H78-000番代 SP盤復刻
1CD-R\2200
音質的にはかなり苦しいものがあるが、それがSPのリアルな再現である。HECTORも極度なノイズ・カットは行っていない。 |
|
H78-003 |
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 悲愴
ウェーバー:魔弾の射手 序曲*
(1936年 パリ録音
78rpm-Columbia LX552/6)
(1931年2月13日
パリ録音 78rpm-Columbia LX1496/7)* |
フィリップ・ゴベール指揮
パリ音楽院協会管 |
ゴベールの悲愴だ!作曲家、フルート奏者、それと指揮者と軍隊も経験した彼の生涯は波乱に満ちている。今回の復刻でチャイコフスキーの悲愴は、極めて構成力が素晴らしく確立された交響曲に仕上がっています。オケのソロパートも見事で、ときおり旋律の美的センスを垣間見る名演。あらためて再評価されてもよい演奏で、偉大な指揮者を堪能して頂ける1枚です。 |
H78-004 |
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61
(2)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン*
(1941年11月 パリ録音)78rpm Gramophone
W1508/12
(1930年代 パリ録音)78rpm Pathe
X98187 * |
(Vn)アンリ・メルケル
(1)ウジェーヌ・ビゴー指揮
コンセール・ラムルー管
(2)G.アンドルフィ指揮
パリ音楽院管 |
余り聴く事のできない19世紀フランス人ヴァイオリン奏者H.レオナールのおしゃれで優美なカデンツァを使用した魅力的な演奏で、メルケルの紳士的ポルタメントは気品に満ちて素晴らしい録音です。メルケルのサラサーテはオケ伴奏でレア物フランス・パテ盤による希少音源の復刻です。サラサーテも必見です!(フランスの高貴なベールに染まるアイテム。) |
H78-006
\2200 |
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
(1943年1月ベルリン録音 Polydor
68046/49)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
*
(1940年代 コペンハーゲン録音 Tono
X25086)* |
(Vn)アニア・イグナティウス
アルマス・ヤンネフェルト指揮
ベルリン市立管
(Vn)エミール・テルマニー*
トーマス・イェンセン指揮
デンマーク王立管* |
H78-008
\2200 |
ベルリオーズ:幻想交響曲
(78rpm Pathe PDT10/5) 1935年パリ録音MONO |
ゼルマー・マイロヴィッツ指揮
パリ交響楽団 |
1924年にベルリン国立歌劇場管の音楽監督を兼任したSP時代の指揮者。1875年東プロイセン生れ1941年に亡くなるまでに数々の録音を残す。パリ響設立者P.モントゥーが幻想を1930年に録音しているが今回の盤は、比較してみる価値ある演奏です。 |
H78-009
\2200 |
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調Kv.268
*
ディヴェルティメント第17番Kv.334よりメヌエット
(ヴァイオリンとピアノによる編曲)*+
(78rpm Columbia 9916/8 &
Columbia LFX201/3)
1931年録音MONO |
(Vn)アルフレッド・デュボワ*
(P)フェルナン・ゴーヤン+
デジレ・ドゥフォー指揮
ブリュッセル王立音楽院管弦楽団 |
グルック:フルート協奏曲ト長調(シェルヘン編曲)
(78rpm HMV DB6083/4) 1940年代後期スイス録音MONO |
(Fl)ウィーリー・ウルフェ
ヘルマン・シェルヘン指揮
ヴィンタートゥール市管弦楽団 |
H78-011
\2200 |
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンドOp.35
78rpm L'Oiseau-Lyre OL14 -
1930年代中期録音MONO |
フェルナン・ウーブラドゥ (Basson)
ロジェ・デゾミエール指揮
パリ音楽院管弦楽団 |
ハイドン:協奏交響曲変ロ長調Op.84 Hob.Ⅰ-105
78rpm L'Oiseau-Lyre OL83/5
-
1938年録音MONO |
ロラン・シャルミー (Vn)
アンドレ・ナヴァラ (Vc)
フェルナン・ウーブラドゥ (Basson)
ミルティル・モレル (Ob)
シャルル・ミュンシュ指揮
パリ音楽院管弦楽団 |
久々のSP復刻シリーズ。HECTORも極度なノイズ・カットは行っていないため、さすがにこのシリーズは、一般の人には音質的には苦しい。が、マニアにとってはたまらない復刻だろう。 |
H78-005
\2200 |
クープラン:葦 百合ひらく
レヴィ:ワルツ
ショパン:マズルカOp.6-2 No.2 Op.50-2 No.31
シューマン:幻想小品集 「夕暮れに」 「夢のもつれ」
シューベルト:即興曲第2番D.935
モーツァルト:幻想曲ハ短調Kv.475
* |
(ピアノ)ラザール・レヴィ
78rpm Victor JAS136 - 1950年代初期日本録音MONO
78rpm Gramophone DB4808 - 1931年録音MONO * |
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24 「春」 |
(ヴァイオリン)アレクサンドル・モギレフスキー
(ピアノ)レオニード・クロイツァー
78rpm Polydor 5027/9 - 1930年代録音MONO |
ご要望にお応えして復活。 |
H78-012
\2200 |
カラヤン、疾風怒濤のSP録音
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界」
78rpm (G)Grammophon 67519/24
- 1940年6月ベルリン録音 |
カラヤン指揮
ベルリン・フィル |
若い頃のカラヤンの演奏が好きだというのは折に触れて話してきたのだが、今回からHECTRは貴重なカラヤンのSP録音を復刻してくるといってきた。
とくに今回は1940年の「新世界」。HECTORの話では、「これまでCD化されたものを聴いたが、音が良すぎて不自然で全然カラヤンの覇気が伝わってこない!」と憤っていた。テスト盤を聴いてみたが、確かにこの復刻は良くも悪くもSP盤の剥き身の復刻。音揺れが結構ひどいところもあるのだが、SP盤そのままの音をシンプルにストレートに伝えようという姿勢は買える。
そして演奏。
まさに若獅子カラヤン。
「奇跡のカラヤン」と賞賛されベルリンに降臨したカラヤンが、その勢いのままに披露した稲妻のごとき「新世界」。まだまだ世界を征服するまでに紆余曲折はあるものの、そうなるのも時間の問題だろうなと思わせてくれる怒涛の演奏。 |