OC701
¥2300 |
From Fritz to Django
第1部
ベンヤミン・シュミット・プレイズ・クライスラー
クライスラー:
「ウィーン狂詩曲風幻想曲」
「ジプシー奇想曲」「ジプシーの女」
「はすの花の国」「ファリャ:スペイン舞曲」「Im
Paradies」
「パデレフスキ:メヌエット Op14-1」「Mitternachtsglocken」
「クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ」
「グルック:メロディー」 |
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ミクローシュ・スクタ(p) |
第2部
Improvisations on Kreisler on arranged
by Benjamin Schmid
「Prelude, Allegro & Blues」「Perpetual
Love’s Joy」
「Liebesleid」「Sweet Rosmarin」
「J. Brandl / Fritz Kreisler: Alter Refrain」 |
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ビレリ・ラグレーン(g)
ゲオルク・ブラインシュミット(Bs) |
録音
2000年11月27-28日、ウィーン・ベーゼンドルファーザール(第1部)、
2006年5月3日、ソニック・フロー・トーンスタジオ(第2部)】
鬼才ベンヤミン・シュミット、まさかのヴァイオリン小品集。
1枚目では、クライスラーの名曲を演奏。
スマートで現代的で。まさに当世風のクライスラー。これだけでも十分満足。
しかし驚いたのは2枚目。
クライスラー作品の主題を用いて、即興アレンジしたマヌーシュ・スウィング!!
フランス北部のジプシー音楽とジャズの融合によって生まれたマヌーシュ・スウィングでクライスラーをアレンジしているのである。
しかも、ジャコ・パストリアス等とも共演し、マヌーシュ・スウィングを演らせたら当代随一の超有名ギタリスト=ビレリ・ラグレーンも参加。そこにベンヤミンの兄弟でベーシストのゲオルグが加わり、異才によるアコースティック・トリオを結成。心地好いマヌーシュ・スウィング&ライト・クラシック・サウンドの融合を披露しているのである。
長年にわたり自ら作品を大作曲家の編曲と偽っていたクライスラーを喰らい尽くす、まさに鬼才シュムットならではの好アルバム。
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