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人気急上昇、いまやフランス最大手レーベルのひとつに
仏ALPHA アルファ
1CD\2900→\2390
(3)


 パリに本拠を置くALPHAレーベル。まだ若いレーベルだが、しゃれたジャケット(基本的にすべてデジパック)、デンマークBKを用いた優秀録音、古楽中心のレパートリーの中にサックス四重奏を入れたりとその個性的な雰囲気からすでに世界中に多くのファンをもつ。
 レコ芸の新譜批評で熱心に紹介され、高評価を多数得てきたことから急に知名度が上がってきた。

 しかしこのレーベル、代理店の意向から輸入盤が出回らなかった。このたび日本語解説付きの国内盤がすべて入手困難となり、これからは輸入盤のみが流通することになった。
 ということで輸入盤を特価でご紹介しましょう。

 ただ、現地在庫が完売していることもありえますので、その際はご容赦ください。



その1
その2
その4


Manuscript Susanne Van Soldt 『 シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳 』
 (1599 ロンドン)による復元楽曲

 シャンパーニュのブランデー
 プレリュード/XXI(題名不詳)
 「私を修道女にしないで」のアルマンド
 フランスのガイヤルド/詩編第80 番「神よ、聞き入れたまえ」
 詩編第130 番「おお神よ、心から」
 褐色の少女のアルマンド
 詩編第42 番「追われた牡鹿のように」
 新しいパヴァーヌ/詩編第9番「神よ、心の底からあなたを求めて」
 シュザンヌはある日/大工のアルマンド
 詩編第23 番「主はわが牧人」
 ロレーヌのアルマンド/ブラバントの輪舞、またはブラント
アンサンブル・レ・ウィッチズ(古楽器使用)
オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)
クレール・ミション(各種リコーダー・打楽器)
シルヴィー・モケ(バス・ガンバ)
パスカル・ボケ(リュート他)
フレディ・エシェルベルジェ(オルガン、シターン 他)
Alpha 526

\2390
 フェルメールがジャケットのRicercar RIC264...
 当時のポピュラー音楽の鍵盤編曲であるこのヴァージナル曲集から、さらりと自然に“オリジナル”を復元してみせるのは、これまでもヒットを飛ばしてきた“あの団体”!!

 フェルメール人気とともに朝日新聞「試聴室」でもとりあげられたほか、なんと『芸術新潮』のフェルメール特集号でも紹介されたRIC 264、実はフェルメール時代よりも少し前、オランダ独立戦争の頃のフランダース音楽を鍵盤用に直した曲集を演奏していたりします。
 そこで、さらにその原曲をひもといてみせよう!と立ち上がったのが、ほかでもない、『このジグは誰のもの?』(Alpha502)という6年来のロングセラーをリリースしているフランスの古楽バンド、レ・ウィッチズというからたまりません!
 ベルギーのフランダース地方は話されている言葉も事実上オランダ語にほかならず、昔からカトリック優勢ながら、オランダ独立戦争以前はプロテスタントの人も少なからずいたようで、ここではそんな時代の音楽を、歌なし・のルネサンス器楽集団であざやかに解釈してゆきます。
 各種リコーダーのしんみり素朴なサウンド、今回も民俗的で雰囲気満点なバロック・ヴァイオリン、軽妙至極の小オルガン、たおやかな打楽器がそっと空気を震わせて...と、英国ルネサンス世俗音楽に似ているけど少し違う、しっとりキレイ・鮮烈な古楽器サウンドはAlpha 随一の自然派録音で映えること、映えること!
 古い北方絵画を眺めながら聴けば、しばしタイムトリップ気分になること必至!

Rameau - Pieces de clavecin ラモー:三つのクラヴサン曲集より
ジャン=フィリップ・ラモー(1683〜1764):
 1. 組曲 イ短調(プレリュード/アルマンド/クラント/ジグ/
 サラバンド/ヴェネツィア風/ガヴォット/ムニュエ)
  〜『クラヴサン曲集 第1巻』(1706)より
 2. 組曲 ホ短調
  (アルマンド/クラント/ロンドー式ジグ/鳥の呼び声/
   リゴドン/ロンドー式ミュゼット/タンブラン/村の娘)
  〜『クラヴサン曲集』(1724/31)より
 3. 組曲 ト短調(機織り/無関心な女/ムニュエ/めんどり/
  三連符/未開人たち/エンハーモニック/エジプトの女)
  〜『新しいクラヴサン組曲集』(1728)より
セリーヌ・フリッシュ(クラヴサン)
使用楽器製作:
フィリップ・ボーサン(ジャン=アンリ・エムシュ1751 年モデル)
Alpha134

\2390

 ありそうでなかったAlpha のラモー鍵盤曲集、やってくれたのは大本命フリッシュ!
 フランスの人ならではの語り口が、どの国でも通用する雄弁さと重なり合うとき・・・有名曲だらけ&3つの曲集すべてをカヴァー、マストな要素満載の素晴しきチェンバロ盤フランスきっての古楽レーベルAlpha ですが、フランスのクラヴサン楽派(=チェンバロ音楽)はなぜかそれほどアルバムが多いわけではない現状…つまりは「先が楽しみ」ということなんですが、その期待感を何倍にも増幅させてくれるような1 枚物アイテムがさりげなく登場。
 同レーベル初期に『ゴールトベルク変奏曲』の金字塔的傑作盤(Alpha014)を残し、さらにリュリ器楽曲集2枚組(Alpha074)でダングルベール編曲によるクラヴサン独奏曲集を世に問い、“お国もの”にもぴたりとくる感性を印象づけてくれた俊英、セリーヌ・フリッシュによるラモー作品集。
 カフェ・ツィマーマンの通奏低音を支えてきたこの名手、Alpha ソロ・デビュー盤のバッハでも「さりげなく、しかし雄弁」なハイレヴェルぶりを示してくれたわけですが(この『ゴールトベルク変奏曲』のアルバム、リリース後6年を経た今でもなお、並居る競合盤を横目にロングセラー記録を更新しつづけています)、そうした感性は「一筋縄ではいかない」ラモーの解釈にもぴたりと嵌っているようで。独特な音楽理論家としても知られるラモーという作曲家は、若い頃のクラヴサン作品集から血気盛んに理屈をこねまわし、1720年代に発表した2冊の曲集でも異名同音(たとえばソ♯とラ♭)を多用した難曲のように、うっかり手を出すとやけどしそうな難曲をいくつも作曲していますが、フリッシュの解釈はそうした難渋さをいささかも感じさせず、18世紀半ばの豪奢な響きを持つフランス式楽器で、誰しも魅了せずにはおれない説得力あふれる演奏に仕上げてくれています。
 自然な響きを大切にしたAlpha ならではの名録音の秀逸さとあいまって、すべての音楽ファンを魅了せずにはおかないチェンバロ・アルバム――S.センペのラモー編曲集やヒューイットのピアノ盤などと、あらためて聴き比べるに足る充実の出来。自信をもってお奨めいたします!

Janacek - String Quartets Nos. 1 & 2 ヤナーチェク:楽四重奏曲集
 1. 弦楽四重奏曲 第2番「内緒の手紙」
  (新校訂版/通常の弦楽四重奏による演奏)
 2. 弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」
 3. 弦楽四重奏曲 第2番「内緒の手紙」
 (新校訂版・2挺のヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレと
  チェロのためのオリジナル版による演奏)
ディオティマ四重奏団
ガース・ノックス (ヴィオラ・ダモーレ)
Alpha133

\2390
 なんと、ヤナーチェク自身はヴィオラ・ダモーレを想定していた!
 複雑怪奇な難曲「内緒の手紙」の作品像をきれいに洗い直す、ベーレンライター新校訂版による初録音!
 現代最先端のクール&エモーショナルな四重奏団と、組んだのはなんと「あの鬼才」!!

 驚くべきAlpha のこのアルバムはまさに彼がゲストで、現代フランスを代表する、こちらも今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進中のカルテット、ディオティマ四重奏団がお送りする、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲2曲の求心力あふれる新解釈!
 注目すべきは「第2番」。楽譜出版社ベーレンライターのプラハ支部が近年刊行したばかりの新校訂版は、その編集にディオティマ四重奏団自身も携わり、なんとヴィオラのかわりにヴィオラ・ダモーレを使用するようになっているとか。というのもこの曲、ヤナーチェク自身は当初、ヴィオラ・ダモーレ使用を前提に作曲しており、初演団体であるモラヴィア四重奏団の試演を聴いたあと、初演直前になってヴィオラ用に変更したという経緯があるのです(曲が38 歳年下の恋人に宛てた“内緒の手紙”、つまり恋の音楽ゆえ“愛のヴィオラ”を使いたがったのだとか)。しかも本盤で嬉しいのは、この新校訂版をヴィオラ版、ヴィオラ・ダモーレ版両方で演奏してみせていること――ディオティマ四重奏団の引き締まった演奏は、ただでさえ鮮烈きわまる出来なのですが(曲が始まったとたん、その場が何か全然違う!といったような、タダモノならぬ感じに包まれる――ヴィオラ・ダモーレの妙音もさることながら、あざやかに分離して聴こえる4つの楽器の美しさ!)、「第2 番」は新校訂版でテンポ解釈などがかなり変わっており、そのせいで強烈に新鮮、かつ理路整然とした演奏となっていて。虐げられた女性の一生を描いた「第1 番」(こちらも新校訂版使用)も、普遍的な“苦しむ人間”の感覚を雄弁に語ってやまず、それが総体として曲にただよう民俗性・と何ら矛盾しないのは驚くばかり!
 Alphaきっての名技師H.デショーならではの離れ業的自然派録音も、彼らの精妙解釈を余さず伝えるのに一役買っているようです。理路整然、かつみずみずしい、歴代の名演群にもかるく匹敵するこの1枚に注目!
Simmelibarg: Chants & Danses Anciennes de Suisse Allemande アプンツェル地方の古い歌
 〜スイスの民謡を、古楽器と民俗楽器で〜

 フルットのベットルヴェフ
 アッペンツェル地方の踊り
 スイスの踊り
 若い伯爵殿の歌/カッコウの小さな歌(オルガン独奏)
 ドゥルスリとベーベリ
 ショティッシュ/ハイナー・ゼービスの婚礼の踊り
 エメンタール地方の婚礼の踊り
 グッギスベルクの歌
 ベルガマスカ(オルテンシュタイン写本、1671)
 ランツ(牛飼いの笛歌)に乗せて
 スイスの軍人/アプンツェル地方の踊り
 死の舞踏/さあ、野営地に戻ろう
 ショティッシュII/モンフェルリーネ
アンサンブル・アルプバロック(古楽器使用)
オディール・エドゥアール(vn)
ギスレーヌ・ヴェルクリ、
ナンドー・ブリュッガー(歌)
ニキータ・プフィステル(ダルシマー)
アンリ=シャルル・カジェ(打楽器)
イヴ・レヒシュタイナー …室内オルガン(アッペンツェル地方、1811 年製)
Alpha525

