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ONDINE 期間限定特価セール
1CD\2400→\1590など
〜7/21(日)


 北欧最大のレーベルのひとつONDINE。一時期失速しかけたがNAXOS帝国の傘下になってから息を吹き返した。
 それにしてもこの華やかなラインナップ!全盛期にはNAIVEとともに新興マイナー・レーベルの先陣を切っていた。
 今回超特価セールとなっているアイテムは、ONDINE全盛期、15年前から10年前あたりの名盤。
 その充実のカタログをどうぞごらんください。


ODE 1107
\2400→\1590
ルーセル:
 交響曲第3番 ト短調 作品42
 蜘蛛
パリ管
エッシェンバッハ(指)

エッシェンバッハ、ルーセル・シリーズ完結!パリ管弦楽団とエッシェンバッハのルーセル。先にリリースされた交響曲第1番と第4番 (ODE 1092)、交響曲第2番と「バッコスとアリアドネ」組曲(ODE 1065) は、フランスのオーケストラのすばらしい響きと演奏、そして録音の音質が欧米のマスメディアから高く評価された。シリーズを締めくくるのは、ルーセルの管弦楽曲でもっとも人気のある2曲。ボストン交響楽団が初演し、真の傑作と讃えられてきた交響曲第3番とエネルギッシュで独創的、豊かな旋律をもつバレエ〈蜘蛛の饗宴〉。
バレエの全曲は27のトラックに分けられ、情景を想像する助けとするため、「庭。巣の中にいる蜘蛛が周囲を見渡している」といった振付の注釈がトラックリストに記載されている。

録音:2005年3月ライヴ(交響曲)、2005年7月(作品17)
ODE 1059
\2400→\1490
ルチアーノ・ベリオ (1925-2003):
 レンダリング (1990) (管弦楽のための)
 スタンツェ (2003)
 (バリトン、3つの小男声合唱と管弦楽のための) [世界初録音]
エッシェンバッハ指揮
フランス陸軍合唱団
パリ管
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)

シューベルトの第10交響曲となるはずだったニ長調の交響曲 (D936A) の復元を試みた〈レンダリング〉 (翻訳、解釈)。不完全な素材を基にベリオは3つの楽章を完成させ、シューベルトのスケッチをオーケストレーションした音楽と、ベリオ自身の音楽。ベリオの作業は、細かく砕けたフレスコ画の復元にも例えられるだろう。“ベリオ=現代音楽” と思っていると、不意打ちに合うかも…。エッシェンバッハにとって、再録音。ベリオ指揮LSOにつぐ新録音。ポール・セランらの詩をテクストとする〈スタンツェ〉 はパリ管の委嘱。ベリオが完成した最後の作品となり、作曲者の死後、エッシェンバッハの指揮により初演された。

録音:2004年1月 (スタンツェ)、9月 (レンダリング) モガドール劇場 (パリ)

ODE1084
(2SACD Hybrid)
¥4000→\1990
マーラー:
 (1)交響曲第6番イ短調「悲劇的」
 (2)ピアノ四重奏曲イ短調(1876)
(1)エッシェンバッハ指揮
フィラデルフィア管
(2)クリストフ・エッシェンバッハ(P)
フィラデルフィアO.のメンバー
(デイヴィッド・キム(Vn)
チューン=ジン・チャン(Va)
エフェ・バルタチギル(Vc))

バルトーク、チャイコフスキーにつぐエッシェンバッハ&フィラデルフィア管によるマーラーの「悲劇的」。音楽監督エッシェンバッハのもと、華麗をきわめた“フィラデルフィア・サウンド”が全開!舞台左右両翼に並んだヴァイオリン。最近話題の楽章配置はアバド、ヤンソンスらとは異なり、2楽章スケルツォ、3楽章アンダンテの順による演奏といったポイントに加え、なにより現代屈指のマエストロがスーパー・オケを鳴らし切って、破格のスケールで展開される音楽はまさに圧巻というほかない。そして当シリーズの目玉といえるのが驚異的な録音。SACDフォーマットを活かしメジャーレーベルでの経験も豊かな最高の布陣による仕事が確認できる。カップリングは交響曲と同じ調性による若き日の四重奏。名手エッシェンバッハがフィラデルフィアのトップ・メンバーと親密なアンサンブルを聴かせている。

録音:(1)2005年11月(ライヴ) (2)2006年3月フィラデル フィア、ヴェリゾン・ホール5.0サラウンドステレオ

ODE 1072
(SACD Hybrid)
\2400→\1790
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
マルティヌー:交響詩「リディツェ追悼」
G.クライン:弦楽のためのパルティータ(サウデク編)
エッシェンバッハ指揮
フィラデルフィア管

豊かな響きがまず印象に残る。シリアスなアプローチ、衝撃のクライマックス、エッシェンバッハの真摯な姿勢は心に訴えかける。強烈なオーラ、意欲的な表現、まさに完全燃焼といった演奏。またカップリングとして、ナチスによって虐殺された村人たちに捧げられたマルティヌー:「交響詩リディツェ追悼」、そして第一次大戦中のチェコのユダヤ人家庭に生まれたG.クライン。彼はプラハ音楽院に学んだが、1941年、テレジンに送られ25歳で亡くなっている。その収容所の中で書いた「弦楽のためのパルティータ」、を収録している。

録音:2005年5月 ライヴ・レコーディング ヴェリゾン・ホール(フィラデルフィア)

ODE 1162
\2400→\1590
ロベルト・シューマン:
 序奏とアレグロ・アパッショナート (コンチェルトシュテュック)
  ト長調作品92 (1849)
 主題と変奏 変ホ長調 WoO24 《最後の楽想による幻覚の変奏曲》(1854)
 序奏と協奏的アレグロ ニ短調・ニ長調 作品134 (1853)
ロベルト・シューマン/ドビュッシー編(2台のピアノのための):
 ペダルピアノのための練習曲 作品56 (6つのカノン形式の練習曲) *
NDR北ドイツ放送交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
ツィモン・バルト(P)
クリストフ・エッシェンバッハ(P)*

エッシェンバッハこだわりの選曲による シューマン生誕200年記念アルバム バルトとエッシェンバッハのデュオ収録!

録音:2009年5月4日-6日、8日 NDR ロルフ・リーバーマン・スタジオ (ハンブルク)、 制作:ハンス=ミヒャエル・キッシング、録音:ヨハネス・クッツナー

2010年はロベルト・シューマン生誕200年にあたります。これを記念し、アメリカのピアニスト、ツィモン・バルトが、長年の親友、2月に70歳の誕生日を迎えるクリストフ・エッシェンバッハと共演して後期のピアノ作品を録音しました。ピアノと管弦楽のための「序奏とアレグロ・アパッショナート」と「序奏と協奏的アレグロ」。この2曲の間にピアノ独奏のための「最後の楽想による幻覚の変奏曲」を "緩徐楽章" としてはさみ、"ピアノ協奏曲" として聴かせる趣向です。アンコールとして、ドビュッシーが編曲した「ペダルピアノのための練習曲」をエッシェンバッハ(第1ピアノ)とバルトがデュオ演奏しています。


ODE 1002
\2400→\1590
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」
ラウタヴァーラ:アポテシオス
ミッコ・フランク指揮
スウェーデン放響

若手指揮者界最注目のミッコ・フランクが長年の希望であったチャイコフスキーの「悲愴」を録音。この曲は彼にとって特別の思い入れのある曲とのことで、完全に自分の世界に耽溺した超個性的解釈を味わえる。全体にテンポが遅く(フィナーレは何と14分19秒もかけている)、異常に長い間のとり方、何故か熱も脂もない響きからは、彼の意味深なメッセージを感じ取れる。


ODE 1123
(SACD hybrid)
\2400→\1790
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第3番、
 ヴァイオリン協奏曲(ピアノ版) ニ長調 作品61a
オッリ・ムストネン(P、指)
タピオラ・シンフォニエッタ

オッリ・ムストネンとタピオラ・シンフォニエッタによるベートーヴェンのピアノ協奏曲シリーズ。第1番と第2番を組み合わせた第1作(ODE 1099) は、ムストネンの特異なフレージングといきなりのダイナミックスのコントラストが強い印象を与えた。彼の演奏については、「これではベートーヴェンではなくムストネンだ」という意見がある一方、「インスピレーションにみちた」という見方もあった。さすが、バッハとショスタコーヴィチの前奏曲とフーガをひとつのアルバム (ODE 1033) (第2集) に録音し、それぞれの音楽を新たな視点から見ることを試みたピアニスト。
第2作は、第3番とベートーヴェン自身がピアノと管弦楽のために編曲したヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン協奏曲(ピアノ版)作品61aは、ムストネンとしては2度目の録音となるが、弾き振りとしては初。この作品はムストネンが定期的にコンサートで取り上げる、お気に入りの曲。このピアノ版はオーケストレーションの変更は一切なくソロ・パートのみ編曲されている。しかしヴァイオリン協奏曲で書き残していなかったカデンツァ部分は、ピアノ協奏曲版では書き記されている。このカデンツァはクレーメルをはじめ多くのヴァイオリニストにとって参考となる革新的なカデンツァであったといえるだろう。鬼才ムストネンならではの刺激的でアグレッシヴな演奏を聴かせてくれる。

録音:2007年10月 (第3番)、11月 タピオラホール (エスポー、フィンランド) 制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ5.0 surround/stereo 74'34


