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ALBA特価セール
その4
1CD/1SACD¥2,300→¥1990
〜12/8(日)


 ONDINEやかつて一世を風靡したFINLANDIAが有名なわりに、フィンランドの音楽レーベルはそう多くない。
 そうした中でこのALBAは地味ながらも存在感を示す稀有なフィンランド・レーベル。

 カタログはご覧のとおりONDINEのように派手さはない。
 お国ものの室内楽や古楽作品がメインである。
 ただ、いま上り調子のエストニアの指揮者アルヴォ・ヴォルメルをいち早く発掘し、トゥビンの交響曲全集とマデトヤの管弦楽作品を録音させたのはまさに慧眼。
 さらに奇才ヤンネ・メルタネン、そして実力派ピアニスト、リスト・ラウリアラ、トランペットのヨウコ・ハルヤンネ、アンサンブルのバッタリアもいまやALBAを超えて世界的名声を勝ち得つつある。

 ただ案外有名なわりには入りづらい側面もあり、廃盤になるのが早いと言う性格もある。早めに手に入れたほうがよいレーベルであることに変わりはない。


ABCD 319
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
ヴェリ= マッティ・プーマラ(1965-):管弦楽のための作品集
 チェインスプリングズ(1995/1997)
 時の種子(2004) (ピアノと管弦楽のための協奏曲)
ローランド・ペンティネン(P)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
ハンヌ・リントゥ(指)
現代フィランドを代表するプーマラの管弦楽作品集

5.1 multichannel/stereo、64’34

ヴェリ= マッティ・プーマラは、1990 年代フィンランドに現れたもっとも重要な作曲家のひとりに挙げられます。「ベートーヴェンからシュトックハウゼンを経て未来へとつながる太い線。それをモダニズムと言うなら、私はモダニストだ。ここにはかならず何か新しい発見があると信じたい」と語ったプーマラ。同じくヘイニネンに教わったサーリアホやマグヌス・リンドベリが、国際的に名を知られるにつれ伝統的、ネオロマンティックなスタイルに傾斜していったのに対し、プーマラは、みずからの信じる道を歩みつづけています。大編成の管弦楽のために書かれ、音の「色彩」によって楽器を配列する《チェインスプリングズ》。《時の種子》は、ハンヌ・リントゥの提案から生まれた「ピアノと管弦楽のための協奏曲」です。ヘルシングボリ交響楽団、オウル交響楽団、シェラン交響楽団、スタヴァンゲル交響楽団が共同で委嘱。ローランド・ペンティネン、スサンナ・マルッキ、リントゥのために作曲されました。
フィンランド作曲家著作権協会 Teosto の主宰する "Teosto Prize" の2005 年受賞作。

ABCD 327
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
歴史的オルガンと作曲家 第5集〜ユーゲント−アール・ヌヴォー
 [キュミ職業学校講堂 (クーサンコスキ) のオルガン (1933 年)]
  シベリウス:イントラーダ 作品111a
  フランス・リンナヴオリ(1880-1926):夕べの歌
  トイヴォ・クーラ(1883-1918):オルガンのための小品 作品16b、前奏曲、間奏曲
  ヤン・レヘトラ(1972-):即興「シベリウスへのオマージュ I」
 [ヴィサヴオリ (ヴァルケアコスキ) のオルガン (1905 年)]
  ヘイッキ・クレメッティ(1876-1953):小前奏曲
  スロ・サロネン(1899-1976):小前奏曲、パルティータ「あの夏の美しさ」
  セリム・パルムグレン(1878-1951):前奏曲第1 番 、第2 番
  オスカル・メリカント(1868-1924):
   100 のコラール前奏曲より 第22番 ホ短調、
   第44番 嬰ヘ短調、第63番 ニ短調、第77番 ト短調、
   第99 番 ヘ短調、祈り
 [カレラ ( ルオヴェシ) のオルガン (1850 年-1860 年?/1898 年?)]
  シベリウス:葬送音楽 作品111b、即興曲 作品5
  アルマス・マーサロ(1885-1960):エイノ・レイノ追悼 作品26-2
  ヤン・レヘトラ(1972-):即興「シベリウスへのオマージュ II」
 [アモス・アンデション美術館 (ヘルシンキ) のオルガン (1926 年)]
  アーレ・メリカント(1893-1958):アンダンテ
  ユハニ・ポホヤンミエス(1893-1959):アンダンテ・グラツィオーゾ
  ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):ガウデアムス
  シベリウス:前奏曲(1925)、後奏曲(1925)
ヤン・レヘトラ(Org)
録音:2010 年8 月13 日 カレラ、9 月26 日 アモス・アンデション美術館、 9 月27 日 ヴィサヴオリ、9 月28 日 キュミ職業学校 (フィンランド)
制作: ヤン・レヘトラ/ 録音: ミカ・コイヴサロ/5.0 surround/ stereo、 70’41

ヤン・レヘトラ(1972-) の「歴史的オルガンと作曲家」シリーズ第5 作。フィンランドでオルガン製作がもっとも活発だった時代に製造された小型の室内オルガンが選ばれ、ゆかりのナショナルロマンティック期の音楽が演奏されました。ガッレン= カッレラの博物館で演奏される《葬送音楽》は、シベリウスが親友ガッレン= カッレラの葬儀のために作曲した作品。作曲者自身の手で焼却されたことが伝わる第8 交響曲の緩徐楽章が素材に使われています。
2 曲の《シベリウスへのオマージュ》は、シベリウスがオルガン・ヴィルトゥオーゾのアンドレ・マルシャルのために書いた主題と、ガッレン= カッレラの子、キルスティとヨルマの洗礼のために訪れたシベリウスが、カレラのグランドピアノを弾いて書いた第2 交響曲終楽章コーダの主題に基づく即興演奏です。
CD ジャケットの表紙絵は、シベリウス、オスカル・メリカント、指揮者カヤヌスの顔も描いたガッレン=カッレラの『饗宴』。各オルガンと作曲家の関係を楽器の写真と仕様とともに解説した51 ページのブックレット ( 英語・フィンランド語) の表紙には同じガッレン=カッレラの『天へ』が使われています。
当時流行った美術様式に因み、アルバムには『ユーゲント−アール・ヌヴォー』の副題がつけられました。
ABCD 325
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):オルガン作品集
 テ・デウム(1991)、ヴィアトーレ(さすらい人) (2001)、
 カント・ディ・フォルツァ(2006)、
 ムジカ・セリア(1998 rev.2008)、
 カントゥス・アド・パーチェム(1984)
トゥオマス・ピュルホネン(Org) 
 [リガ大聖堂のヴァルケル・オルガン]
録音:2010 年4 月30 日-5 月2 日 リガ大聖堂 (リガ、ラトビア)/制作: ハッリ・ケルコ/録音: エンノ・マエメツ/5.0 surround/ stereo、 76’24

