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人気急上昇、いまやフランス最大手レーベルのひとつに
仏ALPHA アルファ
1CD\2900→\2390
(1)


 パリに本拠を置くALPHAレーベル。まだ若いレーベルだが、しゃれたジャケット(基本的にすべてデジパック)、デンマークBKを用いた優秀録音、古楽中心のレパートリーの中にサックス四重奏を入れたりとその個性的な雰囲気からすでに世界中に多くのファンをもつ。
 レコ芸の新譜批評で熱心に紹介され、高評価を多数得てきたことから急に知名度が上がってきた。

 しかしこのレーベル、代理店の意向から輸入盤が出回らなかった。このたび日本語解説付きの国内盤がすべて入手困難となり、これからは輸入盤のみが流通することになった。
 ということで輸入盤を特価でご紹介しましょう。

 ただ、現地在庫が完売していることもありえますので、その際はご容赦ください。


その2
その3
その4



Le Musiche di Bellerofonte Castaldi ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580〜1649):
 1. カスタルディ式アルペッジャータ
 2. 夜のこだま
 3. 嘆きのフランス女
 4. フォリア
 5. カンツォーネ「仮面の女」
 6. 甘美なるは我が犠牲の日々
 7. カプリッチョ、通称「ずるい男」
 8. カンツォーネ「うずらの雛」
 9. 誰が、わたしに幸せを見出そうか
 10. 柔和なるタステッジョ〜第1ソナタ
 11. ガリアルダ「こおろぎ」
 12. カプリッチョ、通称「スヴェリアトーイオ」(起きてるよ)
 13. カプリッチョ、通称「エルマフローディト」(両性具有神)
 14. 自信にあふれたステファニア
 15. コルレンテ「チェッキーナ」〜コルレンテ「サドレッタ」
 16. ヘブライ人へレアザールから
  皇帝ティトゥス・ヴェスパジアヌスへの手紙
ギユメット・ロランス(Ms)
ル・ポエム・アルモニーク
総指揮:ヴァンサン・デュメストル
Alpha 001

\2390
音楽学者=プロデューサーのジャン=ポール・コンベと、若きリュート奏者ヴァンサン・デュメストルが意気投合してAlphaレーベルがこじんまりと創設された1998年――その翌年にリリースされたこのアルバムはフランスをはじめ世界各地で大きな旋風を巻き起こし「インディ・レーベルの革命」というような文脈で大きく取り上げられたものだった…というのは業界的評価。その成功はもちろん、アルバムの仕上がりの驚くべきクオリティあってのこと!今でこそ有名古楽アンサンブルのひとつになってきたル・ポエム・アルモニークだが、この当時はまったく無名だったにもかかわらず、改めてよく見ればリュートにマッシモ・モスカルド、ガンバは故ソフィー・ワティヨンにドイツの名手フリーデリケ・ホイマン、打楽器はジョエル・グラール…と今や第一線で活躍する名手ばかりなのだから、さもありなん。 演目はこの時まで殆ど誰も知らなかった、ベッレロフォンテ・カスタルディという初期バロックの作曲家、モデナ生まれでモンテヴェルディや舞曲作家ガストルディらとも親交のあった人。宮廷社会に生きた人ながら発言といい行動といい大胆不敵、モデナから追放されたり何度も投獄されたという、まさに同時代の画家カラヴァッジョのような音楽家だった。しかし絵画におけるカラヴァッジョ同様、その音楽はコントラストと静かな情熱に彩られ、聴く者を魅了してやまない。そして天才技師ユーグ・デショーの自然派録音がまた極上なのだ!かそけきリュートやバロックハープの撥弦音、折々にアクセントを添える打楽器、しずかなヴィオールの嘆きの歌、響きわたる歌声の妙...まさしくAlphaレーベルの“アルファ(出発点)”の地位に恥じない傑作だ。
Domenico Belli - Il nuovo stile ドメーニコ・ベッリ(?〜1627):
 1. フィオレンツァのアリア
 (ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(1600〜43)作曲)
 2. 焼けつくように
 3. 美しい眼差し、清らかな眼差し
 4. ああ、わが生の日々ぞ儚し
 5. シンフォニア(ロレンツォ・アッレーグリ(1573〜1648)作曲)
 6. 太陽をまとった美しい乙女よ
 7.ニンファたちのバッロ(ロレンツォ・アッレーグリ作曲)
 8. わが魂よ、ああ何を思うか、ああ何をするのか
 9. このおれを見放そうとするのか
ギユメット・ロランス(Ms)
ル・ポエム・アルモニーク
総指揮:ヴァンサン・デュメストル
Alpha 002

\2390
古楽歌手とフラメンコ歌手のはざまのような?ギユメット・ロランスの情念うずめくユニークな歌唱が、これほどぴったり作品の芸術性と合致して相乗効果のあがったアルバムも少ないだろう――Alpha第2弾にしてLPH第2弾、カスタルディよりもっと無名だったドメーニコ・ベッリなるバロック初期の作曲家に光をあてて、きわめて高次元の古楽サウンドを体現した忘れがたいアルバムだ。ベッリという名の作曲家は1600年前後にかなりたくさんいるようだが、ここで紹介されているのはフィレンツェのメディチ家に仕え、カッチーニやペーリといった最初期のオペラ創始家たちの周辺で活躍していたドメーニコ・ベッリ。折しも通奏低音をもとにしたバロック歌唱芸術が、伝統的なポリフォニー音楽のくびきを脱して花開きはじめた頃だったとはいえ、ベッリの作風はさらに破格的詩句のことばのリズムを尊重して、しばしば常道を大いに逸脱した不協和音だらけの移植楽曲に走ることもあった鬼才――そうした大胆きわまる書法を、恐ろしいまでの迫真の表現力を誇るロランスの歌唱がみごと説得力あふれる表現語法として聴かせつくすからたまらない! かそけきたおやかなヴィオール合奏、アクセント豊かなリュートの撥弦音...イタリア時代のリュリが模範としたかもしれない、と言われる歌のないバッロ(舞曲)も嬉しい発見だ。紋切り型のモンテヴェルディ演奏を聴くくらいなら、見え透いたジェズアルド解釈を聴くくらいなら、玄人もビギナーもまずこのアルバムを聴いたほうが
絶対、エキサイティング&感動的であること請け合い!
Paris Expers Paris (Paris eithout Equal) ノートルダム楽派の音楽 1170〜1240
 1. 3声のオルガヌム「わたしたちは神を
   祝福いたします」(ベネディカムス・ドミノ)
 2. 4声のコンドゥクトゥス「人間をあわれむ神」
          (デウス・ミゼルトゥス)
 3. 2声のコンドゥクトゥス「我らの心を高めよ」
           (スルスム・コルダ)
 4. 3声のオルガヌム「彼は天から下りぬ」
            (デシェンディト・デ・セリス)
 5. 4声のコンドゥクトゥス「傾きかかった現世」
          (ムンドゥス・ヴェルジェンス)
 6. 単声のコンドゥクトゥス「むかし、ヘラクレスの
   偉業が」(オリム・スドル・ヘルクリス)
 7. 3声のコンドゥクトゥス「まことの花の
    姿を借りて」(ヴェリ・フロリス・スブ・フィグラ)
 8. 3声のコンドゥクトゥス「神は自然を
    秩序だてた」(ナトゥラス・デウス・レグリス)
 9. 3声のコンドゥクトゥス「おお、マリア、
   処女なる名誉の花」(オ・マリア・ヴィルジネイ)
ディアボルス・イン・ムジカ(中世声楽集団)
Alph102

\2390
デュファイの名作ミサ「わたしの顔が蒼ざめているのは」がフランス随一のディスクレビュー誌『DIAPASON』にて「2004年最高のアルバム」に輝いただけでなく、出すアルバムは軒並み高い評価ばかりを得ているフランス最高の中世音楽アンサンブル、ディアボルス・イン・ムジカ――彼らがこれまでAlphaでノートルダム楽派もののアルバムを制作していなかったのは意外といえば意外なわけだが(1998年にStudioSMで制作したものがあったが長らく廃盤のまま)、結果的に“待望の1枚”となったこのディアボルス初のノートルダム楽派作品集、待っただけのことはある恐ろしいまでに素晴しい一作に仕上がっているから嬉しい限り! 収録曲はほんの2〜4分の比較的小規模な作品から10分以上の大作までさまざま。ノートルダム楽派独特の長ーく引き伸ばされたメリスマは、肉感ある温もりと整然性が不思議に併存するこのアンサンブルの各員ならではの美声によって、あまりにも官能的に、あまりにも厳然たる魅力で響きわたる!時間の感覚を狂わされるような、あのノートルダム楽派作品ならではの不思議な音響感覚をぞんぶんに楽しみたければ、まず何をおいてもこのアルバムを勧 めたい!と強く思うこと必至の傑作なのである(フランスでもリリースはつい最近なのに、もう『ル・モンド』紙の音楽雑誌が早々に他をさしおいて最高賞「CHOC!」を捧げたほど)!半ば専属の技師J-M.レネの周到な録音で、きわめて自然な人声ア・カペラの魅力が存分に味わえる。
La Semaine Mystique ルイ13世時代のエール・ド・クールとパロディ宗教歌曲集
 1) 信仰とは何か?(P.フィリップス)
 2) パリの小さな橋の上(ゲドロン)
 3) 主はわが炎(ゲドロン)
 4) おお、現世の幸せなど(ボエセー)
 5) ダンスのステップを教わりたいなら
  (ゲドロン)
 6) 死の床にありて(ムリニエ)
 7) 奇怪な絵を描く画家はまっぴら
  (ボエセー)
 8) さあカロンよ、地獄の渡し守よ
  (ゲドロン)
 9) おまえを愛する奴は死ぬぞ
  (ガストルディ)
 10) わが命の炎はどこへ(ボエセー)
 11) 流れ出よ、血の涙(ボエセー)
 12) 流れ出よ、血の涙(ボエセー)
 13) ああ、幸せな夜が来た(ガストルディ)
 14) 祝福あれ、神よ、わが魂(ゲドロン)
マルコ・オルヴァ(Bs&指揮)アンサンブル・ファエンツァ
マッシモ・モスカルド、エリック・ベロック
ロバート・ゲチェル(C-T)他
Alpha103