ODE 1046
\2400→\1590
シベリウス:ヴァイオリン小品集
 5つの小品 Op.81,4つの小品 Op.78,
 5つの田園舞曲 Op.106,
 4つの小品 Op.115,3つの小品 Op.116
ペッカ・クーシスト(Vn)
ヘイニ・カルッカイネン(P)

ヴァイオリン協奏曲は有名だが、シベリウスのヴァイオリン小品はあまり耳にする機会がない。ところがこれらは実に素敵なものばかり。田舎の焼き菓子のように素朴で滋味たっぷり。どの曲も一曲2、3分の規模で、次々と楽しんでいるうちにあっという間に1枚終えてしまう。つくづく、交響曲ばかりがシベリウスじゃないと思わされる。クーシストは、北欧音楽マニアでは絶大な信頼と人気があるヴァイオリニスト。1976年生まれだからまだ二十代。しかし19歳の時にシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝という腕の持ち主。加えてやさしい抒情、飾らない内面性、そして涼風のような爽やかさを持ち、しかも堂々とした自信に満ちた音楽。これでこそフィンランドの自然に育まれたシベリウスが生きるというもの。シベリウスが1904年から居住した、イェルヴェンパー自宅アイノラで録音。ピアノもシベリウスが使っていたものだろう。家庭サロンコンサートといった雰囲気がまたこうした小品にはふさわしい。



ODE 1035*
\2400→\1490
シベリウス:交響曲第3、5番 レイフ・セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
2004年1月、2003年6月。

第5番は第1番、第2番に続く天上瓦解演奏で期待どおり。嬉しかったのが第3番。前回のCHANDOS全集で唯一不満が残ったのがこの第3番だったが、今回は原住民の祭り的な土俗的で原始的なダイナミズムを顕現。時間的にも2分近くシェイプアップし、壮大さはそのままに勢いは加速。セーゲルスタムをただの「爆裂バカ」だと思っている輩に、実は「想像を超える爆裂バカ」だということを証明してみせた。



ODE 913
\2400→\1590
シベリウス:付随音楽《カレリア》(1893)〔カイパイネン校訂による完全全曲版〕
        新聞祭典の催しの活人画のための音楽(1899)
テッル・ヴィルッカラ (S)
アンナ=カイサ・リエデス(S)
ユハ・コティライネン (Br) 
タンペレ・フィルハーモニック管・合唱団
トゥオマス・オッリラ (指)


ODE 1146
(SACD hybrid)
\2400→\1790

ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58、
 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」

オッリ・ムストネン(P、指)
タピオラ・シンフォニエッタ


今年の6月、N響定期で聴かせてくれたベートーヴェンのピアノ協奏曲二長調が好評だったオッリ・ムストネン。 ベートーヴェンのピアノ協奏曲弾き振りシリーズ、最後の1枚がリリースされます。第1番、第2番(ODE 1099) につづく第3番、ニ長調(ヴァイオリン協奏曲) (ODE 1123) の 「何かを予見するようなアプローチ」は<International Piano Magazine>誌から「徹底して清々しく、説得力をもった」(2008年9月・10月号)と評されました。ムストネンのピアノの音と技巧、タピオラ・シンフォニエッタの透明感ある響きが DSD 録音により忠実にとらえられています。

録音:2009年3月 (第5番)、6月 タピオラホール (エスポー、フィンランド) [制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ] 72’45


ODE 1153
\2400→\1590
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
 (ヴィオラ編曲版:
  ライオネル・ターティス/
  ディヴィット・アーロン・カーペンター)
シュニトケ:ヴィオラ協奏曲(1985)
ディヴィット・アーロン・カーペンター(Va)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィルハーモニア管

ONDINEレーベルからヴィオラの新星ディヴィット・アーロン・カーペンターがデビュー。彼は1986年NY生まれの23歳。2006年ナウムブルク・ヴィオラ・コンクールで優勝、アメリカの名だたるコンサート・ホールで演奏会を行うなど、今最も注目されている若手ヴィオラ奏者。大御所ピンカス・ズッカーマン、ユーリ・バシュメットに師事。また巨匠エッシェンバッハからは「あっと言わせる説得力と、高いカリスマ性を持っている」と称賛され、将来有望とされています。今回収録される作品は、エルガーのチェロ協奏曲をヴィオラ編曲版とシュニトケのヴィオラ協奏曲。エルガーは「ターティスによる編曲に敬意を表し、できるだけ原版が持つ力に耳を傾けるようにした。」と語るように、ヴィオラの先駆者ライオネル・ターティスによる編曲に彼自身が手を加えたヴァージョン。またヴィオラ協奏曲の傑作で、名ヴィオラ奏者ユーリ・バシュメットに献呈されたシュニトケのヴィオラ協奏曲。主題はバシュメットの名前(B-A-S-C-H-M)を引用、この曲の代表盤はなんといってもバシュメット盤というこの作品に、カーペンターは真正面から挑んでいます。

録音:2009年6月30日 7月1日(ロンドン)

ODE-1194
\2400→\1490
ヴァスクス:合唱作品集
 1.シジュウカラの伝言/2-5.静寂の歌/
 6.私たちの母の名/7.悲しき母/8.夏/
 9.プレインスケープ/10.小さな暖かい祭日/11.誕生
ラトヴィア放送合唱団/
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)


 ラトヴィアのバプテスト教会の牧師の家に生まれたヴァスクス(1946-)は、教会への政治的な弾圧などを理由に、地元の音楽大学で学ぶことができず、ようやく隣国のリトアニアの音楽大学に入学したという、苦難の青春時代を送った人です。自然を愛し、また、ラトヴィアの民謡にも強い共感を抱く彼は、その音楽にも、失われつつあるものへの哀悼の意と、伝統への憧憬を盛り込むことで、独自の世界観を表出しています。ここに収録された合唱曲にも、自然への讃歌と太陽への敬意が見てとれるもので、美しさだけではなく、泥臭いまでの生命への執着も感じ取れるのではないでしょうか。バルト諸国の合唱の水準の高さにも、改めて驚かされることでしょう。


録音 2011 年5 月リガ 聖ジョン教会
ODE 1150
(2CD)
\4000→\1990
CD1:
 チャイコフスキー:
  幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(1880)**
  弦楽オーケストラのためのセレナード作品48*
CD2:
 チャイコフスキー:
  幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32**
 ヴィクトル・エヴァルド(1860-1935):
  金管五重奏曲第1番 変ロ短調 作品5
  金管五重奏曲第3番 変ニ長調 作品7
フィラデルフィア管弦楽団
クリストフ・エッシェンバッハ (指揮)
フィラデルフィア管弦楽団員(エヴァルド)
【デイヴィッド・ビルガー(Tp)
 ジェフリー・カーナウ(Tp)
 ジェニファー・モントーン(Hrn)
 ニッツァン・ハロズ(Tb)
 キャロル・ジャンチュ(Tub)】

贅沢2枚組!! エッシェンバッハの濃密演奏による チャイコフスキー悲恋の管弦楽 & フィラデルフィア管のメンバーによる 金管奏者必聴のエヴァルド

録音:2007年11月*、2008年1月**(ライヴ)、2009年6月(エヴァルド) ヴェリゾン・ホール、フィラデルフィア、[制作:マーサ・デ・フランシスコ  録音:ジャン=マリー・ジャイサン、チャールズ・ギャグノン]、113' 46"

エッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズ第9弾。2003年から2008年までフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたエッシェンバッハ。
最新盤はチャイコフスキーの管弦楽作品と金管奏者にはお馴染エヴァルドの金管五重奏曲を収録。伝説的な演奏を作り上げたエッシェンバッハ&フィ
ラデルフィア管のチャイコフスキー交響曲第4、5&6番に続く熱演を披露しています。シェイクスピアの傑作「ロメオとジュリエット」。チャイコフスキーは1869年の第1稿から約10年かけて練り上げ、現在は1880年の最終稿が演奏される事がほとんど。世界中の誰もが知っている恋愛悲劇を音楽で細かく描写しています。チャイコフスキー特有のロマンティックな旋律を、エッシェンバッハお得意の濃密かつ濃厚な表現で描き出しています。後半のクライマックスシーンのロメオとジュリエットのテーマでは、一層劇的に盛り上がり鮮烈な印象を残します。「弦楽のためのセレナード」はオーケストラの実力が表れる緊密なアンサンブルを聴かせてくれます。「フランチェスカ・ダ・リミニ」はダンテの「神曲」に出てくるフランチェスカ姫の劇的な悲恋の物語。エッシェンバッハのグロテスクでドラマティックな音作りに注目です。
ロシアの作曲家、ヴィクトル・ウラジミロヴィチ・エヴァルド(エーヴァリト)は一般にはほとんど知られていないものの、金管楽器奏者の間ではビッグネーム。サンクトペテルブルク生まれ。音楽院で学んだ後、土木工学の教授を務めながら、当時ロシアで名を馳せたベリアエフ四重奏団のチェリストとして活躍しました。4曲の金管五重奏曲は、1888年から1912年にかけて作曲。それまでは生前に出版された変ロ長調(作品5)1曲だと思われて
いたのが、1960年代になって4曲あることがわかり、金管五重奏の標準レパートリーとして広く演奏されるようになりました。フィラデルフィアのメンバーによるクインテットはちっとも力まないのにパワフル。柔らかく、美しい自然なアンサンブル。ヴェリゾン・ホールで録音されたこの演奏で聴くと、エヴァルトの作品が、味わいのある素敵な音楽に一変します。全4曲を演奏したストックホルム・チェンバーブラスの録音 (BIS 613) ととともに、この曲集の代表的録音に挙げられるでしょう。

