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米ALBANY 超特価セール
その1
1CD\2500→\1990
〜10/27(火)午前9時

 アメリカの超大型レーベルALBANY。超大型にふさわしくそのリリース数は数百タイトルに及ぶ。しかし超大型にもかかわらず一般認知度は恐ろしく低い。その理由は簡単、内容が極めてマニアックな現代ものに限られているから。アメリカの現代音楽に特化したレーベルなのである。だから全然興味ない人は一生お世話になることがないが、好きな人にはたまらなく大切なレーベルとなる。
 そんなごくごく一部のファンを猛烈に虜にする米ALBANY、超特価でいきます。
 ただし、新譜といえども完売するとなかなか再プレスされないので、完売の際はご容赦くださいませ。


TROY1295
\1990
フローレンス・B・プライス(1887-1953):
 (1)1楽章の協奏曲
 (2)交響曲第1番ホ短調
レスリー・B・ダナー指揮
ニュー・ブラック・ミュージック・
 レパートリー・アンサンブル
(1)ケレン・ウォルウィン(Pf)
録音:2011年3月

フローレンス・B・プライスはアーカンサス州出身のアフリカ系アメリカ人の女性作曲家でニュー・イングランド音楽院、シカゴ音楽大学などで学んだ。生涯に300曲以上の作品を残し、彼女が編曲した黒人霊歌はマリアン・アンダーソン、レオンタイン・プライスらが好んで取り上げたと言われる。
1楽章の協奏曲は黒人霊歌風の温かな旋律がラフマニノフを彷彿とさせる華麗なピアノと管弦楽法で展開する秀作。交響曲ホ短調はアメリカ黒人女性による最初の交響曲。1932年ロドマン・ワナメイカー財団賞の第1等賞を受賞した作品。も黒人霊歌の旋律を基本素材とした作品でドヴォルザークの「アメリカ」や「新世界より」と思わせる堂々とした力作。

TROY1325
\1990
「ホルンのための室内楽曲集」
 (1)ブラームス:ホルン三重奏曲Op.40
 (2)モーツァルト:ホルン五重奏曲K.407
 (3)ベートーヴェン:
  2つのホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲Op.81b
 (4)シューベルト:「流れの上で」Op.post119, D.943
リチャード・キング(Hrn)
(1)(3)エイミー・リー(Vn)
(1)(4)オーリ・シャハム(Pf)
(2)(3)佐藤マリ(Vn)
(2)(3)リン・ラムゼイ(Va)
(2)スタンレイ・コノプカ(Va)
(2)ジュリー・マイヤーズ・キング(Pf)
(3)ジェシー・マコーミック(Hrn)
(3)ポール・クシウス(Va)
(4)ジュンユン・オー(S)
クリーヴランド管の首席リチャード・キングのホルン室内楽作品集!

録音:2011年5月-6月

リチャード・キングはクリーヴランド管の首席ホルン奏者。ソリストとして東京交響楽団とも共演したことがあり、日本でもコンサート、マスター・クラス開講を行い人気がある。ここではホルンを中心にすえたお馴染みの名曲を集めた。その甘い音色はクリーヴランド管の首席に恥じない名演奏。

TROY1300
\1990
便乗商品?芸術?ベートーヴェンの交響曲第7.1番
 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
 ウィリアム・ヒル:交響曲第2番「ベートーヴェン7.1」(2009-10)
ローレンス・ゴラン指揮
ラモント交響楽団
DDD、62:33

ウィリアム・ヒルの交響曲第2番《ベートーヴェン7.1》はベートーヴェンの交響曲第7番の素材に基づく一種のパラフレーズ、オマージュとして作曲された。作曲者ヒルはコロラド交響楽団の打楽器奏者としても活動し、デンバーのラモント音楽大学作曲科の教鞭も執っている。ベートーヴェン:交響曲第7番の中にある幾つもの印象的なモティーフが無調によって見事に展開されている。なおラモント交響楽団はコロラド州デンバーにあるラモント音楽大学のレジデント・オーケストラ。

TROY1305
\1990
「盗まれた黄金」
 〜ヴァイオリンとテープ、ライヴ・エレクトロニクスのための作品集

  タニア・レオン:アバニコ(2007)
  田中カレン:ウェイヴ・メカニクスII(1994)
  ミリカ・パラノシク:アル・アイリ・レポ・スヴィリ(2005)
  アンナ・ルビン:盗まれた黄金(1991,ヴァイオリン版:2005)
  リンダ・ダスマン:マニフィカト3「ラメント」(2004)
  アリス・シールズ:キリエル(2004-05)
  ベッカ・シャック:パルス(2002)
吉岡愛理
 (Vn,エレクトリックVn)
日本のホープ、吉岡愛理の現代ヴァイオリン作品集!田中カレン、他

DDD、62:28

いずれもヴァイオリンとテープもしくはライヴ・エレクトロニクスなどとのコラボレーションによる作品集。ラテン情緒あふれる楽しいタニア・レオンのアバニコ、われらの田中カレン女史のウェイヴ・メカニクス、中近東のエキゾチシズムが神秘的なルビンの盗まれた黄金ほか新しさとポップさがほどよくミックスされた鮮烈な一枚。ヴァイオリンの吉岡愛理はニューヨーク在住。アメリカ、カナダ、ヨーロッパで活動し日本でも度々リサイタルを行っている期待のヴァイオリニスト。

TROY 1301
\1990
「イン・ノミネ」
 (1)クルターク(b.1926):サイン、ゲームそしてメッセージ(1986-2006)
 (2)アルトゥール・アヴァネソフ(b.1980):G.Kへのオマージュ
 (3)ティグラン・マンスリアン(b.1939):ラメント(1980)
 (4)プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタOp.56
 (5)アヴァネソフ:「ゼメスターニ、バハーリ、ベヘシュティ」
モヴセス・ポゴシアン(Vn)
(2)(4)ヴァーティ・マヌーエリアン(Vn)
(2)(5)アルトゥール・アヴァネソフ(Pf)
クルターク、マンスリアンの世界初録音のヴァイオリン作品を収録!

録音:2010年、DDD、59:40

ヴァイオリンのポゴシアンは旧ソ連アルメニア出身。1986年にチャイコフスキー国際コンクールに入賞、1990年にはボストンでチャイコフスキーの協奏曲でアメリカ・デビュー以来、ソリストとして世界中で活躍している。また共演のマヌーエリアンはポゴシアン夫人。東京カルテット、クロノス・カルテットとも共演しクラシックのみならず現代作品の紹介にも力を入れている。巨匠クルタークの代表作と近年評価の著しいマンスリアンの哀感あふれる作品の世界初録音が聴きもの。

TROY1319
\1990
デイヴィッド・マスランカ(b.1943):
 (1)アルト・サクソフォンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲
 (2)リベレーション(解放)
スティーヴン・K.スティール指揮
(1)イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
(2)イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
(1)ポール・ノーレン(アルトSax)
吹奏楽界の巨匠マスランカのサックス協奏曲とJWECC委嘱作!

アルト・サクソフォン協奏曲は5楽章からなる大作で各楽章には1:歌「地上の炎」/2:間奏曲「明るい窓、あなたの夜は星に満たされ」/3:歌「親愛なるイエス、あなたは私に何をしたのですか?」/4:間奏曲「星月夜」/5:歌「人間よ、これを見たことがあるか?」と標題が付けられ、ドラマティックに展開する。「リベレーション」は2010年JWECC(日本管楽合奏指揮者会議)の委嘱作。吹奏楽の機能とダイナミズムを存分に使い切った快作。イリノイ州立大学のウィンド・シンフォニーとシンフォニック・ウィンズは名前が違いますが、編成はほぼ同じ。メンバーはほとんど異なります。

TROY1335
\1990
「リジェネシス」〜再生の音楽
 (1)アンソニー・プロッグ:コンチェルト2010(2010)
 (2)アルフレッド・リード:
  ワーグナーのポラッツィの主題による変奏曲(1983)
 (3)デイヴィッド・マスランカ:交響曲第8番(2008)
ボビー・R・フランシス指揮
テキサス・クリスチャン大学ウィンド・シンフォニー
(1)アメリカン・ブラス・クインテット
アルフレッド・リードの名作とマスランカの交響曲第8番!

吹奏楽では名作と言われるリードのワーグナーのポラッツィの主題による変奏曲とマスランカの大作、交響曲第8番のカップリングに加え、プロッグの最新作、金管五重奏と吹奏楽のための協奏曲2010という話題作満載の一枚。

TROY1284
\1990
タニア・レオン:
 (1)HAIKU(俳句)
  〜ナレーターとミクスト・アンサンブルのための
 (2)イヌラ
  〜声、弦楽と打楽器のための
(1)(2)タニア・レオン指揮
(1)ダンス・シアター・オブ・ハーレム・アンサンブル
 (Fl, Fg, Gr, 筝, Vc, Cb, Perc)
(2)ソン・ソノーラ・ヴォイセズ、
 ソノ・ソノーラ・アンサンブル、
 ダンス・ブラジル・パーカッション
録音:(1)1973年、(2)2009年

タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者で彼女の代表作歌劇《ヒヤシンスの惨劇》はヘンツェの依頼で作曲、初演された。また作品はオルフェウス室内管、シンシナティ響、アンサンブル・モデルンなどによって演奏されている。アメリカではローリー・アンダーソン、メレディス・モンクらと並んで女性作曲家の三羽烏と目されているそう。さてHAIKUは松尾芭蕉、与謝蕪村、寺村百池、小西来山の俳句の英訳をナレーターが朗読する(なんとなくNHK教育のJブンガクを思い出す)背後で読経のようなコーラス、ミステリアスな無国籍風のアンサンブルが音楽をつけてゆく30分あまりの大作。「イヌラ」も屈託のないペンタトニックの響きがのどかに拡がる似非アジア風音楽かと思えば途中から作曲者の故郷キューバのリズムが加わりどこまでも平和で脳天気な(ルー・ハリソンみたいな)音楽が続く。実に楽しいアルバム。
TROY1294
\1990
アレック・ワイルダー(1907-80):ピアノ作品集
 (ソナタ・ファンタジー/ハーディ組曲/組曲第1番/
  組曲第2番/エッセイ第2番/組曲第3番/
  組曲第4番/12のモザイク)
ジョン・ノエル・ロバーツ(Pf)
録音:2010年6月

アレック・ワイルダーはフランク・シナトラ、トニー・ベネット、スタンゲッツらとも深く関わり、ポピュラー、クラシック両方で活躍した。作品はジャズの影響を受けたものが多いが古典派、印象派、無調の影響を受けたものもありと多岐に渡っている。

