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ベルギーの高品質レーベル
FUGA LIBERA 超特価セール
1CD\2800→\1490



 代理店の消滅に伴い入手困難に陥っていたベルギーの名レーベル Fuga Libera。
 ようやく入荷可能に。しかもこれまで¥3000近い価格だったのだが、今回は年始の超特価ということで1490円でご紹介。



 ブリュッセル近郊で2003年にスタートしたベルギーのレーベル Fuga Libera 。元 Cypresだったプロデューサーが立ち上げた超本格派のレーベル。
 ルネサンスから近代まで、マニアックなように見えて、実はかなり正統派の内容。
 多くの音楽誌で絶賛され、すでに多くのベストセラー・アイテムを誇る・・・というのは下記アイテムをご覧いただければお分かりいただけると思う。

 また紙装丁の美麗デジパックも目を引く。CD自体がひとつの芸術品として存在しているのである。





FUG567
\2800→\1490
シューベルト、イザイとブラームス
 〜ヴァイオリンとピアノによる傑作3選〜


フランツ・シューベルト(1797〜1828):
 1. ピアノとヴァイオリンのための二重奏ソナタ イ長調 D574
ウジェーヌ・イザイ(1858〜1931):
 2. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27-3
ヨハンネス・ブラームス(1833〜1897):
 3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 ニ短調 op.108
イリアン・ガルネッツ(ヴァイオリン)
アリーナ・ベルク(ピアノ)

 天才奏者発掘にかけては「センス」「地の利」ともに抜群のFuga Libera主宰者がぞっこんほれ込む、21世紀の逸材ふたり――年齢なんて関係ない、瑞々しく紡がれる傑作3篇に、ヨーロッパ楽壇の「いま」を肌で感じたい。見過ごしがたい室内楽アルバム!

 ベルギーという国は、フランスとオランダの間にあるだけでなく、少し東に行けばドイツとも目と鼻の先。これら3つの隣国の言葉が公用語になっていて、多言語話者なんてざらにいる...周辺諸国に翻弄されながらも、19世紀には諸外国に先駆けて産業革命を達成、「クラシック音楽」が最も面白い変化をみせた19世紀末〜20世紀初頭に、ちょうど文化大国としての繁栄の絶頂をみた国でもありました。
 もちろん中世〜ルネサンス期にも、この地域からすぐれた音楽家はたくさん輩出していますが(たとえばネーデルラント楽派)、作曲家フランクやヴァイオリン奏者=作曲家のヴュータンにイザイ...といった巨匠たちの活躍した1900年前後の時代をへて、20世紀にもグリュミオー(vn)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)、クイケン兄弟、フォクルール(org)...と名手・巨匠は後を絶たず。新世代の名手も続々輩出しているだけでなく、たとえばルーマニア出身のボベスコ(vn)や日本人の堀米ゆず子(vn)など、諸外国の演奏家でベルギーに拠点を定め、この国の音楽文化に大きく貢献してきた音楽家も少なくありません。それというのも、クラシック演奏家のための国際コンクールのなかでも特に重要な「エリザベート王妃国際コンクール」がブリュッセルで行われているのが大きな要因のひとつ――このコンクールを目指してベルギーにやってきて、この地の豊かな音楽生活に惚れ込み、定住してしまうのでしょう。

 そんなベルギーに拠点をおくFuga Libera レーベルは、これまでにも同コンクールでの入賞者のなかでも将来有望な人材にいち早く目をつけ、これまでにトリオ・ダリ(大阪国際コンクール優勝)、ミロシュ・ポポヴィチ(ピアノ...デビュー盤のシューマン作品集は『レコ芸』特選)、プラメナ・マンゴヴァ(ピアノ...やはりデビュー盤のショスタコーヴィチで『レコ芸』特選)らの名盤を世に送り出してきた実績もありますが、その慧眼でもって今回見出されたのは、ルーマニア出身のピアニストと、その隣国で旧ソ連の1国だったモルドヴァの出身者であるヴァイオリニスト――
 いずれも20歳前後(!)の若手ではありますが、何はともあれ、Fuga Libera レーベル主宰者の慧眼をご信頼あれ。
 思い切りのいいだけじゃない、絶妙なコントロールで作品美の核へと迫るガルネッツの弦音は、熾烈な競争率を勝ち抜いてエリザベート国際コンクールで入賞を果たしただけある、またメニューイン、ブロン、ハガイ・シャハム...といった名教師たちの薫陶も頷けるカリスマ性を秘めているのです!
 ピアニストのアリーナ・ベルクは彼よりもさらに年下ですが、自発性たっぷりのピアノが曲に独特の呼吸感と旨味を与え、なんとも聴きごたえあり。両者と同じ年頃のシューベルトが作曲した二重奏ソナタなんて、爽快・絶品もいいところです。

 FugaLiberaの「質」をひしひしと感じさせる、秀逸な1枚!



