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RICERCAR超特価セール
1CD\2800→\1490


 LP時代から古楽系のすぐれた録音で話題を呼んでいたベルギーの小資本レーベルRicercar。
 マニアックなタイトル、しかし高水準の演奏で知る人ぞ知る古楽優秀レーベル。

 ただ手にはいりやすいレーベルだったとは言えず、手に入ったとしてもかなりの高額になっていた。
 今回は年始限定の在庫超特価セール。


RIC261
(2CD)
\5000→\1990
マリーニとカステッロ さまざまな作品集
 〜Ricercarの名手たち4 ジャン・チュベリー〜

 《CD I》
  マリーニ:
   ‖茖献ンツォーナ 第2ソナタ
   「お母様、わたしを修道女にしないで」(作曲者不詳)
   ぁ屮蕁Ε皀縫」の調べによるソナタ
   ゥ▲螢◆屮蕁Ε愁薀鵐張 
   四つの声部を奏でる2挺のヴァイオリンのためのカプリッチョ
   А岼鼎て況蝓廖舛海世泙鯤屬好泪疋螢ーレ、楽器群を交えて
   ┘ルガンとコルネットのためのソナタ
   ソナタ「ラ・フォスカリーナ」
  リガトゥーレ・エ・ドゥレッツェ
   第1カンツォーナ 〜4本のコルネットによる
   序奏:4声部のパッサカーリオ 3声のミゼレーレ
《CD II》
 カステッロ:
  ‖16ソナタ 第2ソナタ 神を歓喜して迎えよ
  ぢ茖殴愁淵 ヂ15ソナタ
  β17ソナタ 〜
   2挺のヴァイオリンと、こだまを返す2本のコルネットのための
  第11ソナタ 第10ソナタ 第4ソナタ 第12ソナタ
ジャン・チュベリー(木管コルネット&総指揮)
Ens.ラ・フェニーチェ(古楽器使用)
エンリーコ・パリッツィ(ヴァイオリン)
ジャン=ジャック・エルバン(トロンボーン)
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー、
ジャン=マルク・エメース(チェンバロ、オルガン)
クリスティーナ・プルハル(バロックハープ)
マリア・クリスティナ・キーア(ソプラノ)
ジョン・エルウィス(テノール)他

 演奏がきわめて難しい古楽器を、縦横無尽に!
 チュベリーの妙技は、初期バロックでこそ映えるもの。
 Ricercarの膨大な廃盤リストから貴重なトラックを再リリースする好評企画から、ブルース・ディッキーの後につづくヨーロッパ最大、いや世界最大の木管コルネット奏者ジャン・チュベリーのアンサンブルによるイタリア初期バロック作品集が!

 そこには現在アントネッロの主宰者として活躍中の濱田芳通や天才奏者D.D.シャーウィンら錚々たるコルネット陣はもちろん、トロンボーン、絶品ヴァイオリン、さらに通奏低音にはA.デーラーの伴奏者だったM.シュペーターやラルペッジャータ主宰者C.プルハルら、今では考えられない豪華布陣も!
 演目は17世紀初頭、モンテヴェルディやディンディアがマドリガーレでやっていた「対比とストレートな感情表現」、つまりバロックそのものの語法を、はじめて楽器だけのアンサンブルで試みた2人の巨匠。ブレシアのマリーニと、ヴェネツィアのカステッロ、それぞれにCD1枚ずつが割かれた豪華盤。
 木管コルネット(象牙や木材で作られ金管楽器の吹き口がついた、リコーダー風の古楽器)の切なげな高音は、彼らの名演で何の苦もなく軽やかに飛翔し、そこへトロンボーンが、ヴァイオリンが、超絶技巧で負けじと絡み合う、古楽器の音色が好きな人にはこたえられない贅沢な音響の交錯。
 ヴァイオリン2挺で4声を弾き分ける曲もあり、数曲の声楽作品ではC.M.キーアら豪華歌手陣も大活躍。初期バロックの旨味ぎっしりの2枚組、お見逃しなく!

