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MEMORIES最近の新譜
超特価セール
(1CD)\2200→\990
(2CD)\3800→\1980


 MEMORIESがここへきて完全に息を吹き返した。価格もさることながら、その内容の充実度で毎回大ベストセラーを記録している。
 ただすべて「初回限定生産」という名目のため、完売したら二度と手に入らないこともある。と言いつつ再プレスしたものもあるようだが、いずれにしてもご希望のものはお早めに・・・。

 さて今回は、ここ最近にリリースされた1枚もの、2枚ものの超特価セール。
 ひょっとしてひょっとすると、このままこの価格が継続するかもしれないという期待もあるのだが、とりあえず先方から何か言われるまではこの価格で行きます!

 ボックスもの新譜はこちら
 旧譜 MEシリーズ MRシリーズもよろしく。

<2017/8/18 紹介分>


MR2554/2555
(2CD)
\1980
アバド/マーラー「復活」&「悲劇的」
 マーラー:交響曲第2番「復活」
  1965年8月14日ザルツブルク祝祭大劇場ライヴ
 マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
  1967年5月24日
アバド指揮
2番
 ウィーンフィル、
 ウィーン国立歌劇場合唱団、
 ステファニア・ヴォイトヴィツ(ソプラノ)、
 ルクレツィア・ウェスト(アルト)
6番
 ウィーン交響楽団
第2番「復活」
 2014年に惜しくも逝った巨匠アバド。最晩年は見る影もなく痩せてやつれて、それでも命を削るがごとくに世界中で指揮棒を振り続けました。そのアバドの国際的キャリアの嚆矢となった超名演が、1965年ザルツブルク音楽祭における、この「復活」です。
 当時アバドは32歳で、ウィーンフィルを指揮するのも初めて、ザルツブルク音楽祭への出演も初めてという一人の青年指揮者でした。演奏は、音盤で聴ける最も燃えたアバドと断言して偽りなく、「復活」は巨匠の得意曲ですが、後年の調和最優先志向とは異なる戦うアバドの姿が刻印されております。演奏も決して滑らかな道のりではなく、冒頭はゴソゴソとした違和感を隠そうともせず、次第に体温が温まり熱狂に突き進んでいきます。
 1965年のウィーンフィルはまだまだローカル・カラーを色濃く持ち、一聴瞭然の木管の懐かしい響き、時折見せるポルタメントなど、「ワルター」と直結する音色が楽しめます。この成功でアバドは次第の覇者と目され翌年にはベルリンフィルに初登場、絶対的名声を獲得します。

 CRQレーベルのCRQCD133と同じ録音です。

第6番「悲劇的」
 そして、「マーラー指揮者」として認識されたアバドは、1967年5月、6月のウィーン芸術週間「マーラー特集、マーラー・ツィクルス(会場ウィーン・コンツェルトハウス)」にも招聘されます。そのツィクルスの指揮者陣は以下の通り。
  第1番:「巨人」プレートル指揮ウィーン響
  第2番:「復活」バーンスタイン指揮ウィーンフィル
  第3番:スワロフスキー指揮ウィーン響
  第4番:サヴァリッシュ指揮ウィーン響
  第5番:ショモギ指揮ウィーン響
  第6番「悲劇的」:アバド指揮ウィーン響
  第7番:マデルナ指揮ウィーン響
  第8番:クーベリック指揮バイエルン放送響
  第9番:マゼール指揮ベルリン放送響
  「大地の歌」:カルロス・クライバー指揮ウィーン響
  第10番アダージョ、「嘆きの歌」:トイリンク指揮オーストリア放送響

 一騎当千の大指揮者に伍して、アバドは第6番「悲劇的」を取上げます(前半プログラムは、ブレンデル独奏によるモーツァルト:ピアノ協奏曲第17番)。ここでは既に後年のアプローチである、作曲家の真の姿を忠実に再現するスタイルが確立しております。特に第2楽章(この演奏ではスケルツォ、後年はアンダンテを第2楽章に置くようになります)では、時として前のめりになるのは御愛嬌であると同時に若き情熱の迸りで決して不快なものではありません。
 音質もモノラルとはいえ、芯のある音色。ウィーン響も当時はさすがにウィーンのオケならではの魅力的な木管、金管を堅持しており、聴き手は陶然となることでしょう。

<2017/7/28 紹介分>


MR2549/2550
(2CD)
\1980
トスカニーニ指揮/
 ザルツブルク音楽祭編(共演:ウィーンフィル)

  ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」第4楽章(冒頭欠落)、第5楽章、
  シュトラウス:交響詩「死と変容」(1937年8月24日)、
  ワーグナー:ジークフリートの死と葬送音楽(1934年8月26日)
 ルツェルン音楽祭編(ルツェルン音楽祭管)
  ブラームス:交響曲第3番、
  ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲(1938年8月27日)
トスカニーニ指揮
ウィーン・フィル
ルツェルン音楽祭管

 トスカニーニ+ウィーンフィルの演奏会録音という夢のような貴重ライヴが登場。
 1934年のザルツブルク音楽祭に初登場のトスカニーニはウィーンフィル演奏会を指揮し絶賛を博し、翌年からオペラも指揮します。
 今回は初登場時の「ジークフリートの死と葬送音楽」が収録されております。予想より遅めのテンポで伸び伸びとしたフレージング、黄金色に輝くような華麗な音色。これは称賛も頷けます。
 1937年は伝説の「マイスタージンガー」を指揮した年ですが、演奏会の記録が現存し、「田園」は断片とも言える状態で音質も悪く無念ですが、「死と変容」はウィーンフィルの色気たっぷりの美演が味わえる音質です。
 そして1938年のザルツブルク音楽祭をトスカニーニはドイツのオーストリア併合を嫌ってキャンセル。対抗してルツェルン音楽祭創設に深くかかわり、ファシズムに追われた演奏家を招いて自らも登壇。ルツェルン音楽祭管を指揮して堂々たるブラームスを聞かせました。
 1930年代のトスカニーニは柔軟なテンポ変化が特徴で晩年のギスギス感がないところが最大の美点です。


<2017/6/9 紹介分>


MR2547/2548
(2CD)
\1980
カラヤン&ベルリン・フィル/ヨーロッパ楽旅中ライヴ集
 ベートーヴェン:交響曲第4番、
 シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」(1967年5月15日ライヴ)、
 バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番、
 ブラームス:ハイドン変奏曲(1967年5月14日ライヴ)
カラヤン指揮
ベルリンフィル、
ミシェル・シュヴァルベ(Vn)、
カラヤン(チェンバロ)
 カラヤンが50代後半と最も油の乗り切った時代。手兵ベルリンフィルを率いてのヨーロッパ楽旅中のライヴ。嬉しいことにステレオ収録。
 しかしフィレンツェ市立歌劇場のピットに蓋をしてのコンサート故に残響は乏しく、鳴りもドカンボコン調の憾みはあります。
 雰囲気としては客席最前列で聴いている印象です。「英雄の生涯」はカラヤンとしても異例の遅いテンポを採用しているため、細部の描写は克明を極めます。何かしら強い意図があったと思われます。
 バッハは自らチェンバロを弾いていることも興味を引きます。華麗な名演。
 ベートーヴェン:交響曲第4番は、巨匠の得意曲です。流麗そのもの、スーパーカーですっ飛ばす感じ。残念ながら第1楽章にテープの揺れが見られます。
 ハイドン変奏曲もコーダをミュンシュ張りに延ばしたりと表現意欲に燃えております。
 

MR2549/2550
(2CD)
\1980
トスカニーニ指揮 ザルツブルク音楽祭編(共演:ウィーンフィル)
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」第4楽章(冒頭欠落)、第5楽章、
 シュトラウス:交響詩「死と変容」(1937年8月24日)、
 ワーグナー:ジークフリートの死と葬送音楽(1934年8月26日)
トスカニーニ指揮 ルツェルン音楽祭編(ルツェルン音楽祭管)
 ブラームス:交響曲第3番、
 ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲(1938年8月27日)
トスカニーニ指揮
ウィーン・フィル
ルツェルン音楽祭管
 トスカニーニ+ウィーンフィルの演奏会録音という夢のような貴重ライヴが登場。
 1934年のザルツブルク音楽祭に初登場のトスカニーニはウィーンフィル演奏会を指揮し絶賛を博し、翌年からオペラも指揮します。
 今回は初登場時の「ジークフリートの死と葬送音楽」が収録されております。予想より遅めのテンポで伸び伸びとしたフレージング、黄金色に輝くような華麗な音色。これは称賛も頷けます。
 1937年は伝説の「マイスタージンガー」を指揮した年ですが、演奏会の記録が現存し、「田園」は断片とも言える状態で音質も悪く無念ですが、「死と変容」はウィーンフィルの色気たっぷりの美演が味わえる音質です。
 そして1938年のザルツブルク音楽祭をトスカニーニはドイツのオーストリア併合を嫌ってキャンセル。対抗してルツェルン音楽祭創設に深くかかわり、ファシズムに追われた演奏家を招いて自らも登壇。ルツェルン音楽祭管を指揮して堂々たるブラームスを聞かせました。
 1930年代のトスカニーニは柔軟なテンポ変化が特徴で晩年のギスギス感がないところが最大の美点です。

<2017/3/17 紹介分>


MR2533/2534
(2CD)
\1980
ホロヴィッツ/復帰の翌年、ウールセイ・ホール・ライヴ
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第23番、
 シューマン:花の曲、
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、
 ドビュッシー:前奏曲集第2巻より
  (ヒースの草むら、妖精は艶やかな舞姫、月光が照らすテラス)、
 リスト:オーベルマンの谷、
 スカルラッティ:ソナタホ長調K.380,L/23、
 ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調作品64−2、
 ラフマニノフ:音の絵ニ長調作品39−9
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
 歴史的な復帰を遂げたホロヴィッツがその翌年に米コネチカット州の名門イエール大学内にあるウールセイ・ホールで行ったリサイタル。
 曲目はお馴染みのホロヴィッツ・プログラム。「花の曲」も長閑さからは程遠い悪魔的な演奏。「葬送行進曲」の切れ味は恐ろしいばかり。ラフマニノフで細密、かつ豪快に締め括る狂気の天才ホロヴィッツ。
 プライヴェート録音とされ、音質はまあまあの部類に入りますが、人間業とは思えぬ超絶技巧に興奮したファナティックな聴衆の雰囲気が充分に伝わります。やっぱりホロヴィッツはライヴに限ります。
 <モノラル>


<2017/2/2 紹介分>


MR2524/2525
(2CD)
\1980
マウリツィオ・ポリーニ/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集4曲
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第3番
   (1963年2月1日、アントニオ・ヤニグロ指揮ミラノRAI響)、
  ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
   (1959年3月17日、マッシモ・プラデッラ指揮ローマRAI響)、
  ピアノ協奏曲第4番、
  ヴァイオリン協奏曲(ピアノ版) 
   (1966年6月15日フランコ・カラチオーロ指揮ミラノRAI響)
マウリツィオ・ポリーニ
 これは好企画!
 1960年ショパンコンクール優勝を挟んだ、10代後半から20代前半!若き日のポリーニのベートーヴェン、協奏曲ライヴ集。ジャケットに象徴されるナイーヴさと超人的なテクニックが両立した時期の瑞々しい演奏群。
 チェリストとしても高名なヤニグロの伴奏を得た第3番の若鮎の如き煌き、第4番は既に現在の崇高さを獲得しています。
 「皇帝」も若き皇帝といった様子。そして最大の聞きものが、ベートーヴェン自らがヴァイオリン協奏曲のソロパートをピアノに編曲した版。若き俊才ピアニストの意欲をソソルらしく、ピーター・ゼルキン、エッシェンバッハ、内田光子らは録音までしております。しかし彼らも後年は再録音どころか演奏すらしなくなっていまうのも面白いところです。ポリーニもその例に漏れませんが、超絶技巧で何らの違和感もなく、第6番目のピアノ協奏曲を楽しめます。


<2016/6/3 紹介分>


MR2482
\990
アクシデンタル・ステレオ!?
 トスカニーニ指揮&NBC響、
  1951年1月27日カーネギーホール・ライヴ
   ヴェルディ:レクイエム(全曲)
トスカニーニ指揮
NBC響、
ロバート・ショー指揮
ロバート・ショー合唱団、
ヘルヴァ・ネルリ(ソプラノ)、
フェードラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
チェーザレ・シエピ(バス)