\2390
フランス17世紀、“リュリ以前”――といえば400年近く昔だから、世の人々も音楽家もおどろくほどキリスト教的意識にしばられて生きていた。そんなわけでこのアルバム、ゲドロンとボエセーというエール・ド・クールの巨匠ふたりの作品を中心に、宗教的エールを交えつつ、意外な瞬間に朗読まで織り交ぜて、有機的な連関をもったプログラムに仕立てあげている。神への畏怖までオーセンティックに説得力をもって響いてくる迫真ぶりを演出しきってみせた総指揮者は“歌いながら(&弾きながら)語る”のパイオニア的存在マルコ・オルヴァ! 語りほぐしてゆくような地声そのままの歌い口でカッチーニ解釈に新境地を聴かせた、あの「カッチーニの庭園」(Alpha043)をはるかに凌ぐ、母語で歌う者ならではの説得力がここにある!リュート伴奏のコアな古楽ものが好きなユーザーにはたまらない味わいだ。 オルヴァのしっかりした哲学に共鳴するかのごとく、ドミニク・ヴィスやヴァンサン・デュメストルらの信頼も厚いエリック・ベロック&マッシモ・モスカルドという“歌の伴奏を知り尽くした”ピリオド撥弦楽器の超絶名手が名を連ねている。オルヴァ以外の歌い手も、Alphaの常連でヴェルサイユ・バロック音楽センター期待の星であるカウンターテナーのロバート・ゲチェルが堂々クレジットされていたり―よどみなく表現力ゆたかなゲチェルの歌が、何と見事にプログラムのダイナミズムを受け止めていることか!Alphaでフランス古楽を…というときの、ル・ポエム・アルモニーク以外の面子の層の厚さをいやがおうにも実感する、強烈な充実アルバムなのだった!
Massenet and Franck - Music for Piano and Orchestra フランク(1822〜90):
 1. 交響的変奏曲
 2. 交響詩『レ・ジン(魔神たち)』
ジュール・マスネ(1845〜1924):
 3. ピアノ協奏曲 変ロ長調 (1900)
イディル・ビレット(P)
アラン・パリス指揮
ビルケント響
Alpha104

\2390
レーベルからのリリースinfoを最初に見た時は、さすがに頭をひねった1枚。Alphaからイディル・ビレット?? と――しかしよく見てみれば、これはまさにピエール・ロティの時代の、いかにもフランス人たちが東洋好きだった頃の芸術音楽作品にひそむ、時として意外な東洋的側面をえぐりだすAlphaならではの企画盤だったことがわかった。独奏者は、あのNAXOSでのショパン全集で名を広めたトルコ随一の実力派! ここに18カ国からの俊英を集めてアンカラで結成されたビルケント交響楽団が対峙し、丁々発止と鮮烈な対話をくり広げてみせる。 演奏時間ではディスクの半分を占めるマスネのピアノ協奏曲は、かつてチッコリーニ独奏のEMI盤で愛聴されていた方もおられるのでは。いい意味でマスネらしい、旋律美や展開の面白さと構築感が相半ばする聴きごたえある充実作で、ビレットならではのゴツゴツと不思議な持ち味あるピアニズムが意外にもハマって、緩急みごとな伸縮をみせるオーケストラの妙技とあいまって、つい引き込まれてしまう! 一方フランクの『レ・ジン』や交響的変奏曲も、わりとおとなしい冒頭部に油断していると徐々に音楽のメが詰まってきて、いつしか真剣に聴いていたり。クセになるサウンドだ。 Alphaユーザーの古楽ファンも、原文解説に掲載されたユーゴーの『レ・ジン』の“菱形”などを目にすれば、意外な側面からロマン派方面の芸術に興味が湧くのでは…などとも思う、Alphaらしい充実企画――ぜひ広く聴かれてほしい!
Lucien Durosoir - Music for violin & piano リュシアン・デュロゾワール(1878〜1955):
 1. ピアノとヴァイオリンのためのソナタ(1921)
 2. 青い雛(1927)
 3. 夢(1925)
 4. 夜想曲(1950)
 5. 伝説(1923)
 6. 五つの水彩画(1920)
 7. もの哀しき歌(1950)
 8. 聖母マリアへの祈り(1949)
 9. リュシアン・デュロゾワールの
肉声、1950年(詩「ブルターニュ」朗読)
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(Vn)
ロレーヌ・ド・ラチュルド(P)
Alpha105

\2390
その美しさたるや言葉を失うほど、まさにAlphaの面目躍如なのである!無調的空間のなか行方も知れずたゆたう、ヴァイオリンの細くしなやかな音の、なんと美しく響くこと! 小品でのサティめいたあざとさ、長大なソナタでの繊細なピアノ・パートの音の連なり…素朴派画家アンリ・ルソーの世界にも通じそうな、ドビュッシーも顔負けの詩情をたたえた、ほんとうに美しい音世界がここにある。構築感、音色、互いに無頓着そうで実はきわめて緊密に結びついたアンサンブル…演奏そのものも全く文句なし。フランス音楽好きなら、これを聴き逃しては一生の損!
Klicka - Czech Romantic Organ Music ヨゼフ・クリツカ(1855〜1937):
 1. 聖ヴェンツェスラスのコラールによる演奏会用幻想曲
 2. 演奏会用幻想曲 嬰ヘ短調
 3. ハルモニウムのための「伝説」
  (オルガン編曲:M.エステレ=ブラン)
 4. 演奏会用幻想曲 ハ短調
ミシェル・エステレ=ブラン(Org)
Alpha106

\2390
品番100以降めだって増えてきたAlphaの近代音楽盤だが、企画性の高さが群を抜いているのが、相変わらずこのレーベルらしいところ。チェコ国民楽派のオルガン作品というとかなり異色のようにも思えるが、考えてみれば古楽アルバムならフランス盤で南米音楽が出ようが、イギリス盤でイタリア音楽が出ようが珍しくはないのだから、周到な企画と同時代の楽器を準備してAlphaがこうしたアルバムを世に問うのもあながち不自然ではないのでは。 さて、クリツカはドヴォジャークやスメタナより20年ほど年下、ヤナーチェクやフィビヒとほぼ同世代のチェコ人作曲家。ヤナーチェクと同じく異才スクヘルスキーの教えを受けた作風は時としてかなり大胆、リスト後期やブルックナーを思わせる意外な和声展開とリズム構成がじつに魅力的な作風だ(時に民謡旋律をあしらいながら、フィビヒめいた美を感じさせることも)。奏者エステレ=ブランはリテーズとコシュローに師事した生粋のフランス楽派ながら、昔からクリツカの音楽にふかく惚れ込み、楽譜校訂も手がけたという。今回使われたパリのオルガンも、実はプラハ・ルドルフィヌムにあったロマンティック楽器と非常に近 い形なのだそうで、演奏の確かさ・細やかさとともに演奏者の入れ込みようがひしひしと伝わってくる仕上がりになっている。
CPE Bach - Symphonies & concertos for 'cello カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
 『弦楽のための交響曲』Wq.182
 (ハンブルク交響曲)より
 1. 4声の交響曲 第1番 ト長調
 2. 4声の交響曲 第3番 ハ長調
 3. 4声の交響曲 第5番 ロ短調
 4. 4声の交響曲 第6番 ホ長調
 5. チェロ協奏曲 イ長調 Wq.172
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
ペトル・スカルカ(バロック・チェロ)
Alpha107

