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イタリア・ミラノのこだわりレーベル
CONCERTO その1
輸入盤1CD\2290
〜11/26(日)

 イタリア、ミラノのレーベルらしい、世界でも有数の優雅なレーベルCONCERTO。
 主に古楽を中心にリリースしているが、そのコンセプトが一筋縄でいかないところもイタリア人らしいこだわり。イタリアの「知られざる音楽美」をさらりと掘り出してくるそのおしゃれなさりげなさがたまらない。
 古楽界の名テノール、ビーズリーや看板チェンバリスト、ラヴィッツァなど演奏陣も充実。また母体が録音会社であるため音質は最高級。
 国内盤で流通していてその充実した内容はすでにご存知の方も多いと思いますが、今回は入手しづらい輸入盤もあわせてご紹介します。
 内容が濃いのでまずは13タイトル。
 
 その2はこちら。その3はこちら


Tarrega: Complete Works for Guitar
CNT 2001
(2CD)
(国内盤)
\4515
タレガ ギターのための作品集
フランシスコ・タレガ(1825〜1909):
《Disc1》
 1. アラビア風奇想曲(セレナータ) 2. 朝の歌
 3. エル・コルンピオ 4. マリア
 5. マリエータ 6. アデリータ!
 7. ロジータ 8. 大ワルツ 9. オダリスク舞曲
 10. パバーナ 11. パキート(ワルツ)
 12. ペピータ 13. ムーア舞曲
 14. ワルツ ニ長調 15. アルハンブラの思い出
 16. マズルカ ト長調 17. ミヌエット
 18. アラールのソナチネにもとづく練習曲
 19. イザベル(ワルツ) 20. 蝶々
 21. クラーマーの練習曲にもとづく練習曲
 22. 夢 23. ふたりの姉妹
 24. パガニーニの「ヴェネツィアの謝肉祭」にもとづく変奏曲

《Disc2》
 1. 24の前奏曲集(全曲)
 2. 前奏曲 イ短調(シューマンの作品99-2の編曲)
 3. メヌエット形式による練習曲
 4. ダマスの主題による練習曲 5. 夢(トレモロ練習曲)
 6. ト調調の練習曲
 7. プリュダンのソナチネによる練習曲
 8. なめらかさの練習曲
 9. 作者不詳のスペインの旋律によるマズルカ
 10. メンデルスゾーンの「ヴェネツィアの舟歌」作品19-6
 11. ヴェルディの『椿姫』による幻想曲
ジューリオ・タンパリーニ(G)
使用楽器:ルチアーノ・ロヴァディーナ1987年製
CNT 2001
(2CD)
(輸入盤)
\3290

日本語解説なし
 タレガはそれこそクラシック・ギターをかじった人なら「ロジータ」や「アラビア風奇想曲」など、必ず何曲か弾いてみたりしているであろう重要作曲家!昨今はNAXOSその他のレーベルの活躍で19世紀のギター音楽もずいぶん詳しく紹介されるようになったとはいえ、タレガの偉大さがそれで揺らぐわけではない!
 タレガの生年は1825年だから、考えてみればブルックナーやスメタナ、ヨハン・シュトラウス2世あたりと同世代に属する人。これだけ体系的に曲を集めてみると、ポルカやマズルカ、ワルツといった19世紀サロン的舞曲も多いのに気づかされてみたり、大規模な変奏曲や幻想曲のたぐいの“壮大さ”に改めて感じ入ったりする。
 しかしそうした喜びをイチイチ噛み締められるのも、ひとえに演奏者タンバリーニの技量あってのこと!解釈そのものはわりと端正(磨き抜かれた技巧の確かさ!)ストレートな方だとは思うけれど、それでもよく知っているはずの名曲がなんとも瑞々しく響き、知らなかった曲は本来の持ち味がひしひしと伝わるように感じられ、ちょこっとだけ聴くはずが次々と惹かれてしまう。あらためてタレガをじっくり、という方にも、ギターものはあまり聴かないクラシック・ファンにも。この奥深さを見逃す手はない!とお勧めしたい2枚組。