\2390
 口伝えで残されてきた伝統音楽と、芸術音楽の間にあるものを探る、ユニークな企画が次々と登場するAlphaの“白シリーズ”。このアルバムは意外にもフランス語圏を離れた「ドイツ語圏スイス」の古い音楽がテーマ!
 スイス出身の気鋭チェンバロ=オルガン奏者イヴ・レヒシュタイナーが、自らのルーツに立ち返り、昔から作曲家たちを魅了してやまなかった長閑なスイス伝統音楽の世界と大真面目に取り組んだアルバムです。ポルカバンドやアルペンホルンなどの千年一日土産物屋的サウンドとはまるで無縁、アンサンブル・レ・ウィッチズのオディール・エドゥアールが弾くバロック・ヴァイオリンに、ほんのりエキゾチズム漂うダルシマー(弦を叩いて音を出す民俗楽器)、しっとりアンティーク風のすてきな室内オルガンの音色が、この国独特ののどかでなつかしい響きの真相をあざやかに解き明かしてゆきます。
 しかし白眉はなんといっても各種打楽器! スイスの民俗打楽器奏者はスプーンでも箒でもすぐに本格的な打楽器にしてしまうそうだが、ここでも空き瓶を並べて音階を「叩き出し」たり、ビヨンビヨンと口琴を弾いたりと、想像力を心地よく刺激する妙音がいたるところに聴かれる。
La Passion de Clermont クレルモンの受難物語
 〜南フランス、紀元1000 年の恐怖と希望〜

  クレルモン=フェラン図書館
  (南仏オーヴェルニュ地方)所蔵
  『受難物語』(写本No.189)より
ブリス・デュイジ(歌&ヴィエル=中世フィドル)
Alpha520

\2390
 中世南フランスをさまよう虚無僧か、琵琶法師か、はたまた“音の魔術師”なのか。
 現代の吟遊詩人ブリス・デュイジ、またしても中世フィドル片手にうたいます。イエスの生涯を滔々、たおやかに。易々と時を越えてしまう、虚空に漂うニュアンスの妙!楽譜もなく口伝えで残ってきた音楽と、芸術音楽の“あわい”を、即興演奏というキィワードを介して探ってゆく――というのがAlpha の“白”シリーズのテーマ。つまり、古楽と伝統音楽のコラボレーションというわけです。
 このたび紹介するのは、やや“古楽寄り”の逸品――即興演奏+ガチ古楽、といったラインでお届けするのは、ストイックにヴィエル(中世フィドル=ヴァイオリンの先祖)一本だけの弾き語り。そう、現代フランスきっての中世音楽集団ディアボルス・イン・ムジカにもしばしばゲスト出演しているシーン最高峰の腕利きフィドル奏者、ブリス・デュイジによるソロ・アルバム!同じスタイルで数年前に「最古の吟遊詩人」ポワティエ伯ギヨーム・ダキテーヌの歌の数々を鮮やかに聴かせてくれた彼が、今度はCD1枚、全15トラックにわたってまるまる1作の中世歌を披露してくれるという次第。
 とりあげられたのは「クレルモンの受難物語」と呼ばれる、クレルモン=フェラン(ボルヴィックの水で知られる南仏山岳地帯オーヴェルニュ地方の中心都市)の図書館に伝わる10世紀末〜11世紀初頭頃の写本。イエス・キリストの受難物語をたどる内容で、何より物語が有名なだけに(いわずもがな、バッハの『マタイ』『ヨハネ』両受難曲と同じ筋ですね)、歌が南仏ポワトゥーの方言であろうと、基本的に同一メロディの変奏だろうと、つい引き込まれずにはおれません。デュイジの歌い方がまあとにかくニュアンス豊かでドラマティック!時に高く裏声ぎりぎりまで艶やかな地声をはりあげ(ほんのりすこーしだけ掠れる感じがすごくセクシー!)時にそっと静かに低く声を落とし、ユダの裏切りを、イエスを糾弾する民衆を、十字架のまわりの出来事を、そして救世主の死を、復活を、うたいあげ、うたいおおせる...歌声ひとつだけ、伴奏は中世フィドル1本だけ。なのに、なんと劇的・ドラマティックでニュアンス豊かな音楽がつづくのでしょう!簡素さゆえ、うたわれる内容に引き込まれずにおれない。紀元1000 年に終末が来る!と怯えつつ、来るべき神の国に希望を馳せた中世人の心情も自ずと知れる、不思議な時間旅行体験をもたらす稀有の音響体験がここにある!
Machaut: Messe de Nostre Dame ギヨーム・ド・マショー(1300 頃〜1377):
 『ノートルダム・ミサ』
(全曲・
 およびいくつかのグレゴリオ聖歌)
ディアボルス・イン・ムジカ(中世声楽アンサンブル)
Alpha132

\2390
 またしても大本命・ど真ん中の傑作録音――フランスきっての中世音楽集団ディアボルスが満を持して臨んだ『ノートルダム・ミサ』の仕上がりは、おそらく現在最高峰!!
 ひとつ前のアルバムが「デュファイの世俗シャンソン」(Alpha116)、そのひとつ前が「ノートルダム楽派」(Alpha102)…今やアンサンブル・ジル・バンショワと並んでフランスを代表する中世声楽集団となったディアボルス・イン・ムジカはこのところ、ストレートに大本命を突く王道レパートリーのアルバムをリリースしつづけているが、今度はそうしたなかでもさらにド真ん中の金字塔的名作、あのマショーの『ノートルダム・ミサ』を世に問うというのですからもう、心躍らずにはおれません。
 ギヨーム・ド・マショーは14 世紀の作曲家=詩人――つまりある種の吟遊詩人のように、自分で詩を書きそれに曲をつけるという中世人らしい芸術家として、あまねく名声を誇った人。音楽史的にはアルス・ノーヴァの極致ともいうべき複雑精緻な芸術語法、アルス・スブティリオールの最高の具現者であり、かつ、ここに収録された『ノートルダム・ミサ』によって、ただ一人でミサ全体をひとつのポリフォニー(多声)作品として作曲した、音楽史上最古の作曲家として記憶されている(ちなみに、キリエからアニュス・デイまで一揃いで記譜されている最古の多声ミサ曲は、デ・カエリスの『トゥルネーのミサ』、1349 年成立。ただこちらは作曲者も作曲年代もまちまちだそう)。1360 年代頃に書かれたこの作品、ようは「我らが聖母のミサ」という意味であって、パリのノートルダム聖堂とは関係なく、マショーの勤め先だった北フランスのランス大聖堂のために作曲されたものだった。
 名盤あまた…と思いきや、現役盤は大昔のデラー・コンソートや大御所ヒリヤード・アンサンブルに近年ではオックスフォード・カメラータなど英国勢、ウィーンのクレマンシック・コンソート…くらいのもので、アンサンブル・ジル・バンショワの金字塔的名盤が入手困難ないま(今後もそうでしょう)、マショーと同郷のフランス勢でしかも演奏内容が絶美、という意味ではこのディアボルス盤が当面スタンダードになりそうな気配も!
 清らかでありながら、同時に人間味というか、色気めいたものをぽってり湛えた少数精鋭の男声ア・カペラ(ひとりずつの美声がはっきり際立ちます)、曲をきわめ尽くした精鋭どもならではのパート間の絶妙なかけあい・からみあい――ほんとうに、この曲をはじめて聴く人にも、ソラで歌えるくらい聴き(歌い?)極めているほどの方も、まさに霊妙ということばがぴったりの本盤での解釈には言葉を失うはず!
Schumann - Piano Works & Chamber Music VI シューマン:ピアノ曲・室内楽作品集 6
 1) クライスレリアーナ op.16
 2) 四つのフーガ op.72
 3) 幻想小曲集 op.12
 4. アンダンテと変奏 〜2台のピアノ、2面のチェロとホルンのための
 5) カノン形式の六つの練習曲 op.56
  (原曲:足鍵盤付ピアノのための/
   ドビュッシー編曲による2台ピアノ版)
 6) 六つの即興曲「東方絵画」op.66
 7) 森の情景 op.82
エリック・ル・サージュ(ピアノ/スタインウェイ)
4) ブルーノ・シュナイダー(hr)
フランソワ・サルク、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエル(vc)
4)5) フランク・ブラレイ(p)
Alpha135
(2CD)

\3890
 目玉が「クライスレリアーナ」「森の情景」「幻想小曲集」と三つも!
 秘曲群も垂涎ものばかり、珍曲中の珍曲ともいえる室内楽もひとつ収録。霊妙と客観のあいだに息づく、絶品解釈 !!

 Alpha きっての大好評シリーズ、エリック・ル・サージュのシューマン体系録音――第6弾!2枚組たっぷり聴きどころが詰まってます!
 何しろ今回、目玉ともえいる有名曲がなんと大曲「クライスレリアーナ」、傑作「幻想小曲集」そして待望!絶美の名品「森の情景」...と3曲もあるうえ、当然のようにすべてが各作品の演奏史を塗り替えんばかりの名演! ル・サージュのピアニズムは一貫して「うっすら客観的」なのに「詩情たっぷり」、あふれんばかりの激情を奥底に秘め、それをみごと統率する...といった感じで、今回も「クライスレリアーナ」の壮麗・雄大な構築センスに、「幻想小曲集」の磨き抜かれた小宇宙、そして「森の情景」のダイナミズムと息をのむ神秘性、と、とほうもない魅力が隅々まで感じられます。さらに嬉しいのは、タッグ・パートナーとして共演あまた、こちらも人気急上昇中のフランク・ブラレイが参加、あの「足鍵盤付ピアノのための」練習曲のドビュッシー版と、シューマンが方々から「やめとけ」と言われて出版は見合わせたという珍妙編成の室内楽変奏曲で(なんと、こちらはオリジナル編成で!)あざやかな共演を聴かせてくれているところ!他の共演者(ホルンは「第3弾」でも共演した、ルツェルン祝祭管の名手シュナイダー!)もル・サージュの解釈をよく汲んで絶妙アンサンブルを編み上げ、この秘曲の価値を幾倍にも高めてくれています!
Bach - Concertos for Several Instruments, Vol. 4 バッハ:さまざまな楽器による協奏曲 4
 〜BWV1041・1044・1047・1061〜

