アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ



ヘレヴェッヘ自主レーベル
PHI(フィー) その1
国内盤&特価輸入盤
〜10/8(日)


 天才古楽指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘの自主制作レーベル「フィー」。
 故郷である古楽大国ベルギーとフランスをまたにかけて活躍、長年にわたりharmonia mundi france でフランス古楽やネーデルラント楽派、バッハの傑作群、さらにメンデルスゾーンやブルックナー、ベルリオーズなどのロマン派作品と多方面にわたる名盤を連発。古楽演奏に対する通念を静かに覆してきたこの異能の指揮者は、いま、自ら自主制作レーベルを発足させ、独特のセンスそのまま、自らの活動経験の集大成をそこに注ぎ込むこととなりました。
 しかもリリースされるアルバムがどれも「これぞ!」という有名作品ばかり。ヘレヴェッヘにぴったりのものもあれば、意外、というものもあり、まったく興味が尽きない。

 今回はそんなヘレヴェッヘの今を語る「phi フィー」をご紹介します。
 基本、流通しているのは国内盤ですが、日本語解説はなくてもいいよ、という方のためには超特価で輸入盤をご提示しました。


Mahler: Symphony No.  4 in G major
LPH001
(国内盤)
\2940
日本語解説あり
古楽器でマーラー
 マーラー:交響曲第4番
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)

ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)
LPH001
(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ

 「古楽器演奏」が、ついにマーラーにまで...!よく見れば、ヘレヴェッヘと精鋭集団!!
 ヘレヴェッヘ自主レーベルPHI(フィー)、第1弾はマーラー。

 冒頭から桁違い、経験豊かな名歌手が盛り上げるフィナーレまで、終始聴きどころ満載!
 アーノンクール最後の来日が「あの巨匠の!」と盛り上がるこのご時勢、またアバドが古楽器オーケストラを率いる昨今、さらにガーディナーがブラームスの交響曲第4 番を脱・構築してみせる21 世紀。そんな中、独自の路線をじっくり煮詰めていたのが、harmonia mundi レーベルの黄金時代をウィリアム・クリスティやルネ・ヤーコプスと盛り上げてきた古楽合唱指揮者、フィリップ・ヘレヴェッヘ!
 古くはレオンハルトとアーノンクールのバッハ・カンタータ全集という、古楽史上の歴史的録音にも合唱指導で参加していたこの大御所、近年はharmonia mundi でブルックナーを古楽器録音、またPentatone やTalent といった地元ベネルクスの小規模レーベルで、王立フランデレン(ロイヤル・フランダース)管を率いて近代作品やベートーヴェンを録音してみたり、その合間にルネサンスの大家ラッススの本格派アルバムを制作してみたり…と、メジャーレーベルとは離れた場所で驚くべき快進撃を続けていました。
 この巨匠が、ついに自ら主宰する古楽器オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団とともに自主レーべル「PHI(フィー)」を立ち上げました!
 シャンゼリゼ管弦楽団は、古楽器(作曲当時の状態にある楽器)でベートーヴェン以降のロマン派音楽を演奏するという挑戦を、前世紀からいち早く続けてきた充実団体。当初の録音にはメンデルスゾーンやベルリオーズら管弦楽法の改革者たちの作品が並び、近年では一連のブルックナー交響曲シリーズ、あるいは今年初頭にNaive から出たコパチンスカヤとのベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲など、折々に注目度の高いリリースを続けてきました。Harmonia mundi でマーラーの『少年の不思議な角笛』を古楽器録音したのが4年前――満を持して、この「第4番」から本格的に交響曲録音に乗り出します。
 1900年という時代の節目に完成をみた、終楽章に独唱が入るこの作品を最初に持ってきたのは、ある意味象徴的。
 ヘレヴェッヘはオペラこそ振らないものの、合唱畑出身ということもあり、声楽作品にあざやかな適性を示す人でもあります(独唱はヤーコプスやクリスティとの共演多数、ストラヴィンスキーやフンパーディンクなどでも確かな実績を残す名歌手ローズマリー・ジョシュア)。




Bach, J S: Motets, BWV225-230
LPH002
(国内盤)
\2940
日本語解説・訳詞付
バッハ:六つのモテット BWV225〜230
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685〜1750):
 /靴靴げ里鮗腓妨かって歌え BWV225
 ⇒茲討ださい、イエス、来てください BWV229
 イエスはわたしの喜び BWV227
 い垢戮討旅颪茵⊆腓鮖身せよ BWV230
 ザ欧譴襪海箸呂覆ぁ△錣燭靴呂△覆燭閥Δ砲いBWV228
 聖霊は、弱いわたしたちを助けてくださいますBWV226
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽器使用)

【独唱】
ドロシー・ミールズ、
ジュジ・トート、マリア・ケオ
ハネ、アンヌリース・ブランツ(S)
ダミアン・ギヨン(CT)
トーマス・ホッブズ、ハンス=イェルク・マンメル(T)
ペーター・コーイ、
ステファン・マクラウド(Bs)
【器楽】ブルース・ディッキー(ツィンク)
北里孝浩、
マルセル・ポンセール(オーボエ・ダ・カッチャ)
アヘート・ズヴェイストラ(バロック・チェロ)
モード・グラットン(オルガン)他
LPH002
(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ


 ヘレヴェッヘ自主制作レーベル、マーラーに続く待望の第2弾は、原点回帰のバッハ!
 この隠れた人気曲目を、あらためて「多重合唱」として見つめなおした、この超・充実解釈。器楽陣の充実、作品への深い愛。
 「古楽器でマーラー」という予想外の取り組みによって明敏なクラシック・ファンの話題をさらった、ヘレヴェッヘ。
 そうしてリリースされたマーラー録音の問題提起が各方面に巻き起こした興奮さめやらぬなか、予想よりも素敵なペースで第2弾リリースが登場。
 さきのマーラー盤では、彼が創設したアンサンブルとしては最も新しいシャンゼリゼ管弦楽団が主役でしたが、今度はいろいろな意味で「原点回帰」。ヘレヴェッヘがまだ医学生だった頃に故郷ヘント(ベルギー北西部の古都)に創設、40年近くタッグを組んできた少数精鋭古楽合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘントとともに、彼が敬愛してやまない大バッハの傑作を新録音。
 合唱こそが主役となるこの傑作中の傑作は、日本でもアマチュア合唱関係の方々を中心に根強い人気を誇っているレパートリーですが、ヘレヴェッヘは今回、信頼の置ける少人数の器楽陣を起用、歴史的検証をふまえつつ、各パート一人ずつからなる「弦楽合奏」・「オーボエ&ファゴット合奏」・「トロンボーン合奏」と三つの合奏隊を参加させ、二つの合唱隊が歌い交わす二重合唱の技法をふんだんに取り入れたバッハの書法をよりいっそう明確に際立たせます。こういった“仕掛け”はしかし、音楽性が伴わなければ企画倒れに終わるところ――しかしヘレヴェッヘも合唱陣も器楽陣も、ただでさえ音楽性は申し分ないうえ、あふれんばかりのバッハ愛がそうさせるのか、一音一音の、その音の連なり・重なりが醸し出す豊かさと深みはまさに桁違い...クイケン兄弟やルネ・ヤーコプスら往年の古楽演奏にある、比類ない滋味が好きな方(日本の古楽ファンの大半がそうではないでしょうか?)には無条件でおすすめ。
 独唱陣にも新時代の名手が続々、楽器ごとの音色の違いが醸し出す微妙な諧調もまた絶妙。ジャケット美麗、指揮者自身の書き下ろしにバッハ研究の権威P.ヴォルニーの作品解説も収録(国内盤は全訳付)、作品をより深く味わうにも最適。同曲の演奏史をさりげなく覆す、新定盤と呼ぶにふさわしい名演です!






LPH003
(国内盤・訳詞付)
\2940
古楽指揮者ヘレヴェッヘ、自主制作レーベルP`hiでの第3弾はまたしても「ドイツ・ロマン派」!
 ブラームス 管弦楽を伴う声楽作品集
  〜アルト・ラプソディ、運命の歌、葬送の歌...〜
 ヨハンネス・ブラームス(1833〜1897):
   ̄震燭硫 op.54 〜合唱と管弦楽のための
  狂詩曲 op.53 〜アルト、男声合唱と管弦楽のための(アルト・ラプソディ)
  モテット「どこで光は生まれたのか」op.74-1〜
   無伴奏混声合唱のための
  ち鯀の歌 op.13 〜混声合唱と管楽合奏のための
  ケ震燭僚神たちの歌 op.89
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)、
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
LPH003
(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ


 ヘレヴェッヘの自主制作レーベルPHI(フィー)の次なるアルバムは、なんとドイツ・ロマン派の真っ只中、ブラームスの注目作品群!
 もともとレオンハルト&アルノンクールによる「世界初の古楽器によるバッハ・カンタータ全曲録音」で合唱指揮者として起用され、そのまま古楽演奏の最前線をひた走ってきたヘレヴェッヘは、その後 “作曲当時の楽器と奏法で”古い音楽を演奏するピリオド解釈路線を誰よりも早く19 世紀以降のロマン派音楽に応用しはじめましたが、本人は交響曲などの管弦楽作品よりも、おそらく自分のルーツである合唱の世界に近い音楽のほうが活き活きしてくるのでしょう。そしてその精神こそが、19 世紀ドイツ・ロマン派音楽の真髄を理解するうえでも非常に大切なのです。なにしろ19 世紀のドイツ語圏では、市民オーケストラと同じくらい市民合唱団が多く結成され、文学性の高い名作詩などを歌詞にとる合唱曲が楽壇随一の大作曲家たちによって書かれ、それがロマン派音楽の進展に大きく寄与したのですから。
 「管弦楽伴奏つきの声楽作品ほど、19 世紀の人々にとって贅沢なものはなかった」とは、本盤に寄せられた充実解説(国内盤は訳詞も含め全訳付)の書き出しの言葉ですが、ベートーヴェンの「第九」や「ミサ・ソレムニス」をひとつの頂点として多くの作曲家がそうした大規模音楽を手がけ、バッハの受難曲やヘンデルのオラトリオがこの世紀にも連綿と演奏され続けたという事実もまた、そのことを裏書きするものでありましょう。
 本盤に集められているのは、古くからメゾ&アルト歌手の最重要レパートリーだったアルト・ラプソディを中心に、合唱にも精力を注いできたブラームスが生涯のさまざまな時点で作曲してきた、いずれ劣らぬ注目作ばかり。欧州各地の一流歌劇場でも18 世紀以前のレパートリーでも快進撃を続けてきたスウェーデンの多忙な実力派ハレンベルクを独唱に、合唱はもちろんヘレヴェッヘがデビュー当初から共演を続けてきた柔軟&緻密な室内合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘント。二重合唱1パート6〜7名の拡大編成が、ヘレヴェッヘならではの精緻な指揮でこれらの名作の機微を比類ない演奏で引き出してくれるのかと思うと、一刻も早く音が聴きたくなってきます!
 弦編成は10/10/8/6/5、名手揃いの管打楽器勢も頼もしい顔ぶれ。透明なブラームスの美質の奥にひそむ滋味、ヘレヴェッヘならひたすら奥深く、何度も聴き深めたくなる解釈で浮かび上がらせてくれるでしょう。超・注目のアルバムです!





