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ARDMORE新シリーズ
◆A200シリーズ
1CD-R\2000


 ARDMORE A200シリーズ。
 これまでのシリーズのような高額な音源ではないが、多種多彩なレパートリーが特徴。
 やりたい放題と言われても、個人の収集のようなものなのでご勘弁を。
 これまでのアードモアとはちょっと違った雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。

 通常CDケース入り。裏ジャケ印刷。一部日本語表記。




A200-01
\2000
ラインホルト・バルヒェット
 ハイドン:
  協奏交響曲変ロ長調op.85
  チェロ協奏曲第2番二長調op.101
    (オリジナル版CadencesW.ライヒャルト)
(ヴァイオリン)ラインホルト・バルヒェット 
(チェロ)ジークフリート・バルヒェット
(オーボエ)フリードリッヒ・ミルデ  
(ファゴット)フーゴ・ゲーリング
(チェロ)ワルター・ライヒャルト *
ロルフ・ラインハルト指揮 
シュトゥットガルト・プロムジカ管弦楽団
12inch (F)VOX PL7390 1953年録音MONO

 バルヒェットのハイドン。
 派手さとは無縁の終始おちついた室内楽的な味わい。

原盤ジャケット



A200-02
\2000
モーリス・エウィット指揮
 シューベルト:
  交響曲第4番
   同 第8番「未完成」
  劇音楽「ロザムンデ」序曲
  「イタリア風」序曲 D591
モーリス・エウィット指揮
管弦楽団
12inch Les Discophiles francais DF50? 7inch DF71 - 1951年録音MONO

この盤(DF50)はもともとピッチが高いのでなおしました。(ARDMORE)

 一部にものすごく熱狂的に支持されるモーリス・エウィットのシューベルト。

 モーリス・エウィット(1884年 - 1971年)は、フランスのヴァイオリン奏者、指揮者。
 パリ音楽院でヴァイオリンを学び、1918年にカペー四重奏団に加わり、カペーの死後は自らの四重奏団を組織して1943年まで活動を継続した。1941年には、エウィット室内管弦楽団を創設。
 第二次世界大戦後は、エウィット室内管弦楽団を率いて、1950年代まで演奏活動を続けた。
 1940年からレジスタンス活動にも従事し、1943年にナチス・ドイツ軍の捕虜としてブーヘンヴァルト強制収容所に送られたという経歴も持つ。



原盤ジャケット



エウィットといわれて最初に思い出されるメイエルとのモーツァルト。
この録音の指揮者と言われてはっと気づく方も多いと思う。永遠の名盤。
そしてRICHTOHOFENからリリースされたきわめて珍しいベートーヴェン。
さらにグリーンドアから登場したバッハの管弦楽組曲。

HECTOR
HCDR1025
1CD-R\1390
メイエルとのモーツァルト!
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調Kv.466
  ピアノ協奏曲第23番イ長調Kv.488 
   LP DF37 (1952年 MONO録音)
マルセル・メイエル(ピアノ)
モーリス・エウィット指揮
エウィット管弦楽団

 モーリス・エウィットの棒とともにエレガンスの極みといっても過言ではない演奏で、淡々と、しかもセンシティブな佇まいでモーツァルトと向き合っている。
 やわらかい木管楽器の響きと透明感のあるクリアなピアノが実に合っていて、高貴な美しさがある。
 モーツァルトのこの2曲は名盤に恵まれているが、メイエルもぜひライブラリーに加えていただきたい。

薄CDケース入り、ジャケットと盤面印刷のみ。
RICHTHOFEN
RICHT 88065
1CD-R\990
ベートーヴェン:
 交響曲第4番変ロ長調
   同 第5番ハ短調 運命
  (1950年代初期パリ録音)
 LP-(仏)Les Discophiles Francais DF61
モーリス・エウィット指揮
エウィット管

 エウィットの音楽に魅力を感じる一枚。余分な表現を付けることなく音の美を繊細にアプローチしたベートーヴェンは最近の演奏ではまず聴けない分厚い音のする復刻盤です。
 スリムCDケース使用の表ジャケCD-R印刷のみで解説はありません。
グリーンドア
GD 2028
\2520
J.S.バッハ:管弦楽組曲
 第1番ハ長調BWV.1066
 第2番ロ短調BWV.1067
  ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
 第3番ニ長調BWV.1068
 第4番ニ長調BWV.1069
  ディスコフィル・フランセ DF22,23
モーリス・エウィット
エウィット室内管弦楽団

