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GRAND PIANO
3年ぶりの特価セール
セール初登場33アイテム!
しかもおそろしく安い!
1CD\2,400→\1590/2CD\3400→\1890
〜2/2(火)午前9時


 
 知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012 年に発足した新興レーベルGRAND PIANO。
 世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15 タイトル程のペースで新譜をリリース。ピアノ・ファン、辺境ファン、秘曲ファンを騒がせてきた。

 今回はそのGRANDPIANO、3年ぶりとなる期間限定特価セール。なのだが前回は1CD\2,400→\1990(2CDは\3400→\2990だった!)だったのに、今回はまさかの\1590!これはうれしいかも!
 しかもここ数年の新譜が惜しげもなく対象になっていて、今回初セール登場が33アイテム!

 そしてファンの方はご存知かと思うが、このレーベル、旧譜は完売したらその時点で廃盤。これまでいくつの名盤が入手不能になってきたことか。なので今回は躊躇なく気になるものはゲットしておいたほうがよい。



 ジャケットデザインは、ノルウェー出身の新鋭画家グロー・トルセン氏。ちょっとおしゃれです。








GP626
\2,400→\1590
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ作品全集 第5集
 2つのバガテル(1858)…世界初録音
  1.バガテル 第1番
  2.バガテル 第2番

 3.ANTWORT 答え
…世界初録音
 4.マイヤベーアの《北極星》の五重唱による幻想曲(1858)
…世界初録音
 5.マイヤベーアの《預言者》のワルツ(1857)
…世界初録音
 6.ワーグナーの《ローエングリン》による幻想曲(1859)
…世界初録音
 7.ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の回教僧の合唱(1869)
 8.グノーの「ガリア」によるパラフレーズ(1871)
…世界初録音
 9.ビゼーの《真珠採り》によるスケルツォ(1886)
…世界初録音
 10.マスネのオペラからの演奏会用パラフレーズ「タイスの死」(1895)
 11.リストの「ベートーヴェン・カンタータ」による即興(1870)
…世界初録音
 12.アフリカ幻想曲 Op.89(ピアノ独奏版)(1891)
ジェフリー・バールソン(ピアノ
…スタインウェイ、ハンブルク、モデルD)

 サン=サーンスのピアノ作品全集、第5集には8曲の世界初録音作品が含まれています。
 どの曲もピアニスト、ジェフリー・バールソンがフランス国立図書館に収蔵されている未発表の原稿から発掘したもので、ほとんどの作品が他の作曲家の作品を元にしており、それぞれ、溢れる楽想と豊かなアイデアに満ちたサン=サーンスらしい華やかな作品に仕上がっています。
 すでにピアニストのレパートリーとして愛奏されている「アフリカ幻想曲」で存分に駆使された超絶技巧も聴きどころ。
  録音 2017年1月19,23,25日,2月15日、Patrych Sound Studios, New York, NY, USA



GP718
\2,400→\1590
アルチュニアン(1920-2012):ピアノ作品全集
 1.アルメニア舞曲(1935)
 2.パストラル(1936)
 3.主題と変奏(1937)
 3つの前奏曲(1938)
  4.第1番:Andante
  5.第2番:Moderato assai
  6.第3番:Maestoso. Allegro
 7.前奏曲-詩曲(1943)
 ポリフォニック・ソナタ(1946)
  8.第1楽章:インヴェンション
  9.第2楽章:コラール
  10.第3楽章:フーガ
 11.ユモレスク(1947)
 3つの音画(1963)
  12.第1番:山々を渡る風
  13.アララト谷の夕べ
  14.サスーン舞曲
 ピアノのためのソナチネ(1967)
  15.第1楽章:Moderato
  16.第2楽章:Adagio
  17.第3楽章:Allegro moderato
 6つのムード(1976)
  18.第1番:Adagio
  19.第2番:Allegro agitato
  20.第3番:Moderato
  21.第4番:Adagio
  22.第5番:Moderato
  23.第6番:Allegro energico
 子供のためのアルバム(2004)
  24.冗談
  25.秋のワルツ
  26.陽気なプロムナード
  27.悲しみの歌
  28.叙情的なワルツ
  29.いたずらな女の子
  30.物語
  31.春のムード
   1-7.11.15-17・・・世界初録音
ハイク・メリキャン(ピアノ)

 アルメニアを代表する作曲家の一人、アルチュニアンのピアノ作品全集。
 アルメニアの民族音楽の伝承に根ざした豊かな情感を持った彼の作品は、ショスタコーヴィチが絶賛したことでも知られ、日本でも近年人気が高まっています。
 幼い頃から楽才を示したアルチュニアンは、アルメニアからモスクワに留学、じっくりと音楽を学んだ後、故郷エレバンに戻り、1954年にアルメニア・フィルハーモニー協会の芸術監督に就任、またエレバン音楽院で作曲の指導をはじめ、1977年には教授となり1990年までこの地位に留まり、数多くの後進を育て上げたことでも知られています。
 彼の代表作である「トランペット協奏曲」は超絶技巧を駆使した華やかな曲想が人気ですが、アルチュニアン自身が優れたピアニストであったこともあり、そのピアノ曲も技巧的で、曲によってはショスタコーヴィチを思わせるようなシニカルな佇まいを持っています。

 録音 2015年9月11-15日Alphasound Recording Studio, Yerevan, Armenia








アルチュニアンって誰??


 アレクサンドル・グリゴリエヴィチ・アルチュニアン(1920年- 2012年)は、ソビエト連邦およびアルメニアの作曲家。
 幼時よりピアノを習い、1934年にエレバン音楽院に入学した。
 1941年の独ソ戦開始で学業を中断したが、1944年にモスクワ音楽院に入学し、1946年に卒業。翌年にアルメニアに戻り、1948年に作曲したカンタータ「祖国」で、ソビエト連邦国家賞を受賞した。
 1954年からエレバン音楽院で作曲を教えるようになり、1977年に教授となった。

 アルチュニアンはアルメニアの民俗音楽を取り入れた作品を書き続け、内外で評価を受けた。
 特に、1950年のトランペット協奏曲をはじめ、テューバ協奏曲、金管五重奏曲「アルメニアの風景」などを始めとするアルチュニアンの管楽器のための作品は国際的なレパートリーを確保した。
 1987年のペレストロイカ期からは大規模作品を再び発表するようになっていた。
 2012年3月28日、91歳で永眠。



GP720
\2,400→\1590
コミタス(1869-1935):ピアノと室内楽のための作品集
 7つの民族舞曲(1916)
  1.第1番:Manushaki of Vagharshapat
  2.第2番:Yerangi of Yerevan
  3.第3番:Unabi of Shushi. No.4. Marali ofShushi
  4.第5番:Shushiki of Vagharshapat
  5.第6番:Het u Aradj of Karin
  6.第7番:Shoror of Karin
 ピアノのための7つの歌(1911)
  7.第1番:私は少女
  8.第2番:私は燃えている
  9.第3番:再び家に帰る
  10.第4番:私はパンを持っている
  11.第5番:山のふもとの月
  12.第6番:夜、月の光
  13.第7番:高い山より流れ落ちる水
 民謡の主題による12の子供のための小品(1910)
  14.第1番:雨が降る
  15.第2番:雨が降る-変奏曲
  16.第3番:プファプリ
  17.第4番:高い山より流れ落ちる水
  18.第5番:私のダーリンとマルジャン
  19.第6番:私のダーリンとマルジャン-変奏曲
  20.第7番:私は少女
  21.第8番:ハラーロ
  22.第9番:山、山
  23.第10番:山、山-変奏曲
  24.第11番:太陽、太陽
  25.第12番:国民の魂の小品
 26.MSHO-SHOROR(1906)
 ヴァイオリンとピアノのための7つの小品(1899-1911)
  27.第1番:あなたは樹
  28.第2番:スカーレット・ショール
  29.第3番:アプリコット・ティー
  30.第4番:ああ、甘きマラル
  31.第5番:私は行った、私は輝いた
  32.第6番:クレーン
  33.第7番:パートリッジの歌
   7-13…世界初録音
ミカエル・アユラペトヤン(ピアノ)
ウラディーミル・セルゲーフ(ヴァイオリン)

 アルメニアの司祭、音楽学者、作曲家、歌手、聖歌隊指揮者として知られるコミタス(本名:Soghomon Gevorgi Soghomonian)は、アルメニア近代音楽の擁護者として知られています。靴屋であった父は素晴らしい声を持ち、しばしばその美声を披露していました。
 彼の母は絨毯の織手でしたが、作曲の才能があり、コミタスの音楽的才能はその両親から受け継いだものです。しかし、幼い頃に両親を失い、孤児となった彼はアルメニアの宗教的中心地であるエチミアジンに送られ、神学校で教育を受けます。
 その後司祭となった彼は、ベルリンに行き西洋音楽を学んだことで、失われかけていた多数のアルメニアの民族音楽を復興させ、1904年に初の「クルド民謡集」を出版します。
 しかし、悪名高き「アルメニア人ジェノサイド(大虐殺)」の騒動に巻き込まれ、1915年4月に収容所送りとなり、ここで精神的ダメージを受け、失意のまま晩年を過ごし、1935年に苦しみの末この世を去りました。
 彼の悲劇的な生涯は大量虐殺の殉教者として、アルメニア国家における重要なシンボルになっています。
 このアルバムに収録された作品は、彼の悲劇的な生涯が信じられないほどに純粋で、かすかな異国の香りも感じさせる美しさを湛えています。

  録音 2013年12月15日Great Hall, Moscow State University of Culture andArts, Russia





****


 アルメニア・ファンなど一部には熱狂的に愛されているコミタス。
 その不思議な音楽、はまる人ははまると思います。
 ただCDでコミタスを聴こうと思うと誰かと一緒のカップリングになることがほとんどなので、彼のピアノと室内楽のためだけのアルバムというのは極めて貴重です。

 「ピアノのための7つの歌」、ここで聴けます。

https://youtu.be/vW-zuBMOZNk

 やっぱり不思議な世界。



GP741
\2,400→\1590
グリンカ(1804-1857):ピアノ作品全集 第1集
 1.自作主題による変奏曲 ヘ長調(1824)
 2.ケルビーニの歌劇《ファニスカ》の主題による変奏曲(1826-1827)
 3.バレエ《チャオ=カン》の2つの主題による変奏曲 ニ長調(1831)
 4.ドニゼッティの歌劇《アンナ・ボレーナ》の主題による華麗な変奏曲 イ長調(1832)
 5.モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による変奏曲 変ホ長調(第2稿)(1856)
 6.ロマンス「母よ祝福されてあれ」による変奏曲 ホ長調(1825)
 7.ロシア民謡「なだらかな谷間に沿って」による変奏曲 イ短調(1826)
 8.ベッリーニの歌劇《キャプレッティとモンテッキ家》の主題による変奏曲 ハ長調(1832)
 9.アリャビエフの「ナイチンゲール」のによる変奏曲 ホ短調(1833)
インガ・フィオーリア(ピアノ)

 19世紀、近代ロシア音楽の礎を作ったミハイル・グリンカ。裕福な貴族の家に生まれたグリンカは、幼い頃から音楽に興味を持ち、当時ロシアを訪れたジョン・フィールドにピアノを習うなど環境に恵まれていました
 。しかし、彼は最初、音楽家になることはなく1824年に公務員として働き始めます。この時期の彼はサロンで演奏するために何曲かの華麗な変奏曲を作曲、3年間ほどサロンで演奏していました。
 1930年、健康状態を懸念した彼はイタリアに移住。この地で当時流行していた様々な歌劇を耳にし、これらの主題を用いた変奏曲で人気を博すこととなります。
 しかし、イタリアで3年間過ごしたグリンカはホームシックに陥り、ロシアに帰国。“アリャビエフの「ナイチンゲール」のによる変奏曲”はその頃に書かれた曲です。
 それからのグリンカはロシアの民族意識に根ざした作品を次々と発表し、賞賛を得ることとなります。

  録音 2016年4月20-22日Eden River Records Studio, Neuss, Germany


GP743
(2CD)
\3400→\1890
ニコライ・アンドレイェヴィチ・ロスラヴェッツ(1881-1944):ピアノ作品全集
 【CD1】
  1.ピアノ・ソナタ 第1番
  2-4.3つのコンポジション
  5.前奏曲
  6-7.2つのコンポジション
  8-9.2つの詩曲
  10.ピアノ・ソナタ 第2集
 【CD2】
  1-3.3つのエチュード
  4-8.5つの前奏曲
  9.子守歌
  10.舞曲
  11.ワルツ
  12.前奏曲(M.ボバノヴァによる復元版)
  13-14.4つのコンポジション(抜粋)
  15.ピアノ・ソナタ 第5番
オリガ・アンドリュシチェンコ(ピアノ)

 ストラヴィンスキーが「20世紀の最も興味深いロシアの作曲家」と述べたというロスラヴェッツのピアノ作品全集。
 ソビエト政権の下で、西側の音楽語法を積極的に取り入れた前衛的な作品を書き、時にはシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」の論文を執筆するなど、“反革命的でありブルジョワ的な作曲家”と何十年にも渡り抑圧を受けた人です。
 一度は自己批判を行いましたが、結局は地位を得ることはできずにひっそりと生涯を終えたロスラヴェッツの作品は、死後すぐには復権されませんでしたが、作曲家の姪エフロシーニャの尽力により1990年代から少しずつ人気を盛り返し現在に至っています。
 生涯を通じて斬新な響きを模索したロスラヴェッツの全ピアノ作品を、アレクセイ・リュビーモフに師事したロシアのピアニスト、アンドリュシチェンコが演奏しています。

  録音:2016年3月-5月 CMS Studio, Moscow, Russia




GP749
\2,400→\1590
ブラームス(1833-1897):
 ホルン三重奏/クラリネット五重奏曲(ピアノ独奏版)

  ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲 変ホ長調 Op.40
   (P.クレンゲルによるピアノ独奏版)…世界初録音
 クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
  (P.クレンゲルによるピアノ独奏版)
…世界初録音
クリストファー・ウィリアムズ(ピアノ)

 録音が普及する前の時代、オーケストラや歌劇などの大編成の作品を楽しむには、演奏会に出かけていくか、小編成に編曲された楽譜を元に、自身、もしくは親しい人々と共に「実際に演奏する」他、方法はありませんでした。
 そこで各出版社は作曲家や編曲家たちに「編曲版」を依頼。これらは飛ぶように売れ、人々は思い思いに音楽を楽しんだのです。
 シューマンやブラームスも自身の作品を数多く編曲していますが、需要に供給が追い付かなかったため、信頼する友人や家族にも自作の編曲を依頼、数多くの作品が世に出回ることになりました。
 パウル・クレンゲルは名チェリスト、ユリウス・クレンゲルの兄であり、ピアニスト、作曲家としても高名だった上、ブラームスと親しかった出版社ジムロックの「お抱えアレンジャー」。
 ブラームス自身もクレンゲルの編曲の出来ばえを高く評価しており、この2作品も絶妙にピアノ独奏へと置き換えられています。

  録音 2016年10月2-3日 Wyastone Concert Hall, Wyastone Leys, UK
  



GP750
\2,400→\1590
アルトゥール・ルリエ:ピアノ作品集 第2集
 1-2.2つの詩曲 Op.8(1912)
 3.グルックによるメヌエット
 4-8.シンセシズ Op.16
 昼間の日課(1915)
  9.学習
  10.散歩
  11.影
  12.魔法
  13.いたずら
 子供部屋のピアノ(ロシアの子供時代の8つの情景)(1917)
  14.陶器の羊飼いと羊の群れ
  15.小さなトレパーク
  16.良い少年
  17.いたずらな少年
  18.ブギーマン
  19.子守歌
  20.太陽とシャワー
  21.童謡:猫はフェンスに登った
 22.ピアノ・ソナチネ 第3番(1917)
 23.トッカータ(1924)
 24.ワルツ(1926)
 25.ジーグ(1927)
 26.行進曲(1926)
 27.夜想曲(1928)
 28.間奏曲(1928)
 29.子ヤギの子守歌(1936)
 30.フェニックス公園の夜想曲(1938)
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)

 ロシア、ベラルーシ出身の作曲家ルリエは、1920年代までソ連楽壇の指導的作曲家として活動していたものの、国政に異を唱え、ベルリンに出張したまま亡命してしまったという人。
 ドイツ、フランスを経てアメリカに行き、ストラヴィンスキーの影響を強く受けた作品を多く書きました。同世代の美術にも関心を持ち、いくつかの作品は美術品に関連付けられたタイトルをもっています。
 そのような経歴のため、ソ連国内では長らく彼の作品の演奏・出版が禁じられていましたが、21世紀になってようやく復興が始まりました。
 コウクルによる第2集のアルバムには、様々な小品が収録されています。1910年代の作品は、魅惑的な響きを持つ「シンセシズ」、表現的なタイトルを持つ「子供部屋のピアノ」とスクリャービンの影響が感じられますが、1920年代から1930年代の作品は彼の友人のために作曲されたものが多く、比較的親しみやすい曲調を持っています。第1集と同じく、フランス、スペインの作品を得意とするコウクルの表情豊かな演奏です。

 録音 2016年7月3日、11月13日 Conservatorio della Svizzera italiana, Lugano, Switzerland 第1集…GP737
. 


GP751X
(3CD)
\4200→\2490

ジョルジュ・エネスコ(1881?1955):ピアノ作品全集


【DISC 1】
 1.夜想曲 変ニ長調『マリー・カンタキュゼンヌ大公女への思い出に』 (1907)
 ピアノのための組曲第3番『即興的な小品集』 Op.18 (1916)
  2.第1番『メロディー』
  3.第2番『草原の声』
  4.第3番『憂鬱なマズルカ』
  5.第4番『ブルレスケ』
  6.第5番『情熱的に』
  7.第6番『コラール』
  8.第7番『カリヨンの夜想曲』
 9-11.ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調 Op.24-1 (1924)
【DISC 2】
 ピアノのための組曲『鐘の音』 Op.10 (1901-1903)
  1.トッカータ
  2.サラバンド
  3.パヴァーヌ
  4.ブーレ
 5-6.前奏曲とフーガ (1903)
 7-9.ピアノ・ソナタ第3番ニ長調 Op.24-3 (1935)
 10.フォーレの名による小品 (1922)
【DISC 3】
 1.スケルツォ *
 2.ピアノのためのバラード (1894) *
 3-4.前奏曲とスケルツォ (1896)
 5.舟歌 (1897)
 6.紡ぎ女 (1897)
 7.後悔 (1898)
 ピアノのための組曲『古いスタイルで』 Op.3 (1898)
  8.前奏曲
  9.フーガ
  10.アダージョ
  11.終曲
 12.即興曲 変イ長調 (1898)
 13.即興曲 ハ長調 (1900)
 14.控えめに (1896-1900 頃) *

 *=世界初録音
ホス・デ・ソラウン(ピアノ)
使用楽器:
 Shigeru Kawai(DISC 1,2)
 Steinway Model D (DISC 3)

 2016年に、全3巻でリリースされ、高い評価を得ている「エネスコ:ピアノ作品全集」(GP705、GP706、GP707)がBOX化。演奏しているのは、ブカレストで開催された第13回ジョルジェ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したスペイン出身のホス・デ・ソラウンです。
 20世紀の傑出した音楽家の一人、ルーマニア出身のジョルジュ・エネスコは、数多くの作品を残した作曲家、そして卓越したヴァイオリニストとして後世に強い影響を与えています。
 ヴァイオリンを用いた作品に素晴らしいものが多いのですが、実はピアノ独奏曲にも重要な作品があることはあまり知られていません。
 彼の作品の多くはルーマニア民謡に影響されたものですが、小品の数々はウィーン、パリ双方の伝統を継承した作風で、スケルツォはブラームス風であり、即興曲はフォーレ風でもありと、様々なスタイルがブレンドされています。
 世界初録音3曲を含む、貴重なアルバムです。

  録音:デジタル/セッション
  【DISC 1&2】2016年1月2-4日  スペイン、バレンシア、パラウ・デ・ラ・ムジカ
  【DISC 3】2016年4月11-22日、5月3日 テキサス州、ジェームズ&ナンシー・ガートナー・パフォーミング・アーツ・センター

 プロモーション動画 https://youtu.be/RKdCCpkuwLM

 



GP756
\2,400→\1590
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
 ピアノ・ソナタ ホ長調 Op.63 (1907)
  1-7.第1楽章 8-12.第2楽章 13-23.第3楽章
 旅の画集 Op.33 (1889) より
  24. I.(序章) 25. III.牧場 26. IV.緑の湖 27. V.弔いの鐘
  28. XI.ボイロン修道院 29. XII.雨 30. XIII.夢
ジャン=ピエール・アルマンゴー
 (ピアノ/Steinway, Model D)

 【大作ソナタを含むダンディのピアノ作品集】

 セザール・フランク門下生としてパリ音楽院に学び、スコラ・カントルムの創立に関わるなど近代フランス音楽史に決して小さくない足跡を残したダンディですが、その作品が今日演奏される機会は多いとは言えません。
 50代の円熟期にあった彼が書いたピアノ・ソナタは、演奏時間40分を超す知る人ぞ知る大作で、変奏曲形式の第1楽章、トリオとコーダを持つスケルツォ・スタイルの第2楽章、ソナタ形式の第3楽章と構造も意欲的なものとなっています。
 「旅の画集」は様々な印象を綴った多彩な小品集ですが、全13曲からここでは約半数の7曲、作者の心象風景を思わせる憂愁の影さす曲が特に選ばれています。
 1943年生まれのフランスのピアニスト・アルマンゴーは、近代作品に対する深い造詣と高い学識で知られる大御所。
 ここでも母国が誇る大作曲家の真価を知らしめるべく、その音楽の奥深さを雄弁に展開しています。
  