FUG568
(2CD)
\5000→\1990
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
 ヴォルフ:メーリケ歌曲集より(45曲)

  〜ウィーン2009年ライヴ録音〜
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
フリッツ・シュヴィングハンマー(ピアノ...ブリュートナー)

※「少年と蜜蜂」「夜明け前のひととき」 「捨てられた女中」「アグネス」「庭師」 「四月の山黄蝶」「或る老女の忠告」 「人魚のビンゼフース」の6曲以外全収録


 着々とドイツのリート世界を代表するヘンシェル、超・重要曲目でFugaLibera に登場!

 マーラーと同い年のウィーンの大家、ヴォルフも生誕150周年――最重要作品集を1曲1曲、濃やかに歌いこなした鮮烈ライヴ録音!(録音はAlphaのユーグ・デショー!)

 芸術大国ベルギーの地元感覚をつよく印象づけてきたFuga Libera レーベルが、急速に「王道クラシック・ファンの守備範囲」を絶妙のセンスでくすぐる秀逸アイテムを連発するようになりました。
 ヴァルター・ヴェラー(指揮)、ゼーフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(ピアノ)、パウル・ドンブレヒト(バロックオーボエ)...ヨーロッパ楽壇を牽引するアーティストも続々録音している当レーベルですが、今度はなんと「いま」のドイツ楽壇を代表するバリトン、ディートリヒ・ヘンシェルの最新録音が登場!
 アルノンクールの『マタイ受難曲』再録音でもユダを演じ、ヘレヴェッヘの『子供の不思議な角笛』やヤーコプスのハイドン『四季』などでも共演するなど見過ごせない名盤を彩ってきた傍ら、harmonia mundi france では『白鳥の歌』やコルンゴルト(!)の歌曲集を、Orfeo ではデッサウとアイスラー(!!)の単体アルバムをリリースするなど歌曲方面での活躍もめざましいあの名匠ヘンシェル、今回の曲目はなんとシューベルトの向こうを張るドイツ・リートの最重要作曲家、かのマーラーの同時代人フーゴ・ヴォルフの最重要曲集『メーリケ歌曲集』という王道中の王道。

 昨年ウィーンで行われたライヴで、大小さまざまな45曲もの歌曲を変幻自在、艶やかに歌いこなしてゆくヘンシェルの歌声は、温もりあり、静かな凄みあり、たおやかな流れのなかで実にドラマティック――

 歌曲はひとつひとつに小宇宙があるもの(とりわけ、ヴォルフならではの珠玉の傑作群は!)と思いきや、リサイタルの流れがこれほど音盤の上でも有効とは!と驚かされてしまいます。
 ライヴ収録ならではの、いわば小劇場でのモノドラマのような鑑賞体験...
 ウィーンにありながらピアノはブリュートナー、その独特の味わいあふれる音色を活かした伴奏者シュヴィングハンマーのピアニズムも絶妙です!



FUG585
\2800→\1490
ひたすらに美しい室内楽・・・ドホナーニとペンデレツキの六重奏曲
 〜20世紀のふたつの時代、ふたつの「晩期」〜
 エルネー・ドホナーニ(1877〜1960):
  1) 六重奏曲(1935)〜クラリネット、ホルン、
  ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
 クシシュトフ・ペンデレツキ(1933〜):
  2) 六重奏曲(2000)〜クラリネット、ホルン、
  ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
アンサンブル・ケオプス
ムヒッディン・デュリュオイル(p)
グラフ・ムルジャ(vn)
リズ・ベルトー(va)
マリー・アランク(vc)
ロナルド・ヴァン・スパーンドンク(cl)
エルヴェ・ジュラン(hr)

 ロマン主義よ、永遠に。
 “20世紀”に怯えるのは筋違い、ひたすらに美しい室内楽のとびきりの作例をふたつ、お届けします。

 20世紀の前半と後半、申し分ない経験をたっぷり注ぎ込んで、ふたりの名匠が「なぜか同じ編成」で残した艶やかな名品を奏でる、超実力派たち。

 「20 世紀の音楽」と聞くと、ひょっとしてワケのわからないものを聴かされるのでは…という恐怖がよぎる人も少なくないかもしれませんが、それはとても勿体ないことです。「怖い現代音楽」は、すくなくとも20 世紀前半まではまったくの少数派だった…と言い切ってもたぶん大筋では全く間違っていないはず。

