弦楽団、
パーセル合唱団、
ジェルジュ・ヴァシェジ(指揮)、
アドリアーナ・カラフスキー(ソプラノ)、
ペーテル・バーラーニ(カウンターテナー)、
ゾルターン・マジェジ(テノール)、
トマ・ドリエ(バス)、
ローラーント・ナイバウアー(バス/トラック17&27)
 ハンガリーの奇才ジェルジュ・ヴァシェジ、コンティの知られざるミサ曲!

 ☆ハンガリー古楽界の奇才ジェルジュ・ヴァシェジ!
 ☆ハプスブルク宮廷でテオルボ奏者&作曲家として活躍したフランチェスコ・バルトロメオ・コンティの大規模なミサ曲。

 ラモーの「詩神ポリムニーの祭典」(GCD 923502)でGlossaデビューを果たし、モンドンヴィルの「グラン・モテ集」(GCD 923508)、モンドンヴィルの「イスベ」(GCD 924001)などの知られざるフランス・バロックを優れた演奏で現代に蘇らせてきたハンガリー古楽界の奇才ジェルジュ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
 ジェルジュ・ヴァシェジの新たなレコーディングは、フランス・バロックではなくイタリア出身、ウィーンで活躍した作曲家、フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(c.1681-1732)のミサ曲。
 コンティはフィレンツェ生まれ、ウィーンのハプスブルク宮廷でテオルボ奏者や宮廷作曲家として成功し、その音楽はJ.S.バッハやゼレンカをも魅了したといいます。「聖パウロのミサ(ミサ・サンクティ・パウリ)」は、1715年に初演された大規模な典礼作品。ウィーンの宮廷を喜ばせたオペラやオラトリオ、カンタータで知られるコンティの「宗教音楽家」としての姿を、ヴァシェジの手腕とハンガリーの名歌手陣、優れた合唱団が蘇らせます。

 ※録音:2017年1月22日-24日、リスト音楽アカデミー大ホール(ブダペスト、ハンガリー)






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NAXOS



8.573968
\1200
ピーター・グレアム(1958-):メトロポリス 2017
  ブラスバンド作品集

 巨人の肩の上で(2009)
  1.第1楽章:Fanfares ファンファーレ
  2.第2楽章:Elegy エレジー
  3.第3楽章:Fantasie brillante 華麗な幻想曲
 ラジオ・シティ(2012) フィリップ・クッツの詩による
  4.第1楽章:City Noir 黒の都市
  5.第2楽章:Cafe Rouge 赤のカフェ
  6.第3楽章:2-Minute Mile 2分マイル
 7.メディテーション(2014)
 8.パラマウント・ラプソディ(2018)…世界初録音
 9.ニューヨーク・ムーヴィー(2018)
…世界初録音
  エドワード・ホッパーの印象による音楽物語
   (フィリップ・クッツの詩による )
  10.メトロポリス 1927(2014)
デイル・ジェラード(ナレーター)…4-6.9
フィリップ・コッブ(トランペット)…7.8
ピーター・ムーア(トロンボーン)…4-7
リチャード・フィリップス(キーボード)…9

ニコラス・チャイルズ(指揮)…1-7.9.10
スティーブン・コッブ(指揮)…8
ブラック・ダイク・バンド

 吹奏楽やブラスバンドのための数多くの作品で知られる、スコットランド出身の作曲家グレアムの作品集。来日経験もあり日本でもおなじみのグレアムは、アメリカ「バンド・マスターズ協会」の名誉あるオズワルド賞を受賞するなど、アメリカでも絶大な人気を誇っています。
 このアルバムはグレアム生誕60年を記念して製作されたもので、名作「巨人の肩の上で」など吹奏楽ファンに良く知られた作品から、2018年に作曲された最新作(もちろん世界初録音)までを、グレアムとも所縁の深い“世界最強のアンサンブル”ブラック・ダイク・バンドが演奏する注目の1枚です。
 マイルス・デイビスをはじめとする過去の偉大な金管奏者たちに敬意を表した「巨人の肩の上で」、グレアムが幼い頃に耳にしたアメリカのラジオ番組からインスパイアされた「ラジオシティ」、ブラック・ダイク・バンドの委嘱作「メディテーション」、伝説のトランペッター、ハリー・ジェイムスの思い出によルトランペット協奏曲「パラマント・ラプソディ」、アメリカの画家ホッパーの作品による「ニューヨーク・ムーヴィー」、フリッツ・ラングのSFフィクション映画にインスパイアされた「メトロポリス1927」の全6曲で構成されています。

 録音  Morley Town Hall,Leeds, West Yorkshire, UK 2016年6月…10 2017年1月…4-8/6月…1-3 2018年3月…9
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8.573936
(2CD)
\2400
今村 泰典(リュート)
J.S.バッハ(1685-1750):リュート作品全集

【CD1】
 1-6.パルティータ ホ長調 BWV1006a
 7-10.組曲 ハ短調 BWV997
 11.前奏曲 ハ短調 BWV999
 12.フーガ ト短調 BWV1000
 13-15.前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998
【CD2】
 1-6.組曲 ホ短調 BWV996
 7-12.組曲 ト短調 BWV995
 13.ヨハネ受難曲 BWV245 第2部-アリオーソ
  「Betrachte, meine Seel とくと見よ、わが魂よ」
 14.マタイ受難曲 BWV244b 第2部-レチタティーヴォ
  「Ja freilich will in uns das Fleisch und Blut
  そう もちろん私たちの中の肉と血も」
 15.マタイ受難曲 BWV244b 第2部-アリア
   「Komm, suses Kreuz 来たれ甘き十字架よ!」
今村 泰典(リュート)

 ヨハン・セバスティアン・バッハは1703年から1720年の間に、恐らく2人の有名なリュート奏者、ヴァイスとクロプフガンスに出会ったと考えられており、1739年にはこの2人がバッハの家に1か月間滞在し、演奏会を開くまでに親交を深めています。
 バッハ自身はリュート演奏にはあまり長けていなかったともいわれていますが、無伴奏チェロ組曲第5番をリュート用に編曲したり、ヴァイスの曲をヴァイオリンとチェンバロ用の組曲に編曲するなど、リュートについての関心は深かったようです。
 この2枚組のアルバムでは、7曲のリュート作品全てだけでなく、マタイ受難曲とヨハネ受難曲でリュートが活躍する3曲も収録されています。
 今村泰典は世界に認められたリュート奏者。バッハが要求する高度な技巧を鮮やかに駆使し、見事な演奏を聴かせます。

 録音 Roman Cathric Church,Oberbuchsiten,Switzerland 2015年7月13-17日…CD1 2016年7月11-19日…CD2
 


8.573794
\1200
リスト(1811-1886):ピアノ作品全集 第51集 詩曲集
 コンソレーション S171a/R12(初稿版)
  1.第1番:ホ長調 Andante con moto
  2.第2番:ホ長調 Un poco piu mosso
  3.第3番:ホ長調 Lento, quasi recitativo ? Andante con moto
  4.第4番:変ニ長調 Quasi adagio ? cantabile con devozione
  5.第5番:ホ長調 Andantino (Madrigal)
  6.第6番:ホ長調 Allegretto
 7.アルバムの小品「最初のコンソレーション」S171b(断片)
 8.巡礼の旅第2年:イタリア「婚礼」 S157a(初稿版)
 9.神曲のパラリポムネス(ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲) S158b/R10b(第2稿)
 10.バラード 第2番 ロ短調 S170a(初稿版)
 11.レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード-第2番 村の居酒屋での踊り
 メフィスト・ワルツ 第1番(改訂版) S514/R181
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)

 波乱万丈の生涯を送ったリスト。若い頃は華麗で技巧的な作品を書いていましたが、壮年から晩年に至るにつれ、少しずつ落ち着いた内省的な作風へと変化していきます。日本語で「慰め」と呼ばれるコンソレーションは、1844年から49年頃に作曲された6つの曲からなる曲集で、現在演奏されるのは1950年に改訂された第2稿が多く、こちらの初稿版はほとんど耳にすることがありません。
 初稿版では、最もよく知られてる第3番には、ハンガリー狂詩曲風の全く別の曲が置かれているなど、いくつかの変更点があり、リストの創作過程の変遷の一端が伺えます。
 他の作品も普段耳にする稿とは違うヴァージョンで、違いを探しながら聞く楽しみも味わえます。リストの研究者ゴラン・フィリペツの演奏です。

  録音 2017年5月29-30日 イタリア サチーレ,ファツィオーリ・コンサート・ホール
 .


8.573867
\1200
バルトルト・クイケン(指揮)
THE LULLY EFFECT リュリが与えた影響

 リュリ(1632-1687):《アルミード》(1686)
  1.プロローグ:序曲
  2.第5幕第2場:パッサカーユ
 テレマン(1681-1767):序曲(組曲)ホ短調
  TWV55:e3(1716頃)2本のフルート、2本のオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための
   3.第1曲:序曲
   4.第2曲:キュクロプス
   5.第3曲:メヌエット-トリオ
   6.第4曲:ガリマティアとロンド
   7.第5曲:ホーンパイプ
 ラモー(1683-1764):《ダルダニュス》-組曲(1739/1744改訂)
  8.プロローグ:序曲
  9.プロローグ:第1場-「悦楽」のエール I(快活に優雅に)
  10.プロローグ:第1場-「悦楽」のエール II(とても生き生きと)
  11.プロローグ:第2場-優雅なエール(遅くなく)
  12.プロローグ:第2場-ダンブーラン I.II
  13.第1幕:第3場-エール(とても生き生きと)
  14.第1幕:第3場-リゴードン I.II
  15.第3幕:第3場-ロンド形式のエール
  16.第3幕:第3場-メヌエット I.II
  17.第3幕:第3場-タンブーラン I.II
  18.第4幕:第2場-眠り-優しいロンド
  19.第4幕:第2場-エール(生き生きと)
  20.第4幕:第2場-感覚の落ち着き(優しいアリア)
  21.第4幕:第2場-ガヴォット(優雅に)
  22.第5幕:第3場:シャコンヌ
バルトルト・クイケン(指揮)
インディアナポリス・バロック管弦楽団

 フランス・バロック期に絶大な人気を誇っていたジャン=バティスト・リュリ。イタリアの粉挽き職人の家に生まれ、独学で音楽を学び、様々な経緯によりルイ14世付きの音楽家に任命されたことで、およそ26年間に渡りフランス音楽界で強い影響力を発揮しました。
 踊り手としても有能であり、フランスにおける「オペラ=バレ」の発展に寄与、とりわけ急速なテンポの舞曲を積極的に取り入れたことでも知られています。
 1686年に書かれた《アルミード》のパッサカーユは人気が高く、ダングルベールらが編曲を残しています。テレマンも初期作品では、リュリ由来のフランス風形式を用いて作品を書いており、この「組曲 ホ短調」はその最たるものです。
 ラモーはリュリの次世代の作曲家であり、リュリが導入した抒情悲劇(トラジェディ・リリック)を発展させたことで知られています。この《ダルダニュス》は初演時は不評でしたが、改訂後人気を獲得。ラモーの代表作の一つとなりました。
 バルトルト・クイケンは3人の作品を通して、17世紀から18世紀フランス音楽の発展を俯瞰しています。

  録音 2013年1月21-24日 USA インディアナ大学、クリステル・デハーン・ファイン・アーツ・センター、ルース・リリー・パフォーマンス・ホール
 


8.579038
\1200
失われたサクソフォン協奏曲集
 ジョン・ビーチ・クレイガン(1885-1927):サクソフォン協奏曲 変ホ長調(1925)
  1.第1楽章:Allegro brilliante
  2.第2楽章:Romanza
  3.第3楽章:Allegro giojoso
 ユルヨ・グナロプロス(1904-1968):サクソフォン協奏曲 ハ短調
  (1935 オリジナル・ヴァージョン)
   4.第1楽章:Moderato
   5.第2楽章:Poco adagio
   6.第3楽章:Finale
 7.アイラート・リンドルフ=ラーセン(1902-1983):サクソフォン協奏曲(1954)
 レオポルド・ヴァン・デア・パルス(1884-1966):コンチェルティーノ(1938)
  8.第1楽章:Allegro moderato
  9.第2楽章:Adagio
  10.第3楽章:Allegro
 フィリス・テイト(1911-1987):アルト・サクソフォンと弦楽合奏のための協奏曲(1944)
  11.第1楽章:Air-Hornpipe
  12.第2楽章:Canzonetta
  13.第3楽章:Scherzo
  14.第4楽章:Alla Marcia-Tarantella
オリ=ペッカ・トゥオミサロ(サクソフォン)&
ヒズ・オーケストラ

 1840年代にアドルフ・サックスによって考案された「サクソフォン」。現代ではクラシックからポップス、ロック、ジャズに至るまで多彩な場面で使われる人気楽器です。
 この楽器のために多くの作曲家が協奏曲を書いており、その数は恐らく2000作を超えるとされますが、残念ながら標準的なレパートリーになっているのは、その中のほんの一握りにすぎません。
 このアルバムは歴史の中に埋もれてしまった5つの協奏曲を発掘、聴き手にその存在意義を問うものです。クレイガンはアメリカの作曲家で、サクソフォン教師としても活躍、奏法のメソッドも残しています。
 この協奏曲は残念ながらピアノ伴奏の楽譜のみが残っており、オーケストラ伴奏では演奏されたことはなかったようです。
 グナロプロスはロシア生まれ、フィンランドの作曲家。フィンランドのサックス奏者ラユラのために書かれた協奏曲を、今回トゥオミサロが探し出したことで、録音が実現しました。
 リンドルフ=ラーセンの作品は現代でも学生試験で演奏されることがありますが実際のコンサートでは短すぎるため、演奏機会を逸しています。
 パルスの作品も短すぎて演奏会には不向きですが、珠玉の美しさを持っています。イギリスの女性作曲家テイトの作品は、BBC放送の委嘱で書かれたもの。彼女は自己批判が強く、初期作品のほとんどを破棄してしまいましたが、この協奏曲はかろうじて残った1曲です。

 録音 2016年8月2日, 2017年1月2-3日 フィンランド ヘルシンキ、ラウッタサーリ教会
 


8.573879
\1200
ヴァインベルク(1919-1996):交響曲 第13番/セレナード
 1.交響曲 第13番 Op.115(1976)
 セレナード Op.47 No.4(1952)
  2.第1楽章:Allegretto
  3.第2楽章:Allegro molto
  4.第3楽章:Adagio
  5.第4楽章:Allgro giocoso

世界初録音
ウラディーミル・ランデ(指揮)
シベリア国立交響楽団

 ワルシャワで生まれ、ナチスを逃れミンスクに亡命したヴァインベルク。家族の大部分を戦争で失い、自身も反ユダヤキャンペーンで逮捕されるなど苦難の人生を送ったことで知られています。
 彼の死後残された、20曲の交響曲、7曲のオペラ、室内楽、ピアノ曲、映画音楽などの数多くの作品は20世紀中にはほとんど無視されていましたが、21世紀になってようやく演奏、録音の機会が増えており、とりわけ晩年の平和への祈りが込められた懐古的な作品は高い人気を獲得しています。
 彼の母の思い出のために作曲された「交響曲第13番」は単一楽章で書かれたシンプルで控えめな作品。全曲はヴィオラの悲痛な主題で始まり、様々な楽器を交えながら激しいクライマックスに到達した後は少しずつ減衰していくという大きな弧を描いています。
 1952年に作曲されたセレナードは「ジダーノフ批判」を受けていた時期に書かれ、アレクサンドル・ガウクに捧げられた作品。曲の終わりは堂々たる讃美歌で締めくくられます。どちらも世界初録音です。

  録音 2017年8月26日-9月4日 ロシア、クラスノヤルスク、フィルハーモニー・ホール
 


8.573903
\1200
ジョン・ブラガ・サントス(1924-1988):交響的序曲/ピアノ協奏曲 他
 1.交響的序曲 第1番 Op.8(1946)
 2.交響的序曲 第2番「リスボン」 Op.11(1947)
 3.Viver ou Morrer 生きるか死ぬか Op.19(1952)-前奏曲
 4.牧歌(1955)
 5.ロマンス(1955)
 6.交響的前奏曲(1955)
 7.インテルメッツォ(1956)
 ピアノ協奏曲 Op.52(1973)
  8.第1楽章:Allegro vivace
  9.第2楽章:Largo
  10.第3楽章:Allegro moderato

世界初録音
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)…8-10

アルヴァロ・カッスート(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

 ポルトガルの作曲家ブラガ・サントスの作品集。フレイタス・ブランコの弟子である彼は、ポルトガルの民族舞曲を取り入れた色彩豊かな作品を残しました。
 6曲の交響曲が良く知られていますが、他にもオーケストラ作品や室内楽作品など多くの作品を書いており、その全容は未だ知られていません。このアルバムに収録された交響的序曲やピアノ協奏曲など、全てが世界初録音。
 彼の最初のオーケストラ作品である交響的序曲に始まり、1946年から1973年までの作曲年を追いながら、様々な作品を楽しめるアルバムとなっています。
 最初の3つの作品とピアノ協奏曲は大規模な編成で書かれていますが、残りの4作品は全て小編成、もしくは管楽器主体の編成で書かれており、どれもがポルトガル民謡をベースにしています。
 ピアノ協奏曲で独奏を務めるのは、リスト作品でおなじみのゴラン・フィリペツ。鍵盤上を自在に駆け巡る指が見えるような技巧的な作品を難なく弾いています。

  録音 2017年9月12-13日 UK リヴァプール,フライアリー
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8.573736
\1200
ついに出た!
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲 第23番&第24番
イグナツ・ラハナー(1807-1895)による弦楽四重奏とコントラバス伴奏版(1881)

 ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K488
  1.第1楽章:Allegro…カデンツァ:モーツァルト
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Allegro Assai
 ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K491
  4.第1楽章:Allegro…カデンツァ:A・ゴールドスタイン
  5.第2楽章:Largehetto
  6.第3楽章:Allegretto…カデンツァ:A・ゴールドスタイン
アーロン・ゴールドスタイン(ピアノ)
ファイン・アーツ弦楽四重奏団
【メンバー】
 ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)
 エフィム・ボイコ(第2ヴァイオリン)
 ホアン=ミゲル・エルナンデス(ヴィオラ)
 ロベルト・コーエン(チェロ)

アレクサンダー・ビッカルト(コントラバス)

 演奏旅行に出かけることの多かったモーツァルトは、自身の腕の見せ所となる“ピアノ協奏曲”を持ち歩く際、しばしば演奏しやすい「弦楽四重奏による伴奏」に置き換えていました。
 またこの時代は、交響曲や協奏曲などの編成の大きな作品も家庭で演奏できるように、数多くの編曲者が原曲に手を加えていました。
 フンメルによるいくつかの曲の編曲が良く知られていますが、この世界初録音となるラハナーの編曲は弦楽四重奏にコントラバスを加え、豊かな響きが加わるように仕立てられています。
 ラハナーによる編曲版はすでに第20番と第21番の協奏曲が、ゴールドスタインとファイン・アーツ四重奏団によって(コントラバスは別奏者)録音されていますが(8.573398)、第23番、第24番でもオーケストラの響きが巧みに移し替えられたシンプルで親密な伴奏による演奏を楽しめます。第24番のカデンツァはゴールドスタイン自身によるものです。

  録音 2017年5月23-25日 American Academy of Arts and Letters, New York City, USA






ほとんど出ていなかった「弦楽四重奏とコントラバス」によるピアノ六重奏版



NAXOS
8.573398
\1800
海外直輸入
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
 (I. ラハナーによるピアノ、弦楽四重奏とコントラバス編)
  ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K. 466
  ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467
アーロン・ゴールドスタイン - Alon Goldstein (ピアノ)
 ファイン・アーツ四重奏団 - Fine Arts Quartet
 レイチェル・カリン - Rachel Calin (コントラバス)

 この編成は、イグナツ・ラッハナー編曲による「弦楽四重奏とコントラバス」によるピアノ六重奏版。
 この編曲、意外に知られていない。

 ラッハナーは、シューマンやショパンの世代の作曲家だが、モーツァルトのことが好きすぎて自分で編曲してしまったらしい。
 原曲の魅力をていねいに愛情たっぷりに残しながら、ときにははっとするような表現も見せる。楽器同士の絡み合いや、ピアノの存在感というのは、案外この編曲版のほうが際立っているかも。


そして美しき競合盤、五島 史誉ピアノによる宗次ホール自主製作盤
完売の際はご容赦を!


