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OPUS蔵 破格超特価セール
その1
1CD\2500→\1390
2CD\4000→\1690
〜4/22(日)


 オーパス蔵の初回発売は2000 年秋だった。
 あれから14年、その「生々しい実在感のある復刻音」、「海外でもっともレヴューの出る日本のレーベル」として高い評価を得てきた。
 最初にこのレーベルに海外で注目したのは、英Classic Record Collector誌の編集長であったTully Potter氏で、氏は‘Realistic Transfer’と評した。それからSPレコードの復刻だけでなく、初期LPレコードの復刻を行なうようになり、マイナーレーベルによるフルトヴェングラー板起こし合戦のきっかけを作ったことは記憶に新しい。

 今回はそのオーパス蔵の中から厳選されたタイトルを通常価格の半額近い特価でお贈りします。



OPK 2041
(2CD)
\2500→\1390
OPUS 蔵最大のベストセラー、
 カザルスの名盤新リマスタリング
  2CD\1390!

 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
パブロ・カザルス(Vc)
録音:1936〜39年HMV原盤 日本語解説:鈴木秀美

★名盤がより一層透明度が増した新マスタリング!素晴らしい音質でセールのタイミングで再登場!

カザルスのバッハは低音の豊かさを特長とした実在感のある音で評判になりましたが、 一部で低音が過剰であるという感想があり、中にはチェロのそばで誰か線香花火を楽しんでいるというノイズの指摘もありました。今回プレス型の更新にあたり新マスタリングで再登場!低音がかなり強い部分の調整を全体の音は変えないように行なうとともに、花火のようなノイズを手で摘むような作業で減らしました。《OPUS 蔵代表 相原 了》
OPK 2050
\2500→\1390
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲、交響曲第7番
ハイフェッツ(Vn)
トスカニーニ指揮
ニューヨーク・フィル
「トスカニーニはNBC響を振って「第7」を再録しているが迷うことなくこちらを採るべきだ。凄い迫力であるエネルギーが炸裂する素晴らしい録音だ」と宇野功芳氏はライナーノートで激賞しており、まさにおそるべき復刻。録音:1940、1936年ビクター
OPK 2052
\2500→\1390
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番
カペー四重奏団
録音:1928年 日本語解説
OPK 2059
\2500→\1390
トスカニーニ/
ロッシーニ:
 (1)アルジェのイタリア女 序曲
 (2)セミラーミデ 序曲
 (3)セヴィリアの理髪師 序曲
 (4)絹のはしご 序曲
 (5)弦楽のためのソナタ第3番
(6)ヴィヴァルディ:合奏協奏曲作品3、第11番
トスカニーニ指揮
(1)-(3)ニューヨークフィル
(4)BBC交響楽団
(5)(6)NBC交響楽団
ヴィヴァルディの合奏協奏曲は、おそらく初CD化と思われる。山崎浩太郎氏も「どんな作品も活力と躍動感で満たされ力強く迫力のある低音はいかにもオーパス蔵の仕事である」と太鼓判。原盤:(1)mat Vic101218-19 (2)mat Vic101214-17 (3)mat Vic7255AB (5)(6)私家版LP
OPK 2064
\2500→\1390
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47
(3)ラヴェル: ハバネラ形式の小品
(4)スカラテスク:バガテル
ジネット・ヌヴー(Vn)
(3)(4)ジャン ヌヴー(P)
(1)イッサイ・ドブロウェン指揮
フィルハーモニア管
(2)ワルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管

ノイズを徹底的に取る復刻が特にヨーロッパで流行でありますがどうも実在感の希薄な音になっているようです。ノイズを取ったあと恐らくはイコライザーで弱くなった音を補って聞かせる復刻は演奏家の息使いを取り去ってしまいます。ヌヴーもノイズの大きなイギリス盤でやらねばならないかと思っていましたら、レコード収集の名人がフランス盤を入手してくれました。恐らく他の復刻より実在感があると思います。ブラームスの方が録音は新しいのですが、シベリウスの方が緻密な音が捉えられています。これは他の盤でも同様なので、元の録音に差があるものと考えられます。それにしても、シベリウスは名演です。SPでもこの弱音を再現できるのだということが実感できるものです。まだ活動を始めたばかりのフィルハーモニア管弦楽団ともども若さの勢いが感じられます。おまけに小品を2曲つけました。アンコールとしてお聴きください。(オーパス蔵代表 相原了)

録音:(1)(3)(4)1946年(2)1945年
OPK 2070
\2500→\1390
(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 <rec. 1935>
(2)J.S.バッハ:シシリアーノ<rec.1933>
(3)ブラームス:ホルントリオ<rec.1933>
(4)モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K447<rec.1940>
オーブリー・ブレイン(Hrn)
(1)アドルフ・ブッシュ(指)
ブッシュ室内管弦楽団
(2)(3)ブッシュ(Vn)、
ルドルフ・ゼルキン(Pf)
(4)エードリアン・ボールト(指)
BBC交響楽団

