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新譜!
快進撃を続ける MEMORIES ボックス・シリーズ
3CD/4CD/5CD/6CDすべて\1990

 快進撃といっていいだろう。
 瀕死だったMEMORIESがここへきて「爆裂セットものシリーズ」で完全に息を吹き返した。価格もさることながら、その内容の充実度で毎回大ベストセラーを記録している。
 ただすべて「初回限定生産」という名目のため完売したら二度と手に入らないこともある。と言いつつ再プレスしたものもあるようだが、いずれにしてもご希望のものはお早めに・・・。

 初期の「MEシリーズ」はこちら。
 「MRシリーズ」はこちら。

 最近の1,2枚もの新譜はこちらをどうぞ。

<2017/9/1 紹介新譜>


MR2566/22569
(4CD)
\1990
カラヤン 1950〜1966年のブルックナー
 交響曲第5番
  (ウィーン交響楽団、1954年10月2日ライヴ)
 交響曲第7番
  (ウィーンフィル、1962年4月6日ロンドン・ライヴ)
 交響曲第8番
  (ベルリンフィル、1966年6月16日アムステルダム・ライヴ、オランダ音楽祭ステレオ)
カラヤン指揮
 これぞカラヤン!圧巻のブルックナー・ライヴ
 第8番のステレオ・ライヴが白眉の出来!
 
 カラヤンはオーストリア出身ですが、同郷の作曲家ブルックナーの作品を網羅的に取り上げていた訳ではありません。交響曲全集録音を遺してはおりますが、初期作品、第6番は実演では取上げていないと推測されております。それだけ作品ごとに愛着や理解の濃淡があったと見るのが当然です。当ライヴセットに収録の3曲はカラヤンがことあるごとに愛奏した十八番レパートリーです。

 交響曲第5番
  ウィーン響時代の充実を伝える白熱ライヴ。この演奏会の次のウィーン響演奏会が伝説の「カルメン」演奏会形式上演です(MR2437/2438)!フルトヴェングラーを意識し、挑発する格好で次々と意欲的なプログラムを世に問うていた時代。ブルックナーの第5番は、この時代ではやはり凝った選曲とカウントされます。
  後年の演奏を先取りしたような重厚でじっくりと遅めな歩み、壮麗な金管の咆哮。改訂版ではなく原典版で演奏していることも着目されます。この年の11月にフルトヴェングラー没。カラヤンはベルリンフィルの芸術監督として世界楽壇の帝王に登り詰めます。

 第7番
  ウィーンフィルを率いてのソビエト、ヨーロッパツアーの最終を飾るロンドン・ライヴ。モスクワを皮切りに僅か2週間ほどで10公演以上をこなしてしまうタフネスぶり。壮年期のカラヤンの面目躍如です。
   オーケストラ、指揮者ともに疲れは全く感じられず、第1楽章は流麗で快速、緩徐楽章は情緒纏綿にねっとりと歌い上げるカラヤン美学の象徴とも言える名演奏。後半2楽章は音楽的内容が前半に比べて落ちると指摘されることもありますが、カラヤン的スポーティな演奏だと爽やかな風が通り過ぎるかのような心地良さがあります。

 第8番
  オランダ音楽祭にベルリンフィルを率いて参加した公演。世界の名ホールとして知られるコンセルトヘボウの素晴しい音響、これをステレオ・ライヴで楽しめるのですからたまりません。
   この年の春カラヤンはベルリンフィルと大規模な日本公演を成功裏に終えてヨーロッパに帰還。極めてシリアスで、荘厳な演奏です。一部には顔を顰める人もいるカラヤン流レガート奏法も抑え気味でリズムを明確に強調した実直とも言える表現。
  フィナーレのカタルシスは正にこの世の終わりを感じさせるほどの圧倒的な存在感を誇ります。
 

MR2556/2559
(4CD)
\1990
カイルベルト指揮/マーラー録音集
 マーラー:
  交響曲第1番「巨人」
   (シュターツカペレ・ドレスデン、1950年4月4日ライヴ)
  交響曲第4番
   (アグネス・ギーベル、ソプラノ独唱、ケルン放送響、1967年12月8日ライヴ)
  交響曲第8番「一千人の交響曲」
   (ウィーン響、1960年6月19日ウィーン芸術週間ライヴ)
  交響曲「大地の歌」
   (フリッツ・ヴンダーリヒ、テノール独唱、フィッシャー・ディスカウ、バリトン独唱)
    バンベルク響、1964年4月2日ライヴ)
カイルベルト指揮
「一千人の交響曲」のソリスト:
 メリッタ・ムゼリー(第1ソプラノ、罪深き女)、
 ゲルダ・シェイラー(第2ソプラノ、懺悔する女)、
 ヴィルマ・リップ(第3ソプラノ、栄光の聖母)、
 ヒルデ・ロッセル・マイダン(第1アルト、サマリアの女)、
 ウルズラ・ベーゼ(第2アルト、エジプトのマリア)、
 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール、マリア崇敬の博士)、
 ヘルマン・プライ(バリトン、法悦の教父)、
 オットー・エーデルマン(バス、瞑想する教父)、
 フランツ・シュルツ(オルガン)、
 ウィーン楽友協会合唱団、
 ウィーン・ジングアカデミー、
 ウィーン少年合唱団
 意外に思われるかもしれませんが、カイルベルトはマーラー演奏にも熱心でした。今まで集成されることのなかった名演が楽しめます。

 第1番「巨人」
  当時の手兵、シュターツカペレ・ドレスデンを指揮した苛烈な演奏。相当なスピードで突っ走ります。若きマーラーの未熟さえも魅力に変えてしまうのがカイルベルトの手腕と言えましょう。

 第4番
  この演奏は、見事なステレオ収録。カイルベルトが重用したアグネス・ギーベルの艶やかな歌唱を得て聴きどころ満載です。徒に不気味さを強調することなく、素朴さを遺した好感を持てるマーラー像。推測するにカイルベルトはブルックナーとマーラーを同一の位置に考えていたのではないでしょうか?

 第8番「一千人の交響曲」
  1960年のウィーン芸術週間。その中核は、生誕100年を迎えるマーラーとベートーヴェン。マーラー直弟子のクレンペラーは一切マーラーを指揮せず、ロンドンからフィルハーモニア管を率いてベートーヴェン・ツィクルスを担当しました。
  その初日は5月29日で、同日昼のマチネーは、かの有名な「ブルーノ・ワルター+ウィーンフィル告別演奏会」でした。他のマーラー作品は、第2番「復活」をクリップス指揮ウィーン響、「大地の歌」をカラヤン指揮ウィーンフィル(この組合せのレコードなし!)が演奏。何ともファン垂涎の顔触れ。そして演奏が稀で、かつ至難な「一千人の交響曲」を担当したのが、カイルベルト指揮ウィーン響でした。ワーグナーをはじめとする大規模ロマン音楽の名解釈者として知られるカイルベルトは、ワーグナーではしばしば熱してくるとグイグイとオーケストラを煽るような面もありましたが、この「一千人」は正に壮大な叙事詩とも言える大河の流れのような悠然たる演奏で、心が刺々しくなるような緊張感は皆無。安心して身を任せられる、母なる大地のような包容力が魅力です。歌手陣も豪華そのもの。モノラルですが聞きやすくまとめられております。

 交響曲「大地の歌」
  この演奏はライヴ・マニアが古くから良く知る名演。「大地の歌」を男性二人で担当する名盤というと、バーンスタイン+ウィーンフィル盤が有名ですが、それより2年前の演奏。
 ディスカウはここでもバリトン独唱を担当しております。そしてヴンダーリヒのテノール独唱が絶唱そのもの!この二人は同じ年の6月にもクリップスとも演奏しておりますので、「男性2人による大地の歌」は当時この2人が独占していたのでしょう。 カイルベルトのマーラーは古典音楽とロマン音楽を行ったり来たりするシューベルト的リリシズムを重視したものと言えそうです。音質が若干籠る感じなのが残念ですが、内容の充実は明らかです。
 

MR2560/2562
(3CD)
\1990
ミュンシュ指揮シカゴ響、ステレオ・ライヴ!
 モーツァルト:2台のピアノための協奏曲
  (ヴィチャ・ヴロンスキー、P,ビクター・バビン、P)、
 フランク:交響曲ニ短調
  以上、1966年7月2日ライヴ
 ルーセル:「バーフスとアリアンヌ」第2組曲、
 ラヴェル:ピアノ協奏曲(ニコール・アンリオ・シュヴァイツァー、P)、
 ベルリオーズ:幻想交響曲
  以上、1966年7月5日ライヴ
 ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」、交響詩「海」、
 シューマン:交響曲第4番
  以上、1967年7月15日ライヴ
 長らくボストン響音楽監督を務めたシャルル・ミュンシュは1962年に退任。以降はフリーとして活躍するつもりが1967年にはパリ管音楽監督に就任します。
 その合間のシカゴ響への客演ライヴが、一気にセット化。良好なステレオ録音というのもたまりません。ミュンシュのシカゴ響初登場は1947年ですが、以後は縁が薄かったところ、当時のシカゴ響ラヴィニア音楽祭(シカゴ響を中心とした夏の音楽祭)音楽監督の小澤征爾!が師匠に当たるミュンシュに声を掛けて、実現したのが当ライヴです。お得意のレパートリーがずらりと並びます。
 
 ロシア出身の伝説のピアノ・デュオ、”ヴロンスキー&バビン”を迎えたモーツァルトの2台ピアノ協奏曲は初出レパートリー。フランクも緊張と弛緩の繰返しが強烈なミュンシュらしい好演(1966年7月2日ライヴ)。 

 ルーセルの「バーフス」第2組曲を15分強で駆け抜けるのも凄い。公私ともに同志であったニコール・アンリオ・シュヴァイツァーとのラヴェルの協奏曲、これは物凄くお洒落な演奏。さらに極め付けの「幻想」で痺れてください。シカゴ響の馬力を生かしてゴツゴツとした肌触りすらある豪快そのものの名演(1966年7月5日ライヴ)。

 ドビュッシーの「牧神」は、色気たっぷりでとろけるよう。「海」の光彩陸離はいつもながら、オケの底力が凄い。そしてミュンシュのドイツ魂が聳え立つ、派手な中にも構成的なシューマンの交響曲第4番(1967年7月15日ライヴ)。

 1967年の11月にはパリ管結成で、あのお披露目演奏会を指揮。翌1968年には、パリ管のアメリカ・ツアーを行いますが心臓発作で急逝してしまいます。野外演奏故に自動車の音や飛行機?の音が聴こえたりするのも御愛嬌ですが、ミシガン湖に近い猛暑のシカゴで燃えに燃えたミュンシュの絶叫も音楽の合間に轟きます。 
 

MR2563/2565
(3CD)
\1990
トスカニーニ指揮NBC交響楽団
 ヴェルディ:レクイエム
  ロバート・ショー指揮ロバート・ショー合唱団、
  ヘルヴァ・ネルリ(ソプラノ)、フェードラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)、
  ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、チェーザレ・シエピ(バス)
   以上、1951年1月27日カーネギーホール・ライヴ
 ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲、
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
  以上、1954年3月21日、ニューヨーク、カーネギー・ホール・ライヴ
 ファイナル・コンサート(ワーグナー・プロ)
  楽劇『ローエングリン』〜第1幕前奏曲
  楽劇『ジークフリート』〜森の囁き
  楽劇『神々の黄昏』〜ジークフリートのラインへの旅
  歌劇『タンホイザー』〜序曲とバッカナール
  楽劇『マイスタージンガー』〜第1幕前奏曲
   以上、1954年4月4日、ニューヨーク、カーネギー・ホール・ライヴ
 ヴェルディ:「レクイエム」
  トスカニーニ畢生の傑作と呼ばれる超有名録音、1951年の「ヴェルディ:レクイエム」にステレオ録音が存在しておりました!といっても初めからステレオ収録を行ったわけではなく、偶然にもマイクが二カ所に同時に立っていたという事情によります。
 右チャンネル、左チャンネルは異なるレコーダーにによる録音故に、もちろん合成による不安定な箇所もありますが、伸びやか、艶やかなNBC響の妙技、歌手の堂々たる歌唱が見事にとらえられております。どこを取っても感傷に不満はありません。
 トスカニーニが最後までこだわったヴァイオリン両翼、低弦左側のオーケストラ配置が存分に堪能できる貴重な一枚です。

 ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
  世界の覇者であったアメリカは当然のことながら、技術水準が高く、多くの試験的ステレオ録音を行っていました。幸いにも遺されたのがトスカニーニ最晩年の「悲愴」です。
  前回の録音が1947年だけに、その演奏スタイルの変遷がステレオ録音で検証できるのも嬉しい限りです。演奏活動最晩年だけに、清澄な心境が魅力であり、一抹の寂しさすら感じさせてくれるのは思い込みでしょうか。第3楽章の最後の箇所が欠落していたため長らく陽の目を見ませんでしたが、この欠損は適宜修正が図られております。

 ファイナル・コンサート(ワーグナー・プログラム)
  巨匠の「白鳥の歌」演奏途中で記憶障害を起こして、「タンホイザー」の演奏が中断(当盤では補正されております)。再開するものの、トスカニーニは自信を失い引退に繋がりました。
  そのファイナル・コンサートがステレオ録音が遺されておりました。録音を聴く限りは、弱弱しさよりも、キラキラと煌くようなNBC響の弦楽器の美しさや木管の巧さが瑞々しく捉えられております。
  トスカニーニ晩年の名演の一つとして長く記憶に留めておきたい名盤と申せましょう。

<2017/8/18 紹介新譜>


MR2551/2553
(3CD)
\1990
カイルベルト/ブラームス交響曲全集+ピアノ協奏曲第1番(カーゾン)
 ブラームス:
  交響曲第1番(フランス国立放送響、1962年9月25日ライヴ)、
  交響曲第2番(バイエルン放送響、1966年12月8日ステレオ・ライヴ)、
  交響曲第3番(ウィーン響、1955年5月4日ライヴ)、
  交響曲第4番(フランス国立放送響、1959年8月9日ライヴ)、
  ピアノ協奏曲第1番(カーゾン=ピアノ、ケルン放送響、1965年4月23日ライヴ)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮

 カイルベルトは、レコード会社単独で契約を結ばなかったようで、スタジオ録音は様々な会社にまたがっております。それが、カイルベルトで聞きたい!ベートーヴェン、ブルックナー、シューベルトのレパートリーが中々まとまりにくい理由となっております。

 今回のブラームス全集は全てライヴ録音。
 徹底した現場主義者カイルベルトならではの堂々たるオーケストラ・ドライヴを堪能できる好企画となっております。

 交響曲第1番と第4番のお相手はフランス国立放送響という最もフランスらしい音色を持ったオーケストラです。大伽藍のような立派な構築はいつものカイルベルトです。
 第1番は、巨匠必殺の十八番レパートリーです。複数の録音がありますが、聴きものはやはりフィナーレです。コーダもフルトヴェングラーやヨッフムのように軟体動物のような自由極まるテンポアップとは正反対。音圧がどんどん増してくるような迫力が如何にもカイルベルトです。
 第4番はセンチメンタリズムを排しながらも時として、腹の底からの慟哭を思わせる絶唱が胸に響く名演。
 第2番は定評あるバイエルン放送響とのステレオ・ライヴ。指揮者を映す鏡とも称される素直な反応を見せるバイエルン放送響。妙技の数々は当時からドイツ随一の放送オーケストラであったことの証拠です。カイルベルトといえば、ご当地ミュンヘンでは、バイエル国立歌劇場の総監督でありました、放送響とも関係は良好で、巌のようなゴツゴツとしたスタイルと放送響の柔軟な音色のマッチングが見事です。
 第3番はウィーン響客演時のライヴで、カイルベルトはドイツのオーケストラとは異なるアプローチを見せます。一言で言えばソフトなブラームスで、ウィーン楽器の蠱惑的な音色を尊重し、矯めることがなく普段とはまるで違う感覚的な快感をも重視した演奏となっております。


カーゾンのブラームス:ピアノ協奏曲第1番について
 カーゾンはイギリスのピアニストですが、本領はドイツ音楽にあったと言って過言ではありません。特にブラームスに対する適性と愛着は並々ならぬものがあります。
 ピアノ協奏曲第1番は、デッカに三種類もスタジオ録音を遺しております。理想主義者、完璧主義者として、録音しながらも発売許可を出さなかった多くのオクラ入り音源を発生させた名ピアニストですが、リリースされた、ピアノ協奏曲第1番(第一回録音:ホルダ指揮ナショナル響=1946年1月、第二回録音:ベイヌム指揮コンセルトヘボウ管=1953年5月、第三回録音=1962年5月セル指揮ロンドン響)の演奏は何れも素晴らしく、明晰な頭脳と並外れた情熱を炸裂させた名演です。
 今回、セルとの名盤の3年後のライヴであたるカイルベルト共演盤が初登場します。セルの引締ったスレンダーなブラームスに対して、カイルベルトのブラームス像は温かみのあるサウンドと恰幅の良さで魅力的。心落ち着く演奏となております、高音質であることもマルです。ライヴだと強烈に燃えるカーゾンとカイルベルトのがっぷり四つの凄演と申せましょう。
 この内容で3枚に収まったお得版。ドイツ音楽、ドイツ演奏様式を愛するファンは必携と申せましょう。

<2017/5/30 紹介新譜>


MR2538/2540
(3CD)
\1990
チェリビダッケ/プロコフィエフ録音集
 プロコフィエフ:
  交響曲第1番「古典」
   (1961年10月22日、スカルラッティ・ナポリRAIk響)、
  交響曲第5番
   (1960年1月29日、ミラノRAI響ステレオ!)、
  ピアノ協奏曲第3番
   (アレクシス・ワイセンベルク、1962年1月5日、トリノRAI響)、
  ピアノ協奏曲第5番
   (セルジオ・ペルティカローリ、1967年2月17日、ミラノRAI響)、
  ヴァイオリン協奏曲第1番
   (フランコ・グリ、1957年12月22日、スカルラッティ・ナポリRAI響)、
  「ロメオとジュリエット」よりカプレのモンターギュ、タイボルトの死
   (1960年4月4日、トリノRAI響ステレオ!)、
  スキタイ組曲
   (1966年1月14日、シュターツカペレ・ベルリン、ステレオ!)
チェリビダッケ指揮

 高度な作曲技術、色彩の豊かさ、迫力満点のオーケストレーション、そしてシニカルな視点。とプロコフィエフ作品こそ、チェリビダッケの解析的名解釈が奏功するレパートリーと思われますが、意外に音盤に恵まれておりません。
 交響曲第1番は生前に許可した数少ない録音が2種(ベルリンフィル、ミュンヘンフィルのLD)もリリースされるなど、偏愛が伺えます。ここでは、極めて珍しいスカルラッティ・ナポリRAIとのライヴ。交響曲第5番も晩年程ではないものの腰の据わった堂々とした構え。輝かしい音色。そして運動神経抜群のオーケストラ操縦がこの時期ならではです、良好なステレオ録音。
 非情緒系ピアニスト、ワイセンベルクのクールで完璧なピアノに併せた協奏曲第3番。カラリと明るい音色のペルティカローリとの第5番も聞きものです。何とも言えない退廃的音色が魅力的なヴァイオリン協奏曲。
 そして迫力満点の「ロメオとジュリエット」より。そして珍しく東ベルリンのシュターツカペレに客演した「スキタイ組曲」も豪華な演奏です。
 チェリビダッケのファンにこそ聴いて頂きたい名演集。
 