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750)
 1. ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV1041
 2. 2台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲 ハ長調 BWV1061
 3. 三重協奏曲 イ短調 BWV1044
 4.ブランデンブルク協奏曲 第2番 ニ長調BWV1047
1)3)4) パブロ・バレッティ(ヴァイオリン)
2)3)セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
2) ディルク・ベルナー(チェンバロ)
3) ディアナ・バローニ(フラウト・トラヴェルソ)
4) ミヒャエル・フォルム(リコーダー)
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
Alpha137

\2390
 「カフェ・ツィマーマンのバッハ」第4弾! 対抗配置の二重協奏曲、やっと入った2つの短調曲、そしてBWV1047 のトランペットはコンチェルト・ケルンの名手!
 Alpha レーベル全商品のなかでも、日本市場でダントツ、何よりも飛びぬけて売れ続けているヘヴィヒッターシリーズ「カフェ・ツィマーマンのバッハ協奏曲」、実に約4年ぶりに登場したもの。例によって1パートひとりずつの極小編成は健在、録音技師もいつもどおりAlpha きっての名技師ユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオ、とくれば、もう間違いがあろうはずもありません。
 このシリーズはいつも必ず「ブランデンブルク協奏曲」(原題はフランス語でSix Concerts a Plusieurs instruments…シリーズタイトルはここからきています)から1曲入れていますが、今回のトリは「ブランデンブルク協奏曲第2番」!ヴァイオリンやリコーダーやオーボエとともにトランペットが大暴れするこの曲、気になるソロはハンネス・ルクス――ご存知ですか?そう、あの精鋭集団コンチェルト・ケルンやレ・スタジョーネで大活躍中のスーパープレイヤーなんです!国境を越えての共演で舌を巻く結果を生むこと必至――他のソロ陣営はおなじみの名手たちで、いかんなき名手パブロ・バレッティの弾くイ短調協奏曲のソロも気になれば、ブランデンブルク第5番とほぼ同じ編成の秘曲「三重協奏曲」での、あるいはセッション写真によると対抗配置らしいチェンバロ二重協奏曲での、精鋭フリッシュのみごとなタッチも期待度大。
Pierre-Jean de Beranger - Le Pape musulman & other songs フランス初期ロマン派の歌曲王 ベランジェ傑作集
ピエール=ジャン・ド・ベランジェ(1780〜1857):
 なにもかも小さい(老人政治)/錬金術師
 婚礼の夜 /わが習慣/悪魔の死/教皇はイスラム教徒
 もはやリゼットではなく/醜さと美しさ/わたしの埋葬
 老上等兵/底辺の人々/年寄り浮浪者
 1階から6階まで/すてきな婆さま/我らの地球
アルノー・マルゾラティ(Br)
イヴ・レヒシュタイナー(ハルモニウム=足踏式室内オルガン)
フレディ・エシェルベルジェ(ピアノ/プレイエル1845 年製)
Alpha131

\2390
 フランス歌曲のミッシング・リング、19 世紀初頭の「うた」の世界をきれいに暴くはル・ポエム・アルモニークの名歌手マルゾラティ、そしてAlpha が誇る多芸鍵盤奏者ふたり!ユーモアと皮肉、ベルカントめいた旋律美――これはちょっと、クセになりますよ!
 いうまでもなく、ヨーロッパ音楽は声楽がすべての基礎。というわけで各時代の声楽作品をできるだけ聴くようにしていたら、なぜか19 世紀初頭のフランス語圏の(確かに歌われていたはずの)小規模声楽曲は、さっぱり録音が見当たらない。オペラの時代だからでしょうか? たまにあるのはケルビーニやらスポンティーニやらマイアベーアやら、外国から来たオペラ作曲家の作品ばかり。下手をすると、バロック時代のカンタータのあと、ベルリオーズあたりの歌曲まで、フランス語の歌なんてまるでなかったかのような印象さえ与えかねない音盤社会――そこへすばらしい一石を投じてくれたのは、またしてもAlpha!パガニーニと同じ1780年生まれの知られざる「フランスの歌曲王」ベランジェをクローズアップ。

 ベランジェという人は革命期のパリを暮らした人で、その時代の、人間の猜疑心や苦労を肌で知っている市民階級を顧客に、シャンソン(世俗歌曲)の作曲でとほうもない人気を博した詩人=作曲家。歌詞はウィットと皮肉たっぷりのユーモアに富み(曲のタイトルから、なんとなくおわかりでしょう)、有節形式を頑迷に守っての作品群は、どれも絶妙にメロディアス。ちくり社会風刺の針をしのばせた、人間的な温もりある詩を、古典派〜ベルカント風に近代シャンソンみたいなテイストを含ませた、愛らしくも聴き応えある音楽に乗せてきます。有節形式なのにリフレインがあまりに旨味たっぷりで、つい聴き進めてしまうのです!

 主役はル・ポエム・アルモニークの大黒柱のひとり、変幻自在の名古楽歌手マルゾラティ! 中世以来の伝統歌だろうとコスマのシャンソンだろうと軽やかに歌いこなしてしまうこの才人、まさにベランジェの“味”を伝えるにはうってつけ、老若男女の喜怒哀楽をニュアンスたっぷりに歌いあげてゆく・・・伴奏者2人は各々Alpha で水際立った活躍をみせる、多芸なる古楽鍵盤奏者たち。静かにBGM にしても独特の雰囲気が醸し出されるのは、ハルモニウムとプレイエルpの、古雅でなつかしい響きあればこそ、です。
Purcell: Dido and Aeneas パーセル(1659〜95):
 歌劇『ダイドーとアエーネアス』(全曲)
ダイドー:ジモーネ・ケルメス(S)
アエーネアス:ディミトリス・ティリアコス(T)
ベリンダ:デボラ・ヨーク(S) 他
ニュー・シベリアン・シンガーズ (ノヴォ
シビルスク国立アカデミー歌劇場室内合唱団)
アンサンブル・ムジカエテルナ(古楽器使用)
指揮:テオドール・クルレンツィス
Alpha140

\2390
 ちょっとびっくり !! ロシア古楽界、いつのまにシベリアまでこんな強烈に高水準??とにかくAlpha という古楽レーベルの慧眼を信じ、そしてそこに驚かされていただきたい!
 エキサイティング&エモーショナルにもほどがある…しかも独唱は「キテる」大物ケルメス !!いやもう、ただただビックリです! フランスの古楽レーベルとして斬新な名盤を次々と世に問いシーンに風穴を開けてきたAlpha ですが、ここへきて「初パーセル」と思いきや、なんと演奏陣がロシア、しかもシベリアの楽団という。資金不足か何か?・・・といぶかしがりながらかけてみて、いやあ納得いたしました! 冒頭の序曲からすごい強烈な緩急のコントラスト! ブンブン唸る2本のコントラバス(あ、弦編成は4・3・3・3・2です)、歌にぴったり寄りそい伸縮する精妙なるオーケストラ、ダイドー役があまりに迫真の表現力で迫ってくるのでふと解説に目を転じれば・・・いや、ジャケットに堂々「SIMONE KERMES」の文字が躍っているではありませんか! そう、言わずと知れたヴェニス・バロック・オーケストラの共演者であり、ヴィヴァルディのオペラ「アンドロメダ」上演で2005 年にマルコンらと来日、とんでもないヴィルトゥオジックなパッセージで聴衆を魅了しつくした“今が旬”の名花ジモーネ・ケルメスさまというから驚いたもの!
 さらにアエーネアス役には百戦錬磨のバッハ歌手デボラ・ヨーク!! そうしたとんでもないソロ陣営を向こうに回し、精力ふりまく古楽器バンドをみごと操る指揮者はテオドール・クルレンツィス!CaroMitis「古典派時代のロシア音楽」シリーズのベレゾフスキー盤で「ロシア最初の交響曲」を指揮しているのはほかでもない彼なのですが、モーツァルトからストラヴィンスキーまで何でもござれのオペラ指揮者としてフランスとロシアで大活躍中、しかもクープランやバッハも平気でこなす才人。西シベリアのノヴォシビルスク歌劇場で、小編成の合唱団をみごと鍛え上げ、さらに独自のアンサンブル「ムジカエテルナ」とともに、同地を根城に着々と地盤を固めていた人。ドラマの緩急つけかた、クライマックスの盛り上げ、スケールの大きさと精妙な細部へのこだわりが併存するその音楽センスは、古楽界にぜひとも欲しかった逸材といえそうです。Alpha というレーベルを信じて、ぜひお試しを。耳を疑う壮絶な名演が待っていますから…MusicaNumeris の腕っこき技師ニコラ・ド・ベコがわざわざシベリアまで録音しに行った理由が、たちどころにわかりますよ。
Couperin, F: Pieces de clavecin des Livres I & II クープラン:クラヴサン曲集 第1・2巻より
フランソワ・クープラン(1660〜1733):
 『クラヴサン曲集 第1巻』(1713)より
  第1組曲(英国の貴婦人、森の精たち、ラ・マノン、
 サン=ジェルマン=アン=レーの愉しみ、他 全19曲 )
  第5組曲(ラ・ダンジェリューズ(危険な女)、
 ラ・バディヌ、ラ・フロール、波、他 全14曲 )
 『クラヴサン曲集 第2巻』(1717)より
  第6組曲(刈入れをする人々、神秘のバリケード、
  羊飼いたち、羽虫、他 全8曲 )
  第7組曲( メヌトゥー、ミューズ生まれる、
  裾飾り、シャゼー、他 全7曲 )
  第8組曲(女性画家、上流詩人、風変わり、
  パサカーユ、他 全10曲 )
 『クラヴサン奏法』(1713)より
  プレリュード 第3・5・6・7番
フレデリク・アース(cmb)
Alpha136
(2CD)

