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≪第99号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2018/9/18〜






9/28(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE


ACD2 2769
¥2100

10年のキャリアを持つア・カペラ・グループが歌うルネサンス
クアルトム
 1. パレストリーナ:O Domine Jesu Christe/
 2. グレゴリオ聖歌:Dominus dixit ad me/
 3. パレストリーナ:Ave Maria/
 4. パレストリーナ:Hodie Christus Natus Est/
 5. グレゴリオ聖歌:Hodie Christus Natus Est/
 6. パレストリーナ:Salve Regina/
 7. パレストリーナ(カーター・ハーマン編):Ave Maria/
 8. パレストリーナ:Adoramus te/
 9. パレストリーナ:Ave Maria/
 10. グレゴリオ聖歌:Regina Caeli/
 11. パレストリーナ:Confitemini Domino/
 12. パレストリーナ:Pueri hebraeorum/
 13. グレゴリオ聖歌:Resurrexit/
 14. パレストリーナ:O quam amabilis/
 15. グレゴリオ聖歌:Tantum Ergo/
 16. グレゴリオ聖歌:Dies Irae/
 17. パレストリーナ:O bone Jesu/
 18. グレゴリオ聖歌:Victimae Paschali laudes/
 19. パレストリーナ:Panis angelicus/
 20. グレゴリオ聖歌:Veni creator/
 21. パレストリーナ:Ecce nunc benedicite
 2008 年結成、テノール、バリトン、バリトン、バスバリトンという男声4 人からなるア・カペラ・グループ「クアルトム」による《ルネサンス》と題されたアルバムです。
 ユニゾンのグレゴリオ聖歌とポリフォニックなパレストリーナの楽曲を組み合わせ、神秘的な世界を作り上げています。モントリオールのサンテスプリ教会で録音されました。
 


ACD2 2770
¥2100
複雑な人間関係と美しい旋律。世界初録音の牧歌劇
 パオロ・ロレンツァーニ(1640-1713):
  歌劇『ニカンドロとフィレーノ』
スージー・ルブラン(フィッリ)
パスカル・ボーダン(クローリ)
フィリップ・ガニエ(リディオ)
ニルス・ブラウン(ニカンドロ)
ドミニク・コテ(エウリッロ)
ジャン=マルク・サルツマン(フィレーノ)
フランシス・コルプロン(リコーダー、指揮)
ル・ヌーヴェル・オペラ
レ・ボレアード・ド・モントリオール
 ロレンツァーニは1640 年にローマで生まれ、ヴァチカンの聖歌隊で少年合唱団として歌い、ベネヴォリに作曲を学びました。世界初録音となる彼のオペラを収録しています。
 『ニカンドロとフィレーノ』は当時フランスでも上演された数少ないイタリア語のオペラで、パリに楽譜が残されていました。複雑な男女関係が描かれますが音楽はいたって牧歌的で美しい調べにあふれています。




PENTATONE



PTC 5186627
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
グスターボ・ヒメノ。
 ルクセンブルク・フィルとの第6弾はドビュッシー・アルバム!
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
  クロード・ドビュッシー(1862-1918):
   1.-3. 『海』−3つの交響的スケッチ(1903-1905)
    【I.海の夜明けから真昼まで(8'46")+
     II.波の戯れ(6'49")+III.風と海との対話(8'15")=23'50"】
   4.-6. 管弦楽のための映像より第2 集『イベリア』(1905-1908)
    【I.街の道や抜け道を通って(7'17")+
     II.夜の香り(7'44")+III.祭の日の朝(4'56")= 19'57"】
   7.-9. 『映像』第1集(コリン・マシューズ編曲)(1901-1905/2018)
    【I.水に映る影(6'12")+
     II.ラモーをたたえて(8'01")+III.運動(4'17")=18'30"】
   10.-15. 『6つの古代のエピグラフ』(ルドルフ・エッシャー編曲)(1914/1978)
     【I.夏の風の神、パンに祈るために(2'16")+
      II.無名の墓のために(3'41")+
      III.夜が幸いであるために(2'06")+
      IV.カスタネットを持つ舞姫のために(2'32")+
      V.エジプト女のために(2'58")+
      VI. 朝の雨に感謝するために(2'14")=15'47"】
 アバド、ヤンソンスが認めた逸材。世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ。ルクセンブルク・フィルとの第6弾はドビュッシー・アルバム!

 セッション録音:2016年9月、2018年7月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、78'22"、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 今世界が最も注目する若手指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONE レーベル第6 弾は2018 年に没後100 年を迎えたドビュッシー・アルバムです。
 ヒメノは2001 年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家としてさらなる研鑽として指揮を学び、その才能が開花した若手筆頭格の音楽家です。
 2012-13 年、2013-14 年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014 年1 月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目される指揮者となりました。
 指揮者としての日本デビュー公演は2013 年9 月の仙台フィルとの共演で、その後2015 年には2 度来日。そのうち同年11 月のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。
 色彩感に富むヒメノの演奏。冒頭の『海』から立体的でカラフルな演奏を聴かせます。当録音のためにコリン・マシューズが編曲した『映像』第1 集ではオーケストラの豊かなサウンドを聴くことができます。そして、『6 つの古代のエピグラフ』は1978 年にルドルフ・エッシャーが編曲した管弦楽版です。この作品はドビュッシーのギリシアへの深い憧憬がこめられており6 つの標題それぞれが示す、詩の世界が音画風に描き出されています。
 ヒメノ&ルクセンブルク・フィルによるショスタコーヴィチ・アルバム(PTC 5186622)、ブルックナー・アルバム(PTC 5186613)、ラヴェル・アルバム(PTC 5186652)、マーラー・アルバム(PTC 5186651)、ストラヴィンスキー・アルバム(PTC 5186650)も好評発売中です!





WERGO



WER 7373
¥2500
世界初演時のライヴ録音。叙事詩的かつ技巧的な歌にも注目!
 ロルフ・リーム(1937-):
  (1)Die schrecklich-gewaltigen Kinder(2003)
    「恐ろしき子供たち」〜
     コロラトゥーラ・ソプラノと大アンサンブルのための
  (2)O Daddy(1984)
    「父」〜オーケストラとテープのための
(1)ピーア・コムシ
  (コロラトゥーラ・ソプラノ)
 アンサンブル・モデルン
(2)カジミエルツ・コルド(指揮)
 南西ドイツ放送交響楽団
 両曲ともに世界初演時のライヴ録音。叙事詩的かつ技巧的な歌にも注目!

 録音:(1)2013 年10 月15 日/フランクフルト(ライヴ)、(2)1984 年10 月21 日/ドナウエッシンゲン(ライヴ)/71'24''

 ダルムシュタットで注目されドイツの現代音楽界を牽引、21 世紀に入ってなお創作活動を続ける作曲家ロルフ・リームによる作品集。2 曲とも初演時の録音を収録しており、演奏レベルの高さにも唸らされます。
 「Die schrecklich-gewaltigen Kinder」は古代ギリシャの詩人、ヘシオドスの「神統記」に基づいた作品。オーケストラがさまざまな肌触りのフレーズを細切れに繰り出し、ちぐはぐに音楽が進んでいきます。
 コロラトゥーラ・ソプラノは繊細にして超絶技巧の歌唱が求められ、表現豊かに物語を歌い上げます。カップリングの「O Daddy」は1977 年にイタリアの若者マルコ・カルーゾが父親を殺した事件を題材にした作品。オーケストラのサウンドをテープが歪め、人々の語りがカオスのように聞こえ、うっすら「モツレク」が鳴り、ただ事ではない世界が広がります。

 

WER 7372
¥2500
敏感な音色感覚でこまやかに描いた室内楽作品集
 マルコ・ストロッパ(1959-):
  (1)Hommage a Gy. K. (1997-2003/rev. 2008)
   「ジェルジュ・クルターグへのオマージュ」〜
    クラリネット、ヴィオラとピアノのための
  (2)Un segno nello spazio (1994)
    「宇宙のサイン」〜弦楽四重奏のための
  (3)Osja, Seven Strophes for a Literary Drone (2005/rev. 2013)
    「文学的なドローンのための7 つのストローフィ」〜
     ヴァイオリン、チェロとピアノのための
アンサンブル・KNM・ベルリン
 録音:2015 年10 月20-24 日/ケルン、WDR/64'54''

 イタリアの作曲家ストロッパによる室内楽作品集。彼はブーレーズのもとIRCAM で働いた経歴を持っており、生楽器でも繊細な音色を使いこなしています。
 「Hommage a Gy. K.」は7 つの小さな楽章からなり、演奏者が互いの位置を繰り返し変えながら演奏します。クルターグを思わせる静謐で繊細な音のやり取りがさまざまなエフェクトとなり耳をくすぐります。
 「Un segno nello spazio」は弦楽四重奏ながら多層的な響きで、空間を削り出したかのような複数の切り口を見せ、宇宙的なパルスも感じます。
 「Osja, Seven Strophes for a Literary Drone」はロシアの詩人ヨシフ・ブロツキーを題材としており、《Osja》はブロツキーの愛称。弱音が支配的ですが動きは途切れず、集中が続く音楽です。

 


INT 3059
¥2500
テオドラキス・シングス・テオドラキス
 omorfi poli / dioti den sinemorfothi / 8. novembri / gelasto paidi /
 tin porta anigho / chathika / anigho to stoma / imaste dio /
 margarita / sto perigali / mirtia / afti pou tharthoun
 ギリシャの大音楽家テオドラキスが自ら歌う

 録音:1990 年12 月/34'33''

 INTUITION レーベルより発売されていた音源が品番・バーコードはそのままにWERGO レーベルから再発売されます。クラシックのみならず「その男ゾルバ」などの映画音楽も手掛けたギリシャの大音楽家テオドラキスによるポピュラー・ソング自作自演。管弦打楽器さまざまな組み合わせの生演奏と御大の渋い歌声をお楽しみあれ。




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DELPHIAN



DCD 34188
¥2400→\2190
ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)シリーズ完結!
 古代ギリシャとローマの音楽

   アポロとディオニュソス 〜 古代からの音

 メソメデス:ミューズの祈り/ベルリン写本6870(20-22)より/
 プラギアウロス変奏曲(ベラーマン§101 による) パート1/
 ロウ・アンド・スウィート/
 ピンダロス:第12ピュティア頌歌/
 ベラーマン§98より ドーデカセーモス/ティアソス:イントロダクション/
 ベラーマン§100による練習曲 テトラセーモス/
 ベラーマン§101による練習曲 オクトーカイデカセーモス/
 ギャロップとファンファーレ/アテナイオス:デルフォイの賛歌/
 ベラーマン§99による練習曲 アロス・ドーデカセーモス/
 プラギアウロス変奏曲(ベラーマン§101 による) パート2/
 ベラーマン§98による練習曲 ドーデカセーモス(フリジアン)/
 ベラーマン§98による練習曲 ドーデカセーモス(リディアン)/
 ティアソス:第1エピソード/
 ベラーマン§104より コーロン・ヘキサセーモン/
 ベラーマン§§100&80によるクォドリベット/
 ミシガン写本 inv.1250より/
 ティアソス:第2エピソード/アウロ・ディア/
 アウロス変奏曲(ベラーマン§98による) パート1/
 ベルリン写本6870(13-15)より/
 アメリカの民謡による/
 アウロス変奏曲(ベラーマン§98による) パート2/
 アメリカの民謡による(2)
ステフ・コナー(ヴォイス、ライアー)、
バーナビー・ブラウン(アウロス)、
カラム・アームストロング(アウロス、プラギアウロス)、
オルガ・ストコフスカ(アウロス)、
ジョン・ケニー(リチュウス)、
ユストゥス・ヴィルバーク(水オルガン〔ヒュドラウリス〕、アウロス)、
ルパート・ティル(ベル、水オルガン(ドローン)、シンバル)   
 古代ギリシャの音色が蘇る

 エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、EUの文化プログラムの一貫でもある「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・シリーズ(EMAPシリーズ)。
 第5弾にして最終巻となるのは、古代ギリシャとローマの音楽。
 古代ギリシャのダブル・リード楽器「アウロス」(ジャケット写真のもの)を中心に、最先端の考古学研究者たちが再現した古代の楽器とその演奏を収録。ブックレットには、使用された様々な楽器や資料も掲載。

 ※録音:2015年〜2017年、ハダースフィールド大学&ヴァイセンブルク・カルメル教会文化センター(ドイツ)





ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)シリーズ
第1〜4弾


DCD 34171
\2400
バグパイプやマウス・ミュージック
 スペルウィーヴィング 〜 ハイランド地方のいにしえの音楽

 ロッキー・ピブロック/マクロードの哀歌/
 臆病なバグパイプ吹き/サザーランド・ギャザリング/
 名の無いピブロック/馬の手綱の旋律/
 公園のピブロック/インチベリー橋の最後
バーナビー・ブラウン(パイプ&ヴォーカル)
クレア・サラマン
 (フィドル&ハーディ・ガーディ)
ビル・テイラー(リラ&ハープ)
 EUカルチャー・プログラムとして創設された音楽の考古学プロジェクト、EMAP(ヨーロピアン・ミュージック・アーキオロジー・プロジェクト)の第1弾。
 スコットランド、ハイランド地方に伝わるいにしえの、バグパイプやマウス・ミュージックが気鋭のスペシャリストたちの演奏で鮮明に蘇る。

 2015年6月8日−10日の録音。


DCD 34181
\2400
アイス・アンド・ロングボート 〜
 ヴァイキング時代(800年〜1050年頃)のスカンジナヴィアの音楽
オーケ・エゲヴァド
 (バイキング時代のボーン・フルート、
  ライアー、ホーンパイプ、
  アニマル・ホーン、木製ルール)
イェンス・エゲヴァド
 (ライアー、ボウド・ライアー、
  木製ルール、フレーム・ドラム)
アンサンブル・マレ・バルティカム
 エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・アルバム第2弾。
 オーケ・エゲヴァドとイェンス・エゲヴァドの親子により製作・復元された古代の楽器によって、ヴァイキング時代(800年〜1050年頃)のスカンジナヴィアの音楽を再現。

 録音:2015年9月5日−8日、スウェーデン



DCD 34183
\2400
紀元前1世紀頃のケルトの管楽器による音楽
 ドラゴン・ヴォイス 〜
  古いヨーロッパのジャイアント・ケルティック・ホーン

  リーアディンとクーラザー/ヘルネの踊り/
  フォレスト・キャンプ/狩り/狩りの後/
  カラニッシュ/シャーマン/夜の船/シャーマン2/
  クー・フーリン/オーシャン・ストーン/
  インヴォケーション/シャーマン3/ゲールとゴール/
  ドラゴン・ヴィス/タンティニャックの哀歌/
  神聖な踊り/カリアッハン/ケイヴ・オヴ・シェルズ/
  モーリアン/ラフナシェイドの哀歌
ジョン・ケニー
 (タンティニャック・カルニクス、
  デスクフォード・カルニクス、
  ラフナシェイド・ホーン、
  コンク・シェル、パーカッション)
 2000年前のケルトの音が蘇る!ジャイアント・ケルティック・ホーン!

 エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・アルバム第3弾。
 ジャケット写真にも使われているドラゴンの彫刻が特徴的な楽器「カルニクス(Carnyx)」や、青銅製の巨大な角笛「ラフナシェイド・ホーン(Loughnashade horn)」など、紀元前1世紀頃のケルトの管楽器による音楽。
 演奏は、スコットランドの音楽考古学者であり演奏家でもあるジョン・ケニー。四半世紀に渡りこれらの楽器を研究してきたジョン・ケニーが、1816年にスコットランドのデスクフォードで発見されたカルニクス、2004年に南フランスのタンティニャックで発見されたカルニクス、1794年にアイルランドのアーマー州で発見されたラフナシェイド・ホーンからそれぞれ復元されたレプリカを使い、約2000年前のケルトの音を現代に蘇らせます。

 録音:2015年11月18日−20日、ハダースフィールド大学



DCD 34154
\2400
貴重な古代の楽器と、現代合唱とのコラボレーション
 ジェームズ・マクミラン:Noli Pater
 ジョン・ケニー:鹿の叫び
 スチュアート・マクレー:カンタータ
 ビル・テイラー:Crux fidelis
 フランシス・グリアー:カンテムス
 スティーヴィー・ウィシャート:
  イステ・コンフェッソール
 スティーヴン・ビック:
  セット・アポン・ザ・ロード
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団
ジェフリー・ウェッバー(指揮)
バーナビー・ブラウン
 (トリプルパイプ、アウロス)
ジョン・ケニー
 (ラフナシェイド・ホーン、チャイム)
パトリック・ケニー(カルニクス、チャイム)
ビル・テイラー(ライアー)
ジェームズ・リーチ(オルガン、クロテイル)
マイケル・ハウ(オルガン、クロテイル)
 合唱と古代の楽器の素敵な出会い

 エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、EUの文化プログラムの一貫でもある「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・シリーズ(EMAPシリーズ)で使用された貴重な古代の楽器と、現代合唱とのコラボレーション・アルバム。
 紀元前ケルトの管楽器とされる「カルニクス」や「ラフナシェイド・ホーン」、3本の縦笛が一対になった「トリプルパイプ」、2本の縦笛が一対になった「アウロス」、小型の竪琴「ライアー」など、専門家たちによって復元された紀元前から10世紀ころまでの貴重な古楽器を使用。
 これらの古の楽器と合唱のための作品を、ジェームズ・マクミランを始めとする現代の人気作曲家や、古楽器の専門家であり演奏者でもあるジョン・ケニー、ビル・テイラーらが作曲しています。

 録音:2016年8月29日−31日、オックスフォード大学マートン・カレッジ・チャペル





 

DCD 34197
¥2400
クリスマスの讃歌 〜
 ベルリオーズからドビュッシーまで
  クリスマスのためのフランス音楽
ケンブリッジ・ゴンヴィル&
 キーズ・カレッジ合唱団
ジェフリー・ウェッバー(指揮)
   アダン:クリスマスの讃歌/
   ベルリオーズ:キリストの幼時より〔聖家族への羊飼いたちの別れ、O mon ame〕/
   伝承曲(フォーレ編):この子こそ神さまのみ子/グノー:ノエル/
   サン=サーンス:クリスマス・オラトリオより〔Domine, ego credidi、アレルヤ〕/
   伝承曲(ロケ編):40の古いクリスマスの歌より
    〔Nous voici dans la ville、Quelle est cette odeur agreable ?、Quittez, pasteurs、Noel nouvelet〕/
   フランク(ノワイヨン編):馬槽の聖母/
   ドビュッシー:もう家の無い子のクリスマス/
   ギルマン:幼な子イエスの心/マスネ:雪/
   トンベル:クリスマスの村より
    〔C'est aujourd'hui、Dans les cieux regne l'allegresse〕/
   伝承曲(フォーレ編):子どもたちの降誕祭/
   伝承曲(グノー編):ポルトガルの賛歌(神のみ子は今宵しも)
 ベルリオーズからドビュッシーまでフランスのクリスマス音楽!

 中世、ルネサンスから近現代、そして南米ブラジルやアイルランドのケルトなど、驚異的なレパートリーの広さと安定感のあるハーモニーが魅力のケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団。
 珍しい作品の探求でも評判を高めてきたゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団のクリスマス・アルバムは、フランスがテーマ。オックスフォード大学エクセター・カレッジ礼拝堂のフランス風オルガンを伴奏に、ベルリオーズからドビュッシーまで、フォーレやグノーがアレンジした伝承曲やサン=サーンスのクリスマス・オラトリオなど美しいフランスのクリスマス音楽を歌います。

 ※録音:2018年4月4日−6日、オックスフォード大学エクセター・カレッジ礼拝堂
 

DCD 34207
¥2400
リチャード・アラン:合唱作品集
 パーフェクト・フレンド*/ノリッチ・サーヴィス/
 もし音楽が愛の糧であるなら*/カナの客/
 賢者の贈り物*/ビラヴド*/ようこそ, すべての奇跡よ*/
 O Day-spring/見よ天の御母の奇跡を/
 チチェスターの聖リチャードの祈り/
 Don't you weep when I am gone/
 神がわがこうべにあらんことを*/
 主に叫ぼう* (*=世界初録音)
ベンジャミン・ニコラス(指揮)
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団
 英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。
 創設10周年を迎えたマートン・カレッジ合唱団のDelphian7枚目のアルバムは、劇場、器楽、宗教合唱、歌曲、子どものための音楽など幅広いスタイルの作品を書き、BBCのラジオ2、3、4のために音楽を作っているイギリスの作曲家、リチャード・アラン(b.1965)の合唱作品集。

 ※録音:2017年6月26日−28日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
 

DCD 34216
¥2400
ロビン・ホロウェイ:ザ・ラヴァーズ・ウェル
 十二支の歌
 エドモンド・ウォーラーの詩への3つの歌
 童謡となぞなぞメドレー
 ピアノ4手のためのモンサルヴァトの思い出
 ザ・ラヴァーズ・ウェル
 ザ・フード・オヴ・ラヴ(全曲世界初録音)
クレア・ロイド=グリフィス(ソプラノ)
ケイト・シモンズ=ジョイ(メゾ・ソプラノ)
ジェームズ・ロビンソン(テノール)
サイモン・ウォルフィッシュ(バリトン)
エドワード・ラシュトン(ピアノ)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ)

 ケンブリッジ大学で長らく作曲の教授を務め、Spectator誌へのコラム執筆なども行い、教師、作家、作曲家として活躍するロビン・ホロウェイ(b.1943)。
 生誕75周年となるロビン・ホロウェイの、全曲初録音となるソング・アルバム。
 バリトン歌手のサイモン・ウォルフィッシュは、父はチェリストのラファエル・ウォルフィッシュ、母はバロック・ヴァイオリニストのエリザベス・ウォルフィッシュというサラブレッド。




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GLOSSA



GCD 923411
(2CD/特別価格)
¥3800→\3490
ビオンディ&エウローパ・ガランテ最新作!
 まさかのヴェルディ「マクベス」!!