バルト三国、ラトビアを代表する作曲家のひとり、ペーテリス・ヴァスクスが、もっとも表現力のある楽器と考えているというオルガンのための作品集。
1991 年に作曲した《テ・デウム》は、ソビエト連邦から独立したラトビアへの賛歌。ヴァスクスが大きな影響を受けたというアルヴォ・ペルトに捧げた《ヴィアトーレ》 ( さすらい人) とベルリン・フィルハーモニーの12 人のチェリストのために書いた《カント・ディ・フォルツァ》は、それぞれ弦楽オーケストラとチェロアンサンブルのための曲を作曲者自身がオルガン用に編曲しました。不安をかきたてるような半音階の音楽に特徴があり、トーンクラスターも用いられた《ムジカ・セリア》は、ヴァスクスの音楽の実験的な側面を代表する作品。オルガンのための協奏曲《カントゥス・アド・パーチェム》は、壮大な音楽タペストリー。ラトビアの首都リガの大聖堂に設置されたヴァルケル・オルガンは1884 年1 月に落成。ストップ数124、4 段鍵盤、2 組のペダルボード、総パイプ数6,718 本の大オルガンは、落成時の姿のまま今に伝わります。トゥオマス・ピュルホネンはシベリウス・アカデミーで教会音楽の修士号を取得、2002 年からヨエンスー教区の上級教会音楽家を務め、2010 年の秋からはアカデミーの博士課程に学んでいます。
ABCD 323
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
ラースロ・シュレ(1955-):銀色の孤独
 Dripstone Music/Moon's Silver Solitude/
 Pikaia/Linear Soundscape/Cave Drawings/
 Walking with Bach/The Island of Kirke
ペンティ・ラハティ(木管楽器)
ラースロ・シュレ(P)
ハンヌ・ランタネン(ベース)
スカルバンティア弦楽四重奏団
ゾルターン・タカーチ(Vn)
ラウラ・コッコ(Vn)
マックス・サヴィカンガス(Va)
リーカ・ランピネン(Vc)
録音:2010 年 アラビア・スタジオ (ヘルシンキ)/ 制作: ラースロ・シュレ/録音: ヤンネ・ヴィクステーン/5.0 surround/stereo、 58’08

ハンガリー生まれ、ジャズとコンテンポラリーミュージックのピアニスト、作曲家としてフィンランドで活躍するラースロ・シュレの新作。クラシカル音楽とジャズの融合を図り、木管楽器、ベース、ピアノと弦楽四重奏の即興を自由に組み入れた音楽としています。2 ヶ月という短い期間に作曲された7 曲は、それぞれに独立した表情をもちながら、テーマと感覚にひとつの流れのある「組曲」ともみなされます。

ABCD 326
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
伝説 2 − トイヴォ・クーラ作品集
 (1)海の賛歌 Op11-2(マデトヤ 編)
 (2)祝祭行進曲《ラプア行進曲》Op.5〜合唱と金管アンサンブル版
 (3)こだまを揺らすOp.11-6
 (4)弔いの歌 Op.11-5
 (5)祝祭カンタータ《イソキュロ・カンタータ》 (1904)
 (6)わが子をトゥオネラに Op.11-4
 (7)調べ Op.29b-1
 (8)ヌイヤミエスト行進曲 Op.28-4a
 (9)祝祭行進曲《ラプア行進曲》Op.5 〜合唱と管弦楽版
カテドラリス・アボエンシス合唱団
ティモ・レヘトヴァーラ(合唱指揮)
エサ・ルートゥネン(Br)
マルック・ヒエタハルユ(Org)
パシ・ヘリン(Pf)
ライネ・アンプヤ (指)
衛兵金管アンサンブル
ペトリ・サカリ (指)
トゥルク・フィル
悲劇の作曲家トイヴォ・クーラの感動的世界

5.0 multichannel/stereo、68’45”

 初めて録音で紹介される曲が魅力のひとつ、トイヴォ・クーラ (1883-1918) の作品集『伝説』。第1 集 (ABCD264) につづく2 作目のアルバムでは、トゥルクに本拠を置くカテドラリス・アボエンシス合唱団の歌を中心にプログラムが組まれました。
 この合唱団の創設は1982 年。技術をもったアマチュア歌手を集め、フィンランドの旧都トゥルクの大聖堂にちなみ命名されました。大聖堂の典礼に参加するほか、トゥルク・フィルと共演を重ね、フィンランド放送交響楽団、ヘルシンキ・フィル、タピオラ・シンフォニエッタをはじめとするオーケストラのコンサートに出し、フランスのロレーヌ国立管とも共演。2008 年秋に就任したティモ・レヘトヴァーラ (1965-) が音楽監督を務めます。『伝説 2』に収録された初録音曲は3 曲です。演奏がむずかしいことで悪名高い混声合唱のための原曲をマデトヤが混声合唱と管弦楽用に編曲した《海の賛歌》、フォシュマンの詩による〈ものみな滅ぶ〉と『詩編118 番』をテクストとする〈今日こそ主の御業の日〉の2 曲からなる《祝祭カンタータ》 ( 作品番号なし)、そして《祝祭行進曲》。《ラプア行進曲》の別名をもつ《祝祭行進曲》は、合唱と金管アンサンブル、合唱と管弦楽の2 つの版が演奏されています。

ABCD 330
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
ユハ・カンガス&オストロボスニア室内管弦楽団
 ペリマンニの春
 (1)ホルスト:セントポール組曲 Op.29-1
 (2)ラウタヴァーラ:ペリマンニたちOp.1
 (3)ラーション:民謡の夜 (1941)
 (4)ラングストレム:スペルマンの春(1943)
 (5)ペール・ヘンリク・ノルドグレン:田舎の昔の情景 Op. 139 (2006)
 (6)ヴェイネル:ディヴェルティメント第1 番 Op.20
 (7)トビアス(トゥビン編曲):夜曲 (1902 arr.1939)
ユハ・カンガス (指)
オストロボスニア室内管弦楽団
透明な弦の響きに陶酔。オストロボスニア室内管の描く野辺の風景

5.0 multichannel/stereo、67’41”

 民俗音楽に素材や題材を求めた作品は、民俗音楽にそのルーツをもつオストロボスニア室内管弦楽団と芸術監督ユハ・カンガスの重要なレパートリーのひとつです。ノルドグレン、ブルッフ、バルトーク、サッリネン、ラウタヴァーラ、グリーグ、ヤルカネンの曲による第1 作『ペリマンニの肖像』 (ABCD205)につづく2 作目の「肖像画集」は『ペリマンニの春』と題され、イギリスのホルスト、フィンランドのラウタヴァーラとノルドグレン、スウェーデンのラーションとラングストレム、ハンガリーのヴェイネル、エストニアのトビアスの「芸術音楽とともに息づく民俗の調べ」が紹介されます。
 ピアノのための曲を作曲者自身がオーケストレーションしたラウタヴァーラの《ペリマンニたち》は、1973 年の初演以後、フィンランドをはじめ各国の弦楽オーケストラのレパートリーとしてすっかり定着しました。オストロボスニア室内管弦楽団がこの作品を録音するのは、これが2 度目です。ノルドグレンの《田舎の昔の情景》は、《ペリマンニの肖像》と同様、ペリマンニが弾いた民俗音楽を弦楽とハープのために自由に編曲した5 曲の作品。これが初録音です。



ABCD 332
\2,300→\1990
セーリ・トイヴィオ (Vc)
 ヴィルトゥーゾ・チェロ
 (1)パガニーニ:モーゼ幻想曲
 (2)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 (3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 (4)ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
 (5)モンティ:チャールダーシュ
 (6)バッツィーニ:妖精の踊り
 (7)サラサーテ:カルメン幻想曲
セーリ・トイヴィオ (Vc)
カッレ・トイヴィオ(Pf)
恐るべき技巧、チェロとは思えぬスピード感

DDD、47’47”

 ヴァイオリンのためのヴィルトゥーゾ曲をチェロで演奏する。フィンランドの美人チェリスト、セーリ・トイヴィオの『ヴィルトゥーゾ・チェロ』は、独奏者、室内楽奏者として国内外で活動する彼女がコンサートのプログラムにしばしば取り上げる技巧的な作品を集めたアルバムです。
 トイヴィオは、ロンドンの王立音楽アカデミーとヘルシンキのシベリウス・アカデミーでチェロ演奏のディプロマを取得し、18 世紀以後のチェロの左手技法発展を研究した論文により、2009 年、シベリウス・アカデミーの博士号を得ています。17 世紀から今日まで、幅広い時代の作品がレパートリー。フィンランド文化基金から貸与された1707 年のダーヴイト・テヒラーを弾いています。共演するピアニストのカッレ・トイヴィオはセーリの兄弟。室内楽の演奏やオペラ歌手との共演のほか、オルガニストとしてフィンランドとアメリカで演奏しています。

