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Phaedra

新譜に合わせて特集!
PHAEDRA ベルギーの抒情
イン・フランダース・フィールズ・シリーズ

1CD¥2600→\2390
〜1/14(日)



 過去日本国内にほとんど入ることがなかったにもかかわらず多くのファンから強いご要望を受けていたベルギーPHAEDRA。

 数年前特別な入手ルートで流通させていたが、そのときは予想をはるかに上回る圧倒的な支持をえた。その後ようやく日本にも正規の代理店が登場。しかしなかなか新譜が出ないため、人気の高い旧譜もなかなか入って来づらい。今回はそんな入りづらい旧譜を、新譜登場にあわせて現地に発注してもらおうという企画である。もちろんセール価格でお贈りします。

 ただ残念ながら廃盤化が進んでいるようで、下記リストに載っていないものは入手不能。また載っていても現地で切れているものもあるようです。どうかご了承くださいませ。


 ベルギーはオランダ語圏とフランス語圏の二つに分かれていて、前者の最大都市がアントワープ、後者の最大の都市はリエージュらしい。PHAEDRAの社長はアントワープ近郊に住んでいて、そのせいもあってPHAEDRAはオランダ語圏の作曲家を主に扱っている(最近はそうでもないらしいが)。とはいえ、文化的にはフランス系が優位らしく、音楽も、出身地に関係なくフランス的な作風を感じさせるものが多い。それにしても、ルーベンスが活躍し、パトラッシュとネロが歩いた街アントワープから送られてきたCDたち・・・。日本人にはとても魅力的に映る。




<新譜>
PH 92096
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.96 〜
 フランドルの管弦楽作品集

  アルベール・グリザール:《ブリュージュのカリヨン奏者》 序曲
  シャルル=ルイ・ハンセンス:ヴァイオリン協奏曲
  アウフスト・ドゥ・ブック:管弦楽のための「サバトのロンド」
  ジェフ・マース:ヴァイオリンと管弦楽のための瞑想曲
  ブック:チェロと管弦楽のためのカンティレーヌ
  ローデヴェイク・モルテルマンス:
   管弦楽のためのエレジー第4番、
   ホルンと管弦楽のための抒情的パストラーレ、
   ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス
  ブック:ヴァルス・ドレンテ
ミラーナ・パーラ(ヴァイオリン)
ディーシェ・ミンネ(ホルン)
ディディエ・ポスキン(チェロ)
ヘルマン・エンヘルス(指揮)
フラデツ・クラーロヴェー・フィル
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第96集。19世紀〜20世紀前半ベルギーの作曲家たちによる室内オーケストラのための作品、協奏的作品、オペラの序曲などを集めたまばゆき管弦楽作品集。

 ※録音:2017年6月12日−16日、(コンサート・ホール)フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー




<最近の新譜>

DDD 92088
\2600→\2390
ロベルト・ホルが歌う
イン・フランダース・フィールズ Vol.88 〜
 ロマンティック・アート・ソングス

  エドガー・ティネル:墓歌曲集 Op.22
  ペーテル・ブノワ:私の夢、イーヴン・ゾウ・マン...
  ギュスタヴ・ユベルティ:旅の歌 より
  アルテュール・フェルフーフェン:
   ア・リトル・ソング・オヴ・ザ・デイズ、
   夕方の甘さを感じているか?、歌曲、静かに, 安らかに眠った村を越え
  アルテュール・ミュールマン:イッツ・クワイエット
  ロベルト・ホル:ザ・コア・オヴ・オール・シングス
ロベルト・ホル(バス)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
 ロベルト・ホルが歌うフランドル地方のロマンティック・ソングス!

 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第88集は、オランダが生んだ"リートの巨星"ロベルト・ホルが歌うフランドル地方のロマンティック・ソングス!

 ※録音:2014年12月2日−4日、アントワープ(ベルギー)
 

DDD 92087
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.87 〜
 ピアノ4手連弾のための音楽

  ユリウス・レントヘン:組曲変ホ短調 Op.16
  ノルベール・ルソー:H2O(蒸気、水、氷) Op.22
  エドガー・ティネル:ソナタ ト短調 Op.15
メフィスト・ピアノ・デュオ
 〔カトリーン・シモエンズ(ピアノ)、
  ジョン・ゲバルト(ピアノ)〕
 ともに、ブラームスの崇拝者であったユリウス・レントヘン(1855−1932)、エドガー・ティネル(1854−1912)が20代前半に書いた4手連弾のためのロマンティックな組曲とソナタ。
 ベルギー印象派の作曲家、ノルベール・ルソー(1907−1975)の「H2O」は、色彩的で雰囲気溢れる作品。

 ※録音:2014年12月21日−22日&29−30日、アントワープ(ベルギー)
 

DDD 92086
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.86 〜
 ヨハン・デュイック:合唱作品集

  聖ニコラの鏡 Op.18
  ラウダーテ・プエリ Op.12
  ナルキッソスとエコー Op.8
  春のトリプティック Op.1
  ヌラ・アミチティア
ヨハン・デュイック(指揮)
ヘント・マドリガル合唱団、他
 フランダース放送合唱団、ASMF、ワールド・ユース・クワイア、ヘント・マドリガル合唱団の指揮者を務めてきたベルギーの合唱指揮者兼作曲家、ヨハン・デュイック(1954−)の合唱作品集。

 ※録音:2014年12月2日−4日、アントワープ(ベルギー)

DDD 292032
\2600→\2390
シューベルト:夜と夢
 春に D.882/ひめごと D.719/春への信仰 D.686/
 君こそは憩い D.776/湖上にて D.543/ます D.550/
 水の上で歌う D.774/双子座に寄せる舟人の歌 D.360/
 ブルックの丘にて D.853/音楽に寄せて D.547/
 ミューズの子 D.764/さすらい人が月に寄せて D.870/
 セレナード D.957-4/夜と夢 D.827/
 月に寄せて D.193/夜の曲 D.672/連祷 D.343/
 さすらい人の夜の歌 D.768/夜の讃歌 D.687
ペーター・ハイスベルトセン(テノール)
ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
 2012年のスヘルトーヘンボス国際声楽コンクールで見事3つの賞に輝いたオランダの若きテノール、ペーター・ハイスベルトセンが歌うシューベルト歌曲集。
 ベルギーのベテラン・ピアニスト、ヨーゼフ・デ・ベーンハウアーのサポートも美しい。2015年4月の録音。

DDD 92090
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.90 〜
 イェフ・ファン・ホーフ:アート・ソングス
ヴィルケ・テ・ブルメルストロート
 (メゾ・ソプラノ)
ペーテル・ヒイステルツェン(テノール)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
アントヴェルピア弦楽アンサンブル
イヴォ・ヴェンコフ(指揮)
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第90集は、後期ロマン派、またはポスト・モダン派に位置付けられているベルギー、フランドルの作曲家イェフ・ファン・ホーフの歌曲集。

 2015年7月3日−4日の録音。

DDD 92091
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.91 〜
 リア・ボーレンへのオマージュ

  ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV.589より
   (録音:1977年12月)
  J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244より
   (録音:1974年3月31日、ライヴ)
  ハイドン:スターバト・マーテル Hob.XXbisより
   (録音:1969年9月19日、ライヴ)
  メンデルスゾーン:オラトリオ 《エリヤ》 Op.70より
   (録音:1969年3月2月、ライヴ)
  ブラームス:アルト・ラプソディより(録音:1971年7月12日)
  ロッシーニ:小ミサ・ソレムニスより アニュス・デイ
   (録音:1978年6月27日、ライヴ)
  レスピーギ:夕暮れ(録音:1972年1月13日、ライヴ)
  マーラー:交響曲第3番ニ短調 より(録音:1978年9月12日、ライヴ)
  アウグスト・デ・ブック:ザ・リトル・カントリー・チャーチ
   (録音:1987年3月12日、ライヴ)
リア・ボーレン(アルト)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
BRT交響楽団
BRTフィルハーモニー管弦楽団、他
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第91集は、1942年ベルギー生まれの国際的アルト歌手、リア・ボーレンのオマージュ集。
 バロックからロマン派、近現代まで幅広いレパートリーを誇り、ペーテル・ブノワ、アウグスト・デ・ブック、エドガー・ティネルなど、祖国の作曲者の音楽も積極的に取り上げてきたボーレンの歌声を後世に残すために作られた、ヒストリカル・ライヴ・レコーディング集。
Glinka: Treasures for the Pianoforte
DDD 292026
\2600→\2390
グリンカ:ピアノ作品集(ピリオド楽器による世界初録音)
 アリャビエフの《夜泣きうぐいす》による変奏曲ホ短調/
 マズルカ ハ短調/マズルカ ヘ長調/
 別れのワルツ ト長調/舟歌ト長調/マズルカ ハ長調/
 マズルカ ヘ長調/ワルツ 変ホ長調/
 モーツァルトの《魔笛》の主題による変奏曲 変ホ長調/
 ロシア民謡によるタランテラ/マズルカの思い出/
 夜想曲変ホ長調/ポルカ ニ短調/夜想曲《別れ》ヘ短調/
 ロシア民謡《なだらかな谷間に沿って》による変奏曲イ短調
タチアナ・ロギノワ(フォルテピアノ)
 フォルテピアノで聴くグリンカの音楽。

 ロシアン・ロマンティシズムの中心的存在ミハイル・グリンカ(1804−1857)のピアノ作品を、ベルギーの名工クリス・マーネが製作したフォルテピアノ(コンラート・グラーフ1825年製のレプリカ・モデル)の優雅な音色で奏でた珍しい演奏。
 ロシアのグネーシン音楽大学から古楽大国ベルギーのゲント王立音楽院へと渡り、ピリオド奏法を学んだロシアの女流鍵盤奏者が、グリンカの生きた時代の音色と響きを再現する。「マズルカ」や「夜想曲」、「ワルツ」から同世代のショパンとの共通点を見つけるのも面白い。2011年1月の録音。

DDD 92092
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.92 〜
 パストラル・メランコリー

  デ・ブック:エクローグ*/デ・フォフト:羊飼いの小唄*/
  ジョンゲン:瞑想曲*/デ・ブック:歌、夜想曲*/
  リエラント:オーボエとピアノのためのソナチネ/
  ユイブレシュト:アンダンテ/ドロクロワ:悲しい歌*/
  ジョンゲン:レクチャー/デ・ブック:幻想曲/
  ブノワ:インザ・フィールズ/ギッド:小品*/
  セリス:カレオル Op.61*
ブラム・ノルフ
 (オーボエ、イングリッシュ・ホルン*)
ハンス・リケリンク(ピアノ)
 ダブル・リード関係者必聴!和やかなるベルギーのオーボエ作品集!