ODE 1164
(2CD)
\2400→\1590
J.S. バッハ / ティモ・コルホネン編:3 つの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第 1番 ロ短調 BWV1002
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第 2番 ニ短調 BWV1004
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第 3番 ホ長調 BWV1006
ティモ・コルホネン (G)

ギターの名手ティモ・コルホネンが描くパルティータ キリリとした音楽の中に隠された甘美な響きに酔う

録音:2009年11月30日-12月2日 聖ラウレンティウス教会 (ロホヤ、フィンランド)[ 制作 セッポ・シーララ 録音 エンノ・マエメツ ]83’34

最初の妻マリア・バーバラを亡くした 1720 年にバッハが作曲したヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。フィンランドのギター奏者ティモ・コルホネン(1964-)が6弦ギターのために編曲したソナタ 3 曲の録音(ODE1128)は、高く評価され、ギターの愛好家、そして一般の音楽ファンへのすばらしい贈り物になりました。そして待望のパルティータ3曲を収めたアルバムが完成しました。「ギターをヴァイオリンやリュート、あるいはハープシコードのように響かせるのではなく、1720 年にバッハが実際に 6 弦ギターのために書いていたらと思わせる音楽に仕上げる。わたしが意図したのは、ヴァイオリンの特質の活かされた語法をギターの語法に置き換えることだった」(by コルホネン )。
コルホネンのギターの音は太く、艶やかか。そして甘く上品に響き、妻をなくしたひとりの敬虔なキリスト教徒、J.S. バッハに寄せるコルホネンの想いが、ギターの音に語られます。ロホヤの聖ラウレンティウス教会で 3 日間にわたって録音セッションが行われ、収録は 24bit DXD 録音。

ODE 1165
\2400→\1590
レスピーギ(1879-1936):作品集
 1-3.ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲(1925)/
 4-7.交響詩「ローマの噴水」(1916)
オリ・ムストネン(ピアノ)…1-3/
フィンランド放送交響楽団/
サカリ・オラモ(指揮)
サカリ・オラモによるレスピーギ作品を2 つ。「ローマの噴水」は今更語ることもないほど、良く知れ渡った名曲です。レスピーギ作品の中でもとりわけ高い人気を持つ、いわゆる「ローマ三部作」の発端となった作品で、4 つの楽章は、それぞれ時代や時間が異なる噴水の様子が描かれています。夜明けの牧歌的な雰囲気を湛えた噴水、神々が周囲で踊る噴水、真昼のトレヴィの泉の噴水、そして夕焼けを映す噴水。水の百態が極彩色の音で描かれています。かたや、「ミクソリディア旋法によるピアノ協奏曲」は、その名が示すように、古代ギリシアに端を発する音階を元に、近代的な管弦楽法と華麗なピアノ技巧を絡めた興味深い作品です。様々な音階を研究していたレスピーギらしい曲で、古風な音の並びがもたらす郷愁と、多彩な音色がもたらす愉悦感が見事にマッチした隠れた名作です。オリ・ムストネンの演奏はサンデー・タイムズでも「夢が息づくピアニズムは、他のプレイヤーが乗り越えられない表現の壁をやすやすと突破した」と大絶賛されました。録音: 2009 年10 月14-16 日…1-3/2009 年12 月17-18 日…4-6/ヘルシンキハウス・オブ・カルチャー
ODE 1166
\2400→\1490
ユッカ・ティエンスー(1948-):作品集
 1.ヴィエ(2007)/2-8.ミサ(2007)/
 9-11.偽りの記憶-(2008)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
ユッカ・ティエンスーは現代フィンランドの最も魅惑的な作曲家の一人です。同国ではラウタヴァーラ、サーリアホ、リンドベルイらと並ぶ人気を誇り、新作はことごとく絶賛される人です。このアルバムには彼の最近の3つの作品が収録されています。メインの「ミサ」は名クラリネット奏者カリ・クリックのために書かれたクラリネットと管弦楽のための「ミサ曲」です。2007年の初演の時はタンペレ・フィルハーモニーとスコティッシュ室内管弦楽団がジョイント出演し、クリックがソロを担当しました。深い瞑想と現代的な楽想、そしてどこか諧謔的な味付けもあるこの曲は、歌声がなくとも、人々の祈りの心を存分に表現しています。他の2曲も、難解な響きのなかに、ふと見えてくる親しげなメロディが印象的。

ODE-1184
\2400→\1590
オリ・ムストネン、スクリャービンを弾く
 1-12.12 の練習曲 Op.8/
 13-18.6 つの前奏曲 Op.13/
 19-23.5 つの前奏曲 Op.16/
 24.ピアノ・ソナタ第 10 番 Op.70/
 25.炎に向かって Op.72
オリ・ムストネン(ピアノ)
 ピアニスト、作曲家として幅広く活躍中。ヘルシンキ生まれのオリ・ムストネン。彼は常に新鮮な心持ちで曲に対峙し、作曲家の信念を聴き手に伝えることをモットーとしていると言います。このスクリャビンも、爛熟した後期ロマン派の音楽の特徴でもある「多弁さ」と「妖艶さ」を余すことなく伝え、時折訪れる「夢のような瞬間」を具現化しています。単一楽章、無調で書かれたソナタ第10 番、ソナタとして構想されながらも、あまりにも逸脱した様式を持つため、作曲家自身が「詩曲」に分類した「炎に向かって」この2 曲は、演奏困難な作品として知られますが、ここでのムストネンはホロヴィッツにも匹敵するほどの驚異的な技巧で、難なく弾ききっているところがさすがです。

ODE-1179
\2400→\1590
シベリウス:交響曲第 2 番&第5 番(ピアノ編曲版)
 1-4.交響曲第 2 番ニ長調 Op.43
  (H.シーグフリードソンによるピアノ独奏版)/
 5-7.交響曲第 5 番変ホ長調 Op.82
  (K.エクマン/H.シーグフリードソンによるピアノ独奏版)
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
シベリウス(1865-1957)の交響曲の中でも、とりわけ人気の高い第2 番&第5 番をピアノで演奏するという、何とも大胆かつ画期的な1 枚です。オーケストラの多彩な響きが要求されるシベリウスの曲をピアノでることは間違いありません。ここで、その両方の才能をとことん見せ付けてくれるのは、2005 年のボン・ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝した1974 年生まれの若きピアニスト、ヘンリ・シーグフリードソン。彼はまず5 番について、既に知られたエクマンの編曲版を研究した上で、自らの編曲を加えたと言います。そして、難曲第2 番に取り掛かったのですが、その際ベートーヴェンの交響曲をリストが編曲したように、「オリジナルに忠実でありながら、ピアノの可能性の限界に挑戦する」という気合いも盛り込みました。さあ、その出来栄えはいかなるものでしょう?第2 番の冒頭は、もともとそれほど音の厚みはありません。なので、正直「しょぼいな」と思われるかもしれませんが・・・、曲が進むにつれて、オーケストラで聴く以上の興奮に見舞われること必至です。第5 番も文句なし!です。ぜひ実際にこの凄さをあなたの耳でお確かめください。録音フィンランド ヤルヴェンパー・ホール 2010 年10 月4.6 日…5-7, 2011 年2 月19 日&3 月15 日…1-4

ODE-1190
(2CD)
\2400→\1590
リメンバリングJFK ジョン・F・ケネディ
 ・・・ケネディ大統領就任年50 周年記念コンサート

《CD1.大統領就任年50 周年記念コンサート》
 1.バーンスタイン(1918-1990):
  J.F.ケネディ大統領就任のためのファンファーレ(1961)/
 2.リーバーソン(1946-):リメンバリングJFK
  (アメリカン・エレジー)(2009-2010)/
 3-11.バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンス/
 12-14.ガーシュウイン(1898-1937):ピアノ協奏曲ヘ調/
《CD2.1961 年就任記念コンサート〜当時のラジオ放送より》
 1.コメント/
 2.ジョン・スタフォード・スミス(1750-1836):
  アメリカ合衆国国歌-星条旗/
 3.コメント/
 4.ジョン・ラ・モンテーヌ(1920-):太平洋から大西洋へ/
 5.コメント/
 6.トンプソン(1899-1984):テスタメント・オブ・フリーダムより第1 楽章/
 7.コメント/
 8.ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー/
 9.コメント
《CD1》
リチャード・ドレイフュス(ナレーター)…2/
ツィモン・バルト(ピアノ)…12-14/
ナショナル交響楽団/
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) /
《CD2》
ナショナル交響楽団/
ハワード・ミッチェル(指揮)
2011 年は、偉大なるJ.F.ケネディがアメリカ合衆国の大統領に就任した年から数えて50 年に当たります。それを祝し開催されたコンサートと、50 年前に企画されたコンサートを2 枚のCD に収録したものが当アルバムです。1 枚目は2011 年、ケネディ・センターで開催されたコンサートの記録です。2010 年のシーズンよりワシントンD.C.のナショナル交響楽団及びケネディ・センターの音楽監督に就任したエッシェンバッハの指揮で奏されるアメリカのメロディは、コンサートに臨席した全ての人に感銘を与えました。なお、リーバーソンの作品中、ケネディ大統領のスピーチの抜粋を朗読したのは、名俳優リチャード・ドレイファス。この渋い声も聴きものです。2 枚目は1961 年当時の就任記念コンサートのラジオ放送音源からの抜粋です。ケネディ自身の要望でアメリカの作曲家たちの曲を演奏したもの。歴史的にも貴重な音源です。この2 枚のディスクの間に横たわる50 年という年月に思いを馳せてみませんか。 録音2011 年1 月22-24 日ワシントンD.C. ケネディ・センター…CD1, 1961 年1 月19 日ワシントンD.C.コンスティトゥション・ホール


