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すごい曲があるんです

ニールセンの室内楽作品


 ニールセンの室内楽作品といわれてもピンとくるものは少ないかもしれません。・・・しかし、すごい曲があるんです・・・。








木管五重奏曲 作品43

 1921年末から1922年4月にかけてにより作曲した室内楽作品。彼の室内楽作品の代表作と言われる。 
 ニールセンはコペンハーゲン管楽五重奏団と親交があり、この曲はこの管楽五重奏団のために書かれた。
 この作品が大成功したこともあって、後にニールセンは団員全員にそれぞれの楽器のための協奏曲を5曲書き上げるという計画を立てた。しかし残念ながらフルート協奏曲とクラリネット協奏曲を作ったところで亡くなっってしまう。

 時期的には交響曲第5番と同時期の作品。
 ただあの緊張感に満ちた激しさとは対照的に、ちょっととぼけた感じの作品。なので一般に「親しみやすい」と評される・・・・が、美しいメロディーが次々と出てくるというワケではなく、店主的には数年後の交響曲第6番と似た「軽妙な辛口作品」という印象が強い。ユーモアからグロテスクまで、ニールセンの卓越した筆でさまざまな感興が描かれる。というと小難しく聴こえるが、交響曲第6番同様、ディヴェルティメント風に流れる作風をただ楽しめばいいと思う。まじめで堅物のニールセンが最後に到達した、ちょっと肩の力を抜いた作品という意味でやはり興味深い作品。




 そんなニールセンのちょっと辛口なディヴェルティメント風の「木管五重奏曲」。CDはどれにしましょうか。

 実は昔からのベストセラー盤があります。ニールセンの管楽のための室内楽作品だけを集めたベルゲン木管五重奏団のBISのアルバムで、演奏が非常に優れていて、録音もいいということで、この四半世紀ずっと売れ続けているのものです。少なくとも店主がこの仕事をし始めたときはすでにベストセラーだったのですからなんとも驚異的な長寿アルバム。
 ニールセンは、自身はヴァイオリニストだったのに木管のための傑作をいくつか残しており、今回の「木管五重奏曲」もそうですが、初期の頃の「オーボエとピアノのための幻想的小品」や、「かいなきセレナード」なども印象的です。
 そしてもうひとつ、ニールセンの非常に魅力的な小品としてお薦めしておきたいのが・・・劇音楽「母」の中の「霧が晴れていく」という作品。フルートとハープのための小曲なのですが、なんとも・・・美しい曲なんです。
 初めて聴いたときの、とても優しいものに包まれたような感動は今でも忘れられません。わずか2分ほどの作品ですが、ひょっとしたらニールセンの「静か」系の作品では一番好きかもしれません。
 そうした隠れた傑作も網羅しているベルゲン木管五重奏団のニールセン・アルバム。自信を持ってお薦めします。同意してくださる方が全国に大勢いらっしゃると思います。

 ちなみにピアノで参加しているのが無名時代のアンスネスというのも、BISの見る目の確かさをうかがわせます。

Carl Nielsen - Wind Chamber Music
BIS 428
\2800
ニールセン:管楽のための作品集
クラリネットとピアノのための幻想曲 ラルス・クリスティアン・ホルム・ブリニルドセン (クラリネット)
レイフ・オヴェ・アンスネス (ピアノ)
オーボエとピアノのための幻想的小品 Op. 2 スタイナー・ハネヴォルド(オーボエ)
レイフ・オヴェ・アンスネス (ピアノ)
カント・セリオーソ ヴィダール・オルセン(ホルン)
レイフ・オヴェ・アンスネス (ピアノ)
かいなきセレナード ラルス・クリスティアン・ホルム・ブリニルドセン (クラリネット)
ペル・ハネヴォルド(ファゴット)
ヴィダール・オルセン(ホルン)サリー・ギュンター(チェロ)
トルビョルン・エイデ (コントラバス)
劇音楽「母」 Op. 41 FS 94 (抜粋)
 ・霧が晴れていく
 ・子供たちが遊んでいる
 ・信仰と希望こそが
グロ・サンドヴィーク (フルート)
トゥーリド・ニエイスキ (ハープ)
ラーシュ・アネルス・トムテル (ヴィオラ)
木管五重奏曲 Op. 43 ベルゲン木管五重奏団
2つのリコーダーのためのアレグレット ペル・ハネヴォルド(リコーダー)
グロ・サンドヴィーク (リコーダー)