  ヴェルディ:歌劇《マクベス》(1847年、フィレンツェ初演版)
ファビオ・ビオンディ(ソロ・ヴァイオリン&指揮)、
エウローパ・ガランテ、
ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニック合唱団、
ジョヴァンニ・メオーニ(マクベス/バリトン)、
ナージャ・ミヒャエル(マクベス夫人/ソプラノ)、
ファブリツィオ・ベッジ(バンコー/バス)、
ジョヴァンニ・ヴァレンティノ・ブッツァ(マクダフ/テノール)、
マルコ・チャポーニ(マルコム/テノール)、
ヴァレンティーナ・マルギノッティ(侍女/ソプラノ)、
フェデリコ・ベネッティ(医師&従者/バス)   
 ビオンディ&エウローパ・ガランテ最新作!なんと弾き振りによるヴェルディのマクベス!!

 スペインの名門古楽レーベル「グロッサ(Glossa)」を新たな活躍の場として、ヴィヴァルディ、テレマン、ルクレール、パガニーニのヴァイオリンのためのソナタや協奏曲、さらにはカルダーラ、ベッリーニ、ヘンデル、フェーオなどのオペラやオラトリオなどを続々と世に送り出しているイタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディ。
 グロッサでの第11弾となるビッグ・プロジェクトは、なんとヴェルディのオペラ「マクベス」!自身が創設したピリオド・オーケストラ、エウローパ・ガランテを弾き振りした2017年、ワルシャワでのライヴ・レコーディング!
 「ビオンディの弾き振り」、「ピリオド・オーケストラ(エウローパ・ガランテ)によるマクベス」、「当代屈指のヴェルディ歌手たち」等々、期待せずにはいられないキーワードが続々と並ぶビオンディのマクベス。
 近年、バロック・オペラや知られざるオラトリオの発掘や蘇演に取り組み、舞台作品のプロデュース、上演に並々ならぬ情熱を注いでいるビオンディは、この「マクベス」での弾き振りのために指揮台の右側にヴァイオリンのスタンドを設置し、指揮とヴァイオリンの両方で大活躍!
 また、演奏には1865年の改訂版ではなく、1847年のフィレンツェ初演版を用いるなどヴァージョンへのこだわりもかなりのもの。
 ワルシャワの聴衆を熱狂の渦に巻き込んだビオンディ&エウローパ・ガランテの「マクベス」、堂々の登場です!

 ※録音:2017年8月17日−21日、ワルシャワ大劇場(ワルシャワ、ポーランド)





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GLOSSA


「Glossa Best! 〜 古楽の旅」

 1992年に創立されたスペインの古楽レーベルGlossa(グロッサ)は、ギタリストのホセ・ミゲル・モレーノとヴァイオリニストのエミリオ・モレーノ兄弟、プロデューサーのカルロス・セスターによって設立されました。
 古楽隆盛の時代から四半世紀でヨーロッパを代表する古楽レーベルへと成長し、充実のレパートリー、優秀録音と美麗なパッケージ・デザイン、そして世界一流の優れた古楽演奏家たちによるハイ・クオリティな音楽を生み続けています。
 「Glossa Best! 〜 古楽の旅」は、古楽の奥深き魅力を堪能できるよう、グロッサの豊富なカタログの中から選りすぐったタイトルを、数量限定・特別価格・日本語曲目表記オビ付き・矢澤孝樹氏によるGlossaレーベルの紹介コメントカード付きにてご提供いたします。
 
 ※限定盤のため在庫が完売となり次第、取扱い終了となります。 お早目のご注文をお願いいたします。


GCDBJ 1801
(2CD/特別価格)
¥2500
ビオンディ(指揮)&エウローパ・ガランテ
 "ベッリーニの時代"の「カプレーティとモンテッキ」

 ベッリーニ:歌劇 《カプレーティとモンテッキ》
ファビオ・ビオンディ(指揮)
エウローパ・ガランテ、
ベルカント・コーラス、
ヴィヴィカ・ジュノー(ロメーオ/メゾ・ソプラノ)、
ヴァレンティナ・ファルカシュ(ジュリエッタ/ソプラノ)、
ダビデ・ジュスティ(テバルド/テノール)、
ファブリツィオ・ベッジ(ロレンツォ/バリトン)、
ウーゴ・グアリアルド(カペッリオ/バス)  
 巨匠ビオンディが呼び覚ます"ベッリーニの時代"の「カプレーティとモンテッキ」の全貌!

 ※録音:2014年9月、テアトロ・フラヴィオ・ヴェスパシアーノ(リエーティ、イタリア)
 


GCDBJ 1802
¥1800
ラ・レアル・カマラ
ボッケリーニ:6つの小弦楽三重奏曲 Op.47
 弦楽三重奏曲第1番イ長調(G.107)
 弦楽三重奏曲第2番ト長調(G.108)
 弦楽三重奏曲第3番変ロ長調(G.109)
 弦楽三重奏曲第4番変ホ長調(G.110)
 弦楽三重奏曲第5番ニ長調(G.111)
 弦楽三重奏曲第6番ヘ長調(G.112)
ラ・レアル・カマラ
 〔若松夏美(ヴァイオリン)、
  エミリオ・モレーノ(ヴィオラ)、
  鈴木秀美(チェロ)〕
 古楽界の世界的名手たち、そして現代におけるボッケリーニの最大の理解者たちの素晴らしきアンサンブル!

 ※録音:2014年3月25日−27日、三芳町文化会館コピスみよしホール(埼玉)
 


GCDBJ 1803
¥1800

パンドルフォ
カール・フリードリヒ・アーベル:ドレクセルの写本
 
組曲ニ長調/組曲ニ短調/
 組曲ニ長調/2つの小品イ長調

パオロ・パンドルフォ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 古楽界に大きな衝撃をもたらし、新たな世界を切り開いてきたパンドルフォが贈るドイツ古典派の天才アーベルの音楽!

 ※録音:2008年2月、フラン=ワレ教会(ベルギー)
 


GCDBJ 1804
¥1800
インヴェルニッツィ
女王たち 〜 ヘンデル:オペラ・アリア集

 歌劇 《ロターリオ》 より 小舟は海に戯れる
 歌劇 《ポーロ》 より もしあなたの安らぎを邪魔するなら
 歌劇 《ベレニーチェ》 より
  いいえ違います, 他の人に仕えることは、 裏切り者, 裏切り者
 歌劇 《ジューリオ・チェーザレ》 より
  序曲、この胸に息のある限り、わが運命の人よ、
  難破した船が嵐から、何ということ?おお神よ!、
  神よ私にお慈悲をかけて下さらぬなら
 歌劇 《シピオーネ》 より
  第3幕のシンフォニア、荒れ狂う海の中に在っても
 歌劇 《アルチーナ》 より ああ私の心よ, お前は侮られた!
 歌劇 《ジュスティーノ》 より あふれだす急流は
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
ファビオ・チョフィーニ(チェンバロ&指揮)
アッカデミア・ヘルマンス
 18世紀の優れた二人のソプラノ歌手、フランチェスカ・クッツォーニとアンナ・マリア・ストラーダが初演してきたアリアを現代の歌姫の歌声で!

 ※録音:2016年4月23日−26日、ソロメーオ(クチネッリ劇場/イタリア)
 


GCDBJ 1805
(3CD/特別価格)
¥3500
ラ・ヴェネクシアーナ
モンテヴェルディの伝承者たちが贈る、
 晩年の代表作「ウリッセの帰還」!

  モンテヴェルディ:歌劇 《ウリッセの帰還》

クラウディオ・カヴィーナ(ディレクター)、
ラ・ヴェネクシアーナ
アニツィオ・ゾルツィ・ジュスティニアーニ(ウリッセ)
ホセ・マリア・ロ・モナコ(ペネロペ)
ロベルタ・マメリ(ミネルヴァ)
櫻田 亮(テレーマコ/エウリーマコ)
サルヴォ・ヴィターレ(ネットゥーノ)
ジョルジア・ミラネージ(ジュノーネ)

 世界最高峰のモンテヴェルディの伝承者たちが贈る、3大オペラの1つであり晩年の代表作「ウリッセの帰還」!

 ※録音:2011年10月、モンドヴィ(イタリア)
 


GCDBJ 1806
(SACD HYBRID)
¥1800
ポール・ヒリアー、ベルギーの名門合唱団、
 「新古典主義音楽」をテーマとしたGlossaの新境地!

  ワイル:ベルリン・レクイエム、森に死す
  ヒンデミット:死
  ストラヴィンスキー:管楽八重奏曲
  ミヨー:戦争カンタータ、平和のカンタータ

ポール・ヒリアー(指揮)
フランダース放送合唱団
イ・ソリスティ・デル・ヴェント

 ヒリアード・アンサンブルのリーダーとして一時代を築いたポール・ヒリアーがベルギーの名門合唱団とのタッグで贈る、「新古典主義音楽」をテーマとしたGlossaの新境地!

 ※録音:2007年9月5日−7日、イエズス会教会(ベルギー)
 


GCDBJ 1807
(2CD/特別価格)
¥2500
エルヴェ・ニケが振るフォーゲルの"金羊毛"!
 フォーゲル:音楽悲劇 《金羊毛》

エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル
ニュルンベルク州立劇場合唱団
マリー・カリニーヌ(メゾ・ソプラノ)
ジャン・セバスチャン・ブ(バリトン)
ユーディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)
ジェニファー・ボルギ(ソプラノ)
フラチュヒ・バセーンス(ソプラノ)
マルティン・ニヴァル(テノール)

 フレンチ・ロマンティシズムのパイオニア。エルヴェ・ニケが振るフォーゲルの"金羊毛"!

 ※録音:2012年7月16日&27日、ニュルンベルク州立劇場(ドイツ)
 


GCDBJ 1808
¥1800
"人間の情熱と感情"というテーマを
 巧みに表現したヘイズの音楽!

  ヘイズ:ザ・パッションズ、音楽のための頌歌
エヴェリン・タブ(ソプラノ)
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)
上杉清仁(カウンターテナー)
デイヴィッド・マンダーロー(テノール)
リサンドロ・アバディエ(バス)
アントニー・ルーリー(指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル
バーゼル・スコラカントルム合唱団
 後期バロックの語法やギャラント様式、古典派の到来を予感させる作風、当時の芸術と科学に偏在していた"人間の情熱と感情"というテーマを巧みに表現したヘイズの音楽!

 ※録音:2008年10月、フォルクスハウス・バーゼル(スイス)
 


GCDBJ 1809
¥1800

カレザーナ:カンタータ 《東方三博士の礼拝》
 カンタータ《徹夜祭》、
 カンタータ《悪魔、天使と3人の羊飼い》、
 カンタータ《センブリ・ステラ・フェリーチェ、
 パルテノーペ・レッジャルダ》、
 カンタータ《東方三博士の礼拝》
 ジアーニ:ソナタOp.17-7、ソナタOp.7-15

アントニオ・フローリオ(指揮)
イ・トゥルキーニ
マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(ソプラノ)
フィリッポ・ミネッチャ(カウンタテナー)
ジュゼッペ・デ・ヴィットリオ(テノール)
ロザリオ・トターロ(テノール)
ジュゼッペ・ナヴィリオ(バス)
 歴史に埋もれたイタリア、ナポリのバロック音楽の開拓者たち。
 ペルゴレージを魅了したカレザーナのカンタータ!

 ※録音:2009年12月、セントロ・ディ・ムジカ・アンティカ・ピエタ・デイ・トゥルキーニ(ナポリ)
 
GCDBJ 1810
¥1800
J.S.バッハ:フーガの技法BWV.1080 ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ)
内村まり子(チェンバロ)*
 1台のチェンバロによる 〜
  コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/
  コントラプンクトゥス5(12度)/コントラプンクトゥス6/コントラプンクトゥス7(フランス様式による)/
  コントラプンクトゥス8(拡大と反行による)/8度のカノン/コントラプンクトゥス9/
  コントラプンクトゥス10/拡大形による反行カノン/
 2台のチェンバロによる 〜
  コントラプンクトゥス11(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス12(インヴェルスス)*/
  コントラプンクトゥス13(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス14(インヴェルスス)*/3主題によるフーガ*
 イタリアの名鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニが弾く、バッハ最晩年の傑作「フーガの技法」!

 ※録音:2008年9月、ブニク(オランダ)




GUILD


GMCD 7811
¥2500
2台ピアノによるウェスト・サイド・ストーリー
 バースタイン(ネットル&マーカム編):
  2台ピアノによる《ウェスト・サイド・ストーリー》 〜
   プロローグ&ジェットソング、何か起こりそう、マリア、
   アイ・フィール・プリティ、あんな男に、私は愛している、
   決闘、どこかへ、トゥナイト、アメリカ
 ロドニー・ベネット:組曲《4つの小品》
 グレインジャー:
  バーンスタインの《ポーギーとベス》による幻想曲
ネットル&マーカム(ピアノ・デュオ)
 Guildのバーンスタイン生誕100周年記念!2台ピアノ版ウェスト・サイド・ストーリー!

 1967年に創設され50年以上の歴史を持つ「Guild(ギルド)」が贈る、レナード・バーンスタイン(1918−1990)の生誕100周年記念リリースは、ネットル&マーカムのアレンジ&演奏による、2台ピアノ・ヴァージョンの「ウェスト・サイド・ストーリー」!
 1977年の創設以来、英国有数の常設のピアノ・デュオとして活動を続けてきたネットル&マーカムにとって初の大規模なアレンジとなった「ウェスト・サイド・ストーリー」は、1987年のベルリン音楽祭で初披露され、さらには翌年1988年のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でバーンスタインの70歳を記念して演奏され大喝采を浴びています。
 フォルクマール・アンドレーエの世界初録音作品の数々や、弦楽四重奏版に編曲されたベートーヴェンの「悲愴」に代表されるように、様々な知られざる作品や珍しいアレンジを世に送り出してきた「Guild(ギルド)」ならではのバーンスタイン・アルバムにご期待下さい!

 ※録音:1988年2月24日−26日、スタジオ1、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン、イギリス)
 


GMCD 7814
¥2500
ホルストの「惑星」、非公式初演100周年記念!
 ホルスト:組曲《惑星》H.125, Op.32
 エルガー:威風堂々第1番ニ長調
マイク・バット(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・マッカーシー合唱団
 ホルストの「惑星」、非公式初演100周年記念!UKのマルチ・コンダクター、マイク・バットの1993年録音!

 1918年9月28日にエイドリアン・ボールトの指揮するニュー・クイーンズ・ホール管弦楽団によって非公式初演(公式初演は1920年)が行われたホルストの「惑星」。
 この「惑星」の「非公式初演100周年」を記念したユニークなアニヴァーサリー・アルバムは、マルチ・ミュージシャンのレジェンド的存在、マイク・バットがロイヤル・フィルを指揮した1993年録音!
 シンガー・ソングライター、ミュージシャン、レコーディング・プロデューサー、ディレクター、アレンジャー、コンポーザー、英国レコード産業協会(BPI)の副会長、そしてコンダクター等々、様々な姿を持つマルチ・ミュージシャンとしてイギリスで絶大な人気を誇るマイク・バットが、ロイヤル・フィルの指揮台に立ちタクトを振るった「惑星」は、「非公式初演100周年」というユニークなコンセプトを持つこのユニークなアニヴァーサリー・アルバムにピッタリなチョイスと言えるでしょう。
 マイク・バットが指揮した「惑星」が、「非公式初演100周年」を盛り上げます!

 ※録音:1993年8月25日、ワトフォード・タウン・ホール(イギリス)
 

GMCD 7812
¥2500
ジェームズ・クリーガー 〜 ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・チェロ・クリスマス
 マーティン&ブレーン(ギンズバーグ編)ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス/
 伝承曲(ギンズバーグ編):さやかに星はきらめき/
 伝承曲(ギンズバーグ編):飼い葉の桶で/
 伝承曲(ギンズバーグ編):われらはきたりぬ/御使いうたいて/
 伝承曲(ギンズバーグ編):山の上で告げよ/
 伝承曲(ギンズバーグ編):天なる神には/
 ロイド・ウェッバー&ライス(ギンズバーグ編):私はイエスが分らない/
 伝承曲(ギンズバーグ編):まきびとひつじを/
 ウェルズ&トーメ(ギンズバーグ編):クリスマス・ソング(暖炉では栗の実が焼け)/
 伝承曲(ギンズバーグ編):世の人忘るな/
 伝承曲(ギンズバーグ編):荒野の果てに/
 シメオネ、デーヴィス&オノラティ(ギンズバーグ編):リトル・ドラマー・ボーイ/
 伝承曲(ギンズバーグ編):きよしこの夜
ジェームズ・クリーガー(チェロ)、
ビル・メイズ(ピアノ)、
アレックス・ライベック(ピアノ)、
パトリック・ミランド(ホルン)、
アンドルー・スターマン(クラリネット、フルート&リコーダー)、
ショーン・ハークネス(ギター)、
リネット・ワードル(ハープ)、ウィリアム・ギャリソン(ハーモニカ)、
ビル・ヘイズ(打楽器)、
ネッド・ポール・ギンズバーグ(シンセベース&シンセサイザー)   
 メトロポリタン歌劇場のチェリスト。クレーガーが贈る珠玉のクリスマス・アルバム!

 1974年の第5回チャイコフスキー国際コンクールで、同年のアメリカ人最高位となる第4位入賞を果たし、1982年よりメトロポリタン歌劇場管弦楽団のメンバーとして活躍しているアメリカのチェリスト、ジェームズ・クリーガーが想いを込めて企画、選曲したチェロによる本格的なクリスマス・アルバム!
 クリスマス・ソングへの深い愛情、そして「歌いたい!」というクリーガー自身の想いが込められたこのクリスマス・アルバムには、フィリップ・グラス・アンサンブルのフルーティスト、アンドルー・スターマンや、ナポリ・サン・カルロ劇場管などで活躍したホルン奏者パトリック・ミランド、アメリカの熟練のジャズ・ピアニスト、ビル・メイズなど、気心知れた実力派ミュージシャンたちが参加。
 クラシック、ポップス、ジャズなど様々なスタイルにアレンジされたクリスマス・ソングの数々を、クリーガーを中心とするアンサンブルが愉しく、そして歌心豊かに奏でます。




<メジャー・レーベル>
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DG



4835620
\2300→\2090
アバド&ウィーン・フィル初出音源
《アバド&ウィーン・フィル〜シューベルト:交響曲第5番&第8番》

 フランツ・シューベルト:
  交響曲 第5番 変ロ長調 D485
  交響曲 第8番 ロ短調 D759 《未完成》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
 アバド&ウィーン・フィル初出音源『未完成』
 アバドが他界して早4年の歳月が経ちました。彼がムジークフェラインで1971年にウィーン・フィルと行ったシューベルト:交響曲第5番&8番公演のライヴ録音(ORF音源)が約半世紀を経て、再発見されました。
 壮年期のアバドとウィーン・フィルが生み出した瑞々しい演奏が新たな感動を生み出します。

  録音:1971年5月31日 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉
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4836280
\2300→\2090
《ユジャ・ワン〜待望の3年ぶりのニュー・アルバム
  ベルリン・リサイタル》

 セルゲイ・ラフマニノフ:
  1) 前奏曲 ト短調 作品23 第5曲
  2) 絵画的練習曲《音の絵》 作品39 第1曲 ハ短調
  3) 絵画的練習曲《音の絵》 作品33 第3曲 ハ短調
  4) 前奏曲 ロ短調 作品32 第10番
 アレクサンドル・スクリャービン:
  5)ピアノ・ソナタ 第10番 作品70
 ジェルジュ・リゲティ:
  6) ピアノのための練習曲 第3番 《妨げられた打鍵》
  7) ピアノのための練習曲 第9番 《眩暈》
  8) ピアノのための練習曲 第1番 《無秩序》
 セルゲイ・プロコフィエフ
  9)-11) ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 作品84
ユジャ・ワン(ピアノ)
 ユジャ・ワン待望の3年ぶりのニュー・アルバムが遂に登場!来日記念盤!
 大喝采を受けた北米&欧州リサイタル・ツアーからベルリンでライヴ収録されたリサイタル・アルバムです。現代最高ともいえるテクニックを存分に披露する、後期ロマン派と20世紀の作曲家による作品集。

 録音:2018年6月1日 ベルリン、フィルハーモニー、カンマームジークザール〈ライヴ・レコーディング〉

 【来日情報】ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィル ユジャ・ワン(ピアノ)
  ■11月27日福岡シンフォニーホール ■11月28日愛知県芸術劇場コンサートホール
  ■11月29日大阪フェスティバルホール ■12月1日&12月2日サントリーホール
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4835522
\2300→\2090
《チョ・ソンジン〜待望のモーツァルト!
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、ピアノ・ソナタ第3番・第12番》

  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
   ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
   ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281
   ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332
チョ・ソンジン(ピアノ)
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
 繊細にして深遠な音楽を奏でるチョ・ソンジンの感性が煌く!
 2015年ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、チョ・ソンジン待望のモーツァルト!
 「私にとって、モーツァルトの音楽は多層的で全てがそこにある」
 協奏曲はモーツァルトの主要オペラ録音を進めているヤニック・ネゼ=セガンと、ヨーロッパ室内管というフレッシュな最高のパートナーとの共演となっています。

  録音:2018年6月 バーデン=バーデン、フェストシュピールハウス(K.466) 2018年7月 ハンブルク=ハールブルク、フリードリヒ=エバート=ハレ
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4797545
\2300→\2090
ラドゥロヴィチのハチャトゥリアンのコンチェルト&シェエラザード!
 クラリネット・トリオはオッテンザマー&ファヴル=カーンと!
  《ネマニャ・ラドゥロヴィチ〜バイカ》

