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≪第99号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2018/10/2〜






10/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALTUS



ALTL 010
¥2800→\2590
坂入健司郎の「ブル9」ライヴ、遂にCD化!
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー
 巨匠然とした落ち着きぶり、類まれなバランス感覚と見通しの良いサウンド。演奏・録音ともに優秀。坂入健司郎の「ブル9」ライヴ、遂にCD化!

 録音:2018 年1 月7 日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)/国内プレス、日本語帯・解説付

 各界絶賛、坂入& ユヴェントスのブルックナー、真打登場!2018 年1 月に行われた、第9 番のライヴ録音です。
 これまでに発売されている第5 番(ALTL-005)、第8 番(ALTL-006)はいずれも好評。そして今作は過去最高と言って差し支えない文句なしの出来栄えです。2018 年9 月にはマーラーの「千人の交響曲」を演奏会で披露、これまた素晴らしい完成度でした。次々と名演を繰り出す坂入健司郎、今後も目が離せません!
 巨匠然とした落ち着きぶりと息の長いフレージング。音楽の大きさ、重さに見合ったテンポ設定でブルックナー未完の交響曲をじっくりと奏でていきます。とても見通しの良い響きで、すべての音がバランス良く分離して聴こえ、両翼配置によるヴァイオリンの掛け合い効果も抜群。指揮者の見事なコントロールと各奏者の高い演奏能力に舌を巻きます。第3 楽章の美しさは特に感動的。耳をつんざく和声の絶叫になりがちなクライマックスも、どこか憂いのあるしなやかな響きです。もちろん音量が小さい訳ではなく、張りのある大迫力の演奏。演奏・録音どちらも優秀、注目必至のブル9 です。



 坂入 健司郎

  1988 年5 月12 日生まれ、神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。これまで指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、モスクワ放送響音楽総監督ウラディーミル・フェドセーエフ氏、元アルメニア国立放送交響楽団音楽監督井上喜惟氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受け、アシスタントを務めている。
 13 歳ではじめて指揮台に立ち、2007 年3 月東京芸術劇場で行なわれたチャイコフスキーの『交響曲第4 番』をメインとした演奏会で成功を収め、音楽現代2007 年5 月号において「クライマックスを作るのが実に上手く、白熱した名演となり未来の巨匠ぶりを存分に発揮していた。」と絶賛される。2008 年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成、現在まで音楽監督を務める。
 これまで、イェルク・デームス氏、ジェラール・プーレ氏、舘野泉氏など世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がける。2016 年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ、川崎室内管弦楽団を結成。音楽監督に就任。2018 年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収めた。その他にもマレーシア国立芸術文化遺産大学に客演し、新作を世界初演するなど海外での指揮活動も行なっている。

 東京ユヴェントス・フィルハーモニー

  2008 年「慶應義塾ユースオーケストラ」という名称で、慶應義塾創立150 年を記念する特別演奏会のために慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ。2014 年には、幅広い年齢層や出身のメンバーが集い、より広く門戸をひろげて文化活動に貢献する存在でありつづけることを願い、団体名称を「東京ユヴェントス・フィルハーモニー」に名称を変更し、より一層精力的な活動を続けている。総勢約150 名による編成。
 フルーティストの小山裕幾氏をソリストに迎えた創立記念演奏会は成功を収め、その後も、イェルク・デームス氏をソリストに迎えた第2 回演奏会や、ジャン・シベリウス作品の日本初演を行なった第3 回演奏会、舘野泉氏をソリストに迎え2 曲の協奏曲を演奏した第4 回演奏会など、毎回独自の演奏会を企画し、数多くの世界初演・日本初演を手がけており、各方面から好評を博している。2018 年には、創立10 周年を記念してマーラー交響曲第8 番「千人の交響曲」を演奏した。






坂入健司郎の「ブルックナー」
ALTL 005
\2800→\2590
坂入健司郎(指揮)&東京ユヴェントス・フィル
 そして2014年
  ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー
 まだ20 代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。(許光俊)

 ライヴ録音:2014 年1 月11 日/杉並公会堂 大ホール/ステレオ、ライヴ

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「これはまずい。坂入のコンサートに初めて出かけた私は心配になった。まだ20 代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。いい音楽じゃないか。そのへんの本場のよりよほど聴きごたえがあるじゃないか。それが困るのだ。困ったことに、この若者には才能があるのだ。才能がなければ、ただの趣味、ただの遊びで済むものを。どうしたらこの才能を生かせるか。彼は一生かけてこの難題と取り組まないといけないのだ。そのキャリアの出発点と呼ぶべき、輝かしくも呪われた一夜の記録がこれだ。」(許光俊)

ここまで許光俊氏が若手の指揮者をほめることは滅多にないです。

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ALTL 006/7
(2CD特価)
\3000→\2790
日本音楽界を震撼させた才能
 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも登場
  坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル第2弾

  (1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  (2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年改訂稿)WAB.108
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィル
 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも出演!!坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル

 「あふれ出るブルックナーへの愛、想い。祈りも烈しい情趣もお任せあれ。知情意兼ね備えた坂入健司郎渾身のタクト。尽くすオーケストラ。これぞライヴ、これがライヴ。いや、素晴らしい!」音楽評論家 奥田佳道

 ライヴ録音:2016 年1 月9 日/すみだトリフォニーホール/ライヴ

 注目の新人指揮者坂入健司朗(さかいりけんしろう)氏のブルックナーシリーズ第2弾は8 番!
 大チェリビダッケもかくやの美しいハーモニーが聴く人を包みます。新人離れの悠揚迫らぬ風格あり。東京ユヴェントス・フィルもうまい!









CONTINUO CLASSICS


CC777 728
(2CD)
¥3000
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
 Disc 1
  (1)ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
  (2)ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
 Disc 2
  (3)ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
  (4)ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op40(原曲:ホルン三重奏曲)
グラフ・ムリャ(ヴァイオリン)
フランソワ・グローベン(チェロ)
ペーター・ラウル(ピアノ)
 グローベン追悼アルバム。名手ムリャ、グローベン、ラウルが奏でる情熱的なブラームスのピアノ三重奏曲全集

 セッション録音:2006 年/コルタンベール・プロテスタント寺院、(フランス)/Disc 1 46'30"、Disc 2 64'47"

 ヴァイオリンのグラフ・ムリャ、チェロのフランソワ・グローベン、ピアノのペーター・ラウルという実力派が集結したブラームスのピアノ三重奏曲全集。ブラームスの重厚かつ抒情的な音楽を存分に聴かせてくれる名盤の登場です。
 グラフ・ムリャは2004 年にハルモニアムンディ・フランスよりリリースされた「放浪のヴァイオリン」(HMA 1951785)でフランス・レコード賞を受賞し話題となったヴァイオリニスト。情熱的な演奏で魅了します。
 フランソワ・グローベンは1997 年から2003 年までトマス・ツェートマイアーが第1 ヴァイオリンをつとめるツェートマイアー四重奏団のチェロ奏者として活躍。1695 年製の名器ゴフリラーから奏でられる野太く雄弁に語りかける音色が魅力です。
 ペーター・ラウルはマルク・コッペイとのベートーヴェンのチェロとピアノための作品全集(KKC 5889 / AU 23440)、イリア・グリンゴルツとのストラヴィンスキーのヴァイオリン作品集(第1 集 BIS SA 2245/ 第2 集 BIS SA 2275)など、数々の名録音で知られる名手。卓越したテクニックと表情豊かな演奏には定評があります。
 なお、グローベンは2011 年5 月28 日に死去しており、当アルバムはブローベンへの追悼アルバムとしてリリースが決定しました。セッションでありながらライヴを思わせる丁々発止の演奏をお楽しみください。
 

CC777 808
¥2400
ルイが奏でる流麗な演奏。
 イザイ、レーガー、バッハの無伴奏作品集

  (1)イザイ:
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.27-2
    (ジャック・ティボーに献呈)
  (2)レーガー:
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op. 91
  (3)J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
マイテ・ルイ(ヴァイオリン)
 フランス出身のマイテ・ルイがイザイ、レーガー、バッハの無伴奏作品集を録音しました。
 ルイは3 歳よりヴァイオリンの手ほどきを受け、8 歳で演奏会デビューを果たしました。翌年にはラロのスペイン交響曲、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第2 番を弾くなど神童として注目されます。その後フランス国内の複数のコンクールにて上位入賞を果たします。11 歳より5 年間、イヴリー・ギトリスに師事し、ソリストとしての個性をのばしました。
 流麗に奏でるルイの演奏で聴くヴァイオリン無伴奏作品をご堪能ください。




AVIE


AV 2396
¥2500
シュガーローフ山のクリスマス
 クロスロードのクリスマス・イヴ
 ケルティック・メモリーズ
  (古いアイルランドのクリスマス・イヴ)
 キャロリング・アクロス・ザ・ウォーターズ
 アパラチアのクリスマスの朝
 ワンダラーズ・アンダー・ザ・スカイ
 クリスマス・バーン・ダンス
アポロズ・ファイア
ジャネット・ソレル(指揮)
アマンダ・パウエル(ソプラノ)
ロス・ホーク(テノール)
ジェフリー・ストラウス(バリトン)
アポロズ・シンガーズ
アポロズ・ミュゼッツ
 ジャネット・ソレル&アポロズ・ファイア!アパラチアのケルティック・クリスマス!

 ☆アポロズ・ファイアのクリスマス!
 ☆ケルティック&アイリッシュ・ファン注目!
 ☆スコットランド&アイルランド系移民のルーツを持つアパラチアのクリスマス!

 アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルとアメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
 ケルト、セファルディ、アパラチアなど民族音楽的要素とのクロスオーバー・プログラムでも人気を博すアポロズ・ファイアの最新クリスマス・アルバムは、スコットランドやアイルランド系移民のルーツを持つアパラチア地方のクリスマス音楽!
 アイルランド、スコットランド、ニュー・イングランド、ブリテン島、ゲール、アパラチアの民謡やキャロル、伝統音楽を、フィドル、中世ハープ、ダルシマー、バグパイプなどを加えた古楽アンサンブルと合唱で贈ります。

 ※録音:2017年12月5日−9日&2018年7月28日、クリーヴランド



 

AV 2397
(2CD/特別価格)
¥3800
ブラームス:後期ピアノ作品集
 8つのピアノ小品 Op.76
 2つのラプソディ Op.79
 7つの幻想曲 Op.116
 3つの間奏曲 Op.117
 6つのピアノ小品 Op.118
 4つのピアノ小品 Op.119
チャールズ・オーウェン(ピアノ
 チャールズ・オーウェン新録音!ブラームスの後期ピアノ作品集!

 ☆イギリスの名ピアニスト、チャールズ・オーウェン!
 ☆ブラームス後期の珠玉の小品集!

 ロンドンのユーディ・メニューイン・スクールで音楽を学び、王立音楽カレッジでイリーナ・ザリツカヤとイモジェン・クーパーに師事。1995年にスコットランド国際ピアノ・コンクールでシルバー・メダルを獲得し、国際的に活躍するイギリスのピアニスト、チャールズ・オーウェン。
 現在は、スタインウェイ・アンバサダー、ロンドンのギルドホール音楽院講師、ロンドン・ピアノ音楽祭の共同創設者兼芸術監督を務めるオーウェンの新録音は、ヨハネス・ブラームスの後期作品集。作品76と79、そして作品116から119までの珠玉の小品で、ブラームスの音楽が内包する様々なムード、ノスタルジーと先見性を見出します。

 ※録音:2017年6月1日−2日&2018年5月26日−28日、メニューイン・ホール(ユーディ・メニューイン・スクール、イギリス)







DELPHIAN


DCD 34217
¥2400
ルトスワフスキ&ペンデレツキ:
 ヴァイオリンとピアノのための音楽全集

  ルトスワフスキ:
   スビト(1992)、レチタティーヴォとアリオーゾ(1951)
  ペンデレツキ:ソナタ第1番(1953)、3つの小品(1959)
  ルトスワフスキ:パルティータ(1984)
  ペンデレツキ:ソナタ第2番(2000)
フォイル=シュトシュラ・デュオ
 〔マイケル・フォイル(ヴァイオリン)、
  マクシム・シュトシュラ(ピアノ)〕
 フォイル=シュトシュラ・デュオ、デビュー!ポーランド楽派のヴァイオリン作品集!
 戦後ポーランド楽壇を主導したポーランド楽派を代表する二人の作曲家、ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913−1994)とクシシュトフ・ペンデレツキ(1933−)の、ヴァイオリンとピアノのための作品全集。
 フォイル=シュトシュラ・デュオは、スコットランド出身のマイケル・フォイル、エストニア出身のマクシム・シュトシュラからなり、'Salieri-Zinetti'国際室内楽コンクール2015と、ベートーヴェン・ピアノ協会のヨーロッパ二重奏コンクールで優勝した期待のデュオ。
 これまで、スティーヴン・コヴァセヴィチやマキスム・ヴェンゲーロフのマスタークラスを受け、現在はシティ・ミュージック財団のアンバサダーも務めています。
 今シーズンには、BBC交響楽団やハレ管弦楽団のゲスト・コンサートマスターも務めたマイケル・フォイルが、研ぎ澄まされた表現力で、戦後ポーランドの抑圧と自由を鋭く描きます。

 ※録音:2018年2月12日−14日、セント・メアリー教会(ハーディントン、イギリス)







RUBICON

RCD 1027
¥2500
バルトーク&シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集
 シューマン:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105、
  3つのロマンス Op.94
 バルトーク:
  ハンガリー民謡集、ヴァイオリン・ソナタ第1番
スティーヴン・ヴァールツ(ヴァイオリン)
ガブリエーレ・カルカノ(ピアノ)
 2015年エリザベート王妃コンクール入賞!アメリカの新星ヴァイオリニスト、スティーヴン・ヴァールツ!

 ☆2015年エリザベート王妃コンクール入賞!
 ☆1996年カリフォルニア生まれの新星、スティーヴン・ヴァールツ!
 ☆バルトークとシューマンでデビュー!

 スティーヴン・ヴァールツは、1996年カリフォルニア生まれの若きオランダ系アメリカ人ヴァイオリニスト。サン・フランシスコ音楽院とカーティス音楽学校、パールマン・ミュージック・プログラムなどで学び、現在はクロンベルク・アカデミーに在籍中。
 2013年にはニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションとモントリオール国際コンクールで受賞、2014年メニューイン・コンクール優勝など神童として活躍し、2015年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでは第5位入賞を果たしています。
 2017年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞し、既に30以上のスタンダード・レパートリー、そしてレアなコンチェルト・レパートリーを誇るスティーヴン・ヴァールツのデビュー・アルバムは、バルトークとシューマンのヴァイオリン・ソナタ集。
 ピアニストは、同じくシューマン・アルバム(RCD 1022)をRubicon Classicsからリリースしたばかりのイタリアの若き名手、ガブリエーレ・カルカノ。
 カルカノは2018年10月に東京、名古屋、福島での来日公演を行っています。






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SKANI



SKANI 056
¥2500→\2290
ルーツィヤ・ガルータ:ピアノ協奏曲
 前奏曲ロ短調/前奏曲ホ長調/
 前奏曲嬰ハ短調/前奏曲変ニ長調/瞑想曲/
 ラトビア民謡《哀しみの兵士たち》による変奏曲/
 小さな人形の子守歌
レイニス・ザリンシュ(ピアノ)
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
リエパヤ交響楽団
 ラトビアの美しき旋律と嘆きの声。ガルータのピアノ協奏曲!

 ロシア帝国時代のリガで生まれ、「音楽は魂の息吹きである」という言葉と共に旧ソ連時代を生きた20世紀ラトビアの女流作曲家ルーツィヤ・ガルータ(1902−1977)の「ピアノ協奏曲」と「ピアノ独奏作品集」。
 19世紀後半〜20世紀前半のラトビアを代表する作曲家の1人であるヤーセプス・ヴィートリスや、パリでポール・デュカスに作曲を師事したガルータ。スクリャービンやフランス印象派の作風、色調を思い起こさせる作風が特徴です。
 中でも、第二次世界大戦、旧ソ連とドイツの間で翻弄された母国ラトビアの嘆きの声、そしてラトビア民謡の美しい旋律が同居する1951年作曲の「ピアノ協奏曲」は、20世紀の知られざる傑作。第2楽章「In memoriam」の優美で、そして儚い旋律が印象的なラトビアのピアノ協奏曲です。
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SKANI 048
¥3290
海外直輸入
世界にはこんなすごい人がまだいるわけか・・・
 ヤニス・イヴァノフスの代表作登場!!!

  ダルツィンス:ピアノ協奏曲第2番
  イヴァノフス:交響曲第20番
レイニス・ザリンシュ(ピアノ)
アンドリス・ポーガ(指揮)
ラトビア国立交響楽団
 「1906年生まれ」という共通点を持ち、共にラトビア音楽院で音楽を学んだ2人のラトビア人作曲家、ヴォルフガング・ダルツィンス(1906−1962)とヤニス・イヴァノフス(1906−1983)。
 ラトビアの高名な作曲家であり重要な音楽評論家でもあった父エミルス・ダルツィンスからモーツァルトに因んで「ヴォルフガング」と名付けられたものの、後に「ラトビアのバルトーク」と称されたダルツィンスの「ピアノ協奏曲第2番」、ラトビアを代表するシンフォニスト、イヴァノフス晩年の作品である「交響曲第20番」がカップリングされています。

 ※録音:2015年、リガ(ラトビア)



 ヤニス・イヴァノフス(Janis Ivanovs、1906年10月9日 - 1983年3月27日)。以前はMARCO POLOから何枚か交響曲のCDが出ていた。

 イヴァノフスは、ラトビアの人口1万人に満たない街プレイリ出身。

 1931年までリガ音楽院でピアノと作曲を学んだ後、1931年よりラトビア放送のラジオ交響楽団で指揮。1963年まで芸術監督を務めた。
 また教育活動にも熱心で、1944年よりリガ音楽院の作曲科の講師となり、1955年には作曲と楽器法の教授となった。
 当然ラトビア音楽界の偉人であり、2度にわたるラトビア共和国 国家賞を受賞のほか、1950年にソビエト連邦国家賞を受賞し、1965年にはソ連人民芸術家の称号も得た。

 このイヴァノフスの音楽は民俗的でロマンティック。
 なのでラトビアの作曲家のなかでは一般的な人気が高い。


 今回の交響曲第20番はイヴァノフスが完成した最後の交響曲。
 昔ラトビアの超マイナー・レーベルを入手して聴いたとき、そのあまりの素晴らしさに感激したことがある。ただ現地在庫はすぐに完売。悔しい思いをした。

 第1、2楽章の重厚さ、深刻さというのは、最晩年に彼がたどり着いた境地か。どこかシベリウスを思わせる箇所がある。
 また、彼は自分の交響曲にラトヴィア東部のラトガーレ地方の民族音楽を高度な水準で引用しているらしいが、ここでの第3楽章の美しさはチャイコフスキーなみ。無防備なまでに美しい。
 そして終楽章での破壊力は、彼の作曲に対する潰えることのないパワーを思い知らされる。

 探せば世界にはこんなすごい人がまだいるわけか・・・




前作イヴァノフス:交響曲第5番


SKANI 062
\2500→\2290
ヤーニス・イヴァノフス「交響曲第5番」、
 ユリス・カールソンスの「1945年」

  イヴァノフス:交響曲第5番
  カールソンス:
   シンフォニー・オーケストラのための音楽《1945年》
ラトビア国立交響楽団
アンドリス・ポーガ(指揮)
 ラトビア建国以来、最大のシンフォニストであり、同国で最も重要な作曲家の1人と称されているヤーニス・イヴァノフス(1906−1983)。
 1945年に作曲された"力強い油絵"のような「交響曲第5番」は、1985年4月14日にユリス・カールソンスの「1945年」と共に、ワシリー・シナイスキーが指揮するラトビア国立響によって初演されています。

 ※録音:2017年5月29日−6月2日、グレート・ギルド・コンサート・ホール(リガ、ラトビア)

 


SKANI 057
¥2500
ラトビアの室内楽作品集
 ブラヴィツキス:ヴォルテージ
 ペレーツィス:タンポポの野原
 ヴェツムニエクス:ヴァルス・アルティショック
 レイマネ:Silhouettes. Behaviours
 デュブラ:秋の情熱
 ペテルソンス:Z.I.E.M.A.
 リエピニシュ:チェリー・レイン
トリオ・アーティショック
 チェロ、パーカッション、ピアノというユニークな編成で活動し、2016年には結成15周年を迎えたラトビアの室内楽団トリオ・アーティショック(ART-i-SHOCK)。
 レパートリーの拡大のためラトビアの現代の作曲家たちに作曲を委嘱しており、ここには日本では合唱音楽の作曲家として高い人気を誇るリハルツ・デュブラの作品も収録されています。

 ※録音:2017年8月1日、ラトビア放送スタジオ1(ラトビア)
 
SKANI 055
¥2500
リガ大聖堂のオルガンと室内楽のための作品集
 デュブラ:オルガンのためのトッカータ
 シュミドベルグス:ヴァイオリンとオルガンのための《連祷》
 ブレージェ:打楽器とオルガンのための《鐘の音楽》
 ラトニチ:ソプラノとオルガンのための《El mirollo de l'arbore》
 ザルペ:
  ヴァイオリン、打楽器とオルガンのための
   《フォックスファイアー・アンダー・ベア・エノキ・ツリー》
 デュブラ:
  ソプラノ、打楽器、オルガンとポジティブ・オルガンのための
   《アンナの歌》
レヴァ・エゼリエテ(ソプラノ)
エリナ・エンドゼレ(打楽器)
ギドンス・グリンベルグス(ヴァイオリン)
アイガルス・レイニス(オルガン)
 世界遺産であるラトビアのリガ歴史地区にあるリガ大聖堂のパイプ・オルガン(1884年設置)によるオルガンを伴う室内楽作品集。
 リガ大聖堂の歴史あるオルガンとラトビアの作曲家たちの音楽のコラボーレションは、現代の人々の教会、寺院への道標を表現しており、新たな視野や発見をもたらしてくれるプログラムです。

 ※録音:2016年9月、リガ大聖堂(ラトビア)




ECM New Series



4817172
\2500
《アニヤ・レヒナー&パブロ・マルケス〜シューベルト:夜》
 1) F.ブルグミュラー:夜想曲第1番イ短調、
 2) シューベルト:夜と夢D827、
 3) F.ブルグミュラー:夜想曲第3番ハ長調、
 シューベルト:
  4) 夜、5) 歌曲集『冬の旅』D911より「辻音楽師」、
  6) アルペジオーネ・ソナタ イ短調D821、7) 漁師の歌D881、
  8) 海の静けさD216、
 9) F.ブルグミュラー:
   夜想曲第2番ヘ長調、
  10) 劇付随音楽『ロザムンデ』より「ロマンツェ」、
 11) F.ブルグミュラー:夜想曲第1番イ短調(Var.)
アニヤ・レヒナー(チェロ)、
パブロ・マルケス(ギター)
 チェロとギターの研ぎ澄まされたデュオがシューベルトの歌の世界に誘う
 ドイツのチェロ奏者アニヤ・レヒナーとアルゼンチンのギタリスト、パブロ・マルケスは、2003年共通の友人であるアルゼンチンのバンドネオン奏者ディノ・サルーシの紹介で出会い、その後コンサートでさまざまなレパートリーと表現方法を探究してきました。
 二人のこの初デュオ・アルバムには、レヒナーとマルケスがフランツ・シューベルトの音楽を演奏する時、19世紀ウィーンで流行したギター伴奏による歌曲のはっきりとした伝統が見受けられます。
 シューベルトの歌曲の多くは、作曲家が生きていた間にギター伴奏版も出版されていました。その中のいくつかはピアノ版より先にギター版が出ていました。
 録音には、シューベルトの精神と言葉への反響と解説であるかのように、フリードリヒ・ブルグミュラー(1806-1874)によるチェロとギターのためのオリジナル作品『3つの夜想曲』が挟まれています。
 アルバム『夜』は、レヒナーとマルケスのドイツ、オーストリア、フランス、ハンガリー、ルーマニアを巡るヨーロッパ・コンサート・ツアーに合わせて発売されます。

 【録音】2016年11月、ドイツ、アイヒシュテット、Residenz、Spiegelsaa
 


4816837
\2500→\2290
《ティル・フェルナー〜イン・コンサート/ベートーヴェン&リスト》
 1) リスト:巡礼の年 第1年「スイス」
  (ウィリアム・テルの聖堂/ヴァレンシュタットの湖で/
   パストラール/泉のほとりで/嵐/オーベルマンの谷/
   牧歌/郷愁/ジュネーヴの鐘)、
 2) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ティル・フェルナー(ピアノ)
 ブレンデルも絶賛!国際的ピアニスト、フェルナーの名演奏
 ティル・フェルナーは国際的に活躍しているオーストリアのピアニストです。2007年の『ニューヨーク・タイムズ』に、アルフレッド・ブレンデルはフェルナーについて次のように語っています。
 「レパートリーを広げることに非常に野心的で、独奏曲にも協奏曲にも、室内楽にも歌曲にも同じように精通しているように思えます。リストの『巡礼の年』の素晴らしいライヴ演奏を行ったと聞きました」。
 「第1年」のフェルナーの洞察力に富んだ演奏はフランツ・リストの主張を明確に示し、文字通りの想像の旅を生き生きと伝えています。
 1855年にリストは書いています。
  「近年、歴史や詩の舞台となったさまざまな土地を巡って、多くの新しい国を訪れました。そして自然の営みとそれに伴う光景が私の心に深い感動をかき立てるのを感じ、最も強い感覚と最も強烈な印象をいくつか音楽で描くことにしました」。
 フェルナーのリストは2002年ウィーン楽友協会で録音されました。
 2010年バーモント州ミドルバリーのマハーニー・センター・フォー・ジ・アーツで行われたベートーヴェンのソナタ第32番のコンサート録音を併録。

  【録音】2002年7月10日、ウィーン、ウィーン楽友協会(1)(ライヴ)、2010年10月9日、アメリカ、バーモント州、ミドルバリー、マハーニー・センター・フォー・ジ・アーツ(2)(ライヴ)




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BR KLASSIK



900168
\2500→\2290
ヤンソンス(指揮) &バイエルン放送響
ストラヴィンスキー:
 バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
 バレエ音楽「火の鳥」組曲(1945年版)
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団によるストラヴィンスキーの「春の祭典」と「火の鳥」登場!

 1913年に作曲されたストラヴィンスキーの「春の祭典」は、あらゆるバレエ音楽の中でも最も突出した複雑なリズムと不協和音が多用された作品です。セルゲイ・ディアギレフが率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために作曲され、初演時には大騒動を巻き起こしたことで知られています。
 また、先立つ1910年に作曲された「火の鳥」は同じくディアギレフからの委嘱作。この「火の鳥」初演時の大成功を受けディアギレフは次々とストラヴィンスキーにバレエ作品を依頼、翌年には「ペトルーシュカ」、そしてその翌々年に「春の祭典」が生まれたことを考えると「火の鳥」はストラヴィンスキーのバレエにおける先駆的作品と言えるでしょう。

 ヤンソンスはこれまでにも「春の祭典」と「火の鳥」を何度か録音、どれもオーケストラの機能性を最大に引き出した巧みな演奏を披露していますが、今回のバイエルン放送交響楽団との演奏は、狂暴な音響としなやかな表現が融合されたダイナミックな仕上がりとなっています。 
 また「火の鳥」は2004年に同じくバイエルン放送交響楽団との録音がありますが、そちらは1919年版が用いられており、今回の1945年版の方が、要所要所で厚みのある響きが楽しめます。
 いつものようにスコアの隅々まで目の行き届いたヤンソンスの精緻で華麗な演奏をお楽しみいただけます。

  
録音:すべてライヴ 2009年1月14-16日 ミュンヘン放送  フィルハーモニー・イン・ガスタイク…「春の祭典」 2016年11月14-17日 ミュンヘン  ヘルクレスザール…「火の鳥」
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900167
\2500→\2290
マーラー(1860-1911):交響曲 第2番 ハ短調「復活」 マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による2011年の演奏会のライヴ録音。
 演目はヤンソンスが得意とするマーラーの「復活」で、ソリストはアニヤ・ハルテロス(ソプラノ)とベルナルダ・フィンク(アルト)が務めています。定評あるヤンソンスのマーラー演奏ですが、この「復活」は以前映像でも発売されており、ヤンソンスの高い集中力に溢れた演奏が話題となりました。
 第1楽章の緊張感に満ちた表現、第4楽章でのフィンクの深く美しい歌声、終楽章で合唱が入ってからの圧倒的な高揚感。ヤンソンスならではの「総譜を全て音にするかのような」精緻、かつ劇的な演奏が繰り広げられています。

 ※このアルバムは、既に発売されております
   「マーラー:交響曲 第1番-第9番 BR KLASSIK マーラー名演集[11枚組]」(900714)に収録されたアルバムと同じものです。



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GRAMOLA



GRAM99181
\2500
ベートーヴェンやシューベルトを横目に
 企画&ヴァイオリンはウィーン・フィルのライムント・リシー
  ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):作品集 第3集

   ヴァイオリン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.22(1813)
 ヴァイオリン協奏曲 第3番 ニ長調 OP.28(1811)
 7.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 Op.53(1835)
ライムント・リシー(ヴァイオリン)

ヘルムート・ツェートナー(指揮)
ヨーゼフ・マイセダー管弦楽団

 ウィーン・フィルのメンバーであるライムント・リシーは、オーストリアの知られざる作曲家ヨーゼフ・マイセダーの作品の復刻に尽力しています。

 11歳で公開コンサートを開くほどに若い頃から才能を認められていたマイセダーは1836年にホーフブルク宮殿のヴァイオリニストとして活躍しました。
 教師としても有能で、ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストを始めとする名手たちを育てています。数多くのヴァイオリン作品を残しましたが、残念なことに現代ではほとんど演奏される機会がなく、リシーの手によって作品が蘇演されることで、現代の聴き手も彼の名に目を留める機会が増えてきました。

 これまでに弦楽四重奏曲(GRAM99148)、ヴァイオリン小品集(GRAM99103)がリリースされましたが、ついに華麗なヴァイオリン協奏曲集の登場です。
 これまでは「室内楽曲集」ということだったのですが、まさかヴァイオリン協奏曲にまで及ぶとは。

 この録音のために結成された「ヨーゼフ・マイセダー管弦楽団」をバックにリシーが納得の演奏を聴かせています。

  録音 2017年11月2-5日 Casino Baumgarten、Vienna




ライムント・リシー


ウィーン出身。ウィーン国立音楽大学で、トマス・カクーシュカおよび、アルフレッド・シュタールに師事した。
1988年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。
1991年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなり、1993年から第2ヴァイオリンの首席奏者を務める。





第1集&第2集


GRML99103
\2500
ヨーセフ・マイセーダー:作品集1
 〜19世紀ウィーン発、世界で愛された極上室内楽〜

 ①バーデンの追憶 〜演奏会用変奏曲 op.63
 ②ピアノ四重奏のための演奏会用変奏曲 op.57
 ③ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント ニ長調 op.35
 ④ピアノ四重奏のための演奏会用変奏曲 op.24
リッシ—四重奏団
 ライムント・リッシー(vn)
 ロベルト・バウアーシュタッター(va)
 マリア・グリュン(vc)
 スレプラ・ゲレヴァ(p)

 しなやかな音作りで、ワルツだけではない19世紀のウィーン情緒を.
 本場発、見過しがたい新企画!