MUNE-0005
\2000(税込み)
※薄型ケース入り
モーツァルト:
 イグナツ・ラッハナー(1807-1895)によるピアノ六重奏版
  ピアノ協奏曲 第23 番 イ長調 K.488
  ピアノ協奏曲 第25 番 ハ長調 K.503
ピアノ:五島 史誉
ヴァイオリン:平光 真彌
ヴァイオリン:山崎 えりか
ヴィオラ:新谷 歌
チェロ:高橋 弘治
コントラバス:酒井 敬彰
2017年4月15日 名古屋宗次ホール ライヴ・レコーディング

MUNE-0006
\2000(税込み)
モーツァルト:ピアノ六重奏版によるピアノ協奏曲
  イグナツ・ラッハナー編曲
    ピアノ協奏曲 第20 番 ニ短調 K.466
  山中惇史編曲
    ピアノ協奏曲 第27 番 変ロ長調 K.595
ピアノ:五島 史誉
ヴァイオリン:平光 真彌
ヴァイオリン:山崎 えりか
ヴィオラ:新谷 歌
チェロ:高橋 弘治
コントラバス:酒井 敬彰
2017年7月15日 名古屋宗次ホール ライヴ・レコーディング


 

8.573746
\1200
デュティユー(1916-2013):交響曲 第1番/メタボール 他
 1-4.交響曲 第1番(1951)
 5-9.メタボール(1964)
 10-11.Les Citations 引用(1985-1990)
シリル・シャボー(オーボエ)…10.11
マテュー・プティ(コントラバス)…10.11
ロマン・ロビーヌ(パーカッション)…10.11
カシア・トムチャク=フェルトリン(チェンバロ)…10-11

ジャン=クロード・カサドシュ(指揮)
リール国立管弦楽団

 フランスの作曲家ディティユーの作品集。1950年に作曲された「交響曲第1番」は彼の最初の純粋な管弦楽作品であり、古典的な様式に拠りながらも、数多くの打楽器を加えた編成から生まれる色彩的な響きが魅力的な曲です。
 第1楽章は低弦のピッチカートに導かれたパッサカリア(短い主題が発展していく一種の変奏曲)、第2楽章は活発なスケルツォ、第3楽章は難解なインテルメッツォ、終楽章はティンパニと打楽器に導かれた大胆な主題が壮大なクライマックスに達し、最後は静かに締めくくられるという構成で、この作品の成功によりディティユーは国際的な名声を獲得しました。
 クリーヴランド管弦楽団創立40周年の委嘱作「メタボール」は自由な形式による変奏曲。ジョージ・セルによって初演された後、世界中で演奏されています。
 「Les Citations 引用」はブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」からの言葉と、オルガニスト、ジャン・アランの作品から一節が引用されたチェンバロを含む室内アンサンブルのための作品です。

  録音 2016年7月18-21日 Auditorium du Nouveau Siecle, Lille, France
 


8.573933
\1200
ハイドン(1732-1809):ピアノのための10の小品と24のメヌエット
 1.交響曲 第81番 ト長調 Hob.I:81-第2楽章 Andante(ピアノ編)
 2.歌劇《La vera costanza 真の貞節》Hob.XXVIII:8 第2幕のアリア
   「Io son poverina 私は貧しくて」(ピアノ編)
 3.交響曲 第79番 ヘ長調 Hob.I:79-第2楽章 Adagio cantabile(ピアノ編)
 4.交響曲 第85番 変ロ長調 Hob.I:85「王妃」-
   第3楽章 Menuetto(ピアノ編)
 5.交響曲 第85番 変ロ長調 Hob.I:85「王妃」-
   第4楽章 Allegretto(ピアノ編)
 6.歌劇《La vera costanza 真の貞節》Hob.XXVIII:8 シンフォニア Allegretto(ピアノ編)
 7.アダージョ ヘ長調 Hob.XVII:9
 8.歌劇《La vera costanza 真の貞節》Hob.XXVIII:8 第1幕 イントロダクション Vivace(ピアノ編)
 9.交響曲 第53番 ニ長調 Hob.I:53「帝国」-
   第2楽章 Andante(ピアノ編)
 10.弦楽四重奏曲 第29番 ト長調 Op.33-5 Hob.III:41-
   第4楽章 Finale: Allegretto(ピアノ編)
 11.12のメヌエット Hob.IX:3(ピアノ編)
 12.アレグレット ト長調 Hob.XVII:10
 13.行進曲 変ホ長調  Hob.VIII:3/3bis
    「ウェールズの王子のための行進曲」(ピアノ編)
 14.コントルダンス ニ長調 Hob.XXXIc:17b
 15.12のメヌエット Hob.IX:11 Redout Menuetti(ピアノ編)
イェネ・ヤンドー(ピアノ)

 ハイドンは生涯に47曲の「鍵盤のためのソナタ」を書きました。初期の作品はチェンバロのためのものでしたが、ハイドンが活躍していた時期は鍵盤楽器の発展が著しく、チェンバロからフォルテピアノ、ハンマークラヴィーアなど様々な鍵盤楽器が登場し、使える音域や強弱の設定範囲が広まるだけでなく、作品自体の形式も拡大の一途を辿っていました。
 ハイドンは47曲のソナタの他に、自身のオーケストラ作品や室内楽作品を鍵盤楽器用に編曲し、楽器の可能性を探るとともに、これらはウィーンの舞踏会で使用され、貴族たちをおおいに喜ばせたのです。
 演奏はNAXOSを代表するピアニスト、イェネ・ヤンドー。2013年の「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(8.573313)に続くハイドン作品の録音です。

  録音 2017年4月3-5日 ハンガリー、ブダペスト、フェニックス・スタジオ
 

8.573865
\1200
ロッシーニ(1792-1868):老いのいたずら 第10集
室内楽作品と秘曲集 第3集

 第1巻:イタリアのアルバムから
  1.第8曲-Anzoleta avanti la regata 競艇前のアンゾレータ
  2.第9曲-Anzoleta co passa la regata 競艇中のアンゾレータ
  3.第10曲-Anzoleta dopo la regata 競艇後のアンゾレータ
 第2巻:フランスのアルバムから
  4.第5曲:Chanson de Zora. La petite bohemienne
   ゾラの歌.若いジプシー娘
  5.第7曲:Le dodo des enfants 子供たちの眠り
  6.第9曲:Adieux a la vie! Elegie (sur une seule note)
   さようなら!人生、エレジー(メモより)
  7.第11曲:L'orpheline du Tyrol. Ballade elegie
   チロルのみなしご娘 バラード・エレジー
 第3巻:特別な小品
  8.第11番:Ariette a l'ancienne 昔ながらのアリエッタ
 第11巻:様々な声楽曲集
  9.第1番:Ariette villageoise 昔のアリエッタ
  10.第2番:La chanson du bebe あかちゃんの歌
  11.第6番:Aragonese アラゴネーズ
 第14巻:その他の過ち
  12.第9番:Un rien (pour album), Ave Maria タイトルなし
  (アルバムのための) アヴェ・マリア…世界初録音
 13.第13番:Questo palpito soave この甘いくすぐり
  
…世界初録音
 収録巻割り当てなし
  14.Sorzico ソルツィコ
 2つの新しいコンポジション(1863)
  15.第1番:A Grenade (Ariette espagnole)
    グラナダ(スペイン風アリエッタ)
  16.第2番:La veuve andalouse(Ariette espagnole)
   アンダルシアの未亡人(スペイン風アリエッタ)
 収録巻割り当てなし
  17.Un rien ? pour album タイトルなし(アルバムのための)
   (1857)
…世界初録音
  18.Un rien タイトルなし(1860)
…世界初録音
  19.Mi lagnero tacendo 黙って不平をいう(1855)
  20.La separazione 別れ(1858)
…世界初録音
  21.Arietta spagnuola スペイン風アリエッタ(1821/1822)
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)

 ロッシーニがオペラで理想としたのは「メゾ・ソプラノ(コントラルト)」の声でした。当時消えゆく運命にあったカストラートの役割を負わせるためでもありましたが、幅広い音程を持つこの声域を作品の基準と考え、自身の多くの歌劇の主役をコントラルトに与えました。
 37歳の若さでオペラの作曲から引退した後も、ロッシーニはしばしばメゾ・ソプラノのための歌曲を書いており、それらは生前に出版されることのなかった「老いのいたずら」にまとめられています。
 このアルバムには比較的よく知られている「3つの競艇のアンゾレータ」を含む全21曲の歌曲が収録されていますが、第13番から第21番までは未出版であり、ロッシーニ財団が所有する自筆譜によって演奏されています。
 シリーズを通して安定した演奏を聴かせるマランゴーニのピアノ、豊かな声量と表現力がすばらしいブリデッリのメゾ・ソプラノは知られざる作品に光を当てています。

  録音 2017年7月27-29日 イタリア イヴレーア、バロック・ホール
 

8.573857
\1200
ドッジソン(1924-2013):ハープとギターを伴う室内楽作品集
 1-12. Septet Variation 七重奏の変奏(1975)
 13-15. Pastoral Sonata 牧歌的ソナタ
    (1953-1954/1959.1998改訂)
 16-20. Solway Suite ソルウェイ組曲(1974)
 21. Echoes of Autumn 秋のこだま(1998)
 22-24. Sonata for Three 3人のためのソナタ(1982)
 25-26. Capriccio and Finale カプリッチョと終曲(1952)

世界初録音
カロロス(アンサンブル)
【メンバー】
ジュリエット・バウザー(フルート)…1-20.22-26
マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)…1-12.25-26
ハリエット・マッケンジー(第1ヴァイオリン)…1-12.25-26
フィリッパ・モー(第2ヴァイオリン)…1-12
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)…1-12.16-26
グラハム・ウォーカー(チェロ)…1-15.25-26
クレイグ・オグデン(ギター)…13-15.21-24
ターニャ・ホウトン(ハープ)…1-12.16-20.25-26

 イギリス、ロンドン生まれの作曲家スティーヴン・ドッジソン。生前はブリテンと並ぶほどの知名度があったものの、死後、急速に忘れられてしまった人です。
 ギタリスト、ジョン・ウィリアムズの師として知られ、ギター作品はしばしば演奏されますが、数多くの演奏家たちのために書いた多彩な室内楽作品はほとんど知られていません。
 彼は複雑な響きと多彩な音色を好み、1975年に最初に出版された「七重奏のための変奏」でも弦楽四重奏にフルート、クラリネット、ハープを組み合わせるという珍しい編成を取り、楽器の性能を極限まで生かした名人芸を聴かせながら曲が発展していくという形式で書かれています。
 「牧歌的ソナタ」はジュリアン・ブリームの依頼によって書かれた作品で、初演はブリームが行い、その後ジョン・ウィリアムズも演奏しています。エレガントな「序曲」、抒情的な「エレジー」、活気のある「謝肉祭」の3曲がコンパクトにまとめられています。
 他には、パヌフニクに献呈された「ソルウェイ組曲」、ヴィオラとギターのための「秋のこだま」など独創的な作品が並んでいます。

  録音 2015年5月29-31日 Wathen Hall, St Paul’s School, Barnes, London, UK
 

8.573987
\1200
ミゲル・カーツマン(1965-):3つの協奏曲/室内交響曲 第2番「ニューヨークの50の扉」
 Concerto Brasileiro ブラジル風協奏曲
 フルート、弦楽とパーカッションのための
  1.第1楽章:序曲、バグンサ
  2.第2楽章:チョロ
  3.第3楽章:Repentes、Baiao、Xaxado con brio
 4-7.ヴァイオリン、ホルン、ショーファーとオーケストラのための協奏曲
 ファゴットとオーケストラのための「旅」
  8.第1楽章:タリン
  9.間奏曲
  10.第2楽章:ニューヨーク
  11.間奏曲
  12.第3楽章:レシフェ
 13.室内交響曲 第2番「ニューヨークの50の扉」
マリーナ・ピッチニーニ(フルート)…1-3
オルソルヤ・コルチョラン(ヴァイオリン)…4-7
マルティン・クースクマン(ファゴット)…8-12
ジェルジェリー・シュガー(ホルン&ショーファー)…-4-7
ヴェセリン・ゲレフ(コンサートマスター&ヴァイオリン・ソロ)…8
キャスリン・エドワーズ(シンセサイザー)…13
ジェームス・シャーロック(オルガン)…4-12

デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 ブラジル系アメリカ人作曲家カーツマンは、オーディオエンジニア、プロデューサーとしても国際的な地位を確立しており、彼のジャンルを超えた作品は世界中の聴衆を魅了しています。
 その中にはジャズやプログレロック、電子音楽からゲーム音楽など様々な種類の音楽が含まれており、このアルバムに収録された3つの協奏曲も、独得の雰囲気を持つサウンドに彩られた楽しい作品になっています。
 2005年にオーストリアのフルート協会とソリスト、ピッチニーニから委嘱を受けたフルート協奏曲「ブラジル風協奏曲」、ヴァイオリンをメインとしながら、ホルンとショーファー(イスラエルの管楽器、雄山羊の角で作る)の音色も加えた「ヴァイオリン協奏曲」、ジャズの要素を加えたファゴット協奏曲に加え、「眠らない街ニューヨーク」の風景を描いた室内交響曲第2番の全4曲は、作曲家カーツマンの素晴らしい才能を存分に伝えています。

 録音 2017年12月11-12日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
 

8.573963
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/マルコ・トプチー(ギター)
 アントニオ・ホセ(1902-1936):ソナタ(1933)
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Minueto
  3.第3楽章:Pavana triste
  4.第4楽章:Final
 カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  5.カプリッチョ・ディアボリコ Op.85 パガニーニへのオマージュ(1935)
 フランク・マルタン(1890-1974):
  6.第1曲:Prelude
  7.第2曲:Air
  8.第3曲:Plainte
  9.第4曲:Comme une gigue
 ニキタ・コシュキン(1956-):序奏とヴィヴァーチェ
  10.Introduction 序奏:Lento e rubato molto
  11.Vivace
 ローラン・ディアンス(1955-2016):リブラ・ソナチネ(1982)
  12.第1曲:India
  13.第2曲:Largo
  14.第3曲:Fuoco
マルコ・トプチー(ギター)

 2017年、ミケーレ・ピッタルーガ国際ギター・コンクールで優勝したギタリスト、マルコ・トプチーの優勝記念リサイタル・アルバム。1991年ウクライナ生まれのトプチーは、4歳でギターを始め、2011年にはハリコフ国立レフスキー芸術大学で修士号を取得し、世界中のコンクールに次々と挑戦、第56回東京国際ギター・コンクールなど世界中で90以上の賞を獲得、来日経験もあるギター好きにはすでにおなじみの存在です。
 ここでは新ロマン主義による曲からセリエ技法による作品までの近代的な作品を選び、それぞれの曲のユニークな持ち味を生かした闊達な演奏を繰り広げています。
 古典的な4楽章形式による独創的なホセのソナタ、ホセのソナタと同じ年に書かれたマルタンの現代的な小品集、幻想的な味わいを持つディアンスのソナチネ、カステルヌオーヴォ=テデスコとコシュキンの技巧的な作品とバラエティに富んだ選曲です。