弦楽四重奏曲

 先にニールセンの代表的室内楽作品ということで木管五重奏曲を紹介したが、木管五重奏曲が彼の作曲家としての後半生の代表曲なら、前半生はズバリ弦楽四重奏曲になる。

 交響曲や協奏曲もそうだったように、彼は弦楽四重奏曲に対しても非常に真摯で慎重な取り組む姿勢を貫いた。そういう意味でやはり彼はベートーヴェンやメンデルスゾーン、ブラームスなどと同じスタイルの作曲家だといえる。
 若いうちの秀作を除き、番号つきの弦楽四重奏曲は4曲。いずれも古典的スタイルをもった堂々たる弦楽四重奏曲。確かにニールセンの比較的若いうちの作品ではあるが、音楽史から消え去ることは許されない名品ばかりである。

 作曲年代は以下のとおり。
 交響曲と比較していただけるとお分かりのとおり、彼の出世作となった交響曲第1番よりも早い段階で弦楽四重奏曲の作曲は開始されており、若い頃一度交響曲制作に失敗した彼が、弦楽四重奏曲でリベンジを図り、そこで実力を伸ばし、満を持して交響曲第1番に挑んだ様子が伺われる。

弦楽四重奏曲第1番 作品13 1887-88年
1897-98年改訂
弦楽四重奏曲第2番 作品5 1890年
○交響曲第1番 1892年
弦楽四重奏曲第3番 作品14 1897-98年
○交響曲第2番『四つの気質』 1902年
弦楽四重奏曲第4番 作品19 1906年
1919年改訂
○交響曲第3番『ひろがりの交響曲』 1911年
 
 弦楽四重奏曲第1番は秀作からひとつ抜け出し、プロの作品として世に出た記念すべき曲。もちろんまだまだニルス・ゲーゼやメンデルスゾーンなどの影響が強いとはいえ、ただの模倣的凡作ではない。若き天才作曲家のきらめきを感じる傑作。第3楽章や終楽章なんてかなりかっこいい。すでに秀作じゃない。

 弦楽四重奏曲第3番は交響曲第1番の成功もあり、自信と活力にみなぎる「陽性」の作品。作曲家としての順調な活動を物語るのびやかな音楽。グリーグに捧げられたというのだからそれなりに自信があったはずである。

 そして彼の前期室内楽の代表作とされる弦楽四重奏曲第4番。もともとは 「弦楽四重奏曲『陽気』 op.19」 というのんきなタイトルで作曲され初演もされたが失敗だったため、10年以上経ってから大改訂。のんきなタイトルも取り去って新たな作品としてよみがえった。交響曲、協奏曲同様、弦楽四重奏曲を中途半端な失敗作で残すことは彼のプライドが許されなかったのである。ただ作品の楽天的な性格はそのままで、堅実な書法の中に、ちょっと軽やかで歌うような気分が漂っている。メルヘンチックでドラマチック・・・ちょっと文学的な香りのする作品。



 で、1,3,4番と紹介して、あえて2番を最後にしたのは・・・

 この曲、すごいのである。

 とってもいい曲なのである!

 時期的には第1番の2年ほどあと。交響曲第1番の2年ほど前。
 実はこの曲、ニールセン最初の成功作といっていいかもしれない。ヨアヒムにも賞賛されたという。この曲の成功によって自信を深めて、交響曲第1番の筆が一気に進んだということは十分ありうる。

 劇的な冒頭から一気に引き込まれる第1楽章、ちょっとチェコを思わせるノスタルジックで幻想的な第2楽章、結構深遠なスケルツォ風第3楽章。
 そして圧巻が第4楽章。
 これが・・・なんともニールセンなのである。
 ひょっとするとニールセンの全ての作品でもっともニールセンらしいかもしれない。
 かっこいい。
 ムチャクチャかっこいい。
 地獄に落ちなかったメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番・・・とでもいおうか。あの激しさを「陽性」のまま現世によみがえらせたような奇跡的作品。

 こんなかっこいい主題を終楽章冒頭に用意するなんて、ニールセン男前過ぎる。
 ちょっとかっこよすぎて引いちゃうかもしれないが、おそらくニールセンってこの音楽のような、熱いまっすぐな男だったんだろう。

 間違いなくニールセンの「動」系音楽の中では一番好きな曲。

 これは絶対に聞いておいてほしい。





 ということでニールセンの弦楽四重奏曲は全曲聴いておいたほうがいいです。CDではどれにしましょうか。
 分売の全集録音は比較的あるのですが、全集セットは少ない状況です。その中で・・・またBISのセット。・・・スウェーデンのレーベルなのにBISはニールセンに対して強い共感と親近感をもっているのですね。・・・1990年の録音ですが、このセットも弦楽四重奏曲全集の決定的なベストセラー盤として長く君臨してきました。20年前には国内盤としてもリリースされ、話題になりました。