 1951年1月27日カーネギーホール・ライヴ <ステレオ>
 これぞ奇跡の1枚!トスカニーニ畢生の傑作と呼ばれる超有名録音、1951年の「ヴェルディ:レクイエム」にステレオ録音が存在しておりました!
 といっても初めからステレオ収録を行ったわけではなく、偶然にもマイクが二カ所に同時に立っていたという事情によります。
 右チャンネル、左チャンネルは異なるレコーダーにによる録音故に、もちろん合成による不安定な箇所もありますが、伸びやか、艶やかなNBC響の妙技、歌手の堂々たる歌唱が見事にとらえられております。
 どこを取っても鑑賞に不満はありません。トスカニーニが最後までこだわったヴァイオリン両翼、低弦左側のオーケストラ配置が存分に堪能できる貴重な一枚の登場です。

 以前Pristineでもご紹介したいわくつきの録音。

 トスカニーニ1951年のヴェルディ「レクイエム」。
 RCAからはモノラルで出たものであるが、ここでは「ステレオ」となっている。
 ・・・注釈を読むと「Accidental stereo」とある。

 「アクシデントによるステレオ」・・・なんだ??
 詳しい方に教えてもらった。

 当時の収録は3本のマイクで行われていて、ひとつがRCA/NBCの全米向けライン。1本はその予備。そしてあともう1本が南米向けライン。それぞれが別のマイクで収録されたということは、微妙に収録の位置が異なるということ。だからそのうちの二つの録音を別のチャンネルに入れて同時再生すると、不思議なステレオ効果が現れる、という。・・・ほんまかいな、という摩訶不思議な「ステレオ」。しかし実際に聴いたその方の話では「トスカニーニの凄さが伝わってきた」という。


<2015/12/4 紹介分>


MR2469/2470
(2CD)
\1980
シューリヒト指揮/シューマン・ライヴ名演集
 交響曲第2番、「マンフレッド」序曲
  (北ドイツ放送響、1957年4月スタジオ録音)、
 交響曲第3番「ライン」
  (シュトウットガルト放送響1960年9月15日ライヴ)、
 ピアノ協奏曲
  (ハスキル=P,シュトラスブール市立管、1955年6月15日)、
 序曲、スケルツォとフィナーレ
  (シュトウットガルト放送響、1954年9月21日ライヴ)

 その名演が余りにも名高い故に、シューリヒトのシューマンと言うと数多くの録音があるようでいて、遺っているレパートリーは当盤収録の楽曲が全てです。
 北ドイツ放送響の野太い音を生かした豪快、剛直な第2番と「マンフレッド」。普段の小粋なシューリヒトとちょっと違います。第3番は、スイスイ進むいつもの巨匠らしい名演。
 ハスキルとの協奏曲はもたつくというかたどたどしいほどの歩みで繰り広げられる不思議な世界を持っております。いずれも音質良好です。モノラル


<2015/11/13 紹介分>


MR2464
\990
ヤング・アバドの最高傑作!!
 マーラー:交響曲第2番「復活」
アバド指揮
ウィーンフィル、
ウィーン国立歌劇場合唱団、
ステファニア・ヴォイトヴィツ(ソプラノ)、
ルクレツィア・ウェスト(アルト)

 ヤング・アバドの最高傑作!!
 ザルツブルク・デビュー(兼ウィーンフィル・デビュー)のマーラー:「復活」!
 2014年に惜しくも逝った巨匠アバド。最晩年は見る影もなく痩せてやつれて、それでも命を削るがごとくに世界中で指揮棒を振り続けました。
 そのアバドの国際的キャリアの嚆矢となった超名演が、1965年ザルツブルク音楽祭における、この「復活」です。
 当時アバドは32歳で、ウィーンフィルを指揮するのも初めて、ザルツブルク音楽祭への出演も初めてという一人の青年指揮者でした。演奏は、音盤で聴ける最も燃えたアバドと断言して偽りなく、「復活」は巨匠の得意曲ですが、後年の調和最優先志向とは異なる戦うアバドの姿が刻印されております。
 演奏も決して滑らかな道のりではなく、冒頭はゴソゴソとした違和感を隠そうともせず、次第に体温が温まり熱狂に突き進んでいきます。
 1965年のウィーンフィルはまだまだローカル・カラーを色濃く持ち、一聴瞭然の木管の懐かしい響き、時折見せるポルタメントなど、「ワルター」と直結する音色が楽しめます。
 この成功でアバドは次第の覇者と目され翌年にはベルリンフィルに初登場、絶対的名声を獲得します。
 長らく入手不可能だった名演が1枚に収まって待望のリリースです。音質もモノラルですが良好です。
 1965年8月14日ザルツブルク祝祭大劇場ライヴ <モノラル>




 以前 Classical Recordings Quarterly CRQ CD133 (\2490) で紹介したもの。
 以下、そのときに書いたコメントを。


 アバド32歳のマーラー「復活」。オケはウィーン・フィル。
 1959年に指揮者デビューを果たしたアバドが、カラヤンに請われてザルツブルク音楽祭にデビュー。
 これはそのときの記念すべき演奏。
 アバドにとっては初めてのウィーン・フィル、そして初めてのザルツブルク音楽祭。

 これがすごい。
 これがすごかったからその後もアバドはウィーンに呼ばれるようになったのだ。
 その勢い。
 ウィーン・フィルは青年アバドのエネルギーあふれる指揮ぶりに圧倒されて、導かれて、惹きつけられて、ときに音を外しながら激しいマーラーを奏でる。
 ウィーン・フィル、おそらく最初は「青年よ、まあ好きにやってみたまえ」とかいう感じでお高く留まっていたんだろうが、もう最後はアバドのなすがまま。されるがまま。経験豊富な高級マダムが熱血青年に翻弄されているかのよう。

 それにしてもアバド、このときからこんなにすごかったのだ。
 ・・・というか、最晩年を除けばこのときが一番すごいくらいかもしれない。





人気の完売アイテム
再プレスされました!

MR2081/82
(2CD)
\3800→\1980

ディヌ・リパッティ・レア・レコーディングズ

CD1
 リスト:ピアノ協奏曲第1番(アンセルメ指揮ロマンド管1947年)、
 エネスコ:ピアノ・ソナタ、
 ブラームス:間奏曲作品117-2、以上、1936年パリの初レコーディング、
 バッハ:主よ人の望みの喜びを、
 スカルラッティ:ピアノ・ソナタト短調、
 ショパン:練習曲変ト長調作品10-5「黒鍵」、
 シューマン:交響的練習曲作品13-9、
 リスト:演奏会練習曲「小人の踊り」、
  以上、1941年のブカレストテスト録音、
 リスト:演奏会練習曲第2番「軽やかさ」(1947年9月BBC録音)、
 フォーレ:「夢の後に」、
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品、
 R=コルサコフ:熊ん蜂の飛行、
  以上、ヤニグロ=Vcチューリヒ1947年5月、
 ショパン:練習曲変ト長調作品10-5「黒鍵」、練習曲作品25-3
  以上、1950年チューリヒ・ライヴ、
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番第2楽章
  (1948年5月、ザッヒャー指揮南西ドイツ放送響)
CD2 リパッティ作品集
 古典的コンチェルティーノ、
 ピアノと管弦楽のためのルーマニア舞曲
  (アンセルメ指揮ロマンド管、1945年)、
 2台ピアノと管弦楽の協奏交響曲
  (マドレーヌ・リパッティ、ベラ・シキ、アンセルメ指揮ロマンド管1951年)、
 ツィガーヌ(アンセルメ指揮ロマンド管、1951年?)
ディヌ・リパッティ(P)
 夭折の奇才リパッティの貴重録音集。現在では入手困難な演奏ばかり必携のアイテムと申せましょう。
 アンセルメとのリストの鬼気迫る展開や神経質ながら恐るべきファンタジーを感じさせるソロ録音。テスト録音とは到底信じられぬ完成度の演奏群も凄い出来です。そして作曲家としてのリパッティを知る唯一無二の資料も含まれております。全てモノですが、鑑賞に不足ありません。<モノラル>





<2015/9/11 紹介分>


MR2454
\990
珍品 ブルックナー 第0番 最初期の全曲録音
 ブルックナー:交響曲第0番(1961年スタジオ録音)
パウル・シュミッツ指揮
北ドイツ放送響
 指揮者パウル・シュミッツは、1898年にハンブルクに生れ、1992年にミュンヘンで没した名指揮者。作曲をトッホとフルトヴェングラーに学び、ワイマール・シュトウットガルトの歌劇場を皮切りにキャリアをスタートさせ、ワルターがゲヴァントハウスの楽長を務めていた際にはアシスタントを務め、同地で歌劇場、放送響とも密接な関係を構築しました。
 こうした大きな存在にも関わらず、日本での知名度が乏しいのは録音が極めて少ないせいでもありましょう。フォルデスの伴奏のモーツァルトでベルリンフィルを指揮している位でしょうか?
 今回登場の「ブル0」は、如何にも放送オーケストラの義務としての録音にも感じられますが、ライプツィヒで重きをなしたシュミッツにとってブルックナーは馴染みの作曲家であり、ブルックナーとしては技巧に走った作品ですが危なげのない進行を聞かせます。
 当時の重々しい北ドイツ放送響の響きと音色もヴァント以降の洗練とはまるで別物の魅力に溢れております。
  

MR2455
\990
ケンペ+バイエルンのブラ1(ヴァイオリン両翼配置)ライヴ
 ブラームス:交響曲第1番(1965年1月、ステレオ)、
 ラヴェル:ボレロ(1965年7月、モノラル)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン放送響
 ケンペとミュンヘンという街はバイエルン国立歌劇場、ミュンヘンフィルとタイトルを持った団体のみならず、こうしてバイエルン放送響にも度々出演して切っても切れない関係でした。
 嬉しいことにブラ1はステレオで、ケンペが実演ではこだわったヴァイオリン両翼配置での名演。ベルリンフィル、ミュンヘンフィルのスタジオ録音が通常配置だったので大歓迎です。
 独特の柔らかみを持った音楽づくりはここでも健在です。
 何よりバイエルン放送響がとても優秀で音色もツヤツヤしています。流麗で端正なケンペの演奏設計は、長大なスケール感や英雄的誇大妄想とは無縁ですが、じっくり心に迫る切実さに満ちています。
 ラヴェル:ボレロは珍しいレパートリーで唯一の録音と思われますがこちらはモノラル録音です。


<2015/8/21 紹介分>


MR2452/2453
(2CD)
\1980
クライバー+コヴェントガーデンの「エレクトラ」
 出演者提供音源よりリリース!

