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CYPRES 9タイトル
年始超特価!
1CD\2600→\1390


 ベルギーとフランスを中心に活躍する音楽家たちの演奏を録音し、世界中に広めているレーベル「Cypres(シプレ)」。
 バロック期の作品から現代までとレパートリーは広く、とりわけベルギーの現代作曲家の作品のアルバムは、他では聞けないものばかりです。

 そのCYPRESレーベルから9タイトルを超特価でお贈りします。

CYP4636 ブースマンス:「隣りあう部屋同士」、および その他の室内楽作品さまざま
 [戮蠅△ι屋同士(2010)〜器楽合奏のための
 ▲團▲力蚕伝婉福2006)〜ピアノと弦楽器のための
 A飾された領域(1996)〜
  ヴィオラ、チェロ、クラリネットとピアノのための
 ぅ澆両紊如1974)〜
   2台のピアノ、電子オルガン、
   クロタル(小シンバル)と大太鼓のための
ジャン=ポール・デシー指揮
アンサンブル・ミュジーク・ヌーヴェル
(vn2, va2, vc, cb, hrp, 2p,
2fl, ob, cl, fg, tp, 2hr, tb, 3perc)

 大野和士やシルヴァン・カンブルランとも緊密な連携。
 ベルギー随一の歌劇界の大物の神髄は、室内楽に!
 1936年生まれといえば、スティーヴ・ライヒと同い年、フィリップ・グラスやシュニトケ、シルヴェストロフなどと同世代というこになりますが、そう思うとベルギー随一の作曲家ブースマンス(ボスマン)の活躍も実に長きにわたる…と感服せざるを得ません。
 1993年に初演されたオペラ『円舞』はフランス『ル・モンド』誌が20世紀の快挙と絶賛、今年もシュトゥットガルト歌劇場での上演が予定されるなど、20年来の現代ヒット作として欧州歌劇界を沸かせていますが、その音楽意識はつねに室内楽的、オーケストラ作品でも各楽器への目配りを徹底している音響の魔術師としての彼の作風は、まさに室内楽という分野にこそ典型的に示されてきたのではないでしょうか。
 ベルギーの現代シーンのみならず歌劇界とも強力な連携をもつCypresが、このような充実した作品集を出していたところ、ようやく本格的に普及させることができるように!ひとつひとつの作品のからくりを読み解いてゆけば、ラベック姉妹やベルナール・フォクルールらが1974年に初演した「ミの上で」からモネ劇場での『隣りあう部屋同士』にいたるまで、現代シーンの室内楽との接し方があらためて見えてくるはず。
 精鋭集団ミュジーク・ヌーヴェルの快挙、おいしいベルギービールと愉しみたい、じっくり聴ける耳なじみの良い現代音楽の数々...

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CYP9619
連続爆破テロ事件で亡くなったCypresスタッフ
 メラニーの耳 〜2016年3月、ブリュッセル〜

 ,佞燭弔寮院淵泪魅┘襦Ε泪船礇鼻
 ∪造こともままならず(マッダレーナ・カスラーナ)
 Nれよ、わが涙(ジョン・ダウランド)
 い海領硝砲髻⇔泙 〜「マタイ受難曲」による(ファブリツィオ・カソル)
 ゥ魯襯轡淵轡ンI:溺れる娘(ファウスト・ロミテッリ)
 Δ海咾函淵皀妊好函Ε爛愁襯哀好ー)
 第5場(この世では) (フィリップ・ブースマンス)
 ┐海涼呂賄靴ら遠く(カルロス・ガルデル)
 メラニーの友人たち(アラン・シャンフォール)
 リオ・リエージュ(グレッグ・ウーベン&セドリク・レーモン)
 ちょっとダイビングに(アナヴァントゥー)
 ホットドッグ屋台の音楽(マニュ・ルイ)
 第2ソナタのスケルツォ(セルゲイ・プロコフィエフ)
 そして、ここから(グイード・モリーニ)
 ラ・フランジパーナ 〜2挺のヴァイオリンのための(ジョヴァンニ・レグレンツィ)
 位こ地の人々(ジャン=フィリップ・ラモー)
 雲悉个靴胴圓海Δ次DJグラスホッパ&アカ・ムーン)
 殴縫リズ・ニハヴェンド・タクシム(トルコ伝統音楽)
 蛎茖蔚奏曲のアダージョ・エスプレッシヴォ(ニコロ・パガニーニ)
 澗海韻討罎ましょう(マルコ・カーラ)
 (21)メラニーのピアノ(イヴ・デュテーユ)
アラン・シャンフォール、
マルコ・ビズリー、
ニノ・カルヴァン他(vo)
クレア・ウィルキンスン(Ms)
ジョゼ・ファン・ダム(Bs-Br)
フィリップ・ヒルシュホルン(vn)
クレール・シュヴァリエ(歴史的p)
ベアトリス・マルタン(fp)
ウェルガス・アンサンブル、
アンサンブル・ラウス・コンツェントゥス、
アンサンブル・クレマチス、
アッコルドーネ(古楽器使用)
パトリック・ダヴァン指揮
ベルギー王立モネ劇場交響楽団
アンサンブル・イクトゥス
ファブリツィオ・カソル&
アカ・ムーン DJグラスホッパ 他

