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CPO超特価セール
その1 77アイテム
1CD\2,100→\1490
1CD\2,700→\1490/\1790
〜7/7(火)午前9時


 NAXOSグループはいまや大手メジャーをしのぐ一大クラシックCD帝国を築きつつあるが、それは会長ハイマン氏の経営手腕によるところが大きい。
 そのNAXOS帝国がすごいのは、大きくなればなるほど経営がシビアになっていること。放漫さが見られないのだ。なので在庫管理も厳しい。昔はけっこう在庫を切らさないのがNAXOSの強みという部分があったが、最近はどうも違う。現地在庫も国内代理店の在庫もできるだけスリムな体制を取っているような気がする。

 しかしそれによって今回のように在庫の処分特価セールが生まれるのかもしれない。通常価格ではなかなか手が出なかった興味深いアイテムもこの価格なら嬉しい。





CPO 777174
\2700→\1490
キリル・ペトレンコの貴重な音源!
 スーク:交響詩「夏物語」Op.29
 リャードフ:魔法にかけられた湖 - おとぎ話の絵Op.62
ベルリン・コミック・オペラ管弦楽団
キリル・ペトレンコ 指揮
 

CPO 777001
*\2700→\1490
キリル・ペトレンコ 指揮
 スーク:交響曲 第2番 ハ短調「アスラエル」
ベルリン・コミック・オペラ管弦楽団
キリル・ペトレンコ 指揮
 現存するペトレンコの数少ないアルバムのうちの1枚。
 そして現状もっともペトレンコの魅力を深く味わえる録音。

 ドヴォルザークの義理の息子であり、同名のヴァイオリニストの祖父であるヨゼフ・スク(スークの表記が一般的)。
 最初は国民主義の作風から出発するも、より多彩な響きを求め、ドイツロマン派風の重厚な作品を多く書いています。

CPO 777364
*\2700→\1490
キリル・ペトレンコ 指揮
ヨゼフ・スーク (1874-1935)
 交響詩「人生の実り」 Op. 34
 交響詩「冬の夕べの物語」 Op. 9
ベルリン・コミック・オペラ管弦楽団
キリル・ペトレンコ 指揮

 こちらも現存するペトレンコの数少ないアルバムのうちの1枚。
 6つの部分からなる「人生の実り」は名指揮者ターリヒが1918年にチェコ・フィルと初演を行い大成功を収めた曲。

777076-2
*\2,100→\1490
キール(1821-1885):ピアノ四重奏曲全集
 ピアノ四重奏曲第1 番 イ短調 Op.43/
 第2 番 ホ長調 Op.44/第3 番 ト長調 Op.50
ウルリケ=アニマ・マテ(ヴァイオリン)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)
クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
1821 年生まれのドイツの作曲家、キールは幼い頃から音楽の才能を発揮し、ほとんど独学にも関わらずピアノを演奏し、13歳になるまでに多くの作品を書いたとされている。交響曲と歌劇以外のほとんどのジャンルに手を染めた彼だが、やはりその白眉はピアノ曲とピアノを用いた室内楽作品。ここに収録されたピアノ四重奏も、冒頭の3 分を聴いただけでその渋い輝きに圧倒されるはず。シューマンとブラームスを結ぶ隠れた掛け橋として、もっと評価されても良い人です。

777081-2
*\2,100→\1490
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):室内楽作品集
 1.オーボエ、クラリネット、
  ホルン、バスーン、ピアノのための五重奏曲 Op.43/
 2.オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲 Op.61
オルゾリーノ五重奏団/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
最近リリースの相次ぐヘルツォーゲンベルクの室内楽作品集。ここでもブラームスらしさは顕在ですが、Op.61 の三重奏(1889 年作曲)などはかなり独自の音使いが見られ、なかなか聞きどころたっぷりです。ミュンヘン国際音楽コンクールにも入賞歴のある、ドイツの若手たちの集まりオルゾリーノ五重奏団によるフレッシュな演奏。

777157-2
*\2,100→\1490
ヴォルフ=フェラーリ:<管楽協奏曲全集>
 オーボエと小管弦楽のための牧歌(コンチェルティーノ)/
 ファゴットと小管弦楽のための組曲(コンチェルティーノ)/
 イングリッシュ・ホルン、弦楽と2つのホルンのための小協奏曲
ディエゴ・ディーニ=チアッチ(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、
パオロ・カルリーニ(ファゴット)、
ツォルト・ハマル(指揮)
パドヴァ・ベネト管弦楽団
「聖母の宝石」間奏曲だけではない作曲家として、C P Oの録音などにより徐々にその全貌がわかってきたW=フェラーリだが、この一枚も大切な存在に。特にイングリッシュ・ホルンの協奏曲は、演奏者・リスナー共に注目の1曲。

777241-2
*\2,700→¥1490
プレイエル(1757-1831):クラリネット協奏曲集
 1.クラリネット協奏曲 第1 番/
 2.クラリネット協奏曲 第2 番/
 3.2 つのクラリネットと管弦楽のための協奏交響曲
ディーター・クレッカー(クラリネット)/
サンドラ・アーノルド(クラリネット)…3/
南西ドイツ室内管弦楽団プフォルツハイム/
セバスティアン・テヴィンケル(指揮)
このプレイエルの作品は、モーツァルトと同時代の隠れた名クラリネット協奏曲と言えるだろう。確かに若干深みには欠けるが、輝かしさと高貴さに彩られた軽やかなパッセージは、この時代の音楽を伝えるのに充分な趣きを備えたものです。名手ディーター・クレッカーによる演奏でお楽しみください。

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777260-2
*\2,700→¥1490
ジャン=ジャック・ルソー:歌劇「村の占い師」全曲 ガブリエラ・ビュルクナー、
ミヒャエル・フェイファー、
ドミニク・ヴェーナー、
カントゥス‐フィルムス室内合唱団
カントゥス‐フィルムス・コンソート
アンドレアス・ライズ(指揮)
フランスの啓蒙思想家であり、また音楽家でもあったルソーの代表作「村の占い師」。終幕のパントマイムの音楽が「むすんでひらいて」の原型であると言われることや、モーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の元になっていることで知られている。曲自体はとてもシンプルだが、多くの魅力的な旋律を持ち、素朴さの中にも味わいのあるもの。ちなみに「むすんでひらいて」のメロディを探すのは少々困難・・・・。

777265-2
*\2,700→¥1490
カセッラ(1772-1847):交響曲第 3 番
 1.管弦楽のためのシンフォニア(交響曲第 3 番) Op.63/
 2.大管弦楽のためのラプソディ「イタリア」Op.11
ケルンWDR 交響楽団/
アルン・フランシス(指揮)
ブルッフがドイツの壮大なる精神を音にしたとすれば、イタリアの美の精神は作曲家カセッラによって具現化されたと言ってもよいでしょう。1909 年、26 歳の彼は色彩感豊かな「イタリア」を作曲しました。火山の町シチリア、灼熱の太陽に焼かれるひたすら明るいナポリの生活、これらを描くことで彼は祖国へ限りなく大きな愛を示したのです。その30 年後に書かれた交響曲第3 番は、彼の作品中最も大掛かりなもので世界的成功を収めた曲ですが、現在では全くと言っていいほど忘れられてしまいました。ここで聴けることは大いなる喜びです。


777270
*\1490→\1490
アッテルベリ/ラングストレム:弦楽四重奏曲集
 1-3.クット・アッテルベリ:弦楽四重奏曲 第2番 ロ短調 Op.11/
 4-7.アッテルベリ:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.39/
 8.トゥーレ・ラングストレム:弦楽四重奏曲
ステンハンメル弦楽四重奏団
録音 2009年11月9-14日 ストックホルム
 スウェーデンを代表する近代作曲家、アッテルベリ(1887-1974)とラングストレム(1884-1947)の弦楽四重奏曲集です。2人とも同じ世代に属しますが、その活動は全く違う様相を呈しています。
 アッテルベリは最初チェロを学ぶも、大学は王立工科大学に入学、電気技術者としての研鑽を積みながら、オーケストラに入団しチェロを弾いていました。決して音楽を職業にしていたわけではなく、本職はストックホルムの特許局の職員でしたが、それでも9曲の交響曲、5曲のオペラをはじめとした膨大な作品を書き上げたことで知られています。
 かたやラングストレムはストックホルムに生まれ、音楽を学ぶためにドイツに留学し、ハンス・プフィッツナーに師事しています。1922年から1935年まではエーテボリ交響楽団の首席指揮者も務めています。その後はスウェーデン作曲家協会を設立し、王立歌劇場の広報も努めていました。そんな2人の弦楽四重奏曲ですが、アッテルベリの2番は忙しないモティーフで始まり、夢幻的な第2楽章へと続きます。第3楽章は重々しいワルツです。第3番はニ長調という調性のせいか清々しさを感じさせます。終楽章はタランテラのような揺れるリズムが印象的。ラングストレムの曲は更にモダンです。 

777277-2
*\2,100→\1490
ゴルトマルク(1830-1915):ピアノ五重奏曲集
1.ピアノ五重奏曲 Op.30/2.ピアノ五重奏曲 Op.54
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
シネ・ノミネ四重奏団
すぐれたヴァイオリニストとしても知られるゴルトマルクも、多くの作品を残しましたが、現在ではほんの数曲のみが演奏されるのみとなっています。このピアノ五重奏曲はシューベルトの影響も見え隠れしますが、独自の柔軟性や洗練された趣きを感じさせる独創的な作品。とりわけ彼の死の1 年後に発表されたOp.54 は重厚で美しさが際立つものです。

777300-2
*\2,700→¥1490
ブラームス:セレナード集
 セレナード 第1 番 ニ長調
 セレナード 第2 番 イ長調
カペラ・アウグスティナ(オリジナル楽器使用)
アンドレアス・シュペリング(指揮)
若きブラームス(1833-1897)の力作、セレナード2 曲。交響曲とはまた違った 清々しい楽想と巧みな筆致が人気の佳曲。 このシュペリング盤は、何とオリジナル楽器でこの2 曲を演奏してしまいました。 研ぎ澄まされた音色と暖かみのある響きがたまりません。 冒頭のホルンを聴くだけで「ただ者ではないな!」と引き込まれること間違いなし!

777308-2
*\2,700→¥1490
レントヘン(1855-1932):交響曲第10 番「ワルツ交響曲」 他
 1.交響曲第10 番「ワルツ交響曲」/
 2.シンフォニエッタ・フモリスカ/
 3.3 つの前奏曲とフーガ/4.組曲「古きオランダ」
ダヴィッド・ポルセライン(指揮)/
ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団
最近、注目が高まるオランダの作曲家レントヘンの作品集です。今作は、20 曲ある交響曲の第10 番目の「ワルツ交響曲」をメインとした収録曲です。木琴などの打楽器を効果的に使用した快活な作品です。古い民謡を主題とする組曲や、古典的な形式に基づいた「前奏曲とフーガ」など、未知の名曲に親しむ喜びがふつふつと湧いてくるような嬉しい1 枚です。

777320-2
*\2,700→¥1490
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):交響的作品集
 1.春の音楽/2.牧歌/3.収穫祭(世界初録音)
ウィーン放送交響楽団/
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)
777338-2
*\2,700→¥1490
フランツ・シュミット(1874-1939):協奏曲集
 1.左手ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲
  「ベートーヴェンの主題による変奏」/
 2.左手ピアノのための協奏曲変ホ長調
マルクス・ベッカー(ピアノ)/
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
大植英次(指揮)
第 1 次世界大戦で右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタイン。豊富な財力と知名度を生かし、当時の名作曲家たちに「左手のための作品」を依頼したことで知られています。R・シュトラウス、ブリテン、ヒンデミット、コルンゴルトなどが求めに応じて作曲しましたが、中でもモーリス・ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」は特に有名な作品です。さて、このアルバムに収録されている2 曲の作品も、同じ目的のために書かれているのですが、当時としては、あまりにも先鋭的な作風だったのか、残念なことにこれらはすっかり忘却の彼方に置き忘れられてしまったようです。ここで演奏しているのは、ベテラン、ベッカー。彼はバッハからリームまで幅広いレパートリーを有したピアニストで、この難しい作品を左手のみでニュアンスたっぷりに表現することに成功しています。大植の指揮も聴きどころです。