 アラム・ハチャトゥリアン:
  ①ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 ニコライ・リムスキー=コルサコフ:
  ②《シェヘラザード》作品35
   (アレクサンダル・セドラーによる弦楽アンサンブルのための新アレンジ)
 アラム・ハチャトゥリアン:
  ③クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
 アレクサンダル・セドラー:
  ④Savcho 3
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン) 
サッシャ・ゲッツェル指揮
ボルサン・イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団(①)
ドゥーブル・サンス(②④)、
ステファニー・フォンタナローザ(ピアノ②④)
アンドレアス・オッテンザマー(③)、
ロール・ファヴル=カーン(③)
 ヴァイオリンの魔神が奏でるアラビアン・ナイト
 ネマニャによる魅惑のおとぎ話
 クラシック音楽をまるで今生まれ出たかのように生き生きと奏でる天才、ロック・スターのようないでたちで度肝を抜くクラシック・ヴァイオリニスト、ネマニャのDG第5弾!
 旧ソ連(現ジョージア生まれ)のアルメニア人ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲は、アルメニアの民族音楽を芸術的に昇華させようと活動していた時期の作品で、初演者でもあるオイストラフの助言も得て1940年に作曲されました。民族性とヴィルトゥオジティが見事に合致した傑作です。
 リムスキー=コルサコフが、ササン朝ペルシャを舞台にした『千夜一夜物語』を題材に、独奏ヴァイオリンが活躍する交響組曲に仕立てた《シェヘラザード》を新アレンジでその魅力をネマニャらしく抽出しました。
 さらに、ベルリン・フィル首席クラリネット奏者でソロや室内楽でも大活躍のアンドレアス・オッテンザマーをゲストに迎え、ハチャトゥリアンのトリオも収録しています。

  ※アルバム・タイトルの「バイカ」は、セルビア語で「おとぎ話」の意味。

  録音:2018年5月 イスタンブール(①)、2018年1月、2月 ベルグラード(②④)、2018年6月 ベルリン(③)
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4835784
(3CD)
\6000→\5490
タイトルロールをカウンターテノールが歌う『セルセ』初録音
  《フランコ・ファジョーリ〜ヘンデル:歌劇『セルセ』全曲》

 ヘンデル:歌劇『セルセ』全曲
セルセ………フランコ・ファジョーリ(カウンターテノール)
アルサメネ………ヴィヴィカ・ジュノー(メッゾ・ソプラノ)
ロミルダ………イルガ・カルナ(ソプラノ)
アタランタ………フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
アリオダテ………アンドレア・マストローニ(バス)
アマストレ……デルフィーヌ・ガルー(アルト)
エルヴィーロ……ビアージョ・ピッツーティ(バリトン)
ウィーン・アカデミー室内合唱団
カンティカ・シンフォニア
マクシム・エメリャニチェフ(チェンバロ&指揮)
イル・ポモドーロ
  
 ヘンデルのオペラの中で最も知られている『セルセ』は、紀元前470年のペルシャ(現在のイラン)を舞台にしたクセルクセス1世の話に基づいています。
 オリジナルはソプラノ・カストラートによって歌われましたが、現在では通常メッゾ・ソプラノかカウンターテノールにより演じられます。
 そのイタリア語の台本には興味深い歴史があり、1654年ニコロ・ミナートにより書かれ、後にシルヴィオ・スタンピーリャによって(1694年のジョヴァンニ・ボノンチーニのオペラのために)書き直されました。
 けれどもヘンデルの台本を誰が書き改めたのかは不明です。この3幕のオペラは1738年4月15日、ロンドンのキング・シアターで初演されましたが、残念ながら全く成功せず、5回の上演で打ち切られ、このオペラはほぼ200年忘れ去られていました。
 セルセによってプラタナスの木に対して歌われる有名なアリア「オンブラ・マイ・フ」はその傑出した美しさで、ヘンデルの最もよく知られたメロディの一つです。

  【録音】2017年11月8−17日、イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ
 

4835058
\2300
《ヨーロッパ室内合唱団〜LIGHT ETERNAL/M.ローリゼン:合唱音楽集》
 モートン・ローリゼン(b.1943):
  1) Lux aeterna(1997)、
  Les Chansons des Roses(1993)より
   2) 第1曲、3) 第5曲、
 4) Madrigali: Six “Fire Songs” on Italian Renaissance Poems(1987)より
  第6曲、5) Prayer(2013)*、
  6) Ya Eres Mia(2016)*、7) Nocturnes(2005/2008)、
  8) O magnum mysterium(1994)

*世界初録音
ニコル・マット(指揮)
ヨーロッパ室内合唱団、
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ、
モートン・ローリゼン(ピアノ)(3, 5-7)
 人気曲満載!現代作曲家による合唱音楽の作品集
 今年75歳になるアメリカの合唱曲作曲家モートン・ローリゼンの作品集です。ローリゼンは、1994年から2001年の間ロサンゼルス・マスター・コラールの作曲者を務め、2007年にアメリカ国民芸術勲章を授与されました。
 現在まで40年以上にわたり南カリフォルニア大学作曲科教授を務めています。
 注意深く選曲され、心を落ち着かせ、静かで、とびきり美しいローリゼンの世界的な人気曲が並びます。2曲が世界初録音です。
 ローリゼン自身がピアノ伴奏に参加している曲もあります。

  【録音】2017年8月5−13日、オーストリア、クーフシュタイン




<国内盤> 


SONARE



SONARE 1041
¥2400+税
ヴォルフガング・ダヴィッド&梯 剛之 デュオ・リサイタル2017
 (1)シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 Op.159 D.934
 (2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
 (3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)
梯剛之(ピアノ)
 情熱的に奏でるシューベルト、ブラームス、ベートーヴェン!奇跡のヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之の2017年ライヴ録音!

 ライヴ録音:2017年12月7日/JTアートホール アフィニス/96k Hz 24bit、61'07"

 ピアニスト梯剛之とウィーンでともに学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオによる第5 弾は2017 年のライヴからシューベルトのヴァイオリンとピアノのための幻想曲、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3 番、そしてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2 番を収録しました。
 難曲としても知られるシューベルトの幻想曲。阿吽の呼吸から生まれる演奏からはウィーン情緒漂うシューベルトを堪能することができます。
 ブラームスは緊密で深い演奏を展開。ことに丁寧に紡ぎだされる心温まる第2 楽章が感動的です。そして、2013 年12 月のライヴからテーマの一つとしているベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏。これまでに第9 番「クロイツェル」(SONARE 1025)、第6 番&第8 番(SONARE 1030)、第3 番&第7 番(SONARE1032)、第10 番(SONARE 1036)がリリースされておりますが今回は第2 番が演奏されました。当ライヴでも端正でみずみずしい演奏を披露しております。















9/27(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


PENTATONE


PTC 5186697
(SACD HYBRID)
¥2700
リッキー・イアン・ゴードン作曲:1幕の室内オペラ「ツリーのないうち」
 (ゲイル・ロックの児童書「ツリーのないうち」による)【ロイス・バフレック(台本)】
  1.プロローグ(4'51")/2.シーン1(7'38")/3.間奏曲1「雪玉」(2'23")/
  4.シーン2 夕食後(13'04")/5.シーン3 キャロル(4'16")/
  6.シーン4 親友(2'24")/7.シーン5 学校のクリスマス(6'04")/
  8.間奏曲2「クリスマスツリーの旅 その1」(1'42")/
  9.ピアノの間奏曲1(0'31")/10.シーン6 クリスマスツリーのある家(10'31")/
  11.ピアノの間奏曲2(0'23")/12.シーン7 優しい聡明さ(4'36")/
  13.間奏曲3「 クリスマスツリーの旅 その2」(2'40")/
  14.シーン8 慈善ではなく贈り物(2'29")/15.シーン9 降誕劇(3'32")/
  16.ピアノの間奏曲3(0'30")/
  17.シーン10 アディーへのサプライズ(5'42")
   ハイジ・ストーバー(ソプラノ/アデレード・ミルズ、ミス・トンプソン、ヘレン・ミルズ)
   ローレン・スノーファー(ソプラノ/アディー・ミルズ)
   パトリツィア・シューマン(ソプラノ/グランマ・ミルズ)
   メーガン・ミハイロヴナ・サマリン(メゾ・ソプラノ/カーラ・メイ)
   マクシミリアン・マシアス(テノール/ビリー・ワイル)
   エリザベス・レオーネ(ソプラノ/グローリア・コット)
   ダニエル・ベルチャー(バリトン/ジェームズ・アディソン・ミルズⅢ(パパ))
   ヒューストン・グランド・オペラ管弦楽団、ヒューストン・グランド・オペラ少年少女合唱団
   ブラッドリー・ムーア(指揮)
 アメリカのホームドラマ「ツリーのないうち」がオペラ化、リッキー・イアン・ゴードンの待望の新作、初演ライヴ録音!

 ライヴ録音:2017年12月/ウォーサム・シアター・センター/PCM HI-RES、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、73'27、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 1972 年にアメリカで放映され、2 年後にゲイル・ロックにより書籍化されたテレビ映画「ツリーのないうち」が、アメリカオペラ界を牽引する作曲家リッキー・イアン・ゴードンと脚本家ロイス・バフレックによって、オペラに生まれ変わりました。
 ヒューストン・グランド・オペラによる2017 年12 月の初演ライヴ録音を収めたアルバムです。
 愛妻の死から立ち直れないジェームズとその娘アディー、アディーを優しく見守る祖母の3 人家族にとって、悲しみとわだかまりの季節であったクリスマスが再び家族の幸せな季節になるまでを描いたホームドラマ。登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれた場面が聴き手に共感と郷愁を呼び起こします。
 豪華な歌手勢が送る、クリスマスの家族の物語をお楽しみください。






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CHANNEL CLASSICS



CCS 40218
¥2500→\2290
天才ニン・フェン
 エルガー&フィンジ:ヴァイオリン協奏曲集

  エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
  フィンジ:ヴァイオリン協奏曲
ニン・フェン(ヴァイオリン)
カルロス・ミゲル・プリエト(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン!エルガー&フィンジの協奏曲!

 ☆パガニーニ・コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン!
 ☆エルガーとフィンジ、イギリスの2つの重要コンチェルトをレコーディング!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。
 2018/2019シーズンでも、母国中国やアジアの他、南米、ドイツ、イギリス、オランダ、オーストラリアなど世界中でのリサイタル&コンチェルトを予定しています。
 これまで、チャイコフスキー&ブルッフ(CCS 34913)や、ラロやサラサーテをフィーチャーした「アパッシオナード」(CCS 37916)などの協奏曲アルバムで人気を博してきたニン・フェンが録音したイギリス・プログラム。
 英国ヴァイオリン・レパートリーの記念碑的作品となる傑作、エドワード・エルガーのヴァイオリン協奏曲と、初演以来長い間秘匿されており、1999年に再演・録音が実現したジェラルド・フィンジのヴァイオリン協奏曲。
 1721年製のストラディヴァリウス"マクミラン"を操り、高い技巧と透明感のある音色でイギリスの2つの重要コンチェルトを披露します。





 ニン・フェンのパガニーニ。憎らしいほどうまい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GPfmtMvBKqI


 そして下記チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の一部が見られるPV。これまたふてぶてしいくらいうまい。
https://www.youtube.com/watch?v=WvAzSmxSBUA&feature=player_detailpage



旧譜
ニン・フェン
「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

CCS 37916
\2500
天才ニン・フェン/「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

 〜アパッシオナード

  サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  ラロ:スペイン交響曲ニ短調 Op.21
  サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
  ラヴェル:ツィガーヌ
  ビゼー/ワックスマン:カルメン幻想曲
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団
 ニン・フェンの情熱がほとばしる!サラサーテ、ラロ、ラヴェルの名作集!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団と贈る名作集!
 サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!

 使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"


ニン・フェン
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

CHANNEL CLASSICS
CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2800
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。ついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ






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NIFC



NIFCCD 062-063
(2CD)
¥5000→\4690
ポブウォツカ来日記念盤!Shigeru Kawaiで弾くバッハ!
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869
エヴァ・ポブウォツカ
 (ピアノ/Shigeru Kawai SK-EX)
 【日本語解説付き】ポブウォツカ来日記念盤!Shigeru Kawaiで弾くバッハ!

 ☆日本語解説付き!
 ☆ ポーランドの名女流、エヴァ・ポブウォツカのバッハ来日記念緊急発売!
 ☆使用ピアノは河合楽器製作所の最高級グランド・ピアノ「Shigeru Kawai」シリーズのSK-EX!
 ☆10月の来日公演プログラム!

 1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカ。母国ポーランドでは2005年のショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務め、ここ日本では、第6回仙台国際音楽コンクールの審査員、音楽大学の客員教授として招聘されるなど、世界各地で幅広く活躍してます。
 ポブウォツカの2018年来日公演を記念して、公演プログラムでもあるバッハの「平均律クラヴィーア曲集」の新録音(2018年の6月-7月に録音したばかり!)を緊急リリース!
 ポブウォツカが、河合楽器製作所の最高級グランド・ピアノ「Shigeru Kawai」シリーズのSK-EXを使用して吹き込んだバッハの偉大な聖典「平均律クラヴィーア曲集」にご期待ください!

 ※録音:2018年6月22日−25日&7月9日−11日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

 ☆エヴァ・ポブウォツカ ピアノリサイタル
 ●2018年10月4日(木) 東京文化会館小ホール
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
 ショパン:バラード第1番、第4番、他






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NAXOS



8.559813
\1200
バーンスタイン(1918-1990):CBSミュージック/バーンスタインの誕生日の祝宴 他
 1.マンボ-《ウェスト・サイド・ストーリー》(演奏会用エンディング付)(1957)
 2.政治的序曲「スラヴァ!」(1977)
 3.《ペンシルヴァニア通り1600番地》-組曲(チャーリー・ハーモン編)(1976)
 CBSミュージック(1978)…世界初録音
  4.第1番:ファンファーレとタイトル(シド・ラミンによる管弦楽編)
  5.第2番:静かな音楽(ジャック・ゴットリープ編)
  6.第3番:ブルース(ガース・エドウィン・サンダーランドによる管弦楽編)
  7.第4番:ワルツ(同上)
  8.第5番:コラール(同上)
 9.《オン・ザ・タウン》-タイムズ・スクエア・バレエ
 バーンスタインの誕生日の祝宴(1988)…世界初録音
  10.ベリオ(1925-2003):フォー・レニー(LB.AM.LB.M.W.IS.LB)
  11.キルヒナー(1919-2009):N.Y.-Connotations-N.Y.
  12.ドラックマン(1928-1996):バーンスタインの「ニューヨーク、ニューヨーク」による変奏曲
  13.フォス(1922-2009):フォー・レニー
  14.コリリアーノ(1938-):フォー・レニー、with love-and candor…
  15.ジョン・ウィリアムズ(1932-):トゥー・レニー! トゥー・レニー!
  16.武満徹(1930-1996):レニーの誕生日に、バーンスタインの主題による変奏曲
  17.ウィリアム・シューマン(1910-1992):バーンスタインによる変奏曲
マリン・オルソップ(指揮)
サンパウロ交響楽団
 8.508018 BOXより分売

 2018年に生誕100年を迎えた偉大な音楽家バーンスタイン。このアルバムは彼が愛した作品や、折に触れて書いていた小品を集めた1枚です。
 冒頭に置かれているのは、ついつい一緒に「マンボ!」と掛け声をかけたくなる《ウェスト・サイド・ストーリー》の名曲「マンボ」。
 次はバーンスタインの親友、チェリストのロストロポーヴィチのために書かれた「スラヴァ!(ロストロポーヴィチの愛称)」。ショーを愛したバーンスタインらしい軽快な音楽の中に「政治的な批判」が込められた作品です。この曲のもとになったのは、数年前に書かれ、初演が不評に終わったミュージカル「ペンシルヴァニア通り1600番地」の主題。トラック3ではその“失敗作”ミュージカルのいくつかの曲を集めリサイクルした組曲を聴くことができます。
 短くとも印象的な「オン・ザ・タウン」のタイムズ・スクエア・バレエも強烈な印象を残します。1978年に放送されて以来、演奏されることのなかった「CBSミュージック」とバーンスタインの70歳を祝して友人たちが贈った「誕生日の祝宴」は世界初録音となります。8人の作曲家たちの思い思いの作品をお楽しみください。
 バーンスタインを尊敬してやまないオルソップの愛情がたっぷり込められています。

 録音 ブラジル、サンパウロ、サンパウロ・ホール 2016年12月8-10日…10-17 2016年12月10.12.16日…1-9
 


8.559814
\1200
バーンスタイン(1918-1990):ファンシー・フリー/オーケストラのための記念日 他
 1.《キャンディード》序曲(1956)
 2-10.バレエ《ファンシー・フリー》(1944)
 オーケストラのための記念日(1944-1989)…世界初録音
  (ガース・エドウィン・サンダーランドによる管弦楽編 2016)
  11.第1番:ヘレン・コーツに(1899年7月19日)(1944)
  12.第2番:ポール・ボウルズに(1910年12月31日)(1964)
  13.第3番:ウィリアム・カペルの思い出に(1922年9月20日-1953年10月19日)(1989)
  14.第4番:クレイグ・アーカートに(1953年9月3日)(1989)
  15.第5番:アルフレッド・アイスナーの思い出に(1941年1月4日)(1964)
  16.第6番:ウィリアム・シューマンに(1910年8月4日)(1964)
  17.第7番:スティーヴン・ソンドハイムに(1930年3月22日)(1964)
  18.第8番:わが娘ニナに(1962年2月28日)(1989)
  19.第9番:レオ・スミットに(1921年1月12日)(1989)
  20.第10番:フェリシア・モンテアレグレに(1922年2月6日)(1944)
  21.第11番:エレン・ゲッツの思い出に(1930年6月16日-1986年1月27日)(1989)
 22.《ワンダフル・タウン》序曲(チャーリー・ハーモン編)(1953)
マリン・オルソップ(指揮)
サンパウロ交響楽団
 8.508018 BOXより分売
 
 世界中のコンサート・ホールで愛奏されている《キャンディード》の序曲で幕を開けるバーンスタイン生誕100年を祝した1枚。
 アルバムの中心となるのは、バーンスタインがこよなく愛したニューヨークを舞台としたバレエ《ファンシー・フリー》の組曲。24時間の上陸許可をもらった3人の船員たちが、きらびやかなニューヨークでひと時の恋を楽しむために、娘たちにアタックするというなんともアメリカ的な物語。摩天楼をバックに繰り広げられる騒乱を軽やかな音楽にのせて描いています。
 1944年に初演されたこのバレエは初演時に200回以上も再演されたという伝説的な作品です。世界初録音となる「オーケストラのための記念日」は1944年から1989年に渡って、バーンスタインが家族や友人、大切な人のために書き続けてきた小品のオーケストラ版。原曲は1944年、48年、64年、89年に出版された4巻からなるピアノのための組曲ですが、2016年に全曲演奏を行ったサンダーランドが「この組曲にはバーンスタイン音楽の本質が込められている」と感じ、全29曲の中から11曲を抜粋し、丁寧なオーケストレーションを行ったものです。
 最後の《ワンダフル・タウン》序曲も含め、オルソップの切れ味のよい指揮による演奏です。

  録音 ブラジル、サンパウロ、サンパウロ・ホール 2017年6月28-30日, 7月6.7日…2-21 2016年12月12日…1.22
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8.573888
\1200
文豪エミール・ゾラの親友
アルフレッド・ブリュノー(1857-1934):作品集

 1.歌劇《メスィドール》(1897)-第4幕:前奏曲
 歌劇《風車への突撃》組曲(1893)-組曲
  2.第1曲:前奏曲と歌
  3.第2曲:戦争、森林
  4.第3曲:水車での婚約
 5.歌劇《ミクラン誕生》(1907)-第1幕:前奏曲
 6.歌劇《メスィドール》第3幕第1場-黄金伝説
ダレル・アン(指揮)
バルセロナ交響楽団
 19世紀フランスで活躍した歌劇作曲家アルフレッド・ブリュノー。“自然主義”を提唱した文豪エミール・ゾラの親友であり、20年間に渡って共同制作を続けたというブリュノーはフランス歌劇に現実主義の作風を取り入れたことで知られています。
 このアルバムに収録された代表作《風車への突撃》はゾラの作品を原作に用いており、《メスィドール(フランス革命月の8月の意》はゾラが自ら台本を起こしています。厚みのある和声とエキゾチックな響きを多用した彼の音楽からは、ワーグナーの影響も感じられ、20世紀初頭の「印象派」ではないフランス音楽の潮流を見ることができます。
知られざるフランス音楽のリリースに熱心なダレル・アン。このブリュノーでも聴きごたえのある音楽を紡ぎ出し、新たなレパートリーを聴く喜びを伝えています。

 録音 2017年9月13-15日 L’Auditori, Barcelona, Spain 
 


8.573862
\1200
リース(1784-1838):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 第3集
 ソナタ 変ホ長調 Op.18(1810)
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Andantino
  3.第3楽章:Rondeau: Allegretto moderato
 ソナタ ト短調 Op.38-3(1811)
  4.第1楽章:Allegro con spirito
  5.第2楽章:Adagio
  6.第3楽章:Allegro
 ソナタ ニ長調 Op.83(1818)
  7.第1楽章:Allegro con brio
  8.第2楽章:Andantino con moto
  9.第3楽章:Rondo: Allegro vivace

世界初録音
エリック・グロスマン(ヴァイオリン)
スーザン・カガン(ピアノ)
 これまではベートーヴェンの弟子、友人としてのみ知られていたフェルディナント・リース。最近になって作品の独自性にも注目が集まり、少しずつ演奏される機会も増えてきています。
 とは言え、ヴァイオリン・ソナタはまだ未知の領域であり、第1集、第2集、そして今作である第3集、どれもが世界初となる貴重な録音です。このアルバムには3つのソナタを収録。
 1810年に書かれたOp.18は、ベートーヴェンの影響を色濃く受け継いでいますが、開始部はかなり斬新な和声に基づいています。その8年後に作曲され、こなれた作風を持つOp.83はシューベルトを思わせる長調と短調の交替が聴きどころ。伸びやかな旋律の美しさも魅力的です。