ブッシュ、ゼルキン、オーブリー・ブレインのブラームスのホルントリオ録音はこれを越えるものがないと言われる位の名演奏・名録音です。録音の翌年の演奏会でも、「この演奏会を聴けた者は幸福である。トリオとして、昨日の演奏者たちは申し分ない。技術的な卓越、また、音楽的な感性の点からも、まさに理想的なメンバーであった(Morning Post. 1934年3月8日付)」と絶賛されている。ブランデンブルク協奏曲第1番はデニス・ブレインの始めての公開演奏会で取り上げられたもので、ブッシュが指揮とヴァイオリンを担当、父のオーブリーが第1ホルンを吹いています。録音では第2ホルンをブラッドショーが吹いている。モーツァルトのホルン協奏曲第3番は当時まさに絶頂期にあったオーブリーの演奏。デニスの録音も複数残っているので、親子で聴き比べてみるのも興味深いだろう。すべてSPより復刻

OPK 2075
\2500→\1390
スメタナ:我が祖国 (全曲) ヴァーツラフ ターリヒ(指)
チェコ・フィル
「46歳のターリヒの指揮は、後年の録音に較べてやはり若々しい。全曲の演奏時間は後の二回の録音よりも長いのだが、緩急の幅を大きくとった、意欲的な表現をしている。弦のポルタメントなど、後には「古めかしい」と考えられた演奏法も聴かれるが、粘っこくない、リズミックですっきりした進行は、いかにも20世紀前半のスタイルである。熱く明朗な響きで通し、暗く悲愴な雰囲気がさほどに感じられないことも、後年の演奏とは異なっている。若い独立国の、伸びざかりの指揮者と団体が、気合を入れて初めてのレコーディングに臨んでいる様子が、この音楽から感じられる気がする。(山崎浩太郎)」
いまは消えてしまったローカルなオーケストラの音として話題になるのはフランスの音と、チェコの音だと思います。フランスは自分の意思で変えたといえますが、チェコはナチスの併合によって亡命した音楽家も多く、戦後は共産国として存在していたため第2次世界大戦前とは音楽も変えられてしまいました。カザルスのドヴォルジャークチェロ協奏曲(OPK2043)を復刻した際に「これが昔のチェコの音か」という声を多く耳にしました。そこでターリッヒとチェコ・フィルの音の復刻を企画しました。その第1弾として1929年HMVがプラハで録音した「我が祖国」を選びました。この成功がその後のロンドンにおけるドヴォルジャークの録音につながったのでしょう。弱音部のきれいな録音で十分に楽しめます。(相原 了)録音:1929年 プラハ
OPK 2090
\2500→\1390
クーレンカンプ/協奏曲録音 Vol.1
 (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品 61
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第 5 番イ長調 K.219
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
(1)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリン国立歌 劇場管弦楽団
クーレンカンプがテレフンケンに残した協奏曲録音集 Vol.1~3

(1)録音:1936 年、(2) 録音:1939 年。日本語解説付

OPK 2092
\2500→\1390
クーレンカンプ/協奏曲録音 Vol.3
 (1)シュポア:ヴァイオリン協奏曲第 8 番イ短調 作品 47「劇唱の形式で」
 (2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品 64
 (3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第 1 番ト短調 作品 26
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
(1)(2)ハンス・シュミット = イッセルシュテット(指)
 ベルリン ・ フィルハーモニー管弦楽団
(3)ヨーゼフ・カイルベルト(指)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(1)(2)録音:1935 年、(3)録音:1941 年。日本語解説付

ヴァイオリンで定評を得ているオーパス蔵として、10 周年記念にはヴァイオリン、しかもこれまで取り上げていないドイツのクーレンカンプがテレフンケンに残した協奏曲録音を選びました。第1弾3枚はドイツの作品をまとめました。あと CD 2枚分の録音があり、次回に出す予定です。まさに正統的なベートーヴェン、ナチスの禁止に逆らい演奏されたメンデルスゾーン、100 年目に初演となったシューマン、華麗なシュポア、カイルベルトをバックにした戦中録音の貴重なブルッフ、カデンツァでナチスと揉めたブラームス、などどれも必聴の名演です。

原盤: 独 -Telefunken SP
OPK 2093
\2500→\1390
クーレンカンプ 協奏曲録音Vol. 4
 (1)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲ト短調作品26
 (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
 (3)ベートーヴェン:ロマンス第2 番
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
(1)オイゲン ヨッフム(指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)アルチュール ローター(指揮)
 ドイツ歌劇場管弦楽団
(3)パウル クレツキ(指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
情熱のドヴォルザークと白熱のチャイコフスキー

(1)録音:1941 年、(2)録音:1939 年、(3)録音:1932 年/原盤:独-Telefunken SP/日本語解説付

クーレンカンプがテレフンケンに残した協奏曲録音には日ドイツ系の録音が2 曲あります。ドヴォルザークとチャイコフスキーです。中でもドヴォルザークは1941 年の戦時の録音ということで流通枚数の少ない貴重な録音であり、名演です。またベートーヴェンのロマンス第2 番はクーレンカンプのベートーヴェン演奏が聴ける貴重なものです。指揮は当時作曲者としても活躍していた若きクレツキのこれも貴重な録音です。
 

OPK 2104
\2500→\1390
メンゲルベルク&アムステルダム・コンセルトヘボウ管
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
 (1938年11月29日録音)
ボロディン:中央アジアの草原にて
 (1941年4月録音)
チャイコフスキー:大序曲「1812年」
 (1940年4月9日録音)
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 1812年12 月ナポレオンの軍隊はロシアから撤退してから200年因縁が感じられるメンゲルベルクの「1812年」、2012年、記念の年に発売