CNT 2004
(国内盤)
\2940
ボッテジーニ(1821〜1889):
 1) メロディ(悲愴なるロマンス)
 2) 序奏とボレロ
 3) ニ長調のエレジア/タランテッラ
 4) メンデルスゾーン風の大アレーグロ
 5) ベッリーニの歌劇『夢遊病の女』による幻想曲
 6)「ヴェネツィアの謝肉祭」に基づく序奏と変奏
フランチェスコ・シラグーサ(コントラバス)
ロベルト・パルッツォ(P)
CNT 2004
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 コントラバスも他の楽器の例にもれず、19世紀に超絶的スーパープレイヤーがあらわれて演奏技巧が飛躍的に発展した――その代表的存在は、コントラバス関係者なら誰でもご存知、カイロでヴェルディ『アイーダ』の世界初演を指揮したイタリア人、ボッテジーニ!
 重音奏法やフラジオレット、とんでもない高速パッセージなどをふんだんに盛り込んだその難曲の数々は、これまでに数々のコントラバス奏者たちによって愛奏され(ひっそり)録音され続けてきたわけだが、ミラノ・スカラ座で首席奏者をつとめるシチリア生まれの名手シラグーサの解釈は、ちょっと一枚上手なのだ――ただでさえ演奏ノイズの多い巨大楽器コントラバスだけに、超絶技巧の側面をハデに押し出すのはある意味たやすいのだが、シラグーザはどのパッセージも完璧に弾きこなして、あくまで困難を感じさせない方向で。むしろ彼が魂を注ぎ込んでいるのは、このヴェルディの同時代人(しかもイタリア人)の作品群が、いかに濃やかな“歌”にみちているか、なのだ!
 しなやか&優美な重低音でリズミカルに進む展開、パガニーニばりの超絶技巧でかそけき高音へと駆け上がるフラジオレット…コントラバスの語り口そのものになれていない聴き手さえ、この演奏ならボッテジーニの「歌心」の側面をひしひしと感じ取ることになるのでは?じわりと響いて攻撃的でない、コントラバスを「美しい」と感じさせてやまない好感触ぶり――スカラ座を支える技量はダテじゃない、オペラ・ファンにも奈落の底力を実感していただけるおすすめの逸品!

CNT 2005
(国内盤)
\2940
踊るアレグロ 〜イタリアのクラリネット室内楽〜
 ロータ、ブゾーニ、モリコーネ、カステルヌオーヴォ=テデスコ…

ニーノ・ロータ(1911〜79):
 1. 踊るアレグロ
 2. クラリネット・ソナタ ニ調(1945)
フェルッチオ・ブゾーニ(1866〜1924):
 3. エレジー 〜クラリネットとピアノのための
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ (1895〜1968):
 4. クラリネット・ソナタ 作品128
エンニオ・モリコーネ(1928〜):
 5. 「仮説」〜クラリネットとピアノのための
ヴィットリオ・フェッレガーラ(1927〜):
 6. 子守唄 〜クラリネットとピアノのための
ラファエレ・カッチオーラ(1965〜):
 7. 物語さまざま 〜クラリネットとピアノのための
ミケーレ・ダッロンガロ(1957〜):
 8. まわり道 〜クラリネットとピアノのための
ロッコ・パリージ(cl)
ガブリエーレ・ロータ(p)
CNT 2005
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 オペラの国ならではの――否、「映画のような」ロマンティシズムと、芸術音楽の間にかくもおしゃれで聴きごたえある音響世界が息づいていた!旋律美、ロマン的詩情...クラリネットの美がきわだつ八つの物語を、絶品のブロウで!
 イタリアの音楽は、オペラばかり――なんて今じゃ誰も思わないでしょうが、100年くらい前まで、大半のイタリア人は、オペラ以外の音楽がまともな鑑賞に足りうるものだなんて、信じていませんでした。けれども、そのあいだに培われた比類ない歌心のおかげで、20世紀初頭に堰を切ったように「芸術音楽にめざめた」イタリア人たちの器楽曲には、必ずといっていいほど、忘れがたい旋律美が息づいています(“歌心”のない曲は、やっぱり音楽と認められないんでしょうね)。
 これはイタリアの音楽界に、20世紀を通じてそうした歓迎すべき風潮があったことを如実に示してくれるクラリネット・アルバム!
 ブゾーニやカステルヌオーヴォ=テデスコといった比較的知られた巨匠たちの傑作もさることながら、そこにエンニオ・モリコーネやニーノ・ロータといった、映画音楽の領域で名を売ってきた作曲家たちの作品がごく自然に居並び、一貫性ある音楽シーンの現出に一役買っているのは嬉しい驚き――なにしろロータはフェリーニ映画で名が知られる前、レスピーギやマリピエロとともに「オペラだけじゃないイタリア音楽」を最初につくりあげた巨匠ピツェッティのもとで学んだ本格派の作曲家だったわけですし、モリコーネも新古典主義の巨匠ペトラッシの門下から出た人で、じゅうぶんクラシックの文脈で語れる作品も残しているのです!とくにロータ初期のソナタは、まるでシューマンのような詩情ただようロマン派風...モリコーネ作品も「映画のような」オシャレで高雅なサウンド、かつクラシック領域の小品としても通用しうる感じ(ピアソラをもう少しクラシック寄りにしたような感じでしょうか)。ブゾーニのロマン情緒、フェッレガーラら新世代のセンスともしっくりマッチする絶妙サウンドが広がります。ちょいと澄まして芸ひけらかさず、といった感じでオトナのサウンドを紡いでみせるソリストは、ベリオのセクエンツァ9cの初演者でもあるバス・クラの名手パリージ!バスの達人ゆえか?表現力には天才的な冴えが…ピアノのからみぐあいも絶妙、BGM にも傾聴にも向く味わい深い室内楽盤に仕上がってます!