\2390
フランスを中心に活躍する古楽団体の中でも群を抜いてレヴェルの高い音楽を聴かせてくれる気鋭集団カフェ・ツィマーマン。彼らはバッハの様々な協奏曲作品を集めた3作のアルバムを2002年から毎年リリースしていましたが、2005 年には同趣のリリースがなくファンは寂しい思いをしていたはず!嬉しいことに、2006 年はちゃんと18 世紀ドイツものの新譜を用意してくれました――ホグウッドとピノックの全盛期以来、意外にも新譜が出てこなかったC.P.E.バッハの『ハンブルク交響曲集』から重要作ばかり4 曲(もちろん、短調の「第5 番」も収録!)を集めた嬉しいリリース!彼らならではの上品な野趣あふれる、あの独特のサウンドが、この過渡期的隠れ傑作で存分すぎるほど味わえる!しかも最も有名なイ長調のチェロ協奏曲も収録、鋭敏なファンは必ずや気になっていたであろうチェコの若き名手スカルカのバロック・チェロも、ぞんぶんに楽しめるありがたさ!モーツァルトと近しい関係にあったバッハといえば“ロンドンの”J.C.バッハが有名ですが、この弦楽のための『ハンブルク交響曲集』は、もとを質せばモーツァルトにバッハやヘンデルの魅力を教え込んだファン・スヴィーテン男爵からの委嘱で作曲された作品。モーツァルト・イヤーで意識の高まったクラシック・ファンにも、ぜひ聴いていただきたい一作です。どうぞご注目を!!
Schmelzer: Violin Sonatas ヨーハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1622頃〜80):
(特記なしはヴァイオリン&通奏低音)
 1. ソナタ イ短調
 2. チャコーナ イ長調
 3. ソナタ 変ロ長調
 4. チェンバロ独奏のためのトッカータ(W.エプナー作曲)
 5. ソナタ ニ長調
 6. 無伴奏ヴァイオリンのためのジグ「胡椒のミル」
 7. ソナティナ(ソナチネ)ト短調
 8. テオルボ独奏のための第2ソナタ
 9. ソナタ ハ短調
エレーヌ・シュミット(バロック・ヴァイオリン/カミッロ・カミッリ製 18世紀初頭)
ヤン・クリゴフスキー(vc)
シュテファン・ラート(テオルボ)
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー(クラヴィオルガヌム)
Alpha109

\2390
2008年ついに来日決定!バッハも無名作曲家も、ドイツ語圏のバロック・ヴァイオリン音楽はこの人こそが最高のリプレゼンテイター! 最新新譜でとりあげるのは、最愛の作曲家 メロディアスでパッショネイト、ウィーン宮廷の叙情派・シュメルツァーのあでやかな世界! 昨年初頭には“バッハ無伴奏”のユニークにして深遠な解釈(Alpha082/090)が大きな話題を呼んだバロック・ヴァイオリン奏者エレーヌ・シュミット――盛り上がりついでに2008年の来日もめでたく決定、そんな彼女が得意とするのは、イタリア人ながらドイツ語圏で活躍したアルベルティーニ、ウッチェリーニ…など、つまり末は大バッハに連なってゆく17世紀ドイツ語圏のヴァイオリン音楽です。ブームの来つつある昨今、ここに登場する最新新譜がこのジャンルの最重要作曲家、シュメルツァーの作品集とは、何とうれしいことでしょう! 情念うずめく艶やかな歌心、ドイツ・バロックならではの変則調弦(スコルダトゥーラ)を多用したユニークな響き、ヴァイオリンの機構を知り尽くした表現語法の軽妙さと重厚さ――そうしたシュメルツァーならではの魅力に、エレーヌ・シュミットはぞっこん惚れ込んでいるとか。今回のアルバムでは通奏低音陣に気鋭奏者たちを迎え(いまのドイツ語圏古楽界でトップをゆく多忙なバス奏者たち!)、彼女自身の思い入れが120パーセント良い結果につながったエネルギッシュ&リリカルな名演に仕上がっている。録音技師は古楽のパイオニアJ=M.レネ――ふわっと空気の揺れる自然派録音の秀逸さはAlphaならではのクオリティ!バロック好きならずとも、ヴァイオリン音楽が好きなら、この1枚はまず見逃せない!!
Schumann - Piano Works & Chamber Music II シューマン:
 1. ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 作品11「大ソナタ」
 2. 幻想曲 ハ長調 作品17
 3. クララ・ヴィークのロマンスによる即興曲集 作品5
エリック・ルサージュ(ピアノ)
Alpha110

\2390
こちらも待望の登場! 大好評はまだまだ継続中のシリーズ第1弾に続き、 名手ル・サージュによる第2弾が今秋やっとリリース――意外と録音の少ない 大作ソナタ2編に、これまた秘曲の部類に入ってしまう即興曲まで含めた注目の一枚!古楽メインの秀逸レーベルAlphaから、エリック・ル・サージュが「モダンのスタインウェイで」いきなりシューマンのピアノ作品全集をリリースしはじめたのが昨年初夏。あれから一年と少し経って、ようやく第2弾がお目見え。『謝肉祭』と『蝶々』をメインに据えていた前作に対し、今度は「知っている人はその旨みをよく知っている」ものの、不当にも演奏機会の少ないソナタ2編が中心――とくに鬼才アルカンの作法を思わせる「オーケストラのない」ひとり協奏曲として構想された注目作「第3番」作品14は、ポリーニとシフが数年前に相次いで録音して以来ぱったりリリースのない穴場的大作! 同じく初期の意欲作である「第1番」にしてもそうだが(こちらはどういうわけか思い出したようにぽつぽつ録音されますね)、ル・サージュの知的な解釈でどのような作品像が浮き彫りにされるのか、楽しみ。そして今回も、本当に稀少な秘曲がひとつ――まだ10代前半だったクララ・ヴィークに献呈されたピアノ曲「ロマンス」作品3に対する返歌として、その主題を用いて変奏曲仕立ての即興曲集に仕上げられた「作品5」まで、ル・サージュの確たるピアニズムで聴けるとは!
Jean-Baptiste Stuck - Tirannique Empire… ヨーハン・バプティスト・シュトゥック、
通称バティスタン(1680〜1751):
 1. カンタータ「待ちきれなくて」(バティスタン)
 2. トリオ・ソナタ第11番(マシッティ)
 3. カンタータ「嫉妬深いマルス」(バティスタン)
 4. ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
 「エラクリートとデモクリート」(デュヴァル)
 5.カンタータ「エラクリートとデモクリート」(バティスタン)
アンサンブル・リュネジアン(古楽器使用)
ジャン=フランソワ・ノヴェリ、
アルノー・マルゾラティ(歌)
Alpha111

\2390
イタリア生まれのオーストリア系作曲家、パリでひたすら人気を博す! ル・ポエム・アルモニークの名歌手ふたりを交え、あざやかな腕前を披露する古楽奏者たち ベルトラン・キュイエの粒立ちよいクラヴサンの上で、交錯するイタリアとフランスの様式美!Alpha待望のフランスもの、それも18世紀前半のカンタータ作家として外せない存在なのに録音がほとんどなかったバティスタンの作品集とあっては、もう注目するほかはない。しかも歌い手はル・ポエム・アルモニークの中低音を支えるターユ(高音テノール)のノヴェリにバ・ターユ(バリトン)のマルゾラティとは嬉しい限り。とくにマルゾラティは古楽のみならずコスマのシャンソンまでこなす多芸な才人、性格的な表現はもうお手のもの!ヴァイオリンを操る女性奏者ふたりも無名と思いきや、えらくウマい。どんどん曲に釣り込まれる。久方ぶりのAlphaフランス・バロックもの、これは必聴!!・・・。バティスタンは本名をシュトゥックというオーストリア系の人で、生まれたのはイタリア、トスカーナの港町リヴォルノ。まずはチェロ奏者としてナポリで活躍、アルビノーニのオペラに加筆するなどイタリアの音楽界にどっぷり染まったあと、太陽王ルイ14世の治世末期にパリへと移住。フォルクレ(子)の擁護者として知られるオルレアン公フィリップの肝煎りでカンタータ集を出版したりフランス語オペラを上演したり、時にはイタリアに戻ってオペラを書いたり、またチェロ奏者としてもパリの聴衆を魅了した。
Polyphonies 'Jeune France' フランスの無伴奏合唱と温故知新
 ジャン=イヴ・ダニエル=ルシュル:
  1. 七つの雅歌 (1908〜2002)
   〜12声部の無伴奏混声合唱のための
 メシアン(1908〜92):
  2. 五つのルシャン(返歌)
  〜12声部の無伴奏混声合唱のための
 アンドレ・ジョリヴェ(1905〜74):
  3. 婚礼の歌
   〜12声部の声楽オーケストラのための
セクェンツァ9.3(声楽アンサンブル)
Alpha112