 録音 2017年6月9-10日 USA ニューヨーク、マウント・ヴァーモン オクターヴェン・オーディオ

リース:ヴァイオリン・ソナタ集
 第1集…8.573193
 第2集…8.573717
 

8.559841
\1200
ハービソン(1938-):レクイエム(2002)
 第1部
  1.Introit 入祭唱
  2.Sequence I:Dies ira 続唱 I:怒りの日
  3.Sequence II:Tuba mirum 続唱 II:奇しきラッパの響き
  4.Sequence III:Liber scriptus 続唱 III:書かれた書物が
  5.Sequence IV:Quid sum miser 続唱 IV:なんと哀れな私は
  6.Sequence V:Recordare 続唱 V:思い出したまえ
  7.Sequence VI:Confutatis ? Lacrymosa 続唱 VI:呪われたもの-涙の日
 第2部
  8.Offertorium 奉献唱
  9.Sanctus 聖なるかな
  10.Agnus Dei 神の子羊
  11.Lux aeterna 永遠の光
  12.Libera me 主よ 永遠の死から
  13.In paradisum 楽園へ
ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)
ミヒャエラ・マルテンス(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・パン(テノール)
ケリー・マークグラフ(バリトン)

ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)

ナシュヴィル・シンフォニー合唱団
 (合唱指揮…タッカー・ビドルコンブ)
ナシュヴィル交響楽団
 1987年にピューリッツァー賞を受賞し、世界的知名度を獲得したアメリカの作曲家ジョン・ハービソン。独特の芸術的信条を持つことで知られ、これまでにも「ヨハネ・パウロ二世即位25周年を記念する和解のコンサート」の作品を委嘱されるなど、宗教音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。
 この「レクイエム」は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の直後に着手され、翌年3月に完成しています。ただし、構想自体は早い時期から抱いていたといい、彼自身の様々な体験や音楽的モティーフが取り入れられた多角的な作品として成立しています。オーケストラ、合唱だけでなく、ソロ歌手のパートにも重要な役割が置かれ、全てが混然一体となった爆発的なエネルギーを持つ問題作です。

 録音 2017年5月12-13日 Laura Turner Concert Hall, Schermerhorn Symphony Center, Nashville, TN, USA
 

8.559856
\1200
ジョージ・オークリー(1979-):放浪者
室内楽作品集

 1.トッカータ(2008)
 チェロとピアノのためのソナタ(2013)
  2.第1楽章:Quasi rubato andante
  3.第2楽章:祈り:Adagio molto e cantabile
  4.第3楽章:Allegro ma non troppo
 シェークスピラのソネットによる4つの歌曲(2011)
  5.ソネット 101番/6.ソネット 111番/7.ソネット 116番/8.ソネット 56番
 9.思い出(2014)
  白昼夢-夢-目覚め
 10.ソナタ-幻想曲(2010)

世界初録音
ナオミ・ルイーザ・オコンネル(メゾ・ソプラノ)…5-8
アントン・リスト(クラリネット)…9
リジー・ラミシュヴィル(チェロ)…2-4
インガ・カシャカシュヴィリ(ピアノ)…1-5
アンジェリカ・ゲイドリヤ(ピアノ)…9
タマール・ミケランゼ(ピアノ)…10
 グルジア(現ジョージア)に生まれたアメリカの作曲家オークリー。ピアニストとして名声を高める傍ら、作曲にも興味を示し、ダニエルプールとオルドリッジから作曲技法を学びました。
 2009年にピアノ曲「ノスタルジアとトッカータ」がカーネギー・ホールで初演され一躍注目を浴び、以降、作曲家として多くの賞を受賞、世界的に活躍しています。
 彼は伝統を重んじながらも、ジャズやジョージアの民族音楽まで様々な要素を自作に取り入れることで、常にユニークで表現力豊かな作品を発表。このアルバムではピアノ曲、歌曲からチェロ、クラリネット曲までさまざまな作品を収録。どの曲も美しい旋律に溢れた魅力的な味わいを持っています。

 録音 USA マウント・ヴァーノン、オクターヴェン・オーディオ 2015年11月2-3日…5-8/2016年10月2-3日…2-4 2017年3月12日…1-9/2017年3月30日…10
  

8.573980
\1200
Exaltation-賞賛
 1.ドール:Exaltation 賞賛
 2.アルフォンソ10世:Rosa das Rosas ばらの中のばら
 3.ブサール:Ma belle, si ton ame あなたの魂、私の美しいもの
 4.ロッシ:Barechu 主を讃えて
 5.伝承曲:El nora alila 贖罪の日
 6.伝承曲:Demedim Mi 私はあなたに言ったか?
 7.伝承曲:A la nana y a la buba 子守歌とおばあさん
 8.フレスコバルディ:Se l’aura spira tutta vezzosa 優雅な風が吹くと
 9.伝承曲:La manana de San Juan 聖ヨハネの日の朝
 10.伝承曲: A_k1n ile a_1klar 永遠の愛をあなたと
 11.伝承曲:Ya viene el cativo捕虜が来る
 12.伝承曲:Yemei Horpi 私の冬の日
 13.作者不詳:Mareta, mareta no’m faces plorar
   お母さん、お母さん、私を泣かせないで
 14.伝承曲:Uskudara Gideriken オクダラの道-カティビム
 15.伝承曲:Lamma bada わが愛に会った時
 16.ファリャ:Nana 子守歌
ヤニフ・ドール(カウンターテナー)
アンサンブルNAYA
 迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。このアルバムは以前発売された「流浪と情熱の歌」(8.573566)の続編と言えるもので、彼のルーツであるセファルディがスペインから追放されて以降、ヨーロッパからトルコ、中近東へと散っていった足取りを音楽で追っています。
 アルバムタイトルである「Exaltation」はドール自身が作曲。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の3つの教義からテキストが採られた瞑想的な雰囲気を持つ曲です。
 ロッシの曲ではドールはカウンターテナーではなく地声を用いています。「アンサンブルNAYA」は2008年にスウェーデンで設立された8人の奏者で構成されたアンサンブル。宗教や国籍を超えた音楽を様々な楽器でエキサイティングな演奏を聴かせています。アラブ民族楽器のフルート「ネイ」の素朴な音色やアボリジニの「ディジュリドゥ」、フラメンコ・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバといった楽器が織り成す神秘的な響きは特に聴きものです。

 録音 2018年1月 Saint Remigius Church, Franc-Waret, Belgiu

 ヤニフ・ドール既発リリース
  8.573780・・・シューマン:詩人の恋 他
  8.573566・・・スペインとラテンアメリカからの流浪と情熱の歌
 


8.574001
(2CD)
\2400
J.S.バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248
【CD1】
 1-9.第1部
 10-23.第2部
 24-36.第3部
【CD2】
 1-7.第4部
 8-18.第5部
 19-29.第6部
福音伝道者…ゲオルク・ポプルッツ(テノール)

ユリア・クライター(ソプラノ)
カタリナ・マギエラ(アルト)
トーマス E.バウアー(バス)

ラルフ・オットー(指揮)
マインツ・バッハ合唱団
マインツ・バッハ管弦楽団
 J.S.バッハのクリスマス・オラトリオは、1734年のクリスマス・シーズンのために書かれたカンタータ集。全6部からなる長大な作品で、一部の楽章は、それまでのカンタータの楽章から転用されていますが、もともとバッハは原曲を作る際に「後に転用する」ことを前提に構想を練っていたとされるほどに、ごく自然な流れで全曲がまとめられています。
 冒頭の「歓呼の声を放て、喜び踊れ」の輝かしい管弦楽と合唱の旋律は、まさにキリストの誕生を祝うにふさわしい壮麗さを持ち、ここを耳にするだけでも心が躍ることでしょう。
 このアルバムで指揮をしているのはラルフ・オットー。1991年にコンチェルト・ケルンを振った名演も存在しますが、こちらは最新の録音。手兵マインツ・バッハ管弦楽団と合唱団を意のままにあやつり、極上の名演を聴かせています。

  録音 2017年11月28日-12月5日 ドイツ、マインツ キリスト教会
 

8.573743
(2CD)
\2400
アンドレアス・ハーケンベルガー(1573/74-1627):
 ペルプリンのタブラチュア譜からの55のモテット集

【CD1】
 1-29.29のモテット集
【CD2】
 1-26.26のモテット集

世界初録音
ヤン・ウカシェフスキ(指揮)
ポーランド室内合唱団
ムジカ・フィオリタ
 16世紀後半から17世紀初頭の作曲家アンドレアス(アンジェイ)・ハーケンベルガー。1602年頃にポーランド王ジグムント3世の宮廷でリュート奏者として働いていた記録がある以前の少年時代や青年時代のことはわかっていません。
 1607年、ポーランドのグダニスクにあるルター派の聖マリア教会で音楽家の欠員が出たことを知ったハーケンベルガーは、自ら市議会に立候補のための譜面を提出、1608年にチャペルマスターに任命され、亡くなるまで職務を全うしました。
 このアルバムに収録されたモテットは1620年から1680年に書かれた様々な作曲家の声楽曲を収録した「Pelplin Tablature」に納められた作品群で、カトリックとルター派のどちらの教義にも沿うものであり、ジグムント3世の宮廷で学んだイタリア風の様式に基づいた精緻で華麗な作風で書かれています。

 録音 2013年9月18-28日 The Sanctuary of the Visitation of the Blessed Virgin Mary
 

8.571379
\1200
スタンデール・ベネット(1816-1875):室内楽作品集
 六重奏曲 嬰ヘ短調 Op.8(1835)
  1.第1楽章:Allegro moderato ma con passione
  2.第2楽章:スケルツォ:Quasi presto
  3.第3楽章:Andante grazioso
  4.第4楽章:フィナーレ:Allegro assai ed energico
 室内三重奏 Op.26(1839)
  5.第1楽章:Andante tranquillo ma con moto
  6.第2楽章:セレナード:Andante ma un poco scherzan
  7.第3楽章:フィナーレ:Allegro fermato
 弦楽四重奏曲 ト長調 WoO17(1831)…世界初録音
  第1楽章:Allegro moderat
  第2楽章:Adagio
  第3楽章:メヌエット:Allgro
  第4楽章:フィナーレ:Allegro
ヴィラーズ弦楽四重奏団…1-4.8-11
【メンバー】
 ジェームズ・ディケンソン(第1ヴァイオリン)…5-7
 東 環樹(第2ヴァイオリン)
 カルメン・フォレス(ヴィオラ)
 ニック・ストリングフェロー(チェロ)…5-7

ジェレミー・ヤング(ピアノ)…1-7
レオン・ボッシュ(コントラバス)…1-4
 1816年、シェフィールドでオルガニストの父のもとに生まれたスタンデール・ベネット。早くに父を亡くしたため、祖父のもとで音楽の手ほどきを受けました。10歳で王立音楽アカデミーに特待生として入学、10年間に渡りヴァイオリンとピアノ、作曲を学び、在学中に書いた「ピアノ協奏曲」は、彼自身の独奏で初演。
 これを聴いたメンデルスゾーンはその才能に注目し、ベネットをドイツに招待します。その後、彼はイギリスで演奏活動を行いながらも頻繁にドイツを訪れ、ライプツィヒではシューマンとも親交を結び、お互いに強い友情で結ばれました。
 このアルバムにはベネットの3つの室内楽作品を収録。ピアノを伴う六重奏曲は、明らかにメンデルスゾーンの影響が表れていますが、スケールの大きさではメンデルスゾーンを上回るほどの強い感情表現を伴った力作です。
 他には三重奏曲と、世界初録音となる弦楽四重奏曲を収録。こんなに美しい曲があったのかと驚きの連続の1枚です。

  録音 2018年1月3-5日 UK マンチェスター、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック
 


8.573973
\1200
二人でお茶を
ベル・エポックから騒乱の1920年代にかけての歌曲とシャンソン集

 1.ユーマンス:二人でお茶を…世界初録音
 2.ホープ・テンプル:マイ・レディ・バウアー
…世界初録音
 3.アンドレ・メサジェ:Ah! Nay, do not fly me!
…世界初録音
 4.メサジェ:金と青と白
…世界初録音
 5.メサジェ:軽く、軽く
…世界初録音
 6.イヴァン・カーリル:時の歌
…世界初録音
 7.ロドルフ・ベルガー:《ローランギー》-レチタティーヴォとカヴァティーナ
…世界初録音
 8.フェリックス・フォードレイン:サンドリヨンの夢
 9.ハイドン・ウッド:ピカルディのばら
 10.ベルガー:メッサリネット
 11.レイナルド・アーン:最後のワルツ
 12.ルイ・ベイツ:レスカルポレット
 13.マルセル・ラテス:マギー、映画の女王
 14.ジェローム・カーン:誰かの誰か
 15.モーリス・イヴァン:私は夜に歌う
 16.グレース・ルボワ:私と一緒にみんなラグ/私たちはそういう
クレモンティーヌ・ドゥクチュール(ソプラノ)…1-3.5-6.8.10-11.13-16
フィリップ・ブロカード(バリトン)…1.3-5.7.9-10.12.14.16
クロエ・ドゥクレー(ハープ)…2.6.9

フライヴォール・アンサンブル…1.3-5.7-8.10-16
 「騒乱の時代」と言われる1920年代。アメリカでは第一次世界大戦の特需で経済が発展、伝統が破壊され、生活には自動車やラジオが入り込み、人々は常に娯楽を求めました。
 またロンドンとパリでは他の国々を圧倒するほどの文化が栄え、多くの英国のアーティストがパリの舞台に登場、ロンドンでは歌手や指揮者だけでなくフランスの作曲家の作品が流行するなど、両国は絶え間ない文化交流が行われていました。
 そして、流行を始めたジャズを取り入れたダンスが普及し、これらのエレガントな音楽は多くの人々を魅了しました。このアルバムには、その当時のイギリスとフランスの交流から生まれた数々の作品が収録されています。
 作曲家の名前は、現代ではほとんど忘れられてしまいましたが、どれも聴けば瞬時に魅了されるほどの楽しい曲ばかり。
 20世紀初頭の酒場で歌われていたような男女の関係の機微を歌った曲もあったり、ミュージカル風の曲があったりと、思い切り楽しめる1枚です。

  録音 Studio acoustique de Passavant Music, Doubs, France 2017年10月25-27日…1-3.5.7.8.10-16 2018年1月20日…2.6.9
 


8.573652
\1200
アレクサンドル・モイゼス(1906-1984):交響曲 第5番&第6番
 交響曲 第5番 ヘ長調 Op.39
  1.第1楽章:Allegro animato
  2.第2楽章:Adagio molto poco tenuto
  3.第3楽章:Allegro ma non troppo, scherzando
  4.第4楽章:Allegro fresco e vivace
 交響曲 第6番 ホ長調 Op.44
  5.第1楽章:Andante tenuto e molto espressivo
  6.第2楽章:Allegro leggiero
  7.第3楽章:Largo. Molto espressivo e rubato
  8.第4楽章:Allegretto grazioso
  9.第5楽章:Allegretto giusto e vigoroso
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
 スロヴァキア生まれのモイゼス。1929年にブラティスラヴァ音楽アカデミー(スロヴァキア音楽演劇学校)の教授に就任、数多くの後進を育てました。
 また、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責任会社の音楽ディレクターも務め、この国の音楽発展に力を尽くした人です。
 エウゲン・スホニュ、ヤーン・ツィケルとともに20世紀のスロヴァキア音楽の重要な作曲家とみなされており、民族音楽を取り入れた彼の作品は、近年評価が高まっています。
 このアルバムには交響曲第5番と第6番を収録。1947年から48年に書かれた第5番は「親愛なる父親の遺産による」という副題がつけられており、モイゼスに音楽の手ほどきをした父、ミクラーシュへの賛辞が込められています。
 第6番は1951年の作品。「ピアノのためのコンチェルティーノ」として構想されていたいくつかの主題を発展させた明快な交響曲です。

  録音 :1994年11月28日-12月1日…5-9 1995年1月2-5日…1-4 ブラティスラヴァ スロヴァーク放送、コンサート・ホール
  ※MARCO POLO 8.225090からの移行盤
 


8.573947
\1200
フルートとハープのためのセレナードとソナタ集
 1.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  グリーンスリーヴズによる幻想曲(1934)(J.グレイディ編)
 2-6.ポール・リード(1943-1997):
  「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン」組曲(1991)
   (C.ゴダールによるフルート・パート編曲)
 7.F.クープラン(1668-1733):恋のうぐいす(1772)
 8.F.クープラン:勝ちほこるうぐいす(1772)
 9.ショーソン(1855-1899):鳥たち(1889)(J.マッケイブ編)
 10.ハッセルマンズ(1845-1912):泉 Op.44(1898)
 11-13.ニーノ・ロータ(1911-1979):フルートとハープのためのソナタ(1937)
 14.オルウィン(1905-1985):
    ナイアード-フルートとハープのための幻想曲-ソナタ(1971)
 15.ウッダール(1873-1952):セレナード(1907)(E.グッドマン編)
 16.エルガー(1857-1934):朝の歌 Op.15-2(1899)(D.ソーシン編)
 17.マーソン(1932-2007):フルートとハープのための組曲(1993)-イチゴとクリーム
スザンヌ・シュルマン(フルート)…1-9.11-17
エリカ・グッドマン(ハープ)
 カナダのフルート奏者、スザンヌ・シュルマンが演奏する、ヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴズ幻想曲」で始まる“イギリスの庭園”からインスパイアされたフルートとハープのための作品集。
 ハープを担当するのはシュルマンと長年に渡って共演しているエリカ・グッドマン。二人の息のあったアンサンブルにより、イギリスだけでなく、フランスやイタリアの作品も交え、鳥の声、噴水、泉などを題材にした牧歌的でノスタルジックな雰囲気を備えた旋律を楽しめます。
 トラック10「泉」はハープ独奏の曲で、作曲家のハッセルマンはベルギー出身、フランスで活躍したハープ奏者。彼の代表作であるこの曲は、まさに流れる水をそのまま音にしたかのような分散和音が美しく、ハープの魅力を存分に味わえる作品として知られています。

 録音 2017年6月1-4日 カナダ オンタリオ、ニューマーケット 聖ジョン・クリソストム教会
 


8.573825
\1200
金管七重奏のための音楽集 第6集
エルガー、フィンジ、パリー、ウォルトンの作品集

 1.フィンジ(1901-1956):3つの讃歌 Op.27-
   第2番「神は上れり」(1951)(M.ナイト編)
 2-4.エルガー(1857-1934):セレナード ホ短調 Op.92(1892)(M.ナイト編)
 5.フィンジ:前奏曲 ヘ短調 Op.25(1929)(S.コックス編)
 パリー(1848-1918):告別の歌(1916-1918)抜粋(M.ナイト編)
  6.第1曲:わが魂よ、御国は
  7.第2曲:わが魂はすべてのことを知る力を持っていることを知っている
  8.第3曲:風雨に帆が晒されていなければ
  9.第4曲:古くから信じられた
 10.フィンジ:ロマンス 変ホ長調 Op.11(1928)(S.コックス編)
 ウォルトン(1902-1983):弦楽オーケストラのためのソナタ(1971)(S.コックス編)
  11.第1楽章:Allegro
  12.第2楽章:Presto
  13.第3楽章:Lento
  14.第4楽章:Allegro molto
セプトゥーラ
【メンバー】
 ヒュー・モーガン(E♭トランペット)
 アラン・トーマス(第1B♭トランペット)
 サイモン・コックス(第2B♭トランペット)
 ピーター・ムーア(第1トロンボーン)
 マシュー・ナイト(第2トロンボーン)
 ダニエル・ウェスト(バス・トロンボーン)
 ピーター・スミス(テューバ)
サイモン・コックス&マシュー・ナイト(芸術監督)
 ロンドンを拠点に活躍する金管楽器のトップ奏者たちによる七重奏団「セプトゥーラ」の最新作。
 これまでに“クリスマス・アルバム”を含む6枚のアルバムで、バロックから近代まで多彩な音楽を演奏してきた彼らですが、今作ではついに「お国もの」であるイギリス近代作品を存分に聴かせます。
 日本でもファンの多いフィンジの作品や、エルガー、ウォルトン、パリーなどおなじみの作曲家たちによる声楽曲や弦楽作品を、サイモン・コックスとマシュー・ナイトが絶妙に編曲。もともと金管楽器のために書かれたかのような見事なサウンドに生まれ変わっています。
 美しいフィンジの「ロマンス」、荘厳なパリーの「告別の歌」など、イギリス近代の独特な情緒をたっぷり味わうことができるユニークな1枚です。

  録音 2017年7月13-15日 UK ロンドン、ニューサウスゲート、聖ポール教会
 


8.573821
\1200
シュレーカー(1878-1934):《王女様の誕生日》-組曲
 1.あるドラマへの前奏曲(1914)
 《王女様の誕生日》-組曲(1923)
  2.Reigen 輪舞
  3.Aufzug und Kampfspiel 行進と球技
  4.Die Marionetten あやつり人形
  5.Menuett der Tanzerknaben 踊る子供のメヌエット
  6.Die Tanze des Zwerges 小人の踊り
  7.Mit dem Wind im Fruhling 春の風に
  8.In blauen Sandalen uber das Korn 畑の上の青いサンダル
  9.Im roten Gewand im Herbst 秋の赤い服
  10.Die Rose der Infantin 王女様のばら
  11.Nachklang 夜の調べ
 ロマンティック組曲 Op.14(1903)
  12.牧歌
  13.スケルツォ
  14.間奏曲
  15.舞曲
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 1878年生まれのシュレーカーは、ウィーン音楽院を卒業後、作曲家、指揮者として活躍。ツェムリンスキーやシェーンベルクの作品を初演しながら、自らの作品も指揮し名声を高めました。
 1905年に書かれた《王女様の誕生日》はもともとクンストシャウ(総合芸術展)のこけら落としのための作品で、当時としてはかなりの野心作でしたが、これが聴衆の共感を得たため、以降次々と仕事が舞い込み、彼は代表作となる《はるかなる響き》を書き上げ、リヒャルト・シュトラウスに匹敵するほどの「歌劇作曲家」として名声を確立します。
 しかし、1920年代になると作品の評価が分かれはじめ、1928年にエーリヒ・クライバーが指揮した《歌える悪魔》が失敗したことで、名声は失墜。その後、作品はナチスによって排斥され、失意のうちにこの世を去ってしまうこととなります。
 このアルバムの中心をなすのは、成功作である《王女様の誕生日》の組曲版。彼の絶頂期に編纂された色彩豊かな曲集です。
 また「あるドラマへの前奏曲」は後に歌劇《烙印を押された人々》に転用されました。ブルックナーを思わせる「ロマンティック組曲」も印象的な作品です。