MR2541/2544
(4CD)
\1990
ストコフスキー/ショスタコーヴィチ交響曲集+前奏曲第14番
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第1番(NYP,1960年3月5日)、
  交響曲第5番「革命」(ロンドン響、1964年9月17日)、
  交響曲第6番(フィラデルフィア管、1942年12月)、
  交響曲第7番「レニングラード」(NBC響、1942年12月13日)、
  交響曲第11番「1905年」(全ソ放送響、1958年6月7日)、
  前奏曲第14番(NYP,1947年10月)
ストコフスキー指揮

 これまた好企画。ストコフスキーのショスタコーヴィチ演奏を集大成。
 早くから並々ならぬ意欲でショスタコーヴィチ作品の紹介に努めた巨匠の華麗な解釈が存分に楽しめます。
 第1番からして天才の萌芽と既に完成がみられる楽想。第5番の外面的パフォーマンスに割切った潔さ。第6番の豪快なオーケストラ・ドライヴ。
 トスカニーニと激しく全米初演を争った「レニングラード」、同じNBC響でもまるで音楽作りが違います。
 作曲家臨席のもとモスクワで現地の全ソ放送響と行った「1905年」のシリアスなライヴ。聞きどころ満載の決定盤です。


<2017/4/21 紹介新譜>


MR2535/2537
(3CD)
\1990
セル+クリーヴランド/
 シンフォニックレパートリー・ライヴ第1弾(ステレオ高音質)

  ハイドン:
   交響曲第92番「オクスフォード」(1966年1月27日)、
   交響曲第99番(1966年2月16日)、
  シューベルト:交響曲第8番「未完成」(1966年1月27日)、
  ブラームス:交響曲第1番(1966年10月8日)、
  モーツァルト:交響曲第40番(1966年10月15日)、
  ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(1966年9月22日)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管

 黄金コンビとして名高いセル+クリーヴランド。レパートリーの中核をなす独墺音楽をライヴで、しかもステレオ高音質でお楽しみいただける必携盤の登場です。
 冷徹な頭脳を持ちながらも熱しやすい性格をもったセルは、聴衆と対峙したライヴでは時として理性をかなぐり捨てた激しい演奏を繰り広げることも広くしられております。
 ハイドンは巨匠が愛したレパートリー。「オクスフォード」のひんやりとした開始から、引込まれてしまいます。「未完成」も研ぎ澄まされたセンスの光る快演。
 ブラ1の威容の立派さ。モーツァルトの疾走感、ベートーヴェンの厳粛……。どこを取っても非の打ちどころのない演奏群です。<ステレオ>


<2017/3/24 紹介新譜>


MR2526/2529
(4CD)
\1990
バルビローリ・マーラー・ライヴ 第2弾
 マーラー:
  交響曲第4番(BBC響、ハーパー独唱、1967年1月3日ライヴ)、
  交響曲第5番(ヒューストン響、1966年3月24日カーネギーホール・ライヴ)、
  交響曲第6番(ベルリンフィル、1966年1月ライヴ)、
  大地の歌(ハレ管、フェリアー、ルイス独唱、1952年4月ライヴ)
バルビローリ指揮
 待望のバルビローリ、マーラーライヴ第2弾!
 BBC響との第4番は音質良好のステレオで昔から名盤として高名なものです。
 第5番は常任指揮者を務めていたヒューストン響のニューヨーク公演ライヴ。このオケとのライヴは貴重。音はこもり勝ちなのは残念ですが濃厚な表情付けに魅了されます。
 第6番も重戦車のようなベルリンフィルの力を生かした凄絶なライヴ。
 「大地の歌」は、フェリアーとルイスというマーラー歌手をソリストに迎えた名演。第1楽章冒頭と第5楽章冒頭が僅かに切れているのが非常に惜しいところですが、ドラマティックな素晴らしい演奏。
 フェリアーはこの翌月にワルターと高名なスタジオ録音を行っており正に充実の歌唱と申せましょう。

 ※「大地の歌」の第1楽章冒頭と第5楽章冒頭が僅かに切れている、とのこと。



バルビローリ/マーラー第1弾 

MR2456/2460
(5CD)
\1990
※旧譜再入荷
待望の再入荷
 サー・ジョン・バルビローリ/ マーラー:交響曲名演集

 交響曲第1番「巨人」
  (NYP,1959年1月10日)、
 交響曲第2番「復活」
  (BPO,ジャネット・ベイカー、マリア・シュターダー1965年6月3日)、
 交響曲第7番「夜の歌」
  (ハレ管、BBC北部響合同演奏1960年10月20日)、
 交響曲第9番(NYP,1962年12月8日)、
ボーナス:
 交響曲第1番「巨人」(チェコフィル、1960年5月24日)
サー・ジョン・バルビローリ指揮
 マーラー指揮者バルビローリの真骨頂、ライヴ名演集の第一巻が登場です。
 バルビローリがマーラーのスペシャリストであることは広く知られる処ですが、実際は長らく、「巨人」、第5番、第6番、第9番のみのスタジオ録音が伝説化していたに過ぎません。巨匠が如何に満遍なくマーラーを取上げていたかは、ライヴ録音の登場を待たねばなりませんでした。
 今回の新譜は1960年のマーラー生誕100年を基軸として、バルビローリが世界各地で繰り広げた凄絶なライヴを集成したものです。
 「夜の歌」は最も人気のない交響曲と言われながらもファナティックな表現で観客を熱狂の渦に叩き込んでおります。生来がラテン系のバルビローリは木管への偏愛、強調と歌心が顕著であり、一種のアクの強さがマーラーに最適な表現と申せましょう。
 ボーナスというにはあまりにも贅沢なチェコフィルとの「巨人」も嬉しい贈り物です。
 全てモノラル




<2017/3/17 紹介新譜>


MR2530/2532
(3CD)
\1990

ミュンシュ指揮ボストン響/
 リヒャルト・シュトラウス名演ライヴ集


 交響詩「英雄の生涯」
  (1957年2月15日、リチャード・バージン:ヴァイオリン独奏)、
 交響詩「ドン・ファン」(1955年9月30日)、
 家庭交響曲(1959年2月28日ステレオ!)、
 交響詩「死と変容」(1951年6月10日)、
 交響詩「ドン・キホーテ」
  (1953年8月9日タングルウッド、
    ピアティゴルスキー:チェロ独奏、
    ド・パスカル:ヴィオラ独奏)、
 管弦楽伴奏による四つの歌曲
  (1954年11月12日、ゼーフリード:ソプラノ独唱)
ミュンシュ指揮
ボストン響
 リヒャルト・シュトラウスの指揮の下でもヴァイオリニストとして演奏経験のあるミュンシュ。ボストン響黄金時代の輝かしいサウンドとパワーを最大に生かした華麗なライヴがセット化。
 「英雄の生涯」は指揮者がオケを鼓舞し、大声を上げて緊張感を高めるミュンシュらしい豪快な演奏、正しく英雄的。
 「家庭」はミュンシュがスタジオ録音を遺さなかったレパートリーで、しかもステレオ録音という有難さ。何故にシュトラウスがオペラの情景のような交響曲を作ったかが判るドラマティックな内容です。
 ボストン響首席のド・パスカルがヴィオラ独奏、ピアティゴルスキーがチェロ独奏を務める「ドン・キホーテ」も素晴らしい出来栄え。この直後にスタジオ録音しておりますが、聴衆の熱い視線を浴びた演奏の迫力には凄いものがあります。
 ゼーフリードとのしみじみ感たっぷりの歌曲集も感銘深いものです。

 <モノラル・ステレオ>
 

MR2211/2214
(4CD)
\1990
〔再プレス〕

ホロヴィッツ/8つの協奏曲録音集


 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
  トスカニーニ指揮ニューヨークフィル、1935年3月17日ライヴ
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、
  セル指揮ニューヨークフィル 1953年1月12日ライヴ
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、
  スタインバーグ指揮ハリウッド・ボウル管、1949年8月ライヴ
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、
  クーセヴィツキー指揮ハリウッド・ボウル管、1950年8月ライヴ
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、
   バルビローリ指揮ニューヨークフィル、1940年3月31日ライヴ
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、
  バルビローリ指揮ニューヨークフィル、1941年5月4日ライヴ
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、
  ワルター指揮ニューヨークフィル 1948年4月11日ライヴ
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
  ワルター指揮コンセルトヘボウ管、1936年2月20日ライヴ
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
 ジャケット写真を見れば判るように、ホロヴィッツは正しく「ヤバイ人」です。
 ホロヴィッツの全盛期とも言える1930年代から1950年に掛けて、いずれも「活動の中心をアメリカにおいたヨーロッパの巨匠指揮者」とがぶり四つに組んだ狂気の協奏曲ライヴ集。いずれも入手困難な演奏ばかりです。
 ここでは一瞬たりとも「普通の音楽」は聞こえません。そこに常軌を逸した芸術家の姿。常軌を逸さなければ芸術家ではないとでも言いたげな激情の奔流が繰り広げられます。
 ワルター、トスカニーニ、バルビローリ、セル、スタインバーグ、クーセヴィツキーもそれぞれ挑発的な音楽で真っ向勝負に挑みます。つくづくこうした演奏を生で聴きたいものです。


<2017/2/2 紹介新譜>


MR2521/2523
(3CD)
\1990

クレンペラー指揮/ マーラー録音集

 交響曲第2番「復活」
  (1965年1月29日、バイエルン放送響、
   ヒーザー・ハーパー、ジャネット・ベイカー)、
 交響曲第4番
  (1956年11月19日、
   バイエルン放送響、エリザベート・リンダーマイヤー)、
 亡き子を偲ぶ歌
  (1951年7月12日、コンセルトヘボウ管、キャスリーン・フェリアー)、
 大地の歌
  (1948年11月2日、ハンガリー放送響、
    ジュディット・シャーンドル、エンドレ・レスラー)、
 さすらう若人の歌
  (1947年12月4日、コンセルトヘボウ管、ヘルマン・シェイ)
クレンペラー指揮
 かつて初出時に驚天動地の演奏内容で、マニアを熱狂させたクレンペラー+バイエルンの「復活」が久々の登場。極上ステレオで甦ります。クレンペラーの「復活」は演奏時間が多岐に渡りますが、こちらは比較的早い方ですが、ヘビーな演奏です。
 第4番は録音状態に恵まれたバイエルンとのライヴ。そして「大地の歌」はクレンペラーのヨーロッパ復活の足掛かりとなったハンガリーに於ける珍しいライヴ。ハンガリーはドイツとは複雑な経緯がありましたが歌唱はドイツ語です。オケの音色も何となくウィーン的な蠱惑美を兼備えたものです。
 フェリアー、シェイの絶唱に合わせた歌曲集も沈鬱な表現が見事な出来栄えです。必携のマーラー・セットです。

<モノラル・ステレオ>


<2017/1/6 紹介新譜>


MR2516/2520
(5CD)
\1990
ロスバウト指揮 南西ドイツ放送響/ブルックナー:交響曲集
 交響曲第2番(1956年12月)、
 交響曲第3番(1960年12月)、
 交響曲第5番(1953年10月)、
 交響曲第7番(1957年12月)、
 交響曲第8番(1955年11月)
   *放送用スタジオ録音 <モノラル>
ロスバウト指揮
南西ドイツ放送響

 今なおカルト的な人気を誇るオーストリア、グラーツ出身の鬼才指揮者ロスバウトのブルックナーを集大成。
 予想通り快速テンポが採用され、第2番、第3番などぶっきらぼうな程です。
 しかし、いずれも「ソリッド」という表現が相応しい、硬質で知的なアプローチが成功しております。放送用のスタジオ録音なだけに南西ドイツ放送響も巨匠の手足とも言える恭順ぶりを示しております。
 ブルックナーに神秘やファンタジーを求める方にはむかないかもしれませんが、ブルックナーを聞き込んだ方にはご納得いただける名解釈と言えます。
 そうは言っても第8番の緩徐楽章は、26分を掛けてじっくりと演奏していますが、やはり歌い上げや詠嘆はございません。
 オーストリア・グラーツ出身のロスバウトには、ブルックナーとマーラーは等距離に位置したことの証明。ブルックナーとマーラーを同じ水準で演奏できる指揮者はいないなどという妙な迷信を覆す出来栄えと申せましょう。
 

<2016/12/9 紹介新譜>


MR2509/2512
(4CD)
\1990
ロスバウト指揮/マーラー録音集 1
 交響曲第1番「巨人」
  (ベルリンフィル、1954年11月8日)、
 交響曲第4番
  (南西ドイツ放送響、エヴァ・マリア・ログナー、1959年5月14日)、
 交響曲第5番
  (ケルン放送響、1951年10月22日)、
 交響曲第6番「悲劇的」
  (南西ドイツ放送響1961年4月7日)
ロスバウト指揮
 今なおカルト的な人気を誇るオーストリア、グラーツ出身の鬼才指揮者ロスバウトのマーラーを集大成、その第1弾。
 フルトヴェングラー時代のベルリンフィルを指揮した「巨人」のスイスイ進める個性的な名演。第4番は、第3楽章を殊更にネバネバと拘泥した不気味な演奏でこれも唯一無二。
 独唱に現代音楽に適性を示したログナーを独唱に迎えているのも意図的な配慮です。
 第5番は抒情性を否定するかのようなウルトラ・ドライな演奏。
 第6番「悲劇的」は第4楽章に異常なこだわりを見せて33分を超えて描き尽くす壮絶なライヴ。50年代から60年代にかけて、ドイツから発信された超個性的マーラーの筆頭です。
  <モノラル>
 

MR2513/2515
(3CD)
\1990
ロスバウト指揮/マーラー録音集 2
 交響曲第7番「夜の歌」
  (南西ドイツ放送響、1957年スタジオ)、
 交響曲第9番
  (南西ドイツ放送響、1954年1月7日)、
 交響曲「大地の歌」
  (ケルン放送響、グレース・ホフマン、エルンスト・ヘフリガー、1955年4月18日)
ロスバウト指揮
 今なおカルト的な人気を誇るオーストリア、グラーツ出身の鬼才指揮者ロスバウトのマーラーを集大成、その第2弾。
 ロスバウトは第7番「夜の歌」を偏愛し、二回もスタジオ録音を遺している程です。演奏スタイルは、停滞、拘泥の一切ない見通しすっきりのハイスピード演奏で、感情注入もなし。
 第9番は、予測通りの古典的な彫琢美の光るスタイリッシュな名演。
 「大地の歌」は、予想を裏切る抒情を感じさせる意外な名演。
 ロスバウトはモーツァルトも得意でしたが、瑞々しさ溢れるモーツァルト的マーラーと呼べるかもしれません。こんな凄いマーラー指揮者が50年代、60年代にもいたのです。
  <モノラル>
 

MR2505/2508
(4CD)
\1990
コンヴィチュニー/ブラームス録音集
 ブラームス:
  交響曲第1番(GOL、1960年4月20日ライヴ)、
  交響曲第4番(SKB、1960年10月28日ライヴ)、
  ヴァイオリン協奏曲
   (ダヴィット・オイストラフ、SKB,1955年9月17日ライヴ)、
  ピアノ協奏曲第1番
   (ジュリウス・カッチェン、GOL,1960年11月24日ライヴ)、
  ピアノ協奏曲第2番
   (エリー・ナイ、GOL,1955年3月3日ライヴ)
コンヴィチュニー指揮
 巨匠コンヴィチュニーのブラームス演奏を集大成した好企画。がっしり、どっしりした構築を誇るコンヴィチュニーの音楽はブラームスに最適とも思われますが意外と遺された録音が少なく、レーベルもまたがり総括して聴けないのが現状です。
 交響曲第1番は、Ars Vivendi等で知られる1962年のラスト・コンサートとは別演奏で初出となります。
 バックハウスとの「皇帝」が前半プログラムでした(こちらはMR2198としてCD化)。
 交響曲第4番は、コンヴィチュニーの慟哭ともいえる感情注入が凄い演奏。
 オイストラフとのヴァイオリン協奏曲は、スタジオ録音でもコンビを組んだ息の合った名演。超絶技巧のカッチェンとの第1番の神経がピリピリ張り詰めた名演。
 この曲の至高の名演とも目される長老女流ピアニスト、エリー・ナイとの渋さ溢れる第2協奏曲。と駄演知らずの演奏群。
 いずれもモノラルですが高音質です。秋の夜長から、凍てつく冬にしみじみ聴くには最高のセットです。<モノラル>
 


長期品切れ商品コンヴィチュニー・ブルックナー名演集
再入荷決定!!