TROY1298
\1990
「ドライヴ・アメリカン」
 ジョン・アダムズ:アメリカン・バーサーク(2001)/
 ジョーン・タワー:ノー・ロンガー・ヴェリー・クリア(2000)/
 ダニエル・クローズィアー:冬のオーバード(2009)/
 陳怡(チェン・イ):バ・バン(1999)/
 オーガスタ・リード・トーマス:痕跡(2007)
  (夢:シューマン×クラム風/
   奇想曲:スカルラッティ×アート・テイタム風/
   タンゴ:ピアソラ×コルトレーン風/
   即興曲:ストラヴィンスキー×ショパン&セロニアス・モンク風/
   トッカータ:バッハ×ビバップ風)/
 ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード第4集(1988)
ハイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(Pf)
録音:2009年5-7月

アメリカ在住の作曲家によるピアノ新作集。ポスト・ミニマリズムの旗手としていまや巨匠の域にまで達したジョン・アダムズのミニマル流ラグタイムの軽〜い味わいが楽しい「アメリカン・バーサーク」、様々な作曲家の様式をミックスしたというA.R.トーマスの「痕跡」、巨匠ボルコム作品など聴き所満載。
TROY1299
\1990
ホセ・ペペ・マルティネス:
 マリアッチ・オペラ「月の表面を横断する」
ヒューストン・グランド・オペラ
マリアッチ・ヴァルガス・テカリトラン
マリアッチとはメキシコを代表する民族的バンドのスタイルで通常、祭り、結婚式、宴会などで座を盛り上げるため演奏する。この作品ではそのマリアッチの様式で書かれた歌劇で明るくゴキゲンなメキシコ情緒がたっぷり味わえる。なお歌はスペイン語で間の会話は英語で行われている。

TROY1302
\1990
「エマ・ルー・ディーマー:作品集」
 (1)ピアノ三重奏曲
 (2)トランペット、ホルン、トロンボーンとピアノのための四重奏曲
 (3)マリリンのための7つの小品
(1)(2)ジョーン・デヴィー・ディクソン(Pf)
(1)ローラ・コバヤシ(Vn)
 エレン・グロールマン(Vc)
(2)ロリ・アントン(Trp)
 サンドラ・ウッドワード(Hr)
 ブライアン・アントン(Trb)
(3)エマ・ルー・ディーマー(Pf)
ディーマーはイェール大学とイーストマン音楽院で学び、サンタバーバラ交響楽団のレジデンス・コンポーザーを勤める中堅作曲家。作風は印象派、新古典主義に更にモダンな要素を加えた洗練されたもの。「マリリンのための7つの小品」は洒落たピアノ小品集かと思いきや突然ヘンリー・カウエル風の似非民族音楽とピアノの内部奏法が出てきて楽しい。

TROY1303
\1990
バーバラ・ホワイト作品集
 (1)5つの元素(2003)
 (2)十分なロープ(2006)
 (3)傷と目(2007)
 (4)「私の納屋が焼失した、私は今、月を見ることができる」(2008)
(1)ジェニファー・フラウチ(Vn)
(1)(4)ローラ・フラウチ(Vn)
(1)ダニエル・パナー(Va)
(1)(4)ソフィ・シャオ(Vc)
(1)(3)(4)ジョン・ブラックロウ(Pf)
(2)サブリナ・リアーマン(S)
(2)デボラ・ボールディン(Fl)
(4)タラ・ヘレン・オコーナー(Fl)
(4)アラン・ケイ(Cl)
バーバラ・ホワイトはニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル、ボストン・ムジカ・ヴィヴァなどから作品を委嘱され、セント・ルーク室内アンサンブルにも作品を提供している。モード、調性的な響きと現代の新しい楽器法によるユニークな音響を折衷して独自のリリシズムを確立している作曲家。懐かしい「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチも参加しています。

TROY1304
\1990
「神聖なる声」〜グレアム・ゴードン・ラムジー(b.1962)作品集
 アヴェ・マリア(2007)/聖ステファニーのミサ(2007)/
 服従(2008)/もしあなたが私を愛するなら(2008)/
 深き淵より(1990)/3つの詩篇(2002)/ラウダーテ・ドミヌム(2009)
ハインリッヒ・クリスティアンセン(指揮)
合唱団
グラハム・ゴードン・ラムジーはカリフォルニア出身で作曲をデイヴィッド・デル・トレディチらに師事。主に宗教音楽の分野で作曲を行っており、作品はアメリカのみならず、イタリア、デンマークでも歌われている。20世紀初頭のイギリスの作曲家の合唱曲に似た精妙な和声と繊細な情感に溢れている。

TROY1307
\1990
「恐怖と記憶」〜アンドルー・ワッゴナー作品集
 アンドルー・ワッゴナー(b.1960):
  (1)インプロヴィゼーション/
  (2)弦楽四重奏曲第3番(2002)/(3)エクソシスト(2006)/
  (4)リーヴル(本)(2001)/(5)恐怖の目録(2009)/
  (6)ひとつの優しさ(2008)/(7)インプロヴィゼーション
(1)(5)(7)オープン・エンド(SQ&Pf)
(2)コリリアーノ四重奏団(SQ)
(3)フレキシブル・ミュージック(Sax, G, Perc, Pf)
(4)C.スティンソン(Vc)、M.モルコスキ(Pf)
(6)アンサンブル・ノードリーズ(Vn,Vc,Pf,Cl)
録音:2010年

ワッゴナーはニューオリンズ出身でイーストマン音楽院とコーネル大学で学んだ。ロジャー・セッションズ賞の始めアメリカ国内の数々の作曲賞を受賞している。作風はバルトーク、ストラヴィンスキーを思わせるリズムにジャズ風のコードやメロディを加え、ニュー・ジャズ、プログレシヴ・ロックを彷彿とさせるポップな現代音楽。クロノスQのレパートリーが好きな人は気に入るだろう。

TROY1308/09
(2CD)
\3980
ラリー・ベル:
 (1)「四季」〜
  エリザベス・カーシュナーに詩によるカンタータOp.101
 (2)通奏低音付きチェロ組曲Op.110
 (3)パルティータ第1番Op.97
 (4)カプリース第3番Op.54
 (5)パルティータ第2番Op.102
 (6)セレナード第2番Op.98
(1)「秋」:トーマス・グレッグ(T)、
  E.ローレンス(Hrp)
 「冬」:B.A.コンドン(MS)、
  ラリー・ベル(Pf)、
 「春」:フィリップ・リマ(Br)、
  P.シエンニワ(Cemb)
 「夏」:E.ホームズ(S)、
  J.ムラトレ(G)
 「フィナーレ」:ラリー・ベル(指揮)、
  上記歌手・奏者達、他
(2)(6)サム・ウ(Vc)
(2)(3)(5)(6)ポール・シエンニワ(Cemb)
(4)アルド・アブロー(リコーダー)
録音:2010-2011年

ラリー・ベルはニュー・イングランド音楽院、バークレー音楽大学で教鞭を執る他、ピアニストとしても活動し、NAXOSよりパーシケッティのピアノ作品集をリリースしている。作曲家としては穏健な新ロマン主義的な作風を持つ。カンタータ「四季」は80分の大曲ですが、カンタータと言いながら「秋」〜「夏」は独唱の歌曲、フィナーレでようやく全員が揃います。全編、調性のある美しい旋律が優れたヴォーリストたちによって歌われる。グランマ・モーゼスの絵画を見るような穏やかな作品。

TROY1310
\1990
「パーシケッティと彼の弟子たちのピアノ音楽」
 ヴィンセント・パーシケッティ:ピアノ・ソナタ第9番,冬至*
 マーガ・リヒター:ピアノ・ソナタ,記憶*,8つの小品*
 ジェイコブ・ドラックマン:7つの大罪*
リチャード・ズィムダーズ(Pf)
録音:2010-2011年(*印:世界初録音)

パーシケッティ(1915-1978)はイタリア系アメリカ人でジュリアード音楽院で長らく教鞭を執った。そんな彼の弟子の作品を含むピアノ作品集。パーシケッティ自身は新古典主義の傾向が見られるが弟子たちの作品は様々な様相を呈している。

TROY1311
\1990
「アルベニス風に」〜
 クリス・バックホルズ、トロンボーン・リサイタル

  シチェドリン(b.1932):アラ・アルベニス
  ビュッセル(1872-1973):12の旋律的なヴォカリーズ練習曲より(4曲)
  ジャン・オーバン(b.1928):アリア、スケルツォとフィナーレ
  ヒンデミット(1895-1963):アルト・ホルンのためのソナタ
  レオン・ステッケ(1904-1942):嬰ヘ調の変奏曲
  ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
  ガーデル・シモンズ(1878-1945):ゴンドラの船頭
クリス・バックホルズ(Trb)
ジーン・ボトキン(Pf)
ブックホルズはクラシックとジャズの世界で活躍しトニー・ベネット、ナタリー・コールとも共演する一方、ピッツバーグ響、デトロイト響。ボストン・ポップス、シンシナティ・ポップスとも度々共演しているベテラン。
甘い音色と朗々としたメロディの歌いまわしが魅力。

TROY1312
\1990
ジャック・ビーソン(1921-2010):
 (1)歌劇「ハイデッガー博士の不老泉」
 (シェルドン・ハーニック台本)
 (2)室内歌劇「おーい助けてくれ」
(1)C.ウィルコックス、J.クリスティンほか、
 トーマス・マーティン指揮室内管弦楽団
(2)J.リアードン(Br)、L.ガブリエル(S)、
 フレデリック・ウォルトマン指揮
 コロンビア室内管弦楽団
ビーソンはイーストマン音楽院とコロンビア大学で学び、多くのオペラ、歌曲、室内楽を作曲し、アメリカ・ローマ大賞を受賞している。幾分ベルクを思わせるシリアスな「ハイデッガー博士の不老泉」、メノッティを思わせる親しみやすい「おーい助けてくれ」と対照的な2つのオペラを収録。

TROY1313
\1990
「転換」〜トロンボーンのための音楽
 (1)フィッシャー・タル:変奏(ディヴァージョン)/
 (2)サイモン・ウィルズ:トロンボーン四重奏のためのソナタ/
 (3)ジャック・カステレード:前奏曲と舞曲/
 (4)エリック・エワゼン:ダンツァ・デラ・ヴィータ/
 (5)アンソニー・バーフィールド:独白/
 (6)マイケル・ダイヴァーズ:主題によるディヴァージョン
ステントリアン・コンソート:
 【デイヴィッド・ベノチェ(Trb)、
  ブレント・フィリップス(Trb)、
  ジョナサン・ホワイテイカー(Trb)、
  バーニー・マッコラム(B.Trb)】
(1)(5)ジョセフ・アレッシ(Trb)
(1)ピーター・エルフソン(Trb)
(3)エルヴィア・プッチネッリ(Pf)
(3)トッド・ミーハン&ティム・タル(Perc)
ステントリアン・コンソートは2003年に結成以来、数々の音楽祭、大学のセミナーなどに招かれコンサートを行っている。ニューヨーク・フィルの首席トロンボーン奏者ジョセフ・アレッシとも度々共演しここでも息の合ったところを聴かせている。