 なぜ「2016年3月、ブリュッセル」なのか。

 古楽から19-20世紀へ、そして…国際都市で、彼女が聴いた音。
 2016年3月22日、ブリュッセル。
 検索してみていただければ、この日にその町で何が起こったか、すぐにわかると思います。

 メラニー・ドフィスはCypresレーベルの制作諸々を手がけてきたスタッフで、この日に亡くなった人のひとりでした。

 バロック・ヴァイオリン奏者として古楽の研鑽を積み、音楽学にも通じ、時にCypresのアルバムのためにライナーノートも書きながら、音楽療法士でもあった…
 彼女が形にしたいと考えていたことはいろいろあり、彼女とアルバムを作ってきた音楽家たち、そしてなによりレーベル・ディレクターが、その思いのあとを受けて、広範なジャンルにまたがる音楽を1枚のCDでたどる丁寧なコンピレーション・アルバムを制作しました。

 Ricercarなど他のレーベルからの賛同と音源提供も受けながら、彼女の専門領域でもあった古楽と、古楽を愛する人が抵抗なく受け入れることの多い20世紀以降の音楽、西欧に限られないイスラム圏の伝統音楽や南米ラテン系、あるいは19世紀の作品を当時のピアノで…かけてみて驚かされるのは、これだけさまざまな(いわゆるクラシック以外の、現代音楽さえ含む)分野の音楽が次から次へと流れてくるにもかかわらず、まるで不自然な感じもなくひとつの物語のように聴き続けられてしまう、耳が開かれてゆく感覚になるということ。

 このアンソロジーが、どれほど丁寧に作られたものだったかがよくわかります
 なじみのない音楽世界へふれる第一歩は、このくらい綿密に手をかけた出会いのきっかけの演出があればこそ…だと、あらためて思わずにおれない上質な1枚です。



「ブリュッセル連続テロ事件」は、2016年3月22日にベルギーの首都・ブリュッセルのブリュッセル空港及びマールベーク駅において発生した連続爆破テロ事件。
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CYP8604
ボザール音楽堂のジョゼ・ヴァン・ダム
 〜ブラームス、プーランク、デュパルク...
 偉大なオペラ歌手の、いとも細やかな歌曲世界〜
 フーゴ・ヴォルフ(1860〜1903):
  .潺吋薀鵐献Д蹐僚事詩による三つの歌
 ブラームス(1833〜1897):
  ¬觜垢韻頬佑狼き上がり op.32-1
  K佑呂気泙茲な發 op.32-3
  い垢阿修个砲△辰疹川は op.32-4
  イ泙燭靴討發海虜燭 op.32-5
  Υ違いだというけれど op.63-5
  Ю捗佞硫裡 op.59-8 ╋飢駟菽呂砲 op.105-4
  永遠の愛についてop.43-1
 アンリ・デュパルク (1848〜1933):
  前世 ため息 悲しき歌
  ロズモンドの館(はアルバム末尾に収録)
 イベール (1890〜1962):ドン・キホーテの四つの小唄
 フランシス・プーランク (1899〜1963):陽気な歌(全8曲)
ジョゼ・ヴァン・ダム(バス=バリトン)
マチェイ・ピクルスキ(ピアノ)
 世界の歌劇場が、この偉大なバス=バリトンの声と才気に惚れ込んできた――王立モネ劇場の音源資料室から、深みを増し続けるヴァン・ダム芸術の極致をしめす1997年の歌曲リサイタル音源が登場。