  録音 2017年6月19-23日 ドイツ ベルリン、RBB 大ホール
 


8.660410
(3CD)
\3600
コルンゴルト(1897−1957):歌劇<ヘリアーネの奇跡>Op.20
 ハンス・ミュラー:台本
 ハンス・カルトネーカー「Die Heilige」原作
【CD1】
 1.第1幕:前奏曲
 2-9.第1幕
【CD2】
 1.第2幕:前奏曲
 2-10.第2幕
【CD3】
 1.第3幕:間奏曲
 2-7.第3幕
ヘリアーネ(暴君の妃)…アンネマリー・クレーマー(ソプラノ)
暴君…アリス・アルギリス(バリトン)
異国の男…イアン・ストレイ(テノール)
使者…カテリーナ・ヘーベルコーヴァ(アルト)
牢番…フランク・ヴァン・ホーヴェ(バス)
盲目の断罪官…ヌットハポーン・タンマティ(テノール)
若い男…ジェルジ・ハンツァール(テノール)


ファブリース・ボロン(指揮)
フライブルク歌劇場合唱団と賛助出演者たち
フライブルク・バッハ合唱団のメンバー

フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
 ある国の物語。暴君に死刑を宣告された異国の男。抗議する男の前に現れたのは、暴君の妻ヘリアーネ。男とヘリアーネは惹かれあい、ついにヘリアーネは彼に一糸まとわぬ姿を見せてしまいます。自死する男、純潔を守りながらも、男への愛はあったと告白するヘリアーネ。怒る暴君は「本当に純潔であるなら男をよみがえらせることもできるだろう」と妻に告げますが・・・。

 「早熟の天才」コルンゴルトが4番目の歌劇《ヘリアーネの奇跡》を完成させたのは30歳の時。すでに、23歳の時に作曲した《死の都》で世界的評価を得ていた彼は、この《ヘリアーネ》で一層名声を高めることとなりました。コルンゴルトと同世代の表現主義作家カルトネーカーの作品を原作にしたこの歌劇の主題は、「世界は普遍的な愛で救済される」というもので、コルンゴルトは、あらすじのつじつまを合わせることよりも、官能性を前面に押し出し、ワーグナーを思わせる劇的で妖艶な音楽を付けることに終始しました。
 コルンゴルトの死後、作品が忘れられてしまったのは、ナチスによって「退廃音楽」に分類されてしまったこともありますが、もう少し整理された物語であったら(例えば《死の都》のように)もっと早くに人気が再燃していたかもしれません。
 しかしながら、この絢爛豪華な響きを味わうことこそ、コルンゴルトを聴く醍醐味と言えるでしょう。

  録音 2017年7月20-26日(演奏会形式) ドイツ、フライブルク コンツェルトハウス、ロルフ・ベーム・ザール



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 403
¥2800→\2590
ストコフスキー唯一の読響との共演!強烈ベートーヴェン
 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
読売日本交響楽団
 初出!ストコフスキー唯一の読響との共演!誰にも真似できない強烈ベートーヴェン。

 録音:1965 年7 月10 日/東京文化会館(ライヴ、ステレオ)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 とんでもなく貴重。ストコフスキーと読響の唯一の共演、ベートーヴェンの7 番です!
 1965 年にストコフスキーは最初で最後の来日をしますが、演奏会計画を進める中で読響と日フィルの二重契約騒動が勃発。紆余曲折の末、読響との共演はこの「ベト7」ただ1 曲のみとなりました。
 詳しい当時のいきさつについてはブックレット所収の藤田由之氏のインタビューをご覧ください。また当日の演奏会プログラムに載せられた文章も転載しており資料面も充実しています。
 肝心の演奏がやはり凄くてさすが。読響の底力にノックアウト。
 まずストコフスキーならではの独自配置が目を引きます。木管は倍管で4 人ずつとなり右側。金管は中央。弦はヴァイオリンとヴィオラが左から右に向かって並び、チェロとコントラバスは何と最後尾の雛壇の上にそれぞれ横1列に並んでいます。
 この視覚効果・音響効果はさぞかし強烈だったろうと思います。大きな振幅と深く太い音で巨大な音楽を練り上げながらも、繰り返しを省きどんどん先へ驀進していくスタイルで聴き応え十分。さらに録音界の巨匠・若林駿介氏によるワンポイント録音で、ステレオ効果もくっきり明瞭。1 曲にして大変なインパクトです。


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ALT 394/5
(2CD)
¥3400→\3090
クーベリック×パリ音楽院、正統派「運命」
 [CD1]
  マルティヌー:
   ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画 H.352
  ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
 [CD2]
  ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調『運命』 Op.67
クララ・ハスキル(ピアノ)
ラファエル・クーベリック(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
 クーベリック×パリ音楽院、鮮烈ステレオ・ライヴ!現代曲・協奏曲・古典の三つ巴、すべて最高水準で堪能!

 録音:1960 年1 月31 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ、ステレオ)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 INA(フランス国立視聴覚研究所)の音源からまたまた驚くべきものが出てきました。クーベリックとパリ音楽院管の貴重な共演録音、しかも頗る良好なステレオ録音です!
 1 日の演奏会をまるまる収録した内容となっており、隙のないプログラムであらゆるクーベリックの素晴らしさが堪能できます。
 マルティヌーの『ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画』は、献呈されたクーベリック自身の手により1956 年に初演された作品で、いわばクーベリックの「持ち現代曲」です。これがまあカッコイイ!
 細かく幾層にも音が織り込まれ、弦はソロの集積となり、無調のカオスが展開されたと思いきや、調性の歌が爆発的に出てくる!急激に空が晴れ渡り光が差し込むようなドキッとするサウンドです。
 ハスキルを迎えたショパンの協奏曲第2 番は他レーベルで出ていたことがありますが、おそらくステレオでは今回が初出ではないでしょうか。美しいタッチと深みのある音楽性が素晴らしい名演。
 終楽章の絶妙に素敵な間の取り方はハスキルの独壇場です。最後の『運命』はまったく余計なものの無い正統派演奏。強靭な推進力にあふれ、怒涛の盛り上がりを見せます。
 オーケストラの音色感がはっきり出ていて、特に管楽器が色彩豊かなのも特徴です。フィナーレのトランペットも艶やかで、重厚な名演にして色合い華やか。3 曲それぞれの大胆な個性が三つ巴となって迫り来る世紀の名演!
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TALT 047
¥2800→\2590
ターラ10周年記念盤が復活!
 モーツァルトの自由、ブラームスの熱気

  モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
クレメンス・クラウス(指揮)
ブレーメン国立フィルハーモニー管
 あのターラ10周年記念盤が復活!モーツァルトの自由、ブラームスの熱気。伝統と知性と感性が飛翔するクラウスの名演!

 録音:1952 年3 月13 日/ブレーメン、グロッケ 大ホール(ライヴ、モノラル)/国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 2002 年にターラ・レーベルが「創立10 周年記念盤」として満を持して世に送り出した、とっておきの秘蔵音源がこちら!廃盤になって久しい名盤をALTUS がリマスターして復刻しました。
 19 世紀のウィーンに生を受け、その伝統を貫いた往年の名指揮者クレメンス・クラウスが残した芸術的名演。モーツァルトでは自由自在なテンポ変化に驚かされます。新しい旋律が出てくるたびに速度チェンジがあると言っても良いくらいで、音楽を生きたものと捉える、現代には無い感性を感じることが出来ます。
 作為的では全くなく、いたって自然にふるまう演奏なのもさすがです。そしてブラームスは一気に熱量が上がり、燃え上がる演奏。得体の知れぬままうねりつつも大いなる奔流となり、最後は有無を言わさぬ説得力で終結!今こそ聴きたい人類の遺産!

 ≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
  「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992 年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014 年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
 そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
 ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。

<LP>


ALTUS(LP)


WEITLP 011/2
(2LP)
¥14000+税
ベーム&ケルン放送交響楽団 ステレオ・ライヴ集成I
 [LP1-A]
  (1)モーツァルト:
   ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219『トルコ風』
 [LP1-B]
  (2)モーツァルト:交響曲第29 番 イ長調 K.201
 [LP2]
  (3)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
   (A:第1・2楽章、B:第3・4楽章)
クリスチャン・アルテンブルガー
 ((1)ヴァイオリン)
カール・ベーム(指揮)
ケルン放送交響楽団
 最晩年にしてこの燃焼度。若き日を彷彿とさせるベーム凄絶の名演。ステレオ・オリジナルマスターから初LP化。2 タイトル同時発売!ケルン放送正規音源をアナログで堪能する喜び!

 録音:(1)1978年6月23日、(2)(3)1976年9月21日/ヴッパータール・シュタットハレ(ライヴ、ステレオ)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付

 WEITBLICK からCD で発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUS がライセンスし初LP 化。LP 用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLP ならではの風合いを獲得しています。
 巨匠ベームが最晩年にケルン放送響と演奏したライヴの正規録音です。音質極上、演奏も立派なものばかりでファン必聴の内容。
 ベームが偏愛したモーツァルトの29 番は深みのある解釈に打たれます。同じモーツァルトのヴァイオリン協奏曲『トルコ風』では若くしてウィーン・フィルにも在籍した天才ヴァイオリニスト、アルテンブルガーの艶やかな音色がたまりません。ブラームスの1 番は晩年ベームの貫録たっぷり、威容に満ちた演奏です。力強い構築と繊細な歌、実に見事な聴き応えです。
 

WEITLP 013/4
(2LP)
¥14000+税
ベーム&ケルン放送交響楽団 ステレオ・ライヴ集成II
 [LP1]
  (1)ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95『新世界より』
   (A:第1・2楽章、B:第3・4楽章)
 [LP2]
  (2)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
   (A:第1・2楽章、B:第3・4楽章)
カール・ベーム(指揮)
ケルン放送交響楽団
 録音:(1)1980年11月9日、デュッセルドルフ音楽堂、(2)1978年6月23日/ヴッパータール・シュタットハレ(ライヴ、ステレオ)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付

 WEITBLICK からCD で発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUS がライセンスし初LP 化。LP 用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLP ならではの風合いを獲得しています。
 巨匠ベームが最晩年にケルン放送響と演奏したライヴの正規録音です。音質極上、演奏も立派なものばかりでファン必聴の内容。ベートーヴェンの7番はライヴならではの高揚感と推進力が凄まじく、東京ライヴでの衝撃を彷彿とさせます。
 ドヴォルザークの9 番はベーム死の9 ヵ月前の演奏。ですがこちらもエネルギーは衰えることなく、聴いていて鳥肌モノ、無敵の名演と叫びたい逸品です!
 

MELOLP 011/3
(3LP)
¥19800+税
イタリアの至宝カルミレッリ 未発表放送録音集成
 [LP1-A]
  (1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
 [LP1-B]
  (2)シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934
 [LP2-A]
  (3)シューベルト:ロンド ロ短調 D.895
  (4)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
 [LP2-B]
  (5)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
 [LP3-A]
  (6)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
 [LP3-B]
  (7)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
ピーナ・カルミレッリ
 (ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・シュヌアー
 ((1)(2)(7)ピアノ)
ローター・ブロードダック
 ((3)(4)(5)ピアノ)
アリア・ベルクマン
 ((6)ピアノ)
 もちろんLP初出!どこまでも貴重な3 枚組!イ・ムジチのコンミスではなく、類まれなソリストとして。イタリアの至宝カルミレッリ、堪えられない全盛期の魅力!

 録音:(1)(2)1966年1月10日/北ドイツ放送協会、ハノーヴァー放送会館スタジオA(セッション、モノラル)。(3)(4)1967年1月20日/北ドイツ放送協会、ハノーヴァー放送会館大ホール(セッション、ステレオ)。(5)1967年4月7日/南ドイツ放送協会、エトリンゲン・シュロス(ライヴ、ステレオ)。(6)1968年10月28日/南西ドイツ放送協会、バーデン=バーデン・スタジオ1(セッション、ステレオ)。(7)1969年3月3日/北ドイツ放送協会、ハノーヴァー放送会館スタジオ2(セッション、ステレオ)
 国内プレス、完全限定生産盤、一部モノラル、日本語帯・解説付

 Meloclassic からCD で発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUS がライセンスし初LP 化。LP 用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLP ならではの風合いを獲得しています。

 何という幸せだろう。1966 〜 69 年という全盛期のライヴ録音と放送用スタジオ録音が、目の前にあるのだ。これこそ長い間筆者が心の奥底に大切に抱いていたカルミレッリの音だ。多彩な表情の美しさ。ニュアンスに富んだアーティキュレーションの素晴らしさ。彼女の魅力のすべてがこの3 枚のレコードに凝縮されている。彼女が世を去って四半世紀、ようやくその真価をじっくりと味わえる機会が訪れた。その幸せをヴァイオリンを愛する多くの人々と分かち合えるのは、筆者にとっても望外の喜びである。(音楽評論家 佐藤康則)















9/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


OEHMS



OC020
(6CD)
\3000
J.S.バッハ(1685-1750):クラヴィーア練習曲 第1巻-第4巻
 (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編曲版)

【CD1】第1巻-6つのパルティータ BWV825-830
 1-7.パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
 8-13.パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
 14-19.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
【CD2】
第1巻-6つのパルティータ BWV825-830
 1-7.パルティータ 第3番 イ短調 BWV827
 8-14.パルティータ 第5番 ト長調 BWV829
 15-21.パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
  録音 2011年6月5-11日
   Pfarrkirche St. Cyriakus, Krefeld-Huls
【CD3】
第2巻-イタリア協奏曲/フランス風序曲 他
 1.シンフォニア ニ長調 BWV29
  (M.デュプレによるオルガン編)
 2.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調
   BWV1004-シャコンヌ(A.ラントマンによるオルガン編)
 3-5.イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
  (H.アルブレヒトによるオルガン編)
 6-13.フランス風序曲 ロ短調 BWV831
  (H.アルブレヒトによるオルガン編)
 14.パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
  録音 2009年10月30日-11月2日
   St. Paulus Church, Harsewinkel, Germany
【CD4】
第3巻-オルガン・ミサ
 1.前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV552-前奏曲
 2.永遠の父なる神よ BWV669
 3.永遠の父なる神よ BWV371/1
 4.すべての世の慰めなるキリストよ BWV670
 5.すべての世の慰めなるキリストよ BWV371/2
 6.精霊なる神よ BWV671
 7.キリエ、精霊なる神 BWV371/3
 8.永遠の父なる神よ BWV672
 9.すべての世の慰めなるキリストよ BWV673
 10.精霊なる神よ BWV674
 11-14.いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
   BWV675/BWV260/ WV676/BWV260
 15.「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV678
 16-17.これぞ聖なる十戒 BWV678/BWV298
 18.「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV679
【CD5】第3巻-オルガン・ミサ
 1-2.われらみな唯一なる神を信ず BWV680/BWV437
 3.「われらみな唯一なる神を信ず」によるフゲッタ BWV681
 4-6.天にいますわれらの父よ BWV682/BWV90/BWV683
 7-9.われらの主キリスト、ヨルダン川に来り
 
BWV684/BWV280/BWV685
 10-12.深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる
   BWV686/BWV38/BWV687
 13.われらの救い主なるイエス・キリスト
   BWV688/BWV363
 15.「われらの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガ BWV689
 16-19.4つのデュエット BWV802-805
 20.前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV552
 -フーガ
  ミュンヘン・バッハ合唱団…CD4:3,5,7,12,14,17,CD5:2,5,8,11,14,
  録音 2008年10月
   Pfarrkirche St. Jacob und Leonhard, Hopfgarten, Germany
【CD6】第4巻-ゴルトベルク変奏曲 BWV988
 1.アリア
 2-31.第1変奏-第30変奏
 32.アリア
  録音 2007年4月27-30日 Stiftskirche zu Bad Gandersheim, Germany
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 オルガニスト、指揮者、アレンジャーとして幅広く活躍するハンスイェルク・アルブレヒト。このBOXは全4巻からなるバッハの「クラヴィーア練習曲」全てをオルガンで演奏したものです。
 本来はチェンバロ(ピアノ)で演奏されることの多い「6つのパルティータ」や明晰な響きが要求される「イタリア協奏曲」と「ゴルトベルク変奏曲」もオルガンで演奏されることにより、また違った味わいが生まれています。
 また長大なオルガン・ミサでは、コラール部分をアルブレヒトの手兵であるミュンヘン・バッハ合唱団が担当。荘厳さに満ちた輝かしいバッハが楽しめます。アルブレヒトの編曲の技とともに、オルガンの響きを心行くまで堪能できるBOXです。
 .


OC1890
\2300→\2090
エッセン・フィル音楽監督
 チェコの次代を担う若手トマーシュ・ネトピル
  マーラー(1860-1911):交響曲 第9番 ニ長調
トマーシュ・ネトピル(指揮)
エッセン・フィルハーモニー管弦楽団
 1975年、チェコに生まれ、ストックホルム王立音楽院でヨルマ・パヌラに指揮法を学んだトマーシュ・ネトピル。“チェコの次代を担う若手”として聴衆の期待を一身に集めている注目の指揮者です。
 2002年、フランクフルトで開催された“第1回ゲオルク・ショルティ指揮者コンクール”で優勝、プラハ国立劇場の音楽監督を経て2013/2014年からはエッセン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。
 ヤナーチェクやドヴォルザークなどのチェコ作品を得意とするだけでなく、ドイツ、オーストリア作品などの基本的なレパートリーも手中に収めているネトピル、2018/2019のシーズンも歌劇をはじめとした数多くの作品の演奏が予定されています。
 ネトピルは、チェコと深い関係にあるマーラーの音楽に強く共感しているといい、この第9番の演奏では、晩年のマーラーが至った境地を鮮やかに描き出すことに成功、濃密な感情表現を伴った美しい音楽が生まれています。

  録音 2018年4月10-13日 Philharmonie Essen, Alfried Krupp-Saal



 

ORCHID CLASSICS



ORC100085
\2300
ラヴェル/ハイドン:弦楽四重奏曲 他
 ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲 ヘ長調
  1.第1楽章:Allegro moderato, tres doux
  2.第2楽章:Assez vif, tres rhythme
  3.第3楽章:Tres Lent
  4.第4楽章:Vif et agite
 5.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(R.スナイダー編)
 ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲 ハ長調  Op.54-2(Hob.III:57)
  6.第1楽章:Vivace
  7.第2楽章:Adagio
  8.第3楽章:Menuetto: Allegretto
  9.第4楽章:Finale: Adagio-Presto-Adagio
 10.ラヴェル:古風なメヌエット(R.スナイダー編)
 11.ストラヴィンスキー(1882-1971):
   弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ
 12.ラヴェル:メヌエット 嬰ハ短調 Op.posth
   (R.スナイダー編)
テスラ四重奏団
【メンバー】
 ロス・スナイダー(ヴァイオリン)
 ミッシェル・リー(ヴァイオリン)
 エドウィン・カプラン(ヴィオラ)
 セラフィム・スミゲルスキー(チェロ)
 偉大な発明家ニコラ・テスラ(1856-1943)の名を冠した「テスラ四重奏団」。2008年にジュリアード音楽院の学生たちにより結成されたこのアンサンブルは、詩、音楽、哲学にも精通し、これらを大切にしていたテスラの意志を尊重し、“人々を結び付ける”役目としての音楽を追求しています。
 彼らは聴衆と演奏家の結びつきを強めるために10年間試行錯誤を繰り返したといい、このデビュー・アルバムでは、ラヴェル、ハイドン、ストラヴィンスキーという選曲から演奏に至るまで、聴き手をひきつけるために細心の注意が払われており、演奏も実にきめ細やか。現在のニューヨークで最も有望なアンサンブルの一つとして注目を集めています。

 録音 2017年4月29.30日,5月1日 UK モンマス、ウィアストン・レイズ、コンサート・ホール
 


ORC100086
\2300
プロコフィエフ&ニールセン:ヴァイオリン協奏曲集
 プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.19
  1.第1楽章:Andantino: Andante assai
  2.第2楽章:Scherzo: Vivacissimo
  3.第3楽章:Moderato - Allegro moderato - Moderato - Piu tranquillo
 ニールセン(1865-1931):ヴァイオリン協奏曲 Op.33 FS61
  4.第1楽章:Prelude: Largo - Allegro cavalleresco
  5.第2楽章:Poco adagio -
  6.第3楽章:PRondo: Allegretto scherzando
リヤ・ペトロヴァ(ヴァイオリン)
クリスティーナ・ポスカ(指揮)
オーデンセ交響楽団
 2016年に開催された「カール・ニールセン国際ヴァイオリン・コンクール」で韓国のイ・ジユンと第1位を分け合ったブルガリア生まれのヴァイオリニスト、リヤ・ペトロヴァ。アルゲリッチにも認められ「アルゲリッチと仲間たち」の演奏会にも招待された彼女は、既に多くの室内楽プロジェクトで確かな実績を残しており、以前にリリースされたサン=サーンスの作品集にも参加、ヴァイオリン協奏曲第1番で流麗な演奏を披露しています。
 このアルバムではニールセンとプロコフィエフの協奏曲を演奏、両方の作品の根底に流れるロマティックな雰囲気を表出、とりわけニールセンは独自の表現が高く評価されました。イ・ジユンのアルバムも同じくOrchid Classicsから発売されており(ORC100079)、2人の音楽性の違いを確かめることもできます。