TROY1314
\1990
「ハート・オン・ザ・ウォール」
 〜アフリカ系アメリカ人によるアート・ソング集

  ロバート・オーウェン:ハート・オン・ザ・ウォール
  ジュリアス・P.ウィリアムズ:歴史の神話
  ロバート・L.モリス:抒情組曲
  ヌケイル・オコイェ:ハリエット・タブマン歌曲集
ルイーズ・トッピン(Sop)
ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮
ドヴォルザーク交響楽団
録音:2006-7年

クラシック系音楽の分野で活躍するアフリカ系アメリカ人作曲家によるオーケストラ伴奏つき歌曲集をまとめたもの。いずれも素朴で力強いメロディと繊細な情感にあふれた生命力のある作品が揃っている。ソプラノのルイーズ・トッピンはアメリカ、ヨーロッパ、日本などで活躍するオペラ歌手で当ALBANYにはスティルの歌劇ほか複数の録音がある。このCDのプロデュースも自ら手掛けている。
TROY1315/16
(2CD)
\3980
ステファン・ワイスマン:歌劇「ダークリング」
 〜台本:アンナ・ラヴィノヴィッツ
M.ヘグルンド(S)、ハイ-ティン・チン(MS)、
J.ガリソン(T)、M.ウーレマン(B,Br)、
ブライアン・デマリス(指揮)、
弦楽四重奏団、ほか
ワイスマンはニューヨークを中心に活動する若手作曲家で作曲をデイヴィッド・ラングらに師事した。
両大戦間の不況と混迷のアメリカを舞台にしたこの歌劇はアメリカン・オペラ・プロジェクトの委嘱により作曲された。数人の歌手と語り手、それに弦楽四重奏という極めて切り詰められた編成で淡々と進められるモノクロームの人間模様。弦楽四重奏は無調から当時の流行音楽のスタイルまで幅広く取り込む。

TROY1317
\1990
「錬金術」〜ジャン・クルジウィキ(b.1948)作品集
 (1)寓話/(2)パルティータ/
 (3)錬金術/(4)5つの詩曲/
 (5)夕べの影に
(1)(2)スーザン・ノウィキ(Pf)
(1)リン・クロック(バリトンSax)
(2)フレデリック・T.コーエン(Ob)
(3)マシュー・ベングトソン(Pf)
(4)ジェフリー・カナー(Fl)
(4)チャールズ・アブラモヴィッツ(Pf)
(5)スーザン・ナルッキ(S)、
 J.ヴィオー(G)、岡浩乃(Vn)、
 レイチェル・ク(Va)、
 ユミ・ケンドール(Vc)
録音:2007年8月

ジャン・クルジウィキはフィラデルフィアを中心に作曲のほか、指揮者、教育者として、また音楽祭の企画など多彩な活動を行っている。作風はヨーロッパの前衛に近い位置を保っており、その厳しい姿勢に他のアメリカの作曲家にはない品格が感じられる。声楽曲「夕べの影に」は厳しい表現のなかに象徴主義的なほの暗いロマンティシズムが感じられる傑作。

TROY1318
\1990
「フリー・フライング」
 (1)ジョン・スティーヴンス:トロンボーン・ソナタ(2002)
 (2)スティーヴ・ラウズ:フライング・ボーイ(2005)
 (3)フレデリック・スペック:自由落下
 (4)スタンリー・フリードマン:トロンボーン・ソナタ(1999)
 (5)ポウル・ブリンク:トロンボーンとバンドのための変奏曲
ブレット・シャスター(Trb)
(1)(3)(4)クリスタ・ウォレス=ボーズ(Pf)
(2)ルイスヴィル大学金管五重奏団
(5)フレデリック・スペック指揮
 ルイスヴィル大学ウィンド・アンサンブル
ブレット・シュスターはニュー・イングランド音楽院、アリゾナ州立大学で学び、現在フィラデルフィアを拠点に活動している。ソリストとしてオーケストラとの共演も多く、ルイスヴィル響、サンディエゴ響とも共演。数々のワークショップ、音楽祭にも招かれている。このCDは彼名義の初のソロ・アルバムであり、ピアノ伴奏によるものから大規模なウィンド・アンサンブルを従えたものまでヴァラエティ豊か。
TROY1326/27
(2CD)
\3980
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
 歌劇「占い師」
スティーヴン・バイエス指揮
オハイオ・ライト・オペラ
エイミー・マップルス、
スティーヴン・フォーク、ほか
ハーバートはアイルランド出身で後にアメリカに帰化し、当時ライト・オペラと呼ばれた創成期のミュージカルの基礎を築いた重要な作曲家です。チェロ奏者としてヨハン・シュトラウスIIの楽団に在籍しシュトラウスのスタイルを吸収し後に自分の音楽へ昇華させます。ハーバートのチェロ協奏曲はドヴォルザークに霊感を与え、チェロ協奏曲作曲を決心させたとも言われています。しっかりとした構成と美しい旋律と管弦楽法は今聴いても色褪せません。オペラ・ファン、ミュージカル・ファンはぜひお聴き下さい。

TROY1328
\1990
「天使と悪魔」〜チューバのための作品集
 アルフレッド・リード:二重奏のファンタジア/
 バーバラ・ヨーク:天使のためのエレジー/
 ジョン・スティーヴンス:「サルヴェ・ヴェネーレ、サルヴェ・マルテ」/
 ブラームス:永遠の愛を、歌の調べのように/シューマン:異郷にて/
 ファーラー・フェラン:堕ちた天使のソナタ/
 ジェームズ・グラント:ワルツ・フォー・ベッツ/
 アンソニー・プロッグ:3つの細密画/
 エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ/
 ジェームズ・ミードア:黙示録的声/ニールセン:カント・セリオーソ/
 ティム・バズビー:チューバ吹きのサガ(伝説)
ティム・バズビー(Tuba)
フェイス・デボウ(Pf)
録音:2010年7月

吹奏楽関係者の間では有名なチューバ奏者ティム(ティモシー)・バズビーは前回も古今のオーケストラ名曲のトロンボーン・チューバ・パートだけを集めたCD(TROY1282)で話題となったが、こちらはチューバのためのオリジナル作品(一部編曲物あり)を中心にしたアルバム。バズビーは最近メルボルン響の首席チューバ奏者に就任した他、ソリストとしても各国のオーケストラを共演し活動の幅を広げている。

TROY1329
\1990
「回想」〜アメリカのフルート音楽
 (1)ジョセフ・シュワントナー:回想(2009)
 (2)エリオット・カーター:私は風に描く(1991)
 (3)ドナルド・マルティーノ:クォドリベッツ(1954)
 (4)ヴィンセント・パーシケッティ:
  寓話(アルト・フルートのための)(1965)
 (5)ロバート・ディック:魚は跳ね上がる(1999)
 (6)サミュエル・バーバー:カンツォーネ(1959)
 (7)ロバート・ビーサー:水の中で自分自身を賞賛する老人(1986)
 (8)ジョセフ・シュワントナー:黒いイソギンチャク(1982)
レナード・ギャリソン(Fl)
(1)(6)〜(8)ジェイ・マウチェリー(Pf)
録音:2011年5月

ギャリソンはワラ・ワラ響の首席フルート奏者でモンタナ・レッド・ロッジ音楽祭の音楽監督を務め、ソリストとしてはシカゴ響とも共演したことがある実力派。20世紀の様々な傾向のフルート作品を収録。

TROY1330
\1990
「クラリネット・コレクティヴ」
 (1)レイモン・ガロワ・モンブラン(1918-94):
  6つの音楽的エチュード(1955)
 (2)フランク・ウィリー(b.1949):起動と精霊の踊り(2000)
 (3)アラン・ストート(b.1932):ムーヴメント(2000)
 (4)マリー・アン・グリーブリング(b.1936):四大元素
 (5)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Cl&Pfのための編曲版)
 (6)ドビュッシー:4つの歌曲(Cl&弦楽四重奏のための編曲版)
 (7)ケント・ケンナン(1913-2003):哀歌
 (8)モーツァルト:4つの教会ソナタ(Cl、木管八重奏&コントラバス版)
デニス・ナイグレン(Cl)
(1)(8)ワイン・ゴーダー指揮
(1)ガロワ・モンブラン・アンサンブル
(3)(6)エイデン弦楽四重奏団
(4)(5)ジェリー・ワン(Pf)
(8)モーツァルト・アンサンブル
ナイグレンはミシガン州立大学で学び、現在ケント州立大学でクラリネットの教授を行う傍ら、主にソリストとして吹奏楽の分野で活躍し近現代の作品の演奏に定評がある。本CDでは特にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」と「4つの歌曲」におけるナイグレンの極めて繊細な表現に驚かされる。
TROY1331/32
(2CD)
\3980
サリヴァン(1842-1900):
 喜歌劇「ペンザンスの海賊」
J.リン・トンプソン指揮
オハイオ・ライト・オペラ
ニコラス・ウーアーマン
カーラ・ヒューズ
スティーヴン・フォーク
テッド・クリストファー、ほか
「ペンザンスの海賊」はイギリスの喜歌劇作曲家アーサー・サリヴァンの代表作で1879年、作曲者自身の指揮でニューヨークの五番街劇場で初演され、今日のいわゆるミュージカルの祖となった。孤児の集団で作られた海賊たちとやたら人のよい船長たちが出会う人々との涙あり笑いありのラヴ・コメディ。親しみやすい楽しい旋律満載で今日いまだ根強い人気を誇っている名作。オハイオ・ライト・オペラの歌手たちの安定した歌唱で思わず引き込まれる。

TROY1333
\1990
「エヴリウェア・エンタングルド」
 ブレーク・ウィルキンス(b.1965):蛇との踊り
 スティーヴン・A.テイラー(b.1965):エヴリウェア・エンタングルド
 クリストファー・ディーン(b.1957):たてがみのスクロール
 エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):イオニザシオン
 スティーヴン・ゴーボス(b.1978):プッシュ
 後藤洋(b.1958):見えざる者が通り過ぎる
 スティーヴン・ハートキ(b.1952):パーコレーション・プロセシズ
 デイヴィッド・クラム(b.1962):キネティクス
 ジャスティン・メリット(b.1975):疾風怒濤
ブレーク・ウィルキンス指揮
ヒューストン大学打楽器アンサンブル
録音:2011年5月

打楽器アンサンブルの古典的名作ヴァレーズのイオニゼーション

TROY1280
\1990
ウィリアム・シューマン(1910-1992):
 (1)アメリカ祝典序曲
 (2)《自由の歌》〜
  ウォルト・ホイットマン「草の葉」によるカンタータ(世界初録音)
 (3)混声合唱とソプラノのための前奏曲
 (4)アメリカン・カンタータ《自由の地に》〜
  バリトン、合唱と管弦楽のための
(1)(2)(4)イアン・ホブソン指揮
 シンフォニア・ダ・カメラ
(2)(4)リカルド・ヘレーラ(Br)
 イリノイ大学合唱団&オラトリオ協会
(3)イングリッド・カミン(Sop)
 フレッド・ストルツフス(指揮)
 イリノイ大学合唱団
アメリカに一時代を築いた大立者W.シューマンの第一回ピューリッツァー賞作曲部門受賞作品を含む作品集