 オーストリアが世界に冠たる音楽大国なのは今に始まったことではありませんが、とくにその存在感が高まったのはやはり、シュトラウス父子やベートーヴェン、ブラームスらが活躍した19世紀——「会議は踊る、されど進まず」と言われた首脳会議・ウィーン会議の時代から19世紀中盤にかけて、そこはビーダーマイアー小市民文化の中心地でもあり、同時にオットー・ニコライがウィーン・フィルを創設した、世界に冠たる音楽先進地でもありました。

 そこでワルツ王シュトラウス同様ヴァイオリン奏者として活躍しながら、ヴュータン、オーレ・ブル、シヴォリ、ヘルメスベルガー...ら歴史に名だたる世界的ヴァイオリン奏者たちも弾いた絶品変奏曲の作曲家でもあったのが、本盤の主人公マイセーダー!

 艶やかなロマン漂う音運びに、ピアノ四重奏という堅固な演奏編成の魅力が最大限に生きる構築感確かな音作りで、古典派の充実を受けての、19世紀ロマン派好みの典雅にしてコントラスト豊かな作風を示すその音楽世界を、ウィーンで生まれ育った俊才リッシーら、同市随一の名手4人があざやかに演奏再現。

 Vol.1と題され、シリーズ化前提なのが窺えますが、確かに1枚目から「これは体系的に知らなくては!」と思わされる、19世紀室内楽の味わい全開のアルバムです!




GRML99148
\2500
マイゼーダー:作品集2
 ヨーゼフ・マイゼーダー(1789-1863)
  1-3. 弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 op.23(1818)
  4-7. 弦楽四重奏曲 第5番 ニ長調 op.9(1811)
マイゼーダー四重奏団
 ライムント・リッシー(vn1)
 アデラ・フラジネアヌ(vn2)
 ロベルト・バウアーシュタッター(va)
 オトマール・ミュラー(vc)

 マイゼーダーはヴァイオリンの名手で、ソリストとしても確かな腕前を持ちながらオーケストラや室内楽で存在感を発揮した才人ながら、時間の経過とともに人々の記憶から薄れていった「名匠」。
 その偉業を掘り起こす体系的録音シリーズ第2弾は、ベートーヴェンやシューベルトを横目に書かれたソナタ系の逸品2作。


 


GRAM99178
(SACD Hybrid)
\2600→\2390
イルンベルガー(ヴァイオリン)
 マルティヌー(1890-1959):ヴァイオリン協奏曲集

 ヴァイオリン協奏曲 第1番 H226
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Andante
  3.第3楽章:Allegretto
 ヴァイオリン協奏曲 第2番 H293
  4.第1楽章:Andante-Poco Allegro-Moderato
  5.第2楽章:Andante moderato
  6.第3楽章:Poco Allegro
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)

ヘイコ・マティアス・フェルスター(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
 Gramolaレーベルから多数のアルバムをリリースしている1985年ザルツブルク生まれの俊英ヴァイオリニスト、イルンベルガー。
 ウィーン古典派から近代作品までレパートリーの多彩さを誇る彼ですが、最近はチェコやハンガリーなどの東欧の作品を好んで取り上げています。
 これまでに発売されたアルバムでも一連のゴルトマルク作品をはじめ、ドヴォルザークの協奏曲での斬新かつ柔軟な解釈が評判となりました。
 今回彼が取り組んだのはチェコに生まれ、パリを経てアメリカで活躍した近代作曲家マルティヌーの2つのヴァイオリン協奏曲。第1番はパリ時代に書かれた民族色の強い作品、第2番はアメリカに移住した直後の後期ロマン派風の技巧的な作品です。時代の変遷に伴うように作風を自在に変化させていったマルティヌーの特徴を捉え、旋律を甘美に歌い上げた名演です。

 録音 チェコ、オストラヴァ、シティ・オブ・オストラヴァ、コンサート・ホール 2016年5月13日…4-6 2018年2月20.21日…1-3
 

GRAM99167
\2500
Again and Again-小さなマッチ売りの少女の受難曲
 1.ボー・ホルテン(1948-):初雪(1996)
 2.ハンス・クリスティアン・アンデルセン(1805-1875):
  Das kleine Madchen mit den Schwefelholzern
                  マッチ売りの少女(朗読)
 デイヴィッド・ラング(1957-):小さなマッチ売りの少女の受難曲
  3.Come daughter
  4.It was terribly cold
  5.Dearest heart
  6.In an old apon
  7.Penance and remorse
  8.Lights were shining
  9.Patience
  10. Ah! perhaps
  11.Have mercy
  12.She lighted another match
  13.From the sixth hour
  14.She again rubbed a match
  15.When it is time
  16.In the dawn of morning
  17.We sit and cry
 18.ジョン・タヴァナー(1944-2013):子羊
 19.デイヴィッド・ラング:Again and Again
 20.ホルスト(1874-1934):Lullay, My Liking
    わが愛し子よ
ヨハネス・ヒーメツベルガー(指揮)
カンパニー・オブ・ミュージック(ヴォーカル・アンサンブル)
マリア・ハッペル(朗読)…2
 誰もが知っているアンデルセンの童話「マッチ売りの少女」からインスパイアされた作品集。
 指揮者としても活躍するデンマークの作曲家ボー・ホルテンの「初雪」で始まり、原作の「マッチ売りの少女」がドイツ語で朗読されます。アルバムのメインとなるのはアンサンブル「バング・オン・ア・カン」の主宰者として知られる作曲家デイヴィッド・ラングの「小さなマッチ売りの少女の受難曲」。
 貧しい少女の苦しみをイエスの受難になぞらえたこの作品には2008年の“ピューリッツァー賞”が与えられています。少女の魂を慰めるかのようなタヴァナーの「子羊」など、美しい合唱作品で構成された1枚です。
 

GRAM99179
\2500
ソー・リャン:ピアノ・リサイタル
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13
  1.第1楽章:Grave-Allegro di molto e con brio
  2.第2楽章:Adagio cantabile
  3.第3楽章:Rondo:Allegro
 4.シューベルト(1797-1828):さすらい人幻想曲 ハ長調 Op.15 D760
 5.ブラームス(1833-1897):ピアノのための小品集 OP.118-第5番 ロマンス ヘ長調
 シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14(1853年版)
  6.第1楽章:Allegro
  7.第2楽章:Scherzo. Molto comodo
  8.第3楽章:Quasi Variazioni. Andantino de Clara Wieck
  9.第4楽章:Prestissimo possibile. Passionato
ソー・リャン(ピアノ)
 韓国出身のピアニスト、ソー・リャンのリサイタル・アルバム。11歳ですでに韓国国内で認められた才能の持ち主となった彼女は、16歳の時にエッセンに留学し、デトレフ・クラウス教授のマスタークラスで学び学位を取得、ハンブルクで開催された“ブラームス国際ピアノ・コンクール”で優勝しました。
 その後はウィーン国立音楽大学大学院に進学、更なる研鑽を積み、世界的なピアニストとして活躍しています。とりわけモーツァルト作品の解釈で高く評価されている彼女ですが、このアルバムでは古典派からロマン派に至る4人の作曲家の作品を演奏、ロマン派の先駆けともいえるベートーヴェンの「悲愴」、その流れを汲むシューベルトの「さすらい人」、シューマン自身が“オーケストラなしの協奏曲”と呼んだ「ソナタ第3番」、ブラームスの心の声のような晩年の「ロマンス」まで、時代の移り変わりをそのまま素直な表現で音にしています。

 録音 2018年4月25日 オーストリア、ライディング  フランツ・リスト・ザール
 

GRAM99173
\2500
Leichte Muse 軽やかな女神
von Zemlinsky bis Gershwin ツェムリンスキーからガーシュウィンまで

 1.ツェムリンスキー(1871-1942):遺作歌曲集-
   愛と春(M.レスキーによる管弦楽伴奏編)
 2.ツェムリンスキー:喜劇の序曲-世界初録音
 3.ニコ・ドスタル(1895-1981):喜歌劇《クンシラン》-
   私は愛している
 4.レハール(1870-1948):喜歌劇《ウィーンの女たち》-
   美しいばら(スペイン風ロマンス)
 5.レハール:喜歌劇《エヴァ》-
   たとえ今は儚い夢だとしても
 6.エルンスト・フィッシャー(1900-1975):泡立つシャンパン
 7.ツェムリンスキー:遺作歌曲集-太陽横丁で
 8.ツェムリンスキー:遺作歌曲集- ボムバルディル氏
 9.シェーンベルク(1874-1951):ブレットル歌曲集-ギゲルレッテ
 10.シェーンベルク:アルカディアの鏡
 11.ガーシュウィン(1898-1937):シュトラウスの曲で
 12.ガーシュウィン:「ストライク・アップ・ザ・バンド」序曲
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)
ミヒャエル・レスキー(指揮)
ウィーン・ユンゲ・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーンを中心に活躍するソプラノ、イルディコ・ライモンディが歌う20世紀初頭のウィーンで流行した歌曲とアリアを中心に収録した楽しい音楽集。十二音音楽の探求で知られるシェーンベルクの別の一面が垣間見える“キャバレー・ソング”ブレットル歌曲集をはじめ、ツェムリンスキーの世界初録音を含む一連の歌曲と管弦楽曲、ドスタルとレハールのオペレッタからのアリア。そして最後に置かれているのがガーシュウィンです。「シュトラウスの曲で」は当時大流行していたヨハン・シュトラウスの曲をモティーフに書かれた洒落た歌。「ストライク・アップ・ザ・バンド」はおなじみのノリの良い曲です。
 ライモンディは20世紀の近代歌曲を得意とするソプラノ歌手で、このアルバムに収録されたレパートリーは彼女の十八番と言える曲ばかりです。オーストリアの17歳から27歳までの若手奏者によるエリート集団「ウィーン・ユンゲ・フィルハーモニー管弦楽団」の絶妙な伴奏も聴きどころ。

 録音 2016年7月10-12日 ウィーン・コンツェルトハウス



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ORFEO D’OR



C952182DR
(2CD)
\4200→\3790
アーノンクール/2013年ザルツブルク音楽祭
 ハイドン(1732-1809):オラトリオ《トビアの帰還》Hob.XX:1

【CD1】
 1.シンフォニア
 2-15.第1部
【CD2】
 1-15.第2部
ラファエル…セン・グオ(ソプラノ)
サラ…ヴァレンティナ・ファルカス(ソプラノ)
アンナ…アン・ハレンベリ(アルト)
トビア…マウロ・ペーター(テノール)
トビト…ルーベン・ドロール(バス)

ニコラウス・アーノンクール(指揮)

ラ・シンティッラ管弦楽団
チェンバロ:シュテファン・ゴットフリート
アルノルト・シェーンベルク合唱団(指揮:エルヴィン・オルトナー)
 2013年、アーノンクールがザルツブルク音楽祭に出演した際、演奏したのはハイドンのオラトリオでした。

 「四季」はウィーン・フィル、「天地創造」はコンツェントゥス・ムジクス、このラ・シンティッラ管弦楽団(チューリヒ歌劇場管弦楽団のメンバーによるピリオド楽器のオーケストラ)による「トビアの帰還」と、曲ごとにオーケストラを変えての演奏でしたが、中でもこの「トビアの帰還」はハイドンのオラトリオの中でも上演されることが非常に少ないため、作品への興味も含め、非常に注目を浴びた演奏会となりました。

 聖書のエピソード(盲目の父を癒すために天使ラファエルを伴い長い旅にでかけるトビアの物語)を題材としたこのオラトリオは、全編、美しいアリアを含む劇的な音楽に彩られた円熟期のハイドンらしい緊密な構成に支えられており、アーノンクールは全ての音を際立たせる勢いでこの作品に取り組み、アーノンクールが認めた優れた独唱者たちの歌唱も万全、満足の行く演奏が繰り広げられています。
 このコンサートの収益は全てサラエボの戦争犠牲者たちを支える慈善団体に寄付されたということです。

  録音 2013年8月19日 ザルツブルク音楽祭 ザルツブルク・フェルゼンライトシューレ



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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GRAMOLA



GRAM99175
(2CD)
\3200→\2990
バドゥラ=スコダ&イェルク・デームス
 1978年と2007年の2つのシューベルト4手!

 シューベルト(1797-1828):4手ピアノのための作品集

【CD1】
 1.ロンド ニ長調 D608
 2.創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813
 3-5.ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 D818
 6.ロンド イ長調 D951
【CD2】
 1-4.幻想曲 ヘ短調 D940
 5.3つのレントラー D366(ブラームス編)
 6.フランスのモティーフによるディヴェルティメント D823-第2番:アンダンティーノと変奏
 7-8.2つの性格的行進曲 D886
 9.軍隊行進曲 第1番 ニ長調 D733-1
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
イェルク・デムス(ピアノ)
 かねてからウィーンを代表するピアニストとして名高いパウル・バドゥラ=スコダとイェルク・デームス。このアルバムでは1978年と2007年に録音された彼らが演奏するシューベルトの連弾作品を再び聴くことができます。
 アルバムの大部分を占める1978年の録音は、ウィーンで最も美しい室内楽ホールとされる「ブラームス・ザール」で収録されており、ここで演奏されたシューベルトはウィーンの伝統そのものといった典雅な雰囲気に満たされています。
 2007年のパリでの録音は、バドゥラ=スコダ、イェルク・デームスともに80歳前後の円熟期の演奏。長年のコンビネーションから生まれた息のあったシューベルトです。また、2つのホールの響きの違いもじっくり味わってください。

  録音 1978年1月6日 ウィーン  ブラームス・ザール…CD1,CD2:5-9 2007年10月6日 パリ 「Une fete musicale-音楽祭」サル・ガヴォー…CD2:1-4



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ORFEO D’OR



C957188DR
(8CD)
\5800→\5390
ヴォルフガンク・サヴァリッシュBOX
 Orfeo名演集 1980-1991年


【CD1】
 ウェーバー(1786-1826):
  1-4.交響曲 第1番 ハ長調
  5-8.交響曲 第2番 ハ長調
   バイエルン放送交響楽団
    録音 1983年10月24.25日 ミュンヘン、ヘルクレスザール
【CD2】
 1-4.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第1番 ハ短調
  (1865/1866 リンツ版)
  バイエルン国立管弦楽団
   録音 1984年10月25.26.28日 ミュンヘン、Universitat
【CD3】
 1-4.ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調(初稿版)
  バイエルン国立管弦楽団
   録音 1990年 9月28.29日、1991年3月18-20日 ミュンヘン、Universitat
【CD4】
 1-4.ブルックナー:交響曲 第6番 イ長調
  バイエルン国立管弦楽団
   録音 1981年10月13.14日 ミュンヘン、Universitat
【CD5】
 1-3.ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調(初稿版 1887/1894)
  バイエルン国立管弦楽団
   録音 1984年12月22.23日 ミュンヘン、Universitat
【CD6】
 1-7.ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム Op.45
  マーガレット・プライス(ソプラノ)/トーマス・アレン(バリトン)
  バイエルン放送合唱団/ミュンヘン音楽学校室内合唱団
  バイエルン放送交響楽団
   録音 1983年3月14-19日、10月26日 ミュンヘン、ヘルクレスザール
【CD7】
 1.ワーグナー(1813-1883):
  楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲
 2.ヴェルディ(1813-1901):歌劇《運命の力》序曲
 3.モーツァルト(1756-1791):歌劇《魔笛》序曲
 4.ベートーヴェン(1770-1827):レオノーレ序曲 第2番 Op.72b
 5.ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
  バイエルン国立管弦楽団
   録音 1980年11月23日 ミュンヘン、ヘルクレスザール
【CD8】
 プフィッツナー(1869-1949):
  1-3.歌劇《パレストリーナ》-音楽による伝説(1912-1925)
   第1幕への前奏曲/第2幕への前奏曲/第3幕への前奏曲
  4.付随音楽《ハイルブロンのケートヒェン》Op.17-序曲
  歌劇《愛の花園のばら》
   5.Blutenwunder 血の奇跡/6.Traumermarsch 葬送行進曲
    録音 1984年11月22-30日 ミュンヘン、ヘルクレスザール
ヴォルフガンク・サヴァリッシュ指揮
 ヴォルフガンク・サヴァリッシュ 没後5周年(生誕95周年)記念BOX!

 20世紀を代表する指揮者の一人ヴォルフガンク・サヴァリッシュ(1923-2013)は、バイエルン州ミュンヘンに生まれ、指揮法をハンス・ロスバウトに師事しました。

 第二次世界大戦後はアウグスブルク市立歌劇場の第一指揮者に就任、同時にピアニストとしても才能を発揮します。33歳の時には史上最年少指揮者としてバイロイト音楽祭に出演、大きな名声を獲得しました。以降、指揮者およびリート伴奏者として、世界中で活躍を続けたのは良く知られるところです。

 数多くのオーケストラと共演を重ねたサヴァリッシュでしたが、生まれ古郷のミュンヘンでは、1971年からバイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任、リヒャルト・シュトラウスの全歌劇を始め、モーツァルトやワーグナーなど多くのオペラ上演を行いました。日本にも所縁が深く、1964年の初来日から亡くなるまでほぼ毎年来日、NHK交響楽団と良好な関係を築き、1994年には同団より桂冠名誉指揮者の称号が贈られました。
 40年以上に渡りNHK交響楽団を育て、TV放送や生演奏を通じ、数多くの感動を与えてくれたサヴァリッシュは日本のクラシック・ファンにとって恩人といっても過言ではありません。

 没後5周年を記念して企画されたBOXには、サヴァリッシュがバイエルン国立管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を指揮してOrfeoに残した録音から選りすぐりのオーケストラ曲を収録。
 バイエルン国立歌劇場の音楽監督として大活躍していたサヴァリッシュ壮年期の演奏は、正攻法なアプローチの中にも堂々とした風格が感じられ見事です。
 合唱作品を得意としたサヴァリッシュならではの美しい「ドイツ・レクイエム」や彼が愛したプフィッツナーなど、ロマンティックな楽想に溢れた楽曲での端正な音作りも聴き逃せません。


















10/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHATEAU


 「Chateau」アメリカのピアノ専門レーベル、プロピアノレコードから「スクリャービン《法悦》ピアノ編曲版多重録音」「スクリャービン練習曲全曲」「ワーグナー超絶技巧編曲集」「チャイコフスキー《悲愴》ピアノ編曲」「坂本龍一ピアノワークス1&2」など、ピアノファン注目のリリースを相次いで発表していた岡城千歳が、2002年自らオーナーとなってニューヨークに設立、立ち上げたレーベル。
 シャトーから発表しヒットチャート入りした超絶技巧「マーラー《巨人》交響曲ピアノソロ編曲」「ビートルズピアノトランスクリプション」の後、休止活動に入っていたが、この度「坂本龍一ピアノワークス3」を引き下げて復活した。

 


KKC 4149
(輸入盤・日本語帯・解説付)
¥2400→\2190
自分の音楽が違う衣装を着て、別な表情でぼくの前に現れたので、とても新鮮でした。(坂本龍一
 復活、岡城千歳
  坂本龍一ピアノワークス3

 (1)Dear Liz
 (2)青猫のトルソ
 (3)坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト
  (ハープ、チェレスタ、プリペアド・ピアノ、マリンバ、微分音のための
   「ブリッジ」のモチーフによる主題と変奏)
 (4)ブリッジ- Music for Yohji Yamamoto Collection 1995
   (1995年秋冬プレタポルテの山本耀司パリコレクション)
 (5)Lonliness from "The Sheltering Sky"
 (6)ゴリラがバナナをくれる日
 (7)Dream from "Lack of Love"
 (8)Yamazaki 2002
 (9)Career Girl
岡城千歳(ピアノ)
 坂本龍一推薦!教授も認めたピアニスト、岡城千歳トリビュートCD「坂本龍一ピアノワークス3」山本耀司パリコレの曲を弾く

 録音:(1)(2)(4)-(9) 2004 年長野県文化会館ホクトクホール、ライヴ/ (3)2017 年スタジオ録音

 「BTTB」からの選曲と前衛作品や習作時代のピアノソロ作品を含む「坂本龍一ピアノワークス1」、映画音楽を中心とした「ピアノワークス2」に続く岡城千歳による坂本龍一ピアノワークス第3 弾。
 坂本自身も推薦文を寄せているように、岡城独自の解釈とダイナミックな演奏スタイルで、坂本作品の真価を全く別方向から新発見・再認識できる一枚。

 「ブリッジ」は、山本耀司1995 年秋冬プレタポルテのパリ・コレクションショーのために作曲された、坂本龍一の30 分のピアノ曲。ミニマル的「ブリッジ」は、曲を構成する要素が最小限に抑えられており、その密やかで孤独な憂いに満ちたモチーフが微妙なニュアンスの変化を伴いながら展開していき、最終的に悲嘆で爆発していく。
 坂本の和声のこだわり、アコースティック、ミニマリズム、静謐さ、抒情性、センチメンタリズム、そういったものが集大成され、コアな坂本ファンの間で最高傑作との呼び声が高い楽曲。

 演奏は、坂本が「静」「静謐」とすれば岡城は「動」「ダイナミック」。モデルが歩くテンポ感、服の色彩の移ろいよる音色感、山本耀司のショウの全体的構成、こういったものすべての要素を包括的にとらえ、表現したものが坂本ヴァージョンとすれば、岡城ヴァージョンは視覚を一切排除し、岡城が坂本作品に対してピアノワークスシリーズを通して一貫して行ってきている、純粋に楽譜から音楽を読み取り、曲を再創造している。

 岡城はこの新譜で「坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト」という新曲を坂本に献呈している。しばらくしてピアニストとして活動休止していた岡城千歳のピアニストとして復帰第一弾に、これまで困難を乗り越える勇気をくれた坂本作品へ感謝と尊敬を込めてオマージュの新曲を捧げた。まず坂本に相談し「主題と変奏」の作曲技法と曲の構想とアイディアを伝えた。坂本より編曲の許可を得た後も、新曲完成後CD 全曲を何度も聴いてもらい、CD のマスタリングの音質への指導なども受けながらCD を完成。
 この録音を非常に喜んだ坂本からライナーノートへの推薦文とエールを送ってもらったという。

 2017 年夏にMIDI キーボードで行われたスタジオ録音による「坂本龍一へのオマージュ」以外は、長野県文化会館ホクトホールでの名器ハンブルグスタインウェイによる2004 年コンサートのライブ録音。
 このコンサートは驚くことに「ブリッジ」の日本初演だった。このライヴ録音を発売するに至った理由を岡城はこのように言う。

  「この時のコンサートは日本初演という名誉なことだったし、だから余計に自分でも気分が高揚していた。ライヴ録音ならではのヒートアップぶりや突っ走った高揚感や無茶ぶりが、この時1回きりのコンサートでこそ可能だった。今スタジオ録音したら自分は違う風に弾くかもしれない。ライヴならではのブリッジのハイテンションな即興性、これがオマージュの今の自分と対照をなしていてそれを残したかった」

 「岡城千歳という優れたピアニストが、ぼくの曲を弾いたCD を作るという。習作時代の作品から最近のものまで網羅しているこんなアンソロジーはぼく自身も作ったことがなく、もちろん初めての試みだ。そして岡城はぼくより数段ピアノがうまいんだから、これ以上いいことはない。」
 (坂本龍一、ライナーノートより『ピアノワークス1』)

 「自分の音楽が違う衣装を着て、別な表情でぼくの前に現れたので、とても新鮮でした。」
  (坂本龍一、ライナーノートより『ピアノワークス3』)

 「坂本龍一作品を岡城千歳が弾くことで、坂本龍一自身が作曲し演奏する音源はたしかに『オリジナル』ではあるかもしれないが、唯一絶対で、動かせないものではなくなり、オリジナル至上主義を解放するものとなるだろう」
  (小沼純一、ライナーノートより『ピアノワークス3』)







ABC CLASSICS


ABC 4817026
¥2500
牧歌的な寓話 〜 コールアングレとピアノのための作品集
 ベートーヴェン:ソナタ ヘ長調 Op.17
 シューマン:
  ラン・デ・ヴァッシュ、トロイメライ、
  ソナタ イ短調 Op.105、夕べの歌 Op.85-12
 ブラームス:
  ソナタ変ホ長調 Op.120-2、
  子守歌 Op.49-4、5月の夜 Op.43-2
アレクサンドル・オゲイ(コールアングレ)
ニール・ペレス・ダ・コスタ
 (ウィーン式アクションピアノ)
 "コールアングレ"のソロ・アルバム!シドニー響の首席奏者の妙技が光る。

 1997年からシドニー交響楽団の首席コールアングレ(イングリッシュホルン)奏者として活躍するスイス生まれのスペシャリスト、アレクサンドル・オゲイが奏でるダブルリードの妙技!
 オゲイはチューリッヒ音楽大学でトーマス・インデアミューレに師事し、モーリス・ブルグやエマニュエル・アビュールの薫陶を受けた後、1990年から97年までルツェルン交響楽団の副首席オーボエ奏者を務めた実力者です。
 シドニー音楽院の古楽科教授を務めるニール・ペレス・ダ・コスタが奏でるウィーン式アクションのピアノ(ポール・マクナルティの製作によるシュトライシャー&サンズ1868年モデルのレプリカ)の音色も絶妙。
 ソロ楽器としての「コールアングレ(イングリッシュホルン)」の魅力が存分に詰まった関係者要注目アルバムです!

 ※録音:2016年−2017年
 

ABC 4816751
¥2500
冬のおとぎ話
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
 シューベルト(ベネディクト編):
  歌曲集《冬の旅》より 8つの歌曲
 シューマン(ベネディクト編):
 インテルメッツォ WoO.22、ソナタ イ短調 Op.105
ロジャー・ベネディクト(ヴィオラ)
サイモン・テデスキ
 (ピアノ/ファツィオリF-278)
 シドニー交響楽団の首席ヴィオラ奏者!ベネディクトのシューベルト&シューマン!