 「ファン・ダムの歌曲リサイタル?(…中略…)ファン・ダムといえば、世界の大劇場で大役を務める歌手、それもワーグナーならハンス・ザックス『ニュルンベルクのマイスタージンガー』) や、「さまよえるオランダ人」、ヴェルディならフェリペ2世 (『ドン・カルロ』)といった役を恒常的にこなす重量級だ。そんな彼にとって、ピアノ伴奏ひとつだけのドイツ歌曲やフランス歌曲などというものは、ある大役から次の大役へうつるための息抜き のような、間奏曲のような仕事にすぎないだろう...とつい考えてしまうのは当然のことである。しかし、それは先入観にすぎない」

 ...ブリュッセルの王立モネ劇場とともに、最上の意味で欧州歌劇界の“火薬庫”でありつづけてきたベルギー。20 世紀の後半からワーグナーやR.シュトラウスなどドイツ系作品での大役、あるいはプーランク、ドビュッシーなどのフランス物のエキスパートとして、そしてもちろんヴェルディ歌手としても、ジョゼ・ヴァン・ダムはこの国を代表する偉大な男声歌手でありつづけ、その存在感はドイツのフィッシャー=ディースカウやブルガリアのニコライ・ギャウロフらにも比肩し、国境を易々と乗り越え世界的に絶賛されてきたと言ってよいでしょう。音盤シーンでもカラヤン、マゼール、小沢、アバド、ガーディナー、ブーレーズ...と、この名匠を重要な役柄に据えて不朽の名演を刻んできた大御所は枚挙に暇がありません。

 ブリュッセルに拠点を置き、欧州歌劇界に通じた俊才プロデューサーがディレクターを務めるCypres は、近年モネ劇場との共同企画でこの世界的オペラハウスの貴重なアーカイブを音盤化しはじめていますが、ここに実現したのは、そんな名歌手ヴァン・ダムが行った貴重な歌曲リサイタルのライヴ盤リリース。
 1997 年5 月7 日、ブリュッセルのボザール音楽堂で行われたこのリサイタルでは、そんな「重量級」の歌い手が実は「ちいさきもの」にも細やかに心をくだき、歌曲ひとつひとつの小宇宙を個性豊かに美しく描き上げられる、稀代のリート歌手でもあったことを鮮やかに印象づけてやみません。ライヴならではの静かな緊張感が作品ひとつひとつの輝きを美しく増幅させ、ヴァン・ダムの声は深く、変幻自在に、ブラームスやデュパルクの優しさと幻想を、イベールやプーランクの機知を、丹念に解釈として息づかせてゆきます。

 プログラムの流れの美しさも、リサイタル・ライヴならではの味わいのひとつ。演奏史のひとこまに居合わせたような、至高の体験を約束してくれる味わい深い1 枚。

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CYP1660
ハイドン、18世紀末、ピアノと女性
 〜ピアノのための傑作群とカンタータ「ナクソス島のアリアンナ」〜

ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809)
 1) ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI: 49
 2) 幻想曲または奇想曲 ハ長調 Hob.XVII: 4
 3) ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI: 48
 4) カンタータ「ナクソス島のアリアンナ」Hob.XXVIIb-2
 5) アンダンテと変奏 ヘ短調 Hob.XVII: 6
リュカス・ブロンデール(ピアノ)
リースベト・ドフォス(ソプラノ)

 ハイドン晩年の新境地を切り開いたのは、実はある女性の存在だった。
 12曲のロンドン交響曲や四重奏曲集op.64 などの傑作のかたわら、深められていった音楽好き垂涎のピアノ作品群と、傑作カンタータ。ベルギー俊英勢の確かな腕が光ります。

 かつて異才グレン・グールドは、とある対話集のなかで「最近、深夜にひとりで弾くのはハイドンの曲が多いんだ。面白くてたまらない――モーツァルトよりもね」といったことを語っていますが、ハイドンのピアノ曲、それも後期のソナタなどの奥深さを知っている方なら、このコメントには大いに頷かされることでしょう。またハイドンの音楽をよく聴かれる方(歿後200 年の2009 年以降、じわっと増えた気配が...「じっくり聴きたい」方も多いCD ユーザー層ほど、その傾向があるのでしょうか?)なら、この作曲家の作風が1790 年代からさらなる変転をくりかえし、とりわけソナタや三重奏曲などピアノを使う分野では、ある意味モーツァルトでさえたどりつかなかったユニークな境地を切り開いていったことも、よく御存じでしょう。