\2390
こんなにきれいな合唱が、あってよいものか?! 明らかに近代的、なのにひたすらうつくしいフランスじゅうで、教会オルガンの改築と中世研究がすすむかたわら紡ぎ出されてきた教会音楽を、精鋭12人の「声楽オーケストラ」がうつくしく織り上げる! 手加減なしに本格的、かつライトユーザーにもOK――Alphaは時々そういうスグレモノを提供してくれるレーベルだが、今回のアルバムもそんな路線。シャガールの油彩をあしらった美麗ジャケットのなかに、清らかに揃ったア・カペラ合唱の名品が続々!第二次大戦後のパリで活躍した3巨匠の教会音楽を集めているのだが、現代音楽的とっつきにくさとはまず無縁、誰が聴いても魅了されずにはおれない清らかなア・カペラ合唱の連続――いってみれば“モダンデザインの教会にかけられた、現代最先端のデザイナーの手がけた美しいステンドグラス”といった感じだろうか。20世紀初頭〜中盤のフランスといえば、ロマン派以来の調性音楽とは違う、中世音楽や民謡などの“旋法”をうまく使った音楽が流行していた頃――ここに収められているのも、クラスターとかセルの連続とかノイズとかいったキツい要素はなく、確かに20世紀の合唱曲ならではの書法もあれこれ盛り込まれているのだが(たとえばオノマトペの多用、ダイナミックなヴォカリーズなど)、どれもあくまで“美に奉仕する”という目的で使われている。もうひとつのポイントは「12声」!どの曲も12人の歌い手をどう組み合わせ、どう絡ませるか、という点が追求されていて、そんなあたりは古楽ユーザーにも面白がっていただけそう。ジョリヴェ作品にいたっては「12声の声楽オーケストラのための」と、明らかに音響面を意識して書かれていたり。演奏陣は、フランスのACCORDやSychipheなどでエスケシュやJ.アランのクールな名盤を続出してきた、現代ものを幅広くこなすフランスの超・精鋭集団! 歌もの・というより、“人の声という楽器”で織りなされる絶妙のサウンドを愉しむ方向で、広く親しんでいただきたいところ。
Michael Praetorius - Pro Organico ミヒャエル・プレトリウス(1685〜1750):
 1. おお、うるわしき三位一体の光
 2. 太陽が昇り、地の果てに沈むまで
 3. 高貴なる父に栄光あれ
 4. 我らみな、唯一なる神を信ず
 5. おとめの胎は膨らんで
 6. いざ我が魂は主を讃えん
 7. 我らが主キリスト、ヨルダン川に来り
 8. 朝には歌であなたを讃え
 9. 聖なるいのち
 10. 我らが神は堅き砦
ジャン=シャルル・アブリツェール
(タンガーミュンデ聖シュテファン教会、1624年製シェラー・オルガン)
Alpha114

\2390
「シンタグマ・ムジクム」や「テレプシコーレ」でおなじみ楽器博士プレトリウスの、オルガン曲?名手アブリツェールの柔軟にして繊細な語り口のうまみは、ちょっとまねできない―― きわめて自然でやさしい響きの録音エンジニアリングが、これまた強烈に心地よい!! 理論書『シンタグマ・ムジクム』の著者で、百花繚乱のルネサンス舞曲集『テレプシコーレ』の大成者ミヒャエル・プレトリウス…のオルガン曲とは、これまた珍しい。しかし考えてみれば楽器博士の彼のこと、当時の超有名楽器たるオルガンにさわらないはずがなく。というか、実は大学生をやっているあいだ教会オルガニストになってしまい、そのまま音楽好きが昂じて学業半ばに大学を後にし、ブラウンシュヴァイク伯つきのオルガニストとしてキャリアを歩み出した…という経歴の持ち主だったそうですから(なんて親しみのわくエピソードでしょう)、オルガン音楽にも一家言あって当然なんでして。ところが、当時はオルガニストには即興の腕前ばかりが問われた時代。プレトリウスも合奏用に4列の楽譜で曲を出版、「オルガニストならここから演奏するか、演奏譜に写しなおして弾きなさい」と書き添えているだけだそうで・・・そんな環境から、ストラスブールの巨匠アブリツェール(!)がみごとオルガン作品として再構築したトラックの数々を聴けば、この天才がイタリア系の新芸術だけでなく、いかに北方ドイツのいかめしくも美しい伝統に通暁していたかが如実にわかるはず!古楽ファンには、ちょっとした発見でしょう。 とはいえ、このアルバムは「美麗ジャケットの,聴きやすい、オルガンが好きになる入門盤」としての、イージーで接しやすい側面も。色彩感覚豊かに音色構成をつくり(まっすぐ響くプリンツィパル、渋ーいナザル管、コントラスト鮮やかな3段鍵盤と、要所要所でじわりと響く足鍵盤...)飾らずひょいひょいと壮麗な大伽藍を建ててゆく、その手際よさの安心感と充実感、細部まで徹底して手を抜かない職人芸!名盤あまたな実力派の名演を、Alpha随一のみずみずしい自然派録音でおさめきっているのがまた心地よく。全然きつくない、教会らしい反響音が気持ちよい、いつまでも聴いていたくなるオルガン盤なんて、めったにないですよ! 新年的晴れがましさの演出にも最適、これぞ店頭演奏&試聴機向きの1枚 !
Dufay - Mille Bonjours! ギヨーム・デュファイ(1400頃〜74):
 さまざまなシャンソン(ロンドー、バラード、ベルジェレット(牧歌))
  苦しみと悲しみのシャンソン(6曲)
  子たちを讃えるシャンソン(3曲)
  恋に夢中のシャンソン(4曲)
  喜びと祝祭のシャンソン(6曲)
ブリュノ・ボヌール(T)
ジャン=リュク・タンビ(テオルボ゙他)
Alpha116

\2390
フランス最高の中世音楽集団――待望の新譜は、またもや大本命、デュファイ世俗歌曲!インスピレーションたっぷり含んだ、あのぽってり色気ある男声群はもちろん健在。 女声ひとすじ興を添え、2挺のフィドルや中世ギターの軽やかな美音が心をくすぐる...! 今や、アンサンブル・ジル・バンショワの後継と呼ぶにふさわしい地位を築きあげつつあるフランス現役最高の中世音楽アンサンブル、ディアボルス・イン・ムジカ――年末年始の新譜となったノートルダム楽派もけっこうド真ん中の大本命だったが(おかげさまで、定番的に売れ続けております)、今度の新譜も嬉しいことに「デュファイの世俗歌曲」というストレート王道路線。とはいえ、このアンサンブルがやるからには、当然のように安直企画に終わらせることはまずないわけで。つねに徹底した一次資料分析と歴史的研究をおこたらずプログラム作りと演奏解釈を続けてきた彼らの、積年の経験が詰まった「現時点で望みうる最高のデュファイ世俗曲」になっている。デュファイの世俗歌曲は2声だったり3声だったり実は4声だったり、中世的なたゆたう和声感覚と、ルネサンス的な明晰さとのあいだを逍遥する、独特の味わいがあるのだが、今回もヴィエル(フィドル)2挺に縦型チェンバロ(クラヴェシテリウム)、中世ギターといったオーガニックで美しい音を響かせる宮廷楽器に加え、女声歌手リュン=ラヴワピエルが艶やか&切なく興を添えて、幅広くも濃やかな表現でその持ち味は幾倍にも奥深さを増して響く。やはり、あの独特の色気を含んだ男声ア・カペラが核になっているのが良いのかも。
Baroque Christmas in Occitania 17世紀、バロック期の南仏のノエル
 ナタリス・コルダ(1610〜63):ノエル 計5曲
 ニコラ・サボリ(1614〜75):ノエル 計8曲
 ダンドリュー(1682〜1738):オルガン独奏のためのノエル
  「アダムはかわいそうな男でした」
 フランソワ・ペザン(〜):ノエル「この家に集う者たちよ」
ラ・カメラ・デッレ・ラクリメ(古楽器使用)
Alpha117

\2390
民俗調まじりの古楽歌唱で『オーヴェルニュの歌』を歌い上げた異才ボヌールが、 故郷の古い音楽をあでやかに歌い上げて、クリスマスを彩る。簡素な伴奏編成がたおやかに鳴りかわす中、なんと玄妙なこの声の響き――!! カントルーブ編曲版で知られる曲がまじって折々に聴き手を「お?」と思わせる『古楽歌手がうたう「オーヴェルニュの歌」』(Alpha519)の仕掛け人であり、ル・ポエム・アルモニークのユニークな声楽セクションを長く支えたオーヴェルニュ地方出身の古楽歌手、ブリュノ・ボヌール――彼がリーダーをつとめる伝統音楽寄り古楽集団ラ・カメラ・デッレ・ラクリメが、クリスマスを彩るべく帰ってきた!名づけて「バロック期の南フランスのノエル」。ノエルというのは英国におけるキャロルと同じく、中世以来フランスで歌われてきたクリスマスの歌だが、実は16〜17世紀に黄金時代ともいうべき人気を誇り、バロック期フランスの作曲家も結構さまざまなノエルを書いているようで、通奏低音つき独唱のもの、オルガン独奏(有名なダンドリューの曲集から)、器楽合奏のみ、かわいらしい合唱もの……と本盤だけでも多種多様な「クリスマス気分」が詰め込まれている。パランポロンと鳴るテオルボ、しっとり艶やかな和音を重ねるオルガンとヴィオラ・ダ・ガンバをバックに、南国的さわやかさと艶やかさの入り混じるラテン風の歌声であざやかな統一感をつくってゆくブリュノ・ボヌール!聴けば必ずハマること間違いなし!!
Bach - Secular Cantatas ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ:
1. 世俗カンタータBWV30a
 「牧場に踊れ、愛しきヴィーデラウ」
2. 世俗カンタータBWV207
 「鳴り交わし争う弦もひとつに相和し」
グスタフ・レオンハルト指揮
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
ヴェルサイユ・バロック音楽センター青少年合唱団(合唱指揮:オリヴィエ・シュネーベリ)
モニカ・フリマー(S)
ロビン・ブレイズ(C−T)
マルクス・シェファー(T)
ステファン・マクレオー(Bs)
Alpha 118