 録音 2018年2月26-28日 Fellowship Church, Englewood, Florida, USA
 

8.573735
\1200
トイヴォ・トゥレフ(1958-):マニフィカト 他
 1.Suvine Vihm 夏の雨(2006)
  ヴォックス・クラメンティスに捧ぐ
 2.レガーティッシモ(2011)…世界初録音
 3.タント・ジェンティーレ(2010)
   カスパルス・プトニンシュ&ラトヴィア放送合唱団のために
 4.I said, Who are You? ? He said, You
   私は言った、あなたは誰?-彼は言った、あなたです(2007)
 5.Flow, my tears 流れよ、わが涙(2007)
   ポール・ヒリアー&アルス・ノヴァ・コペンハーゲンのために
 6.マニフィカト(2013)
カ・ボ・チャン(カウンターテナー)…4
イエヴァ・エツェリエーテ(ソプラノ)…6
インガ・マルティンゾーン(ソプラノ)…6
ヴァーゴ・ヴェルディ(アルト・サクソフォン)…4
アージェ・ユーリカス(ポジティフ・オルガン)…4
ヘイゴ・ローシン(パーカッション)…2.6
ヴァンボーラ・クリーグル(パーカッション)…2

カスパルス・プトニンシュ(指揮)

ラトヴィア放送合唱団…1.3.5.6.
タリン室内管弦楽団…4.6

 エストニアの作曲家トイヴォ・トゥレフの合唱作品集。彼は宗教的な神秘主義を貫いており、その作品にはグレゴリオ聖歌から連なる伝承と表現主義の融合が見られます。若い頃から様々な国を巡っており、なかでも“イスタンブールの町から受けた印象が作品に強く影響を及ぼしている”と彼自身が考えています。
 神秘主義でありながらも、ペルトのようなシンプルな和声を好むのではなく、どれも難解なハーモニーで書かれており、美しい和声に思える響きにも複雑な音が組み込まれ、聴く者にある種の混乱を与えます。
 なかでもTrack2に置かれた「レガーッティシモ」(世界初録音)は激しいパーカッションのみの作品ですが、この響きは最後の「マニフィカト」の静謐な音と統合され、トゥレフの求めるカラフルな世界が完結します。
 ラトヴィア放送合唱団の素晴らしいアンサンブルが聴きどころです。

  録音:2013年12月10日 St Gertrude Old Church, Riga, Latvia…3.6 2013年12月1日 St Gertrude Old Church, Riga, Latvia…1.5 2013年12月24日 Tallinn Methodist Church, Estonia…2.4
 

8.660448
(3CD)
\3600
ロッシーニ(1792-1868):歌劇《パルミラのアウレリアーノ》
フェリーチェ・ロマーニ 台本
【CD1】
 1.シンフォニア
 2-16.第1幕
【CD2】
 1.第1幕(続き)
 2-7.第2幕
【CD3】
 1-18.第2幕(続き)
アルレリアーノ…ホアン・フランシスコ・ガテル(テノール)
ゼノビア…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(ソプラノ)
アルサーチェ…マリーナ・ヴィオッティ(メゾ・ソプラノ)
プブリア…アナ・ヴィクトリア・ピッツ(メゾ・ソプラノ)
オラスペ…シェー・シャン(テノール)
リチニオ…チェン・チューヤン(バス)
高僧…アンデルジャノフ・バウルジャン(バス)

ホセ・ミゲル・ペレス=シエッラ(指揮)

ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス

 1813年に初演された歌劇《パルミラのアウレリアーノ》は、ロッシーニがカストラートを想定して書いた唯一の作品として知られています(現在ではそのアルサーチェ役をカウンター・テナーかメゾ・ソプラノが歌います)。
 実際の史実に基づいたローマ帝国における戦いと愛の物語に、ロッシーニは素晴らしい曲を付けました。
 残念ながら歌手たちの不調などのもあり、初演は成功することがなく、落胆したロッシーニは、人々が誉めてくれた音楽を他の作品に転用することにしました。
 この転用が最もわかりやすいのは序曲でしょう。ロッシーニはほとんど変更することなく、そのまま《セヴィリヤの理髪師》に用いた他、少し手直しを加えて《英国女王エリザベッタ》にも用いています。
 他にもアリアや二重唱にいくつかの転用が認められます。1980年に復活蘇演が行われて以来、演奏機会が増えた作品でもあり、この第29回ロッシーニ音楽祭での公演も優れた歌手たちを起用、素晴らしい演奏が行われました。

  録音 2017年7月12.14.22日 ドイツ バート・ヴィルトバート トリンクハレ 第29回ロッシーニ音楽祭
 

8.573798
(2CD)
\2400
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」HWV56(1741)
【CD1】
 1-21.第1部
 22-26.第2部
【CD2】
 1-18.第2部(続き)
 19-27.第3部
ジェニファー・オラフリン(ソプラノ)
ダイアナ・ムーア(アルト)
ニコラス・ファン(テノール)
シドニー・アウトロー(バス)

エドワード・ポロチク(指揮&チェンバロ)
コンサート・アーティスツ・オブ・ボルティモア・シンフォニック合唱団
ボルティモア交響楽団

 ヘンデルのオラトリオ中、最も人気の高い「メサイア」。聖書から歌詞をとったイエス・キリストの生涯を描く大作です。
 ヘンデルのオラトリオの大多数は劇場用に書かれており、どれもオペラに近いものですが、この「メサイア」だけは例外で、ヘンデルの全作品の中でも数少ない宗教的な内容を持っています。
 17世紀当時の英国ではオラトリオの人気は低かったのですが、ヘンデルはオラトリオにイタリア・オペラ的な華麗さを持ち込み、1718年、最初に英語のテキストを用いた「エスター」は批評家に“宗教的茶番”と酷評されたものの、ヘンデルは作品の出来栄えにひそかな自信を抱いたようです。
 この「メサイア」は当時慣例である、他の作曲家の作品や自身の作品からの借用や転用も多く見られますが、「ハレルヤ・コーラス」を始めとした壮麗な旋律は、現在でも合唱作品の最高傑作として讃えられています。
 このボルティモア交響楽団による演奏はモダン楽器を使用、序曲ではソロ・ヴァイオリンが活躍するなど至るところに工夫が凝らされています。

  録音 2016年12月2.4日 ジョセフ・マイヤーホフ・シンフォニー・ホール ボルティモア、USA



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2190
¥2500
クレンペラー最良の遺産、高鮮度で蘇る!
 メンデルスゾーン:
  (1)交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
  (2)交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 クレンペラー最良の遺産、高鮮度で蘇る!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ!

 セッション録音:(1)1960年2月15、17、18日、(2)1960年1月22、25、27、28日/アビーロード第1スタジオ(ロンドン)/ステレオ
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 クレンペラーが1960 年冬に録音したメンデルスゾーンの「イタリア」、「スコットランド」は、今もなおクレンペラーの最良の遺産として語り継がれています。これまで何度もリマスターされて再発売され、そのほとんどのディスクを収集したファンも少なからず存在すると思います。今回も2トラック、38センチのオープンリール・テープに記録された情報を最忠実に再現、かつてないほどの高鮮度を実現しました。これで、ディスク選びの悩みが一発で解決されるかもしれません。(平林直哉)



<メジャー・レーベル>


DG



4835529
(2CD)
\4000

《リコンポーズド・バイ・ピーター・グレグソン~J.S.ハッハ:無伴奏チェロ組曲》


 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(ピーター・グレグソンによるリコンポーズ)
《CD 1》
 1) 第1番ト長調BWV1007
  (前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/メヌエット/ジーグ)、
 2) 第2番ニ短調BWV1008
  (前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/メヌエット/ジーグ)、
 3) 第3番ハ長調BWV1009
  (前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ブーレ/ジーグ)/
《CD 2》
 1) 第4番変ホ長調BWV1010
  (前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ブーレ/ジーグ)、
 2) 第5番ハ短調BWV1011
  (前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ガヴォット/ジーグ)、
 3) 第6番ニ長調BWV1012
  (前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ガヴォット/ジーグ)
ピーター・グレグソン(チェロ、シンセサイザー)、
リチャード・ハーウッド、
Reinoud Ford、
Tim Lowe、
Ben Chappell、
キャサリン・ジェンキンソン(以上チェロ)
4835532
(3LP)
\6600
 作曲家&チェロ奏者のグレグソンがバッハの曲をリコンポーズしたニュー・アルバム
 ピーター・グレグソンは英スコットランド、エディンバラ出身の作曲家でチェロ奏者。現在ではルパート・グレグソン=ウィリアムズ、マックス・リヒターといった映画音楽作曲家との共作が多数ある他、エド・シーランのヒット・アルバム『÷(ディバイド)』にも参加するなど活躍の場を広げています。
 今回のアルバムではバッハの6つの組曲が5人のチェロ・アンサンブルと、グレグソンのチェロとシンセサイザーでリコンポーズされています。グレグソン自身、この曲とは馴染みが深く、子供の頃から演奏していたと語っています。2枚組。

 【録音】2018年2月-3月、ロンドン、リンドハースト・ホール、エア・スタジオ

  プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=0WyZmEHd_9M&feature=youtu.be
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4835645
(7CD+BDA)
\7000→\6590

《アマデウス弦楽四重奏団~ベートーヴェン:四重奏曲全集》


ベートーヴェン:四重奏曲
《CD 1》
 1) 第1番ヘ長調Op.18 No.1、2) 第2番ト長調Op.18 No.2、
 3) 第3番ニ長調Op.18 No.3
   【録音】1961年、ハノーファー /
《CD 2》
 1) 第4番ハ短調Op.18 No.4、2) 第5番イ長調Op.18 No.5、
 3) 第6番変ロ長調Op.18 No.6
   【録音】1961年、ハノーファー /
《CD 3》
 1) 第7番ヘ長調Op.59 No.1『ラズモフスキー第1番』、
 2) 第8番ホ短調Op.59 No.2『ラズモフスキー第2番』
   【録音】1959年、ハノーファー /
《CD 4》
 1) 第9番ハ長調Op.59 No.3『ラズモフスキー第3番』、
 2) 第10番変ホ長調Op.74『ハープ』
   【録音】1959年(1)、1960年(2)、ハノーファー /
《CD 5》
 1) 第11番へ短調Op.95『セリオーソ』、2) 第12番変ホ長調Op.127、
 3) 大フーガ 変ロ長調Op.133
   【録音】1960年、ハノーファー(1)、1963年(2)、1962年(3)、ベルリン /
《CD 6》
 1) 第13番変ロ長調Op.130、2) 第14番嬰ハ短調Op.131
   【録音】1962年、ベルリン(1)、1963年、ハノーファー(2)/
《CD 7》
 1) 第15番イ短調Op.132、2) 第16番ヘ長調Op.135
   【録音】1962年(1)、1963年(2)、ベルリン
アマデウス弦楽四重奏団
 ノーバート・ブレイニン(第1ヴァイオリン)
 ジークムント・ニッセル(第2ヴァイオリン)
 ペーター・シドロフ(ヴィオラ)
  マーティン・ロヴェット(チェロ)

 20世紀、世界をリードしたアマデウスSQの心に迫るベートーヴェン演奏
 アマデウス弦楽四重奏団がドイツ・グラモフォンと契約していた23年間、その名前は「見事な音楽作り」を意味していました。
 レパートリーの中心にはドイツ=オーストリアの四重奏曲作品があり、おそらくベートーヴェンのツィクルスはこの四重奏団への賛辞として最も相応しく、彼らの心に最も近いものと言えるでしょう。CD7枚組。
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4835498
(12CD+BDA)
\10000→\9490

《カルロス・クライバー~DG録音全集12CD+1BDA》


CD1
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》/同 第7番イ長調Op.92
CD2
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
CD3
 シューベルト:
  交響曲第3番ニ長調D.200/同 第8番ロ短調D.759《未完成》
CD4~5
 J.シュトラウス:喜歌劇《こうもり》全3幕
CD6~7
 ヴェルディ:歌劇《椿姫》全3幕
CD8~10
 ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全3幕
CD11~12
 ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》全3幕

◆BDA:
 上記全曲を『トリスタンとイゾルデ』以外は全て24-bitにリマスターした音源で収録
  (『トリスタンとイゾルデ』のみ16-bit)
バイエルン国立歌劇場合唱団(4~7)
ライプツィヒ放送合唱団(8~10)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1~3)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団(4~7)
シュターツカペレ・ドレスデン(8~12)他
指揮:カルロス・クライバー

 すべてが代表盤として多くのファンに愛され続ける名録音の数々をコンプリートした13枚組
 カルロス・クライバーがドイツ・グラモフォンに残した珠玉の音源をすべて収めたCD12枚と、全ての録音を1枚に収めたブルーレイ・オーディオをセットした13枚組。
 ブルーレイ・オーディオの音源は、『トリスタンとイゾルデ』以外全て24-bitにリマスターされた音源で収録。 (『トリスタンとイゾルデ』のみ16-bit)




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DECCA



4834266
(55CD)
\20000

《リッカルド・シャイー~シンフォニー・エディション》


ベートーヴェン:
《CD 1》
 交響曲1) 第1番、2) 第2番、3) 『レオノーレ』序曲第3番Op.72b
  【録音】2007年(1)、2009年(2, 3)、ライプツィヒ /
《CD 2》
 1) 交響曲第3番『英雄』、2) 『フィデリオ』序曲Op.72、3) 交響曲第4番
  【録音】2008年(1)、2009年(2, 3)、ライプツィヒ /
《CD 3》
 1) 序曲『コリオラン』Op.62、交響曲2) 第5番『運命』、3) 第6番『田園』
  【録音】2007年(1)、2009年(2, 3)、ライプツィヒ /
《CD 4》
 1) 『エグモント』序曲Op.84、2) 交響曲第7番、
 3) 『アテネの廃墟』序曲Op.113、4) 交響曲第8番
  【録音】2009年(1, 3, 4)、2008年(2)、ライプツィヒ /
《CD 5》
 1) 序曲『命名祝日』Op.115、2) 『シュテファン王』序曲Op.117、
 3) 交響曲第9番
  【録音】2009年(1, 2)、2008年(3)、ライプツィヒ /
《CD 6》
 ブラームス:
  1) 交響曲第1番、2) 大学祝典序曲Op.80
   【録音】1987年、アムステルダム /
《CD 7》
 1) ヴェーベルン:夏の風の中で、
 2) ブラームス:交響曲第2番
  【録音】1989年、アムステルダム /
《CD 8》
 1) ブラームス:交響曲第3番、
 2) シェーンベルク:室内交響曲第1番
  【録音】1991年(1)、1992年(2)、アムステルダム /
《CD 9》
 1) ブラームス:交響曲第4番、
 2) シェーンベルク:5つの管弦楽曲Op.16
  【録音】1990年、アムステルダム /
ブラームス:
《CD 10》
 交響曲第1・3番 【録音】2012年、ライプツィヒ /
《CD 11》
 交響曲1) 第2番、2) 第4番
  【録音】2012年(1)、2013年(2)、ライプツィヒ /
《CD 12》
 1) 悲劇的序曲Op.81、2) 幻想曲集Op.116より第4曲:間奏曲、
 3) 3つの間奏曲Op.117より第1曲、
 4) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a、5) 愛の歌Op.52&新・愛の歌Op.65、
 6) 交響曲第1番(オリジナル初演版)より第1楽章、
 7) 大学祝典序曲Op.80、8) ハンガリー舞曲第1・3・10番
  【録音】2012年(1, 6-8)、2013年(2-5)、ライプツィヒ /
ブルックナー:
《CD 13》
 1) 序曲ト短調、2) 交響曲第0番
  【録音】1988年、ベルリン /
《CD 14》
 交響曲第1番(1890/91年ウィーン稿)【録音】1987年、ベルリン /
《CD 15》
 交響曲第2番
  【録音】1991年、アムステルダム /
《CD 16》
 交響曲第3番
  【録音】1985年、ベルリン /
《CD 17》
 交響曲第4番
  【録音】1988年、アムステルダム /
《CD 18》
 交響曲第5番 【録音】1991年、アムステルダム /
《CD 19》
 1) ヴォルフ:ゲーテの詩による4つの歌曲(竪琴弾きⅠ-Ⅲ、アナクレオンの墓)、
 2) ブルックナー:交響曲第6番
  【演奏】マティアス・ゲルネ(バリトン)(1)
   【録音】1997年、アムステルダム /
ブルックナー:
《CD 20》
 交響曲第7番 【録音】1984年、ベルリン /
《CD 21》
 交響曲第8番 【録音】1999年、アムステルダム /
《CD 22》
 1) ブルックナー:交響曲第9番、
 2) J.S.バッハ:音楽の捧げものBWV1079より「リチェルカーレ」(ヴェーベルン編)
  【録音】1996年、アムステルダム /
《CD 23》
 ドヴォルザーク:
  1) 序曲『謝肉祭』Op.92、2) 交響曲第9番『新世界より』
   【録音】1987年、アムステルダム /
《CD 24》
 フランク:1) 交響曲ニ短調、2) 交響的変奏曲
  【演奏】ホルヘ・ボレット(ピアノ)(2)
   【録音】1986年、アムステルダム /
《CD 25》
 リスト:ファウスト交響曲
  【録音】1991年、アムステルダム /
《CD 26》
 1) ベルク:ピアノ・ソナタOp.1(ファーベイ管弦楽編)、
 2) マーラー:交響曲第1番『巨人』
  【録音】1995年、アムステルダム /
マーラー:
《CD 27-28》
 1) 交響曲第2番『復活』、2) 交響詩『祭礼』
  【録音】2001年、アムステルダム /
《CD 29-30》
 1) 交響曲第3番、2) J.S.バッハによる管弦組曲
  【録音】2003年(1)、2000年(2)、アムステルダム /
《CD 31》
 1) マーラー:交響曲第4番、
 2) ベルク:7つの初期の歌
  【録音】1999年、アムステルダム /
マーラー:
《CD 32》
 交響曲第5番 【録音】1999年、アムステルダム /
《CD 33》
 交響曲第6番 【録音】1989年、アムステルダム /
《CD 34-35》
 1) ディーペンブロック:大いなる沈黙の中に、
 2) マーラー:交響曲第7番
  【録音】1994年、アムステルダム /
マーラー:
《CD 36》
 交響曲第8番『千人の交響曲』
  【録音】2000年、アムステルダム /
《CD 37-38》
 交響曲第9番
  【録音】2004年、アムステルダム /
《CD 39》
 交響曲第10番(クック版)
  【録音】1986年、ベルリン /
メンデルスゾーン:
《CD 40》
 交響曲第2番『讃歌』【録音】1979年、ロンドン /
《CD 41》
 1) 夏の夜の夢Op.21、2) 交響曲第2番『讃歌』
  【録音】2005年、ライプツィヒ /
《CD 42》
 1) 交響曲第3番『スコットランド』、2) 交響曲第3番『スコットランド』(ロンドン版)
  【録音】1979年、ロンドン(1)、2009年、ライプツィヒ(2) /
《CD 43》
 メシアン:トゥーランガリラ交響曲 【録音】1992年、アムステルダム /
《CD 44》
 1) モソロフ:鉄工場Op.19、
 2) プロコフィエフ:交響曲第3番、
 3) ヴァレーズ:アルカナ
  【録音】1992年(1, 3)、1991年(2)、アムステルダム /
シューマン:
《CD 45-46》
 交響曲1) 第1番『春』、2) 第4番、3) 第2番、4) 第3番『ライン』
  【録音】1988年(1, 2)、1991年(3)、1990年(4)、アムステルダム /
《CD 47-48》
 交響曲1) 第1番『春』、2) 第2番、3) 第3番『ライン』、4) 第4番
  【録音】2007年(1, 3)、2006年(2, 4)、ライプツィヒ /
《CD 49》
 ストラヴィンスキー:
  1) 詩篇交響曲、2) 花火、3) 星の王、4) うぐいすの歌、
 5) ベリオ:シンフォニア
  【録音】1984年、ベルリン(1-4)、1989年、アムステルダム(5)/
チャイコフスキー:
《CD 50》
 交響曲第5番 【録音】1980年、ウィーン /
《CD 51》
 マンフレッド交響曲 【録音】1987年、アムステルダム /
ツェムリンスキー:
《CD 52》
 1) 詩篇23篇Op.14、2) 交響曲第2番、3) 6つの歌Op.13
  【録音】1987年、ベルリン(1, 2)、1989年、アムステルダム(3)/
《CD 53》
 1) 抒情交響曲Op.18、2) 交響的歌曲Op.20
  【録音】1993年、アムステルダム /
《CD 54-55》
 プッチーニ:1) 交響的前奏曲、2) 交響的奇想曲、
 3) ヴェルディ:シンフォニア ハ長調、
 ロッシーニ:
  4) 弦楽のためのソナタ第1-6番、
  5) シンフォニア ニ長調『コンヴェンテッロ』、
  6) シンフォニア ニ長調『ボローニャ』
   【録音】1982年、ベルリン(1, 2)、2002年、ミラノ(3)、1991年、1992年、ボローニャ(3-5)
リッカルド・シャイー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 (CD 1-5, 10-12, 41, 42: 2, CD 47-48)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 (CD 6-9, 15, 17-19, 21-38, 43-46,
  49: 5, CD 51, 52: 3, CD 53)、
ベルリン・ドイツ交響楽団(CD 13, 14, 16, 20)、
ベルリン放送交響楽団
 (CD 39, 49: 1-4, CD 52: 1, 2)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 (CD 40, 42: 1, CD 54-55: 1, 2)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 50)、
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
 (CD 54-55: 3)、
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
 (CD 54-55: 4-6)