  R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」全曲
カルロス・クライバー指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管、合唱団
マルタ・シルメイ、
ビルギット・ニルソン、
グィネス・ジョーンズ、
チャールズ・クレイグ、
ドナルド・マクリンティル他
 1977年5月14日ライヴ
 残念なことに、後年クライバーは、「エレクトラ」をレパートリーから外してしまいましたが、波打つような管弦楽表現を持つシュトラウス作品は、どう考えてもクライバー向きと申せましょう。
 息詰まる緊張感、奈落の底へ叩き付けられるようなカタルシスと弛緩。刺激的な時間が最後まで持続します。
 歌手も見事であり、ニルソン、ジョーンズの豪快で野太い歌唱は、まさに絶唱と言うべきでしょう。ロンドンのロイヤル・オペラハウスとは良好な関係を保ち、1990年代まで共演を繰返しました。
 音質はモノラルですし、限界はありますが、出演者ご提供によるソースで、既出盤よりも改善されております。
 モノラル

<2015/7/10 紹介分>


MR2441/2442
(2CD)
\1980
シュナイダーハン/協奏曲録音集
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
  (1963年放送、ミュラー・クライ指揮シュトゥットガルト放送響)、
 バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番
  (1944年6月、クナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィル)、
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
  (1960年5月放送、イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響)、
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
  (1940年スタジオ、ターリヒ指揮チェコフィル)
ウォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
 ウィーン出身にして最もウィーンらしいヴァイオリニストと称えられたヴォルフガング・シュナイダーハン(1915〜2002)。ウィーン響、ウィーンフィルのコンマスとしても知られております。どんな曲の演奏でも、何でこんなにも悲しくも懐かしい音色が聴こえてくるのか!と聴き手は、しみじみとした感傷の虜となってしまいます。
 ベートーヴェンの協奏曲は自信の勝負レパートリーで、ケンペン、フルトヴェングラー、ヨッフムとのスタジオ録音が高名ですが、ミュラー・クライは真の伴奏に徹しており、放送用スタジオ録音でもあり美音が伸びやかに収録されており、聞き物です。
 バッハは、巨魁クナッパーツブッシュの伴奏を得て「バッハはロマン派」を徹底させた名演。メンデルスゾーンは、イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響のゴツゴツとした音色の伴奏にシュナイダーハンの叙情豊かなヴァイオリンがしなやかに舞います。
 チャイコフスキーはターリヒ指揮チェコフィルが伴奏という豪華版です。国際的なキャリアを踏み出した若き日のシュナイダーハンの瑞々しい感性が見事にとらえられております。
 CDはかつてシュナイダーハン75歳記念ボックスで出ただけというレア演奏です。モノラル
 

MR2443/2444
(2CD)
\1980
クナッパーツブッシュ/モーツァルト録音集
 モーツァルト:
  交響曲第39番(1929年10月スタジオ)、
  交響曲第40番(1941年11月)、
  交響曲第41番「ジュピター」、
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク(1940年5月12日)、
  ドイツ舞曲K.509,K.600(1933年4月)
クナッパーツブッシュ指揮
シュターツカペレ・ベルリン
(交響曲第39番、ドイツ舞曲)、
ウィーンフィル
 モーツァルトとはプラトニックな関係しか保てなかったと評されたクナッパーツブッシュですが、やはり録音は多くありません。その管弦楽曲を集成した好企画盤。若き日の第39番はさすがに後年のようなおどろおどろしさはなく、颯爽とした風情すら醸し出しますが、終楽章の妙にたどたどしい歩みは、巨匠のハイドン、モーツァルトに特徴的なもので偶然ではなく意図的なものであることが理解できます。
 第40番も一見そっけない感じもありますが、ウィーンフィルの音色のローカルさは特筆もので、それは「ジュピター」にも当てはまります。「アイネ・クライネ」については正に異形のモーツァルトで抵抗を感じる方もありましょうが、魅力もまた兼ね備えた個性的名演です。モノラル


<2015/6/19 紹介分>


MR2437/2438
(2CD)
\1980
ビゼー:歌劇「カルメン」(1954年10月8日) カラヤン指揮
ウィーン交響楽団
ジュリエッタ・シミオナート(カルメン)、
ニコライ・ゲッダ(ドン・ホセ)、
ミシェル・ルー(エスカミ−リョ)、
ヒルデ・ギューデン(ミカエラ)、
グラツィエッラ・シュッティ(フラスキータ)他
 フルトヴェングラーの意向で、ウィーンフィル、ベルリンフィルへの登壇を許されなかった時期のカラヤンが、当時のパートナーであるウィーン交響楽団と次々と大曲を取上げ、さらに演奏会形式でオペラを上演していった実力行使的演奏のライヴ録音。
 「カルメン」の配役を見ればわかるとおり既にカラヤンのインターナショナル指向が明らかです。無論原語上演。素晴らしい快速テンポと牽引力。熱狂をはらみ、圧倒的です。
 演奏会形式故にオーケストラのサウンドもはっきり聞き取れて、その凄みがダイレクトに楽しめます。フルトヴェングラーは、この「カルメン」の翌月に没し、ついにカラヤンがヨーロッパ楽壇の覇者となるのでした。
  <モノラル>
  

MR2439/2440
(2CD)
\1980
クナッパーツブッシュ/ハイドン:交響曲名演集
 第88番「V字」(ウィーンフィル、1958年11月9日)、
 第92番「オクスフォード」(1924年、シュターツカペレ・ベルリン)、
 第94番「驚愕」(ベルリンフィル、1950年2月1日)、
 交響曲第100番「軍隊」(シュターツカペレ・ベルリン、1933年4月)
クナッパーツブッシュ指揮
 巨匠クナッパーツブッシュの正に異形のハイドン。毒を持ったハイドン演奏。ハイドン演奏には無限の可能性がある事を今の世にも教えてくれる傑作です。
 ウィーンフィルとの「V字」大らかさが何とも言えない超名演です。「驚愕」の大胆なテンポ変化、急激なギアチェンジに乗客みながずっこけるかのようです。しかし、単なる奇演に終わらないのがその格調の高さです。クナの遺されている全てのハイドンが当盤で揃って聞けるお得盤です。
  <モノラル>


<2015/4/24 紹介分>


MR2427
\990
快挙!!ローラ・ボベスコの未発表放送スタジオ録音!!
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.454
  (1964年ベルリンスタジオ)、
 シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ第3番ト短調D.408
  (1960年ベルリン・スタジオ),
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ「ガルシア・ロルカの思い出のために」
  (1961年ベルリン・スタジオ)
ローラ・ボベスコ(Vn),
ジャック・ジャンティ(ピアノ)
日本では、殊の外評価が高く、多くのファンを持つ美貌のヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ。録音は意外や少ない上にレーベルも多岐にまたがっているために中々まとまって聞けないのも現状です。今回初登場の放送録音は、当時の夫君ジャック・ジャンティと仲睦まじい様子は如実にわかる心温まる演奏です。モーツァルト、シューベルトは定評あるレパートリー、そしてプーランク作品の洒脱かつ刺激的な演奏も新鮮そのもの。エレガントの一言に尽きるボベスコの美音、センス溢れる表現にどっぷりと浸れる名盤の登場です。音質も上々です。<MONO>
 

MR2003
\990
〔再プレス〕
マルツィ+クレンペラー、ヴァントの名盤復活!!
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
  (ヴァント指揮シュトゥットガルト放送響、1964年2月6日ライヴ)、
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
  (クレンペラー指揮ハーグ・レジデンティ管、1954年6月23日ライヴ)
ヨアンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
 上品清楚の象徴的存在、名女流ヨアンナ・マルツィと超曲者大指揮者との対戦2曲。
 ブラームスは若き日のヴァントが創造する晩年よりも厳しく細かく精密なオーケストラをバックに美しい鳥が飛翔するかのような、マルツィのしなやかなヴァイオリンが光ります。
 メンデルスゾーンのクレンペラーの罰金具も凄まじい!まるで重石をかけるかのような遅さで開始しますが、マルツィも一歩も引かずにクレンペラーとがぶり四つの好勝負を聴かせてくれます。<MONO>

<2014/10/31 紹介分>


MR2366/2367
(2CD)
\1980
バルビローリ/ハイドン、シベリウス、エルガー
 ハイドン:交響曲第92番「オクスフォード」(1964年11月7日)、
 シベリウス:交響曲第2番(1964年10月3日)、
 エルガー:交響曲第2番(1964年7月7日)全てライヴ
バルビローリ指揮
ボストン響
 バルビローリとボストン響の貴重なライヴ。しかもステレオで必携盤の登場です。
 バルビローリの国籍はイギリスですが、ラテンの血が流れる名匠で情熱ほとばしる演奏はライヴで真価発揮です。ニューヨークフィル音楽監督が国際的なキャリアのスタートであるだけにアメリカとは終生深い縁で結ばれておりましたが音盤には恵まれておりませんので、興味津々です。
 ハイドンは清潔そのもので生命力豊かなバルビ節が横溢。ボストン響はシベリウスの演奏にかけては折紙付きで、その権威である巨匠の棒に見事に反応します。
 トランペットの突き抜けるような輝かしい音色は鳥肌ものです。そしてエルガーの長大な交響曲第2番は、エルガーの「英雄」とも例えられる気宇壮大なもの。バルビローリ特有のヒューマンな温かみを存分に味わえます。
 ステレオ
  

MR2381/2382
(2CD)
\1980
C.クライバー唯一の「ファルスタッフ」全曲
 ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」全曲
  (1965年3月4日ライヴ)
カルロス・クライバー指揮
チューリヒ歌劇場管、合唱団、
ノーマン・ミッテルマン(ファルスタッフ)、
フォード(ウィリアム・ジャスティス)、
フェントン(エルンスト・アウグスト・シュタインホフ)、
カジュス博士(パウル・スパーニ)、
バルドルフォ(リヒャルト・フォン・ヴローマン)、
フォード夫人(ゲリー・デ・グロート)、
ナンネッタ(ルシーユ・カイラー)、
クイックリー夫人(エリカ・ウィーン)、
ペイジ夫人(エレン・クンツ)、
ピストラ(ヘイツ・ボルスト)
 クライバー唯一の「ファルスタッフ」全曲の登場です。
 若き日のクライバーは、オペラを始め、多くのレパートリーを持っていましたが、徐々に絞り込んでしまったのは良く知られるところです。如何にもクライバー向けのヴェルディ作品、喜劇「ファルスタッフ」であるところが大いに食指の動くところです。
 「オテロ」で聴かれる、逆上的、爆発的な感情表現の推移、目まぐるしく飛び跳ねるような類まれな運動能力、伴奏の巧みさ、繊細さが遺憾なく発揮されており、この後に封印してしまったことを惜しむばかりです。
 出演者ご提供による音源ということで、惜しいことに第2幕第1場の終結が消えるように欠落していること(CD1の最後)、第2幕第2場の開始(CD2の最初)が欠落しているなど確かに音質には問題がありますが、一聴の価値ある個性的な名演であることに違いありません。そして熱狂的な拍手がそれを証明します。
 モノラル

<2014/10/10 紹介分>


MR2377
\990
クーセヴィツキ―&ボストン響/
 ブルックナー:交響曲第8番(クーセヴィツキ―改訂版)
   (1947年12月30日ライヴ)
クーセヴィツキ―指揮
ボストン交響楽団
 非常な問題作であり、カルト的な演奏です。
 巨匠クーセヴィツキ―は現在では奇矯な解釈をする変人指揮者と目されていますが、アメリカの名門を率い絶大な人気を誇ったことが証明するように明快な音色、効果的な強調、新作の紹介と常に観客のことを考えた大指揮者でもありました。
 しかしながら、このブルックナーはどうでしょうか?当時アメリカではブルックナーは人気がなかったと言われておりますが、大オーケストラを壮麗に鳴らす音楽に当時の巨匠が食指を動かされたことは想像に難くありません。
 結果としてクーセヴィツキ―は大胆なカットを敢行。全曲を通じて何と50分強です!この賛否は聴き手にお任せします。今こそ聞くべきブルックナーの一つです。
 モノラル

<2014/9/5 紹介分>


MR2350/2351
(2CD)
\1980
トスカニーニ/ブラームス名演集
 ブラームス:
  悲劇的序曲、交響曲第4番
   (1945年10月28日NBC8Hスタジオ・ライヴ)、
  ドイツ・レクイエム
   (英語歌唱、1943年1月24日NBC8Hスタジオ・ライヴ)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC響、
ウェストミンスター合唱団、
ヴィヴィヴァン・デラ・キエザ(S)、
ヘルベルト・ジャンセン(Br)
 トスカニーニのブラームス名演集。
 交響曲第4番は巨匠の愛奏曲で、偏愛とも呼べる演奏記録が残っております。しかしながらこの1945年の演奏は極めて珍しく、今までは協会盤LPくらいでしか聞けないものでした。しかし、音質も素晴らしく何よりも巨匠が50年代に入ると失った覇気、強引な程の統率力がここではまざまざと体感できます。必聴です。
 そしてカプリングがこれまた珍しい巨匠唯一の現存する「ドイツ・レクイエム」。英語歌唱ということで長らく不当に軽視され続けてきました。こちらも音質が素晴らしく、当時アメリカ、ニューヨークでこの曲を得意としていたのはワルターですが、どこも聴き劣りしない立派さで、テンポもじっくりめ。合唱の扱いの巧みさには、心打たれること必定です。
  モノラル
 