RIC207
\2800→\1490
アルノルド・ド・ランタン
 聖母マリアのミサ「ことばは肉となり」
  〜15世紀、リエージュ楽派の静かなるルネサンス〜

 ド・ランタン:
  \司譽泪螢△離潺機峺斥佞脇となり」
   (ミサ・ウェルブム・インカルナトゥム)
  ▲皀謄肇ゥ后屬お、いと麗しき婦人」
 ブロサール:
  モテトゥス「めでたしマリア/おおマリア」
  ぅ皀謄肇ゥ后崚靴旅長 
 セザリス:
   ゥ皀謄肇ゥ后崛和い留蠅領呂/こうして、祝福されたるかたはお生まれになった」
 ※◆銑イ廊,料宛紊よび曲中で演奏、
 他にグレゴリオ聖歌によるミサ固有文含む
カピーリャ・フラメンカ(古楽声楽集団)
ディルク・スネリングス(総指揮&Bs)
Ens.プサレンテス
Ens.クラーリ・カントゥリ

 中世末期のア・カペラ多声音楽は、こんなに美しい「裏ネーデルラント楽派」の名匠、超・実力集団と。
 幻の中世末期〜ルネサンス期の音楽に迫る注目盤...
 演奏はカピーリャ・フラメンカ、メジャー系での録音がない(輸入盤一辺倒)にもかかわらず、カルト的ファンが少なくない超・実力派!
 本盤のプログラムの中核は、ボローニャ市立図書館にある15世紀ポリフォニー教会音楽の最重要資料のひとつ「Q15写本」に収録されているミサ曲。
 ワッフルなどの美食でも有名なフランス語圏ベルギーの中心地域・リエージュ地方で活躍した、いわばデュファイやバンショワらブルゴーニュ公国の一派とは異なる「裏ネーデルラント楽派」(?)の名匠。本盤の中核を占めるミサ「言葉は肉となり」は、彼自身のモテトゥスの楽想を全編にあしらって統一を取った、実質的にはいわゆるパロディ・ミサに近い全5楽章の「通作ミサ」。
 とはいえ学者ではない私たち音楽ファンにとっては、それはすなわち「絶美の本格ア・カペラ古楽歌唱に、少しでも長く浸っていられる」という意味においてこそ重要かもしれません。
 ルネサンスにしては意外なほどメロディラインを高音パートに起きたがる「非常に聴きやすい」美しい音楽をいやがおうにも強く印象づけてやみません。
 これぞ本物、ベルギーの教会にみる美しくも古風なゴシック絵画を眼前で鑑賞する思い。清らかな響きです!


RIC385
\2800→\1490
サンチェス ハプスブルク皇室のイタリア人
 〜イタリア語による世俗声楽曲さまざま〜

  サンチェス:
    ,修領礁椶漏茲活きとした宝玉
    △匹海惺圓海Δ函⇔神はついてこないのか
    静かに波が打ち 寄せるところ
    い澆犬瓩覆錣燭掘△燭正磴い討い襪世韻
    イ△覆燭忙悲があれば、遠くにいても
    ξ神の気高い王国にいる者は
    Д札譽福璽拭屮▲鵐献Д螢の不運」涙はひどく苦々しく
    あなたの気が変わらないかぎりリッラ、きみは美しく残酷だ
    フィッリは天を仰いで 涙ながらに生きろと ティルシは死のうと思った
  S.ロッシ:ルッジェーロの調べによるソナタ
  ヴィヴィアーニ:パッサカーリャ
    曲順は´↓きキΝЛ┃
ニコラ・アクテン(Br独唱・トリプルハープ、キタローネ、チェンバロ)指揮
Ens.スケルツィ・ムジカーリ(古楽器使用)
ハンナ・アル=ベンデル、
デボラ・カシェ(S)
レイナウト・ファン・メヘレン(T)
仙波恵理子、
リュカス・ペレス(vg・リローネ・キタリーノ)他

 「カンタータ」という作曲ジャンルの確立に大きく寄与し、モンテヴェルディ以後、国際的にみて最も重要な作曲家のひとりでありながら、めったに単体での録音が現れない大家サンチェス。『タンクレーディとクロリンダの戦い』にも通じる半オペラ風騎士物語絵巻「アンジェリカの不運」をはじめ、この大家の充実した世俗声楽作品を主としたプログラムは貴重です。

 少年時代からこの作曲家へ愛着を寄せてきたという、古楽歌手にして複数の楽器も弾きこなす欧州古楽界の才人ニコラ・アクテンが、当時の常に習い通奏低音に撥弦・弓奏さまざまな楽器を集めた豪奢な編成による演奏を実践していることもこのアルバムの魅力を高めてくれています。