 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第92集は、19世紀〜20世紀フランドルとベルギーのオーボエ&イングリッシュ・ホルンのための作品集。
 「パストラル・メランコリー」の副題の通り、牧歌的で物悲しい宝石のような小品集。演奏は、レメンス音楽院の教授、ベルギー国立管弦楽団のソリストを務めるブラム・ノルフ。

 録音:2015年7月4日−7日、ベルギー

DDD 92093
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.93 〜
 歴史に埋もれたフランドル・バロック

  ヴィレム・ゴンマール・ケニス(1717−1789):
   サルヴェ・レジナ、マニフィカト、
   トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.2-1
  クリストフェル・ドライマンス(1738−1797):エレミヤの哀歌
  ケニス:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.3-6、テ・デウム
ユートピア&
 エウテルペ・バロック・コンソート
バート・ロディンス
 (指揮、チェンバロ、オルガン)
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第93集。ベルギーの鍵盤楽器奏者&指揮者のバート・ロディンスが率いる、知られざるフランドルのバロックは、ヴィレム・ゴンマール・ケニス(1717−1789)と、クリストフェル・ドライマンス(1738−1797)の器楽と声楽作品集。

 録音:2015年9月26日−27日&2016年1月25日、アントワープ
PH 92094
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.94
 シャルル=ルイ・ハンセンス:
  クラリネットとオーケストラのためのソロ
  ヴァイオリン、クラリネットとオーケストラのための幻想曲
  クラリネット協奏曲第1番
  オーボエ、クラリネットとオーケストラのための演奏会用小品
  クラリネット協奏曲第2番
エディ・ファノーステュイス(クラリネット)
エリック・スペレール(オーボエ)
ミラン・パラ(ヴァイオリン)
ヘルマン・エンヘルス(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ
 ベルギーの抒情。ハンセンスのクラリネット協奏曲!

 ベルギーの抒情「イン・フランダース・フィールズ」の第94集は、ヘント出身の19世紀ベルギーの音楽家シャルル=ルイ・ハンセンス(1802−1871)のクラリネット作品集!
 ハンセンスは、当時のベルギーにおいて、ドイツ音楽への傾倒を見せており、同世代のウェーバーなどを彷彿とさせる作風が特徴。
 ソリストのエディ・ファノーステュイスは、ブリュッセル・フィルの首席奏者、リエージュ音楽院、ゲント王立音楽院の教授を務めるベルギー・クラリネット界の重鎮である。

