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薄型ケース入り
名盤復刻レーベル
「Ardmore Selection / Soloist」
アードモア・セレクション ソリスト(ASS)・シリーズ

1CD-R\1,700
→\1390
2CD-R\2,200→\1590


 ARDMORE最大の中核シリーズ 「ASSシリーズ」、その全タイトルを簡易装丁にして特価に。

 パッケージは薄CD袋入り、ジャケ印刷とCD-R盤面印刷のみ。



 いま、ここの新譜案内がくるのが楽しみでたまらない。
 単に店主の知識不足ということなのかもしれないが、店主がこれまで知らなかったような音源が次々と復刻されてくるのだが、どれもこれも(本当にどれもこれも!)なんだかすごいのである。
 どちらかというとクールであまりひとつのレーベルに入れ込んだりしない店主なのだが、このレーベルは悔しいがすごい。

 最近LP復刻レーベルが増えてきた。
 これまでも大手の復刻レーベルがメジャーな有名盤をかなりCD化してきてくれていたが、最近のマイナーな復刻レーベルは、どこから見つけてきたんだろうというような超マニアックな盤を復刻してきてくれる。採算を度外視したそのサービス精神が嬉しい。彼らは人に聴かせたくて趣味で作っているようなものなのだ。そうした商品は、間違っても大手ショップには並ばないし、ある意味貴重な出会いを作ってくれる。
 このArdmore Classicsもそう。店主などはその存在すら知らなかった録音多数。大量販売は見込めないからCD-R生産になるが、1枚1枚手作りらしい。音質の良さもこのレーベルの特徴の一つ

<Ardmore Classicsより>
 CD-R盤でしか実現出来ないスペシャル・プライスでおまけに内容も充実のLP復刻盤レーベルです。
 極め付きレア物音源や高額LPの復刻で、今迄にない貴重な内容。
 LPオリジナルの深みある奥行き間などを忠実に再現、オリジナルの音を大切に考え、貧弱な音の復刻ではありません。(針音やオリジナルノイズはありますが、ある程度の編集作業は行なっております。)

 薄型ケース入り、ジャケ印刷とCD-R盤面印刷。日本語表記と日本語解説はありません。
 全てモノラル録音(一部ステレオ録音もあります)。
 HECTORとの共通ブログを開設したそうです。こちら




ASS-001
\1390
Paul Kaul ポール・コール (ヴァイオリン)
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
 ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3 *
 ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調Op.24「春」
  33rpm SATURNE(F) LD8005 - 1950年録音
  78rpm Pathe(F) PDT173/4 - 1940年代後期パリ録音*
ポール・コール (ヴァイオリン)
(ピアノ) ナタリー・ラディース
ポール・コールはフランスの知られざるヴァイオリンニストで、残された録音は数少なく、現在は忘れられた存在。
今回のものはフランスのローカル・レーベル「サチュルヌ」に残されたレア録音。一部のマニアで有名な極めて珍しい盤。
「サチュルヌ」はあのシャンパイユ第1回目のラヴェル録音で知られているらしいが他はあまりしられていない。数枚の録音で消えてしまった謎のレーベル。だが内容は極めて貴重な音源ばかり。
オリジナルLPは全て色違いのデザインによる統一ジャケで、マニアには驚きの高額レーベルらしい。またARDMOREのオーナーがあの手この手使ってどっかから手に入れてきたようである。
ASS-002
(2CD-R)
\1590
Jean Fournier ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
 ラヴェル:ツィガーヌ
  ジャン・フルネ指揮 パリ放送交響楽団
 ラヴェル:「マ・メール・ロワ」より第2曲(Petit Poucet)*
 パガニーニ:「24の奇想曲」より第13番変ロ長調
  (ピアノ)Jean Vigue*
  78rpm Pathe(F) PDT60/1 - 1940年代初期パリ録音
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
        レントより遅く (ワルツ)
  (ピアノ) ピエール・カブデヴィユ
  78rpm Pathe(F) PDT58/9 - 1940年代初期パリ録音
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調Kv.216 第5番イ長調Kv.219「トルコ風」
  ミラン・ホルヴァート指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
   33rpm Westminster (USA) WL5187 - 1950年代初期録音
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
ASS-003
\1390
バレンツェンの「熱情」
 リスト:「巡礼の年」第3集よりエステ荘の噴水
 ドビュッシー:「映像」第1集より水の反映 「版画」より雨の庭
 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(第1,2巻)*
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番へ短調「熱情」+
  33rpm プライベート盤(10inch) XPM110 - 1950年代後期録音+
  78rpm Gramophone DB5181/2 & DB11150/2 - 1941年*&1947年+ パリ録音
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン (ピアノ)
先日紹介したM-042もものすごい演奏で、それについて熱いコメントを書かなくては!・・・と思っているうちにもっととんでもない録音がやってきた。なんなんだ、この「熱情」は!

1897年にアメリカで生まれ、幼くしてパリへ移住したバレンツェン。
パリ音楽院に入学しロンらに学んだ後、わずか11歳でプルミエ・プリ(第1位)を取って卒業(同じく1位だったのがユーラ・ギュラー、そして2位がハスキルだった。なんという年だ。)。またウィーンでは巨匠レシェティツキにも学んだ。
その演奏はズバリ自由奔放。ムチャクチャ・・・の一歩手前。パリ音楽院で長らく教授活動をしていたというが、こんな人に教えられたら一体どういうことになるのか(こういうことになる、といういい例がシプリアン・カツァリスだったりする。なるほど。)。
これまでほとんどCD化されなかったのでその演奏を聴く機会は極めて限られていたが、ここでARDMOREがいきなり2枚も復刻盤を出してきた。

1枚目はTrianon というところから出ていたらしいファンにとっては幻の名盤(下記M-042)。
素敵な小品ばかりを集めたアルバムなのだが、このとびっきり個性的なピアノには正直面食らった。もう自由自在。自分の感性だけを信じて、あとは出たとこ勝負。しかしその感性がそうとうに研ぎ澄まされているんだろう・・・流れ出てくる音楽は清冽きわまりない。音符が漫画のように弾け飛ぶ。昔はやっぱりこういう人がいたんだ。

そして今回やってきたのがベートーヴェンの「熱情」を含むアルバム。
これが先ほどの盤以上に異常。とくに「熱情」終楽章の異常な追い込みは、戦前のギーゼキング(NAXOS 8.112063 \1100)、ポリーニの1986年ライヴ(FKM-10101CD-R\1390)に勝る・・・というか別次元。今まで聴いたこともないような異様な解釈。途中など指のもつれなのかそういう解釈なのか分からなくなる。3回くらい椅子から転げ落ちると思う。そして彼女は自分勝手に突き進んで自爆を遂げる。なんにしてもバレンツェン、おそるべき個性を持った怪物。聴いておいて損はない。
ベートーヴェンのソナタには、LP盤で同曲があるが別録音の可能性?1950年位の録音か?いずれにせよSP盤は凄い演奏だ!
水をテーマとしたプライベート盤にバレンツェンの演奏がA面に収録されている超お宝音源でこの盤でしかない稀少高額アイテム。(オリジナルプレスには高音での一部ヒズミ等があります・・・今回の復刻では多少の修正をしています。)(ARDMORE)
 

ASS-004
\1390
ジャンヌ=マリー・ダルレのショパン&リスト
 ショパン:
  タランテラ、子守歌、幻想曲Op.49, ノクターンOp.15-1 , 3つのエコセーズ
  練習曲Op.25-1,Op25-6*
 リスト:
  ラ・カンパネラ、 愛の夢、 水の上を歩く聖フランチェスコ(伝説より第2番)、
  忘れられたワルツ、 超絶技巧練習曲より第5番「鬼火」* 第11番「夕べの調べ」
    (全13曲)
  33rpm Pathe DTX30202 - 1950年代後期パリ録音
  78rpm Pathe PDT92 - 1944年パリ録音*
ジャンヌ=マリー・ダルレ (ピアノ)
古き佳き時代のパリを思わせるエレガントで繊細な演奏を聴かせてくれるマリー・ダルレ。サン・サーンス弾きで知られるダルレだが、同じように得意としたショパンとリストを収録。かなり有名だし、今の日本でも人気はある人だとおもうのだが、いま手元の資料を見てみると・・・彼女のソロCDアルバムは1枚もなかった!信じられない!

ASS-005
\1390
廃盤
ベルリン・フィルの首席奏者を務めたアルフレート・ビュルクナー
 ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
  33rpm 10inch(F)LUMEN LD2.403 - 1955年パリ録音
アルフレート・ビュルクナー (クラリネット)
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団のメンバー
アルフレート・マレチェク(第1ヴァイオリン)
カール・ホーファー(第2ヴァイオリン)
ヘルマン・ベトマン(ヴィオラ)
ウィルヘルム・ボセッガ(チェロ)
アルフレート・ビュルクナー(1905-1981)は長年ベルリン・フィルの首席奏者を務めたクラリネットの名手。
1905年生まれで20歳で首席奏者になった・・・ということは、ニキシュがいる頃のベルリン・フィルにもひょっとしたら接したことがあったかもしれない。入団したときは若いフルトヴェングラーが首席指揮者になってまだ3年目。そ
して例の戦時中のゴタゴタも経験し、当然その後のカラヤン黄金時代も経験していたことになる。1971年まで在籍していたというのだから、まさにベルリン・フィルの生き字引か。
そのビュルクナーのブラームス。もっとズシリとした演奏かと思っていたら、案外シャープでスタイリッシュな演奏でびっくり。ベルリン・フィルの重鎮だからもっと巨匠的な演奏かと思ったわけだが、きわめて都会的で現代的。モダニズムとでもいおうか。まるで戦前のドイツを席巻したバウハウスを思わせるかっこよさ。確かに1963年に建てられた現代建築ベルリン・フィルハーモニーにこのクラリネットはよく似合う。
今回は完全オリジナルフラット盤を使用、ジャケも初期オリジナルデザインです。
演奏は言うことなしの超絶品!とくに第1楽章はすこし速めで気品漂う見事なテンポで感動的。第5トラックに第3楽章の未編集テイクを収録しています。オリジナル盤の素晴らしさも試していただけますが多少針音ノイズ等が気になります。(ARDMORE)


ASS-006
\1390
Henri Lewkowicz アンリ・レウコヴィツ (ヴァイオリン)
 ヴィニャフスキ:華麗なるポロネーズ
 シマノフスキ:神話(3つの詩)
 ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
 ストラヴィンスキー:ロシアの歌
 パガニーニ:常動曲
 ゴレスタン:ジンガレッラ
 ラヴェル:子守歌
 ミヨー:春
 サラサーテ:バスク奇想曲
 (全9曲)
アンリ・レウコヴィツ (ヴァイオリン)
ぺドロ・ヴァレイベラ (ピアノ)
33rpm (F)DECCA 173.766 - 1950年代中期録音
一部のマニアには知られている名演。存在すら忘れられたポーランドのソリストでフランス「エコール・ノルマル音楽院」にてJ.ティボー 、G.エネスコ、K.フレッシュ、などに学ぶ。
コレが唯一の「リサイタル」アルバム(12inch盤)。フランスのみの発売で、他はSP盤数枚とブルッフの協奏曲第1番より第2楽章のみ(テレフンケン盤)が存在するのみ。
D.エルリのようなキレのよさは絶品でフランス盤特有の高音域に痺れる復刻です。
メニューヒンばかり売れた時代に、初回プレス枚数も少なく今では可也高額に扱われるようになってしまった。(某都内の中古店でなんと、50万・・・それでも売れていた・・・!)感動の演奏!オリジナル盤(12inch)などなかなか手に入れる事はできないので是非今回体験して頂きたい一押し音源です。
裏ジャケにはオリジナル盤の縮小裏コピー(フランス語)を印刷しました。(ardmore)
 かつてPodiumのプライベートCD-Rでヴィエニアフスキとグラズノフのヴァイオリン協奏曲が出ていて、そのシャープな切れ味鋭いヴァイオリンに目を見張った。アンリ・レウコヴィツ。現在ではその名を知る人はほとんど皆無。ポーランド出身で上記のとおりフランス「エコール・ノルマル音楽院」にてそうそうたる教師に師事した。
 ただレウコヴィッツ、かなりの名手だったらしいが、ほとんど録音を残さなかった。今回復刻のLPの他には、LPに1曲小品があるのみで、あとはSP盤が一枚あっただけでは、とARDMOREの親父は言っていた。しかも今回のLPもプレス枚数が非常に少なく、なかなかおめにかかれないらしい。その原盤LPを、ARDMOREの親父、想像を絶する値段で仕入れたらしい。金額を聞いたが、心臓に悪いから聞かないほうがいいと教えてくれなかった。
 さっそくデモCD-Rが送られて来た。かつて聴いたコンチェルトを思い出させる知的でシャープな音色。ひとつひとつの旋律がくっきりと鮮やかに描かれていて、濁ったところや曇ったところがない。そしてまたフランスDECCAの繊細で硬質な音がレウコヴィッツのヴァイオリンを引き立てる。ARDMOREの親父が、フランスDECCAは高音に特徴があってそれを復刻するのが大変難しいが、今回は非常にうまくいった、と自慢していたが、その気持ちもわかろうという良質の復刻状態。
 一癖も二癖もある小品ばかりで、聴いてまったりした気分になるとか癒されるとか血沸き肉踊るとかいうことは決してないが、この忘れ去られた名手をしのぶには十分すぎる内容。ARDMORE、いい仕事するじゃないか。

ASS-007
\1390
シェリングはここまですごかった!!
 Henryk Szeryng ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン)〜最初期録音

 ヴィニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
 チャイコフスキー:感情的なワルツ
 ドヴォルザーク:スラブ舞曲第2番
 コルサコフ:熊蜂の飛行
 ノヴァチェク:常動曲
 ロカテルリ:ラビリンス
 モンポウ:子供の情景
 ヴァーレ:前奏曲第15番
 ガーシュイン:前奏曲
 ロロン:メキシコ舞曲
 ファリャ:ムーアの織物、ホタ
 (全12曲)
  (F)PACIFIC  7inch盤(90.019)&10inchテストプレス盤(LDP-M50-B) - 1950年代録音
ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン)
マドレーヌ・ベルトリエ (ピアノ) 
 シェリングを聴いていると、ときどき不思議な感覚に捕らわれることがある。
 普通シェリングというと、バッハの演奏に代表されるような精神的な深さ、人道主義的で社会奉仕的なヒューマニズム、高潔な気高さ、端正で奥ゆかしい誠実さ・・・そんな形容が頭に浮かぶ。
 何せちょっとカタブツなイメージ。厳格とか崇高とかいうのではないのだが、親しみ易い大学教授とでも言おうか。
 とにかく彼の青年時代までのプロフィールがすごい。祖国ポーランドではフーベルマンに、ドイツではカール・フレッシュに、フランスではティボーの助言を受けつつガブリエル・ブイヨンに学んだというのである。さらにナディア・ブーランジェに作曲を個人的に学び(大学は首席で卒業したらしい)、ソルボンヌ大学では哲学と美学を修め、友人たちは彼は芸術家ではなく学者になると思っていたという。
 つまり人並みはずれた広い教養と深い精神性に裏付けられた実直な演奏家。それでもってあんなバッハやあんなモーツァルトを残したのだから、そういうイメージが付いて回るのは当たり前である。

 ・・・なのだが。
 ときおり、どうもそのイメージが崩れるときがある。
 ラロやハチャトゥリアンを爽快に美音たっぷりに歌ったかと思えば、第2の祖国の名作ポンセのヴァイオリン協奏曲を高らかに歌い切る。羽目を外すというわけではないのだが、ときおり、日頃のシェリングのイメージと相反するような、空を駆けていく明朗爽快な演奏に出会うのである。・・・どうもシェリング、ただのカタブツのセンセイじゃ終わらない匂いがする。

 そんなとき、ARDMOREから強烈な新譜が来た。
 シェリングの最初期の録音集。小品集である。
 これが・・・そう、これがまさに反・シェリング的なものすごい演奏だった。
 先ほども言ったが決して羽目を外すことはない。しかし、ここにいるのはハイフェッツすらのけぞるスーパー・ヴィルトゥオーゾ。超絶技巧の難曲を前に、まさしく「空を駆ける」がごとく縦横無尽。自由奔放で情熱的。「くまばち」なんてあんまりすごすぎて笑いが止まらなくなる。
 若いときのシェリングはここまですごかったのか。
 シェリングは実は40年代にメキシコに移住し音楽院の教授となり、一度ヴァイオリニストとして「半・引退」する。それが本格的に復活するのは1950年代半ば。シェリングのすごさを偶然知ったルービンシュタインが熱烈に復帰を懇願、ミュンシュとモントゥーのたっての願いもあって、しぶしぶシェリングは舞台に復帰するのである。それ以降の活躍はもちろんご存知のとおり。・・・つまりシェリングがレコード業界に現れたのは、実はもう40歳に近いときだった。そしてその時点で、彼はたぐいまれな演奏技術と音楽性を持っていた。我々が知っているのはそれ以降のシェリングである。
 しかし、・・・今回ARDMOREで登場したこの録音。
 異様なまでの「躁状態」。
 大家たちに担ぎ出されて復帰した50年代後半の演奏とはその性格が明らかに違う。
 資料ではこの録音は50年代初めということになっているが、その頃すでにシェリングはお話したようにメキシコに移住していた。なぜそんなときにこの録音を出したのか。・・・本当はこの録音はもっと前だったのではないか?ひょっとしたら40年代後半とか・・・まさか大戦直後とか・・・。この録音、シェリング「最初期録音」どころか、突出して早い時期に収録されたような気がする・・・。
 とにかくこの演奏には、「音楽」することに喜びと快感を覚えるようなそんな若き情熱のたぎりを感じる。
 PACIFICというレーベルからリリースしたらしいが、その頃の詳しい事情はよく分かっていない。ちょっとしたもめごととかもあったと聞く。何かの契約に縛られて昔の録音を仕方なく出したとか・・・とうこともあるかもしれない。

 ただ、ここで我々はなんにしてもスーパー・ヴィルトゥオーゾ、ヘンリク・シェリングの驚天動地の演奏を聴くことができる。
 これを聴けばあなたのシェリング観もひっくり返る。復刻状況も極めて、極めて良好。おそるべきアルバムに出会ってしまった。

 <追記>
 「パシフィック盤ともめた理由」についてARDMOREの親父が調査してきてくれた。
 実は・・・これらの録音・・・テスト録音だったらしい・・・。それをシェリングの了解なしで発売してしまったパシフィックにシェリングは激怒、お蔵入りか発売延期を主張したらしいのである。だがパシフィックは強引に正式契約なしで発売、流通させてしまった。
 シェリングはこの録音の何が気に入らなかったのか?あまりのヴィルトゥーゾ的内容に嫌気が差したのか。店主も驚嘆した非・シェリング的内容が、本人には納得行かなかったのか。
 ちなみに後に発売された10inchオデオン盤「リサイタル集」は正規録音らしい。
好評シェリングの初期録音リサイタル集で今回はパシフィック盤の全てを復刻。
今回は珍しい10inchテストプレス盤を使用(6曲目と7曲目に一部連続するノイズが混入します)。
あと1枚、パシフィック幻の7inch盤も存在する。(曲目は同じです)(ARDMORE)


シェリング1回目のハチャトゥリアン!
(下記と重複掲載)
M-004
\1390
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調       
(ヴァイオリン)ヘンリク・シェリング
ピエール・デルヴォー指揮 
コンセール・コロンヌ管 
[1955,1956年 パリ録音] 10inch ODEON OD1024/1025 (一部音トビがあります。)
 ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲、好きな曲である。今でこそ多くの録音が手に入るが、25年前と言えばシェリングとドラティのMERCURY盤くらいしか手に入らなかった(あとオイストラフとエルマンがあったか)。
 なので店主もおそらくみなさんもこの曲はシェリングで聴いて育ったと思う。
 で、そのシェリングにもうひとつ録音があるというのはなんとなく知っていた。ドラティ盤が1964年で、1回目のはその10年前1955年。指揮はデルヴォー。オケはコンセール・コロンヌ。でもここまで聴けずにきた。それが今回Ardmore Classicsの新譜に入っていた。
 悪くない。2回目のときの演奏に比べて、第1楽章、第3楽章はかなり速い。快速。そしてそのほうがかっこいい。37歳のシェリング、メキシコで隠遁していたがルービンシュタインと出合って再び国際舞台に戻った頃。その意気込みと言うか熱意が演奏に出ているような気がする。2回目の録音よりも遅い第2楽章が終わって、第3楽章が始まるや「さあ、行きますよー!」という感じで爽快華麗に歌いまくる。なめらかでそして情熱的。スタイリッシュでモダンな舞踏家のよう。このハチャトゥリアンの熱い香りは、アルメニアではなく間違いなく中南米の匂いがする。
若きシェリング絶頂期の完璧な録音を一枚に収めた復刻盤です。情熱漲る名演でコロンヌ管も素直な味をだしている高感度満点でオケとの相性もパーフェクトです。(Ardmore Classicsより)


ASS-008
\1390
廃盤
A100-011に移行
ファリャ:
 「はかなき人生」よりスペイン舞曲
 「三角帽子」より粉屋の踊り
グラナドス:
 「ゴイェスカス」より夜鳴きうぐいす
  スペイン舞曲アンダルーサとオリエンタル
アルベニス:
 「スペインの歌」より第4番 第5番 「スペイン組曲」第3番*
 「イベリア」よりエヴォカシオンとトゥリーナ
ヴィラ=ロボス:
 「ブラジルの詩」第2番 第3番
 「赤ちゃんの一族」より道化人形
ショパン:幻想即興曲*
フォーレ:即興曲第2番**
モーツァルト:トルコ行進曲**
マグダ・タリアフェロ (ピアノ)
(F) Ducrete-Thomson 300 C 114 - 1960年パリ録音
(F) 78rpm Pathe PAT22* - 1934年パリ録音 & Ultraphone BP757** - 1930年代パリ録音

 これがタリアフェロか。これがタリアフェロなのだ。
 ブラジルに生まれ地元サン・パウロ音楽院で学んでいたタリアフェロの才能を見出し、彼女にパリ音楽院への入学を勧めたのはカザルス。
 そのパリ音楽院で彼女に指導し、強い個性を羽ばたかせたのがコルトー。
 そして入学後わずか8ヵ月後の試験でプルミエ・プリを獲得した彼女に対し、「すでに一人の芸術家で、人もうらやむ才能を持っている」と絶賛した審査員の一人がアルベニス。
 その賞を彼女に授与し、のちにピアノ協奏曲第5番で半世紀たった今も決定盤となっている名演を彼女に残してもらうことになるのがサン=サーンス。
 歌劇「はかなき人生」のピアノ編曲用舞曲を彼女に捧げたのがファリャ。
 世界で最初に彼女に作品を録音してもらったのがモンポウ。
 美しいピアノ協奏曲を献呈し、指揮までして録音を残したのがアーン。
 ・・・いやはや、とんでもない御仁。
 その魅力は、コルトー譲りの純フランス的ピアニズム・・とよく言われる。店主もそのつもりで今まで聴いてきた。
 ただ同時にどこか出生地ブラジルを思わせる熱く激しい情熱やリズムを感じることがあった。ただのフランス風ピアニストで終わらない何か。でもこれまでそれをはっきり認識させてくれるアルバムには出会っていなかった。
 しかし今回のスペインものは、それをはっきり感じさせてくれた。ただの優雅さや艶やかさだけでは、こうまで匂い立つような音楽にはならない。ここには独特の強いリズム感がある。もっといえば彼女だけが持っている舞踏感覚。いや・・・人間としてのかっこよさとでも言おうか。これは間違いなく生まれながらのものだ。自分自身は強い香りを発しながら、決して自らはその香りに溺れない南国の花のような。
 このファリャ、アルベニス、グラナドス・・・ただのフランスの優れたピアニストが弾いたスペインもの、ではないのである。スペイン音楽の熱く沸きあがるような血を全身に浴びながらの演奏。
 これがタリアフェロなのだ。
 しかもすごいのがその後に続く30年代のショパンとモーツァルトの「トルコ行進曲」。全然普通じゃない。絶妙な個性。匂い立つようなショパンに異色の「トルコ行進曲」。このひと、そうとう破天荒。カザルスやコルトーやティボーがその才能に驚嘆し愛したのも、わかる。

