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ハイドン:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1
チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2
交響曲第16番変ロ長調Hob.I-16 |
セルゲイ・イストミン(チェロ)
ダヴィド・ラヴィノヴィチ(ディレクター)
アポロ・アンサンブル |
ロシアの名チェリスト、イストミンが再登場!リリース第2弾はハイドンのチェロ協奏曲集!
ヴィヴィアナ・ソフロニツキーとのデュオでのメンデルスゾーン(Passacaille
947)以来となるロシアの名チェリスト、セルゲイ・イストミンの新録音は、同じくロシアのヴァイオリニスト、ダヴィド・ラヴィノヴィチが率いるアポロ・アンサンブルとのハイドンのチェロ協奏曲集!
これまでインマゼールのアニマ・エテルナや、ターフェルムジーク、イル・ガルデリーノのメンバーとして古楽演奏に携わり続けてきたイストミン。
イストミンとハイドンの「チェロ協奏曲」が心を通わせ、またはイストミンとアポロ・アンサンブルが会話を楽しんでいるかのように聴こえてくる自然な音楽の流れは、長年に渡って古楽奏法に親しみ、豊富な経験を持つチェリストだからこそなせる業。ピリオド楽器でのハイドンの名演にイストミンの演奏が加わります!
※2009年8月、メノナイト教会(デーフェンター/オランダ)での録音。 |
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J・C・バッハ:チェンバロ・ソナタ集
ソナタ ハ短調Op.17-2/ソナタ ト長調Op.5-3/
ソナタ変ホ長調Op.17-6/ソナタ ニ長調Op.5-2/
ソナタ ホ長調Op.5-5 |
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ) |
※録音:2008年10月、ムーティエ・オ・ペルシェ(フランス)
夭折の天才スコット・ロス最後の弟子、ブラジルが生んだ古楽界の革命児ニコラウ・デ・フィゲイレド。
ヤーコプスのモーツァルト・オペラで過激なチェンバロ伴奏を聴かせ、一部の批評家に「うるさすぎる」と言わしめた怪物。これまでどんな鍵盤奏者がモーツァルトのオペラでその存在を際立たせることができたか。だからこそヤーコプスもこの男に目をつけたのである。
さてそんなフィゲレイドがソロで活躍しているのがPASSACAILLEのシリーズ。第1弾はソレル、第2弾はハイドン、と意外なセレクションで来ていたが、今回はヨハン・クリスティアン・バッハ。
バッハ一族で唯一オペラを作曲した人物であり、母国ドイツからイタリア、ロンドンへと飛び出した一族の異端児、モーツァルトがその生涯でただひとり敬愛し続けた人、"ロンドンのバッハ"ことヨハン・クリスティアン・バッハ。
フィゲイレドが弾く"ロンドンのバッハ"のソナタは、まるでバレエ音楽、またはブラジルのサンバのための音楽なのではないかと思えてくるほど煌びやかで輝かしく、そして熱く激しい。
"古楽"という枠には収まりきらないフィゲイレドの才能が魅せるエキサイティングでファンタスティックな"ロンドンのバッハ"のソナタ集。圧巻です。
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コレッリの遺産
コレッリ:ソナタ イ長調Op.5-9
カルボネッリ:ソナタ ニ短調Op.1-2(世界初録音)
モッシ:ソナタ ロ短調Op.1-5(世界初録音)
ヴィスコンティ:ソナタ ホ短調Op.2-5
カストルッチ:ソナタ ト短調Op.2-5(世界初録音)
ロカテッリ:ソナタ イ長調Op.8-10
モンタナーリ:ジーグ(世界初録音) |
ムジカ・アンティクア・ローマ
〔リッカルド・ミナシ(ヴァイオリン)、
マルコ・チェッカート(チェロ)、
ジュリア・ヌーティ(チェンバロ&オルガン)、
マルグレット・ケル(トリプル・ハープ)〕 |
リッカルド・ミナシ躍動!コレッリの芸術とその遺産。
ムジカ・アンティクア・ローマは、現在評価急上昇中、1978年ローマ出身のヴァイオリン奏者リッカルド・ミナシが2007年に創設したピリオド・アンサンブル。
イタリア・バロックの巨匠コレッリの芸術とその遺産(次世代への影響)を実際に音楽で表現したこの"コレッリの遺産"では、もちろんヴァイオリンのリッカルド・ミナシが大活躍!