 この頃のハイドンに、何があったのか――伝記をひもとけば、突如として舞い込んだ依頼に応じ、還暦近くになって生涯初の外国旅行をしたこと(ロンドン行き...つまり、一連のロンドン交響曲の初演立ち会いのため)と並んで、もうひとつ必ずといっていいほど言及される事実があります。

 マリアンネ・フォン・ゲンツィンガー夫人との出会いです。

 ゲンツィンガー夫人はハイドンの主君だったエステルハージ侯の侍従医の妻で、その後主君の死とともに侯爵家を離れた作曲家のもとに、彼の交響曲の一部をピアノ編曲した楽譜をみてもらおうと彼女が楽譜を送り、その編曲手腕の素晴らしさにハイドンが驚いたのがきかっけで、ふたりは友愛を育みはじめます。夫人がハイドンを芸術家として尊敬していた一方、長いあいだ不幸な結婚生活に苦しめられてきたハイドンの方は、ひそかな情熱を心の奥に秘めつづけていたようです。不運にして夫人は1793 年に亡くなりますが、彼女が最初の手紙をハイドンに送った1789 年からこの年にかけ、彼がピアノのために書いた音楽でもとりわけ注目すべき傑作がいくつか集中的に書かれていることは、特筆されてしかるべき事実ではないでしょうか。

 ゲンツィンガー夫人のピアノ譜の出来栄えが、ハイドンにピアノ音楽への興味をかきたてた、その返礼として夫人に献呈された有名なソナタ49 番に始まり、献呈こそ彼女宛てにはなっていないものの、1793 年作ということで多くの研究者が彼女を喪った悲しみと結び付けてきた「アンダンテと変奏」まで・・・。卓越した現代ピアノ演奏でハイドン晩期作の魅力をたっぷり味あわせてくれるのは、古楽大国ベルギーの俊英リュカス・ブロンデール。普段はむしろフォルテピアノ演奏ですぐれた技量を発揮している彼が、あえて現代ピアノでこのアルバムを制作したことの意義は、過不足なく作品の美質と楽器の豊饒さをむすびつけてみせた本盤の演奏で明らかになることでしょう。

 「ナクソス島のアリアンナ」は、棄てられた女性の呆然とした悲しみが怒りへと変わってゆくさまを、あでやかな旋律美と精緻なピアノ書法で緻密に描き上げた超・充実作――ブロンデールとの共演も多いという俊才ドフォスの濃淡鮮やかな歌が、緩急あざやか・細部まで精妙なピアニズムと絶妙に絡みます!

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CYP8601

かけがえのない歌手であった
  スーザン・シルコット

ブリテン(1913〜76):
 1. 歌劇「ねじの回転」より
  ヴァリアシオン1〜花〜なんと美しい
 2. 歌劇「ピーター・グライムズ」より
  子供の頃の刺繍〜真実、慈悲、そして真実
   〜間奏曲1〜浜辺にて
ヴェルディ(1811〜1901):
 3. 歌劇「オテッロ」より 柳の歌〜アヴェ・マリア〜
  すでに漆黒の夜〜おお大地よ!
  (オテッロ:ヴラディーミル・ガルジン(T))
リヒャルト・シュトラウス(1864〜1949):
 4. 歌劇「ナクソスのアリアドネ」より
  このすてきなお嬢さんは誰?〜すっかりちゃんとしなくては!
  (音楽教師:デイル・デューシング(Br))
フィリップ・ブスマンス(1936〜):
 5. 歌劇「冬物語」より 我らが神々
スーザン・シルコット
アントニオ・パッパーノ指揮
王立モネ劇場o.