 他レーベルだがDOREMI DHR7961 のジャケット。この目つきがすごい。

ASS-009
(2CD-R)
\1590
廃盤
ブラームス:ハンガリー舞曲第1,2,8,9番
ドビュッシー:月の光
シューベルト:アヴェ・マリア
アルベニス:マラゲーニャ
ラヴェル:ハバネラ
ファリャ:
 「はかなき人生」よりスペイン舞曲
 「スペイン民謡組曲」よりナナ、ホタ
パガニーニ:ソナチナ
グラナドス:スペイン舞曲Op.5
バッハ:
  前奏曲
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より「シャコンヌ」**
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」*
(全16曲)
アルバート・スポルディング(ヴァイオリン)
ユリウス・ウォルファーズ(P)
(USA)LP Allegro 1693 & 1675 & 4118) - 1953年、1952年*、1951年**ボストン録音
アメリカ盤アレグロのボストン・ライヴ録音(一部スタジオ収録)でスポルディングの曲目紹介入り。

ASS-010
\1390
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)/「メキシコとスペインの音楽」
 ホセ・ロロン:「3つのメキシコ先住民の踊り」より
 マキロン:子守歌
 アルフテル:パストラーレ
 ポンス:ソナタ・ブレーヴェ  エストレリータ
 ラモン・セラートス:オクターヴのための練習曲
 ファリャ:「はかなき人生」よりスペイン舞曲  スペイン民謡組曲
 アルベニス:タンゴ
 サラサーテ:アンダルシアのロマンス  サパテアード
 (全11曲)
  (F) 12inch ODEON ODX129 - 1950年代初期録音
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
タッソー・ヤノプーロ (ピアノ)
オデオン盤のバッハの無伴奏(MS-24)とパシフィック盤のリサイタル集(ASS-007)に次ぐ、好評シェリングのヴァイオリン・アルバムがまた発売!
これまた高額レア物「メキシコとスペインの音楽」。あとはオデオン盤の10inch盤を残すのみ。いずれアードモアより発売予定かも!?
シェリング絶頂期の録音を堪能して頂けます。(ARDMORE)
 シェリング第2の故郷メキシコ。シェリングとメキシコ・・・どうしても相容れない雰囲気だったのだが、このなんとも愛情たっぷりのアルバムを聴いて、シェリングのメキシコに対する思いというのがわかったような気がした。この録音はまだシェリングがルービンシュタインに懇願されて復帰する前。つまりまだ大メジャー・アーティストになる前。聴いていただけるとわかると思うが、なんとなく気軽に、感性の赴くままに弾いているのである。後年のシェリングとはまた別の、自由な雰囲気が楽しめる。

ASS-011
(2CD-R)
\1590
廃盤
アンリエット・フォール (ピアノ)/ラヴェル作品集
 水の戯れ
 前奏曲
 夜のガスパール
 組曲「鏡」 +
 組曲「クープランの墓」 +
  (F)12inch Pathe DTX 222 - 1950年代中期パリ録音 +
  (F)10inch DECCA FS 123639 - 1950年代初期パリ録音
アンリエット・フォール (ピアノ)
ラヴェルが認めた究極の調べがこのアルバムで堪能できる、超おすすめ!
アードモア・シリーズより先に発売しておりました音源((M-006 パテ盤))を新たにリマスタリングしたものを再びカップリング!コレでラヴェルの録音は全てだと思います・・・残るはデクレテのドビュッシーのみ!何れも高額レア盤です。
オリジナル(フランス・デッカ)盤の裏ジャケには大変貴重な彼女の写真が掲載されている。(ARDMORE)
 今回送られたサンプルを聴いて、改めてこの「異端の」ピアニストの演奏に驚いた。
 前回、1枚もので出ていたM-006でも聴いていたはずなのに。
 こんなラヴェルだったか。まるで猛獣のような。
 ラヴェルはフォールに対し「わが完全無欠な演奏家」と呼んだという。ラヴェルはこういう演奏を理想としていたのか?これは普段我々が聴くラヴェルからはあまりにも遠く離れている。これが理想のラヴェルだったとしたら、我々が今まで聴いてきた、淡くはかない水墨画のようなラヴェルや、色鮮やかで機知に富んだラヴェルは何だったのか。
 アンリエット・フォールのラヴェルは、豪胆で攻撃的。肉食系なのである。
 こんなラヴェルがあるのか。おそらく好き嫌いは分かれるだろう。技巧も抜群ということはないだけに、嫌いな人はメタメタに嫌うだろう。しかしこの異端の(しつこいようだがラヴェルは「完全無欠」と呼んだ)フォールの演奏には、何か強く心に訴えかけるものがある。その求心力は他のラヴェル演奏では聴けない。

ASS-012
\1390
シャルル・エローフェ (ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」
 バッハ:パルティータ第1番変ロ長調
(F)10inch La Voix de Notres MLP101 1950年代後期録音
シャルル・エローフェ (ピアノ)
プレスはフランスのコロンビアに依頼した盤でデザインもよく似ている。演奏者の経歴などは不明ではあるが、パリ音楽院の生徒では? 同一レーベルに小品集の伴奏盤があるのみで、極めて貴重な録音です。オリジナル盤は最近値が上昇しつつある。

ASS-013
(2CD-R)
\1590
アリス・へクシュ (ピアノ)
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第21番ハ長調Kv.467 第22番変ホ長調Kv.482
  8つの変奏曲Kv.460
  幻想曲Kv.397
  ピアノ・ソナタ第4番より「メヌエット」Kv.282
  ピアノ・ソナタ第11番より「トルコ行進曲」Kv.331
  (全6曲)
(F) Philips A00777R,A00244L,S06068R 1950年代中期録音
アリス・へクシュ (ピアノ)
ベルンハルト・パウムガルトナー指揮
ウィーン交響楽団
彼女のモーツァルト録音はこれだけ?古風な響きが意外といい・・・カデンツァも自作で魅力的です。

ASS-014
\1390
Trio Pasquier / パスキエ・トリオ
 モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調Kv.423 変ロ長調Kv.424
 モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調Kv.563 (弦楽三重奏による)+
パスキエ・トリオ
(ヴァイオリン)ジャン・パスキエ
(ヴィオラ)ピエール・パスキエ
(チェロ)エティエンヌ・パスキエ
(F)Les Discophiles Francais
 78rpm DF21/4 - 1940年代後期録音
 33rpm 12inch DF45 - 1950年代初期録音+
ニ重奏曲はSP盤のみの音源で初の復刻です。

 ディヴェルティメント変ホ長調Kv.563はパスキエ・トリオの十八番中の十八番。SP時代からステレオ録音にいたるまで、4回の録音を残している。これは2度目の1951年のモノラル録音。彼らの全盛期の代表的録音として知られていて、名演が比較的多いとされるこの作品において、いまだにこれ以上の演奏は出ないだろうといわれている。
 原盤はフランスのディスコフィルフランセのDF 45からのもの。この盤は2種類あり、通常のものは10インチ盤だが、これは12インチのウルトラレア盤より復刻されている。DF45の12インチはマニア垂涎の盤で10インチとは音が全く違うとのこと。中古LPはとても貴重なため想像通り非常な高値で取引されているらしい。ARDMOREの親父、よく手に入れた。
 ちなみにこの音源、実はMYTHOSからも(NR-6006)、M&Aからも(M&A 1233)、先日はGREENDOORからも(GD-2042)リリースされている。これだけ昔の音源が、4つのレーベルから復刻されているというのは、この演奏がいかに人気があるかを物語る。余裕のある方は比較してみても良いかも。

ASS-015
\1390
Irma Kolassi / イルマ・コラッシ(メゾ・ソプラノ)
 フォーレ&デュパルクの歌曲集
 フォーレ:幻影Op.113(4曲) 沈黙の贈物Op.92
 デュパルク:前世 
       フィレンツェのセレナーデ 
       フィディレ
       ローズモンドの屋敷
       旅へのいざない
(全10曲)
(F)10inch LUMEN LD2-406 - 1950年代中期パリ録音MONO
イルマ・コラッシ(メゾ・ソプラノ)
ジャクリーヌ・ボノー (ピアノ)

ASS-016
\1390
Szymon Goldberg / シモン・ゴールドベルク (ヴァイオリン)
 バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
 ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調
(UK)12inch Parlophone PMA1007 - 1948年1947年録音MONO
シモン・ゴールドベルク (ヴァイオリン)
ワルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管
 モーツァルト:アダージョ(ヴァイオリン協奏曲第5番より)
78rpm Telefunken 1234 - 1932年ベルリン録音MONO
パウル・クレツキ指揮
ベルリンフィル

ASS-017
\1390
廃盤
Hugo Kolberg / フーゴ・コルベルク (ヴァイオリン)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調「春」Op.24
フーゴ・コルベルク (ヴァイオリン)
フランツ・ルップ (ピアノ)
78rpm Odeon 07771/3 - 1937年10月18日ベルリン録音MONO
フルヴェンに招かれた若きベルリンフィルのコンマス初期録音稀少盤初復刻。

ASS-018
\1390
Roger Bourdin / ロジェ・ブルダン (フルート)
 モーツァルト:フルート四重奏曲(全4曲)
  (F)12inch Le Club Francais du Disque229 - 1950年代後期録音MONO
ロジェ・ブルダン(フルート)
ジョルジュ・アレ(ヴァイオリン)
コレット・ルカン(ヴィオラ)
ジャック・ヴィデルケル(チェロ)

Kv.285はケラー四重奏団のメンバー
エーリッヒ・ケラー(ヴァイオリン)
フランツ・シェッスル(ヴィオラ)
マックス・ブラウン(チェロ)
1923年フランス生まれのフルート奏者、ロジェ・ブルダン。
パリ音楽院ではモイーズのクラスをプルミエ・プリで卒業、わずか17歳でラムルー管弦楽団の首席フルート奏者となった。

ASS-019
\1390
廃盤
Gioconda de Vito / ジョコンダ・デ・ヴィート (ヴァイオリン)
 バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050 *
 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
  (78rpm Odeon O-7884/6 - 1938年録音MONO)*
  (78rpm Gramophone DB21063 & 21300 DB6632/3 - 1950年録音MONO)
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
カルロ・ゼッキ(ピアノ)
アリーゴ・タッシナリー(フルート)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
トリノ・イタリア放送室内管弦楽団

ASS-020
\1390
Jean Francaix / ジャン・フランセ (ピアノ)
 モーツァルト:
  ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調Kv.452
  クラリネット、オーボエ、ホルン、バスーンのための
   カッサシオン変ホ長調Kv(C17.11)偽作?
(F)12inch Columbia FCX568 - 1950年代後期録音MONO
ジャン・フランセ(ピアノ)
フランス国立放送管弦楽団のメンバー
モーリス・クリックノア(クラリネット)
ユルス・ゲーテリュック(オーボエ)
ルネ・プレッシュ(バスーン)
ルイス・クリューネット(ホルン)

ASS-021
\1390
Robert Quattrocchi / ロベール・カトロッシ (ヴァイオリン)
 クライスラー:中国の太鼓
 パガニーニ(クライスラー編):カプリース第13番
 サラサーテ:スペイン舞曲より「ハバネラ」「サパテアード」
 パウル・アリプランディ:幻想曲
                ピレネー・エスキス(4曲)
(F)10inch La Voix des Notres MLP111 - 1950年代後期録音MONO
ロベール・カトロッシ(ヴァイオリン)
シャルル・エローフェ(ピアノ)
謎のヴァイオリン奏者だが、知る人ぞ知るまさにお宝音源だ。録音はコレしかない!?・・・と思いきや何と、SP盤が数枚存在するらしい。
また、ルシアン・カトロッシなる父親?がヴァイオリン奏者で、これまた数枚のSP盤(フランスのアンリ・ディスク縦振動)が存在する。フランス系イタリア人ではないか!?カタログにも掲載されていないが・・・演奏はなかなかいい!
好評発売中(ASS012)のエローフェが今回は伴奏です。(ARDMORE)
 またまたARDMOREの親父が聞いたことのないヴァイオリニストのアルバムを出してきた。Robert Quattrocchi 。ARDMORE では「ロベール・カトロッシ」と呼んでいる。
 フランス系イタリア人ではないか、ということだが素性は不明。今回収録しているのは La Voix des Notres の10inch 盤。「ヴァイオリン・ディスコペディア」に載っているのもこれらですべてである。
 この ロベール・カトロッシの演奏が、また憎いほどに素敵だった。ARDMOREの親父は例によってクラシック音楽を売り物にする人間とは思えないような売り口上で、「ゲステムに匹敵する名手でっせ、絶対に気に入りまっせ」、と言ってて「それはありえない」と言ってはみたが、確かに素敵なヴァイオリニストであることは確か。
 取り上げている曲がどれも「躁」状態の曲なので、ロマンティック&メランコリックな曲が大好きな店主が涙を流すようなことはなかったのだが、このチャーミングで軽快なヴァイオリンはそうとうに魅力的。残念ながら素性も経歴もわからないのだが、往年のヴァイオリニストには、無名ながら、こういう素敵な人がいっぱいいたんだな、と思い知らされた。
 珍しいのは最後のパウル・アリプランディという未知の作曲家の作品。「ピレネー・エスキス」・・・「ピレネー地方のスケッチ」とでも訳すのか。とても軽快で楽想豊かなヴァイオリン組曲。パウル・アリプランディという人の作品は一度も聴いたことがないしCDも現在まったく出ていないが、近代の洒落たセンスをもったなかなかの逸品。ほとんど録音がない ロベール・カトロッシがわざわざこの曲を取り上げているというのも興味深い。

ASS022
\1390
Robert Veyron-Lacroix / ロベール・ヴェイロン=ラクロワ (ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Kv.478 第2番変ホ長調Kv.493
  (F)12inch BAM LD057 - 1950年代中期録音MONO
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ)
パスキエ三重奏団
ジャン・パスキエ(ヴァイオリン)
ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
エティエンヌ・パスキエ(チェロ)

ASS023
(2CD-R)
\1590
Lucette Descaves / リュセット・デカーヴ (ピアノ)
 アルベール・ルーセル:ピアノ作品集(10曲)
  組曲嬰ハ短調Op.14(4曲)
  田舎風の曲Op.5(3曲)
  疑い(1919)
  常動曲のカノン(1913)
  3つの小品集Op.49
  時は過ぎてゆくOp.1
  ソナチネOp.16
  詩神のもてなし(1920)
  人形にする話
  前奏曲とフーガOp.46
(F)12inch Disques Versailles MEDX12011/2 - 1950年代後期録音MONO
リュセット・デカーヴ(ピアノ)
究極の2枚組ヴェルサイユに驚愕しました。(アードモア)
この盤、中古LP販売ショップを覗いたら数万円になっていて、それをARDMOREの親父に言ったら、「それは安いほうだし、おそらく盤質が良くない。いい盤だったらそんな値段では買えまへんで」と言われた。ARDMORE親父はいくらで手に入れたのかは聞かなかった。ルーセルのピアノを聴く最高の演奏と言われているらしいが、そんなお宝音源なのか・・・。

ASS024
\1390
廃盤
Yvonne Lefebure / イヴォンヌ・ルフェビュール (ピアノ)
 バッハ:
  前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
  幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
  コラール前奏曲「来れ、異教徒の救い主よ」BWV.639
  カンタータ第147番より「主よ人の望みの喜びよ」BWV.147
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第30番変ホ長調Op.109
  同第31番変イ長調Op.110
(F)10inch HMV FBLP1079&1080 - 1950年代中期録音MONO
イヴォンヌ・ルフェビュール (ピアノ)
 この2ヶ月に聴いた中で文句なく最高のアルバム。すごい。

 イヴォンヌ・ルフェビュール。
 1898年生まれのフランスのピアニスト。
 20世紀を代表するフランスのピアニストのひとりと呼ばれるが、教育活動に熱心だったので録音はあまり多くない。
 そんな中ずば抜けて有名なのはフルトヴェングラーとのモーツァルトのピアノ協奏曲第20番。1954年5月15日、ルガノのアポロ劇場で行われたライヴ録音。ただそこでのルフェビュール、もちろんすごいのだが、やはり彼女を聴くというよりフルトヴェングラーを聴く、という録音かもしれない。
 その後、フランスのSOLSTICEから、いきなり80歳近いルフェビュールの録音が登場、年齢を感じさせないみずみずしい演奏でファンを驚嘆させた。一連のシリーズはSOLSTICEの大黒柱としていまだにベストセラーを続けている。とはいうものの「これはルフェビュールの全盛期の演奏ではないよ」と言われてしまうと、決して悪い演奏ではないのに、どこか壊れ物を扱うような感じでハラハラしながら聴いてしまい、あげくに「全盛期はどんなだったのだろう」と思ってしまう自分がいた。
 
 しかし・・・今回ARDMOREから登場した復刻版は・・・ルフェビュール、50代。まさに「全盛期」の録音。

 すごいというのはいろいろな人の話でわかっていたのだが、それほど大きな期待をしないで聴いてしまったものだから・・・かなり大きな衝撃を被ってしまった。
 ・・・これがルフェビュールの本性か・・・。こんな人だったのか。
 最初の一音から、びっくりするほどの圧力。太くて強い。
 女性とは思えないといっては失礼なのかもしれないが、ピアノの音が黒光りしているのである。聴いているこちらの胸に「ズン!」と響いてくる。こんな迫力は後年の録音にはなかった。
 しかももちろん力任せとかいうのとは違う。まったく力んでないのに音圧だけがこちらにブンブン響いてくる。この類まれな荘厳さ。だからバッハが生々しくも神々しく聴こえる。こんなバッハを演奏する人がいたか。

 そして・・・ベートーヴェン・・。
 しかも曲はピアノ・ソナタ第31番。
 おそらくベートーヴェン好きの人が最も愛するこの曲・・・。
 こんな人の演奏でこの曲の終楽章を聴かされたら・・・一体どんなことになってしまうのか・・・。
 後年のSOLSTICEの演奏はもちろん聴いた。とても自然体で、悟ったような清らかな演奏だった。でもこの50年代の演奏は第1楽章の冒頭からしてそんな「清純」な演奏じゃない。もっともっと深くて強い。荘厳な響きの中にきわめて人間くさい何かを感じさせる。

 まるで魔物が夜の闇から降りてくると聞かされているかのように、まんじりともせず終楽章が始まるのを待った。
 やがてにわかに始まった「悲痛な歌」。

 これが・・・ルフェビュールか・・・。
 こんな・・・人だったのか。

 間違いなくここ最近で、最も衝撃的な瞬間を味わった。
 スタッフがいる事務所で、顔が上げられなくてしばらくうつむいたままだったのは、本当に久しぶりのことである。
究極の高額レア盤。
限りなく夢のような深みある音場が広がり、幻想曲では彼女の唸り声も収録されている。当時のオリジナル盤には色々と発見がある。
今回の復刻に使用しました盤は、約300枚位のプレスで現在なかなか手に入らないシロモノ。2枚組でおよそ約50万ほど・・・というか市場には出ないでしょう。しかも出直しプレスは存在しません。
海外CDでは発売された事がありましたが、現在廃盤で、そちらは多分オリジナル・マスターテープの音源を使用したもので、良くも悪くもキレイな音でしょう。こちらはぞっとするくらい生々しい音になってます。(ARDMORE)

ASS025
\1390
Henryk Szeryng / へンリク・シェリング (ヴァイオリン)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
 マヌエル・ポンセ:ヴァイオリン協奏曲*
  (12inch Odeon ODX109 - 1953年パリMONO録音)
  (10inch Melodiya D9471 - 1961年MONO録音)*
ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン)
ジャック・ティボー指揮
パリ音楽院管弦楽団
ボリス・ハイキン指揮*
ソ連国立交響楽団*
ASS026
\1390
廃盤
Alfred Loewenguth / アルフレッド・レーヴェングート(ヴァイオリン)
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番ト長調Kv.387 第16番変ホ長調Kv.428(421b)
 (12inch US Allegro AL26 - 1950年代初期MONO録音)
レーヴェングート四重奏団
アルフレッド・レーヴェングート(第1ヴァイオリン)
モーリス・フュエリ(第2ヴァイオリン)
ロジェ・ロシュ(ヴィオラ)
ピエール・バソー(チェロ)

ASS027
\1390
Yvonne Lefebure / イヴォンヌ・ルフェビュール (ピアノ)
 ドビュッシー:バレエ音楽「おもちゃ箱」(ピアノ編ナレーション入り)
 ベートーヴェン:ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120 
(F)10inch Polydor LP540005 & Ducretet Thomson 270c106 - 1950年代中期録音MONO
ピエール・ベルタン(フランス語ナレーション)
イヴォンヌ・ルフェビュール (ピアノ)

ASS028
廃盤
アリア・レーベルに移行
Janine Andrade / ジャニーヌ・アンドラード (ヴァイオリン)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35

 12inch Tip Classic 633508 -
  1960年代初期録音(全曲MONO & 第3楽章STEREO)
ジャニーヌ・アンドラード(ヴァイオリン)
ハンス・ユルゲン=ヴァルター指揮
ハンブルグ・プロ・ムジカ交響楽団
 ARDMOREのオヤジは偏屈なオヤジなのだが、いいところもある。
 先日お客様から「アンドラードのチャイコフスキーの協奏曲は出ないのですか?」という問い合わせを受けたので、さっそくARDMOREのオヤジに「アンドラードのチャイコフスキーはもってないの?CD化しないの?」と尋ねたら、さっそくどこかから手に入れてきて今回の新譜と相成った。そのフットワークの軽さは大したものである。
 ということでついにアンドラードのコンチェルト録音三部作が全て揃った。ブラームス、シベリウス、そしてチャイコフスキー。
 今回のチャイコフスキーも期待通りの彼女らしいたおやかで上品な演奏が楽しめる。決して押し付けがましくないのにちょっと気になる、あのアンドラード特有のはかなさ。すれちがったあとふと残り香が香る、そんな演奏。相変わらず、いい。
 でも第1楽章のカデンツァなどそうとう高い集中力で、聴くものをグイグイ引き込んでいく。
 彼女の演奏はいつも忘我の境地・・・、まわりに人がいることなどまったく頭の中に無くて、ただ音楽とひたすら戯れているようなそういう雰囲気。下でも書いているが、本当に花びらを撒き散らしながらお花畑で遊んでいる少女のような演奏なのである。こちらはそれをちょっと申し訳なく隅から覗いている、そんな面持ちになる。・・・でもそれが幸せ。
 ちなみにバックはハンス・ユルゲン=ヴァルター指揮のハンブルグ・プロ・ムジカ交響楽団なのだが、録音のせいなのかそういう解釈なのか、ときおりかなり個性的な演奏になる。妙な楽器を強調してちょっと面白かった。
 ARDMOREの判断でモノラルでの編集としたとのこと。わざわざオリジナルのステレオ版の第3楽章を入れてくれている。確かにモノラルのほうが自然に聴こえる。
 「フランス・ヴェガ盤の系列で「ポラリス盤」がオリジナルみたいである・・・今回の再販盤はドイツ盤でステレオ初期録音だが左右のバランスがおかしい。(ソロ・ヴァイオリンが左に片寄りすぎで、オケの配置もおかしく聴こえる・・・広がりはあるが)そこで復刻では、モノ録音全曲と第3楽章のステレオ録音を収録した。
 マイナー盤の初期ステレオ録音はあまりよくないのが多いので、モノ録音にしてみると大変聴きやすくなる。
 知る人ぞ知る彼女のチャイコフスキー協奏曲だが、なんとライヴ収録されたイタリア盤LP(ジョーカー)というのもある。指揮はランドルフ・ジョーンズとベルリン響(1960年代録音)」(ardmoreより)

ASS029
\1390
Jean Fournier / ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
Ginette Doyen / ジネット・ドワイヤン (ピアノ)
ヘンデル:6つのヴァイオリン・ソナタ

 第1番イ長調 HWV.361
 第2番ト短調 HWV.368
 第3番へ長調 HWV.370
 第4番ニ長調 HWV.371
 第5番イ長調 HWV.372
 第6番ホ長調 HWV.373
  (12inch Vega C30 S182 & MT10180 - 1950年代後期録音)
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
ジネット・ドワイヤン (ピアノ)
好評発売中のシリーズを1枚にまとめて再リマスタリング発売のヘンデル作曲「6つのヴァイオリン・ソナタ」。アードモア(M−017 & M−030)は廃盤になりますので御了承ください。

ASS030
\1390
Mozarteum-Quartett de Salzbourg /
ザルツブルグ・モーツァルテウム四重奏団

 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲第8番へ長調Kv.168*
  同第14番ト長調Kv.387
  同第15番ニ短調Kv.421
 Pretoria 7inch 45SP5 & 12inch 30CL8006 - 1950年代後期録音
ザルツブルグ・モーツァルテウム四重奏団
(第1ヴァイオリン)カールハインツ・フランケ
(第2ヴァイオリン)アルフレッド・レティツキ*
(第2ヴァイオリン)ウォルフガング・ホフマン
(ヴィオラ)ディーター・フォン・オステム
(チェロ)ハインリッヒ・アミンガー
現在も存在する団体で、メンバーは今とは全く違う。「Pretoria盤」より全部で4枚ほどの12inch盤がある(30CL8007,8008,8012)今回の7inch盤は30CL8008よりの1曲でなおしか?