 録音 2017年6月29-30日,7月1日 デンマーク、オーデンセ、カール・ニールセン・ホール
 


ORC100089
\2300
Direct Message-ダイレクト・メッセージ
 20世紀と21世紀、トランペットとピアノのための作品集

  1-3.ピーター・マクスウェル=デイヴィス(1934-2016):トランペットとピアノのためのソナタ Op.1
  4.レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-1994):サラバンドと終曲
  5.アレックス・ウルフ(1995-):ダイレクト・メッセージ
  6.ジョルジュ・エネスコ(1881-1955):伝説
  デボラ・プリッチャード(1997-):7 Halts on the Somme ソムの七つの係留所
   7.The Grand Mine
   8.Trones Wood
   9.Flatiron Copse
   10.Guillemont to Ginchy
   11.The Sucrerie: Longueval
   12.Pozieres: The Moulin
   13.Warlencourt Ridge
  ジル・スウェイン(1946-):Sangre Viva 生きる血
   14.Dark 1/15.Sueno
  ジャック・カステレード(1926-2014):トラネンペットのためのソナチネ
   16.第1楽章:Allegro energico
   17.第2楽章:Andantino 
   18.第3楽章:Rondo: Allegro giocoso
マティルダ・ロイド(トランペット)
ジョン・リード(ピアノ)
 注目の女性トランペット奏者マティルダ・ロイドのデビュー・アルバム。“エリック・オービエ国際トランペット・コンクール”に入賞、BBC若手ミュージシャンに選定された彼女はBBCプロムスで鮮烈なソロ・デビューを果たし世界中の注目を集めました。
 このアルバムは「トランペットのレパートリーを広げたい」というロイドの願いが反映されており、スウェイン、プリッチャード、ウルフの新作だけでなく、他の作曲家たちの忘れられてしまった作品も収録されており、彼女の技巧を楽しむとともに、作品への興味も強くかきたてられる構成となっています。

 録音 2017年12月6-7日,2018年2月26日,4月24日 the Britten Studio, Snape Maltings
 

ORC100091
\2300
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲集 第2集
 ピアノ三重奏曲 ト長調 Op.1-2
  1.第1楽章:Adagio - Allegro vivace
  2.第2楽章:Largo con espressione
  3.第3楽章:Scherzo. Allegro
  4.第4楽章:Finale. Presto
 ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.70-2
  5.第1楽章:Poco sostenuto - Allegro ma non troppo
  6.第2楽章:Allegretto
  7.第3楽章:Allegretto ma non troppo
  8.第4楽章:Finale. Allegro
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン
【メンバー】
 ホン・ソジン(ヴァイオリン)
 ホン・ソキュン(チェロ)
 イェンス・エルヴェキール(ピアノ)
 昨年リリースされた第1集が高く評価されたトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲンによるベートーヴェン。第2集に収録されているのは23歳の作品であるOp.1-2と中期の作品Op.70の2曲です。
 彼らは北欧の音楽シーンの最前線に位置するアンサンブルで、20年近くに渡り活躍し数多くの賞を受けているヴェテランです。このベートーヴェンでも親密で息のあった演奏の中に、独自の解釈を施した素晴らしい音楽を聴かせています。
  録音 2018年3月13-17日 コペンハーゲン デンマーク放送、コンチェルトハウス 第2スタジオ
 
 トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン 【既発売盤】
  ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 第1集
   第1番&第5番 他…ORC100081




PALADINO MUSIC



pmr-89
\2600
ウェーバー/ブルッフ:クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための作品集
 ウェーバー(1786-1826):クラリネットとオーケストラのための小協奏曲
  1.第1楽章:Adagio ma non troppo
  2.第2楽章:Tema con variazion
  3.第3楽章:Andante-Allegro
 4-5.ウェーバー:ヴィオラとオーケストラのための「アンダンテとハンガリー風ロンド」Op.35
 6-7.ブルッフ(1838-1920):ルーマニアの旋律とスケルツォ Op.83
   クラリネット、ヴィオラと弦楽オーケストラのための(S.エヴツシェンコによるオーケストレーション)
 8.ブルッフ:ヴィオラとオーケストラのためのロマンス Op.85
 ブルッフ:クラリネットとヴィオラ、オーケストラのための二重協奏曲
  9.第1楽章:Andante con moto
  10.第2楽章:Allegro moderato
  11.第3楽章:Allegro molto
ドミトリー・アシュケナージ(クラリネット)…1-3.6-7.9-11
アントン・ホロデンコ(ヴィオラ)…4-11

マッツ・リリェフォルシュ(指揮)
ロイヤル・バルテイック祝祭管弦楽団
 ピアニスト、ウラディーミル・アシュケナージの息子、クラリネット奏者のドミトリー・アシュケナージ。1995年に録音されたこのアルバムは、ブルッフとウェーバーの協奏曲を、彼の気の合う仲間であるヴィオラ奏者ホロデンコと共演したもので、若々しい活力に満ちた堂々たる演奏です。
 楽器の性能を極限まで開拓したとされるウェーバー作品、スコットランド民謡を織り交ぜたブルッフの作品、どちらも素晴らしいオーケストラの響きを伴う楽しい曲です。

  録音 スウェーデン王立音楽大学、コンサート・ホール 1995年6月7-8日…1-5.8-11 1995年8月22日…6-7
 

pmr-92
\2600
ケネス・ヘスケス(1968-):管弦楽作品集
 1.Knotted Tongues(2012/2014改訂)
 Of Time and Disillusionment(2016)
  2.第1番:Fragmented Escapements
  3.第2番:Ritornelli
  4.第3番:Notturni per i defunti
  5.第4番:Corrupted Dances (Geistertanze)
  6.第5番:Regulated Escapements
 7.In Ictu Oculi ? Three Meditations(2017)
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 イギリス、リヴァプールで生まれた作曲家ケネス・ヘスケス。オペラやダンスなどの舞台作品や、金管バンドのための作品で知られており、2007年から2年間はロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と協力し、数多くの作品を発表しました。
 シアトル交響楽団の委嘱作「Knotted Tongues」、古典的な編成で書かれた「Of Time and Disillusionment」、「Memento Mori(死を記憶せよ)」に基づく穏やかな「In Ictu Oculi」アルバムに収録された3つの作品は、どれも絵画や彫刻、他様々な芸術にインスパイアされており、中世の華やかな絵画を思わせる色彩的なオーケストレーションが施されています。

 録音 2017年9月19-20日 BBC Hoddinott Hall, Cardiff, Wales




RESONUS


RES10220
\2500
A Courtly Garland for Baroque Trumpet−バロック・トランペット、宮廷の栄誉
 1.ライヒェ(1667-1734):「アップブラーセン」ニ長調
 2-5.グロッシ(1660頃-1696頃):5声のソナタ ニ長調 Op.3-11
 6-10.ヴィヴィアーニ(1638-1693頃):
   トランペットとオルガンのためのソナタ 第1番 ハ長調
 11-15.フィンガー(1655頃-1730):
   トランペット、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調
 16.パスクィーニ(1637-1710):オルガン独奏のためのトッカータ
 17-21.ヴィヴィアーニ:トランペットとオルガンのためのソナタ 第2番 ハ長調
 22-26.コレッリ(1663-1713):4声のソナタ ニ長調
 27.ファンティーニ(1600-1675):Corrente dea dell’Elce 今のエルチェの女神
 28.ビーバー(1644-1704):5声のソナタ 第10番 ト短調
 29.シュメルツァー(1620/3頃-1680):5声のソナタ ハ長調
 30.フレスコバルディ(1583-1643):オルガンのための第1カンツォーナ(1627)
 31.ファンティーニ:
   トランペットとオルガンのためのソナタ 第1番(detta del Colloreto) ハ長調
 32.フレスコバルディ:オルガンのための第4カンツォーナ(1627)
 33.ファンティーニ:
   トランペットとオルガンのためのソナタ 第2番(detta del Gonzaga) ハ長調
 34.ビーバー:5声のソナタ 第4番 ハ長調
 35.ファンティーニ:Balleto detto il Lunati ルナティと呼ばれたバレエ
 36-38.トレッリ(1658-1709):ソナタ ニ長調(G.6)
ロバート・ファーレイ(バロック・トランペット)

アンドリュー・アーサー(指揮)
オルフェウス・ブリタニクス
 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジの音楽学部でオルガンと作曲の講師を務めるアンドリュー・アーサー。彼を指揮者とする「オルフェウス・ブリタニクス」は17世紀から18世紀の楽器を用い、バロック時代の音楽を演奏するアンサンブルです。
 今回のアルバムにはバロック・トランペットの名手ロバート・ファーレイが参加、17世紀に書かれた知られざるトランペット作品を演奏、楽器の魅力を伝えています。
 ナチュラルトランペットにいくつかの穴を開けただけの「バロック・トランペット」は音程を取るのが難しいのですが、ファーレイは究極の超絶技巧を披露、どの曲もやすやすと演奏しています。
 現在、ファーレイはロンドン・フィルやバーミンガム市交響楽団、ロンドン・シンフォニエッタなどイギリス主要オーケストラと共演するだけでなく、コンチェルト・コペンハーゲンやハノーヴァー・バンドなど名だたるバロック・オーケストラにも登場。バッハやヘンデルの名曲を華麗に演奏することで知られています。

 録音 2017年1月9-11日 Chapel of Jesus College, Cambridge
 

RES10221
\2500
Sing Levy Dew レヴィ・デューを歌う
 ジョナサン・ダヴ(1959-):It sounded as if the Streets were running
   あたかも街を走っていたかのように聞こえた
  1.It sounded as if the Streets were running
  2.I saw no Way
  3.How happy is the lile Stone
 リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):The Insect World 昆虫の世界
  4.The Insect World 昆虫の世界
  5.The Fly ハエ
  6.Glow-worms 成長する幼虫
  7.Clock-a-clay クロック・ア・クレイ
 ベネット:The Aviary アヴィアリー
  8.The Bird's Lament 鳥の嘆き
  9.The Owl ふくろう
  10.The Early Nightngale 早いナイチンゲール
  11.The Widow Bird ひとりぼっちの小鳥
  12.The Lark ひばり
 ハワード・スケンプトン(1947-):メアリー・ウェッブの5つの詩
  13.To Life
  14.Reflecons
  15.The Spirit of Earth
  16.Safe
  17.To the World
 サリー・ビーミッシュ(1956-):7つの歌
  18.I have a bird
  19.Over the fence
  20.How happy is the lile Stone
  21.Adri
  22.I'm nobody
  23.I shall keep singing
  24.Sunset
 ブリテン(1913-1976):Friday Afteernoons Op.7 金曜日の午後
  25.Begone, dull care うっとうしい悩みよ、去れ
  26.A Tragic Story 悲しいお話
  27.Cuckoo! カッコウ
  28.'Ee-oh!’イーオー!
  29.A New Year Carol 新年のキャロル
  30.I mun be married on Sunday 私は日曜に結婚しなくてはならない
  31.There was a man of Newington ニューイートン生まれの男がいた
  32.Fishing Song 釣りの歌
  33.The Useful Plough 役に立つ鋤
  34.Jazz-man ジャズマン
  35.There was a monkey 一匹のサルがいた
  36.Old Abram Brow 老エイブラム・ブラウン
エドワード・ウィッカム(指揮)
ケンブリッジ・セント・キャサリン・カレッジ少女合唱団
フレデリック・ブラウン(ピアノ)
 エドワード・ウィッカムが率いる「ケンブリッジ・セント・キャサリン・カレッジ合唱団」。このアルバムは2008年に創設された少女たちのみのメンバーで構成される「少女合唱団」による演奏です。
 混じりけのない高く済んだ歌声は、他に類のないほどに美しく、まるで天使たちの合唱を聴いているかのような心地良さ。アルバム・タイトルの「Levy Dew」はウェールズの伝統的な新年の行事で歌われるキャロルのこと。
 子供たちが井戸からきれいな水を汲み上げ、常緑樹の枝で通行人に水を振りかけ、プレゼントをもらう時に歌われたとされています。このアルバムに収録されているブリテンの「新年のキャロル」にその様子が描かれています。

  録音 2017年1月&6月 Chapel of St Catharine’s College, Cambridge
 


RES10222
\2500
ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):フルート四重奏曲 Op.12
【CD1】
 1-3.ソナタ 第1番 ト長調 Op.12-1
 4-6.ソナタ 第2番 ロ短調 Op.12-2
 7-10.ソナタ 第3番 ニ短調 Op.12-3
【CD2】
 1-3.ソナタ 第4番 イ長調 Op.12-4
 4-7.ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.12-5
 8-10.ソナタ 第6番 ハ長調 Op.12-6
ウィルベルト・ハーツェルツェト(バロック・フルート)

ファンタスティクス(アンサンブル)
【メンバー】
木村理恵(バロック・ヴァイオリン)
ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ギエルモ・ブラチェッタ(チェンバロ
 1705年、パリ近郊に生まれたギユマン。幼い頃からロシュシュアール伯爵に庇護を受け、ヴァイオリンを学び始めます。その後イタリアに渡り、ルクレールと同じく名手バッティスタ・ソーミスに師事、リヨンに戻り、アカデミー・ド・ムジケの最初のヴァイオリニストに任命され、29歳の時には最初の作品である「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」を出版、名前が広く知られるようになりました。
 1737年にはルイ15世の宮廷音楽家として活躍。作曲家仲間にはルイ=クロード・ダカンがおり、ダカンはギユマンを高く評価しています。このアルバムで6曲のフルート四重奏曲を演奏しているのは、日本のバロック・ヴァイオリン奏者、木村理恵をメンバーとする“ファンタスティクス”。ソリストには名手ハーツェルツェトを迎え、18世紀音楽に造詣が深い彼らならではの見事な演奏を聴かせています

 録音 2017年10月3-6日 Schuilkerk De Hoop, Diemen, The Netherlands 
 

RES10223
\2500
Winter Fragments 冬の断片
マイケル・バークリー(1948-):室内音楽集

 1-3.Catch Me if You Can(1994)
 4.クラリネット五重奏曲(1983)
 Winter Fragments 冬の断片(1996)
  5.Winter fragments the earth
  6.Death lies on her
  7.The reeling clouds stagger
  8.Frozen still
  9.A widow bird sate mourning
  10.Silent and soft
  11.Time that knows more
 12.オルフェウスのソネット-リルケのソネットより(2010)
 13.SEVEN(2007)
フルール・バロン(メゾ・ソプラノ)…5-12
ドミニク・グリアー(指揮)…5-11.13

バークリー・アンサンブル
【メンバー】
ソフィー・マザー(ヴァイオリン)…4
フランチェスカ・バリット(ヴァイオリン)・・4-11.13
ダン・シラディ(ヴィオラ)…4-11.13
ジェンマ・ウェアハム(チェロ)…4-13
ジョン・スラック(クラリネット&バス・クラリネット)…1-11.13
アンドリュー・ウェストン(ファゴット)…1-3
ポール・コット(ホルン)…1-3

ルーク・ラッセル(フルート&アルト・フルート&ピッコロ)…1-3.5-11.13
エミリー・コックビル(オーボレ&コールアングレ)…1-3.5-11.13
サラ・ハッチ(パーカッション)…13
ヘレン・シャープ(ハープ)…5-11.13
 イギリスの作曲家バークリー親子の名を冠した「バークリー・アンサンブル」。2018年に創立10周年を迎え、次々と現代作品を紹介している彼らは、2018年に生誕70周年を迎えた息子のマイケル・バークリーの音楽に注目しています。
 1948年生まれのマイケルは、王立音楽院でピアノと歌を学ぶかたわら、ロック・バンド「Seeds of Discord」で演奏、特異な才能を発揮したことでも知られています。
 作曲家としては数多くの作品を発表しており、バークリー・アンサンブルは創立当時からマイケルの室内楽作品の演奏、録音を積極的に行っています。
 このアルバムではしみじみとした味わいを持つ「クラリネット五重奏曲」をはじめ、声楽をともなう「冬の断片」、鋭い切り口が魅力的な「SEVEN セヴン」など、魅力的な作品が並びます。

  録音 2018年3月6-8日 The New Maltings, Alpheton, Suffolk
 

RES10225
\2500
Music for Windy Instruments 管楽器のための音楽
ジェームズ1世の宮廷で演奏された作品集

 1.オラツィオ・ヴェッキ(1550-1605):サルタヴァンのニンフ
 2.オルランド・ディ・ラッソ(1530頃-1594):In te Domine speravi (prima pars)
 3.ディ・ラッソ:Quoniam fortudo mea (secunda pars)
 4.フェッラボスコ1世(1543-1588):Interdee speranze
 5.ルカ・マレンツィオ(1553頃-1599):Talche, dovunque vo
 6.フィリップス(1560頃-1628):Amarilli di Julio Romano Augusne
 7.アウグスティン・バッサーノ(1604頃没):パヴァン
 8.ルポ(1571-1627):アルメイン ニ長調(I.ペイン補筆)
 9.バッサーノ:アルメイン ニ長調(I.ペイン補筆)
 10.フェッラボスコ2世(1575-1628):アルメイン ニ長調(I.ペイン補筆)
 11.ディ・ラッソ:Mon coeur sa recommande a vous
 12.クローチェ(1557-1609):Ove tra l’herba
 13.フェッラボスコ1世:Exaudi, Deus, oraonem meam (prima pars)
 14.フェッラボスコ1世:Quoniam declinaverunt in me (secunda pars)
 15.ヴェッキ:Gitene, canzonee
 16.ディ・ラッソ:Le Rossignuol(P.フィリップス編)
 17.フェッラボスコ1世:Se lungi dal mio sol (prima pars)
 18.フェッラボスコ1世:Sola voi no’l sente(secunda pars)
 19.ジェローム・バッサーノ(1559-1635):ファンタジア(I.ペイン補筆)
 20.フィリップス:Fece da voi
 21.フェッレ(1504頃-1609):Un pastor chies'ad una ninfa amore
 22.フェッレ:Dolc'amorose e leggiadree ninfe
 23.アドソン(1587頃-1640):エア(I.ペイン補筆)
 24.ハーデン(1574-1626):アルメイン(I.ペイン補筆)
 25.作者不詳:アルメイン(I.ペイン補筆)
イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル
【メンバー】
ギャウェイン・グレントン(ソプラノ&ミュート・コルネット)
コナー・ヘイスティングス(ソプラノ、アルト、テナー&ミュート・コルネット)
アンドレア・インシアーノ(ソプラノ&ミュート・コルネット)
ニコラス・ペリー(テナー・コルネット)
エミリー・ホワイト(テナー・サックバット)
トム・リーズ(テナー・サックバット)
キャサリン・モトゥス(テナー・サックバット)
エイドリアン・フランス(テナー&バス・サックバット)
サイラス・ウォルストン(チェンバロ&オルガン)
 16世紀イングランドに君臨したジェームズ1世の宮廷で演奏された作品を集めた1枚。
 ケンブリッジ大学のフィッツウィリアム美術館に所蔵された楽譜はイギリスの作曲家のものだけではなく、ディ・ラッソやイタリアのフェッラボスコ親子の作品を始め、ヴェッキやバッサーノの作品など、ヨーロッパ全域から集められており、当時の王の威勢が伺いしれる貴重なコレクションとなっています。
 アルバムで演奏しているのは、創立25周年を迎えるイギリスの「イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル」。数多くの録音と音楽賞を獲得している優れた団体です。

  録音 2018年1月26-28日 All Saints Church, Stroud, Gloucestershire
 

RES10226
\2500
Christmas with Sonoro クリスマスとソノーロ
 1.マルコム・アーチャー(1952-):A lile child there is yborn
 2.セシリア・マクダウォル(1951-):O Oriens
 3.ポール・スパイサー(1952-):In a Field as I Lay
 4.マイケル・ヒギンズ(1981-):The angel Gabriel
 5.ジョン・ジュベール(1927-):There is no rose
 6.ガレス・トレセダー(1985-):Blessed be that Maid Marie
 7.ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):A spotless rose
 8.ベッキー・マクグレート(1974-):In the bleak midwinter
 9.ヒギンズ:Tomorrow shall be my dancing day
 10.ベティ・ロー(1930-):The Holly and the Ivy
 11.サリー・ビーミッシュ(1956-):In the sllness
 12.フィンタン・オキャロル(1922-1981):Suantrai ar Slanaitheora
 13.ヒギンズ:Coventry Carol
 14.ピーター・ウォーロック(1891-1930):Bethlehem Down
 15.ジョン・ラター(1945-):Wexford Carol
 16.ウィル・トッド(1970-):My Lord has Come
 17.ヒギンズ:Silent night
 18.ステュアート・ニコルソン(1975-):Ding dong! merrily on high
ソノーロ(アンサンブル)
マイケル・ヒギンズ(オルガン)
ニール・フェリス(指揮)
 ロンドンを拠点とする室内合唱団「ソノーロ」のクリスマス・キャロル集。ニール・フェリスとマイケル・ヒギンズによって2016年に設立されたばかりの新しい合唱団ですが、現在、イギリスにおいて「最も印象的な室内合唱団」と絶賛されており、その温かみのある響きと多彩な声は、独特のサウンドを創り出すことで知られています。
 このアルバムでは、近現代の新しい「クリスマス・キャロル」をしっとりと歌い上げており、ヨーロッパにおける聖夜の伝統を感じさせる1枚です