 2016年6月の録音。




既発アイテム

In Flanders Fields Volume 2 - Impressionist String Quartets
DDD 92002
イン・フランダース・フィールズ 第2巻
 フランダースの弦楽四重奏曲
  ゴットフリート・デヴレース (1893-1972):弦楽四重奏曲ヘ長調
  プロスペル・ファン・エーショウテ (1904-1964):
    弦楽四重奏曲1番ト短調作品8(ラヴェルの思い出に)
アリアーガ弦楽四重奏団
フランダースの弦楽四重奏曲集第2弾はデヴレースとファン・エーショウテの作品。
デヴレースは1893年生まれ。メッヘレンの市立音楽大学の教授を務めて、そこで多くのことを学んだという。メッヘレンはブリュッセルとアントワープの間にあるオランダ語圏の街。小さい街だがベートーヴェンのおじいさんが住んでいたところでもある。コンセルトヘボウでヴァイオリンを弾いていたというデヴレースの作品は、抒情的な部分と劇的な部分が交互に現れるなかなかの力作。2楽章15分の作品だが、この作曲家の大いなる才能を満喫することができる。
ファン・エーショウテは1904年生まれ。ローマ大賞を受賞したこともある大家である。彼の弦楽四重奏曲第1番は、副題に「ラヴェルの思い出に」とあるようにフランス的抒情をたたえた繊細な作品。自由なソナタ形式の第1楽章、幻想的でゆったりした第2楽章、やさしげなメヌエットの第3楽章、各楽器が波のように押し寄せて抑制の利いた感情の息吹を感じさせる終楽章。・・・かなり通好みの作品。
録音:1993年
DDD 92008
廃盤
イン・フランダース・フィールズ 第 8巻
 シンフォニック・ジャズ
  マーク・マシース (1956): コントラスツ、4つのインプレッション
  ジャズ・トリオとビッグ・バンドの為の3つの楽章
サヴィアー・クレイス(Vn)
サディ(ヴァイブ)
マーク・マシース(P)
バート・デノルフ(ベース) 他
フェルナンド・テービィ指揮
BRTNフィルハーモニック
録音:1990, 1992年
ヘント音楽院に学び、欧州ジャズ・コンテストで桂冠に輝いた作曲者。ジャズとクラシックの手法を融合させた現代の息で洒落た音の重奏。純粋なクラシック・ファンには向かないが、ちょっとジャズを聴く人であれば、この優雅な融合は気に入ってもらえるはず。それぞれが20分を超えるという大作である。
In Flanders Fields Volume 10 - Romantic Belgian Flute Sonatas
DDD 92010
 イン・フランダース・フィールズ 第 10巻
 ベルギーのフルート・ソナタ集
  ヨーセフ・ヨンゲン (1873-1953): フルート・ソナタ作品77
  フランク: フルート・ソナタ(ランパル編曲)
  アンリ・ジョルジュ・ドエ (1885-1936):ロマンス、ダイアローグ
カルロス・ブリュネール(Fl)
レヴェンテ・ケンデ(P)
録音:1996年
ある意味で今最も人気のあるベルギー作曲家ヨンゲンのフルート・ソナタを収録。抒情味はやや薄いが、独特の華麗な様式美は健在。一度聴いて「美しい!」というタイプの音楽ではないので、かなりマニアックな作品といえるかも。
続くフランクのフルート・ソナタは名曲ヴァイオリン・ソナタをランパルがフルート用に編曲したもの。
ジョルジュ・ドエの作品は、ヴィルトゥオーゾ要素や近代的要素まったくなしの、親しみやすくひたすら美しい音楽。
In Flanders Fields Volume 11 - Music by Herman & Arthur Meulemans
DDD 92011
イン・フランダース・フィールズ 第 11巻
 ミュールマンス兄弟のピアノ曲と室内楽
  へールマン・ミュールマンス (1893-1965):5つのピアノ小品
  アルトゥール・ミュールマンス (1884-1966):
   弦楽四重奏曲第1番、第2番
   ピアノ五重奏曲
ステフェン&スティート・コラクニィ(P)
アリアーガ弦楽四重奏団
録音:1996年
ベルギー作曲家の中では結構知られたミュールマンス。有名なのは兄のアルトゥールだが、ここでは弟のヘルマンとともに収録。
ヘルマンは田舎で音楽家として成功したが、大作は残さなかったらしい。ここではマズルカや無言歌を思わせる佳作的小品を収めている。
アルトゥールはベルギーを代表する作曲家で、そのロマン派後期とフランス風の洒脱さと、南欧すら思わせる熱い民族的素養で知られる。しかし弦楽四重奏曲はいずれも10分あまりの作品だが、かなりの本格派。第2番などかなり美しい作品だが、それだけではなかった。ピアノ五重奏曲も派手さはないが、後半の脱ロマン派的な軽妙さが個性的。
DDD 92012 イン・フランダース・フィールズ 第 12巻
 フルートとハープと弦楽トリオの為の音楽
  ダニエル=レスール (1908):中世組曲
  ヨーセフ・ヨンゲン (1873-1953):5声のコンセール
  ウィルフリード・ウェステルリンク (1945):ランドスケープIV
  ウィレム・ペレマンス (1901-1991):ハープ五重奏
アルペ・アンサンブル
録音:1996年
フルートとハープと弦楽三重奏のための作品集。かなり珍しい。
が、最初のレスールの「中世組曲」がまずすごかった。その名のとおり近代技巧と中世風音楽のミックス。そうした発想はもちろんいろんな作品で見られるが、このオリエンタルで舞踏的な感性はこの作曲家の天性のものだろう。そしてその音楽がこの編成とぴったりマッチしていることも注目。素敵な1曲。
そして続いてヨンゲンの名作「コンセール・ア・サンク」を収録。これぞベルギーの抒情。ちょっとうつむき加減の美しさ。その哀愁と優美さは、ちょっとほかでは味わえない。ちなみにアルペ・アンサンブルは、Cypres に2度目の録音もしてます。
ウェステルリンクの作品はかなり刺激的。バス・クラのための「ピエロ」に比べると結構シビア。
ペレマンスは有名な音楽評論家でもあるというが、ここでの作品はシンプルで親しみやすい近代音楽。
In Flanders Fields Volume 13 - Jef van Hoof
DDD 92013
イン・フランダース・フィールズ 第13巻
 イェフ・ファン・フーフ (1886-1959):
   交響曲1番イ長調 
   交響曲4番ロ短調
   序曲「静かなるウィリアム」
フェルナンド・テービィ指揮
BRTNフィルハーモニック
この地域では交響曲作品はあまり出てこなかったが、1920年代から新古典的主義が現れることで様相が変わってくる。とくにこのファン・フーフの登場には多くの批評家が驚嘆したと言われる。ファン・フーフは1886年生まれ。ウェーベルン、ベルクらの世代。もちろん作風は思いっきりロマン派。
第1番は1938年に完成し、大きな成功を収めた作品。ワグナーを思わせるような壮大なシンフォニー。しかもなんだか実に屈託がない。あまり深刻ぶらないで、思いっきり爽快で陽気。彼の作品はオランダやドイツでも演奏され、若いカラヤンも指揮したと伝えられるが、これはドイツ人好みか?随所でワグナー的なモチーフがあらわれ楽しい。アントワープの名誉ある賞を受賞したと書いてある。
第4番は1950年に完成。第1番よりもかなり成熟した内容。第1,2楽章はかなり牧歌的で、落ち着いた雰囲気。でも壮大なスケールは変わらない。第3楽章では一気に野卑なスケルツォに突入。初期ドヴォルザークに似た粗野で原石的な音楽を聴かせる。第4楽章ではそれらの雰囲気を統合した形で壮大なスケールを展開。まさに大団円にてラストを迎える。
録音:1986年
In Flanders Fields Volume 14 - Chamber Music
DDD 92014
イン・フランダース・フィールズ 第 14巻
 ペーター・ウェルフェンス (1924):
  弦楽四重奏曲1番ハ長調、弦楽四重奏曲2番
 フリッツ・セリス (1929):オーボエ五重奏曲作品57
ピート・ファン・ボックスタル(Ob)
モスクワ・チェンバー・ソロイスツ
録音:1997年
ウェルフェンス、セリスともにアントワープ生まれの作曲家。
ウェルフェンスの弦楽四重奏曲第1番は20歳のときに書き上げられたもので、青春の激情と憂鬱を描きあげた美しい作品。一方の第2番は1992年、半世紀近く後に作られたもので、同じ作曲家が作ったものとは思えないほどその作風は劇的に変化している。とはいえ、耳障りのよい音楽。
セリスの作品は1996年に作られたもの。ウェルフェンスの弦楽四重奏曲第2番よりさらに先鋭的だが、こちらも決して前衛だったり不快になるタイプの音楽ではない。オーボエと弦楽四重奏のうまい対比が際立つ緊張感あふれる世界。
In Flanders Fields Volume 15 - Belgian Piano Music
DDD 92015
イン・フランダース・フィールズ 第 15巻
 ベルギーのピアノ小品集
  ペーター・ベノア (1834-1901):3つの幻想曲作品118
  ロデウィーク・モルテルマンス (1868-1952):多彩なメヌエット
  ヨーセフ・ヨンゲン (1873-1953):
   2つの小品作品33(月の光、真昼の太陽)
  マリナス・デ・ヨング (1891-1984):
   スケルツォ〜田園詩、夜想曲、ゴッホの展覧会から
  ヴィクトール・レグレイ (1915-1994):ピアノ・ソナタ第2番、第4番
ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー(P)
録音:1995-97年
ベルギーの名匠ベーンハウワーが奏でる故国の作品集。
フランダースの国立音楽学校の創設者であり、フランダースの音楽的自発を促した「フランダース国民学派」の生みの親ベノアの作品は、しっかりした構成の中にたっぷりと抒情が織り込まれたロマン派ピアノ作品の中でも傑出した内容を持つ。
モルテルマンスは「フランダース歌曲の王子」と言われた有名な作曲家だが、そのピアノ作品も愛嬌に満ちたなかなかの味わいを持つ。「多彩なメヌエット」はピアニストだった妻に捧げられた作品。
最近注目され始めたヨンゲンの2作品は、フランス印象派を思わせる(タイトルからしてそうだが)。
実力派デ・ヨングの晩年の作品はかなり近代的だったが、ここに収めた作品は20世紀中盤の作品でどれも個性的な抒情的音楽。「夜想曲」は水の底に沈んだ印象派というような感じで、むせかえるようなロマンをたたえる。
1915年生まれで、音楽を教えるとともに放送局でプロデューサーを務めたレグレイのソナタ第2番は、前衛ではないが過激でかっこいい。一方最後のソナタとなる第4番はストラヴィンスキーやD・スカルラッティをも思わせ、新・新古典派といった風情。それぞれ6分ほどの小品である。
In Flanders Fields Volume 16 - Chamber Music
DDD 92016
イン・フランダース・フィールズ 第16巻
 ヤン・ブロックス (1851-1912):ピアノ五重奏曲
 マリナス・デ・ヨング (1891-1984):弦楽四重奏曲2番
エンソール弦楽四重奏団
ヨーゼフ・デ・ベーンハウワー(P)
まずはアントワープ生まれのブロックス。ベルギーの作曲家に大きな影響を与えたダンディと同い年である。そのピアノ五重奏曲。主旋律がいきなり聴くものの心をとらえる。抒情的で優雅。やわらかくメロディアス。フランス的色彩を持ったシューベルト。さらに続く第2楽章は激しい郷愁の念を覚えさせる「アンダンテ・カンタービレ」。第3楽章はちょっとひねくれたスケルツォ。こうしたちょっとユニークな部分も魅力。終楽章は軽妙なアレグロ。フランス・ベルギー系統の、抒情的で激しい室内楽の要素たっぷりの作品。ブロックスはバレエ、オペラ作品でも傑出した才能を見せたらしいが、この室内楽でもそうした文学的要素を多分に見て取れる。
続くはデ・ヨングの弦楽四重奏曲第2番。デ・ヨングはオランダとベルギーの国境で生まれた。1891年生まれだからブロックスより40歳年下。プロコフィエフやマルティヌーと同世代となる。が、作風は多少の斬新さは見せるもののあくまで保守的古典的。デ・ヨングは和声や対位法の著書を10冊以上書いている理論派だが、曲想などはとても感覚的。堅実でありながら、天才的な感性に富んだ素敵な弦楽四重奏曲である。全6曲というから他の作品も聴いてみたい。
録音:1997年
In Flanders Fields Volume 17 - Sonatas for Cello and Piano
DDD 92017
イン・フランダース・フィールズ 第 17巻
 アウグスト・デ・ブック (1865-1937):カンティレーナ、チェロ・ソナタ
 ジャン・ルイ・ニコード (1853-1919):チェロ・ソナタ第2番ト短調作品25
マリエン・ファン・スターレン(Vc)
ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー(P)
録音:1996-98年
ため息が出るほど美しいデ・ブックのカンティレーナ!人々がベルギーの抒情的作品に期待するすべてがここにあるのではないか。フランス作品ほど透明すぎず、ドイツ作品ほどしかめっつらでない。5分あまりの作品でオペラ・アリアからの編曲ということらしいが、この1曲と知り合えただけでも幸せ。
ただ一般的な興味は失われたと思われた代表作「チェロ・ソナタ」のほうに集まるだろう。作曲の約100年後の1998年に偶然発見されたデ・ブックのチェロ・ソナタは、深い抒情と熱い情熱に彩られた第3楽章を持つデ・ブックの代表作である。
ルイ・ニコードのチェロ・ソナタはデ・ブックよりさらに華麗で、とくにサン=サーンスやグリーグを髣髴とさせる第2楽章スケルツォはチェロ・ソナタ史上でも特筆すべき個性をもち、第3楽章ラルゴも華やかな憂愁ともいうべき美しさを誇る。全体で30分を超える大作である。
In Flanders Fields Volume 18 - Music for String Orchestra by Ernest van der Eyken
DDD 92018
イン・フランダース・フィールズ 第 18巻
 弦楽のための音楽
  エルネスト・ファン・デール・エイケン (1913):
   ビーケの為のエレジー
   繰り返しと歌曲、詩曲、
   弦楽の為の交響曲
フェルナンド・テービィ指揮
BRTNフィルハーモニック
作曲者指揮
弦楽合奏団
録音:1971, 1986年
デール・エイケンはフランダース国立歌劇場などの指揮を務め、たアントワープ生まれの大音楽家。その作風は保守的だが本格派。重厚でずしりとくる。
最初の「ビーケのためのエレジー」は、最愛の妻ビーケを亡くして追悼の意をこめて創り上げた悲愴な作品。
つづく「繰り返しと歌曲」は、タイトルは無味乾燥だがフランダースの古い民謡を題材にしたとってもとっても素敵な作品集。全部で7つの小品からなる美しく哀愁あふれる作品。もっともっと聴きたいと思うような印象的な音楽ばかり。
詩曲は20代のときに作られたスケールの大きな幻想曲。
「弦楽の為の交響曲」は、予想に反してなかなか激情的な作品。アンダンテすら決して抒情に傾かない硬派な感性がかっこいい。
In Flanders Fields Volume 19 - Songs & Piano Music by Lodewijk Mortelmans
DDD 92019
イン・フランダース・フィールズ 第 19巻
 ロデウィーク・モルテルマンス (1868-1952):
  夕暮れが迫る、それがマンデル、夜の思い、
  小さな花が、5月の日、アンジェリコの踊る天使達より、
  魂が耳を開く時、朝露が美しく、芳香、真珠、間奏曲 
  フラマン語は驚くほどに甘く、子守歌、母、秋のムード、
  角笛の呼ぶ声が聞こえ、サイジャの歌、我が幼き子、
  白い雲が、秋の夕べ、ユモレスク、乙女メイ 
  眠れる美しき人(ゴシック体:ピアノ独奏曲)
ウェルネル・ファン・メヘレン(B・Br)
ヨーゼフ・デ・ベーンハウワー(P)
録音:1999年
ロマン派作曲家モルテルマンス初の歌曲アルバム。「フランダース歌曲の王子」といわれた彼の歌曲は控えめで寡黙だが、時間をかけて聴き込むほどにその真価が伝わり、間奏曲として奏されるピアノ小品がプログラムに彩りを添える。
In Flanders Fields Volume 21 - Choral music of Robert Herberigs
DDD 92021
イン・フランダース・フィールズ 第 21巻
 フランダースの合唱音楽 (日本語解説付き)
  ロベルト・ヘルブリヒス (1886-1974):
   アヴェ・マリア、母のごとき御心
   何故に泣きたもう?、イエスと聖ヤネケン、
   そしてそれは愛ではなく、聖母マリアを見たいと願った聖者、
   お別れ、愛の夜、今日も来るオシャベリ屋
   緑の田舎自慢、港と戦いから離れた広い海で
   あぁ、もしあの美しい胸に身を預けられたら、九人の兵士、冬が過ぎて
   アイスランドに行きたい者は、ブリュネンスウェイクのお殿様
ヨハン・デュイック指揮
フランダース放送合唱団
デジタル録音
20世紀フランダースを代表する作曲家のひとり、ヘルブリヒスの膨大な作品から合唱曲の秀作を集めたアルバム。日本ではまったく無名だが、1909年にカンタータ「聖ヒュベルトゥスの伝説」で満場一致でローマ賞を得た。その初演では自らが主役を歌ったという。古典派様式の大規模な管弦楽作品も残しているが、やはりその作品の中心は合唱曲や宗教音楽。ここに収録される小曲での静かな祈りには本当に心を洗われる。おすすめ。