 メンゲルベルクが1937 年以来録音していたテレフンケンはドイツの会社であるので、ブラームスの録音は極めて普通の企画であるが、チャイコフスキーとボロディンについては歴史的背景も気になるところである。ドイツから見たこの前後の出来事を書いておくと、
  1939 年9 月1 日、ポーランド侵攻。以後、北欧、バルカン諸国へ侵攻
  【1940 年4 月9 日、チャイコフスキー大序曲「1812 年」他、録音】
  1940 年5 月10 日、オランダ・フランス侵攻開始 5 月17 日、オランダ降伏
  1940 年6 月14 日、パリ無血入場 6 月22 日、フランス降伏 調印式
  【1941 年4 月25 日、ボロディン:「中央アジアの草原にて」録音】
  1941 年6 月22 日、独ソ不可侵条約破棄、ソ連侵攻開始
  1943 年2 月、スターリングラードで敗北 以後ドイツの敗退続く
 ボロディンの録音日はまだソ連とは仲のよい時であるが、発売の頃は戦闘の真最中ではなかったろうか。しかし、内容的に興味深いのは「1812 年」である。
 オランダやフランスへの侵攻が噂される中での、侵攻される側の録音である。メンゲルベルクはドイツ信仰が強かったから余り動揺はなかったかもしれないが、楽団員はどうだったであろうか。しかも曲はフランス軍の敗退を描いたものである。実際、録音のちょうど1 月後にはナチスドイツのオランダ侵攻が始まっている。レコードの発売はいつか不明であるが、フランスの降伏が早かったので進軍の景気づけには間に合わなかっただろう。しかしフランス敗北の記念録音としては役に立ったかもしれない。
OPK 2105
\2500→\1390
1926年、四大巨匠の録音
 アルトゥーロ・トスカニーニ (1867-1957)、ウィレム・メンゲルベルク (1871-1951)
 ブルーノ・ワルター (1876-1962)、ウィルヘルム・フルトヴェングラー (1886-1954)

  ・メンデルスゾーン:真夏の夜の夢より、「スケルツォ」「ノクターン」
    トスカニーニ& ニューヨーク・フィル (原盤 US-Brunswick)
  ・ベルリオーズ:ファウストの劫罰より「妖精の踊り」「ラコッツィ行進曲」
  ・ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
    メンゲルベルク& コンセルトヘボウ管弦楽団 (原盤 UK-Columbia)
  ・R・シュトラウス:交響詩「ドン・フアン」
    ワルター&ロイヤル・フィル (原盤 UK-Columbia)
  ・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調
    フルトヴェングラー&ベルリン・フィル (原盤 G-Polydor)
 「1926 年四大巨匠の録音集」1926 年といえばレコードを愛する人達に取って記念すべき年、オーケストラ録音の夜明けともいうべき年に記録された戦前の4大指揮者たちの録音を集め1枚!

 録音:1926 年/70’19”

 西暦1926 年は、日本でいえば大正15 年と昭和元年にあたる。新年まであと1 週間という12 月25 日に大正天皇が崩御、昭和が始まるからである。この年の10 月には、日本交響楽協会を脱退した楽員によって新交響楽団が結成された。現在のNHK 交響楽団につながるオーケストラだが、すでにこの時点から、ラジオ放送の出演契約が活動上の不可欠の財源となっていた。
 ラジオは、まもなく登場するトーキー映画とともに、娯楽のあり方を大きく変えていくことになる。この変化は、欧米での新メディアの隆盛を直に反映したものだった。アメリカ最初のラジオ局KDKA がピッツバーグで定時放送を開始したのは1920 年11 月のことで、それから数年のあいだに、広告収入を最大の財源とする民営放送の基本的な経営システムが確立され、数を増やしていった。
 このラジオ放送の大発展によって存続を脅かされる事態に陥ったのが、旧来の音楽メディアたるアメリカのレコード会社である。1921 年にピークに達した売り上げが、4 年後の1925 年には半分近くにまで減った。受信機さえあれば聞くのはタダという手軽さに負けたのだが、もう一つの要因として、ラジオよりも音質が貧弱なことも忘れてはならなかった。アコースティック録音は、歌やヴァイオリンにはいいが、大編成のオーケストラやオペラにはまるで向いていなかったからである。ラジオの方がよほど、迫真感のある響きを伝えることができたのだ。ならば、真空管に代表されるラジオの電気音響技術を、レコードにも応用すればよい。1924 年にベル研究所系列のウェスタン・エレクトリック(WE) の技術者が電気録音の特許を取得、翌1925 年からアメリカやイギリスで実用化され、面目を一新するその音質で、滅亡寸前のレコード産業を救うことになった。1926 年は、このレコード産業復活の流れにのった年である。その象徴のように、トスカニーニとフルトヴェングラーとメンゲルベルク、指揮者界の伝説的なスターが、初めて電気録音を行なう年となった。
 このCD はその3 人に同年のワルターをあわせ、SP 時代に日本で高い人気を誇った4 人の指揮者を勢ぞろいさせたものだ。この「レコードの4 大巨匠」がみな、当時のニューヨークで活躍していたということは、背景として忘れてはならない事実だろう。アメリカは世界最大のレコード市場だ。そして、1920 年代のアメリカは未曾有の繁栄と好景気に沸いていたが、ニューヨークはその中心だった。その栄華は、本場ヨーロッパの最高級のスター指揮者をも呼びよせずにはいなかった。( 山崎浩太郎)
OPK 2106
\2500→\1390
ブルーノ・ワルター 序曲とワルツを振る(1929-1938)
 (1)ブラームス:大学祝典序曲op.80(ウィーン・フィル)<1937年録音>
 (2)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
  (ブリティッシュ交響楽団)<1932年録音>
 (3)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲(ロンドン交響楽団)<1938年録音>
 (4)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(パリ音楽院管弦楽団)<1938年録音>
 (5)J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲(パリ音楽院管弦楽団)<1938年録音>
 (6)J.シュトラウス:ワルツ「ウィーンの森の物語」
  (ブリティッシュ交響楽団)<1929年録音>
 (7)J.シュトラウス:ワルツ「南国のばら」(ベルリン・フィル)<1930年録音>
 (8)J.シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」
  (ベルリン国立歌劇場管弦楽団)<1929年録音>
 (9)J.シュトラウス:ワルツ「皇帝円舞曲」(ウィーン・フィル)<1937録音>
ブルーノ・ワルター(指)
 ブルーノ・ワルター、2 タイトル登場!モーツァルト3 大交響曲は2013年リマスター版!