CNT2009
(国内盤)
\2940
ユダヤ教徒たちのバロックと古典派
 S.ロッシ、グロッシ、カツェレス、ヘンデル、リダルティ

サロモーネ・ロッシ(1567〜1628)
 1. 8声の雅歌「我らが神に似る者なし」
 2. 5声のシンフォニア
 3. ガリヤルダ「ヴェントゥリーノ」
 4. 詩篇第124 篇
 5. 4声のシンフォニア
 6. ガリアルダ「アンドレアジーナ」
 7. 詩篇第100 篇
カルロ・グロッシ(1634〜88)
 8. ヘブライ語カンタータ「友たちよ、幸あれ」
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685〜1759)
 9. オラトリオ「エステル」より 合唱とアリア
アヴラハム・カツェレス(18 世紀前半に活躍)
 10.おお、わが欲望よ
 11. 汝、語れぬ者に言葉を与え
 12. カンタータ「神を讃え」
 クリスティアーノ・ジュゼッペ・リダルティ(1730〜93):
 13. おお、わが欲望よ
 14. カンタータ「安らかに、汝の花婿を」
 15. ベフィ・イェサリム〜4声のための
 16. オラトリオ「エステル」より アリアと合唱
Ens.サロモーネ・ロッシ(古楽器使用)
CNT2009
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 エキゾチックな響きのヘブライ語歌詞、ゆたかな音響と馴染みぶかい音作り...身近なのにどこか異国情緒。バロックと古典派の語法を、ヨーロッパのユダヤ人たちはどう取り入れていったのか――イタリア新世代の気鋭アンサンブルが、教えてくれます!
 民俗情緒と古楽の融合…といえば、Alpha レーベルの「白シリーズ」の得意芸ですが、意外なところから不思議な音響体験をもたらしてくれるイタリアのConcerto も負けてはいません――今回世に問うたのは、ヨーロッパのユダヤ人たちが、17 世紀から18 世紀にかけて自分たちのことば、つまりヘブライ語の歌詞で綴った芸術音楽の数々! シナゴーグ(ユダヤ寺院)で歌われていたような「教会音楽」もあれば、器楽伴奏のカンタータ、立派なオラトリオからの抜粋もあります…が、総じて言えるのは、意外にもバロックそのまま、古典派そのままの音楽スタイルであること。なのに、歌詞はイタリア語でもドイツ語でも東欧諸語でもない――母音よりも子音が豊かな、どこか中近東ふうなヘブライ語の響きから、醸し出される異国情緒はなんともエキゾチック!類例としてはボストン・カメラータ「ユダヤのバロック音楽」(hmf)なんて録音もありますが、こちらはもう35 年も前のもの――イタリアのシーンでバリバリ活躍中のEns.サロモーネ・ロッシによる演奏は最先端のみずみずしさで一線を画します!
 しかもボストン・カメラータ盤は17 世紀前後のバロックものに限定されていたのに対し、こちらは近年再評価めざましいピサの作曲家リダルティ(hyperion の絶品協奏曲集、ご存知ですか?)をはじめ、古典派周辺までレパートリーが広がっているうえ、ヘブライ語聖書「エステル記」にもとづくヘンデルの有名オラトリオ抜粋のような、感覚的に馴染みぶかい作品も交えて音楽史の王道との近親性を打ち出すなど、なかなか周到なプログラム。ヴェネツィアで活躍したロッシのマドリガーレふう作品には静謐美、リダルティの初期古典派ふう旋律美…と、聴きどころはさまざま盛りだくさん!違った角度から古楽を新鮮に見直せる、注目アルバム。