In Flanders Fields Volume 22 - Music for Children's and Girls' Choirs by Flemish Composers
DDD 92022
(2CD)
\4780
イン・フランダース・フィールズ 第 22巻
 フランダースの作曲家による児童と女声合唱の音楽(日本語解説付き)
  ヤン・ファン=デル=ロースト:魔法の国のアニーと共に (1991)
  ヤン・クック:ファゴットの物語 (1994)
  ペーテル・ピーテルス:小さな魔女と魔法使いの歌 (1998)
  クルト・ビッケムベルヒス:青い目のお姫様 (1995)
  マルティン・ヴァルケ:赤ひげの宝物 (1996)
  ヴィック・ネース:メモリア・ユスティ (1989)
パトリツィア・ハート指揮
ロンデルツェールス少年合唱団
ヨハン・ファン・ボウウェレン指揮
アンサンブル・オクスレイズ
デジタル録音
いやはや、こんなアルバムだったとは。ただの児童合唱作品集かと思ったら、子供のための音楽劇的作品だった。実際には演技はしていないだろうけど、いろいろな楽器が効果的に使われていて聴いているだけで楽しくなる。
「魔法の国のアニーと共に」はお化けや妖精、巨人が出てくる話。
「ファゴットの物語」は迷子になったファゴットを女の子が探してオーケストラに連れ戻すお話。女の子とファゴットの二重唱なんて素敵!
「小さな魔女と魔法使いの歌」は魔法学校の話や、小さい魔女が起こす愉快な騒動の話。
「青い目のお姫様」は青い目をしているため仲間外れになっていた女の子が魔女に頼んで世界中のものを青色に変えるが、後にそれぞれの色に価値があることに気づく話。おそろしく憂愁で美しく切ない音楽が含まれている。
「赤ひげの宝物」は海賊たちと一緒に宝物を探しにいく少年の夢物語。愉快で元気が出る音楽。
最後の「メモリア・ユスティ 」だけは聖書のテキストを元にした少女合唱のためのア・カペラ作品。
なんだかPHAEDRAで一番お気に入りのアルバムになってしまった。家族で聴きたい。日本語解説もあるし。
In Flanders Fields Volume 23 - The Thrilling Trombone of Flanders
DDD 92023
イン・フランダース・フィールズ 第 23巻
 フランダースのスリリングなトロンボーン
  ラオル・デ・スメット (1936):カームサ1
  ルシアン・ヘサルス (1931):サルヴァトーレ・アランドのラメント
  ヤンピーター・ビーセマンス (1939):ディスコルソ・ア・シンク
  ヨリス・デ・ラート (1947):イリヴァーシブル、シフト
  クロード・コッペンス (1936):スライディング
  ウィルフリード・ウェステルリンク (1945):"S"
レオ・フェールヘイエン(Tb)
カームサ・クインテット
録音:1983-1996年
トロンボーンの多彩な奏法やミュート・テクニックを多用し、楽器のさまざまな側面を示した実験的な作品群。ユーモラスな面白さが心地よい。ただ、前衛ではないですけど、かなりコアです。
In Flanders Fields Volume 24 - Stefan Meylaers, portrait of a composer
DDD 92024
イン・フランダース・フィールズ 第 24巻
 ある作曲家の肖像
  ステファン・メイラールス (1970):
   あるハンガリーの夏(ピアノ独奏の為の)、
   エレジー、波(ピアノとチェロの為の)、
   組曲(クラリネットとピアノの為の)、
   3つの愛の歌(バイロンの詩より)、
   瞑想(ホルンとピアノの為の)、
   ノクターン、レイメント(オーボエとピアノの為の)、
   トリオ(クラリネット、チェロ、ピアノの為の)、
   荒野、宵のワルツ(チェロ四重奏とピアノの為の)
クルト・ゲイセン(B・Br)
ヴェラ・バリコ(Vc)
マルク・ヴェルテッセン(Cl)
ルック・ベルゲ(Hr)
ピート・ファン・ボックスタル(Ob)
クーン・ケッセル(P)
ステファン・メイラールス(P)
チェロ四重奏団
録音:2001年
現代ベルギーを代表する若き作曲家の作品集。これも
ピアノ曲「あるハンガリーの夏」は師リゲティの影響を受けたというが、その複雑な構成よりも、単純にその美しさに感動するはず。
続くチェロ曲「エレジー」と「波」はひとつのセット。たゆたうような「エレジー」、激情的な「波」と、ともに美しい作品。
4楽章からなる組曲はそれぞれがかなり個性的。
バイロンの詩から取られた3つの歌曲、美しいスロー・テンポで聞くものを圧倒する瞑想、幻想的なクラリネット・トリオ、チェロ四重奏とピアノのためのめずらしい2作品(これがまたしぶくてかっこいい。最後の「宵のワルツ」の美しさ、かっこよさ!)、・・・いずれをとってもこの作曲家の非凡さをうかがわせる。偏見なく聴けば宝物的なアルバムになることうけあい。
しかしPHAEDRA、日本語解説までつけているのにこれまで日本で流通していなかったというのはなぜだ?
In Flanders Fields Volume 26 - Peter Benoit
DDD 92026/2
(2CD)
\4780
イン・フランダース・フィールズ 第 26巻
 ペーター・ベノア (1834-1901):
  私の心は憧れに満ちて
  ヘンリエットのアルバムより、私の心はときめく、陽の光の筋が煌めく時
  薔薇が豊かに薫るなら、恋人よ私のもとへ、逍遥、彼女は地上からでなく
  甘き春、春、私は夢を見た、安穏、2つの魂、女性の純粋な愛
  喜びと苦しみの夢、母、
  ハ長調のピアノ小品、獅子が砂漠に吠える、破れた心は平穏を欲す
  別れのソナタ、パンは何処に、聞け天国の門の雲雀のさえずりを 
  唇を持ち去れ、死よ立ち去れ、婦人達よ溜息をつくな、君は私のひな菊
  荒れ狂うハリケーン、心理的推移、悲しみの訪れ、君に残す物はない
ウェルネル・ファン・メヘレン(B・Br)
ヨーゼフ・デ・ベーンハウワー(P)
録音:2001年
フランダースの国立音楽学校の創設者であり、フランダースの音楽的自発を促した「フランダース国民学派」の生みの親ベノア。堂々の2枚組による歌曲集。
ここに集められているのは人生における愛、そして愛の悲劇を歌ったもの。その愛は必ずしもドラマチックなものではなく、むしろ日常の普遍的事象として描かれる。
モルテルマンス歌曲集(92019)同様にオランダ語詩に作曲された作品。メヘレンの深々とした歌唱と、控えめながら哲学的ともいえる知的なベーンハウワーのピアノが、故郷の大作曲家の情感を見事に表現する。
In Flanders Fields Volume 27 - Piano music
DDD 92027
イン・フランダース・フィールズ 第 27巻
 ベルギーのピアノ小品集
  ヨーセフ・ヨンゲン (1873-1953):
   3つのコンサート用練習曲
   薄明かりのオグウェン湖、セレナード、悲しみのサラバンド
  ロデウィーク・デ・ヴォフト (1887-1977):ソナタイ短調
  ロデウィーク・モルテルマンス (1868-1952):小品集 I - II - III より
   子供達の小さな心、慎ましい小さな花、ショート・トーン・ピース
   インタールード、春に湧き出る、リリカル・モーメント
   小さなクリスティンの踊り、内なる喜び、簡素な歌、オルガン弾き
   禁酒、母の子守歌
ハンス・リッケリンク(P)
録音:2001年
あのヨンゲンにこんなにも素敵なピアノ作品があったとは。ラフマニノフばりのダイナミックな華麗さ、ショパンに匹敵する抒情、シューマンを思わせる文学性。本格派の作品とともに諧謔味に富んだ作品もならび、作曲家の守備範囲の広さを思い知らされる。
またデ・ヴォフトのソナタもわずか10分あまりの曲なのに圧倒的な存在感を示す。激情的な第1楽章、幻想的で美しい第2楽章、重厚な第3楽章と曲の規模を超えた傑作。
つづくモルテルマンスの作品はすべて3分に満たない美しい小品。これぞベルギーの静かな抒情。気品があって、優しげで、かわいらしい。・・・実はこれらの作品群が一番お気に入り。
In Flanders Fields Volume 29 - Belgian music for oboe and orchestra
DDD 92029
イン・フランダース・フィールズ 第29巻
 ベルギーのオーボエ協奏曲
  アウグスト・デ・ブック (1865-1937):オーボエとオーケストラの為の幻想曲
  ヴィクトール・レグレイ (1915):コンチェルティーノ作品61b
  フリッツ・セリス (1929):イングリッシュ・ホルンと管弦楽のためのクレオール
  ガブリエル・フェルシュラーゲン (1919-1981):3つのフランダース舞曲
  ジャック・ルデュック (1932):コンチェルティーノ作品10
  ウィレム・ケースターズ (1953):コンチェルティーノ作品2
ピート・ファン・ボックスタル(Ob)
へールマン・エンゲルス指揮
チェコ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団
新譜となる第29巻は「ベルギーのオーボエ協奏曲集」
いずれも20世紀の作品だが(セリスの作品は2002年)、前衛とは無縁の近代的作風。
デ・ブックは1865年生まれ、アントワープ、ブリュッセルなどで音楽大学の教授を務めた。彼の世代では非常に知られた作曲家でもある。「幻想曲」は1926年に作られた、やさしい旋律に包まれた穏やかな小品。
レグレイは1915年生まれ、音楽を教えるとともに放送局でプロデューサーをしていた。「コンチェルティーノ」は1982年の作品だが現代音楽らしさは全くない。技法的に多少の新しさはあるが非常に親しみやすい作品。終楽章など激しい部分と暗い部分がうまく交錯し、その洗練された雰囲気がとても素敵。
セリスはフランダース国立歌劇場の指揮者、音楽監督。1929年生まれ。「クレオール」はワグナーの「トリスタンとイゾルデ」を題材にした小品。薄いベールに包まれているような幻想的な作品。
フォルシュラーゲンは1919年生まれ。オルガニストであり教師でもあった。「フランダース舞曲」は作曲年代不明だが、時代に取り残されたかのような、おそろしく明快でロマンティックな作品。終楽章など何も知らされないで聴いたら、人はいつの時代のどこの国の人が書いた作品だと思うだろう・・・。無時代的、無国籍、・・・でも超個性的作品。
ルデュックは1932年生まれ、ベルギー作曲家協会の会長でもあり、なんだかいろんな肩書きがある人だが、その作品「コンチェルティーノ」は確かにそれを裏付けるような充実した作品。複雑で難解そうな現代的手法を用いながら、聴くものを引きつける親近感がある。
ケースターズは1929年生まれ。作曲家の教授でもある。「コンチェルティーノ」は若いときの作品らしく、ロマン派の終焉を物語るようなアンニュイな作品。そのクールで投げやり的な作風が結構よかったりする。でも終楽章後半では不良少年が立ち直ったかのようにまっすぐでひたむきな情熱を見せてくれて、大いに盛り上がって終わる。
録音:2002年
In Flanders Fields Volume 30 - Joseph Jongen
DDD 92030
イン・フランダース・フィールズ 第30巻
 ヨンゲン チェロ作品全集
  ヨーセフ・ヨンゲン (1873-1953):
     ソナタ作品39、アリア作品68-1
     モト・ペルペトゥオ作品68-2、松の柔らかさの中で
     カプリースから即興曲、ハバネラ、アルバムのページから、ワルツ
カレル・ステイラーツ(Vc)
ピート・クイケン(P)
最近ようやくCDの数も増え始め、フランク、ルクー、イザイの次くらいにメジャーになってきたヨンゲン(ジョンゲンともいう、が、PHAEDRAの社長の話ではヨンゲンが育ったのはフランス語圏の都市リェージュだが、Jongen という姓はフランダースの家なので、結局どっちでもいいらしい。)。これはそのヨンゲンのチェロ作品全集。冒頭のチェロ・ソナタは華麗で神秘的な美しい作品。何ものにも汚されない気高さ、優雅さがある。実に40分に迫る大作である。彼自身はリヒャルト・シュトラウス、ダンディに最も影響を受けたというが、フランス印象派の要素ももちろん多分にある。オルガニストであったことや、その渋めの作風からフランクとも対比される。が、フランクよりもっとフランス的か。ただ作品の背景にしっかりと根をおろしている堅牢ともいうべき手法、そしてそれによる作品の完成度、安心感はフランクとも通じる。
小品もいずれ劣らぬ完成度と美しさを見せる。
やはり、と思われるかもしれないがピート・クイケンはヴィーラント・クイケンの息子
録音:2002年
In Flanders Fields Volume 31 - Orchestral Music by Arthur Meulemans
DDD 92031
イン・フランダース・フィールズ 第31巻
 ミュールマンス 管弦楽作品集
  アルトゥール・ミュールマンス (1884-1966):
     2つの民族リズムによる幻想曲
     ヴァイオリンと管弦楽の2つの楽章、
     オーボエとオーケストラの田園詩
     オペラ「エイドリアン・ブロウワー」序曲、
     オーボエ協奏曲
     クラリネットとオーケストラのラプソディ、管弦楽のための2つの舞曲
リュドミラ・ペテルウコヴァ(Cl)
ジンドリチ・パツデラ(Vn)
ピート・ファン・ボックスタル(Ob)
へールマン・エンゲルス指揮
フラデク・クラロヴェ・フィルハーモニック・オーケストラ
ミュールマンスはマルコ・ポーロなどで少しづつシンフォニーが録音されてきたので、知名度の低いベルギー作曲家の中では案外知られているほうかもしれない。ロマン派後期とフランス風の洒脱さと、南欧すら思わせる熱い民族的素養。まず1曲目の「ケルミス・ファンタジー」が発想に富んだかなりの力作で聴かせる。その後に続くヴァイオリンやオーボエ、クラリネットによる協奏的作品も颯爽とした気品と美しい旋律に彩られた素晴らしい音楽。管弦楽作品では一部冗長な面もみられるが、その溌剌とした個性が目を引く。
録音:2002年
In Flanders Fields Volume 32 - Music for clarinet, cello and piano
DDD 92032
イン・フランダース・フィールズ 第32巻
 クラリネット・トリオ作品集
  ミハイル・グリンカ (1804-1857):トリオ・パセティックニ短調
  コーン・デ・ヨング (1957): クラリネットとピアノの3つのミニアチュール
                 クラリネット・トリオの「便り」
  ジョルジュ・ロンク (1900-1967):プレリュードとアリア、アイドル
  ダニエル・ジステルリンク (1948):アーギュメント
  パウル・ユオン (1872-1940):4つのトリオ・ミニアチュール
トリオ・クラリーノ
ロシア、ベルギー、スイスのクラリネット作品。グリンカを除いてすべて1900年代の作曲家。
グリンカの作品はまさにロシア初期、コテコテの抒情。CDが少ないので貴重ということもあるが、その美しさにはためいき。
デヨングは1957年生まれ、さまざまなベルギーの賞を受賞してきている実力派。作品は1994年の最新作。前衛ではないがスパイスの効いた作品。
ロンクは1900年生まれ、フランス的な優雅な雰囲気としっかりした芯のある作品。小品2曲どちらもいいが、とくに「アイドル」の機知に富んだ展開は素敵。
ジステルリンクは1948年生まれ。チェロとクラリネットが戯れるように会話を交わすように曲は進行していく。ポストモダン。
そして最高の興味はやはりパウル・ユオン。スイス&ドイツ系ロシア人作曲家で、タニェエフに学び、終始ロマンティックなスタイルで交響曲や室内楽に佳作を残した。「ロシアのブラームス」と呼ばれ、一般的認知度は低いものの、CDが少ないことと熱心なファンが多いことから、CDがリリースされると必ずちょっとしたベストセラーとなる。この小品は彼が自らのピアノ作品を編曲したもので、どれも愛らしく切ない旋律に満ち満ちている。1曲目の「REVERIE」なんて涙もの。
録音:2002年
In Flanders Fields Volume 33 - Lodewijk Mortelmans
DDD 92033
イン・フランダース・フィールズ 第 33巻
モルテルマンス 管弦楽作品集
 ロデウィーク・モルテルマンス (1868-1952):
   (1)オペラ「海の子供たち」から 夜明けと日の出、
     ミニヨン「君よ知るや南の国」*
   (2)交響詩「朝の気分」、
     交響詩「ヘリオス」 、
     イン・メモリアム(エレジー1) 、
     交響詩「春の神話」
(1)フランダース放送管弦楽団・合唱団、
  ゾルト・ハマリ (指揮)
  ニーナ・ステンメ (ソプラノ) *
(2)BRTNフィルハーモニック ** 
  フェルナンド・テービィ (指揮) **
1988, 1999年録音
素敵な歌曲とピアノ小品で知られ、ときに「フランダース歌曲の王子」といわれたモルテルマンスだが、そんな彼がいくつかの管弦楽作品やオペラを残していたことは現在見過ごされている。ここでは貴重な管弦楽作品を収録。彼の繊細で愛らしい歌曲やピアノ小品からは考えられないような、ワグナーにも似た壮大で雄雄しい世界が展開される。
DDD 92036 イン・フランダース・フィールズ 第 36巻
ウェル=テンパード・ピアニスト