録音:2010年11月イリノイ大学クラナート・
センター,DDD、71:33

 アメリカの20世紀前半の保守陣営を代表する作曲家ウィリアム・シューマンはジュリアード音楽院の学長を勤める一方、交響曲を第10番まで発表するなど精力的に活動した。《自由の歌》は1943年に創設されたピューリッツァー賞音楽部門の第1回受賞作品。アメリカ祝典序曲もよく演奏される代表作。いずれも明朗快活なアメリカン・スピリットに溢れた作品。

TROY1282
\1990
「噴火!」〜低音金管楽器のための管弦楽作品抜粋集
 ブラームス:交響曲第4番より第4楽章コラール部分/
 ブルックナー:交響曲第8番よりフィナーレ/
 シベリウス:交響曲第2番よりフィナーレ/
 マーラー:交響曲第2番よりフィナーレ、第4楽章42小節/
 マーラー:交響曲第5番第1楽章11小節後/
 ワーグナー:ワルキューレの騎行、ラインの黄金より/
  ほか、ヒンデミット、ニールセン、ヴェルディ、
  サン=サーンス、R.シュトラウス、レスピーギ、
  ベルリオーズ、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、
  チャイコフスキー、バルトーク、プロコフィエフ、
  コープランド、
  全34トラック(トロンボーンとチューバが活躍する部分のみ)
ジェシカ・バズビー(Trb)
リー・ロジャーズ(Trb)
ジャヴィアー・コロマー(Trb)
デイヴィッド・ボブロフ(バスTrb)
ティモシー・バズビー(Tuba)
爆笑!!まるでパート練習!関係者必携!?名曲のチューバとトロンボーンが活躍する部分だけ集めました!

DDD、40:32

 プロ・アマを問わずオーケストラを実際にやっている人は他の団体の演奏やCDを聴いていても自分のパートばかりが気になってしまうものではないでしょうか。特に金管パートは音量も大きく効果も荘厳なため目立つのでそのパートだけ聴きたい、弦楽も他のパートもいらない!という人にぴったりのCDです。音大のキャンパスを歩いていると必ず聴こえてくる名曲傑作のパート練習みたいな内容のCDをまじめに作っちゃいました。

TROY1274
\1990
ボリス・パパンドプロ(1906-91):ピアノ作品集
 幻想的スケルツォ/ソナチネ/
 10の音楽的印象(それぞれの永続的な1分)/
 パルティータ/8つの習作
ニコラス・フィリップス(Pf)
クロアチアの異色作曲家パパンドプロの珍しいピアノ作品集

DDD、69:32

 ボリス・パパンドプロ(1906-91)はクロアチアの作曲家。指揮者としても活躍しクロアチア国立歌劇場、クロアチア放送交響楽団の音楽監督を勤め20世紀クロアチア音楽界の発展に尽力した。作品は歌劇、管弦楽、室内楽など440曲以上を残した。マタチッチが演奏した作品がCD化され話題になったこともあった。
作品はリスト、ドビュッシー、バルトーク、ハチャトリアン等ロシア音楽の影響を感じさせつつクロアチア民謡を取り入れた独自の個性を持つ。ピアノ作品だけでアルバムが作られるのは大変珍しい。

TROY1275
\1990
ミトロプーロスの秘蔵音源収録!
 レオン・カーシュナー(キルヒナー)(1919-2009):管弦楽作品集

 (1)管弦楽のための音楽(1969)
 (2)《リリー》(1973)〜ソプラノと室内管弦楽のための
 (3)ピアノ協奏曲第1番(1953)
(1)レオン・カーシュナー(指揮)
 元ハーヴァード室内管
(2)ダイアナ・ホーグランド(Sop)
 ジェームズ・バスウェル(Vn)
 今井信子(Va)
 ローレンス・レッサー(Vc)
 ポール・ダンケル(Fl)
 リチャード・ストルツマン(Cl)
 A.フォーゲル(Ob)、A.ヘラー(Fg)
 ロバート・ラウチ(Hr)、
 A.ベアード(Perc)、L.ホランダー(チェレスタ)
 レオン・カーシュナー(Pf&指揮)
(3)レオン・カーシュナー(Pf)
 ディミトリ・ミトロプーロス指揮
 ニューヨーク・フィル
ミトロプーロスの秘蔵音源収録!クラリネットのR.ストルツマン、ヴィオラの今井信子も出演。レオン・カーシュナー自作自演集

録音:(1)1992年7月、(2)1973年8月、(3)1956年2月24日ニューヨーク・コロムビア・スタジオ(モノラル)

 レオン・カーシュナーはニューヨーク出身でカリフォルニア大学ロサンジェルス校でブロッホとシェーンベルクに師事、その後セッションズにも師事した後ハーヴァード大学で長らく教鞭を執っていた。作風は12音技法を主軸とする前衛音楽でアメリカ国内ではエリオット・カーターと双璧に目される。彼の音楽はアメリカの現代音楽作曲家にありがちなハリウッド流の安手な表現との折衷に陥ることもなく、ヨーロッパ前衛にも勝る厳しい表現と品格を備えている。カーシュナーの自作自演ピアノによるミトロプーロスの現代音楽の演奏が聴けるのも貴重。

TROY1268
\1990
「サムシング・トゥ・シング・アバウト」〜
 ジャズ・アレンジで聴くアメリカ現代音楽

  秋に(C.アイヴズ)/街の王女(P.チハラ)/
  フォート・トライイオン・パーク(J.コリリアーノ)/
  レイラの歌(J.アダムズ)/
  アクロスティック・ソング(D.デル・トレディチ)/
  リリー(レオン・カーシュナー)/
  ソフィー・ローズ・ロザリー(W.マルサリス)/
  柳の木の下で(S.バーバー)/ほか全18曲
リサ・カーシュナー(Vo)
S.アーヴィ(A-Sax)
W.シンメル(アコーディオン)
J.ファン(Pf)
X.デイヴィス(Pf)
D.ブルーノ(ベース)
V.アーチャー(ベース)
R.ジャクソン(Gtr)
W.ジョーンズ3世(Drm)
アイヴズが!ジョン・アダムズが!バーバーが!アメリカ現代音楽がジャズになっちゃった!

録音:2010年10月、DDD

 一聴して驚きました!収録曲目だけ見ると「アメリカの作曲家による歌曲集なんだな」と思いますが、聴いて唖然!お洒落なジャズ・アレンジが施してあるのです。現代音楽の作曲家の歌曲といっても無調ではないので、こうしたアプローチが可能なのでしょうが、それにしてもこんなことしていいの!?という感じ。アメリカ現代音楽の父アイヴズからバーバー、コープランド、ミニマリストの人気作曲家ジョン・アダムズまで、小編成のバンドに女性ヴォーカル(作曲家レオン・カーシュナーの娘とのこと。もちろん父親の曲も収録)のアレンジはニューヨークの秋とはこんな感じかと思うような抜群のセンスです。因みにジャズ・トランペットの貴公子ウィントン・マルサリスの曲も入っています。

TROY1296/97
(2CD)
\3980
ドン・デイヴィス:
 歌劇《リオ・デ・サングレ》全3幕
ジョセフ・レシーニョ指揮
ミルウォーキー交響楽団
フローレンタイン・オペラ・カンパニー&合唱団
映画《マトリックス》の音楽を担当した作曲家によるオペラ!

録音:2010年10月22-24日ライヴ(ミルウォーキー)、DDD、68:53+66:03

 ドン・デイヴィスは映画音楽の作曲家として著名でマトリックス三部作、ジュラシック・パークIIIなどヒット作を連発している。いわゆるシリアスな作品も発表しており、このオペラでは映画で培った多様で豊かな表現が駆使されている。アメリカ南西部の人間模様を描いた内容で21世紀のヴェルディはかくや、を思わせる音楽である。

TROY1290
\1990
ポール・チハラ(b.1938)の音楽
 (1)チハラ:
  ヴァイオリン、クラリネットと管弦楽のための協奏曲「愛の音楽」
   (1997-2010)
 (2)チハラ:デュオ・コンチェルタンテ(1986)
 (3)チハラ:2つの映像(2009)
 (4)ガーシュイン(チハラ編):エンブレイサブル・デュオ(1986)
 (5)チハラ:2つのエリントン弦楽四重奏ファンタジー(1984)
(1)アリッサ・キム(Vn)、ゲーリー・グレイ(Cl)、
 カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア放送響、
 J.モーゼス(クレッツマーCl)、D.マシェク(A.Sax)
(2)(4)アニ・カヴァフィアン(Vn)
 ポール・ニューバウアー(Va)
(3)アンソニー・コスタ(Cl)
 ティム・デイトン(Va)
 エンリコ・エリシ(Pf)
(5)ハーレム弦楽四重奏団
日系アメリカ人ポール・チハラは日本でもっと聴かれてよい作曲家!

DDD、49:54

 チハラはシアトル出身の日系アメリカ人でパリでN.ブーランジェ、ベルリンでペッピング、タングルウッドでG.シュラーに師事した。ロサンジェルス・フィル、クリーヴランド管などから多数の委嘱を受けるほか、映画音楽も数多く手掛けるアメリカ作曲界の重鎮的存在。また映画「タイタニック」の音楽を担当したJ.ホーナーの師でもある。ここに収められた二重協奏曲《愛の音楽》はクラリネットがジャズを、ヴァイオリンがヨーロッパの音楽を奏で、ともに歩み寄ったり拮抗しつつ管弦楽がそれを大きく包み込む、というガーシュインとベルク(因みにガーシュイン渡欧時、二人は出会っている)が融合したような面白い曲。「2つの映像」では山田耕筰の「赤とんぼ」が引用されて己の出自を回顧する。ほかにガーシュイン、エリントンへのオマージュ的作品もあって終始飽きることがない。

TROY1204
(本、SACD HYBRID&
Blu-ray Disc付)
\1990
ヒマラヤにおけるセッションVol.1
 「失われたピアニスト/行き過ぎと言い訳」

  ショパン:夜想曲Op.27-2、前奏曲Op.28-15/
  ドビュッシー:水の反映/サティ:サラバンド第3番/
  ラフマニノフ:楽興の時Op.16-5/リスト:風景/
  コープランド:田舎道を下って/
  リスト:ため息、夕べの調べ/ショパン:子守唄/
  ドビュッシー:月の光/リスト:コンソラシヨン
ピーター・ハルステッド(執筆/ピアノ)
 ハルステッドはアメリカの作家でピアニスト。世界各地の辺鄙な所でピアノを演奏することが彼の長年の夢で、これまで冬のアラスカ・チュガチ山脈山中(標高2000m弱地点)で演奏したことがあり、このディスクではなんとヒマラヤ山中での演奏が収録されている。作家でもある彼は130ページにも及ぶブックレットというよりは本を執筆。これはCD付の本(英語のみ)という体裁。なお演奏の方はなかなかの腕前だが、プロのピアニストとしてはやや難あり?で本職が作家であることと演奏している場所が場所だけに(おそらく手がかじかんでいるであろう)その勇気とロマンと洒落っ気を買って頂きたい内容。
 ブルーレイ・ディスクは動画ではなく高音質・マルチチャンネルの音声を収録、画面は静止画像のみ。
SACDとブルーレイ・ディスクは同じ内容。