ASS031
\1390
Leopold Wlach / レオポルド・ウラッハ (クラリネット)
 モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調Kv.581
  10inch Bertelsmann8045 - 1950年代中期録音
レオポルド・ウラッハ(クラリネット)
シュトロス四重奏団

ASS032
\1390
Haydn-Quartett,Brussel / ブリュッセル・ハイドン四重奏団
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番ト長調Kv.387
  10inch Telefunken LB6035 - 1952年録音
ブリュッセル・ハイドン四重奏団
(第1ヴァイオリン)ジョルジュ・マース
(第2ヴァイオリン)ルイ・へルトーク
(ヴィオラ)ルイ・ロジェ
(チェロ)ルネ・プセール
 マニアにはお宝のLP音源(オリジナル)。盤質のいいのは可也高額でなかなか手に入らない代物です。しかも、同音源盤が二種類存在する・・・中レーベルと表ジャケ左下のロゴ「LP33」と明記されているのがレアです。ロゴ「LP33」が印刷されていない盤もある。ロゴ付の盤は奥行きある素晴らしい音で存在感で満ちている。
 モーツァルト作曲「弦楽四重奏曲」の録音はあと、第17番「狩」第23番がUK盤HMV(CLPC14)にある。(ardmore)

ASS033
\1390
Trio Pasquier / パスキエ三重奏団
 モーツァルト:
  オーボエ四重奏曲へ長調Kv.370
  ピアノ三重奏曲ニ短調Kv.442より(Tempo di Minuetto)*
  ピアノ三重奏曲第4番ホ長調Kv.542*
   12inch BAM LD065 - 1950年代後期MONO録音
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ)*
ピエール・ピエルロ(オーボエ)
パスキエ三重奏団
(ヴァイオリン)ジャン・パスキエ*
(ヴィオラ)ピエール・パスキエ
(チェロ)エティエンヌ・パスキエ*
ASS034
\1390
Charles Cyroulnik / シャルル・シロルニク (ヴァイオリン)
 バッハ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041 第2番ホ長調BWV.1042
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043*
   12inch Le Club Francais du Discqus 255 - 1950年代後期MONO録音
シャルル・シロルニク(ヴァイオリン)
ジョルジュ・アルマン(ヴァイオリン)*
ルイ・オーリアコンブ指揮
トゥールーズ室内管弦楽団
 この仕事をしていると、あえて無知を表に出さざるを得ないときがある。今回ARDMOREがリリースしてきたアルバムの中に「シャルル・シロルニク」という人のバッハのコンチェルトがあった。シャルル・シロルニク・・・まったく知らない人。ただARDMROEが出してくるくらいの人だからタダモノではないはず。
 ちょっと調べた感じではチッコリーニやジャン・ユボーと組んでベートーヴェンやモーツァルト、ドビュッシーなどを録音していたらしい。そしてベートーヴェンやモーツァルトは協奏曲の録音もあるという。
 今回のバッハもオーリアコンブと組んでいるのだからその資質は何となく想像できる。早めに取り寄せて聴いてみます。

ASS035
\1390
廃盤
アリア・レーベルに移行
Michele Auclair / ミシェル・オークレール (ヴァイオリン)
 クライスラー:
  愛の喜び  愛の悲しみ  美しきロスマリン  ウィーン奇想曲
  オールド・リフレイン  中国の太鼓
  前奏曲とアレグロ(プニャーニ作曲)
  メロディー(グルック作曲)
  ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
  我が母の教えたまいし歌(ドヴォルザーク作曲)
  スペインのセレナーデ(シャミナード作曲)
  スペイン舞曲(ファリャ作曲) 全12曲
  12inch Remington R199126 & 128 - 1950年代初期MONO録音
ミシェル・オークレール (ヴァイオリン)
オットー・シュルホフ (ピアノ)
レミントン盤2枚の片面を復刻。
 その名を聞くだけでこころときめく。ミシェル・オークレール。ヴァイオリニストの中でこんなにも美しくもたおやかな演奏をする人はほかにいないだろう。
 ブーシュリ、ティボー、メニューインにその傑出した才能を愛されながら、腕を痛めて早くして引退してしまった美貌の天才ヴァイオリニスト。
 技巧はあるが線が細いだけ、とかいうのとは全然違う。このもって生まれた才能。・・・いや、資質というべきか。誰かが「処女の恥じらい」と呼んでいたがそんな気恥ずかしい呼び方もしたくなる。この清楚であえかで瑞々しい演奏。朝露にさえ折れてしまいそうなのに、必死で花を咲かせるスミレのような。
 そんなオークレールのクライスラー小品集。

ASS036
\1390
廃盤
アリア・レーベルに移行
Michele Auclair / ミシェル・オークレール (ヴァイオリン)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 12inch Remington R199-20 / 1950年代初期MONO録音
ミシェル・オークレール (ヴァイオリン)
クルト・ヴェス指揮
ウィーン響
 このレーベルの社長、本当に性格の曲がったイヤなおじさんなんだが、今回、アーティスト名を伏せてサンプル盤を送ってきた。
 またいつもの調子で「絶対すごいから聴いてみ、絶対コメント書きたくて仕方なくなるで。でも誰の演奏かは教えまへん」と謎の中国人みたいな感じで送ってきたのである。
 社長の性格は別として、今はもうArdmoreからリリースされるものはほとんど99%すごいとわかっているから、その言葉を信じて無条件でそのサンプルを聴いてみた。
 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だった。
 しばらくしてヴァイオリンが始まった。
 いきなりすごい。
 熱い。激しい。しかし輪郭はくっきりとして絶対に崩れない。でもグギグギグギとかなり個性的に強引に強烈に迫ってくる。そう、本当に迫ってくる。こちらの精神状態や身体状況に関係なく、いやおうなしに迫ってくる。
 男か女か・・・この獰猛な気質はおそらく女。ヌヴーとかムターとかそういう異様なエネルギーの高まりを感じる。ヴァイオリンの音色だけで部屋の室温を2度ほど上げる、そういう演奏。
 第1楽章のカデンツァではもう震えが止まらなくなった。普通じゃない。背中に悪寒が走るのだ。
 誰なんだ、この人、頼むから教えてくれ・・・。
 ARDMOREの社長に頭を下げるなんて絶対にイヤだが、背に腹は変えられない。電話する。
 「どうか教えてほしい、誰なんですか、この人は」、「知りたいんでしょう?知りたくてたまらないでしょう?コメント書きたくてたまらなくなったでしょう?」「う、ううう」「教えてあげましょうか」「た、たのむ」「これは・・・ですね・・・誰でしょうね」「じらすのはやめてくれ、頼むから教えてくれ」「くっくっく・・・じゃあ、教えてあげましょう、これは・・・オークレールですよ」
 ポカン。
 え?いや、それはないだろう。
 オークレールのチャイコフスキーなら何回も聴いた。カップリングになっていたメンデルスゾーンは本でも紹介した名演だ。そしてチャイコフスキーも可憐な花のような演奏だった・・・が、それとこの演奏は全然違う。
 「あ、いや、それは違う・・・オークレールじゃない」
 「何言うてんの、オークレールですわ」
 「いや・・・しかし、こんなに激しくなかった。オークレールのチャイコフスキーはもっと、こうやさしくてエレガントで」
 「それは60年代のPHILIPSの録音でっしゃろ、これは50年代のRemingtonの録音」
 「そんなのがあったか・・・」
 「何言うてまんの、15年前にこの演奏がすごいといったのはあんたさんですやろ」
 「へ?」
 「池袋のWAVEで、音のわるーい復刻CDを絶賛してましたやないですか」
 「そ、そうだったか・・・全然覚えてない・・・」
 「今回のうちのリマスタリングはいいですぜ〜、最高でっしゃろ?これなら誰にでも胸張って薦められますやろ?」
 「あ、ああ・・・確かに悪くない・・・だんだん思い出してきた・・・あの演奏か・・・」
 「ほんなら、しっかり今度のホームページで紹介してくんなはれ」
 「ううう・・・口車に乗るのはいやだが・・・しかし、やっぱりすごいものはすごいということか・・・」

 ということで今週のオークレールのチャイコフスキー・・・、すごいです。どうかお気をつけて。

 「「レミントン再版盤を使用した驚愕のリマスタリング!?」
 初版盤の材質と異なるからか、全体に貧弱な音がするとされている再版盤。
 レミントン初版盤(シュラック盤)の音は凄いことで有名だが、実は盤質はあまり良くない。
 そのため今回発売のCD-R盤は、あえて再版盤を使用。しかし誰も知らない再版盤に秘められた音を再認識することができるはず。
 通常、再版盤をモノ針再生して、こんな音を聴くことはできない・・・。」(ARDMORE)
ASS 037
\1390
Miriam Solovieff / ミリアム・ソロヴィエフ (ヴァイオリン)
 ラロ:ヴァイオリン協奏曲第1番へ長調Op.20
 シューベルト:ロンド イ長調D.438
 (12inch Concert Hall CHS1143 / 1950年代中期MONO録音)
ミリアム・ソロヴィエフ (ヴァイオリン)
ヘンリー・スウォボダ指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1952年のクナとパリ音楽院管演奏会記録によると、彼女とブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏したとあるので、これは可也期待してしまう今回の復刻CD-R盤。LP音源ではブラームスのヴァイオリン・ソナタ(全3曲)他数枚ある位です。(ardmore)

ASS 038
(2CD-R)
\1590
Paul Makanowitzky / パウル・マカノヴィツキー (ヴァイオリン)
ブラームス:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」
 同第2番イ長調 第3番ニ短調
 ホルン三重奏曲変ホ長調*
  12inch Lumen LD3428/9 - 1950年代後期MONO録音
パウル・マカノヴィツキー (ヴァイオリン)
ノエル・リー (ピアノ)
ピエール・デル・ヴェスコーヴォ (ホルン)*
オリジナル希少盤超名演のブラームス・・・凄い高額LP。なかなかそろわない。好評発売中の「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」(アードモア M028)「ベートーヴェン:ソナタ第3,5,9番」(アードモア MS9)も大反響なアイテムです。
(ホルン三重奏曲は一部ヒズミ等があります)

ASS 039
\1390
Michel Debost / ミシェル・デボスト (フルート)
 モーツァルト:フルート四重奏曲(全4曲)
  12inch Vega C30A311 - 1950年代後期MONO録音
ミシェル・デボスト (フルート)
パレナン四重奏団のメンバー
ジャック・パレナン(ヴァイオリン)
ミシェル・ウォーレス(ヴィオラ)
ピエール・ぺナソゥ(チェロ)
パリ管弦楽団の首席フルート奏者だったミシェル・デボストのモーツァルト。


ASS040
\1390
廃盤
Andre Levy / アンドレ・レヴィ (チェロ)
 ゴダール:ジョスランの子守歌
 サン=サーンス:白鳥
 ショパン:悲歌
 グリーグ:ソルヴェーグの歌
 マスネ:月光
 オッフェンバック:ホフマンの舟歌
 リスト:愛の夢
 ヴォルガの舟歌
  7inch Lumen LD1432/33 - 1950年代後期MONO録音
アンドレ・レヴィ (チェロ)
アンドレ・コラール (ピアノ)
究極の7inch盤!

 まさか・・・こんな録音があったのか。MYTHOSであの究極の「バッハ無伴奏」を聴かせてくれたアンドレ・レヴィ、そのチェロ小品集・・・。
 おそらく知っている人は知っていたのだろう、その存在を。ARDMOREの親父もずっと追い求めていた7インチ盤らしい。今回そのアルバムを発見、素人ではちょっと手が出ないような大枚をはたいて手に入れたらしい。金額は教えてくれなかったが新人サラリーマンの初任給クラスだと言う。
 でもまあそんなことはどうでもいい。あのレヴィがこれらの哀しいくらい有名な作品たちをどんなふうに演奏しているのか・・・すでにテスト盤は完成したらしいが、しばらく眠れない夜が続きそう。




MYTHOS発売のアンドレ・レヴィ/バッハ無伴奏

NR 6010/12GH-G
3CD-R¥7200→\5900
バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 アンドレ・レヴィ(Vc)
NR 6010/12GH-PRO
3CD-R\14000→\9500
 入荷まで半年近くかかります。どうかゆっくりお待ちください・・・。

 このチェリストのことをまったく知らなかった。それが、特別な名盤を特別な原盤で入手したときのみリリースされるというグロリアス・ヘリテッジの第3弾で登場したのである。尋常ではない。
 MYTHOSに尋ねたところ、「このレヴィと、もうひとりのフランスの天才女流チェリスト、アンリース・シュミットの演奏があれば、カザルスの録音もシュタルケルの録音もドブに捨ててもらって結構」、などと過激なことを言われた。
 伝説のチェリストなのだそうだ。
 調べるに連れて少しずつその姿が明るみになってきた。SPではピアノ伴奏などの小品がフランス・オデオンから、LPではドビュッシーのチェロ・ソナタなどがデュクレテ・トムソンから出ていたらしいが、まったくメジャーにならないまま消えていった。そんなアンドレ・レヴが50年代にフランスLUMANからリリースしたバッハの無伴奏全曲。その初版盤はマニア垂涎のお宝として有名なものだったという。神保町界隈で美品が出ると軽自動車の新車1台分の値段がつくのだそうだ(あとでMYTHOSに聞いたら、「軽自動車の値段じゃ無理だろう。というか絶対出るわけがない」と言われた)。ただ国内盤も出たことがなく、事典などにも載ることもなかったため、アンドレ・レヴィのバッハの無伴奏の存在を知っているのはマニア中のマニアらしい・・・。

 今回のMYTHOS盤はその仏LUMEN初版からの復刻で、もちろん初CD化。先ほど言ったが、海外でも現在その初版盤の全曲を揃えることは奇蹟、と言われている。しかもそれがこれほどのきれいな音質で復刻されたのは奇蹟中の奇蹟・・・。MYTHOS、また大金にモノを言わせてかき集めたのだろう。

 さて、その幻のレヴィの演奏。
 MYTHOSは、「フランスのエスプリを漂わせながら古典的な手法を大事にした演奏。ダイナミックでしなやか。色彩感豊かな音色。」と評していて、さらに「無伴奏演奏の頂点」と豪語している。
 そうしたらさっそくデモCD−Rを送ってくれたのでむさぼるように聴いた。
 ・・・ズバリ強烈。
 まるでむきだしの原石が何の躊躇もなく宝石店に並んでいるかのよう。あるいはこの演奏が終わったらふたりの情事が始まることを知っているかのよう。肉感的でスリリングで情熱的で感性豊か。最近リリースされたヴィリアンクールやクニャーゼフの素晴らしい演奏が、なんだかいやに軟弱に聴こえる。音質のよさもあるのだろうが、脳髄に直接’情’を注入されたような気になる。ときおり音程が外れかけたりすることもあるが、そういうことはこの演奏のすさまじさの前では瑣末なこと。これほど強烈な「無伴奏」は一度も聴いたことがなかった。
 
 フランス演奏家の歴史の奥深さを思い知った・・・。おそるべし。

ゴールドCD−R盤とPRO盤の2種類が用意されている。すべて受注生産となるため、完成まで1ヶ月ほどかかるとのこと。
惜しむらくはLP原盤の傷による音飛びが1箇所発生する。それを直さないのもMYTHOSらしいが、・・・くやしい。またレヴィの強烈なチェロの音をマイクが拾い切れないで悲鳴をあげているところがいくつかある。ご勘弁願います。

ASS-041
(2CD-R)
\1590
廃盤
Jacqueline Eymar / ジャクリーヌ・エマール (ピアノ)
 フォーレ:
  舟歌第2番、即興曲第2番、第5番、
  夜想曲第1番、第6番、ヴァルス・カプリス第3番
 ドビュッシー:
  アラベスク第1番、雨の庭、沈める寺、ミンストレル、
  アナカブリの丘、ゴリヴォグのケークウォーク、月の光、喜びの島
  1950年代後期 MONO録音
  10inch Le Chant du Monde LD−M8168 & LD−S8169
(ピアノ)ジャクリーヌ・エマール
 ブラームス:
  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24*
 ドビュッシー:
  6つの前奏曲第2巻より
  霧、枯葉、妖精たちはあでやかな踊り子、奇人ラヴィーヌ将軍
  月の光が降り注ぐテラス、花火
   1950年代&1940年代後期 MONO録音 
   10inch Le chant du Monde LD-S8198 *  & 8inch Melodia D004922/3
 フランスが生んだ女性ピアニスト、ジャクリーヌ・エマールの貴重すぎる音源の復刻。パリ音楽院にてイーブ・ナットに師事、個性豊かな気品に満ち溢れたスタイルは感動ものです。鋭い打鍵によってところどころに強いアクセントが散りばめられた厚みのある暗い色彩感にはいままでにない魅力を感じるピアニストです。(Ardmore Classics)
 ARDMORE M-007 で発売されていたフォーレとドビュッシー(廃盤)に、新たな発掘音源をあわせて発売。
 それにしてもこのADMOREは一体どこからどうやってこんな珍しい音源を集めてくるのか。今はほとんど忘れられているが、好事家にはことのほか愛されているジャクリーヌ・エマールのアルバム。ナットに師事したということ以外ほとんど知られていないが、この演奏を聴けばそのすごさは一目瞭然。LP2枚で20万を超える値段で取引されているというのも唖然だが(今回の分も合わせて4枚でいくらなんだろう)、それだけ強烈な魅力を持っているのである。
ASS-042
\1390
廃盤
アリア・レーベルに移行
Janine Andrade / ジャニーヌ・アンドラーデ (ヴァイオリン)
 モンドンヴィユ:ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ長調 *
 マテゾン:アダージョ・エスプレッシーヴォ (組曲ハ短調より) *
 リース:常動曲Op.34 *
 ペルゴレージ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調
 ラモー:ガヴォット(栄光の神殿より)
 パガニーニ:ラ・カンパネラ
  10inch Supraphon LPM 390 - 1956年1957年録音MONO
ジャニーヌ・アンドラード (ヴァイオリン)
アルフレード・ホレチェク (ピアノ)*
ヤン・パネンカ (ピアノ)
 なんだかアンドラード、ちょっとしたブームらしい。ARDMOREから次々と発売されるすばらしいコンチェルト録音が、ファンの間でいろいろ話題になっているらしい。ARDMOREの親父の鼻高々のドヤ顔が目に見えるようである。でも素晴らしいのはアンドラードであって、ARDMOREの親父ではない。

 そうしたらARDMOREがまた正体不明の真っ白なサンプルCD-Rを送ってきた。ARDMOREの親父がサンプルをこういう形で送り付けてくるときというのは、いやらしいくらい自信があるとき。・・・乗せられるのはいやだが・・・聴いてみるか。
 ヴァイオリンの小品集。でもあまり聞き覚えのない曲。演奏家も分からない。未知の曲だからか、すっとした近寄りがたい崇高さと、気高さを感じる。何か神がかった演奏。一転アクロバティックな曲では魅力的なヴィルトゥオーゾぶりを発揮。
 そのあとでようやく聴いたことのあるペルゴレージの作品が始まった。・・・これは・・・知っている。曲が、ではなくこの演奏を。
 そうか・・・ベストセラーになりながら廃盤になった日本コロムビアのスプラフォン・ヴィンテージコレクション31。・・・COCQ 83872 で出ていたアンドラードのヴァイオリン小品集だ。あのCDの後半に収録されていたモノラル録音集。
 コンチェルトのように天衣無縫ではないが、やはりこちらに半身を向けたような、ちょっと「すっとした」演奏。いかにもアンドラードらしい、すれ違った後にふと香った残り香のような演奏。

ASS-043
\1390
リヴィア・レフ
 「子供のための音楽集」

 モーツァルト:キラキラ星変奏曲
 ベートーヴェン:エリーゼのために
 シューマン:「子供の情景」〜鬼ごっこ 眠りに入る子供
 シューマン:「子供のためのアルバム」〜
  勇敢な旗手 民謡 楽しき農夫
 ドビュッシー:「子供の領分」〜2曲
 C.P.E.バッハ:ソルフェージェット
 J.S.バッハ:前奏曲
 ビゼー:「子供の遊び」〜こま
 フォーレ:組曲「ドリー」〜こもり歌
 ショスタコーヴィッチ:3つの幻想舞曲Op.5
 プロコフィエフ:「赤ちゃんの一族」第1組曲(ワルツ)
 ヴィラ=ロボス:「赤ちゃんの一族」第1組曲〜3曲
 ジョリヴェ:歌ナイーブ〜2曲
 コダーイ:7つのピアノ曲Op.11〜No.3
 バルトーク:「12の小品」〜1曲 「子供のために」〜2曲
  全15作品