ヨハン・デュイック (1954-):
 四つ葉のクローバー op. 5 〈マーチ - 主題と変奏 - ブレー - フレスコ〉、
 イルミナシオ op. 7、リコグニシオ op. 10、
 セブン=リーグ・ブーツ op. 13
  〈第一歩 - そう、でも僕のやり方! - なんで楽しまないの? - だって夢があるし、詩だって・・・
   - エニグマ (エドワード無しの) - 優しさ - スティーヴン〉、
 ディスクレティオ op. 14、
 ウェル=テンパード・ピアニスト
  〈第1巻 op. 19 (12曲)、第2巻 op. 20 (12曲)、第3巻 op. 21 (12曲)、第4巻 op. 22 (12曲)〉
ヨハン・デュイック (ピアノ)
バッハの平均率クラヴィア集の英語タイトルに倣って名付けた本録音は、合唱指揮者でもある作曲者が同時に腕の立つピアニストでもあった証。気立ての良いバルトークやシェーンベルクと戯れる楽しさ。
2003年録音
In Flanders Fields Volume 37 - Mystery
DDD 92037
イン・フランダース・フィールズ 第 37巻
ミステリー

ペーター・タイス (1962-):イカルス - オーボエ・ソロと木管九重奏のための
アラン・クラーンス (1957-):ミステリー - 木管と弦楽五重奏のための
ステフェン・ウェレンス (1974-):ザ・ドランゴンズ・ゲッツ・ビッテン - 2つの木管五重奏のための
ペトラ・フェルモンテ (1968-):アマネシア - フルート、クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ、コントラバス、パーカッション、ギター、ピアノのための
アンサンブル・エマノン
オリジナル編曲や新作の為に18名の若い音楽家によって結成された現代音楽アンサンブルの演奏集。木管九重奏、木管と弦楽五重奏、2つの木管五重奏他、多彩な編成でフランダースの今を示している。
2003年録音
In Flanders Fields Volume 40 - Nina Stemme Sings
DDD 92040
イン・フランダース・フィールズ 第40巻
 R・ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
 ヨースタ・ニューストレム(1890-1966):歌曲集《海辺の歌》
 アウグスト・デ・ブック (1865-1937):7つのフランス歌曲集
ニーナ・ステンメ(S)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(P)
ストックホルム出身のソプラノ、ニーナ・ステンメによる歌曲集。ステンメはメトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ歌劇場、ウィーン国立歌劇場などの舞台に立ち、バイロイト音楽祭、グラインドボーン音楽祭などでも活躍している。《In Flanders' Fields》はベルギーの作品を紹介しているシリーズで、これまでにも多数の世界初録音を世に送り出しておりベルギー音楽ファンは要注目。
DDD 92042 In Flanders' Fields Vol.42
 ヴィク・ニース(1936−):
  トランペット・テ・デウム/
  Siget dem Herrn/ノイゼル・ミサ
エルス・クローメン(S)
マヌ・メラーツ(Tp)
スティーヴン・ヴェルハート(Tp)
ペーター・ピータース(Org)
ペーター・デヤンス指揮
ヴォーカル・アンサンブル・ムーサ・ホルティ
ベルギーの作曲家、作品を紹介するIn Flanders' Fieldsの第42集はメヘレン出身の作曲家ヴィク・ニースの合唱作品集。ニースは作曲活動だけでなく1970年から1996年までフランダース放送合唱団の指揮者としても活躍しておりベルギーでは合唱指揮者としても評価が高い。《トランペット・テ・デウム》はソプラノ独奏と混声合唱、2本のトランペットという珍しい編成で演奏される作品。
DDD 92043 In Flanders' Fields Vol.43〜
 バス・クラリネットのウィンドウ
  フランソワ・ラッセ(1873−1955):
   リート(ピアノ伴奏版、弦楽四重奏伴奏版の2種類を収録)/
  マルティヌー:バス・クラリネットとピアノのためのソナチネ/
  ヒンデミット:バス・クラリネットとピアノのためのソナタ/
 テリー・ウィンター・オーウェンス(1951−):嘆き/
 フリッツ・セリス(1929−):
  バス・クラリネットと弦楽四重奏のための《ダ・ウノ・ア・チンク》/
 アウグスト・フェルベッセルト(1919−):シクルス/
 ウィルフリード・ウェステルリンク(1945−):
  見て、私の庭のバス・クラリネット!/
 オットマール・シェック(1886−1957):
  バス・クラリネットとピアノのためのソナタ
ヤン・ギュンス(バス・Cl)
ハンス・リッケリンク(P)
カンディンスキー弦楽四重奏団
ベルギーの演奏家や作品の紹介を行っていくPhaedraの好評シリーズ“In Flanders' Fields”の最新作。ヤン・ギュンスはベルギーのフレミッシュ・ラジオ・オーケストラでソロ・バス・クラリネット奏者をつとめる世界的名手。2005年2月には来日し東京佼成ウィンド・オーケストラの伴奏でヴァン・デル=ローストのバス・クラリネット協奏曲の世界初演を行った。ブックレットには日本語による曲目解説が含まれている。
DDD 92044 In Flanders' Fields Vol.44〜
 ジェフ・ファン・ホーフ(1886−1959):
  交響曲第5番ホ長調/5つの歌/
  交響組曲第2番/
  交響曲第6番変ロ長調《Onvoltooide》(未完)
アン・デ・レネ(S)
ツォルト・ハマル指揮
パンノン・フィルハーモニック管
ファン・ホーフはベルギー王立フレミッシュ音楽院で音楽を学び、6つの交響曲を残した20世紀ベルギーの作曲家。交響曲第6番はファン・ホーフの遺作であり未完の作品である。ソプラノのレネはスウィングル・シンガーズのメンバーとして国際的なキャリアをスタートさせたイギリスのソプラノ。パンノン・フィルは1968年生まれの若きマエストロ、ツォルト・ハマルが率いるハンガリーのオーケストラである。
DDD 92045 In Flanders' Fields Vol.45〜
 ピート・スウェルツ(1960−):
  クラリネット五重奏曲/弦楽四重奏曲第2番
ルーラント・ヘンドリクス(Cl)
テンペラ弦楽四重奏団
シュピーゲル弦楽四重奏団
ピート・スウェルツは近年その吹奏楽作品が日本で演奏、紹介されるなど現在注目を浴びているベルギー期待の若手作曲家。クラリネットのルーラント・ヘンドリクスはミッコ・フランクが率いるベルギー国立管弦楽団でソロ・クラリネット奏者をつとめている実力者。ソリストとしてもフランダース放送響、リンブルフ響、ハーゲン・フィルとも共演を行っており、室内楽の分野なども含めて幅広い活動を行っている。
In Flanders Fields Volume 46 - Piano Trios
DDD 92046
In Flanders' Fields Vol.46
 ギョーム・ルクー(1870−1894):ピアノ三重奏曲ハ短調/
 アルトゥール・デ・グレーフ(1862−1940):
  ピアノ三重奏曲へ短調
ピアノ・トリオ《ナルチス&ゴルトムント》
ベルギーの作曲家の作品をベルギーのアーティストの演奏によって世界中に向けて紹介を行う“In Flanders' Fields”を中心として、大きな支持を獲得しているベルギーのレーベル、フェドラ(Phaedra)の最新盤。将来の活躍を約束されながらも24歳という若さで夭折した天才ギョーム・ルクーと、リストやサン=サーンスにピアノを学び、作曲家、ピアニストとして活躍したアルトゥール・デ・グレーフのピアノ三重奏曲をカップリング。ピアノ・トリオ《ナルチス&ゴルトムント》は、ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの作品である「ナルチスとゴルトムント」を冠する1999年に結成されたベルギー期待のピアノ三重奏団。ピアノはクイケン・ファミリーの1人であるピート・クイケンが担当しており、躍動感に満ちた非常に高度なアンサンブルを展開している。
In Flanders Fields Volume 47 - Eyken Chamber Music
DDD 92047
In Flanders' Fields Vol.47〜
 エルネスト・ファン・デル・エイケン(1913−):室内楽作品集
  弦楽四重奏曲第2番/2つのメロディー/
  フルート三重奏曲/
  ソフィーのためのソナチネ/木管八重奏曲
マテ・スチ(Va)、
ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(P)、
ヌォヴォ・ムジケ弦楽四重奏団、
ウィンド・アンサンブル・ベレロフォン、他
エルネスト・ファン・デル・エイケンはヴィオラ奏者、指揮者、そして作曲家と様々な顔を持つフランダース地方の大御所的存在である。クレメンス・クラウスとヨゼフ・マルクスに師事したエイケンの作品には、伝統的な手法を用いながらも斬新なアイディアを採り入れた個性豊かな楽曲が多い。
DDD 92048 In Flanders' Fields Vol.48〜
 ステファン・メイラール(1970−):作曲家の肖像Vol.2
  アルカナ/愛の歌/ニュー・オーリンズ/
  夢/庭/愛はふたたび/
  マンゴー/銀杏並木/夏の踊り/
  I Can Tell From Paradise/
  失われた都市/アラコアラ/野原
ルドウィック・マーツァレク(Vn)、
ローレンス・ルクセン(Vn)、
ピエール・ヘノー(Va)、
キャロリン・スティーヴンス(Vc)、
フランク・ヘンドリックス(Fl)、
アンディ・ドント(Sax)、
ステファン・シモンズ(ユーフォニウム)、
カルロ・ウィリアムス(ヴィヴラフォーン)、
マーク・メールスマン(歌)、
フランソワーズ・ヴァンヘッケ(歌)、
ゲール・カラート(P)、
ステファン・メイラール(P)
フランダース地方の音楽を伝えてくれる「In Flanders' Fields」も第48集に到達。ベルギー作曲家協会“COMAV”のメンバーにも名を連ねる若手作曲家ステファン・メイラール2枚目の作品集。「愛はふたたび」以外は2001年から2005年にかけて作曲された新しい作品を収録。
In Flanders' Fields Vol. 49: Piano Works by Jongen & Lonque
DDD 92049
In Flanders' Fields Vol.49〜
 リッケリンク・プレイズ・ヨンゲン&ロンケ
  J・ヨンゲン:ソナタ形式による組曲Op.60、ソナチネOp.88/
  ジョルジュ・ロンケ(1900−1967):
   青き部屋の写真、夕暮れOp.11、夜想曲Op.45、
   スペイン舞曲Op.10、モーリッシュ舞曲Op.29、
   セーリング・ボートOp.42
ハンス・リッケリンク(P)
2003年と2005年には来日も果たしており、ヘフェールト賞など数多くの賞を獲得しているヘント出身のピアニストであるハンス・リッケリンクによるベルギーのピアノ・アルバム。録音で使用されているベーゼンドルファー・モデル280の響きとリッケリンクのタッチの融合がフランダースの香りを醸し出している。
In Flanders Fields Volume 50 - In Manus Tuas
DDD 92050
(2CD)
\4780
In Flanders' Fields Vol.50〜フランダース地方の宗教音楽集
 ペーター・ベノワ(1834−1901):
  アヴェ・マリア、天使のパン/
 ロデウィック・モルテルマンス(1868−1952):
  Klaar bloed en louter wonden/
 アルトゥール・フェルホーフェン(1889−1958):
  前奏曲とフーガ ホ長調/
 ガストン・フェレマンス(1907−1964):Pater in manus tuas/
 アウグスト・デ・ボック(1865−1937):
  アヴェ・マリア、おお救いのいけにえよ/
 フロレンティヌス・デ・ボック(1826−1892):ああ、イエスよ/他 全28曲
アン・デ・レネ(S)、
クリスティーネ・アダマイテ(Org)、
ヘルマン・エンゲルス(指揮)、
ラトヴィア国立合唱団
19世紀ベルギーのフランダース地方で活躍した音楽家たちによる宗教音楽を取り上げたコンサートのライヴ録音。バルト三国の小国を代表するラトヴィア国立合唱団の歌声は神秘であり荘厳である。
In Flanders Fields Volume 51 - Jef Van Hoof Orchestral Works
DDD 92051
In Flanders' Fields Vol.51〜
 イェフ・ファン・ホーフ(1886−1959):
  歌劇《5月の炎》からの組曲/トロンボーンのためのディヴェルティメント/
  4つの歌/春のムード/民謡による3つの歌/家での午後/
  民謡《私はあなたを愛しています》/
  The Garland Has Been Hung/交響曲第3番変ホ長調
アン・デ・ルネス(S)、
イヴァン・メイルマンス(Tb)、
ツォルト・ハマル指揮、
パンノン・フィルハーモニック管
1911年のローマ大賞2位の受賞者であるファン・ホーフは、モルテルマンスとジルソンに作曲を学びフランドル国民音楽に情熱を傾けた20世紀ベルギーの作曲家。コンセルトへボウ管の主席トロンボーン奏者を務め、ヤンソンスのアシスタント・コンダクターとして活躍するメイルマンスと、スウィングル・シンガーズのメンバーとして国際的なキャリアをスタートさせたソプラノ奏者デ・ルネスといった2人のベルギー人ソリストが充実の演奏を聴かせてくれている。
In Flanders Fields Volume 52 - Swerts Symphony No. 2
DDD 92052
廃盤
In Flanders' Fields Vol.52
 ピート・スウェルツ(1960−):交響曲第2番《朝焼け》
ベルナデット・ルジュラン(ソプラノ)、
ビャルテ・エンゲセト(指揮)、
フランダース放送管弦楽団&合唱団
ベルギーの作曲家の作品を世界中に向けて紹介する日本では「マルテニッツァ」、「エピタフ」、「タイタニック・サーガ」など吹奏楽作品の作曲家としてその名を広く知られているベルギーの作曲家ピート・スウェルツ。ベルギーのレメンス音楽院で史上最高となる成績で卒業を果たし、1993年度のエリザベス女王国際コンクールで1位を獲得するなど抜群の実績を誇る。
2000年9月7日のライヴ録音。
In Flanders Fields Volume 53 - Darkness
DDD 92053
In Flanders' Fields Vol.53 ――
 ダークネス〜ヘンリク・グレツキ(1933−):
  木管五重奏、トランペット、トロンボーン、
   弦楽四重奏、チャイムとピアノのための《小レクイエム》/
 アンドレ・ラポルト(1931−):
  ルート、バス・クラリネット、ヴァイオリン、
   ヴィオラ、打楽器とピアノのための《リタニー・コン・エピフィオ》/
 ステファーヌ・ヴァンデ・ギンステ(1971−):
  木管五重奏、トランペット、トロンボーン、
   弦楽四重奏、打楽器、ピアノと2人のナレーターのための《ダークネス》
エマーノン・アンサンブル
“作曲家”ではなくフランドルの“演奏家”にスポットをあてた“In Flanders' Fields”の第53集。管・弦・打楽器を中心とするエマーノン・アンサンブルは、フランドルの作曲家たちの新作初演を数多く手懸けるベルギーの室内楽団。個々の高い演奏技術と自在に編成を組み替えることのできる柔軟性を持っており、作曲家たちからは厚い信頼を受けている。グレツキの「小レクイエム」で聴かれるアンサンブル能力の高さも一級品。
In Flanders Fields Volume 54 - Duijck The Way of the Soul
DDD 92054
In Flanders' Fields Vol.54 ――
 ヨハン・デュイック(1954−):
  ソプラノと合唱、管弦楽のための《魂の音楽》Op.16/
  アルトと合唱、管弦楽のための《魂の歌》Op.24/
  混声合唱とオルガンのための《Alma, buscate en Mi》Op.25
ヒルデ・コッペ(ソプラノ)、
ノエル・シェーペンス(アルト)、
イグナス・ミヒエルス(オルガン)、
ハンス・リッケリンク(ピアノ)、
ヨハン・デュイック(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
フランダース放送合唱団、
ヘント・マドリガル合唱団
ベルギー、フランドル地方の作曲家による作品を世界中に向けて紹介する“In Flanders' Fields”の第54集。ベルギーではフランダース放送合唱団、イギリスではASMF合唱団の合唱指揮者を務め、ピアニスト、作曲家、教師としても活躍するヨハン・デュイックの合唱作品集。今回収録された3作品にはデュイック自身の合唱指揮者としての経験が注ぎ込まれており、特に「魂の音楽」は演奏時間40分を要する大作である。ちなみにデュイックのピアノ作品集が同シリーズの第36集(DDD 92036)として既にリリースされている。
In Flanders Fields Volume 55 - Music of Joseph Ryelandt
DDD 92055
In Flanders' Fields Vol.55 ――
 ジョゼフ・ライラント(1870−1965):
  ピアノ五重奏曲イ短調/
  弦楽四重奏のためのアダージョ嬰へ短調Op.13/
  弦楽四重奏曲第2番ヘ短調/アンダンテと変奏
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)、
シュピーゲル弦楽四重奏団、
ヨースト・ワーヘルマン(コントラバス)
ベルギー、フランドル地方の作曲家による作品を世界中に向けて紹介する“In Flanders' Fields”の第55集。ベルギーのフランドル地方における後期ロマン派の知られざる作曲家、ジョゼフ・ライラントの室内楽作品集は全曲が世界初録音。師であるエドガル・ティネルから受け継いだ作曲技法によって生み出されたライラントの室内楽作品は、どれも抒情に満ち溢れ豊かな響きを持っている。中でも「ピアノ五重奏曲」は優美な香りが漂うベルギーのロマンと呼ぶに相応しい作品である。
In Flanders Fields Volume 59 - Heilige Seelenlust
DDD 92059
In Flanders' Fields Vol.59 〜
 スウェルツ:オラトリオ《神聖なる魂の喜びよ》
アン・デ・ルネス(ソプラノ)、
ヤン・カールス(テノール)、
エドモン・サヴニエ(指揮)、
レマンス音楽院管弦楽団&合唱団
ルネサンス時代にはフランドル楽派が隆盛を誇ったベルギー・フランドル地方で生まれた"現在"の音楽を発信する"In Flanders' Fields"。第59集は、吹奏楽の作曲家として欧米、ここ日本でも人気を博しているピート・スウェルツ(1960−)の壮大なオラトリオ。「マルコ受難曲」などスウェルツの宗教作品は現代のフランドルの重要な作品として定評がある。
DDD 92060
In Flanders' Fields Vol.60 〜
 フリッツ・セリスへのトリビュート
  セリス:
   チェロ・ソナタOp.6、
   無伴奏チェロ・ソナタOp.71
  ヴィエルヌ:
   チェロ・ソナタ
ヤン・スキファー(チェロ)、
ハンス・リッケリンク(ピアノ)
フリッツ・セリス(1929−)は、17歳でフランダース歌劇場のハープ奏者となり、その後は王立モネ劇場、フランダース歌劇場の指揮者としても活躍した御年80歳の大ベテラン。20世紀フランドル地方の音楽史そのものとも言えるセリスの初期(1932〜63年)と2002年の2作品にヴィエルヌのチェロ・ソナタをカップリング。ベルギー音楽を得意とする名チェリスト、ヤン・スキファーの非凡な演奏はトリビュート・アルバムに相応しい。
In Flanders Fields Volume 61 - Marinus De Jong
DDD 92061