LPH004
(国内盤2枚組・訳詞付)
\4200
ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
 バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232(1733〜1749)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽器使用)
ドロシー・ミールズ、
ハナ・ブラジコヴァー(S)
ダミアン・ギヨン(C-T)
トーマス・ホッブズ(T)
ペーター・コーイ(Bs)
LPH004
(輸入盤)
2CD\3800→\2990
日本語解説ナシ

 「最初にうまくいかなかったと思ったら、またやればいい」――と、20 年以上前の録音から一転、バッハ生涯最後の大規模声楽作品を、長年の経験の末ついに再録音!
 古楽声楽界のカリスマ的異才、満を持しての「ロ短調」、自主制作レーベルより電撃リリース!
 ご存じのとおり、Telefunken(現Warner)で制作されていたレオンハルト&アーノンクールのバッハ・カンタータ全曲録音で合唱指揮者として登用されて以来、Harmonia Mundi France、Virgin、Pentatone...とさまざまなレーベルで話題作となる録音を続けてきた古楽指揮者ヘレヴェッヘは、自らPhi(フィー)レーベルを発足させ、手兵であるコレギウム・ヴォカーレ・ヘントおよび古楽器によるロマン派オーケストラであるシャンゼリゼ管弦楽団を率い、自分の芸術活動の集大成となるような録音を続々とリリースしはじめました。30 年ぶりとなるバッハのモテット集再録音、そしてブラームスの『アルト・ラプソディ』その他の管弦楽伴奏つき声楽作品集...と実り豊かな録音が続々登場、とくに前者は『レコード芸術』 でも特選に輝き、いまだに定番アイテムになっています。
 そこへ待望の『ロ短調』――
 しかし「あれ?」と思われた方もおられることでしょう。
 そう、HMF での傑作受難曲2録音をはじめ、バッハの大作の録音をことごとく手がけてきたヘレヴェッヘが、この「ロ短調」を録音していなかったわけがなく、実は1989 年に一度同作を録音しているのです。
 が!レーベル側から飛んできたインフォメーションは、次のような意味ありげな言葉で始まっていたのです。

 「最初にうまくいかなかったと思ったら、またやればいい」

 ...どういうことでしょう?
 かつての録音は「うまくいかなかった」と、少なくとも今のヘレヴェッヘは多少なりとも考えている、そして前回の録音以降20 年のあいだに得られた経験と知識を、思うがまま新録音にぶつけてみたいと思った――今回の録音が、その成果となっているわけです。





LPH005
(国内盤・訳詞付)
\2940
ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
 ビクトリア:レクイエム

トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548〜1611):
 \造韻觴圓悗寮嗣各課(レクィエム)
  〜皇太后マリア・デ・アウストリアの逝去に寄せて(1605)
 △お、主イエス・キリスト(1585)
 主よ、わたしは取るに足らない者です(1583)
 い瓦げんよう、天の皇后(サルヴェ・レジーナ)(1576)
 イ錣燭靴藁ち上がり、かの町に行こう(1572)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
ハナ・ブラジコヴァー、
ドミニク・フェルキンデレン(Sop1)
ジュリエット・フレイザー、
ズュジ・トート(Sop2)
アレックス・ポッター、
アレクサンダー・シュナイダー(C-T)
シュテファン・ゲーラー、
デイヴィッド・マンダロー(Ten1)
ヘルマン・オスヴァルト、
マヌエル・ヴァルヴィッツ(Ten2)
ペーター・コーイ、
マティアス・ルッツェ、
アドリアン・ピーコック(Bs)
LPH005
(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ

 『ロ短調ミサ』の興奮さめやらぬまま、名匠ヘレヴェッヘはいま「原点」へと立ち戻る――。極限まで絞られたルネサンス小規模編成で、歌い手は全員が精鋭ソリスト。
 峻厳・端正、スペイン・ルネサンスの最後を飾る大家ビクトリアの、あまりにも美しい世界へ...!

 アルノンクールとレオンハルトが古楽器によるバッハ・カンタータ全集を録音制作したプロジェクトで合唱指揮者として抜擢された天才古楽指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘは、その後はフランスとベルギーを拠点にバロック・オペラやバッハ作品などの斬新な解釈を提案、さらに近年ではメンデルスゾーン、ベルリオーズ、ブルックナー...などロマン派以降のレパートリーを古楽器オーケストラで録音するかたわら、今やロイヤル・フランダース管のような現代楽器の交響楽団とも意欲的なプロジェクトを続々成功させている。そして2010 年に立ち上げた自主レーベルPHI(フィー)では、これまでの経験の集大成としてマーラーやブラームスの管弦楽を要する大作、バッハの重要作品などで他の追従を許さない名解釈を披露してきました。