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777353-2
*\2,700→¥1490
リース(1784-1838):協奏曲&管弦楽作品集
 1.2 台のホルンのための協奏曲 WoO 19/
 2.ヴァイオリン協奏曲 Op.24/
 3.序曲「盗賊の花嫁」Op.156/
 4.歌劇「ギレンシュテーンの魔女」より Op.164
トイニス・ファン・デル・ツヴァルト&
エルヴィン・ヴィーリンガ(ホルン)/
アントン・シュテック(ヴァイオリン)/
ケルナー・アカデミー/
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレン(指揮)
ベートーヴェンの弟子であり、回想録を出版した事でも知られるフェルディナンド・リースによるただ一つのヴァイオリン協奏曲を含む作品集です。リースの父フランツ・アントンは高名なヴァイオリニストで、実はベートーヴェンは父リースからヴァイオリンの指導を受けていたのですから、やはり彼とベートーヴェンの関係はただならぬものだったに違いありません。作品は古典派からロマン派への移り変わりの時期に書かれたものらしく、熟成した語法が光る名作となっています。2 つのホルンのための協奏曲もインスピレーション豊かな曲です。オペラからの2 つの作品も、渋さの中にきらりと光るものがあるステキなメロディーに満ちています。

777356-2
*\2,700→¥1490
ブラームスの作品に基づく編曲集
 1.ブラームス=シェーンベルク:
  ピアノ四重奏曲 Op.25 ト短調(管弦楽版)/
 2.ブラームス=ベリオ:クラリネット・ソナタOp.120-1(管弦楽版)
カール・ハインツ・シュテッフェンス(クラリネット)
ダニエル・ライスキン(指揮)/
ライン州立フィルハーモニー管弦楽団
後世の作曲家たちの編曲したブラームスの作品を2 曲。シェーンベルクによる「ピアノ四重奏曲」の管弦楽版はしばしば耳にする機会もあるのですが、ベリオによる「クラリネット・ソナタ」はあまり演奏されることもありません。ぎっちりと濃縮された語法によるブラームスの室内作品が、大きな枠へと放射される際に発せられるエネルギーの凄まじさを感じていただけると思います。

777373-2
*\2,700→¥1490
レーガー(1873-1916):ピアノ協奏曲 Op.114
J.S.バッハ=ブゾーニ(1866-1924):
 ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 BWV1052
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
レーガー自身が初演の6 週間前!に「この曲の演奏はとても困難である」と語ったピアノ協奏曲。確かにそれはブラームスの第1 番の曲をもう少しモダンにして、更に晦渋にしたような作品でした。当然初演も大失敗。世間の評判もさんざんなものだったと言います。(とはいえ聴衆を敵に回すのが大好きだったレーガーとしては別に何のこともなかったのでしょうが・・・。)そんなわけでこの曲の真価は問われることもなかったのですが、今回、ドイツの中堅ピアニスト、コルスティックの堅固なる演奏によって、ようやく正しい姿を見ることが可能になりました。ブゾーニ編のバッハの協奏曲も食えない曲。ロマン派の作品が好きで好きでたまらない人にうってつけの1 枚です。

777374-2
*\2,700→¥1490
ヴェルフル:ピアノ協奏曲集
 1.ピアノ協奏曲 第1 番 Op.20/
 2.ピアノ協奏曲 第5 番 Op.43「大軍隊協奏曲」/
 3.ピアノ協奏曲 第6 番 Op.49「鶏」/
 4.ピアノ協奏曲 第4 番よりアンダンテ
ヨルク・クローネンベルク(ピアノ)
ヨハネス・メーズス(指揮)/
SWR 放送管弦楽団カイザーシュラウテルン
1773 年生まれのヴェルフル(1773-1812)は同時代に相当な名声を誇り、同世代のベートーヴェンともピアノで対決し引き分けた(!)という人物です。2 曲の交響曲が知られますが、このピアノ協奏曲はハイドン風の軽快なモティーフが好感触のステキな作品。良く聴いてみると管弦楽部分が結構凝った書き方をしていることに気がつくでしょう。第6 番のタイトル「かっこう」は終楽章のメロディに由来するものです。

777411-2
*\2,700→¥1490
クリストフ・ヴィリバルト・グルック:シンフォニア集
 1.シンフォニアChen G3「ワイマール」/
 2.シンフォニア・コンチェルタンテChen D6/
 3.シンフォニアChen A1「レーゲンスブルク」/
 4.シンフォニアChen F1 Wq 165.5/
 5.シンフォニアChen D2 Wq 165.2
オルフェオ・バロック管弦楽団/
ミヒ・ガイッグ(指揮)
グルック(1714-1787)は、18世紀のオペラ作曲家として知られていますが、反面、シンフォニアについての研究は全く遅れを取っているようです。実際に書かれた曲数も文献によって違いが見られ、作品を整理したアルフレッド・ヴォトケンヌによる作品目録(Wq)には、今回このアルバムに収録された作品の全てが含まれているわけではありません。まだまだ突っ込みどころの多い作曲家ですが、これらの曲を聴いてみると、彼が当時のウィーンでどれほど名声を得ていたのかが容易に伺い知れるというものです。

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777419-2
*\2,100→\1490
後期ロマン派の潮流の中にひっそりと咲いた美しい花
38歳で亡くなったクロアチアの女流作曲家
 ドラ・ペヤチェヴィッチ:室内楽作品集

  1.ピアノ三重奏曲 Op.29/
  2.チェロとピアノのソナタ Op.35
アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)/
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
交響曲嬰へ短調(777418-2)で、堂々たる「センター入り」を飾ったクロアチア出身の作曲家、ペヤチェヴィチ(1885-1923)。今作は彼女の本領発揮とも言える室内楽作品集です。彼女の全室内楽作品の内訳は、2 つの弦楽四重奏、ピアノ四重奏、ピアノ五重奏、2 つのヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ1 曲、そして2 つのピアノ三重奏曲です。とりわけピアノへの偏愛が感じられ、管楽器の作品は一つもありません。ピアノ三重奏曲Op.29 は、すでに成熟しており、非常に表現力豊かで、端正なテクスチャーを持つ作品です。1913 年に書かれたチェロ・ソナタ(1915 年に改作)は、劇的であり、また堂々とした曲です。これを聴いてしまえば、他の作品の録音も待ち遠しくなるはずです。

 
777432-2
*\2,700→¥1490
ダヴィドフ(1838-1889):チェロ協奏曲第 3 番&第4 番他
 1.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第 3 番 Op.18/
 2.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第 4 番 Op.31/
 3.チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 Op.19-4/
 4.チャイコフスキー:カプリッチォ風小品 Op.62/
 5.チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
ウェン=シン・ヤン(チェロ)/
上海交響楽団/
テリェ・ミッケルセン(指揮)
カルル・ダヴィドフは19 世紀ロシア帝国の著名なチェリストで、チャイコフスキーから「チェロ界の帝王」と呼ばれた人です。彼のチェロ協奏曲が4 曲あることは知られていましたが、第3 番と第4 番に関してはこのアルバムが世界初録音となります。ロシア的というよりも、ドイツ・ロマン派の流れを汲む重厚で美しい作品は、一度聴いたら忘れることはありません。バッハの無伴奏で堅実な演奏を聴かせたウェイ=シン・ヤンですが、ここでも繊細な音色と豊かな表現力で、このロシアの隠れた名作を完全な形で蘇らせています。チャイコフスキーの作/品でも、しっとり味わい深い歌心を見せてくれています。第1 番と第2 番の協奏曲は、同じチェリストと指揮者の演奏で入手可能(777263.2)。こちらもぜひ。



CPO
777465-2
*\2,700→¥1490
アウグスト・クルークハルト(1847-1902):
 1.ヴァイオリン協奏曲 Op.68 ニ長調
 2.交響曲第 3 番 Op.37 ニ長調
ミリアム・チョップ(ヴァイオリン)/
デッサウ・アンハルト・フィル
ゴロー・ベルク(指揮)

 木管五重奏曲やチェロ協奏曲などは、今までにも僅かに聴く機会があったが、このアルバムではヴァイオリン協奏曲と交響曲第3 番という珍しい曲が収録されている。

  19世紀後半に活躍したドイツの作曲家、指揮者。
 1847年、ザクセンの一都市、バッハともゆかりのあるケーテンに生まれ、15 歳の時にデッサウに引っ越し、その翌年ピアニストとしてデビュー。
 作曲家として作品を発表する一方、20歳で指揮者としての活動も始める。
 若い頃はフランツ・リストに認められ、ワーグナーからも強く影響を受け、35歳で音楽監督に就任したデッサウの宮廷では「ニーベルングの指環」を指揮。
 ただその後はその派閥から離れ、どちらかというとシューベルト、シューマン寄りの作風を愛するようになり、伝統的な形式を遵守した音楽へと推移していく。

 なので彼の交響曲はいわゆる伝統的でロマンティックなドイツ・ロマン派の王道的作品。
 安心してその堅牢で正統派のドイツ交響曲を楽しめます。

 今回まずご紹介する第3番。
 実はその前のヴァイオリン協奏曲がとても美しいというので評判になった。
 で、確かにそのとおりで、そのヴァイオリン協奏曲は伝統的できっちりした作品。
 ブラボー。

 でも、たいていそういう場合、その後に来る交響曲はがくっとレベルが落ちたり退屈だったりする場合が多い・・・

 のだが、これは違った。

 クルークハルトの.交響曲第 3 番

 ドイツ的重厚さを保ちながら、耳から離れない優美なメロディーもあわせもつ。
 そうした抒情が薄っぺらにならないところにこの作曲家の交響曲作家としての確かな力量を見ることができる。

 なかなかどうして立派な、いやいや、立派過ぎる交響曲だった。

 
 そして続いて登場した交響曲第5番。
 これがまたかっこいい。劇的でダイナミック!

 第1,3楽章の冒頭だけですがどうぞ。かっこいいです。
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http://www.jpc.de/mp3/076/0761203769322_01.mp3
http://www.jpc.de/mp3/076/0761203769322_03.mp3
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 ただ・・・5楽章のすべてが魅力的というわけでないのがなんとももったいない。
 終楽章もがんばっているのだが、もう一段上の霊感がほしかった・・・。

 でも分かってほしい、そんな辛口が言いたくなるのは、惜しいからなのである。もう後一伸びですばらしい作品になるのに・・・という思いがつのってしまうからである。

 交響曲ファンにとって要チェックの作品であることは間違いないと思う。


  で、ごめんなさいね、話はまだ続くんです。



 今回紹介したクルークハルトの交響曲第 3 番・・・実は演奏がゴロー・ベルク指揮のアンハルト・フィルなのである。

 覚えてらっしゃる方もおられると思うが、2001年に絶世の美女ラッパライネンが全裸で「サロメ」を歌って日本中のオペラ・ファンを衝撃と陶酔の坩堝へ叩き込んだ、あのときの指揮者とオケである。
 だがただ単にセンセーショナルなだけではない。
 CDがほとんどないため、日本では無名だが、このオケの歴史は長い。

 母体であるアンハルト歌劇場は200年前に創設され、当時ベルリンの歌劇場と並ぶドイツ・オペラの中心だったという。シューマンはドイツの代表的劇場として絶賛し、ワーグナーは「バイロイト劇場」創設に当たって当劇場の演出スタッフを招き、またバイロイトのオケはザクセン=アンハルト・フィルのメンバーが主要な位置を占めた。

 20世紀に入ってからもクナッパーツブッシュやクルト・ワイルが楽長を務め、1938年、この劇場はナチスの全面的バックアップにより大改装され、そのプルミエ公演にはヒトラーとゲッペルスが出席した。・・・が、それが災いして第2次世界大戦では爆撃にさらされ劇場は激しく痛み、終戦後東ドイツになってからは政策上の理由もあって急に話題に上らなってしまった。