CNT 2017
(国内盤)
\2940
そは五月〜ヴェネツィアの世俗音楽、
         ルネサンスからバロックへ

 1. そは五月(作者不詳)
 2. トゥルルル(パオロ・スコート)
 3. サルタレッロ「ゾルジ」
 4. 太陽をまとった美しきおとめ(トロンボチーノ)
 5. トロンボチーノの「太陽をまとった〜」による
      オルガン曲(アンドレーア・アンティーコ)
 6. おいしいパンだよ、焼きたてだよ
    (作者不詳/ペトルッチのフロットラ集より)
 7. スペインの騎士ひとり(パタヴィーノ)
 8. フランス風バッロ(マイネリオ)
 9. イギリス風バッロ(マイネリオ)
 10. フリウリのバッロ「黒い娼婦」(マイネリオ)
 11. ラ・ゾッタ(フォリアーノ)
 12. 時に仕える羊飼いの女(作者不詳)
 13. パヴァーナ「エル・ビソン」
 14. ガリアルダ「ラ・ロチャ・エル・フーゾ」
 15. わしらはジプシー(ダ・ノーラ)
 16. 高貴なる恋人たち、気をつけなさい(フェッラーメロ)
 17. 第5トッカータ(カプスベルガー)
 18. パッサカーリャに乗せたカンタータ(サンチェス)
 19. カンツォーネ・パッサジャータ(ノターリ)
 20. 見捨てられたニンフ(ステファーニ)
 21. みな喜びて(リッチオ)
 22. カンツォーン「ラ・グリマネータ」(リッチオ)
 23. スペインの暴れ者(ジャンベルティ)
 24. 第8カンツォーナ「ランビティオーザ」(フレスコバルディ)
 25. どこまでもうつくしきダミジェッラ(カレスターニ)
アンサンブル・デル・リッチオ(古楽器使用)
マルコ・ビズリー(歌)
ジョルジオ・フェラリス(Lute他)
オッタヴィーオ・ダントーネ(スピネット、Cemb)
ルーカ・ボンヴィーニ(サックバット=トロンボーン)
ロレンツォ・ジロド、ジョヴァンニ・リヴォルタ(リコーダー)
CNT 2017
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 「声の魔術師」ことナポリの鬼才歌手マルコ・ビズリーも、このCONCERTOに一枚の忘れがたいアルバムを残している――しかしこの21世紀の傑作盤、名義は彼ではなく「アンサンブル・デル・リッチオ」なる古楽バンド。メンバーを良く見てみれば、なんと鍵盤は「アッカデーミア・ビサンティーナ」の指揮者、今やARTEなどでソリストとしても名盤連発中のオッタヴィオ・ダントーネ御大!サックバット(=トロンボーン)奏者もご注目、現代音楽シーンの名匠グロボカールにも師事、ヴァレーズ・アンサンブルにいたかと思えば古楽シーンではマラ・プニカやミクロログスなど異色団体ばかりと共演してきた異才ルーカ・ボンヴィーニが自由闊達、奔放にして絶美のオーセンティック・ブラス・サウンドを響かせる(彼の活躍ぶりだけでも傾聴に値!)。
 器楽曲も節目ごとに多数収録!フロットラと呼ばれる16世紀の単旋律世俗歌曲をスタート地点に、カッチーニあたりの中部イタリアで起こったバロックとはちょっと違う、音楽都市ヴェネツィアでの「バロック到来!」のようすを探ってゆくプログラムも頼もしい。後半に行くに従って、演奏よりも曲がどんどん羽を伸ばしてゆくように自由になってゆくのがまた爽快!ちなみにアンサンブル名も、17世紀初頭に活躍したヴェネツィアの作曲家リッチオ(本盤に2曲収録)にちなんでつけられている。上述したトロンボーンもさることながら、ダントーネの小気味良いスピネットといい、澱みなく真っ直ぐなルネサンス・リコーダーの美音といい、ビズリーの声(これはもう、いわずもがなの素晴しさ…)だけに留まらない「古楽の美」だらけのアルバム!

CNT2020
(国内盤)
\2940
18 世紀、ナポリ楽派の管弦楽曲
 〜シンフォニアからシンフォニーへ

 ニッコロ・ヨンメッリ(1714〜74):
  1) 歌劇『テミストークレ』〜シンフォニア(1757)
 ペルゴレージ(1710〜36):
  2) 幕間劇『恋に落ちた修道士』〜シンフォニア
 ニコラ・フィオレンツァ(?〜1761):
  3) シンフォニア ニ短調(1728頃)
 アントニオ・サッキーニ(1730〜86):
  4) シンフォニア ニ長調
 ニコラ・ピッチンニ(1728〜1800):
  5) シンフォニア ニ長調
 パスクヮーレ・アンフォッシ(1727〜97):
  6) シンフォニア「ヴェネツィア」(1775)
 ピエトロ・グリエルミ(1728〜1804):
  7) シンフォニア ト長調
 ニッコロ・ヨンメッリ(1714〜74):
  8) 荘厳ミサ曲 ニ長調〜シンフォニア
  ※2)以外すべて世界初録音
ナポリ室内管弦楽団
CNT2020
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 ほんのり懐かしい響きの現代楽器集団が弾く「シンフォニア」は、序曲か、交響曲か?ヨンメッリからサッキーニまで、様々な世代の名匠たちの歌心に、しっとり心を落ち着けたいこのアルバム。
 「夏の終わり」にのんびり聴きたい、南国ナポリからの好感度アルバムが伊Concertoからリリース。ガツガツせずに、まあのんびりと…と余裕綽々に構えたナポリの実力派現代楽器集団(もちろん、サン・カルロ座のピットの「やる気のない」時とは段違いのクオリティ!)が、どの曲も弾き進めるにつれてどんどん調子が上がってゆき、緩徐楽章ではうっとりするほどの叙情をあたりいちめんに漂わせる…いかにもイタリア人、というかこういう“美”の作り方は、オペラの本場たるこの国特有の“うたごころ”あってこそ!一昔前の美質が、今もちゃんと息づいているんですね。
 演目はバロック〜古典派時代、ナポリに四つの音楽院があって、時代を代表する音楽家たちが次々と世に出た頃の、偉大な歌劇作曲家たちの 「シンフォニア」さまざま…
 でも「シンフォニア」っていいかげんな言葉ですよね。オペラなら「序曲」、バロック時代は「シンフォニア」、古典派になると「交響曲」…本盤でも規模はさまざま、3分程度の「序奏」から10 分を越える比較的充実した曲まで、時代もバロック末期から古典派まで様々ですが、マンハイム楽派の傑作群やモーツァルトの『交響曲第32 番』を“交響曲”と呼べるのなら、これらも立派に「交響曲」といえそうな充実作ばかり!
 ギャラント様式全盛期に世界的人気を誇った天才たちだけに(シュトゥットガルトで活躍したヨンメッリ、パリでグルックと人気を二分したピッチンニ、モーツァルトも舌を巻いたアンフォッシ…)メロディのセンスは抜群!上品なBGM にするも良し、シンフォニアが「バロック序曲」から「交響曲」へ変容してゆく過程をじっくり聴き究めるもよし。ナポリ楽派の古典派とロマン派を繋ぐ名匠グリエルミなど、滅多に録音が出ない人の曲にも注目!