In Flanders' Fields Vol.61
 〜 マリヌス・デ・ヨング:
  ヴァイオリン・ソナタOp.18/ピアノ・ソナタ第3番Op.31/
  春の魔法Op.176/楽しみと瞑想Op.8/夜想曲p.4/
  ヴァルス・カプリスOp.13/即興ワルツOp.13/
  練習曲《つむじ風》Op.55-1/練習曲《ロッキー・ビーチ》Op.55-2

ニン・カム(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第61集は、アントワープのフランダース王立音楽院やレメンス音楽院で教鞭を執り、フランドル地方の後継者育成に貢献したマリヌス・デ・ヨング(1891−1984)のヴァイオリン&ピアノ作品集。
ヴァイオリンのニン・カムは、2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで2位、フランダース放送聴衆賞に輝いたシンガポール生まれの才女。

DDD 92062
In Flanders' Fields Vol.62 〜 タルキニア
 ウェルフェンス:エヴァとの歩み/
 ヨンゲン:ラプソディ/セリス:タルキニア/
 クラエンス:3つの夏の小品
エマーノン・アンサンブル
歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第62集は、木管楽器や弦楽器、ピアノのための室内楽作品集。
エマーノン・アンサンブルは、フランドルの作曲家たちの新作初演を数多く担当するなど、ベルギーの近現代作品の演奏は実績十分。ベルギー音楽ファンならば、ヨンゲンの木管五重奏とピアノのための「ラプソディ」は外せないでしょう。
In Flanders Fields Volume 63 - Hanne Deniere
DDD 92063
In Flanders' Fields Vol.63
 ハンネ・デネーレ:ロータスPart.1/
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番Op.120より/
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1001より/
 デネーレ:ゼア 〜 バス・クラリネットのための/
 シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D.780-3/
 デネーレ:ロータスPart.2/
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.105より/
 デネーレ:
  DWE 〜 クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための、
  Mita 〜 管弦楽のための
アンサンブル・オマージュ、
ヤン・カイエルス(指揮)
ベートーヴェン・アカデミー
ベルギー、フランドル地方が生んだ若手女流作曲家ハンネ・デネーレ(1980−)の作品と、大作曲家たちの音楽をミックスしたプログラム。「Mita」は世界初