GP759
\2,400→\1590
フリードリヒ・グルダ(1930-2000):ピアノ作品集
 1.“LIGHT MY FIRE”による変奏曲(1970)
 PLAY PIANO PLAY「祐子への10の小品」(1971)
  2.IModerato
  3.II:Alla marcia, risoluto
  4.III:Andante serioso
  5.IV:Allegro ma non troppo
  6.V:Moderato, poco mosso
  7.VI:Presto possible
  8.VII:Lento, molto tranquillo e piano
  9.VIII:Tempo giusto e risoluto
  10.IX:Allegro, dolce
  11.XI:Allegro pesante
 12-13.前奏曲とフーガ(1965)
 ソナチネ(1967)
  14.第1楽章:Entree
  15.第2楽章:Ballad
  16.第3楽章:Shuffle
 17.FUR RICO リコへ(1974)
 18.FUR PAUL パウルへ(1974)
マーティン・デヴィッド・ジョーンズ(ピアノ)
 フリードリヒ・グルダは、20世紀を代表する巨匠ピアニストであるとともに、作曲家として「ジャズとクラシックを融合した即興的な作品」を残しました。このアルバムには6作品を収録。冒頭の「“LIGHT MY FIRE”による変奏曲」以外は、どの曲も規模こそ小さめであるものの、ジャズ風の味付けが施され独自の個性を放っています。
 なかでも彼の2番目の妻「祐子」のための書かれた「PLAY PIANO PLAY」は古典的な手法を用いながら様々な作曲テクニックが用いられたユニークな味わいを持つ曲集になっています。
 最後に置かれた2曲は、それぞれ2人の息子たちのための作品です。
 演奏しているマーティン・デヴィッド・ジョーンズは、グルダと同じくクラシックとジャズの両面で活躍するピアニスト。作曲家、指揮者としても知られており、このアルバムでも共感に満ちた演奏を繰り広げています。

  録音 2015年7月27日 Recital Hall, University of South Carolina, USA


GP760
\2,400→\1590
ステパニアン:ピアノのための26の前奏曲集
 8つの前奏曲 Op.47(1947) 
  1.第1番:ト短調
  2.第2番:イ長調
  3.第3番:ヘ短調
  4.第4番:嬰ヘ短調
  5.第5番:ト長調
  6.第6番:ヘ短調
  7.第7番:ハ短調
  8.第8番:嬰ヘ短調
 8つの前奏曲 Op.48(1948)
  9.第1番:ホ短調 
  10.第2番:ハ短調
  11.第3番:イ長調
  12.第4番:イ短調
  13.第5番:ヘ短調
  14.第6番:嬰ヘ短調
  15.第7番:ト短調
  16.第8番:ヘ長調
 8つの前奏曲 Op.63(1956)
  17.第1番:ホ短調
  18.第2番:ト短調
  19.第3番:嬰へ長調
  20.第4番:イ短調
  21.第5番:ロ短調
  22.第6番:ロ短調
  23.第7番:ロ長調
  24.第8番:ト短調
 25.前奏曲 イ長調(1965)
 26.前奏曲 ヘ短調(1965)
ミカエル・アイラペティアン(ピアノ)

 紀元前より豊かな文化を育んできたアルメニア共和国。古くはペルシャとオスマン帝国との抗争を通じて教会音楽や民族音楽を吸収し、独自の音楽文化を創り上げてきた国です。
 1897年に生まれたステパニアンは、グネーシン音楽学校の同門、ハチャトゥリアンが「偉大なアルメニア人」と称賛した作曲家。アルメニアの近代音楽を確立したとされるコミタスの流れを汲み、3曲の交響曲を始め、オペラ、歌曲、ピアノ曲など多数の作品を書いた人です。
 ピアノ曲はショパンやラフマニノフ風でありながら、アルメニア民謡のエッセンスを取り入れた郷愁に満ちた旋律が特徴的。この前奏曲集からも、随所にオリエンタルなメロディと独特な音階が聞こえます。

  録音 2016年6月10-11日 Great Hall, Moscow State University of Culture and Arts
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GP761
\2,400→\1590

サティ:ピアノ曲全集 第1集(出版社サラベールの2016年新版)
 1.アレグロ(1884)…**
 2.ワルツ-ヴァレ(1885)
 3.幻想-ワルツ(1885頃-1887)
 4.四重奏曲 第1番(1886頃)…*
 5.四重奏曲 第2番(1886頃)…*
 オジーヴ(1886頃)
  6.オジーヴ I
  7.オジーヴ II…**
  8.オジーヴ III
  9.オジーヴ IV
 3つのサラバンド(1887)…**
  10.サラバンド 1
  11.サラバンド 2
  12.サラバンド 3
 3つのジムノペディ(1888)
  13.ジムノペディ 第1番
  14.ジムノペディ 第2番
  15.ジムノペディ 第3番
 16.グノシエンヌ(第5番)(1889)…**
 17.ハンガリーの歌(1889)…**
 3つのグノシエンヌ(1890頃-1893)
  18.グノシエンヌ 第1番
  19.グノシエンヌ 第2番
  20.グノシエンヌ 第3番
 21.タイトルなし(1891)(ばら十字団の最初の思想:初稿)…**
 22.グノシエンヌ(第4番)
 23.「至高の存在」のライトモティーフ
 ばら十字団のファンファーレ(1891)
  24.教団の歌
  25.大巨匠の歌…**
  26.大僧院長の歌
 27.「星たちの息子」第1幕へのグノシエンヌ 7(1891)…**

*…世界初録音
**…ロバート・オーリッジ改訂版(サラベール社版:2016)による世界初録音
ニコラス・ホルヴァート
 (ピアノ…1881年エラール:コジマ・ワーグナー所有 model55613)

 GRAND PIANOレーベルの新シリーズ「サティ・ピアノ曲全集」は2016年に出版された、フランスで100年以上もの歴史を持つ出版社サラベールの新版を用いての録音です。
 作品によっては世界初録音であったり、またこの改訂版での初録音であったりと、サティ好きの方にとっても大変興味深いアルバムです。

 ホルヴァートが演奏しているのは、コジマ・ワーグナーが所有していた歴史的なエラール。サティが活躍していた当時の音色がそのまま蘇ります。
 作品は年代別に収録されており、初期にみられるショパンの影響を少しずつ脱し、精緻で独自の作風を開拓していく様子も手に取るようにわかる選曲です。

  録音 2014年11月9-11日 Villa Bossi, Bodio, Italy
 


GP764
\2,400→\1590
マヌエル・ポンセ(1882-1948):ピアノ作品全集 第2集
 1.キューバ狂詩曲 第1番(1914)
 2.グアテケ(1916)
 キューバ組曲(1916)
  3.第1番:Serenata marina 海のセレナーデ
  4.第2番:Plenilunio 満月
  5.第3番:Paz de ocaso おだやかな夕日
 6.キューバ前奏曲(1916)
 7.ELEGIA DE LA AUSENCIA 不在のエレジー
 8.キューバ(サロンのダンス)
 9.モデラート・マリンコニコ
 10.スケルツォ(ドビュッシーへのオマージュ)
 11.間奏曲 第2番
 12.Preludio encadenados 繋がれた前奏曲(1927)
 白と黒の組曲
 13.スケルツォ風前奏曲
 14.アリエッタ
 15.サラバンド
 16.ジーグ
アルバロ・センドージャ(ピアノ)
 メキシコにおける近代音楽の偉大な作曲家ポンセ。数多くの作品を残しましたが、現在聴くことができるのはほとんどがギター音楽です。
 しかし、彼のピアノ曲も実に多彩。初期の抒情的な作風から、後期の新古典派風の前衛的な作品まで、興味深い曲がたくさんあります。
 このアルバムではキューバの民族音楽のエッセンスを取り入れた「キューバ組曲」を始め、フランス風の「白と黒の組曲」などといった、彼が一時期師事したデュカスの影響が感じられる作品も聴くことができます。

  録音 2016年10月9-10日 Musikart, Amezketa, Guipuzkoa, Spain 第1集…GP638



GP767
\2,400→\1590
後期ロマン派の時代、クロアチアで活躍した作曲家
 ブラゴイェ・ベルサ(1873-1934):ピアノ作品全集 第1集

 1.ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ短調 Op.20(1897)
 2.浜辺にて(1921)
 3.夜想曲 Op.38(1903)
 4.悲しみに Op.37(1903)
 5.幻想即興曲 Op.27(1899)…世界初録音
 6.バッラービレ(1984)
 7.バガテル Op.16(1897)
…世界初録音
 PO NACINU STARIH-古い方法で(1926)
  8.束の間の幻想:Grave-ndante
  9.スケルツォ:Vivo
  10.夢の時間:Grave
 11.凱旋行進曲Op.24(1898)
…世界初録音
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)

 後期ロマン派の時代、クロアチアで活躍した作曲家ベルサ。残念ながらその存在はほとんど忘れられてしまいましたが、ウィーン音楽院作曲科でロベルト・フックスに師事したという彼の作品は、マーラーやリヒャルト・シュトラウスを思わせる色彩的な響きに満たされており、室内楽作品や歌曲の何曲か現在でも演奏されています。
 彼は数多くのピアノ曲も作曲していますが、これらも多彩な表情を持った抒情的な作品が多く、すっきりとした形式の中に、時には教会旋法も用いるなど工夫の凝らされた旋律が溢れています。
 リストのパガニーニ練習曲で冴えた技巧を披露したクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツが格別の愛情を込めて演奏しています。

  録音 2016年10月18日 Fazioli Concert Hall, Sacile, Pordenone, Italy
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GP762
\2,400→\1590
コジマ・ワーグナー所有1881年制作の歴史的エラール
 サティ(1866-1925):ピアノ曲全集 第2集

新サラベール版
 劇付随音楽「星の息子」(1891頃)…世界初録音
  1.第1幕への前奏曲- La Vocation 天職
  2.第1幕の他の音楽
  3.第2幕への前奏曲-L'Initiation 奥義伝授
  4.第2幕の他の音楽
  5.第3幕への前奏曲-L'Incantation 秘儀
  6.第3幕の他の音楽
 7.若き令嬢のためにノルマンディの騎士によって催された宴(1892)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
1881年エラール:コジマ・ワーグナー所有
 (model55613)

 GRAND PIANOレーベルの新シリーズ「サティ・ピアノ曲全集」は2016年に出版された、フランスで100年以上もの歴史を持つ出版社サラベールの新版を用いての録音です。作品によっては世界初録音であったり、またこの改訂版での初録音であったりと、大変興味深いアルバムです。
 第2集に収録されているのは劇音楽「星の息子」の音楽集。ペラダンの演劇のために作曲された劇中音楽で、原曲はフルートとハープのために書かれていますが、通常は各幕への前奏曲のみがピアノ独奏用に編曲され演奏されています。「サール・ペラダンの ワーグナーふう占星術」という副題で知られていますが、こちらは出版社が後で追加したタイトルで、今回の新版からは削除されています。
 ホルヴァートが演奏しているのは、コジマ・ワーグナーが所有していた1881年制作の歴史的エラール。サティが活躍していた当時の音色がそのまま蘇ります。

 録音 2014年12月10日 Villa Bossi, Bodio, Italy



GP768
\2,400→\1590
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):ピアノ作品全集
 1-3.ピアノ・ソナタ (1934) **
  (パウル・ザッハー財団所蔵の自筆譜によるコウクル監修版)
 4-8.牧歌集 (1952)
 9-11.若者のための3つの小品 (1953)
 12.ロクサーヌの口づけ (作曲年不明) *
 13.冬のワルツ (1954) *
 14-25.民謡のメロディ (1945)
 26-27.2つの練習曲 (1940-41)
 28.インヴェンション (作曲年不明) *
   (パウル・ザッハー財団所蔵の譜面による)
 29.インヴェンション (1968)
 30.どこからか聴こえてきたメロディ (4手) (1957)
 31.小品 (オリジナル4手版) (1953)
   (パウル・ザッハー財団所蔵の譜面による)

 *=世界初録音
 **=自筆譜による世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)1-29、(第2ピアノ)30、31
ヴァージニア・ロゼッティ(第1ピアノ)30、31
使用楽器:Steinway Model D

 大規模な管弦楽曲などが人気のルトスワフスキですが、今回は貴重な曲や版を含むピアノ作品の全集が登場。
 パウル・ザッハー財団の協力により、財団所蔵の貴重な譜面が一部で使用されています(トラック1-3、28、31)。特にピアノ・ソナタに関しては、自筆譜を元にコウクルが新たに監修した版による世界初録音。
 初期作品らしい瑞々しさと、ラヴェルのような優雅さ、シマノフスキを思わせる感情のほとばしりが、この版によって一層際立っています。さらに「ロクサーヌの口づけ」、技巧的な「インヴェンション」、「冬のワルツ」の世界初録音を収録。初めての完全な全集といえる内容です。
 チェコのピアニストでありチェンバロ奏者、作曲家でもあるジョルジオ・コウクルは、フィルクスニーとの交流を通じてマルティヌーのスペシャリストとして知られ、チェレプニン、ルリエ、タンスマンなどの作品でも高い評価を得ています。
 ルトスワフスキも得意としており、経験豊富な作品研究に裏打ちされた深い見識と感受性あふれるタッチで、隣国ポーランドを代表する作曲家の作品世界を見事に描きあげています。




GP763
\2,400→\1590
サティ(1866-1925):ピアノ曲全集 第3集
(新サラベール版)

 1.ナザレ人の前奏曲(2曲)…新版による世界初録音
 ウスピュ(3幕の宗教バレエ)
…新版による世界初録音
  2.第1幕
  3.第2幕
  4.第3幕
 5.エジナール(アインハルト)の前奏曲
 6.ゴシックの舞曲
…新版による世界初録音
 7.ヴェクサシオンズ
 8.タイトルなし、恐らく貧者のミサより
 9.「天国の英雄的な門」への前奏曲
…新版による世界初録音
 10.グノシェンヌ 第6番
 11.タイトルなし、グノシェンヌ?(踊り子たちへの小序曲)

   新版による世界初録音

 冷たい小品:3つの逃げ出させる歌
  12.D’une maniere tres particuliere
  13.Modestement
  14.S’inviter
 15.3つの逃げ出させる歌 第2番(より半音階的に)
…世界初録音
 冷たい小品:ゆがんだ踊り…新版による世界初録音
  16.En y regardant a deux fois
  17.Passer
  18.Encore
 19.ゆがんだ踊り II
…新版による世界初録音
ニコラス・ホルヴァート
(ピアノ…コジマ・リスト所蔵エラール Model55613,1881年製)
 2016年に出版された、フランスで100年以上もの歴史を持つ出版社サラベールの新版を用いて録音された「サティ:ピアノ曲全集」の第3集。
 この曲集にも多くの“世界初録音”が含まれており、ファンにとってたまらない1枚となっています。第3集には1892年から1897年に書かれた作品が収録されており、その中には、サティの指示通り「同じメロディを840回繰り返して演奏する」と20時間ほどかかる「ヴェクサシオン=いやがらせ」(ここでは7分のみ)や、バレエ音楽「ウスピュ」、冷たい小品などユニークな作品が並びます。
 ホルヴァートが演奏しているのは、コジマ・ワーグナーが所有していた歴史的なエラール。サティが活躍していた当時の音色がそのまま蘇ります。

 録音 2014年12月11日 Villa Bossi, Bodio, Italy
 


GP775
\2,400→\1590
サルキス・バルフダリアン(1887-1973):ピアノ作品集
 4つの東洋風舞曲(1910-1913)
  1.東洋風舞曲 第1番
  2.東洋風舞曲 第2番
  3.東洋風舞曲 第3番
  4.東洋風舞曲 第4番
 12のアルメニア舞曲(1943)
  5.第1番:花嫁の踊り
  6.第2番:子供たちの踊り
  7.第3番:仲人の踊り
  8.第4番:農村の少女の踊り
  9.第5番:挑発的な踊り(男)
  10.第6番:娘たちの繰り返し
  11.第7番:友情の踊り(男)
  12.第8番:山の少女の踊り
  13.第9番:告別の踊り(女)
  14.第10番:仮面をつけた踊り(男)
  15.第11番:輪になる踊り(つなぎ)
  16.第12番:祝祭の踊り(男)
 ピアノのための小品 第1集(1910-1918)
  17.第1番:ナズ=パー
  18.第2番:おとぎ話
  19.第3番:ロ短調の描写
  20.第4番:水彩
  21.第5番:なめらかな踊り
  22.第6番:子守歌
  23.第7番:娘たちの踊り
  24.第8番:ブーツ=とんぼ
  25.第9番:舞曲 変イ長調
  26.第10番:スケッチ
 ピアノのための小品 第2集(1915-1923)
  27.第1番:スケルツォ
  28.第2番:輪になる踊り ロ短調
  29.第3番:グルナラの踊り
  30.第4番:ナノチャカの踊り
  31.第5番:アヌーシュの悲しみ
  32.第6番:前奏曲 ニ短調
  33.第7番:前奏曲 嬰ニ短調
  34.第8番:夜想曲
  35.第9番:スケッチ イ長調
  36.第10番:シュシャニの子守歌
ミカエル・ハイラペティアン(ピアノ)
 アルメニアとジョージア(旧グルジア)で活躍した作曲家バルフダリアンは、ピアノのためのたくさんの小品を書いたことで知られています。曲はどれも民族音楽の影響を受けており、カラフルで躍動的です。
 エキゾチックな魅力を湛えた旋律が魅力的な「東洋風舞曲」や飛び跳ねるようなリズムが溢れる「12のアルメニア舞曲」はバルフダリアンの特徴を端的に表しています。
 演奏しているハイラペティアンはアルメニアのエレバン生まれ。バロックから現代まで幅広いレパートリーを持っていますが、自国周辺の作品の紹介に特に熱心で、GRANDPIANOレーベルにもユニークな作品を数多く録音しています。

  録音 2017年3月24日 Great Hall of the Moscow Conservatory, Moscow, Russia



GP782
\2,400→\1590
グリンカ(1804-1857):ピアノ作品全集 第2集-舞曲集
 1.大ワルツ ト長調(1839)
 2.マズルカ ハ長調(1852)
 3.5つの新しいコントルダンス(1828)
 4.タランテッラ イ短調(1843)
 5.マズルカ ハ短調(1843)
 6.ワルツ 変ロ長調(1838)
 7.ワルツ 変ホ長調(1838)
 8.5つのフランス風カドリーユ(1826頃)
 9.5つのコントルダンス(1838)
 10.「修道女」コントルダンス(1839)
 11.ポルカ ニ短調(1849)
 12.子供たちのポルカ 変ロ長調(1854)
 13.マズルカ ヘ長調(1835)
 14.ボレロ ニ短調(1840)
 15.マズルカ ヘ長調(1833-1834)
 16.マズルカ 変イ長調(1833-1834)
 17.モーツァルトの主題による変奏曲 変ホ長調(ピアノ版 第1稿)(1822-1827)
18.コティヨン 変ロ長調(1828)
19.ギャロップ 変ホ長調(1838-1839)
20.マズルカ ト長調(1828)
21.ポロネーズ ホ長調(1839)
22.幻想的ワルツ ロ短調(1839)
23.告別のワルツ ト長調(1831)
インガ・フィオリア(ピアノ)
 19世紀、近代ロシア音楽の礎を作ったミハイル・グリンカのピアノ作品全集の第2集。
 サロン風の音楽から、やがてロシアの民族意識に根差した音楽へと作風を変えていったグリンカ、このアルバムでもフランス風のカドリーユやコントルダンスなどのおしゃれな小品から、ロシアの民謡に基づいた作品まで多彩な小品を聴くことができます。
 良く知られているのは初期の作品「モーツァルトの主題による変奏曲」でしょう。この曲は歌劇《魔笛》の中のメロディが使われた、ハープで演奏されることの多い優雅な曲ですが、ピアノでも演奏されます。
 演奏しているのはグルジア系ドイツの女性ピアニスト、インガ・フォリア。いくつかの国際ピアノ・コンクールで優勝し、若い世代の中でも最もエキサイティングな存在と注目を集める一人です。

  録音 2017年10月
 


GP766
\2,400→\1590
アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914):ピアノ作品全集 第1集
 1.ピアノ・ソナタ 変ホ短調(1906)
 2-4.無言歌(1904)
 5.マズルカ 変ニ長調(Allegro)(1905)…世界初録音
 6.ユモレスク(1906)
…世界初録音
 7.涙(1906)
…世界初録音
 8.前奏曲 嬰ハ短調(Lento)(1907)
 9.前奏曲 ハ短調(Andante)(1907)
 10.夜想曲 嬰ハ短調(1907)
 11.前奏曲 変イ長調/ヘ短調(Lento Espressivo)(1907)
 12.練習曲 ヘ短調/変イ長調(Animato Assai)(1907)
…世界初録音
 13.前奏曲 ニ長調(Con Moto)(1907)
 14.前奏曲 変ホ短調(Adagio)(1907)
 15.練習曲 ト短調(Allegro Patetico)(1907)
 16.リディア旋法の前奏曲(Andante)(1907)
 17.マズルカ 嬰ト短調(Allegretto)(1907)
…世界初録音
 18.カノン ロ短調(1908)
 19.前奏曲 ホ長調「ミクソリディア旋法」(Non Troppo Vivo)(1908)
 20.練習曲 ロ長調(Lento Ma Non Troppo)(1909)
…世界初録音
 21.前奏曲 変ロ短調(Presto)(1909)
 22.前奏曲 ロ短調(Animato)(1909)

 前奏曲とフーガ(ト短調)(1909)
  23.前奏曲/24.フーガ(2声)
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ…スタインウェイ)