\3890
 古楽大国ベルギーが21世紀に誇る、まごうことなき名匠アースがAlphaにソロ登場!満を持してのクープラン体系録音、新時代のフランス語圏人として新たな地平を拓く――ひたすら明晰にして繊細。どこまでも高貴。21世紀の、新たな金字塔的録音ここに誕生!
 「フランソワ・クープラン(…)誰もが敬意をもってその名を発音し、その響きにはそれにふさわしい威光が感じられる。しかしどうだろう、その敬意なり威光なりというのは実のところ(…)ごくあいまいな「文化的風景」を構成する細部のような存在になっている(…)クープランの名には“お金持ちの気晴らし”というレッテルが強力な接着剤で貼り付けられ、“雅びで俗っぽい音楽”というファイルにしまわれたまま...」(演奏者の解説文より抜粋)――よくぞいったものです。スコット・ロスがSTIL に、ケネス・ギルバートがharmonia mundi に、オリヴィエ・ボーモンがERATOに、ブランディーヌ・ヴェルレがASTREE に残した全集も今は昔。クープランのクラヴサン(=チェンバロ)作品総体という貴重な音楽遺産と、新世代のフランス語圏人たちが今こそ新たに対峙すべき時ではないでしょうか?
 そんな今、フランス随一の――いや世界随一の古楽レーベルであるAlpha が、画期的な体系的録音をスタートさせました。自らライナーノートまで執筆、長年にわたる綿密なアプローチを経て、飛びぬけた霊感あふれる解釈でこれら無数の傑作群に望むのは、ベルギー古楽界の誇る現代の名匠フレデリク・アース。インマゼールやヘレヴェッヘ、サヴァールらのそばで着実に腕を磨いた「新進気鋭」時代も今は昔、21 世紀に入ってからの彼はみるみる風格をつけてきて、アンサンブル・オーゾニア(Alpha076)の共同主宰者として活躍しながら、驚くほど豊穣・広大なクラヴサン独奏の小宇宙をつちかってきたのでした。なんといってもこの録音、ほんとうに瑞々しく、肩に力の入ったところがまるでない(リキむとすぐにガタガタになるか、つまらなくなるのがクープラン…)、自然体でよどみなく、しかしだれたところは皆無――エムシュ1751 年製オリジナル楽器の豊穣な響きも美しく、かつてのスコット・ロスのような端正さ・明晰さを打ち出しながらも、えもいわれぬタイミングで弾き崩す、まさにフランス語圏人特有の繊細なエスプリが隅々まで徹底して打ち出されているのです!
 昨年Ricercar から出たフォクルールのブクステフーデ全集(MRIC250)に続く、古楽鍵盤界における新たな金字塔的体系録音の登場といえましょう。まさにAlpha の面目躍如!
Matteis the elder: Ayrs for the violin マッテイス:ヴァイオリンと通奏低音のための小品集
ニコラ・マッテイス(1660〜1715 頃):
 1. 組曲 イ短調 2. 組曲 ハ短調
 3. 組曲 ホ短調 4. 組曲 イ短調
 5. 組曲 ニ短調 6. 組曲 ト長調
ジョン・バニスター(1625〜79):
 7. チェンバロ独奏曲2編(ガヴォット/ジグ)
エレーヌ・シュミット(バロック・ヴァイオリン)
イェルク・アンドレアス・ベッティヒャー(cmb, org)
ガエータノ・ナシッロ(バロック・チェロ)
エリック・ベロック(バロックギター、テオルボ)
Alpha141

\2390
 南国ナポリの歌心と、誰にもまねできない超絶技巧――英国人たちに「イタリア人スゲエ!」という意識を植えつけた、17世紀の鬼才ヴァイオリニストの音楽世界。軽やかにして精妙しっとり、「地中海の子」エレーヌ・シュミットが放つ待望の新譜をどうぞ!

 南仏出身のバロック・ヴァイオリン奏者エレーヌ・シュミット…といえば、Alphaで録音した記念碑的な『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』(Alpha082、090)のユニークな解釈もさることながら(このプログラムによる昨年の来日公演は日本の古楽ファンのあいだで大きな話題となり、おかげさまで2枚のCDセールスも好評続行中です)、アルベルティーニやシュメルツァー、カルボネッリ…と知られざる注目作曲家の紹介にも意欲を注ぎ、彼らの曲によってきわめて高水準の録音をリリース、セールス的にも好成績をあげてきました。
――無名作曲家の曲でも、彼女の艶やかなボウイング&噛んで含めるような説得力確かな解釈にかかると、誰しも俄然、惹き込まれてしまうから不思議なものです。
さて――昨年の来日公演では日本の湿気にもずいぶん悩まされていたらしきシュミット、このときアンコールで弾いた曲が居合わせた方々の絶賛をあび、「CDはないのですか?」という問い合わせもあったのですが…その録音がいま、ようやく到着いたしました!
 ニコラ・マッテイス――ナポリ出身でロンドンに渡った、17 世紀末のヴァイオリニスト=作曲家の小品集!! ヨーロッパ音楽界が「イタリア=本場」という図式を確立しつつあった時代に、清教徒革命のせいで音楽文化がかなり弱体化していたイギリスに渡ってきて、とほうもなく優れた腕前を披露し「イタリア人って、すごいんだ!」という印象をこの国の人々に植え付けたのは、ほかならぬマッテイスが最初だったのでした。
 名声さめやらぬ18 世紀初頭に出版された「エアー集」には、バロック・ヴァイオリン特有の短めなフレーズ感が絶妙に生きる舞曲群をはじめ、古楽ファンを虜にせずにはおかない小品がたっぷり!マッテイス自身も弾いた楽器、バロックギターで弾かれるトラックも交えつつ(D.ヴィスの伴奏者ベロックの名演が冴えます!)
シュミットはそれらを適宜、組曲のかたちにまとめ、あるときは軽妙に、あるときは熱烈に、あるいはしっとりと、「南欧人マッテイス」の魅力を印象づけてゆきます。年期の入ったバロック好きなら幾つか思い当たる先行録音もあるはずですが、マッテイスが単独アルバムでとりあげられる機会はかなり稀なうえ、英国での活躍で知られるせいか、南欧人の演奏ではまずめったに聴けません。シュミットのようなラテン系古楽奏者が、このヴァイオリン芸術家の出自に寄り添ったパッションを随所でほとばしらせ、染み入るような歌心でその旋律美を際立たせてくれるのは、なんと嬉しいことでしょう! 例によって通奏低音陣はソリスト級の名手勢、鍵盤ソロのトラックも…これが英国ではじめて「予約コンサート」を開催したことで名ばかり知られる、ジョン・バニスターの曲だったりするのが何とも貴重です。歴史的関連もなおざりにしない、筋の通った1枚!
Bach - Sonatas, Chorales and Trios バッハ:チェロと鍵盤のための3つのソナタ 他
 1. コラール「来たれ、異教徒の救い主」BWV659
 2. チェロと鍵盤のためのソナタ ト長調 BWV1027
 3. オルガンのためのトリオ BWV528a
 4. コラール「いと高き天にはただ神のみぞ」BWV711
 5. チェロと鍵盤のためのソナタ ニ長調 BWV1028
 6. オルガンのためのトリオ BWV583
 7. コラール「ああ、我らと留まり給え」BWV649
 8. チェロと鍵盤のためのソナタ ト短調 BWV1029
 9. コラール「目ざめよ、と呼ぶ声聞こえ」BWV645
ブリュノ・コクセ(ヴィオラ・バッテラ&各種vc)
ベルトラン・キュイエ(cmb/org)
リチャード・マイロン(cb)
Alpha139

\2390
 「チェロにこだわりあり」のブリュノ・コクセが、あのガンバ・ソナタに物申す異色の名盤スパッラではなく「バスタルダ式チェロ」。小さな楽器から、千変万化の響きが流れ出す!

 ル・サージュのシューマン作品集シリーズや「カフェ・ツィマーマンのバッハ」(Alpha137)の登場など、絶好調Alpha 。そのムードにさらなる拍車をかける絶品バッハ!日本の古楽界は昨今、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラなる復元楽器が大きな注目を集め、この楽器を使っての演奏会もいろいろ話題となりましたが、その発展史にまだまだ闇の部分が多い「初期のチェロ」に興味のある音楽家といえば、楽器製作者シャルル・リシェとのタッグでさまざまな研究と実践をくりかえしてきた、フランスの天才コクセも忘れられないところ。
 ラルペッジャータの即興合戦アルバム(Alpha512)やフレスコバルディのカンツォーナ集(Alpha053)では、ルネサンスの音楽実践にも通じたところを印象づけてくれました。そんな彼がこのたびクローズアップするのは、バロック初期、17 世紀のイタリアでひろく使われたという伝説上の楽器「バスタルダ」――これはヴィオラ・ダ・ガンバとチェロの特徴をともに兼ね備えた6弦のハイブリッド楽器で、おもに多声楽曲をソロで即興的に弾くスタイルから生まれたとされる楽器。じっさいガンバ風の伸びのよい美音を誇りながら、チェロならではの敏速な動きにも対応できるスグレモノ――もともとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタとされながらも、音楽内容はあまりガンバ風でなく、現代楽器のチェロ奏者たちも好んでとりあげてきたBWV1027〜1029 の3曲のソナタを弾くなら、こんなに適切な楽器もなかろう、というわけです。ふわっと軽やかに舞い、スピーディな局面では驚くべきアクロバティックなサウンドを作る、コクセ随一の腕前がこの楽器の魅力をあざやかに引き出してゆく――バス版とテナー版、2種類の弾き分けも絶妙!チェンバロのみならず曲に応じてオルガンでも丁々発止コクセと渡り合うのは、こちらもフランスの若きスーパープレイヤー、ベルトラン・キュイエ!! 超実力派古楽バス奏者マイロンもしっかり参加しています。
 そしてもうひとつ注目なのが、イタリア17 世紀の画家バッテラの絵(ジャケット)をもとに復元されたヴィオラ・バッテラなる楽器も盛り込まれていること――オルガン・コラールの室内楽編曲で使われるこの異形の楽器も、ヴィオール風の美音がたまらない!
Marc-Antoine Charpentier: Motets pour le Grand Dauphin フランス王太子のためのプティ・モテさまざま
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643〜1704):
 1. 王の子なる方のための進言 H.166
 2. マグダラのマリア、ひとり洞穴で涙にくれ H.373
 3. 逝ける者のための懇願 H.328
 4. 鹿が、谷間で水を求めるように H.174
 5. おお、清らかにして神々しき犠牲 H.248
 6. 王太子の病より癒えたるを感謝する H.326
ルイ・マルシャン(1669〜1732):四つのオルガン曲
 7. リード管によるフーガ 8. フォン・ドルグ
 9. 中音域にティエルス管 10. フーガ
フレデリク・デザンクロ(オルガン・指揮)
アンサンブル・ピエール・ロベール(古楽器使用)
Alpha138

\2390
 Alpha の本分?フランス古楽ものも絶好調――名盤あまたのデザンクロ、今回もソロ満載!フランス・バロック最高の宗教曲の大家シャルパンティエ、成り上がりをかけた傑作群を引き締まった編成で、フランス古楽界最高の解釈者たちが切々とうたいあげる、清らかさ!