\2390
現代古楽界最大の巨匠、実に2年ぶりの新譜はなんとカフェ・ツィマーマンとの共演!ひさびさの指揮活動復帰は、まさに吹っ切れたような痛快さ――いとも豪奢なバッハここに よく見れば歌手陣も充実、合唱はなんとヴェルサイユ・バロック音楽センターの超・名門! 「カフェ・ツィマーマンのバッハ」といえば、Alpha初期からの売れ筋定盤ではありますが、2005年に協奏曲集第3弾が出たあと、2006年の新譜はC.P.E.バッハ、その後がありませんでした…と思っていたら!いきなり金管やティンパニに合唱まで加えて、バッハで望む限りほぼ最大編成な世俗カンタータを突如リリースしてまいりました!!プログラムは、いきなり「ブランデンブルク協奏曲第1番」の第3楽章の合唱&金管打楽器付き編曲版で始まるBWV207、貴族への表敬のため教会カンタータから転用された、古楽器木管の重なり合いが美しいBWV30a、と大作2曲。なんたる充実ぶりでしょう! しかもこれ、一部ではすでに話題になっていたとおり「巨匠レオンハルトの指揮者復帰アルバム」でもあるんです!ちょっと前まで「プロとしては指揮はしない」というような発言もあったのに、なんと嬉しいことでしょう。しかも「今をときめく」カフェ・ツィマーマンと、フランスきっての名門ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団を指揮するなんて、まさに夢の共演!Alphaというレーベルなくしては体現しえなかった顔合わせですね。巨匠は音楽家たちを締め上げることなく、自発性ゆたかに歌わせ弾かせているのですが、その結果できあがる音楽はきわめて豊穣、かつ「うん確かに『レオンハルト指揮』だ」という、過去のアルバムとのある種の一貫性がしっかと息づいております。カクカクと語りほぐしながら、一音一音に滋味のあふれるあの感じ…!見れば独唱もロビン・ブレイズにマルクス・シェファーをはじめ、まさに豪奢もいいところ。豊穣なバッハ世界をじっくり味わえる超・注目盤の登場です!!
Franz Lizst: Mazeppa リストの音楽と19世紀のピアノ
 〜1846年製プレイエル・ピアノによる独奏作品集〜
リスト:
 1. フュネレール(葬送)
  〜『詩的な調べ、宗教的な調べ』より
 2. 超絶技巧練習曲 第3番「風景」
 3. 超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」
 4. ショパン作曲のポーランド語歌曲の編曲
  「春」「ちいさな指輪」「バッカナール」
 5. 『巡礼の年 第2年:イタリア』より
  「スポーザリツィオ」「もの思う人」
 6. 愛の夢 第2番「狂おしき死」
 7. 愛の夢 第3番「おお愛よ、かくも長く」
 8. パトリック・シェデールによる即興演奏
パトリック・シェデール(フォルテピアノ)
Alpha119

\2390
限界ギリギリまで可能性を試され、新境地をかいまみせるプレイエル1846年製ピアノ!19世紀当時の聴衆を驚かせたのと同じ斬新さとショックが、ここにある!強烈至極のセンスで暴れまわる十指、このフォルテピアノ奏者は只者ではない!! 『レコード芸術』特選の常連エリック・ル・サージュのシューマン・ピアノ作品集(Alpha098・110)のように、昨今では現代楽器でもずいぶん強力アイテムを飛ばすようになってきたAlphaだが、古楽器路線が衰えるはずもなく、「ロマン派にしてピリオド楽器」という路線でもやっぱりスゴい充実盤を送り出してきた! プレイエルといえば、19世紀初頭にパリで創業してほどなくショパンが激賞したことで知られるフォルテピアノ・メーカー。今回の録音はショパンもまだ在命中の1846年、つまりリストが技巧派ピアニストとして英名をはせていた頃作られたプレイエル・ピアノで彼のさまざまな作品を弾き、現代ピアノの場合とはまた違った、19世紀当時のままの響きを蘇らせてくれます――と書く分には簡単なのですが、今のピアノほど強烈な音の得られない、音の立ち上がり方もぜんぜん違う当時のピアノでリストの難曲群を弾くのは至難のワザのはず。しかしどうでしょう、謎のフォルテピアノ奏者パトリック・シェデールときたら、プレイエル1846年製楽器の限界ぎりぎりまでフォルティシモを鳴らすわ(ぎりぎりのラインで楽器の限界以内というか、音が醜く歪んだりしないのは奇跡というほかありません)、かと思えば絶美のピアニシモもお手のものだわ、急速なパッセージでは色彩感豊かなタッチで超絶的に細かい音符をきれいに連ねてゆくわ、とこの楽器の可能性を最大限アグレッシヴに引き出して、リストの演奏にビビった当時の聴衆もかくや、というショックを我々に与えてくれる!プログラム選択の大胆さ(フォルテピアノで『超絶技巧練習曲集』…)の期待感を十二分に上回るこの名演に、ぜひ驚かされてください!
Firenze 1616 声楽小品3編 *クラウディオ・サラチーニ(1586-1649):
 1. ああ死のう、もう死のう(サラチーニ*)
 2. 日がな一日、わたしは泣く(カッチーニ)
 3. 空の星とて、これほどには(カッチーニ)
 ジューリオ・カッチーニ(1551〜1618):
  4. インテルメディオ『チェファロの略奪』
 ドメーニコ・ベッリ(1610年代に活躍):
  5. 音楽劇『悲しみにくれるオルフェオ』
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
Alpha120

\2390
前作『シャルル・テシエと1600年前後のヨーロッパ音楽』が出たのが2006年末、実にひさしぶりだが、ル・ポエム・アルモニーク待望の新譜がついに登場――2008年か09年には来日公演も噂されているAlphaの看板団体、プログラムは本年夏の音楽祭でトリを飾ったイタリア初期バロックの注目作!バロック初期といえば、CD2枚以上に上る長大なバロック・オペラか、それともせいぜい1〜5分くらいで終わってしまうマドリガーレや独唱歌曲か。そんな中ユニークなのが、20分以上にわたってエキサイティングな劇的書法のつづくモンテヴェルディの『タンクレーディとクロリンダの戦い』――オペラ全編を(いや各幕ずつでも)聴き切るのはけっこうホネですが、あのモンテヴェルディ作品くらいの長さで、ほどよくじっくりエッジな古楽奏者&歌手たちの妙技を味わってみたい…古典派の交響曲1曲、バッハのカンタータ1編くらいの集中時間で、というもやもやを抱えておられた方は少なくないはず。そんなバロック・ファンの渇を癒してくれるのがこのアルバム!演奏時間30分くらいの「半オペラ」くらいな劇作品『悲しみにくれるオルフェオ』をメインに、「アマリッリうるわし」の作者カッチーニらによる各10分ほどの声楽プログラム(うちひとつは3曲の単独マドリガーレを組みあわせたもの)が2つ、なんと上手い組み合わせでしょう(ベートーヴェンでいえばコリオラン序曲+エグモント序曲+交響曲第7番、みたいな絶妙プログラム)。『オルフェオ〜』の作者ベッリは、アンサンブルの主宰者デュメストルが惚れ込んでいる名匠。大胆きわまる転調や不協和的進行をふんだんに使いながらドラマティックな快さを描出してみせるベッリの手腕は発売中アルバム(Alpha002)で実証済みだが、本作は恋人エウリディケーを失ったオルフェウスが地獄の神やニンフたちとの対話を通じて嘆きつづけるという発展のない筋のわりに、30分たっぷり飽きさせない音楽作りがたまりません!「1616年を境に、バロックの中心はフィレンツェからローマやヴェネツィアに移った」とはデュメストルの言、“メディチ家の都”フィレンツェ楽壇最後の輝きが、そっくりそのまま、このアルバムに詰め込まれている!バロック・ファン必聴、注目の新アルバム!
Schumann - Piano Works & Chamber Music III シューマン:
 1. オーボエとピアノのための3つのロマンス op.94
 2. クラリネットとピアノのための幻想小品集 op.73
 3. ホルンとピアノのためのアダージョとアレグロ op.70
 4. ヴィオラとピアノのための「おとぎの絵本」op.113
 5. ヴィオラ、クラリネットとピアノのための「おとぎ話」op.132
 6. チェロとピアノのための民謡風の5つの小品 op.102
 7. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ短調 op.121
 8. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ短調 op.105
 9. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ短調(遺作)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
ジャン=ギァン・ケラス(vc)
アントワーヌ・タムスティ(va)
ゴルダン・ニコリッチ(vn)
ブルーノ・シュナイダー(hr)
ポール・メイエ(ob)
フランソワ・ルルー(ob)
Alpha121
(2CD)
\3890
第2弾(Alpha110)が出たばかりだが、早くも第3弾の登場。今度は「ピアノ曲&室内楽作品集」なるシリーズ名にたがわぬ室内楽もの第1集。フランス最前線の名手ル・サージュに、今回はレ・ヴァン・フランセのオーボエ奏者ルルーとクラリネット奏者メイエが、まさしくブルゴーニュワインのような薫り高さとしなやかさで興を沿え(においたつ音の揺れやたわみ、これぞ“フランスの管”!)るかと思いきや、昨今もバッハ無伴奏で有無を言わせぬ名演を聴かせたジャン=ギアン・ケラスが手堅くも高雅なサウンドを響かせ、「巨匠まみれ楽団」ルツェルン祝祭管でソロをつとめるシュナイダーが、唖然とするほどのテクニックでホルンをフルートか何かのように柔軟に吹きこなす…かと思えば鬼才ヴィオラ奏者タムスティも縦横無尽に暴れまわり、周到精緻なル・サージュのピアノは明確な知性でもって一貫性を打ち出してくる――これだけでも贅沢そのものなのに、CD2にはヴァイオリン・ソナタが3曲全部入っている気前よさ!昨今名を上げつつあるニコリッチがAlpha創設以来の強烈ロマンティック路線で(ル・サージュの知的路線とみごとマッチしているから不思議)、心をえぐるようなシューマン像を浮き彫りにします。2枚組価格でもぜんぜん安く思えてくる、極上そのものの本盤!
Beethoven - Piano Concertos Nos. 3 & Piano arrangement of Violin Concerto ベートーヴェン:試演時編成によるピアノ協奏曲 第3番・第6番
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品57
 ピアノ協奏曲 第6番 ニ長調 作品61a
  (ヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲版)
アルテュール・スホーンデルヴルト(Fp)
Ens.クリストフォリ(古楽器使用)ヴァルター1800年&フリッツ1810年頃)
Alpha122