 アレクセイ・スタンチンスキーはロシアの作曲家。モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに師事、傑出した才能が高く評価されましたが、父親の死を境に体調を崩してしまい、作曲への意欲が衰えた結果、26歳の若さでこの世を去った時には限られた少数のピアノ曲が遺されたのみでした。
 これらの作品は出版されることもなく作曲家の死後は忘れ去られていましたが、彼の早すぎる死を惜しんだ級友たちの手により、1940年代から少しずつ出版され、ようやく周知されるようになったのです。
 ユニークな旋法を用いた旋律や、精緻な対位法、半音階的手法が用いられた素晴らしい作品ばかりであり、時にはプロコフィエフを思わせる風刺的な表現も感じられるなど聴きごたえのあるものとなっています。
 このアルバムにはモスクワ生まれのピアニスト、ソロヴィエヴァの演奏で、スタンチンスキーが1910年までに作曲した全作品を収録。世界初録音を含む貴重な1枚です。

  録音  Studio 1, Russian State TV & Radio Company KULTURA, Moscow, Russia
   2018年4月16日…5,7,8,11-14,17-19,21-22)
   2017年7月17日…2-4,6,15,23-24
   2018年7月18日…1,9,10,16,20



GP771
\2,400→\1590
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):ピアノとオーケストラのための作品集
 1.春への頌歌 Op.76
 ピアノ協奏曲 ハ短調 Op.185
  2.第1楽章:Allegro
  3.第2楽章:Andante, quasi larghetto
  4.第3楽章:Allegro
 5.「アルフレート王」の主題による奇想曲 Op.65-2…世界初録音
チャ・グエン(ピアノ)
ケリー・ストラットン(指揮)
プラハ放送交響管弦楽団

 存命時“最も優れた交響曲作曲家”として知られたスイスの作曲家ヨアヒム・ラフ。しかし、もともとリストの崇拝者で、弟子でもあったラフにとって、ピアノ曲もまた重要な位置を占めていました。
 GRAND PIANOレーベルでは、ピアノ曲全集がすでにリリースされており、全9曲ある「ピアノと管弦楽のための作品」も全曲が録音される予定です。
 第1弾となるこのアルバムには初期の名作「春への頌歌」と1873年に完成されたピアノ協奏曲、そして世界初録音となる「アルフレート王」の主題による奇想曲が収録されています。これは1847年から55年に書かれた初期の作品で、19世紀に好まれた「歌劇のメロディをピアノ用に編曲」した、超絶技巧を駆使した華麗な作品です。
 その20年後に書かれたピアノ協奏曲は円熟の味わい。そしてすべてのラフの作品の中でも人気の高い「春への頌歌」の柔らかい響きは絶品です。

  録音 2017年5月10-11日 Studio S1, Czech Radio, Prague, Czech Republic…1-4 2017年5月4日 Henry Wood Hall, London, United Kingdom…5



GP769
\2,400→\1590
パガニーニをピアノで
 5人の作曲家による編曲と変奏曲集

 1.マーク・ハンブルク(1879-1960):
  パガニーニの主題による変奏曲(1902)…世界初録音
 2.ブゾーニ(1866-1924):序奏とカプリッチョ
  (パガニーネスコ)(1909/第2稿1925)
 3.マイケル・ザドラ(1882-1946):
  アイネ・パガニーニ・カプリース(1911)
…世界初録音
 4.ザドラ:パガニーニ・カプリース 第19番 変ホ長調(1913)
…世界初録音
 5.フリードマン(1882-1948):パガニーニの主題による練習曲集 Op.47b(1914)
 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):パガニーニによる3つのカプリッチョ集(1981)
  6.第1番:Corrente(カプリッチョ 第18番より)
…世界初録音
  7.第2番:Moderato(カプリッチョ 第14番より)
…世界初録音
  8.第3番:Ad libitum(カプリッチョ 第5番より)
…世界初録音
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)

 ヴァイオリンの超絶技巧で知られるパガニーニ(1782-1840)。彼が後世に及ぼした影響は非常に大きく、演奏至難なリストの「パガニーニ練習曲」をはじめ、ラフマニノフ、ブゾーニ、ブラームス、ルトスワフスキ、ブラッハーなど現代に至る多くの作曲家によって、パガニーニを主題にしたピアノ曲が書かれています。
 前述のリスト“パガニーニ練習曲”完全版の録音で名をあげたクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツ。彼が長年研究しているのはそんな「パガニーニ作品にインスパイアされた作曲家の作品」です。
 ここではブゾーニやフリードマンをはじめとした6人のパガニーニ・トランスクリプションを演奏。フィリペツは、目くるめく技巧の中にひそむ遊び心までを鮮やかに切り出して見せてくれます。

  録音 2017年2月23-24日
 .


GP777
(2CD)
\3400→\1890
J.S.バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲集
 エレオノール・ビンドマンによるピアノ・デュオ編

 【CD1】
 ブランデンブルク・デュエット 第1番 ヘ長調
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Allegro
  4.第4楽章:Menuetto-Trio I- Polacca-Trio II
 ブランデンブルク・デュエット 第3番 ト長調
  5.第1楽章:Allegro moderato-第2楽章:Adagio
  6.第3楽章:Allegro
 ブランデンブルク・デュエット 第5番 ト長調
  7.第1楽章:Allegro
  8.第2楽章:Affettuoso
  9.第3楽章:Allegro
【CD2】
 ブランデンブルク・デュエット 第6番 変ロ長調
  1.第1楽章:Moderato
  2.第2楽章:Adagio ma non tanto
  3.第3楽章:Allegro
 ブランデンブルク・デュエット 第4番 ト長調
  4.第1楽章:Allegro
  5.第2楽章:Andante
  6.第3楽章:Allegro
 ブランデンブルク・デュエット 第2番 ヘ長調
  7.第1楽章:Allegro
  8.第2楽章:Andante
  9.第3楽章:Allegro
世界初録音
エレオノール・ビンドマン(ピアノ)(primo…CD1:1-4,CD2:1-9)(second…CD1:5-9)
ジェニー・リン(ピアノ)(primo…CD1:5-9)(second…CD1:1-4.CD2:1-9)
 バッハの「ブランデンブルク協奏曲」には、マックス・レーガーによるピアノ・デュオ版が存在しますが、理論的な編曲であるためか、和声の扱いや演奏方法に困難な場所があるとされています。
 このエレオノール・ビンドマンによる編曲は、レーガー版と比較すると「ピアノでの演奏しやすさ」に主眼が置かれており、「もしバッハ自身が現代ピアノのために編曲したらどのように音を配分するか」を考慮した上でスコアが作成されました。
 2人のピアニストは均等に音を奏でるように配慮されており、ビンドマンとリン、2人の響きが溶け合うことで、魅力的なバッハの協奏曲が新しい形で再現されています。

  録音 2017年8月9-11日 Sono Luminus Studios, Boyce, Virginia, USA
 



GP776
\2,400→\1590
ラロ・シフリン(1932-):ピアノ作品集
 1.ミッション・インポッシブル:メインテーマ(ピアノ版)(1973/2016)…世界初録音
 2.タンゴ:メインテーマ「夕暮れのタンゴ」(ピアノ版)(1997/2016)…世界初録音
 3.PAMPAS(ピアノ版)(2009/2016)…世界初録音
 4-6.ジャズ・ピアノ・ソナタ Op.1(1963/2016)…世界初録音
 7.DANZA DE LOS MONTES-山の踊り(ピアノ版)(2005/2016)…世界初録音
 8.創作主題による10の変奏曲(2016)…世界初録音
 9.TANGO A BORGES-ボルヘスへのタンゴ(ピアノ版)(2005/2016)…世界初録音
 10.LA CALLE Y LA LUNA-通りと月(ピアノ版)(2005/2016)…世界初録音
 11.LULLABY FOR JACK-ジャックへの子守歌(2016)
ミリアン・コンティ(ピアノ)

 アルゼンチン出身の作曲家、編曲家、ジャズ・ピアニスト、指揮者ラロ・シフリン。アルゼンチンの大学でクラシックを学び、一時期はパリに留学。メシアン、ケクランにも師事し、作曲技法に磨きをかけました。
 ジャズやタンゴのアレンジャーとして活躍していましたが、その名前を一躍広めたのは、なんといってもハリウッドで手掛けた「スパイ大作戦」や「燃えよドラゴン」などの一連の映画作品でしょう。
 とりわけ「スパイ大作戦」のテーマ曲は、映画化された「ミッション・インポッシブル」でも使用され、緊迫感と共に一度聴いたら忘れられないほどの強い印象を人々の脳裏に刻み込んでいます。もちろんこのアルバムの冒頭にも収録。ピアノで聴くのはまた違った雰囲気となっています。
 もちろん彼が得意としていたタンゴやジャズ作品もたっぷり。世界初録音となる「創作主題による10の変奏曲」は最新のオリジナル作品の一つで、80歳を超えた現在でも全く創作意欲の衰えを感じさせません。

  録音 2017年5月19.21.22日 Yamaha Artist Services, New York, USA



GP780
\2,400→\1590
トイヴォ・クーラ(1883-1918):ピアノ作品全集
 おとぎ話の絵 SATUKUVIA Op.19 (1912)
  1.No.1 Andante semplice
  2.No.2 Presto
  3.No.3 Tranquillamento
 3つの小品 Op.3b
  4.No.1 悲歌 Elegia (1908)
  5.No.2 結婚行進曲 Haamarssi (1908)
  6.No.3 小さなガヴォット Pikku gavotti (1906)
 7.祝典行進曲 JUHLAMARSSI Op.13b (1910)
 8.羊の踊り LAMPAAN POLSKA (1915)
 9.フィンランドの歌による変奏曲 AIR VARIE IN E MINOR (c.1900)
 10.スコットランド舞曲 SCHOTTIS (c.1904)
 6つの小品 OP.26 (1913?16)
  11.No.1 輪舞 Piirileikki
  12.No.2 牧歌的 Paimentunnelma
  13.No.3 即興的な踊り Tanssi-improvisaatio
  14.No.4 夜想曲 Nocturne (聖夜 Jouluyo)
  15.No.5 平和 Rauha (アダージョ Adagio)
  16.No.6 葬送行進曲 Surumarssi
 歌曲からの2つの編曲 Op.37 (1917)
  17.No.1 流れが舟を運ぶ Virta venhetta vie Op.4, No.5b (1907)
  18.No.2 舟歌 Venelaulu Op.21, No.2b (1912)
 19.古い秋の歌 VANHA SYYSLAULU Op.24, No.3b
 20.インヴェンション INVENTION (c.1905)
アダム・ジョンソン(ピアノ/Fazioli, model F278)

 シベリウスに学んだフィンランドの作曲家、クーラのピアノ作品全集。貧しい家庭に生まれ、苦学ののちパリへの留学を経て身を立てたクーラは、フィンランドの伝統音楽や風土を取りこみ、その国民性といえる内なる情熱をも感じさせる作風で、シベリウスに続く世代の作曲家として広く人気を集めましたが、わずか35歳にして宴の席で酔った兵士と口論になり撃ち殺されるという、悲劇的な死を遂げました。
 神秘的なおとぎ話の世界、幸福を心の中でかみしめるような「結婚行進曲」、高揚感をゆっくり大きく高めていく「祝典行進曲」、フォリアに似ていながら不安定な和声進行が妖しい魅力を放つ「羊の踊り」。どれもが個性的で愛らしく、多くの人に受け入れられる作品です。
 イギリス出身のアダム・ジョンソンは、ピアニストとして活躍する傍ら、指揮者としてロンドンのノーザン・ライツ交響楽団の音楽監督を務め、作曲家としても多くの作品を発表する才人。クーラの作品に寄り添った、美しい演奏を聴かせてくれます。

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/embed/heb4DvHKi7c



おお、久しぶりにこの名曲の録音が。

クーラの代表作でありながらCDがほとんどない「結婚行進曲」。
こんな曲。
https://youtu.be/71vFdVM9Mbw

この、頭の横5センチをかすめるような抒情。まさにシベリウスの後継者にふさわしい。




トイヴォ・クーラ



GP783
\2,400→\1590

スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1991):24の前奏曲 (1971)
 1.No. 1 ハ長調  2.No. 2 イ短調
 3.No. 3 ト長調  4.No. 4 ホ短調
 5.No. 5 ニ長調  6.No. 6 ロ短調
 7.No. 7 イ長調  8.No. 8 嬰ヘ短調
 9.No. 9 ホ長調  10.No. 10 嬰ハ短調
 11.No. 11 ロ長調  12.No. 12 嬰ト短調
 13.No. 13 変ト長調  14.No. 14 変ホ短調
 15.No. 15 変ニ長調  16.No. 16 変ロ短調
 17.No. 17 変イ長調  18.No. 18 ヘ短調
 19.No. 19 変ホ長調  20.No. 20 ハ短調
 21.No. 21 変ロ長調  22.No. 22 ト短調
 23.No. 23 ヘ長調  24.No. 24 ニ短調
インガ・フィオリア(ピアノ/Steinway, Model D)

 ジョージア(グルジア)を代表する作曲家の一人、ツィンツァーゼによる24の前奏曲。ハ長調から始まり、並行調のイ短調、一音下がってト長調…を繰り返し、24の調を巡ります。
 多くの素晴らしい器楽作品を残したツィンツァーゼですが、ピアノ作品は極めて少なく、この作品もあまり演奏されることがありません。
 しかし、ここに含まれるいくつかの曲は非常に美しく、ジョージアの民謡の要素や民族舞踊のリズムも盛り込まれた、魅力あふれる作品集です。
 作曲者と同じくトビリシに生まれ育ったピアニスト、フィオリアが、深い共感を持って作品を描き切っています。
 録音:2018年4月12-13日、リバーサイド・スタジオ、ドイツ、ケルン
 
 ※商品の装丁は、初回分はインガ・フィオリアの写真のスリップケースに入る予定ですが、終了次第通常ジャケットに切り替わります。ご了承ください。



GP788
\2,400→\1590
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):ピアノ作品集
 11の間奏曲 11 INTERLUDES (1955)
  1.No. 1. Moderato
  2.No. 2. Allegro giusto
  3.No. 3. Lento
  4.No. 4. Andante
  5.No. 5. Allegro con brio
  6.No. 6. Moderato
  7.No. 7. Allegro con moto
  8.No. 8. Lento
  9.No. 9. Andante sostenuto
  10.No. 10. Moderato
  11.No. 11. Allegro moderato ma deciso
 アルトゥール・ルービンシュタインを讃えて
   HOMMAGE A ARTHUR RUBINSTEIN (1973)
  12.マズルカのテンポで Tempo di Mazurka
  13.トッカータ Toccata
 ヘブライ風の2つの小品 2 PIECES HEBRAIQUES (1955)
  14.No. 1. インヴェンション Invention
  15.No. 2. ユダヤの子守唄 Berceuse juive
 4つのピアノ・ムード 4 PIANO MOODS (1944)
  16.No. 1. Andante cantabile
  17.No. 2. Vivace
  18.No. 3. Lento
  19.No. 4. Allegro meccanico
 前奏曲とトッカータ PRELUDE ET TOCCATA (1943)
  20.前奏曲:Andante sostenuto
  21.トッカータ:Allegro molto
 6つの奇想曲 6 CAPRICES (抜粋) (1941)
  22.No. 1. Allegro ben ritmato
  23.No. 2. Moderato
  24.No. 3. Lento
  25.No. 4. Molto vivace
  26.No. 5. Andante cantabile
 イスラエル訪問 VISIT TO ISRAEL (1958)
  27.I. 夜想曲:神秘の町セファド
      Notturno: The Mysterious City of Sefad
  28.II. キブツ(集団農場) The Kibbutz
  29.III. カペナウムの廃墟 The Ruins of Capernaum
  30.IV. ヨルダン川の源流 The Sources of the River Jordan
  31.V. 聖なる町 (7枝の燭台)
       The Holy City (The Seven-armed Candelabra)
  32.VI. ネゲヴ砂漠 The Desert of Negev
  33.VII. サン・ジャン・ダクル(アッコ)のモスク
                 The Mosque of Saint Jean d’Acre
  34.VIII. ティベリアス湖 The Lake of Tiberias
  35.IX. イエメンのユダヤ人の子守唄 Yemenite Cradle Song
  36.X. 大衆舞曲 (ホラ) Popular Dance (Hora)
 37.練習曲 (ピアノのための練習曲)
    ETUDE (STUDIO PER PIANOFORTE) (1967)

世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ/Steinway, Model D)

 ポーランドに生まれ、第一次大戦後のパリで活躍したタンスマン。ユダヤ人であったため、1941年にチャールズ・チャップリンら友人の協力を得てアメリカへ亡命、第二次大戦後パリへ戻ったものの前衛音楽の波に乗れず、忘れられた存在となっていきました。
 このアルバムには、タンスマンのそんな後半生の作品を中心に収められており、全て世界初録音となっています。ポーランド人としてのアイデンティティ、ラヴェルやストラヴィンスキーなど最初のパリ滞在時に活躍していた作曲家たちの強い影響、そしてユダヤ人としてのルーツを巧みに使い分け、さらにアメリカ滞在中に交遊のあったシェーンベルクも濃い影を落とした聴き応えのある作品群です。
 チェコのピアニストでありチェンバロ奏者、作曲家でもあるジョルジオ・コウクルは、フィルクスニーとの交流を通じてマルティヌーのスペシャリストとして知られ、チェレプニン、ルリエ、タンスマンなどの作品でも高い評価を得ています。ここでも得意のタンスマンの知られざる作品の数々を、ピアノのレパートリーとして根付かせたいという情熱のもと、色彩豊かに聴かせています。
 録音:2018年9月9日、Bottega del pianoforte、スイス、ルガーノ
  



GP810
\2,400→\1590
バラキレフ(1837-1910):ピアノ作品全集 Vol.4
スケルツォとその他の作品

 1.スケルツォ 第1番 ロ短調 (1856)
 2.ノヴェレッテ イ長調 (1906)
 3.荒野…10の歌曲より第2曲(1896/ソロ・ピアノ版 1898)
 4.スケルツォ 第2番 変ロ短調 (1900)
 5.ファンダンゴ練習曲 (1856) 世界初録音
 6.グリンカの主題によるスペインのセレナーデ (1902)
 7.グリンカ:「ホタ・アラゴネーサ」によるカプリス・ブリラント (ピアノ編曲 1900)
 8.ベルリオーズ:オラトリオ『キリストの幼児』より
  第2部「エジプトへの逃避」序曲 (ピアノ編曲 1864
)
 9.スケルツォ 第3番 嬰ヘ長調 (1901)
 10.スペインのメロディ (1902)
 11.タネーエフ:ヴァルス・カプリス 第1番 変イ長調 (ピアノ編曲 1900)
 12.タネーエフ:ヴァルス・カプリス 第2番 変ニ長調 (ピアノ編曲 1900)
ニコラス・ウォーカー (ピアノ)
 スタインウェイ Model D

 バラキレフのピアノ作品全集第4弾は、19歳の頃に書かれショパンやリストの影響が色濃いスケルツォ第1番、60代の円熟期の作品で彼のピアノ曲の中でも人気のあるものの一つスケルツォ第2番など、3つのスケルツォを中心に編曲作品も収めたもの。
 師グリンカの影響でスペイン音楽に興味を持っていた彼が、若き日に作ったファンダンゴ練習曲は世界初録音となっています。
 第1弾からこのシリーズを録音しているニコラス・ウォーカーは、英国王立音楽院とモスクワ音楽院で学び、ベートーヴェン演奏で高い評価を得ているほか、2010年の没後100年イベントを英国で開催するなど、バラキレフのスペシャリストとして知られています。
 録音:2017年12月11-13日 セイント・シラス・ザ・マーティ教会 ロンドン
 



GP811
\2,400→\1590
バラキレフ(1837-1910):ピアノ作品全集 第5集
 1.グリンカの歌劇《皇帝にささげた命》の回想(1899)
 2.グリンカ(1804-1857):歌劇《ルスランとリュドミラ》-
   チェルノモールの行進(バラキレフによるピアノ編)
  (1860頃)…世界初録音
 3.ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11-
   第2楽章「ロマンス」
  (バラキレフによるピアノ独奏編)(1905)
 4.即興曲(ショパンの前奏曲による)(1907)
 5.ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
   (バラキレフによるカデンツァ)(1894)
…世界初録音
 6.リスト(1811-1886):華麗なマズルカ S221/R43(1850)
 7.リスト:華麗なマズルカ S221/R43(バラキレフによるコーダ)(1898)
…世界初録音
 8.ベートーヴェン(1770-1827):
   弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー」
    -第3楽章 アレグレット(バラキレフ編)(1862)
 9.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130-
   第5楽章 カヴァティーナ(バラキレフ編)(1859)
 10.舟歌 イ短調(1901)
 11.タランテッラ(1901)
 12.華麗なポロネーズ(1853-1854)
…世界初録音
ニコラス・ウォーカー
(ピアノ…スタインウェイ、モデルD)

 バラキレフは尊敬する作曲家たちの作品をピアニスティックな独奏曲に編曲することで、彼らへの傾倒を表明していました。
 このアルバムに収録されている世界初録音を含むほとんどの曲は、ショパンやリスト、ベートーヴェンらの作品のトランスクリプションであり、管弦楽作品や弦楽四重奏曲、歌劇からの曲をピアノに置き換えるだけではなく、時にはもともとある曲にコーダを付けたり、素材として新たな曲を書き起こしたりと、様々な手法が凝らされています。
 これらを聴くことで彼がいかに先人たちをリスペクトしていたかが理解できるのではないでしょうか?
 また、最後に置かれた「華麗ナポロネーズ」はバラキレフ16-17歳の作品。音楽に憧れる少年の熱き想いが結実しています。
  録音 2018年6月11-14日、Saint Silas the Martyr Church, Kentish Town, London, UK
  