 エウィット室内管弦楽団はディスコフィル・フランセ・レーベルに録音を残したが、このバッハの管弦楽組曲全曲は、ごく短期間しか発売されなかったためほとんど知られていないようである。
 デビューした間もない若き日のジャン=ピエール・ランパルのソロが聴ける第2番をはじめ、管楽器のギャラントな響きや表情も独特の魅力があり、このCD復刻盤はヴェルサイユ楽派の音楽がバッハに与えた影響の大きさを明らかにした演奏であることを印象づける。
 (浅里公三/ライナーノーツより)解説:浅里公三






A200-03
\2000
カルロ・マリア・ジュリーニ
 フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ (1672−1749):
  合奏協奏曲イ長調Op.11−1
         変ロ長調Op.11−4
         へ長調Op.11−6
         ニ長調Op.11−8
(Vn)チェザレ・フェラレージ
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ミラノ・パラディウム管
12inch (F)Orphee LDO-E 51020
1960年代初期ミラノ録音MONO

 ジュリーニはボンポルティの作品11−8を1950年代にたびたび演奏していたらしい。これはかなりのレア盤。

原盤ジャケット





A200-04
\2000

エドヴァルド・フェンドラー指揮


モーツァルト:セレナーデ「セレナータ・ノットゥルナ」Kv.239
 VOX室内管弦楽団 ?
  (10inch VOX VLP1690 - 1948年録音MONO)
モーツァルト:ディヴェルティメントKv.251より (3曲)
 Remington室内管弦楽団?
  (10inch Remington RLP149-5 - 1940年代後期録音MONO)
モーツァルト:大序曲Kv.311a
 パリ音楽院管弦楽団
  (78rpm VSM DB5050 - 1937年録音MONO)
ハイドン:交響曲第53番二長調「帝国」
 パリ音楽院管弦楽団
  (78rpm VSM DB5131/2 - 1939年録音MONO)
エドヴァルド・フェンドラー指揮
★ボーナス・トラック
 モーツァルト:6つのドイツ舞曲Kv.536
  (78rpm Columbia GFX111 - 1940年代後期録音)
ピエール・デュヴォシェル指揮
パリ室内管弦楽団

 ARDMOREがまた未知の指揮者を引っ張り出してきた。

 エドヴァルド・フェンドラーは 1902年ライプツィヒ生まれ、1987年没の指揮者。
 ドイツ、とくにベルリン、フランス、オランダで指揮者として活動、1942年から1944年にはドミニカ共和国のオーケストラの指揮者を務めた。
 1948年からはコスタリカで、1952年からはアメリカのアラバマで活動していた。
 His Master’s Voice、 L'Oiseau-Lyre 、 Voxに録音を残しているというが、現在まったく知られていない。



A200-05
\2000

エーリヒ・レーン、貴重なソロ録音集

シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンドイ長調D.438
ラヴェル:ツィガーヌ
 (10inch Telefunken TW30032 - 1955年
  ハンブルク録音MONO)
(ヴァイオリン)エーリヒ・レーン
ヴァルター・マルティン指揮
ハンブルク・国立フィルハーモニー管

ベートーヴェン:ロマンス第1番・第2番
 (78rpm Polydor VM5007 -
  1950年5月ミュンヘン録音MONO)
 ※今回の復刻では一部ヒズミ等があります
(ヴァイオリン)エーリヒ・レーン
フェルディナント・ライトナー指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管

★ボーナス・トラック
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
 (78rpm Polydor VM5015 - 1950年1月
  シュトゥットガルト録音MONO)
 ※DG盤LPの音より断然いい。
フェルディナント・ライトナー指揮
ヴェルテンベルク国立歌劇場管
 (シュトゥットガルト)


 エーリッヒ・レーン(1910年 - 1985年)は、ドイツのヴァイオリニスト。
 ベルリン音楽院でグスタフ・ハーヴェマンに師事し、1934年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団しコンサートマスターに就任した。
 1945年からは、ハンス・シュミット=イッセルシュテットの招きに応じて、ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団の初代コンサートマスターに就任。
 室内楽の演奏にも秀で、コンラート・ハンゼンやアルトゥール・トレスターとトリオを組んだり、ハンブルク弦楽四重奏団に第一ヴァイオリンで参加したりしていた。