  録音 2018年7月16-17日 St Jude-on-the-Hill, Hampstead Garden Suburb, London




SOLO MUSICA



SM282
\2300
アンリ・マルトー(1874-1934):作品集 第3集
 クラリネット五重奏曲 ハ短調 Op.13
  第1楽章:Andante molto sostenuto
  第2楽章:Scherzo. Allegretto moderato
  第3楽章:Andante sostenuto
  第4楽章:Finale. Andante sostenuto
 弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 Op.9
  第1楽章:Moderato quasi Andante
  第2楽章:Scherzo. Allegro molto e giocoso
  第3楽章:Andante sostenuto
  第4楽章:Finale. Allegro con fuoco
アンドレアス・シャプラス(クラリネット)…1-4
プレトリウス弦楽四重奏団…1-4
マルトー弦楽四重奏団…5-8
 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、作曲家アンリ・マルトーの室内楽作品第3集。
 アルバムの中心となるのは1906年に作曲された彼の代表作「クラリネット五重奏曲」。流麗で豊かなメロディを湛えたこの曲は、冒頭のクラリネットの独白が極めて印象的であり、のどかな第3楽章はモーツァルトを思わせます。
 演奏しているプレトリウス弦楽四重奏団はバイエルン州立管弦楽団の奏者たちによるアンサンブル。また、同じ年に書かれた弦楽四重奏曲第2番はハイドンの伝統に則った作品で洒脱さとドイツ的な堅固さを備えています。

  録音:2016年7月15.16日 Haus Meteau lichtenberg 2017年10月17.18日 Bruno-Walter-Saal Bayerische Staatsoper Munich
 


SM284
(2CD)
\3600
ゲッツ/ブラームス:ピアノ協奏曲
【CD1】
 ヘルマン・ゲッツ(1840-1876):
  ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.18
   1.第1楽章:Masig bewegt
   2.第2楽章:Masig langsam
   3.第3楽章:Langsam - 第4楽章:Lebhaft
【CD2】
 ブラームス(1833-1897):
  ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op.15
   1.第1楽章:Maestoso
   2.第2楽章:Adagio
   3.第3楽章:Rondo: Allegro non troppo
アンドレア・カウテン(ピアノ)

アダム・メドヴェツキー(指揮)
サヴァリア交響楽団
 ハンガリーで生まれ、スイスのバーゼルで学んだピアニスト、アンドレア・カウテンの新録音。
 シューマンやリストなどロマン派作品を得意としている彼女ですが、このアルバムでは「硬派」なブラームスの第1番の協奏曲を演奏しています。
 カップリングはあまり耳にすることのないヘルマン・ゲッツのピアノ協奏曲。ゲッツはブラームスより少し後に生まれ、ハンス・フォン・ビューローに学んだ作曲家であり、この協奏曲はブラームスの第2番と同じく変ロ長調で書かれていますが、ブラームスのような「ピアノを伴う交響曲」ではなく、華やかな技法が駆使されたピアノが目立つ作品です。

 録音 2017年6月14-20日 ハンガリー ソンバトヘイ,バルトーク・ホール




ヘルマン・ゲッツ:ピアノ作品全集

CPO
777879
(2CD)
\4200→\3790
美しく、切なく・・・
 ヘルマン・ゲッツ:ピアノ作品全集

<CD1>
 1-6.6つの風俗画 Op.13/7.森のメルヒェン/
 8-10.ソナチネ Op.8-1/11-13.ソナチネ Op.8-2/
 14.アルヴィーネン=ポルカ/15.それは神の平安によって決められる/
<CD2>
 1.幻想曲 ニ短調/2.スケルツォ ヘ長調/
 3.一羽の鳥が飛んできて/4.じゃじゃ馬ならし/5.ソナタ 断章/
 6.ピアノ小品集「綴じてないページ」Op.7
  ※全集として世界初録音
クリストフ・ケイマー(ピアノ)
録音 2011年2月1-3日 ハノーファー

 ドイツに生まれ、ベルリンに学び、後にスイスに移り音楽評論、指揮者、ピアニスト、作曲家として活躍したヘルマン・ゲッツ(1840-1876)、彼がピアノを本格的に学び始めたのは17歳になってからでしたが、師事したハンス・フォン・ビューローの指導が良かったのか、ベルリンのシュテルン音楽院を無事卒業することができたとされています。
 彼は36歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、交響曲、ヴァイオリン協奏曲、2つのピアノ協奏曲をはじめ、このアルバムで聴くことのできるピアノ曲、そして室内楽曲も残しています。
 マーラーが彼の作品を愛奏していたことでも知られ、更なるこの作曲家の再評価も待たれるところです。

 彼のピアノ曲のほとんどは作品番号を持たず、最近印刷されるまでは、その存在もあまり知られていませでんした。しかしピアニスト、ケイマーはゲッツの作品を丹念に調査し、作品によっては編集も行い、今回のリリースを完了させたのです。
 ブラームスを思わせる渋い作品も含まれるこの曲集を聴きながら、彼がもっと長生きしたらどんな曲を書いたのかを想像するのも良いものです。

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SM291
\2300→\2090
レベッカ・ハルトマン

OUT OF THE SHADOW
18世紀-19世紀のヴァイオリン協奏曲集

 タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ長調 D96
  1.第1楽章:allegro
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Presto
  4.第4楽章:Largo andante, "A rivi a fonti a fiumi …"
 ハイドン(1732-1809):ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VIIa:4
  5.第1楽章:Allegro moderato
  6.第2楽章:Adagio
  7.第3楽章:Allegro
 メンデルスゾーン(1890-1847):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
  8.第1楽章:Allegro
  9.第2楽章:Andante
  10.第3楽章:Allegro
レベッカ・ハルトマン(ヴァイオリン)

ラヴァルド・スコウ=ラーセン(指揮)
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
 バッハなどのバロック作品から、現代音楽まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニスト、レベッカ・ハルトマン。高い演奏技術を誇る彼女の使用楽器は1675年のストラディヴァリウスで、その美しい音色は、以前リリースした「Birth of the Violin」(SM151)がECHOクラシック賞を獲得するなど高く評価されています。
 このアルバムではタルティーニ、ハイドン、メンデルスゾーン(あまり耳にする機会のないニ短調)の3曲を演奏。バロック期からロマン派まで様式の違いを意識させる表現です。
 指揮を務めるラーセンはチェリビダッケに薫陶を受けた名手でありもともとはヴァイオリニスト。ザルツブルクのモーツァルト大学でヴァイオリンを教えていることもあり、ハルトマンとは以前から良い関係を築いています。

  録音 2017年9月1-3日 MBM Musikproduction,Darmstadt

Rebekka Hartmann

 レベッカ・ハルトマン。
 バーデンバーデン・ユースオケの自主製作盤でサディスティック且つ縦横無尽の演奏を聴かせてくれたトラウマがいまだに抜けない。


レベッカ・ハルトマンのお気に入りのアルバムをご紹介しておきましょう


SOLO MUSICA
SM151
\2300→\2090
バース・オブ・ザ・ヴァイオリン
 1-5.ヴェストホフ(1656-1705):ヴァイオリンのための組曲イ長調/
 6.ビーバー(1644-1704):「ロザリオのソナタ」よりパッサカリアト短調/
 7-9.ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリン・ソナタイ短調/
 10.ジェミニアーニ(1687-1762):エチュード/
 11.マッティス(1670-1737):ファンタジアイ短調/
 12.ギュマン(1705-1770):無伴奏ヴァイオリンのための楽しい曲集Op.18より/
 13-17.ルスト(1739-1796):無伴奏ヴァイオリンのためのパルディータニ短調
レベッカ・ハルトマン(ヴァイオリン1669年製アマティ、1675年製ストラディヴァリ)
 
 現在演奏可能であり、最も古い時期の楽器と、その時代の音楽を再現すること…。このアルバムを聴けば、ヴァイオリンという楽器の成り立ちが理解できることでしょう。また、収録された曲の多くは初録音であり、音楽史に埋もれた作品を再発掘する喜びも多いことでしょう。
 演奏はミュンヘン生まれのヴァイオリニスト、レベッカ・ハルトマン。
 ここでは知的で禁欲的な演奏を聴かせてくれるが、どこか凄みがあるんです・・・



肉食系女流ヴァイオリニスト、レベッカ・ハルトマンによるアルメニア&トルコのヴァイオリン作品集
 このへんもゾクゾクしますね。


FARAO CLASSICS
B 108086
(2CD)
\2500
アララトからの眺め
 〜アルメニア&トルコの偉大な作曲家のヴァイオリン作品集

 CD1:
  アフメト・アドナン・サイグン(1970-1991):ヴァイオリンとピアノのための組曲Op.33
  アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 CD2:
  アフメト・アドナン・サイグン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.20
  エドワード・バグダサリアン(1922-1987):ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ
レベッカ・ハルトマン(ヴァイオリン)
マルガリータ・オガネシアン(ピアノ)
 美しいアララト山からの見る悲しい歴史

 録音:2014 年4、5 月ミュンヘン

 ノアの方舟の遺跡があるというアララト山。古くからアルメニアのシンボルとして知られています。しかしアルメニア人の心の故郷であるアララト山は現在トルコ領。それは映画にもなった悲しい歴史が背景にあります。
 2015 年は、1915 年にアララト山の麓で起きたトルコ人によるアルメニア人大虐殺からちょうど100 年。このアルバムでは追悼の意味を込め、トルコとアルメニアの作曲家のヴァイオリン作品を収録しています。
 「トルコ五人組」と言われた作曲家の一人アフメト・アドナン・サイグン。「アルメニア狂詩曲」が代表作のアルノ・ババジャニアン、そしてババジャニアンと同時代のアルメニア色の強い作風のエドワード・バババジャニアングダサリアンの3 人を取り上げています。
 演奏するのは、FARAO レーベルではバッハ、ヒンデミット、ツィンマーマンの無伴奏ヴァイオリン作品集(B108029) で意欲的な演奏を聴かせたレベッカ・ハルトマン。そしてピアノは、アルメニア出身のマルガリータ・オガネシアン。

 

SM289
(2CD)
\2300
アイスラー/バルバラ:歌曲集
【CD1】
 アイスラー(1898-1962):
  第二次大戦中のシュヴェイク(抜粋)
   1.ケルヒの歌
   2.アンナへの歌
  3-9.7つの愛の歌
 第二次大戦中のシュヴェイク(抜粋)
  10.小さな風の歌
  11.ハインリヒは彼の新婚者と寝た
  12.理想と現実
  13.昨日と明日の間の今日
  14.道に散らばっているばら
  15.子牛の行進
  16.黒大根
  17.私たちがヤロメルシュに移動したとき
  18.丸い頭と尖った頭:もしもの歌
  19-22.労働者の母親のための4つの子守歌 Op.33
  23.ホレイショのモノローグ
 第二次大戦中のシュヴェイク(抜粋)
  24.ナチス兵士の妻の歌
  25.プルツェミスルの砲撃者によるシュヴェイクの歌
  26.ドイツ、あわれみたまえ
 27-32.6つのヘルダーリン断章
 33.私の知恵に無関心
 第二次大戦中のシュヴェイク
  34.牧師の説教
  35.シュヴェイクの白鳥の歌
  36.モルダウの歌
  37.他の世界、彼女にはそれが必要
【CD2】
 モニク・セール(1930-1997):
  1.Y aura du monde そこにいるだろう
  2.Au coeur de la nuit 夜の中心に
  3.Schones Alter (Le bel Age) 美しい時代
  4.Au bois de Saint Amand  サン・アマンドの木に
  5.De jolies putes vraiment
 本当に美しい娼婦
  6.A chaque fois 毎回
 7.Ich liebe Dich kann ich nicht sagen
   私はあなたを愛していると私は言うことができない
 8.L'Aigle noir 黒い鷲
 9.Nantes ナント
 10.Remusat レムス
 11.Quel joli temps (Septembre) なんてステキな時(9月)
 12.Perlimpimpim ペリンピムピム
 13.Sag, wann kommst du zuruck? 言って、いつ帰ってくるの?
 14.J'entends sonner les clairons 私は聞く
 15.Die Sonne wird schwarz  (Le Soleil soir) 太陽の夜
 16.Mein Kompliment (Chapeau bas)
  わが賛辞
 17.Le mal de vivre 生活の痛み
 18.Schrecklich suss (Les Mignons) かわいいもの
 19.Gottingen ゲッティンゲン
 20.Femme piano フェム・ピアノ
レア・クラウディア・コスト(メゾ・ソプラノ)
ダニエル・フューター(ピアノ)

ダニエル・プフィスター(フルート)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
霧生貴之(トランペット)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
グルゲン・カコイアン(クラリネット)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
ニーナ・ウッリ(ヴァイオリン)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
ヨーヨ・クンツ(コントラバス)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26

 ユダヤ系の音楽家ハンス・アイスラーは第二次世界大戦時、ドイツを逃れハリウッドで活躍、終戦後はドイツに戻り独自の音楽を作りました。
 一時期は新ウィーン楽派の先鋒として活動していましたが、ベルトルト・ブレヒトと共同作業を行うようになってからは、このアルバムに収録された「ハリウッド・ソング」のようなジャズ風の作品を好み、親しみやすく風刺の効いた作品を数多く手がけています。
 このアルバムにはアイスラーの全ての歌曲が網羅されています。もう一人の作曲家であるセールは「バルバラ」の名前でお馴染みの伝説のシャンソン歌手。
 2018年には映画「セーヌの黒いバラ」の公開も予定されており、彼女の歌が話題になりそうです。洒落たアレンジによる数々の作品を聴くことができます。

  録音 2017年12月11-14日 スイス チューリヒ,第1スタジオ


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>



FACTORY OF SOUND

デジタル・リマスターによるオランダの復刻系レーベル「ファクトリー・オヴ・サウンズ(Factory of Sounds)」の取扱いを開始いたします。


FOS 2205157
¥2000
ピエール・モントゥーとコンセルトヘボウ管、
 1939年と1950年のコンセルトヘボウ・ライヴ

  エルガー:エニグマ変奏曲
   (録音:1950年10月12日)
  ウェーバー:コンツェルトシュテュック ヘ短調 Op.79
   (録音:1939年10月17日)
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
   (録音:1950年11月1日)
リリー・クラウス(ピアノ)
ヤン・ダーメン(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 
 ピエール・モントゥーとコンセルトヘボウ管弦楽団のコンビによる1939年と1950年のコンセルトヘボウ・ライヴ。
 シベリウスのヴァイオリン協奏曲のソリストは往年の名コンサートマスター、ヤン・ダーメン。ベルリン・フィル、ドレスデン・シュターツカペレ、そしてコンセルトヘボウ管など、世界有数のオーケストラでコンサートマスターを歴任したオランダの名ヴァイオリニストです。
 

FOS 2205124
¥2000
ミルシテインを迎えてのブラームス、ヴァイオリン協奏曲
 モントゥーとミルシテインの貴重な共演

  ベートーヴェン:序曲《献堂式》Op.124
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

 モントゥー&コンセルトヘボウ管の1950年10月12日、アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ・レコーディングが、デジタル・リマスターで復刻。
 ミルシテインをソリストに迎えてのブラームスのヴァイオリン協奏曲は、モントゥーとミルシテインの貴重な共演の記録です。

 
FOS 2205095
¥2000
エーリヒ・クライバー、「運命」「田園」、
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との1953年録音

  ベートーヴェン:
   交響曲第5番ハ短調 Op.67《運命》
   交響曲第6番ヘ長調 Op.68《田園》
エーリヒ・クライバー(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ベートーヴェンを得意としていたエーリヒ・クライバーの録音の中でも特に名演として名高い「田園」を含むロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との1953年録音。
 
FOS 2205108
¥2000
ショスタコーヴィチ、ミャスコフスキーの交響曲、1963年頃の録音
   ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 Op.47《革命》
   ミャスコフスキー:交響曲第15番ニ短調 Op.38*
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)*
モスクワ放送交響楽団*
 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのショスタコーヴィチと、コンドラシン&モスクワ放送響のミャスコフスキーという泣く子も黙る(?)組み合わせ。1963年頃の録音。















9/25(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AURORA

ACD 5091
¥2600
『アクロスティック(Akrostikon)』
 ビョルン・クルーセ(1946–):アクロスティック(2012)
  (オルガン、打楽器と弦楽オーケストラのための協奏曲)
 シェル・サムコフ(1952–):
  ヴィブラフォーンと弦楽のための協奏曲第2番(2008)
 シェル・ハッベスタ(1955–):アヴェ・マリアOp.11(1984)
  (オルガンと弦楽オーケストラのための協奏曲)
ラーシュ・ノットー・ビルケラン(オルガン)
アイリク・ラウデ(打楽器)
ヴォクス・クラマンティス
ノルウェー放送管弦楽団
カイ・グリンデ・ミューラン(指揮)
 ノルウェーのオルガニスト、ビルケランによる3 人の現代作曲家作品

 録音 2017 年10 月23 日–24 日 ファーゲルボルグ教会(オスロ)/76'52
 制作・録音 ショーン・ルイス

 ノルウェーのオルガニスト、ラーシュ・ノットー・ビルケランと打楽器奏者アイリク・ラウデは、オルガンと打楽器のためのプロジェクトを共同で進めてきました。ノルウェー作曲家協会のレーベル Aurora の新しいアルバム『アクロスティック』には、同世代に属し、ノルウェー国立音楽大学のフィン・モッテンセンの作曲法クラスで学び、演奏家としての教育を受けた3 人の作曲家が彼らのために作曲した協奏曲が収録されています。
 ビョルン・クルーセ(1946–)は、クラリネットとサクソフォーンを学んだ後、ノルウェー国立音楽大学で作曲法を修めました。オルガン、打楽器と弦楽オーケストラのための協奏曲《アクロスティック》は、2007 年に予定されたファーゲルボルグ教会の新しいオルガンの奉献式のために委嘱され、作曲の遅れから、2012 年になって初演された作品です。「アクロスティック(折句)」(行頭、行末、あるいは中間の文字から「語」ができる詩や韻文)の曲名は、「行を横にたどるだけでなく音を立体として聴く」ことを示唆するためつけられました。
 シェル・サムコフ(1952–)は、作曲家、打楽器奏者として活動しながら、ノルウェー国立音楽大学の打楽器科の教授を長年務めました。《ヴィブラフォーンと弦楽のための協奏曲第2 番》は、彼のクラスで学んだラウデから委嘱を受けた作品です。数秘学に関心を寄せるというサムコフは、ラウデのファーストネーム "Eirik" に因む「5-9-9-9-2」の数列に基づいて構成とリズムなどの要素を決めて作曲。演奏者ラウデは「直感」で作品と向き合い、サムコフが書いた5 楽章の音楽が、数列を脱した「ゲーム(遊び)」だということを示してみせます。
 シェル・ハッベスタ(1955–)は、教会音楽家の教育を受け、その後、作曲の学位を取得しました。《アヴェ・マリア》は、グレゴリオ聖歌の「受胎告知」のセクエンツァをベースに書かれた協奏曲です。〈アヴェ・マリア〉〈ベネティクタ・トゥー(Benedicta tu)(祝福は女のあなたと)〉〈アレルヤ(Alleluia)〉の3 曲。終曲の天使の言伝のセクエンツァは、この録音では「ヴォクス・クラマンティス」が受け持っています。2017 年10 月、カイ・グリンデ・ミューラン指揮のノルウェー放送管弦楽団が共演、ファーゲルボルグ教会でのセッション録音です。

 [プロフィール]
 ラーシュ・ノットー・ビルケラン(1969–)。ノルウェー国立音楽大学でハーラル・ヘッレスタールにオルガンを学び、卒業後、ギィ・ボヴェとコーレ・ノールストーガに師事。1998 年、オスロ大聖堂でデビュー・コンサートを行い、プーランクの協奏曲とサン=サーンスの交響曲第3 番をオスロ・フィルハーモニックのコンサートで演奏しています。2003 年から2014 年までファーゲルボルグ教会、2014 年からアーケシュフース城教会のオルガニストを務めています。ジャン・アランのオルガン作品全集(Simax PSC1314)が代表的録音。

 アイリク・ラウデ(1973–)。ノルウェー国立音楽大学、ロッテルダム音楽院、イェール大学で打楽器を学び、ソリストとして活動し60 を超す作品を初演してきました。ヌアゴー、マグヌス・リンドベリ、マーク・アダリーの作品を演奏した『易経(I Ching)』(Simax PSC1255)、シェルブレードの作品集『波動と中断』(2L103PABD)をリリースしています。

 カイ・グリンデ・ミューラン(1987–)。ノルウェー国立音楽大学でオーレ・クリスチャン・ルードに学び、2013 年、《春の祭典》を含むプログラムの修士号コンサートでノルウェー放送管弦楽団を指揮しました。2013 年から2015 年までベルゲン・フィルハーモニッくとスタヴァンゲル交響楽団の副指揮者。2010 年、作曲家のマッティン・ラーネ・バウクとマッティン・オーデゴールと一緒に新音楽アンサンブル「Aksiom(アクシオム)」を設立しています。トロンハイム・シンフォニエッタのアルバム『マントラ』(BIS SA2340)が最近リリースされました。




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CHALLENGE CLASSICS



CC 72787
¥2500→\2290
プレガルディエンとカツァリス夢の豪華共演!!
 ロマン派の歌曲とピアノ編曲集
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
 シューベルト:「ます」 Op.32 D.530
 リスト:6つのシューベルト歌曲集 S.563より「 ます」(第1稿)*
 シューベルト:白鳥の歌 D.957 より 第1曲「愛の使い」
 ゴドフスキー:「愛の使い」独奏用編曲*
 メンデルスゾーン:6つの歌曲 Op.34 より 第2曲「歌の翼に」
 リスト:メンデルスゾーン歌曲集 S.547 より 第1曲「歌の翼に」*
 ロベルト・シューマン:リーダークライス Op.39 より 第12曲「春の夜」
 クララ・シューマン:30のロベルト・シューマン歌曲集より 第28 曲「春の夜」*
 クララ・シューマン:6つの歌曲 Op.23 より 第3曲「ひそやかな語らい」
 リスト:クララ&ロベルト・シューマン歌曲集 S.569 より 第10 曲「ひそやかな語らい」*
 リスト:「ラインの美しい流れの」(第2稿) S.272
 リスト:歌の本 第1巻 S.531 より 第2番「ラインの美しい流れの」*
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV91より「 夢」
 アウグスト・ストラダル:「夢」独奏用編曲*
 ヴォルフ:アナクレオンの墓
 ブルーノ・ヒンゼ=ラインホルト:ヴォルフの歌曲による10のピアノ小品より 第6曲「アナクレオンの墓」による牧歌*
 R. シュトラウス:5つの歌曲 Op.48 より 第1曲「懐かしの幻影」
 ギーゼキング:「懐かしの幻影」による自由な編曲*
 キルヒナー:10の歌曲 Op.1 より 第4曲「春の歌」
 キルヒナー:自作歌曲による10 のピアノ小品 Op.19より第10番「春の歌」*
 ブラームス:8つの歌曲 Op.59 より 第5曲「アグネス」
 キルヒナー:「アグネス」独奏用編曲*
 ブラームス:5つのロマンスと歌曲 Op.84 より 第4曲「甲斐なきセレナーデ」
 エドゥアルド・シュット:「甲斐なきセレナーデ」によるパラフレーズ*
 ブラームス:5つの歌曲 Op.49 より 第4曲「子守歌」
 ジェラルド・ムーア:「子守歌」独奏用編曲*
 * はピアノ独奏
 こういうのが欲しかった!原曲とピアノ編曲を並べて収録!歌良しピアノ良し、プレガルディエンとカツァリス夢の豪華共演!!