 GP815
\2,400→\1590
カール・ツェルニー(1791-1857):
 30の技巧的練習曲(30番練習曲) Op.849 (1858)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
 Steinway, Model C, Hamburg, 1925(No. 248200)
  30の技巧的練習曲(30番練習曲) Op.849
   1 No.1 in C major: Allegro/2 No.2 in C major: Molto allegro/3 No.3 in C major: Allegro non troppo/
   4 No.4 in C major: Allegro/5 No.5 in C major: Vivace giocoso/6 No.6 in C major: Allegro leggiero/
   7 No.7 in C major: Vivace/8 No.8 in C major: Vivace/9 No.9 in F major: Allegretto vivace/
   10 No.10 in F major: Allegro moderato/11 No.11 in G major: Molto vivace/
   12 No.12 in G major: Allegretto animato/13 No.13 in B flat major: Molto vivace e leggiero/
   14 No.14 in A major: Molto vivace/15 No 15 in E major: Allegretto vivace/
   16 No.16 in C major: Molto vivace energico/17 No.17 in G major: Vivace giocoso/
   18 No.18 in E flat major: Allegro risoluto/19 No.19 in B flat major: Allegro scherzando/
   20 No.20 in F major: Allegro piacevole/21 No.21 in B flat major: Allegro vivace/
   22 No.22 in E major: Allegro/23 No.23 in A major: Allegro comodo/
   24 No.24 in D major: Allegro moderato/25 No.25 in D major: Allegro en galop/
   26 No.26 in G minor: Allegretto vivace/27 No.27 in A flat major: Allegro comodo/
   28 No.28 in F major: Allegro/29 No.29 in C major: Molto allegro/
   30 No.30 in C major: Molto vivace

 録音:2018年7月28日 Studio La Fabrique des Reves, Misy, France

 【GRAND PIANOレーベルより、ピアノ学習曲シリーズが登場!】
 ベートーヴェンの弟子にしてリストの師、1000を超える作品を残したといわれるツェルニーは、日本では古くからピアノ練習曲の作曲家として有名ですが、海外では近年その作品の再評価が進んでいます。
 この作品も有名な練習曲集ではありますが、モナコ出身で近現代作品にも造詣の深いホルヴァートが、20世紀前半のハンブルク・スタインウェイを用いて製作したこのアルバムでは、単調な練習曲としてではなく、その音楽的な側面を十二分に感じ取ることが出来ます。

 


 GP816
\2,400→\1590
フリードリヒ・ブルグミュラー(1806-1874):
 易しく段階的な25の練習曲 Op.100、性格的な18の練習曲 Op.109
カール・ペテルソン(ピアノ)
 Fazioli, F278
  易しく段階的な25の練習曲 Op.100
   1-1.すなおな心/2-2.アラベスク/3-3.牧歌/4-4.小さなつどい/5-5.無邪気/6-6.進歩/
   7-7.清らかな小川/8-8.優しく美しく/9-9.狩/10-10.やさしい花/11-11.せきれい/
   12-12.別れ/13-13.なぐさめ/14-14.シュタイヤー舞曲/15-15.バラード/16-16.ちょっとした悲しみ/
   17-17.おしゃべり/18-18.気がかり/19-19.アヴェ・マリア/20-20.タランテラ/21-21.天使の合唱/
   22-22.舟歌/23-23.再会/24-24.つばめ/25-25.貴婦人の乗馬
 
 性格的な18の練習曲 Op.109
   26-1.ないしょ話/27-2.真珠/28-3.家路につく牧童/29-4ボヘミアン/30-5.泉/
   31-6.陽気な少女/32-7.子守歌/33-8.アジタート/34-9.朝課の鐘/35-10.すばやい動き/
   36-11.セレナード/37-12.森での目覚め/38-13.大雷雨/39-14.ゴンドラ漕ぎの歌/
   40-15.風の精/41-16.別れ/42-17.行進曲/43-18.紡ぎ歌

 録音:2018年10月7日 Piano varkstedet Mattsson & McGehee, Copenhagen, Denmark

 【GRAND PIANOレーベルより、ピアノ学習曲シリーズが登場!】
  日本ではピアノの練習曲で知られるブルグミュラーは、アダンのバレエ『ジゼル』に追加された「村娘のパ・ド・ドゥ」などの作品も残したドイツの作曲家。
  ピアノの学習者に広く親しまれるその練習曲は単に技巧的な練習に留まらず、愛らしい曲調や和声、想像を膨らませるタイトルなどで人気です。
  スウェーデン出身のピアニスト ペテルソンが、モダン・ピアノの最高峰ともいわれるファツィオリを用いたこのアルバムは、模範演奏の枠を超え、作品自体の面白さを豪華な響きで楽しみ、実感することが出来ます。



GP817
\2,400→\1590
フィリップ・グラス(1937-):グラスワールド 第6集
アメリカ
 1-3.ピアノ協奏曲 第2番(AFTER LEWIS AND CLARK)…ポール・バーンズによるピアノ独奏編(2004)
  1.第1楽章:The Vision
  2.第2楽章:Sacagawea
  3.第3楽章:The Land
 《アポマトックス》より3つの小品(2007)…世界初録音
  4.シーン 4
  5.間奏曲 1
  6.エピローグ
 7.WICHITA VORTEX SUTRA(1988)
 8.MUSIC IN CONTRARY MOTION(1969)
 9.A SECRET SOLO 2(1978)
…世界初録音
 10.WICHITA VORTEX SUTRA(ナレーション付きヴァージョン)(1988)
テキスト:アレン・ギンズバーグ(1926-1997)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
フロリエント・アズレイ(ナレーター)…10

 アメリカ固有の文化と歴史を織り交ぜながら、独自の音楽様式を創り上げたフィリップ・グラス。
 このアルバムは彼の作品の中でも最も抒情的で瞑想的な「ピアノ協奏曲第2番」のピアノ独奏版と、これまで録音されることのなかった神秘的な作品「A Secret Solo 2」を中心に収録。
 シリーズを通じてグラス作品の世界を表現する名手ニコラス・ホルバートは、今作でも冴えた解釈で作品の本質を探求していきます。
 「WICHITA VORTEX SUTRA」では原曲とともに、グラスと親交が深く、たびたびコラボレーションを重ねていた詩人アレン・ギンズバーグのテキストの朗読を添えたヴァージョンも含めるなど、プログラムも考え抜かれたものとなっています。
  録音 2019年3月8-10日、La Fabrique des Reves Recording Studio, Misy-sur-Yonne, France
  


GP823
\2,400→\1590
サティ(1866-1925):ピアノ作品全集 第4集
 1897年から1906年の作品集
  1.題名のない小品 別名「愛撫」(1897)
  2.ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)(1897頃)
  3-5.ジャック・イン・ザ・ボックス(びっくり箱)(1899)
   サラベール版による世界初録音

    第1曲:前奏曲/第2曲:間奏曲/第3曲:終曲
  6.スケッチとクロッキーの手帖-前奏曲(1900)

    サラベール版による世界初録音

  7.世俗的で豪華な唱句(1900)
  8.夢見る魚(1901)
  9.アンゴラの雄牛(ピアノ版)(1901)
  10.金の粉(1901-1902)
  11.優しく(1901-1902)
…世界初録音
  12.幻影(1902)
…世界初録音
  13.ピカデリー-行進曲(1904)
  14.エンパイア劇場のプリマドンナ
   -MARCHE CHANTEE DANS LA REVUE DEVIDONS LA BOBINE!(1904)
…世界初録音
  15.エンパイア劇場のプリマドンナ-
    INTERMEZZO AMERICAIN D’APRES
     LA CELEBRE CHANSON DE BONNARD, BLES ET SATIE(1904)

     サラベール版による世界初録音

  16.J.S.バッハ:コラール「今すべての森、静かなり」 BWV 392
    (E. サティによるピアノ編)
…世界初録音
  17.愛を呼び覚まして - アンダルシアの歌 別名「ガンバレス」(1905-1906)

    サラベール版による世界初録音

  18.(練習曲)(弦楽四重奏のために)(1905-1906頃)
…世界初録音
  19.フーガ-ワルツ(1906)
…世界初録音
  20.パッサカリア(1906)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ
 …エラール:モデル90703、1905年製)

 「音楽界の異端児」エリック・サティのピアノ曲集 第4集。
 フランスで100年以上もの歴史を持つ出版社サラベールの新版を用いてサティのスペシャリスト、ニコラス・ホルヴァートが演奏しています。
 今作は1897年から1906年に作曲された曲を収録。この頃はモンマルトルからパリの郊外アルクイユに引っ越し、毎日、歩いてパリの酒場までシャンソン歌手のピアノ伴奏に通う傍ら、様々な芸術家たちとも交流を持ち、数々の歌曲が生まれるなど実りの多い時期でした。
 アルバムにはいくつかの世界初録音を含む、劇やパントマイムのための音楽が散りばめられています。
 また代表作「ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)」も収録。サティの柔和な表情も楽しむことができます。
  録音 2019年3月1-2日、La Fabrique des Reves Recording Studio, Misy-sur-Yonne, France
  














GP601
\2,400→\1590
サン=サーンス:ピアノ作品全集第 1 集練習曲全集
 1-8. 6 つの練習曲 Op.52
  <第1 番前奏曲/第2 番指の独立のための/
  第3 番前奏曲とフーガ ヘ短調/第4 番リズムの練習曲/
  第5 番前奏曲とフーガイ長調/第6 番ワルツ形式の練習曲>/
 9-15. 6 つの練習曲 Op.111
  <第1 番長 3 度と短3 度/半音階奏法/前奏曲とフーガ/
  ラ・パルマの鐘/半音階的長3 度/第5 協奏曲のフィナーレによるトッカータ>/
 16-21.左手のための6 つの練習曲 Op.135
  <第1 番前奏曲/第2 番フーガのように/第3 番無窮動/
  第4 番ブレー/第5 番悲歌/第6 番ジグ>
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
 フランスのロマン派音楽の発展に素晴らしい貢献を果たしたはずなのに、なぜか現代ではあまり評価されていないサン=サーンス(1835-1921)。でも、彼のピアノ曲には、まさに「フランスのエスプリ」がたっぷり詰まっていることをご存知でしょうか?とりわけ、この3 つの練習曲集には、きらめく繊細さと素晴らしい技巧性が溢れていて、演奏家にとっても、聴き手にとっても、いろいろな意味で興味を引くものとなっています。とりわけ、Op.52 の第6 番「ワルツ形式の練習曲」に見られる、華々しい技巧と美しいメロディは、とても「サロン風の音楽」などとは言えないほどの迫力と演奏効果を持っています。ピアニストはジェフリー・バールソン。北米を中心に活躍する彼は、ジャズも得意であり、このサン=サーンスでも、独特の間合いを感じさせるユニークな演奏を披露しています。

録音 2011 年1-2 月


GP604
\2,400→\1590
シュルホフ:ピアノ作品集第 1 集
 1-8.ピアノのためのパルティータ Wv63
  <タンゴ・ディ・フォックス/ジャズのように/タンゴ-ラグ/
   テンポ・ディ・フォックス・ア・ラ・ハワイ/ボストン/
   テンポ・ディ・ラグ/タンゴ/シミー・ジャズ>/
 9.スージー-フォックス・ソング WV124/
 10-14.左手のための組曲第 3 番 WV80
  <プレリュード/エア/ジンガーラ/インプロヴィザツィーネ/フィナーレ>/
 15-31.ドリア調の自作主題による変奏曲とフーガ Op.10 WV27
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
 48 年という、決して長くはない生涯の間に、エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)は幅広い音楽スタイルを吸収しました。ジャズやタンゴ、フォックストロット(ダンス音楽の一種)、はたまた実験音楽など、どれもにたっぷり趣向が凝らされ、興味深い筆致で描かれています。そんなシュルホフの作風を端的に知りたい人にオススメが、ここに収録されている「ピアノのためのパルティータ」です。さまざまな表情を持つ8 つの曲は一度聴いたら病みつきになるほど、魅力たっぷりです。ドビュッシーの影響を受けたと言われる「変奏曲とフーガ」、斬新な「左手のための組曲」。カプースチンとは違うジャズ・テイストの音楽をお楽しみください。(ダダイズム=既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする)

録音 2011 年3 月36-30 日ドイツ ハンブルク音楽演劇大学


GP605
\2,400→\1590
サン=サーンス:ピアノ作品全集第2集
 1.ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.29(ピアノ独奏版)-第1楽章/
 2-5.組曲ヘ長調 Op.90
  <前奏曲とフーガ/メヌエット/ガヴォット/ジーグ>/
 6.アレグロ・アパッショナート嬰ハ短調 Op.70(ピアノ独奏版)/
 7.主題と変奏Op.97/8-13.6つのフーガOp.161
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
 第1集(GP601)では、「練習曲」と題されながらも、実際には華麗かつ演奏困難な作品を寸分の隙もなく演奏していたバールソン。この第2集でも、サン=サーンス(1835-1921)の知られざる魅力の発掘に邁進しています。このアルバムには、サン=サーンスによる「バロック、古典的な形態」と「ロマンティック」の融合作品を中心とした5つの作品が収録されています。協奏曲第3番のピアノ・ソロヴァージョンは、管弦楽パートを全て巧みにソロ・パートに入れ込んでしまうというもの。「アレグロ・アパッショナート」も同系統の作品で、まさにヴィルトゥオーゾの言葉を感じさせる音の多さに目を見張ります。「組曲」と「6つのフーガ」もかなり手の込んだもので、とりわけフーガについては、演奏家のバールソンも心酔しているようで、彼によるブックレット(英語、フランス語)にも、この作品の意義と素晴らしさが熱を持って記載されており、サン=サーンスの手法の見事さ以上に、その熱き解説に息を飲む思いがします。もちろん演奏も文句なし。説得力に満ちた音楽です。

 録音 2011年10月アメリカ パトリッチ・サウンド・スタジオ


GP608
\2,400→\1590
チェレプニン:ピアノ作品全集第1集
 1-10.10のバガテルOp.5(1918)/
 11-14.ソナタ第1番Op.22(1918)/
 15-23.9つのインヴェンションOp.13(1921)…世界初録音/
 24-26.ソナタ第2番Op.94(1961)/
 27-36.10の練習曲Op.18(1920)…世界初録音
ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
 ディアギレフのロシア・バレエ団の指揮者を務め、バレエ音楽作曲家としても知られるニコライを父としてロシアに生まれた作曲家アレクサンダー・チェレプニン(1899-1977)。ロシア革命後、グルジアを経由しパリに亡命、この地でフランス6人組の薫陶を受けますが、結局はそのような「定まった技法」からの脱却を図り、様々な国の民謡を採り入れた音楽を書くようになります。民謡採取旅行の傍ら、中国や日本で若手作曲家の育成に当たり、早坂文雄や伊福部昭らを指導、多くの感銘を与えたことでも知られています。そんな彼の作品の中には、様々な要素が混在しています。この第1集には比較的初期の作品である「バガテル」などの小品と、青年の巧みな書法が目立つ「ソナタ第1番」そして、それに対比するかのような「練られた音楽」が際立つ「ソナタ第2番」など5つの曲集が収録されています。彼の音楽を知るための絶好の入門作としてもオススメです。

 録音 2011年3月13日スイス ルガーノ,スイスイタリアーナ・コンセルヴァトーリオ

GP609
\2,400→\1590
サン=サーンス:ピアノ作品全集第3集
 1-6.6つのバガテルOp.3(1855)/
 7-12.アルバムOp.72(1884)
  <前奏曲/鐘/トッカータ/ワルツ/ナポリの歌/終曲>/
 13.オーヴェルニュの狂詩曲Op.73/
 14.グルックの「アルチェステ」のエール・ド・バレエによるカプリス/
 15.夕べの鐘変ホ長調Op.85/
 16.無言歌 ロ短調/
 17.アルバムのページ変イ長調Op.169
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2011年11月1.5.7日アメリカニューヨーク,パトリッチ・サウンド・スタジオ

 サン=サーンス(1835-1921)の最初に出版されたピアノ作品は、生き生きとした動きが特徴的な「6つのバガテル」でした。
 彼が20歳の時に作曲したこの6つの作品は、バガテル(ちょっとしたもの、思いつき)という、ベートーヴェン以降余りは、使われたことのない形式であり、初めての作品としてはいささか「軽すぎる」感もあるように思えますが、そこは名手サン=サーンス。タイトルとはうらはらに、中身の濃い充実した作品となっています。
 有名な第3交響曲の2年前に書かれた「アルバム」は詩情豊かであり、第1曲目の「前奏曲」から、まるで空気のように軽やかで熱っぽいパッセージが現れ、繊細で見事な音楽を創り上げていきます。
 Op.73はもともとピアノとオーケストラのための作品ですが、作曲家自身の手でピアノ独奏曲へと改編されたもの。時折現れる民謡風の旋律がたまりません。他の小品の中でもとりわけ耳に残る「アルバムのページ」は彼の最後の出版されたピアノ曲。まるでフォーレの即興曲を思わせる短く印象的な作品です。
 

Johann Baptist Cramer: Piano Works
GP613-14
(2CD)
\3400→\1890
これは貴重かも・・・
 クラーマー:ピアノのための練習曲

〈CD1〉
 1-42.クラーマー:ピアノのための練習曲第1集Op.30/
 43-50.ブゾーニ:10のピアノ練習帳より…
  第7集クラーマーによる8つの練習曲
   <第1番 ハ短調/第2番変ロ長調/第3番ニ長調/第4番ニ長調/
    第5番ハ長調/第6番イ長調/第7番ト長調/第8番変イ長調>/
〈CD2〉
 1-42.クラーマー:ピアノのための練習曲第2集Op.40
ジャンルカ・ルイージ(ピアノ)
 …CD1:1.4.9-10.13-14.16.18.21.29.35.39.43.47、
  CD2:2.5-7.13.18.22.24.26.29-30.36-37.42/
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
 …CD1:2-3.6.11.19-20.22.24.26-27.30.32.36-37.
   40-42.45-46.49-50.31-33、
   CD2:3.8.10.12.14-15.17.25.27.39.41./
ジャンパオロ・ストゥアーニ(ピアノ)
 …CD1:5.7-8.12.15.17.23.25.28.31.
    33-34.38.44.48、
   CD2:1.4.9.11.16.19-21.23.28.34-35.38.40.
2011年5月18-20,30日,6月1日イタリア ヴィチェンツァ,バッサーノ・デル・グラッパ,ピエーヴェ・ストリカ・ディ・サント・エウセビオ

 ピアノを学んでいる人は、大半の人が「クラーマー=ビューロー」という作曲家が書いたと思っている(に違いない)60の練習曲。実はヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858)が作曲した第5巻からなる84曲の練習曲をハンス・フォン・ビューロー(リストの娘コジマの元夫)が、改訂したものであり、日本でもおなじみの練習曲として定着したものなのです。ここでは、本来の姿である84の練習曲を全てお聴きいただけます。この練習曲はベートーヴェンの甥カールが練習用として用いたほか、クララ・シューマンもピアノを学ぶ際、父から与えられたことで知られています。
 また他の後世の作曲家に与えた影響も大きく、ここに収録されたブゾーニ(1866-1924)の作品は、自らが作曲した「10の練習帳」の中に含まれているもので、クラーマーの曲を元にしながらも、もっと難しくなっています。演奏する楽しみと聴く楽しみをお届けいたします。
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GP615-16
(2CD)
\3400→\1890
ベートーヴェン最大の師であり恩人
 ネーフェ:12のピアノ・ソナタ集、他
  現在単売では出ていなかったベートーヴェンの「WoO63」も収録
〈CD1〉
 クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェ:12のピアノ・ソナタ集(1773)
  1-3.ソナタ第1番ニ短調/4-5.ソナタ第2番ニ長調/
  6-8.ソナタ第3番ト長調/9-10.ソナタ第4番ハ短調/
  12-14.ソナタ第5番ハ長調/15-16.ソナタ第6番ヘ長調/
  17-19.ソナタ第7番変ロ長調/
〈CD2〉
 1-3.ソナタ第8番変ホ長調/4-6.ソナタ第9番ハ短調/
 7-9.ソナタ第10番ハ長調/10-12.ソナタ第11番ニ長調/
 13-15.ソナタ第12番イ長調
16.ベートーヴェン(1770-1827):
  ドレスラーの行進曲の主題による9つの変奏曲WoO63
スーザン・カガン(ピアノ)
 現在ではベートーヴェンの最初の教師として、その名が知られているネーフェ(1748-1798)。彼は1748年、ケムニッツの歴史ある職人の家に生まれました。学生時代から才能豊かで、1771年にはライプツィヒの音楽学校で学びます。1776年には、指揮者として楽団を率い、各地を演奏旅行するのですが、楽団の経済的失敗により職を失い、ボンの劇場に作曲家、音楽監督として採用されるのです。以降、作曲の教師を始め、多くの弟子をとるようになり、その中の「優秀な一人」がかのベートーヴェンだったというわけです。バッハ・ファミリーの熱烈なファンであったネーフェは、弟子たちの教材にバッハの平均律や、C.P.E.バッハの作品を積極的に取り込んだようで、ベートーヴェンも間違いなくその影響を受けています。
 アルバムの最後に収録された「変奏曲」はベートーヴェン、栄えある最初の作品。力強さと華やかな技巧を持つ価値ある変奏曲。ブッフビンダーの録音があるのですが、残念ながらベートーヴェン大全集ボックスでしか聴けませんでした。12歳のベートーヴェンがネーフェの勧めにより作曲、出版したもので、この端正な響きはまちがいなく師譲りのものと言えるでしょう。非常に貴重なリリースです。

 録音 2011年1月17日,2月14.18.22日アメリカ ニューヨーク,ペトリッチ・サウンド・スタジオ
 

GP617
\2,400→\1590
メトネル:ピアノ・ソナタ全集第1集
 1-2.ピアノ・ソナチネト短調(1898)/
 3-6.ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.5/
 7.忘れられた調べOp.38-1「回想のソナタ」
ポール・スチュワート(ピアノ)
録音 2011年12月20-23日カナダケベック,モントリオールチャペル・ヒストリク・ドゥ・ボン=パストゥール

