BRL 95329
(9CD)
¥5100
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クリスティアン・エルバッハ(Ca. 1570-1635):オルガン曲全集
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マヌエル・トマディン(Org) |
Disc. 1
第5旋法による入祭唱/第2旋法によるフーガ/トッカータ/第2旋法によるカンツォーナ/
第1旋法によるトッカータ/第5旋法によるカンツォーナ/第2旋法によるリチェルカーレ/
第5旋法によるトッカータ/聖体奉挙の前の幻想曲/第3旋法のトッカータ/
第1旋法のリチェルカーレ/第7旋法のトッカータ/第2旋法によるカンツォーナ/
第8旋法による入祭唱/第4旋法によるトッカータ/第4旋法によるリチェルカーレ/
第8旋法によるトッカータ
Disc. 2
第5旋法による入祭唱/第5旋法によるカンツォーナ/第2旋法による入祭唱/トッカータ/
カンツォーナ/第1旋法によるリチェルカーレ/フーガ/第3旋法によるリチェルカーレ/
第3旋法によるカンツォーナ/第6旋法による幻想曲/第8旋法によるマニフィカト/
第1旋法によるトッカータ/リチェルカーレ/トッカータ/第6旋法によるリチェルカーレ
Disc. 3
第5旋法によるトッカータ/第8旋法によるカンツォーナ/第1旋法によるリチェルカーレ/
第12旋法によるフーガ/第8旋法によるトッカータ/第5旋法にカンツォーナ/
第7旋法と第8旋法によるリチェルカーレ/第1旋法によるトッカータ/第1旋法による幻想曲/
第4旋法によるリチェルカーレ/第2旋法によるマニフィカト/
第9旋法によるリチェルカーレ(Io son ferito,
hai lassoとVestiva colli のフーガによる)/
第1旋法によるトッカータ/第3旋法によるリチェルカーレ/第2旋法によるカンツォーナ/
第1旋法によるトッカータ/第7旋法によるリチェルカーレ/第1旋法によるトッカータ
Disc. 4
カンツォーナ/第2旋法によるカンツォーナ/第3旋法によるフランス風カンツォーナ/
第1旋法によるカンツォーナ/リチェルカーレ/トッカータ/第8旋法によるカンツォーナ/
第2旋法によるカンツォーナ/第1旋法によるトッカータ/第7旋法によるカンツォーナ/
第2旋法によるカンツォーナ/第2旋法によるトッカータ/リチェルカーレ/
カンツォーナ/第2旋法によるカンツォーナ/カンツォーナ/第1旋法によるトッカータ/
フーガ/第8旋法によるカンツォーナ
Disc. 5
第2旋法による入祭唱/第7旋法によるカンツォーナ/第1旋法によるトッカータ/
第1旋法による幻想曲/第4旋法によるリチェルカーレ/第4旋法による入祭唱/
第3旋法によるマニフィカト/第3旋法によるリチェルカーレ/第2旋法によるトッカータ/
第4旋法によるカンツォーナ/第2旋法によるフーガ/第4旋法によるトッカータ
Disc. 6
第2旋法によるトッカータ/第7旋法によるリチェルカーレ/第9旋法によるカンツォーナ/
第4旋法によるトッカータ/第7旋法によるリチェルカーレ/第12旋法によるフーガ/
第4旋法によるトッカータ/第2旋法によるカンツォーナ/第7旋法によるトッカータ
トッカータ第2旋法によるカンツォーナ/第7旋法によるリチェルカーレ/
第6旋法による入祭唱/復活祭のキリエ/第1旋法による入祭唱/
第6旋法によるリチェルカーレ/第2旋法による入祭唱/我らの救い主イエスよ
Disc. 7
第1旋法によるトッカータ/第6旋法によるカンツォーナ/第1旋法による幻想曲/
第5旋法によるリチェルカーレ/第6旋法による入祭唱/第1旋法によるフーガ/
第9旋法によるリチェルカーレ/単純なキリエ/第7旋法によるカンツォーナ/
第5旋法によるリチェルカーレ/第5旋法によるマニフィカト/
第1旋法によるリチェルカーレ/トッカータ
Disc. 8
第2旋法によるトッカータ/第7旋法によるリチェルカーレ/第1旋法による入祭唱/
第2旋法によるトッカータ/二重キリエ/リチェルカーレ/第12旋法によるカンツォーナ/
リチェルカーレ/第3、第4旋法による入祭唱/第5旋法によるリチェルカーレ
Disc. 9
第6旋法によるマニフィカトの後のトッカータ/第4旋法によるトッカータ/
第2旋法によるリチェルカーレ/荘厳なキリエ/第6旋法によるカンツォーナ/
第8旋法によるリチェルカーレ/第6旋法によるカンツォーナ/第1旋法によるマニフィカト/
第1と第2旋法によるトッカータ/リチェルカーレ/トッカータ |
クリスティアン・エルバッハの詳細な情報は少なく、不明な点も多いのですが、生涯を通してドイツのアウグスブルクでオルガニストとして、またオルガン教師として活躍しました。とても優秀な教師であったため、多くの都市からカトリック、プロテスタント両方の生徒が集まってきたと言われています。当時、北ドイツ・オルガン楽派の育成に寄与したスウェーリンクに引けを取らない教育者でありました。鍵盤楽器のための作品は、フーガやリチェルカーレ、マニフィカトなどが多く、とりわけトッカータに見られるヴィルトゥオーゾ的な作風は、南ドイツのオルガンの作曲スタイルに強い影響を与えました。その作曲スタイルは、ヴェネチア派のガブリエリの作品を彷彿とさせるもので、荘厳で豪華なイタリアのオルガンで演奏することで、エルバッハの高い音楽性を知ることができます。