TROY1260
\1990
「グラス・ビード」
 (1)ジェームズ・A・ベッケルJr.:グラス・ビード・ゲーム(1997)
 (2)スコット・マッカリスター:黒い犬
 (3)デヴィッド・マスランカ:
  トロンボーンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲
アラバマ・ウィンド・アンサンブル
(1)(3)ケネス・オゼロ指揮
(2)ランドール・コールマン指揮
(1)チャールズ・スニード(Hr)
(2)オシリス・J・モリーナ(Cl)
(3)ジョナサン・ウィテイカー(Trb)
録音:アラバマ大学、DDD,69:23

 アラバマ・ウィンド・アンサンブルはアラバマ大学音楽学部の学生で組織され、吹奏楽の世界では既に確固とした地位を築いており、アメリカ国内のみならずイギリスへも演奏旅行を行っている。デヴィッド・マスランカのトロンボーン協奏曲を始めとしてアメリカの吹奏楽界でよく知られた作曲家の作品を収録。

TROY1261
\1990
アラン・ブランク(b.1925):サクソフォンのための作品集
 (1)雑録/(2)5つのスケッチ/(3)耳の情景/
 (4)線描画/(5)序奏と7つのビネットと集結部
(1)アロイ・サクソフォン四重奏団
(2)(4)(5)ビル・パーコンティ(A.Sax)
(3)アイダホ・サクソフォン三重奏団
(5)パトリック・マクナリー(Cb)
 ブランクはジュリアード音楽院で作曲と指揮を学び、ヴァイオリンの名手でもあることからピッツバーグ響でヴァイオリン奏者としても活動、西イリノイ州立大学で教鞭を執る作曲家。サキソフォン・アンサンブルのために書かれたこの作品集はジャズと無調が違和感なく折衷され、洗練された香りを湛えている。
TROY1262
\1990
「時の本」〜ジェレミー・ギル作品集
 ジェレミー・ギル:
  (1)時の本(2007)/(2)ヘリアン(2009)
(1)ピーター・オース(Pf)
(2)ジョナサン・ヘイス(Br)
 ジェレミー・ギル(Pf)
録音:2010年、DDD、58:53

ギルの作品はアメリカ、イギリスで盛んに演奏されており、またピアニストとして現代音楽を得意として活躍している。作品はメシアン、ジョージ・クラムを思わせる色彩と圧倒的なエネルギーを持っている。
TROY1263
\1990
「デヴィッド・ダイス(b.1972、David Dies):室内楽作品集」
 歌の庭〜無伴奏チェロのための/ロルカ歌曲集/
 パーシケッティの主題によるダンス変奏曲/ウン(ビー)モ/
 Kai-'r/xhqt(i)s/祈る人と瞑想/白いお茶/参照点/耳鳴り
ジェイクブ・オムスキ(Vc)
ジュディス・ケロック(Sop)
クリストファー・テイラー(Pf)ほか
DDD,60:30

ダイスは民族的要素と新ロマン主義を折衷した作風を持つ若手作曲家。ロルカ歌曲集は代表作。

TROY1264
\1990
ジョージ・エドワーズ(b.1943):作品集
 (1)島はノイズに満ちている
 (2)スワベ・マリ・マーニョ
 (3)弦楽四重奏曲第2番
 (4)チェコ化されたスウィング
 (5)ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
(1)ジェフリー・ミラースキー指揮
 マンハッタン・シンフォニエッタ
(2)(4)(5)スティーヴン・ゴスリング(Pf)
(3)ジャック四重奏団
(5)P.プライドモア(Hr)
 アーロン・ボイド(Vn)
録音:2009年、DDD、71:49

ジョージ・エドワーズはオバーリン大学で学び、タングルウッドではクーセヴィッツキー作曲賞を受賞、現在はマサチューセッツ工科大学内の音楽部門で教鞭を執っている。作風は12音技法に基づくものでウェーベルンの影響のもと、繊細で静謐な中に豊かな色彩を兼ね備えている。アメリカ東海岸の正統的前衛音楽だが、厳しい表現の中にもクリスタルのような抒情がきらめく。
TROY1265
\1990
トーマス・パサティエリ(b.1945):
 歌劇「我々みんなに、神の祝福あれ!」※世界初録音
  〜チャールズ・ディケンズ原作
   「クリスマス・キャロル」に基づく
ジョン・ナードリロ指揮
ケンタッキー大学歌劇場
ディカポ歌劇場
録音:2010年、DDD、75:21

パサティエリは十代でN.ブーランジェに作曲を師事、16才でジュリアード音楽院に入学した。数多くのオペラを作曲しており、メノッティの流れを汲む親しみやすい作風としてアメリカでは人気がある。この歌劇はチャールズ・ディケンズの有名な「クリスマス・キャロル」を原作とした楽しいクリスマス・オペラ。

TROY1266
\1990
「ダーウィンの夢」〜エリオット・シュワルツの音楽
 エリオット・シュワルツ(b.1936):
  (1)弦楽四重奏曲第2番「ルイーズとアーロンのために」
  (2)夏の旅(海上からの日の出/黄昏が来た)
  (3)ダーウィンの夢(電子音楽)
(1)ボロメオ弦楽四重奏団
(2)E.シュハン(Fl)、A.シュハン(Hr)
(2)スティーヴン・ピーターソン指揮
 イサカ大学ウィンド・アンサンブル
(3)電子音楽
録音:2008年、DDD,67:57

エリオット・シュヴァルツはコロンビア大学で学び、現在はオハイオ州立大学で教鞭を執っている。12音技法を基本とした厳格な前衛音楽だが、聖歌など、調性音楽を部分的に引用するなど、チャールズ・アイヴズ的な側面も持っている。

TROY1267
\1990
「天と地の炎」〜セオドア・ウィプラッドの音楽
 セオドア・ウィプラッド(b.1958):
  (1)第二の天国のホザンナ
  (2)弦楽四重奏曲第1番《火の精製》
  (3)ジョージア・ソング・ソング
  (4)サクソフォン四重奏曲
(1)カーク・トレヴァー指揮
 ボフスラフ・マルティヌー・フィル
(2)チョンピ四重奏団
(3)ダリル・タイラー(Ten)
 ティム・ライズ(ソプラノSax)
 マリア・コーリー(Pf)
(4)ファイヴ・レター・フォー
録音:1999-2008年、DDD、54:50

セオドア・ウィプラッドはハーヴァード大学で作曲をデル・トレディチに師事した後、アスペン音楽祭でバーナード・ランズ、ジェイコブ・ドラッグマンと共に仕事をし影響を受けている。彼の音楽はモード、調性、無調などを自由に折衷したアグレッシヴかつイマジナリーなもの。弦楽四重奏曲第1番《火の精製》は民謡的な旋律素材が幾重にも絡み合って、燃え立つ炎のようなイメージを作り出す。

TROY1270
\1990
ドナルド・クロケット(b.1951):
 暗闇の中で笛を吹く(1999)/内陸追跡(2001)/
 ウェット・インク(9楽器版)(2009)/現存(1997)
ドナルド・クロケット指揮XTET
 (室内アンサンブル)
録音:2008-2010年、DDD、53:28

ドナルド・クロケットはロサンジェルス室内アンサンブル、パサデナ室内管弦楽団のコンポーザー・レジデンスの他、ロサンジェルス・フィル、クロノス四重奏団、アルディッティ四重奏団、ヒリアード・アンサンブルなどのために多くの作品を作曲している。彼の作風はミニマル的な音の持続のなかに様々な音のイヴェントが次から次へと移り変わるというものでストラヴィンスキー、コープランドのような20世紀の古典からジョン・アダムズらの自由なミニマリズムの影響を広範に受けている。軽く弾ける心地よいポップな音と繊細で色彩豊かな美しい音の移ろいに耳を奪われる。

TROY1271
\1990
エリック・エワゼン(b.1954):フルートを含む室内楽作品集
 (1)フルート・ソナタ第1番/
 (2)モザイク/
 (3)ブリッジハンプトン組曲/
 (4)シースカイ歌曲集
マリヤ・マーティン(Fl)
(1)(4)ジェウォン・パク(Pf)
(2)P.コルケイ(Fg)
(2)(4)片岡綾乃(Perc)
(3)J.ミルズ(Vn)、D.ファリーナ(Va)
(4)スーザン・ナルッキ(S)
 A.サスマン(Vn)、C.ブレイ(Vc)
DDD、71'52

エリック・エワゼンはクリーヴランド出身でジュリアード音楽院でミルトン・バビット、サミュエル・アドラーらに師事。吹奏楽器のための作品を中心に全米で演奏されている。作風は師事した師匠の作風とは対照的でコープランド、時にはフォーレを思わせる穏健で喜遊曲的な性格を持ち、親しみやすい。
TROY1272/73
(2CD)
\3980
リー・ホイビー(1926-2011):歌劇《夏と煙》 S.オズグッド指揮
マンハッタン音楽院歌劇場
DDD、61:28+61:02

テネシー・ウィリアムズの同名の演劇を原作とするオペラ。ホイビーはデンマーク系アメリカ人で後期ロマン派風の耽美的なオペラ。

TROY1276
\1990
「スティル・ライフ」〜現代のサクソフォン音楽
 アンドルー・シンプソン:黄金の予言
 D.アムラム:プロローグとスケルツォ
 ネイサン・リンカーン=デクサティス:シャドウ・リミックス
 マシュー・ヴァン・ブリンク:アルト・サキソフォン・ソナタ
 アンドリアン・ペルトゥート:偉大な一歩
ノア・ゲッツ(Sax)
アンドルー・シンプソン(Pf)
DDD、53:07

ノア・ゲッツはワシントンDCを拠点にジャズとクラシック双方の演奏活動を行っている。現代作品の初演も意欲的でアーロン・ジェイ・カーニスの作品も度々初演している。ここに収められた作曲家はヨーロッパ前衛系(シンプソン)から抒情系(デイヴィッド・アムラム)、電子音楽ノイズ系(リンカーン=デクサティス)、ポスト・ミニマル系(ヴァン・ブリンク)、ゲーム音楽系?(ペルトゥート)など様々なスタイルが楽しめる。

TROY1277
\1990
「心の歌とオーデュボン」
 カーヴァー・ブランチャード:
  イルカ、私は一人で目覚めた、鳥の踊りとトッカータ/
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲より/
 フォスター:ケンタッキーの我が家、金髪のジェニー/
 民謡:天国/ほか全33曲
カーヴァー・ブランチャード(Vo、リュート)
録音: 2011 年、DDD、62:12