 1991年に若干20歳という若さでイギリスの名門フィルハーモニア管弦楽団の首席ヴィオラ奏者に就任し、2003年からはオーストラリアのシドニー交響楽団で首席ヴィオラ奏者として活躍するロジャー・ベネディクトのソロ・レコーディング。
 ソロ楽器としての「ヴィオラ」の魅力を余すことなく伝えるために、ベネディクトが選んだのは「アルペジョーネ・ソナタ」をメインとするシューベルトとシューマンの音楽。
 シューベルトの「冬の旅」、シューマンの「インテルメッツォ」と「ソナタ Op.105」はベネディクト自身のアレンジによるものです。

 ※録音:2017年7月21日−25日、シドニー(オーストラリア)
 

ABC 4816826
¥2500
私はあなたの横に歩く テディ・タフ・ローズ(バス・バリトン)
サザン・クロス・ソロイスツ、カリン・シャープ(ギター)
 伝承曲(ツイスト&ローター編):ラグラン通り/
 マイヤーズ(バクルンチェフ編):彼女は美しかった/
 トモアナ(バクルンチェフ編):ホエア・ラ/
 伝承曲(ローター編):ボタニー湾/
 マレイ(ツイスト編):私はあなたの横に歩く/
 ジェームズ:我々とともに/ウッド(ローター編):ピカルディのバラ/
 チャイコフスキー(バクルンチェフ編):ただあこがれを知る者だけが/
 伝承曲(ローター編):深い河/
 伝承曲(バクルンチェフ編):クレツマーの踊り/
 ドヴォルザーク(ローター編):家路/
 伝承曲(バクルンチェフ編):エリスケイの恋歌/
 伝承曲(ローター編):シュティル・シュティル・シュティル/
 ロウリー(バクルンチェフ編):まもなくかなたの/
 シューベルト:君は安らぎ/
 伝承曲(バクルンチェフ編):ポ・アタラウ/
 伝承曲(ツイスト編):シェナンドー/
 伝承曲(ツイスト&ローター編):ロッホ・ローモンド
 キャスリーン・フェリアー賞、ARIAミュージック・アワードの受賞、カーネギー・ホールへのデビューなど、着実にキャリアを重ね、現在のオーストラリアにおける有数のバリトン歌手として高い人気を誇るテディ・タフ・ローズ。
 ABC Classicsでの初となるソロ・アルバムは、オーストラリア、スコットランド、ドイツ、アメリカなどの伝承曲、そしてニュージーランドのマオリ族の音楽など、世界各地の歌が集められた情感あふれる美しいプログラムです。

 ※録音:2018年1月29日−2月3日、ABCスタジオ(ブリスベン、オーストラリア)
 

ABC 4816297
¥2500
トースト・トゥ・メルバ 〜 ネリー・メルバのアリア・コレクション
 グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい
 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より 慕わしい人の名は
 グノー:ファウストからのバレエ音楽
 グノー:歌劇《ファウスト》より 何と美しいこの絵姿
 マスネ:歌劇《マノン》より みんなの声が愛をささやく時
 グノー:歌劇《ミレイユ》より 幸福なかわいい羊飼い
 ビゼー:歌劇《真珠採り》より いつかのような暗い夜に
 リムスキー=コルサコフ:歌劇《サトコ》より インド人の歌
 トマ:歌劇《ミニョン》より 私はティタニア
 デュパルク:悲しき歌
 マスネ:歌劇《バザンのドン・セザール》より セビジャーナス

ロリーナ・ゴア(ソプラノ)
マルコ・レトーニャ(指揮)
タスマニア交響楽団

 19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍し、当時のオーストリアにおける最も有名な歌手の1人だったデイム・ネリー・メルバ(1861−1931)へのトリビュート・アルバム。
 「メルバ・トースト」や「ピーチ・メルバ」などの料理にその名が冠されていることも、メルバの国際的な名声がいかに大きなものだったかを証明しています。
 メルバの代名詞的存在だったアリアの数々を歌うのは、オーストラリアのソプラノ、ロリーナ・ゴア。2008年にオペラ・オーストラリアにプリンシパル・アーティストとして加わり目覚ましい活躍を見せています。

 ※録音:2017年3月7日−15日、フェデレーション・コンサート・ホール(ホバート、オーストラリア)
 

ABC 4817108
¥2500
グリゴリアン・ブラザーズ、
 チャイコフスキーの「四季」

  チャイコフスキー(エドワード・グリゴリアン編):
   四季(2台ギター版)
グリゴリアン・ブラザーズ
 〔スラヴァ・グリゴリアン(ギター)、
  レオナルド・グリゴリアン(ギター)〕
 オーストラリアが誇るワールドクラスのギター・デュオ、スラヴァ・グリゴリアンとレオナルド・グリゴリアンの兄弟によるグリゴリアン・ブラザーズ。
 ピアノ独奏のために作曲されたチャイコフスキーの「四季」のギター・デュオ・ヴァージョンは、グリゴリアン兄弟の父、エドワード・グリゴリアンのアレンジによるもの。
 2本のギターの絶妙のアンサンブルが、チャイコフスキーが見たロシアにおける一年間の風物詩を描きます。

 ※録音:2011年12月、シング・シング(メルボルン、オーストラリア)
 

ABC 4816820
¥2500
ウィッチズ
 ホーナー:ガーデン・オヴ・マジック/
 ニューリー:ピュア・イマジネーション/
 アンダーソン=ロペス:レット・イット・ゴー/
 ロジャース:愛のかけ違い/
 ホーキンズ:アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー/
 ローウェ:メイク・ヒム・マイン/
 アンダーソン=ロペス:とびら開けて/
 リー・ロビンソン:プリンセス/
 ソンドハイム:チルドレン・ウィル・リッスン/
 スチュワート:ウィズ・ユー/
 ソンドハイム:ラスト・ミッドナイト/
 シュワルツ:ポピュラー/
 シュワルツ:フォー・グッド/
 シュワルツ:重力を無視して/
 アーレン:虹の彼方に
ヘレン・ダリモア(ヴォーカル)、
ルーシー・ドゥラック(ヴォーカル)、
アマンダ・ハリソン(ヴォーカル)、
ジェマ・リックス(ヴォーカル)、
サイモン・グリーソン(ヴォーカル)、
ビヴァーリー・ケネディ(ピアノ&チェレスタ)、
クライヴ・レンディッチ(ギター)、
ジェイミー・カストリソス(ドラムス&打楽器)、
デイヴィッド・ストラットン(ダブルベース)、
ケリー・ディッカーソン(指揮)、
オペラ・オーストラリア管弦楽団 
 「ウィッチズ(Witches)」は、ブロードウェイ・ミュージカルの「ウィケッド」でグリンダ役を演じたヘレン・ダリモアをはじめとするオーストラリアの人気舞台女優4人のアンサンブルが映画やミュージカルの音楽やディズニー音楽を歌うプロジェクト。マシュー・リー・ロブソンの「プリンセス」は世界初録音。

 ※録音:2017年−2018年



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AEOLUS

AE-10154
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
アスペレンの新譜は待望のJ.S.バッハ!
 謎多き大作「フーガの技法」!

  J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080
ボブ・ファン・アスペレン
 (チェンバロ/
  クリスティアン・ゼル、1741年製作)
ベルンハルト・クラップロット(チェンバロ)
 レオンハルトの高弟であり、現在のオランダを代表する世界的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。
 近年はルイ・クープランやフローベルガーの作品の発掘、録音に積極的に取り組んできた巨匠アスペレンが、久々となるバッハ、しかも謎多き大作「フーガの技法」をレコーディング!
 アスペレンはこの「フーガの技法」の録音に、ドイツのニーダーザクセン州、ヴェーナーにあるオルガネウムのコレクションの1つ、17世紀ドイツの名工クリスティアン・ゼルが1741年に製作したチェンバロを使用。
 バッハの存命当時、また比較的作曲時期に近い時期に年された楽器を通じて、アスペレンが「フーガの技法」の真髄に迫ります。
 また、2つの鏡像フーガでは、アスペレンの弟子であるドイツのチェンバリスト、ベルンハルト・クラップロットが第2チェンバロの担当。師弟共演で「フーガの技法」を締めくくります。

 ※録音:2017年 SACD Hybrid Multichannel






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CHANDOS



CHSA 5216
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
シャイン・ワン(ピアノ)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&第3番/
 スクリャービン:ピアノ協奏曲

  チャイコフスキー:
   ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
    (オリジナル・ヴァージョン)、
   ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.75
  スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20
シャイン・ワン(ピアノ)
ピーター・ウンジャン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 シャイン・ワン&ピーター・ウンジャン、チャイコフスキーのピアノ協奏曲全集が完成!

 ☆中国出身、現在アメリカを中心に輝かしい活躍を魅せるピアニスト、シャイン・ワン!
 ☆ピーター・ウンジャンとの共演第3弾、チャイコフスキーのピアノ協奏曲全集が完成!

 シャイン・ワンは、中国出身、上海音楽院で学んだ後、1997年以降はアメリカへ拠点を移し、ニューヨークのマンハッタン音楽学校で学士、修士号を取得。ニューヨークのカーネギー・ホールとリンカーン・センターから、南米、ヨーロッパ、アジアまで世界の主要なホールで、音楽愛好家と評論家を魅了しているピアニストです。
 2018年からはニューヨークのニュースクール大学マネス音楽学校の教授にも就任し、さらなる活躍が期待されています。
 元東京クヮルテットの第1ヴァイオリニストであり、2018年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(RSNO)の音楽監督を務めていたピーター・ウンジャンとシャイン・ワンの協奏曲録音第3弾は、チャイコフスキーとスクリャービンのピアノ協奏曲集。
 チャイコフスキーの傑作ピアノ協奏曲第1番は録音の少ないオリジナル・ヴァージョン(1879-80年版)で収録。そして、交響曲として作曲されながらも1楽章のピアノ協奏曲となった「ピアノ協奏曲第3番」を加え、前作「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番」(CHSA 5167)と合わせてピアノ協奏曲全集が完成します。

 ※録音:2018年4月22日−23日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)


チャイコフスキーのピアノ協奏曲全集としての第1弾


CHSA 5167
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
シャイン・ワンのロシアン・アルバム、
 チャイコフスキー&ハチャトゥリアン!

  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44(原典版)
  ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調 Op.38
シャイン・ワン(ピアノ)
ピーター・ウンジャン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 華麗なるシャイン・ワンのロシアン・アルバム、チャイコフスキー&ハチャトゥリアン!
 RSNO創立125周年記念!

 女流ピアニスト、シャイン・ワンが元東京クヮルテットの第1ヴァイオリニストであり、現音楽監督であるピーター・ウンジャンとRSNOとの協奏曲集第2弾は、RSNO創立125周年記念盤となる、チャイコフスキー&ハチャトゥリアンのコンチェルト。
 チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第2番」は、あまりにも有名な「第1番」の影に埋もれながらも、技巧的なピアノ書法、ロマンティックで魅力的な旋律を備えた隠れた名作。
 中国に生まれ世界で活躍する若き才媛シャイン・ワンの華麗なるヴィルトゥオージティ、スコットランドの名門オーケストラの優美な音色で紡がれる、見事なチャイコフスキー&ハチャトゥリアンです!

 ※録音:2015年11月8日−9日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)

 

CHAN 10999
¥2400
リヴァイヴ 〜
 サクソフォン四重奏のためのバロック・アレンジメント
フェリオ・サクソフォン四重奏団
  パーセル:ロンドー(劇付随音楽 《アブデラザール、またはムーア人の復讐》 Z.570より)*/
  J.S.バッハ:
   G線上のアリア(管弦楽組曲第3番 BWV.1068より 第2楽章)*、
   前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.857(平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第12番)₁A
   前奏曲とフーガ ト短調 BWV.885(平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第16番)₁A
   バディネリ(管弦楽組曲第2番 BWV.1067より 最終楽章)*、
   羊は安らかに草を食み(カンタータ 《楽しき狩こそわが悦び》 BWV.208より)*、
   ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048*/
  ヘンデル:
   サラバンド(クラヴサン組曲ニ短調 HWV.437より 第4楽章)*、
   《水上の音楽》より 3つの楽章
    〔アラ・ホーンパイプ(第2組曲ニ長調 HWV.349より)、
    ブーレ(第2組曲ニ長調 HWV.349より)、メヌエット2(第3組曲ト長調 HWV.350より)〕*/
  バード:パヴァンとジーグ*/
  J.S.バッハ:フーガ ト短調 BWV.578*/
  コレッリ:アダージョ(合奏協奏曲 Op.6-8 《クリスマス協奏曲》より 第2楽章)*/
  J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV.971‡

 編曲:イアン・ファリントン(世界初録音)*/ラインハルト・フック₁^栃尾克樹&フェリオ・サクソフォン四重奏団‡
 「G線上のアリア」、「バディネリ」、「水上の音楽」、etc...。サクソフォン四重奏版、バロック名曲集!

 ☆イギリスの新進気鋭サクソフォン四重奏団のChandos第2弾!
 ☆バロックの名曲をサクソフォン・クヮルテットで!

 ロイヤル・オーヴァー=シーズ・リーグのアンサンブル・コンクール2015、フィルハーモニア管弦楽団&マーティン・ミュージカル・スカラーシップのアンサンブル賞2015、タンネル・トラスト賞2014/2015、パーク・レーン・グループ・アーティスト2015/2016など数々の賞を受賞し、セント・ジョンズ・スミス・スクエアのヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー2016/2017に見事選ばれたイギリスの新進気鋭のサクソフォン・クヮルテット、フェリオ・サクソフォン四重奏団。
 サクソフォン四重奏のためのオリジナル作品集(CHAN 10987)に続くChandos第2弾は、アレンジ作品集!
 「G線上のアリア」や「バディネリ」、「水上の音楽」、「クリスマス協奏曲」など、バロック時代の名曲が満載。「平均律クラヴィーア曲集」と「イタリア協奏曲」を除く全作品をアレンジしたのは、ロンドンの王立音楽アカデミーとケンブリッジ大学で学んだイアン・ファリントン。ピアニスト、オルガニスト、作編曲家として多彩に活動しながら、特に大規模なオーケストラ作品の小編成版アレンジで人気を誇る名アレンジャーです。ファリントンの編曲版はすべて世界初録音。

 ※録音:2018年2月19日−21日、殉教者聖シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)



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CHAN 10991
¥2400
バリー・ダグラス(ピアノ)
チャイコフスキー・プラス・ワン Vol.1

 チャイコフスキー:
  ピアノのための12の性格的小品《四季》Op.37b
 ムソルグスキー:展覧会の絵(オリジナル・ヴァージョン)
バリー・ダグラス(ピアノ)
 バリー・ダグラス新シリーズ!「チャイコフスキー・プラス・ワン」!

 ☆チャイコフスキー・コンクールのゴールド・メダリスト、バリー・ダクラス!
 ☆新シリーズ「チャイコフスキー・プラス・ワン」スタート!

 1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。
 「チャイコフスキー・プラス・ワン」は、アイルランド生まれながら、ロシア文化に深い親近感を抱いていたというバリー・ダグラスが、チャイコフスキーの主要ピアノ作品と、他のロシア作品を組み合わせてプログラムしていく新シリーズ。
 第1巻は、チャイコフスキーの「四季」とムソルグスキーの「展覧会の絵」、ロシア・ロマンティシズムを代表する2つの名作をカップリング。今後のプランとして、チャイコフスキーの「グランド・ソナタ」や「ドゥムカ」、ラフマニノフの「楽興の時」やレア・レパートリーなどの組み合わせを予定しているという「チャイコフスキー・プラス・ワン」。チャイコフスキー・コンクールを制した名手によるチャイコフスキー新シリーズにご期待ください。

 録音:2018年2月16日−17日、シダーズ・ホール(ウェルズ・カテドラル・スクール、イギリス)



 
CHAN 20035
¥2400
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.3

 ピアノ協奏曲第16番ニ長調 K.451
 ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
 ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452*
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)
マンチェスター・カメラータ
レイチェル・クレッグ(オーボエ)*
フィオナ・クロス(クラリネット)*
ナオミ・アザートン(ホルン)*
ベン・ハドソン(ファゴット)*
 フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ、モーツァルトのピアノ協奏曲第3弾!

 ☆世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者、ジャン=エフラム・バヴゼ!
 ☆バヴゼがヤマハCFXピアノを使って弾くモーツァルト第3弾!
 ☆第1弾(PCHAN 10929)はレコード芸術特選盤!

 フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN 10808)に続く古典派協奏曲としてスタートを切ったモーツァルトのピアノ協奏曲集。
 第3弾はピアノ協奏曲第15番と第16番、そしてピアノと管楽のための五重奏曲。いずれも、28歳のモーツァルトが1784年の3月に完成させた3曲です。
 指揮とオーケストラは、ハイドンや前作までと同じく、タカーチ弦楽四重奏団の創設者でもあり、近年は指揮者として活躍を広げているハンガリーの巨匠、ガボル・タカーチ=ナジとイギリス有数の室内管弦楽団"マンチェスター・カメラータ"。
 五重奏曲では、マンチェスター・カメラータのメンバーを務める名手たちと共演。
 レパートリーによって使用ピアノも使い分けているバヴゼ。ハイドンやモーツァルトのレコーディングではYAMAHAピアノを使用しており、今回もヤマハCFXモデルを使った美しくも軽やかなタッチと色彩あふれる音色で、芳潤なるモーツァルトを贈ります。

 ※使用ピアノ:Yamaha Model CFX
 ※録音:2018年4月9日−11日、ストーラー・ホール(ハンツ・バンク、マンチェスター)







Chateau de Versailles Spectacles



CVS004
(CD+PAL DVD)
\2600→\2390
ジャン=ジャック・ルソー(1712〜1778):
 『村の占い師』(1752)〜18世紀、フランス歌劇の分岐点〜

 ボーナスDVD:
  公演の模様を全曲収録 (71'13)

カロリーヌ・ミュテル ...コレット (ソプラノ)
シリル・デュボワ ...コラン (テノール)
フレデリク・カトン ...占い師 (バリトン)
レ・ヌヴォー・カラクテール (古楽器使用)
セバスティアン・デラン ...指揮&クラヴサン (チェンバロ)
NYCX-10022
(CD+PAL DVD)
(国内仕様盤)
\2700+税
 ヴェルサイユ・バロック音楽センターやパリ、リヨンなどの音楽院との長年にわたる協力関係を背景に、近年ますます欧州最前線をゆくフランス古楽シーンとの連携を強めているヴェルサイユ宮殿の催事企画チーム「シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクル」。
 独自レーベルからリリースされるアルバムはこれまでのところ、いずれ劣らぬフランス音楽史上を彩ってきた重要作品でありながら、録音機会に恵まれてきたとはいいがたい秘曲ばかり。

 今回の新譜はなんと、啓蒙主義哲学者として歴史に名を残したジャン=ジャック・ルソーの重要作『村の占い師』...18世紀当時の演奏様式をふまえたピリオド楽器での新録音は貴重というほかありません。

 すでにラモーがフランス歌劇に新風を呼び込んで久しい1752年にヴェルサイユで初演、翌年パリで公にされたこのオペラは、イタリア音楽にも通じる覚えやすいメロディにフランス語をあざやかに乗せ、ルソー自身の「フランス語はオペラに向かない」という説との矛盾さえきたす出来栄えに……マンハイム楽派の交響曲やイタリア最前線のオペラに慣れてきたフランスの人々のあいだで、この作品は初演時の妨害にもかかわらず大成功、のちに少年モーツァルトの『バスティアンとバスティエンヌ』の下敷きになるなど数々の追従作も生んだほどでした。それほどの重要作でありながら、録音はめったになされず、Alphaレーベルなどでも成功実績のあるセバスティアン・デラン率いるフランス古楽シーンの俊才たちが初演場所と同じヴェルサイユ宮殿で新録音を問うことには大きな意義があると言えるでしょう。

 デランは楽団編成も合唱も的確に削り込み、室内楽的な味わいのなかで作品のシンプルかつ繊細な魅力をあざやかに引き出してゆく解釈を意識しているようです。
 音楽史と密接にかかわる作品だけに、国内盤仕様に付く成立経緯やあらすじを記した解説の訳も嬉しいところ。

  録音:2017年7月1-2日、ヴェルサイユ旧王室歌劇場 (ライヴ収録)
  国内仕様 解説日本語訳・補筆、あらすじ:白沢達生

  ※ DVDはPAL方式のため、対応機器及び設定されたPCでのみ再生可能です。日本国内の通常のプレイヤーでは再生できません。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL

PH 18095
(4CD)
¥4800→\4490

カミラ・ウィックス・エディション
カミラ・ウィックス(ヴァイオリン)
 Disc 1 51' 49"
  (1)ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第7 番イ長調
  (2)ショパン(ミルシテイン編):ノクターン嬰ハ短調(遺作)
  (3)同(ウィルヘルミ編):ノクターンOp.27の2
  (4)クライスラー:中国の太鼓
  (5)シューベルト(ウィルヘルミ編):アヴェ・マリア
  (6)メンデルスゾーン(アクロン編):歌の翼に
  (7)同:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
    ロバート・レヴィン(ピアノ)(1)(6)、ホレス・マルティネス(ピアノ)(2)(5)、
    フリッツ・ブッシュ(指揮)デンマーク王立交響楽団(7)
    録音:1950年/ノルウェー(1)(6)、60 年8月10日/
     カリフォルニア(2)(5)、48 年放送(3)(4)、49年9月22日/コペンハーゲン(7)
 Disc 2 69' 37"
  (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
  (2)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2 番ニ短調Op.22
  (3)同:ヴァイオリン協奏曲第1 番嬰ヘ短調Op.14
    ウィリアム・スタインバーグ(1)、レオポルド・ストコフスキー(指揮)(2)
    ハリウッドボウル交響楽団、ホレス・マルティネス(ピアノ)(3)
    録音:1953年8月18日(1)、46 年8月14日(2)、60 年8月10日/カリフォルニア(3)
 Disc 3 50' 41"
  (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
  (2)サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
  (3)同:マラゲーニャ
    ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィル(1)、ホレス・マルティネス(ピアノ)(3)、伴奏団体不明(2)
    録音:1953年2月15日/カーネギーホール(ライヴ)(1)、60 年/サンフラシスコ(3)
 Disc 4 61' 35"
  (1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
  (2)ブルースタ:トロールの風車
  (3)スカルラテスク:バガテル
  (4)バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14
  (5)ベンジャミン:サントドミンゴ
  (6)同:ジャマイカ・ルンバ
    シクステン・エールリンク(指揮)ストックホルム放送交響楽団(1)(4)?、
    ホレス・マルティネス(ピアノ)(3)、伴奏者不明(5)
    録音:1952年(1)、53 年/ハリウッドボウル(2)、60 年8月10日(3)、48 年放送(5)
 張り詰めた厳しさと激しい情熱、カミラ・ウィックス最盛期の芸術

 MONO

 Profile レーベルのドイツ放送局音源発掘シリーズ、今回は根強い人気のある女流ヴァイオリニスト、カミラ・ウィックス。
 ウィックスは1928 年生まれのアメリカ人。ノルウェー出身の父に師事、神童として7 歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4 番でデビュー、10歳でジュリアード音楽院に入学してパーシンガーやテミアンカに師事、その後非常な人気を博しました。
 シベリウスは彼女の演奏する自分のヴァイオリン協奏曲を聴き絶賛したといわれます。
 ウィックスの芸風は、楷書風で緊張感にあふれ、情熱的な迫力に満ちています。2005 年に引退しましたが、現在も元気にアメリカで暮らしているそうです。
 協奏曲も名演の誉れ高いシベリウスやワルターとのベートーヴェンはもちろん収録されていますが、ブッシュとのメンデルスゾーン、ストコフスキーとのヴィエニャフスキさらにエールリンクとのバーバーまで収録されているのも嬉しい限り。





<国内盤>

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オクタヴィア・レコード


OVCT-00155
(SACD Hybrid)
\3200+税


アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
 J.S.バッハ:組曲集

  フランス風序曲 ロ短調 BWV831
  フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
  イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV808
  パルティータ 第3番 イ短調 BWV827
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
 日本でも名演奏家として注目を集めているピアニスト、アブデル=ラーマン・エル=バシャが待望のバッハを新録音しました。
 「現代のバッハ像」と各専門誌からも大絶賛を受けた「平均律クラヴィーア曲集 第1巻・第2巻」に次ぐ今回のアルバムでは「組曲」をテーマに、これまでのアルバム同様ベヒシュタインのピアノでセッション録音されました。
 深みのある重厚な和音からリズミックな軽快な楽曲まで、エル=バシャの音楽からは豊かな響きが紡ぎ出され、その魅力溢れる美しいピアニズムには心を奪われます。
 還暦を迎えさらに深みを増したアブデル=ラーマン・エル=バシャによる円熟の至芸をお聴き下さい。

 2018年5月8-9日 神奈川・相模湖交流センターにて収録




すでに廃盤となったエル=バシャの金字塔的録音
海外倉庫の貴重な在庫限り
2度目のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
MIRARE
(10CD)
\9000
エル=バシャによるベートーヴェン新全集!
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(P)
ベートーヴェン
 Disc1 
  ・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2の1
  ・ピアノ・ソナタ第2番イ長調 作品2 の2
  ・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2-3
 Disc2
  ・ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49の1
  ・ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49の2
  ・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
 Disc3
  ・ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 作品10 の1
  ・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2
  ・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10の3
 Disc4
  ・ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13『悲愴』
  ・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op. 14の1
  ・ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14の2
  ・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 作品22
 Disc5
  ・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 作品26『葬送』
  ・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27 の1
  ・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27の2『月光』
  ・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 作品28『田園』
 Disc6
  ・ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31の1
  ・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作品31 の2『テンペスト』
  ・ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31の3
 Disc7
  ・ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 作品53『ワルトシュタイン』
  ・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
  ・ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57『熱情』
 Disc8
  ・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 作品78『テレーゼ』
  ・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 作品81a『告別』
  ・ピアノ・ソナタ第25番ト長調 作品79『かっこう』
  ・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
 Disc9
  ・ピアノ・ソナタ第28番イ長調 作品101
  ・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィア』
 Disc10
  ・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
  ・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
  ・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
 
 録音:2012 年4 月、2013 年1 月ヴィルファヴァール農場、フランス


 エル=バシャで思い出すのは名古屋での『ル・ジュルナル・ド・ショパン』演奏会。
 ヌーブルジェ、バル=シャイ、ジュジアーノ、ケフェレックらが顔を揃える豪華な「競演コンサート」のなかで、やはりひときわ異彩を放っていた。
 最後のマズルカ作品68-4を弾いて終わったあとの会場の不思議な、そして崇高な静謐さはいまだに忘れられない。

 こういう静かな重量感をもつピアニストが現代にもまだいると思って嬉しかった。

 そのエル=バシャ2度目にして最高のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集。

 ヴィルファヴァール農場での録音・・・
 どうして「農場」で録音しているんだろうと思ったが、そういう名前の素朴なホール。 

 こんなところでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を録音したのである。

 

  


 それにしてもこれだけの全集が2年前の時点ですでにメーカー完売。

 すばらしいものだから完売してしまうのも仕方ないのだが、あまりにも惜しい。今後そう簡単には再プレスはされるまい。
 海外の貴重な在庫限りとなる。



 
OVCC-00146
\3000+税
トランペット・シング!
 ビゼー/デボラ・カランド編:組曲「カルメン」
 アーバン:
  ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈りによる華麗な幻想曲」
 フォーレ/ティエリー・カンス編:シシリエンヌ
 フランセ:陽気なパリ
 ジョン・ウィリアムズ:ウィズ・マリス・トワード・ノン
 バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」より
 ガーシュウィン/ジョゼフ・トゥリン編:Someone to watch over me
高橋敦(トランペット)
野田清隆(ピアノ)
 世界中から注目されているトランペット奏者、高橋敦 。東京都交響楽団の首席トランペット奏者を務める傍ら、ソリスト、室内楽奏者として目覚ましい活躍をする高橋敦のCRYSTON第3弾の登場です。
 前作「トランペット・ダンス」で魅せた圧倒的な技巧とは志向を変え「トランペット・シング!」と題したこのアルバムでは、オペラやミュージカルの楽曲を中心にトランペットの歌を聴かせます。
 収録曲はビゼーの歌劇「カルメン」、バーンスタインのミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」といった舞台の名作、フォーレ、ガーシュウィン、ジョン・ウィリアムズと多彩な名曲が収録され聴きどころ満載のアルバムです。
 長年コンビを務める野田清隆の華麗なピアノと共に物語を描いていきます。

  2018年6月27-28日東京・第一生命ホールにて収録
 
OVCT-00145
\3000+税
バード:鍵盤作品集
 パヴァンとガリアード 変ロ調 BK23a&23b
 女王のアルマン ト調 BK10
 私の窓から出てお行き ト調 BK79
 第5パヴァンとガリアード ハ調 BK31a&31b
 カリ−ノ・カストゥラメ ハ調 BK35
 荒涼とした森 ヘ調 BK85
 すべては緑の園に ニ調 BK56
 パヴァンとガリアード イ調 BK16a&16b
 ファンタジア 二調 BK46
 第7パヴァン:カノン ト調 BK74
 コラント ハ調 BK45
 アルマン ト調 BK89
 第6パヴァン「キンブル・グッド」 とガリアード ハ調 BK32a&32b
粟田口節子(ハープシコード)
 イングランドのルネサンス音楽を代表する作曲家、ウィリアム・バード。「ブリタニア音楽の父」と敬愛されるバードは、王室礼拝堂などで活躍し、数多くの宗教音楽、室内楽、鍵盤作品を残しています。
 今回代表的な鍵盤作品を収録。粟田口節子は、「バードが曲を書いた時の本来の音にできるだけ近づけたい」という強い信念に基づき、可能な限り多くの楽譜資料を採集し、再校訂させました。
 バード特有の高度なリズムの展開、技巧、浮き出る旋律美。大バッハの約100年も前にすでに、大バッハ同様の音楽的喜びと厳格な構成を持つ鍵盤曲があったのかと驚かされます。
 粟田口の緻密で、鮮やかな演奏によって解放されるバードの「心の声」をお聞き下さい。

  2018年5月28-30日埼玉・秩父ミューズパーク にて収録
 

OVCL-00675
(2CD)
\3800+税
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 K.588 モーツァルト・シンガーズ・ジャパン
 デスピーナ: 鵜木絵里(ソプラノ)
 ドン・アルフォンソ: 黒田博(バリトン)
 山口佳代(ピアノ)
 フィオルディリージ:針生美智子(ソプラノ)
 ドラベッラ:小林由佳(メゾ・ソプラノ)
 グリエルモ:宮本益光(バリトン)
 フェランド:望月哲也(テノール)
 モーツァルト・シンガーズ・ジャパン(MSJ)デビュー!
 ピアノ伴奏により、声と歌の魅力が全開のオペラ登場!
 モーツァルトを自己の礎に置く音楽家達が結集したMSJ(モーツァルト・シンガーズ・ジャパン)のデビュー盤にして初のピアノ伴奏による全曲盤。
 声のアンサンブルが際立つこのオペラの特質は、ひとりひとりの歌い手たちによって、心地良いまでに颯爽と歌いあげられています。
 モーツァルトのオペラすべてを完結しようとする壮大なMSJの活動が、いまスタートのテープを切りました!