ME1097/1098
(2CD)
\1980
クライバーの唯一の「ヴォツェック」全曲
 ベルク:歌劇「ヴォツェック」全曲(1970年11月ライヴ)
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立歌劇場管、合唱団(ミュンヘン)、
ヴォツェック:テオ・アダム、
マリー:ウェンディ・フィーネ、
鼓手長:フリッツ・ウール、
アンドレス:ゲオルク・パスクダ、
大尉:フリードリヒ・レンツ、
医者:マックス・プレープストル、
マルグレート:グートルン・ヴェヴェツォフ、
白痴:フリッツ・ホッペ
 カルロス・クライバーが早くからレパートリーから外してしまった、ベルクの「ヴォツェック」。オペラ上演は避けたものの、その後も「三つの断章」と称して、抜粋を聴かせていますから愛奏曲であったことに違いはありません。何しろこの曲の初演は父エーリヒ。演奏の誕生からごく身近だったはずです。
 演奏内容は恐らく多くの「ヴォツェック」の中でも最も過激なものではないでしょうか。歯切れの良いなどという月並みな表現を超えた刃物のように鋭角的なリズムアタック、破壊的な大音響、触れれば壊れそうな程繊細で不健康な弱音。そして当時の歌手のドイツ語の美しさが特筆ものです。
 出演者提供によるカルロス・クライバー研究会公認のリリースです。
  ステレオ

<2014/5/14 紹介分>


MR2341/2342
(2CD)
\1980
レオポルド・ストコフスキー/
 チャイコフスキー:後期三大交響曲集

  交響曲第4番
   (NBC交響楽団、1941年11月スタジオ)、
  交響曲第5番
   (NBC交響楽団、1942年11月29日ライヴ)、
  交響曲第6番「悲愴」
   (ハリウッド・ボウル管、1945年7月ライヴ)
ストコフスキー指揮
 ストコフスキーの絢爛豪華なチャイコフスキー後期三大交響曲集!
 活動期間が驚異的に長かった鬼才ストコフスキですが、チャイコフスキーの交響曲という如何にも芸風にぴったりな作品に意外や録音は多くありません。
 当盤は、アメリカに於ける戦中のライヴということで、巨匠もまだまだ元気そのもので強烈な演奏を披露しております。
 第4番は、NBC響とのセッション録音で、トスカニーニがレパートリーに加えなかった曲ということで録音が実現したのでしょう。スタジオ録音故に、端正ですが、その分細かな改変、とその指示が明瞭にわかります。
 第5番もまたトスカニーニが指揮しなかった曲です。この曲はストコフスキの勝負レパートリーであり、数多くの録音が有り、特に晩年の肥大したような怪演も通を唸らせますが、ここではより引締まったサウンドで聴かせてくれます。
 NBCの木管の歌など素晴らしいですし、そこを強調している感もあります。
 夏のハリウッドボウル音楽祭ライヴの「悲愴」はオーケストラの実体がロスアンジェルスフィルですが、珍しい組合せと言えましょう。キッチュな演奏ではなく、深刻な抉りも効いた名演です。
<モノラル>

<2014/5/2 紹介分>


MR2339/2340
(2CD)
\1980
フェリックス・ワインガルトナー指揮 ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番(ロンドン響、1939年2月)、
 交響曲第2番(ロンドンフィル、1940年2月)、
 交響曲第3番(ロンドンフィル、1938年10月)、
 交響曲第4番(ロンドン響、1938年2月)
  *全スタジオ録音
フェリックス・ワインガルトナー指揮
 近代指揮法の祖とも言える巨匠フェリックス・ワインガルトナー。1863年生れのワインガルトナーは、マーラーとほぼ同世代です。録音に理解があったためかなりのレコードを遺しましたが、1942年に亡くなったために録音は全てSP録音で、スタジオ録音しか後世のものは聴くことが出来ず、ワインガルトナーはドラマがなく上品過ぎるとの悪口も聞かれます。
 このブラームス全集はベートーヴェン全集と並ぶワインガルトナーの傑作として著名ですが長らく入手困難でした。改めて聞いてみるとその快速テンポは、ロマン主義的解釈を否定して穏健な音楽に身を戒めたものではなく、確信犯的でかなり過激な解釈と感じられます。
 トランペットの強奏などに強い意志が漲ります。清い水がほとばしり流れるような美しいブラームスです。
 絶大な人気を誇ったロンドンに於いて結成間もないロンドンフィル、そして長年の付合いであるロンドン響の妙技を生かした永遠の名盤です。モノラル

<2014/4/25 紹介分>


MR2299/2300
(2CD)
\1980
ストコフスキー指揮/ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番*
  (フィラデルフィア管、1960年2月23日ライヴ)、
 交響曲第2番
  (コンセルトヘボウ管、1951年7月ライヴ)、
 交響曲第3番*
  (ヒューストン響、1958年スタジオ)、
 交響曲第4番
  (NBC響、1941年11月18日ライヴ)
   <ステレオ*・モノ>
ストコフスキー指揮
 鬼才ストコフスキーのブラームス全集。
 録音に強い関心と未来を感じていた巨匠は1930年代にフィラデルフィア管とブラームス:交響曲全集を早くもスタジオ録音しております。
 当全集は、1940年から1960年に至る巨匠がさらなる高みに達した時期のライヴとスタジオ録音で構成。
 フィラデルフィアと不幸な決別からの復帰を遂げた第1番は壮麗な絵巻物を見るかのような美演、嬉しいステレオ録音。
 第2番はオランダ音楽祭にコンセルトヘボウ管と参加した珍しいライヴ、これは意外や正統派の名演で第3楽章の木管の飛翔は聴いていて楽しくなります。
 第3番はアメリカに於けるもう一つの手兵ヒューストン響とのスタジオ・セッション録音でステレオ。細部に工夫が施されたアクの強い演奏、これが実に面白い!
 ブラ4は、結成に尽力したNBC響とのライヴで、さすがストコフスキーだけにトスカニーニとまるで違うアプローチで攻め込みます。
 楽章ごとに湧き起こる熱狂的拍手、音色までも違うオーケストラに聴こえてくるから不思議。ストコフスキーを変な演奏をする指揮者と片づけがちな方にもお勧めしたい名演集です。

<2014/4/11 紹介分>


MR2332/2333
(2CD)
\1980
クーセヴィツキー/チャイコフスキー:後期交響曲集
 交響曲第4番(1949年3月11日)
  [17:19][8:39][5:03][8:32]
 交響曲第5番(1943年11月6日)
  [15:36][14:07][6:12][11:51]
 交響曲第6番「悲愴」(1946年2月9日)
  [18:51][7:54][8:19][10:28]
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮
ボストン交響楽団
 その濃厚なロマン的解釈で、ブラームス全集が好評のクーセヴィツキー。幻の名盤、チャイコフスキー:後期交響曲集が復活します。
 クーセヴィツキーは楽譜が読めなかったとか、ボストン響団員から嫌われていたとか散々な噂話が伝えられておりますが、バーンスタインの師匠であることは無論のこと、決して少なくない録音からもそれらは単なるデマであることが判ろうと言うものです。
 何よりもその個性的解釈を隅々まで浸透させているのですから指揮者として不可欠のカリスマ性、リーダーシップに溢れていた大指揮者と言えましょう。
 ブラームスでもトロトロのセンチメンタリズムを聞かせた巨匠。ボストン響もフランスのオケみたいに響いたり、時にはロシアのオーケストラのような咽び泣きヴィヴラートを聞かせてくれます。
 チャイコフスキーは巨匠と同郷故に、思い入たっぷりで、拘泥する表現、絶妙の矯め、絶望的慟哭をこれでもかと盛込みます。
 同時代で言えばメンゲルベルクと双璧の大ロマン主義名演と申せましょう。音質も当時のライヴとしては上々!必携です。モノラル

<2014/3/14 紹介分>


MR2320/2321
(2CD)
\1980
ブラームス:交響曲全集ライヴ
 交響曲第1番(1945年2月17日)、
 交響曲第2番(1945年11月10日)、
 交響曲第3番(1946年10月8日)、
 交響曲第4番(1944年4月29日)
セルジュ・クーセヴィツキー指揮
ボストン響
 ロシア出身でアメリカに渡った奇才指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーは、バーンスタインの師匠としても知られる大指揮者。1924年から1951年の長期に渡りボストン響の音楽監督として、楽団のレベルアップに尽力しました。芸風は輝かしく、派手で、悪く言えば外面的との評も聞かれますが、まるでフランスの楽団のような洒落た美しい音色で透徹しており、その魅力は今なお失せません。
 当ブラームス:交響曲全集ライヴは、1940年代中盤という巨匠晩年の解釈の結論とも言える決定打です。長らく入手困難だった名演。
 ボストン響のブラームス全集と言えば、ミュンシュで全曲揃わず、ラインスドルフ、ハイティンクとこのクーセヴィツキーだけなのも意外です。モノラル

<2014/2/14 紹介分>


MR2295/2296
(2CD)
\1980
トスカニーニ指揮 ブラームス:交響曲全集(モノラル)
 第1番(NBC、1937年12月25日ライヴ)、
 第2番(BBC、1938年6月10日ライヴ)、
 第3番(NBC,1938年10月15日ライヴ)、
 第4番(BBC,1935年6月3,5日ライヴ)
トスカニーニ指揮
 トスカニーニの芸術の頂点は30年代にあり!という意見も多く聞かれますが、その時期のブラームス全集がまとまりました。
 第1番は記念すべきNBC響結成記念コンサートのもので、自由自在のテンポ設定、強烈なオーケストラ統率能力には圧倒されるばかりです。
 世界各国から集まった名手を誇示するかのような名演。
 第3番もその翌年のライヴですから草創期NBCということになります。晩年の些か硬直した四角四面さは少しも見られず、やはり「歌の人」トスカニーニだけに第3楽章の詩情にはうっとりさせられてしまいます。
 第2番、第4番はロンドンのBBC響に客演したライヴで、こちらも結成間もないオーケストラですから熱意が違います。
 第2番の盛り上がり、第4番の頻頻と変わるテンポなども聞き逃せません。トスカニーニ、実はフルトヴェングラー以上に自由な指揮者だったのではないかと思ってしまいます。音質良好!

<2014/1/31 紹介分>


MR2126/2127
(2CD)
\2200→\1590
ホルバート、伝説の「復活」復活!
 ミラン・ホルバート指揮/マーラー交響曲第2番&第6番
マーラー:交響曲第2番「復活」
  1989年ライヴ
ホルバート指揮
スロベニアフィル、
リュブリャーナ放送合唱団、
オリガ・グラチェリ(S),
ウタ・プリエフ(A)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
  1991年スタジオ録音
スロベニア・フィル

 去る1月1日にミラン・ホルバート(1919〜2014)がオーストリア、インスブルックにて亡くなりました。大変な高齢でもありここ数年は指揮台から遠ざかっていたとはいえ、悲しい出来事です。
 ホルヴァートのマーラーといえば、一時期大変な評判になったものですが、音源の散逸、レーベルのまたがりも混乱を招き入手困難な状況が続いておりました。この度DIGITAL CONCETO LABELからMEMORIESが音源提供を受けました。そもそも冷戦崩壊後に東欧諸国の放送音源を西側プロデューサー大量に安値で買付け廉価盤として商品化されたものです。
 玉石混交の中でホルバートのマーラーは真の名盤と言って差し支えないもので、バーンスタイン、テンシュテットも顔負けの凄まじい迫力の爆演です。ホルバートの音楽性はマタチッチに非常に近く、大作を鷲掴みにする豪快な表現、思い切りの良い音量テンポ変化が特徴です。
 元来がウィーンで学んだ人だけに、マーラーにも並々ならぬ愛情が感じられます。マスタリングも新たに施され既出盤の貧弱さが改善され、「復活」では終始ホルバートが鼻息で歌っているのが聴こえます。
 今回特価設定にてご提供します。

<2014/1/24 紹介分>


MR2297/2298
(2CD)
\1980
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
シューマン:交響曲第1番「春」
ドヴォルザーク:交響曲第8番
 (1976年スタジオ録音)
ミラン・ホルバート指揮
オーストリア放送響
 追悼ミラン・ホルバートの名演、「ロマンティック」、「ドヴォ8」、「シューマン第1交響曲」
 去る1月1日にミラン・ホルバート(1919〜2014)がオーストリア、インスブルックにて亡くなりました。大変な高齢でもありここ数年は指揮台から遠ざかっていたとはいえ、悲しい出来事です。
 多くの名盤が廃盤となっておりますが、今回はEclipse Music Group原盤により大曲3曲が復活します。
 クロアチアに生を受け、ウィーンに学んだ経歴はマタチッチと共通し、その音楽ルーツも近いものがありますが、当然のことながらブルックナーは巨匠にとって極めて近しい存在でありました。
 「ロマンティック」は実に剛直な演奏で、些事に拘らぬ大人の風格、そこにウィーンの音色を加えるのはオーストリア放送響(ウィーン放送響)でたおやかな木管などなかなに聞かせます。
 シューマンの春も素朴で神経質を感じさせぬ大らかなもので、のどかな演奏と申せましょう。ヨーロッパを電車で移動しているかのような感銘新たです。
 ドヴォルザークはムンムンとむせ返るような歌謡性、メランコリックな激情さえも聴き手に与える痛快な演奏です。やはり個性豊かな巨匠らしい一聴に値する名演ばかりです。ステレオ

<2014/1/17 紹介分>


凄いオペラ・ライヴが登場!!
これは凄絶!ミュンシュの「ワルキューレ」第1幕 初演者エーリヒ・クライバーによる「ヴォツェック」!