DDD 92064
In Flanders' Fields Vol.64 〜 デ・ブーク:ピアノ作品集
 前奏曲変ニ長調/奇想曲ト長調/スケルツォ第1番イ短調/
 夕刻の影 変ホ長調/スケルツォ第2番変ホ長調/
 ヴァルス・アラベスク ヘ短調/ヴァルス・ドレンテ イ短調/
 トッカータ第1番ヘ長調/トッカータ第2番変ロ短調/
 メヌエット第1番ト短調/即興曲イ短調/
 リスの踊り/子供のために
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
アウグスト・デ・ブーク(1865−1937)は、ブリュッセル近郊のメルヒテムで生まれたフランドル地方の作曲家。ロシア五人組から大きな影響を受け、ベルギーに印象主義を導入するなど、フランドル音楽の新たなページを開いた作曲家である。2010年2月の録音。

DDD 92065
イン・フランダース・フィールズVol.65 〜
 ナチュラル・ホルンのための音楽

  リエラント:ソナタ ホ長調Op.18/
  メンガル:ロマンス/ゴーセ:アレグレット/
  ブスショップ:狩り/ワールプト:ロマンス/
  メンガル:二重奏曲第6番/
  デュポン:間奏曲 〜 舟歌/リエラント:夏の夕方
ジェローン・ビリエ(ナチュラル・ホルン)
ヤン・フイルブロック(ピアノ)
メンガル・アンサンブル
アニマ・エテルナ、シャンゼリゼ管弦楽団、コンチェルト・ケルン、イル・フォンダメント、ルーヴル宮音楽隊などで活躍するベルギーのホルニスト、ジェローン・ビリエが"ナチュラル"と"ヴァルヴ"で吹くフランドル地方のホルン作品集。
ビリエも所属する19世紀フランドルのヴィルトゥオーゾ・ホルニスト、マルタン=ジョゼフ・メンガルの名前を冠するメンガル・アンサンブルが抜群に巧い!ベルギーのホルン・サウンドを是非!2010年3月の録音。

DDD 92066
イン・フランダース・フィールズVol.66 〜
 コンチェルト・デル・アルマ

  デュイック:
   コンチェルト・デル・アルマOp.30
   サルヴェ・レジナOp.29
   アポステル・ナ・デ・トワールフOp.28
ヨハン・デュイック(指揮)
フランダース放送合唱団
ハンス・リッケリンク(ピアノ)
ヨリス・デルダー(バリトン)
サラ・ファン・モル(ソプラノ)
イグナス・ミヒエルス(オルガン)
フランダース放送合唱団、ASMF、ワールド・ユース・クワイア、ヘント・マドリガル合唱団の指揮者を務めてきたベルギーの合唱指揮者兼作曲家、ヨハン・デュイック(1954−)の合唱作品集。
16世紀スペインのキリスト教神秘家サン・フアン・デ・ラ・クルスの「魂の暗夜」をベースとした「コンチェルト・デル・アルマ」など収録3作品は、2008年から2010年にかけて作曲された新しい作品。2009年&2010年の録音。
In Flanders Fields Volume 67 - Jef van Hoof
DDD 92067
イン・フランダース・フィールズVol.67
 イェフ・ファン・ホーフ交響曲第2番
 イェフ・ファン・ホーフ:
  序曲《追憶》
  序曲《ペルセウス》(世界初録音)
  交響曲第2番変イ長調
イヴォ・ヴェンコフ(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
 後期ロマン派、またはポスト・モダン派に位置付けられているベルギー、フランドルの作曲家イェフ・ファン・ホーフ(1886−1959)。
 「交響曲第2番」を含むホーフの管弦楽作品は、巧みに用いられた金管楽器の輝かしいサウンド、弦楽セクションが奏でる流麗かつ色濃いフランドルの抒情が持ち味。2010年8月の録音。
In Flanders Fields Volume 68 - Around Jacob van Eyck
DDD 92068
イン・フランダース・フィールズVol.68 〜
 ヤコブ・ファン・エイク
  ファン・エイク:
   ブラヴァーデとフランスのクーラント、
   美しき娘ダフネ(笛の楽園)、
   イギリスのナイチンゲール、美しい私のアマリッリ
  ダウランド:いにしえの涙、戻っておいで/他
アルダルス・アンサンブル
 アルダルス・アンサンブルは、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テノールの4本のリコーダーを吹きこなすカレン・ケテルスが中心となり、2007年に結成された古楽大国ベルギーの気鋭のピリオド・アンサンブル。
 17世紀オランダの盲目のリコーダー奏者ヤコブ・ファン・エイクの音楽をメインとしたプログラムでは全編でリコーダーが大活躍!またソプラノのサラ・アブラムスの適度な主張が、器楽の響きの中で良いアクセントになっている。2010年5月の録音。
In Flanders Fields Volume 69 - La Declinaison de la Femme
DDD 92069
イン・フランダース・フィールズVol.69 〜
 マルガレーテ・フォン・エスターライヒの周りで
  ジョスカン:おお、哀しみ
  ラ・リュー:すべての後悔
  フェスタ:哀歌I
  スピナチーノ:リチェルカーレ
  アグリーコラ:アヴェ・マリス・ステラ
  ウィラールト:3声のリチェルカーレ/他
エンカンタール
 2006年結成のエンカンタールは、14世紀から16世紀のポリフォニーをレパートリーとする4人の女声ヴォーカル・アンサンブル。
 ジル・フェルドマン、ケース・ブッケからも古楽唱法を学んだエンカンタールの澄んだ歌声は高評価を得ており、フランダース・リコーダー四重奏団との共演も多い。2010年6月&7月の録音。
In Flanders Fields Volume 70 - Franck & Jongen
DDD 92070
イン・フランダース・フィールズVol.70 〜
 ジョンゲン&フランク
  フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
  ジョンゲン:13の前奏曲Op.69
  フランク: 前奏曲、コラールとフーガ
ハンス・リケリンク(ピアノ)
近代ベルギーの抒情。フランクとジョンゲン!

 共にベルギーのリエージュを生まれ故郷とするセザール・フランク(1822‐1890)とジョゼフ・ジョンゲン(1873−1953)のピアノ作品集。
 ゲルマン文化とラテン文化の交錯地点で生まれた近代ベルギーの抒情的な旋律が、ハンス・リケリンクのピアノで鮮やかに煌めく。2009年12月の録音。
In Flanders Fields Volume 71 - August De Boeck
DDD 92071
イン・フランダース・フィールズVol.71 〜
 ド・ベック:管弦楽作品集
  歌劇《テロワーニュ・ド・メリクール》より 第1幕への前奏曲
  ピアノ協奏曲
  歌劇《フランチェスカ》より 管弦楽組曲(全曲世界初録音)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
イーヴォ・ヴェンコフ(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
 知られざるベルギー後期ロマン派の作曲家、オーギュスト・ド・ベック(アウグスト・デ・ブーク/1865−1937)の世界初録音となる「管弦楽作品&ピアノ協奏曲」。
 特にベーンハウアーのソロ・パートの校訂により演奏が可能となったベック(ブーク)の「ピアノ協奏曲」は、ベルギー・ロマン派のハイライトとなるだけの価値がある。2011年6月の録音。
In Flanders Fields Volume 72 - Choir Music from Poland and Belgium
DDD 92072
イン・フランダース・フィールズVol.72 〜
 ポーランドとベルギーの合唱作品集
  エルスナー:アヴェ・マリア
  フランク:主よ、すぐにではなく
  ペンデレツキ:おお栄光に満ちた聖母
  ヌッフェル:主が連れ帰られると聞いて
  ニース:3つの訴え
  ティネル:詩編150番
  キラール:アニュス・デイ
  ヴァンデルロースト:瞑想
  ドブジンスキ:われらの父
  グレツキ:種をたずさえ泣きながら出ていく人は
ポーランド放送合唱団
ヘルマン・エンヘルス(指揮)
 1948年に創設されたクラクフのポーランド放送合唱団が歌うのは、18世紀末に生を受けたエルスナーから現代のペンデレツキ、グレツキにわたる"ポーランド"と"ベルギー"の作曲家たちの音楽。
 ショパンと同時代の音楽家ドブジンスキや、吹奏楽の作曲家として有名なヴァンデルローストの合唱曲など、10人の作曲家たちの合唱作品の共演が、ポーランドとベルギーの音楽文化の発展を教えてくれる。2011年6月の録音。
In Flanders Fields Volume 73 - Flowers for the Bass Clarinet
DDD 92073
イン・フランダース・フィールズVol.73 〜
 バスクラリネットに花束を
  ファヴォレール:バスクラリネットと弦楽四重奏のための《ゼブス》
  ウェステルリンク:
   バスクラリネットとマリンバのための《遠くから、近くから》
  ボーウェン:バスクラリネットとマリンバのための《幻想五重奏曲》
  クラーンス:
   バスクラリネット、ベル、ヴィブラフォーン、
    マリンバと弦楽四重奏のための《エクスペリエンス》
  ブロッセ:バスクラリネットとピアノのための《組曲》
  デフレーゼ:バスクラリネットとマリンバのための《タンゴ》
ヤン・ギュンス(バスクラリネット)
モスクワ・チェンバー・ソロイスツ、
リタ・ロメス
 (マリンバ&ヴィブラフォーン&ベル)
アナスタシア・コズシュコ(ピアノ)
 ベルギーの名手ヤン・ギュンスのマジック!バスクラリネットが"ソロ楽器"として大活躍!

 日本語解説付き!
 ヤン・ギュンスは、ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管)のソロ・バスクラリネット奏者であり、アントワープの王立フランドル音楽院とレメンス音楽院ではバスクラリネットとバセットホルンの教授として後進の育成にあたるベルギー随一のバスクラリネット・プレーヤー。
 委嘱作品の録音、楽譜出版によるバスクラリネットのレパートリーの拡大、日本を含む世界各国でのコンサートやマスタークラスの開催など、"ソロ楽器"としてのバスクラリネットの地位向上、普及に尽力する名手である。
 この「バスクラリネットに花束を」でも、"イギリスのラフマニノフ"ボーウェンの「弦楽五重奏曲」、ヤン・ギュンスに捧げられたファヴォレールの「ゼブス」、ブロッセの「組曲」など、バスクラリネットのための貴重なレパートリーがズラリと並ぶ。バスクラリネットのレパートリー開拓にも一役買ってくれるアルバムです!