ムジカ・アンティクア・ローマは、17世紀&18世紀ローマの知られざる音楽の復活も活動の目的としており、ここでも4曲が世界初録音。続編、そしてミナシの飛躍に期待したい。
※録音:2007年3月2日−5日、オーディトリアム"M.Costa"(イタリア)/ディジパック仕様 |
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トマス・タリスの秘密の園 〜 ラテン語の宗教作品集
タリス:
喜べ、栄光なる神の御母/使徒らは口々に/
天からの声を聞けり/聞き入れたまえ、われは願う/
安息日が過ぎて/エレミアの哀歌II/
めでたし清らかな乙女マリア |
グレアム・オライリー(指揮)、
アンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バード |
カトリックとプロテスタントの対立、イギリス国教会の成立が起きた激動の"宗教改革"の時代を音楽家として生き抜くため、カトリックのためにラテン語で、プロテスタントのためには英語の作品を作曲したトマス・タリス。
タリスの秘密の園、カトリックのために書かれた"ラテン語"の聖歌を歌うのは、日本のソプラノ歌手、一色香織が所属するアンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バード。
これまでフランスやイタリア、ドイツ、東欧などのルネサンス&バロック音楽を歌ってきたウィリアム・バードの名を冠する精鋭たちが回帰するイギリス・ルネサンス、タリスの音楽。
アンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バードの高貴で神秘的なハーモニーは、名立たるアンサンブルの名唱にも匹敵するクォリティを持つ。
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フランチェスコ・フェオ(1691−1761):
ヨハネ受難曲(世界初録音) |
ドロン・シュライファー(カウンターテナー/福音史家)
クリスティアン・アダム(テノール/イエス)
ミルコ・グァダニーニ(テノール/ピラト)
バルバラ・シュミット=ガーデン(メゾ・ソプラノ)
ロレンツォ・ギエルミ(指揮&チェンバロ)
ラ・ディヴィーナ・アルモニア、
ヴァレーゼ室内合唱団 |
ギエルミ&ラ・ディヴィーナ・アルモニア最新作!ナポリ楽派の大作曲家フェオの傑作"ヨハネ受難曲"!
夭折の天才作曲家ペルゴレージの親友であり、ナポリ楽派最大の作曲家の1人とも称されている偉才、フランチェスコ・フェオの幻の大作「ヨハネ受難曲」の蘇演&世界初録音がロレンツォ・ギエルミとラ・ディヴィーナ・アルモニアによってここに実現!
1691年、ナポリに現れた大いなる才能フランチェスコ・フェオ。
1744年に作曲され、ナポリのフィリッピーニ図書館に所蔵されていた「ヨハネ受難曲」は、福音史家、イエス、ピラトを"男声"に担当させるなど、ナポリ楽派の伝統的な手法と斬新な手法を巧みに組み合わせたフェオの最高傑作である。
また、フェオの「ヨハネ受難曲」は、親友ペルゴレージの「スターバト・マーテル」と"2作品で1組"として考えられていたのではないかという作品の価値、優れた完成度を示す興味深い説も残されている。
フルカラー84ページのブックレットには、ユネスコの世界遺産にも登録されているヴァレーゼのサクロ・モンテ(聖山)に遺されたバロックのモニュメントが数多く掲載されており、音楽史の資料としても非常に価値が高い。
イタリア・バロック演奏の名匠ロレンツォ・ギエルミと、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサート・マスターとしても活躍するステファノ・バルネスキがリードするラ・ディヴィーナ・アルモニア、ギエルミが信頼を置く古楽唱法に長けた実力派ソリスト陣など、充実のキャストたちが繰り広げるフェオの「ヨハネ受難曲」の世界。ナポリ楽派の知られざる一面が収められた素晴らしき芸術品の登場です。
※2009年3月28日−30日、北部イタリア神学大学(ミラノ)での録音/ブックタイプ仕様(ブックレット/フルカラー84ページ)
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J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集BWV.525−530
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525
トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527
トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV.529
トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
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ロレンツォ・ギエルミ(オルガン) |
ミラノのサン・シプリチャーノ教会のオルガニスト、ミラノ国際音楽アカデミー古楽研究所、バーゼル・スコラカントルムで指導者として活躍するイタリアの名匠ロレンツォ・ギエルミ。
ロレンツォ・ギエルミは、自身が結成したラ・ディヴィナ・アルモニアと共にフランチェスコ・フェオの「ヨハネ受難曲」(Passacaille
964)を蘇演させるなど、演奏家としてはもちろんのこと、音楽学者としての実績も世界トップクラスである。
ギエルミが「ライプツィヒ・コラール集」(Passacaille
954)以来となるJ・S・バッハのレコーディングに選んだのは「トリオ・ソナタ集」。
サン・シプリチャーノ教会のエアーレント・オルガン(1991年製)から優しく響く3声のソナタとギエルミの妙技が、大バッハのオルガン作品の奥深さを教えてくれます。
※録音:2010年4月25日&5月10日&6月3日、サン・シプリチャーノ教会(ミラノ)
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ショパン:チェロとピアノのための作品全集
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3*
華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12*
マイアベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による
協奏的大二重奏曲ホ長調**
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1**
チェロ・ソナタ ト短調Op.65**
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ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)
セルゲイ・イストミン
(チェロ/レオポルト・ヴィドハルム) |
これがロシアの古楽演奏最前線!ソフロニツキー&イストミンのショパン!