MR2292
\990
シャルル・ミュンシュ指揮
 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕全曲

  (1956年7月21日タングルウッド音楽祭ライヴ)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響、
マーガレット・ハーショー(ソプラノ、ジークリンデ役)、
アルベルト・ダ・コスタ(テノール、ジークムンド役)、
ジェームズ・ピアース(バリトン、フンディング役)

 聴く者をして仰天される凄い演奏が登場!何とミュンシュの「ワルキューレ」第1幕全曲です。ミュンシュと言えばゲヴァントハウス管のコンサート・マスターでもありました。同オケはライプツィヒ国立歌劇場のオーケストラでもありますのでオペラの経験も豊富であったことは間違いないはずですが奇妙に録音には恵まれておりません。それは後年に巨匠がシンフォニーオーケストラの監督を主なキャリアとしたこととも無関係ではないと思われます。しかしながらこの演奏の素晴らしさはどうでしょう。ミュンシュの持って生まれたドイツ魂が炸裂したとしか思えない重厚で推進力に富む名演です。
 フルトヴェングラー没後僅か2年のアメリカでもこういう演奏がなしえたのです。いつもはフランス系の楽器、響きで知られるボストン響も、ミュンシュの挑発するような唸り声を受けてまるでドイツのオーケストラの様に咆哮、絶叫します。音質もなかなか結構です。<MONO>
 

MR2293/2294
(2CD)
\1980
エーリヒ・クライバー
 ベルク:歌劇「ヴォツェック」英語版全曲

  (1953年5月25日ライヴ)
エーリヒ・クライバー指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管、
ジェス・ワルターズ(ヴォツェック)、
トルスタイン・ハネソン(鼓手長)、
エドガー・エヴァンズ(アンドレアス)、
マレア・ヴォルコフスキー(マリー)他
 1925年の舞台版初演に、137回のリハーサルを必要としたと伝説のみが独り歩きしていたエーリヒ・クライバーの「ヴォツェック」ついに全曲盤が登場です。巨匠がいよいよヨーロッパでの演奏を再開させた頃の意欲的な名演。
 刺々しい現代音楽の鋭い音響を想像すると意外にもそれは裏切られます。
 何といってもアルバン・ベルクはウィーンの作曲家、その抒情性は全編を覆い尽くしており、暗いテーマをリリカルに演奏するクライバーの手腕が光っています。
 いくつもの欠落(冒頭の特徴的な音の欠落はまことに惜しい!)、持続するノイズ、そして英語版というハンデはありますが、音自体は決しておかしくないため、聴きづらくはありません。<MONO>

<12/13 紹介分>


MR2285/2286
(2CD)
\1980
ジョージ・セル指揮
 ブラームス:交響曲全集

  第1番(ルツェルン祝祭管、1962年8月ライヴ)、
  第2番(ケルン放送響、1958年9月ライヴ)、
  第3番(コンセルトヘボウ管、1951年9月スタジオ)、
  第4番(北ドイツ放送響、1959年5月ライヴ)
ジョージ・セル指揮
 燃え盛るライヴを中心とした好企画。
 ジョージ・セルは類まれなる情熱家でありましたが故に厳正な規律を自らに、そしてオーケストラに課したのでしょう。
 無味乾燥なインテンポではなく、大胆なテンポ変化も散見され、それが見事に決まっています。
 芸風としてはやはり派手な指揮者であったと言えましょう。巨匠のルーツであるヨーロッパにおける演奏というところがポイント。
 高名なクリーヴランド管とのスタジオ録音とも時期が被りますので聴き比べもマニアには楽しみな全集の登場です。
 モノラル

<11/15 紹介分>


MR2283/2284
(2CD)
\1980
ベーム指揮 ブラームス:交響曲全集
 第1番(シュトゥットガルト放送響、1951年4月ライヴ)、
 第2番(ベルリンフィル、1956年12月スタジオ)、
 第3番(フランクフルト・放送響、1954年12月ライヴ)、
 第4番(ベルリン放送響、1962年10月ライヴ・ステレオ)
ベーム指揮
 各交響曲を満遍なく取上げ、高水準で演奏した巨匠ベームですが、「ブラームス全集」となると70年代のウィーンフィル盤が唯一というのが意外なところです。
 ベームが押しも押されもせぬ巨匠として充実した演奏を繰り広げた50年代から60年代に掛けたライヴ録音を中心とした全集が登場することはまことに喜ばしい限りです。
 創立間もないシュトゥットガルト放送響とのブラ1は凄まじい熱気の中にどこか冷め切ったような冷酷さのあるところが近代人ベームの個性と知性でしょう。
 ブラ2は定評あるスタジオ録音。第3番は珍しいフランクフルト放送響とのライヴで、なんと言うか悲観的な表情が感じられます。第4番はベルリン放送響との何とステレオ録音でこれは熱く燃え上がるベームらしい快演で聴く者の心を捉えて離しません。
 

ME1065
\990
カルロス・クライバー指揮
 モーツァルト:交響曲第33番
 マーラー:交響曲「大地の歌」
  1967年6月7日楽友協会ライヴ
カルロス・クライバー指揮
ウィーン響、
ワルデマル・クメント、
クリスタ・ルードヴィヒ
 クライバーが生前公認していたライヴ
 生前のクライバーが「あれは公認盤」と答えていたというウィーン芸術週間、マーラー特集のライヴ。「大地の歌」、この曲を指揮したのも一回限りとのことです。
 演奏内容はかなり個性的で意外なほど遅いテンポで透徹しています。新聞評は大変な不評であったと伝えられておりますが、マーラーについてはこれが唯一の録音なので極めて貴重な演奏と申せましょう。

<9/27 紹介分>


MR2276/2277
(2CD)
\1980
ヨッフム/ ブラームス:交響曲全集
 第1番 バイエルン放送響(1958年9月モントルー・ライヴ)、
 第2番 ベルリンフィル(1951年5月スタジオ)、
 第3番 ハンブルク国立フィル(1939年6月スタジオ)、
 第4番 ベルリンフィル (1951年7月ライヴ)
オイゲン・ヨッフム指揮
 最晩年は神格化されるまでの存在だったヨッフムですが、SP時代の1939年代から1950年代の演奏で全集が揃いました。
 ヨッフムに強い影響を与えたフルトヴェングラーの音楽ですが、ヨッフムはフルトヴェングラー以上のメンゲルベルク張りの癇癪のような熱気もあり、特に若き巨匠として売り出したハンブルクフィルとの第3番などの激情の奔流は凄まじいものがあります。
 1950年以降は、落着きを獲得しておりますが、やはり意識的なトランペットの強奏を多用したヨッフム節は随所に見られ、第4番は苛烈な名演となっております。
 全体として録音水準も高く、必携の名盤の登場です。モノラル

<9/20 紹介分>


ME1095/1096
(2CD)
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」全曲(1971年7月ライヴ) カルロス・クライバー指揮
シュトゥットガルト国立歌劇場管(ヴュルテンベルク)、
マルタ・メードル、
イングリッド・スティーガー、
マリオン・リッパート、
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、
ウィリアム・ヴィルダーマン
 カルロス・クライバーが早くからレパートリーから外してしまったオペラ「エレクトラ」の登場です。
 鋭角的で衝撃的な音楽展開は如何にもカルロス向きで期待は高まります。
 想像通りの凄いスピード感を伴った演奏で、一気に駆け上がった後の奈落の底に突き落とされるかのようなカタルシスはカルロス、それも70年代の若さならではの特徴でしょう。それに引き替え当時の風潮なのか歌唱陣は幾分重ったるいものの、しみじみとドイツ・ローカルの香りが漂います。
 音質は残念ながらこもり気味で、音源に起因するノイズや欠落が散見されることを御承知おきください。カルロス・クライバー研究会公認のリリースです。モノラル


<9/13 紹介分>


MR2272/2274
(2CD)
\3800→¥1980
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」全曲(1955年11月ライヴ) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーンフィル、
ライニング、
ベーメ、
ユリナッチ、
ポエル、ギューデン他
 戦災で破壊されたウィーン国立歌劇場の再開場を祝い、歌劇場所縁の大御所が指揮を執る中、「ばらの騎士」を担当したのが巨匠クナッパーツブッシュでした。クライバーのような御洒落でスマートな演奏との対極にあります。まるで恰幅の良い御主人、奥様方のむせ返るような香水の匂いが立ち込めるかのような濃厚な演奏で、いつも通り拍手を無視して豪快に演奏を始めるクナ、極端な間を作って極限までの緊張をオーケストラに強いる超個性的な名演として知られております。
 音質も改善されてオペラ指揮者クナの代表盤とも呼べる必携のセットです。 モノラル
 

MR2275
\2200→\990
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 1963年7月ライヴ
カール・ベーム指揮
バイロイト祝祭管、合唱団(ピッツ指揮)、
ヤノヴィッツ(S)、
バンブリー(Ms)、
トーマス(T),
ロンドン(Br)
 1951年に再開したバイロイト音楽祭に於いて、特別公演としての「第9」を指揮したのは、フルトヴェングラー(1951,1954)、ヒンデミット(1953)、ティーレマン(2001)、そして1963年のベームです。
 当演奏は気力体力が充実の頂点にあったベーム渾身の名演として知られますが、長年入手困難でした。
 祝祭劇場の独特の音響が良くとらえられており、フルトヴェングラー盤の極度の緊張感にも一切ヒケを取らない凄まじい演奏です。
 第3楽章の安息は、心の底まで癒されます。ドイツ中の名門オケ、特に放送オーケストラのメンバーが集められた祝祭管のサウンドも重厚でゴツゴツとした肌触りでウィーンフィルとは違った趣があります。
 演奏に先立つファンファーレも収録しております。 モノラル


<8/16 紹介分>


MR2264/2265
(2CD)
\3800→¥1980
ルービンシュタイン協奏曲ライヴVol.3
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
  (ラインスドルフ指揮ボストン響1963年3月ステレオ・ライヴ)、
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番
  (ジュリーニ指揮フィルハーモニア管1961年5月16日ライヴ)、
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
  (ヌッシオ指揮ルガノ放送響、1955年5月12日ライヴ)
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
 グラマラスな演奏で今なお根強いファンを誇るルービンシュタイン。
 派手なテクニックや表現を駆使し如何にもアメリカンな味わいに満ちております。ラインスドルフと共演したベートーヴェン、チャイコフスキーはスタジオ録音とほぼ同時期のライヴで脂が乗切っており、反射神経抜群のラインスドルフのサポートを得て自由自在に泳ぎまくっております。
 ステレオ録音であることもポイント。
 ジュリーニとのショパンはこの貴族的指揮者の上品さを嫌というほど堪能でき優雅なルービンシュタインの音色ともぴったりです。ルガーノに於けるモーツァルト、第23番は愛奏曲でしたがイタリア語圏らしい闊達な歌心のオケとの共演に心洗われる感があります。
 ステレオ・モノラル
 