 しかしそんなヘレヴェッヘにとっての変わらぬ原点は、つねに「合唱」であり「人の声」だった・・・。そのことはharmonia mundi france で録音された一連のブルックナー作品やフォーレ作品など、教会音楽に通じたロマン派の大家たちの傑作における一糸乱れぬ整然とした解釈などにも、とりわけよく示されているところでしょう。
 楽器さえ声の協和のように響かせ、各パート・各細部の独自性をきわだたせながら整然とした統一感を打ち出してみせる――故郷ベルギーのルネサンス期を彩ったファン・エイク兄弟やヘラルト・ダーフィトらの祭壇画をも思わせるその至芸をあざやかに示すべく、自主レーベルPHI の第5 弾リリースとしてヘレヴェッヘが世に問うのは、極少編成のア・カペラ編成による、スペイン・ルネサンス最後の巨匠ビクトリアの至高の傑作「レクィエム」!
 13 人に絞られた「合唱」の面々は、全員がそれぞれソリストとして活躍している欧州随一の実力派!バスのペーター・コーイ、ソプラノのハナ・ブラジコヴァーやズュジ・トートらはバッハ・コレギウム・ジャパンの公演でもおなじみの面子。
 強大なカトリック国家として世界に君臨していた頃のスペインで王室音楽家として活躍したビクトリアは、カトリックの総本山ローマで、あの巨匠パレストリーナに教えを受けた大家。峻厳なポリフォニーで、シンプルでありながら強烈な表現力の宿る傑作を残してきたこの巨匠が晩年に残した「レクィエム」の美質は、ヘレヴェッヘと、強固な信頼関係で結ばれた俊才歌手たちでなくてはなしえない透明感あふれる歌い口と抜群の相性。鮮やかな相乗効果で、この指揮者がたどりついた境地、さらなる未来をしみじみ感じさせてやみません。
 この1枚で、ルネサンス音楽の美に開眼させられさえするのでは。





LPH006
(国内盤・訳詞付)
\2940
J.S.バッハという、新しい聖歌隊監督
 〜1723年、ライプツィヒ着任初年度の多彩なるカンタータ4編〜

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
 1. 教会カンタータ
   『まともなところもありません、
     このわたしの肉体には』BWV25(1723.8.29)
 2. 教会カンタータ
    『なぜ苦しむのか、わが心』BWV138(1723.9.5)
 3. 教会カンタータ
    『あなたの僕(しもべ)を
     裁きにかけないでください』BWV105(1723.7.25)
 4. 教会カンタータ
    「しかし見よ、そこに悲しみがあるかというなら」BWV46(1723.8.1)
( )内はライプツィヒでの初演年月日
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽器使用)
ハナ・ブラジコヴァー(S)
ダミアン・ギヨン(C-T)
トーマス・ホッブズ(T)
ペーター・コーイ(Bs)
LPH006(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ

 こんなタイミングで「ヘレヴェッヘのバッハ」のさらなる新録音に出会えるとは、なんと嬉しいこと!
 めったに録音されない意外な秘曲カンタータも含め、暗中模索でカンタータを書きはじめた「音楽の父」ライプツィヒ着任当初の多芸ぶりを、あまりにあざやかな演奏で聴ける喜び...!

 『ヨハネ』『マタイ』両受難曲の画期的な古楽器演奏をはじめ、バッハ作品の演奏にはとりわけ定評のあるフィリップ・ヘレヴェッヘが、2010 年に発足させた自主制作レーベルPhi から送り出す充実企画…
 現状の最新盤であるビクトリアのレクィエム(LPH005)が現在発売中の『レコード芸術』史上で特選となったこの瞬間に、30 年来のホームグラウンドであるコレギウム・ヴォカーレ・ヘントを率いた彼の最新録音で、バッハの思わぬカンタータが4編も聴けるとは。
 独唱陣は、これもまた少し前に『レコード芸術』特選をマークした「ミサ曲ロ短調」(LPH004・2枚組)のときと同じ超・精鋭陣、器楽陣営にもオーボエのマルセル・ポンセール、金管のアラン・ド・リュデル、木管コルネットのブルース・ディッキー(!)、オルガンには近年ZZT レーベルでダミアン・ギヨンとの絶妙なバッハ・アルバムを制作してくれたモード・グラットン...とすばらしい名手が居並び、きわめて充実した古楽解釈を鮮やかに織り上げてくれています。
 しかし今回、注目すべきはそのアルバムコンセプト――ヘレヴェッヘがこの4曲をプログラム選んだのは、ちゃんとわけがあるのです。
 アルバム原題は「おお、この甘美なる渇き...!」――カンタータの詩句からとられた一節と思われますが、それはバッハが齢40 を目前にした頃ついに射止めた「ルター派教会の聖歌隊監督(カントール)」という立場で、海綿が水を吸うかのごとき貪欲さで新作カンタータを次々書かずにはいられなかった、そんな気持ちを代弁する言葉として掲げられているわけです。
 事実、彼は曲順選択にも周到なセンスをみせており、明らかに古風すぎる異質な冒頭合唱をトロンボーン群が支えるBWV25 で始め、オーボエ・ダモーレや金管楽器のソロが印象的な作品をへて、最後にイタリア的要素がいたるところで興を添えるBWV46 へと至る、つまり17 世紀ドイツの伝統から新時代へと至るバッハ独自の模索と芸術性進展を、このプログラムひとつで象徴的に示してみせたのです!
 バッハ・アルヒーフのヴォルニー教授による解説はまたしても充実至極(全訳付)、ジャケットの美麗さも含め、あらゆる点でスキのない、それでいて寛いだ音楽愛・作曲家愛を感じさせてやまない、極上のバッハ。





LPH007
(国内盤・訳詞付)
\2940
フィリップ・ヘレヴェッヘ
 ベートーヴェン:
  荘厳ミサ曲 ニ短調(ミサ・ソレムニス)op.123
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)、
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
マルリス・ペーターセン(S)
ゲアヒルト・ロンベルガー(C-T)
ベンジャミン・ヒューレット(T)
デイヴィッド・ウィルスン=ジョンスン(Br)
アレッサンドロ・モッチア(vn独奏)
LPH007(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ

  名匠ヘレヴェッヘ、交響曲全集の経験をへて今、満を持して古楽器オーケストラと稀有の一体感で臨んだ楽聖最後の大作『ミサ・ソレムニス』――は、あまりにも自然でありながら、同時に荘厳・壮大・深遠...!
 古楽大国ベルギーを代表する天才指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘの自主制作レーベルPhi(フィー)から、なんと楽聖ベートーヴェン最後の大作!