アレクサンドル・スクリャービン、ウラディーミル・ソフロニツキーの系譜を受け継ぐロシアのフォルテピアニスト、ヴィヴィアナ・ソフロニツキーと、インマゼールが主宰するアニマ・エテルナで首席指揮者として活躍したロシア古楽界の名チェリスト、セルゲイ・イストミンのデュオが贈るショパン!
ウラディーミル・ソフロニツキーの愛娘、ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾くフォルテピアノは、ショパンが愛用していたと伝わるプレイエル(Op.1555/1830製作)とグラーフ(Op.318/1819頃製作)のオリジナルを元に忠実に再現した復刻レプリカ・モデル。
楽器考証の世界的権威で現代の名工ポール・マクナルティは、チェコ音楽博物館に所蔵されているグラーフと、パリ音楽博物館に所蔵されているプレイエルのオリジナルを徹底的に調査、研究。
その成果として2007年と2009年に誕生した2台のフォルテピアノは、ショパンの音楽を存命当時の響きを再現しながら、現代の奏者たちの要求にも応えることのできる貴重な楽器なのである。
ソフロニツキーとイストミンのショパン。これぞロシアの古楽演奏最前線!
※使用楽器(フォルテピアノ):コンラート・グラーフOp.318(1819年頃製作)のレプリカ・モデル(ポール・マクナルティ2007年製)*&プレイエルOp.1555(1830年製)のレプリカ・モデル(ポール・マクナルティ2009年製)**
※録音:2010年3月24日−27日、フラデツ・クラーロベー(チェコ) |

Passacaille 9513 |
水上の音楽 ――
ヘンデル:
《水上の音楽》組曲第1番ヘ長調HWV.348、
同組曲第3番ト長調HWV.350、
同組曲第2番ニ長調HWV.349/
テレマン:水上の音楽 |
パウル・ドンブレヒト(指揮)、
イル・フォンダメント |
1989年に結成されたイル・フォンダメントは、古楽系オーボエ奏者としても著名なパウル・ドンブレヒトが率いるベルギーのピリオド・オーケストラ。"水上の音楽"と題されたこの録音には、"ヘンデル"と"テレマン"の「水上の音楽」をカップリング。瑞々しくストレートなサウンドと丁寧な演奏はさすがイル・フォンダメント!
1995年7月の録音。 |
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プラハ1723 〜 ゼレンカ:コンチェルタント集
序曲ヘ長調/ヒポコンドリー イ長調/
協奏曲ト長調/シンフォニア イ短調 |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
1723年、カール6世の戴冠式のためにザクセン選帝侯アウグスト1世と共にドレスデン宮廷楽団の一員としてプラハを訪れたゼレンカ。
ゼレンカがその生涯で遺したオーケストラ作品の大部分は、このプラハ滞在時代に作曲されており、「序曲ヘ長調」の第1曲目後半に見られる大胆な和声進行や優れた楽曲構成など、"プラハ滞在時代=ゼレンカの充実期"であったということがその音楽によって示されている。
後にハッセに敗れ、手中に収めかけていたドレスデン宮廷楽長の座を逃すことになるゼレンカだが、プラハ滞在時代のオーケストラ作品も宗教作品と同じくさらに再評価されるだけの音楽的価値を備えている。
※1999年1月、ミッデルブルグ・コンサートホール(ベルギー)での録音。 |
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ゼレンカ:
ミゼレーレ ニ短調ZWV.57
深き淵より ニ短調ZWV.50
レクイエム ニ短調ZWV.48
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モニカ・フリンマー(ソプラノ)
ペーター・デ・フロート(カウンターテナー)
イアン・ハニーマン(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
イル・フォンダメントの名演!ゼレンカのレクイエム!
