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≪第99号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2018/11/13〜





11/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



PASSACAILLE



PAS 1047
¥2500
ピアノ伴奏の『ロココ変奏曲』、
 ピアノの音色と溶け合うチェロの歌が美しい

  チャイコフスキー:
   ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33(原典版)
   ピアノ三重奏曲イ短調『 偉大な芸術家の思い出に』 Op.50
セルゲイ・イストミン(チェロ)
クレール・シュヴァリエ(フォルテピアノ)
マルティン・ライマン(ヴァイオリン)

 ピアノ伴奏の『ロココ変奏曲』を収録!歴史的ピアノの音色と溶け合うチェロの歌が美しい

 録音:2016 年6 月/ベルギー、MIRY コンサートホール/70'45''

 チェロと管弦楽のために書かれた名品であるチャイコフスキーの『ロココ変奏曲』。初演者であるフィッツェンハーゲンが大幅に手を入れて演奏したため、「フィッツェンハーゲン版」(変奏が7 つ)とチャイコフスキーが本来作曲した「原典版」(変奏が8 つ)の2 種が知られていますが、実はピアノ・スコア・ヴァージョンの手稿譜も残されています。
 チェリストのセルゲイ・イストミンはスコアを検証した結果、ピアノ伴奏でも十分に演奏できるとし、またその楽譜に書かれたチェロ・パートへの指示には見逃せない部分も多いと語っています。その手稿譜のコピーを用いて演奏したのがこのアルバム。チャイコフスキーが最初に思い描いた響きを思わせる美しい世界が広がります。

 カップリングはこれまた長大な変奏曲を中間楽章に持つピアノ・トリオ。アルバム全編通してチャイコフスキーの変奏技法を堪能できます。
 また、このアルバムで使われているピアノは1875 年ヤコブ・ベッカー製。チャイコフスキー自身も愛奏したブランドのものです。





ALPHA



ALPHA430
(2CD)
\4200
パーセル(1659-1695):音楽劇《アーサー王》Z.628
ジョン・ドライデン:台本

【CD1】
 1.第1の音楽:序曲
 2.第2の音楽:エア
 3.序曲
 4-11.第1幕
 12-20.第2幕
 21-34.第3幕
【CD2】
 1-6.第4幕
 7-17.第5幕
リオネル・ムニエ(指揮)
ヴォクス・ルミニス(アンサンブル)

ステファニー・トゥルー(ソプラノ)…女司祭/女羊飼い/サイレン/彼女
カロリーヌ・ウェイナンツ(ソプラノ)…フィリデル/ニンフ/パン
マーカス・ファーンズワース(バリトン)…ブリムバルド/アエロス/彼
ズュジ・トート(ソプラノ)…女羊飼い/サイレン/ニンフ/ヴィーナス
ソフィー・ジュンケール(ソプラノ)…クピド
オリヴィエ・ベルテン(バリトン)…羊飼い/農夫/家畜の群れ
ゼバスティアン・ミルス(バリトン)…第1のサクソンの司祭/凍れる守護神/シルヴァン/ネレイド/農夫/家畜の群れ
ロバート・バックランド(テノール)…第2のサクソンの司祭/英国の戦士/農夫
ヤン・クルマン(カウンター・テナー)…女司祭/男/家畜の群れ
デイヴィッド・リー(カウンター・テナー)…女司祭/男/コーモス
ダニエル・エヘルセマ(カウンター・テナー)…ニンフ
他・・・合唱メンバー

チェチーリア・ベルナルディーニ/ジャック・クジトウォ(ヴァイオリン)
ヨハネス・フリッシュ(ヴィオラ)
ロナン・ケルノア(バス・ド・ヴィオロン)
ブノワ・ローラン/グスタフ・フリートリヒソン/アルミン・コブラー(オーボエ)
リサ・ゴールドバーグ(ファゴット)
ルドルフ・レーリンク/ラッセル・ギルモー(トランペット)
マリアンナ・ソロカ(パーカッション&ティンパニ)
シモン・リンネ(イングリッシュ・テオルボ&バロック・ギター)
アントニー・ロマニュク(オルガン&ラッセル)
 
 1642年から1649年にかけてイングランド、スコットランド、アイルランドで起きた「清教徒革命」。議会派を勝利に導いた独裁者オリバー・クロムウェルは、音楽や演劇を嫌っていたため、イングランド国内では演劇の上演が禁止されていました。
 これが解禁されたのは1660年の王政復古の年。娯楽、とりわけ演劇を心待ちにしていたイングランドで発達したのは歌手、語り手、ダンサーによって上演される「物語と音楽が半々=セミオペラ」という形式でした。
 1691年に上演されたパーセルの《アーサー王》はこのジャンルの代表的な作品で、演劇部分は「円卓の騎士」で知られるアーサー王の英雄譚が描かれ、音楽部分では主に「ブリタニア賛歌」が繰り広げられるため、音楽本編では主人公のアーサーも、敵対するオズワルドも、盲目の美女エメラインも登場しないという、実に不思議な作品となっています。
 しかし奏でられる音楽の美しいこと。本編で繰り広げられる魔法や恋愛、風刺物語のほかに様々なテキストが取り入れられた魅惑的な旋律は聴きものです。
 リオネル・ムニエと彼が率いるアンサンブル"ヴォクス・ルミニス"はレコーディングに先立ち、実際の上演を数多く行い、成功を収めたうえで、このアルバムを発表、万全の演奏で聴き手を魅了します。
  録音 2018年1月 フランドル音楽祭 ベルギー、アントウェルペン(アントワープ)AMUZ
 
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ALPHA478
\2600→\2390
ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管
 
リサウンド・ベートーヴェン 第7集
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
  交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
ゴットリープ・ヴァリッシュ
 (フォルテピアノ…フランツ・バイヤー ウィーン1825年製)
 音域F’ to f’’’ クルミ材
 ウィーン・アクション、ペダル4本
  (ダンパー、モデレーター、ファゴット、ウナコルダ)
   ウィーン、ゲルト・ヘッチャー提供

マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団(ピリオド楽器使用)
 
 マルティン・ハーゼルベックと彼が率いるウィーン・アカデミー管弦楽団が2014年から取り組んでいるプロジェクト「リサウンド・ベートーヴェン」。音楽学者とともに、ベートーヴェンの初演時の状況を徹底的に解析、検証し、当時と同じ楽器、編成を用い、初演会場までをも同じにし、録音を行うという取り組みです。
 もちろん、初演会場が残存していない場合もありますが、そこは歴史あるウィーンの街。いくつかのホールは当時そのままの姿で残っているのも、このプロジェクトが実現した要因の一つでしょう。
 第7作となるこのアルバムは、ピアノ協奏曲第4番と交響曲第4番の組み合わせ。このほぼ同時期に作曲された2曲は、1807年3月にウィーンのロプコヴィツ侯爵家の私的演奏会で初演されており、今回のライヴ録音も、由緒あるロプコヴィツ邸で初演時の風景そのままに行われた演奏会をまるごと収録しています。
 ピアノを演奏しているのは、前作の“ニ長調”と同じくゴットリーブ・ヴァリッシュ。1825年製のピリオド楽器を使用し、ベートーヴェンのオリジナルに近い音を追求しています。
  録音 2018年4月 ライヴ ウィーン ロプコヴィツ邸 エロイカ・ホール

  





「初演の響き」を再現 
ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管
リサウンド・ベートーヴェン・チクルス


alpha470
\2600\2390
ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第1弾(RE-SOUND BEETHOVEN)


  ベートーヴェン:交響曲第1・2番
   1. 交響曲 第1番 ハ長調 op.35
   2. 交響曲 第2番 ニ長調 op.36
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
 (古楽器使用)

 
 Alphaレーベルに、レザール・フロリサンやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど古楽シーン最大級のアーティストが続々参入しているのはご存知のとおり。しかし今度はなんと、リストの管弦楽曲をすべて「初演会場と同じ音響条件&初演時楽団の員数とその楽器を徹底完全再現」して録音に臨み話題を呼んだオーストリアの鬼才、M.ハーゼルベック&ウィーン・アカデミーo.が!
 それも今度はベートーヴェンの交響曲を、初演時会場と編成を強く意識して全曲録音。

 Alphaでは、すでにフォルテピアノの名手スホーンデルヴルトがロプコヴィツ邸の大広間の検証からはじき出した試演時の演奏編成を再現し、異様な音響条件のなかで絶妙の名演を展開してみせたピアノ協奏曲の全曲録音(Box版Alpha820)がありますが、これはその路線をさらに突き詰めた企画。

 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度..!



alpha473
\2600\2390

 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第2弾(RE-SOUND BEETHOVEN Vol.2)

 ベートーヴェン:交響曲第7番・ウェリントンの勝利 他

  1. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92
  2. ベートーヴェン:ウェリントンの勝利
              (戦争交響曲)op.91
  3. プレイエル(トルセク編):祝典行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
  4. デュセック(トルセク編):ブラウンシュヴァイク行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
※曲順は①③④②
マルティン・ハーゼルベック 指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)

 会場まで徹底検証、「初演の響き」を再現できるのはウィーンのハーゼルベックだけ!
 徹底した古楽器演奏ベートーヴェンの交響曲が、現代楽器のオーケストラによる響きとはおよそかけはなれた「当時の楽器と奏法」で演奏されていた、つまりベートーヴェン自身がイメージしていた響きは「いま」の私たちが知っているものとは大きく違っていたのは、もはやいうまでもないこと…
 それをふまえたうえで、古楽器であの傑作群を演奏・録音した名演も過去数十年のあいだに続々と出てきましたが、ウィーンを拠点に古楽器演奏を続けるハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団によるこの全曲録音の素晴しい点は、楽器や奏法だけでなく「それが初演された会場の響き」までも味方につけ、作品の素顔に迫ろうとしている点...!
 好評をもって迎えられた第1弾に続く本作では、「第7」が初演されたウィーン大学講堂(現在のウィーン科学アカデミー講堂)で録音されただけでなく、初演時からしばらくは「ほぼ必ず対作品として一緒に演奏されていた」壮麗な機会音楽「ウェリントンの勝利」もあわせて収録。
 メトロノームの発明者メルツェルの自動楽器を使った2曲の行進曲とともに、ナポレオン戦争末期の空気そのままに作品を甦らせる解釈は、どのような音として私たちを圧倒するのでしょう?!
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Alpha472
(2CD)
¥4600\4190
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 RE-SOUND BEETHOVEN -Vol.3-

 ベートーヴェン『エグモント』(全)&序曲『献堂式』

【CD I】
 ①劇付随音楽『エグモント』Op.84(ドイツ語原語版)
  ②序曲『献堂式』Op.124
【CD II】
 ①劇付随音楽『エグモント』Op.84 (英訳版)
 ②序曲『献堂式』Op.124
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
            (古楽器使用)
ベルナルダ・ボブロ(ソプラノ独唱)
【CD I】
 ヘルベルト・フェッティンガー(語り)
【CD II】
 ジョン・マルコヴィッチ(語り)
 ベートーヴェンとその時代の人々が聴いた「初めての驚き」は、交響曲以外も…大好評シリーズ思わぬ選曲!ウィーン拠点という地の利を生かし、たんに世界各地の凄腕古楽器奏者たちを集めた精鋭古楽器集団が熟考と研鑽のかぎりをつくしてベートーヴェンの真髄に迫る…というだけでなく、各作品をそれぞれ、できるかぎり作曲家が初演した演奏会場で録音、その音響環境までも検証してゆこうとする異才マルティン・ハーゼルベックの「ベートーヴェン全曲録音」シリーズ“RE-SOUND BEETHOVEN”。
 第1弾が最初の交響曲2編だったので交響曲全集かと思いきや、第2弾で思いがけず「ウェリントンの勝利(戦争交響曲)」も併録、そしてこの第3弾が交響曲ではなく劇付随音楽『エグモント』の全曲版…とくれば、がぜん今後の選曲にも期待が持てるというほかありません!
 折々ゲーテによる演劇台本の朗読を交えての本盤、オーストリアの名優フェッティンガーはアン・デア・ウィーン劇場での『フィデリオ』にも出演した人ですが、2枚目のCDに収録されている同内容の英語版ではなんと『シェルタリング・スカイ』『マルコヴィッチの穴』他で知られる名優ジョン・マルコヴィッチが!
 第8と第9の間に書かれた併録の序曲『献堂式』(ベートーヴェン最後の管弦楽作品!)が初演されたさいオープンしたヨーゼフシュタット劇場が今回の録音会場。劇音楽の序曲から、リズムのしなやかさにはっとさせられる、聴き深めずにはおれない名演です!


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Alpha474
(2CD)
\2600\2390
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 〜Re-SOUND BEETHOVEN Vol.4〜


  ベートーヴェン:
   ①交響曲 第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
   ②七重奏曲 変ホ長調 op.20
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)
②イリア・コロル(vn)
ラファエル・ハントシュー(va)
レオンハルト・バルトゥセク(vc)
ヴァルター・バッハケーニヒ(cb)
ペーター・ラープル(cl)
カタリン・ゼベッラ(fg)
ヘルマン・エープナー(hr)
 
 ついに「英雄」!
 初演時の響きを初演会場で再現するハーゼルベック企画、ロプコヴィツ邸大広間へ!

 ベートーヴェンの交響曲を、たんに当時の楽器と演奏法、オーケストラ規模で再現するだけでなく、歴史的ドキュメントを丹念に探りながら、それぞれの作品の初演会場を突き止め、それらが初めてこの世に響いたときのサウンドを再現しようとする——ウィーンを拠点に活躍している「地の利」を生かした異才指揮者マルティン・ハーゼルベック率いる古楽器集団ウィーン・アカデミーの探求、ついに『英雄』にたどりつきました!

 ベートーヴェンのパトロンとして有名なロプコヴィツ侯爵の私邸の大広間(現在はオーストリア演劇博物館の一部)を使い、かつて「傑作の森」の数々がプライベート試演されてきたこの会場の響きで「英雄」の原風景に迫ってみせる——音楽学者ヴァインツィール(このプロジェクトのブレーンでもあります)による研究のもと、弦楽編成は7人だけだったとする説もありつつ、ここでは4/4/2/2/2と限りなく絞った、しかしバランスも申し分ない編成がとられています。
 そして今回の併録としては交響曲第1番と同時に初演された七重奏曲をCD2に収録—-個々の古楽器の響きもさることながら、明らかにウィーン的な何かを感じさせる独特のテンポ感、これぞ理想的なウィーン古典派の解釈!と実感すること必至…


https://youtu.be/3n0JIuX9fZA?list=PLpsL9gxP_PeZFmouiGCwQBKrwkamHSbCB

 この不思議なカメラワークでずっと見せるとは。ALPHAというレーベルも変わってる。

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Alpha476
\2600\2390
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 〜Re-SOUND BEETHOVEN Vol.5〜

 ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付き」
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)
シネ・ノミネ合唱団
ローラ・エイキン(S)
ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms)
スティーヴ・ダヴィスリム(T)
ホセ・アントニオ・ロペス(Br)

 音楽の都ウィーンを拠点に、作曲当時の楽器と奏法にこだわるだけでなく、この地をベースにしている「地の利」を生かし、初演会場ないしそれに最も近い音響環境でベートーヴェンの交響曲を録音してきた古楽器オーケストラ、ウィーン・アカデミー…第3番「英雄」では、エンジニアチームが初演会場の音響に合わせた特別なマイクロフォンまで新作、当時の聴き手が耳にした響きに忠実な再生音へと肉薄して話題となりました。

 12/12/8/7/6の弦楽編成はこれまでにない厚み、初演会場だったケルントナートーア劇場(20世紀に同名で活動していた劇場は別の場所)は今や存在していないところ、ベートーヴェンと同時代のウィーンにおける管弦楽演奏会など大規模な催しを一手に請け負ったレドウテンザールに響きわたる、まさに19世紀人が聴いた初めての驚きの瞬間を追体験できる1枚です!


ALPHA477
\2600\2390
マルティン・ハーゼルベック(指揮)&ウィーン・アカデミー管
 RESOUND BEETHOVEN 第6集

ベートーヴェン(1770-1827):
 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
 ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a(原曲:ヴァイオリン協奏曲)
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(フォルテピアノ…1825年 ウィーン、フランツ・バイヤー製
walnut veneer, compass F'to f''')
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団(ピリオド楽器使用)

 ベートーヴェン時代の楽器を用い、小編成で演奏を行うウィーン・アカデミー管弦楽団とマルティン・ハーゼルベックが追求する「RESOUND BEETHOVEN」のシリーズ。
 今回の第6集には、比較的小規模な編成ながら、独創的な工夫が凝らされた「交響曲第8番」とベートーヴェン自身がクレメンティの勧めによって「ヴァイオリン協奏曲」をピアノ用に編曲した「ピアノ協奏曲 ニ長調」の2作を収録。
 独奏のヴァリッシュが演奏する楽器は、ベートーヴェンが活躍した時代に製作された1825年製のフォルテピアノで、演奏場所もベートーヴェンの重要作品が多く初演されたオーストリア科学アカデミー(旧大学)という凝ったシチュエーション。18世紀初頭に響いたであろう音が余すことなく再現されています。

 録音 2017年11月 ライヴ オーストリア科学アカデミー




 
 

ALPHA436
\2600
ジョエル・グラール(1961-):Des pas sous la neige 雪に隠れた足跡
 1.雪に隠れた足跡  Pas sous la neige
 2.超人性と超越性 Transhumance et Transcendance
 3.羽ばたく音、霧のなかで Battements d’ailes dans le brouillard
 4.幽霊のリズム Les rythmes fanto?mes
 5.ホタルブクロの花 Campanula alpestris
 6.結婚式するの? La noce feras-tu ?
 7.霧 La bue?e
 バルトーク(1881-1945):
  8.ルーマニア民俗舞曲より 第1番「帯踊り」
  9.ルーマニア民俗舞曲より 第2番「踏み踊り」
  10.ルーマニア民俗舞曲より 第3番「角笛の踊り」
 11.夕暮れの鐘 Cloches Vespe?rales
 12.牛の首 Le cou des vaches
 13.グランド・ジョラス山の北側 Les Grandes Jorasses Face Nord
 14.飛沫の輝く滝 La cascade des perles de rose?e
 15.ドビュッシー、または鐘楼 Debussy ou la tour des cloches
 16.野に響く鈴の音が雪を呼ぶ
   Sonnerie de plein champ pour faire venir la neige
 17.粉雪が山をダンスに誘う  Les flocons invitent la montagne a? danser
 18.雪の下に Sous la neige
ジョエル・グラール(パーカッション&作曲)
クラヴィクロシュ(鍵盤状の鐘)…1.2.3.6.8.16.18
サンツァ…5.11.12.14.17
カウベル…2.5.11.15/トゥパン…12.15.16
トロンピキ…2.11.15 /チェンバロ…2,10
和太鼓…5,13
ポジティヴ・オルガン…9,13 他

マチュー・デボルド(トゥパンとビリンバウ)…12,(ダーヴルと和太鼓)…13,(歌)…16
ユラ・スリポヴィチ(ダーヴルと和太鼓)…13,(歌)…16
アンヌ・イサンベル(歌)…16
シモン・ビュフォー(コントラバス)…17
アリス・ジュリアン=ラフェリエール(ヴァイオリン)…18
 
 Alpha創設時から名盤を連発してきた古楽集団ル・ポエム・アルモニークの一員として活躍する一方、現代音楽にも通じ常に新しい音を追求するパーカッション奏者、ジョエル・グラール。
 彼は自らを「音楽の農民」と呼び、カウベルから教会に至るまでの、様々な“鐘”の音を探し求め、世界中を巡っています。
 ソロ第3作目となるこのアルバムは、あらゆるサイズのカウベルを始めとした非常に珍しい打楽器を用い、インスピレーションの趣くままの音楽を奏でるというものです。
 曲によってはドビュッシーを思わせる印象派風の雰囲気を持っていたり、バルトーク風の民族色豊かなものがあったりと、バラエティに富んでいます。彼の友人たちも太鼓や歌、弦楽器を携え演奏に加わり、曲を盛り上げています。
  録音 2018年春-夏 ラ・シャペル・プロファーヌ・スタジオ 
 
   
 



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GEGA NEW



GD 386
¥2100→\1890
タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集録音シリーズ第7弾!
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  (1)交響曲第9番変ホ長調Op.70
  (2)交響曲第10番ホ短調Op.93
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集録音シリーズ第7弾!無骨ながらも強い説得力をもつ第10番!

 録音:(1)2010年5月17-21日、(2)2009年11月30日-12月4日
 ともにブルガリア国立放送スタジオ1(セッション) Time(1)[25:17](2)[52:16]

 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフがライフ・ワークにしているショスタコーヴィチの交響曲全集シリーズ第7弾です。既に第4、5、6、7、8、11、13番がリリースされ、Vol.5の第13番とVol.6の第5、6番はレコード芸術誌の月評で準特選盤に選ばれております。

 シリーズ折り返し地点の今回、取り上げられるのはショスタコーヴィチ後期創作期入口の左右に仁王像のように立つ9番と10番。相変わらず聴き手に媚びる姿勢の全くない、無骨な頑固職人のように強固な意志が感じられます。
 有名なジダーノフ批判にさらされた第9番の軽妙な楽章と内省的な楽章との対比をタバコフは作曲家の心の葛藤として、あたかも衣の下にひそかに身に着けた鎧のように聴かせます。
 そして、これこそショスタコーヴィチの最高傑作と評価の高い第10番ですが、これまでのタバコフ&ブルガリア国立放送響のゴリゴリ、ジャリジャリとした、よい意味での(?)ローカルな演奏から一転、大変内省的で深みのある演奏により、聴き手を作曲家の苦悩する孤独な心の深奥へと連れてゆきます。

 録音はこれまでと同様、スタジオでじっくりと行われたセッション・レコーディング。作曲家でもあるタバコフのショスタコーヴィチへの信仰告白ともいえる名演奏。音質も大変優秀。






第1〜6弾!

GD 380
\2100→\1890
タバコフ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!
  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!日本語オビ・解説付き!

 2013年4月、62:42、STEREO、演奏タイミング:27:07/9:13/26:23

 エミール・タバコフとブルガリア国立放送響のショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ第1 弾が登場。タバコフは1947 年生まれ、ブルガリアの指揮者で作曲家。CAPRICCIO から出ていたマーラーの交響曲全集は意外な名演として、知る人ぞ知る名盤。
 タバコフは余計な思い入れを排し終始速目のテンポでストレートに音楽を構築していくが、その緊張感が凄い。オーケストラの技術とアンサンブルも見事で、ブルガリア国立放響の上手さに驚くに違いない。録音も大変優秀で、あまたあるショスタコーヴィチ

GD 381
\2100→\1890
「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.2」
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第2弾!日本語オビ・解説付き!

 録音:2013年1月ブルガリア国立放送スタジオ1,ソフィア(セッション録音)66:47、STEREO
 演奏タイミング:28:41/6:32/6:21/11:38/13:33

 タバコフ指揮のブルガリア国立放送響による『ショスタコーヴィチ:交響曲全集』の第2弾。ブルガリア国立音楽院でコントラバスと指揮を学んだエミール・タバコフ(1947 年生まれ)は、作曲家としても活動し、様々な方面で活躍しています。
 彼の名が、日本のリスナーも含めて広く知れ渡ったのは、90 年前後に録音したソフィア・フィルとのマーラーの交響曲全集でした。アンサンブル的には決してヴィルトゥオーゾとはいえなかったオーケストラを率いて、非凡なマーラーを聴かせ、カルトな人気を得ました。2008 年からブルガリア放送響のシェフに招かれて、オーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、同響の演奏レベルをメキメキと上げてきました。
 タバコフの指揮は、オーケストラの機能をいかに発揮するかに主眼が置かれ、作曲家らしい音楽の流れを重視した自然体の解釈に好感が持てます。例えば、楽句のセクションごとの区分が明確で、どのフレーズもクリアに聴き分けられて、見通しが良い。そして長大な両端楽章とスケルツォ的な第2、第3楽章、そして陰鬱な第4楽章の対比も鮮やかで、それぞれの音楽の性格が適切に描かれています。両端楽章中間部の強奏部は、ただ音が大きく力技で押し切るのではなく、厳しさの点に於いて、どことなくムラヴィンスキーを彷彿とさせる部分もある、というのは言い過ぎでしょうか。
 加えて、本盤は録音の良さも特筆に値するでしょう。このシリーズが完成すればマーラーに代わるタバコフの代表盤となるでしょう。

GD 382
\2100→\1890
タバコフ(指揮)&ブルガリア国立放送響
 「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.3」

  ショスタコーヴィチ:
   交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第3弾!日本語オビ・解説付き!