  2018年6月4-8日浦安市文化会館 にて収録




RAMEE(国内仕様盤)


NYCX-10021
(2CD)
(国内仕様盤)
\4000+税
※輸入盤発売済
モンテヴェルディ(1567-1643):聖母マリアの夕べの祈り(1610)
 〜声楽と通奏低音のみによる17世紀式解釈〜
ルドゥス・モダリス(声楽アンサンブル)
ブリュノ・ボテルフ(音楽監督・テノール)

アンヌ=マリー・ブロンデル…オルガン
ジャン=リュック・ホー…チェンバロ
フランク・ポワトリノー…バス・サックバット
ヴォルニー・オスティウ…バス・コルネット
メリュジーヌ・ド・パ…ヴィオラ・ダ・ガンバ
 これは注目度大!過去半世紀にわたりさまざまな解釈が打ち出され、すでに競合盤も多いモンテヴェルディ屈指の名作『聖母マリアの夕べの祈り』ですが、ここまで楽器編成を絞った解釈が可能であることは意外にも知られていないところ。
 そもそも17世紀当時の楽譜は伝わった先ごとに演奏環境がまちまちである可能性が高かったため、状況しだいで演奏編成を自在に読み替えられるようにできており、モンテヴェルディのこの作品も実はその例にもれません。
 とくに『聖母マリアの夕べの祈り』は作曲者自身が多彩な作曲技法を使いこなせることを、新旧の作曲様式をつうじて縦横無尽に披露しようとした側面が強いとも言われており、曲集に併録されているルネサンス様式のミサ曲(RIC321など録音もあり)と対比させて検討するなら、いっそ楽器をほとんど使わないで、ア・カペラに近い編成で解釈したほうが曲ごとの様式の違いをより明瞭に感じ取れる可能性も出てきます。
 すでにRAMEEレーベルで数々のルネサンス多声楽曲の名盤をリリースしているルドゥス・モダリスは今回、思い切って楽器の使用を通奏低音だけに絞り、ヴァイオリンなどの器楽合奏(コンチェルタート)をいっさい廃した編成、声楽パートも13名からなる室内楽編成(作曲者によって提唱された最小の編成)でこの曲を録音。作品像をあざやかに一新した演奏のみごとさは圧巻です。
 付属の日本語解説では録音に至る事情が詳説されています。

 プロモーション動画 https://youtu.be/3AQOamkQhlA
 

<映像>


EURO ARTS(映像)


20 64858
(2DVD)
¥5000
ベートーヴェン唯一のオペラ≪フィデリオ≫
 ベートーヴェン:歌劇≪フィデリオ≫
  ボーナス:出演者インタビュー
ジャクリーン・ワグナー(ソプラノ/レオノーレ)
ノルベルト・エルンスト(フロレスタン/テノール)
ローマン・トレーケル(ドン・ピツァロ/バリトン)
ヴォチェク・ギールラッハ(ロッコ/バス)
タチアナ・シュナイダー(マルツェリーネ/ソプラノ)
リッカルド・ボッタ(ジャキーノ/テノール)
マルティン・ゾンマー(ドン・フェルナンド/バリトン)
マルク・ハーグ(囚人1/テノール)
フランク・ウーリヒ(囚人2/バリトン)
マルクス・ビューラー(看守1)
パトリック・ドーバ(看守2)
オットー・タウスク(指揮)
ザンクト・ガレン交響楽団・合唱団
 (合唱指揮:ミヒャエル・フォーゲル)
KKC 9360/1
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5000+税
 ザンクト・ガレン劇場開場50周年記念上演。ベートーヴェン唯一のオペラ≪フィデリオ≫、演出はドイツ人映画監督ヤン・シュミット=ガレ

 演出:ヤン・シュミット=ガレ/舞台:ニコラウス・ウェーベルン/衣装:ヤン・タックス/照明:ラインハルト・トラウプ/映像監督:ラルフ・ネッツァー
 収録:2018年3月15日、ザンクト・ガレン劇場(ライヴ)
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、本編字幕:英独仏韓日、リージョン:All、本編:115分、ボーナス:65分

 スイスのザンクト・ガレン劇場で2018 年3 月に上演されたベートーヴェン唯一の歌劇≪フィデリオ≫のライヴ映像。

 ザンクト・ガレン劇場は、スイス最古の劇場としてオペラ、バレエ、ミュージカル、オペレッタなどが頻繁に上演されています。現在の建物はスイスの建築家クロード・パイヤールによって1968 年3 月に開場。この映像は開場50 周年を記念し、50 年前と同じ演目≪フィデリオ≫を上演した際のもの。

 ≪フィデリオ≫は、≪レオノーレ≫というタイトルで1805 年に初演, 翌年さらに改訂、最終的には1814 年に現在の≪フィデリオ≫が完成しました。
 あらすじは、主人公レオノーレがフィデリオという男性に変装し監獄に潜入、無実の罪で拘留されている夫フロレスタンを救出する夫婦の愛を描いたストーリー。19 世紀市民革命期の理想主義を反映したベートーヴェンの理念「人類愛」「正義」「自由」を主題とし、後の交響曲第9 番を予感させるような内容です。

 演出は映画監督として名を馳せているヤン・シュミット=ガレ。映像と実際の舞台を巧みに変化させ、映画的な作りをみせています。
 指揮はザンクト・ガレン交響楽団の首席指揮者オットー・タウスク。レオノーレには世界の劇場で活躍するドイツ人ソプラノ、ジャクリーン・ワグナー。
 フロレスタンには、ドイツ・オペラに定評のあるウィーン出身のテノール、ノルベルト・エルンスト。ドン・ピツァロは、現代を代表するバリトン歌手ローマン・トレーケルと実力派の歌手陣が揃います。

















10/3(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CHANDOS



CHSA 5222
(SACD HYBRID)
¥2800→¥2590
コープランド:管弦楽作品集Vol.4 〜 交響曲集
 コノテーションズ(管弦楽のための)
 交響曲第3番(オリジナル・ヴァージョン)
 故郷からの手紙
  (ダンス・オーケストラのための/
   室内管弦楽のための1962年改訂版)
 田舎道を下って
  (原曲:ピアノのための/
   スクール・オーケストラのための編曲版)
ジョン・ウィルソン(指揮)
BBCフィルハーモニック
 ジョン・ウィルソン&BBCフィル!大好評のコープランド第4弾は、交響曲第3番!

 ☆アメリカ音楽のスペシャリスト、ジョン・ウィルソン!
 ☆コープランド第4弾は、アメリカ・ナショナリズム溢れる「交響曲第3番」!

 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍するジョン・ウィルソンのコープランド・サイクル。
 第4弾は、戦後のアメリカ・ナショナリズムの象徴的な作品、交響曲第3番の珍しいオリジナル・ヴァージョンを中心に、バーンスタインとニューヨーク・フィルのために作曲された「コノテーションズ」、ピアノ作品から編曲され若手オーケストラの紹介のために使われた「田舎道を下って」、ポール・ホワイトマンと放送オーケストラのために作曲され、後に小編成版へ改訂された「故郷からの手紙」を収録。
 これまで、色彩豊かで明快なオーケストレーションや生き生きとしたリズムを活かし、レコード芸術誌海外盤REVIEWの「今月の特選盤」や英グラモフォン誌「Editor's Choice」、英BBCミュージック・マガジン「Orchestral Choice」などを獲得してきた人気シリーズです。

 ※録音:2018年3月25日−26日、メディア・シティUK(サルフォード)



 


CHSA 5215
(SACD HYBRID)
¥2800
エルガー:ミュージック・メイカーズ/イングランドの精神
 コントラルト独唱、合唱と管弦楽のための
  《ミュージック・メイカーズ Op.69*
 テノールもしくはソプラノ独唱、合唱と管弦楽のための
  《イングランドの精神》�
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団&合唱団
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)*
アンドルー・ステイプルズ(テノール)�
 アンドルー・デイヴィスのエルガー!!サラ・コノリーが歌う「ミュージック・メイカーズ」!

 ☆"英国音楽の伝道師"であり「エルガー・メダル」の受賞者、アンドルー・デイヴィス!
 ☆十八番のエルガー新録音は、独唱と合唱を伴う2つのオーケストラ作品!

 故リチャード・ヒコックスより、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集やホルストの管弦楽作品集の録音プロジェクトを引き継ぐなど、「英国音楽の伝道師」としての名声を確立したアンドルー・デイヴィス。
 エルガー協会より「エルガー・メダル」を受賞し、2014年に英Gramophone誌が発表した「Top 10 Elgar recordings」に4枚のアルバムがランクイン、Chandosから発売した「ゲロンティアスの夢(CHSA 5140)」は、グラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞の二冠(合唱部門)を達成するなど、エルガー指揮者としても国際的に高く評価されています。
 アンドルー・デイヴィス、注目のエルガー新録音は、アーサー・オショーネシーのオード(頌歌)をテキストにした「ミュージック・メイカーズ」と、ローレンス・ビニョンの3つの詩をテキストにした「イングランドの精神」。エルガーの様々な作品からの引用が用いられ(特に「ミュージック・メイカーズ」)、エルガーの高貴なエッセンスを存分に味わえる、独唱と合唱を伴うオーケストラ作品です。2017年に「デイム」の称号を授与され現在注目を浴びるメゾ・ソプラノ、サラ・コノリーの参加も嬉しいポイント。

 ※録音:2018年4月14日−15日、ワトフォード・コロシアム(イギリス)






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CPO



555178
(2CD)
\4800
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク:劇的カンタータ「コロンブス」 Op.11
  独唱、合唱とオーケストラのための
  作曲者自身の台本
アンドレ・シューエン(バリトン)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
マルクス・ブッター(バリトン)
ディルク・カフタン(指揮)
グラーツ歌劇場合唱団
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団
 1870年12月4日、グラーツ音楽協会で初演された大規模なカンタータ「コロンブス」。作曲家であるヘルツォーゲンベルクは当時27歳。20代始めまではワーグナーの音楽に熱狂していたヘルツォーゲンベルクでしたが、バッハを通じてブラームスの魅力に目覚め、作風も古典派寄りに変化してきた時期に書かれています。
 とは言え、自身で書いた台本につけた音楽は劇的であり、まだまだワーグナーの影響から完全に脱しているとは言えない過渡期の作品と言えるでしょう。
 作品は大きく2部に分かれており、壮大な合唱によってコロンブスのエピソードが歌われていきます。近現代歌劇を得意とするカフタンの指揮、シャーデら名歌手をソリストに迎えた堂々たる演奏です。

  録音 2017年27.29.30日 ステファニーエン・ザール、グラーツ
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555215
(2CD)
\4800→\4390
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):ソロ&ダイアローグ・カンタータ
【CD1】
 1.Jesus ist und bleibt mein Leben
   イエスはわが命であり続ける GWV 1107/12
 2.Gott ist fur uns gestorben
   神はわれらのために亡くなられた GWV 1152/16
 3.Siehe, selig ist der Mensch, den Gott strafet
   みなさい、神に戒められる人は幸いだ GWV 1162/09
【CD2】
 1.Diese Zeit ist ein Spiel der Eitelkeit
   この時は虚飾 GWV 1165/09
 2.Suses Ende aller Schmerzen
   全ての苦しみの甘美な終わり GWV 1166/20
マリー・ルイーズ・ヴェルネブルク(ソプラノ)
ドミニク・ヴェルナー(バス)

ルドルフ・ルッツ(指揮&チェンバロ)
キルヒハイム・バッハコンソート

 バッハの良きライバルでもあったグラウプナー。生前はバッハを凌ぐ人気を誇っていたのですが、彼の死後、雇用主であったヘッセン=ダルムシュタット方伯が総譜を独り占めし、自身の城にしまい込んでしまったため、作品の演奏機会がほとんどなくなり名前も忘れられてしまいました。
 しかし、それが結果的に彼の作品の散逸を防ぐことにつながり、20世紀になって研究が進むことになりました。
 1990年に設立された古楽器アンサンブル「キルヒハイム・バッハコンソート」はグラウプナーを積極的に紹介しており、このcpoへの録音は2作目となります。
 前作は「公現祭カンタータ集」でしたが、今回はソロ・カンタータとダイアローグ・カンタータです。イエスと魂の対話が表現されているという「ダイアローグ(対話)・カンタータはバッハの作品が良く知られていますが、グラウプナーの作品はオペラの二重唱を思わせる華麗な曲が多く、とても聞きごたえがあります。
 指揮をするのは、バッハのカンタータ全曲録音が進行中のルドルフ・ルッツです。

  録音 2018年1月6-7日 ライヴ Protestantische Kirche Kirchheim/Weinstrase




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別に店主が騒いでるからというわけではないでしょうけれど、最近グラウプナー、明らかに復権してます。

 クリストフ・グラウプナー( 1683年1月13日 - 1760年3月10日)はドイツ後期バロック音楽の作曲家・チェンバロ奏者。当時北ドイツにおいて最も人気のあるオペラ作曲家の一人でした。

 グラウプナーの生前にライプツィヒの新聞が行った当時の作曲家の人気投票では、1位はテレマン、2位はヘンデルで、グラウプナーは3位とされています(ちなみにバッハは7位)。

 1722年に彼の師であったクーナウが死去すると、翌年ライプツィヒの市参事会は後任のトーマス教会カントルの候補者としてまずテレマンを指名しましたが、テレマンが辞退したため、次の候補者としてグラウプナーを指名しました。
 しかし、グラウプナーの雇用主であったヘッセン公がグラウプナーの移籍を許さなかったため、最終的にカントルの職はバッハへ舞い込むことになります。
 もしグラウプナーがそこでトーマス教会カントルになっていたら、バッハの人生はどうなっていたでしょう。



旧譜から・・・何度でもお奨めします
フォイエルジンガーの美しいグ
ラウプナー・アルバム

CHRISTOPHORUS
CHR 77381
\2600
グラウプナー:カンタータ集
 カンタータ 《恐れと嘆き》 GWV.1145/11
 弦楽と通奏低音のための序曲ハ短調GWV.413 より 《トンボー》
 カンタータ 《憂いとためらい》 GWV.1102/11b
 カンタータ 《私は神に忠実であり続ける》 GWV.1106/19
 カンタータ 《ああ、神と主よ》 GWV.1144/11
ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)
ペーテル・バルシ(指揮、ヴァイオリン)
カプリコルナス・コンソート・バーゼル

 グラウプナーと言えばこのアルバムを思い出す。
 オーストリアの若きソプラノが歌う。グラウプナーの知られざるカンタータ。

 当時のドイツではテレマン、ヘンデルに次ぐ人気を誇ったグラウプナーだが、遺族が出版等の権利を持てなかった、弟子が少なかったなどの理由から、長い間その実力に反して不当に忘れられた存在となってきた。

 そんなグラウプナーの知られざるカンタータ集を再興すべく歌うのは、オーストリアの若き古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガーと、フランツ・ヴィッツムの「天の歌(CHR 77354)」で清新な演奏を聴かせてくれたスイスのピリオド・アンサンブル、カプリコルナス・コンソート・バーゼル。フォイエルジンガーの心地よい歌声で、グラウプナーの官能的なカンタータのスタイルが見事に再現されている。

 ※ 《ああ、神と主よ》を除く全曲が世界初録音。 / ※録音:2013年4月29日−5月2日、ハイリッヒ・クロイツ教会(バーゼル/スイス)

 なんとなく国籍不明の美しい人です。


CHRISTOPHORUS
CHR 77427
\2600→\2390
グラウプナー:ソプラノとアルトのための二重唱カンタータ集
 《欲望》(序曲ヘ長調 GWV.445より)
 カンタータ《今こそ謙虚になりなさい》GWV.1144/12
 アフェトゥオーソ(トリオ・ソナタ ニ長調 GWV.204より)
 カンタータ《闘いに向けてわが精神よ武装せよ》GWV.1148/20
 グラーヴェ(カノン変ロ長調 GWV.1143/12)
 カンタータ《私たちがいちばん困っている時に》GWV.1143/12
 ソナタ ト短調 GWV.724
 カンタータ《去れ、忌まわしい罪深い人生よ》GWV.1147/20
ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル
ペーター・バルチ
 (指揮&バロック・ヴァイオリン)

 古楽界の優美なるソプラノ、フォイエルジンガー。グラウプナーの二重唱カンタータ集!

 古楽界で花開いたオーストリアの美しき古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。
グラウプナーの「カンタータ集」(CHR 77381)で2014年にドイツの権威あるエコー・クラシック賞を受賞し、その名と歌声を世界へと響かせたフォイエルジンガーが、ヴォーカル・アンサンブル「シュティムヴェルク」のメンバーとしても活躍中のドイツのカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムとのデュオで再びグラウプナーをレコーディングしました!
 ライプツィヒ聖トーマス教会のカントールを務めていたヨハン・クーナウに師事したクリストフ・グラウプナー(1683−1760)。クーナウの死後、聖トーマス教会のカントールの後任に指名されたテレマンが辞退したためグラウプナーに話しが舞い込んだものの、当時の雇用主であったダルムシュタット方伯エルンスト・ルートヴィヒが許可を出さなかったため、最終的にはJ.S.バッハがカントールの座に着いたというエピソードでも知られています。
 存命当時はテレマンやヘンデル、そしてバッハと並び立つほどの人気を博していたにも関わらず、その膨大な作品は20世紀後半に入るまでほとんど陽の目を浴びることが無かったため、フォイエルジンガーとヴィッツムの二重唱によるカンタータ集は、この"ダルムシュタットの巨匠"の再評価の機運をさらに高めてくれることでしょう。

 ※録音:2018年5月7日−9日、ハイリッヒ・クロイツ・カトリック教会(ビンニゲン、スイス)






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ACC 24350
\2600→\2390
またまたグラウプナー!!!
 いわゆる「管弦楽組曲」!

 グラウプナー:
  序曲 イ短調 GWV322(トラヴェルソ、弦楽、通奏低音)
  協奏曲 変ロ長調 GWV342(2オーボエ、弦楽、通奏低音)
  序曲 ト短調 GWV470(2トラヴェルソ、弦楽、通奏低音)
  協奏曲 ニ長調 GWV318(2トランペット、弦楽、通奏低音)
リエン・ヴォスクイレン
 (指揮、チェンバロ)
ラルパ・フェスタンテ
 録音:2017 年9 月6-8 日/ミュールハイム/73'26''

 バッハと同じ年代の作曲家で、当時は名の知れた作曲家として人気を集めたグラウプナー(1683-1760)。多作家で1400 以上の宗教曲や250 もの協奏曲・管弦楽曲を書いたとされています。
 しばらく忘れられた存在でしたが近年取り上げられる機会が増えている作曲家であり、その作品の完成度の高さは注目に値します。
 このアルバムには管楽器が活躍する序曲と協奏曲を収録。序曲はこの時代のものなので、フランス風序曲に舞曲楽章が続く、いわゆる「管弦楽組曲」です。




 


555095
(2CD)
\4000
クララ・ヴィークの異父弟
 ヴォルデマール・バルギール(1828-1897):弦楽四重奏曲と弦楽八重奏曲全集

【CD1】
 1.弦楽四重奏曲 第3番 イ短調 Op.15b
 2.弦楽四重奏曲 第4番 ニ短調 Op.47
【CD2】
 1.弦楽八重奏曲 ハ短調 Op.15a
 2.弦楽四重奏曲 第1番
 3.弦楽四重奏曲 第2番
オルフェウス弦楽四重奏団
【八重奏の客演】
佐藤 優芽(ヴァイオリン)
堀江 普(ヴァイオリン)
ユリア・レベッカ・アドラー(ヴィオラ)
エヴァ・フライターク(チェロ)
 近年再評価が高まるベルリン生まれの作曲家バルギール。その名前はほとんど知られていませんが、実は彼の母親マリアンネの前夫はフリードリヒ・ヴィークであり、この2人の間の娘がクララ・ヴィーク。従って、彼はクララの異父弟となります。
 彼は長年にわたり、ベルリン高等音楽学校作曲科の教授を務め、後進に作曲を教えるとともに、シューマンとショパン作品の校訂を手がけました。蒐集家としても知られ、彼の遺品の中には1500点を超える書簡や、切り抜きや論文、旅券など日常生活で集めたちらしなどがあり、これらは彼の生涯を研究するにあたり貴重な資料になっています。
 そんな几帳面な性格のバルギールの作品は、メロディよりも曲の構成が重要視されており、弦楽四重奏曲はベートーヴェンにも似た厳格さを備えています。

  録音:2013年3月1-3日 ベルリン・ジーメンス・ヴィラ・・・CD1 2016年4月29-30日、5月4-5日 ベルリン スタジオ・ブリッツ…CD2



ヴォルデマール・バルギール:管弦楽作品集


TOCCATA
TOCC-277
\2700→\2490
ヴォルデマール・バルギール:管弦楽作品集
 1-4.交響曲 ハ長調 Op.30(1864)/
 5.悲劇への序曲 Op.18(1856)/
 6.「プロメテウス」序曲 Op.16(1852/1854.1859改編)/
 7.「メデア」序曲 Op.22(1861頃) ※初録音
シベリア交響楽団/
ドミトリー・ヴァシリエフ(指揮)
録音 2014年6月22日…5, 2014年6月23日…7, 2014年6月24日…6, 2014年7月13-14日…1-4 シベリア,オムスク・フィルハーモニック・ホール

 ベルリン生まれの作曲家バルギール(1824-1897)。彼の名前はほとんど知られていませんが、実は彼の母親マリアンネの前夫はフリードリヒ・ヴィークであり、この2人の間の娘がクララ・ヴィーク。
 ということで、彼はクララの異父弟ということになります。もちろんクララとバルギールは生涯に渡って親戚関係を継続し、クララを通じて、ロベルト・シューマンやフェリックス・メンデルスゾーンと会ったりもしています。
 バルギール自身も素晴らしい音楽的才能を有していて、少年時代は聖歌隊歌手として、その後は優れた作曲家として活躍し、数は多くないものの素晴らしい室内楽作品のいくつかが知られています。
 今回はそんな彼の珍しい管弦楽作品の全てをお聞きいただくというプロジェクトが開始しました。作風は保守的ですが、爽やかな風に満たされた音楽、これは確かに一聴の価値があります。


 

555141
\2700
テレマン(1681-1767):
 道徳的カンタータ全集&ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア集

  1.カンタータ “Die Zeit” 時 TWV20:23
  2.カンタータ “Die Hoffnung” 希望 TWV20:24
  3.カンタータ “Das Gluck” 幸福 TWV20:25
  4.カンタータ “Der Geiz” 貪欲 TWV20:26
  5.カンタータ “Die Falschheit” 偽り TWV20:27
  6.カンタータ “Die Grosmut” 寛容 TWV20:28
  7.ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV40-31
  8.ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV40-32
  9.ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV40-33
  10.ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV40-36
ベンノ・シャハトナー(カウンターテナー)
ジモーネ・エッケルト(指揮)
ハンブルク・ラーツムジーク
 1720年から1750年にかけての数十年間、ヨーロッパ中で普及していた「啓蒙主義」の影響により、中産階級の人々は道徳教育と学術、文学の追求に力を注いでいました。
 1735年に作曲されたテレマンの「道徳的カンタータ」もその流れを汲んだ作品で、6曲のカンタータはそれぞれ性格的なタイトルを持ち、D.シュトッペによるウィットに富んだ歌詞と、平易ながらも示唆に富んだ音楽が付けられています。
 このアルバムではドイツを中心に活躍するカウンターテナー、シャハトナーが瑞々しい声で全曲をお楽しみください。各々の曲間には同時代に作曲されたヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジアが挟み込まれています。

  録音 2017年7月31日-8月3日 ブレーメン、ゼンデザール
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555112
\2100→\1990
マンドリンとフォルテピアノのための名曲集
 1.フンメル(1778-1837):大ソナタ ハ長調 Op.37
 2.レオーネ(1725-1790):ソナタ 第2番 イ長調 Op.2
 3.フェリシアーノ(1793-1863):ソナタと変奏 ハ長調
 4.ベートーヴェン(1770-1827):ロンド ニ長調(F.レールによる再構築)
 5.ベートーヴェン:アンダンテと変奏 ニ長調
 6.ベートーヴェン:ソナチネ ハ長調
 7.ベートーヴェン:ソナチネ ハ短調
 8.ベートーヴェン:アダージョ・マ・ノン・トロッポ 変ホ長調
アンナ・トルゲ
(4コース・ヒストリカル・マンドリン)
ゲラルド・ハンビッツァー(フォルテピアノ)
 「イタリアのマンドリンとヴァイオリン」(555050)に続くマンドリン奏者トルゲのアルバム。今作では古典派の4人の作曲家の作品を選び、ガット弦を使用し、豪華な装飾が施された19世紀仕様の楽器を用いて、名手ハンビッツァーとともに魅力的な演奏を披露しています。
 古典派のマンドリン曲の中で最高傑作とされるフンメル、ギャラント様式(装飾が少ない典雅な作風)で書かれたレオーネ、ポルトガルの知られざる作曲家フェリシアーノ、この3人のソナタと、20代のベートーヴェンが伯爵夫人ジョセフィーヌのために書いたマンドリンのためのソナチネ、どれもマンドリンとフォルテピアノの音が解け合った優美な作品です。

 録音 2014年12月11-15日 ケルン WDR放送、クラウス・フォン・ビルマスクザール



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 で、この中に入ってるベートーヴェンの「マンドリン・ソナチネ ハ短調 WoO 43a」という曲が、これがまあ素敵な曲。
 ウィーンの初期時代、サロンのアイドルとして大活躍しているころのベートーヴェンのモテ男子ぶりがうかがわれる秘曲。
 久しぶりの新録音(といっても2014年だが)が出てきた。

 もしよろしければアリアCD「new」シリーズの解説をどうぞ。




アリア・レーベル newシリーズ第1弾
ベートーヴェン:マンドリン・ソナチネ集
それは青年ベートーヴェンのセンチメンタルな憂鬱
ARIA2013-01 1CD-R\2600→\2390


 現在ご好評いただいている「アリア・レーベル」は1940〜1960年代の歴史的録音のLP復刻を中心に企画されていますが、この「NEWシリーズ」は世界各国の名盤をアリアCD独自の解説と日本語帯をつけてお贈りするというもの。
 誰もが知っている名盤というよりは、「もっとたくさんの人に知ってもらいたい」名演や名曲、名盤を取り上げるものです。

 第一弾はこのところ入手困難だったマンドリン作品集。
 そのなかのベートーヴェン作品を聴いてほしくて今回の企画となりました。きっと気に入っていただけると思います。




 26 歳のベートーヴェンはそのときプラハにいた。

 ボンの田舎からウィーンに出てきてもう4 年近く。彼はすでにウィーンの隅々まで名を知られる人気音楽家となっていた。上流階級サロンの人気アイドルである。

 さてこのころ、あまり多くの旅を経験することのなかったベートーヴェンだが、このときの旅は大規模だった。
 プラハ、ドレスデン、ライプツィヒ、ベルリンを半年かけて回り、ザクセン選帝侯、プロイセン国王などの前でピアノ演奏を披露。とくにチェロ・ソナタを聴いたプロイセン国王は深く感動してベートーヴェンに金貨のいっぱい詰まった「金の煙草入れ」を贈ったという。

 その大旅行の最初に訪れたのがプラハだったわけである。

 このプラハでベートーヴェンが世話になったのがドゥシェク夫人。
 名ソプラノであり、音楽愛好家。そしておそらくモーツァルトと愛し合ったであろう女性。

 その彼女が中心となってプラハで開いていたサロンが、旅の途上のベートーヴェンにとってとても居心地がよかったのだ。なんと彼はここで2 ヶ月以上も滞在している。そしてベートーヴェンは当地で彼女にアリア「おお、裏切り者め」を贈り、またこのサロンで楽しんでもらうためであろう、彼にとっては極めて珍しい「マンドリンとチェンバロのための音楽 WoO43,44」という作品を残している。

 ベートーヴェン、20 代中盤。

 ウィーンではサロンの寵児、外遊しても上記のとおり熱烈な歓迎を受け、このころの彼にその後訪れる人生の苦悩の兆しは見えない。
 その音楽は明るく、健やか。
 ハ短調のソナチネの切なさ、物悲しさも「人生の苦悩」というよりセンチメンタルでナルシスティックな憂鬱。

 ところが・・・これがなんとも美しいのである。


 プラハの優雅な一流のサロンに熱く迎えられ、ちょっとした恋に陥っていたりしていたかもしれない青年ベートーヴェン・・・。そんな彼のはにかんだような無垢な面影をこちらに伝えてくれる、素敵な佳作。初めて聴く人はきっとびっくりするに違いない。
 これだけの名曲、好事家にのみ知られる逸品にしておくのはちょっともったいない。

 アリソン・スティーブンスのマンドリン、リチャード・バーネットのフォルテピアノ。
 AMON RA の知る人ぞ知る名盤である。



ARIA2013-01
1CD-R
\2600→\2390
マンドリンのための音楽
 E・バルベラ:二重奏曲第4番/
 ベートーヴェン:
  ソナチネ WoO43 ハ短調、WoO44 ハ長調、
  アダージョ ホ長調、
  主題と変奏ニ長調/

 モーツァルト:
  おいで,いとしいツィターよ,おいで、満ち足りて/
 フンメル:グランド・ソナタ/
 R・カラーチェ:組曲第3番Op.98
アリソン・スティーブンス(マンドリン)、
スー・モソップ(マンドリン)、
ポピー・ホルデン(S)、
リチャード・バーネット(Fp)
 アリアCDによる上記日本語解説付き。日本語帯つき。

 楽聖や神童らによるマンドリンの重要作品を集めた作品集。素朴で温かみを感じさせてくれるマンドリンの音色が印象的な好演奏。1991年の録音。
 原盤AMON RA。
 レーベル・オフィシャルのCD-R盤での製作。



 


777305
\2100
フェルディナント・リース(1784-1838):弦楽四重奏曲集 第3集
 1.弦楽五重奏曲 第2番 ニ短調 Op.68
 2.弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.70-1
 3.弦楽四重奏曲 第5番 ハ短調 Op.126-2
シュパンツィヒ弦楽四重奏団

ラクェル・マサデス(ヴィオラ)…1
 ベートーヴェンやリースとも親交があり、ラズモフスキー伯爵の私設弦楽四重奏団のリーダーを務めたイグナーツ・シュパンツィヒ。彼の名を冠した「シュパンツィヒ弦楽四重奏団」は、ピリオド楽器を用いて古典派作品を演奏することで定評のあるアンサンブルです。
 彼らは作曲家としてのリースの重要性に着目、弦楽四重奏曲を通して「ベートーヴェンの弟子」としてではなく、「独創性豊かな作曲家」としてのリースを伝えることに力を注いでいます。
 これまでにリリースされた2枚のアルバムも高く評価されていますが、第3作となるアルバムでは、ヴィオラ奏者マサデスを招いて弦楽五重奏曲も演奏。充実した響きを持つ革新的な作品は、まさに作曲家リースの本領発揮と言えるでしょう。

  録音 2016年3月5-8日 ベルリン、アンドレア教会



第1集と第2集はなんと10年前!
777014-2
¥2100
リース(1784-1838):<弦楽四重奏曲集第1集>
 弦楽四重奏曲WoO.37/弦楽四重奏曲WoO.10
シュパンツィヒ四重奏団
(ピリオド楽器使用)

リースの室内楽作品。
ベートーヴェンに師事していた時代の曲(W o O . 1 0)、晩年の曲(W o O . 3 7)のカップリング。
ベートーヴェンやシューベルトの弦楽四重奏曲がお好きな方には、ぜひおすすめしたい作品。
777227-2
\2100
リース:弦楽四重奏曲集 第2 集
 弦楽四重奏曲 第2 番 ト長調 Op.70−2
 弦楽四重奏曲 第20 番 へ短調 WoO48
シュパンツィヒ弦楽四重奏団

シュパンツィヒ弦楽四重奏団のCPO への2 枚目の録音として選んだ作曲家はリース。
もともとベートーヴェンの演奏で名が知られた団体だけあってリースの作品は、まさに彼らにうってつけと言えましょう。
ここに収録されたのはリースが30代の頃に書かれた弦楽四重奏曲第2 番と、20 歳になる前に書かれた第20 番の2 曲。
拡大された形式とハーモニー、溢れ出るような楽想に満ちた意欲作。


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777941
\2700→\2490
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):協奏曲と歌曲集
 1.ピッコロと弦楽オーケストラのための小協奏曲
 2.チェンバロと弦楽オーケストラのための協奏曲
 3.バリトンと弦楽オーケストラ、ハープのための「5つの管弦楽伴奏付き歌曲」
ミヒャエル・マルティン・コフラー(ピッコロ)
イェルク・ハルベク(チェンバロ)
ミリェンコ・トゥルク(バリトン)
ティーモ・ハントシュ(指揮)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
 20世紀の作曲家パパンドプロの作品集。ギリシア系の血を引いていますが、生まれも育ちもクロアチア、ザグレブで、地元の音楽院を卒業後は、オーストリアの「新ウィーン音楽院 Neues Wiener Konservatorium」(1938年、オーストリア併合により廃校)で作曲と指揮を学びました。
 400曲を越える多くの作品は十二音も含む新古典派主義の作風の中に、クロアチアの民族音楽と、ジャズの要素が融合されたユニークなもの。
 作品における楽器の選び方も独特で、このアルバムでもピッコロ協奏曲とチェンバロ協奏曲、弦楽オーケストラとハープ伴奏による歌曲を聴くことができます。
 なかでも「チェンバロ協奏曲」は、トッカータ風の音形による第1楽章、牧歌的な旋律を持つ第2楽章、再度トッカータ風の音形が登場する第3楽章で構成された古典的な性格を持つユニークな作品です。
 また、ハープの絶妙な響きが用いられた歌曲は印象派風の味わいを持っています。

  録音  Ev. Matthauskirche, Pforzheim-Arlinger 2015年2月20日…1 2016年7月7-9日…2.3





クロアチアの作曲家、 ボリス・パパンドプロ
聴いてみよう!