 録音としては1944年1月の旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサートがひときわ有名で、フルトヴェングラー・ファンでなくてもその演奏を耳にされた方は多いと思う。
 ただソロの録音は非常に少ない。

 そのレーンの貴重なソロ録音を集めたもの。
 レーン独特の甘美で気品あふれるヴァイオリンが聴ける。
 レーンの「ロマンス」にはシューラー指揮で別録音もあるが、今回はライトナー指揮ミュンヘン・フィルによる1950年のもの。
 

 またボーナス・トラックに1950年代序盤にDGで活躍したライトナーのブラームスを収録。これも珍しい。Hectorの話ではLP盤よりもSP盤のほうが音がいいらしい。






エーリヒ・レーン
フルトヴェングラー&ベルリン・フィルとのベートーヴェン
旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサート
HECTORの名盤から

HFCDR-7
1CD-R\2200
旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサート 
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61
 (private tape) -
  9-12 January 1944 ベルリン ライヴ録音MONO
(ヴァイオリン) エーリヒ・レーン
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル

 エーリヒ・レーン。

 ベルリン・フィルのコンマスで、フルトヴェングラーとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲で共演、戦後はイッセルシュテットに請われてハンブルクの北ドイツ放送交響楽団の初代コンサートマスターに就いた人。

 アリア・レーベルの第3弾でもその逸話が。
 
 そのエーリヒ・レーンがフルトヴェングラーと共演したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。

 これ、実は特別な演奏なんです。

 1944年1月12日 ベルリン/フィルハーモニー楽堂での録音

 当時のベルリンはイギリス空軍の無差別爆撃にさらされ、ベルリン・フィルの団員にも被害が及び、本拠地フィルハーモニー楽堂も正面に爆弾が落とされ図書館が消失していました。
 コンサートのプログラムには「空襲時の退避のお知らせ」が掲載されていたといいます。
 そして訪れた1月12日。
 焼け残っていたフィルハーモニー楽堂でのコンサートを待ちわびる人のために瓦礫の山が撤去され、ベルリン・フィルはなんとか公演にこぎつけます・・・

 レーンとフルトヴェングラーの共演によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はその日のコンサートです。
 しかしこの後の1月30日、フィルハーモニー楽堂には無数の燐光爆弾が放たれ、多くの夢を生み出したこの歴史的な音楽ホールはここでついに命運が尽きることになります。
 結局、この演奏が行われた日が、旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサートになってしまったわけです。
 
 フルトヴェングラー未亡人は

 「当時はみんな爆撃破壊された瓦礫の山を踏み越えてコンサートに来た。楽員はみなこれが最後と思って弾いていた。」

 と語っていたそうです。
 「そんなときにコンサートを・・・」と思ってしまいますが、当時のドイツの人たちにとって「生きるということ」と「音楽」とは同義語だったのかもしれません。

 こんな時期にコンサートが開かれたというのも、また終戦からわずか1ヶ月でコンサートが開かれたというのも、彼らにとっては「奇跡」ではなく「当然」のことだったのでしょう。
 食べるものを減らしてでもコンサートに行くお金をためたというのですから。

 そんな危機的戦乱の状況で開かれたエーリヒ・レーンとフルトヴェングラーによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。

 ・・・久しぶりに聴いてみました。
 もうすぐベルリンの地に趣くという思いを抱きながら。

 そうすると、以前とはかなり違った印象だったんです。

 エーリヒ・レーンのヴァイオリンがとてもとても美しいんです。
 強烈なほどに美しいんです。

 生きるか死ぬかという切迫した状況の中でも、まるで天使のように。

 以前はフルトヴェングラーの重厚なオーケストラばかりを聴いていたのでしょうか。
 でも今回はどういうわけかレーンの音色にばかり心が捕らえられてしまいます。
 
 ある方は、レーンのヴァイオリンは「高く舞いながら天空に音を漂わせる」と表現していました。
 ほんと、そうなんです。

 耐え切れないほどの悲しみと苦しみを抱きながら、それでも高潔で優雅でいようとしている。

 まだ平和が来ることを、少なくともここには平和があることを証明しようとしている・・・何かそんな感じなんです。

 演奏というより「祈り」に近いかもしれません。

 先入観で音楽を聴いてはいけないというのは、今年初めの悲しい事件でいやというほど思い知らされました。

 でも、これは先入観じゃない。
 そういう状況でこの演奏が為されたことは事実なんです。

 たくさんの人間が死んでいくのをその目で見てきて、そして自分たちもこれからどうなるか分からない、そんな状況での演奏。

 ライヴ録音だから観客の咳が頻繁に聞こえます。
 うるさいですか?
 1月の真冬に命がけで演奏会にやってきた、その咳をした人は、その後生き延びることができたでしょうか。