 録音:2011年6月13-17日、ブルガリア国立放送スタジオ1,ソフィア(セッション録音)74:27、STEREO/演奏タイミング 27:19/10:52/18:33/17:43

 ショスタコーヴィチの交響曲第7 番は、ドイツ軍によるソ連侵攻開始直後に作曲が開始。ドイツ軍に包囲、連日爆撃が行われ放棄もやむなしとされたレニングラードで大半が書かれ、レニングラードとその市民に捧げられた。開戦から1 年もたたずに初演。ファシズムへの抵抗の象徴としてソ連内外で相次いで再演、特に人気だった米国では初演からの1 年間で60 回以上も演奏された。
 「標題的音楽」から「純音楽」へ、解釈が180 度転換したのもこの作品の大きな特徴だ。終戦から70 年が経とうとしている現在(2014 年12 月8 日)、《レニングラード交響曲》をファシズムへの勝利の象徴として、勝利の賛歌を壮大に打ち上げる演奏はほとんどなくなった。
 タバコフの指揮も、悲劇性や勝利の賛歌を強調した過度に劇的なものではなく、極めて理知的に展開する。第1 弾の第4番、第2 弾の第8 番同様、音楽の全体的な流れは自然で、繊細かつしなやかな表現に好感が持てる。第1楽章冒頭の「人間の主題」は、弦楽器がダウン・ボウ、アップ・ボウを一音ごと交互に繰り返すが、弓全体を使ったテヌートのたっぷりとした響きは、まるでパイプ・オルガンのようだ。弦が冒頭より1オクターヴ上で「人間の主題」を奏でて静かになるまで、低音に比重をおいてオーケストラがすみずみまで明快に鳴り響いている。静かになった部分で現れる「平穏な生活の主題」(ヴィオラとコントラバスの伴奏は、交響曲第5 番第1 楽章主部の低弦とピアノの伴奏の音形と酷似している)のニュアンスのきめが細かく内面的で叙情的な表現は、音楽に潤いをもたらしている。小太鼓の規則的なリズムにのって「戦争の主題」が楽器を替えて執拗に繰り返され、次第にオーケストレーションが厚くなってゆく箇所は、この交響曲を代表する部分だが、決してアッチェレランド的にテンポを煽るのではなく、端整で堅牢な造形性に貫かれる中で、デュナーミクと音色的コントラストを中心にして効果を上げていく点は、タバコフの類まれなバランス感覚を物語っている。第2、第3楽章も、研ぎ澄まされたディテールと心に染み入るニュアンスに満ちている。とりわけ第3 楽章後半、しばらく弱音が続いたあと、コラール主題が再現された時に「パッ」と光が差したようになる瞬間の宗教的な煌きは、この演奏の孤高のごとく深い内面性の象徴になっている。
 終楽章は、鮮明なディテールの処理と確信に満ちたデュナーミクで、音楽は加熱するが、過剰な演出は避け、終始洗練された表現を失っていない。したがって、音楽のスケールはあまり大きいとは言えないが、作品そのものがもっとも質朴な姿で語りかけてくるといった質の表現で、聴くほどに味わいが増してくる類の演奏ということができる。
 指揮者とオーケストラの作品に対する共感が、このような押し付けがましさが一切ない形で現れた演奏は多くなく、「純音楽」としての《レニングラード交響曲》の本質が十全に示された稀有な名演として、歓迎すべき新盤である。


GD 383
\2100→\1890
タバコフ指揮、ショスタコーヴィチ交響曲全集チクルスVol.4
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第11番「1905年」Op.103
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 お待たせしました!好評のタバコフ指揮、ショスタコーヴィチ交響曲全集チクルスVol.4 最新盤!

 録音:2013年2月ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション録音) 59:47
 演奏タイミング:[14:58][18:00][12:33][14:14] ※日本語オビ・解説付き

 日本では知る人ぞ知るブルガリアの名指揮者エミール・タバコフによるショスタコーヴィチの交響曲、最新録音です。既に第4 番、第8 番、第7 番の順でリリースされ、その録音の順番(選曲)のセンスも演奏そのままに大変個性的ですが、今回も聴き手に媚びる姿勢が全くない、無骨な頑固職人のように俺のやりたいようにやるんだ、という強固な意志が感じられます。全体にゴツゴツ、ジャリジャリとした演奏は近年稀にみる男道、体育会系全開のショスタコーヴィチ。決してうまいとは言えないブルガリア国立放送響を鞭打って叱咤激励し迫真の演奏を生み出しました。録音はこれまでと同様、スタジオでじっくり、ねっとりと行われたセッション・レコーディング。音質も大変優秀で弦楽の弓が弦をこするガシガシという音が耳元で間近に聞こえ迫力満点。






GD 384
\2100→\1890
エミール・タバコフ(指揮)
 「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.5」

 ショスタコーヴィチ(1906-75):
  交響曲第13番変ロ短調「バビ・ヤール」Op.113
ウラディミール・ペトロフ(B)
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送響、
同男声合唱団
 お待たせしました!好評のタバコフ指揮、ショスタコーヴィチ交響曲全集チクルスVol.5は「バビ・ヤール」!

 録音:2012 年11 月ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション) 62:29/演奏タイミング:[15:31] [8:25] [13:04] [12:32] [12:54]/※日本語オビ・解説付き

 GEGA NEW が進めるエミール・タバコフ指揮ブルガリア国立放送交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全集シリーズの最新録音。これまでに第4、8、7、11 番の順でリリースされ、そのいずれもがコアなファンから熱烈に支持されてきました。
 今回はショスタコーヴィチ後期の最高傑作との呼び声高い「バビ・ヤール」。自らが優れた作曲家でショスタコーヴィチやシュニトケの影響を受けた作品を精力的に発表するタバコフはここでも作品を緻密に分析した上で自らと作品を同一化させ、作曲者と共に泣き、吠えるといった熱狂的な演奏を繰り広げます。
 ウィーンやシカゴ、ロンドンなどの一流オーケストラの洗練度には到底及ばないものの、東欧のオーケストラでしか表現できない、ゴリゴリとした手触り、土の香りを思わせる独特の音色はショスタコーヴィチの表したかったものに最も近いはずだ、と言っても言い過ぎではないでしょう。
 指揮者、オーケストラ、声楽陣ともに作品に対する愛と共感にあふれた熱演です。これまでと同様、スタジオにおける丁寧なセッション録音。全てのショスタコーヴィチ・ファン必聴です。


GD 385
\2100→\1890
エミール・タバコフ(指揮)&ブルガリア国立放送響
 「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.6」

 ショスタコーヴィチ(1906-75):
  (1)交響曲第5番ニ短調Op.47
  (2)交響曲第6番ロ短調Op.54
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ロシア革命から100年の今年だからこそ聴きたい《革命》!注目のタバコフ&ブルガリア国立放送響、ショスタコーヴィチ交響曲全集録音シリーズ第6弾!

 録音:(1)2012年3月、(2)2009年3月、ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション) 78:24
 演奏タイミング:(1)17:06 / 5:42 / 13:52 / 11:28 TT48:08、(2)17:48 / 5:35 / 6:53 TT30:16

 GEGA NEWが進めるエミール・タバコフ指揮ブルガリア国立放送交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全集シリーズの最新録音。
 これまで第4、8、7、11、13番の順でリリースされ、そのいずれもがコアなファンから熱烈に支持されてきました。
 第6弾となる今回はいよいよ人気曲第5番(日本では「革命」と呼ばれることが多い)と渋い傑作第6番のカップリングで登場です。
 これまでの録音と同様、聴き手に媚びる姿勢が皆無の無骨な頑固職人のごとく、俺のやりたいようにやるんだ、という指揮者の強い意志が感じられます。
 自らが優れた作曲家でショスタコーヴィチやシュニトケの影響を受けた作品を精力的に発表するタバコフはここでも作品を緻密に分析した上で自らと作品を同一化させ、熱い演奏を繰り広げます。
 第5番ではこの曲に対する聴き手の安易な期待に反して(抗して?)と言いましょうか、金管をこれ見よがしにバリバリと鳴らすことは決してなく、極めて誠実で節度を持ったアンサンブルを聴かせ、弦楽はこれまでの録音の中で最も抒情的で美しいハーモニーで第3楽章は特に絶品。そして終楽章はテンポをややゆったりめに取り、一音一音をはっきり、くっきりと際立たせます。また中ほどで出てくるホルン・ソロはロシアの大河を思わせる悠然とした風格を感じさせて鳥肌もの。そして終結部の大団円は横綱力士の確固たる歩みのごとく、地に足をつけたような、がっしりとした重厚な音楽作りが大変感動的です。
 第6番はブルガリア国立放送響の進境著しい成果が最も表れた演奏で冒頭の荘厳さは格別。第2、3楽章の軽快さも弦楽、木管セクションの冴えが際立つ出色の出来栄えで終結部の狂喜乱舞へと聴き手を導きます。これまでと同様、スタジオにおける丁寧なセッション録音。全てのショスタコーヴィチ・ファン必聴です。






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TUDOR



TUDOR 1744
(2SACD HYBRID)
¥3200→\2990
ヤクブ・フルシャ&バンベルク交響楽団新シリーズ
 ブラームス&ドヴォルザーク:交響曲集第1弾!

  (1)ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
  (2)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
ヤクブ・フルシャ(指揮)
バンベルク交響楽団

 ※日本語解説付き!
 ヤクブ・フルシャ&バンベルク交響楽団新シリーズ・スタート!ブラームス&ドヴォルザーク:交響曲集第1弾!

 録音:(1)2017年5月3-5日、(2)2017年10月28-30日/バンベルク, 86'33(SACDハイブリッド)
 タイミング(1)13:23/11:50/6:00/10:08 TT.41:32、(2)12:18/12:36/8:00/11:54 TT.45:01

 ドイツの名門オーケストラ、バンベルク交響楽団の首席指揮者を2016年9月から務めるヤクブ・フルシャの新シリーズ、「ブラームス:交響曲全集+ドヴォルザーク:交響曲集」がスタート!。
 第1弾は二人の作曲家の最後の交響曲のカップリングです。

 バンベルク響はドイツ伝統のサウンドを受け継ぎつつ、前首席のジョナサン・ノットの薫陶をうけ現代的な機能性も手に入れ、近年の充実ぶりは目を見はるものがあります。
 このアルバムはフルシャの母国チェコ出身の大作曲家ドヴォルザークとドヴォルザークに大きな影響を与えたドイツ本流の作曲家ブラームスの交響曲を組み合わせで、さらにバンベルク響はプラハのドイツ人オーケストラが前身ということで、この組み合わせの再現に最も適しているといえましょう。
 定評あるTUDORのSACD hybridの優秀録音、SURROUND SOUND 5.1。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


RELIEF



CR 3010
(2CD)
¥4000
往年の名録音、ルドルフ・ショック2枚組
 [CD1]
  (1)シューベルト:竪琴に Op.56-2 / 夜と夢 Op.43-2 / さすらい人が月に寄せて Op.80 / 水の上で歌う Op.72
   シューマン:献呈 Op.25-1 / ミルテの花 Op.25-7, Op.25-3
   ブラームス:五月の夜 Op.43-2 / 日曜日 Op.47-3 / 野の寂しさ Op.86-2 / 帰郷 Op.7-6
   ヴォルフ:隠棲 / 庭師 / アナクレオンの墓 / 盟友 / 郷愁
  (2)シューマン:詩人の恋 Op.48(全16曲)
 [CD2]
  (3)モーツァルト:夕べの想い / クローエに / 春への憧れ
   シューベルト:夕映えに / ミューズの息子 Op.92-1 / セレナーデ
   ヴォルフ:職人の歌 / 秘めた愛 / 楽師 / ヴァイラの歌 / 鼠捕りの男
   R.シュトラウス:森のしあわせ Op.49-1 / 若者の誓い Op.49-6 / 夜 Op.10-3 / ああ、不幸な私 Op.21-4
  (4)R.シュトラウス:なつかしい面影 Op.48-1 / セレナード Op.17-2 / たそがれの夢 Op.29-1 /
   ひそやかな誘い Op.27-3/あした Op.27-4 / 万霊節 Op.10-8 / 私の愛をだれに Op.32-1 / 献呈 Op.10-1
    ルドルフ・ショック(テノール)、アドルフ・ストーチ((1)-(3)ピアノ)、
    ヴィルヘルム・シュヒター((4)指揮)、大オペレッタ管弦楽団((4))

 録音:(1)(3)1959 年6・9 月(ステレオ)、(2)1957 年1 月20・23 日(モノラル)、(4)1957 年11 月29 日・12 月1 日(ステレオ)/78'04''、66'38''

 ドイツの名歌手、ルドルフ・ショック(1915-1986)の残したエレクトローラ、EMI 録音からの復刻。自らの実力を大いに発揮した古典的プログラムで聴く者を虜にします。
 N 響の常任指揮者としても名を知られる名匠シュヒターとの共演も収録。





<国内盤> 


ヴァリエテ


VA-09003
¥2315+税
鈴木陽子 作品集 vol.5 「砂漠の向こうから」
 鈴木陽子:
  (1)弦楽四重奏曲第一番「砦Ⅰ」(2016)
   [弦楽四重奏、ソプラノ]
  (2)砂漠(2017) [ソプラノ、ヴィオラ]
  (3)弦楽四重奏曲第二番「砦Ⅱ」(2017)
  (4)哀歌(2017) [ソプラノ、チェロ]
  (5)弦楽四重奏曲第三番「アングスティーナ」(2017)
   [弦楽四重奏、ソプラノ]
  (6)弦楽四重奏曲第四番「時の遁走Ⅰ」(2017)
  (7)時の遁走Ⅱ(2017) [2台のヴァイオリン]
  (8)弦楽四重奏曲第五番「時の遁走Ⅲ」(2018)
   [弦楽四重奏、ソプラノ]
  ※全曲初演ライヴ
石上真由子(Vn)
簑田真理(Vn)
甲斐史子(Va)
福富祥子(Vc)
太田真紀(S, 語り)

 ブッツァーティの『タタール人の砂漠』を題材にした弦楽四重奏曲を中心にした疑似オペラ風なライヴ! 鈴木陽子作品集 「砂漠の向こうから」

 録音:2018年3月24日、京都アルティ・ホール/77:03

 2017年発売された「吹・擦・打」(鈴木陽子作品集)に続き、作曲家鈴木陽子による新作「砂漠の向こうから」が発売になります。
 1940年刊行のイタリアの小説家・ブッツァーティ『タタール人の砂漠』を題材にした、弦楽四重奏曲を中心におき、ソプラノによって語られまた歌われる作品群。それぞれの楽曲は独立した楽曲となっていますが、全体として一つの物語の世界を形成し、これによって、疑似オペラ風な作品となっています。
 2018年3月鈴木陽子作品展vol.12のコンサート初演のライヴ収録。

 鈴木陽子 (すずき・ようこ)/作曲
  パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲専攻ならびに愛知県立芸術大学大学院作曲専攻修了。
  これまで11回の作品展を京都を中心に主催し、作曲作品の発表を積極的に行っている。作曲を、平義久、近藤譲の各氏に師事。2010年詩集「金色のねこ」刊行。
  これまでの作品展vol.4-6,8の全曲とvol.7とvol.10の一部はYouTubeで公開している。作品展vol.8からvol.11の録音によるCD「音と染み」、「人魚姫」、「父の残したもの」と「吹・擦・打」をリリースしている。





<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 57478
(25DVD)
¥13000→\11990

マエストロ・クラウディオ・アバド・エディション(25DVD-BOX)
 DVD1
  ドキュメンタリー『ザ・オーケストラ〜クラウディオ・アバドとモーツァルト管弦楽団の音楽家たち』
    監督:ヘルムート・ファイローニ、フランチェスコ・メリーニ

 モーツァルト管弦楽団の2013年ヨーロッパ・ツアーをとらえたドキュメンタリー。この映像がアバドとの最後のツアーとなりました。
 モーツァルト管弦楽団は、2004 年にクラウディオ・アバド自身が設立した若きオーケストラですが、400 年にわたる歴史と伝統に支えられた音楽組織、アッカデミア・フィラルモニカの中心的存在といえる団体です。かつてモーツァルトがボローニャを訪れ、音楽家マルティーニ神父に教えを請うた来歴を由来とし、モーツァルト管弦楽団と名づけられました。
 この映像は、モーツァルト管弦楽団の音楽家たちの音楽性、そして人間的な側面にも焦点を当てています。
 フィーチャーされているのは、マリア・フランチェスカ・ラテッラ、フェデリカ・ヴィニョーニ、ルーカス・ナヴァロ、アロイス・ポシュ、ラインホルト・フリードリヒ、アレッシオ・アレグリーニ、ヨハニ・ゴンザレスらベテランから若手まで。
 さらにクラウディオ・アバドの未公開インタビュー、ボローニャ、ルツェルン、ウィーン、マドリード、パレルモでのリハーサル風景も収録。
 ボーナス映像には、団員たちの個別インタビューが収録され、アバドの大いなる遺産であるモーツァルト管弦楽団を深く掘り下げた見ごたえのある内容となっています。

 DVD2
  ドキュメンタリー :「沈黙を聴く」〜クラウディオ・アバドの芸術的肖像
    監督:ポール・スマチヌィ
   収録曲:
    ノーノ:プロメテオ/ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界」/
    ベートーヴェン:交響曲 第1,3 & 9番、エグモント序曲/
    ブルックナー:交響曲 第1 & 9番/ストラヴィンスキー:詩篇交響曲/
    ブラームス:ドイツ・レクイエム/R.シュトラウス:エレクトラ/
    ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品/
    ドビュッシー:海/チャイコフスキー:交響曲 第5番(抜粋)
   出演者:
    クラウディオ・アバド(指揮)
    ダニエル・ハーディング、アルブレヒト・マイヤー、ヴォルフラム・クリスト、
    コーリャ・ブラッハーベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ルツェルン祝祭管、
    グスタフ・マーラー・ユーゲント

 世界的に絶賛されたアバドのドキュメンタリー映像。巨匠クラウディオ・アバドの音楽ドキュメンタリー映像。
 若き日のウィーン・フィル、10 年余りにわたったベルリン・フィル音楽監督時代、近年のグスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団での演奏映像、インタビューや、名優ブルーノ・ガンツを初めとする芸術的盟友たちの証言によって、名映像ディレクター、ポール・スマチヌィ(シュマツニー)がアバドの知られざる実像を描きます。
 2004 年モントリオール国際映像芸術祭、ベスト・ポートレート賞、2004 年パリ映像(芸術&教育)祭グラン・プリ受賞作品。

 DVD3
  ドキュメンタリー:「音楽と静寂のはざま」〜クラウディオ・アバドの肖像
    監督:ポール・スマチヌィ
   収録曲(抜粋):
    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(ベルリン・フィル/1995年4月ザルツブルク復活音楽祭)
    ブラームス:交響曲第2番(ベルリン・フィル/1994 年5月1日マイニンゲン劇場)
    ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲(ヨーロッパ室内管/1995 年2月フェリーチェ歌劇場)
    シューベルト:交響曲第2番(ヨーロッパ室内管/1995 年2月フェリーチェ歌劇場)
    ブルックナー:交響曲第1番(ウィーン・フィル/1968年)
    シューベルト:歌劇「フィエラブラス」(ウィーン・フィル/1988年5月アン・デア・ウィーン劇場)
    ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲(ウィーン・フィル/1991年ニューイヤー・コンサート)
    ブルックナー:交響曲第9番(マーラー・ユーゲント管/1995 年8月シテ・ドゥa・ラ・ミュジーク)
    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(マーラー・ユーゲント管、ピリス(ピアノ)/1995 年8月シテ・ドゥ・ラ・ミュジーク)
    R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」(ベルリン・フィル/1995 年4月ザルツブルク復活祭音楽祭)
    ブルックナー:交響曲第9番(マーラー・ユーゲント管)
     出演者:
      クラウディオ・アバド(指揮)
      クラウス・シュトゥール、ゲオルク・ファウスト、ハンスイェルク・シェレンベルガー、
      ヴォルフラム・クリスト、ダグラス・ボイド、シャルロット・ガッスルブラハト、
      ズービン・メータ、ダニエル・バレンボイム、ビエール・ブーレーズ、他

 伝統ある一流のオーケストラと同時に次世代を担う若手音楽家の育成にも心血を注いだアバド。さらには、現代音楽にも積極的に取り組み同世代の音楽を広めてきました。この映像は、音楽家として人としてのアバドの魅力を描いたもの。
 タイトルの「音楽と静寂のはざま」とは、アバドにとって" 静寂" は音楽上欠かせないもの。映像中で「山には都会が失った静寂があります」と語っていますが、音楽でも、音が鳴っていることで音楽は奏でられますが、音が消えている間も音楽はそこにある、ということがより重要であるということ。ここでも、" 静寂"を感じられる構成となっており、アバドの音楽感を理解することができます。

 DVD4
  ドキュメンタリー:シャローム(Shalom)〜パパゲーノ合唱団
    監督:エンツァ:ネグローニ

 ボローニャのドッツァにある刑務所の囚人たちとボランティアをメンバーとしたパパゲーノ合唱団が設立されたのは2011年。この設立にはクラウディオ・アバドが深くかかわっていました。
 この映像は、「音楽は人生に必要不可欠であり、音楽によって人生が変わることもある。」というクラウディオ・アバドの理念に基づいて設立した社会的・教育的プロジェクト「Mozart 14」の一貫として行われたコンサートの記録とドキュメンタリーです。

 DVD5
  ドキュメンタリー:『ルクス・エテルナ〜クラウディオ・アバド・イン・リハーサル』
    監督:ノルベルト・バイルハルツ
   収録曲:ヴェルディ:レクイエム(部分)
    出演者:
     クラウディオ・アバド(指揮) モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
     ペテル・ドヴォルスキー(テノール) サミュエル・レイミー(バス)
     ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(メゾ・ソプラノ)
     ミラノ・スカラ座管弦楽団、ミラノ・スカラ座合唱団
    収録:1985 年 ヴェネツィア、サン・マルコ寺院

 1985 年にサン・マルコ寺院で行われたアバド&ミラノ・スカラ座によるヴェルディ:レクイエムのリハーサルを捉えたドキュメンタリー映像。
 監督は数々の芸術映像作品を手がけたノルベルト・バイルハルツ。ソリスト陣も世界中のオペラ・ファンを魅了するソプラノ、モンセラート・カバリエ、早世してしまったメゾ・ソプラノ、ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ、色気のある深い声が魅力のバス、サミュエル・レイミー、伸びやかな歌声のテノール、ペテル・ドヴォルスキーと大変豪華。
 丁寧に音楽を作り上げていくアバドの統率力。音楽の歓び、演奏の歓びを共に分かち合う演奏者の熱意、精魂を傾け取り組んでいる姿が克明に描かれています。また真摯に音楽に向き合う姿はもちろん、普段は見ることができない演奏者たちの素顔も垣間見ることのできる映像となっています。

 DVD6
  『プロメテウス』神話の様々な変奏〜火の詩
    映像監督:クリストファー・スワン
   収録曲:
    ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』 Op.43より(導入部『嵐』/第1番/第9番/パストラーレ第10番)
    リスト:交響詩『プロメテウス』
    スクリャービン:交響曲第5番『プロメテウス』
    ノーノ:『プロメテオ』組曲( 1992)〜ヘルダーリン
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:スクリャービン)
     ベルリン・ジングアカデミー、フライブルク・ゾリステン合唱団、
     クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:1992年5月23-25日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 クラウディオ・アバドが、ベルリン・フィルの定期演奏会で取り上げた「プロメテウス」神話に基づく様々な作曲家による作品が収録されたライヴ。すでにCD、DVD で発売されており、アバドらしい企画として話題となった映像です。
 「プロメテウス神話」とは、ギリシア神話の神プロメテウスが人間に火を与えたとして、ゼウスの怒りをかい、不死身のプロメテウスは永遠にハゲ鷹に腹を割かれて処刑された、それを勇敢なヘラクレスがハゲ鷹を殺しプロメテウスを救うという内容。映像監督のクリストファー・スワンは、照明等を駆使した視覚的効果を巧みに使い、「火」「炎」を表現。ベルリンのフィルハーモニーホールが、赤、黄色、緑、青と変幻自在に染まっていく様子は必見です。
 スクリャービンの交響曲第5番『プロメテウス』では、アルゲリッチがピアノ・ソロとして登場。神秘主義に影響され、色彩への強い関心をもち、音楽に色彩をも取り込もうとしたスクリャービンの作風が最も色濃く投影された曲。大編成のオーケストラとヴォカリーズによる混声合唱、そして独奏ピアノのために作曲されました。この映像では使われてはいませんが、元々スクリャービンは、鍵盤を押すと七色に照明が変化する「色光鍵盤」の使用を指定しているので、このライヴ映像のようにホール全体が照明によって刻一刻と色彩が変化していくのは、まさに作曲者の意図通りと言え、映像で楽しむ価値のある演奏です。アルゲリッチの神秘的で魅惑的な演奏にも注目です。

 DVD7
  ベルリン・フィル・イン・ジャパン1994
   ムソルグスキー:禿山の一夜(原典版)
   ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』(1919 年版)
   チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1994 年10月14日 東京、サントリーホール(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 1994 年にベルリン・フィルとクラウディオ・アバドがサントリーホールで行ったコンサート映像。原典版を使用したムソルグスキーの『禿山の一夜』。魔女たちの盛大な夜会の様子が不気味に描かれ、アバドが新鮮な響きを引き出しています。
 これまで数多くの名演を繰り広げ、アバドが最も得意とする作品の一つ、ストラヴィンスキーの『火の鳥』。そしてアバド&ベルリン・フィルという最強タッグの実力が存分に表れたチャイコフスキーの交響曲第5番。ベルリン・フィルの圧倒的な表現力とアバドの求心力が見事な名演です。

 DVD8
  『ヴァルトビューネ1996〜イタリアン・ナイト』
   ヴェルディ:
     歌劇『ナブッコ』序曲
     歌劇『ナブッコ』より「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
     歌劇『ドン・カルロ』より「彼れ!王子!我らの胸に友情を」
     歌劇『運命の力』序曲
     歌劇『仮面舞踏会』より「永久に君を失えば」
     歌劇『オテロ』より「喜びの炎よ」
     歌劇『オテロ』より「無慈悲な神の命ずるままに」
     歌劇『オテロ』より「すでに夜もふけた」
     歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲〜エジプトとイシスの神に栄光あれ」
     歌劇『シチリア島の夕べの祈り』序曲
   ロッシーニ:
     歌劇『ウィリアム・テル』序曲
     歌劇『セビリアの理髪師』序曲
   ベッリーニ:歌劇『カプレーティとモンテッキ』より「私はこうして晴れの衣装を期せられ...ああ、いくたびか」
    パウル・リンケ:ベルリンの風
     アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)  セルゲイ・ラリン(テノール) ブリン・ターフェル(バリトン)
     クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:1996 年6月
     映像監督:ボブ・コールズ

 1996年のヴァルトビューネ・コンサートは、アバド指揮による「イタリア・オペラの夕べ」。アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、セルゲイ・ラリン(テノール)、ブリン・ターフェル(バリトン)をゲストに迎え、ヴェルディ、ベッリーニ、ロッシーニのアリア、二重唱曲、合唱曲が歌われます。
 当時、破竹の勢いだったゲオルギューの美しい容姿と歌唱、ターフェルの珍しいヴェルディ、早逝したロシア人スピント・テノール、ラリンの若々しい声など、見どころたっぷりです。何よりも魅力なのは、アバドのヴェルディとロッシーニの序曲。透明感とリズムの冴えに満ちた、かけがえのない「アバドの音」を楽しむことができます。

 DVD9
  ブラームス: ドイツ・レクイエムOp.45
    クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、バーバラ・ボニー(ソプラノ)
    ブリン・ターフェル(バリトン) スウェーデン放送合唱団、
    エリク・エリクソン室内合唱団(合唱指揮: マリア・ヴィースランダー)
    収録: 1997年4月3日 楽友協会大ホール、ウィーン
    映像監督:ボブ・コールズ