 しかし東西統一によりようやく再び日の目を見ることになる。
 あのフェルゼンシュタインの息子ワルターが総監督、名指揮者ヘリベルト・バイセルがアンハルト・フィルの音楽監督に就任。
 華々しい話題は提供しないものの、ドイツの深く長い伝統を受け継ぎながら、気がつけばほかにない個性的な音を勝ち得ていた。

 そして現在このオケを率いるゴロー・ベルク。
 2001年の《サロメ》では、実は指揮のゴロー・ベルクの的確重厚な指揮ぶりも密かに評価されていた。

 そしてその後本当にひっそりといくつかの注目アルバムがリリースされ、いまでは辺境オケ・ファンにとっては見逃せない存在となりつつある。
 今回のクルークハルトは、ゴロー・ベルクにとって同じデッサウつながりの作曲家。(余談ながらヴァイオリニスト、チョップもこのヴァイオリン協奏曲の大ファンとのことで今回の録音が実現したという。)

 このアルバムを聴いた方は、なにげにドイツのすばらしい指揮者とオケの演奏を耳にすることになっていた訳である。



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777475
*\2,100→\1490
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:弦楽四重奏曲集
 1-4.弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.1-4/
 5-8.弦楽四重奏曲 ト長調/
 9-12.弦楽四重奏曲 イ短調 Op.33-2/
 13-15.弦楽四重奏曲 変ホ長調
ロータス弦楽四重奏団
<メンバー:小林 幸子(ヴァイオリン)/
マティアス・ノインドルフ(ヴァイオリン)/
山碕 智子(ヴィオラ)/
齋藤 千尋(チェロ)>
録音 2009年3月23-25日 シュトゥットガルト カンマームジークスタジオ SWR
 ボヘミアの農家に生まれ、地方の音楽家から早期教育を受け、村のオルガニスト、教会楽長として活躍を始めたヴァンハル(1739-1813)。彼のヴァイオリン演奏をきいたシャフゴーチュ伯爵夫人によって、彼はウィーンで学べるようになり、その後も支援を受けたおかげで、ヴァンハルの才能は見事に開花したのでした。ウィーンで音楽教師として生活しながら、1000曲を超える作品を生み出し、その作品は大いなる賞賛を受けたと言われ、彼の新作はヨーロッパだけでなく、遠く離れたアメリカ合衆国でも演奏されるほどの人気を博したため、彼は常に作品を生み出さなくてはならず、結局はその重圧に耐えかねたのか、ウィーンを離れることになってしまったと言われています。
 ハイドンやモーツァルトの作品に匹敵するほどの霊感に満ちた彼の作品を、1992年に設立された「ロータス弦楽四重奏団」が演奏します。1993年 大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で第3位入賞、ヨーロッパで幅広く活躍しているこのアンサンブルは、ドイツの伝統的精神を受け継ぐ稀有な存在として評価されています。



CPO
777288-2
*\2700→\1490
サラ・ウィリス登場!
 ロゼッティ(1750-1792):ホルン協奏曲集

 1.2 台のホルンのための協奏曲ヘ長調 Murray C61/Knaul III:49/
 2.ホルン協奏曲ホ長調 Murray C50/Kaul III:44/
 3.ホルン協奏曲変ホ長調 Murray C48/Kaul III:37/
 4.2 台のホルンのための協奏曲変ホ長調より
  アンダンテ Murray C55Q/Kaul III:54
クラウス・ヴァレンドルフ(ホルン)…1.3.4/
サラー・ヴィリス(ホルン)…1.2.4/

マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団/
ヨハネス・メーズス(指揮)

 ベルリン・フィル・ホルン奏者、サラ・ウィリス。むっちゃ美人。もちろん世界的に人気のスターである。
 これは、そのサラ・ウィリスの貴重なアルバム。
 10年近く前に同胞ヴァレンドルフとこっそり出していたロゼッティの協奏曲集。

 アントニオ・ロゼッティ、本名アントニーン・レスレルはボヘミア生まれの作曲家。
 1773年ボヘミアを去って、6年の間エッティンゲン=ヴァラーシュタイン侯爵の宮廷楽団に加わったが、その際名前をイタリア風のアントニオ・ロセッティに変えた。その後活躍の場を広げ、多くの作品を出版した。
 彼自身自らを「洗練された音楽家」と呼び、生前の名声はハイドン、モーツァルトをしのいだ。音楽家としてとても幸せな生涯を送ったという。

 ヴァレンドルフとサラの演奏に今更コメントも必要ないと思うが、これらの知られざる古典の名曲にきらめくような生命を吹き込んでいて、いまさらながら、「うまい!」と思わず膝をたたいた。




777547-2
*\2200→\1490
フンパーディンクの室内楽!
フンパーディンク:弦楽四重奏曲&ピアノ五重奏曲集
 1.弦楽四重奏曲ハ長調/2.ピアノ五重奏曲ト長調/
 3.ピアノ五重奏によるメヌエット変ホ長調/4.弦楽四重奏の楽章ホ短調/
 5.弦楽四重奏の楽章ハ短調/
 6.ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのノットゥルノト長調
ディオジェネス弦楽四重奏団/
アンドレアス・キルパル(ピアノ)/
リディア・ドブロスカヤ(ヴァイオリン)
 「ヘンゼルとグレーテル」では、おとぎ話の世界を重厚なワーグナー風の音楽で味付けするという、ロマン派特有の方向性を見せたフンパーディンク(1854-1921)ですが、室内楽のような小さな編成の作品では、また違った表情を見せてくれます。オペラを得意とした彼にしてみれば、室内楽はかなり多くの制約があったかもしれませんが、ここに収録された魅力的な作品群を聴いてみると、各々の楽器の対話やハーモニーの変化に隅々まで気を配り、オペラのように言葉を用いなくとも音楽のみで雄弁な表現ができることを、全力で実証しているように思えます。
 たとえば、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための「ノットゥルノ」は、そんなフンパーディンクの美質がよく表れた作品です。またピアノを用いた曲は驚くほどにメロディアスであり、聴けば聴くほどに心に染み入ることでしょう。後期ロマン派の懐の深さを感じさせる1枚です。


777651-2
*\2200→\1490
アントン・アレンスキー:2台ピアノのための5つの組曲
 1.組曲第1番Op.15/2.組曲第2番「シルエット」Op.23/
 3.組曲第3番「変奏曲」Op.33/4.組曲第4番Op.62/
 5.組曲第5番「子どものための組曲」Op.65
ジェノワ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ
 名指揮者クラウディオ・アバドも大絶賛したドイツの若きピアノ・デュオによるアレンスキー(1861-1902)です。
 1971年生まれのアグリカ・ジェノワと1969年生まれのリューベン・ディミトロフの2人によって1995年に結成されたこのピアノ・デュオは1996年ミュンヘンで開催されたARDコンクールを皮切りに、1997年マイアミ開催のムライ・ドラノフ・ピアノ・デュオ・コンクールの他、1995年の東京ピアノ・デュオ・コンクール、同年のベルリン音楽コンクールなどで賞を獲得、同時にヨーロッパからアジア、アフリカ、アメリカで幅広く演奏活動を行っています。
 彼らが演奏するのはアレンスキーの「5つの組曲」で、45歳の若さで亡くなった彼の作曲技法が濃縮されている、密度の濃い作品です。2人のピアノは、大胆な妙技で、この曲の持つ魅惑的で活発な面に光をあて、アレンスキーが決してチャイコフスキーやリムスキー=コルサコフのエピゴーネンではなかったことを証明しています。


777598-2
*\2,700→\1490
オスナブルックの知られざる作曲家、
 クリスティアン・ヴェスターホフ:協奏曲&交響曲

  1.クラリネット協奏曲Op.5/
  2.クラリネットとファゴットのための協奏曲/
  3.交響曲変ホ長調
セバスティアン・マンツ(クラリネット)/
アルブレヒト・ホルダー(ファゴット)/
オスナブルック交響楽団/
ヘルマン・ボイマー(指揮)

 cpoレーベルならではの珍しい1枚。オスナブルックの知られざる作曲家、クリスチャン・ヴェスターホフ(1763-1806)の作品集です。
 モーツァルトと同時代に生まれた彼、早い時期からヴァイオリニストとコントラバス奏者として、近郊の裁判所の礼拝堂演奏家の地位を得ました。当時のオスナブルックは、数多くの小さな宮殿があり音楽家たちも思い思いの活動をしていて、ベントハイム=シュタインフルトの王子ルートヴィヒ・ヴィルヘルムもこの地で宮廷音楽を身に着けました。1790年頃、ヴェスターホフはこの礼拝堂を去り、何年かの旅の末、ビュッケブルクに定住。この地でバッハの息子J.C.F.バッハの後継者としてコンサートマスターの職を得ます。
 彼の作品は、ディーター・クロッカーが数年前に演奏した「クラリネット協奏曲」くらいしか知られていませんでしたが、最近になって、ブルクシュタインフルトのコレクションから見つかり、今回の録音が実現したのです。演奏は若き奏者セバスチャン・マンツです。

777630-2
*\2,100→\1490
ミェチスワフ・ヴァインベルク:木管楽器のための室内楽集
 1.クラリネット・ソナタOp.28/
 2.フルートとピアノのための12の小品Op.29/
 3.無伴奏ファゴットのためのソナタOp.133/
 4.フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲Op.127
エリザヴェッタ・ブルミナ(ピアノ&芸術コンセプト)/
ヴェンゼル・フックス(クラリネット)/
ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)/
マティアス・バイアー(ファゴット)/
ニムロッド・グェス(ヴィオラ)/
ウータ・ユングヴィルト(ハープ)
 最近、その作品の復興が盛んなポーランド=ロシアの作曲家ヴァインベルク(1919-1996)、新しい作品も次々と発見され、更に世界的評価が高まっています。このアルバムでは比較的珍しい室内楽作品を4曲収録。比較的初期の作品であるクラリネット・ソナタは聴く機会もありますが、晩年の無伴奏ファゴット・ソナタや三重奏曲はほとんど知られていません。彼の作品は、よくショスタコーヴィチとの類似点が指摘されますが、実際にはもう少し抒情的な要素を持ち、また驚くほど感傷的な面も見えたりします。各々の楽器には高い技術が要求され(特にピアノ・パート)、演奏もなかなか困難ではありますが、ここで見事な統率力を見せるピアニストのブルミナを始めとする演奏家たちは、文句なしの名演を聴かせています。



CPO
777693
*\2,700→\1490
アウグスト・クルークハルト(1847-1902):
 1.交響曲 第5番 ハ短調 Op.71/
 2.演奏会序曲「春の時に」Op.30/
 3.祝典序曲 変ホ長調 Op.78
アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団/
アントニー・ヘルムス(指揮)

 「ピアノ五重奏曲」など一部の曲に、特定のファンをもつ作曲家クルークハルト(1847-1902)。
 彼はケーテンで生まれ、10歳からピアノと作曲を学び始めます。15歳の頃に家族とともにデッサウに移住。やがてピアニストとしてデビューを飾りました。作曲活動も進めており、20歳になる前には自作を発表するなど順風満帆な音楽家人生をスタートさせました。
 指揮者としても才能を発揮、ワーグナーの「指環」を上演するほどの活躍ぶりを見せた人です。
 彼の第3交響曲はすでにcpoからリリースされており(777465-2)、こちらはブラームスを思わせる明るさに満ちていましたが、この第5交響曲は調性的にもベートーヴェンを思わせる劇的なもの。1892年、彼がデッサウの指揮者として活動25年を迎えた年に書かれた曲です。

