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フルトヴェングラー
戦時中最後のベルリン・フィルとのコンサート・ライヴ
ブラームス:交響曲第1番第4楽章
HECTOR HFCDR-8 1CD-R \2200



HFCDR-8
 \2200
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル

旧フィルハーモニー楽堂最後の演奏会
 R.シュトラウス:家庭交響曲
  (ヴァイオリン)エーリッヒ・レーン

戦時中最後のベルリン・フィル
 ブラームス:交響曲第1番(4楽章のみ)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
(private tape) 1944年1月9日 & 1945年1月23日 ベルリン・ライヴ録音MONO



 戦時中、多くの、本当に多くの音楽家たちの命をナチスから守ったフルトヴェングラーだったが、ついにその魔の手が自分に迫っていることを察知した。

 今度は自らの命を守らねばならない。

 そこでフルトヴェングラーはウィーンでコンサートを開くことを口実にベルリンから脱出、そこからさらにスイスへと亡命を図る。
 音楽の神様の助けもあってその目論見はうまくいくが、ひとつ間違っていたらフルトヴェングラーの人生がそこで終わっていた可能性も十分あった。

 今回ご紹介するブラームスの交響曲第1番終楽章は、フルトヴェングラーがベルリンを脱出する直前の、戦時中最後のベルリン・フィルとのコンサートのライヴ。
 1945年1月23日。

 今度いつベルリンに戻ってくるか、いや戻ってこないかもしれない。
 いや、それだけでなく、連合軍の激しい空襲がいつやってくるか分からない、そんな状況でのコンサート。

 当日、モーツァルトの「魔笛」序曲が演奏され、続く交響曲第40番の演奏中、突如照明が消える。
 演奏はしばらく続いたが、やがて薄暗い非常灯の中、途中で死ぬように終わる。

 団員も観客もまんじりともせず事態を見守った。
 何が起きてもおかしくない状況だったが、誰も席を立とうとしなかったという。

 それから1時間後、公演は再開された。

 曲はモーツァルトではなく、後半に予定されていたブラームスの交響曲第1番。
 残念ながら全曲が録音されることはなかったが、誰かの意地だったのだろう、終楽章だけが残された。

 そのおそろしい状況下での演奏は、聴く者の想像を絶する。
 「命がけ」とか「死と隣り合わせ」とか、そうした言葉の形容が軽く感じられる。

 すでに音楽というレベルを超えている・・・いや、逆にこれが本当の音楽かもしれない。

 フルトヴェングラーの名演の中でも、鑑賞とは別の次元の体験をさせられることになる、最も特殊な演奏のひとつ。
 第1主題が奏される直前の「永遠の1秒」では、おそらく心臓が止まりそうになる。


 そして店主にとって衝撃的なのはこの地獄(あるいは天国)のような演奏のあとの「拍手」。

 この「拍手」は・・・尋常でない。というかこれは「拍手」なのか。

 この「音」が頭の中からどうしても消えない。
 聴衆は一体どういう思いでここで手をたたいたのか。

 
 1945年1月23日。
 この日の公演は午後3時から始まった。夜は空襲があるから。

 実はこの日の連合軍の爆撃音を聞くことができる。
 この1月23日にはギーゼキングによる「皇帝」のコンサートが開かれており、そのときの録音が残っていてそこに爆撃音がはっきりと入っているのである。


 彼らはこんな状況下でコンサートを開き、こんな状況下でコンサートを聴きに来ていたのである。







 CDの前半に入っているR・シュトラウスの「家庭交響曲」は、先日ご紹介したエーリヒ・レーンとの「ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲」の後半プログラム。
 1944年1月12日、旧フィルハーモニー楽堂最後の演奏会である。

 この状況下、この選曲はあまりに皮肉で辛い。





旧フィルハーモニー楽堂での最後のコンサート
1944年1月12日 ベルリン/フィルハーモニー
少なくともここには平和があることを証明しようと
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
エーリヒ・レーン(ヴァイオリン)
フルトヴェングラー指揮&ベルリン・フィル 




 今回のHECTOR盤は音質がまたすごい。
 店主が初めて聴いた DISQUES REFRAIN盤 と比べてまるで違う録音のよう。
 HECTORの復刻は高音のキンキンした感じがなくズシリと重厚な深みがあっていい。





そのギーゼンキングの「皇帝」
すでに廃盤、海外倉庫から入手できる可能性はある
Gieseking plays Beethoven
M&A 1145
1CD\4300
遠くで大砲の音が聞こえる
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
  (2)ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
ワルター・ギーゼキング(P)
(1)ラファエル・クーベリック指揮
フィルハーモニア管
(2)アルトゥール・ローター指揮
大放送管
録音:(1)1948年10月13日、ロンドン,(2)1945年1月23日、ベルリン

 「皇帝」は1945年1月のライヴ。第2次世界大戦真っ只中。
 演奏中遠くのほうで大砲の炸裂する音が聞こえることで話題になった。





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