RIC247
\2800→\1490
カルミナ・ブラーナ 〜賭博師のミサ〜
 1. Estampida de Rocamadour (器楽)
  Conduit des fous
 2. Introitus: Lugeamus omnes
  Oratio: Fraus vobis. Tibi leccatori
 3. Kyrie cum Jubilo
  Gloria cum Jubilo
 4. Estampita lubrica(器楽)
  Epistola
  Graduale
  Alleluia
  Dansa ad sequentiam(器楽)
  Sequentia Conductus ad evangelium
  Evangelium
 5. Credo
 6. Offertorium: Loculum humilem
  Stola iocundatis(器楽)
 7. Sanctus - Sanctus des enfants
  Oratio: Effunde domine iram tuam
  Pater noster
  Et maledictio Dei Patris
 8. Agnus Dei
 9. Communio: Mirabantur omnes inter se
  Procurans odium (器楽)
  Hunc diem leti ducamus
  Et maledictio decii
  Benedicamus Domino
アンサンブル・ミレナリウム
ナミュール室内合唱団
アンサンブル・サレンテス

 カルミナブラーナといえばオルフのものが有名ですが、こちらは中世のオリジナル。
 中世の写本カルミナブラーナには“賭博師たちのミサ”と題されたものがありました。まるで酒宴の神バッカス“博打の主”を崇拝するためのような曲。
 13世紀の時代にはクリスマスと新年の間にこのような馬鹿騒ぎが行われていました。
 このおふざけのミサ曲と純粋なグレゴリア聖歌を交互に演奏し、当時の美しいフランスの教会で行われていたお祭ミサを再現したアルバムです。
.

RIC348
(2CD)
\5000→\1990
ハンブルク・オルガン楽派の大立者
 マティアス・ヴェックマン:
  ,お、聖三位一体の麗しき光
  ▲ンツォーナハ長調(I)ファンタジア ニ長調
  ぅンツォーナハ短調 サ濱ぜ腑ぅ┘垢忙照あれ(I)
  今ぞ喜べ、キリスト者たち
  Дンツォーナ ニ短調 来たれ、聖霊、主なる神
  第2旋法によるマニフィカト 神よ讃美あれ、祝福あれ
  カンツォーナハ長調(II)プレアンブルム(前奏曲)
  ああ、我らは哀れなる罪人たち
  足鍵盤を用いた第1旋法によるフーガ ニ長調
  救世主イエスに讃美あれ(II)
  哀ンツォーナ ト長調 渦罎蕕僕茲燭襪狼澆い亮
ベルナール・フォクルール(オルガン)
使用楽器:
 ハンブルク聖カタリナ教会
  (シュテルヴァーゲン1647年建造・フレントロープ工房により復元)/
 ホレルン聖マウリティウス教会
  (シュニットガー1690年建造)/
 シュターデ聖コスメ&ダミアン教会
  (フース&シュニットガー1675年建造)

 バッハ以前のドイツ北方オルガン音楽、大物登場!三つの歴史的楽器で、大御所フォクルールの名演を。

 生前オルガン奏者として名をあげてきた「音楽の父」バッハが、17世紀のドイツ北方で養われてきた演奏伝統に多くを負っていたことは有名。
 名匠ブクステフーデの演奏を聴きに徒歩で大旅行をしたことも、寄宿学生時代にハンブルク(故郷からはたいへんな遠隔地!)が近かったのをよいことに多くの銘器にふれる機会を得ていたことも、広く知られているとおり。
 現代における歴史的オルガン演奏のパイオニアのひとり、古楽大国ベルギーの大御所ベルナール・フォクルール(バッハのオルガン作品全集などで『レコ芸』特選にも輝いた実績あり)は、そうしたバッハ以前のドイツ北方の巨匠たちの音楽世界と丁寧に対峙、Ricercarで彼らのひとりひとりに光をあてるアルバム作りを続けてきました。
 新録音は、これまでの盲点でもあったルネサンスとバロックをつなぐヴェックマンの作品集。声楽曲やチェンバロ曲でも知られ、親友フローベルガーが伝えたイタリア・フランスの伝統も自在に咀嚼した大御所です。
 ドイツ北方の三つの銘器の深みある美音もたまりません。