 “ブリュッセルの英国婦人”王立モネ劇場のスーザン・シルコット。

 ドミンゴが惜しんだ、大野和士もマッケラスも絶賛した、パッパーノとは深い信頼関係――亡くなって5年、なお思い出される英国きってのソプラノ、スーザン・シルコットがモネ劇場時代に残した、かけがえのない歌唱がいま、丹念に拾い上げられる...!!
 大野和士氏が王立モネ劇場の音楽監督に就任するかという頃、この劇場のオーケストラとマーラーの『復活』を録音していますが、あのCD の鮮烈なソプラノこそ、当新譜の主人公であるところの英国人歌手、スーザン・シルコットにほかなりません。2003 年にガンで早世、しかし当時の彼女はグラインドボーンやコヴェントガーデンで次々とヒットを飛ばし、飛ぶ鳥を落とす勢いで名声を高めていた最中でした――早世を惜しむ声は多く、間もなく映画「アンジェラの灰」(1999)のアラン・パーカー監督やプラシド・ドミンゴらの出資で「スーザン・シルコット基金」が発足、新世代の歌手育成のために運営されています。数々の役柄にぴたりと合った歌唱と演技、迫真の表現力はベルギーや英国を中心に次々と注目の的となり、モーツァルト作品や現代ものでも巨匠歌手たちと舞台上で対等にわたりあいましたが、とりわけヴェルディ後期やヤナーチェク、ブリテンなどの近代ものに「当たり役」が多く、絶賛を博しています。英国に愛された天才歌手、シルコット――しかし彼女の名声は何より、ブリュッセルの王立モネ劇場に所属していた1994 年から2000 年の間にこそ爆発的に高まったのでした。

ベルギーのCypres レーベルと王立モネ劇場の連携によるこの記念アルバム、この劇場での名演を集め、シルコットが(いわば、チェロのデュ・プレのように)たびたび追憶すべき、かけがえのない歌手であったことを如実に示してやみません!来日公演の記憶も新しい大指揮パッパーノがあの精鋭集団オケを全編にわたり率い、迫真の歌唱をドラマティックに、ガッチリ支えます。数々のブリテン役での神がかり的なハマり具合、3分程度の現代作品での絶美のリリシズムもさることながら、メインはやはり30 分以上たっぷり収録のヴェルディ「オテッロ」!パッパーノの棒も冴えわたり、近くて遠い、在りし日の舞台を強く惜しませてやみません。

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CYP1653
ピアノ三重奏伴奏による、古典派英語歌曲集

ベートーヴェン:

 アイルランド男の鼓動/苦しみを隠すな
 朝の空気/もうたくさんだ、恋人よ
 ビール腹でみんな歌った ΔΔ佑訛膤じ兇両紊
 夕暮れ/イングランドの牡牛たち
 貞淑なジョニー/おやすみ
 家から遠く離れているとき
 きれいなワインを飲み干してやれ

イグナス・プレイエル(1757〜1831):

 グランチリー/ドナルド
 ああ、扉を開けてくれ

ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809):

 すてきな彼女、とてもやさしく
 奴隷の嘆き/ダンカン・グレイ
 グリーンスリーヴズ/クッションを作れるか
 スコットランドの青い鐘
 ビールのつまみにバノックを
 キリクランキー
 マギー・ロウダー
 父を見なかったかい
 好きなあの娘はまだ小娘
ヴォルフガング・ホルツマイア(バリトン)
トリオ・ヴァンダラー

 ベートーヴェンの秘曲とくれば、聴き逃すわけにはいかない!という方なら、彼が英国の出版社向けに、英語歌詞による、スコットランド・アイルランド・ウェールズの民謡をひとしきりピアノ三重奏伴奏のために編曲しているのをご存知でしょう。そしてハイドン(歿後200 周年はもう来年!)の魅力を知る方々も、晩年イギリスに呼ばれた作曲家があの「ロンドン・セット」と呼ばれる傑作交響曲群のほか、英国のアマチュア音楽家のために室内楽や民謡編曲をいくつも残したことをご存知のはず。

 こうして生まれた「ウィーン古典派の英語歌曲」ですが、伝統民謡を原曲にする編曲作品なせいか、あまり聴く機会もないようで――いやいやもったいない!
 英国古楽勢がたまさかにフォルテピアノなどで録音してくれるこれらの作品、何しろ伴奏はピアノ三重奏で、アンサンブルに割り当てられた濃密な伴奏部分は立派に「巨匠たちの室内楽」にほかなりません。もちろん古楽器演奏でも素敵ですが、このアルバムでは現代楽器のスーパーアンサンブル、トリオ・ヴァンダラーがその充実伴奏を担当するという、しかも歌い手はリートの達人ホルツマイア(!!)、両者フォル・ジュルネ来日でもおなじみ、こんなに豪華でいいのかしら?という布陣ですが、演奏内容たるやまあ堂に入ったもの…小劇場でのシックな一夜といった感じで余裕綽々、まさにリートこうあれかし・というような高次元!