 考えてみてください。
 たとえば1930 年代。確かに新ウィーン楽派の実験も順調に進んでいましたし、ヴァレーズや初期メシアンもこの時期に活躍を始めてはいますが、彼らが当時どれほどの影響力をヨーロッパ音楽界に持っていたでしょうか?欧州楽壇の主流は依然、晩期ロマン派か新ザッハリヒ系かのせめぎあい。1930 年代はむしろ「フルトヴェングラーの、トスカニーニの、フラグスタートの、ハイフェッツの、ルービンシュタインの、あるいはヴォーン=ウィリアムズの、ラヴェルの“左手”の」時代だった、と考えた方が、ずっと視野は開けてくるはず。

 そしてよく考えてみると、20 世紀に「前衛」が流行ったのもまた、1950〜80 年代の僅かな期間にすぎなかったのでは?とも思えてきます。

 80 年代以降のジャンル越境系ミニマリズムの波とか、グレツキの交響曲やペルトの声楽曲に代表される“美”への回帰とか、世紀末には世情がすでに「わかりやすい音楽」に飢えはじめていたのですね。
 このアルバムを聴いていると、そんな「20 世紀=実はもうひとつのロマン主義の時代」がひしひしリアルに感じられてくると思います。
 かたやハンガリー出身、マーラーやレーガーと同じ時代にピアニスト=作曲家として充実したキャリアを歩んできた巨匠ドホナーニ(いわずもがな、大指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父)。かたや超・前衛としてデビューしながら、しだいに深みあるネオ=ロマン主義へと回帰していったポーランドの異才ペンデレツキ。ふたりとも、晩年の作風は「経験豊かなロマン主義者」のそれにほかなりません。

 よいものを見分けるセンス抜群のプロデューサーが主宰するベルギーのFuga Libera からリリースされた本盤は、古楽も現代ものも、ソロも室内楽も大好きな名演奏家が多々活躍しているベルギーならではの贅沢なソリスト陣営による、二人の巨匠が晩年に残した、奇妙な組み合わせなのに偶然どちらも同じ楽器編成をとる六重奏曲。
 ピアノと弦楽三重奏に、クラリネットとホルンがひとつずつ。高音・低音に偏らず、音域の広いクラリネットがあざやか・艶やかに立ち回るそば、ホルンの響きが交響的な厚みと味わいを全体に与え、弦は細やかに、ピアノは巧みにアンサンブルと絡んでゆく。解釈も合わせも相当にむずかしい編成だと思うのですが、いやさすが本場の達人たち、録音経験豊富な連中だけあって、あまりの面白さにどんどん聴き進めてしまうこと必至。

 「充実した音楽鑑賞を」と思われるなら、本盤を見過ごす手はありません!


FUG589
\2800→\1490
ロレンツォ・ガット(ヴァイオリン)
 ボフスラフ・マルティヌー(1890〜1959):

 1. ヴァイオリン協奏曲第2番 H.293
 2. 交響曲 第1番 H.289
ロレンツォ・ガット(ヴァイオリン)
ヴァルター・ヴェラー指揮
ベルギー国立管弦楽団

 あまりに一面的に見過ごされたままの巨匠マルティヌー。鮮烈な解釈は、ベルギー発!
 アメリカは当時、真の意味で「新世界」だった。ヨーロッパのあらゆる国から人々が渡ってきた1940年代、マルティヌーの作風はさらなる充実へ。ウィーン・フィル出身の巨匠、絶妙のタクト。

 マルティヌー!
 このとてつもない多作な大家が妙に見過ごされているのは、同世代・同時代にとんでもない注目株があまりに多かったせいでしょうか、それともこの評価の低さは、祖国チェコの共産圏時代がもたらした不幸のひとつなのでしょうか...