555100
\2700→\2490
クロアチアの作曲家
 ボリス・パパンドプロ:
 ピアノ協奏曲・ヴァイオリン協奏曲

 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):
  1.ピアノ協奏曲 第3番
  2.ヴァイオリン協奏曲 Op.125
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
ダン・ズー(ヴァイオリン)
リエカ歌劇場交響楽団
ヴィッレ・マトヴェイエフ(指揮)

 クロアチアの作曲家、パパンドプロ。cpoから既に発売されているピアノ協奏曲第2番(777829 下記アルバム)の平易で明るい曲調でもわかる通り、彼の作品は「クロアチアの民族音楽をベースに、ジャズ風の味付けをした音楽」といった雰囲気を持っています。

 しかし、このアルバムに収録された「ピアノ協奏曲第3番」はかなり激しい曲調を持ち、第1楽章ではピアノとオーケストラの掛け合いが凄まじい、いかにも新古典派風の作品です。
 とは言え、不安を煽る第2楽章を経て、打楽器が大活躍する第3楽章はジャズ風とパパンドプロらしさも備わっています。この曲は一時失われていましたが、およそ10年前にクロアチアのピアニストによって復刻されました。また第二次世界大戦中に作曲されたヴァイオリン協奏曲は、後期ロマン派の様式を用いて書かれた豊かな響きを持った曲です。
 名手2人をソリストに迎え、パパンドプロの母国、リエカ歌劇場交響楽団の演奏で。




 いきなりですが第3番全曲が聴けます。演奏陣は違います。

https://youtu.be/BMsBKwiY9Z0

 聴きやすいですがユニークです。新古典派っぽくもあり未来派っぽくもあり。

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777829
\2700→\2490
クロアチアの作曲家
 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):作品集

  1.ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 第2番/
  2.弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ Op.79/
  3.弦楽オーケストラのためのピンタリキアーナ
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ザグレブ・ソロイスツ/
スレテン・クルスティク(指揮)

 クロアチアの作曲家、指揮者ボリス・パパンドプロ(1906-1991)は、20世紀クロアチアの音楽界発展に非常に力を尽くした人です。
 450曲ほどの数多くの作品を残していますが、その作品のほとんどは現在忘れられています。
 彼の父はギリシアの血を引く貴族の家系の出で、彼の母マヤ・ストロッツィはクロアチアの有名なオペラ歌手。恵まれた環境で幼い彼は音楽的才能を存分に伸ばしたのです。キャリアの初期にはクロアチアの音楽協会が主催するアマチュア・オーケストラで指揮者として活躍し、合唱団の指導も行っていました。またザグレブのラジオ局の音楽監督も務めていました。第二次世界大戦後はサラエボやリエカでオペラを指揮するなど、幅広い活動をしています。
 彼の曲は新古典派風でありながら、その中にクロアチア民謡も取り入れたユニークなもので、この独自の個性は大変貴重なものです。ここで指揮をしているのは、ミュンヘン交響楽団で長らくコンサートマスターを勤めていたスレテン・クルスティク(ベオグラード生まれ)。この活気に満ちた音楽を理想的に演奏しています。




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GRAND PIANO



GP780
\2300→\2090
トイヴォ・クーラ(1883-1918):ピアノ作品全集
 おとぎ話の絵 SATUKUVIA Op.19 (1912)
  1.No.1 Andante semplice
  2.No.2 Presto
  3.No.3 Tranquillamento
 3つの小品 Op.3b
  4.No.1 悲歌 Elegia (1908)
  5.No.2 結婚行進曲 Haamarssi (1908)
  6.No.3 小さなガヴォット Pikku gavotti (1906)
 7.祝典行進曲 JUHLAMARSSI Op.13b (1910)
 8.羊の踊り LAMPAAN POLSKA (1915)
 9.フィンランドの歌による変奏曲 AIR VARIE IN E MINOR (c.1900)
 10.スコットランド舞曲 SCHOTTIS (c.1904)
 6つの小品 OP.26 (1913?16)
  11.No.1 輪舞 Piirileikki
  12.No.2 牧歌的 Paimentunnelma
  13.No.3 即興的な踊り Tanssi-improvisaatio
  14.No.4 夜想曲 Nocturne (聖夜 Jouluyo)
  15.No.5 平和 Rauha (アダージョ Adagio)
  16.No.6 葬送行進曲 Surumarssi
 歌曲からの2つの編曲 Op.37 (1917)
  17.No.1 流れが舟を運ぶ Virta venhetta vie Op.4, No.5b (1907)
  18.No.2 舟歌 Venelaulu Op.21, No.2b (1912)
 19.古い秋の歌 VANHA SYYSLAULU Op.24, No.3b
 20.インヴェンション INVENTION (c.1905)
アダム・ジョンソン(ピアノ/Fazioli, model F278)

 シベリウスに学んだフィンランドの作曲家、クーラのピアノ作品全集。貧しい家庭に生まれ、苦学ののちパリへの留学を経て身を立てたクーラは、フィンランドの伝統音楽や風土を取りこみ、その国民性といえる内なる情熱をも感じさせる作風で、シベリウスに続く世代の作曲家として広く人気を集めましたが、わずか35歳にして宴の席で酔った兵士と口論になり撃ち殺されるという、悲劇的な死を遂げました。
 神秘的なおとぎ話の世界、幸福を心の中でかみしめるような「結婚行進曲」、高揚感をゆっくり大きく高めていく「祝典行進曲」、フォリアに似ていながら不安定な和声進行が妖しい魅力を放つ「羊の踊り」。どれもが個性的で愛らしく、多くの人に受け入れられる作品です。
 イギリス出身のアダム・ジョンソンは、ピアニストとして活躍する傍ら、指揮者としてロンドンのノーザン・ライツ交響楽団の音楽監督を務め、作曲家としても多くの作品を発表する才人。クーラの作品に寄り添った、美しい演奏を聴かせてくれます。

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/embed/heb4DvHKi7c



おお、久しぶりにこの名曲の録音が。

クーラの代表作でありながらCDがほとんどない「結婚行進曲」。
こんな曲。
https://youtu.be/71vFdVM9Mbw

この、頭の横5センチをかすめるような抒情。まさにシベリウスの後継者にふさわしい。




トイヴォ・クーラ


美しいクーラのピアノ三重奏曲。
1時間近い大作です。

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BIS 56
\2800
北欧の室内楽作品集
 トイヴォ・クーラ:ピアノ三重奏曲 イ長調 Op. 7

 メリカント :ヴァイオリンとピアノのための前奏曲
 メリライネン:オプスクルム
 レイフ・セーゲルスタム :ヴァイオリントピアノのための詩曲
リーサ・ポヒョラ(ピアノ)
パーヴォ・ポヒョラ(ヴァイオリン)
エンスティ・ポヒョラ (チェロ)

 今から30年前、このアルバムを聴いて、世の中に「ピアノ三重奏曲」という美しくも豊かな音楽ジャンルがあると知った。
 なだらかで抒情的で美しいクーラのピアノ三重奏曲。
 とくに第3楽章はチャイコフスキー、ラフマニノフ並みに切ない。

 いまでもこのジャンルから3つ作品を選べといわれるとこの曲を選ぶ。


 奇しくもこのアルバムの最後に収録されている不思議な作品を書いた人は、数年後に偉大な指揮者として世に知られることになる。さすがに当時は予想もしていなかった。

 で、そのセーゲルスタムがクーラを指揮したのが下記アルバム。

セーゲルスタム(指揮)&トゥルク・フィル
 トイヴォ・クーラ管弦楽作品集


ONDINE
ODE-1270
\2400
セーゲルスタム(指揮)&トゥルク・フィル
 トイヴォ・クーラ:2 つの南オストロボスニア組曲 他

  1.祝典行進曲 Op.13/
  2-6.南オストロボスニア組曲 第1 番 Op.9
   <情景/民謡/オストロボスニア舞曲/悪魔のダンス/夕暮れの歌>/
  7-11.南オストロボスニア組曲 第2 番 Op.20
   <花嫁の到着/森の雨/メヌエット/孤児のポルスカ/鬼火>/
  12-13.前奏曲とフーガ Op.10
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団/
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
録音 2015 年1 月20-22 日 フィンランド トゥルク・コンサート・ホール

 NAXOSのシベリウス・チクルスに続いてセーゲルスタム&トゥルク・フィルがリリースしたのが、フィンランドの美しくも切ない抒情を乗せたトイヴォ・クーラの作品集。
 どれも珍しい作品ばかり。


 フィンランドの作曲家トイヴォ・クーラ(1883-1918)は、作曲家としてこれから充実した活動をしていくという矢先に、口論の末、銃で撃たれてしまうという悲劇的な死を遂げた人です。
 シベリウスに作曲を学び、留学先のパリではフランクの影響を受けたという彼の作品は、フィンランドの自然や国民気質が反映されていて、聴き手にも高揚感をもたらすことで知られ、熱狂的なファンも存在します。
 ただ、志半ばでこの世を去ってしまったため、作品の数はあまり多くなく、また演奏される機会もあまり多くありません。もちろん録音も然りです。
 この作品集は、彼の作風を端的に示すものであり、どれも印象的な旋律と、少し影のある管弦楽の響きを持っています。セーゲルスタムはこれらの曲を共感たっぷりに指揮、曲の魅力を存分に伝えています。
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トイヴォ・クーラ
ヴァイオリンとピアノのための作品集


cpo
555148
\2100→\1990
シベリウスの後継者にふさわしいかすかな抒情
 トイヴォ・クーラ(1883-1918):ヴァイオリンとピアノのための作品集

 1-3.ソナタ Op.1 ホ短調
 4-8.小品集 Op.3a
 9.Ut min vag i varlden gar 世界の中で私の道を行く
 10.Ela itke impeni nuori 泣き叫ぶ若者
 11.ソナタ ヘ長調
 12-13.小品集 Op.22
 14.Pohjalainen tanssi ポホヨラの舞曲
ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)

 フィンランドの知られざる作曲家トイヴォ・クーラの作品集。作曲家、指揮者として名声を獲得し始めたさなか、酒宴の席で口論となり34歳の若さでこの世を去ってしまった悲劇の作曲家です。
 彼はシベリウスに作曲を学びましたが、自身は管弦楽作品はあまり好まず、ピアノ曲や合奏曲、室内楽作品などに関心を向けていました。
 とりわけ、ヴァイオリニストを目指していたせいもあり、作品の中でヴァイオリン曲が大きな比重を占めています。
 アルバムの中で中心となるヴァイオリン・ソナタは1907年、24歳の作品ですが、すでに確立された作風を備えています。

 ニーナ・カーモンは以前にも他のレーベルでクーラのソナタを録音するほど、彼の作品に心酔しているヴァイオリニスト。フィンランドの風景が映し出された表情豊かな小品も聴きどころです。

 録音 2017年3月2-5日 ケルン ドイツ放送 室内楽ホール



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GP789
\2300→\2090
英国ピアノ小品の100年 裏の音楽史
 1.レオ・リヴェンス (1896-1990):月光 MOONBEAMS (1915)
 2.エヴァンジェリン・リヴェンス (1898-1983):影 SHADOWS (1915)
 3.ジュリアス・ハリソン (1885-1963):
  セヴァーン地方 SEVERN COUNTRY (1928) より、No.3 遠い森 Far Forest
 4.コンスタンス・ウォーレン (1905-1984):牧歌 IDYLL 変ト長調 (1930)
  アーサー・バターワース (1923-2014):
  レイクランドの夏の夜 LAKELAND SUMMER NIGHTS, Op.10 (1949)
  5.No.1 午後
  6.No.2 雨
  7.No.3 夜空
 8.クリストファー・ヘディントン (1930-1996):イタリア舞曲 (1959)
 9.ジョン・ベイゼル・ヒュー・ロングマイア (1902?1986):
    リージェント・ストリート REGENT STREET (1962)
 ハワード・スケンプトン (1947-)
  10.震え声 QUAVERS (1972)
  11.間奏曲 INTERMEZZO (1973)
 12-13.ピーター・ラシーン・フリッカー (1920-1990):
   ピアノのための2つの表現 TWO EXPRESSIONS FOR PIANO (1981)
 14-21.デヴィッド・パワー (1962-):
   8つの小品 EIGHT MINIATURES (1998-2001)
 22-28.ピーター・レイノルズ (1958-2016):シッピン CIPPYN  (2015)

全曲世界初録音
ダンカン・ハニーボーン
 (ピアノ/Bosendorfer 6’6” Grand Piano 1999)
 1915年から2015年までに作曲された、イギリスのあまり有名ではないピアノ小品を集め、裏の音楽史100年を刻もうという企画。

 印象派の影響も感じる詩的なリヴェンス兄妹から始まり、新古典主義的なヘディントン、アニメ映画に使われそうなほど楽しげで、英国的な高揚感も備えたロングマイア、淡々とした変化がミニマル・ミュージックを連想させるスケンプトン、内部奏法とオーバーダビング、エフェクトも駆使したレイノルズまで、多種多様な作品を収録しています。
 イギリスのピアニスト、ハニーボーンは英国とアイルランドのピアノ作品のスペシャリストとして知られ、教育や執筆活動でも活躍しており、ここでも深い洞察力と鮮やかなテクニックで、多彩な曲想のそれぞれを魅力的に楽しませてくれます。
 このアルバムはデヴィッド・パワーが企画し、ピアニストの紹介など惜しみない協力をしながら2016年に心臓発作で亡くなった、ピーター・レイノルズに捧げられています。

  録音:2015年8月25日 The National Centre for Early Music, St Margaret’s Church, York, UK




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MELODIYA



MEL1002498
\2500→\2290

クニャーゼフ、フランスのオルガンの巨匠ギユーとの共演
 J.S.バッハ(1685-1750):チェロ・ソナタ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ)集
  チェロとオルガンによる

  1-4.ソナタ第1番 ト長調 BWV1027
  5-8.ソナタ第2番 ニ長調 BWV1028
  9-11.ソナタ第3番 ト短調 BWV1029

 12.エア〜管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 より
 13.いざ来れ、異教徒の救い主よ BWV659 (クニャーゼフ編曲)
 14.シシリアーノ〜
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV1017 より
   (クニャーゼフ編曲)
 15.アダージョ〜トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564 より
アレクサンドル・クニャーゼフ
 (チェロ/1732年カルロ・ベルゴンツィ製作)
ジャン・ギユー
 (オルガン/2008年マショーニ社製、デザイン:ジャン・ギユー)
 クニャーゼフのニュー・アルバムは、フランスのオルガンの巨匠ギユーとの共演。2人がパリで初共演して以来20年も温めてきた企画として、バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ」をチェロとオルガンで演奏しています。
 元々チェンバロが伴奏という枠にはまらず、2つのソロ楽器によるソナタという性格を持つ作品ですが、ギユーはここで決してチェロの邪魔はせずに特徴的な音栓を選び、また原曲ではトリルで伸ばすところをオルガンならではの持続音で処理するなど、自ら製作に関わった楽器を自在に操って、曲が潜在的に持つ側面を新たに際立たせています。
 クニャーゼフのチェロものびのびと歌いながらアンサンブルを大切にしており、フレーズにより押したり引いたりの表現を巧みに構成しています。余白には、バッハの有名作品を2人で奏でた嬉しいおまけ付き。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2186
¥2500
バックハウス&ベームのザルツブルク・ライヴ、
 ブラームス第2番+モーツァルト第27番

  (1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
  (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 バックハウス&ベームのザルツブルク・ライヴ、ブラームス第2番+モーツァルト第27番、望みうる最上の音質で復刻!(2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ)

 ライヴ録音:(1)1968年8月18日/フェストシュピールハウス(ザルツブルク)、(2)1960年8月2日/フェストシュピールハウス(ザルツブルク)/モノラル
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズです。音源としては複数のレーベルより発売の実績がありますが、おそらくは最も情報量の多いものでしょう。音には「自信あり」、とだけ申し上げておきましょう。また、モーツァルトは今回、適正であろうと思われるピッチでリマスターしております。(平林直哉)


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MELODIYA



ラフマニノフ(1873-1943)・コレクション
CD33枚組+LP1枚

 

MEL1002550
(33CD+LP)
\45000→\39990

ラフマニノフ(1873-1943)・コレクション CD33枚組+LP1枚



【Disc 1】
幻想的小品集Op.3
1 1.悲歌 変ホ短調
2 2.前奏曲 嬰ハ短調
3 3.メロディ ホ短調
4 4.道化師
5 5.セレナード 変ロ短調
サロン小品集 Op.10
6 1.夜想曲 イ短調
7 2.ワルツ イ長調
8 3.舟歌 ト短調
9 4.メロディ ホ短調
10 5.ユモレスク ト長調
11 6.ロマンス ヘ短調
12 7.マズルカ 変ニ長調
<ボーナス・トラック>
13 メロディ ホ短調Op. 3 No. 3
14 前奏曲 嬰ハ短調Op. 10 No. 2

Total time: 56.53

ドミトリー・マスレエフ(1)
タチアナ・シェバノワ (2)
エフゲニー・スヴェトラーノフ (3)
エミール・ギレリス (4)
レオニード・ブルムベルク (5)
ミハイル・ヴォスクレセンスキー (6-12)
<ボーナス・トラック>
アレクサンドル・ゴールデンヴァイザー (13)
セルゲイ・ラフマニノフ (14)

録音: 2017年(1), 1983年(2), 1980年(3), 1950年3月3日ライヴ(4),
1972年(5), 1984年(6-12), 不明(13, 14).


【Disc 2】
楽興の時Op.16
1 No.1 変ロ短調
2 No.2 変ホ短調
3 No.3 ロ短調
4 No.4 ホ短調
5 No.5 変ニ長調
6 No.6 ハ長調
7 メロディ ホ長調 (1887年)
8 イタリアン・ポルカ (1906年)
(アレクサンドル・ジロティ編曲)
9 V.R.(ワシリー・ラフマニノフ)のポルカ (1911年)
10 東洋のスケッチ (1917年)
<ボーナス・トラック>
11 楽興の時 変ホ短調 Op.16 No.2
12 楽興の時 変ニ長調 Op.16 No.5

Total time: 43.23

ヴィクトル・エレスコ (1)
ラザール・ベルマン (2, 3)
ドミトリー・バシキーロフ (4, 6)
エミール・ギレリス (5)
ウラジーミル・セリヴォヒン (7)
ヴァレリー・カミショフ (8)
パーヴェル・セレブリャーコフ (9)
セルゲイ・ラフマニノフ (10)
<ボーナス・トラック>
ウラジーミル・ソフロニツキー (11, 12)

録音:1984年(1), 1960年(2, 3), 1985年(4), 1949年12月21日ライヴ(5),
1970年(6), 1979年(7), 1986年(8),
1960年9月27日ライヴ(9), 1951年11月26日モスクワ音楽院大ホール・ライヴ(11, 12).


【Disc 3】
10の前奏曲Ор.23
1 No.1 嬰ヘ短調
2 No.2 変ロ長調
3 No.3 ニ短調
4 No.4 ニ長調
5 No.5 ト短調
6 No.6 変ホ長調
7 No.7 ハ短調
8 No.8 変イ長調
9 No.9 変ホ短調
10 No.10 変ト長調

13の前奏曲Op.32
11 No.1 ハ長調
12 No.2 変ロ短調
13 No.3 ホ長調
14 No.4 ホ短調
15 No.5ト長調
16 No.6ヘ短調
17 No.7 ヘ長調
18 No.8 イ短調
19 No.9 イ長調
20 No.10 ロ短調
21 No.11 ロ長調
22 No.12 嬰ト短調
23 No.13 変ニ長調
<ボーナス・トラック>
24 ト長調Op.23 No. 5

Total time: 77.55

パーヴェル・セレブリャーコフ (1, 3, 15)
グリゴリー・ソコロフ (2, 4, 5)
コンスタンティン・シチェルバコフ (6, 22)
スヴャトスラフ・リヒテル (7, 8, 11)
タチアナ・シェバノワ (9, 12, 16, 17, 19, 20, 23)
エフゲニー・キーシン (10, 18)
ヴィクトル・エレスコ (13, 14)
エミール・ギレリス(21)
<ボーナス・トラック>
セルゲイ・プロコフィエフ(24)

録音:1973年(1, 3, 15), 1988年6月2日アカデミック・グリンカ・カペラ・ライヴ(2, 4, 5), 1984年(6, 22),
1971年10月6日ライヴ (7, 8, 11), 1983年(9, 12, 16, 17, 19, 20, 23),
1988年3月23日モスクワ音楽院大ホール・ライヴ(10, 18),
1978年(13, 14), 1977年12月25日モスクワ音楽院大ホール・ライヴ(21), 1920年代初頭(24)


【Disc 4】
音の絵Ор.33
1 No.1 ヘ短調
2 No.2 ハ長調
3 No.3 ハ短調
4 No.4(5) ニ短調
5 No.5(6) 変ホ短調
6 No.6(7) 変ホ長調
7 No.7(8) ト短調
8 No.8(9) 嬰ハ短調
音の絵Ор. 39
9 No.1 ハ短調
10 No.2 イ短調
11 No.3 嬰ヘ短調
12 No.4 ロ短調
13 No.5 変ホ短調
14 No.6 イ短調
15 No.7 ハ短調
16 No.8 ニ短調
17 No.9 ニ長調

Total time: 66.19

アレクセイ・ナセトキン (1-3, 6, 7)
スヴャトスラフ・リヒテル (4, 8, 11-12, 17)
ニコライ・ルガンスキー (5, 10)
エフゲニー・キーシン (9, 14)
ウラジーミル・セリヴォヒン (13)
レフ・ウラセンコ (15-16)

録音:1980年(1-3, 6, 7),
1983年6月2日モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール・ライヴ(4, 8, 11-12, 17),
1986年3月7日モスクワ音楽院小ホール・ライヴ(5, 10),
1988年3月23日モスクワ音楽院大ホール・ライヴ(9, 14), 1978年(13), 1977年(15-16)


【Disc 5】
1 ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調Op.28
2 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36

Total time: 59.37

ユーリ・マルティノフ(1)
アンドレイ・ピサレフ(2)

録音:2018年(1)、1984年(2) CineLab SoundMix


【Disc 6】
1 ショパンの主題による変奏曲Op.22
2 コレッリの主題による変奏曲Op.42

Total time: 44.49

アレクサンドル・バフチエフ (1)
ウラジーミル・トロップ (2)

録音:1967年(1)、1977年(2).


【Disc 7 】
1 2台のピアノのための組曲 第1番Op.5
2 2台のピアノのための組曲 第2番Op.17

Total time: 44.42

アレクセイ・チェルカソフ, piano
ニコライ・ペトロフ, piano

録音:1970年


【Disc 8】
1 6手ピアノのための2つの小品(1891年)
2 交響的舞曲Op.45
(作曲者による2台ピアノのための編曲)

Total time: 35.07

(1)
ウラジーミル・ブーニン
ヴィクトル・ブーニン
エフゲニー・ブーニン

(2)
アドルフ・ゴットリーブ
ミハイル・ゴットリーブ

録音:1988年(1)、不明(2)


【Disc 9】
ラフマニノフによるピアノ編曲集
1 リラの花Op.21 No.5
(自作の歌曲集「12の歌」より/1913年)
2 ひな菊Op.38 No.3
(自作の歌曲集「6つの歌」より/1924年)
フリッツ・クライスラー
3 愛の悲しみ (1921)
4 愛の喜び (1925)
ジョルジュ・ビゼー
5 「アルルの女」より メヌエット (1903)
ピョートル・チャイコフスキー
6 子守歌Op.16 No.1 (1941年)
ニコライ・リムスキー=コルサコフ
7 熊蜂の飛行 (1929年)
フェリックス・メンデルスゾーン
8 「真夏の夜の夢」より スケルツォ (1933年)
ヨハン・セバスティアン・バッハ
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 より (1933年)
9 1. 前奏曲
10 2. ロンド風ガヴォット
11 3. ジーグ
フランツ・シューベルト
12 「美しき水車小屋の娘」より どこへ? (1925年)
モデスト・ムソルグスキー
13 「ソロチンスクの市」より ゴパーク (1924)

Total time: 42.26

ヴィクトル・エレスコ (1)
アレクセイ・ナセトキン (2)
アレクサンドル・バフチエフ (3-7)
エミール・ギレリス (8)
セルゲイ・ラフマニノフ (9-13)

録音:1985年(1), 1980年(2), 1967年(3-7), 1930年代-1940年代(8), 歴史的録音(9-13).


【Disc 10】
1 ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調Op.1
2 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18

Total time: 61.33

スヴャトスラフ・リヒテル piano
指揮:クルト・ザンデルリンク
モスクワ放送交響楽団 (1)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
(The Leningrad State Philharmonic Academy Orchestra,
Honored Collective of the Russian Soviet Socialist Republic) (2)

録音:1955年(1), 1959年(2).


【Disc 11】
1 ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調Op.1
2 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18

Total time: 60.22

ヴィクトル・エレスコ piano (1)
ボリス・ベレゾフスキー piano (2)
指揮: ゲンナジー・プロヴァトロフ (1), ウラジーミル・ポンキン (2)
ソヴィエト国立交響楽団

録音:モスクワ音楽院大ホール・ライヴ 1985年 (1), 1991年10月22日 (2).


【Disc 12】
1 ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
2 パガニーニの主題によるラプソディ イ短調Op. 43

Total time: 61.40

(1)
エミール・ギレリス piano
指揮:キリル・コンドラシン
国立交響楽団(The State Academic Symphony Orchestra)

(2)
ヴィクトル・エレスコ piano
指揮:ウラジーミル・ポンキン
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
(The Leningrad State Philharmonic Academy Orchestra,
Honored Collective of the Russian Soviet Socialist Republic)

録音:ライヴ 1949年3月15日 (1), 1984年 (2).


【Disc 13】
1 ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
2 パガニーニの主題によるラプソディ イ短調Op. 43

Total time: 56.44

(1)
ウラジーミル・ホロヴィッツ piano
ロンドン交響楽団
指揮:アルバート・コーツ

(2)
セルゲイ・ドレンスキー piano
ソヴィエト文化省管弦楽団(The USSR Ministry of Culture State Orchestra)
指揮:アレクサンドル・ドミトリエフ

録音:1930年 (1), 1982年 (2).