MR2266/2267
(2CD)
\3800→¥1980
クレンペラー&バイエルン放送響、ベルリン放送響
 マーラー:交響曲第4番(1956年11月ライヴ)、
 ハイドン:交響曲第101番「時計」1956年10月ライヴ
  (以上、バイエルン放送響)、
 モーツァルト:交響曲第25番、セレナータ・ノットルナ、「ドン・ジョヴァンニ」序曲
  (以上、RIAS響、1950年12月ライヴ)
クレンペラー指揮
バイエルン放送響、
エリザベート・リンダ―マイヤー(S),
ベルリン放送響(RIAS響)
 クレンペラーがドイツのオーケストラで相性の良かったのがこのバイエルン放送響で度々客演を繰り返しております。
 お得意のマーラー第4は現在入手困難な演奏で久々の登場です。
 50年代ですから完全な晩年様式ではなく、時として大胆なアゴーギグも顔をだし、驚かされます。歌手も上々。ハイドン「時計」も立派の一言でその威厳は恐ろしいばかりです。
 ベルリン放送響とのモーツァルトも個性的で交響曲第25番はまるで聴き手を脅かすような強烈さ、「ドン・ジョヴァンニ」序曲も大柄で深淵、これぞデモーニッシュといった佇まいです。モノラル
  

MR2268/2269
(2CD)
\3800→¥1980
アンセルメ、NBC響客演ライヴ
 バッハ:管弦楽組曲第3番、
 オネゲル:勝利のオーラス、
 ラヴェル:スペイン狂詩曲(1948年12月18日)、
 フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲、
 シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
 (1948年12月25日)以上全てNBC8Hスタジオ・ライヴ
アンセルメ指揮
NBC響
これは貴重!アンセルメがトスカニーニの招きでNBC響に客演したライヴ。曲目を見れば一目瞭然ですが、アンセルメは幅広いレパートリーを誇り決してフランス音楽の専門家ではありません。
 トスカニーニにしごかれたNBCとのコンビネーションも抜群で、こういう硬派なオーケストラとの共演だとアンセルメの表現も鋭角的で輪郭が明確になり、アンセルメの鋭い眼光を彷彿とさせます。
 バッハの透明感溢れる響き、擁護者として楽曲の紹介につとめたオネゲル作品などショーピースとして抜群の面白さ。「ザ・グレート」の古典的彫琢。いずれも一聴に値する名演です。
 年代並と言えますが鑑賞に支障はございません。モノラル
 

MR2270/2271
(2CD)
\3800→¥1980
ワルター/ブラームス:交響曲全集
 第1番(ロサンジェルスフィル、1947年7月10日ライヴ)、
 第2番(フランス国立放送響、1955年5月5日ライヴ)、
 第3番(ニューヨークフィル、1953年12月スタジオ録音)、
 第4番(ニューヨークフィル、1951年2月11日ライヴ録音)
ブルーノ・ワルター指揮
 モーツァルトは勿論ですが、ワルターの芸風に最も合致していたのはブラームスではなかったでしょうか?
 そのロマン、私情溢れる表現はどこまでも安心して身を任せることができます。とはいえ、病に倒れる前の演奏故に、爆発や癇癪のような心情吐露が散見され、人間味あふれる名演ばかりです。
 ロサンジェルスフィルとの共演は比較的珍しく、クレンペラーが鍛えた重厚な響きを生かしまるでヨーロッパのオーケストラの様です。
 第2番は名高いパリ・ライヴで、木管の遊ぶような踊るような飛翔が耳に心地よく、ワルターも存分に歌わせ第2楽章では詠嘆の様な声を上げています。
 第3番はスタジオ録音ですが、名演として名高いもの。
 第4番はスタジオ録音の前日という準備万端のライヴで、センチメンタルなまでの告白が聴きものです。


<7/4 紹介分>


50年代のカラヤン4タイトル

MR2099/2100
(2CD)
\3800→¥1980
オール・ベートーヴェン・プログラム
 ベートーヴェン:
  「コリオラン」序曲、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第7番
   1955年8月27日ルツェルン・クンストハウス・ライヴ
カラヤン指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団
カラヤンがフルトヴェングラーの後任としてベルリンフィルの常任指揮者になったのがこの年の4月。やる気満々の時期に当たります。
 当時のルツェルン音楽祭は、絢爛豪華な出演者で知られ、トスカニーニ・スカラ座管、フルトヴェングラー+フィルハーモニア管の「第9」など歴史的演奏が繰広げられております。
 カラヤンによるオール・ベートーヴェン・プロは、流麗そのものの名演です。
 「コリオラン」「第7交響曲」ともに疾走感が物凄く、爽快な風のようなベートーヴェンです。その上、注目すべきはヴァイオリン協奏曲で、シュナイダーハンは、この曲のオーソリティとしても知られております。
 ファン・ケンペン、フルトヴェングラー、ヨッフムという巨匠+ベルリンフィルの伴奏を得た演奏が決定盤として知られていますが、ここにカラヤンとの夢の共演が登場します。
 美音で知られスタイリッシュな演奏ですが、あくまでも自分のやり方を貫く頑固さにも頭が下がります。ヒスノイズは継続しますが、原テープの傷も修正され聴きやすくマスタリングされております。<モノラル>
 

MR2112
\2200→\990
ブリュッセル万博ライヴ
 ヨハン・シュトラウス2世:
  「こうもり」序曲、皇帝円舞曲、アンネン・ポルカ、
  ポルカ「雷鳴と電光」、ワルツ「春の声」、ピチカート・ポルカ、
  ポルカ「狩」、ワルツ「美しく青きドナウ」、
 ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
  (1958年5月7日ブリュッセル、グランド・オードトリアム、万博会場)
カラヤン指揮
ウィーン・フィル、
ヒルデ・ギューデン(S、「春の声独唱),
ウィーン楽友協会男声合唱団(美しく青きドナウ)
 巨匠カラヤンが名実共にヨーロッパ音楽界の帝王として君臨しはじめた頃のライヴです。第二次世界大戦後初の大規模万博として欧州復活を世界にアピールしたブリュッセル万博におけるライヴです。
 カラヤンとシュトラウス・ファミリーの相性の良さはニューイヤーコンサートでも実証済みですが、野心ギラギラのこの時期のエネルギッシュな名演には陶酔させられます。
 クライバーもびっくりの快速で突っ走る「こうもり」「雷鳴と電光」。魅惑の旋律美を生かすレガート奏法も炸裂して聴衆をとろけさせます。名花ギューデンを迎えた「春の声」のゴージャス振り。お気に入りのウィーン楽友協会男声合唱団をあえて参加させた「美しく青きドナウ」などはちょっと赤面してしまうほどの派手さです(カラヤンにとって合唱付はこれが唯一)。どこをとってもカラヤン節満載のライヴです。映画スターのように格好良いジャケット写真もグッドです。<モノラル>
 

MR2256/2257
(2CD)
\3800→¥1980
ケンプとハスキルでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番
 しかもわずか1週間の間

モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第20番、
 交響曲第41番「ジュピター」
  1956年1月21日
   (ピアノ独奏:ヴィルヘルム・ケンプ、ベルリンフィル、ベルリン)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第20番、
 交響曲第39番1956年1月28日
  (ピアノ独奏:クララ・ハスキル、フィルハーモニア管、ザルツブルク)
カラヤン指揮
 1956年のモーツァルト・イヤーのカラヤン・ライヴ。演奏日付にご注目下さい。カラヤンの超人的な才能、体力を物語るようなスケジュールです。この前年末はスカラ座で、「魔笛」を指揮、1月に入ると新たな手兵ベルリンフィルとベルリンで共演し、さらにウィーンに移動しもう一つの手兵、ウィーン響と共演、またベルリン・フィルに戻り当プログラムを指揮、さらにウィーンに戻り、ウィーン響と共演、そして、さらなる手兵フィルハーモニア管とヨーロッパ・ツアーを敢行します。
 その初日のライヴが当盤に収録されています。カラヤンは既にベルリン・フィルの首席指揮者に指名されており、1960年以降は、演奏をほぼベルリン・フィル、ウィーン・フィルとの共演に絞ってしまいますので、この時代が世界の名門オケを指揮する為に世界を飛び回った最後の時期と言えましょう。
 ケンプの質実剛健なピアノには、それに寄り添うように美音を奏で、ハスキルの瑞々しくもはかないモーツァルトには抜群のセンスで軽妙なバッキングを聴かせます。同じ曲、違うソリスト、違うオケでどれだけ違う音楽を作っているかが手に取るように理解できます。音質極上。<モノラル>
 

MR2258/2259
(2CD)
\3800→¥1980
チャイコフスキー後期交響曲
 チャイコフスキー:
  交響曲第4番(ウィーン響、1954年10月17日)、
  交響曲第5番(トリノ・イタリア放送響、1953年2月27日)、
  交響曲第6番「悲愴」
   (フィルハーモニア管、1955年5月ステレオ・スタジオ録音)
カラヤン指揮
カラヤンが終生愛したチャイコフスキーの後期交響曲。最晩年に到達した耽美の極みの名演もよろしいですが、50年代の覇気に満ち満ちたそして、いささか強引なまでの強力なドライヴにも抗しがたい魅力があります。
 テンポは総じて早めに設定され、足を踏み鳴らし、唸り声を上げる激しい演奏ばかりで、フルトヴェングラー生前から没後直後に掛けて世界にその実力をアピールせんばかりの壮大なプレゼンテーションと申せましょう。
 ウィーン響との4番は、強烈なスピードを誇り、イタリアン・カンタービレに心打たれる第5番も説得力の大きい演奏。
 さらにあまり聴かれることのないフィルハーモニア管ととの「悲愴」はステレオ録音でもあり、大物振りを物語る落着きすらも兼ね備えた名演です。<モノラル・ステレオ>


<4/26紹介分>


MR2245/2246
(2CD)
\3800→¥1980
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮&ケルン放送響
 ブラームス:交響曲第3番、ハイドン変奏曲、
 ブルックナー:交響曲第7番
   (1962年、1963年)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ケルン放送響
 巨匠クナッパーツブッシュはケルンにおいては、ギュルツェニヒ管と縁が深く、戦後結成されたケルン放送響との共演は2回に留まるようです。この頃、クナは大病を患い、演奏会のキャンセルも増えていた時期です。演奏スタイルも50年代のパワフルだが強引な印象が影をひそめ、意外とテンポ変化を抑制し(勿論、クナとしては)、しみじみとした情感を紡ぎだしています。
 ブラ3は愛奏曲で数多くのライヴも発掘されておりますが、当盤の枯れた味わいには抗しきれぬ魅力があります。
 クナのブル7は、当ケルン盤の他に1949年のウィーンフィル盤しか存在せず、希少極まりないものです。早めのテンポが採用された達人の域に達した名演。モノラル
 

MR2247/2248
(2CD)
\3800→¥1980
パウル・ヒンデミット指揮
 ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
  (マンハイム国立管、1963年5月)、
 ブルックナー:交響曲第7番
  (ニューヨークフィル、1960年2月)
パウル・ヒンデミット指揮
指揮者ヒンデミット、しかもブルックナーの演奏を集成した好企画。指揮者ヒンデミットというと必ず語られるエピソードがあります。第一にウィーンフィル初来日は、ヒンデミットの指揮であったこと。1953年のバイロイト音楽祭の第9はヒンデミットが指揮したこと。しかもその演奏は凡演で凄まじい悪評を浴びたこと。クレンペラーはヒンデミットの指揮を見下していたこと。などです。しかし自作の指揮の評判は悪くなく真価は正に闇と伝説に包まれておりました。
 今回登場のブルックナーでは、第3番は確かに何というかギクシャクした、意図的なのか偶然なのか判然しない演奏です。ただし個性的という点では、評価されてしかるべきでしょう。
 ブル7はニューヨークフィル客演時のライヴ。当時のアメリカでブルックナーを携え客演したというのも自信の表れでしょうか。かなりの快速テンポでスイスイ進む異形のブルックナーです。モノラル
 

MR2249/2250
(2CD)
\3800→¥1980
スタインバーグ指揮&ピッツバーグ交響楽団
 ブラームス:交響曲全集(1961年,1962年スタジオ録音)
ウィリアム・スタインバーグ指揮
ピッツバーグ交響楽団
ウィリアム・スタインバーグはケルン生まれのドイツ人指揮者ですが、ユダヤ系のためにアメリカに渡りピッツバーグ交響楽団の音楽監督を1952年から1976年の長きに渡って務め、同オケの発展に尽力、黄金時代を築きました。
 1973年にはこのコンビで来日し、やはりブラームスが激賞されました。元来がドイツの指揮者でアーベントロートにも学んだというだけに、ドイツ音楽がレパートリーの中核なのは言うまでもありません。
 この米COMMANDへのブラームス全集は、恐ろしい快速テンポで知られ、トスカニーニをさらに加速させたような個性の強い演奏です。
 かつてのMCA double deckerでは、CD初期らしい音量の小ささや高音のきつさがありましたが、まろやかな音色に蘇りました。また第2番の第3,4楽章の左右が逆チャンネルでしたが、改善されております。ステレオ