\2390
弦楽器はたった 7 本(ヴァイオリンなんて 1 本ずつ!)しかし完全 2 管編成?! あの「皇帝&第4番」に続く、ロプコヴィツ邸試演時の響きを再現した異色の名演再び!! あのヴァイオリン協奏曲の編曲版が、こんなにひしひし名曲として鑑賞できるとは!!!シュタイアーやインマゼールと並んで…いやある意味彼らなど及びもつかぬほど新しいことを次々とやってのける、いまヨーロッパで最もアツいフォルテピアノ奏者の一人スホーンデルヴルトが、またまたやってくれた!過去2作で『レコ芸』特選が相次いだあと、再び「あの」ベートーヴェン企画に立ち戻る!2005年リリース時には爆発的ヒットとなり、今なお定番売れ筋にとどまり続けている「試演時編成による『皇帝&第4番』」(Alpha079)に続く協奏曲シリーズ、第2弾――前回と同じく「楽聖中期の“傑作の森”の管弦楽曲の試演に使われたロプコヴィツ邸の大広間、客席含め実際にイスを並べてみたら、完全2管編成のほか弦楽器奏者は7人しか入れなかった」という検証結果にもとづき、弦が1・1・2・2・1の対抗配置、しかし管楽器は完全2管編成、もちろんティンパニ入り…という、室内楽編曲とも通常のピリオド楽団ともまったく違う編成で、おもわぬ演奏効果を再現してみせた異色の名録音。前の盤が一時のゲテモノ扱いに終わらず3年も売れ続けている実績が示すとおり、これもひとえに精鋭古楽奏者たちの演奏が、信じがたいレヴェルの音楽性にあるがゆえ(このことは、前回のアルバムでもずいぶん賞賛の的になりました)。「当該の大広間の広さではどうしても客席がオケに近くなるため、小編成にもかかわらず聴覚体験はより強烈になったはず」との推察どおり、事実上ソリストとなる第1ヴァイオリンの濃やかな表現が精鋭ソリスト管楽陣とからみ、すばらしいアンサンブルを紡ぎ出してゆく。いきなり強烈な冒頭のハ短調協奏曲もさることながら、圧巻はやはりヴァイオリン協奏曲からの編曲版たる「第6番」!ベートーヴェンはロンドンからの新作ピアノ協奏曲委嘱に急いで対応するため、ヴァイオリン独奏パートに殆ど手を加えずこれをピアノ用に引き写したわけで、現代ピアノだと「もてあまし感」ばかり際立って全く存在意義が理解できなかった「ピアノ版」だが、フォルテピアノと小編成による本盤の演奏を聴けば「ああ、そうか!」とがぜん納得の連続――いやいや、ピアノ協奏曲の名品をひとつ聴き逃していた!と愕然です。インマゼールの交響曲全集に続く、ファンを休ませない話題盤!
Geminiani: Sonatas for Violoncello & Basso Continuo, Op. 5 Nos. 1-6 ジェミニアーニ(1687〜1762):
 1.チェロと通奏低音のための六つのソナタ 作品5(1746年パリ刊)
 2. ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ短調 作品1-11
  (テノール・ド・ヴィオロンによる演奏/1740年パリ刊)
 3. タンドルマン(優美に)
  (チェンバロ独奏/1743年ロンドン刊)
 4. タンドルマン(優美に)
  (M.マタレルによるヴァイオリン、
   チェロと通奏低音のための三重奏版)
ブリュノ・コクセ(バロック・チェロ、テノール・ド・ヴィオロン)
ルーカ・ピアンカ(テオルボ)ベルトラン・ド・キュイエ(チェンバロ)
マチュラン・マタレル(バロック・チェロ)
リチャード・マイロン(3弦コントラバス)
Alpha123

\2390
やっと会えた!バロック・チェロのスーパーヴィルトゥオーゾ、ブリュノ・コクセ久々の新譜! ヘンデルと同時代の英国で、超絶技巧ヴァイオリン奏者として名をはせたジェミニアーニ。 数少ないチェロ作品のうまみを掘り起こす、痛快なまでのテクニック、艶やかなガットの深みおお、気がつけば何と3年ぶり!フランス古楽界のさまざまな一流アンサンブルで揉まれた百戦練磨のバロック・チェロの天才、ブリュノ・コクセ率いるスーパー低音集団レ・バッス・レユニが、待望の新譜をリリース!今回のお題はジェミニアーニ――ボッケリーニと同郷、ルッカ生まれのヴァイオリニストで、まずはヘンデルとほぼ同じ頃のロンドンで、常人およばぬ超絶技巧で名をあげた人。しかし同時に作曲家としても人気で、彼の器楽作品の楽譜はアマチュア演奏家たちに飛ぶように売れ、ヘンデル作品の楽譜と売れ行きを二分していたとか(資料によれば、他の作曲家の数十倍は売れたそうです)。しかしその後、ちょうどイタリア器楽の人気が盛り上がっていた頃のパリでさらに名声をあげたことは、どのくらい知られているのでしょう…とまれ、本盤に全曲収録されている『作品5』のチェロ・ソナタ集は、昔からバロック・チェロ奏者がほぼ必ず録音してきたマスト的王道レパートリー!ですが、そこはやはりコクセ――超絶技巧をものともせぬ、ひたすら流暢でスピーディな展開もさることながら、それを露ほども誇っているふうでないノーブルな仕上げ方、シャルル・リシェの銘器の低音を力強く響かせ、またその高音美をさらりと艶やかに愉しませる高雅さは、「イタリア人ジェミニアーニ」ではなく「パリで愛好されたソナタ」の側面を掘り下げた感が。並居る競合盤をかるーく凌駕してみせる余裕ぶりに、脱帽せずにはおれません。例によって録音はナチュラルそのもの、チェンバロ独奏曲の併録も嬉しく、そのロココ風アレンジなど、テノール・ド・ヴィオロンを使ったトラックも聴き逃せない。さすがはAlpha、と唸る逸品です!
Durosoir - String Quartets Nos. 1-3 リュシアン・デュロゾワール(1878〜1955):
 1. 弦楽四重奏曲 第1番(1920)
 2. 弦楽四重奏曲 第2番(1922)
 3. 弦楽四重奏曲 第3番(1934)
ディオティマ四重奏団
Alpha125