 シャルパンティエ――そう、フランス・バロック最大の宗教音楽の大家、まごうことなき巨匠の腕前がいちばん端的にあらわれた、充実至極のモテ(モテット=若干の器楽伴奏をともなう教会合唱作品)の数々!ここに集められているのは、ルイ14 世の息子のなかで唯一成人した王太子ルイのために書かれた音楽の数々。シャルパンティエはこの王太子の小宮廷で重んじられたため、これを期に王室の中核へと迫れると思い仕事に励み、本盤に収められたような途方もなく濃密・繊細な声楽作品がいくつも生みだされたのはまさにそのおかげ――なのですが、残念ながら王室音楽監督リュリの激しい妨害にあい、彼は結局、太陽王ルイ14 世の宮廷にはくい込めなかったのでした。しかし彼の音楽の「ひたぶるにせつない感じ」を聴くにつけ、リュリが念入りにシャルパンティエを王室から遠ざけたのもよくわかる気がいたします。しかも、現在のフランス古楽界を代表する、ヴェルサイユ・バロック音楽センターでも信望あつきオルガニスト=合唱指揮者デザンクロの絶品解釈で聴けるとなれば...!
 ご存知のとおり、このグループはAlpha に幾つもの録音を残し、シャルパンティエはこれが3枚目ですが、録音を追うごと、歌い手たちのセンスが深まり、器楽奏者たちも練られ、ただでさえ味わい深かった感性がますます冴え渡っているような...歌い手は女声ふたり+男声ひとり、器楽陣はトラヴェルソ2+バス・フルート(!)、ヴァイオリン2にガンバ、テオルボ、初期ファゴットからなる通奏低音…そこにデザンクロ自身の弾く大オルガンが加わります。例によってオルガン・ソロも4曲収録、今回は(聖ルイ学校のオルガニストとしてシャルパンティエと交流があったらしき)マルシャンの掌編でエスプリを効かせてくれます。全トラック、自然美の洪水!
L'Astree フランス17 世紀、牧歌趣味と音楽
 〜牧歌物語『アストレ』とエール・ド・クール

 .蹈戞璽襦Ε丱蕁璽(1570 頃〜1650):村のブランル
 ∈郤塢埔棔ОΔ凌世狼櫃鮗めて立ち去り
 バラール:リュートのアントレ1
 ぅ▲鵐肇錙璽漫Ε椒┘察(1587〜1643):私は惨めではないか
 ハ読「もしあなたがお聞きになれば」
 Ε┘船┘鵐漫Ε爛螢縫(1587〜1643):
  ついにイラスはとらえられ
 Д┘魅皀鵝嶇掘廛粥璽船(1575〜1651):シャコンヌ
 朗読「しかしながら食卓はかたづけられ」
 ジャン・ボワイエ(1600以前〜1648):彼女の比類なき美しさは
 ルネ・ムザンジョー(?〜1638):プレリュード
 ボエセー:私の苦しみを甘く煽るもの
 バラール:リュートのアントレ3
 ジョアシャン・チボー・ド・クールヴィル(17世紀):
  思い悩むからといって
 朗読「殿方よ、どうかお聞きください」
 ルイ・ド・リゴー(17世紀前半):苦しみ疲れて
 囲読「それではコリラスよ」
 吋鼻Ε螢粥次Щ笋陵啝瑤い砲覆蠅燭い箸いΔ里任垢
 殴献礇鵝瓮▲鵐蝓Ε瀬鵐哀襯戞璽(1635〜91):プレリュード
 灰縫灰蕁Ε襦Ε凜.凜.后璽(1580 頃〜1658 頃):
  彼女は私の心を変えた
 乾丱蕁璽襦Дーラント
 (21)ボエセー:それが本当なら
 (22)朗読「私をお守りくださるからには」
 (23)ボワイエ:あなた以外の誰かを愛するくらいなら
 (24)ギヨーム・ミシェル(?):デュルフェはリニョン川を自慢する
 (25)朗読「なぜなら以前は」
 (26) フランソワ・デュフォー(?〜1682以前):サラバンド/
  ムリニエ:持ち上げる波よ
 (27)ボエセー:どれほどの恋人たちが
 (28)ボワイエ:私はクピドー、幼な神
 (29)朗読「カリドンよ、夕食のあとに」
 (30)ジュアン・シャルダヴォワーヌ(1538〜1580頃):
  私はいつまでも生きるのか/愛の神よ百度
 (31)ル・ヴァヴァスール:時は来た、断ち切ろう
 (32) ニコラ・シュヴァリエ(?):サラバンド
 (33)ムリニエ:もし言い伝え通りに
 (34)ピエール・ゲドロン(1565頃〜1620):
  我らの五感に与えよう
マルコ・オルヴァ(リュート弾き語り)
Ens.ファエンツァ(古楽器使用)
Alpha127

\2390
 「元ル・ポエム・アルモニーク」の鬼才歌手、フランス語の地声で「語りながら歌う」マルコ・オルヴァの最新作、登場! 17 世紀のベストセラー牧歌物語の筋書きを宮廷音楽(エール・ド・クール)でたどる、本格的なのに生々しい響きはまさに、魔術のよう!

 イタリア人マルコ・ビズリーが、イタリア初期バロックの「歌いながら語る」スタイルの理想的な体現者であるとすれば、ル・ポエム・アルモニーク出身のフランス人歌手マルコ・オルヴァは、フランス宮廷音楽が民俗音楽からだんだん芸術音楽になってゆく過程の「語りなのか、歌なのか」といったスタイルをごく自然にこなせてしまう、稀代のユニーク古楽歌手――
 その歌声は“歌のために作られ”てはおらず、“はなしことば、そのまま”の地声なのです!
 自分でリュートやガンバも弾いてしまう(これがまた、ウマい…)達人ぶりで、まさに17 世紀の音楽家を地でゆく天才ですが、今度の最新盤は「当時のベストセラー小説を音楽で再現する」というもの。17 世紀の宮廷人たちは、古典古代の羊飼いたちのような牧歌的な生活に憧れ、恋物語や絵画の舞台にはことごとく若い羊飼いの男女が登場したものですが、フランスで特に人気だったのが、オノレ・デュルフェという作家の田園恋物語『アストレ』。デュルフェ自身、バイフの「詩と音楽のアカデミー」や宮廷作曲家ゲドロンと近しくつきあい、当該の小説にも歌や舞踏の場面が数々登場するのですが、ここではデュルフェが想起したであろう曲を丹念に拾いながら、同時代の音楽とあわせて絶妙のプログラムが組まれ、ごく一部に小説本体の朗読を盛り込みつつ、抑揚ゆたかに、ドラマティックに、エール・ド・クール(宮廷歌曲)の旨味を堪能させてくれます。
 リュート、テオルボ、バロックギター等の妙音が、ほんのり色気を漂わせた、魔術のような低い歌声とからみあう、美しさ――折々ソプラノ歌手も健康的な艶やかで興を沿え、流し聴きにしていても飽きるどころか、ついつい最後まで止まらない!さすがはAlpha、手抜きなしの古楽盤。クセになります!
C. P. E. Bach - Concerti a flauto traverso obligato Volume 2 C.P.E.バッハ:フルートのための協奏曲集2
 1.フルート協奏曲ト短調 Wq.166
 2.フルート協奏曲ニ長調 Wq.13
 3.フルート協奏曲イ長調 Wq.168
アレクシス・コセンコ(ft/クヴァンツ1745 年モデル)
アルテ・デイ・スオナトーリ(古楽器使用)
Alpha146

\2390
 フランスが誇る超絶トラヴェルソ奏者がじっくり進めてきたC.P.E.バッハの協奏曲全集、3年ぶりの「下巻」です!
 ポーランドの超・精鋭とともにクヴァンツ・モデルのフルートをたおやかに吹きこなす、好感度抜群の3傑作に酔う...!大バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ...ご存知、何かとファンの多いこの作曲家ですが、Alpha レーベルでも何かと偏愛を感じるアルバムが録音されてきています(名手ホイマンによるガンバ・ソナタ集(Alpha080)、カフェ・ツィマーマンのハンブルク交響曲集(Alpha107)...)。競争の熾烈なフランス古楽界で立派にソリストとして成長を続けるトラヴェルソ奏者アレクシス・コセンコが進めるフルート協奏曲プロジェクトも、まさにそうした充実盤のひとつ!しかしファンをやきもきさせたことに、このシリーズは「上巻」が2006 年にリリースされて以来、今回の「下巻」リリースまで実に3年もの間が開いてしまいました。
 オーケストラは躍進めざましい東欧古楽シーンから逸早く世界に羽ばたいた少数精鋭ヴェテラン集団、ポーランドのアルテ・デイ・スオナトーリ――この全曲録音で通奏低音陣を支えていたオランダ出身の気鋭チェロ奏者バス・ファン・ヘンゲルが闘病の末急逝したことも、録音が遅れた原因だったのかもしれません。その遺志をくむかたちで鮮やかに仕上がった今度の「下巻」でも、疾風怒涛という言葉がまさにぴったりの痛快な短調作品をひとつ、ロココの優雅さ・ほんのりせつない美質や、前古典派的形式感覚が冴える充実の長調作品が2点、というバランスのよいプログラム構成で、明敏な古楽ファンはもとより、より広い一般ユーザーさまも魅了すること間違いなし・の緊密なアンサンブルがたまりません!もうひとつ注目したいのが、コセンコの吹くフラウト・トラヴェルソ...さすがに復元楽器ではありますが、そのモデルとなったのは、フリードリヒ大王の宮廷で冷遇されていたC.P.E.バッハとは対照的に、フルートを愛奏するこの王に演奏を教え、深い寵愛を受けていた天才フルート作曲家、J.J.クヴァンツによる1745 年製作楽器!大王の宮廷があったのが、ポーランドとは目と鼻の先のベルリンやポツダムだったことを思うにつけ、楽器の選択とともに、ポーランドの精鋭アンサンブルによるこの録音がいかにオーセンティック(正統的)なものかと感服せずにはおれません。やはり、古楽はAlpha――秀逸な自然派録音も含め、全くスキのない名盤です。

Trobar - Chansons D'amour, de la Vierge 中世フランス、聖なる芸術から宮廷の愛へ
 〜サン=マルティアル楽派と、南仏の吟遊詩人〜