 フランス五人組やプロコフィエフと同じ頃に生まれ、ストラヴィンスキーやバルトークやシェーンベルクが最前衛で華々しく活躍し、まだリヒャルト・シュトラウスも現役で名作オペラを続々世に送り出していた1920〜30 年代のパリ楽壇で頭角をあらわしたこのチェコ人作曲家は、おそらくヒンデミットやプフィッツナーやイベールやタンスマンといった同世代人たちのように、無意味に知名度を霞まされてしまった不遇な芸術家だったと言えます。

 そんな中、2004 年のレーベル発足以来丁寧な企画制作を続けているベルギーのFuga Libera レーベルでは、ウィーン・フィルの伝説的コンサートマスターとして知られたヴァルター・ヴェラーを音楽監督に擁するベルギー国立管弦楽団のパートナーシップを得て、この作曲家の音楽世界をたびたび丁寧に録音、その深い音楽世界へと誘い込んでくれています。

 チェコの関係者ではない、外国の人々がこれほどマルティヌーに入れ込んでいる、という点に注目。
 そう、この作曲家は第一次大戦後にパリに出てきて以来、チェコではなくフランスやアメリカやスイスを活動拠点にしてきた人物だったわけで、その作風は否みがたい祖国チェコとのつながりにも彩られていながら、同時に決してチェコだけに限定されないユニヴァーサルな魅力を宿しているのです。

 今回のアルバムもまた、そのことをありありと示してやみません。.ドイツのファシズムの影響がフランスに及びはじめ、九死に一生を得る脱出劇をへてマルティヌーがアメリカへと渡った後、ニューヨークで作曲されたヴァイオリン協奏曲と交響曲第1 番は、聴き手との共感よりも芸術的新境地をめざした前衛芸術を横目に、ヨーロッパ仕込みのシンフォニックな芸術作法に憧れを抱く人たちが支えていたアメリカの新作交響楽シーンに鮮やかな花を添えた2傑作!

 ヴァイオリン協奏曲では、さきにベルギー19 世紀の国民的巨匠ヴュータンのヴァイオリン協奏曲全集(FUG575)でも大活躍した同国屈指の俊才ロレンツォ・ガットが、ほれぼれするほど冴えわたる弓さばきで作品美をいやおうなしに引き立ててやみません。両曲とも新録音が滅多にないところ、この協奏曲録音だけでも聴く価値あります。


FUG594
\2800→\1490

ニキータ・ボリソ=グレプスキー〜スペイン交響曲
 指揮はデュメイ!
 ソナタの伴奏はジャン=フィリップ・コラール!

ラロ:スペイン交響曲、ソナタ第1 番、他
 〜19世紀フランス、異国情緒と巨匠の弦芸術〜


エドゥアール・ラロ(1823〜1892):
 1. スペイン交響曲 op.21
  〜ヴァイオリンと管弦楽のための
 2.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ op.12
 3. アルルカン〜ユーモレスク風素描
 4. ギター op.28 〜ヴァイオリンとピアノのための
ニキータ・ボリソ=グレプスキー(vn)
オーギュスタン・デュメイ指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=フィリップ・コラール(p)

 新世代名手、続々育つのはもちろん...「上の世代」の溌剌とした若さにも驚かされる
 少数精鋭集団シンフォニア・ヴァルソヴィアが絶妙のサイズ感・一体感で織り上げる「スペイン交響曲」もさることながら、実は室内楽でも天賦の才を発揮したラロの秘曲ソナタを「この名手」で聴けるとは。

 フランス19 世紀ものの絶妙盤。

 ベルギー随一の小規模レーベルFuga Libera レーベルの面白さが印象的なかたちであらわれたアルバム。
 19 世紀フランコ=ベルギー派の大家ヴュータンのヴァイオリン協奏曲全集(FUG575・3枚組)にもソリストのひとりとして参加していた新世代の凄腕ヴァイオリン奏者ニキータ・ボリソ=グレプスキーが、この全編ラロ作品によるアルバムの主人公…でありながら、見れば見るほど共演陣の豪華さに驚かされる1枚なのです...

 選ばれている作品は、すべて19 世紀フランス楽壇をサン=サーンスやグノー、ビゼーらとともに代表する巨匠中の巨匠、ラロのものばかり。その点からして、すでにありそうでなかなかない企画ですね。
 当盤でも演奏されている、最も有名な『スペイン交響曲』という名のヴァイオリン協奏曲を別にしてしまうと、あとはせいぜいチェロ協奏曲と数曲の歌くらいしか知られていないのがラロとはいえ、19 世紀当時のフランスにおけるその存在感は絶大。だからこそ今にいたるまで「巨匠」との認識が続いているわけですが、その生涯をあらためて振り返る解説にも本盤は大きな存在意義があるところ、よく見れば演奏陣はなんて豪華。