 ブラームス歿後100 周年を迎えた1997 年に、クラウディオ・アバドがベルリン・フィルを引き連れて、ライバルであるウィーン・フィルの本拠ムジークフェラインでおこなったコンサートのライヴ映像。ブラームスが晩年を過ごし、数々の傑作を生み出したウィーンはまた、「ドイツ・レクイエム」の試演がおこなわれた地でもあります。
 ここでのアバドは、病に倒れる前の溌剌とした演奏を展開しており、ベルリン・フィルとの関係も成熟し、まさに絶好調といえる冴え渡る指揮姿をみせてくれています。
 またソリストもソプラノにバーバラ・ボニー、バリトンにブリン・ターフェルと大変豪華。そしてスウェーデンの2 大合唱団であるスウェーデン放送合唱団とエリク・エリクソン室内合唱団を従え完璧なアンサンブルと美しい歌声を聴かせてくれています。

 DVD10
  『ジルヴェスター・コンサート1997 カルメン』
   ビゼー:歌劇『カルメン』より[前奏曲,ハバネラ, 闘牛士の歌,にぎやかな楽の調べ, 花の歌,合唱と場面]
   ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
   サラサーテ:カルメン幻想曲
   ラヴェル:スペイン狂詩曲
   ファリャ:『恋は魔術師』より『火祭りの踊り』
   ブラームス:ハンガリー舞曲第5 番
    アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ) ロベルト・アラーニャ(テノール)
    ブリン・ターフェル(バリトン) ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
    ステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ) ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) ギル・シャハム(ヴァイオリン)
    オルフェオン・ドノスティアラ(合唱団) ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ(合唱指揮) 
    南チロル児童合唱団、グレーテル・ブルッガー(児童合唱指揮) クラウディオ・アバド(指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:1997 年12月31日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
    映像監督:ハンス・フルシャー

 カルメンは最も有名なオペラのひとつであるだけでなく、神話的存在です。女性的魅力の象徴であり、社会の常識をかなぐり捨てた存在として、様々な作曲家にインスピレーションを与えました。1997 年のジルヴェスター・コンサートでは、クラウディオ・アバドの指揮で、カルメンの魅力が余すところなく紹介されています。
 プログラムの中心となるのは、当然のことながらビゼーのオペラです。カルメンの誘惑的な音調を理想的に歌い上げるアンネ・ゾフィー・オッター、エスカミーリョのブリン・ターフェルは力強い歌声、ドン・ホセのロベルト・アラーニャは繊細な表現で、それぞれの役柄を表現。若きヴェロニク・ジャンス、ステラ・ドゥフェクシスの脇役登場も興味をそそります。
 サラサーテのカルメン幻想曲で技巧的なソロを弾くギル・シャハム、同様に至難で、カルメンと共通するエロティシズムを発散するラフマニノフのパガニーニ狂詩曲を演奏するミハイル・プレトニョフと、豪華なソリスト陣のリストは後を絶ちません。アバドが得意とするラヴェルのスペイン狂詩曲の演奏にも、ご注目ください。

 DVD11
  『ヨーロッパ・コンサート1998 フロム・ストックホルム』
    ワーグナー:歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
    チャイコフスキー: 交響的幻想曲『テンペスト』 Op.18
    ドビュッシー:夜想曲
    ヴェルディ:聖歌四篇
     マリー・アレクシス(ソプラノ) スウェーデン放送合唱団、
     エリック・エリクソン室内合唱団、マリア・ヴィースランデル(コーラスマスター)
     クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:1998 年5月1日 ヴァーサ号博物館、ストックホルム(ライヴ)
     映像監督:ボブ・コールズ

 アバドが指揮。会場は17 世紀に沈没して20世紀半ばに引き上げられた軍艦ヴァーサ号を展示してあるストックホルムの博物館。
メインはヴェルディの聖歌四篇で、合唱はスウェーデン放送合唱団とエリク・エリクソン室内合唱団という豪華な組み合わせとなっています。

 DVD12
  ジルヴェスター・コンサート〜ガラ・フロム・ベルリン1999『グランド・ファイナル』
   ベートーヴェン:交響曲第7 番より第4楽章
   ドヴォルザーク:交響曲第8 番より第4楽章
   マーラー:交響曲第5番より第5楽章
   ストラヴィンスキー:『火の鳥』より(カスチェイ王の魔の踊り/子守歌/終曲)
   ラヴェル:『ダフニスとクロエ』より「全員の踊り」
   プロコフィエフ:『アレクサンドル・ネフスキー』より「アレクサンドルのプスコフへの入場」
   シェーンベルク:『グレの歌』より「見よ、太陽」
   リンケ:『グリグリ』序曲
   リンケ:『フォリー・ベルジェール』より「行進曲」
   リンケ:『督促』より「ギャロップ」
   リンケ:ベルリンの風
   トランスラトイル:スポーツ宮殿ワルツ
   フィッシャー:スパークリング・シャンペン
   ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
   コロ:菩提樹の木陰にいる限り
    クラウス・マリア・ブランダウアー(語り:グレの歌)
    ベルリン放送合唱団、RIAS室内合唱団、クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:1999 年12月31日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
     映像監督:ハンス・フルシャー

 千年に一度の演奏会、1900 年代最後の日、1999 年12月31日に行われたガラ・コンサートのライヴ映像。
 アバドもベルリン・フィルのメンバーも、この演奏会を大いに楽しんでいる様子が伝わってきて、ベルリン・フィル恒例のジルヴェスター・コンサートもこの日ばかりはお祭り騒ぎ!
 「グランド・ファイナル」と題されたこのコンサートは、名曲の終楽章ばかりが選曲され、観客も大盛り上がりで、観ているこちらも思わず大熱狂してしまう映像です。
 『グレの歌』の語りはドイツの名優クラウス・マリア・ブランダウアーが務めています。後半の団員たちの挨拶にはじまり、プログラムはおなじみ『ベルリンの風』などドイツ人ならだれでも知っている名曲が演奏され、会場はミレニアムを祝う人々の熱気で満ち溢れています。

 DVD13
  『カラヤン・メモリアル・コンサート』
   モーツァルト:レクイエム(フランツ・バイヤー&ロバート・レヴィンによる校訂版)
    《墓標の音楽》K. 42〜〈この心を見て私に問え〉
    《証聖者の荘厳晩課》K. 339〜〈ラウダーテ・ドミヌム〉
     クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
     スウェーデン放送合唱団、マリア・ヴィースランダー(合唱指揮)
     カリタ・マッティラ(ソプラノ) サラ・ミンガルド(メゾ・ソプラノ)
     ミヒャエル・シャーデ(テノール) ブリン・ターフェル(バリトン) ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)
     収録:1999 年7月16日 ザルツブルク大聖堂、ライヴ
     映像監督:ボブ・コールズ

 ザルツブルク大聖堂で開かれたヘルベルト・フォン・カラヤン没後10 周年記念コンサート。カラヤンは1989 年7 月16 日に亡くなりました。この映像は、カラヤンゆかりの場所ザルツブルクの大聖堂で、モーツァルトのレクイエムなどを、カラヤンの後継者だったクラウディオ・アバドが指揮をしたものです。
 アバドはこの未完の大作を、フランツ・バイヤーとロバート・レヴィンによる校訂版の楽譜を使用し、一石を投じ大変話題となった演奏です。ソリストもフィンランドの世界的ソプラノ、カリタ・マッティラ、アバドの信望の厚かったサラ・ミンガルド、モーツァルト歌いのテノール、ミヒャエル・シャーデ、現代を代表するバス・バリトンのブリン・ターフェルと最強の布陣です。

 DVD14
  『ヨーロッパ・コンサート2000 フロム・ベルリン』
   ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
   ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
    ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) カリタ・マッティラ(ソプラノ) ヴィオレータ・ウルマーナ(コントラルト)
    トマス・モーザー(テノール) アイケ・ヴィルム・シュルテ(バリトン)
    エリック・エリクソン室内合唱団、スウェーデン放送合唱団、トヌ・カリユステ(合唱指揮)
    クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:2000 年5月1日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 この第九はベートーヴェン全集にも組み込まれた演奏。俊敏、明快なベートーヴェン像を提示し、現代のベートーヴェンを考えるうえで無視できないものと絶賛されたものです。
 ピアノ協奏曲第2番では指揮者としても活躍する名手ミハイル・プレトニョフがソロを担当しています。

 DVD15
  『ジルヴェスター・コンサート2000』 ヴェルディ・ガラ
   ヴェルディ:
    『仮面舞踏会』より「彼女は天を見つめる」「諸君、ウルリカの家で」「見よ この夜に」「オスカルのカンツォーネ」/
    『ドン・カルロ』より「王妃の舞踏会」/『リゴレット』より「あれかこれか」「女心の歌」/
    『椿姫』より「乾杯の歌」「花から花へ」/
    『ファルスタッフ』より第1幕第2場/『ファルスタッフ』より第2幕第2場/
    『ファルスタッフ』より第3幕フィナーレ
   ヨハン・シュトラウス:『仮面舞踏会』によるカドリーユ
     アンドレア・ロスト(ソプラノ) アラン・タイタス(バリトン) ラモン・ヴァルガス(テノール)
     ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾ・ソプラノ) ステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ)
     エンリーコ・ファチーニ(テノール) エリザベス・フュートラル(ソプラノ) ルーチョ・ガッロ(バリトン)
     マッシモ・ジョルダーノ(テノール) アナトリー・コチェルガ(バス)
     アンソニー・ミー(テノール) カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
     プラハ放送合唱団(合唱指揮:スタニスラフ・ボグニア) クラウディオ・アバド(指揮)
     ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:2000年12月31日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
     映像監督:ハンス・フルシャー

 豪華歌手陣を揃え新世紀の幕開けとなった2000 年のジルヴェスター・コンサートのテーマはヴェルディ。
 1968 年から86 年までは、ミラノ・スカラ座の音楽監督を務め、様々なヴェルディの作品を上演しており、アバドにとって、ヴェルディの音楽は特別な意味を持っています。

 DVD16
  ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調作品60/交響曲第7番イ長調作品92
    クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:2001 年2月 ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
    映像監督:ボブ・コールズ

 ベーレンライター新校訂譜の採用などで話題を呼んだこの全集は、2000 年ベルリンでの第9 番でスタートしましたが、ほどなくアバドが病に倒れたため、一時は完成を不安視されてさえいましたが、アバドが復調し、2001 年の2月に、他の作品をローマで一気に収録したものです。
 俊敏、明快なベートーヴェン像を提示するこの演奏、現代のベートーヴェン演奏を考えるうえで欠かせないもの。

 DVD17
  ベートーヴェン:
   交響曲第1番ハ長調作品21/交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』/交響曲第8番ヘ長調作品93
    クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:2001 年2月 ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
    映像監督:ボブ・コールズ

 ベーレンライター新校訂譜の採用などで話題を呼んだこの全集は、2000 年ベルリンでの第9 番でスタートしましたが、ほどなくアバドが病に倒れたため、一時は完成を不安視されてさえいましたが、アバドが復調し、2001 年の2月に、他の作品をローマで一気に収録したものです。
 俊敏、明快なベートーヴェン像を提示するこの演奏、現代のベートーヴェン演奏を考えるうえで欠かせないもの。

 DVD18
  ヨーロッパ・コンサート2002フロム・パレルモ
   ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
   ドヴォルザーク:交響曲第9 番ホ短調『新世界より』
   ベートーヴェン:『エグモント』序曲
   ヴェルディ:『シチリア島の夕べの祈り』序曲
    ギル・シャハム(ヴァイオリン) クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:2002年5月1日 マッシモ劇場、パレルモ(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 クラウディオ・アバドは、2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を退任。これはベルリンでの最後の演奏会の後向かった、イタリアでの演奏会の模様です。プログラムは、アバドがしばしば取り上げているブラームスのヴァイオリン協奏曲。
 今回は、ギル・シャハムをソリストに迎えています。後半は、ドヴォルザークの《新世界》。ベルリン・フィルが、アバドのために全身全霊で弾いている姿に打たれます。

 DVD19
  マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
    エテーリ・グヴァザーヴァ(ソプラノ) アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ)
    オルフェオン・ドノスティアラ(合唱団) クラウディオ・アバド(指揮) ルツェルン祝祭管弦楽団
    収録:2003 年8月21日 ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
    映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

 大病から復活したクラウディオ・アバドが、新たに編成したルツェルン祝祭管弦楽団を率いて行ったコンサート映像です。
 2003 年のこのコンサートで新生ルツェルンと文字通り「復活」を果たしたアバド。メンバーは錚々たる面々が集結し、ナターリャ・グートマン、クレメンス・ハーゲン、ヴァレンティン・エルベンなどの充実の弦楽器陣、管楽器にはサビーネ・マイヤー、ウォルフガング・マイヤーら豪華な顔ぶれ。
 全力で音楽を表現する様は感動的で、各パートは鮮明に浮かび上がり透明度が一層増した名演を聴かせてくれます。
 またソリスト2 人と合唱も素晴らしくアンナ・ラーションの伸びやかな歌声がより一層美しさを際立たせています。

 DVD20
  ドビュッシー:組曲『聖セバスチャンの殉教』/『海』−3つの交響的素描
    ラへル・ハルニッシュ(ソプラノ) エテーリ・グヴァザーヴァ(ソプラノ) スイス室内合唱団
    クラウディオ・アバド(指揮) ルツェルン祝祭管弦楽団
    収録:2003 年8月14日 ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
    映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
   ドキュメンタリー『トスカニーニからアバドへ〜ルツェルン音楽祭の歴史』(53分)

 ベルリン・フィル音楽監督を勇退した後のクラウディオ・アバドが新生ルツェルン祝祭管を率いて行われた2003年のルツェルン音楽祭。1週間にわたるオープニングの掉尾となる2日間を、ドビュッシー2曲とマーラーの『復活』が飾りました。新生ルツェルン祝祭管との演奏のために満を持してきたアバドは実に精力的で、推進力に富む指揮ぶりがこのスーパー・オーケストラからみずみずしい音楽への忠誠を見事に引き出しています。
 交響詩『海』は意外にもアバドにとって初録音。彼は若い音楽家たちとこの作品を演奏してきたことに特別な意味を見出しており、新生ルツェルン初日、ガラ・コンサートのラストを飾ったこの演奏にも格別の思いが込められています。
 その演奏は、プレイヤーたちの演奏意欲を反映してか、熱気を帯びたダイナミックなアプローチがとても印象的なものとなっていて、どこまでも明晰かつ抑揚に富む各フレーズの絡み合いの面白さが、作品の描写性と循環構造の合致をきわめて高い次元で実現させていることに驚かされます。終演後の聴衆の興奮した様子からもそのことは十分に窺えるところですが、オーディオ・セットの前の聴衆にも熱い感動をもたらしてくれる高解像度かつパワフルな録音にもひたすら感謝。素晴らしい技術です。
 また『ルツェルン音楽祭の歴史』と題する約53 分のドキュメンタリーが付いています。フルトヴェングラー、トスカニーニ、デ・サバタ、カラヤン、フリッチャイなどそうそうたる名指揮者たちが活躍した音楽祭の歴史を知ことができる貴重な映像です。

 DVD21
  マーラー:交響曲第9番ニ長調
    クラウディオ・アバド(指揮) グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
    収録:2004年4月14日 ローマ、聖チェチーリア音楽院におけるライヴ録音
    映像監督:ボブ・コールズ

 自らが創設に関わったグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラを率いた2004 年4 月のライヴで、かつてを上回るほどの精力を見せている現在のアバドを象徴するような、凄味のある美しさが圧倒的な演奏です。
 まず驚かされるのは、この若いオーケストラの俊敏きわまる反応の良さと、音の精度の高さでしょう。何しろマーラーが好きで好きでしょうがない人たちです。
 アバドの硬軟自在のアプローチをくまなく再現していく高度な演奏能力は、ソロ楽器の巧さも含めて実に見事なものです。

 DVD22
  マーラー:交響曲第4番ト長調
    クラウディオ・アバド(指揮) グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
    収録:2006年4月24 −25日 ウィーン、ムジークフェラインザール
    映像監督:ハンス・フルシャー

 大病から復調したアバドが意欲的に取り組む、マーラー・シリーズ。2006 年4 月にウィーン、ムジークフェライン大ホールで行われた演奏会を収録したものです。オケはマーラー・ユーゲント管。ほかならぬアバド自らによって1986 年に結成されたオーケストラのマエストロに寄せる共感には相当なものがあり、また、作品本来の持つ若々しいムードにもふさわしいように思われます。
 さらに、第4 楽章のソリストに迎えられたバンゼは、すでにブーレーズの録音やシノーポリとのライヴでも知られるように、ここでも魅力的な歌唱を聴かせてくれるものと期待されます。
 カップリングの交響詩『ペレアスとメリザンド』は、『浄夜』とならんで濃厚なロマンチシシズムが充満するシェーンベルクの初期作品。新ウィーン楽派の作品を得意とするアバドだけに、こちらも大いに期待の持てる内容といえるでしょう。

 DVD23
  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全6曲
  アンコール:第2番ヘ長調 BWV.1047より第3楽章アレグロ・アッサイ
    ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン:コンサートマスター) ミカラ・ペトリ(リコーダー)
     アロイス・ポッシュ(コントラバス) ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
     オッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)、他
    クラウディオ・アバド(指揮) モーツァルト管弦楽団
    収録:2007年4月21日 イタリア、レッジョ・エミリア、ヴァーリ市立劇場
    映像監督:アンドレアス・モレル

 クラウディオ・アバドが音楽監督を務めるモーツァルト管弦楽団の演奏でブランデンブルク協奏曲全曲。モーツァルト管弦楽団は、2004年にアバド自身が設立した若きオーケストラですが、400年にわたる歴史と伝統に支えられた音楽組織、アッカデミア・フィラルモニカの中心的存在といえる団体です。かつてモーツァルトがボローニャを訪れ、音楽家マルティーニ神父に教えを請うた来歴を由来としモーツァルト管弦楽団と名づけられました。
 今回の演奏メンバーは若手演奏家から、コンサートマスターのジュリアーノ・カルミニョーラ、チェロにマリオ・ブルネロ、コントラバスはアロイス・ポッシュ、リコーダーはミカラ・ペトリなどのベテランまで顔を揃えます。チェンバロのオッターヴィオ・ダントーネの上手さにも感服です。

 DVD24
  プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
  マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
    ユジャ・ワン(ピアノ) クラウディオ・アバド(指揮) ルツェルン祝祭管弦楽団
    収録:2009 年8月12日 ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
    映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

 ルツェルン祝祭管を率いて2009年に行った第1番『巨人』。『空前のスーパー・オケ』と呼ばれるルツェルン祝祭管。ヴァイオリンはコーリャ・ブラッハー、ゲヴァントハウス管首席のゼバスチャン・ブロイニンガー、チェロにはナターリャ・グートマン、クレメンス・ハーゲンにベルリン・ドイツ響首席のイェンス・ペーター・マインツと、アバドのもとに集った顔ぶれはいつもながら豪華の一点に尽きます。フィナーレのコーダなど、華麗なる音の洪水に圧倒されんばかり。
 これまでのシリーズを通じてもそうでしたが、オケの魅力はもとより、年齢を重ねてなお、かえってアバドの若々しい音楽運びには驚きと畏敬の念を禁じ得ないところです。
 カップリングは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番。ソリストに起用されたのは、いま話題のユジャ・ワン。若き日のアルゲリッチを彷彿とさせるかのような奔放苛烈なピアノはまことに痛快。ときにアバドとオケをガンガン追い立てるようなやりとりもスリリングきわまりないものです。

 DVD25
  マーラー:交響曲第4番ト長調/リュッケルトの詩による5 つの歌曲
    マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
    クラウディオ・アバド(指揮) ルツェルン祝祭管弦楽団
    収録:2009 年8月21、22日 ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール

    映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

 2009 年収録のマーラー第4 交響曲。充実しきったオーケストラ・サウンドとともに、完成度の高さということでは、フィナーレの独唱に迎えられた当代きってのメッツォのひとり、コジェナーの存在も大きいでしょう。
 なおプログラムの前半に第4交響曲と相前後して書かれたリュッケルト歌曲集が演奏されています。
 第4 交響曲のアダージョとの動機上の関連がみられる『私はこの世に忘れられ』が歌われたあと、そのまま交響曲へとつながる構成となっていますが、こちらは以前よりコジェナーが実演で歌い実績を示しているレパートリーなので、コジェナーにとって初録音となる第4交響曲と併せて、深みのあるゆたかな歌唱を聴かせてくれます。
 

 没後5周年。ベルリン・フィル時代、後進の育成に心血を注いだ晩年、クラウディオ・アバドの音楽家、人としての信念を凝縮したDVD ボックス登場

 画面:NTSC、16:9、4:3(DVD3,5,6)/音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1/リージョン:All、字幕(ドキュメンタリー):英独仏韓日

 2014 年1 月20 日80 歳で惜しくも亡くなったクラウディオ・アバド。まもなく没後5 年を迎えます。
 当DVD ボックスは、アバドの人間性、音楽性を描いたドキュメンタリー5 篇と、晩年のライヴ映像を中心とした25 枚のボックス・セットです。
 カラヤンの後任としてベルリン・フィルの首席指揮者に就任したアバド。約13 年間のアバド時代を象徴するようなコンサートを収録。さらに、自らグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、モーツァルト管弦楽団などを設立し、若手音楽家の育成にも力を入れていたアバドの功績をたたえるライヴ映像、ドキュメンタリーも含まれています。



















11/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



BIS



BIS 2297
¥2600→\2390
『ORBI - the Oscillating Revenge of the Background Instruments
 (陽の目を見ない楽器たちの動揺する仕返し)』

  1. Uprising(Matthew Bellamy)- Muse(ミューズ)
  2. Since I've Been Loving You(貴方を愛しつづけて)(Jimmy Page/Robert Plant/John Jones)
   - Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
  3. Octavarium(John Petrucci/Michael Portnoy/John Myung/Kevin Labriel/Jordan Rudess)
   - Dream Theater (ドリーム・シアター)
  4. Fight Fire with Fire(Cliff Burton/James Hetfield/Lars Ulrich)- Metallica(メタリカ)
  5. Hey You(Roger Waters)- Pink Floyd(ピンク・フロイド)
  6. Orion(Cliff Burton/James Hetfield/Lars Ulrich)- Metallica(メタリカ)
  7. Proclamation(Kerry Minnear/Derek Shulman/Ray Shulman)- Gentle Giant (ジェントル・ジャイアント)
  8. Motivy(Emil Tabakov)(コントラバス・ソロのための)
  9. (Anesthesia) Pulling Teeth(Cliff Burton) - Metallica(メタリカ)
  10. Supermassive Black Hole(Matthew Bellamy) - Muse(ミューズ)
  11. Cthulhu(Florian Magnus Maier (Morean)/Hannes Grossmann) - Alkaloid(アルカロイド)
  12. Alambama Song (Whisky Bar)(アラバマ・ソング)
   (《マハゴニー市の興亡(Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny)》から)(Bertolt Brecht,Kurt Weill)
    - The Doors(ドアーズ)

 編曲:
  マレイン・ファン・プローイエン、ブラム・ファン・サムベーク(Pulling Teeth)、
  フローリアン・マグヌス・マイアー(Morean)(Cthulhu)
  ORBI
   【ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)、リック・ストーティン(コントラバス)、
    スヴェン・フィへー(ハモンドオルガン)、
    マレイン・コルフ・デ・ヒッツ(ドラム、パーカッション、プリペアドピアノ)】

 注目盤。オーケストラやロックバンドの奥に押しやられがちな楽器のアンサンブルが演奏するプログレッシヴ・ロックとメタルのレパートリー

  録音:2017年3月、7月、2018年2月/Marmalade Music(デルフト、オランダ)/72'53"
 制作・サウンドエンジニアリング:マリオン・シュヴェーベル
 録音:ローラント・ディルクセ(Marmalade Music)

 ブラム・ファン・サムベーク、リック・ストーティン、スヴェン・フィへー、マレイン・コルフ・デ・ヒッツ。4 人のオランダのミュージシャンが「一風変わった」ロックバンドを結成しました。「ORBI」(The Oscillating Revenge of the Background Instruments)。「陽の目を見ない楽器たちの動揺する仕返し」。ファゴット、コントラバス、ハモンドオルガン、パーカッションという、オーケストラやロックバンドの奥に押しやられがちな楽器のアンサンブルです。

 このバンド演奏するため彼らが選んだのはプログレッシヴ・ロックとメタルのレパートリー。
 イギリスのロックバンド、マシュー・ベラミーがヴォーカルの「ミューズ」、ジミー・ページがギターの「レッド・ツェッペリン」、プログレッシヴ・ロックバンド「ジェントル・ジャイアント」、アメリカのプログレッシヴ・ロックバンド「ドリーム・シアター」とヘヴィメタル・バンド「メタリカ」、ドイツのプログレッシヴ・デス・メタルバンド「アルカロイド」。「ピンク・フロイド」は「ロックオペラ」アルバム『The Wall』の《Hey You》。ロックグループ「ドアーズ」がオリジナルに手を入れてデビューアルバム『ハートに火をつけて(The Doors)』で歌った、ブレヒトとヴァイルの歌劇《マハゴニー市の興》の《アラバマ・ソング》。コントラバス・ソロのための《Motivy》は、ブルガリアのタバコフ Emily Tabakov が、ブルガリアの民謡とショスタコーヴィチの音楽から影響を受けて作曲した1968 年の作品です。
 
 こうした「ハード」な音楽のゴツゴツした感覚や「シャウト」をファゴットで表現するにはどうするかといった、それぞれの楽器の限界との「戦い」をメンバー全員が楽しんだといいます。
 「メタリカ」の《Pulling Teeth》は、ファゴットのサムベークの編曲。《Cthulhu》は、「アルカロイド」の作曲、ギター、ヴォーカルを担当、「現代クラシカル音楽の作曲家が、その気になれば、うなり声で歌うデスメタルのシンガーに変貌」(サムベーク)するフローリアン・マグヌス・マイアー Florian Magnus Maier(Morean)が編曲、その他の曲はオランダのコントラバス奏者、マレイン・ファン・プローイエン Marijn van Prooijen が ORBI のための編曲を引き受けました。

 [プロフィール]
  ブラム・ファン・サムベーク Bram van Sambeek(1980–)。
   ハーグ王立音楽院で学び、2002 年から10 年間、ロッテルダム・フィルハーモニックの首席ファゴット奏者を務めました。2009 年にオランダ音楽賞、2011 年にボルレッティ=ブイトーニ賞を受賞。2011 年からハーグ王立音楽院で教え、室内楽奏者、ソリストとして活動。カレヴィ・アホとセバスチャン・ファーゲルルンドの協奏曲(BIS SA2206)が代表的録音。

  リック・ストーティン Rick Stotijn(1982–)。
   アムステルダム音楽院とフライブルクの大学で学び、2013 年のオランダ音楽賞を受賞。スウェーデン放送交響楽団、アムステルダム・シンフォニエッタ、ハーグ・レジデンティ管弦楽団などにソリストとして客演。現在、スウェーデン放送交響楽団とマーラー室内管弦楽団の首席コントラバス奏者。

  スヴェン・フィへー Sven Figee(1975–)。
   ロッテルダム音楽院でジャズ・ピアノを学び、ファンクとロックのバンドで演奏。2006 年に「スヴェン・ハモンド(SvenHammond)」を結成。このアルバムのセッションが行われた「Marmalade Music(マーマレード・ミュージック)」を2008 年に設立しています。

  マレイン・コルフ・デ・ヒッツ Marijn Korff de Gidts。
   アムステルダム音楽院の修士課程、ニューヨーク、西アフリカ、インドで学び、クラシカル、コンテンポラリー、ワールド、即興と、多様なジャンルの打楽器奏者として活動。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、オランダ放送室内フィルハーモニー、Slagwerk Den Haag( ハーグ打楽器グループ)、オランダ管楽アンサンブルと共演。「Twitching Eye Trio」と「SOIL」の2つのグループを主宰しています。




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CHANNEL CLASSICS



CCSSEL 6818
(10CD/特別価格)
【新装再発売】
¥6400→\5990
廃盤だった28年前のインマゼール&アニマ・エテルナ
 モーツァルト:独奏ピアノ協奏曲全集
ヨス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)
アニマ・エテルナ
 CD1:
  ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175/
  ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271 《ジュノム》/
 CD2:
  ピアノ協奏曲第8番ハ長調 K.246 《リュッツォウ》/
  ピアノ協奏曲第28番ニ長調 K.382(ピアノと管弦楽のためのロンド)/
  ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414/
 CD3:
  ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413/ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415/
  ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K.449/
 CD4:
  ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450/ピアノ協奏曲第16番ニ長調 K.451/
 CD5:
  ピアノ協奏曲第6番変ロ長調 K.238/ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453/
 CD6:
  ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456/ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459/
 CD7:
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466/ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467/
 CD8:
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482/ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488/
 CD9:
  ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491/ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503/
 CD10:
  ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537 《戴冠式》/ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595

 インマゼールのモーツァルトBOX!ついに新装再発売! 完全限定生産!