 極上演奏でこれらの秘曲を聴きたい方に、ぜひおすすめの1 枚です。3曲あるプレイエル作品が、2巨匠のそれに劣らぬ絶美の傑作なのも嬉しい発見!

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CYP4635
アイブレクツ(1899〜1938)歌曲作品全集
 〜ベルギー近代の人知れぬ天才〜

アルベール・アイブレクツ(1899〜1938):
 .機璽妊の薔薇 ⊇の歌
 それは、妖精たちの夕暮れ時だった
 に困譴泙い箸靴
 ダ雲蠅い硫
  (一月生まれ/六月生まれ/七月生まれ/十一月生まれ)
 小唄(花の心)田園詩 ┝われた詩人の墓所
 ある馬鹿正直な女に捧ぐ祈り シシリエンヌ**
 エドガー・アラン・ポーの三つの詩
  (エルドラド/どうなろうが気にするものか/川辺にて)
 ミルリトン
 ヴェラーレンの二つの詩
  (日陰も輝き/ああ、穏やかな夏の庭)
 【編成】
   無印:ピアノ伴奏
    *:弦楽四重奏伴奏 **: ピアノ独奏
ロール・デルカンプ(S)
マリー・ルノルマン(Ms)
マルシャル・ドフォンテーヌ(T)
リオネル・バムス(p) MP4四重奏団

 ルクーやイザイ、ジョンゲンらを生んだフランス語圏ベルギー近代、さらなる天才が復権中…!
 ルーセルとプーランクのあいだをゆくような、玄妙さと洒脱さのあわいを突く歌曲の数々。ベネルクス気鋭陣たちの気合の入った演奏に心蕩けます。

 フランス語圏の近代芸術、なかんずく19 世紀末から20 世紀初頭にかけてのフランス語文学は、ベルギー人の詩人たちの活躍なくしては考えられません。また美術の世界でもアール・ヌーヴォー建築家のオルタ、象徴主義の画家クノップフなど、全世界に冠たる影響力を誇った異才が続々――そんなフランス語圏ベルギー(というか、この頃の同国ではまだオランダ語が公の言葉としては非常に劣勢でした)の近代芸術シーンが、音楽においても飛びぬけてすぐれていたことに、明敏な音楽ファンたちはもうかなり前から気づいています。フランコ=ベルギー派の名匠グリュミオーやボべスコの弾くルクーのヴァイオリン・ソナタ、あるいはイザイの無伴奏ソナタやジョンゲンの管弦楽作品...
 そしてフランス語圏の近代音楽で、とくに見過ごせない重要ジャンルのひとつが「歌曲」。

 ひとたび確かな流れで出れば、誰もが「ドビュッシーとフォーレだけがフランス語歌曲ではない」ことくらいとうにわかっている現在、どうしても手がのびてしまうのがファン心理...まして、それが注目に値する作風の作曲家であれば、なおのことです。アイブレクツはプーランクと同じ1899 年生まれ、内向的な気質からほとんど楽譜を世に出さず、その作品が(近代作曲家たちの擁護者として知られる)スプレイグ=クーリッジ夫人主宰のコンクールで入賞し夫人自ら会いたいと言ってきたにもかかわらず、その千載一隅のチャンスに怖気づいて雲隠れしてしまったという、現在無名なのも致し方ない芸術家――しかし近年ではさまざまなベルギーの音楽機関が、遺族との連携のもと、見過ごしがたいその作品群の復権にいそしむ風潮がとみに強まっており、同国の作曲家たちの再評価に意欲的なCypres レーベルも(かつてのジョンゲン作品復権に次ぎ)全面的にその後援につとめています。

 今回はルーセルやラヴェルにも比しうる逸品が出並ぶ、思わぬ名曲揃いの歌曲集!時に弦楽四重奏伴奏の作品もあり、ゾクゾクするような憂愁と耽美のあいだをゆく音作りは、同い年のプーランクとはまったく別世界で、近代歌曲の奥の深さ、フランス語歌曲の高雅さをあらためて痛感させてくれます。