\2390
フランス人さえ知らなかった――Alpha が発掘、日本でも大きな話題となったフランス近代の知られざる天才デュロゾワール、またもや作品集が登場(すでに仏各誌は大絶賛)!
ひたすらに美しく、ユニークな音響世界はなお健在。ノン・ヴィブラートめの極上演奏で!
2006 年末、作曲家の親族の執筆で刊行されたリュシアン・デュロゾワールの評伝は、フランス往年の大チェリストM.マレシャルとふたり軍服姿で写ったポートレート写真を表紙に掲げ、ヴァイオリニストから作曲に転じて以来、かたくなに自作品の公表を拒んできた「幻の作曲家」のいたことを世に知らせてくれました。その直後にAlpha からリリースされたデュロゾワールのヴァイオリン作品集は、ラヴェルやカプレ、イベールらと同時代を生きたこの知られざる作曲家が、基本的に誰にも似ていない、しかしいかにもフランス近代らしい「繊細な美しさ」のあふれかえるような作風で、忘れがたい傑作ばかりを残していたことを、まざまざと印象づけてくれたものです。日本でも発売されるや意外なほど動き、『レコ芸』特選などきわめて高く評価されたこの傑作盤(Alpha105)につづき、Alpha はまたもやデュロゾワールの知られざる名品を発掘してくれました――三つの弦楽四重奏曲、もちろん世界初録音。デュロゾワールは19世紀最後の数年間にパリで頭角をあらわし、R.シュトラウスやブラームス、ゲーゼらの協奏曲をパリ初演するなどドイツ音楽の紹介につとめ、逆にフォーレのソナタのウィーン初演を果たすなどフランス音楽の普及にも寄与しました。しかし第1次大戦で独・墺が敵国となると、こうした活動ぶりが逆に災いし、戦後は諸々の妨害の末、演奏活動停止に追い込まれてしまいます。そこで彼は人知れず作曲家となり、無理解な世間には、作品をいっさい公表しない――そんな余生を送りました。作曲家としての最初期から最盛期にあたる充実した時代にうみだされた3作の四重奏曲は、大オルガニストのトゥルヌミルに対位法を師事し、戦友カプレ(ご存知、ドビュッシーの秘書だった作曲家)に作曲のノウハウを学んだデュロゾワールの作風を端的にしめし、旋法や非・調性など20世紀初頭のフランスらしい語法を彼なりに咀嚼したユニークな音楽は、あまりのうつくしさに息を呑むばかり!あるいは「第3番」など、息をもつかせぬリズムと休符の交錯が否応なしに聴き手をひきつけずにはおかぬほど――こうした作品美に逐一気づかされるのも、近年急速に名をあげつつあるフランスの気鋭、ディオティマSQのクールな演奏あればこそ!ノン・ヴィブラートめの精妙な弦はえもいわれぬ美をたたえ、音楽の求心力は決して冷酷非情に堕さない、絶妙の“さじかげん”が、Alpha の自然派録音とあいまって音楽を幾倍にも美しくしているのです。フランス批評誌のみならず、日本でもデュロゾワール人気再燃の期待大!
Haydn - Trios for Nicolas Esterhazy ハイドンの弦楽三重奏曲
 〜バリトン三重奏曲を原曲として〜
 1. 三重奏曲 ト長調 Hob.XI-80
 2. 三重奏曲 ニ長調 Hob.XI-85
 3. 三重奏曲 ニ長調 Hob.XI-14
 4. 三重奏曲 ニ長調 Hob.XI-97「誕生日」
 5. 三重奏曲 ト長調 Hob.XI-59
 6. 三重奏曲 ロ短調 Hob.XI-96
 7. アダージョ ニ長調
アンサンブル・リンコントロ(古楽器使用)
パブロ・バレッティ(vn)
パトリシア・ガニョン(va)
ペトル・スカルカ(vc)
Alpha128

\2390
カフェ・ツィマーマンの首席奏者たちによる精鋭室内楽集団で、ハイドンの面白さを堪能!18世紀当時から親しまれていた「ハイドンのバリトン・トリオの編曲版」を さりげなくスムース、愉悦あふれる古楽器演奏で。隅々まで磨き抜かれた解釈が光る!!ハイドンの君主エステルハージ侯爵ニコラウスは無類のバリトン愛好家。かくてハイドンは君主の愉しみのため、ヴィオラ、チェロ、バリトンという編成の三重奏曲を実に100曲ばかりも残している。これらは1760〜70年代、ハイドンも30代くらいの最も精力的な時期に書かれているせいか、とにかくヴィヴィッドかつ精緻な名曲だらけなのが嬉しいところ(この時期はまだハイドンが弦楽四重奏曲をほとんど書いていない頃、そのぶんの精力がこれらのトリオに注ぎ込まれているといっても過言ではないでしょう)...なのだが、そもそもバリトンという楽器が18世紀当時でもそれほど広く演奏されていたわけではなかったため、音楽愛好家たちはこれらのトリオのバリトン・パートを、フルートやヴァイオリンで代用したヴァージョンで愉しんでいた。で、前頁のピエルロのほかにもハンガリーやドイツに素敵な名手が何人かいるにせよ、バリトンを弾ける人がそれほど多くない・という環境はもちろん今も同じだから、18世紀当時流の編曲版をばんばん使って、どんどん演奏されればいいのに…と思っていたら、あろうことかAlphaの名楽団、カフェ・ツィマーマンの首席奏者たちがさらりとやってくれた!しかもトリオを6曲も!比較的有名な7楽章構成の大規模作も、短調作品も収録!ハイドンの初期作というのは、曲想もさることながら「誰にでも感じ取れる曲構成の面白さ」に魅力があるわけで、そのエッセンスを「たった3本の弦楽器」という絞り込まれた編成で堪能できるというのは嬉しい限り!
Schumann - Piano Works & Chamber Music V シューマン:ノヴェレッテ集、ソナタ第2番 他
 ノヴェレッテ集 作品21
 四つの行進曲 作品76
 ピアノ・ソナタ 第2番 作品22
 夜の小品集 作品23
 三つの幻想小品 作品111
 暁の歌 作品133
エリック・ル・サージュ(p/スタインウェイ)
Alpha129
(2CD)
\3890
大好評シリーズ、本年はやくも第5弾へ――前作が「交響的練習曲」、「ソナタ第1番」、「フモレスケ」、「色とりどりの小品」と大規模な重要作がドーンと四つ居並ぶ編成だったのに対し、今回は大作がふたつ(「ノヴェレッテ集」と「ソナタ第2番」)に比較的小規模な小品集が4つという組み合わせ、作曲年代も初期〜中期〜晩年、とバランスよく取り集めていて、この2枚組アルバムひとつでシューマンのピアニズムの変遷を概観できるつくりなのが嬉しいところ。で、なんといってもありがたいのは『ノヴェレッテ集』作品21 を収めている点でしょうか――この充実作、なぜかあまり新録音が出ないので(ケンプにイヴ・ナット(!)にリヒテル…と大昔の名盤やデームス大先生の全集のほか、5年ほど前にぽつりとシフ盤が出たくらい?) ル・サージュの解釈はシリーズを追うごとに凄味というか、求心力のようなものが増しているようで、大作でも掌編でも、ひきつけられずにはおれません。ドイツ勢が思い入れたっぷり深みにはまってゆきそうな「夜の小品集」(1839)などでは、ル・サージュ特有の“絶妙な距離感での客観性”がぴたりと決まり、曲の美質をきれいなプロポーションであざやかに描き出してみたり。ひとつひとつの小品の解釈を珠玉のごとく磨き上げながら、「ノヴェレッテ集」では八つの、作品111の「幻想小曲集」では三つの、というように、収録曲数を見すえて組曲としての構成感をうまく打ち出してゆく手腕も、こうした適度な客観性なくしては体現できない、ル・サージュの全曲録音の意義はまさにこの点にあると言っても過言ではないでしょう。そしてアルバムの白眉はもちろん、名盤あまたの「ソナタ 第2番」――これまでのソナタ同様、大作特有の迫力とスケール感が精緻な作品把握とまったく矛盾しない、完璧にして圧倒的な技巧を武器に、伸縮自在の細やかな音楽を歌いつぐ…すぐそこにある実在感、シューマン演奏史の“いま”が紡がれてゆく興奮が、ここに詰まっている。
JS Bach - Missae Breves BWV 234 & 235 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750)
 1. モテット「正義は萎え衰えて」
  (クーナウ作曲/バッハ編)
 2. ミサ・ブレヴィス ト短調 BWV235
 3. ミサ・ブレヴィス イ長調 BWV234
アンサンブル・ピグマリオン(古楽器使用)
Alpha130

\2390
カルト的レパートリー? いやいや、れっきとしたバッハ・オリジナルの名品です!古楽プレイヤー層がどんどん厚くなるフランス発、ヴェルサイユ系の若き猛者たちによる意外な秘曲の素晴しすぎる堂々解釈――近年競合盤なし、の現状を打ち破る名演奏!「キリエ」と「グローリア」だけからなるバッハの小ミサ曲4曲(BWV233〜236)は、晩年のバッハがライプツィヒ当局との軋轢に嫌気を感じながら、カトリック優勢のドレスデン宮廷に取り入ろうとしていた時期に書かれたものと推察されています。それまでに作曲していたカンタータ群からの転用楽曲ということで、昔シュヴァイツァー大先生がけちょんけちょんに非難したため評価が遅れていたレパートリーなのですが、そもそも『ロ短調』にしてもカンタータ群にしても、転用はバッハお得意の手法――ましてや原曲のカンタータ群がそれほど知られていないなら、これをまったく新鮮なバッハ楽曲として鑑賞できない理由など、どこにもありません。合唱の4パートをオーケストラの一部のように扱って、大規模合奏曲のように展開させてゆくバッハの音楽づくりは見事なもの――そう、器楽メインで聴いておられる音楽ファンの方にも安心しておすすめできるわけです。古楽器サウンドも逐一上質、堂々たる鮮烈解釈は上述のとおり、知らずに聴いたら若手アンサンブルとはまず思わないでしょう。(ちなみに、主宰者ピションは1984 年生まれ!)録音はAlpha きっての名技師タッグ、ユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオ!こまやかな美音も、熱気と振動でゆらぐ“場の空気”もきれいに収められています。
Rayon De Lune-melodies Andalouses Du Moyen-orient: M.claude  /  Aromates 月の光さす〜ウマイヤ朝時代のスペインと、イスラム音楽
 1. 月の光さす
 2. 或るガゼルに捧げるシャコンヌ
 3. あなたの眼差しが煌めく
 4. グラナダの風
 5. アルコール
 6. 薄暗がりの中で  
 7. 約束
 8. あなたは、わたしの心を統治する
 9. 酒を勧める人
 10. 失われた忍耐
 11. 眠れない
 12. 昼さまざま、夜さまざま
 13. 虎縞の美人
 14. 私たちの朝はこうして明けゆく
 15. あなたしか愛せない
 16.即興3様 (打楽器ザルブ、ヴァイオリン、鍵盤)
ミシェル・クロード (打楽器)
Ens.アロマート
Alpha521