 (9)以外は初出 (9)は新マスター(2013)/原盤SP: UK-Columbia, UK-HMV, JP-Columbia

 ワルターはSP 電気録音の初期から活発に録音をしているため、小品の録音が多くあります。中でもワーグナーの録音がかなり多いのですが、ここではプロムナード・コンサートのイメージで、1929 年から1938 年までの10 年間に録音された、ワーグナーを除いた序曲とワルツでまとめてみました。ワルターの録音相手は多く、本CD でも6つのオーケストラを振っており、録音場所もロンドン、ベルリン、ウィーン、パリと多彩です。政治的事情で亡命を繰り返す生活でしたが、これだけの録音を残したということは皆に愛された指揮者であったことを示しています。
 なおワルツはSP 1枚に入れるため、初期の録音は短縮された演奏になっています。( 相原了)
 
OPK 2107
\2500→\1390
ブルーノ・ワルターによるモーツァルト3大交響曲(1929-1938)
 <2013年新マスター版>
  モーツァルト
   (1)交響曲第39番変ホ長調K.543(BBC 交響楽団)
    <1934年録音>
   (2)交響曲第40番ト短調K.550(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
    <1929年録音>
   (3)交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551(ウィーン・フィル)
    <1938年録音>
ブルーノ・ワルター(指)
 原盤SP:いずれもJP-Columbia

 ワルターはモーツァルト演奏を復活させた指揮者のひとりであり、SP 時代に主要な交響曲を録音しています。39,40,41 番、いわゆる3大交響曲もSP で聴くことができます。
 オーパス蔵ではワルターのウィーン・フィルとの録音を中心に復刻してきましたので、第41 番「ジュピター」と第39 番、第40 番は別のCD として発売しました。これらCD は2001 年に出されましたが、時間も経ちましたので新しくマスターをし直し、また多くのリクエストにお応えして、3 曲をまとめることにしました。アメリカに移ってからのニューヨーク・フィルとの録音、晩年のコロンビア交響楽団との録音とは異なる、ワルター壮年時代のヨーロッパ録音を味わってください。(相原了)
OPK 2111
\2500→\1390
エリーザベト・シュヴァルツコップが歌うオペラ&オペレッタのSP録音集(1939 〜1950) エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 ・フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 
  第1幕 踊りの2重唱(録音:1947年9 月27 日) 
  第2幕 眠りの精の歌、夕べの祈りの2重唱(1947年9月26日)
   グレーテル、眠りの精:シュヴァルツコップ、ヘンゼル:イルムガルト・ゼーフリート
   ヨゼフ・クリップス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
 ・R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」第2幕 銀のばらの献呈の場
   (録音:1947年12月9日)
   ゾフィ:シュヴァルツコップ、オクタヴィアン:ゼーフリート
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ・ビゼー:歌劇「カルメン」第3幕 ミカエラのアリア(何を恐れることがありましょう)
   (録音:1950年10月19日)
 ・プッチーニ:
  歌劇「トゥーランドット」第1幕 リュウのアリア(お聞きください、王子様)
   (録音:1950年10月18日)
  歌劇「蝶々夫人」第2幕 蝶々さんのアリア(ある晴れた日に)(録音:1950年10月18日)
  歌劇「ラ・ボエーム」第3幕 ミミの別れ(録音:1950年10月18日)
 ・ヴェルディ:歌劇「椿姫」第3幕 ヴィオレッタのアリア (さようなら、過ぎ去った日々よ)
   (録音:1950年10月19日)
   アルチェオ・ガリエラ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
 ・ヴェルディ:歌劇「椿姫」第1幕 ヴィオレッタのアリア(ああ、そはかの人か…花より花へ)<英語版>
   (録音:1948年4月12日)
   ニコラス・ブレスウェイト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
 ・スッペ:喜歌劇「ボッカチオ」セレクション(録音:1939年9月4日)
 ・J.シュトラウス:喜歌劇「ウィーン気質」セレクション(録音:1940年8月17日)
   ルーペルト・グラヴィッチュ(テノール) 
   ヴァルター・ルッツェ(指揮)、ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団
 ヴィオレッタ、ミミ、ミカエラ、リュウ、蝶々さん、ジルダ、これらヒロインはシュヴァルツコップのウィーン国立歌劇場時代のメインの役でした。『ばらの騎士』でもゾフィを歌っています。SP 時代の録音もジルダを除きこれらのアリアが残されています。ヴィオレッタは何と英語の歌詞での録音です。またベルリン時代のオペレッタ録音からも若き日のシュヴァルツコップの歌声が味わえます。