DDD 92074
イン・フランダース・フィールズVol.74
 ポスマン:この場所は見知らぬ人を歓迎する/
 IOB XXIX2-4/オミッタムス・ストゥディア/
 初めに/ワイルダー・ローゼンブッシュ/
 四季への頌歌/運命の女神たちに/虎
アクエリアス室内合唱団
ヴォーカル&
 インストゥルメンタル・ソロイスツ・
  アンド・アンサンブル
マルク・ミッシェル・デ・スメ(指揮)
 ヘントとアントワープの王立音楽院で作曲を学び、ポストモダニズムを掲げるベルギー人作曲家ルシアン・ポスマン(1952−)の作品集。2012年1月の録音。

DDD 92076
ローデヴェイク・ド・フォフト:
 14のカンティカ
 デュオ・カントゥス・マリアーニ
 オルガンのためのラルゲット
 ミサ・イン・ホノレム・アンジェロルム
カペラ・コンシニテ、
ルク・バスティアン
 (オルガン/
  アリスティド・カバイエ・コル1878)
ルード・クラーセン(指揮)
 20世紀のフランドルとベルギーで活躍したロードヴェイク・ド・フォフトは、2度の世界大戦の間に多くの合唱作品を遺した。マーラーやR.シュトラウスのもとで指揮の研鑽を積み、作曲者としてでなく指揮者、教育者としてもその手腕を発揮するなど、アントワープを主な活躍の場とした音楽家。近現代の合唱作品を得意とし、国内外で多くの受賞歴を持つカペラ・コンシニテがフォフトの創り上げた厳かで美麗なハーモニーを歌い上げる。2012年3月10−12日の録音。

DDD 92078
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.78
 クラーンス:
  オーボエ、バスーンとピアノのための《海への間奏曲》
  木管楽器と弦楽五重奏のための《神秘》
  バス・クラリネット、ヴィブラフォン、マリンバと弦楽四重奏のための
   《エクスペリエンス》
  フルート、バスーンとピアノのための《Oase》
  木管四重奏、弦楽四重奏、ピアノと打楽器のための《3つの夏の小品》
ヤン・ギュンス(バス・クラリネット)
イ・ソリスティ・デル・ヴェント、
ヨリス・ファン・デン・ハウヴェ(オーボエ)
モスクワ・チェンバー・ソロイスツ、他
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第78集。
 アントワープ王立音楽院で学んだベルギーの作曲家、アラン・クラーンス(b.1957)の作品を、これまで発売された音源から集成したポートレート・アルバム。ヤン・ギュンスやヨリス・ファン・デン・ハウヴェを含むイ・ソリスティ・デル・ヴェントなど、ベルギーの名手による木管楽器のパフォーマンスが特に秀逸。

DDD 92079
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.79
 Gistelinck:ソング・フォー・アグネス
 ジョンゲン:プレリュード, ハバネラとアレグロ Op.106
 ドゥヴレーズ:サークル
 Gistelinck & デスンプラーラ:
  ソング・フォー・アグネスII、ソング・フォー・アグネスIII
 ヘンドリックス:II Pendolo
 コリン:コントラバスとピアノのためのリフレクション
 デスンプラーラ:コントラバスとピアノのためのソナタ
ダヴィド・デスンプラーラ(コントラバス)
エリック・デスンプラーラ(ピアノ)
 ドヴォルザーク作曲コンクールでドヴォルザーク作曲コンクールにて2011年ジュニア部門第2位、2012年ジュニア部門第3位と特別賞を受賞したコンポーザー=ピアニストのエリック・デスンプラーラ。弟であるダヴィド・デスンプラーラとの兄弟デュオで息の合った演奏を聴かせる。

 2012年、2013年の録音。
 

DDD 92080
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.80 〜
 ベルギーの宝庫からの宝石

  フランソワ・ラッセ:ピアノ三重奏曲Op.16
  ジョゼフ・ライラント:ピアノ三重奏曲第1番Op.57
  ヴルース:ピアノ三重奏曲Op.1
イ・ジョカトーリ・ピアノ・トリオ
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第80集。
 イ・ジョカトーリ・ピアノ・トリオが、ベルギーの作曲家による50のピアノ三重奏曲から選んだ3曲。19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した3人のベルギーの作曲家の知られざる逸品。まさに、ベルギーの歴史に埋もれた宝物庫から発掘された、輝かしい宝石である。

 ※録音:2013年1月3日−5日&3月16日、ヘント王立音楽院

DDD 92081
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.81 〜
 コリン:合唱作品集
アクエリアス室内合唱団
マルク・ミッシェル・デ・スメ(指揮)
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第81集は、代表曲にはピアノ・ソロ曲が有り、オーケストラ、吹奏楽、室内楽など多くの作品を世に送り出しているベルギーの作曲家、ローランド・コリン(1938−)の合唱作品集。

 2012年8月24日−26日の録音。

DDD 92082
\2600→\2390

イン・フランダース・フィールズVol.82 〜
 クリスティアーン・ファン・アンジェルジェム&
  マールテン・ファン・アンジェルジェム:合唱作品集

アクエリアス室内合唱団、
マルク・ミッシェル・ドゥ・スメ(指揮)、他
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第82集は、ベルギーの作曲家クリスティアーン・ファン・アンジェルジェム(b.1944)と息子のコンポーザー・ピアニスト、マールテン(b.1976)の合唱作品集。

 2013年7月1日−3日の録音。

DDD 92083
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.83 〜
 フランドル/古典派からモダン作品までの前奏曲&序曲集

  エルズン Alexander Herzung (1809-1867):モノドラマへの前奏曲
  グラーツリンガー Matthaus Grazlinger (1738-1796):弦楽三重奏曲とクラリネットのための前奏曲
  ブリュール Johann von Brulh (1775-1830):アトラス序曲
  ブルーメンバッハ Karel Blumenbach (1837-1901):クラリネットとピアノのための前奏曲
  トルコフスキー Sergei Nikolajevitsj Tolkowsky (1883-1934):幻想曲−前奏曲/
   他、全17曲
ドゥコンパニエ
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第83集は古典派からモダン作品までの前奏曲&序曲集。
 ドゥコンパニエは、リーダーでピアニストのマティアス・コペンによりベルギーの若手演奏家を中心に結成。古典作品からモダン作品まで幅広いレパートリーを持つ彼らならではのプログラム。

 2013年8月10日−13日の録音。

DDD 92085
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.85 〜
 ジョンゲン:木管楽器のための作品集

  木管五重奏とピアノのための《ラプソディ》Op.70
  ホルンとピアノのための《リート》
  イングリッシュホルンとピアノのための《瞑想》Op.21
  木管五重奏のための《2つの小品》Op.98
  フルートとピアノのための《ゆるやかな舞曲》 Op.54bis
  木管五重奏のための《協奏曲》Op.124
ブリュッセル木管五重奏団
 《ファイヴ・ビューフォート》
ハンス・リケリンク(ピアノ)
 ブリュッセルを本拠とするベルギー国立管弦楽団の5人のソリストたちにが集う実力派アンサンブル、ブリュッセル木管五重奏団《ファイヴ・ビューフォート》によるジョンゲン・アルバム。
 木管楽器のためのベルギーの抒情。ジョンゲン・ファン、木管楽器関係者要注目の演奏とレパートリーです。

 2014年5月の録音。
 

DDD 92084
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズ Vol.84 〜
 忘れられた花々のブーケ

  ロンケ:歌曲集
  ペーテルス:アリス・ナホンの詩による6つの詩曲
  デト:4つの歌曲
  エーシャウテ:10月
  モルテルマンス:4つの歌曲
ヴェルナー・ファン・メヘレン(バス・バリトン)
ピーテル・ファンホーフ(ピアノ)
 知られざる近代ベルギー歌曲集。モルテルマンスやペーテルスなどの歌曲を歌うのは、フランダース歌劇場やモンテカルロ歌劇場、リセウ大劇場などで活躍してきたベルギーのバス・バリトン、ヴェルナー・ファン・メヘレン。
 テレマンから近現代作品までの幅広いレパートリーの持ち主である。

 2014年7月の録音。






PHAEDRA番外編
ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワーの芸術
1CD¥2600→\2390


 「ショパン」というピアノ雑誌がある。そこに宮沢明子のあるエッセイが載った。
 「さてベルギーで私がただひとり、尊敬し大切にしているピアニストを紹介したいと思います。彼の名と演奏を耳にしてからすでに30年以上の月日が流れました。彼の弾くロベルト・シューマン、クララ・シューマンにじっと聴き入り、この頃失われ、忘れられつつある大事なものを見つめています。それは品性の中で、静けさの中で深く育まれて見事に熟したロマンです。今の世の中すべてがスピード化され、まるでマラソン・レースに参加するように大事なメロディーを早飲み演奏してしまうのは・・・きっと目の前にコンクール、競争会しかぶらさがっていないからでしょう。彼の演奏はまさしくヨーロッパ、ベルギーで深い伝統と歴史の中で落ち着いた香りを漂わせています。彼の名はジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー。彼こそホルショフスキー、カペル、カッチェンを受け継いでいくピアノの詩人といえましょう。アントワープ郊外で静かにひたすら学び続けている彼と4月の日曜日に再会しました。変わらぬ穏やかさ、なぜあんなに落ち着いて物静かでいられるのか・・・。答えはひとつ。ベルギーに生まれたことです。この国には他で消えつつある品性と精神の豊かさがしっかり根をおろし、何 物にも左右されない頑固さで守られているのです。皆さんに彼の哲学あふれる演奏と人となりをぜひ紹介したい気持ちでいっぱいです。」

 ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー・・・。
 ベルギーPHAEDRAで登場していたピアニストである。調べたらPHAEDRAの「In Flanders' Fields」でもベルギーの小品集を出しており、「PHAEDRA CLASSICS」からはシューマン、ブラームスをリリースしていた。
 そこでさっそくベルギー小品集を聴いてみた。・・・しみじみと落ち着いた演奏。
 とんでもない個性的演奏というわけではないし、なにより曲自体がどれも初めてのものばかりなので比較しようがない。・・・ここは名曲を収めたシューマンとブラームスを待たねばならないようだった。

 そうして数日後入手したシューマン、ブラームス。
 なるほど。
その朴訥とした演奏の中に、音楽のエッセンスがギュウと詰め込まれたような感じ。クライスレリアーナなんて、今までホロヴィッツやアシュケナージで聴いてきた身にとってはなんとも田舎っぽい演奏。まったくスマートではないが、とつとつと言葉を選びながら話し掛けているかのよう。一音一音はとてもていねいで思索的で、ちょっと今まで聴いたことがないような不思議な微妙な間合いや強弱を見せる。1924年製というスタインウェイの軽やかな響きも、その独特のピアニズムの世界をさらに幻惑的に押し広げる。
 もうひとつのブラームスの作品集は、こうした哲学的名演が多いが、そのなかに堂々と組み入れられるべき深い演奏。雄弁ではないが、まじめにおだやかに語りかけてくる。

 宮沢女史が言う、「他で消えつつある品性と精神の豊かさ」によって育まれ、「何物にも左右されない頑固さで守られている」何かが、彼の演奏には息づいている。それは我々がこれまで多くのCDやコンサートで聴いてきた多くのピアノ演奏とは少し違った歴史と風土をたどってきたものなのかもしれない。


292007 シューマン:
 クライスレリアーナ、
 ショパンの夜想曲による変奏曲、
 3つの幻想的小曲op. 111、
 暁の歌op. 133
ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー
 (ピアノ、1924年製米国スタインウェイ)
1993年録音
292012 ブラームス:
 8つの小品op. 76、
 6つの小品op. 118、
 4つの小品op. 119
ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー
 (ピアノ、スタインウェイ)
2000年録音
演奏者としてだけでなくシューマン夫妻の研究家としも高名なベルギーの音楽家ベーンハウアー。シューマン夫妻と深く関係したブラームスの作品にも取り組んできたベーンハウアーが、研究家としてどのような解釈を行うのか非常に興味深い。
292018 シューマン:謝肉祭Op.9/
       森の情景Op.82/
       子供の情景Op.15
ジョゼフ・ドゥ・ベーンハウワー (P)
このシューマン・アルバムは自らの研究の成果を発揮し、穏やかで優しさを感じさせてくれるベーンハウアーのシューマンへの想いが詰まった美演である。




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