 録音:2018 年5 月4-8 日/パリ、サン=マルセル福音教会/72'26''

 クラシック界のビッグ・アーティストが大変ユニークなアルバムを発表しました!単純明快にして新鮮、ピアノ伴奏歌曲とそのピアノ独奏編曲を徹底して交互に並べるという構成。生半可な演奏家では出来ませんがプレガルディエンとカツァリスなら申し分なし。選曲もこだわりぬいて、歌だけでも十分にロマン派の名曲集と言える内容。おなじみからこんな人までという編曲者ごとのピアニズムの変化にも注目。カツァリスが原曲の伴奏とトランスクリプションどちらも弾いているからか、思った以上に統一感ある流れの中でどんどん面白く聴き進められます。
 2 人の初共演は2015 年の6 月7 日、ハンブルクでの「冬の旅」。そのときカツァリスがプレガルディエンの歌に惚れ込み、CD 録音の話を持ちかけました。では何を録音するのか?歌曲愛好家はピアノを聴かず、ピアノ好きは歌を聴かない‛&ならば2 つの領域を一緒にまとめてしまおう!というやりとりがありこのCD のコンセプトが決まりました。プレガルディエンもすぐさま乗り気になったそうです。

 《演奏会情報》
 クリストフ・プレガルディエン(ピアノ:ミヒャエル・ゲース)
  11/3(土・祝)青山音楽記念館バロックザール
  11/6(火)パルテノン多摩
  11/9(金)トッパンホール
 シプリアン・カツァリス
  2019/2/17(日) 宝塚ベガ・ホール
  2019/2/19(火) 日経ホール







PRO MUSICA


PPC 9078
¥2600
『ヴィツラフの歌(Wizlavs viser)』
 ヴィスライフ・デン・ウンゲ(1265/8–1325):
  Meyie scone Ich warne dich[spruch]
  De erde De voghelin Uvol vph Der walt
  Manich scimphit[spruch]
  Ich partere dich Uve ich han ghe dacht
  List du inder minne dro Saghe an du boser man[spruch]
  Der herbest
  Nach der seneden claghe Der unghelarte
  Menschen kint [spruch] Loybere risen Uvol dan
アウロラ・ボレアリス
スヴェッレ・イェンセン
 (リーダー、編曲、ギター、リュート、
  ハーディーガーディー、プサルテリ)
オイオン・グローヴェン・ミューレン
 (ヴォーカル、ハープ)
アンネ・ヒュッタ
 (ギターフィドル、
  オッテタルスフィドル、レベック)
トゥーマス・ニルソン(ダルシマー、打楽器)
 ノルウェー中世の音楽

 録音:2018 年1 月3 日–4 日、6 月11 日 ネソッデン教会(ネソッデン、アーケシュフース、ノルウェー)/55'00
制作: テッレフ・クヴィフテ、オイオン・グローヴェン・ミューレン/録音: ハリバッケン録音プロダクション

 ノルウェー王妃エウフェミアの長兄、ヴィツラフ三世(1265/8–1325)は、1320 年ごろ編纂の『Jenaer Liederhandschrift(イェーナ歌謡写本)』に17 編の歌と詩が収められたミンネジンガー、ヴィスライフ・デン・ウンゲ(ヴィツラフ・デア・ユンゲ)と同一人物とされています。中世音楽と楽器の「ノルウェーの大長老」スヴェッレ・イェンセンは、その17 編を彼のアンサンブル「アウロラ・ボレアリス(Aurora Borealis)」と共同で編曲、アルバム『ヴィツラフの歌』に作りました。アウロラ・ボレアリスは1995 年の創設。イェンセンは撥弦楽器を担当、弦楽器の復元と製作も行っています。ヴォーカルのオイオン・グローヴェン・ミューレンと擦弦楽器のアンネ・ヒュッタはフォーク・ミュージックのプレーヤーとしても活動、打楽器奏者のトゥーマス・ニルソンは、打楽器アンサンブル「SISU」のリーダーを務め、ノルウェー放送管弦楽団と国立劇場で演奏しています。




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SIMAX



PSC 1353
¥2600→\2390
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
 室内管弦楽版ゴルトベルク変奏曲

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(室内管弦楽団のための)
   (ヘンニング・クラッゲルード(1973-)、ベルント・シーメン・ルンド 編曲)
 ヘンニング・クラッゲルード(1973-):トペリウス変奏曲(2017)
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
アークティック・
 フィルハーモニック室内管弦楽団
 今やノルウェーを代表するヴァイオリニスト、クラッゲルードがゴルドベルクを編曲

 74'20

 ヘンニング・クラッゲルード(1973-)と彼が芸術監督を務めるアークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団の新作。前のアルバム『四季の合間に』(Simax PSC1356)では、ヴィヴァルディの『四季』とクラッゲルードの自作を交互に演奏し「新しい音楽空間」を実現してみせました。新しいアルバムは、新しい編曲によるバッハの《ゴルトベルク変奏曲》の室内管弦楽版とクラッゲルードの作曲した変奏曲が組み合わされています。「音楽は常に物語を語ります。それは《ゴルトベルク変奏曲》のような絶対音楽でも言えることです。演奏とは物語を語ることと定義できます」(ヘンニング・クラッゲルード)。
 《ゴルトベルク変奏曲》は、クラッゲルードがアークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団のベルント・シーメン・ルンドと共同で編曲を行なっています。「音符と音程はすべてバッハのもの」を基本に、他の編曲に見られるような音符の追加やパッセージの簡素化は行わず、バッハ自身が修正の手を入れた初稿を参考に作業が進められました。《トペリウス変奏曲》は、クラッゲルードがオストロボスニア室内管弦楽団の委嘱で書いた作品です。エッセイ、詩、童話などを書いたフィンランドのサクリス・トペリウス(1818–1898)の時代と作品をインスピレーションにグリーグの《ホルベアの時代から》のスタイルに倣って作曲。気分の異なる2 つの主題とその緊張関係で音楽を進める手法で書かれています。





何度でもご紹介します。
ヘンニング・クラッゲルードのシベリウス!

(かれこれ12年も前のコメントから・・・)

 NAXOSは毎月、3ヵ月後くらいにリリースされるCDのハイライトを収録したサンプルCDを送ってくる。
 流し聴きして、印象に残ったものはチェックする。
 わずか2、3分とはいえ、すごい演奏、すごい音楽というのはさすがにピピンとくる。しかし聴いた瞬間のけぞって、泡吹きそうになり、いきなり代理店に電話して未発売のCDを無理やりドイツから取り寄せてもらったのは今回が初めてである。

 ヘンニング・クラッゲルードというヴァイオリニストのシベリウスのヴァイオリン協奏曲。

 すごい。
 ほんとにすごい。

 この曲には数々の名演があり、最近ではCD−Rで紹介したブスタボやクレーメル、トゥルバン、CDならムター、ヘンデル、フリード、イグナティウス、ウィックスと恐るべき名演がひしめく。ちょっとやそっとの演奏ではなかなかそのすさまじい集団に入り込むことはできない。
 ところが・・・。

 ヘンニング・クラッゲルード。1973年オスロ生まれ。いかにも北欧系の美青年である。
 ウィックスなどに師事したあと、1992年にデビュー。地元で活動しながらいくつかの賞を取りつつ、1998年にカーネギー・ホール・デビュー。2000年には北欧系のオケと数多く共演、翌年には全世界各地で公演している。協奏曲ではベルグルンド、ザンデルリンク、ヤンソンス、ドミトリエフ、I・フィッシャー、ラザレフ、室内楽ではアンズネス、アルゲリッチ、カプコン、コヴァセヴィチ、モルク、ウィスペルヴェイなど超一流と共演してきた。

 クラッゲルードといえば、3、4年前に同じNAXOSから「ノルウェー・ヴァイオリン名曲集」というアルバムをリリースして、ベストセラーになった記憶がある。が、それ以来とくに名前は聞かなかったような気がする。そのアルバムはノルウェーの知られざる美しいヴァイオリン作品を集めたもので、北欧ファンばかりでなく一般ファンからも大いに受け容れられた。
 そのアルバムはまさにクラッゲルードのためのアルバム。
 超・超絶技巧となるシンディングの作品もすごいのだが、ブルやハルヴォルセン、スヴェンセンたちの作品に抒情と憂愁と激しい情熱をこんなにも心込めて音楽に注ぎ込めることができたのは、まさにクラッゲルードだったからこそ。美しい作品にも注目が集まったが、やはりクラッゲルードのヴァイオリンに話題が集中した。

 ・・・だが、20代半ばの青年らしい清潔で若々しさに満ちた素敵な演奏ではあったが、そこに人生を変えさせるようなおそるべき魔性は存在しなかった。

 しかし、あれから6年。
 クラッゲルードが放った最新作は、まさしく魔性というにふさわしい特別ななにかをまとっていた。


 ・・・今回のシベリウス。技巧は完璧。

 しかしそんなことはどうでもいい。このヴァイオリニストの放つ強烈、且つ甘美なエネルギーに魅せられたのである。
 ヴィオラ・ソリストとしても活躍しているからなのか、ヴァイオリンとは思えないような野太い音。一音一音に込めるずっしりとした思いのようなものが伝わってくる。それは早いパッセージでも同じで、決して安直に弾き流さない。
 ジェラール・プーレも同じように一音一音を大事に弾くが、プーレが軽快なのに対してクラッゲルードは重い。
 グルベルトも同じように一音一音を大事に弾くが、グルベルトが殺気立っているのに対してクラッゲルードはもっと颯爽としている。

 そのずば抜けた存在感は単なるマッチョな太さや、根暗な鈍重さからくるものではない。なんだかスケールのでかさを感じさせる安心感。男が惚れる男気のようなものか?
 とにかくかっこいいのである。
 こんなにも重厚で颯爽としていて、そしてセクシーなシベリウスは初めて。
 この曲は男には弾けない、となんとなく思っていたが(クレーメルのライヴCD-Rやトゥルバンの演奏があってもなお)、今回完全に撤回する。 
 あのベストセラー・アルバム「ノルウェー・ヴァイオリン名曲集」から6年。クラッゲルードは音楽を愛する気持ちはそのままに、ひとまわりもふたまわりも大きくなって、男らしくなって我々の元に返ってきたのである。


 ちなみに続くシンディングがまた美しく切ない作品。シベリウスやメンデルスゾーン、ブルッフなど古今の名作をひっくるめたような作品だが、もちろん独立した作品としても十分な傑作。なんとなく聴いたことがあると思って誰の演奏で聴いたんだろうとカタログを見たら、完全な錯覚だった・・・・なんと競合盤は1枚もなかった。ひょっとしたら初CD化なのか?クラッゲルードのヴァイオリンはここでももちろん縦横無尽。この無名の名作を華麗に美しく仕立て上げる。




naxos
8.557266
\1600
クラッゲルードのシベリウス
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
        2つのセレナードから第2番
 シンディング:ヴァイオリン協奏曲
         ロマンス
ヘンニング・クラッゲルード(vn)
ビャーテ・エングスト指揮
ボーンマス響
今回はクラッゲルードの特集なのでエングストの指揮のことはあまり書かなかったが、このひとのツボを得たサポートも見事。







ET’CETERA



KTC 1630
¥2500
エリク・ファン・ネーヴェル&
 クレンデデ・ローレの神聖なるマドリガル!

  チプリアーノ・デ・ローレ:聖母 〜 11のマドリガル
クレンデ、エリク・ファン・
 ネーヴェル(指揮)
 ☆ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェル!
 ☆16世紀マドリガルの発展に大きな影響を与えたチプリアーノ・デ・ローレのマドリガル集!

 ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと、ネーヴェルが率いる声楽と器楽の古楽アンサンブル、クレンデ。
 ネーデルラントのロンセ(現ベルギー)で生まれたチプリアーノ・デ・ローレ(c.1515−1565)は、主にイタリアで活躍し、進歩的で傑出したイタリア語のマドリガーレ(マドリガル)の数々で名を残しました。ここでは、聖母(Le Vergine)にまつわる11の宗教的マドリガルを歌ったクレンデのベルギー・ライヴを収録しています。

 ※録音(ライヴ):2017年9月28日、ルーヴェンLUCA芸術学校礼拝堂(ベルギー)
 


KTC 1626
¥2500
シュニトケ:チェロ・ソナタ集
 チェロ・ソナタ第1番
 Klingende Buchstaben
 オレグ・カガンの思い出によるマドリガル
 無伴奏チェロのための即興曲
 チェロ・ソナタ第2番
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(チェロ)
ヤン・ミキエルス(ピアノ)
 ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲ。ベルギーの才人ピアニスト、ヤン・ミキエルスと弾く、アルフレート・シュニトケのチェロ・ソナタ集。
 痛切なまでの感情が緻密に表現された3つの無伴奏作品の緊張感も見事。

 ※録音:2017年冬、ブリュッセル王立音楽院コンサート・ホール(ベルギー)
 

KTC 1624
¥2500
木管楽器とピアノのためのフランダースの音楽 フォーカス木管五重奏団
ステファン・ド・シェッパー(ピアノ)
 ロベール・グロロー:Hibernaculum(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
 エリク・デシンペライア:5つの「幻影のモテット」(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
 ピート・スウェルツ:インタラクション(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン&ピアノ)
 ブラム・ファン・カンプ:隠された真実(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
 ヤン・ホイレンブルック:ハイ・スピード・ラグ:(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)

 Et'ceteraのコンテンポラリー・コンポーザーズ・シリーズ。フランドル地方の現代の作曲家たちによる木管五重奏作品集。映画的な作品から緻密な構造の現代作品、軽快なラグ・タイムなど様々なスタイルの音楽が収録されており、新たなアンサンブル・レパートリーの開拓にもオススメ。

 ※録音:2017年5月、2018年1月&2月、ベルギー

 

KTC 1636
¥2500
現代のヴァイオリン協奏曲集
 シャーロット・ブレイ:コート・イン・ツリートップス
 カイヤ・サーリアホ:
  グラール・テアトル(ヴァイオリンと室内管弦楽のための版)*
 ブラム・ファン・カンプ:
  ヴァイオリンとアンサンブルのための協奏曲
ウィベルト・アーツ(ヴァイオリン)
フランク・アグステリッベ(指揮)
ヘルメス・アンサンブル
マルク=アンドレアス・
 シュリンヘンシーペン(指揮)*
現代音楽アンサンブルNotabu*
 イギリスのシャーロット・ブレイ、フィンランドのカイヤ・サーリアホ、ベルギーのブラム・ファン・カンプ、3人の現代作曲家によるヴァイオリンとアンサンブルのための協奏曲集。ウィベルト・アーツは、近代〜現代のヴァイオリン作品を得意とするベルギーのヴァイオリニスト。

 ※録音:2013年4月、デュッセルドルフ(サーリアホ/ライヴ)&2017年7月(ファン・カンプ)、2018年1月(ブレイ)、ベルギー
 

KTC 1619
¥2500

オランダの弦楽三重奏曲集
 ボブ・ツィンマーマン:5つまたは6つの輝かしきバガテル
 ディーデリク・ワーナヘール:アスレホス
 ウーネ・ファン・ヘール:Akhnaton
 クラース・デ・フリース:
  All That We Love Is Bound For The Past*

オシリス三重奏団
ヘリー・デ・フリース
 (メゾ・ソプラノ)*

 1988年の結成以来数多くのオランダの音楽賞に輝き、メンバー全員がハーグ王立音楽院の教授を務めているオランダを代表するアンサンブルの1つ、オシリス三重奏団。Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズより、現代オランダの作曲家たちの新作(いずれも2010年代に作曲されたもの)を録音。




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DYNAMIC



CDS-7813
\2300→\2090
ベルガモ,サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂にて
 ドニゼッティ(1797-1848):レクイエム(1835)
  ヴィンチェンツォ・ベッリーニの死のために

  1.Requiem 安息を
  2.Kyrie あわれみたまえ
  3.Requiem 安息を
  4.In memoria aeterna 永遠の記憶
  5.Dies irae 怒りの日
  6.Tuba mirum 奇しきラッパの響き
  7.Judex ergo 審判者が
  8.Rex tremendae majestatis 恐るべきみいつの大王よ
  9.Ingemisco われは罪人のように
  10.Praeces meae われの懇願には
  11.Confutatis maledictis 御身の裁きによって
  12.Oro supplex われは伏して祈り
  13.Lacrymosa 涙の日
  14.Offertorio 奉納唱
  15.Lux aeterna 永遠の光に
  16.Libera me Domine われを解き放ちたまえ
カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
キアラ・アマル(アルト)
ホアン・フランシスコ・ガテル(テノール)
アンドレア・コンチェッティ(バス)…6.11
オマール・モンタナーリ(バス)…1.6.7.8.10.11.12.14.16
コッラード・ロヴァリス(指揮)
ドニゼッティ・オペラ管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ファビオ・タルターリ)

 19世紀初頭を代表するオペラ作曲家、ドニゼッティの知られざるレクイエム。ドニゼッティとほぼ同時期に生まれ、お互いに良きライバルとして刺激し合った盟友ベッリーニが33歳の若さでこの世を去った時に、リコルディ社から依頼された作品です。
 しかし、ドニゼッティは作品に着手したものの、結局完成されることなく死去。「サンクトゥス」や「アニュス・デイ」が欠けたまま残されたレクイエムが初演されたのは、ドニゼッティの死後22年を経た1870年のことでした。
 未完成ではあるものの、随所に散りばめられた美しい旋律がドニゼッティのオペラを思わせる魅力的な作品です。
 初演時と同じく、ドニゼッティが埋葬されているサンタ・マリア・マッジョーレ教会での録音。歌手たちの熱唱も聴きどころです。

  録音 2017年11月29日 ベルガモ,サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

店主も行きましたが、素朴な中に荘厳さのあふれる、天上からマリア様が降りてきそうな大聖堂でした。
 


CDS-7815
\2300
リスト(1811-1886):パガニーニによる超絶技巧練習曲 他 ピアノ曲集
 パガニーニによる超絶技巧練習曲 S140/R3a
  1.第1番:前奏曲 ト短調
  2.第2番:変ホ長調
  3.第3番:変イ短調「ラ・カンパネッラ」
  4.第4番:ホ長調(第2稿)
  5.第5番:ホ長調「狩り」
  6.第6番:イ短調「主題と変奏」
 3つの演奏会用練習曲 S144/R5
  7.第1番:変イ長調「悲しみ」
  8.第2番:ヘ短調「軽やかに」
  9.第3番:変ニ長調「ため息」
 2つの演奏会用練習曲 S145/R6
  10.第1番:森のささやき
  11.第2番:小人の踊り
エリサ・トメリーニ(ピアノ)

 少し前までは、数えるほどの録音しかなかった「パガニーニ大練習曲」の初稿版「パガニーニによる超絶技巧練習曲」。シューマンが「ピアノのために書かれた作品の中でも最も難しい」と評した作品ですが、最近次々と若いピアニストたちが挑戦し、超絶技巧はもちろんのこと個性的な演奏を披露しています。
 今回のアルバムでこの初稿版に挑戦したのは、エリサ・トメリーニ。初の女性による録音です。彼女は5歳からピアノを学び、16歳でイモラ音楽アカデミー「Incontri Col Maestro」に入学、1997年にはミラノのヴェルディ音楽院を卒業し世界的に活躍しているピアニストです。
 ここでは「パガニーニによる超絶技巧練習曲」の他、演奏会用練習曲を演奏、高い技術と音楽性に彩られた華麗なリストを聴かせています。

  録音 2017年12月8.9.10日 Stelio molo RSI ルガーノ
 


CDS-7827
\2300
マリア・クレメンティが弾くムツィオ・クレメンティ
 ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ集
  1-3.ソナタ ハ長調「協奏曲のように」Op.33-3
  4-6.ソナタ 嬰ヘ短調 Op.25-5
  7-9.ソナタ ハ短調 Op.34-2
マリア・クレメンティ(ピアノ…ベーゼンドルファー280)

 同じ姓を持つ作曲家ムツィオ・クレメンティの作品を楽しそうに演奏するピアニスト、マリア・クレメンティ。彼女はミラノに生まれ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピエロ・ラタリノに師事、数多くのコンクールで入賞し、注目を集めているピアニストです。
 作曲家とピアニスト、どうやら2人には血縁関係はないようですが、マリアは単なる好奇心を超える愛着を感じており、過小評価されがちなクレメンティの作品を独創的に演奏しています。
 この3つのソナタは20世紀の名手ホロヴィッツも愛したレパートリーです。

  録音 2018年3月8-10日 ヤマハ・ピアノ・ホール Germo di Lesmo(MB) Italy

















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