 ☆巨匠インマゼールの超名盤、モーツァルト10枚組BOXがついに復活!
 ☆スリム・ケース仕様! 完全限定生産!

 1990年から1991年にかけて録音が行われ、巨匠インマゼールの代名詞として長く親しまれて続けてきたモーツァルトの独奏ピアノのための協奏曲全集(編曲作品である第1番〜第4番、複数ピアノのための第7番、第10番を除き、第27番までと「ロンド K.382」〔第28番〕を加えた22曲)。一度Canal Grandeシリーズから再発売されるも、すぐに廃盤・入手困難状態となっていたこの名盤10枚組ボックス・セットがついに新装再発売いたします!

 クリストファー・クラークが製作したワルター・モデルのフォルテピアノを使用したインマゼールと手兵アニマ・エテルナの名演モーツァルト。ボーナス商戦、年末商戦用アイテムとしても、ぜひともご検討ください!

 ※録音:1990年3月〜1991年2月







ET’CETERA



KTC 1620
¥2500
私的演奏協会の音楽 Vol.4
 マーラー:
  交響曲第4番*
   (エルヴィン・シュタイン編曲/室内アンサンブル版)
  亡き子をしのぶ歌 
   (ラインベルト・デ・レーウ編曲/室内アンサンブル版)
リーズ・ファンデヴェヘ(ソプラノ)*
ヘンク・ネヴェン(バリトン) 
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ

 「私的演奏協会の音楽」 第4弾!室内楽版「マーラー4番」!

 ☆グルッポ・モンテベロによる、人気室内アンサンブル・アレンジ・シリーズ第4弾!
 ☆小編成アレンジによる、マーラーの「交響曲第4番」と「亡き子をしのぶ歌」!

 シェーンベルクが1918年に設立し、交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げ、「私的演奏協会」の音楽を現代に再現するという興味深いシリーズ。

 第4弾では室内アンサンブル版へとアレンジされた、マーラーの「交響曲第4番」と「亡き子をしのぶ歌」をプログラム。「交響曲第4番」は、シェーンベルクの友人であり、「私的演奏協会」の主要メンバーの一人としてマーラーやブルックナー、ドビュッシーらの交響曲を小編成版へとアレンジしてきたウィーンの作曲家、エルヴィン・シュタイン(1885−1958)の編曲。「亡き子をしのぶ歌」は、ハーグ王立音楽院で教鞭を執り、現代音楽を主に演奏するピアニスト&指揮者としても活動するオランダの作曲家、ラインベルト・デ・レーウ(b.1938)による編曲。デ・レーウは「オランダ・チャールズ・アイヴズ協会」の創設者であり、1974年には、ヘンク・グイタルトらと共にシェーンベルク・アンサンブルも創設しています。

 ※録音:2015年8月1日29日(交響曲第4番)、2016年8月20日(亡き子をしのぶ歌)、オランダ



 


KTC 1627
¥2500
モーツァルト:バセット・クラリネットのための協奏曲
 モーツァルト:
  クラリネット協奏曲イ長調 K.622、
  「花の美しいかすがいを編もうと」
   (皇帝ティートの慈悲 K.621より)/
 ピーテル・ファン・マルデレ:シンフォニア ニ長調 Op.5-1/
 モーツァルト:
  演奏会用アリア「私は行くわ、でもどこへ?」 K.583/
  「行こう、だが愛しい人よ」(皇帝ティートの慈悲 K.621より)
テラ・ノヴァ・コレクティーフ
ヴラド・ウェーフェルベルヒ
 (指揮、クラリネット)
コリーヌ・デュティリュール
 (メゾ・ソプラノ)

 ベルギーの名手、ヴラド・ウェーフェルベルヒ、モーツァルトのクラリネット協奏曲!

 ☆ベルギーの新進気鋭のピリオド・アンサンブル、テラ・ノヴァ・コレクティーフによるモーツァルト!
 ☆クラリネット協奏曲、そしてバセット・ホルン、バセット・クラリネットのオブリガートを伴うアリア!

 テラ・ノヴァ・コレクティーフは、イ・ソリスティ・デル・ヴェントやシャン・ダクションのメンバーでもあるクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル。

 歴史的クラリネットと、現代のバス・クラリネットのスペシャリストであり、アントワープの王立音楽院でバス・クラリネットを教えるウェーフェルベルヒが、バセット・クラリネットを演奏したモーツァルト「クラリネット協奏曲」の吹き振り。
 また、バセット・ホルンやバセット・クラリネットのオブリガートを伴うモーツァルトのアリア、そしてモーツァルトにも影響を与えたのではないかと考えられている18世紀ベルギーのヴァイオリニスト&作曲家、ピーテル(ピエール)・ファン・マルデレ(1729−1768)のシンフォニアをカップリングしています。

 ※録音:2018年5月22日−24日、AMUZ(アントワープ、ベルギー)

 

KTC 1612
¥2500
ペルト:鏡の中の鏡
 鏡の中の鏡₁^アリーナのために/ウクアル・ワルツ/
 フラトレス*/アンナ・マリアのために/
 アリヌーシュカの癒しによる変奏曲/
 モーツァルト=アダージョ*₁^半音階*₁^
 パッサカリア*/アンナ・マリアのために/
 フラトレス₁^ウアクル・ワルツ/
 アリーナのために/鏡の中の鏡*

ミヒャエル・ファン・クリュッカー(ピアノ)
カヤコ・ブルックマン(ヴァイオリン)*
ルネ・ベルマン(チェロ)�


 ケルン・ピアノ・デュオの活動でも知られるドイツのピアニスト、ミヒャエル・ファン・クリュッカーのミニマル・ミュージック・プロジェクト。ルドヴィコ・エイナウディ(KTC 1611)に続く第2弾は、アルヴォ・ペルトの音楽。
 チェロ版の「鏡の中の鏡」で始まり、ヴァイオリン版の「鏡の中の鏡」で終わるプログラム。間の「アリーナのために」や「フラトレス」なども鏡のように同じ順番で配置してあります。第3弾は、フィリップ・グラスの音楽も予定。

 ※録音:2018年6月、ドイツ/使用ピアノ:Shigeru KAWAI SK-EX

 

KTC 1622
¥2500
ローンとリエージュのオルガン作品、
 グレゴリオ聖歌、ポリフォニー音楽

  ローン国とリエージュ公国からの音楽
リュク・ポネ(オルガン)
プサレンテス&
 ヘンドリク・ファンデン・アベーレ
  (プレインチャント)
アンサンブル・ユートピア(ポリフォニー)

 ベルギーのレメンス研究所(現:ルーヴェン大学芸術カレッジ)でオルガン教授を務めたリュク・ポネが紐解く17世紀ベルギーの知られざる音楽。ローン(The County of Loon)とリエージュ(The Principality of Liege)のオルガン作品、グレゴリオ聖歌、ポリフォニー音楽を収録。

 ※録音:2016年、2018年、ベルギー

 

KTC 1595
¥2500
フルートとハープのための音楽
 セム・ドレスデン:フルートとハープのためのソナタ
 ラディスラス・ドゥ・ロホジンスキ:
  フルートとハープのための4つの小品
 ロウェル・リーバーマン:
  フルートとハープのためのソナタ
 アルネ・ヴェークマン:
  フルートとハープのための変奏曲 Op.35
 テオ・H.スミット・シビンガ:
  フルートとハープのための3つの映像
モーリス・ホイゲン(フルート)
マニャ・スミッツ(ハープ)

 モーリス・ホイゲン、マニャ・スミッツからなるオランダのフルート・ハープ・デュオによる、20世紀のフルートとハープのための作品集。

 使用楽器:フルート:14K Verne Q. Powell Flute & Monnig alto flute
 ハープ: Horngacher




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GLOSSA



PGCD 921126
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
オランダ古楽界の名匠ダニエル・ロイスと18世紀オーケストラ第2弾!
キャロリン・サンプソン、アンドレ・モルシュが歌う「ドイツ・レクイエム」が登場!!

 ブラームス「ドイツ・レクイエム」!

  ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
アンドレ・モルシュ(バリトン)
18世紀オーケストラ
カペラ・アムステルダム
ダニエル・ロイス(指揮)
GCD 921126
¥2500→\2290

 ダニエル・ロイス&18世紀オーケストラ!新録音はブラームス「ドイツ・レクイエム」!

 ☆オランダ古楽界の名匠ダニエル・ロイスと18世紀オーケストラ第2弾!
 ☆キャロリン・サンプソン、アンドレ・モルシュが歌う「ドイツ・レクイエム」が登場!!

 「ポスト=ブリュッヘン時代」へと突入したピリオド・オーケストラのパイオニア、18世紀オーケストラの音楽創造の旅路。
 前作ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」(PGCD 921124/GCD 921124)で、18世紀オーケストラのタクトを振ったオランダ古楽界の名匠ダニエル・ロイス。ポスト=ブリュッヘン時代のGlossa録音第2弾は、ブラームスの偉大な宗教作品「ドイツ・レクイエム」をレコーディング!

 古楽、合唱シーンでその卓越した手腕を発揮するダニエル・ロイスと自身が芸術監督を務める世界有数の合唱団カペラ・アムステルダム。ソリストは、前作に引き続き参加となる古楽系ソプラノの最高峰キャロリン・サンプソン、そしてアムステルダムとハーグで学び、ウィリアム・クリスティのル・ジャルダン・デ・ヴォワのメンバーともなったドイツのバリトン、アンドレ・モルシュです。
 ブリュッヘンが築いた18世紀オーケストラのサウンド、カペラ・アムステルダムの純度の高いハーモニーで、音色、解釈、テンポなど、ブラームス本来の意図に可能な限り近づけるよう試みた演奏です。

 ※録音:2018年5月、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)



 


GCD 922808
¥2500
ラ・コンパーニャ・マドリガーレ新録音!
 チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレ集!

  デ・ローレ:来たれ、甘きイメネーオ 〜 マドリガーレ集
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
 フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
 エレーナ・カルツァニーガ(アルト)、
 ジュゼッペ・マレット(テノール)、
 ラッファエレ・ジョルダーニ(テノール)、
 ダニエレ・カルノヴィチ(バス)、
 パオラ・チャルデッラ(メゾ・ソプラノ)、
 ジュリア・ベアティーニ(メゾ・ソプラノ)、
 マッシモ・ロンバルディ(テノール)、
 ダリオ・プレヴィアート(バス)、
 エフィクス・プレオ(ヴィエッラ)、
 スヴェトラーナ・フォミナ(ヴィオラ・ダ・ブラッツォ)、
 サビナ・コロンナ・プレティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)   

 ラ・コンパーニャ・マドリガーレ新録音!チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレ集!

 ☆レコード・アカデミー賞2017で音楽史部門賞を受賞した "ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ"!
 ☆16世紀の傑出したマドリガリスト、チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレ集を歌う!

 前作モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(GCD 922807)が2017年レコード・アカデミー賞「音楽史部門賞」を受賞し、一躍その名を世界へ轟かせたラテン系ヴォーカル・アンサンブル、"ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ"。モンテヴェルディに続くレコーディング第8弾は、16世紀の傑出したマドリガリストであったフランドル楽派の作曲家、チプリアーノ・デ・ローレ(c.1515−1565)のマドリガーレ集。
 デ・ローレは、ネーデルラントのロンセ(現ベルギー)で生まれ、主にイタリアで活躍し、進歩的で傑出したイタリア語のマドリガーレの数々で名を残しています。
 創設メンバーであるロッサーナ・ベルティーニ、ジュゼッペ・マレット、ダニエレ・カルノヴィチを始めとする古楽界の名歌手たちが、その完璧な歌声で紡ぎあげる世俗的マドリガルの妙技にご注目ください。

 ※録音:2017年9月&2018年4月、聖ロッコ&セバスティアーノ信心会(トリノ、イタリア)







QUINTONE


Q 1801
¥2500
オールド・ソングス・リサング
 ベートーヴェン:アイルランドの歌
 ラヴェル(フェルハイデン編曲):5つのギリシャ民謡
 ブラームス:
  ドイツ民謡集 WoO.33、
  ピアノ三重奏曲第2番 Op.87より アンダンテ・コン・モート
 ベートーヴェン:スコットランドの歌 Op.108
 バターワース(フェルハイデン編曲):
  「シュロップシャーの若者」より 6つの歌
 伝承曲(フェルハイデン編曲):ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ
マールテン・コニングスベルガー(バリトン)
アトランティック・トリオ

 オランダの名バリトン、マールテン・コニングスベルガーとアトランティック・トリオのコラボレーション。ベートーヴェン、ラヴェル、ブラームスら偉大な作曲家たちが書いた民謡を元にした歌曲集を歌う。

 ※録音:2018年6月、オランダ





SIGNUM CLASSICS


SIGCD 563
¥2400
ウィル・トッド:
 パッション・ミュージック、ジャズ・ミサ・ブレヴィス

  パッション・ミュージック
  ゴッド・ソー・ラヴド・ザ・ワールド
  アイ・アム・チェンジド
  ジャズ・ミサ・ブレヴィス
  タントゥム・エルゴ
  ホワット・スウィーター・ミュージック
シャニーカ・サイモン(ヴォーカル)
セント・マーティンズ・ヴォイセズ
ウィル・トッド・アンサンブル
ジョン・ターヴィル(ピアノ)
ウィル・トッド(指揮、ピアノ)

 合唱ファン&関係者必聴!ウィル・トッドの新たなジャズ・ミサ!

 ☆「青のミサ」で一世を風靡したウィル・トッドの新たな「ジャズ・ミサ」登場!

 2006年にリリースされ、世界中で大ブレイクしたジャズ・ミサ「青のミサ(ミサ・イン・ブルー)」で知られる英国の作曲家、ウィル・トッド(b.1970)。「青のミサ」に続く、新たなジャズ・テイスト・アルバムがついに登場。

 「パッション・ミュージック(受難の音楽)」は、2018年にセント・マーティン・イン・ザ・フィールズのために委嘱され、3月に世界初演されたばかりの作品。様々な受難の物語にスターバト・マーテルや「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」などのテキストが使われ、ジャズ、ソウル、ゴスペルの要素が盛り込まれた宗教作品。
 「ジャズ・ミサ・ブレヴィス」はデイヴィッド・プライスによってポーツマス大聖堂のために委嘱されたジャズ・スタイルのミサ・ブレヴィス(小ミサ曲)で、スウィング、アップビート・ラテン・グルーヴ、スムース・ジャズ・バラード、ソウルフルなど、様々なスタイルのジャズが取り入れられています。
 現代合唱界の話題必至、合唱関係者要注目です!

 ※録音:2018年4月&5月、イギリス






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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WEITBLICK



SSS 0220/22
(3CD)
¥6900→\6490
「イダ・ヘンデル、ストックホルム協奏曲ライヴ録音集」
 (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
 (2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 (3)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
 (4)ショーソン:詩曲
 (5)ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
 (6)バッハ:ソナタ第2番ニ短調〜アンダンテ(アンコール)
 (7)ラヴェル:ツィガーヌ
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
(1)キリル・コンドラシン(指揮)
 スウェーデン放送交響楽団
(2)(4)(5)(7)ワルター・ヴェラー(指揮)
 スウェーデン放送交響楽団
(3)レイフ・セーゲルスタム(指揮)
 スウェーデン放送交響楽団

 完全初出!快挙!ファン垂涎のイダ・ヘンデル、未発表協奏曲ライヴ・イン・ストックホルム。
 全てステレオ録音。伴奏にコンドラシン、セーゲルスタムも登場!

 録音:
  (1)1977年10月16日ストックホルム・コンサートホール
  (2)1984年12月7日ベルワルドホール、(3)1975年9月21日ベルワルドホール
  (4)1982年9月25日ベルワルドホール、(5)(6)1982年9月24日ベルワルドホール
  (7)1982年11月15日ベルワルドホール  すべてライヴ・ステレオ録音

 またまた快挙です。実力、名声に比して極端に録音の少ない大女流ヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル。虚飾を排しながらも奥深い情熱が随所に発揮される稀有の存在です。
 その極上の協奏曲ライヴ録音がしかもステレオで一気にリリース。共演指揮者も豪華そのもの。

 ブラームスは複数の録音が既出の得意レパートリーですが、ステレオ録音は初の登場。コンドラシンの恰幅の良い見事な伴奏が聴かせます!
 ベートーヴェンはクーベリックとのスタジオ録音、アンチェルとのライヴは共にモノラル録音だったので鬼才セーゲルスタム共演盤は大歓迎です。
 ブリテン、シベリウスはベルグルントとの名盤で知られる、これもお気に入りのレパートリーですが、ライヴならではの生命力が当盤には満ち溢れております。
 ブリテンの演奏の後に、例のセクシーな声で自ら紹介してバッハをアンコールで聞かせてくれるのも最高。
 ラヴェル、ショーソンともに情念というか熱い血の迸りが感じられる濃い演奏。スウェーデンは彼女にとってお馴染みの土地であり繰返し客演を繰り返しました。
 スウェーデン放送による優秀なステレオ録音であることは言うまでもありません。

 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付

















11/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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DIVINE ART



DDA-25173
\2600→\2390
ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ(1940-):
 レクイエム「ロシアで長く苦しむ殉教者たち」

 第1部:入祭唱
  1.入祭唱:Requiem Aeternam 永遠の安息を
 第2部:キリエとセクエンツィア
  2.Kyrie eleison あわれみたまえ
  3.Dies irae, part 1 怒りの日 第1部
  4.Dies irae, part 2 怒りの日 第2部
  5.Tuba mirum 奇しきラッパの響き
  6.Recordare, Jesu pie 思い出してください、慈悲深きイエスよ
  7.Confutatis maledictis 呪われた者たちが退けられ
  8.Lacrimosa dies illa 涙の日、その日は
 第3部:オッフェルトリウム
  9.Domine Jesu Christe 主イエス・キリストよ、栄光の王よ
  10.Hostias et preces 賛美の生贄を
 第4部:聖なるかな
  11.Sanctus Dominus Deus Sabaoth
    聖なるかな、万軍の神よ
  12.Benedictus 祝福されますように
 第5部:神の羊
  13.Agnus Dei 神の羊
 第6部:主よ、永遠の死から
  14.主よ、永遠の死から
  15.Requiem aeternam 主よ、永遠の安息を
 第7部:楽園へ
  16.In paradisum 楽園へ
イェレナ・ブリルヨーヴァ(ソプラノ)
インナ・ポリアンスカヤ(ソプラノ)
リューボフ・シャルニナ(ソプラノ)
アレクセイ・マルティヨノフ(テノール)
ミハイル・ランスコイ(バリトン)
アンドレイ・アゾフスキ(ボーイソプラノ)

オレグ・ヤンチェンコ(オルガン)
スヴェシュニコフ少年合唱団

ドミトリー・キタエンコ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団

 20世紀ロシアに生まれ、目覚ましい活躍をした作曲家アルチョーモフ。MELODIYAに録音されたライヴ音源をDIVINEARTレーベルが復刻。その偉業を改めて讃えるというシリーズの第7弾は、彼の代表作の一つ「レクイエム」です。
 マーラーやメシアンを思わせる色彩的なオーケストレーション、ロシア風の重厚な和声、壮麗な合唱を伴うこの作品は、ロシアの殉教者たちに捧げられており、“ロシア人が書いた最初のレクイエム”であるとされています。
 全編エキサイティングでありながら、哀しみと癒しも漂う美しい作品です。キタエンコら初演者たちによる演奏です。
  録音 1988年 House of Soundrecording, Moscow 
 プロモーション動画 https://youtu.be/jzIeF0w5ess
 
 

DDA-25181
\2600
Sea Dream 海の夢
カーソン・クーマン(1982-):オルガン作品集 第9集

 1.2つの主題による幻想変奏曲(2017)
 2.エレヴェーション(A.Wに)(2017)
 3-5.グスタフ・ウィルシャーを讃えての三部作(2017)
 6.小さな鐘(1992)
 7.コンダクトゥス(2014)
 8.エレヴェーション(C.Fに)(2017)
 9-20.オルガン交響曲 第2番(2017)
エリック・サイモンズ
 (オルガン-オランダ、ロッテルダム、ローレンスケルク)
1-2.9-20…メイン・オルガン(Hoofdorgel 1959年製)
3-8…トランセプト・オルガン(Transeptorgel 1973年製)
 
 21世紀に活躍する作曲家の中で「最も多作家」とされるカーソン・クーマン。作品番号を持つ曲だけでも既に1000作を超え、毎年2桁に及ぶ新作を発表。その勢いはとどまるところを知りません。
 批評家、コンサート企画など幅広い分野でその知見を活かし、オルガニストとして教会の典礼を行い、作曲家として作品を生み出すクーマン、彼の作品は至る所で賞賛を浴びています。
 彼の第9番目となるオルガン・アルバムは、クーマンの良き理解者であるエリック・サイモンズがオルガンを演奏、大作「オルガン交響曲 第2番」をメインとした多彩な作品を聴かせています。アルバム・タイトル《Sea Dream》はオルガン交響曲の中の楽章の一つです。
 プロモーション動画 https://youtu.be/8qNV-n8zq5Y
 
 

DDA-25179
\2600
FRAGMENTS
フルートとハープのための作品集

 1-7.ベルナール・アンドレ(1941-):アルギュス
 8.イベール(1890-1962):間奏曲
 9.ドビュッシー(1862-1918):亜麻色の髪の乙女(ハープ独奏)
 10-12.ルトスワフスキ(1913-1994):3つの断片
 13.ドビュッシー:シランクス(フルート独奏)
 14.ジュール・ムーケ(1867-1946):ギリシャ舞曲
 15.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):グリーンスリーヴズ幻想曲
 16.アンドリーセン(1892-1981):間奏曲
 17.ラッター(1945-):古風な組曲-第5番 シャンソン
 18-20.ホヴァネス(1911-2000):アドニスの庭
 21.マーソン(1932-2007):
   ”フルートとハープのための組曲-第3曲「話をやめないで」
アンナ・ローサ・マリ(フルート)
エイラ・リン・ジョーンズ(ハープ)
 
 フルートとハープ。夢のような響きが生まれる2つの楽器の組み合わせによる近代から現代の作品集。
 アルバムタイトルの「FRAGMENTS」はルトスワフスキの作品名であるとともに、アルバムに収録されている全体の曲の雰囲気を表すもので、どの曲も形にはまらない流動的な雰囲気を持ち、断片的な旋律がふんわりと耳に残ります。
 フルートを吹くアンナ・ローサ・マリはギリシャ出身の奏者。ギリシャ国立歌劇場管弦楽団の首席奏者であり、BBCフィルハーモニックやハレ管とも共演経験があります。エイラ・リン・ジョーンズは英国を代表するハープ奏者。コンサートから録音まで幅広く活動しています。
 録音 St Thomas’ Church, Stockport, England 2017年11月6日…1.10-12.17.18-20 2017年11月27日…8.14.15.21 2018年1月15日…9.13.16