 なにしろEMI レーベル黄金期にフランスものの名盤を続々と出してきた名匠、ジャン=フィリップ・コラールがプレイヤーとして登場しているのです。
 収録曲メイン1曲とアンコール的に収録されている小品2曲は、ボリソ=グレプスキーとコラールとの二重奏。
 とくに注目すべきはヴァイオリンとピアノのためのソナタで、協奏曲やバレエ音楽・オペラなど、たまに話題になるのは管弦楽系の作品ばかりのラロが、実はフランスの室内楽の発展に大きく寄与した、室内楽作曲のセンスもずばぬけていたことをありありと示す充実の音楽内容を、このフランスを代表する大物ピアニストのひとりと若き凄腕奏者の共演で...というだけでも気持ちが高まるところ。
 さらにFuga Libera の常として、各楽器の音が明瞭にきわだつエンジニアリングの巧みさも頼もしく...とくに、この室内楽部分を担当したのはAlpha でも活躍している名技術者アリーヌ・ブロンディオ。

 しかし、メイン曲目である『スペイン交響曲』がまた素晴しい!!
 ご存知の通り“交響曲”とは言いながら事実上はヴァイオリン協奏曲で、スペイン出身の凄腕奏者サラサーテのために書かれたこの傑作中の傑作、豪奢なオーケストラの大音響と、それを向こうに回して全くひけをとらない存在感を発する超絶技巧のヴァイオリンの対比、変幻自在の異国情緒とロマン派らしい堅固なスケール感が痛快なのは常どおりですが、何より頼もしいのは、引き締まった小規模編成オーケストラが紡ぎ出す伸縮自在のしなやかな音作りが、独奏者ボリソ=ゴレプスキーの呼吸にぴたりと寄り添い、絶妙の一体感で音楽全体が続いてゆくところ。
 なんと巧みな指揮!・・・と思えば、指揮者は自らも世界的ヴァイオリン奏者としてやってきた名匠、オーギュスタン・デュメイではありませんか。
 シンフォニア・ヴァルソヴィアの手堅くも意気揚々とした結束力も比類ないところ、独奏者の師でもあるこの指揮者のタクト、改めて聴き深めるに足る魅力を放ってやみません。

 じっくり付き合いたい1枚でございます。



MFUG597
\2800→\1490
フランス近代のヴァイオリン・ソナタ3編
 1.フランク:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調(1886)
 2.ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1917)
 3.ドビュッシー(アレクサンドル・ルーレンス編):月の光
 4.ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1927)
ツェン・ユーチェン(ヴァイオリン)
インガ・ジェクツェル(ピアノ)
 新世代発掘の場“エリザベート”の俊英、充実録音!
 じっくり聴き愉しみたい、自然体なのに優美な弦の音。
 ベルギーのエリザベート王妃記念国際音楽コンクールが、半世紀以上にわたり折々の偉大なプレイヤーたちを発掘、その登竜門として機能してきたことは、いうまでもなく有名な話。アファナシエフ、堀米ゆず子、スナイダー、マンゴヴァ、5月来日のエフゲニー・ボジャノフ…いつになっても、このコンクールはサクセスストーリーを演出するのがうまいのか、ここでの成功を確かなキャリア形成の足掛かりにしてゆく若手は、他のコンクールの場合よりも多いように思われます。それはやはり、入賞者が折々にアルバム制作のチャンスを与えられるところにもよっているのでしょうか――
 本盤はFugaLiberaレーベルが2012年に制作した1枚で、諸般の事情により今回初めて国内仕様でご案内するもの。
 いきなりフランスものだけでプログラムを構成する剛毅さと思いきや、その妙なる調べの実に個性的なこと...歌いまわしの微妙な機微に、えもいわれぬ高雅さが。ツェン・ユーチェンは台湾出身、なんと1994年生まれ!それを聞かされなかったら、まず年齢など当てられないであろう確たる瞠目演奏!
 サンクトペテルブルクで教鞭をとるロシアの俊才伴奏者ジェクツェルも、絶妙のピアニズムでその味わいに花を添えます。


FUG599
\2800→\1490
ヴィラ=ロボス〜ギター協奏曲
 ヴィラ=ロボス(1887〜1959):
 1. ギターのための五つの前奏曲 W419(1940)
 2. ギター協奏曲 W502(1951)
 3. 感傷的な調べ W555(1958)
  〜ヴァイオリンと管弦楽のための
  (ベルナルト・フミェラジによるギター・ヴァイオリン・管弦楽版)
クシシュトフ・メルシンゲル(ギター)
アンドルー・ヘヴロン(ヴァイオリン)
ジョゼ・マリア・フロレンシオ指揮
セント・マーティン・アカデミー室内管弦楽団