 そんな状況の中で・・・この美しいコンチェルトは奏でられたんです。

 旧フィルハーモニー楽堂、その跡地は今はこんな広場になっています。







レーンの貴重な録音 MELO CLASSICSから

MC 2017
\1690
エーリヒ・レーン/
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
  1942年
 ベートーヴェン:ロマンス第2番
  1942年
 ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 RV551
  1942年
 シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D438
  1943年
 ベートーヴェン:ロンド ト長調 WoO41
  1944年
エーリヒ・レーン(Vn)
ハンス・シュタインコップフ指揮
大ベルリン放送管
ベルリン・フィル室内楽協会
ルドルフ・シュルツ(Vn)
ゲオルク・ニーシュテット(Vn)
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)




A200-06
\2000
アーベントロート/「展覧会の絵」他
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 (ラヴェル編)
  ライプツィヒ放送交響楽団
   (12inch Urania URRS718 - 1952年録音)
 グルック:「アウリスのイフィゲニア」序曲  (ワーグナー編)
  ベルリン・フィル
   (12inch Urania URLP7028 - 1944年録音)
 レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
  パリ音楽院管
   (78rpm VSM DB5197/8 - 1941年録音) 
ヘルマン・アーベントロート指揮

 アーベントロートとしては意外なレパートリー「展覧会の絵」。ただ考えてみればこれくらい似合う人もいない。
 そして出来上がった演奏は想像通りの猟奇模様。普通で終わるはずがない。




HECTOR スペシャル・セレクト オーケストラ・シリーズ
アーベントロートのアルバム

HACDR-4
\2200
アーベントロート指揮&ライプツィヒ放送響
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」 
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送交響楽団
12inch Urania RS712 - 1952年録音MONO

 「アーベントロートは旧東ドイツで活躍していたため、もう一つ知名度が弱いが、フルトヴェングラーより3歳年上のこの巨匠の個性は極めて強烈で、ブラームスの一番と「悲愴」はフルトヴェングラーよりもはるかに雄弁」(宇野功芳)

 ベルリン放送響との1950年11月28日の「悲愴」は完全ぶちきれの化け物演奏で、残念ながら今では入手困難だが、この1952年のライプツィヒ放送響との「悲愴」もアーベントロートの「名演」というと必ず名前のあがる有名な録音。できればベルリン放送響との録音と一緒に堪能してほしい。
 また復刻に当たってはURANIA盤を使用、アーベントロートらしい図太い音の復刻に成功している。

HACDR-3
\2200
アーベントロート
 チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調Op.36  
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送響
12inch Urania URLP7159 - 1951年 2月13日 MONO

 決して需要は少なくないと思うのにどういうわけか入手困難になっていたアーベントロートのチャイコフスキー:交響曲第4番。
 大昔BERLIN CLASSICS、日本からはトクマから出ていたが、HECTORに言わせればその存在感、音の迫力は比較にならんと鼻息荒い。
 確かにサンプルを聴いたが音に粗さはあるものの、奥行きや立体感はなかなかのもの。
 ただアーベントロートのチャイ4ということでどこまで暴れるかと期待すると、案外ドイツの伝統的な質実剛健的で非ロマンティックな演奏。ドロドログチャグチャの魑魅魍魎型演奏ではない。ただこれもアーベントロートのひとつの個性か。

HACDR-2
\2200
アーベントロート
 シべリウス:交響曲第2番二長調Op.43
 プフィッナー:小交響曲ト長調Op.44*
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送交響楽団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団*
12inch Urania URLP7145 & URLP7044* (1952年 1944年* 録音MONO)

 昔DANTE(ARLECCHINO)でCD化されて話題騒然となったアベントロートのシベリウス。アーベントロートのシベリウスは珍しく、これ以外には1938年の「フィンランディア」が知られているのみ。
 アーベントロートらしい激しいゆさぶり、そうかと思うと一転「タメ」なしに剛毅に迫ってくる。
 終楽章中盤の容赦ない剛速球演奏、ラスト3分の天地震える大スケール演奏、ともにシベリウス交響曲録音史上に残る名場面である。