 その詩的で憂いを含んだ音楽はラフマニノフと比較され、「近代ロシアの最も偉大な作曲家の一人」とされるニコライ・メトネル(1880-1951)。しかしもし血筋を考えるならば、彼の祖先は、父方、母方ともドイツ人でした。
 若き頃から才能を発揮し、ピアニスト、作曲家として華々しく活動を始めた矢先に勃発したロシア革命の余波を受け亡命。晩年は祖国の地を踏むことなかったのです。そんな彼のピアノ曲は、最近になって多くの演奏家たちが取り上げるようになり、素晴しい人気を博しています。このスチュワートによるシリーズも価値ある名演です。この第1集では3曲を収録。18歳の作品である「ソナチネ」は、まだチャイコフスキーなどの先人の影響が見られるものの、特徴的なリズムや独創的な楽想が用いられた興味深い作品です。
 1902年から03年に書かれた劇的で美しい第1番のソナタと、第10番にあたる「回想のソナタ」は、まさにメトネルらしさが横溢する名曲です。

GP618
\2,400→\1590
メトネル:ピアノ・ソナタ全集 第2集
 1-3.ソナタ 三部作 Op.11(1904-1908)
 〈第1番:変イ長調/第2番:ニ短調「ソナタ・エレジー」/第3番:ハ長調〉
 4-6.ピアノ・ソナタ ハ短調「おとぎ話」Op.25-1(1910-1911)
 〈第1楽章:Allegro abbandonamente/
  第2楽章:Andantino con moto/第3楽章:Allegro con spirito〉
 7-8.ピアノ・ソナタ ト長調「牧歌」Op.56(1935-1937)
 〈第1楽章:パストラーレ Allegretto cantabile/
  第2楽章:Allegro moderato e cantabile (sempre al rigore di tempo)〉
ポール・スチュワート(ピアノ)
録音 2015年3月4-6日…1-5, 2015年10月23日…7-8 カナダ ケベック、モントリオール サル・クロード・シャンパーニュ

 ロシアの作曲家、ピアニストのニコライ・メトネル(1880-1951)。14曲のピアノ・ソナタをはじめ、3曲のピアノ協奏曲、室内楽曲、声楽曲とその作品ジャンルは多岐に渡り、そのどれもが「思考が感情で飽和する時にインスピレーションがやってきます。そして感情には感覚が吹き込まれています」と彼自身が語ったように、それはどれもが情感溢れる豊かなストーリー性を有しています。
 ロシアで学び、将来を嘱望されたものの、1917年のロシア革命の折に演奏旅行のため出国、結局、そのまま祖国に戻ることはありませんでした。1925年、一旦パリに住むものの、当時のフランス音楽には馴染めず、1936年にイギリスに移動、定住しこの地で生涯を終えます。激動の人生でありながらも、イギリスでは多くの支援者を得て、彼の作品が次々に録音されるなど、かなり幸福な晩年を送ったようです。
 このアルバムでは3つの時代の作品を収録。妻の弟アンドレイの死を悼み作曲された「三部作」ソナタ、短いながらも極めて雄弁なソナタ「おとぎ話」、そして最後のソナタである「牧歌」に見られるのどかで美しい曲想には、彼の祖国であるロシアの風景が封じ込められています。


GP619-20
(2CD)
\3400→\1890
ベートーヴェン:ピアノ連弾曲全集
 1-2.ピアノ連弾ソナタニ長調 Op.6/
 3.ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲ハ長調 WoO67/
 4.歌曲「君を抱いて」による6つの変奏曲ニ長調 Wo074/
 5-7.3つの行進曲Op.45
  <第1番ハ長調/第2番変ホ長調/第3番ニ長調>/8.大フーガ変ロ長調 Op.134
演奏:
 CD1.現代のピアノにて演奏/
 CD2.ピリオド楽器にて演奏使用楽器
 CD1:ヤマハDisklavier D CFIIIS Pro (grand piano with disklavier drive),
 CD2:1-3…フォルテピアノ(after J.A. Stein, 1784),
 CD2:4-7…フォルテピアノ(after Johann Schantz, ca.1800),
 CD2:8…フォルテピアノ(after Nanette Streicher, nee Stein, ca.1815)
  (All fortepianos provided by The Schubert Club)
  Tuning (fortepianos): a’=440Hz, equal temperament
エイミー・ハーマン(第1ピアノ)/
サラ・ハーマン(第2ピアノ)
録音 2010年6月2-4日アメリカ ミネソタ,ハメリン大学サンディン・ホール…CD1, 2010年10月18.22日アメリカ ミネソタ,ランドマーク・センター…CD2:1-7, 2011年2月9-10日アメリカ ミネソタ,ランドマーク・センター…CD2:8

 ベートーヴェン(1770-1827)の連弾作品は全部で5曲あり、そのほとんどは教育用として書かれたものです。
 低音部が先生(ベートーヴェン自身)、高音部が生徒によって演奏され、アンサンブルの練習として役立つものでした。Op.6は唯一の「ソナタ」であり、2楽章形式のシンプルなものです。
 2曲目は、彼の友人であったワルトシュタイン伯爵の希望で書かれたもの。3曲目は、彼の「不滅の恋人」テレーゼとヨゼフィーヌに献呈されています。その次の「行進曲」は彼のパトロンのために書かれたようです。
 最後の「大フーガ」だけは別格であり「弦楽器のための大フーガ」からの編曲です。
 このアルバムは、1枚目を現代楽器(YAMAHA)で演奏、2枚目を当時のフォルテピアノで演奏するという趣向が凝らされたもの。音色の違いや、ベートーヴェンの真意が伝わる好企画です。
 

GP625
\2,400→\1590
サン=サーンス:ピアノ作品全集 第4集
 1.ガヴォット ハ短調 Op.23/2.マズルカ 第1番 ト短調 Op.21/
 3.マズルカ 第2番 ト短調 Op.24/
 4.マズルカ 第3番 ロ短調 Op.66/5.メヌエットとワルツ Op.56/
 6.カナリアのワルツ イ短調 Op.88/
 7.かわいいワルツ 変ホ長調 Op.104/
 8.のんきなワルツ 変ニ長調 Op.110/
 9.弱々しいワルツ ホ長調 Op.120/10.愉快なワルツ Op.139/
 11.リスボンの夜 変ホ長調 Op.63/
 12.イタリアの思い出 ト長調 Op.80/13.イスマイリアの思い出 Op.100
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2015年1月10.12.17日 USA ニューヨーク,ブロンクス パトリッチ・サウンド・スタジオ

 サン=サーンス(1835-1921)といえば、誰もが交響曲第3番の壮麗さやピアノ協奏曲第5番のエキゾチックな雰囲気を思い浮かべるに違いありません。
 しかしそんな彼が、実はフランスのバロック音楽の復興に力を尽くしていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。彼はリュリやラモーの舞曲を研究し、その様式を自作に取り入れたのです。
 確かにトラック1の「ガヴォット」はまさにバロック風。他のワルツもうっとりとした雰囲気と名人芸に彩られた楽しいものです。
 今回も名手ジェフリー・バールソンの卓越した演奏で、この洒落た作品集をじっくり味わってみてください。

Turk: Keyboard Sonatas Collections I & II
GP627-28
(2CD)
\3400→\1890
ダニエル・ゴットリープ・トゥルク:
 鍵盤のための12のソナタ集第1巻&第2巻(1776-1777)

《CD1.第1巻(1776)》
 1-3.ソナタ第1番ハ長調/4-6.ソナタ第2番変ロ長調/
 7-9.ソナタ第3番ニ長調/10-12.ソナタ第4番ト短調/
 13-15.ソナタ第5番イ短調/16-18.ソナタ第6番ヘ長調/
《CD2.第2巻(1777)》
 1-3.ソナタ第1番ニ短調/4-6.ソナタ第2番変ホ長調/
 7-9.ソナタ第3番イ長調/10-12.ソナタ第4番ト短調/
 13-15.ソナタ第5番ハ短調/16-18.ソナタ第6番ト長調
※世界初録音
ミカエル・ツァルカ
 (クラヴィコード、スピネット、ハープシコード、
 フォルテピアノ、タンジェント・ピアノ)
録音 2010年8月2-5日アメリカ サウスダコタ ヴァーミリオン,国立音楽博物館

 モーツァルトと同時代に活躍したドイツの音楽家、理論家、教育者のダニエル・ゴットリープ・トゥルク(テュルク1750-1813)。彼はライプツィヒに生まれ、1774年からマルクト教会のオルガニスト、音楽監督として活躍しました。彼は1789年には鍵盤楽器を演奏する際の注意書きや心構えが丁寧に記された「クラヴィーア教本」を出版。これは当時の演奏家だけでなく、現代の演奏家たちにも強い影響を与える絶大なる教則本であることが知られています。
 いつも上品で丁寧な演奏を心がけるように説いたトゥルクの作品は、やはり典雅で美しく、技術、感性、知識の全てを必要とするものです。
 
Schulhoff: Piano Works Volume 2
GP631
\2,400→\1590
エルヴィン・シュルホフ:ピアノ作品集 第2集
 1-5. 5つのピトレスク集 Op.31
  <フォックストロット/ラグタイム/イン・フォトゥルム/第1歩/マシーシェ>/
 6-9.ピアノ・ソナタ 第2番/10-11.2つの練習曲/
 12-15. ピアノのための音楽 Op.35
  <前奏曲/主題と変奏/活発に、そしておどけるように/退場の音楽>/
 16-21.ジャズのスケッチ
  <ラグ/ボストン/タンゴ/ブルース/チャールストン/ブラック・ボトム>
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
録音 2012年3月,8月 ドイツ,ハンブルク音楽・演劇学校

 幼い頃から素晴らしい音楽的才能を示したシュルホフ(1894-1942)。彼の母ルイーズは幼いエルヴィンに対して最高の教育を施すため、ヨーロッパ中の有名な教師に指導をしてもらえるよう依頼、一度はドヴォルザークに白羽の矢が立ったのですが、結局それはかなわず、他の教師からピアノを学びプラハ音楽院に進学しました。やがて、彼はライプツィヒでマックス・レーガーから作曲を学び、そこでブラームスやバッハ、ベートーヴェンなどの音楽を研究したことでも知られています。彼のピアノ曲は、そんな堅固な下地の上に積み重ねられた数多の技法から成り立っており、当時流行の音楽(ジャズやラグなど)と、やはり流行の「ダダイズム」が絶妙に組み合わせられた独自のものばかりです。一番のオススメはトラック3の「イン・フォトゥルム」でしょう。方法論は違うといえ、結果的にはジョン・ケージの名曲「4分33秒」を完全に先取りしたものなのですから。
 

Tcherepnin: Complete Piano Music Volume 2
GP632
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品全集第2集
 1-4.ロマンティックなソナチネOp.4/
 5-10.小組曲Op.6/11.トッカータ第1番Op.1/
 12-19.題名のない小品Op.7/20.夜想曲第1番Op.2-1/
 21.舞曲第1番Op.2-2/22.夜想曲第2番Op.8-1/
 23.舞曲第2番Op.8-2/24.スケルツォOp.3/25.伝言Op.39
ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
録音 2011年3月18日…1-24, 2012年2月8日…25 スイスルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 ロシアの芸術一家(父はリムスキー・コルサコフの弟子であったニコライ・チェレプニン(1899-1977)に生まれた、作曲家&ピアニスト、アレクサンドル・チェレプニンのピアノ作品集第2集です。
 とても若い頃から曲を書いていた彼ですが、1918年にロシア革命に伴い、一家でパリに亡命したことがきっかけで、フランス6人組やストラヴィンスキー、ラヴェルらと親交を結び、フランス風の語法を身に付けます。このアルバムに収録されているのは比較的初期の作品であり、プロコフィエフやラフマニノフ風の機知に溢れた楽しい曲が並びます。1926年に作曲されたOp.39の「伝言」はチェレプニンの傑作とされていて、劇的なアプローチと爆発的なパワーに満ちた音楽は確かに「時代」を先取りしています。

Grainger: Folk-Inspired Works for Piano Duet and Duo
GP633
\2,400→\1590
グレインジャー:「民謡に触発された作品集」2台と4手のためのピアノ作品集
 1.ストランド通りのヘンデル(木靴のダンス)(2台ピアノ版)/
 2.岸部のモリー「アイルランドのリール」(2台ピアノ版)/
 3.羊飼いのカントリーダンス(2台ピアノ版)/
 4.収穫の賛歌「スウェーデンの収穫の時」(連弾版)/
 5.カントリー・ガーデン(連弾版)/
 6.フェロー諸島の歌より「緑の草原で楽しく踊ろう」/
 7.スプーン・リヴァー(2台ピアノ版)/
 8.サリーが涙して座るとき(2台ピアノ版)/
 9-14.組曲「リンカンシャーの花束」(2台ピアノ版)
  <リスボン(ダブリン湾)/ホークストー農場/
   ラフォード猟園の密猟者/元気な若い船乗り/メルボルン卿/
   行方不明のお嬢さんが見つかった>/
 15.ガーシュウィンの「ポーギーとベス」による幻想曲(2台ピアノ版)
ビルダー・デュオ
<メンバー:
キャロリン・ヴァイヒェルト/
クレメンス・ラーヴェ>
録音 2011年1月6.7日…1-14, 2011年1月11日…15 ドイツ ミュンスター,ピアノハウス・ミッケ

 オーストラリアのピアニスト、作曲家パーシー・グレインジャー(1882-1961)のピアノ作品集です。彼は1907年にノルウェーのグリーグの元を訪れ「民謡を大切にする心」に目覚めたといいます。そしてエジソンが発明した蓄音機を持参してイギリスを回り、民謡を収集。これらを編曲した時の経験が、このアルバムに収録されたピアノ曲に凝縮されています。この中で最も有名なのは「リンカンシャーの花束」でしょう。本来は吹奏楽のための作品として書かれましたが、ここに収録されているのは1937年に2台ピアノのために編曲されたもので、曲の持つ雰囲気が一層増幅された見事な仕上がりとなっています。またガーシュウインの名作「ポーギーとベス」による幻想曲も物悲しいエッセンスを生かした聴きごたえのあるものです。デュオの一人、ヴァイヒェルトはシュルホフ作品集(GP604)での知性的な演奏が高く評価されている人。またもう一人のラーヴェはラッヘンマンの作品の初演などで知られる現代音楽を得意とするピアニスト。2人の火花が散るような掛け合いをお聞きください。
 
Tcherepnin: Piano Music, Vol. 3
GP635
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品全集 第3集
 1-8. 8つの小品 Op.88(1954-1955)
  <瞑想/間奏曲/夢想/即興曲/祈り/追いかけっこ/練習曲/ブルレスケ>/
 9-12.自由な綴り Op.10(1920)…世界初録音
  <重々しく、荘重に/痛み/興奮/ゆっくりと悲しく>/
 13-16. 4つのノスタルジックな前奏曲(1922) Op.23
  <ゆっくりと/少し快速に/嵐のように/悲しげに>/
 17-20. 4つの前奏曲 Op.24(1922-1923)…世界初録音
  <ジョコーソ/アダージョ/アレグレット/アレグロ>/
 21.間奏曲 Op.33a(1924)…世界初録音/
 22.舞曲 Op.posth(1927)…世界初録音/
 23-29. 7つの練習曲集 Op.56(1938)/
 30-39.印象 Op.81
  <入口/詩の時間/奇想曲/白い牛の愚かな物語/夜の盗人/
   公正に/舟歌/目の見えない男のなめし革/夜明けに/出口>
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2011年3月13日 スイス ルガーノ,スイス・イタリア語放送,コンセルヴァトリオ

 父ニコライが、あのリムスキー・コルサコフに師事したという作曲家であったため、自宅には常に最高の音楽家たちやクリエイティブな人々が集っていたという、恵まれた環境で育ったアレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)。もちろん幼い頃からピアノを演奏し、作曲もこなしていたという早熟の天才でした。そんな彼、当時のロシアの過酷な状況(飢饉、コレラの流行、革命による政治的動乱など)を避けるために10代後半でグルジアに亡命した際には、すでにピアノ・ソナタを含む数百曲の作品を書いていたのです。しかし結局はグルジアも避け、パリへ亡命。ここで本格的に作曲家、ピアニストとしての活動を始め、ラヴェルやストラヴィンスキー、六人組などとも交流を深めました。その後の彼は、アメリカ、日本、中国などを訪れ、数多くのものを吸収し、彼自身の音楽へと反映させていくのです。このアルバムには若き頃の作品から、酸いも甘いも噛み分けた円熟期の作品までがバランス良く収録されています。ピアニストのコウクルはマルティヌーの解釈者として知られル名手です。

《アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集》 第1集…GP608 第2集…GP632
 
Balakirev: Complete Piano Works, Vol. 1
GP636
\2,400→\1590
ミリー・アレクセイヴィチ・バラキレフ:ピアノ作品全集 第1集
 1-4.ピアノ・ソナタ 変ロ短調(1905)/
 5-7.ピアノ・ソナタ 第1番 変ロ短調 Op.5(1856)/
 8-12.ピアノ・ソナタ 変ロ短調「大ソナタ」Op.3(1855)
  ※8-12…世界初録音
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)
録音 2012年6月10-13日 UK ウィアストン・レイズ

 ロシア五人組の一人、バラキレフ(1837-1910)。彼のピアノ曲というと、真っ先に頭に浮かぶのが、例の「イスラメイ-東洋風幻想曲」でしょうか?
 ロシア音楽普及の先鋒として、またまとめ役として多彩な活動をしたにも拘わらず、彼自身は自作について猜疑心を抱いていたようで、一時期は音楽界から退くなど(ワルシャワ鉄道の事務員として働いていた)紆余曲折、挫折の日々を送っていたというバラキレフ。そんな彼が残した作品は思いの他多くありません。ここに収録された3つのソナタをつぶさに見ても、彼の逡巡が理解できるような気がします。
 実はこれらのソナタは1855年にまずOp.3が書かれ、その翌年それを改作、Op.5とします。しかしその約50年後に、もう一度手を入れて完成形としたのです。一番顕著なのは2楽章に置かれたマズルカであり、素材は同じではありますが、どのくらい進化していくのかは実際にお聞きいただければ納得していただけるでしょう。
 1905年のソナタは、第1楽章からフーガで始まるなどかなり独創的。その上、シューマンやブラームス、ショパンの影響もほのかに感じさせる完成度の高いものとなっています。

GP637
\2,400→\1590
ヨーク・ボウエン:24の前奏曲・ミニョン組曲・子守歌
 1-24.24の前奏曲 Op.102(1938)/
 25.子守歌 ニ長調 Op.83/
 26.ピアノのための組曲 第1番 ト長調 Op.30より第3番「舟歌」/
 27-29.ピアノのための組曲 第4番 Op.39「ミニョン組曲」
  <:前奏曲/:ワルツ/:終曲>
クリスティーナ・オルティス(ピアノ)
録音 2012年12月4-5日 UK モンマス,ウィアストン・コンサート・ホール

 「最も注目すべきイギリスの若き作曲家!」とサン=サーンスに絶賛されたこともある作曲家ボウエン(1884-1961)。彼はロンドンの王立音楽アカデミーで学び、ピアニストとしても名声を得ていました。
 彼の作品はモダンな和声を取り入れながらも、基本的に後期ロマン派の語法から外れることがなく、その慎重さが「古臭さ」として捉えられてしまい、その作品も少しずつ忘れられてしまったのです。
 このアルバムに収録された「24の前奏曲」は彼の代表作であり、あの“奇人”ソラブジに献呈され大絶賛されたことで知られています。
 この中にはボウエンの全てが詰まっていると言っても過言ではないほどに、多彩な表現が凝縮されています。奇妙で美しい作品群です。

GP638
\2,400→\1590
マヌエル・ポンセ:ピアノ作品全集 第1集
 1.エストレリータ(小さな星)-コンサート・メタモリフォシス/
 2.メキシコの前奏曲「シェリト・リンド」/
 3.椰子の林のそばで/
 4.メキシコのセレナード「アレバンターテ」/
 5.バレンティナ/6.月が来て/
 7.メキシコの前奏曲「お大事に」/
 8.メキシコの子守歌「ラ・ランチェリータ」/
 9.メキシコの舟歌「ソチミルコ」/10.マナニタス/
 11.メキシコのスケルツィーノ/
 12.マヤのスケルツィーノ/13.間奏曲 第1番/
 14.サロン風マズルカ 変イ長調/
 15.マズルカ ニ短調/16.スペイン風マズルカ/
 17.ロマンティックな前奏曲/
 18-19.2つの練習曲/
 20-22.ソナティネ/23-26.4つのメキシコ風舞曲
アルバロ・センドージャ(ピアノ)
録音 2012年6月28-30日 Musikart Amezketa Guipuzkoa,Spain
 マヌエル・ポンセ(1882-1948)はメキシコの作曲家、音楽教師であり、その作風は後期ロマン派風の作曲様式と新古典主義の中庸に位置しています。日本では、ハイフェッツが編曲した歌曲「エストレリータ(小さな星)」や、いくつかのギター曲が良く知られていて、どちらかというと「ギターの作曲家」として位置づけられていますが、実は彼自身が優れたピアニストであり、その作品にもピアノ曲がかなりの数を占めていることが知られていないのは、本当に残念です。
 彼の音楽の持つ魅力的なハーモニーとロマンティックな雰囲気、そしてメキシコ民謡。これらが上手く絡み合ったピアノ曲は、熱帯の空気が持つ独特の官能性と、幾許かの気怠さが感じられるステキなものばかりです。ロマンティックな彼を楽しみたければ、「エストレリータ」(これは作曲家自身によるピアノ版)や「間奏曲」、モダンな曲を楽しみたければ、「メキシコ風舞曲」ガオススメです。
 