"ボヘミアのバッハ"と呼ばれ、ドレスデンで活躍した音楽家ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679−1745)の宗教作品集!
ドレスデン宮廷楽長ハイニヒェンがこの世を去り、ゼレンカが事実上代行を務めていた時期(1730〜1732年)に作曲された「レクイエム
ニ短調ZWV.48」は、崇高な信仰心と深い感情が刻み込まれたゼレンカの音楽を代表する傑作である。
1734年にはイタリア人のハッセが宮廷楽長に選ばれ、"教会音楽家"という立場になってしまったゼレンカだが、バロック時代のドレスデンで花開いた宗教作品には、ドレスデンでカトリック信仰を貫き通したゼレンカの揺るぎない精神が息づいている。
※1998年9月、ベギン会修道院教会(ベルギー)での録音。 |
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テレマン:オーボエ&オーボエ・ダモーレ協奏曲
オーボエ協奏曲ハ短調/オーボエ協奏曲ニ短調/
オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調/オーボエ協奏曲ニ長調/
オーボエ・ダモーレ協奏曲ト長調/オーボエ協奏曲ホ短調 |
パウル・ドンブレヒト
(オーボエ&オーボエ・ダモーレ&指揮)
イル・フォンダメント |
ベルギーが誇るピリオド・オーボエの世界的名手パウル・ドンブレヒトの十八番中の十八番、テレマンのオーボエ&オーボエ・ダモーレ協奏曲集。
ここまでピリオド・オーボエのソロを魅力的に響かすことができるのは、"ピリオド・オーボエ"という楽器を知り尽くしたドンブレヒトだからこそ。このテレマンとヴィヴァルディの協奏曲集(Passacaille
923)は、ピリオド・オーボエの決定的名演といっても言い過ぎではないだろう!
※録音:1994年、サン=ジル教会(ブルージュ) |
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アーベル:序曲とシンフォニア集
序曲ハ長調Op.5-4/序曲ト長調Op.14-5/
シンフォニア変ロ長調Op.17-2/序曲ハ長調Op.1-2/
シンフォニア変ホ長調Op.4-3/序曲ニ長調Op.7-3 |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
音楽史にその名を刻むヴィオラ・ダ・ガンバの巨匠、カール・フリードリヒ・アーベル(1723−1787)の管弦楽作品集は、ドンブレヒト&イル・フォンダメントの幅広いレパートリーを証明するユニークなプログラム。
"アーベル=ヴィオラ・ダ・ガンバ"というイメージを"アーベル=ヴィオラ・ダ・ガンバ&管弦楽"へと進化させてくれる画期的な演奏は特筆もの。
※録音:1994年2月、聖母教会(ベルギー) |
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フックス:序曲集
序曲ニ短調/序曲変ロ長調/
序曲ト短調/序曲変ロ長調 |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
ゼレンカの師匠であり、神聖ローマ皇帝カール6世の宮廷音楽監督、聖シュテファン大聖堂の楽長としてウィーンで絶大な名声を誇ったヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660−1741)。
フックス、ゼレンカと続く音楽史の流れも大切にしたイル・フォンダメントの好演奏。このフックスでは弦楽セクションの気品に満ちたサウンドが印象的。
※録音:1994年9月、サン・マルタン教会(ベルギー) |
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17世紀ヴェネツィアの音楽
ピッキ:カンツォン集(1624)より
マリーニ:ソナタ・シンフォニア集(1629)より
トゥリーニ:マドリガーレとソナタ集第1巻(1621)より |
レゼネミス・コンフュス
〔マルセル・ケテルス(リコーダー)、
パトリック・ロレイス(リコーダー)、
フィリップ・マルフェイト(リュート)、
ギ・ペンソン(オルガン&チェンバロ)〕 |
レゼネミス・コンフュスは、1979年に結成されたベルギーの古楽アンサンブル。ピッキ、マリーニ、トゥリーニのイタリア・バロック音楽では、2本のリコーダーが絶妙のコンビネーションを披露してくれている。
※録音:1995年、カペル・ライセム(ベルギー) |
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テレマン:序曲と組曲
序曲変ロ長調《取引所》/組曲ト短調/組曲ハ長調 |
パウル・ドンブレヒト(指揮&オーボエ)
イル・フォンダメント |
ベルギーの名オーボイスト、パウル・ドンブレヒトが1989年に結成したバロック・オーケストラ、イル・フォンダメントの代名詞でもある"テレマン"のレコーディングの中から「序曲&組曲集」がリニューアル!