HACDR-1
\2200
アーベントロート指揮
 ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
 R.シューマン:「マンフレッド」Op.115序曲 *
  12inch  Urania URRS7-9
    1949年&1944年録音MONO
アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送響
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 *





A200-07
\2000
イッセルシュテット指揮 & 北西ドイツ放送響
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1,2,3,5,6,7,10番
 ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1,2,3,8番
  (12inch Decca LXT2814 - 1953年ロンドン録音)
 チャイコスキー:弦楽セレナーデハ長調Op.48
  (12inch Decca DL9517 - 1947年6月ハンブルク録音)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北西ドイツ放送交響楽団 (NDR)

 イッセルシュテットはベルリン・ドイツ歌劇場の音楽総監督まで上り詰めていたのだが、戦争によってとある農村に疎開していた。
 ドイツ敗戦が決したあるとき、そのイッセルシュテットを二人のイギリス軍将校が訪れる。
 彼らはイギリス支配下にあるハンブルクの放送局に新たなオーケストラを創設したい、そのために力を貸してほしいとイッセルシュテットに申し出たのである。
 それも中途半端なオーケストラではない。世界に名だたるNBC(ニューヨーク)、BBC(イギリス)、フランス国立放送のオーケストラと肩を並べる高水準のものにしたいというのである。

 イッセルシュテットはその申し出を受け入れ、そこから夢が始まる。

 彼らは捕虜収容所や封鎖地域をかけずりまわり、ビラやチラシをまき、優秀な楽団員を募集する。
 イッセルシュテットはその楽団を「わが夢のオーケストラ」と呼び、厳しいオーディションを開いた。
 そしてわれわれが想像もつかないような苦難もあっただろう・・・、ついに彼の地に新しいオーケストラが誕生する。
 彼らのオーケストラは当初は北西ドイツ放送交響楽団と呼ばれた。コンサート・マスターはなんと直前までベルリン・フィル・コンマスだったエーリヒ・レーン!おそらくいろいろな名手がイッセルシュテットの夢と情熱に共感してこの「夢のオーケストラ」に加わったのだ。

 かくして彼らの最初のコンサートは、早くも1945年11月1日ハンブルク音楽堂で開かれた。大成功。それは彼らの栄光のファンファーレだった。
 彼らは、神から差し出された「夢」への切符をしっかり掴み、そして自らの手でその「夢」を実現したのである。(アリア・レーベルのコメントより)




アリア・レーベル
イッセルシュテット指揮&北ドイツ放送交響楽団による「悲愴」

詳細はこちらへ

AR-0003
\1700
第3弾
 イッセルシュテット&北ドイツ放送響
  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団
12inch Telefunken LGX66031
 (1954年2月14日録音 MONO)




A200-08
\2000
エーリッヒ・クライバー指揮
 1939年、ウルグアイ放送交響楽団との「第9」

ベートーヴェン:
 交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」 (スペイン語)
エーリッヒ・クライバー指揮
ウルグアイ放送交響楽団 / 合唱団
(S) Wilma Fodor de Bode
 (Ms) Maria Matilde Siano
(T) Aurelio Alvarez
 (B) Nicolas Fornella
1939年ライヴ録音MONO - Private Tape
*一部回転ムラや音トビ欠落等があります。

 ARDMOREの親父がまた妙竹林なアイテムを見つけてきた。
 エーリヒ・クライバー、1939年の南米ウルグアイ放送交響楽団との「第9」。
 ものすごい演奏だというので聴いてみたら、確かに終楽章などどこかの邪教集団のお祭のよう・・・よくみたら「スペイン語歌唱」とある。

 エーリヒはご存知のようにナチスを嫌って1935年のザルツブルク音楽祭出演のあと、家族を伴ってアルゼンチンに移住した。
 1939年には同国の市民権を取得し、ブエノスアイレスにあるテアトロ・コロンの首席指揮者に就任。またそれ以外にもさかんに南米各地のオーケストラに客演。当時は南米で最も重要な指揮者だった。

 ただ録音状況があまり良くない時代のこと、その当時の演奏というのはあまり知られていないが、今回のウルグアイ放送交響楽団との「第9」というのはまさにそのときの貴重なものということになる。