 プロモーション動画 https://youtu.be/E_g-5hbheMc
 




KAIROS



0015029KAI
(2CD)
\4000
ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス集
【CD1】
 マクロコスモス I(1972)アンプリファイド・ピアノのための
 黄道十二宮にちなむ12の幻想曲集
 第1部
  1. 太古の響き(創世 I)「蟹座」
  2.プロテウス「魚座」
  3.牧歌(紀元前1万年頃のアトランティス王国から)「牡牛座」
  4.十字架上のキリスト「山羊座」
 第2部
  5.幽霊ゴンドラの船頭「蠍座」
  6.夜の呪文 I「射手座」
  7.影の音楽(エオリアンハープのための)「天秤座」
  8.無限からなる魔法の円環(無窮動)「獅子座」
 第3部
  9.時の深淵「乙女座」
  10.春の炎「牡羊座」
  11.夢の映像(愛/死の音楽)「双子座」
  12.螺旋の銀河「水瓶座」
 マクロコスモス II(1973)アンプリファイド・ピアノのための
 黄道十二宮にちなむ12の幻想曲集
 第1部
  13.朝の音楽(創世 II)「蟹座」
  14.神秘のコード「射手座」
  15.雨/死の変奏曲「魚座」
  16.双子の太陽(永遠からのドッペルゲンガー)「双子座」
 第2部
  17.幽霊の夜想曲:ストーンヘンジの
  ドルイド僧のための(夜の呪文 II)「乙女座」
   18.ガーゴイル「牡牛座」
   19.トラ!トラ!トラ!(黙示録的カデンツァ)「蠍座」
   20.ノストラダムスの予言「牡羊座」
 第3部
  21.宇宙の風「天秤座」
  22.“北の冠座”からの声「水瓶座」
  23.銀河の鐘の連祷「獅子座」
  24.アグヌス・デイ「山羊座」
【CD2】
 CD2
  夏の夜の音楽(マクロコスモス III)(1974)
  2台のアンプリファイド・ピアノと打楽器のための
   1.夜の響き(目醒め)
   2.さすらい人幻想曲
   3.降臨
   4.神話
   5.星降る夜の音楽
清水美子(ピアノ)
ルパート・ストルーバー(打楽器)
柴田晶子(口笛)
 …マクロコスモスIの6、IIの10
清水なつみ(スライドホイッスル、アルトリコーダー、口笛)
 …マクロコスモスIIIの2.4.5

 * 「マクロコスモスIII」は、本来、2人のピアニストと2人の打楽器奏者の計4名で演奏される曲であるが、本CDではピアニストの清水美子と打楽器奏者のルパート・ストルーバーがそれぞれ1人2役で演奏し、日本・オーストリア両国での多重録音により完成させた。この曲における多重録音は世界初の試みである。(解説より)

 バルトークの「ミクロコスモス」と対をなすかのようなタイトルを持つジョージ・クラムの「マクロコスモス」。4巻からなる大作で、第1巻と第2巻は内部奏法を用いたピアノ独奏、第3巻は2台ピアノと2人の打楽器奏者のための作品、第4巻はピアノ連弾曲として作曲されました。
 このアルバムでは第1巻から第3巻までが演奏されており、中でも第3巻はピアノ、打楽器それぞれ一人で多重録音を行うという試みがなされました。各曲はどれも暗示的な意味を備えており、奏者は時に歌ったり、叫んだりと言った演劇的な場面にも対応しなくてはなりません。
 ピアニスト清水美子は、ずっと昔からクラムの音楽に魅入られているといい、長い時を経てようやく実際の音になったこのCDには、世界を形造るさまざまなものと、彼女の熟成された思いが込められていると言えるでしょう。

 録音 :2017年6月26-27日 …マクロコスモス III 2017年7月24-25日 …打楽器パート 2016年2月16-17日…マクロコスモス I.II スタジオ・ヴァインベルク …マクロコスモス III 渋谷 文化村
…マクロコスモス I.II.III

 プロモーション動画  https://www.youtube.com/watch?v=x2Iq-Vp-XQY

 
 

0015025KAI
\2700
サミュエル・アンドレーエフ(1981-):作品集
 1-4.Verifications 検証(2012)
   ピッコロ、ミュゼット、A♭ピッコロ・クラリネット、
   カシオSK-1、パーカッション、チェロのための
 6-10.5つの小品(2010)
  フルートとパーカッションのための
 11.Passages パッセージ(2005)
  独奏クラリネットのための
 12-15.Music with no Edges(2004)
  クラリネット、パーカッション、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための
 16-19.Strasbourg Quartet ストラスブール・クァルテット(2014/15)
  フルート、クラリネット、パーカッション、チェロのための
HANATSUmiroir(アンサンブル)
【メンバー】
大久保 彩子(フルート)…1-4.6-10.16-19
サムエル・アンドレーエフ(ミュゼット)…1-4
トーマス・モノド(クラリネット)…1-4.11-19
オリヴィエ・モーレル(パーカッション)…5-10.12-19
レミ・ドゥラプト(パーカッション)…1-5
トゥラミ・グェン(カシオSK-1)…1-4
ローラン・カマット(ヴィオラ)…12-15
エルサ・ドルバス(チェロ)…1-4.12-19
ステファヌ・クロル(コントラバス)…12-15

オリヴィエ・モーレル(指揮)…1-4
大久保 彩子(指揮)…12-15
 
 1981年カナダ生まれのサムエル・アンドレーエフ。トロントでチェロとオーボエ、作曲を学んだ後、フランスに定住。作曲家、詩人として幅広く活躍しています。
 アヴァンギャルドな作風で知られ、これまでにもThe New York Times誌で「一度聴いたら忘れることのできない音楽」など、世界中のメディアから高い評価を受けています。
 この作品集では、ミュゼットから電子楽器まで多彩な楽器を駆使、独創的な音を聴かせます。現代音楽を中心に活躍する日本のフルーティスト、大久保彩子が独奏、指揮の両面で素晴らしい采配を見せています。
 録音:2018年5月-7月 Downtown Studio, Strasbourg, France…1-5.11-19 2015年2月28-29日 Theatre de Hautepierre, Strasbourg, France…6-10
 
 

0015035KAI
\2700
Kaleidoscope/チャン・ウノ(1983-):作品集
 1.弦楽四重奏曲 第2番(2011)
 2.White Shadow 白い影(2012)-6人のパーカッション・プレイヤーのための
 3.Gohok(2012/13)-独奏フルートと5つの楽器のための
 4.Panorama パノラマ(2015)-7つの楽器のための
アルディッティ四重奏団…1
アンサンブルTaCTuS…2
アンサンブル・コントルシャン…3
ディヴェルティメント・アンサンブル…4

 韓国を代表する現代作曲家、チャン・ウノ。2005年から管弦楽や合唱、独奏など、すでに50以上の作品を発表、数多くの賞を受賞した注目の人です。
 このアルバムには韓国の絵画からインスピレーションを得たという、アルディッティ四重奏団が演奏する「弦楽四重奏曲 第2番」や、複雑なリズムによる「白い影」、韓国語で“魅力”を意味する「Gohok」、シェルシの晩年の作品を思わせる「panorama」の4曲の室内楽作品が収録されています。
 録音:2012年1月24日 Court Room, Senate House, London, United Kingdom…1 2012年7月25日 Percussion Center L’Hamecon, Lyon, France…2 2013年12月1日 Studio Ansermet, Geneva, Switzerland…3 2015年10月24日 Teatro della Terra, Milan, Italy…4
 
 

0015039KAI
\2700
ラーシュ・グラウゴー(1957-):Engage and Share
 1.Engage and Share(2014)
  シンフォニエッタのための
 2.Slonk(2017)
  シンフォニエッタのための
 3.Blind Lemon(2013)
  シンフォニエッタのための
ホアン・セルベロ(指揮)
グループ・インストゥルメンタル・デ・バレンシア
 
 デンマークを代表する現代作曲家、ラーシュ・グラウゴー。デンマーク王立音楽大学でフルートを学び、後に作曲家に転向。オーケストラから電子音楽まで幅広い作品を書き、世界中でその作品が演奏されています。
 このアルバムに収録されているのは、スペインのアンサンブル“グループ・インストゥルメンタル・デ・バレンシア”から委嘱された3つの作品。小さなアンサンブルから生み出される緻密な不協和音、雲が沸き上がるような不規則な音の連なり、綿密に練られたリズムなど、聴きどころの多い作品です。
 録音 2017年6月23-25日 バレンシア、パラウ・デ・ラ・ムジカ
 
 

0015053KAI
\2700
スチュアート・サンダース・スミス(1948-):
 1-11.ニュー・イングランド
ベルント・ターナー(ヴィヴラフォン)

 アメリカ合衆国建国の母体となった、ニュー・イングランド植民地群。アメリカ合衆国の中でも最も長い歴史を持つ地域であり、知的好奇心が育まれた場所でもありました。
 この独奏ヴィブラフォンのための作品「ニュー・イングランド」は、刻々と移り変わる神秘的な響きを用いて、この地の歴史と未来を描いています。
 作曲家S.S.スミスはポートランド生まれ。優れたパーカッション奏者でもあり、作品の多くは(ヴィブラフォンを含む)パーカッションのために書かれており、どれもが独自の視点により、書き上げられていることで知られます。
  録音 2017年10月 Studio PHACE, Vienna, Austria
 
 

0015057KAI
\2700
ピエルルイジ・ビローネ(1960-):
 1.OM ON(2015)
  2台のエレクトリック・ギターのための
ヤロン・ドイチュ(エレクトリック・ギター)
トム・パウエルズ(エレクトリック・ギター)

 1960年、イタリア生まれの作曲家ピエルルイジ・ビローネ。シャリーノとラッヘンマンに学んだ彼の作風は「静寂に重きを置きながら神秘的な音風景を描く」というもの。
 2015年の作品「OM ON」は2本のエレクトリック・ギターによる音の交錯。2本のギターが奏でる音、2つの言葉、どちらも類似性がありながらも相反するもの。
 タイトルの「OM」は宗教的、とりわけヒンドゥー教と仏教から派生した言葉、「ON」はOFFの反語であり、音が鳴っている状態を示しています。奏者たちは様々な技巧を駆使し、ギター本体を叩いて音を出したり、ギターを語らせるような旋律をつま弾き互いに対話を試みるなど、片時も耳を離すことのできない凝縮された80分です。
 録音 2018年2月17-18日 La Muse en Circuit, Centre national de creation musicale, Paris, France
 




METIER


MSV-28581
\2600
マイケル・フィニッシー(1946-):作品集
 1-6.Civilisation 文明
 7.コントラプンクトゥス XIX
 8-12.クラリネット五重奏曲-リーダークライス
 13.Mad Men in the Sand 砂の中の狂人
 14-22.6つのセクシーな小品と3つのトリオ
クロイツェル四重奏団
リンダ・メリック(クラリネット)…8-12

 常に冒険的、かつ複雑な作品を創ることで知られるイギリスの作曲家フィニッシーの作品集。民族音楽からの影響が感じられる作品や、数列表を用いた偶然性の高い作品など、作風も様々で、特徴をとらえるのが難しい作曲家の一人です。
 このアルバムには比較的作風がわかりやすい弦楽四重奏曲のための作品が収録されており、なかでもクラリネットを伴う「クラリネット五重奏曲」はフィニッシー作品のなかでも人気の高い曲です。
 フィニッシーの曲を好んで初演するクロイツェル四重奏団による演奏です。
  録音 Michael’s Church, Highgate, London 2017年7月13日…1-6.8-12 2017年11月7日…7.13.14-22
  プロモーション動画 https://youtu.be/lUDZUJxejeQ
 
 

MSV-28567
\2600
…as if the mesh of words were broken…
20世紀後半から現代までの歌曲集

 1-4.ハインツ・ホリガー(1939-):村のモティーフ:4つのバガテル
 【Der Berg hat einen roten Bart/Ein Heimchen hupft …/
  Die Hand im Gras/ Ganz plotlich】
 5-7.ヴォルフガンク・リーム(1952-):3つのヘルダーリン歌曲
  【Abbitte/Halfte des Lebens/An Zimmern】
 8-9.マイケル・フィニッシー(1946-):ここは私の庭
  【Hier ist mein Garten/Hinten im Winkel des Gartens】
 10-14.ホリガー:5つのミレヴァ歌曲集
  【 Der Abend kommt/Mein Herz is starr geworden/
   In die fruhe Morgensonne/Konigsblau ist der Himmel/
   Moge sich dein Leben zu einem runden Kreise bilden】
15.デイヴィッド・レッサー(1966-):ドリッテ・トラクル-ムジーク
16-21.ホリガー:クリスティアン・モルゲンステルンの詩による6つの歌曲
 【Vorfruhling/Der Abend/Schmetterling/
   Voglein Schwermut/Vor Sonnenaufgang/Herbst】
クレア・レッサー(ソプラノ)
デイヴィッド・レッサー(ピアノ)

 現代歌曲を得意とするソプラノ、クレア・レッサーが歌う近現代歌曲集。ピアニストである彼女の夫デイヴィッドとともに、彼女たちがインスピレーションを受けたというホリガー、リーム、フィニッシーの3人の作品と、デイヴィッド自身の曲を1曲が歌われています。
 控え目なヴィヴラートと正確な音程、見事なテクニックを駆使して歌われる無調、十二音の歌曲はさながら「調性を顧みることのない自然界の鳥の歌」のように、聴き手の心に直接刺激を与えます。
 録音 2016年7月,2017年1月.6月 St John the Evangelist Church, Oxford

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=8S9GKeCCOCk&feature=youtu.be
 
 

MSV-28579
(2CD)
\2600
バス・クラリネットと仲間たち
-a miscellany

【CD1】
 1.ヨーク・ボーエン(1888-1961):幻想的五重奏曲 Op.93(1932)
 2-5.ウィリアム O.スミス(1926-):ジャズ・セット(2012)
  Swinging スウィンギング/Moderato モデラート/Slow スロー/Energetic 力強く
 6.シェリル・フランシス=ホード(1980-):
  How to Win an Election(2017)
 7-8.サディ・ハリソン(1965-):Owl of the Hazels ハーゼルのフクロウ(2005)
  第1曲:Anksta ryta keliau 私は朝早く目が覚めた/
  第2曲:Prapuoliau, motula 私は母を失った
【CD2】
 1-3.デイヴ・スミス(1959-):アダゴネスカ(1987)
  Tempo di Son/Tempo di Danzon ? Mambo/Tempo di Rumba
 4.ヒュー・ワトキンス(1976-):Double(2010)
 5-6.ヘレン・ロー(1955-):鳥、大地、太陽、空と水(2017)
  第1曲:Across the Red Sky…赤い空を横切って/第2曲:The Awakening River…目覚める川
 7-9.ジョン・ホワイト(1936-):コンチェルティーノ(1996)
  第1楽章:Robotic/第2楽章:Suave, serene/第3楽章:Valse
 10.ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2012):暴動(1993)
イアン・ミッチェル
     (指揮&バス・クラリネット)
ジェミニ(アンサンブル) 
 
 イアン・ミッチェルはほとんどのクラリネット属の楽器を完璧に演奏することで知られる奏者です。
 このアルバムではバス・クラリネットに焦点を当て、響きの美しさやジャズと楽器の親和性を探っています。2枚のアルバムにはアメリカとイギリスの作品が収録されており、古典的なヨーク・ボーエンの曲から伝説的ジャズ・プレーヤー、ビル・スミス(本名:ウィリアム O.スミス)のジャズ・セット、モダンなハリソンの曲や、ヘレン・ローの作品など幅広い作風の曲を聴くことができます。
 ミッチェルが率いる「ジェミニ」の熟練のアンサンブルも聴きどころです。2枚組特別価格でのご提供となります。
 プロモーション動画 https://youtu.be/ARbQIbunWzU
 
 

MSV-28583
\2600
Embrace of Fire 炎の抱擁
ナジ・ハキム(1955-):オルガン作品集

 1-2.サルヴェ・レジーナ
 3.カプリッチョ
 4-8.炎の抱擁
 9-10.エピファニーの饗宴のための序章によるトッカータ
 11-12.二部作
  カンティレーネ/フモレスケ
 13-15.ストラヴィンスキーへのオマージュ
  前奏曲/舞曲/終曲
サイモン・リーチ(オルガン)
ロナルド・マクスカー(テノール)
ベネディクト・ホランド(ヴァイオリン)
ジョン・ターナー(リコーダー)・・・11.12

 フランス=レバノンの作曲家ナジ・ハキムはオルガン曲の作曲家として知られています。
 彼はオルガン曲を書く際、ヴァイオリンと組み合わせたり、時にはリコーダーと組み合わせるなど、これまでになかった試みを多く行い、そのどれもが高く絶賛されています。
 このアルバムでも、テノールが歌う聖歌を導入としてヴァイオリンとオルガンの対話が繰り広げられる「サルヴェ・レジーナ」、同じくヴァイオリンとオルガンによる熱狂的な「カプリッチョ」を始め、リコーダーの素朴な響きとオルガンの重厚な音色が溶け合う「二部作」など、どれもオルガンが縦横無尽に使われた特徴的な作品ばかりです。
 録音 2018年3月12-14日 Church of the Holy Name of Jesus, Oxford Road 
 プロモーション動画 https://youtu.be/VVKgRIF06ZI
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル


NHK レジェンド・シリーズ 2


 NHK が収録した超大物来日演奏会ライヴ、第2 弾は1957 年天下のベルリン・フィル初来日の際の貴重な記録。それも就任まもないカラヤンと、という歴史的なイヴェントです。ツアーに先立ち旧NHK ホールで行った公開収録が何とステレオで残されていました。
 *古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
 


KKC 2169
¥2500→\2290
なんとステレオ!カラヤン& ベルリン・フィルの鉄板「運命」!!
 (1)ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
 (2)リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
 (3)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル

 録音:1957年11月3日/旧NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 カラヤンとベルリン・フィルによるベートーヴェンの「運命」という三拍子揃った強力アイテムに加え、ベルリン・フィル初来日公演の始まる前11 月3日に旧NHK ホールで行われた公開ステレオ収録という、日本クラシック音楽史に残る重要な記録です。演奏、音質ともに感動的で、誰もが欲しくなる1枚です。
 ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲はまだフルトヴェングラー色が残っているのも興味津々です。
 
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KKC 2170
¥2500→\2290
カラヤン& ベルリン・フィルの絶品「未完成」
 (1)ブラームス:交響曲2番ニ長調Op.73
 (2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル

 録音:1957年11月4日(1)、6日(2)/日比谷公会堂(ライヴ)/MONO、日本語帯・解説付

 カラヤンとベルリン・フィル来日公演のうち、ぜひとも両者の演奏で聴きたい2篇、ブラームスの交響曲第2番とシューベルトの「未完成」が残っていました。
 どちらも若々しいエネルギーに満ち充実の極みですが、「未完成」の弱音の美しさはほとんど神がかり的な名演。これが残っていたことの幸福を味わえます。
 



旧譜
NHK レジェンド・シリーズ
第1弾 1959年ウィーン・フィル来日ツアー


 戦後、世界的なオーケストラが多数来日しました。その際、NHK がかなりの演奏会をライヴ収録しましたが、歴史的に価値のあるものも少なくありません。それらを厳選してリリース。
 第1弾は1959年のウィーン・フィル来日ツアーです。
 カラヤンの2種とボスコフスキーのウィンナ・ワルツが残されていました。カラヤンとウィーン・フィルの来日はこの時だけなため非常に貴重です。ご期待ください。

 *古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。


KKC 2166
\2500→\2290
カラヤン&ウィーン・フィルの美麗極まるモーツァルト
 (1)日本・オーストリア両国国歌
 (2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
 (3)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 
 なんとステレオ! カラヤン&ウィーン・フィルの美麗極まるモーツァルト

 録音:1959年10月27日/旧NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 カラヤンとウィーン・フィルの来日公演は、当時破格の高額入場料ながらチケットを求め徹夜をする人々も多かったといわれます。それをNHK が収録して放映しました。旧NHK ホールでの公演はなんとステレオで収録されていました。
 カラヤン指揮による「君が代」に始まりますが、あまりの格調高さに震えるほど。
 続くモーツァルトの40 番もブラームスの1 番も充実の極み、60 年前の日本の聴衆と感動を共有できます。

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KKC 2167
\2500→\2290
カラヤン& ウィーン・フィルの多面性が楽しめるアルバム
 (1)テオドール・ベルガー:オイゲン王子物語
 (2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
 (3)ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1959年11月6日/日比谷公会堂(ライヴ)/MONO、日本語帯・解説付

 カラヤンと同世代の作曲家テオドール・ベルガーの「オイゲン王子物語」は17 世紀にオスマン・トルコを破ったオーストリアのオイゲン王子の戦いを描いたもので、チャイコフスキーの「1812 年」の近代版。オーケストラの効果を最大に発揮させる曲で、カラヤンの統率力とウィーン・フィルの名人芸に圧倒されます。
 一方シューベルトの「未完成」のはかない美しさ、ブラームスの4 番の深さにも感心させられます。

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KKC 2168
\2500→\2290
粋でとろけるような本場ウィーンのワルツとポルカ
 ウィリー・ボスコフスキー

 ヨゼフ・シュトラウス:
  ワルツ「わが人生は愛と喜び」/
  ポルカ「騎士」/ポルカ・マズルカ「とんぼ」
 ヨハン・シュトラウス:
  ワルツ「ウィーン気質」/アンネン・ポルカ/
  喜歌劇「くるまば草」序曲/
  ワルツ「ウィーンのボンボン」/
  シャンペン・ポルカ/ピチカート・ポルカ/
  ワルツ「ウィーンの森の物語」/爆発ポルカ/
  ポルカ「雷鳴と電光」/ポルカ「狩り」
 ヨハン・シュトラウス(父):ラデツキー行進曲
 ヨハン・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」
ウィリー・ボスコフスキー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1959年11月5日/東京体育館(ライヴ)/MONO、79' 50"、日本語帯・解説付

 ウィリー・ボスコフスキー(1909-1991) は、ウィーン・フィルのコンサートマスターから指揮者となった生粋のウィーン子。そのボスコフスキーが1959 年のウィーン・フィル来日公演で、ヴァイオリンの弾き振りによるシュトラウスのワルツとポルカをふんだんに聴かせたことが語り草となっています。その音源が残っていて、今回15 曲全曲をCD 化。大半の日本の聴衆が、初めて本場ウィーンの香りに接して酔いしれたひとときを共有できます。
 モーツァルトやブラームスの演奏の際とは異なる、団員たちの寛ぎ楽しむ雰囲気が伝わってきます。






<国内盤> 


Studio N.A.T


NAT18161
\2700+税
ピアノデュオ ドゥオール/「デュオ・フォレスト」
 グリーグ:ペールギュント第1組曲作品46
  1.朝
  2.オーゼの死
  3.アニトラの踊り
  4.山の魔王の宮殿にて
 ペールギュント第2組曲作品55より
  4.ソルヴェイグの歌
 ブラームス:ンガリー舞曲
   1.Allegro molto
   2.Allegro non assai
   3.Allegretto
   4.Poco sostenuto
   5.Allegro
   6.Vivace
 ドビュッシー(M.ラヴェル編):
  牧神の午後への前奏曲
 スメタナ:モルダウ
ピアノデュオ ドゥオール
 (藤井隆史、白水芳枝)

 ■ピアノデュオ ドゥオール
  04年ドイツにてデュオ結成後、国際的な賞を数多く受賞。以後、国内外にて600を超えるステージを踏み、リサイタル、コンチェルト、講座、NHK-BS、FM他メディア出演など、ピアノデュオを中心とした活発な演奏活動が、聴衆や音楽誌から高い評価を受けている。
 15年リリースの6枚目CD「2台のピアノのためのゴルトベルク変奏曲」は、3作連続のレコード芸術誌「特選盤」及びレコードアカデミー賞器楽曲部門ノミネート盤に選ばれる。
 18年10月にドイツ・ツアー、11,12月には東京、名古屋、大阪にてCDリリース記念リサイタルシリーズ決定。
 近年は特にピアノデュオでの後進の指導に力を注いでおり、彩の国さいたま芸術劇場共催、カワイ梅田協賛のピアノデュオセミナーや、洗足、同志社女子、相愛各大学での講座など、ピアノデュオの道を切り拓く指導者として、今後の更なる展開が期待されている。
 













11/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ALPHA Collection(再発廉価盤シリーズ)



ALPHA349
\1800
デュファイ:
 1. めでたし、トスカナ人の花
 2. 祝福されしイェルサレムの町
 3. 花の中の花
 4. めでたし、天の女王(単旋律聖歌)
 5. めでたし、天の女王
 6. めでたし、癒しの女王(作者不詳)
 7. 天使たちの女主人
 8. めでたし、海の星
 9. 知られたる海の星
 10. わが魂は消え
 11. おとめの冠イエスよ
 12. 讃えられん、天にいます処女よ
 13. 喜べ、処女なるキリストの母
アンサンブル・ムジカ・ノーヴァ
 
 テノールのリュシアン・カンデル率いるアンサンブル・ムジカ・ノーヴァによる、デュファイの聖母を讃える作品を集めたアルバム。
 リヨンの古楽集団である彼らは、aeon(エオン)レーベルで制作したオケゲムの『いかなる旋法にもなるミサ曲』(AECD0753/国内仕様初出時MAECD0753)が高い評価を博し、日本でも『レコード芸術』でレコード・アカデミー賞音楽史部門を受賞するなど大いに注目を浴びました。声楽5人によるアンサンブルが、純度の高いハーモニーを奏でます。
 録音:2004年5月10-14日Eglise Saint-Jean de Neel, Mornant (France) 旧品番:ZZT050301(Zig-Zag Territoires)
 
 


ALPHA350
\1800
ドラランド:
 1. ミゼレーレ
 聖週間のためのルソン・ド・テネブル
  2. 聖水曜日のための第3ルソン
  3. 聖木曜日のための第3ルソン
  4. 聖金曜日のための第3ルソン
クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)
ヴァンサン・デュメストル(テオルボと指揮)
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用
 
 作曲者ド・ラランドはルイ14世の治世末期から18世紀にかけ、フランス王室礼拝堂の監督として大きな影響力をもち、歿後もその作品が末永く演奏されつづけた教会音楽の大家。
 デュメストル率いるル・ポエム・アルモニークは2018年の最新盤でもこの作曲家の「テ・デウム」をとりあげています。
 聖金曜日を挟む、聖木曜日・聖金曜日・聖土曜日の夜半過ぎから行われる礼拝「ルソン・ド・テネブル」。「エレミアの哀歌」に基づく第1から第3までのテキストを各日朗読しますが、ド・ラランドはこのうち第3ルソンのための音楽のみ、3日分残しました。これらは、同時代の傑作と言われるクープランのものとは趣をやや異にし、少し庶民的な、親しみやすい雰囲気を持ったもので、ソプラノ独唱のために書かれています。
 冒頭で切々と歌い上げられる「ミゼレーレ」はソプラノのソロと男声のみの合唱、器楽のために書かれており、カウンターテナーのダミアン・ギヨン、ヴィオールの上村かおりなどが参加しています。
 録音:2002年4月the Chapelle de l' Hopital Notre-Dame de Bon Secours, Paris (France)
 旧品番:ALPHA030
 
