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HECTOR SPECIAL SELECT
スペシャル・セレクト
オーケストラ・シリーズ


 HECTORレーベルの中のスペシャル・セレクト・シリーズ。
 特別に選ばれた音源だけの特別シリーズでえある。

 通常のCDケース入りで裏ジャケ印刷もあり。


 企画番号が先頭のアルファベットで区別されるので手書きでのご注文の際はお間違えなきよう・・・。


 掲載画像は復刻LPのジャケットで商品のジャケットではない場合もございます。



HACDR-2
\2200
アーベントロート
 シべリウス:交響曲第2番二長調Op.43
 プフィッナー:小交響曲ト長調Op.44*
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送交響楽団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団*
12inch Urania URLP7145 & URLP7044* (1952年 1944年* 録音MONO)

 昔DANTE(ARLECCHINO)でCD化されて話題騒然となったアベントロートのシベリウス。アーベントロートのシベリウスは珍しく、これ以外には1938年の「フィンランディア」が知られているのみ。
 アーベントロートらしい激しいゆさぶり、そうかと思うと一転「タメ」なしに剛毅に迫ってくる。
 終楽章中盤の容赦ない剛速球演奏、ラスト3分の天地震える大スケール演奏、ともにシベリウス交響曲録音史上に残る名場面である。

HACDR-3
\2200
アーベントロート
 チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調Op.36  
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送響
12inch Urania URLP7159 - 1951年 2月13日 MONO

 決して需要は少なくないと思うのにどういうわけか入手困難になっていたアーベントロートのチャイコフスキー:交響曲第4番。
 大昔BERLIN CLASSICS、日本からはトクマから出ていたが、HECTORに言わせればその存在感、音の迫力は比較にならんと鼻息荒い。
 確かにサンプルを聴いたが音に粗さはあるものの、奥行きや立体感はなかなかのもの。
 ただアーベントロートのチャイ4ということでどこまで暴れるかと期待すると、案外ドイツの伝統的な質実剛健的で非ロマンティックな演奏。ドロドログチャグチャの魑魅魍魎型演奏ではない。ただこれもアーベントロートのひとつの個性か。

HACDR-4
\2200
アーベントロート指揮&ライプツィヒ放送響
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」 
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送交響楽団
12inch Urania RS712 - 1952年録音MONO

 「アーベントロートは旧東ドイツで活躍していたため、もう一つ知名度が弱いが、フルトヴェングラーより3歳年上のこの巨匠の個性は極めて強烈で、ブラームスの一番と「悲愴」はフルトヴェングラーよりもはるかに雄弁」(宇野功芳)

 ベルリン放送響との1950年11月28日の「悲愴」は完全ぶちきれの化け物演奏で、残念ながら今では入手困難だが(下記参照)、この1952年のライプツィヒ放送響との「悲愴」もアーベントロートの「名演」というと必ず名前のあがる有名な録音。できればベルリン放送響との録音と一緒に堪能してほしい。
 また復刻に当たってはURANIA盤を使用、アーベントロートらしい図太い音の復刻に成功している。




 HFCDR-1
\2200
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68
  (1947年 8月13日 ザルツブルグ ライヴ モノラル録音)
フルトヴェングラー指揮
 ウィーン・フィル

 衝撃的な音で蘇るフルヴェンのライヴ音源! 放送音源を使用した復刻CD-R盤の発売です。以前にCD(Disques Refrain)とプライベート盤LPが発売されていましたが現在は入手困難です。(いずれも音がイマイチでした)今回は凄いです!このライヴは驚愕の音源です。(HECTOR)

 かつてDISQUE REFRAINで発売され、すぐに完売となり、店主も家宝としていた1947年8月13日のブラームスの交響曲第1番ライヴ。
 その苛烈な突進力と化け物のように異様なテンポには、聴くものを黙らせてそのまま数日寝込ませるような、尋常でない迫力が秘められていた。フルトヴェングラーの同曲録音でも最初期に当たる、おそるべき録音。
 とはいえ、これだけの録音だからすぐにどこかから復刻されるとタカをくくって、どうしてもどうしてもどうしてもほしいというファンの方に差し上げてしまった・・・・が、あれからすでに10年以上・・・。ずっとずっと日の目を見なかった。それからこの音源の話題が出るたびに、いつも胸がズキリと痛んでいた。
 しかし、その音源が、ようやく歴史的音源復刻レーベルHECTORから登場!
 しかも放送音源を使用した復刻ということで、過去に発売されたプライベート盤LP、そして手放したことをずっと後悔していたDR 92002よりもいいという。

 そして実際送ってもらってさっそく聴いたデモCD-R。
 もちろん決して万全とはいえない。ところどころ歪みとかはある。・・・しかしその腹の底にズシンと響いてくる衝撃度は明らかに10数年前に聴いたDR盤では感じられなかったもの。放送音源というのは嘘ではないらしい。
 ・・・しかしそれにしてもこの卒倒しそうにすさまじい音楽パワー。そうおいそれと聴く音源ではないが、聴いたが最後もう離れられなくなること必定。
 ということでHECTORの快挙、どうぞごゆっくり!