アルゼンチンとブラジルの間に挟まれた海沿いの国。


 当時の南米というのはわれわれが想像するより随分文化的で、ウルグアイも当時は福祉国家を築き、「南米のスイス」と呼ばれた。
 今回の演奏を聴いてもウルグアイ放送交響楽団はただの辺境オケに留まらないしっかりした演奏を聞かせてくれる。音質はさすがに厳しいところもあり、第3楽章ではちょっと辛い揺れ、歪みもあり、終楽章では一瞬音飛びもある。
 ただ演奏はなかなかすごい。
 第1、2楽章ではびっくりするようなティンパニの連打を聞かせるし、第3楽章では思わぬ幽玄の美を感じさせてくれるし、先ほども言ったが終楽章などは邪教集団の中に放り込まれたような緊張感と興奮を与えてくれ、ラストは阿鼻叫喚の騒ぎとなる(合唱がちょっと狂気っぽい)。

 エーリヒの貴重な演奏、そして第2次世界大戦当時の南米のオケの水準を知る上でも興味深いが、音質の貧しさを我慢すればなかなかの視聴体験を味あわせてくれるのである。



A200-09
\2000
ジュリアス・カッチェン
 ブラームス:ハンガリー舞曲集 (全21曲)

  第1番から第10番 (カッチェンのソロ)
  第11番から第21番 (連弾)*
   (12inch Decca SXL6217 -
   1964年 1965年* STEREO録音)
(ピアノ)ジュリアス・カッチェン
ジャン=ピエール・マルティ*
 
 折に触れて話しているのだが、店主はジュリアス・カッチェン(1926-1969)というピアニストが好きで、20世紀最大のピアニストはこの人ではないかと思うときさえある

 10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾いてデビューしてオーマンディに認められながら、音楽学校には行かないで哲学と英文学を学んだカッチェン(哲学は首席で卒業したらしい。しかも3年間で。)。アメリカの「音楽家プロ養成所」で若い時期を過ごさなかったということが、その後のカッチェンの豊かで包容力のある音楽を生み出したのはおそらく間違いない。
 DECCAレーベルの花形スターにふさわしい華やかで超絶的な技巧を身に付けつつ、同時に見世物サーカスにならない抑制的な知性も有する。しかもその音楽がヒューマンで抒情的で温かい。それどころかときには熱い情熱すら感じさせる。

 そんなピアニストというのは、20世紀の音楽界を見渡してもそうそういるものではない。
 
 さてそのカッチェンといえばブラームスの録音で有名。DECCAのブラームス・ピアノ作品ボックスでこのピアニストの魅力にはまった人も多いと思う。
 今回の録音は1964年、1965年のハンガリー舞曲集。前半がソロで、後半が連弾になっている。原盤の音ゆれが少し気になるところもあるが、カッチェンの才気あふれる音楽性は思う存分楽しむことができるはずである。



アリア・レーベルで紹介したカッチェンのラフマニノフ

詳細
AR 0036
\1700
第36弾
 カッチェン&フィストゥラーリ

  (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
  (2)リスト:交響詩「マゼッパ」
        交響詩「レ・プレリュード」
ジュリアス・カッチェン(P)
アナトール・フィストゥラーリ指揮
(1)新交響楽団
(2)フィルハーモニア管弦楽団
原盤:(1)12inch Decca LXT2595
    (2) MGM E3014
録音:(1)1951年4月11,12日
    (2)1952年11月

 

A200-10
\2000

 やはりシゲティ、すごい。
  ヨーゼフ・シゲティ(Vn)

 バッハ:ヴァイオリン協奏曲ト短調
  (ハープシコード協奏曲 ・ シゲティ編曲)
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番 *
 タルティーニ:
  ヴァイオリン協奏曲二短調
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調 *
   12inch Columbia ML4891 -
    1954年録音MONO
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)
ジョージ・セル指揮
クリーブランド管弦楽団
カルロ・ブソッティ (ピアノ) *

 謹厳実直、聴いていて背筋を伸ばしたくなる・・・そんなシゲティだが、バッハでも無伴奏ではなくコンチェルトになると案外親しみやすい。同様にヘンデル、タルティーニあたりだと思った以上にロマンティックな表現も聴こえてくる。
 晩年の演奏で全盛期の30〜40年代の演奏に比べると技術的な衰えもあるのかもしれないが、それも踏まえたような余裕の音楽。
 