ODE-1191
(2CD)
\2400→\1790
ストゥールゴールズ&ヘルシンキ・フィル
 コルンゴルト:付随音楽「空騒ぎ」Op.11/シンフォニエッタOp.5
<CD1>
 1-15.付随音楽「空騒ぎ」Op.11…世界初演&初録音
<CD2>
 1-4.シンフォニエッタOp.5
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・ストゥールゴールズ(指揮)
録音 ヘルシンキ・ミュージック・センター2011年8月9-10日…CD2:2-4, 2012年1月26-28日…CD1, 2012年1月28日…CD2:1
 ウィーンの後期ロマン派の作風をそのままハリウッドへ持ち込んだ作曲家、コルンゴルトの2つの作品です。「シンフォニエッタ」は1912年に書かれ1913年にF.ワインガルトナー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演され、当時人気を誇っていたR.シュトラウスに匹敵するほどの賞賛を得た作品です。
 全編、彼らしい豊かな楽想に彩られており、その管弦楽法も天才ならではの閃きに満ちています。シェイクスピアの同名の劇のための「空騒ぎ」は1918年から19年にかけて作曲され、1920年5月にウィーンのシェーンブルン宮殿で演奏されています。その後、ヴァイオリニスト、ルドルフ・コーリッシュのためにヴァイオリンとピアノのために5曲を抜きだし「組曲」としたものが現在親しまれていますが、この劇音楽版として書かれた15曲は、公式の演奏会で上演されることもなく、今回のこの演奏が「世界初録音」であり「世界初演」となったのです。
 15の各々の部分は見事な情景描写であり、後の映画音楽の大家としてのコルンゴルトを予見させるにふさわしい大作です。
 


ODE-1203
\2400→\1590
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
 レーガー:
  ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101/
  独奏ヴァイオリンのためのシャコンヌト短調Op.117-4
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)/
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
2012年4月28-30日タンペレ・ホール
 レーガー35歳頃の作品ですが、極めて円熟の風格を持つ協奏曲です。フランスのヴァイオリニスト、アンリ・マルトーのために書かれており、レーガー自身も友人に宛てた手紙の中で「この作品はベートーヴェンやブラームスの足跡を辿ると確信している」と述べるほど、その仕上がりに絶大なる自信を持っていたようです。
 確かに調性感が若干曖昧な上、“泣かせるメロディ”があるわけではないのですが、全体からにじみ出てくるような情感や、オルガンの大家らしい重厚な和声は、繰り返し聴けば聴くほどに心惹かれる「大人のための音楽」であることは間違いありません。添えられているシャコンヌも冴えた筆致が光る見事な作品です。
 現代的なスマートさを持ち味とするヴァイオリニスト、シュミットが、ここではじっくりと腰を据えた味わい深い音を奏でています。


ODE-1181
\2400→\1590
サカリ・オラモ&フィンランド放送交響楽団
 プロコフィエフ(1891-1953):交響曲第5番&第6番

  1-4.交響曲第5番変ロ長調Op.100/
  5-7.交響曲第6番変ホ短調Op.111
フィンランド放送交響楽団/
サカリ・オラモ(指揮)
録音 2011年8月15-17日ヘルシンキ・ミュージック・センター…1-4, 2010年9月9-11日フィンランディア・ホール…5-7
 このアルバムに収録されたプロコフィエフの2つの交響曲は、彼の全作品中でもとりわけシリアスなものであり、戦争の悲劇と強く結びついた曲として知られています。高揚感溢れる第5番、そして病と闘いながら心の声を振り絞って書いた第6番。どちらも難解な部分を持つ、演奏が困難な曲です。
 サカリ・オラモによるこの演奏は、曲の持つ攻撃性は抑え目にし、一見穏やかな中に燃え盛る心を閉じ込めるという、内面を重視した仕上がりとなっています。1度聴いただけでは、この曲の持つ恐ろしさを理解できないかもしれませんが、2度3度と聴くうちにぞくぞくして来るような演奏です。フィンランドを代表する名指揮者の一人、サカリ・オラモは1993年に(代役として)フィンランド放送交響楽団の指揮台に立ちました。この時の成功により、副指揮者として招聘され、2003年からは首席指揮者として活躍する傍ら、世界各地のオーケストラとも良い関係を築いています。彼はもともと熟達したヴァイオリニストであり、フィンランド放送響のコンサートマスターを務めていたこともあり、このオーケストラを知り尽くしていることは間違いありません。

ODE-1189
\2400→\1490
カイヤ・サーリアホ(1952-):三重奏曲集
 1.ソプラノとチェロ、ピアノのための
  「ミラージュ-蜃気楼」(2007:室内楽バージョン)/
 2-5.ヴァイオリンとヴィオラ、チェロのための
  「クラウド・トリオ」(2009)/
 6.アルト・フルートとチェロ、ピアノのための
  「Cendres-火山灰」(1998)/
 7-11.ヴィオラとチェロ、ピアノのための
  「Je sens un deuxieme coeur-私は第2の心を感じる」(2003)/
 12-16.パーカッションとチェロ、ピアノのための「セレナータ」(2008)
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)/
ピア・フロイント(ソプラノ)/
トゥイヤ・ハッキラ(ピアノ)/
フローラン・ジョドゥレ(パーカッション)/
アンシ・カルットゥネン(チェロ)/
エルンスト・コヴァチッチ(ヴァイオリン)
録音 2011年3月14日…1-6, 2011年11月24-26日…2-5.7-16, ヤルヴェンパー・ホール
 サーリアホ生誕60年を記念してONDINEが進めている「サーリアホ・プロジェクト」の最新作は、彼女の室内楽作品です。
 「トリオ」と題されたこのアルバムは、様々な楽器による三重奏曲が集められています。「ミラージュ」は同時に2つの形態で作曲が試みられたもので、オーケストラ伴奏版はODE-1130で聴くことができますが、こちらは更に凝縮された音楽が味わえます。「クラウド・トリオ」はタイトルの通り、雲が形成する上で、絶えず変化していく様子を捉えたもので、4つの部分は神秘的な美しさを見せています。「火山灰」はこのアルバムの中では最も早く書かれた作品で、もともとのアイデアは「la fumee(1990)」に由来しますが、全く違うテイストの音楽となっています。5つの部分からなる「Je sens un deuxieme coeur」、同じく5つの部分からなる「セレナータ」の変幻自在な音楽も興味をそそられます。


ODE-1200
\2400→\1590
ヴェロニク・ジャンス
 ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」/ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」
 1-4.ベルリオーズ:抒情的情景「エルミニー」/
 5-10.ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」
 <第1曲:ヴィネラル/第2曲:ばらの精/第3曲:入り江のほとり/
  第4曲:君なくて/第5曲:墓場にて/第6曲:未知の島>/
 11-13.ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」
  <アジア/魔法の笛/つれない人>
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)/
フランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団/
ジョン・アクセルロッド(指揮)
 1980年代の終わりから、優れたバロック・ソプラノとして独特の存在感を見せていたヴェロニク・ジャンス。バロック・オペラや声楽曲の録音にもしばしばフィーチャーされ、澄み切った歌声を聞かせていました。しかし、2000年頃になって立て続けにフランス歌曲、とりわけベルリオーズの歌曲を積極的に録音し、清冽かつドラマティックな側面を見せてくれたことは、今でも鮮烈な記憶として脳裏へと焼き付けている人も多いのではないでしょうか?
 さて、そんな彼女はこの度ONDINEと正式契約を結び、最初にリリースするのが、ベルリオーズ(1830-1869)とラヴェル(1875-1937)の歌曲集。とりわけ「夏の夜」については、およそ12年ぶりの再録音となり、その表現の深まりについても興味深いところです。当時、あれほど熱望して手に入れた愛妻ハリエットとの間に亀裂が生じ、心が揺れ動いていたベルリオーズの、ちょっぴり悩ましい心情を、テオフィル・ゴーティエの詩を借りて歌い上げたもので、ここでのジャンスは美しく流麗なフランス語、そしてまるで呼吸するかのような自然な歌い口で表現します。優しさと情熱を併せ持つ6曲の歌曲は、まさに珠玉の美しさを備えています。抒情的情景「エルミニー」は、ベルリオーズが1828年(ハリエットに一目ぼれした年)に書かれた作品で、すでに幻想交響曲の「イデー-フィクス(固定楽想)」が随所に表れています。彼はこの曲でローマ賞に挑戦、惜しくも2票差で1位を逃してしまいますが、彼は大いなる自信を得て、そのまま「幻想交響曲」の作曲にいそしむのです。
 ラヴェルの「シェエラザード」はトリスタン・クリングゾールの詩につけられた3つの歌曲。色彩豊かな管弦楽法はいかにもラヴェルであり、ほのかなオリエンタリズムも感じられます。
 類い稀なるカリスマ性を発揮する指揮者ジョン・アクセルロッドによるフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団の絶妙な伴奏も、この零れ落ちそうな歌唱に彩りを添えています。
 録音 2009年9月25日,2010年10月26-28日ナント ラ・シテ・サル2000

Jorg Widmann: Violin Concerto
ODE 1215
\2400→\1490
ハーディング指揮&スウェーデン放送響
 ヴァイオリンはテツラフ!