CNT2023
(2CD)
(国内盤)
\4515
モーツァルト:バセットホルンのための作品集
1. 3本のバセットホルンのための
 ディヴェルティメント第1番 変ロ長調 KV.439b-1
2. 3本のバセットホルンのための
 ディヴェルティメント第2番 変ロ長調 KV.439b-2
3. 3本のバセットホルンのための
 ディヴェルティメント第3番 変ロ長調 KV.439b-3
4. 3本のバセットホルンのための
 ディヴェルティメント第4番 変ロ長調 KV.439b-4
5. 3本のバセットホルンのための
 ディヴェルティメント第5番 変ロ長調 KV.439b-5
クラリネットとバセットホルンの合奏付き三重唱
 6. ノットゥルノ「愛らしきふたつの瞳」KV.439
 7. ノットゥルノ「おお、なんと誇らしき時」KV.436
 8. ノットゥルノ「やさしきまなざし、美しきまなざし」KV.346
 9. ノットゥルノ「そんな恋人同士を見つけることはできまい」KV.549
   (以上、三重唱と3本のバセットホルンのための)
 10. ノットゥルノ「いとしき人、もしあなたが遠くにいて」KV.438
11. ノットゥルノ「わたしはしずかに恨む」KV.437
   (以上、三重唱、2本のクラリネットと2本のバセットホルンのための)
12. 3本のバセットホルンのためのアダージョ KV.Anh.94
13. クラリネットと3本のバセットホルンのためのアダージョ KV.411
マルテザーナ・クラリネット四重奏団 (現代楽器)
 +アントニー・ペイ(クラリネット)
マリネッラ・ペンニッキ(S)
グローリア・バンディテッリ(Ms)
セルジオ・フォレスティ(Bs)
CNT2023
(2CD)
(輸入盤)
\3290

日本語解説なし
 アンソニー・ペイ。ご存知、ロイヤル・フィルやロンドン・シンフォニエッタ、アカデミー室内管など英国のさまざまな名門オーケストラでトップ奏者を歴任、さらにいち早く古楽器クラリネットの奏法をマスターし、1980年代くらいから古楽器演奏シーンに燦然と輝きを放っていた名手でございます。Concertoレーベルに一段と輝きを添えてくれるのが、彼の録音したこの好企画アルバム!
 同属のクラリネットよりも少しひくい音域を担当するバセットホルンというリード楽器を、モーツァルトは生前たいへん愛していたようで、あの13楽器のための「グラン・パルティータ」や最晩年の「レクィエム」の演奏編成にも組み込まれているわけですが、ここではとりわけ有名な五つのディヴェルティメントK.439bをメインに、バセットホルンが主役格にまわるモーツァルト作品が網羅されている。ディヴェルティメントはピリオド楽器勢も折にふれて録音するとはいえ、バセットホルンやクラリネットが重唱と音を重ねる一連の三重唱ノットゥルノとなると曲の良さにもかかわらず新録音を見つけるのも結構一苦労なところで、イタリア勢のたおやかな歌(モーツァルトならではの「もののあわれ」を艶やかに浮き彫りにする歌声…)の良さとあいまって、この企画の絶妙さに感謝せずにはおれません。何しろバセットホルンの演奏はペイ率いる実力派3人、細部まできれいに考え抜かれた展開、圧巻のニュアンス・コントロール(キィの少ないクラシカル・クラリネットをここまで吹きこなせるのは、やはりペイくらいのものでは?!)、モーツァルトの良さ、楽器の響きの美しさを心ゆくまで堪能させてくれる。CD2枚たっぷり楽しめるのが嬉しくなる、美麗ジャケットも好感度バツグンの一作!