  12inch Pathe DTX269 - 1950年代後期MONO録音
(ピアノ) リヴィア・レフ
 「クラシック名盤この1枚(光文社)」というかなりマニアックな本の中で三木茂という方が紹介していてずっと気になっていたアルバム。
「ジャケット写真の子供たちの様子をご覧になっていただければ、このディスクを聴いていただいたも同然。レフのピアノは、良い意味で「子供の目線」の高さである。聴いていて思わず楽しくなる演奏、というのは、とびっきりの技量とセンスとテンションの持続を兼ね備えることで成立する。この恐るべき「真実」は、このディスクを聴いて初めて実感できた。なんと理屈抜きにステキな時間!次から次へと登場する至福のひとときに、私は終わりの時間が来ないことを願いたくなってしまう。(クラシック名盤この1枚(光文社)三木茂氏)」

 リヴィア・レフは1916年ハンガリー生まれ、Hyperionから数枚のアルバムをリリース、90を超えても現役で活躍。一部のピアノ・ファンには熱烈に支持されている女流奏者。
 今回のアルバムはその彼女がLP初期に録音したもの。

ASS-044
\1390
モーリス・クリュー
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
   10inch Ducretet-Thomson 270C 007 -
   1950年代中期録音MONO
(ヴァイオリン)モーリス・クリュー
(ピアノ)ジャン=クロード・アングルべール
 パスカル弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン、モーリス・クリューの「クロイツェル」。意外な感じもするが、パスカルSQはフランスの弦楽四重奏団としては珍しくベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を録音した団体。でも第1ヴァイオリンのジャック・デュモンが注目を集めることが多いので、モーリス・クリューの「クロイツェル」はやっぱり意外か。聴いてみたい。

ASS-045
\1390
ショーヴトンのヴァイオリン・リサイタル集
 フォーレ:子守歌
 シューベルト:楽興の時
 ブラームス:ワルツ
 クライスラー:美しきロスマリン
 マスネ:タイスの瞑想曲
 メンデルスゾーン:春の歌
 サン=サーンス:「ノアの洪水」〜前奏曲
 トセリ:セレナーデ
 シューマン:トロイメライ
  全9曲

 7inch Lumen LD1-425A & 426A /
 1950年代後期録音MONO 
ミシェル・ショーヴトン (ヴァイオリン)
ブール・アンダーソン (ピアノ)
7inch盤は全部で6枚存在する。(オリジナル盤で再販はない)

 また知らない人がでてきた。ミシェル・ショーヴトン。MICHEL CHAUVETON。1929年生まれ。
 そう書くとすぐにARDMOREの親父から侮蔑と嘲笑に満ちた電話がかかってきて閉口することになりそうだが、実際聴いたことがないのだから仕方がない。LUMENやCHARLINに結構多くの録音が残っている。小品がほとんどのようだが、ハイドンのコンチェルト、フランクのソナタなどもあるらしい。フォーレやラロやライヒャ、シューマンのソナタも取り上げている。どんな人なのだろう。
 
ASS-046
\1390
ドヴィ・エルリのーツァルト
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調Kv.207
  同 第2番ニ長調Kv.211
 12inch (F)HMV FALP152 - 1950年代初期パリ録音MONO
(ヴァイオリン) ドヴィ・エルリ
アルトゥール・ゴルドシュミット指揮
コンセール・ラムール管弦楽団
 1928年生まれのフランスの名匠ドヴィ・エルリ。パリ音楽院を1等で卒業し、パスキエ、カザルス、エネスコに師事、1955年のロン・ティボー・コンクールで優勝した伝説のヴァイオリニスト。1950年代から60年代にかけてバッハから現代までのさまざまな作品を録音してディスク大賞を4度受賞している。伝説とはいえ1990年代になお現役として活躍していて、その名はときおりマニアの間でささやかれていた。惜しくもパリ10区で交通事故に遭って亡くなったが、それも授業でエコール・ノルマルに向かう途中だったという。
 そのドヴィ・エルリ、とにかくCDがほとんど出ていなかったが、今回ARDMOREから3枚目となるアルバム。名演の誉れ高いモーツァルト。


ARDMORE エルリの旧譜
M-024
\1390
ラロ:スペイン交響曲 ノルウェー狂詩曲
ラヴェル:ツィガーヌ*
 (1956年10月 パリ録音 LP Ducrete Thomson 320 C124)MONO
 (1950年代ライヴ録音 アセテート盤) MONO 
(ヴァイオリン)ドゥヴィ・エルリー
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮
フランス国立管弦楽団 *
ロンドン・フィル
M-038
\1390
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(ヴァイオリン)ドゥヴィ・エルリー
 セルジュ・ボド指揮 セント・ソリ管
  (LP Francais du Disque 64 1950年代中期録音)MONO
(チェロ)ギイ・ファロ
  アンドレ・ジューヴ指揮 南西ドイツ放送響
  (LP Ducrete Thomson 320 C129 1957年録音)MONO

ASS-047
\1390
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
      弦楽四重奏曲 *
 12inch Le Club Francais du Disque 32 -
 1950年代中期録音MONO
(ピアノ)クロード・エルフェ 
(ヴァイオリン)ドゥヴィ・エルリ
(チェロ)ロジェ・アルバン


シャンパイユ四重奏団 *
(第1ヴァイオリン)ジャン・シャンパイユ
(第2ヴァイオリン)ジョルジュ・バルボン
(ヴィオラ)モーリス・フッソン
(チェロ)マヌエル・レカセンス
 シャンパイユ四重奏団のラヴェルは数年前にACCORD でCD化されたがほとんど話題に上らないうちにあっという間に廃盤になった(61735-2)。知る人ぞ知る同曲の名演。

 「カルヴェ四重奏団の第1ヴァイオリンのジョゼフ・カルヴェ氏が去ったあと、第2ヴァイオリンのジャン・シャンパイユ氏が再結成したこの四重奏団は、録音こそわずかしか残していませんが、その実力は先輩格のカルヴェ、ブイヨン四重奏団にまったく引けを取らぬものです。とくにこのラヴェルの新録音に関しては、各楽章ごとの自然で確信に満ちたテンポや、前カルテット譲りの鋭敏な音感に加えて、アゴーギグ、ポルタメントをやや控えた品格の高さが仄かにエロスをも漂わせ、この四重奏団の楽曲への強い共感と解釈へのただならぬ自信を感じさせます。個人的には、レーヴェングート四重奏団のDG録音と並び立つ名演と思っています。(「クラシック名盤この1枚」高橋新人氏)」
 

ASS-048
\1390
ルーマニア放送弦楽四重奏団
 ラヴェル:弦楽四重奏曲へ長調

  10inch roumania electrecord MTS13/14 -
  1950年代後期録音MONO
ルーマニア放送弦楽四重奏団
(第1ヴァイオリン)ミルセア・ネグレスコ
(第2ヴァイオリン)イジドール・ヴェヒスラー
(ヴィオラ)マルセル・グロス
(チェロ)イオン・フォティノ
マニアには驚愕の高額ルーマニア盤。
ASS-049
\1390
パスキエ・トリオ
 ベートーヴェン:
  弦楽三重奏曲第2番ト長調Op.9-1 
  弦楽三重奏のためのセレナーデニ長調Op.8
   12inch Pacific LDA D220 - 1950年代後期録音MONO
パスキエ・トリオ
 ジャン・パスキエ (ヴァイオリン)
 ピエール・パスキエ (ヴィオラ)
 エティエンヌ・パスキエ (チェロ)
いまも熱烈なファンに支持されるパスキエ・トリオの貴重な3つのアルバムが登場。今回はかなりARDMOREも盤収集に苦心したと思われる。
ASS-050
\1390
パスキエ・トリオ
 
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
 ルーセル:
  フルート三重奏曲へ長調Op.40
  弦楽三重奏曲イ短調Op.58
   10inch Erato DP43-1 - 1950年代後期録音MONO
リュセット・デカーヴ (ピアノ)
ジャン=ピエール・ランパル (フルート)
パスキエ・トリオ


リュセット・デカーヴのアルバム

ARDMORE
ASS023
(2CD-R)
\1590
Lucette Descaves / リュセット・デカーヴ (ピアノ)
 アルベール・ルーセル:ピアノ作品集(10曲)
  組曲嬰ハ短調Op.14(4曲)
  田舎風の曲Op.5(3曲)
  疑い(1919)
  常動曲のカノン(1913)
  3つの小品集Op.49
  時は過ぎてゆくOp.1
  ソナチネOp.16
  詩神のもてなし(1920)
  人形にする話
  前奏曲とフーガOp.46
(F)12inch Disques Versailles MEDX12011/2 - 1950年代後期録音MONO
リュセット・デカーヴ(ピアノ)
 この盤、中古LP販売ショップを覗いたら数万円になっていて、それをARDMOREの親父に言ったら、「それは安いほうだし、おそらく盤質が良くない。いい盤だったらそんな値段では買えまへんで」と言われた。
 ARDMORE親父はいくらで手に入れたのかは聞かなかった。

 上記室内楽アルバムでも登場しているリュセット・デカーヴ。これはルーセルのピアノを聴く最高のアルバムと言われている。
 リュセット・デカーヴは1906年生まれの女流奏者(余計なお世話ですがジャケットに載っている男性はルーセル)。パリ音楽院でマルグリット・ロンに師事、一等賞で卒業。同時代の作品を多く手がけ、後にパリ音楽院教授となった。日本では無名だが、知る人ぞ知るフランスの名手。
 ルーセルのピアノ曲は有名ではないが、デカーヴの彫りの深い演奏はルーセルの骨太の音楽をしっかり描き出している。

ASS-051
\1390
パスキエ・トリオ
 フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
  10inch Columbia FC1057 - 1950年代中期録音MONO
マルグリット・ロン (ピアノ)
パスキエ・トリオ


パスキエ・トリオの旧譜

ASS-014
\1390
Trio Pasquier / パスキエ・トリオ
 モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調Kv.423 変ロ長調Kv.424
 モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調Kv.563 (弦楽三重奏による)+
パスキエ・トリオ
(ヴァイオリン)ジャン・パスキエ
(ヴィオラ)ピエール・パスキエ
(チェロ)エティエンヌ・パスキエ
(F)Les Discophiles Francais
 78rpm DF21/4 - 1940年代後期録音
 33rpm 12inch DF45 - 1950年代初期録音+
ニ重奏曲はSP盤のみの音源で初の復刻です。

 ディヴェルティメント変ホ長調Kv.563はパスキエ・トリオの十八番中の十八番。SP時代からステレオ録音にいたるまで、4回の録音を残している。これは2度目の1951年のモノラル録音。彼らの全盛期の代表的録音として知られていて、名演が比較的多いとされるこの作品において、いまだにこれ以上の演奏は出ないだろうといわれている。
 原盤はフランスのディスコフィルフランセのDF 45からのもの。この盤は2種類あり、通常のものは10インチ盤だが、これは12インチのウルトラレア盤より復刻されている。DF45の12インチはマニア垂涎の盤で10インチとは音が全く違うとのこと。中古LPはとても貴重なため想像通り非常な高値で取引されているらしい。ARDMOREの親父、よく手に入れた。
 ちなみにこの音源、実はMYTHOSからも(NR-6006)、M&Aからも(M&A 1233)、先日はGREENDOORからも(GD-2042)リリースされている。これだけ昔の音源が、4つのレーベルから復刻されているというのは、この演奏がいかに人気があるかを物語る。余裕のある方は比較してみても良いかも。
M-015
\1390
モーツァルト:フルート四重奏曲(全4曲)
  [1950年代録音 モノラル録音] (F)
   BAM LD 055 2回目の録音
(Fl)ジャン=ピエール・ランパル
パスキエ三重奏団
名手ランパル、若き日のモーツァルト。軽快で清らかな、うららかな春の日のような名演。決して華やかではないが、自然体で透明感に満ちた演奏。
ランパルはモノラル時代がもっとも素晴らしいといっていいかもしれない。
また今回の復刻は、弦が凄くリアルで生々しい音で感動して頂けます。
M-021
\1390
モーツァルト:フルート四重奏曲(全4曲)
  1946年録音 MONO  (F)BAM LD 03  
(F)ジャン=ピエール・ランパル
パスキエ三重奏団
モーツァルトのフルート四重奏は今回が1回目の録音で2回目の録音はアードモア(M015)にて好評発売中です。ランパルはモノ録音時代のほうが感性豊かで素晴らしい内容のアルバムが多いです。LP最初期BAM盤で、一部SP盤の復刻でランパルのデビューアルバムです。

ASS022
\1390
Robert Veyron-Lacroix / ロベール・ヴェイロン=ラクロワ (ピアノ)
パスキエ三重奏団
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Kv.478 第2番変ホ長調Kv.493
  (F)12inch BAM LD057 - 1950年代中期録音MONO
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ)
パスキエ三重奏団
ジャン・パスキエ(ヴァイオリン)
ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
エティエンヌ・パスキエ(チェロ)

ASS033
\1390
Trio Pasquier / パスキエ三重奏団
 モーツァルト:
  オーボエ四重奏曲へ長調Kv.370
  ピアノ三重奏曲ニ短調Kv.442より(Tempo di Minuetto)*
  ピアノ三重奏曲第4番ホ長調Kv.542*
   12inch BAM LD065 - 1950年代後期MONO録音
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ)*
ピエール・ピエルロ(オーボエ)
パスキエ三重奏団
(ヴァイオリン)ジャン・パスキエ*
(ヴィオラ)ピエール・パスキエ
(チェロ)エティエンヌ・パスキエ*


ASS-052
\1390
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
 べートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
  同第6番イ長調Op.30-1
   12inch Westminster WL5164
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
ジネット・ドワイヤン (ピアノ)

ASS-053
\1390
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.21-1
 同第10番長調Op.96
  12inch Westminster WL5176

ASS-054
\1390
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
 同第5番へ長調Op.24「春」
  12inch Westminster WL5247

ASS-055
\1390
べートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
 同第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
  12inch Westminster WL5275

ASS-056
\1390
べートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
 同第8番ト長調Op.30-3
  12inch Westminster WL5292
全て(1950年代初期録音MONO)
 1911年生まれ、ピエール・フルニエの弟であり、ジネット・ドアイヤンの夫であるところのジャン・フルニエのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集。ティボーに学び、バドゥラ=スコダ、ヤニグロとトリオを結成。今回の録音のように夫人との共演も多かった。ただこれまでベートーヴェンの「大公」は聴いたことがあったと思うのだが、このソナタ全集は聴く機会がなかった。一体どんな演奏なのだろう・・・。


ジャン・フルニエの旧譜

ASS029
\1390
Jean Fournier / ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
Ginette Doyen / ジネット・ドワイヤン (ピアノ)
ヘンデル:6つのヴァイオリン・ソナタ

 第1番イ長調 HWV.361
 第2番ト短調 HWV.368
 第3番へ長調 HWV.370
 第4番ニ長調 HWV.371
 第5番イ長調 HWV.372
 第6番ホ長調 HWV.373
  (12inch Vega C30 S182 & MT10180 - 1950年代後期録音)
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
ジネット・ドワイヤン (ピアノ)
好評発売中のシリーズを1枚にまとめて再リマスタリング発売のヘンデル作曲「6つのヴァイオリン・ソナタ」。
ASS-002
(2CD-R)
\1590
Jean Fournier ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
 ラヴェル:ツィガーヌ
  ジャン・フルネ指揮 パリ放送交響楽団
 ラヴェル:「マ・メール・ロワ」より第2曲(Petit Poucet)*
 パガニーニ:「24の奇想曲」より第13番変ロ長調
  (ピアノ)Jean Vigue*
  78rpm Pathe(F) PDT60/1 - 1940年代初期パリ録音
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
        レントより遅く (ワルツ)
  (ピアノ) ピエール・カブデヴィユ
  78rpm Pathe(F) PDT58/9 - 1940年代初期パリ録音
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調Kv.216 第5番イ長調Kv.219「トルコ風」
  ミラン・ホルヴァート指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
   33rpm Westminster (USA) WL5187 - 1950年代初期録音
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)

ASS-057
\1390
廃盤
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第9番変ホ長調Kv.271「ジュノーム」 
 同 第18番変ロ長調Kv.456  
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
カール・リステンパルト指揮
ザール室内管弦楽団
12inch Club National du Disque CND12 -  1950年代後期録音MONO

ASS-058
\1390
廃盤
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第14番変ホ長調Kv.449
 同 第27番変ロ長調Kv.595  
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
カール・リステンパルト指揮
ザール室内管弦楽団
12inch Club National du Disque CND13 -  1950年代後期録音MONO

 またものすごい鼻息でARDMOREの親父が新譜をリリースしてきた。「これ聴いたことがないようならレコード屋失格でっせ」・・・うーん、しかし生き恥をさらすようだが店主はその演奏どころかその名前すらほとんど聴いたことがない・・・アレクサンドル・セリエ。なんでもフランスではとんでもない高値で中古盤が取引されている神様のような人だという。きっとアリアCDの会員の方はよくご存知で今頃歓喜の声を上げているのだろうか。
 とりあえずサンプルを送ってくれているらしいのでできるだけ早く聴いてみます。ネットとかで調べてもなんだかすごいらしいので。
ASS-059
廃盤
ASS-060
廃盤

ASS-061
\1390
仮面カップル〜「ヴァイオリン・リサイタル集」
 プロヴォスト:間奏曲
 ポンセ:エストレリータ
 ウィンターニッツ:踊る操り人形
 ホイバーガー:真夜中の鐘
 ヴェチェイ:悲しみのワルツ
 ブランディ:オールド・リフレーン
 エルガー:愛の挨拶
 トセリ:セレナーデ
 ゲンス:スケルツォ
 ヴィエニャフスキ:奇想的ワルツ
 (他全14曲)
  10inch Philips (Holland) S06072R & S06024R -
  1950年代後期録音MONO
ロマノ・ルバート?(ジャケ表記) 
 実は、ナップ・デ・クリィン (ヴァイオリン)
ビアンカ・リトゥルノ?(ジャケ表記) 
 実は、アリス・へクシュ (ピアノ)
謎の偽名カップル・・・知る人ぞ知る噂の演奏!あと一枚オランダ盤に録音がある。ジャケ裏にはルバートに変装したクリィンの姿が掲載されているので正体があきらかになる。全てオランダのみのオリジナル盤で再発はされていない。(ARDMORE)
ジャケットがかわいい。

ASS-062
\1390
「6人のピアニスト」
 ラモー:タンブーラン
 モーツァルト:メヌエット
 シューマン:アラべスク
 べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
 ショパン:練習曲Op.25より第4番、第12番
 リスト:エステ荘の噴水
 フォーレ:夜想曲第4番Op.36
 ドビュッシー:水の反映
 ラヴェル:水の戯れ
 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」より断片
  12inch Club National du Disque CND8 -
  1950年代後期シャルランによる録音MONO
Pierre Maillard-Verger / ピエール・マイヤール=ヴェルジェ
Claude Helffer / クロード・エルフェ
Bernard Ringeissen / べルナール・ランジュサン
Jean Laforge / ジャン・ラフォルジュ
Babeth Leonet / バべト・レオネ
Jean-Paul Sevilla / ジャン=ポール・セヴィリャ
また不思議なアルバムを見つけてきたな・・・。

ASS-063
廃盤
A700-25に移行
こちら
リヴィア・レフ
ショパン:ワルツ集(17曲)
 第1番変ホ長調「華麗なる大ワルツ」Op.18
 第2番変イ長調「華麗なるワルツ」Op.34-1
 第3番イ短調「華麗なる円舞曲」Op.34-2
 第4番へ長調「華麗なるワルツ」Op.34-3
 第5番変イ長調Op.42
 第6番変ニ長調「小犬のワルツ」Op.64-1
 第7番嬰ハ短調Op.64-2
 第8番変イ長調Op.64-3
 第9番変イ長調「告別」Op.69-1
 第10番ロ短調Op.69-2
 第11番変ト長調Op.70-1
 第12番へ短調Op.70-2
 第13番変ニ長調Op.70-3
 第14番ホ短調
 第15番ホ長調
 第16番変イ長調
 第17番変ホ長調
リヴィア・レフ (ピアノ)
12inch (UK)London Ducretet-Thomson DTL93088 - 1950年代中期録音MONO
ASS-064
(2CD-R)
\1590

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

 
第1番へ長調BWV.1046 (ヴァイオリン) シモン・ゴールドベルク  (オーボエ) グスタフ・クレン
  78rpm Brunswick 90302/4 - 1933年録音MONO
アロイス・メリヒャル指揮
ベルリン・フィルハーモ二ー管弦楽団
第2番へ長調BWV.1047 (ヴァイオリン) シモン・ゴールドベルク
(チェロ) ハンス・ボッタームント
(トランぺット) パウル・スポーリ
(フルート) アルベルト・ハルツァー
(オーボエ) グスタフ・クレン 
  78rpm Polydor 27293/4 - 1932年録音MONO
第4番ト長調BWV.1049 (ヴァイオリン) シモン・ゴールドベルク
(フルート) アルベルト・ハルツァー & ハインツ・ブライデン
  78rpm Brunswick 90246/8 - 1933年録音MONO
第5番二長調BWV.1050 (ヴァイオリン) ジークフリート・ボリース
(フルート) フリードリヒ・トーマス
(チェンバロ) フランツ・ルップ
  78rpm Polydor 15073/6 - 1934年11月録音MONO
第6番変ロ長調BWV.1051 (ヴィオラ) ラインハルト・ウォルフ & クルト・オーバーレンダー
(チェロ) ウォルフラム・クレーバー  他
 78rpm Polydor 15066/7 - 1933年録音MONO

第3番ト長調BWV.1048 ウィルへルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  78rpm Polydor 95417/8 - 1930年録音MONO
フルヴェンの第3番以外はあまり知られていない、ベルリンフィル当時のソリスト達。

ASS-065
\1390
モーリス・ジャンドロン
 〜「チェロ小品集」
 リムスキー=コルサコフ:歌劇「サルタン皇帝の物語」〜
  熊蜂の飛行
 サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」〜白鳥
 シューマン:「子供の情景」〜トロイメライ
 ヘンデル:ラルゴ
 ポッパー:セレナーデ
 ドヴォルザーク:ユモレスク第7番
 フィッツェンハーゲン:常動曲
 クライスラー:愛の悲しみ
 モシュコフスキー:ギターレ
 バッハ:コラールBWV.639
 (全10曲)
  10inch Philips G05 420R - 1950年代後期録音MONO
(チェロ) モーリス・ジャンドロン
(ピアノ) ピーター・ガリオン
ASS-066
\1390
バッハ:
 2つのヴァイオリンのための協奏曲二短調BWV.1043*
 ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調BWV.1060
  10inch Ducretet Thomson 270C 081 -
  1950年代中期MONO
(ヴァイオリン) ドゥヴィ・エルリ* &アンリ・メルケル*
(ヴァイオリン) ラインハルト・バルヒェット
(オーボエ) クルト・カルムス
クルト・レーデル指揮
ミュンへン・プロ・アルテ室内管
 エルリとメルケル、そしてバルヒェットとカルムスによるバッハ!