 ,劼箸燭喟こΔ誘惑を知ると+
 △韻されえぬマリア+
 わたしは正気を欠いた人のようだった*
 ど換腓浪屬兇り+
 ト狃の過ちのあったがゆえに+
 森は、楡の林は、緑に燃えて*
 Г海瞭、天上の国は歓喜する+
 ┣燭良垰弋弔あるだろう、わたしが誰よりうまく歌うとて*
  (ベルナール・ヴァンタドゥール)
 天は聖なるしずくを滴らせ+
 この御誕生を祝うべく+
 わたしは見た、ヒバリが羽ばたき*
 真実の陽の輝きが+
 今のわたしに、太陽の輝きなど見えはしない*
 わたしは見た*(フィドル独奏、ベルナール・ヴァンタドゥール版)
  + サン・マルティアル修道院の歌(ラテン語)
  * 吟遊詩人の歌(南仏語)
アンサンブル・ベアトゥス(中世声楽集団)
Alpha522

\2390
 中世ヨーロッパ、それもフランス...ポリフォニー音楽が生まれた頃は、まさに吟遊詩人たちが活躍をはじめた頃でもあります。
 ノートルダム楽派よりもさらに古い最初期の対位法芸術とトルバドールたちの関係を、極上のサウンドで解き明かす...!中世フランス、というか中世において多声芸術、つまりヨーロッパの芸術音楽の基礎ともいえるポリフォニー音楽というものがいつ発生したかというと、これが存外古いらしく、有名なところでは12 世紀末に急速な開花をみせたノートルダム楽派の活躍があるわけですが、近年の研究現場では、ノートルダム楽派以前に対位法芸術がすでにあったことなど、もはや常識。
 とくに有名なのは、ヨーロッパ北方からスペインのサンチャゴへと抜ける巡礼者が立ち寄る場所として有名になった、中南仏の大都市リモージュにあるサン=マルティアル修道院における例でしょう。この地に伝わる聖歌写本は13 世紀以降につくられたものといいますが、実はこの修道院の聖歌隊は、どうやらすでに11 世紀初頭(ノートルダム楽派よりも1世紀以上早く!)はやくも複数声部からなるポリフォニー教会音楽を歌っていたらしい、と考えられているのです!
 ヨーロッパ最古の多声音楽のひとつと目しうるその伝統、気になりますでしょう――楽譜におさまりきらない口承音楽や即興演奏などと古楽研究のあわいを探るAlpha の「白」シリーズからのこのアルバムは、そんなサン=マルティアル楽派のポリフォニー芸術をたっぷり、フランスが誇る男声中世歌手3人の美声で味わえるのです。
Rameau - May the mortals be a model for the gods 〜室内楽編成による「ザイス」「ゾロアストル」「ダルダニュス」〜
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683〜1764):
  1.歌劇「ザイス」(1749)より
   序曲、および12曲のエールと舞曲
  2. 歌劇「ゾロアストル」(1748/1756)より
   14曲のエールと舞曲
  3. 歌劇「ダルダニュス」(1739)より
   シャコンヌ
   器楽合奏全容:2vn・2va・vc・cb・ft・ob・fg・perc
フレデリク・アース(cmb)指揮
Ens.オーゾニア(古楽器使用)
ウジェニー・ワルニエ(S)
アルノー・リシャール(Bs)
ミラ・グロデアヌ(vn・コンサートマスター)
フレデリク・アース(指揮・cmb)他
Alpha142

\2390
 バロック・オペラの盛り上がりを「横目で見てきた」そこそこ古楽ファン、必見!
 すごいと噂の「ラモーの真骨頂」たるオペラの魅力を、真髄そのまま、CD1枚で堪能させる室内編成による再現は、18世紀の常套手段。オーセンティックな響きは、さすがAlpha!
 フィリップ・ジャルスキーやパトリシア・プティボン、サンドリーヌ・ピオ、ジモーネ・ケルメス・・・バロック・オペラの音盤シーンは昨今かなり多士済々で盛り上がり、ヘンデルやヴィヴァルディのオペラも続々全曲版が出て、ヨーロッパの歌劇界での活況をよく伝えてくれていますが…「アリア抜粋ならOK」という方でも、作品の全体像が気になりながら「オペラ全曲CDで聴くのはさすがにきつい」という方も多いはず! そうした方々のうちには、「真骨頂はオペラにあり」と言われているラモーという作曲家を意識しながらも、ジャンル自体がとっつきにくく、結果モヤモヤされている方は少なくないでしょう。
 ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、ミンコフスキといった大御所たちがやってきた「管弦楽曲抜粋」は、どうもラモーの本質をとらえているようではないぞ、と…。そうした「もう一歩先」が気になる方にぜひお奨めしたいのが、フランスの最強古楽レーベルAlpha からの、このアルバム。歌劇作曲家としてのキャリア中期にあたる1740年代後半の2傑作「ザイス」と「ゾロアストル」に焦点をしぼり、それらの骨子をよく伝える曲を抜粋、物語的流れを尊重しながら、1枚のアルバムとしての完成度がきわめて高いアンソロジーを織り上げているのです。それも、歌い手は女声・男声ひとりずつだけ、器楽伴奏は弦6人に管3人、プラス打楽器(!)という極小編成――
 ラモーの人気作は貴族の私邸でのプライヴェート上演のために縮小編曲されたりもしていましたが、これはまさにそうした当時の演奏実践の流儀に従った、正統的なディヴェルティスマン的解釈なわけです。
Chopin - Ballades & Nocturnes ショパン:バラード(全4曲)と夜想曲
 〜プレイエル・ピアノで聴くショパン2:自由と革命、夜と個人〜

フレデリク・ショパン(1810〜56)
 1. 前奏曲第 25 番 嬰ハ短調 op.45
 2. バラード第1番 ト短調 op.23
 3. 夜想曲第3番ト長調 op.9-3
 4. バラード第3番 変イ長調 op.47
 5. 夜想曲第1番変ロ短調 op.9-1
 6. バラード第2番 ヘ長調 op.38
 7. 夜想曲第2番変ホ長調 op.9-2
 8. バラード第4番 ヘ短調 op.52
 9. 夜想曲第 20 番嬰ハ短調(遺作)
アルテュール・スホーンデルヴルト
(ピアノ/プレイエル1836 年製作)
Alpha147

\2390
 Alpha レーベルきっての超ロングセラー「プレイエル・ピアノで聴くショパン」に待望の第2 弾が登場! 「初演時編成による“皇帝”」でも話題沸騰のスホーンデルヴルトが最前線でのさらなる経験の末に向き合うショパンは、バラードはじめ、最も劇的な作品群!
 絶好調とどまるところを知らぬAlpha から、またもや多言を要さぬアイテムが飛び出してまいりました――2004 年に発売されて以来、実に5年にわたってハイテンポの注文枚数が途切れないロングセラー、あのスホーンデルヴルトによる「プレイエル・ピアノで聴くショパン」の第2弾!! まさか後続巻が出るとは思いも寄りませんでした。なにしろ前回の録音では1836年、つまりショパンが大活躍中の時代に作られたオリジナルのプレイエル・ピアノ(ご存知のとおり、ショパンが愛してやまなかったパリの工房の楽器です)を使い、右手だけテンポ・ルバートを多用して自由に弾きくずしながら左手はテンポ厳守、というショパン自身がやっていた奏法を再現、ワルツやマズルカなどの作品群を、作曲されたときの発想どおり、つまり19世紀人たちの舞踏会に供する“舞曲として”の性質をきわだたせながら弾くという、きわめて興味深い企画だったから…そしてスホーンデルヴルトという人は、そんな周到な企画を打ち出しながら、あくまで演奏のすばらしさで聴き手を魅了しつづけてきた人。
 さて今度のテーマは「自由と革命、夜と個人...」といったところでしょうか。前回のアルバムが“舞踏会”という、19世紀人とショパンの外向性を示してやまない企画だったとすれば、今回はあの難曲「バラード」4曲と、最初の四つの夜想曲によって、ドラマティックな表現と、個人の内側へと向かう主観的な随想とが描き出されるのです。
 例によってライナーノートは本人書き下ろし、ジャケットに掲げられたドラクロワ絵画との関連まで彼の言葉で語られる、そして何より、演奏の鮮やかさは息をのむばかり! 前回と同じ1836 年製オリジナルのプレイエルを手足のように操って(歴史的ピアノって、まともに弾きこなすだけでも大変なのに…)ドラマティックに息せき切ってみせたり、堂々たるコントラストを打ち出してみたり、絶妙のテンポ設定とルバートの妙は今回ますます冴えわたり、聴き手の心を軽やかにからめとってしまいます。


<ベストセラーの第1弾>
Chopin: Mazurkas, waltzes and other dances

プレイエル・ピアノによるショパン
 〜マズルカ、ワルツ、その他の舞曲集〜

 ショパン:
  2つのポロネーズ op.26(第1番、第2番)
  3つのエコセーズ op.72
  ワルツ 第6番 変ニ長調 op.64−1「子犬のワルツ」、
  同第7番 嬰ハ短調op.64−2
  同第3番 ヘ長調op.34-2「華麗なる大ワルツ」、
  同第4番 ヘ長調op.34-3
  同第14番 ホ短調 op. Posth.
  レントラーとトリオ 変イ長調op. Posth.
  タランテッラ 変イ長調op.43
  コントルダンス 変ト長調
  4つのマズルカ op.6(第1番〜第4番)
  ボレロ ハ長調 op.19
  カンタービレ

アルテュール・スホーンデルヴルト
(プレイエル・ピアノ 1836年製)

alpha 040

\2390
稀少な曲まで含むAlphaからのショパン作品集は、作曲者も愛奏していたというフランスのプレイエル社製のピアノを使っての演奏。プレイエルのピアノはドイツやイギリスのピアノよりもアクションが軽く、羽のように軽やかな演奏で人々を魅了したというショパンもたいへん好んでいたという。ショパンの作品を「本来の、紳士淑女がサロンで踊るための“舞曲”として捉えなおす」という企画。現代のショパン演奏とはまったく違う、当時のパリ社交界の最先端にあったショパン音楽の側面を垣間見せてくれる。

Schumann - Piano Works & Chamber Music VII シューマン:ピアノ曲・室内楽作品集 7
 〜子供のためのアルバム&連弾作品さまざま〜

 1) 小さな子供と大きな子供のための
  4手による 12 の小品作品 85
   ...エリック・ル・サージュ&フランク・ブラレイ
 2) 舞踏会の情景作品 109
 3) 子供の舞踏会作品 130
  ...エリック・ル・サージュ&ドゥニ・パスカル
 5) 子供のためのアルバム作品68 (独奏)
エリック・ル・サージュ(ピアノ/スタインウェイ)
ドゥニ・パスカル、
フランク・ブラレイ (ピアノ)
Alpha145
(2CD)