MR2314/2319
(6CD)
\1990
コンヴィチュニー/ブルックナー:交響曲名演集
 交響曲第2番
  (ゲヴァントハウス管、1960年11月24日ライヴ)、
 交響曲第4番「ロマンチック」*
  (ウィーン響、1961年スタジオ)、
 交響曲第5番*
  (ゲヴァントハウス管、1961年スタジオ)、
 交響曲第7番*
  (ゲヴァントハウス管、1961年スタジオ)、
 交響曲第8番
  (ベルリン放送響、1959年12月スタジオ録音)、
 交響曲第9番
  (ライプツィヒ放送響、1962年5月ライヴ)
コンヴィチュニー指揮
 コンヴィチュニーが録音を遺したブルックナーの交響曲、全ての番号をまとめた好企画です。
 コンヴィチュニーのブルックナーは洗練から程遠い田舎臭く、重量感のある解釈で好きな人にはたまらない解釈で人気があります。
 第2番は、完全初出のゲヴァントハウス管とのライヴ。如何にこの曲を愛していたかが解ります。活き活きとした名演。
 第4番「ロマンティック」はウィーン響との珍しい組合せです。この時代のウィーン響は正にウィーンの楽団らしい独自の音色で素晴らしいです。
 第5番は、今なおこの曲のベスト演奏と推す人も多い名演、今回新たなマスタリングが施され一言で云えば元気な音に蘇り、さらに1枚に収まっているためこれは必携です。
 第7番も比較的珍しい録音で、これは一つ一つのメロディに拘泥する一種のくどい演奏で個性的です。こちらも音のブラッシュアップがなされております。
 第8番は放送用スタジオセッション録音で、商業用レコード録音同様の細心の注意が払われた安定感。
 第9番はコンヴィチュニーが亡くなる2か月前の正に白鳥の歌、第9番と言うのも象徴的で、枯れる寸前の輝きが心を打ちます。
 いずれも音質良好!<ステレオ*・モノ>

<2016/11/4 紹介新譜>


MR2500/2504
(5CD)
\1990
クレンペラー指揮/ベートーヴェン:交響曲全集
 交響曲第1番(1956年12月17日)、
 交響曲第2番(1956年5月2日)、
 交響曲第3番「英雄」(1954年2月8日)、
 交響曲第4番(1956年5月9日)、
 交響曲第5番「運命」(1956年5月9日)、
 交響曲第6番「田園」(1955年7月7日)、
 交響曲第7番(1956年5月13日)、
 交響曲第8番(1956年5月17日)、
 交響曲第9番「合唱」(1964年7月9日)
クレンペラー指揮
コンセルトヘボウ管、
トリノRAI管(第1番)、
ケルン放送響(英雄)
第九のソリスト:
 アムステルダム・トーンクンスト合唱団、
 アムステルダム・コレギウム・ムジクム、
 アグネス・ギーベル(S),
 アーフィエ・ヘイニス(A),
 エルンスト・ヘフリガー(T),
 ヘルマン・シェイ(Br)

 クレンペラーとコンセルトヘボウ管とのご縁の始まりは、メンゲルベルク時代に遡ります。残念ながら戦中はナチ禍によって客演が中断されます。戦後ヨーロッパ楽壇に復帰したクレンペラーは好んでコンセルトヘボウ管と共演し相性も抜群。マーラーの「復活」等凄絶なライヴ録音を遺していることはマニアならご存知の通りです。
 巨匠の中核レパートリーたるベートーヴェンも全曲を数回に渡って演奏しております。実演であること、体調が良い時期の演奏でもあり、とにかく流れの良さが目立ちます。大曲もさることながら、第2番、第4番、第8番のほとんど啓示的ともいえる個性には感動すること必至。
 「第9」はかなりアグレッシヴな演奏で音質の良さも有難い限り。コンセルトヘボウ管は、音色に強い特徴のあるオーケストラであり、ホルン、木管の独特の艶やかさは、ドイツのオーケストラと明らかな違いがあります。
 第1番がトリノRAI管ですが、これも瑞々しい名演。既出盤が妙なピッチだったので、当盤の正しい音源が歓迎です。
 ケルン放送響との「英雄」もウルトラモダンなスタイリッシュな演奏です。全てモノラル
 

MR2456/2460
(5CD)
\1990
※旧譜再入荷
待望の再入荷
 サー・ジョン・バルビローリ/ マーラー:交響曲名演集

 交響曲第1番「巨人」
  (NYP,1959年1月10日)、
 交響曲第2番「復活」
  (BPO,ジャネット・ベイカー、マリア・シュターダー1965年6月3日)、
 交響曲第7番「夜の歌」
  (ハレ管、BBC北部響合同演奏1960年10月20日)、
 交響曲第9番(NYP,1962年12月8日)、
ボーナス:
 交響曲第1番「巨人」(チェコフィル、1960年5月24日)
サー・ジョン・バルビローリ指揮
 マーラー指揮者バルビローリの真骨頂、ライヴ名演集の第一巻が登場です。
 バルビローリがマーラーのスペシャリストであることは広く知られる処ですが、実際は長らく、「巨人」、第5番、第6番、第9番のみのスタジオ録音が伝説化していたに過ぎません。巨匠が如何に満遍なくマーラーを取上げていたかは、ライヴ録音の登場を待たねばなりませんでした。
 今回の新譜は1960年のマーラー生誕100年を基軸として、バルビローリが世界各地で繰り広げた凄絶なライヴを集成したものです。
 「夜の歌」は最も人気のない交響曲と言われながらもファナティックな表現で観客を熱狂の渦に叩き込んでおります。生来がラテン系のバルビローリは木管への偏愛、強調と歌心が顕著であり、一種のアクの強さがマーラーに最適な表現と申せましょう。
 ボーナスというにはあまりにも贅沢なチェコフィルとの「巨人」も嬉しい贈り物です。
 全てモノラル

<2016/10/5 紹介新譜>


MR2495/2499
(5CD)
\1990
コンヴィチュニー/ベートーヴェン名演集
 ベートーヴェン:交響曲第3番
  (シュターツカペレ・ドレスデン、1955年スタジオ録音)、
 大フーガ(ゲヴァントハウス管、1962年6月19日ライヴ)、
 交響曲第4番(ライプツィヒ放送響、1958年6月21日スタジオ録音)、
 交響曲第5番「運命」(ライプツィヒ放送響、1951年12月17日)、
 交響曲第6番「田園」(ゲヴァントハウス管、1958年10月30日ライヴ)、
 交響曲第7番(ゲヴァントハウス管、1958年10月30日ライヴ)、
 交響曲第9番
  (ライプツィヒ放送響、1960年4月23日、1961年1月24日スタジオ録音)、
 ミサ・ソレムニス(ベルリン放送響、1956年5月12日スタジオ録音)
コンヴィチュニー指揮
第九のソリスト
(ハンネ=ローレ・クーゼ(ソプラノ),
エヴァ・フライシャー(コントラルト),
ロルフ・アブレック(テノール),
ハンス・クラーマー(バス),
ライプツィヒ放送合唱団、
ライプツィヒ歌劇場合唱団)、
ミサ・ソレムニスのソリスト
(クララ・エーベルス(ソプラノ)、
ゲルトラウト・プレンズロフ(アルト)、
ヴェルナー・リエブリング(テノール)、
ルドルフ・ワツケ (バス)、
ベルリン放送合唱団)

 ベートーヴェン演奏において、正に「ドイツ的」な定番を刻印したコンヴィチュニー。
 スタジオ録音の全集は、今もって評価の高い演奏です。ここに集大成したベートーヴェン名演集は、それと全く異なる貴重な演奏ばかりです。
 「エロイカ」は高名なシュターツカペレ・ドレスデンとの名盤を収録。第4番、「運命」、「第九」は、ライプツィヒ放送響との名演で今や入手困難なものです。しかも今までの録音データは誤りであり、テープ提供者によると今回の日付が正解とのことです。
 大フーガは最後の演奏会と目されるものです。既出盤が疑似ステレオでしたが、こちらは真正モノラルです。陰鬱な渋い響きに魅力が溢れます。
 「田園」、第7番は同じ日のコンサートです。実に豪快な男性的名演。ミサ・ソレムニスもスケール雄大でかつ神秘的な名演。

 すべてモノラル
 

MR2486/2488
(3CD)
\1990
トスカニーニ/ハイドン:交響曲集
 交響曲第31番(1938年10月29日)、
 交響曲第88番「V字」(1938年2月19日)、
 交響曲第92番「オクスフォード」(1944年3月19日)、
 交響曲第94番「吃驚」(1953年1月26日)、
 交響曲第98番(1938年1月22日)、
 交響曲第99番(1941年2月1日)、
 交響曲第101番「時計」(1942年4月4日)、
 交響曲第104番「ロンドン」(1943年10月3日)、
 協奏交響曲(1939年10月14日)、
 弦楽四重奏曲第17番よりセレナード(1944年8月27日)
トスカニーニ指揮
NBC響

 巨匠指揮者はハイドンを愛し、必ず愛奏曲と言えるものを持ちますが、トスカニーニもその例に漏れません。しかし遺された録音が意外と少なく、レーベルもマチマチで、なかなか網羅して鑑賞できないのが現状です。
 今回の好企画はトスカニーニのハイドンで遺された楽曲を全て収録。この中では、交響曲第88番「V字」、交響曲第92番「オクスフォード」、交響曲第104番「ロンドン」は極めて珍しい録音で初めてお聞きになる方も多いと思います。
 ほとんどがライヴ録音故に自由自在のテンポ変化。トスカニーニのウィットとも言える愉悦とリラックスが聞きものです。愛奏した「セレナーデ」の絶美も涙が出る程です。

 全てモノラル
 

MR2489/91
(3CD)
\1990
ワルター/ハイドン:交響曲集
 交響曲第86番(1940年2月10日NBC響)、
 交響曲第86番(1948年12月12日NYP)
 交響曲第88番「V字」(1943年11月7日NYP)、
 交響曲第92番「オクスフォード」(1939年3月18日NBC響)、
 交響曲第96番「奇蹟」(1954年11月21日NYP)、
 交響曲第96番「奇蹟」(1955年5月12日フランス国立放送響)、
 交響曲第98番(1938年1月22日)、
 交響曲第100番「軍隊」(1938年1月10日、ウィーンフィル)、
 交響曲第102番(1953年2月18日NYP)
ブルーノ・ワルター指揮

 これまた見逃せない好企画!
 ワルターのハイドン集大成。先頃亡くなられた宇野功芳先生に捧げたい程です。ほとんどがライヴ録音というのが嬉しいところ。第86番、第88番、第96番のニューヨークフィル・ライヴは極めて珍しいものです。
 アメリカに渡った直後とアメリカに馴染んだ頃のワルターで聴く、2種類の「第86番」。
 NBC響だとやはり焦燥感が聞き取れますが、NYPだと大らかなゆとりも見せてくれます。
 第88番「V字」はフルトヴェングラー、クナ、アーベントロートにヒケを取らない超個性的名演。お得意の第96番「奇蹟」も2種類収録。
 ニューヨークフィルの馬力を駆使した54年盤とお洒落なフランス国立盤。両方持っていたい名演です。
 さらに高名なウィーンフィルとの「軍隊」、こちらは貴族趣味的な音色を惜しむことなく披露しております。

 全てモノラル
 

MR2492/2494
(3CD)
\1990
クレンペラー/モーツァルト:交響曲集
 交響曲第25番(1951年1月18日、コンセルトヘボウ管)
 交響曲第29番(1950年12月20日RIAS響)
 交響曲第35番「ハフナー」(ロサンジェルスフィル1938年1月1日)
 交響曲第38番「プラハ」(1950年12月、RIAS響)
 交響曲第39番(1949年4月17日、ハンガリー放送響)
 交響曲第40番(1957年1月21日、RIAS響)
 交響曲第41番「ジュピター」(1956年9月9日、ギュルツェニヒ管)
 「ドン・ジョヴァンニ」序曲(1950年12月19日、RIAS響)
クレンペラー指揮

 クレンペラーのヨーロッパ復帰後のライヴを中心に構成されたモーツァルト・セット。
 クレンペラーのモーツァルトは一見取っ付き難さがありますが、聴き込むと生涯の友となり得る奥の深さがあります。切り立つ様な鋭さで聴く者の心胆を寒からしめる第25番の凄絶さ。偏愛した第29番のまるで彫像のような立体感。この時代で信じられない程高音質であるロス時代の大晦日、新年コンサートにおける「ハフナー」。鑑賞を排除してひたすらフォルムを追及するRIAS響との第40番。ウルトラ・ドライにまで感じられる疾走感に満ちたギュルツェニヒとの「ジュピター」等々。
 聴衆と対峙した巨匠の真剣勝負。聞きどころ満載の好企画です。

 全てモノラル


<2016/8/11 紹介新譜>


MR2483/2485
(3CD)
\1990
トスカニーニ&NBC響/モーツァルト:交響曲集
モーツァルト:
 交響曲第29番(1944年9月3日)
 交響曲第35番「ハフナー」(1946年11月3日)
 交響曲第38番「プラハ」(1939年2月4日)
 交響曲第39番(1948年3月6日)
 交響曲第40番(1937年12月25日)
 交響曲第41番「ジュピター」(1940年4月20日)
リハーサル風景、交響曲第35番「ハフナー」(1946年11月2日)
トスカニーニ指揮
NBC響
 トスカニーニのモーツァルトをたっぷり収録した好企画。
 トスカニーニのモーツァルトと言うと一般的にはベートーヴェン、ブラームスに比して高い評価を得ているとは言えません。
 しかし、キビキビしたリズムと熱気を孕んだトスカニーニの芸風は見事にモーツァルトにマッチしております。
 珍しい第29番、第38番までも網羅。どの曲もすかっと爽やかな早いテンポで演奏されていますが、特に第29番は超快速。第40番は「トスカニーニ+NBC」のデビューコンサートとなったもので気合に凄いものがあります。
 「ハフナー」交響曲の貴重なリハーサル風景を収録しているのも有難い限りです。
 トスカニーニのリハーサル録音はあまり多くありません。トスカニーニは意外や歌手のような良い声です。怒声もなくイタリア語混じりの英語で丁寧に説明しますが、やはり手っ取り早く歌って見せて指導する点が実に微笑ましいものです。
 <ステレオ>

<2016/3/25 紹介新譜>


MR2477/2481
(5CD)
\1990
ミュンシュ/ブラームス・ライヴ
 ブラームス:
  交響曲第1番(1961年11月7日ステレオ)、
  交響曲第2番(1955年9月30日)、
  交響曲第4番(1966年2月3日ステレオ)、
  ヴァイオリン協奏曲(シゲティ、1954年12月31日)、
  二重協奏曲(フランチェスカッティ、メイエス1956年4月13日)、
  ピアノ協奏曲第1番(ゼルキン、1956年1月20日)、
  ピアノ協奏曲第2番(1960年11月1日)、
  ハイドン変奏曲(1953年11月21日)、
  大学祝典序曲(1957年12月6日)
ミュンシュ指揮
ボストン響、
ロスアンジェルスフィル(ブラームス第4番のみ)
 全てライヴ。ドイツ系の名指揮者ミュンシュにとって重要なレパートリーだったブラームス。特に第1番と第2番の交響曲は偏愛と言っても良いほど、演奏を繰返しました。
 第1番は、ステレオ録音でもあり、音の出が威圧的とも言える迫力満点のもので、聴き疲れするほどの充実。
 第2番はお得意のもので、濃厚なロマン的表現、トランペットの強奏はワーグナーのようです。ミュンシュと言えば必殺のフェルマータ延ばしですが、ここでも楽しめます。
 第4番は珍しくロスフィルに客演したもので、これもステレオ収録。フルトヴェングラー張りのテンポ変化、逆上的な感情の迸りが聴きものです。第1楽章終了時に盛大な拍手が起きています。
 シゲティとのヴァイオリン協奏曲は、有名な演奏です。ここではミュンシュは落ち着いた品格ある伴奏を聴かせてくれます。
 二重協奏曲のソリストは感傷的なヴァイオリンの音色がたまらないフランチェスカッティ、さらにチェロのメイエスはフィラデルフィア管、ボストン響の首席を務めた名手です。
 メイエスのチェロは今現在ヨーヨー・マが愛奏していることでも知られます。しかし当演奏の主役はやはりミュンシュで、ピアノ三重奏曲におけるピアニストの役割として豪快な演奏スタイルで聞き手を圧倒します。
 如何にも熱してカッとなった感のあるゼルキンとのピアノ協奏曲第1番も楽章ごとに拍手が起こる名演。
 リヒテル初のアメリカ演奏旅行でタッグを組んだ第2協奏曲では、お互いが肉を切らせて骨を断つかのようです。凄まじい対抗心を隠そうともせず、芸術家としてのプライドを競います。
 いやはやこの時代のアメリカは音楽家も聴衆も熱かったと申せましょう。聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。モノラル


<2016/2/3 紹介新譜>


MR2165/2169
(5CD)
\1990
ミュンシュ指揮/ベートーヴェン:交響曲全集
<CD1>
 交響曲第1番(ボストン響、1950年12月27日ライヴ録音)、
 交響曲第4番(ボストン響、1961年4月18日ライヴ録音)
<CD2>
 交響曲第2番(ボストン響、1953年10月17日ライヴ録音)、
 交響曲第5番「運命」(ボストン響、1959年11月3日ライヴ録音)
<CD3>
 交響曲第8番(パリ音楽院管、1947年9月スタジオ録音)、
 交響曲第3番「英雄」(ボストン響、1957年11月30日ライヴ)
<CD4>
 交響曲第6番「田園」(ボストン響、1956年12月8日ライヴ)、
 交響曲第7番(ボストン響、1954年10月15日ライヴ)
<CD5>
 交響曲第9番
  (ボストン響、タングルウッド祝祭合唱団、
   アデレ・アディソン(S),フローレンス・コプレフ(CA),
   ブレイク・スターン(T),ドナルド・グラム(Bs)、
   1958年8月10日タングルウッド音楽祭ライヴ)
ミュンシュ指揮
 今までありそうでなかった、巨匠ミュンシュによる「ベートーヴェン:交響曲全集」の登場です。
 ボストン響着任からその黄金時代のライヴ録音を集成しました。正に火の玉のように燃える熱いベートーヴェン。ミュンシュも怒鳴り、足踏みしまくります。基本的には快速のテンポ設定で、オーケストラを鼓舞し続けます。
 第8番のみはパリ音楽院管とのスタジオ録音で、この当時はまだローカルなフランス。オーケストラの味わいが色濃く残っていることも注目されます。
 ミュンシュはフルトヴェングラーからの影響を強く受けているとは良く言われる所ですが、注意深く聴くとトスカニーニの影響、即ち一見イン・テンポに聴かせながら、実は自然で見事なウネリを大きくあげる自在さを感じることができると思います。  聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。モノラル
 

MR2471/2473
(3CD)
\1990
ミュンシュ指揮ボストン交響楽団/
 モーツァルト:交響曲集+レクイエム

  交響曲第31番「パリ」(1954年4月2日)、
  交響曲第35番「ハフナー」(1962年7月22日)、
  交響曲第36番「リンツ」(1962年7月21日)、
  交響曲第39番(1955年4月9日)、
  交響曲第40番(1959年7月11日)、
  交響曲第41番「ジュピター」(1962年7月21日)、
  レクイエム(1962年7月22日)
ミュンシュ指揮
ボストン交響楽団、
レクイエム:
 フィリス・カーティン(ソプラノ)、
 フローレンス・コプレフ(アルト)、
 ブレーク・スターン(テノール)、
 マック・モーガン(バス)、
 タングルウッド合唱団
 第31番、第39番のみモノ、他はステレオ!
 RCAには協奏曲録音しか残さなかったなかったミュンシュのモーツァルト。幻のレパートリーがまとめて聴けます!正に「疾走するモーツァルト」!猛スピードで駆け抜けます。
 いずれもミュンシュらしい溌剌とした、そしてドラマティックな名演ばかり。即興的なテンポアップ、テンポダウン、急ブレーキ、急発進。「リンツ」など第2楽章の終りに拍手が起こりますが構わず、次に進みます。
 ボストン響の黄金時代故にキラキラとした音色の輝かしさが豪華絢爛のハリウッド映画のようです。
 かの吉田秀和氏はミュンシュのバッハ「ブランデンブルク」を「現代的に割切った演奏で面白い」と高く評価していますが、「ミュンシュのモーツァルト」にも全く同じ感想を持たれることでしょう。
  .