ABCD 334
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
セッポ・ポホヨラ:弦楽四重奏曲集
 (1)弦楽四重奏曲第1番(1990-91)
 (2)第2番(1995)
 (3)第3番(2000)
 (4)第4番(2006)
カムスSQ
 【テルヒ・パルダニウス、
  ユッカ・ウンタマラ(Vn)、
  ユッシ・トゥフカネン(Va)、
  ペトヤ・カイヌライネン(Vc)】
フィンランド弦楽四重奏曲の画期的な一作

5.0 multichannel/stereo、69’50

 クセナキスに似て荒々しく、リゲティ風のあふれんばかりの音場をもった第1 番の弦楽四重奏曲で成功を収め、フィンランドの若い世代を代表する作曲家のひとりと認められたセッポ・ポホヨラ(1965-) がこれまでに作曲した4 曲の四重奏曲が初めて録音で紹介されます。3 楽章の演奏時間が5分48 秒と簡潔な、モダニスト期の第1 番に対し、もっと伝統的なテクスチュアとより豊かな響きと和声をもち、明快なリズムもみられる第2 番……いっそうの磨きをかけ、均一な響きを意識したという、軽く陽気でスケルツォ風、ユーモラスとさえ言える気分に貫かれた第3 番。演奏時間約33 分と4 曲のうちもっとも長い第4 番は、その劇的構造と多彩な変化をみせるテクスチュアが作曲家カイパイネンから評価され、「フィンランド弦楽四重奏曲の画期的な一作」の賛辞を贈られたといわれる作品です。
 カムスSQ は、2002 年、シベリウス・アカデミーのフレッシュマン4 人により結成されました。レパートリーは60 曲を超し、積極的にコンサート活動をつづけています。

ABCD 333
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
マシュー・ホイットール:
 草の葉 (2005-09)
  (ウォルト・ホイットマンにちなむ12の前奏曲)
リスト=マッティ・マリン(Pf)
新感覚派ピアノ音楽。クラシックとプログレ・ロックの融合

5.0 multichannel/stereo、63’13”

 SACD ハイブリッド盤。
 カナダ生まれ、フィンランドの作曲家マシュー・ホイットール(1975-) の《草の葉》は、アメリカの詩人ホイットマンの詩に基づいて作曲されたピアノのための前奏曲集。「藻塩草」の〈涙〉から「真昼から星ふる夜まで」の〈澄み渡った真夜中〉まで12 曲。ホイットールは、ラヴェルがベルトランの詩に基づいて《夜のガスパール》を書いたのと同じアプローチで純粋にピアノのための音楽として作曲、いずれも特定の標題音楽の性格をもたず、おのおのの詩の雰囲気が作曲者のうちで純化されています。リスト=マッティ・マリンの委嘱により第1 集が2005 年に、あとの2 集が2009年に作曲されました。
 「〈普遍者の歌〉は、リスト=マッティが愛してやまないものふたつ、ロマンティシズム時代のピアノ・パラフレーズとプログレッシヴ・ロックへの華やかなオマージュ……ホイットマンの詩の多くの要素を表現するため、根本的に異なる素材とリズムとテクスチュアを並べながら、この曲集の中でもっとも大きく、もっとも明確にロマンティックといえるキャンバスに描いた」 ( ホイットール)
ABCD 331
ABCD 331
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
美しくあること
 (1)ブリテン:イリュミナシヨン Op.18
 (2)ヘンツェ:美しくあること (1963)
 (3)シェーンベルク:心のしげみ Op.20
 (4)カスティリョーニ:テルツィーナ (三行連句)(1992-93)
 (5)シマノフスキ:スウォピェヴニェ Op.46b (1921)
アヌ・コムシ(Sop)
ユハ・カンガス (指)
オストロボスニア室内管弦楽団
サカリ・オラモ (指)
ウーシンタ室内アンサンブル
フィンランドの歌姫アヌ・コムシが歌う20 世紀の古典

5.0 multichannel/stereo、58’15”

 SACD ハイブリッド盤。
 主に現代の作品をレパートリーにヨーロッパのオペラとコンサートのステージで活躍するフィンランドのソプラノ、アヌ・コムシ(1967-) の『エイノ・レイノの詩を歌う』(ABCD231) につぐアルバム。彼女は、プログラムの曲を結ぶ「赤い糸」に詩人のアルチュール・ランボーを設定し、彼の男性の恋人ポール・ヴェルレーヌの「情熱の交歓」を表したとも解釈されている詩『美しくあること』をアルバムのタイトルに選びました。
 『美しくあること』は、ランボーの詩によるブリテンの歌曲集《イリュミナシヨン》に含まれ、「カムアウト」したヘンツェもこの詩を歌曲に歌い上げました。シェーンベルク自身がメーテルランクの作品をドイツ語に訳した詩をテクストとする《心のしげみ》。ニコロ・カスティリョーニ(1932-1996) の《テルツィーナ》は、ドイツの改革派作家ゲルハルト・テルステーゲン (1697-1769) の詩による「陶酔」の歌。アヌ・コムシはこの「三部作」を2010 年3 月、オリヴァー・ナッセン指揮ロンドン・シンフォニエッタのコンサートでも歌っています。ブリテン、ヘンツェらと同じ性的嗜好を持つシマノフスキが、ポーランドの詩人ユリアン・トゥヴィム(1894-1953) の詩に作曲した5 つの歌曲集《スウォピエフニェ》でアルバムは閉じられます。
NCD 44
NCD 44
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
おお喜ばしき光よ − 正教会の音楽
 ヴィルピ・レッパネン:
  賛美せよ、主の御名を/おお喜ばしき光よ/
  主よ、わたしたちを憐れんでください
 ミッコ・シドロフ:ヴァラモ組曲 (ヴァラームの賛美歌にもとづく)
 大司教パーヴァリ(ヴィルピ・レッパネン 編曲):広い湖の水面に輝く銀色の光
 ヴィッレ・マトヴェイェフ:さすらい人の歌
 ヴィルピ・レッパネン:
  味わい、見よ/復活のトロパリオン I/復活のトロパリオン II
 ヨハン・フォン・ガルトナー:
  全地よ、御前に沈黙せよ/おお喜ばしき光よ/
  いかに幸いなことでしょう、あなたに選ばれ、近づけられ
ミッコ・シドロフ(指)
クリソストモス室内合唱団
合唱の美しさ満喫。フィンランドのロシア正教音楽

5.0 multichannel/stereo、52’53”

 SACD ハイブリッド盤。
 フィンランド。ラドガ湖の島にあるヴァラーム修道院からヘイナヴェシの新ヴァラモ修道院へとつづく合唱の架け橋。フィンランドの正教会の音楽による『おお喜ばしき光よ』は、指揮者で作曲家のミッコ・シドロフ(1985-) が自作の《パニヒダ》 (Alba NCD30) を演奏するために創設したクリソストモス室内合唱団 のアルバム第2 作です。
 ヴィルピ・レッパネン(1943-)、ヴィッレ・マトヴェイェフ(1986-)、ヨハン・フォン・ガルトナー(1898-1984) といった現代フィンランドの作曲者たちが、主にヴァラームに伝わる古い旋律を新しい語法と結びつけて作曲した祈りの歌が集められました。大司教パーヴァリ ( パウル)(1898-1984) がヴァラームの修道院を去るにあたって書いた告別の歌は、レッパネンの編曲で歌われます。