RIC343
\2800→\1490
ジェズアルド『5声の教会音楽作品集 第1巻』
 〜見過ごされてきた、奇才晩年の「聖なる音楽」〜

 カルロ・ジェズアルド・ダ・ヴェノーサ(1566〜1613):
  『5声の教会音楽作品集 第1 巻』(1603年ナポリ刊・全19曲)
 オルガンによる独奏3編〔ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575 頃〜1647):
 酔狂なる協和/
 ジョヴァンニ・ド・マック(1548〜1614):
  オルガンによる導入曲(イントラータ)、酔狂なる協和〕
 ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545〜1607):
  めでたし、海の星(モテトゥス)
パオロ・ダ・コル指揮
Ens.オデカトン(古楽声楽集団)
リウヴェ・タミンハ(オルガン)
アンドレア・デ・カルロ指揮
Ens.マーレ・ノストルム(古楽器使用)

 「新譜が出れば必ず売れる」の作曲家のひとりジェズアルド、今回はパレストリーナ『教皇マルチエルスのミサ』でも大成功をおさめたオデカトン!
 しかもめったに録音されない「レスポンソリウム以外」の、1603年の曲集...精鋭器楽陣も交え、奇妙・玄妙に。

 高貴な身分の家に生まれ、不貞の妻を浮気相手ともども惨殺せしめたあと、晩年は強迫観念にとりつかれて怯えながら過ごしたという天才肌の貴族作曲家、カルロ・ジェズアルド――驚異的なまでに和声学を知り尽くし、他の作曲家がおいそれと手を出せなかったような驚くべき転調も大胆に盛り込んで、時には逸脱ともいえるほど奇妙な音使いもいとわず、痛烈な情感表現を体現しつづけた異才。

 もはやルネサンス末期の天才というより、バロック最初期の開拓者と言っても過言ではないこの謎めいた芸術家、昨年はその歿後400 周年ということで、かの名匠ヘレヴェッヘによる『聖週間のためのレスポンソリウム』全曲録音や失われた『教会音楽作品集 第2巻』録音の試みなど、音盤シーンにもひそかに再評価の革新がもたらされつつあったところ、イタリア古楽界でもとりわけルネサンス期のハイ・ポリフォニー芸術の再解釈ですぐれた実績をあげつづけている声楽集団アンサンブル・オデカトンが、思いもかけない新名盤を世に送り出してくれました!

 『教会音楽作品集第1巻 Sacrarum Cantionum』…そもそもジェズアルドは上記のような話題性に事欠かない生涯とあいまって、ひとの主観的な心に切り込んだ俗世向けのマドリガーレの数々(なにしろ全6集もあります)と、罪深い人生を悔い改める内容の教会音楽「聖週間のためのレスポンソリウム」だけが飛びぬけて有名で(後者もまた、ジェズアルドの人生と切っても切り離せない“俗世的な物語性たっぷりの”曲集としてどこか特別扱いです)、ルネサンス期ならではの多声芸術の主要ジャンルだったはずの教会音楽全般について、まとめて着目される機会はあまりないところ。しかしそもそも16 世紀イタリアの作曲家は「教会音楽を書きこなしてこそ」、つまり教会音楽は礼拝のための音楽だった一方、知識人たちが最も高度な音楽知をぶつけ、味わいつくすためのジャンルでもあったわけで、作曲家たちはこの分野でこそ、自らの至芸の最も深い部分を託してきたのですから(いわば、後代における交響曲や弦楽四重奏曲のようなジャンルだったわけですね)、教会音楽にこそジェズアルドの真髄が発揮されている!と考えてもよいはず。

 事実、そこには彼ならではの不協和音ぶくみの痛烈な音楽が、教会の祈りのさいに歌われたら誰もが正気を保てないのでは?と思えるほどの表現力とともに織り上げられているのです。現存する手稿譜史料と徹底して向き合い、独自の演奏譜を起こしたパオロ・ダ・コルは、信頼のおける共演者として実力派集団マーレ・ノストルムのガンバ合奏を折々に頼り、教会というよりもジェズアルド自身のプライヴェート空間で行われていたであろう演奏を念頭に置きながら、その本来の姿を「いま」に甦らせてくれました。