MR2474/2476
(3CD)
\1990
ヴィクトル・デ・サバタ指揮/ベートーヴェン名演集
 交響曲第3番「英雄」(LPO、1946年5月スタジオ)、
 交響曲第5番「運命」(NYP、1950年3月16日ライヴ)、
 交響曲第6番「田園」(聖チェチリア音楽院管1947年1月スタジオ)、
 交響曲第8番(NYP、1951年3月18日ライヴ)、
 交響曲第9番「合唱」(テアトロ・コロン管、1949年7月26日ライヴ)
ヴィクトル・デ・サバタ指揮
 録音嫌いとして知られる巨匠デ・サバタ。トスカニーニに次ぐイタリアの世界的指揮者であり、情熱的というか発狂的な激しい演奏で知られます。
 サバタはオーストリア・ハンガリー帝国領であったトリエステの出身でドイツ音楽にも一家言あり、バイロイト音楽祭でワーグナー、ザルツブルク音楽祭でも尊敬を集めました。
 デ・サバタのベートーヴェンを集めた好企画。特に今回はテアトロ・コロンの第九が含まれることが喜ばしい限り。
 テアトロ・コロンには定期的に客演し、ワーグナー演奏で重要な位置を築きました。コロンの第九というとトスカニーニの熱血演奏で知られますが、デ・サバタはそれに匹敵する凄まじい演奏で聴衆を興奮の渦に導いています。
 アセテート録音で限界はありますが鑑賞に堪える音質です。
 原語歌唱。合唱指揮者のラファエル・テラノロは、同劇場の合唱指揮者として長きに渡って活躍した名匠。カラスとの共演も知られています。モノラル


<2015/12/4 紹介新譜>


MR2465/2468
(4CD)
\1990
1939年のコンセルトヘボウとの「大地の歌」収録
 シューリヒト指揮/マーラー名演集
交響曲第2番「復活」
  (シュトウットガルト放送響、
  ハンニ・マック・コサック=S、
  ヘルタ・テッパー=A,SWRヴォーカルアンサンブル、
  シュトウットガルト・バッハ合唱団、1958年4月17日ライヴ)、
交響曲第3番
  (シュトウットガルト放送響、
  ルト・シウェルト=Ms、シュトウットガルト女性合唱団、
  エーベルハルト・ルードヴィヒ・ギムナジウム児童合唱団、
  1960年4月7日ライヴ)、
「さすらう若人の歌」
   (フランス国立放送響、ユジニア・ザレスカ=Ms,
  1958年2月20日ライヴ)、
「大地の歌」
   (コンセルトヘボウ管、カール=マルティン・エーマン=T、
   ケルステン・トルボルイ=Ms1939年10月5日ライヴ)
 シューリヒトはブルックナーだけでなく、マーラーへの畏敬と傾倒も凄いものを持っておりました。
 取上げる曲目は限定されましたが、遺された演奏はいずれも自然と頭が下がるような大自然への憧憬、人間賛美に満ちた輝かしい演奏ばかりです。
 特に「復活」は偏愛した曲目で複数の録音が遺っております。シュトウットガルト放送響との鮮血のほとばしるような名演。第3番は、恰幅の良い演奏でシューリヒトとしては異質ですが、第6楽章の延々と終わらないかのようなスケール感が胸に迫る名演。
 「さすらう若人の歌」は女性歌手による繊細極まる、シューリヒトのタクトも抒情に傾斜というより溺れるかのような切なさがたまりません。

 アムステルダム・コンセルトヘボウ管との「大地の歌」は、終楽章の「告別」で、女性客による「シューリヒト先生、世界に冠たるドイツ!」というヤジが収録されている有名な録音で、どういう意図のアジテーションかは今もって不明ですが、1939年という不穏なヨーロッパを象徴した出来事です。
 ドイツはこの半年後にオランダを占領。シューリヒト自身も1943年にスイスに亡命。「復活」、第3番は既出盤が残響付加による少々不自然なステレオ感を持ったものだけに、完全モノラルの当盤を歓迎される方も多いと思われます。モノラル


<2015/10/16 紹介新譜>


MR2461/2463
(3CD)
\1990
ヨゼフ・クリップス指揮&ニューヨーク・フィル/
 ブルックナー:交響曲集

  交響曲第4番「ロマンティック」
   (1964年3月8日フィルハーモニックホール)、
  交響曲第8番
   (1961年12月2日カーネギーホール)、
  交響曲第9番
   (1965年2月カーネギーホール)
ヨゼフ・クリップス指揮
ニューヨーク・フィル
 巨匠ヨゼフ・クリップスと言うと、上品なウィーンの香りなどという色眼鏡と先入観で見られがちですが、戦後の主たる活躍の場所はアメリカとイギリスでした。
 特にアメリカではバッファローフィル、サンフランシスコ響の音楽監督となってアンサンブルを鍛え直し高い評価を得ております。芸風も実演ではゴツゴツとした荒々しさを持ち、リズム感抜群で推進力に富んでおります。
 ニューヨークフィルには1961年にデビュー(当盤に含まれるブル8)し、余程好評だったのか以後毎年のように客演しております。
 さて、今まで聴くことのできなかったクリップスのブルックナーは相性抜群のニューヨークフィルとの大作三曲。これが何と改訂版による演奏です。
 「ロマンティック」はかなり大袈裟な改訂がなされています。ブル8の終楽章は何と18分。ブル9も無理矢理素朴さを演出するかのようなあざとい書き足しがあります。こうなるともはや愉快としか言い様がありません。
 ひょっとするとクリップス自身のアレンジかもしれません。
 音質はヒスノイズが若干目立ちマアマアというレベルですが、久々に楽しく聴けるブルックナーとして一押しのセットと申せましょう。
  モノラル


<2015/7/31 紹介新譜>


MR2445/2448
(4CD)
\1990
メンゲルベルク/ブラームス録音集
 ブラームス:
  交響曲全集第1番(1940年10月13日ライヴ)、
  第2番(1940年4月9〜11日スタジオ録音、
  第3番(1931年5月10日スタジオ録音)、
  第4番(1938年11月29〜30日スタジオ録音)、
  ヴァイオリン協奏曲(クレバース、Vn、1943年4月13日ライヴ)、
  大学祝典序曲(1930年5月スタジオ録音)、
  悲劇的序曲(1942年4月スタジオ録音)、
  ドイツ・レクイエム
   (1940年11月7日ライヴ、
   ヴィンセント、クロース、トーンクンスト合唱団)
メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウ管
 超個性的解釈で知られるメンゲルベルク+コンセルトヘボウの名コンビ。ブラームス演奏を録音が残っている楽曲全てを網羅したお徳盤。
 交響曲全集は、強烈なアゴーギグを駆使したド迫力演奏で、録音も当時としては大変優れていて、並の演奏では物足りない方には今なおもっともお勧めできる演奏と申せましょう。
 ヴァイオリン協奏曲はコンセルトヘボウ管のコンマスを長く務めたクレバースをソリストに迎えておりますが、フレージングをメンゲルベルク流儀の演奏で徹底させられております。
 ドイツ・レクイエムは荘重そのもので、物々しい威圧感が実に快い演奏です。
 ライヴ録音では曲頭、楽章間で指揮台を指揮棒でコツコツと叩いて演奏を促す独裁者メンゲルベルクの性格を象徴する音が刻まれております。
 モノラル
 

MR2449/2451
(3CD)
\1990
ハイフェッツ/協奏曲ライヴ録音集
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
  (ロジンスキ指揮ニューヨークフィル、1945年1月14日ライヴ)、
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
  (カンテルリ指揮ニューヨークフィル、1954年3月14日ライヴ)、
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
  (ミトロプーロス指揮ニューヨークフィル、1951年3月11日ライヴ)、
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
  (トスカニーニ指揮NBC響、1944年9月4日ライヴ)、
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
  (セル指揮ニューヨークフィル、1951年12月9日ライヴ)、
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
  (クーセヴィツキ―指揮ボストン響、1949年4月2日ライヴ)、
 コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲
  (クルツ指揮ニューヨークフィル、1947年3月30日ライヴ)
ハイフェッツ(ヴァイオリン)
 伝説の名手、ハイフェッツの協奏曲ライヴ録音を集めた好企画、音質良好。
 天空を翔るかのようなどこまでも伸びやかな音色と超絶技巧。聴衆を前にした興奮が見事に収録されております。
 ベートーヴェンは音質、演奏ともに他を圧する名演として知られております。とんがった名指揮者ロジンスキとの対決模様も見ものです。
 メンデルスゾーンはトスカニーニ、カンテルリの2種類を収録。トスカニーニとは超快速テンポでトスカニーニ調とも言えますが、カンテルリでは少し遅めのテンポで歌い上げるスタイルで、ハイフェッツの表現の幅の広さにも脱帽です。
 ミトロプーロスに懐の深い伴奏を得たシベリウスはシリアスそのもの。セルがバックのブラームスは風格豊かで温かみのある名演。クーセヴィツキ―とのプロコフィエフは魑魅魍魎が跋扈するかのような薄気味悪さが絶妙。
 ハイフェッツが世界初演を果たしたコルンゴルドの協奏曲は、ベタベタなロマンティシズムとハリウッド映画的華麗さに溜息すらもれそうです。
 モノラル

<2015/6/19 紹介新譜>


MR2434/2436
(3CD)
\1990
エーリヒ・クライバー/モーツァルト:名演集
 交響曲第33番(ケルン放送響、1953年11月23日)、
 交響曲第36番「リンツ」(シュターツカペレ・ベルリン、1954年11月12日)、
 交響曲第38番「プラハ」(ウィーンフィル、1929年2月)、
 交響曲第39番(ケルン放送響、1956年1月20日)、
 交響曲第40番(ロンドンフィル、1949年4月)、
 オーボエ協奏曲(ケルン放送響、ローター・ファーバー、1956年1月20日)、
 ドイツ舞曲より4曲(ケルン放送響、1956年1月20日)、
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク(ベルリンフィル、1934年5月)
  (*全ライヴ録音、「アイネ・クライネ」、「プラハ」、「第40番」はスタジオ録音
エーリヒ・クライバー指揮
 その盛名に比して録音が極端に少ないエーリヒ・クライバーのモーツァルトを集成した好企画盤。門下でもあった近衛秀麿は、「フルトヴェングラーのモーツァルトは額縁に入っている感じ、クライバーのモーツァルトは生き生きしてまことに素晴らしいものだった」と評しております。
 戦後ヨーロッパに復帰してからの演奏がほとんどなのも嬉しい限りで、フレージングの自由さ、自在なテンポ変化、特に効果的な加速は瑞々しい色気に満ちております。
 第33番、第36番など、やはりカルロスとそっくりです。
  <モノラル>


<2015/5/1 紹介新譜>


MR2428/2430
(3CD)
\1990
ブルーノ・ワルター指揮 モーツァルト:交響曲名演集
 交響曲第25番(NYP,1956年3月11日)、
 交響曲第28番(CSO、1957年1月3日)、
 交響曲第29番(NYP、1956年3月4日)、
 交響曲第35番「ハフナー」(NYP、1953年1月4日)、
 交響曲第36番「リンツ」(フランス国立放送響、1956年6月14日)、
 交響曲第38番「プラハ」(フランス国立放送響、1955年5月5日)、
 交響曲第39番(NYP,1945年12月23日)、
 交響曲第40番(BPO、1950年9月25日)、
 交響曲第41番「ジュピター」(VPO,1938年1月11日)
  *全ライヴ録音、「ジュピター」のみスタジオ録音
ワルター指揮
 巨匠ワルターのモーツァルトと言えば、定番中の定番です。それもライヴ録音ばかりを集めた名演集ですから、堪えられません。
 特に入手しづらい演奏が多い1950年代のニューヨークフィルとのライヴが多く含まれることが嬉しく、オーケストラはまるで重戦車のような突進力と分厚いハーモニーを兼ね備えており、宇野功芳先生も御著書で再三激賞しておられます。
 珍しいシカゴ響との共演の第28番はまるでハイドンを聴くかのような造形美と彫琢美に圧倒されます。フランス国立放送響の明るく軽やかな音色を全面に押し出した「リンツ」、「プラハ」。ベルリンフィルと戦後唯一にして最後の共演となった第40番の風格溢れる名演。と聴きどころ満載です。<モノラル>
 

MR2431/2433
(3CD)
\1990
トスカニーニ&ウィーン国立歌劇場
 モーツァルト:歌劇「魔笛」(1937年7月30日)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
ヘルゲ・ロスウェンゲ(タミーノ)、
ドムグラフ・ファスベンダー(パパゲーノ)、
ジュリー・オスヴァート(夜の女王)、
ウィリアム・ウェルニク(モノスタトス)、
ジャルミラ・ノヴォトナ(パミーナ)、
アルフレッド・イェルガー(スピーカー)、
アレクサンダー・キプニス(ザラストロ)他、
 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」第1幕(1936年7月25日)  ロッテ・レーマン(レオノーレ)、
ルイズ・ヘレツグリューバー(マルツェリーネ)、
ヘルマン・ガロス(ヤキーノ)、
アントン・バウマン(ロッコ)、
アルフレッド・イェルガー(ピツァロ)
ウィーンフィル、
ウィーン国立歌劇場合唱団
 トスカニーニ+ウィーンフィルの短い蜜月の記録がさらに登場。超豪華配役による1937年の「魔笛」は演奏の凄まじさも良く知られるところです。
 ただただ四角四面の厳格なトスカニーニを想像すると裏切られます。しなやかなフレージングとウィーンフィルの長閑さも存分に生かした奇跡的名演。音質も随分改善されました。
 チェレスタをショルティが弾いていることでも有名。この翌年にオーストリアはドイツに併合されたため、巨匠最後のザルツブルク音楽祭出演となりました。
 さらに1936年の「フィデリオ」第1幕も収録。こちらは劣悪な音質ですが、老け込む前の前のトスカニーニの素晴らしさを堪能できる名演です。
 ロッテ・レーマンのレオノーレに至っては文句の付けようがありません。マーラーが第4交響曲で引用した四重奏の部分など、夢見るような美しさです。
 如何にトスカニーニがベートーヴェンを愛していたかが痛いほど理解できる貴重な記録です。<モノラル>



完売していたベストセラー2アイテム復活!
モントゥー/ベートーヴェン:交響曲全集
クリップス/ベートーヴェン:交響曲全集


MR2231/2235
(5CD)
\2400→\1990
モントゥー/ベートーヴェン:交響曲全集
 第1番(ウィーンフィル、1960年4月スタジオ・ステレオ)、
 第2番(ボストン響、1962年8月12日ライヴ・モノ)、
 第3番「英雄」(ボストン響、1960年8月8日ライヴ・ステレオ)、
 第4番(北ドイツ放送響、1959年スタジオ・ステレオ)、
 第5番(ボストン響、1959年8月8日ライヴ・ステレオ)、
 第6番(ボストン響、1959年8月8日ライヴ・ステレオ)、
 第7番(NBC響、1953年11月15日ライヴ・モノ)、
 第9番「合唱」(ボストン響、1960年7月31日ライヴ・ステレオ)
ピエール・モントゥー指揮
第9のソリスト:
エリナー・スティーバー(s)、
フリーダ・グレイ=マッセ(ms)、
ジョン・マッカラム(t)、
デイビッド・ローラン(bs)、
タングルウッド音楽祭合唱団
巨匠モントゥーのベートーヴェン:交響曲全集の登場です。
 正規スタジオ録音でも同一レーベルでは全曲が揃わなかった曰くつきのレパートリー。
 当盤は、ボストン響とのステレオ・ライヴ録音を中心とした聴きごたえのあるもので、音質にも不満を感じません。
 「英雄」は大得意のレパートリーですが、この演奏の迫力は凄まじく、彼もまたトスカニーニの影響を受けていることを証明するスッキリ爽快の名演奏です。
 第7番の燃焼も同様の率直さで、脱帽です。
 元来評判の良かった偶数番号の曲では「田園」の瑞々しさはあらゆるファンを納得させることでしょう。
 ほとんどが80歳を超えての演奏ですが、生命力と気合にはほとほと感心させられます。


MR2240/2244
(5CD)
\2400→\1990
缶入り仕様商品が大ベストセラーだった
 ヨゼフ・クリップス指揮&ロンドン交響楽団、
  ベートーヴェン:交響曲全集(全9曲)

 1960年1月スタジオ録音
ヨゼフ・クリップス指揮
ロンドン交響楽団、
ジェニファー・ヴィヴィアン(S),
シャーリー・カーター(Ms),
ルドルフ・ペトラク(T),
ドナルド・ベル(Br)、
BBC合唱団

 ウィーンの香り漂う名指揮者ヨゼフ・クリップス唯一のベートーヴェン:交響曲全集。
 クリップスは1951年から1954年にロンドン響の首席指揮者を務めておりました。この録音当時、ロンドン響はモントゥー着任直前の首席指揮者不在時代で、それ故にこの大企画の指揮をクリップスが任されたのかもしれません。高音質を売物にしていた筈のEVERESTレーベルにも関らずLP初出以来、音質の評価は芳しくなく、いずれも余計な残響が多い珍妙な録音でした。
 CD時代になりBESCOLの廉価版が登場しましたがこれまた同様の粗悪音質で、最近の缶ケースに入った商品もまた然りでした。唯一SBM仕様のCDが良好でしたが廃盤になって久しいものです。
 当盤はマスターテープに限りなく近い状態のテープから復刻された素晴らしい音質で人工的なエコーを極力排除し、瑞々しくも生々しいサウンドを獲得しております。これを聞けば、クリップスの活き活きとしたそしてどこか瀟洒なベートーヴェンを堪能できること請け合いです。
 木管楽器に対する指示が厳しい人なのか、ウィーンフィルのような音が所々聴こえてきます。特に奇数番号の元気の良さに心打たれるものがあります。正に座右の一セットです。ステレオ

 国内盤kingからSACDが復刻されるので、音質重視の方はそちらをどうぞ・・・コチラ



<2015/3/13 紹介新譜>


MR2423/2426
(4CD)
\1990
クナッパーツブッシュ/ブラームス録音集
 ブラームス:
  交響曲第2番(シュターツカペレ・ドレスデン、1959年11月27日ライヴ)、
  ハイドン変奏曲(ケルン放送響、1963年5月10日ライヴ)、
  交響曲第3番、悲劇的序曲(ウィーンフィル、1955年7月26日ライヴ)、
  大学祝典序曲(ウィーンフィル、1957年6月スタジオ)、
  交響曲第4番(ブレーメンフィル、1952年12月12日)、
  二重協奏曲(ミュンヘンフィル、ゾンライトナーVn,キスカルトVc1959年1月6日ライヴ)、
  ピアノ協奏曲第2番(カーゾン、ピアノ、ウィーンフィル、1955年7月26日ライヴ)、
  アルト・ラプソディ
   (ルクレツィア・ウェスト(コントラルト)ウィーンフィル、1957年6月スタジオ)
クナッパーツブッシュ指揮
 導入から物凄い遅いテンポをとったり、ワーグナー的な金管の咆哮を聴かせたりと異形のブラームス像で知られる「クナのブラームス」。しかし根本は懐かしい響きを呼び起こす素朴な味わいに満ちた心温まる名演です。
 第2番のパウゼの効果をこれでもかと駆使する名演。ブラームスのロマン的な性格を強調した第3番。吃驚するほど遅いテンポで、逞しいアゴーギグでオケを引張る第4番など聴きどころ満載。
 ハイドン変奏曲など最晩年故に、スケールの大きさが尋常ではなくまるで交響曲を聴くかのような充実です。
 ちなみに、クナによるブラームス:交響曲第1番は録音が遺されていないとされております。よって録音が遺された楽曲が当盤には網羅されております。モノラル