 独特の存在感を示す指揮者シャイーの交響曲録音全集がCD55枚組BOXに

 デッカ専属アーティストとして長く、特別なパートナーシップを続けてきた指揮者のリッカルド・シャイーは、ベルリンのカラヤン、ボストンの小澤征爾、シカゴのショルティといった関係性が基準であった時代に生まれ、独特の存在感を示しています。
 今回40年にわたってデッカに録音した交響曲の録音全集をCD55枚組のセットで発売します。その驚くべきレパートリーの広さ、世界の名だたるオーケストラとの関わりが証明され、唯一無二のデッカ・サウンドでお届けします。
 CD55枚組BOX仕様。



<LP>

 

DG(LP)

4835578
(6LP)
\20000

《ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団~伝説の録音集》


《LP 1》
 シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944『ザ・グレイト』
  【演奏】ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)【録音】1951年 /

《LP 2》
 モーツァルト:交響曲
  1) 第40番ト短調K.550、2) 第41番ハ長調K.551『ジュピター』
  【演奏】カール・ベーム(指揮)
   【録音】1961年(1)、1962年(2)/

《LP 3》
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74『田園』
  【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
   【録音】1964年 /

《LP 4》
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
  【演奏】ラファエル・クーベリック(指揮)【録音】1972年 /

《LP 5》
 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
  【演奏】クラウディオ・アバド(指揮)【録音】1989年 /

《LP 6》
 ラヴェル:
  1) バレエ『マ・メール・ロワ』、
  2) 組曲『鏡』より「海原の小舟」、3) ボレロ
   【演奏】ピエール・ブーレーズ(指揮)
    【録音】1993年
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 6人の伝説の指揮者とベルリン・フィルによる珠玉の録音を集めたLP6枚組
 歴代の6人の伝説の指揮者によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏を指揮者ごとに6枚のLPにまとめた録音集です。
 アバドのブラームスとブーレーズのラヴェルの録音は初めてLP化されました。
 シリアルナンバー入り豪華LP6枚組限定盤。















8/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHALLENGE CLASSICS



CC 72739
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
デ・フリエンドのシューベルト全集録音シリーズがスタート
 シューベルト:交響曲全集第1集

  交響曲第2番ニ長調 D125
  交響曲第4番ハ短調『悲劇的』 D417
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
 ふくよかで柔らかな弦楽器群の音色が抜群!

 録音:2017 年8 月30 日-9 月1 日/ハーグ/DSD、Multi-ch / Stereo、56'51''

 ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドは2015 年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めています。両者の良好な関係が生む注目のシューベルト全集録音シリーズがスタート。第1 弾は2 番と4 番。
 フリエンドは曲の軽やかさを損なわないリズム感を持ちながら、モダン・オケの重厚な響きも厭わず、大きなスケールの演奏を展開。シューベルトの天才的なメロディ・センスと和声語法の魅力が十二分に楽しめるディスクです。
 録音の良さも相まって、弦楽器群のふくよかで柔らかい音色が心地よく耳を満たします。




ヤン・ヴィレム・デ・フリエント

入手困難になっていたデ・フリエンドのベートーヴェン:交響曲全集
まだ入りますように!


CC 72550
(6SACD HYBRID)
\8000
ベートーヴェン:交響曲全集
 (交響曲第1番-第9番)
アンマリー・クレメール(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)
マルセル・レイヤン(テノール)
ゲールト・スミッツ(バリトン)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ネザーランド交響楽団
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
 
 鬼才ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドのベートーヴェン交響曲全集!SACD6枚組ボックス・セット。



 いま聴かねばならない指揮者のひとり、ヤン・ヴィレム・デ・フリエント。

 このひと、およそ15年ほど前はビーバーの名演を聞かせてくれていたコンバッティメント・コンソート・アムステルダムの音楽監督だった。
 「次世代のブリュッヘン」と呼ばれる鬼才として、有望な古楽系指揮者として知る人ぞ知る存在だった。

 ところがそのデ・フリエントがいきなりマーラーを出して、これがマーラーがすごかった。
 店主は、少なくともビーバーとマーラーで名演を残した指揮者を知らない。
 しかもどちらもハンパじゃない名演。才気あふれる狂気にも似た音楽。

 その後さらにデ・フリエントはCHALLENGE CLASSICS からベートーヴェン交響曲全集をリリース。
 1,5,7,8番はICMAの重要な審査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級の評価を獲得。
 「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」と絶賛された。

 入手不能だったが最近また復活。しかしいつまで在庫があるか極めて不透明。できればお早めにこの値段のうちに。


 ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)のベートーヴェン全集。
 欧州を中心としたヤン・ヴィレム・デ・フリエンドの指揮者としての名声の高まりとともに、驚くべき音楽的集中をもってここに全集ボックスを完成させました。
 音楽学者としてもその名を知られるデ・フリエンドは、ベートーヴェンの時代に関する膨大な知識と研究をこの全集に惜しみなく注ぎ、特に本全集第2弾(交響曲第1番&第5番『運命』)と第3弾(第7番&第8番)は、ICMAの重要な審査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級の評価を獲得。
 「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」「世界的なレベルで、ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドはその斬新な音楽観の指揮者としてますます注目すべき存在である」等、絶賛されています。


 録音:2008-2010 年





そしてこのマーラー・・・すごいです。


CHALLENGE
CC72355
(SACD Hybrid)
\2600→\2290
マーラー:交響曲第1番「巨人」
 (交響曲第1番 1893年ハンブルク稿)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエント(指揮)
ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
 録音2009年。



デ・フリエントが・・・いきなりマーラーを出した。
 しかしこのマーラーがとんでもなかった。

 実は情けない話で、CHALLENGE CLASSICSからマーラーが出ると聞いて驚きはしたが、指揮者の名前をよく見てなかった。それが、その演奏の評判をいろいろなところで聞くに及んで、よーく名前を見たら・・・デ・フリエントだったのである。初めは信じられなかったが、間違いない。あのビーバーの名演を聴かせてくれてたデ・フリエント。
 ・・・で、聴いたら・・・世評どおり・・・すごかった。
 店主の知る限りビーバーとマーラーに名演を残した指揮者はいないが、このデ・フリエントのマーラー、まちがいなく傑作。おそるべき傑作。世間の評判が高まってから気づくなんてマッタク情けない話だが、すごいものはすごい。

 何がすごいかというと、それはこのアルバムの一番の「売り」である「第1稿」ではない。「第1稿」ならHUNGAROTONのジョルト・ハマル指揮の録音も結構面白かった。確かにこの盤でも下記代理店コメントのように、細部にわたって通常版との違いを楽しむことも可能である。
 しかし、このデ・フリエントのマーラーのすごさは・・・そのすさまじい表現欲求にある。いや、「欲求」なんてかわいいものじゃない。「欲望」である。
 音楽学者でもあるデ・フリエントが楽譜を精査したはいいが、新解釈を大胆に表現しようとする「欲望」があまりに強すぎて、その結果、いつのまにか「稿」の違いなんてどうでも良くなってしまって、「ここまでやっちまったぞー!」と雄叫びを上げながら指揮棒を振り上げているような演奏。いや、ひょっとすると「稿」の違いを盾にして、どこまでムチャな演奏ができるかを試していたようにさえ思える。そう、新しい「稿」という、素敵な理論武装的おもちゃを与えてもらったデ・フリエントが、すべてのしがらみから解放されたと勘違いして、もう楽しくてたまらないというような感じで「欲望」のままに大暴れしてしまったのだ。

 考えてみればどんな「稿」を使っていようと、それを表現する指揮者に個性と才能と技術がなければ全然面白くないわけで、先日紹介したルイージのシューマンをも上回るような大胆不敵なギア・チェンジも、「これはベートーヴェンか」といわんばかりにドドドドンと太鼓を(ティンパニって感じじゃない)叩きまわるのも、終楽章後半の尋常ならざる緊張感に満ちた「溜め」も、これは「稿」のせいじゃなくデ・フリエントの「欲望」なのだ。で、その「欲望」がなんとも痛快で爽快で奇奇怪怪でたまらない。初めは「おいおい、やりすぎじゃないの」とか思っているのに、デ・フリエントがあんまり強引に大胆に次から次へと仕掛けてくるからこっちもだんだんその気になってくる。
 しかしだからこそ当然、その演奏はマーラーの1番演奏史上トップを行くほどの生命感、いや、そんなこぎれいなもんじゃない、放埓でギラギラしたエネルギーを持つ。この音楽、間違ってもおしゃれに正装した音楽じゃない。裏道を抜けて、どこかの地下室へ入っていく黒尽くめの悪漢のような音楽。だから演奏が乱暴だとか雑とか、もちろん欠陥はある。完全完璧じゃない。でもそんなことはどうでもいい。さまざまな悪巧みを思いつく発想力くと、それを緻密に且つ大胆に実行する行動力・・・。

 悪漢デ・フリエントの確信犯的異常世界に飛び込んで、奈落の底に落ちていってほしい。





 1889年に発表されたマーラーの「2部構成による交響詩」 ― 後の交響曲第1番の第1稿はマーラー自身の指揮によってブダペストで初演されましたが、聴衆の反応は冷ややかで、それは作曲家を打ちのめしました。
 本ディスクに収録されているのは、初演の失敗後、マーラーが改訂し「巨人」という名を与えた1893年ハンブルクで演奏された版です。
 この版は2部、5楽章で構成され、第1部は「青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど」と称され、第1楽章から第3楽章までの「春、そして終わることなく」「花の章」「スケルツォ、順風に帆をあげて」が含まれます。第2部は「人間喜劇」と称され、第4楽章のカロ風の葬送行進曲、フィナーレの「地獄から天国へ」となります。

 ネザーランド交響楽団の首席指揮者、ヤン・ヴィレム・デ・フリエントはオランダを代表する指揮者であり、音楽学にも精通した逸材です。これまでも作品や作曲家への深い知識と洞察から、一味違った、新しい視点での表現を企画し、成功してきました。今回の盤でも、生き生きと力強くも音楽に満ち溢れた「巨人」を演奏します。

◎全集版とのオーケストレーションの差異◎
・第1部第1楽章の冒頭のクラリネットのファンファーレは、ホルンで奏でられている。
・第1部第1楽章遠くからのトランペットのファンファーレは、ホルンとの掛け合いになっている。
・第1部第1楽章フィナーレに入るクレッシェンドは大太鼓の大音響で圧巻!(音の津波の様!!)
・第1部第3楽章のスケルツォの冒頭は、ティンパニーが弦楽とリズムを刻む。
・第2部第4楽章冒頭は、弱音器付きのチェロと弱音器なしのコントラバスとのデュオで奏でる。
・第2部第5楽章は詳細を記すのが困難な程、音の長さや強弱、テンポ指示、休符有無、打楽器の使用など変化が多彩。



 


CC 72775
¥2500
ハンガリーの音楽家による美しいパストラーレ
 エルンスト・フォン・ドホナーニ:
  ハンガリア牧歌 Op.32a
  組曲形式によるユーモレスク Op.17
  ハンガリーのクリスマス・ソングによるパストラーレ
ヴァレンティナ・トート(ピアノ)
 録音:2018 年4 月11-14 日/スキーダム/63'10''

 1992 年オランダ、レーワルデン生まれのピアニスト、ヴァレンティナ・トートによるアルバム。ハンガリーの音楽家というとバルトークやコダーイが有名ですが、彼らと比肩するハンガリー・ロマン派の音楽家がエルンスト・フォン・ドホナーニです。
 ドホナーニはハンガリーの旋律を用いつつ、ブラームスの延長線上のような語法で作曲しました。ゆったりとした曲では美しく抒情的なメロディが印象的。また速い曲では技巧的でメカニカルな書法もあり、ピアノならではの爽快さにも魅せられる作品です。
 

CC 72780
¥2500
ジャズ歌手と弦楽四重奏のハイレベルな共演 カフェ・ド・シャンソン feat.
シャルロット・ハーセン
 レオ・フェレ(1916-1993):Paris canaille
 ミアルカ・ラパルセリエ(1912-1956)&
  ジャン・リシュピン(1849-1926):Mon coeur est un violon
 ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981):Je me suis fait tout petit
 ジャック・ブレル(1929-1978):Les vieux
 シャルル・トレネ(1913-2001):Débit de l'eau, débit de lait
 ジャック・ブレル&
  ジェラール・ジュアネスト(1933-2018):La chanson des vieux amants
 シャルロッテ・ハーセン(1987-):Qui protege les marins?
 ジャック・ブレル:Isabelle
 シャルル・アズナヴール(1924-)& ジャック・プラント(1929-1986):La boheme
 フィリップ・サルド(1948-)&ジャンヌ・モロー(1928-2017):L' adolescente
 クロード・ヌガロ(1929-2004)&ジャック・ダタン(1920-1973):Le jazz et la java
 ジャック・ブレル:Orly
 ミシェル・ルグラン(1932-):Les moulins de mon coeur
 録音:2018 年5 月18-20 日/ベルギー/46'06''

 1987 年アムステルダム生まれのシャルロット・ハーセンはベルギーのフランス語圏で育ち、アムステルダム芸術大学でジャズを学んだ歌手。
 ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる弦楽四重奏との共演で20 世紀フランスの歌を歌います。弦のアレンジが凝っていて、自在に伸縮する歌声にも完璧にマッチ。完成度の高いアルバムです。




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PENTATONE



PTC 5186650
(2SACD HYBRID)
¥4200→\3890
グスターボ・ヒメノ、ルクセンブルク・フィル第5弾、
 ストラヴィンスキー・アルバム!
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
  イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
   Disc 1
    1.-13.バレエ音楽『春の祭典』(1913)(34'00")
    14.『葬送の歌』 Op.5(1909)(12'35")
   Disc 2
    1.-3.『カルタ遊び』(24'10")
    4.-6. 管弦楽のための協奏曲 ニ調『バーゼル協奏曲』(12'00")
    7.-20.バレエ音楽『アゴン』(1957)(21'55")
 アバド、ヤンソンスが認めた逸材。世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ。ルクセンブルク・フィルとの第5 弾はストラヴィンスキー・アルバム!

 セッション録音:2017年1月&6月、2018年6月&7月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc 1 46' 35"、Disc 2 58' 05"、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。

 今世界が最も注目する若手指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONE レーベル第5 弾はストラヴィンスキーです!
 ヒメノは2001 年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家としてさらなる研鑽として指揮を学び、その才能が開花した若手筆頭格の音楽家です。
 2012-13 年、2013-14 年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014 年1 月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウにデビューし、一躍世界から注目される指揮者となりました。
 指揮者としての日本デビュー公演は2013 年9 月の仙台フィルとの共演で、その後2015 年には2 度来日。そのうち同年11 月のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。

 期待のストラヴィンスキー。冒頭の『春の祭典』から強烈なリズムと刺激的な不協和音で驚くほど高密度かつ、緊張感に満ちた演奏を聴かせてくれます。
 この他、失われたとみられていた幻の作品『葬送の歌』(2016 年12 月2 日にゲルギエフ指揮、マリインスキー劇場管弦楽団により蘇演)、3 回勝負のトランプに見立て、踊り手をトランプ・カードとして扱うアメリカ・バレエ団の委嘱作品『カルタ遊び』、バーゼル室内管弦楽団の主宰者パウル・ザッハーの委嘱作品『バーゼル協奏曲』、そして、17 世紀に出版されたフランスの舞曲集の旋律を用いた12 人の舞踊手のために書かれた抽象的バレエ『アゴン』が収録されました。
 ヒメノによる躍動感に満ちたストラヴィンスキーをお楽しみください。


 ヒメノ&ルクセンブルク・フィルによるショスタコーヴィチ・アルバム(PTC 5186622)、ブルックナー・アルバム(PTC 5186613)、ラヴェル・アルバム(PTC 5186652)、マーラー・アルバム(PTC 5186651)も好評発売中です!