Alfred Cortot: Piano Arrangements
GP641
\2,400→\1590
アルフレッド・コルトー:ピアノのための編曲集
 1-6.フォーレ(1845-1924):組曲「ドリー」Op.56(コルトー編)
  <子守歌/ミ・ア・ウー/ドリーの庭/キティ・ワルツ/
   かわいらしさ/スペイン風の踊り>/
 7.J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
 8.ブラームス(1833-1897):5つのリート Op49-4「子守歌」/
 9.J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 ヘ短調 BWV1056 第2楽章 ラルゴ/
 10.ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタ ト短調 Op.65 第3楽章 ラルゴ/
 11.シューベルト(1797-1828):野ばら D257/
 12-14.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  ※全てアルフレッド・コルトーによるピアノ独奏編曲版
ユエ・ヘ (ピアノ)
録音 2012年10月27-28日 中国 廈門市 中央音楽学院 鼓浪嶼ピアノ・スクール,ミュージック・ホール

 20世紀前半を代表するピアニストの一人、アルフレッド・コルトー(1877-1962)。彼はフランス人の父と、スイス人の母のもと、スイスに生まれ、幼い頃から音楽教育を受けました。パリ音楽院予備科では、高名なルイ・ディエメに師事、しっかりとした基礎を築いたのち(とはいえ落第経験もあり)、ピアニストとしてデビューします。若き頃はワーグナーの作品に傾倒し、1896年から1897年まではバイロイト音楽祭の「合唱、歌手のトレーナー」など助手を務め、やがては指揮者として「神々の黄昏」のフランス初演を行うほどのめり込んだというエピソードはよく知られています。
 その後は、ジャック・ティボー、パプロ・カザルスとともにカザルス三重奏団を結成、1920年代後半まで素晴らしい活躍をします。教育者としても実績を誇り、1919年には自身の理想を実現するために「エコールノルマル音楽院」を設立、精力的に後進の指導に当たったことでも知られています。この一連の編曲集は、彼自身が提唱した「健全な技術的基礎」を構築するために書かれたものであり、ホロヴィッツの編曲のような自らの技巧を誇示するためのものとは若干意味合いが違うと言ってもよいでしょう。ただし、フランクのヴァイオリン・ソナタは超難曲です…。
 


GP648
\2,400→\1590
ルイ・オーベール:ピアノ作品集
 1-3.航跡 Op.27(1908-1912)<海岸に/救済/夜に>/
 4-6.ヴァイオリン・ソナタ(1926)/
 7.ハバネラ(ピアノ連弾版)(1919出版)/
 8-12.心象の一葉(1930出版)
  <第1番:自信:ゆったりと深刻に/第2番:道の歌:陽気に/
   第3番:セレナーデ:少し早く/第4番:遠い国…:ゆっくりと/
   第5番:テディ・ベアの踊り:嘲笑的に、重々しく>
    ※4-12…世界初録音
アレッサンドロ・ファジュオーリ(ヴァイオリン)…4-6/
オリヴィエ・ショーズ(ピアノ)…7-12/
ジャン・ピエール・アルマンゴー(ピアノ)
録音 2013年12月6-7日、2014年3月14-15日…1-3, 2013年5月30日.6月1日.12月6日…4-6, 2014年6月25日…7, 2014年9月15日…10-12日 フランス パリ,イヴリー=シュル=セーヌ スタジオ4'33"

 ブルターニュで生まれた作曲家、ルイ・オーベール(1877-1968)は幼い頃から音楽の才能を発揮、とりわけ美しいボーイソプラノであったため、フォーレの「レクイエム」が初演された際、あの「ピエ・イエズス」のソリストを務め賞賛されたというエピソードを持っています。
 成長した彼は、パリ音楽院に進み、そのフォーレから作曲を学んだというのも、彼にとっては自明の理だったのです。
 ピアニストとしても素晴らしい腕を持っていて、ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」の初演も彼が担っています。そんな彼はラヴェルやドビュッシー、ケクランらと同じサークルに所属し、印象派の作風を有したたくさんの作品を書きます。その多くは声楽曲であり、オペラからシャンソンまでと幅広い曲を手掛けました。
 彼のピアノ曲のなかでは、「航跡」が良く知られていて、これは20世紀初頭のフランス音楽のなかでも、最も重要な作品の一つと断言しても間違いではありません。フォーレ譲りの繊細な音色の中に、ラヴェルから影響を受けたであろうスペイン風のリズムを隠し持つ、軽妙で印象的な音楽です。
 

GP649
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品全集 第4集
 1-10.対話 Op.46(1930)/
 11-22.12の前奏曲 Op.85(1952-1953)/
 23-26.4つのロマンス Op.31(1924)/
 27-31. 5つの演奏会用練習曲「中国」Op.52(1936)
  <第1番:シャドウ・プレイ/第2番:リュート/
   第3番:中国へのオマージュ/第4番:パンチとジュディ/第5番:歌>
  ※23-26…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2012年8月28日 スイス ルガーノ,スイス・イタリア語放送・コンセルヴァトーリオ

 なんと鮮やかで多彩な音楽でしょうか?まずは最初に置かれた「対話」を聴いてみてください。どれもが1分前後の小さな曲ですが、人生の様々な部分を象徴するかのような音の連なりは、聴き手によって全く違う世界を喚起させることでしょう。その傾向は「12の前奏曲」でより強く表明されます。1曲ごとの分量が少し大きくなった分、問いかけてくるものは大きくなり、この混迷の世界に絡め取られていくことは間違いありません。甘さよりは苦味が強い「4つのロマンス」で少しだけ息抜きをして、最後の「組曲」をどうぞ。チェレプニン(1899-1977)が実際に中国を訪れて耳にしたメロディや楽器の音色が反映されています。もちろん作品は後に妻となったミン・リーシェンに捧げられています。

A.チェレプニン 既発アルバム
GP608…第1集:10のバガテル Op.5 他 GP632…第2集:ロマンティックなソナチネ Op.4 他 GP635…自由な綴り Op.10 他

GP650
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品全集 第5集
 1-8.8つの前奏曲 Op.9/9-12.アラベスク Op.11/
 13-23.12の小品集(1969)/24-62.取るに足らない小品集 Op.109
  ※13-23.24-62…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2010年2月15日 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 ロシア生まれの作曲家チェレプニン(1899-1977)。5歳から同じく作曲家であった父から音楽を教わり、同時に作曲も始めます。10代後半の時には既に数百の小品と13曲のピアノ・ソナタを書いていたというのですから、その進歩は尋常ではありません。ロシア革命後の1918年、家族ともども、飢饉やコレラの猛威から逃れるためにグルジアを経由してパリに亡命。そこで新たな芸術的刺激を受けることになります。そして国際的なキャリアをスタートさせたチェレプニンは、米国から日本、中国と広く旅することで、よりその音楽に深みを加えたのでした。このアルバムには、4つの曲集…それも本当に小さな曲を集めたもの…が収録されています。一番長い曲でも2分に満たない62の曲たち。これはまさに「大切なもの」をしまってある秘密の箱のようなアルバムです。

GP651
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品全集 第6集
 1-5.無言歌集 Op.82
  <悲歌/ロンデル/謎/手品師/聖母への賛歌>/
 6-7.歌とリフレイン Op.66/
 8-12.ショーウィンドウの中の世界 Op.75
  <グレイハウンドと牝牛/カニ/カエル/イタチ/鹿>/
 13.第4(1948-1949)/14-15.2つのノヴェレッテ Op.19/
 16.祈り/17.ロシア風ロンド(1946)/
 18-22.スラブのトランスクリプション
  <ヴォルガの舟歌/シェリーへの歌/
   偉大なるロシアへの歌/ヴォルガに沿って/チェコの歌>
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2012年7月17日 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 ロシアの現代作曲家、チェレプニン(1899-1977)のピアノ作品集も今作で第6集となります。彼の波瀾万丈の生涯を探るだけでも面白いのですが、ここでは曲についてのみ。このアルバムに収録された作品は、彼の最も創作意欲が旺盛な時期に書かれたもので、1949年から1951年に書かれた「無言歌」と、1940年周辺に書かれた「歌とリフレイン」。
 そしてとても興味深い1946年の「ショーウィンドウの中の世界」。少し若い時期である1921年から22年の「2つのノヴェレッテ」。
 その2年後の「スラブのトランスクリプション」など、面白いものばかりです。なかでも「ショーウィンドウ〜」はストラヴィンスキーを思い起こさせる騒々しく表現的な作品。例えば「鹿」は森の中を歩いていたチェレプニンが突然鹿と出会い、お互い数秒間見つめ合った時のことを音楽で表現したのだとか。なかなか示唆に富んでいるではありませんか。
 

GP656
\2,400→\1590
ヨハン・バプティスト・クラーマー:ピアノ作品集
 1-8.アングロ=カレドニアンの旋律と変奏曲/
 9-11.ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.25-2/
 12-14.ピアノ・ソナタ ト長調「ラ・ジーグ」Op.39-3/
 15-18.ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.27-1
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
 録音 2013年2月13-14日 ニュージーランド オークランド大学,音楽学校

 ヴァイオリニストの父親の下、マンハイムで生まれ、3歳の時にロンドンに移住。その頃ちょうどロンドンにやってきたクレメンティにピアノの指導を受けたというヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858)のピアノ作品集です。
 師と同じくピアノ製造者と音楽出版者としても成功し、彼の制作したピアノは現在でも一部の愛好家の間で人気を誇っています。
 彼の書いた「実際的ピアノ技法大集」は、後にハンス・フォン・ビューローが改訂し、これも現在「クラーマー=ビューロー練習曲」として実際に用いられています。ベートーヴェンの友人でもあり、当時の最高のピアニストとして名を馳せていた彼の作品は、適度な遊び心と活発さ、ベートーヴェンにも似た堅固さなど、当時の良いものを全て含んでおり、聞きごたえもたっぷりです。
 指の鍛錬としても、観賞用としても、もっと演奏される機会が増えてもよいのではないでしょうか。
 


GP658
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集 第7集
 1-7.祈願 Op.39b(1926)
  <わが聖なるもののために/わが家族のために/感情に/
   ブルジョワの幸せのために/仕事のために/
   生活のために/中東の平和のために>/
 8.ポルカ(ピアノ版)(1944)/9.演奏会用練習曲(1920)/
 10.カンツォーナ Op.28(1924)/
 11.ジェットコースターに乗って(1937)/
 12.トッカータ 第2番 Op.20(1922)/
 13.牧歌(失われた笛 Op.89より作曲家自身によるピアノ版)(1955)/
 14.カノン Op.posth(ピアノ版)(1923-24)/
 15.対話(グルジア組曲 Op.57:2より作曲家自身によるピアノ版)(1952)/
 16.昔のサンクトペテルブルク(1917頃)/
 17.バラード(1917)/18.航海の思い出/
 19.冗談(1941)
   ※9.13-19…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2010年7月15日 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 チェレプニン(1899-1977)のピアノ作品集もこれで第7巻となり、かなり多くの世界初録音作品が含まれています。なかでも1926年に書かれた「祈願」は謎めいた作品であり、また強いメッセージが込められているようです。短いながらも鮮烈な印象を残す第1曲は、不思議なコード進行とシンコペーションが独特なメロディに彩られています。
 第2曲目も「わが家族のために」と題されていますが、彼が表現したかったのはもっと広汎なものだったに違いありません。
 他の曲も意味深なタイトルが付けられていますが、真の意味に到達することは難しいように思います。
 またチェレプニンがパリに住んでいた頃、ドイツが都市を占領したのですが、この時期の彼は旺盛な創作意欲を示し(家族の生活を守るため)、ここに収録されているような「ポルカ」などの軽くて親しみやすい作品を多く生み出しました。これらは皆、鮮やかな色彩を持ち、ほんの一瞬耳にしただけでも忘れられないほどの印象を残すものです。


GP659
\2,400→\1590
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集 第8集
 1-12.若い人と年老いた人のために Op.65(1940)
  <勤勉/道化師/メロディアス/コントラスト/悲しき鐘/
  おしゃべり/苦しみ/イベリア/粘り強い/そのために/
  わんこの喜び/眠れる森の美女>/
 13-25.幼きイエスの小さなテレーズの物語 Op.36b(1925)
  <誕生/洗礼/聖母の笑顔/初の聖体拝領/確認/
  変換/レオ12世の覚醒/カルメル会への入会/
  われらの偉大な富/習慣/告白/
  ヴェールの取得/名を広め>/
 26-37.エピソード集(1912-1920)
  <歌/楽興の時/ユモレスク/アルバムのつづり/
  スケルツァンド/グルジアの子守歌/
  アルメニアのゆっくりした舞曲/蝶々/遊戯/
  小さいガヴォット/人形/奇想曲>/
 38-44.5度音階による練習曲 組曲 第1番 Op.51-1(1934)/
 45-51.5度音階による練習曲 組曲 第2番 Op.51-2(1934)/
 52-63.5度音階による練習曲 中国のバガテル Op.51-3(1935)/
 64-80.初心者のための17のピアノ小品(1957)/
 81.2つの子どもたちのための小品「セレブレーション」(1976)/
 82..2つの子どもたちのための小品「インディアンの小道」(1976)/
 83.サニー・デイ「忘れられたバガテル」(1915)
  ※1-37.81.82…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2010年2月12日 スイス,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 GRAND PIANOレーベルで大人気の作曲家、アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)のピアノ曲全集のシリーズ完結編の登場です。こちらは全て「子どもたち(もしくはピアノを弾きたい大人たち)」のための作品です。極めて魅力的なメロディを持つ小品は、現在でもフランスで高い人気を誇っています。
 「幼きイエスの小さなテレーズの物語」は19世紀フランスに実在した聖女のエピソードに基づく作品で、彼女が列聖された1925年に作曲されています。チェレプニンの子ども時代の思い出を元に書かれた「12のエピソード、中国風のイメージに則った練習曲、若き頃に書かれた「サニー・デイ」など味わい深い逸品が並びます。


GP661
\2,400→\1590
ゾッとするような技巧を身につけたといわれている
 アドルフ・フォン・ヘンゼルト:ピアノ作品集

 1.子守歌 Op.45/2.小さなロマンス/
 3.10の小品 Op.13-2 練習曲「ラ・ゴンドラ」/
 4.2つの夜想曲 Op.6-1「幸福の痛み」/
 5.12の性格的練習曲 Op.2-6 嬰へ短調「もしも私が鳥だったら」/
 6.12の性格的練習曲 Op.2-3 ロ短調「私の願いを聞いてください」/
 7.12の性格的練習曲 Op.2-4 変ロ長調「愛の残り」/
 8.メランコリックなワルツ Op.36/
 9-10.2つの小さなワルツ Op.28/
 11.ヨハン・シュトラウス1世:ワルツ(A.ヘンゼルトによるピアノ編)/
 12.ダルゴムイシスキー:6つのロシアのロマンス-第6番 ニ短調(A.ヘンゼルト編)/
 13.12のサロン風練習曲 Op.5-3 イ短調「魔女の踊り」/
 14.12のサロン風練習曲 Op.5-9 イ長調/
 15.12の性格的練習曲 Op.2-2 変ニ長調
  「私のことを少しでも想ってください、私はいつも貴方のことを想っています!」/
 16.12のサロン風練習曲 Op.5-6 変イ長調「嵐の後の感謝の歌」/
 17.回想と友情 Op.4-1「狂詩曲」/
 18.ウェーバー:舞踏への勧誘 Op.65(A.ヘンゼルトによるピアノ編)
セルジオ・ガッロ(ピアノ)
 録音 2014年8月5-8日 スウェーデン イエテボリ,ニレント・スタジオ

 バイエルンのシュヴァバッハ町の中央広場に置かれたヘンゼルト(1814-1889)の銅像は、現在でも変わることなく威厳を放っています。1814年に生まれた彼はフンメルに師事し、演奏会ピアニストとして大成功を収めます。
 しかし、彼の同世代にはショパン、シューマン、タールベルク、そしてリストなど優れたピアニスト&作曲家がいたためか、ヘンゼルトは一時期「舞台恐怖症」に陥り、しばらく静養しなくてはなりませんでした。
 しかしその演奏技術は確固たるもので、リストには「ピロードの掌」と賞賛され、またラフマニノフも彼を高く評価していたと言われています。ピアノ協奏曲も1曲だけ残してはいるものの、基本的に彼の作品はピアノのための小品に集中しており「もしも私が鳥だったら」を筆頭に、どれも甘美な雰囲気を持っています。
 しかし彼は、なぜか30代で作曲活動をやめてしまったというのですから、なんとも残念です。



GP664
\2,400→\1590
アルメニアの芸術功労者
 エドゥアルド・バグダサリアン:ピアノとヴァイオリンのための音楽集

  1-24.24の前奏曲(1958)/
  25.狂詩曲(ヴァイオリンとピアノ版)/
  26.夜想曲 イ長調
   ※1-24・・・世界初録音
ミカエル・ハイラペティアン(ピアノ)/
ウラディーミル・セルゲーエフ(ヴァイオリン・・・25.26)
録音 212年10月6-7日 ロシア,モスクワ国立文化芸術大学 コンサート・ホール

 アルメニアのエレバンで生まれ、エレバン音楽院でゲオルク・サライェフにピアノ、グレゴリー・エキアザリアンに作曲を学んだバグダサリアン(1922-1987)は、作曲家として、現代アルメニアの音楽発展に多大なる貢献を果たし、1963年には芸術功労者(名誉芸術家)として認定されるなど、国家の重要人物でもありました。
 様々なジャンルの作品を書きましたが、この「24の前奏曲」は彼の作風を端的に表す、多様な表現を持った興味深い作品です。民俗音楽に由来すると思われる快活な舞曲、トッカータ風の技巧が炸裂した曲、叙情的な曲・・・。バッハやショパンの世界を継承し、新たな色を付け加えながら、時にはドビュッシーやスクリャビンの作品のように柔軟な音楽が流れていきます。
 熱のこもった「狂詩曲」ではヴァイオリンとピアノの対話が美しく、ハンガリーの音楽ともまた違う郷愁溢れるメロディに満ちています。「夜想曲」では幾分ロシア風の甘い旋律が心に残るでしょう。
 


GP665
\2,400→\1590
エドゥアルド・アブラミャン:24の前奏曲(1958)
 1.変ホ長調/2.ハ長調/3.ホ短調/4.変ホ短調/
 5.ニ短調/6.嬰ハ短調/7.変ニ長調/8.変ホ長調/
 9.嬰ヘ長調/10.ホ長調/11.嬰へ短調/12.へ短調/
 13.イ長調/14.変ロ短調/15.ニ短調/16.ヘ長調/
 17.ロ長調/18.ト短調/19.嬰ト短調/20.変イ長調/
 21.ハ短調/22.ト長調/23.変ホ短調/24.ロ短調
  ※世界初録音
ミカエル・ハイラペティアン(ピアノ)
録音 2012年1月27-28日 モスクワ,教育芸術大学,大コンサート・ホール

 グルジア共和国のティフリスに生まれ、戦争の影響で、若い頃は飛行機工場で働き、その後トビリシ音楽院でピアノをセルゲイ・バルフダリャンに学び、作曲をアンナ・トゥラシュヴィリに学んだアブラミャン(1923-1986)。音楽院を卒業後はモスクワのアルメニア文化施設で更に作曲を学び、アルメニアの伝承音楽の研究と、伝承に力を注ぎました。
 多くの作曲家が試みた「24の前奏曲」はアブラミャンにとっても魅力的であったようで、豊かな色彩と独特の構造の中に、アルメニアの旋律を織り込んだ素晴らしい作品として表現されています。
 ロマン派風の和声や、時にはジャズ風の雰囲気など、形式にとらわれない自由な音楽をお聞きください。
 


GP669
\2,400→\1590
CDが少ない!
 ギュスターヴ・サマズイユ:ピアノ作品全集

 1.夜想曲(1938)/
 2-7.ピアノのための組曲 ト短調(1902/1911改編)
  <前奏曲/フランセーズ/サラバンド/
   ディヴェルティスマン/ミュゼット/フォルラーヌ>/
 8.私の人形へ贈る歌(1904頃)/9.夜のナーイアス(1910)/
 10-12.3つの小インヴェンション(1904頃)/
 13-16.エスキス(1944)
  <献呈(アルバムに)/ほたる/セレナード(左手のために)/
   おみやげ(右手のために)>/17.祈り(1947)/
 18-20.海の歌(1918-1919)
  <前奏曲/沖合いの月の光/波の上の嵐と夜明け>
    ※1…世界初録音
オリヴィエ・ショーズ(ピアノ)
録音 2014年2月21-23日 ベルギー ティアンジュ,リサイタル・スタジオB

 ショーソン、デュカスの弟子であり、また生涯に渡ってラヴェルと親交を持ったというサマズイユ(1877-1967)。彼は作曲家としてよりも評論家、文筆家として名高く、当時のフランス内外で新聞や雑誌に数多く批評を寄稿していました。またワーグナー、シューマン、シューベルト、リストなどの作品をフランスに紹介し、若きメシアンを擁護したことでも知られています。
 そんなサマズイユですが、作曲家として残されている作品はあまり多くなく、ピアノ曲の全てはアルバム1枚に収まってしまいます。
 しかしここで聴ける作品は、なんとも色彩豊かであり、時代を追うに従ってドビュッシーとメシアンを足して2で割ったような豊穣な味わいを有していきます。
 メロディを楽しむよりも響きの美しさに身を委ねるのが良いかも知れません。

ギュスターヴ・サマズイユ

 当初はエルネスト・ショーソンの弟子だったが、1900年ごろスコラ・カントルムに入学して、ヴァンサン・ダンディとシャルル・ボルドに師事する。ポール・デュカからも同じく薫陶を受けた。
 長寿に恵まれたにもかかわらず、サマズイユの活動は期間が短く、ほぼ完全に1930年どまりである。サマズイユは音楽評論だけでなく、翻訳や政治評論、定期刊行物への寄稿によっても知られていた。中でもワーグナーの楽劇《トリスタンとイゾルデ》の仏語訳があり、1913年にはポール・デュカ論も出版されている。後にはデュカの追悼音楽も作曲した。
 サマズイユは、同時代の他者の作品を100曲以上ピアノ用に編曲した。
 