<2015/2/6 紹介新譜>

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MR2412
(6CD)
\1990
完売
地獄のベートーヴェン
 シェルヘン/ベートーヴェン:交響曲全集

 交響曲第1番ハ長調 op.21
 交響曲第2番ニ長調 op.36
 交響曲第3番変ホ長調 op.55「英雄」
 交響曲第4番変ロ長調 op.60
 交響曲第5番ハ短調 op.67「運命」
 交響曲第6番ヘ長調 op.68「田園」
 交響曲第7番イ長調 op.92
 交響曲第8番ヘ長調 op.93
 交響曲第9番ニ短調 op.125「合唱」
 交響曲第5番「運命」のリハーサル
ヘルマン・シェルヘン指揮
ルガノ放送響、同合唱団、
マグダ・ラズロ(ソプラノ)、
ルシエンヌ・ドヴァリエ(アルト)、
ペトル・ムントヌ(テノール)、
ラファエル・アリ(バス)
録音:1965年1〜4月 ルガーノ放送局スタジオ ステレオ(ライヴ)
 シェルヘンの名を一気に高めたスイス、ルガノにおけるベートーヴェン・ツィクルス。最晩年の演奏とは思えない、気力体力充実の超名演。特に第1番、第2番、第8番など、小規模な曲にも一切の手抜きなしのガチンコ勝負で圧倒されます。
 オーケストラは技術的に上等ではありませんが、鬼才の棒に喰らいつく情熱的な演奏で聴くものを感動させます。こういうアグレッシヴなベートーヴェンは極めて珍しい!
 さらに、物凄く堪能なイタリア語でオーケストラを捲し立て、細かく指示をする「運命」のリハーサルがとても勉強になります。
 原盤:ERMITAGE

 ようやく引っ張り出してきた。
 シェルヘンの超異常演奏として悪名高いルガーノとのベートーヴェン交響曲全集。
 ありとあらゆるむちゃをやってくれたこの男にとっても間違いなく最狂極悪のライヴ。
 「足を踏み鳴らし、怒号を上げながらオーケストラを追い立てていく。楽員もアマチュア・オケのように弾きまくり吹きまくる。現今、こんな演奏は皆無だ。」と宇野功芳氏も絶賛。そりゃ、そうだ。フルトヴェングラーが地獄に落ちて這い上がってきたかのようなあまりにも強烈な演奏。これほどすさまじい自己解釈で全編を貫いた演奏はないし、今後も絶対にありえない。
 シェルヘンを知らなかった人々も含め、今から10年前国内盤で発売されたときは大騒ぎとなった。店頭でかけるたびに「これは誰ですか」と聞きに来る人多数。中には怒って帰る人までいた。わかる。にもかかわらず発売後数年で廃盤。何度この全集についてのお問い合わせを受けたことだろう。
 できれば、死ぬまでに一度は聴いておいたほうがいい。

 ・・・いや、やめておいたほうがいいかもしれない。(店主の昔のコメントから)
 

MR2403/7
(5CD)
\1990
ヘルマン・シェルヘン指揮 マーラー名演集 第1集
 交響曲第1番(ロイヤルフィル、1954年9月スタジオ)、
 交響曲第2番「復活」
  (ウィーン国立歌劇場管、ウィーンアカデミー合唱団、
  ミミ・ケルツェ、ルクレツィア・ウェスト、1958年6月スタジオ)、
 交響曲第3番(ライプツィヒ放送響、ソナ・チェルヴェナ、1960年10月ライヴ)、
 交響曲第5番(フィラデルフィア管、1964年10月ライヴ)
シェルヘン指揮
 鬼才シェルヘンのマーラー・セット第1弾。第3番などは、どっしりと構えて格調の高さ品格すらも漂う名演です。合唱指揮者がケーゲルであることは通なら良く知るところ、影響も計り知れないものがあります。第1番、第2番は、スタジオ録音だけに、大人しく感じられるかも知れませんが、「巨人」のスケルツォのアクの強さ、「復活」原光の抉りの効いたド迫力も最高です。
 第5番に於けるシェルヘン改訂版の編集に至っては賛否両論真っ二つの問題作として知られております。第2番、第5番はステレオで、音質条件も抜群です。
 

MR2418/22
(5CD)
\1990
ヘルマン・シェルヘン指揮 マーラー名演集第2集
 交響曲第6番「悲劇的」(ライプツィヒ放送響、1960年10月ライヴ)、
 交響曲第7番「夜の歌」(ウィーン響、1950年6月ライヴ)、
 交響曲第8番(ウィーン響、1951年6月ライヴ)、
 交響曲第9番(ウィーン響、1950年6月ライヴ)、
 交響曲第10番「アダージョ」(ライプツィヒ放送響、1960年10月ライヴ)
シェルヘン指揮
 鬼才シェルヘンのマーラー・セット第2弾。シェルヘンをやりたい放題の奇人指揮者と見做す向きもありましょうが、基本的には学究肌の名指揮者であります。しかし表現意欲の豊かさは隠せず、第6番「悲劇的」は当時で言えばセルのような、規律正しい新古典主義の演奏とは対極にある極限まで肥大させた演奏で、エキセントリックとも言えます。第7番は、物凄い快速で駆抜ける異形の名演。
 第8番は、たっぷりと歌わせたオラトリオのような演奏。第9番のシリアスさと殺伐としたクールさも他では味わえないタイプの名演。
 第10番「アダージョ」は、憧れに満ちた魔力的な美演となっております。

<2015/1/9 紹介新譜>


MR2388/2391
(4CD)
\1990
ビーチャム/ベートーヴェン:交響曲名演集
 第2番(1957年12月23日ライヴ)、
 第3番(1952年8月スタジオ)、
 第4番(1957年1月23日ライヴ)、
 第6番「田園」(1951年12月、1952年5月スタジオ)、
 第7番(1959年11月8日ライヴ)、
 第8番(1951年11月スタジオ)、
 第9番(1956年8月19日ライヴ)、
 「コリオラン」序曲
  (1953年12月スタジオ)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤルフィル、シンフォニー・オヴ・ジ・エアー(第4番のみ)、
エジンバラ音楽祭合唱団、
シルヴィア・フィッシャー(S),
ナン・メリマン(Ms),
リチャード・ルイス(T)、
キム・ボルイ(Bs)
 ありそうでなかったビーチャムのベートーヴェン集大成。とかく軽い評価をされがちなビーチャムのドイツ音楽ですが、ニキシュに強い影響を受けただけに、軽やかに踊るような飛翔とユーモアのセンス溢れた素晴らしい演奏ばかりです。
 特にロイヤルフィルの演奏は音色の明るさと木管を強調した歌謡性に見るものがあり、まるでフランスの楽団のような愉悦に満ち溢れております。出来としてはやはりライヴに指を屈することになりましょうが、「第9」などは立派な佇まいで思わず襟元を正したくなる荘厳な名演。
 第4番は、極めて珍しいシンフォニー・オヴ・ジ・エアー(旧NBC響)との共演。日付にご注目下さい。これはトスカニーニ追悼で行われた一連のコンサートにビーチャムが招かれたもので、2月にはかの有名なワルター、モントゥ―、ミュンシュの演奏会が持たれております。これは追悼に相応しい深々とした切なさが心に迫ってまいります。

 モノラル。
 

MR2395/2398
(4CD)
\1990
ディミトリ・ミトロプーロス指揮/マーラー名演集 第1集
 交響曲第1番「巨人」(ミネアポリス響、1940年11月4日スタジオ)、
 同第3番
  (ケルン放送響、同合唱団、ルクレツィア・ウェストMs、
   1960年10月31日ライヴ)、
 同第8番
  (ウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場合唱団、
   ミミ・ケルツェ、ヒルデ・ツァデク以上S、
   ルクレツィア・ウェスト、イラ・マラニウク、以上A、
   ジュゼッペ・ザンピエリT、ヘルマン・プライBr、
   オットー・エーデルマンBS他
    1960年8月28日)、
 同第10番アダージョ
  (ニューヨークフィル、1960年1月17日ライヴ)
 マーラー演奏についてワルターとバーンスタインを繋ぐ指揮者というばかりでなく、もっと尊敬されてしかるべき存在の巨匠ミトロプーロス。その深みある名演が甦ります。
 ミトロプーロスのマーラー演奏は、その柔軟なフレージングによる、深呼吸のような息の長さに特徴があります。
 初期のワルターが気ぜわしい演奏を心掛けたのと対照的で、バーンスタインのデフォルメ的な解釈ともことなります。
 こちらに収録の「巨人」はまだまだ熟し切れない青臭さの残る演奏でこれはミトロプーロスとしては異質。
 1960年はマーラー生誕100年に当たり、ミトロプーロスは世界中でマーラーを演奏。第3番は、巨匠死の二日前の白鳥の歌。そんなことは微塵も感じさせない迫力、そしてフィナーレの遠大さはヒューマンな温かみにも満ちております。
 第8番も死の年にザルツブルク音楽祭に出演した超名演。野外劇場で条件の悪いライヴながら、ウィーンフィルをはじめとする演奏者「千人」を容易く統率する気力、そして難解と敬遠されるこの曲を壮麗な叙事詩的に歌い上げます。

 モノラル。
 

MR2399/2402
(4CD)
\1990
ディミトリ・ミトロプーロス指揮/マーラー名演集 第2集
 交響曲第1番「巨人」(ニューヨークフィル、1960年1月9日ライヴ)、
 同 第5番(ニューヨークフィル、1960年1月2日ライヴ)、
 同 第6番(ニューヨークフィル、1955年4月10日ライヴ)、
 同 第9番(ウィーンフィル、1960年10月2日ライヴ)
 マーラー演奏についてワルターとバーンスタインを繋ぐ指揮者というばかりでなく、もっと尊敬されてしかるべき存在の巨匠ミトロプーロス。その深みある名演が甦ります。
 当セットには、ニューヨークフィルとの「巨人」を収録。これはミトロプーロスらしい深い呼吸の名演で、マーラー後期の傑作にも見劣りしない威厳すら感じます。
 第5番は、第4楽章から第5楽章の静かな部分でノイズが発生するのが惜しいものの、ニューヨークフィルから鈍色の響きを紡ぎ出し、お祭り騒ぎに堕さないシリアスな解釈。
 第6番は、この時代には珍しくスケルツォを第2楽章においた演奏。地の底から響くようなド迫力です。第9番は、入手困難なウィーンフィルとの演奏が採用されております。山の彼方から聴こえてくるような、人間業とは思えない神々しさを持つ演奏で、ウィーンフィルも尋常ならざる緊迫感で応えます。
 この後1カ月も経たずに巨匠は黄泉の世界に旅立ってしまうのです。

 モノラル。
 

MR2392/2394
(3CD)
\1990
フルトヴェングラー指揮/ リヒャルト・シュトラウス
 交響詩「ドン・ファン」(ベルリンフィル、1942年2月15日)、
 家庭交響曲(ベルリンフィル、1944年1月9日)、
 4つの歌曲(ペーター・アンデルス、テノール、ベルリンフィル、1942年2月15日)、
 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲル」(ベルリンフィル、1953年4月14日)、
 交響詩「死と変容」(ハンブルクフィル、1947年6月9日)、
 交響詩「ドン・ファン」(ベルリンフィル、1947年9月16日)、
 メタモルフォーゼン(ベルリンフィル、1947年9月16日)、
 4つの最後の歌
  (キルステン・フラグスタート、フィルハーモニア管、1950年5月22日)
 フルトヴェングラーが遺したシュトラウス作品全てを網羅。指揮者としても作曲家としても先輩であったリヒャルト・シュトラウスの作品をフルトヴェングラーは愛し、演奏を繰返しました。シュトラウス自身は、フルトヴェングラーの指揮する自作を「全く違う考えで書いたが、あれはあれで素晴らしい」と評価しました。
 フルトヴェングラーと言えば楽曲に注入するドラマの凄さが鳥肌ものですが、元々劇場性の高いシュトラウス作品にはもちろんのこと、凄絶な感情没入振りを示し、特に戦争中のライヴ、「家庭交響曲」、「ドン・ファン」では崖っぷちから突き落とされるような迫力で聴き手に迫ります。
 さらに、ドイツが敗戦国となってからのシュトラウス最晩年の作品、「メタモルフォーゼン」、「四つの最後の歌」ではしみじみとした悲しさと作曲家自らが現世との別れを告げるかのようなドキュメンタリー的な描写も心打たれる名演ばかりです。

 モノラル。

長期品切れ商品、近日入荷予定!


MR2347/2349
(3CD)
\1990
クナッパーツブッシュ/ベートーヴェン:ライヴ名演集
 交響曲第2番
  (ウィーンフィル、1953年4月25日)、
 交響曲第3番
  (ウィーンフィル、1962年2月17日)、
 レオノーレ序曲第3番
  (ウィーンフィル、1962年5月31日)、
 交響曲第5番
  (フランクフルト放送響、1962年3月2日)、
 交響曲第7番、コリオラン序曲
  (ウィーンフィル、1954年1月17日)、
 交響曲第8番
  (ミュンヘンフィル、1956年10月18日アスコーナ)
クナッパーツブッシュ指揮
クナッパーツブッシュ、異形のベートーヴェン!!
他社のボックスと重複音源なし!!
 大好評のブルックナー・ライヴ集に続く、巨匠クナッパーツブッシュのベートーヴェン・ライヴ名演集です。
 ブルックナー同様に、若き日のクナとは、表現方法に別人のような違いがあります。
 一例を挙げれば、第7番の1929年のSP録音と当録音などまるっきり違うと断言できます。さらにお得意の「英雄」にしても1943年のスタジオ録音の大人しさと当盤におけるやりたい放題の差も歴然です。
 当セットはウィーンフィルとの共演が多いのも嬉しい限りで、第2番など戦前に戻ったようなポルタメントが随所に聴かれます。特濃こってりの「コリオラン」序曲、「レオノーレ序曲第3番」も含まれていることも有難いです。
 さてお楽しみの曲頭ですが、第2番、「英雄」、第7番が拍手の終わらぬ内に開始します。これも名物だったのでしょう。
 「運命」は非常に音が良く、結成間もないフランクフルト放送響のストレートな反応を得て、ますますの独立独歩振りが冴え渡ります。
 第8番は、第4楽章の恐ろしい休止など他の時期の演奏とも共通しておりますので、場当たりのようで、実はそうではない「ぶれない男」クナの面目躍如です。
 モノラル


<2014/10/31 紹介新譜>


MR2378/2380
(3CD)
\1990
フルトヴェングラー/モーツァルト名演集
 交響曲第39番
  (ベルリンフィル、1944年2月7,8日ライヴ)、
 交響曲第40番
  (1949年6月10日ヴィスバーデン・ライヴ)、
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク
  (ウィーンフィル、1949年4月スタジオ)、
 「フィガロの結婚」序曲、
 「後宮からの逃走」序曲
  (ベルリンフィル、1933年SP録音)、
 グラン・パルティータ
  (ウィーンフィル、1947年11月スタジオ)、
 2台のピアノのための協奏曲第10番
  (ウィーンフィル、スコダ、ヴェラ、1949年2月8日ライヴ)、
 ピアノ協奏曲第20番
  (ベルリンフィル、ルフュビュール、1954年5月ライヴ)、
 ピアノ協奏曲第22番
  (ウィーンフィル、スコダ、1952年1月27日ライヴ)
フルトヴェングラー指揮
 フルトヴェングラーが遺したオペラ全曲を除く全てのモーツァルトの楽曲を集めた好企画盤。入手困難な演奏も多いのでこのリリースは歓迎されます。
 フルトヴェングラーのモーツァルトは「額縁に入っているようだ」などと評され、また強烈な感情注入が眉をひそめられることもしばしばありますが、大人の耳には首肯できる名演と言えましょう。
 まず交響曲、第39番は戦中で身の危険すらも感じながらの時期の演奏で、この幸福な交響曲が絶叫のような悲劇を伴って聴き手に迫ります。第40番は、名盤の誉れ高い戦後ヴィスバーデンに於けるライヴで、第1楽章の彫琢と焦燥感が凄まじく、フルトヴェングラーの最高傑作の一つでしょう。
 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「グラン・パルティータ」という愉悦的な曲にもフルトヴェングラーは悲愴感を見出します。壮大なドラマ性には圧倒されるほかありますまい。伴奏音楽があまり現存しないフルトヴェングラーですが、モーツァルトのピアノ協奏曲では、第20番、第22番という陰影の強い名作が遺されているのも象徴的です。強烈な慟哭と嗚咽が目の前に繰り広げられます。
 モノラル

<2014/10/10 紹介新譜>


MR2368/2373
(6CD)
\1990
フルトヴェングラー/ブルックナー名演集(全ライヴ録音)
 交響曲第4番「ロマンティック」
  (1951年10月29日ミュンヘン)、
 交響曲第5番
  (1951年8月19日ザルツブルク)、
 交響曲第6番(第2楽章から第4楽章)
  (1943年11月ベルリン)、
 交響曲第7番(1951年4月23日カイロ)、
 交響曲第8番(1949年3月15日ベルリン)、
 交響曲第9番(1944年10月7日ベルリン)
フルトヴェングラー指揮
 フルトヴェングラーのブルックナーと言えばその動的なアプローチが作品にそぐわないなどと実しやかに言われた時期もありましたが、多様な演奏が聴ける現代こそ傾聴すべき個性溢れる演奏であることが明らかです。
 当時のブルックナー擁護者の常として、如何にこの特異な作曲家を世間に知らしめるかという至上命題があり、クナッパーツブッシュはご存知のワーグナー的なアプローチをとり、フルトヴェングラーはベートーヴェン的な解釈を見せたものでしょう。
 手兵であるベルリンフィル、ウィーンフィルを駆使して、激烈な演奏を展開しております。第5番は今まで録音に問題ありとされておりましたが、今回の物は非常に聴きやすくなっており、戦中のベルリンフィルライヴの凄絶さと肩を並べる名演。いずれも高名な名演ばかりで、座右に置いて長く楽しめる名盤と申せましょう。
 モノラル
 

MR2374/2376
(3CD)
\1990
クナッパーツブッシュ/
 ベートーヴェン:交響曲名演集(全ライヴ録音)