ASS-067
\1390
廃盤
パウル・バズレール:
 フランス組曲Op.114 葬送曲Op.120
 7inch Ducretet Thomson 450C 086 -
 1950年代後期録音MONO
ギ・ファロ (チェロ)
モ二ク・ファロ (ピアノ)
フォーレ:
 エレジー 子守歌
 紡ぎ歌  パピヨン(4曲)
ジャック・セール (チェロ)
アディ・レイヴァストル (ピアノ)
7inch (F)SATURNE MAS5003 - 1950年代後期録音MONO
フランス盤デクレテとサチュルヌの珍品7inch!

ASS-068
\1390
フバイ:
 チャールダッシュの情景第2番、第4番「へイレ・カティ」 西風
 ハンガリー詩曲第6番 他
 10inch Hungary Qualiton HLP SZK3527 - 1956年録音MONO
エミール・テルマニー (ヴァイオリン)
アネット・シェラー=テルマニー
(ピアノ)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 (テルマニー編)
シべリウス:5つの田園舞曲より第1番
 (ピアノ) G.V.ヴァサへーリ
  78rpm Gramophone DB2798 -1936年録音MONO
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
  78rpm Tono X25005 - 1930年代録音MONO
エミール・テルマニー (ヴァイオリン)
トマス・ヤンセン指揮
チボリ・コンサート管弦楽団
幻のヴァイオリニスト、エミール・テルマニーがついに登場。
 

ASS-069
\1390
ラヴェル:弦楽四重奏曲へ長調
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
 12inch (F) Pacific LDP-F48 - 1950年代初期録音MONO
パレナン四重奏団

ASS-070
\1390
モーツァルト:
 弦楽四重奏団第17番変ロ長調Kv.458「狩」
 同第19番ハ長調Kv.465「不協和音」
  12inch Vega C30 S133 -
  1950年代中期録音MONO
パレナン四重奏団

ASS-071
\1390
モーツァルト:
 弦楽四重奏曲第21番二長調Kv.575
 同第22番変ロ長調Kv.589
  12inch Vega C30 S205 -
  1950年代中期録音MONO
パレナン四重奏団
ウエストミンスター盤では未発売

ASS-072
(2CD-R)
\1590
廃盤
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調Kv.207
 第2番二長調Kv.211
 第7番二長調Kv.271a(偽作)
アイダ・シュトゥッキ (ヴァイオリン)
グスタフ・ルント指揮
シュトゥットガルト・トンスタジオ管弦楽団
モーツァルト:
 ロンド変ロ長調Kv.269 ハ長調Kv.373
 アダージョホ長調Kv.261
グスタフ・スヴェルドストレム (ヴァイオリン)
グスタフ・ルント指揮
シュトゥットガルト・トンスタジオ管弦楽団
12inch Period PLP549 & Classic CL6095 - 1951年録音MONO
 カール・フレッシュの弟子、アイダ・シュトゥッキは日本ではさほど有名ではないが「ヴァイオリン演奏の技法」の著者で名ヴァイオリニストを何十人も育てたカール・フレッシュの弟子で、アンネ=ゾフィー・ムターの先生でもあった。もちろんCDはあまり出ていないが、DOREMIが大掛かりな復刻体制をとっている。
 こんな立派なサイトも存在する。
 http://www.aida-stucki.com/index.php?go=start&lang=en

ASS-073
\1390
廃盤
ジャンヌ=マリー・ダルレ (ピアノ)
ショパン:練習曲集Op.10 (全12曲) Op.25 (全12曲)

 10inch Pathe 33DT 1016 & 1017 -
 1952年録音MONO
ジャンヌ=マリー・ダルレ (ピアノ)
 

ASS-074
\1390
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
チャイコフスキー:
 「無言歌」 「スケルツォ」
 「感傷的なワルツ」 
 「アンダンテ・カンタービレ」
 「ワルツ」  
 「ただ憧れを知るもののみが」
 「ロシアン・ダンス」
ヴィエ二アフスキー:

 「レジェンド」
 「マズルカ 二長調・イ短調・ト短調」
 「ポロネーズ・ブリランテ」
  (全12曲)
  12inch RCA LM1740 - 1950年代中期録音MONO
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
ジョゼフ・セイガー(ピアノ)
 

ASS-075
\1390
ファリャ:7つのスペイン民謡
 7inch Ducretet Thomson LPP8640 -
 1950年代中期録音MONO
(S) アンパリート・ぺリス
(P) ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタン
ファリャ:
 協奏曲(チェンバロ、フルート、オーボェ、クラリネット、
 ヴァイオリンとチェロのための)
 歌曲「プシュケー」(フランス語)
 ドビュッシーのオマージュ
 コルドバのソネット
 10inch Ducretet Thomson 260C 088 -
  1950年代後期録音MONO
(S) ピエロット・アラリー
(S) マリア・カレスカ
(G) ミルドレッド・クラリー
(Cemb) フランク・ベルグ
(Fl) ジャン=ピエール・ランパル
(Ob) ピエール・ピエルロ
(Cl) ジャック・ランスロー
(Vn) ロベール・ジャンドル
(Vc) ロべール・べックス
(Hp) ザビーヌ・二コレスコ
ピエール・ジャメ五重奏団
 

ASS-076
\1390
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
パガニー二:
 ソナタホ短調Op.3
 魔女たちの踊りOp.8 うつろな心による変奏曲ト長調
モーゼの主題による変奏曲  鼓動の声Op.13
サラサーテ:アンダルシアのロマンス
ファリャ:ホタ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ヴィ二エャフスキ:ポロネーズ (全9曲)
 12inch Pretoria 30CL8011 & 7inch Roxane#2 - 1959年録音MONO
 
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
A.ベルトラミ (ピアノ)
A.コラール (ピアノ)
 パガニーニ国際コンクール第1位の翌年に録音された、まさに情熱と技巧が一体となった演奏。
 
ASS-077
\1390
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
ヴィ二エャフスキ:
 ヴァイオリン協奏曲第2番Op.22より(第1楽章)ピアノ伴奏
ショパン:
 夜想曲第8番変二長調Op.27−2
 第2番変ホ長調Op.9−2
マスネ:タイスの瞑想曲
フバイ:へイレ・カティ
バッハ:
 G線上のアリア
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より(シャコンヌ)
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番より(フーガ)
A.C.マッケンジー(1847-1935):
 べネディクトゥス第3番
ブラームス:ハンガリー舞曲第7番
(全10曲)
 78rpm Gramophone D529 D1223 D1288 D875/6 E269 07939 E153
 1924年1925年1927年録音MONO
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
エレン・ビーティー(ピアノ)
ハミルトン・ハーティ(ピアノ)
 イゾルデ・メンゲス(1893-1976)はイギリスの伝説の女流ヴァイオリニスト。
ASS-078
\1390
ジャンヌ=マリー・ダルレ
リスト:パガ二ー二による大練習曲第5番ホ長調「狩」
リスト:超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
ショパン:練習曲Op.25-1 Op.25-6 Op.10-4
イシドール・フィリップ:Caprice en Double Notes
ラフマ二ノフ:幻想的小品集Op.3〜前奏曲  前奏曲Op.23
バッハ:無伴奏パルティータ第3番〜前奏曲(Mangiagalli 編)
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番Op.24〜第4楽章
サン=サーンス:トッカータOp.111−6
 78rpm Vocalion X9189 K05062 Pathe PDT 83 92 他

サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
 ポール・パレー指揮  コンセール・コロンヌ管弦楽団
  78rpm Pathe PDT 167/9 - 1948年録音MONO
(ピアノ)ジャンヌ=マリー・ダルレ
 リリースされるたびに騒ぎになってるジャンヌ=マリー・ダルレ、新たに1タイトルが追加。後半はパレーとのサン・サーンス2番!

 

ASS-079
\1390
グィラ・ブスタボ?謎の音源
 パガ二ー二:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.6〜
  Allegro maestoso (アウグスト・ヴィルヘルミ編)
 ショーソン:詩曲 (ソリストと演奏者,録音日不明)
グィラ・ブスタボ? (ヴァイオリン)
ベルティル・ヴェツェルスベルガー指揮
ミュンヘン放送管弦楽団?(ナチス時代の放送オケでしょう)
1943年4月4日 ミュンヘン? ライヴ録音MONO
12inch (USA) Royale 1339

 なにかと謎の多い覆面レーベルRoyale・・・今回は期待以上のお宝音源か!?
 驚愕のパガ二ー二!ソリストが凄い演奏だ。だれだ・・・是非確かめてください。(演奏会場にはナチ親衛隊の姿も?)
 もしかして、ショーソンもブスタボ? 謎だがこれまた良い演奏。
 この録音のあと、E.ヨッフム指揮ベルリン・フィルとブスタボは1943年4月9日ベルリンにて、シべリウスのヴァイオリン協奏曲をコンサートで演奏した記録がある。(ARDMOREより)

*****

 ひさしぶりにARDMOREのオヤジが興奮して電話してきた。
 ブスタボのパガニーニを出すという。
 いや、それ普通に出ているし。GREENDOORで。
 ・・・と思ったが、どうやらその音源とは別のものらしい。
 Royale 1339 12inchで出ていたものがどうやらブスタボのもではないかというのである。
 ブスタボといえばシベリウスの協奏曲で知られる幻の女流奏者。店主も今からかれこれ15年ほど前にリリースされたレア盤で身も心も魅了された覚えがある。しかし録音も少なければCDも少なく、今では完全に幻と化している。
 ただ今回の音源、LPのジャケットは Karl Brandt ヴァイオリンとなっている。だがそれは覆面らしい。
 ARDMOREがブスタボだという根拠はレパートリーが似通っていること、録音することが可能であること、そしてその熱い演奏。
 なので確定ではない。ARDMOREとしては「是非確かめてください」ということらしい。なのでARDMOREのオヤジの目利きに興味がある方はどうぞ。


******

 グィラ・ブスタボ。
 1919年生まれのアメリカ人。
グィラ・ブスターボ(1919-2002)はアメリカのウィスコンシン州生まれのイタリア系女流ヴィオリニスト。第2次世界大戦中ドイツで活躍した。パーシンガー、エネスコ、フバイに学んだというが、詳しいプロフィールはわからない。
 ドイツ・コロンビアにシベリウスとパガニーニの協奏曲を録音していて、他に小品が数曲英コロンビアにあった。
 彼女は晩年インスブルックの音楽院で後進の指導にあたっていたが、結局録音もあまり多く残さなかった。
 


グリーンドアの復刻

GREEN DOOR
GD-2018
1CD\2520
グィラ・ブスターボ(Vn)/SP盤復刻
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47
 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 Op.6
グィラ・ブスターボ(Vn)
フリッツ・ザウン指揮
ベルリン国立管
 イグナティウス、ヌヴー、フリード、ヘンデル、ウィックス、ナージャ、ムター、となぜか女性ヴァイオリニストに優秀な録音が多いこの作品にあって、ひときわ抜きん出る伝説的名演として知られるブスタボの演奏。

 40年代の録音なので音質はあまりよくないが、そのヴァイオリンの音色のなんとなまめかしいことか。
 これほどの色気をヴァイオリンに託することができたのはヴァイオリン史上彼女ただ一人だろう。・・・その妖艶さには、くもの糸にかかった羽虫のように身動きすることすら許されない。
 あまりに猥らな第1楽章のラスト。この曲で思わず禁断の情事を連想させるような演奏がこれまであっただろうか?
 あまりに切ない第2楽章。この曲で涙を誘うことができた演奏がこれまであっただろうか?
 あまりに激しい終楽章。この曲の超絶技巧的パッセージのひとつひとつに、ここまで燃えるような情熱を注ぎ込んだ演奏がこれまであっただろうか?

 一度だけCD化されたがすぐに完売となりその後二度と市場に出ることはなかった。(店主は絶対に持っているはずだったのに、あるとき気づいたらどんなに探しても棚になく、それから1ヶ月落ち込んだ。)また2年前にドイツからCD-Rで復刻されたが3枚組で¥7000を越す高値だったこともありあまり市場には歓迎されなかった。
 グリーンドア、快挙である。


ASS-080
\1390
廃盤
カミラ・ウィックス (ヴァイオリン)
 シべリウス:ヴァイオリン協奏曲二短調Op.47

  12inch (UK)Capitol CTL7026 - 1952年2月録音MONO
カミラ・ウィックス (ヴァイオリン)
シクステン・エールリング指揮
ストックホルム放送響
 

 カミラ・ウィックスのシべリウス「ヴァイオリン協奏曲」がARDMOREから復刻された。
 昔のコメントを引用してみましょう。

 「この曲には数々の名演があり、CD−Rではブスタボやクレーメル、トゥルバン、CDならムター、ヘンデル、フリード、イグナティウス、ウィックス。実に恐るべき名演がひしめく。」・・・・。
 そこにさらにクラッゲルード、すでに亡くなっているがコルサコフの名演まで参入してきた。
 それらの録音の中にはずっと入手できないものもあったが、ブスタボが復活し、イグナティウスも復刻。残るはいよいよウィックスだけだった。
 そのカミラ・ウィックスの録音がついに復活した。15年前、この演奏が聴きたいばかりに、2万数千円する東芝EMIの「ヴァイオリンの巨匠たち」という10枚組みCDボックスを買った人も多いと思う。
 そのカミラ・ウィックスのシベリウス。
 彼女の演奏を聴いたシベリウスは「この曲の最高の解釈者」と激賞。それによって彼女は活動の場をアメリカから北欧に移した。今回の録音はその逸話もさもありなん、と思わせるおそるべき演奏。

 もともとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴くと、彼のシンフォニーや管弦楽作品、室内楽作品との類似点はあまり見出せない。そのほとばしる情熱は、1,2番や「カレリア」で聴ける情熱とは別種のもの。いわば彼のシンフォニーがクールでダイナミックな男性的ロマン、また管弦楽作品と室内楽・器楽作品が北欧の伝説的ロマンに満ちているのに対し、このコンチェルトだけは優美で情熱的な女性的ロマンにあふれた作品になっている。熱烈なシベリウス・ファンだからこそあえて言うが、このコンチェルトはシベリウスの他曲とは少し趣をことにする異端的作品である。
 ところがこのウィックスの演奏だけは、この作品がシベリウスの曲であることを激しく感じさせてくれる。
 伴奏が先日亡くなった名匠エールリンクであることも大きいと思うが(実際それはそれはすごい伴奏。)、ウィックスの気質を示したかのような知的で抑圧されたヴァイオリン、その湖の底まで見通すようなシャープでクールなヴァイオリンを聴くと、この曲が間違いなくシベリウスの作品であったと思わせてくれる。先ほどあげたすさまじい爆演・絶演・怪演・熱演、いずれもものすごい演奏だったが、そこからシベリウスを感じることはなかった。しかしこの演奏だけは、違う。シベリウスなのである。他の演奏とは次元が違うのである。
 これほどクールで楷書的なヴァイオリンでこれほど首根っこを掴まれてムギュと地べたに叩きつけられるとは。これがシベリウスが求めていた演奏だったとしたら、これまであげてきた情熱的爆演系演奏はすべて破棄しないといけないことになる・・・。
 いや、そこまでは思うまい。しかしそこまで考えさせられてしまうショッキングな演奏である。」

  まあ、それはそれとして、珍しくしおらしいちょっと落ち込み加減でARDMOREの社長が電話してきた。
 「今度ウィックスのシベリウスが出るんやけど・・・それはいい音で復刻してまっせ」
 「それにしてはなんか元気ないじゃん」
 「具合のいいLPを手に入れて、いい感じで復刻できましたん・・・やけど、BIDDULPH盤には及ばないといわれるかもしれまへん。」
 「そうなの?」
 「でも言い訳するわけやありまへんけど、LPからはどんなにやってもあんな音にはなりまへん。BIDDULPH盤は音源が書いてまへんし、普通にLPから復刻したらあんな音になるわけありまへん。そうとう音をいじってないとあんな音にはなりまへん。そこんところを書いといてくれまへんか。」
 「BIDDULPH盤、そんなに音がよかったかね・・・まあ正直でいいじゃんか。」

 ということで贈られたARDMORE盤のウィックスのシベリウス。BIDDULPH盤(現在は入手困難)は改めて聴いてみると確かに重量感があってよくできていたが、ARDMORE盤ももちろん決して悪い復刻状況ではなかった。というか久しぶりにまたウィックスの感性に引きずり込まれた。
 

ASS-081
\1390
廃盤
カミラ・ウィックス (ヴァイオリン)
 1940年代後期録音&1962年ライヴ
クライスラー:中国の太鼓
E.v.コック:ダンス第2番
 78rpm 10inch metronome B607 - 1940年代後期録音MONO
カミラ・ウィックス (ヴァイオリン)
Robert Levin (ピアノ)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番ホ短調Op.72
シューベルト:アヴェ・マリア
 78rpm 12inch Cupol 6002 - 1940年代後期録音MONO
カミラ・ウィックス (ヴァイオリン)
Kare Siem (ピアノ)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.77 〜
  第1楽章 (Allegro non troppo)
   Private 10inch - 1962年ライヴ録音?MONO
カミラ・ウィックス (ヴァイオリン)
ローリス・ジョーンズ指揮
ロングビーチ響
 そして貴重なウィックスの小品、さらにはブラームスの協奏曲の一部が登場した。ブラームスでは拍手が入るらしい。
 さっそくサンプルを聴いているが、冒頭の異常な躁状態のクライスラー、深々とした「アヴェ・マリア」、そしてクール・ビューティーの趣のブラームス第1楽章(お願いだから続きを聴かせてくれ・・・ないんだろうけど)・・・ウィックスの多様なキャラをまざまざと見せつけられた。
 小品のほうは、CDはもちろんLP復刻もないお宝音源。ブラームスのライヴは、プライベートのLP盤のみ存在していたとのこと(そうとうなレア盤らしい。)。音質も信じられないくらい良好。
 ウィックスが気になる人は聴いておいて損はしないと思う。・・・というか、聴いておいたほうがいい。

ASS-082
\1390
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
バッハ:フランス組曲第6番ホ長調BWV.817
ハイドン:ソナタ二長調
ベートーヴェン:「11のバガテル」Op.119より(3曲)
ウェーバー:常動曲(ピアノ・ソナタOp.24より)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調Kv.331「トルコ行進曲付き」
シューマン:「飛翔」Op.12-2   「なぜ?」Op.12-3
ブラームス:狂詩曲ト短調Op.79−2

 12inch Club National du Disque CND48 - 1950年代中期録音MONO
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
 先日リリースされてピアノ・ファンを歓喜の渦に巻き込んだアレクサンドル・セリエ、その50年代のソロ録音が登場。以前グリーンドアからも復刻されたもの。
 

アレクサンドル・セリエ旧譜

ASS-057
\1390
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第9番変ホ長調Kv.271「ジュノーム」 
 同 第18番変ロ長調Kv.456  
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
カール・リステンパルト指揮
ザール室内管弦楽団
12inch Club National du Disque CND12 -  1950年代後期録音MONO

ASS-058
\1390
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第14番変ホ長調Kv.449
 同 第27番変ロ長調Kv.595  
アレクサンドル・セリエ (ピアノ)
カール・リステンパルト指揮
ザール室内管弦楽団
12inch Club National du Disque CND13 -  1950年代後期録音MONO

 またものすごい鼻息でARDMOREの親父が新譜をリリースしてきた。「これ聴いたことがないようならレコード屋失格でっせ」・・・うーん、しかし生き恥をさらすようだが店主はその演奏どころかその名前すらほとんど聴いたことがない・・・アレクサンドル・セリエ。なんでもフランスではとんでもない高値で中古盤が取引されている神様のような人だという。きっとアリアCDの会員の方はよくご存知で今頃歓喜の声を上げているのだろうか。

グリーンドア盤

GDCL-0064
\2520
アレクサンダー(アレクサンドル)・セリエ/ドイツのピアノ名曲集
 解説:林秀樹
 J.S.バッハ:フランス組曲第6番 ホ長調
 J.ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI:37
 ベートーヴェン:3つのバガテル op. 119
 ウェーバー:常動曲 プレスト(ピアノ・ソナタ第1番より)
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」 
 シューマン:飛翔/なぜ?
 ブラームス:狂詩曲 Op.79-2 ト短調
  ( CLUB NATIONAL DU DISQUE  CND 48 )
アレクサンダー(アレクサンドル)・セリエ(P)
 ドイツの名匠ピアニスト、アレクサンダー・セリエを復刻。『ワルター・ギーゼキング友の会』の為に僅か100枚のみプレスされたLPより。
 ジャケットには師ギーゼキングの次のやうな印象深い賛辞、『セリエはピアノの為に書かれた偉大な作品を非の打ち所の無い優れた審美感と深い表現でもって演奏する真摯なピアニストである。彼の演奏に耳を傾けるときはいつも本物の音楽を聴いているのだという至福に満たされる(1956年7月)』、が掲載されている。


ASS-083
廃盤
アリア・レーベルに移行
ローザ・ファイン
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための「幻想曲」 ハ長調D.934 *
ロカテッリ:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.6
サラサーテ:バスク奇想曲Op.24
 12inch Melodiya D013935/6 - 1950年代後期MONO
(ヴァイオリン)ローザ・ファイン
(piano)ボリス・ぺトルシャンスキー * &
エウゲ二ー・エビシュタイン
タルティー二:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ヴィエ二アフスキ:スケルツォ=タランテラ Op.16
 10inch ETERNA 720110 - 1957年録音MONO
(ヴァイオリン)ローザ・ファイン
(piano) イナ・コレゴルスカヤ
 
ASS-084
\1390
廃盤
アリア・レーベルに移行
ローザ・ファイン
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
クライスラー:愛の喜び
イザイ:エクスタシー
ラヴェル:「クープランの墓」より リゴドン
ヴィヴァルディ:「ソナタ」 より アダージョ
ヴィエ二ャフスキ:エチュード・カプリース第4番 イ短調Op.18
 10inch Melodiya D5572/3 - 1950年代後期MONO
(ヴァイオリン)ローザ・ファイン
(piano) I.Zaitseva
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ラフマ二ノフ:ヴォカリーズ Op.34
ヴィヴァルディ:ソナタ 二長調RV.10
ヴィエ二ャフスキ:「華麗なるポロネーズ」第1番二長調Op.4
 12inch Melodiya D016595/6 - 1950年代後期MONO
(ヴァイオリン)ローザ・ファイン
(piano) エウゲニー・エビシュタイン
 1929年生まれ、ソビエトの女流ヴァイオリニスト、ローザ・ファイン。
 ダヴィド・オイストラフの弟子であり、1957年第3回ヴィエニャフスキー・コンクール優勝。現在ではほとんど知る人はいないが、メロディアにはモーツァルトやヴィエニアフスキの協奏曲を残していた。小品も少なからず残っている。

 ・・・いや、これを聴く限り「小品」じゃない。

 深く太い、まさに師を思わせる濃厚演奏。ときにグググと地の底から音が出てきて心臓をつかまれそうになる。さらにそこに師匠にはなかった女性的「情」も加わる。あえていうならば「重量級濃厚小品」。当然ブラームスのソナタなど、濃芳醇どぶろくの味わい。(そういえばこのブラームスのソナタが入ったLPだけでも中古ではとんでもない値段だといっていた。)
 いずれにしても女流ヴァイオリニスト・ファンにはちょっと堪えられないとおもう。
 店主も最近このアルバムばかり聴いている。・・ローザ・ファイン・・・こんな人がいたのか。

 

ASS-085
\1390
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン
 べートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.「悲愴」  ++
  同 第14番嬰ハ短調Op.27−2「月光」 ++ *
   10inch HMV FBLP1032 - 1950年代初期録音MONO ++
   78rpm (F)HMV DB11165/6 - 1947年録音MONO *
(ピアノ)アリーヌ・ヴァン・バレンツェン
 下の「熱情」と合わせてなんとバレンツェンのベートーヴェン3大ソナタが揃ってしまう、ということになる。
 「熱情」ほどムチャはやっていないが、「月光」終楽章の完全に自分の世界に浸りきった没入型演奏は、まさにこの人の真骨頂。


旧譜/バレンツェンの「熱情」
ASS-003
\1390
バレンツェンの「熱情」
 リスト:「巡礼の年」第3集よりエステ荘の噴水
 ドビュッシー:「映像」第1集より水の反映 「版画」より雨の庭
 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(第1,2巻)*
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番へ短調「熱情」+
  33rpm プライベート盤(10inch) XPM110 - 1950年代後期録音+
  78rpm Gramophone DB5181/2 & DB11150/2 - 1941年*&1947年+ パリ録音
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン (ピアノ)
とんでもない録音がやってきた。なんなんだ、この「熱情」は!