GP673
\2,400→\1590
ハチャトゥリアン:オリジナル・ピアノ作品とトランスクリプション集
 1.トッカータ(1932)/2-3.ワルツ・カプリースと舞曲(1926)/
 4.バレエ音楽「スパルタクス」第2組曲-アダージョ
  (M.キャメロンによるピアノ編)/
 5.詩曲(1927)/6-8.ピアノ・ソナタ(1961)/
 9-11.仮面舞踏会より(A.ドルハニャンによるピアノ編)(1944/1952)
  <夜想曲/ロマンス/ワルツ>
  ※4.9-11…世界初録音
カリーネ・ポゴシアン(ピアノ)
録音 2013年8月14.19.21日 USA ニューヨーク Gordon K. and Harriet Greenfield Hall / Charles Myers Recording Studio, Manhattan School of Music

 数々の迫力あるオーケストラ作品で知られるハチャトゥリアン(1903-1978)ですが、彼のピアノ曲はどちらかというと無視され続けてきました。もちろん、他の人によるバレエ音楽のピアノ版を耳にする機会は比較的あるのですが、このアルバムに含まれた「トッカータ」や「ワルツ・カプリース」「ソナタ」などはなかなか実演でも取り上げられることのない作品です。
 ここで目の覚めるように素晴らしい演奏を披露しているのは、アルメニア生まれの女性ピアニスト、カリーネ・ポゴシアンです。彼女は14歳でオーケストラと共演し、23歳の時には名門カーネギー・ホールでソロ・リサイタルを開くほどの俊英です。
 彼女にとって「お国物」であるハチャトゥリアンからは、まさに心の叫びが聞こえてくるかのようです。「仮面舞踏会」のワルツでのやるせない表情がたまりません。
 


GP675
\2,400→\1590
ヨゼフ・ホフマン:ピアノ作品集
 1-4.性格的描写集 Op.40(1908)
  <第1番:情景/第2番:以前は/第3番:どこにも/第4番:万華鏡>/
 5.2つのマズルカ Op.16 第1番 イ短調/
 7-10.ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op.21/
 11.マズルカ ロ短調(1886)/12.マズルカ ニ短調(1886)/
 13.主題と変奏、フーガ Op.14(1892) ※6.11.12.13…世界初録音
アルテム・ヤスシンスキイー(ピアノ)
録音 2014年3月1-3日 ポーランド ワルシャワ,ヴィトルト・ルトスワフスキー・コンサート・スタジオ

 20世紀の伝説的ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨゼフ・ホフマン(1876-1957)。5歳でデビュー、10歳でヨーロッパからスカンジナヴィア諸国に演奏旅行に出かけ「神童」と賞賛され、その翌年には高額の出演料を提示され、アメリカへ演奏旅行に出かけます。批評家たちが「これは子どもの演奏でなはく、真の芸術家の演奏だ」と賞賛しますが、あまりに過酷なスケジュールであったため、ツアーは突然終了してしまったほどに少年は疲弊してしまったといいます。
 その後はアントン・ルビンシテインから指導を受け、またアメリカに戻り、教職につきますが、演奏会はほとんど行いませんでした。彼は発明家としても才能があり、スタインウェイの改良や自動車、飛行機の空気式ショックアブソーバーを開発。他にも数多くの特許を取得するなど、この方面でも知られています。
 そんな彼の作品には、シューマンやショパンの影響が感じられ、同世代のドビュッシーやスクリャビンのような先進的な響きは用いられていません。
 ピアニスト、ヤスシンスキイーは、1998年、ウクライナのドネツクで生まれたピアニスト。2014年6月にジーナ・バッハウアー国際ピアノコンクールで銅メダルを受賞しています。日本にも来日経験のある彼は、ホフマンのスペシャリストとしても認知されています。


GP676
\2,400→\1590
ルイ・テオドール・グヴィ:4手のためのピアノ・ソナタ集
 1-4.ソナタ ニ短調 Op.36(1861)/
 5-8.ソナタ ハ短調 Op.49(1869)/
 9-11.ソナタ ヘ長調 Op.51(1870)
エミール・ナウモフ(ピアノ)
 primo…1.5.7-9.11,secondo…2-4.6.10/
チェン・ヤウ(ピアノ)
 primo…2-4.6.10,secondo…1.5.7-9.11
録音 2013年12月16-20日 USA インディアナ,ブルーミングトン,ジェイコブ音楽大学,アウアー・ホール
 19世紀フランスの作曲家テオドール・グヴィ(1819-1898)。しかし彼が生まれた頃、生地はドイツとフランスの係争地帯に属していたため、フランス国籍を取得できず、希望していたパリ音楽院に進学することができませんでした。結局ドイツで個人的に勉強を続け、そのまま作曲家として活動を始めたのですが、その作風も、ドイツ風とフランス風の中庸であり、没後はそのまま忘れられてしまったという人です。
 そんな彼の作品は交響曲をはじめ、声楽曲、そして器楽曲など多岐にわたりますが、そのピアノ曲の多くは4手のために書かれています。1860年台に書かれたこの3つのソナタは、エレガントな風情を持つもので、フランスに憧れたグヴィといえども、作品にはシューベルトやシューマンの影響が現れているようです。すっかり忘れられてしまった作曲家ですが、これらの作品には紛れない独創性が感じられます。

GP677
\2,400→\1590
フィリップ・グラス:グラスワールド 第1集
 1.グラスワークス:1.オープニング(1981)/
 2-9.オルフェ組曲(P.バーンズによるピアノ編)(2000)
  <第1番:カフェ/第2番:オルフェの寝室/第3番:深層世界への旅/
   第4番:オルフェと王女/第5番:オルフェの帰宅/
   第6番:オルフェの帰還/第7番:オルフェの寝室-再び>/
 9.夢見る目覚め(2003)/10.どのように今(1968)
   ※9…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2013年10月28-29日 フランス パリ、Temple Saint Marcel

 20世紀の音楽における新しいジャンルの中に「ミニマル・ミュージック」というものがあります。小さな音形を繰り返しながら、少しずつ変化をしていくというこの音楽。この形式を確立させた作曲家の一人がこのフィリップ・グラス(1937-)であり、これは後世の作曲家たち…クラシックのみならず…にも大きな影響を与えたのでした(グラス自身は次第に作風を進化させ、初期の禁欲的なものから増大、複雑化していき、最終的にはミニマルと決別してしまうのですが)。
 冒頭に置かれた「グラスワークス:オープニング」は1981年、CBSレコードへのデビュー作品であり、当時のフィリップ・グラスを端的に表すものといえるでしょう。1968年「How Now-どのように今」の印象と比べてみれば、その変化が良くわかるのではないでしょうか。
 ジャン・コクトーの映画「オルフェ」に触発されて書かれた「オルフェ組曲」はもっと叙情的になっているため、不可思議あ思いに囚われるかもしれません。ニコラス・ホルヴァートによるこのシリーズには多くのピアノ版の初演が含まれます。


GP680
\2,400→\1590
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:鍵盤のためのカプリース集
 1-3.3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-
  第1番 ヘ長調「クレメンティス・アンド・シレンティス」/
 4-6.3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-
  第2番 ト短調「アモローソ」/
 7-9.3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-
  第3番 ヘ短調「ドレンテ」/
 10-12.3つのカプリース Op.36-第1番 ト長調/
 13-14.3つのカプリース Op.36-第2番 変ホ長調/
 15-16.3つのカプリース Op.36-第3番 ト短調
  ※世界初録音
ミハエル・ツァルカ(ピアノ)
録音 2013年8月3-6日 ドイツ ベルリン ロキシー・スタジオ

 ボヘミアに生まれ、古典から初期ロマン派への橋渡しを担った重要な作曲家の一人、ヴァンハル(1739-1813)の作品集です。モーツァルトより少し早く生まれ、ウィーンで音楽教師として活躍。同時に作曲家としても名声を得て、膨大な作品を書き上げました。
 70曲以上の交響曲、100曲の弦楽四重奏曲、多数の宗教曲など本当に数え切れないほどの作品を残しています。その中において、残念なことに彼の器楽曲はあまり重要視されていません。
 しかしここで聴くことのできるカプリース(奇想曲)は、どれも即興性に満ちた実に楽しいものばかりです。
 これらのカプリース、形式はある程度固定されており、まずは重厚なイントロダクションで始まり、その後快活な部分が来る第1楽章、ゆったりとした第2楽章、そして活発な終楽章。もしくは第1楽章と第2楽章ロンドのみ。という短縮形を取りますが、ここに見られる楽想はきらりと光るものばかり。名手ミハエル・ツァルカの冴え渡る技巧でお聞きください。


GP681
\2,400→\1590
イーヴォ・マチェク:ピアノ作品全集&ヴァイオリン・ソナタ
 1-3.ピアノ・ソナチネ(1977)/4.主題と変奏(1939)/
 5.インプロヴィゼーション(1937)/6.即興曲(1935)/
 7-8.前奏曲とトッカータ(1987)/9-10.ピアノ・ソナタ(1985)/
 11-12.ヴァイオリン・ソナタ(1980) ※4.6.7-12…世界初録音
ゴラン・フィリペツ(ピアノ FAZIOLI)/
シルヴィア・マッゾーン(ヴァイオリン)
録音 2013年10月28日…1-10, 2014年3月28日…11.12
 イーヴォ・マチェク(1914-2002)はユーゴスラビア出身の作曲家。現在ではほとんど名前を聞くこともありませんが、20世紀のユーゴスラビアにおいて、重要な位置を占める音楽家でした。彼はザグレブの音楽アカデミーで学び、ピアニストとして名声を得ました。数々の演奏家とデュオを組み、多くの生徒を教えています。
 彼の作品、例えば「ピアノのためのソナチネ」を聴いてみると、一瞬「フランスの印象派」に似た響きが感じられますが、曲が進むにつれ、和声感は希薄になり、しなやかさを増していきます。
 彼の作品の中でも初期の時代に属する「主題と変奏」と、後期に属するピアノ・ソナタを比べてみると、逆にソナタの方が洗練された美しさを放っていることに気がつくかもしれません。
 ピアノのための作品は数えるほどしかなく、このアルバムに収録されらものが全てです。そのために余白にヴァイオリン・ソナタが収録されていますが、こちらがまたフォーレを発展させたかのような、流麗な美しさを持つ音楽です。
  

GP684
\2,400→\1590
バンジャマン・ゴダール:ピアノ作品集 第2集
 1.夢のすまい Op.140/2.夜想曲 第1番 Op.68/
 3.夜想曲 第2番 Op.90/4.夜想曲 第3番 Op.139/
 5.夜想曲 第4番 Op.150/
 6-8.3つの小品 Op.16
  <第1番:メヌエット/第2番:アンダンテ/第3番:ガヴォット>/
 9-11.幻想曲 Op.143
  <第1番:バラード/第2番:間奏曲/第3番:スケルツォ>/
 12.再生 Op.82/
 13-15.詩的な断章 Op.13
  <第1番:ラマルティーヌ/第2番:アルフレッド・ド・ミュッセ/第3番:ヴィクトル・ユゴー>
   ※世界初録音
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
録音 2014年4月27日.5月22日 ベルギー ティアンジュ リサイタル・スタジオB

 19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)のピアノ作品集第2集です。第1集(GP683)に収録されていた2曲のソナタの厳しい曲想に比べると、「夜想曲」を中心に集められたこちらの第2集の方が、普段知っているゴダールの雰囲気に近いのではないでしょうか。
 夢、夜、詩・・・この言葉に集約される美しい作品集は、ちょっとだけ肩の力を抜いたゴダールの姿を垣間見ることができそうです。しかし曲に渦巻くハーモニーはシューマンやショパン由来のものではなく、彼が敬愛していたワーグナーのもの。最初に置かれた穏やかなワルツ「夢のすまい」の息の長いメロディは、まさに愛の語らいです。
 ベルギーのピアニスト、エリアンヌ・レイエの柔らかいタッチは聴き手を夢の世界へ誘ってくれるようです。


GP685
\2,400→\1590
ショパンよりも前にポーランドで「夜想曲」を書いた人がいました
 マリア・シマノフスカ:ピアノのための舞曲全集

 1-18. 18の舞曲
  <第1番:ポロネーズ ハ長調/第2番:ポロネーズ ホ短調/
   第3番:ポロネーズ イ長調/第4番:ポロネーズ ヘ短調/
   第5番:ワルツ 変ホ長調/第6番:ワルツ イ長調/
   第7番:ワルツ 変ロ長調/第8番:ワルツ ヘ長調/
   第9番:アングレーズ 変ホ長調/
   第10番:アングレーズ 変ロ長調/
   第11番:アングレーズ 変イ長調/
   第12番:アングレーズ 変ホ長調/
   第13番:コントルダンス 変ロ長調/
   第14番:コントルダンス 変イ長調/
   第15番:カドリーユ 変ホ長調/
   第16番:カドリーユ ヘ長調/第17番:マズルカ ヘ長調/
   第18番:コティヨン 変イ長調>/
 19-42.24のマズルカ/
 43-48. 6つのメヌエット
  <第1番:イ短調/第2番:ト短調/第3番:変ホ長調/
   第4番:ト短調/第5番:ホ長調/第6番:ニ短調>/
 49.ジョゼフ・ポニャトフスキ大公お気に入りの民謡によるポロネーズ/
 50.ポーランド舞曲/
 51.コティヨン、または比喩的なワルツ
アレクサンダー・コストリツァ(ピアノ)/
ナツミ・シバガキ(第2ピアノ)…7
 録音 2014年6月7-8日 USA オハイオ,クリーヴランド・ファースト・ユニテリアン・チャーチ

 「夜想曲」は、ジョン・フィールドが確立した形式をショパンが発展させたと言われていますが、実はショパンよりも前にポーランドで「夜想曲」を書いた人がいました。
 それは1789年に生まれた女性作曲家マリア・シマノフスカ(1789-1831)で、彼女は19世紀初頭のヨーロッパにおいて、最も有名なピアニストの一人でもあったのです。
 彼女の作品も当時としては革新的なものであり、「ブリヤン様式= style brillant」と呼ばれる技巧的な作風は、ロマン派の自由な発想を予告するものにもなっています。
 ここに収録された作品は、どれも短く簡潔ですが、1曲ごとに広がる夢幻的な発想には感嘆するばかりです。
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GP689
\2,400→\1590
グリーグ&エヴユ:ピアノ協奏曲
 1-3.エドゥヴァルド・グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
  (P.グレインジャーによる校訂版)
  <第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Adagio/
   第3楽章:Allegro marcato>/
 4.グリーグ:ピアノ協奏曲 ロ短調(断章)/
 5-9.ヘルゲ・エブユ:ピアノ協奏曲 ロ短調
  (E.グリーグの断章による)
   <第1楽章:Moderato tranquillo/第2楽章:Scherzo/
    第3楽章:Adagio/第4楽章:Cadenza/第5楽章:Finale>/
 10-11.グリーグ:歌曲集(H.エブユによるピアノ編)
   <睡蓮とともに Op.25-4/ある夢 Op.48-6>
カール・ペテルソン(ピアノ)/
プラハ放送交響楽団…1-3.5-9/
ケリー・ストラットン(指揮)…1-3.5-9
 録音 2014年3月2日 チェコ共和国 プラハ チェコ・ラジオ・プラハ…1-3. 2014年3月3日 チェコ共和国 プラハ チェコ・ラジオ・プラハ…4-9, 2014年6月28日 コペンハーゲン,デンマーク王立音楽院 Studiescenen

 数多くのピアノ協奏曲の中でも、強い民謡風味が人気のグリーグ(1843-1907)のピアノ協奏曲。初期の作品でありながら、グリーグ自身が何度も改訂を試み、少しずつ改編を加えていたことで知られています。
 またこの曲をことのほか愛していたのが、イギリスの作曲家グレインジャーで、彼はグリーグを訪ね、民謡について語らいつつ、グリーグの指揮でグレインジャーがピアノを演奏し、この協奏曲の演奏旅行も企てたのですが、残念なことにこれが実現する前にグリーグがこの世を去ってしまったというエピソードもあります。
 ここでは、そんなグレインジャーによる「彼の理想とするグリーグの協奏曲」を聴くことができます。オーケストレーションや、リズム処理など、至るところに斬新さを感じ取れることでしょう。さてグリーグですが、本当はピアノ協奏曲をもう1曲書こうと構想を練っていたのですが、結局完成せず、断片のみが遺されました。それを元にして、ノルウェーの作曲家、アレンジャー、ヘルゲ・エヴユ(1942-)が新たな協奏曲を作り出しました。これがまた素晴らしいもの。グリーグ風味も感じさせつつ、全く新しい音楽が息づく(ラフマニノフ、チャイコフスキー、グリーグの良いところを全て混ぜ合わせたような)ぞくぞくするほどの名作の誕生です。

GP690
\2,400→\1590
フィリップ・グラス:グラス・ワールド 第2集 エチュード全曲
 1-10.エチュード 第1巻 第1番-第10番/
 11-20.エチュード 第2巻 第11番-第20番
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2015年3月27日, 4月3, 8日

 1991年から2012年にかけて作曲された、このフィリップ・グラス(1937-)の「エチュード」は、もともとデニス・ラッセル・デイヴィスのためにかかれた6曲の小品が出発点でした。
 その後、いろいろな折に書かれた全部で20曲のエチュードをまとめ、10曲ずつの2巻に再編し、現在の形になっています。第1巻がテンポ、ピアノ技法の開拓であり、テクニックの開発を目的に書かれたものが集められています。
 第2巻はそれを更に発展させるとともに、和声の新たな探求、冒険が意図された曲が集結しています。
 どの作品も複雑な旋律線を持っていますが、それは見事に音楽の流れに組み込まれ、ごく自然に息づいています。グラス自身もお気に入りだというこの曲集、じっくりと楽しんでみてください。

  第1集…GP677

GP691
\2,400→\1590
フィリップ・グラス:グラス・ワールド 第3集 メタモルフォーシス I-IV 他
 1.メタモルフォーシス I(1988)/
 2.メタモルフォーシス II(1988)/
 3.メタモルフォーシス III(1988)/
 4.メタモルフォーシス IV(1988)/5.メタモルフォーシス V(1988)/
 6.オリンピアン(ピアノ版)(1984)/
 7.トリロジー・ソナタ-第3楽章:アクナーテン(1983)よりダンス(P.バーンズによるピアノ編)(2000)/
 8.レイト・グレイト・ジョニー・エースからコーダ(1980頃)/
 9.トリロジー・ソナタ-第2楽章:サティアグラハ(1980)より終曲(P.バーンズによるピアノ編)(2000)/
 10.シークレット・ソロ(1977)/
 11.トリロジー・ソナタ-第1楽章:浜辺のアインシュタイン(1976)より「ニー・プレイ第4番」
  (P.バーンズによるピアノ編)(2000)/
 12.2つのページ(1968)/
 13.ピアノ・ソナタ 第2番(1959) ※8,10,13…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2014年3月24日…1-7.9.11.12, 2015年6月29日…8.10.13, フランス パリ、Temple Saint Marcel

 このグラス・ワールド第3集は、アルバムの曲順が時間を遡っていくようにプログラムされています。「メタモルフォーシス」は、カフカの小説「変身」のために書かれた第3番と第4番、エロール・モリスの映画のサントラのための第1番、第2番、第5番が入り混じっています。曲はお馴染みのミニマルで、美しい断片的なメロディーが形を変えながら耳を通り過ぎていきます。ロサンゼルス・オリンピックのための「オリンピアン」、三部作オペラからの編曲であるトリロジー・ソナタ、1968年に書かれたにもかかわらず、すでにミニマリズムの萌芽が見える2つのページ、そしてミヨーの影響があると言われるソナタ第2番。あなたの知らないフィリップ・グラス(1937-)の姿が見えてくるかもしれません。

【既発】第1集…GP677 第2集…GP690
  

GP692
\2,400→\1590
フィリップ・グラス:グラス・ワールド 第4集 ON LOVE
 1-14.THE HOURS‐めぐりあう時間たち(2002)
  <ポエット・アクツ/モーニング・パッセージ/
   彼女がしなければならない何か/
   フォー・ユア・オウン・ベネフィット/
   ヴァネッサと子供たち/ケーキを作りましょう/
   歓迎されざる友/デッド・シングス/キス/
   なぜ誰かが死ななければならない/
   ティアリング・ハーセルフ・アウェイ/逃避/
   人生の選択/めぐりあう時間たち>
    ※ピアノ独奏への編曲
     マイケル・リースマン…4.5.9,
     マイケル・リースマン&ニコ・マーリー…1.2.3.6.7.8.10.11.12.13.14/
 15.モダン・ラヴ・ワルツ(1977)/
 16.あるスキャンダルについての覚え書き(2006)/
 17.MUSIC IN FIFTHS(1969)
   ※6…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2014年3月25日 フランス パリ、Temple Saint Marcel

 「めぐりあう時間たち」は、2002年に製作されたアメリカ映画(スティーブン・ダルドリー監督、マイケル・カニンガム原作)。人生と愛に疲れ、入水自殺を遂げる女性作家ヴァージニア・ウルフと彼女に関わる3人の女性の時代を超えた1日を描いた問題作です。
 ヴァージニアを演じたニコール・キッドマンの美しさと演技が高く評価され、彼女はこの役でアカデミー主演女優賞も受賞しています。
 この映画のサウンドトラックを書いたのがフィリップ・グラス(1937-)で、彼は錯綜するストーリーに沿うように、強迫観念と不気味さに彩られた不気味かつ美しい音楽を書きました。
 キッドマンが栄誉ある賞を獲得したように、このサウンドトラックも数々の賞にノミネートされ、BAFTAのアンソニー・アスキス賞を受賞するという栄誉に浴しています。
 原曲はオーケストラで奏されますが、ピアノ独奏への編曲は、更なる孤独な心情を描き出すことに成功しています。