"2本のオーボエ、ファゴット、弦楽器と通奏低音"という編成のために作曲された3つの作品では、名手ドンブレヒトのバロック・オーボエの妙技、イル・フォンダメントの冴えるピリオド・アプローチが全開。やはりドンブレヒトのテレマンは一味違います!
※1996年7月、ヘント監督派神学校教会(ベルギー)での録音
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Passacaille 912
(2CDs)
\4000→\2390
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J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 |
イーアン・ハニーマン(福音史家/テノール)
ヴェルナー・ファン・メヘレン(イエス/バス・バリトン)
グレタ・ド・レイヘール(ソプラノ)
スティーヴ・ドゥガーディン(アルト)
スチュアート・パターソン(テノール)
ディルク・シュネリングス(バス)
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
"指揮者"ドンブレヒトの優れた統率力、指導力、カリスマ性が余すことなく発揮されているJ・S・バッハの「ヨハネ受難曲」は、ゼレンカの「レクイエム」と並ぶイル・フォンダメントの重要な演奏。
声楽付きの宗教作品にも柔軟に対応できるイル・フォンダメントのレベルの高さ、ソリストたちの高水準の歌唱力、ドンブレヒトの個性豊かな音楽創りなど、数ある「ヨハネ受難曲」の演奏の中でも上位に位置するであろうベルギー産の隠れた名演である。
※録音:1996年4月、ベギン会修道院教会(ベルギー/ライヴ録音)/ディジパック仕様 |
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テレマン:三重奏曲集
ソナチナ ホ短調/ソナチナ ト短調/ソナチナ
ハ短調/
ソナチナ ト長調/三重奏曲ト長調/三重奏曲変ホ長調 |
パウル・ドンブレヒト(オーボエ)
ヴィーラント・クイケン
(バス&トレブル・ヴィオール)
ロベール・コーネン(チェンバロ) |
ドンブレヒト!クイケン!コーネン!豪華トリオのテレマン!
古楽大国ベルギーが輩出したピリオド・オーボエの第1人者パウル・ドンブレヒトと言わずと知れたガンバの巨匠ヴィーラント・クイケン、チェンバロの大御所ロベール・コーネンという豪華なトリオによるテレマン。
数多くの共演を重ねてきた三者の素晴らしいアンサンブルが奏でるテレマンは絶品。本物のピリオド奏者たちによる本物の演奏です。
※録音:1996年6月、サント・アポリネール教会(ベルギー) |
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ギャラント様式の宮廷音楽 〜 ハイニヒェン:協奏曲と序曲集
7声の協奏曲ト長調Seibel.214/協奏曲ト短調Seibel.237/
序曲(組曲)ト長調Seibel.206/協奏曲イ長調Seibel.228/
協奏曲ニ長調Seibel.224/序曲(組曲)ト長調Seibel.205 |
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)
イル・フォンダメント |
バッハと同世代のドイツ人作曲家でドレスデンの宮廷楽長を務めたヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1683−1729)。ドイツ、フランス、イタリアの様式を取り入れるべきという姿勢の持ち主だったハイニヒェンの音楽は、ドイツ・バロックの対位法的ではなくギャラント様式的な作風が特徴。ドンブレヒトのオーボエ&オーボエ・ダモーレはここでも見事。
※録音:1997年9月、サント・アポリネール教会(ベルギー) |
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ヘンデル:王宮の花火の音楽
二重協奏曲第2番ヘ長調HWV.333
王宮の花火の音楽HWV.351
二重協奏曲第3番ヘ長調HWV.334 |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
古楽王国ベルギーから華やかに打ちあがるロイヤル・ファイアー・ワークス!「王宮の花火の音楽」の「序曲」で響き渡る風格漂う堂々たるサウンドが文句なしに素晴らしい。
「王宮の花火の音楽」にはニケ&コンセール・スピリチュエルの名演など数多くの演奏が存在しているが、特徴的なアクセントの処理、ナチュラルホルンを筆頭とする金管セクションの活躍が目覚しいドンブレヒト&イル・フォンダメントの演奏も外せない。
※録音:1997年7月、ヘント王立音楽院(ベルギー) |
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ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集
協奏曲ヘ長調RV.457/協奏曲ト短調RV.460/
協奏曲イ短調RV.463/協奏曲ニ短調RV.454/
協奏曲イ短調RV.461/協奏曲ハ長調RV.451 |
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)
イル・フォンダメント |
ドンブレヒトが吹くヴィヴァルディのオーボエ協奏曲は、ピリオド・オーボエによる同曲屈指の代表的名演奏。
お互いを知り尽くしたドンブレヒトとイル・フォンダメントのヴィヴァルディには、音程や楽器の構造など、いわゆるピリオド楽器のハンデとは無縁の絶大な説得力がある。フレーズの歌い方、驚異的なテクニック、など全てが一級品。ピリオド・オーボエでヴィヴァルディを聴くならコレ!