777804
*\2,100→\1490
ミェチスワフ・ヴァインベルク:室内楽作品集
 1.ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.24/
 2.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.46/
 3.独奏コントラバスのためのソナタ Op.108
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ&芸術監督)/
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン)/
エレツ・オファー(ヴァイオリン)/
ヨハネス・モーザー(チェロ)/
ネイビル・シャハタ(コントラバス)
 いくつかのレーベルで、その作品のリリースが進行しているポーランド生まれ、ロシアで活躍した作曲家ヴァインベルク(1919-1996)。
 このアルバムは、ロシア音楽を深く愛する研究者&ピアニスト、ブルーミナの素晴らしい解釈による3つの作品が収録されています。名手ブラッハーを始めとした彼女を取り巻く仲間たちの演奏からは、初期から中期にかけて書かれたこれらの作品の成熟の度合いと作風の変化をたやすく聞き取ることができるでしょう。
 先人や同時代の作曲家たちの影響をうまく取り入れながら、そこに民俗的な味付けを施し、独自の作風を作り上げたヴァインベルク。もっとたくさんの人に聴いていただきたい作曲家です。



777819
*\2,700→\1790
カール・オルフ:歌劇「犠牲」Op.20
 菅原伝授手習鑑の「寺子屋」の段より
  カール・オルフ台本
キャスリン・レヴェク(ソプラノ)/
ライアン・マックニー(バス・バリトン)/
ウルリケ・ヘルツェル(メゾ・ソプラノ)/
マルクル・ブリュック(バリトン)/
エレナ・ツィトコーワ(メゾ・ソプラノ)/
ヤーナ・クルコーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ブルクハルト・ウルリヒ(テノール)/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団/
ジャック・ラコンブ(指揮)
録音 2012年5月18-19日 ベルリン・ドイツ・オペラ ライヴ収録
 文楽や歌舞伎でお馴染み、菅原道真の生涯を描いた「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)の中の一つの段である「寺子屋」は、宮仕えの身とは言え、道真の子供を守るために、わが子を身代わりにしなくてはならなかった松王丸とその妻千代の物語。
 この物語のドイツ語訳に感銘を受けたのが18歳のカール・オルフ(1895-1982)でした。彼は登場人物の名前はほとんどそのままに、内容も変えることなくこの物語をオペラにしたのです。
 オルフはこの日本の悲劇にギリシャ悲劇を重ね合わることで独自の見解を加え、日本という枠を超えた独創的な作品へと仕立て上げたのです。
 またこの作品に影響を受けた、あのワインガルトナーも同じ素材でオペラを書いています(cpo 777813)。


777830
*\2,700→\1490
ローベルト・フックス:交響曲集
 1.交響曲 第1番 ハ長調 Op.37/
 2.交響曲 第2番 変ホ長調 Op.45
ケルンWDR交響楽団/
カール・ハインツ・シュテフェンス(指揮)
 ウィーン音楽院の楽理科教授として多くの作曲家を育てたローベルト・フックス(1847-1927)は、作曲家としては、「5つのセレナード」で良く知られていました。彼自身は先進的な音にはあまり興味がなく、その作風は常にブラームスやシューマンに倣った旋律美に溢れたもので、セレナーデだけではなく、他の作品も実に抒情的で創造力に満ちたものとなっています。1885年に書かれた交響曲第1番、その2年後に書かれた交響曲第2番とも、当時の聴衆に絶賛されました。とりわけホルンの咆哮で始まる第2番は、荘厳であり少しブルックナー風な面持ちも感じられる素晴らしい作品です。この時代の作品を得意とするシュテフェンスの指揮で。
777902
*\2,700→¥1490
リヒャルト・シュトラウス:バレエ音楽「ヨーゼフ伝説」Op.63 ヴァイマール・シュターツカペレ/
ステファン・ショーヨム(指揮)
 20世紀初頭、ディアギレフ率いるロシア・バレエ団は多くの芸術家たちに影響を及ぼしました。ディアギレフが様々な作曲家たちに曲を委嘱したことは知られていますが、この「ヨーゼフ伝説」もそんな作品のひとつです(とは言え、最初は、ディアギレフのバレエを観たホフマンスタールが感銘を受け、「こんな作品はどうですか?」と売り込みをかけたことが発端だったのですが)。
 内容は聖書の「ヨゼフ物語」に基づくもので、ヨゼフが奴隷として働いていたポティファルの家で、その家の夫人が彼を誘惑するも、それを拒否するという物語。
 サロメにも似ていますが、もっと神秘的な佇まいを持っています。当初の計画ではニジンスキーがヨゼフを踊るという触れ込みでしたが、どうにも、ケスラー卿(ホフマンスタールの友人)による台本の出来がよくなく、シュトラウス(1864-1949)の音楽もいま一つ切れがないせいか、人気作になることはなく、最近まではほとんど演奏されることがありませんでした。
 しかし改めて聴いてみると、時には「サロメ」や「エレクトラ」のような激しく妖艶な響きが聴かれたり、後期の作品のような静謐さもあったりと、なかなか興味深い音楽に満たされていることに気が付くのではないでしょうか。



777916
*\2,700→\1490
ドーラ・ペヤチェヴィチ:管弦楽作品と管弦楽伴奏付きの歌曲集
 1.序曲 ニ短調 Op.49/
 2-4.管弦楽伴奏付きの歌曲
  <変身 Op.37/愛の歌 Op.39/2羽の蝶の歌 Op.52>/
 5.ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
インゲボルク・ダンツ(アルト)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
フランクフルト・ブランデンブルク州立オーケストラ/
ハワード・グリフィス(指揮)
 クロアチアの女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。最近、少しずつ認知度が高まり、cpoレーベルをはじめとした何枚かのアルバムが相次いでリリースされています。今回のアルバムでは、彼女の作品の中でも比較的良く知られている「ピアノ協奏曲」を中心に、「序曲」と管弦楽伴奏付きの歌曲を聴くことができます。
 彼女が28歳の時に書いた最初の管弦楽曲であるピアノ協奏曲は、ロマンティックな独奏楽器のための協奏曲の伝統に則りながらも、精緻な管弦楽法が用いられたドラマティックな作品で、力強いモティーフが魅力的な作品となっています。
 彼女の作品には、極めて高い意志力が感じられ、またとても表情豊かな旋律が息づいています。また彼女の最後の管弦楽作品である「序曲 ニ短調」は熟成された作風を持つ個性豊かな作品です。更に再評価が進むことを願ってやみません。


777970
*\2100→\1490
エルンスト・フォン・ドホナーニ:ピアノ作品集
 1.パッサカリア Op.6/
 2.4つの狂詩曲 Op.11/
 3.3つの小品 Op.44
ダニエル・レーム(ピアノ)
 最近は、ドイツ名のエルンストよりもハンガリー名の「エルネー」が親しまれている作曲家ドホナーニ(1877-1960)。
 彼は音楽学校でバルトークの同窓生でしたが、彼が書いた作品はどれもドイツの伝統に則った堅固な作風を持ち、もちろんハンガリーの民俗要素を持ち込むことはあっても、基本的にはドイツロマン派、とりわけブラームスの影響が強く感じられることで知られています(もともと彼の師ハンス・ケスラーはブラームスに傾倒していた人であったことも影響しているようです)。
 このアルバムでは初期から晩年に至る3つの曲集を収録、1951年に出版された「3つの小品」は保守的でありながらも、ジャズや民謡への関心も感じられます。シューベルトのソナタ録音で知られるピアニスト、レームによる演奏で。

Wolf-Ferrari: Violin Concerto, etc.
CPO
999271
*¥2400
→\1490
ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲
 ヴァイオリン協奏曲
 弦楽セレナード
ウルフ・ヘルシャー(Vn)
アラン・フランシス指揮 フランクフルト放送SO.

 母のような優しさと乙女のような清純さを合わせ持ったメロディーを、独奏ヴァイオリンが静かに弾き始めた瞬間からこの協奏曲の虜となってしまいます。美しい歌にあふれたこの曲は、初演(1946)当時では、非難囂々のアナクロ作品でした。しかし、今となってはもう何も関係ありません。抱き締めたくなるほど可憐な協奏曲が、人知れずたたずんでいるだけなのです。(でも、終楽章は少し恥ずかしい・・・) さて、協奏曲が最晩年の作品であるのに対して、セレナードは作曲者が十代半ばに作った最初期の作品です。4つの楽章から構成され、モーツァルトへの崇拝心が実を結んだ音楽と言われています。


999451-2
*\2100→\1490
マックス・ブルッフ (1838-1920):室内楽作品集
 弦楽八重奏曲 変ロ長調 Op. 97
 ピアノ五重奏曲 ト短調
 弦楽五重奏曲 イ短調
ウルフ・ヘルシャー・アンサンブル
録音 1997 - 1998

999460-2
*\2100→\1490
マックス・ブルッフ (1838-1920):室内楽作品集
 弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op. 9
 弦楽四重奏曲第2番 ホ長調 Op. 10

マンハイム弦楽四重奏団
録音: 1997-1996



999874
*\2,700→\1490
クルト・アッテルベリ:協奏曲集
 1.チェロ協奏曲 ハ短調 Op.21(1917-1922)/
 2.ホルン協奏曲 イ短調 Op.28(1926)
ニコライ・シュナイダー(チェロ)/
ヨハネス=テオドール・ヴィーメス(ホルン)/
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
アリ・ラシライネン(指揮)

 スウェーデンの作曲家、チェリスト、音楽評論家クルト・アッテルベリ(1887-1974)。9 曲の交響曲をはじめ、5 曲のオペラ、劇音楽、協奏曲などたくさんの作品を残していますが、実は彼は職業音楽家ではなく、ストックホルムの特許局の職員というのが本職でした。また1923 年にはスウェーデンの著作権教会を設立し、この国の作曲家教会と、著作権協会の会長を兼任するという多忙な日々を送ったことでも知られています。
 この2 つの作品は、多忙な日々を送っていた頃に書かれた作品で、意欲的な作風に彩られていますが、残念ながら当時の聴衆には理解が難しかったようです(ホルン協奏曲は、もともとチェロ・ソナタとして作曲されたものです)。
 とは言え、現代の耳の肥えた聴衆には、交響曲をはじめとした彼のいささか風変わりな音楽は好感を持って迎えられていることもあり、この協奏曲も楽しんでいただけることは間違いありません。



555004
\2700→\1790
ミレッカー(1842-1899):ワルツ、行進曲、ポルカ集
 1.序曲 変ホ長調
 2.フランス風ポルカ「イーダ」
 3.ポルカ・シュネル「シプリエンヌ」
 4.喜歌劇《日曜日の子供たち》-ワルツ
 5.ポルカ・マズルカ「メリッタ」
 6.喜歌劇《水運びのアパジューン》-行進曲
 7.喜歌劇《キスのリハーサル》-ワルツ
 8.喜歌劇《ノルドリヒト》-ギャロップ「Eilgut」
 9.ポルカ「リングシュトラッセ」
 10.ポルカ・シュネル「きまぐれカーニバル」
 11.喜歌劇《乞食学生》-序曲
 12.ピッツィカート・ワルツ
 13.ポルカ・シュネル「水銀」
クリスティアン・シモニス(指揮)
ニュルンベルク交響楽団

 幼いころから音楽の才能に恵まれていたミレッカー。13歳でウィーン音楽院に入学し、ピアノ、音楽理論、フルートを学びました。16歳のときにヨーゼフシュタット劇場のフルート奏者になったところ、当時の劇場指揮者であったスッペに見い出され、指揮者として活動、同時にオペレッタの作曲もはじめ、とりわけ1882年の「乞食学生」は大ヒットとなり、ヨハン・シュトラウス2世、スッペと並び、ウィーン・オペレッタの黄金時代を代表する作曲家として音楽界に君臨しました。
 このアルバムでは、いくつかの行進曲やポルカなど、ミレッカーの代表作を収録しています。甘く美しい旋律と軽快なリズム、弦楽の使い方が特徴的な“情緒あふれるオーケストレーション”に彩られた名曲揃いです。
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555006
\2100→\1490
カバレフスキー(1904-1987):弦楽四重奏曲集
 1.弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.8
 2.弦楽四重奏曲 第2番 ト短調 Op.44
ステンハンマル四重奏団