Chateau de Versailles Spectacles



CVS002
(2CD)
\4600
アンドレ・カンプラ(1660~1744):「優雅なヨーロッパ」
【DISC 1】
 1-12.  序幕
 13-26. 第1幕:フランス
 27-37. 第2幕:スペイン
【DISC 2】
 1-9.   第3幕:イタリア
 10-25. 第4幕:トルコ
セバスティアン・デラン指揮
レ・ヌーヴォー・キャラクテール(古楽器使用)
カロリーヌ・ミューテル
 (ソプラノ/美の女神、スペインの女1、オリンピア、ロクサーヌ)
イザベル・ドリュエ
 (ソプラノ/不和の女神、酒屋の女1、後宮の女)
ヒザー・ニューハウス
 (ソプラノ/恩寵の化身、セフィーズ、スペインの女2、酒屋の女2)
アンデシュ・J.ダーリン
 (テノール/フィレーヌ、ドン・ペドロ、オクタヴィオ)
ニコラ・クルジャル
 (バス/シルヴァンドル、ドン・カルロス、ズリマン)
ジェレミー・デルヴェール
 (バリトン/トルコ近衛兵)

 フランス王ルイ14世の肝煎りで17世紀に建造が始まり、王が住むようになってからも増築を重ね完成までに1世紀を費やした大宮殿、ヴェルサイユ――かつてルイ王朝の人々に豪奢な心のうるおいを与えた劇場や王室礼拝堂は、近年この宮殿を活性化させる運営団体シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクルによって、古楽パフォーマンスの絶好の演奏会場となっています。
 その最先端の賑わいを伝える独自レーベル第2弾リリースは、名匠アンドレ・カンプラの「優雅なヨーロッパ」――1697年、フランス独自の劇音楽形式である「オペラ=バレ(舞踏歌劇)」をはじめて世に現出せしめた象徴的作品でありながら、全曲盤の新録音は長らく登場せず、フランス古楽ファンをやきもきさせてきたこの傑作を、Alphaレーベルでのルクレール「シラとグロキュス」新録音はじめ、同国人ならではの繊細にしてダイナミックなフランス・バロック解釈を旨とするセバスティアン・デランの楽隊がいま、みずみずしい演奏で現代によみがえらせてくれます。
 重要作だけに、解説にも需要のある好企画です。
 

RICERCAR



RIC391
\2600
ジュゼッペ・タルティーニ(1692~1770):
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品1と
  パドヴァの手稿譜による二つの「タッソのソナタ」

 1-3.ソナタ 第15番 ト長調「タッソのソナタ」*
 4-6.ソナタ 第10番 ト短調「見捨てられたディドーネ」
 7-9.ソナタ 第12番 ヘ長調
 10-12.ソナタ 第5番 ホ短調
 13-16.ソナタ 第17番 ニ長調「タッソのソナタ」*
 17-19.パストラーレ

 出典:
  無印「ヴァイオリンのためのソナタ、チェロないしチェンバロとともに」作品1
    (1734年アムステルダムにて刊行)
  * パドヴァ音楽古文書館の手稿譜『26の小さなソナタ』
    (ヴァイオリンと任意参加のチェロのための)
エフゲニー・スヴィリドフ (バロック・ヴァイオリン)
ダヴィト・メルコニヤン (バロック・チェロ)
スタニスラフ・グレス (チェンバロ)

 偉大な作曲家でありながら、活躍期が音楽史の「はざま」にかかっていることもあり全貌がなかなか明らかになりにくいイタリアの天才ヴァイオリン奏者=音楽理論家=作曲家タルティーニ。
 若い頃には超絶技巧を駆使した名作も数多く残していながら、後年その比類ない旋律センスを活かし、独自の和声感覚のもと平明・絶美の音楽へと傾倒していったところは、何か後年の「ピアノの貴公子」リストにも通じるところがあるかもしれません。
 この大作曲家に古楽の老舗Ricercarレーベルが正面から向き合ってくれたことは、古楽シーンの嬉しい新事件と言えるのではないでしょうか?

 1734年、かつてヴィヴァルディの『四季』を初出版したアムステルダムの版元から刊行された12曲のソナタ集は、タルティーニの技巧と至芸をあざやかに伝える充実曲集!
 かたや後年の活躍地であるパドヴァでひそやかに綴られた「タッソのソナタ」2作は、イタリア文学史に名高い16世紀の大詩人タッソ『解放されたイェルサレム』に紐づけられた暗示的プログラムにも心そそられる名品。謎と風説を静かに解きほぐしてゆくのは、昨年ブルージュ国際古楽コンクールで圧倒的優位をみせた才人スヴィリドフ(パガニーニまで弾きこなす名手!)のチーム。
 塗り替えられてゆく名盤史の最先端を飾る逸品、演奏者自身による解説も目が離せません。

  録音:2018年6月 ボーファイ(ベルギー南東部リエージュ州)、洗礼者聖ヨハネ教会
 

RAMEE



RAM1806
\2600
THE ART OF FANTASY
 アルフォンソ・フェラボスコ 2世(1575頃-1628):リラ・ヴァイオルとコンソートのための作品集

 1. 6声のファンタジア 第2番 (MB81/30)
 2. 4声のファンタジア 第15番 (MB62/15)
 3. 5声のパヴァーン 第2番 ~七つの音にもとづく (MB81/7)
 4. アルメイン 第10番 (MB81/24)
 5. 二つのヴァイオルのためのガリアード ~第1調弦による
 6. 二つのリラ・ヴァイオルのためのアルメイン~第1調弦による
 7. 4声のファンタジア 第9番 (MB62/9)
 8. 4声のファンタジア第13番 (MB62/13)
 9. 5声のイン・ノミネ第1番 (MB81/3)
 10. 三つのヴァイオルのためのパヴァン ~第2調弦による
 11.リラ・ヴァイオル独奏のためのアルメイン
 12.リラ・ヴァイオル独奏のためのコラント
 13. 6声のファンタジア 第4番 (MB81/32)
 14. 5声の六音音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ、ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド)(MB81/2a & b)
 15. 4声のファンタジア (MB62 App. / VdGS No.24)
 16. 6声のファンタジア 第6番 (MB81/34)
 17. 三つのヴァイオルのためのファンシー ~第3調弦による
 18. 4声のファンタジア 第11番 (MB62/11)
 19. 6声のイン・ノミネ第3番 ~全声部を通じて (MB81/28)
 20.リラ・ヴァイオル独奏のためのプレリュード
 21.リラ・ヴァイオル独奏のためのパヴァーン
 22. ヘキサコードにもとづく6声のファンタジア (MB81/25)

 出典:
  Four-Part Fantasias for Viols, Musica Britannica MB 62
  Consort Music of Five and Six Parts,
              Musica Britannica MB 81
  Lessons for 1. 2. and 3. Viols, London 1609
ハトホル・コンソート

【メンバー】
 ロミーナ・リシュカ
  (トレブル、テナー、ベース&リラ・ヴァイオル、
  音楽監督)
 エリザベス・ラムゼイ(トレブル・ヴァイオル)
 リアム・フェンリー(アルト・ヴァイオル)
 ユリ・スミランスキー(テナー・ヴァイオル)
 トマ・バエテ(バス&リラ・ヴァイオル)
 イレーネ・クライン(コンサート・ベース&リラ・ヴァイオル)

 エリザベス1世からチャールズ1世の治世にかけ、英国王室のヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者を務め、当時の英国で最も成功を収めた作曲家でもあったイタリア人アルフォンソ・フェラボスコ2世。
 彼は、波乱万丈の生涯を送った父親アルフォンソ・フェラボスコ1世と同じ作曲家となり、英国に伝統的な「イン・ノミネ」(単旋聖歌「なんじ聖三位一体に栄光あれ」を元にしたコンソート)を17世紀まで作曲し、技巧的な旋律が重なり凝ったリズムの作りへと発展させるなど個性的な作風で、英国で大きく花開いたヴァイオル・コンソートの発展に貢献しました。
 1982年生まれのヴァイオル奏者ロミーナ・リシュカは、スコラ・カントルムでパオロ・パンドルフォに、ブリュッセル王立音楽院でフィリップ・ピエルロに学び、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやリチェルカール・コンソートで活躍した逸材。
 彼女が2012年に結成したハトホル・コンソートのデビュー盤「ダウランド:ラクリメまたは7つの涙」(Fuga Libera FUG718)は各方面で高い評価を得ています。このアルバムでも、高度な技術と親密なアンサンブルで、まとめて聴く機会が少ないこれらの作品を瑞々しく表現しています。

  録音:2018年3月 the Begijnhofkerk, Sint-Truiden, Belgium




<メジャー・レーベル>


オーストラリアELOQUENCE



4825055
(2CD)
\1800
《ジェニファー・ヴィヴィアン&アンソニー・ルイス~ヘンデル:セメレ》
《CD 1-2》
 ヘンデル:オラトリオ『セメレ』(Julian Herbage編)

 DECCA初CD化
ジュピター……ウィリアム・ハーバート
カドマス……George Prangnell
セメレ……ジェニファー・ヴィヴィアン
アタマス……John Whitworth
イノー……ヘレン・ワッツ
ソムナス……George James
アポロ……Robert Ellis
ジュノー………アンナ・ポラック
アイリス……Brenda Griffith
サーストン・ダート(チェンバロ)
セント・アンソニー・シンガーズ
アンソニー・ルイス(指揮)
ロンドン新交響楽団

 オワゾリール初期の伝説のヘンデル録音
 1956年オワゾリールに録音された、アンソニー・ルイス指揮によるオペラの初期録音の一つ、ヘンデルの『セメレ』。スター歌手ジェニファー・ヴィヴィアンがタイトルロールを歌っています。2枚組。初CD化。
 音楽学者・指揮者のアンソニー・ルイスは、後にデッカの傘下となるオワゾリールの初期の立役者で、バーミンガムやロンドンでのオペラの指揮、上演の経験から録音を行い、パーセルとヘンデルの重要なディスコグラフィを残しています。

  【録音】1956年、ロンドン
 


4826924
(3CD)
\3000
《オスカー・ダノン~グリンカ:歌劇『イワン・スサーニン』》
《CD 1-3》
 グリンカ:歌劇『イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)』

 DECCA初CD化
イワン・スサーニン………Mirsolav ?angalovi?
アントニーダ………Marija Glava?evi?
ボグダン・ソビーニン………Drago Starc
ヴァーニャ……Milica Miladinovi?
ポーランド王ジギスムンド3世……Vladeta Dimitrievi?
ポーランド軍の伝令……ボゴルブ・グルバッハ
ロシアの兵士……Ivan Murga?ki
Yugoslav Army Chorus
オスカー・ダノン(指揮)
ベオグラード国立歌劇場管弦楽団

 ソヴィエト時代に書かれた最初の「ロシア・オペラ」の初ステレオ録音
 エロクヮンスは1955年にベオグラード国立オペラにより録音された7作のロシア・オペラをリリースしています。
 今回はソヴィエト時代に書かれた最初の「ロシア・オペラ」であるグリンカの『イワン・スサーニン』の初ステレオ録音。指揮はオスカー・ダノン。初CD化。

  【録音】1955年9月10、13-19、25日、10月1日、ベオグラード
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4828533
(2CD)
\1800
《アンドール・フォルデシュ~
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集/ベートーヴェン:合唱幻想曲》

《CD 1》
 モーツァルト:ピアノ協奏曲
  1) 第10番変ホ長調K.365(2台のピアノのための)、
  2) 第15番変ロ長調K.450*、3) 第21番ハ長調K.467*
《CD 2》
 モーツァルト:ピアノ協奏曲
  1) 第17番ト長調K.453*、2) 第25番ハ長調K.503*、
 3) ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調Op.80*

*DG初CD化
アンドール・フォルデシュ(ピアノ)、
カール・ゼーマン(ピアノ)(CD 1: 1)、
RIAS室内合唱団、
ベルリン・モテット合唱団(CD 2: 3)、
フリッツ・レーマン(CD 1: 1, CD 2: 1, 3)、
レオポルト・ルートヴィヒ(CD 1: 2, CD 2: 2)、
パウル・シュミッツ(CD 1: 3)(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 モーツァルト演奏の巨匠、ハンガリーのアンドール・フォルデシュによるピアノ協奏曲集
 ハンガリーのピアニスト、アンドール・フォルデシュがフリッツ・レーマン、レオポルト・ルートヴィヒ、パウル・シュミッツ指揮によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と録音した、モーツァルトのピアノ協奏曲の非常に美しい演奏が収められています。
 収録曲のうち4曲が初CD化です。ベートーヴェンの『合唱幻想曲』をカップリング。2枚組。

  【録音】1954年2月12、13日(CD 2: 1)、1955年4月13、14、20日(CD 2: 3)、18-20日(CD 1: 1)、1957年10月11、14-16日(CD 1: 3)、1963年2月6-8日(CD 1: 2, CD 2: 2)、ベルリン
 


4828603
\1200
《リチャード・ボニング~アダン:序曲集/バレエ『4人の悪魔』》
 アダン:
  1) 歌劇『ヒラルダ』序曲、
  2) 歌劇『ニュルンベルクの人形劇』序曲、
  歌劇『闘牛士』より
   3) 序曲、4) 間奏曲、5) バレエ『4人の悪魔』
リチャード・ボニング(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1, 2)、
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団(3, 4)、
ロンドン交響楽団(5)

 19世紀バレエ音楽のスペシャリストによるアダン作品集
 19世紀のバレエ音楽を追い求め、リチャード・ボニングは1960年代の録音スタジオで誰よりも多くの仕事をしました。その中心にあったのがアドルフ・アダンの作品でした。
 アダンのオペラからの序曲集に、あまり知られていない2幕のバレエ『4人の悪魔』をカップリングしています。

  【録音】1964年4月13、14日(5)、1969年2月26日-3月3日、5、6日(1, 2)、ロンドン、1996年6月18-23日、ウェールズ(3, 4)
 


4828605
(2CD)
\1800
《リチャード・ボニング~アダン:バレエ『海賊』》
《CD 1-2》
 アダン:バレエ『海賊』
リチャード・ボニング(指揮)
イギリス室内管弦楽団

 19世紀パリ・バレエ音楽の開拓者によるアダン最後のバレエ曲
 19世紀パリのバレエ音楽の開拓者リチャード・ボニングは録音に関しても開拓者でした。アダンが死の直前1856年に書いた『海賊』。
 この1990年の録音には、ボニングが第2幕に「花の踊り」(有名な「ナイラ・ワルツ」を含む)を採用しています。

  【録音】1990年1月15-18日、ロンドン
 


4828794
(2CD)
\1800
《ボニング/ハーウィッツ/ヒコックス~シンフォニア
 ―サリエリ、J.C.バッハ、アーン、パーセル、アルビノーニ、パッヘルベル》

《CD 1》
 サリエリ:
  1) シンフォニア ニ長調『ヴェネツィアーナ』、
  2) フルートとオーボエのための協奏曲ハ長調、
 J.C.バッハ:
  3) 協奏交響曲(フルート、オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための)、
  4) 交響曲変ホ長調Op.9 No.2、
  5) 交響曲ホ長調Op.18 No.5* /
《CD 2》
 1) アーン:序曲第4番ヘ長調*、
 ボイス:交響曲
  2) 第1番変ロ長調*、3) 第4番ヘ長調*、
 4) パーセル:シャコンヌ(歌劇『妖精の女王』より)*、
 5) エイヴィソン:協奏曲第13番ニ長調*、
 6) ロック:劇付随音楽『テンペスト』*、
 7) アルビノーニ/ジャゾット:アダージョ ト短調、
 8) アルビノーニ:オーボエ協奏曲Op.9 No.2、
 9) パッヘルベル:カノン ニ長調、
 10) ボノンチーニ:4声の教会シンフォニアOp.5 No.1*、
 11) パーセル:シャコンヌ ト短調

*DECCA初CD化
リチャード・アドニー(フルート)(CD 1: 2, 3)、
ジェイムズ・ブラウン(オーボエ)(CD 1: 2)、
ピーター・グレイム(オーボエ)、
エマニュエル・ハーウィッツ(ヴァイオリン)、
キース・ハーヴェイ(チェロ)(CD 1: 3)、
サラ・バリントン(オーボエ)(CD 2: 8)、
リチャード・ボニング(CD 1:1-4)、
エマニュエル・ハーウィッツ(CD 1: 5, CD 2: 1-6)(指揮)
イギリス室内管弦楽団(CD 1, CD 2: 1-6)、
リチャード・ヒコックス(指揮)
リチャード・ヒコックス・オーケストラ(CD 2: 7-11)

 3人の指揮者によるイギリス、イタリア・バロック交響曲集
 アナログ時代のイギリス、イタリア・バロック交響曲集の3枚のデッカ・アルバムから新規リマスタリング、新編成されています。
 一部初CD化。2枚組。

  【録音】1966年1月7、8日(CD 1: 5, CD 2: 1-6)、1967年7月8、11、12日(CD 1: 3-4)、1968年8月1、2日(CD 1: 1, 2)、1976年9月14-16日(CD 2: 7-11)、ロンドン



<映像>

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OPUS ARTE(映像)

OA1272D
(DVD)
\3900→\3590
パッパーノ(指揮)&ロイヤル・オペラハウス管
 ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):「ラ・ボエーム」(4幕のオペラ)