 ヴィラ=ロボスのギター協奏曲――ほぼ同年の作のカステルヌオーヴォ=テデスコの五重奏曲と並んで「なぜか」新録音が出てこない傑作のひとつですが、本盤は世界に冠たるギター大国ポーランドからやってきた破格の若手・メルシンゲルのあまりの芸達者さに仰天させられるほど、名手セゴビアの独奏を想定していたためか超絶技巧的なフレーズも容赦なく繰り出されるソロ・パートを難なく、圧倒的な感性をつよく印象づけながら弾きこなしてしまう...そこへオーケストラは「あの」アカデミー室内管、マリナー時代から衰えることがないどころか、長年コンサートマスターをスペイン系奏者がつとめていたためかラテン系作曲家にも適性ばっちりだったことをあらためて痛感させてくれる腕前確か&ヴィヴィッドな“のめりこみ”具合で、20 世紀に冠たるこの傑作協奏曲の味わいをみずみずしく伝えてくれるのです!ちょっとかけただけでもドキドキしてくるこの仕上がり、もう試聴機に入れるしかない!といった感じで...シメの曲では少し前、エリザベート王妃国際コンクールで大いに株をあげた俊才へヴロンが絶妙なヴァイオリンの歌を聴かせて加わり、隅々まで南国芸術の魅力たっぷり、まったくあぶなげないどころか、ノリ過ぎ注意で聴いている側がむしろあぶないくらい――いや、いい1枚です。
 クラシック・ギター界は20 世紀の末頃から旧・共産圏の圧倒的な名手というのがとみに存在感を強くしつつあって、なかでもポーランドは弊社扱のアイテムだけでもクシシュトフ・ペウェフ、グジェゴシュ&アンジェイ・クラヴィエツ兄弟など、「異能」というほかない破格の若手が続々出てきている状況(ピアノや弦の世界でのポーランド人奏者たちの芸達者ぶりを思えば、さすが音楽大国の面目や駆除!ということなのでしょうが)。


FUG741
\2800→\1490
背徳の詩人たちと、フランス近代歌曲
 シャミナード:‘鷽佑粒攣 異教の踊り
 ラヴェル:B腓い覆觜い眠り
 デュポン:いびえた人々 タ心深く
 ポルドフスキ:Σ里量
 デュパルク:О筝 ┘ャロップ
 サン=サーンス:夕暮れどきのヴァイオリン 死の舞踏 旋回(ペルシャの調べ)
 ダンディ:恋神と髑髏
 ショーソン:はてしない歌
 エネスコ:砂漠
 オリーヴ:とほうもないタンゴ
   ※曲順は´↓きΝЛキ┃
サラ・ローラン(コントラルト)
マチェイ・ピクルスキ(ピアノ)
エルメス四重奏団(弦楽四重奏)
オメール・ブーシェ(ヴァイオリン独奏)

 静かに爛熟してゆく、19世紀の都市文化、芸術…フランス歌曲が最も艶やかだった頃――弦と、ピアノと。
 フランス歌曲というと、ショーソンやドビュッシー、フォーレらの19世紀末から20世紀初頭にかけての名品の数々が思いうかぶところ――瀟洒で薫り高いそのフランスならではの「美」は、それを成り立たしめる、いわば「桜の木の下に埋まった屍」のような「影」の側面あればこそ、成り立っていたのかもしれません。急速な都市化が進むなか、心満たされぬまま取り残されていった人々の心の綾を、19世紀フランスの詩人たちはたくみにすくいとり、独特の美しい言語芸術を織り上げた...それらが作曲家たちによって絶妙の歌曲の歌詞として愛されるようになっていったのが、まさに19世紀末。
 こうした歌はやはり、時として男声のおもむきも感じさせる、影と艶とを兼ね備えた低い女声で聴きたくなるもの。
 欧州歌劇界でもフランス近現代作品を中心に注目を集めているサラ・ローランが、気合十分、かねてから深く愛してきた世紀末的フランス歌曲の世界を、たくみなピアニズムで応えるピクルスキの伴奏、しなやかな退廃情緒を描きだす女性集団エルメス四重奏団の艶やかなサポートとともに満喫できる喜び!夏を涼しく、芸術の秋や冬の深まりにも寄り添ってくれそうな充実盤です。



FUG711
\2800→\1490
ブロッホとペルト 神秘の詩
 〜ヴァイオリンとピアノのための、二つのソナタと二つの小品〜

 エルンスト・ブロッホ(1885〜1977):
  .凜.ぅリンとピアノのためのソナタ第2番「神秘の詩」(1924)
  ▲凜.ぅリンとピアノのための「ニグン」(即興歌)〜
   『神の名の師正しきユダヤの暮らし』(1923)より
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番(1920)
 アルヴォ・ペルト(1935〜):
  ぅ侫薀肇譽 〜ヴァイオリンとピアノ版(1980)
エルサ・グレテール(ヴァイオリン)
フェレンツ・ヴィズィ(ピアノ)
 仏Diapason誌 5ポイント満点!