 20世紀初頭のソ連における「最も成功した作曲家の一人」がカバレフスキーです。モスクワ音楽院でミャスコフスキーに作曲を師事、学生作曲家創造集団に入会し、第二次世界大戦中は数多くの愛国的な歌曲を作曲、1940年にソ連共産党に入党。何度もジダーノフ批判にさらされそうになるも、うまく切り抜け「ソ連公認」の作曲家として政府のために寄与しました。そのため、彼の作品はあまり前衛的ではないとされています。
 この弦楽四重奏曲も洗練された趣きを持つ聴きやすいメロディが特徴ですが、ところどころに斬新な部分や民謡風なメロディがあり、特に大戦後に書かれた第2番では、ショスタコーヴィチを思わせる悲痛な部分も感じられます。




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 ディミートリイ・ボリーソヴィチ・カバレーフスキイ(1904年12月30日 - 1987年2月14日) は、ロシアの作曲家・ピアニスト・著述家。
 子供向けに優れた作品を残した現代の作曲家の一人とみなされている。

 ソビエト作曲家同盟をモスクワに創設するのに尽力するなど、ソビエト連邦公認の芸術家として、作曲界で権勢をほしいままにした。
 音楽活動に対してソ連から受けた名誉は数多く、少なくともスターリン賞を2度受賞している。
 音楽教育界のかなりの実力者となり、1962年には音楽芸術教育の委員長に、1969年にはソ連邦教育科学アカデミーの芸術教育部門科学委員会の会長に選任され、音楽教育国際協会の名誉会長職も受けている。
 また頻繁に外国を訪問し、ソ連平和擁護委員会の会員や、また、ソ連国際友好推進委員の代表も務めた。

 ソビエトの偉大なる俗物と取るか、社会主義の生んだ偉大なる英雄と取るか、それは作品を聴いてご判断いただければ。
 代表作である交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタの全集がCPO, NAXOS から出ている。



カバレフスキー/ピアノ・ソナタ全集

 ソビエト・ロシアのナショナリズムの鑑として末永く記憶に残されるであろう大作曲家カバレフスキー。
 彼は多くの分野に渡ってたくさんの曲を書きましたが、現在知られているのは、ほんの一部の作品に過ぎません。


555163
\2100→\1490
CPOカバレフスキー(1904-1987):ピアノ作品全集開始!
 第1集 

 1.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.6
 2.ピアノ・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op.45
 3.ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ長調 Op.46
 4.ロンド Op.59
 5.レチタティーヴォとロンド Op.84
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)

 プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリアンとほとんど同世代のカバレフスキー。「ソヴィエトの偉大な4人」と呼ばれますが、その作風は各々かなり違います。
 ジダーノフ批判にさらされたショスタコーヴィチ、戦争体験が作品にも暗い影を落としたプロコフィエフ。やはり一時期はジダーノフ批判にさらされながらも、持ち前のバイタリティではねかえしエネルギーに満ちた作品を書いたハチャトゥリアンに比べると、カバレフスキーは前衛的な手法を用いなかったせいか、それほど批判の対象になることもなく、結果的には「ソビエト連邦公認の芸術家」として活躍することができたのです。
 3曲あるピアノ・ソナタはどれも素朴な味わいを持っていますが、注意深く聞いてみると実は実験的な面もあり、なかなか興味深い音楽です。Op.59のロンドは有名な「ギャロップ」を思わせる軽快な旋律が耳に残ります。





555015
\2700→\1490
エドゥアルド・キュンネッケ(1885-1953):ピアノ協奏曲 他
 1.ピアノ協奏曲  第1番 Op.36
 2.ツィゴイネルワイゼン
 3.セレナード
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ミュンヘン放送管弦楽団
エルンスト・タイス(指揮)

 ドイツで生まれベルリンで学び、音楽をマックス・ブルッフに師事、ベルリンの地方劇場の合唱指揮者を経て作曲家として名声を確立したキュンネッケ。最初のうちは劇音楽を書いていましたが、第一次世界大戦後に務めた劇場で、オペレッタに目覚め、以降は代表作《どこかのいとこ》を始めとしたオペレッタの作曲に生涯を捧げました。
 しかし、このアルバムに収録されているのは、1920年代を席捲したジャズの影響が感じられる「ピアノ協奏曲」、ブラームスやレーガーの伝統を受け継いだ「セレナード」、ジプシーのメロディを効果的に取り入れた「ツィゴイネルワイゼン」の3曲。どれも「オペレッタ作曲家ではないキュンネッケ」に焦点が当てられています。
 


555076
\2700→\1490
ウィーンからのフルート協奏曲集
 1.ヴァーゲンザイル(1715-1777):フルート協奏曲 ト長調(1705)
 2.ヴァーゲンザイル:フルート協奏曲 ニ長調(1750)
 3.ボンノ(1711-1788):フルート協奏曲 ト長調
 4.ガスマン(1729-1774):フルート協奏曲 ハ短調
 5.モン(1717-1750):フルート協奏曲 変ロ長調
アンサンブル・クリンゲクンスト
ジークリンデ・グレシンガー(フルート&指揮)

 神聖ローマ皇帝カール6世が世を去り、マリア・テレジアがハプスブルク家の家督を継いだことで起きたオーストリア継承戦争は、大規模な赤字を生み、当時の宮廷音楽家たちの生活を脅かしました。しかし、それは新しい時代の幕開けでもあり、宮廷を離れた音楽家たちは次々と新しい音楽を作り出すこととなります。
 アンサンブル・クリンゲクンストと指揮者グレシンガー、初のコラボレーション・アルバムは、そんな古き良き時代のウィーンで愛されたフルート協奏曲の数々です。
 作曲家の中で、名前になじみがあるのは、せいぜいヴァーゲンザイルとモンの2人だけであり、他2人に関してはほとんど知られていません。
 しかし、当時飛躍的に高まったフルートの性能が存分に駆使された作品は、驚くほどに技巧的で、聴くべきところも多いものです。
 

555166
\2700→\1490
テレマン(1681-1767):クリスマス・カンタータ集 第2集(天使の年‐1748/48から)
 1.シオンの娘よ、あなたを見ることを楽しみにしている 
    1.Sonntage des Advents  TVWV1:407
 2.神は和解し、われらの友人となった
     Neujahrstage TVWV1:946
 3.みどり子われらのために生まれたり 
      1.Weihnachtsfeyertage TVWV1:1454
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
フランツ・ヴィッツム(アルト)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)

ウルリヒ・シュテツェル(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ・ジーゲン
ハノーヴァー・ホーフカペレ
 この3つのカンタータは、どれも1749年にシレジアとヘルムスドルフで出版された作品で、各々特定の日曜日を示すタイトルが付されています。
 また、表紙には美しい天使の装飾が施されており、そのため「天使の年に刊行されたカンタータ」と呼ばれています。
 どの曲もトランペットが多用されており、テレマンらしい荘厳さと華やかさを備えています。

  録音 2017年2月21.22日 Siegen, Martinikirche
 


555094
\2100→\1490
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):ピアノ四重奏曲集
 1.ピアノ四重奏曲 変ホ長調
 2.ピアノ四重奏曲 ト長調
マリアーニ・ピアノ四重奏団
【メンバー】
フィリップ・ボーネン(ヴァイオリン)
バーバラ・ブントロック(ヴィオラ)
ペーター=フィリップ・シュテムラー(チェロ)
ゲルハルト・フィールハーバー(ピアノ)
 1812年、フリードランド薬局を経営する父ヨハンと母ヘンリエッタのもとに生まれたエミーリエ・マイヤー。5歳でピアノを始め才能を発揮するも、早くに母を亡くしたため、兄弟たちの面倒も見なくてはならないなど苦難の少女時代を送りました。
 28歳の時に頼りにしていた父も亡くし、生活のために拠点をシュチェチンに移し、そこでカール・レーヴェから作曲のレッスンを受けたことで、曲作りを始め、1942年に最初の作品を書き上げてからは優れた作曲家として出版社Bote&Bockから作品を出版。ベルリンを中心に脚光を浴びました。このピアノ四重奏曲は以前リリースされた「ピアノ三重奏曲集」(555029)と同じく、シューマンを思わせるロマンティックな響きに満たされています。

 録音 2016年6月24-26日 Kammermusikstudio des SWR, Stuttgart
  

555028
\2700→\1790
ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765):シンフォニア&カンタータ集
 1.ソナタ・グロッサ ハ長調 MWV VI-6
 2.トラヴェルソと弦楽合奏のためのフラウト・トラヴェルソ協奏曲 MWVVI-15
 3.アリア「La lodoletta」MWV II-33
 4.アリア「Pensa, ben mio, chi sei」MWV II-34
 5.カンタータ「L'augellin tra verdi fronde」MWV II-23
 6.シンフォニア ニ長調 MWV VII-144
アンドレアス・ヌープ(フラウト・トラヴェルソ)
ユリア・ゾフィー・ヴァグナー(ソプラノ)

ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ロイシシェス室内管弦楽団

 テューリンゲン州ティーフェンオルト(J.S.バッハの生地の近く)に生まれ、教師、カントルの父から最初に音楽の手ほどきを受けたモルター。カールスルーエで宮廷ヴァイオリン奏者となり、一時期イタリアに留学。ここで当時最新の音楽技術を身に着け、2年後に帰国、その後はカールスルーエとアイゼナハで宮廷楽長を務めました。
 600曲を超える作品を残し、その中には「歴史上初めて書かれた」とされるクラリネット協奏曲も含まれています。このアルバムにはモルター没後250年を記念して開催されたコンサートを収録。どれもワイマール=イェーナ音楽大学研究所の学生が編集した、彼の死後に忘れられてしまった作品の復刻蘇演です。

 録音 2015年10月20-22日 Konzertsaal der Buhnen der Stadt Gera


555029
\2100→\1490
レーヴェが絶賛
 ドイツ初期ロマン派時代の女性作曲家
  エミリー・マイヤー(1812-1883):ピアノ三重奏曲 他

 1.ピアノ三重奏曲 ロ短調 Op.16
 2.ヴァイオリンとピアノのための「ノットゥルノ」 ニ短調 Op.48
 3.ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.13
トリオ・ヴィヴェンテ

 ドイツ初期ロマン派時代にひっそりと存在した女性作曲家エミリー・マイヤー。薬剤師の父を持つ裕福な家庭に生まれ、幼い頃から音楽教育を受けましたが、当時はまだ作曲家としての才能が花開くことはありませんでした。
 しかし28歳の時に最愛の父を失い、深い悲しみに駆られたマイヤーは高名な作曲家レーヴェに教えを請い、自身を奮い立たせるかのように作曲に励み、8曲の交響曲を含む多くの作品を生み出したのです。
 1850年にはベルリンで自身の作品をメインにしたコンサートを開き、この時代には珍しい「女性作曲家」としての地位を確立、その評価は生涯変わることなく、幸せな作曲家人生を送りました。
 このアルバムには代表作である2曲のピアノ三重奏曲と、美しい「ノットゥルノ」が収録されており、レーヴェが絶賛した“稀有な才能”から生まれた音楽を聴くことができます。






 1851年に作られた交響曲第4番。
https://youtu.be/OnVJJvcFQqc

 女性らしい優雅な交響曲だが、ときに見せる情熱的な表現がさすがただものじゃないと思わせてくれる。

  