 第1集…GP677 第2集…GP690 第3集…GP691
 


GP695
\2,400→\1590

103歳まで生きた長老作曲家
 ポール・ル・フレム(1881-1984):ピアノ作品全集


 1.4月(1910)/2.古びたカルヴェール(1910)/
 3.荒野を通って(1907)/
 4.岸辺の砂地を通って(1907)/
 5-9.エニシダの花の歌(1910)
  〈第1番:ブレトンのバグパイプ/第2番:夕べに向かって/
   第3番:物語の周り/第4番:子守歌/第5番:ロンド〉/
 10-16. 7つの子供のための小品(1910)
  〈祈り/砂の要塞/厳しい叱責のあとに/
   愛撫/年老いた物乞い/礼拝堂/ビグダン〉/
 17.コリガン‐ブレトンのワルツ(1896)/
 18.右手のために(1961)/
 19.メランコリー!/
 20.エポニーヌとサビニウス(G.コウクル編)(1897)/
 21.パヴァーヌ・ド・マドモワゼル(ルイ14世風に)/
 22.エモーション(1939)

   ※17-22…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2015年3月23日 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 1881年、フランス、オルヌ県ラドンに生まれ、パリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディとアルベール・ルーセルに師事、教育者としても活躍し、エリック・サティやアンドレ・ジョリヴェを指導したというポール・ル・フレム(1881-1984)。
 マルティヌー、チェレプニン、タンスマンと親しく交流し、彼らから大きな影響を受けています。



 またブルターニュの音楽にも強い愛着を持ち、自作に民族的な要素を積極的に取り入れました。

 彼は103歳という長寿を全うしましたが、作曲活動は第一次世界大戦の際に一時中断、1938年に活動を再開したときには、作風もかなり変化しています。

 ピアノ曲はその翌年の1939年に書かれた《エモーション》が最後の作品であり、以降は歌劇やバレエ曲、映画音楽といった大規模なものへと嗜好が移ってしまったようです。

 そんなル・フレムのピアノ曲からは、ショーソンやドビュッシー作品にも似た、良きフランスの香りが漂います。

 スペイン近代作品とマルティヌー作品を得意とするジョルジオ・コウクルの演奏です。






GP696
\2,400→\1590
ストラヴィンスキー.ラヴェル.ガーシュウイン
 〜トランスクリプション集とオリジナル・ピアノ作品集

  1-12.ストラヴィンスキー(1882-1971):春の祭典
   (S.ラフリングによるピアノ独奏版)/
  13.ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(ピアノ版)/
  14-16.ガーシュウイン(1898-1937):3つのプレリュード/
  17-19.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ独奏版)
エリック・フェラン=エンカワ(ピアノ)
録音 2013年12月8日…14-19, 2013年12月22日…1-13 フランス Auditorium Marcel Landowski,Conservatoire a Rayonnement Regional de Paris,

 ストラヴィンスキーの名作「春の祭典」には、色々なピアノへの編曲ヴァージョンが存在します。原型であるオーケストラの暴力的な響きを余すことなく移し替えるためには、2台ピアノ版が良いのかもしれませんが、このラフリングの編曲による「一人春の祭典」は、もう想像を超えた素晴らしさです。
 ピアノ演奏の限界に挑むかのようなこのピアノを弾いているのはフランス生まれのエリック・フェラン=エンカワ。ジャズ・ピアニストとしても活躍する人だからこそ、この愉悦感が生まれるのかもしれません。
 ラヴェルの「ラ・ヴァルス」での軽やかさと華やかさの絶妙なコンビネーション、ガーシュウィンの洒脱なプレリュードと、文句なしの「ラプソディ・イン・ブルー」、どれもが一聴の価値あるものです。
 

GP713
\2,400→\1590
ミリー・アレクセイヴィチ・バラキレフ:ピアノ作品全集 第2集
 1.ワルツ 第1番 ト長調(ワルツ・ディ・ブラヴーラ)(1900)/
 2.夜想曲 第1番 変ロ短調(1898年改訂版)/
 3.ワルツ 第2番 ヘ短調(ワルツ・メランコリック)(1900)/
 4.ワルツ 第3番 ニ長調(ワルツ・インプロンプチュ)(1901)/
 5.夜想曲 第2番 ロ短調(1901)/
 6.ワルツ 第4番 変ロ長調(演奏会用ワルツ)(1902)/
 7.夜想曲 第3番 ニ短調(1902)/
 8.ワルツ 第5番 変ニ長調(1903)/
 9.夜想曲 嬰ト短調(夜想曲 第1番の初稿/1856)/
 10.幻想的小品 変ニ長調(1903)/
 11.ワルツ 第6番 嬰へ短調(1903)/
 12.漁師の歌 ロ短調(1903)/
 13.ワルツ 第7番 嬰ト短調(1906)
   ※世界初録音…9
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)
録音 2012年8月20-23日…1.3.4.6.8.11.13, 2014年1月7-10日…2.5.7.9.10.12 イングランド ウィアストン・レイズ

 ロシア五人組のメンバーの一人、バラキレフ(1837-1910)のピアノ作品集の第2集です。今回のアルバムで取り上げられているのは、彼の「ショパンへの憧れ」が強く感じられる夜想曲とワルツです。彼は実は優れたピアニストであり、とりわけ即興演奏の腕は素晴らしいものだったとされています(イスラメイを聴けばそれも納得です)。しかし、自作については懐疑的であり、鬱病になってワルシャワ鉄道の事務員として働くなど、一時期音楽からすっかり遠ざかってしまったこともあると言います。そんな彼、残された作品もあまり多くないのですが、ここに収録されている晩年の作品はどれも確信に満ちたもの。中には若いころの作品を改作した「夜想曲第1番」も含まれていますが、今回、その初稿版が初めて録音されました。比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
 

GP714
\2,400→\1590
バラキレフ:ピアノ作品全集 第3集
 1.マズルカ 第1番 変イ長調(1859-1860)/
 2.マズルカ 第2番 嬰ハ短調(1859-1860)/
 3-5.ピアノのためのソナチネ ト長調《エスキース》(1909)
  〈第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:L'Istesso tempo/
   第3楽章:コーダ: Poco a poco piu agitato〉/
 6.子守歌 変イ長調(1901)/
 7.マズルカ 第3番 ロ短調(1884-1885)/
 8.マズルカ 第4番 変ト長調(1884-1885)/
 9.ドゥムカ 変ホ短調「哀歌」(1900)/
 10.マズルカ 第5番 嬰ハ長調(1884年版…N.ウォーカーによる補筆版)/
 11.夢 ヘ長調(1903)/12.ユモレスク ニ長調(1902)/
 13.マズルカ 第6番 変イ長調(1902)/
 14.小品 嬰へ短調(1851年第2稿…N.ウォーカーによる補筆版)/
 15.マズルカ 第7番 変ホ短調(1906)/
 16.奇想曲 ニ長調(1902)
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)
録音 2012年8月22-23日(1-5.7.8.10.13.15), 2014年1月9-10日(6.9.11.12.14.16) イングランド ワイアストン・レイズ

 ロシア五人組のまとめ役、ミリイ・バラキレフ(1837-1910)のピアノ作品シリーズ、第3集。
 今回はマズルカを中心に様々な小品を取り合わせた魅力的なアルバムになっています。マズルカといえば独特なリズムを持つポーランド舞曲で、ショパンの素朴な曲がお馴染みですが、バラキレフの曲は更にスラブ的な雰囲気が強調された重厚かつ華麗な仕上がりとなっています。
 他には、あの《イスラメイ》を凌駕するほどに技巧的な《ユモレスク》や力強い《ドゥムカ》など聴き応えのある曲が並びます。
 各々2分にも満たない3つの楽章で構成された《ソナチネ》は、その短い曲の中にロシアの美しい田園風景が凝縮されたような色彩豊かな響きで満たされています。
 2010年に“バラキレフ生誕100周年”の記念コンサートをロンドンで行い喝采を浴びたピアニスト、ニコラス・ウォーカーの演奏で。

  第1集…GP636, 第2集…GP713 

GP716
\2,400→\1590
ボリス・チャイコフスキー:ピアノ曲と室内楽作品集
 1-3.2台のピアノのためのソナタ(1973)/
 4-8. 5つの小品(1935)
  <メロディ/行進曲/田園曲/ワルツ/マズルカ>/
 9-13. 5つの前奏曲(1936)
  <第1番:嬰ト短調/第2番:変ロ短調/第3番:変イ長調/
   第4番:ロ短調/第5番:イ長調>/
 14-18. 5つの小品(1938)
  <前奏曲/おとぎ話/回想/マズルカ/物語(終曲)>/
 19.練習曲 嬰へ短調(1935)/20.練習曲 変ロ長調(1972)/
 21.練習曲 ホ長調(1980)/22.行進曲(1945)/
 23.前奏曲 ト長調(1945)/
 24-26. 3つの小品(1945)
  <ワルツ(D.コロステリョフによる復刻版)/ロマンス/終曲>/
 27-28.ヴァイオリン・ソナタ(1959)
  ※1-8.21.22.24-26…世界初録音
ドミートリー・コロステリョフ(ピアノ)…1-26/
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)…1-3.27-28/
マリーナ・ディチェンコ(ヴァイオリン)…・27-28
録音 2014年12月28日…1-3(第5スタジオ), 2013年11月1日…4-26, 2008年6月11.27日…27-28 ロシア モスクワ,ロシア国立TV&ラジオカンパニー「Kultura」第1スタジオ

 チャイコフスキーと言っても、あの有名な「白鳥の湖」などの作曲家とは血縁関係がない、このボリス・チャイコフスキー(1925-1996)。ロシアの20世紀後半を代表する作曲家の一人です。
 モスクワ音楽院でオボーリンにピアノを学び、シェヴァーリンとミャスコフスキー、ショスタコーヴィチに作曲を学んだ人で、もちろん師らの影響も感じられますが、映画音楽なども多く作曲したせいか、その作風は幾分わかりやすいもので、とりわけここに収録されている10代の頃に書かれたピアノ曲は、習作のようなものとはいえ、どれも愛らしさを備えていて、ショパンやスクリャービンの影響も強く感じられます。
 それに比べると、円熟期の「2台のピアノのためのソナタ」は激しいリズムに支配された強烈な音楽。構造は古典的ですが、ここに盛られた作風は間違いなく現代的アプローチによるものです。第1楽章で展開される、リズミカルに叩きつけられる鍵盤から引き出される音楽、静謐な第2楽章、人を食った第3楽章と、なんとも面白い作品です。
  

GP723
\2,400→\1590
エルヴィン・シュールホフ:ピアノ作品集 第3集
 1-6.ジャズ風舞踏組曲(1931)
  <ストンプ/シュトライト/ワルツ/タンゴ/スロー/フォックス=トロット>/
 7-15. 9つの小さな輪舞 Op.13(1913)
  <Leicht bewegt‐容易に動いて/Massig bewegt‐適度に動いて/
   Schnell‐すばやく/
   Feurig, aber sehr rhythmisch‐
    燃えるように、しかし非常にリズミカルに/
   Walzertempo, ausserst kokett vorzutragen‐
    ワルツのテンポで,軽やかに前方に/
   Ruhig fliessend/Ruhiges Walzertempo/
   Leicht bewegt/Ruhiges Walzertempo>/
 16-21.オスティナート(1925)
  <パパ/ママ/ダ…ダ…/ホップ…ホップ/ア…ア/トララ>/
 22-26. 5つのジャズ練習曲(1926)
  <チャールストン/ブルース/シャンソン/タンゴ/
   シミー上のトッカータ 第5番「ゼズ・コンフリーの鍵盤の上の子猫」>/
 27.ゼズ・コンフリー:鍵盤上の子猫
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
 録音 2012年9月2日,2014年5月3-4日 ハンブルク音楽・演劇高等学校
 チェコの作曲家、ピアニスト、指揮者エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)のピアノ作品集もこのアルバムで第3集となります。
 ダダイズムの先鋒として活躍し、また自作にジャズや実験音楽の要素も取り入れるなど、様々な作風を見せたシュルホフの作品がナチス・ドイツによって「退廃音楽」のカテゴリーに入れられてしまったのはなんとも残念なことでした。
 この第3集に収録されているのは1910年代から1930年代までの、およそ20年間にわたる時代の作品で、ほとんど耳にする機会のないOp.13の「小さな輪舞」をはじめ、ジャズや軽音楽にも通じる楽しい雰囲気を持ったものばかりです。
 興味深いのはアメリカのジャズ・ピアニスト、ゼズ・コンフリーの「鍵盤上の子猫」にインスパイアされたトッカータで、こちらは原曲も収録されていて、聴き比べ(シュルホフがどのように変貌させたか)も楽しい趣向になっています。
 


GP725
\2,400→\1590
ポルトガルの珍しいピアノ作品集
 1.ジョアン・ギリェルメ・ダディ(1813-1887):アンダンテ・カンタービレ/
 2.ダディ:舟歌/
 3.ダディ:甘い幻想/
 4.ダディ:悲歌/
 5-7.ジョセ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):ポルトガルの情景 Op.9
  <第1番:愛の歌/第2番:チュラ/気まぐれなワルツ>/
 8-10.モッタ:ポルトガルの情景 Op.18
  <フィゲイラルの歌-旅/O Malhao - アヴェイロの歌/
   ダ・ベイラの歌-ドゥルロの歌>/
 11.モッタ:セレナータ Op.8/
 12.モッタ:バラダ Op.12
   ※世界初録音…1.2.3.4.11.12
ソフィア・ルーレンコ(ピアノ)
 録音 2014年10月15-16日 ポルトガル リスボン Estudios Namouche
 ポルトガルの2人の作曲家によるピアノ曲集です。
 ダディは神童として幼い頃からコンサートで活躍するほどのピアニストで、1845年にポルトガルを訪れたリストも彼の才能に惚れ込み、タルベルクの2台ピアノのための「ノルマ幻想曲」を一緒に演奏したという記録も残っています。
 そんな彼の作品はどれも名技を要するもので、演奏効果のあがる華麗な曲です。また、最近、アルバムのリリースが増えてきたヴィアナ・ダ・モッタはもともとポルトガルの海外領土であったサントメ島生まれ。幼い頃に本土に帰国してから音楽の才能を見せ、作曲を始めた人です。
 リスボンでピアノと作曲を学び、ベルリンからヴァイマールに渡り、リストの最後の高弟となりました。ピアニストとして活動した後はリスボン国立音楽院の院長も務めています。
 彼の作品はロマン派の様式の中に、ポルトガル民謡の要素を組み込み、新鮮な効果が得られるよう工夫が凝らされています。
 

GP737
\2,400→\1590
アルテュール・ヴァンサン・ルリエ:ピアノ作品全集 第1集
 1-5.5つの壊れやすい前奏曲 Op.1(1908-1910)/
 6-7. 2つの版画 Op.2(1910)
  <牧神の夕暮れ/香り、色と音の答え>/
 8-9.マズルカ Op.7(1911-1912)/
 10-13. 4つの詩 Op.10(1912-1913)
  <憂鬱/カプリース/自画像/皮肉>/
 14-16.大気のかたち(パブロ・ピカソ)(1915)/
 17-23.仮面(誘惑)
  <雲/隠匿/脆弱/深い謎、穏やかに/奇妙/
   とても遅く、静かに(葬送行進曲)/失神>/
 24.アップマン,たばこを吸う描写/
 25-28.ヘ長調の小組曲/29.対話
   ※25-29…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
 録音 2016年1月5日…1-5.8-9.29, 2016年3月25日…6-7.10-28 スイス,ルガーノ・コンセルヴァトワール

 ロシア出身の作曲家ルリエ(1892-1966)は、経歴の初期にはソ連楽壇の指導的作曲家として活動していたものの、ドイツ、フランス、アメリカに亡命した後は、ストラヴィンスキーの影響を強く受け、新古典主義音楽の信奉者に鞍替えした人です。
 また同時代の美術に強い関心を持っており、いくつかの作品は美術作品にも関連を持っています。多くの作曲家たちのように、死後間もなく忘れ去られた存在になっていましたが、ギドン・クレーメルが作品を紹介したことが皮切りとなり、代表作「大気の形」(ピカソに献呈された)が広い地域で演奏され始めるなど、少しずつ復興が進んでいます。
 ここで聞ける作品も、時には若き彼が強く魅了されたスクリャービン風であったり、香り高いフランスの雰囲気を有していたりと、曲によって様々な表情を楽しむことができます。
 スペイン、フランスの作品を得意とする1953年生まれのジョルジオ・コウクルによる演奏です。

GP739
\2,400→\1590
ヨハン・クヴァンダール:ピアノ独奏作品全集
 1-3.3つのカントリー・ダンスによる幻想曲 Op.31(1969)
  〈第1番:Skjeggeloppa, Munnharpeslatt/
  第2番:Langeleikimprovisasjon/第3番:Vigstadmoen〉/
 4-8.5つのピアノのための小品 Op.1(1940)
  〈第1番:Moderato con moto/第2番:Moderato/
  第3番:Allegretto/第4番:Risoluto/第5番:Andantino〉/
 9.スキッパー・ワース:グロッケンシュピールのメヌエット(1968)/
 10.情緒、古いスケッチブックから(1952)/
 11-18.8つの民謡 Op.70(1986-1987)
  〈第1番:Skjemtevise, "Kjetta sett' opp veven sin/
   第2番:Um morgon tidleg, "Um morgon tidleg pa hogste nut"/
   第3番:Bonden og reven, "Eg gjekk meg i dalen og skaut meg ein rev"/
   第4番:Kjarlighetssang, "Kvi ror du so du fagre ungersvein"/
   第5番:Dans, "Tak hardt uti hand, tro lett utpa fot"/
   第6番:Velkomstsang, "I vare velkommen kong Albret"/
   第7番:Vesle Ola Finndal/
   第8番:A hanen han satt upp pa bjelken〉/
 19.ロンド・グラツィオーソ Op.5-1(1942)/
 20.歌劇「神秘」 Op.75 - 第2幕 ワルツ(ピアノ版)/
 21.幻想曲 Op.8(1947)/22.ワルツ「ユダヤのハープ」(1980)/
 23-26.抒情小曲集 Op.5より(1942-1947)
  〈第4番:インテルメッツォ 第1番 Andante sostenuto/
   第5番:インテルメッツォ 第2番 Andante/
   第6番:カプリッチョ Alleguro molto/
   第7番:スケルツィーノ Allegro scherzando〉/
 27-29. 3つのノルウェー民謡 Op.5-2(1948)
  〈Lokk fra Lom/Sjung amen!/Da e’ va liti〉/
 30.モザイク 第1巻ー踊り(1998)/
 31-33.ソナチネ Op.2(1940)
  〈第1楽章:Allegro energico/第2楽章:Andante/第3楽章:Presto non troppo〉
  ※4-10.20.22.23-26.27-29.31-33…世界初録音
ヨアヒム・クノップ(ピアノ)
 録音 2014年3月31日-4月3日 ノルウェー オスロ Sofienberg Church

 20世紀初頭のノルウェーに生まれた作曲家ヨハン・クヴァンダール。実は彼の父は、当時ドイツとノルウェーで活躍、その作品が高い評価を受けていたダーヴィド・モンラード・ヨハンセンですが、息子であるクヴァンダールは「親の七光り」で評価されることを嫌い、父方の姓を名乗らなかったという人です。
 彼は1937年から1942年まではゲイル・トヴェイトに師事、1942年から44年までウィーンでヨーゼフ・マルクスから作曲を学びましたが、戦後はノルウェーに戻り、この地の音楽大学でオルガンを学びました。作曲家として活動を始めた初期の時代は、他の同時代の作曲家たちのように、古典的なフォームでノルウェーの民俗音楽を取り入れた明快な作品を書いていましたが、1952年から1954年に住んだパリで、ナディア・ブーランジェに師事、またバルトーク、ストラヴィンスキー、メシアンたちの音楽に触れることで、彼の作風も大きな転機を迎えます(とは言え、この時代の作品は無調の傾向が見られるものの、電子などの前衛的な手法は用いていません)。
 晩年は独自の手法による調性感に基づく作品に、民俗的な要素を取り入れた神秘的な作品をいくつか作曲、最後の作品である「ピアノ協奏曲」は壮大な楽想が愛されています。
 このアルバムには、彼のピアノ独奏曲を全て網羅。初期の「ソナチネ」から晩年の作品「モザイク」まで、面白い曲が並びます。
 

GP745
\2,400→\1590
フィリップ・グラス:グラスワールド 第5集《ENLIGHTENMENT》
 1.マッド・ラッシュ/2.メタモルフォーシス TWO(ピアノ・ソロ・ヴァージョン)/
 3.600ラインズ/
 4.ポール・サイモン:サウンド・オブ・サイレンス
   (P.グラスによるピアノへのトランスクリプション)
    ※2.4…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2014年3月26日…1-3, 2014年3月31日…4 フランス セイント・マルセル・テンプル

 GRAND PIANOの「フィリップ・グラス」シリーズの第5集は、4曲の異なる雰囲気を持った作品で構成されています。
 もともとオルガンのために作曲された《マッド・ラッシュ》は1981年に行われたダライ・ラマの演説の際に、グラス自身がオルガンを演奏し初演された作品で、特有の短いフレーズが延々と反復されながら少しずつ形を変えていく魅惑的な音楽です。まるで海の波が永遠に繰り返し岸に打ち寄せるように、時には荒々しさを魅せながらも、その永久に持続するかのような音の動きに吸い込まれそうになるでしょう。
 それに比べ《600ラインズ》は同じ反復運動でも、偏執的なトッカータ。数々の変形ヴァージョンが存在する《メタモルフォーシス》の中の一つの形態である「TWO」、そして2007年5月23日の米国議会図書館主宰の第1回「ガーシュウイン賞」がポール・サイモンに授与された際、演奏されたグラス編の「サウンド・オブ・サイレンス」で、こちらは原曲を尊重しながらも、グラスらしいアレンジが施されています。






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