  第1番(ミュンヘンフィル、1948年9月11日)、
  第2番(ブレーメンフィル、1952年12月12日)、
  第3番「英雄」(ミュンヘンフィル、1953年12月17日)、
  第5番「運命」(ベルリンフィル、1956年4月9日)、
  第7番(ミュンヘンフィル、1948年12月25日)、
  第8番(ベルリンフィル、1952年1月27日)、
  第9番「合唱」(一部、1943年4月18日)
クナッパーツブッシュ指揮
 先に発売されたクナッパーツブッシュのベートーヴェン:交響曲名演集(MR2347/2349)と一切の演奏の重複なし!
 さらに世界初出となる、第1番の怪演も含む必携盤が登場!
 ミュンヘンフィルとの第1番の凄まじさは、第2番、第8番の衝撃と並ぶものです。「エロイカ」はミュンヘンフィルとの腹芸が楽しい演奏。「運命」はベルリンフィルとの上手くいかない立合いのような緊張感が抜群に面白いものです。
 第7番も珍しいミュンヘンフィルとの共演ですが相性は抜群。第2番の巨大さ、第8番も常に変わらぬ休止に呆れるやら感動するやら。さらに貴重な「第9」の第4楽章より抜粋も嬉しいファン垂涎のセットものです。
 モノラル

<2014/9/5 紹介新譜>


MEMORIES MR2361/2365
(5CD)
\1990
アーベントロート/ベートーヴェン:交響曲名演集
 第1番
  (ライプツィヒ放送響、1949年12月4日スタジオ)、
 第3番「英雄」
  (ベルリン放送響、1954年2月13日ライヴ)、
 第4番
  (ライプツィヒ放送響、1949年12月4日スタジオ)、
 第5番「運命」
  (ベルリンフィル、1937年11月27日スタジオ)、
 第6番「田園」
  (1950年6月18日スタジオ)、
 第7番
  (ワルシャワフィル、1954年5月16日ライヴ)、
 第8番
  (ゲヴァントハウス管、1944年12月27日スタジオ)、
 第9番「合唱」
  (ライプツィヒ放送響、1951年6月29日スタジオ)、
 レオノーレ序曲第3番
  (ライプツィヒ放送響、1950年8月15日スタジオ)、
 「コリオラン」序曲
  (ライプツィヒ放送響、1949年5月27日スタジオ)、
 「エグモント」序曲
  (ベルリン放送響、1954年2月13日スタジオ)
ヘルマン・アーベントロート指揮
エディット・ラウクス(S)、
ディアナ・オイストラティ(A)、
ルートヴィヒ・ズートハウス(T)、
カール・パウル(Bs)、
ライプツィヒ放送合唱団、
ライプツィヒ音楽大学合唱団
 アーベントロートのレパートリーの中核を成すベートーヴェン。表現者としてのアーベントロートはっフルトヴェングラーの流線型で柔軟なスタイルと対極にある、ゴツゴツとした巌のような男性美に満ちたものです。第4番の第3楽章など、ここまで熱狂的に奏でた演奏も数少ないことでしょう。
 第1番、「田園」、第8番などは古典的な彫琢の美を聴かせ、「エロイカ」は、気宇壮大で、豪快なテンポ変化で驚きの連続です。
 「運命」は、フルトヴェングラーのスタジオ録音の翌月に行われたスタジオ録音でその芸風の違いに、「神々の時代」と言われた当時の音楽界の豪華さが偲ばれます。
 「第9」はメンゲルベルクにも共通する怒り狂ったような演奏。オイストラフとがっぷり四つに組んだヴァイオリン協奏曲もソリスト共々ベストフォームです。
  モノラル


<2014/8/1 紹介新譜>


MR2352/2355
(4CD)
\1990
エーリヒ・クライバー
 ベートーヴェン:交響曲名演集

 第2番(ベルギー国立管、1938年1月31日スタジオ)、
 第3番(ウィーンフィル、1955年4月スタジオ)、
 第4番(コンセルトヘボウ管、1950年4月28日ライヴ)、
 第5番「運命」
  (シュターツカペレ・ベルリン、1955年1月28日ライヴ)、
 第6番「田園」
  (ミュンヘンフィル、1953年1月18日ライヴ)、
 第7番(コンセルトヘボウ管、1950年5月スタジオ)、
 第9番「合唱」
  (ウィーンフィル、
   ギューデン(S)、ワグナー(CA)、
   デルモータ(T)、ウェーバー(Bs)、
   ジングフェライン合唱団1952年1月スタジオ)
エーリヒ・クライバー指揮
 エーリヒ・クライバーのベートーヴェンがここまでまとまるのも初めてでしょう。
 フルトヴェングラーより若い指揮者でかつ、フルトヴェングラーよりも後に亡くなっていながら、何かやたらと昔の指揮者のように感じられますのは、やはり録音には決して恵まれていないからでありましょう。
 しかし、世界的な大指揮者であったことは紛れもない事実で、爽快なテンポ設定や流れを重視した音楽づくりは同時代の巨匠に伍して引けを取らない個性と充実を今に伝えてくれております。
 ベートーヴェンは巨匠のレパートリーの中核であり、戦後の演奏を中心にまとまっていることがうれしく、特にナチスを嫌いドイツを去ったクライバーが、これからいよいよヨーロッパの巨匠として復活を目指していた時期である50年代のシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘンフィルとの覇気溢れる共演は音質も素晴らしく感興に富んだ名演奏です。
 息子の鬼才カルロスと聞き比べができる楽曲は、第4番、第5番、第6番、第7番であり、クライバー版とも呼びたい楽譜の改訂はよく聞きこんだ聴き手には如実に理解できることでしょう。モノラル
 

MR2356/2360
(5CD)
\1990
オットー・クレンペラー指揮
 ブルックナー:交響曲ライヴ名演集

  第4番「ロマンティック」
   (ケルン放送教、1954年4月5日ライヴ)、
  第6番
   (コンセルトヘボウ管、1961年6月22日ライヴ)、
  第7番
   (ベルリンフィル、1958年9月3日ルツェルンライヴ)、
  第8番(ケルン放送響、1957年6月7日ライヴ)、
  第9番(ニューヨークフィル、1934年10月14日ライヴ)
オットー・クレンペラー指揮
 巨人クレンペラーのレパートリーの中核をなすブルックナーの交響曲作品、それもライヴで集大成です。
 ご存知の通り幾多の病、艱難に打ち勝った巨匠は、1950年代半ばから不死鳥のように甦り、ヨーロッパ中の名門オケに客演し、その実力を強烈に世界中にアピールしました。同時にフィルハーモニア管との共同作業が開始しますが、その壮麗な凱歌の始まりともいえるライヴ名演集です。
 第6番は巨匠が偏愛した名曲ですが、コンセルトヘボウ管の音色を楽しむような逍遥が聞き物。
 第7番はベルリンフィルとの唯一のブルックナー演奏として知られるルツェルン音楽祭での明朗なライヴを採用。クレンペラーとしては異色の幸福感溢れる名演。
 第4番、第8番はことのほか相性が良かったケルン放送響との共演。特に第8番は、恐ろしいまでの快速演奏で、1924年の機械式SP時代に早くも第3楽章のみを録音する情熱を以て取り組んだ作品ですが、このケルン盤は、それに直結する過激な表現。後年のフィルハーモニア管とのスタジオとは別人のような解釈で凄みすら感じさせます。
 第9番は珍しいニューヨークフィル客演で最も古い演奏ですが、これも同様の即物的演奏で迫力十分。モノラル

<2014/6/13 紹介新譜>


MR2334/2338
(5CD)
\1990
トスカニーニ/
ベートーヴェン:交響曲全集ライヴ(第4番のみスタジオ録音)

 第1番(スカラ座管、1946年6月24日)、
 第2番(NBC、1944年12月3日)、
 第3番「英雄」(NBC、1938年12月3日)、
 第4番(BBC、1939年6月1日)、
 第5番「運命」(NYP、1933年4月9日)、
 第6番「田園」(NBC、1938年1月8日)、
 第7番(BBC、1935年6月14日)、
 第8番(NYP,1936年3月8日)、
 第9番「合唱」(テアトロ・コロン管、合唱団 1941年7月24日)
トスカニーニ指揮
第9番:
ユディト・ヘドヴィヒ(S)
リディヤ・キンダーマン(A)
ルネ・ メゾン(T)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
 巨匠トスカニーニのレパートリーの中核をなすベートーヴェン:交響曲全集。他の多くの巨匠と同様に、全曲演奏会を何度となく、各地で展開しております。
 当ベートーヴェン全集は、極めて珍しい演奏ばかりを集めたもので、当盤でしか聞けない演奏も少なくありません。
 第1番は、戦後スカラ座に復帰した際のライヴ。素晴らしい高揚と歌に満ちた再会の喜びが全曲を貫きます。
 第2番は極めて珍しい1944年のツィクルスから採用、キビキビしたテンポリズム感が最高です。
 第3番「英雄」、第6番「田園」は伝説的な1939年のツィクルスの前年である1938年の演奏で、結成間もなくのNBC響らしいパワーが炸裂。
 第5番「運命」、第8番は、もう一つのアメリカにおける手兵、ニューヨークフィルとのライヴで大柄な構えを見せ、まるでヨーロッパのオーケストラのような渋い音色がはっきり聴き取れます。
 第4番、第7番は、相性の良かったイギリスのBBC響との名演。柔らかい音色も心地よいです。
 第9は、知る人ぞ知る、ブエノス・アイレスのテアトロ・コロン管に客演した壮絶なライヴで、オケ、歌手、そして聴衆を扇動する恐ろしい名演です。このセットも必携盤と申せましょう。
 モノラル
 

MR2343/2346
(4CD)
\1990
ワルター/ブルックナー:交響曲ライヴ名演集
 第4番「ロマンティック」(NBC、1940年2月10日、
 第7番(NYP、1954年11月23日)、
 第8番(NYP、1941年1月26日)、
 第9番(フィラデルフィア管、1948年2月28日)
ワルター指揮
 ワルターはヨーロッパをナチズムに追われて辿りついた新天地アメリカに於いてブルックナーの交響曲の紹介に邁進しようと誓ったと言われております。その証拠に取上げる頻度は非常に多く、ライバルのトスカニーニ他がブルックナーに熱心でないことも強みとなり、ワルターはアメリカに於いてブルックナーの権威と目されておりました。
 特に、第4番、第7番の上品なアプローチが評価が高いようですが、ライヴともなると、本心を曝け出す凄絶な演奏を聴かせております。
 トスカニーニのオケ、NBCとの「ロマンティック」はその代表的な名演で、かなり速いテンポを採用し、テンポ変化によってドラマを生み出します。
 第7番は、流麗そのものですが、やはりテンポは意識的に早くソリッドな名演。
 第8番は1941年と言う年代らしい、癇癪玉のような感情表出を隠そうともせず、その特徴は第1楽章、第4楽章の荒々しさに顕著です。
 第9番は、戦後ヨーロッパに復帰後も演奏を繰り返した愛奏曲で珍しいフィラデルフィア管との演奏と言うのもそそられます。
 モノラル


<2014/5/2 紹介新譜>


MR2326/2331
(6CD)
\1990
完売
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
 ブルックナー:交響曲集

  交響曲第3番「ワーグナー」
   ミュンヘンフィル、1964年1月16日
  交響曲第4番「ロマンティック」
   ウィーンフィル、1964年4月12日
  交響曲第5番
   ミュンヘンフィル、1959年3月19日
  交響曲第7番
   ウィーンフィル、1949年8月30日
  交響曲第8番
   ミュンヘンフィル、1963年1月24日
  交響曲第9番
   ベルリンフィル、1950年1月30日
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
 クナッパーツブッシュと言えばその芸術を代表するのがワーグナーと並んでブルックナー演奏です。
 とても人間業とは思えない巨大な音楽作りは他の追随を許しません。若き日は颯爽とした早いテンポの指揮者だったとも伝えられますが、ブルックナー演奏についても1950年代前半までの演奏には、荒々しいばかり推進力、スピード感、焦燥感があり、当盤で言えば、第7番、第9番にはその傾向が見られます。
 しかし芸術が凄みを増し、頂点を迎えたのは病後の1960年以降ではないでしょうか。
 当セットは最晩年の輝かしい結実が多く含まれているのが特徴で、第3番は相思相愛であったミュンヘンフィルとのしみじみ感溢れるラストコンサートです。
 艶のあるウィーンフィルとぶっきらぼうなクナの組合せの妙とも言える、第4番「ロマンティック」も止まりそうな位の遅いテンポに心打たれる演奏で、これがウィーンに於けるラストコンサートとなりました。
 第5番は名演怪演の誉れ高い改訂版使用のライヴで高音質に定評あるもの。第8番もこの世の終わりのような恐ろしい休止の後に堂々と鳴り響き、聳え立つ音楽の立派さに思わず襟元を正したくなります。<MONO>


<2014/4/25 紹介新譜>


MR2322/2325
(4CD)
\1990
カラヤン・イン・U.S.A.(ライヴ)

 ウェーベルン:弦楽合奏のための五楽章作品5、
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、
 シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
  (Vn: ジョン・コリリアーノ)
   1958年11月15日カーネギーホール、
 ベートーヴェン:
  交響曲第1番、
  交響曲第9番「合唱」
   レオンタイン・プライス(ソプラノ)、
   モーリン・フォレスター(アルト)、
   レオポルド・シモノー(テノール)、
   ノーマン・スコット(バス)
   ウェストミンスター合唱団
    (1958年11月22日カーネギーホール)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ニューヨークフィル
 ワーグナー:「名歌手」前奏曲、
 アイヴズ:答えのない質問」、
 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、
 シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
  (1959年7月2日)
ロサンゼルスフィル
<MONO>
 カラヤンがアメリカのオーケストラに客演した際の貴重なライヴ。バーンスタインの招きによってカラヤンは1958年に初めてニューヨークフィルに客演しこれら二つの演奏会、2プログラムを披露しました。
 1955年にベルリンフィルとアメリカを訪問した際には様々な嫌がらせがあったと言われますが、ニューヨークフィルへの客演では怯むことなく自らの流麗無比な音楽を展開しております。
 ウェーベルンの精緻、「ジュピター」の壮大、文句なしの「英雄の生涯」……。残念なことにこれが最後の共演となりました。ライヴのカラヤン特有の力瘤が入る迫力満点の名演。
 ロサンゼルスフィルへの客演もこれが唯一。夏のハリウッドボウル野外コンサートでのライヴで、唯一のアイヴズ演奏がこれです。センス満点。得意の「英雄の生涯」も華麗そのものです。

<2014/2/14 紹介新譜>


MR2301/2313
(13CD)
\4500
コンヴィチュニー指揮&コヴェントガーデン
 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」(全曲)
  1959年秋
コンヴィチュニー指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
<主な配役>
序夜「ラインの黄金」(1959年9月18日):
 ハンス・ホッター(ヴォータン)、
 リヒャルト・ホルム(ローゲ)、
 マルガ・ヘフゲン(エルダ)、
 クルト・ベーメ(ファゾルト)、
第1夜「ワルキューレ」(1959年9月23日):
 ラモン・ヴィナイ(ジークムント)
 アストリド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)、
 ハンス・ホッター(ヴォータン)、
 クルト・ベーム(フンディング)
第2夜「ジークフリード」(1959年9月28日):
 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、
 ペーター・クライン(ミーメ)、
 ハンス・ホッター(さすらい人)、
 ペーター・ロート=エーラング(ファフナー)、
 アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)、
 マルガ・ヘフゲン(エルダ)
第3夜「神々の黄昏」(1959年10月2日):
 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、
 ヘルマン・ウーデ(グンター)、
 ゴットロープ・フリック(ハーゲン)、
 アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
 コンヴィチュニー渾身の「指環」がついに美麗ボックス入りでリリース!
 この音源はかなり昔から知られており、オープンリールで出回り、カセットテープでも出回った時期がありました。
 放送音源ながらマイクセッティングの制約か、音質がどうも籠りがちだったことはいずれも同じでした。
 今回は音質改善のために複数の音源を比較試聴し、最も良好なものを採用したとアナウンスがあります。
 特に聴きものの「ワルキューレ」は傷や音揺れの頻発するものでしたが、今回はかなり改善されていると言います。
 死の3年前という時期のコンヴィチュニーですが、傑作ベートーヴェン全集の録音を開始した時期で体調も優れていたのかドッシリ、ガッシリの正統ドイツ的ワーグナーを堪能させてくれます。
 ゲヴァントハウス管はライプツィヒ国立歌劇場のオケでもありますからコンヴィチュニーがオペラに長じていたことは疑う余地はありません。
 驚くべきはコヴェントガーデン王立歌劇場管(ロイヤルオペラ)がまるでドイツの、あえて言えばゲヴァントハウス管のような重厚で渋い音を出せていることで、これはコンヴィチュニーの功績に他なりません。
 歌手はロンドンという土地ならではの豪華版で東西ドイツの大歌手が揃います。黄金期のベルリンを彷彿とさせる素晴らしさです。
 特価御奉仕の限定盤(配役ブックレットあり)です。

<2013/12/13 紹介新譜>


MR2287/2291
(5CD)
\1990
カール・シューリヒト指揮
 ブルックナー:交響曲集

  交響曲第4番(スイス・ロマンド管、1961年12月6日)、
  交響曲第5番(シュトゥットガルト放送響(1962年10月)、
  交響曲第7番(デンマーク放送響、1954年9月)、
  交響曲第8番(シュトゥットガルト放送響、1954年3月)、
  交響曲第9番(フランクフルト放送響、1957年2月)
カール・シューリヒト指揮
 泣く子も黙るシューリヒトのブルックナー!
 シューリヒトのブルックナー解釈は、オーソドックスなものではなくむしろ革新的で誰にも真似できないものです。
 早めのテンポを基調としながら、過激なテンポアップ、テンポダウンを駆使し、奈落の底に突き落とされるかのような、壮大な瀑布のような演奏と申せましょう。
 特にスタジオに押し込められず、オーケストラ、聴衆と対峙した凄絶なライヴ録音ならではの魅力が横溢しております。
 身体的にも元気だった1950年代の演奏も多く取り入れられているとことも魅力的なセットものです。
 モノラル

<2013/9/27 紹介新譜>


MR2278/2282
(5CD)
\1990
ヨッフムのベートーヴェン:交響曲全集
 ベートーヴェン:
  第1番 ハンブルク国立フィル(1942年3月スタジオ)、
  第2番 ベルリンフィル(1958年1月スタジオ・ステレオ)、
  第3番「英雄」 ベルリンフィル (1937年6月スタジオ)、
  第4番 ベルリンフィル(1961年1月スタジオ・ステレオ)、
  第5番「運命」 ベルリンフィル (1945年1月ライヴ)、
  第6番「田園」 ハンブルク国立フィル (1943年6月ライヴ)、
  第7番 ベルリンフィル (1938年9月スタジオ)、
  第8番 ベルリンフィル (1958年4月スタジオ・ステレオ)、
  第9番 ハンブルク国立フィル (1938年6月スタジオ)
オイゲン・ヨッフム指揮
エレーヌ・ファルニ(S),
グスタ・ハマー(A),
ワルター・ルードヴィヒ(T)、
ルドルフ・ヴァツケ(Bs)、
ハンブルク国立歌劇場合唱団
 ドイツが国を挙げて売り出そうとしていた巨匠ヨッフムは、若き頃から録音の機会に恵まれて多数の録音があります。何しろ活動期間の長い指揮者故にその最晩年の演奏のみ注視されますが、これらの30代からの演奏を聴いても既に解釈の成熟、骨格の確かさは明確です。
 特にドイツが難しい時代に差し掛かったいた1930年代後半から40年代に掛けての演奏内容の充実は目を見張るばかりで、どれもが納得の名演と申せましょう。第9に至っては独唱者の立派さは当時の名盤、ワインガルトナー盤に勝るとも劣らぬもので、この機会にぜひお聞きになってください。モノラル ステレオ