<4/12紹介分>


MR2236/2237
(2CD)
\3800→¥1980
トスカニーニ指揮&ウィーン・フィル
 ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」全曲
トスカニーニ指揮
ウィーンフィル、
ウィーン国立歌劇場合唱団
主なる配役
マリアーノ・スタビーレ(Br:ファルスタッフ)、
ピエトロ・ビアシーニ(Br:フォード)、
ディノ・ボルジオーリ(T:フェントン)、
アルフレード・テデスキ(T:カイウス)、
ジュゼッペ・ネッシ(T:バルドルフォ)、
ヴィルジーリオ・ラッツァーリ(B:ピストーラ)、
フランカ・ソミーリ(S:フォード夫人)、
アウグスタ・オルトラベッラ(S:ナネッタ)、
ミタ・ヴァサーリ(Ms:ページ夫人)、
アンゲリカ・クラヴチェンコ(Ms:クィックリー夫人)
 「名歌手」(MR2194/2197(4CD))とともに1937年のザルツブルク音楽祭に於けるライヴ。連日の公演、そして空前の名演ということにも驚きです。
 自由自在なフレージング、巧みなテンポ変化によってどの瞬間も愉悦に満ちた演奏と言えます。
 後年のNBC響との録音が硬直して聴こえるほどです。トスカニーニのヴェルディ演奏と言えば、ベートーヴェンと並ぶ聖典、聖域ですが、そのクライマックスがこの演奏と言えましょう。当たり前のことながらウィーンフィルの柔軟性に富んだ表現も日頃オペラをやっているオーケストラだけあります。カラヤンがこの演奏を聴いて深い感銘を受けて自らも得意演目に消化し、ザルツブルク音楽祭でも上演したことはあまりにも有名。
 音質も聴きやすくまとめられており、「名歌手」ともにマニアは座右の名盤と申せましょう。1937年8月9日ライヴ モノラル

<4/5紹介分>


MR2238/2239
(2CD)
\3800→¥1980
ミュンシュのモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス・・・そしてマーラー!
 モーツァルト:
  交響曲第35番「ハフナー」(1958年10月10日)、
  交響曲第40番(1959年6月11日)、
 ベートーヴェン:交響曲第7番(1960年10月8日)、
 マーラー:交響曲第10番「アダージョ」(1959年12月5日)、
 ブラームス:交響曲第1番(1961年11月7日)」
  全てライヴ
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響
 何ともそそるカプリング、選曲です、しかも初期のものとは言えステレオ収録。
 ミュンシュのマーラーが聴ける喜び!しかもマーラーの奥の院である第10番「アダージョ」。相当快速なマーラーで、当時のアメリカのマーラー、例えばミトロプーロスの呼吸の深いもの、ワルターのウィーン音楽に直結する品格、バーンスタインの豪快さとも異なる、どちらかというとロスバウトなどドイツ人指揮者のような合理的で現代曲らしさを感じさせる、率直な演奏です。モーツァルトは持続ノイズがありますが音自体には力があり、聴きにくくはありません。
 ベートーヴェンはトスカニーニばりの直球勝負。十八番のブラ1はフルトヴェングラーもかくやと思わせるドイツ本流の演奏に聴こえます。ステレオ


<紹介済分>


MR2037/2038
(2CD)
\3800→\1980
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第2,3幕
 (1947年10月3日、ベルリン、アドミラルパラスト・ライヴ)
フルトヴェングラー指揮
シュターツカペレ・ベルリン、
ルードヴィヒ・ズートハウス(トリスタン)、
エルナ・シュルター(イゾルデ)、
ゴットロブ・フリック(マルケ王)、
ヤロ・プロハスカ(クルヴェナル)、
マルガレーテ・クローゼ(ブランゲーネ)他
 ナチス関与の疑いで戦後演奏禁止の処分を受けたフルトヴェングラーは、その後、無罪放免を受けて祖国ドイツでは1947年5月にベルリンフィルとのベートーヴェン・プロで復帰。さらに当演奏である10月に、オペラ公演に復帰します。フルトヴェングラーの「トリスタン」というと、フィルハーモニア管とのスタジオ録音が著名ですが、イギリスのオケ、スタジオ録音というハンデはやはり明確であります。
 当演奏は第2,3幕のみでしかも第2幕も完全ではないとは言え、「ドイツの指揮者」フルトヴェングラーがドイツの歌劇場でどういう演奏を展開したかを知る意味で最適な音盤と申せましょう。
 うねるようなドラマ性は正にフルトヴェングラーのワーグナーを聴く醍醐味です。
 音質は時代にしては非常に鮮明ですし、臨場感もたっぷりです。出演者提供の音源による復刻とのことです。モノラル

MR2045/46
(2CD)
\3800→\1980
アーベントロート/ブラームス:交響曲全集
 第1番=バイエルン国立管1956年1月16日ライヴ、
 第2番=ライプツィヒ放送響1952年3月3日スタジオ録音、
 第3番=ライプツィヒ放送響1952年3月17日スタジオ録音、
 第4番=ライプツィヒ放送響1954年12月8日スタジオ録音
アーベントロート
 ファン待望、アーベントロートのブラームス全集。当盤は第1番を爆演として名高いバイエルン国立管で収録しております。ウィーンフィルで言えば数少ない定期演奏会にあたるバイエルン国立歌劇場管に於けるアカデミー・コンサートライヴで、ミュンシュも驚く劇場的な名演で広く知られたもので、終楽章など聴いて元気が出ます、音質良好。
 第2番は極めて珍しい演奏で、ウルトラフォン原盤と見られ、SP復刻で音量の不統一なども修正されております。
 第3、第4番は元来が放送用のスタジオ録音であり、こちらも音質は極上。Berlin Classicsではエコーが異常に付加され妙なステレオ感がありましたが、当盤は完璧モノラルで、却って音が塊でぶつかって来るようです。<モノラル>

 (第1番について)「以前ディスク・ルフラン(廃盤)から出てきたとき、あまりの過激演奏のため店頭での演奏を控えるほどだった。傍若無人、厚顔無恥、支離滅裂、ここまでこの作品を徹底してデフォルメしてしまった人は、日本の宇宿以外今のところいない。しかし・・・、にもかかわらずこの演奏の圧倒的なすごさ!気をてらった一発狙いのピエロではない。山賊に連れ去られたお姫様がその山賊を愛してしまうがごとく、聴いていて次第に「もうどうにでもして」と身を投げ出したくなってしまう。
 「クラシック輸入盤パーフェクト・ブック」の「買ってはいけない」のコーナーで、鈴木淳史氏が「常軌を逸したげてもの」、「あまりのやりたい放題に聴くものを爆笑の渦に巻き込むまったく不謹慎極まりない演奏」、「何人も感動することを許さない激しさ」と絶賛(?)していた。
 とにもかくにもこの終楽章を聴いて心に何の波風も立たなければ、返品お受けします。(「クラシックは死なない!」より)」

MR2049/50
(2CD)

\3800→\1980
ブラームス:交響曲全集
 第1番(1940年10月13日ライヴ)、
 第2番(1940年4月9〜11日スタジオ録音、
 第3番(1931年5月10日スタジオ録音)、
 第4番(1938年11月29〜30日スタジオ録音)
メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウ管
今までありそうでなかったメンゲルベルク+コンセルトヘボウ管によるブラームス:交響曲全集。長時間収録が可能になり2枚のCDに収まっており、お買い得。演奏は、第1番フィナーレに見られるような、コーダをどこまでも延ばすような過激な表現意欲に満ちており、この辺りはミュンシュなどに強い影響を与えていることが分かる。第3番は、一番録音年代が古いものの実に良い音質で、トロトロに甘美なロマン主義演奏の最右翼。第4番は、古典的風格を守っておりグイグイと引張る推進力に敬服。第2番も圧倒的な逞しさを誇る名演。既出の盤があるものはノイズの取り過ぎで、真の音が削がれているのに対し、MEMORIES盤はノイズをむしろ残してエコーを付けたりしない誠実な復刻に好感が持てる。

MR2079/80
(2CD)
\3800→\1980
ヨゼフ・シゲティ(VN)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
 (セル指揮NYP,1955年12月4日)、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
 (ワルター指揮NYP、1941年2月2日)、
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
 (ミトロプーロス指揮NYP、1945年12月11日)、
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
 (タクセン指揮デンマーク放送響、1956年10月4日)
ヨゼフ・シゲティ(VN)
 求道ヴァイオリニスト、シゲティによる究極の名協奏曲ライヴ。共演者も豪華そのものです。セルが律儀できりっとした伴奏で支えるモーツァルトも謹厳そのもの。
 ワルターとはセンチメンタリズムすれすれの絶唱。ベルクは深刻でかつここまで美しい演奏は他にないのでは?もちろんミトロプーロスの狂ったようなオーケストラ・ドライヴも凄いの一言。
 そして、ベートーヴェンも儀式のような厳かさが光ります。モノラル

MR2117/2118
(2CD)
\3800→\1980
フルトヴェングラー指揮
 チャイコフスキー:

  交響曲第4番
   (ウィーンフィル、1951年1月スタジオ録音)、
  交響曲第5番
   (トリノ・イタリア放送響、1952年6月6日ライヴ)、
  交響曲第6番「悲愴」
   (ベルリンフィル、1951年4月カイロ・ライヴ)
フルトヴェングラー指揮
 フルトヴェングラーの深刻な芸風にぴったりなチャイコフスキーの作品群ですが、録音にはあまり恵まれておりません。当盤はありそうでなかった好カプリングで、50年代の最円熟期の名演を楽しめます。
 第5番は、フルトヴェングラーの最悪演奏とまで酷評されることのある唯一の録音ですが、今回の発売では、気になるノイズは極限まで除かれ、マスタリングも成功しているためにイタリアのオーボエらしい明朗な妙技なども楽しめ、決して駄演ではないことが証明されております。
 DISCOCORPレーベルのテストプレスからの復刻で、テストプレスは溝がきつ過ぎて音もキンキンすると言われておりますが、当盤からはそんな感じを受けません。
 この演奏はフィナーレの前にフライング拍手が入っていることで有名ですが、余りにも妙なので編集でカットしたとのことです。第4番も多くの復刻がされていますが、純正モノラルの逸品です。
 「悲愴」も巨匠の疲れを感じさせる演奏ですが、それゆえに陰影の深さは無類であり、地響きのようなティンパニの迫力など激情型の超名演として広く知られています。モノラル

MR2185/2186
(2CD)
\3800→\1980
ミュンシュ&ボストン響
 ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
  1961年8月20日ライヴ
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響
コプレフ、マコラム、グラム、
タングルウッド祝祭合唱団
ベルリオーズの権威として、数多くの演奏を行い、さらには録音を遺した巨匠シャルル・ミュンシュ。ライヴで燃え上がる大指揮者故に、「劇的交響曲」ロメオとジュリエットの実況録音の登場は歓迎されることでしょう。オーケストラに悲鳴を上げさせるかのような豪快極るオーケストラ・ドライヴ。ブリリアントな音色。爆発的熱狂。隅々までミュンシュ節が冴え渡る凄絶なライヴです。多少平面的で引きつるような処も散見される録音ですが、幸いにもステレオ収録だけに輝かしさはいや増します。ステレオ