 と、最初はそんなことを感じながら聴いていたのだが、ふと気づいたらその厳しくも優しい精神的な演奏に引き込まれていた。
 シゲティだけどかる〜く聴いてみよう、とか思ったのに。

 やはりシゲティ、すごい。



A200-11
\2000
パウル・バドゥラ=スコダ
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第14番変ホ長調Kv.449
        同 第22番変ホ長調Kv.482
   12inch Oceanic OCS22 - 1951年ウィーン録音MONO
(ピアノ)パウル・バドゥラ=スコダ
ジョナサン・ステルンベルク指揮
ウィーン交響楽団
 昨年(2015年)にもまだ熱い新録音を行っているという、生きる伝説パウル・バドゥラ=スコダ。
 そのバドゥラ=スコダが65年前の24歳のときに録音したモーツァルト。
 1951年。
 そう・・・あのフルトヴェングラーとの第22番の前の年の録音。
 当時のバドゥラ=スコダ、まさにウィーンを翔ける新星だったのである。
 

A200-12
\2000
リカルド・オドノポゾフ
 ファリャ:「7つのスペイン民謡組曲」より (6曲)
 ホアキン・ニン:「スペインの歌」(1923)より (4曲)
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27 より
   第3番”Ballade" 第4番
    12inch Concert Hall CHS 1175 -
     1950年代初期録音MONO
(ヴァイオリン) リカルド・オドノポゾフ
(ピアノ)ジャン・アントニエッティ
 
A200-13
\2000
リカルド・オドノポゾフ
 タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタト短調「悪魔のトリル」
 F・ジェミニアーニ:12のソナタ Op.5 (Corelli) より 変ロ長調
 ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
 ヴィヴァルディ:12のソナタ Op.2 (1712)より
  第2番イ長調RV.31
   12inch Concert Hall CHS1170 & 2080 -
    1950年代初期録音MONO
(ヴァイオリン)リカルド・オドノポゾフ
(ハープシコード)ハインツ・ウェールレ 他

 リカルド・オドノポゾフ。
 1934年から1938年までウィーン・フィルのコンサートマスターを務めた人。

 1932年、ウィーンのコンクールで第1位を獲得し、1937年のウジェーヌ・イザイ・コンクールで、ダヴィッド・オイストラフと優勝を争い、第2位を獲得した。
 このコンクールでは、オイストラフがソ連政府のチームを引き連れてコンクールの数週間前から開催地であるブリュッセル入りし、完璧な準備を整えていたのに対し、オドノポソフは前述のようにウィーン・フィルのコンサートマスターを務めており、コンクールの前日、ウィーンでの演奏会を終えた後、夜行列車でブリュッセルへ向かい、休みをとらないままコンクールに臨んだという。
 このエピソードを聞くと、もちろんオイストラフがすごいのは分かっていてもオドノポゾフもそうとうすごいと思ってしまう。

 REAL LP-CDの新譜でも書いたが、店主もこの人の演奏を聴き始めると途中では止められない。
 これぞウィーン!
 歌って踊って舞い上がる、そんなヴァイオリン。
 ときおり羽目を外しがちになるのもまったく愛おしい!しかし軽くはない。というかかなり重い。太い。そして熱い。
 高貴で洒脱な独特のヴァイオリン。 
 ロシア移民の子としてアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれたのだが、まるでウィーン生まれの貴族のように思えてしまうのである。


 
 

A200-14
\2000
ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団/超レア音源

 ヨーゼフ・マルクス:弦楽四重奏曲ニ長調 ”Classico”(1941)

 ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」より第2楽章

 モーツァルト:
  セレナーデ第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」*
【ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団】
 アントン・カンパー(第1ヴァイオリン)
 カール・マリア・ティッシュ(第2ヴァイオリン)
 エーリヒ・ヴァイス(ヴィオラ)
 フランツ・クヴァルダ(チェロ)
 ヨゼフ・ヘルマン(コントラバス) *
10inch Amadeo
      AVRS3001X 、 AVRS2013X
7inch Vega C37 S 125
   1950年代初期録音MONO

 ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団は、ウィーン・フィルの第一ヴァイオリン奏者の一人、アントン・カンパーを中心として結成された弦楽四重奏団。