演奏するマヌエル・トマディンは、エルバッハの音楽の素晴らしさを表現するために多くのオルガンを使用し録音しました。いくつかの作品は、作曲当時の歴史的な価値の高いオルガンも含まれています。詳細はブックレットに表記されています。これまで多くのオルガン作品を紹介・録音するトマディンの取り組みにより、また新たにひとりの作曲家の作品に出合えたことを喜ばずにはいられない素晴らしいボックスセットの登場です。
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ミューズの芸術
― 現代女性作曲家によるハープシコード曲集 |
ルカ・クインタヴァッレ(Harpsichord) |
オーガスタ・リード・トーマス(1964-):ファイアー・ワルツ(バルトークを讃えて)
ウルズラ・マムロク(192-2016):3つのバガテル
タニア・レオン(1943-):トゥンバオ
グラシアーヌ・フィンジ:エスプレッシーヴォ(ハープシコードど固定された音のための)
カローラ・オベルミュラー(1977-):Suite
des femmages
エロリン・ウォーレン(1958-):ルイスのループ
サンタ・ラトニエチェ(1977-):Mira
アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):インプレッションズ
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):Ritorno
perpetuo
望月京(1969-):メビウス・リング |
ルカ・クインタヴァッレによる、極めて独創的で画期的なコンセプトで登場した「現代音楽で活躍している女性作曲家」によるチェンバロ音楽。女性作曲家たちが私たちに「新たな発見」を示す音楽集となりました。彼女たちの豊かでありながら、時に矛盾するような多様な作曲スタイルは、共存するだけでなく、互いに刺激を与え、支え合う響きを与えてくれる感じを受けることができます。
チェンバロという楽器の長い歴史で、現代音楽のレパートリーが拡がることは、意義の深いことに間違いありません。前代未聞の音楽、音色、効果に満ちた非凡で魅力的な音の変化を楽しめる一枚です。
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ジャン=バティスト・ロバン(1976-):
管弦楽曲、室内楽曲集
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ヴァリアスアーティスツ |
ミステリーサークル(管弦楽のための) ジャン・ドロワイエ指揮、フランス国立管弦楽団
ティック・タック(ピアノとヴァイオリンのための) サラ・ネムタヌ(Vln)ロマン・デシャルム(pf)
ゼニス(2つのオーボエと弦楽合奏のための) ニコラス・シャルヴァン指揮、サヴォア地方管弦楽団
Poemes de l'aube et de la nuit(メゾソプラノとピアノための)
デルフィーネ・ハイダン(MSop)ロマン・デシャルム(pf)
3つの夜(2つのチェロのための) ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール、フランソワ・サルク(Vc)
La lame des heures(管弦楽のための) マリン・オルソップ指揮、フランス国立管弦楽団 |
ジャン=バティスト・ロバンは、作曲家・オルガニストとして、幅広く活動しています。独奏楽器から管弦楽曲まで50以上の作品を作曲し、その作品は、フランス国立管弦楽団をはじめ著名なオーケストラ、アーティストによって演奏されており、フランス、イギリスなどで多くの賞を受賞しています。ロバンの近年発表された作品をまとめた作品集です。「タイム・サークル」というタイトルが付き、時間軸をテーマにしています。多くのアーティストによる演奏でロバンの音楽の魅力を紹介しています。
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ヒンメロート修道院のバッハ
シンフォニア(カンタータ第29番より マルセル・デュプレ編)
シャコンヌ(パルティータBWV.1004より ウリッセ・マッテイ編)
協奏曲ニ短調BWV.596(ヴィヴァルディ原曲)
前奏曲とフーガ変ホ長調BWV.552、
シチリアーノ(フルートソナタBWV.1031より
ルイ・ヴィエルヌ編)
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903(レーガー編)