 


ALPHA351
\1800
マショー:ノートルダム・ミサ
 1. INTROIT. RORATE CELI DESUPER
 2. KYRIE
 3. GLORIA
 4. GRADUALE. QUI SEDES DOMINE
 5. ALLELUIA. OSTENDE NOBIS DOMINE
 6. SEQUENCIA. AVE MARIA GRATIA PLENA
 7. CREDO
 8. REX KAROLE/LETICIE/CONTRATENOR/VIRGO PRIUS
 9. OFFERTORIUM. AVE MARIA GRATIA PLENA
 10. A VOUS, VIERGE/AD TE VIRGO/REGNUM MUNDI
 11. PRAFATIO
 12. SANCTUS
 13. AGNUS DEI
 14. COMMUNIO. ECCE VIRGO CONCIPIET
 15. ZOLOMINA/NAZAREA/AVE MARIA
 16. ITE MISSA EST
アントワーヌ・ゲルベ(指揮)
ディアボルス・イン・ムジカ
 
 ミサの通常文を単独の作曲家が全て多声で作曲しているマショーの「ノートルダム・ミサ」のような例は、14世紀ではたいへん珍しいものです。
 ディアボルス・イン・ムジカによる、テノールからバスまで男声のみ8人のアンサンブルは、バス声域の太い響きが音楽をがっしりと支え、中世音楽が持つある種の野性味を底辺としながら、たいへん美しいハーモニーに包まれる喜びを十二分に感じさせてくれます。
 マショーの作品以外も3曲(8、10、15)挟み込んでいます。
 録音:2007年10月14-17日Abbaye de Fontevraud (France)
 旧品番:ALPHA132
 
 


ALPHA352
(2CD)
\1800
ンマゼール(指揮)
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
モーツァルト:交響曲第39-41番、ファゴット協奏曲

CD1
 モーツァルト:
  1. 交響曲第39番変ホ長調 K.543
  2. 交響曲第40番ト短調 K.550
CD2
 3. 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
 4. ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191
ジェーン・ガワー(ファゴット)
ジョス・ファン・インマゼール(指揮)
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ(古楽器使用)
 
 インマゼールによるモーツァルトの最後の3つの交響曲と、若き日に書かれたファゴット協奏曲を収録しています。
 力強く美しい39番、快速テンポが効いている40番、41番。決して軽くも粗くもなくしっかりと歌い上げられる中で、速いテンポだからこその景色をみることが出来る快演です。
 協奏曲でガワーが奏でるファゴットの、柔らかな音色もたいへん魅力的。
  録音:【交響曲】2001年9月18-20日De Spil, Roeselare, Roulers (Belgium)【協奏曲】2002年7月29日Concertgebouw Brugge, Bruges (Belgium)
  旧品番:ZZT030501(Zig-Zag Territoires)
 
 


ALPHA353
\1800
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 〜ヴェネツィアの独唱歌を交えて〜

 1.作曲者不詳(タッソ詩):「心嬉しく、きみを抱き寄せよう」 *
 タルティーニ:ソナタ 第17番 ニ長調 +
  2.アンダンテ・カンタービレ「心に思うは」
  3.アレグロ・アッサイ
  4.アリア(タッソの調べ)
  5.フルラーナ
 6.作曲者不詳(タッソ詩):「そしてクロリンダは、マントを外した」 *
 タルティーニ:ソナタ 第24番 ニ長調 +
  7.アンダンテ・カンタービレ「愛しくお慕いする方」
  8.アレグロ・アッサイ
  9.アリア・カンタービレ「いずれ季節は変わるのだ」
  10.プレスト「わが友なる運命の神が」
  11.わが友なる運命の神が
 タルティーニ:ソナタ 第13番 ロ短調 +
  12.アンダンテ「きみたちほど幸せな者はいない」
  13.アレグロ・アッサイ
  14.ジガ:アレグロ・アフェットゥオーゾ
 15.作曲者不詳(タッソ詩):「ほどなくエルミニアは、樹々の蔭なす」 *
 タルティーニ:ソナタ イ短調 Brainard-A3 +
  16.カンタービレ
  17.アレグロ
  18.アレグロ
  19.ジガ
  20.主題と変奏
 21.作者不詳(ロッリ詩):「ただひとり、森の中は薄暗い」 *
 タルティーニ:ソナタ第2番 ロ短調 +
  22.シシリアーナ
  23.アレグロ
  24.アレグロ・アフェットゥオーゾ
 25.タルティーニ(ロッリ詩):「ただひとり、森の中は薄暗い」 *+
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン) +
パトリツィア・ボヴィ(ソプラノ) *
 
 バンキーニが弾くタルティーニの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタと、タルティーニとは関係の深いアッシジ出身のソプラノ、ボヴィが無伴奏で歌うイタリアの伝承歌などを収録。
 冒頭に収録された「心嬉しく、きみを抱き寄せよう」の旋律は、続くソナタ第17番に引用されるているなど、タルティーニのソナタに関係の深い歌が選ばれており、謎に包まれたその創作の秘密に迫ろうというアルバムとなっています。
 最後に収められた数少ないタルティーニの歌曲で初めて、二人の共演を聴くことが出来ます。
 録音:2006年3月13-17日、2007年11月3日Eglise Saint Marcel, Paris (France)
 旧品番:ZZT080502(Zig-Zag Territoires)
 
 


ALPHA354
\1800
ヴィヴァルディ:
 協奏曲ト長調 RV.435 (Op.10-4)
 協奏曲イ短調 RV.440
 協奏曲ト長調 RV.436
 協奏曲ホ短調 RV.430 (275A)
 協奏曲断章 ホ短調 RV.432
 協奏曲ト長調 RV.438
 アンダンテ〜協奏曲ニ長調 RV.428 (Op.10-3)『ごしきひわ』より
 協奏曲ニ長調 RV.429
 協奏曲ヘ長調 RV.434 (Op.10-5)
 協奏曲ニ長調 RV.427
アレクシス・コセンコ(フラウト・トラヴェルソ、指揮)
アルテ・デイ・スオナトーリ(古楽器使用)
 
 近年は指揮者としても活躍する古楽系フルート奏者コセンコによる、ヴィヴァルディのフラウト・トラヴェルソ(フルート)のための協奏曲。断片や抜粋も含め10曲も収録しています。
 聴きどころの一つは、象牙・黒檀・柘植といった材質の違う6つの楽器(いずれも18世紀の楽器のコピー)を吹き分けていること。多彩な音色と軽やかなテクニックでそれぞれの作品の特徴を生かし、楽しませてくれます。
  録音:2009年6月church of the Assumption of the Blessed Virgin Mary, Catholic University Seminary of Goscikowo-Paradys (Poland)
 旧品番:ALPHA174
 


ALPHA355
\1800
ゼレンカ:奉納ミサ(誓願のミサ)ホ短調 ZWV.18
 KYRIE
  1.KYRIE
  2.CHRISTE ELEISON
  3.KYRIE I
  4.KYRIE II
 GLORIA
  5.GLORIA IN EXCELSIS DEO
  6.GRATIAS AGIMUS TIBI
  7.QUI TOLLIS
  8.QUI SEDES AD DEXTERAM PATRIS
   9.QUONIAM TU SOLUS SANCTUS
  10.CUM SANCTO SPIRITU I
  11.CUM SANCTO SPIRITU II
 CREDO
  12.CREDO IN UNUM DEUM
  13.ET INCARNATUS EST
  14.CRUCIFIXUS
  15.ET RESURREXIT
 SANCTUS
  16.SANCTUS
  17.BENEDICTUS
  18.OSANNA
 AGNUS DEI
  19.AGNUS DEI
  20.DONA NOBIS PACEM
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ1704
コレギウム1704(古楽器使用)
 
 ボヘミア(現チェコ)に生まれ、ドレスデンを中心に活躍したゼレンカ。当地の宮廷楽団で長年楽長代理を務めていた彼ですが、結局楽長の地位は得られずじまいでした。
 本作は晩年に大病を患ったさい、快癒した暁には神にミサを奉納する、と誓願したゼレンカが実際に快復後に作曲した作品。
 合唱のほかに4パートのソリストと管弦楽を伴う大編成で、演奏時間も約70分を必要とする大がかりなものです。
 ゼレンカと同じくチェコ出身のヴァーツラフ・ルクスが自国で組織した古楽器集団による、精緻な演奏でお楽しみいただけます。2011年に『サライ』大賞(音楽部門)を受賞。
  録音:2007年8月23-24日サブレ=シュル=サルト音楽祭Eglise Saint-Louis du Prytanee, La Fleche (France)
  旧品番:ZZT080801(Zig-Zag Territoires)
 




好評!
ALPHA COLLECTION シリーズ
旧譜


ALPHA342
\1800
「ニレの木陰で」/18世紀フランスのブリュネットとコントルダンス
 1. 3つの村のブランルによる組曲
  (会釈するジョー - ちょっとすみません - 赤い家)
 2. どうして、やさしい小夜啼鶯たち
 3. あの美しき羊飼い、ティルシス
 4. ラ・マニョット - 小さなジャネットちゃん - 6つの顔
 5. あなたに思いを寄せるとは
 6. ラ・フュルステンベルグ - 王族の女
 7. 恋をすると、なんだか自分が素敵なようで -
   朝から起きて - 無敵のマルブロウ - ラ・ミシシッピ
 8. わが犠牲の苦しみは - いとしき娘さんたち - どこへいった - ああ!この森も
 9. ロンド風に - 陽気に - 軽やかに
   (ボワモルティエ:村のバレ第4番ト長調 Op.52より)
 10. 優しく - シャコンヌの所作にあわせて(ボワモルティエ:村のバレ第4番ト長調 Op.52より)
 11. 涙する者は幸いなり - うら若きイリスは、彼女の鎖を愛させる
 12. ラ・カロリーヌ - 木靴屋さん
 13. われらが森で - この郷きっての、忠実な恋人
 14. すてきなタバコがありますよ - イシスのムニュエ -
    アルシードのムニュエ - 4人のムニュエ
 15. 『エベの祭典』のミュゼット - ニレの木蔭で、リゼットは
 16. プロヴァンス風に - 『ポリュムニの祝典』のタンブーラン - 煙突掃除の娘
レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン
 (古楽器使用)
フランソワ・ラザレヴィチ
 (指揮、フラウト・トラヴェルソ、ミュゼット)
 18世紀フランスの人々を夢中にさせた音楽を集めたアルバム。
 ここに集められたブリュネットと呼ばれる歌や、英国のカントリー・ダンスが輸入されて発展したコントルダンスなどは、農民の音楽を元にしたものとして貴族階級から火がつき、やがてパリの市民たちの間にまで広がっていきました。
 ふいご付きのバグパイプ(ミュゼット)を中心に、ハーディガーディ、フルートなどの多彩な音色が、当時の日常生活の中で豊かに奏でられた音楽の楽しさ、美しさを私達に存分に味あわせてくれます。

 録音:2006年11月 the Chapelle de l'Hopital Notre-Dame de Bon Secours, Paris (France)
 旧品番:ALPHA115
  


ALPHA343
\1800
J.S.バッハ:
 喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜 BWV.170
 トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV.527
 心も魂も乱れはて BWV.35
 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
ダミアン・ギヨン(指揮、カウンター・テナー)
モード・グラットン(オルガン)
ル・バンケ・セレスト(古楽器使用)
 様々なレーベルからアルバムをリリースしており、自身が創設したアンサンブル「ル・バンケ・セレスト」との共演以外にも、ヘレヴェッヘや、鈴木雅明のバッハ・カンタータのプロジェクトにも参加するなど、カウンター・テナーとして指揮者として活躍目覚ましいダミアン・ギヨン。
 こちらは2011年に録音されZig-Zag Territoiresレーベルから発売された、彼が自らリーダーシップを取るカンタータ・アルバムです。
 こちらも近年活躍の場を広げている女性鍵盤楽器奏者、モード・グラットンが弾くオルガン作品と組み合わせておりますが、収録されたカンタータ2曲においても、オルガンが通奏低音という立場を超え独奏楽器として活躍しており、これとカウンター・テナーとが対話するように進行する音楽を全編で楽しむ趣向のアルバムとなっています。

 録音:2011年11月23-27日 Eglise Reformee du Bouclier, Strasbourg (France)
 旧品番:ZZT305 (Zig-Zag Territoires)
 


ALPHA344
(2CD)
\1800
ブランディーヌ・ランヌー
J.S.バッハ(1685-1750):イギリス組曲(全曲)

CD1
 第2番イ短調 BWV.807
 第4番へ長調 BWV.809
 第5番ホ短調 BWV.810
CD2
 第3番ト短調 BWV.808
 第1番イ長調 BWV.806
 第6番ニ短調 BWV.811
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)
使用楽器:
 パリのアントニ—・サイディ&フレデリク・バル1985年製作の再現楽器
  (リュッケルス1636年製作楽器の
   パリ・エムシュ工房による1763年拡張改造版にもとづく)
 Zig-Zag Territoiresレーベルを中心に、バッハほかのチェンバロ作品を多数リリースしているランヌー。パリ国立高等音楽院でも教鞭を取り、近年話題のジャン・ロンドーなどを育てたことでも知られます。
 「フランス組曲」全曲も既にALPHAより再発売されましたが(ALPHA328)、こちらは2003年に録音された「イギリス組曲」全曲。持ち前の高度な装飾法を自在に駆使し、全6曲を表情豊かに聴かせています。

 録音:2003年9月16-20日、23-27日 the Eglise lutherienne Bon-Secours (Paris) 
 旧品番:ZZT030401 (Zig-Zag Territoires)
 


ALPHA345
\1800
カフェ・ツィンマーマン
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
 4つのハンブルク交響曲とチェロ協奏曲

  C.P.E.バッハ:
    交響曲ハ長調 Wq.182/3, H.659
    交響曲ロ短調 Wq.182/5, H.661
    チェロ協奏曲イ長調 Wq.172, H.439
    交響曲ホ長調 Wq.182/6, H.662
    交響曲ト長調 Wq.182/1, H.657
ペトル・スカルカ(チェロ:3)
 カフェ・ツィンマーマン(古楽器使用)
 ヴァイオリン奏者パブロ・バレッティと、鍵盤奏者セリーヌ・フリッシュを中心に結成されたカフェ・ツィンマーマン。J.S.バッハの協奏曲集が世界的な評価を受けている彼らですが、その活動のもう一つの柱が、C.P.E.バッハの作品です。
 今回再発売されるのは、2005年録音の最初の作品集。名付け親でもあるテレマンの後任として赴任したハンブルクで書かれ、代表作の一つでもある弦楽のための6つの交響曲(ハンブルク交響曲)から4曲を収録し、人気のチェロ協奏曲を併せるという聴き応えたっぷりの内容。
 1パート1人でのアプローチが多いカフェ・ツィンマーマンですが、ここでは比較的多い人数で臨んでおり、持ち味である細やかなアーティキュレーションの面白さに加え、響きの豊かさも楽しむことが出来ます。

 録音:2005年8月29日〜9月2日 the Abbaye de Saint-Michel-en-Thierache (France)
 旧品番:ALPHA107
 


ALPHA346
\1800
ジュリエット・ユレル(フルート)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
 フルート協奏曲集、無伴奏フルート・ソナタ

  C.P.E.バッハ:
   フルート協奏曲イ長調 WQ.168, H.438
   フルート協奏曲イ短調 WQ.166, H.431
   フルート協奏曲変ロ長調 WQ.167, H.435
   無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 WQ.132, H.562
ジュリエット・ユレル(フルート)
アリー・ファン・ベーク指揮、
オーヴェルニュ管弦楽団
 大のフルート愛好家として知られるフリードリヒ大王に仕えていた頃の、C.P.E.バッハが残したフルート協奏曲と無伴奏フルート・ソナタを収録。
 3つの協奏曲はチェロ協奏曲としても人気で、鍵盤楽器がソロを取る版も伝わります。ロッテルダム・フィルの首席奏者を長年務めるユレルはモダン・フルート奏者ながら、ピリオド・アプローチも柔軟に取り入れ独自に昇華させた解釈で古楽ファンにも高い人気を誇り、2003年録音のこのアルバムでもしなやかな演奏を聴かせています。

 録音:2006年10月25-28日 Opera de Vichy (France)
 旧品番:ZZT070301 (Zig-Zag Territoires)
 


ALPHA347
\1800
BARA FAUSTUS' DREAME
1600年前後のエア、バラードとブロークン・コンソート

 1. 作者不詳:わが窓より去れ
 2. ダウランド:呼んだら来て
 3. アリソン:わが窓より去れ
 4. ダウランド/ファン・エイク:彼女は私の過ちを許すだろうか
 5. フィリップス:悲しみのパヴァン
 6. フィリップス:悲しみのガリアード
 7. ダウランド:静かな夜から
 8. アルフォンソ・フェラボスコ2世:鳩小屋のパヴァン
 9. アルフォンソ・フェラボスコ2世:聞いてください、主よ
 10. バード:トレジアンのグラウン ド
 11. コペラリオ:私を暗闇に住まわせておくれ
 12. ウォード:幻想曲
 13. 作者不詳:羊飼いの喜び(BARA FAUSTUS' DREAMEの歌)
 14. モーリー:私の愛しき人
 15. ダウランド:キャプテン・パイパースのパヴァン
 16. ダウランド:ガリアード 彼女は許してくれるだろうか
 17. ダウランド:私の嘆きで人の心を動かせるものなら
レ・ウィッチズ(古楽器使用)
 1600年前後の歌曲や舞曲などをフリッツ・ウイリアム・ヴァージナル・ブックほかから集めたアルバム。
 ブロークン・コンソートとは、弦、管、鍵盤など多種にわたる楽器の混合アンサンブルを指し、ここでもヴァイオリン、フルート、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、クラヴィオルガヌム、シターン、バンドーラなどの多彩な音色の融合を楽しむことができます。

 録音:2003年4月Chapelle de l' Hopital Notre-Dame de Bon Secours, Paris (France)
 旧品番:ALPHA063
 


ALPHA348
\1800
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
ウイリアム・バード(1540-1623):鍵盤作品集

 1. パヴァン、 2. ガリアード
 3. 解き明かしたまえ、主よ
 4. この道を通る人は
 5. アルメイン、 6. パヴァン
 7. ガリアード、 8. ラヴォルタ
 9. パヴァン、 10. ガリヤード
 11. ドレミファソ、 12. グラウンド
 13. ロウランド、 14. ファンタジア
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
使用楽器:
 マルコム・ローズ製作
  (ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵
    ローデウェイク・テーウェス製作楽器
     1579年ロンドンのコピー)
 様々なレーベルで長年録音を行い、古楽界に数々の金字塔を打ち立てた巨匠グスタフ・レオンハルト(1928-2012)。
 その最晩年には、立ち上がったばかりの小レーベルであったALPHAにてアルバム制作を行い、世界中の音楽ファンを驚かせました。
 このアルバムはその4枚目にあたり、公式に国際リリースされた最後の鍵盤独奏アルバムとなります。(この後にロシアのマイナーレーベルへフォルクレの作品集を録音しているようですが、ほとんど流通しておりません。
 ALPHAにはこの後にもう1枚、バッハのカンタータを指揮したアルバムを残しました。)小さな部屋で少人数、あるいは一人で楽しむような鍵盤作品を数多く残したバード。
 レオンハルトは晩年まで最愛の作曲家のひとりとして、バードの名を挙げ続けていました。ここでは当時の王室などで用いられた小型の楽器を用い、音の一つ一つを慈しむように奏でています。

 録音:2004年11月 Chapelle de l' Hopital Notre-Dame de Bon Secours, Paris (France)
 旧品番:ALPHA073


Alpha329
\1800
アマンディーヌ・ベイエ/C.P.E.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
C.P.E.バッハ:
 ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ 変ロ長調 H.513/Wq.77
 ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ ハ短調 H.514/Wq.78
 ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ ト短調 H.542.5(伝J.S.バッハ作 BWV.1020)
 ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ ロ短調 H.512/Wq.76
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン)
エドナ・ステルン(ピアノ)
 2005年5月、6月 プラハ、Studio Bohemia Music
 旧品番:ZZT050902
 


Alpha330
\1800
ブリュノ・コクセ/バリエール:チェロ・ソナタ集
バリエール:
 チェロと通奏低音のためのソナタ ロ短調 op.1-1
 3声のソナタ ニ短調 op.3-2
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 op.4-4
 チェロと通奏低音のためのソナタ ハ短調 op.2-6
 チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調 op.2-3
 チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 op.3-4
ブリュノ・コクセ(チェロ))
エマニュエル・バルサ(チェロ)
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ、オルガン)
パスカル・モンテイエ(テオルボ)
リチャード・マイロン(ヴィオローネ、コントラバス)
 2000年10月
 旧品番:ALPHA015
 


Alpha331
\1800
ボエセ:わたしは死ぬことなく息絶える〜フランスの宮廷歌曲集
ボエセ:
 音楽を
 出発を急がねばならない
 『狂人と脳障害者のバレ』と『勇敢な戦士たちのバレ』
 シレーヌのレシ
 アンフィオンとシレーヌたちのレシ
 眠りの神のレシ
 モネモシュネ(記憶の神)のレシ
 『時』のレシ
 わたしは死ぬことなく息絶える
 ついにこの女羊飼いは
 どこに行くのか、残酷な女よ
 従僕たちのアントレ
 野原の甘美な風よ
 ラ・グラン・チャコンナ(ブリセーニョ作曲)
 ラ・パシフィーク(ルイ・コンスタンタン作曲)
 おお、神よべ
 私たちの自由で満足した心は
ル・ポエム・アルモニーク
 クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)
 ジャン=フランソワ・ノヴェリ(テノール)
 上村かおり、アンヌ=マリー・ララ、
 シルヴィア・アブラモヴィチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、他
 ヴァンサン・デュメストル(テオルボ、総指揮)
 2003年11月パリ、Chapelle de l'Hopital Notre-Dame de Bon-Secours
 旧品番:ALPHA057
 


Alpha332
\1800
フランス18世紀、フルートとミュゼットための作品集
 フィリドール:第5組曲ホ短調
 シェドヴィル:『忠実な羊飼い』より第6ソナタ ト短調(伝ヴィヴァルディ op.13-6)
 オトテール:第2組曲ハ短調
 ルベル:ラ・ミュゼット
 ボワモルティエ:3本の横笛と通奏低音によるソナタ イ短調 op.34-6
 F.クープラン:恋の夜鶯
 シェドヴィル編:デュオ組曲
 デゲー:トリオ・ソナタ第1番ハ長調
レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン
 2008年2月 パリ、Chapelle de l'Hopital Notre-Dame de Bon-Secours
 旧品番:ALPHA148
 


Alpha333
\1800
スキップ・センペ/ルイ・クープラン:クラヴサンのための組曲集
 L.クープラン:
  クラヴサンのための組曲 ヘ長調
  クラヴサンのための組曲 イ短調
  クラヴサンのための組曲 ニ短調
  クラヴサンのための組曲 ヘ長調
  クラヴサンのための組曲 ハ長調
  パヴァーヌ 嬰ヘ短調
  プレリュード『ル・ソリニ』(マラン・マレ作曲)
  サラバンド イ短調
  ピエモンテの娘
スキップ・センペ(クラヴサン)
使用楽器:ブルース・ケネディ1985年製フランス式楽器
 楽器調律:ジャン=フランソワ・ブラン
 2004年4月 パリ、Chapelle de l'Hopital Notre-Dame de Bon-Secours
 旧品番:ALPHA066
 


Alpha334
\1800
ダミアン・ギヨン/ダウランド:リュート歌曲集
 ①彼女は許してくれるだろうか
 ②来たれ、来てくれ、やさしい恋人
 ③サー・ジョン・スミスのアルメイン*
 ④悲しみよ、留まれ ⑤涙よ、迸れ
 ⑥涙のガリアード* ⑦流れよ、わが涙 ⑧エグランタイン、薔薇の枝*
 ⑨羊飼いがひとり、木蔭で嘆いていた
 ⑩寄せつけてはいけないべ若者たちはみな
 ⑪アラセイトウの花(作者不詳)*
 ⑫言ってみろ、恋の神よ ⑬女の人が好きなもの
 ⑭起きろ、甘き恋心 ⑮好きな女(ひと)が泣いていた
 ⑯ダウランド氏の真夜中* ⑰いとしい人、きみが移り気なら
 ⑱ああ、もう時間だ、行かなくては ⑲来たれ、深き眠りよ
P・ロシター(1568-1623)⑳なんということ、では恋とは
R・ジョンスン(1583頃-1634)
  (21)アルメイン* 
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー:1,2,4,5,7-13,15-18)
エリック・ベロック(リュート・フォルテ)
 2009年5月3-7日録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 旧品番:ZZT110102
 


Alpha336
\1800
イスタンピッタ〜中世の地中海、フィレンツェの舞踏
 トリスターノの嘆きとロッタ/マンフレディーナの嘆きとロッタ
 ガエタ/恋の炎を感じる
 イン・プロ
 ドイツのチャコネッタ
 4拍子のサルタレッロ
 5拍子のサルタレッロ/トロット
 イザベッラ
 3つの泉
 6拍子のサルタレッロ
アンリ・アニェル(シトール、チェテリーナ、ウード、編曲、総指揮)
マイクル・ニック(カントン:5弦ヴァイオリン)
アンリ・トゥルニエ(バンスリ:横笛)
ジャムシド・シェミラニ(ザルブ:ペルシャの太鼓)
イドリス・アニェル(ガタム:壷型打楽器)
 2003年3月
 旧品番:Alpha510
 


Alpha339
\1800
モーツァルト:協奏曲集
 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365
  フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
 ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
金子陽子(フォルテピアノ)
フランク・テュンス(フルート)
マリャン・ド・ハール(ハープ)
ウルリヒ・ヒュープナー(ナチュラルホルン)
アニマ・エテルナ
ジョス・ヴァン・インマゼール(指揮、フォルテピアノ)
 2005年
 旧品番:ZZT060201
 


Alpha340
\1800
月の光さす〜ウマイヤ朝時代のイベリア半島の音楽
 月の光さす
 あるガゼルに捧げるシャコンヌ
 あなたの眼差しが煌めく
 グラナダの風
 アルコール
 薄暗がりの中で
 即興演奏1
 約束
 あなたは、わたしの心を統治する
 即興演奏2
 酒を勧める人
 失われた忍耐
 即興演奏3
 眠れない
 昼さまざま/夜さまざま
 虎縞の美人
 私たちの朝はこうして明けゆく
 あなたしか愛せない
アンサンブル・アロマート
ミシェル・クロード(各種打楽器)
 2007年2月
 旧品番:ALPHA521
 


Alpha341
\1800
わが魂の恋する方〜地中海周辺に伝わったセファルディの歌
 最愛の伴侶よ、忘れてしまったのか
 ナニ・ナニ(子守唄)
 囚われ人が連れて来られた
 ねむれ、愛するわが子
 この高貴な娘を引き立ててください
 汝、隊商で歌をうたう者/おお我らが岩よ、我らが楯よ
 高い高い、お月様
 わが魂の愛する方
 モッシェ(モーゼ)
 扉を開けてください、いとしい人
 わたしは黒いが、しかし美しい
 ようこそ、わたしのいとしい人
 どうしてわたしは知りえよう
ニマ・ベン・ダヴィド(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
メラフ・ベン・ダヴィド=アレル
 (歌、打楽器、中世ハーディガーディ)
ヤレル・アレル
 (歌、タル(北アフリカの薄型太鼓)、その他打楽器)
ミシェル・クロード(各種打楽器)
 2003年7月 パリ11区、ボン・セクール教会
 旧品番:ALPHA511


以下、この価格での紹介は初めて

Alpha302
\1800
ヨハン・クーナウ(1660〜1722):
 ①モテット「正しき者は萎えおとろえて」
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
 ②ミサ・ブレヴィス 第2番 BWV234
 ③ミサ・ブレヴィス第3番 BWV235
ラファエル・ピション指揮
Ens.ピグマリオン(古楽器使用)
独唱:
 ユジェニー・ワルニエ(ソプラノ)
 マジド・エル=ブシラ(アルト)
 エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(テノール)
 シドニー・フィエルロ(バリトン)
 《旧品番:Alpha130》

 カルト的レパートリー? いやいや、れっきとしたバッハ・オリジナルの名品です!古楽プレイヤー層がどんどん厚くなるフランス発、ヴェルサイユ系の若き猛者たちによる意外な秘曲の素晴しすぎる堂々解釈——近年競合盤なし、の現状を打ち破る名演奏!