\3890
 ドレスデン革命後、デュッセルドルフのシューマンは、新たに子供の世界と向きあう。緻密にして素朴、明朗にして憂愁ただよう演奏機会の少ない名品群を、最高の解釈で!
 多言は要さぬこの至高のシューマン・シリーズ、第7 巻となる今回のリリースは、すべて後期の作品ばかり、テーマは「シューマンと家庭音楽」といったところでしょうか――
 毎回かならず「待望の大作」と「秘曲中の秘曲」がバランスよく組み合わされているのが魅力のこのシリーズですが、今回の「大作」は「子供のためのアルバム」全曲! シューマン愛好家垂涎、隠れた名作ぞろいの巨大な曲集を、ル・サージュの軽妙かつ深遠なピアニズムで聴けるというのは、何と嬉しいことでしょう!
 しかし本盤の重要な魅力は、もうひとつあるんです――2枚組の片方は、そっくりそのまま連弾作品ばかり収録しているのですが(CD もラジオもなかった19 世紀、家庭で手軽に音楽を愉しむといえば、何をおいてもピアノ連弾だったのです――人々は連弾で家族の絆を深め、連弾によって客人と娘は恋に落ち...というわけです)、この連弾群をル・サージュと弾くパートナー2人がまたすごい!
 かたやフランク・ブラレイ――ル・サージュとは最近、20 世紀の年代物ピアノでモーツァルトやシューベルトを弾いたアルバムを日本で制作、きわめて大きな話題となりましたが、昨今ではブラレイ単体のキャラも立ってきたところ、こうした重要シリーズにさりげなく登場。
 そしてもうひとり、一連の舞曲群でル・サージュと息遣いぴったり「四手の生き物」といったアンサンブルを聴かせてくれるのは、前頁でご紹介しているアルバムで巨匠アラン・マリオンとの絶妙タッグを展開してみせたフランス最高の室内楽ピアニスト、ドゥニ・パスカル!! パリ音楽院で異才ジャック・ルヴィエと巨匠ピエール・サンカン(!)に学び、シュタルケルのパートナーたる名伴奏者ジェルジ・シェベックに師事、共演者数知れず、ショパンの協奏曲はレ・シエクルと録音…只者でないことは、キャリアと実績が示しているとおり。
 ル・サージュに何ら負けてないこの人のピアニズムにも、要注目!どこをとってもぬかりないシリーズです。
A l'Ombre d'un Ormeau: Brunettes & Contredanses ブリュネットと田園舞曲
 〜フランス、ロココ前夜の牧歌的音楽さまざま〜

 〇阿弔離屮薀鵐襪髻∩閥併杜てで(ボルジョン・ド・セレリ)
 ▲ントリーダンス3様:
  会釈するジョー/ちょっとすみません/
  赤い家(プレイフォード)
 なぜ、やさしいロシニョルは(ド・ブーセ)
 としき羊飼い、ティルシ(作者不詳)
 ゥ凜エルのためのカントリーダンス3様:
  ラ・マニョット/小さなジャネットちゃん/六つの顔(ルブール嬢)
 Δ△覆燭卜した気でいたけれど(作者不詳)
 Д蕁Ε侫絅襯好謄鵐戰襯(作者不詳)/ラ・ロワヤル(ルベル&フランクール)
 恋をすると、なんだか自分が素敵なようで(シェドヴィル)
 わが苦しみ、なんと快く/
  いとしき娘さんたち、どこへいった/
  おお!この森、この川、この泉(ボワモルティエ)
 村のバレ ト長調(ボワモルティエ)
 涙する者は幸せ/若きイリスは、わたしに鎖を愛させる(リッペール)
 われらが森で(伝リュリ)/木靴屋さん(ルブール嬢)
 三国いちの誠実な恋人が(オトテール)
 すてきなタバコがありますよ/イシスのムニュエ/
  ヘラクレスのムニュエ/4声のムニュエ(リュリ、マレ)
 『エベの饗宴』のミュゼット(ラモー)/
  ニレの木蔭で、リゼットは(オトテール)
 哀廛蹈凜.鵐垢量次拭悒櫂螢絅爛砲僚謀機戮離織鵐屮薀鵝
  煙突掃除の娘(ルブール&ラモー)
フランソワ・ラザレヴィチ(各種ミュゼット、リコーダー、トラヴェルソ)
アニー・デュフレーヌ(ソプラノ)
ステファニー・ポレ、
ガブリエル・グロバール(バロック・ヴァイオリン)
ドミニク・パリ(ミュゼット)
アレクシス・コセンコ、
フィリップ・アラン=デュプレ(トラヴェルソ)
トビー・ミラー(ハーディガーディ)
レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン(古楽器使用)
Alpha115

\2390
 18 世紀――古典派前夜のフランスでは、ふいご式の宮廷ミュゼットが大流行!ピクニックが大好きな上流階級人たちの心をとろかせた、牧歌風味のすてきなサウンドを引く手あまたの古楽バグパイプのプロフェッショナルが、あざやかに楽しませてくれます!
 レーベル発足以来、何かにつけて「フランス古楽」と「フランス民謡」の親和性の高さを知らしめてきたAlpha ですが、その路線は途絶えることなく現在も続いておりましてこのたび紹介するアイテムは、バロック末期のフランスで愛された楽器、ミュゼットが主役のひとり!
 ミュゼットはようするにバグパイプなんですが、ふいご式なので管をくわえずに済み、女性でもたしなめる牧歌風味の楽器として、田園情緒が大好きな当時のフランス人たちに人気となり、当時はオペラ座のオーケストラの標準編成にまで組み込まれたほど…時々ラモーのオペラなんかで必要になるため、古楽の現場にはこの楽器を吹きこなせる管楽器奏者が欠かせないわけですが、嬉しいことに現在のフランスには、フランソワ・ラザレヴィチという名手がいるのです!
 ルセ、H.レーヌ、マルゴワールらの信頼もあついこの名手、リコーダー奏者としてスタートした当初からフランス民謡と古楽の相性のよさに魅力を感じていたとか。かくて各種バグパイプにも通暁して民俗音楽シーンでも大活躍していますが、今回はフランスの大御所トラヴェルソ奏者アラン=デュプレや、Alpha でもC.P.E.バッハの協奏曲をリリースしているA・コセンコら古楽界のスーパープレイヤーたちをゲストに、当時人気のあった田園舞曲(カントリーダンス)を意趣たっぷり、たおやかな古楽器サウンドで楽しませてくれます。
 間で興を添えているのは、宮廷向けカンタータなどに押されてあまり紹介されてこなかった“18 世紀フランスのポピュラーソング”、ブリュネットの数々。それらは鍵盤もなしにトラヴェルソだけで伴奏されることもあったりで、芸術音楽からは一段劣ったものと見なされたりしましたが、絶妙の古楽解釈で聴けば、エール・ド・クールの18 世紀ヴァージョン…といった感じの繊細さがきわだち、耳に快いことこのうえありません。
 Ens.ジル・バンショワのドミニク・ヴラールやERATO の中世もので知られるアンヌ・アゼマらに師事したアニー・デュフレーヌが、ル・ポエム・アルモニークばりの魅力あふれる「まっすぐサウンド」を聴かせてくれます。
Daniel Brel - Quatre chemins de melancolie ダニエル・ブレル 憂愁の道は四つ
ダニエル・ブレル(1950〜)
 [笋燭ぢ斥 ¬襪鳩 パレード ぐイ靴げ
 セ佑弔瞭察複果未離凜オラ・ダ・ガンバのための)
 Δ垢戮蠅罎小舟ひとつ(バンドネオン独奏のための)
 Ьさなワルツ 筆致
 星たちのなかの眼(無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための)
 こだま 永遠の青春 オマージュ
 ひと目で かもめ(バンドネオンとテオルボのための)
 一皮むけば 飴匱蕷
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
Alpha509

\2390
 ル・ポエム・アルモニーク来日公演は、とんでもない大成功でした!
 アンコールではなんとシャンソン(16 世紀のじゃなく、現代の!)まで披露――その衝撃が脳裏に焼き付いた全古楽ファンにご提案したい「古楽器による新音楽」がここに!
 2009 年4月、ついに興行来日あいなったル・ポエム・アルモニーク。あまりの待望ぶりに王子ホール公演はあっという間に売り切れ、神奈川県立音楽堂も鈴なりの大盛況で、入場してきたメンバーの顔を見るなり客席は大興奮(名演直後のような割れんばかりの拍手!)、さらに1曲、また1曲と進むにつれ興奮は増し、3曲のアンコールが終わるまで、殆ど立ち去る方はおらず…という流れは両公演とも全く同じでした。
 関東圏の古楽ファンの方々がことごとく、おそらくは地方からも多くの方が詰め掛けて下さったに違いない「2009 年前半きっての注目公演」でしたが、ラテン系のグループだけにアンコール曲目がひとひねりあって、1曲はなんと(現代の)シャンソン!ドゥルツィアン(ファゴットの前身となる古楽器)がさながらバリトンサックスのようなアドリブを聴かせ、古楽歌手たちはまっすぐの声をきれいに活かした瀟洒な歌声で会場を魅了しつくし、バックにはヴィオラ・ダ・ガンバのコンソートが、やはりまっすぐな音色をたくみに重ね、アコーディオンのような響きを醸し出す不思議さ…そう! ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏の玄妙な和音というのは、蛇腹楽器のしゃれたサウンドを再現できるのです!

 ダニエル・ブレル――ベルギー・ポップ界の大物シンガーとは関係ありませんが、フランス生まれのバンドネオン奏者として活躍する彼は作曲家でもあり、同時にル・ポエム・アルモニークの主宰者ヴァンサン・デュメストルとは20 年以上の知己で、後者はこのブレルから折々多大な刺激を受けてきたとのこと。ブレルの作曲と共演による、バンドネオンとガンバ合奏による新作プログラム「憂愁の道は四つ」は、いわばダウランドのガンバ合奏曲集「ラクリメ」の現代版といった感じで、バラード系シャンソンのようなしっとり静か&瀟洒な響きがつづく、静かな夜にクールダウンするにはもってこいの聴きやすさと親しみやすさ、あるいは少し高いお酒でも開けましょうか、といった上品な響き(古楽器とは何ぞや、と考えなおす静かな問題提起盤でもあります)。
Duphly - Harpsichord works デュフリ:クラヴサンのための作品集
ジャック・デュフリ(1715〜89):
 .蕁Ε侫ルクレ(ロンドー)iii
 ▲瓮如次焚活に)iii アルマンドハ長調 i
 ぅラント「ラ・ブコン」i ゥ蹈鵐鼻 i
 Ε蕁Ε潺譽奪謄ーナ i
 Д蕁Ε櫂肇ゥ▲鵝淵蹈鵐鼻次中庸の速さで)iv
 ┘轡礇灰鵐 iiiアルマンドニ長調 i クラント i
 ラ・ヴァンロー i レ・グラース(たおやかに)iii
 ラ・ド・ベロンブル(快活に)iii
 ラ・フェリクス(高貴に)
   iii 第1曲集(1744) ii 第2曲集(1748)
   iii 第3曲集(1756) iv 第4曲集(1768)
エリザベート・ジョワイエ(クラヴサン)
Alpha150

\2390
 チェンバロ好きが必ずたどりつく「末期バロック〜初期古典派」、その最重要人物デュフリ!
 レオンハルト御大はじめ、数多くの演奏家と聴衆に愛されてきたこの作曲家の至芸を「インヴェンションとシンフォニア」で画期的境地をみせた名手ジョワイエが、鮮やかに料理!