イェルク・ヴィトマン:ヴァイオリン協奏曲 他
 1.ヴァイオリン協奏曲(2007)/
 2.ヴァイオリンと19楽器のための「セイレーンの島」(1997)/
 3.オーケストラ・グループのための「アンティフォン」(2007-2008)
クリスチャン・テツラフ(ヴァイオリン)/
スウェーデン放送交響楽団/
ダニエル・ハーディング(指揮)
録音 2011年9月23-24日…1, 2012年9月13-14日…2, 2012年11月16-17日…3 ストックホルム ベルワルド・ホール ライブ録音
 1973年ミュンヘンに生まれたイェルク・ヴィトマン(1973-)は現代最高のクラリネットの名手であり、また最も注目される前衛作曲家の一人でもあります。7歳から音楽の勉強を始め、最初はケイ・ヴェスターマンに作曲を師事、やがてヘンツェやリーム、ハイナー・ゲッペルスらからも学んでいます。彼の作品は大規模な管弦楽曲から室内楽曲、そしてオペラまでと多岐に渡り、自身の音色のルーツを辿りながらその表現の幅を増やしています。また、2008年からはフライブルク大学のクラリネット科の教授を務め、また音楽院では作曲を教えるなど、その活動は限界を知ることがありません。
 このアルバムでは、そんな彼の作品を再現するために、これ以上ないほどの素晴らしい演奏家を揃えました。ヴァイオリンには名手クリスチャン・テツラフ、そしてスウェーデン放送響を振るのはダニエル・ハーディング。「セイレーンの島」はイザベル・ファウストとクリストフ・ポッペンが初演した「ギリシャ三部作」の中の1曲で、抒情的なヴァイオリンとそれを支える規則的なオーケストラの精緻な響きが楽しめます。アンティフォンは更に魅惑的で、彼が2006年に書いた「アルモニカ」(多彩な楽器を用いて虹色の音を追求した)を上回る見事な作品です。ヴァイオリン協奏曲はテツラフのために書かれた曲で、ベルクやバルトークの系譜に連なる、無限の可能性に挑戦した作品です。
 
ODE 1219
\2400→\1490
ハコラ&細川:ギター協奏曲集
 1-3.キンモ・ハコラ(1958-):ギター協奏曲(2008)/
 4.細川俊夫(1955-):ギター,弦楽とパーカッションのための「旅 IX,目覚め」/
 5.細川俊夫:室内オーケストラのための「開花 供
ティモ・コルホーネン(ギター)/
オウル交響楽団/
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
録音 2012年10月22-25日 フィンランド オウル,マデトーヤ・ホール
 ほとんど同年代の、フィンランドと日本を代表する2人の作曲家のギター作品集です。キキンモ・ハコラの「ギター協奏曲」は、スペイン風の伝統を感じさせる大胆な音楽。アラブ人もユダヤ人もジプシーもキリスト教徒も、全てが平和に暮らしていたという中世アンダルシアの時代に思いを馳せると同時に、ユダヤ音楽の起源を探るという壮大な意味を有しているものです。一方、細川作品はご存知の通り、モダンで都会的な雰囲気を持つもので、日本の楽器と西洋の楽器の響きの融合を図り、なおかつ世界の内面を推し量るというものです。生け花の師匠を父に持つ細川は、近年、花にまつわる作品を手掛けており、この2作も花と密接に関係があるものです。「開花」はもとより、「旅 -目覚め」は「旅」シリーズの第9作に当たるもので、ここでのギターは「泥の中深くに根差すも、空に向かって咲く蓮の花」のような存在として捉えられています。花の開花は自己の復活を表す。と語る作曲家の神髄がここにあります。

Hvorostovsky: In this moonlit night
ODE-1216
\2400→\1590
この月夜に〜ホロストフスキー:ロシアの歌曲を歌う
 1-6.チャイコフスキー(1840-1893):
  ラトガウスの詞による6つの歌曲集Op.73
   <私はおまえと一緒に座っていた/夜/この月夜に/
   太陽は沈んだ/暗い日に/再び、前のようにただひとり>/
 7-10.ムソルグスキー(1839-1881):死の歌と踊り
   <子守歌/セレナード/トレパーク/司令官>/
 11-16.タネーエフ(1856-1915):歌曲集
   <全ては眠りにつくOp.17-10/メヌエットOp.26-9/
   この風は高地からではないOp.17-5/冬の道Op.32-4/
   鍾乳石Op.26-6/休みなく胸はうちOp.17-9>
ドミートリー・ホロストフスキー(バリトン)/
イヴァリー・イルヤ(ピアノ)
録音 2011年7月13-24日モスクワ・ステート・コンセルヴァトワリーグレート・ホール
 現代最高のバリトン、ホロストフスキーのONDINE2作目のアルバムです。十八番であるロシア歌曲が16曲並び、彼が歌うオペラ・アリアとはまた違う、繊細な感情表現をじっくり楽しむことができる1枚です。
 今作では3人の作曲家が取り上げられていて、同じロシア歌曲と言えどもその多彩な表現の振れ幅に驚く人も多いのではないでしょうか?よく知られるムソルグスキー「死の歌と踊り」での絶妙な歌い回しと、チャイコフスキーの歌曲が持つ郷愁はもちろんのこと、驚くほど感動的でエキサイティングなタネーエフが、このアルバムの白眉と言えそうです。
 交響曲や管弦楽曲の分野で、ようやく復興の兆しが感じられるタネーエフ。この6曲もタネーエフ・ファンにとっての嬉しい贈り物です。
 


ODE-1225
\2400→\1590
アシュケナージ&ヘルシンキ・フィル
 ドミトリ・ショスタコーヴィチ:作品集
  1.バラード「ステパン・ラージンの処刑」/
  2.組曲「ゾーヤ」/
  3.フィンランドの主題による組曲
シェンヤン(バスバリトン…1)/
マリ・パロ(ソプラノ…3)/
トーマス・カタヤーラ(テノール…3)/
ラトヴィア国立合唱団 /
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
録音 2013年3月22-23日 ヘルシンキ・ミュージック・センター
 1964年にモスクワで初演された「ステパン・ラージンの処刑」は1600年代に実在したドン・コサックの首領のステパン・ラージンが理想の「コサックの国」を実現するため、ロシア政府に反逆するも失敗、捕えられて処刑されるまでを描いた作品です。
 ショスタコーヴィチ(1886-1975)は合唱とバリトン独唱を用い、悲劇的で嘲笑的な描写を見事に描きだしています。
 組曲「ゾーヤ」は1944年の作品。18歳の党員ゾーヤの悲劇を描いた映画のための音楽です。
 「フィンランドの主題による組曲」は1939年に作曲されながらも総譜が行方不明となっていたもので、2001年になってようやく発見、初演された作品で、フィンランド民謡が使われた興味深い音楽です。アシュケナージと、素晴らしい声楽家たちが繰り広げる熱い演奏で。


ODE-1230
(2CD)
\2400→\1590
バルト&エッシェンバッハ
 パガニーニによる変奏曲と狂詩曲

<CD1>
 1-6.フランツ・リスト(1811-1886):パガニーニによる大練習曲 S141
  <前奏曲/アンダンテ/ラ・カンパネラ/ヴィーヴォ/
   アレグレット「狩り」/主題と変奏>/
 7-34.ブラームス(1833-1897):パガニーニ変奏曲 Op.35
  <7-20.第1集/21-34.第2集>/
 35.ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):2台のピアノのための「パガニーニ変奏曲)/
<CD2>
 1-26.セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
ツィモン・バルト(ピアノ…CD1:35のみ多重録音)/
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭管弦楽団…CD2/
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)…CD2
録音 <CD1>2009年9月15-17日…1-6.35, 2009年3月22日…7-34 オランダ オンデル・デ・リンデン/<CD2>2010年7月16日 ドイツ リューベック コングレス・ザール
 「個性派」を売りにしているピアニストは数多くいますが、なかなか真の個性派になるには、それはそれは長い道のりが必要です。テクニックはもちろんのこと曲の解釈、デュナーミクの処理、そして作品への傾倒、これらを存分に満たした上で、作品を撚り上げ世に出さなくてはいけません。もちろんアルバムの選曲のこだわりも必須です。
 そんな条件を全て満たしたピアニストがこのツィモン・バルト。あのチャイコフスキーのピアノ協奏曲の冒頭部分を劇遅で弾いてみたり(下記参照)、ラヴェルの「夜のガスパール」を気持ち悪く弾いてみたりと、それはそれは個性的。もちろん今回の2枚組も「個性的」の大盤振る舞いです。
 パガニーニをテーマにした曲集ですが、まさに悪魔的な音楽が並びます。まずはお馴染みの「ラ・カンパネラ」からどうぞ。想像以上にカッコいいルトスワフスキ(意外!)そして、エッシェンバッハの指揮がそのデモーニッシュさに拍車をかけたラフマニノフ。全部聞いてしまった夜には、悪夢にうなされるかもしれません。



  