 静かな瞑想から高雅な技巧性まで、ユダヤのヴァイオリンと、北欧の至宝…
 誰もが知りたい作曲家のこと、そして誰もが愛してやまない自然派作曲家のこと――

 フランスの室内楽シーンに、次々現れる超実力派たちぱじっくり聴き究めたい至高の室内楽。
 「中欧」という言葉がさす範囲というのは意外と広いようで、なんとなく「東ヨーロッパの西寄り」のあたりをさすものかと思いきや、場合によってはドイツやスイスも中欧として扱われることもあるようで...ためしにネットの辞書をひいてみても「ドイツ、ハンガリー、オーストリア、スイスなどを含む地域」と意外な定義がされてました。

 そう考えると、ドイツとスイスで活躍したユダヤ系作曲家であるブロッホという人は、その音楽から感じられる中欧っぽさそのまま、正真正銘まさしく中欧の作曲家だった...ということになるのでしょう。この作曲家、ユーディ・メニューインやミシャ・マイスキーらをはじめとする20 世紀の大レーベル録音型スーパープレイヤーたちも折々しっかりした録音を残してきたのに(とくに、チェロ独奏のための「シェロモ」)、なにぶんユダヤ人の生活に密着した作品が多いためか、その生活感覚とは無縁の世界で生きている人々には意外と「ひとりの作曲家」としての存在感が強く認識されていないきらいが――

 しかしどうでしょう、メニューインの録音したヴァイオリン協奏曲やマイスキーの「シェロモ」など、この作曲家に興味を抱かせるに十分すぎる名録音はすでに、比較的入手しやすいところでも多々あったはずぱそうした「ブロッホとは誰か?」というもやもやした疑問を痛烈に晴らしてくれ、艶やかな神秘性と“中欧らしい”土臭さの感じられる激しさとのあいだで絶妙のバランスをとってみせる、この作曲家のすばらしい芸術性を広く印象づけてやまない新名盤を、Fuga Libera が世に送り出してくれましたぱ弾き手はエルサ・グレテール、ドイツを目と鼻の先に望むアルザス地方出身のフランス人奏者――パリ音楽院、インディアナ大学、ボストンのニューイングランド音楽院と熾烈な競争社会で腕を磨いてきた彼女はなんと、満を持してのファーストアルバムに、自ら強く望んでブロッホとペルトの作品を選んだのですぱブロッホはユダヤ系作曲家だけあってヴァイオリンの名品が多いところ、意外にも録音がめったになされない2曲のソナタを軸に、アンコールピースとして非常にひろく演奏されている「ニグン」をはさむバランスのよい選曲。

 2編のソナタはかたや単一楽章の玄妙な「神秘の詩」(それがそのままアルバムタイトルに使われています――いかにも、この名前と作曲年(イザイの無伴奏ソナタとほぼ同時期ぱ)が示す通りの、艶やかな名品ぱ)、かたや堅固な3楽章形式、民俗的な精悍さと濃密な情感表現を、ただ激情にまかせず高雅に、えもいわれぬ美音でまとめた名演には息をのむばかりぱ他方、「神秘の詩という言葉はこの曲にもぴったり」と彼女が自ら解説に寄せた言葉でも書いているのが、数少ない「CD が売れる作曲家」ペルトの代表作「フラトレス」ぱ長めの小品ですが、その瞑想的雰囲気はグレテールのしっとりとしていて端正な演奏にぴたりと寄り添うかのよう、まるで彼女のために書かれたかのような確かさで心に迫ってきます。ルーマニアの俊才ソリストF.ヴィズィの的確な自己主張も痛快、きわめて充実した室内楽盤に仕上がっています。

Beethoven - Six Bagatelles
FUG 530
\2800→\1490
ベートーヴェン:
 1. サリエリの歌劇「ファルスタッフ」からの主題による変奏曲 WoO.73
 2. ピアノ・ソナタ第23番op.57「熱情」
 3. 六つのバガテル op.126
プラメナ・マンゴヴァ(ピアノ)