 フランスのチェンバロ音楽を語るとき、人はなぜかしばしば「クラヴサン」と、この楽器のことをフランス語で呼んでみたくなるもの――それほどまでに、フランスのチェンバロ音楽は他の国のそれとは一味違う、ユニークな繊細さと雄弁さを誇る独特の世界を醸し出しています。
 古くはシャンボニエールやダングルベールといった「偉大なる17 世紀」の巨匠たちから続いてきた伝統は、周辺各国の音楽美意識がすっかりギャラントへ古典派へ、と移り変わり、フランスでさえそうした外来音楽のテイストに魅了されつつあった18 世紀半ばになっても、なお独自の歩みを見せていました。クレランボー、マルシャン、クープラン...といった世紀初頭の世代をへて、ロココ時代におけるフランスのクラヴサン音楽家たちは、古くからの繊細な語法を外来のイタリア様式などと絶妙に織り合わせ、クラヴサン(チェンバロ)という楽器にたいする長年の経験をみごと花開かせて、他の追従を許さない、雄弁さと細やかさが相半ばする音楽世界を描き出します。ピアノ登場以前、おそらくこの楽器が最も美しく鳴りひびいたのは、彼らの十指の下でだったのではないでしょうか?
 そんなわけで、18 世紀中盤のフランス・クラヴサン音楽は古楽ファンや古楽奏者たちにも熱心な信奉者が多いジャンルなのですが(筆頭格をあげるなら、古くはレオンハルト、最近ではスキップ・センペあたりでしょうか)、バルバストル、フォルクレ2世、ロワイエといった強豪を押さえて誰よりも人気があるのは、おそらく、このデュフリに違いありません。
 作品集が4冊もあるためか単体アルバムは意外と出ないのですが(それだけに、本盤の存在価値もあろうというものです)、生前から18 世紀中盤最大のクラヴサン音楽家、との呼び声の高かったデュフリの音楽は、フランス流儀の繊細さ一辺倒だけでなく、古典派にも追い迫るイタリア的作法のまたとない採り入れ方が奏功していて、後期の作品などは(ある意味で)C.P.E.バッハの良きライヴァル、といった印象さえ与えられるユニークな存在感があるほど。
 で、フランス古楽に秀でたAlpha レーベルの人選がまた絶妙――根強い売れ筋・バッハの「インヴェンションとシンフォニア」(Alpha034)でみずみずしい存在感を印象づけた気鋭奏者ジョワイエが、南仏のアサス城に眠っていた18 世紀の2段楽器を縦横無尽に操り、明晰さとデリケートさの並存する確かな演奏を繰り広げるのです。Alpha の面目躍如!なフランス古楽盤です。
Le Berger Poete 「牧人は詩人」...フランス・ロココの牧歌的ソナタさまざま
 ピエール・ダニカン・フィリドール(1681〜1731):
  1. フルートと通奏低音のための第5組曲ホ短調
 ニコラ・シェドヴィル(1705〜82)伝ヴィヴァルディ:
  2. ミュゼットと通奏低音のための第6ソナタ
  (『忠実な羊飼い』作品13より)
 ジャック・オトテール・ル・ロマン(1674〜1763):
  3. フルートと通奏低音のための第2組曲ハ短調
 ジャン=フェリ・ルベル(1666〜1747):
  4. フルートのためのミュゼットニ長調
 ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1691〜1755):
  5. 3本のフルートと通奏低音のためのソナタイ短調
 フランソワ・クープラン(1666〜1733):
  6. フルートと通奏低音による「恋の小夜啼うぐいす」
 ニコラ・シェドヴィル編:
  7. ミュゼットによる三つの小品
 (モンテクレールの「イフィズの嘆き」/
  クープランの「羊飼いたち」/
  モンドンヴィル氏のエール)
 デュグエ(詳細不詳、18 世紀前半に活躍):
  8. トリオ・ソナタハ長調 〜ミュゼット、
   ハーディガーディと通奏低音のための
レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン(古楽器使用)
フランソワ・ラザレヴィチ(ミュゼット、フラウト・トラヴェルソ、総指揮)
アレクシス・コセンコ、
フィリップ・アラン=デュプレ(フラウト・トラヴェルソ)
Alpha148

\2390
 フランス・バロック末期――本格的なソナタや組曲に、意外な楽器や編成が使われた頃。
 2本、3本と重なりあうトラヴェルソの響きは、なんて切なく、うつくしい――ミュゼット(宮廷バグパイプ)やハーディガーディも絡む、本物のフランス音楽はやはりAlpha!
 ジャケット絵画はオレンジの衣服と青のバグパイプに白レースの袖飾り、とてもうつくしい配色で、まるで紅葉と青空のよう――そしてそのサウンドも、涼しい風の吹く秋口にぴったり!「フランス古楽はAlpha」なんだなあ、ということを強烈に印象づける、しかも一般向きにも聴きやすい好盤。
 プログラムの作曲年代は1715 年〜から1740 年頃、つまりバッハやヴィヴァルディと同時代、クープランやフォルクレのいた頃のフランスの音楽。トリオ・ソナタや独奏ソナタ、組曲などの「正統派ジャンル」をしっかり愉しませてくれる比較的オーソドックスな選曲、と思いきや、そこはやっぱりフランス古楽。フラウト・トラヴェルソ(当時の古楽器フルート)を中心に据えながら、まさにこの頃フランスでだけ大流行した二つの「田園風楽器」、ミュゼットとヴィエラルーがフツーに参加しているのです!
 ヴィエラルーはハーディガーディを、ミュゼットはバグパイプを宮廷向けに改良した楽器で、後者は吹き口なしにふいごで空気を送るシステムのため、ご婦人方も安心して演奏できたのだとか。それらが添える賑やか&のどかな情緒は、フランス・バロックの音楽の語り口になんとハマることでしょう!
 作曲者はヴィヴァルディ作と誤って伝えられていた「忠実な羊飼い」の真の作者シェドヴィル(彼はミュゼットの普及に大きく貢献した人でもあります)や、F・ブリュッヘンが再評価を即したオトテールのほか、クープランの「恋の小夜啼うぐいす」など有名曲もあり。フランス古楽界きってのトラヴェルソ奏者ふたりと、現在最高のミュゼット奏者ら、演奏陣の腕前も文句なしに絶品!
Yedid Nefesh - Amant de mon ame わが魂の愛する方
〜スペインを去った、地中海各地のセファルディの音楽〜

 〆念Δ糧捨靴茵∨困譴討靴泙辰燭里い ▲淵法Ε淵
 H爐亙瓩蕕錣譴討靴泙Νい佑爐譟愛するわが子
 イ海旅盖な娘を引き立てたまえ
 ζ髻隊商の歌をうたう者/
 おお岩よ、我らが楯よЧ發す發ぁ△月さま
 ┐錣魂の愛する方モーゼ扉を開けて、いとしい人
 わたしは黒く、美しいようこそ、私のいとしい人
 私は知るだろう、そこで何を話すのか
ミシェル・クロード(各種打楽器)
ニマ・ベン・ダヴィッド(ヴィオラ・ダ・ガンバ&歌)
メイラフ・ベン・ダヴィド=ハレル(歌&打楽器&シフォニ) ヤイル・ハレル(歌&タル&打楽器)
Alpha511

\2390
 東洋と西洋のかけはしをなす鬼才ミシェル・クロード、多元的なる音楽のルーツ・イベリア半島を離れゆく――クープランやヒュームでも実績アリのスーパーガンバ奏者と本格派民俗奏者たちと織りなす、地中海各地に散ったユダヤ人たちの艶やかな音楽...!ミシェル・クロード!
 ご存知、ル・ポエム・アルモニーク幻の初来日(2005 年、上野の国立西洋美術館でのコンサート)のさい鮮烈な叩き込みをアピールした鬼才打楽器奏者にして、ヨーロッパの古楽器と東洋の民俗楽器を織り交ぜながら、Alpha の「白シリーズ」で、エキゾチックでもありヨーロピアンでもある「ミルテの庭」(Alpha515)と「月の光さす」(Alpha521)という2枚の異色売れ筋アイテムを制作したアンサンブル・アロマートの主宰者――
 東洋と西洋のはざまをゆくこの天才、同じくAlpha でフランス・バロック(クープランとフォルクレ・Alpha007)とイギリス・ルネサンス(ヒューム大尉の音楽世界・Alpha061)の本格アルバムをリリースしている多芸なガンバ奏者ニマ・ベン・ダヴィドとともに、こんな秀逸盤も作っていたのでした。
 今度のお題は「地中海各地のセファルディの歌」――中世のイベリア半島では、キリスト教徒・イスラム教徒・そしてユダヤ教徒たちが稀有の共存をみせていたのですが、キリスト教徒のカスティーリャ&アラゴン連合王国が1492 年にイスラム教徒をこの半島から一掃したあとは、ユダヤ人も間もなくこの半島を追い出されることに...かくてフランスを経てトルコへ、エジプトへ、モロッコへ…と地中海各地に散っていったのが、セファルディと呼ばれるイベリア半島出身のユダヤ人たち。彼らはラディノ語と呼ばれるスペイン語の変形語をあやつり、半島にいた頃歌ってきた歌を、時にはトルコ語やアラブ語など各地ごとの言語で歌い替えながら、連綿と歌い継いだのでした。こうして地中海各地に伝わった「スペイン生まれの歌」と器楽曲を、古楽器とイスラム系民俗楽器の混在するアンサンブルで、例によって絶美の音響で聴ける旨味は、たまりません!変幻自在のエキゾチックな打楽器、たおやかなガンバにからむ中近東の笛と、よく聴けば確かにスペイン語風の歌詞を異趣豊かに織り上げてゆく、イスラム風のマカーム(旋法)と…残暑の季節を涼しく、ちょっと風変わりに風流に過ごせる、独特の響きをどうぞ!



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