ODE-1232
\2400→\1490
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ集
 1.ソナタ ハ短調 K22/2.ソナタ ハ短調 K11/
 3.ソナタ ハ長調 K159「狩り」/4.ソナタ ハ短調 K129/
 5.ソナタ ヘ長調 K6/6.ソナタ ヘ短調 K386/
 7.ソナタ ヘ短調 K19/8.ソナタ ヘ短調 K519/
 9.ソナタ ホ長調 K135/10.ソナタ ホ短調 K203/
 11.ソナタ ト長調 K13/12.ソナタ ト短調 K30/
 13.ソナタ ト短調 K12/14.ソナタ ニ短調 K1/
 15.ソナタ ニ短調 K52/16.ソナタ ニ長調 K140
ヤンネ・ラットゥア(アコーディオン)
録音 2013年6月24-26日 オーストリア グラーツ,シュトラスガンク・プファール教会
 1974年生まれのフィンランド・アコーディオン界の第一人者ヤンネ・ラットゥア。これまでも度々の来日で、その素晴らしい技巧と音楽性、そして編曲の妙でアコーディオンの素晴らしさを広めています。
 既にONDINEレーベルには、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の録音(ODE1209)がありますが、こちらはあの音の多い楽譜を、忠実に一台のアコーディオンで演奏していることに驚いた人も多いことでしょう。もちろんこのスカルラッティ(1685-1757)のソナタもアコーディオンで丁寧に、かつ軽やかに演奏しています。アコーディオン演奏の可能性をここまで高めたラットゥアの才能には、ただただ感嘆する他ありません。


ODE-1235
\2400→\1490
ショスタコーヴィチ:歌曲集
 1-6. 6つのロマンス Op.62a
  <息子に/雪と雨の降る野原で/マクファーソンの最期/
   ジェニー/ソネット66/王様の出陣>/
 7.アニー・ローリー(ショスタコーヴィチによる管弦楽版)(1944)/
 8-18.ミケランジェロの詩による組曲 Op.145a(イタリア語歌唱)
  <心理/朝/愛/別れ/憤り/ダンテ/
   放逐された者/想像/夜(対話)/死/不滅>
   ※7…世界初録音, 8-18…イタリア語版世界初録音
ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)/
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
トーマス・ザンデルリング(指揮)
録音 2013年10月8-12日 ヘルシンキ・ミュージック・センター
 カナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリー(1906-1975)。ONDINEにデビュー。彼が選んだのは意外にもショスタコーヴィチの歌曲集でした。とは言え、この「6つのロマンス」はW.ローリー、R.バーンズ、W.シェイクスピアと言ったイギリスの詩人の詞を用いたもので、フィンリーにとっては共感溢れる作品であることは間違いありません。
 このオーケストラによる伴奏版は最近発見されたもので、本来は室内楽による伴奏パートをショスタコーヴィチ自身がフルオーケストラへと拡大しており、より精緻な音楽を味わえるようになっています。晩年の作品で、晦渋かつ人間味あふれる歌曲として知られる「ミケランジェロ歌曲集」は、ロシア語ではなく原語の「イタリア語」で歌われる珍しいもの。このヴァージョンは世界初録音となります。フィンリーの素晴らしい歌唱を、ショスタコーヴィチのオーソリティ、トーマス・ザンデルリングが見事にサポートしています。
 


ODE-1244
\2400→\1590
久々登場!
 オッリ・ムストネン(p)
  プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集

 ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 Op.26
 ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 Op.10
 ピアノ協奏曲 第4番 変ロ長調「左手のための」Op.53
オッリ・ムストネン(p)/
フィンランド放送交響楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
 録音 2015年3月…4-6, 2015年5月…1-3.7-10、フィンランド,ヘルシンキ・ミュージック・センター

 現在、ONDINEレーベルで最も注目されている指揮者ハンヌ・リントゥと、ピアニスト、オッリ・ムストネンのコラボレーションによるプロコフィエフ(1891-1953)のピアノ協奏曲シリーズの登場!
 熟練したピアニストでもあったプロコフィエフの協奏曲は、どれも高度な技術が要求されますが、中でも第3番は「20世紀を代表する作品の一つ」と賞賛されるほど幅広い人気を獲得しています。
 ゆったりとした序奏を経て唐突に現れるピアノの輝かしいパッセージ、第2楽章でのウィットに富んだ旋律、ピアノとオーケストラとの掛け合いが楽しい第3楽章と聞かせどころの多い曲ですが、ムストネンのピアノは常に冷静さを保ちながら、リントゥと親密な対話を繰り広げています。
 第1番は短いながらも、後年のプロコフィエフの独自性が垣間見えるユニークな曲。ピアノを打楽器のように扱う様子はバルトーク作品のようでもあります。
 第4番は「左手のピアニスト」パウル・ヴィトゲンシュタインが委嘱した作品ですが、ヴィトゲンシュタインが理解不能という理由で(これには諸説ある)演奏しなかったため、プロコフィエフの生前には初演が叶わなかったことでも知られています。
 ピアノの完璧な技巧はもちろんのこと、オーケストラの比重も高い難曲です。


/////

 もちろんライヴなどではバリバリ活躍しているんだろうが、CDの世界ではとんとご無沙汰だったフィンランドの鬼才、オッリ・ムストネン。



 一時期はメジャー・レーベルからも次々新作が出て、どこまで登りつめるのか、という勢いだったことを考えると最近の動向は寂しいものがあった。
 そのムストネンが久々に主役で登場。しかもプロコフィエフのコンチェルト。
 さあ、どんなふうに成長しているのか楽しみ。


ODE-1205
\2400→\1490
テツラフ&フォークト
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集

  1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105/
  4-7.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121/
  8-11.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 Wo02
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/
ラルス・フォークト(ピアノ)
録音 2011年6月27-30日…4-7, 2012年4月23-25日…1-3.8-11 ブレーメン,ゼンデザール
 シューマンの第1番のヴァイオリン・ソナタは1851年に着手され、たった16日間で完成されたという曲。まだまだ活動的で、情熱に溢れる時期の作品であり、全体的に緊密に書かれた名作なのですが、シューマンはこの曲に満足していなかったようで、第1番の完成後、約1か月ほどですぐに第2番に着手、たった1週間で完成させるという超人的能力を発揮。第1番よりも更に円熟の作品を作り上げたのでした。まるでヴィオラのように深く幅広く歌うテツラフのヴァイオリン。それをがっちりと受け止めるフォークトのピアノ。何と感動的で多感なシューマンでしょうか。
 第3番のソナタはほとんど知られていない作品で、これはかのヨアヒムに献呈された「F.A.E.ソナタ」のシューマンが作曲した部分(第2楽章と第4楽章)に、新たに2つの楽章を加えてソナタとして完成させたものです。完成度は高いものの、ほとんど注目もされず、没後100年目の1956年になってようやく楽譜が出版されたという秘曲です。
 

ODE-1227
(SACD-Hybrid)
\2400→\1790
ルチアーノ・ベリオ:シンフォニア 他
 1.L.ボッケリーニの「マドリードの夜警隊の行進」による4 つの変奏(1975)/

 2.ベリオ:メゾ・ソプラノと22 の楽器による「カルモ」(1974/1989)/
 3-7.8ベリオ: 声とオーケストラによる「シンフォニア」(1968-1969)
ヴィルピ・レイセネン(メゾ・ソプラノ)…2/
ミリアム・ソロモン(ソプラノ)/
アンニカ・フールマン(ソプラノ)/
ユッタ・セッピネン(アルト)/
パシ・ヒヨッキ(アルト)
/サイモ・メキネン(テノール)/
パーヴォ・ヒョッキ(テノール)/
ターヴィ・オラモ(バス)/
サンポ・ハーパニエミ(バス)/
フィンランド放送交響楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2014 年1 月 ヘルシンキ,ミュージック・センター
 ONDINE レーベルで大活躍中の指揮者ハンヌ・リントゥ。彼は2013 年までタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、現在はフィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めています。
 前作のメシアン「トゥーランガリラ交響曲」では、オーケストラの機能性と音響効果を存分に生かした素晴らしい演奏を繰り広げましたが、今回は、更に興味深いルチアーノ・ベリオの一連の作品の登場です。
 ベリオ(1925-2003)については今更説明の必要もないイタリアの現代作曲家で、様々な技法を駆使した作品を書きましたが、1950 年代からは当時の妻であった歌手キャシー・バーベリアンとともに、声楽の限界を追求したことでも知られています。ボッケリーニの曲を元にした「4 つの変奏」はミラノ・スカラ座の委嘱作品で、この時の劇場のオープニングナンバーの作曲を依頼されたベリオが、そのオーケストレーションの妙技を駆使して書いた変奏曲です。
 和声的には全く現代的なところのない、極めて愉快な音楽です。
 「カルモ」は彼の友人の一人、ブルーノ・マデルナの死への追悼の音楽。マデルナが愛したテキストを用いた歌曲(?)です。
 そして「シンフォニア」。こちらは既によく知られている作品であり、タイトルの「シンフォニア」とは交響曲の伝統ではなく、多様な声の合流という意味を持つ奇妙な作品です。一番わかりやすいのは、第3 楽章におけるマーラーをはじめとした何人かの作曲家の作品の引用でしょう。様々な音楽が断片的に浮かび上がる様子は、マーラーの原曲における魚の鱗が光を反射する様にも似ています。複雑な曲ですが、聞いていてこれほど面白い作品もないかも知れません。
 


ODE-1239
\2400→\1490
クリスティアン・テツラフ
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集