NCD 43
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
北極地方の情景
 (1)ティモ・クルキ:クルナサジュ、ぼくのトナカイ (1977)
 (2)トゥーリッキ・ナルヒンサロ:ラップの少女の歌 (1983)
 (3)ユッカ・カンカイネン:ラップランドの歌 (1981)
 (4)伝承曲/クッレルヴォ・カルヤライネン編曲:
  連作サーミ・ヨイク《ヨイクを歌おう》 (1962)
 (5)クッレルヴォ・カルヤライネン:北極地方の情景 (1971) *
 (6)ユッカ・カンカイネン:血止めの呪文 (1983) **
 (7)ヤン・ヘルベリ:山を旅する者の思い (2011) ***
 (8)同:約束の歌を歌おう (2005)
セイタクオロ室内合唱団
エリナ・シヴォネン(Sop) *
ミッコ・アハヴェンヤルヴィ(Br) *
ヘリ・ハーパラ(Fl) *
オッリ=ペッカ・カヤスヴィータ(Vc) *
カドリ・ヨアメツ (太鼓) **
ミッコ・シランデル (太鼓) ***
不思議なアジア的情感。北極圏ラップランドの興味津々合唱曲集

5.0 multichannel/stereo、47’05”

SACD ハイブリッド盤。スカンディナヴィア半島の北部、ロシア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーにまたがるラップランド地方は、そのほとんどが北極圏に含まれます。この地域には古くからサーミ人が住み、独自の生活と文化を守ってきました。フィンランド領ラップランド、ヘルシンキから約800 キロに位置するロヴァニエミに本拠を置く室内合唱団のセイタクオロは、1961 年に創設され、ラップランドの美しく厳しい自然を背景にラップランド出身の作曲家たちが作曲した「北の地方」の音楽を紹介することを目的のひとつに活動をつづけています。創設50 周年を記念して録音されたアルバム『北極地方の情景』は、記念の年のためヤン・ヘルベリが作曲した《山を旅する者の思い》をはじめ、セイタクオロのために書かれた曲を中心とするプログラムが組まれました。
ABCD 335
ABCD 335
(SACD HYBRID)

\2,300→\1990
ヤンネ・メルタネンのショパン新作登場!!
ショパン:
 (1)ロンド・クラコヴィアクOp.14
 (2)アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
 (3)ポーランド幻想曲Op.13
 (4)『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
ヤンネ・メルタネン(Pf)
ヤニ・テラランタ (指)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
透明な響きから優しさと温もり伝わるメルタネンのショパン

5.1 multichannel/stereo、58’33”

 『ピアノ曲集』 (ABCD138)、『夜想曲』 (ABCD160, ABCD190)、ピアノ協奏曲 (ABCD247) と続くヤンネ・メルタネン(1967-) のショパンはいずれもロングセラーをつづけています。新たな洞察と内省から見出されたショパンは、清潔で、気取りも衒いもなく、禁欲的。その透明な響きのピアノからは、優しさと温もりが伝わってきます。シベリウス・アカデミーでタヴァッシェルナとバシキロフに学び、1992 年、ドイツのダルムシュタットで行われた国際ショパン・コンクールで優勝して、一躍注目を集めました。イタリアのアカデミア・ピアニスティカでラザーリ・ベルマンに師事、1994 年10 月にはロンドンのウィグモアホールでショパンを弾いてデビューしています。
 トゥルク・フィルを指揮するヤニ・テラランタ(1976-) は、ヨルマ・パヌラから個人的に指導を受けた後、シベリウス・アカデミーでアツソ・アルミラ、エリ・クラス、レイフ・セーゲルスタムに師事。2000 年には、新青年室内管弦楽団 (UNKO) を創設しています。





ABCD 336
(SACD HYBRID)

\2,300→\1990
フィンランド・モダニズムの旗頭。メリカント最後の大作、世界初録音
アーレ・メリカント:
 (1)交響曲第1番ロ短調Op.5 (1914-16)
 (2)交響曲第3番 (1952-53)
ペトリ・サカリ(指)
トゥルク・フィル
5.1 multichannel/stereo、70’17”

 アーレ・メリカント(1893-1958) は、パングー、ライティオとともに1920 年代フィンランドのモダニズムを代表する作曲家のひとり。モダニズムへの無理解に苦しめられ挫折を味わった時期もありながら、彼は作曲をつづけ、民俗舞曲のリズムなどフィンランドの国民的要素とモダニズムを結びつける、独自の道を見出していきました。メリカントの交響曲第1 番は、ライプツィヒに留学しレーガーに学んでいた1914 年に初演され、父で作曲家のオスカルに捧げられました。交響曲第3 番は1952 年から1953 年にかけて作曲。ネオクラシカルなトーンをもつ舞曲風の〈スケルツォ。ヴィヴァーチェ〉、ロマンティックな心の動きが支配する〈アンダンテ〉、民俗舞曲のリズムの用法がモダニズム期のメリカントを思わせる〈アレグロ〉。ネオクラシカルなスタイルと後期ロマンシズムの要素の融合させることに成功した、メリカント最後の大作。世界初録音。

ABCD 337
\2,300→\1990
シマノフスキ:ピアノ作品集Vol.2
 (1)幻想曲 ハ長調Op.14
 (2)仮面Op.34
 (3)マズルカOp.50より第1、2、3、4曲
 (4)2つのマズルカOp.62
アヌ・ヴェヘヴィライネン(Pf)
独特のひんやり感がたまらない。絶美のシマノフスキ

DDD、58’00”

 シマノフスキのエキスパートとして注目されるフィンランドの若手女流ピアニスト、アヌ・ヴェヘヴィライネン。第1 集が非常な名演だったシマノフスキのピアノ作品集、待望の第2 集登場です。
 まだ初期の叙情薫る「幻想曲」、神秘的かつ高踏的で、難技巧が要求される「仮面」、ポーランド南部タトラ山の伝統音楽に根差した民族色薫る後期のマズルカまで、シマノフスキの魅力を満喫できます。
 ヴェヘヴィライネンは高度な技巧を駆使しつつ、シマノフスキ特有のどこか北欧的な透明で冷たい感触を絶妙に表現。幻影を見るかのようなひとときを過ごさせてくれます。

ABCD 342
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
現代フィンランドの管弦楽作品集
(1)ヨウニ・カイパイネン:
 バスター・キートンの亡霊Op.86a (2008-09)
(2)コルピヤーコ:アミューズ・ブシュ (2008)
(3)メリライネン:タイムライン (1989)
ハンヌ・リントゥ(指)
タンペレ・フィル
映画、グルメ…。現代フィンランドの興味津々管弦楽作品集

5.0 multichannel/stereo、55’36”

 現代フィンランドの作曲家3 人の管弦楽作品集。ヨウニ・カイパイネン(1956-) は、グループ「耳を開け」のメンバーのひとり。1980 年代のモダニズム・スタイルから、近年は、表現主義の書法に古典的な明快さを導入した、色彩とイマジネーションゆたかな作風に変わってきました。《バスター・キートンの亡霊》は、2 部からなる作品。最初の〈バスター・キートンの亡霊〉は、友人のマルック・ペルトラを追悼して作曲されました。ペルトラは、アキ・カウリスマキの映画『過去のない男』に主演したことで国際的にも知られる俳優で、タイトルは、歌手でもあったペルトラがリリースしたアルバムに因んでつけられました。もうひとつの〈ベナンの朝の歌〉は、西アフリカのベナンにあるフィンランド・アフリカ文化センターを訪れた時のカルチャーショックから生まれました。パーヴォ・コルピヤーコ(1977-) は、タンペレ応用科学大学で作曲をカイパイネン、ヌオルヴァラ、ポホヤンノロに学び、コルテカンガス、マグヌス・リンドベリらのマスタークラスにも参加しました。フランス料理で食前酒とともに出される軽いつまみ「アミューズ・ブシュ」をタイトルとする約16 分の音楽は、フィンランド放送交響楽団の委嘱により作曲。この曲についてカイパイネンは、「ちょっとしたオードブルどころか、栄養のある食事そのもの」と評しています。ウスコ・メリライネン(1930-2004) の 管弦楽のための協奏曲「タイムライン」は、1989 年、タンペレ・ホールのこけら落としのために書かれた作品で、メリライネンの最良の作品に数えられまする。3 作品ともこれが初録音です。