 ご存知の通り、ヘレヴェッヘはこの『ミサ・ソレムニス』をすでに1 度HarmoniaMundi France で録音しているのですが、それはすでに15 年以上前のこと。この間、彼は同じベルギーを代表する現代楽器オーケストラの一つ、ロイヤル・フランダース・フィル(王立フランデレン・フィル)とともにPentatone レーベルでベートーヴェンの交響曲全曲録音を完成させているのが印象的な出来事(他にもNaive でコパチンスカヤとヴァイオリン協奏曲も録音していましたね)。
 今回の録音はつまり、この交響曲録音でのさまざまな経験をふまえたうえで「やはり古楽器オーケストラと録音したい!」との考えから、15 年前の録音で果たせなかったこと・新しく発見したことなども含め、ヘレヴェッヘがいま満を持して臨んだ決定的録音という位置づけになってきます。ヘレヴェッヘはバッハの『ミサ曲 ロ短調』の実に3回目となる録音をPhi でリリースしたのですが、ご存知の通り、このリリースは(同じ楽団との同曲3回目の録音にもかかわらず!)いまだに止まらない売れ行きをみせており、日本の明敏な古楽ファンがいかに「ヘレヴェッヘの“いま”」に興味を示しているかが立証されたかたちになった...というまだ新鮮な実績があがっていること。
 現代楽器ではなかなか体現できない「理想的な音量バランス」を、ヘレヴェッヘは合唱団と古楽器による管弦楽の員数配置で、そして絶対的な信頼関係で結ばれているこのシャンゼリゼ管弦楽団&コレギウム・ヴォカーレ・ヘントとの細やかなコラボレーションで、あざやかに実現してみせているのです!
 まるで「楽器群まで取り込んだア・カペラ」であるかのように、なめらかな一体感で呼吸する「キリエ」に始まり、壮麗な「グローリア」や「クレード」でも爆発的なインスピレーションは決して作品そのものの宇宙的調和を乱さず、コントラスト鮮やかで清涼な「サンクトゥス」へ、そして、鋭い刃がやさしく、深く、静かに心の奥底へと刺さってゆくような、至高の「アニュス・デイ」へ...。




JS Bach: ‘Sei Solo’
LPH008-DO
(国内盤・2枚組)
\4200
初めてのヘレヴェッヘ不在のアルバム!
 演目は・・・バッハの無伴奏ヴァイオリン!

J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6編)
 1. ソナタ第1 番 ト短調 BWV1001
 2. パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
 3. ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
 4. パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
 5. ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
 6. パルティータ第3番 変ホ長調 BWV1006
クリスティーネ・ブッシュ(バロック・ヴァイオリン)
使用楽器:
 18世紀、南ドイツ
 またはチロル地方製オリジナル
LPH008(輸入盤)
2CD\3800→\3290

日本語解説ナシ

 今回のアルバムはなんと「ヘレヴェッヘ不在」!

 しかし、あの異才古楽指揮者が自分の自主レーベルで、まさか義理や大人の事情などでこうした対応をするはずがない、必ず何かあるはず――と思い解説をひも解いてみたところ、疑問はたちどころに解消しました。“新譜が出れば必ず買う”というユーザー様も少なくないバッハ屈指の名曲集『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』をここで(当然、バロック楽器と弓を使って、古楽奏法で)録音してみせたのは、ヘレヴェッヘ率いるコレギウム・ヴォカーレ・ヘントの弦楽セクションでコンサートミストレスをつとめることも多いドイツ出身の経験豊かなバロック・ヴァイオリン奏者、クリスティーネ・ブッシュ――

 解説に寄せられたヘレヴェッヘ自身の紹介コメントによれば、彼女の存在がいかにコレギウム・ヴォカーレ・ヘントの演奏現場で大きな影響力を持っているか、どれだけ彼女の感性がアンサンブルにとって刺激となってきたかが綴られているのですが、実際に演奏を聴いてみれば、そこに圧倒的なまでに「ヘレヴェッヘのバンドならではのバッハ」が息づいているのがすぐにわかることでしょう。
 言葉で説明できるような特徴的なことを何かしているわけではない、けれども没個性的な王道的演奏というのとは根本的に何かが違う――音運びひとつひとつに、きわめて深い含蓄が感じられるのです!
 ことさら気負って弾いているようには聴こえないのに、この深み...なるほどヘレヴェッヘが大推薦で、自主レーベルの1タイトルとして紹介したがるだけのことはあります。
 凡百の『無伴奏』録音をはるかにしのぐ、この泰然自若の深いバッハ解釈...Phi というレーベルのブランド力はもはや確立されたも同然(というより、個々に素晴しいアルバムばかり出てくるのですから、これは当然といえば当然でしょう)。