※録音:1997年9月、サント・アポリネール教会(ベルギー) |
Passacaille 925
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ファレーズ:舞曲集第1巻(ルーヴェン1571) |
アンサンブル・ブラッチオ
ペーター・ファン・ヘイゲン(音楽監督) |
ルーヴェン・タウン・ホールの550周年を記念して計画されたファレーズ(ファレシウス)・プロジェクト。
プロジェクト最大の目玉として製作されたレコーディングで取り上げられたピエール・ファレーズ(ペトリス・ファレシウス/ca.1520−1573/6)は、16世紀〜17世紀のルーヴェンとアントワープで栄えた楽譜出版家一族の2代目。ここには16世紀のルーヴェンで流行した器楽舞曲との出会いが待っています。
※録音:1998年3月−4月、アカデミーザール(シント=トルイデン)、ディジパック仕様 |
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テレマン:管弦楽組曲集(序曲集)
3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲ニ長調/
2つのホルン、2つのオーボエ、
ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲ヘ長調/
3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲ト短調 |
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)
イル・フォンダメント |
ドンブレヒトがイル・フォンダメントを率いて吹き振りで大活躍するテレマンの管弦楽組曲集。気合十分のドンブレヒトを中心としたオーボエ・パートの絶妙すぎるアンサンブルの響きは至福の時間。
※録音:1999年2月、ヘント・ベイローク・コンサートホール(ベルギー) |
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モーツァルト:初期交響曲集
交響曲第1番変ホ長調K.16/交響曲第4番ニ長調K.19/
交響曲ヘ長調K.Anh.223/19a/交響曲第5番変ロ長調K.22/
交響曲ニ長調K.32(ガリマティアス・ムジクム)/
交響曲変ロ長調K.Anh.214/45b |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント |
イル・フィンダメントは、ベルギー随一のピリオド・オーボエ奏者パウル・ドンブレヒトが1989年に結成したピリオド・オーケストラ。
「後期交響曲」に比べると陰に隠れがちな神童モーツァルトの「初期交響曲」をここまで魅力的に、また鮮やかに聴かせることができるイル・フォンダメントは古楽界の中でも貴重な存在と言えるだろう。
※録音:2000年1月、ルーセラーレ(ベルギー) |
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ジャン・ド・カストロ
〜 ポリフォニー・イン・ア・ヨーロピアン・パースペクテイヴ
グレゴリオ聖歌:啓示の光/カストロ:アヴェ・マリス・ステラ/
グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ/
カストロ:アヴェ・マリス・ステラ/
ウテンダル:御身の死、キリストの死/
ヴィラールト:第1旋法によるリチェルカーレ/
カストロ:私の血肉は真なる食物、我が命である人よ/
ラッスス:ラ・コルテシア/
カストロ:天が汝の家ならば、常に甘美に歌う人よ/
ラッスス:アラスの市の上に/カストロ:別れの時は/
ヴェルト:ヌンカ・ムチョ・コスト・ポコ/
カストロ:ラ・パルケ、スティルピス・イオアンネス・フィエスコルム |
バート・デムイト(芸術監督)
カピラ・フラメンカ
トリゴン・プロジェクト
ヴィム・ディーペンホルスト(オルガン)
ピッファロ
モレ・マイオルム |
16世紀、南ネーデルラントの作曲家ジャン・ド・カストロ(ca.1540/45−ca.1600)のポリフォニー集は、ルーヴェン・カトリック大学の創設575周年を記念して立ち上げられたプロジェクト。
演奏者には古楽大国ベルギーのルネサンス音楽精鋭集団カピラ・フラメンカなど、カストロの音楽復興というチャレンジに相応しい実力者たちが集う。
※録音:2000年2月2日−4日&21日、シント・ヤン・デ・ドパー教会(ルーヴェン) |

Passacaille 932 |
聖燭節の音楽 〜 グレゴリオ聖歌と13世紀初期のポリフォニー
グレゴリオ聖歌:
諸国民の啓示へ向かう光よ、恵みあふれるマリア、
シオンよ汝の婚礼の間を飾れ、