 「今回オーパス蔵から発売された《シュヴァルツコップ/オペラ&オペレッタ・アリア集:1939 − 1950》の収録曲目には、「ええっ?これがあのエリーザベト・シュヴァルツコップのレパートリーだっていうんですか?」と、びっくりするとか、驚かずにはいられないと思います。このCD のプログラムには、聴くからに愛らしく可憐な少女であるグレーテルに「眠りの精」をはじめ、ミカエラにリュウ、蝶々さんにミミといった悲しい運命につつまれたヒロインたち、それにこれもご存じ『椿姫』のヴィオレッタ。
 そして『ばらの騎士』のゾフィ…といった有名オペラの若い娘役のアリアとか2重唱がならんでいます。そして最後に1939 − 1950 という録音年代が記されている。ということは、これらの歌は、シュヴァルツコップがまだ若くて、伯爵夫人とか元帥夫人の役には向かない時期の録音だったということになります。ここに聴くシュヴァルツコップ若き日の歌声は、あくまでも愛らしく、ひたすらチャーミングに訴えて、ときにはその歌の一音一語の中に、自らを律する思いの強さを感じさせるといった歌唱なのではないでしょうか。と同時に、若い初々しさの中にもキラリと輝くものを秘めている歌のひとふしであると思います。つまり、これらは、いわば「(歌の)女王以前のシュヴァルツコップ」を聴くアリア集なのです。」(小林利之〜ライナーノーツ)







LP復刻シリーズ

OPK 7056
\2500→\1390
リパッティ/ブザンソン告別リサイタル~1950 年 9 月 16 日
 バッハ:パルティータ第 1 番変ロ長調 BWV 825
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第 8 番イ短調 K 310
 シューベルト:即興曲 D899 第 2 番、第 3 番
 ショパン:ワルツ集(13 曲)
ディヌ・リパッティ(ピアノ)
録音:1950 年 9 月 16 日、フランス、ブザンソン(ライヴ)。音源:US-A n g el LP。日本語解説付

今年のブザンソン国際フェスティヴァルで、リパッティの告別リサイタル後 60 年ということで、リサイタルのドキュメンタリー・フィルムが公開されます。
プロデューサーの Roger 氏が、カナダのリパッティ研究家 Ainley 氏から本 CD のマスタ前の音を聴かされたとき、「この音だ!」といって、フィルムに使われることになりました。 そこで緊急発売となりました。 既存の CD の音に疑問を持たれる方は是非お比べください。
OPK 7033
\2500→\1390
(1)ハイドン:交響曲第92番ト長調HOB. I:92 「オクスフォード」(rec.1944)
(2)R.シュトラウス:「ドン・キホーテ」作品35 39'15" (rec.1938)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団
(2)エマニュエル・フォイアマン(Vc)
フォイアマン、トスカニーニとNBC交響楽団の「ドン・キホーテ」はこれまで何度も出ておりCDも複数ありますが、それらは単に歴史的記録のレベルでした。ところが今回「これは音がよいよ」と紹介された私家盤LPは素晴らしい音でびっくりしました。フォイアマンの細かいニュアンスもよくわかります。ただときどきハムが出てきます。これまでの音源がハムを嫌ってカットしたため貧相な音になったものか、別装置による録音なのかはわかりません。本CDでは音を優先させハムを残しています。慣れれば気にならなくなると期待して。(相原 了)

=山崎浩太郎氏ライナーノーツより=
プライベートLPが音源とのことだが、音の生々しさ、分離のよさが格別で、硬めの音質のM&Aや腰のないGUILDよりも、音楽に引き込まれる。・・ここで使われているのは(ハイドンと同様)かなり良質なものらしい。どこに何があるのか、何がよりよい音なのかが、理屈では割り切れない世界なのである。(中略)冒頭の、ふわっと跳ねるようにして始める軽やかな導入、独特のひねりとうねりを加えた緩急のあるフレージング、そしてその見事なテンポ設定。けっして澱むことのないその進行は、まさにトスカニーニを聴く喜びを味あわせてくれる。ここで顔を出してくる各楽器のキャラクターが明快に聴き分けられるのが、このオーパス蔵盤の魅力である。そしてそこに歌いはじめる、気品と若々しい表情をもったフォイアマンのチェロ。老騎士ドン・キホーテにしては若武者すぎる感もないではないが、世界的巨匠トスカニーニに臆することなく自分の音楽を貫く、その心意気が素晴らしい。 (山崎浩太郎)
OPK 7050
\2500→\1390
ショスタコーヴィッチ:交響曲第7番 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団

ティンパニの決然たる打ち込みの打撃音! この低音なくしては ショスタコーヴィッチの交響曲は成立しない

録音:1942年7月19日ライヴ録音、原盤 Private LP、モノラル

フォイアマンのドン・キホーテ(OPK7033)のように音響の優れた音源を提供いただくケースは,ライヴや放送録音でありますが,今回提供されたLPの「レニングラード」の音の迫力には驚かされました。エアチェックが放送局の録音より優れているとは思えないので,今回の音源は1回限りの放送の記録として,複数録ったであろうもののひとつと考えられます。(相原 了)
オーパス蔵の復刻CDは、あきらかに「RCAとは同演奏の別録音」のように聞こえます。
ほんの試みに第1楽章冒頭の第1主題を27秒ほど聴けば違いは歴然です。まず3小節目で出現するティンパニの決然たる打ち込みの打撃音と、つづく2小節の生々しい打ち込みがコントラバスの超低音とともに、オーケストラ全体の響きを凄味のある重厚な力感として支えていることで、これこそトスカニーニのダイナミズムだと直感させます。(小林利之)