  1-4.ヴァイオリン協奏曲 第1 番 イ短調 Op.77/
  5-7.ヴァイオリン協奏曲 第2 番 嬰ハ短調 Op.129
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・ストゥールゴールズ(指揮)
録音 2013 年11 月27-28,30 日 フィンランド ヘルシンキ・ミュージック・センター
 ハンブルク生まれの名ヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフによるONDINE レーベル5 枚目の録音は、ショスタコーヴィチ(1906-1975)の2 つの協奏曲集です。これまではモーツァルト、シューマン、メンデルスゾーンと、現代曲(ヴィトマン)の演奏で高く評価されていましたが、今回はまさに本領発揮ともいえる鬼気迫るショスタコーヴィチです。第1 番の冒頭から異様な緊張感を湛えた説得力ある演奏は、これまでに存在した他の演奏を楽々と凌駕するほどのスケール感を有しています。
 ヘルシンキ・フィルハーモニーの醸し出す静謐な音にもゾクゾクさせられます。お約束の、第4 楽章での喧騒も申し分なし。第2 番がこれまた渋い雰囲気を持ち、テツラフは落ち着き払った演奏を聴かせています。
 

ODE-1255
\2400→\1490
カイヤ・サーリアホ:歌曲集「4つの瞬間」 他
 1-4.歌曲集「4つの瞬間」(2002)
  <憧憬/苦悩/瞬間の香り/共鳴>/
 5.弦楽オーケストラのための「大地のメモリー」(2009)/
 6-10.組曲「エミリー」(2011)
  <前兆/インターリュード /原則/インターリュード II/忘却に対して>
カレン・ブルチ(ソプラノ)/
ストラスブール・フィルハーモニー国立管弦楽団/
マルコ・レトーニャ(指揮)
 ヘルシンキ出身の女性作曲家、カイヤ・サーリアホ(1952-)の最近10年間に書かれた3つの作品集です。歌曲集「4つの瞬間」と「エミリー」はオーケストラ伴奏版の声楽曲で、ソプラノ歌手カレン・ブルチによって歌われています。「4つの瞬間」はフランスの作家アミン・マアルーフの詩が用いられた劇的な作品で、2003年に名歌手カリタ・マッティラにより初演され、彼女に捧げられています。
 サーリアホの代表作の一つでもあり、もちろん歌うためには高い技術と表現力が求められる作品です。組曲「エミリー」はサーリアホの同名のモノドラマから取られた組曲で、もともとの作品は大野和士が世界初演したことで知られます。こちらも劇的な内容を緊張感に満ちた音楽が彩っています。
 「大地のメモリー」はエマーソン弦楽四重奏団の委嘱作品を弦楽合奏版にしたもの。カレン・ブルチの精緻な歌唱とストラスブール・フィルの緊密な演奏は、作品に新しい命を吹き込みます。


ODE-1262
(SACD-Hybrid)
\2400→\1790
ハンヌ・リントゥ&フィンランド放送響
 シベリウス:組曲「レンミンカイネン」/ポヒョラの娘

  1-4.組曲「レンミンカイネン」Op.22
   <レンミンカイネンと島のおとめたち/トゥオネラの白鳥/
   トゥオネラのレンミンカイネン/レンミンカイネンの帰郷>/
  5.交響詩「ポヒョラの娘」Op.49
フィンランド放送交響楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2014 年17.20.22 日…1-4, 2014 年11 月17 日…5 フィンランド,ヘルシンキ・ミュージック・センター
 ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団による説得力たっぷりのシベリウス(1685-1957)作品集です。組曲「レンミンカイネン」は“4 つの伝説”とも呼ばれる、フィンランドの叙事詩「カレワラ」に基づいた作品で、完成までに長い期間を要したシベリウス渾身の作品です。
 数奇な運命を辿った男“レンミンカイネン”を巡る物語ですが、シベリウスはこの荒唐無稽な物語に死の香りを漂わせた重厚な音楽を付け、普及の名作を書き上げたのです。「トゥオネラの白鳥」が良く演奏されますが、他の3 つの曲もいかにもシベリウスらしい清冽で描写的な音楽です。
 交響詩「ポヒョラの娘」も、「カレワラ」に基づくものですが、こちらは別のエピソード。難攻不落な問いを出して、男を翻弄する北国の娘が主人公です。シベリウス生誕150 年を記念するにふさわしい最強の1 枚です


ODE-1264
(SACD-Hybrid)
\2400→\1790
人気急上昇!ハンヌ・リントゥ
 マーラー:交響曲 第1番&花の章

 1-4.交響曲 第1番
  <第1 楽章:ゆるやかに/第2 楽章:.強く運動して/
   第3 楽章:緩慢でなく、荘重に威厳をもって/
   第4 楽章:嵐のように運動して>/
 5.花の章
ヨウコ・ハルヤンネ(トランペット)…5/
フィンランド放送交響楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音:2014 年5月…1-4, 2014 年12月…5 フィンランド,ヘルシンキ・ミュージック・センター

 ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の「良い関係」を伺わせる躍動感に満ちたマーラー(1860-1911)です。
 この演奏では、マーラーが当初第2 楽章として構想し、結局は削除してしまった「花の章」は最後に置かれているため、曲の統.感は損なわれることなく、マーラーの意志がも尊重される理想的な形となっています。
 この楽章でトランペットを吹いているのは首席奏者の名手ハルヤンネ。流麗でチャーミングな旋律がまっすぐに耳を捉えます。素晴らしい録音にも注目です。


ODE-1270
\2400→\1490
セーゲルスタム(指揮)&トゥルク・フィル
 トイヴォ・クーラ:2 つの南オストロボスニア組曲 他

  1.祝典行進曲 Op.13/
  2-6.南オストロボスニア組曲 第1 番 Op.9
   <情景/民謡/オストロボスニア舞曲/悪魔のダンス/夕暮れの歌>/
  7-11.南オストロボスニア組曲 第2 番 Op.20
   <花嫁の到着/森の雨/メヌエット/孤児のポルスカ/鬼火>/
  12-13.前奏曲とフーガ Op.10
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団/
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
録音 2015 年1 月20-22 日 フィンランド トゥルク・コンサート・ホール

 NAXOSのシベリウスに続いてセーゲルスタム&トゥルク・フィルの進撃が止まらない。
 録音契約が解禁されたか何かなのか?
 そんな彼らの新譜はONDIENから。今回はフィンランドの美しくも切ない抒情を乗せたトイヴォ・クーラの作品集。どれも珍しい作品ばかりだが、これからもこういった「北欧の知られざる名曲集」的録音が続いていく可能性は十分ありうる。

 それにしてもセーゲルスタム、メジャー・オケと袂を分かち、トゥルク・フィルと後半生を共にする決断をしたのか。
 セーゲルスタムの今後の活躍が非常に気になり、そして楽しみである。




 フィンランドの作曲家トイヴォ・クーラ(1883-1918)は、作曲家としてこれから充実した活動をしていくという矢先に、口論の末、銃で撃たれてしまうという悲劇的な死を遂げた人です。
 シベリウスに作曲を学び、留学先のパリではフランクの影響を受けたという彼の作品は、フィンランドの自然や国民気質が反映されていて、聴き手にも高揚感をもたらすことで知られ、熱狂的なファンも存在します。
 ただ、志半ばでこの世を去ってしまったため、作品の数はあまり多くなく、また演奏される機会もあまり多くありません。もちろん録音も然りです。
 この作品集は、彼の作風を端的に示すものであり、どれも印象的な旋律と、少し影のある管弦楽の響きを持っています。セーゲルスタムはこれらの曲を共感たっぷりに指揮、曲の魅力を存分に伝えています。


ODE-1271
(2CD)
\2400→\1490
テツラフ兄妹&ラルス・フォークト
 ブラームス:ピアノ三重奏曲集

《CD1》
 1-4.ピアノ三重奏曲 第2 番 ハ長調 Op.87/
 5-8.ピアノ三重奏曲 第3 番 ハ短調 Op.101/
《CD2》
 1-4.ピアノ三重奏曲 第1 番 変ロ長調 Op.8
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/
ターニャ・テツラフ(チェロ)/
ラルス・フォークト(ピアノ)
録音 2014 年5 月27-29 日 ブレーメン ゼンデザール
 テツラフ兄妹と、ピアニスト、ラルス・フォークトはプライヴェートでも親しい友人であり、これまでにも何度もアンサンブルで緊密な演奏を披露しています。このアルバムでも、ブラームス(1833-1897)特有の「底に秘めた情熱」と夢のように美しいメロディを余すことなく表現し、納得の行く三重奏を聴かせています。


ODE-1269
\2400→\1490
シベリウスの名演を聴かせてくれたヴィータサロ
 ドビュッシー:前奏曲第2集&ベルガマスク組曲

  1-12.前奏曲第2集
  <霧/枯れ葉/ビーノの門/妖精たちはあでやかな舞姫/
   ヒースの草むら/ラヴィーヌ将軍、風変わりな/
   月の光が降り注ぐテラス/オンディーヌ/
   ピックウィック氏をたたえて/エジプトの壷/交替する3度/花火>/
  13-16.ベルカマスク組曲
   <前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ>
マリタ・ヴィータサロ(ピアノ)
フィンランドを代表する女性ピアニスト、マリタ・ヴィータサロ。 FINLANDIAレーベルの彼女のシベリウス作品集は、発売されて20年以上も経つのに、今でも高い人気を誇っています。その人気の秘密は、香り高く繊細な彼女のピアノが、シベリウスの音楽の持つ魅力を最大に引き出しているからに他なりません。
 そのヴィータサロ、ONDINEレーベルでは主に歌曲の伴奏者としての録音が多いのですが、今回はソリストとしてドビュッシー(1862-1918)の2つの名作を披露しています。
 ペルカマスク組曲では端正な表情を保ちながらも、「前奏曲」では思う存分に陰影のある響きと多彩な音色を駆使して、印象派の音楽の美しさをとことんまでに見せつけてくれます。
 