 プラメナ・マンゴヴァ、さきにリリースされたショスタコーヴィチのソナタ第2番&『24の前奏曲』(FUG517)は点の辛いフランスの批評誌『DIAPASON』から金賞を獲得したうえ『レコード芸術』誌上でも当然のように特選をとったものでした。FugaLibera主宰者のミシェル・ストッケム氏も大いに惚れ込んでいるようだが、活躍地ベルギーでは一昨年から去年にかけて大ブレイクしたアーティスト。アルテミスSQのヴァイオリニストとバイエルン放送響の首席チェリストを迎えて録音したショスタコーヴィチのトリオ第2番(FUG525)もかなりの出来だったが、第3弾アルバムはこの「近現代通」が、いきなり「古典」に立ち戻ってのベートーヴェン! しかも「初期作品」・「中期の超・王道名曲」・「晩年の玄人好み充実作」と、有名曲2+秘曲1という素敵なバランスで、彼女ならではのベートーヴェン像を端的に伝えてくれるという的確な作り。そんなにさらりと手の内を見せていいものか...と思いきや、その解釈がこれまたユニーク&エキサイティングで。『熱情』ではぬらりと遅めの異様なテンポ設定、熟考しながら弾き進めるような展開はどこへ行くとも知れず、パラパラとした独特のタッチを次々と追わずにはおれない得体の知れない魅力たっぷり――『バガテル』も6曲それぞれに普通には終わらず、誰にも似ていない?アーノンクール的不思議世界を構築してゆく。冒頭の変奏曲も、この曲を聴くのが初めてでなくとも「知らない曲?異版?」と錯覚してしまうのでは。いやいや、益々先が楽しみな逸材!

Domenec Terradellas - !Furor!
FUG551
\2800→\1490
ドゥメネク・テルデーリャス(1713〜51):
 1. 歌劇『メローペ』(1743)
  〜序曲と三つのアリア
 2. 歌劇『アルタセルセ』(1744)〜二つのアリア
 3. 歌劇『エジプトの王セソーストリ』(1751)
  〜序曲と四つのアリア
 4. カタラン語カンタータ「なんと悲しい出来事が」
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(ソプラノ)
Ens.ドルチェ・エ・テンペスタ(古楽器使用)

 ヘンデルとグルックのはざま、国籍と歴史のいたずらで忘却に追い込まれてしまったものの、生前おそろしいほどの影響力をみせた早世の天才、テルデーリャス!当時の名声に納得のゆく、饒舌そのものの初期古典派アリアは、あまりに面白い...!
 1990 年代半ば――映画「カストラート」のヒットにより、18 世紀のオペラに世界全体があらためて注目しはじめてから早15 年。ヨーロッパの歌劇界ではハッセやヨンメッリ、ポルポラ…といったナポリ楽派周辺のオペラ作曲家たちがずいぶん復権を遂げつつありますが、この古楽復興ブームの勢いのさなかにあって、なお見過ごされてきた天才がいたのです! 18 世紀初頭までナポリがスペインの属領だったことから、つてを頼ってバルセロナからナポリに出て修業をつんだ作曲家テルデーリャスは、その後1740 年代(英国ではヘンデル晩期、パリではラモー最盛期、マンハイムではシュターミッツが活躍をはじめた頃…最晩年のバッハが、かつての弟子シャイベに「古くさい」と批判された時代です)のローマで、レチタティーヴォや管弦楽まで手を抜かない新機軸のオペラによって絶賛を博し、1751 年に惜しくも早世したものの、その後もパリの百科全書派や英国の音楽著述家バーニーらによって、当代最高かつ革新的なオペラ作曲家と讃えられたのでした。なんでもバーニーによれば、グルックやトラエッタにさきがけて管弦楽伴奏付レチタティーヴォを作曲しはじめたのは、このテルデーリャスが最初だったとか。
 しかし、それほどまでにイタリア・オペラ界に貢献したのに、イタリアの音楽史家たちは「スペイン人でしょ?」と彼を見過ごし、スペインの音楽史家たちも「イタリア音楽にしか関係のない人でしょ?」と研究を怠り、その真価はつい最近まで忘れられたまま…しかしどうでしょう!フランスのバロック・オペラ界で熾烈な競争をくぐり抜けてきた名花スキアーヴォの迫真の超絶技巧歌唱と、ドラマティックな表現ならお手のもののイタリア古楽精鋭陣が織りなす絶品演奏は、このテルデーリャスという人が再評価に値する、いや是非聴かれなくてはならない天才だったことを印象づけてやみません。手の混んだメロディ、あでやかな和声進行、鮮烈なコントラスト…タルティーニやヴィヴァルディの協奏曲のソロを歌にしたような、至高のバロック・サウンド!






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