LPH009
(国内盤・訳詞付)
\2940
フィリップ・ヘレヴェッヘ、「ピリオド解釈」での「ドヴォルザーク」!!
 ドヴォルザーク(1841〜1904):
  スターバト・マーテル 作品58(1880〜81)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、
ベルギー王立フランデレン・フィルハーモニー管
(=ロイヤル・フランダース・フィル)
独唱: イルセ・エーレンス(ソプラノ)
ミヒャエラ・ゼーリンガー(メゾソプラノ)
マクシミリアン・シュミット(テノール)
フローリアン・ベッシュ(バス)
LPH009(輸入盤)
\2600→\2190

日本語解説ナシ


 2010 年末に立ち上げた自主制作レーベルPhi とともに、近年ますます破格の快進撃を続けているベルギーの世界的名匠、フィリップ・ヘレヴェッヘ――すでにこのレーベルのリリースもかなり好調になってきて、しかもバッハ2枚組(ロ短調ミサ)→まさかの?ア・カペラによるルネサンス→バッハ回帰→驚くべきベートーヴェン(ミサ・ソレムニス)→なんとヘレヴェッヘぬきのバッハ(無伴奏ヴァイオリン)...と、毎回つねに聴き手の注目をひかずにはおかない仕掛けのもと、全てのアイテムにおいて強烈なセールスを記録しつづけています(リリース分は第2 弾以降すべて『レコード芸術』誌特選)。

 その成果はとくに、通常クラシック・ユーザーがまず触らないジャンルであるルネサンスのア・カペラ作品(LPH005・ビクトリア)ですら、いまだにハイペースで売れ行きを更新しつづけ同レーベル屈指の売れ筋になってきているところ、あるいはベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』での痛快な仕上がりと、それにふさわしい堂々のセールス更新が続いているところなどにもよくあらわれています。

 そんな折も折、なんと、今度はロイヤル・フランダース管との共演

 レオンハルトとアルノンクールのバッハ全集での合唱指揮者に起用され世界的に注目されながら、ルネサンス〜バロックの合唱指揮からスタートし、その後古楽器録音で古典派、ロマン派...と徐々に活動範囲を広げてきた末、古楽器によるロマン派以降の作品解釈を続けるシャンゼリゼ 管弦楽団を結成するなど古楽器演奏シーンの名匠というイメージが強いヘレヴェッヘですが、近年もPentatone レーベルでベートーヴェンの交響曲全曲録音を敢行しているとおり、故郷ベルギー屈指のこのオーケストラとも緊密な共同作業を続けてきており、現代楽器オーケストラでのピリオド奏法のあり方も理想的な形で提案しつづけてきていて。
 先日ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』盤で寄せていただいたコメントでも、このオーケストラとの録音がPhi レーベルでの視野に入っていることを仄めかしていたヘレヴェッヘ、まさかこんなに早いタイミングで、これほどの大作を提案してくれるとは...!!

 そもそも19 世紀末まで活躍したドヴォルザークの大作は、ピリオド解釈での対応がまだごく一部でしか行われていないところ、その点だけでも注目なところ、近年の神がかり的なタクトの確かさ、あの整然と全体を整えながら細部にいたるまで人間味にあふれた、滋味あふれる美しい音作りがもたらす壮絶な鑑賞体験は、今回も大いに健在――ドヴォルザーク躍進期に英国リヴァプールで演奏され、彼の国際的名声の確立に大きく寄与したこの成功作、曲の長大さからしばしばCD2枚組でリリースされることも多いところ、うまく1枚に収まっているのも絶妙。それでいて慌てたような印象をいっさい与えないのが、解釈の確かさを何より裏づけているところだと思います





LPH010
(国内盤・訳詞付・2枚組)
\4200
ジェズアルド:聖週間のためのレスポンソリウム、
 およびその他の礼拝音楽(1611・全曲)

ヴェノーサ公カルロ・ジェズアルド(1566〜1613):
 1.聖水曜日のためのレスポンソリウム群
 2.聖木曜日のためのレスポンソリウム群
 3.聖金曜日のためのレスポンソリウム群
 4.ベネディクトゥス(祝福あれ)
 5.ミゼレーレ(憐れみください/詩編第50 編)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽室内合唱)
LPH010(輸入盤)
2CD\3800→\2990
日本語解説ナシ

 不協和音や驚くべき大胆な書法を稀有の高雅さへと昇華してしまう少数精鋭才人集団と、比類ないタクトの精緻さ、あざやかさ...!何が出てきても必ず痛快なヒット作となる、異才古楽指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘ自主制作レーベルPhi(フィー)――これまで同レーベルでは、偶数番号品番のものが必ずバッハ作品で占められていたので(モテット集、ミサ曲ロ短調、ライプツィヒ就任初年度のカンタータ集、無伴奏ヴァイオリン曲集…)今度はさてどんなバッハが...?と思いきや、やおら登場したのは今年歿後400 周年を迎える16 世紀末の異才、ルネサンス末期のイタリア・マニエリスム音楽を代表する作曲家ジェズアルド最後の大作とは!!