カーヴァー・ブランチャードは1943年生まれのリュート奏者兼ヴォーカリスト。ALBANYからすでに3枚のアルバム「子守歌と舞曲集」(TROY048)、「解放されたリュート」(TROY083)、「哀歌、浮かれ騒ぎ」(TROY086)がリリースされている。前作同様ルネサンス音楽、トラッド、フォスターの歌曲、アメリカ民謡などを表情豊かに歌い、演奏している。リュートをこれほど豊かに親しみやすく聴かせるアーティストは少ないだろう。時にエリック・クラプトンばりにはじけた曲もあって楽しめる。

TROY1278
\1990
C.カーティス=スミス:
 (1)黄金はわが花々
 (2)南北戦争歌曲集
(1)カーメン・ペルトン(Sop)
 ジャン・オパラック(Br)
 ジョー・ミラー(指揮)
 室内アンサンブル
(2)メアリー・ボンハグ(Sop)
 C.カーティス=スミス(Pf)
カーティス=スミスはタングルウッド音楽祭でクーセヴィッツキー賞を受賞のほか、ロックフェラー、グッゲンハイム財団より多くの支援を受けるアメリカの重鎮的作曲家。収録作品は歌曲というより室内オペラに近い。無調と素朴な民謡調の旋律が混在する独特の音楽。

TROY1279
\1990
「ホルヘ・マルティン:チェロ作品集」
 ホルヘ・マルティン(b.1959):
  (1)チェロ・ソナタ「4つの高貴な真実」/
  (2)記憶(無伴奏チェロのための)/
  (3)3つの夜想曲/(4)古着/(5)ハリウッド変奏曲
イェフダ・ハナミ(Vc)
(1)(3)(5)ウォルター・ポンス(Pf)
(4)ウィリアム・シンメル(アコーディオン)
アーティ・ディクソン(Perc)
DDD,75:22

マルティンはキューバ出身で6歳に家族でアメリカに移住、イェール大学とコロンビア大学で作曲を学んだ。歌劇、管弦楽ほかあらゆるジャンルの作品を発表している。作風は激しいリズムと骨太な旋律がラテンの血の濃さを感じさせ、時にストラヴィンスキー、ヒナステラ、レブエルタス、ピアソラを思わせる。

TROY1281
\1990
「ラインズ」〜20世紀チェロ作品リサイタル
 (1)ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第3番
 (2)セッションズ:6つの小品
 (3)ジョン・ハービソン:無伴奏チェロ組曲 (4)ルトスワフスキ:重く
 (5)スティーヴン・スタッキー:対話
 (6)アンドルー・ワゴナー:名前
 (7)アンナ・ウィースナー:実現可能な物語
 (8)ナディア・ブーランジェ:3つの小品
 (9)エリオット・カーター:案出
キャロライン・スティンソン(Vc)
(4)モリー・モルコスキ(Pf)
録音:2009年、DDD,76:32

スティンソンはジュリアード音楽院で芸術博士号を取得した若手チェリストで艶のある音色、ダイナミックな音楽作り、確かな技術で注目の存在。レパートリーは幅広いがとりわけ現代音楽に意欲的に取り組み、作曲家への委嘱も行っている。ブロッホ、ルトスワフスキの演奏は圧巻。大変な才能である。

TROY1283
\1990
「静けさと変化」〜ジョン・アイルウォード作品集
 ジョン・アイルウォード:
  静けさと変化(Fl,Cl,Vn,Vc,Pf,Perc)/出発の映像(Va,Pf)/
  《野生の菖蒲》からの歌曲(Sop,Vn,Vc,Cl,Perc)/相互協定(Vn,Vc)
マティアス・ピンチャー指揮
イースト・コースト・
 コンテンポラリー・アンサンブル
録音:2009年、DDD,58:53

アイルウォード(生年は不明、若手?)はハーヴァード大学で作曲を学び、ISCM(国際現代音楽協会)に入選後、様々な音楽祭で作品を発表している。作風はブーレーズ以後のヨーロッパ・ポスト・セリエリズムの様式で書かれており、ウェーベルンを起源とするぽつぽつとした点描画のような筆致、ブーレーズばりのきらきらとした色彩感が耳に心地よい。KAIROSでお馴染の前衛作曲家ピンチャーによる指揮。

TROY1285
\1990
「スネル・セッションズ」
 デイヴィッド・ヘイニック(b.1954):カマキリ
 ウィリアム・オルブライト(1944-1998):ソナタ
 ジークフリート・カルク=エラート(1877-1933):熱情ソナタ
 ガブリエル・フォーレ(1845-1933):ヴォカリーズ・エチュード
 デニス・ベダール(b.1950):幻想曲
 ロベルト・ムチンスキ(1929-2010):ソナタ
クリストファー・クレヴィストン (Sax)
ハンナ・グルーバー(Pf)
DDD,51:22

クリストファー・クレヴィストンはソリストとしてデトロイト響、インディアナポリス響などとも共演するほか、自らサキソフォン・アンサンブルを組織した活動も行っている。ヨーロッパ前衛のスタイルで書かれたヘイニック作品、後期ロマン派から無調までを取り込んだエラルト作品、ザクザクと小気味よいジャズ風のリズムが特徴のムチンスキ作品など個性派作品が揃っている。

TROY1286
\1990
「花々」〜ゲーリー・スマート(b.1943):自作自演ピアノ作品集
 ピアノとラジオのためのファンファーレ/花々(I-VII)/内部/
 4人のアメリカの画家
  (デ・クーニング、ロスコ、ポロック、フランンケンザーラー)/
 線描画/黒と白のなかで/
 3人のアメリカの詩人(ジンマー、オリヴァー、コリンズ)/
  ほか全25曲
ゲーリー・スマート(Pf)
DDD,51:36

スマートは作曲家以外にピアニストでジャズの演奏活動もしているが、ここに収録された作品はいずれもクラスターなどを含む無調作品で絵画や詩から触発された極めて奔放な作品である。《4人のアメリカの画家》の中の「ポロック」ではポロックの代名詞であるドリッピングなどのアクション・ペインティングを鍵盤上で再現しようとしているところが面白い。
TROY1287
\1990
「ロッキー・ストリーム」〜ポール・オスターフィールドの音楽
 ポール・オスターフィールド(b.1973):
  ディヴェルティメント(Cl,Sax,Fg,Trp,Pf,Cb)/愛の歌(Ten,Pf)/
  クレーの抽象画(Cl,Gtr)/ウォルト・ホイットマンのアメリカ(Ten,Pf)/
  ロッキー・ストリーム(Fl,Ob,Cl,Sax,Trp,Trb)
ポール・オスターフィールド指揮
アンサンブル
録音:2009年、DDD,68:09

オスターフィールドはオハイオ出身の若手作曲家で作品はクリーヴランド管弦楽団でも演奏されている。作風はセリー、無調の中に静かな叙情が漂う。

TROY1288
\1990
「ザ・フォッグ・プロジェクト」
 カリム・アル=ザンド(b.1970):
  パターン・プレリュード第2巻、第3巻(2009)
 ジョセフ・デンジャーフィールド(b.1977):残骸(2009)
 ティム・サリヴァン(b.1971):壊れやすい空間(2009)
 ルーク・ダーン(b.1976):痕跡(2009)、下降線(2006)
 ブルース・ベネット(b.1968):回路図夜想曲(1997)
ライアン・フォッグ(Pf)
録音:2009年、DDD,58:53

ライアン・フォッグはアメリカ中西部の複数の大学で後進の指導に当たりつつ現代音楽の普及に努めているピアニスト。60年代〜70年代出身のアメリカの作曲家の作品に焦点をあてた内容でいずれも厳しい前衛風の作品。そんな中ティム・サリヴァン作品はメシアンの鳥の歌を思わせる楽しい曲。

TROY1289
\1990
「ザ・ピアノ・イン・チャイナ」〜中国魂の発展と表現
 アレクサンダー・チェレプニン(1899-1977):演奏会用練習曲Op.52
 ホア・ルティチン(賀緑汀,1903-1999):野牛少年の笛
 リ・インハイ(1927-2007):日没の歌
 タン・ドゥン(譚盾,b.1957):7つの水色の記憶
 チュ・ワンホワ(b.1941):ジャスミンの花
 ジャン・ジャオ(張昭,b.1964):ピー・フアン
 ジョナサン・グリーン(b.1964):鳳凰の生存様式における修練
ワン・ティエンシュウ(王天舒,Pf)
録音: 2010 年、DDD,64:55

シノワズリ(中国趣味)の影響を受けた西洋の作曲家と近代ヨーロッパの音楽を吸収した中国の作曲家たちによるピアノ作品集。五音階が終始鳴り響くエキゾチックで楽しいアルバム。ピアノのシュンシュワ・ワンは2005年に北京国立ピアノ・コンクールに上位入賞以来、アメリカで博士号を取得、現在はアメリカと中国で演奏活動を行っている若手ピアニスト。

TROY1292
\1990
「イン・スタイル・オブ・・・」
 (1)ロディオン・シチェドリン:アルベニスのスタイルで
 (2)エレーナ・ルーサノーヴァ・ルーカス:トランペット小協奏曲
 (3)ダニエル・ピンカム:トランペット・ソナタ
 (4)エリック・エワゼン:トランペット・ソナタ
 (5)テリー・R・エヴァーソン:24番目のアイデア
 (6)グレゴリー・パスクッチ:スコットランド聖歌による瞑想曲
テリー・エヴァーソン(Trp)
シエラ・ケーブ(Pf)
(5)E.バーリン(Trp)、R.ケリー(Trp)
 リチャード・ワトソン(Trp)
 ダナ・オークス(Trp)
(6)K.ブリツニク(Trp)、K.マロニー(Trp)
 M.マッシュバーン(Trp)
 A.ホルダウェイ(バグパイプ)
DDD,65:40

エヴァーソンはアレンジ、作曲も手がけるトランペッター。レパートリーはバロックから現代まで幅広い。
ボストン・ポップスの演奏会にも度々出演、ニュー・イングランド・ブラスのメンバーとしても活動している。

TROY1293
\1990
「アフリカのディアスポラの音楽第2集」
 「レガシー」〜
  アフリカ系アメリカ人作曲家によるヴァイオリン作品集
   フランシス・ジョンソン:バーミンガムのコティヨン(1820)
   ジョージ・モリソン:5つのヴァイオリン・ソロ(1947)
   デイヴィッド・ベイカー:ジャズ組曲(1979)
   オジー・カージャイル:ミクスト・フィーリング(2000)
   チャド・サー・ウィック・ヒューズ:S.L.I.C.E(2009)
タミ・リー・ヒューズ(Vn)
エレン・ボットーフ(Pf)
DDD,59:42

19世紀から現代までのアフロ・アメリカンの作曲家のヴァイオリン作品。作風はブルース調、黒人霊歌風、純然たるヨーロッパ調など様々。ヴァイオリンのタミ・リー・ヒューズもアフロ・アメリカンでソリストとしてアメリカ、ヨーロッパなどで活躍。いわゆる白系のヴァイオリニストには決して出せない旋律の歌いまわし、ヴィヴラートなど独自の泣かせる表現が満載。
TROY1306
\1990
ラファエル・ルーカス:歌劇《告白》 ヒュー・マーフィ指揮パーチェス交響楽団
パーチェス音楽院歌劇場、ほか
録音:2011年5月14日、SUNY、DDD,68:55

プッチーニの「修道女アンジェリカ」の前編にあたる物語をオペラ化。プッチーニの様式を意図的に模倣した部分もあり親しみやすい音楽。アメリカ国内ナショナル・オペラ・アソシエーション2010-2012年度室内オペラ賞優勝作品。

TROY1210
\1990
「エドワード・ジョセフ・コリンズの音楽Vol.9」
 エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951):
  歌劇《南部の娘》〜1幕2場のための
マリン・オールソップ指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
 合唱団
P.オーティ(T)、J.K.ワトソン(B,Br)、
A.ベイカー(MS)、R.ウォーレン(T)ほか
アメリカ人なのにトコトン、イギリス的なコリンズの歌劇!人気指揮者オールソップのオペラ指揮も要注目!