\2390
あの隠れ売れ筋「ミルテの庭」(Alpha515)に続く、古楽器によるアラブ音楽の試み再び! いわば「ヨーロッパの素材と食器で、フォークとナイフでいただく新アラブ料理」―― しかしその味わいは完璧に「ここではない、どこか」! 浮遊感と躍動感、クセになります。古楽レーベルとしてスタートしたAlphaの「もうひとつの顔」白ジャケットのシリーズは、楽譜に残っていない口伝えの伝統音楽、即興演奏など「書かれない音楽」をテーマに展開している。「月の光さす」――「月」はいわずもがな、伝統的にイスラム文化のシンボル。主宰者いわく「西欧の“いま”の技法を通じて和声をつけ、楽器編成を組み立てた」そうだが、その響きは明らかにエキゾチックな「ここではない、どこか」の異郷風味。それはアラブ音楽ならではの音楽語法が完全に咀嚼され尊重されて、中近東ならではの旋法と独特のリズムがあざやかに打ち出されるから。そして使用楽器の大半が、クラシック・ファンにも珍しい中世・ルネサンスの古楽器だから…スピーディな小チェンバロや携行型オルガン、弦を叩いて玄妙な音を出すプサルテリー、霞のような響きを繰り出すフィドル、抜群のアクセントとうねりを作る各種打楽器…古楽ファンもすんなり入れる、ミントティやラク酒、エスニック劇甘スイーツのユルい陶酔感も恋しくなる「ワールド風トランス古楽」!!
Alla Napoletana ナポリの風、16世紀 〜ヴィラネスカとマスケラータ
ジョヴァンニ・ダ・ノーラ(生歿年不詳、16世紀):
 『ヴィラネスカさまざま』(1545)より 7曲
ヨハンネス・デ・コロニア(生歿年不詳、16世紀):
 『村の歌(ヴィラネスカ)さまざま、
ナポリ仕立て』(1537)より 2曲
ダルツァ『リュートのための第4曲集』(1508)より2曲
 …その他 ラッスス、マイネリオ、トマーゾ・ディ・マイオ、
  ボルローノ・ダ・ミラノ、バルベッタによる
  ヴィラネスカとマスケラータを収録 全22曲
アンサンブル・スォナーレ・カンターレ(古楽器使用)
ジャン・ガイヤール(笛・総指揮)
ミシェル・クロード(打楽器) 他
Alpha524

\2390
Alphaならではの秀逸録音が拾ってくる太鼓の響き、元気に鳴りわたるコルネット、撥弦のうねり…と古楽器サウンドもこれまた絶妙!「われらはロマびと(Cingari simo)」、「ご婦人、ガリアルダを教わりたくば Chi la Gagliarda」、「愛しきひと、どうしてそんなに怒ってばかり (Madonna tu mi fai lo scorruciato)」などヴィラネスカの定番名曲は一通り押さえている。猥雑系の歌詞がこれまた夏っぽい?。デ・コロニアやノーラの最初期ヴィラネスカのほか、恋歌的派生ジャンルのマスケラータ、巨匠ラッススの作例まで――上機嫌必至の22トラック!
Honegger - Rugby オネゲル自作自演集1929-47
 1) 管弦楽のための断章 第1番「パシフィック231」H,53(1923年作曲)
  アルチュール・オネゲル指揮 大交響楽団
   ※初出:Odeon 170 111(78回転盤) マトリックス:XXP 7038〜39
   録音:1929年、パリ音楽院ホール
 2) 管弦楽のための断章 第2番「ラグビー」H.67(1928年作曲)
  アルチュール・オネゲル指揮 大交響楽団
  ※初出:Odeon 170 112(78回転盤) マトリックス:XXP 7040〜41
  録音:1929年、パリ音楽院ホール
 3)-5) 交響曲 第3番「典礼風」H.186(1945〜46年作曲)
  アルチュール・オネゲル指揮 交響楽団
  ※初出:DECCA GAG 15 004〜007(78回転盤) マトリックス:FO 1792〜99
  録音:1947年(1949年フランス音盤大賞受賞)
  低声のための四つの小唄 H,184より(1940〜45年作曲・管弦楽伴奏版)
  6) 黒く、強烈な眠りが我が人生におそいかかる(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
  7) 花に囲まれたミュルシーの後ろに(詩:ウィリアム・アゲ)
 8) 『詩編』第130編(1946年作曲・管弦楽伴奏版 1947年編曲)
  マドレーヌ・マルティネッティ(コントラルト)アルチュール・オネゲル指揮 管弦楽団
  ※初出:Columbia LFX 741(78回転盤) マトリックス:OCLX 2522-1 / 2523-1
  録音:不詳、1947年以降
 アポリネールの『アルコール』による歌曲集 H.12より(1915〜17年作曲)
  9) 1.乾杯!  10) 6.鐘  11) 5.さらば  12) 4.曲芸師たち
   ドロレス・デ・シルベラ(コントラルト)
   アルチュール・オネゲル(ピアノ/プレイエル社)
   ※初出:Columbia D 12 060(78回転盤) マトリックス:L 1601 / 1602
   録音:1947年
 13)-15) 『詩編』より3編 H.144(1940〜41年作曲)
  (テオドール・ド・ベズとクレマン・マロのフランス語訳による)
 低声のための四つの小唄 H,184より(1940〜45年作曲・ピアノ伴奏版)
  16) 黒く、強烈な眠りが我が人生におそいかかる(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
  17) 大地が、水という水を飲んで(詩:ピエール・ド・ロンサール)
   エリエット・シェンネベルク(コントラルト)アルチュール・オネゲル(ピアノ)
   ※初出:Columbia LFX 690(78回転盤) マトリックス:CLX2448-1〜2449-1
   録音:1946年
 18) 「秋」〜アポリネールの『アルコール』による歌曲集 H.12より(1915〜17年作曲)
  小さな人魚の三つの小唄 H.63より(1926年作曲)
 (アンデルセンの『小さな人魚』にもとづくルネ・モラの詩による)
  19) 人魚たちの小唄 20) 人魚の子守唄
   クレール・クロワザ(メゾソプラノ)
   アルチュール・オネゲル(ピアノ/プレイエル社)
   ※初出:Columbia D 13 082(78回転盤) マトリックス:L1294 / 1295
   録音:1932年(1928年との説もあり)
Alpha802

\2390
がっしり重層な音作りも、ひたすら芳香な色彩感も、作曲者自身の思ったとおりに――作曲後すぐに録音した「ラグビー」や「典礼風」、名作「パシフィック231」は必聴!フランス音盤大賞受賞の名演など、偉大なパフォーマーとしてのオネゲルを印象づける!こだわりのワンポイント自然派録音と周到な企画力で知られるAlphaレーベルならではのヒストリカル・シリーズに、久々の新タイトルが登場!今度はオネゲル自作自演――さすがはAlpha、目のつけどころが違うというか、独墺&英語圏とは少し違った角度から歴史的音源を見ている感じが。そんなわけで、クロワザ、シェンネベールら当代随一の歌い手たちの名唱をオネゲル自らピアノで伴奏したフランス語歌曲(古いシャンソンを彷彿させる、しかし鼻につかないまろやかさ…)なども収録されているのだが、だんぜん注目すべきは作曲されてからほとんど間をおかず録音された傑作「パシフィック231」と「ラグビー」そしてフランス音盤グランプリを受賞したDecca音源の「典礼風」交響曲など、圧倒的な力強さで訴えかけてくる管弦楽作品の数々!1920年代の音源とは俄かに信じがたいクリアな復刻(マッスな部分の力強さ、ソロで聴こえる管楽器の美しさはやはり“管の王国”フランスならでは)で聴ける冒頭2曲も、40年代録音の「典礼風」(こちらも作曲1年後の録音)も、作曲者自身ならではの表現というだけでも聴きものだが、白黒モノラル映画のような風雅さと力強く揃ったオーケストラ、指揮者オネゲルのみごとな統制力に驚きを禁じ得ません!現在入手できるかは全く定かではないが、Music&ArtsやDuttonの復刻盤をお持ちの方なら、このAlphaとフランス放送の共同制作による丁寧な復刻がどういった方向性のものなのか聴き比べる愉しみもあり(クロワザとシェンネベールの歌ものはMarstonからも復刻されている)。美麗Digipack、写真・資料満載




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