<2013/9/13 紹介新譜>


MR2113/2116
(4CD)
\1990
※再プレス
クレンペラー/ ブラームス:
 交響曲第1番(フランス国立放送響、1954年9月)、
 交響曲第2番(ベルリン放送響=RIAS響、1957年1月)、
 交響曲第3番‘(ウィーン響、1956年3月)、
 交響曲第4番(バイエルン放送響、1957年9月)、
 ピアノ四重奏曲=シェーンベルク編(ロサンゼルスフィル、1938年5月)、
 ドイツ・レクイエム(ケルン放送響、グリュンマー(S),プライ(Br)1956年2月)
クレンペラー指揮
 フォルム重視、リズム厳格の名匠クレンペラーによるブラームス全集です。
 全ての楽曲が異なるオーケストラですが、いずれからもクレンペラー独特の重みのある響きを引き出しています。
 第2番も分厚いハーモニーが圧倒的ですし、第4番も既出版の妙なエコーがなく、聞きやすい音質です。「ドイツ・レクイエム」は十八番の楽曲で神秘的な音色には魅惑されます。
 特筆すべきはシェーンベルク編曲の管弦楽版「ピアノ四重奏曲」が含まれていることで、これはロサンゼルスフィル時代の貴重な音源。音質は劣悪ですが、モダンかつ過激な表現者であるクレンペラーの魅力に満ちたもので、終楽章フィナーレの苛烈な盛り上がりには言葉もありません。 モノラル

<2013/6/14 紹介新譜>


MR2251/2255
(5CD)
\2400→¥1990
ブルックナー:
 交響曲第4番「ロマンティック」(1949年11月16日)、
 交響曲第5番(1949年5月27日)、
 交響曲第7番(1956年2月)、
 交響曲第8番(1949年9月28日)、
 交響曲第9番(1951年10月29日)
アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送響、
ベルリン放送響(第7番のみ)
爆演、奇演系の指揮者と見られがちなアーベントロートですが、ブルックナーの使徒であるフェリックス・モットル門下であることからもブルックナーの正統的解釈者としてもっと賞賛されてしかるべきでしょう。
 古典楽曲の解釈でも見られる大胆なテンポ変化、強弱の意図的な強調は随所にみられ、全体的傾向として早めのテンポが採用されております。極めてアグレッシヴなブルックナーを聞かせます。
 フルトヴェングラーやヨッフムもそうした傾向にあり、元来ブルックナーはそういう捉え方をされていたのかもしれません。何よりも、「もう一つのブルックナーの都」であるライプツィヒのサウンドであることが嬉しく、懐かしくもあります。
 既出のCDでは第5番、第7番、第8番についてピッチの不正確が指摘されておりましたが、当MEMORIES盤では正確に修正されていることも購入の大きなポイントとなり得ましょう。スタジオ、ライヴ録音 モノラル



<旧譜>

完売の際はどうかご容赦ください。

MR2085/89
(5CD)
\2400→\1990
完売
フルトヴェングラー指揮 ベートーヴェン:交響曲全集
 交響曲第1番(SWR、1954年3月30日)、
 交響曲第3番「英雄」(BPO、1950年6月20日)、
 交響曲第2番(VPO、1948年10月3日)、
 交響曲第5番「運命」(BPO、1954年5月4日)、
 交響曲第4番(VPO、1953年9月4日)、
 交響曲第7番(VPO、1954年8月30日)、
 交響曲第8番(VPO、1954年8月30日)、
 交響曲第6番「田園」(BPO、1954年5月23日)、
 交響曲第9番
  (VPO、ゼーフリード=S、アンダイ=A、
  デルモータ=T、シェーファー=Br、1953年5月30日)
 当全集は、戦後、とくに巨匠の晩年の演奏に集中してセット化したもので、ますます深刻にデモーニッシュになっていった不世出の大指揮者フルトヴェングラー最晩年の最後の輝きが存分に味わえます。
 シュトウットガルトとの第1番など正に傑作中の傑作。既出のCDよりも生々しい音で迫るMEMORIES入魂のリマスタリングです。

完売
MR2131/2135
(5CD)
<デジタル>
\2400→¥1990
カヒッゼ親子/ベートーヴェン:交響曲全集
 交響曲第1番、交響曲第2番、
 交響曲第4番、交響曲第8番
  (以上、バハタン・カヒッゼ指揮トビリシ交響楽団
   1998年5月〜6月スタジオ録音)
 交響曲第3番「英雄」、交響曲第5番「運命」、
 交響曲第9番「合唱」*
  (以上、ジャンスク・カヒッゼ指揮トビリシ交響楽団、
   1999年10月〜11月スタジオ録音)、
 交響曲第6番「田園」
  (アレクサンドル・ティトフ指揮
   ロシア・ニューフィルハーモニア管、1999年12月スタジオ録音)、
 交響曲第7番、「プロメテウス」序曲、
 「コリオラン」序曲
  (ジャン・イヴ・ゴディン指揮トビリシ交響楽団
    1999年12月スタジオ録音)
バハタン・カヒッゼ指揮
ジャンスク・カヒッゼ指揮
アレクサンドル・ティトフ指揮
ジャン・イヴ・ゴディン指揮
トビリシ交響楽団
ロシア・ニューフィルハーモニア管
Naira Nachkhatashvili (Soprano)*、
Natalia Nachkhatashvili (Alto)*、
Tamaz Tseriashvili (Tenor)*、
Giya Assatiani (Bass)*、
SIMI Studio Chor*
HDCクラシックス復活第2弾はカヒッゼ親子+のベートーヴェン全集。
グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク・カヒッゼ自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得ましたがカヒッゼ没後は解散しております。カヒッゼの芸風は19世紀巨匠的なスケールの大きなもので、ドイツ往年の名指揮者を想わせる立派な佇まいの演奏を聴かせます。特に「英雄」は名演と呼ぶに差し支えない出来栄えです。
バハタン・カヒッゼはジャンスクの子息ですが、これまた古に先祖帰りしたような重厚な演奏でこの親子の緊密な芸術の継承が明らかです。第4番などクレンペラーもかくやというばかりの静謐な名演です。
ジャン・イヴ・ゴディンはピエール・デルヴォー門下でもあるフランス人指揮者ですが、ロシア語圏とも緊密。こちらは快活でスピード感ある演奏でパレーなどのベートーヴェンに通じる軽味が楽しい演奏です。
ティトフはロシア音楽のレパートリーでCDも少なくない人ですが、新生ロシア・ニューフィルハーモニア管の新鮮な音色で美しい「田園」を聴かせてくれます。
今回録音年月日も明らかになりました。マスタリングもし直しまして、音の厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り除かれております。

MR2145/2149
(5CD)
\1990
カール・シューリヒト/ベートーヴェン:交響曲全集
(カプリング順) 全て、モノラル録音
CD1
 交響曲第1番(ベルリン市立管=現ベルリン・ドイツ・オペラ管、1941年スタジオ録音)、
 交響曲第4番 (ベルリン市立管=現ベルリン・ドイツ・オペラ管、1942年スタジオ録音)
CD2
 交響曲第2番(スイス・ロマンド管、1957年ライヴ)、
 交響曲第5番「運命」(フランス国立放送響、1956年9月23日ライヴ)
CD3
 交響曲第8番(パリ音楽院管、1957年5月スタジオ録音)、
 交響曲第3番「英雄」(シュトウットガルト放送響、1952年2月29日ライヴ)
CD4
 交響曲第6番「田園」(シュトウットガルト放送響、1957年2月14日ライヴ)
 交響曲第7番(VPO、1956年12月10日ライヴ)
CD5
 交響曲第9番(フランス国立放送響、
   マリア・シュターダー(S)、カタリナ・マルティ(A)、
   ワルデマル・クメント(T)、ハインツ・レーフス(Bs)、
   ラ・ツール・ド・ペリ合唱組合、シャイイ・スー・クララン合唱団、
    1954年9月12日ライヴ)
カール・シューリヒト指揮
 発売1週間で完売となって、再発売はされるのか問い合わせが相次いでいたシューリヒトのベートーヴェン交響曲全集・・・よかった・・・再プレス決定。・・・でもすでに在庫僅少らしい・・・。

 苛烈な在庫処分セールを行うなどすでに死に体状態で、まともな活動は不可能と思っていたMEMORIES。最後の最後の力を振り絞ったのか、すごいものを出してきた。
 シューリヒトのベートーヴェン:交響曲全集。
 かつて出ていて廃盤になっている MR2061/2(第2、3、6、7番) と MR2035 (第5番)のライヴ集をベースに、 1,4,8番のスタジオ録音を足して(1,4番はPHILIPS、8番は全集にも入っているEMI録音)、さらに9番の壮絶ライヴをくっつけて全集にまとめたものである。
 コンセプトは「できるかぎり生々しい演奏」、ということだろうが、とくに5、7、9番の荒れ方はすごい。
 第5番はMEMORIESのMR2035でもベストセラーになっていたが両端楽章の突進力はすさまじい。
 第7番は数年前にARCHIPHONでもリリースされて大ベストセラーとなった「ニューヨーク国連ライヴ」。ここでのベートーヴェンの7番は、同レーベルのチャイコフスキーの4番とともに、シューリヒトとしては珍しい爆演として知られていた。
 第9番はモントルーでのライヴで、シューリヒト・ファンの間では別格的な名演としてとりわけ人気の高いもの。シューリヒトは荒れ狂うばかりに猛進し、多少の乱れがあろうがかまわず即興的なまでにテンポを揺らし、絶えず音楽を動かしつづける。それに必死になってオーケストラや合唱が応えていく様はまさにスリリング。
 EMI,の由緒正しい全集録音ももちろん価値が高いが、こっちの裏全集も捨てがたい。

MR2150/2154
(5CD)
\2400→\1990
トスカニーニ&NBC響/ベートーヴェン・ツィクルス(全集)1939
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順)
CD1
 交響曲第1番、交響曲第3番「英雄」
  1939年10月23日NBC8Hスタジオ
CD2
 交響曲第2番、交響曲第4番、「レオノーレ」序曲第3番
  1939年11月4日NBC8Hスタジオ
CD3
 交響曲第6番「田園」、交響曲第5番「運命」
  1939年11月11日NBC8Hスタジオ
CD4
 「エグモント」序曲、交響曲第7番
  1939年11月18日NBC8Hスタジオ、
 「レオノーレ」序曲第1番、交響曲第8番
  1939年11月25日NBC8Hスタジオ
CD5
 交響曲第9番
   1939年12月2日NBC8Hスタジオ
アルトウーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
ジャルミラ・ノヴォトナ(S)、
ケルステン・トルボルイ(MS),
ジャン・ピアース(T),
ニコラ・モスコナ(Bs)
ウェストミンスター合唱団(ジョン・フィンリー指揮)
ライヴ モノラル録音
 トスカニーニのベートーヴェン・ツィクルスの中でも最も評価の高いものが当1939年の連続演奏会ライヴです。ほぼ毎週のペースで繰り広げられた名演。
 この時代トスカニーニは体力的に充実していた様子で、NBC響を完璧に掌握。自由自在なテンポ変化を見せるかと思えば、インテンポの部分では厳格さ強烈さも際立っております。巨匠も歌ったり、怒鳴ったりとかなり高揚しております。特に戦後の演奏に見られる老け込んだ感じが全くありません。
 M&Aレーベルの音質も優れておりましたが、当盤の音質はそれを上回ります。具体的に申しますと、合成した拍手やデータ不完備もなく、ノイズの取りすぎもありません。それ故に生々しい息遣いが感じ取れるのです。

MR2155/2159
(5CD)
\2400→\1990
シューリヒト/
 ブラームス:交響曲全集+協奏曲集+ドイツ・レクイエム他

CD1
 交響曲第3番
  (シュトウットガルト放送響、1954年12月2日ライヴ)、
 交響曲第1番
  (スイス・ロマンド管、1953年12月28日ライヴ)
CD2
  交響曲第2番
   (ウィーンフィル、1953年6月スタジオ録音)、
  交響曲第4番(北ドイツ放送響、1958年5月7日ライヴ)
CD3
 ピアノ協奏曲第2番
  (シュトウットガルト放送響、アンダ、1954年11月ライヴ)、
 ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲
  (スイス・ロマンド管、クーレンカンプ=Vn、マイナルディ=Vc
   1947年7月8日スタジオ録音)
CD4
 ヴァイオリン協奏曲
  (ウィーンフィル、フェラス=Vn 1954年4月スタジオ録音)、
 運命の歌
  (シュトウットガルト放送響、同合唱団、1954年1月26日ライヴ)、
 ナニー(シュトウットガルト放送響、同合唱団1954年1月25日ライヴ)
CD5
 ドイツ・レクイエム
  (シュトウットガルト放送響、同合唱団、
  マリア・シュターダー=S、
  ヘルマン・プライ=Br他1959年11月ライヴ)
カール・シューリヒト指揮
大ベストセラー、ベートーヴェン全集に続くブラームス:交響曲全集+協奏曲集、ドイツ・レクイエム
モノラル録音
 大指揮者シューリヒトとブラームスの相性の良さは数々の名盤でファンは良く知るところですが、レーベルや録音年代もばらばらでブラームスを集中して聴けるセットものは今までありませんでした。
 ここに長年の渇きを癒す好企画の登場です。交響曲全曲だけでなく、協奏曲、合唱曲までも集大成したお徳用で、これまた特価での販売となります。
 シューリヒトの演奏は枯れ切ったなどという表現がされることも多いのですが一聴すればなかなか一筋縄ではいかない芸術家で、時折見せる急ブレーキのようなアゴーギグの大胆さには驚かされますし、オーケストラを鼓舞する能力にも優れたものがあります。「ドイツ・レクイエム」など相当早いテンポ設定がされておりますがむせ返る様な濃厚さもあり、長く聞き込むには最適の演奏と言えましょう。
MR2160/2164
(5CD)
\2400→¥1990
ブルーノ・ワルター、マーラー・ライヴ集
 交響曲第1番「巨人」
  (NBC交響楽団、1939年4月8日ライヴ)
 交響曲第2番「復活」
  (ウィーンフィル、チェボターリ、アンダイ独唱、
   1948年5月15日ライヴ録音)
 交響曲第4番
  (ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1955年11月6日ライヴ)
 交響曲第5番よりアダージェット
  (ウィーンフィル、1938年1月15日ライヴ)
 交響曲第9番
  (ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1938年1月16日ライヴ)
 交響曲「大地の歌」
  (ニューヨークフィル、ルイス、フォレスター、1960年4月16日ライヴ)
ワルター指揮
NBC響
ウィーン・フィル
ベルリン・フィル
モノラル録音
 元来ワルターは熱しやすく、自分をコントロールすらできなくなるほどの激情的な性格の持ち主でした。その心情は1939年新天地アメリカでのライヴである「巨人」によく表れております。荒れ狂うテンポと豪快なオーケストラ・ドライヴは名盤の誉れ高い晩年のコロンビア響との静謐な美しさとまた別の魅力があります。
 またワルターがほぼ10年振りにウィーン・フィルと再会してまもない時期の「復活」。これなども大指揮者ワルターともあろう人が意外や神経質になっていることが手に取るようにわかります、しかしよよと泣き崩れんばかりの官能的な音色には抗し難い魅力があります。名歌手チェボターリは翌年夭折しております。
 第5番アダージェット、第9番は命の危険すら迫っていたワルターがウィーンで成し遂げた奇跡の名演。緊張感みなぎるのは音楽家だけではなく客席からの息吹も同じです。
 そして「大地の歌」はマーラー生誕100年祭のライヴで、マーラーとも縁の深いニューヨークフィルを指揮しての枯淡の境地です。独唱歌手はRCAにライナーとも録音しており、アメリカでの代表的なマーラー歌手でした。
 いずれも聴きやすい音質で、至高の名演を楽しめます。
MR2165/2169
(5CD)
\2400→\1990
ミュンシュのベートーヴェン:交響曲全集
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順)
CD1
 交響曲第1番(ボストン響、1950年12月27日ライヴ録音)、
 交響曲第4番(ボストン響、1961年4月18日ライヴ録音)
CD2
 交響曲第2番(ボストン響、1953年10月17日ライヴ録音)、
 交響曲第5番「運命」(ボストン響、1959年11月3日ライヴ録音)
CD3
 交響曲第8番(パリ音楽院管、1947年9月スタジオ録音)、
 交響曲第3番「英雄」(ボストン響、1957年11月30日ライヴ)
CD4
 交響曲第6番「田園」(ボストン響、1956年12月8日ライヴ)
 交響曲第7番(ボストン響、1954年10月15日ライヴ)
CD5
 交響曲第9番
  (ボストン響、タングルウッド祝祭合唱団、
  アデレ・アディソン(S),フローレンス・コプレフ(CA),
  ブレイク・スターン(T),ドナルド・グラム(Bs)、
  1958年8月10日タングルウッド音楽祭ライヴ)
シャルル・ミュンシュ指揮
 今回登場するのは、今までありそうでなかった、巨匠ミュンシュによる「ベートーヴェン:交響曲全集」。ボストン響着任からその黄金時代のライヴ録音を集成。
 正に火の玉のように燃える熱いベートーヴェン。ミュンシュも怒鳴り、足踏みしまくり。基本的には快速のテンポ設定で、オーケストラを鼓舞し続ける。第8番だけはパリ音楽院管とのスタジオ録音で、この当時はまだローカルなフランス。オーケストラの味わいが色濃く残っていることも注目される。
 ミュンシュはフルトヴェングラーからの影響を強く受けているとは良く言われる所だが、注意深く聴くとトスカニーニの影響、即ち一見イン・テンポに聴かせながら、実は自然で見事なウネリを大きくあげる自在さを感じることができると思う。
 聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリング。モノラル録音