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582 |
アドリアーノ・ファルチョーニ(Org) |
ヒンメロード修道院のJ.クライス社オルガンは1962年に製作されました。「典型的なネオバロック」と表現されたオルガン。音響的に時代を先取りしていると言われた理由に、カトリックの典礼に欠かせない穏やかな弦楽器との調和が見事であったことが挙げられます。
そのようなオルガンを使用してのバッハアルバムを演奏するファルチョーニ。ロマン派の作曲家を中心にブリリアントクラシックスに録音を続けていますが、今回は、この特徴的なオルガンで、王道でもあるバッハの作品をどのように演奏しているのか注目です。
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クリスマス・ハープ曲集 |
アンナ・パセッティ(Harp) |
ニコラ=シャルル・ボクサ(1789-1856):「神の御子は今宵しも」による幻想曲
ジョゼフ・マッツィンギ(1765-1844):アンダンテ(ソナタOp.30-3より)
チャールズ・オベルトゥール(1845-1924):聖母マリアOp.106-3
エドモンド・シュエーカー(1860-1911):クリスマスキャロルOp.21-2
ヨハネス・スノエル(1868-1936):2つのクリスマスキャロルのための幻想曲Op.59
アルフォンス・アッセルマン(1845-1912):クリスマス物語Op.33
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):小さなクレーシュ・ド・ノエルOp.31-6、雪の中の鐘Op.39-11
アンリエット・ルニエ(1875-1956):クリスマス物語
マルセル・グランジャニー(1891-1975):プロヴァンスのクリスマスOp.24、きよしこの夜
聖なる夜
マルセル・サミュエル=ルソー(1882-1955):古いノエルによる牧歌風変奏曲
カルロス・サルセード(1885-1961):演奏会用変奏曲「おお
もみの木よ」
ジェームス・ロード・ピアポント(1822-1893)(長澤真澄編):ジングル・スウィングル・ベルズ |
クリスマスシーズンに向けてリリースされるとても魅力的な内容の1枚です。幻想的な雰囲気のクリスマス。ハープの優しく心地よい光り輝く音色は、クリスマスの精神を伝える理想的な楽器でもあります。7人の作曲家によるハープのためのクリスマスの音楽集。心豊かな時間にふさわしい音楽と言えるでしょう。
演奏するパセッティはイタリアのハーピスト。ハープのための未知の音楽の研究にも積極的に取り組んでいます。今後のハープのための音楽の発表が楽しみなアーティストです。
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J.S.バッハ(ルイジ・アッタデモ編):ギターによる演奏集
前奏曲(チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007より)
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
シャコンヌ(ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調BWV.1004より)
アリア(ゴールドベルク変奏曲BWV.988より)
アリア(組曲第3番ニ長調BWV.1068より)
ラルゴ(協奏曲ヘ短調BWV.1056より)
ガヴォット(チェロ組曲第6番ニ長調BWV.1012より)
ガヴォット(パルティータ第3番ホ長調BWV.1006より)
シチリアーノ(ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV.1001より)
シチリアーノ(フルートソナタBWV.1031より)
主よ人の望みの喜びよ(デイヴィッド・ラッセル編曲版) |
ルイジ・アッタデモ(Guitar) |
現在、私たちが知っているようなギターは、バッハの時代には存在していません。バロックギターと呼ばれるものはありましたが、ドイツでは普及していなかったようです。それに近い楽器でバロックリュートをバッハは所持していたようですが、演奏はしていなかったと考えられています。バッハの音楽は、「不滅の音楽」と言われるように、どのように演奏されても編曲されても本質的な音楽は失われません。このアルバムは、現代のギターで演奏するために編曲された有名な作品ばかりを集めています。
ブリリアントクラシックスで多くのギター曲をリリースしているアッタデモによる新録音です。
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ヴィターリ、60曲からなる「音楽の技術」
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:音楽の技術Op.13 |
アンドレア・コーエン(Harpsichord) |