CNT2024
(国内盤)
\2940
モーツァルトとオルガン音楽〜オリジナル&編曲作品集〜
モーツァルト:
 1. 序曲とフーガ KV399
 2. フーガ KV401
 3. フーガ KV153
 4. 小さなジグ KV.574
 5. モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」KV618(リスト編曲)
 6. 『レクィエム』KV626より
  キリエのフーガ(クレメンティ編曲)
 7. 自動オルガンのための幻想曲 KV594
 8. 自動オルガンのためのアンダンテ KV616
 9. 自動オルガンのための幻想曲 KV608
アレッシオ・コルティ(オルガン)
CNT2024
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 モーツァルトの知られざる側面を垣間見せる作品、パイプオルガンが かの天才作曲家ならではの歌をうたいだす作品... パイプオルガン入門にもクリスマスにも最適、いつまでも聴いていたい響きがたまらない!
 モーツァルトとオルガン…一見あまり関係がないようでいて、実際この天才少年はイタリア時代からこの楽器にしばしば親しみ、みごとな即興演奏の技量を身につけていたと伝えられています。もっとも、現在オルガニストたちのために準備されたモーツァルト作品といえば、白眉はなんといっても晩年の「自動オルガン(=巨大オルゴールのようなもの)のための」作品群!本盤ではさらに大バッハやヘンデルの対位法的音楽に関心を持ち始めた頃の小品(ヘンデルのオペラ序曲を思わせる堂々とした「序曲とフーガ」、BACHの名の旋律があしらわれた隠れ名品「小さなジグ」…)や初期のフーガ、後年の作曲家たちによって編曲された合唱曲の傑作などを織り交ぜて、パイプオルガンの響きとモーツァルトの音楽がどのようにマッチするかを、如実に印象づけるアルバムとなっています。オルガン音楽はとっつきにくい…と距離を感じておられるユーザーさまには、入門アイテムとしてもぴったり! パイプ列の種類を最低限に絞り込みながらも3段鍵盤とペダルをそなえたイタリアの楽器で、これらの名曲の数々を明快に弾きこなしてゆくのは、ミラノ出身の若き俊英アレッシオ・コルティ。一音一音はっきり打ち出すタッチの確かさ、音楽展開を見すえた周到な解釈がなんともたまりません!
 Concertoの精鋭技師がミラノのバルトーク・スタジオで綺麗にリマスタリング、響きの清らかさがいっそうきわだつクリア・サウンドも魅力です。どうぞご注目あれ!

CNT 2026
(国内盤)
\2940
プラッティ:チェンバロ・ソナタ全集Vol.1
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1700〜62)
「クラヴサンのための、イタリア様式によるソナタ集」
        作品1(ヴュルツブルク1742年刊)より
 1. ソナタ 第1番 ニ長調
 2. ソナタ 第2番 ハ長調
 3. ソナタ 第3番 ヘ長調
 4. ソナタ 第4番 ト短調
 5. ソナタ 第5番 ハ短調
フィリッポ・エマヌエーレ・ラヴィッツァ(Cemb)
CNT 2026
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 ちょっと前、CARO MITISから珍しく協奏曲集がリリースされたプラッティ。ヴィヴァルディやバッハなどの音楽に親しんでいる耳にいちばんストレートに響く「前古典派」語法の代表者たるこの作曲家、活躍地はドイツ中央やや南寄りのヴュルツブルク宮廷だった――ロココ美術の世界的拠点のひとつでもあったこの宮廷で、プラッティは多忙きわまる作曲生活を続けていたとか。手がけたジャンルは多岐にわたるが本領はやはり器楽曲、なかんずくソナタの数々は絶妙のメロディ・センスもあって、どれだけ聴いても飽きない魅力に満ちている。とくに管楽器のためのソナタなどはいろいろなアルバムでお目にかかったりするわけだが、ちょっと見過ごされがち?と思われるのが1740年代、バッハやヘンデルの晩年頃に作曲された鍵盤ソナタの数々で。数の点でもかなりまとまっているのに、意外と全曲録音というスタイルでは聴ける機会のなかったプラッティの鍵盤作品群を、楽譜校訂まで手がけるミラノ出身の知性派奏者が端麗・優美なタッチで、がっつり全曲愉しませてくれるというから嬉しい限り―これはその第1作。
 プラッティの鍵盤ソナタはだいたい4楽章構成で、組曲的形式や古い緩・急・緩・急の構成も多いけれど、1740年代というかなり早い時期に書かれたわりには交響曲のような急・緩・舞曲・急…といった構成のものもあって、遠い異国で暮らしたスカルラッティの同時代に、ちゃんとヨーロッパ中央部でも鍵盤ソナタの発展が進められていたことを示していて全く興味深い。単純に流して聴いていても、チェンバロとは思えぬほど雄弁な音楽展開は誰をもすんなり魅了するのでは? この知られざる沃野に、ぜひ踏み込んでいただきたいもの!