【Disc 14】
1 ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40
2 ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40

Total time: 53.07

(1)
ニコライ・ペトロフ piano
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
モスクワ放送交響楽団

(2)
ヴィクトル・エレスコ piano
指揮:ゲンナジー・プロヴァトロフ
ソヴィエト国立交響楽団(The USSR State Academic Symphony Orchestra)

録音:1965年 (1), 1985年 (2)


【Disc 15】
1 管弦楽のためのスケルツォ ニ短調 (1887年)
2 交響詩「ロスティスラフ公」 (1891年)
3 幻想曲「岩」 Op.7
4 ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
5 ボーナス・トラック:幻想曲「岩」 Op.7

Total time: 68.01

指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ (1, 4)、ウラジーミル・フェドセーエフ (2)、
ドミトリ・キタエンコ (3)、ニコライ・ゴロワーノフ (5)
ソヴィエト国立交響楽団(The USSR State Academic Symphony Orchestra) (1, 4)
モスクワ放送交響楽団 (2, 5)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 (3)

録音:1973年 (1, 4)、1985年 (2)、 1984年 (3)、 歴史的録音 (5).


【Disc 16】
1 交響曲 ニ短調 (ユース・シンフォニー) (1891年)
2 交響曲第1番 ニ短調 Op.13

Total time: 58.06

指揮:ドミトリ・キタエンコ (1)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (2)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 (1)
ソヴィエト文化省管弦楽団(The USSR Ministry of Culture State Orchestra) (2)

録音:1984 (1), 1990年 (2).


【Disc 17】
1 交響曲第2番 ホ短調 Op.27
2 交響詩「死の島」 Op.29

Total time: 71.00

指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ
ソヴィエト国立交響楽団(The USSR State Academic Symphony Orchestra)

録音:モスクワ音楽院大ホール・ライヴ1985年1月25日 (1), 1966年 (2).


【Disc 18】
1 交響曲第3番 イ短調 Op.44
2 交響的舞曲 Op.45

Total time: 75.57

指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ (1)、キリル・コンドラシン (2)
モスクワ放送交響楽団 (1)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 (2)

録音:1962年 (1), 1963年 (2).


【Disc 19】
1 「春」 バリトン、合唱と管弦楽のためのカンタータOp.20 (詩:ニコライ・ネクラーソフ)
2-5 「鐘」 3人の独唱者、合唱と管弦楽のための詩曲Op.35
(詩:エドガー・アラン・ポー, 訳と追補:コンスタンティン・バリモント)
6-8 3つのロシアの歌 合唱と管弦楽のための Op.41
9 ボーナス・トラック:
3つのロシアの歌 合唱と管弦楽のための Op.41より、
III. 「赤められた頬におしろいをぬってよ」Allegro moderato (alla marcia, al rigore di tempo)

Total time: 71.53

Track 1:
エフゲニー・キブカロ baritone
モスクワ放送合唱団(The Grand Choir of All-Union Radio)
合唱指揮:マリア・ボンダー、リュドミラ・エルマコワ
芸術監督:クラヴディー・プチーツァ
指揮:アレクサンドル・ガウク
モスクワ放送交響楽団

Tracks 2-5:
ナタリア・ミハイロワ soprano
セルゲイ・ラリン tenor
ユーリ・マズロク baritone
ボリショイ劇場合唱団
芸術監督:アレクサンドル・リブノフ
合唱指揮:スタニスラフ・ルイコフ
指揮:ドミトリ・キタエンコ
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

Tracks 6-8:
ユルロフ・ロシア合唱団
芸術監督:ユーリ・ウーホフ
合唱指揮:ロザリア・ペレグドワ
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ
ソヴィエト国立交響楽団(The USSR State Academic Symphony Orchestra)

Track 9:
指揮:ニコライ・ゴロワーノフ
モスクワ放送交響楽団、合唱団
(The Grand Choir and Symphony Orchestra of All-Union Radio)

録音:1958年 (1), 1985年 (2-5), 1977年 (6-8), 1947年歴史的ライヴ録音 (9).



【Disc 20】
「アレコ」 1幕のオペラ
脚本:ウラジーミル・ネミローヴィチ=ダンチェンコ (プーシキンの詩「ジプシー」による)
ボーナス・トラック:アレコのカヴァティーナ「月は高く輝く」

Total time: 64.05

アレコ - エフゲニー・ネステレンコ bass
ゼムフィーラ - スヴェトラーナ・ヴォルコワsoprano
老ジプシー - ウラジーミル・マトリン bass
若いジプシー - アレクサンドル・フェディン tenor
ジプシーの老婆- ライザ・コトワ contralto
モスクワ放送合唱団
(The Grand Academic Choir of USSR Central Television and All-Union Radio)
合唱指揮:スヴャトスラフ・イワーノフ
指揮:ドミトリ・キタエンコ
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1987年

ボーナス・トラック:フョードル・シャリアピン bass (1929年歴史的録音)
【Disc 21】
「けちな騎士」 1幕3場のオペラ Op.24
アレクサンドル・プーシキンの悲劇による

Total time: 62.43

男爵 - ボリス・ドブリン baritone
アルベルト - レフ・クズネツォフ tenor
騎士 - イワン・ブドリン bass
ユダヤ人(金貸し) - アレクセイ・ウスマノフ tenor
公爵 - セルゲイ・ヤコヴェンコ baritone
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
モスクワ放送交響楽団

録音:不詳


【Disc 22】
「フランチェスカ・ダ・リミニ」 2場にプロローグ、エピローグを伴うオペラOp.25
脚本:モデスト・チャイコフスキー (ダンテの「神曲」による)

Total time: 63.59

ヴェルギルの影 - ミハイル・マスロフ baritone
ダンテ - アレクサンドル・レプテフ tenor
ランチョット・マラテスタ - エフゲニー・ネステレンコ bass
フランチェスカ - マクヴァラ・カスラシヴィリ soprano
パオロ - ウラジーミル・アトラントフ tenor
ボリショイ劇場合唱団、管弦楽団
指揮:マルク・エルムラー

録音:1975年


【Disc 23】
1 「たゆまず祈る聖母」 混声合唱のための (1893年)
2 「精霊の合唱」 アレクセイ・K.トルストイの詩「ドン・ジュアン」より (1894年)
3-8 6つの合唱曲 女声あるいは児童合唱とピアノのための Op.15
9 「治療者パンテレイ」 混声合唱のための (詩:アレクセイ・トルストイ) (1899年)
10 「百姓靴」 混声合唱のためのウクライナ民謡の編曲 (1899年)
ボーナス・トラック
「聖金口イオアン聖体礼儀」 Op.31 より
11 No.12主や爾を崇め歌い(vocalise)
12 No.2 わが霊や主を讃めあげよ
「徹夜祷」 Op.37 より
13 No.2 わが霊や主を讃めあげよ
14 No.2 わが霊や主を讃めあげよ
15 No.3 悪人の謀に行かざる人は福なり
16 No.4 聖にして福たる常生なる天の父
17 No.5 主宰や今 爾の言にしたがい

Total time: 60.33

ラリサ・アレクセーエヴァ soprano (11)
エレーナ・オブラスツォワ mezzo-soprano (12, 13)
イワン・コスロフスキー tenor (14-17)

ウラジミール・クライネフ piano (3-8)
指揮:ボリス・テヴリン (1-10)
モスクワ・ユース合唱団 (1, 3-8)
モスクワ音楽院室内合唱団 (2, 9, 10)

指揮:アレクサンドル・スヴェシニコフ (11)
ソヴィエト国立ロシア合唱団 (The USSR State Academic Russian Choir)

指揮:ウラジーミル・ミーニン (12, 13)
モスクワ室内合唱団

指揮:アレクサンドル・ユルロフ (14-17)
ロシア国立ユルロフ合唱団

録音:1977年 (1), 2001年4月11日ライヴ (2, 9, 10), 1988年 (3-8),
1959年 (11), 1980年11月28日ライヴ (12, 13), 1965年3月2日 (14-17)


【Disc 24】
「聖金口イオアン聖体礼儀」 混声合唱のための Op.31

Total time: 53.55

ナタリア・ゲラシモワ soprano
アレクサンドル・カラクツ tenor
セルゲイ・バイコフ bass
ユーリ・クターニン bass
指揮:ウラジーミル・ミーニン
モスクワ室内合唱団

録音:1988年スモレンスク聖母被昇天大聖堂


【Disc 25】
「徹夜祷」 Op.37

Total time: 64.13

ジャンナ・ポレフツォワ mezzo-soprano
セルゲイ・ロコジツァ tenor
指揮:ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ
レニングラード国立グリンカ聖歌隊(The Leningrad State Academic Glinka Choral Capella)

録音:1985年


【Disc 26】 歌曲集
1 聖なる修道院の門の傍らに (ミハイル・レールモントフ) (1890年)
2 君には何も語るまい (アファナーシー・フェート) (1890年)
3 心よ、お前はふたたび目覚めた (ニコライ・グレコフ)
4 「仮面舞踏会」よりアルベニンのモノローグA Night Spent Without Dreams (ミハイル・レールモントフ)
5 四月、春の祭の日 (ヴェロニカ・トゥシュノワ, エドゥアール・パイエロンによる)
6 夕闇は迫り (アレクセイ・トルストイ)
7 舟歌 (Song of the Boatmen) 声楽とピアノのための編曲版 (1890-1891年)
8 失望した男の歌(ダニール・ラートハウス)
6つのロマンスOp.4
9 いや、お願いだ、行かないで (ドミトリー・メレジュコフスキー)
10 朝 (M.ヤーノフ)
11 夜のしじまの中で(アファナーシー・フェート)
12 歌うなかれ、美しい人よ (アレクサンドル・プーシキン)
13 ああ、私の畑よ (アレクセイ・トルストイ)
14 友よ、そんなに昔だろうか (アルセニー・ゴレニシチェフ=クトゥーゾフ)

15 「ボリス・ゴドゥノフ」よりピーメンのモノローグOne Last Story (アレクサンドル・プーシキン)

Total time 47.02

A.ピロゴフ bass, B. ユルタイキン piano (1, 8)
S. シャポシニコフ baritone, E.レベデフ piano (2)
V. ピアフコ tenor, V. ヴィクトロフ piano (3)
A. オグニフツェフ bass, N. コロルコフ piano (4, 7)
P. リシチアン baritone, A. ミトニク piano (5)
L. チュコニヤ soprano, R. トロフマン piano (6)
M. レイゼン bass, A. マカロフ piano (9)
Z. ドルハノワ mezzo-soprano, B. コゼル piano (10)
V. アトラントフ tenor, F. ハリロワ piano (11)
Е. ネステレンコ bass, E. シェンデロヴィチ piano (12)
N. トカチェンコ soprano, T. ミアンサロワ piano (13)
A. イワーノフ baritone, A. ジブツェフ piano (14)
I. コツロフスキー tenor, I. グスマン(指揮) ソヴィエトボリショイ劇場管弦楽団 (15)

録音:1973年 (3, 7), 1969年 (4), 1984年 (6), 1972年 (12), 1964年 (15).


【Disc 27】 歌曲集
6つのロマンス Op.8
1 睡蓮 (アレクセイ・プレシュチェーエフ, ハインリヒ・ハイネによる)
2 わが子よ、お前は花のように美しい (アレクセイ・プレシュチェーエフ, ハインリヒ・ハイネによる)
3 想い (アレクセイ・プレシュチェーエフ, タラス・シェフチェンコによる)
4 私は悲しくも愛してしまった (アレクセイ・プレシュチェーエフ, タラス・シェフチェンコによる)
5 夢 (アレクセイ・プレシュチェーエフ, ハインリヒ・ハイネによる)
6 祈り (アレクセイ・プレシュチェーエフ, ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる)

7 花はしぼんだ (ダニール・ラタウス) (1893年)
8 君は覚えているだろうか、あの夕べを (アルクセイ・トルストイ) (1893年)

12のロマンス Op.14
9 私はあなたを待っている (マリヤ・ダヴィドワ)
10 小島 (コンスタンティン・バリモント, パーシー・ビッシュ・シェリーによる)
11 昔から恋には慰めは少なく(アファナーシー・フェート)
12 私は彼女のもとへ行った (アレクセイ・コリツォフ)
13 この夏の夜 (ダニール・ラートハウス)
14 あなたは皆に愛される (アルクセイ・トルストイ)
15 わが友よ、私を信じるな (アルクセイ・トルストイ)
16 おお、悲しまないで (アレクセイ・アプーフチン)
17 真昼のように美しい彼女 (ニコライ・ミンスキー)
18 私の胸のうちに (ニコライ・ミンスキー)
19 雪解け (フョードル・チュッチェフ)
20 時は来た (セミョン・ナドソン)

Total time 48.00

Z. ドルハノワ mezzo-soprano, B. コゼル piano (1)
А. ロズム baritone, V. シュライブマン piano (2)
А. ピロゴフ bass, М. サハロフ piano (3)
N. オブホワ mezzo-soprano, М. サハロフ piano (4)
М. マゴマエフ baritone, B. アブラモヴィチ piano (5)
Z. ドルハノワ mezzo-soprano, А. ドルハニャン piano (6, 16)
V. ボリセンコ mezzo-soprano, N. コロリコフ piano (7)
К.リソフスキー tenor, S. ヴィノグラドワ piano (8)
I. アルヒポワ mezzo-soprano, J. ウストマン piano (9)
Е. シュムスカヤ soprano, S. ストゥシェフスキー piano (10)
А. オグニフツェフ bass, N. コロリコフ piano (11, 15, 20)
V. アトラントフ tenor, F. ハリロワ piano (12)
L. マスレニコワ soprano, N. ミロノフ piano (13)
S. シャポシニコフ baritone, Е. レベデフ, piano (14)
E. ザレムバ mezzo-soprano, A. カドブノワ piano (17)
М. レシェチン bass, N. コロリコフ piano (18)
Т. ミラシキナ soprano, B. コゼル piano (19)

録音:1952年 (1, 16), 1965年 (2), 1972年 (5), 1973年 (8, 11, 20),
1970年 (9), 1971年 (12), 1969年 (15), 2011年 (17), 1963年 (19)


【Disc 28】 歌曲集
1 君はしゃっくりをしなかったかい (ピョートル・ヴャーゼムスキー) (1899年)
2 夜 (ダニール・ラートハウス) (1900年)

12のロマンス Op.21
3 運命 (アレクセイ・アプーフチン)
4 新しい墓の前で (セミョン・ナドソン)
5 夕暮れ (イワン・トルジェフスキー, ジャン=マリー・ギュイヨーによる)
6 彼女たちは答えた (レフ・メイ, ヴィクトル・ユーゴーによる)
7 リラの花 (エカテリーナ・ベケトワ)
8 ミュッセからの断章 (アレクセイ・アプーフチン, アルフレッド・ド・ミュッセによる)
9 ここは何て素晴らしい (グラフィーラ・ガリーナ)
10 まひわの死に寄せて (ワシリー・ジューコフスキー)
11 メロディ (セミョン・ナドソン)
12 イコンの前に (アルセニー・ゴレニシチェフ=クトゥーゾフ)
13 われは預言者にあらず (アレクサンドル・クルゴフ)
14 なんという苦しさ (グラフィーラ・ガリーナ)
15 スタニスラフスキーへの手紙 (セルゲイ・ラフマニノフ)
16 ヨハネの福音書より (15章, 13節) (1915年)

Total time 44.00

E. ネステレンコ bass, V. ヴィクトロフ piano (1)
K. リソフスキー tenor, S. ヴィノグラドワ piano (2)
A. オグニフツェフ bass, N. コロリコフ piano (3, 4)
H. ゲルズマーワ soprano, E. ガネリーナ piano (5-7)
A. ソロヴャネンコ tenor, M. ラヴィン piano (8)
N. ドルリャーク soprano, S. リヒテル piano (9)
T. ペトロワ soprano, Yu. グシャンスカヤ piano (10)
I. アルヒポワ mezzo-soprano, Z. コーガン piano (11)
V. レフコ mezzo-soprano, G. ツィンゲル piano (12)
Yu. グリャエフ bass, R. トロフマン piano (13, 15)
М. マゴマエフ baritone, B. アブラモヴィチ piano (14)
E. ネステレンコ bass, N. ワルテル piano (16)

録音:1973年 (1-4, 12, 16), 2014年 (5-7), 1990年 (8), 1967年 (10),
1974年 (13), 1972年 (14, 15)


【Disc 29】 歌曲集
15のロマンス Op.26
1 あまたの響き (アレクセイ・トルストイ)
2 私はすべてを奪われた (フョードル・チュッチェフ)
3 わたしたち一息つけるわ (アントン・チェーホフ)
4 二つの別れ (アレクセイ・コリツォフ)
5 立ち去ろう、愛しい人よ (アルセニー・ゴレニシチェフ=クトゥーゾフ)
6 キリストは甦りぬ (ドミトリー・メレジュコフスキー)
7 子供たちに (アレクセイ・ホミャコーフ)
8 私は許しをこいねがう (ドミトリー・メレジュコフスキー)
9 私はまた一人に (イワン・ブーニン, タラス・シェフチェンコによる)
10 私の窓辺に (グラフィーラ・ガリーナ)
11 噴水 (フョードル・チュッチェフ)
12 夜は悲しい (イワン・ブーニン)
13 きのう私たちは出会った (ヤーコフ・ポロンスキー)
14 指輪 (アレクセイ・コリツォフ)
15 すべては過ぎ去ってゆく (ダニール・ラートハウス)

Total time 41.00

P. ネルツソフ baritone, N. ワルテル piano (1)
Е. ネステレンコ bass, Е. シェンデロヴィチ piano (2)
E. ザレムバ mezzo-soprano, A. カドブノワ piano (3)
Е. フォミーナ soprano, Е. ネステレンコ bass, V. ヴィクトロフ piano (4)
Z. ドルハノワ mezzo-soprano, V. フヴォスティン, piano (5)
М. ライゼン bass, V. フヴォスティン piano (6, 15)
An. イワーノフ baritone, G. オレントリチャー piano (7)
G. ネレップ tenor, М. サハロフ piano (8)
М. マゴマエフ baritone, B. アブラモヴィチ piano (9)
L. チュコニヤ soprano, R. トロフマン piano (10)
Е. シュムスカヤ soprano, G. オレントリチャー piano (11)
А. ピロゴフ bass, B. ユルタイキン piano (12)
P. リシツィアン baritone, А. エロヒン piano (13)
V. レフコ mezzo-soprano, G. ツィンゲル piano (14)

Recorded in 1973 (1, 4, 14), 1972 (2, 9), 2011 (3), 1981 (5), 1979 (6, 15), 1984 (10).

【Disc 30】 ROMANCES
14のロマンス Op.34
1 ミューズ (アレクサンドル・プーシキン)
2 私たちの誰の心にも (アポロン・コリンフスキー)
3 嵐 (アレクサンドル・プーシキン)
4 移り行く風 (コンスタンティン・バリモント)
5 アリオン (アレクサンドル・プーシキン)
6 ラザロの復活 (アレクセイ・ホミャコーフ)
7 そんなことはない (アポロン・マイコフ)
8 音楽 (ヤーコフ・ポロンスキー)
9 あなたは彼を知っていた (フョードル・チュッチェフ)
10 その日を私は覚えている (フョードル・チュッチェフ)
11 小作人 (アファナーシー・フェート)
12 何という幸せ (アファナーシー・フェート)
13 不協和音 (ヤーコフ・ポロンスキー)
14 ヴォカリーズ -声楽と管弦楽版

6つの詩 Op.38
15 夜ふけに私の庭で (アレクサンドル・ブローク, アヴェティク・イサハキアンによる)
16 彼女に (アンドレイ・ベリー)
17 ひなぎく (イーゴリ・セヴェリャーニン)
18 ねずみ捕り (ワレリー・ブリューソフ)
19 夢 (フョードル・ソログープ)
20 おーい! (コンスタンティン・バリモント)

ボーナス・トラック
21 You, My Cerise, My Rouge, 声楽とピアノのための編曲版

Total time 54.00

K. リソフスキー tenor, S. ヴィノグラドワ piano (1, 3)
V. ザハロフ baritone, G. オレントリチャー piano (2)
H. ゲルズマーワ soprano, E. ガネリーナ, piano (4, 16, 18-20)
V. キルチェフスキー tenor, G. オレントリチャー piano (5)
E. ネステレンコ bass, V. ヴィクトロフ piano (6, 11)
A. オグニフツェフ bass, N. コロリオフ piano (7)
A. イワーノフ baritone, G. オレントリチャー piano (8, 9)
I. コツロフスキー tenor, P. ニキーチン piano (10)
A. マスレニコフ tenor, N. コロリオフ piano (12, 15)
N. ロジェストヴェンスカヤ soprano, O. トーミン piano (13)
V. フィルソヴァ soprano, E.スヴェトラーノフ(指揮), ボリショイ劇場管弦楽団 (14)
I. マスレニコワ soprano, A. マカロフ piano (17, 20)
ボーナス・トラック:ナジェージダ・プレヴィツカヤ mezzo-soprano, セルゲイ・ラフマニノフ piano

録音:1973年 (1, 3, 6, 11), 2014年 (4, 16, 18-20), 1969年 (7), 1975年 (12, 15), 1959年 (14), 1921年 (21)


【Disc 31】
1 チェロとピアノのためのロマンス ヘ短調 (1890年)
チェロとピアノのための2つの小品 Op.2
2 1. 前奏曲
3 2. 東洋的舞曲
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.6
4 1. ロマンス
5 2. ハンガリー舞曲
弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 (未完) (1889年)
6 II. ロマンス Andante espressivo
7 III. スケルツォ Allegro
弦楽四重奏曲第2番 ト短調 (未完) (1896年)
8 I. Allegro moderato
9 II. Andante molto sostenuto
ボーナス・トラック
10 ホパーク
〜ムソルグスキー歌劇「ソローチンツィの定期市」より 作曲者によるヴァイオリンとピアノのための編曲

Total time 49.21

Track 1
イーゴル・ガヴリシュ cello
リュボフ・チモフェエワ piano
Track 2
アレクサンドル・ルーディン cello
(アナトーリー・ブランドゥコーフが所持したドメニコ・モンタニャーナ製チェロ使用)
ユーリ・マルティノフ piano (ラフマニノフが所持したベヒシュタイン製グランド・ピアノ使用)
Track 3
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ cello
アレクサンドル・デデューヒン piano
Track 4
レオニード・コーガン violin
ナウム・ワルテル piano
Track 5
アレクセイ・ルンディン violin
ユーリ・マルティノフ piano
Tracks 6-9
ショスタコーヴィチ・カルテット
アンドレイ・シシュロフ violin
アレクサンドル・バラショフviolin
アレクサンドル・ガルコフスキー viola
アレクサンドル・コルチャギン cello
BONUS
ギドン・クレーム violin
オルグ・マイセンベルク piano

録音:1973年 (1), 1971年 (4), 1972年 (6-9), 1975年 (10),
the Concert Hall Rachmaninoff House 2018年 (2), CineLab SoundMix 2018年 (5).


【Disc 32】
1 悲しみの三重奏曲第1番 ト短調 (1892年)
2-4 悲しみの三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9

Total time 60.55

Track 1
ショスタコーヴィチ・トリオ
アミラン・ガンツ violin
ミシャ・カッツ cello
グリゴリー・グルツマン piano
Tracks 2-4
ダヴィド・オイストラフ violin
スヴャトスラフ・クナシェヴィツキー cello
レフ・オボーリン piano

録音:1991年 (1), 1958年 (2-4), 1957年 (5).


【Disc 33】
1 チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ボーナス・トラック:ヴォカリーズ Op.34 No.14 (アナトーリー・ブランドゥコーフによるチェロとピアノ版)

ダニール・シャフラン cello (1)
アントン・ギンスブルク piano (1)

ボーナス・トラック
ミスチスラフ・ロストロポーヴィチ cello
アレクサンドル・デデューヒン piano

録音:1979年 (1), 1957年 (BONUS).


【LP】<初出音源>
Side А:
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
1 I. Moderato
2 II. Adagio sostenuto
Side B:
2 III. Allegro scherzando
4 ヴォカリーズ Op.34 No.14 (作曲者による管弦楽編曲版)

А1, А2, В1:
ウラジーミル・クライネフ piano
指揮:ユーリ・テミルカーノフ
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

B2:
指揮:ドミトリ・キタエンコ
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1973年1月23日モスクワ音楽院大ホール・ライヴ (А1, А2, В1), 1985年 (В2)


 ラフマニノフの生誕145年(没後75年)を記念し、ロシアを代表するレーベルMELODIYAが全力で取り組んだコレクターズBOXが登場。
 ラフマニノフが残した主要作品をほぼ網羅しています。レーベルに残る数多くの音源のうち1950代以降の録音を中心に、ソヴィエト時代から現代までのロシアを代表するヴィルトゥオーゾたちの名演奏から、曲ごとにベストのテイクを選んで収録。
 また自作自演や、1920年代の歴史的名演奏などもボーナス・トラックとして追加しました。さらに付属のLPには、クライネフのピアノとテミルカーノフの指揮によるピアノ協奏曲第2番、キタエンコが振った「ヴォカリーズ」管弦楽版という、2曲の未発表録音を収録。
 作曲家ラフマニノフを俯瞰する大規模な作品集として、また古今の名演奏を集めたコレクターズ・アイテムとして、多くの人を満足させるこれまでにない大規模なアンソロジーです。

 



<LP>

 

CPO(LP)


5551621
(2LP)
\4800
J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV1080
 F.グレーフによる4本のサクソフォンのための編曲版

【LP1】
 SideA
  1.コントラプンクトゥス 1
  2.コントラプンクトゥス 3
  3.コントラプンクトゥス 2
  4.コントラプンクトゥス 4
  5.第15番(8度のカノン)
  6.第16番(10度のカノン)
 SideB
  1.第17番(12度のカノン)
  2.コントラプンクトゥス 8
  3.コントラプンクトゥス 11
  4.コントラプンクトゥス 10
  5.コントラプンクトゥス 9
【LP2】
 SideA
  1.コントラプンクトゥス 5
  2.コントラプンクトゥス 6
  3.コントラプンクトゥス 7
  4.第14番(拡大と縮小による4声反行カノン)
 SideB
  1.コントラプンクトゥス 12a
  2.コントラプンクトゥス 12b
  3.コントラプンクトゥス 13a
  4.コントラプンクトゥス 13b
  5.コントラプンクトゥス 18
ベルリン・サクソフォン四重奏団
【メンバー】
デトレフ・ベンスマン
(ソプラノ・サクソフォン)
クラウス・クレツマルスキ
(アルト・サクソフォン)
クリストフ・グリーゼ
(テノール・サクソフォン)
フリーデマン・グレーフ
(バリトン・サクソフォン)
 ベルリン・サクソフォン四重奏団によるバッハの名作「フーガの技法」。バリトン・サクソフォンを担当するグレーフが編曲したこの演奏は、CD(999058)発売時に「様々な解釈が存在するこの作品に、また新たな光を当てた」として話題となりました。
 サクソフォンの音色に溶け合うバッハの幻想的な旋律は、聴き手を瞬時に魅了します。今回は180gの重量盤ヴァイナルLPとして再登場、臨場感に溢れる音質をたっぷりお楽しみいただけます。
  録音 1990年9月 MDG. Holger Schlegel

















10/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ALIA VOX



AVSA 9929
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690
サヴァール、2017 年7 月の録音
 みな、踊れ!
  テルプシコール〜バロック・ダンス讃

 ・ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
  ラ・テレプシコール(1720)
  管弦楽曲『舞曲さまざま』(1715)
  田舎の楽しみ(Les plaisirs champetres)
 ・テレマン:
  序曲(組曲)『風変り』 ト長調 TWV 55:G2
  序曲(組曲)変ロ長調(ターフェルムジーク、第3部第1番 TWV 55:B1)
ル・コンセール・デ・ナシオン
 (コンサートマスター:
  マンフレード・クレーマー)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
 サヴァールが魅せる!バロック舞曲の優雅の極み

 録音:2017 年7 月、グラーツ(オーストリア)

 サヴァール、2017 年7 月の録音。9 人のムーサのうちの1 人、テルプシコールが舞台に舞い降りたかのような、典雅な舞曲を中心に編まれたプログラムです。
 テレプシコールは踊りの楽しみ、の意で、舞踊と合唱(叙事詩)を司る女神、と言われています。テレマンとルベルの活き活きとしてカラフルな作品は、神々にささげる舞曲を思わせます。バロック音楽が最も洗練されていた時期の音楽の粋を心ゆくまで味わうことのできる1 枚です。

 ジョルディ・サヴァール来日予定
 11月22日(木)浜離宮朝日ホール〜スペイン黄金世紀の舞曲
 11月24日(土)三鷹市芸術文化センター〜スペイン黄金世紀の舞曲
 11月25日(日)伊丹アイフォニックホール〜スペイン黄金世紀の舞曲




PENTATONE



PTC 5186719
(SACD HYBRID)
¥2700
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):序曲集
 (1)歌劇『絹のはしご』序曲(1812)(5'57")
 (2)歌劇『タンクレディ』序曲(1813)(6'00")
 (3)歌劇『アルジェのイタリア女』序曲(1813)(8'09")
 (4)歌劇『セビリアの理髪師』序曲(1816)(6'53")
 (5)歌劇『泥棒かささぎ』序曲(1817)(9'51")
 (6)歌劇『マティルデ・ディ・シャブラン』(1821)(9'39")
 (7)歌劇『セミラーミデ』(1823)(12'35")
 (8)歌劇『コリントの包囲』(1826)(9'36")
 (9)歌劇『ウィリアム・テル』(1829)(12'11")
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管
 実にカラフルで躍動感に満ちた演奏。ロッシーニの生誕地、ペーザロで生まれたミケーレ・マリオッティがロッシーニの序曲集を録音!