HFCDR-3
(2CD-R)
\2200
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 作品90*
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル
1949年 12月18日 ベルリン ライヴ録音* (G)Electrola E90994 1948年 10月24日 ベルリン ライヴ録音  (G)Electrola E90995 2枚組で1枚の価格でお買い得CD-R盤。(hector)



HFCDR-7
\2200
旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサート 
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.61
 (private tape) -
  9-12 January 1944 ベルリン ライヴ録音MONO
(ヴァイオリン) エーリヒ・レーン
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル

 「店主の気になるアルバム」メルマガではすでにお知らせしたアイテム。

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 先週、あるお客様から

「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、エーリヒ・レーンとフルトヴェングラーの演奏、どう思われますか?」

 という唐突なお便りがきました。

 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
 エーリッヒ・レーン(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィル
  1944年1月12日 ベルリン/フィルハーモニーでの録音(モノラル)

 これです。

 実は大昔に聴いたきりでした。


 フルトヴェングラーって、ちょっとマイナーな人との協奏曲録音が残ってますよね。
 エッシュバッハーとかスカルピーニとかマヒュラとか。
 もちろん今思えばすごい人たちですが。

 店主にとってはエーリヒ・レーンもそんな中の一人という認識でした。


 エーリヒ・レーン。

 ベルリン・フィルのコンマスで、フルトヴェングラーとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲で共演、戦後はイッセルシュテットに請われてハンブルクの北ドイツ放送交響楽団の初代コンサートマスターに就いた人。

 アリア・レーベルの第3弾でもその逸話が。
 


 そのエーリヒ・レーンがフルトヴェングラーと共演したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。

 これ、実は特別な演奏なんです。

 1944年1月12日
 ベルリン/フィルハーモニー楽堂での録音

 当時のベルリンはイギリス空軍の無差別爆撃にさらされ、ベルリン・フィルの団員にも被害が及び、本拠地フィルハーモニー楽堂も正面に爆弾が落とされ図書館が消失していました。

 コンサートのプログラムには「空襲時の退避のお知らせ」が掲載されていたといいます。

 そして訪れた1月12日。
 焼け残っていたフィルハーモニー楽堂でのコンサートを待ちわびる人のために瓦礫の山が撤去され、ベルリン・フィルはなんとか公演にこぎつけます・・・

 レーンとフルトヴェングラーの共演によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はその日のコンサートです。

 しかしこの後の1月30日、フィルハーモニー楽堂には無数の燐光爆弾が放たれ、多くの夢を生み出したこの歴史的な音楽ホールはここでついに命運が尽きることになります。

 結局、この演奏が行われた日が、旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサートになってしまったわけです。
 

 先ほどのお客さんから、フルトヴェングラー未亡人が

 「当時はみんな爆撃破壊された瓦礫の山を踏み越えてコンサートに来た。楽員はみなこれが最後と思って弾いていた。」

 と語っていたと教えていただきました。

 「そんなときにコンサートを・・・」と思ってしまいますが、当時のドイツの人たちは「生きるということ」と「音楽」とは同義語だったのかもしれません。

 こんな時期にコンサートが開かれたというのも、また終戦からわずか1ヶ月でコンサートが開かれたというのも、彼らにとっては「奇跡」ではなく「当然」のことだったのでしょう。
 食べるものを減らしてでもコンサートに行くお金をためたというのですから。


 そんな危機的戦乱の状況で開かれたエーリヒ・レーンとフルトヴェングラーによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。


 ・・・久しぶりに聴いてみました。
 もうすぐベルリンの地に趣くという思いを抱きながら。

 そうすると、以前とはかなり違った印象だったんです。

 エーリヒ・レーンのヴァイオリンがとてもとても美しいんです。
 強烈なほどに美しいんです。

 生きるか死ぬかという切迫した状況の中でも、まるで天使のように。

 以前はフルトヴェングラーの重厚なオーケストラばかりを聴いていたのでしょうか。
 でも今回はどういうわけかレーンの音色にばかり心が捕らえられてしまいます。

 
 そのお客さんは、レーンのヴァイオリンは「高く舞いながら天空に音を漂わせる」と表現していました。
 ほんと、そうなんです。

 耐え切れないほどの悲しみと苦しみを抱きながら、それでも高潔で優雅でいようとしている。

 まだ平和が来ることを、少なくともここには平和があることを証明しようとしている・・・何かそんな感じなんです。

 演奏というより「祈り」に近いかもしれません。

 先入観で音楽を聴いてはいけないというのは、今年初めの悲しい事件でいやというほど思い知らされました。

 でも、これは先入観じゃない。
 そういう状況でこの演奏が為されたことは事実なんです。

 たくさんの人間が死んでいくのをその目で見てきて、そして自分たちもこれからどうなるか分からない、そんな状況での演奏。

 ライヴ録音だから観客の咳が頻繁に聞こえます。
 うるさいですか?
 1月の真冬に命がけで演奏会にやってきた、その咳をした人は、その後生き延びることができたでしょうか。

 そんな状況の中で・・・この美しいコンチェルトは奏でられたんです。


 旧フィルハーモニー楽堂、その跡地は今は広場になっているようです。

HFCDR-8
 \2200
フルトヴェングラー、
 戦時中最後のベルリン・フィルとのコンサート・ライヴ
  ブラームス:交響曲第1番第4楽章


 R.シュトラウス:家庭交響曲
  (ヴァイオリン)エーリッヒ・レーン
 ブラームス:交響曲第1番(4楽章のみ)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
(private tape) 1944年1月9日 & 1945年1月23日 ベルリン・ライヴ録音MONO
詳細はこちらで・・・hectorhfcdr8





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