シメオンは聖霊を見ざるうちは、祝福されし乙女マリアが/
神よ、われらは御身の哀れみを受け奉る(入祭唱)/
主は偉大なり(詩篇)/
神よ、われらは御身の哀れみを受け奉る(昇階唱)/
われらは聞きたるごとく(ヴァース)/アレルヤ/
われは御身の聖殿のみまえにひれ伏さん(ヴァース)/
グレゴリオ聖歌:
恩寵が分け与えられた(奉献唱)、
シメオンは聖霊を見ざるうちは(聖体拝領唱)/
アヴェ・マリス・ステラ(賛歌) |
トリゴン |
中世、グレゴリオ聖歌の演奏を専門とするトリゴン(アンサンブル)は、ティルブルグのブラバント音楽院で古楽唱法を学んだ3人の女流歌手たちによるベルギーのヴォーカル・トリオ。
13世紀のエコール・ノートル・ダムで聖燭節(キャンドルマス)に演奏されたポリフォニーを、トリゴンの歌声が神秘的に、シンプルに歌い上げる。
※録音:2000年4月12日−15日、シラン(フランス) |
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深き淵より 〜 バロック時代の死者のための礼拝
デーヴ:モテット集《深き淵より》(オー・アチェルビ)
トッリ:ミサ曲《深き淵より》 |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント
ラ・スフェーラ・デル・カント |
アントウェルペン(アントワープ)大聖堂の歌手長を務めたアルフォンス・デーヴ(1666−1727)と、ブリュッセルやハノーファー、ミュンヘンで活躍したイタリアの作曲家ピエトロ・トッリの宗教作品集。
ラ・スフェーラ・デル・カントの厳かでクリアなハーモニーが、バロック時代の珍しいモテットとミサの持ち味をしっかりと伝えてくれる。
※録音:2000年10月、ベギン会修道院教会(ベルギー) |
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ヘント聖バーフ大聖堂の音楽
クラフト:深き淵より/われは目を上げて山を望む |
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント
ラ・スフェーラ・デル・カント |
ドンブレヒトとイル・フォンダメント、ラ・スフェーラ・デル・カントが現代に再現する18世紀のヘント聖バーフ大聖堂で演奏された尊き教会音楽。
フランソワ=ジョゼフ・クラフト(1721−1795)は、南ネーデルラントの音楽一族クラフト家に生まれた音楽家。ヘント聖バーフ大聖堂の聖歌隊員に所属し、1769年には音楽監督に任命された同地に縁の深い音楽家である。
※録音:2000年10月、ベギン会修道院教会(ベルギー) |
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アレクサンダー・ウテンダルとフィリップ・デ・モンテの音楽
ウテンダル:Infima contemptum
pariunt
デ・モンテ:Fratres expurgate、幸いなり聖母マリア
ウテンダル:Fratres expurgate
デ・モンテ:O mitissime Jesu
ウテンダル:Adesto dolori meo
デ・モンテ:われらが苦難の中に歩き回るとも
ウテンダル:
Plangent eum quasi unigenitum、御身の死,
キリストの死
デ・モンテ:Pulchra es et decora
ウテンダル:はじめに言葉があった |
カピラ・フラメンカ
オルトレモンターノ
バート・デムイト(ディレクター) |
ドレスデン宮廷礼拝堂の楽長就任要請を断り、この世を去るまでインスブルック宮廷礼拝堂の副楽長を務め続けたアレクサンダー・ウテンダル(1530/40−1581)と、16世紀有数のマドリガーレ作曲家フィリップ・デ・モンテ(1521−1603)のモテット集。
フランドル音楽の達人たち、ヴォーカルのカピラ・フラメンカと古楽管楽器アンサンブル、オルトレモンターノの合同演奏からは、フランドルのポリフォニーの発展と成熟が鮮明に浮かび上がってくる。2003年2月の録音。
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Passacaille 938 |
フライリーフ 〜 イギリスの写本からの中世の音楽
Kyrie Cuthbert prece(ダラム)
Barbara simplex animo(ミュース大修道院)
Veni mater gracie / Dou way
Robin(ミュース大修道院)
Sanctus(ファウンテンズ修道院)
Includimur nube caliginosa(ファウンテンズ修道院)
Ave mundi rosa(ファウンテンズ修道院)
Gabriel fram heven-king(イースト・アングリア?)