 録音:2018年5月/聖ドメニコ修道院(ボローニャ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、ディジパック仕様、81'37"、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 1979 年生まれのミケーレ・マリオッティがボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団とともにロッシーニの序曲集を録音しました。
 マリオッティといえば、『ウィリアム・テル』、『マティルデ・ディ・シャブラン』の映像商品などでもカラフルで躍動感に満ちた演奏を聴かせましたが、当演奏は2018 年5 月にロッシーニの9 つの歌劇の序曲を録音したものです。
 豊かなハーモニーと華麗なオーケストレーション、そしてパワフルでリズミカルなロッシーニの作品を見事な熱量で演奏しております!
 ロッシーニの生誕地、ペーザロに生まれたマリオッティだからこそ表現できる正真正銘のロッシーニをここに聴くことができます。
 そしてPENTATONE レーベルが誇る技術チームによる録音で、DSD レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。







THE CHOIR OF KING'S COLLEGE


KGS 0025
¥2100
リチャード・ガワーズ、メシアンの大曲!
 メシアン:主の生誕
リチャード・ガワーズ(オルガン)
 名門キングス・カレッジが満を持して世に送り出すオルガン科特待生リチャード・ガワーズ、メシアンの大曲!

 録音:2017 年7 月17-18 日、キングス・カレッジ・チャペル
 オルガン:The Harrison&Harrison

 キングス・カレッジのオルガン科特待生は、チャペルでの礼拝での演奏、少年聖歌隊の指導のサポート、そして時には合唱団の指揮、と様々な役割を担います。
 リチャード・ガワーズは2014-17 年キングス・カレッジのオルガン科で特待生として学び、星付きの1 等賞で卒業、在学中は合唱団の海外ツアーにも同行して演奏していました。
 これはガワーズの在学時期最後に録音された彼の初ソロCDで、キングス・カレッジのレーベルから発売となります。メシアンの「主の生誕」は、壮大な規模でイエスキリストの生誕を真摯にとらえた大曲。「聖母と御子」に始まり、イエスが受難を受け入れることなどが音楽によって描かれ、最終曲は「神はわれらと共に」と題された有名なトッカータで閉じられます。知性と音楽性をもって真摯にこの作品と向き合った名演。
 2016年に行われた9 カ月に及ぶ大規模な改修後の、キングス・カレッジ・チャペルが誇るオルガンの音色を堪能できます。







NEOS

NEOS 11712
¥2400
フィリップ・マインツ(b.1977):管弦楽作品集Vol.1
 (1)「吊るされている庭」(2016/17)
   〜大管弦楽のための[21:19]
 (2)「トリプティコ・ヴァーティカル」(2012/14)
   〜ソプラノと大管弦楽のための(詩:ロベルト・フアロス)[26:16]
 ※全作世界初演
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
(1)ベルリン・ドイツ交響楽団
(2)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 マリソル・モンタルヴォ(S)
 巨匠エッシェンバッハが振る現代音楽!ドイツの中堅フィリップ・マインツ作品集

 録音:(1)2017年5月28日ベルリン、(2)2014年6月25日ミュンヘン,47:40

 フィリップ・マインツはドイツの中堅世代の作曲家でロベルト・HP・プラッツに師事、その後リエージュ大学で電子音楽の権威アンリ・プッスールに学ぶ。またパリのIRCAMでも研究と制作を行っている。
 電子音楽の研鑽を経たマインツの音楽は様々な音色と複雑に織りなすテクスチュアの推移で成り立っており、「吊るされている庭」は古代アッシリアの神話に題材を採った幻想的な作品。幾重にも重ねられた弦楽の薄い皮膜のようなテクスチュアは武満の70年代の作風を思わせて魅力的。「トリプティコ・ヴァーティカル」はアルゼンチンの詩人ロベルト・フアロスに詩に基づくこれも幻想的な声楽作品。

 
NEOS 11805/7
(SACD HYBRID
3枚組)
¥7200
ピアノ協奏曲はツァグロセク&フランクフルト放送響
 ホラチウ・ラドゥレスク(1942-2008):ピアノ作品全集

 CD1)
  (1)ドメニコ・スカルラッティへのオマージュ(1967)
  (2)ピアノ・ソナタ第6番《光源への回帰》(2007)
  (3)ピアノ・ソナタ第5番《汝の塵を落ち着かせよ、
   これが元のアイデンティティだ》(2003)
  (4)ピアノ・ソナタ第1番《揺りかごから深淵へ》(1968)
 CD2)
  (5)ピアノ・ソナタ第2番《存在と非存在はお互いを創造する》(1991)
  (6)ピアノ・ソナタ第3番《あなたは永遠に耐え忍ぶだろう》(1992/1999)
  (7)ピアノ・ソナタ第4番《神よりも古く、井戸のように》(1993)
 CD3)
  (8)ピアノと大管弦楽のための協奏曲《探求》(1996)
オルトウィン・ステューマー(Pf)
(8)ローター・ツァグロセク(指揮)
 フランクフルト放送交響楽団
 没後10年。ルーマニア出身、フランスで活躍したホラチウ・ラドゥレスクのピアノ作品全集!

 録音:2009-2010年(CD1)、2002年(CD2)、1996年(CD3)
 Total time:CD1[63:39]、CD2[55:43]、CD3[51:38]

 ラドゥレスクはルーマニアのブカレスト音楽院で学んだ後、ダルムシュタット夏期現代音楽講習会に参加、シュトックハウゼンの音楽に触れて大きく作風を変化させ、以後、西ヨーロッパの前衛音楽側の立場から作品を発表してきた。特に倍音に関心が深く、スペクトル楽派に通じる、ひとつの音を深く聴き込むような作曲法を採っている。
 中期以降は前衛様式のなかに調性的要素、ルーマニアの民謡までも寛容に取り込む姿勢をみせており、これが広く聴衆の人気を得る結果となった。
 このセットでは初期から晩年に至るピアノ曲が収められており、彼の思索と様式の変遷を辿れる内容。
 CD3に収録されたピアノ協奏曲はおよそ50分からなる大作で彼の倍音を聴き込む作曲法にルーマニア民謡(バルトークが採譜し作曲した「ルーマニアのクリスマス・キャロル」からの旋律)が融合したラドゥレスクの集大成的傑作。生前より作曲者と深い親交のあったオルトウィン・ステューマーの演奏も聴きどころ。作曲者の意図をよく理解した決定盤。

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NEOS 11630
(7CD 5枚価格)
¥12000→\10990

ダルムシュタット・オーラル・ドキュメントVol.4
  《現代音楽の名ピアニストたち》
    エドゥアルト・シュトイアマン、アンドール・フォルデス、イヴォンヌ・ロリオ
    デヴィッド・テュードア、アロイス・コンタルスキー、ピエール・ブーレーズ
    ヘルムート・ラッヘンマン、クロード・エルフェ、ヘルベルト・ヘンク、ほか!
 CD1)1950年代以前の作品
  (1)シェーンベルク(1874-1951):6つのピアノ曲/(2)シェーンベルク:5つのピアノ曲/
  (3)バルトーク(1881-1945):ピアノ・ソナタ/(4)ウェーベルン(1883-1945):変奏曲Op.27/
  (5)ステファン・ウォルペ(1902-19):パッサカリア/
  (6)ロジャー・セッションズ(1896-1985):4つの小品/
  (7)ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972):《クビニアーナ》ピアノのための10の小品
  (8)ピエール・ブーレーズ(1925-2016):ピアノ・ソナタ第1番/
   (1)エドゥアルト・シュトイアマン 1957年7月17日/(2)(4)(5)ペーター・シュタドレン 1948年7月31日/
   (3)アンドール・フォルデス1952年7月18日/(5)デヴィッド・テュードア 1956年7月12日/
   (6)ハワード・ルボウ 1960年7月14日/(8)エリカ・ハーゼ 1959年9月3日
 CD2)1950〜1960年代の作品
  (1)B.アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):エンキーリディオン2
  (2)フランコ・エヴァンゲリスティ(1926-1980):《音の投影、構造》
  (3)リュック・フェラーリ(1929-2005):顔I
  (4)カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):ピアノ曲XI
  (5)ピエール・ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番(初稿)
  (6)アルド・クレメンティ(1925-2011):コンポジション第1番
  (7)ニコロ・カスティリオーニ(1932-1996):《動きの始まり》
  (8)ジェルジ・クルターク(b.1926):8つのピアノ小品
  (9)エルネスタルブレヒト・シュテーブラー(b.1934):《不安定な行動》
  (10)ヘルムート・ラッヘンマン(b.1935):エコー・アンダンテ
   (1)イヴォンヌ・ロリオ 1952年7月19日/(2)デヴィッド・テュードア 1958年9月10日/
   (3)エルゼ・シュトック=フグ 1957年7月20日/(4)デヴィッド・テュードア 1958年9月8日/
   (5)ピエール・ブーレーズ 1959年8月30日/(6)アロイス・コンタルスキー 1958年9月5日/
   (7)ニコロ・カスティリオーニ 1958年9月10日/(8)アンドール・ロションツィ 1960年7月10日/
   (9)ペーター・ロッゲンカンプ 1963年/(10)ヘルムート・ラッヘンマン 1962年7月18日
 CD3)1970年代の作品
  (1)ヤニス・クセナキス(1922-2001):エヴリアリ
  (2)アンドレ・ブクレシュリエフ(1925-1997):ピラネーゼによる6つのエチュード
  (3)ヴォルフガング・リーム(b.1952):ピアノ曲第5番
  (4)サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):ピアノ・ソナタ第1番
  (5)ラインハルト・フェーベル(b.1952):ピアノ小品
  (6)ラインハルト・フェーベル:ピアノ小品1978
  (7)マウリツィオ・カーゲル(1931):アン・タステン
   (1)アロイス・コンタルスキー 1974年7月30日/(2)クロード・エルフェ 1996年7月19日/
   (3)ヘルベルト・ヘンク 1976年7月21日/(4)ペーター・シュマルフス 1980年7月23日/
   (5)エドワード・ランバート 1976年7月26日/(6)ベルンハルト・ヴァムバッハ 1978年8月13日/
   (7)アロイス・コンタルスキー 1978年8月5日
 CD4)1980年代の作品
  (1)シルヴァーノ・ブソッティ(b.1931):フェドラの死
  (2)ブライアン・ファーニホウ(b.1943):レンマ=イコン=エピグラム
  (3)シュトックハウゼン:ルシファーの夢あるいはピアノ曲XIII
  (4)ヴィルヘルム・キルマイアー(b.1927):ピアノ小品第7番《幻想パラフレーズ》
  (5)エルネスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):ピアノ小品第3番《パッサカリア・ブレヴィス》
   (1)イヴァール・ミハショフ 1990年7月19日/(2)セシル・ライトル 1988年8月5日/
   (3)ベルンハルト・ヴァムバッハ 1984年7月20日/
   (4)ジークフリート・モーザー 1988年8月9日/(5)オルトヴィン・シュテュルマー 1990年7月27日
 CD5)1990年代の作品
  (1)ダニエル・ロスマン(b.1958):
   《指が少し出血し始めるまで打楽器のように酔っ払いのようなピアノを演奏せよ》
  (2)エンノ・ポッペ(b.1969):主題と840の変奏
  (3)マーク・アンドレ(b.1964):アン・フィニIII
  (4)田中吉史(b.1968):エコ・ロンタニッシマII
  (5)クラウス・ラング(b.1971):《眠っている農夫、人生の木、暗闇の鉢》
  (6)オリガ・ライェワ(b.1971):《天使がいる素描》
   (1)ベルンハルト・ヴァムバッハ 1996年8月2日/(2)アンナ・デリーコ 2010年7月28日/
   (3)エルミス・テオドラキス 2010年7月28日/(4)マッシミリアーノ・ダメリーニ 1998年7月24日/
   (5)ベルンハルト・ヴァムバッハ 2008年7月16日/(6)チェン・ピシェン(陳必先) 2002年7月8日/
 CD6)2000〜2010年代/話すピアニスト、プレイヤー・ピアノの作品
  (1)ディーター・マック(b.1954):ピアノ曲第5番《チェディ》
  (2)サルヴァトーレ・シャリーノ:2つの残酷な夜
  (3)ジェームズ・ソーンダーズ(b.1972):#070702
  (4)望月京(b.1969):メビウスの輪
  (5)マーク・バーデン(b.1980):他人の肌
  (6)ジョルジュ・アペルギス(b.1945):カンバセーションX(プリペアド・ピアノと語り)
  (7)ヴィキンタス・バルタカス(b.1972):パサカ
  (8)クラレンス・バーロウ(b.1945):銀色の蘭、パンドラ
  (9)ヴィト・ジュライ(b.1979):マトリックス(プレイヤー・ピアノとエレクトロニクス)
  (10)シュテッフェン・クレッバー(b.1976):サインせよ(自動ピアノとラウドスピーカー)
   (1)ハン・カヤ(韓 伽?) 2006年8月8日/(2)(3)ニコラス・ホッジス 2002年7月7日/
   (4)ニコラス・ホッジス 2008年7月13日/(5)中村麗 2010年7月26日/
   (6)レト・シュタウプ 2010年7月25日/(7)ベンヤミン・コブラー 1996年8月10日/
   (8)1990年7月27日/(9)(10)2014年8月14日
 CD7)拡張されたピアノ
  (1)ローランド・カイン(1932-2011):量子
  (2)ジャン=エティエンヌ・マリー(1917-1989):3つの小品
  (3)ハンス・ウルリヒ・エンゲルマン(1921-2011):カデンツァ
  (4)クラレンス・バーロウ:‛&まで‛&
  (5)クリスティーナ・クビッシュ(b.1948):ディヴェルティメント(1台のピアノに5人のピアニストとテープ)
  (6)フォルカー・ハイン(b.1938):タップ(プリペアド・ピアノとライヴ・エレクトロニクス)
  (7)パスカル・クリトン(b.1954):タイムス(四分音ピアノとテープ)
  (8)シモン・ステーン=アンデルセン(b.1976):再レンダリング(ピアノと2人のアシスタント)
   (1)アロイス・コンタルスキー 1958年9月10日/(2)マルティーヌ・ジョスト 1988年8月10日/
   (3)エルゼ・シュトック=フグ 1962年7月10日/(4)クリスティ・ベッカー 1986年7月26日/
   (5)デヴィッド・アーデン、マレク・ミエテルスキ、ダヴィデ・モスコーニ、
    カルロス・ペレグリーノ、ワーナー・フュッサー 1974年8月3日/
   (6)オスカー・ピッツォ 1992年7月22日/(7)マルティーヌ・ジョスト 1990年7月23日/
   (8)エレン・ウゲルヴィク 2010年7月24日
 前衛音楽の数々を新旧様々な世代のピアニストで聴くセット!珍しくブーレーズが自らピアノを弾いた第3ソナタは必聴!

 録音:1948〜2014年 いずれもダルムシュタット夏期現代音楽講習会コンサートにおけるライヴ録音(DDD)
 Total time:CD1[70:34]/CD2[73:43]/CD3[75:38]/CD4[72:10]/CD5[78:41]/CD6[78:36]/CD7[73:47]

 戦後のヨーロッパ現代音楽界をリードしてきたダルムシュタット夏期現代音楽講習会で行われたコンサートから選りすぐりの録音をまとめたシリーズ第4弾。
 ここではピアノ作品が集められ、作品もさることながらイヴォンヌ・ロリオ、アロイス・コンタルスキー、デヴィッド・テュードアら往年の名・現代音楽ピアニストの他、最近注目の若手日本人ピアニスト中村麗の演奏が聴けるのが特色。
 ピアノはそのコストパフォーマンスの良さからこの楽器のために多くの作品が書かれ、このディスクを聴くだけで戦後から今日までのヨーロッパ前衛音楽の歴史を俯瞰できる。なかでもブーレーズが自らピアノを弾いた自作の第3ソナタはこのセットの圧巻。ブーレーズの指揮はいくらでも聴けるが、彼の弾くピアノが聴けるのはおそらくこのセットが現時点で唯一。
 他にダルムシュタットでは珍しい、四分音ピアノやピアノとライヴ・エレクトロニクス、ピアニストが演奏以外のフォーマンスをするなど、ピアノの可能性を探った実験的意欲作も収録。

 
NEOS 11801
¥2400
エルハルト・グロスコップ:「プレアデス」「クラング・ヴェルク11」
 エルハルト・グロスコップ(b.1934):
  (1)《プレアデス》7つの似た小品(2002)
    〜ピアノと管弦楽のための[29:16]
  (2)クラング・ヴェルク11(音の工房) (2011)
    〜管弦楽のための[31:29]
  ※全曲世界初演ライヴ
(1)ウルズラ・オッペンス(Pf)
 ヴィキンタス・バルタカス(指揮)
 ベルリン放送交響楽団
(2)ヨハネス・カリツケ(指揮)
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 録音:(1)2003年3月16日(ライヴ)、(2)2017年1月18日(ライヴ)、60:46

 グロスコップは医学、数学、哲学を学んだ後、エルンスト・ペッピングとボリス・ブラッヒャーに作曲を学んだ。電子音楽の研究と制作にも従事しており、彼の音楽に深く影響を与えた。日本にも縁があり、1970年の大阪万博ではオーケストラ作品を発表している。
 天体でありギリシャ神話の登場人物の名でもある「プレアデス」は7つの小品からなる宇宙的な拡がりをもった美しい作品。全編、静けさの中に時々きらめく眩くピアノや金属的打楽器による光のような音響イヴェントが印象的。「クラング・ヴェルク11」もプレアデス同様、一貫して静けさが支配し、ピカっときらめく鮮やかな光彩とそれがまぶたに焼き付いた残像のようにたなびく弦楽の薄い皮膜との対比が美しい佳品。

 
NEOS 11803
(SACD HYBRID)
¥2400

クレメンス・フォン・ロイスナー(b.1957):電子音楽作品集
 (1)アナモルフォルシス(2018)/(2)HO(2008)/
 (3)定義された荷重条件(2016)/(4)乾燥摩擦(2012)/
 (5)KRIT(2018)/6)非活動領域(2013)/
 (7)トポス・コンクレーテ(2014)

 制作:2008-2018年/[74:34]

 サウンド・アーティスト、クレメンス・フォン・ロイスナーはエレクトロ・アコースティック音楽の旗手としてヨーロッパを中心に活動している。1980年代後期には音響ソフト「カンディンスキー・ミュージック・ペインター」の開発にも携わった。
 レイスナーは電子音と現実音のサンプリングの加工を駆使し抽象画を描くように制作し、イマジナリーな音の拡がり、多様な音の質感が聴き手の想像力を刺激する。あらゆる過去の音楽の文脈から解放された純粋な音響運動は脳内をグニャグニャ、もみもみと、あちこちマッサージしてくれるようで実に快適。起こっては消え、現れてはまた消える様々な音響はさながら瞑想中に表れては浄化されてゆく想念、邪念の如し。広い意味での瞑想音楽としても使えそう。
 多様な音が聴けるのでオーディオ・チェックにも最適。メディテーション、トリップ系の音楽(音響)が好きな人に自信をもってお薦めします。これはもはや脳内マッサージ・ミュージック!なやみ無用(笑)!

 
NEOS 11809
¥2400
「20〜21世紀の歌曲」
 ユルグ・ヴィッテンバッハ(b.1935):
  一茶&クルト・マルティの詩による8つのデュエッティーニ
 カトリン・フラウヒガー(b.1967):
  ピアノ独奏のためのプロローグと2つの歌
 カタリーナ・ウェーバー(b.1958):《国境》から7つの歌
 ヨルグ・ヴィッテンバッハ:
  日本の神・慈悲深き観世音菩薩への3つの短い祈り
 ハンス・アイスラー(1898-1962):ハリウッド・ソング・ブックより選集
 アルバン・ベルク(1885-1935):7つの初期の歌
カトリン・フラウヒガー(Sop)
カタリーナ・ヴェーバー(Pf)
 録音:2017年8月、59:03

 カトリン・フラウヒガーは歌手、作曲家で作曲をミヒャエル・ジャレル、チヤ・チェルノヴィン、ハインツ・ホリガー、クラウス・フーバーらに学んだ。
 ピアノのカタリーナ・ウェーバーも作曲家でヨルグ・ヴィッテンバッハに師事、ジェルジ・クルターク、ポーリン・オリヴェロスの影響を受けた音楽で評価されている。
 このディスクは彼女たちの自作を中心にヴィッテンバッハ、アイスラー、ベルクと20世紀ドイツ歌曲の歴史を辿る内容。ヴィッテンバッハの「観世音菩薩への祈り」のやや怪しい東洋趣味、アイスラーの退廃的なハリウッド・ソング・ブック、後期ロマン派の芳しい香り漂うベルクの初期歌曲が聴きもの。

 
NEOS 11815
¥2400
マルティン・ヘルヒェンレーダー(b.1961):
 チェロとピアノのための作品集

  死に関する小品〜チェロとピアノのための
  ピアノのための4つのエチュード《木々と石》
  冬の夜の音楽 - メランコリア1514〜チェロのための
  ピアノのためのエチュード第2番《メテオ(流星)》
  チェロのためのミニアチュアズ
  ピアノのためのエチュード第3番
  パウル・クレー・ブラットIV「石塊」〜ピアノのための
  コンタクテ〜チェロとピアノのための
フリードリヒ・ガウヴェルキー(Vc)
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(Pf)
 録音:2017年9月、67:30

 マルティン・ヘルヒェンレーダーはオルガニスト、音楽学者でもありドイツ、アメリカ、中国、カナダでも教鞭を執っている。オルガン奏者としてはマーカス・シュトックハウゼン、アルディッティQとも度々共演している。
 既に当NEOSよりオルガン作品のCDが出て好評を得ている。これはチェロ独奏、ピアノ独奏、チェロとピアノのために書かれた作品集。
 メテオ(流星)はそのものずばり、激しいクラスター音響で隕石の落下と思しき情景が描かれ、「冬の夜の音楽-メランコリア」はチェロの呻くようなメリスマティックで憂鬱な旋律が日本の東北民謡を想起させる。「コンタクテ」ではチェロとピアノが様々な形で接触(コンタクテ)する小品集。

 
NEOS 11819/20
(2CD)
¥4800
「フルート・ニュース」〜現代のフルート二重奏曲
 (1)-(7)「20世紀のフルート二重奏」
  (1)ヒンデミット(1885-1963):標準的なソナチネOp.31-3(1924)
  (2)ジョン・ケージ(1912-1992):3つの小品(1935)
  (3)ゴッフレド・ペトラッシ(1904-2003):天使の対話(1948)
  (4)武満徹(1930-1996):マスク(1959)
  (5)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):ディアロディア(1972)
  (6)尹伊桑(1917-1995):インヴェンション(1983)
  (7)ジャン・フランセ(1912-1997):2種のインコのシンポジウム(1989)
  (8)-(16)「ヴァインツィアールとヴェヒターに捧げられた作品」
  (8)ドロシー・エベルハルト(b.1952):EOS(2015)
  (9)エンヨット・シュナイダー(b.1950):
   "RA"-リチュエル(2017)〜10人のフルート奏者のための
  (10)ジャン=リュック・ダルブレー(b.1946):ウェイヴズ(2010)
  (11)ベルント・レッドマン(b.1965):秘密の庭園(2017/18)
  (12)エルヴィン・コッホ=ラファエル(b.1949):コンポジションNo.71(2012)〜
   フルート(ピッコロ持ち替え)、バス・フルート、ピアノのための
  (13)ニコラウス・ブラス(b.1949):愛の対話(2014)
  (14)ヨハネス・X・シャフトナー(b.1985):夜を走るII〜7つのフルートのための(2010/11)
  (15)フォルカー・ニッケル(b.1970):ソナチネ(2016)
  (16)マックス・ベックシェーファー(b.1952):
    ハイドンのいる三重奏曲II(2009)〜2つのフルートとチェロのための
エリザベト・ヴァインツィアール
 (Piccolo/Fl/アルトFl)
エドムント・ヴェヒター
 (Fl/アルトFl/バスFl/コントラバスFl)
(9)(14)ミュンヘン・フルート・アンサンブル
(12)エヴァ・シーファーシュタイン(Pf)
(16)フィリップ・フォン・モルゲン(Vc)
 録音:(1)-(7)1998年/(2)-(16)2018年2月/70:01/71:50

 現代のフルート二重奏およびフルート・アンサンブル、フルート二重奏を中心にした室外楽曲を収録。
 ディスク1は主に20世紀に書かれたスタイルも様々な作曲家の作品、ディスク2はこのセットの演奏者であるエリザベト・ヴァインツィアール&エドムント・ヴェヒターに捧げられた最近の作品を中心にまとまられている。
 ヒンデミットの可憐で軽やかな「標準的なソナチネ」に始まり、ケージの若書きで初期のリリシズムあふれる傑作「3つの小品」、武満20代の傑作「マスク」、マデルナ、尹伊桑、フランセと20世紀を代表するフルート作品が続く。
 ディスク2では21世紀の新しい息吹を感じさせるシュナイダーの「"RA"リチュエル」、タッピングなどの特殊奏法を交えたダルビレーの「ウェイヴズ」、ベックシーファーの楽しい21世紀版ハイドンの主題による変奏曲「ハイドンのいる三重奏曲II」がそれぞれ聴きもの。現代音楽ファン、フルート学習者必携。





<メジャー・レーベル>

オーストラリアELOQUENCE



4817502
\1200
《ヴォルフガング・ホルツマイアー〜フランス歌曲集》
 1) ベルリオーズ:歌曲集『夏の夜』より3つの歌、
 ショーソン:2) ハチドリ、3) 蝶々、4) イタリアのセレナード、
 5) イベール:『ドン・キホーテの歌』より「ドゥルシネアへの歌」、
 6) ラヴェル:ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ、
 7) イベール::『ドン・キホーテの歌』より「死の歌」、
 ドビュッシー:
  8) ポール・ブールジェの詩による2つのロマンス、
  9) 3つのフランスの歌、
 デュパルク:
  10) フィディレ、11) ラメント、12) 前世、
 13) ウジェーヌ・アンティオーム:2つのメロディ*、
 フォーレ:14) 子守歌、15) 歌曲集『幻想の水平線』Op.118

*世界初録音
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)、
マリア・ベロウソヴァ(ピアノ)
 バリトン歌手ホルツマイアーの新録音はフランスの歌
 オーストリアのバリトン、ヴォルフガング・ホルツマイアーがフランスのメロディを歌った歌曲集です。この新作アルバムは2012年ウィーンで録音され、パートナーを務めたのは室内楽を得意とするロシアのピアニスト、マリア・ベロウソヴァです。
 
 「私にとって、歌は会話の延長、つまり言葉や思考をより高度な形で表現するものなのです」とホルツマイアーは語っています。
 ウジェーヌ・アンティオーム(1836-1916)という珍しい作曲家を発掘し、そのレイナルド・アーン風の優しく上品な2つの曲を初録音しました。

 【録音】2012年3月29日−4月1日、ウィーン、Studio Tonal
 .