音楽を愛するフランチェスコ2世デステ公爵の宮廷で活躍したヴィターリ。60曲からなる「音楽の技術」Op.13は、難易度順に並べられた対位法的技巧のための教則本で、バッハ以前に存在した貴重な作品。2声から12声のためのカノンで構成されており、その多くに様々な技法のための工夫が凝らされているのが特徴です。
すべての曲は、1台のチェンバロで演奏されています。複雑な構成を持つこの作品を正しく表現するために、最先端の録音技術を駆使して完成しました。作品の記録としての価値も高く貴重な一枚と言えるでしょう。
日本でも演奏会を行ったことのあるコーエン。前作テレマンの100のメヌエットでは、その驚異の演奏で実力を示しました。この新録音も期待せずにはいられません。
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ミヒャエル・ハイドン:宗教曲集
聖レオポルトのミサ曲 MH.837
罪なき幼な子の祝日のための晩課 MH.548
聖アロイジのミサ MH.257 |
ロベルタ・パラニンフォ指揮、
アカデミア・ヴォカーレ・ディ・ジェノバ
ジェノヴァ声楽アンサンブル |
ミヒャエル・ハイドンは、オーストリアのローラウ生まれ。8歳の時、ウィーンのシュテファン寺院の聖歌隊に入り、歌、ヴァイオリン、オルガンを学んでいます。25歳の時には、ザルツブルクの宮廷作曲家として十数曲のミサ曲や15曲の交響曲などを完成させていました。またザルツブルク大聖堂のオルガニストとしても活躍するなど、実りある人生をザルツブルグで過ごしています。ミヒャエル・ハイドンは兄のヨーゼフ・ハイドンの名声に隠れてしまっていますが、当時、モーツァルト親子に高く評価されていました。またヨーゼフも弟・ミヒャエルの声楽作品を、自分の声楽作品よりも優れていると考えていたといわれています。ヨーゼフのオペラ的な声楽スタイルに対し、ミヒャエルの作品は、敬虔で献身的な雰囲気に満ちています。
この新録音では、3つの比較的規模の大きな典礼作品が収録されています。ミヒャエルの作風の根幹ともいえる宗教音楽を充分に感じることのできる一枚です。
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BRL 96705
(3CD)
¥2300
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アール・ワイルド(1915-2010):ピアノ曲全集 |
ジョヴァンニ・ドリア・ミギエッタ(pf) |
Disc. 1
マルチェッロ(アール・ワイルド編):アダージョ/J.S.バッハ(ワイルド編):プーランクをたたえて/
ショパン(ワイルド編):ラルゲット(ピアノ協奏曲第2番より)/
フォーレ(ワイルド編):夢のあとに/ガーシュウィン(ワイルド編):誰か私を見守って/
ガーシュウィン(ワイルド編):7つの超絶技巧練習曲/アールワイルド:ピアノソナタ2000
Disc. 2
アール・ワイルドによるラフマニノフの歌曲編曲集、6つの歌Op.38より「夢」、12の歌Op.21より「ここはすばらしい場所」
6つの歌Op.4より「美しい人よ私のために歌わないで」、12の歌Op.21より「何という苦しさ」、
12の歌Op.14より「小島」、14の歌Op.34より「ミューズ」
12の歌Op.14より「この夏の夜」、15の歌Op.26より「子どもたちに」、
12の歌Op.14より「ああ悲しまないで」、6つの歌Op.4より「夜の静けさに」「ああ私の畑よ」
12の歌Op.21より「まひわの死によせて」、14の歌Op.
34より「ヴォカリーズ」、12の歌Op.14より「春の洪水」
Disc. 3
フランク・チャーチル(アール・ワイルド編):白雪姫のための音楽/
ガーシュウィン(ワイルド編):「ポーギーとベス」による幻想曲
サン=サーンス(ワイルド編):交響詩「オンファールの糸車」Op.31/
ヘンデル(ワイルド編):調子の良い鍛冶屋/
チャイコフスキー(ワイルド編):白鳥の湖組曲より「白鳥の踊り」/
6つの歌Op.38より「騒がしい舞踏会の中で」/ワイルド:ハラベ・タパティオ |
20世紀最大のピアニスト、アール・ワイルド。その膨大なレパートリー、驚異的なテクニックだけではなく、温かみのある演奏技術を持ち合わせた、伝説のピアニストと呼ぶにふさわしいひとりと言えるでしょう。ワイルドは即興演奏も得意で、演奏会では頻繁に自作の幻想曲を演奏していました。幸いにもこれらの素晴らしい作品を書き留めており、オリジナルのピアノ作品だけでなく、編曲集などの作品も残されています。
この 3 枚組 CD は、有名な「ポーギーとベス」幻想曲、練習曲、ピアノソナタ、ラフマニノフの歌曲の編曲集とオリジナルのピアノ作品を全曲収録しており、ピアニストの輝きと名人芸的な作曲・編曲者としての一面も楽しむことができます。
以前はピアノクラシック・レーベルからそれぞれ発売されていましたが、今回3枚組としてブリリアントクラシックスで再発売となりました。