CNT2030
(国内盤)
\2940
プラッティ:チェンバロのためのソナタ全集Vol.2
ジョヴァンニ・べネデット・プラッティ(1697〜1763):
 『イタリア様式による六つのソナタ』作品2(1742)より
 1. ソナタ 第6番 ホ長調
『チェンバロのための12のソナタ』作品4(1746)より
 2. ソナタ 第1番 ヘ長調
 3. ソナタ 第2番 ハ短調
 4. ソナタ 第3番 ト長調
フィリッポ・エマヌエーレ・ラヴィッツァ(チェンバロ)
使用楽器:J.D.ドュルケン製楽器のコピー
CNT2030
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 バロック後期のチェンバロ音楽はスカルラッティだけじゃない!とばかり、全4枚にわたるプラッティ全集を継続録音しているミラノの俊英チェンバロ奏者ラヴィッツァ。すでに第1集(CNT2026・発売中の『レコード芸術』2月号では準特選を頂いております)をお聴きの方ならおわかりのとおり――というか、ヤコポス・パッパスその他による抜粋収録盤をご存知の方には釈迦に説法ですが――モーツァルトやハイドンのピアノ・ソナタを3,40年先取りしたようなその堅固な形式感には、たまらない魅力が詰まっている。交響曲黎明期にあたる1730〜50年代頃に活躍したチェンバロ音楽家たちで、多楽章でここまでドラマティックな独奏ソナタを書いた人が、少なくともイタリア人には殆ど見当たらないわけですから、3楽章と4楽章をさまざまに使い分け、しかもスカルラッティばりの絶妙なチェンバロ書法を展開してみせるプラッティのソナタ世界にはまったく興味がつきません!
 今回ご案内する「第2弾」は、1742年に出版されたソナタ集からコレッリ=ヘンデル風の構成をとる第6ソナタと、完全に初期古典派と呼びうる典雅なスタイルを誇る1746年出版のソナタから前半3曲を収録。いずれも演奏時間15分以上、いや20分近くにおよぶ、当時としては異例の大作ばかり。考えてみればこの頃は交響曲でもこんなに長い曲はまずなかったから、プラッティこそが新時代のソナタ形式の先駆者?とさえ思えてくる――がっちりした構成のなかで憂愁ただようロココ風の歌が展開し、ラヴィッツァのタッチはあくまで精妙、曲の面白みを何倍にも引き立ててくれる。ドラマティックな短調作品もひとつ収録、じっくり聴きたい向きには第1弾よりもさらに面白いのでは?

CNT 2031
(国内盤)
\2940
プラッティ:鍵盤のためのソナタ全集 3
 ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ (1697〜1763):
  「チェンバロのためのソナタ集」op.4より
   1. ソナタ イ短調 op.4-4(ソナタ第10 番)
   2. ソナタ ハ短調 op.4-5(ソナタ第11 番)
   3. ソナタ ハ長調 op.4-6(ソナタ第12 番)
  ダルムシュタット図書館の手稿譜より
   4. ソナタ ヘ長調(ソナタ 第13 番)
   5. ソナタ ハ長調(ソナタ 第14 番)
フィリッポ・エマヌエーレ・ラヴィッツァ(チェンバロ)
CNT 2031
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 バロックと古典派の「つながり」を鮮やかに示す、知られざる巨匠の全貌を明かす好企画もついに第3弾、後半に突入――曲集の形で知られていないソナタ2曲も収録、さらに数少ない短調作品も2曲収録。多彩な充実作ばかり5曲も集めた、名演・第3弾!
 「バロック時代の、多楽章のチェンバロ・ソナタ」...何か思いつく曲はありますか?バッハもヘンデルも、あるいはクープランも、チェンバロのために書いたのはみんな「組曲」ばかり。かろうじて「ソナタ」の名のつくスカルラッティの555曲は、基本的にみんな単一楽章の曲ばかり――ロココ・新古典派の時代になるまで、チェンバロのソナタなんてなかったのか?と思われても不思議はないかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。1720年代から60年代にかけて、つまりまさにヴィヴァルディやバッハの時代からハイドンの初期くらいにかけてドイツで活躍したイタリア人作曲家プラッティは、およそ1720年代から40年代頃と推察される時期に、3楽章または4楽章からなる、つまり古典派のピアノ・ソナタを予見するような先進的なチェンバロ独奏ソナタを次々と書き残しています。
 プラッティの作品といえば、通奏低音つきソロ・ソナタやトリオ・ソナタ、あるいはほんの一部の協奏曲がちょこちょこ録音されている程度と思いきや、このところ復古ブームが静かに進行している作曲家でもあったりして、ドイツで古楽器によるトリオ・ソナタ集が相次いでリリースされたり、今やDHM を中心に活躍中の世界的バロック・オーボエ奏者ベルナルディーニもロシアのプラトゥム・インテグルムo.を率いて協奏曲集を出していたり(CM005-2006)。その隠れ復古ブームのなかでも特に重要なのが、ロココ前後のイタリア鍵盤音楽のプロフェッショナル、F-E.ラヴィッツァによるチェンバロ・ソナタ全曲録音!
 従来散発的にしか録音されてこなかった(しかもその一部は現代ピアノ録音…)プラッティのソナタを、デュルケン復元モデルの銘器によって、18世紀流儀を思わせるあざやかなタッチで仕上げてゆきます。全4巻で完結するこのシリーズ、「レコ芸」準特選に輝いた第1弾(CNT2026)の演奏クオリティは後続巻にもそのまま反映されていますが、今回お届けするこの「第3弾」は何より、収録曲のバランスが絶妙なためある意味シリーズ随一のお奨め度!たまに録音されている「作品4」の曲集の後半3曲には、なんと長調びいきの18世紀半ばにしては珍しい、古典派の「疾風怒濤」風作品をも予感させる短調の曲が2曲も含まれているのです!さらに、おそらくはこれが世界初録音となる、曲集の形で出版されたことがないらしい手稿譜現存のソナタも2曲収録!3楽章3曲+4楽章2曲と楽章構成もバランスよく、ハイドンの初期などとの比較も面白い内容。演奏の素晴らしさは太鼓判もの、過渡期ならではの不思議な魅力をぜひ!!