555043
\2700→\1790
アルヴェーン(1872-1960):交響的作品集 第1集
 1.交響曲 第1番 Op.7 ヘ短調
 2.ドラーパ「オスカル2世王の追憶に」Op.27
 3.スウェーデン狂詩曲 第1番「夏至の徹夜祭」Op.1
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 cpoレーベル:アルヴェーン・エディション第1弾!
 スウェーデンを代表する作曲家の一人アルヴェーン。1960年まで存命だったにもかかわらず、生涯後期ロマン派の重厚な作風を捨てることなく、美しい旋律と豊かな響きを駆使した作品を書き上げました。
 このアルバムには初期の作品を3曲収録。伝統的な形式による明解な旋律を持つ「交響曲第1番」、1908年10月の“スウェーデン王立音楽アカデミーのガラ・イヴェント”のために書かれたドラーパ。
 そして、3曲の中で最も有名なのは何といっても「夏至の徹夜祭」でしょう。どこかで聞いたような軽快なメロディは日本人にとってもなじみやすく、しばしば演奏されることも多い名曲です。アントニ・ヴィトに師事したポーランドの指揮者ボロヴィチの演奏です。
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777826
\2700→\1790
トゥール・アウリン(1866-1914):ヴァイオリン協奏曲集
 1.ヴァイオリン小協奏曲 第1番 Op.7
 2.ヴァイオリン協奏曲 第2番 イ短調 Op.11
 3.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ハ短調 Op.14
ウルフ・ヴァリン(ヴァイオリン)
アンドリュー・マンゼ(指揮)
ヘルシンボリ交響楽団
 スウェーデンに生まれ、王立ストックホルム音楽大学で学び、ベルリンに留学、ソーレとシャルヴェンカに師事。帰国後はヴァイオリニスト、指揮者として活躍したアウリン。アンリ・マルトーやヴィルヘルム・ステンハンマルとも親交を結び、1887年には自身の名を冠した弦楽四重奏団を結成、1890年代には"スカンジナビアの最も重要なヴァイオリニスト"とみなされていました。
 作曲家としては後期ロマン派に属する作品を書き、抒情的でエレガント。中でも協奏曲第3番はシベリウスを思わせる劇的さとチャイコフスキーに似た郷愁を感じさせます。マンゼが指揮するヘルシンボリ交響楽団の厚みのある響きが作品を引き立てています。
 


555045
\2700→\1490
アルベルト・ロルツィング(1801-1851):ハルモニームジーク集
 アンドレアス・N・タルクマンによる管楽編曲
  1.歌劇《レジーナ》序曲
  2.歌劇《皇帝と船大工》序曲
  3.歌劇《密猟者》ハルモニームジーク
シュトゥットガルト・ウィンズ
SWR交響楽団団員による管楽アンサンブル
【メンバー】
ギャビー・パス=ヴァン・リエト(フルート)
アンネ・アンゲラー(オーボエ)
アネッテ・シュッツ(オーボエ)
ディルク・アルトマン(クラリネット)
ルドルフ・ケーニヒ(クラリネット)
ヴォルガンク・ヴィフラー(ホルン)
ヨーゼフ・ヴァイスタイナー(ホルン)
ハンノ・デンネヴェク(ファゴット)
エドゥアルド・カルツァーダ(ファゴット)
フェリックス・フォン・ティペルスキルヒ(コントラバス)
 ハルモニームジークとは管楽器の合奏全般を指す言葉で、1780年代、ドイツを中心とした貴族階級で流行した形態です。貴族たちが食事や催事の時に客をもてなすため、音楽家を侍らせて当時最先端のオペラのメロディを編曲、演奏したというもので、管楽アンサンブルのための数多くの編曲が世に出たことで知られています。
 アンドレアス・N・タルクマンは1956年ハノーファー生まれの作曲家。アレンジャーとしても知られ、これまでにもワーグナーの《指環》や、ベルクのヴァイオリン協奏曲の室内アンサンブル版などでの巧みな編曲が話題になった人です。
 今回はロルツィングのオペラの名旋律を管楽アンサンブルに編曲、最近ではあまり演奏されることのないロルツィング作品の楽しさと素晴らしさを、もう一度洗い直して、新鮮な面持ちで聴かせてくれます。

  録音 2017年3月14-17日 Ludwig-Hofacker-Kirche, Marbach-Rielingshausen
 


555135
\2100→\1490
アゴスティーノ・ステッファーニ(1653-1728):愛と情熱の二重唱集
 1.Su, ferisci, alato arciero
 2.Tengo per infallibile
 3.E perche non m‘uccidete;  Lilla mia
 4.Occhi belli, non piu
 5. Fulminate, saettate
 6.Quanto care al cor
 7.Gelosia
ポール・オデット&スティーブン・スタッブズ(指揮)
ボストン・アーリーミュージック・フェスティヴァル・ヴォーカル・アンサンブル
【メンバー】
 アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
 エメーケ・バラート(ソプラノ)
 コリン・バルツァー(テノール)
 クリスティアン・イムラー(バス・バリトン)
ボストン・アーリーミュージック・フェスティヴァル・チェンバー・アンサンブル
【メンバー】
 ポール・オデット
 スティーブン・スタッブズ
 マクシン・エイランダー
 ルカ・グリエルミ
 フィービー・キャライ
 エリン・ヘッドリー

 2015年グラミー賞を受賞したボストン・アーリーミュージック・フェスティヴァルの奏者たちによる最新録音はイタリア・バロック期の作曲家ステッファーニの声楽曲集。
 聖職者でもあったステッファーニですが、その作品は宗教曲だけに留まることなく、オペラ、劇音楽から室内カンタータまで多岐にわたるものでした。しかし歌劇については自筆譜が残されているものの、現在演奏されることはほとんどなく、このアルバムに収録されているような、いくつかのカンタータや二重唱が知られるのみです。
 どれもイタリア風の甘美な旋律と、フランス風の趣味の良さを併せ持ち、心浮き立つような楽しさに満ちています。若手歌手たちの溌剌とした歌唱が魅力的。
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555074
\2700→\1790
名手ラファエル・ウォルフィッシュ、渾身の・・・
 「荒野の声」-亡命ユダヤ人作曲家のチェロ協奏曲集
 1.ハンス・ガル(1890-1987):チェロ協奏曲 ロ短調 Op.67
 2.マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):チェロ協奏曲 ヘ長調
  …世界初録音
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ニコラス・ミルトン(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

 cpoの新シリーズ「亡命ユダヤ人作曲家たちの作品集」の最初のアルバムは、ハンス・ガルとカステルヌオーヴォ=テデスコのチェロ協奏曲。
 演奏しているウォルフィッシュの両親もホロコーストを生き延び、イギリスに逃れた人たちであり、両親の激動の人生を知るウォルフィッシュにとっては、この問題は避けて通ることはできないほどに身近なものとして捉えているといいます。
 彼の両親がイギリスにいた時に知り合ったのが、ゴルトシュミットやハンス・ガルで、テデスコはウォルフィッシュの師、ピアティゴルスキーのためのチェロ協奏曲を書いた作曲家ということもあり、ウォルフィッシュはこの2曲に強い共感を抱いており、ここでも情感溢れる演奏を聴かせています。
 テデスコの作品は世界初録音です。
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555155
\2700→\1490
ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルだった
 シェッレ(1648-1701):クリスマス・カンタータ集

 1.Uns ist ein Kind geboren-幼子が生まれた(合唱楽章)
 2.Vom Himmel kam der Schar-高き空より
 3.Da die Zeit erfullet ward-時が尽きるまで
 4.Uns ist ein Kind geboren-幼子が生まれた
 5.Machet die Tore weit-門を広く開けよ
 6.Ehre sei Gott in der Hohe-いと高きところに栄光あれ
 7.Actus Musicus auf Weyh-Nachten
モニカ・マウフ(ソプラノ)
ミリアム・アルボウツ(アルト)
マリアン・ディキズン(メゾ・ソプラノ)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ヤコブ・ピルグラム(テノール)
ライモンド・シュポーギス(バス・バリトン)
ミヒャエル・アレクサンダー・ウィレンズ(指揮)
コンチェルト・パラティーノ
ケルン・アカデミー

 ドイツ・バロック期の作曲家ヨハン・シェッレ。ドレスデン少年合唱団でシュッツに学び、その推薦を受けヴォルフェンビュッテルの教会でも歌い、1677年から1701年までライプツィヒ聖トーマス教会のカントルを務めました。
 多くの音楽家たちを指導し、200曲近くの作品を残しましたが、現在確認できるのはその中の48曲のみであり、また存命中に出版されたのは「Christus ist des Gesetzes Ende」のただ1曲。重要な活躍をしたにもかかわらず、作品に関してはほとんど知られていない作曲家です。
 初期の教会カンタータ、およびコラールカンタータの原型を作った人でもあり、このアルバムではよく知られた聖書のテキストが用いられた、クリスマスのための喜ばしいカンタータを聴くことができます。この時代の作品を得意とするウィレンズと、ドイツを代表する歌手たちの演奏。
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555195
\2700→\1790
ズガンバーティ(1841-1914):交響曲 第1番&第2番
 1.交響曲 第1番 ニ長調 Op.16(1880-1881)
 2.交響曲 第2番 変ホ長調(1883-1885)…世界初録音
オーラ・ルドナー(指揮)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
 イタリア人の父とイギリス人の母を持つ作曲家ズガンバーティ。トレーヴィで学び、歌手、指揮者としての経験を積んだ彼は、19歳の時にローマに移住。この地でフランツ・リストに会い、その弟子となり数多くの影響と支援を受けました。
1866年にはリストの「ダンテ交響曲」を指揮した後、リストの友人たちと共にミュンヘンに旅行し、ワーグナーの音楽に接したことで、改めてドイツ音楽のすばらしさを実感。オペラを作曲することはなく、ドイツ・ロマン派風の管弦楽作品やリスト譲りのピアノ曲を数多く残しました。
 このアルバムには2曲の交響曲を収録。第1番はワーグナー風の和声を持つニュアンスに富む作品。イタリア風の歌心と重厚な響きが調和しています。ほんの数年前に発見された「交響曲第2番」はこの演奏が世界初録音です。

  録音 2015年9月22-24日  Wurttembergischen Philharmonie Reutlingen
 


555088
\2100→\1490
ダネル弦楽四重奏団
フランク(1822-1890):室内楽作品集

 1.弦楽四重奏曲 ニ長調
 2.ピアノ五重奏曲 ヘ短調
ダネル弦楽四重奏団
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)

 ヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集が高く評価されたベルギーの“ダネル弦楽四重奏団”が演奏するフランクの2曲の室内楽作品。どちらも晩年に書かれたもので「弦楽四重奏曲 ニ長調」は亡くなる前年に着手された最後の室内楽作品。
 ベートーヴェンやシューベルトの弦楽四重奏曲を念入りに研究し、自らの理想とする理念を追求した精緻な曲ですが、初演の際に初めて聴衆から喝采を浴びた成功作としても知られています。
 綿密に構成され、一つの主題を徹底的に展開していくやり方は、確かにベートーヴェンの後期作品にも通じています。
 その少し前に作曲された「ピアノ五重奏曲」も循環形式が用いられた大作。あまりの晦渋さに、サン=サーンスが献呈を辞退した(無視した)というエピソードもありますが、曲全体はとても魅力的で、フランクの全作品の中でも演奏頻度の多い作品です。




555108
\2100→\1490
F.A.E.ソナタのひとり
 アルベルト・ディートリヒ(1829-1908):室内楽作品集

  1.ピアノとチェロのためのソナタ Op.15
  2.ピアノとチェロのための「序奏とロマンス」Op.27
  3.6つのピアノ小品集 Op.6
  4.4つのピアノ小品集 Op.2
アレクサンダー・ヴィル(チェロ)
フリードリヒ・トーマス(ピアノ)


 現在、アルベルト・ディートリヒの名前は、かろうじて「F.A.E.ソナタ」の第1楽章の作曲家として知られるのみです。
 彼はブラームスの友人であり、またシューマンの作曲の弟子でした。その関係から前述の「F.A.E.ソナタ」が生まれたのですが、彼自身の作品はごくわずかが知られるのみで、ほとんど耳にする機会もありません。
 しかし最近では研究が進み、当時は称賛された音楽家であったことが証明されました。このアルバムではチェロのための作品とピアノ独奏曲が収録されており、その個性豊かな作風を知ることができます。

 


555126
\2700→\1790
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ヴァイオリン協奏曲 他
 1.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.8
 2.交響詩「イタリアから」Op.16(1886)
ロベルト・コヴァルスキ(ヴァイオリン)
マルクス・ポシュナー(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団