 「キリエ」と「グローリア」だけからなるバッハの小ミサ曲4曲(BWV233〜236)は、晩年のバッハがライプツィヒ当局との軋轢に嫌気を感じながら、カトリック優勢のドレスデン宮廷に取り入ろうとしていた時期に書かれたものと推察されています。それまでに作曲していたカンタータ群からの転用楽曲ということで、昔シュヴァイツァー大先生がけちょんけちょんに非難したため評価が遅れていたレパートリーなのですが、そもそも『ロ短調』にしてもカンタータ群にしても、転用はバッハお得意の手法——ましてや原曲のカンタータ群がそれほど知られていないなら、これをまったく新鮮なバッハ楽曲として鑑賞できない理由など、どこにもありません。合唱の4パートをオーケストラの一部のように扱って、大規模合奏曲のように展開させてゆくバッハの音楽づくりは見事なもの——そう、器楽メインで聴いておられる音楽ファンの方にも安心しておすすめできるわけです。古楽器サウンドも逐一上質、堂々たる鮮烈解釈は上述のとおり、知らずに聴いたら若手アンサンブルとはまず思わないでしょう。
 (ちなみに、主宰者ピションは1984 年生まれ!)録音はAlpha きっての名技師タッグ、ユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオ!こまやかな美音も、熱気と振動でゆらぐ“場の空気”もきれいに収められています。
  

Alpha304
\1800
C.P.E.バッハ:フルートのための協奏曲集1
 ①フルート協奏曲 ト長調 Wq.169/H.445
 ②フルート協奏曲 変ロ長調 Wq.167/H.435
 ③フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22/H.425
  弦楽編成: 4/4/2/2/1(+チェンバロ)
アレクシス・コセンコ(ft)
アルテ・デイ・スオナトーリ(古楽器使用)
独奏者使用楽器:
 クヴァンツによる1745年頃のオリジナル楽器に基づき
 ジャン=ジャック・メルゼールが製作
  (黒壇と象牙、2キー)
《旧品番:Alpha093》 ドイツ ロココ・前古典派 協奏曲

 レイチェル・ポッジャーとの共演で名をはせた、あの気鋭ポーランド古楽団体がAlphaに堂々登場!完膚なきまでの技術力で激情も悲哀も自由自在!

 かつて英国が誇るバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャーがChannel Classicsで録音したヴィヴァルディの協奏曲集『ラ・ストラヴァガンツァ』の全曲アルバムで突如国際舞台に登場、ポッジャーと堂々わたりあう技量で東欧古楽シーンの成熟ぶりを強烈にアピールし、日本でも話題となったポーランドの古楽集団アルテ・デイ・スオナトーリ——が、Alphaから登場!

 大バッハの次男エマヌエルバッハによるフルート協奏曲の数々。スピーディなト長調、優美と哀愁の入り混じる変ロ長調と2作の長調作品に加え、疾風怒濤の真骨頂ともいうべきニ短調Wq.22を収め、およそエマヌエルバッハに期待される要素が全て詰め込まれたプログラムになっている。

 そして当然ながら喜ぶべきはその演奏のクオリティ——トラヴェルソ独奏のコセンコ(すでにAlphaから、フランスの若手古楽奏者たちとラモーのコンセール&カンタータ集(Alpha067)をリリースしている)は細部で抜群のセンスを感じさせる吹き回しで、息の長いフレーズでの歌心も急速な部分での勢いの良さもまったく堂々としたもの。使っているトラヴェルソがクヴァンツ・モデルという周到さもマニア泣かせの嬉しいところ。
  

Alpha305
\1800
愛は妙なり 〜英国エリザベス朝の撥弦楽器のためのコンソート
 ①緑なす野のウェイクフィールド(ジョンスン)
 ②ドリア旋法のプレリュード(カズン)
 ③我は決せり(ホルボーン)
 ④キャリノウ(不詳)
 ⑤ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ(パースンズ)
 ⑥鐘の音で12通り(ロビンスン)
 ⑦アイルランドのトイ(ブル)
 ⑧セレンジャーのラウンド(ジョンスン)
 ⑨グリーン・スリーヴス(不詳)
 ⑩スペロウ(ホルボーン)
 ⑪ふさぎの虫(ジョンスン)
 ⑫ラクリメ(ダウランド)
 ⑬パッシミジャー・ガリアード(ダニエル)
 ⑭ガリアルダ(モーリー)
 ⑮或るトイ(不詳)
 ⑯トレンチモア(ジョンスン)
 ⑰イン・ノミネ第12番「掛け声」(タイ)
 ⑱麦畑(作者不詳・フワラン写本)
 ⑲グレイの旅籠・その1(コプラリオ)
 ⑳愛は妙なり(不詳)
 (21)カナリア(不詳・ストラロッチ写本)
 (22)レーミーラの上で(不詳)
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
ヴァンサン・デュメストル、
エリック・ベロック、マッシモ・、
モスカルディ、バンジャマ
ン・ペロー、ジャン=リュク・タンビ(各種撥弦楽器)
 +ピエール・アンタイ(cmb)
 《旧品番:Alpha081》

 ヨーロッパでは「町人貴族」が大好評で東欧にも遠征公演が決定した、いまフランスで最も熱い古楽集団ル・ポエム・アルモニーク。リーダーのヴァンサン・デュメストルはホプキンスン・スミスに師事した撥弦楽器奏者でもあり、かつてはジョルディ・サヴァールやユーゴ・レーヌのアンサンブルで通奏低音を担当、録音でも小粋な装飾音をシャラシャラ鳴らしていたものだった。
 ただル・ポエム・アルモニーク結成後は、最初期のAlphaでド・ヴィゼーのテオルボ作品集をリリースして以来ソリストとしての横顔をあまり見せてこなかったのだが、このたびエリック・ベロク、マッシモ・モスカルド、バンジャマン・ペロー、ジャン=リュク・タンビら錚々たるリューテニストたち(いずれも様々なフランス系古楽アンサンブルを飛び回って大活躍中の超実力派たちだ)とともに、従来めったに顧みられることのなかった“複数の同属撥弦楽器によるコンソート”を再現。
 目の覚めるような素晴らしいアルバムを送り出してくれた。
  

Alpha306
\1800
モンテヴェルディ『タンクレーディとクロリンダの戦い』他
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567〜1643):
  第8マドリガーレ曲集『戦いと愛のマドリガーレ』(1638)
   ①今や天も地も、そして風さえも押し黙り
   ②ニンファの嘆き
   ③タンクレーディとクロリンダの戦い
 ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575〜1647):
  ④酔狂なる協和音(器楽合奏)
 マルコ・マラッツォーリ(1602〜1662):
  ⑤ファルファの市
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)
マルク・モイヨン(テノール…語り)
イザベル・ドリュエ(ソプラノ…クロリンダ)
ヤン・ファン・エルサッケル(テノール…タンクレーディ)
ヴァンサン・デュメストル(テオルボ&総指揮)
 《旧品番:Alpha172》
 

Alpha307
\1800
このジグは誰のもの 〜プレイフォード氏の『英国式舞踏指南』
 ①誰のでもないジグ/レイン氏の気まぐれ
 ②スティンゴ
 ③処女王のエリザベス/会釈するジョー
 ④ダフネ ⑤ポールの出まかせ
 ⑥ルパート侯のマーチ/マスコ
 ⑦羊飼いの休日 ⑧あの人の歌はどんなふう
 ⑨イタリア式・羽目の外し方 ⑩すすけたモリス
 ⑪ベティに健康を ⑫マスク第6番
 ⑬冬の寒さを追っ払おう/物乞いの少年
 ⑭グラウンドによるディヴィジョン
 ⑮やましぎ ⑯ワローンの野
 ⑰空いばり/アルジェ ⑱無題
 ⑲野営地のヘイ/スコットランドの舞曲
 ⑳人の権利もろもろ
Ens.レ・ウィッチズ(古楽器使用)
オディール・エドゥアール(vn)
シルヴィー・モケ(vg)
クレール・ミション(bfl、ft、3孔の笛、6孔の笛)
パスカル・ボケ(リュート、ルネサンス・ギター)
フレディ・エシェルベルジェ(オッタヴィーノ・チェンバロ、シタール)
《旧品番:Alpha502》

 イギリス17世紀の舞曲を弾きまくる、フランスの「魔女」たち!ジョン・プレイフォードは、清教徒革命期のイギリスを代表する楽譜出版者のひとり。1651年に出版した『英国式舞踏指南 The English Dancing Master』は当時絶大な人気を博し、実に18世紀に至るまで、ダンス音楽の定番として多くの版を重ねたという。
 古楽の世界ではここ10年ほどですっかり有名になった感があるが、このフランスの女性奏者たちの手にかかると、イギリスの演奏家たちが弾くのとはまた一味違った雰囲気になるから不思議。

録音:2001年10月 セリニ(フランス、ポワトー=シャラント地方)、サン・レミ教会


Alpha308
\1800
ル・ポエム・アルモニーク
ペルゴレージ『スターバト・マーテル』〜フランス王室礼拝堂版

 ①「スターバト・マーテル」の詠唱
 ②タランテラ (作者不詳)
 ③3声のスターバト・マーテル(作者不詳)
 ④協奏曲 第4番 ホ短調 (フランチェスコ・ドゥランテ 1684-1755)
 ⑤スターバト・マーテル (オステュニ写本にもとづく聖歌)
 ⑥スターバト・マーテル
 (ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ1710〜1736/
  フランス王室礼拝堂版)
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
レ・パージュ・エ・レ・シャントル
 (ヴェルサイユ・バロック音楽センター少年少女合唱団)
パトリツィア・ボーヴィ、
ベルナール・アリエッタ、
ピーノ・デ・ヴィットリオ(独唱)
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮/ペルゴレージ作品)
ヴァンサン・デュメストル(指揮/アンサンブル部分)
 《旧品番:Alpha009》

 なんと清冽なペルゴレージだろう!
 ソロと合唱が織りなす癒しのハーモニー。そして聖と俗が交錯する18世紀ナポリの宗教音楽集。ドイツ系ながらローマで活躍したテオルボの名手 の作品から、素朴なヴィッラネッラや技巧的なアリア、 器楽の合奏曲などを自由にピックアップし、音楽劇 にしたてたプログラム。
 モンテヴェルディのオペラの ような、ヴァラエティゆたかな構成が楽しい。
  


Alpha310
\1800
キアラ・バンキーニ&アンサンブル415
 ヴァレンティーニ:四つのヴァイオリンを伴う協奏曲集Op.7より

 ①協奏曲 第11番 イ短調〜
  四つのヴァイオリンのために
 ②ヴァイオリン協奏曲 第7番 ト長調
 ③ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調
 ④ヴァイオリン協奏曲 第3番 ニ短調
 ⑤ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ長調
 ⑥ヴァイオリン協奏曲 第10番 イ短調
キアラ・バンキーニ(vn)
アンサンブル415(古楽器使用)
独奏:
 キアラ・バンキーニ、
 オリヴィア・チェントゥリーニ、
 ステファニー・プフィステル、
 ダヴィド・プランティエ、
 オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)
 《旧品番:ZZT020801》
 コレッリの合奏協奏曲集をはじめとする多くの名録音をハルモニア・ムンディに残したアンサンブル415。キアラ・バンキーニ率いる彼らが、レーベル移籍後、初めて録音したのが、コレッリの影響を受けたジュゼッペ・ヴァレンティーニの合奏協奏曲集。
 ローマ楽派に属する彼のこの作品には同時に、ヴェネツィア楽派の影響が認められ、かつ、ヴァイオリンの高いポジションの用い方に独創性を発揮しているもので、非常に興味深い作品。1 曲目の「4 挺のヴァイオリンのための」と題された合奏協奏曲以外は、耳にする機会も少ないので、貴重な1 枚と言える。
 


Alpha311
\1800
キアラ・バンキーニ&アンサンブル415
 ヴィヴァルディ:四つのヴァイオリンを伴う協奏曲集

 協奏曲集『調和の霊感』作品3より
  ①協奏曲 ロ短調 op.3-10 RV.580
  ②協奏曲 ヘ長調 op.3-7 RV.567
  ③協奏曲 変ロ長調 RV.553
  ④協奏曲 ニ長調 op.3-1 RV.549
  ⑤協奏曲 ホ短調 op.3-4 RV.550
  ⑥3挺のヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV.551
キアラ・バンキーニ(vn)
アンサンブル415(古楽器使用)
独奏:
 キアラ・バンキーニ、
 ステファニー・プフィステル、
 ダヴィド・プランティエ、
 エヴァ・ボルヒ、
 ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
 ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
 《旧品番:ZZT070902》

 ヴィヴァルディの『調和の霊感』といえば、協奏曲というジャンルがヨーロッパ中で爆発的に人気を博すきっかけを作った伝説的傑作曲集!
 いまのヴァイオリン学習者たちも必ずといってよいほど弾く機会があるこの名作集は、ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、通奏低音と8つのパートからなる曲構成で、時にはヴァイオリンが全て独奏楽器にまわることもある、いわば合奏協奏曲形式と独奏協奏曲形式のあいだをゆく作りになっています。全パートをひとりずつ、ソリストばかりで弾いても曲がなりたつようになっているわけですが、バロック・ヴァイオリン奏法のありかたを門弟たちと試行錯誤で研究しつづけ、その門弟たちも今や最前線で活躍する名匠ばかりという大御所キアラ・バンキーニ率いるアンサンブル415は、そういった曲作りの本作を演奏するにはうってつけの団体!
 全12曲のうち、4挺のヴァイオリンが全て独奏パートとなる作品4曲すべてのほか、同様の曲構造をとるヴィヴァルディの生前未出版作品2作をくわえ、鮮やかに弾きこなした同団体最後の名盤群のひとつ!
 


Alpha312
\1800
21世紀の鮮烈なる「四季」
「古楽にうるさい」フランスの批評誌も大絶賛
ベイエール率いる名人集団、リ・インコニーティによるヴィヴァルディ!

ヴィヴァルディ『四季』、および三つの新発見協奏曲

 ①協奏曲ト短調RV.578a〜
  2挺のヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための
 ②ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV.372「キアーラ夫人に」
 ③ヴァイオリン協奏曲ロ短調RV.390
 ⑤『和声と創意の競演』作品8より 協奏曲第1〜4番“四季”
アマンディーヌ・ベイエール(vn)
Ens.リ・インコーニティ(古楽器使用)
アマンディーヌ・ベイエール、
アルバ・ロカ(ヴァイオリン)
マルコ・チェッカート(チェロ)
アンナ・フォンターナ(チェンバロ)
 《旧品番:ZZT080803》

 これはなかなか素敵な盤。優美で高雅な緊張感・・・


 リーダーは「カフェ・ツィマーマン出身」でもある南仏のスーパープレイヤー、その他のメンバーは大半がイタリア人…!“これぞ本場の響き”なんて甘い言葉では済まされない「古楽にうるさい」フランスの批評誌も大絶賛した、リ・インコニーティの超・傑作ここに!


 気に入らない盤は口をきわめてののしることさえ珍しくない批評地獄のフランスで、熾烈な古楽系アイテムの生き馬の目を抜くような競争をみごと勝ち抜き絶賛を博したうえ、あの『ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク』誌などは「2008年最優秀ディスク」とまで推した、『四季』の新時代決定盤のひとつ。

 さてその超・名演を体現してしまったのは、長らく気鋭集団カフェ・ツィマーマンの第2 首席だった南仏出身の情熱あふれる名手アマンディーヌ・ベイエが結成した血気盛んな名人集団、リ・インコニーティ!
 名門バーゼル・スコラ・カントルムのヴァイオリン科で重要なポジションを占めているベイエールはフランス人ですが、他のメンバーはほとんどイタリア人。そしてグループ名はヴェネツィア・バロック期の知識人サークルの名称をとってつけられたというだけあって、演奏テイストは基本的に「情熱型」。
 イギリスやオランダ、ドイツなどの古楽集団とは一味違い、歌うところは艶やかに歌い、飛ばすところは大いに飛ばす(でも乱れない!)、陶酔をさそうような緩急自在の音作りはまさに「ラテン系」というほかない天才的センスに貫かれ、およそ他の追従を許さないヴィヴァルディ解釈に仕上げてくるのです。

 「春」での犬の遠吠えをあらわす繊細な弦音、秋の躍動感あふれる狩のシーン、たたきつけるような夏の嵐と雷光、心から切なくなる冬の終楽章...歌も言葉もない音楽なのに、なんと饒舌に、なんと説得力ゆたかに四季折々の情景を描き上げてしまうのでしょう!ただ圧倒すればいい、というのではない、作品の本質をあざやかに伝える手腕あればこそ、辛口で知られるフランスの批評誌もこれほど絶賛することになったに違いありません。

 さらに嬉しいのは、『四季』のほかにヴィヴァルディの魅力満載!なヴァイオリン協奏曲が2曲も併録されているうえ、録音セッション数日前に楽譜が発見されたという「作品3−2」の初期稿(終楽章などは全然違った感じの音楽)まで聴けること。テオルボ独奏と聞き違えるほど音の揃ったピツィカートで始まるその不思議なサウンドがアルバム冒頭を飾るあたりも、実に効果的な演出になっています。いや語りだしたらキリがない盤です。
 


Alpha313
\1800
1999年度の最優秀ヴィヴァルディ作品録音賞(ヴェネツィア)

 ヴィヴァルディ:新たに発見されたチェロと通奏低音のためのソナタ集
 チェロと通奏低音のためのソナタ

  ①ソナタ イ短調 RV43 F.14-3
  ②ソナタ 変ロ長調 RV46 F.14-6
  ③ソナタ イ短調 RV44 F.14-7
  ④ソナタ ホ短調 RV40 F.14-5
  ⑤ソナタ ト短調 RV42 F.14-9
  ⑥ソナタ変ホ長調 RV39 F.14-8
ブリュノ・コクセ(バロックvc)
Ens.レ・バッス・レユニ(古楽器使用)
リチャード・マイロン(ヴィオローネ)
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)
パスカル・モンテイエ(テオルボ&バロックギター)
 《旧品番:Alpha004》

 数年前に発見された3曲を含む「赤毛の司祭」のチェロ・ソナタ集。哀愁を帯びた短編の作品を中心とした選曲。名手コクセの濃密なソロはもちろん、チェンバロとオルガン、テオルボとギターを使い分けた通奏低音も魅力。
 99年度の最優秀ヴィヴァルディ作品録音賞(ヴェネツィア)








QUERSTAND



VKJK 1805
(2CD、1.5枚価格)
¥3000
ギュンター・ラファエル(1903-60)エディションVol.6
 〜フルートを中心とした室内楽作品集

  CD1)
   (1)二重奏曲第5番《カノン組曲》Op.47-6(1944)
   (2)無伴奏フルート・ソナタ第7番(1944)
   (3)フルート、オーボエ、
    クラリネットとファゴットのための四重奏曲Op.61(1945)
   (4)無伴奏フルート・ソナタ第8番(1944)
   (5)2つのフルートのためのソナタ(1956)
   (6)「マリアの祭壇画」(1943)〜
    アルト、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
  CD2)
   (1)トリオ組曲Op.44(1936)〜フルート、チェロとピアノのための
   (2)三重奏曲Op.48(1940)〜
      フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのトリオ
   (3)フルート・ソナタOp.8(1925)
   (4)フルート、ヴィオラとハープのためのソナチネOp.65(1948)
アナ・イオアナ・オルテアン(Fl)
カスパル・ツェーンダー(Fl)
ドリス・メンデ(Ob)
セヴリーヌ・パイェ(Cl)
西ノ村徳仁(Fg)
シュテファン・ムーメンターラー(Vn)
ユリア・マルコヴァ(Va)
ヨエル・マロシ(Vc)
クロード・アイヒェンベルガー(Alt)
アテナ・カーテ(Pf)

 ギュンター・ラファエル・エディション第6集!