4828627
\1200
《ベルナルト・ハイティンク〜初期録音集》
 1) ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93*、
 メンデルスゾーン:
  2) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』*、
  3) 序曲『フィンガルの洞窟』Op.26* **、
 4) ヘンドリク・アンドリーセン:交響的練習曲

*DECCA初CD化
**ステレオ初発売
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ハイティンク&コンセルトヘボウ管の60年代録音集
 来年90歳を迎えるベルナルト・ハイティンクの初期ステレオ録音を集めたアルバムです。ベートーヴェンとメンデルスゾーンは初めてCD化されます。
 ハイティンクは1956年に初めてコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮し、5年後この楽団を率いてアメリカ、日本にツアーを行いましたが、そのツアー後にフィリップスから2つの交響曲、1962年にベートーヴェンの第8番、1963年にメンデルスゾーンの『イタリア』交響曲を録音しました。

 【録音】1960年5月11−14日(3, 4)、1962年7月16日(1)、1963年2月18日(2)、アムステルダム、コンセルトヘボウ
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4807191
(2CD)
\1800
《ヨーゼフ・クリップス〜モーツァルト:歌劇『後宮からの誘拐』&序曲集》
 モーツァルト:序曲集
  1) 歌劇『後宮からの誘拐』*、2) 歌劇『魔笛』、
  3) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』、4) 歌劇『フィガロの結婚』、
  5) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』、6) 歌劇『劇場支配人』

  7) 歌劇『後宮からの誘拐』

* DECCA初CD化
ロンドン交響楽団

7)
太守セリム………Heinz Woester
ベルモンテ…………Walther Ludwig
コンスタンツェ………ヴィルマ・リップ
ブロンデ……エミー・ローゼ
ペドリッロ……ペーター・クライン
オスミン………Endre Kor?h
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
 LPレコード初のオペラ全曲録音となったクリップスによるモーツァルトの作品
 1950年ヨーゼフ・クリップスがウィーンで録音した、モーツァルトの『後宮からの誘拐』はLPレコード初のオペラ全曲録音となりました。ロンドン交響楽団との序曲集をカップリングしています。すべて新規リマスタリング。2枚組。
 クリップスは終戦後の1945年から国立歌劇場の楽団を再興して、戦後のモーツァルトの演奏形式を確立したことは有名です。
 1950年から54年の間ロンドン交響楽団の首席指揮者を務め、1951年から52年に録音した序曲集のアルバムは当時演奏も録音も好評を博しました。

  【録音】1951年12月17日(1, 2, 4, 5)、1952年1月2−4日(3, 6)、ロンドン、キングズウェイ・ホール、1950年6月3−9日、ウィーン楽友協会大ホール(7)
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4826944
(2CD)
\1800
《オスカー・ダノン〜チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』全曲》
《CD 1-2》
 チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』全曲
  DECCA世界初CD化(ステレオ録音)
ラーリナ…………Mira Ver?evi?
タチアーナ………Valerija Heybal
オリガ…………Biserka Cveji?
フィリピエヴナ……メラニー・ブガリノヴィチ
エフゲニー・オネーギン…………ドゥシャン・ポポヴィチ
レンスキー…………Drago Starc
グレーミン公爵………Miroslav ?angalovi?
トリケ…………Stepan Andrashevich
Captain Trifon Petrovich…………Aleksandar Veselinovi?
ザレーツキー………Ilija Gligorijevi?
オスカー・ダノン(指揮)
ベオグラード国立歌劇場合唱団・管弦楽団
 ベオグラード国立オペラ・シリーズの中でも最も魅力的な録音
 エロクヮンスは1955年にベオグラード国立オペラにより録音された7作のロシア・オペラをリリースしています。
 今回はチャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』。このオペラはモノラルとステレオの両方で録音されましたが、初めはモノラルのみ発売され、ステレオ録音がヨーロッパにリリースされたのは、すでにベオグラード・オペラが国際的に高い評価を得た1960年代になってからでした。
 この『エフゲニー・オネーギン』はロシア・オペラの伝統に基づいた独特の歌唱で高く評価されましたが、特にValerija Heybalによるタチアーナの溌剌とした心のこもった歌唱は秀逸です。初ステレオ録音。
 指揮はセルビア出身のオスカー・ダノン。2枚組。世界初CD化。

  【録音】1955年9月5−9、11日、ベオグラード、House of Culture
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4827169
(2CD)
\1800
《イヴォンヌ・ミントン、ゲオルグ・ショルティ〜ミントン・シングズ・マーラー》
マーラー:
《CD 1》
 大地の歌 /
《CD 2》
 1) 子供の魔法の角笛(抜粋)、2) さすらう若人の歌
イヴォンヌ・ミントン(メッゾ・ソプラノ)、
ルネ・コロ(テノール)(CD 1)、
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
シカゴ交響楽団
 ミントン、ショルティ、マーラー……素晴らしい芸術的結びつきによる完璧な録音
 80歳の誕生日に先立ち、オーストリアのメッゾ・ソプラノ歌手イヴォンヌ・ミントンがゲオルグ・ショルティとともに録音したマーラーの歌曲集がリリースされます。2枚組。
 2017年に出版されたミントンの回顧録には、「マーラーの音楽はサー・ゲオルグ・ショルティとシカゴ交響楽団を念頭に置いて書かれたものかもしない」という記述があります。
 遠慮してあまり語られてはいませんが、ミントンも身に着けたテクニックと音楽への深い思いを結び付けて見事な貢献をしています。

  【録音】1970年4月1、7日、シカゴ、メディナ・テンプル(CD 2)、1972年5月8、9日、アメリカ、アーバナ、クラナート・センター(CD 1)
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4827289
(2CD)
\1800
《ロバート・アーヴィング〜デッカ録音全集》
《CD 1》
 1) グルック:バレエ組曲第1番(F.モットル編)、
 2) アンドレ・グレトリ:バレエ組曲『セファールとプロクリ』(C.ランバート編)、
 3) マスネ:バレエ音楽『ル・シッド』(第2幕)*、
 4) マイアベーア:バレエ音楽『スケートをする人々』(C.ランバート編)* /
《CD 2》
 1) コンスタント・ランバート:バレエ組曲『ホロスコープ』、
 2) ウォルトン:『ファサード』組曲第1&2番、
 3) ヴェルディ:バレエ組曲『貴婦人と道化師』(C.マッケラス編)*

*DECCA初CD化
ロバート・アーヴィング(指揮)
ロンドン新交響楽団(CD 1: 1, 2, CD 2: 3)、
ロンドン交響楽団(CD 1: 3, 4, CD 2: 1, 2)
 4枚のデッカLP収録曲をそのまま2枚組CDに
 イギリスの指揮者ロバート・アーヴィングによるデッカ録音全集です。4枚のLPが新規リマスタリングされ、その収録曲すべてがそのまま2枚組のCDとなりました。
 最初に録音されたのは1952年7月でマスネの『ル・シッド』とマイアベーアがフレデリック・アシュトンのバレエ『スケートをする人々』のために書いた音楽をコンスタント・ランバートが編曲した作品からの抜粋です。
 1953年早春にはもう一つのアシュトンのバレエのためにランバートが作曲した『ホロスコープ』、そしてウォルトンの『ファサード』から2つの組曲が録音されています。
 1955年2月にアーヴィングと「新交響楽団」は、フランスのクラシック・バレエの全盛期からのグルックとグレトリのバレエを、その少し後にチャールズ・マッケラス編曲によるヴェルディの『貴婦人と道化師』を録音しました。
 マスネ、マイアベーアとヴェルディの曲はデッカ初CD化。

  【録音】1952年7月14−16日(CD 1: 3, 4)、1953年2月26、27日(CD 2: 1)、3月10、27日(CD 2: 2)、1955年2月14、15日(CD 1: 1, 2)、ロンドン、キングズウェイ・ホール、1955年5月23日、ロンドン、メイダ・ヴェール、Carlton Rooms(CD 2: 3)




WARNER

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セルジウ・チェリビダッケ/ザ・ミュンヘン・イヤーズ
49枚組

9029558154
(49CD)
\12000→\10990
CD1
ハイドン:
  交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』(録音時期:1993年11月11,12日)
  交響曲第104番ニ長調『ロンドン』(録音時期:1992年4月14,16日)

CD2
  モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550(録音時期:1994年3月15日)
  ハイドン:交響曲第92番ト長調『オックスフォード』(録音時期:1993年2月28日)

CD3
ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調 Op.36(録音時期:1996年6月4日)
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60(録音時期:1987年4月12,13日)

CD4
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』(録音時期:1987年4月12,13日)

CD5
ベートーヴェン:
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60(録音時期:1995年3月19日)
  交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』(録音時期:1992年5月28,31日)

CD6
ベートーヴェン:
  交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(録音時期:1993年1月25日)
  『レオノーレ』序曲第3番 Op.72a(録音時期:1989年1月20日)

CD7
ベートーヴェン:
  交響曲第7番イ長調 Op.92(録音時期:1989年1月20日)
  交響曲第8番ヘ長調 Op.93(録音時期:1995年1月4日)

CD8
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(録音時期:1989年3月17日)

ヘレン・ドーナト(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(コントラルト)、
ジークフリート・イェルザレム(テノール)、ペーター・リカ(バス)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団

CD9
  シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』(録音時期:1994年2月28日)

CD10
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68(録音時期:1987年1月21日)

CD11-12
ブラームス:
  交響曲第2番ニ長調 Op.73(録音時期:1991年6月8日)
  交響曲第3番ヘ長調 Op.90(録音時期:1979年6月20日)
  交響曲第4番ホ短調 Op.98(録音時期:1985年3月16日)

CD13
  シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61(録音時期:1994年11月29日)
  ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a(録音時期:1980年10月16日)

CD14
シューマン:
  交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』(録音時期:1988年4月21日)
  交響曲第4番ニ短調 Op.120(録音時期:1986年9月20日)

CD15
  ウェーバー:『オベロン』序曲(録音時期:1985年3月16日)
  ワーグナー:『パルジファル』〜聖金曜日の音楽(第3幕)(録音時期:1993年2月3,4日)
  ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』第1幕への前奏曲(録音時期:1983年12月6日)
  ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』〜『愛の死』(録音時期:1983年12月6日)

CD16
ワーグナー:
  『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲(録音時期:1993年2月3,4日)
  ジークフリート牧歌(録音時期:1993年2月3,4日)
  『神々の黄昏』〜葬送行進曲(録音時期:1993年2月3,4日)
  『タンホイザー』序曲(録音時期:1993年2月3,4日)

CD17
  ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1888/89 ノヴァーク版)(録音時期:1987年3月19,20日)

CD18
  ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(ハース版)(録音時期:1988年10月16日)

CD19-20
  ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(ハース版)(録音時期:1993年2月12,14,16日)

CD21
  ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ハース版)(録音時期:1991年11月29日)

CD22-23
ブルックナー:
  交響曲第7番ホ長調(録音時期:1994年9月10日)
  テ・デウム(1883/84 ペータース版)(録音時期:1982年7月1日)

マーガレット・プイラス(ソプラノ)、クリステル・ボルヒェルス(コントラルト)、
クラウス・H・アーンシェ(テノール)、カール・ヘルム(バス)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団、ミュンヘン・バッハ合唱団員、
エルマー・シュローター(オルガン)

CD24-25
  ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890 ノヴァーク版)(録音時期:1993年9月12,13日)

CD26-27
ブルックナー:
  交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)(録音時期:1995年9月10日)
  交響曲第9番ニ短調のリハーサルより(録音時期:1995年9月4-7日)
CD28
  ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調(録音時期:1990年3月6,9日)

マーガレット・プライス(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(アルト)、
ペーター・シュトラーカ(テノール)、マティアス・ヘレ(バス)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団

CD29
  ロッシーニ:『ウィリアム・テル』序曲(録音時期:1993年1月25,26日)
  ロッシーニ:『セミラーミデ』序曲(録音時期:1983年11月3日)
  ロッシーニ:『絹のはしご』序曲(録音時期:1992年11月6,8日)
  ロッシーニ:『泥棒かささぎ』序曲(録音時期:1995年4月3,4日)
  ヴェルディ:『運命の力』序曲(録音時期:1989年10月5日)
  モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』序曲(録音時期:1982年11月29日)

CD30
  ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』 Op.9(録音時期:1988年9月30日)
  メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 Op.26(録音時期:1993年3月12,15日)
  メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲 Op.21(録音時期:1984年4月18日)
  シューベルト:『ロザムンデ』序曲 D.644(録音時期:1996年6月4日)
  スメタナ:交響詩『わが祖国』より『モルダウ』(録音時期:1986年6月20日)
  J.シュトラウス2世:『こうもり』序曲(録音時期:1991年2月10日)

CD31
  ドビュッシー:交響詩『海』(録音時期:1992年9月13日)
  ドビュッシー:管弦楽のための『映像』より第2集『イベリア』(録音時期:1992年9月22日)

CD32
  ミヨー:マリンバ、ヴィブラフォーンと管弦楽のための協奏曲 Op.278(録音時期:1992年4月16,17日)
  ミヨー:フランス組曲 Op.248(録音時期:1991年9月30日)
  ルーセル:小組曲 Op.39(録音時期:1990年2月9日)
  ルーセル:組曲ヘ長調 Op.33(録音時期:1992年9月20,22日)

CD33
  ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』(録音時期:1993年9月24,25日)
  ラヴェル:ボレロ(録音時期:1994年6月18日)

CD34
  チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36(録音時期:1993年11月11,12日)

CD35
  チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』 Op.71a(録音時期:1991年2月10日)

CD36
  チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64(録音時期:1991年5月29日)

CD37
  チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』(録音時期:1992年11月14,16日)

CD38
  リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35(録音時期:1984年4月18日)

CD39
  プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25『古典交響曲』(録音時期:1988年3月26日)
  プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調 Op.100(録音時期:1990年2月3日)

CD40
  ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 Op.10(録音時期:1994年6月2,3日)
  ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調 Op.70(録音時期:1990年2月9日)
  バーバー:弦楽のためのアダージョ Op.11(録音時期:1992年1月19,20日)

CD41
  バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116(録音時期:1995年3月20日)
  バルトーク:管弦楽のための協奏曲のリハーサルより(録音時期:1995年3月10日)

CD42-43
  J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232(録音時期:1990年11月18日)

バーバラ・ボニー(ソプラノ)、ルクサンドラ・ドノーゼ(メゾ・ソプラノ)、
コルネリア・ヴルコップ(アルト)、ペーター・シュライアー(テノール)、
ヤロン・ヴィントミュラー(バス)、
マインツ大学ヨハネス・グッテンベルグ・バッハ合唱団

CD44
  モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626(録音時期:1995年2月15,17日)

カロリーネ・ペトリーク(ソプラノ)、クリステル・ボルヒェルス(コントラルト)、
ペーター・シュトラーカ(テノール)、マティアス・ヘレ(バス)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団

CD45-47
  ヴェルディ:レクィエム(録音時期:1993年11月)

エレナ・フィリポヴァ(ソプラノ)、ラインヒルト・ルンケル(メゾ・ソプラノ)、
ペーター・ドヴォルスキー(テノール)、クルト・リドル(バス)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団、

  ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45(録音時期:1981年7月2日)

アーリーン・オージェー(ソプラノ)、フランツ・ゲリーゼン(バリトン)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団、ミュンヘン・バッハ合唱団員

CD48
  フォーレ:レクィエム Op.48(録音時期:1994年3月14,15日)

マーガレット・プライス(ソプラノ)、アラン・タイタス(バリトン)、
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団

  ストラヴィンスキー:詩篇交響曲(録音時期:1984年1月31日)

ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団

CD49
  プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25『古典交響曲』(録音時期:1948年2月4-6日)


ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(CD1-48)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD49)
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

録音方式:ステレオ/ライヴ(CD1-48)、モノラル/セッション(CD49)

 近年最も重要で独創的解釈の指揮者の一人であったチェリビダッケ。
 完璧主義者であり、コンサートの即時性と聴衆とのライヴ感を好み、レコーディングスタジオで生成された合成音は嫌いました。
 1979年から1996年のミュンヘン・フィル音楽監督就任中の演奏は、仏教の影響を強く受け、音と空間のバランスを完璧に兼ね備えたものでした。
 卓越したこの旧EMIからリリースされて話題になった『チェリビダッケ・エディション』は、通常のオーケストラ演奏では考えられない響きの繊細な美しさや大胆なデフォルメの数々が、作品の可能性を改めて考えさせてくれる個性的名演の宝庫です。
 特にブルックナーやブラームス、ベートーヴェンの演奏にはこれまでにもさまざまな賛辞が寄せられました。
 このミュンヘン・フィルとの48枚分のCDと、ボーナス・ディスクとして、1948年にベルリン・フィルと録音したプロコフィエフの「古典交響曲」を収録。




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ERATO



9029561743
(6CD)
\3300→\2990

オッフェンバック生誕200年記念リリース
 3大オペレッタ

オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄(地獄のオルフェ)」全曲
  録音:1997年
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ローラン・ナウリ(バリトン)
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
ヤン・ブロン(テノール)
エヴァ・ポドレシ(コントラルト)
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
ジェニファー・スミス(ソプラノ)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
リディ・プリュヴォ(ソプラノ)
スティーヴン・コール(テノール)
エティエンヌ・レスクロアート(テノール)
ヴィルジニ・ポション(ソプラノ)
グルノーブル室内管弦楽団
リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
 オッフェンバック:喜歌劇「美しきエレーヌ」全曲
  録音:2000年
フェリシティ・ロット(ソプラノ)
ヤン・ブロン(テノール)
フランソワ・ル・ルー(バリトン)
エリック・ウシェ(テノール)
アラン・ガブリエル(テノール)
ロラン・アルバロ(バリトン)
ローラン・ナウリ(バリトン)
マリー=アンジュ・トドロヴィッチ(メゾ・ソプラノ)
ヒョルディス・テボー(メゾ・ソプラノ)
ミシェル・セネシャル(テノール)
マガリ・レジェ(ソプラノ)
ステファニー・ドゥストラック(メゾ・ソプラノ)
ルーヴル宮音楽隊&合唱団
マルク・ミンコフスキ (指揮)
 オッフェンバック:喜歌劇「ジェロルスタン大公妃」全曲
  録音:2004年
フェリシティ・ロット(ソプラノ)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ヤン・ブロン(テノール)
フランク・ルゲリネル(バリトン)
エリック・ウシェ(テノール)
フランソワ・ル・ルー(バリトン)
ボリス・グラッペ(バリトン)
アラン・ガブリエル(テノール)
マリリン・ファロー(ソプラノ)
ブランディーヌ・スタシキエウィチ(メゾ・ソプラノ)
ジェニファー・タニ(メゾ・ソプラノ)
アウレリア・ルゲ(ソプラノ)
クリストフ・グラプロン(テノール)
ルーヴル宮音楽隊&合唱団
マルク・ミンコフスキ (指揮)


 2019年のオッフェンバック生誕200年を記念リリース!
 代表的な3つの作品が収録されています。

 「天国と地獄(地獄のオルフェ)」はオッフェンバックのオリジナル版が採用されており、誰もが知っているカンカンが含まれた序曲(カール・ビンダーが後に作曲し付け加えたもの)は演奏されておらず、初発売当時、デセイの優れた歌唱とともに話題となりました。
 ローラン・ナウリの小粋な歌の他、プティボンやジャンスなど新進気鋭の歌手たちの登用にも注目が集まった演奏です。

 「美しきエレーヌ」はトロイア戦争を引き起こしたヘレネ(エレーヌ)がモデル。
 当時の人々の退廃ぶりが面白おかしく描かれており、オッフェンバック特有の風刺が効いた作品です。絶世の美女役のフェリシティ・ロットの艶やかな歌唱が聴きものです。

 「ジェロルスタン大公妃」はさらに軽快で楽しい作品。日本でも大正時代の浅草オペラで「ブン大将」として人気を誇っていました。
 ここでもフェリシティ・ロットが"ステキなおばさま"役を熱唱。ヤン・ブロンとともに様々な表情を駆使して作品を盛り上げます。
 若い娘役にはサンドリーヌ・ピオーが登場。若々しい歌唱を披露しています。

 バロック音楽指揮者、最近は近代音楽までもてがけ、2018年9月よりオーケストラ・アンサンブル金沢の芸術監督に就任したマルク・ミンコフスキですが、「オペレッタの父」オッフェンバックの解釈者としても知られています。
 とりわけ1990年代から取り組んでいたこの一連の録音は、今でもオッフェンバック作品の最高の演奏として讃えられています。

 なお、歌詞カードは付属しておりません
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9029561116
(16CD)
\5400→\4990

フランソワ・クープラン生誕350年エディション


CD1
フランソワ・クープラン:
1. 聖水曜日のための第1のルソン・ド・テネブレ
2. 聖水曜日のための第2のルソン・ド・テネブレ
3. 聖水曜日のための第3のルソン・ド・テネブレ
4. 王の命令により作曲されたモテットの4つのヴァーセット

ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン


CD2
1. 王の命令により作曲されたモテットの4つのヴァーセット (1703)
2. 昨年のモテットによるヴァーセット
3. 王の命令により作曲されたモテットの7つのヴァーセット (1704)
4. 聖スザンヌのモテット〜きたれ、キリストの花嫁
5. 王の命令により作曲されたモテットの7つのヴァーセット (1705)
6. 主の僕たちよ、主をほめたたえよ

クリストフ・ルセ指揮、レ・タラン・リリク


CD3-4
1. 復活祭のためのモテット〜勝利だ。復活しておられるキリストに
2. マニフィカト

ミーケ・ファン・デル・スルス(ソプラノ)、ギュメット・ロランス(ソプラノ)
パスカル・モンテイエ(リュート)、マリアンヌ・ミュラー(ヴィオール)
ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

3. 組曲『諸国の人々』全曲

クアドロ・アムステルダム
フランス・ブリュッヘン(リコーダー&フラウト・トラヴェルソ)
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
アンナー・ビルスマ(チェロ)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
マリー・レオンハルト(ヴァイオリン)
フランス・ヴェスター(フラウト・トラヴェルソ)

4. 王宮のコンセール第1番、第7番

チューリッヒ・リチェルカーレ・アンサンブル、ミシェル・ピゲ(オーボエ)


CD5
1. パルナッソス山(コレッリ賛)
2. 劇場用コンセール(趣味の和 別名 新コンセール集 第8番)
 (ピーター・ホウルマンによるオーケストラ版)
3. リュリ賛

サー・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ


CD6-7
1. 教区のためのミサ曲
2. 修道院のためのミサ曲

リオネル・ロッグ(オルガン)

3. 王宮のコンセール第1番〜第4番(2台のチェンバロ編曲版)

ローランス・ブーレイ(チェンバロ&編曲)
フランソワーズ・ランジュレ(チェンバロ)


CD8
1. 第1オルドル
「アルマンド 尊厳」
「第1のクーラント」
「第2のクーラント」
「サラバンド 威厳」
「ガヴォット」
「英国貴族、ジグ」
「メヌエット、ドゥーブル」
「森の精」
「蜜蜂」
「ナネット」
「感情、サラバンド」
「牧歌」
「若い修道女たち/ブロンドの修道女たち - ブルネットの修道女たち」
「ブルボン風、ガヴォット」
「マノン」
「魅惑」
「花盛り(優しいナネット)」
「サン・ジェルマン・アン・レーの楽しみ」

2. 第2オルドル
「アルマンド、勤勉」
「第1のクーラント」
「第2のクーラント」
「サラバンド、取り澄まし」
「アントニーヌ」
「ガヴォット」
「メヌエット」
「カナリ(ドゥーブル付き)」
「パスピエ」
「リゴドン」
「シャロレ風」
「ディアーヌ - ディアーヌにつづくファンファーレ」
「テルプシコール」
「フロランティーヌ」
「ガルニエ」
「バベ」
「幸せな思い」
「ミミ」
「働き者」
「へつらい」
「官能的」
「蝶」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD9
1. 第3オルドル
「闇、アルマンド」
「クーラント」
「第2のクーラント」
「悲痛、サラバンド」
「ガヴォット」
「メヌエット」
「巡礼の女たち/行進 - 施し物 - 感謝」
「ロランティーヌ」
「エスパニョレット」
「無念」
「プロヴァンスの水夫の踊り」
「お気に入り」
「2拍子のシャコンヌ」
「いたずら者」

2. 第4オルドル
「灰色の服の人たちの行進」
「バッカス祭(バッカスの陽気 - バッカスの愛撫 - バッカスの激情)」
「パトラン」
「目覚まし時計」

3. 第5オルドル
「ロジヴィール、アルマンド」
「クーラント」
「第2のクーラント」
「サラバンド、危険」
「ジグ」
「優しいファッション」
「たわむれ」
「パンドリーヌ」
「フロール」
「アンジェリク」
「ヴィレール」
「ぶどう摘みの人々」
「飾り」
「波」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD10
1. 第6オルドル
「刈り入れの人々」
「優しい焦がれ」
「さえずり」
「ベルサン」
「神秘のバリケード」
「田園詩」
「おしゃべり」
「羽虫」

2. 第7オルドル
「メヌトゥ」
「若い時代/生まれ出づるミューズ - 幼年期 - 青春期 - こよなき喜び」
「バスク風」
「シャゼ」
「気晴らし」

3. 第8オルドル
「ラファエル」
「アルマンド、オーゾエニーヌ」
「クーラント」
「第2のクーラント」
「サラバンド、風変わり」
「ガヴォット」
「ロンドー」
「ジグ」
「パッサカーユ」
「モリネート」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD11
1. 第9オルドル
「2台のクラヴサンのためのアルマンド」
「爽やかさ」
「魅力」
「サンスの公女」
「オリンピア」
「ほのめかし」
「魅惑」
「翻る飾りリボン」
「略式喪服(別名、3人の後家)」
「メヌエット」

2. 第10オルドル
「凱旋/戦いの響き、合戦 - 勝利者の凱旋 - ファンファーレ」
「メザンジェール」
「ガブリエル」
「ノワンテル」
「颯爽」
「アマゾネス」
「バガテル」

3. 第11オルドル
「カストラーヌ」
「輝き(ボンタン)」
「生まれながらのグラースたち(続ボンタン)」
「ゼノビ」
「偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD12
1. 第12オルドル
「双子」
「親密(クーラント楽章)」
「楽しみ」
「コリュバス」
「ヴォヴレ」
「糸紡ぎ」
「ブローニュの人」
「アタランテ」

2. 第13オルドル
「花開く百合」
「葺」
「胸飾りリボン」
「フランス人気質:1. 純潔。目に見えぬ色のドミノで
2. 羞恥。バラ色のドミノで
3. 情熱。肉色のドミノで
4. 希望。緑色のドミノで
5. 貞節。空色のドミノで
6. 忍耐。亜麻色のドミノで
7. 倦怠。紫色のドミノで
8. コケットリ。色とりどりのドミノで
9. 年老いた伊達男たちと古色蒼然の会計係の婦人たち。
  緋色と枯葉色のドミノで
10. お人好しのコキュたち。黄色のドミノで
11. 無言の嫉妬。モール色の灰色のドミノで
12. 狂乱(別名、希望)。黒のドミノで」
「煉獄の魂」

3. 第14オルドル
「恋の夜鳴きうぐいす/夜鳴きうぐいすのドゥーブル」
「おびえる紅ひわ」
「嘆きの頬白」
「勝ち誇る夜鳴きうぐいす」
「ジュリエ」
「シテール島のカリヨン」
「ささいなこと」

4. 第15オルドル
「摂政(ミネルヴァ)」
「子守歌(ゆりかごの愛)」
「軽はずみ」
「ショワジのミュゼット」
「タヴェルニのミュゼット」
「甘美と辛辣」
「花咲く果樹園」
「ド・シャブイユ公女(モナコのミューズ)」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD13
1. 第16オルドル
「たぐいなきグラースたち(コンティ公夫人)」
「結婚 - 愛」
「巫女たち」
「愛らしいテレーズ」
「滑稽なやつ」
「うわの空」
「レティヴィル」

2. 第17オルドル
「壮麗(フォルクレ)」
「クーラント」
「小さな風車」
「鐘」
「バニョレの小さな乳しぼりの女たち」

3. 第18オルドル
「アルマンド ヴェルヌイユ」
「ヴェルヌイユの娘」
「修道女モニク」
「騒がしさ」
「感動」
「テイク・トク・ショク(マイヨタン)」
「引きずりの足の壮漢」

4. 第19オルドル
「坊さんたちと尼さんたち(どなたにも向く芝居)」
「尼さんたち」
「うぶな娘」
「芸術家」
「ドミニコ会修道士たちの堕落」
「ミューズ・プランティーヌ」
「陽気さ」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD14
1. 第20オルドル
「王妃マリ」
「道化」
「天使ケルビムたち(愛らしいラジュール)」
「クルイイ(小クープラン)」
「華奢なマドロン」
「優しいジャヌトン」
「セジル夫人」
「タンブラン」

2. 第21オルドル
「慕わしき王妃」
「躍動」
「クープラン」
「ハープ型」
「小さな皮肉屋」

3. 第22オルドル
「戦利品」
「夜明け(アルマンド)」
「鰻」
「足がらみ」
「交差するメヌエット」
「手品」

4. 第23オルドル
「大胆さ」
「編物をする女たち」
「アルルカン」
「デロス島のゴンドラ」
「半人半獣の神サテュロス」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD15
1. 第24オルドル
「大殿様たち(荘重なサラバンド)」
「若殿様たち(伊達男たち)」
「心を射る矢」
「花飾り模様」
「がらくた」
「いとおしいバビッシュ(たわむれの恋)」
「優しいジャヴォット(王女)」
「日和見(パッサカリア)」

2. 第25オルドル
「幻影」
「神秘」
「モンフランベール夫人」
「勝ち誇るムーサ」
「さまよえる影」

3. 第26オルドル
「病みあがり」
「ガヴォット」
「ソフィ」
「とげとげしい女」
「パントマイム」

4. 第27オルドル
「高雅(アルマンド)」
「けし」
「中国人」
「機知」

ローランス・ブーレイ(チェンバロ)


CD16
1. 聖水曜日のための第1のルソン・ド・テネブレ

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(チェンバロ)
イルムガルト・ポッペン(チェンバロ)
録音:1963年2月、ベルリン

2. 演奏会用5つの小品(ポール・バズレール編)

リン・ハレル(チェロ)
ピンカス・ズーカーマン(指揮&ヴィオラ)、
イギリス室内管弦楽団
録音:1979年8月、ロンドン

3. フランス人気質(ドミノ)/神秘的なバリケード/
うなぎ/髪の油(バンドリン)/
ティク・トク・ショック(オリーヴしぼり機)/蝶々/
収穫をする人々/小さな風車

ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
録音:1981年10月、フランス、サンリス、

4. 花盛り(優しいナネット)/修道女モニク/翻る飾りリボン

ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
録音:1955年10月、ロンドン(モノラル)

5. 子守歌(ゆりかごの愛)/神秘のバリケード/嘆きの頬白/
さまよえる影/ティク・トク・ショック(オリーヴしぼり機)

マルセル・メイエ(ピアノ)
録音:1953-1954年、パリ(モノラル)

 フランソワ・クープラン生誕350年記念リリース!

 フランソワ・クープランは16世紀末の名鍵盤楽器奏者のひとりであり、クープラン一族の中で最も有名で、大クープランと呼ばれています。(父のシャルル・クープランと伯父のルイ・クープランもパリのサン・ジェルヴェ教会のオルガニストでした。)

 1693年には国王のオルガニストという地位につき宮廷に出入りし、王家の人々にクラヴサンを教えました。
 また、ルイ14世のヴェルサイユ宮廷作曲家として室内楽曲や王室礼拝用の宗教曲を作曲。フランス様式とイタリア様式の融合を試みた室内合奏曲や小規模な宗教曲でも傑作を残していますが、彼の代表作と言えば、・・・やはり鍵盤音楽。

 それらはフランス・クラヴサン音楽を完成へと導くもので、さらにバッハ、ヘンデル、テレマンに影響を与えますが、1733年に亡くなったあとは19世紀半ばに新たに出版されるまで忘れ去られた存在でした。
 しかしその再出版された楽譜にドビュッシーとラヴェルは大きな影響を受けることになります。


 ここに収録されたのはフランソワ・クープランの代表作品。

 フランス・バロック演奏の大御所のウィリアム・クリスティやクリストフ・ルセらによる宗教的声楽作品、ブリュッヘン&レオンハルトらによる「諸国の人々」、ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツらによる器楽作品。そして名鍵盤楽器奏者ローランス・ブーレイによる「クラヴサン曲集全集」(CD8-15/ 1970-1976頃録音)の名盤が久々に再登場となります。

 最後のCD16には、フィッシャー=ディースカウ、ジョルジュ・シフラ、マルセル・メイエらによる演奏も収録。

 24bit/96kHzリマスターを施し、フランソワ・クープラン生誕350年にふさわしい、待望の名演ばかりで収録されたものです。























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