 ルガーノを拠点とするスイス・イタリア語放送管弦楽団によるリヒャルト・シュトラウスの作品集第2集。
 第1集(777990)では珍しい「二重小協奏曲」や組曲「町人貴族」が中心でしたが、今アルバムではイタリアにゆかりのある若きシュトラウスの大作、交響詩「イタリアから」と、あまり録音の多くない「ヴァイオリン協奏曲」の2曲が選ばれています。
 22歳のシュトラウスの手による「イタリアから」は、4つの楽章で風光明媚なイタリアの風景が描かれた意欲作。かたや「ヴァイオリン協奏曲」はシュトラウス17〜18歳の作品で、彼が初めて手掛けた協奏曲。もともとヴァイオリンを得意としていたシュトラウスの本領発揮と呼べる興味深い作品です。
 ヴァイオリンを演奏しているコヴァルスキは、現在スイス・イタリア語放送管弦楽団のコンサートマスターを務めており、その才能は高く評価されています。

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555109
\2700→\1790
亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集 第2集
 1.フランツ・ライゼンシュタイン(1911-1968):チェロ協奏曲 ト長調
 2.ベルトルト・ゴルトシュミット(1903-1996):チェロ協奏曲
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ニコラス・ミルトン(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
 「ユダヤの血を引くがために、住み慣れた地を追放された作曲家たちの作品集」の第2集。
 演奏しているウォルフィッシュの両親もホロコーストを生き延び、イギリスに逃れた人たちであり、両親の激動の人生を知るウォルフィッシュにとっては、この問題は避けて通ることはできないほどに身近なものとして捉えているといいます。
 第2集に登場する2人の作曲家もユダヤ系で、ナチスの迫害を受けベルリンからイギリスに亡命し、それぞれ独自の活躍をしました。ライゼンシュタインはヒンデミットの教え子であり、十二音技法には否定的だったため、調性感ある音楽を好み、このチェロ協奏曲も抒情的な雰囲気が感じれらます。
 比較的演奏機会の多いゴルトシュミットのチェロ協奏曲も、前衛的な手法を用いることはなく、シニカルな表情を湛えた旋律的な作品です。
 ウォルフィッシュは作曲家たちの想いを丹念に洗い出し、納得の行く演奏をしています。

 録音 Konzerthaus Berlin, Groser Saal   2017年4月4-6日…1 2016年9月27-29日…2


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555175
\2700→\1790
「トルコ風に」〜「シェエラザード」を思わせるアラビアの香り
18世紀のトルコ風音楽集

 1.アンドレアス・ロンベルク(1767-1821):交響曲 第4番「トルコ風交響曲」Op.51
 2.モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」K219
 3.ハイドン(1732-1809):歌劇《突然の出会い(意外なめぐり合い)》-序曲
ユリア・シュレーダー(ヴァイオリン)
ケヴィン・グリフィス(指揮)
バーゼル・コレギウム・ムジクム
 16世紀から18世紀にかけて西ヨーロッパでは“テュルクリ”と呼ばれるトルコ趣味が街を席捲しました。当時の超大国オスマン帝国への恐れと憧れから発生したこの流行は音楽にも影響を及ぼし、オスマン帝国の軍楽隊の音楽を模した「トルコ行進曲」やトルコを題材にした歌劇など、数多くの異国情緒溢れる作品が生まれました。
 このアルバムには3曲のトルコ風の作品が収録されています。メインとなるのはドイツの作曲家ロンベルクの作品で、この「トルコ」と題された交響曲第4番には、まるでリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を思わせるかのようなアラビアの色が濃厚に表れた聴きどころの多い曲です。
 他にはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番(終楽章にトルコ風のメロディがある)と、やはりトルコ風のハイドンの歌劇《突然の出会い》を収録。モーツァルトでは若手ヴァイオリニストのシュレーダーが活躍する、全体に楽しさが漲る1枚です。

  録音 2017年1月22-24日 Casino Basel
 


555112
\2100→\1490
マンドリンとフォルテピアノのための名曲集
 1.フンメル(1778-1837):大ソナタ ハ長調 Op.37
 2.レオーネ(1725-1790):ソナタ 第2番 イ長調 Op.2
 3.フェリシアーノ(1793-1863):ソナタと変奏 ハ長調
 4.ベートーヴェン(1770-1827):ロンド ニ長調(F.レールによる再構築)
 5.ベートーヴェン:アンダンテと変奏 ニ長調
 6.ベートーヴェン:ソナチネ ハ長調
 7.ベートーヴェン:ソナチネ ハ短調
 8.ベートーヴェン:アダージョ・マ・ノン・トロッポ 変ホ長調
アンナ・トルゲ
(4コース・ヒストリカル・マンドリン)
ゲラルド・ハンビッツァー(フォルテピアノ)
 「イタリアのマンドリンとヴァイオリン」(555050)に続くマンドリン奏者トルゲのアルバム。今作では古典派の4人の作曲家の作品を選び、ガット弦を使用し、豪華な装飾が施された19世紀仕様の楽器を用いて、名手ハンビッツァーとともに魅力的な演奏を披露しています。
 古典派のマンドリン曲の中で最高傑作とされるフンメル、ギャラント様式(装飾が少ない典雅な作風)で書かれたレオーネ、ポルトガルの知られざる作曲家フェリシアーノ、この3人のソナタと、20代のベートーヴェンが伯爵夫人ジョセフィーヌのために書いたマンドリンのためのソナチネ、どれもマンドリンとフォルテピアノの音が解け合った優美な作品です。

 録音 2014年12月11-15日 ケルン WDR放送、クラウス・フォン・ビルマスクザール



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 で、この中に入ってるベートーヴェンの「マンドリン・ソナチネ ハ短調 WoO 43a」という曲が、これがまあ素敵な曲。
 ウィーンの初期時代、サロンのアイドルとして大活躍しているころのベートーヴェンのモテ男子ぶりがうかがわれる秘曲。
 久しぶりの新録音(といっても2014年だが)が出てきた。



 26 歳のベートーヴェンはそのときプラハにいた。

 ボンの田舎からウィーンに出てきてもう4 年近く。彼はすでにウィーンの隅々まで名を知られる人気音楽家となっていた。上流階級サロンの人気アイドルである。

 さてこのころ、あまり多くの旅を経験することのなかったベートーヴェンだが、このときの旅は大規模だった。
 プラハ、ドレスデン、ライプツィヒ、ベルリンを半年かけて回り、ザクセン選帝侯、プロイセン国王などの前でピアノ演奏を披露。とくにチェロ・ソナタを聴いたプロイセン国王は深く感動してベートーヴェンに金貨のいっぱい詰まった「金の煙草入れ」を贈ったという。

 その大旅行の最初に訪れたのがプラハだったわけである。

 このプラハでベートーヴェンが世話になったのがドゥシェク夫人。
 名ソプラノであり、音楽愛好家。そしておそらくモーツァルトと愛し合ったであろう女性。

 その彼女が中心となってプラハで開いていたサロンが、旅の途上のベートーヴェンにとってとても居心地がよかったのだ。なんと彼はここで2 ヶ月以上も滞在している。そしてベートーヴェンは当地で彼女にアリア「おお、裏切り者め」を贈り、またこのサロンで楽しんでもらうためであろう、彼にとっては極めて珍しい「マンドリンとチェンバロのための音楽 WoO43,44」という作品を残している。

 ベートーヴェン、20 代中盤。

 ウィーンではサロンの寵児、外遊しても上記のとおり熱烈な歓迎を受け、このころの彼にその後訪れる人生の苦悩の兆しは見えない。
 その音楽は明るく、健やか。
 ハ短調のソナチネの切なさ、物悲しさも「人生の苦悩」というよりセンチメンタルでナルシスティックな憂鬱。

 ところが・・・これがなんとも美しいのである。


 プラハの優雅な一流のサロンに熱く迎えられ、ちょっとした恋に陥っていたりしていたかもしれない青年ベートーヴェン・・・。そんな彼のはにかんだような無垢な面影をこちらに伝えてくれる、素敵な佳作。初めて聴く人はきっとびっくりするに違いない。
 これだけの名曲、好事家にのみ知られる逸品にしておくのはちょっともったいない。

 アリソン・スティーブンスのマンドリン、リチャード・バーネットのフォルテピアノ。
 AMON RA の知る人ぞ知る名盤である。


 


777305
\2100→\1490
フェルディナント・リース(1784-1838):弦楽四重奏曲集 第3集
 1.弦楽五重奏曲 第2番 ニ短調 Op.68
 2.弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.70-1
 3.弦楽四重奏曲 第5番 ハ短調 Op.126-2
シュパンツィヒ弦楽四重奏団

ラクェル・マサデス(ヴィオラ)…1
 ベートーヴェンやリースとも親交があり、ラズモフスキー伯爵の私設弦楽四重奏団のリーダーを務めたイグナーツ・シュパンツィヒ。彼の名を冠した「シュパンツィヒ弦楽四重奏団」は、ピリオド楽器を用いて古典派作品を演奏することで定評のあるアンサンブルです。
 彼らは作曲家としてのリースの重要性に着目、弦楽四重奏曲を通して「ベートーヴェンの弟子」としてではなく、「独創性豊かな作曲家」としてのリースを伝えることに力を注いでいます。
 これまでにリリースされた2枚のアルバムも高く評価されていますが、第3作となるアルバムでは、ヴィオラ奏者マサデスを招いて弦楽五重奏曲も演奏。充実した響きを持つ革新的な作品は、まさに作曲家リースの本領発揮と言えるでしょう。

  録音 2016年3月5-8日 ベルリン、アンドレア教会


777227-2
\2100→\1490
リース:弦楽四重奏曲集 第2 集
 弦楽四重奏曲 第2 番 ト長調 Op.70−2
 弦楽四重奏曲 第20 番 へ短調 WoO48
シュパンツィヒ弦楽四重奏団

シュパンツィヒ弦楽四重奏団のCPO への2 枚目の録音として選んだ作曲家はリース。
もともとベートーヴェンの演奏で名が知られた団体だけあってリースの作品は、まさに彼らにうってつけと言えましょう。
ここに収録されたのはリースが30代の頃に書かれた弦楽四重奏曲第2 番と、20 歳になる前に書かれた第20 番の2 曲。
拡大された形式とハーモニー、溢れ出るような楽想に満ちた意欲作。


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777047-2
\2700→\1490
ボーナス・トラックは自作自演「ドンナ・ディアナ」序曲
 レズニチェク(1860-1945):
  喜劇的序曲
  シャミッソーの詩による主題と変奏曲/
  “コル・ニドライ”交響変奏曲
ボーナス・トラック
  レズニチェク自作自演:
    喜劇的序曲/
    歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲
ミハイル・ユロフスキ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 CPO レーベルで系統的にリリースされているレズニチェクの作品集。底抜けに明るい歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲のみで、かろうじてその存在が知られていたため「保守的な作風」の作曲家として認知されているレズニチェクですが、ここに収録された作品を改めて聴いてみれば、その評価はもしかしたら間違いであったのではないか?と考えさせられるほどシニカルで多様な音楽を書いていた人だったことがわかるでしょう。
 名指揮者ユロフスキの見事な演奏も注目。
 ボーナス・トラックには作曲家自身の演奏も収録されている。


777083-2
\2100→\1490
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):弦楽四重奏曲全集第2巻
 1.弦楽五重奏曲 Op.77/
 2.弦楽四重奏曲 Op.18
ミンゲ弦楽四重奏団/
ペーター・ランガートナー(ヴィオラ)…2

 ミンゲ弦楽四重奏団によるヘルツォーゲンベルク室内楽作品集の第 2 集です。
 ここに収録された2 曲は、どちらも彼の対位法の技術が存分に発揮された興味深い作品です。1893 年に作曲された弦楽五重奏曲は当時の評論家に「最も重要な室内楽作品が書かれた」とまで高く評価されたもの。これを作曲したとき、彼は愛妻エリザベスの死に直面、一時的に仕事への意欲を失ってしまいましたが、見事に復帰。その悲しみと妻への限りない愛情を曲に込めたのだそうです。。かたや弦楽四重奏曲は若きヘルツォーゲンベルクの意欲的な作品で、とりわけアンダンテ楽章は素晴らしいメロディで満たされています。

