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秀作の類いではない
ドヴォルザーク:交響曲第3番


 ドヴォルザークの前期・中期のシンフォニーは結構聴き応えがある。
 秀作の類いではないのである。

 ドヴォルザークが5番までしか交響曲を書かなかったとしてもチェコを代表するシンフォニストになれたか、というようなちょっと意地悪な議論はさておき、一般のファンにはあまり馴染みのない1番から5番までの交響曲を一生聴かないで終わってしまうのはもったいないと思う。

 そのなかでもとくにドヴォルザークらしいのが第3番。

 まだ民族的趣向が開花していない、とも言われているがいやいやそんなことはない。全編しっかりドヴォルザークしている。
 第1楽章こそいい意味でドイツ的シンフォニーの伝統的雰囲気に彩られているが、葬送行進曲風の第2楽章はワーグナーの音楽に強く影響されながらも田舎の垢抜けない騎士、といった風情でドヴォルザークの素朴さを全身で感じることができる。ワーグナーのようには深刻になりきれなくて、どこか憎めないところがドヴォルザークらしい。
 そして民族色爆発しているのが終楽章の第3楽章。ボヘミアの祝祭的音楽なのだが、どちらかというとエラヤッサエラヤッサと町内盆踊りみたいで恥ずかしくなってくる。さらにハイヨ、ホイヨという合いの手まで入ってきて、思わず顔が赤らんでくること間違いなし。これぞドヴォルザーク。そして聴き込むうちにその田舎っぽいダサさが段々癖になってきてしまう。

 作曲されたのは30代前半。
 第1番と第2番から8年近く経ってから満を持して作り上げられた、ブラームスとの邂逅以前の初期の傑作といっていい。オーストリア政府の奨学生募集作品として提出されてハンスリックに注目され、翌年にはプラハでスメタナの指揮により初演されたというから立派なものである。

 作風としては前述のとおりワーグナーの強い影響を受けており、第2楽章では「タンホイザー」のような音楽も聴こえる。当時はワーグナーを引用するのが流行だったのか(ブルックナーの交響曲第3番の第1稿もまったく同じ年に完成している)。とはいえ、ワーグナーの影響を受けながらドヴォルザークの個性があふれた作品であることは前述のとおり。その第2楽章でも後の第7番や第8番で聴かれる哀切極まりない雰囲気をすでに味わえる。

 それにしても第2楽章に葬送行進曲風のアダージョを持ってきながら、作品全体に全然暗さがないのも面白い。真剣深刻な作品を書こうとしたのに、結局はちきれそうな喜びが全編を覆っているのである。というのもこの作品、結婚を目の前にした幸せ絶頂のドヴォルザークの心境が素直に表われてしまっているのである。
 まったく罪のない作品。ドヴォルザーク、なんとも愛すべき男である。

 さて、CD。
 この曲を聴こうと思えば、まずクーベリック、ノイマン、スイトナー、ケルテスといった大御所の録音があるが、今はどれもセットものの1枚。まあそれらの全集を買うという手もあるが、このコーナーは手ごろで手を出しやすいものを薦めると言うのが原則なので分売の中でおすすめの物を。
 ひとつはNAXOSのガンゼンハウザー盤。


NAXOS
8.550268
\1600
ドヴォルザーク:交響曲第3番、交響曲第6番 スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
スティーヴン・ガンゼンハウザー
録音:4-9 May 1990. Concert Hall of Slovak Philharmonic, Bratislava

 ガンゼンハウザーはNAXOS初期に大車輪の働きをした中堅指揮者で、個性のないつまらない演奏もあるが、この演奏は郷土色あふれながら、現代的でスマートな雰囲気もあって悪くない。

 いやいややっぱり大スターにスーパー・オーケストラでいい録音じゃないと、いう方はこれもおすすめ。


国内ユニバーサル
UCCG90427
¥1728
ドヴォルザーク:交響曲第3番、交響曲第7番 チョン・ミュンフン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1995年2月、ウィーン

 ご存知の方も多いと思うけれど、チョン・ミュン・フンは80年代の終わり、まだほとんど無名の時代にBISにドヴォルザークの7番・8番を録音していて(BIS 452)、これが瑞々しさと力強さを兼ね備えた抜群の演奏で隠れベストセラーだった。なのでその後彼がDGでスーパー・スターとなったときは、昔のファンの方は「してやったり」と思っていた。そんなチョン・ミュンフンなので、DGからウィーン・フィルとのドヴォルザークが出たときも素晴らしい全集を誰もが期待した。残念ながら全集録音は頓挫してしまったが、そのウィーン・フィルとの美しい響きは特筆すべきものがある。土俗性とか躍動感とは違う、磨き上げられた精巧な工芸品といった感覚か。


 さてそんな魅力いっぱいながら、全集録音の一つというような形でしかなかなか録音されないこの曲。・・・だが、実はとんでもない名盤がある。
 
 スメターチェク指揮、プラハ交響楽団の50年代の演奏。

 音は古い。
 しかしこの推進力はすごい。これまでスメターチェクの数々の名盤を聴いてきたが、それらの名盤にグイグイ差し込んでくる、スメターチェクらしい剛毅な演奏である。
 第1楽章の勇猛さはもちろんスメターチェクにはおあつらえ向きだし(なにせ盛り上げてくれる)、第2楽章のちょっともたもたしたところも、スメターチェクの手にかかると重量級の悲劇的シンフォニーとして凄まじい迫力を持って蘇る。
 そして終楽章のヨイヤサヨイヤサ的なの「町の盆踊り」も、やはりスメターチェクだとギュルギュルギラギラした血沸き肉踊る民族舞踏となる。そのいかめしさとトンガリ方がドヴォルザークの本来の意図と合っているかどうかはともかく、これだけの真剣勝負演奏をされたら作曲家も満足だろう。



supraphon
SU 3968
\2300
.疋凜ルザーク:交響曲第3番変ホ長調Op.10, B.34
▲哀薀坤離奸Д汽ソフォーン協奏曲変ホ長調Op.109
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
カレル・クラウトガルトネル(Sax)
ヤン・パネンカ(P)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
プラハ交響楽団

さっそうとしたスタイルにより、ドヴォルザークの第3番といえばこれ!とファンの間で語り継がれる名匠スメターチェクの演奏がようやく本家SUPRAPHONでもCD化。最新のリマスタリングで音質も上々です。さらに、ここでは初CD化となるカップリングにも注目。グラズノフで惚れ惚れするような音色を聴かせるのは、クラリネットとサックスの演奏、アレンジと作曲で1950年代から1970年代にかけて、ジャズ、クラシックを問わずマルチ・プレーヤーとして名を馳せたカレル・クラウトガルトネル(1922−1982)。そして、ヤン・パネンカ(1922−1999)のヴィルトゥオーゾぶりと、スメターチェクのユニークなアプローチを堪能できるガーシュウィンも思いがけない拾いものといえるでしょう。


録音:1959年9月28-29日プラハ、ルドルフィヌム 1962年12月27-28日1953年6月15日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ ステレオ モノラル(のみ)



 ひょっとしたらこの曲にあっては異色の一枚なのかもしれない。
 おそらく楽譜にも手が加えられている。
 しかしこれを聴いたらほかの演奏が聴けなくなる、という類いの1枚である。
 なんであっても体験しておいてほしい1枚。







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