録音:2009年5月グラスゴー、DDD、75'06

ALBANYレーベルではこれが第9集となるE.J.コリンズの作品集(先に第10集が発売になっている)はコリンズの歌劇《南部の娘》。プッチーニの歌劇に似たタイトルですが、こちらは南北戦争さなかのアメリカ・ヴァージニア州を舞台にした恋の物語。E.J.コリンズはイリノイ州生まれでベルリンで音楽を学んだものの、その作品はバックス、モーラン、ディーリアスらイギリス田園楽派に驚くほど似ていてアメリカ音楽とは思えないほどの品位と豊かさを持っています。アメリカ南部を舞台にしているだけあって、黒人音楽の旋律もふんだんに使われており、ディーリアス、パーシー・グレインジャーの音楽を思わせる部分もあります。ALBANYはコリンズ作品全集を録音する予定で、これを機にコリンズのリヴァイヴァルが進むことでしょう。第2集(TROY267)、第3集(TROY625)、第4集(TROY630)、第6集(TROY650)、第7集(TROY657)に続いて、現在注目の女性指揮者マリン・オールソップの登場です。
TROY1253
\1990
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):吹奏楽作品集
 ディヴェルティメントOp.42/
 仮面舞踏会Op.102/ ページェントOp.59/
 バンドのための交響曲(交響曲第6番)Op.69/
 詩篇Op.53/ 寓話IX Op.121
スティーヴン・K・スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー最新録音!パーシケッティ吹奏楽作品集!

DDD、70:09

吹奏楽ファンの信任厚いイリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーの最新作。アメリカ作曲界と吹奏楽界に大きく貢献したパーシケッティの主要な吹奏楽曲をまとめた吹奏楽ファン必聴の一枚。
TROY1226/27
(2CD)
\3980
ホルヘ・マルティン(b.1959):歌劇《夜が来る前に》
 〜レイナルド・アレナスの自伝に基づく2幕のための
ジョセフ・イリック指揮
フォート・ワース歌劇場管弦楽団&
 合唱団、ソリスト達
録音:2010年DDD,69:24&79:45

作品の原作となった自伝を執筆したキューバの作家レイナルド・アレナスはカストロ政権下で反体制的な作品を発表したため投獄、作品はすべて発禁にされ、後にアメリカに亡命、1987年にエイズが発覚、1990年に自殺した。原作は映画化もされ、作家は主役として登場する。キューバ音楽のイディオムもさかんに登場し全体にメランコリーな中にもノスタルジックな雰囲気を醸し出している。ホルヘ・マルティンもキューバ生まれの作曲家で、幼少期にアメリカに移った。
TROY1232
\1990
ハロルド・ファーバーマン(b.1929):
 コミック・オペラ《ダイヤモンド・ストリート》
ハロルド・ファーバーマン指揮
アンサンブル
C.P.スプロウルズ(B)、P.レイトン(T)、
キース・スペンサー(Br)、
M.ウェストン(S)、M.D.ハック(MS)ほか
録音:2010年、DDD,61:10

ハロルド・ファーバーマンはボストン交響楽団の打楽器奏者を長らく勤めた後、作曲と指揮に転向、ロンドン響やフィルハーモニア管などを指揮する傍ら、多くの管弦楽曲、室内楽を作曲し、ピューリッツァー賞にノミネートされたこともある。「ダイヤモンド・ストリート」は彼の最近の作品で19世紀から20世紀に変わる頃のニューヨーク・ハドソン川付近を舞台にした政治風刺を含めたコミック・オペラ。ブロードウェイ・ミュージカルに近いテイストを持っている。

TROY1238
\1990
「呼び声」
 〜ダリット・ハダス・ウォーショウ(b.1974)の音楽
  (1)デザート・コール(2001)/(2)変容(2007)/
  (3)《ドレイドゥル》変奏曲(2007/10)/  (4)寓話(2007)/
  (5)《キダッシュ・ハ・レヴァナー》〜ソプラノとピアノのための(2002)
  (6)《ニズコラー》〜2つのテレミンとピアノのための(2010)
(2)(3)(5)(6)リット・ハダス・ウォーショウ
 (テレミン(2)(6)/Pf(3)(5)(6)、(6)は多重録音)
(1)ウェンディ・ワーナー(Vc)
(2)(4)モメンタ四重奏団(SQ)
(5)リュートベン・ゼエフ(Sop)
ダリット・ハダス・ウォーショウはコロンビア大学とジュリアード音楽院でミルトン・バビットとデヴィッド・デル・トレディチに師事、数々の作曲賞を受賞して作品はニューヨーク・フィル、ボストン響、クリーヴランド管などで演奏されている。彼女はテレミン奏者としても活動し、このCDではクララ・ロックモアが使用したテレミンで自作自演している。音楽は現代の抒情主義とでもいうべきロマンティックな作風である。
TROY1239
\1990
「時の本」〜ウィリアム・マシューズ(b.1950)の音楽
 (1)ピアノ三重奏のための「時の本」
  (マーティンの猫まね鳥、朝の歌、
   アーノルド・シェ・・・の午後に、宵闇の歌、
   金曜の夜に魚が飛ぶ、モンクの墓)
 (2)「ジョナサン・クレーマーのために」〜
  ピアノ三重奏とエレクトロ・アコースティック音のための
 (3)「島」〜エレクトロ・アコースティック音のための
 (4)ヴァイオリンとピアノのための二重奏
キャピタル三重奏団:
 【ダンカン・カミング(Pf)、
  ヒラリー・カミング(Vn)、
  セーレン・ダイクナー(Vc)】
DDD、65:10

ウィリアムズ・マシューズはオハイオ州出身で当初フルート奏者として活動の後、作曲家に転向。イェール大学でドラックマン、ペンデレツキに師事した。作品のタイトルに「アーノルド・シェ(ーンベルク)の午後に」とか「(セロニアス)モンクの墓」がある事からも察せられるようにジャズが好きでアンチ・現代音楽志向の作曲家である。調性、ジャズ和声、ニュー・エイジ的な感性を感じさせる作品。エレクトロ・アコースティック音の入る「島」は波の音が入ってまさにヒーリング・ミュージック。

TROY1243
\1990
「ダーク・ダンセズ」
 〜ジョン・アルマイアー作品集
  (1)複数の声(Fl、バスCl、Vn、Va、Vc)
  (2)ダーク・ダンセズ(打楽器アンサンブルのための)
  (3)至点(Fl、アルトSax、Vn、Vc、Cb)
  (4)4(Vn、Va、Vc、Pf)
E.フレチェッテ(Fl)、
A.クロムウェル(Vn)、K.ルイス(Va)、
M.フレッチュ(Vc)、S.テイヒャー(Pf)、
UNCシャーロッテ打楽器アンサンブルほか
DDD,59:23

ジョン・アレマイアーはアメリカン・レコード・ガイドで「神秘的で甘美なセンスを持った作曲家」と評され、アメリカのみならずヨーロッパ、アジアでも作品が演奏されている。ジャズ、民族音楽、無調を器用に折衷した独自の世界を確立している。
TROY1244
\1990
「なんて甘い響き」〜ダリル・テイラー黒人霊歌を歌う
 アメージング・グレース、深い河、
 ピーター鐘を鳴らしに行きなさい、主よ私は参ります、
 私の足を導いて下さい、高い山への登り、
 誰かここにいる?他全20曲
ダリル・テイラー(C.Ten)
ブレント・マックマン(Pf)
録音:2010年、DDD、69:03

ダリル・テイラーはミシガン州出身のカウンター・テナー歌手でカーネギー・ホール、ケネディ・センターを始めとする全米はもとよりヨーロッパでも盛んに活動している。黒人特有の柔らかい高音はまさにアルバム・タイトルの「How sweet the sound」である。
TROY1245
\1990
ジェイムズ・ウィリー(b.1939):
 弦楽四重奏曲第3番/弦楽四重奏曲第7番/
 弦楽四重奏曲第8番
エステルハージ四重奏団
録音:2010年1-5月、 DDD,60:12

ジェームズ・ウィリーはハワード・ハンソン、ガンサー・シュラーに師事、作品はバッファロー・フィル、ミネソタ響、ロチェスター・フィルなどによって演奏されている。ベルク、バルトークの影響を感じさせる表現主義的な暗い叙情性を持った烈しい音楽。
TROY1246
\1990
「肖像とパッセージ」〜イーサン・リックマンの音楽
 メスキータの聖ヴィンセントのためのインヴェンション(2003)/
 ピアノのためのパッセージ(2008/10)/
 禁断の類似点(2005)/冬に〜主題の残響(2010)/
 ハッブルの道具箱のなかに(2009)
ニコラス・フィリップス(Pf)
DDD,57:06

イーサン・リックマンはアスペン・コンサート・オーケストラ、ファーゴ・ムア・ヘッド響、ニュートン響などで作品が演奏されている。バッハ、ストラヴィンスキー、バルトークの影響の上にジャズ、ロックのイディオムが加えられたアメリカ人らしい乗りのよい音楽。

TROY1247
\1990
矛盾の音楽/デヴィッド・S・レフコウィッツ作品集
 デュオ(2台ピアノのための)/
 WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Fl独奏)/
 (Sur)Real(Cine-)MUSIC 1:エッシャーの変容(Fl、Vn、2つのG)/
 WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Hrp独奏)/
 当惑のためのサーファー・ガイド(あるいは荒れ狂う海のヨナ)/
 WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Fl、Vc)/
 エ・デュオ・ウナム(2つのVa)/
 WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Fl、Vc、Hrp)/
 標準的な変奏曲(2つCl)/洒落た組曲(Pf)
ザ・ディフィニエン・プロジェクトほか
録音:2003-2010年、 DDD、79:21