 脚本:ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ

ボーナス映像:
 パッパーノによるイントロダクション、キャスト・ギャラリー
ロドルフォ:マイケル・ファビアーノ
ミミ:ニコール・カー
マルチェッロ:マリウシュ・クヴィエチェン
コッリーネ:ルカ・ティットート
ショナール:フロリアン・サンペイ
ムゼッタ:シモーナ・ミハイ
ブノア:ジェレミー・ホワイト

アントニオ・パッパーノ(指揮)
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団・合唱団
演出:リチャード・ジョーンズ


OABD7248D
(Blu-ray)
\4700→\4390
 日本語字幕あり

 パリの裏町に住むボヘミアンたちの生き生きとした生活や恋を描いた、最も人気のあるオペラの一つ「ラ・ボエーム」。英国を代表する大御所演出家、リチャード・ジョーンズによる新演出が登場しました。
 本国アメリカのみならず英国ロイヤル・オペラでも確固たる人気を誇るテノール、マイケル・ファビアーノによるロドルフォ。近年人気上昇中のオーストラリア出身ソプラノ、ニコール・カーによる新鮮味あふれるミミ。そして指揮を執るのはロイヤル・オペラハウス音楽監督のアンドレア・パッパーノ。
 舞台である19世紀パリの様子を再現した新演出は、貧しい芸術家の卵たちの住む世界と華やかなクリスマスの町との鮮やかな対比など、作品の世界観を期待通りに広げてくれる美しいもので、オペラを観る喜びを改めて感じさせてくれます。

  収録:2017年9月25日、29日、10月3日

  映像:16/9 NTSC  ALL REGIONS 片面二層(DVD、Blu-ray)
  音声:LPCM 2.0, DTS Digital Surround (DVD)
       LPCM 2.0, DTS-HD 5.1 Master Audio (Blu-ray)
  字幕:伊(歌唱言語)、日、英、仏、独、韓
  本編:111分  ボーナス映像:11分
 
OA1269D
(DVD)
\3900
「不思議の国のアリス」 (3幕のバレエ) 英国ロイヤル・バレエ
 音楽:ジョビー・タルボット 振付:クリストファー・ウィールドン
  ボーナス映像:
   イントロダクション、
   ウィールドンの帽子屋のタップダンス、
   ボブ・クロウリーによる衣装解説
アリス…ローレン・カスバートソン
ハートのジャック…フェデリコ・ボネッリ
ルイス・キャロル/白ウサギ…ジェームズ・ヘイ
お母さん/ハートのクィーン…ラウラ・モレーラ
お父さん/ハートのキング…クリストファー・サンダース
マジシャン/帽子屋…スティーヴン・マクレイ
音楽…ジョビー・タルボット
振付…クリストファー・ウィールドン
美術・衣装…ボブ・クロウリー
照明…ナターシャ・カッツ
指揮…ケン・ケセルス
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団


OABD7245D
(Blu-ray)
\4700

 2011年に初演されて以来、バレエ・ファンから初心者まで幅広く楽しめる作品として人気の「不思議の国のアリス」。
 ルイス・キャロスの原作が、英国の人気振付師クリストファー・ウィールドンの手により、極上のエンターテイメントに仕上げられています。初演時には2幕のバレエで、これまで発売されていた映像はこの版のものでした。
 しかし翌シーズンには3幕へと改訂されたため、実演のあとに映像作品を観ると少し違う、という状況が続いていましたが、今回のリリースでそれも解消されます。
 なかでも、アリスとジャックの印象的なパ・ド・ドゥを観ることが出来るのは嬉しいところです。主役のアリスはもちろん、初演でもタイトルロールを務めたローレン・カスバートソン。
 ほかの出演者は初演時から入れ替わっていますが、コンテンポラリーダンスを取り込んだ振付、華麗なタップダンスなど作品の人気要素はそのままに、さらにスケールアップしたステージで観る者全てをワクワクさせてくれます。


  収録:2017年9月27日、10月9日、23日
  映像:16/9 NTSC  ALL REGIONS 片面二層(DVD、Blu-ray)
  音声:LPCM 2.0, DTS Digital Surround (DVD)
      LPCM 2.0, DTS-HD 5.1 Master Audio (Blu-ray)














8/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ARCANA



A452
(2CD)
\4500→\4090
録音:2017年10月!古楽器集団ゼフィーロ
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750):
  ブランデンブルク協奏曲(全6曲)/
  5声の序曲 ロ短調(管弦楽組曲 第2番)

【DISC1】
 1-4.ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046
 5-7.ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV1047
 8-9.ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV1048
 10-12.ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV1049
【DISC2】
 1-3.ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050
 4-6.ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV1051
 7-13.5声の序曲 ロ短調(管弦楽組曲 第2番)

ピッチ a’=398Hz
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
チェチーリア・ベルナルディーニ
      (ヴァイオリン&ヴィオリーノ・ピッコロ)
ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ブルーノ・ウルタド・ゴンサルヴェス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
マルチェッロ・ガッティ(トラヴェルソ)
ドロテー・オバーリンガー(リコーダー)
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
パオロ・グラッツィ(オーボエ)
マグダレーナ・カロラク(オーボエ)
アルベルト・グラッツィ(ファゴット)
ガブリエーレ・カッソーネ(トランペット)
ディレーノ・バルディン、フランチェスコ・メウッチ(ホルン)
NYCX-10015
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税

 DHMレーベルでのメジャー録音の数々をへて、2013年に再びArcanaレーベルに戻ってきたイタリア屈指の老舗古楽器集団ゼフィーロ。彼らが豊かな演奏経験の末、ついにバッハの合奏曲の最高峰ともいうべき『ブランデンブルク協奏曲』を全曲録音したというのは、明らかにひとつの「事件」と言えるのではないでしょうか。
 全体にアップテンポでスリリングな音運びでありながら、a’=398Hzというかなり低めのピッチでのサウンド作りは耳をひかずにおかない落ち着いた響き。曲の細部まで解釈の妙をじっくり味あわせてくれます。
 先にリリースされた一連の管弦楽組曲(A400)の録音では収録されていなかった、フルート独奏をともなう小編成の「管弦楽組曲 第2番」まで今回のアルバムで聴けるのもうれしいところ。
 そして何よりの注目点は、やはり独奏者陣の豪華さと言えるのではないでしょうか。フルート(トラヴェルソ)のマルチェッロ・ガッティやトランペットのカッソーネなど同楽団おなじみの超実力派たちを横目に、オーボエとファゴット陣営も創設メンバーたちが大いに活躍するほか、リコーダーにはソリストとして圧倒的な存在感を放ってきたオバーリンガーが!
 さらに2017年の来日公演でも大いに日本の古楽ファンを魅了した俊才フランチェスコ・コルティが「第5番」のチェンバロ独奏をつとめ、第6番ではオーストリアの大御所ドゥフトシュミットをガンバ陣営に迎えているのも頼もしいところ。全トラックにわたり聴き手を飽きさせない、充実至極の最新録音がここにあります。
 録音:2017年10月5日 ヴェローナ、リストーリ劇場

 国内盤:解説訳・補筆:白沢達生
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A111
\1800
18世紀初頭、ナポリからパリへ
 ミケーレ・マシッティ(1664-1760):
  独奏ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.8(1731年パリ)


  1-4.ソナタ Op.8 No.1 イ長調
  5-9.ソナタ Op.8 No.2 変ロ長調
  10-14.ソナタ Op.8 No.5 ト短調
  15-18.ソナタ Op.8 No.6 イ長調
  19-22.ソナタ Op.8 No.7 へ長調
  23-26.ソナタ Op.8 No.8 ニ長調
  27-30.ソナタ Op.8 No.10 ト長調
  31-34.ソナタ Op.8 No.11 イ短調
ジャン・アンドレア・グエルラ(ヴァイオリン)
 …18世紀イタリア製 作者不明
ニコラ・ブロヴェッリ(チェロ)
 …2016年クレモナ、マウリツィオ・ヴェッラ製作
  -1600年頃ブレシア、
   ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ製作楽器による
マッテオ・チキッティ(ヴィオローネ)ソナタNo.1,2,5,8
 …2010年ピアチェンツァ、ヴァレンティナ・モンタヌッチ製作
  -1750年頃グアスタッラ、
   ジョヴァンニ・メッリーニ製作楽器による
ルイジ・アッカルド(チェンバロ)
 …2015年ミラノ、フェデリコ・マスケローニ製作
  -1769年パリ、パスカル・タスカン製作楽器による

 イタリアで全盛を極めた器楽音楽の流れがフランスにまで到達し、花開いた18世紀初頭、その中心的な役を担ったのが、ナポリからパリへ移り住んだ若きヴァイオリニスト、ミケーレ・マシッティでした。
 彼はここに長く住み、1704年から1738年までの間に9巻もの器楽曲集を出版し、この成功によりパリの音楽界で称賛を浴びてきました。
 フランスでは17世紀末まで、ルイ14世の国策もあってイタリア音楽には風当たりが強かったところ、マシッティはその後フランス人がイタリア音楽のとりこになってゆくうえで大きな貢献を果たした一人でもあり、とくにイタリア音楽を推奨したオルレアン公(ルイ14世歿後しばらく摂政をつとめた要人)に愛顧されたことからも、彼の実力と人気のほどが伺えます。
 その音楽は現在でも、当時のパリの煌びやかなファッションや、美しい絵の描かれたサロンの様子を私達に思い起こさせるものです。
 今回初めて録音される作品8のヴァイオリン・ソナタは、ナポリ伝統の情熱的な表現と、ロココ期のフランスならではの優雅さを併せ持つ、新たな味わいを私達に提供してくれます。

  録音:2017年12月3-5日 イタリア、クレモナ、ピエトロ・パスキーニ音楽ホール



 

BRU ZANE (旧 EDICIONES SINGULARES)


 イタリアのヴェネツィアにありフランス音楽史の再発見を目指すパラツェット・ブリュ・ザーネと、マドリッドに拠点をおくセメル・プロジェクストス・ムジカレスは、2012年から共同でエディシオネス・シングラレス(EDICIONES SINGULARES)の名称でCDのリリースを行なってきましたが、この度、レーベル名をブリュ・ザーネ(BRU ZANE)に改名しました。
 フランス・ロマン派音楽文化財団の一部であるパラツェット・ブリュ・ザーネは、19世紀前後のフランス音楽史を再発見することに力をいれています。
 なかでも、フランス語と英語で作成されたCDブックは、コンサート会場やスタジオでの収録の様子から作品の解説、初演の状況までを多くの文献と豊富なビジュアルで解き明かし、楽しませてくれます。
 《フランス・ロマン派のオペラ》、《フランス・ロマン派の作曲家》、《「ローマ賞」受賞作曲家》の3つのシリーズがリリースされていきます。

BZ1033
(2CD+BOOK)
¥5300
シャルル・グノー(1818-1893):歌劇「ザモラの貢ぎ物」全4幕 (1881年)
 台本:アドルフ・フィリップ・デネリー、ジュール・ブレシル
ジェニファー・ホロウェイ(ソプラノ/エルモサ)
ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ/グザイマ)
エドガラス・モントヴィダス(テノール/マノエル)
タシス・クリストヤニス(バリトン/ベン・サイード)
ボリス・ピンハソヴィチ(バリトン/ハジャール)
ジュリエット・マルス(メゾ・ソプラノ/イグレシア、奴隷)
アルタヴァスト・サルクシャン(テノール/市長、裁判官)
ジェローム・ブーティリエ(バリトン/王、アラビアの兵士)

エルヴェ・ニケ(指揮)
バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団

 9世紀、イスラム帝国が支配するイベリア半島(のちのスペイン)。婚礼を目前にしたグザイマでしたが、イスラム王からの使者ベン・サイードに見初められ、多くの女性たちと一緒に貢ぎ物として王へ送られてしまいます。婚約者のマノエルは、彼女を取り戻すために首都コルドバへ乗り込みますが…。ベン・サイードの兄弟ハジャール、狂女エルモサが絡む愛憎と母子愛の物語。
 グノー生誕200周年を機にここで新録音として届けられるのは、1881年に初演された最後の歌劇「ザモラの貢ぎ物」。初演は成功を持って迎えられましたと伝わりますが、「処女20人の貢ぎ物」など、現代では受け入れづらい時代性のせいか、今日ではあまり上演されません。しかしサザーランドがレパートリーとしたグザイマのアリア「サラセン人は言った」ほか、グノーらしい美しい旋律と鮮やかな色彩感に彩られた聴き応えのある作品です。
 クリスティの「レ・ザール・フロリサン」への参加前からオペラ座の合唱指揮者を務めていたニケは、現在古楽界で高い信頼を得ているほか、知られざるフランス・オペラの発掘でも独自の活動を行っており、ここでも生気あふれる指揮で、祖国の知られざる名作を魅力たっぷりに聴かせます。

 録音:2018年1月26、28日 ミュンヘン、プリンツレーゲンテン劇場
 175ページに及ぶオールカラー・ブックレット付の豪華仕様。4000組限定





CANTALOUPE


CA21141
(CD+DVD)
\2500
向井山朋子も!
マイケル・ゴードン:不変の海

【CD】
 1.The Unchanging Sea 不変の海
 2.Beijing Harmony 北京のハーモニー
【DVD】
 The Unchanging Sea 不変の海(2018)
  ビル・モリソン監督
向井山朋子(ピアノ)…1

パブロ・ルス・ブロセタ(指揮)
シアトル交響楽団

 作曲家マイケル・ゴードンは2001年の「Decasia」を皮切りに、20年近くに渡ってオーケストラのための作品を書いており、このシアトル交響楽団から委嘱された作品は第5作目となります。
 今回の「不変の海」は、1910年にD.W.グリフィスが製作した同名の短編映画からインスパイアされた作品で、ゴードンと映画監督ビル・モリソンとの長期にわたるパートナー・シップから生まれた音楽と映像のコラボレーションです。
 “催眠性”を持つ魅力的なゴードンの音楽(決して癒し系ではない)に、モリソンは1897年にシアトルで撮影された古めかしい映像を与え、観るものに「奇妙で懐かしい夢のような体験」をもたらすことに成功しています。
 ここでピアノを演奏しているのは日本の個性的なピアニスト、向井山朋子。冒頭から約9分続く力強い低音の連打、このピアノを覆い尽くすオーケストラの響きも相俟って、激しいクライマックスを迎えたのち、唐突に曲は終わります。
 もう1曲の「北京のハーモニー」は、ゴードンが北京の天壇公園にある回音壁を訪れた時に想起した音楽。音が石の床を伝わり、こだまとなって聴こえてくる不思議な情景を刺激的な音響で再現しています。

  録音 S. Mark Taper Foundation Auditorium,Benaroya Hall, Seattle, WA 2016年5月13日…1 ライヴ 2017年5月16日…2



 

DIVINE ART


DDA-25172
\2600
アルチョーモフ(1940-):哀歌の交響曲 他
 哀歌の交響曲
  1.第1楽章:哀歌 I
  2.第2楽章:哀歌 II
  3.第3楽章:哀歌 III
   タティアナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)
   オレフ・クリサ(ヴァイオリン)
   マルク・ぺカルスキ・パーカッション・アンサンブル
   サウリウス・ソンデツキス(指揮)
   リトアニア室内管弦楽団
   録音 1983年 モスクワ
 4.Awakening 覚醒
  オレフ・クリサ(ヴァイオリン)
  タティアナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)
   録音 1980年 モスクワ
 Incantations 呪文
  5.第1楽章:Incantation of Fate 祭りの呪文
  6.第2楽章:Incantation of Stars 星の呪文
  7.第3楽章:Incantation of Souls 魂の呪文
  8.第4楽章:Incantation of Sounds 音の呪文
   リディア・ダヴィドヴァ(ソプラノ)
   ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ(指揮)
   マルク・ぺカルスキ・パーカッション・アンサンブル
    録音 1989年 モスクワ

 新古典派の様式に実験的な要素を加えた独特の作風で知られるアルチョーモフ。一連の録音の復刻により、最近人気が高まっています。
 このアルバムは以前Melodiyaからリリースされていた音源の復刻で、彼の作品の中では比較的穏やかな「哀歌の交響曲」と、ヴァイオリン・デュオのための「覚醒」、パーカッションとソプラノが神秘的な音楽を作り上げる「呪文」の3曲が収録されています。
 後期ロマン派から伝統を受け継ぐアルチョーモフの壮大でユニークな作風が楽しめます。
 

DDA-25178
\2600
Women of History 歴史的な女性たち
 カルロッタ・フェラーリ(1975-):作品集
  レディ・フランケンシュタイン(2016)
   1.Mary e la Creatura メアリーと創造物
   2.Imparare la vita 生涯学習
   3.L'amore 愛
   4.La morte nel ghiaccio, nel fuoco, nel mare 氷、火、海の中の死
  5.狂詩曲「Maria Restituta マリア・レスティトゥータ」(2016)
  グリエルマの歴史(2016)
   6.Guglielma e lo Spirito グリエルマと霊
   7.Il volto rosso di Chiaravalle キアラヴァッレの赤い顔
   8.I guglielmiti di fronte all‘inquisitore 尋問者の前にいる弟子たち
   9.Guglielma e Andrea グリエルメッティとアンドレア
   10.La santa cena di Maifreda マイフレダの聖杯
  11.Viva la vida (2017)
  12.エクスタシー(La transverberazione di Teresa d'Avila) (2015)
カーソン・クーマン(オルガン)
 Main Organ of Laurenskerk, Rotterdam, Netherlands
 Marcussen & Son, 1973 | Model by JiYi }orek, 2012

 1975年生まれの女性作曲家カルロッタ・フェラーリによる「5人の歴史的な女性」の音による物語。
 交響詩形式で描かれた、怪物「フランケンシュタイン」の生みの親であるイギリスの小説家メアリー・シェリー、ナチスの迫害を受け殉教した修道女マリア・レスティトゥータ、中世の異端者グリエルマ、メキシコの女性画家フリーダ・カーロ、中世の修道女アビラのテレサ。
 フェラーリは独得の音楽技法「モーダル・ハーモニー(教会旋法による和声)」を用い、壮麗なオルガン曲として女性たちの音楽的肖像を作り上げました。作曲家としても活躍するカーソン・クーマンが見事なオルガン演奏を披露しています。