ABCD 343
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
コントラスト〜オルガンのための作品集
 ブクステフーデ:前奏曲ホ長調 BuxWV141
 サッリネン:オルガンのためのシャコンヌOp.23
 ハメーンニエミ:パッサカリア
 ブクステフーデ:前奏曲 嬰ヘ短調 BuxWV146
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調BWV536
 カイパイネン:パッサカリアOp.71
 コルテカンガス:シャコンヌ
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV543
カリ・ヴオラ(Org)
ドイツの巨匠とフィンランド新進作曲家のオルガン共演

[ ナーンタリ修道院教会のオルガン (フィンランド)]/5.0 surround/stereo、58’57”

 オルガンのマエストロ、ブクステフーデとバッハの作品と現代フィンランドのサッリネン、エーロ・ハメーンニエミ、ヨウニ・カイパイネン、オッリ・コルテカンガスの作品を「対照 ( コントラスト)」させる。カリ・ヴオラは、シベリウス・アカデミーで教会音楽とオルガン演奏を学び、デンマーク、フィンランド、ドイツ、スイスのマスターコースに参加。コペンハーゲンの王立音楽アカデミーでハンス・ファーギウスに師事しました。1987 年からナーンタリで教会音楽家として働き、1993 年にラハティ国際オルガン・フェスティヴァルの「若き芸術家」に選ばれました。

ABCD 309
(2SACD HYBRID)
\4,600→\3980
「誓います」〜フィンランドの結婚の音楽
 CD1
  オスカル・メリカント:婚礼の賛美歌/
  クーラ(レヘトラ 編曲):結婚行進曲/
  メラルティン(レヘトラ 編曲):祝祭行進曲/
  スノーレ:クルーヌピューの結婚行進曲*/
  ヤルネフェルト:婚礼の音楽*/
  ホンギスト:結婚行進曲*;婚礼の音楽*/
  リンヤマ:婚礼の音楽*;花嫁の音楽*;結婚序曲;婚礼の音楽*/
  ペール・ヘンリク・ノルドグレン:結婚行進曲*/
  コッコネン:婚礼の音楽/
  カレヴィ・アホ:結婚行進曲 1*;結婚行進曲 2*/
  アルミラ:婚礼の音楽Op.13-2;後奏曲Op.13-3/
  ヘイニオ:序曲と到着*;出発*
 CD2
  ルオラヤン=ミッコラ:結婚行進曲*/
  リーモラ:結婚行進曲*;前奏曲*;ファンタジア*/
  ティッカ:退出の結婚行進曲*/
  リンヤマ:結婚行進曲;婚礼の音楽;婚礼の音楽/
  トゥオメラ:結婚行進曲 (e-b-e)*/ラウタヴァーラ:結婚行進曲/
  ネヴォンマー:結婚行進曲*/ティカンマキ:結婚式 1 & 2/
  グスタフソン:祝祭音楽/ノルドストレム:結婚行進曲*/
  ヴィドイェスコーグ:結婚行進曲*/
  ミエッティネン:結婚行進曲*/
  レヘトラ:トッカータ*/アルミラ:婚礼の音楽*/
  コルテカンガス:ハンナとユッシの婚礼の音楽/
  カレヴィ・アホ:婚礼の音楽*/
  セッポ・ポホヨラ:結婚行進曲*/ヴァイニオ:イントラーダ*/
  ルオッティネン:思いやり (男の言葉で言えば)*/
  カイパイネン:真実を喜ぶOp.80*
ヤン・レヘトラ(Org)
* 世界初録音
ジューン・ブライドのプレゼントに最適なアルバム

5.0 surround/stereo、134’56”

 「歴史的オルガンと作曲家」シリーズを録音したオルガニスト、ヤン・レヘトラ(1972-) が弾く、結婚式のためのフィンランド伝統の曲と新しい曲のコレクション。これだけ結婚関係の音楽を集めたアルバムは珍しく、ジューン・ブライドの時期に最適なプレゼントと申せましょう。

ABCD 294
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
嘆き−ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-2008)
 (1)弦楽のための交響曲Op.43 (1978) 
 (2)弦楽のための協奏曲Op.54 (1982)
 (3)全世界が嘆くだろうOp.26b (1974) (弦楽オーケストラのための)
 (4)オーボエ協奏曲Op.116 (2001)
ユハ・カンガス (指)
オストロボスニア室内管
アンニ・ハーパニエミ(Ob)
日本とも縁の深い作曲家ノルドグレンの悲しみに満ちた作品集

 [ 録音:2008 年12 月1日-3日、2009 年5月4日-5 日 (オーボエ協奏曲)/スネルマン・ホール (コッコラ、フィンランド)]/Multichannel 5.0/stereo、67’32”

 2008 年に亡くなった作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレンの遺産を紹介するシリーズ。
 ノルドグレンと緊密な関係を続けたオストロボスニア室内管弦楽団とユハ・カンガスによるアルバム『嘆き』では、悲しみの気分の濃い作品が4 曲演奏されました。《弦楽のための交響曲》は、管弦楽のための8曲の交響曲とは別に、1978 年に作曲された作品。この作品の2 つの楽章、「悲歌の〈エスプレシーヴォ〉と弔いの音楽〈アダージョ〉」はノルドグレンの葬儀で演奏されました。《全世界が嘆くだろう》は、1968 年、既成秩序に反抗する学生たちが蜂起しフランス五月革命の年、ユハの父、エイノ・カンガスの学生オケのために作曲されました。曲の基になったのはフィンランドの古い賛美歌です。1974 年、弦楽オーケストラのために改訂され、ユハ・カンガスとオストロボスニア室内管が初演しました。《オーボエ協奏曲》は、スウェーデンのオーボエ奏者ヤーレンの提案から生まれた「想像できるかぎりもっとも美しい楽器の組み合わせ」のオーボエと弦楽のための音楽を書きたいというノルドグレンの夢が実現した作品。ヤーレンから伝えられた新しいテクニックにインスピレーションを得たといわれます。タピオラ・シンフォニエッタのオーボエ奏者アンニ・ハーパニエミがソロを務めます。

ABCD 339
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
サカリ・オラモ&フィンランド放送響
 セッポ・ポホヨラ:
  (1)交響曲第1番 (2002)
  (2)交響曲第2番 (2006)
サカリ・オラモ (指)
フィンランド放送交響楽団 
サカリ・オラモが奏でる音の万華鏡の世界

[ 録音:2010 年8 月30 日-9 月1 日 (第1番)、2011 年4 月14 日-15 日/文化ホール(ヘルシンキ)]/Multichannel 5.0/stereo、60’49”

 1990 年代、生粋のモダニストからスタートしながら、次第にモダニズムから距離を置き「自分の声」で語るようになった世代の作曲家のひとり、セッポ・ポホヨラ(1965-) の弦楽四重奏曲集(ABCD334) に続き、2 曲の交響曲が紹介されます。どちらも彼がより簡素で伝統的な響きのスタイルを探るようになった2000 年代の作品。両曲ともベートーヴェンやシベリウスの交響曲のように主題を有機的に展開するのではなく、いろいろなエピソードから音楽を構成する方法を採っています。
 第1 番は優れた音楽家でもあった二人の兄を追悼して作曲されました。ベートーヴェンの〈歓喜の歌〉をはじめとするいくつかの引用には、自分自身への皮肉も含め、さまざまな思いがこめられているとのこと。
 第2 番はオーケストレーションにポホヨラの本領が発揮されているといわれます。「管弦楽のための協奏曲」と呼ばれてもいいくらい、それぞれの楽器が強い印象を与える音色で色彩のパレットに加わります。ポホヨラの従兄にあたるサカリ・オラモがフィンランド放送交響楽団を指揮。世界初録音。