レフコウィッツはニューヨーク出身の若手作曲家でイーストマン音楽院とコーネル大学でジョージ・クラム、カレル・フサに師事、作品は米国、アジア(日本を含む)、ヨーロッパで演奏されている。エッシャーの絵画に影響を受けているというレフコウィッツの音楽はミニマルではないが、幾つかの音形パターンの持続とその変容で構成され、民族音楽、ジャズからの影響も感じられる。
TROY1248
\1990
「ショート・ストーリーズ」
 〜ガーノット・ウルフガング室内楽作品集
  程度の低い議題(Fg、Cb)/テレミンの旅(テレミン、Pf、電子音響)/
  回転する丘とぎざぎざした尾根(Vn、Pf)/静かな時(Va、Pf)/
  遭遇(Vn、Fg)/澄み切った水(Pf)/
  3つのショート・ストーリーズ(Va、Fg)
J.ファーマー(Fg)
J.P.マーティン(テレミン,Pf)
S.パーキンス(Vn)
デンボウ(Va)ほか
録音:2010年DDD、65:52

ガーノット・ウルフガングはオーストリア出身で現在はカリフォルニア在住の作曲家。ジャズの演奏と理論家としての地位も確立しており、TV、映画音楽も手がけている。作品はジャズ風のものからメシアン風の和声を使った純現代音楽、テレミン、電子音楽までと多種多様。
TROY1249
\1990
「インヴォケーション」〜イングリット・アローコの音楽
 エンヴォイ(終結部)〜ピアノのための/
 リトルノ(反復)〜ピアノのための/
 ピエロのためのオマージュ〜ピアノのための/
 幻想的四重奏曲(Vn、Vc、Cl、Pf)/
 チェロ・ソナタ/ピアノ四重奏曲
M.ベングトソン(P)
岡ひろの(Vn)
バーチャード・タン(Va)
J.コーエン(Vc)
P.デーマー(Cl)
C.アブラモビック(Pf)ほか
DDD、53'30

アローコはジョージ・クラム、ジョージ・ロックバーグらに師事、作品はアトランタ響などで演奏されている。20世紀ヨーロッパの正統的な作曲技法に基づいたしっかりとした構成が特長。作品からはラヴェルからベルク、デュティーユといった20世紀前半の洗練された作曲家たちの影響が聴き取れる。

TROY1250
\1990
「大西洋横断の物語」〜フェイ=エレン・シルバーマンの音楽
 行列(G)/3つのギター(G三重奏)/
 影のなかで(3つの歌と2つの間奏曲)(S、G、Cl)/
 ワイルドの世界(オスカー・ワイルドの詩による)(T、Va、G)/
 デンマークの日の光(S、G)/産休(Gギター四重奏)
  (ボーナス:映像トラック付き)
フォルクマール・ツィンマーマン(G)
コロナ・ギター四重奏団
J.ルンド(T)
SYZYGY(Cl、G、S)
M.S.ガーマーク(Cl)ほか
録音:2009年、DDD、61:20

フェイ=エレン・シルバーマンはハーバード大学で作曲を学び、13才でレオポルド・ストコフスキーに才能を認められて作曲家としてデビュー。アメリカ内外で作品が演奏されている。このCDはデンマークのギタリスト、フォルクマール・ツィンマーマンとの出会いから生まれたギターを中心とした作品集。無調的な作風の中にほの暗いロマンティシズムが漂う。

TROY1251
\1990
「マッド・ダンセズ」〜サクソフォンとピアノのための現代アメリカ音楽
 リビー・ラーセン(1950-):ホリー・ローラー
 ケヴィン・J・アイザックス(1959-):スクークム組曲
 ウィリアム・オルブライト(1944-98):サクソフォン・ソナタ
 デヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):サクソフォン・ソナタ
 デヴィッド・デル・トレディチ(1937-):
  アクロスティック・ソング〜ファイナル・アリスより
ダン・ゴブル(Sax)
ラッセル・ハーシュフィールド(Pf)
録音:2009年、DDD、60:50

ダン・ゴブルはニューヨーク・フィル、ブルックリン・フィルとも共演、ヒンデミット、ウェーベルンなど現代音楽を得意としている。本CDはアメリカの中堅からベテラン作曲家の作品が収められており、いずれも現代音楽とはいえ、ジャズ、民族音楽の影響のある親しみやすい作品ばかりである。
TROY1252
\1990
「コミッションズ・アンド・コンチェルトズ」
 (1)マーク・エンジェブレットソン:吹奏楽のための交響曲
 (2)ジェルジー・サピイェフスキ:
  トランペットと吹奏楽のための協奏曲
 (3)フリジェシュ・ヒダーシュ:
  バス・トロンボーンと吹奏楽のための狂詩曲
 (4)黛敏郎:打楽器と吹奏楽のための協奏曲
 (5)カール・ベールター:山々とメサ
ポーラ・ホルコム指揮
SUNYフレドニア・ウィンド・アンサンブル
(2)A.ジョキピー(Trp)
(4)ランドール・ホーズ(Trb)
DDD、62:12

フレドニアはニューヨーク州北部(カナダ国境近く)の街で、SUNYフレドニア・ウィンド・アンサンブルはその街の音楽院の教授と学生によるウィンド・アンサンブル。
TROY1254
\1990
「コメディア」〜ユーディ・ワイナー(1929-)作品集
 (1)コメディア(2002)/(2)デ・ノヴォ(1971)/
 (3)パルティータ(1952)/(4)贖罪の踊り(1976)/
 (5)カデンツァ!(1969)
(1)リチャード・ストルツマン(Cl)、
 Y.ワイナー(Pf)
(2)〜(5)IBISカメラータ
DDD、68:54

BRIDGEレーベルから3枚の作品集が発売になっているピューリッツァー賞作曲家ユーディ・ワイナー(室内楽作品集・BCD9134、管弦楽作品集・BCD9282、宗教作品集・BCD9333)。アメリカでは評価が高く、ALBANYレーベルからも作品集が発売になりました。1曲目の「コメディア」はなんと名クラリネット奏者リチャード・ストルツマンが吹いています。

TROY1255
\1990
「ザ・ロング・グッドバイ」
 〜チャールズ・ベスター(b.1924):管弦楽作品集
  (1)交響曲第1番「夜に見える3つの道」/(2)レクイエム/
  (3)フレンチ・ホルン協奏曲/(4)ザ・ロング・グッドバイ
(1)-(4)ランフランコ・マルセレッティ指揮
 カユガ室内管弦楽団、
(2)ウィリアム・ハイト(T)、
(3)ローラ・クロック(ホルン)
録音:2010年6月

チャールズ・ベスターはイェール大学でヒンデミットに、ジュリアード音楽院でパーシケッティに師事。ジュリアード音楽院では教鞭も執り多くの後進を育てた。12音技法とジャズを組み合わせた作風としてアメリカ国内で独自の地位を確立した。現代音楽色はなく、ジェリー・ゴールドスミス、ジョン・ウィリアムズらの映画音楽を思わせる抒情的な作品ばかり。
TROY1256
\1990
「愛の影」〜コンスタンティン・カヴァフィの詩による4つの歌曲集
 デイヴィッド・ゴムパー(b.1954):愛の影
 ジェレミー・デール・ロバーツ(b.1934):同じ空間で
 カトリーナ・スタマテロス(b.1951):愛と恐怖
 リチャード・ピアーソン・トーマス(b.1957):遠方>
ジョン・ムリエロ(Br)
デイヴィッド・ゴムパー(Pf)
録音:2010年3月 DDD,58:22

コンスタンティン・カヴァフィ(1863-1933)はギリシャ人の両親のもとエジプトで生まれ、後にイギリス国籍を得た詩人でノーベル文学賞を受賞している。彼の詩に4人の作曲家が曲をつけたCD。

TROY1257
\1990
「ナイト・ストリングス」〜ヴィオラとギターのための音楽
 (1)ビル・ドビンズ編:
  夜の組曲(ナイト・ドリーマー(ウェイン・ショーター)/
  ラウンド・ミッドナイト(セロニアス・モンク)/
  チュニジアの夜(ディジー・ガレスピー)
 (2)ファリャ:スペイン民謡組曲/(3)サミュエル・アドラー:光の放射界へ/
 (4)ラダメス・グナターリ:ソナタ/(5)マイケル・キンバー:ヒスパニック幻想曲
ジョージ・テイラー(Va)
ニコラス・ゴルーゼス(G)
DDD,58:56

ヴィオラとギターの二重奏という珍しい組み合わせ。ヴィオラのジョージ・テイラーはイーストマン音楽院出身でアフリカ系アメリカ人作曲家の作品の初演と紹介を行うことで知られているという(本人もアフリカ系)。ジャズの名曲の編曲からラテン情緒あふれるファリャのスペイン民謡組曲、キンバーのヒスパニック組曲までご機嫌な作品が揃っている。ヴァイオリンと違い、ヴィオラの音は落ち着いたアルト歌手の声を思わせ、リラックスして楽しめる内容。

TROY1258
\1990
(1)フランク・ティチェリ(b.1958):
 アメリカの夢(歌の交響曲)
(2)ランシング・マクロスキイ(b.1964):
 プレックス・ペニテンティアリス
(1)レイラー・ディオン・エズラ(S)、
 ゾー・ゼニオディ指揮フロスト交響楽団
(2)アンドレア・フリングトン(S)、
 ブラッド・ラブマン指揮HGNM室内管弦楽団
ティチェリは南カリフォルニア大学で学び、作品はアトランタ響、フィラデルフィア管、デトロイト響などでさかんに演奏されているという。武満トーンの影響が感じられる詩的なオーケストラ付き歌曲である。マクロスキイもアメリカ国内の作曲賞を数々受賞し、作品からは武満、ストラヴィンスキーと幅広い影響が聴き取れる。
TROY1259
\1990
フロレンシオ・アセンホ(b.1926)の音楽
 (1)バトラチョミョマキア/(2)手のひらの物語/
 (3)バジルズ・ペンタメロン
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア・ナショナル交響楽団
録音:2010年9月ブラティスラヴァ、DDD,58:47

カーク・トレヴァーのアセンホの管弦楽作品集第4集(既発売はTROY822、TROY1019、TROY1128)、更にトレヴァーはMMCレーベルに4枚のアセンホ作品集をいれています(面白いことにこの8枚、チェコとスロヴァキアの7つオーケストラを起用しています)。
アセンホはアルゼンチン・ブエノスアイレス出身の作曲家で現在はピッツバーグに在住しアメリカで活動している。交響曲、室内楽、オペラとたくさんの作品を発表している。平易でラテン情緒のある親しみやすいオーケストラ作品。コープランドと近い雰囲気を持っている。(1)は4分程度の短い作品。






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