OPK 7052
\2500→\1390
(1)シューマン:交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
(2)ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
(3)レスピーギ:ローマの祭
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団

〜イタリアの陽光に照らされたフランス音楽だ〜(宇野 功芳)

録音:(1)1949年11月12日 スタジオ8H NBCライブ、(2)1949年11月21日 カーネギーホール、(3)1949年12月12日 カーネギーホール。原盤: UK-HMV(ALP)

「ダフニスとクロエ」の美しさが徒事ではない。これはイタリアの陽光に照らされたフランス音楽だ。詩情がいのちのラヴェルだが、トスカニーニは委細構わずに進む。・・・とにかく、この色彩の洪水と凄絶なフォルテと音楽の前進性はすばらしいの一語に尽きる。オーケストラの統率力は抜群で、どんなに楽器が増え、最強奏してもごちゃつくところはいっさいない。それにしても1949年の録音というのが信じられないくらい音が良い。(宇野功芳)


OPK 7060
\2500→\1390
アナトール・フィストゥラーリ〜フランス音楽集
 (1)プーランク:バレエ組曲『 牝鹿』
 (2)プーランク:『オーバード(朝の歌)』 〜
  ピアノと18 の楽器のための舞踊協奏曲
 (3)ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
 (4)フォーレ:組曲『 ドリー』 から 子守歌
  ( アンリ・ラボー編曲)
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)、
(1)(4)ロンドン交響楽団、
(2)(3)ファビエンヌ・ジャキノー (ピアノ)&
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
フィストゥラーリ全盛期のフランス音楽録音から、洒落たプーランクのバレエ音楽 「牝鹿」 を含む1枚

録音:(1)(4)1953 年、(2)(3)1954 年/ 原盤:UK-Parlophone LP

 フィストゥラーリはバレエ音楽の大家として知られ、コンセルトヘボウを振った「白鳥の湖」のハイライト盤(Decca)はLP 時代の代表的な録音でした。
 その後オランダ放送響との全曲盤が出ましたが、余り面白いものではなくフィストゥラーリに対する私の評価は低くなっていました。あるとき中古レコード店に第1 回目の「白鳥の湖」全曲盤があり買って聴いたところ、柔軟性のある活きた演奏が目の前に展開し、一発でノックアウトされました。その後Tully Potter さんに確認したところ、フィストラーリは晩年に往年の輝き、インスピレーションを失ったと知らされ納得しました。それから「白鳥の湖」(OPK7024/5) 「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」(OPK7041/2) を出しましたが、またまた同じレコード店でプーランクの「牝鹿」を見つけました。
 これも魅力たっぷりです。「白鳥の湖」と同じロンドン交響楽団の演奏で、演奏もしっかりしており、繰返し聴くにはもってこいです。 その後同じ英Parlophone-LP でプーランクの「オーバード」を見つけましたので、一枚分となりました。モノラル時代の録音ですがフィストゥラーリの一番輝いていた時代の演奏です。 (オーパス蔵代表:相原 了)

 『牝鹿』(レ・ビッシュ)はプーランクが24 歳の1923 年、常に新しい才能を探していたディアギレフの依頼で作曲した最初のバレエ音楽。翌年ディアギレフ・ロシア・バレエ団が本拠としていたモンテカルロで、当時パリで人気絶頂だった女流画家マリー・ローランサンが衣装と舞台装置を担当、ニジンスカの振付けによって初演。青年作曲家プーランクの出世作となった。レ・ビッシュは「牝鹿たち」の意味だが、バレエとしては物語的なストーリーはない。振付けを担当したニジンスカは「このバレエは、《レ・シルフィード》の現代化です」と言っているが、淡い優雅な水彩画風の女性像の美しさで知られたローランサンの、いくつかの絵をヒントに構想されており、暑い夏の午後、3人の若い男が、16人の若い女性たちと次々に踊りを繰り広げるという、1920 年ごろのヨーロッパにおけるサロンの雰囲気を描いている。組曲の第1曲は「ロンド」で、ピッコロ、オーボエ、クラリネットが1小節ずつ、吹奏する短い導入句のあと、すぐさまトランペットの軽やかなテーマが出現、ホルンと弦の応答がこだまのように…。このトランペットのテーマ。
 聴いた瞬間、というかそれに触れた瞬間、アッと思った。この曲の、この演奏、いつだったか、たしかにそれに、めぐりあっている。はじめて聴いて、素敵な感覚を呼ぶ曲だなと思い、聴きすすむにつれて、知らず知らずの間に、気分はよくなり、心が晴れやかになったのだった。( 小林利之)

OPK 7061
\2500→\1390
トスカニーニ&NBC 交響楽団
ロッシーニ:
 セヴィリャの理髪師 序曲/チェネレントラ 序曲/
 どろぼうかささぎ 序曲/ウィリアム・テル より ‘6 人の踊り’/
 ブルスキーノ氏 序曲/ウィリアム・テル 序曲(LP 復刻)*/
 ウィリアム・テル 序曲(EP 復刻)/
ヴェルディ:運命の力 序曲
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC 交響楽団
『他の誰よりも見事なアッチェレランド効果を伴って胸がすく。』平和到来の喜びが溢れたナチス・ドイツの降伏の翌月、1945 年6月にトスカニーニがセッション録音、EP 盤ウィリアム・テルの大太鼓も注目!

