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ただのおしゃれなアルバムだと思ったでしょう??
どこにすごい人たちが隠れているか分からない

アンドレアス・トリオ
「チョコレート・ラウンジ」

 
 いやはや、どこにすごい人たちが隠れているか分からない・・・という話。


************************


 「チョコレート・ラウンジ」という小品集。
 名曲を集めたさりげないアルバム。



 演奏はアンドレアス・トリオ 。
 あまり聞いたことありませんがピアノ三重奏団なんです。

 つまりピアノ三重奏による名曲アルバムということです。

 ヴァイオリン名曲集はたくさんありますが、ピアノ三重奏による名曲集というのは珍しい。
 ヴァイオリンとチェロとピアノという編成なので、より本格的に響いて、しっかりした感じに聴こえます。

 クライスラーやブラーガ、ラフマニノフ、ドヴォルザーク、ブラームスなどの超名曲が「軽すぎず」「重すぎず」流れてきて、そのバランスが心地いいです。

 アンドレアス・トリオ はしっとりとした落ち着いた演奏を聴かせてくれます。

 なかなか粋な選曲になってます。さりげないのに贅沢。


 ・・・でも、実は話はこれからなんです。


 アンドレアス・トリオ。
 先ほどもお話しましたがあまり聞いたことありません。

 でもその演奏がなんというかいい味出してるんですね。

 息がぴったり、という感じではないのですが、落ち着いてしっとりとした情感がなんともいえないんです。

 それに・・・うまい。
 若者が必死でやってる感じじゃない。そうとう、うまい。


 そこでちょっと調べてみたら・・・ヴァイオリンは・・・ユージン・ドラッカーだったんです。

 ユージン・ドラッカー。



 あのエマーソン弦楽四重奏団の創設者のひとりです。
 エマーソン弦楽四重奏団は、天下のドイツ・グラモフォンを代表する弦楽四重奏団。
 店主も彼らのショスタコーヴィチの全集は大好きです。


 どうやらこのアンドレアス・トリオ、あのエマーソンSQのドラッカーがやってるみたいなんです。同姓同名かと思いましたが、同一人物でした。

 このアルバムの録音は1990年。
 エマーソンSQがメジャーになったのは1980年代後半なので、その騒ぎに疲れたドラッカーが友人とかを呼んで気軽に臨時結成したトリオなんでしょうか。


 でも・・・残りの二人がどうも気になります。

 ピアノがミルトン・ケイ。

 チェロがアルバート・カテル。


 なんかミルトン・ケイって聞いたことあります。
 誰でしょう。

 ・・・大人物でした。

 生まれはなんと1909年。カラヤンと1歳違い。

 12歳でカーネギーホールに登場、1935年にはショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番のアメリカ初演を行ったそうです。

 なんとなくその名前に聞き覚えがあると思ったのは・・・名手シュムスキーのASVから出ていたクライスラー録音がありましたよね・・・廃盤になって一時期みんなが血眼になって探していた、あの名演。

 あのピアノがミルトン・ケイでした。

 そしてハイフェッツのアメリカ・デッカへの録音。
 軽いアンコール・ピースだったんですが、そこでピアノを弾いていたのもミルトン・ケイでした。


 ラグタイムも得意にしていたりして、キャリアの途中からはどちらかというと軽めの曲をメインにし始めたのかもしれないのですが、とんでもない大物だったんです。



 とすると、もうひとりのチェロのアルバート・カテルという人も気になります。

Albert Catell

 アルベール・カテッリ・・・とも呼ばれているみたいです。

 そうしたら・・・やはりこの人もただものじゃなかった。

 1910年生まれ・・・ケンペと同い年。

 フォイアマンに師事していたそうですが、若いうちはライプツィヒ・ゲヴァントハウスで弾いていたので、フルトヴェングラーが指揮だったこともあるはずです。

 その後は指揮者を目指したり、フーベルマンが創設したイスラエル・フィルの前身であるパレスチナ交響楽団の初代メンバーとして活躍したり、トスカニーニの指揮の下で演奏もしているようです。

 さらに調べてみたら、今から20年前にスイスのMEMORIAから出ていたアルバムで、重厚なのに大らかで自在なドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴かせてくれていたのがこの人でした。
 ものすごい名演です。廃盤ですが。



 アンドレアス・トリオ・・・そんなわけで、とんでもない御仁たちによるトリオだったんです。

 ユージン・ドラッカーが作ったんじゃなく、大御所の二人が若手のドラッカーに声をかけたというのが本当のところみたいです。

 みんなムチャクチャうまいはずです。

 うまいなんてものじゃない。

 正体が分かって聴き始めたら、こんな味わい深い演奏はない・・・と思い始めるんですからなんとも人間って勝手なものです。


 いやはや、しかしどこにすごい人たちが隠れているか分からない。
 今回はそんなお話でした。


 レーベルはスイスのおしゃれなDIVOXレーベル。

 このアルバムは7,8年前のもので、DIVOXはわりとすぐに廃盤になってしまうので、在庫が切れたら入手できなくなります。

 現時点でもちょっと入りづらそう。
 これだけお奨めしておいて完売してしまったらごめんなさい・・・




DIVOX
CDX 25216
\2500→\2290

「チョコレート・ラウンジ」〜有名小品集


クライスラー:ウィーン小行進曲(ピアノ三重奏編)
エンリコ・トセッリ :セレナード(L. シュルツによるピアノ三重奏編)
ペルゴレージ:ニーナ(K. クライスラーによるピアノ三重奏編)
ラフ:6つの小品 Op. 85 - 第3番 カヴァティーナ(A. ロスによるピアノ三重奏編)
ブラームス :ハンガリー舞曲第6番 WoO 1 (W.F. アンブロジオによるピアノ三重奏編)
ラフマニノフ:14の歌 Op. 34 - 第14番 ヴォカリーズ ホ短調(J. コニュスによるピアノ三重奏編)
ハイドン:ピアノ三重奏曲第23番 ト長調 「ジプシー・ロンド」 Hob.XV:25
伝承: ロンドンデリーの歌(K. クライスラーによるピアノ三重奏編)
クライスラー:ウィーン奇想曲 Op. 2 (R. ビーデルマンによるピアノ三重奏編)
ガエターノ・ブラーガ :天使のセレナーデ(E.W. リッターによるピアノ三重奏曲編)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ホ短調 Op. 46 No. 2, B. 170 (W.F. アンブロジオによるピアノ三重奏編)
クライスラー:オールド・リフレイン(R. ビーデルマンによるピアノ三重奏編)
ムソルグスキー :歌劇「ソロチンスクの定期市」 - ゴパック(E. ドラッカーによるピアノ三重奏編)
アンドレアス・トリオ
【ユージン・ドラッカー(Vn)、
 アルバート・カテル(Vc)、
 ミルトン・ケイ(P)】

 オペラのナンバーや序曲、民謡、歌曲からの編曲を含むポピュラーでメロディアスな作品を演奏。
録音:1990年



ドラッカー





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