RIC292
\2800→\1490
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス、
 皇帝たちに魅入られたローマ人
 〜『1,2,3,4声のモテット集』(1638)より〜


ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600頃〜79):
 ‥珪紊粘遒咾吠┐のは、聖なる魂
 ⊆腓砲箸蠅覆靴討ださるかた
 やさしき愛するかた、イエス
 ぢ茖吋肇奪ータ(カプスベルガー作曲)
 イ救いください、良きイエスよ
 Δ瓦げんよう、天の皇后
 Ъ腓茵△錣燭靴燭舛虜甓瓩鯔困譴討ださい
 ╂司譴藁てり、悲しみにくれ
 『オルフェーオ』のリトルネッロ(L.ロッシ作曲)
 あなたはわたしの心をときめかす
 第7トッカータ(M.ロッシ作曲)
 おおイエス、誰よりもわたしにやさしいかた
 歌で讃えよう、喜びに声を張りあげよう
 めでたし、海の星 讃えよう、栄えある方々を
Ens.スケルツィ・ムジカーリ(古楽器使用)

 ここに紹介するサンチェスは「ハプスブルク家を魅了したイタリア人」のひとり――

 しかも、声楽芸術こそが音楽の真髄とされていた当時、サンチェスの書くオペラや教会音楽などの声楽作品は、イタリアの諸都市でも大人気を誇り、ウィーンの皇室に来てからも、彼はフェルディナント2世、フェルディナント3世、そして自ら作曲家としても歴史に名を刻んだレーオポルト1世...と、サンチェスは歴代のハプスブルク皇帝に魅入られた巨匠でありつづけ、末は貴族の位まで与えられたのでした(彼が1679 年まで長生きしてしまったからこそ、皇室楽長の座は決して動かず、後世の評価がさらに高いシュメルツァーは在命中たった2年しか皇室楽長でいられなかったのです)。

 モンテヴェルディやカプスベルガーらの17 世紀初頭のバロック音楽と、スカルラッティやコレッリら17 世紀末頃のバロック音楽がまったく違っているとすれば、その間をつなぐ最大の巨匠のひとりがまさにこのサンチェス――

 でありながら録音が滅多に見当たらないのは、17 世紀イタリア音楽に理解が不十分な昨今の音盤シーンの悲しい運命なのかもしれません。
 ともあれ、独唱者一人と通奏低音、という簡素な編成から2声、3声、4声…と「全員主役」の重唱芸術を織り上げてゆくセンスは実に見事なもので、心とろかすメロディの美、古楽大国ベルギー屈指の演奏陣が聴かせる充実解釈や古楽歌唱・古楽器の妙音とあいまって、その音楽は21 世紀の私たちの心、いや感覚をも直接的にからめとらずにはいません。そう、本盤の演奏を何より素晴らしいものにしているのは、ベルギー古楽界きっての「弾き歌い」の才人ニコラ・アクテンの周到な作品解釈と、リローネやバロック・ハープなど17 世紀特有の珍しい楽器まで動員しての巧みな演奏編成、それをみごとな技量で奏でつつ、まっすぐ伸びてしなやかに震える官能的な古楽的歌声を操る実力派歌手たちとともに、鮮やかなセンスでアンサンブルを織り上げてゆく演奏陣ひとりひとりの飛びぬけた技量なのです!

 プログラムの大半を占める曲集は1638 年刊行と比較的初期のもので、アクテンらはローマで培われたサンチェスの音楽性を考慮、カプスベルガーやM.ロッシら複雑系和声を使いこなした17 世紀ローマ楽派の器楽曲を交え(これも単なる独奏にせず、当時流儀のアンサンブルに編み変えられているのがまた見事...)、聴きごたえあるプログラム進行を作ってくれています。

 なまじな本格古楽解釈だと、慣れない人にはリズムの取り方からして感じ取りにくい、非常に聴きにくい音楽に堕してしまいがちなのがこの種の17 世紀音楽――なのに、誰の耳にも快楽を与えてくれる明快な解釈でその魅力をあざやかに伝えられるのですから、全く侮れない団体です。ル・ポエム・アルモニークがAlphaに登場した頃も彷彿させる...のは、演奏曲目の時代と地域が彼らの初期盤と同じせいだけではありますまい。





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