 オーケストラものばかりが大人気の日本にあって、ヘレヴェッヘのレーベルでは完全ア・カペラで録音されたビクトリアのレクィエム(LPH005)さえシリーズ屈指の定番売れ筋商品になったこともあり、今回のジェズアルド盤も――この作曲家に関する日本語資料が決定的に少ない中、当該作の現代校訂譜を手がけた音楽学者による解説。
 ジェズアルドはイタリアの貴族の出身で、かつて妻の不貞の現場を押えたさい、間男もろとも惨殺した(当時の貴族社会はジェズアルドに同情的で、罪には問われなかったようです)という経歴からか、その作風はきわめて不思議な、独特の不安感と隣り合わせのゾクゾクするような魅力に満ちており、和声言語の逸脱や極度なまでに精緻な作曲技法の追求といった技法が何かと愛されていた16 世紀末のイタリアにあって、他の追従を許さないユニークな音楽の数々がそのペンから生まれたのでした。

 6冊のマドリガーレ(俗世間向けの高度に文学的な詩に音楽をつけた重唱曲)集にはそういったジェズアルド随一の技量が示されていますが、ここに録音された『レスポンソリウム集』(復活祭の前の週、キリストの死について瞑想して暮らす聖週間に、夜明け前に唱えられていた礼拝音楽)は亡くなる2年前、最後の2冊のマドリガーレ集と同じ年に出版されており、かつての罪を悔いながら生きる芸術家の音楽的遺言と目される傑作。英国勢の名録音もさることながら、ヘレヴェッヘ自身も20 年前に別団体と録音しているルネサンスの最高峰ともいうべき傑作ですが、21 世紀に入ってからの彼が主兵コレギウム・ヴォカーレの精鋭ソリスト陣(各パート2〜3名)を率いて織り上げた本盤の、息をのむような美しさ、退廃の不協和音、それがまるで下品に響かない驚くべき高雅さは、どうでしょう...!
 こういう傑作こそ他の録音と聴き比べて認識を深めるべきだ...と、それぞれ個性的な他の録音を思いながら考えずにはおれません。




LPH011
(国内盤・2枚組)
\4200
モーツァルト(1756〜1791):
 1.交響曲 第39 番 変ホ長調 KV543
 2.交響曲 第40 番 ト短調 KV550
 3.交響曲 第41 番 ハ長調 KV551「ジュピター」
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)
LPH011
(2CD輸入盤)
2CD\3800→\2990
日本語解説ナシ

 レオンハルト&アルノンクールのバッハ・カンタータ全曲録音に合唱指揮者として起用されたのも数十年前、古楽大国ベルギーの先端であらゆる演奏家たちを牽引する立場にあるフィリップ・ヘレヴェッヘの快進撃は今や、決して古楽にとどまらない広がりをみせています。
 自主制作レーベルPhi を立ち上げてから4年目に突入、カタログ全9タイトルは現在ほぼすべてが『レコード芸術』誌で特選。しかも2枚に1枚は必ずバッハの録音で、合唱畑から育ってきた技量をいかんなく発揮、彼との絶大な信頼感で結ばれている演奏者たちと、稀有の一体感で音楽をつむぎあげてゆくヘレヴェッヘの「呼吸」の泰然自若さは、たとえその演目がベートーヴェンやドヴォルザークの巨大な管弦楽付き合唱曲であろうと、いっさい変わることがないのです――
 最小限の微妙な表現差で、とてつもないスケール感を描き出してみせる、その音楽性の深まり。この6月の来日公演での期待感もいや増しに高まるところ、なんと来日公演曲目(モーツァルトの「ジュピター」と「レクィエム」)を意識したかのような、待望すぎるモーツァルト交響曲の録音が届いてまいりました。
 思えば、ヘレヴェッヘはこれまでベート―ヴェン(現代楽器)やブルックナー(古楽器)、マーラー(古楽器)...といった19世紀以降の交響曲の録音こそしてきたものの、古典派交響曲の録音はなんと、おそらくこれが初(ヘレヴェッヘでモーツァルトといえば、なによりもまずhmfの「レクィエム」と「ハ短調ミサ」が思い浮かぶところですが)。
 届いたサンプルの神々しさに恐る恐るかけてみれば、ひとつひとつ深い彫琢、凄腕の古楽奏者たちとともに細かなフレーズまでいっさいおろそかにしない丁寧な作品解釈がありながら、全体としてはなんと自然な、なんと作品そのものに歌わせるような、それこそ日常のことばで話しかけるようなモーツァルトの世界が広がっている..
 .ピリオド奏法をことさらに意識した団体がしばしばみせるエッジの効いた先鋭性とも違う、かといって現代楽器のスケール感ともまるで違う、ただひたすら濃やかな音楽愛で、いつくしむように紡がれてゆくモーツァルトの、なんという説得力..!解説全訳付はいつもの通り!




LPH012
(国内盤・訳詞付)
\2940
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
 J.S.バッハ、聖歌隊監督として
  〜1723年から1724年へ、コラール・カンタータ形式の確立〜

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
 “椶靴輩のわたしを、誰が選びましょうか BWV48
  (1723.10.3初演/A,T,Cho,tp,2ob,2vn,va,bc)
 ⊆腓茵△望みのままにわたしのもとへ BWV73
  (1724.1.23初演/S,T,B,Cho,hr,2ob,2vn,va,bc)
 H爐蕕呂△覆燭鯆品するだろう BWV44
  (1724.5.21初演/S,A,T,B,Cho, 2ob,fg,2vn,va,bc)
 い錣燭靴録じます、主よどうか不信からお救いください BWV109
  (1723.10.17初演/A,T,Cho,2ob,2vn,va,bc)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽器使用)
ドロテー・ミールズ(S)
ダミアン・ギヨン(C-T)
トーマス・ホッブズ(T)
ペーター・コーイ(Bs)
LPH012
\2600→\2290

輸入盤
日本語解説ナシ

 めったに録音されない意外な秘曲カンタータも含め、暗中模索でカンタータを書きはじめた「音楽の父」、ライプツィヒ着任当初の多芸ぶりを、あまりにあざやかな演奏で聴ける喜び...!