  録音 2018年1月



 

KAIROS


0015027KAI
\2700
ルチア・ロンケッティ(1963-):action music pieces
 1.Le Palais du silence 沈黙の宮殿(2013)
  クロード・ドビュッシーによるアンサンブルのためのドラマトゥルギー
 2.Helicopters and butterflies ヘリコプターと蝶々(2012)
  ドストエフスキーの「賭博者」によるオペラティック・パーカッションのための
 3.Forward and downward,
   turning neither to the left nor to the right, for solo cello(2017)
   独奏チェロのための「左右どちらにも向かわずに」
 4.Lacus timoris(2015)
  独奏ティンパニのためのドラマトゥルギー
 5.Rumori da monumenti モニュメントからの騒音(2015)
  録音された声と室内オーケストラのためのヨハネスブルクの練習曲(新ヴァージョン)
   イヴァン・ヴラディスラヴィク詩(「写真と鍵」の断片による)
マティアス・ピンチャー(指揮)…1
アンサンブル・アンテルコンタンポラン…1

クリスティアン・ディールスタイン(パーカッション)…2.4
ミケーレ・マルコ・ロッシ(チェロ)‥3

ルカ・プファフ(指揮)…5
オルケストラ・デッラ・トスカーナ…5

 イタリアの作曲家、ルチア・ロンケッティの新しいアルバム「action music pieces」。
 全てが物語と一体になった音楽で構成された興味深い1枚です。最初の作品「沈黙の宮殿」はドビュッシーが未完成のまま残したバレエの名前であり、東洋の音楽に魅せられたドビュッシーが風景を音にしていく様子を、新たな音楽として紡ぎ出そうとしています。
 2曲目の「ヘリコプターと蝶々」はドストエフスキーの「賭博者」からインスパイアされた曲。ホテルの部屋で80以上の楽器に囲まれた打楽器奏者が自分自身を見出していくまでが描かれています。
 奇妙なタイトルを持つ「左右どちらにも向かわずに」はギリシャ神話をもとにした独奏チェロのためのオペラ。迷宮に迷い込むテセウスの物語です。
 ヘンデルの「涙の流れるままに」が元になった「Lacus timoris」、少し大きな編成の「モニュメントからの騒音」は遠く離れた世界から送られた一通のはがき。録音されたノイズと南アフリカの作家による短いテキストが、新しいサウンドノベルを構築しています。

 録音:2013年11月8日 Cite de la musique…1 2016年11月5日 Ensemblehaus Freiburg…2.4 2017年2月11日 Abbey Rocchi Studio…3 2015年9月25日 Teatro Verdi…5



 

METIER


MSV-28531
\2600
新しいオーボエのための新しい音楽集 第2集
 1-4.エドワード・コーウィー(1943-):
  The Colours of Dark Light 暗い光の色(2013)
 5.ポール・アーキボルト(1964-):Zechstein ゼヒシュタイン(2015)
 6-8.サム・ハイドン(1968-):surface/tension(2012)
 9.ドロシー・ケル(1965-):Clepsydra(2012)
 10.クリストファー・フォックス(1955-):Unlocking the Grid(2015)
クリストファー・レドゲート(オーボエ、コールアングレ、ルポフォン)
コール四重奏団…1-4
スティーヴン・ロビングス(ピアノ)…6-8
ポール・アーキボルト(エレクトロニクス)…10

 現代のオーボエ奏者の中で、最もアヴァンギャルドな活動をしているクリストファー・レドゲート。
 このアルバムでは、彼が開発した「Howarth-Redgate Oboe」と「Lupophon(低音オーボエ)」を用い、より高度なテクニックを駆使してイギリスの5人の作曲家たちの最新作を演奏しています。
 作曲家たちもレドゲートの要求に応え、彼の新しい楽器のために、伝統的なオーボエでは演奏不可能とされるパッセージをふんだんに盛り込むだけでなく、オーバーダビング、エレクトロニクスなど様々な技巧を凝らした実験的な作品を提供しています。

 録音:2016年2月15.16日 St John the Evangelist Church, Oxford…1-4 2017年7月4日 St John the Evangelist Church, Oxford…5 2012年8月2日 Concert Room of the Royal Academy of Music…6-8 2013年1月26日 Concert Room of the Royal Academy of Music, London…9 2017年7月14日  St John the Evangelist Church, Oxford…10
 

MSV-28571
(2CD)
\2600
エリック・クレイヴン:Entangled States(2014-2016)
 【CD1】
  1-24.第1番-第24番
 【CD2】
  1-24.第25番-第48番
メアリー・デュレア(ピアノ)

 本業は教師であるというクレイヴン。全48曲からなるこのピアノのための小品集は「量子力学における量子もつれ」の現象からインスパイアされたというユニークなもの。
 しかし作品自体は決して難解ではなく、古典的なトッカータ風の曲や、フーガ、ジャズ、ロマンティックな前奏曲など、思い思いの楽想に溢れた曲が並んでいます。現代音楽を得意とするピアニスト、メアリー・デュレアの即興的な演奏が見事です。

 録音 2017年1月14-15日 Wyastone Concert Hall, Wyastone Leys,Monmouth
 

MSV-77207
(2CD)
\2600
ジョン・マクロード(1934-):ピアノ作品全集
【CD1】
 1-4.4つの即興曲(1960)
 5-8.ヘブリディーズ舞曲集(1981)
 9-20.12の前奏曲(1984)
 21-23.3つの主張する小品集(1992)
 24-26.「他の時間、他の場所」から3つの間奏曲(1997)
 27-38.ハフリジの写真(2008)
【CD2】
 1.ピアノ・ソナタ 第1番(1978)
 2-4.ピアノ・ソナタ 第2番(1984/2017)
 5.ピアノ・ソナタ 第3番(1995)
 6-8.ピアノ・ソナタ 第4番(2006)
 9.ピアノ・ソナタ 第5番(2013)
 10.ブリテンの歌劇《グロリアーナ》の主題による幻想曲(2012)
  ピアノ編曲:マレイ・マクラクラン(2016)
マレイ・マクラクラン(ピアノ)…CD1:1-4.9-26,CD2

ローズ・マクラクラン(ピアノ)…CD1:5-8
ジョン・マクロード(ピアノ)…CD1:27-38

 スコットランドの作曲家、ピアニスト、ジョン・マクロードのピアノ作品を全曲収録した2枚組。
 レノックス・バークリーとルトスワフスキに学んだマクロードは、1979年に発表した歌曲集「若者の歌」でイギリスの権威ある作曲賞を受賞して以来、世界中で作品が演奏されています。
 2015年にはエヴェリン・グレニーの50歳の誕生日のために新作を書き、2018年の秋にはヴィオラ協奏曲も初演される予定があるなど、80歳を超えてもその人気は衰えることがありません。
 演奏しているマクラクランは、マクロードのピアノ・ソナタ第5番を40回以上も演奏したという作曲家の良き理解者。録音は全て2017年のチェサム国際サマー・スクールでのライヴです。

  録音 2017年8月 第17回チェサム国際サマー・スクール&音楽祭 ライヴ Stoller Hall, Manchester



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PHI



LPH030
\2600→\2390
ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750):
  カンタータ BWV80(1725年初演稿)、BWV4、BWV79

  1-8.神はわが堅き砦 BWV80(1725年初演稿)
    ~宗教改革記念日のための教会カンタータ
  9-16.救世主は、死の縄目につながれても BWV4
    ~復活祭主日のための教会カンタータ
  17-22.主なる神は、太陽であり楯であり BWV79
    ~宗教改革記念日のための教会カンタータ
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト=カウンターテナー)
トーマス・ホッブズ(テノール)
ペーター・コーイ(バス)

コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
 (合唱・器楽合奏/古楽器使用)
総指揮:フィリップ・ヘレヴェッヘ
NYCX-10016
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 独自レーベルを立ち上げてから8年、フィリップ・ヘレヴェッヘのさらなる冒険はシャンゼリゼ管弦楽団やアントヴェルペン交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィル)といった大規模オーケストラとの新規レパートリーでもくりひろげられてきましたが、やはりヘレヴェッヘといえばバッハ。満を持しての新録音で、一連の教会カンタータから彼にとって関心の高い作品をじっくり選び出し、今もなお少しずつ音盤化してくれているのは頼もしい限りです。
 今回はついに傑作中の傑作「神はわれらが堅き砦」BWV80と、もうひとつ同様に宗教改革記念日を彩ったカンタータ第79番、そして若き日のミュールハウゼン時代に書いた、17世紀以前の伝統の系譜をひく第4番...と、変化に富んだプログラムが魅力。とくにBWV80では金管・打楽器を伴う一般的な版ではなく、それらが使われない初演稿での録音になっているのが見逃せません。
 首席奏者は同レーベルでバッハの無伴奏曲集を全曲録音し、イザベル・ファウストやアマンディーヌ・ベイエールらの最新録音にも比しうると絶賛されたクリスティーネ・ブッシュ。
 さらにマルセル・ポンセール(オーボエ)、ブルース・ディッキ―(ツィンク)、モード・グラットン(オルガン)...と楽団の随所に多忙な大物たちが集い、ヘレヴェッヘのチームならではの一体感と推進力あふれる自然体の演奏で、過不足なく客観性を浮き彫りにしながら、これらの名品の「生まれたての真相」に迫ります。
 録音:2017年1月23~25日 ベルリン、イェス・キリスト教会

 国内盤:解説訳・補筆、歌詞訳:白沢達生




コウベレックス


KRS 470
【再発売】
¥2700
「宇野功芳 叙情の世界1」 神戸市混声合唱団特別演奏会
 (1)佐藤眞:混声合唱のための組曲「旅」(作詞:田中清光、山之井愼)
 (2)高田三郎:水のいのち(作詞:高野喜久雄)
 (3)大中恩:沼、海の若者、秋の女よ
 (4)石桁真礼生:月光とピエロ
宇野功芳(指揮)
神戸市混声合唱団

 レコ芸特選の名盤、待望の再発売!
 畑中良輔氏も絶賛した記録的なライブ録音「この"水のいのち"は余分なものがとれた最後のかたちである」(宇野功芳)

 録音:2011年6月5日、神戸文化ホール 中ホール(神戸市) 60'04"/製作:コウベレックス

 神戸市混声合唱団は1989年に神戸市により設立されたプロの合唱団。澄んだ歌声と密度の高い合唱でレパートリーも多彩。年2回の定期演奏会では内外の客演指揮者を迎えて本格的なステージが組まれ固定したファン層を持っています。2011年の特別演奏会では宇野功芳氏を迎え、佐藤眞作曲「混声合唱のための組曲『旅』」と、高田三郎作曲「水のいのち」他が好演されました。
 宇野氏は同合唱団の音楽的なレベルの高さを評価しており、混声合唱の可能性を追求しながら、聴く人が親しみを感じる渾身の舞台を作りあげ、人々の心を掴んできました。
 一方、「水のいのち」は、これまでの演奏スタイルから表現を一新したという宇野氏の「最終形」ともいわれています。
  2011年11月号レコード芸術誌「特選盤」


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ARS NOVA



AN 108
(25CD)
\8400

ラルフ・カークパトリックの芸術




CD 01
ハープシコード・リサイタル

ウィリアム・バード:
 ピーター氏のパヴァーヌとガリア-ド

ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:
 わが青春の日は既に過ぎたり変奏曲

ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー:
 トッカータ第2番

パッヘルベル:シャコンヌ

J.S.バッハ:
 プレリュードとフーガ イ短調 BWV894

クープラン:
 子守歌、またはゆりかごの中のいとし子
 大殿様たち、荘重なサラバンド
 若殿様たち

ラモー:
 ミューズたちの語らい
 キュクロプス

アントニオ・デ・カベソン:
 ティエント I
 ティエントII

ジローラモ・フレスコバルディ:
 バレット
 コレンテ
 パッサカリア

スカルラッティ :
 ソナタ ヘ長調, L.198
 ソナタ ヘ長調, L. Supplement 19
 ソナタ ヘ長調, L.278
 ソナタ ヘ長調, L.381

Recorded on 10-12 August 1956


CD 02
スカルラッティ:
 チェンバロ・ソナタ 第1巻より

1 Sonata in A Minor, K. 3 (L.378)
2 Sonata A Minor, K. 7 (L. 379)
3 Sonata B-Flat Major, K. 16 (L.397)
4 Sonata D Minor, K. 18 (L. 416)
5 Sonata E Major, K. 28 (L. 373)
6 Sonata D Major, K. 29 (L. 461)
7 Sonata E Major, K. 46 (L. 25)
8 Sonata A Minor, K. 54 (L.241)
9 Sonata B-Flat Major, K. 57 (L. 38)
10 Sonata C Minor, K. 84 (L. 10)
11 Sonata D Minor, K. 52 (L. 267)
12 Sonata D Major, K. 96 (L. 465)
13 Sonata G major, K. 105 (L. 204)
14 Sonata in C Minor Kk. 115 (L. 407)
15 Sonata in C Minor Kk. 116 (L. 452)
16 Sonata in D Major Kk. 119 (L. 415)
17 Sonata in D Minor Kk. 120 (L.215)
18 Sonata in C Major Kk. 132 (L.457)
19 Sonata in C Major Kk. 133 (L.282)
20 Sonata in D Major Kk. 140 (L.107)
21 Sonata in Kk. A Major Kk. 208 (238)
22 Sonata in A Major Kk. 209 (L. 428)
23 Sonata in Kk. E Major Kk. 215 (L. 323)
24 Sonata in E Major Kk. 216 (L. 273)
25 Sonata in Kk. F Minor Kk. 238 (L. 27)
26 Sonata in F Minor Kk. 239 (L. 281)
27 Sonata in Kk. G Major Kk. 259 (L. 103)
28 Sonata in G Major Kk. 260 (L. 124)

Recorded on Apr.-May 1954


CD 03
スカルラッティ:
 チェンバロ・ソナタ 第2巻より

1 Sonata in Kk. E Minor Kk. 263 (L. 321)
2 Sonata in E Major Kk. 264 (L. 466)
3 Sonata in Kk. C Major Kk. 308 (L. 359)
4 Sonata in C Major Kk. 309 (L. 454)
5 Sonata in Kk. C Major Kk. 308 (L. 427)
6 Sonata in C Major Kk. 309 (L. 454)
7 Sonata in Kk. E MInor Kk. 402 (L. 427)
8 Sonata in E Major Kk. 403 (L. 470)
9 Sonata in Kk. C Major Kk. 420 (L.S.2)
10 Sonata in C Major Kk. 421 (L. 252)
11 Sonata in Kk. C Minor Kk. 426 (L. 128)
12 Sonata in C Major Kk. 427 (L. 286)
13 Sonata in Kk. C Major Kk. 460 (L. 324)
14 Sonata in C Major Kk. 461 (L. 8)
15 Sonata in Kk. G Major Kk. 470 (L. 304)
16 Sonata in G Major Kk. 471 (L. 82)
17 Sonata in Kk. D Major Kk. 490 (L. 206)
18 Sonata in D Major Kk. 491 (L. 164)
19 Sonatas in D Major Kk. 492 (L. 14)
20 Sonata in Kk. G Major Kk. 493 (L. 24)
21 Sonata in G Major Kk. 494 (L. 287)
22 Sonata in Kk. D Minor Kk. 516 (L. 12)
23 Sonata in D Minor Kk. 517 (L. 266)
24 Sonata in Kk. F Major Kk. 518 (L. 116)
25 Sonata in F Minor Kk. 519 (L. 475)
26 Sonata in Kk. B-Flat Major Kk. 544 (L. 497)
27 Sonata in B-Flat Major Kk. 545 (L. 497)

Recorded on Apr.-May 1954


CD 04
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 KV 491
 ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 KV 413

ジェレイント・ジョーンズ管弦楽団
ジェレイント・ジョーンズ(指揮)
ピアノ演奏

Recorded on 7-9 August 1956


CD 05-06
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集 第1巻, BWV 846-869

Recorded on August 1959, Stereo

CD 07-08
J.S.バッハ:
 平均律クラヴィーア曲集 第2巻BWV 870-893

クラヴィコード演奏

Recorded on May-June 1967, Stereo



CD 09-10
J.S.バッハ:
 イギリス組曲第1番 イ長調 BWV 806
 イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807
 イギリス組曲第3番 ト短調 BWV 808
 イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809
 イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV 810
 イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV 811

Recorded on May 25-June 9, 1957


CD 11-12
J.S.バッハ:
 フランス組曲第1番 ニ短調 BWV 812
 フランス組曲第2番 ハ短調 BWV 813
 フランス組曲第3番 ロ短調 BWV 814
 フランス組曲第4番 変ホ長調 BWV 815
 フランス組曲第5番 ト長調 BWV 816
 フランス組曲第6番 ホ長調 BWV 817

Recorded on May 6-12, 1957

 フーガ ロ短調 BWV 944

Recorded on May 11, 1957


CD 13-14
J.S.バッハ:
 パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
 パルティータ第5番 ト長調 BWV 829
 パルティータ第6番 ホ短調 BWV 830
 パルティータ第2番 ハ短調 BWV 826
 パルティータ第3番 ロ短調 BWV 827
 パルティータ第4番 ニ長調 BWV 828

Recorded on June 2-13, 1958, Stereo


CD 15
J.S.バッハ:
 2声のインヴェンション BWV 772-786
 3声のインヴェンション(シンフォニア) BWV 787-801

クラヴィコード演奏

Recorded on August 1960, Stereo


CD 16
J.S.バッハ:
 チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV 1052
 チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV 1053

Recorded on September 19-23, 1958, Stereo (Nos.1 & 2)

 チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV 1055
 チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV 1056

Recorded on October 3-5, 1960, Stereo (No.4); September 17-18, 1958, Stereo (No.5)

ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
ルドルフ・バウムガルトナー(指揮)