1897年にアメリカで生まれ、幼くしてパリへ移住したバレンツェン。
パリ音楽院に入学しロンらに学んだ後、わずか11歳でプルミエ・プリ(第1位)を取って卒業(同じく1位だったのがユーラ・ギュラー、そして2位がハスキルだった。なんという年だ。)。またウィーンでは巨匠レシェティツキにも学んだ。
その演奏はズバリ自由奔放。ムチャクチャ・・・の一歩手前。パリ音楽院で長らく教授活動をしていたというが、こんな人に教えられたら一体どういうことになるのか(こういうことになる、といういい例がシプリアン・カツァリスだったりする。なるほど。)。
これまでほとんどCD化されなかったのでその演奏を聴く機会は極めて限られていたが、ここでARDMOREがいきなり2枚も復刻盤を出してきた。

1枚目はTrianon というところから出ていたらしいファンにとっては幻の名盤。
素敵な小品ばかりを集めたアルバムなのだが、このとびっきり個性的なピアノには正直面食らった。もう自由自在。自分の感性だけを信じて、あとは出たとこ勝負。しかしその感性がそうとうに研ぎ澄まされているんだろう・・・流れ出てくる音楽は清冽きわまりない。音符が漫画のように弾け飛ぶ。昔はやっぱりこういう人がいたんだ。

そして今回やってきたのがベートーヴェンの「熱情」を含むアルバム。
これが先ほどの盤以上に異常。とくに「熱情」終楽章の異常な追い込みは、戦前のギーゼキング(NAXOS 8.112063 \1100)、ポリーニの1986年ライヴ(FKM-10101CD-R\1390)に勝る・・・というか別次元。今まで聴いたこともないような異様な解釈。途中など指のもつれなのかそういう解釈なのか分からなくなる。3回くらい椅子から転げ落ちると思う。そして彼女は自分勝手に突き進んで自爆を遂げる。なんにしてもバレンツェン、おそるべき個性を持った怪物。聴いておいて損はない。
 

ASS-086
\1390
廃盤
マグダ・タリアフェロ
 シャブリエ:「スケルツォ・ワルツ」 「絵画的小品集より牧歌」
 セヴェラク:ラバ引きたちの帰還
 アーン:「狂ったナイチンゲール」より(第16曲)
 サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲
 ドビュッシー:
  「ピアノのための」(プレリュード サラバンド トッカータ)
  アラべスク第1番 第2番  「喜びの島」
   12inch Erato EJA12 - 1961年10月録音STEREO
(ピアノ)マグダ・タリアフェロ
 あまりにおしゃれでキュートで、これがあのタリアフェロかと疑ってしまったが、この絶妙な「粋」というのも間違いなく彼女の大きな魅力のひとつなのだろう。何をやってもはまるのだ。
 貴重なステレオ録音である。
 

ASS-087
\1390
マグダ・タリアフェロ
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番へ長調Op.103「エジプト風」
 ジャン・フルネ指揮 コンセール・ラムルー管弦楽団
  10inch Philips N00664R - 1953年録音MONO
 ショパン:
  華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
  ワルツ第5番変イ長調Op.42
マグダ・タリアフェロ (ピアノ)
ジグムント・ディガット
 ショパン:
  子守歌Op.57 
  マズルカ第2番Op.6−2 第23番Op.33−2  
  ノクターン第7番Op.27−1
   10inch Ducretet-Thomson LP 8737 - 1950年代録音MONO
ジグムント・ディガット (ピアノ)
 先日、同じARDMOREのジャンヌ=マリー・ダルレによるサン=サーンスのピアノ協奏曲全集(FOURES-6)を絶賛する際に、評論家の谷戸基岩氏の「これを凌駕できるのはタリアフェロの5番だけ。」というコメントを紹介した。
 そのタリアフェロの5番である・・・。
 あのダルレを凌駕するというタリアフェロの5番。カザルス、コルトー、アルベニス、ファリャ、アーンに愛され、20世紀最高の女流奏者と言われたタリアフェロの・・・伝説的演奏。
 これがまあ、やっぱりすごい。かっこいい。並み居る男たちの名演と比べても、格段に男前。見得の切り方にすごみがある。下でも書いたが、世界で彼女だけが持ちうる独特の舞踏感覚。間合い。リズム。
 多くの同時代人を魅了し、録音から半世紀、ずっと多くの未来人を魅了してきたのも当然といえば当然の、これぞまさに名演。


 しかしこのアルバムの主役は、実はタリアフェロだけじゃなかった。とんでもない演奏がそのあとに続く。
 ジグムント・ディガット。
 1894年生まれのポーランドのピアニスト。今ではその名を知る人はほとんどいないが、ルービンシュタインと並ぶパデレスキーの愛弟子だった。
 しかしルービンシュタインと比べるのが悲しいほどにその録音は少ない。今回登場した4曲と、あと数曲残されているだけ。
 が・・・このショパンがすごい。
 なんともデリケートでナイーヴ。まるでパリのサロンでショパンが弾いているかのような、そんな思いにさせてくれる美しく透き通った演奏。白い陶器でできた像のような、鍵盤の上をなぞる青白い指が見えるような、こんな優美な演奏があったとは。
 この人、ただものじゃない。

 ひとつお願いがあります。
 タリアフェロが終わったとき、一度演奏を止めてほしいんです。そしてちょっとコーヒーでも飲んで、それから・・・心が落ち着いてから、ディガットを聴いてほしいんです。
 二人の演奏は混じってはいけないから。


マグダ・タリアフェロ旧譜

ASS-008
\1390
ファリャ:
 「はかなき人生」よりスペイン舞曲
 「三角帽子」より粉屋の踊り
グラナドス:
 「ゴイェスカス」より夜鳴きうぐいす
  スペイン舞曲アンダルーサとオリエンタル
アルベニス:
 「スペインの歌」より第4番 第5番 「スペイン組曲」第3番*
 「イベリア」よりエヴォカシオンとトゥリーナ
ヴィラ=ロボス:
 「ブラジルの詩」第2番 第3番
 「赤ちゃんの一族」より道化人形
ショパン:幻想即興曲*
フォーレ:即興曲第2番**
モーツァルト:トルコ行進曲**
マグダ・タリアフェロ (ピアノ)
(F) Ducrete-Thomson 300 C 114 - 1960年パリ録音
(F) 78rpm Pathe PAT22* - 1934年パリ録音 & Ultraphone BP757** - 1930年代パリ録音

 これがタリアフェロか。これがタリアフェロなのだ。
 ブラジルに生まれ地元サン・パウロ音楽院で学んでいたタリアフェロの才能を見出し、彼女にパリ音楽院への入学を勧めたのはカザルス。
 そのパリ音楽院で彼女に指導し、強い個性を羽ばたかせたのがコルトー。
 そして入学後わずか8ヵ月後の試験でプルミエ・プリを獲得した彼女に対し、「すでに一人の芸術家で、人もうらやむ才能を持っている」と絶賛した審査員の一人がアルベニス。
 その賞を彼女に授与し、のちにピアノ協奏曲第5番で半世紀たった今も決定盤となっている名演を彼女に残してもらうことになるのがサン=サーンス。
 歌劇「はかなき人生」のピアノ編曲用舞曲を彼女に捧げたのがファリャ。
 世界で最初に彼女に作品を録音してもらったのがモンポウ。
 美しいピアノ協奏曲を献呈し、指揮までして録音を残したのがアーン。
 ・・・いやはや、とんでもない御仁。
 その魅力は、コルトー譲りの純フランス的ピアニズム・・とよく言われる。店主もそのつもりで今まで聴いてきた。
 ただ同時にどこか出生地ブラジルを思わせる熱く激しい情熱やリズムを感じることがあった。ただのフランス風ピアニストで終わらない何か。でもこれまでそれをはっきり認識させてくれるアルバムには出会っていなかった。
 しかし今回のスペインものは、それをはっきり感じさせてくれた。ただの優雅さや艶やかさだけでは、こうまで匂い立つような音楽にはならない。ここには独特の強いリズム感がある。もっといえば彼女だけが持っている舞踏感覚。いや・・・人間としてのかっこよさとでも言おうか。これは間違いなく生まれながらのものだ。自分自身は強い香りを発しながら、決して自らはその香りに溺れない南国の花のような。
 このファリャ、アルベニス、グラナドス・・・ただのフランスの優れたピアニストが弾いたスペインもの、ではないのである。スペイン音楽の熱く沸きあがるような血を全身に浴びながらの演奏。
 これがタリアフェロなのだ。
 しかもすごいのがその後に続く30年代のショパンとモーツァルトの「トルコ行進曲」。全然普通じゃない。絶妙な個性。匂い立つようなショパンに異色の「トルコ行進曲」。このひと、そうとう破天荒。カザルスやコルトーやティボーがその才能に驚嘆し愛したのも、わかる。

 他レーベルだがDOREMI DHR7961 のジャケット。この目つきがすごい。

 

ASS-088
廃盤
アリア・レーベルに移行
ミシェル・ブシノー(ヴァイオリン)
 オーベール、ヘンデル
 オーべール:ヴァイオリン協奏曲二長調 イ長調
 ルクレール:フルート協奏曲ハ長調Op.7−3
 コレット:合奏協奏曲変ロ長調
  12inch Contrepoint MC20135 - 1957年録音MONO
ミシェル・ブシノー(ヴァイオリン)
ロジェ・ブルダン(フルート)
ローレンス・ブーレイ(チェンバロ)
ベルナール・ワール指揮
ヴェルサイユ室内管弦楽団
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番二長調Op.1−13
 78rpm Pathe PDT246/7 - 1951年録音MONO
ミシェル・ブシノー(ヴァイオリン)
モーリス・フォール(ピアノ)
 パリ音楽院教授ジュール・ブーシェリ門下といえばヌヴー、オークレール、ボベスコ、アンドラードといった日本でも人気の高い女流奏者が居並ぶ。
 今回のブシノーもブーシェリ門下の一人。
 ブシノーは生年月日不詳。1953 年、第2 回ミュンヘン国際コンクール最高位入賞。
 録音が極めて少なく、おそらく2枚しか出ていない。しかしその清らかで涼やかなヴァイオリンは、伝説的に語り継がれていた。一部の人にのみ愛された彼女のLPはいまやとんでもない高値で取引されていると聞く。
 今回はそのブシノーによるオーベールのコンチェルト録音が聴ける。演奏、作品ともに高貴な音楽である。

ASS-089
\1390
廃盤
アリア・レーベルに移行
ミシェル・ブシノー (ヴァイオリン)
 タルティー二:コレッリ主題による変奏曲 (クライスラー編)
 クライスラー:マルティー二の様式によるアンダンティーノ
 パガ二ー二:奇想曲第13番変ロ長調  第9番ホ長調
 シューベルト:アヴェ・マリア
 イザイ:マズルカ Op.11-3
 ヴィエ二アフスキ:華麗なるポロネーズ Op.4
 ポルディー二:踊る人形 (クライスラー編)
 フォーレ:子守歌 Op.16
 ラヴェル:ツィガーヌ
   12inch Festival FLD84 - 1957年録音MONO
ミシェル・ブシノー (ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・デュフレーヌ (ピアノ)
 先日ブーシェリ門下の女性ヴァイオリニスト、ミシェル・ブシノーのアルバムをご紹介した。
 オーベールの珍しいヴァイオリン協奏曲を入れたもの。
 曲自体はあまりポピュラーではないが、このヴァイオリニストの非凡さを思いっきり知らしめる「高雅」な演奏だった。

 ブシノー、残された録音は極めて少ないのだが、いろいろ調べているとこのオーベール以外に小品集の録音があるという記述に出会った。
 ただ、ちょっとやそっとじゃ手に入らないらしい。
 ・・・しかももし手に入ったとしても極めて・・・高いらしい。(オークションで見る限り8万円から30万円だった)

 そこでARDMOREの親父に、「ブシノー、小品集録音があるらしいじゃない?ちょっと手に入れてみてよ」と普段のお返しに意地悪な要求をしてみた。

 そうしたらARDMOREの親父がこう言い放った。
 「もう手に入れてまっせ。」
 うそ・・・。

 しかし、嘘ではなかった。・・・それがこのアルバム。

 聴いた。
 店主には心から愛するゲステムのヴァイオリン小品集がある。そうおいそれとそのアルバムと比べるようなことはしたくない。
 ・・・なのだが・・・これは・・・すごい。
 すごかった。
 まだ3回しか聴いていないが、心から愛おしいと思える、そんなアルバム。
 ゲステムのアルバムと比べることはあえてしたくない。まったく別の次元で手元にずっと置いておきたくなる、そんなアルバム。

 一体過去のLPにはどれだけものすごいお宝が眠っているのだ?そしてどうして誰もそれを掘り起こそうとしないのだ?
 ARDMOREの親父には、毎回本当にしてやられる。悔しいが・・・感謝している。

ASS-090
\1390
ジャンヌ=マリー・ダルレ&パスカル四重奏団
 フランク:ピアノ五重奏曲へ短調
  12inch Pathe DTX 123 - 1950年代初期録音MONO
(ピアノ) ジャンヌ=マリー・ダルレ
パスカル四重奏団
ジャック・デュモン&
モーリス・クリュー (Vn)
レオン・パスカル(Vla)
ロバート・サレス (Vc)
古き佳き時代のパリを思わせるエレガントで繊細な演奏を聴かせてくれるマリー・ダルレ。室内楽のイメージはあまりなかったのだが、パスカルSQとのフランクが登場。


ARDMORE、ジャンヌ=マリー・ダルレの旧譜

ASS-004
\1390
ジャンヌ=マリー・ダルレのショパン&リスト
 ショパン:
  タランテラ、子守歌、幻想曲Op.49, ノクターンOp.15-1 , 3つのエコセーズ
  練習曲Op.25-1,Op25-6*
 リスト:
  ラ・カンパネラ、 愛の夢、 水の上を歩く聖フランチェスコ(伝説より第2番)、
  忘れられたワルツ、 超絶技巧練習曲より第5番「鬼火」* 第11番「夕べの調べ」
    (全13曲)
  33rpm Pathe DTX30202 - 1950年代後期パリ録音
  78rpm Pathe PDT92 - 1944年パリ録音*
ジャンヌ=マリー・ダルレ (ピアノ)
 サン・サーンス弾きで知られるダルレだが、同じように得意としたショパンとリストを収録。
 かなり有名だし、今の日本でも人気はある人だとおもうのだが、いま手元の資料を見てみると・・・彼女のソロCDアルバムは1枚もなかった!信じられない!

ASS-073
\1390
ジャンヌ=マリー・ダルレ (ピアノ)
ショパン:練習曲集Op.10 (全12曲) Op.25 (全12曲)

 10inch Pathe 33DT 1016 & 1017 -
 1952年録音MONO
ジャンヌ=マリー・ダルレ (ピアノ)
 「高音域の走句におけるニュアンス付けの見事さ、どんなパッセージも呼吸し、語りかけてくる。とりわけ練習曲ハ長調作品10-7、変イ長調作品10-10、ヘ長調作品25-3といった、多くのピアニスト達の演奏を聴いてもさほど面白く感じられない曲も、彼女の手にかかると、とたんに魅力的に変身する。」谷戸基岩氏
ASS-078
\1390
ジャンヌ=マリー・ダルレ
リスト:パガ二ー二による大練習曲第5番ホ長調「狩」
リスト:超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
ショパン:練習曲Op.25-1 Op.25-6 Op.10-4
イシドール・フィリップ:Caprice en Double Notes
ラフマ二ノフ:幻想的小品集Op.3〜前奏曲  前奏曲Op.23
バッハ:無伴奏パルティータ第3番〜前奏曲(Mangiagalli 編)
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番Op.24〜第4楽章
サン=サーンス:トッカータOp.111−6
 78rpm Vocalion X9189 K05062 Pathe PDT 83 92 他

サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
 ポール・パレー指揮  コンセール・コロンヌ管弦楽団
  78rpm Pathe PDT 167/9 - 1948年録音MONO
(ピアノ)ジャンヌ=マリー・ダルレ
 リリースされるたびに騒ぎになってるジャンヌ=マリー・ダルレ。後半はパレーとのサン・サーンス2番!


ASS-091
\1390
リリエンヌ・ガル二エ (ヴァイオリン)
 パガ二ー二:
  ラ・カンパネッラ
  モーゼ幻想曲(ロッシー二の主題による狂詩曲)
  ポロネーズ・ブリランテ
 ヴィエ二ャフスキ:スケルツォ=タランテラ Op.16
 ザルチキ:マズルカ Op.26
  10inch Club National du Disque CND1046 -
  1950年代後期録音MONO
リリエンヌ・ガル二エ (ヴァイオリン)
Ricardo Zugaro (piano)
 

ASS-092
\1390
廃盤
リリエンヌ・ガル二エ (ヴァイオリン)
 
デルヴァンクール:
  ヴァイオリン・ソナタ
  未完の弦楽四重奏曲
   12inch Club National du Disque CND3 -
  1953年録音MONO
リリエンヌ・ガル二エ(ヴァイオリン)
ジャン=ポール・セヴィーラ (ピアノ)
パレナン四重奏団
   リリエンヌ・ガル二エ・・・。
 また未知のヴァイオリニストを連れてきた。
 ほとんど資料はないのだが、RCAのLIVING DTAGEなどに録音が残っているようなので、1950年当時はそこそこ名の知れた名手だったのだろう。レパートリーはバッハ、パガニーニ、ヴィエニアフスキー、ラヴェルといったところ。ARDMORE、今回はClub National du Disqueから出ていた2つのアルバムを復刻してきた。デルヴァンクールの1枚は、アール・デコを代表するフランスの画家ポール・コランのジャケットということもあって、マニアには有名なアルバムらしい。

 クロード・デルヴァンクール(Claude Delvincourt)は1888年パリ生まれの フランスのピアニスト・作曲家。パリ音楽院の院長だったが、レジスタンス活動に参加したためゲシュタポの脅迫を受け辞職に追い込まれた人。 ガルニエはそのデルヴァンクールのヴァイオリン・ソナタを弾いている。土俗的な感性と近代的な感性を両立させたなかなかの力作。


ASS-093
\1390
(ピアノ)マグダ・タリアフェロ
 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」Op.26
 フォーレ:即興曲第2番
 モーツァルト:トルコ行進曲
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番二長調Kv.537 「戴冠式」 *
  78rpm Pathe PAT19/21 (1934年録音)
  78rpm Ultraphone P75908/9 (1930年代後期録音)
  78rpm DECCA TF141/4 (1930年録音)*
(ピアノ)マグダ・タリアフェロ
レイナルド・アーン指揮
コンセール・パドゥルー管弦楽団 *

 
 先発売の(ASS-008)フォーレとトルコ行進曲と重複しますが、今回新たにリマスタリングしました。(ARDMORE)

 タリアフェロに美しいピアノ協奏曲を献呈し、指揮までして録音を残したアーン。ここで聴けるのは自作ではなくモーツァルトの「戴冠式」。


マグダ・タリアフェロ旧譜

ASS-008
\1390
ファリャ:
 「はかなき人生」よりスペイン舞曲
 「三角帽子」より粉屋の踊り
グラナドス:
 「ゴイェスカス」より夜鳴きうぐいす
  スペイン舞曲アンダルーサとオリエンタル
アルベニス:
 「スペインの歌」より第4番 第5番 「スペイン組曲」第3番*
 「イベリア」よりエヴォカシオンとトゥリーナ
ヴィラ=ロボス:
 「ブラジルの詩」第2番 第3番
 「赤ちゃんの一族」より道化人形
ショパン:幻想即興曲*
フォーレ:即興曲第2番**
モーツァルト:トルコ行進曲**
マグダ・タリアフェロ (ピアノ)
(F) Ducrete-Thomson 300 C 114 - 1960年パリ録音
(F) 78rpm Pathe PAT22* - 1934年パリ録音 & Ultraphone BP757** - 1930年代パリ録音

 これがタリアフェロか。これがタリアフェロなのだ。
 ブラジルに生まれ地元サン・パウロ音楽院で学んでいたタリアフェロの才能を見出し、彼女にパリ音楽院への入学を勧めたのはカザルス。
 そのパリ音楽院で彼女に指導し、強い個性を羽ばたかせたのがコルトー。
 そして入学後わずか8ヵ月後の試験でプルミエ・プリを獲得した彼女に対し、「すでに一人の芸術家で、人もうらやむ才能を持っている」と絶賛した審査員の一人がアルベニス。
 その賞を彼女に授与し、のちにピアノ協奏曲第5番で半世紀たった今も決定盤となっている名演を彼女に残してもらうことになるのがサン=サーンス。
 歌劇「はかなき人生」のピアノ編曲用舞曲を彼女に捧げたのがファリャ。
 世界で最初に彼女に作品を録音してもらったのがモンポウ。
 美しいピアノ協奏曲を献呈し、指揮までして録音を残したのがアーン。
 ・・・いやはや、とんでもない御仁。
 その魅力は、コルトー譲りの純フランス的ピアニズム・・とよく言われる。店主もそのつもりで今まで聴いてきた。
 ただ同時にどこか出生地ブラジルを思わせる熱く激しい情熱やリズムを感じることがあった。ただのフランス風ピアニストで終わらない何か。でもこれまでそれをはっきり認識させてくれるアルバムには出会っていなかった。
 しかし今回のスペインものは、それをはっきり感じさせてくれた。ただの優雅さや艶やかさだけでは、こうまで匂い立つような音楽にはならない。ここには独特の強いリズム感がある。もっといえば彼女だけが持っている舞踏感覚。いや・・・人間としてのかっこよさとでも言おうか。これは間違いなく生まれながらのものだ。自分自身は強い香りを発しながら、決して自らはその香りに溺れない南国の花のような。
 このファリャ、アルベニス、グラナドス・・・ただのフランスの優れたピアニストが弾いたスペインもの、ではないのである。スペイン音楽の熱く沸きあがるような血を全身に浴びながらの演奏。
 これがタリアフェロなのだ。
 しかもすごいのがその後に続く30年代のショパンとモーツァルトの「トルコ行進曲」。全然普通じゃない。絶妙な個性。匂い立つようなショパンに異色の「トルコ行進曲」。このひと、そうとう破天荒。カザルスやコルトーやティボーがその才能に驚嘆し愛したのも、わかる。

 他レーベルだがDOREMI DHR7961 のジャケット。この目つきがすごい。

 