 合唱畑から稀代の古楽指揮者へ、そして世界的なマエストロへ。快進撃はますます続くベルギーの名匠フィリップ・ヘレヴェッヘのプライベート・レーベルPhi は2013 年、ほんとうに豊作続きでした――2012 年末、迫力と崇高よりも人間的な連帯感がまるで生き物のような温もりを生む『ミサ・ソレムニス』がそのまま年明けまでセールスを記録しつづけ、初のヘレヴェッヘ不在によるバッハ無伴奏ヴァイオリン曲集(LPH008)、ベルギー王立フランダース・フィルとの驚くべきドヴォルザーク(LPH009)、来日と合わせての「ヘレヴェッヘ初の古典派交響曲」ことモーツァルト晩年の3大交響曲(LPH011)、そして最新の『レコード芸術』誌で特選に輝いたジェズアルド(LPH010)...否、ジェズアルドに限らずPhi レーベルの2013 年は、2012 年に続き、ほぼすべてのリリースが『レコ芸』特選という快進撃を破らず維持するかたちになったのです!
 そして、2014 年も――2012 年に「音楽の父」バッハがライプツィヒに着任した年のカンタータ4編をリリース(LPH006)、かねてから散発的に録音してきたこの大家のカンタータを、自分のレーベルでもあらためて連続録音してくれるのだ!という嬉しい先鞭を切ってくれたところ、今回はその翌年にかけての、バッハがコラール・カンタータの手法を確立してゆく過程での作品ばかりを集めた1枚に!
 オーボエ2本と弦楽合奏という「フランス流儀の」オーケストラ体制が定着していったのも、カンタータの最後をコラールで締めくくり、そのクライマックスへ向けてレチタティーヴォとアリアを交錯してゆく作法も、ここでは少しずつ確立されてゆくようすが窺えます。
 ギュンター・ラミンやカール・リヒターの名盤で知られるBWV44 やBWV73 もさることながら、なぜか全集以外では滅多に録音されないBWV109 まで、比較的小規模な編成の曲ばかりながら内容のヴァラエティは申し分ないところ――しかも研究めざましいコルノ・ダ・ティラルシ(スライドホルン)や無弁楽器の探求が進むトランペットなど、金管楽器を独奏で扱った作品が多いのも聴覚的に楽しいところ(アラン・ド・リュッデルの名演は乞うご期待)!オルガンやオーボエまで名手ぞろいで固められた、合唱と器楽が一体の生物のような団結をみせるアンサンブルの粋はもちろん今回も健在。




LPH013
(国内盤・チャプター別あらすじ付)
2CD\4000+税
ヘレヴェッヘ/
 ハイドン(1732〜1809):
  オラトリオ『四季』Hob.XXI:3
   〜独唱、合唱と管弦楽のための
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)
クリスティーナ・ランズハマー(S)
マクシミリアン・シュミット(T)
フローリアン・ベッシュ(Bs)

LPH013
輸入盤
2CD\3800→\3290

日本語解説ナシ
 
 最大級の演奏編成を誇る「19世紀はじめのハイドン」の真相を、鮮烈にして泰然自若な一体感あふれる古楽器オーケストラ&合唱で...
 演劇性とオーセンティシティ、稀有のバランス!
 かつてレオンハルトとアルノンクールによる世界初の「古楽器によるバッハ・カンタータ全集」録音プロジェクトに合唱指揮で参加したのも今は昔、今やベルギーの文化大使としても活躍、王立フランダース・フィルの音楽監督としても活躍をみせるなど、多面的な芸術家としてユニークな存在感を放ち続けるフィリップ・ヘレヴェッヘ――

 2010 年より始動した自主制作レーベルPhi(フィー)も快調そのもの、すでに12 タイトルを数える既存アルバムの売れ行きも軒並み好調、バッハ新録音が大人気なのはいうまでもなく、モーツァルトの晩期交響曲やドヴォルザーク、ベートーヴェンらの大作が痛快な売れ行きをみせるかたわら、なんとビクトリアやジェズアルドなどルネサンス・ア・カペラものでさえ他にまるでひけをとらないセールスを記録する勢い...
 そうしたなか、2014 年最初の新録音として登場したのはなんと、“交響曲の父”ハイドンが晩年、ロンドンでの成功をうけてウィーン最大の巨匠となった頃に創意のすべてを注ぎ込んだ意欲的大作『四季』!

 合唱指揮者ヘレヴェッヘの本分があざやかに反映された一体感あふれる演奏解釈は、このコントラファゴットやトロンボーンまで駆使したハイドン最大編成のオーケストラが動員される大作でもいっさいブレることがありません(そのあたりはまさしく、ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』(LPH007)でみせた稀有の名演の再来といえるでしょう)。
 ご存知のとおり、ハイドンの晩年にはウィーンの音楽文化は大いに発展し、たんなる娯楽を越えた、真摯な芸術的内容を誇る大作オラトリオというものにも需要が高まり、モーツァルトがヘンデルの『メサイア』を再編曲して上演したり、ベートーヴェンが『オリーヴ山でのキリスト』や大作ミサ曲を発表したり...といったことがなされる下地もできていたところ、当代きっての巨匠中の巨匠ハイドンの新作オラトリオにたいする期待はさぞ大きかったとみえ、彼はその期待に応えるべく創意をふりしぼった結果、その後企画していた弦楽四重奏曲も完成させられなくなるほど衰えてしまったそうです。
 まさに命を削って完成にこぎつけたこの大作、並居る現代楽器・古楽器の名録音をよそに、このヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団による驚くべき一体感、躍動感あふれるコントラストは明らかに出色の存在感、確実に新名盤の地位を得るに違いありません。








ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2010 ARIA−CD.All rights reserved.