 ウェストミンスター・レーベルに、シューベルトの弦楽四重奏曲全集をはじめとして、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集、ウィーン・フィルハーモニーの首席クラリネット奏者であったレオポルト・ウラッハと組んだモーツァルトのクラリネット五重奏曲およびブラームスのクラリネット五重奏曲などの名盤を残し、それらは現在でも決定盤といわれる。

 今回はそのウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団の珍品録音。
 
 AVRS2013X のハイドン「皇帝」第2楽章録音は、「オーストリア国家について」というナレーション付きのドキュメンタリーLPに収録されたもので非常に珍しい。

 さらにAVRS3001X に収められたマルクスは、ウィーン国立音楽院の院長。その作品はなんとも奥ゆかしい古典的作品。
 幸松肇氏の「ウィーンの弦楽四重奏団200年史」によると「これはきわめて入手が難しいLPといっていいだろう」という超レアLP。
 さすがARDMORE。いくら大枚をはたいたことか。
 


( あれ!マルクスの「弦楽四重奏」第3楽章でハイドンの交響曲第103番太鼓連打(Menuet)が?
 なんと戦中に、こんな曲を作曲するなんて? 実に聴きやすい。
 ハイドン「皇帝」は第2楽章しか演奏していない珍品(ウェストミンスター盤とは別録音?)・・・しかも前半に詩の朗読が終わると演奏されたもの?ただし今回朗読は収録していません。
 「アマデオ盤の10inchシリーズ」あと数枚ある。 (ardmoreより))
 




A200-15
\2000
ウィーン・フィルの最盛期を支えた男
 ハンス・カメッシュ (オーボエ)
「ヘンデル作品集」

 オーボエ協奏曲第3番ト短調 HWV287
 同 第4番変ホ長調?
 オルガン協奏曲第13番へ長調 HWV295
     "Cuckoo and night nightingale" 
 同 第14番イ長調 HWV296a
  12inch Oceanic OCS25 -
   1951年ウィーン録音MONO
ハンス・カメッシュ (オーボエ)
グスタフ・レオンハルト (オルガン)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバー
E.Kuyler指揮
*オーボエ協奏曲第4番についてはヘンデル作曲ではないかも?(今回唯一の録音?)

 

 フィーン・フィルの往年のオーボエ奏者ハンス・カメシュ。
 1901年ウィーン・フィル生まれ。一時期声楽を学んでいたこともある。
 1922年から国立歌劇場で、1926年からウィーン・フィルでオーボエ奏者を務めるようになる。
 1935年にはイタリア勲章、1943年宮廷音楽家の称号を得た。

 クラリネットのウラッハ、ウィンナホルンのゴッドフリード・フォン・フライベルク、フルートのハンス・レズニチェック、ファゴットのカール・エールベルガーらとともに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の最盛期を支えたことで知られる。


A200-16
\2000
モーツァルト:
 4手のためのピアノ・ソナタKv.358 & Kv.381
 2台のピアノのためのソナタ二長調 Kv.448
  12inch (UK)DG 18455 -
   1955年、1957年録音 MONO
モ二ク・アース&
  ハインツ・シュレーター
(ピアノ)

 モニク・アース( 1909年10月20日 - 1987年6月9日)はフランスのピアニスト。
 生粋のパリジェンヌで、パリ音楽院でジョゼフ・モルパンとラザール・レヴィに師事し、1927年に首席となる。ルドルフ・ゼルキンやロベール・カサドシュの許でも研鑽を積んだ。
 世界中で演奏活動を続け、とりわけドビュッシー以降の20世紀音楽の演奏で名声を得た。

 UK盤のオリジナルジャケ。


HECTORからリリースされているアースのモーツァルト:ピアノ協奏曲
HECTOR
HCDR-1043
\1390
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調Kv.488 (ピアノ)モ二ク・アース
 フェルディナント・ライトナー指揮
 ベルリン・フィル
  10inch DG 16056 - 1952年1月23,24,25日
   ベルリン録音MONO
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」 (ヴァイオリン)ヴォルフガング・シュナイダーハン
 フェルディナント・ライトナー指揮 ウィーン響
  10inch DG 16060 - 1952年9月16日ウィーン録音MONO

 モ二ク・アースはDGにもいくつか録音を残しているが、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番はそのなかでも哀切な表情が際立つ名演。
 薄CDケース入り、ジャケットと盤面印刷のみ。







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