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CYP1676
シュトラウスのソナタと歌曲をピアノとチェロで
 1-3. ソナタ第6番 ヘ長調
 4. ロマンス ヘ長調 TrV118
 5.「明日!」op.24 第4番(歌曲)
 6.「解き放たれて」op.39 第4番(歌曲)
 7.「子守歌」op.41 第1番(歌曲)
デュオ・ワルニング
セバスティアン・ワルニエ (チェロ)
アレクサンダー・グルニング (ピアノ)
ロレンツォ・ガット (ヴァイオリン)
※トラック5

 ベルギー王立歌劇場のソリストとしてクラシックの世界で活躍するチェリストのワルニエと、正統的なクラシックの演奏に加えてジャズや電子音楽の世界にも活躍の幅を広げるグルニング。この二人がタッグを組んで音楽の可能性をさぐるアルバム。リヒャルト・シュトラウスのソナタと共に、歌曲のアレンジではお互いに自由な音の重なりを楽しみます。
 繊細なピアノの音色とあたたかいチェロの響きが奏でるクロースオーバー。タイトル曲の「明日へ!」ではヴァイオリンのガットも加わり、トップレベルの演奏者達による無言歌が耳に心地よいアルバムです。
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CYP1656 G.モリーニ 『セルヴァボ』 三部作 第一部
 「いのちをもたらす聖霊、いのちの力」
グイード・モリーニ(1959〜)
 オラトリオ「いのちをもたらす聖霊、いのちの力」
Ens.アッコルドーネ
マルコ・ビズリー(T)
エリザベッタ・デ・ミルコヴィチ(S)
クラウディア・カファイン(A)
カレン・ペーテルス(hrp)
ヤープ・クライトフ(vc)
エトヴィン・デルド (fg)
グイド・モリーニ (org)
ヘールト・ヘンドリクス 指揮
ヘリコン合唱団、ユーテルプ合唱団

 大好評!!の鬼才古楽歌手マルコ・ビズリー&アッコルドーネ、待望のアルバムは異能の古楽鍵盤奏者モリーニによる、「ルネサンス=バロックの作曲法による新作楽曲」!
 あきらかに古楽な響きなのに、確かに「いま」らしいー―ファン必聴の、注目サウンド!

 ナポリ生まれのマルコ・ビズリーとアンサンブル・アッコルドーネ…といえば、来日公演も大好評、古楽界きってのスーパー鬼才集団。Alpha での一連の録音もさることながら、Cypres 移籍後も好調なリリースを続け、テノールからカウンター直前の高音まできれいに繋がる独特の地声で、あざやかにファンを魅了しつづけてきたビズリー…もさることながら、このアンサンブルのもうひとりの仕掛け人が、古楽演奏には欠かせないリアリゼーション(楽譜補筆)も担当する多彩な鍵盤奏者、グイード・モリーニ。しばしばアッコルドーネのために書き下ろし作品も作曲している彼が、今回Cypres のアルバム録音まで視野に入れ、連作オラトリオ『セルヴァボ(わたしは見守っているだろう)』のプロジェクトをスタートさせました。

 3連作は「父なる神」「その子イエス・キリスト」「聖なる霊」からなる聖三位一体を扱ったもの。この第一部では、イエス・キリストの受難と昇天を通じて、「聖なる霊」について想いを馳せる、という内容になっています。ともあれ!ライヴ中心で活動を続けてきたアッコルドーネが、この種のモリーニ書き下ろし作品を(ライヴ収録ではなく)正規録音するのは初めて――その音楽内容は、知らずに聴いたら「??古い音楽?…だけどルネサンスのようでもあり、バロックのようでもある?」と思うに違いありません! 古い時代の演奏法のみならず、当時の作曲法まで知らなければできないリアリゼーションを日常茶飯事的にやっていることもあり、モリーニが書いた音楽は完全に「当時の書法」をそのまま応用したもので、そういった感想に辿り着いても何らおかしくはない仕上がり。そのうえ彼は「いま」の人としてのバランス感覚もありますから、畢竟、私たちの心のツボをつく書法がいたるところに潜んでいるという仕掛け…! アッコルドーネの器楽隊もさることながら、少数精鋭の合唱隊も一糸乱れぬ求心力(Melophoneレーベルで、デュリュフレ「レクィエム」を聴かせてくれた、あの忘れがたい名団体です)。ソプラノ2声が無伴奏でうたいはじめる清らかな冒頭部から、ビズリーの美しいグレゴリオ聖歌歌唱、静かに興を添える簡素な伴奏楽器群…と、最後まで聴きどころは尽きません。



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