ASS-094
\1390
廃盤
ピエール・ネリー二(ヴァイオリン)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調Op.24 「春」

  78rpm Pacific PIZ 1518/20 - 1948年録音MONO
ピエール・ネリー二(ヴァイオリン)
ジャ二ーヌ・ネリー二(ピアノ)
パリ音楽院管の名物コンサート・マスターの貴重なSP盤録音(伴奏は妻かも?)。


Ass095a Ass095
ASS-095
\1390
廃盤

ルドルフ・シュルツ(ヴァイオリン)
 バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
ルドルフ・シュルツ(ヴァイオリン)
アルフレッド・へリング指揮
ベルリン放送交響楽団
ヴィルヘルム・シュトロス(ヴァイオリンと指揮)
 バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲二短調 BWV.1043
  12inch Le Chant du Monde LDX8008 -
  1950年代初期MONO録音
ヴィルヘルム・シュトロス(ヴァイオリンと指揮) &
ハインツ・エンドレス(ヴァイオリン)
ベルリン放送交響楽団
 ベルリン国立歌劇場管弦楽団のコンマス、ベルリンRIAS交響楽団のコンマスを渡り歩いたルドルフ・シュルツのバッハ。
 もうひとつはヴィルヘルム・シュトロスの弾き振りによるバッハ。シュトロスは、近代ドイツのヴァイオリン芸術の基礎を固めたブラム・エルデリンクの弟子で、アドルフ・ブッシュやマックス・シュトループとともにヨアヒムによって形成されたドイツの室内楽の伝統を保守した継承者の一人。
 

ASS-096
廃盤
 
Ass097 Ass097a
ASS-097
\1390
ジャクリーヌ・ボノー&ジュヌヴィーヴ・ジョワ(ピアノ)
フォーレ:組曲「ドリー」Op.56
  (2台のピアノのための)
ドビュッシー:「白と黒で」
  (2台のピアノのための3つの小品)
ラヴェル:マ・メール・ロワ
 (ピアノ連弾版)
ミヨー:「スカラムーシュ」
 (2台のピアノのための)
 10inch Pathe DT1026 & 1027 - 1955年MONO録音
ジャクリーヌ・ボノー &
ジュヌヴィーヴ・ジョワ(ピアノ)
 Ardmoreからもオークレールやコラッシなどの伴奏をしていたジャクリーヌ・ボノーとジュヌヴィーヴ・ジョワによる洗練されたフランス・ピアノ・デュオ曲集。

ASS-098
\1390
リリアンヌ・ガル二エ第3弾
 ラヴェル:
  「ソナチネ」
  「ツィガーヌ」 *
  「フォーレの名による子守歌」*
   10inch Club National du Disque CND1029 -
   1950年代後期録音MONO
リリアンヌ・ガル二エ(ヴァイオリン)*
リカルド・ズカロ(ピアノ)
同レーベルのガル二エ「ラ・カンパネッラ」は好評発売中(ASS−091)



リリエンヌ・ガル二エの旧譜

ASS-091
\1390
リリエンヌ・ガル二エ (ヴァイオリン)
 パガ二ー二:
  ラ・カンパネッラ
  モーゼ幻想曲(ロッシー二の主題による狂詩曲)
  ポロネーズ・ブリランテ
 ヴィエ二ャフスキ:スケルツォ=タランテラ Op.16
 ザルチキ:マズルカ Op.26
  10inch Club National du Disque CND1046 -
  1950年代後期録音MONO
リリエンヌ・ガル二エ (ヴァイオリン)
Ricardo Zugaro (piano)
 

ASS-092
\1390
リリエンヌ・ガル二エ (ヴァイオリン)
 
デルヴァンクール:
  ヴァイオリン・ソナタ
  未完の弦楽四重奏曲
   12inch Club National du Disque CND3 -
  1953年録音MONO
リリエンヌ・ガル二エ(ヴァイオリン)
ジャン=ポール・セヴィーラ (ピアノ)
パレナン四重奏団
   リリエンヌ・ガル二エ・・・。
 また未知のヴァイオリニストを連れてきた。
 ほとんど資料はないのだが、RCAのLIVING DTAGEなどに録音が残っているようなので、1950年当時はそこそこ名の知れた名手だったのだろう。レパートリーはバッハ、パガニーニ、ヴィエニアフスキー、ラヴェルといったところ。ARDMORE、今回はClub National du Disqueから出ていた2つのアルバムを復刻してきた。デルヴァンクールの1枚は、アール・デコを代表するフランスの画家ポール・コランのジャケットということもあって、マニアには有名なアルバムらしい。

 クロード・デルヴァンクール(Claude Delvincourt)は1888年パリ生まれの フランスのピアニスト・作曲家。パリ音楽院の院長だったが、レジスタンス活動に参加したためゲシュタポの脅迫を受け辞職に追い込まれた人。 ガルニエはそのデルヴァンクールのヴァイオリン・ソナタを弾いている。土俗的な感性と近代的な感性を両立させたなかなかの力作。


ASS-099
\1390
ドゥヴィ・エルリ (ヴァイオリン) 
サラサーテ:
 ツィゴイネルワイゼン Op.20
 ホタ・アラゴネーサ Op.27
 ホタ・ナヴァーラ Op.22-2
 アンダルシアのロマンス Op.22-1
 プライェーラ Op.23-1
 サパテアード Op.23-2
  (全6曲)
  10inch Ducrete-Thomson 250C037 -
  1950年代中期録音MONO
ドゥヴィ・エルリ (ヴァイオリン) 
モーリス・ビュロー &
アンドレ・コラール (ピアノ)

 1928年生まれのフランスの名匠ドヴィ・エルリ。パリ音楽院を1等で卒業し、パスキエ、カザルス、エネスコに師事、1955年のロン・ティボー・コンクールで優勝した伝説のヴァイオリニスト。1950年代から60年代にかけてバッハから現代までのさまざまな作品を録音してディスク大賞を4度受賞している。伝説とはいえ1990年代になお現役として活躍していて、その名はときおりマニアの間でささやかれていた。惜しくもパリ10区で交通事故に遭って亡くなったが、それも授業でエコール・ノルマルに向かう途中だったという。
 そのエルリ、50年代のサラサーテ録音。Ducrete-Thomsonからの復刻である。



ARDMORE エルリの旧譜
M-024
CD-R\1390
ラロ:スペイン交響曲 ノルウェー狂詩曲
ラヴェル:ツィガーヌ*
 (1956年10月 パリ録音 LP Ducrete Thomson 320 C124)MONO
 (1950年代ライヴ録音 アセテート盤) MONO 
(ヴァイオリン)ドゥヴィ・エルリー
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮
フランス国立管弦楽団 *
ロンドン・フィル
M-038
CD-R\1390
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(ヴァイオリン)ドゥヴィ・エルリー
 セルジュ・ボド指揮 セント・ソリ管
  (LP Francais du Disque 64 1950年代中期録音)MONO
(チェロ)ギイ・ファロ
  アンドレ・ジューヴ指揮 南西ドイツ放送響
  (LP Ducrete Thomson 320 C129 1957年録音)MONO
 
ASS-046
CD-R\1390
ドヴィ・エルリのモーツァルト
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調Kv.207
  同 第2番ニ長調Kv.211
 12inch (F)HMV FALP152 - 1950年代初期パリ録音MONO
(ヴァイオリン) ドヴィ・エルリ
アルトゥール・ゴルドシュミット指揮
コンセール・ラムール管弦楽団
 パッケージは薄CDケース入りジャケ印刷とCD-R印刷のみの商品で、日本語表記と日本語解説はありません。全てモノラル録音。

ASS-100
廃盤
アリア・レーベルに移行
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
 ブルッフ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
  「コル・二ドライ」Op.47
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・ロイブナー指揮
ウィーン交響楽団
12inch Remington R199 127 - 1952年録音 MONO


 ARDMORE スペシャル・シリーズがついに100タイトル。
 店主にとっても毎回楽しみなリリースだったが、あっというまの100タイトル。毎回貴重な音源を丁寧に復刻してきたその努力には頭が下がる。
 オーナーはそうとうな変わり者で個人的にはお付き合いしたくないが、そのリリース・アイテムは悔しいが、すごい。
 
 さてそのARDMORE、100タイトル突破記念として特別アイテムをリリース。
 ARDMOREでも圧倒的な人気を誇ってきたミシェル・オークレール、その代表的名演であるブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番。ARDMOREのオヤジ、かなり前に手に入れていたようだが、この100タイトルに合わせて発売するためにじっと温存していたらしい。
 しかしそれにふさわしいオークレールらしい演奏。
 彼女の演奏をいつか、「清楚であえかで瑞々しい演奏。朝露にさえ折れてしまいそうなのに、必死で花を咲かせるスミレのような。」と評したが、今回のブルッフはその雰囲気。第1,2楽章はちょっとかたいが、終楽章でオークレールらしさが全開満開となる。

 待っていた方も多かったと思う。どうぞ。



ジャンヌ・ゴーティエ&イヴォンヌ・ルフェビュール
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
ASS-101 \1390


 ARDMORE スペシャル・シリーズ101タイトル記念リリースは、ジャンヌ・ゴーティエ&イヴォンヌ・ルフェビュールという熱烈なファンを擁する二人のラヴェル。
 ネットでサーチすればこの盤がいかに貴重で稀少で、中古で出たらどんなことになるかはすぐに分かると思う。
 ARDMOREの店主も長年探していたらしいが、今回ようやく手に入れたらしい。
 例によって、「いくらしたと思います?びっくり仰天しまっせ」と、いかにも聞いてほしそうにしていたので意地でも聞いてやらなかった。

 ある意味収集家には有名な盤なので紹介の必要はないかもしれないが、十数年前に刊行された「クラシック名盤この1枚」で輪湖清志氏が書いたコメントがすごく強烈だったので引用しておきたい。

 「まさか自分が手に入れるとは思わなかった。とてもほしかった貴重盤である。たまたま知己の通販専門店のカタログで発見し、すぐ電話したら、一番最初ということで購入できた。後で聞いた話では、私の電話の直後に問い合わせがかなりあったそうだ。意外と多くの人が探していたのだ。なかには熱くなって、入手した私の連絡先を尋ねる人もいたそうだ。
 彼女のヴァイオリンは決して華やかではない。美音で飾り立てもしない。地味というより、感情に流されない深い叙情性を持っている。たとえるなら、本物の色気を備えた大人の女性という感じがする。
 ゴーティエとルフェビュールという二人の女性が共演する様は、まさに人生を知り尽くした魅力的な大人の対話だ。ラヴェルのソナタの決定盤としての価値は十分ある。
 というわけで多くの人に聴いてほしいと思うが、この盤は本国フランスでも、めったに見つからないそうだ。価格も高騰している。どこかで復刻してもらえないだろうか。」
    「クラシック名盤この1枚(光文社)輪湖清志氏」より

 で、このラヴェルのソナタはもちろんすばらしいのだが、その次のルフェビュールのショパンのスケルツォがまたすごい。
 以前ご紹介した黒光りする剛毅果断なベートーヴェン。あの神がかったルフェビュールがここでも登場する。ミスタッチもなんのその。雷鳴のごときショパンが炸裂。
 なんという贅沢なカップリング。

 そうしたらその後にまだマリー=テレーズ・フルノーのラヴェルのピアノ曲まで入れてきた。
 マリー=テレーズ・フルノー。
 マルグリット・ロンやジャン・ドワイヤンに師事し、1943年の第1回ロン=ティボー・コンクールではフランソワに続いて第2位、ジュネーブ国際コンクールでは第1位を獲得。
 前途を嘱望されたが多発性硬化症の病に冒され、残された録音はSP以外にはLPが1枚のみという、これぞまさに伝説のピアニスト。
 そんなフルノーのラヴェル・・・。
 

 ARDMORE、ちょっとサービス過剰。



ASS 101
\1390
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
 7inch Chant du Monde LDY8115 &
 1950年代後期&
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
 78rpm Chant du Monde 5027 -
 1940年代後期録音
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
ラヴェル:ソナチネ、「鏡」より『悲しげな鳥たち』
 78rpm (F)Columbia GFX108/9 -
 1940年代後期録音MONO
マリー=テレーズ・フルノー(ピアノ)






ドゥヴィ・エルリ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ASS-102 \1390


 まだこの曲にこんな名演が残っていたのか。
 ドゥヴィ・エルリのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」。

 それにしてもヴァイオリニストの人に聴いてみたい。
 どうしてこんな音が出るのか?何が違うのか?
 楽器なのか?
 奏法なのか?
 性格なのか?

 どうしてこの人のヴァイオリンからはこんなに深みとコクのある音色が出てくるのか。
 悪魔の祭典で行われているかのような、まるで秘儀。タルティーニやパガニーニと同じような伝説がこの人にもあるのではないか。

 ここまで重量級・・・いや、違う・・・ここまでズシリと魂に響くチャイコフスキーというのは印象がない。
 まるで違う素材の・・・いや、違う・・・別の楽器で演奏されたかのようなチャイコフスキー。

 これを聴くとあの20世紀最大のヴァイオリニストの演奏が可愛いネコに思える。

 バックのデルヴォーとコンセール・コロンヌがまたいい。
 ・・・と思ったら、これは元々は「デルヴォー・シリーズ」の一環で録音されたものらしい。
 でも、やっぱり間違いなく主役はエルリ。
 しかもどうやら「半分」ライヴのような収録で一発撮りだったらしい。だからミスもあるが、切れそうな緊張感を味わえる。

 間違いなくこの曲の代表的名演の一つ。今までCD化されなかったのがまったく不思議。ARDMORE、またものすごいものを見つけてきた。


ASS-102
\1390
ドゥヴィ・エルリ
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35

  12inch Ducrete Thomson SCC 508 -
  1962年1月21日、パリでの録音 STEREO
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
ピエール・デルヴォー指揮
コンセール・コロンヌ管弦楽団




ASS-103
\1390
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調Kv.219 「トルコ風」
  12inch Columbia ML4565 -
    1951年7月カザルス音楽祭 MONO
エリカ・モリー二(Vn)
パブロ・カザルス指揮
ペルピ二ャン音楽祭管弦楽団
ブラームス:
 ハンガリー舞曲第8番
  ワルツ イ長調Op.39
   78rpm Polydor69825 -
   1927年録音 MONO
(ピアノ)ミヒャエル・ラウハイゼン

ASS-104
\1390
アルベール・フェルべール(ピアノ)/
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻 (全12曲)

  12inch UK Ducretet-Thomson DTL93116 /
   1950年代中期録音MONO
アルベール・フェルべール(ピアノ)
 

ASS-105
\1390
アルベール・フェルべール(ピアノ)/
 ドビュッシー:前奏曲集第2巻 (全12曲)

  12inch UK Ducretet-Thomson DTL93117 /
   1950年代中期録音MONO
アルベール・フェルベール(ピアノ)
  

ASS-106
\1390
ジークフリート・ボリース(ヴァイオリン)/
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調Op.24「春」

  78rpm Electrola DB5610/2 -
   1940年ベルリン録音MONO
ジークフリート・ボリース(ヴァイオリン)
ロスル・シュミット(ピアノ)
  

ASS-107
\1390
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)/
 クライスラー作曲&編曲

  前奏曲とアレグロ(プ二ヤー二作)*
  タンゴ(アルベニス作)*
  中国の太鼓  愛の悲しみ
  シシリアーノとリゴードン(フランクール作)
  タンブーラン(ルクレール作)*
  ファリャ作曲 「はかなき人生」よりスペイン舞曲
  アルべ二ス作曲(クライスラー編) マラゲー二ャ **
  サラサーテ作曲 スペイン舞曲第6番「サパテアード」 **
  7inch Decretet-Thomson 470c036 * &
  10inch 255c052 -
   1950年代中期録音MONO
  78rpm (F)HMV DB11252 ** -
   1940年代後期録音MONO
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
モーリス・ビューロー(ピアノ)
  

ASS-108
\1390
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)/
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64

  10inch Ducrete-Thomson 255c048 /
   1957年録音MONO
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブール指揮
南西ドイツ放送交響楽団

ASS-109
\1390
トゥーリナ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
アルべ二ス:マラゲー二ャ
ファリア:スペイン舞曲
サラサーテ:ロマンサ・アンダルーサ  タランテラ
  (他全7曲)
アグスティン・レオン・アラ(ヴァイオリン)
フェリクス・ラビリャ(ピアノ)
12inch (スペイン) DECCA LXT 29014 - 1950年代後期録音MONO
 

ASS-110
\1390
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35 ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
ラーズロー・ショモジー指揮
南西ドイツ放送交響楽団(バーデン・バーデン)
12inch Ducrete Thomson 370C 001 - 1958年シュトゥットガルト録音STEREO
オリジナル盤は左右のバランスが良くないステレオ録音です。
*ボーナストラックにはモノ音源でお楽しみ頂けます(全曲収録)

 1962年の録音は本当に鬼気迫る演奏だったが、エルリは1958年にも録音している。ARDMOREの親父の話ではこっちもすごい、と。早く聴いてみたい。



もうひとつのチャイコフスキーを含むエルリのコンチェルト録音

ASS-108
\1390
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)/
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64

  10inch Ducrete-Thomson 255c048 /
   1957年録音MONO
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブール指揮
南西ドイツ放送交響楽団

ASS-102
\1390
ドゥヴィ・エルリ
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35

  12inch Ducrete Thomson SCC 508 -
  1962年1月21日、パリでの録音 STEREO
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
ピエール・デルヴォー指揮
コンセール・コロンヌ管弦楽団
 まだこの曲にこんな名演が残っていたのか。ドゥヴィ・エルリのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」。

 それにしてもヴァイオリニストの人に聴いてみたい。
 どうしてこんな音が出るのか?何が違うのか?
 楽器なのか? 奏法なのか? 性格なのか?

 どうしてこの人のヴァイオリンからはこんなに深みとコクのある音色が出てくるのか。
 悪魔の祭典で行われているかのような、まるで秘儀。タルティーニやパガニーニと同じような伝説がこの人にもあるのではないか。

 ここまで重量級・・・いや、違う・・・ここまでズシリと魂に響くチャイコフスキーというのは印象がない。
 まるで違う素材の・・・いや、違う・・・別の楽器で演奏されたかのようなチャイコフスキー。

 これを聴くとあの20世紀最大のヴァイオリニストの演奏が可愛いネコに思える。

 バックのデルヴォーとコンセール・コロンヌがまたいい。
 ・・・と思ったら、これは元々は「デルヴォー・シリーズ」の一環で録音されたものらしい。
 でも、やっぱり間違いなく主役はエルリ。
 しかもどうやら「半分」ライヴのような収録で一発撮りだったらしい。だからミスもあるが、切れそうな緊張感を味わえる。

 間違いなくこの曲の代表的名演の一つ。今までCD化されなかったのがまったく不思議。ARDMORE、またものすごいものを見つけてきた。


ASS-111
\1390
ジャン・フル二エ(ヴァイオリン)
 「クライスラー編曲&作曲集」

 ロンド(モーツァルト)
 グラーヴェ(F.バッハ)
 コレッリの主題による変奏曲(タルティー二)
 メロディー(グルック)
 プ二ャー二の主題による前奏曲とアレグロ 
 ロザムンデより舞踏音楽(シューベルト)
 ウィーン奇想曲 
 タンゴ(アルべ二ス)
 スペイン舞曲(ファリャ)
 メヌエット(ポルポラ)  他全14曲
ジャン・フル二エ(ヴァイオリン)
アンドレ・コラール(ピアノ)
12inch Vega C30 A38 - 1950年代後期録音MONO

 自由で洗練された歌いまわし。さすがピエール・フルニエの弟・・・というと怒られるか。
  

ジャン・フルニエの旧譜

ASS029
\1390
Jean Fournier / ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
Ginette Doyen / ジネット・ドワイヤン (ピアノ)
ヘンデル:6つのヴァイオリン・ソナタ

 第1番イ長調 HWV.361
 第2番ト短調 HWV.368
 第3番へ長調 HWV.370
 第4番ニ長調 HWV.371
 第5番イ長調 HWV.372
 第6番ホ長調 HWV.373
  (12inch Vega C30 S182 & MT10180 - 1950年代後期録音)
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
ジネット・ドワイヤン (ピアノ)
ASS-002
(2CD-R)
\1590
Jean Fournier ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
 ラヴェル:ツィガーヌ
  ジャン・フルネ指揮 パリ放送交響楽団
 ラヴェル:「マ・メール・ロワ」より第2曲(Petit Poucet)*
 パガニーニ:「24の奇想曲」より第13番変ロ長調
  (ピアノ)Jean Vigue*
  78rpm Pathe(F) PDT60/1 - 1940年代初期パリ録音
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
        レントより遅く (ワルツ)
  (ピアノ) ピエール・カブデヴィユ
  78rpm Pathe(F) PDT58/9 - 1940年代初期パリ録音
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調Kv.216 第5番イ長調Kv.219「トルコ風」
  ミラン・ホルヴァート指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
   33rpm Westminster (USA) WL5187 - 1950年代初期録音
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)

ASS-052
\1390
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
 べートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
  同第6番イ長調Op.30-1
   12inch Westminster WL5164
ジャン・フルニエ (ヴァイオリン)
ジネット・ドワイヤン (ピアノ)

ASS-053
\1390
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.21-1
 同第10番長調Op.96
  12inch Westminster WL5176

ASS-054
\1390
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
 同第5番へ長調Op.24「春」
  12inch Westminster WL5247

ASS-055
\1390
べートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
 同第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
  12inch Westminster WL5275

ASS-056
\1390
べートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
 同第8番ト長調Op.30-3
  12inch Westminster WL5292
全て(1950年代初期録音MONO)
 1911年生まれ、ピエール・フルニエの弟であり、ジネット・ドアイヤンの夫であるところのジャン・フルニエのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集。ティボーに学び、バドゥラ=スコダ、ヤニグロとトリオを結成。今回の録音のように夫人との共演も多かった。ただこれまでベートーヴェンの「大公」は聴いたことがあったと思うのだが、このソナタ全集はなかなか聴く機会がなかった。
 

ASS-112
\1390
ドビュッシー:ピアノ作品集
 喜びの島  2つのアラべスク
 版画
  (塔 グラナダの夕べ 雨の庭)
 ピアノのために
  (前奏曲 サラバンド トッカータ) 
 組曲「ベルガマスク」
  (前奏曲 メヌエット 月の光 パスピエ)
アルベール・フェルベール(ピアノ)
10inch Ducretet-Thomson 270C100 & 270C095 / 1950年代中期録音MONO

 アルベール・フェルベール(1911-1987)はスイス生まれのピアニストで、1930年代後半よりロンドンをベースに活躍した。マルグリット・ロンやヴァルター・ギーゼキングに師事、ラフマニノフからも薫陶を受けた。デュクレテ・トムソン・レーベルに収録したドビュッシーのピアノ曲集。


ARDMORE旧譜
アルベール・フェルべール/ドビュッシー第1・2弾

ASS-104
\1390
アルベール・フェルべール(ピアノ)/
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻 (全12曲)

  12inch UK Ducretet-Thomson DTL93116 /
   1950年代中期録音MONO
アルベール・フェルべール(ピアノ)
 

ASS-105
\1390
アルベール・フェルべール(ピアノ)/
 ドビュッシー:前奏曲集第2巻 (全12曲)

  12inch UK Ducretet-Thomson DTL93117 /
   1950年代中期録音MONO
アルベール・フェルベール(ピアノ)


ブロ二スワフ・ギンペル
 アリア・レーベルでギンペルが登場したのにあわせてARDMOREも2枚のアルバムをリリース。
 ザレンプスキのピアノ五重奏曲ではウワディスワフ・シュピルマンが登場する。またヴィエ二ャフスキのアルバムはとてもレアなものらしい。


ASS-113
\1390
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
 12inch  Renaissance X13  -
  1951年録音MONO
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
(ホルン)フレッド・クライン
(ピアノ)レオポルド・ミットマン
ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.34
 12inch Muza  XL0178  -
  1963年10月録音MONO
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
(ピアノ)ウワディスワフ・シュピルマン
ワルシャワ五重奏団 
 

ASS-114
\1390
ヴィエ二ャフスキ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
 マズルカ(3曲) 「旅芸人」Op.19−2
 「オべルウァス」Op.19−1   イ短調
 ポロネーズ:イ長調Op.21  二長調Op.4
 伝説Op.17
 スケルツォ・タランテッラOp.16
 「ファウスト」による華麗なる幻想曲Op.20
   (全8曲)
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
アルノルト・レツラー指揮
ワルシャワ国立フィル
12inch  Muza XL0104  -  1960年代初期録音MONO

どちらかというと謹厳実直で決して羽目を外さない感じのギンペルが、最も熱く燃えた演奏。しかしそれでも絶対に音をはずさないというのがギンペル流。
ヴィエ二ャフスキの超絶技巧作品をこの高水準演奏で楽しめ、しかもアクロバティックなハラハラ度もたっぷり感じさせてくれる。さすがギンペル。


ASS-115
\1390
ヴァイオリンはギンペル!
 クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.17
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第8番変ロ長調WoO.39(単一楽章)
レオポルド・マネス(ピアノ)
ブロ二スワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ルイジ・シルヴァ(チェロ)
12inch (USA)Decca DL9555 - 1951年録音MONO
 

ASS-116
(2CD-R)
\1590
イヴォンヌ・ロリオ (ピアノ)
 アルべ二ス:組曲「イべリア」第1〜4巻(全曲)
イヴォンヌ・ロリオ (ピアノ)
12inch Vega C30 A127/8 - 1956年録音MONO

ASS-117
\1390
ヴァン・クライバーン・レニングラード・ライヴ
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調Kv.330
 リスト:超絶技巧練習曲より第4曲「マゼッパ」
 スクリャービン:
  ノクターン op.9-2
   (左手のための2つの小品より)
  12の練習曲より「エチュード」
 ラヴェル:組曲「クープランの墓」より
  第6曲「トッカータ」
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
12inch Melodiya D05608/9 - 1958年4月23日レニングラード ライヴ録音MONO
 

ASS-118
\1390
Jan Balachowsky?
 ゲルハルト・タシュナー?