ABCD 340
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
フィンランド実力派によるベートーヴェンのトリオ・シリーズ
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1
  (1)ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70の1「幽霊」
  (2)ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調Op.70の2
  (3)ピアノ三重奏曲 変ロ長調WoO39
テロ・ラトヴァラ(Vn)
マルコ・ユロネン(Vc)
リスト・ラウリアラ(Pf)
[ 録音:20010 年11 月25 日-28 日/アクスティーカ ( ユリヴィエスカ、フィンランド)]/Multichannel 5.0/stereo、64’19”

 コシュホルム音楽祭の芸術監督を務めるフィンランドのチェリスト、マルコ・ユロネン(1966-) がベートーヴェンの三重奏曲シリーズを開始。ヴァイオリンのテロ・ラトヴァラは、2011 年秋からタンペレ・フィルハーモニックの准コンサートマスター。ピアノのリスト・ラウリアラ(1949-) は、1972 年にシベリウス・アカデミーのディプロマを取得。フィンランド、ヨーロッパ、日本、アメリカなどでソロと室内楽のピアニストとして活動しています。

NCD 46
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
フィンランド・ルター教会賛美歌集
 真実の精神 (484番)/イエス様、あなたはお気づきです (513番)/
 イエスの歌だけを歌えれば (343番 1, 2, 6)/
 一日と一瞬を正しく (338番)/一番高い丘に登ろう (515番)/
 汝の平安をわれらに (514番)/
 イエスよ、あなたが一番おわかりになっています (510番)/
 主よ、わたしを危難よりお守りください (509番)/
 最初に井戸を掘った者は (512番)/
 学校がまた始まると (485番)/ああ、なんと輝かしい春よ (567番)/
 讃えることのなんと素晴らしき (342番)/
 今、この世は栄え (571番 1-3)/
 天にまします父よ、わが祈りをお聞きください (501番)/
 主よ、あなたからの贈り物を受け取りました (507番)/
 目を上げ天を仰ぐ (490番)/子供たちを愛する神 (492番)/
 すべては神の御手に (499番)/道は整った (511番)/
 創り主は讃えられよ (462番)/
 夕べになりました、わが創り主よ (563番)
タパニ・ティリラ(指)
オウライネン・ユース合唱団
ヴェリ・アイナリ (Org、Harm)
ミンナ・ユリカウマ、
 ライサ・パイヴィネン(Vn)
スサンナ・ニエトゥラ(Va)
シニ・ヒュヴァイネン(Vc)
エサ=ペッカ・シルヴォラ、
 ヴィーヴェ・マエメツ(Pf)
ウッラ=マリア・ポユヒュタリ(Fl)
ヤンネ・ニエトゥラ(Trp)
ブラヴァーデ・リコダーアンサンブル
北欧合唱の魅力満載。ルター派讃美歌集

Multichannel 5.0/stereo、47’06”

 フィンランド、北部オストロボスニアのオウライネン市に1972 年に創設された団員約30 人の女声合唱団、オウライネン・ユース合唱団のアルバム第2弾。
 ルター教会の賛美歌集から、子供時代、青春、学校、春、夕べの祈りをテーマにした賛美歌が21 曲歌垂れています。原曲を尊重しつつ、共演する楽器の異なる音色に合わせた新しい響きを探る試みが行われています。


ABCD 344
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
これぞ北欧ロマン!!
 郷愁〜弦楽のためのフィンランド抒情曲集

 カヤヌス:貧しい娘の子守歌 (1896)/
 ジャン・シベリウス:抒情的なアンダンテOp.5-5/6/
 同:ロマンス Op.42/
 ヤルネフェルト:ある朝早く (却下された訴え) (1900)/
 シベリウス:プレスト (スケルツォ) Op.4の3/
 メラルティン:カンツォーネ/
 アーレ・メリカント:カンツォーナ (1934)/
 ライティオ:ロマンス (1940)/
 同:セレナード (1940) (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)/
 クラミ:子守歌 (1930)/同:ソナチネ (1934)/
 カスキ:無言歌/マデトヤ:エレジーOp. 4 の1/
 クーラ:無言歌Op.22の1/クーラ編曲:民謡 Op.9の2/
 ハーパライネン編曲:あなたが忘れられない (1929)
ユハ・カンガス(指)
オストロボスニア室内管弦楽団
レイヨ・トゥンカリ(Vn)
 水晶のような透明感と低音の迫力を再認識。美しすぎるフィンランドの弦楽合奏曲

 Multichannel 5.1/stereo、62’36”

 SACD ハイブリッド盤。
 《カレリア》組曲と同じ1893 年に出版されたピアノのための《6 つの即興曲》からロ短調とホ長調の2 曲をシベリウス自身が、交響曲第7 番の作曲とほぼ同時期に弦楽オーケストラのために改訂したとされ、《抒情的なアンダンテ》の名でも知られる《即興曲》。交響曲をはじめとする大作で名高いメラルティンとクラミの書いた小品。マデトヤの《交響組曲》の第1 曲〈エレジー ( 悲歌)〉。フィンランド音楽きっての人気曲のひとつ《結婚行進曲》のクーラの《クリスマスキャロル》の別名をもつ《無言歌》と、彼がポホヤンマー ( オストロボスニア) の民謡を編曲した《南ポホヤンマー組曲 第1 集》の第2 曲〈民謡〉。
 「フィンランド・ロマンティックス」の音楽を集めた『郷愁』は、ユハ・カンガス(1945-) が1972 年に設立したオストロボスニア室内管弦楽団の40 周年を記念してリリースされます。

 

NCD 47
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
闇から光へ
 コムライネン:冬の夜 (2010)/
 プーランク:小室内カンタータ《雪の夕暮れ》/
 マーラー
  (クリュトゥス・ゴットヴァルト編曲:
   恋人の青い眼(《さすらう若人の歌》から)(1896 arr.2001)/
 クーラ:舟歌Op.21-2a/モンテヴェルディ:おお春よ/
 ヘイニオ:二重混声合唱のための3つの民謡Op.28/
 パルムグレン:聖ヨハネの日 (夏至祭)/
 マデトヤ:幸福Op.13の2/イェアシル:私の大好きな谷/
 ラウタヴァーラ:さあ楽しい踊りだ/
 シェーンベルク:照らせ、いとしい太陽よ
ダニ・ユリス(指)
カーモス室内合唱団
 北欧合唱の魅力を満喫、カーモス室内合唱団デビュー

 Multichannel 5.1/stereo、48’56”

 SACD ハイブリッド盤。カーモス室内合唱団は、ヘルシンキを中心とする地域に生まれたもっとも新しいアンサンブルのひとつです。合唱を経験した歌手を集め2007 年に創設されました。2010 年にはフィンランド放送交響楽団と共演、初めての国内ツアーも行いました。2011 年6 月、タンペレのフェスティヴァルではグランプリを獲得しました。芸術監督はダニ・ユリス(1984-)。ヘルシンキ・メトロポリア大学で合唱指揮を学び、2009 年3 月、スロヴェニアで行われた若い合唱指揮者の国際コンペティションで第1 位に選ばれました。現在、シベリウス・アカデミーのマッティ・ヒュオッキの下でディプロマ取得の準備を行っています。『闇から光へ』はカーモスのデビューアルバムです。モンテヴェルティ、マーラー、プーランク、デンマークのイェアシル、フィンランドの作品と、彼らのレパートリーの中心となる曲が選ばれています。