 演奏はデンマークのコントラ四重奏団。
 アンサンブルは完璧、音は厚いし、当然のことながら故国の名作を世界に披露しようという熱い思いが伝わってくるすばらしい演奏。


Nielsen - The Four String Quartets
BIS 503/4
(2CD)
\5600
ニールセン:
 弦楽四重奏曲第1番、第2番、第3番、第4番
 弦楽五重奏曲
 「若き芸術家の棺の傍らで」 FS.58 (2Vn,Va,Vc,Cb)
コントラ四重奏団
ヤン・ユーハンソン (コントラバス)
フィリップ・ネーゲル (ヴィオラ)


 しかもに第1番と同じ頃に作られた弦楽五重奏曲、さらに若くして亡くなった画家オルフ・ハートマンの死に際して作られた美しくも痛々しい作品「若き芸術家の棺の傍らで」も収録されていて、内容的にも充実したセット。
 間違いなくお薦めのセットです。

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 で・・・大好きな第2番は、また特別なCDをご紹介しておきましょう。

 6,7種類出ている第2番の録音の中ではSIMAXのヴェルターヴォ弦楽四重奏団の演奏がなかなかがんばっててすばらしかったです(PSC1128)。
 が、最高なのはこのデンマーク青年弦楽四重奏団の演奏。
 青年商工会議所みたいな名前ですが、その演奏はまったく侮れません。
 というかすごいです。
 才気煥発、縦横無尽。
 アルテミスSQなみの過激で刺激的な演奏を聴かせてくれるのです。

 襲い掛かってきそうな鋭いヴァイオリン、そのヴァイオリンを底から地響きを立てて追い立てるチェロ。
 終楽章は血が噴き出しそうな超高速スピード。
 その劇的な表現にはもう口アングリ。

 最初聴いたときはそのあまりに激しい自己主張に「そこまでやるか」と冷や汗ものでしたが、考えてみれば第2番は若きニールセンの傑作。血気盛んで燃えるような情熱のたぎる作品。これくらい激しく熱い演奏で聴きたいではないですか。
 すごい。すごいです。
 「ニールセンってどんな作曲家なの?」ともし聴かれたら、迷わずこのCDのトラック4をかけてこう答えます。

 「こんな作曲家」。


.
 あらゆるニールセンのアルバムの中で、店主が最もお薦めするものです。


Nielsen - String Quartets Volume 2
DACAPO
6.220522
(SACD-Hybrid)
\2400
カール・ニールセン:弦楽四重奏曲集 第2 集
 1.弦楽四重奏曲 第2 番 へ短調 Op.5
 2.弦楽四重奏曲 第3 番 変ホ長調 Op.14
デンマーク青年弦楽四重奏団

第1 集が高く評価されたデンマーク青年弦楽四重奏団によるニルセンの弦楽四重奏曲第2集。
ここに収録された作品は、交響曲第1 番の成功の後に書かれた独自の作風が構築されつつある興味深いもので、特に第2 番の終楽章はまるでベートーヴェンを思わせる力強く熱い音楽。



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 これまた蛇足ながら、実はなかなかの名盤である初期室内楽曲集のアルバムもここでご紹介しておきます。これまたBIS。よほどBISはニールセンにご執心らしいです。
 初期作品、すなわち秀作。いずれも20代前半、作曲家としてはまだまだという時期。ニルス・ゲーゼのもとコペンハーゲンの音楽院で勉強を開始したのが1884年ということなのでそれ以前のものも含まれています。ところがこれがなかなか素敵な作品ばかりなのです。まだ「ニールセンらしさ」は表に出てませんが、ドイツっぽい堅実さと生来の感情豊かな感性、北欧のはかない抒情、それらがいい感じで混ざり合っているんです。ニールセンの前期作品が好きという人は実は多いのですが、これはぜひぜひお薦めのアルバム。

Nielsen - Chamber Works for Violin and Strings
BIS1444
\2800
ニールセン:初期室内楽曲集
 ヴァイオリンソナタ ト長調 (1881/2)
 2つのヴァイオリンのための二重奏曲第1番 (1883)
 ロマンス ニ長調 (1883頃)
 弦楽四重奏曲ニ短調 (1883)
 弦楽四重奏曲ヘ長調 (1887)
 2つの弦楽四重奏断章 (1887)
 ロマンス Op.2(ヴァイオリンとピアノ版)
ゲオルギオス・デメルツィス(Vn)、
マリア・アステリアドウ (Pf)、
新ヘレニックSQ















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