CNT2035
(国内盤)
\2940
シルヴィア・キエーザ(チェロ)
ショパン:
 1. チェロとピアノのためのソナタ ニ短調
ドビュッシー:
 2. チェロとピアノのためのソナタ
アツィオ・コルギ(1937〜):
 3. 名高きフランス俗謡にもとづく五つの小品
   〜チェロとピアノのための
(ラ・カルマニョル/アンリ4世万歳/
  愛らしきガブリエル/若きバーラの死に寄せて
     (愛国的ロマンス)/ア!サ・イラ)
シルヴィア・キエーザ(チェロ)
マウリツィオ・バリーニ(ピアノ)
CNT2035
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 イタリアきっての巨匠アントニオ・ヤニグロの秘蔵っ子で、長らくイタリア三重奏団の低音を支えてきたチェリスト、シルヴィア・キエーザは、なかなかどうして一本筋の通った強者だということが本盤でつくづく分かる――いやいやどうして、昨今チェリストに名人は事欠かないけれど、この人が繰り出す「太からず、細からず」なサウンドといい、ゆったり歌いながら心のどこかで冷静に構造を見据えている感じといい、どこかソーニャ・ヴィエデル=アッテルトン(ヴィーダー=アサートン)にも通じる只者ならなさを感じずにはおれません。
 プログラムはショパン(19世紀)、ドビュッシー(20世紀)、コルギ(20〜21世紀)…とかなりそれぞれ違った音楽世界が展開されるものの、静々と忍び寄りながらいつの間にか聴き手の心の内奥にたどりついているような、なんともいえない彼女独特の「顔」が確実に刻印されているわけで。みっしりニュアンスの詰まったチェロの美音がこれまた絶妙で、何だか色みに味わいのあるイタリア近代のキュビズム絵画を眺めるような心地よさがある。
 伴奏はマウリツィオ・バリーニ、来日経験も豊富なピアニスト。ラザーリ・ベルマンの弟子、ロク=ダンテロンやロッケンハウス音楽祭の常連、といえば「こちらも只者ではない!」とおわかりいただけましょうか――冷静沈着に音を置いてゆく、そのひとつひとつに説得力がある、しかもやるときはやるというか、完璧なタッチのコントロールで繰り出されるコントラストの妙にはついつい引き込まれずにはいられない!唯一現代曲のコルギ作品も、この二人の手にかかればすんなり心に届く、楽器の音色を生かした説得力たっぷりの小品集として楽しめる。

CNT2036
(国内盤)
\2940
G.F.ジュリアーニ&G.ホフマン:マンドリンを伴う室内楽作品集
 ジョヴァンニ・ホフマン(1770〜1842):
  マンドリン、ヴァイオリンと
   通奏低音のためのディヴェルティメント 第1・2番
 ジョヴァンニ・フランチェスコ・ジュリアーニ(1760〜1818):
  マンドリン、ヴァイオリン、チェロと
   リュートのための四重奏曲 第1・3・5番
アンサンブル・バスケニス(古楽器使用)
マルコ・ルーカ・カプッチ(ロンバルディア式&ナポリ式マンドリン)
ジョルジオ・フェラリス(テオルボ)
CNT2036
(輸入盤)
\2290

日本語解説なし
 これはかわいい! なつかしい!なのにひたすら本格派、そんな「18世紀のマンドリン」。
 ポロリン、チャララン、と南国っぽくかわいい音色で、モーツァルト風のちょっと切ない 古典派サウンドが連ねられる――いやー、てきとうな凡百古典派アイテムかなあとナメてかかってたら、とんでもなかった。企画がガチガチ正統派・かと思いきや、そのサウンドときたら愛らしいことこの上なく――わかりますでしょうか? えー、ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲とか、『ドン・ジョヴァンニ』のセレナーデの場面とかで聴く、あの楽器。マンドリン。ウクレレに金属弦つけたような南国情緒あふれる音色のルーツは、ブレッシアやナポリ、つまりやっぱり「南国」イタリア。ギターと同じく、小市民文化華やかなりし1800年前後の古典派後期のウィーンやパリで「南国風味の楽器」として密かなブームを博したそう。本盤ではイタリアの博物館にある残存作例や当時の教本などをもとに、ガット弦や巻き弦ガットも使う18世紀当時そのままのナポリ式マンドリンや、ブレッシア風ロンバルディア式マンドリンを再構築。曲はウィーンやパリで出版された古典派らしい佳品ばかりで、かそけき音量を消さないように、バロック・ヴァイオリンやバロック・チェロには楽譜の指示どおり弱音器をつけて、織りなされるアンサンブルはなんて愛らしく、なんて切ない…涼しげなマンドリンの音色に、なぜかボロロンと静かにテオルボまで絡んで(弾いているのは何を隠そう、M.ビズリーの隠れ名盤(CNT2017)で絶妙プレイを聴かせたフェラリス氏!)古楽ユーザーさま的な興味もそそりつつ、そのサウンドはあくまで一般向き(すごく絶妙のタイミングで短調に転じたり、フォークっぽい繰り返しがあったり…)。






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