録音:1945 年6 月、1953 年*/復刻原盤: 運命の力、スケーターズ・ワルツ、6 人の踊り:RCA -SP
ウィリアム・テル: RCA-LP (LRY-9000)、RCA-EP/ウィリアム・テル以外のロッシーニ序曲: HMV- LP

 ナチス・ドイツの降伏の翌月、トスカニーニがセッション録音したものはロッシーニ、ヴェルディとワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」でした。
 やはり平和到来の喜びが溢れたのでしょう。ここではその6 月における正規録音を集めました。ちょっと風変わりな組合せですが、特殊な時期の録音という訳です。SP の復刻をしたかったのですが、ロッシーニの序曲はよい盤との出会いがなかったのでHMV のLP を使っています。ロッシーニが多いので53 年の「ウィリアム・テル」序曲を加えました。
 これはRCA の売り物だったEP 盤(45 回転) の音のよさも味わってもらおうというものです。LP(やCD)では聴こえない大太鼓が聴こえます。(オーパス蔵 相原 了)

 特筆すべきは「ウィリアム・テル」で、同一演奏が二種類入っている。53 年のLP 時代であるが、RCA は音が良いということで、45 回転のEP(1曲だけ収録)も出しており、付録として本CD に収められたのである。盤面をこする雑音が強かったり、第1 部最後のチェロの高音がゆれたりするが、音質は間違いなくこの方が良い。艶があり、低音がよく出ており、大太鼓やティンパニの迫力がすごい。このEP 盤の付録は大サービスだ。「セヴィリアの理髪師」を初めとするロッシーニ5 曲については、今更付け加えることは何もない。まさにトスカニーニの自家薬籠中のものになっており、快速のアレグロはリズム感の良さによって踊り出したくなるくらい楽しく、ロッシーニ・クレッシェンドはトスカニーニならではの、他の誰よりも見事なアッチェレランド効果を伴って胸がすく。「スケーターズ・ワルツ」を大指揮者が振った例は他にない。これは軽音楽に属するものだからだ。それをトスカニーニが採り上げ、重量級シンフォニックな音楽に仕立てている。これをぼくが初めてラジオ放送で聴いたのは10 代の終わりか20 代の初めだったと思うが、腰が抜けるほどびっくりした。あまりにスケールが大きく、フレージングが大きく、ダイナミックな迫力が凄まじかったからである。曲想の変化に対する敏感さも最高だが、途中にかかるアッチェレランドやコーダの激しい盛り上げは完全に大シンフォニーである。(宇野功芳)
OPK 7068
\2500→\1390
ドブロウェン(指揮)&フィルハーモニア管
 リムスキー・コルサコフ:
  (1)交響組曲「シェヘラザード」Op.35
  (2)組曲「皇帝サルタンの物語」Op.57
   第1曲:王の戦場への旅立ちと別れ(行進曲)
   第2曲:海原を漂う妃と王子
   第3曲:3つの奇蹟
イサイ・ドブロウェン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
(1)マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン・ソロ)
 初期フィルハーモニア管弦楽団を育てた指揮者達イサイ・ドブロウェン

 録音:1952 年/原盤:UK-Columbia LP

 第一次大戦で多くの音楽家を失ったイギリスは、第二次大戦では優秀な若手演奏家を軍の音楽隊(オーケストラ)に隔離し守りました。戦後レッグがレコーディングを念頭に設立したフィルハーモニア管弦楽団の主要メンバーに彼らが加わったのは当然で、フィルハーモニアは最初から優秀なオーケストラでした。まだベルリン・フィルやウィーン・フィルが戦後の再建で苦しんでいる頃、1952 年の演奏旅行時には世界最高のオーケストラと称えられています。
 当初からEMI(Columbia, HMV)の看板オーケストラであり、モノラル時代も優秀録音が揃っています。モノラル録音にはEMI で未CD 化のものも多くありますが、非常に貴重な録音がCD 化されたことになります。当シリーズの第1弾はイサイ・ドブロウェン、彼はフーベルマン(OPK 2025)やヌヴー(OPK2064)との協奏曲録音でオーパス蔵では馴染みの指揮者です。