ABCD 349
\2,300→\1990
「わが祖国」− ピアノで弾くフィンランドの歌」
 ・伝承曲/ヴィルヨ・ヴェステリネン編:サッキヤルヴィ・ポルカ
 ・タネリ・クーシスト:フィンランドの祈り
 ・ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン:カレリアの歌
 ・伝承曲:カレリアの丘で
 ・伝承曲:民族の歌
 ・オスカル・メリカント:乏しき国の歌
 ・伝承曲:夏の賛歌
 ・エルッキ・メラルティン/ニュカネン編:ひばり
 ・アクセル・トルヌッド:サタクンタの歌
 ・伝承曲:おお、尊きフィンランド
 ・トイヴォ・ロウコ:南西フィンランドの歌
 ・伝承曲:空は青く白い雲が
 ・伝承曲/ユルヨ・キルピネン編:独立記念日メドレー
 ・伝承曲/フベンティーノ・ローサス編:メーデー・メドレー
 ・ヴィヴァルディ/ヴェサ= ペッカ・ハウタマキ/
   ユハニ・ジュース・レスキネン・ジェームズ・ロード・ピアポント/
    伝承曲/エヴェルト・トーブ (1890-1976):四季
ユッカ・ニュカネン
 (ピアノ&編曲)
 リスト風、ショパン風、ラフマニノフ風。。。 さまざまなスタイルのピアノ編曲で聴かせるフィンランド伝承曲

 DDD、ステレオ、74’12”

 ユッカ・ニュカネンは1976 年ヘルシンキ生まれ。エスポーの音楽学校とシベリウス・アカデミーでピアノを学び、2006 年にデビューコンサートを行いました。編曲と作曲も手がけるニュカネンは、フランツ・リストの音楽を高く評価し、リストのロマンティック・ヴィルトゥオーゾ・スタイルを編曲の手本にすることが多いと言います。フィンランドの歌を素材とするアルバム『わが祖国』の全15 曲は、リストの他、《フィンランドの祈り》はバロック、《民族の歌》はモーツァルト、《ひばり》はショパン、《空は青く白い雲が》はラフマニノフ、《カレリアの丘で》はピアソラと、さまざまなスタイルに編曲されました。
 《独立記念日メドレー》と《メーデー・メドレー》は、キルピネン(1892-1959) とローサス(1868-1894) がフィンランドの愛唱歌をメドレーに編んだ曲をニュカネンが編曲。最後の《四季》は、ヴィヴァルディの曲、タンペレのロックシーンで活躍するギタリストのヴェサ= ペッカ・ハウタマキ とシンガーソングライターのユハニ・ジュース・レスキネンの曲、ジェームズ・ロード・ピアポントの《ジングルベル》、フィンランドの伝承曲、そしてスウェーデンのシンガーソングライターのエヴェルト・トーブの曲をニュカネンがポプリに編曲した作品です。
 


ABCD348
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
ヨルマ・ヒュンニネン (バリトン)
 カンガス (指揮) &オストロボスニア室内管
   「森の若者(タピオラの野にて)」

・トイヴォ・クーラ/キンモ・ハコラによる管弦楽編:
  「南ポホヤンマー民謡編曲 」op.17b ( 全12 曲) ※
・トイヴォ・クーラ/スルホ・ランタによる弦楽オーケストラ編:
  オルガンのための小品 op.16b
・キンモ・ハコラ:
  キヴィ歌曲集 (アレクシス・キヴィの詩による7 つの歌曲)
   (2007 / 2011) ※
・トイヴォ・クーラ/ペッカ・ヘラスヴオ編:海の賛歌op.11-2
・トイヴォ・クーラ /ユホ・ナユッキ編:結婚行進曲op.3b-2
ヨルマ・ヒュンニネン (バリトン) ※
ユハ・カンガス (指揮)
オストロボスニア室内管弦楽団
 フィンランドの名バリトン、ヒュンニネンが歌うトイヴォ・クーラとキンモ・ハコラの歌曲集

 5.1 マルチチャンネル、ステレオ、62’39”

 フィンランドを代表するバリトン、ヨルマ・ヒュンニネンが、トイヴォ・クーラ(1883-1918) の「南ポホヤンマー ( 南オストロボスニア) 民謡編曲」とキンモ・ハコラ(1958-) の「キヴィ歌曲集」を歌ったアルバム。
 バックを務めるユハ・カンガス率いるオストロボスニア管弦楽団の演奏でほかに、クーラがオルガンのために書いた〈前奏曲〉と〈間奏曲〉をスルホ・ランタ (1901-1960) が、合唱曲《海の賛歌》をペッカ・ヘラスヴオ (1948-) が、クーラの代表作のひとつ、ピアノのための《結婚行進曲》をユホ・ナユッキ (1945-) が、いずれも弦楽オーケストラ用編曲したものが収録されています。
 


ABCD 341
\2,300→\1990
アダージョ〜弦楽オーケストラのための作品集
 ラウタヴァーラ:ディヴェルティメント (1953)
 クリスティーナ・スピネイ (1984-):シンクト (同期して) (2010) *
 エリオット・カーター:弦楽オーケストラのためのエレジー (1942)
 マーク・サターホワイト (1954-):
  アシュアリ・クロス (骨壺十字架) (2011) *
 クラーク・マカリスター (1946-):アクエ・スリス(2011) *
 レーヴィ・マデトヤ:エレジー (悲歌) op.4-1
 ホセ・セレブリエール:アダージョ(1964) *
 トゥリーナ:闘牛士の祈りop.34
 プッチーニ :菊
聖ミケル・ストリングズ
 (ミッケリ市管弦楽団)
ホセ・セレブリエール (指揮) 
 * 世界初録音
 “セレブリエール・アダージョ”
 プッチーニからラウタヴァーラ、マデトヤそして自作まで弦楽オケによる美しき癒しの音楽

 DDD、66’57”

 指揮者で作曲家としても知られるホセ・セレブリエールが、フィンランド、ミッケリ市のオーケストラ、聖ミケル・ストリングズを指揮したアルバム。
 タイトルのとおり、ゆったとしたテンポの美しい作品のコレクションは、弦楽オーケストラのレパートリーとして定着したラウタヴァーラ、マデトヤ、トゥリーナ、プッチーニの作品、アメリカの作曲家4 人の作品、そしてセレブリエール自身の曲が演奏されています。
 クリスティーナ・スピネイは、振付師、映画監督、音楽家からの委嘱がつづき、セレブリエールが、アメリカでもっとも才能に恵まれた若い作曲家のひとりと呼ぶ作曲家です。
 マーク・サターホワイトは、ミシガン州立大学とインディアナ大学で学び、オーケストラのダブルベース奏者を務めた後、作曲に力点を置いた活動をしています。クラーク・マカリスターは、吹奏楽で知られるフレデリク・フェネルに学んだミュージックエディター、アレンジャー。彼がセレブリエールと聖ミケル・ストリングズのこのプロジェクトのために作曲した曲は、プラハにある中世の美術品を集めた博物館で見た十字架の形をした骨壺をイメージ、「アシュアリ・クロス (Ossuary Cross)」の言葉の響きにも魅せられたと言われます。
 

ABCD 345
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
「ネビュラ− パーヴォ・コルピヤーコ (1977-):ギター作品集」
 パーヴォ・コルピヤーコ (1977-):
  ギターと弦楽のための協奏曲《ネビュラ (Nebula)》 (2008)
  ラケル・リエフの詩による歌曲集《夢の宇宙船》
    (2010)―(メゾソプラノとギターのための)
  ギター・ソナタ《キンバリー (Kimberley)》 (2006)
ペトリ・クメラ (ギター)
ティーナ・ペンティネン (メッツォソプラノ)
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス (指揮)
 現代フィンランドのコルピヤーコによるギター作品集

 5.1 マルチチャンネルステレオ/62’49”