CPO
777199-2
¥2700→¥1490
ペッテション(1911-1980):
 ヴァイオリン協奏曲第2番(改訂版)
イザベル・ファン・クーレン(Vn)、
トーマス・ダウスゴー指揮
スウェーデン放送響
1 9 7 0年代後半に作曲された長大な作品。約5 0分もの間途絶えることなく、気分のテンションが張り続けているその音楽は、交響曲などと同様にこの作曲家の作風を代表するもの。1 9 9 9年の改訂版を使った録音であり、クレーメルやアルゲリッチなどとの共演も多い奏者の壮絶な演奏も聴きもの。


777234
\2100→\1490
ユリウス・レントヘン:チェロ協奏曲 第1番-第3番 グレゴール・ホルシュ(チェロ)/
オランダ交響楽団/
デイヴィッド・ポルセライン(指揮)
 cpoレーベルが精力的にリリースを続けている作曲家の一人、レントヘン(1855-1932)のチェロ協奏曲集です。彼の全作品を網羅するためには、この作品は欠かせないものです。
 彼はユリアス・クレンゲルという名チェリストの友人であったため、チェロへの思い入れはかなり強く、1870年から1930年までの長きに渡り、ソナタや小品、そして協奏曲など数多くのチェロ曲を作曲しています。この3つの協奏曲もパワフルな管弦楽と、技巧的なチェロ・パートが見事に調和したものであり、生半可な奏者では太刀打ちできない力作となっています。現在コンセルトヘボウ管の首席チェリストを務める名手ホルシュによる完璧な解釈による演奏は、このコレクションにおける重要な位置を占めることは間違いありません。
 
Telemann: Complete Violin Concertos Volume 3
777473-2
\2800→\1490
テレマン(1681-1767):ヴァイオリン協奏曲全集第 3 集
 1.協奏序曲ニ長調 TWV 55:D14/
 2.協奏序曲イ長調 TWV 55:A7/
 3.2 台のヴァイオリンのための協奏曲ト長調 TWV 52:G1
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン&指揮)/
スーザン・カーペンター=ジェイコブス(第2 ヴァイオリン…3
のみ)/
ウォルフィッシュ・バンド
第 1 集、第2 集ともに好評を博しているテレマンのヴァイオリン協奏曲集の第3 集です。このアルバムでは2 台の協奏曲など、新たな形式を模索するテレマンの姿が克明に浮かび上がる選曲となっています。協奏序曲でのソロの扱い方などは当時としては革新的で、テレマンも楽しんで書いていた様子がうかがわれます。ここでの名手ウォルフィッシュは、彼女自身の楽団である「ウォルフィッシュ・バンド」を結成し、より自由に曲の解釈を楽しんでいるようです。
777560-2
\2800→\1490
C.P.E.バッハ:オラトリオ「荒野のイスラエル人」 グドルン・シドニー・オットー(ソプラノ)/
ニール・グラムス(ソプラノ)/
ヘルマン・オズヴァルト(テノール)/
ミヒャエル・ショッパー(バス・バリトン)/
ザルツブルク・ホーフムジーク/
ヴォルフガンク・ブルンナー(指揮)
1768年、C.P.E.バッハ(1714-1788)は、それまで寵愛を受けていたフリードリヒ大王の元を離れ、テレマンの後任楽長としてハンブルクに向かいました。その地で彼は一層宗教音楽に関心を持ち、到着してすぐにオラトリオ「荒野のイスラエル人」を完成させました。これは、彼の芸術性を示す一種の名刺代わりともなるため、主題は中立的なものを選び、持ちうる限りの表現を駆使しての、極めて劇的な作品を創り上げたのです。最初の音から迫力満点であり、また深い精神性も持ち合わせています。極限の状況で生きる人々と彼らを導くモーゼの物語は、当時の人々を熱狂させ、新たな神への感謝の気持ちも芽生えさせたことは間違いありません。

777675-2
\2800→\1490
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
 マーラー(1860-1911)&リーム(1952-):歌曲集

 歌曲集「子どもの不思議な角笛」より
  1.高き知性への賛美
  2.美しいトランペットが鳴り響く所
  3.少年鼓手
  4.ラインの伝説
  5.この歌を思いついたのは誰?
  6.原光
 7.さすらう若人の歌
ヴォルフガンク・リーム:
 8.声とオーケストラのための「ライナー・マリア・リルケの詩による4つの歌」
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ボーフム・シンフォニカー
スティーヴン・スローアン(指揮)
 最近、ますます深い解釈を聴かせるテノール歌手プレガルディエン。すでに様々なレーベルに130以上の録音を持つ、ドイツ・ロマン派の歌曲を歌わせたら右に出る者はいない人です。そんな彼の歌うマーラーとリームは、言葉の扱いに於いても、声の美しさに於いても、まさに完璧と言ってよいものであり、ピアノ伴奏で聴く「角笛」とも、また違った魅力を放っています。
 彼はリームの作品の初演者でもあり、2002年にはピアノ伴奏版、2004年にはバーゼルでオーケストラ版を歌うほどにこの作品に精通しています。
 リーム作品は難解なイメージがありますが、この曲は驚くほどにナイーヴでロマンティックな響きを持つもので、リリカルなプレガルディエンの声にぴったりの美しいものです。

777833
\2800→\1490
マックス・ブルッフ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集 第1集
 1.ヴァイオリン協奏曲 第2番 Op.44/
 2.スコットランド幻想曲 Op.46/
 3.アダージョ・アパッショナート Op.57
サンチェ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)/
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルマン・ボイマー(指揮)
 ブルッフ(1838-1920)と言えば、誰もがあの素晴らしい「ヴァイオリン協奏曲 第1番」を思い浮かべることでしょう。美しい旋律に溢れたあの協奏曲は、ロマン派のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の人気を誇っています。
 また、彼は生涯「歌と旋律」を愛し、その創造の源にも、ヨーロッパの様々な国に伝わる民族音楽があったことで知られています。
 たとえば、このアルバムに収録された「スコットランド幻想曲」や良く知られる「コル・ニドライ」にはそんな郷愁を誘うメロディがうまく引用されているのです。
 さてcpoレーベルでは、そんなブルッフのヴァイオリンのための作品全集のリリースを目論んでいます。名ヴァイオリニスト、ヴァイトハースを演奏者に迎え、「ヴァイオリン協奏曲 第1番」だけではない、ブルッフのヴァイオリン作品の隠された遺産を掘り起こすことで、この作曲家に新たな光を当てることになるでしょう。まずは、あまり耳にする機会のない第2番の協奏曲から聴いてみてください。


777867
\2100→\1490
ジャック=マルタン・オトテール:室内楽作品集 第2集
 1.6つのトリオ・ソナタ Op.3(1712 パリ)/
 2.前奏曲 ト短調 Op.VIIe/3.組曲 第3番 Op.8(1722)/
 4.組曲 Op.2から3つの小品
カメラータ・ケルン
 第1集(777790)が好評、カメラータ・ケルンによるオトテール(1674-1763)の室内楽作品全集の第2集です。
 彼は生粋のパリジャンでありながら、ローマで学ぶことでイタリアのスタイルを身に着け、これらを見事に融合させた優雅な作品を数多く残しています。例えば、6つのトリオ・ソナタはイタリアの教会ソナタ(ソナタ・ダ・キエーザ)の伝統を受け継ぐ4つの楽章を持っていますが、曲調はあくまでもフランス風の軽やかな舞曲で、こんなところにもオトテールの美点が強く感じられるのではないでしょうか?
 もちろんフルートの名手であった彼らしく、全面に渡ってフルートが大活躍しています。


777949
\2700→\1490
タティアナ・ルーラント(フルート)
 ライネッケ(1824-1910):フルート作品集

 1.フルート協奏曲 ニ長調 Op.283
 2.フルートと管弦楽のためのバラード Op.288
 3.フルートとピアノのためのソナタ「ウンディーネ」Op.167
 4.フルートとピアノのためのソナチネ Op.108-1
タティアナ・ルーラント(フルート)
エッカルト・ハイリガーズ(ピアノ)
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団

 ニューヨーク、カーネギー・ホールでセンセーショナルなデビューを飾り、評論家によって「フルートのパガニーニ」を称された女性フルーティスト、タティアナ・ルーラント。
 このアルバムではドイツ・ロマン派の巨匠ライネッケのフルート作品を演奏しています。
 ニ長調の協奏曲と、バラードは80歳を過ぎた晩年のライネッケの手によるもので、派手な技巧を駆使するのではなく、あくまでも高い音楽性と趣味の良さが特徴。
 ライネッケ作品の中で最も有名な「ウンディーネ」とソナチネも含め、聞きどころたっぷりです。

777322-2
\2800→\1490
マリピエーロ(1882-1973):作品集
 1.ガブリエリアーナ/
 2.ファゴットと10 楽器のためのセレナータ/3.マドリガーリ/
 4.5 つの寓話〜声と小オーケストラのための/
 5.7 つのヴェネツィアのカンツォネッタ
ダミアナ・ピンティ(メゾ・ソプラノ)/
パオロ・カルリーニ(ファゴット)/
カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・ディ・プラト/
マルツィオ・コンティ(指揮)
カセッラと同時代に活躍したマリピエーロは、その生涯に10 曲以上の交響曲、6 曲のピアノ協奏曲、8 曲の弦楽四重奏曲、他、夥しい数の管弦楽曲や歌曲など数多くの作品を残しています。彼はモンテヴェルディやヴィヴァルディの作品を校訂し、音楽研究者として高い評価を受けているのですが、彼自身の作品は、未だに正しい評価がなされているとは決して言えないのが実情です。このアルバムでは、ヴェニスの大作曲家、ジョヴァンニ・ガブリエリに捧げられた「ガブリエリアーナ」など、彼が生涯を通じて研究していたイタリア古典派の音楽と、新時代の音楽が見事に融合した、まさに無尽蔵音楽的遺産とも言える作品を収録しています。かのムーティが設立に関与しているイタリアの室内オーケストラ、カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・デ・プラトによる説得力ある演奏が華を添えています。
777643-2
\2100→\1490
F.W.ツァッホウ(1663-1714)&ヘンデル(1685-1759):カンタータ集
 1.ツァッホウ:復活祭カンタータ「私はよみがえり、そして生を受ける」/
 2.ツァツホウ:カンタータ「神は私の救い、私の名誉」/
 3.ヘンデル:コラール・カンタータ「傷つけられし聖体よ」/
 4.ヘンデル:復活祭の対話「ああ主よ、この憐れな罪びとを
グドラン・シドニー・オットー(ソプラノ)/
マーガレット・ハンター(ソプラノ)/
クリストフ・ディットマー(カウンターテノール)/
ミルコ・ルドヴィッヒ(テノール)/
グゥラウメ・オルリー(バス)/
カントゥス・チューリンギア&カペラ/
ベルンハルト・クラップロット(指揮)
F.W.ツァッホウは、ライプツィヒ市の音楽監督を務める父親からヴァイオリン、オーボエ、ハープシコード、オルガンなど様々な楽器の演奏を学びました。1684 年にハレの聖マリア教会のオルガニスト職に就き、その後28 年間に渡って聖歌隊の指導や宗教音楽の作曲など幅広く活躍したのです。彼のカンタータはドイツ中で有名で、J.S.バッハも彼の影響を色濃く受けていたと言われます。そんなツァッホウの下で音楽を学んだのがヘンデルでした。ヘンデルの抜きんでた才能はツァッホウを驚かせたことでしょう。そんな子弟によるカンタータをお聴きください。
777106-2
\2100→\1490
アッテルベリ(1 8 8 7 - 1 9 7 4):
 ヴァイオリン協奏曲/
 ヴェルムランド狂詩曲
  (「イェスタ・ベルリング物語」からの
    スウェーデンの民俗モティーフによる)/
 序曲
ロジャー・エップル指揮
ベルリン放送響
ウルフ・ヴァーリン(Org)
交響曲全集(7 7 7 1 1 8 - 2)や弦楽作品集(7 7 7 1 5 6 - 2)もリリースされ、知名度が高まっているアッテルベリ。1 9 1 0年代、キャリアの初期に書かれたヴァイオリン協奏曲や交響曲第1番と共に初演された序曲などを収録している。




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