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BRL 96713
(2CD)
¥1900
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モンテカッシーノ修道院のチェロ ― 19世紀の宗教的、世俗的曲集
Disc. 1 世俗的音楽集
ヴァレンティノ・ベルトーヤ(1757-after
1820):
チェロ二重奏曲第6番変ホ長調/
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870):悲歌
パドレ・プラシド・アベラ(1814-1876):コンチェルト・アルモニコ/
メルカダンテ:チェロとハープのためのソロ(歌劇「誓い」より)
アベラ:コンチェルト・アルモニコ/メルカダンテ:夢/
エルネスト・アントニオ・ルイジ・クープ(1802-1879):情熱Op.40/
ドメニコ・ラボチェッタ(1823-1896):舟歌
クープ:悲しき想いOp.50/ベッリーニ:清らかな女神よ
Disc. 2 宗教的音楽集
ドメニコ・コリリアーノ(1770-1838):
聖週間のためのレスポンソリウム「オリーブの山で」、
聖土曜日のレスポンソリウム「処女の如く嘆き悲しめ」、
聖母マリアの連祷
ピエトロ・レイ(1773-1857):サルヴェ・レジナ/
メルカダンテ:サルヴェ・マリア/
ジギスモント・タールベルク(1812-1871):アンダンテ・レリジョーソ
アベラ:
アペルトゥーラ、
「われわれはあなたに感謝する」への序奏(グローリアより)、
オルガンのためのオッフェルトリオ(荘厳ミサより)、
Armonia pel tempo dell'Elevazione(荘厳ミサより)
ボニファシオ・マリア・クリュッグ神父(1838-1909):ゴルゴダ |
マッテオ・マラゴーリ(Vc)
リサ・デ・ポロ(pf)
クリスティーナ・チェンタ(Harp)
アルヴィーゼ・メイソン(Harmonium、Org)
ハザル・ムルシットピナル(Br)
シミズ・ユキコ、ルドヴィカ・マルクッツィ(Sop)
フラヴィア・デル・ジューディチェ、
ミッリ・フッリン(MSop)
ラファエーレ・ジョルダーニ(Ten)
アラン・ダリオ(Vc)
アンジェロ・リツィエーロ(Cb)
アルベルト・ペロシン指揮 |
紀元529年にヌルシアのベネディクトによって創設されたモンテカッシーノ修道院は、現在でもベネディクト会の祖先の修道院と考えられています。744年に大修道院は独立を認められますが、1503年にはナポリ王国に、1860年からはサルデーニャ王国に領土を奪われます。1927年以降モンテカッシーノ修道院は、当時新しく設立されたフロジノーネ県(イタリアのラツィオ州)の一部となります。第二次世界大戦で完全に破壊されますが、1948年から1956年にかけて、修道院は計画に従って再建されました。
演奏するにあたり、ピアノ、ハルモニウム、フルート、ヴァイオリン、チェロが中心に使用されていますが、中でもチェロは最も重要な楽器であるとされています。そのことは、地元の公文書館に保管されている重要なチェロ独奏の楽譜やメソッドからも確認でき、この楽器への強い愛着を示している感じもします。作品は、聖と俗の両方があります。聖楽は19世紀に入ってから、世俗は17世紀から19世紀末のナポリ時代にかけてのものとなっています。
このアーカイブの保存は、演奏者としても活動し音楽に詳しいイタリア・ラクイラ出身のマウロ・リベラトーレ神父(1810-1879)と、シラクサ出身のプラシド・アベラ神父(1814-1876)によって行われました。
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ペルト(ファン・フェーン編):ティンティナブリ
フラトレス、アリーナのために、
アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲、断続する平行、
ウクアル・ワルツ、アリーナのために(拡張版)、
アンナ・マリアのために、鏡の中の鏡
ファン・フェーン:ペルトマニア |
イェローン・ファン・フェーン(pf)
ヨアヒム・エイランダー(Vc) |
瞑想的で幻覚的な効果、精神的な瞑想の世界を生み出すペルトの音楽。最大限の効果を発揮するミニマリズムを目指す主義として、ティンティナブリ(ラテン語で「鐘」の意味)様式を基調とし、複雑さを増すのではなく、音素材を極端に減らし、必要不可欠なものに限定した音楽は、伝統的なクラシックの聴衆だけでなく、オープンマインドな新しい世代の聴衆からも絶大な人気を得ています。静謐でゆったりとした雰囲気の中で、スローダウンしていくような感覚が、ペルトの世界を更に興味深くさせてくれます。
演奏は、イェローン・ファン・フェーン。今ミニマル音楽のジャンルで最も実力のあるアーティストです。
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