 録音 : 2017年11月/2018年1月、70:42/67:52

 Querstandレーベルによるギュンター・ラファエル・エディション第6弾。
 ベルリン生まれのラファエルは自身の交響曲第1番がフルトヴェングラーによって初演されるなど、作曲家として幸先のよいスタートを切った。
 多作家で5つの交響曲、6つの弦楽四重奏曲といくつかの協奏曲、多くの室内楽曲を残し、複数の大学で教鞭を執るなどしたが、ナチス政権下のドイツでは苦難を強いられた。彼の作風はロマン主義、新古典主義、無調と作品や編成によって様式が使い分けられ、対位法的書法を好む彼は時に疑似バロック的なスタイルも取った。
 このディスクでは無伴奏から木管アンサンブル、ソナタなど、フルートをメインにした作品が収録。聴きものはドビュッシーの名曲に倣ったフルート、ヴィオラとハープのためのソナチネ。ドイツの作曲家にも関わらず、フランス的な感性とヒンデミットあたりを思わせる辛口の構築性が融合して独自のリリシズムを感じさせる作品に仕上がっている。

 

VKJK 1803
(1CD+BOOK、
1.5枚価格)
¥3000

ペーター・ヘルムート・ラング(b.1974):
 室内カンタータ「...そして彼女は心の中で言葉を動かした」

  プロローグ—天の女王/受胎告知/
  エリザベト訪問/イエスの誕生/
  三賢者の崇拝/寺院にて/
  ベツレヘムの幼児虐殺/逃亡/
  マリアの死/エピローグ—イエスの母マリア

辻井亜季穂(ソプラノ)
アンサンブル・ディクス:
 【アンドレアス・クノープ(Fl)
  アルブレヒト・ピンクヴァルト
   (Ob,コールアングレ)
  ヘンドリク・シュネーケ(バセットHr)
  ロラント・シュレンブルク(Fg)】

 録音 : 2018年1月19-21日 ドイツ,テューリンゲン州ゲーラ,43'32

 ドイツの作曲家、ペーター・ヘルムート・ラングによるソプラノと管楽四重奏のための室内カンタータ集。
 ペーター・ヘルムート・ラングは1974年、バーデン=ヴュルテンベルク州ヘレンベルクの生まれ。このCDに収録されているのは、曲名で分かる通り聖母マリアの生涯を描いたもの。
 ドイツ,テューリンゲン州のゲーラ=ウンテルムハウスのマリア教会には美しい祭壇画や彫刻が多数あり、ラングはそれに触発されて音楽を書いた。新古典主義的な穏やかで美しい作風である。
 ソプラノ独唱は大坂出身のソプラノ、辻井亜季穂。辻井亜季穂は愛知県立芸術大学、同大学院を卒業後、ドイツに留学、現在はアルテンベルク=ゲーラおよびヴュルツブルクの劇場と契約を結んで活躍している。アンサンブル・ディクスは、アルテンベルク=ゲーラ・フィルハーモニー管弦楽団の木管楽器団員による木管四重奏団。ディクス(diXと綴っている)とは、同地生まれの画家、オットー・ディクス(1891-1969)に由来している。
 マリア教会の様々な祭壇画や彫刻のカラー写真を収録した豪華なブックタイプ。

 

VKJK 1809
¥2000
「ザールフェルト・ヨハネス教会のオルガン」
 バッハ:
  コラール「明るい日であるあなた、キリストよ」
   によるパルティータ BWV766
 モーツァルト:自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 K.608
 シューマン:ペダル・ピアノのための練習曲 Op.56
 レーガー:幻想曲とフーガ ニ短調 Op.135b
アンドレアス・マルクヴァルト(オルガン)

 録音 : 2018年5月10、11日,66'44

 独墺の作曲家のオルガン作品が時代順に収録されている。シューマンのペダル・ピアノのための練習曲は、ペダル・ピアノ(ペダルフリューゲル)という足踏鍵盤付きピアノのための作品で、録音自体が珍しい上にオルガン演奏のCDは初めてかもしれない。
 アンドレアス・マルクヴァルトは1981年、ミュールハウゼン生まれのオルガン奏者。2013年にザールフェルトのヨハネス教会のカントールおよびオルガニストに就任、そのオルガンを用いている。

 

VKJK 1810
¥2000
「フリードリヒ・ラーデガストの聖堂のオルガン」〜
 メルゼブルグ聖堂

  エンゲル:幻想曲とフーガ ト短調 Op.16
  ヨハン・ヴォルフンガング・フランク(1644-1710頃):2つの霊歌
  バッハ(リッター編)):
   平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ 嬰ハ短調
   マタイ受難曲〜哀れみなさい
  リスト:
   マイアーベア「預言者」の「私たちに、救済の波よ」の
    コラールによる幻想曲とフーガ
  メンデルスゾーン(リスト編):「エリア」—もう十分だ
  シェレンベルク:
   オルガンのための幻想曲「私たちの神は堅固な城砦」 Op.3
ミヒャエル・シェーンハイト(オルガン)
ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)
アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン)
アンドレアス・シャイブナー(バリトン)

 録音 : 2018年6月26-28日 メルゼブルク,72'54

 19世紀のドイツで活躍したオルガン制作者、フリードリヒ・ラーデガスト(1818-1905)が1853年から55年にかけてザクセン=アンハルト州のメルゼブルクの聖堂に制作したオルガンを使用した演奏。
 ミヒャエル・シェーンハイトはザールフェルト生まれでライプツィヒに学んだオルガニスト。今日では指揮者としても活躍している。ブリッタ・シュヴァルツはシェーンハイトが指揮したバッハのロ短調ミサにも出演していた。

 

VKJK 1811
¥2000
「フリードリヒ・ラーデガストの聖堂のオルガン」〜
 シュヴェーリン聖マリアおよび聖ヨハネ聖堂

  ヘッセ:幻想曲 ハ短調 Op.35
  バッハ:
   私を忘れるでない、私はあなたを忘れないから BWV504
   ヴァイオリンとオルガンのためのソナタ第3番 ホ長調〜
    アダージョ
   前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
  メンデルスゾーン:
   オルガン・ソナタ第1番 Op.65-1〜アダージョ
   「パウロ」—神よ、私に恵み深く
  ハルトマン:
   金管楽器とオルガンのための
    トルヴァルセンの葬儀への葬送行進曲
  モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581〜ラルゲット
  シューベルト:アヴェ・マリア
  リンク:アンダンテと変奏 ハ長調 Op.70
  バッハ:私を忘れるな BWV505
ヤン・エルンスト(オルガン)
クサヴァー・シュルト(オルガン)
マティアス・フィヴェーク(バス)
ディートリヒ・ヘンペル(ヴァイオリン)
ザ・ゲートルズ(金管アンサンブル)
フェレーナ・ローレンツ(ハープ)

 録音 : 2018年5月12−14日シュヴェーリン聖マリアおよび聖ヨハネ聖堂、メクレンブルク=フォアポンメルン州,43'32

 19世紀のドイツの高名なオルガン制作者、フリードリヒ・ラーデガスト(1818—1905)が、ドイツ北部、メクレンブルク=フォアポンメルン州のシュヴェーリンの聖マリアおよび聖ヨハネ聖堂に制作したオルガンを使用した演奏。
 しかも1871年10月3日、記録に残るこのオルガンの最初の演奏会の曲目をほぼ再現したものである。ヤン・エルンストは1993年からこの教会のカントールを務めている。

 

VKJK 1816
(2CD、1.5枚価格)
¥3000
「フリードリヒ・ラーデガストの聖堂のオルガン」
 CD1 メルゼブルグ聖堂編
 CD2 シュヴェーリン聖マリアおよび聖ヨハネ聖堂編
CD1
 ミヒャエル・シェーンハイト
  (オルガン)
CD2
 ヤン・エルンスト(オルガン)
他、ゲスト多数

 録音 : (1)2018年6月26-28日、(2)2018年5月12−14日

 ※上記VKJK1810とVKJK1811のセット




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SCRIBENDUM


ロベール・カサドシュの芸術

SC816
(30CD)
\6000
クラムシェル・ボックス仕様
1
J.S バッハ:
  トッカータ ホ短調 BWV914*
 イタリア協奏曲 へ長調 BWV971*
 パルティータ第2番 ハ短調 BWV826*
 フランス組曲第6番 ホ長調 BWV817**
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番  イ長調 BWV1015***
  ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) (***) ?ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:9th May 1958(*),21st March 1951 (**)&7th May 1947(***)

2
バルトーク: 2台ピアノとパーカッションのためのソナタ Sz.110*
ドビュッシー :
 白と黒で(2台ピアノのための)**
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調***
 チェロとピアノのためのソナタニ ニ短調 +
サティー: 梨の形をした3つの小品 ++
 ギャビー・カサドシュ(ピアノ)(*/**++) ?
 ジャン=クロード・カサドシュ, ジャン・ピエール・ドロー(パーカッション) (1-3)
 ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) (***) ?
 モーリス・マレシャル(チェロ) (+) - ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:4th to 6th June 1963(*),5th & 6th June 1963(**),26th April 1946(***),1935 (+)&25th & 26th June 1959(++)

3
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調*
ショーソン:協奏曲 Op.21**
フランク: 交響的変奏曲***
 ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)(*&**) ? ギレ弦楽四重奏団 (**) ?
 フィラデルフィア管弦楽団, ユージン・オーマンディ(指揮) (***) -ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:7th May 1947(*),1st December 1954(**)&15th & 16th November 1958(***)

4
ブラームス:
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.108*
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ短調 Op.100**
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 Op.78**
 ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) - ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:8th January 1947(*)&4th January 1952(**) - Live at the Coolidge Auditorium of the Library of Congress

5
ベートーヴェン :
 ピアノ協奏曲第1番 i ハ長調 Op.15
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
ロベール・カサドシュ(ピアノ)- コンセルトヘボウ管弦楽団, エドゥアルド・ファン・ベイヌム(指揮)
Recording:1st and 2nd March 1959

6
ラモー :
 ガボット
 鳥のさえずり
 未開人+
 ソローニュの愚か者
スカルラッティ:
 ソナタホ長調 k.380
 ソナタイ長調K.533
 ソナタニ長調K.23
 ソナタト長調 K.14
 ソナタ ロ短調 K.27
 ソナタニ長調 K.430
モーツァルト:
 ピアノと木管楽器のための五重奏曲 K.452*
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - ジョン・デ・ランシー(オーボエ)/ アンソニー・ジリオッティ(クラリネット) /
  バーナード・ガーフィールド(ファゴット)/ メンソン・ジョーンズ(ホルン) (+)
Recording:1st & 2nd May 1952, 15th December 1960(*)

7 ラヴェル:
 1 亡き王女のためのパヴァーヌ 5'36
 2 シャブリエ風に 2'16
 3 ボロディン風に 1'35
 ソナチネ
  4 I. Modere 3'52
  5 II. Mouvement de menuet 2'38
  6 III. Anime 3'21
 鏡
  7 Noctuelles 4'19
 8 Oiseaux tristes 3'51
 9 Une Barque sur l'ocean 6'47
 10 Alborada del gracioso 6'07
 11 La vallee des cloches 5'08
 マ・メール・ロワ
  12 Pavane de la belle au bois dormant 1'13
  13 Petit Poucet 2'48
  14 Laideronette, imperatrice des Pagodes 3'09
  15 Les Entretiens de la Belle et la Bete 3'31
  16 Le jardin feerique 2'53
 17 ハバネラ 2'34
 18 水の戯れ 4'38
 19 前奏曲 イ短調 1'23
20 ハイドンの名によるメヌエット 1'42
21 フォーレの名による子守歌 2'12
 ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) (21) - ギャビー・カサドシュ(ピアノ) (12-17) - ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:2nd to 7th October 1961(1-16),3rd to 7th December 1951(17-20)&26th April 1946(21)

8
ラヴェル:
 クープランの墓
 高雅で感傷的なワルツ
 古風なメヌエット
 夜のガスパール
 左手のための協奏曲*
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - フィラデルフィア管弦楽団, ユージン・オーマンディ(指揮) (*)
Recording:3rd to 7th December 1951& 22nd January 1947(*)

9
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第21 番 ハ短調 K.467*
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457**
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - クリーヴランド管弦楽団, ジョージ・セル(指揮)(*)
Recording:5th November 1961 (*)&20th December 1955(**)

10
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第18 番 変ロ長調 K.456*
 ピアノ協奏曲第22 番 変ホ長調 K.482**
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - コロンビア交響楽団, ジョージ・セル(指揮)(1-6)
Recording:11th November 1956 (*)&13th November 1959(**)

11
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第26 番 ニ長調 K.537 "戴冠式"*
 ピアノ協奏曲第27 番 変ロ長調 K.595**
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576 ***
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - コロンビア交響楽団, ジョージ・セル(指揮) (1-6)
Recording:2nd & 3rd November 1962 (*),4th November 1962(**)&20th December 1955(***)

12
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12 No.1*
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12 No.2**
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12 No.3**
  ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)-ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:12th to 14th May 1958(*)&2nd to 7th October 1961(**)

13
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
 ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30 No.1
 ヴァイオリン・ソナタ第7 番 ハ短調 Op.30 No.2
 ヴァイオリン・ソナタ第8 番 ト長調 Op.30 No.3
  ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)-ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:2nd to 7th October 1961

14 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5 番 へ長調 Op.24 "春"*
ヴァイオリン・ソナタ第9 番 イ長調 Op.47 "クロイツェル"**
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96**
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) -ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:2nd to 7th October 1961(*)&12th to 14th May 1958(**)

15
ショパン (1810-1849):
 バラード集*
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35**
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:1960 (*)&21st May 1946(**) - Sound quality on tracks 7 and 8 is poor due to matrix damage

16
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2 "月光"*
 ピアノ・ソナタ第2 番 イ長調 Op.2 No.2**
 ピアノ・ソナタ第31 番 変イ長調 Op.110***
  ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:January 1957(*),1st & 2nd May 1952(**)&10th April 1950(***)

17
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 Op.57 "熱情"*
 ピアノ・ソナタ第24 番 嬰へ長調Op.78 "テレーゼ"**
 ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a "告別"***
  ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:1st & 2nd May 1952 (*),January and September 1957 (**)&January 1957(***)

18 シューマン 詩人の恋 Op.48 (ハイネの詩集「抒情的な間奏曲」から)*
幻想曲 ハ長調 Op.17**
蝶々 Op.2**
ピエール・ベルナック(バリトン) (1-16) -ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:21st & 22nd February 1952(*)&27th March 1960(**)

19
シューマン:
 森の情景 Op.82*
 謝肉祭 Op.9**
 交響的練習曲*
 3つのロマンス Op.28〜第2曲 嬰へ長調*
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:11th April 1950 (*)&20th December 1955(**)

20
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73 "皇帝"*
ファリャ :Noches en los Jardines de Espana**
 ロベール・カサドシュ(ピアノ) - ニューヨーク・フィルハーモニック, ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
Recording:19th September 1955, Theatre des Champs-Elysees, Paris (*)&6th June 1957(**)

21 モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466*
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491**
ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333***
ロベール・カサドシュ(ピアノ) - コロンビア交響楽団 (*), クリーヴランド管弦楽団 (**), ジョージ・セル(指揮)
Recording:10th December 1956 (*),3rd & 4th November 1961 (**)&20th December 1955(***)

22
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414*
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488**

ロベール・カサドシュ(ピアノ)- コロンビア交響楽団 , ジョージ・セル(指揮)
Recording: 20th December 1955(*)&14th & 15th November 1959(**)

23
モーツァルト 2台ピアノのための協奏曲第10番 変ホ長調 K.365*
 3台ピアノのための協奏曲第7番 へ長調 K.242**
 2台ピアノのための協奏曲第10番 変ホ長調 K.365***
ロベール・カサドシュ(ピアノ)- ギャビー・カサドシュ(2nd ピアノ) ?
ジャン・カサドシュ(3rd ピアノ) (**)
コロンビア交響楽団(***), ジョージ・セル(指揮) -
フィラデルフィア管弦楽団(*&**), ユージン・オーマンディ(指揮)
Recording:15th December 1960 (or 1961?)( *),9th December 1962 (**)&19th to 21st December 1955(***)

24
リスト: ピアノ協奏曲第2番 イ長調*
ウェーバー:コンチェルトシュトゥック へ短調 Op.79*
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44**
フォーレ: ピアノと管弦楽のためのバラード Op.19**
 ロベール・カサドシュ(ピアノ) - クリーヴランド管弦楽団,
 ジョージ・セル(指揮)(*) - ニューヨーク・フィルハーモニック, レナード・バーンスタイン(指揮) (**)
Recording:20th January 1952 (*)&30th October 1961(**)

25
シューベルト:
 4手ピアノのための幻想曲 へ短調 D.940*
 フランス風の主題によるディヴェルティメントD.823 **
 アンダンティーノと変奏曲 Op.84 No.1
モーツァルト:
 2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 (K.375a)***
 4手のためのアンダンテと変奏曲 ト長調 K.501**
フォーレ: ドリー組曲Op.56 (4手ピアノのための +
 ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:21st January 1954(*),9th December 1954(**),4th August 1953(***)&26th March 1951(+)

26
ドビュッシー:
 仮面*
 喜びの島*
 映像第1集**
 映像第2集**
ドビュッシー:
 アラベスク*
 版画***
 子供の領分+
 ロベール・カサドシュ(ピアノ)
Recording:21st January 1954(*),4th August 1954(**),3rd August 1954 (***)&11th April 1950(+)

27
ドビュッシー:
 前奏曲 第 1巻*
 前奏曲 第 2巻**
 小組曲 (4手ピアノのための)***
  ロベール・カサドシュ(ピアノ)- ギャビー・カサドシュ(ピアノ) (25-28)
Recording: 1st June or 4th August 1953 (*) 1st January or 18th April 1954 (**) 25th and 26th June 1959(***)

28
フォーレ:
 ピアノ四重奏曲第1 番 ハ短調 Op.15*
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.13**
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108**
 前奏曲集Op.103***
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - ジョセフ・カルヴェ(ヴァイオリン), レオン・パスカル(アルト),
  ポール・マス(チェロ)(*) -ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) (**)
Recording:7th May 1935 (*),22nd September 1953(**)&14th December 1961(***)

29
カサドシュ:
 トッカータ Op.40*
 2台ピアノのための3つの地中海風舞曲Op.36**
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番Op.34***
 吹奏楽とピアノのための六重奏曲 Op.58+
  ロベール・カサドシュ(ピアノ) - ギャビー・カサドシュ(ピアノ)
(2-4) - ジャン・カサドシュ(ピアノ) (1) - ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) (***)
アンドレ・サニエ(フルート) -ロベール・カサドシュ(ピアノ)
リュシアン・ドブレー(オーボエ)-
マルセル・ジャン(クラリネット)- ジェラード・タント(ファゴット)(+)
Recording:20th & 21st December 1954 (*),30th January 1950 (**),28th December 1949-(***)&17th February 1959(+)

30
ブラームス:ピアノ協奏曲第2 in B flat major Op.83*
モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲 ヘ長調 KV.242**
 ロベール・カサドシュ(ピアノ) -ギャビー & ジャン・カサドシュ(ピアノ) (5-7)
Orchestre National de France, Dir. Carl Schuricht (*) -
Orchestra Sinfonica della RAI di Torino, Dir. Fernando Previtali (**
Recording:29th September 1956, live at the Festival de Montreux(*)&4th April 1956, live in Turin(**)


5年ほど前にSCRIBENDUMからリリースされたカサドシュの大型ボックス(SC506)がセルとのモーツァルト第23番を追加した形で再登場。
前回のボックスを購入された方にはなんとも申し訳ない形での再リリース。


このシリーズ、元をたどれば15年ほど前にSONYからミッド・プライスで出て大ベストセラーになったシリーズである。

当時国内代理店から入らなくて入手しづらかったために完売になるアイテムが続出し、市場が恐慌に陥ったことを覚えている。



<メジャー・レーベル>
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WARNER ERATO



9029563387
\2500
佐藤俊介(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
 協奏曲ト短調 BWV.1056(原曲:チェンバロ協奏曲第5番)
佐藤俊介(ヴァイオリン)
イル・ポモ・ドーロ
ゼフィラ・ヴァローヴァ(ヴァイオリン&指揮)
 
 録音:2018年2月12-18日 イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ
 





<国内盤>

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00679
(SACD Hybrid)
\3200+税
飯森範親(指揮)&日本センチュリー響
<ハイドン交響曲集Vol.5>

 ハイドン:
  交響曲 第50番 ハ長調 Hob.I:50
  交響曲 第70番 ニ長調 Hob.I:70
  交響曲 第 2番 ハ長調 Hob.I:2
  交響曲 第 9番 ハ長調 Hob.I:9
  交響曲 第88番 ト長調 Hob.I:88 「V字」
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団
 
 日本センチュリー交響楽団と首席指揮者飯森範親との一大プロジェクト!精緻に奏でられた気品あるハイドン交響曲集!
 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共に始めた「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。
 当盤は第6回・第7回コンサートをライヴ収録しています。幾度もの公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。
 柔らかく晴々と響く、優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
  2016年8月12日(第9番、第70番)、12月9日(第2番、第50番、第88番) いずみホール にてライヴ収録
 
 

OVCT-00154
\3000+税
ドビュッシー:
 ベルガマスク組曲 L. 75
  1 前奏曲
  2 メヌエット
  3 月の光
  4 パスピエ
 仮面 L. 105
 喜びの島 L. 106
 12のエチュード L.136
  第1集
  第2集
菊地 裕介 (ピアノ)
 
 フレンチピアニズムを継承するピアニスト
 生涯にわたり自由と豊かな色彩表現を追い求めたフランスを代表する作曲家ドビュッシーが遺した、まるで音の印象絵画のような数々の美しいピアノ作品。パリ国立高等音楽院で研鑽を積み、フレンチピアニズムを継承するピアニスト菊地裕介が描くドビュッシー・アルバムが登場します。
 収録曲には、ドビュッシーの作品で最も名高い「月の光」を第3曲に含む《ベルガマスク組曲》から、最晩年ショパンに捧げられた《12のエチュード》まで、演奏のみならず多岐にわたる活動を手掛ける菊地裕介ならではの、作品の隅々までこだわり抜いたピアニズムとドビュッシーの世界観を是非お楽しみください。
 菊地裕介が描くドビュッシー
 2018年9月13-14日 東京・稲城iプラザ にて収録
 
 

OVCT-00156
\3000+税
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集Ⅰ
 ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 作品6
 ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 「幻想ソナタ」 作品19
 ピアノ・ソナタ第5番 作品53
 ピアノ・ソナタ第7番 「白ミサ」 作品64
 ピアノ・ソナタ第9番 「黒ミサ」 作品68
 マズルカ 嬰ハ短調 作品3-6
 マズルカ ホ短調 作品25-3
 アルバム・リーフ 作品45-1
 アルバム・リーフ 作品58
中野慶理(ピアノ)
 
 中野慶理は東京芸術大学付属高校から、ポーランドのワルシャワに留学、在学中からオーケストラとの共演やリサイタル活動を行い、首席で卒業。その後アメリカのジュリアード音楽院の大学院で学び、帰国後も幅広い演奏活動を行うと同時に、現在は同志社女子大学の教授として、後進の指導にも当たっています。
 スクリャービンのソナタ全曲コンサートをこれまで2回開催、文化庁芸術祭新人賞や大阪文化祭賞本賞、音楽クリティック・クラブ賞等を受賞し絶賛を浴びています。
 これは、満を持したCD第1弾。ソナタ全曲は、スクリャービンの創作期の全容を包むもので、この作曲家の神秘性をはじめとする重層的な光と影を、一点一画ゆるがせぬ深い共感で弾きあげています。2019年に全集完成の予定です。
 2018年5月10-12日、兵庫県三田市・郷の音ホールにて収録
 
 

OVCL-00685
\3000+税
久石譲 presents ミュージック・フューチャーⅢ
 デヴィット・ラング:pierced ≪日本初演≫ *
 ガブリエル・プロコフィエフ:弦楽四重奏曲 第2番
 久石譲:室内交響曲 第2番 「The Black Fireworks」
   〜バンドネオンと室内オーケストラのための〜
    ≪世界初演≫**
久石譲(指揮)
フューチャー・オーケストラ
古川 展生 (チェロ)*
三浦 一馬 (バンドネオン)**
 
 久石 譲 主宰Wonder Land Records × クラシックのEXTONレーベル夢のコラボレーション第3弾!未来へ発信するシリーズ!
 久石譲が“明日のために届けたい”音楽をナビゲートするコンサート・シリーズ「ミュージック・フューチャー」より、アルバム第3弾が登場。
 2017年のコンサートのライヴを収録した本作は、「揺さぶられる感情」をテーマに集められた楽曲が並びます。
 ミニマル特有のフレーズの繰り返しや重なりが、直接感情を刺激し、深い衝撃を与えます。日本を代表する名手たちが揃った「フューチャー・オーケストラ」による高い技術とアンサンブルで見事に芸術の高みへと昇華していきます。
 レコーディングを担当したEXTONレーベルが誇る最新技術により、非常に高い音楽性と臨場感あふれるサウンドも必聴です。「明日のための音楽」がここにあります。
 




コウベレックス

KRS 5246
¥2000+税
笛吹きの歌 vol.2 〜新たな響き〜
 ロルフ・リーム:慣用的なもの(1972)
 ヴォルフガング・シュトックマイヤー:コンヴァーゼション(1977)
 ミロシュ・ライコヴィッチ:小さな平和の音(1977)
 大前 哲:秋葉神社火まつり(2016)
  (1.弓の舞/2.剣の舞/3.火の舞)
 松本憲治:聖体拝領唱(2016)
 久留智之:合わせの美学(2016)
  (1.てりむくり/2.うなり/3.たがいちがいとシンクロ)
 ライムンド・ベッカー:ソナタ(2012)
 ジョン・コール:純粋で清冽な渓流のよう(2016)
 トム・ビッケリ:冥福(2003/2018)
エヴァルト・ヘンゼラー
ギュンター・ヘッラー
時光芳恵
大津磨由美
 (以上リコーダー)
三浦はな(笙)

 現代リコーダー作品を集めた「笛吹きの歌」第2弾!

 録音時期:1991年、2016年、2017年、2018年、他
 録音場所:ルーテル市ヶ谷ホール(東京)、淡路市サンシャインホール(兵庫県) 他
 録音:コウベレックス、他
 63分06秒

 現代リコーダー作品を集めた「笛吹きの歌」第2弾。第1集は「日本のリコーダーの響(KRS-5032)」
 エヴァルト・ヘンゼラー氏(エリザベト音大名誉教授)は日本でリコーダー奏者、指導者として活動し、現代リコーダー作品の研究や普及、出版の為に尽力している。2015年にリリースされた「笛吹きの歌〜日本のリコーダーの響き〜」に引き続き、日本の作曲家のみならずドイツ、カナダ他の作曲家の作品を集め、作風はそれぞれに個性的なものばかり。
 主にデュオ作品で、独奏作品2つを収録。松本憲治「聖体拝領」では2本のリコーダーに笙の笛が加わる作品で東京でのライブ録音。大前哲「秋葉神社火まつり」は、静岡県浜松市の秋葉神社の祭事の一つ「火まつり」で行われる3つの舞にインスピレーションを受けた作品。久留智之「合わせの美学」は様々な地域の世界観の融合=「合わせ」の3楽章からなるデュオ作品。いずれも神秘的な音体験とともにリコーダーを超えた楽しみがある。





<映像>


EURO ARTS(映像)


20 64884
(Blu-ray)
¥5000
モリコーネ・デュエル〜最も危険なコンサート
 エンニオ・モリコーネ映画音楽集
  [BD/DVD]

   1. 復讐のガンマン(The Big Gundown)
   2. イングロリアス・バスターズ
    (Inglourious Basterds)
   3. 荒野の用心棒(A Fistful of Dollars)
   4. ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)
   5.ウェスタン(Once Upon a Time in the West)
   6. アンタッチャブル(The Untouchables)
   7. 続・夕陽のガンマン
    (The Good, the Bad and the Ugly)
   8. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
    (Once Upon a Time in America)
   9. シシリアン(The Sicilian Clan)
   10. 夕陽のガンマン(For a Few Dollars More)
   11.タクシードライバー(Taxi Driver )
    by バーナード・ハーマン
   12.キル・ビル(Kill Bill)byソニー・ボノ
   13.ゴッドファーザー(The Godfather )
    byニーノ・ロータ
  [LP]
   Side A
    1. 荒野の用心棒
    2.ウェスタン
    3. 続・夕陽のガンマン
   Side B
    4.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
    5.シシリアン
    6. 正義の力
デンマーク国立交響楽団
サラ・ハツコ・ヒックス(指揮)
20 64888
(DVD)
¥3500

20 64881
(LP+DVD)
¥5600

 祝90歳!モリコーネと「マカロニ・ウェスタン」2018年ライヴ映像

 収録:2018 年1月
 (Blu-ray)画面:16:9 , Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、リージョン:All、75分
 (DVD)画面:16:9 , NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、75分
 (LP+DVD)限定盤/[DVD]画面:16:9 , NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、75分/[LP]33' 43(A 面:18' 39,B 面15' 04)

 「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」などで知られる映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネは、2018 年11 月10 日に90 歳を迎えます。これまで現役で精力的に活動していましたが、残念ながら年内でのリタイアを表明しています。
 この映像は、2018 年1 月に行われたコンサートの模様を収録した映像商品。そして限定盤としてDVDとLP のセットも発売されます。このコンサートは『モリコーネ・デュエル〜最も危険なコンサート』と題し、いわゆる「マカロニ・ウェスタン」の映画音楽を中心に、マフィア映画の金字塔フランシス・フォード・コッポラ監督ニーノ・ロータ作曲の「ゴッドファーザー」、そしてモリコーネの最新、クエンティン・タランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」などを収録しています。
 演奏は、デンマーク国立交響楽団、指揮は日本生まれハワイ育ちの、現在ミネソタ管の副指揮者を務めるサラ・ハツコ・ヒックスです。




















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