MR2187/2188
(2CD)
\3800→\1980
クリュイタンス&ベルリン・フィル、パリ音楽院管、フランス国立放送響
ハイドン:交響曲第96番「奇蹟」 1958年3月、
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」(1955年3月)
  以上、ベルリン・フィル、
ベートーヴェン:交響曲第7番 1957年12月8日
  パリ音楽院管
ブラームス:交響曲第4番 1958年2月18日
  フランス国立放送響
*全ライヴ
アンドレ・クリュイタンス指揮
クリュイタンスはベルリンフィルにとって常連の客演指揮者で、ベートーヴェン全集のスタジオ録音も高名です。当盤では、ライヴでは熱い処を見せた巨匠の良き遺産で端整でイキの良いハイドン、ベルリンフィルのごついサウンドを生かして豪快そのものの「オルガン付」を楽しめます。ベートーヴェンの第7番をパリ音楽院管弦楽団とのライヴで聴けるのも嬉しく、以上三曲は音質もなかなかのものです。ブラームスの第4は、フランス国立放送響楽旅のジェノヴァ・ライヴで残念ながら音質は落ちますが、燃えるクリュイタンスを知りたいなら必携と申せましょう。モノラル

MR2202/2203
(2CD)
\3800→\1980
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番
  (ワルター指揮NYP 1947年2月9日)、
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番
  (ロヴィツキ指揮ワルシャワフィル、1960年2月22日ステレオ)、
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
  (クーセヴィツキー指揮ロサンジェルス・フィル、1949年9月3日)、
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
  (ロジンスキー指揮ニューヨークフィル、1946年3月24日)
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 巨匠ルービンシュタインが燃え上がった協奏曲ライヴ集第1弾!特に40年代のライヴはホロヴィッツに対するライバル意識剥き出しの鬼気迫る演奏となっております。
 例えば、チャイコフスキーの第1番はホロヴィッツが大得意でしたが、ルービンシュタインも負けてはおりません。指が何十本もあるんじゃないかと思わせるテクニックと打鍵の強さは感動もの。ラフマニノフの第2番は、スタジオ録音がライナー、オーマンディという上品系の指揮者が伴奏でしたから華麗で派手好みのクーセヴィツキー共演の当ライヴは大歓迎です。
 まるでハリウッド映画音楽を聴くかのようなロマンティックで官能的な響きが、たまりません。生涯を通じて愛奏したショパンの協奏曲は、ワルターとの丁々発止で息があったところ見せる第1番。これはまるでベートーヴェンのようながっしりした演奏。そして1960年のショパンコンクールに名誉審査委員長として参加し、特別演奏会で披露した第2番の豪快にして流麗、耽溺的名演はステレオ収録です。
 

MR2204/2205
(2CD)
\3800→\1980
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
  (1962年5月4日、クリュイタンス指揮トリノRAI響)、
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
  (1951年、ミトロプーロス指揮νよくフィル)、
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番、
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
  (1960年1月7日、パレー指揮デトロイト響)
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 巨匠ルービンシュタインがライヴ集第2弾!こちらはドイツ・オーストリア音楽がメインとなっており、品格豊かな名演を楽しめます。
 ブラームスは南欧的なリラックスムードに満ちた美演です。クリュイタンスが 伴奏だけにそのラテン的演奏傾向は顕著と申せましょう。
 ベートーヴェンは懐の広いミトロプーロスがバックをしっかり務めます。グラマラスですが古典的彫琢も見事と申せましょう。
 2枚目は昨今再評価著しいフランス→アメリカの巨匠ポール・パレーが伴奏。長命で、最晩年までエネルギッシュな活動を行った点はルービンシュタインとも共通しています。
 モーツァルトは端正で、緩徐楽章のしっとりした風情には心打たれます。
 十八番のチャイコフスキーは、蕩けるようなロマン派演奏とは一線を画し、パレーの規律正しい伴奏ともども辛口な表情も魅せるルービンシュタインとしては異色の名演と申せましょう。

MR2219
\2200→\990
パブロ・カザルス
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(1960年6月ライヴ)、
 シューマン:チェロ協奏曲(1953年5月ライヴ)
パブロ・カザルス(Vc)、
シュナイダー指揮
プエルト・リコ・カザルス祝祭管弦楽団(ドヴォルザーク)、
オーマンディ指揮
プラド祝祭管(シューマン)
カザルスの「ドボコン」と言えば、セル+チェコフィルとの至高のSP録音がつとに有名ですが、その録音からさらに23年の時を経て84歳の巨匠が盟友アレクサンダー・シュナイダーの強烈なバックを得た当演奏も知られざる名盤として名高いものです。オリジナルであるEVERESTの中古LPは天上知らずで価格高騰が続いており、こうしてCDで聴けることは有難いことです。演奏内容は人間愛そのものと言える温かさ、真摯な気持ちに満ちたもので、唸り声を上げるカザルスがぐっと身近に感じられることでしょう。シューマンも異形の作品と呼べるでしょうが、カザルスの骨太な造型も圧倒的な名演奏です。モノラル
MR2220
\2200→\990
フリッツ・クライスラー(Vn)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番第1楽章、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲第1楽章、
クライスラー:
 昔の歌、愛の喜び、
 ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、
 ウィーン奇想曲、中国の太鼓、
アルベニス:タンゴ、
マスネ:タイスの瞑想曲、
ドヴォルザーク:ユモレスク
フリッツ・クライスラー(Vn)
ベル・テレフォンアワー管(指揮者不詳)
ヴァイオリンの神様、クライスラー。その活動は戦前に終っていたかに思われますがそうではありません。アメリカ移住を余儀なくされたクライスラーは1941年に交通事故に遭い生死をさまよいますが奇跡的に回復、その復活後の数少ない演奏がこの「ベル・テレフォンアワー」です。電話を発明したベルの会社がスポンサーとなったラジオ番組で、豪華なアーティストで好評を得ておりました。かつてMADRIGALレーベルで20数年前にCD化されて以来久々の復刻となります。肝心の演奏内容ですが、涙なしには聞けないロマン、情緒纏綿。この時期は既に過去の人という評価もありますが、元々機械的なテクニックを誇る人ではなかっただけに人間的成熟を得た節回しの上手さには抗し難い魅力があります。音質も時代相応で聞きにくいものではなく、「ヴァイオリンの音色」を追求したい人は必携の名盤と申せましょう。1944年から1945年 モノラル
MR2221
\2200→\990
ピエール・モントゥー指揮
 R.シュトラウス:「英雄の生涯」
  1962年7月29日
 R.シュトラウス:「ドン・ファン」
  1959年7月24日
 R.シュトラウス:「ティル・オイレンシュピーゲル」
ピエール・モントゥー指揮
ボストン響
巨匠ピエール・モントゥーはリヒャルト・シュトラウスを得意としておりましたが遺された録音はとても少なく、この演奏は極めて貴重です。「英雄の生涯」はオーケストラをヴァイオリン両翼にしていることがポイントです。黄金時代のボストン響の輝かしい音色を存分に生かして丁寧な語り口、重厚な音色、迫力満点のオーケストラ・ドライヴを見せてくれます。音質も改善され広がりを伴ったステレオ録音でそのパースペクティヴを存分に味わえます。ステレオ
MR2222
\2200→\990
シャルル・ミュンシュ指揮
 ラヴェル:
  「ダフニスとクロエ」全曲(1961年7月)、
  ラ・ヴァルス(1962年2月)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響、
タングルウッド祝祭管
 巨匠シャルル・ミュンシュ極めつけのラヴェル傑作集。「ダフニス」!これは爆演というよりも猛演と呼びたい凄まじい熱狂を呼起こす大演奏です。その上シャンパンの細かい泡立ちのような爽快にして洒落た音色も横溢します。この時代はボストン響の黄金時代でしたから、奏者の個性も強くまるでフランスのオーケストラを聴くかのような感慨を覚えます。ミュンシュは即興を好み予定調和を嫌ったと伝えられますが、まさにその通りで自由自在のフレージング、アンサンブルが乱れることをむしろ強要するかのようなスリル満点のライヴです。「ラ・ヴァルス」も狂気のショーピースとでも形容したい衝撃の内容です。ステレオ

MR2223/2224
(2CD)
\3800→\1980
モントゥー/ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番(ボストン響、1962年8月ステレオ)
 交響曲第2番(NBC響、1953年11月モノ)
 交響曲第3番(ニューヨークフィル、1956年モノ)
 交響曲第4番(ボストン響、1960年8月ステレオ)
モントゥー指揮
 ピエール・モントゥーはフランス人ではありますが、ドイツ音楽の解釈はじっくりと重厚、遅めのテンポで風格あふれるものです。
 巨匠は特にブラームスに共感するという言葉を残しています。特に第2交響曲を偏愛し、4種ものスタジオ録音を残していますが他の交響曲は商業録音を残しませんでした。
 但し演奏記録を見ると他の曲も万遍なく取り上げており、結局は当時のレコード会社の意向に左右されただけなのでしょう。
 ということでいままでなかったブラームス交響曲全集の登場です。
 第1番はステレオ録音、ヴァイオリン両翼配置が生きています。これが最も音質良好。第2番はトスカニーニ存命中のNBC響との凄絶なライヴ。言うまでもなくトスカニーニと全然違います。
 第3番はニューヨークフィルとの共演で、これは重厚そのもの、威厳があります。第4番はステレオ録音ですが若干音質が落ちます。燃え盛る情熱の凄まじいライヴです。

MR2225/2226
(2CD)
\3800→\1980
クレンペラー指揮
 ブラームス:交響曲第3番、
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲、
 シューマン:交響曲第4番、
  以上、1962年10月28日ライヴ、
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番「英雄」
  (1962年10月19日ライヴ)
クレンペラー指揮
フィラデルフィア管
クレンペラーがオーマンディ統治下にして全盛時のフィラデルフィア管に客演!その全ての演奏が、ここにCD化されました。
 これらの演奏は知る人ぞ知る存在でしたが、残念なことに音質に難があり、当CDでもブラームスは音揺れやテープの伸びが散見され極上とは言えません。ただし、既出のCDに比べればずっと改善されております。
 シューマンは豪快な演奏で徒なテンポアップを禁ずるクレンペラーらしく、オーケストラに重石をかけたような堂々たる威容。フィラデルフィアの木管の美しさも堪能できます。
 「英雄」は十八番だけに安定の出来であり、襟元を正したくなるような厳粛なリズム感がどの瞬間も支配します。
 

MR2227/2228
(2CD)
\3800→\1980
クレンペラー指揮
 ベートーヴェン:
  交響曲第6番「田園」
  (1962年10月19日ライヴ)、
 バッハ:
  ブランデンブルク協奏曲第1番、
 モーツァルト:
  交響曲第41番「ジュピター」、
 ベートーヴェン:交響曲第7番
  (以上、1962年11月3日ライヴ)
クレンペラー指揮
フィラデルフィア管
クレンペラー+フィラデルフィアの第2弾。もちろん、クレンペラーはここでも両翼配置にこだわっています。「田園」も実演では「英雄」と並び巨匠が偏愛した名作です。その二作を並べた何とも贅沢な一夜でした。
 バッハは遅いテンポですが特有のシニカルな味わいがあり、木管の扱いの上手いクレンペラーらしい名演です。 「ジュピター」も愛奏曲でヘビーな演奏。グリグリと聴衆の喉元に突き付けてくるような名演。
 ベートーヴェンの第7番もこれぞベートーヴェンと呼びたい重厚そのものの快演。強烈なインテンポがむしろ気持ちいいくらいです。

MR2229/2230
(2CD)
\3800→\1980
アンセルメ指揮
 ブラームス:交響曲第2番、
 ファリャ:三角帽子 組曲第1番、組曲第2番
  (以上、1961年12月8日)、
 ムソルグスキー=ラヴェル:展覧会の絵、
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  (以上、1961年12月1日)ライヴ・ステレオ録音
アンセルメ指揮
ボストン交響楽団
 アンセルメ+ボストン響という、魅力的な組合せ!しかも良好なステレオ録音ですからたまりません。
 ボストン響はアメリカのオーケストラでも最もフランス的な音色を持つと言われておりますが、それはこの名演を聴けば明らかでしょう。
 楽器が明らかに違います、奏法が明らかに違います。トランペットの輝かしく高いトーン、フルートの妙技(恐らく名女流ドゥワイヤーと思われます)、木管全体を支配する独自のヴィヴラート。
 ミュンシュとの録音もある曲での比較がとても興味深いものです。
 アンセルメは実演では強烈なドライヴを見せており、ブラ2の燃焼も凄まじいものがあります。
 ファリャの「三角帽子」は初演者だけにこだわりがあり、抜粋も独自です。これも爆演です。
 「展覧会」もボストン響全盛時の響きを堪能するに十分。必携のセットです。




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