MR2170/2174
(5CD)
¥2300→\1990
メンゲルベルクのベートーヴェン:交響曲全集
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順)
CD1
 交響曲第1番、
 交響曲第3番「英雄」 
  ニューヨークフィル 1930年1月スタジオ録音
CD2
 交響曲第4番、
 交響曲第5番「運命」 
  コンセルトヘボウ管、1940年4月25日、4月18日ライヴ録音
CD3
 交響曲第8番、交響曲第6番「田園」 
  コンセルトヘボウ管、1940年4月18日、4月21日ライヴ録音
CD4
 交響曲第2番、
  コンセルトヘボウ管、1940年4月21日ライヴ録音
 交響曲第7番、
  ベルリン放送交響楽団 1942年1月28日ライヴ録音
CD5
 交響曲第9番、
  コンセルトヘボウ管、1938年5月31日ライヴ録音
ウィレム・メンゲルベルク指揮
CD5:
トー・ファン・スルーズ(S)、
スーゼ・ルーゼ(CA)、
ルイーズ・ファン・トゥルダー(T)、
ウィレム・ラヴェッリ(Bs)、
トーンクンスト合唱団
ニューヨークフィルとの「英雄」ベルリン放送響との第7番も含む、ファン必携のアイテム
1940年4月に行われたメンゲルベルク+コンセルトヘボウ管のベートーヴェン・ツィクルスは、何度も商品化されて親しまれておりますが、第3番「英雄」は第1楽章欠落のために、同年のスタジオ録音が転用されたり、第一楽章のみスタジオ録音を流用し、第2楽章以降はライヴだったりと混乱甚だしいものがあります。MEMORIESでは思い切って1940年から離れて、巨匠初の「エロイカ」録音となった、ニューヨークフィルとのスタジオ録音を採用しました。トスカニーニの前にアメリカの英雄だったメンゲルベルクらしいロマン色たっぷり、さらにニューヨークフィルの妙技、まるでヨーロッパのオケの様なコク、響きが堪能できます。第1番も同時期の演奏を採用しましたのでぜひお試し下さい。第7番は、1942年にベルリン放送交響楽団に客演したライヴ、楽章ごとにイライラと指揮台を指揮棒で叩く音がしっかり収録されており、盛り上がりも凄まじい名演です。第9も1938年の演奏が採用されており、通にはたまらないセットものと申せましょう。聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。モノラル録音

MR2175/2179
(5CD)
\2300→¥1990
完売
ワインガルトナーのベートーヴェン:交響曲全集
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順)
CD1
 交響曲第1番、交響曲第3番「英雄」
  ウィーンフィル 1937年10月、1936年5月スタジオ録音
CD2
 交響曲第4番、交響曲第6番「田園」
  ロンドンフィル、1933年11月スタジオ録音、ロイヤルフィル、1927年1月スタジオ録音
CD3
 交響曲第8番、 交響曲第5番「運命」
  ウィーンフィル、1936年スタジオ録音、ロンドンフィル、1933年スタジオ録音
CD4
 交響曲第2番、交響曲第7番、
  ロンドン響、1938年3月スタジオ録音、ウィーンフィル、1936年スタジオ録音
CD5
 交響曲第9番、
  ウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場合唱団、
  ゲオルグ・マイクル(T)、ロゼット・アンダイ(CA)、
  リヒャルト・マイル(Bs)、ルイゼ・ヘレツグリューバー(S)
フェリックス・ワインガルトナー指揮
史上初のベートーヴェン:交響曲全曲録音を果たした巨匠ワインガルトナー、ベートーヴェン探求の結論!
ベートーヴェンの交響曲全曲を史上初めて録音したのは、フルトヴェングラーでもトスカニーニでもワルターでもメンゲルベルクでもなく、巨匠ワインガルトナーです。その熱意は、複数の曲を複数回スタジオ録音していることでも容易に窺い知れます。それだけワインガルトナーは人気があり、市場の要求も高かった表れとも言えます。ワインガルトナーの演奏スタイルは、力まず、張らずのスマートで洗練されたもので、その高貴な芸風とウィーンフィルの美音の相性は抜群で、第8番は今もって、この曲のベストとされています。「英雄」の流線型の名演、第4番の神秘的な響きなど、いずれも傾聴に値する好企画です。MR2028の音源を見直しマスタリング・エンジニアを変更し聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。モノラル録音

MR2180/2184
(5CD)
\2300→¥1990
ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番、交響曲第2番、
 交響曲第3番、交響曲第4番
  (1959年3月、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院大ホールライヴ)
チェリビダッケ指揮
ミラノ・イタリア放送(RAI)交響楽団
ブラームス:交響曲第1番*
 1952年10月ライヴ
ブラームス:ドイツ・レクイエム+
 1957年10月ライヴ
チェリビダッケ指揮
ウィーン響*
ケルン放送響+
ホッター+、
ギーベル+
当ブラームス全集は、チェリビダッケがミラノ・イタリア放送(RAI)交響楽団と一気に演奏した際のライヴ録音です。
後年から晩年にかけての雲上人となったかのような静的アプローチとは正反対のアグレッシヴな演奏で、実に聴き応えがあります。フェンシングの選手のようだと評された若き日の演奏から脱皮し、フルトヴェングラー流の柔軟自在なテンポ変化も過度に表出することなく、見事な正統派ブラームスと申せましょう。当演奏は、チェリビダッケが幻の存在であった頃に、国内盤としても紹介されたことのある演奏で、レコード芸術誌でも推薦されました。音質の良さも評価され、人気のあるブラームス全集ということもあり、普遍的な価値を獲得しました。現在は統合されましたが、当時RAIは、ミラノ、トリノ、ローマなど各地に放送オケを所有し、その何れとも密接な関係を築いて演奏能力の向上につとめたのが他ならぬチェリビダッケでした。
RAIオケというと薄っぺらな弦楽器やヘタレの金管など非難を浴びることが多かったのですが、そこはチェリの厳しい指導のもとドイツの名門のような重厚な響きを獲得、リズムの明確な快演となっております。さらに縁深い街とは言えなかった音楽の都ウィーンにおけるライヴの第一交響曲、これはフルトヴェングラー存命中の演奏です。凄い影響を感じさせます。
そしてドイツ・レクイエムは晩年よりこちらの方がオーソドックスで正統派と思われる方もいらっしゃるんではないでしょうか。ホッターの英雄的なソロには感動を禁じ得ません。その崇高な響きには圧倒されます。<モノラル>

MR2189/2193
(5CD)
\2300→¥1990
シューリヒト/モーツァルト名演集(全てモノラル)
 交響曲第23番 ドレスデンフィル
  1943年5月18日スタジオ録音
 交響曲第34番 ドレスデンフィル
  1943年5月18日スタジオ録音
 交響曲第35番「ハフナー」 
  ウィーンフィル 1956年12月10日ニューヨーク・ライヴ
 交響曲第38番「プラハ」 
  ウィーンフィル 1960年8月14日ザルツブルク・ライヴ
 交響曲第40番 
  スイス・イタリア語放送響 1961年4月27日ルガノ・ライヴ
 交響曲第41番「ジュピター」 
  ウィーンフィル 1960年8月14日ザルツブルク・ライヴ
 ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」 
  ハスキル独奏、シュトウットガルト放送響 1952年5月23日ライヴ
 ピアノ協奏曲第17番 
  アスケナーゼ独奏、シュトウットガルト放送響 1954年9月24日ライヴ
 ピアノ協奏曲第19番  
  ゼーマン独奏、シュトウットガルト放送響 1961年5月19日ライヴ
 ピアノ協奏曲第19番  
  ハスキル独奏、シュトウットガルト放送響 1956年7月4日ライヴ
 ピアノ協奏曲第22番 
  ニコライエワ独奏、ウィーンフィル 1956年1月26日ライヴ
 ピアノ協奏曲第27番 
  カサドシュス独奏、ウィーンフィル 1961年8月23日ザルツブルクライヴ
 協奏交響曲K.297
  シュトウットガルト放送響 1952年2月29日ライヴ
シューリヒト指揮
年内入荷決定!シューリヒトのモーツァルト・ライヴBOX。交響曲とピアノ協奏曲を中心に……,超特価でご奉仕!
正に壮観という他はないシューリヒトのモーツァルト・ライヴ集。交響曲もライヴで燃上るシューリヒトならではの豪快な名演揃い。「ハフナー」はニューヨークの国連本部に於けるライヴで凄い迫力。疾走するモーツァルトを堪能したいなら、第40番のルガノ・ライヴ、「ジュピター」なども聴き逃せません。若き日のドレスデンフィルとのスタジオ録音の方が落ち着きがあって、巨匠風の重みすらあるのが面白い処。ピアノ協奏曲への造詣も深く、多岐に渡るソリストとの丁々発止のやりとりも素晴らしいです。ハスキルの遠慮がちなリリシズムにはそれをサポートし、ゼーマン、アスケナーゼのキリリとした辛口の演奏には、そのように対応。ニコライエワのスケール極大のモーツァルトに対してはやはり大柄な伴奏を心がける。そして相性のよかったカサドシュスとの名演には言葉もありません。ヘンスラーのボックスにも含まれていない、アスケナーゼ、ゼーマンとの共演、協奏交響曲が含まれているのも有難い限りです。
MR2194/2197
(4CD)
\2300→¥1990
トスカニーニ+ウィーンフィルの「マイスタージンガー」!!
1937年8月5日ザルツブルク音楽祭ライヴ
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲
トスカニーニ指揮
ウィーンフィル、
ウィーン国立歌劇場合唱団
主なる配役:
ザックス:ハンス・ヘルマン・ニッセン(Bs-Br)、
ポーグナー:ヘルベルト・アルセン(Bs)、
エヴァ:マリア・ライニング(S)、
マグダレーネ:ケルスティン・トルボルク(Ms)、
ワルター:ヘンク・ノールト(T)、
ダーヴィト:リヒャルト・サラバ(T)、
フォーゲルゲザング:ゲオルク・マイクル(T)、
ナハティガル:ロルフ・テラスコ(Bs)
トスカニーニとウィーンフィルの共演は1933年に始まり、この1937年に終わってしまいますが、短い蜜月ともいえる濃厚な関係を築きました。特にこの「マイスタージンガー」は決定的ともいえる成功を収め、トスカニーニにとっても忘れられない演奏だったそうです。音質も当時としては驚異的にすぐれております。冒頭からして、結構鄙びた味わいで、きつく厳しいトスカニーニとは思えない柔らかな表現も多々見られます。リズムがキビキビしていて元気がよく、自由なテンポ変化は絶好調のトスカニーニならでは。歌手の豪華さには言葉もありません。国際的な音楽祭でありながらローカルな匂いも充満する聴いていて楽しくなるような、それでいて思わず背筋を伸ばしてしまう超名演と申せましょう。しかし世界はこの一週間後には第二次上海事変が勃発、第二次世界大戦へと暗黒の時代へまっしぐらだったのです。1937年8月5日ザルツブルク音楽祭ライヴ<MONO>

完売
MR2198/2201
(4CD)
\2300→¥1990
ウィルヘルム・バックハウス協奏曲6番勝負
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
 (ベーム指揮ウィーンフィル、1956年1月ライヴと1960年8月ライヴ)、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
 (クナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィル1957年1月ライヴ)
 (カンテルリ指揮ニューヨークフィル、1956年3月ライヴ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 (カイルベルト指揮シュトウットガルト放送響、1953年3月ライヴ)、
 (シューリヒト指揮ルガノ放送響、1961年4月27日ライヴ)
 (コンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウス管、1960年4月20日ライヴ)
ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
 まさに壮観という他ないバックハウスの協奏曲ライヴ集。モーツァルトは第27番を2種。ベートーヴェンでは、第4番を2種、「皇帝」を3種も味わえます。バックハウスが如何にレパートリーを絞り、繰返し、その演奏内容の向上に傾注していたかが判ります。それに加え、当時の大指揮者が協奏曲の伴奏をどのように考えていたかも手に取るように判る好企画です。なぜかと言うとピアノ協奏曲はオーケストラ部分の重要性が高いジャンルだからです。第4番で言えば、カンテルリは言うなれば押し付けがましい感じの伴奏で、主役は俺だと言わんばかりです。クナもマイペース。カイルベルトはソリストと競うかのように煽りを加えて対抗心がむき出し。シューリヒトは天衣無縫なようで、ソリストの見せ場をちゃんと守っている様子。ベームはいつでも高水準で模範的。コンヴィチュニーがやはり古式ゆかし立派な伴奏で、風格も五分五分と言ったところです。<MONO>

MR2206/2210
(5CD)
\2400→¥1990
クレンペラー+フィルハーモニア/ベートーヴェン・ツィクルス・イン・ウィーン
 交響曲第1番ハ長調 op.21(1960年6月7日)、
 交響曲第3番変ホ長調 op.55「英雄」(1960年5月29日)、
 交響曲第2番ニ長調 op.36(1960年5月29日)、
 交響曲第7番イ長調 op.92(1960年6月2日)、
 交響曲第4番変ロ長調 op.60(1960年5月31日)、
 交響曲第8番ヘ長調 op.93(1960年6月4日)、
 「エグモント」序曲 op.84(1960年5月31日)、
 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 op.43(1960年6月2日)、
 交響曲第5番ハ短調 op.67「運命」(1960年5月31日)、
 交響曲第6番ヘ長調 op.68「田園」(1960年6月2日)、
 交響曲第9番二短調 op.125「合唱」(1960年6月7日)、
 序曲「コリオラン」 op.62(1960年6月4日)
クレンペラー指揮
フィルハーモニア管、
ウィーン楽友協会合唱団、
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、
ウルズラ・ベーゼ(アルト)、
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
フランツ・クラス(バス)
 まさに聳え立つ巨峰!クレンペラー+フィルハーモニア管による、1960年ウィーン楽友協会に於けるベートーヴェン・ツィクルス。有名なライヴ録音です。
 様々なレーベルから出ているとはいえ、M&AからのCDはこのレーベルらしい拍手の合成や編集の甘さ、ステレオ感付加があり、かつてのチェトラ版が最も高音質と言われております。
 当盤は最もチェトラに近い音質で、例えるならばコンサートホール最前列で聴くかのような臨場感。故に残響は抑え目で、強烈な音響でヘビーなベートーヴェンを体現できます。厳しいリズム感、木管に対しての自由な飛翔は聴いていて姿勢を正したくなるほどです。
 短期間で一気に演奏されたこのツィクルスは巨匠も余程体調が良かったのか、怒鳴り声も至る所ではっきり聴かれます。ウィーン芸術週間の聴衆も納得の名演として語り継がれている超名演です。(メーカーより)

MR2211/2214
(4CD)
\2400→¥1990
ホロヴィッツ協奏曲ライヴ名演集 
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 トスカニーニ指揮 ニューヨークフィル、
   1935年3月17日ライヴ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 セル指揮 ニューヨークフィル
   1953年1月12日ライヴ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 スタインバーグ指揮 ハリウッド・ボウル管
   1949年8月ライヴ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 クーセヴィツキー指揮 ハリウッド・ボウル管
   1950年8月ライヴ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 バルビローリ指揮 ニューヨークフィル
   1940年3月31日ライヴ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 バルビローリ指揮 ニューヨークフィル
   1941年5月4日ライヴ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ワルター指揮 ニューヨークフィル
   1948年4月11日ライヴ
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ワルター指揮 コンセルトヘボウ管
   1936年2月20日ライヴ

  
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
ジャケット写真を見れば判るように、ホロヴィッツは正しく「ヤバイ人」です。ホロヴィッツの全盛期とも言える1930年代から1950年に掛けて、いずれも「活動の中心をアメリカにおいたヨーロッパの巨匠指揮者」とがぶり四つに組んだ狂気の協奏曲ライヴ集。いずれも入手困難な演奏ばかりです。ここでは一瞬たりとも「普通の音楽」は聞こえません。そこに常軌を逸した芸術家の姿。常軌を逸さなければ芸術家ではないとでも言いたげな激情の奔流が繰り広げられます。ワルター、トスカニーニ、バルビローリ、セル、スタインバーグ、クーセヴィツキーもそれぞれ挑発的な音楽で真っ向勝負に挑みます。つくづくこうした演奏を生で聴きたいものです。モノラル

MR2215/2218
(4CD)
\2400→¥1990
フルトヴェングラー指揮 ブラームス作品集
 交響曲第1番(ウィーンフィル、1952年1月27日ライヴ)、
 ハンガリー舞曲第1,3,10番
  (ウィーンフィル、1949年4月スタジオ)
 交響曲第2番(ウィーンフィル、1945年1月28日ライヴ)、
 二重協奏曲
  (ウィーンフィル、ボスコフスキー、ブラベッツ、
   1952年1月27日ライヴ)
 交響曲第3番(ベルリンフィル、1954年4月27日ライヴ)、
 ヴァイオリン協奏曲
  (メニューイン、ルツェルン祝祭管、1949年8月ライヴ)
 交響曲第4番(ウィーンフィル、1950年8月ザルツブルクライヴ)、
 ハイドン変奏曲(ベルリンフィル、1950年6月ライヴ)
 MEMORIESからは既にMR2071/2074として、フルトヴェングラーのブラームス:交響曲全集が出ておりますが、今回のリリースは全て違う演奏です。ウィーンフィルとの演奏が中心となっていることが注目でこの時代は世界に冠たるヴィルトゥオーゾ・オーケストラというより地域性の高い音色の個性で酔わせてくれます。
 第2番は戦中にスイス脱出直前という異様な雰囲気の中で奏でられる不思議な安息が心を打ちます(この演奏の音質の改善が目覚しいです)。そして戦後の1950年ザルツブルクに於ける第4番の強烈な演奏。1952年の豊饒この上ない第1番。最晩年の1954年の第3番はベルリンフィルを使ってスケール極大の深遠さで、この辺をチェリビダッケは目指していたのではないかと妄想もたくましくなります。
 二重協奏曲は、勝手知ったるウィーンフィルメンバーをソリストに据えた温かな名演。ヴァイオリン協奏曲はメニューインの非凡が余すところなく伝わります。

MR2090/94
(5CD)
\2400→\1990
クレンペラー指揮 ベートーヴェン:交響曲全集
 交響曲第1番(ケルン放送響、1954年10月25日)、
 交響曲第3番「英雄」(ベルリン放送響、1958年3月29日)、
 交響曲第2番(ベルリン放送響、1958年3月29日)、
 交響曲第5番「運命」(LAP、1934年1月1日)、
 交響曲第4番(COA、1956年5月9日)、
 交響曲第7番(NDR、1955年9月28日)、
 交響曲第8番(ケルン放送響、1955年5月28日)、
 交響曲第6番「田園」(ベルリン放送響、1954年2月15日)
 交響曲第9番
  (COA、ブロウエンシュタイン=S、ヘルメス=A、
   ヘフリガー=T、ウィルブリンク=Br、1956年5月17日)
 クレンペラーの“ライヴ”によるベートーヴェン全集セレクション。
 「運命」だけは34年の演奏ですが他は病を乗り越えヨーロッパで尊敬を一身に集めた時期である50年代中盤から後半の名演です。
 リズム重視でずしりと手ごたえのあるのはいつものことですが、クレンペラーといえども人の子。聴衆を前に存分に熱しています。クレンペラーはフィルハーモニア管とも優れたベートーヴェンを遺していますが、ヨーロッパ強豪オケの重厚なサウンドはクレンペラーのヘビーな解釈にぴったりと申せましょう。
 既出のCDよりも生々しい音で迫るMEMORIES入魂のリマスタリングでどうぞ。




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