 設立早々のフィルハーモニアのレコーディングのレパートリーについて、レッグは主に協奏曲や歌手の伴奏にとどめて、オーケストラ曲は限定していた。1940 年代後半にはまだ、ウィーン・フィルを一流指揮者の指揮で使うことができたためもあるが、アンサンブルを熟成させる必要も感じていたのだろう。
 わずかな交響曲は、オーケストラを教育する力を持つ、有能かつ有望な指揮者のもとでのみ録音させたと、のちに回想している。だから、そのフィルハーモニア最初の交響曲録音の指揮者に選ばれたのがドブロウェンだったという事実は、レッグがこの指揮者に何を期待していたかを、雄弁に物語っている。
 ベートーヴェンの協奏曲に続いて1946 年6 月に録音された、チャイコフスキーの交響曲第4 番がそれである。続いてベートーヴェンの第5 番(未発売)とハイドンの《ロンドン》、さらに2 か月後にはヌヴーとの有名なブラームスの協奏曲と、ショーソンの詩曲が録音された。フィルハーモニアの録音セッションには1948 年にカラヤンが登場、翌年にはフルトヴェングラーとベームも加わる。約50 人の二管編成のオーケストラからフル編成の交響楽団に発展したフィルハーモニアは、デッカに奪われるウィーン・フィルに代って、レッグの最重要の録音オーケストラとなることになる。その下地を築いたオーケストラ・トレーナー陣が、ガリエラやクレツキ、そしてドブロウェンだったのだ。このCD に含まれているリムスキー=コルサコフの2 曲は、フィルハーモニアとの生前最後の録音であると同時に、ボリス・クリストフを外題役にフランス国立放送管弦楽団を指揮して録音した《ボリス・ゴドゥノフ》(1952 年7 月録音)とともに、ドブロウェンの代表作とされるものである。セッションは、《皇帝サルタンの物語》が1952 年12 月6 日にキングズウェイ・ホールにて、続いて《シェエラザード》が17、18、21 日と翌1953 年1 月5 日にアビー・ロード・スタジオで行なわれた。どっしりした響きの安定感、初期フィルハーモニアならではの管と弦の名人たちの独奏(ヴァイオリンはコンサートマスターのマヌーグ・パリキアンだろう)を引きたてつつ、骨太の迫力を持つ音楽をつくりあげる手腕は、なまなかなものではない。(山崎浩太郎〜ライナーノーツより)
OPK 7069
\2500→\1390
デニス・ブレイン(ホルン)
 モーツァルト:
 (1)ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417(1946年録音)
 (2)セレナード第11番変ホ長調 K.375(1952年録音)
 (3)ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287(1952年録音)
デニス・ブレイン(ホルン)
(1)ワルター・ジュスキント(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
(2)カール・ハース(指揮)
 ロンドン・バロック・アンサンブル
(3)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ブレインの吹く美しきモーツァルト!!〜ソリストとして、アンサンブルのメンバーとして、オーケストラの一員として〜

 原盤:US-Columbia, UK-Parlophon, UK-Columbia LP

 オーケストラのコンサートで弦楽器以外のお気に入りの楽器に耳がついていく人は案外多いのではと思います。中でもホルンは前面に出ることはフルート、オーボエ、クラリネットに比べれば少ないのですが、コンサートの印象を左右するほど耳に残ります。このディスクはホルンが曲をしっかり締めているモーツァルトの曲を集めました。ブレインのホルンによるスパイスの味をお楽しみください。もちろんブレインが前面で活躍するホルン協奏曲も含んでおります。ホルン・ファン、ホルニストに捧げます。(相原了)

 「《デニス・ブレイン(1921. 5.17 〜 1957. 9. 1)は、ホルンという楽器を、ヴァイオリンやピアノと同様の「独奏楽器」としての位置づけをした、おそらく最初の人と言ってよいだろう》。ところが、そんなカラヤン共演盤よりも7 年前の1946 年、ブレインはモーツァルトの「ホルン協奏曲第2 番」をEMI(旧コロムビア)との専属契約第1号作品として録音していたのである。しかも1946 年録音ということは、熱心なブレイン・ファンならハッと気が付くにちがいない、ブレインが「柔らかな音色と滑らかなレガートの美しさ」で終生の愛器として「ねんごろに扱っていた」伝説のフレンチ・ホルン「ラウー」の銘器での演奏なのである。」(小林利之〜ライナーノーツより)
 
OPK 7070
\2500→\1390
ドラティ(指揮)&ミネアポリス交響
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲)
アンタル・ドラティ(指揮)
ミネアポリス交響楽団
 バレエ指揮者であったドラティの本領を示す最初の「くるみ割り人形」!

 録音:1953 年/原盤:US-Mercury LP

 2013 年はじめに最高の演奏といわれるドラティとミネアポリス響の「眠りの森の美女」をオーパス蔵で出しましたが(OPK7067/8)、それに続くタイトルとして「くるみ割り人形」をリリースすることになりました。マーキュリーのモノラル盤LP は米マーキュリー盤とライセンスによる英PYE 盤があり、まさにCD と同じ黄色の背景に線画でクリスマスパーティの様子が描かれています。クーベリックや「美女」(ドラティ)のアルバムでは米盤より落着いた音の英盤(EMI)を使ったのですが、PYE 盤は音が落ちます。そこで今回は米マーキュリー盤を採用しました。(相原了)

 「ドラティはバレエ・リュス時代の1937 年にロンドン・フィルを指揮して《白鳥の湖》組曲やリムスキー=コルサコフの《シェエラザード》などをHMV に録音、アメリカでは戦後のSP からLP への移行期にビクターへダラス響などと録音した経歴を持っているが、レコードでの本格的な活動は、1952 年からミネアポリス響と録音を開始したこのマーキュリー時代からである。ドラティによるチャイコフスキーの三大バレエの第1 作で、翌年に《白鳥の湖》、翌々年に《眠りの森の美女》が録音されている。この演奏には、バレエならではの肉体の躍動と、音楽性とのきわどい両立があると感じられる。
 後年のステレオ録音では、よりシンフォニックになったぶん、失われてしまうバレエの弾力が、ここにはまだあるのだ。モノラル録音ということで忘れられがちだが、ドラティの前半生の活動を記念する録音のひとつである。」(山崎孝太郎〜ライナーノーツより)




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