Doleo super te / Absolon fili
me(ノーウィッチ)
Kyrie: Kyria Christefera(ノーウィッチ?)
O lux beata trinitas(ノーウィッチ?)
Novi sideris lumen resplenduit(ベリー・セント・エドマンズ)
Pura placens, pulcra
Parfundement plure Abolon(ベリー・セント・エドマンズ)
Veine pleine de ducur(ベリー・セント・エドマンズ)
Ar ne kuth ich sorghe non(ロンドン?)
Gaude virgo immaculata(エドワード3世の王室礼拝堂)
Singularis laudis digna(エドワード3世の王室礼拝堂) |
リーベル・ウヌースアーリス
〔メラニー・ガーモンド(ソプラノ)
キャロラン・バフ(アルト)
ウィリアム・ハドソン(テノール)〕 |
ダラムやノーウィッチ、ファウンテンズ修道院など、イギリス各地に眠っていた13世紀〜14世紀の写本で巡る中世の音楽の旅。
1996年に結成されたリーベル・ウヌースアーリス(ヴォーカル・アンサンブル・リーベル)は、中世、ルネサンス初期の音楽を専門とするア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブル。
2009年にはアメリカ音楽学会が選定するノア・グリーンバーク賞に、2002年にはフランダース音楽祭のインターナショナル・ヤング・アーティスツ・プレゼンテーション・アーリー・ミュージックで1位に選ばれるなど、欧米各国での評価は非常に高い。2003年8月の録音。
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Passacaille 940
(2CD)
\4000→\2390 |
カリッシミ〜1640年頃のローマの音楽
ジャコモ・カリッシミ(1605−1674):
空の空、エフタの物語、Audite
omnes quodquod
estis、モテット/
ミケランジェロ・ロッシ(1602−1656):トッカータ第7番/
ルイジ・ロッシ(c.1597−1653):めでたし元后、Il
predica del sole/
パオロ・クァリアティ(1555−1628):トッカータ、カンツォーナ/
マルコ・マラッツォーリ(c.1605−1662):Il
predica del sole/
ジャコモ・フレスコバルディ(1583−1643):小舞踏曲 |
グレアム・オライリー(指揮)、
アンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バード |
フランスで25年以上にわたって合唱、オーケストラの指揮活動を続けてきたグレアム・オライリーが音楽監督を務めるアンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バードによるイタリアのバロック作品集。17世紀ローマ楽派を代表する作曲家であるカリッシミの作品を中心として、1640年前後にローマで演奏されていた音楽がアルバムのテーマとなっている。清廉なハーモニーが17世紀イタリアの音楽の世界に誘ってくれる。
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Passacaille 941 |
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576/ロンド
イ短調K.511/
幻想曲ハ短調K.475/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457 |
ミッシェル・キーナー(Fp) |
スヴェーリンク音楽院ではレオンハルトにチェンバロを学び、現在はジュネーヴ音楽院で教授職を務めるスイスの鍵盤奏者ミッシェル・キーナーによるモーツァルト。キーナーは師であるレオンハルト、クイケン、モザイク・クヮルテット、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイル・ガルデリーノと共演を行うなど、活発な演奏活動を展開中。クリストファー・クラーク製作のアントン・ヴァルター1790のレプリカを駆使したモーツァルトは、作品の内面まで掘り下げた秀演である。
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