CD 17
J.S.バッハ:
 ゴールドベルク変奏曲 BWV 988

Recorded on August 26-30, 1958, Stereo

 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903

 4つのデュエット BWV 802-805

Recorded on September 24-25, 1959, Stereo (BWV 903); September 21, 1959, Stereo (BWV 802-805)

 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
Recorded on September 17-19, 1959, Stereo


CD 18
J.S.バッハ:
 フランス風序曲 ロ短調 BWV 831
  Recorded on September 17-19, 1959, Stereo

 フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調BWV 1044
  Recorded on October 6-8, 1960, Stereo

 ブランデンブル協奏曲第5番 ニ長調 BWV 1050
  Recorded on April 10-11, 1959, Stereo

オーレル・ニコレ(フルート)
ルドルフ・バウムガルトナー(ヴァイオリン&指揮)


CD 19-20
J.S.バッハ
 パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
 パルティータ第2番 ハ短調 BWV 826
 パルティータ第4番 ニ長調 BWV 828
 パルティータ第3番 イ短調 BWV 827
 パルティータ第5番 ト長調 BWV 829
 パルティータ第6番 ホ短調 BWV 830

Recorded on August 1952


CD 21
J.S.バッハ:
 フランス風序曲 ロ短調 BWV 831
 イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV 811

Recorded on August 1956


CD 22
J.S.バッハ:
 ゴールドベルク変奏曲BWV 988
 4つのデュエット BWV 802-805
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971

Recorded on August 1956


CD 23
J.S.バッハ
 組曲 イ短調 BWV 818a
 組曲 変ホ長調 BWV 819

 12の小前奏曲
 No. 1 in C major BWV 924
 No. 2 in C major BWV 939
 No. 3 in C minor BWV 999
 No. 4 in D major BWV 925
 No. 5 in D minor BWV 926
 No. 6 in D minor BWV 940
 No. 7 in E minor BWV 941
 No. 8 in F major BWV 927
 No. 9 in F major BWV 928
 No. 10 in G minor BWV 929
 No. 11 in G minor BWV 930
 No. 12 in A moinor BWV 942

 6つの小前奏曲
 No. 1 in C major BWV 933
 No. 2 in C minor BWV 934
 No. 3 in D minor BWV 935
 No. 4 in D major BWV 936
 No. 5 in E major BWV 937
 No. 6 in E minor BWV 938

 アプカーティオ ハ長調BWV 994

 3つのメヌエット
 No. 1 in G Major, BWV 841
 No. 2 in G Minor, BWV 842
 No. 3 in G Major, BWV 843

クラヴィコード演奏

 Recorded on August 8-12, 1960, Stereo


CD 24
J.S.バッハ:
 イタリア風のアリアと変奏曲 イ短調 BWV 989

 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」変ロ長調 BWV 992

 トッカータ ニ短調 BWV 913
 トッカータ ホ短調 BWV 914

Recorded on September 1-4 & 8, 1960, Stereo

 トッカータ ト長調 BWV 916

Recorded on September 21 & 24-25, 1959 & September 18-20, 1960, Stereo


CD 25
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 KV 570
 組曲 ハ長調 KV 399
 幻想とフーガ ハ長調 KV 394

Recorded on 1953

 ピアノ協奏曲第17番 ト長調 KV 453

ダンバートン・オークス室内管弦楽団
アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
フォルテ・ピアノ演奏

Recorded on March 1951
ラルフ・カークパトリック
クラムシェル・ボックス仕様 収録曲順の変更がある場合がございますが予めご了承ください。


 なかなかカークパトリックだけでここまでのボックスというのは出ないではないか。
 今回はクラヴィコード演奏による平均律クラヴィーア曲集 やフォルテ・ピアノやピアノ演奏によるモーツァルトなども収録。




 (平均律クラヴィーア曲集について)カークパトリックにはチェンバロで演奏したものもあるが、味わい深さという点ではこちらだ。
 第3番のバイタリティと切れ味、第8番の詫びしさ、第21番の流麗さ、そして第24番の気高さなどいつまでも記憶に残る。(谷戸基岩氏)


 真の音楽家だった彼の演奏は、時が経っても決して色褪せの輝きを放っている。
 例えば彼がチェンバロを使って1960年にパリで録音したバッハ/トッカータ集。
 その雄弁さ、推進力、そして嬰ヘ短調の27小節に及ぶ間奏における表情付けの見事さ、ハ短調の劇的な演出効果。
 こんな粋な演奏はそうあるものではない。
 彼はランドフスカの元で熱心に学んでいったが、研究を続けて行くうちにその教えに疑問を感じ始めついには袂を分かっている。
 しかし彼女から学んだもののすべてを彼は否定したわけではなかった。
 彼の演奏に精彩を与えているある種のヴィルトゥオジティビル は、そのことを十分に示している。(谷戸基岩氏)




***********************

 ラルフ・カークパトリック( 1911年-1984年)はアメリカ合衆国のチェンバロ奏者。

 ハーヴァード大学で記譜法とピアノを修めた後、ヨーロッパ各地に留学。
 パリでナディア・ブーランジェとワンダ・ランドフスカに師事した後、イギリスでアーノルド・ドルメッチに、ベルリンでハインツ・ティーセンに、ライプツィヒでギュンター・ラミンに師事。
 1933年から1934年までザルツブルクのモーツァルテウムで教鞭を執る。

 1940年からイェール大学の教授に就任し、ドメニコ・スカルラッティの評伝と、スカルラッティのソナタから60曲を選んだ原典批判校訂版(1953年)を出版。
 これらに付された「カークパトリック番号」(Kk.+数字)は、スカルラッティのチェンバロ・ソナタの標準的な番号付けの方式となっている。

 演奏家として数々の録音も残している。
 とりわけ、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのクラヴィーア曲やスカルラッティ作品のほか、クラヴィコードによるバッハの《インベンションとシンフォニア》の全曲録音や、フォルテピアノによるモーツァルト作品集の録音が名高い。
 カークパトリックは古楽の擁護者であっただけでなく、チェンバロのために作曲された近現代の音楽も演奏した。

 コネチカット州ギルフォードにて死去。




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SCRIBENDUM~Argento



SC 813
(26CD)
\8400

マリア・ユージナの芸術




CD1
J.S.バッハ:
 平均律クラヴィーア曲集集 第2巻より14の前奏曲とフーガ
Recording: 1953-1957


CD2
J.S.バッハ:
 ゴールドベルク変奏曲, BWV 988
Recording: 1968/69



CD3
J.S.バッハ:
 平均律クラヴィーア曲集集 第1巻より6つの前奏曲とフーガ
Recording: 1951-1955

 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調, BWV 903
Recording: 4th September 1948

 前奏曲とフーガ イ短調, BWV 543 (編曲:リスト)
Recording: 1950 or 10th April 1952

 前奏曲 嬰へ短調, BWV 883
 トッカータ ハ短調, BWV 911
Recording: 1936



CD4
モーツァルト :
 ピアノ協奏曲第2番 ニ短調, KV 466
Recording: 1948
USSR全同盟放送交響楽団
セルゲイ・ゴルチャコフ(指揮)

 ピアノ協奏曲第23番 イ長調, KV 488
Recording: 1948
USSR全同盟放送交響楽団
アレクサンドル・ガウク(指揮)

ハイドン:
 ソナタ 変ホ長調, Hob XVI:52
Recording: 6th October 1951



CD5
モーツァルト:
 デュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲 ニ長調, K.573
Recording: 18th May 1948

 幻想曲 ハ短調, K 475
 幻想曲 ニ短調, K 397
Recording: 6th October 1951

 アダージョ ロ短調, K 540
 ロンド イ短調, KV 511
Recording: 1963

 ピアノ・ソナタ ヘ長調, K 533
Recording: 1964



CD6
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調, Op.58
Recording: 1948
   レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
クルト・ザンデルリング(指揮)

 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調, Op.73
Recording: 16th December 1950, live
USSR全同盟放送交響楽団
ナタン・ラフリン(指揮)



CD7
ベートーヴェン
 ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調, Op.10 No.1
Recording: 3rd May 1950

 ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調, Op.26
Recording: 9th September 1958

 ピアノ・ソナタ第16番 ト長調r, Op.31 No.1
Recording: 22nd August 1951

CD8
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調, Op.54
Recording: 25th July 1951

 ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調, Op.90
Recording: 8th September 1958

 ピアノ・ソナタ第28番 イ長調, Op.101
Recording: 1959

CD9
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調「ハンマークラーヴィーア」, Op.106
Recording: 1952

 ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調, Op.111
Recording: 26th June 1958

CD10
ベートーヴェン
 創作主題による15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)変ホ長調, Op.35
Recording: 7th April 1961

 ディアベリのワルツによる33の変容(ディアベリ変奏曲)ハ長調, Op.120
Recording: 30th June 1961



CD11
ベートーヴェン:
 創作主題による32の変奏曲 ハ短調, WoO 80 (1896)
 ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」, Op.27, No.2
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調「テンペスト」, Op.31, No.2

J.S.バッハ:
 前奏曲とフーガ イ短調, BWV543 (編曲:リスト)

プロコフィエフ:
 束の間の幻影, Op.22 (抜粋)

シューベルト:
 白鳥の歌, D.957, No.12 (編曲:リスト)

Recording: Live in Kiev 4th April 1954



CD12
シューベルト:
 ピアノ協奏曲第21番 変ロ長調, Op. Posth. D.960

ボロディン:
 小組曲(抜粋)

シューベルト:
 楽興の時 第3番 ヘ短調, Op. 94, D.780

モーツァルト:
 レクイエム~涙の日, KV626 (arr. K. Saltykov)

ムソルグスキー:
 展覧会の絵~古城

Recording: Live in Kiev 4th April 1954



CD13
J.S.バッハ:
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 ホ長調, BWV 1016
Recording: 1950

ベートーヴェン:
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第6番 イ長調, Op.30 No.1
Recording: 7th July 1950
マリア・ユージナ(ピアノ)
マリーナ・コゾルポーヴァ(ヴァイオリン)

リスト:
 バッハのカンタータ『泣き、歎き、憂い、怯え』の主題による変奏曲, S.180
Recording: 28th February 1950

シューベルト:
 即興曲 変ホ長調, D.899 No.2
 即興曲 変イ長調, D.899 No.4
 即興曲 変イ長調, D.935 No.2
Recording: 15th January 1956



CD14
シューベルト:
 ソナタ第10番 ロ長調, DV.960
Recording: 1947

ブラームス:
 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調, Op.24
Recording: 1948



CD15
タネーエフ:
 四重奏曲 ホ長調, Op.20
Recording: 1953

 五重奏曲 ト短調, Op.30
Recording: 1957

マリア・ユージナ(ピアノ)
ベートーヴェン弦楽四重奏団



CD16
シューマン:
 幻想曲小曲集, Op.12
Recording: 1951-1952

 予言の鳥(森の情景 Op.82,第7番 ト短調)
Recording: 1952

シューベルト:
 ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」, Op.114 D.667
Recording: 19th November 1960

ベートーヴェン弦楽四重奏団のメンバー
      ウラディーミル・コメンコ(コントラバス)



CD17
ブラームス:
 間奏曲
Recording: 1951 [4] ? 1952 [5,7,10] ? 1966 [8] ? 1968 [1,2,3,6,9]
 ラプソディー ト短調, Op.79
Recording: 1952

メトネル:
 ソナタ三部作, Op.11
Recording: 1958 [30th October: 12 ? 7th July: 13 ? 21st July: 14]



CD18
ブラームス:
 四重奏曲第2番
Recording: 10th December 1968
Maria Yudina, piano; Dmitri Tsyganov, violin; Feodor Druzhinin, viola; Sergei Shirinsky, cello

ストラヴィンスキー:
 ピアノと管楽のための協奏曲
Recording: 1968
モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)



CD19
ムソルグスキー:
 夢
 瞑想曲
 涙
Recording: 9th September 1949
スケルツォ 嬰ハ短調
Recording: 4th April 1950

 歌劇「ボリス・ゴドノフ」~主題による3つの小品 (編曲:カメンスキー)
Recording: 8th December 1969

 展覧会の絵
Recording: 1967



CD20
ドビュッシー:
 チェロ・ソナタ ニ短調
Recording: 12th June 1961
マリア・ユージナ(ピアノ)
ナターリア・シャホフスカヤ(チェロ)

プロコフィエフ:
 チェロ・ソナタ ハ長調, Op.119
Recording: 21st February 1966
マリア・ユージナ(ピアノ)
Lev Evgrafov(チェロ)

オネゲル:
 ヴィオラ・ソナタ, H.28
Recording: 12th October 1960

ヒンデミット:
 ヴィオラ・ソナタ ヘ長調, Op.11 No.4
Recording: 28th April 1960
マリア・ユージナ(ピアノ)
フョードル・ドルジーニン(ヴィオラ)



CD21
ドビュッシー:
 24の前奏曲から(クラリネットとピアノのための編曲版)
Puck's Dance, Heather
Recording: 1963

ベルク:
 クラリネットとピアノのための4つの小品, Op.5 (1913)
Recording: July 1965 (?)

オネゲル:
 クラリネットとピアノのためのソナタ, H 42
Recording: 1966

ヒンデミット:
 クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調
Recording: July 1965 (?)

プーランク:
 クラリネット・ソナタ 変ロ長調, FP.184
Recording: 1965/1967 (?)
  マリア・ユージナ(ピアノ)
レヴ・ミハイロフ(クラリネット)



CD22
シマノフスキー:
 9つの前奏曲, Op.1
Recording: 1956
 変奏曲, Op.3
Recording: 20th January 1956

ヒンデミット
 2台ピアノのためのソナタ
Recording: 1970
マリア・ユージナ&マリーナ・ドルズドヴァ(ピアノ)
 ソナタ第3番 変ロ長調
Recording: 2nd April 1960



CD23
バルトーク:
 ミクロコスモス~8つの小品
Recording: 1964(?)
マリア・ユージナ&マリーナ・ドルズドヴァ(ピアノ)

 コントラスツ,クラリネットとヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲, Sz.111, BB 116
Recording: 1966
マリア・ユージナ(ピアノ) 
レヴ・ミハイロフ(クラリネット)
ヴィクトル・ピカイゼン(ヴァイオリン)

 2台ピアノと打楽器のためのソナタ
Recording: 1962/1963(?)
Maria Yudina, piano; Victor Derevianko, piano; Valentin Snegiriov & Ruslan Nikulin, percussion



CD24
ストラヴィンスキー:
 サーカス・ポルカ(若い象のための)
Recording: 3rd March 1964

 2台ピアノのための協奏曲
Recording: 1963
Maria Yudina, piano; V. Derevyanko, piano

デュオ・コンチェルタント
Recording: 1963
Maria Yudina,
ヴィクトル・ピカイゼン(ヴァイオリン)

 ピアノのためのセレナーデ イ長調
Recording: 3rd February 1962

 2台ピアノのためのソナタ
Recording: 1962
マリア・ユージナ&マリーナ・ドルズドヴァ(ピアノ)
ソナタ ハ長調
Recording: 1962



CD25
ユーリ・シャポーリン(1887-1966)
 ソナタ第2番 ロ短調, Op.7
Recording: 23rd May 1959

マルティヌュー
 端午節, H.318
 マラケ河岸の花束, H.319
Recording: 21st June 1961

プロコフィエフ:
 ロメオとジュリエット~抜粋
Recording: 24th July 1952
 束の間の幻影, Op.22
Recording: 1953

カジミェシュ・セロツキ(1922-1981):
 前奏曲の組曲
Recording: 1953



CD26 ベルク:
 ピアノ・ソナタ ロ短調, Op.1 (1907/8)
Recording: 10th June 1964

エルンスト・クルシェネク (1900-1991):
 ソナタ, Op.59
Recording: 1961

ジョリヴェ (1905-1974):
 マナ~ La Chevre, La Vache, La Princesse de Bali
Recording: 24th August 1964

ショスタコーヴィチ:
 ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調, Op.61 (1942)
Recording: 5th October 1965

ルトスワフスキー:
 パガニーニの主題による変奏曲
Recording: 3rd March 1964
マリア・ユージナ&マリーナ・ドルズドヴァ(ピアノ)
マリア・ユージナ
クラムシェル・ボックス仕様

 1899年、ロシア帝国ヴィテプスク県(現プスコフ州)ネヴェリにユダヤ人の家庭に生まれる(1919年5月に洗礼を受けている)。
 父のベニアミン・カヴリロヴィチは医者で、労働英雄であった。
 幼いころから広く音楽に関心があり、最初にピアノを学んだのは6歳の時であった。

 1912年にペトログラード音楽院に入学し、ピアノをアンナ・エシポワのクラスで学ぶ。
 その後、フェリックス・ブルメンフェリト、アナトリー・ドロズドフ、レオニード・ニコラーエフについて広く様々な学科を学んだ。
 1917年の二月革命のあと、1918年に一時休学したが、1921年に同音楽院を卒業した。
 同級生にドミートリイ・ショスタコーヴィチやヴラディーミル・ソフロニツキーがいた。
 そののち1921年に卒業の際、ソフロニツキーとともに金メダルの成績を残した。

 その後、同院で教職に就き、1923年には教授となる。
 また、ペトログラード大学で古典を学ぶ。
 専らバッハやベートーヴェンの解釈で名を残すが、親友ショスタコーヴィチのほかにヒンデミットや新ウィーン楽派の作品など、東西の同時代の音楽も擁護した。
 スターリンがお気に入りのピアニストだったにもかかわらず、このような姿勢や、ユダヤ人でありながら公然と正教を信仰し、クリューエフ、マンデリシュターム
 夫妻を援助するなどの反体制的言動があだとなり、教育活動や演奏活動を禁じられたことは一度や二度ではなかった。
 バッハのゴルトベルク変奏曲の各変奏にテクストを書き残すなど、彼女にとっては宗教と音楽は一体の存在であった。
 1970年に死去。葬儀ではリヒテルがラフマニノフを演奏した。

 ユーディナの演奏は、超絶技巧と精神性、精悍なまでの力強さ、そして知性と精神力が特徴的である。




 



















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