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61
ゲルハルト・タシュナー(Vn
レオポルド・ルードヴィヒ指揮
ベルリン・フィル
12inch Royale 1307 - 1948年3月19日ベルリン ライヴ録音MONO
 *LP表記はJan Balachowskyのヴァイオリン、ベルリン響、 Gerd Rubahn 指揮になっているが、どうやらタシュナーのヴァイオリン、ルードヴィヒ指揮のベルリン・フィルらしい。
 

ASS-119
\1390
Fritz Malachowsky ?
 ゲルハルト・タシュナー?

  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35 
ゲルハルト・タシュナー(Vn)
アルトゥール・ローター指揮
ベルリン・フィル
12inch Royale 1265
1948年4月11,12日ベルリン 録音MONO(オリジナルLPには1楽章一部カットがあります。)
 *こちらもLP表記は Fritz Malachowsky のヴァイオリン、 ベルリン響、 Joseph Balzar の指揮になっているが、これもゲルハルト・タシュナーのヴァイオリン、アルトゥール・ローターの指揮
ベルリン・フィルが正しいらしい
 

ASS-120
\1390
戦中を生き抜いた女性ピア二ストによる貴重なショパン録音集
 (全てSP録音MONO)
  マリラ・ジョナス、ローザ・エトキンほか


  *バラード第2番Op.38
    A.クレツマロヴァ(1947年?録音)
    78rpm Le Chant du monde 5022

  *子守歌 Op.57
  ポロネーズ第3番「軍隊」
   S.ギル(1945年録音)
   78rpm HMV DB10074 (スイスのみの発売)

  *マズルカ第32番Op.50−3
   夜想曲第5番Op.15−2
    R.エトキン(1928年録音)
    78rpm Tri-Ergon TE1074

  *マズルカ変ロ長調
    へ短調Op.68−4 
    ト短調Op.67−2
    ロ短調Op.30−2
     M.ジョナス (1946年録音)
     78rpm Columbia 71810
Anna Krecmarova (アンナ・クレツマロヴァ) ?
Suzanne Gyr (スザンヌ・ギル)1899-1974
Roza Etkin - Moszkowska
(ローザ・エトキン=モスコフスカ)1908-1945
Maryla Jonas(マリラ・ジョナス)1911-1956

アリア・レーベルで登場して過去最大のヒットとなったマリラ・ジョナスのアルバム。そのジョナス最高の演奏のひとつショパンのマズルカを収録している。
メルマガにも書いたが、作品68-4をこんなふうに演奏した人を知らない。


A.クレツマロヴァについては経歴不明 チェコスロバキア録音 バラードは全曲録音ある。
R.エトキンのショパン録音はあと2枚(SP盤)ぐらい?(ショパン・コンクール第3位)戦中に劇的な生涯を終える。
 ※ローザ・エトキンの演奏に一部ヒズミ等があります。



アリア・レーベル第44弾

AR 0044
1CD-R\1700
詳細
第44弾
 マリラ・ジョナス(P)〜ショパン作品集
  ポロネーズ op.26/1
  練習曲 op.10/6
  練習曲 op.25/2
  ワルツ op.69/2
  子守歌 op.69/2
  即興曲 op.29
  ワルツ op.64/2
マリラ・ジョナス(P)
原盤:12inch Columbia ML4476
録音:1950年 モノラル


ASS-121
\1390
タシュナー?いえ、今回は違うみたいです
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61
ヴィルヘルム・シュトロス(ヴァイオリン) 
アルトゥール・ローター指揮
ベルリン放送交響楽団
 12inch Regent MG5029 - 1950年代初期ベルリン録音MONO
 謎のレーベル・・・タシュナーとLPには明記されているが、あきらかに違う。
 クレイトンのカタログには「シュトロス」だろうと明記されているが?
 先発売の(ASS118)ベートーヴェンとくらべてみたらよくわかるか?
ASS-122 
\1390

ガリーナ・バリノワ
バッハ:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番へ長調BWV.1015  第2番ト長調BWV.1021
  (ピアノ)スヴャトスラフ・リヒテル
   Melodiya 10inch D1123/4 (1952年録音)
バッハ(C.P.E.Bach):
 2つのヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ 二短調BWV.1036
  (ヴァイオリン)ロスティスラフ・ドゥビンスキー
  (ピアノ)タチアナ・二コラーエワ
  (チェロ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ
   Melodia 78rpm 8inch D01302 (1950年前後録音)
ドヴォルザーク:スラブ舞曲Op.46−1
チャイコフスキー:メロディー
ヴィ二ャフスキー:マズルカ
 (ピアノ)A.Dedyukin
    Melodia  78rpm 8inch D00444/5 (1950年前後録音)
(ヴァイオリン)
ガリーナ・バリノワ

 ガリーナ・バリロワ。
 1910年ペテルブルグ生まれの女流ヴァイオリニスト。音楽家の家庭に生まれ、10歳で早くもデビュー。レニングラード音楽院卒業後はパリでティボーに師事した。
 1946年にはレーニン賞、1955年には功労芸術家の称号を得たソビエトを代表する女流ヴァイオリニスト。
 
 ・・・だが、そのCDは極めて少ない。あるとしてもほとんどがアルバムの1曲と言う感じで、彼女のフル・アルバムというと辛うじてMELODIYA盤に1枚あるくらいか。
 しかしその伝説的演奏は今に至るも語り継がれている。

 

ASS-123
\1390
マリラ・ジョナス(P)
 ショパン:ピアノ曲集 (全9曲)

  マズルカ Op.68−4 Op.67−2 Op.30−2  B−flat major
  夜想曲 Op.72−1  C−sharp minor
  ワルツ Op.70−1  Op.70−3
  ポロネーズ Op.71−2
   10inch  Columbia ML2004  -   1946年録音MONO
マリラ・ジョナス(P)

 アリア・レーベル第44弾で大ベストセラーを記録したマリラ・ジョナス。

 そのなかで

 >彼女が弾いたショパンの最後の曲を聴いてみてください。
 >この奇怪な曲をこんなに色彩豊かに美しく弾いた人がいたでしょうか。

というようなことを言ったが、そのマズルカ Op.68−4を含むショパン作品集。
 本当はアリア・レーベルでリリースしたかった音源だが、今回はARDMOREの思い入れが相当強く、しぶしぶ譲る形に。
 アリア・レーベルでその魅力に憑かれた人は、この1946年録音ではさらにグラングランにやられるはず。戦争に翻弄され、戦後ようやく「魔物」から解放された彼女が残した壮絶なる記録。

 こんなショパンを残した人がいるというのを、ぜひ記憶にとどめておいてほしい。
 

ASS-124
\1390
フランソワーズ・ル・ゴ二デック(ピアノ)
パリ音楽院シリーズVol.5

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調Kv.453
 シューベルト:イタリア風序曲
 C.P,E バッハ:シンフォ二ア第2番
  12inch (F)TEPPAZ 30S.9
  1961年録音ステレオ
ジャック・バジーレ指揮
パリ音楽院管弦楽団
(ピアノ)フランソワーズ・ル・ゴ二デック
パリ音楽院にてデカーブやブーランジェに師事、彼女のLP録音は極めて少ない。



ASS-125
\1390
ズザーネ・ラウテンバッハー
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61*
  ロマンス第1番Op.40、同 第2番Op.50
   12inch VOX STPL511170 -
   1959年録音STEREO
(ヴァイオリン)ズザーネ・ラウテンバッハー
フーベルト・ライヒェルト指揮
ウェストファリアン交響楽団*
カート・クレーマー指揮
バーデン・シュターツカペレ
 

ASS-126
\1390
ズザーネ・ラウテンバッハー
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
   ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調Op.24「春」
   12inch  ORBIS (FONA)北欧盤 CX11420 -
   1950年代後期録音MONO
(ヴァイオリン)ズザーネ・ラウテンバッハー
(ピアノ)ロルフ・ラインハルト

 ビーバーの「ロザリオ・ソナタ」以来ずっと気になっているドイツの女流ヴァイオリニスト、ズザーネ・ラウテンバッハー。
 膨大な音源があることからちょっと軽んじられる傾向があるが、その謹厳実直で神に奉仕するように音楽に向き合うその姿勢は、まるでヴァイオリンを持った修道女。実際自分にも生徒にも非常に厳しい人らしい。
 今回はそのラウテンバッハーのベートーヴェンを2タイトル。



おかげさまで大ヒットとなったラウテンバッハーのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」

ARIA LABEL
AR 0033
\1700
第33弾
 ズザーネ・ラウテンバッハー(Vn)
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ズザーネ・ラウテンバッハー(Vn)
ロベルト・ワグナー指揮
インスブルック交響楽団
原盤:12inch FONA(VOX) GBY12260
録音:1960年 STEREO
 
 原盤は珍しいデンマークFONA。ただVOX音源ということで、ステレオとはいえ同時期のDECCAやコロムビアと比べるのは若干酷な部分もある。
 とはいえARDMORE 今回も渾身の復刻で、昔出ていた「CONCERTO ROYALE」盤とはさすがにヴァイオリンの存在感が全然違う。

 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。
 針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。

 ラウテンバッハーのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」。

 
厳しくも愛情あふれる演奏。

 お花畑で踊っているようなアンドラードや、獰猛な肉食獣のようなヌヴーや、手下を引き連れた女海賊のようなムターの演奏とは随分様子が違う。
 そこにラウテンバッハーの個性や体臭を感じることはあまりない。
 言ってみれば「無私」とか「滅私」とかいうことなのだろうが、そういうとますます「自分」というものを意識してしまいかねない。ところが彼女の場合、「無私」とか何とかいう以前に、鼻っから演奏において「私」というものを意識していない感じがある。
 あるのは作品だけ。作曲家だけ。そこに「自分」が介入する余地はない。
 ただただ純粋に、どこまで「作品」をありのままにこの現実世界に顕現できるか・・・。彼女の演奏にはそんな徹底した純粋さと厳しさを感じる。

 ところがそんな「純粋さ」と「厳しさ」の向こうに、ふと愛情深い温かさを感じる瞬間がある。
 厳しいのだけれど、まるで母性に包まれたかのような温かな表情を見ることがある。
 決して出そうと思って出しているわけではなく、にじみ出るような深くまっすぐな愛情。厳しく愛情深くわが子を見守る母親のまなざしとでも言おうか。
 だから彼女の情熱はたたみかけるような激しさではなく、愛情を正面から受け止めてくれるような優しく真摯なもの。
 その厳しくも落ち着いた優雅さや豊かな包容力というのは、・・・理想的な母親のもの。
 
 だからこそあのビーバーの「ロザリオ・ソナタ」が、だからこそあのバッハの「無伴奏」が誕生した。
 ・・・そして、だからこそこのこのブラームスのヴァイオリン協奏曲が生まれた。

 こんな真剣な演奏であれば作曲家のブラームスもきっと満足に違いない。


ASS-127
\1390
ブロ二スワフ・ギンペルVol.4 完結!
 ラロ:スペイン交響曲二短調Op.21*
 ドヴォルザーク:スラブ舞曲Op.46 (全8曲)
  12inch DG LPEM19071 & 10inch DG 16058-
  1956年* 1953年 録音MONO
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
フリッツ・リーガー指揮
ミュンヘン・フィル
 
 ブロニスワフ・ギンペル。1911年ポーランド生まれのヴァイオリニスト。
 14 歳でウィーンフィルと協演してゴルドマルクの協奏曲を演奏し大評判となった。イタリアのヴィットリオ・エマヌエレ3世王やローマ法王の前で演奏し、パガニーニの墓前でパガニーニ愛用のグァルネリを披露、ユダヤ系のため戦争中はアメリカにわたりクレンペラーの招きでロス・フィルのコンサート・マスターを務めた。

 映画「戦場のピアニスト」で知られるシュピルマンとも世界中で2,500回を超えるデュオ・コンサートを開いたことでも知られる。大戦後はドイツのカールスルーエ音楽院などで教鞭をとるかたわら各地でソロ活動を行うなど、世界的に活躍してきた。

 その演奏はヨーロッパの正統を感じさせる気品あふれるもの。磨きぬかれた音、考え抜かれたフレージング。派手さはないが、しっかりと聴くものの耳をとらえて離さない。しかも円熟正統派のはずなのに、1曲の中で2,3回、はっとさせられて姿勢を整えてしまう瞬間が訪れる。そして聴き終わったあと非常に満ち足りた充足感を味わうことができる。

 音楽を真剣に愛する人にこそぜひ聴いてほしい演奏家。

ギンペルの協奏曲録音


アリア・レーベル

AR 0043
\1700
 ブロニスワフ・ギンペル
  (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 作品64
  (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 
ブロニスワフ・ギンペル(Vn)
 (1)ヨハネス・シューラー指揮
  バンベルク交響楽団
 (2)アルトゥール・グリューバー指揮
  ベルリン交響楽団
原盤:12inch OPERA ST1926 & 1932 ステレオ
録音:(1)1960年9月、(2)1963年頃

詳細はこちら


 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。

.

HECTOR
HRR-11015
(RARE SELECTION)
\1390
ヴィニャフスキー:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82*

 (12inch Vox PL10450 - 1950年代後期録音MONO)
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ロルフ・ラインハルト指揮
南西ドイツ放送交響楽団(バーデン・バーデン)
ホーカン・フォン・アイシュヴァルト指揮
シュトゥットガルト・プロムジカ管弦楽団*
 
HRR-11018
(RARE SELECTION)
\1390
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op53
ゴールドマーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.28

 (12inch Vox PL10290 - 1950年代後期録音MONO)
ブロニスワフ・ギンぺル(ヴァイオリン)
ロルフ・ラインハルト指揮
南西ドイツ放送交響楽団(バーデン・バーデン)
 

HRR-11037
\1390
ベートーヴェン:
 ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56
ブラームス:
 ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102

  12inch VOX SBY11660 - 1950年代後期録音MONO
ブロニスワフ・ギンぺル(ヴァイオリン)
ヨゼフ・シュスター(チェロ)
フリードリヒ・ヴューラー (ピアノ)
ワルター・ダヴィソン指揮 
ヴュルテンブルク国立管弦楽団
根強い人気を保ち続けるギンペルがヴァイオリンを担当しているベートーヴェンの「三重協奏曲」とブラームスの「二重協奏曲」。
HECTOR
HRR-11012
(RARE SELECTION)
1CD-R\1390
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35 
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.6

 (アウグスト・ヴィルヘルミ編 第1楽章のみ)*
 (12inch Opera1187 - 1960年代初期録音MONO)
 (12inch Vox PL10450 - 1950年代後期録音MONO)*
ブロニスワフ・ギンぺル(ヴァイオリン)
ヨハネス・シュラー指揮
バンベルグ交響楽団
ロルフ・ラインハルト指揮*
南西ドイツ放送交響楽団(バーデン・バーデン)*

 ギンペルの遺した大作協奏曲録音をHECTORが一気にリリースしてきた。
 恥ずかしながら一度も聴いたことのない音源。HECTORの辣腕社長に感謝しつつ楽しみたい。

 ・・・と、思ったらチャイコフスキーはCONCERTO ROYALE から出ていたものだった(現在入手不能)。
 あの名演がHECTORの高音質復刻でよみがえったのである・・・!



ARDMOREのギンペル旧譜から
ARDMORE
MS-18
\1390
ギンペルのヴァイオリン小品集(フリッツ・クライスラー編)
 クライスラー:
  愛の喜び、愛の悲しみ、
  美しきロスマリン、道化役者のセレナーデ
  ジプシーの女、ウィーン奇想曲、中国の太鼓
 タルティーニ:フーガ イ長調
 R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」よりアラビアの歌
 ラフマニノフ:ひな菊
 ファリャ:スペイン舞曲
 G.プニャーニ:前奏曲とアレグロ
 クープラン:才たけた貴婦人
  (全13曲)
   (1950年代中期 モノラル録音 - LP VOX VX25150)
(ヴァイオリン)ブロニスワフ・ギンぺル
クルト・クレーマー指揮
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団
VOX(廃盤、完売)にも収録されている音源。ARDMOREのオヤジは「オリジナルLPからの復刻で、VOXとは比べ物にならん!」と鼻息荒かった。

ASS-114
\1390
ヴィエ二ャフスキ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
 マズルカ(3曲) 「旅芸人」Op.19−2
 「オべルウァス」Op.19−1   イ短調
 ポロネーズ:イ長調Op.21  二長調Op.4
 伝説Op.17
 スケルツォ・タランテッラOp.16
 「ファウスト」による華麗なる幻想曲Op.20
   (全8曲)
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
アルノルト・レツラー指揮
ワルシャワ国立フィル
12inch  Muza XL0104  -  1960年代初期録音MONO

どちらかというと謹厳実直で決して羽目を外さない感じのギンペルが、最も熱く燃えた演奏。しかしそれでも絶対に音をはずさないというのがギンペル流。
ヴィエ二ャフスキの超絶技巧作品をこの高水準演奏で楽しめ、しかもアクロバティックなハラハラ度もたっぷり感じさせてくれる。さすがギンペル。

ASS-113
\1390
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
 12inch  Renaissance X13  -
  1951年録音MONO
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
(ホルン)フレッド・クライン
(ピアノ)レオポルド・ミットマン
ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.34
 12inch Muza  XL0178  -
  1963年10月録音MONO
(ヴァイオリン)ブロ二スワフ・ギンペル
(ピアノ)ウワディスワフ・シュピルマン
ワルシャワ五重奏団 



ASS-128
\1390
ジョアン・フィールド
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
 ベートーヴェン:ロマンス第1番 & 第2番
  12inch Telefunken SLT43048 -
  1959年録音STEREO
(ヴァイオリン)ジョアン・フィールド
アルトゥール・ローター指揮
ベルリン交響楽団

 ジョーン・フィールド(Joan Field、1915年4月28日 - 1988年3月18日)は、アメリカのヴァイオリニスト。
 5歳からヴァイオリンを始め、フランツ・クナイゼル、アルバート・スポールディング、ミシェル・ピアストロらに師事。
 その後、パリ音楽院ではマルセル・シャイエのクラスに入り、ジャック・ティボーやジョルジェ・エネスクらの指導も受けた。
 1934年にニューヨークのタウン・ホールでデビューを飾り、アメリカ各地のオーケストラに客演を果たした。
 1937年にはホワイトハウスでルーズベルト大統領臨席によるリサイタルを成功させている。
 また、第二次世界大戦中のバレエ・リュス・ド・モンテカルロのアメリカ公演ではコンサートミストレスを務めた。
 1965年に演奏活動から引退し、フロリダ州マイアミビーチで没。

 彼女の残した数少ない録音から。



ASS-129
(2CD)
\1590

ヴォルホルツとラウテンバッハーのバッハ


バッハ:
 2つのヴァイオリンのための協奏曲二短調BWV.1043 *
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
  12inch VOX STPL511540 -
  1960年代初期録音STEREO
(ヴァイオリン)ディーター・ヴォルホルツ *
ギュンター・ケール指揮
マインツ室内管弦楽団
バッハ:
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調BWV.1015
 同 第3番ホ長調BWV.1016
  10inch Opera 3243 - 1960年録音MONO
(チェンバロ)マルティン・ガリング
(ヴァイオリン)ズザーネ・ラウテンバッハー

ASS-130
\1390
廃盤
ショパン:
 ポロネーズOp.26-1,2 練習曲Op.25-7
 即興曲Op.29 ノクターンOp.posth
 ワルツOp.64-2 Op.69-1 前奏曲Op.28-6,7,15,20
 マズルカOp.17-4 Op.33-1 Op.68-2,4 (全15曲)
(ピアノ) ズビグ二ェフ・ジェヴィエツキ
 12inch Muza XL0117 - 1960年代初期録音MONO
 ポーランドでは有名なピアノの先生、ショパン自身が使用したピアノ1849年製プレイエルによる演奏


 ご存知のようにショパンはプレイエル・ピアノを愛していた。
 「疲れているときはエラールを弾く。気分が良くて体力があるときはプレイエルを弾く。」
 つまりエラールは均一で整った音が出るから疲れててもそれがあまり分からない、でも表現力豊かに演奏する体力と集中力があるときは、繊細で高度な表現が可能なプレイエルを弾く・・・ということ。結局ショパンの脳裏にはいつもプレイエルがあった。マヨルカ島にもっていったのもプレイエルだし、ショパンの棺桶を担いだ男の一人はプレイエルの社長だった。
 これはショパンが実際に弾いたとされるプレイエルを用いたアルバム。
 ポーランドMUZAによる作製だから、国家を掛けたプレオジェクトだったことは間違いない。
 今でも同様の企画はあるが、今から50年前、そしてショパンの死後100年に録音されたプレイエルによるショパン・・・聴いてみたい。







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