ODE-1275
\2400→\1590
エッシェンバッハ、ヒンデミット第2弾!
 パウル・ヒンデミット:交響曲「画家マディス」/交響曲変ホ長調

 1-3.交響曲「画家マティス」
  <第1楽章:天使の合奏/第2楽章:埋葬/
  第3楽章:聖アントニウスの誘惑>/
 4-7.交響曲変ホ長調
 <第1楽章:Sehr lebhaft/第2楽章:Sehr langsam/
 第3楽章:Lebhaft/第4楽章:Massig schnelle Halbe>
北ドイツ放送交響楽団/
クリストフ・エッシェンパッハ(指揮)
録音2013年4月11.14日ドイツハンブルク,ライスハレ ライヴ収録

 エッシェンバッハ、ONDINEレーベルヘのヒンデミット(1895-1963)第2弾!
 五嶋みどりをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲を含む前作は、2014年のグラミー賞を受賞し大変な話題を呼びました。
 今作は2曲の「交響曲」を収録。こちらも内容も演奏も素晴らしいものです。交響曲「画家マティス」は自身の同名のオペラと並行して書かれたもので、オペラに使われた素材が転用されています。
 ここで題材とされているのは、16世紀のドイツの画家、マティアス・グリューネヴァルトであり、各々の楽章にはマティスの代表作「イーゼンハイム祭壇画」にちなんだ題名が付けられています。
 権力に抵抗する画家の姿を描いたこのオペラ、1938年にフルトヴェングラーの演奏で初演されようとしたところ、ナチスによって上演中止となり、これに抗議したフルトヴェングラーが新聞社に記事を投稿し、「ヒンデミット事件」と呼ばれる大スキャンダルが巻き起こったことでも知られています。
 1940年に作曲されたもう1曲の「交響曲」には標題はなく、引き締まった構造を持つ4楽章の伝統的な形式を踏襲した作品です。こちらはミトロプーロスが初演しています。
 今回もエッシェンバッハの演奏は、作品の本質を明解に見せてくれます。



ODE-1279
(SACD-Hybrid)
\2400→\1490
テツラフ(ヴァイオリン)
 ストゥールゴールズ指揮&ヘルシンキ・フィル
スーク&ドヴォルザーク:ヴァイオリン作品集

 1.ヨゼフ・スーク(1874-1935):幻想曲 ト短調 Op.24/
 2-4.ドヴォルザーク(1841-1904):
  ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
  <第1 楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ/
   第2 楽章:アダージョ・マ・ノン・トロッポ/
   第3 楽章:アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ>/
 5.ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調 Op.11
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・ストゥールゴールズ(指揮)
 録音 2015 年9 月29 日-10 月2 日 フィンランド ヘルシンキ・ミュージック・センター
 名手クリスティアン・テツラフのONDINE レーベルへの7 枚目となるこのアルバムは、東欧の2 人の作曲家の作品集です。メインとなるのはドヴォルザークの協奏曲。冒頭の印象的な旋律が特徴的なこの作品ですが、ヴァイオリンパートの熱い旋律は聴きもの。
 第2 楽章の訴えかけるような切なさ、舞曲である第3 楽章の優美さなど、上手い演奏家の手で奏されると、例えようもない魅力を放つ作品なのです。
 スークの幻想曲は、まさに「スラブ舞曲」そのもののフレーズが様々な形で展開されていく緊迫感に満ちた作品で、変幻自在な楽想に驚かされるのではないでしょうか。
 最後に置かれたドヴォルザークの「ロマンス」はもともと弦楽四重奏曲第5 番の第2 楽章で、憂鬱でやるせない雰囲気がなんとも美しい作品です。
 テツラフとストロゥールゴーズはこれらの作品の東欧的情緒を余すことなく汲み上げ、見事な絵画のように目の前にみせてくれるのです。


ODE-1283
\2400→\1590
ハンヌ・リントゥ(指揮)&フィンランド放送響
 エルッキ・メラルティン:管弦楽作品集

 1.交響詩「夢想」 Op.70/2.マルヤッタ Op.79/
 ソプラノとオーケストラのためのカレワラから伝説/
 3-10.バレエ音楽「青い真珠」Op.160 (ハンヌ・リントゥとヤニ・キョリョネンによる補筆)
ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)…2/
フィンランド放送交響楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2015年6月…1, 2015年8月…2, 2015年5月…3 フィンランド ヘルシンキ,ミュージック・センター

 1875年、当時のロシア帝国との国境付近のカキサルミに生まれた作曲家メラルティン(1875-1937)。
 このアルバムでは世界初録音を含む3つの作品を、ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の演奏でお聴きいただけます。1910年に作曲された交響詩「夢想」はアレクサンドル・ジロティのために書かれた大規模な作品。まさにフィンランドを象徴するかのような印象的なフレーズと、またリヒャルト・シュトラウスを思わせるオーケストラの響き、ドビュッシー風の和声を持つこの大作、彼自身も自信作と認識していたようですが、結局のところ長い間忘れ去られてしまい、2013年にリントゥがヘルシンキで再演を行うまでの81年間は眠ったままとなっていました。
 「マルヤッタ」はカレワラ(フィンランドの民族叙事詩)に基づく声楽曲で、シベリウスの「大気の精」と同じ出自を持ち、また同じ歌手アイノ・アクテのために書かれています。もう1曲のバレエ「青い真珠」は1930年、彼の晩年の作品でフィンランド初の長編バレエ曲です。ここではリントゥとキョリョネンによって8曲の組曲として再編成されたものが演奏されています。


ODE-1285
\2400→\1490
ラルス・フォークト(ピアノ)
 シューベルト:ピアノ作品集

 1-4.即興曲 Op.90 D899
  〈ハ短調 Allegro moderato/変ホ長調 Allegro/
   変ト長調 Andante/変イ長調 Allegretto〉/
 5-10. 6つのドイツ舞曲 D820
  〈変イ長調/変イ長調/変イ長調/変ロ長調/変イ長調/変イ長調〉/
 11-16.楽興の時 Op.94 D780
  〈第1番:ハ長調/第2番:変イ長調/第3番:ヘ短調/
   第4番:嬰ハ短調/第5番:ヘ短調/第6番:変イ長調〉
ラルス・フォークト(ピアノ)
録音 2016年3月29-31日
ドイツ ケルン、ドイツ放送 室内楽ホール

 Recording Producer: Stephan Schmidt  Editing: Stephan Schmidt  Recording Engineer: Michael Morawietz
 ドイツ、デューレン生まれのピアニスト、ラルス・フォークトのシューベルト。1998年からは「シュパヌンゲン音楽祭(発電所の音楽祭)」を主宰、また2003-2004年のシーズンにはベルリン・フィルの「イン・レジデンス・ピアニスト」に任命され、数多くの室内楽や独奏曲を演奏しているピアニストです。
 これまでにONDINEレーベルからは、ブラームス、モーツァルトの室内楽と、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をリリースし、その磨き抜かれた演奏は多くのファンを魅了しています。
幅広いレパートリーを持つフォークト、シューベルトも大得意としており、もう一つの即興曲集(D946)は2007年に録音し他のレーベルからリリースするなど、強い愛着を抱いています。
 このアルバムは「即興曲」と「楽興の時」の組み合わせに、6つのドイツ舞曲を併せたユニークなもので、シューベルトの溢れ出るような美しいメロディが、フォークトらしい独特の叙情性を持って演奏されています。

ODE-1247
\2400→\1590
エリクス・エセンヴァルズ:宗教作品集
 1-8.聖ルカ伝による受難曲(2014)/
 9.大海の一滴(2006)/
 10.最初の涙(2014)/11.天の連祷(2011)
レヴァ・パルシャ(メゾ・ソプラノ)…1-8/
ヤミス・クルシェブス(テノール)…1-8/
ダウマンツ・カルニニュス(バリトン)…1-8/
レヴァ・エゼリエーテ(ソプラノ)…9/
リーガ・パエグレ(アルト)…9/
アレクサンドルズ・マイジェルズ(リコーダー&ハープ)/
ラトビア放送合唱団/
シンフォニエッタ・リガ…1-9.11/
シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)
録音 2015年5月5-7日 ラトビア、リガ 聖ジョン教会
 現代合唱曲の作曲家として、一部のファンの間では熱狂的な人気を誇るラトビア出身のエリクス・エセンヴァルズ(1977-)。
 このアルバムでは彼の新作「聖ルカ受難曲」を中心に、いくつかの特徴的な曲を聴くことができます。
 エセンヴァルズにとっては初の受難曲となるこの「聖ルカ」は、8つの部分から構成され、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン独唱と合唱、オーケストラによって奏される壮大な作品。
 作曲にあたり、指揮者クリャーヴァも助言をしたという大作です。また「大海の一滴」と「最初の涙」はマザー・テレサに献呈された透明感を持つ作品で、「天の連祷」はラトビアの詩人フリシス・バールダの神秘的な詩を用いた作品です。
 複雑な旋律の絡み合いと、そこから生まれる美しい響きに耳を奪われます。





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