 ペトリ・クメラは、ヘルシンキ音楽院のフアン・アントニオ・ムロとニュルンベルク= アウグスブルク音楽大学のフランツ・ハラースに学び、フィンランドでもっとも多才かつ魅力的なギタリストとして人気の高いひとり。ノルドグレンのギター曲を集めた『魅せられた音』 (ABCD218)、C.P.E. バッハの曲のトランスクリプション集 (ABCD244)、16 世紀から現代までの変奏曲を集めた『変化はやってくる』 (ABCD313) につづくアルバムは、パーヴォ・コルピヤーコ (1977-) のギター作品集。
 コルピヤーコは、室内楽と器楽のための作曲からスタートし、管弦楽と劇場のための作品を手がけるようになりました。フィンランド放送交響楽団の委嘱により作曲し、タンペレ・フィルハーモニックとハンヌ・リントゥのアルバム『バスター・キートンの亡霊』 (ABCD342) で紹介された《アミューズ・ブシュ》(2008) は、彼の代表作のひとつです。
 ギター協奏曲《ネビュラ》は、クメラがユハ・カンガス指揮のオストロボスニナ室内管弦楽団と初演。宇宙の塵やガス状の物質が集まり、あるいは無数の星から成る、輝いた雲のように見える天体「星雲」をタイトルとするこの作品を、コルポヤーコが作曲法を学んだヨウニ・カイパイネンは「鋭い耳で洞察した音をめざましい技巧と結びつけた」と評価しています。
 歌曲集《夢の宇宙船》は、鮮やかな比喩的表現がさまざまに解釈される、フィンランドの詩人ラケル・リエフの5 つの詩がテクストです。ティーナ・ペンティネンが委嘱し、クメラの共演で初演しました。
 ソナタ《キンバリー》は、コルピヤーコがギターのために書いた最初の作品です。クメラに献呈され、2006 年、彼の手で初演されました。
 


ABCD 346
(SACD HYBRID)
\2,300→\1990
アコーディオン演奏によるフランス組曲
J・S・バッハ:フランス組曲 第1集

 前奏曲第24番 ロ短調 BWV869
  《( 平均律クラヴィア曲集 第1巻》 から)
 フランス組曲第1番 ニ短調 BWV812
 フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813
 フランス組曲第3番 ロ短調 BWV814
 パッサカリア ハ短調 BWV582
ミカ・ヴァユリネン (アコーディオン)
 アコーディオン演奏によるJ.S.バッハのフランス組曲

 5.1 マルチチャンネルステレオ/64’52”

 ミカ・ヴァユリネンは1967 年ヘルシンキ生まれ。シベリウス・アカデミーとパリのギュスターヴ・シャルパンティエ音楽院に学び、1985 年にデビューリサイタルを行いました。目もくらむような技巧のため「アコーディオンの魔術師」とも呼ばれ、「楽譜の背後にあるもの」を鮮やかに表現した彼の音楽は、コンサート、フィンランド放送の番組、あるいはレコード録音を通じて人々に歓びをもたらしてきました。アコーディオンの可能性を求めヴァユリネンは常に新しいレパートリーに挑戦しています。その新作は、国際的にも成功を収めた《ゴルトベルク変奏曲》 (ABCD 191) につづくバッハです。《フランス組曲》をメインにその他の曲をまじえ、2 集に分けてリリースされます。
 


ABCD 347
\2,300→\1990
「北欧のヴァイオリン音楽」
 アイネス・チェチュリン (1859-1942):子守歌 (1888)
 トゥール・アウリン (1866-1914):
   4 つの水彩画 (1899) / 牧歌 / ユモレスク / 子守歌
 アウリン:ポルスカ
 クリスチャン・シンディング (1856-1941)
 シンディング:ロマンス ニ長調op.79-2
 ベンクト・カールソン (1890-1953)
   ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.6 (1918)
アンネマリ・オーストレム (ヴァイオリン)
ソニヤ・フラキ (ピアノ)
エミール・ホルムストレム (ピアノ)
 北欧の抒情美満点のヴァイオリン曲

 DDD/62’01”

 アンネマリ・オーストレム (1977-) はフィンランドの若いヴァイオリニスト。音楽教師として多くのヴァイオリニストを育ててきたゲーザ・シルヴァイとチャバ・シルヴァイのテレビ番組「音楽の国のかわいいヴァイオリン弾きたち」を見て、3 歳からヴァイオリンを習い始めました。シベリウス・アカデミー入学後は、ヴァイオリンのソロ演奏とともに室内楽とオーケストラ演奏のクラスにも参加。彼女のデビューアルバムのプログラムは、アカデミーの博士課程のテーマでもあるスカンディナヴィア音楽のレパートリーから選んだ4 曲です。ヘルシンキ音楽院ではシベリウスのクラスメート、その後ロンドンでヨーゼフ・ヨアヒムの下で学んだアイネス・チェチュリン(1859-1942) の《子守歌》。スウェーデンのヴァイオリニストで作曲家、トゥール・アウリンの《4 つの水彩画》。
 ノルウェーのシンディングの《ロマンス》。フィンランドのベンクト・カールソン(1890-1953) のソナタは、〈アレグロ、モルト・モデラート〉〈アレグロ・ヴィヴァーチェ〉〈レント〉〈終曲、アレグロ・ヴィヴァーチェ〉の4 楽章からなる約36 分の作品です。忘れられようとしていた「隠れた真珠」とオーストレムが言うチェチュリンとカールソンの曲は、これが初めての録音です。共演者のソニヤ・フラキ (1977-) はフィンランド、エミール・ホルムストレムはスウェーデンのピアニストです。オーストレムは、シベリウス・アカデミーがアニヤ・イグナティウスから寄贈されたガルネリを弾いています。


ABCD 352
\2,300→\1990
ウーノ・クラミ(1900-1961):
 ピアノ、ピアノとヴァイオリンのための作品集〜風景

  ロンド ヘ短調 作品1(1917)(ピアノのための)
  メロディ イ長調 作品3-1(1916)(ピアノのための)
  葬送行進曲 ハ短調 作品8(1916)(ピアノのための)
  バラード「森の精」ニ短調 作品10-4 (1916)(ピアノのための)
  田園詩 変イ長調(1919)(ピアノのための)
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調(1920)
  前奏曲第3 番「カプリース風ワルツ」(1921)(ピアノのための)
  舟歌 作品5(1924)(ピアノのための)
  格言(1926)(ピアノのための)
  ヘルシンキ行進曲(1934)(ピアノのための)
  ユモレスク 作品36-1 (1945-46)(ヴァイオリンとピアノのための)
  悲しい歌作品36-2 (1945-46)(ヴァイオリンとピアノのための)
  歌(1952)(ヴァイオリンとピアノのための)
  小組曲(1957)(ピアノのための)
エサ・ユロネン(P)
シルック・マンテレ(Vn)
 繊細で色彩豊かなウーノ・クラミのピアノ作品集

 52’17

 ウーノ・クラミは1900 年の生まれ。1924 年から1925 年にかけてパリに学び、フィンランド・モダニズムの作曲家として20 世紀前期のフィンランド音楽を彩りました。彼の主要な作品のほとんどは管弦楽曲が占め、ピアノ独奏のための作品はこのアルバムで演奏されている作品がほぼすべて、室内楽のための作品も少なく、1915 年から学びはじめたヘルシンキ音楽院時代の弦楽四重奏曲(1916) とピアノ三重奏曲(1917)、1920 年代に音楽院のマチネーコンサートのために作曲したヴィオラソナタ(1920) やピアノ五重奏曲(1923) など数曲と、1940 年代以降に作曲された小品が数えるくらい。
 このアルバムでは、ヴァイオリンとピアノのための作品が4 曲、ヴィオラソナタと同じ年に作曲された、〈アレグロ・モデラート〉と〈アンダンテ・モルト〉の2 楽章から成るソナタ、交響曲第2 番の後の〈ユモレスク〉と〈悲しい歌〉、1952 年の「歌」が演奏されています。ピアノのための「舟歌」をのぞきすべて世界初録音です。ピアニストのエサ・ユロネンは、1995 年にシベリウス・アカデミーのピアノ科を卒業、現在はコトカに住み、音楽学校のピアニスト、教会音楽家として活動しています。ヴァイオリンのシルック・マンテレもコトカを中心に演奏活動を行う音楽家です。アルバムのタイトルは、「小組曲」の第2 曲〈アンダンティーノ〉の曲名〈風景 (Maisema)〉からとられました。





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